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シャングリラ学園つれづれ語り
☆呼ばれそうな人


GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏で暮らせたわけで。
地上にも欲しい所ですけど、キース君の家が安全圏な現実。

キース 「来たいと言うなら、歓迎するが」
サム  「おいおい、張本人を連れて来る気かよ!」
ジョミー「安全圏の逆になりそう、困るってば!」
Aブルー「ぼくも困るよ、安全圏のままになると思うな」

だって、お寺で暮らすんだろう、とソルジャーの悪い顔色。

Aブルー「何かやったら、今までの努力が全部パアでさ…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「御本尊様だよ、此処と違って、お膝元だし…」

思いっ切り、目が届くわけでさ、と肩を竦める人。

Aブルー「スッポンタケの法要で、積んだ功徳が…」
シロエ 「没収になってしまう勘定ですか?」
Aブルー「ありそうすぎて、不安しかないって!」

お膝元で御機嫌を損ねでもしたら、と青ざめてまして。

Aブルー「そうならないように、用があっても、着発で…」
キース 「逃げ帰っていたというのか、あんたは!」
Aブルー「他に理由を思い付くとでも?」
キース 「俺は、てっきり、線香だとばかり…」

俺のノートは、線香の匂いがするらしいしな、と副住職。

キース 「移り香が嫌で、着発かと…」
Aブルー「それもあるけど、御本尊様への恐怖が…」

先に立つよね、とソルジャー、本気で怯えている模様。

Aブルー「お願いだから、ぼくは外してくれたまえ!」
シロエ 「そういうことなら、是非、いらして下さい!」
サム  「キースも、いいって言っているしよ…」
ジョミー「お寺ライフを楽しめそうだし、来て欲しいよね」

焼肉がダメな縛りは我慢するよ、とジョミー君、プッシュ。

ジョミー「キース、庫裏でもいいから、安全圏を希望!」
スウェナ「行くしかないわね、この人が暴れないんなら!」
サム  「マジで最高、安全圏の極みじゃねえかよ」
Aブルー「ぼくは嫌だよ、お寺ライフなんて!」

乗り切れる自信がゼロでしか、と悲鳴ですけど。
まあねえ…。


2026/05/16 (Sat)



☆喜ぶらしい人


GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない場所。
地上にも欲しいとの声で、浮上したのが元老寺という現状。

キース 「そう言わないで、来て貰えると、親父が喜ぶ」
一同  「「「は?」」」

何故に、と顔を見合わせる御一同様。

ジョミー「なんで、アドス和尚が喜ぶわけ?」
シロエ 「一面識も無かった筈ですよね?」
サム  「親父さんと、こいつ、接点がねえという気が…」

するんだけどよ、とサム君の視線がソルジャーに。

サム  「そりゃよ、キースの部屋には、行くけどよ…」
ジョミー「姿も見せない勢いで、着発なんだよね?」
Aブルー「ピンポーン! だから、ぼくもさ…」

正直、途惑っているんだけど、とソルジャー、タラリ冷汗。

Aブルー「もしかして、キース、部屋に監視カメラを…」
サム  「仕掛けてたのかよ、映ってたとか?」
キース 「断じて、そんな仕掛けなどは無い!」

俺はシロエと違うからな、とキース君の仏頂面。

キース 「監視カメラをつけた場合は、丸分かりだ!」
一同  「「「あー…」」」

隠すテクニックが無いわけか、と皆が納得。

シロエ 「確かに、協力は頼まれていません」
キース 「分かったか? シロエが言う以上、カメラは…」
ジョミー「無いってことだね、それじゃ、どうして?」
サム  「親父さんが、こいつに興味を持つんだよ?」

マジで謎だぜ、とサム君が広げる両手。

サム  「お前のことだし、こいつに何をされてもよ…」
シロエ 「家で愚痴って、恥の上塗り、有り得ませんよね」
スウェナ「カエル袋で踏まれまくって、食欲ゼロとか…」

口が裂けても言いそうにないわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キース、そうでしょ、沈黙を守り抜くわよね?」
キース 「当然だろう! 誰が喋るか、あんな大恥…」
Aブルー「ぼくも姿を見られた覚え、無いしさ…」
サム  「何処から、親父さんなんだよ?」

繋がりが見えて来ねえんだけど、と聞いてますけど。
その通り…。


2026/05/17 (Sun)



☆喋った人が謎


GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏だった場所が其処。
迷惑な人が現れないので、地上にも欲しいわけですけれど。

キース 「親父は、前から会いたいと言っているからな」
一同  「「「はあ?」」」

何故、とソルジャーまでが揃って「はあ?」。

Aブルー「会いたいだなんて、何処から思い付くのさ!?」
サム  「キースが一切、喋ってねえなら、ねえと思うぜ」
キース 「俺が、喋りたいわけがなかろう!」
シロエ 「だったら、どうして会いたいんです?」

監視カメラは無いんですよね、とシロエ君の念押し。

シロエ 「キース先輩の家は郊外ですから、用だって…」
Aブルー「あるわけないって、有名店だって無いわけで…」
ジョミー「もし、近所まで行っているなら、その辺でさ…」
スウェナ「出会っちゃうから、家に招待しなくても…」

立ち話すればいいのよね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「ゆっくり話をしたい時には、連れて帰って…」
シロエ 「お茶とお菓子でもてなせますよね」
サム  「だよなあ、なんで親父さんがよ…」
ジョミー「会いたくなるのか、理由がサッパリ謎だよ…」

第一、顔も知らないんじゃあ、とジョミー君の問い。

ジョミー「存在自体を、知っているのが不思議だってば!」
シロエ 「言われてみれば、そうです!」
スウェナ「キースが家で喋らないなら、知らないままよ?」
サム  「俺たちだって、喋ってねえよな…」

喋っただけでも呼び込みそうでよ、とサム君が傾げる首。

サム  「それとも、誰か、喋ったのかよ?」
マツカ 「すみません、心当たりなら、少しあります…」
一同  「「「ええっ!?」」」

まさか、と皆の視線が、マツカ君に集中。

サム  「マジかよ、一番、口が堅くて、控えめでよ…」
スウェナ「軽口どころか、ジョークも言わないわよ」
ジョミー「喋りそうにないキャラなんだけど…」
Aブルー「冗談だろう?」

マツカが喋っただなんて、とソルジャーも真っ青。
ですよね…。


2026/05/18 (Mon)



☆接点が無い人


GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
同じような場所が元老寺でして、迷惑な人が避けるそうで。

サム  「マツカだなんて、信じられねえよ…」
シロエ 「有り得ない度なら、ダントツでマツカ先輩で…」
Aブルー「喋りそうにないのに、何処で喋ったと…?」

元老寺に出掛ける用は無いよね、とソルジャーの問い。

Aブルー「キースに会いに行くにしたって、ついでにさ…」
ジョミー「アドス和尚と、世間話なタイプじゃなさそう」
シロエ 「誰かさんじゃないですけど、用が済み次第…」

失礼して帰るタイプなのでは、とシロエ君も。

シロエ 「それとも、行ったついでに、夕食とかに…」
サム  「ご招待にしてもよ、喋る気がしねえ…」
スウェナ「待って、ご招待が原因ってこともあるわよ」
一同  「「「は?」」」

夕食の席で喋ったのか、と皆の視線がマツカ君に。

ジョミー「マツカ、キースの家で、晩御飯、食べた?」
マツカ 「いえ、そういった機会は、まだ一度も…」
サム  「ねえんだったら、何処に接点がよ…」
スウェナ「言ったじゃないの、ご招待よ!」

マツカのお父さん、顔が広いわ、とスウェナちゃん。

スウェナ「お寺関係のパーティーとかでも、出席で…」
シロエ 「お供してった、マツカ先輩とバッタリですか?」
ジョミー「ありそうだけど、それで喋るかなあ…」

人が大勢いる席だよ、とジョミー君が顎に当てる手。

ジョミー「普段以上に、話題を選んでいそうでさ…」
Aブルー「そう思うけど、お酒なんかも出るだろうしね…」
サム  「あんた、ザルだけど、マツカは、やべえかも…」

勧められても、断れねえだろうし、とサム君も悪い顔色。

サム  「まさか、酔っ払って、喋ったのかよ?」
ジョミー「絶対に無いとは言い切れないよね…」
マツカ 「違いますけど、父というのは当たっています」
Aブルー「お父さんのお供で…?」

アドス和尚と喋ったわけ、とソルジャー、愕然。
接点あり…。


2026/05/19 (Tue)



☆原因はパーティー

GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない世界で。
地上にも欲しいという話から、持ち出された場所が元老寺。

シロエ 「パーティーの席で、アドス和尚と歓談ですか?」
Aブルー「それにしたって、ぼくの話をしなくてもさ…」
マツカ 「こうなるとは、思っていませんでした…」

申し訳ありません、とマツカ君、平謝り。

マツカ 「父に、きちんと釘を刺しておくべきで…」
一同  「「「釘?」」」

話が見えない、と皆が見合わせる顔。

サム  「話を振ったの、マツカの親父さんかよ?」
マツカ 「多分、違うと思いますけど…」

結果としては同じですよね、と視線がキース君の方へ。

マツカ 「キース、ぼくの想像、合っていますか?」
キース 「お前には、何の責任も無いが…」

不幸なことにド真ん中だ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「璃母恩院の主催のパーティーに…」
ジョミー「マツカのお父さん、呼ばれてたわけ?」
キース 「寺院関係で、お世話になっていない所は…」

本山とつく場所では、多分、皆無だ、とキース君の渋面。

キース 「当然、でかいパーティーとなれば、ご招待で…」
シロエ 「その席で、顔を合わせてしまったんですね?」
キース 「席を決めた係が、俺とマツカの関係を…」

熟知していて、隣同士に、とキース君が抱え込む頭。

キース 「話す間に、別荘ライフの話題も出たわけで…」
サム  「海の別荘とか、花見で別荘、バレたのかよ…」
キース 「別荘ライフ自体は、親父も承知だったが…」

銀青様に瓜二つのゲストがバレたんだ、とキース君の嘆き。

キース 「マツカの親父さんは、承知で招待しているし…」
マツカ 「お会いしたことは皆無ですけど…」

よく知ってます、とマツカ君の証言。

マツカ 「何も知らずに、そっくりさんの話をしそうです」
キース 「それで当たりだ!」
一同  「「「うわー…」」」

会いたくなって当然かも、と納得ですけど。
そっくりさん…。


2026/05/20 (Wed)



