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シャングリラ学園つれづれ語り
☆検索したら貸し


夏休みを控えた御一同様、生徒会長宅で涼しい週末でして。
先月のキース君の話がズレて、袈裟の由来を聞く方向へと。

シロエ 「記憶装置ということは、もしかしたらですね…」
ジョミー「こっちの世界のスマホも、あるんだよね…?」
サム  「お袈裟の由来を、検索する気なのかよ?」

まさか、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「検索ワードを記憶したなら、可能ですけど…」
Aブルー「バッチリ、頭に入ってるってね!」

もちろん、記憶装置にも、とソルジャー、ニヤニヤ。

Aブルー「検索ワードは三つだっけね、どうしようかな?」
キース 「何をする気だ!」
Aブルー「君の代わりに教えた場合は、貸しが出来るよ?」

レアなサインも貰っていた分、価値は高そう、と鋭い指摘。

Aブルー「其処までしないと聞けない話を、披露したら?」
シロエ 「それって、条件は無いんですか?」
Aブルー「何も無いって、タダでサービス!」

君たちが嫌がる単語で検索してもね、とサービス精神。

Aブルー「どうせ、そんなに使う機会も無いスマホだし…」
サム  「広告、トイレまみれでも、気にしねえって?」
Aブルー「実験動物で生きた時代も長いしさ…」

拷問まがいの世界なんだよ、とソルジャー、指をチッチッ。

Aブルー「人体実験される最中、トイレに行けると思う?」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

なんて世界だ、と誰もがガクブル。

Aブルー「分かってくれたかな? トイレどころか…」
ブルー 「その先、喋らなくてもいいから!」
Aブルー「もう少しだけ! そのものズバリも日常でさ…」

意識を失くして転がってる間に、後始末、と恥が無い人。

Aブルー「検索くらいは、お安い御用!」
一同  「「「うーん…」」」

なんて人だ、と震え上がりそうな体験談。

Aブルー「どうかな、検索、タダなんだけど?」
シロエ 「キース先輩に、貸しを作る気ですね…?」

キース先輩、ヤバいですよ、と言ってますけど。
貸し…。


2026/07/16 (Thu)



☆互角らしい人たち


夏休み待ちの御一同様、エアコンの効いた生徒会長宅な今。
袈裟の由来が問題でして、ソルジャーが検索するという話。

キース 「あんたが検索して、みんなに教えると!?」
Aブルー「簡単なことだし、貸しを作っておけるしね!」

どうかな、とソルジャーが折ってゆく指。

Aブルー「検索ワードは、たった三つで、一つ目は袈裟!」
シロエ 「その通りですけど、キース先輩、ヤバいです!」
サム  「早く止めねえと、借りが出来ちまうぜ?」
ジョミー「焦った方がいいと思うよ、今の状態…」

止めるか、先に早口で喋るか、とジョミー君も焦りの表情。

ジョミー「こんな人にさ、借りが出来たら、ヤバすぎ…」
スウェナ「落ち着きなさいよ、キースは互角よ?」
一同  「「「は?」」」

互角とは、と皆の視線が、スウェナちゃんに。

シロエ 「スウェナ先輩、互角って何のことなんです?」
サム  「思い当たる節がねえんだけど?」
スウェナ「互角って言うより、格が上かもしれないわよ?」

先月の件を忘れてないでしょ、とスウェナちゃん、ズイと。

スウェナ「棚経をスルーされるだけでも、大ダメージ!」
一同  「「「あっ!」」」
スウェナ「最終兵器で投下するなら、無縁仏もあるのよ?」
一同  「「「あー…」」」

そうだった、と今度は視線が、ソルジャーの方に。

シロエ 「大丈夫なんですか、強気に出ちゃって?」
サム  「ヤベえんでねえの、無縁仏はガチでキツイぜ?」
Aブルー「うーん…。言われてみると、キース、最強…」

よくぞ今まで無事だった、とソルジャーが竦める肩。

Aブルー「もっとも、音頭取りは、主に、ぶるぅで…」
キース 「あんた、責任は無いと言う気か!?」

まあ、かまわないが、とキース君、腕組み。

キース 「さっきの検索する件についても、どうでもいい」
シロエ 「いいんですか?」
キース 「どうせ、検索してみても…」

ド素人が他人様に解説は出来ん、と余裕ですけど。
難しいと…?


2026/07/17 (Fri)



☆無いらしい基礎


夏休みを待つばかりの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来が問題なわけで。

サム  「仏教用語、てんこ盛りなのかよ?」
ジョミー「そうだとしたら、サムでも無理なんじゃあ?」

僧籍で、ぼくより真面目なんだけどさ、とジョミー君。

ジョミー「ブルーから教わってるのって、現場用だよね?」
サム  「お経の読み方とか、所作だとかでよ…」
シロエ 「専門用語の類は、教わってないんですね?」
ブルー 「面倒な上に、大学に入れば、必須の講義だし…」

ぼくが教えても二度手間なだけ、と生徒会長、納得の理由。

ブルー 「お彼岸とか、お盆とかの由来程度でさ…」
キース 「やはり、入門編だけなんだな?」
ブルー 「骨折り損はしたくないしね」

教え込むには、かなり時間が、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「子供時代のキースが、習ったレベルかな…」
キース 「サムでそれなら、其処の野郎の場合は…
サム  「手に負えねえって?」
キース 「恐らく、基本のキから抜けている筈だ」

調べた途端に、詰むのは見えている、とキース君の笑み。

キース 「根本的な所が、意味不明だし…」
Aブルー「失礼だねえ、何年、法要に参加してると?」

法話を聞いた回数、そこそこあるし、とソルジャーの反撃。

Aブルー「基本のキの字くらいは、把握してるよ!」
キース 「それはどうだか…」

そもそも宗派で違うからな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「試しに答えを聞きたいんだが、質問はいいか?」
Aブルー「もちろんだとも! 記憶装置はアリだよね?」
キース 「問題無い。あった所で、役に立たんし」
一同  「「「は?」」」

何故に、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「記憶装置って、守備範囲、広いですよね…?」
キース 「そいつの耳まで届かなければ、無駄と思うが」
Aブルー「どういう意味だい…?」

君の話に含まれていない何かが、と聞いてますけど。
さて…?


2026/07/18 (Sat)



☆記憶装置と仕組み


夏休み待ちの御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
其処で話題になった袈裟の由来を、誰が語るかが重要な今。

キース 「単語くらいは、確実に法話に入っていた筈だ」
Aブルー「だったら、記憶装置でカバー出来るよ!」
キース 「どうなんだか…。記憶装置は、あんたの経験…」

全てを記憶しているのか、とキース君の問い。

キース 「昨夜の飯のメニューはともかく、食事の間…」
シロエ 「どうしていたか、とかを指すんですね?」
キース 「噛んだ回数、ナイフやフォークを使った順番…」

全部、覚えているんだろうな、とキース君、ズイと。

キース 「晩飯には、何を食ったんだ?」
Aブルー「え、えっと…? そうだ、シチューだったよ!」
キース 「よし。何のシチューで、具材は何だった?」
Aブルー「クリームシチューだったし、ジャガイモとかさ」

人参とタマネギも入ってたっけ、とソルジャーが折る指。

Aブルー「肉はチキンで、ちょっと硬めだったかな…」
キース 「その肉、何切れ入っていた?」
Aブルー「うーん…。ぼくの食事嫌いは知られてるしさ…」
キース 「少なめなのは分かるが、何切れかを聞いている」

三切れだったか、四切れだったのか、とキース君。

キース 「肉の形も聞いておきたい、皮つきだったか?」
サム  「あー…。皮があるのと、ついてねえのと…」
ジョミー「混ざりがちだよね、意識して食べていないけど」
キース 「其処の所が重要なんだ。無意識に食っても…」

記憶装置はカバーするのか、とソルジャーを、まじっと。

キース 「そうだと言うなら、何も言わんが…」
Aブルー「うーん…。特に美味しいモノでもないしさ…」

そんなことまで記録しないよ、とソルジャーの答え。

Aブルー「でないと、データが溢れちゃうわけで…」
キース 「やはり、あんたが意識しない限り、その装置…」
Aブルー「記録していないけど…」

何か問題があるとでも、と顔色が悪いですけど。
問題アリ…?


2026/07/19 (Sun)



☆記憶装置の仕様


夏休みを控えた御一同様、週末を過ごす涼しい生徒会長宅。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来が問題ですけど。

キース 「記憶装置のカバー範囲が、限られる以上は…」
Aブルー「法話を聞いていたって、ダメだって…?」
キース 「あんたが意識して覚えたい場合、どうなる?」
Aブルー「もちろん、記録されるとも!」

単語だけを聞いた時でも、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「ユニバーサルの情報とかだと、ありがちで…」
シロエ 「そうなんですか?」
Aブルー「人類側とミュウでは、同じものでも認識が…」

違ったりするしさ、という説明が。

Aブルー「例えば、アルテミス級とか、分かるかい?」
一同  「「「は…?」」」
Aブルー「人類軍の戦艦を指してて、大きさのことで…」

そんな言い方、ミュウの側には無いんだってば、と力説。

Aブルー「とはいえ、人類軍の通信傍受で頻繁に出るし…」
キース 「本格的な戦闘、してはいないと聞いているが?」
Aブルー「いずれ宇宙に出る予定だから、必須情報で…」

アルテミス級の大きさは知っておかないと、と口調がマジ。

Aブルー「こんな具合で、ぼくだけが聞いた単語もさ…」
シロエ 「船に帰って、調べないとダメなんですね?」
Aブルー「ピンポーン! 暗号なのか、そのものなのか…」

其処から調査しないといけないし、とソルジャーの本業。

Aブルー「忘れないよう、記憶装置に叩き込むってば!」
キース 「くだらない響きの言葉だろうが、記憶すると?」
Aブルー「暗号の恐れがある以上、パンツだろうが!」

パンツを忘れて来た、と言っていてもね、と真剣な表情。

Aブルー「船に帰って忘れていたって、呼び出せるよ!」
キース 「あんたの船で、同じ言葉を聞いた時には?」
Aブルー「誰がパンツを忘れていようが、どうでもいいし」
キース 「調査しないんだな…?」
Aブルー「当たり前だよ!」

誰のパンツか知った所で意味ないし、と言う通り。
意味なし…。


2026/07/20 (Mon)



☆記憶装置の範囲


夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君を見舞ったピンチから、袈裟の由来が問題。

キース 「なるほど、同じパンツでも、聞いた状況次第か」
Aブルー「そういうことだね、人類の世界か、船の中かで」
シロエ 「船の中だと、パンツは所詮、パンツですか?」
Aブルー「誰のだろうが、知ったことじゃないって!」

忘れて来たというだけならね、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「自分の部屋から、全部消えていたなら別だけど」
キース 「盗難が疑われるせいだな?」
Aブルー「ピンポーン! 部屋を間違えて持ち去るとか…」

まるで無いとも言えないけどさ、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「酔っ払って、留守の個室に入り込んだりね」
一同  「「「あー…」」」

それはありそう、と納得の理由。

サム  「泥酔状態だと、何をやるかは不明だぜ…」
ジョミー「洗濯機に喧嘩を売った話も聞いたことあるよ」
一同  「「「洗濯機!?」」」
ジョミー「うん。なんで黙ってるんだ、って殴ってさ…」

洗濯機が喋るわけないのにね、とジョミー君、クスクスと。

ジョミー「だからパンツも、お菓子の山に見えそうだよ」
スウェナ「お菓子だったら、持って行くわよね…」
シロエ 「正気の時なら、盗まないでしょうけど…」
サム  「酔っ払っていりゃあ、他人様のでも貰うよな…」

酔いが覚めたら真っ青でもよ、とサム君も。

サム  「そういう案件、あんたの出番なのかよ?」
Aブルー「ハーレイになるけど、状況と経過報告は聞くよ」
キース 「つまり、真面目に向き合うべき時には…」
Aブルー「パンツだろうと、記憶装置に記録されるね」

それが何か、とソルジャーの問い。

Aブルー「袈裟の由来と、パンツが関係あるとでも?」
キース 「検索ワード的に、パンツも無縁ではないが…」
Aブルー「それで?」
キース 「あんたの記憶範囲だな」

御本尊様と言ったら、誰になるんだ、と質問返し。
誰って…?


2026/07/21 (Tue)



☆御本尊様が問題


夏休みを控えた御一同様、エアコンの効いた生徒会長宅で。
話題が先月のキース君のピンチ、袈裟の由来へ転がった今。

Aブルー「御本尊様って、何の話さ…?」
キース 「誰を指すのかと、聞いているんだ」

記憶装置に頼っても許す、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「何度も法要を頼んだ以上、知っている筈だが?」
Aブルー「え、えっと…? 阿弥陀様かなあ…?」
キース 「正式な名称を答えられるか?」
Aブルー「…阿弥陀様じゃないのかい…?」

お念仏でも阿弥陀様だろう、とソルジャー、怪訝そう。

Aブルー「何だったっけ、南無阿弥陀仏だっけ…?」
キース 「お念仏からして怪しいレベルか、あんたは!」
Aブルー「だってさ…!」
キース 「面倒だから略してはいるが、法要の時には…」

必ず皆で唱える場面があるんだ、と副住職。

キース 「お念仏を続けて十回、そういう作法が正しい!」
一同  「「「ええっ!?」」」
キース 「ジョミーはともかく、サムは分かるな?」
サム  「同唱十念、違ったっけか…?」

一応、ブルーから知識だけは、と僧籍な人の回答。

サム  「法要に出ている人が揃って、南無阿弥陀仏で…」
キース 「よし、正解だ。ときに、阿弥陀仏な以上は…」

阿弥陀様の仏様としての名前がある、と法話もどき。

キース 「其処の馬鹿には無理なようだし、サムでいい!」
サム  「阿弥陀如来で良かったよなあ…?」
キース 「その通りだが、お念仏が怪しい、あんたは…?」
Aブルー「知らなかったよ…!」

御本尊様が、そんな名前だなんて、と焦っている模様。

Aブルー「法話の中で、出て来たっけ…?」
キース 「阿弥陀様としか言っていないぞ!」

しかし、その気があれば調べるよな、とズイと。

キース 「ところで、御本尊様は、阿弥陀様だけなのか?」
Aブルー「どういう意味だい…?」
キース 「そのまんまだ!」

他にも誰かいらっしゃるのか、と聞いてますけど。
複数…?


2026/07/22 (Wed)



☆御本尊様が色々


夏休みを待つばかりの面々、週末は生徒会長宅が溜まり場。
先月のキース君のピンチが話題で、袈裟の由来を聞く方向。

Aブルー「ええ…。御本尊様は、一人じゃないのかい?」
キース 「例外はあるが、基本は、そうなる」
シロエ 「御本尊様、複数の所があるんですか?」
キース 「寺の経歴で、複数の宗派を兼ねていた場合だ」

それぞれの宗派の御本尊様がいらっしゃるぞ、と副住職。

キース 「とはいえ、普通は違うんだが、今の話で…」
シロエ 「御本尊様が、一人じゃないのは分かりますね…」
サム  「うろ覚えだけどよ、ソレイド八十八カ所のよ…」

御本尊様、阿弥陀様ではなかったよな、と僧籍な人も。

サム  「誰だったっけか、大日如来様だったかなあ…?」
ブルー 「正解! よく覚えてたね、師僧として嬉しいよ」
サム  「ギリギリの記憶で、やべえレベルだけどよ…」
キース 「かまわん、覚えていた所に意義がある」

何処かの馬鹿と違ってな、とキース君も嬉しそう。

キース 「おい、其処のあんた! 少しはピンと来たか?」
Aブルー「ピンと来るって、何をさ…?」
キース 「あんたの基本が怪しい件だ!」

お袈裟の由来を理解するのは無理というもの、とピシャリ。

キース 「そもそも、発端のお方を知らないんだしな!」
一同  「「「えっと…?」」」
キース 「こうなった以上、ノリで喋れる気がする!」

法話をネタなモードでいけばオッケー、と副住職、合掌。

キース 「検索して、俺を出し抜く気だった、馬鹿よりな」
Aブルー「馬鹿というのは、あんまりだってば!」
キース 「言い方はともかく、無理なものは無理としか…」
Aブルー「御本尊様が大切だと…?」

阿弥陀様なら覚えたよ、とソルジャーも必死。

Aブルー「阿弥陀如来で良かったよね?」
キース 「その通りだが、釈尊は理解出来るのか?」
Aブルー「ちょ、シャクソンって…?」

初めて聞いた単語なんだけど、と詰まってますけど。
釈尊とは…?


2026/07/23 (Thu)



☆お釈迦様がルーツ


夏休みを控えた御一同様、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来で揉めてまして。

キース 「やはり、釈尊を知らないようだな?」
Aブルー「え、えっと…? 法要に欠かせない言葉とか?」
キース 「内容によるが、まるで使わない坊主はいないぞ」

何処の宗派の法話でも、とキース君、合掌。

キース 「恐らく、週に一度くらいは何処かで口にする」
Aブルー「君の法話でも出て来たかなあ…?」
キース 「釈尊という言い方は、していない筈だ!」

一般人向けではないからな、と副住職モード。

キース 「注意しておくが、シャンソンを持ち出すなよ!」
Aブルー「そっちだったら、知っているとも!」

ディナーショーとかであるよね、とズレている答え。

Aブルー「ノルディに連れて貰って、コース料理でさ…」
キース 「あんたの知識は、所詮、そのレベルだ!」

お袈裟の由来が聞いて呆れる、と吐き捨てるような口調。

キース 「釈尊と言ったら、お釈迦様を指す!」
Aブルー「うーん…。お釈迦様って、誰だっけか…?」

聞き覚えはある言葉なんだけど、とソルジャー、困惑。

Aブルー「記憶装置に聞いてみたって、ヒットしなくて…」
キース 「俺の法話を聞き流した上、理解しないからだ!」

ついでに興味も無かったらしいな、と突き付ける指。

キース 「場合によっては、パンツさえも記憶するのに!」
Aブルー「そ、そうなんだけどさ…」
キース 「お釈迦様は、全てのルーツでいらっしゃる!」
Aブルー「ルーツって…?」

どういう意味だい、とソルジャーの悪い顔色。

Aブルー「知っていないと、マズイ言葉なのかい…?」
キース 「当然だろう!」

お釈迦様こそがルーツ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「お盆はもちろん、お彼岸もな!」
Aブルー「ええっ!?」
キース 「お釈迦様抜きには、何も語れん!」

お袈裟の由来もそうなんだ、と言ってますけど。
袈裟もですか…?


