☆夏休みの季節
さて、七月。本格的に夏の始まり、そういうシーズン。
とはいえ半ば頃までは梅雨の季節で、雨が降る日も珍しくはなくて…。
キース 「今月も油断は出来んな、まだまだ」
シロエ 「梅雨の間はアレがヒョコッと出るでしょうしねえ…」
ジョミー「流石に八月は安全圏だと思うけどさあ…」
酪農な北の大地を除けば、とジョミー君。
ジョミー「あそこで常識外れに出たって聞くけど、この辺はね」
ブルー 「まず出ないだろうね、梅雨が終われば暑いだけだから」
サム 「出たってミイラになるオチだよな、うん」
スウェナ「その前に絶対出ないわよ! 真夏なんかに」
シロエ 「ですよね、それで去年は初盆でしたし」
キース先輩が戒名をつけて…、と話題はスッポンタケのこと。
シロエ 「梅雨が終わるまでは危険ですよ。涼しい日とかは」
キース 「まさしく雨後のスッポンタケだな、ゾロゾロと」
ブルー 「でもまあ、当分、大丈夫だと思うけどね?」
養子を迎えて去って行ったし、と大きく頷く生徒会長。
ブルー 「現にあれから一度も見ないし、此処にも来ないし…」
シロエ 「無事に夏休みを迎えられればいいんですけどね」
サム 「そこは迎えられる、って前向きに発言すべきだぜ」
言霊ってヤツも大事だからよ、と言われて納得、シャン学メンバー。
ジョミー「分かった、夏休みは素敵にやって来るんだね!」
キース 「お前とサムは璃慕恩院の修行体験ツアーだぞ?」
ジョミー「またアレなわけ?」
サム 「もう諦めろよ、毎年恒例のヤツじゃねえかよ」
そんなことより夏休み! と前向きに。
サム 「梅雨明けしたら直ぐに夏休みだしよ」
キース 「俺にとっては卒塔婆書きのシーズンでもあるが…」
ブルー 「お盆に向けての準備だろう。今年も真面目にやるんだね」
シロエ 「キース先輩には一生ついて回りますしね…」
ブルー 「坊主の責任は重いんだよ、うん」
頑張りたまえ、と生徒会長、いや銀青様。
いい夏休みにしたいですよね!
2015/07/01 (Wed)
☆夏休みは卒塔婆
まだまだ梅雨な七月前半ですけど、シャン学メンバーの心は夏休みへ。
恒例の合宿だの卒塔婆書きだの、色々あってもやはり楽しみ。
キース 「卒塔婆はキリキリ片付けていくぞ、夏休みのために」
シロエ 「夏休みにも書いていませんか?」
キース 「仕方ないだろう、卒塔婆の数が半端ないんだ!」
スウェナ「裏山の墓地、広いものねえ…」
あれだけあったら卒塔婆も山ほど、とスウェナちゃん。
スウェナ「お盆までには終わらせるのよね?」
キース 「其処で卒塔婆が出来てなければ話にならん!」
ブルー 「卒塔婆の出番はお盆だからねえ、間に合わせないと」
シロエ 「間に合わなかったらどうなるんですか?」
キース 「…どうなるんだろうな?」
俺も流石にそれは知らん、と副住職にも謎らしく。
キース 「おい、間に合わない時はどうなるんだ?」
ブルー 「さあねえ、檀家さんから文句が出るのは間違いないかと」
キース 「文句で済むのか?」
ブルー 「お詫び行脚は必須だろうねえ、卒塔婆が無いんじゃ」
仏様がお帰りになるのに卒塔婆無しでは…、とフウと溜息。
ブルー 「アレが標識とは言わないけれどさ、お盆には必須!」
キース 「やっぱりそうか…。意地でも書くしかないんだな?」
ブルー 「卒塔婆プリンターを買ってでもね!」
卒塔婆が無いよりは印刷の方があるだけマシ、と厳しいお言葉。
ブルー 「書いてあります、というのが大切!」
シロエ 「印刷のヤツでもいいわけですか?」
ブルー 「無いという悲劇が起こるよりかは、よっぽどマシだよ」
シロエ 「無かったらどのくらいの悲劇なんです?」
ブルー 「たとえて言うなら、出席してるのに欠席扱い!」
ちゃんといるのに名前を呼ばれずに終わるようなモノ、という話。
シロエ 「それはキツイですね…」
ブルー 「そうだろう? だからお詫びが必要なわけで」
キース 「書くしかないのか…」
とにかく書いて書きまくるしか、と副住職。
お盆の準備も大変ですねえ…。
2015/07/02 (Thu)
☆坊主はマニアック
夏休みが近いシャン学メンバー、気分は浮かれておりますけれど。
副住職なキース君には卒塔婆書きの夏、今年もやっぱり大変そうです。
キース 「既にスタートは切ってるんだが、先は長いな」
シロエ 「何か差し入れしましょうか? ドリンク剤とか」
キース 「いや、切羽詰まってからでいい。今から貰うと甘えが出る」
そして心も怠けがちに…、と自分に発破をかけている模様。
キース 「一生ついて回るわけだし、もう慣れるしかないだろう」
ブルー 「そう、心構えが大切なんだよ。坊主というのは」
サム 「ジョミー、俺たちも頑張ろうぜ!」
ジョミー「ぼくは坊主になる気は無いって言ってるのにさ!」
なんで今年も修行体験ツアーなんかに、とブツブツブツ。
ジョミー「行ったら凄い御褒美が出るってわけでもないし!」
ブルー 「璃慕恩院で修行となったら、有難がる人も多いのにねえ…」
キース 「いずれ箔がつくと思うがな?」
坊主の大学に入った時に、と副住職。
キース 「寺の息子でもないというのに、何度も修行に行っていれば」
ブルー 「その有難さを分かってないのがジョミーだしねえ…」
もう本当に猫に小判だ、と情けなさそうに。
ブルー 「値打ちは分かってこそなんだけどね?」
キース 「まったくだ。猫に小判で豚に真珠だ、こいつの場合は」
ジョミー「ぼくは分かりたくもないんだけど!」
サム 「おいおい、マジでバチが当たるぜ」
僧籍があるなら少しは分かれよ、とサム君も。
サム 「どんなものでも価値はあるんだし、分かってこそだぜ」
シロエ 「価値の無いモノもありますけどね?」
マニアックな一部の人にしか…、という発言。
シロエ 「無関係なぼくにしてみれば、修行体験も同じですよ」
キース 「おい、坊主の世界をマニアックだと言うつもりなのか?」
シロエ 「ぼくの目から見たら、充分そうですけれど?」
緋色の衣の値打ちとやらもサッパリですし、と爽やかな笑顔。
無関係って、最強かも?
2015/07/03 (Fri)
☆お坊さんと素人
夏休み恒例、サム君とジョミー君が行く璃慕恩院での修行体験ツアー。
ジョミー君には猫に小判という話ですけど、小判の値打ちが問題で。
シロエ 「キース先輩や会長にとっては小判でしょうけど…」
キース 「緋色の衣はどうでもいいと言いたいのか!?」
シロエ 「ぼくが着るわけじゃありませんしね? ただの着物ですよ」
ちょっと変わった形なだけで、とバッサリと。
シロエ 「赤でも黒でも、お坊さんだというだけのことで」
キース 「色にこだわるのはマニアックなのか!?」
シロエ 「そうだと思うんですけれど…。普通はどうでもいいですよ」
何色のお坊さんが偉いか素人さんは知りませんよ、とキッツイ一言。
シロエ 「教わらなければ紫なんだと思うでしょうねえ、最高の色」
スウェナ「そうねえ、色的に言えば最高は普通、紫よねえ?」
マツカ 「この国にしても、外国にしても、紫ですね…」
皇帝の色も紫ですよ、とマツカ君。
マツカ 「赤は紫の代用だったんじゃなかったですか?」
シロエ 「そうです、そうです! 赤色も染めるのが大変だとかで」
サム 「へえ…。そうなのかよ?」
シロエ 「この国だと紅花で、他所の国だとカイガラムシだったかと」
それでも紫よりかは安かったそうで…、とシロエ君の薀蓄。
シロエ 「この国の紫は植物ですけど、外国の場合は貝ですからね」
ジョミー「海が無い国だと無理だったんだ?」
シロエ 「ええ。ですから代わりに赤がクローズアップで」
所詮は紫の代用なんです、とズバリ決め付け。
シロエ 「そんなわけですし、赤と紫、どっちが上かと訊かれたら…」
マツカ 「普通の人だと紫ってことになりますね」
キース 「紫は緋色よりも下なんだが!」
ブルー 「階級に加えて実年齢とかも厳しいんだけどね、緋色の衣は」
シロエ 「そんな条件だのお約束だの、素人さんは知りませんから!」
マツカ 「知りませんよね…」
まさしく猫に小判ですよね、と相槌が。
普通人との溝は深そうですね?
2015/07/04 (Sat)
☆お坊さんと一般人
サム君とジョミー君が行く、璃慕恩院での修行体験ツアー。
ジョミー君には猫に小判という話から、緋色の衣の方へ転がりまして。
シロエ 「緋色だろうが、紫だろうが、別にどうでもいいんですよ」
スウェナ「偉いってことが分かれば充分よね?」
キース 「紫までなら誰でもいけるが、緋色となると厳しいんだが!」
ブルー 「そうだよ、キースが緋色を着るとなったら…」
年数だけでもまだまだかかる、と生徒会長。
ブルー 「目安としては七十歳って所だからねえ、緋色を着るには」
キース 「年だけで着られるものでもないしな、こう色々と…」
シロエ 「でもですね、素人から見れば一括りにお坊さんですよ」
マツカ 「そうなりますよねえ…」
キースがいなければ御縁も薄いものですし、とマツカ君までが。
マツカ 「日頃のお付き合いも、あまり無いんじゃないですか?」
シロエ 「マツカ先輩の家でもそうなんですか?」
マツカ 「父はお付き合いがありますけれども、ぼくまでは…」
お坊さんメインのパーティーとかには出ませんからね、と御曹司。
マツカ 「ぼくが出たって、何の役にも立ちませんから」
シロエ 「ほら見て下さい、マツカ先輩でもこうですよ!」
一般人には更に無縁な世界ですよ、と一刀両断。
シロエ 「だから値打ちは分からなくてもいいんです!」
ジョミー「ありがとう、シロエ! 勇気が出たよ!」
サム 「おいおい、逃げる気じゃねえだろうな?」
ジョミー「値打ちが無いなら、逃げてもいいと思うんだけど!」
ブルー 「甘いね、君は僧籍だからね!」
坊主の内には違いないし、と生徒会長の指摘。
ブルー 「今は値打ちが分かってなくても、いずれ分かる身!」
キース 「その通りだな。同じ穴のムジナのようなものだし」
ジョミー「でもさ、猫に小判だったら、値打ちの分かる人に!」
シロエ 「ぼくは欲しいと思いませんけど?」
修行体験ツアーなんか、と予防線。
ジョミー君の逃げ道、無いようですねえ…?
2015/07/05 (Sun)
☆猫でも分かって
璃慕恩院の修行体験ツアーも緋色の衣も、一般人には値打ちなど無し。
そう言ってのけたシロエ君だけに、ジョミー君の代わりもお断りで。
シロエ 「ジョミー先輩は、いずれ値打ちが分かるんですから」
マツカ 「そうですね。値打ちが分かる人が行くべきですよね」
ぼくにも猫に小判ですから、とマツカ君までが謙虚に逃げを。
マツカ 「多分この先、何年経っても、ぼくには猫に小判のままです」
ジョミー「ちょ、ちょっと…! 誰か代わりに行けばいいのに!」
シロエ 「猫に小判は駄目ですよ。会長にも失礼な話ですし」
マツカ 「ブルーの顔で修行体験ツアーが長めなわけですからね」
ジョミー「そんなの、別にどうでもいいから!」
ブルー 「…君が言うべき台詞ではないね、今のは」
猫に小判にならないように励みたまえ、と生徒会長、重々しく。
ブルー 「価値のわからない素人組とは違うんだからね」
ジョミー「同じだから!」
ブルー 「徐未という名前があるだろう。その法名に相応しく!」
キース 「そうだな、お前は努力するべきだ」
値打ちの分かる坊主になれ、とキース君からもお叱りが。
キース 「他のヤツらは猫に小判でかまわないがな、お前は駄目だ」
ジョミー「どういう理屈でそうなるのさ!」
キース 「とっくに坊主の仲間だからだ!」
法名を貰えば立派に坊主だ、とビシィ! と指を。
キース 「四の五の言わずに頑張って来い!」
ジョミー「勝手につけられた名前だよ、あれは!」
キース 「やかましい! 頂いたの間違いというヤツだろうが!」
銀青様から直々に頂いた名前だろうが、と副住職。
キース 「法名を頂いて直弟子なんだぞ、有難いと思え!」
ジョミー「有難くないから! 猫に小判だから!」
ブルー 「物分かりの悪い猫だねえ、ずいぶんと」
キース 「まったくだ。いくら猫でも、もう少しだな…」
ブルー 「マシなのがいいねえ…」
猫に小判でも、もう少しだけ、という嘆き節。
根っから駄目そうですけどねえ?
2015/07/06 (Mon)
☆駄目すぎる猫
生徒会長こと伝説の高僧、銀青様の直弟子なのがジョミー君。
徐未という法名も持っているくせに、値打ちが全く分からないとかで。
ブルー 「猫でも自分の名前くらいは分かるんだけどねえ…」
キース 「呼べば目くらい開けるからなあ、愛想の無い猫でも」
ブルー 「猫の基本はツンデレだけどね、名前はねえ…」
普通は把握しているものだ、と深い溜息。
ブルー 「呼びましたか、と返事は無くてもチラとは見るよ」
キース 「その猫以下だな、こいつはな」
銀青様に頂いた名前の有難さも分かっていない猫だ、とバッサリと。
キース 「本格的に坊主コースに入らん限りは駄目だろう」
ブルー 「いい名前を付けたと思ったんだけどねえ…」
ジョミー「いつまでも猫に小判でいいから! 坊主はいいから!」
サム 「駄目だぜ、ブルーの顔に泥を塗るっていうのはよ」
いずれは値打ちの分かる坊主に、とサム君までが。
サム 「頼んだって貰える名前じゃねえしよ、法名ってのは」
キース 「弟子にならないと貰えないしな」
ジョミー「ぼくは欲しくも無かったってば!」
ブルー 「往生際の悪い猫だよ、本当に」
キース 「駅長をしていた猫を見習って欲しいものだな」
先月、お浄土に行ったようだが…、と某駅の猫の駅長の名が。
キース 「ああいう立派な猫もいるんだ、お前も見習え」
ジョミー「立派な猫でなくてもいいから!」
ブルー 「なんて物分かりが悪いんだか…」
??? 「うん。ぼくも呆れて溜息が出そう」
一同 「「「は?」」」
誰だ、と振り向けば例のソルジャー(会話表記はAブルー)。
Aブルー「名前を貰えば頑張るものだと思うけどねえ?」
キース 「あんたに坊主の何が分かるか!」
Aブルー「お坊さんのことは分からないけど、名前の値打ちは」
ブルー 「君に法名の価値が分かると?」
Aブルー「法名はともかく、戒名とか名前の価値だったらね!」
ぼくにも分かる、と笑顔ですけど。
ソルジャーなんかに分かりますかねえ…?
2015/07/07 (Tue)
☆価値のある名前
ジョミー君には猫に小判な徐未という法名、嘆きまくりのお坊さん組。
其処へ出て来たソルジャー曰く、戒名や名前の価値は分かるとか。
Aブルー「名前というのは大切なんだよ、ぼくは感動している毎日!」
キース 「なんの話だ?」
Aブルー「忘れたのかい、ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアを!」
一同 「「「!!!」」」
ゲッと仰け反る御一同様。
ブルー 「そ、その名前は…」
Aブルー「ぼくのハーレイが養子に迎えたスッポンタケだよ!」
実に立派な養子なのだ、と威張るソルジャー。
Aブルー「ハーレイの股間で頑張る毎日、もう毎晩が天国で!」
キース 「あれは食うとか言ってなかったか!?」
Aブルー「もちろん食べたよ、ハーレイが! 詰め物料理で!」
中の空洞にしっかり詰め物、恥知らずな姿を保った料理、と得々と。
Aブルー「それを食べたらハーレイの血となり肉となるわけで!」
ブルー 「…そ、それで…?」
Aブルー「後はガンガン漲ってるから、ぼくが身体で食べるんだよ!」
毎晩激しく奥の奥までズンズンと…、と笑顔全開。
Aブルー「だから名前の価値は分かるよ、名付けてこそ!」
ブルー 「そんな事情は誰も聞きたいと思ってないけど!」
Aブルー「名前の価値が分からない人が一名いるようだしねえ…」
ちょっと教えに来てあげたのだ、と言われましても。
ブルー 「下品な話はお断りだよ、法名は格調高いんだよ!」
Aブルー「ハーレイも格調高く名付けたんだけど? あの養子に!」
ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニア! と高らかに。
Aブルー「ジョミーの名前もいずれ役立つよ、ぼくが保証する!」
ジョミー「あ、あんまり嬉しくないんだけど…」
Aブルー「大丈夫! きっといつかは素敵な価値が!」
ジョミー「ぼくは要らないって言ってるんだけど!」
Aブルー「名付けられたことが大切なんだよ! もう運命だよ!」
ブルーの直弟子として励みたまえ、と励ましの言葉。
スッポンタケと同列ですか…。
2015/07/08 (Wed)
☆輝きと値打ち
ジョミー君が貰った徐未という法名、大切にしろと言うソルジャー。
名前の価値はスッポンタケで分かったとかで、もう充実の毎日らしく。
Aブルー「ジョミーも直弟子として輝ける日が来るといいねえ…」
シロエ 「放っておいても、いずれ輝くと思いますが」
Aブルー「そうなのかい?」
猫に小判で修行もしないんじゃなかったのかい、と怪訝そうですが。
シロエ 「物理的な意味で輝くんですよ、ジョミー先輩は」
Aブルー「物理的って…。どんな具合に?」
シロエ 「もうピカピカと、夏の太陽も顔負けですよ!」
キース 「そうだな、さぞかし光るだろうな」
Aブルー「何の修行もしていないのに輝けるのかい?」
まあ、スッポンタケは修行しないでも輝いてるけど、という仰せ。
Aブルー「ぼくのハーレイもお蔭でガンガン励んでいるしね!」
ブルー 「シロエが言うのは、そういう意味ではないだろうね」
ジョミーにとっては嬉しくもない光り方だろう、と生徒会長。
ブルー 「住職の資格を取りに行く時のことだと踏んでいるけど?」
シロエ 「そうです、そうです! あの道場です!」
キース 「…俺でも苦労したからな、アレは」
Aブルー「ああ、坊主頭! それが必須の道場だっけね!」
ツルツルにしないと駄目だったねえ、とソルジャー、手をポンと。
Aブルー「確かに凄く光るだろうねえ、ジョミーでも!」
シロエ 「ええ、華々しく輝けますよ」
キース 「荘厳と言うか、燦然と言うか、煌めくことは間違いないな」
ジョミー「そういうコースは望んでないから!」
坊主どころか住職だなんて、と顔面蒼白のジョミー君。
ジョミー「ぼくはそれ以前で、猫に小判だから!」
ブルー 「物分かりの悪い猫でも、叩き込んだら覚えるからね」
キース 「お前も坊主頭になったら、自然と輝きを放てるだろうな」
ジョミー「輝きも値打ちも、どうでもいいから!」
Aブルー「良くないねえ…」
値打ちの分かる人が本物、と言ってますけど、分かってますか?