☆優秀だった執事


GWはシャングリラ号だった面々、地上にも欲しい安全圏。
迷惑な人が来ない場所でして、浮上したのがキース君の家。

キース 「マツカの家の執事さんは、優秀だからな…」
シロエ 「どういう意味です?」
キース 「そっくりさんの横暴ぶりを、喋ると思うか?」
一同  「「「あー…」」」

それは言えてる、と皆が見合わせる顔。

ジョミー「この人どころか、ぶるぅとかの話もさ…」
サム  「喋りそうにねえよな、大切なお客様だしよ…」
スウェナ「使用人さんたちにだって、口止めしていそうよ」
シロエ 「キース先輩の災難なイベも、封印ですか…」

火だるまショーも何もかも、とシロエ君も愕然。

シロエ 「もしかしなくても、マツカ先輩のお父さん…」
スウェナ「そっくりさんだとしか、知らないのかも…」
サム  「だとしたら、普通に、話題にするぜ…」
ジョミー「別荘ライフのゲストだもんね…」

おまけに、ブルーにそっくりなんだし、とジョミー君。

ジョミー「マツカのお父さん、銀青様は承知してるよね?」
サム  「お寺関係のパーティー、よく行くんだしよ…」
シロエ 「マツカ先輩から、話、行っていますよね…」
マツカ 「はい…。銀青様だと分かった後に、すぐ父に…」

話しました、とマツカ君、申し訳なさそうな顔。

マツカ 「そっくりさんの存在、知らなかった頃です…」
サム  「だよなあ、銀青様、キースの家で知ったしよ…」
ジョミー「高1の夏休みの話なんだし、仕方ないって…」

当時に知っている方が変、とジョミー君の深い溜息。

ジョミー「マツカのお父さん、迷惑な人の正体をさ…」
キース 「不幸なことに、知らないんだ…」
一同  「「「うーん…」」」

会いたくなってしまうわけだ、と納得するしかない今。

Aブルー「会いたがっているから、家に来いって?」
キース 「俺としては、別にかまわないが?」
Aブルー「お寺だよね…」

そんな所で合宿なのかい、と固まってますけど。
ご招待…?


2026/05/21 (Thu)



☆イメージだけで期待


GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来なくて満足。
地上にも欲しいのが安全圏で、キース君の家がそうだとか。

シロエ 「もしも、この人が来た場合、どうなるでしょう」
ジョミー「多分、借りて来た猫じゃないかな」
サム  「御本尊様、ガチで、いらっしゃるしよ…」

庫裏の向こうが本堂なんだぜ、とサム君が語る構造上の話。

サム  「渡り廊下で繋がっていてよ、隣同士的でよ…」
スウェナ「宿坊の方だと、繋がってはいないのよね…」
シロエ 「やっぱり、お坊さんの家だからでしょうか?」
キース 「当然だろうが、本堂と坊主は、セットものだ」

大規模な寺でない限り、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「普通、庫裏から、傘を差さずに行ける構造で…」
ジョミー「家の一部って言える感じだよね?」
キース 「そうなるな。家族のために飯を炊いたら、即…」

本堂に運んで、御本尊様方に、お供えしないと、と副住職。

キース 「坊主の家で飯を炊くのは、本堂用が最優先だぞ」
一同  「「「うーん…」」

そこまで生活に密着なのか、と溜息しか出ない環境。

Aブルー「じゃあさ、ぼくがホントに呼ばれたら…」
キース 「何か?」
Aブルー「大人しくしてるだけだと、済まないわけ?」

お寺ライフだよね、とソルジャーの問い。

Aブルー「それとも、他のみんなと違って、ゲストだし…」
キース 「労働の方は、免除されるが…」
シロエ 「朝晩のお勤め、ついて来るんですね?」
キース 「親父にしたって、期待してるぞ」

坊主じゃないのは承知なんだが、とキース君、目がマジ。

キース 「礼儀作法が、しっかり出来上がっていて…」
シロエ 「立ち居振る舞いが、会長並みのつもりですね?」

イメージだけの思い込みで、とシロエ君。

シロエ 「会長、キース先輩の家だと、うんと優雅で…」
サム  「上品な雰囲気、黙っていたって滲み出るしよ…」

銀青様はダテじゃねえよな、と言ってますけど。
同列だと…?


2026/05/22 (Fri)



☆イメージでドリーム


GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない環境。
地上にも欲しくなるわけで、キース君の家も来ないそうで。

Aブルー「待ってよ、ぼくは上品とかとは、正反対でさ…」
シロエ 「そう聞いてますよね、イメージが大切すぎて…」
サム  「青の間から、そうそう出ねえようにってよ…」
ジョミー「言われてるらしいよね、本性を見せたらアウト」

その点、ブルーは使い分けるし、とジョミー君、クスッと。

ジョミー「はじけてる時と、銀青様モード、完全に別だよ」
サム  「俺たちだって、この目で見てなきゃ信じねえぜ」
スウェナ「スイッチ、キッチリ切り替わるのよね…」

あれは芸だわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「多分、お茶を点てたりしたら、絶品でしょ?」
ブルー 「言われるまでもないね、心得事だし」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「坊主は、茶道と縁が深いぞ」

大抵の宗派は、必須で教わる、とキース君、キッパリ。

キース 「俺にしたって、ガキの頃から仕込まれたし…」
サム  「マジかよ、大学に行ったら、授業あるってか?」
キース 「授業どころか、家元に行って実習もセットだ」
一同  「「「うわー…」」」

ガチすぎるヤツだ、と全員の視線が生徒会長に集中。

シロエ 「すると会長、とても優雅に点てられるんですね」
キース 「恐らくな。親父も、一度、拝見したいと…」
ブルー 「ぼくは御免だね、なんだって、お点前なんか」
キース 「そう言うだろうし、親父が点てて、一服…」

お出しする席を設けたいそうだが、とキース君の苦笑。

キース 「断られるのが見えているから、言い出せん…」
ブルー 「即レスで、却下させて貰うよ」

そういった席は最低限で充分、と生徒会長。

ブルー 「そっくりさんで、我慢してくれたまえ!」
キース 「実は親父も、その気でいるわけで…」
シロエ 「その人を呼んで、お茶席ですか…?」

アドス和尚の野望なんですね、と聞いてますけど。
お茶席…?


2026/05/23 (Sat)



☆先走るイメージ


GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来なくて最高。
地上にも欲しい環境ですけど、キース君の家が該当する件。

キース 「親父的には、そっくりさんでもオッケーだしな」
シロエ 「あくまで、ビジュアルを重視でしょうか…?」
キース 「見た目通りだと、思い込んでやがるぞ…」

ブルーと同じで、切り替えられるタイプ、とキース君。

キース 「たとえ内面がどうであろうが、外面が良くて…」
サム  「立ち居振る舞いにしても、いけるわけな?」
キース 「ブルーのイメージが強すぎるせいで、同列で…」

ハイレベルの礼儀作法を持っている気だ、と深い溜息。

キース 「俺にしたって、否定するには、自分の恥をだ…」
ジョミー「暴露するしかないもんねえ…」
シロエ 「他の話をしてみたとしても、何処かで話が…」
スウェナ「キースと繋がってしまいそうよね…」

厄病仏コンビなんだから、とスウェナちゃんも。

スウェナ「イメージだけが先走っていても、仕方ないわね」
キース 「だから現在進行形で、放置していて…」
シロエ 「アドス和尚の野望だけが、膨らむんですね?」
キース 「お茶席にお招き出来たらいいんだが、と…」

おでましを待っている状態だ、とキース君の激白。

キース 「日常的には忘れてやがるが、最近、抹茶味の…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ スイーツとか、増えてるよね!」
ブルー 「海の向こうでも大流行で、国内の抹茶の値段…」

上がり続けているからね、と生徒会長も。

ブルー 「アドス和尚が思い出す切っ掛け、多そうだよ」
キース 「檀家さんから頂く品にも、抹茶風味が…」

増えているのが現状で、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「お茶席を設ける野望も、今や膨らむ一方だぞ」
サム  「やっぱ、招待すべきなんでねえの?」
シロエ 「お茶席だけに、正座でしょうけど、出席します」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

お茶席もセットで合宿なのかい、と悲鳴ですけど。
実現しそう…。


2026/05/24 (Sun)



☆楽らしいゲスト


GWはシャングリラ号だった面々、安全圏というのを認識。
迷惑な人が来ない環境、キース君の家も同じで合宿の話が。

キース 「シロエもサムも、庫裏で暮らす気あるんだな?」
ジョミー「ぼくも数に入れてよ!」
スウェナ「私も入るわ、だって、この人、来るんでしょ?」
マツカ 「ぼくは最初から、異議はありません」

皆さんの意見に従うだけです、とマツカ君の声で全員一致。

サム  「よっしゃ、全員、揃ったぜ!」
ブルー 「申し訳ないけど、ぼくは遠慮させて貰いたいね」
キース 「かまわん、そっくりさんがいれば充分だ」

銀青様をお招きすると、色々と厄介で、とキース君、即答。

キース 「茶席にお招きするとなったら、道具類とかを…」
マツカ 「揃えなくてはいけませんしね…」
一同  「「「えっと…?」」」

何か特別な道具でも、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「キース先輩、お茶を点てるの、泡立て器的な…」
サム  「茶筅だっけか、アレと茶碗でよ…」
スウェナ「足りるんじゃないの、揃えるって、何を?」
マツカ 「正式な席だと、そういう道具も重要なんです」

名のある道具を使わないと、とマツカ君の説明が。

マツカ 「抹茶を掬う、匙みたいなのにも、銘があります」
一同  「「「は?」」」
キース 「本当のことだ…。その辺の市販品では…」
マツカ 「失礼になってしまうんですよ…」

お茶席のテーマに合わせて揃えるんです、という解説。

マツカ 「床の間の掛軸も、生け花とかも統一ですね」
一同  「「「うーん…」」」
キース 「分かったか? 俺が奔走する羽目になるんだ」
シロエ 「そうなると、嫌なの分かります…」

そっくりさんなら、要らない手間なんですね、とシロエ君。

シロエ 「どうせ、ぼくたちにだって、分かりませんし…」
キース 「俺としては、こいつを招く方が楽でいいんだ」
Aブルー「そう言われても…!」

お茶席なんて出たこともないよ、と引いてますけど。
本気…?


