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シャングリラ学園つれづれ語り

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なんとパレードの主役は教頭先生とゼル先生!?
しかもシンデレラ姫がカボチャ王子様な教頭先生だなんて、正気ですか?

ゼル  「わしゃ御免じゃ! ハーレイとパレードなんぞ御免蒙る!」
ブラウ 「見苦しいねえ…。あんたが王子を希望したんだろ?」
ブルー 「そうそう、便所スリッパにキスしてまでね」
ゼル  「そ、それはじゃな……シンデレラ姫がお前だったからで…」
ブルー 「ふうん、見かけで選ぶんだ? 王子様ってそんなのだっけ?」
ブラウ 「あたしは違うと思うんだけどね? ほれ、行くよ」
ゼル  「や、やめんかいっ!」

襟首を引っ掴まれたゼル先生、バタバタもがいておられます。
そこへ生徒会長が割って入って…。

ブルー 「ストーップ! ちょっと待った!」
ブラウ 「なんだい? メイクするなら急がなくっちゃ」
ブルー 「だから間違いなんだってば! メイクするのはゼルじゃない」
エラ  「あら、そうだったの? でも…」
ブルー 「ゼルは素材を生かしておきたいんだよ。亀仙人はハマリ役だし」
ブラウ 「じゃあ、ハーレイのメイクを直せってかい?」
ブルー 「うん。このままじゃシンデレラ姫には見えないじゃないか」

どこから見ても王子様だ、と生徒会長。
確かにカボチャの衣装にカボチャの王冠、ハロウィンカラーの王子様です。

ブラウ 「その格好が既に無理があるって感じだけどねえ?」
ブルー 「大丈夫。シンデレラ姫にはガラスの靴さえあれば…。ぶるぅ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪」

魔法使いの杖が一閃、カボチャ王子のオレンジ色の靴がボワンと変化!
透き通ったガラスのハイヒールですが、黒いタイツに似合わないような?
おまけに履いているのはゴッツイ足の教頭先生。

生徒A 「なんて言うか……オカマ?」
生徒B 「メイクがアレでハイヒールだしな…」

おええっ、と笑い転げる生徒たち。
シンデレラ姫は教頭先生に決定ですけど、オカマのままで突っ走るのか?
それともメイクで絶世の美女に?

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生徒会長とのパレードの夢が砕け散ってしまった教頭先生。
グラウンドにへたり込んだまま呆然としておられます。
一方、亀仙人なゼル先生は…。

ゼル  「ペーッペッペッ、なんでハーレイとキスなんぞ…」

おえぇっ、と喚きつつ唇をゴシゴシ。
その唇には、教頭先生の唇を彩っていた口紅がしっかりくっついていたり。

生徒A 「フィナーレはカボチャの馬車でパレードだって聞いたのにさ」
生徒B 「だよなあ? みんな楽しみにしてたのに…」

カボチャの馬車が出現した時から期待されていたみたいです。
生徒たちの視線が集まる先には言い出しっぺの生徒会長。

キース 「おい、どうするんだ? みんなの期待を裏切る気か?」
ブルー 「ううん、パレードは決行するよ。ちょっと予定が狂ったけれど」
ジョミー「ああ…。教頭先生、失格だもんね」
シロエ 「じゃあ、ぼくたちの中の誰かが王子様ですか?」
ブルー 「それじゃ面白みに欠けるだろう? 王子様なら適役がいる」

教頭先生が持ってきたガラスの靴を履いた生徒会長はスタスタと。
片足が便所スリッパだった時とは違って実に優雅な足取りです。

ブルー 「折り入ってお願いがあるんだけどさ」
ブラウ 「おや、なんだい?」
ブルー 「メイクを頼みたいんだよ。思い切り見栄えするようなヤツ」
ブラウ 「あんたにかい?」
ブルー 「まさか。パレードの主役はシンデレラ姫と王子様だ」
エラ  「あら、パレードが見られるのね? 良かったわ」
ブルー 「だからね、せっかくキスも交わしたことだし、あの二人で」

げげっ、と仰け反る全校生徒。ブラウ先生たちも目が点です。

ブラウ 「じゃ、じゃあ……王子様をやるっていうのは…」
ブルー 「もちろん最初に権利を持ってたゼルの方!」
ゼル  「ま、待て! わしは確かに王子を希望じゃが、姫がじゃな…」
エラ  「あらまあ、私たちの腕の見せ所かもね」

頑張らなくちゃ、とエラ先生。
メイクの達人、再び登場! パレードに向けて期待大?

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全校生徒が集まって来ていたグラウンドで繰り広げられた熱いキス。
教頭先生もゼル先生も、ショックのあまり唇が重なったままで硬直中です。

ブラウ 「うんうん、これで王子様はハーレイに決まりだね」
エラ  「ゼルにもメイクをしておきたかったわ…」

そしたらもっと見栄えが良かった、とエラ先生。
いやいや、亀仙人に目力メイクは似合いませんから!
そも、サングラスで肝心の目元が隠れてますから!