2015/07/09 (Thu)
☆値打ちは任せて
生徒会長に貰った法名の値打ちが分かっていないジョミー君。
頭だけなら坊主にしたら光るでしょうけど、ソルジャーまでが溜息で。
Aブルー「法名だろうが名前だろうが、値打ちが分かってこそだしね」
ブルー 「君が本当に分かっているのか疑わしいけど?」
Aブルー「少なくともスッポンタケの価値は分かるし、名前もね!」
戒名もハーレイの養子につけた名前も、と自信たっぷり。
Aブルー「どっちも実に素晴らしいんだよ、もう本当に!」
ブルー 「はいはい、分かった。その程度だよね、所詮はね」
Aブルー「もっと他のものでも値打ちは分かると思うけど?」
少なくとも此処の面々よりは…、と見回すソルジャー。
Aブルー「もうすぐ届くと思うんだよ。猫に小判なアイテムが!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「分からないかな、七月だよ?」
キース 「じきに夏休みだというのは分かるが、他に何かあるのか?」
シロエ 「せいぜい卒塔婆書きだと思いますけどね、キース先輩の」
Aブルー「ほらね、この有様だから猫に小判だと言ってるんだよ!」
まるで全く分かってないし、とソルジャーの溜息、超特大。
Aブルー「夏の挨拶はお中元じゃないか、何処の家でも!」
シロエ 「あー…。そういえば、そういう季節ですね」
サム 「マツカの家なんか山ほど届くんじゃねえのかよ?」
マツカ 「ええ、まあ…。それ専用に部屋がありますよ」
届けに来た人が置いて行くんです、とマツカ君。
マツカ 「後は仕分けして、家で使ったり、施設に寄付とか…」
サム 「寄付かよ、半端ねえよな、御曹司!」
Aブルー「そのマツカだけど。…会社にいいもの、届くんだよね?」
一同 「「「え?」」」
何のことだ、と顔を見合わせる御一同様。
Aブルー「忘れたのかい、福の神様を! イングリッドさんを!」
キース 「ドクツルタケか!」
Aブルー「そうだよ、きっと素敵なお中元が!」
ぼくはその価値が分かる人、とニッコリと。
福の神と言えば…?
2015/07/10 (Fri)
☆お中元はまだかな
値打ちが分かると自慢のソルジャー、お中元を待っている様子。
福の神様から届くのだそうで、他の面々には猫に小判だと決め付けで。
Aブルー「今回は何が届くんだろうね、公爵も何かくれるかな?」
一同 「「「こ、公爵…」」」
ドクツルタケことイングリッドさん、もはや腐れ縁な外国人女性。
公爵夫人なわけですけれども、ご主人の公爵はゲイだとか。
Aブルー「お中元はマツカのお父さんの会社に届くんだよね?」
マツカ 「そ、そうですが…」
Aブルー「もう楽しみで、楽しみで! 公爵のチョイスは絶品だから」
ブルー 「ぼくたちには迷惑なだけなんだけどね!」
キース 「そうだぞ、あんた、マツカの負担も考えてるか?」
毎回、毎回、お礼状だ、とキース君。
キース 「いい加減、可哀相だと思ったらどうだ!」
Aブルー「だから前にも言ったじゃないか! ぼくが書くって!」
そしてメデタイ様に訳して貰うのだ、とイヤンな名前が。
Aブルー「マツカだったら探せる筈だよ、メデタイ様を!」
マツカ 「…そ、それは…。でもですね…」
ブルー 「下手にやらせたらパワハラだから!」
君の手紙はエロい中身に決まっているから、とキッツイ一言。
ブルー 「そういう手紙を部下に訳させたらパワハラなんだよ!」
キース 「間違いないな、パワハラだな」
Aブルー「普通はそうかもしれないけれど…。メデタイ様だしね!」
公爵秘蔵のDVDコレクションの解説を訳した人だ、という台詞。
Aブルー「きっと息をするようにエロい文章を訳せる人だよ!」
ブルー 「それは多分、君の思い込みだから!」
Aブルー「でもねえ…。素人さんとは思えないしねえ…」
身近にゲイだのバイだのが多い人なんだろう、とソルジャー、譲らず。
Aブルー「そういう人なら、ぼくの手紙もきっと素敵に!」
ブルー 「書かなくていいから!」
Aブルー「じゃあ、マツカだよね?」
またお礼状をお願いするよ、と言ってますけど。
お中元、何が来るのやら…。
2015/07/11 (Sat)
☆お中元が届いたら
福の神様ことイングリッドさんから、届くであろうお中元。
ソルジャーは値打ちが分かると豪語で、お礼状はマツカ君に丸投げで。
Aブルー「早く来ないかなあ、お中元!」
キース 「だから、俺たちには迷惑だと何度言ったら分かるんだ!」
Aブルー「それは値打ちが分からないからだよ、猫に小判だよ!」
此処にいるのは猫の団体様だから、と言い放つソルジャー。
Aブルー「とにかく、届いたら貰いに来るから! ぼくの分を!」
ブルー 「来なくていいから!」
Aブルー「ふうん? だったら君が貰うのかい? ぼく宛の分を」
ハーレイ宛でもあるんだけれど、とソルジャー、ニヤニヤ。
Aブルー「君がこっちのハーレイと使用すると言うなら譲るけど…」
ブルー 「なんでぼくが!」
Aブルー「ぼくに来るなと言うんだったら、そういうことだよ」
君が楽しんで使うことになる、と指をビシィ! と。
Aブルー「心のこもった御礼状にするなら、使う人の気持ちも!」
ブルー 「分かりたいとも思わないから!」
Aブルー「それなら、ぼくしかいないじゃないか。値打ちが分かる人」
それとも他に誰かいると…、とグルリと周りを見回しまして。
Aブルー「どう見ても猫しか見えないけどねえ? 小判クラスの」
キース 「猫に小判で悪かったな!」
Aブルー「ブルー以外は、大人の時間の話はサッパリ駄目なんだし…」
お中元はやっぱり貰いに来ないと、と仁王立ち。
Aブルー「値打ちの分かるぼくが貰ってこそ! そうだよね?」
ブルー 「…ぼくは欲しくはないからねえ…」
Aブルー「じゃあ、届いたら貰いに来るよ! 福の神様のお中元!」
楽しみだよね、とパッと姿が消えまして。
キース 「…帰ったのか?」
シロエ 「そうみたいですけど…。また来ますよね?」
ジョミー「お中元を抹殺するのは無理だよね?」
ブルー 「それはイングリッドさんに失礼だしねえ…」
覚悟を決めて待つとしよう、と生徒会長。
変な物でなければいいですけどね?
2015/07/12 (Sun)
☆逃げられないお中元
福の神ことイングリッドさんから、この夏も届くであろうお中元。
楽しみに貰いに来るらしいソルジャー、来るなと言っても来るわけで。
キース 「なんであいつが喜ぶ品物が入っているんだ、お中元に!」
シロエ 「…最初の出会いが悪すぎましたよ、ドクツルタケとの」
ジョミー「バカップル全開だったもんねえ、バスの中で…」
サム 「思い切り密着していやがったんだし、仕方ねえよ」
あの座り方は他で見たことねえし、とサム君の嘆き。
サム 「膝の上に座っていたっていうのがインパクト大だぜ」
ブルー 「おまけに、ああいうガタイだからねえ、片方が…」
キャプテンの膝に座っていたのがソルジャー、後部座席での密着座り。
ブルー 「あれを目撃されてしまったら、もう言い訳は出来ないし…」
シロエ 「バカップルと友達なんだと思われたのが最悪でしたよ」
スウェナ「他人のふりは通用しなかったわねえ…」
話に割り込んで来ちゃったから、とスウェナちゃん。
スウェナ「覚えられたらどうしようもないわね、これから先も」
ジョミー「公爵がゲイだっていうのもマズかったよね…」
あの時点では公爵夫人とは思わなかったけど、という台詞。
ジョミー「ただの通りすがりの外国人だと思ってたのに…」
キース 「それだけで終わる筈だったんだがな…」
シロエ 「マツカ先輩が身バレしたのが運の尽きでしたね」
マツカ 「すみません…。ぼくが一緒にいたばかりに…」
サム 「マツカのせいってわけじゃねえけどよ…」
最悪な御縁は続くんだよな、と天を仰いでいるサム君。
サム 「じきに届くんだぜ、お中元がよ」
ブルー 「逃げ道は何処にも無いからねえ…」
マツカ 「ぼくの家で処分というわけにも…」
キース 「やめておけ、とんでもないことになるぞ」
シロエ 「乗り込まれますよ、先輩の家に!」
ブルー 「諦めて、ぼくの家で開封するしかないよ…」
お中元が来たら、と生徒会長、腹を括ったようですが。
いつ来ますかねえ?
2015/07/13 (Mon)
☆まだ来ないお中元
この夏も確実にやって来そうなイングリッドさんからのお中元。
公爵夫人で御主人はゲイで、ソルジャー好みの品物が届くという有様。
キース 「終業式は今日で終わったわけだが、どうなんだ、アレは」
シロエ 「未だに届かないみたいですねえ?」
ジョミー「何処かの誰かが監視してるの、確実だけどね」
しょっちゅう来るし、とジョミー君。
ジョミー「処分されたら大変だから、って見張ってるんだよ、きっと」
サム 「そんなことが出来る命知らずはいねえのになあ…」
スウェナ「やったら確実に殺されるわよね?」
ブルー 「殺しはしないだろうけれど…。ある意味、もっと酷い目に」
シロエ 「どうなるんですか?」
ブルー 「そんなに欲しいなら山分けしよう、って言われそうだよ」
一同 「「「うわー…」」」
ソルジャー好みのお中元など、山分けしたって困るだけなわけで。
シロエ 「そのコースは勘弁して欲しいですね」
キース 「俺も全力で逃走だ。卒塔婆書きが一万本になろうが」
サム 「一万本の卒塔婆を取るのかよ?」
キース 「それで済むなら、一万本でも書いてやる!」
変な菓子だの、アヤシイDVDだのを貰うよりは、と副住職。
キース 「お盆まで缶詰で書く羽目になっても、その方がマシだ!」
ジョミー「ぼくも変なのを貰うよりかは、修行ツアーの方がいいかな」
サム 「一万本の卒塔婆に比べりゃ、楽なもんだぜ、それ」
修行体験なら罰礼も無いし、と強調される体験ツアーの利点。
サム 「俺たちは長めの滞在だけどよ、普通は二泊三日だしよ」
ブルー 「総本山の雰囲気を体験っていうのが売りだからね」
厳しくしてたら参加者が減る、と銀青様の仰せ。
ブルー 「連休が明けたら一週間! 今年も大いに励みたまえ」
キース 「俺たちもそこで合宿だからな、その間にだ…」
シロエ 「上手い具合にお中元が届けばいいんですが…」
そしたら逃げられそうなんですが、という意見。
不在だったら回避出来ますか?
2015/07/14 (Tue)
☆不在でよろしく
不在の間に届けばいいのに、とシャン学メンバーが願うお中元。
柔道部三人組は合宿、ジョミー君とサム君は璃慕恩院へと出発ですが。
キース 「マツカ、お前が留守の間はお中元は誰が管理するんだ?」
マツカ 「さあ…。今年の係は誰でしたっけ…」
シロエ 「マツカ先輩、知らないんですか?」
マツカ 「ぼく宛のお中元なんかは無いですからね、あれ以外には」
会社の仕事をしていませんから、と言われてみればその通りで。
キース 「そうか、マツカに付け届けをしても意味が無いのか…」
サム 「会社に口出し出来ねえんだったら、そうだよなあ…」
スウェナ「クリスマスとか、誕生日だとか、そっちの方がマシよね」
シロエ 「マツカ先輩のご両親に好印象ですからね…」
ブルー 「普通はそっちを狙うだろうねえ、マツカ宛なら」
そしてアヤシイ中身ではなくて健全な物、と生徒会長。
ブルー 「DVDもお菓子も、ごくごく普通になる筈なんだよ」
キース 「まったく、何処で間違えたんだか…」
シロエ 「そんなことより、マツカ先輩の留守中の方が気になります」
何処かの誰かが勝手に持って行ってくれるでしょうか、と希望的観測。
シロエ 「そしたら、マツカ先輩はお礼状を書くだけですし」
ジョミー「定型文ってヤツでいけるもんねえ、お礼状なら」
マツカ 「そうなんですけど…。誰が係でも持って行けそうですけど」
サム 「だったらソレでいいじゃねえかよ、不在ってことで」
キース 「ヤツが勝手に持って帰って終わりなんだな?」
マツカ 「ぼくが勝手に持って行ったことになるでしょうけどね」
お中元用の部屋に入って棚から抜いて…、とマツカ君。
マツカ 「いつの間に帰って来たんだろう、と思われそうです」
キース 「合宿に出掛けた筈なのに、という意味か?」
マツカ 「そうです、サボッて戻って来たかと」
シロエ 「サボリでいいじゃないですか!」
不毛な騒ぎになるよりは、と前向きな意見。
騒ぎよりかはサボリですよね?
2015/07/15 (Wed)
☆養子は無理そう
キャプテンの養子に、恥知らずなスッポンタケを希望するソルジャー。
欲しい気持ちはともかくとして、相手はキノコなわけでして…。
ブルー 「キノコなんかを養子にする方法、謎なんだけどね?」
Aブルー「そこは気持ちの問題なんだよ、養子にしたって所が大切!」
きっとそれだけで自信がつく、と言われましても。
ブルー 「その方法が謎だと言ってるんだよ、キノコの養子!」
シロエ 「栽培するなら分かりますけど、養子は無理っぽいですよ?」
キース 「人格も無いが、それ以前にヤツはキノコだからな」
ジョミー「養子にするより食べた方が早いと思うけど…」
サム 「早いとかより、それしか方法ねえじゃねえかよ」
何処のキノコが養子になるっていうんだよ、とサム君も。
サム 「坊主の弟子なら名前をつければオッケーだけどよ…」
シロエ 「キャプテンはお坊さんではないですからねえ…」
スウェナ「キースみたいに戒名をつけるわけにもいかないわよね?」
マツカ 「どうなんでしょう? ゴッドファーザーがありますからね」
一同 「「「ゴッドファーザー?」」」
マツカ 「この国だと馴染みが無いですけれど…」
名付け親ですよ、とマツカ君。
マツカ 「洗礼の時に名前をつけたら、霊魂上は父親だったかと」
キース 「そういえばあったな、そういうのも…」
守備範囲外だから忘れていたぞ、と副住職も知っている様子。
Aブルー「霊魂上の父親ねえ…! それはいいねえ、本物だよ!」
ブルー 「まあ、限りなく本物に近いと言えなくもないね」
ゴッドファーザーはともかく、ゴッドマザーは縛りがあるし、と。
ブルー 「女性の場合はゴッドマザーで、後々まで尾を引くからね」
Aブルー「尾を引くって…。どういう意味?」
ブルー 「ゴッドマザーの子供と実母の子供は、結婚不可能だから!」
一同 「「「ええっ!?」」」
教会での挙式に限るけれども、という話ですが。
子供同士で結婚不可とは、限りなく実子に近いですねえ?
2015/06/16 (Mon)
☆養子に出来そう
スッポンタケをキャプテンの養子にしたいソルジャーですけど。
相手がキノコだけにどうするのかが謎な所へ、ゴッドマザーなるもの。
Aブルー「ゴッドマザーの子供と実母の子供は結婚不可ねえ…」
ブルー 「あくまで教会だけの話だけどね」
結婚の届け出は普通に出来る、という説明。
ブルー 「ただねえ、教会での結婚が大切な国もあるからさ…」
キース 「らしいな、それ以外の結婚は正式ではないと言われる国が」
シロエ 「そうなんですか?」
マツカ 「ぼくも聞いていますね、教会でないと、という話は」
フラメンコの国もそうですよ、とマツカ君。
マツカ 「キリスト教じゃない人と結婚すると、世間体が悪いとか…」
キース 「だろうな、その場合は教会で式は挙げられないしな」
Aブルー「ふうん…。そこまで縛りがあるって言うんだ?」
ゴッドマザーとやらになったら、とソルジャー、感心しているようで。
Aブルー「ぼくの世界じゃ考えられないねえ、そういうことは」
ブルー 「元から血縁関係が無いって聞いてるしねえ…」
Aブルー「機械が子供を作っているしね、完璧に無いね!」
ゴッドマザーも実母も無くて養母のみ! ということですが。
Aブルー「でもまあ、名前は親が付けてる筈だしね?」
ブルー 「育ての親かい?」
Aブルー「それ以外にどんな親がいると! ぼくの世界に!」
ゴッドマザーもゴッドファーザーも無い、とキッパリと。
Aブルー「だけど、耳寄りな情報だよ、それ! スッポンタケには!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「養子だよ、養子! ハーレイの養子に迎える話!」
素晴らしい光が見えて来た、とソルジャーの瞳がキラキラと。
Aブルー「スッポンタケとハイタッチかな、と思ってたけどさ…」
一同 「「「ハイタッチ?」」」
Aブルー「実子と養子で、先っぽ同士で「こんにちは」とね!」
一同 「「「うわー…」」」
どんなハイタッチだ、と一同、ドン引き。
実子ってアレのことですよねえ?
2015/06/17 (Wed)
☆危険なハイタッチ
ソルジャーがキャプテンの養子にしたいスッポンタケ、迎え方が問題。
キノコなんぞをどうやって、と謎は満載、ソルジャー曰くハイタッチ。
Aブルー「御対面すればいいのなかあ、と思っていたんだけどね!」
ブルー 「その方法は最低だから!」
下品と言うにも程があるから、と生徒会長、怒り心頭。
ブルー 「よりにもよって実子と養子でハイタッチなんて!」
Aブルー「でも、いい方法だと思ったんだよ、直接会うのが!」
息子同士で「よろしく」するのが一番だろう、と強烈な持論。
Aブルー「よろしくするにはハイタッチ! 先っぽ同士で!」
ブルー 「下品すぎるから! 第一、逮捕されるから!」
Aブルー「そうなのかい?」
ブルー 「当たり前だよ、猥褻物を外で出したら確実に逮捕!」
Aブルー「スッポンタケは逮捕されてはいないけど?」
あんなに恥知らずな姿を晒していたって平気なのに、と大真面目。
Aブルー「警察なんかは何処からも来ないし、通報だって!」
ブルー 「スッポンタケはそうだろうけど、実子の方だよ!」
君のハーレイの息子が問題、とビシバシと。
ブルー 「ちょっと出しても捕まるからね! 目撃者がいれば!」
Aブルー「山の中だよ、大丈夫だと思うけど…」
ブルー 「どんな山でも、人が見てればおしまいだから!」
Aブルー「そうなのかなあ? じゃあ、山登りはどうするんだい?」
何処の山にも公衆トイレがあるのかい、と言うソルジャー。
Aブルー「ちょっとトイレに、と思っても無いと思うんだけど!」
キース 「言われてみれば何処でもあるとは限らんか…」
シロエ 「山小屋とかにはあるでしょうけど…」
サム 「今すぐ行きてえ、って時にあるとは限らねえよな?」
Aブルー「ほらね、やっぱり無いんじゃないか!」
ブルー 「…それで?」
Aブルー「大自然は全て、広大なトイレ! そう言っておけば!」
ちょっとくらいは息子を出しても大丈夫、という話ですが。
本気でハイタッチのつもりでしたか?
2015/06/18 (Thu)
☆格調高く養子に
スッポンタケをキャプテンの養子にするには、息子同士でハイタッチ。
先っぽがどうとか言ってますけど、要はキャプテンのアソコを露出。
Aブルー「トイレに行くなら出さなきゃ駄目だし、問題無し!」
ブルー 「まさか本気で、ハイタッチをするつもりだったと!?」
Aブルー「他に方法が無さそうだったしねえ、養子にするには」
届け出は無理だし、内縁となったら挨拶で…、と言うソルジャー。
Aブルー「今日からよろしく、とハイタッチすれば縁組成立!」
ブルー 「なんでそんなのを思い付くかな!」
Aブルー「真剣に養子に欲しいからだよ、スッポンタケが!」
あれを養子に迎えられれば言うことはなし、とグッと拳を。
Aブルー「ハーレイのヘタレな息子がググンとパワーアップで!」
ブルー 「…スッポンタケで?」
Aブルー「そう! 恥知らずな養子を貰えばパーフェクト!」
もうガンガンとヤッてヤリまくれる、とウットリと。
Aブルー「だから養子にしたくって…。でもいい案を貰ったよ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「下品だと言われたハイタッチよりも、格調高く!」
一同 「「「…格調高く?」」」
何をする気だ、と首を傾げる御一同様。
ブルー 「…今度は何を思い付いたと?」
Aブルー「さっき聞いたヤツだよ、限りなく実子に近いとかいう!」
キース 「ゴッドマザーのことを言っているのか?」
Aブルー「決まってるじゃないか、ゴッドファーザーの方だけどね!」
ハーレイは男なんだしゴッドファーザー、と笑顔のソルジャー。
Aブルー「スッポンタケと御対面して名前をつければ、それで完璧!」
ブルー 「…スッポンタケのゴッドファーザーになると?」
Aブルー「そうだよ、とびきり恥知らずなヤツを選んでね!」
キース 「おい、本気か? 本気でゴッドファーザーなのか!?」
Aブルー「もちろんだよ! 格調高く、実子に近く!」
最高の養子の迎え方だ、と燃えるソルジャー。
スッポンタケに名付け親ですか?