2026/05/25 (Mon)



☆お茶席とマナー


GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない安全圏。
地上にも欲しい所ですけど、浮上したのがキース君の家で。

ブルー 「最低限の作法だったら、教えるけれど?」
Aブルー「作法って、何さ!?」

お茶の飲み方にマナーでも、とソルジャー、裏返った声。

Aブルー「確かに、音を立てちゃダメとか、そういうの…」
シロエ 「向こうの世界で言われてるんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

ニューイヤーのパーティーの前に、長老たちが、と呻く人。

Aブルー「乾杯だったらバレないんだけど、その後がさ…」
サム  「飲みまくった挙句に、音がするのかよ?」
Aブルー「美味しそうなカクテル、ストローつきだと…」
一同  「「「あー…」」」

それは確かに、と納得の理由。

シロエ 「厳しいですねえ、この国と基本が違いますね…」
ジョミー「外国の人だと、お蕎麦をすする音もさ…」
マツカ 「不快な音に聞こえますから、NGですね…」

外国からのゲストには気を遣います、とマツカ君も。

マツカ 「お召し上がりには、なりたいわけですし…」
サム  「なんか面倒な世界だよなあ…」
Aブルー「分かるよ、ぼくもマナーは大嫌いでさ…」

お茶席なんて、とソルジャーが震わせる肩。

Aブルー「音を立てずに飲めとか、言われたって…」
キース 「違う、真逆だ!」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「茶道の世界は、音を立てる方が礼儀で…」

何回、音を立てて飲むかがマナー、と生徒会長。

ブルー 「せめて、その辺だけでも、心得ておきたまえ」
キース 「そうだな、親父を幻滅させたくないし…」
ぶるぅ 「んとんと、お抹茶、用意した方がいい?」

教えるんなら実地だよね、と料理上手なお子様の提案。

ぶるぅ 「持って来るから、ブルー、点ててあげて!」
キース 「それはいい。銀青様のお点前を拝見出来るな」
ブルー 「そうだね、みんなも…」

ついでに飲んでくれたまえ、と言ってますけど。
お点前…?


2026/05/26 (Tue)



☆本格的なマナー


GWはシャングリラ号だった面々、安全圏が欲しいわけで。
迷惑な人が来ない場所が安全圏、キース君の家は来ない件。

シロエ 「えっと…。お茶って、ぼくたちも練習ですか?」
ブルー 「そんなつもりじゃないけど、キース、どうかな」
キース 「ついでなんだし、仕込んでくれると有難い」

親父が喜ぶ筈だからな、とキース君が見回す部屋。

キース 「お前たちにしても、其処の馬鹿に負けたくは…」
サム  「あっ…! 俺たちも作法が身についてねえと…」
シロエ 「誰かさんの方が、格が上って勘定ですよね…」
ブルー 「確実に、比べられると思うよ」

どうするんだい、と生徒会長の問い。

ブルー 「お望みだったら、足の運び方から教えるけど?」
ジョミー「ええっ、歩き方まで決まってるわけ?」
ブルー 「茶室は畳で分かりやすいし、構造も共通で…」
キース 「他所へ行っても通用するから、出来たようだな」

畳を何歩で通り過ぎるか、とかが決まっている、と説明が。

キース 「習うんだったら、此処にも茶室があったよな?」
ブルー 「使ってないけど、存在してるね」
ぶるぅ 「んとんと、お茶室、使うことにするの?」
ブルー 「本格的にやってみようか、キースの意見は?」

此処でお茶を点てるだけか、お茶室に行くか、と生徒会長。

ブルー 「ぼくは、どっちでも構わないけど?」
キース 「あんたがいいなら、茶室の方で頼みたいが…」
ブルー 「オッケー! 当日は出ない分、お茶の世界を…」

みんなと楽しんでおきたいね、とニコニコと。

ブルー 「そうと決まれば、キース、テーマは?」
一同  「「「は?」」」

何故にテーマ、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「テーマというのは、何なんです?」
キース 「茶席の趣向だ、主題とでも言うか、全体的に…」
マツカ 「同じ主題で揃えるんです、道具類とかですね」
Aブルー「飲み方だけでいいって!」

本格的なのは遠慮したいよ、と叫んでますけど。
ガチで練習…?


2026/05/27 (Wed)



☆お茶席とテーマ


GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない安全圏。
地上にも欲しいわけで、キース君の家で合宿な計画でして。

シロエ 「この人が嫌がるんだったら、本格派でしょうか」
サム  「正直、俺も遠慮してえけど、事情がよ…」
ジョミー「嫌がるイベなら、やるべきだよね?」
スウェナ「そもそも、元老寺に誘った時点で、そうでしょ」

前夜祭なノリで嫌がらせよ、とスウェナちゃんもプッシュ。

スウェナ「お茶室で懲りてくれたら、安全圏になるわよ?」
シロエ 「あっ、この人が来たら、お茶室に行くんですね」
スウェナ「毎回やるのは、キツイけれども、たまになら…」
ジョミー「ブルーがお茶を点てると言ったら、逃げそう…」

いいと思うよ、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「安全圏な場所が増えるし、本格的にさ…」
サム  「やってくれよな、テーマも決めてよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

元老寺に行く前に、ゲームオーバーしそう、という悲鳴。

Aブルー「聞いてるだけでも、キツそうだしさ…」
ブルー 「心得事だし、我慢したまえ」
キース 「親父も、大いに期待してるし…」

是非とも作法を学んで欲しい、とキース君、ズイと。

キース 「ぶるぅ、茶室の用意をしてくれ」
ぶるぅ 「オッケー! テーマは何にするの?」
ブルー 「何にしようか、五月だしね…」
キース 「端午の節句は過ぎてしまったし…」

何にすべきか、とキース君が顎に当てる手。

キース 「青葉でいくのも、いいと思うが」
Aブルー「それなら分かるよ、初ガツオだよね?」
シロエ 「素人のぼくでも、違うと思いますけど?」
Aブルー「青葉なんかは、食べられないしさ…」

初ガツオの方だと思うんだけど、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「初ガツオをメインに、やるわけだろう?」
キース 「ここまで馬鹿だと、やり甲斐があるな」
ブルー 「正直、ぼくも楽しみだねえ…」

青葉でいこう、とゴーサインですけど。
お茶室で、お点前…。


2026/05/28 (Thu)



☆料理付きで茶席


GWはシャングリラ号だった面々、安全圏だったのが宇宙。
迷惑な人が来ないわけでして、キース君の家もそうだとか。

ぶるぅ 「んとんと、お茶室の準備、青葉でいいよね?」
ブルー 「初ガツオなんて、有り得ないテーマだしね」
キース 「まったくだ。精進料理とも繋がりがあるし…」

茶懐石料理のルーツは寺だぞ、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「流石に、今日は料理までは出ないだろうが…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ やるんだったら、用意するよ!」
ブルー 「嫌がらせを極めるためだし、それもいいかもね」

みんなはどうする、と生徒会長の問い。

ブルー 「本格的なヤツだと、料理も出るわけで…」
一同  「「「ええっ!?」」」

お点前だけじゃないのか、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「会長、料理って、どんなヤツなんです?」
ぶるぅ 「んーとね、見た目重視で、上品で…」
キース 「量も少なくて、おかわりなんぞは無い」
一同  「「「うーん…」」」

聞いただけでも厳しそうだ、と考え込むしかない料理。

Aブルー「あのさ…。その料理に、初ガツオは?」
キース 「あるわけなかろう、さっきも言った通りで…」
ブルー 「ルーツは精進料理なんだよ、使うとでも?」

使うとしたら青葉になるね、と生徒会長。

ブルー 「ぶるぅ、今日の趣向は青葉だから…」
ぶるぅ 「青葉が映えるお料理、揃えるんだね?」
キース 「菓子の方も、青葉で頼みたい」
ぶるぅ 「オッケー!」

今から急ぎで頼んで来る、と扉の方へ。

ぶるぅ 「人数分でいいのかな?」
ブルー 「お土産用にも、頼んでくれるかな?」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「普段のお菓子には、使っていない店だよ?」

記念のお土産用に、と生徒会長、ニッコリ。

ブルー 「受注生産で、頼んだ分しか作らないからね」
Aブルー「それはいいけど、怖そうな気しかしなくって…」

ぼくはどうなってしまうわけ、と聞いてますけど。
ゲストですよね?


2026/05/29 (Fri)



☆ゲストには上席


GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が現れない世界。
安全圏だったわけで、キース君の家も同じ条件という事情。

キース 「具体的には、茶席のマナーを仕込まれるわけだ」
ブルー 「料理まで用意するとなったら、手抜き無しだね」

正式な席でも通用するレベルに仕上げる、と生徒会長。

ブルー 「反対な人がいたら、手を挙げてくれたまえ」
シロエ 「えっとですね…。巻き添え組はどうなります?」
サム  「正座さえしてりゃ、他はお目こぼしかよ?」

まさか俺たちもマナーを学ばされるんじゃあ、という質問。

サム  「大学の授業は諦めるしかねえんだけどよ…」
スウェナ「今のところは、遠慮したいわけね?」
ジョミー「そう言うスウェナは、どうなのさ?」
スウェナ「ちょっとくらいは、知りたい気もするけれど…」

お茶席つきのイベもあるでしょ、とスウェナちゃんの言。

スウェナ「舞妓さんが運んで来るとか、お寺の庭とかを…」
Aブルー「拝観しながらのヤツなら、ノルディと一緒に…」
サム  「経験済みなら、いいじゃねえかよ」
キース 「雰囲気は知っているんだな?」

しかし、とキース君、腕組み。

キース 「ああいった席は、外国からの観光客も多いし…」
ブルー 「作法なんかは、知ってなくても済む世界でさ…」

君だって浮かなかっただろう、と生徒会長、ピシャリと。

ブルー 「とにかく、キースの家で、お正客を…」
キース 「勤められる程度までには、なって欲しいね」
一同  「「「は?」」」

何の話だ、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「お正客って、何のことですか?」
マツカ 「メインゲストですけど、作法は必須になります」

お手本的な立場ですから、とマツカ君の苦笑い。

マツカ 「心得がある人にしたって、緊張しますよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
キース 「親父が、末席に回すとでも?」
ブルー 「お正客だね」

頑張って勤めてくれたまえ、と笑顔ですけど。
出来るんですか…?


