☆悪戯タイム終了!
全校生徒が集まって来ていたグラウンドで繰り広げられた熱いキス。
教頭先生もゼル先生も、ショックのあまり唇が重なったままで硬直中です。
ブラウ 「うんうん、これで王子様はハーレイに決まりだね」
エラ 「ゼルにもメイクをしておきたかったわ…」
そしたらもっと見栄えが良かった、とエラ先生。
いやいや、亀仙人に目力メイクは似合いませんから!
そも、サングラスで肝心の目元が隠れてますから!
ブルー 「で、ガラスの靴はどうなるのかな?」
キース 「そうか、まだゼル先生が持ったままか…」
ブルー 「ぼくとパレードする条件はガラスの靴を履かせることだよ」
便所スリッパにキスをするのは前段階に過ぎないのだ、と生徒会長。
教頭先生、固まっている場合ではないようです。
早くしないと悪戯タイムが……って、キンコンカーンとチャイムの音が。
ブルー 「はい、おしまい。制限時間終了ってね」
ブラウ 「ハーレイ、ボケッとしている場合じゃないよ!」
エラ 「そうよ、パレードするんでしょ?」
教頭先生たちを両側から引き剥がすエラ先生とブラウ先生。
ようやく我に返った教頭先生、ゼル先生からガラスの靴を引ったくるなり
生徒会長の足元に跪いて。
ハーレイ「持って来たぞ、ブルー! ガラスの靴だ!」
ブルー 「それで?」
ハーレイ「足を出しなさい、履かせてやるから」
ブルー 「その台詞、もう少し早く聞きたかったな。時間切れだよ」
ハーレイ「…時間切れ…?」
ブルー 「うん。悪戯タイム終了までに、って言っといたよねえ?」
手遅れなんだ、と生徒会長は腕組みをして仁王立ち。
せっかく王子様の座を奪回したのに、教頭先生、パレードは無し。
ゼル先生とキスまで交わした結果がコレですか…。
ブラウ 「ありゃりゃ、パレードできないのかい?」
エラ 「あらあらあら…」
これじゃメイクも台無しだわ、とエラ先生たちも残念そうです。
ハロウィンの最後はパレードならぬガッカリ祭りで終わるのでしょうか?
2011/11/16 (Wed)
☆パレードの行方
生徒会長とのパレードの夢が砕け散ってしまった教頭先生。
グラウンドにへたり込んだまま呆然としておられます。
一方、亀仙人なゼル先生は…。
ゼル 「ペーッペッペッ、なんでハーレイとキスなんぞ…」
おえぇっ、と喚きつつ唇をゴシゴシ。
その唇には、教頭先生の唇を彩っていた口紅がしっかりくっついていたり。
生徒A 「フィナーレはカボチャの馬車でパレードだって聞いたのにさ」
生徒B 「だよなあ? みんな楽しみにしてたのに…」
カボチャの馬車が出現した時から期待されていたみたいです。
生徒たちの視線が集まる先には言い出しっぺの生徒会長。
キース 「おい、どうするんだ? みんなの期待を裏切る気か?」
ブルー 「ううん、パレードは決行するよ。ちょっと予定が狂ったけれど」
ジョミー「ああ…。教頭先生、失格だもんね」
シロエ 「じゃあ、ぼくたちの中の誰かが王子様ですか?」
ブルー 「それじゃ面白みに欠けるだろう? 王子様なら適役がいる」
教頭先生が持ってきたガラスの靴を履いた生徒会長はスタスタと。
片足が便所スリッパだった時とは違って実に優雅な足取りです。
ブルー 「折り入ってお願いがあるんだけどさ」
ブラウ 「おや、なんだい?」
ブルー 「メイクを頼みたいんだよ。思い切り見栄えするようなヤツ」
ブラウ 「あんたにかい?」
ブルー 「まさか。パレードの主役はシンデレラ姫と王子様だ」
エラ 「あら、パレードが見られるのね? 良かったわ」
ブルー 「だからね、せっかくキスも交わしたことだし、あの二人で」
げげっ、と仰け反る全校生徒。ブラウ先生たちも目が点です。
ブラウ 「じゃ、じゃあ……王子様をやるっていうのは…」
ブルー 「もちろん最初に権利を持ってたゼルの方!」
ゼル 「ま、待て! わしは確かに王子を希望じゃが、姫がじゃな…」
エラ 「あらまあ、私たちの腕の見せ所かもね」
頑張らなくちゃ、とエラ先生。
メイクの達人、再び登場! パレードに向けて期待大?
2011/11/17 (Thu)
☆シンデレラは誰だ?
なんとパレードの主役は教頭先生とゼル先生!?
しかもシンデレラ姫がカボチャ王子様な教頭先生だなんて、正気ですか?
ゼル 「わしゃ御免じゃ! ハーレイとパレードなんぞ御免蒙る!」
ブラウ 「見苦しいねえ…。あんたが王子を希望したんだろ?」
ブルー 「そうそう、便所スリッパにキスしてまでね」
ゼル 「そ、それはじゃな……シンデレラ姫がお前だったからで…」
ブルー 「ふうん、見かけで選ぶんだ? 王子様ってそんなのだっけ?」
ブラウ 「あたしは違うと思うんだけどね? ほれ、行くよ」
ゼル 「や、やめんかいっ!」
襟首を引っ掴まれたゼル先生、バタバタもがいておられます。
そこへ生徒会長が割って入って…。
ブルー 「ストーップ! ちょっと待った!」
ブラウ 「なんだい? メイクするなら急がなくっちゃ」
ブルー 「だから間違いなんだってば! メイクするのはゼルじゃない」
エラ 「あら、そうだったの? でも…」
ブルー 「ゼルは素材を生かしておきたいんだよ。亀仙人はハマリ役だし」
ブラウ 「じゃあ、ハーレイのメイクを直せってかい?」
ブルー 「うん。このままじゃシンデレラ姫には見えないじゃないか」
どこから見ても王子様だ、と生徒会長。
確かにカボチャの衣装にカボチャの王冠、ハロウィンカラーの王子様です。
ブラウ 「その格好が既に無理があるって感じだけどねえ?」
ブルー 「大丈夫。シンデレラ姫にはガラスの靴さえあれば…。ぶるぅ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪」
魔法使いの杖が一閃、カボチャ王子のオレンジ色の靴がボワンと変化!
透き通ったガラスのハイヒールですが、黒いタイツに似合わないような?
おまけに履いているのはゴッツイ足の教頭先生。
生徒A 「なんて言うか……オカマ?」
生徒B 「メイクがアレでハイヒールだしな…」
おええっ、と笑い転げる生徒たち。
シンデレラ姫は教頭先生に決定ですけど、オカマのままで突っ走るのか?
それともメイクで絶世の美女に?
2011/11/18 (Fri)
☆カボチャなシンデレラ
ガラスの靴さえあればカボチャ王子でもシンデレラ姫だ、と生徒会長。
しかし足元だけがガラスの靴な上、目力メイクではオカマっぽいとしか…。
ブラウ 「これをどうしろって言うんだい?」
ブルー 「ブラウの腕に期待してるよ。シンデレラ姫に見えるようにして」
エラ 「服はどうにもならないのね?」
ブルー 「ハロウィンの主役はカボチャだからね、これは残したい」
ブラウ 「なるほどねえ…。それじゃ一発、頑張ってみるか」
エラ 「そうね、生徒たちも期待しているようだし」
ハーレイ「ま、待て! こ、これ以上、私にどうしろと…」
ブルー 「馬車でパレードしたかったんだろ? 夢が叶えばそれでOK!」
行ってらっしゃい、と手を振られては教頭先生もどうにもならず…。
ブラウ 「さあ、行くよ! シンデレラ姫に変身だ!」
ハーレイ「私はこのままで充分なのだが…。く、靴は履いたし…」
エラ 「グズグズ言わずにさっさとする! 男は諦めが肝心よ!」
教頭先生、引き摺られるようにして校舎の方へ。
グラウンドでは生徒たちがワクワクしながらパレード待ちです。
キース 「なんだか異様に盛り上がっているな」
ブルー 「うん。カボチャの馬車も大活躍になりそうだよね」
ジョミー「でも、教頭先生、どうなっちゃうの? オカマのまま?」
ブルー 「さあね。ブラウとエラの腕次第かな」
オカマでも別に問題ないし、と生徒会長は笑っています。
やがてブラウ先生たちに連れられて戻ってきたカボチャの王子様は…。
全校生徒「「「………」」」
ジョミー「あ、あれってコワイ…」
ブルー 「やっぱり美白の王子様で来たか。男装の麗人風ってトコだよね」
キース 「どこが麗人だ、どこが!」
ブルー 「知らないかい? 娘役のメイクはあんなものさ」
教頭先生、ドーランが白く輝くピンク系に。
更につけ睫毛が上にも下にもドカンと増やされ、目力の方もパワーアップ!
出ました、美白の王子様。いや、男装のシンデレラ姫…?
2011/11/19 (Sat)
☆王子様のチョイス
生徒会長曰く、美白の王子様は男装の麗人風だそうでございます。
カボチャの王冠にカボチャのパンツ、ハロウィンカラーでガラスの靴で…。
ブラウ 「ハーレイ、仕上げにコレを咥えておきな」
ほれ、と差し出したのは深紅の薔薇。
教頭先生、言われるままに咥えましたが、何処から見てもお笑いです。
全校生徒が爆笑する中、生徒会長がカボチャの馬車の扉を開けて。
ブルー 「さあ、パレードを始めようか。ゼル、姫を馬車へ」
ゼル 「心得た! 参るぞ、姫!」
亀仙人なゼル先生が威勢よく飛び出し、素早く姫の手を取って…って…
えぇぇぇっ!?
ブルー 「ちょ、ちょっと! シンデレラ姫はあっちだってば!」
ゼル 「いやいや、それでは世間が通らん。オカマな姫はお断りじゃ」
ブルー 「ぼ、ぼくだって男なんだけど!」
ゼル 「四の五の言わずに座らんかいっ! 馬車を出せいっ!」
カボチャの馬車に押し込まれてしまった生徒会長。亀仙人は得意げですが、
この展開に教頭先生が大人しくしているわけがなく…。
ハーレイ「ブルー! すぐに助けてやるからな!」
馬車の扉に取り付いた所へ駆け寄ったのはブラウ先生とエラ先生。
ブラウ 「おっと、薔薇を落としちゃいけないねえ」
エラ 「プロポーズに薔薇っていうのもアリよ。ブルーに渡せば?」
ハーレイ「う、うむ…。その手があったか! ブルー、私を選ぶんだ!」
ブルー 「え? ええっ?」
ハーレイ「私と一緒にパレードしよう。それともゼルの方がいいのか?」
ブラウ 「ええい、面倒だ。纏めてパレードしちまいな!」
エラ 「そうね、華やかでいいと思うわ。ゼルも両手に花なんだし」
ブラウ先生とエラ先生は教頭先生を強引に馬車に押し込みました。
亀仙人なゼル先生は生徒会長と教頭先生に挟まれて…。
ゼル 「な、なんでこういうことになるんじゃ!」
ブルー 「それはこっちが聞きたいよ!」
カボチャの馬車の中は大混乱。パレードの行方はどうなるのやら…。
2011/11/20 (Sun)
☆出発進行!
カボチャの馬車には主役が三人。
亀仙人な王子が一人とシンデレラ姫と、カボチャ王子な男装の姫とやら。
おまけにカボチャ王子はシンデレラ姫に薔薇を渡してプロポーズ中。
それを蹴飛ばす亀仙人やら、プロポーズを蹴るシンデレラやら…。
キース 「どうしろと言うんだ、こんなカオスを…」
ジョミー「でもパレードは期待されてるみたいだよ?」
全校生徒が「パレード!」「パレード!」と連呼しています。
とはいえ、どうやってカボチャの馬車を動かすのでしょう?
指図する筈だった生徒会長は馬車に連れ込まれてそれっきりですし…。
シロエ 「えっと…。動力源は無さそうですよね」
キース 「馬でも連れてくる気だったのか?」
ぶるぅ 「んと、んと…。引っ張るんだって言ってたよ?」
スウェナ「だから馬でしょ?」
ぶるぅ 「ううん、引っ張れば動くって! 何だったかなぁ…えっと…」
サム 「よし、落ち着いて思い出せよ」
ぶるぅ 「ん~と、ん~と……。カツオ?」
ジョミー「なにそれ…」
ぶるぅ 「違った、昆布だったかも! それとも煮干し…?」
シロエ 「そういう道具でどう引っ張れと言うんですか!」
キース 「まったくだ。せいぜい出汁が引ける程度で…って、山車か?」
ぶるぅ 「そう、それ! ブルーが出汁だよって!」
キース 「……ダシ違いだ。だが、それで言いたいことは分かった」
昆布でもカツオでも煮干しでもないが…、と馬車を調べるキース君。
シロエ君を呼び、何やらゴソゴソしていましたが。
キース 「これだ! この引き綱をくっつけるんだ」
シロエ 「あ、此処に金具がありますよ」
よいしょ、とシロエ君が馬車の前に太い引き綱を2本セットし準備完了!
ブラウ 「へえ…。その綱で引っ張るのかい?」
キース 「そうらしいです。祭りの山車の要領で」
ブラウ 「よっしゃあ! それじゃ、野郎ども、引っ張りな!」
パレードだ! と女海賊なブラウ先生。
ワッと生徒たちが綱に取り付き、カボチャの馬車の出発です~!
2011/11/21 (Mon)
☆馬車の内側
ごたついている王子様とシンデレラ姫を乗せ、カボチャの馬車は出発進行!
馬車を引くのは仮装した生徒と先生たちです。
まずはグラウンドを一周してから校内をパレードするようで…。
キース 「けっこう滑らかに動くもんだな」
シロエ 「造りがしっかりしてるんでしょう。乗り心地も良さそうですよ」
ジョミー「でもさ、乗り心地どころじゃないみたいだけど…」
馬車の中では亀仙人とカボチャ王子が罵り合いをしています。
ゼル先生ったら、両手に花ではないんですか?
ゼル 「ええい、横から割り込みおって! このオカマが!」
ハーレイ「オカマだと? 失礼な、これはシンデレラ姫のメイクだ!」
ゼル 「だったら姫らしくしとかんかいっ! 何がプロポーズじゃ!」
姫同士でプロポーズなぞは百合と言うのじゃ、という叫びが馬車の外まで。
うーん、普通だったら百合なんでしょうが…。
生徒A 「なんか百合とか言ってるぜ?」
生徒B 「生徒会長はともかく、教頭先生には無理がないか?」
生徒C 「教頭先生じゃラフレシアだよな…」
生徒D 「分かる、分かる。あれってデカくてキモイよな!」
教頭先生、ラフレシアだそうでございます。
デカくてキモくて肉が腐ったような匂いがすると名高い世界最大の花。
馬車の中にも聞こえたらしく、ゼル先生は勝ち誇り。
ゼル 「ほほう、ハーレイはラフレシアじゃと? 確かにキモイわ」
そのメイクといい、格好といい…、と笑い転げるゼル先生。
これで王子を自称するとは片腹痛い、とビシッと指を突き付けて。
ゼル 「いいか、王子はワシなんじゃ! 見ておれよ!」
ブルー 「いたたっ、何するのさ! 痛いってば!」
ゼル 「場所を譲れと言っておるのじゃ! 窓際はワシじゃ!」
生徒会長の足を踏みつけ、窓側に移ったゼル先生。
馬車の窓にガラスはありませんから、上半身を思いっ切りグイと乗り出し、
窓枠に腰を……って、まさかの箱乗り。
馬車の箱乗りとは驚きですけど、パフォーマンス?
2011/11/22 (Tue)
☆箱乗りの王子様
カボチャの馬車に箱乗りなさったゼル先生。生徒たちはビックリ仰天です。
転げ落ちたら大変だ、と馬車をストップさせたのですが…。
ゼル 「何をしておる、どんどん引っ張っていかんかいっ!」
キース 「で、ですが…。パレードは安全第一かと…」
ゼル 「なんじゃ、ハロウィン実行委員か。わしを誰だと思っておる!」
まだまだ若い者には負けん、とゼル先生は拳を振り上げています。
ブラウ 「まあ大丈夫じゃないかと思うよ、それに保険も入ってあるし」
キース 「保険ですか?」
ブラウ 「そうさ。ハーレイが言い出したんだよ、入るべきだって」
エラ 「備品が壊された時のためにと言っていたのだけれど…」
ヒルマン「生徒が怪我をすることもあるかと思って、色々検討したのだよ」
ブラウ 「そういうこと! ゼルが落ちても問題ない、ない」
パレード続行! と号令をかけるブラウ先生。
馬車が再び動き始めた途端、ゼル先生が大きな声を張り上げて。
ゼル 「ハロウィンの主役の王子はわしじゃ! このゼルが王子じゃ!」
このわしに清き一票を、と選挙運動の如くアピール開始でございます。
王子様コンテストなぞは誰も企画していませんが…。
ジョミー「なんなの、あれ…」
キース 「自己主張というヤツだろう。…ん?」
シロエ 「わわっ、教頭先生まで!?」
反対側の馬車の窓から教頭先生が顔を覗かせ、窓枠にグイと手をかけると。
ハーレイ「私が王子だ! ハロウィンといえばカボチャだからな」
この服を見ろ、とカボチャパンツで窓枠に腰掛け、こちらも箱乗り。
カボチャの馬車は亀仙人と美白の王子様の対決の場所となったようです。
ゼル 「黙れ、黙れ! なにが王子じゃ、オカマめが!」
ハーレイ「最初から私が王子なのだ! カボチャの衣装がその証拠だ!」
ゼル 「やかましいわ! シンデレラ姫にも捨てられたくせに!」
怒鳴り合う自称王子様たち。
なんとも賑やかなカボチャの馬車がゴトゴト進んでいきますよ~!
2011/11/23 (Wed)
☆うるさい王子様
箱乗りの亀仙人とカボチャな美白の王子様を乗せ、カボチャの馬車は前へ、
前へと進んでおります。
どちらも自分こそが王子だと主張して譲らず、どうにもこうにも…。
ジョミー「パレードってこういうものだっけ?」
キース 「俺が知るか! 言い出しっぺはブルーだからな」
シロエ 「いくら会長でも、こんなプランは絶対考えつきませんよ…」
キース 「だろうな、なんと言っても自分自身が巻き添えだ」
シンデレラ姫な生徒会長、馬車の中で完全に忘れられています。
教頭先生もゼル先生も自分をアピールするのに夢中。
これじゃ、どちらが王子様の座を獲得しても、姫に肘鉄を食らうのでは…。
マツカ 「いいんでしょうか、このままで…。ブルー、絶対怒ってますよ」
キース 「しかし、どうにも出来ないぞ。救出しようにも扉がアレだ」
サム 「どっちも塞がっちゃってるもんなぁ、教頭先生とゼル先生で」
ジョミー「扉が開かなきゃ逃げられないよね…」
さあ困った、と頭を抱えるシャン学メンバー。
生徒会長がブチ切れた場合、その矛先が何処へ向かうかは予測不可能。
フィナーレのパレードが台無しになれば、実行委員会のメンツ丸潰れです。
キース 「馬車と言うより選挙カーだな。ブルーも我慢の限界だろうさ」
シロエ 「王子をよろしくって連呼するより、会長を解放した方が…」
キース 「その方が株が上がると思うが、ヒートアップしているからな…」
そこまで頭が回らんだろう、とキース君は深い溜息。
亀仙人とカボチャ王子は大声を張り上げ、もはや騒音公害の域に。
とうとう生徒会長に耳栓を差し入れるという案が出ました。
ぶるぅ 「えっ、耳栓を用意するの? なんで?」
キース 「少しは音がマシになる。お前の力で届けてくれ」
ぶるぅ 「ブルーだったら大丈夫! 今からショーをするんだって」
実行委員「「「は?」」」
この状況でショータイムとは、いったい何事?
カボチャの馬車に閉じ込められた生徒会長、そんな余裕があるんですか?
2011/11/24 (Thu)
☆突然、ショータイム
選挙カー状態のカボチャの馬車に押し込められたままの生徒会長。
救出しようにも手も足も出ないシャン学メンバー、困惑中でございますが。
キース 「今からショーをやるとか言ったな? なんのことだ?」
ぶるぅ 「えっとね、ブルーが司会をしてくれって」
ジョミー「司会って何さ?」
ぶるぅ 「こんな感じで…って、キースがいいって言ってるよ」
キース 「俺!!?」
青天の霹靂というヤツですけど、流石はキース君、打ち合わせが済むなり
王子様たちの叫びにも負けない声を張り上げて。
キース 「パレードの最中ですが、ショータイムです!」
全校生徒「「「ショータイム?」」」
キース 「グレイブ先生のマントからお菓子を見習い、マジックショー!」
グレイブ「マジックショーだと? 誰がだ?」
ブラウ 「さてねえ? ハロウィン実行委員会かな?」
なんだ、なんだ…と騒ぎながらもカボチャの馬車は止まりません。
亀仙人と目力美白カボチャ王子も王子の主張を連呼したまま。
キース 「皆さん、ぶるぅパワーの素晴らしいマジックに御注目下さい!」
ブラウ 「おや、ぶるぅかい? こいつは期待できそうだ」
エラ 「だけど、どういうマジックかしら?」
キース 「只今より世紀の脱出大マジック!」
全校生徒「「「脱出マジック?」」」
キース 「シンデレラ姫、見事に馬車から抜け出せましたら盛大な拍手を!」
おおっ、とどよめく全校生徒。
箱乗り王子様たちが扉を塞いでしまった馬車からシンデレラ姫が大脱出?