2015/06/19 (Fri)
☆名付け親になるには
スッポンタケをキャプテンの養子にする方法。
下品なハイタッチから転じてゴッドファーザー、名付け親がどうのと。
Aブルー「名前を付けるだけで養子に出来るし、実子に近いし…」
ブルー 「ゴッドファーザーはいいんだけどねえ、どうするつもり?」
Aブルー「どうするって…。何を?」
ブルー 「ゴッドファーザーの条件、満たしてるのかい?」
君のハーレイ、と生徒会長からの質問が。
Aブルー「条件って…。そんなのが必要になってくるわけ?」
ブルー 「当たり前だよ、本物のゴッドファーザーになるんならね!」
Aブルー「本物って…。名付け親だろ、名前を付けるだけだよね?」
ブルー 「それで終わりじゃないんだってば、御縁は一生!」
子供同士が結婚出来ないくらいなのだし、とブツブツと。
ブルー 「ゴッドファーザーだとそれは無くても、御縁はねえ…」
Aブルー「素晴らしいじゃないか、一生モノの御縁となったら!」
望む所だ、とソルジャー、ますます乗り気。
Aブルー「恥知らずな養子と一生モノの御縁、もう最高だよ!」
ブルー 「その前に、ゴッドファーザーの資格! それが要るから!」
Aブルー「名前を付けるってだけじゃないかと…。まさかセンス?」
命名のセンスを問われるのか、とソルジャーからも質問ですが。
ブルー 「センス以前の問題だよ! 教会に通っているのかい?」
Aブルー「誰が?」
ブルー 「君のハーレイだよ、ゴッドファーザーになるんだろう?」
だったら教会に通っていないと…、と生徒会長。
ブルー 「あれはキリスト教なんだからね、まずは信者に!」
Aブルー「うーん…。神様は同じだと思うんだけどね?」
とりあえず十字架の神様だろう、とソルジャーの答え。
Aブルー「南無阿弥陀仏の神様よりかは身近だよ、うん」
キース 「仏様と神様を一緒にするな!」
Aブルー「細かいことはいいんだよ! 要はキリスト教だよね?」
多分、信者に含まれる筈、と言ってますけど。
教会の方は…?
2015/06/20 (Sat)
☆名付け親には必須
スッポンタケをキャプテンの養子にするなら、ゴッドファーザー。
名前を付ければ実子も同然、すっかりその気のソルジャーですけれど。
ブルー 「キリスト教っていうのは、まあいいとして…」
Aブルー「それで間違いないと思うよ、ぼくたちの世界の基本だし!」
神様と言ったら十字架の人でクリスマス、とソルジャーは笑顔。
Aブルー「ちゃんと信者だし、ゴッドファーザーにもなれる筈だよ!」
ブルー 「その前に、教会! …何処の教会?」
Aブルー「教会って…。シャングリラにはそんなの無いけれど?」
余計な施設は作っていない、という返事。
Aブルー「結婚式くらいにしか使えないしね、要らないってば!」
ブルー 「なるほどねえ…。それじゃ駄目だね、ゴッドファーザー」
Aブルー「なんでそういうことになるのさ、キリスト教だよ?」
ブルー 「ゴッドファーザーになる条件は厳しいんだよ!」
まずは教会に名前が無いと…、と生徒会長。
ブルー 「間違いなく信者なんです、っていう証拠が必要!」
Aブルー「そ、そんな…。それじゃゴッドファーザーになるのなら…」
ブルー 「まずは何処かの教会で洗礼、そこからだね!」
Aブルー「何処かって…。それに洗礼って、無理そうだから!」
ブルー 「じゃあ、ゴッドファーザーは諦めるんだね!」
Aブルー「名前を付けるってだけなんだろう!?」
ブルー 「名付け親になる子の洗礼の時にね!」
だから洗礼を受けていないと資格無し! とビシィッと指摘。
ブルー 「洗礼を受けたら教会から名前が貰えるから!」
シロエ 「あー…。クリスチャンネームとかいうヤツですね」
Aブルー「クリスチャンネーム…?」
なんだいそれは、と怪訝そうな顔。
Aブルー「ハーレイとかウィリアムでは駄目なのかい?」
ブルー 「その他に要るんだよ、キリスト教の信者としての名前が!」
Aブルー「ちょ、ちょっと…」
何処でそんなのを貰って来いと、と慌てるソルジャー。
教会、無いんでしたよね?
2015/06/21 (Sun)
☆洗礼を受けないと
スッポンタケを養子にするならゴッドファーザー、名付け親。
実子っぽい養子に出来そうですけど、ゴッドファーザーに必須の条件。
ブルー 「とにかく、クリスチャンネーム! それを貰ってから!」
Aブルー「貰いに行けって言われても…。何処の教会へ?」
ブルー 「何処でもいいんだよ、其処で洗礼を受ければオッケー!」
そうすればちゃんと貰えるから、とニヤニヤと。
ブルー 「でもねえ…。残念なことに、ぼくは関係者じゃないからね」
キース 「俺も違うな、坊主だからな」
サム 「俺とジョミーも関係ねえよ。つか、いねえんじゃねえの?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんな、お寺の方だと思うけど!」
お坊さんか、何処かの檀家さんだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「んとんと…。教会の人って誰かいたっけ?」
シロエ 「ぼくたちの中にはいませんね」
ジョミー「この国だと思い切り少数派だよ、それ」
教会の人、とジョミー君。
ジョミー「他の国へ行けば逆転するトコも多いだろうけど…」
サム 「うんうん、ドクツルタケの国とかだと、それっぽいぜ」
ドクツルタケことイングリッドさん、北欧にお住まいの公爵夫人で。
Aブルー「ああ、福の神様! あの人に頼めば貰えそうかな?」
ブルー 「何を?」
Aブルー「キリスト教の名前だよ!」
洗礼は抜きで名前だけ貰えないだろうか、と凄すぎる発想。
Aブルー「出来そうだったら、マツカに頼んで手紙を出して…」
ブルー 「教会にツテはあるだろうけど、それと名前は別件だね!」
洗礼は人生の一大イベントだから、と生徒会長。
ブルー 「お金で片付くものじゃないから! まして手紙では!」
キース 「まったくだ。あんた、神様を愚弄してるな」
Aブルー「そうじゃないけど…。でも、ゴッドファーザー…」
ブルー 「諦めるんだね、素人さんには無理ってことで」
一般人が戒名を授けられないのと理屈は同じ、とバッサリと。
ゴッドファーザー、駄目っぽいですね?
2015/06/22 (Mon)
☆貰えない名前
ゴッドファーザーになるなら洗礼、それが絶対に欠かせない大前提。
教会の信者でなければ無理なのだそうで、他人任せではクリア不可能。
Aブルー「本当に福の神様でも駄目なのかい?」
ブルー 「お寺の屋根瓦を貰おうって方がまだ、ハードル低いよ!」
そっちの方ならお金さえ出せば信者でなくても、と生徒会長。
ブルー 「寄進して下さるなら有難い、と御布施を貰って瓦もね!」
Aブルー「そんな感じで名前を貰うのは無理なわけ?」
ブルー 「瓦と名前じゃ違いすぎるから! 建物と人間は別物だし!」
キース 「寄付して貰った記念に建物に名前はアリだが…」
ブルー 「だからと言って、檀家さんでもないのに戒名はねえ?」
まずは檀家さんになるか、信者になるか…、と銀青様の仰せ。
ブルー 「まるで関係無い人に戒名はつけない! それと同じで!」
キース 「教会がいくら寄付を貰っても、洗礼無しで名前はないな」
Aブルー「…教会が建てられそうなほどの寄付でも無理?」
ブルー 「そういう場合はイングリッドさんの功績だよ!」
君のためにと建てた教会でもイングリッドさんが有名に…、と。
ブルー 「たとえハーレイ記念教会と名前がついても、そこまでで!」
キース 「何の記念かと思われる程度で、ハーレイの方は放置だな」
Aブルー「えーっ! 教会にハーレイの名前がついても駄目?」
ブルー 「地名なんかと同じ扱いだよ、信者の名前とは別次元!」
Aブルー「じゃあ、洗礼を受けずにゴッドファーザーは…」
ブルー 「もう絶対に無理だから!」
なれっこないから、とキッパリと。
ブルー 「スッポンタケを養子にするなら気分だけだね!」
キース 「ハイタッチは御免蒙るがな」
Aブルー「うん、ハイタッチはやらないよ。名前の線で!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「戒名もゴッドファーザーにしても、名前がポイント!」
名前で深い御縁が結べるようだから、と笑顔ですけど。
ソルジャー、何をやらかすつもりですか?
2015/06/23 (Tue)
☆立ち会いを希望
スッポンタケをキャプテンの養子にしたいソルジャー。
ゴッドファーザーは諦めたみたいですけど、名前がポイントという話。
キース 「くどいようだが、素人が戒名をつけるのは無理だからな!」
ブルー 「そうだよ、自分のを考えるっていうのはアリだけど…」
他人様には名付けられない、と生徒会長、いや、銀青様。
ブルー 「こんな感じでお願いします、と希望を出すのが限界だね」
キース 「そうだな、頼まれた場合は考慮できるが…」
ブルー 「たとえ家族でも、勝手につけるのは禁止だから!」
それは通用しないから、と厳しいお言葉。
ブルー 「自分用にと考えておいても、却下ってこともあるからね」
Aブルー「そこまでなのかい、戒名っていうのは?」
ブルー 「もう色々とうるさいんだよ! スッポンタケが例外だよ!」
あれはキースがノリで付けたから通っただけ、と苦笑い。
ブルー 「アドス和尚が聞いていたなら、まず出せないね!」
キース 「…元老寺の檀家さんに院殿号は一人も無いからな…」
Aブルー「そういう場合は第一号ってことに出来ないのかい?」
キース 「何処のスッポンタケが元老寺に功績があったと言うんだ!」
ついでに世間も許さないぞ、とキース君。
キース 「いいか、元ネタは鯨なんだ! 人間様の役に立った鯨だ!」
Aブルー「鯨だったら、ぼくのハーレイも動かしてるけどね?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「シャングリラだよ、あれは見た目が白い鯨で!」
それのキャプテンならば功績だって、と威張るソルジャー。
Aブルー「ハーレイの養子に素敵な名前を貰えないかな?」
キース 「誰がつけるか!」
ブルー 「ぼくも絶対、お断りだね!」
Aブルー「分かったよ…。じゃあ、立ち会いだけお願い出来る?」
一同 「「「立ち合い?」」」
Aブルー「内縁とはいえ、立ち会い人くらいは欲しいからねえ!」
スッポンタケを養子に迎えるにあたって! と言われましても。
いったい何をやらかすと…?
2015/06/24 (Wed)
☆立ち会いよろしく
どうしてもスッポンタケをキャプテンの養子にしたいソルジャー。
素敵な戒名などが貰えないなら立ち会いだけでも、と言い出しまして。
ブルー 「立ち会い人って、いったい何をするのさ?」
Aブルー「そのままの意味だよ、立ち会ってくれればいいんだよ!」
ブルー 「何に立ち会うわけ?」
Aブルー「スッポンタケを養子に迎える所! 内縁の養子!」
正式なのは無理そうだから、とソルジャー、溜息。
Aブルー「仕方ないから、もう本当に内々で…。27日に」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「27日の土曜日だよ! 雨天決行、とにかく山へ!」
一同 「「「山?」」」
Aブルー「スッポンタケ狩りに行った山だよ、あそこへ行くわけ!」
そして恥知らずな養子をお迎え! と突き上げる拳。
Aブルー「それじゃよろしく、いいお天気になるよう祈ってて!」
ブルー 「ちょ、ちょっと…!」
Aブルー「じゃあね、27日はハーレイも連れて来るから!」
キース 「おい、決まりなのか?」
決まったのか、という叫びも聞かずに消えてしまった迷惑な人。
キース 「27日って…。俺たちは何をやらされるんだ?」
シロエ 「立ち会い人って言ってましたよね?」
サム 「まさかハイタッチじゃねえだろうな?」
ブルー 「それだけは無いと思いたいけど…」
一応覚悟はしておいた方が、と生徒会長、肩をブルッと。
ブルー 「養子にこだわってるからねえ…。恐らく手段を選ばないよ」
シロエ 「ハイタッチの線もアリですか…」
キース 「大自然はトイレだと開き直っていやがったからな」
ジョミー「戒名で済めばいいんだけど…」
キース 「代わりにつけようと思うなよ?」
坊主になっただけでは資格無しだからな、とキース君。
キース 「それなりの修行が必要なんだ」
ブルー 「養子よりかは戒名の方がマシだったかもね…」
キース 「言わないでくれ、気が滅入る」
Xデーは27日か、と涙々の御一同様。
立ち会いって何をするんでしょう?
2015/06/25 (Thu)
☆養子を探しに
スッポンタケをキャプテンの養子にするから、とソルジャーの依頼。
立ち会いよろしくと言われた27日、なんとか梅雨の中休みで晴れで。
キース 「もうすぐヤツらが来るんだな?」
ブルー 「来るなと言っても絶対に来るよ」
生徒会長宅に集まってガクブルのシャン学メンバー。其処へ…。
Aブルー「こんにちはーっ! いいお天気で良かったねえ!」
??? 「御無沙汰しております。本日はお世話になります」
どうぞよろしく、とキャプテン(会話表記はA船長)も登場。
Aブルー「揃ってるようだし、早速、山へね!」
ブルー 「瞬間移動で?」
Aブルー「決まってるだろう、時間が惜しいし!」
もう早速に、と勇むソルジャー、キャプテンともども本日は私服。
Aブルー「着いたら、君たちも手伝ってくれると嬉しいんだけど…」
ブルー 「…何を?」
Aブルー「スッポンタケだよ、もう最高に恥知らずなのを!」
A船長 「私たちも努力しますが、ご協力があればより凄いのが…」
ブルー 「はいはい、分かった!」
出来る範囲で、と無難な返事。
間もなくパッと瞬間移動で山の中へとお出掛けで。
Aブルー「それじゃ、解散! スッポンタケ探し!」
一同 「「「はーい…」」」
返事はしたものの、知ったことかと御一同様。
シロエ 「行っちゃいましたね…」
キース 「どうする気なのか知らんがな…」
ジョミー「立ち会いだよね?」
サム 「養子にしたいのが見付かれば、だろ?」
なんでもいいわけじゃなさそうだぜ、とサム君、首を捻って。
サム 「どんなのを探してやがるんだよ?」
スウェナ「それが謎よね…」
放置でいいでしょ、と怠けていれば。
Aブルー『全員、集合ーっ!!』
一同 「「「えっ?」」」
Aブルー『素晴らしいのが見付かったんだよ、立ち会いお願い!』
A船長 『私にはもったいないほどの養子で…』
これを迎えられれば漲りそうです、という思念波ですけど。
養子にするだの、立ち会いだのって…?
2015/06/26 (Fri)
☆いよいよ立ち会い
スッポンタケをキャプテンの養子にするべく、ソルジャー決起。
キャプテンを連れてのスッポンタケ探し、立ち会いよろしくと招集が。
ブルー 「…嫌な予感しかしないんだけど…」
キース 「最悪のケースは想定しておいた方がいいだろうな」
シロエ 「ハイタッチですね…」
息子同士で「こんにちは」ですね、という言葉に、一同ズズーンと。
サム 「そんな儀式に立ち会うのかよ…」
ジョミー「後ろを向いてちゃ駄目なのかな?」
キース 「強制的に振り向かされるぞ、首の筋を傷めるコースで」
一同 「「「うわー…」」」
それは困る、と震え上がりつつ、指定の場所へと出掛けてゆけば。
Aブルー「見てよ、この素晴らしいスッポンタケを!」
A船長 「ブルーとあちこち見て回りましたが、これが最高ですね」
Aブルー「大きいし、恥知らずっぷりも半端ないだろう?」
キース 「すまん、俺にはよく分からんが…」
Aブルー「分かってくれるとも思っていないよ、君たちではね!」
スッポンタケ探しもサボッていたし、と痛い所をグッサリと。
Aブルー「でも、立ち会いは誰でも出来るから!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 立ち会いって、何をするの?」
Aブルー「ハーレイが養子を迎える所に立ち会うだけ!」
見届けて証人になってくれれば、と言うソルジャー。
Aブルー「それだけでハーレイも自信がつくしね、養子にしたと!」
ブルー 「下品なのはお断りだから!」
Aブルー「下品って…。内縁でも格調高くと言った筈だよ!」
素晴らしい養子を迎えるんだから、と威張り返りまして。
Aブルー「さあ、ハーレイ。君の出番だよ!」
A船長 「分かりました」
おもむろにスッポンタケの前にしゃがんだキャプテン。
A船長 「では、失礼して…」
Aブルー「ここが勝負だよ、頑張って行こう!」
一同 (((は、ハイタッチ…)))
ズボンの前を開けるつもりだ、と怯える面々ですけれど。
背中を向けたら、首の筋を傷めるのは確実ですねえ?
2015/06/27 (Sat)
☆今日からよろしく
いよいよスッポンタケをキャプテンの養子に迎えることに。
スッポンタケの前にしゃがんだキャプテン、ガクブル震える御一同様。
一同 (((み、見たくない、見たくない…)))
Aブルー「いいかい、しっかり見届けてよ? さあ、ハーレイ!」
A船長 「では、参ります! そこのスッポンタケ、汝の名前は!」
一同 「「「へ?」」」
何事なのかと思う間もなく、キャプテンの声が高らかに。
A船長 「本日、只今よりウィリアム2世、ハーレイ・ジュニア!!」
一同 「「「ええっ!?」」」
Aブルー「驚いていないで拍手、拍手! 立ち会い人だろう!」
拍手よろしく、と促すソルジャー。
Aブルー「格調高くと言った筈だよ、名付けたんだよ、ハーレイが!」
A船長 「お蔭様で無事に名前を付けられました、スッポンタケに」
今日から私の息子になります、とスッポンタケを指差すキャプテン。
A船長 「息子のウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアです」
一同 「「「う、ウィリアム…?」」」
Aブルー「ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニア!」
忘れないでよ、とソルジャーが復唱、ウィリアム2世とかいう名前。
Aブルー「とても立派な名前だろう? ハーレイの養子に相応しく!」
ブルー 「そ、そうだけど…。相手はスッポンタケなんだよ?」
名前負けしてしまわないかい、と生徒会長、ブツブツと。
ブルー 「2世でジュニアって、スッポンタケには過ぎた名前で…」
Aブルー「大丈夫! 戒名からして鯨並みだし!」
それに実子はヘタレなんだし、とニコニコニッコリ。
Aブルー「ヘタレな実子より恥知らずな養子と言った筈だよ!」
ブルー 「で、でも…。名付けただけでは効力も何も…」
Aブルー「内縁だからね、細かいことはいいんだよ!」
A船長 「そうです、息子はウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアで」
一同 「「「うわー…」」」
本気で名付けてしまったのか、と一同、愕然。
養子縁組、内縁だけに成立ですねえ?