2026/07/24 (Fri)



☆お釈迦様抜きでは


夏休みを待つばかりの御一同様、週末は生徒会長宅でして。
先月のキース君のピンチが招いた話題が、袈裟の由来な今。

Aブルー「本当に、何も語れないのかい…?」
キース 「お釈迦様がルーツな以上は、根本的な事はな!」

派生した枝葉は語れるかもだが、と副住職、目がマジ。

キース 「例えば法話で、ネタにするのは体験談とか…」
サム  「あー…。それだと、枝葉だけでいけるよなあ…」
ブルー 「お釈迦様まで遡らなくても、お教えだけでね」

場合によっては、まるで出さない、と銀青様も。

ブルー 「子供さんが多い法要だと、そっち系かな」
キース 「俺も月参りで、ゲームで法話をしたりするし…」
一同  「「「ゲーム!?」」」
キース 「たまに、テスト休みの中高生がいるからで…」

抹香臭い話は良くない、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「流行りのゲームの話で、掴みはオッケー!」
シロエ 「ゲームなんかで、法話が出来るんですか…?」
キース 「不老不死のアイテムとかがあったら、完璧だ」

それを貰ったらどうするのか、だけでいける、と法話事情。

キース 「だから一応、流行りのゲームはチェックするぞ」
一同  「「「うーん…」」」

結び付かない、と皆の視線がキース君に。

ジョミー「キース、いつの間にゲームしてたわけ!?」
サム  「そういや、暇がねえよなあ…?」
キース 「隙間時間に、どうとでもなる!」

ハマらなければ、と納得の回答。

キース 「時間はこれだけ、と決めておくだけだ」
シロエ 「お寺の仕事の合間ですね…?」
キース 「法話に要るから、親父も公認だぞ」
ブルー 「頑張ってるねえ、副住職!」

子供さんに聞いて貰えるのは大事だし、と伝説の高僧。

ブルー 「とはいえ、誰かさんは三百歳超えでさ…」
キース 「法要を頼んでおいて、法話を聞き流しなどは…」
Aブルー「有り得ないって…?」

そう言われても、と引き攣った顔になってますけど。
お釈迦様…。


2026/07/25 (Sat)



☆法話なら語れる人


夏休みが近い御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君が見舞われた危機から、袈裟の由来が問題。

キース 「参列しただけならともかく、お施主様では…」
ブルー 「法話は聞いておくのが心得事だよ」
Aブルー「他の面子が聞き流してるからかな…?」
キース 「後々、挨拶で必要になる場合があるだからだ!」

法要の後の宴席で、とキース君、ピシャリと。

キース 「此処だとスルーで、ただの宴会ではあるが…」
ブルー 「真面目なヤツだと、宴会の前に挨拶が必須!」
Aブルー「挨拶って、どういう…?」
キース 「法要に出て下さった皆さんに、お礼だな」

似合いの法話だった時には、挨拶に入れる、と副住職。

キース 「そのままではなくて、大事なポイントだけで…」
ブルー 「こういった心持ちで参りましょう、とかね」
一同  「「「うーん…」」」

奥が深い、と参列しているだけの面々、愕然。

シロエ 「そうなってくると、お釈迦様も重要ですよね…」
サム  「今日の法話の、お釈迦様のように、ってな…」
Aブルー「その、お釈迦様って、重要人物…?」

ルーツなんだし、そうだろうけど、とソルジャーの問い。

Aブルー「いないと、話が始まらないとか…?」
キース 「全ての教えも、お経全部も、お釈迦様からで…」
ブルー 「ご自身のお言葉もあれば、お弟子さんとか」
サム  「ガチでルーツな御方なんだぜ?」

知らねえで済むような話じゃねえよ、と僧籍な人も。

サム  「やっぱ、お袈裟の由来は、キースだよなあ…?」
キース 「俺も正直、そうとしか思えん!」
Aブルー「検索しただけだと、伝わらないと…?」
キース 「もういい、素人さんは黙っていやがれ!」

法話のつもりで語らせて貰おう、と副住職が決めた覚悟。

キース 「いいか、お袈裟の由来は、雑巾で…」
一同  「「「はあ!?」」」
キース 「本当だ!」

ガチで雑巾がルーツなんだ、と言ってますけど。
掃除用の…?


2026/07/26 (Sun)



☆雑巾らしいルーツ


夏休みを控えた御一同様、エアコンの効いた生徒会長宅で。
其処での話題が袈裟の由来でして、キース君の危機が原因。

シロエ 「袈裟の由来が、雑巾ですか…?」
サム  「マジかよ、確かに普段の、質素だけどよ…」
ジョミー「でもさ、輪袈裟も、割とキンピカなのがさ…」

ぼくとサムのは地味なんだけど、とジョミー君も途惑い。

ジョミー「キースを追い掛けて、ソレイド八十八カ所で…」
スウェナ「見掛けたお遍路さんたち、輪袈裟だったわね」
シロエ 「錦っぽい輪袈裟も、けっこう見ました」
サム  「俺もよ、寺の近くじゃ、意識してるけどよ…」

お参りの人の、割と華やかだぜ、と僧籍な人の証言。

サム  「第一、法要の時は派手なほど、正装なんだろ?」
ブルー 「そうだね、高価なお袈裟は錦とかだし…」
キース 「しかし、ルーツは、ガチで雑巾なんだ!」

お釈迦様の時に決まった、とキース君、合掌。

キース 「出家するのは、全てを捨てて家を出ることで…」
Aブルー「お釈迦様っていうのは、そうなのかい?」
キース 「この有様だから、検索するだけ無駄だ!」

お袈裟の発端からして理解出来ん、と一喝。

キース 「全てを捨て去り、財産を持たん以上は、服もだ」
一同  「「「ええっ!?」」」
キース 「とはいえ、社会のマナーもあるわけで…」
シロエ 「必要最低限が、袈裟だったんですか?」

布のサイズとしては小さいですし、とシロエ君。

シロエ 「褌とかと同じで、最小限を隠したんでしょうか」
キース 「正解だ! 何処かの馬鹿とは、やはり違うな」
シロエ 「キース先輩、光栄です!」
キース 「シロエは、すぐに閃いたわけだが…」

記憶装置が頼りの馬鹿はどうなんだ、とキース君、ズイと。

キース 「お袈裟のルーツに、少しくらいは近付けたか?」
Aブルー「お尻を隠すトコから始まったかな…?」
キース 「記憶装置は、飾りか!?」

俺は雑巾と言った筈だぞ、と怒鳴ってますけど。
そうですよね…。


2026/07/27 (Mon)



☆雑巾を使う場所


夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来で法話っぽい今。

キース 「パンツの何処が、雑巾なんだ!」
Aブルー「だ、だってさ…! 検索ワードにさ…!」
キース 「あの単語が入って来るのは、掃除の対象物だ!」
一同  「「「ええっ!?」」」

トイレ掃除用か、と皆が仰天。

シロエ 「トイレ掃除に使う雑巾だったんですか…?」
キース 「対象はトイレに限定ではないが、最高級品で…」
一同  「「「は?」」」
キース 「質素な布であればいいから、ボロ布だとか…」

衣服に使えない布ならオッケー、とキース君、合掌。

キース 「しかし、クオリティが低いほど価値が高くて…」
サム  「雑巾が向いているってわけな?」
キース 「その通りだ。雑巾は拭き掃除にしか使えんし…」
ジョミー「雑巾が一番いいヤツってこと…?」

今の時代はキンキラキンなのに、とジョミー君、ポカーン。

ジョミー「もしかしなくても、トイレ用のが最高級品…?」
キース 「お前にしては、上出来じゃないか!」

やはり僧籍なだけのことはあるな、とキース君の笑み。

キース 「トイレ掃除に使われた布を、拾い集めて…」
サム  「縫い合わせて、服にしてたのかよ…?」
ブルー 「そういうことだね、だからこそ袈裟の種類に…」
キース 「何枚の布を縫い合わせたかで、違いが生まれる」

多いヤツほど格が高い、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「小さい雑巾を集めなければ、作れないしな」
ブルー 「これだけ質素な布しか持っていない、とね…」
シロエ 「アピールするのが、本来の形なんですね?」
キース 「派手な見た目に騙されてはいかん!」

だからこそ、トイレは無縁ではない、と複雑そうな表情。

キース 「もっとも、其処で悟れと言われても…」
ブルー 「難しいだろうねえ…」
キース 「当然だ!」

俺は一介の副住職でしかないぞ、と呻いてますけど。
まあねえ…。


2026/07/28 (Tue)



☆話題が変わって


夏休みを控えた御一同様、週末は生徒会長宅が溜まり場で。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来で法話もどき中。

Aブルー「なるほど、トイレも有難い場所になるんだ?」
キース 「違う、逆だからこそ、拭き掃除用の雑巾が…」
ブルー 「最高級品な扱いなんだよ、有難くないから」

全く理解出来ていないね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「分かってないなら、そろそろ帰ってくれたまえ」
キース 「そうだな、本来、夏休みの過ごし方の相談が…」
サム  「似合いの日だったんだぜ?」

ズレちまっているけどよ、とサム君も。

サム  「あんた、山の別荘、縁がねえだろ!」
Aブルー「海の別荘だったら、ゲストの定番だよ?」
シロエ 「山は全く、ノータッチじゃないですか!」
Aブルー「だってさ、招待してくれないしさ…」

どうしようも、とソルジャーの困惑した顔。

Aブルー「山の方にも、行ってみたいのに…」
マツカ 「よろしかったら、いらして下さい」
一同  「「「うわー…」」」

なんてことを、と皆の視線がマツカ君に集中。

ジョミー「マツカ、こんなの呼んじゃダメだよ!」
マツカ 「いえ、ゲストは歓迎ですしね」

是非、皆さんでお越し下さい、と御曹司、穏やかな笑み。

マツカ 「あちらは、海より滞在期間も長めですから」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

もうダメだ、と頭を抱える面々。

マツカ 「お部屋は、二つでよろしかったでしょうか?」
Aブルー「えっ、ええっ…? ハーレイの休暇がさ…」
マツカ 「難しそうなら、キャプテンは一泊とかでも」
Aブルー「他の日は、ぼくと、ぶるぅだけって…?」

そういう形で御招待かな、とソルジャー、引けている腰。

Aブルー「ぼくが、ぶるぅとセットで、長期滞在…?」
マツカ 「ええ。どうぞ、お二人で御滞在下さい」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
マツカ 「遠慮なさらず、お気軽に」

きっと執事も喜びますよ、と笑顔ですけど。
悪戯小僧と…?


2026/07/29 (Wed)



☆別荘よりも卒塔婆


夏休み待ちの御一同様、週末はエアコン完備な生徒会長宅。
袈裟の由来についての法話もどきが終了、山の別荘の話で。

マツカ 「山の別荘、ぶるぅにも楽しんで貰えそうです」
Aブルー「どういう意味だい…?」
マツカ 「海とは全く違いますしね、ハイキングとかも」

湖でボート遊びも出来ますから、とマツカ君のオススメ。

マツカ 「牧場に行けば、乗馬なんかもありますよ」
Aブルー「乗馬って…。ぶるぅの身長じゃ、無理だよ」
マツカ 「その点でしたら、ご心配なく。お子様用には…」
ぶるぅ 「ポニーがいるしね、ぶるぅでも大丈夫!」

ぼくも、ぶるぅと遊びたいな、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「ポニーじゃ、遠乗りは出来ないんだけど…」
サム  「行ける範囲が限られるもんなあ…」
シロエ 「でもですね…。ぼくたちは、確実にババです…」
キース 「ヤバい気しかしないし、俺はパスするぞ…」

今年は卒塔婆書きに専念しよう、と副住職の悪い顔色。

キース 「どうせ毎年、別荘の前後は、卒塔婆地獄で…」
ジョミー「山の別荘でも書いていた年があるよね…」
スウェナ「そうだったわねえ、和室を借りて何十本も…」
キース 「ババを引くより、エアコン無しでも家で書く!」

お前たちだけで楽しんでくれ、とキース君、逃げの姿勢。

キース 「土産の類は、気にしなくていい!」
シロエ 「分かりました。高原名物のクッキーくらいは…」
サム  「小遣いを出し合って、デカいの買うしよ」
ジョミー「他にも日持ちするのがあったら、考えるから!」

カフェなら、焼き菓子とかもあるしね、とジョミー君も。

ジョミー「別荘で何か作って貰うコースも、アリかな?」
スウェナ「お菓子、美味しいものね」

だけど、ぶるぅが問題なのよ、と悲観的な意見。

スウェナ「マツカは被害を受けないだろうけど…」
シロエ 「御招待ですしね…」
Aブルー「ぼくも頭痛が…」

ぶるぅなんかと長期滞在、と呻いてますけど。
問題があると…?


2026/07/30 (Thu)



☆別荘がヤバい人


夏休みを控えた御一同様、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
袈裟の由来な法話もどきも終わって、山の別荘の話でして。

サム  「ぶるぅでババを引きまくるのは、キースだぜ?」
Aブルー「キースが抜けると、どうなるかが謎でさ…」
一同  「「「は?」」」

他の面子に回るだけでは、と誰もがキョトン。

シロエ 「キース先輩がいないんだったら、ぼくたちに…」
ジョミー「ババが回って来るだけのことだよね…」
サム  「正直、俺も引きたくねえから、元老寺でよ…」

お盆の準備に使って貰えねえかな、とサム君が打つ、逃げ。

サム  「卒塔婆書きの他にも、何かあるだろ?」
キース 「強いて言うなら、水塔婆を書く役目くらいで…」
一同  「「「水塔婆?」」」
キース 「小型サイズの薄い卒塔婆で、おふくろの係で…」

そこそこ時間と手間はかかるな、と副住職。

キース 「しかし、お前は、書道の心得が無いわけで…」
サム  「やっぱ、そこかよ…」
キース 「最低限のラインをクリア出来ていないと…」

使うわけには、と蹴り飛ばされた模様。

サム  「畜生、俺もババを引くしかねえって…?」
キース 「正当な理由が見当たらないしな!」
Aブルー「その点だったら、ぼくも同じで…」
一同  「「「えっと…?」」」

どういう意味だ、と皆の視線が、ソルジャーに集中。

シロエ 「もしかして、ババを引くかもなんですか…?」
Aブルー「ピンポーン…」

消え入りそうな声で、ソルジャーの答え。

Aブルー「シャングリラにいれば、ターゲット多めで…」
サム  「あんたが狙われることはねえって?」
Aブルー「ソルジャーだしね…」

ぶるぅが大目玉を食らいそうで、と苦笑。

Aブルー「長老たちが団結したら無敵で、ぶるぅでも…」
キース 「敵わないんだな?」
Aブルー「そういうこと! だから逃げるよ!」
一同  「「「あれっ!?」」」

山の別荘は、と消えた後には返事も無し。
今月、これにて中継終了~。


2026/07/31 (Fri)




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☆回避出来た危機


さて、7月。梅雨も期末テストも終了、生徒会長宅な週末。
エアコンが効いているので、暑さも無縁な御一同様でして。

シロエ 「年々、暑くなって来ますよね…」
ジョミー「ホントだよねえ、梅雨の間から蒸し暑いしさ…」
サム  「けどよ、キースのヤツ、頑張ったよなあ…」

雨の中を法衣で月参りでよ、とサム君が振っている首。

サム  「瞬間移動も、足元スニーカーも、コケたしよ…」
スウェナ「せっかくのチャンスを、パアにしたものね…」
キース 「やかましい!」

あんな条件で誰がやるか、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「トイレに閉じ込めで、出られないんだぞ!」
ジョミー「そうなんだけどさ、よく逃げられたよね…」
シロエ 「言えてますよね、相手は例の人なのに…」
サム  「他のヤツなら、詰んでいたぜ、アレ…」

逃げられたの、坊主ならではだよな、とサム君。

サム  「棚経を盾に取るとか、思わねえしよ…」
シロエ 「今後は来ない、と言い切りましたしねえ…」
ジョミー「真っ青な顔して、撤回だったよ…」
スウェナ「今年だけなら、踏ん張ったかもだけど…」

今後ってことは、お彼岸だって、とスウェナちゃんも。

スウェナ「放棄されたら、無縁仏になるわけよね…」
サム  「供養してくれる寺、他にねえしなあ…」
ジョミー「例の戒名が有難いのも、通用しないって…」
キース 「俺が証拠を出さないんだからな!」

身元証明が無いのと同じだ、とキース君、キッパリ。

キース 「普通は、他所に任せる場合は、何か証拠が…」
シロエ 「紹介状が要るんですか?」
キース 「無くてもいいが、証明出来る品がだ…」

まるで無いのが、例のヤツだ、とキース君の勝ち誇った顔。

キース 「過去帳どころか、位牌も無いという有様で…」
サム  「立派な戒名、絵に描いた餅ってか…」
シロエ 「キツイですねえ…」
キース 「だから勝てた!」

無縁仏のピンチではな、と爽やかな笑顔ですけど。
良かったですね…。


2026/07/01 (Wed)



☆使えない最終兵器


期末テストも無事に終了、週末は生徒会長宅で夏休み待機。
梅雨も終わって、キース君が回避したピンチが話題でして。

シロエ 「過去帳の話は、前に聞いたような気がします」
サム  「そういや、載せてねえのが問題だっけなあ…」
スウェナ「キースが管轄違いだからでしょ?」

住職はアドス和尚だものね、とスウェナちゃんの問い。

スウェナ「事務で過去帳の管理はしてても、記入の方は…」
ブルー 「出来ないだろうね、代理を頼まれない限りはさ」
キース 「そういうことだな、俺が載せたいと思っても…」

門前払いを食らうわけだ、とキース君、ニンマリ。

キース 「あの馬鹿野郎が頼み込もうが、絶対に出来ん!」
サム  「いいじゃねえかよ、ヤバい時には使えるぜ?」
ジョミー「火だるまショーとかも、回避出来そう!」
シロエ 「どうなんでしょう? 多用した場合、耐性が…」

出来てしまいませんか、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「あの人ですから、断られた後もですね…」
スウェナ「食い下がって来るとか、ありそうだわねえ…」
キース 「俺も正直、そういう気しか…」

だから使わん、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「最終兵器的な構えで、抑止力にするしか…」
サム  「んじゃよ、無茶を言われても、ババのままかよ」
シロエ 「この前みたいなのは、そうそう来ませんって!」

何処かで救いが入りますから、とシロエ君の読み。

シロエ 「トイレ閉じ込め騒ぎの時は、会長までが…」
ジョミー「あっちサイドについてたっけね…」
サム  「ぶるぅも、やる気満々だったっけなあ…」
ぶるぅ 「だって、出来そうだったから…」

マスター出来たら便利だよねって、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「瞬間移動も、足元スニーカーも、どっちも!」
キース 「それはそうだが、条件がだな…」
ブルー 「追い詰めないとさ…」
ぶるぅ 「発動しないんだもん…」

応援したくなっちゃうでしょ、と言ってますけど。
正論…。


2026/07/02 (Thu)



☆悟れなくていい人


夏休みを待つばかりの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅。
先月のキース君のピンチが話題で、トイレ閉じ込めの件で。

キース 「追い詰めるにしても、トイレ以外でも…」
ブルー 「肝心な所は、切迫の度合いだしねえ…」
ぶるぅ 「それもあるけど、後の修理に便利なんだもん!」

トイレだったら、その周りだけで、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「業者さんが通る所と、ゲストルームが1つで…」
ブルー 「資材搬入に使う通路も、限定されるよね」
ぶるぅ 「そうなの! 端っこのを使うつもりだったし…」
ブルー 「ゲストルームの窓からだって、いけるしさ…」

他の部屋の眺望に、さほど影響は、と生徒会長も。

ブルー 「下の駐車場から、クレーンで上げても…」
シロエ 「端っこ、角部屋でしたよね?」
サム  「ゲストルームの窓はでけえし、使えるよなあ…」
ぶるぅ 「でしょ、でしょ!」

このお部屋がパアになったら、もっと大変、と真剣な表情。

ぶるぅ 「修理期間も長くなっちゃうし、他のお部屋も…」
ジョミー「出入りするのに、不便かもね…」
スウェナ「通路を塞ぐくらいに、資材、積むかも…」
ブルー 「一時的には、ありそうだよ?」

通路の幅は広げられないし、と生徒会長。

ブルー 「真面目な話、トイレがベストってこと!」
キース 「しかしだな…!」
ぶるぅ 「逃げられたんだし、いいと思うの!」

スキルアップは残念だったけど、と料理上手なお子様の言。

ぶるぅ 「キースにしたって、ちょっとくらいは…」
ブルー 「惜しい部分は、皆無じゃないだろうね」
キース 「正直、否定出来ないんだが…」

俺も命が惜しいからな、とキース君、合掌。

キース 「自分の尊厳を捨て去ってまでは、流石に…」
ブルー 「悟りが開けていない時点で、そうなるけどさ…」
ぶるぅ 「次があったら、頑張ってみない?」
キース 「一生、悟れないままで構わん!」

ただの坊主で充分すぎる、と叫んでますけど。
高僧とかは…?