2026/05/30 (Sat)



☆逃げるなら茶室


GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない場所。
地上にも欲しくなるわけで、浮上したのがキース君の家で。

Aブルー「そんなの無理だし、末席でいいってば!」
シロエ 「いえ、一番のゲストですしね」
ジョミー「最高の席に行くのがいいと思うよ」
サム  「そうだぜ、キースの親父さんも期待してるしよ」

作法を覚えて行くべきだぜ、とサム君も。

サム  「覚えといても、損はねえしよ」
Aブルー「損してもいいから、末席を希望なんだよ!」
スウェナ「何を言うのよ、名誉な席なんでしょ?」
Aブルー「末席にしてくれるなら、行ってもいいけど…」

此処で練習も要らなさそうだし、とソルジャー、逃げ腰。

Aブルー「お茶はともかく、料理とかは気になるしさ…」
キース 「本当に、末席でいいんだな?」
Aブルー「それでお願い! もちろん今日もね!」

一番の席は、君かマツカに譲るから、と謙虚な姿勢。

Aブルー「キースもマツカも、楽勝だよね?」
キース 「分かった。ブルー、こいつがトリになるそうだ」
ブルー 「オッケー! ぶるぅ、お菓子の注文をね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 青葉で多めに作って貰うね!」

お土産用に、と跳ねてゆくお子様。

ぶるぅ 「何個がいいかな、お土産、みんなの家族分だし」
キース 「トリのこいつには、褒美用に、多めがいいかと」
ブルー 「あれはあれで、難しい席だしね」
一同  「「「は?」」」

なんで末席が、と皆がポカーン。

Aブルー「もしかして、末席、難しいのかい…?」
キース 「茶席の締めくくりは、其処になるしな」
ブルー 「お正客の次くらいには、緊張する席だよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

お茶席の話は無しに出来るかな、とソルジャー、真っ青。

Aブルー「キースの家に出掛ける話も、無かったことに…」
シロエ 「マジですか?」
サム  「茶室、安全圏らしいぜ、最高だよな」

次から茶室だ、と盛り上がってますけど。
今月、これにて中継終了~。


2026/05/31 (Sun)





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☆安全圏だった船


さて、5月。GWはシャングリラ号で過ごした、御一同様。
週末は生徒会長宅に集って、思い出話などに興じてまして。

シロエ 「あの船、やっぱり、最高ですよね!」
サム  「機械弄りが趣味なヤツだと、俺たち以上によ…」
ジョミー「楽しいだろうね、お目にかかれない系のさ…」

機械が詰まった宇宙船だし、とジョミー君が眺める窓の方。

ジョミー「ワープドライブの仕組みなんかは、謎だしさ…」
キース 「仕方なかろう、別の世界の宇宙船だしな…」
ブルー 「とはいえ、船のクルーは把握してるよ」

日常生活と乖離しすぎているらしいけれどね、と生徒会長。

ブルー 「シャングリラだと、当たり前の暮らしがさ…」
シロエ 「地球じゃ、通用しませんからねえ…」
サム  「通信用のシステムからして、大違いでよ…」
ジョミー「内線呼び出し、サイオンを使うらしいよね…」

個人的なヤツじゃなくって、力を纏めて、という相槌。

ジョミー「増幅用の機械は要るけど、エネルギーはさ…」
サム  「とんでもねえレベルで、要らねえってな…」
キース 「異世界の技術の塊というのは、それだけでも…」

分かるんだが、とキース君が顎に当てる手。

キース 「それだけの船を持っていながら、あの馬鹿は…」
ジョミー「入りびたりっていいほど、こっちに来るよね…」
シロエ 「そういう意味でも、シャングリラ号、最高です」

あの船にだけは来ませんから、とシロエ君、ニッコリ。

シロエ 「自分の仕事を、連想させるせいでしょうねえ」
サム  「なるほどなあ…。殆ど同じと聞いているしよ」
ジョミー「非現実の世界を楽しむどころか、真逆でさ…」
ブルー 「来たくないのは、火を見るよりも…」

明らかだよね、と生徒会長も。

ブルー 「かと言って、ぼくたちが引っ越すわけにも…」
シロエ 「いきませんよね、宇宙船では…」
キース 「安全圏なら、地上にもあると思うが?」

俺が思うには、と数珠レットを繰ってますけど。
何処に…?


2026/05/01 (Fri)



☆安全圏なら学校


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
シャングリラ号の良さを語る間に、安全圏な話になった今。

ジョミー「地上にも安全圏って、学校のことだよね?」
サム  「そういや来ねえな、学校も、ぶるぅの部屋も」
シロエ 「結界なんかは、張っていないと思いますけど」
ブルー 「張っていないね、一般の学校と変わらないよ」

セキュリティーはキチンとしてるけれどさ、と生徒会長。

ブルー 「魔物なんかは想定外だし、結界は不要ってね」
サム  「一種の魔物みてえなモンでは、あるけどよ…」
シロエ 「結界が無いなら、入れますよね…」
ジョミー「理由は謎だけど、来ない事だけは確実!」

これだけの年数、付き合っていても、来ない、という指摘。

ジョミー「とはいえ、学校で暮らすのも、キツそうだし…」
サム  「寮の方でも、出ねえだろうとは思ってもよ…」
シロエ 「何が悲しくて、寮生活になるんですか…」
スウェナ「男子寮と女子寮、離れてる上、門限とかも…」

容赦なく存在しているわよね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「食事にしたって、寮生、全員、同じメニューよ」
シロエ 「アレルギーの有無で、分かれる程度でしょう」
サム  「正直、入りたくはねえぜ…」
キース 「修行道場よりはマシだが、俺も遠慮したい」

ヌシもいるしな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「とんでもない年数、在籍している大先輩が…」
サム  「欠席大王の、ジルベールとかだよな…」
ジョミー「番を張ってるらしいっていう、噂だよね…」
シロエ 「特別生な身分は、ぼくたちも同じですけど…」

勝てる気が全くしませんよ、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「寮生活を始めるくらいだったら、現状維持で…」
サム  「ババはキースに丸投げしといて、円満によ…」
ジョミー「暮らしてくのが、いいと思うよね…」
キース 「なんてヤツらだ、泣けて来る…」

俺を犠牲にするつもりか、と唸ってますけど。
既にそう…。


2026/05/02 (Sat)



☆紹介だそうです


毎年恒例、GWはシャングリラ号で過ごした面々ですけど。
シャングリラ号に来ないのが、迷惑すぎる人だという事実。

キース 「俺に丸投げすると言うなら、紹介しないぞ」
一同  「「「は?」」」

何を、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「紹介しないって、誰を誰にですか?」
ジョミー「多分、誰にの方は、ぼくたちじゃないかな?」
スウェナ「文脈としては、そうなりそうよね」
サム  「けどよ、今の話と、どう繋がるんだよ?」

話が全く見えて来ねえぜ、とサム君が広げる両手。

サム  「俺たちがしてたの、安全圏の話だったよなあ?」
ジョミー「シャングリラ号と学校だけは、来ないってね」
シロエ 「両方に共通している人なら、紹介は不要ですよ」
スウェナ「ブルーと、ぶるぅになるものね…?」

他は教頭先生だとか、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「ブリッジクルーだと、ゼル先生に、ブラウ先生」
サム  「グレイブ先生みてえに、無関係な先生もよ…」
シロエ 「いるわけですから、ブルーと、ぶるぅが…」

ガチで共通項なんだと思います、とシロエ君の分析。

シロエ 「わざわざ、紹介して貰わなくても、知ってます」
ジョミー「ぼくたち全員、長いお付き合いだしね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 入学式の日からだもんね!」

付き合いの長さは、みんなおんなじ、と跳ねるお子様。

ぶるぅ 「ぼくのお部屋も、出入り自由だもーん!」
サム  「キースが言う意味、分からねえぜ?」
シロエ 「本当に…。あっ、もしかして…!」

若干一名、忘れていました、とシロエ君が小さくする声。

シロエ 「学校とも、シャングリラ号とも、共通な人で…」
サム  「先生以外に、誰かいるのかよ?」

思い当たる人がいねえぜ、とサム君が見回す部屋の中。

サム  「誰かいたっけ、思い付かねえよ…」
シロエ 「思い出したくない気持ちは、分かりますけど…」

本当に一人いるんですよ、と言ってますけど。
誰のことだと…?


2026/05/03 (Sun)



☆紹介される人物


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
シャングリラ号の思い出を語る間に、安全圏というブツが。

ジョミー「いったい誰が、共通なわけ?」
サム  「学校と、シャングリラ号とを、掛け持ちでよ…」
スウェナ「こなす人って、全員、知っている筈よ?」
シロエ 「嫌というほど、ご存知かと思いますけど…」

校医ですから、とシロエ君が指差す学校の方向。

シロエ 「自分の病院、持ってますから、普段は他所で…」
ジョミー「それって、例のエロドクターじゃあ?」
シロエ 「他に誰がいますか、校医ですよ?」
一同  「「「うーん…」」」

確かに忘れがちではある、と納得せざるを得ない人物。

サム  「でもよ、あいつ、迷惑なヤツと仲良しでよ…」
ジョミー「お小遣いを貢いで、デート三昧だよ?」
スウェナ「安全圏の逆なヤツでしょ、どう考えても…」
シロエ 「そうなんですけど、他に心当たりが皆無で…」

紹介が要るような人を知りません、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「お医者さんだと、お坊さんとも繋がりが…」
サム  「だよなあ、仏様が出たら、お世話になるしよ…」
ジョミー「もしかして、キース、個人的にさ…」

知り合いだったりするのかな、とジョミー君も。

ジョミー「別荘、沢山、持ってるらしいし…」
シロエ 「中には、例の人が避けている場所があるかも…」

しれませんしね、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「イマイチ水が合わないだとか、そういうので」
一同  「「「あー…」」」

無いとは言えないケースかも、と考え込んでいる面々。

ジョミー「水の問題、割と大きいらしいね」
シロエ 「合わない場所だと、温泉とかもダメですし…」

そういう別荘、紹介かもです、とシロエ君の説。

シロエ 「キース先輩、合っていますか?」
キース 「なんだって俺が、あんな野郎と…!」
ジョミー「違うんだったら、誰を…?」

紹介してくれるつもりなわけ、と聞いてますけど。
誰を…?


2026/05/04 (Mon)



☆同業者だそうです


GWはシャングリラ号だった面々、生徒会長宅に集う週末。
迷惑な人が来ない世界で過ごしたわけで、安全圏ですけど。

サム  「お前、意外に顔が広いんだけどよ…」
シロエ 「大迷惑な人が、避けて通る場所は、そうそう…」

存在しないと思うんですけど、とシロエ君が振っている首。

シロエ 「とはいえ、紹介して貰えるんなら、ババの件…」
ジョミー「キースに丸投げってヤツは、白紙撤回する!」
サム  「俺も賛成させて貰うぜ、んで、誰なんだよ?」

紹介してくれるってえ人は、とサム君の問い。

サム  「やっぱ、アレかよ、同業者かよ?」
キース 「それ以外に何か、あると思うのか?」
一同  「「「うーん…」」」

お坊さんか、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「まさか、座禅の宗派の、厳しい人でしょうか?」
ジョミー「ありそうだよね、そういうトコには、絶対に…」
サム  「来るわけねえよな、あいつら…」
スウェナ「そうなんだけど、私たちだって、遠慮したいわ」

安全安心な場所だとしても、とスウェナちゃん。

スウェナ「確か、朝ご飯、薄いお粥と、タクアンでしょ?」
シロエ 「そう聞きますよね、ついでに三食、精進で…」
サム  「何が出ようが、残せねえっていう話もあるしよ」
一同  「「「は?」」」

普通に精進料理じゃないのか、と誰もがキョトン。

シロエ 「精進料理、トンデモな料理、ありましたっけ?」
ぶるぅ 「んとんと、基本、普通だと思うの!」
ジョミー「不味いって意味なら、分かるんだけど…」
サム  「すり鉢カレーとか、桶豆腐とか、そんなんで…」

食い切れねえ量がドンと、とサム君が竦める肩。

サム  「料理担当のヤツの、匙加減でよ…」
シロエ 「嫌がらせですか、残せない世界ですよね?」
キース 「残そうものなら、後で呼び出し、古参が怒鳴る」
ジョミー「じゃあ、嫌がらせ…」
サム  「伝統的な行事らしいぜ…」

新入り用の歓迎イベで、と言ってますけど。
歓迎イベ…?