2015/06/28 (Sun)
☆名付けた息子
スッポンタケを養子にするべく、本気で名付けてしまったキャプテン。
その名もウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアという凄さで。
Aブルー「良かったねえ、ハーレイ! 素晴らしい養子を迎えられて」
A船長 「ええ、見ているだけで漲りそうです」
Aブルー「流石はウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアだよ!」
養子に迎えた甲斐があった、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「これでヘタレな実子も立派になるよね、養子のお蔭で」
A船長 「恥知らずな姿とパワーを貰えましたし、もう確実です!」
Aブルー「うん、最高! この息子は大切にしてやらないと」
大事に持って帰って料理だ、と引っこ抜いているスッポンタケ。
キース 「お、おい、抜いてしまうのか?」
Aブルー「何か問題でもあるのかい?」
キース 「い、いや、せっかくの養子が死んでしまうが…」
Aブルー「ああ、それね! ハーレイが食べるんだから、問題無し!」
A船長 「せっかく迎えた養子ですから、身体の一部にすべきです」
食べて血肉になってこそです、と自信に溢れているキャプテン。
A船長 「ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアは実子同然に!」
Aブルー「きちんと名付けて、身体の一部になれば完璧!」
キース 「…それはそういうものなのか?」
Aブルー「万年十八歳未満お断りの君には理解不能だろうけどね!」
養子の値打ちも分かるまい、と鼻でフフンと。
Aブルー「とにかく今日から、ハーレイの息子はパワーアップ!」
A船長 「ぶるぅの覗きも平気になるといいのですが…」
Aブルー「ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアを信じたまえ!」
すぐには無理でもヘタレないパワーが身につく筈だ、とニッコリと。
Aブルー「早速帰って、記念の一発! 養子パワーを漲らせて!」
A船長 「そうですね! まずは料理で、それからベッドで!」
Aブルー「君の息子を食べなきゃね!」
君は料理で、ぼくは身体で…、と言ってますけど。
それが養子の食べ方ですか…。
2015/06/29 (Mon)
☆養子を迎えて
キャプテンの養子になったスッポンタケですが、食べるのだそうで。
料理でキャプテンの血肉はともかく、身体でどうこう言うソルジャー。
Aブルー「楽しみだよねえ、凄く漲ってるんだろうね、君の息子は!」
A船長 「特別休暇も取ってありますし、心ゆくまでご賞味下さい」
Aブルー「ありがとう! もうガンガンと壊れるくらいで!」
激しさMAXでお願いするよ、と満面の笑顔。
Aブルー「ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアをお腹一杯!」
A船長 「ええ、私は料理で、あなたは身体で、もう存分に!」
お互い、食べて養子のパワーを頂きましょう、とキャプテンも御機嫌。
A船長 「皆様、立ち会いありがとうございました」
ブルー 「…う、うん…。君たちがそれでいいのなら…」
Aブルー「何を言うかな、今日からハーレイは変わるんだよ!」
養子を迎えてヘタレ返上! と突き上げる拳。
Aブルー「暇さえあったら恥知らずに! ヤッてヤリまくる!」
A船長 「分かっております。そろそろ失礼しましょうか」
Aブルー「うん、ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアと一緒にね!」
それじゃ、また! と消えてしまったソルジャー夫妻。
キース 「…帰ったのか、あいつらは?」
ブルー 「そうみたいだよ、あっちの世界に」
シロエ 「凄い名前を付けてましたけど、効くんでしょうか?」
スウェナ「鰯の頭も信心からって言うものねえ…」
サム 「まるで効かねえとも言い切れねえよな」
養子に迎えたみたいだし…、とスッポンタケの跡地を眺めるサム君。
サム 「戒名以上のインパクトだぜ、アレ」
ジョミー「ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアかあ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ なんか王様みたいだね!」
ブルー 「自信たっぷりに名付けていたねえ、2世でジュニアねえ…」
キース 「戒名を超えたのは間違いないな」
ブルー 「院殿号が上だと思うけど?」
でもまあ、あれでいいんだろう、と一同、溜息。
お騒がせの中、今月、中継終了~。
2015/06/30 (Tue)
☆梅雨になったら
さて、六月。梅雨の季節で、何かと言えば雨がシトシト。
湿気が多くて蒸し暑い日もあるわけですけど、それより不快な問題が。
キース 「…そろそろヤバイか?」
シロエ 「梅雨入りしちゃいましたしねえ…」
サム 「雨の日はまだいいんだけどよ…」
ジョミー「降らない日の方が困るだなんてね…」
普通は逆だと思うんだけど、とジョミー君。
ジョミー「梅雨の晴れ間って、嬉しいものの筈なんだけど…」
マツカ 「世間一般にはそうですよね」
シロエ 「外でスポーツをしたい人だと、余計ですよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ スカッと晴れると気持ちいいしね!」
キース 「…きっとヤツらもそうなんだろうな…」
スカッと生えてきやがるんだな、とブツブツブツ。
キース 「我が世の春っていうヤツだろうが、実に迷惑だ」
シロエ 「…殲滅したい気持ちになってきますよ」
ジョミー「でもさあ、下手に殲滅するとさ…」
サム 「もっとヤバイぜ、絶滅危惧種になっちまってよ」
一同 「「「うわー…」」」
縁起でもない、と一同、ブルブル。
絶滅危惧種なアカダマスッポンタケの記憶はまだ鮮明で。
キース 「アレは本当に出ないんだろうな、この辺りには」
ブルー 「それなんだけどね…」
シロエ 「ヤバイんですか?」
ブルー 「標本が残ってないってだけでさ、別の場所でも…」
サム 「出てたのかよ!?」
ブルー 「らしいよ、昔は色々な場所で」
挙げられた地名に青ざめる面々、各地に散らばる生息地点。
シロエ 「それじゃ、何処かでヒョッコリ出るとか…」
ブルー 「絶対に無いとは言い切れなくてね…」
キース 「ヤバイ時期はいつだ、梅雨なのか!?」
ブルー 「…多分、梅雨と秋」
相手はスッポンタケだから、と生徒会長。
ブルー 「今月は限りなく危険なんだよ」
キース 「俺はもう縁を切りたいんだが!」
サム 「無理なんでねえの?」
弟子じゃねえかよ、とキッツイ一言。
キース君の弟子はアレでしたよね?
2015/06/01 (Mon)
☆弟子なんですが
梅雨の季節はキノコの季節。もちろんスッポンタケも出るシーズンで。
縁を切りたいと叫ぶキース君ですが、そう簡単にはいかないもの。
サム 「弟子は破門するしかねえんだろ? 縁を切るなら」
ブルー 「坊主の世界でなくてもそうだね、破門だね」
シロエ 「キース先輩の場合はその手が使えませんしね…」
弟子になった経緯が特殊なだけに、とシロエ君。
シロエ 「戒名をつけちゃったわけですし…」
キース 「俺がつけたくてつけたんじゃない!」
初盆を頼まれたからノリでウッカリ、と苦しい言い訳。
キース 「そうでなければ誰がつけるか、スッポンタケなんぞに!」
ブルー 「でも、やっちゃったのは本当だしねえ…」
坊主が戒名をつけた場合は責任重大、と生徒会長、いや銀青様。
ブルー 「仏弟子にします、という意味なんだよ?」
キース 「それは分かっているんだが! …充分承知してるんだが!」
シロエ 「でも、アッサリとつけちゃいましたよ?」
キース 「何処かの馬鹿が頼んだからだ!」
スッポンタケの初盆なんぞを、と苦々しい顔。
キース 「初盆となれば棚経も要るし、そうなってくると戒名が…」
ブルー 「でもねえ、平凡なヤツにしとけばよかったのにねえ…」
よりにもよって院殿号だし、と生徒会長、ニヤニヤと。
ブルー 「君の一生で二度目は多分、無いだろうねえ、院殿号は」
キース 「…言わないでくれ、気が滅入る」
スウェナ「鯨の戒名をパクった方が悪いのよ」
キース 「だから、その場のノリでだな!」
ブルー 「ノリでもなんでも、つけたからには君の弟子だよ!」
スッポンタケが君の一番弟子だ、と銀青様のお言葉。
ブルー 「弟子には責任を持って欲しいね、師僧なんだから」
キース 「責任と言うと…?」
ブルー 「破門出来ない弟子となったら、真っ当な道に!」
キース 「はあ?」
ブルー 「人様に迷惑をかけないように!」
弟子に心得させたまえ、と言われましても。
相手はスッポンタケですよ?
2015/06/02 (Tue)
☆弟子を持つ責任
ウッカリ戒名をつけたばかりに、キース君の一番弟子なスッポンタケ。
その弟子が人様に迷惑をかけないようにしろ、と銀青様の仰せ。
ブルー 「師僧は弟子に責任を持つのが大切だからね!」
キース 「俺はあんな弟子を持った覚えは無いが!」
ブルー 「その台詞、どのくらいの人が言ってるやらねえ…」
君のお父さんも言ってるかもね、とアドス和尚の名が。
ブルー 「弟子の不始末は師僧の不始末、きっと何度も」
キース 「俺はそこまで酷くはないが!」
ブルー 「そうだったっけ?」
確か元老寺を継がないと言っていたのでは…、と掘り起こされた過去。
ブルー 「その筈だよねえ、どうだっけ、シロエ?」
シロエ 「そうです、そうです! 俺はやりたいようにやる、って」
サム 「俺も覚えてるぜ、その話はよ」
スウェナ「忘れてる人の方がいないでしょ、それ」
夏休みにみんなで遊びに出掛けた時の話だし、とスウェナちゃん。
スウェナ「非日常を体験しよう、って遊びに行ったら家がお寺で…」
マツカ 「あの時は本当に驚きましたしねえ…」
ジョミー「おまけに修行もさせられたんだよ、アドス和尚に!」
サム 「キースの法衣もインパクトあったよなあ…」
墓回向に行くとか言いやがって、とサム君がプッと。
サム 「でもって、ブルーが緋色の衣で出掛けて行ってよ…」
シロエ 「アレで対抗意識を燃やして、お坊さん決定でしたしね」
ブルー 「だからさ、それまでにアドス和尚は愚痴った筈だよ」
何度もね、と生徒会長、クスクスと。
ブルー 「こんな不出来な弟子を持った覚えはない、とね」
キース 「そ、それは…。それは確かに否定は出来んが…」
ブルー 「ほらね、それこそ全国津々浦々で似たようなことが!」
サム 「普通は息子が継ぐんだもんなあ、師僧は親だし…」
シロエ 「愚痴も文句も出ますよねえ…」
キース 「それとは別件だと思うんだが!」
俺はスッポンタケの親ではないが、と言ってますけど。
師僧ですよね?
2015/06/03 (Wed)
☆息子よりは弟子
キース君が戒名をつけてしまったスッポンタケ。キース君が師僧。
師僧は弟子に責任を持つもの、父親が師僧なお寺の息子は多いわけで。
ブルー 「いくら君がスッポンタケの親ではないと言ってもねえ…」
サム 「弟子ってヤツには違いねえよな、スッポンタケ」
シロエ 「実の息子がスッポンタケよりかは、ただの弟子の方が…」
まだマシなんじゃないですか、とシロエ君の指摘。
シロエ 「スッポンタケが実の息子だったら悲惨ですよ?」
ジョミー「すっごく苦労をしそうだよね、それ…」
サム 「何かって言えば誰かが来るしよ…」
一同 「「「シーッ!」」」
その名を出すな、と誰もが唇に人差し指を。
サム 「そ、そうだっけな…。噂をすればって…」
キース 「俺はもう、あいつは御免だからな!」
シロエ 「ですから、言っちゃ駄目ですってば!」
??? 「呼んだかい?」
楽しそうだね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「実の息子がスッポンタケだと、悲惨だって?」
シロエ 「い、いえ、別に…!」
Aブルー「苦労しそうとも聞こえたけれど?」
ジョミー「何も言ってないよ!」
Aブルー「そうだっけ?」
ぼくには確かに聞こえたけれど…、と首を傾げているソルジャー。
シロエ 「言っていません、ぼくは何も!」
ジョミー「ぼくもだってば!」
Aブルー「ふうん…? まあいいけどねえ、間違いだから」
一同 「「「は?」」」
いったい何が間違いなのだ、と一同、ポカンと。
ブルー 「誰か、何かを間違えてたかい?」
Aブルー「シロエとジョミーが間違えてたねえ、スッポンタケを!」
スッポンタケが実の息子だと最高なのに、と謎の台詞が。
Aブルー「でもまあ、キースの実の息子じゃ意味が無いけどね!」
キース 「俺は最初から、親ではないと言っている!」
Aブルー「だろうね、君だと宝の持ち腐れだから!」
スッポンタケの親には不向き、と言ってますけど。
キノコ相手に親の適性なんですか?
2015/06/04 (Thu)
☆息子の育て方
キース君が戒名をつけたばかりに、弟子だと噂のスッポンタケ。
息子よりは弟子の方がマシかもですけど、そこへソルジャーご登場で。
キース 「宝の持ち腐れも何も、俺はああいう弟子も息子も要らん!」
Aブルー「素晴らしい弟子だと思うけどねえ、スッポンタケ」
こんな値打ちの分からないヤツの息子になっても…、と深い溜息。
Aブルー「スッポンタケが可哀相だし、ただの弟子でいいよ」
キース 「あんた、失礼だな、ハッキリ言うが!」
俺には親の資質が無いとでも…、とギロリと睨むキース君。
キース 「生憎と結婚の予定は無いがな、俺はそれなりに!」
Aブルー「人格者だとでも言いたいわけかい?」
キース 「これでも元老寺の副住職だ! プロの坊主だ!」
息子がいたならビシビシしごいて立派な坊主に、とキッパリと。
キース 「俺を見習って真面目にやれ、と仕込んでやる!」
シロエ 「キース先輩がお父さんに逆らってた過去は封印ですか?」
キース 「当然だろうが、嘘も方便と言うだろう!」
ガキの頃から坊主一直線だったと言っておくのだ、と副住職。
キース 「俺の息子に相応しくなるよう、日々、精進だな」
Aブルー「精進ねえ…。ますますもってキースの息子は駄目だね」
キース 「何が駄目だと!?」
Aブルー「精進だってば、スッポンタケには向かないよ、それ」
ストレスで死んでしまうであろう、と言われましても。
キース 「なんだそれは?」
Aブルー「精進ってヤツだよ、精進料理の精進だろう?」
キース 「は?」
Aブルー「肉とかも断って清く正しく、そういうヤツかと」
キース 「まあ、それもあるな」
坊主だしな、とキース君。
キース 「来たるべき修行の日々に備えて、そういったものも…」
Aブルー「やっぱり駄目だよ、スッポンタケには!」
キース 「どう駄目なんだ?」
Aブルー「ストレスが溜まってしまうだろう!」
清く正しい日々だなんて、とブツブツと。
スッポンタケにストレスですか…?
2015/06/05 (Fri)
☆息子には不向き
スッポンタケにはキース君の息子は向かない、と言うソルジャー。
坊主の息子らしくと精進な日々だと、ストレスが溜まって駄目だとか。
Aブルー「ストレスは身体に良くないんだよ! 溜まりすぎると!」
キース 「精進も出来ない息子でどうする、坊主の子なら!」
スッポンタケな息子なんぞは欲しくもないが、と副住職。
キース 「アレはお経も読めんヤツだし、俺の方から願い下げだ!」
Aブルー「スッポンタケの方でもそうだと思うよ、君の息子は」
キース 「あんた、どれだけ俺を愚弄するんだ!」
スッポンタケな息子も持てないなどと言われたくない、と喧嘩腰。
キース 「いくらなりゆきでも、あいつは院殿号なヤツでだ!」
Aブルー「うん、とびきりの戒名だよねえ、倫王院殿法界善根大居士」
キース 「鯨並みのをくれてやったんだ、素晴らしいんだ!」
そういう息子がいれば誇れるレベル、という主張。
キース 「欲しくはないがだ、持てないと言われたら腹が立つ!」
Aブルー「そういうものかい?」
キース 「当然だろうが!」
俺がクズだと言われているのと同じことだ、と御立腹。
キース 「立派すぎる息子がストレスで死のうが、それは別件で!」
Aブルー「うーん…。でも、死んじゃうと思うんだけどなあ…」
キース 「どういう根拠で言っているんだ、さっきから!」
Aブルー「君の息子になった場合のスッポンタケ!」
ちょっと想像つかないけれど、とブツブツと。
Aブルー「万年十八歳未満お断りだと、スッポンタケの立場がねえ…」
キース 「はあ?」
Aブルー「スッポンタケだよ、君の息子になったら終わりで」
キース 「どう終わりなんだ!」
Aブルー「出番が無くって、スッポンタケに生まれた意味も!」
まるで無くなってしまうのだ、と妙な発言。
キース 「すまんが、サッパリ意味が分からん」
Aブルー「分からないかな、スッポンタケだよ?」
名前と姿で分かって欲しい、と言われましても。
いったい何を理解しろと?
2015/06/06 (Sat)
☆息子になるなら
ソルジャー曰く、キース君の息子になったらスッポンタケは出番無し。
スッポンタケに生まれた意味すら無くなってしまうそうでして。
Aブルー「いいかい、君の息子だよ? そこがポイントなんだけど」
キース 「あんな息子は要らんと何度も言っている!」
Aブルー「要らない以前に、君だと宝の持ち腐れだってば!」
そう言った筈だ、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「御せないんだよ、息子が立派すぎてね!」
キース 「まだ愚弄するか!」
Aブルー「分かってないねえ、スッポンタケの真の姿というヤツが!」
名前と姿で察してくれとも言ったけど、と鼻でフフンと。
Aブルー「スッポンタケの姿はアレで、学名の方も素晴らしくて…!」
キース 「ちょっと待て!」
Aブルー「ここで復習! スッポンタケの学名と言えば…!」
ブルー 「言わなくていいから!」
Aブルー「ダメダメ、忘れちゃいけない素敵な名前なんだから!」
是非言わせてくれ、とスウッと息を吸い込みまして。
Aブルー「その名もズバリ、恥知らずな男根!」
一同 「「「うわー…」」」
またその名前か、と激しい頭痛の御一同様。
キース 「分かった、もういい! もうその先は…!」
Aブルー「どうだろうねえ、君の息子はスッポンタケと比べてどう?」
キース 「俺が知るか!」
Aブルー「ほらね、万年十八歳未満お断りだと、そうなるんだよ!」
自分の息子の使い方もレベルも知らない始末、とフウと溜息。
Aブルー「そんな君がね、スッポンタケを息子にしてもね…」
ブルー 「そういう話はもうやめたまえ!」
Aブルー「説明しないと理解しそうにないからねえ…」
とにかく説明させてくれ、と黙る気なんぞは無いソルジャー。
Aブルー「キースがスッポンタケを装備したって、意味は皆無で!」
キース 「俺にそういう趣味は無い!」
Aブルー「ほらね、相応しい人の息子に生まれないとね!」
それでこそスッポンタケも本望だとか。
相応しい人って誰ですか…?
2015/06/07 (Sun)
☆息子に出来れば
スッポンタケは相応しい人の息子になってこそだ、と言うソルジャー。
そもそも息子の意味が怪しく、血縁という意味の息子ではなくて。
Aブルー「ぼくのハーレイにもスッポンタケな息子がいればねえ…」
ブルー 「どうでもいいから、もう帰りたまえ!」
Aブルー「それなりに息子はいるんだけどねえ、なんだかねえ…」
ちょっとヘタレな辺りが残念、と零す溜息。
Aブルー「見られていると意気消沈だなんて、もうガッカリで!」
ブルー 「そっちの方が普通だから!」
Aブルー「そんなことはないよ、ぼくは見られていても平気だし…」
ブルー 「君が図太いだけだから!」
Aブルー「うん、知ってる。見られていたって燃えないんだよ!」
燃えられる体質だったら良かったのに、とブツブツブツ。
Aブルー「ぶるぅが覗きをしていたってねえ、きっと楽しく!」
ブルー 「だから帰ってくれたまえ!」
Aブルー「スッポンタケのシーズンなのに?」
これからの季節がシーズンなのに、と居座るソルジャー。
Aブルー「アカダマスッポンタケというのも知ったし!」
キース 「そいつは絶滅危惧種だろうが!」
シロエ 「この辺りの山にはいませんよ、きっと!」
Aブルー「だけど御縁は出来たしねえ! 存在を知って!」
いつかは出会ってみたいものだ、と夢見る表情。
Aブルー「アカダマスッポンタケにもあやかりたいし…」
ブルー 「はいはい、分かった」
Aブルー「分かっていないよ、君たちは!」
スッポンタケの存在価値を、と言われましても。
キース 「俺にとっては迷惑なだけの存在なんだが?」
Aブルー「君には出来過ぎた息子なんだと言ったよ、ぼくも!」
相応しい人の息子に生まれてこそだ、と話はループ。
Aブルー「あれをハーレイの息子に出来たらねえ…」
ブルー 「そんなに欲しけりゃ、養子にすれば?」
Aブルー「ああ、養子! ぼくの世界の基本だっけね!」
子供は養子オンリーだっけ、という世界。
SD体制ですもんね?