2026/07/03 (Fri)



☆悟りを開く場所


夏休みを待つ御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
生徒会長宅ですけど、先月のキース君の危機が話題でして。

ブルー 「ただの坊主って、目標は、ぼくなんだろう?」
シロエ 「初の夏休みで、キース先輩の家に行きましたね」
サム  「非日常を体験ってえから、何かと思ったらよ…」
ジョミー「お寺ライフだったオチだっけね…」

アレで運命狂っちゃった、とジョミー君の嘆き節。

ジョミー「ブルーが高僧だったばかりに、ロックオンで…」
サム  「いいじゃねえかよ、直弟子なんだぜ?」
ジョミー「お坊さんなんて、なりたくないし!」
シロエ 「でもですね…。キース先輩だって、同じで…」

会長の緋の衣を目にして、気が変わって、とシロエ君。

シロエ 「負けられないから、って方向転換でしたよ?」
ブルー 「ソレがある以上、キースだってさ…」

ただの坊主で終わるのはね、と生徒会長、ニンマリ。

ブルー 「悟りの境地は、是非とも!」
キース 「トイレで悟りは、御免蒙る!」
シロエ 「誰だって、嫌がる場所ですしね…」
スウェナ「同じ悟りだったら、家の本堂とかがいいわよね」

場所を選んで開きたいと思うわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「時期は過ぎたけど、沙羅の花の木の下とか…」
サム  「あー…。諸行無常な…」
シロエ 「雰囲気は大事だと思うんですよ」
ブルー 「そう言われてもねえ…」

トイレだって大事な場所なんだよ、と生徒会長が立てる指。

ブルー 「そもそも、お袈裟の由来は、トイレなんだし…」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「ホントだってば、今でこそ、トイレの時はさ…」

外して入れって言われるけどね、と生徒会長、目がマジ。

ブルー 「嘘だと思うなら、そこのスマホで検索したまえ」
シロエ 「検索って、何でやればいいんです?」
ブルー 「ズバリ、袈裟と、糞と、衣でオッケー!」
一同  「「「ええっ!?」」」

マジですか、と皆の視線が集中してますけど。
検索…?


2026/07/04 (Sat)



☆トンデモな単語


夏休みを控えた御一同様、週末は涼しい生徒会長宅でして。
先月のキース君のピンチの話で、盛り上がっていますけど。

シロエ 「会長、冗談はやめて下さい!」
スウェナ「そんな単語で検索なんて、普通、ないでしょ?」
ブルー 「でもねえ…。袈裟とトイレじゃ、作法しか…」

引っ掛かってくれないし、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「トイレに入る時は、袈裟はどうするか、って…」
サム  「外して入れって教わってるけど、アレだよな?」
ブルー 「ソレしか引っ掛からないよ?」

嘘だと思うなら、やってみたまえ、と立てている人差し指。

シロエ 「えっと…? 袈裟とトイレですね…?」
ジョミー「検索するわけ?」
シロエ 「葬儀会社とか、墓地なら、お断りですけど…」

後の広告が嫌すぎますし、とシロエ君の渋面。

シロエ 「そっち系しか来なくなります、動画サイトも…」
一同  「「「うーん…」」」

そういう傾向は確かにあるな、と誰もが納得。

スウェナ「キースのせいで、たまに調べるのよね…」
サム  「マジで、そっち系のが増えるよなあ…」
キース 「裏山が墓地で悪かったな!」
スウェナ「専門用語で喋るからでしょ!」

つい気になって、とジャーナリスト志望だった人。

スウェナ「シロエ、今のはどうだったの?」
シロエ 「会長が言う通り、トイレに入る時のマナーで…」
サム  「他には見当たらねえってか?」
シロエ 「はい…。検索ワードを変えるしか…」

でもですね、とシロエ君の苦虫を噛み潰したような顔。

シロエ 「袈裟と衣はともかく、残りの一つが問題です…」
ジョミー「あんまり打ちたいヤツじゃないよね…」

絵文字で代用したらダメだし、とジョミー君も。

ジョミー「言い換えとかでやるの、無理かなあ…?」
ブルー 「残念ながら、そのものズバリだけでしか…」
シロエ 「出ないんですね…?」
一同  「「「うーん…」」」

よりにもよって糞だなんて、と呻いてますけど。
どうする…?


2026/07/05 (Sun)



☆調べたくない単語


夏休み間近な御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
生徒会長宅ですけど、先月のキース君のピンチが話題な今。

ブルー 「検索したら、トイレで悟りもアリが分かるよ?」
シロエ 「正直、嫌すぎるんですけど…」
サム  「俺だって、遠慮してえぜ…」
ジョミー「ぼくも嫌だよ、スウェナがやったら?」

ジャーナリスト志望だったんだし、とジョミー君の指名。

ジョミー「記事を書くなら、色々、調べないとダメだし…」
スウェナ「そんなので記事は書かないわよ!」
サム  「でもよ、トイレの記事って、あるじゃねえかよ」
シロエ 「悪質な修理業者とか、そういうのですね?」

スウェナ先輩、お願いします、とシロエ君も丸投げ。

シロエ 「ぼくは、機械には強いんですけど…」
サム  「トイレは管轄外だよなあ?」
シロエ 「当然ですって!」

タンクの修理も未経験です、とシロエ君が広げる両手。

シロエ 「ウォシュレットのリモコンだって、未経験で…」
ジョミー「でもさ、理屈は分かってるよね?」
シロエ 「分解修理は出来るでしょうけど…」
サム  「まあなあ、機械には違いねえしよ…」

やっぱ、スウェナで、とサム君からも御指名が。

サム  「スウェナ、頼むぜ!」
スウェナ「ちょっと待ちなさいよ、専門家がいるでしょ!」
一同  「「「は?」」」

検索しろと言った人では、と皆の視線が生徒会長に。

シロエ 「会長、解説してくれるんですか?」
ブルー 「お断りだね、検索したまえ!」
サム  「やっぱ、ダメじゃねかよ…」
スウェナ「そうじゃなくって、もう一人、忘れないでよ!」

其処にいる人、とキース君にビシィ! と突き付ける指。

スウェナ「キース、プロでしょ、知っているわよね?」
一同  「「「あっ!!!」」」
ブルー 「もちろん、知らないわけがないと思うよ」
シロエ 「マジですか?」
ブルー 「キース、どうなんだい?」

まさか習っていないとか、と聞いてますけど。
大学とかで…?


2026/07/06 (Mon)



☆由来だそうです


夏休みを控えた御一同様、週末は生徒会長宅で涼しさ満喫。
エアコンの効いた快適空間、先月のキース君のピンチの話。

ブルー 「お袈裟の由来も教えないとか、ないと思うけど」
一同  「「「は?」」」

由来とは、と想定外な展開の台詞でして。

シロエ 「まさか、トイレが由来なんでしょうか…?」
ブルー 「そうなるねえ…」
一同  「「「ええっ!?」」」

それはないだろ、と誰もが仰天。

シロエ 「つけて入るの、アウトなんですよね?」
サム  「弟子入りした時、ブルーがうるさく注意でよ…」
ジョミー「首から下げてるだけだし、つい、ウッカリさ…」
スウェナ「入っちゃうわけね?」

ネクタイ的な感覚で、とスウェナちゃん。

スウェナ「キースの法衣のみたいに、ビッグサイズなら…」
サム  「気付く以前に、トイレ、無理だぜ?」
シロエ 「そうかもです…」

キンキラキンの布ですし、とシロエ君の相槌。

シロエ 「アレの由来がトイレだなんて、嘘っぽい気が…」
サム  「俺もだけどよ…」
ブルー 「本当なんだし、検索してみたまえ!」
一同  「「「うーん…」」」

そう言われても、と回避したいのが、検索ワード。

シロエ 「キース先輩、どうなんです?」
ジョミー「専門家なんだし、知ってるんだよね?」
ブルー 「習っていない筈は、ないだろうけど…」

状況的に、言いたくないかも、と生徒会長、クスクス笑い。

ブルー 「トイレで悟れ、と迫られそうだしさ…」
サム  「嫌すぎるよなあ、ソレ…」
ジョミー「ぼくなら、絶対、遠慮したい場所…」
シロエ 「それで、だんまりなんでしょうか…?」

ヤバい立場に追い込まれそうで、とシロエ君が見る副住職。

シロエ 「聞いたとしても、トイレ、強制しませんよ?」
サム  「俺もしねえし、説明して欲しいぜ」
ジョミー「ぼくも、しないよ?」
ブルー 「どうするんだい、キース?」

それとも知らないヤツなのかな、と質問ですけど。
答えは…?


2026/07/07 (Tue)



☆一筆入れるそうです


夏休みを待つばかりの御一同様、週末は生徒会長宅でして。
話題になったキース君の先月のピンチ、其処から袈裟の話。

シロエ 「キース先輩、覚えていないんですか?」
サム  「ねえだろ、キースに限ってよ」
ジョミー「知らない方だって、ないような気しかしないよ」
スウェナ「大丈夫、話しても絶対、トイレで悟りを…」

開けだなんて言わないから、とスウェナちゃんの太鼓判。

スウェナ「心配だったら、一筆入れるわよ?」
サム  「俺も書くしよ」
ジョミー「ぼくも書くから、誰か文章を練ってさ…」
シロエ 「みんなでサインで、オッケーですよね!」

それで問題ないでしょう、とシロエ君、ニッコリ。

シロエ 「スウェナ先輩、書いて貰えますか?」
スウェナ「いいわよ、ぶるぅ、何か書く紙あるかしら?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ どんな紙がいい?」

可愛い便箋もあるし、巻物用のヤツもあるけど、と質問。

ぶるぅ 「スウェナの好きなの、どういうの?」
スウェナ「そうねえ、筆は慣れてないから、普通ので…」
シロエ 「キース先輩に渡すからには、可愛いのよりも…」
サム  「カッチリしている紙がいいよな!」

白紙か、白紙に罫線程度でよ、とサム君の意見。

サム  「でもって、サインした後は、封筒でよ…」
シロエ 「そうだ、会長のサインも貰えますか?」
ブルー 「いいとも、キース的には貴重だろうしね!」

銀青様の直筆サイン、と生徒会長、快諾。

ブルー 「キース、そういう条件でいいかな?」
キース 「あんたのサインで、誘い出す気か!」
ブルー 「そうでもしないと信用しないし…」

お袈裟の由来が謎なままだしさ、と生徒会長。

ブルー 「ぶるぅ、適当な紙を持って来て!」
ぶるぅ 「んとんと、ブルーのハンコも、持って来る?」
サム  「最高じゃねえかよ、銀青様のハンコだぜ!」
シロエ 「レア度、ハンコで、アップなんですね?」

それでいきましょう、とシロエ君もプッシュ。
一筆入れると…?


2026/07/08 (Wed)



☆トイレが嫌なら


夏休みを控えた御一同様、週末は涼しい生徒会長宅が一番。
其処で出た話題が、先月のキース君とトイレの件ですけど。

キース 「悔しい話だが、銀青様のハンコは欲しくはある」
シロエ 「それなら、一筆入れる方向で決まりですね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 紙と、ブルーのハンコだね!」

取りに行って来る、とドアの方へと跳ねてゆくお子様。

ぶるぅ 「どの紙がいいかな、白紙か、罫線入り!」
ブルー 「ハンコを押すわけだし、滲まないので頼むよ」
ぶるぅ 「そっか、和紙にした方がいいのかも!」

いいの探すね、とドアを開けた所で、キース君の叫びが。

キース 「ちょっと待ってくれ!」
ぶるぅ 「えっと…? もっと普通の紙がいいわけ?」
キース 「紙ではなくて、文章の方が問題で…」

何と書く気だ、とキース君の視線がスウェナちゃんに。

キース 「代表で書く上、文面も練るんだったな?」
スウェナ「センスが悪いとか、言う気じゃないわよね…?」

喧嘩だったら受けて立つわよ、とスウェナちゃん、キッと。

スウェナ「柔道部員とガチで喧嘩は無理だし、舌戦で!」
シロエ 「スウェナ先輩、ファイトです!」
サム  「キース、お経で慣れてやがるし、舌は強いぜ?」
ジョミー「怒鳴り合いでも、喉はいけそうだよね…」

スウェナを応援するけどさ、とジョミー君、心配そうな顔。

ジョミー「お坊さん相手に舌戦だとか、不利な気がするよ」
スウェナ「論破しちゃえばケリがつくでしょ!」
キース 「いや、そういう問題ではなく…」
スウェナ「だったら何なの、サッサと言いなさいよ!」

入れて欲しい文章あるのかしら、とスウェナちゃんの問い。

スウェナ「トイレの様式を問わずだとか、そっち系なの?」
キース 「違う、文章にトイレは必須なのか…?」
ブルー 「嫌なら、東司でいいかもね」
一同  「「「とうす?」」」
ブルー 「ズバリ、トイレで…」

座禅の宗派で使う言葉、という説明ですけど。
そう書けと…?


2026/07/09 (Thu)



☆聞けそうな由来


夏休みを待つばかりの御一同様、週末は生徒会長宅でして。
先月のキース君のピンチの話から、袈裟とトイレの関係へ。

スウェナ「座禅の宗派のトイレって、漢字は何なの?」
ブルー 「東と、司会に使われる司になるね」
シロエ 「なるほどです! 知識が無ければ謎単語ですね」
サム  「見た目も、トイレらしくねえしよ…」

ソレにしろよな、とサム君もオススメ。

サム  「キースだってよ、文句ねえだろ?」
キース 「生憎、俺にも知識はあるし、坊主仲間も…」
シロエ 「承知なんですか?」
キース 「座禅の宗派以外でも、坊主の間で使いもする」

一般人に分かりにくいのが便利だし、と副住職。

キース 「会食の途中で席を立つには、トイレより…」
スウェナ「ソフトな言い回しになるってことね…」

了解、とスウェナちゃん、ニッコリ。

スウェナ「トイレを避けた文面にすればいいんでしょ?」
キース 「その方向で頼む!」
スウェナ「だったら、例の災難だった日の、日付を…」
シロエ 「明記しておいて、厄介な場所での悟り回避で…」

約束します、と書けばベストでしょう、とシロエ君。

シロエ 「キース先輩、ソレでどうです?」
キース 「その文面だったら、文句は無いな」
スウェナ「決まりだわね、ぶるぅ、紙をお願い!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 良さそうな紙、持って来る!」

ブルーのハンコも、と跳ねて出掛けて、戻りまして。

ぶるぅ 「はい、スウェナ! 普通のペンで書けるから!」
スウェナ「さっき言ってたように書くのね!」

サインとハンコ用のスペースを空けて、と紙にサラサラ。

スウェナ「キース、こんな感じでどうかしら?」
キース 「特に問題は見当たらないし、皆でサインを…」

入れてくれ、とキース君の注文。

キース 「ブルーは、ハンコも頼みたい」
ブルー 「もちろんだよ!」
シロエ 「会長がハンコを押したら、完成ですね!」

袈裟の由来を聞けそうです、と笑顔ですけど。
でしょうねえ…。


2026/07/10 (Fri)



☆悩ましいサイン


夏休み待ちの御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
先月のキース君とトイレの話から、袈裟の由来へ転がって。

シロエ 「はい、サイン、揃いました。会長だけです」
ブルー 「オッケー! サインと、ハンコで…」

サインは銀青でいいのかな、と生徒会長の問い。

ブルー 「それともブルーか、どっちが好みなんだい?」
キース 「ブルーか、銀青様か…」

悩ましい、とキース君、腕組み。

キース 「ブルーの方でも、ハンコは銀青になるんだな?」
ブルー 「もちろん、そうだから、確認したわけで…」
シロエ 「何か違いがあるんですか?」

ブルーと書くか、銀青かで、とシロエ君が横から。

シロエ 「どっちにしたって、サインとハンコですよ?」
サム  「分かってねえなあ、坊主心をよ…」

そう言う俺も見習いだけどな、とサム君の苦笑。

サム  「門前の小僧に近いけれどよ、分かるぜ?」
シロエ 「どう違うんです?」
サム  「銀青様のサインに、銀青様のハンコだとよ…」

レアではあっても、定番なんだよな、とサム君の説明。

サム  「けどよ、ブルーのサインに、銀青様はよ…」
シロエ 「ハンコを押さない、っていう意味ですか?」
ブルー 「ピンポーン!」

まず絶対に有り得ないね、と生徒会長が立てる親指。

ブルー 「頼み込まれたって、押すわけなくてさ…」
サム  「もしかしなくても、押したことねえって?」
ブルー 「一度も無いと記憶してるよ」

この先も多分、無いと思うね、と生徒会長。

ブルー 「レア度の高さは、とんでもないヤツで…」
キース 「どっちにすべきか、真面目に悩むんだが…」

そんな選択肢が出て来るとは、とキース君、思案中。

キース 「ブルーを選ぶか、銀青様か…」
シロエ 「思い切り悩んじゃうんですね?」
サム  「銀青様のサインとハンコだけでもよ…」
キース 「欲しくて、条件を飲んだわけで…」

どっちにすべきか、と長考の構えですけど。
チョイス…?


2026/07/11 (Sat)



☆オススメは定番

夏休みを控えた御一同様、週末は生徒会長宅で涼しさ満喫。
其処で出たのが先月のキース君のピンチで、トイレで悟り。

シロエ 「どっちに転んでも、袈裟の由来は聞けますか?」
サム  「重要なポイントだよなあ、ソレ…」
スウェナ「ブルーを選んだら、スルーするのは無しよ?」

ブルーは使い分けしてるだけに、とスウェナちゃんの指摘。

スウェナ「普段は、お坊さんな正体なんか、出さないし…」
ジョミー「キースが、盾に取ること、あるかもね」
キース 「誓って、やらん!」

話が此処まで進んでるしな、と覚悟は出来てるようでして。

キース 「レア度で行くか、定番で行くかが悩ましい…」
ブルー 「オススメのコースは、定番の方だね」
一同  「「「えっと…?」」」
ブルー 「キースが見せびらかす相手が、ぼくをさ…」

知っているとは限らないし、と生徒会長、クスクスと。

ブルー 「伝説の高僧、銀青の存在は、都市伝説で…」
シロエ 「そうなんですか!?」
ブルー 「三百年以上も、若いままの姿でいるだけでも…」

都市伝説になりそうだよ、と言われれば、そう。

ブルー 「今は何処で何をしているのか、謎なわけでさ…」
サム  「普通に高校生でいるとか、知られてねえのな?」
ブルー 「話が拡散されたら、大迷惑だし…」

知られないようにしてるんだけど、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「坊主の間の定説としては、人里離れた山奥で…」
キース 「読経三昧の日々を送っている、と言い伝えで…

衆生の救済と平和を願って、とキース君。

キース 「俗名がブルーと知られてはいても、実在かは…」
サム  「謎なのかよ…」

それじゃ見せびらかしても、とサム君が振っている首。

サム  「レア度高めでも、真贋が怪しいってか…」
ブルー 「そういう気がするから、定番が良さげかと…」
シロエ 「捏造を疑われるんですね?」
キース 「不本意すぎる…」

そんな末路は御免蒙る、と呻いてますけど。
定番で行くと?


2026/07/12 (Sun)



☆レアすぎるブツ

夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来を聞く話でして。

ブルー 「捏造疑惑を回避するんだったら、定番だけだよ」
キース 「止むを得ん…。銀青の名前にハンコで頼む」
ブルー 「了解。それじゃサインと、ハンコで完成ってね」

ペンでサラサラと銀青の署名で、立派なハンコをペタン。

ブルー 「これでいいかな、キース?」
キース 「有難く頂戴いたします!」

ハハーッと一礼、合掌してから、押し頂くサイン入りの紙。

キース 「銀青様のサインとハンコをゲットか、感無量だ」
ブルー 「その他数人、余計なサインが入ってるけどね」
キース 「しかし、考えようによっては、レア物で…」

銀青様ともあろう御方が、一般人と寄せ書き、とキース君。

キース 「余程のことがない限りは、ありはしないぞ」
サム  「そうかもなあ…」
シロエ 「結婚披露宴の寄せ書きとかですね?」
ブルー 「そういう席に行った時には、書くと思うよ」

ただし、ハンコを持っていないわけで、と生徒会長の笑み。

ブルー 「キース、レア度の高さは保証するから!」
キース 「言われてみれば、持ち歩くには向かないか…」
ブルー 「そこそこ大きさがある上、入れておく箱もね」
シロエ 「渋いですけど、錦で出来てる箱っぽいです」

重いんでしょうね、とシロエ君の問い。

シロエ 「中にしたって、ハンコを保護する仕様ですから」
ブルー 「ズッシリ重いわけじゃないけど、軽くはないよ」
サム  「認印とは違いそうだよな…」
キース 「持ち歩かないなら、寄せ書きには押せないな…」

充分にレア過ぎるサインらしい、とキース君、感激の表情。

キース 「頂いた以上、さっきの約束は守らせて貰う」
シロエ 「キース先輩、待ってました!」
??? 「楽しそうだね、ぼくも聞かせて欲しいんだけど」
一同  「「「げっ!」」」

なんで来るんだ、と皆の視線が集中ですけど。
誰が来たと?