2026/05/05 (Tue)



☆怖すぎる歓迎イベ


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
大迷惑な人を避けられる安全圏について、お坊さんな説が。

シロエ 「歓迎イベで、無理やり食べさせるんですか?」
サム  「座禅の宗派の伝統、考えてみれば分かるぜ」
ジョミー「どういう意味さ?」
サム  「三食、粗食で、量だって少しだけでよ…」

おかわり出来ると思うのかよ、とサム君の問い。

サム  「キースの宗派にしたって、変わらねえぜ」
ジョミー「ちょ、マジで!?」
サム  「キース、そうだよなあ?」
キース 「修行道場の食事は、その通りだった」

大柄だろうが、小柄だろうが、量は同じだ、とキース君。

キース 「幸い、俺は標準体形で、助かったんだが…」
シロエ 「それでも、道場明けにマックでしたよね?」
キース 「行ったまではいいが、ヘビーすぎてだ…」
ジョミー「お目当てだったヤツは、ダメだったんだっけ…」

胃袋が縮んだ結果だよね、とジョミー君、肩をブルッと。

ジョミー「修行道場、ぼくは絶対、行かないってば!」
キース 「まあ、その話は、横に置いてだ…」
サム  「歓迎イベってヤツを聞けよな」

いわゆる大盤振舞いだぜ、とサム君の言。

サム  「おかわりも出来ねえ世界で、食い放題で…」
シロエ 「残せないなら、食べ放題とは言えませんよ!」
スウェナ「ビュッフェにしたって、好きな量だけ食べて…」

お腹一杯になったらオッケーなのよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「普段の食事が少ないからって、残せないのは…」
ジョミー「嫌がらせだよね…」
サム  「歓迎イベの時期ってヤツが、大切でよ…」

ハードな修行の前にあるらしいぜ、とサム君、フウと溜息。

サム  「体力勝負の修行になるから、食いだめでよ…」
シロエ 「すり鉢カレーって、サイズですか?」
ジョミー「まさか、桶豆腐も?」
サム  「すり鉢も、桶も、器で、ドンと盛られてよ…」

全部食うしか、と恐ろしいイベらしいですけど。
怖すぎ…。


2026/05/06 (Wed)



☆保証される食事


GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと認識。
けれど引っ越せないわけで、安全圏は地上にもあるそうで。

シロエ 「そんな所が安全圏でも、困りますから!」
ジョミー「ぼくたちが行った場合は、新入り扱いだしね…」
サム  「キースの紹介だったら、違うかもだぜ」
スウェナ「歓迎イベは無いにしたって、行きたくないわよ」

座禅の宗派のお寺なんて、とスウェナちゃん、キッパリ。

スウェナ「三食、粗食は、変わらないでしょ?」
サム  「寺でやってる宿坊とかだと、マシな筈でよ…」
シロエ 「ホテルを持ってるトコもあるのは、話だけは…」
ジョミー「聞いたことはあるけど、どうなのかな…」

やっぱり精進料理なんじゃあ、とジョミー君の悪い顔色。

ジョミー「紹介されても、安全圏でも、食事は大事でさ…」
キース 「その点だったら、保証するが?」
一同  「「「は?」」」
キース 「特に希望を出さない限りは、飯は普通で…」

フライなんぞも、普通に出るが、とキース君の太鼓判。

キース 「強いて言うなら、朝飯にパンが出ない程度で…」
シロエ 「縛りがあるのは、其処だけですか?」
キース 「基本、昼食は出していないが、連泊の場合は…」

厨房の方で、簡単なものを、という説明。

キース 「凝った料理を作らないだけで、うどんとか…」
サム  「蕎麦とか、丼かよ?」
キース 「そういうことだな、精進料理にも限らんし…」

飯の事情は心配無用、とキース君。

キース 「もちろん、飯はおかわり出来るぞ」
シロエ 「本当ですか!?」
キース 「料理の方も、多めに作ってあるものだから…」
サム  「頼めば、追加、出て来るわけな?」

実費程度で、とサム君の問い。

サム  「それとも、追加、まさかのタダ飯かよ?」
キース 「残しておいても、傷むだろうが」
ジョミー「其処に紹介してくれるわけ?」
キース 「まあな…」

お前たちが希望するのなら、と言ってますけど。
好条件なのでは…?


2026/05/07 (Thu)



☆避けて通る場所


GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏だったことを認識。
とはいえ引っ越すのは無理で、キース君が地上で提供な話。

シロエ 「本当に、あの人、来ないんですね?」
キース 「長い年月、ヤツを見てはいるが、明らかに…」

避けているぞ、とキースが繰る数珠レット。

キース 「御本尊様の目がある場所では、キツイのかもな」
シロエ 「お寺には、欠かせないのが、御本尊様ですしね」
サム  「罰が当たりそうで、避けてやがるとか?」
キース 「理由は知らんが、用があっても、済み次第…」

着発で消えていることは保証する、と頼もしい言葉。

キース 「着発どころか、姿も見せない勢いで消えるな」
サム  「いいじゃねえかよ!」
シロエ 「正真正銘、安全圏に違いないです!」
ジョミー「紹介してくれる見返り、何か要るのかな?」

ぼくたちも、お小遣いは少なくて、とジョミー君の問い。

ジョミー「学校の宿題とかでも、頭はキースの方がさ…」
シロエ 「遥かにいいとは言いませんけど、勝てません!」

ぼくも頭脳には自信があるんですが、とシロエ君の苦笑い。

シロエ 「勝負となったら、負けるんですよね…」
サム  「シロエでダメなら、俺が敵うわけがねえよ」
スウェナ「紹介の条件、何なのよ?」
キース 「コレと言うヤツは、特に無いな」

朝の掃除でも手伝って貰えれば、という答え。

キース 「掃き掃除とか、雑巾がけとか、単純な作業で…」
一同  「「「あー…」」」

お寺だったら、ありがち、と誰もが納得。

サム  「んじゃよ、宿泊料とかは、掃除で払うのかよ?」
キース 「そうだが?」
ジョミー「お金は、払わなくていいんだ?」
キース 「もちろんだ」

食費も、労働だけで支払い可能、とキース君、キッパリ。

キース 「それで、紹介を希望するのか?」
シロエ 「例の迷惑な人が、避ける場所でしょう?」
サム  「美味しすぎるぜ!」

紹介して貰うべきだよな、と見回してますけど。
反対の声は…?


2026/05/08 (Fri)



☆嫌すぎる安全圏


GWはシャングリラ号だった御一同様、安全圏だった宇宙。
迷惑な人が来ないわけでして、そういう場所があるそうで。

ジョミー「紹介して貰うしかないってば!」
シロエ 「労働の方は我慢しますよ、普通っぽいですし」
サム  「そういや、その点、聞いてねえよな…」

ヘマをやったら、お仕置きかよ、とサム君、肩をブルッと。

サム  「寺な以上は、容赦しねえってか?」
キース 「無いと思うぞ、身内じゃないしな」
一同  「「「は?」」」

身内とは、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「あのぅ…。お寺の修行は、他所へ出ますよね?」
ジョミー「自分の家では、出来ないって聞くよね」
サム  「厳しい宗派だと、数年間は、家を離れる筈だぜ
スウェナ「修行を始める前だと、家にいそうよ?」

中学生とか、とスウェナちゃんの意見。

スウェナ「その頃だったら、失敗した時は、雷かもよ」
キース 「家によるんだろうが、俺の場合は厳しかったな」

しかし…、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「ゲストとなったら、手加減するかと…」
一同  「「「ゲスト!?」」」

まさか、と声がひっくり返った全員。

シロエ 「紹介するって、先輩の家のことですか!?」
サム  「宿坊、やっていたよな…」
ジョミー「キースの家が、安全圏!?」

そんな馬鹿な、と皆がドン引き。

スウェナ「ババを引きまくる人の家が、安全なわけが…」
シロエ 「あるわけないです、冗談でしょう!」
キース 「だが、本当に姿を見せないか、着発で…」

用だけ済ませて退散するぞ、とキース君、目がマジ。

キース 「よほど苦手な場所で、避けてやがって…」
シロエ 「先輩の家で、暮らすんですか…?」

朝晩、お経を読んだりして、とシロエ君の悪い顔色。

シロエ 「あんまり嬉しくないんですけど…!」
キース 「嫌なら別に、来なくてもいいが?」
一同  「「「うーん…」」」

どうするべきか、と考え込んでしまってますけど。
難問…。


2026/05/09 (Sat)



☆郊外で宿坊ライフ


GWを宇宙で過ごした御一同様、宇宙は安全な場所と判断。
迷惑すぎる人が来なくて最高ですけど、地上にもあるとか。

ジョミー「キースの家って、アルテメシアの郊外だっけ…」
シロエ 「割と不便で、バスの本数だって、少ないですね」
サム  「行く時、時刻表のチェック、欠かせねえよな」
スウェナ「乗り損ねたら、次のバスが来るまで、バス停…」

市街地だったら有り得ないわ、とスウェナちゃんの溜息。

スウェナ「同じようなルートを走るバスとか、あるでしょ」
サム  「あの辺りには、ソレもねえしよ…」
シロエ 「最寄りのコンビニ、徒歩圏外でしょう?」
キース 「失礼なことを言うな、立派に徒歩圏内だ!」

小学校と同じくらいの距離だぞ、とキース君の反論。

キース 「スクールバスなどがある、ド田舎とは違う!」
ジョミー「歩いて通っていたってことだよね?」
キース 「当然だろうが!」

断じて不便な田舎ではない、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「宿坊にしても、隠れ里とは呼ばれていないぞ」
シロエ 「そうかもですけど、色々とですね…」
サム  「考えちまうトコはあるよな、安全圏でもよ…」
マツカ 「あの…。よろしかったら、通学用に車を…」