2015/06/08 (Mon)
☆息子は選べない
スッポンタケをキャプテンの息子にしたい、と言い出したソルジャー。
そんなに欲しいなら養子にしろ、と生徒会長が返したわけですが。
Aブルー「いいねえ、スッポンタケとハーレイの養子縁組!」
ブルー 「何処に届け出るのかは知らないけどね!」
君の世界の仕組みは謎だ、と生徒会長、手をヒラヒラと。
ブルー 「ぼくたちの世界だったら、役所に届けを出すんだけどね」
Aブルー「ぼくの世界は、役所が子供をくれるんだよ!」
一同 「「「はあ?」」」
Aブルー「頼まなくても押し付けられると言うべきか…」
結婚したらもれなくついてくるのだ、とソルジャー、解説。
Aブルー「人工子宮から生まれるからねえ、養父母が必須で」
ブルー 「ああ、なるほど…。結婚するなら子供を育てろ、と」
Aブルー「そういうこと! 一人は必ず育てないとね」
シロエ 「二人目以降は選べるんですか?」
Aブルー「育てるかどうか、というトコまではね!」
性別の指定は出来ないのだ、と言ってからハッと。
Aブルー「そうか、養子を貰っても息子とは限らないわけで…」
サム 「どっちが来るのか分からねえのかよ?」
Aブルー「機械が勝手に養子縁組しちゃうからねえ…」
二人目が欲しいとしか言えないのだった、と深い溜息。
Aブルー「ハーレイとスッポンタケの養子縁組、最初から駄目だよ」
ブルー 「息子のつもりが娘が来るかも、って?」
Aブルー「そうなんだよねえ、ウッカリ娘が来ようものなら…」
ハーレイの息子がいなくなるし、とブツブツと。
Aブルー「それだけは御免蒙りたいよね、女になったハーレイは!」
一同 「「「うわー…」」」
想像するだに怖い光景、一同、ガクブル。
シロエ 「あのキャプテンが女性ですか…」
ジョミー「教頭先生が女になるのと同じだよね?」
サム 「顔も女になるのかよ?」
ブルー 「顔はともかく、胸が問題だよ!」
Fカップでは済まないだろう、と生徒会長。
つまり巨乳なわけですね?
2015/06/09 (Tue)
☆養子縁組を希望
スッポンタケを息子にするなら養子縁組、という案が出たのですけど。
ソルジャーの世界の養子縁組、子供の性別が選べないそうで。
Aブルー「Fカップも何も、そういう以前の問題だから!」
ブルー 「色々と無理があるだろうねえ、男どころか女じゃねえ…」
もう劇的な性転換だ、と生徒会長。
ブルー 「君もとっても困るんだろうし、養子の件は諦めたまえ」
Aブルー「ハーレイが女になってしまったら、ぼくも嫌だよ!」
ブルー 「ほらね、養子を貰ってからでは手遅れだから」
キース 「まったくだ。養子縁組の解消はなかなか難しいんだぞ」
特別養子だと殆ど無理に近いし、とキース君も。
キース 「そうでなくても縁組解消は揉め事の元だ」
Aブルー「なんだい、特別養子というのは?」
キース 「あんたの世界に近いヤツだな、ほぼ本物の親子同然だ」
Aブルー「へえ、そんなのがあるのかい? こっちの世界も!」
本物の親子同然なのか、とソルジャーの瞳がキラキラと。
Aブルー「だったら、こっちの世界で縁組もいいね、スッポンタケ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「性別なんかも選べそうだし、ぼくのハーレイと養子縁組!」
スッポンタケを是非ハーレイの養子に迎えたい、と笑顔のソルジャー。
Aブルー「養子に出来たら、もうヘタレとはサヨナラだしね!」
ブルー 「何処の役所に届け出る気さ!」
そもそも君たちに戸籍は無くて…、と生徒会長、必死の形相。
ブルー 「ウッカリ役所に行こうものなら、大変なことに!」
Aブルー「気分だけでもいいんだよ、そこは!」
ぼくの世界よりは色々自由な世界だから、とニコニコニッコリ。
Aブルー「スッポンタケを養子にします、と宣言するとか!」
ブルー 「…何処で?」
Aブルー「役所が駄目でも、事実婚とか色々あるよね?」
ブルー 「それはまあ…」
Aブルー「それと同じだよ、内縁で養子!」
迎えてしまえばこっちのものだ、と言ってますけど。
内縁の養子って、本気ですか?
2015/06/10 (Wed)
☆内縁で養子に
スッポンタケをキャプテンの養子に迎えたいソルジャー。
面倒な手続きなどはせずとも、内縁の養子でいいと思っているらしく。
Aブルー「正式な縁組だろうが、内縁だろうが、養子に出来れば!」
ブルー 「何さ、その内縁の養子というのは!」
Aブルー「そのまんまだよ、事実婚と同じで事実上の養子!」
要はハーレイの息子になれば良くって、と名案を思い付いた顔。
Aブルー「スッポンタケを養子に迎えられれば、ヘタレ返上だし!」
ブルー 「養子なんかにしてどうすると?」
Aブルー「素晴らしい息子を有効活用、親子の縁を生かしまくって!」
もう充実の夫婦の時間、と笑顔全開。
Aブルー「キースの息子では意味が無いけど、ハーレイならね!」
ブルー 「本気で内縁の養子にすると?」
Aブルー「正式な養子縁組は難しそうだからねえ…」
ぼくの世界じゃ難アリな上に、こっちの世界もややこしい、と。
Aブルー「でも、内縁なら一緒に暮らせば済むことだしね!」
ブルー 「スッポンタケと同居する気なのかい!?」
Aブルー「そう! ただし、ぼくじゃなくってハーレイがね!」
スッポンタケを養子に迎えて素敵な日々を、と夢見る表情。
Aブルー「丁度いいんだよ、スッポンタケが出る季節だし!」
ブルー 「…どうやって養子に迎えるわけ?」
相手はスッポンタケでキノコ、と生徒会長。
ブルー 「意思表示なんか出来はしないし、意思も無さそうだし…」
Aブルー「それじゃ訊くけど、養子にするのに意思は要るのかい?」
養子に迎えられる方の意思…、とソルジャーの指摘。
Aブルー「ぼくの世界だと不要なんだけどね、赤ん坊だしね?」
キース 「俺たちの世界でも、その辺の事情は似ているが…」
特別養子は特にそうだな、とキース君。
キース 「実子扱いに近いものだし、そんな養子と縁組となると…」
シロエ 「赤ん坊だと、意思能力は無いですねえ…」
スッポンタケも同じでしょうか、と言ってますけど。
キノコですしねえ?
2015/06/11 (Thu)
☆意思能力が問題
スッポンタケをキャプテンの養子に迎えたいソルジャー。
内縁の養子でいいと言ってますけど、スッポンタケの意思が問題で…。
シロエ 「意思能力が無いとなったら、どうなるんでしょう?」
キース 「スッポンタケに意思能力があったら俺は驚くぞ」
ジョミー「だよねえ、アレってキノコだもんね?」
サム 「犬猫以前の問題だぜ、それ」
動物だったら虐待っていうのもあるけどよ…、という意見。
サム 「スッポンタケをどう扱おうが、逮捕はねえだろ?」
スウェナ「絶滅危惧種だと逮捕もあるかもしれないわよ?」
ブルー 「うーん…。厳重注意くらいじゃないかな、多分」
天然記念物ってわけでもないし、と生徒会長。
ブルー 「天然記念物に指定されてたらヤバイけどさ」
キース 「それは色々と面倒そうだが、アレはそうではないからな」
Aブルー「幻のアカダマスッポンタケ! 会いたいんだけどねえ…」
同じ養子ならアカダマスッポンタケが最高なのに、と残念そうに。
Aブルー「でも、会えないんじゃ、養子以前の問題だからさ…」
ブルー 「普通のスッポンタケでも無理だよ、養子縁組!」
Aブルー「内縁でいいと言ってるじゃないか、縁組しなくても」
ブルー 「だけど、相手はキノコなんだよ!」
意思能力は絶対に無い、とキッパリ断言。
ブルー 「そういうのを養子に迎えると後々、大変だから!」
Aブルー「どんな感じで?」
ブルー 「親の都合で離縁するとか、そんな勝手は通らないよ!」
キース 「まったくだ。特別養子の離縁の条件はキツイからな」
Aブルー「特別養子じゃなくて、内縁だってば!」
ブルー 「意思能力が無いってことはさ、親の責任、重いけどねえ?」
たとえ普通の養子であっても、と厳しい視線。
ブルー 「思っていたのと違うから、って放り出したら世間の目がね」
Aブルー「君たちだけしか知らないじゃないか、世間も何も!」
問題無し! と高らかに言い放ってますが。
スッポンタケは養子に出来ますか?
2015/06/12 (Fri)
☆人格は要らない
スッポンタケをキャプテンの養子にしたいソルジャー、至って本気で。
意思能力が無くてもオッケー、内縁の養子に迎えるつもり。
Aブルー「世間の目なんか関係無いしね、是非とも養子に!」
ブルー 「親の責任は放棄するとして、養子なんかに出来るのかい?」
キース 「意思能力が無いのはともかく、人格も無いぞ?」
Aブルー「人格も無いなら、大いに結構!」
人格者なスッポンタケなんて…、とソルジャー、手をヒラヒラと。
Aブルー「そんなスッポンタケは願い下げだね、ぼくの方でも!」
キース 「どういう意味だ?」
Aブルー「そのまんまだよ、人格者だと存在意義まで危うくなるし!」
あの有難い名前を忘れたのか、と指を一本立てまして。
Aブルー「アレの学名、恥知らずな男根なんだからね!」
ブルー 「その名前はもう、言わなくていいから!」
Aブルー「でも、言わないと分かってくれないじゃないか!」
スッポンタケに人格が無いのが有難い意味、と指をチッチッと。
Aブルー「恥知らずと人格者は両立しないし、二者択一なら!」
ブルー 「もう分かったから!」
Aブルー「ダメダメ、君だけしか分かっていないと見たね!」
キース 「いや、俺も分かったような気がする」
シロエ 「ぼくもです。人格者は嫌だと言いたいんですね?」
Aブルー「嫌だと言うより、お断りだよ!」
恥知らずだからこそ価値がある、とソルジャー、力説。
Aブルー「そんなスッポンタケだからこそ、養子に迎えたいんだよ!」
ブルー 「いったい何の役に立つのさ、養子なんかにして!」
Aブルー「もちろん、ハーレイのアソコに漲るパワー!」
素晴らしい息子を迎えて元気一杯! と突き上げる拳。
Aブルー「今のヘタレな息子の代わりに、恥知らずな養子!」
ブルー 「だから、相手はスッポンタケだってば!」
キース 「無理がありすぎだぞ、養子なんぞは」
Aブルー「内縁だから!」
それでいいから、とループする話。
キノコは養子に出来ますか…?
2015/06/13 (Sat)
☆期待出来る養子
スッポンタケをキャプテンの養子にしたい、と言うソルジャー。
ヘタレな息子の代わりに内縁の養子、そういう主張をしておりますが。
ブルー 「内縁も何も、スッポンタケはキノコだけどね?」
Aブルー「それは充分に承知してるよ、そこが最高なんだから!」
スッポンタケの料理を食べるだけで漲るハーレイ! と満面の笑み。
Aブルー「食べていいのもキノコだからでさ、美味しいよね、あれ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今年もスッポンタケ、乾物にするの?」
Aブルー「そのつもりだけど? きちんと備蓄はしておかないと!」
シーズンオフには手に入らないし、と季節は分かっている様子。
Aブルー「今年も梅雨だし、第一弾にはもう出会えるよね!」
キース 「スッポンタケ狩りなら、あんたたちだけで行ってくれ!」
シロエ 「そうです、ぼくたちには無関係ですから!」
サム 「ただでも臭いし、それに俺たちは食わねえしよ…」
Aブルー「君たちの好みは聞いていないよ、それより養子!」
スッポンタケを養子にする件、とソルジャー、至って真剣な顔。
Aブルー「内縁とはいえ、出来るだけきちんと迎えたいから…」
ブルー 「何度言ったら分かるのかな、君は!」
あれはキノコだ、と生徒会長、こちらも真剣。
ブルー 「キノコを養子に迎えた話は知らないから!」
Aブルー「前例なんかは別にどうでもいいんだよ!」
養子に迎えて効果があれば、と妙な台詞が。
一同 「「「効果?」」」
Aブルー「そう、効果! ヘタレな息子よりも恥知らずな養子!」
見られていても平気どころか漲る養子、と笑顔全開。
Aブルー「名前通りの恥知らずっぷりを発揮してくれれば!」
ブルー 「それってどういう意味なのさ?」
Aブルー「今のハーレイよりもパワーアップだよ、養子を迎えて!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「もうガンガンと励んで欲しいね、壊れるくらいに!」
あれが養子なら期待出来る、と言われましても。
何に期待をしていると?
2015/06/14 (Sun)
☆恥知らずな養子
スッポンタケをキャプテンの養子に迎えたいソルジャー。
養子に期待しているらしくて、恥知らずっぷりを発揮がどうのこうの。
Aブルー「名前そのままに振舞って欲しいね、恥知らずに!」
ブルー 「君の期待の意味がサッパリ分からないんだけど…?」
Aブルー「スッポンタケを養子にするんだよ? ぼくのハーレイの!」
ブルー 「うん、そこまでは分かるんだけど…」
そこから先の意味が不明で…、と生徒会長。
ブルー 「アレを養子にしてどうするのさ、おまけに期待って」
Aブルー「ハーレイのヘタレを返上だってば、恥知らずな養子で!」
今のヘタレな息子よりかは恥知らずな養子に期待大、と。
Aブルー「スッポンタケを養子にすればさ、きっと漲るだろうしね!」
ブルー 「…まさかと思うけど、それは夫婦の時間のことかい?」
Aブルー「他に何があると!?」
スッポンタケな養子の出番がそれ以外の何処に、と呆れ顔。
Aブルー「壊れるくらいがいいと言ったよ、励んで欲しいと!」
ブルー 「それは聞いたけど、スッポンタケだよ?」
Aブルー「だから養子だと言ってるじゃないか、内縁でいいと!」
とにかく養子に迎えることが大切なのだ、とグッと拳を。
Aブルー「素晴らしい息子を貰ったとなれば、ハーレイもきっと!」
ブルー 「スッポンタケなら、もう何回も食べてる筈だよ!」
スッポンタケ狩りにも行ったじゃないか、という突っ込み。
ブルー 「今更、養子も何もないんじゃないかと思うけどねえ?」
Aブルー「そうでもないって、まだ養子にはしてないからね!」
食べたり拝んだりするのとは別、とソルジャー、譲らず。
Aブルー「これを養子に迎えたんだ、と思えば絶対、漲るから!」
ブルー 「ヘタレな息子とやらの代わりにスッポンタケって?」
Aブルー「そうだよ、もう最高に恥知らずなのを!」
ブルー 「…どうやって?」
くどいようだけどアレはキノコだ、とループする話。
キノコなんかを養子に出来るんですか…?
2015/06/15 (Mon)
☆作り話はお断り
虫の息だとソルジャーが騒ぐ、特上のスッポンタケなるもの。
なんとソルジャーは試食どころか、まだ面会も出来ていないという話。
キース 「虫の息だの危篤だのでだ、面会謝絶は普通なんだが…」
シロエ 「相手はスッポンタケですしね…」
ジョミー「面会謝絶も何もないよね、病院も無いし」
スウェナ「動物だったら獣医さんだけど、そうじゃないわよね?」
獣医さんの出番も無さそうだわ、とスウェナちゃん。
サム 「だよなあ、植木だったら樹医だけどよ…」
マツカ 「キノコのお医者さんは知りませんよね」
ブルー 「ということだよ、色々な意味で君の話は破綻してるよ」
いい加減な作り話をしないように、と生徒会長、ガツンと釘を。
ブルー 「特上とやらも梅雨になったら山ほど出るしね」
Aブルー「そこで出るなら苦労はしないよ!」
もう本当にレアなんだから、とソルジャーも負けず。
Aブルー「去年の夏に、ようやく発見されたって言ったじゃないか!」
ブルー 「それは聞いたけど、その頃には他のスッポンタケもね」
キース 「並みのがゾロゾロ出ていた筈だな」
シロエ 「夏の暑さでお亡くなりになっていましたけどね。あれ…?」
夏でしたっけ、とシロエ君の目が真ん丸に。
シロエ 「特上は夏に出たんですか?」
Aブルー「らしいよ、去年の八月って話だったかなあ…」
一同 「「「八月?」」」
八月と言えば、スッポンタケの初盆の頃でございます。
暑さでお亡くなりになったから、と菩提を弔っていたような…。
ジョミー「八月なんかにスッポンタケが出てたっけ?」
キース 「いや、死んでいたな」
そのせいで戒名をつける羽目に…、と副住職の苦悩。
キース 「ヤツがあの頃に現役だったら、そんなことには…」
シロエ 「ですよね、八月頃には無かった筈です、スッポンタケは」
サム 「暑かったもんなあ…」
ブルー 「また嘘だねえ?」
作り話はやめたまえ、と睨み付けている生徒会長。
睨まれるのも当然ですね?
2015/05/16 (Sat)
☆新聞にも出ました
ソルジャーが面会も出来ていないらしい、特上のスッポンタケですが。
発見されたのが去年の八月だそうで、嘘をつくなとツッコミが。
ブルー 「八月にスッポンタケは無かったんだよ、間違いなく!」
キース 「もしもあったら、俺は初盆をしていないからな」
Aブルー「ぼくは嘘なんかは言っていないよ!」
本当に特上のスッポンタケは八月だから、とソルジャー、反論。
Aブルー「実物には会えていないんだけどさ、新聞は読んだし!」
一同 「「「新聞?」」」
何故スッポンタケが記事になるのだ、と一同、ポカンと。
シロエ 「スッポンタケなんかが新聞ネタになりますか?」
サム 「有り得ねえよな、普通はよ」
Aブルー「だから普通じゃないんだってば! 特上だから!」
ブルー 「死亡記事かい、スッポンタケの?」
Aブルー「それに近いかも…」
本当に危なくて虫の息だという記事だから、と言われましても。
ブルー 「スッポンタケが危篤だからって記事になるかな?」
キース 「ならんと思うぞ、たかがキノコだ」
Aブルー「特上ともなれば違うんだよ! 扱いが!」
もう本当に素晴らしすぎるスッポンタケで…、とグッと拳を。
Aブルー「ノルディに聞かなきゃ今でも多分、知らなかったね!」
シロエ 「待って下さい、ノルディというのは…」
Aブルー「君たちの言うエロドクターってヤツだけど?」
それが何か、とソルジャー、サラリと。
Aブルー「こういう凄いスッポンタケがありましてね、って!」
ブルー 「…嫌な予感しかしないんだけど?」
Aブルー「何を言うかな、君だってきっと凄さが分かるよ!」
なにしろ特上のスッポンタケは…、とスウッと息を吸い込みまして。
Aブルー「名前がいいんだ、アカダマスッポンタケだから!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「アカダマだってば、アカダマスッポンタケ様なんだよ!」
そういう有難いお名前で…、と伏し拝んでいるソルジャーですけど。
どの辺がどう有難いと?
2015/05/17 (Sun)
☆アカダマなんです
虫の息だという、八月に発見されたらしい特上のスッポンタケ。
ソルジャーが言うには有難い名前、アカダマスッポンタケとのことで。
Aブルー「この名前だけでもう最高だから! 特上だから!」
キース 「俺にはサッパリ分からんのだが…」
その名前の何処に価値があるんだ、と悩める顔の副住職。
キース 「俺がつけてしまった戒名の方が有難そうだが?」
Aブルー「もちろん戒名も素晴らしいけど、俗名の方も凄いんだよ!」
シロエ 「どう凄いって言うんですか?」
Aブルー「アカダマスッポンタケ様だよ?」
アカダマで分からないだろうか、との仰せですが。
キース 「赤玉と言えば酒の名前だったか?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 赤玉スイートワインとかだよ!」
Aブルー「ふうん…。凄い名前のワインなんかもあるんだねえ…」
だけどワインよりスッポンタケ、と極上の笑み。
Aブルー「スッポンタケで赤玉ってトコが素敵だからね!」
シロエ 「キーワードは赤玉なんですか?」
Aブルー「そうだけど? 赤玉と言えば、もう打ち止めで!」
一同 「「「打ち止め?」」」
Aブルー「もうこれ以上は出ませんって意味だと聞いたけど!」
こっちのノルディに、とエロドクターの名前再び。
Aブルー「パチンコ用語だったかなあ? 赤玉が出ると…」
シロエ 「どうなるんです?」
Aブルー「さっきも言ったよ、それ以上はもう出ないんだよ!」
玉が出なくなる印らしいよ、と語るソルジャー。
Aブルー「それと同じで、人間様の方でもね!」
一同 「「「人間?」」」
Aブルー「そう、人間! 要は大人の時間の話で!」
ブルー 「やめたまえ!」
もうその先は言わなくていい、と生徒会長、イエローカードを。
ブルー 「下品な話はしなくていいから!」
Aブルー「ここまで言わせて下品も何も無いだろう!」
ブルー 「いいから、黙ってくれたまえ!」
そして出来れば出て行ってくれ、と言ってますけど。
パチンコの赤玉がどうしたと…?