2026/07/13 (Mon)



☆聞くために参加


夏休みを控えた御一同様、生徒会長宅が週末の溜まり場で。
先月のキース君のトイレなピンチから、話が袈裟の由来へ。

??? 「御挨拶だねえ、げっ、ていうのは…」
キース 「日頃の行いが悪いからだろう!」
??? 「でもさ、先月は回避だったわけでさ…」

取り消したしね、とソルジャー(会話表記はAブルー)。

Aブルー「棚経に来ないだなんていうのは、怖すぎて…」
キース 「そう思うんなら、なんで来たんだ!」
Aブルー「袈裟の由来が聞けるらしいし、やっぱりさ…」

聞き逃すなんて有り得ないよ、と好奇心の塊な模様。

Aブルー「それで、どういう由来になるわけ?」
シロエ 「どうして外野が仕切るんです!」
サム  「言えているよな、俺たちは一筆入れたんだぜ?」
ジョミー「ブルーだって、サインを書いてるんだよ?」

おまけに銀青様のハンコつきで、とジョミー君も。

ジョミー「レア過ぎるヤツになったらしいし、外野はさ…」
シロエ 「黙って、お引き取り願いたいですよ!」
スウェナ「帰りなさいよ、場が荒れない間に!」
サム  「キースがキレたら、棚経、ヤバいぜ?」

殆ど最終兵器なんだしよ、とサム君、ズイと。

サム  「お盆の棚経、スルーされたら、後がねえしよ」
シロエ 「引き受けてくれる所は、無いんですしね」
Aブルー「じゃあさ、ぼくもサインに参加するから!」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と皆の視線がソルジャーに集中。

シロエ 「まさか、さっきの紙に書く気なんですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」

ハンコは持っていないけれどね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「寄せ書き的なサインらしいし、ぼくも後から!」
キース 「あんた、全てをパアにする気か、加筆して!」
Aブルー「レア度アップだよ、ぼくのサインだし!」
シロエ 「何処がなんです!」
Aブルー「ぼくのシャングリラだと、ぼくのサインは…」

重要事項の承認にしか、と言ってますけど。
別の世界では…?


2026/07/14 (Tue)



☆レア度が下がる件


夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
キース君から袈裟の由来を聞くという件、ソルジャー乱入。

シロエ 「そっちの世界じゃ、価値があってもですね…」
サム  「こっちじゃ、意味が全くねえしよ」
ジョミー「レア度アップどころか、下がりそうだよ?」
キース 「まったくだ…」

他人様に見せる分には、問題無いが、とキース君の仏頂面。

キース 「俺が充分、迷惑するんだ、あんたのサインは!」
Aブルー「御挨拶だねえ、なんで迷惑?」
キース 「あんたの日頃の行い、俺には迷惑でしかない!」
サム  「そんな輩のサインを貰って、喜ぶヤツはよ…」

いねえんでねえの、とサム君も。

サム  「どっちかってえと、書かねえ方が喜ばれるぜ?」
シロエ 「書かずに、サッサと帰って下さい!」
ジョミー「真面目に棚経、すっぽかされるよ?」

今年限定イベにしてもね、と棚経のお供でお馴染みの人。

ジョミー「来年以降は復活したって、今年はスルーで…」
サム  「いいじゃねえかよ、楽が出来るぜ?」
キース 「サインされた場合は、それが良さそうだ」

帰って貰おう、とキース君が指差すドアの方向。

キース 「お袈裟の由来は、知らなくていい!」
Aブルー「なるほどねえ…。ちなみに、ぼくの頭のさ…」

コレなんだけど、とソルジャーが指す、ヘッドフォン。

Aブルー「聴力が弱いし、補聴器なんだけれどね…」
一同  「「「えっと…?」」」
Aブルー「補聴器だけなら、ぼくのハーレイみたいにさ…」

耳だけで済ませられるわけで、とソルジャーの説明。

Aブルー「こういう形になっているのも、意味があるわけ」
シロエ 「ずっと以前に、聞いた気がしますよ、確か…」

記憶装置を兼ねていたような、とシロエ君の複雑な顔。

シロエ 「うろ覚えですから、自信は無いんですけど…」
Aブルー「ピンポーン! ついでに、こっちのスマホも…」

持っているから、どうなるのかな、と笑顔ですけど。
スマホ…?


2026/07/15 (Wed)


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☆有望な瞬間移動


梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末も雨で生徒会長宅で。
其処で出て来た瞬間移動の話、キース君には憧れですけど。

Aブルー「タイプ・イエローだったら、かなり有望だよ?」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「瞬発力と言うか、こう、瞬間的にさ…」

爆発的なサイオン、発動するよね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「ぼくの経験上、そうなんだけど、どうかな?」
サム  「そういや、キース、学校の、ぶるぅの部屋を…」
シロエ 「吹っ飛ばしてましたね、警察が来る勢いで…」
ジョミー「サイオン・バーストだったっけか?」

アレを切っ掛けに、坊主頭の技をマスター、と証言が。

ジョミー「部屋が吹っ飛んだわけだし、パワー凄いよ?」
キース 「それはそうだが、やった俺には、無自覚で…」
Aブルー「なるほど、経験アリなら、更に有望!」

瞬間移動も、いけそうだよ、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「最初の間は、至近距離しか動けなくても…」
サム  「慣れりゃ、月参りの距離でも動けるってか?」
Aブルー「頑張り次第で、もしかしたらね!」

チャレンジしてみる価値はありそう、とプッシュする人。

Aブルー「なにしろ、先例があったの、知っているから!」
一同  「「「ええっ!?」」」

まさか、と誰もがビックリ仰天。

シロエ 「先例って、そっちの世界で起きたんですよね?」
サム  「当たり前だろ、こっちじゃ数えるほどしかよ…」
ジョミー「人数いないし、あったら噂になっているよね…」
Aブルー「もちろん、ぼくの船での出来事だってば!」

凄すぎたから、公式文書で記録されてる、とクスクス笑い。

Aブルー「起きた現場も、起きた理由も、不名誉だけど…」
キース 「不名誉というのが、引っ掛かるんだが…?」
Aブルー「やった本人、きっと忘れて欲しい筈だしね…」
シロエ 「いったい何が起こったんです?」
Aブルー「瞬間移動!」

未遂で終わったんだけど、と苦笑ですけど。
何故に不名誉…?


2026/06/16 (Tue)



☆気になる不名誉


雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
其処で出て来た瞬間移動という便利技、キース君には憧れ。

シロエ 「未遂だとしても、瞬間移動ですよね?」
サム  「名誉じゃねえかよ、なんで逆になるって?」
ジョミー「だよね、タイプ・ブルーじゃないのにさ…」

ぼくなら威張り返ると思う、とジョミー君が指す自分の顔。

ジョミー「どうやればいいのか、サッパリ謎だし…」
スウェナ「未遂な所が恥だっていうなら、分かるけど…」
シロエ 「起きた現場と、理由が不名誉は引っ掛かります」
キース 「俺にも、関係して来そうなんだが…?」

同じ状況を作る気じゃなかろうな、とキース君の睨み。

キース 「不名誉という辺りが、嫌すぎるぞ!」
Aブルー「流石に、君は勘がいいねえ…」
キース 「ド真ん中か!?」
Aブルー「ピンポーン!」

再現したら、いける可能性がね、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「切羽詰まって、瞬間移動をしかけたんだし…」
キース 「まさか、現場は格納庫とかで…」
シロエ 「いるのを知らない誰かが、小型艇とかで…」

発進しようとしていた場合、ヤバいですよね、とシロエ君。

シロエ 「発進口が開くまで、カウントダウン状態で…」
サム  「開いちまったとしたら、放り出されるぜ?」
ジョミー「宇宙空間じゃなくっても、危なすぎるよ…」
スウェナ「真っ逆様でしょ、飛べるのも、確か…」

タイプ・ブルーだけの筈よ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「カウントダウンが鳴り響いてたら、焦るわ…」
シロエ 「その状況に陥った理由が、うっかりミスなら…」
ジョミー「不名誉すぎるし、ソレじゃないかな」
キース 「問題は、現場が不名誉な点で…」

格納庫の何処が不名誉なんだ、とキース君が傾げる首。

キース 「もっとも、場所によるかもしれないが…」
シロエ 「個室から出たのかもです」
キース 「トイレか…」

出て来た途端にカウント開始か、という読み。
戻れないと…?


2026/06/17 (Wed)



☆格納庫とトイレ


梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
話題に出て来た瞬間移動、雨も平気でキース君の羨望の的。

シロエ 「格納庫の仕様によっては、ロックかもです」
ジョミー「ドアが開いてる状態だったら、発進する時に…」
サム  「風圧で吹っ飛んじまうとか、ありそうだぜ」
キース 「そういう場合は、すぐに閉まるな…」

個室に逆戻りしたくても、とキース君の引き攣った顔。

キース 「ロックされたのでは、戻れそうにないし…」
シロエ 「安全面を考えての設計だったら、そうなります」
ジョミー「ただ閉めただけだと、開いちゃいそうだしね…」
シロエ 「ドアの隙間は侮れませんから…」

台風の時でも、隙間が怖いそうです、とシロエ君。

シロエ 「雨戸をガッチリ閉めていないと、風が入って…」
キース 「最悪、屋根が飛ばされるらしいし…」
サム  「やっぱり、出た瞬間に、オートロックかよ…」
ジョミー「普段は違っても、発進が近い時だけね…」

カウントダウン開始5分前からとか、とジョミー君の説。

ジョミー「トイレの中にも、放送、ありそう…」
シロエ 「運悪く、放送が入らなかったかもです…」
サム  「あるあるだぜ…」
キース 「そのせいで、格納庫に取り残されたら…」

確かにピンチだ、とキース君の悪い顔色。

キース 「誰か気付いてくれない限りは、放り出されて…」
シロエ 「真っ逆様に落ちるだけですしね…」
サム  「カウントダウンが止まらねえなら、詰みだぜ…」
ジョミー「脱出するには、瞬間移動くらいしか…」

走り抜けようにも間に合わないしね、とジョミー君。

ジョミー「多分、ソレだよ、現場と理由はトイレでさ…」
キース 「不名誉の極みのような話ではある…」
サム  「んじゃよ、お前も、やられるんでねえの?」
シロエ 「シャングリラ号でですか!?」
キース 「まさか、地球に帰還中なのか、あの船…?」

人員交代で戻っているとか、と真っ青ですけど。
場所はあると…?


2026/06/18 (Thu)



☆ヤバすぎる状況


雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
話題になった瞬間移動、キース君の憧れなのが問題でして。

シロエ 「シャングリラ号に送られそうです」
サム  「でもって、格納庫でカウントダウンかよ…」
ジョミー「トイレとは無関係に、縛られるとかさ…」

縄で縛って転がしておいて、小型艇を、とジョミー君。

ジョミー「発進させられたら、真っ逆様だよ…」
キース 「流石に、周囲を確認しないか?」
サム  「トイレから出るのは、仕方ねえけど…」
スウェナ「子供の飛び出しと同じで、想定外だものね…」

だけど縛って転がされてるのは別よ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「操縦士はともかく、管制官とかが気付きそう」
ジョミー「でもさ、言い出しっぺが、普通じゃないしさ…」
キース 「タイプ・ブルーか…」
サム  「キースがいるのを隠すくらいは、出来るよな…」

ガチでヤベえぜ、とサム君が竦める肩。

サム  「火だるまショーでも、かますようなヤツでよ…」
ジョミー「瞬間移動出来ずに、落っこちたってさ…」
シロエ 「回収に行ける人なんですよね…」

なんと言っても飛べますから、とシロエ君も肩をブルッと。

シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ジョミー「そうだね、ぼくたちに出来るの、応援だけで…」
サム  「やっぱ、現場で見守りだろうしよ…」
スウェナ「シャングリラ号か、地上か、どっちかしら…」

真っ逆様の率が高いなら、地上だわね、とスウェナちゃん。

スウェナ「キース、勝算はありそうなの?」
キース 「あるわけなかろう!」
サム  「詰んでるじゃねえかよ…」
キース 「俺も正直、そうとしか…」

なんてこった、とキース君が仰ぐ天井。

キース 「とんでもないヤツに、愚痴を聞かれたせいで…」
シロエ 「ご愁傷様です…」
ブルー 「待ってよ、ぼくが使用許可を出すとでも?」
一同  「「「あー…」」」

船の実権を握ってる人がいたっけ、と視線が集中。
立ち消え…?


2026/06/19 (Fri)



☆許可が出ない船


梅雨のシーズンは雨が多くて、週末は生徒会長宅が定位置。
其処で出て来た瞬間移動の話題、キース君には憧れの技で。

シロエ 「会長が許さないんじゃ、シャングリラ号は…」
サム  「使えねえよな、キース、良かったじゃねえか!」
キース 「本当にな…」

真っ逆様に落とされるのは、二度と御免だ、と経験者の言。

キース 「吊り橋からダイブは、タイミングを選べたが…」
ジョミー「シャングリラ号から放り出されるのは、違うね」
シロエ 「カウントダウン終了で、真っ逆様ですけど…」
サム  「心の準備ってヤツが、出来るわけねえよな…」

いくら坊主で悟っててもよ、とサム君、うんうん、と。

サム  「結果オーライ、使えねえ船じゃ、使えねえし」
キース 「まったくだ。死ぬ気で欲しいスキルでもないし」
ジョミー「やっぱさ、法衣を誤魔化す方向でさ…」
スウェナ「スニーカーを草履に見せるべきだわよ!」

命あっての物種だものね、とスウェナちゃんもプッシュ。

スウェナ「ぶるぅ、スリッパ、持って来てあげて!」
ぶるぅ 「オッケー!」

お客様用の、とドアの方へ跳ねてゆく家事万能なお子様。

ぶるぅ 「どれがいいかな、青いヤツかな?」
キース 「ショッキングピンクでも、俺は許すぞ!」
ジョミー「命拾いしたから、笑いを取ってくれるって?」
キース 「そういうことだな、見世物でかまわん!」

格納庫から落ちるショーよりマシだ、と繰る数珠レット。

キース 「成功するまで、足元にピンクのスリッパでも…」
シロエ 「キース先輩、流石です!」
ぶるぅ 「それじゃ、可愛いアヒルちゃんスリッパで!」

黄色のアヒルちゃんの形なんだよ、とピョンピョン。

ぶるぅ 「取って来るから、頑張ってね!」
キース 「心得た! 晒し者な期間が長そうだが…」
サム  「成功した時には、祝ってやるしよ!」
Aブルー「あのねえ…。人の話は、最後まで…」

きちんと聞いてくれないかな、と言ってますけど。
問題でも…?


2026/06/20 (Sat)



☆格納庫に無いトイレ


雨が多いのが梅雨のシーズンで、週末は生徒会長宅が一番。
話題になった瞬間移動、キース君の羨望の的な技ですけど。

Aブルー「シャングリラ号が必須とは、言っていないよ?」
シロエ 「現場は、シャングリラじゃないんですか?」
サム  「そっちの世界だと、船の中だけの生活だよな?」

潜入班で出ねえ限りはよ、とサム君、確認。

サム  「不名誉とかいうヤツ、再現するにはよ…」
シロエ 「シャングリラ号を、使う以外にないでしょう?」
ジョミー「そっくり同じ仕様の船って聞くしね」
ブルー 「その件だけどさ、格納庫内にトイレなんかは…」

設置されていないね、と生徒会長、キッパリ。

ブルー 「君たちが好きに話してたような理由で…」
シロエ 「小型艇とかが出る時に、危ないからですね?」
ブルー 「ピンポーン! 多分、ブルーの世界の船もさ…」
Aブルー「格納庫にトイレは、作っていないよ」

たまに、ソレで遅刻が出るんだけどさ、と苦笑する人。

Aブルー「乗り込んだ後にトイレに行っても、遅れるし…」
サム  「操縦士な?」
Aブルー「他の乗員だってそうだよ、トイレ中には…」
シロエ 「発進するのは、有り得ないでしょう」

こっちの世界の飛行機だって、とシロエ君も。

シロエ 「離着陸の時には、使用を控えるものですし…」
ブルー 「急を要する場合は、仕方なくても…」

個室内から動けないね、と生徒会長。

ブルー 「宇宙船から飛び立つ小型艇だって、同じで…」
Aブルー「予定通りに発進するには、トイレは早めに…」

格納庫に入る前にね、とソルジャーが立てる人差し指。

Aブルー「でもさ、最寄りのトイレが使用中だと…」
サム  「入れねえから、発進、遅れるわけな?」

仕方ねえよ、とサム君が軽く広げる両手。

サム  「んじゃよ、不名誉な現場、トイレ以外でよ…」
キース 「そうなりそうだが、何処だったんだ?」

俺は不安になって来たぞ、と顔色が悪いですけど。
でしょうねえ…。


2026/06/21 (Sun)



☆当たりだった現場


梅雨のシーズンは雨がシトシト、週末を過ごす生徒会長宅。
瞬間移動の話が出まして、月参りで悩むキース君の憧れで。

シロエ 「トイレ以外で不名誉な場所は、お風呂かもです」
ジョミー「そうかもだけど、瞬間移動の出番ありそう?」
サム  「必要になる場面がねえかもなあ…」
スウェナ「何処かで火事でも、シャングリラの中だから…」

避難するより、動かない方が良さそう、とスウェナちゃん。

スウェナ「防火ドアとか、酸素の供給システムとかも…」
シロエ 「完備でしょうねえ、その場で待機ですか…」
サム  「ゆっくり着替えて、ドライヤーとかまでよ…」
ジョミー「使えそうだよ、停電したら別だけど…」

そっちも非常電源ありそう、とジョミー君も。

ジョミー「お風呂から必死に脱出する理由なんてさ…」
シロエ 「無さそうです…。ぼくの考え、浅かったです…」
Aブルー「ホントにねえ…」

そもそもトイレを否定してない、とソルジャーの割り込み。

Aブルー「格納庫には無い、と言っただけだよ?」
一同  「「「ええっ!?」」」

まさかトイレで正解なのか、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「現場は、トイレだったんですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」

鍵が壊れて、出られなくてね、とソルジャー、クスクス。

Aブルー「トイレのあった場所が悪くて、非常ボタンも…」
サム  「無かったのかよ?」
Aブルー「事件を切っ掛けに、設置されたよ」

なにしろ人類とは違う思考で、と苦笑い。

Aブルー「そんな手段を使わなくても、思念波があるし…」
ジョミー「だったら、どうして使わなかったわけ?」
Aブルー「本人、焦ってパニックなんだよ?」

鍵が開けられないんだから、とソルジャーの解説。

Aブルー「君たちにしたって、学校とかのトイレでさ…」
サム  「個室に入って、出ようとしたら、無理ってか?」
シロエ 「焦りそうです…」

非常ボタンも思い付かないかも、という声が。
焦りますよね…。


2026/06/22 (Mon)



☆辺境で過疎な場所


雨がシトシトな梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅が定番。
話題になった瞬間移動、キース君が月参りで使いたい技で。

Aブルー「学校のトイレだったら、その内に誰かがさ…」
シロエ 「来るでしょうけど、そっちは違ったんですね?」
Aブルー「言ったトコだよ、場所が悪かった、って!」

船の中でも辺境でね、とソルジャーのクスクス笑い。

Aブルー「船の大きさ、君たちだって知っているだろう?」
サム  「桁外れにデカい船だし、辺境もよ…」
ジョミー「出来て来るよね、僻地って言うかさ…」
シロエ 「どっちかと言えば、過疎かもです…」