御用意させて頂きますが、とマツカ君の控えめな申し出。

マツカ 「部活のある方と、帰宅組とで、分けてですね…」
ジョミー「有難いけど、その話、受けたら、確定だよね…」
シロエ 「そうなるでしょうね、宿坊ライフで…」
サム  「毎朝、本堂と境内の掃除で、お勤めつきでよ…」

宿坊と言うより、お寺ライフだぜ、とサム君が震わせる肩。

サム  「キースと出会った年の夏休みに、行ってよ…」
シロエ 「会長だけが、VIP待遇でしたね…」

でも、あの時は、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「掃除とかは、全く、しませんでした」
ジョミー「家に遊びに行っただけだったしね…」

だけど今度は、ガチで宿坊ライフ、と呻いてますけど。
辛そう…。


2026/05/10 (Sun)



☆設備が気になる


GWはシャングリラ号だった面々、宇宙なら安全らしい件。
迷惑すぎる人が来なくて、地上にも欲しい安全圏ですけど。

キース 「どうするつもりだ、俺の家に来るのか?」
サム  「宿坊だよなあ、庫裏じゃなくてよ」
シロエ 「宿泊用の施設ですから、マシなんでしょうか?」
ジョミー「普段、泊まるの、庫裏だしね…」

年末年始も、夏休みに最初に行った時にも、とジョミー君。

ジョミー「宿坊だったら、一人部屋とか、いけるのかな?」
キース 「設備としては、当然、シングルもアリだが」
シロエ 「お風呂とトイレは、どうなんです?」
一同  「「「あー…」」」

共用ということもありそう、と思い当たる節はドッサリ。

サム  「修行道場、風呂に入るのも、キツイらしいぜ」
ジョミー「どういう意味でさ?」
サム  「時間厳守で、汗を流せたら、御の字でよ…」
キース 「私語は禁止で、ゆっくり浸かれる時間も無いな」

洗うだけで時間切れだぞ、と経験者ならではの台詞。

キース 「他のヤツらは坊主頭で、楽勝だったが…」
シロエ 「そういえば、髪の毛、誤魔化してましたっけ…」
ジョミー「坊主頭に見えるようにさ、サイオンで…」
キース 「出来たわけだが、風呂が大変で…」

正直、髪が傷んだんだぞ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「シャンプーなんぞは、持っていないし…」
シロエ 「石鹸で洗っていたんですね?」
サム  「そりゃ、傷むよなあ…」
キース 「ついでに言うなら、時間不足で、石鹸の泡を…」」

落とし切れない日も多かった、と深い溜息。

キース 「無い筈の髪を、丁寧に洗うなど、注目の的で…」
ジョミー「それを避けるには、手早くなんだ?」
キース 「頭から、湯を、ザッとかぶって…」

それで終わりの時もあったぞ、と激白。

キース 「傷まない方が、どうかしている」
シロエ 「お気の毒です。それで、宿坊には…」

大浴場しか無いんでしょうか、と聞いてますけど。
お風呂事情…。


2026/05/11 (Mon)



☆泊めて貰える場所


GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が現れない場所。
安全圏なのが確実とはいえ、引っ越すわけにはいかない件。

キース 「ユニットバスなら、各部屋にあるが」
シロエ 「それなら、お風呂とトイレは安心ですね」
サム  「やっぱ、共用はキツイしよ…」
ジョミー「二泊三日とかなら、いけるんだけどさ…」

まるっと引越しもどきだと厳しいよね、とジョミー君も。

ジョミー「お風呂くらいは、好きな時間に入りたいしさ…」
キース 「誰が、宿坊に泊めると言った?」
一同  「「「は?」」」
キース 「寺の大事な収入源だぞ、泊まりたいなら金だ!」

正規の料金を支払って貰いたい、とキース君、目がマジ。

キース 「マツカが纏めて引き受けるにしても、割引は…」
マツカ 「無いわけですね、ぼくは気にしませんけど…」

おいくらでしょう、とマツカ君の問い。

マツカ 「広い部屋だと、やはり高めになりますか?」
キース 「そうだな。しかし、シングルも、値段の方は…」
サム  「高いのかよ?」
キース 「寺という場所で、個室は、厚かましすぎる!」

その精神で、高めに設定している、と副住職、即答。

キース 「当然、部屋の数も少ないわけで、人数分は…」
ジョミー「揃わないって!?」
キース 「スウェナ用に、一部屋、必須になるし…」

仮に、スウェナが、他の女性客と相部屋でも、と折る指。

キース 「ジョミーとサムと、マツカとシロエで四人分だ」
シロエ 「足りないんですね…?」
キース 「部屋数自体は、もっとあるんだが、長期間は…」

占拠されると、親父が怒るぞ、と出て来た、恐ろしい名前。

キース 「一泊くらいだったら、許容出来ても…」
サム  「連泊となったら、アウトなのかよ?」
キース 「普通に泊まりたい方に、ご迷惑がかかるからな」
ジョミー「それじゃ、泊めてくれる場所って、まさか…」
シロエ 「ご自宅でしょうか?」

年末年始に泊めて頂く庫裏、と質問ですけど。
庫裏ですか…?


2026/05/12 (Tue)



☆保護者が問題


GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
迷惑な人が現れない場所で、聞けば地上にもあるらしくて。

キース 「親父の目が、行き届くという点からしても…」
サム  「なんで、親父さんの名前が出て来るんだよ!」
ジョミー「泊めてくれるの、キースだよね?」
キース 「お前たち、自分の立ち位置を考えてみろ!」

俺と違って、独立していない、とキース君が突き付ける指。

キース 「俺の場合は、寺があるから、家にいるだけで…」
シロエ 「言われてみれば、社会人ですよねえ…」
キース 「俺と同じで副住職でも、嫁を貰ったら別居で…」

他所に自宅で、通うヤツもいるんだ、とキース君。

キース 「俺にしたって、高校生でなければ、今頃はだ…」
ジョミー「お嫁さんを貰って、他所にいるって!?」
サム  「そういや、昔は、家を出るってよ…」
シロエ 「言ってましたね、我慢して同居なわけですか…」

薄給なせいで独立出来なくて、とシロエ君、同情モード。

シロエ 「それに比べると、ぼくたちは親元暮らしで…」
サム  「家を出るとか、思い付かねえ感じだよなあ…」
キース 「分かったか!」

他所のお子様を預かるわけだ、とキース君が見回す部屋。

キース 「親父には、監督責任が出来るんだぞ!」
シロエ 「保護者から預かる形になるんですね…」
キース 「食わせる義務から、無茶をしないか見守りも…」

親父の役目になって来るぞ、とキース君、腕組み。

キース 「宿坊に泊めて、何かあったら親父の責任だ!」
サム  「酒の飲み過ぎで、救急搬送とかかよ!?」
ジョミー「庫裏にいたって、飲む人は飲むよ!」
シロエ 「お正月とか、無礼講ですし…」

みんな揃って飲んでますけど、とシロエ君の反論。

シロエ 「叱られた覚え、ありませんから!」
スウェナ「当たり前だろうが、親父が同席してるんだぞ!」
一同  「「「あー…」」」

監督付きで酒宴だったか、と納得するしかない理由。
ダメかも…。


2026/05/13 (Wed)



☆キツそうな庫裏


GWを宇宙で過ごした御一同様、安全な場所で生活を希望。
迷惑な人が現れない所を、キース君が紹介するんですけど。

シロエ 「庫裏に泊まるなら、制約、多そうですよね…」
サム  「個室どころか、大部屋じゃねえか…」
キース 「年末年始に、部屋の文句は聞いていないが?」

毎年、大部屋で年越しと正月で、と副住職のツッコミ。

キース 「合宿気分で盛り上がっていて、次の日の朝は…」
ぶるぅ 「お寝坊さんだよね、毎年、起こしてるもん!」

廊下を跳ねて、あけおめの挨拶、と家事万能なお子様も。

ぶるぅ 「明けましておめでとう、起床、起床ーっ!って」
ジョミー「そうなんだけどさ、アレは非日常でさ…」
サム  「大晦日と元日だけの泊まりで、帰宅するしよ…」
シロエ 「合宿気分が抜けないままで、名残惜しくて…」

帰った次の日、初詣で会うと嬉しいんです、とシロエ君。

シロエ 「ですが、庫裏での長期滞在になった場合は…」
サム  「名残惜しいどころか、早く解散したくてよ…」
ジョミー「家に帰る日、待ち遠しいよね…」
スウェナ「学校がある日は、帰れないものね…」

土日を待つしか、とスウェナちゃんの悪い顔色。

スウェナ「下手な寮より、キツイんじゃないの…?」
キース 「やかましい! 嫌ならサッサと断ってくれ!」
一同  「「「うーん…」」」

断ったが最後、次は無いな、と誰もが考え込む場面。

シロエ 「きっと、最初で最後のチャンスですよね…」
サム  「キースの機嫌を損ねちまったら、次はねえぜ…」
ジョミー「穏便に、保留とかは無理かな…」
??? 「泊まっちゃえば?」

かまわないよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「お寺ライフで、庫裏で暮らせば?」
シロエ 「何処から湧いて出たんですか!?」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間から!」
サム  「安全圏、やっぱ、欲しいぜ、こうだしよ…」

大抵の場所に湧いて出るしよ、と呻いてますけど。
その通り…。


2026/05/14 (Thu)



☆縛りのある場所


GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
迷惑な人が現れないわけで、キース君の家も同じらしくて。

Aブルー「キースの家が安全圏なのは、保障するよ」
キース 「ほら見ろ、本当だっただろう!」
一同  「「「うーん…」」」

ガチで安全圏だったのか、と分かりはしても、お寺ライフ。

シロエ 「お墨付きですけど、イイネする気になれません」
ジョミー「ぼくも…」
サム  「俺も、言った舌の根が乾いてねえけど…」

キースの家で暮らすチョイスは、ちと、とサム君も苦い顔。

サム  「安全圏ってヤツは、欲しいけどもよ…」
スウェナ「キースの家で寝泊まりするとか、無理すぎるわ」
シロエ 「朝夕のお勤めがあって、境内とかの掃除もです」
ジョミー「嬉しくない気分、満載って気しか…」

食事も宿坊とは違うよね、とジョミー君の問い。

ジョミー「家庭料理で、お寺ライフに特化しててさ…」
シロエ 「精進ではないと思いますけど…」
サム  「ぶっちゃけ、縛りはあると思うぜ」
キース 「当然だろうが!」

焼肉は食えんと思っておけ、とキース君、ピシャリ。

キース 「食えたとしたなら、調理済みのだ」
一同  「「「は?」」」
キース 「焼肉の匂いが、寺からするのはマズイしな…」

宿坊の厨房で焼いて貰って持ち帰り、と解説が。

キース 「野菜だけなら、ホットプレートもアリだが…」
シロエ 「肉は、温め直しも、レンジですか!?」
キース 「でないと、匂いが漂うわけで…」

肉はレンジだ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「一番デカい縛りが、その辺りだな」
Aブルー「思った以上に、厳しい世界らしいね…」
キース 「なんなら、あんたも参加するか?」

俺は構わん、と太っ腹な申し出。

キース 「人数くらいは、一人増えても違いは無いし」
サム  「イイネすべきか、迷うトコだぜ…」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

お寺ライフに巻き込む気かい、と引いてますけど。
巻き添え?