2015/05/18 (Mon)
☆赤玉で打ち止め
有難い名前なのだ、とソルジャーが主張するアカダマスッポンタケ。
赤玉はパチンコの玉の打ち止め、これ以上は出ないという意味だとか。
ブルー 「それ以上は語らなくていいから!」
Aブルー「でも、此処からが大切なんだよ! この話は!」
これからが肝心要だから、と黙る気などは無いソルジャー。
Aブルー「人間様で赤玉と言えば、これまた打ち止めって印でね!」
ブルー 「サッサと帰ってくれたまえ!」
Aブルー「ダメダメ、アカダマスッポンタケ様の話はこれから!」
よく聞いてくれ、とニッコリと。
Aブルー「大人の時間の打ち止め、すなわち玉切れってことで!」
一同 「「「玉切れ?」」」
Aブルー「それ以上はもう出ないんだよ! 発射しようにも!」
子種が尽きると言えばいいかな、と笑顔全開。
Aブルー「大事なアソコが玉切れになって、おしまいなんだよ!」
ブルー 「退場!!」
今すぐ出て行け、とレッドカードが炸裂。
ブルー 「ぼくも我慢の限界だから!」
Aブルー「我慢の限界、素晴らしいねえ! 赤玉が出そう?」
ブルー 「もういいから!」
帰ってくれ、と追い払うだけ無駄というもので。
Aブルー「そんなわけでね、有難いんだよ、アカダマスッポンタケ!」
キース 「…意味がサッパリ分からんのだが…」
Aブルー「スッポンタケは形が命! 臨戦態勢のアソコにそっくり!」
あの恥じらいのない姿がいい、とグッと拳を。
Aブルー「学名だってそのものだからね!」
ブルー 「黙りたまえ!」
Aブルー「此処で復習! 学名は恥知らずな男根だから!」
一同 「「「うわー…」」」
その名前は二度と聞きたくなかった、と激しい頭痛の御一同様。
キース 「俺からも頼む、帰ってくれ!」
Aブルー「何を言うかな、君の一番弟子の話だよ?」
キース 「あんな弟子を持った覚えはない!」
Aブルー「最高の弟子だと思うけどねえ!」
ついに赤玉まで登場したし、と言ってますけど。
赤玉がどう有難いと?
2015/05/19 (Tue)
☆赤玉で虫の息
素晴らしい名前だとアカダマスッポンタケを讃えるソルジャー。
スッポンタケの学名までも引っ張り出して、有難さを説こうと力説中。
Aブルー「キースの一番弟子があそこまで凄かったなんてね!」
キース 「俺はもう縁を切りたいんだが!」
シロエ 「破門すればいいんじゃないですか?」
キース 「本物の弟子なら破門もいけるが、戒名の方は…」
一度出したらもう駄目で、と副住職の苦悶。
キース 「よほどの理由が無ければ取り消しどころか…」
シロエ 「どうなるんです?」
キース 「グレードアップする一方なんだ!」
一同 「「「ええっ!?」」」
なんで、と驚く御一同様。
スウェナ「グレードアップって、なんなのよ?」
キース 「そのままの意味だ、どんどん凄くなっていくんだ!」
サム 「アレかよ、追善供養でかよ?」
キース 「そいつだ、アレをやられたらグレードアップだ」
Aブルー「本当かい!? それじゃ、スッポンタケだって!」
頼めばグレードアップだろうか、とソルジャーの瞳がキラキラと。
Aブルー「アカダマスッポンタケに相応しく、戒名の方も!」
キース 「断固、断る!」
グレードアップはお断りだ、と副住職も必死に逃げを。
キース 「人となりも分からん怪しいヤツに戒名は御免蒙る!」
Aブルー「ああ、人となり! それなら、説明しているトコで!」
赤玉なんだよ、と話は一気に振り出しに。
Aブルー「あの姿で赤玉と言うからにはねえ、もう打ち止めまで!」
ブルー 「やめたまえ!」
Aブルー「説明中だよ、赤玉が出そうな勢いってことで!」
出して出しまくるスッポンタケなのだ! とグッと拳を。
Aブルー「そして、赤玉が出そうなだけに虫の息で…!」
キース 「今はシーズンオフだろうが!」
シロエ 「それに八月に出たというのが嘘くさいですが!」
Aブルー「レア物だからこそ八月なんだよ、本当に!」
嘘じゃないんだ、と言ってますけど、怪しすぎ。
アカダマスッポンタケとは何者…?
2015/05/20 (Wed)
☆夏ならミイラ
赤玉が出るまで出して出しまくるという、アカダマスッポンタケ。
どう有難いのかは放置だとしても、八月に出たとなれば嘘くさい話で。
キース 「どんなにレアなスッポンタケか知らんが、八月は無い!」
シロエ 「あれだけ暑かったんですよ? 絶対、出ません」
サム 「死んじまったからこその初盆だったんだぜ?」
それで戒名がついたんだし、とサム君も記憶バッチリで。
サム 「棚経をしてくれって言ったじゃねえかよ」
シロエ 「そうです、そうです! 位牌にお膳にと大変でした!」
キース 「初盆の最中に生きてはいないぞ、死んでいた筈だ!」
Aブルー「並みのスッポンタケならね!」
でも特上は違うから、とソルジャー、譲らず。
Aブルー「ちゃんと八月に見付かったんだよ、ただ、その後が…」
キース 「ミイラにでもなっていたというのか?」
ジョミー「そういえば、秋に干してたっけね、スッポンタケを」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 干して戻して、お料理したよ!」
マツカ 「ミイラだったという可能性は充分ありそうですね」
サム 「干物かよ…。なら、あるかもなあ…」
夏の暑さで自然に干物、と浮上したミイラ説ですが。
Aブルー「違うよ、ちゃんと普通のスッポンタケでさ!」
キース 「有り得んと言っているだろう!」
Aブルー「でも、本当に出たんだってば! 八月に!」
キース 「そして一瞬で干からびてミイラになったか?」
Aブルー「どうだろう? そこまではちょっと…」
ぼくもイマイチ詳しくなくて、と悩むソルジャー。
Aブルー「DNA鑑定っていうのは、ミイラかな?」
一同 「「「はあ?」」」
Aブルー「だからさ、DNAはどうやって調べるのかな、と」
ブルー 「ミイラのDNAとかを調べる話はよく聞くけれど…」
Aブルー「そうなのかい? だったらミイラにしたかもね!」
一同 「「「ミイラ?」」」
自然にミイラになったと言うなら分かりますけど。
ミイラにするって、いったいどういう目的で…?
2015/05/21 (Thu)
☆鑑定しました
去年の八月に見付かったとかいう、特上なアカダマスッポンタケ。
出て来た途端に乾きそうな季節、ミイラになったかもという話ですが。
ブルー 「勝手に乾いたというんじゃなくって、ミイラにしたと?」
Aブルー「よく知らないけど、鑑定のために必要ならね!」
キース 「どうして鑑定なんかをするんだ、スッポンタケのDNAを」
調べなくてもスッポンタケはスッポンタケだ、という指摘。
キース 「何処から見たって、ヤツらはヤツらだ!」
Aブルー「並みのヤツならそれでもいいけど、特上はねえ…」
シロエ 「鑑定して何の役に立つと言うんです?」
たかがスッポンタケじゃないですか、とシロエ君も。
シロエ 「名前が多少違っていようが、基本は同じだと思いますが」
Aブルー「特上なんだと何度も言ったよ、特別なんだよ!」
アカダマスッポンタケは超のつくレア物、と話はループ。
Aブルー「その辺の山には無いんだよ! 赤玉だけに!」
ブルー 「打ち止めになって死に絶えたとでも?」
Aブルー「打ち止めかどうかは知らないけれども、虫の息なんだよ!」
放っておいたら死にそうなのだ、と言われましても。
ブルー 「シーズンオフには出ないのが普通! キノコだから!」
キース 「今の季節は気の早いヤツしか出ない筈だぞ」
シロエ 「梅雨になったらちゃんと出ますよ、去年みたいに」
Aブルー「だから、その辺には無いんだってば!」
レア物だからこそ鑑定に回されたわけで、とソルジャー、力説。
Aブルー「なにしろ絶滅危惧種だから!」
一同 「「「絶滅危惧種?」」」
Aブルー「そう! 絶滅したと思われていたらしいんだよ!」
それくらいにレア、と握り締めた拳。
Aブルー「それがヒョッコリ発見されてさ、鑑定に出したら…」
サム 「並みのヤツとは違ったのかよ?」
Aブルー「そうだよ、アカダマスッポンタケだったんだよ!」
こんな御縁がまたとあろうか、と瞳がキラキラ。
御縁ってどういう御縁なんですか…?
2015/05/22 (Fri)
☆御縁はバッチリ
特上だというアカダマスッポンタケ、なんと絶滅危惧種なのだそうで。
こんな御縁がまたとあろうか、と瞳を輝かせているソルジャー。
Aブルー「並みのスッポンタケでも凄いというのに、特上だよ?」
ブルー 「どういう御縁があると言うのさ!」
Aブルー「去年の八月に発見されたってトコが大切!」
八月と言えばスッポンタケの初盆で…、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「キースに戒名をつけて貰って、それは立派な初盆を!」
キース 「…戒名はなりゆきでつけただけだが…」
Aブルー「でも、鯨並みのを貰ったからね! スッポンタケは!」
それと初盆の効果があったのだろう、と満面の笑顔。
Aブルー「虫の息だったアカダマスッポンタケが戻ったんだよ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「息を吹き返して、戻っておいでになったわけで!」
サム 「ただの偶然じゃねえのかよ?」
シロエ 「それっぽいですが…」
Aブルー「御縁だってば、ぼくの努力が報われたんだよ!」
もしくはこれから報われるのだ、とウキウキと。
Aブルー「絶滅危惧種も蘇るんだしね、もう最高の御縁だってば!」
ブルー 「…その話は本当に実話なのかい?」
Aブルー「新聞記事になったと言ったよ、ちゃんと読んだし!」
シロエ 「でも、八月にはスッポンタケは無かったですよ?」
キース 「死に絶えていたからこその初盆だったが?」
暑さでお亡くなりになったのを供養した筈だ、と副住職。
キース 「そういう時期に絶滅危惧種が出るとは、とても思えんが」
ブルー 「有り得ないような気がするけどね?」
Aブルー「だけど、本当に出たんだってば!」
ちゃんと八月にお戻りになった、と嬉しそうに。
Aブルー「この辺りとは気候が違うらしくてね!」
キース 「…何処で出たんだ?」
Aブルー「もう思いっ切り北の方だよ、北の果てかというくらい!」
同じこの国でも涼しいのだ、と挙げられた地名。
それは確かに北の果てっぽい、酪農で有名な大地ですねえ?
2015/05/23 (Sat)
☆北国で出ました
スッポンタケが夏の暑さで死に絶える八月、登場したのが絶滅危惧種。
北の大地に降臨したらしいアカダマスッポンタケなるもので。
キース 「…それだけ気候が違うとなったら出るかもしれんな…」
シロエ 「冬は半端なく寒いらしいですしね?」
ジョミー「八月の末にはストーブだって話も聞いたよ」
ブルー 「こっちの基準は当てはまらないね、あそこはね」
寒さに備えて二重窓にするのが普通らしいし、と生徒会長。
ブルー 「八月だったら、充分、こっちの秋かもねえ…」
Aブルー「ほらね、嘘なんかは言ってないって!」
本当に八月のスッポンタケなのだ、とソルジャー、胸を張りまして。
Aブルー「しかも赤玉だよ、アカダマスッポンタケなんだよ!」
サム 「でもよ、絶滅危惧種ってことは、そいつだけだよな?」
シロエ 「沢山ありそうじゃないですよね?」
Aブルー「確認されたのは一本だけって話だけれど…」
他にもあったのならニュースにならない、と深い溜息。
Aブルー「珍しいからこそ鑑定に出されたわけで、一本だけで…」
サム 「それで死にそうだと言ってたのかよ?」
Aブルー「絶滅したってことになってたみたいだしねえ…」
もう本当に危ないのだ、と心配そうな顔。
Aブルー「ぼくとしては是非とも生きて欲しいし!」
ブルー 「生きて貰ってどうすると?」
Aブルー「役立てるんだよ、有難いスッポンタケだから!」
スッポンタケな上に赤玉だから、と繰り返される赤玉な名前。
Aブルー「なんとしてでも生きて貰って、夫婦和合で!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「スッポンタケの料理はハーレイがとても漲るしね!」
赤玉ともなれば効果も凄いに違いない、とソルジャー、力説。
Aブルー「生きてくれれば、食べられるし!」
キース 「食う気なのか!?」
Aブルー「食べなきゃ話にならないじゃないか!」
シロエ 「絶滅危惧種なんですけど!」
食べるより保護です、という叫び。
絶滅危惧種は保護ですよね?
2015/05/24 (Sun)
☆技術が別物です
北の大地に降臨したという噂の、絶滅危惧種なアカダマスッポンタケ。
ところがソルジャー、それを食べるのが夢なのだそうで。
シロエ 「一本だけしか見付かってないなら、まずは保護です!」
サム 「だよなあ、食ってる場合じゃねえぜ」
Aブルー「分かってるから、生きて欲しいと言ってるんだよ!」
息を吹き返してくれないことには食べられないし、と握り締めた拳。
Aブルー「子孫繁栄を願ってるんだよ、ぼくとしても!」
キース 「それで、あんたが保護する気なのか?」
絶滅危惧種のスッポンタケを…、とキース君。
キース 「気持ちは分かるが、あんたの世界の技術は駄目だ」
ブルー 「そうだよ、君の世界じゃ可能なことでも、此処ではねえ…」
色々と無理がありすぎるのだ、と生徒会長も苦い顔。
ブルー 「シャングリラ号だって秘密なんだよ、存在自体が」
Aブルー「らしいね、こっちの世界じゃワープするのも無理だって?」
ブルー 「ワープ以前に、まだ月までしか行けてないから!」
人間が行けたのは其処までだから、と語られる現状。
ブルー 「公式記録が月までなんだよ、ワープ以前の問題だよ!」
Aブルー「遅れてるねえ、いつになったらワープ出来るんだろうね?」
ブルー 「ぼくにも全く分からないから! そんなレベルだから!」
そういう世界に最先端すぎる世界の技術を持ち込むな、と念押しが。
ブルー 「いくら劇的に増やせるとしても、ダメだから!」
キース 「いいか、やるなよ、絶対にな!」
滅びるのもまた、この世の定めというもので…、と副住職。
キース 「諸行無常と言ってだな…。滅びゆくものを止めても無駄だ」
ブルー 「残念だけどね、そのスッポンタケは諦めたまえ」
生き残れる定めだったら勝手に出るから、と生徒会長も。
ブルー 「生き物というのはそういうものだよ」
キース 「モノがスッポンタケでもな」
無茶な方法で増やすんじゃない、と法話もどきが。
別世界の技術は駄目ですよね?
2015/05/25 (Mon)
☆増やしたいんです
絶滅危惧種なアカダマスッポンタケを増やしたいソルジャー。
けれどもソルジャーの世界の技術を持ち込むのだけは、無茶の極みで。
ブルー 「スッポンタケが滅びるんなら、静かに見送ってやりたまえ」
キース 「不本意ながら、俺も供養をしてやろう」
心をこめて読経しよう、と副住職。
キース 「なりゆきとはいえ、戒名もつけてしまったからな」
Aブルー「その戒名だけど…。グレードアップも出来るんだよね?」
キース 「相応の手続きを踏みさえすればな」
だが断る、とキッパリと。
キース 「これ以上の迷惑は蒙りたくないし、俺はやらんぞ!」
Aブルー「出来ないのかい? せっかく特上のスッポンタケなのに…」
キース 「全部纏めてスッポンタケでいいだろうが!」
特上だろうが並みだろうが、と突き放し。
キース 「院殿号だけでも破格なんだぞ、あの戒名は!」
ブルー 「そうだよ、普通はまず貰えないって代物だからね」
スッポンタケを増やすのと同じで諦めたまえ、と生徒会長も。
ブルー 「あの戒名で供養して貰えれば、もう充分に成仏するから!」
キース 「無縁仏なコースを回避だ、それだけで有難いと思ってくれ」
Aブルー「無縁仏というのはなんだい?」
ブルー 「子孫がいなくて、供養して貰えない仏様だよ」
キース 「有名人なら、色々な人がお参りにも来てくれるがな…」
一般人ではまず無理だ、と本職の言葉。
キース 「何年か経ったら墓も撤去だ、そして纏めて供養なコースだ」
Aブルー「ああ、なるほど…。子孫というのは大切なんだね」
ブルー 「気にしない人もいるけどね」
最近はお墓も無いのが流行りで…、と生徒会長。
ブルー 「お経も坊主も要らないって人もけっこういるよ」
Aブルー「ぼくの世界も、そういう世界なんだけど…」
キース 「だったら、スッポンタケにかまうな!」
Aブルー「そういうわけにもいかないんだよ!」
是非とも子孫繁栄で、と話がループ。
別世界の技術は駄目ですってば…。
2015/05/26 (Tue)
☆世界は広いんです
アカダマスッポンタケに夢中なソルジャー、目指すは子孫繁栄ですが。
別の世界の技術を使って増やすというのはマズすぎなだけに。
ブルー 「君がどんなにやりたくっても、駄目なものは駄目で!」
キース 「あんたの世界の技術ってヤツは、こっちじゃ邪道だ!」
有り得なさすぎる技術なんだ、とキース君。
キース 「スッポンタケを増やしたいのは分かるが、諦めてくれ!」
シロエ 「そうです、技術のレベルが違いすぎますから!」
Aブルー「ぼくの世界の技術でやるとは言っていないけどね?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ぼくだって常識は心得ているよ、その程度のは!」
郷に入りては郷に従え、とソルジャーらしくもない台詞が。
Aブルー「あまりに違いすぎる技術がマズイというのは分かるよ」
ブルー 「だったら、スッポンタケを増やせないのも分かるだろ!」
Aブルー「ぼくは増やせると思うけど?」
無茶をしなくても、と言われましても。
シロエ 「相手は絶滅危惧種ですよ?」
キース 「しかも一本しか無いというのを、どうするつもりだ!」
Aブルー「えーっと…。蛇の道は蛇?」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「涼しい所で見付かったんだし、そこがポイント!」
きっと涼しい所が好きに違いない、と言うソルジャー。
Aブルー「それに世界は広いから! この国だけじゃないから!」
ブルー 「まさかと思うけど、他の国にも…」
キース 「あると言うのか、その迷惑なスッポンタケが?」
Aブルー「迷惑じゃないよ、有難い上に特上だよ!」
なにしろアカダマスッポンタケで…、と赤玉を強調。
Aブルー「その有難いスッポンタケを調べないわけがないだろう!」
シロエ 「他の国にもあったんですか?」
Aブルー「あるらしいんだよ! ごく普通に!」
一同 「「「普通?」」」
Aブルー「そう! 絶滅しそうなのは、この国だけでさ!」
他の国へ行けばあるらしい、と言ってますけど。
蛇の道は蛇って、どういう意味…?