ブルー 「で、ガラスの靴はどうなるのかな?」
キース 「そうか、まだゼル先生が持ったままか…」
ブルー 「ぼくとパレードする条件はガラスの靴を履かせることだよ」

便所スリッパにキスをするのは前段階に過ぎないのだ、と生徒会長。
教頭先生、固まっている場合ではないようです。
早くしないと悪戯タイムが……って、キンコンカーンとチャイムの音が。

ブルー 「はい、おしまい。制限時間終了ってね」
ブラウ 「ハーレイ、ボケッとしている場合じゃないよ!」
エラ  「そうよ、パレードするんでしょ?」

教頭先生たちを両側から引き剥がすエラ先生とブラウ先生。
ようやく我に返った教頭先生、ゼル先生からガラスの靴を引ったくるなり
生徒会長の足元に跪いて。

ハーレイ「持って来たぞ、ブルー! ガラスの靴だ!」
ブルー 「それで?」
ハーレイ「足を出しなさい、履かせてやるから」
ブルー 「その台詞、もう少し早く聞きたかったな。時間切れだよ」
ハーレイ「…時間切れ…?」
ブルー 「うん。悪戯タイム終了までに、って言っといたよねえ?」

手遅れなんだ、と生徒会長は腕組みをして仁王立ち。
せっかく王子様の座を奪回したのに、教頭先生、パレードは無し。
ゼル先生とキスまで交わした結果がコレですか…。

ブラウ 「ありゃりゃ、パレードできないのかい?」
エラ  「あらあらあら…」

これじゃメイクも台無しだわ、とエラ先生たちも残念そうです。
ハロウィンの最後はパレードならぬガッカリ祭りで終わるのでしょうか?

以下、拍手レスです~。

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教頭先生がグズグズしている間に、王子様の代役は亀仙人なゼル先生に。
窮地に陥った教頭先生に救いの神が出現したのはいいのですけど…。

ゼル  「お断りじゃ! なんでハーレイとキスせにゃならん!」
ブラウ 「だってさ、主役は王子様だよ? あんたが横から奪ったんだ」
エラ  「ハーレイ、意地を見せなきゃダメよ!」
ハーレイ「し、しかしだな…」

ゼル先生とキスしてしまえば便所スリッパに間接キス。
王子様の座とガラスの靴を奪回するには、これ以上の策は無さそうですが。

ブルー 「エラとブラウも面白いことを考えるねえ」
キース 「あのメイクといい、もしかして悪戯の天才なのか?」
シロエ 「ホントに凄い才能ですよね。今日の悪戯のナンバーワンかも…」

悪戯タイム終了が近付き、グラウンドには生徒が集まり始めています。
お目当ては無論、カボチャの馬車でのパレードとあって王子様の座を巡る
争いの行方は注目の的。

生徒A 「やっぱりハロウィンの主役はカボチャだよなあ」
生徒B 「亀仙人よりカボチャ王子が断然いいって!」
ゼル  「ええい、やかましい! わしが王子じゃ!」
生徒C 「頑張れ、カボチャの王子様!」
ブルー 「どうする、ハーレイ? 学校中の期待が君に集まってるよ」
エラ  「あと少しで悪戯タイム終了だけど、本当にいいの?」
ブラウ 「うーん、煮え切らないったら…。やるっきゃないね」

行くよ! と叫んだブラウ先生、ゼル先生の首根っこを引っ掴みました。
同時に飛び出したエラ先生は身長の差をモノともせずに教頭先生の首を。

ゼル  「な、何をするんじゃ!」
ブラウ 「せーのっ」

エラ先生とブラウ先生が声を合わせて「トリック・オア・トリート?」。
そして二人に選択の暇も与えず背中をドンッ!

全校生徒「「「!!!」」」
ブルー 「やっちゃったよ…」

カボチャ王子と亀仙人は押されたはずみにブチューッとキッス。
視覚の暴力としか言えない光景、これもハロウィンならではですか?

以下、拍手レスです~。

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そろそろ生徒会長に見捨てられそうな気配が漂う教頭先生。
便所スリッパを履いた生徒会長は舌打ちをして。

ブルー 「君の気持ちはよく分かったよ。王子様には代役を立てる」
ハーレイ「い、いや、それは…。わ、私にも心の準備というものが…」
ブルー 「そう言ってる間に悪戯タイムが終了ってね。あと何分?」
キース 「5分くらいだ。で、代役は?」
ブルー 「君たちの中から…と思っていたけど、亀仙人も魅力的かな」
ゼル  「ほほう、わしがカボチャの馬車でパレードとな?」

ゼル先生、亀仙人の杖で教頭先生をシッシッと追い払いながら。

ゼル  「わしは便所スリッパなんぞは気にせんわい。どれ、キスを…」

愛さえあれば一発なんじゃ、とゼル先生はノリノリです。
生徒会長の足元に跪き、便所スリッパな足を押し頂いて熱いキスを…って、
王子様は亀仙人で決定ですか!?

ハーレイ「ま、待ってくれ、ブルー!」
ブルー 「もう遅いね。キスしてくれたのはゼルなんだしさ」
ゼル  「そうじゃ、そうじゃ! ガラスの靴を寄越さんかいっ!」
ハーレイ「そ、そんな……そんな馬鹿な……」

カボチャ王子な教頭先生、お払い箱でございます。
亀仙人にガラスの靴を奪われ、もう終わりかとガックリ肩を落とした所へ。

ブラウ 「おーっと、王子様をないがしろにするとは頂けないねえ」
エラ  「そうよ、私たちの力作なのよ!」
ハーレイ「ブラウ…。エラ…。た、助けに来てくれたのか…?」

目力メイクの恨みも忘れて感涙にむせぶ教頭先生。
その間にブラウ先生とエラ先生は素早く情報収集を終えて…。

ブラウ 「ハーレイ。あんた、ゼルにキスしな」
ハーレイ「は?」
ゼル  「な、なんじゃと!?」
エラ  「ゼルとキスすれば間接キスになると思うの」
ブラウ 「そうそう、便所スリッパにキスしたことになる筈だよね」

これでハーレイが王子様! とブチ上げているエラ先生とブラウ先生。
起死回生の奇策ですけど、王子様の座は果たしてどうなる?

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