近くに人がいないんでしょう、とシロエ君の指摘。

シロエ 「同じトイレを使用する人、来ないくらいに…」
Aブルー「辺境で過疎って感じになるかな…」

こっちの世界の船より、人は多いけど、とソルジャーの言。

Aブルー「なにしろ、仲間が暮らす船だし、必然的にね」
シロエ 「ぼくたちの世界だと、最低限の人だけですし…」

過疎ってる場所の方が多いですね、とシロエ君。

シロエ 「人っ子一人いない区域が、殆どですよ」
ブルー 「何処もカメラがついているから、担当者がさ…」
ジョミー「チェックしてるし、過疎でいいけど…」
Aブルー「ぼくの船だと、事情がさ…」

違うからね、とソルジャーが広げる両手。

Aブルー「SD体制がある世界だから、カメラ嫌いで…」
サム  「もしかして、設置していねえのかよ?」
Aブルー「非常時だけしか、作動しなくて…」

普段は其処にあるというだけ、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「だからトイレで一人消えても、誰一人さ…」
シロエ 「気付いてくれない仕様ですね…?」

人員点呼をしない限りは、とシロエ君。

シロエ 「下手をしたなら、辺境のトイレで孤立ですか…」
ジョミー「誰も助けに来ないままでさ…」
Aブルー「ピンポーン!」
一同  「「「うーん…」」」

かなりピンチな状況かも、と納得ですけど。
現場がトイレ…。


2026/06/23 (Tue)



☆思念は不可な場所


雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
瞬間移動が話題になって、キース君の羨望の技なのが問題。

シロエ 「閉じ込められた人、思念波はどうしたんです?」
サム  「そういやそうだよな、助け、呼べるぜ?」
ジョミー「カメラ設置を嫌うほどなら、思念波はさ…」
スウェナ「日常生活に定着してるでしょ?」

連絡すれば良かったのよ、とスウェナちゃんたちの正論。

スウェナ「辺境からでも、近い誰かに届くと思うわ」
キース 「確かにな…。俺たちでさえ、仲間内だったら…」
シロエ 「思念で連絡つけられますよね?」
サム  「使えねえ理由あるとか、そんなのかよ?」

トイレでは使用禁止とかよ、とサム君の問い。

サム  「トイレでサイオン使えるんなら、覗きとかよ…」
シロエ 「出来ちゃいますしね、男性用と女性用のが…
ジョミー「隣同士であった場合は、覗けちゃいそう…」
スウェナ「酷い話よね、禁止するのが当然だわ…」

使い方の方は問わないで、とスウェナちゃんが震わせる肩。

スウェナ「安心して入れないじゃない!」
キース 「サイオンの検知装置を、置いていそうではある」
サム  「使った途端に、警報が鳴る仕様かよ…」
シロエ 「直ちに出入り口をロックで、警備員ですね…」

それは確かに無理なヤツです、とシロエ君も。

シロエ 「だから思念で連絡しないで、詰んだのかも…」
サム  「でもって、瞬間移動しそうな所で、検知でよ…」
ジョミー「警報が響いて、未遂に終わって、警備員がさ…」
キース 「駆け付けて来て、瞬間移動未遂を確認なのか?」

ごくごく自然な流れのようだが、とキース君、腕組み。

キース 「俺たちの推測が正しかったら、俺をトイレに…」
シロエ 「閉じ込めてしまって、出さない気でしょうか?」
サム  「ありそうすぎて、怖いんだけどよ…」
ジョミー「ソレなのかな…?」
Aブルー「ピンポーン!」

トイレさえあればオッケーで、と笑顔ですけど。
閉じ込め…?


2026/06/24 (Wed)



☆サイオンと緊急性


梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
瞬間移動の話が出まして、キース君が憧れた所が問題な今。

キース 「俺をトイレに閉じ込めて、どうする気だ!」
Aブルー「決まってるじゃないか、窮地に追い込んだら…」
シロエ 「脱出するのに、サイオン・バーストですか?」
Aブルー「ぼくの船で報告されているのは、ソレだしさ…」

バースト寸前だったから、サイオン検知装置が、という話。

Aブルー「瞬間的に凄いエネルギー、発動するしね!」
ジョミー「駆け付けた警備員さんが、見たって?」
Aブルー「ピンポーン!」

移動直前のサイオンの黄色をね、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「未遂になったの、駆け付けたせいだしさ…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「人が来たから、ホッとしたらしくて、未遂で…」

力尽きて倒れちゃったんだよね、とクスクス笑い。

Aブルー「駆け付けなければ、初の移動で記録樹立で…」
一同  「「「うーん…」」」

極限状態というヤツだ、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「まさか、キース先輩も、それと同じ目に…?」
Aブルー「ちょっと違うね、もっと捻って…」

緊急脱出の必要度を大幅アップ、と立てる親指。

Aブルー「この家、トイレの数は多かったよね?」
ぶるぅ 「うんっ! フロア全部が、この家だから!」

ゲストルームにも全部あるもん、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「他にも便利そうなトコに、幾つか!」
Aブルー「オッケー、1ヶ所、使えないように出来る?」
ぶるぅ 「んとんと、トイレそのもの?」
Aブルー「トイレのメインだけを封じるんだよ!」

個室に入ることは出来ても、使えないヤツ、とニンマリ。

Aブルー「トイレの水が流れないとか…」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」
Aブルー「そういう個室に、入って貰ってさ…」
キース 「出られないと!?」
Aブルー「どうかな?」

入る前にはビールなんかも、と言ってますけど。
飲ませると…?


2026/06/25 (Thu)



☆閉じ込めと着替え


雨が多いのが梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末ですけど。
話題になった瞬間移動、キース君が憧れたせいで大ピンチ。

シロエ 「ビール、トイレが近くなると聞いてますけど…」
サム  「一応、未成年だし、ピンと来ねえけどよ…」

割とよく聞く話だよな、とサム君の相槌。

サム  「脱水してる時でも、ビール、よくねえって…」
ジョミー「らしいね、キンキンに冷えていたってさ…」
Aブルー「ピンポーン!」

ぼくの船だと、合成酒がメインだけどね、とソルジャーも。

Aブルー「こっちの世界のビール、美味しいんだけど…」
シロエ 「トイレの回数、増えるんですね?」
Aブルー「ぼくのハーレイと飲んだら、実感するねえ…」

どっちかが不在の時間が出来て、と苦笑する人。

Aブルー「ぼくがトイレか、ハーレイがトイレかで…」
一同  「「「うーん…」」」
Aブルー「それでも、梅雨が明けたら、ビヤガーデンで…」
サム  「懲りてねえのな?」

トイレに行きまくるコースでもよ、とサム君の呆れ顔。

サム  「ジョッキで、ガンガン飲みまくるってか?」
Aブルー「評判のビールを、頼みまくってね!」
シロエ 「キース先輩にも、飲ませる気ですね?」
Aブルー「その前に、まずはトイレの封印から!」

何処のトイレを封じようかな、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「ゲストルームのヤツがいいかな…」
ぶるぅ 「そだね、水を止めたりするんだし…」
Aブルー「もちろん、ぼくのサイオンで、蓋もガッチリ!」

蓋が開いたら、用は足せるし、とトドメも刺す模様。

Aブルー「万一に備えて、床に新聞紙もね!」
ぶるぅ 「オッケー、おもらし対策、防水シートも…」

ちゃんと敷くから大丈夫だよ、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「キースの着替えも、あった方がいいかなあ?」
Aブルー「ジャストサイズのがあれば、安心かもね」
キース 「おい、お前たち…!」

俺の尊厳というヤツはどうした、と文句ですけど。
はてさて…?


2026/06/26 (Fri)



☆好奇心がある人


梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅な面々。
瞬間移動の話が出まして、キース君が出来たら月参りが楽。

Aブルー「尊厳を言うんだったら、パンツの方がいい?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ドラッグで買える筈だよ!」

普通のパンツみたいに履くヤツ、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「でもでも、何度も履き替えないとダメそう…」
Aブルー「ビールをドッサリ飲むわけだしねえ…」

一枚だけでは無理がありそう、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「防水シートを敷かれるよりは、マシっぽいけど」
ぶるぅ 「そだね、おもらし予防のパンツタイプだし…」
キース 「俺を閉じ込めない発想は無いのか!?」

抜本的な解決策だぞ、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「トイレに押し込めるからこそ、そうなるんだ!」
Aブルー「でもさ…。瞬間移動という便利技をさ…」
シロエ 「モノに出来るかもしれない、チャンスですよ?」
サム  「今を逃したら、先送りでよ…」

来年の梅雨にも、愚痴のループだぜ、とサム君も。

サム  「此処は一発、腹を括ってよ…」
ジョミー「トイレで頑張った方が良くない?」
スウェナ「サイオニック・ドリームじゃ、足元が限界で…」
シロエ 「法衣が濡れるの、防げないです!」

雨合羽も、着たまま家に入れませんし、とシロエ君。

シロエ 「檀家さんの家に着いたら、脱ぐんでしょう?」
キース 「その時、どうしても濡れてしまうが…」
ジョミー「タオルを貸して貰えるから、それでいいって?」
キース 「トイレに閉じ込めを食らうよりはな!」

雨の月参りで苦労した方がマシというもの、とキッパリ。

キース 「話は終わりだ、ぶるぅ、土産を詰めてやれ!」
Aブルー「君が仕切れる問題じゃないよね?」
ブルー 「ぼくが言うなら、分かるんだけれどね…」
キース 「あんたまで、俺を追い込むのか!?」
ブルー 「好奇心がさ…」

ゼロじゃないのは認めるよ、と言ってますけど。
止めないと…?


2026/06/27 (Sat)



☆名誉なフォロー


雨が降るのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
話題になった瞬間移動、キース君の月参りにベストな技で。

キース 「好奇心は猫を殺すと言うんだぞ!」
Aブルー「この場合、猫は君を指していそうだよね」
シロエ 「ですね、会長に被害はありませんし」
ブルー 「ぼくは好奇心が満たされるだけで、無問題!」

君の最期を見届けるから、と生徒会長、しれっと。

ブルー 「お望みなら、骨も拾ってあげるけれどね?」
サム  「いいじゃねえかよ、銀青様が拾って下さるしよ」
Aブルー「それは、名誉なことになるのかい?」
ブルー 「坊主じゃなくても、喜ぶ人は多いだろうねえ…」

普通は無理な話なんだし、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「拾うからには、後の供養もセットなんだよ?」
Aブルー「えっと…?」
ブルー 「何所のお寺でも、坊主は責任を持ってさ…」
サム  「送った仏様を、フォローするしよ…」

四十九日までは毎週、読経に行くもので、と僧籍な人も。

サム  「緋の衣の高僧、其処までしてはくれねえぜ?」
ブルー 「年功序列でゲットした人でも、その手のは…」
Aブルー「やってくれないって?」
ブルー 「後継者に丸投げするのが基本だってば!」

副住職とかね、と生徒会長の説明が。

ブルー 「キース、どうかな、骨は拾うよ?」
キース 「そういう問題ではないと思うんだが!」
シロエ 「でもですね…。瞬間移動をマスターしたら…」
サム  「愚痴っていたのも忘れて、感謝感激だろ?」

結果オーライで、とサム君、ズイと。

サム  「ぶるぅ、ドラッグ、行って来ねえか?」
ぶるぅ 「んとんと、パンツタイプの、何枚くらい?」
ブルー 「どうなのかな…」

ビールの量にもよるだろうし、と真剣な表情。

ブルー 「酔って寝られちゃ、意味がないしさ…」
Aブルー「そうか、適量にしておかないと…」
キース 「大量でいい!」

寝落ちした方がマシだからな、と怒声ですけど。
まあねえ…。


2026/06/28 (Sun)



☆個室がオススメ


梅雨のシーズンは雨が降りがち、生徒会長宅で週末な面々。
瞬間移動の話題が切っ掛け、キース君が追い込まれた窮地。

Aブルー「寝落ちしたんじゃ、進歩しないよ?」
キース 「もういい、月参りの雨は、キッパリ諦める!」
一同  「「「えーっ!?」」」

そんな、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「キース先輩、待って下さい!」
ジョミー「瞬間移動はアレかもだけど、足元くらいはさ…」
サム  「スニーカーで行けるコースが、オススメだぜ?」
スウェナ「ぶるぅ、スリッパ、持って来てあげて!」

諦めるなんて、とスウェナちゃんも。

スウェナ「せっかくなんだし、サイオニック・ドリーム…」
シロエ 「極めましょうよ、そっちだったら、トイレは…」
ジョミー「閉じ込められずに、練習だけだよ?」
キース 「それもそうか…」

部屋が吹っ飛ぶ程度だったな、とキース君が顎に当てる手。

キース 「サイオン・バーストに違いはないわけで…」
Aブルー「あのさ、ソレをやるにも、トイレが一番!」
一同  「「「は?」」」

何故にトイレ、と皆の視線がソルジャーに集中。

ジョミー「何処から、トイレが出て来るわけ?」
シロエ 「吹っ飛ぶ部屋なら、何処でもいいでしょう?」
Aブルー「狭い場所だと、トイレだよね?」

被害の規模が違うと思うんだけど、と目がマジ。

Aブルー「ぶるぅの部屋が吹っ飛んだ時、周りに被害は?」
サム  「そういや、あの部屋、限定だっけか…」
シロエ 「確か、シールドしてたんですよね?」
Aブルー「ほらね、同じ理屈で行くなら、トイレ!」

吹っ飛ばされるの、個室だけだよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「中のキースは、切ない気分かもだけど…」
キース 「当たり前だろうが!」
ジョミー「トイレの中に閉じ込められて、追い詰めだよね」
サム  「惨めかもなあ…」
Aブルー「その分、バースト、早くなりそう!」

足元だけのコースも、是非トイレで、と言ってますけど。
酷すぎでは…?


2026/06/29 (Mon)



☆閉じ込めな個室


雨が降るのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
梅雨の月参りを愚痴ったキース君、トイレ閉じ込めの危機。

サム  「追い詰められ度、トイレだと、高そうだぜ…」
ジョミー「ぼくなら絶対、出たくなるしさ…」
シロエ 「トイレ、やっぱり、使えないんですよね?」
Aブルー「ピンポーン!」

ビールよりアイスの方がいいかな、とソルジャーの笑み。

Aブルー「お腹が冷えたら、使いたくなるしさ!」
一同  「「「うわー…」」」

ピンチすぎる、と誰もがガクブル。

シロエ 「ビールより酷くありませんか!?」
Aブルー「パンツタイプのヤツを拒否だし、ヤバいかもね」
ジョミー「もしかしなくても、瞬間移動、出来そう?」
Aブルー「どっちに転ぶか、キース次第かなあ…」

壊して脱出か、瞬間移動か、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「運が良ければ、瞬間移動のスキル、ゲットで!」
サム  「まあなあ…。キースにしてみりゃ災難でもよ…」
ジョミー「結果オーライ、どっちかマスターだよね…」
スウェナ「途中経過がアレな部分は、じきに忘れるわよ!」

喉元過ぎればナントカでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「キース、トイレにしときなさいよ!」
ブルー 「家の持ち主としても、トイレを推したいねえ…」
ぶるぅ 「トイレの修理も高いんだけど、でもでも…」
Aブルー「ゲストルームとかより、安いと思うよ?」

床面積とか内装が違うんだから、とソルジャー、プッシュ。

Aブルー「そうと決まれば、ぶるぅ、何処のトイレ?」
ぶるぅ 「端っこのゲストルームかなあ…」
Aブルー「オッケー、封じた!」

使用不能にしたから、キースを連行、とズズイと。

Aブルー「おっと、ぶるぅ、アイスあるかな?」
ぶるぅ 「冷凍庫の、全部持って来る!」
一同  「「「ひいぃっ!」」」
キース 「俺を殺す気か!」
Aブルー「出ればいいだけ!」

壊すか瞬間移動でさ、と追い詰めですけど。
今月、これにて中継終了~。


2026/06/30 (Tue)





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☆梅雨に便利な技


さて、6月。梅雨の季節で、週末は生徒会長宅な御一同様。
最近の梅雨は暴れ気味だけに、下手に出掛けるよりも屋内。

シロエ 「よく降りますね、今日はマシな方ですけど」
サム  「普通に傘でいけるしよ」
ジョミー「土砂降りになったら、傘じゃキツイよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 瞬間移動なら、平気だもん!」

お買い物に行くのも、一瞬だしね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「傘で手が塞がる心配だって、ちっとも!」
シロエ 「羨ましいです、両手に荷物でオッケーですよね」
スウェナ「その荷物だって、袋に詰めたら、一瞬だわ」
ジョミー「家に向かって、パッと移動で、重さも無関係…」

どれだけ買っても平気で、雨に強くて、とジョミー君も。

ジョミー「おまけに早いし、梅雨には、最強かも…」
サム  「俺たちだって、出来ればいいのによ…」
シロエ 「雨の中を登校するのも、厄介ですし…」
スウェナ「バス停までの道でも濡れるし、バス停だって…」

屋根のあるトコは満員だわよ、とスウェナちゃんの嘆き節。

スウェナ「割り込めないから、傘ごと雨の中で土砂降り…」
ジョミー「アスファルトで跳ね返って、足も濡れるしさ…」
ぶるぅ 「大変そうだね、瞬間移動、楽なんだけどな…」
キース 「まったくだ…」

羨ましすぎて泣けて来るぞ、とキース君の深い溜息。

キース 「今の話で、一気に憂鬱度が大幅アップで…」
一同  「「「は?」」」

何の話だ、と皆の視線がキース君に集中。

シロエ 「キース先輩、何か悩み事でもあるんですか?」
ジョミー「梅雨の季節は、精神的に落ち込むとか?」
サム  「あるらしいよな、太陽に当たらねえとよ…」

幸せ度数、減るって言うぜ、とサム君、うんうん、と。

サム  「雨だと、朝の境内の掃除が出来ねえし…」
シロエ 「あー、朝の光が浴びられませんね」
ジョミー「前の日に叱られたショックとかのリセット…」

出来なくなるから辛いかも、とジョミー君の分析。
ありそう…。


2026/06/01 (Mon)



☆憂鬱になる理由


今年も来たのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅が一番。
雨の話から瞬間移動が脚光を浴びてますけど、憂鬱な人が。

シロエ 「なるほど、雨はメンタルに良くなさそうです」
サム  「でもよ、キース、精神的にタフな方だぜ?」
ジョミー「火だるまショーでも、落ち込まなかったよね…」
スウェナ「雨の日が何日か続いた程度で、落ち込むかしら」

裏山が崩れたとかなら分かるけど、とスウェナちゃん。

スウェナ「元老寺までは届かなくても、墓地の上の方…」
シロエ 「土砂が入るとかは、あるかもですね」
サム  「その場合、責任、寺にあるよな?」
ジョミー「檀家さんには、落ち度、ないしね…」

お供え物の放置とは違うんだから、とジョミー君も。

ジョミー「置きっ放しだった、お供え物、イノシシがさ…」
シロエ 「食べに現れて、墓石、倒すらしいですよね…」
サム  「そっちだったら、寺の責任、軽くなるけどよ…」

見回りが徹底していなかった程度だし、とサム君が捻る首。

サム  「土砂崩れの方だと、そうはいかねえぜ?」
シロエ 「整備不足で、文句を言われてしまいますよ…」
ジョミー「元に戻す工事も、全額、負担だろうね…」
スウェナ「そうなった時には、キースも、うんと憂鬱で…」

修理費用を何処から出すとか、担当なんでしょ、という声。

スウェナ「雨が降る度に、その心配で、鬱になるかも…」
シロエ 「ありそうですけど、瞬間移動と関係は何処に?」
サム  「身体を張って、土砂崩れは止められねえよな…」
ジョミー「崩れる音で飛んで行っても、下敷きっぽいよ?」

飛んでってシールド張る気なのかな、とジョミー君。

ジョミー「一瞬で移動で、展開出来たら…」
ぶるぅ 「そだね…。でもでも、ソレが出来るんなら…」
ブルー 「出掛けなくても、シールドは展開可能だけどね」
シロエ 「指先一本で、オッケーですね?」
サム  「じゃあよ…」

なんでキースが憂鬱に、と聞いてますけど。
土砂崩れのせい…?