2015/05/27 (Wed)
☆国産でないと駄目
ソルジャー曰く、この国では絶滅危惧種なアカダマスッポンタケ。
他の国に行けば普通なのだそうで、蛇の道は蛇だとか言い出しまして。
Aブルー「海の向こうでは、当たり前にあるキノコなんだよ!」
キース 「だったら、そっちで調達すればいいだろう!」
ブルー 「ぼくもそう思うね、普通にあるなら誰も困らないし」
君がスッポンタケ狩りに行ったところで…、と生徒会長。
ブルー 「好きなだけ取ってくればいいだろ、シーズンが来たら」
シロエ 「八月に北の方で出たなら、ずっと先かもしれませんけどね」
Aブルー「うーん…。でもねえ、アカダマスッポンタケだしねえ…」
他の国だと呼び名が全く違うから、と深い溜息。
Aブルー「学名は万国共通だけどさ、アカダマとスッポンタケは…」
ブルー 「この国独自の名前だろうねえ、どう考えても」
キース 「その国なりにヤバイ名前かもしれんがな」
Aブルー「スッポンな所がいいんだよ! おまけに赤玉!」
精力剤のスッポンに加えて赤玉な勢い、と名前の素晴らしさを強調。
Aブルー「だから、この国で生えるのが一番なんだよ!」
キース 「滅びゆくものはそっとしておけと言った筈だが?」
ブルー 「君の世界の技術も使わないと言っただろう!」
Aブルー「使わないってば、蛇の道は蛇!」
涼しい所が大好きなスッポンタケと見たし…、とループする話。
Aブルー「涼しい国に行ったら、きっと山ほど!」
ブルー 「他の国のは要らないと言ってなかったかい?」
Aブルー「分かってないねえ、そこで用立てて貰うんだよ!」
一同 「「「は?」」」
いったい何を用立てるのだ、と怪訝な顔の御一同様。
ブルー 「用立てるって…。要らないんだろう、外国産は?」
Aブルー「そうだよ、だから子種をね!」
一同 「「「子種?」」」
Aブルー「アカダマスッポンタケの子孫繁栄には、子種なんだよ!」
それを用立てて貰うのだ、と言ってますけど。
子種とやらと蛇の道が蛇がどう繋がると…?
2015/05/28 (Thu)
☆北の国にお住まい
絶滅危惧種なアカダマスッポンタケ、他の国に行けば普通にあるとか。
それの子種を用立てて貰う、とソルジャーが言うには蛇の道は蛇。
Aブルー「アカダマスッポンタケ様は涼しい国が好きそうだしね!」
キース 「あんた、何をするつもりなんだ?」
Aブルー「涼しい国と言ったら分からないかな、北国だよ?」
シロエ 「北国で出たとは聞きましたが…」
そこのは絶滅しそうなのでは、とシロエ君。
シロエ 「一本だけ出て終わりだったという話ですが?」
Aブルー「その北国じゃなくて、本物の北国!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「お馴染みじゃないか、北国と言えば福の神様!」
サンタクロースの国のお隣にお住まいで…、とニコニコと。
Aブルー「メデタイ様に松茸を送ると聞いたし、それに便乗!」
キース 「ちょっと待て!」
福の神というのはアレか、とキース君の肩がブルブルと。
キース 「公爵夫人か、例のドクツルタケか!?」
Aブルー「ピンポーン! 福の神様と言えばあの人だってね!」
ゲッと息を飲む御一同様。
ドクツルタケこと公爵夫人なイングリッドさん、色々な意味で疫病神。
キース 「な、なんであいつの名前が出るんだ…」
Aブルー「北国に住んでおられるからだよ!」
きっとアカダマスッポンタケのパラダイス! と溢れる自信。
Aブルー「国際宅急便で送って貰えば、子種だってもうバッチリで!」
ブルー 「き、君はスッポンタケを輸入すると!?」
Aブルー「アカダマを抜かさないで欲しいね、そこが大切!」
並みのスッポンタケなら山ほどあるし、と人差し指をチッチッと。
Aブルー「アカダマスッポンタケを送って貰って繁殖なんだよ!」
ブルー 「それは遺伝子的に問題があるから!」
シロエ 「そうです、他の国のだと色々と…」
Aブルー「でも、松茸のDNAが99.9パーセント同じだって…」
そう聞いてるから、アカダマスッポンタケは百パーセントかも! と。
百パーセントなら無問題ですね?
2015/05/29 (Fri)
☆ハードルあります
他の国では普通だという、絶滅危惧種なアカダマスッポンタケとやら。
それの繁殖を目指すソルジャー、北の国に住む公爵夫人にロックオン。
Aブルー「福の神様にお願いすればね、きっと国際宅急便で!」
ブルー 「その前に検疫が必要だから!」
Aブルー「検疫?」
ブルー 「君だっていつも言ってるだろう! 病原菌の問題とかで!」
こっちの世界の生き物を持ち込む時は、と生徒会長の指摘。
ブルー 「それと同じで、こっちの世界もキノコは検疫!」
Aブルー「ああ、なるほど…。それじゃ時間がかかるんだね?」
ブルー 「時間以前に、検疫を通過出来ないと見たね!」
Aブルー「えっ、なんで?」
松茸を送っていると聞いたのに、と首を傾げているソルジャー。
Aブルー「松茸もアカダマスッポンタケも、同じキノコだし…」
ブルー 「そこまでは同じ条件だけどね、繁殖用って所がね!」
Aブルー「繁殖用だと何か問題があるのかい?」
ブルー 「土がついていると、検疫を通過出来ないんだよ!」
Aブルー「ええっ!?」
そんな…、とソルジャー、暫し絶句で。
Aブルー「じゃあ、メデタイ様用に送ってる松茸ってヤツは…」
ブルー 「食べるためだし、土なんかついてないんだろうね」
Aブルー「それじゃ、アカダマスッポンタケは?」
ブルー 「本体だけなら通過出来るかもしれないけれど…」
モノがモノだけに対象外ではなかろうか、とニンマリと。
Aブルー「対象外って?」
ブルー 「松茸みたいにメジャーじゃないしねえ…」
キース 「充分に有り得る話だな、それは」
Aブルー「どういう意味だい?」
ブルー 「前例無しで、検疫の対象にもならないってね!」
そのまま送り返されるのだ、とビシィ! と指を。
ブルー 「荷物が空港に着いた途端に、飛行機の中に逆戻りだよ!」
Aブルー「そ、そんな…!」
ブルー 「松茸だったらまだしもねえ…。マイナーだしねえ…」
まず無理だねえ、と現実の壁が。
検疫破りは御法度ですしね?
2015/05/30 (Sat)
☆高すぎたハードル
絶滅危惧種なアカダマスッポンタケ、他の国では平凡なキノコ。
北の国から送って欲しいソルジャーですけど、検疫という現実の壁が。
Aブルー「検疫を通過出来ないだなんて…。そこをなんとか!」
ブルー 「こればっかりは、コネでどうなるものでもないしね」
シロエ 「密輸ってわけにもいきませんしねえ…」
キース 「ドクツルタケの立場がヤバくなるしな」
密輸なんぞがバレようものなら、企業にとっては命取りだけに。
ブルー 「諦めるんだね、アカダマスッポンタケを送って貰うのは!」
Aブルー「数を沢山送って貰えば、検疫も通過出来るんじゃあ…?」
ブルー 「君の他にも輸入したい人が大勢いればね!」
一つの送り先に集中していたのでは無理、無茶、無駄と。
ブルー 「ニーズが沢山あるからこその検疫なんだよ、基本的に!」
キース 「それ以前にだ、DNAが同じかどうかが分からんぞ」
シロエ 「そうですねえ…。百パーセント一致しないと…」
サム 「持ち込んで増やしたらヤバイぜ、それ」
Aブルー「だったら、とにかく調べて貰って…」
シロエ 「誰にです?」
誰がDNAを鑑定するんですか、とシロエ君。
シロエ 「ドクツルタケは専門家ではない筈ですよ?」
マツカ 「違うでしょうねえ、凄腕の企業家だとは聞いてますけど」
ジョミー「いくら渾名がドクツルタケでも、畑違いだよね?」
スウェナ「キノコ繋がりっていうだけでしょ?」
この御縁は駄目ね、とスウェナちゃんもバッサリと。
スウェナ「せめてキノコの会社だったら、いいんだけれど」
ブルー 「菌床栽培でもやっていればねえ…」
Aブルー「それ、今からでも頼めないかな?」
ブルー 「ニーズが無いから!」
儲からないことをするわけがない、と一刀両断。
ブルー 「企業家ってヤツは儲けてなんぼ!」
Aブルー「それじゃ、アカダマスッポンタケは…」
ブルー 「輸入は無理!」
残念でした、と言われてしまったソルジャー。
気の毒ですけど、中継終了~。
2015/05/31 (Sun)
☆長引いた仏罰
瓦で焼肉なお花見が終わり、ゴールデンウィークも終わった五月。
今月こそは無事に過ぎて欲しいと、祈る気持ちのシャン学メンバーで。
キース 「ここまでは何とか無事に来たんだ、ここまでは」
シロエ 「でも、この先がまだ長いんですよ…」
サム 「なんか余計なヤツが来るとか、ありそうだぜ」
一同 「「「シーッ!」」」
言霊というのを忘れたのか、と唇に指を当てる御一同様。
キース 「いいな、サム。お前は何も喋ってはいない」
サム 「お、おう…! ちょーっとヤバかったけど大丈夫だよな?」
シロエ 「あの程度でフラグは立ちませんよ、きっと」
スウェナ「そうよね、今日まで無事だったものね」
ゴールデンウィークは平和だったし、とスウェナちゃん。
スウェナ「教頭先生の生傷もすっかり治ったし…」
ジョミー「トンビの攻撃、凄かったしねえ…」
ブルー 「下手に反撃したのが悪いよ、お弁当の蓋を振り回してさ」
キース 「あれで一発お見舞いなさったのが運の尽きと言うか…」
ジョミー「だよねえ、いい音、したもんねえ…」
ボコッと言うかバコッと言うか、とトンビに蓋が当たった擬音。
ジョミー「あれを境に総攻撃でさ、次から次へと急降下でさ…」
マツカ 「本当にお気の毒でした…」
シロエ 「爪もクチバシも出てましたしね…」
サム 「おまけに羽で殴っていたしよ」
あれでズタボロにならない方がどうかしている、と頭を振るサム君。
サム 「教頭先生だったから、生傷程度で済んだけどよ…」
キース 「俺たちだったら大惨事だったかもしれないな」
シロエ 「間違いなく流血の大惨事ですよ!」
教頭先生もそれに近かったですが、と背筋をブルッと。
シロエ 「やっぱり人柱だったせいでしょうか?」
ブルー 「さあねえ、それと本人の馬鹿さ加減だね」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「シールドを忘れる辺りがね!」
タイプ・グリーンが聞いて呆れる、と生徒会長。
防御能力は最強でしたね、教頭先生…。
2015/05/01 (Fri)
☆責任感と仏罰
ゴールデンウィークも無事に終わって、生徒会長宅でダラダラ土曜日。
話題は教頭先生の生傷、お花見でトンビに襲われた件で。
ブルー 「普段はサイオン禁止だけどねえ、あの面子ならね」
キース 「確かに使って困るようなヤツらはいなかったな」
シロエ 「一般人でも、ぶるぅの不思議パワーで通ってますよ?」
サム 「そういやそうだな、シャングリラ学園のヤツらでもよ」
ブルー 「ほらね、一般人でも場合によってはいけるんだよ」
サイオンをフルに使っても、と生徒会長。
ブルー 「なのに、あの面子でシールドをしない辺りがねえ…」
マツカ 「…人柱だったからではないでしょうか?」
シロエ 「責任感というヤツですか?」
キース 「教頭先生なら、そうなさるかもしれないな…」
シールドを張れば身代わりの意味が無くなるし、という説ですが。
ブルー 「ハーレイに限って、それだけは無いね!」
キース 「それはあんたの解釈だろうが!」
ブルー 「ううん、今までの言動その他から総合的に判断して!」
人柱の役目を果たすのであれば反撃は無い、とビシィと指摘。
ブルー 「トンビに一発お見舞いしたから総攻撃だよ?」
一同 「「「あー…」」」
振り回したお弁当の蓋が当たったんだった、と一同、納得。
サム 「黙って仏罰を受けるんだったら、反撃はねえな…」
ジョミー「うん、何をされても忍の一字だよ」
ブルー 「ね、人柱だったら、それらしく!」
黙ってトンビに襲われていろ、と冷たい一言。
ブルー 「それもしないハーレイに人柱の責任感なんか無い!」
シロエ 「すると、シールドなさらなかったのは…」
ブルー 「ただのポカだね、気付かなかっただけ!」
サム 「シールドを忘れて襲われ損かよ?」
ブルー 「馬鹿の末路だから、損も何もないね」
キース 「そこまでなのか?」
ブルー 「仏罰男と呼んでやってもいいんだけどね!」
生傷男で仏罰男、と生徒会長、クスクスと。
教頭先生、お気の毒に…。
2015/05/02 (Sat)
☆トンビと油揚げ
ゴールデンウィークも終わった土曜日、生徒会長宅でダラダラな面子。
教頭先生が食らったトンビな仏罰、それで盛り上がっておりまして。
キース 「生傷男はともかく、仏罰男とは酷いな、あんた」
ブルー 「本当のことだし、仏罰男でいいと思うよ」
シロエ 「会長が書いた字のせいだったと思いますけど?」
ブルー 「そりゃあ、人柱は必要だしね!」
仏罰を避けて焼肉するならアレしかないし、と涼しい顔。
ブルー 「お寺の瓦で焼肉だよ? 如何にも仏罰、来そうだからね!」
キース 「そして本気で来たようだな…。トンビだったが」
サム 「流血沙汰で生傷なんだぜ、半端ねえよ!」
シロエ 「ああいう系の仏罰は普通にあるんですか?」
ブルー 「トンビにアブラゲって言うんだからねえ、あるかもね」
キース 「アブラゲはお稲荷さんだろうが!」
仏罰から話がズレていないか、と副住職の指摘。
キース 「仏様に油揚げはお供えしないぞ」
ブルー 「本当に?」
キース 「少なくとも、俺の家では有り得んな」
ブルー 「ふうん…? お膳はお供えしていないのかい?」
御本尊様とかに…、と生徒会長。
キース 「するに決まっているだろう! 朝、昼、晩と!」
ブルー 「だったらレシピに苦労しそうだけどねえ、油揚げ抜き」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 精進料理にお役立ちだもんね!」
キース 「うっ…」
グッと詰まった副住職と、生徒会長の勝ち誇った笑みと。
ブルー 「君はまだまだ修行が足りていないようだね」
キース 「…御本尊様のお膳はおふくろが…」
ブルー 「丸投げするから、こんな所で恥をかくんだよ」
たまにはお膳も作りたまえ、と銀青様からのお説教。
ブルー 「合宿とかだと料理もするだろ、その練習も兼ねるんだね」
キース 「分かった、たまには作ることにする…」
サム 「おっ、作るのかよ?」
キース 「気が向いたらな」
精進料理を練習するのもいいだろう、と前向きな決意。
キース君、厨房に立ちますか?
2015/05/03 (Sun)
☆手がかかる仏様
教頭先生が食らった仏罰から油揚げの話題へ、そこから精進料理へと。
たまには御本尊様のお膳も作れ、とキース君が説教されまして。
キース 「しかし、お膳か…。あれがなかなか難しくてな」
サム 「精進料理を並べておくだけじゃねえのかよ?」
キース 「そうではあるがだ、なにしろお膳が小さいからな…」
人間用をそのまま盛り付けるわけにはいかん、と尤もな話。
キース 「どれも小さく作らねばならんし、それでいてだな…」
シロエ 「他にも何かあるんですか?」
キース 「見た目が大事だ、きちんと作ってあります、という」
手抜きは一切許されないそうでございます。
キース 「檀家さんが御覧になっても、恥をかかない出来でないと…」
シロエ 「それはハードル高そうですね…」
マツカ 「合宿用の料理だったら、見た目は二の次なんですけどね…」
ジョミー「だろうね、味さえ良ければ文句は無いよね」
キース 「練習で腹が減っている分、余計にな」
だが、御本尊様のお膳となれば…、と溜息をつく副住職。
キース 「見栄えが大事で、なおかつ味もな」
シロエ 「味までですか!?」
キース 「自分が食って不味いものをだ、お供えしたら失礼だろうが」
一同 「「「うーん…」」」
仏様とはなんと難しいのだ、と思う面々ですけれど。
瓦焼肉で仏罰な光景を目にしただけに、納得せざるを得ないわけで。
シロエ 「…仏様って、本当に大変なんですねえ…」
キース 「その仏様が家にいらっしゃるのが俺なんだぞ!」
もう気の抜けない毎日で、と副住職の嘆き。
キース 「朝にお勤め、夜にお勤め、失礼があったら大変だし…」
サム 「分かるぜ、俺も坊主の端くれだしよ」
スウェナ「仏様とセットのお寺に生まれなくて良かったわ」
シロエ 「ぼくもつくづくそう思いますよ」
マツカ 「ぼくもです。キースには頭が下がります」
生まれた時から仏様とセットの毎日ですし…、とマツカ君も。
キース君の人生、ハードそうですよね?
2015/05/04 (Mon)
☆御本尊様は大切に
精進料理から御本尊様のお膳へとズレてしまった話題。
お膳作りの難しさに加えて先日の仏罰、仏様は厄介そうだという認識。
シロエ 「自分の家に仏様っていうのは強烈ですよね、本当に」
マツカ 「お仏壇ならまだ分かりますが、キースの家のようなのは…」
スウェナ「何処から見たって本物よねえ…」
本堂はあるし、もう思いっ切り本格的よ、とスウェナちゃん。
スウェナ「お仏壇だったら、適当でも罰は当たらないわよ」
シロエ 「基本、自分の御先祖様ですしね」
サム 「阿弥陀様とかはいらっしゃっても、ミニサイズだしよ」
ジョミー「ミニだと仏罰もミニっぽいよね」
シロエ 「プチ仏罰で済みそうですよね」
少々何かやらかしたって、とシロエ君も。
シロエ 「阿弥陀様をウッカリ引っくり返しても平気そうです」
サム 「子供がブン投げてたって平気じゃねえか?」
ジョミー「多分ね、子供のやることだしね」
でも…、とキース君に向けられた視線。
ジョミー「キースの場合はどうだったわけ? 本堂の仏様」
キース 「俺は親父とおふくろに厳しく躾けられたからな…」
本堂でサッカーなんかはやっていない、とキッパリと。
キース 「雨の日にやるのに良さそうだ、と頼まれても断固断った!」
サム 「本堂でサッカーするのかよ?」
キース 「広いからなあ、魅力的には映るんだろう」
しかし御本尊様がおいでだし…、と神妙な顔。
キース 「サッカーボールが当たりでもしたら、大変だからな」
シロエ 「仏罰が当たるわけですか?」
キース 「親父たちにはそう脅されたな」
とかく失礼があっては駄目なのが仏様で…、と副住職。
キース 「毎日のお勤めも、お供え物も抜かりなくというのが鉄則だ」
シロエ 「先輩、本当に大変ですねえ…」
マツカ 「そういった積み重ねが大切なんでしょうね」
キース 「ああ。だからこそ御加護を頂けるわけだ」
元老寺もお守り頂いているわけで…、と合掌ですけど。
キース君、大変そうですねえ?
2015/05/05 (Tue)
☆お寺の子は大変
お仏壇なら失礼があってもプチ仏罰で済みそうですけど、お寺は厄介。
家がお寺なキース君は非常に大変そうだ、と誰もが溜息。
シロエ 「先輩、ホントによくやってますよ」
マツカ 「しかも最初は継ぐ気は無かったわけですしねえ…」
ジョミー「ブルーに乗せられたんだっけ?」
ブルー 「失礼な! キースが勝手に対抗意識を燃やしただけだよ!」
ぼくの緋色の衣に触発されて…、と生徒会長。
ブルー 「だから自分で選んだ道だし、仏様にお仕えするのも仕事!」
キース 「その通りだが…。苦労が無いと言ったら嘘になるな」
サム 「親父さんがキッツイもんなあ…」
キース 「何かと言えば「お前は師僧にたてつくのか」だしな」
一同 「「「あー…」」」
アドス和尚が師僧だっけ、と一同、納得。
坊主の世界は上下に厳しく、師僧には絶対服従でして。
シロエ 「御本尊様とアドス和尚のダブルパンチですか…」
キース 「何処の寺でも、大抵は同じだと思うがな」
ブルー 「息子さんが継いでる所はそうなるよねえ…」
お父さんが師僧はお約束だ、という話。
ブルー 「まだ、婿養子でないって分だけマシだけどね!」
キース 「そっちのコースは泣くしかないしな…」
シロエ 「でしょうね、お舅さんだと普通のお父さん以上に…」
マツカ 「厳しいでしょうね…」
家がお寺だとこうもキツイか、とキース君に向けられる同情の瞳。
シロエ 「先輩、強く生きて下さい!」
スウェナ「一生モノのお付き合いでしょ、逃げられないものね…」
マツカ 「もう本当にキースには頭が下がりますよ」
??? 「ぼくは羨ましいけどねえ!」
一同 「「「へ?」」」
誰だ、と振り返った先に翻る紫のマント。
いわゆるソルジャー(会話表記はAブルー)登場で。
Aブルー「家がお寺だなんて素敵じゃないか!」
キース 「なんでそうなる!?」
あんたに何が分かるというんだ、と正面から噛み付く副住職ですが。
家がお寺だと、どうして素敵なんですか?