2026/05/15 (Fri)



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☆人柱だそうです


春休み真っ最中の御一同様、生徒会長宅に来ていますけど。
今年はエアで夜桜見物、そういう計画、ソルジャーが悲鳴。

Aブルー「要は、ぶるぅが問題なんだし…!」
キース 「あの迷惑な悪戯小僧を、あんたが引き受け?」
シロエ 「口から出まかせ、やめて貰えませんか?」

有り得ないことを言い出されても、とシロエ君の厳しい顔。

シロエ 「人柱的なポジションですよ、出来るわけが…」
サム  「ねえってえのは、考えるまでもねえ話だぜ…」
ジョミー「苦し紛れに、そう言ってもさ…」
キース 「あんたの魂胆、バレバレなんだ!」

なんだかんだで俺たちの方に、お鉢が、とキース君の渋面。

キース 「一筆入れても、最終的には俺たちがババで…」
シロエ 「酷い目に遭うのは見えてますから、早々に…」

お引き取り願って、デパ地下へどうぞ、とシロエ君。

シロエ 「限定スイーツや花見弁当、売り切れますよ?」
Aブルー「本気だってば、ぼくが引き受けるから…!」

船が大惨事になるよりは…、とソルジャー、悲壮な決意。

Aブルー「それにハーレイも、お花見、期待しててさ…」
キース 「ガッカリされるよりかは、ババを引くと?」
Aブルー「これでも、一応、ソルジャーなんだし…」

覚悟は充分、出来てると思う、と力説する人。

Aブルー「いつでも命を捨てられてこその、立ち位置で…」
キース 「火だるまショーでも、気にしないんだな?」
Aブルー「カエル袋も耐えて見せるし、お花見、お願い!」
キース 「そこまで言うなら、例年通りで構わないか?」

みんなの意見はどうなんだ、とキース君が見回す部屋。

キース 「18日の土曜辺りになると思うが…」
マツカ 「ええ、其処を考えていました」

如何でしょうか、とマツカ君からの提案。

マツカ 「別荘の方は、空けてあります」
一同  「「「イイネ!」」」
Aブルー「本当かい?」
キース 「許す!」

ぶるぅは必ず引き受けろよ、と念押しですけど。
交換条件…。


2026/04/16 (Thu)



☆逃げ足が速い人


春休み中な御一同様、お花見は18日の土曜に決定でして。
例年通りにマツカ君の別荘、ぶるぅはソルジャーに丸投げ。

Aブルー「誓うよ、ぶるぅは必ず、ぼくが責任を持って…」
キース 「人柱でババを引きまくるんだぞ、いいな!」
Aブルー「誠心誠意、頑張るからさ、今日は、この辺で!」

限定スイーツ、売り切れちゃうし、と瞬間移動で消滅。

シロエ 「行っちゃいましたね、逃げ足、速いです…」
サム  「なんかよ、花見の方でも、逃げられそうでよ…」
ジョミー「ぶるぅ、こっちに回って来そうでさ…」
キース 「全力でヤツに押し付けてこその、花見だ!」

俺は根性で回避しまくる、とババ担当なキース君、断言。

キース 「お前たちも全力で、協力を頼むぞ!」
シロエ 「ですね、黙って引き受けるなんて、馬鹿です」
サム  「たらい回しで回しまくって、逃げ切ろうぜ!」
一同  「「「オッケー!」」」

ババを引くのは、ソルジャーだけだ、と皆が突き上げる拳。

ジョミー「命を捨てる覚悟は、出来てるらしいしね…」
キース 「本気で捨てろとまでは言わんが、そこそこは…」
サム  「捨ててかかって、ババを引いてよ…」
シロエ 「お花見の席を、円満に収めるべきです!」

どんな悪さが降って来ようと、とシロエ君も力説。

シロエ 「人柱志願で名乗り出た以上、やって貰わないと」
キース 「ぶるぅの方にも、手加減なしでやらせたいが…」
ジョミー「まさか、賄賂で黙らせないよね?」
一同  「「「うーん…」」」

その可能性はありそうだ、と顔を見合わせる面々。

サム  「食い物で釣ったら、いくらでもよ…」
スウェナ「入れ食い状態で、どうとでもなりそうよね…」
キース 「それは困るが…」

既に決まってしまったからな、とキース君の渋面。

キース 「無事に終わるよう、祈るしか無さそうだ…」
シロエ 「怖いですねえ、18日が終わるまで…」

なんとか平和に終わりたいです、と呻いてますけど。
さて…?


2026/04/17 (Fri)



☆エアが知りたい人


やって来ました、18日。マツカ君の別荘へお出掛けの日。
普通に土曜で欠席届けも不要ですけど、集まった御一同様。

シロエ 「おはようございます。絶好のお花見日和ですね」
サム  「アルテメシアの桜、終わってるけどよ…」
ジョミー「マツカの別荘、見頃になるのが遅いのが最高!」
マツカ 「ちょうど満開になったそうです、お楽しみに」

料理も桟敷の方でどうぞ、と本物のお花見ならでは。

キース 「エアの花見も、捨て難かったが、やはり…」
シロエ 「本物を眺めてこその、お花見ですよ」
Aブルー「やっと分かってくれたようだね!」

エア夜桜を回避出来て嬉しいよ、とソルジャー登場。

Aブルー「あのままだったら、色々とさ…」
??? 「恐ろしい企画があったと聞いております」

私たちが除外で、とキャプテンも(会話表記はA船長)。

A船長 「特別休暇の申請、危うくパアな所でしたよ」
??? 「ねえねえ、エアって、どんなヤツなの?」

ぼくでも出来るの、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)。

Aぶるぅ「なんだか、とっても困るんだって?」
一同  「「「うっ…」」」

そう来たか、と凍り付いている、マンション前の空気。

シロエ 「いいえ、TPOによると思いますよ」
キース 「エアギターなどは、娯楽なんだし、困らないぞ」
Aぶるぅ「分かんないから、分かりやすく説明お願い!」

バスの中で、と案内されない内に、マイクロバスへ。

Aぶるぅ「かみお~ん♪ 今日も、一番前の席!」
ぶるぅ 「そだね、景色がよく見えるもん!」
マツカ 「皆さんも、バスにお乗り下さい」
一同  「「「うーん…」」」

「イイネ!」が言える気分ではない今の状況。

キース 「乗ったのはいいが、誰が説明するんだ?」
シロエ 「人柱に丸投げすればいいです!」
Aブルー「えっ、ぼくが説明担当かい!?」
シロエ 「他に誰がいると言いたいんですか?」

人柱らしくやって下さい、と注文ですけど。
説明しろと…?


2026/04/18 (Sat)



☆人柱も知りたい人


お花見でマツカ君の別荘へ出発、マイクロバスな御一同様。
悪戯小僧が知りたいのがエア、誰が説明するかが大問題で。

Aブルー「それも仕事に含まれるのかい?」
キース 「全部、あんたが引き受けるのが条件だろうが!」
A船長 「人柱というのは、ブルーがですか?」

あんまりなのでは、とキャプテン、ワタワタ。

A船長 「そんな話は聞いていません、何故、ブルーが…」
シロエ 「自分から志願したんですから、無問題です!」
A船長 「しかし、穏やかには思えないのですが…」
Aぶるぅ「んとんと、人柱っていうのは、どういうモノ?」

ぼくは初めて聞いたんだけど、と悪戯小僧、興味津々。

Aぶるぅ「エアとセットで、教えて欲しいな!」
一同  「「「ええ…」」」

ますます話が厄介なのでは、と凍り付きそうな車内。

キース 「早く責任、果たしやがれ!」
Aブルー「分かったよ…。それじゃ、順を追ってさ…」

まずはエアから、とソルジャー、腹を括った模様。

Aブルー「いいかい、ぶるぅ、エアは空気の意味で…」
Aぶるぅ「空気?」
Aブルー「目には見えないモノが空気で、エアもさ…」

無いモノを指しているんだよね、とソルジャー、直球勝負。

Aブルー「エアギターだと、演奏しているふりで…」
Aぶるぅ「もしかして、ギター、手に持っていないの?」
Aブルー「ピンポーン!」

エア夜桜は、ソレに似てるよ、とソルジャーの説明。

Aブルー「窓の向こうに、名所の夜桜、投影するだけ!」
Aぶるぅ「つまんなーい!」
Aブルー「だから頼んで例年通りで、ソレの交換条件が…」
A船長 「人柱だったと言うんですか!?」

いったい何をやらされるんです、とキャプテン、顔面蒼白。

A船長 「まさか、埋められたりはしないでしょうね…?」
Aブルー「無いと思うけど、ぶるぅ次第ってことでさ…」
Aぶるぅ「どうして、ぼくの名前が出て来るわけ?」

人柱の意味も分かんないし、とキョトンですけど。
でしょうねえ…。


2026/04/19 (Sun)



☆人柱について提案


マツカ君の別荘へ、お花見に向かう御一同様、バスの車内。
悪戯小僧が質問タイムで、エアに続いて知りたいのが人柱。

Aブルー「ぶるぅ、それはね、ぼくが、ぶるぅのさ…」
Aぶるぅ「えとえと…。保護者だったっけ?」
Aブルー「そっちじゃなくって、今日に限定で…」

人柱に名乗り出たわけ、とソルジャー、ズバリ、ド真ん中。

Aブルー「ぶるぅが何かやらかす時には、ぼくが全部を…」
A船長 「引き受けるというのが、条件ですか!?」
Aブルー「人柱なんだし、そういうことになるよね…」
Aぶるぅ「その人柱っていうヤツ、分かんないんだけど…」

有名な建物の飾り柱みたいなヤツかな、と傾げている首。

Aぶるぅ「何処だったっけか、こっちの世界の遺跡で…」
シロエ 「女性が頭で支えている柱の、神殿ですか?」
Aぶるぅ「そう、ソレ! あそこの料理、美味しくって…」

屋台の串焼きとか、ムサカとか、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「海に行ったら、海鮮料理も食べられるし!」
サム  「いつの間に、行ってやがったんだよ?」
Aぶるぅ「だって、グルメに、国境なんかは無関係!」

第一、別の世界から食べに来るんだし、と流石な食い意地。

Aぶるぅ「それで、人柱、ああいう柱になるわけ?」
A船長 「ブルーの頭では、屋根などは、無理です!」
Aブルー「サイオンを使えば、理論的にはいけるけど…」

じっと動かないで柱なんかは、とソルジャーが広げる両手。

Aブルー「埋められちゃうより、キツイかもね…」
Aぶるぅ「人柱、埋めて使うモノなの?」
Aブルー「ピンポーン! 土台と言うか、生贄と言うか…」
A船長 「難工事などの時に、生きたまま埋めたそうです」

ですから、ババどころではありません、とキャプテンの言。

A船長 「ぶるぅ、本気に取ってはダメです!」
Aぶるぅ「じゃあさ、エアなら?」
一同  「「「は?」」」
Aぶるぅ「そのまんま!」

エアでブルーを人柱に、とトンデモな台詞。
どういう意味…?