キース 「では、皆さんでカウントダウン! スリー、ツー…」
全校生徒「「「ワン……ゼロ!」」」
ぶるぅ 「かみお~ん♪」
星の杖がサッと振られてカボチャの馬車に光の粉がキラキラと。
ブルー 「脱出成功!」
馬車の屋根の上にパッと出現したシンデレラ姫な生徒会長、優雅にお辞儀。
たちまち湧き起こる大きな拍手に生徒会長は御満悦です。
姫は脱出したようですけど、箱乗りの自称王子様たちはこれからどうする?
2011/11/25 (Fri)
☆箱乗りの王道
生徒会長、カボチャの馬車から大脱出。
立っているのは屋根の上なので教頭先生たちは気付いていません。
ゼル 「王子はわしじゃ! このゼルの方が男前じゃ!」
ハーレイ「ハロウィンにはカボチャ! 王子に相応しいのは私だ!」
相変わらずの怒鳴り合いに生徒会長は呆れ顔ですが、トンと屋根を蹴って
地面にストンと降り立つと。
ブルー 「やれやれ、姫はとっくに逃げたんだけどねえ?」
キース 「全く気付いていないようだぞ」
ブルー 「馬車の中なんか見ちゃいないしね。ホントに呆れた王子様だよ」
これはお仕置きが必要かな、とニヤリと笑う生徒会長。
ブルー 「せっかく箱乗りしたんだからさ、それっぽくしてもらおうか」
ジョミー「それっぽく?」
ブルー 「うん。箱乗りとくれば暴走しなくちゃ。そうだよね、ブラウ?」
ブラウ 「ああ、まあ……箱乗りと暴走はセットかもねえ」
ブルー 「祭りの山車にはスピードを競うヤツもある。張り切っていこう!」
キース 「な、なんだって?」
ブルー 「だから暴走! 校内一周、スピードの旅!」
箱乗りの王子様たちにはバランス感覚を競ってもらう、と言い切りました。
転げ落ちるなど言語道断、王子以前の問題で…。
ブルー 「保険には入ってあるんだろう? どっちが落ちるか楽しみだな」
ブラウ 「案外、同時だったりしてね。野郎ども、走れ!」
全校生徒「「「アイアイサー!!」」」
カボチャの馬車はガクンと揺れた後、一気に加速。
作りがしっかりしているとはいえ、暴走されると左右にガタガタ。
ゼル 「むっ、なんじゃ?」
ブルー 「見捨てられちゃった姫の仕返し!」
ハーレイ「い、いつの間に外へ…。仕返しだと?」
ブルー 「姫より箱乗りが好きなんだろ? 落ちないように頑張るんだね」
パレードのフィナーレは暴走馬車だ、と生徒会長は煽っております。
亀仙人もカボチャ王子もガタゴト揺られて暴走中。
とんだフィナーレになりそうですけど、これぞ箱乗りの王道ですよね!
2011/11/26 (Sat)
☆ハロウィン、閉幕!
カボチャの馬車は右に左にガタガタ揺れて爆走中。
亀仙人も美肌のカボチャ王子も、王子の主張どころではございません。
ゼル 「や、やめい! やめんかいっ!」
ハーレイ「と、止めてくれ! 頼む!」
ブルー 「知らないね。年甲斐もなく箱乗りなんかをするからだよ」
箱乗りと言えば暴走だ、と生徒会長は楽しげです。
馬車はますます加速して…。
ハーレイ「うわあっ!」
カボチャパンツは窓枠と相性が悪かったらしく、放り出された教頭先生。
はずみで馬車が大きく揺れて、ゼル先生も転げ落ち…。
ゼル 「ええい、馬鹿者、何をしておる! いててててて…」
ハーレイ「わ、私だって痛いのだが…」
ゼル先生が怒鳴り、教頭先生は腰を擦っておられます。
カボチャの馬車は一旦停止。
ブルー 「同時に転げ落ちたってトコに縁の深さを感じるねえ…」
運命の赤い糸で結ばれてるよ、と生徒会長。
ブルー 「本来、パレードはこの二人! 御成婚をお祝いしよう!」
ブラウ 「よっしゃあ! 野郎ども、姫と王子を馬車にお乗せしな!」
全校生徒「「「アイアイサー!」」」
亀仙人と男装のシンデレラ姫とやら、カボチャの馬車に押し込まれました。
馬車の屋根には「そるじゃぁ・ぶるぅ」とドレス姿の生徒会長。
ブルー 「さあ、フィナーレだ! ぶるぅが手作りキャンデーを撒くよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 福は~内~!」
魔法の杖が振られてキャンデーの雨が降り注ぎます。
カボチャの馬車は亀仙人とオカマな姫のカップルを乗せて粛々と…。
ゼル 「ええい、どうしてこうなるんじゃ!」
ハーレイ「ブルー、私が悪かった! 戻って来てくれ~!」
馬耳東風の生徒会長、馬車の屋根の上で豆まきならぬキャンデー撒き。
ぶるぅ 「福は~内! 鬼は~外~!」
ハロウィンといえば百鬼夜行。大事な主役の鬼を祓っていいんですかねえ?
キャンデーの雨は華やかですけど…。
シャングリラ学園初のハロウィン、御成婚パレードで閉幕です~!
2011/11/27 (Sun)
☆子供の特権
賑やかだったハロウィンも終わり、なべてこの世は事も無し。
シャン学メンバー、平和に暮らしているのですけど。
ジョミー「なんていうかさあ…。退屈?」
サム 「だよなあ、今月は特に行事も無かったし…」
ブルー 「そう? この間、ぶるぅの七五三に行ったじゃないか」
ジョミー「行ったけど…。ぶるぅだけしか得しなかったし!」
キース 「七五三で得してどうする。千歳飴でも欲しかったのか?」
ジョミー「そうじゃないけど、ぶるぅって何度目の七五三なのさ!」
絶対ズルイ、とジョミー君。
なにしろ「そるじゃぁ・ぶるぅ」ときたら、三百年以上も生きています。
いくら外見が子供だからって、毎年七五三にお出掛けするのは反則かも…。
ブルー 「ぶるぅは中身も子供だからね、七五三には連れてってやりたい」
ジョミー「でもさあ…」
キース 「子供相手に膨れるな。お前は露店で食いまくったくせに」
ジョミー「ぶるぅも食べてた!」
ブルー 「やれやれ…。来年からはジョミーの分も千歳飴を買おうかな」
ぶるぅ 「えっ、ジョミーも一緒に七五三するの? わーい!」
一緒に御祈祷して貰おうね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は乗り気です。
ブルー 「だったら羽織袴も要るね。楽しい七五三になりそうだ」
ジョミー「ちょ、ちょっと…。そういうんじゃなくて、もっと、こう…」
スウェナ「あら、いいじゃない、七五三。小さな子供って得なのよ」
シロエ 「ですよね、ネバーランドにも行けますし!」
マツカ 「サンタクロースも来てくれますよ」
サム 「うんうん、いいこと満載だよな! お前、来年は七五三しろよ」
キース 「電車とかバスも子供料金で乗れるようになるぞ」
ジョミー「そっちは見た目で多分アウト…。って言うか、その場で補導?」
キース 「普通はな。…分かってるんなら七五三をするのは諦めろ」
ジョミー「誰もしたいって言ってないよ!」
だけど子供はお得かも…、と考え込んでいるジョミー君。
まさか来年、七五三デビュー?
2011/11/28 (Mon)
☆子供はお得?
「そるじゃぁ・ぶるぅ」の七五三が羨ましかったらしいジョミー君。
正確に言えば「子供はお得」と思っただけなんですけれど…。
ブルー 「いいねえ、ジョミーも七五三! 遠慮しないで来年やろうよ」
ジョミー「要らないってば! だけど子供って得だとは思う…」
キース 「まだ諦めがつかないのか。子供料金でバスに乗るべきだな」
シロエ 「運転手さんに叱られちゃえば一気に諦めがつきますよね」
ジョミー「だから、そういう話じゃなくて! 子供は得だって話なんだよ」
スウェナ「千歳飴でしょ? 分かってるわよ」
ジョミー「七五三じゃなくてクリスマス!」
全員 「「「クリスマス?」」」
七五三とクリスマスには共通点なぞございません。
そもそも七五三は神道でクリスマスとくればキリスト教。どう繋がると…?
ジョミー「小さい子供にはサンタクロースが来るんだよ。マツカも言った」
マツカ 「そ、それは確かに言いましたけど…」
サム 「ぶるぅの所にもサンタは来てるな」
ジョミー「でしょ? やっぱり子供ってお得じゃないか」
ぼくたちの年だとパーティーだけだ、とジョミー君はぼやいています。
ジョミー「幼稚園はクリスマス会をしてくれたけど、学校には無いし!」
キース 「そうか? 俺の幼稚園には無かったぞ」
シロエ 「えっ、そんなことはないでしょう! 忘れたんですよ、きっと」
キース 「いや、無かった。なにしろ異教徒の祭りだからな」
スウェナ「なんなの、それ…」
キース 「阿弥陀様がいらっしゃるのにクリスマスも何もないだろう」
シロエ 「そういえば、先輩が行ってた幼稚園ってお寺のでしたね…」
ブルー 「なるほどねえ…。厳格な園長先生だったわけか」
運が悪かったね、と生徒会長。
お寺の付属幼稚園でもクリスマス会をやる所は多いみたいです。
キース 「運が悪いって? 別にそうとは思わんが…」
元々寺とは無関係だし、とキース君。
でもクリスマス会の無い幼稚園なんて、子供には酷じゃないですか…?
2011/11/29 (Tue)
☆クリスマスそれぞれ
幼稚園時代にクリスマス会が無かったらしいキース君。
しかも本人がそれを不運だと思っていない所がなんとも哀れを誘います。
サム 「そうか、キースはクリスマス会を知らないのか…」
キース 「いや、まるで知らないわけではない」
ジョミー「そうなの? ああ、友達の家でっていうのもあるよね」
スウェナ「それはクリスマスパーティーでしょ? 別モノじゃないの」
シロエ 「ですよね、クリスマス会とは違いますよ」
クリスマス会と言えばサンタクロースがやって来て…、とシロエ君。
そうだそうだ、と思い出話に突っ走りそうになった所で。
キース 「やはりサンタクロースが来るものだよな」
マツカ 「なんだ、キースもちゃんと経験してるんですね」
シロエ 「あれ? でもキース先輩、小学校は地元なんじゃあ…」
キース 「そうだが、それがどうかしたか?」
シロエ 「幼稚園にはクリスマス会が無かったんでしょう? だったら…」
ジョミー「小学校でサンタクロース? 地元のヤツで?」
スウェナ「それってちょっと凄くない? 珍しいわよ」
ブルー 「だよね、公立の小学校でサンタクロースはレアだと思う」
サム 「俺の小学校には来なかったな。やっぱ、お菓子をくれるわけ?」
キース 「もちろんだ」
ええっ、と驚くシャン学メンバー。
公立なのにサンタクロース、しかもお菓子のプレゼントつき。
キース君の幼稚園時代は不遇でしたが、小学校では恵まれたクリスマスを?
キース 「今でもハッキリ覚えているぞ。給食の時間になるとだな…」
ジョミー「サンタクロースが来るんだね?」
キース 「ああ。校長先生がサンタクロースの格好をして来て下さるんだ」
特別給食と言うんだぞ、と説明を始めるキース君。
サンタクロースが配りにくるのは『いりこスナック』。
カルシウムを摂って健康に! よく噛み締めて歯を丈夫に!
ジョミー「それ、クリスマス会じゃないと思う…」
何かが違う、と誰もがツッコミ。ユニークすぎるぜ、キース君!
2011/11/30 (Wed)
☆意外な人気者
カボチャの馬車が置かれたグラウンドは仮装した生徒で大賑わい。
先生方も様子を見に来て…。
ブラウ 「こりゃ凄いや。学食がガラガラなのも納得だね」
ゼル 「今日は麺類が人気らしいのう、食うのに時間がかからんし」
エラ 「人気と言えば、亀仙人って何かしら?」
ヒルマン「亀仙人? なんだね、それは」
ブラウ 「あー、あちこちで言ってたねえ。ゼルにだろ?」
エラ 「そうなのよ。孫悟空もいいけど、亀仙人も見たかったって」
ブラウ 「分かる、分かる。ゼルならそのものズバリってね」
ゼル 「むむう、選択を誤ったか…。おお、そうじゃ!」
ぶるぅ! と手招きをするゼル先生。
トコトコ駆けて来た「そるじゃぁ・ぶるぅ」に耳打ちをして…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ゼルも変身だね!」
星の杖が振られ、ボワン! とゼル先生は甲羅を背負った亀仙人に。
ハマりすぎな姿はたちまち生徒に大人気!
衣装はサイオニック・ドリームですが。
ブルー 「う~ん、注目度ではゼルも負けていないか…」
キース 「王子を出せば一発逆転できると思うが」
ブルー 「タイミングってものがあるからね。今は譲るさ」
にこやかに女子生徒との記念撮影に応じる生徒会長。
一方、ゼル先生を除く長老の先生方は…。
ブラウ 「ハーレイ。あんた、元気が無いねえ。その格好も人気だろ?」
ハーレイ「それはそうなのだが…」
ヒルマン「ゼルが一気に人気者だし、ショックを受けているのかね?」
ハーレイ「いや、そういうわけでは…」
ブラウ 「なんだい、なんだい、しっかりしな!」
もうすぐ午後の授業なんだよ、と教頭先生の背中を叩くブラウ先生。
ハーレイ「そ、そうか…。もうすぐ予鈴か…」
フランケンシュタインな教頭先生、ガックリ肩を落としています。
シンデレラな生徒会長の王子様役を大喜びで引き受けたのに、音沙汰なし。
騙されたのか、とションボリするのも無理はなく…。
亀仙人に人気を奪われたまま、昼休みは終わってしまうのか?
2011/11/01 (Tue)
☆カボチャの王子様
生徒会長の王子様になれる筈だったのにアテが外れた教頭先生。
ジョミー君たちの宮廷衣装を羨ましそうに眺めています。
ハーレイ「王子があんなに大勢いてはな…」
ブラウ 「ん? 何か言ったかい?」
ハーレイ「い、いや。賑やかでいいな、と」
ヒルマン「ああ。ハロウィンもなかなかいいものだねえ」
と、キンコンカーン…と昼休み終了5分前の予鈴。
授業の準備がある先生方はグラウンドを後にしようとしたのですが。
ブルー 「ハーレイ! ちょっと待ったぁ!」
先生方 「「「?」」」
先生方の目に映ったのはドレスの裾をバッとめくった生徒会長。
履いていたガラスの靴を片方、引っ掴むなり…。
ブルー 「てぇぇぇーいっ!」
ハーレイ「うわぁっ!?」
パッコーン! と小気味よい音が響いて、ガラスの靴は教頭先生にヒット!
額のド真ん中に決まった瞬間、「そるじゃぁ・ぶるぅ」が魔法の杖を。
教頭先生、ボワンと変身!
生徒A 「な、なんだ、あれ…」
生徒B 「カボチャ大王?」
ブルー 「みんな、お待たせ! 王子様の登場だよ!」
全校生徒「「「えぇぇっ!?」」」
ブルー 「ハロウィンだからね、王子様もハロウィン仕様!」
教頭先生の衣装はオレンジ色のカボチャの袖にカボチャのパンツ。
パンツにはジャック・オー・ランタンの顔が描かれています。
胴着とタイツは真っ黒ですし、オレンジ色のマントでハロウィンカラー!
頭上には立派なカボチャの王冠。
生徒も先生方も大爆笑の中、生徒会長が進み出て。
ブルー 「王子様はシンデレラ姫を探さなくっちゃね」
ハーレイ「…は…?」
ブルー 「放課後の悪戯タイム終了までにガラスの靴を履かせられたら…」
ぼくと一緒にカボチャの馬車で結婚パレード、とニッコリ笑う生徒会長。
そこでキンコンカーン…と本鈴が。
ブルー 「魔法の時間は、とりあえず終わり!」
授業だ、授業だ…と教室に駆けてゆく全校生徒。
ガラスの靴を手にして呆然と立つ教頭先生の運命や如何に?
2011/11/02 (Wed)
☆顔傷の王子様
カボチャの王子様に変身を遂げた教頭先生。
衣装は見事に変わったものの、フランケンシュタインのメイクはそのまま。
「そるじゃぁ・ぶるぅ」の担当は衣装だけだったのです。
本鈴が鳴った後ではメイクを落とす暇は無く…。
生徒A 「シュールだったよなぁ、教頭先生」
生徒B 「カボチャの衣装もアレだけどさあ、やっぱり顔の縫い目がな…」
生徒C 「シンデレラの王子様の顔には名誉の負傷は無いものねえ…」
といった感じで授業に行った教室で笑われ、廊下で会った生徒に笑われ…。
ハーレイ「…ブルーは私の仮装が何か知っていたのか? まったく…」
ブラウ 「おや、顔傷の王子様じゃないか」
ププッと噴き出すブラウ先生。教頭先生はムスッとして。
ハーレイ「変だというのは分かっている。メイクを落としに行く所だ」
ブラウ 「ああ、あんたも6時間目は無かったねえ。手伝おうか?」
ハーレイ「は?」
ブラウ 「あたしの授業も終わったのさ。その衣装じゃ顔も洗えないだろ」
下手にやったら汚しちまうよ、と言われて教頭先生も納得です。
ハーレイ「ふむ…。クレンジングクリームを借りるつもりだったのだが」
ブラウ 「演劇部のかい? 無理無理、あんたにゃ扱えないよ」
使ったことが無いだろう? とケラケラ笑うブラウ先生。
ブラウ 「縫い目メイクを考えた時は石鹸で洗う気だったと見たね」
ハーレイ「何故分かるのだ?」
ブラウ 「やっぱり図星か…。メイクのことは本職に任せな」
ハーレイ「…本職?」
ブラウ 「あたしゃ、これでも女性だよ? あ、エラ!」
ブラウ先生、通りかかったエラ先生を呼び止めました。
ブラウ 「あんたも6時間目は暇だろ? ちょうどいいや」
エラ 「あら、何か用事?」
ブラウ 「いや、ちょっとハーレイのメイクをね」
エラ 「ああ…。その縫い目はダメよ、チンピラみたい」
メイク落としはプロにお任せ、とウインクしているブラウ先生とエラ先生。
心強い助っ人登場で教頭先生も一安心かな?
2011/11/03 (Thu)
☆美肌の王子様
不評だった縫い目メイクを落とすことになった教頭先生。
ブラウ先生とエラ先生は教頭室に押し掛けて行って…。
ブラウ 「あんたは座ってるだけでいいからね」
ハーレイ「う、うむ…」
カボチャの王冠はとりあえず外され、衣装が汚れないよう肩に化粧ケープ。
演劇部の部室から拝借したメイクボックスも置かれています。
メイク落としにメイクボックスが要るのかって? さあ…?
ブラウ 「ちゃんと目を瞑っているんだよ。目に入ったら大変だから」
エラ 「そうそう。痛いなんてレベルじゃないもの」
女海賊なブラウ先生と女騎士のエラ先生、縫い目メイクを綺麗に落として。
ブラウ 「あー…。やっぱり肌に負担がかかっちまったか」
エラ 「放っておくと荒れると思うの。ちゃんとお手入れした方が…」
ハーレイ「い、いや。私は別に気にしないが」
ブラウ 「ダメダメ、お肌の荒れた王子様なんて全くサマにならないよ」
エラ 「王子様でなければお肌はどうでもいいんだろうけど…」
お手入れしないと絶対ダメ、とエラ先生。
まずはマッサージから始めるようです。うーん、結構本格的!
教頭先生、顔傷の王子様から美肌の王子様に華麗に変身できちゃうかも?
そうこうする内に6時間目終了のチャイムがキンコンカーン…と。
ブラウ 「おっと、終礼に行かなくちゃ」
エラ 「終礼の後は悪戯タイムね? お菓子を確認しておかないと」
アタフタと出てゆく女性陣二人に教頭先生は大感謝。
ハーレイ「悪いな、手間を取らせてしまって」
ブラウ 「気にしなさんな。しっかりシンデレラ姫を探すんだよ?」
エラ 「ロマンチックよねえ、ガラスの靴。頑張ってね!」
綺麗なお肌に自信を持って、と激励された教頭先生、冠を頭に載せながら。
ハーレイ「よし。なんだかやる気が漲ってきたぞ」
念入りなマッサージを受けたお蔭でお肌に自信が持てたようです。
イカツイ顔立ちで美肌もクソも…、という気はしますが、本人はその気。
頑張れ、美肌の王子様!