2026/06/02 (Tue)



☆土砂崩れの恐れ


今年も梅雨のシーズンでして、週末は生徒会長宅ですけど。
雨を気にせずに済むのが瞬間移動で、キース君が憂鬱な顔。

スウェナ「やっぱり、土砂崩れの件じゃないかしら?」
ジョミー「雨の激しさ、酷くなって来てるしね…」
シロエ 「今までだったら被害ゼロでも、この先は謎です」
サム  「裏山があるのは、間違いねえしな…」

墓地用に開発されている分、ヤベえかも、とサム君も。

サム  「普通の山より、崩れやすいとか、ありそうだぜ」
シロエ 「墓地は垣根くらいしか、木が無いですから…」
スウェナ「保水力、かなり低いわよね…」
ジョミー「今年こそ崩れるかも、って心配してそう…」

だけど、瞬間移動と結び付かない、とジョミー君の疑問。

ジョミー「憂鬱になるポイント、そっちだよね?」
シロエ 「雨が占めてる部分も、大きいかもです」
サム  「まあなあ、土砂崩れと雨はセットものだしよ…」
キース 「いい加減にしてくれ、縁起でもない!」

崩れた場合、損害賠償を請求するぞ、とキース君の怖い顔。

キース 「言霊は馬鹿に出来んし、今日の話は覚えておく」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」
シロエ 「お小遣いじゃ、とても足りませんって!」
サム  「万一の時は、工事現場で働くしよ…」

費用は請求しねえでくれ、とサム君、顔面蒼白。

サム  「マジで小遣い、そんなにねえし…」
シロエ 「ぼくもなんです、請求するならマツカ先輩に…」
キース 「マツカは、何も喋っていないが!」
マツカ 「それはいいです、お困りだったら、請求書を…」

ぼく宛に送って貰えますか、とマツカ君、流石な対応。

マツカ 「執事にも伝えておきます、ご遠慮なく」
キース 「お前まで、土砂崩れ説の肩を持つ気なのか…?」
マツカ 「えっと…? もしかして、別件なんでしょうか」
スウェナ「それっぽいわね…」
シロエ 「土砂崩れの心配でないなら、何なんです?」

言霊の件は謝りますから、と質問ですけど。
何故に憂鬱…?


2026/06/03 (Wed)



☆梅雨の風物詩な愚痴


梅雨のシーズンで週末も雨、生徒会長宅で過ごす御一同様。
雨の日の便利技な瞬間移動の話で、キース君が憂鬱でして。

シロエ 「ぼくたちだって、気になりますし…」
サム  「真面目に、なんで雨だと憂鬱なんだよ?」
キース 「何年、俺と付き合っていやがるんだ!」
一同  「「「えっと…?」」」

何年だっけ、と指を折り始めるくらいに、長い腐れ縁。

ジョミー「十年は軽く超えているよね…」
シロエ 「キース先輩が、大学を卒業してからだって…」
スウェナ「何年目かしら、えーっと…?」
キース 「もういい、俺だけ社会人なのは分かるな?」

働いていることを思い出せ、とキース君、腕組み。

キース 「毎年、梅雨になったら愚痴っているのもだ!」
一同  「「「あー…」」」

アレか、と一気にピンと来るのが梅雨のシーズンの風物詩。

ジョミー「そっか、雨の日の月参りだ!」
サム  「自転車はキツイって話だっけな…」
スウェナ「確か、公共の交通機関で行っていたわね?」
キース 「だったら、そろそろ気付いて欲しいものだな」

瞬間移動が羨ましい理由に、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「これで分からないヤツがいるなら、前に出ろ!」
シロエ 「す、すみません!」
サム  「マジで深刻な理由だったのな…」
ジョミー「土砂崩れと違って、雨だと、必ず来るヤツ…」

雨の降り方が激しい今だと、厳しそう、とジョミー君。

ジョミー「ぼくたちが高校に入った頃だと、雨だって…」
サム  「折り畳みの傘があったら、いけたんだけどよ…」
シロエ 「昔話になっちゃいましたね…」
スウェナ「折り畳み傘で走って、コンビニでビニール傘…」

買わない限りは、濡れ方が半端ないわよ、という声まで。

スウェナ「キースの憧れ、スクーターから、瞬間移動に…」
シロエ 「シフトしたかもしれませんね…」
キース 「全く持って、その通りだ…」

檀家さんの家まで一瞬だったら、と嘆いてますけど。
切実かも…。


2026/06/04 (Thu)



☆専用車があるかも


今年も梅雨のシーズンでして、生徒会長宅が雨の日に最適。
週末で来ている御一同様、瞬間移動の便利さに気付いた件。

サム  「瞬間移動だったら、スクーターの比じゃねえな」
ジョミー「タクシーで送迎するより、快適そうだよ」
シロエ 「乗り降りする時だけは、雨の中ですしね…」

運転手さんが傘を差してくれても、とシロエ君。

シロエ 「マツカ先輩みたいに、車寄せでもない限りは…」
スウェナ「そう言えば、贅沢な家だったわよね…」
サム  「雨に濡れずに、車の乗り降り、出来るしよ…」
マツカ 「そうかもですけど、行先にもあるとは…」

限りませんよ、とマツカ君の苦笑い。

マツカ 「ぼくも今では路線バスで、登下校ですけど…」
ジョミー「そっか、校門前だと、車寄せなんか…」
サム  「あるわけねえよな、けどよ、生徒は門までで…」
マツカ 「許可を取ったら、入れるのかもしれません…」

ブルーなんかは、いけそうですよ、とマツカ君の指摘。

マツカ 「瞬間移動を使う代わりに、誰か送迎だったら…」
一同  「「「あー…」」」

言えているかも、と皆の視線が生徒会長に。

シロエ 「会長、実はソルジャーでしたっけ…」
サム  「事実上のトップなんだし、門を車で通れるぜ…」
ジョミー「しかも、黒塗りのタクシーじゃないかな」
キース 「マツカ級で、お抱え運転手の線もありそうだ」

俺たちが知らないだけで、専用車があるとか、という説。

キース 「シャングリラ号に比べたら、車なんぞは…」
シロエ 「格安ですよね、高級車でも…」
ジョミー「マンションの駐車場とかに、置いてあるとか?」
サム  「他の車に当たられねえように、他所でねえの?」

お抱え運転手とセットで、違う所に、とサム君も。

サム  「あるんだったら、キース、貸して貰えよ」
一同  「「「は?」」」
サム  「瞬間移動の代わりに、雨の日の月参り用によ…」

なにしろ使っていねえんだし、と言ってますけど。
専用車を…?


2026/06/05 (Fri)



☆専用車と道路事情


梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
其処で話題が瞬間移動で、濡れないだけに月参り向けかも。

キース 「待て、檀家さんの家まで、運転手つきの車か?」
シロエ 「いいと思うんですけど、何か問題ありますか?」
サム  「借りりゃ楽だぜ、料金だってタダでねえの?」
ジョミー「ブルーのツテで頼むんだったら、そうなりそう」

ブルー専用車なんだし、ブルーはタダ、とジョミー君。

ジョミー「ぶるぅにしたって、セットでタダになるよね?」
シロエ 「日頃、使っていないの、面倒だからでしょう」
サム  「スーパーに行くだけのために、専用車はよ…」

頼んでる方が逆に面倒、とサム君が眺める窓の方向。

サム  「まずは連絡で、送迎の時間を伝えねえとよ…」
マツカ 「登下校だったら、時間が決まってますけれど…」
ジョミー「マツカ、もしかして、普段、使わないのは…」
シロエ 「ぼくたちに遠慮だけじゃないかもです」

ぼくたちの行動、思い立ったが吉日ですし、とシロエ君。

シロエ 「急に決まって集合するとか、ありがちですよ」
マツカ 「確かに、そういう面は否定出来ません…」

運転手に頼んでいるより、動いた方が、とクスクスと。

マツカ 「行先によっては、車が横付け出来ない所も…」
サム  「あー、路地裏のラーメン屋とかな…」
ジョミー「美味しいっていう話、出た途端にさ…」
シロエ 「解散した後の夜でも、行ってますよね…」

高級車は表通りまでが限界でしょう、とシロエ君の相槌。

シロエ 「スーパーの場合も、大型車はキツイかもです」
ぶるぅ 「そだね、スーパーよりも、狭い道とかに…」

食材のお店があったりするよ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「でもでも、ブルー、専用車なんかは無いもん!」
サム  「マジかよ、キース、借りられねえって?」
キース 「どうせ、檀家さんの家には横付け出来んし…」

絵に描いた餅だが、少し惜しいな、と残念そう。
車ですしね…。


2026/06/06 (Sat)



☆高級車と諸事情


雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
濡れずに動ける瞬間移動、キース君には魅力的な移動手段。

サム  「なんで、家に横付け、ダメなんだよ?」
シロエ 「道路事情の問題でしょうか?」
スウェナ「住宅街だと、狭い道とか、ありがちだものねえ」
ジョミー「表通りまでしか無理だと、イマイチかもね…」

歩く間に法衣が濡れちゃいそうだし、とジョミー君も。

ジョミー「横付け出来ないとなったら、魅力半減かなあ…」
シロエ 「マツカ先輩も言ってましたね、学校の門…」
マツカ 「門を入ってから校舎まで、遠いですよ」
サム  「間にグラウンドとか、あるもんなあ…」

キースの事情も同じかもな、とサム君、うんうん、と。

サム  「そういや、棚経で回るコースも、道幅がよ…」
ジョミー「自転車だから、それほど気にならないけど…」
シロエ 「車だったら、イマイチですか?」
サム  「すれ違いとかは厳しいかもなあ…」

どっちかの車が譲らねえと…、と現場を知る人の見解。

サム  「かなり下がって横に寄せるとか、そういう…」
一同  「「「あー…」」」

高級車は入れないヤツだ、と皆が納得。

シロエ 「確かに、会長専用車があったとしても…」
スウェナ「絵に描いた餅とか以前に、使えないわよね…」
ジョミー「だけど、惜しくなる程度にはさ…」
サム  「車、憧れだったのな…」

気の毒によ、とサム君、合掌。

サム  「雨の月参り、車ねえけど、頑張れよな…」
キース 「励ましは嬉しいんだが、勘違いは良くない」
サム  「えっと…?」
キース 「僧籍だったら、心得事だぞ」

檀家さんの家に高級車は不可だ、とキース君、腕組み。

キース 「皆さん、経済的な事情がおありなんだし…」
シロエ 「狭いお家にお住まいだと、マズイですよね」
サム  「ヤベえ、気配り問題かよ…」
キース 「車の使い分けは、坊主の基本だ!」

この際、覚えておくんだな、と睨んでますけど。
使い分け…?


2026/06/07 (Sun)



☆車と使い分け


梅雨のシーズンは雨の日が多め、週末は生徒会長宅が一番。
其処で出て来た瞬間移動の話、キース君が羨ましがる裏技。

シロエ 「車の使い分けって、何なんですか?」
キース 「坊主の間では、常識なんだが…」

実践している家と、そうでない家が、と副住職、合掌。

キース 「俺の家だと、後者になるわけで…」
一同  「「「えっと…?」」」
キース 「宿坊の方にも車はあるんだが、自家用車は…」

親父の車が一台だけで、とキース君の渋面。

キース 「二台持てるほど、余裕がないからな…」
サム  「お前、欲しがっているじゃねえかよ」
キース 「夢を見るのは、俺の自由だ!」

買えるとしたら、スクーターまでだろう、とキース君。

キース 「そういう寺だと、使い分けは不要なんだが…」
シロエ 「もしかして、高級車と大衆車の違いですか?」
キース 「正解だ!」

高級車を持てる寺なら、大衆車も買えるぞ、とフウと溜息。

キース 「普段、乗り回すのは高級車の方で、月参りは…」
サム  「大衆車の方を使うわけな?」
キース 「でないと、檀家さんに顔向けが出来ん!」

儲かっている理由が何であろうと、と繰る数珠レット。

キース 「空き時間に株で稼いでいようが、車に反映は…」
シロエ 「よろしくないんすね?」
キース 「坊主丸儲け、という言葉が存在するくらいだぞ」
サム  「お布施で高級車、買ったわけじゃねえのにな…」

勘違いされても仕方ねえかも、とサム君、納得した模様。

サム  「借り物にしたって、高級車はアウトだよなあ…」
キース 「軽自動車を持ってやがったら、借りるんだが…」

その場合は運転手が問題で、とキース君の苦笑い。

キース 「専用車と違って、専属の運転手がいなくて…」
ジョミー「自分が免許を取るしかないよね?」
キース 「借りられるんだったら、検討するが…」
ブルー 「生憎と無いね、夢を見るより…」

現実的な策を考えてみたら、と言ってますけど。
どんなの…?


2026/06/08 (Mon)



☆車を持つには


雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
濡れずに動ける瞬間移動、キース君には羨ましい技でして。

シロエ 「現実的な策って、どんなのですか?」
キース 「バイトを増やして、軽自動車の金を稼げと?」
ジョミー「それっぽいけど、車って、買った後もさ…」
サム  「けっこう金がかかるらしいぜ」

ガソリン代に維持費、馬鹿にならねえんだろ、とサム君も。

サム  「バイトを辞めてる場合じゃねえと思うぜ」
シロエ 「まるで車の奴隷ですよね…」
スウェナ「第一、バイト、何処でやる気なの?」
ジョミー「王道じゃないかな、会館とかで…」

バイトのお坊さん、とジョミー君。

ジョミー「勤務出来る日、選べそうだけど、出勤したら…」
サム  「二日間ほど、拘束だよな?」
ブルー 「そうだろうねえ、枕経から始めた場合は…」

三日間かも、と生徒会長、いえ、銀青様の仰せ。

ブルー 「急ぐ家だと、枕経の日に、お通夜になるけど…」
サム  「間を置く家だって、ちゃんとあるよな…」
ブルー 「お坊さんを会館に頼む理由が、正当な時はね…」

菩提寺が遠くて、頼めないとか、と生徒会長、合掌。

ブルー 「そういう場合は、菩提寺の方に連絡してさ…」
シロエ 「誰か回して貰うんですね?」
ブルー 「空きがあったら、菩提寺のツテでいけても…」
サム  「ダメなケースも出て来そうだよな…」

菩提寺って言ってもピンキリだしよ、と僧籍な人。

サム  「顔が狭けりゃ、ツテもねえよなあ…」
ブルー 「ツテで派遣が無理になったら、会館経由で…」
サム  「誰か頼んでくれ、ってヤツかよ…」
ブルー 「ピンポーン!」

だから会館経由と言っても、読経フルコース、という説明。

ブルー 「枕経の日が要るから、三日間、拘束!」
一同  「「「うーん…」」」
ブルー 「拘束時間はフルじゃないけど、出勤は三回!」
サム  「三回かよ…」

楽なバイトと言えねえよな、と唸ってますけど。
三回ですか…。


2026/06/09 (Tue)



☆無理そうなバイト


梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅な面々。
瞬間移動の話が出まして、濡れずに動けてキース君の憧れ。

キース 「会館の坊主バイトは、楽とは言えんぞ」
サム  「やっぱ、三日はキツイよなあ…」
キース 「取り分も、さほど無いらしい」
一同  「「「は?」」」

坊主丸儲けの延長なのでは、と皆がキョトン。

シロエ 「会館でやっても、お坊さんにはお布施ですよね」
キース 「間に会館が入るというのを忘れるな!」
サム  「もしかしなくても、天引きかよ?」
キース 「かなりの部分を、持っていかれると聞いている」

手取りは少なくなるそうだ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「軽自動車を買うまでの間に、何回、出勤やら…」
ジョミー「その後、維持費を稼ぐわけだよね?」
スウェナ「大変そうだわ、ホントに文字通り車の奴隷ね…」
サム  「現実的な解決策でも、無理なんでねえの…」

月参りの他にバイトなんだぜ、とサム君が軽く広げる両手。

サム  「諦めた方がマシな気しかしねえんだけど…」
キース 「俺もそう思う…」

現状に甘んじておくしか、とキース君、諦めの境地。

キース 「梅雨の間だけの我慢だしな…」
シロエ 「ですよね、昨今、秋雨も暴れがちですけど…」
スウェナ「梅雨ほど長引くわけじゃないものね…」
ブルー 「あのねえ…」

誰も車とは言っていないよ、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「キースだったら、出来そうなことでさ…」
一同  「「「えっと…?」」」

どういう意味だ、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「キース先輩ならではの、スキルとかですか?」
ブルー 「ピンポーン!」

キースの頭に注目したまえ、と生徒会長、ニッコリ。

ブルー 「キースだけが出来る、特殊なサイオンのさ…」
サム  「アレかよ、坊主頭に見せかけるヤツ…」
ジョミー「サイオニック・ドリームの、応用だよね?」

瞬間移動は無関係じゃあ、という疑問ですけど。
それはそう…。


2026/06/10 (Wed)



☆使わない思念波


雨が多いのが梅雨のシーズン、週末も雨だと生徒会長宅で。
其処で出て来た瞬間移動な便利技、キース君には羨望な件。

ブルー 「瞬間移動は無関係だけど、みんなの中にさ…」
シロエ 「お坊さんだったら、他には、いませんけど?」
スウェナ「サムとジョミーは、名前だけだものねえ…」
ブルー 「違うよ、ああいうスキルを持っている人…」

誰かいるかな、と生徒会長が見回す部屋の中。

ブルー 「せいぜい、思念波止まりなんじゃあ?」
シロエ 「それはまあ…。しかもスマホが便利ですしね…」
ジョミー「思念を飛ばす前に、つい、使っちゃうよね…」
キース 「俺の場合は、仕事関係が多いし、余計にな…」

檀家さんに思念で連絡は出来ん、と副住職な人。

キース 「スマホでさえも、使いこなせない人が多めで…」
サム  「あー…。家の電話も黒電話な、ご高齢者様な…」
キース 「お子様たちがいらして、困るらしいぞ」
シロエ 「家にWi-Fiが無いというパターンですね?」

通信費が高くつくヤツで…、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「けっこう多いと聞いてますけど…」
キース 「年末年始と、お盆の頃には、難民が増えるぞ」
ジョミー「なんで、キースが知っているのさ?」
キース 「墓参りに来た方が、愚痴を漏らしがちで…」

宿坊のWi-Fiを開放している、と気配り完璧。

キース 「難民の方が集って、スマホだからな…」
一同  「「「あー…」」」

お寺かどうかは気にしないか、と誰もが納得。

シロエ 「確かに、宿坊、Wi-Fi、必須ですしね…」
キース 「スターリンクが要る環境でもないし…」

無料開放は寺の義務だろう、と宿坊つきならでは。

キース 「そういう環境で暮らしていると、思念波は…」
サム  「縁遠くなっちまうよなあ…」
ブルー 「その件も込みで、復習しながらスキルをさ…」
キース 「俺に磨けと?」
ブルー 「どうかな?」

いい機会だと思うけれどね、と笑顔ですけど。
スキル…?