2015/05/06 (Wed)
☆お掃除も大変
仏様は仏罰が心配なだけに、御本尊様と暮らすキース君に集まる同情。
そこへ来たソルジャー、家がお寺だと素敵だという考え方で。
Aブルー「毎日、毎日、お寺が家にあるんだよ? 最高じゃないか!」
キース 「それが大変だと話しているのが分からんのか!」
朝晩のお勤めに、朝昼晩のお膳作りに…、と挙げられる例。
キース 「どれを怠っても失礼になるんだぞ、御本尊様に!」
Aブルー「でもさ、自分の家に仏様だよ、本物だよ?」
お仏壇とはクオリティが違う、と言うソルジャー。
Aブルー「他の人までお参りにやって来るのがお寺ってヤツで!」
キース 「それはそうだが…。檀家さんもおいでになるし」
だから余計に手が抜けん、と深い溜息。
キース 「本堂は朝一番に綺麗に掃除だ、朝早い人も多いからな」
サム 「あー…。汚れてたら話にならねえもんなあ」
キース 「寺の生活はお念仏と掃除の二本柱が大原則だぞ」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「修行中の大事な仕事の一つが掃除だからな」
修行僧は掃除をしてなんぼなのだ、という話ですが。
シロエ 「ルンバとかでは駄目なんですか?」
キース 「あれは邪道だ!」
ジョミー「邪道ってことは、ルンバで掃除のお寺もあるとか?」
キース 「それはまあ…。まるで全く無いとは言わん」
サム 「へー…。ルンバで掃除もアリだったのかよ」
キース 「何処とは言わんが、坊主仲間から確かに聞いた」
ウチの寺にはルンバなんだ、と言ったお坊さんがあるそうで。
シロエ 「やっぱり使えるじゃないですか、ルンバ」
キース 「本堂にルンバが沢山でもか?」
一同 「「「沢山?」」」
なんでまた、と目を剥く御一同様。
サム 「沢山ってなんだよ、どういう意味だよ?」
キース 「広い本堂に幾つもルンバで、掃除タイムは壮観らしい」
Aブルー「いいねえ、広い本堂にルンバ!」
きっとお参りの人も多いんだろうね、と笑顔のソルジャー。
そんなにお寺が好きなんですか?
2015/05/07 (Thu)
☆ルンバと御利益
お寺は掃除が必須ですけど、今どきは本堂にルンバもオッケーだとか。
広い本堂にルンバが沢山という壮観なお寺もあるそうで。
サム 「本堂にルンバの団体なのかよ…」
シロエ 「なんだか有難味が無いですよねえ…」
キース 「掃除が終われば消えるから問題ないらしいんだが…」
俺はルンバは邪道だと思う、とキース君。
キース 「掃除機はともかく、ルンバはな…」
ブルー 「バレなきゃいいんだと思うけどねえ、信者さんにね」
キース 「あんたが言うのか、その台詞を!?」
ブルー 「お寺の裏事情、ぼくは色々聞いてるからねえ…」
この間も老師に相談されたし、とニッコリと。
ブルー 「瓦を貰いに行った時にね、あそこの老師に訊かれてさ」
キース 「何をだ?」
ブルー 「ウチも本堂にルンバを導入すべきかどうか、と」
一同 「「「えーーーっ!?」」」
生徒会長が瓦を貰いに行ったのは、七福神巡りで有名なお寺。
そんな所もルンバなのかと、誰もがビックリ仰天で。
シロエ 「ルンバなお寺で御利益なんかがあるんでしょうか?」
Aブルー「もちろん、御利益たっぷりだよ!」
ぼくが保証する、とお墨付きが。
Aブルー「瓦焼肉をやったお蔭で、夫婦和合もバッチリでねえ!」
ブルー 「あそこのお寺はルンバは導入してないけれど?」
Aブルー「細かいことはいいんだよ! お寺だから!」
お寺は御利益たっぷりなもの、とニコニコと。
Aブルー「そんなお寺が自分の家だと素敵だろうねえ…!」
キース 「あんたにだけは言われたくないが!」
瓦で焼肉をするようなヤツに、と副住職の怒りが爆発。
キース 「教頭先生が身代わりになって下さったんだぞ、仏罰の!」
Aブルー「でも、あの程度で済んだんだしねえ…」
キース 「あの程度も何も、流血の惨事だったんだが!」
Aブルー「流血沙汰を怖がってたんじゃ、ぼくの商売上がったりだよ」
ソルジャーたるもの、流血沙汰もセットだとか。
仏罰くらいは怖くないってことですか?
2015/05/08 (Fri)
☆御利益と努力
家がお寺だと素敵そうだと言い出したソルジャー、仏罰も平気。
教頭先生がトンビに襲われた件も、流血沙汰など気にしないそうで…。
Aブルー「流血沙汰の仏罰だろうが、御利益があればいいんだよ!」
キース 「仏罰が当たる時ような時には御利益は無いが?」
Aブルー「ちゃんとあったよ、夫婦和合で、もうバッチリで!」
シロエ 「身代わりを立てたからですよ、それは!」
本当だったら仏罰が当たって御利益はチャラです、とシロエ君。
シロエ 「ですから、教頭先生にはしっかり御礼を言って下さい!」
Aブルー「瓦焼肉に誘ってあげたから支払済みだよ!」
御礼の方は先払い、と澄ました顔。
Aブルー「お寺のパワーは素晴らしいから、これからもね!」
キース 「片棒を担ぐのは断るからな!」
ブルー 「瓦の調達はもう御免だよ!」
Aブルー「今すぐにとは言わないってば、御縁があれば!」
お寺と御縁が出来そうな時は御利益ゲット、と笑顔全開。
Aブルー「たとえ本堂にルンバなお寺だろうが、何処でも御利益!」
ブルー 「はいはい、分かった!」
もういいから、と生徒会長。
ブルー 「要は御利益自慢なわけだね、瓦焼肉の?」
Aブルー「決まってるじゃないか、君たちも御利益あったかい?」
ジョミー「ぼくはそれなりに効いたかなあ…」
シロエ 「言われてみれば効いた気もしますね」
キース 「確かにな…」
効いたような、と頷く面々。
Aブルー「ほらね、やっぱりお寺は凄いんだよ!」
ブルー 「話をループさせなくていいから!」
キース 「帰って御利益を楽しんでくれ!」
瓦焼肉の御利益とやらを存分に…、と副住職のお言葉ですが。
Aブルー「御利益もいいけど、努力も忘れちゃ駄目なんだよ!」
ブルー 「その手の話も要らないから!」
Aブルー「ダメダメ、努力は一人じゃ出来ないもので!」
ブルー 「君のハーレイと頑張ればいいだろ!」
ぼくたちを巻き込まないでくれ、とキッパリと。
迷惑はもう沢山ですしね?
2015/05/09 (Sat)
☆仏像の無い仏様
瓦焼肉で御利益パワーを貰ったソルジャー、夫婦和合で大満足ですが。
御利益の他にも努力を忘れては駄目だと主張しておりまして。
Aブルー「ぼくのハーレイと努力もいいけど、その他にもね!」
ブルー 「巻き込まれるのは、もう沢山だよ!」
瓦焼肉で充分だろう、と柳眉を吊り上げる生徒会長。
ブルー 「あれだけの御利益、そうは無いから! 最高だから!」
キース 「まったくだ。あの瓦、どれだけレアだと思っているんだ!」
Aブルー「だから大事に保管してるよ、ぼくのシャングリラで!」
機会があったらまた焼肉を…、とソルジャーの野望。
Aブルー「仏罰除けに人柱を立てて、ジュウジュウとね!」
ブルー 「やっぱり巻き込むつもりじゃないか!」
Aブルー「瓦焼肉は御利益絶大、君たちも御利益あったんだろう?」
一同 「「「うっ…」」」
確かに効いた気がするだけに、逆らえないのが苦しい所。
ソルジャーの方はここぞとばかりに。
Aブルー「瓦焼肉はぼくのアイデア! 御利益の御礼に是非協力を!」
ブルー 「だから、ぼくたちを巻き込むなと!」
キース 「仏罰は御免蒙るからな!」
Aブルー「うーん…。仏罰はどうかな、戒名は立派なんだけど…」
一同 「「「は?」」」
いきなり出て来た戒名なるもの。
シロエ 「あのですね…。それはいわゆる仏様ですか?」
Aブルー「仏様? そこまで凄いかどうかはちょっと…」
仏像なんかは無いわけだし、と首を捻っているソルジャー。
Aブルー「鯨並みだとは聞いているけど、それだけだし…」
シロエ 「ぼくが言ったのは、亡くなった人っていう意味ですが」
Aブルー「ああ、そっちかい? どうなんだろうねえ…」
亡くなったと言うか、亡くなりそうと言うか、と微妙な発言。
Aブルー「亡くなったという話もあったらしいんだけど…」
シロエ 「息を吹き返したんですか?」
Aブルー「そんなトコかな?」
息を吹き返したらしい仏様。
立派な戒名のその仏様がどうしたと…?
2015/05/10 (Sun)
☆気が早すぎです
瓦焼肉の御利益の他にも、まだまだ御利益が欲しいソルジャー。
立派な戒名の仏様がどうのと言ってますけど、その仏様が微妙に変で。
キース 「息を吹き返したとは言うが、戒名は持っているんだな?」
Aブルー「うん、とてつもなく立派なのをね」
シロエ 「ずいぶん気の早い話ですねえ…」
亡くなった途端に戒名ですか、とシロエ君。
シロエ 「でもまあ、生き返ったんなら別にいいんでしょうか?」
キース 「ピンピンしている間から戒名を貰う人もあるしな」
Aブルー「そうなんだ? でも、ぼくが言ってる仏様はねえ…」
もう本当に虫の息だったようで、とソルジャー、溜息。
Aブルー「亡くなったと噂が流れるほどだし、今も危なくて」
サム 「棺桶に片足突っ込んでるっていうのかよ?」
Aブルー「もう両足に近いかもねえ…」
キース 「ちょっと待て! あんた、そんな仏様の御利益待ちか?」
亡くなるのを待っていないだろうな、と咎める目つきの副住職。
キース 「入院中の高僧だとかをロックオンなのか?」
Aブルー「まさか。ぼくはそこまで悪趣味じゃないよ」
キース 「だが、亡くなりそうな人に期待してるんだろうが!」
御利益目当てで、とキース君の指摘。
キース 「立派な戒名がどうのこうのと、仏罰がどうのと!」
Aブルー「御利益には期待しているけどさ…。生きて欲しいね!」
生き延びて子孫繁栄で…、という話ですが。
キース 「おい、その人はまだ若いのか?」
シロエ 「子孫繁栄なら、子供もこれからって感じですよね」
Aブルー「そうなんだよ! 本当にまだまだこれからでさ!」
死んで貰っては困るのだ、とソルジャーは真顔。
Aブルー「あれほど立派な仏様はそうそういないからねえ…」
キース 「亡くなる前から仏様にするな!」
Aブルー「でもさ、仏様だと思うんだよねえ、亡くなりそうだし」
キース 「生きている間は仏様じゃない!」
気が早すぎるぞ、と怒りのキース君。
流石に失礼すぎますよね?
2015/05/11 (Mon)
☆仏様は知り合い
ソルジャーが御利益を期待しているらしい、立派な戒名を持った仏様。
とはいえ、まだまだこれからの人で、お亡くなりでもないそうで。
キース 「いいか、生き仏と呼ばれる人もあるにはあるが、だ!」
シロエ 「そういう人は普通、ピンピンしていますから」
Aブルー「生き仏ねえ…。是非、そうなって欲しいんだけどね」
キース 「どうあっても仏様にしたいのか、あんた!」
その仏様とやらは何者だ、と怒鳴った副住職ですが。
Aブルー「君も名前を知ってる筈だよ、弟子なんだから」
キース 「誰の弟子だと?」
璃慕恩院の老師のお弟子さんの一人だろうか、と首を捻って。
キース 「なんであんたが老師の弟子なんかを知っているんだ?」
Aブルー「そうじゃなくって、君の弟子だよ」
キース 「はあ?」
唖然としている副住職。
キース 「俺は弟子など取っていないし、それほど偉くもないんだが」
Aブルー「忘れたのかい、君の可愛い一番弟子を?」
キース 「一番弟子だと?」
まるで全く心当たりが…、とキツネにつままれたような顔ですけれど。
Aブルー「君が戒名をつけたんじゃないか、鯨並みの!」
キース 「鯨並みだと?」
ちょっと待て! と顔面蒼白、ブルブルと肩を震わせて。
キース 「もしかしてアレか、スッポンタケか!?」
Aブルー「ピンポーン! 君が素敵な戒名をつけてくれたんだよ!」
倫王院殿法界善根大居士ってね、とニコニコと。
Aブルー「その仏様が虫の息でね、もう心配で心配で…」
キース 「スッポンタケなら時期になったら出てくるだろうが!」
今はシーズンオフなだけだ、とキッパリと。
キース 「去年の騒ぎっぷりからするにだ、梅雨あたりには!」
Aブルー「それがどうだか分からないんだよ、虫の息だから!」
シロエ 「シーズンが来れば、ちゃんと出ますよ」
Aブルー「そうじゃなくって、危ないんだよ!」
もう本当に亡くなりそうで…、と言われましても。
シーズンオフなら普通なんじゃあ?
2015/05/12 (Tue)
☆危ないそうです
亡くなりそうだとソルジャーが大騒ぎしていた、立派な戒名の仏様。
なんと正体はスッポンタケでして、今の時期ならシーズンオフだけに。
ブルー 「お亡くなりでも普通だと思うね、今の季節はね」
シロエ 「ですよね、冬の間はもう完全にお亡くなりでしたし」
キース 「まったくだ。スッポンタケとは人騒がせな…」
来月辺りには出てくるだろう、と副住職も呆れ顔。
キース 「去年の山にでも行って来い。時期が来たらな」
Aブルー「それじゃ駄目なんだよ、もう本当に虫の息で!」
ブルー 「この時期、それが普通なんだよ!」
シーズンでもないのに出てくるものか、と生徒会長。
ブルー 「季節外れもいいトコなんだよ、騒ぐだけ無駄!」
Aブルー「でも、騒がずにはいられないんだよ! 危ないんだから!」
本当に亡くなりそうだから、とソルジャーの方もしつこくて。
Aブルー「去年の夏にね、ようやく発見されたとかでね!」
一同 「「「は?」」」
スッポンタケなら、昨年、嫌と言うほどのお付き合い。
ようやくも何も無いわけでして。
ブルー 「スッポンタケなら山ほど出会っていただろう!」
キース 「そのせいで戒名をつけさせられる羽目になった筈だが!」
あんな代物の初盆なんぞを…、とブツブツと。
キース 「だから夏より前にもいたんだ、スッポンタケは!」
Aブルー「並みのヤツならね!」
一同 「「「並み?」」」
並みと言うのは何のことか、と顔を見合わせる御一同様。
ブルー 「なんだい、並みって言うのはさ」
Aブルー「うーん…。竹?」
一同 「「「竹?」」」
スッポンタケだけに竹だろうか、と誰もが思ったようですけれど。
Aブルー「それとも梅かな、ぼくもイマイチ詳しくなくて…」
ブルー 「竹で梅って、ぼくにも意味がサッパリだけど?」
Aブルー「松竹梅だよ、それの並みだよ!」
一同 「「「松竹梅?」」」
松竹梅で並みと言われれば、出前なんかでお馴染みですが。
何が並みだと…?
2015/05/13 (Wed)
☆虫の息だそうです
ソルジャー曰く、並みのスッポンタケならいたという話。
松竹梅で言うなら竹だか梅だか、そういう並みだと言ってますけれど。
ブルー 「松竹梅の並みって…。それはどういう意味なんだい?」
Aブルー「そのままの意味だよ、並みは並みだよ!」
竹だか梅だか知らないけれど、と説明になっていなくって。
ブルー 「それは分かるけど、スッポンタケの並みっていうのは?」
Aブルー「だから並みだってば、特上とかじゃないんだよ!」
ブルー 「ますます意味が不明なんだけど…」
スッポンタケはスッポンタケだろう、と生徒会長。
ブルー 「特上も並みも無いと思うけどね?」
キース 「言いたくはないが、味のことじゃないか?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ スッポンタケは美味しいもんね!」
Aブルー「そうじゃなくって、もう本当に虫の息なんだよ、特上は!」
一同 「「「は?」」」
何のことだか、と首を捻るしかない御一同様ですが。
Aブルー「並みのスッポンタケなら山ほど、特上の方は虫の息!」
ブルー 「味のいいスッポンタケの話かい?」
Aブルー「そういう以前に、亡くなりそうだと言ってるじゃないか!」
味よりもスッポンタケの命が問題、と言われましても。
ブルー 「食べたら普通はお亡くなりだろう?」
キース 「採った時点で御臨終かもしれんがな」
シロエ 「どうなんでしょうね、スッポンタケは…」
サム 「食われたら確実にあの世行きだぜ」
スウェナ「そうよね、お料理された段階かもしれないわねえ…」
マツカ 「何処かで死ぬというのは間違いないですね」
食べた後まで生きているとは思えません、とマツカ君までが。
マツカ 「仏様だと思いますよ。食べられた後は」
Aブルー「それよりも前に危ないんだよ! スッポンタケの命が!」
キース 「シーズンオフなら普通だろうが!」
Aブルー「それが、シーズンでも危ないんだよ!」
なにしろ特上なんだから、と話はリピート。
特上のスッポンタケがどうしたと…?
2015/05/14 (Thu)
☆レア物だそうです
特上のスッポンタケの命が危なくて虫の息なのだ、と騒ぐソルジャー。
今の季節はシーズンオフですが、シーズン中でも危ないとかで。
Aブルー「もう本当に危ないんだってば、特上のヤツは!」
ブルー 「シーズンだったら普通にボコボコ出そうだけどねえ?」
キース 「下手な鉄砲もナントカだからな、探せば充分あるだろう」
特上のスッポンタケとやらも…、とキース君。
キース 「山ほどあったら、特上が出る率も上がると思うが」
ブルー 「ぼくもキースに賛成だね。その内に出るよ」
シロエ 「あと一ヶ月ほどの辛抱ですよ。梅雨になりますから」
サム 「スッポンタケ、梅雨には出やがるからなあ…」
ジョミー「ぼくたちには凄く迷惑だけどね!」
自分たちだけで採りに行ってよ、とジョミー君がフウと溜息を。
ジョミー「あんな臭いの、二度と御免だよ!」
Aブルー「でも、それ以前の問題なんだよ! 特上は!」
冗談抜きで虫の息で…、とまだ言うだけに。
キース 「俺に引導でも渡せと言うのか、極楽往生できるように」
Aブルー「お亡くなりになったら困るってば!」
極楽に行くにはまだ早すぎる、と慌てるソルジャー。
Aブルー「なんとしても生きて貰わないと! 極楽じゃなくて!」
ブルー 「来月には出るって言ってるだろう!」
Aブルー「特上はそうはいかないんだよ! レア物だから!」
一同 「「「レア物?」」」
どうレアなのか、と謎は深まる一方で。
ブルー 「美味しいっていうだけじゃないのかい?」
Aブルー「味はどうだか知らないよ!」
一同 「「「え?」」」
味も分からないのに特上だなんて、これ如何に。
キース 「あんた、試食をしていないのか?」
Aブルー「試食どころか、まだ会えてないよ!」
シロエ 「でも…。危篤だって言ってましたよね?」
サム 「虫の息だって話じゃねえかよ」
Aブルー「そうなんだけどさ!」
面会も出来ていないから、と嘆かれましても。
話がサッパリ見えませんよ?
2015/05/15 (Fri)