2011/11/04 (Fri)
☆もうすぐ悪戯
先生も生徒も仮装だというカオスなハロウィン、終礼の時間でございます。
1年A組にはドラキュラなグレイブ先生が再び登場。
グレイブ「諸君、終礼の後がお楽しみの悪戯タイムだ」
ちゃんと注意は読んだだろうな、とグレイブ先生。
終礼直後から悪戯OKでは先生方は逃亡する暇もありません。
そこで10分間の休憩タイムが設けられていて、その間に先生方はお菓子の
用意を確認したり、場合によっては逃亡も可能。
グレイブ「私は逃げも隠れもしない。存分にハロウィンを楽しみたまえ」
終礼を終えたグレイブ先生、マントを翻して颯爽と去ってゆきました。
休憩タイム終了はチャイムでお知らせ。
生徒たちはワクワクしながらチャイムが鳴るのを待っています。
もちろんシャン学メンバーも…。
ジョミー「狙うならやっぱりゼル先生かな?」
サム 「だろうな、お菓子が期待できそうだぜ」
スウェナ「みんな狙っているみたいよ? ゼル特製が貰えるかも、って」
ゼル特製とは特別生しか注文できない学食の隠しメニューです。
パティシエ並みの腕を持つゼル先生のお手製スイーツは学校中の噂の的。
悪戯しに行けばそれをゲットできるかも、というので狙う生徒も数多く…。
キース 「悪戯か…。俺は乗り気じゃないんだがな」
ブルー 「付き合いが悪いと嫌われるよ? カボチャ王子も来るんだし」
キース 「ああ、シンデレラ姫を探しにか」
ブルー 「うん。ぼくは靴さえ返してくれれば王子は必要ないんだけれど」
どうにも歩きにくくって、とドレスの裾をたくし上げて見せる生徒会長。
左足にはガラスの靴ですが、右足はなんと便所スリッパ。
キース 「どういうセンスをしてるんだ…。体育館シューズがあるだろう」
ブルー 「え、王子様が恭しく脱がせてくれるんだよ?」
でないとガラスの靴を履かせられない、と生徒会長は得意げです。
教頭先生、便所スリッパを押し頂く羽目になるのでしょうか?
マジックで『教職員用トイレ』と書かれた文字は冗談ですよね…?
2011/11/05 (Sat)
☆悪戯タイム開始!
悪戯タイム開始のチャイムを今か今かと待ち焦がれている全校生徒。
その頃、魔法使いの衣装を纏った「そるじゃぁ・ぶるぅ」はウキウキと。
ぶるぅ 「ブルー、歩きにくいって言ってたもんね」
靴を取り返してあげようっと、と中庭をスキップしてゆきます。
生徒会長が存分に悪戯タイムを楽しめるようにとの心遣い。
なんとも良い子じゃありませんか!
本館に入り、教頭室へと…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪」
ハーレイ「なんだ? お菓子の時間にはまだ早いぞ」
もう少しだけ待ちなさい、と寸暇を惜しんで書類と戦う王子様。
ずり落ちそうなカボチャの王冠を左手で押さえているのが律儀です。
ぶるぅ 「えとえと、ガラスの靴を貰いに来たんだけれど…」
あそこかな? とクローゼットに向かう「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
教頭先生、ガラスの靴を持ってゆかれては生徒会長とパレードできません。
それはマズイ、とガバッと書類から顔を上げ…。
ハーレイ「待ちなさい、ぶるぅ!」
キャーッ!!! という悲鳴を残して「そるじゃぁ・ぶるぅ」は廊下へと。
教頭先生はホッと一息、クローゼットからガラスの靴を取り出して…。
ハーレイ「これをブルーに履かせられれば結婚パレードが出来るのだな」
頑張るぞ、と気合を入れた所でキンコンカーンとチャイムの音。
悪戯タイム、ついに開始でございます。
学校中で歓声が上がり、1年A組の生徒も一斉に外へ。
ブルー 「始まったね。誰に悪戯しに行こうかな」
キース 「あんたの狙いは教頭先生じゃなかったか?」
ブルー 「向こうが探しに来てくれるんだよ? それまで暇だし…。ん?」
開け放たれたままの扉から駆け込んできたのは「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ゼイゼイと息を切らしています。
ぶるぅ 「うわぁぁぁん、怖いよ、怖かったよう!」
ブルー 「ぶるぅ? い、いったい何が…」
おんおん泣いている「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
悪戯どころではないようですけど、何があったというんでしょうか…?
2011/11/06 (Sun)
☆怖いの、なあに?
怖いよ、怖いよ、と泣き叫んでいる「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
生徒会長やキース君たちが事情を尋ねてもサッパリ話が通じません。
ぶるぅ 「オバケ怖いよ、怖かったよう~!」
ブルー 「ハロウィンなんだし、お化けがいるのは仕方がないよ」
ぶるぅ 「でもでも、ホントに怖いんだよう~!」
キース 「こりゃダメだな。とても一人で放っておけない」
ジョミー「そうだね…。悪戯は諦めようかな」
ブルー 「みんなは行ってくれてもいいよ? ぼくはいいから」
サム 「ぶるぅが落ち着いたらみんなで行こうぜ。時間はあるさ」
スウェナ「そうよ、みんなで楽しまなきゃね」
ブルー 「ごめん…。でも場所は移った方がいいかも」
キース 「ああ、王子様か。確かに此処だと即バレだな」
シロエ 「何処でも同じじゃないですか? ぶるぅの泣き声でバレますよ」
サム 「そりゃマズイな。俺、ちょっとお菓子を調達してくる!」
マツカ 「ぼくも行きます! ゼル先生のなら泣きやむかも…」
ジョミー「じゃあ、ぼくも行く!」
なんだかんだで残ったのは生徒会長とキース君と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
教頭先生が来たらヤバイんじゃあ…?
ブルー 「いざとなったらコレがあるしね」
キース 「便所スリッパが役に立つのか?」
ブルー 「多分。…いくらハーレイでも押し頂くのが限界かと」
キース 「あんた、またロクでもないことを考えてるな」
ぶるぅ 「わぁぁぁん、怖いよ~!」
キース 「ブルーの方が怖いと思うんだが…」
さて、お菓子の調達に行ったジョミー君たち。
集中攻撃を受けていたゼル先生を首尾よく発見、ゼル特製を見事にゲット!
これで「そるじゃぁ・ぶるぅ」も泣きやむだろう、と戻る途中で。
生徒A 「マジかよ、それ?」
生徒B 「うん。この学校、まだまだ奥が深いわ…」
あの恐ろしさは半端ない、と噂している生徒が多数。
彼らは何を見てしまったというのでしょう?
大泣きしている「そるじゃぁ・ぶるぅ」と無関係とは思えませんが…?
2011/11/07 (Mon)
☆悪戯進行中
ゼル先生特製のお菓子を持って1年A組に戻ったジョミー君たち。
美味しいクッキーを食べ、「そるじゃぁ・ぶるぅ」も落ち着いた様子。
キース 「良かったな、ぶるぅ。美味いだろう?」
ぶるぅ 「うん! えとえと、ゼルもオバケだったの?」
ジョミー「ううん、亀仙人で頑張ってたよ。悪戯している人もいたから」
剣道と居合の達人のゼル先生、亀仙人の杖で懸命に応戦していたのだとか。
え、杖もサイオニック・ドリームじゃないのかって?
本体は孫悟空の如意棒ですから大丈夫!
サム 「グレイブ先生も見かけたぜ。意外と人気」
シロエ 「マントからお菓子を出すんですよね、マジックで」
マツカ 「悪戯も炸裂してましたけどね…」
グレイブ先生、頭からホイップクリームをぶっかけられたりしたようです。
それでも頑張る孤高のマジシャン!
ジョミー「そうそう、なんだか怖いのが一人いるらしいんだよ」
キース 「なんだ、それは?」
ジョミー「学校中で噂になってた。見たら呪われそうだって」
ブルー 「ふうん? ぶるぅが出会ったオバケかな?」
スウェナ「多分…。でも、呪われそうな仮装って何かしら?」
うーん、と悩む一同を他所に「そるじゃぁ・ぶるぅ」はクッキーに夢中。
そこへ「ハッピー・ハロウィン!」と野太い声が響いて…。
ハーレイ「ブルー、シンデレラ姫を迎えに来たぞ。ほら、ガラスの靴だ」
全員 「「「!!!」」」
ガラスの靴を大事そうに捧げ持った教頭先生が入って来ました。
カボチャ王子な衣装のマントを靡かせ、自信に満ちておられますが。
ブルー 「えっと…。それって王子様かな?」
キース 「そうなんだろうな…」
ぶるぅ 「うわぁぁぁん、怖いよ、オバケ怖いよ~!」
おんおん泣き出す「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
教頭先生の顔にはドーランが塗られ、どぎついメイクが施されています。
黒々と縁取られた目の大きさは半端ではなく、目力アップ!
これって女性だけで構成された某歌劇団の男役メイクと言うのでは…?
2011/11/08 (Tue)
☆目力の王子様
素敵メイクで目力アップの教頭先生、自信満々でございます。
生徒会長に拒絶されるとは思ってもいないらしくって…。
ハーレイ「ブルー、足を出しなさい。ガラスの靴を履くのだろう?」
全員 「「「………」」」
ハーレイ「ん? どうした、私の顔に何かついているか?」
縫い目メイクは落とした筈だが、と首を傾げる教頭先生。
ブルー 「念のために聞くけどさ。やっぱり王子様なわけ?」
ハーレイ「もちろんだ。縫い目メイクとは一味も二味も違う筈だぞ」
ブルー 「あ、ああ…。それはそうだろうね」
ハーレイ「肌が荒れては台無しだとかで、マッサージをして貰ってきた」
ブルー 「マッサージ?」
ハーレイ「うむ。エラとブラウが念入りにな。どうだ、美肌の王子様は?」
全員 「「「び、美肌の王子様…」」」
呆然とするシャン学メンバー。
「そるじゃぁ・ぶるぅ」は顔も上げずにガクガクブルブル震えています。
生徒会長もポカンと口を開けていましたが、ようやく正気に返ったようで。
ブルー 「そ、そうなんだ…。なるほど、エラとブラウがねえ…」
ハーレイ「自信を持つよう励ましてくれた。…姫、靴をどうぞ」
ブルー 「…美白の王子様でなかったことを二人に感謝すべきかな?」
ハーレイ「どういう意味だ?」
ブルー 「トイレで鏡を見てきたら? 美白よりかはマシだと思う」
ハーレイ「いったい何が言いたいんだ…」
教頭先生、ガラスの靴をしっかり抱えてトイレの方へ。
間もなく「うわぁぁっ!?」という悲鳴が聞こえてきたとか来ないとか…。
ブルー 「悪戯タイムのフライングか。エラとブラウもやってくれるね」
キース 「オバケが教頭先生だったとはな…」
ブルー 「ぶるぅだって泣いちゃうわけだよ。でもさ…」
今まで全く気付かなかったのが凄いよね、とクスクス笑う生徒会長。
見ただけで呪われそうだと学校中で噂の教頭先生、美白だったら白塗りに
されていたのでしょうか?
目力メイクも大概ですけど、王子様は再起できるのか…?
2011/11/09 (Wed)
☆メイクで開運?
トイレの鏡で自分の顔がどうなっているかを知ってしまった教頭先生。
そのまま悶絶しているらしく、戻ってこないみたいです。
ブルー 「よし、今の間に逃げちゃおう」
キース 「便所スリッパで殴るんじゃないのか?」
ブルー 「それは悪戯とは言わないしね。暴力反対! 行くよ、ぶるぅ」
ぶるぅ 「オバケは? オバケは何処に行ったの?」
ブルー 「アレはどう見たってハーレイだろ? 大丈夫だよ」
ぶるぅ 「えっ…。あれってハーレイだったの!?」
本物のオバケが出たと思った、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
姿形はカボチャの王子様なのに…。よほどビックリしたのでしょう。
オバケの正体が判明した途端、元気になるのは子供の常で。
ぶるぅ 「逃げるって、何処へ? ブルーの靴は?」
ブルー 「便所スリッパにも存在意義があるってね。グラウンドへ行こう」
シロエ 「木の葉を隠すなら森の中、ですね」
ブルー 「そういうわけでもないんだけれど…」
カボチャの馬車もグラウンドだし、とスタスタ出て行く生徒会長。
右足に便所スリッパを履いてますから、ちょっとバランス悪そうですが…。
ブルー 「うーん、やっぱり足元がイマイチ」
ジョミー「左足もスリッパに替えちゃえば? その方がいいよ」
ブルー 「ダメダメ、王子様を召喚するにはガラスの靴が必須アイテム」
キース 「その割に逃げようとしてないか? 支離滅裂だぞ」
ブルー 「ぼくたちだけしかいない所で召喚したって楽しさ半減!」
全員 「「「は?」」」
ブルー 「分からないかな、王子様には傅いてもらってなんぼなんだよ」
みんなの前で跪かせる、と生徒会長は意気盛ん。
ブルー 「せっかく素敵なメイクをしていることだしねえ?」
キース 「おい、ガラスの靴を履くつもりなのか? まさかパレードも?」
ブルー 「あそこまで突き抜けられたらパレードしたい気分にもなるさ」
逃げる気だった生徒会長、パレードに乗り気でございます。
教頭先生、目力メイクで運気上昇?
2011/11/10 (Thu)
☆走れ! 王子様
生徒会長御一行様が逃亡した後、トイレで我に返った教頭先生。
マントを翻して校内を必死に駆け抜け、向かった先は…。
ハーレイ「ブラウ! なんだこれは!」
自分の顔を指差す教頭先生。
ブラウ先生とエラ先生は群がる生徒にお菓子を配布中でございます。
噂の教頭先生の目力メイクを目の当たりにして、悲鳴を上げる生徒も多数。
ブラウ 「知らないのかい? 王子様と言えばそのメイクだよ」
エラ 「そうそう、舞台映えするのよね。主役は輝いていなくっちゃ!」
ハーレイ「し、しかしだな…。似合っていない気がするのだが」
ブラウ 「そりゃそうだろうさ。イカツイ顔には合わないってね」
ハーレイ「ブラウ! た、頼むからコレを落としてくれ…!」
ブラウ 「いいけどね。でも、悪戯タイムが終わっちまうよ?」
エラ 「ガラスの靴を届けられなくてもいいのかしら?」
ハーレイ「むむぅ…。くそっ、なんでこういうことになるのだ!」
止むを得ん、と腹をくくった教頭先生、再び走り出しました。
目力メイクで「ブルーは何処だ!?」と迫られた生徒たちは顔面蒼白。
呪われてはたまらない、とばかりに「あ、あっちです」と指さしたので…。
ハーレイ「見付けたぞ、ブルー!」
ブルー 「マッハの速さで来ちゃったよ…。時間切れかと思ったのに」
グラウンドには仮装した生徒が群れていますが、教頭先生登場で阿鼻叫喚。
けれど目力メイクのカボチャ王子様は開き直ってズカズカと。
ハーレイ「さあ、姫。ガラスの靴をお持ちしました」
ブルー 「履かせてくれるって言ってたよね? どうぞ」
ドレスの裾をたくし上げる生徒会長に今度は女子の黄色い悲鳴が。
ブルー 「まず靴を脱がせてくれないと。…ついでにキスもお願いするよ」
ハーレイ「き、キスしても…いい…のか…?」
ブルー 「うん、この靴に。ガラスの靴の代わりに頑張ってくれたし」
労ってあげて、と生徒会長。
いきなり靴にキスをしろとは、教頭先生、下僕フラグが立ちましたか?
2011/11/11 (Fri)
☆ヘタレな王子様
生徒会長にガラスの靴を履かせる前に、まずはキスだと言われてしまった
教頭先生。それも靴に、でございます。
おまけに靴というのは生徒会長が右足に履いている便所スリッパ。
ハーレイ「…く、靴にキスだと? 私には靴に見えないのだが」
ブルー 「ガラスの靴の代用品だよ? 本当にお役立ちだったんだ」
バランスを取りにくいのが難だけど、と生徒会長は澄まし顔です。
ブルー 「ぼくはこの靴に感謝している。挨拶も無しに別れるのはねえ…」
ハーレイ「し、しかしだな…」
ブルー 「ぼくの気持ちはどうでもいいんだ? 愛着のある靴なのに」
思いやりのない王子様なんてお断りだ、と冷たい視線の生徒会長。
便所スリッパにキスをしないと王子様失格、もちろん結婚パレードも無し。
教頭先生、大ピンチ!
ハーレイ「う、うう…。あ、足の甲ならいいのだが…」
ブルー 「足の甲にキスだって? 厚かましいにも程があるよ」
そういう台詞は王子様の座を獲得してから言ってくれ、と生徒会長は鼻で
笑っています。
教頭先生が固まっている中、グラウンドに走り込んで来た人影が…。
ゼル 「ほほう、これが噂の呪われそうなメイクじゃな? 実に見事じゃ」
特製お菓子が品切れになったので逃げてきたらしいゼル先生。
追って来た生徒たちを杖で蹴散らし、悠然と。
ゼル 「で、ハーレイは何をしておる? ガラスの靴の出番じゃろう」
ブルー 「それがねえ…。王子様がヘタレなものだから」
ゼル 「ヘタレ?」
ブルー 「うん。履き替えさせる前に靴にキスを、って言ったんだけど…」
どうも決心がつかないらしい、と生徒会長は大袈裟な溜息。
ゼル 「靴にキスとな? 求婚するならそれくらい…。ん?」
生徒会長の足元を眺めたゼル先生の目は便所スリッパに釘付けです。
ゼル 「ブルー。…このスリッパは本物かのう?」
もちろんさ、と微笑んでいる生徒会長。
本物の便所スリッパにキスをしろとは、あまりにも気の毒すぎるのでは…。
2011/11/12 (Sat)
☆王子様の条件
生徒会長の右足を飾る便所スリッパ。
これにキスをするのがガラスの靴を履かせるための必須条件。
教頭先生、目力メイクなカボチャ王子でキメてはいてもどうにもならず…。
ゼル 「ええい、何をグズグズしておるのじゃ! 見苦しいわい!」
ブルー 「そうなんだよね。せっかく一緒にパレードしようと思ったのに」
悪戯タイムが終わってしまうよ、と生徒会長は唇を尖らせています。
キース 「その条件を撤廃すればいいだろう? そもそも無茶だ」
シロエ 「そうですよ! 便所スリッパはあんまりです」
スウェナ「衛生面から見てもどうなのか…って気がするわよね」
ブルー 「ふうん? でも、君たちは教職員用トイレを知らないだろう?」
ジョミー「知ってるよ! 生徒は立ち入り禁止だけどさ」
ブルー 「だから知らないって言ってるんだよ。このスリッパって…」
最後に使ったのはいつだっけ? とゼル先生に視線を向ける生徒会長。
ゼル 「ふむ? ウオシュレットに替える前じゃし、かなり経つのう」
ブルー 「だよねえ? 今も一応置いてはあるけど…」
ゼル 「インテリアといった所じゃな。便所スリッパは様式美じゃ!」
なんと! 教職員用トイレの便所スリッパは飾りでしたか!
扉を開けると専用の棚があり、そこに置かれているのだとか。
もちろん履き替える人はいなくて、ゼル先生が言うとおりインテリア。
しかも掃除係の職員さんが毎朝消毒し、シーズンごとに新品に替えて…。
ジョミー「なぁんだ、本物って言っても名前だけじゃん」
キース 「まさか飾りだとは思わなかったぜ」
ブルー 「飾りだから平気で履けるんだよ。共用は絶対お断り!」
ハーレイが履いたかもしれないスリッパなんて、と言われてみれば…。
あの生徒会長がそういうヤツを嬉々として履くわけないですよね。
ブルー 「見た目の問題だけなんだけどなあ…。それともプライド?」
ぼくよりも自分が大切なんだ、と生徒会長は氷の眼差し。
教頭先生、ますますピンチ?
2011/11/13 (Sun)
☆波乱の王子様
そろそろ生徒会長に見捨てられそうな気配が漂う教頭先生。
便所スリッパを履いた生徒会長は舌打ちをして。
ブルー 「君の気持ちはよく分かったよ。王子様には代役を立てる」
ハーレイ「い、いや、それは…。わ、私にも心の準備というものが…」
ブルー 「そう言ってる間に悪戯タイムが終了ってね。あと何分?」
キース 「5分くらいだ。で、代役は?」
ブルー 「君たちの中から…と思っていたけど、亀仙人も魅力的かな」
ゼル 「ほほう、わしがカボチャの馬車でパレードとな?」
ゼル先生、亀仙人の杖で教頭先生をシッシッと追い払いながら。
ゼル 「わしは便所スリッパなんぞは気にせんわい。どれ、キスを…」
愛さえあれば一発なんじゃ、とゼル先生はノリノリです。
生徒会長の足元に跪き、便所スリッパな足を押し頂いて熱いキスを…って、
王子様は亀仙人で決定ですか!?