2026/06/11 (Thu)



☆スキルを磨けば


梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
雨でも濡れない瞬間移動が、キース君の羨望の的な状況で。

キース 「俺のスキルを磨けば、何か起こるのか?」
シロエ 「雨が続いて退屈ですから、坊主ショーかもです」
サム  「あー…。キースがツルピカだったら、笑えるぜ」
ジョミー「修行道場の時に見たのが、最初で最後だもんね」

何年前の話だっけ、とジョミー君が折っている指。

ジョミー「大学時代の修行だったし、えっと…?」
シロエ 「道場が終わった日が、クリスマス当日でした」
サム  「イブはキッチリ、締めの読経だっけなあ…」
スウェナ「アレが原因で、別れるカップルいるらしいわね」

大学生活最後のクリスマスに、デートどころか、という声。

スウェナ「よっぽど出来た彼女以外は、出迎えよりも…」
シロエ 「道場が始まる前に、別れ話を切り出しますよ」
サム  「修行中は、スマホも使えねえしよ…」
ジョミー「キースの時代は、ガラケーだったけれどね…」

どっちにしたって繋がらないし、とジョミー君。

ジョミー「普通、別れて終わりじゃないのかな?」
キース 「同じ大学で出来た彼女でも、正直、厳しい…」
サム  「やっぱ、そうかよ?」
キース 「クリスマス期間に絶縁状態、終われば丸坊主…」

耐えられる女子大生は、そうはいないぞ、と副住職、合掌。

キース 「有名な寺の跡継ぎ狙いか、寺の娘で耐性持ち…」
シロエ 「それ以外の彼女は、逃げるんですね?」
キース 「辛いケースは、無言で逃げていないヤツだな…」
一同  「「「あー…」」」

道場が終わったら、彼女無しだ、と皆がガクブル。

キース 「道場入りの前に、クリスマスプレゼントを…」
サム  「手配しといたヤツだけ貰って、音信不通な…」
キース 「今も例年、あるあるらしいぞ」
シロエ 「悲惨ですねえ…」
ジョミー「思い出話、坊主頭で語ればさ…」

絶対ウケるし、坊主ショー、と注文ですけど。
スキルは磨けそう…。


2026/06/12 (Fri)



☆法衣でなければ


雨が降るのが梅雨のシーズン、生徒会長宅が週末の定位置。
其処で出て来た瞬間移動な便利技、雨でも濡れずに楽々で。

キース 「坊主ショーなど、断固、断る!」
一同  「「「えーっ!?」」」

ケチすぎる、と文句が出まくり。

シロエ 「それは無いでしょう、スキル磨きです!」
サム  「ブルーも言ったし、頑張れよな!」
ジョミー「ホントだってば、逃げていないで頑張るべき!」
スウェナ「スキルはアップしてこそだわよ!」

坊主頭に限定でも、とスウェナちゃん、ズイと。

スウェナ「それに本来、サイオニック・ドリームだし…」
ジョミー「使いようによっては、他にも応用出来るよ!」
サム  「雨の月参り、楽が出来るかもしれねえぜ?」
一同  「「「は?」」」

どんな方法、と皆の視線がサム君に集中。

シロエ 「まさか、檀家さんの家で、玄関先だけですか?」
ジョミー「入らないなら、雨合羽とか、着たままだよね?」
スウェナ「月参りをしたふりをして、次に行くのね?」
キース 「流石に、それは酷すぎるかと…」

仏様にも申し訳が立たん、とキース君の渋面。

キース 「入らずに済んだら、確かに楽ではあるが…」
サム  「そうじゃねえって、服の方な!」
キース 「服だと?」
サム  「法衣、着ているフリも出来るんでねえの?」

実際は半袖半パンでもよ、とサム君が立てる親指。

サム  「裾とか袖が長い法衣よりかは、ずっとマシだぜ」
一同  「「「あー…」」」

濡れ方と不快感が違うわけだ、と一同、納得。

ジョミー「タオルで拭いたら、一発だもんね…」
サム  「足元にしてもよ、草履なんかは要らねえし…」
シロエ 「スニーカーなだけでも、違いますよね…」

長靴だったら最強です、とシロエ君の相槌。

シロエ 「キース先輩、やってみませんか?」
サム  「チャレンジする価値、あると思うぜ?」
キース 「そうか、アリかもな…」

法衣を着ずに済むんだったら、と言ってますけど。
確かに…。


2026/06/13 (Sat)



☆実践している人


梅雨のシーズンは雨の日が多め、週末は生徒会長宅が一番。
瞬間移動の話が出まして、雨に強いので羨ましいキース君。

シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ジョミー「実際、やってる人がいたような…」
一同  「「「えっと…?」」」

そうだったかな、と皆の視線が生徒会長に。

サム  「ブルー、やってたっけか?」
ブルー 「坊主頭の方なら、あちこちのお寺で…」
ぶるぅ 「修行の間にやっていたけど、服は知らないよ?」

誤魔化す必要、ないんだもん、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「法衣で行く時は、ちゃんと法衣だし…」
ブルー 「他の場面でも、服なんかでは…」

サイオニック・ドリームは使っていないよ、と断言。

ブルー 「ジョミー、その先、言わない方がさ…」
ジョミー「あーっ!?」
??? 「もしかしなくても、お呼びなのかな?」

身に覚えが、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

一同  「「「ひぃぃっ!!!」」」
ブルー 「だから、ジョミーに注意したのに…」
ジョミー「ウッカリしてたよ…」

思い出しちゃったモンだから、とジョミー君、顔面蒼白。

ジョミー「呼んでないから、すぐに帰って!」
Aブルー「失礼だねえ…」
ぶるぅ 「んとんと、お土産、急いで詰めるから!」

今日のおやつ、と料理上手なお子様も、ワタワタ。

ぶるぅ 「ぶるぅの分と、ハーレイの分も入れるよ!」
Aブルー「追い出しにかからなくても、話くらいはさ…」

聞いてくれてもいいだろう、とソルジャー、居座る体勢。

Aブルー「サイオニック・ドリームで、服の誤魔化し…」
ブルー 「やってるらしいね、常習犯で…」
Aブルー「ピンポーン!」

こっちじゃなくって、ぼくの世界で、と威張り返る人。

Aブルー「ソルジャーの衣装で、人類の街は無理だしさ…」
シロエ 「潜入班に借りればいいでしょう!」
Aブルー「サイズの問題とか、面倒で…」

それに流行りの服でキメたい、と笑顔ですけど。
常習犯…。


2026/06/14 (Sun)



☆目指すなら上を


雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
瞬間移動が話題になって、キース君には羨ましい技でして。

Aブルー「それでキースは、どうしたいのかな?」
キース 「法衣に見せかけられたら、楽になるんだが…」
シロエ 「スキルアップしましょう、キース先輩!」
サム  「服が無理なら、足元だけでもよ…」

草履とスニーカーじゃ違うぜ、とサム君のプッシュ。

サム  「髪だけだったら出来るんだし、足先だけもよ…」
スウェナ「服を丸ごとよりかは、簡単そうよ?」
キース 「そうだな…。草履だけでも、何とかしてみるか」
ぶるぅ 「足元だけの練習するなら、スリッパだね!」

みんな、普段は履いてないけど、と家事万能なお子様も。

ぶるぅ 「やるんだったら、お客様用のを持って来る!」
キース 「頼む、そいつで練習して…」
サム  「スリッパが草履に見えるようにするのな?」
キース 「出来るようになったら、靴もいけるぞ」

スリッパを借してくれ、とキース君、やる気。

キース 「上等のヤツでなくていいから、適当に」
ぶるぅ 「オッケー!」

取って来るね、とドアの方へと跳ねてピョンピョン。

ぶるぅ 「どれがいいかな、夏用だよね!」
Aブルー「ちょっと待った!」
ぶるぅ 「ん-と…?」

夏用のスリッパ、ダメだったかな、と首を傾げるお子様。

ぶるぅ 「衣替えの季節なんだし、夏用でいいと思うの!」
Aブルー「そうじゃなくって、話は聞いていたわけで…」

スキルアップなら、上を目指そう、と指差す天井。

Aブルー「どうせだったら、瞬間移動!」
一同  「「「えーっ!?」」」

ソレは無理では、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「待って下さい、サイオン・タイプが違います!」
ジョミー「キースって、タイプ・イエローだった筈だよ?」
キース 「それで合ってる、タイプ・ブルーではない!」
サム  「無理だろ…」

タイプ・ブルーだけの技なんだしよ、という声。
無理ゲー…。


2026/06/15 (Mon)



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☆呼ばれそうな人


GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏で暮らせたわけで。
地上にも欲しい所ですけど、キース君の家が安全圏な現実。

キース 「来たいと言うなら、歓迎するが」
サム  「おいおい、張本人を連れて来る気かよ!」
ジョミー「安全圏の逆になりそう、困るってば!」
Aブルー「ぼくも困るよ、安全圏のままになると思うな」

だって、お寺で暮らすんだろう、とソルジャーの悪い顔色。

Aブルー「何かやったら、今までの努力が全部パアでさ…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「御本尊様だよ、此処と違って、お膝元だし…」

思いっ切り、目が届くわけでさ、と肩を竦める人。

Aブルー「スッポンタケの法要で、積んだ功徳が…」
シロエ 「没収になってしまう勘定ですか?」
Aブルー「ありそうすぎて、不安しかないって!」

お膝元で御機嫌を損ねでもしたら、と青ざめてまして。

Aブルー「そうならないように、用があっても、着発で…」
キース 「逃げ帰っていたというのか、あんたは!」
Aブルー「他に理由を思い付くとでも?」
キース 「俺は、てっきり、線香だとばかり…」

俺のノートは、線香の匂いがするらしいしな、と副住職。

キース 「移り香が嫌で、着発かと…」
Aブルー「それもあるけど、御本尊様への恐怖が…」

先に立つよね、とソルジャー、本気で怯えている模様。

Aブルー「お願いだから、ぼくは外してくれたまえ!」
シロエ 「そういうことなら、是非、いらして下さい!」
サム  「キースも、いいって言っているしよ…」
ジョミー「お寺ライフを楽しめそうだし、来て欲しいよね」

焼肉がダメな縛りは我慢するよ、とジョミー君、プッシュ。

ジョミー「キース、庫裏でもいいから、安全圏を希望!」
スウェナ「行くしかないわね、この人が暴れないんなら!」
サム  「マジで最高、安全圏の極みじゃねえかよ」
Aブルー「ぼくは嫌だよ、お寺ライフなんて!」

乗り切れる自信がゼロでしか、と悲鳴ですけど。
まあねえ…。


2026/05/16 (Sat)



☆喜ぶらしい人


GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない場所。
地上にも欲しいとの声で、浮上したのが元老寺という現状。

キース 「そう言わないで、来て貰えると、親父が喜ぶ」
一同  「「「は?」」」

何故に、と顔を見合わせる御一同様。

ジョミー「なんで、アドス和尚が喜ぶわけ?」
シロエ 「一面識も無かった筈ですよね?」
サム  「親父さんと、こいつ、接点がねえという気が…」

するんだけどよ、とサム君の視線がソルジャーに。

サム  「そりゃよ、キースの部屋には、行くけどよ…」
ジョミー「姿も見せない勢いで、着発なんだよね?」
Aブルー「ピンポーン! だから、ぼくもさ…」

正直、途惑っているんだけど、とソルジャー、タラリ冷汗。

Aブルー「もしかして、キース、部屋に監視カメラを…」
サム  「仕掛けてたのかよ、映ってたとか?」
キース 「断じて、そんな仕掛けなどは無い!」

俺はシロエと違うからな、とキース君の仏頂面。

キース 「監視カメラをつけた場合は、丸分かりだ!」
一同  「「「あー…」」」

隠すテクニックが無いわけか、と皆が納得。

シロエ 「確かに、協力は頼まれていません」
キース 「分かったか? シロエが言う以上、カメラは…」
ジョミー「無いってことだね、それじゃ、どうして?」
サム  「親父さんが、こいつに興味を持つんだよ?」

マジで謎だぜ、とサム君が広げる両手。

サム  「お前のことだし、こいつに何をされてもよ…」
シロエ 「家で愚痴って、恥の上塗り、有り得ませんよね」
スウェナ「カエル袋で踏まれまくって、食欲ゼロとか…」

口が裂けても言いそうにないわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キース、そうでしょ、沈黙を守り抜くわよね?」
キース 「当然だろう! 誰が喋るか、あんな大恥…」
Aブルー「ぼくも姿を見られた覚え、無いしさ…」
サム  「何処から、親父さんなんだよ?」

繋がりが見えて来ねえんだけど、と聞いてますけど。
その通り…。


2026/05/17 (Sun)



☆喋った人が謎


GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏だった場所が其処。
迷惑な人が現れないので、地上にも欲しいわけですけれど。

キース 「親父は、前から会いたいと言っているからな」
一同  「「「はあ?」」」

何故、とソルジャーまでが揃って「はあ?」。

Aブルー「会いたいだなんて、何処から思い付くのさ!?」
サム  「キースが一切、喋ってねえなら、ねえと思うぜ」
キース 「俺が、喋りたいわけがなかろう!」
シロエ 「だったら、どうして会いたいんです?」

監視カメラは無いんですよね、とシロエ君の念押し。

シロエ 「キース先輩の家は郊外ですから、用だって…」
Aブルー「あるわけないって、有名店だって無いわけで…」
ジョミー「もし、近所まで行っているなら、その辺でさ…」
スウェナ「出会っちゃうから、家に招待しなくても…」

立ち話すればいいのよね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「ゆっくり話をしたい時には、連れて帰って…」
シロエ 「お茶とお菓子でもてなせますよね」
サム  「だよなあ、なんで親父さんがよ…」
ジョミー「会いたくなるのか、理由がサッパリ謎だよ…」

第一、顔も知らないんじゃあ、とジョミー君の問い。

ジョミー「存在自体を、知っているのが不思議だってば!」
シロエ 「言われてみれば、そうです!」
スウェナ「キースが家で喋らないなら、知らないままよ?」
サム  「俺たちだって、喋ってねえよな…」

喋っただけでも呼び込みそうでよ、とサム君が傾げる首。

サム  「それとも、誰か、喋ったのかよ?」
マツカ 「すみません、心当たりなら、少しあります…」
一同  「「「ええっ!?」」」

まさか、と皆の視線が、マツカ君に集中。

サム  「マジかよ、一番、口が堅くて、控えめでよ…」
スウェナ「軽口どころか、ジョークも言わないわよ」
ジョミー「喋りそうにないキャラなんだけど…」
Aブルー「冗談だろう?」

マツカが喋っただなんて、とソルジャーも真っ青。
ですよね…。


2026/05/18 (Mon)



☆接点が無い人


GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
同じような場所が元老寺でして、迷惑な人が避けるそうで。

サム  「マツカだなんて、信じられねえよ…」
シロエ 「有り得ない度なら、ダントツでマツカ先輩で…」
Aブルー「喋りそうにないのに、何処で喋ったと…?」

元老寺に出掛ける用は無いよね、とソルジャーの問い。

Aブルー「キースに会いに行くにしたって、ついでにさ…」
ジョミー「アドス和尚と、世間話なタイプじゃなさそう」
シロエ 「誰かさんじゃないですけど、用が済み次第…」

失礼して帰るタイプなのでは、とシロエ君も。

シロエ 「それとも、行ったついでに、夕食とかに…」
サム  「ご招待にしてもよ、喋る気がしねえ…」
スウェナ「待って、ご招待が原因ってこともあるわよ」
一同  「「「は?」」」

夕食の席で喋ったのか、と皆の視線がマツカ君に。

ジョミー「マツカ、キースの家で、晩御飯、食べた?」
マツカ 「いえ、そういった機会は、まだ一度も…」
サム  「ねえんだったら、何処に接点がよ…」
スウェナ「言ったじゃないの、ご招待よ!」

マツカのお父さん、顔が広いわ、とスウェナちゃん。

スウェナ「お寺関係のパーティーとかでも、出席で…」
シロエ 「お供してった、マツカ先輩とバッタリですか?」
ジョミー「ありそうだけど、それで喋るかなあ…」

人が大勢いる席だよ、とジョミー君が顎に当てる手。

ジョミー「普段以上に、話題を選んでいそうでさ…」
Aブルー「そう思うけど、お酒なんかも出るだろうしね…」
サム  「あんた、ザルだけど、マツカは、やべえかも…」

勧められても、断れねえだろうし、とサム君も悪い顔色。

サム  「まさか、酔っ払って、喋ったのかよ?」
ジョミー「絶対に無いとは言い切れないよね…」
マツカ 「違いますけど、父というのは当たっています」
Aブルー「お父さんのお供で…?」

アドス和尚と喋ったわけ、とソルジャー、愕然。
接点あり…。


2026/05/19 (Tue)



☆原因はパーティー

GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない世界で。
地上にも欲しいという話から、持ち出された場所が元老寺。

シロエ 「パーティーの席で、アドス和尚と歓談ですか?」
Aブルー「それにしたって、ぼくの話をしなくてもさ…」
マツカ 「こうなるとは、思っていませんでした…」

申し訳ありません、とマツカ君、平謝り。

マツカ 「父に、きちんと釘を刺しておくべきで…」
一同  「「「釘?」」」

話が見えない、と皆が見合わせる顔。

サム  「話を振ったの、マツカの親父さんかよ?」
マツカ 「多分、違うと思いますけど…」

結果としては同じですよね、と視線がキース君の方へ。

マツカ 「キース、ぼくの想像、合っていますか?」
キース 「お前には、何の責任も無いが…」

不幸なことにド真ん中だ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「璃母恩院の主催のパーティーに…」
ジョミー「マツカのお父さん、呼ばれてたわけ?」
キース 「寺院関係で、お世話になっていない所は…」

本山とつく場所では、多分、皆無だ、とキース君の渋面。

キース 「当然、でかいパーティーとなれば、ご招待で…」
シロエ 「その席で、顔を合わせてしまったんですね?」
キース 「席を決めた係が、俺とマツカの関係を…」

熟知していて、隣同士に、とキース君が抱え込む頭。

キース 「話す間に、別荘ライフの話題も出たわけで…」
サム  「海の別荘とか、花見で別荘、バレたのかよ…」
キース 「別荘ライフ自体は、親父も承知だったが…」

銀青様に瓜二つのゲストがバレたんだ、とキース君の嘆き。

キース 「マツカの親父さんは、承知で招待しているし…」
マツカ 「お会いしたことは皆無ですけど…」

よく知ってます、とマツカ君の証言。

マツカ 「何も知らずに、そっくりさんの話をしそうです」
キース 「それで当たりだ!」
一同  「「「うわー…」」」

会いたくなって当然かも、と納得ですけど。
そっくりさん…。


2026/05/20 (Wed)



☆優秀だった執事


GWはシャングリラ号だった面々、地上にも欲しい安全圏。
迷惑な人が来ない場所でして、浮上したのがキース君の家。

キース 「マツカの家の執事さんは、優秀だからな…」
シロエ 「どういう意味です?」
キース 「そっくりさんの横暴ぶりを、喋ると思うか?」
一同  「「「あー…」」」

それは言えてる、と皆が見合わせる顔。

ジョミー「この人どころか、ぶるぅとかの話もさ…」
サム  「喋りそうにねえよな、大切なお客様だしよ…」
スウェナ「使用人さんたちにだって、口止めしていそうよ」
シロエ 「キース先輩の災難なイベも、封印ですか…」

火だるまショーも何もかも、とシロエ君も愕然。

シロエ 「もしかしなくても、マツカ先輩のお父さん…」
スウェナ「そっくりさんだとしか、知らないのかも…」
サム  「だとしたら、普通に、話題にするぜ…」
ジョミー「別荘ライフのゲストだもんね…」

おまけに、ブルーにそっくりなんだし、とジョミー君。

ジョミー「マツカのお父さん、銀青様は承知してるよね?」
サム  「お寺関係のパーティー、よく行くんだしよ…」
シロエ 「マツカ先輩から、話、行っていますよね…」
マツカ 「はい…。銀青様だと分かった後に、すぐ父に…」

話しました、とマツカ君、申し訳なさそうな顔。

マツカ 「そっくりさんの存在、知らなかった頃です…」
サム  「だよなあ、銀青様、キースの家で知ったしよ…」
ジョミー「高1の夏休みの話なんだし、仕方ないって…」

当時に知っている方が変、とジョミー君の深い溜息。

ジョミー「マツカのお父さん、迷惑な人の正体をさ…」
キース 「不幸なことに、知らないんだ…」
一同  「「「うーん…」」」

会いたくなってしまうわけだ、と納得するしかない今。

Aブルー「会いたがっているから、家に来いって?」
キース 「俺としては、別にかまわないが?」
Aブルー「お寺だよね…」

そんな所で合宿なのかい、と固まってますけど。
ご招待…?