ハーレイ「ま、待ってくれ、ブルー!」
ブルー 「もう遅いね。キスしてくれたのはゼルなんだしさ」
ゼル 「そうじゃ、そうじゃ! ガラスの靴を寄越さんかいっ!」
ハーレイ「そ、そんな……そんな馬鹿な……」
カボチャ王子な教頭先生、お払い箱でございます。
亀仙人にガラスの靴を奪われ、もう終わりかとガックリ肩を落とした所へ。
ブラウ 「おーっと、王子様をないがしろにするとは頂けないねえ」
エラ 「そうよ、私たちの力作なのよ!」
ハーレイ「ブラウ…。エラ…。た、助けに来てくれたのか…?」
目力メイクの恨みも忘れて感涙にむせぶ教頭先生。
その間にブラウ先生とエラ先生は素早く情報収集を終えて…。
ブラウ 「ハーレイ。あんた、ゼルにキスしな」
ハーレイ「は?」
ゼル 「な、なんじゃと!?」
エラ 「ゼルとキスすれば間接キスになると思うの」
ブラウ 「そうそう、便所スリッパにキスしたことになる筈だよね」
これでハーレイが王子様! とブチ上げているエラ先生とブラウ先生。
起死回生の奇策ですけど、王子様の座は果たしてどうなる?
2011/11/14 (Mon)
☆悪戯の名手
教頭先生がグズグズしている間に、王子様の代役は亀仙人なゼル先生に。
窮地に陥った教頭先生に救いの神が出現したのはいいのですけど…。
ゼル 「お断りじゃ! なんでハーレイとキスせにゃならん!」
ブラウ 「だってさ、主役は王子様だよ? あんたが横から奪ったんだ」
エラ 「ハーレイ、意地を見せなきゃダメよ!」
ハーレイ「し、しかしだな…」
ゼル先生とキスしてしまえば便所スリッパに間接キス。
王子様の座とガラスの靴を奪回するには、これ以上の策は無さそうですが。
ブルー 「エラとブラウも面白いことを考えるねえ」
キース 「あのメイクといい、もしかして悪戯の天才なのか?」
シロエ 「ホントに凄い才能ですよね。今日の悪戯のナンバーワンかも…」
悪戯タイム終了が近付き、グラウンドには生徒が集まり始めています。
お目当ては無論、カボチャの馬車でのパレードとあって王子様の座を巡る
争いの行方は注目の的。
生徒A 「やっぱりハロウィンの主役はカボチャだよなあ」
生徒B 「亀仙人よりカボチャ王子が断然いいって!」
ゼル 「ええい、やかましい! わしが王子じゃ!」
生徒C 「頑張れ、カボチャの王子様!」
ブルー 「どうする、ハーレイ? 学校中の期待が君に集まってるよ」
エラ 「あと少しで悪戯タイム終了だけど、本当にいいの?」
ブラウ 「うーん、煮え切らないったら…。やるっきゃないね」
行くよ! と叫んだブラウ先生、ゼル先生の首根っこを引っ掴みました。
同時に飛び出したエラ先生は身長の差をモノともせずに教頭先生の首を。
ゼル 「な、何をするんじゃ!」
ブラウ 「せーのっ」
エラ先生とブラウ先生が声を合わせて「トリック・オア・トリート?」。
そして二人に選択の暇も与えず背中をドンッ!
全校生徒「「「!!!」」」
ブルー 「やっちゃったよ…」
カボチャ王子と亀仙人は押されたはずみにブチューッとキッス。
視覚の暴力としか言えない光景、これもハロウィンならではですか?
2011/11/15 (Tue)
☆生徒会長の優雅な休日
今日は月曜。
運動会の準備が始まって以来、練習だの敬老の日だのと週末と休日は殆ど
揃って過ごしたシャン学メンバー、昨日と一昨日は久しぶりにそれぞれの
休日を満喫できたみたいです。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ これ、デートのお土産に貰ったんだよ!」
ジョミー「デートのお土産って…なに?」
ブルー 「ぼくとフィシスのデートのお土産! ぶるぅは留守番」
キース 「最悪だな。子供を放っておいて優雅にデートか…」
ブルー 「だって、ぶるぅは全然気にしてないし!」
ぶるぅ 「お留守番だって楽しいもん。お料理しながら待ってたんだ♪」
良い子の「そるじゃぁ・ぶるぅ」は生徒会長とフィシスさんのために夕食まで
作っていたらしく…。
キース 「いじらしいと言うか、なんと言うか…」
シロエ 「そりゃ、お土産も貰えますよね」
ジョミー「でもさぁ…。キャンデーくらいで丸めこむなんて…」
キース 「そうだな。ぶるぅ、次からもっと沢山お願いしておけ」
ぶるぅ 「えっ、キースも欲しいの? どの味がいい?」
分けてあげるね、とニコニコ顔の「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
キース 「いや、そうじゃなくて…。まあ…いいか…」
マツカ 「本人が気にしていないんですから、いいんじゃないですか?」
ぶるぅ 「よく分かんないけど、みんなの分もキャンデーあるよ♪」
ジョミー「じゃあ、オレンジ!」
キース 「こらぁ、調子に乗るヤツがあるか!」
ぶるぅ 「いいんだもん。気に入ってるのは入れ物だもん」
スウェナ「あらら…。キャンデーよりも入れ物なの?」
ぶるぅ 「この季節にしか買えないでしょ?」
サム 「確かに季節限定だよな…」
キャンデーが入っているのはオレンジ色のカボチャの器。
いわゆるジャック・オー・ランタンというヤツでございます。
貰って御機嫌の「そるじゃぁ・ぶるぅ」は気前よくキャンデー配布中!
なんとも安上がりなお土産ですけど、生徒会長にはいつものことかな…?
2011/10/17 (Mon)
☆ハロウィンは無いの?
生徒会長のデート土産はハロウィン仕様の器に詰まったキャンデー色々。
キース 「もうちょっと土産を工夫すりゃいいのに」
シロエ 「美味しいですけど、他にクッキーもつけるとか…」
ブルー 「間違えないでほしいね。ちゃんと注文は取ったんだ」
ぶるぅ 「可愛いカボチャの入れ物がいいな、ってお願いしたよ!」
キース 「だからだな、なんで1個で満足するんだ」
ぶるぅ 「えっ? 同じのを幾つも要らないよ」
キース 「この時期、カボチャの入れ物に入った菓子は色々あるだろう?」
スウェナ「そうよ、持ち切れないほど買ってきて、って言えばいいのに」
ワイワイ騒ぐシャン学メンバー。生徒会長、旗色悪し…?
しかし。
ジョミー「よく考えたら今月の末ってハロウィンだよね」
サム 「考えなくてもハロウィンじゃねえか」
そこら中カボチャで一杯だ、とサム君。
ジョミー「そうなんだけど、ウチの学校にハロウィンは無いよね…」
マツカ 「学校でハロウィンっていうのは珍しいんじゃないですか?」
シロエ 「運動会とか学園祭ほどメジャーな行事じゃないですよねえ…」
ブルー 「ハロウィンをやりたいって言うのかい? 学校で?」
ジョミー「もしかして、やれば出来るとか? 運動会みたいに?」
ブルー 「さあ、どうかな? 今の状態じゃ難しそうだけど」
全員 「「「え?」」」
ブルー 「先生たちに掛け合えるのはぼくだけだ。…ぼくの機嫌は?」
ジョミー「…そ、そのぅ…。非常に悪い…です……」
ブルー 「久しぶりのデートを散々けなされまくっちゃねえ…」
ジョミー「やばいよ、キース! 謝ってよ!」
キース 「ちょ、なんで俺が!?」
とはいえ、率先して文句を言っていたのはキース君です。
生徒会長は勝ち誇った顔でニヤニヤと…。
キース 「うう…。俺が悪かった。このとおりだ」
坊主にハロウィンは関係ないが、と断りつつも土下座一発!
土下座に免じてハロウィンは実現可能なのか…?
2011/10/18 (Tue)
☆ハロウィンを目指せ
キース君の土下座で機嫌を直した生徒会長。
キャンデーが入ったカボチャの器を弄びながら…。
ブルー 「実際問題、ハロウィンをやりたいと持ち掛けるのは難しいんだよ」
キース 「おい。だったら俺の土下座はどうなる?」
ブルー 「五体投地をしたと思っておけば? …冗談だってば」
ジョミー「やっぱり学校でハロウィンっていうのは無理なわけ?」
シロエ 「ただのお祭り騒ぎですしねえ…」
マツカ 「必要だって主張する理由が見当たりませんね」
ブルー 「そこなんだよね。開催するにはそれなりの根拠が要るわけで…」
サム 「そっか…。遊びたいだけっていうんじゃダメか…」
スウェナ「学校は遊ぶ所じゃないものね」
ブルー 「先生たちはお祭り好きだし、OKは出そうなんだけど…」
キース 「それなら頼めばいいだろう? 俺はきちんと土下座したんだ」
ブルー 「どうやって頼むかが問題なんだ。生徒会主催は通らない」
生徒会長曰く、生徒会は腐っても生徒会。
全校生徒の利益のためにある団体で、新しい行事をやるには理由が必要。
ブルー 「運動会は大抵の学校にあるから主催できた。でもハロウィンは…」
キース 「もういい。要するに俺はあんたに騙されたんだな」
土下座して損した、とキース君は溜息ですが。
ブルー 「そうでもないよ? 主催するのは生徒会でなくてもいいし」
全員 「「「は?」」」
ブルー 「学園祭とかの実行委員会ってあるだろう? ウチには無いけど」
シロエ 「よく聞きますね、そういうのは」
ブルー 「ハロウィンの実行委員会を結成しよう。それを母体に交渉する」
ジョミー「ま、まさか…ぼくが委員長ってオチじゃないよね?」
ブルー 「実行委員長はぼくがやるのさ。君たちはオマケ」
全員 「「「オマケ?」」」
ブルー 「これだけの人数を揃えました、って形が大事! 分かったかな?」
かくしてハロウィン実行委員会の出来上がり。頑張れ、実行委員長!
2011/10/19 (Wed)
☆ハロウィン実行委員会
シャングリラ学園初のハロウィン開催を目指す実行委員会が誕生です。
自ら実行委員長を買って出た生徒会長ですが…。
ブルー 「先生たちとの交渉に行く前に色々と決めておかなくちゃ」
ジョミー「何を?」
ブルー 「具体的には何をするのか、そういうのをね」
サム 「やっぱ仮装は外せねえぜ!」
シロエ 「飾り付けとかもしたいですよね」
キース 「学校中を飾れってか? 俺たちだけでは無理があるぞ」
スウェナ「やりたい人はいくらでもいるんじゃないかしら?」
ブルー 「多分ね。飾り付けは全校生徒に任せて安心!」
キース 「だったら俺たちが決めるようなことは特に無いんじゃ…」
ブルー 「そうでもないさ。悪戯はOKなのかとか、その辺を」
ジョミー「生徒同士で悪戯じゃないよね?」
ブルー 「もちろん、やるなら先生相手だ。授業中では無理があるし…」
放課後かな、と生徒会長。
ブルー 「そうだ、先生たちにも仮装して貰うのはどうだろう?」
キース 「仮装した先生には悪戯禁止か?」
ブルー 「それじゃつまらないよ。無差別攻撃で行こう」
ジョミー「じゃあ、生徒は仮装が基本なんだね」
ブルー 「授業も仮装で受けるのはどう? 華やかだよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 授業には興味ないけど、仮装はしたいな♪」
額を集めて相談していたハロウィン実行委員会。
プランが固まった所で生徒会長が交渉をしにお出掛けです。
長老の先生方は本館の休憩室でのんびりなさっている模様。
ブルー 「失礼します」
ゼル 「なんじゃ? わしらは休憩中じゃぞ」
ブルー 「ハロウィン実行委員会の委員長としてお願いをしに…ね」
ブラウ 「ハロウィン実行委員会? なんだい、それは」
ブルー 「出来たてほやほやの委員会だよ。ハロウィンの開催が目的なんだ」
ハーレイ「ハロウィンだと?」
ブルー 「うん。賑やかにやりたいと思わないかい?」
パチンとウインクする生徒会長。先生方の承諾は得られるのか?
2011/10/20 (Thu)
☆ハロウィン決定!
俄か仕立てのハロウィン実行委員会。
放課後、休憩中の長老の先生方の所へ突撃したのは委員長の生徒会長です。
ブルー 「ハロウィンってさ、ウチの学校にお似合いの行事だと思うんだよ」
ハーレイ「何処がだ?」
ブルー 「先生も生徒もお祭り好きだし、やったら絶対楽しめるって!」
ヒルマン「しかしだね…。授業日数は決まっているのだよ」
ブラウ 「ハロウィンは生憎、月曜日だね。それとも前日にやるのかい?」
ブルー 「当日でなくちゃ意味無いよ。だから実行委員会!」
生徒会だと縛りがキツイ、と生徒会長。
ブルー 「心配しなくても授業時間は確保する。悪戯するのは放課後限定」
ゼル 「ほお…。悪戯とな? わしらにか?」
ブルー 「お菓子を用意してれば避けられるってば。ハロウィンなんだし」
ブラウ 「ふうん、なかなか楽しそうじゃないか」
エラ 「具体的には何をやりたいのです?」
ブルー 「悪戯と仮装、それと校内の飾り付け! ハロウィンっぽくね」
ハーレイ「お前たちが飾り付けるのか?」
ブルー 「そんな面倒なことはしないよ。実行委員会は指示を出すだけ」
ヒルマン「確かに皆喜んでやるだろうが…。ハロウィンか…」
ブラウ 「いいんじゃないかい、授業に支障が出ないなら」
ゼル 「特に反対する理由はないのう。…どうじゃ、ハーレイ」
ハーレイ「校長先生に伺ってこよう。ブルー、お前も一緒に来なさい」
校長先生の許可は簡単に下り、生徒会長は御満悦です。
ブルー 「校長先生のOKは出たし、ハーレイたちも仮装すれば?」
ブラウ 「いいねえ、お祭り気分が盛り上がりそうだ」
ハーレイ「仮装か…。一応、考えておこう」
こうしてハロウィン、開催決定!
生徒会長が立ち去った後の休憩室では…。
ハーレイ「やはり保険に入っておくのが一番だろうな」
ブラウ 「あー…。ロッカーとか机は危ないかもね」
用心深く保険に加入。飾り付けだの悪戯だので備品の破損は有り得るかも?
2011/10/21 (Fri)
☆頑張る実行委員会
ハロウィン開催の許可を貰って無事に帰還した生徒会長。
実行委員会、本格始動?
ジョミー「やったね、今月の末はハロウィンだ!」
キース 「しかし責任重大だぞ。俺たちは実行委員会だし…」
シロエ 「色々と用事がありそうですね。楽しむだけじゃ済まないかも…」
ブルー 「そうでもないと思うけど? 実動部隊はアテがあるから」
全員 「「「は?」」」
ブルー 「生徒会はノータッチだけど、生徒会役員を個人的に呼ぶのはOK」
キース 「どういう意味だ?」
ブルー 「ほら、ぼくだって生徒会長だし! リオを呼んでも問題ないよ」
マツカ 「リオさん…ですか?」
ブルー 「書記と言いつつ生徒会の仕事は殆どリオがやってるからねえ…」
きっと色々役に立つ、と生徒会長は自信満々。
実行委員会のお手伝い役としてメンバーに加えるつもりだそうで。
ブルー 「ぼくから連絡しておくよ。今日の所はこれで解散!」
キース 「おい、みんなへの告知とかは?」
ブルー 「その辺も全部任せておいて。こういうことは急がないとね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ また明日、みんなで遊ぼうね!」
というわけで実行委員会の面々は下校。
本当にハロウィンに間に合うのかな、と誰もが不安だったようですが…。
一夜が明けて登校してみたシャングリラ学園の校内は。
ジョミー「わあっ、ハロウィンのポスターだ!」
スウェナ「凝ってるわね。リオさんが作ったのかしら?」
キース 「だろうな。ブルーが仕事をするとは思えん」
オレンジと黒のハロウィンカラーなポスターが掲示板に貼られています。
曰く、『10月31日はハロウィンだよ!』。
他にも「お楽しみに」とか「仮装歓迎」などなどの文字が。
もちろんカボチャやオバケのイラストはお約束!
キース 「詳細はお知らせプリントを見て下さいね、か。仕事が早いな」
ポスターの前に群がる生徒たち。
グッと盛り上がってまいりました。初のハロウィン、期待大!
2011/10/22 (Sat)
☆ハロウィンのお知らせ
ハロウィンの開催告知でシャングリラ学園は朝から賑やか。
実行委員会のメンバーが1年A組の教室に行くと…。
ブルー 「おはよう。なかなか素敵なポスターだろう?」
シロエ 「リオさんの仕事なんですね?」
ブルー 「もちろんさ。お知らせプリントも頑張ってくれた」
生徒会長がやったのは仕上がりのチェックだけのようです。
ポスターを貼り出したのもリオさん。お知らせプリントの手配もリオさん。
ブルー 「朝のホームルームで配れるようにクラス担任に渡しに行ったよ」
ジョミー「じゃ、じゃあ……ウチのクラスは…」
言い終わらない内に教室の扉が開いてグレイブ先生が入ってきました。
グレイブ「諸君、おはよう。やはりブルーが来ていたか…」
ブルー 「ぼくはイベントに敏感なんだ。ハロウィンのプリントは?」
グレイブ「不本意ながら持ってきている。お前が実行委員長らしいな」
ブツブツと文句を言いつつプリントを配るグレイブ先生。
グレイブ「いいな、当日はあくまで授業優先だ。分かったか?」
生徒たち「「「はーい!」」」
グレイブ「あまり信用できそうもないが…。注意事項は守るのだぞ」
お知らせプリントをよく読むように、とガッチリ釘が。
それでも休み時間はハロウィンの話題で持ち切りです。
放課後ともなれば話題騒然!
実行委員会の面々もプリントにじっくり目を通し…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 授業、お疲れさま!」
ブルー 「やあ。真面目に出席、素晴らしいよね」
キース 「ホームルームだけで帰りやがって…。まあ、いつものことだが」
ジョミー「それよりさ、お知らせプリントについてたクーポンって何?」
ブルー 「そのまんまだけど? 仮装衣装の割引クーポン」
ハロウィンはやっぱり仮装しないと、と力説している生徒会長。
日頃、シャン学メンバーが仮装パーティーの衣装でお世話になっている
店が薄利多売の精神で全面的に協力してくれるとか。
華やかなハロウィンになりそうですよ~!
2011/10/23 (Sun)
☆カボチャなお祭り
ハロウィンといえばカボチャにオバケに様々な仮装。
お祭り好きの生徒会長、大々的に仮装を推奨です。
ブルー 「仮装衣装を作ったりするのは大変だろう? だからクーポン」
ずいぶん安くなるんだよ、とニッコリ笑う生徒会長。
ブルー 「5割、6割は当たり前! 物によっては9割引きとか」
キース 「大サービスだな…。それで赤字にならないのか?」
ブルー 「その辺はちゃんとしているさ。商売だもの」
売れ筋の物ほど割引率が高いのだとか。ハロウィンだけにカボチャとか?
ブルー 「天使や悪魔が人気らしいよ。それにドラキュラとか」
シロエ 「本場で人気のヤツですよね。魔女と妖精も多いと聞きます」
ブルー 「だから、そういうのは安いわけ。君たちは何にするのかな?」
キース 「俺たちも仮装しろってか?」
ブルー 「当然じゃないか。実行委員が仮装しなくてどうすると?」
ジョミー「キースは仮装したいと思わないわけ? ぼくはしたいな」
サム 「俺もやりたい! 何にするかは決めてねえけど」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも絶対仮装するんだ!」
スウェナ「私、妖精にしようかしら?」
マツカ 「仮装ですか…。似合うのがあるといいんですけど」
ブルー 「意外性を狙うというのもいいね。かぶりもの系も楽しいよ」
全員 「「「かぶりもの…?」」」
ブルー 「それこそジャック・オー・ランタンとか」
全員 「「「もっと普通のがやりたいです…」」」
ブルー 「そっか…。残念」
ウケるのにね、と生徒会長は心底ガッカリした様子。
キース 「ウケ狙いなら自分でやればいいだろうが」
ジョミー「そうだね、ブルーが実行委員長だし!」
せっかくだからカボチャにすれば、とワイワイ騒ぐシャン学メンバー。
そりゃハロウィンにはカボチャですけど、生徒会長がカボチャの仮装を?
言い出しっぺがババを引くのか、それとも上手く切り抜けるか。
ジャック・オー・ランタンを振られた生徒会長の明日はどっちだ!?
2011/10/24 (Mon)
☆カボチャな生徒会長
カボチャの仮装は自分がやれ、と言われてしまった生徒会長。
まさに口は災いの元でございます。
首尾よくカボチャ役を生徒会長に押し付けたシャン学メンバー、足取りも
軽く下校して…。
その翌日の休み時間にピンポンパーン♪ と校内放送のチャイムの音が。
ブルー 『生徒の皆さん、ハロウィン実行委員会からのお知らせです』
キース 「な、なんだ?」
ジョミー「何も聞いてないよ?」
ブルー 『実行委員会で協議した結果、委員長の衣装が決まりました』
全校生徒「「「???」」」
ブルー 『委員長は当日、カボチャのマスクを被って登校します』
たちまち巻き起こる悲鳴と怒号。女子生徒たちは怒り心頭!
1年A組では実行委員会のジョミー君たちに掴みかからんばかりです。
そこへ校内放送の続きが…。
ブルー 『この決定に反対の方は本館入口の目安箱に票をお願いします』
賛成の人は賛成票を、と告げて校内放送は切れました。
目安箱が設置されるのは昼休み。
ジョミー君たちがコソコソと様子を見に出掛けると…。
女子A 「すみません。ちょっと顔を貸して頂けますか?」
女子B 「皆さん、実行委員ですよね? 校舎の裏までお願いします」
キース 「穏やかじゃないな。何の用だ?」
女子C 「親衛隊を結成しました。生徒会長がカボチャだなんて…」
女子集団「「「私たち、絶対許せません!!!」」」
柔道部で鍛えたキース君たちも女子相手にはどうしようもなく、校舎の裏
まで連行されてフルボッコならぬ土下座三昧。
目安箱には反対票が溢れるほどに詰め込まれてゆき、そして放課後。
ブルー 「それで? ぼくがカボチャでいいのかな?」
全員 「「「や、やめて下さい…」」」
命が幾つあっても足りない、と悲鳴を上げるシャン学メンバー。
生徒会長、鮮やかな逆転勝ちを決めました。
ブルー 「だけどカボチャはハロウィンの華ってヤツだしねえ…」
やっぱり一人は欲しいんだよね、と生徒会長。
危うし、実行委員会!
2011/10/25 (Tue)
☆カボチャの使い道
ハロウィンの仮装にカボチャが一人は欲しい、と主張している生徒会長。
誰かが犠牲になるしかないと悟ったシャン学メンバー、ジャンケン勝負を
始めましたが…。
ジョミー「なんでスウェナは除外なわけ?」
キース 「お前、女子まで巻き込むつもりか!?」
サム 「信じられねえな…。こういう時は男が犠牲になるもんだろ?」
女子にカボチャをやらせるなんて、と非難轟々。
生徒会長も呆れ顔です。
ブルー 「女の子にカボチャのかぶりものっていうのはねえ…」
シロエ 「ドレスならアリなんですけどね…」
ブルー 「うん。仮装用にちゃんと売られてるし! …ん? ドレス…?」
待てよ、と指先を顎に当てる生徒会長。
ブルー 「そうか、カボチャは人でなくてもいいわけだ」
キース 「元からカボチャお化けの仮装だろうが」
ブルー 「いや、そうじゃなくて。人間がカボチャに化けなくっても…」
要はカボチャがあればいいんだ、と何やら閃いた様子です。
ブルー 「実行委員会は目立たなくちゃ! 一番大きなカボチャでいこう」
全員 「「「は?」」」
ブルー 「カボチャを馬車に変えて見せるんだ。ぶるぅのサイオンで」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ シンデレラの馬車だね!」
全員 「「「シンデレラ!?」」」
ブルー 「本物の馬車と入れ替えれば絶対ウケると思うよ、魔法っぽく」
キース 「なるほどな…。それはいいかもしれん」
ブルー 「決まりだね。じゃあ、君たちはネズミ役で」
全員 「「「ネズミ?」」」
ブルー 「ネズミの仮装からお供と御者に大変身! ぶるぅが魔法使い役」
ジョミー「え? そ、それじゃブルーは…」
ブルー 「シンデレラを実行委員長以外の誰がやると?」
すっかりやる気の生徒会長、仮装衣装店に早速電話を。
カボチャの馬車も何処からか借りられるツテがあるようで…。
ブルー 「みんなの仮装も早く決まって良かったよね。でも…」
考え込んでいる生徒会長。何か良からぬ企みでも…?
2011/10/26 (Wed)
☆流転のカボチャ
ハロウィン実行委員会の仮装はシンデレラ。
衣装も発注して準備OK!
校内はハロウィンに向けて飾り付けをしている生徒も数多く…。
ジョミー「ロッカーにペイントしちゃっていいのかな?」
キース 「恐らく止めても無駄だと思うが」
先生方が危惧したとおり、ロッカーにはカボチャや骸骨のイラストが。
個人の机も似たようなことになっております。
教室も廊下もカボチャだのコウモリだのとオーナメントが所狭しと。
生徒たちは当日の仮装で話題沸騰!
実行委員会を立ち上げた甲斐があった、とシャン学メンバーも大喜びです。
ジョミー「ブルー、カボチャは諦めたんだよね?」
サム 「馬車で満足したんだろ。あれっきり何も言わないし…」
シロエ 「ちょっと心配してたんですけど、杞憂でしたね」
良かった、良かった…と放課後の溜まり場に出掛けたシャン学メンバー。
ブルー 「やあ。ちょっと付き合ってくれるかな?」
ジョミー「何処へ?」
ブルー 「教頭室だよ。シンデレラをやるなら王子がいないと」
ハーレイが適役なんだ、と先頭に立って出掛けた生徒会長。
教頭先生、王子の仮装をしろと言われて目を白黒。
ハーレイ「私がか? 仮装衣装はとっくに注文したのだが…」
ブルー 「衣装はこっちで用意するよ。それに変身は昼休み以降」
ハーレイ「変身?」
ブルー 「うん。シンデレラだから変身するのさ」
それまでは全員違う衣装だ、と説明してから。
ブルー 「ぼくがシンデレラ姫なんだけど、王子は嫌かな?」
ハーレイ「…わ、私でいいのか…?」
大感激の教頭先生、二つ返事で引き受けました。
さて、溜まり場に戻った実行委員会ですが…。
ブルー 「やったね。これでカボチャは確保した」
全員 「「「え?」」」
ブルー 「王子様の衣装はカボチャパンツがお約束だろ?」
こんな感じで、とデザイン画を見せる生徒会長。
既に発注済みというのが極悪です。回り回ってカボチャ役も決まり、後は
当日を待つのみですよ~!
2011/10/27 (Thu)
☆ハロウィン開幕!
いよいよハロウィンがやって来ました。
仮装での登校は禁止ですから、指定の場所で着替えです。
シャン学メンバーは「そるじゃぁ・ぶるぅ」のお部屋で着替えるのですが。
ジョミー「…ネズミって言わなかったっけ?」
ブルー 「ネズミだよ?」
ジョミー「確かにスウェナはネズミだけど…」
スウェナは一足お先に着替え済み。白いネズミ耳に白いケープとスカート、
可愛いハツカネズミです。しかし…。
キース 「俺たちの分の耳は何処だ?」
ブルー 「耳が無くてもネズミだってば。その服があれば」
男子全員「「「???」」」
首を捻りながら奥の小部屋に入った男子。戻って来た時には…。
ブルー 「うん、上出来。仕上げにコレをね」
渡されたのは顔から左右にはみ出すネズミのヒゲ。
そして男子が纏う衣装は引き摺りそうな長さで灰色、フードつき。
キース 「おい。…この格好はネズミ男と言わないか?」
ブルー 「ネズミ男さ。フードは絶対外しちゃダメだよ」
シンデレラでなければ目玉親父も欲しい所だ、と生徒会長。
シロエ 「ネズミ男は妖怪じゃないかと思うんですけど…」
ブルー 「だからハロウィンらしくていいだろ? 普通のネズミより」
キース 「これでネズミだと主張するのは難しそうだが」
ブルー 「カボチャが馬車に変わった後ならピンとくるさ」
大丈夫、と言う生徒会長は地味なドレスにエプロン姿。
魔法使い役の「そるじゃぁ・ぶるぅ」は昼休みまで出て来ないそうで…。
ブルー 「じゃあ、行こうか。ネズミ男の集団というのもオツなものだよ」
キース 「ハロウィンだけに妖怪ときたか…」
溜息をつきつつ教室に向かったネズミ男なシャン学メンバー。
もちろん生徒会長も一緒ですが。
ジョミー「…ネズミ男が何人いたって目立たないかもね…」
キース 「……確かにカオスだ……」
天使に悪魔に骸骨お化け。着ぐるみ、かぶりものと何でもアリな状態です。
百鬼夜行の巷と化したシャングリラ学園、ハロウィン開幕!
2011/10/28 (Fri)
☆カオスな先生たち
生徒も先生もお祭り好きのシャングリラ学園。
仮装していない生徒の姿は皆無と言っていいでしょう。
そんな中でも授業はきちんと行うというのが先生方とのお約束で…。
グレイブ「諸君、おはよう。いや、ハッピー・ハロウィンと言うべきか?」
生徒全員「「「……スゴイ……」
1年A組に現れたグレイブ先生、なんとドラキュラでございます。
立派な牙まで生やしていたり…。
グレイブ「いいかね、悪戯は放課後まで禁止だ。秩序は守ってもらいたい」
生徒全員「「「はーい!」」」
グレイブ「では、今日は存分に楽しみたまえ」
ドラキュラらしい高笑いを残してグレイブ先生は去ってゆきました。
1時間目の授業は厳格なエラ先生。仮装は期待出来なさそうですが…。
エラ 「皆さん、ハッピー・ハロウィン!」
生徒全員「「「えぇっ!?」」」
出現したのは甲冑で固めた女騎士。羽根飾りつきの兜を抱えています。
これはなかなか凄いかも…。休み時間になると早速情報交換が。
生徒A 「ブラウ先生は女海賊だったってよ」
生徒B 「ゼル先生が孫悟空をやっていたって聞いたわ」
生徒C 「え、どっちの? まさかカメハメ波?」
生徒D 「それじゃ地味すぎるだろうが! 頭に輪っかの方のヤツだよ」
ワイワイと騒ぐクラスメイトたちに生徒会長も満足そうです。
ブルー 「いいねえ、先生も生徒も百花繚乱! これぞハロウィン」
キース 「まさかここまでド派手なことになるとはな…」
シロエ 「ヒルマン先生は地味らしいですよ?」
サム 「へえ…。何だろう?」
ジョミー「ほら、フライドチキンの店先のアレ」
マツカ 「似合ってるかもしれませんね…」
スウェナ「教頭先生は?」
ブルー 「ウチのクラスが最初の授業! 現時点では目撃者はゼロ」
ゴクリ、と唾を飲み込むシャン学メンバー。
教頭先生、最終的にはカボチャパンツの王子の仮装になるわけですが…。
自前で用意した仮装衣装はカボチャパンツよりも似合ってるかな?
2011/10/29 (Sat)
☆ハロウィン開催中
教頭先生が何の仮装かは目撃者無し。
最初の授業が行われる1年A組、生徒もシャン学メンバーもワクワクです。
ガラリ、と前の扉が開いて…。
ハーレイ「ハッピー・ハロウィン!」
生徒全員「「「!!!」」」
これはスゴイ、と誰もが仰天。
教頭先生の首を貫くぶっといボルト。顔には縫い目が描かれています。
体格の良さを生かしたフランケンシュタイン、よくお似合いで…。
ブルー 「うんうん、自分を知るというのはいいことだよね」
ハーレイ「何か言ったか?」
ブルー 「いえ、何も」
そう言いつつもクスクス笑い続ける生徒会長。
教頭先生、開き直って授業を始めました。私語や他所見には雄叫びで注意。
非常に人気を博したようで、授業が終わると追いかけて写真撮影する人も。
そして昼休み前の最後の休み時間に校内放送がピンポンパーン♪ と。
リオ 『ハロウィン実行委員会からのお知らせです』
ジョミー「何かあったっけ?」
キース 「注意事項の確認じゃないか?」
リオ 『ジャック・オー・ランタン・コンテストの投票をお願いします』
シロエ 「ああ、そういえばありましたっけね、コンテスト」
キース 「思い切り後付け設定のな…」
ブルー 「カボチャを主役にしたかったんだよ。カボチャの馬車だし!」
絶対目立ちたかったのだ、と言う生徒会長の思い付きがコンテスト。
希望する生徒はカボチャを貰ってジャック・オー・ランタンを作るのです。
もちろんすぐには作れませんから、事前申し込み制になっていて…。
リオ 『出品作品はグラウンドで展示中、投票時間の締切は…』
昼休み開始後15分で投票締切、即、開票…と続く放送。
リオ 『そのまま表彰式となります。皆さん、昼休みはグラウンドへ!』
ワッと湧き立つ全校生徒。グラウンドは恐らく大賑わいかと…。
ブルー 「よし、いい感じに人が集まりそうだ」
カボチャの馬車は派手にやらなくっちゃ、と生徒会長。
ちゃんとカボチャは用意したのか…?
2011/10/30 (Sun)
☆カボチャの大変身
ハッピー・ハロウィン!
やって来ました、昼休み。
グラウンドではジャック・オー・ランタン・コンテストを開催中。
シャン学メンバーも急いで投票!
ジョミー「個性的なカボチャが多いよね…」
キース 「普通に彫っても目立たないしな。ウケを取るのも大切だ」
ズラリと並んだカボチャの群れ。彫られた顔も様々ですけど、くり抜いて
残った皮を使って耳や角を生やしたカボチャも。
コンテストの結果は大接戦! 優勝したのは3年の男子。
リオ 「優勝おめでとうございます! 実行委員会から表彰状です」
委員長、お願いします、と促すリオの仮装もネズミ男。
ドレスにエプロンの生徒会長が表彰状を渡した相手はお化けコウモリ。
集まっている全校生徒も仮装ですから、なんともカオス。
そこへ…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 遅くなっちゃった!」
これも一緒に置かせてね、と抱えているのはジャック・オー・ランタン。
そして仮装は魔法使いのトンガリ帽子とローブです。
ぶるぅ 「えとえと、邪魔にならない所がいいよね」
どっこいしょ、とグラウンドの真ん中にカボチャを置いて取り出したのは
星の飾りがついた杖。それでカボチャをトンと叩くと…。
全校生徒「「「わわっ!?」」」
カボチャが馬車に大変身! 続いて生徒会長とシャン学メンバーたちも…。
生徒A 「シンデレラだわ!」
生徒B 「すげえや…。あの馬車、本物かな?」
騒然とする全校生徒に生徒会長は御満悦。
ブルー 「カボチャの馬車は本物だよ。記念撮影も乗るのもOK!」
ワッと駆け寄る生徒たち。カボチャの馬車に骸骨やお化けが乗り込みます。
女子生徒たちはシンデレラな生徒会長と実行委員に突撃で。
女子A 「記念撮影、お願いします!」
女子B 「この中の誰かが王子様ですよね!?」
お供の男子も御者のスウェナも華麗な宮廷衣装です。
生徒会長、勘違いを否定することもなくスマイルを振りまいておりますが。
カボチャ王子な教頭先生、出番は果たしてあるのでしょうか…?
2011/10/31 (Mon)
☆フェアプレイの逆は?
運動会、次の種目はパン食いリレー。しかし…。
ジョミー「えぇっ、ブルーは出場しないの?」
キース 「アンカーで教頭先生と一騎打ちかと思ったんだが…」
ブルー 「お断りだね。ハーレイはどうでもいいけど、種目がちょっと」
シャングリラ・ジゴロ・ブルーにパン食いリレーは似合わない、と生徒会長。
代わりに「そるじゃぁ・ぶるぅ」がアンカーで出て…。
ぶるぅ 「ごめんね、頑張ったんだけど…」
サム 「仕方ねえよな、先生チームの本気は半端じゃなかったし!」
シロエ 「教頭先生、あのパンを一気食いでしたもんねえ…」
スウェナ「ぶるぅには無理よ、口のサイズが違うもの」
キース 「あっちのぶるぅなら軽々いけたと思うんだがな」
ブルー 「シッ! ぶるぅとブルーの話は内緒だ」
キース 「す、すまん…。次は玉入れなのか」
マツカ 「また先生チームが来るんでしょうね…」
ジョミー「そうそう負けてられないよ! 今度はぼくらが勝たなくちゃ」
雪辱戦に燃えるジョミー君たち。玉入れはクラス対抗ですが。
キース 「くそっ、B組とE組に負けちまったか…」
ブルー 「フェアプレイだから当然だよ。ぼくらの実力はこんなものさ」
ジョミー「でもさ、先生チームが来なかったのはどうしてかな?」
シロエ 「他の学年の部に出場するんじゃないですか?」
スウェナ「そうね、上の学年がいるものね」
2年、3年の部と続いたものの、先生チームは出てこないまま昼休み。
生徒会長が私物化したテントでお弁当タイムです。
ブルー 「なんだって!? ハーレイたちがトレーニングを?」
リオ 「は、はい…。玉入れの間に校舎の裏で」
ブルー 「まずいな、どこからバレたんだろう」
リオ 「準備係の職員さんが出会い頭にゼル先生と衝突したんです」
ブルー 「衝突したはずみに思念が漏れたか…」
サイオンが裏目に出てしまったらしく、先生チームに種目がバレている模様。
トレーニングの成果は出るのか?
先生チーム、卑怯なり!
2011/10/01 (Sat)
☆反則な先生たち
シャングリラ学園初の運動会、ぶっつけ本番が売りであります。
なのに先生チームに種目がバレて、トレーニングをされてしまって…。
キース 「おい。ザル引き競争というのは何だ?」
ブルー 「ザルを紐で引っ張りながら走るんだよ。ザルにボールが入ってる」
シロエ 「ボール…ですか?」
ブルー 「サッカーボールだし大きさはあるさ。それを落とさずに走るわけ」
サム 「へえ…。なんか難しそうな感じだな」
マツカ 「先生方がそれの練習を?」
ブルー 「そうらしい。まさかバレるとは思わなかった」
学年別のザル引き競争、いざスタート!
ジョミー「ボールの扱いには自信あったのに…」
サム 「足で蹴る方だろ? ザルを引くのとはまた違うって!」
スウェナ「バランスが難しいのよねえ…。カーブだとすぐに落ちちゃうし」
キース 「ゆっくり走れば落ちないんだが、そうすると抜かれてしまうしな」
マツカ 「ボールが落ちたら、落ちた場所からやり直しですしね」
ブルー 「ぶっつけ本番に似合いの種目だと思ったのになあ…」
ぶるぅ 「ゼルとかハーレイとか、上手すぎだよう…」
個人競技だったので弊害はさほどありませんでしたが、先生チームの秘密の
特訓は大いに成果を上げたようです。
ブルー 「種目がバレたのはまずかったな」
リオ 「どうするんですか? 休憩を挟んでフィナーレですが」
ブルー 「あれを練習されたとなると、最後に勝たれてしまう可能性大か…」
なんとか対策を考える、と生徒会長。
先生チームがフィナーレを飾るというのは大人げなさの極めつけ!
でも、それを平気でやりそうなのがシャングリラ学園の先生方です。
ブルー 「…仕方ない。これも生徒会長の使命だよね…」
悲壮な決意を固めたらしい生徒会長。
フィナーレは全クラス対抗ムカデ競走!
1クラス全員が連なって走るのでチームワークが欠かせません。
トレーニングをしていたという先生チーム、勝利を確信してそうですよ~!
2011/10/02 (Sun)
☆仁義なき戦い
運動会のフィナーレを飾るのは全クラス対抗ムカデ競走。
全学年が一度に走るわけにはいきませんから、まずは1学年ずつ走ります。
上位の2クラスで最後に競って真の勝者を決めるのですが。
ジョミー「いきなり来ちゃったよ、先生チーム…」
シロエ 「1年生に恨みがあるんでしょうか? 他の学年に行けばいいのに」
キース 「俺たちのクラスがあるからなあ…」
サム 「負けちゃったけどな…。先生チームとC組に」
ブルー 「ムカデ競走は本来、チームワークで勝負だからね。今回は運だ」
スウェナ「でも、先生チームはコッソリ練習していたんでしょ?」
ブルー 「そうらしい。決勝戦でも勝つ気だよ、きっと」
先生チームは2年と3年のムカデ競走には出ませんでした。
いよいよ全学年の上位2クラスで決勝戦!
でも1年生からはC組と先生チームが出場で…。
ゼル 「いよいよじゃな。特訓の成果を見せてやるわい」
ブラウ 「あんたには大いに感謝してるよ。その石頭のお蔭だね」
ヒルマン「ぶつかった相手も良かったのだよ。さて、行こうか」
スタート地点に揃った出場チーム。紐が配られ、足を結ぶという段になって。
ブルー 「ちょっと待って! ぼくも先生チームに入る」
全校生徒「「「えぇっ!?」」」
ブルー 「ぼくの担任はハーレイだ。本来、ぼくはこのチームかと」
ゼル 「い、いや…。そのう、決勝戦じゃしな…」
ブルー 「どうせぶっつけ本番なんだ。ぼくが増えても問題ないだろ?」
ここに決めた、と割り込んだのは先頭に立つ教頭先生のすぐ後ろ。
ブルー 「うーん、肩に手を置くのはちょっとキツイや。腰にしとくね」
ハーレイ「う、うむ…。気をつけて走りなさい」
生徒会長と両足を結び合わされた上に、腰に手を回された教頭先生。
心臓はバクバク、気もそぞろです。そんな状態の中、競技スタート!
平常心を失っている教頭先生を先頭にした先生チームは勝てるのか?
教頭先生の腰に掴まって走る生徒会長の運命や如何に!?