2026/05/21 (Thu)



☆イメージだけで期待


GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来なくて満足。
地上にも欲しいのが安全圏で、キース君の家がそうだとか。

シロエ 「もしも、この人が来た場合、どうなるでしょう」
ジョミー「多分、借りて来た猫じゃないかな」
サム  「御本尊様、ガチで、いらっしゃるしよ…」

庫裏の向こうが本堂なんだぜ、とサム君が語る構造上の話。

サム  「渡り廊下で繋がっていてよ、隣同士的でよ…」
スウェナ「宿坊の方だと、繋がってはいないのよね…」
シロエ 「やっぱり、お坊さんの家だからでしょうか?」
キース 「当然だろうが、本堂と坊主は、セットものだ」

大規模な寺でない限り、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「普通、庫裏から、傘を差さずに行ける構造で…」
ジョミー「家の一部って言える感じだよね?」
キース 「そうなるな。家族のために飯を炊いたら、即…」

本堂に運んで、御本尊様方に、お供えしないと、と副住職。

キース 「坊主の家で飯を炊くのは、本堂用が最優先だぞ」
一同  「「「うーん…」」

そこまで生活に密着なのか、と溜息しか出ない環境。

Aブルー「じゃあさ、ぼくがホントに呼ばれたら…」
キース 「何か?」
Aブルー「大人しくしてるだけだと、済まないわけ?」

お寺ライフだよね、とソルジャーの問い。

Aブルー「それとも、他のみんなと違って、ゲストだし…」
キース 「労働の方は、免除されるが…」
シロエ 「朝晩のお勤め、ついて来るんですね?」
キース 「親父にしたって、期待してるぞ」

坊主じゃないのは承知なんだが、とキース君、目がマジ。

キース 「礼儀作法が、しっかり出来上がっていて…」
シロエ 「立ち居振る舞いが、会長並みのつもりですね?」

イメージだけの思い込みで、とシロエ君。

シロエ 「会長、キース先輩の家だと、うんと優雅で…」
サム  「上品な雰囲気、黙っていたって滲み出るしよ…」

銀青様はダテじゃねえよな、と言ってますけど。
同列だと…?


2026/05/22 (Fri)



☆イメージでドリーム


GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない環境。
地上にも欲しくなるわけで、キース君の家も来ないそうで。

Aブルー「待ってよ、ぼくは上品とかとは、正反対でさ…」
シロエ 「そう聞いてますよね、イメージが大切すぎて…」
サム  「青の間から、そうそう出ねえようにってよ…」
ジョミー「言われてるらしいよね、本性を見せたらアウト」

その点、ブルーは使い分けるし、とジョミー君、クスッと。

ジョミー「はじけてる時と、銀青様モード、完全に別だよ」
サム  「俺たちだって、この目で見てなきゃ信じねえぜ」
スウェナ「スイッチ、キッチリ切り替わるのよね…」

あれは芸だわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「多分、お茶を点てたりしたら、絶品でしょ?」
ブルー 「言われるまでもないね、心得事だし」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「坊主は、茶道と縁が深いぞ」

大抵の宗派は、必須で教わる、とキース君、キッパリ。

キース 「俺にしたって、ガキの頃から仕込まれたし…」
サム  「マジかよ、大学に行ったら、授業あるってか?」
キース 「授業どころか、家元に行って実習もセットだ」
一同  「「「うわー…」」」

ガチすぎるヤツだ、と全員の視線が生徒会長に集中。

シロエ 「すると会長、とても優雅に点てられるんですね」
キース 「恐らくな。親父も、一度、拝見したいと…」
ブルー 「ぼくは御免だね、なんだって、お点前なんか」
キース 「そう言うだろうし、親父が点てて、一服…」

お出しする席を設けたいそうだが、とキース君の苦笑。

キース 「断られるのが見えているから、言い出せん…」
ブルー 「即レスで、却下させて貰うよ」

そういった席は最低限で充分、と生徒会長。

ブルー 「そっくりさんで、我慢してくれたまえ!」
キース 「実は親父も、その気でいるわけで…」
シロエ 「その人を呼んで、お茶席ですか…?」

アドス和尚の野望なんですね、と聞いてますけど。
お茶席…?


2026/05/23 (Sat)



☆先走るイメージ


GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来なくて最高。
地上にも欲しい環境ですけど、キース君の家が該当する件。

キース 「親父的には、そっくりさんでもオッケーだしな」
シロエ 「あくまで、ビジュアルを重視でしょうか…?」
キース 「見た目通りだと、思い込んでやがるぞ…」

ブルーと同じで、切り替えられるタイプ、とキース君。

キース 「たとえ内面がどうであろうが、外面が良くて…」
サム  「立ち居振る舞いにしても、いけるわけな?」
キース 「ブルーのイメージが強すぎるせいで、同列で…」

ハイレベルの礼儀作法を持っている気だ、と深い溜息。

キース 「俺にしたって、否定するには、自分の恥をだ…」
ジョミー「暴露するしかないもんねえ…」
シロエ 「他の話をしてみたとしても、何処かで話が…」
スウェナ「キースと繋がってしまいそうよね…」

厄病仏コンビなんだから、とスウェナちゃんも。

スウェナ「イメージだけが先走っていても、仕方ないわね」
キース 「だから現在進行形で、放置していて…」
シロエ 「アドス和尚の野望だけが、膨らむんですね?」
キース 「お茶席にお招き出来たらいいんだが、と…」

おでましを待っている状態だ、とキース君の激白。

キース 「日常的には忘れてやがるが、最近、抹茶味の…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ スイーツとか、増えてるよね!」
ブルー 「海の向こうでも大流行で、国内の抹茶の値段…」

上がり続けているからね、と生徒会長も。

ブルー 「アドス和尚が思い出す切っ掛け、多そうだよ」
キース 「檀家さんから頂く品にも、抹茶風味が…」

増えているのが現状で、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「お茶席を設ける野望も、今や膨らむ一方だぞ」
サム  「やっぱ、招待すべきなんでねえの?」
シロエ 「お茶席だけに、正座でしょうけど、出席します」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

お茶席もセットで合宿なのかい、と悲鳴ですけど。
実現しそう…。


2026/05/24 (Sun)



☆楽らしいゲスト


GWはシャングリラ号だった面々、安全圏というのを認識。
迷惑な人が来ない環境、キース君の家も同じで合宿の話が。

キース 「シロエもサムも、庫裏で暮らす気あるんだな?」
ジョミー「ぼくも数に入れてよ!」
スウェナ「私も入るわ、だって、この人、来るんでしょ?」
マツカ 「ぼくは最初から、異議はありません」

皆さんの意見に従うだけです、とマツカ君の声で全員一致。

サム  「よっしゃ、全員、揃ったぜ!」
ブルー 「申し訳ないけど、ぼくは遠慮させて貰いたいね」
キース 「かまわん、そっくりさんがいれば充分だ」

銀青様をお招きすると、色々と厄介で、とキース君、即答。

キース 「茶席にお招きするとなったら、道具類とかを…」
マツカ 「揃えなくてはいけませんしね…」
一同  「「「えっと…?」」」

何か特別な道具でも、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「キース先輩、お茶を点てるの、泡立て器的な…」
サム  「茶筅だっけか、アレと茶碗でよ…」
スウェナ「足りるんじゃないの、揃えるって、何を?」
マツカ 「正式な席だと、そういう道具も重要なんです」

名のある道具を使わないと、とマツカ君の説明が。

マツカ 「抹茶を掬う、匙みたいなのにも、銘があります」
一同  「「「は?」」」
キース 「本当のことだ…。その辺の市販品では…」
マツカ 「失礼になってしまうんですよ…」

お茶席のテーマに合わせて揃えるんです、という解説。

マツカ 「床の間の掛軸も、生け花とかも統一ですね」
一同  「「「うーん…」」」
キース 「分かったか? 俺が奔走する羽目になるんだ」
シロエ 「そうなると、嫌なの分かります…」

そっくりさんなら、要らない手間なんですね、とシロエ君。

シロエ 「どうせ、ぼくたちにだって、分かりませんし…」
キース 「俺としては、こいつを招く方が楽でいいんだ」
Aブルー「そう言われても…!」

お茶席なんて出たこともないよ、と引いてますけど。
本気…?


2026/05/25 (Mon)



☆お茶席とマナー


GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない安全圏。
地上にも欲しい所ですけど、浮上したのがキース君の家で。

ブルー 「最低限の作法だったら、教えるけれど?」
Aブルー「作法って、何さ!?」

お茶の飲み方にマナーでも、とソルジャー、裏返った声。

Aブルー「確かに、音を立てちゃダメとか、そういうの…」
シロエ 「向こうの世界で言われてるんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

ニューイヤーのパーティーの前に、長老たちが、と呻く人。

Aブルー「乾杯だったらバレないんだけど、その後がさ…」
サム  「飲みまくった挙句に、音がするのかよ?」
Aブルー「美味しそうなカクテル、ストローつきだと…」
一同  「「「あー…」」」

それは確かに、と納得の理由。

シロエ 「厳しいですねえ、この国と基本が違いますね…」
ジョミー「外国の人だと、お蕎麦をすする音もさ…」
マツカ 「不快な音に聞こえますから、NGですね…」

外国からのゲストには気を遣います、とマツカ君も。

マツカ 「お召し上がりには、なりたいわけですし…」
サム  「なんか面倒な世界だよなあ…」
Aブルー「分かるよ、ぼくもマナーは大嫌いでさ…」

お茶席なんて、とソルジャーが震わせる肩。

Aブルー「音を立てずに飲めとか、言われたって…」
キース 「違う、真逆だ!」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「茶道の世界は、音を立てる方が礼儀で…」

何回、音を立てて飲むかがマナー、と生徒会長。

ブルー 「せめて、その辺だけでも、心得ておきたまえ」
キース 「そうだな、親父を幻滅させたくないし…」
ぶるぅ 「んとんと、お抹茶、用意した方がいい?」

教えるんなら実地だよね、と料理上手なお子様の提案。

ぶるぅ 「持って来るから、ブルー、点ててあげて!」
キース 「それはいい。銀青様のお点前を拝見出来るな」
ブルー 「そうだね、みんなも…」

ついでに飲んでくれたまえ、と言ってますけど。
お点前…?


2026/05/26 (Tue)



☆本格的なマナー


GWはシャングリラ号だった面々、安全圏が欲しいわけで。
迷惑な人が来ない場所が安全圏、キース君の家は来ない件。

シロエ 「えっと…。お茶って、ぼくたちも練習ですか?」
ブルー 「そんなつもりじゃないけど、キース、どうかな」
キース 「ついでなんだし、仕込んでくれると有難い」

親父が喜ぶ筈だからな、とキース君が見回す部屋。

キース 「お前たちにしても、其処の馬鹿に負けたくは…」
サム  「あっ…! 俺たちも作法が身についてねえと…」
シロエ 「誰かさんの方が、格が上って勘定ですよね…」
ブルー 「確実に、比べられると思うよ」

どうするんだい、と生徒会長の問い。

ブルー 「お望みだったら、足の運び方から教えるけど?」
ジョミー「ええっ、歩き方まで決まってるわけ?」
ブルー 「茶室は畳で分かりやすいし、構造も共通で…」
キース 「他所へ行っても通用するから、出来たようだな」

畳を何歩で通り過ぎるか、とかが決まっている、と説明が。

キース 「習うんだったら、此処にも茶室があったよな?」
ブルー 「使ってないけど、存在してるね」
ぶるぅ 「んとんと、お茶室、使うことにするの?」
ブルー 「本格的にやってみようか、キースの意見は?」

此処でお茶を点てるだけか、お茶室に行くか、と生徒会長。

ブルー 「ぼくは、どっちでも構わないけど?」
キース 「あんたがいいなら、茶室の方で頼みたいが…」
ブルー 「オッケー! 当日は出ない分、お茶の世界を…」

みんなと楽しんでおきたいね、とニコニコと。

ブルー 「そうと決まれば、キース、テーマは?」
一同  「「「は?」」」

何故にテーマ、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「テーマというのは、何なんです?」
キース 「茶席の趣向だ、主題とでも言うか、全体的に…」
マツカ 「同じ主題で揃えるんです、道具類とかですね」
Aブルー「飲み方だけでいいって!」

本格的なのは遠慮したいよ、と叫んでますけど。
ガチで練習…?


2026/05/27 (Wed)



☆お茶席とテーマ


GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない安全圏。
地上にも欲しいわけで、キース君の家で合宿な計画でして。

シロエ 「この人が嫌がるんだったら、本格派でしょうか」
サム  「正直、俺も遠慮してえけど、事情がよ…」
ジョミー「嫌がるイベなら、やるべきだよね?」
スウェナ「そもそも、元老寺に誘った時点で、そうでしょ」

前夜祭なノリで嫌がらせよ、とスウェナちゃんもプッシュ。

スウェナ「お茶室で懲りてくれたら、安全圏になるわよ?」
シロエ 「あっ、この人が来たら、お茶室に行くんですね」
スウェナ「毎回やるのは、キツイけれども、たまになら…」
ジョミー「ブルーがお茶を点てると言ったら、逃げそう…」

いいと思うよ、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「安全圏な場所が増えるし、本格的にさ…」
サム  「やってくれよな、テーマも決めてよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

元老寺に行く前に、ゲームオーバーしそう、という悲鳴。

Aブルー「聞いてるだけでも、キツそうだしさ…」
ブルー 「心得事だし、我慢したまえ」
キース 「親父も、大いに期待してるし…」

是非とも作法を学んで欲しい、とキース君、ズイと。

キース 「ぶるぅ、茶室の用意をしてくれ」
ぶるぅ 「オッケー! テーマは何にするの?」
ブルー 「何にしようか、五月だしね…」
キース 「端午の節句は過ぎてしまったし…」

何にすべきか、とキース君が顎に当てる手。

キース 「青葉でいくのも、いいと思うが」
Aブルー「それなら分かるよ、初ガツオだよね?」
シロエ 「素人のぼくでも、違うと思いますけど?」
Aブルー「青葉なんかは、食べられないしさ…」

初ガツオの方だと思うんだけど、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「初ガツオをメインに、やるわけだろう?」
キース 「ここまで馬鹿だと、やり甲斐があるな」
ブルー 「正直、ぼくも楽しみだねえ…」

青葉でいこう、とゴーサインですけど。
お茶室で、お点前…。


2026/05/28 (Thu)



☆料理付きで茶席


GWはシャングリラ号だった面々、安全圏だったのが宇宙。
迷惑な人が来ないわけでして、キース君の家もそうだとか。

ぶるぅ 「んとんと、お茶室の準備、青葉でいいよね?」
ブルー 「初ガツオなんて、有り得ないテーマだしね」
キース 「まったくだ。精進料理とも繋がりがあるし…」

茶懐石料理のルーツは寺だぞ、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「流石に、今日は料理までは出ないだろうが…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ やるんだったら、用意するよ!」
ブルー 「嫌がらせを極めるためだし、それもいいかもね」

みんなはどうする、と生徒会長の問い。

ブルー 「本格的なヤツだと、料理も出るわけで…」
一同  「「「ええっ!?」」」

お点前だけじゃないのか、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「会長、料理って、どんなヤツなんです?」
ぶるぅ 「んーとね、見た目重視で、上品で…」
キース 「量も少なくて、おかわりなんぞは無い」
一同  「「「うーん…」」」

聞いただけでも厳しそうだ、と考え込むしかない料理。

Aブルー「あのさ…。その料理に、初ガツオは?」
キース 「あるわけなかろう、さっきも言った通りで…」
ブルー 「ルーツは精進料理なんだよ、使うとでも?」

使うとしたら青葉になるね、と生徒会長。

ブルー 「ぶるぅ、今日の趣向は青葉だから…」
ぶるぅ 「青葉が映えるお料理、揃えるんだね?」
キース 「菓子の方も、青葉で頼みたい」
ぶるぅ 「オッケー!」

今から急ぎで頼んで来る、と扉の方へ。

ぶるぅ 「人数分でいいのかな?」
ブルー 「お土産用にも、頼んでくれるかな?」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「普段のお菓子には、使っていない店だよ?」

記念のお土産用に、と生徒会長、ニッコリ。

ブルー 「受注生産で、頼んだ分しか作らないからね」
Aブルー「それはいいけど、怖そうな気しかしなくって…」

ぼくはどうなってしまうわけ、と聞いてますけど。
ゲストですよね?


2026/05/29 (Fri)



☆ゲストには上席


GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が現れない世界。
安全圏だったわけで、キース君の家も同じ条件という事情。

キース 「具体的には、茶席のマナーを仕込まれるわけだ」
ブルー 「料理まで用意するとなったら、手抜き無しだね」

正式な席でも通用するレベルに仕上げる、と生徒会長。

ブルー 「反対な人がいたら、手を挙げてくれたまえ」
シロエ 「えっとですね…。巻き添え組はどうなります?」
サム  「正座さえしてりゃ、他はお目こぼしかよ?」

まさか俺たちもマナーを学ばされるんじゃあ、という質問。

サム  「大学の授業は諦めるしかねえんだけどよ…」
スウェナ「今のところは、遠慮したいわけね?」
ジョミー「そう言うスウェナは、どうなのさ?」
スウェナ「ちょっとくらいは、知りたい気もするけれど…」

お茶席つきのイベもあるでしょ、とスウェナちゃんの言。

スウェナ「舞妓さんが運んで来るとか、お寺の庭とかを…」
Aブルー「拝観しながらのヤツなら、ノルディと一緒に…」
サム  「経験済みなら、いいじゃねえかよ」
キース 「雰囲気は知っているんだな?」

しかし、とキース君、腕組み。

キース 「ああいった席は、外国からの観光客も多いし…」
ブルー 「作法なんかは、知ってなくても済む世界でさ…」

君だって浮かなかっただろう、と生徒会長、ピシャリと。

ブルー 「とにかく、キースの家で、お正客を…」
キース 「勤められる程度までには、なって欲しいね」
一同  「「「は?」」」

何の話だ、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「お正客って、何のことですか?」
マツカ 「メインゲストですけど、作法は必須になります」

お手本的な立場ですから、とマツカ君の苦笑い。

マツカ 「心得がある人にしたって、緊張しますよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
キース 「親父が、末席に回すとでも?」
ブルー 「お正客だね」

頑張って勤めてくれたまえ、と笑顔ですけど。
出来るんですか…?


2026/05/30 (Sat)



☆逃げるなら茶室


GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない場所。
地上にも欲しくなるわけで、浮上したのがキース君の家で。

Aブルー「そんなの無理だし、末席でいいってば!」
シロエ 「いえ、一番のゲストですしね」
ジョミー「最高の席に行くのがいいと思うよ」
サム  「そうだぜ、キースの親父さんも期待してるしよ」

作法を覚えて行くべきだぜ、とサム君も。

サム  「覚えといても、損はねえしよ」
Aブルー「損してもいいから、末席を希望なんだよ!」
スウェナ「何を言うのよ、名誉な席なんでしょ?」
Aブルー「末席にしてくれるなら、行ってもいいけど…」

此処で練習も要らなさそうだし、とソルジャー、逃げ腰。

Aブルー「お茶はともかく、料理とかは気になるしさ…」
キース 「本当に、末席でいいんだな?」
Aブルー「それでお願い! もちろん今日もね!」

一番の席は、君かマツカに譲るから、と謙虚な姿勢。

Aブルー「キースもマツカも、楽勝だよね?」
キース 「分かった。ブルー、こいつがトリになるそうだ」
ブルー 「オッケー! ぶるぅ、お菓子の注文をね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 青葉で多めに作って貰うね!」

お土産用に、と跳ねてゆくお子様。

ぶるぅ 「何個がいいかな、お土産、みんなの家族分だし」
キース 「トリのこいつには、褒美用に、多めがいいかと」
ブルー 「あれはあれで、難しい席だしね」
一同  「「「は?」」」

なんで末席が、と皆がポカーン。

Aブルー「もしかして、末席、難しいのかい…?」
キース 「茶席の締めくくりは、其処になるしな」
ブルー 「お正客の次くらいには、緊張する席だよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

お茶席の話は無しに出来るかな、とソルジャー、真っ青。

Aブルー「キースの家に出掛ける話も、無かったことに…」
シロエ 「マジですか?」
サム  「茶室、安全圏らしいぜ、最高だよな」

次から茶室だ、と盛り上がってますけど。
今月、これにて中継終了~。


2026/05/31 (Sun)





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