2011/10/03 (Mon)
☆捨て身の勝利
ついに始まった全クラス対抗ムカデ競走の決勝戦。
各学年の上位2クラス、1年生からはC組と先生チームが出場です。
密かにトレーニングをしていたらしい先生チームに生徒会長が加わって…。
キース 「先生チーム、ヤバくないか? 教頭先生、顔が真っ赤だぞ」
ジョミー「ブルーがピッタリくっついてるしね…」
シロエ 「並ぶ順番も問題ですよ。会長のせいでメチャクチャですし」
ムカデ競走は背の高い人を先頭にして順に後ろへと小さくなるのがお約束。
生徒会長が割り込んだのは教頭先生とグレイブ先生の間でした。
そこでガクンと低くなるため、グレイブ先生も非常に走りにくそうです。
ジョミー「わっ、転んだ!」
サム 「うわわわ…。何やってんだよ、教頭先生! あぁぁ、ブルーが…」
足がもつれた教頭先生が転んだはずみに先生チームは将棋倒しに。
生徒会長も思い切り転び、グレイブ先生の下敷きです。
一度転ぶと起き上がるのに時間がかかるのがムカデ競走。
先生チームが悪戦苦闘している間に生徒チームは次々ゴールイン!
キース 「あいつ、自分を犠牲にして先生チームを…。意外に漢だったんだな」
マツカ 「怪我をしてなきゃいいんですけど…」
スウェナ「足を引き摺っているみたい。捻挫したんじゃないかしら」
サム 「ひでえや、教頭先生のせいじゃねえかよ!」
先生チーム、さっきまでの勢いはどこへやら。
ビリでゴールに辿り着いた後、生徒会長は救護テントに運ばれて…。
ブラウ 「大丈夫かい? ハーレイの下敷きでなくて良かった」
ブルー 「それだと骨折コースだよ。いや、死ぬかも…」
ブラウ先生に支えられて1年A組のテントに戻った生徒会長。
右足首の湿布と包帯が痛そうですけど、全校生徒から感謝の拍手が。
ゼル 「ハーレイ、お前のせいで負けたんじゃ! 色ボケしおって!」
ハーレイ「す、すまん…。まさかブルーが割り込むとは…」
身体を張って先生チームの勝利を阻んだ生徒会長、グンと男を上げましたよ!
2011/10/04 (Tue)
☆運動会、閉幕。
コソコソと特訓していた先生チームを見事に封じた生徒会長。
捻挫した右の足首が痛そうですが…。
ぶるぅ 「ひどいや、ハーレイ! ブルーにこんな怪我させちゃって…」
サム 「転ぶんだったら自分が捻挫すりゃいいじゃねえかよ!」
キース 「柔道で鍛えておいでだからなあ…。転ぶのも多分、上手いだろう」
シロエ 「身体が自然に動くでしょうしね。会長は不幸だったとしか…」
ブルー 「あの体重で引っ張られたら逆らえないさ。これは腫れるかもね」
マツカ 「動かさない方がいいですよ。負担をかけると酷くなります」
ブルー 「分かってるよ。でも…」
閉会の挨拶をしなくっちゃ、と立ち上がろうとする生徒会長。
ブルー 「いたた…。キース、肩を貸してくれるかな?」
キース 「無理するな。俺が背負っていってやる」
ブルー 「それはちょっと…。あれっ、ハーレイ?」
ハーレイ「さっきは転んで悪かった。閉会の挨拶に行くのだろう?」
任せておけ、と生徒会長を軽々と抱き上げる教頭先生。
いわゆる「お姫様抱っこ」です。
教頭先生、ドサクサに紛れてなんという真似を!
ゼル 「むっ、いかん! 止めろ、ハーレイを止めるんじゃ!」
ブラウ 「アイサー!」
ダッと飛び出す先生チーム。
生徒会長を教頭先生の手から奪って、どっこいしょ、と車椅子へ。
ミシェル先生が車椅子を押し、教頭先生は追い払われて…。
ブルー 「みんな、運動会を楽しんでくれたかい?」
全校生徒「「「はーい!」」」
ブルー 「ありがとう。生徒会主催の運動会はこれで終了!」
パパパーン! と花火が上がって運動会は終わりました。
生徒会長の名誉の負傷は教頭先生が治療費と慰謝料を支払うことに。
サム 「ブルー、その足じゃ帰れねえだろ? タクシー呼ぼうか」
ブルー 「瞬間移動で帰れるさ。ぶるぅの部屋からパパッとね」
そこまで送って、と生徒会長。
シャン学メンバー、車椅子を押すサム君を囲んで校舎へと。
生徒会長、これは当分欠席かな…?
2011/10/05 (Wed)
☆その後の戦士たち
運動会も無事に終わって、翌日からは普通に授業。
えっ、代休は無いのかって?
学校行事じゃありませんから、そういうものはございません。
ジョミー君たちも真面目に登校してきましたが。
サム 「あれっ?」
キース 「どうした、忘れ物か?」
サム 「そうじゃなくって…。なんだろう、これ」
サム君が机の中から取り出したのは封筒でした。
キース 「シャングリラ学園教師一同より…?」
サム 「俺、まずいことでもやらかしたっけ?」
ジョミー「呼び出しだったらグレイブ先生が直接言うんじゃないかな」
シロエ 「開けてみたらどうですか?」
サム 「だよな。呼び出しじゃありませんように…」
サム君の手元に注目しているシャン学メンバー。
封筒の中から出てきたものは…。
ジョミー「ランチ券!?」
マツカ 「一緒に手紙が入っていますよ」
サム 「えーっと…。なになに、ランチ券が貰えなかった君へ…?」
全員 「「「えぇっ!?」」」
運動会でランチ券を貰えたのは団体競技で1位になったクラスの人たちと
個人競技で1位を獲得した人です。
1年A組はどの競技も1位を逃してますから、個人競技で負けてしまえば
1枚も貰えないわけで。
キース 「先生方は俺たちの勝ち負けをきちんと調べておられたのか…」
ジョミー「サムは1位を取ってないしね。ランチ券はブルーに貰ってたけど」
スウェナ「そのランチ券って、もしかして…」
キース 「先生チームが勝ちまくってゲットしていた分だろうな」
サム 「そっか…。俺みたいなヤツに配るために頑張ってくれてたのか…」
ランチ券を貰った生徒は感動、先生方の人気はウナギ昇り!
キース 「しかし、だ。対象者全員に配れる数は無かった筈だぞ」
シロエ 「きっと買い足したんでしょうね…」
先生方は勝ちを奪いまくった罪滅ぼしにランチ券を配ったようです。
足りない分の資金はカンパ。
そこまでしても生徒に勝ちたかったとは、本当にお祭り好きなんですねえ…。
2011/10/06 (Thu)
☆只今、療養中。
さて、運動会で右足首を捻挫してしまった生徒会長。
登校していないかと思いきや…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 授業、お疲れさま!」
ブルー 「やあ。明日から三日間、連休だね」
ジョミー「えっと…。もしかして、また増えた?」
キース 「増えたようだな…」
「そるじゃぁ・ぶるぅ」のお部屋を見渡すシャン学メンバー。
所狭しと花が飾られています。
カサブランカに薔薇、秋らしく木の実をあしらったアレンジメントなどなど。
ブルー 「今日も朝イチで花束が届いて、お昼休みに花籠が来たよ」
キース 「そうか…。教頭先生も頑張ってるな」
ジョミー「だけど部屋には入れてあげてないんでしょ?」
ブルー 「もちろんさ。ぶるぅが受け取って運び込んでる」
キース 「たまには会おうという気にならんのか?」
ブルー 「なんで? ぼくは全治1週間の重傷なんだ。安静にしないと」
歩くなんてもっての他、と生徒会長は澄ましています。
教頭先生はお見舞いの花を毎日欠かさず届けに来ているようですが…。
サム 「全治1週間かあ…。連休中も安静だよな」
シロエ 「仕方ないですよ。キッチリ治さないと癖になりますしね」
ブルー 「そういうこと。もう本当に癖になりそう」
キース 「ちゃんと治せよ。癖になったら大変なんだぞ」
ブルー 「うん、ハーレイは大変だろうね」
全員 「「「は?」」」
ブルー 「治療費と慰謝料、それに花束。次のチャンスが欲しくなる」
ぶるぅ 「当たり屋を始めるんだっけ? 教頭室の前の廊下で」
全員 「「「当たり屋!?」」」
ペロリと舌を出し、ヒョイと立ち上がった生徒会長。
全治1週間だったのでは?
ブルー 「ハーレイから慰謝料を取るんだって言ったらノルディも乗り気で」
キース 「捻挫というのは嘘だったのか!?」
ブルー 「決まってるじゃないか。転んだのは演技じゃないけどね」
学校中がコロッと騙されていた捻挫騒動。
生徒会長が当たり屋を始めたら、教頭先生、破産するかも…?
2011/10/07 (Fri)
☆快気祝い
今日から連休。
シャン学メンバー、捻挫の快気祝いとやらで生徒会長の家に来ています。
キース 「快気祝いなら店でやれ、店で!」
ブルー 「ぼくは全治1週間の重傷なんだよ。連休中は安静だってば」
キース 「だったら快気祝いは連休明けでいいだろうが!」
ブルー 「捻挫してないってバラした以上、けじめをつけておかないとね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 御馳走、届いたよ!」
ブルー 「ケータリングを頼んだのさ。資金はたっぷりあるからねえ…」
ニヤリと笑う生徒会長。
教頭先生から毟った慰謝料の一部が御馳走に化けたらしいです。
分かってはいても、美味しそうな料理を見ると食べたくなるのが人情で…。
ジョミー「教頭先生には悪い気もするけど、美味しいね、これ」
ぶるぅ 「でしょ? ブルーとぼくのお気に入りのお店だし!」
キース 「昨日から気になっていたんだが…。診断書は誰が書いたんだ?」
ブルー 「ノルディだけど? 乗り気だったって言っただろ?」
キース 「聞き間違いじゃなかったのか。…あんた、あいつの病院に?」
ブルー 「家の隣の診療所だよ、日曜だったし」
サム 「それって危なすぎるじゃねえかよ!」
ブルー 「ゼルが付き添ってくれていたから大丈夫さ」
シロエ 「じゃあ、ゼル先生も捻挫が嘘だということを…」
ブルー 「知らないよ? ノルディとは思念波で打ち合わせたんだ」
キース 「…妙な時だけ気が合うんだな、あんなヤツと…」
誰もが呆れ返っていますが、生徒会長は涼しい顔。
教頭先生、生徒会長をエロドクターの魔手から何度も救っているのに、この
仕打ちとは気の毒な…。
ブルー 「細かいことは気にしない! それよりさ…」
明日は泊まりに来ないかい、と全員にお誘いがかかりました。
ブルー 「10月9日は十三夜なんだ。お月見をしないと縁起が良くない」
キース 「じゅ、十三夜…」
やばい、と叫んだキース君。
十三夜とは何なのか? 気になる方は9月12日の記事をクリック!→こちら
2011/10/08 (Sat)
☆今宵は十三夜
10月9日は十三夜。
中秋の名月が十五夜で、お月見は本来は十五夜と十三夜の両方を見るものと
されております。
片方だけしか見ないのは「片見月」と言われ、あまり縁起が良くないとか…。
というわけで、9月12日に中秋の名月を見たシャン学メンバー、十三夜の月を
皆で見ようと生徒会長の家でお泊まりです。
ブルー 「いい月だねえ…。今夜も綺麗に晴れて良かった。ね、キース?」
シロエ 「十三夜が雨になったら先輩が月をやる予定でしたもんねえ…」
キース 「やかましい! 昨日は本当にゾッとしたんだ」
ブルー 「この時期は予報も外れやすいし、ちょっとは期待したんだけどな」
キース 「しなくていいっ!」
マンションの屋上でお月見中のシャン学メンバー。
前回と同じくススキが飾られていますけれども、栗と大豆のお供えが。
ブルー 「どっちも今が旬だしね。十三夜は栗名月とか豆名月と呼ぶんだよ」
ジョミー「ふうん…。なんだか美味しそうだね」
サム 「それで月餅じゃなくて栗饅頭か…」
ぶるぅ 「栗たっぷりのメニューにしてみたよ! 沢山食べてね♪」
月を見ながら賑やかな宴会となっておりますが…。
ブルー 「せっかくの月だ。…高貴な人になった気分でお月見しようか」
全員 「「「え?」」」
ブルー 「昔、高貴な身分の人は月を見上げるなんてことはしなかったのさ」
スウェナ「それじゃお月見できないじゃない?」
ブルー 「水に映った月を見るんだ。池だと見上げずに済むだろう?」
マツカ 「池ですか…。でも屋上に池は無いですよ?」
ブルー 「うん。だから月を…ね」
こうやって、と宙に杯を取り出す生徒会長。
すかさず「そるじゃぁ・ぶるぅ」が銘酒を持ち出し、トクトクトク…と。
ブルー 「名月を映したお酒というのもオツなものだよ。あ、でも…」
君たちは未成年だっけ、と生徒会長。
お茶やジュースに映した月では今一つ風情がありません。
高貴なお月見、シャン学メンバーは諦めるしかないのでしょうか…?
2011/10/09 (Sun)
☆地上の名月
中秋の名月とセットだという十三夜の月。
片方しか見ない片見月は良くないとかで、運悪く雨になった場合は月の役を
キース君が務めることに決まっていました。サイオニック・ドリーム仕立ての
坊主頭を月に見立てて懐中電灯で照らすのです。
ブルー 「いいお天気になっちゃったからキースの出番は無かったねえ…」
キース 「日頃の行いがいいからな。てるてる坊主も作ったんだぞ」
ジョミー「えっ、晴れ乞いの祈祷じゃないの?」
キース 「私的なことで仏様に縋るのは俺の主義に反する」
サム 「へえ…。俺、色々頼んでいるけどなあ…」
ブルー 「最初は身近なことからお願いするのが一番だよ。人間だもの」
頑張って、とサム君を励ます生徒会長。
ブルー 「高みへのステップは一歩一歩を着実に! それが大切」
キース 「そのとおりだな。背伸びは良くない」
ブルー 「でもさ、高みというのは憧れだよね。不自由もあるけど」
キース 「なんの話だ?」
ブルー 「月を見上げてもいけない、とかさ」
シロエ 「さっきのお月見の話ですね。高貴な人も大変そうです」
マツカ 「池に映った月も風情がありますけどね」
ブルー 「高貴なお月見、したいだろう? お酒は無理でも実現可能」
全員 「「「え?」」」
ブルー 「見上げずに済めばいいんだからね。出番だよ、キース」
キース 「ちょっと待て! なんで俺が!?」
悲鳴が響き渡りましたが、無駄な抵抗というもので。
ブルー 「うん、本当にいい月だ。懐中電灯も要らないや」
ぶるぅ 「お月様もキースもピカピカだよね♪」
墨染めの衣に着替えさせられたキース君の坊主頭に十三夜の月が煌々と。
マンションの屋上と空の上とで名月の共演でございます。
ブルー 「さあ、飲んで、飲んで。君は大学生だろう?」
キース 「くっそぉ、飲まずにいられるかぁ!」
ヤケ酒を呷るキース君。
連休最終日は二日酔いで潰れていたとか、いないとか…。
生徒会長の家でゴロゴロするだけの怠惰な休日も、たまにはいいかも?
2011/10/10 (Mon)
☆生徒会長の復活
連休が終わり、登校してきたシャン学メンバーを待っていたのは…。
ブルー 「やあ、キース。二日酔いは治ったかい?」
キース 「人聞きの悪いことを言うな!」
ブルー 「まだ先生は来てないよ。それにさ、君は大学生だし…」
キース 「誰が飲ませたんだ、誰が!」
教室のあちこちで「飲酒ですって」「補導だ」「停学だ」と囁く声が。
この状態でグレイブ先生が来るとマズイのは確か。キース君は仏頂面で。
キース 「あんたは何をしてるんだ? またイベントの予感でもしたか?」
ブルー 「捻挫が治ったのをアピールしにね。みんなに心配かけちゃったし」
ジョミー「なんだあ…。じゃあ、授業は?」
ブルー 「そっちはパス。朝のホームルームが済んだらサボリ」
言葉通りに姿を消した生徒会長。けれど復活の噂は広まるのも早く…。
ゼル 「ブルーの足が治ったそうじゃな」
ブラウ 「そうらしいねえ、あたしはお目にかかってないけど。…おや?」
昼休みに休憩中の長老の先生方の所に生徒会長がやって来ました。
ヒルマン「おお、足の具合はもういいのかね?」
ブルー 「お蔭様で。…ハーレイはまだ仕事中かな?」
ブラウ 「仕事が溜まったみたいだよ。あんたの捻挫で落ち着かなくて」
ゼル 「見舞いの花を届けることしか頭になかったみたいじゃからのう」
ブルー 「そっか。じゃあ、このメンバーでもかまわないか…」
エラ 「何か相談ごとですか?」
ブルー 「うん。快気祝いをしたいんだよ。みんなに心配かけたから」
長老たち「「「快気祝い?」」」
ブルー 「そう。生徒会主催の運動会の締めが車椅子での挨拶じゃねえ…」
全校生徒に申し訳ないと言う生徒会長に先生方も納得です。
ブラウ 「でも、快気祝いって何をするんだい?」
ブルー 「定番はお赤飯だよね。ただ、高校生にはウケそうにないし…」
敬老の日じゃないんだから、と生徒会長。どうやら何かを配るようです。
教頭先生から毟った慰謝料で大盤振舞い開催ですか?
2011/10/11 (Tue)
☆大盤振舞い計画中
捻挫の快気祝いをしたいのだ、と長老の先生方に頼みに行った生徒会長。
お赤飯ならぬ何かを全校生徒に配りたいらしく…。
ブルー 「カレーにしようと思うんだ」
ブラウ 「レトルトカレーを配るのかい?」
ゼル 「赤飯よりはウケそうじゃが、レトルトはあまり感心せんのう」
ブルー 「ううん、出来たてのカレーだってば」
ヒルマン「なるほど、学食のランチ券だね」
ブルー 「そうじゃなくって、ホントの本物! カレーの炊き出し!」
長老たち「「「炊き出し!?」」」
ブルー 「出張して作ってくれるお店があるんだよ」
本場モノの本格派、とカレー専門店のチラシを取り出す生徒会長。
ゼル 「ほほぉ…。本場の味をお届けします、と書いてあるのう」
ブルー 「辛さも色々調節できるし、激辛カレーに挑戦もいいね」
ブラウ 「挑戦? 早食い競争でもする気かい?」
ブルー 「どうせなら賑やかにやりたいじゃないか。賞品も出して」
ヒルマン「全校生徒の分のカレーと賞品…。高くつくんじゃないのかね」
ブルー 「ぼくの捻挫が癖になっていたら大変だよ? それを思えば…」
ゼル 「なんじゃと? まさか、金を出すのは…」
ブルー 「あ、分かった? ハーレイに頼もうと思ってさ」
長老たち「「「ハーレイ!?」」」
愕然とする先生方ですが、生徒会長はニッコリ笑って。
ブルー 「本当は当たり屋をやりたいんだけど、破産されても困るしね」
ゼル 「当たり屋?」
ブルー 「うん。教頭室の前の廊下で」
長老たち「「「………」」」
そこへ仕事が一段落した教頭先生がやって来ました。
ハーレイ「ブルー、捻挫はもういいのか? 本当にすまなかった」
ブルー 「心の底からそう思ってる?」
ハーレイ「もちろんだ。謝って済むものでもないが…」
ブルー 「じゃあ、態度」
ハーレイ「態度?」
ブルー 「態度で誠意を示して欲しいな」
ちょうど相談してたんだ、と長老の先生方に視線を向ける生徒会長。
教頭先生の運命や如何に…?
2011/10/12 (Wed)
☆カレーなる快気祝い
捻挫の快気祝いに全校生徒にカレーを振舞おうという生徒会長。
資金源にロックオンされたのは…。
ブルー 「ハーレイ。本当に悪いと思っているなら出資して欲しいね」
ハーレイ「出資だと?」
ブルー 「全校生徒に快気祝いに振舞うカレーと、賞品代」
ハーレイ「カレー? なんだそれは」
ゼル 「高校生には赤飯よりもカレーじゃろう。賞品は御愛嬌じゃな」
ブルー 「そういうこと。激辛カレーの早食い競争もしようかな、って」
ブラウ 「いつやるんだい?」
ブルー 「今週の金曜日はどう? お昼休みに」
ゼル 「面白そうじゃのう。要は許可すればいいんじゃな」
エラ 「晴れたらグラウンド、雨なら体育館でいいのかしら?」
ブラウ 「そんなとこだろ。じゃ、決まりだね」
ハーレイ「わ、私の返事はまだなのだが…」
ヒルマン「ブルーが捻挫したのは君のせいなのだよ? 諦めたまえ」
というわけで、終礼の時に全校生徒にお知らせの紙が配られました。
生徒会長の快気祝いにカレーの御馳走。
更に希望者は激辛カレーの早食い競争に挑戦可能!
ジョミー「ブルーが教室に来るのはイベントの時かと思ってたけど…」
キース 「自分がイベントをやらかす時にも来るんだな」
シロエ 「激辛カレーの早食いですか…。どうしようかな?」
シャン学メンバー、あれこれ話しつつ「そるじゃぁ・ぶるぅ」のお部屋へと。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 金曜日のお昼はカレーなんだよ!」
ジョミー「うん、知ってる。早食い競争もあるんでしょ?」
ブルー 「優勝すると学食のランチが1ヶ月間、無料になるんだ」
キース 「1ヶ月か…。あんたも太っ腹だな」
マツカ 「カレーのお金も出すんですよね、会長が…。素晴らしいです」
ブルー 「誰が自分で出すって言った? 今頃、ハーレイは真っ青だよ」
その頃の教頭先生、カレー専門店に電話をかけて団体割引をして貰えるのか
脂汗を流しながら交渉中。
破産とまではいかないでしょうが、今月の生活は厳しいかも…?
2011/10/13 (Thu)
☆カレーの日
やってきました、金曜日。
生徒会長の快気祝いで、お昼休みに全校生徒に本格派カレーの大盤振舞い!
ブルー 「早食い競争は登録済みだよね」
ジョミー「もちろん! 激辛カレー、どんなのかな?」
サム 「一口で汗が噴き出すって話だぜ」
シロエ 「登録者は殆ど男子みたいですね」
スウェナ「そりゃそうよ。私も登録してないもの」
キース 「俺はどうでもよかったんだが、逃げるのかって言われるとな…」
ブルー 「君の家ではカレーは滅多に出ないんだろう? 楽しまないとね」
キース君の家はお寺ですから、匂いの強いカレーはタブー。
年に数回しか出てこない幻の「おふくろの味」でございます。
ブルー 「グラウンドのテントでカレー作りが始まってるよ」
マツカ 「御飯もあそこで炊くんですね。美味しそうです」
イベント好きの生徒会長、朝から1年A組に出席中。
そして昼休み前の4時間目、シャン学メンバーにサボリの指令が。
キース 「おい。なんでぶるぅの部屋なんかに…。授業中だぞ」
ブルー 「出席義務は無いだろう? 早食い競争の件で打ち合わせ」
全員 「「「は?」」」
ブルー 「優勝者が多いほどハーレイの財布に大ダメージなんだ」
シロエ 「え? 優勝者は一人だけでしょう?」
ブルー 「同時に完食すれば複数になる。目標は五人」
全員 「「「五人?」」」
ブルー 「そう。君たち男子組と同じ人数さ」
キース 「なんだと? それじゃエントリーしろと煽っていたのは…」
マツカ 「優勝しろってことですか?」
ブルー 「ハズレ。君たちは優勝候補のサポート係!」
全員 「「「サポート係?」」」
優勝候補が激辛カレーを完食するのをサポートしろ、と生徒会長。
瞬間移動でお皿からお皿へカレーを転送してくるらしいです。
キース 「つまり、俺たちに余分に食べろと?」
ブルー 「うん。優勝候補は適当に選ぶ」
食べて食べて食べまくれ、と言われてしまった男子たち。
胃袋と舌は大丈夫なのか…?
2011/10/14 (Fri)
☆大盤振舞い開催中
昼休みになり、全校生徒がグラウンドに集合でございます。
特設テントでは御飯が炊き上がり、幾つもの大鍋でカレーがグツグツ。
美味しそうな匂いが漂う中で進み出たのは生徒会長。
ブルー 「運動会では心配かけて悪かったね。お蔭様で足はもう大丈夫」
快気祝いにカレーを御馳走するよ、との挨拶に全校生徒は大歓声です。
用意された食器を持ってテントに行けば盛りつけて貰える本格派カレー。
更に、予め登録済みの生徒には…。
ブルー 「激辛カレーは向こうのテント! 配り終えるまで食べないように」
一番早く食べ終えた人は学食のランチが1ヶ月間無料と聞いて、また歓声。
生徒会長の挨拶が済むとテントにたちまち行列が…。
ブラウ 「やっぱりカレーは大人気だねえ。赤飯じゃこうはいかないか…」
ゼル 「無理じゃろうな。ハーレイには赤飯の方が良かったじゃろうが」
ヒルマン「赤飯の方が安いからな」
ハーレイ「ブルーがやりたいと言った以上は仕方ない。責任は全て私にある」
ブラウ 「あんたのせいで捻挫だしね。で、あたしたちの分もあるのかい?」
ハーレイ「教職員の分も用意した。毒を食らわば皿までだ」
というわけで、先生方もカレーのお相伴に与ることに。
一方、激辛カレーの挑戦者たちは…。
ブルー 「配り終わったみたいだね。それじゃ、スタート!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 頑張ってね!」
グラウンドの一画に集められた挑戦者たち、一斉にスプーンを握りました。
一口で汗が噴き出すと噂のカレーに見物客も集まっています。
ブラウ 「おやおや、ずいぶん大勢いるもんだ」
ゼル 「わしも生徒だったら挑んだんじゃが、誰が勝つかのう?」
グレイブ「私のクラスの特別生たちもエントリーしているようですな」
ブラウ 「まさかヤラセじゃあるまいね?」
ゼル 「それは無いじゃろ。誰が勝っても大して変わらん」
カカカと笑うゼル先生。
ジョミー君たちが激辛カレーを余分に食べる運命だとは知らぬが仏…?
2011/10/15 (Sat)
☆贔屓な結末
先生方もカレーを食べながら見守っている激辛カレーの早食い競争。
言い出しっぺの生徒会長はカレーを食べつつ、思念波を使ってコソコソと…。
ブルー 『この調子だと五人同時に優勝させられそうだね』
ぶるぅ 『うん! 激辛カレーも美味しいね♪』
ブルー 『サムのお皿にはココナッツミルクを転送する予定だったのに…』
ぶるぅ 『味見したらハマっちゃったんだもん!』
サム君と公認カップルを名乗る生徒会長、贔屓するつもり満々でした。
激辛カレーもココナッツミルクを入れれば普通の辛さになりますし!
ところがサム君のお皿から瞬間移動で味見した「そるじゃぁ・ぶるぅ」が気に
入ってしまい、サム君に転送する分の激辛カレーを自分でパクパク。
ブルー 『ぼくは味見で充分かな。やっぱり辛いや』
まだ口の中がヒリヒリする、と言う生徒会長が味見したのもサム君のお皿。
つまりサム君、「そるじゃぁ・ぶるぅ」と生徒会長がコッソリ試食した分だけ
カレーが少ないわけですね。
余分に転送されても来ませんし! そして…。
ブルー 「全員、ストーップ!」
カラン、カラン…と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が鐘を鳴らして。
ブルー 「食べ終えた人は手を挙げて!」
ぶるぅ 「五人いるよ!」
ブルー 「じゃあ、五人が同時に優勝だね。おめでとう!」
生徒会長、目録を書いて五人に渡しに行きました。
1ヶ月分のランチ代を五人分も背負う羽目になった教頭先生、顔面蒼白。
優勝者のサポートを頑張ったキース君たちは激辛カレーで真っ赤な顔。
ジョミー「サムって辛さに強かったんだ…」
サム 「おう! あの程度なら大丈夫だぜ」
キース 「俺は胃袋が焼けそうだがな…。余分に食うのは二度と御免だ」
サム君が贔屓されていた事実が明るみに出るのは放課後のこと。
他の男子には「そるじゃぁ・ぶるぅ」が胃に優しいハーブティーを用意していた
ようです。
教頭先生の財布とジョミー君たちに大打撃だった快気祝いは、これにて終了!
2011/10/16 (Sun)
☆運動会は無いの?
まだまだ残暑が厳しいですが、運動会の練習が始まるシーズンです。
しかしシャングリラ学園には運動会がございません。
球技大会と水泳大会はあるのに、どうして運動会が無いのでしょう?
それはアルト様が設定なさった行事一覧に無かったからです。
ですから今も昔も運動会は無いわけですが…。
ジョミー「ウチの学校、なんで運動会が無いんだろう?」
サム 「そういやそうだな。今まで気にしてなかったぜ」
スウェナ「入学した時から無かったものねえ、そんなものだと思ってたわ」
キース 「俺もだ。…別に無くても困らんだろう?」
シロエ 「学園祭が無かったらつまらないですけど、運動会は別に…」
マツカ 「球技大会と水泳大会で充分なんじゃないですか?」
ジョミー「うーん…。なんか物足りないって言うのかなぁ…」
ブルー 「運動会をやりたいのかい?」
ジョミー「ちょっとだけね。どうせ無理だろうし…」
ブルー 「そうでもないよ? 本格的なのは難しいけど、無理ではないさ」
ジョミー「えっ、ホント!?」
ブルー 「うん。生徒会主催って形で休日に開催するんだったら可能かな」
おおっ、ついにシャングリラ学園に運動会が登場ですか?
生徒会長が言うには、先生方はお祭り好きなので「自分たちが裏方をやらなくて済むなら」運動会の開催許可は下りるそうです。
もちろん参加もして下さいますし…。
ジョミー「生徒会主催で運動会かぁ…。それっていいかも♪」
ブルー 「決まりだね? じゃあ、全校ダンスはジョミーに任せる」
ジョミー「は?」
全員 「「「全校ダンス!?」」」
運動会とくれば欠かせないのが全校ダンス。
ジョミー君の命運や如何に?(←明日に続くらしい)
2011/09/14 (Wed)
☆続・運動会は無いの?
運動会の無いシャングリラ学園で生徒会主催の運動会を開催?
生徒会長は大いに乗り気です。
ブルー 「やっぱり運動会で盛り上がるのは全校ダンスだと思うんだよ」
キース 「そうなのか? 組体操とかではないのだろうか」
スウェナ「学校主催の行事じゃないから練習する時間が無さそうよ」
シロエ 「ですよねえ…。ぶっつけ本番でもいける種目でないと」
マツカ 「綱引きに玉入れ、よくてリレーって所でしょうか」
サム 「借り物競走なんかはいけそうだぜ?」
ブルー 「まあ、その辺が限界だろうね。だけど運動会らしくしたいし」
キース 「それで全校ダンスってわけか」
ブルー 「運動会には付き物だろう? みんなで踊って準備体操!」
ジョミー「だからって、なんでぼくになるのさ!」
ブルー 「運動会をやりたいと言ったからには総責任者で」
全校ダンスは確かに運動会の華ではありますが…。
生徒も先生も、小学校とかだと保護者なんかも踊ってしまうイベントですが。
ジョミー君に丸投げしちゃっていいんでしょうか?
ブルー 「とりあえず音楽はもう決めてある」
ジョミー「えぇっ!?」
ブルー 「生徒会主催でも学校行事! 学園のマスコットは生かさないと」
全員 「「「???」」」
ブルー 「ぶるぅの十八番の『かみほー♪』にすれば、ぶるぅも踊るさ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼく、楽しみになってきちゃった!」
明日までに振付を考えてくるように言われてしまったジョミー君。
全校ダンスが決まらないことには運動会は開催できないらしいのです。
運動会をやりたかったら踊るしかないみたいですけど、振付ねえ…。
センスを問われるジョミー君の明日はどっちだ!?(←まだ続くらしい)
2011/09/15 (Thu)
☆続々・運動会は無いの?
生徒会主催の運動会を夢見るジョミー君に課せられた宿題、全校ダンス。
『かみほー♪』に相応しい振付を徹夜で考えてきたようですが…。
ブルー 「とりあえず一度、踊ってみたまえ。ぶるぅ、音楽スタート!」
ぶるぅ 「オッケー!」
大音量で流れる『かみほー♪』に合わせて懸命に踊りまくったジョミー君。
ブルー 「本当にそれでいいのかい? ぼくには盆踊りに見えるけど」
キース 「そうだな、どう見ても炭坑節だ」
サム 「ソーラン節だろ? よさこいもちょっと入ってる気が…」
シロエ 「阿波踊りも、ですね。それ、本当にダンスですか?」
ジョミー「うるさいなぁ! 一晩寝ずに考えたんだよ、ホントだってば」
ブルー 「センス以前の問題だったね。君たちが直してやりたまえ」
キース 「当然だ! 全校ダンスの振付なんだぞ、このままだったら…」
シロエ 「これを踊らされるわけですもんねえ、ぼくたちも」
というわけで、せっせと振付に手を加えていくシャン学メンバー。
日もとっぷりと暮れて来た頃、どうにか形になったようです。
スウェナ「こんなのでいいんじゃないかしら?」
マツカ 「ええ、これなら踊らされても文句を言う人は無さそうです」
ブルー 「やっと完成? ジョミー、それを連休中に完璧に…ね」
ジョミー「無理だよ、そんなの!」
ブルー 「君が真面目にやってくれたら運動会! 嫌なら中止」
キース 「ここまで来たんだ、頑張るんだな」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 振付、紙に描いてあげたよ!」
運動会はどうなるのでしょう?
ジョミー君は連休中に真面目にダンスの練習をするのでしょうか?
ともあれ、明日から連休です。運動会ネタはひとまず終了、新ネタへ!
連休中も毎日書きますよ~。
2011/09/16 (Fri)
☆シルバーウイーク
9月19日は敬老の日。
秋分の日とセットで休日が並ぶのでシルバーウイークなんて言葉もあるようですね。
まずは連休一日目。生徒会長のマンションでは…。
ブルー 「うーん…。ジョミーは全然練習しないね」
ぶるぅ 「自分で考えた振付の方が良かったのかなぁ、全校ダンス」
ブルー 「まさか。あれは単なるサボリ根性! それよりもさ…」
何やら相談している二人。ジョミー君たちを呼ぶことに決まったようで、早速連絡が取られました。
お休みの日でも集まるのが好きなシャン学メンバー、一時間後に勢揃い。
キース 「なんだ? 飯でも食いに行くのか?」
ブルー 「お昼はぶるぅが作ってくれるよ。ちょっと意見を聞きたくて」
ジョミー「なに、なに? 運動会の種目を決めるの?」
ブルー 「運動会の話は君がダンスをマスターしないと進まないよ」
サム 「そっか…。頑張れよ、ジョミー! 応援してるぜ」
キース 「ジョミーの責任は重大だな。で、運動会でないなら何だ?」
ブルー 「お赤飯と紅白饅頭、どっちがいいかと思ってさ」
全員 「「「は?」」」
ぶるぅ 「あ、お昼御飯じゃないからね! お昼は特製カレーだよ♪」
ブルー 「食べながらでいいから考えてよ。やっぱり紅白饅頭かな?」
キース 「赤飯だとか饅頭だとか、さっきから何の話なんだ!」
ブルー 「決まってるだろう、敬老の日だ」
全員 「「「敬老の日!?」」」
ブルー 「ただの連休じゃないんだよ。お年寄りを敬い、労わないと」
キース 「…あんたをか?」
シロエ 「そういえば三百歳を超えてましたね…」
お赤飯と紅白饅頭。
生徒会長、敬老の日を祝ってくれと脅しをかけているのでしょうか?
シャン学メンバーは紅白饅頭を買う羽目に?(←明日に続くらしい)
2011/09/17 (Sat)
☆続・シルバーウイーク
連休二日目。
シャン学メンバーには重要な任務があるみたいです。
ジョミー「次はあっちの店だっけ?」
スウェナ「そうね、あそこでお赤飯と紅白饅頭よね」
サム 「また赤飯と饅頭かよ…。いい加減、他のが食べたいぜ」
キース 「しかし他のを食ってしまったら腹一杯になってしまうぞ」
シロエ 「任務は午後三時までに赤飯と饅頭ミシュランですしね…」
マツカ 「それなんですけど、データはぶるぅが持ってるんじゃあ?」
キース 「グルメだっけな…。くそっ、今まで全く気付かなかったぜ」
ジョミー「ぼくたち、ブルーに騙されたわけ? 頑張ったのに…」
お赤飯と紅白饅頭の美味しい店を探せと言われたシャン学メンバー。
ガックリ脱力している所へ登場したのは…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ミシュラン、どんな感じ?」
ブルー 「ふうん…。お赤飯も紅白饅頭も両方美味しい店が一つ、と」
ぶるぅ 「やっぱりあそこかぁ。両方美味しいんじゃ決められないね」
ブルー 「ぶるぅの意見も一致してるし、この際、両方でいいだろう」
キース 「おい。昨日から色々言っているのは何なんだ?」
ブルー 「敬老の日だって言ったじゃないか」
キース 「赤飯と紅白饅頭をあんたに贈れと?」
ブルー 「失礼な! 電車で席を譲られるようになってから言って欲しいね」
暫く後。生徒会長、とあるお店でお赤飯と紅白饅頭を注文して…。
ブルー 「これで良し。明日はみんなで届けに行くよ」
ジョミー「何処へ? それと、なんでぼくたちがお赤飯ミシュラン?」
ブルー 「敬老の日だと言っただろう。現場は若者が働くものさ」
キース 「結局、あんたは都合のいい時だけ年寄りなんだな…」
我儘なお年寄りというのは定番ですが。
シャン学メンバー、敬老の日には果たしてどうなる!?(←また続くらしい)
2011/09/18 (Sun)
☆続々・シルバーウイーク
いよいよ今日は敬老の日。
生徒会長が注文していたお赤飯と紅白饅頭は果たして何に使われるのか?
一緒に受け取りに出掛けたシャン学メンバーもドキドキです。
目的の品をゲットした後は路線バスに乗り込んで…。
キース 「確かこのバスの行き先は…。なんだか嫌な予感がするな」
ブルー 「大丈夫。なんと言っても敬老の日だし!」
バス停で降りたシャン学メンバー、既に元気がありません。
生徒会長はお赤飯と紅白饅頭を立派な風呂敷に包んで上機嫌。
嫌と言うほど見慣れた家に着き、チャイムをピンポーン♪
ハーレイ「どなたですか?」
ブルー 「ぼくだけど」
意外な訪問者に教頭先生、大感激でシャン学メンバーをお出迎え。
しかし…。
ブルー 「ああ、ハーレイは座ってて。今日は敬老の日だからねえ」
ハーレイ「は?」
ブルー 「敬老ボランティアに来たんだよ。お赤飯と紅白饅頭をどうぞ」
ハーレイ「う、うむ…。しかしだな、私は別に年寄りでは…」
ブルー 「若者の好意は有難く受け取るべきだと思うけど? 長老だろう」
シャン学メンバーを待っていたのは敬老の日のボランティア。
教頭先生の肩を揉んだり家事をしたりと働きまくって、最後に生徒会長が。
ブルー 「お年寄りに喜ばれるのは入浴サービス! さあ、行こうか」
ハーレイ「ちょ、ちょっと待て、ブルー! こ、心の準備が…」
お風呂場に連行された教頭先生、生徒会長に紅白縞まで引っ剥がされて鼻血を噴いて倒れたようです。
生徒会長、「高齢者には刺激が強すぎたかな」とペロリと舌を出してたり…。
とんだ敬老の日になりましたけど、それもまた良し!
2011/09/19 (Mon)
☆運動会の行方
敬老の日が済んだ連休明け。
シャン学メンバー、昨日は教頭先生の介抱で大変だったようですが…。
キース 「おい。なんで教頭先生の家に行ったんだ?」
ブルー 「長老は他にもいるだろう、って? 別に敬老精神じゃないし」
全員 「「「え?」」」
ブルー 「あれは単なる嫌がらせ! 自分の歳を自覚しろってね」
キース 「それを言うなら、あんたもだろうが!」
ブルー 「ぼくは高校生なんだよ? 一緒にしないでもらいたいな」
ぶるぅ 「だよね、ぼくだって子供だもん!」
三百歳超えの高校生と幼児。
電車の中で席を譲って貰えないのは確実でしょう。
ひょっとしたら「そるじゃぁ・ぶるぅ」はお子様特権で座れるかも?
ブルー 「ところで、ジョミー。ちゃんと練習したんだろうね?」
ジョミー「えっ、練習?」
ブルー 「全校ダンスの振付だよ。ちょっと踊ってみてくれるかな」
ジョミー「んーと…昨日は敬老の日でボランティアだったし、一昨日は…」
ブルー 「一昨日はお赤飯ミシュランで忙しかった、と。それで?」
ジョミー「…ごめん、振付、覚えてないや」
キース 「なんだと!? お前が言い出したんだぞ、運動会は!」
スウェナ「そうよねえ…。全校ダンスをマスターしないとポシャるのよね」
サム 「ジョミー、真面目に練習しろよ!」
シロエ 「せっかく会長が乗り気なんですから、ここまで来たら…」
マツカ 「運動会をやりたいですよね」
ブルー 「みんなの期待も大きいようだね。おやつは抜きで練習したまえ」
ジョミー「そ、そんなぁ…!」
大音量の『かみほー♪』に合わせて踊る羽目に陥ったジョミー君。
他のみんなは手拍子を打ったり、おやつを食べたりと楽しそうです。
もはや一種の宴会芸かも?
頑張れジョミー君、運動会は目の前だ!(←明日に続くらしい)
2011/09/20 (Tue)
☆続・運動会の行方
拍手ありがとうございました!
皆様、台風は大丈夫でらっしゃいますか?
本日も「1分間で読めるシャン学」をお届けさせて頂きます。
ジョミー君が全校ダンスの振付を完璧にマスターすれば生徒会主催の運動会。
今日も『かみほー♪』に合わせて踊るジョミー君の姿が…。
キース 「なんとか形になってきた…のか?」
シロエ 「少なくとも間違えなくなりましたね」
スウェナ「もうちょっとリズミカルに踊れないかしら?」
サム 「運動神経は悪くはないと思うけどなあ…」
ジョミー「つ、疲れた…。ちょっと休ませてよ~」
ブルー 「おやつは無しだよ? ぶるぅ、スポーツドリンクをあげて」
ジョミー君、スポーツドリンクを一気飲みして倒れましたが。
ブルー 「明後日からまた連休だ。今日明日はサボらず踊るんだね」
再び高らかに鳴り響く『かみほー♪』。踊るしかないジョミー君です。
マツカ 「なんだか気の毒になってきたんですけど…」
キース 「気にするな。ああいうのを自業自得と言うんだ」
サム 「それよりさ、運動会って何ができるんだろ?」
スウェナ「ぶっつけ本番でできるものでしょ?」
シロエ 「あまり種類が無さそうですよね…」
ブルー 「案外、色々できるものだよ。二人三脚とか」
サム 「二人三脚? 初めて組んだら大変そうだぜ」
ブルー 「実力でカバーすればいいのさ。ぼくはハーレイと組んでもOK」
キース 「お、おい…。あんた、教頭先生と息が合うのか?」
ブルー 「まさか。でも、ぶるぅとハーレイが組んでも速い筈だよ」
シロエ 「それって体格差があり過ぎませんか?」
ぶるぅ 「足を結んで走るヤツでしょ? ハーレイが転べば速くなるし!」
ブルー 「そういうこと。ハーレイを引き摺って走っていけば一等賞!」
全員 「「「………」」」
二人三脚が採用された場合、教頭先生、生徒会長か「そるじゃぁ・ぶるぅ」による
『グラウンド引き回しの刑』に処されそうです。
砂煙を上げて教頭先生を引き摺りながらのゴールイン…。
米俵引きレースと間違えてるんじゃ?(←また続くらしい)
2011/09/21 (Wed)
☆続々・運動会の行方
明日からシルバーウイーク後半です。また連休なわけですが…。
ブルー 「よし、合格! ジョミー、今のダンスを忘れないようにね」
ジョミー「合格? じゃあ運動会ができるわけ?」
ブルー 「もちろん。10月2日はどうかなぁ…って。みんなの意見は?」
キース 「雨天順延とかもあるし、早い方がいいんだろうな」
シロエ 「どうせぶっつけ本番ですしね。でも準備は?」
ブルー 「大丈夫。裏方は職員さんたちがやってくれるさ」
なんと言ってもソルジャー命令、と澄ました顔の生徒会長。
善は急げと先生方の所へ単独で…。
ブルー 「運動会をやりたいんだよ。生徒会主催で10月2日の日曜日に」
ゼル 「ほほぉ…。それは面白そうじゃのう。わしらも出るのか?」
ブルー 「先生がいなくちゃ花が無いよ。で、練習なしのぶっつけ本番」
ブラウ 「その話、乗った! ハーレイ、許可は取れるだろ?」
ハーレイ「校長先生が反対なさるとは思えないな」
エラ 「では、生徒にはメールで知らせましょうか」
ゼル 「そうじゃな。出場希望者は当日に登校、と書けばええじゃろ」
ブラウ 「まずは校長先生の承諾だね。頼むよ、ハーレイ」
ハーレイ「分かった。ブルー、お前も生徒会長としてついて来てくれ」
校長先生の許可はアッサリ下りて、半時間後には。
ブルー 「決定したよ、10月2日は運動会! 職員さんへの連絡もバッチリ」
キース 「そこまで手配してきたのか? 仕事が早いな」
ブルー 「職員さんにはハーレイがお願いしに行ったさ。ぼくに甘いしね」
ぶるぅ 「ハーレイ、ブルーのためなら頑張るもんね♪」
ジョミー「凄いや、ホントに運動会だ!」
スウェナ「踊った甲斐があったわね」
サム 「感謝するぜ、ジョミー! 運動会って初めてだもんな」
マツカ 「お天気になるよう、てるてる坊主を作りませんか?」
盛り上がっているシャン学メンバー。ついに決定、シャングリラ学園運動会!
さて、明日からは連休です。どんな休日になるんでしょうね?
2011/09/22 (Thu)
☆秋のお彼岸
本日は秋分の日。シルバーウイーク後半の連休スタート!
シャン学メンバー、家でのんびり寝ていた所へ生徒会長から昼食のお誘いが。
大喜びで出掛けてみると…。
ジョミー「あれ? キースは?」
サム 「来てねえな…。あいつが遅刻するなんて」
ブルー 「キースは来ないよ?」
ぶるぅ 「えとえと、なんだったっけ…。今日はとっても忙しいの!」
ブルー 「お中日だよ、秋のお彼岸。一番大きな法要をする日」
サム 「そ、そう言えばお彼岸だっけ…。やばい!」
阿弥陀様を拝んでくる、と和室の方へ走り去るサム君。
よく出来た弟子に生徒会長は満足そうです。
みんなで美味しく昼食を食べて…。
ブルー 「そろそろいいかな? 出掛けようか」
全員 「「「え?」」」
ブルー 「腹が減っては戦が出来ぬ…ってね。みんな充分食べただろ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ しゅっぱぁ~つ!」
お馴染みの瞬間移動で運ばれた先は。
ジョミー「ちょ、なんでお墓!?」
マツカ 「待って下さい、この景色には見覚えが…」
シロエ 「キース先輩の家の霊園ですよ! あそこに元老寺が見えてます」
ブルー 「ご名答。それじゃ、お彼岸の法要に行くよ」
問答無用で連れて行かれたシャン学メンバー、本堂で法要に出席です。
抹香臭い法要が済むと法衣姿のキース君の先導で宿坊の大広間へ。
キース 「親父が好きに使ってくれと言っていたぞ」
ブルー 「嬉しいね。連休中はお世話になるよ」
キース 「それはかまわないが、こんな所で何をするんだ?」
ブルー 「全校ダンスの練習だよ。全員で踊るには広い場所が無いと」
全員 「「「えぇっ!?」」」
ブルー 「キース、衣じゃ踊れないだろ? 着替えてきて」
キース 「な、なんで俺たちまで…」
ブルー 「生徒会主催の運動会だし、君たちも上手に踊らないとね」
さあ大変。連休中は元老寺の宿坊で全校ダンスの練習を…。
ただし女子は除外。
ババを引くのはいつも男子なシャン学です。(←明日に続くらしい)
2011/09/23 (Fri)
☆続・秋のお彼岸
連休二日目、シャン学メンバーは今日も元老寺へお出掛けです。
宿坊の大広間で全校ダンスの練習ですが…。
ジョミー「なんでキースは来ないのさ!」
ブルー 「墓回向だと言ってただろう? 終わったら練習させるから」
サム 「このダンスって、けっこうキツイぜ…」
シロエ 「準備体操代わりですしねえ。頑張らないと」
マツカ 「会長は踊らないんですか?」
ブルー 「虚弱体質だし、競技に参加するだけなんだよ」
全員 「「「それってズルイ…」」」
ブルー 「ぶるぅが代わりに踊るじゃないか。それにね…」
「遅くなりましたぁ!」と声がして。
ブルー 「やあ、リオ。これが全校ダンスの振付だ。よろしく頼むよ」
リオ 「任せて下さい! では、ジョミーはぼくと一緒にこちら向きで」
ジョミー「え? どうしてみんなと向かい合わせ?」
ブルー 「全校ダンスもぶっつけ本番! お手本は左右を逆にしないと」
リオ 「そうなんです。みんなが右手ならぼくたち二人は左手ですよ」
ブルー 「鏡を見るように真逆に、ね? みんなと逆に動けばいいのさ」
というわけで、ジョミー君、左右を逆にして踊る練習を始めることに。
他のメンバーが練習させられていたのは鏡役という意味もあったようです。
キース 「遅れてすまん。やっと墓回向が…って、なんだ、これは?」
ブルー 「見てのとおりさ。リオとジョミーは当日に前で踊るんでね」
ぶるぅ 「みんなが見ながら踊れるように右と左が逆なんだって♪」
キース 「なるほどな。それは確かに便利かもしれん」
ブルー 「だろう? で、君にもお願いしたいんだけど」
キース 「俺もか!?」
ブルー 「運動神経はピカイチだしね。お手本が二人じゃ心許ないし…」
響き渡る『かみほー♪』に合わせて向かい合わせでダンスの練習。
リオはいいとして、ジョミー君とキース君は頭の中が大混乱かも?
頑張れ、連休は残り1日!(←また続くらしい)
2011/09/24 (Sat)
☆続々・秋のお彼岸
連休最終日もシャン学メンバーは元老寺の宿坊で全校ダンスの猛練習。
左右を逆にして踊れと言われたジョミー君とキース君は必死です。
キース 「だからだな、俺は墓回向を手伝わないと…」
ブルー 「お父さんは頑張るようにと言ってたよ? 後で見に来るって」
キース 「なんだって!? あんた、親父にバラしたのか?」
ブルー 「これだけの大音量で音楽を流せば気になるさ。ね、ぶるぅ?」
ぶるぅ 「うん! ブルーは質問に答えただけだよ♪」
リオは完璧にマスターしたので帰ってしまい、残りの面子で踊りまくって…
アドス 「ほほう…。皆さん、なかなか見事でらっしゃる」
キース 「げっ、親父!?」
アドス 「練習だけで終わらせるのは勿体無いような出来ですなぁ」
ブルー 「そう思うかい?」
アドス 「仕上げは本堂で如何ですかな? 最近は寺でダンスもアリですぞ」
大きなお寺でダンスやライブが流行りの世の中。アドス和尚の憧れです。
もちろん生徒会長は二つ返事でGOサイン!
アドス 「いやいや、うちの本堂でダンスを踊って頂けるとは…」
ブルー 「木魚と鐘も使わせて貰っていいんだね?」
アドス 「銀青様の伴奏ですしな。御本尊様もお喜びになられましょう」
キース 「…なんでこういうことになるんだ…」
本堂で踊る羽目になってしまったシャン学メンバー。
生徒会長は御自慢の緋色の衣に着替え、木魚と鐘を叩いています。
鳴り響く『かみほー♪』のリズムでポクポクポク、ゴーン、ポクポクポク…。
アドス 「ありがたや、ありがたや。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
イライザ「キースもお友達と一緒に踊れて楽しそうですわね♪」
全校ダンスの練習の締めは、秋のお彼岸真っ只中の抹香臭い本堂で。
木魚と鐘が乱入したって踊れるとなればパーフェクトです。
元老寺の御本尊様の御加護を頂き、運動会はきっといい天気ですよ~!
2011/09/25 (Sun)
☆ダンスの達人
シルバーウィークが終わり、登校したシャン学メンバーを待っていたのは…。
ジョミー「ちょ、ちょっと待ってよ、なんで全校ダンスがバレてるわけ?」
キース 「俺に聞くな、俺に! それよりも何処でやればいいんだ…」
シロエ 「休み時間にグラウンドとかは?」
グレイブ「朝っぱらから何の騒ぎだ! ほほう? 全校ダンスとはな」
運動会の噂は聞いているぞ、とグレイブ先生。
希望する生徒に全校ダンスの指導をするのも大切な役目だと仰せです。
全校ダンスが行われることは何故か学校中にバレバレ。
ジョミー君とキース君は昼休みにグラウンドでダンスの指導をすることに…。
サム 「お疲れ~。みんなダンスを楽しんでたよな」
キース 「どうしてお前は来なかったんだ! シロエも、マツカも!」
シロエ 「えっ、お手本役はキース先輩たちでしょう?」
サム 「俺たちの踊りは左右が逆じゃねえからなあ…」
マツカ 「却って混乱させちゃいますよ。ですから遠慮したんですけど」
ジョミー「諦めようよ、キース。きっとこういう運命なんだよ…」
運動会当日まで、昼休みはグラウンドで全校ダンスの練習と決定。
熱心な生徒が多いのはいいことですけど、ジョミー君たちは大変です。
ブルー 「やあ。昼休みの練習は盛況だったね」
ぶるぅ 「メールの効果、バッチリだよね♪」
キース 「あんたがバラしたのか!? ぶっつけ本番だったんじゃあ…」
ブルー 「楽しみたい人は練習を、とリオにメールを出させただけだよ」
ジョミー「ひどいや、ぼくもキースも晒し者だよ!」
ブルー 「そうかなぁ? 大評判だと思うんだけど。…あ、電話だ」
何処からか電話がかかってきました。
応対していた生徒会長、ニッコリ笑って受話器を置くと…。
ブルー 「出前の注文が入ったよ。体育館まで来てくれってさ」
全員 「「「出前?」」」
はてさて、何の注文が来たのでしょうか?
体育館まで出前一丁…?(←明日に続くらしい)
2011/09/26 (Mon)
☆続・ダンスの達人
体育館まで出前の注文が入ったシャン学メンバー。
注文主は誰なのでしょう? それに出前って、いったい何を?
ブルー 「ぶるぅのおやつじゃないのは確かさ。行くよ」
有無を言わさず連れて行かれた体育館のとあるフロアでは…。
ゼル 「待っておったぞ。早速始めてもらおうかのう」
ジョミー「えっ、何を? 出前の注文だったんじゃないの?」
ブラウ 「この格好で分からないかい? 全校ダンスの練習の出前さ」
なんと長老の先生方やグレイブ先生たちがジャージ姿で勢揃い!
ゼル 「わしらも出るからには、いい格好をしたいんじゃ。だがな…」
ブラウ 「どんな種目があるのかも謎、誰に聞いても喋らないし!」
ヒルマン「ブルーが緘口令を敷いたようだね。リオも職員もだんまりだ」
ブルー 「だって、当然だろ? 生徒会が主催する以上、内緒で秘密!」
ブラウ 「そう言うだろうと思ったよ。せめてダンスはキメたいんだ」
グレイブ「出前は私が提案した。まさか嫌とは言わないだろうな?」
キース 「さ、最善を尽くします! ジョミー、お前もだ!」
ハーレイ「すまないな。皆、言い出したら聞かないのだ」
体育館に流れる『かみほー♪』。
お手本のジョミー君たち以外のメンバーも先生方と一緒にダンス。
生徒会長は高みの見物ですけど、「そるじゃぁ・ぶるぅ」は踊っています。
エラ 「どんなものかと思いましたが、なかなか楽しいものですね」
ゼル 「うむ。運動会では見事にキメて生徒どもをアッと言わさんとな」
ブルー 「生徒の方も負けていないよ? 毎日昼休みは練習タイムだ」
グレイブ「では、我々は放課後だ。出前をよろしく頼んだぞ」
キース 「は、はいっ! 頑張ります!」
ジョミー「うえ~…。運動会までにダンス疲れで倒れそうだよ…」
こうして始まったダンスな日々。
昼休みはダンス! 放課後もダンス!
『かみほー♪』もすっかり身体に馴染んで、舞台は一気に運動会へと。
シャン学世界は一足お先に10月を迎えるようですよ~。
2011/09/27 (Tue)
☆運動会、開幕!
シャングリラ学園初の運動会、ついに開幕でございます。
校門には運動会と書かれたアーチ、グラウンドには色とりどりの万国旗。
生徒会主催ですから生徒会長が開会宣言をするのかと思いきや。
ブルー 「ああいうのはね、リオに任せて安心!」
ジョミー「その割にテントは持ってきたよね、生徒会長権限で…」
ブルー 「虚弱体質だから休憩場所が必須なんだよ。救護テントは面倒だ」
日よけに張られたテントの1つを私物化している生徒会長。
テントのある場所を1年A組の陣地にしたとも言いますが…。
リオ 「これよりシャングリラ学園運動会を開催いたします!」
まずは全校ダンスから、と招集がかかり、ジョミー君とキース君がお手本を
踊りに前へ走っていきました。
リオを中央に据えてジョミー君とキース君は両端へ…。あれ?
ゼル 「ちょっと待ったぁ!」
グレイブ「ふっふっふ。生徒会主催でも教師の出番は作らないとな」
ブラウ 「あんたたちだけにいい格好はさせないよ」
ハーレイ「我々も手本を踊らせてもらう。ジョミーたちは間に入るように」
ジョミー「そ、そんなぁ! 今日まで必死に頑張ったのに…」
キース 「お言葉ですが、手本を踊るには振付の左右が逆でないと…」
ゼル 「ヒヨコの分際で何を言うか! わしらのダンスはバッチリじゃ!」
ブラウ 「毎日、出前を頼んでただろう? 逆向きもマスターしてあるさ」
グレイブ「分かったかな? 長老代表と担任を甘く見ないでくれたまえ」
ハーレイ「始まるぞ。ここから先は真剣勝負だ」
高らかに『かみほー♪』が流れ、踊り始める全校生徒とお手本の面々。
生徒会長がテントで見守る中、「そるじゃぁ・ぶるぅ」も御機嫌でダンス!
ブルー 「う~ん…。インパクトの強さで先生チームに軍配かなぁ…」
あの面子では敵いっこない、と生徒会長。
練習の出前をしたのがアダになってしまいましたが、ダンスは準備体操です。
準備体操で勝敗は問われませんけど、これから先の競技はどうなる…?
2011/09/28 (Wed)
☆ダンスで勝負?
お手本役のジョミー君たちと教頭先生たちとのダンス対決。
全校生徒も楽しく踊って、曲のフィナーレはジャンプしてから決めポーズ!
準備体操、完了ですが。
ブラウ 「ちょいと質問させてもらうよ。ダンスの手本は誰を見たかな?」
全校生徒「「「???」」」
ブラウ 「誰を見て踊ったか挙手しておくれ。生徒代表を見ていた人は?」
はいはーい、と挙がった手は半数以下。
なんと生徒が注目していたのは圧倒的に先生チーム。
ジョミー「ぼくたち、あんなに練習したのに…」
キース 「仕方ないだろう、迫力負けというヤツだ」
ブルー 「ブツブツ言っても仕方ないよ。運動会を楽しまなくちゃね」
さて、とテントから出て行く生徒会長。
開会の挨拶もしなかったくせに、マイクを握って今更何を?
ブルー 「生徒の諸君。残念ながら全校ダンスは先生チームの圧勝だった」
え、勝ち負けがあるのかよ? と、あちこちで声が上がっています。
ブルー 「挑まれた以上、勝負は勝負だ。リオ、先生チームに賞品を!」
リオ 「はい! ランチ券を4人分ですね」
全校生徒「「「えぇっ!?」」」
ブルー 「生徒会主催の運動会は競技によって勝負の形も色々だ」
臨機応変に勝ち負けを決めていく、と生徒会長。
ブルー 「勝てば学食のランチ券! マザー農場の皆さんに感謝の拍手を!」
食材納入費をオマケしてもらってランチ券代を捻出したとか。
賞品と聞いて会場は一気にヒートアップ!
最初の競技は学年ごとの100m走。
ジョミー「やったね、ランチ券もらっちゃった」
キース 「サムは貰えなかったのか…」
サム 「1位しか貰えねえもんな。みんなは足が速くていいよな…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも1番!」
ブルー 「はい、サム。ぼくはランチ券にこだわらないからプレゼント」
サム 「えっ? うわぁ…。なんか感動…」
もったいなくて使えない、と喜ぶサム君。公認カップルでしたっけ…。
運動会はまだまだこれから!
2011/09/29 (Thu)
☆フェアプレイでいこう!
シャングリラ学園運動会は順調です。
100m走のお次は綱引き。乱入してきた先生チームが大健闘!
ジョミー「人数合わせに職員さんを連れてくるなんて…」
キース 「綱引きは力勝負だからな、人数不足では勝てないだろう」
ブルー 「呼吸も大切なんだよね。あっちは息がピッタリだった」
シロエ 「ダテに年を食ってはいないということですか…」
ブルー 「そういうこと。ゼルの掛け声は完璧だったさ」
ぶるぅ 「頑張ったのに…。頑張ったのに…。うわぁぁぁ~ん!」
サム 「血は出てねえだろ? 大丈夫だって!」
スウェナ「痛いの、痛いの、飛んでけ~!」
先生チームに引き摺られてしまったクラスが多数。
1年A組も例外ではなく、「そるじゃぁ・ぶるぅ」は転んだようです。
大人げないぞ、先生チーム!
ブルー 「お祭り好きだとは知っていたけど、本気で来るか…」
マツカ 「でも、好評で驚きました。どこのクラスも燃えていますよ」
ブルー 「そりゃそうさ。先生と勝負できるチャンスはそうそう無いし」
キース 「いつもは1年A組が独占だしな」
ジョミー「なんか今回、フェアだよね? ズルしないわけ?」
ブルー 「せっかくの運動会なんだ。チャンスはみんなで平等に!」
シロエ 「先生方からの御褒美が無いからでしょう?」
ブルー 「まあね。ランチ券目当てに血眼になる必要もないさ」
1年A組が大人しいので運動会は乱戦状態。
そんな中へ先生チームが乱入してきては気を吐いていたり…。
キース 「次はパン食い競争だな」
ブルー 「違うよ、パン食いリレーだってば」
ジョミー「パン食いリレー? まさかパン食い競争でリレー?」
ブルー 「うん。取ったパンを食べ終えないとバトンタッチ出来ないんだ」
シロエ 「また先生チームが勝ちに来そうですよ?」
サム 「来るだろうなぁ。教頭先生がアンカーだぜ、きっと」
マツカ 「あの身長だと有利ですしね。ぼくたちも精一杯頑張りますか…」
フェアに戦う1年A組。これぞ正しい運動会!
2011/09/30 (Fri)