2026/04/20 (Mon)



☆エアなら埋めても


お花見でマツカ君の別荘へお出掛け、例年通りのイベント。
行きの車内で話題になったのがエアで、悪戯小僧が提案で。

Aぶるぅ「エアでやるんだったら、埋めるのアリでしょ?」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

エアにしたって、埋めるつもりか、と誰もがドン引き。

Aぶるぅ「どうしちゃったの?」
A船長 「ぶるぅ、話をきちんと聞いてましたか?」
Aぶるぅ「ちゃんと聞いたよ、人柱、埋めるモノだって!」

マツカの別荘の庭でどうかな、と悪戯小僧の怖すぎる発言。

Aぶるぅ「どうせエアだし、埋めておいても平気でしょ?」
A船長 「理屈としては、そうなるんですが…」
シロエ 「エアでない方の人は、どうなるんです?」

其処の人です、とシロエ君が指す、ソルジャーの席。

シロエ 「二人、存在するということになるんですけど?」
サム  「だよなあ、エアで別にいるんだしよ…」
ジョミー「ややこしいよね、第一、エアで埋めてもさ…」
キース 「庭の肥料にさえもならんと思うが?」

エアなんだしな、とキース君の鋭い指摘。

キース 「面白くもない、却下だ、却下!」
A船長 「待って下さい、エアでブルーが出来るのか…」

その辺の所を聞いていません、とキャプテン、真剣。

A船長 「エアで人柱、そういう企画なんですよね?」
Aぶるぅ「そだよ、エアだし、何をしたってオッケー!」

生贄にしたってかまわないでしょ、と悪戯小僧の目がマジ。

Aぶるぅ「そのまま埋めても、切り刻んでも、大丈夫!」
サム  「悪魔でも召喚するつもりなのかよ!?」
シロエ 「生贄の儀式の、王道ですよね…」
キース 「いくらエアでも、ソレはヤバいぞ…」

素人がやっていいモンじゃない、とキース君。

キース 「悪魔召喚の儀式は、黒魔術の世界でだ…」
ブルー 「心得が無いと危険なんだし、エアも同じかと…」
Aぶるぅ「違うよ、エアは人柱だって言ってるし!」

人柱そのものがエアなんだけど、と言ってますけど。
えっと…?


2026/04/21 (Tue)



☆エアで立てれば


今年もマツカ君の別荘でお花見、マイクロバスでお出掛け。
悪戯小僧が車内で質問タイム、挙句にエアで人柱という案。

シロエ 「エアで人柱というのは、どういう意味です?」
Aぶるぅ「そのまんま! 人柱がいるつもり!」

そういうエアだよ、と悪戯小僧、威張り返り。

Aぶるぅ「それならブルーも、人柱、下りられるもんね!」
一同  「「「ええっ!?」」」
Aぶるぅ「だって、ブルーが人柱だったら、ぼくだって…」

困っちゃうもん、とソルジャーの方をチラリと。

Aぶるぅ「ぼくのお小遣い、ブルーがスポンサーで…」
A船長 「何より保護者な立場で、日頃、船で色々と…」
Aぶるぅ「ぼくがやった悪戯の後始末、してくれてるし…」
Aブルー「恩を仇では返せないと言ってくれるのかい?」

もしかして、とソルジャーの輝く瞳。

Aブルー「エアで人柱を立てておくなら、ぼくはフリー?」
Aぶるぅ「もっちろ~ん!」

埋めもしないし、悪戯だってしないもんね、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「ねえねえ、エアで人柱なアイデア、どうかな?」
Aブルー「イイネ!!!」
A船長 「私も、その案に、超イイネで!」

他の皆さんは如何でしょうか、とキャプテンが見回す車内。

A船長 「人柱はエアでやるので、ブルーは無罪放免で…」
Aブルー「エアだし、被害はゼロになるしね!」
キース 「マツカの別荘の庭に、エアで埋めると?」
Aぶるぅ「ピンポーン!」

別荘に着いたら、すぐにでも、と悪戯小僧の提案。

Aぶるぅ「みんなで深い穴を掘ってさ、突き落としてさ…」
シロエ 「上から土を被せるんですね?」
Aぶるぅ「エアでも、ブルーなんだし、効果バッチリ!」

最強のタイプ・ブルーだもん、と強調される特徴。

Aぶるぅ「来年の桜は、うんと綺麗に咲くかもだよ!」
キース 「エアでサイオン、肥料になるのか?」
Aぶるぅ「本物を埋めるよりかは、いいと思うの!」

肥料が強くなりすぎないしね、と笑顔ですけど。
エア人柱…。


2026/04/22 (Wed)



☆埋めるなら池で


マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、行きの車内で出た案。
人柱をエアで立てるそうでして、ソルジャーは無罪放免に。

Aぶるぅ「エアで人柱、賛成な人は、手を挙げてね!」
Aブルー「はい、はいーっ!」
A船長 「はいっ! どうぞ、他の皆さんも!」

元気よく挙手をお願いします、とキャプテンが見回す車内。

A船長 「埋めるのはエアで、被害は発生しませんからね」
キース 「庭の肥料は、どうでもいいような気もするな…」
マツカ 「穴を掘るのも、ご遠慮なくどうぞ」

苔が剥がれても、庭師が整備しますから、とマツカ君。

マツカ 「お好きな場所に、穴を掘って頂ければ…」
Aぶるぅ「んとんと、桜の真下でもいい?」
マツカ 「どうでしょう…? 桜は傷みやすいですから…」
キース 「俺もそう聞いているから、池の方などに…」

穴の方が、とキース君も。

キース 「池の周りは砂利か玉砂利、さほど被害は…」
シロエ 「出ないですよね、オススメかもです」
Aぶるぅ「そだね、桟敷も池に近いし、そうしようかな?」

どうせエアだし、と悪戯小僧の瞳がキラキラ。

Aぶるぅ「みんな、池なら賛成なの?」
サム  「反対する理由は、見当たらねえよな…」
ジョミー「人柱を引き受けた誰かさんだけ、得だけど…」
キース 「仕方あるまい、円満に事が運ぶんだしな」

俺も賛成させて貰う、とキース君、パッと右手を。

キース 「エアで人柱な案、俺は支持する!」
サム  「俺も賛成!」
シロエ 「ぼくもです!」
スウェナ「私も、もちろん賛成だわよ!」

たちまち車内の全員が挙手で、エアで人柱が決定。

Aぶるぅ「埋める道具は、別荘、揃ってるの?」
マツカ 「庭師が全部持っていますよ、大丈夫です」

人数分も御用意出来ます、と頼もしい言葉。

マツカ 「池の辺りで、穴掘り、お楽しみ下さい」
Aぶるぅ「わぁーい、お祭りみたい!」
A船長 「本当に…」

穏やかに済みそうで良かったです、と喜びの声。
円満解決…。


2026/04/23 (Thu)



☆人柱を埋めるには


今年もマツカ君の別荘でお花見、一時は出ていたエアな案。
エアで夜桜見物ですけど、ソルジャーが人柱に立って回避。

Aぶるぅ「かみお~ん♪ 別荘、見えて来たよ!」
マツカ 「到着次第、穴掘りの道具を揃えさせますね」
一同  「「「イイネ!」」」

エアの人柱なら、埋め放題だ、と盛り上がる車内。

サム  「やっぱ、深さは充分、欲しいよなあ?」
Aブルー「人柱だしさ、ぼくの身長分にプラスしないと」
A船長 「立ったままで、埋めると聞いております」
ブルー 「柱に縛ったりもするけど、立ってないとね」

柱だけに、と生徒会長も。

ブルー 「身長の分と、上に乗っかる礎石の分かな」
シロエ 「2メートル以上は必須ですよね」
キース 「もっと深さが要ると思うぞ、坊主としては」
一同  「「「は?」」」

土木工事のプロだっけか、と皆の視線がキース君に。

ジョミー「お坊さんってさ、土木工事のプロだったっけ?」
キース 「プロフェッショナルなら、よくいるんだが?」
ブルー 「ソレイド八十八カ所の人とか、有名だよ」
シロエ 「そういえば…。溜池を作ったそうですよね」

中華の国で仕入れた知識を活かして、とシロエ君の相槌。

シロエ 「大学の授業、土木関係、あるんですか?」
キース 「違う、コレは、坊主の経験則と言うか…」

今の時代は出番が無いんだが、とキース君、合掌。

キース 「仏様が出た時、墓に掘る穴の深さが問題で…」
一同  「「「あー…」」」

ガチで墓穴か、と誰もが納得。

シロエ 「その穴、2メートル以上なんですね?」
キース 「キッチリ、2メートルとなっているんだが…」

仏様は立っていないぞ、と真剣な顔。

キース 「棺桶に桶を使った時代は、もっと深くて…」
Aブルー「なるほど、2メートルだと、浅いんだ?」
キース 「3メートルは欲しいと思わないか?」
Aぶるぅ「そだね、遣り甲斐あるもんね!」

3メートルでいいと思うの、と笑顔ですけど。
皆で穴掘り…。


2026/04/24 (Fri)



☆穴を掘る道具


マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、エアで人柱という件。
ソルジャーは無罪放免でして、池の辺りに埋めるイベント。

ぶるぅ 「わぁーい、別荘の桜、満開!」
Aブルー「流石、マツカだね、時期を外さないよね」
マツカ 「桜の花が咲いていないと、いけませんから…」

開花前から、庭師も入れて相談でした、とマツカ君の笑み。

マツカ 「とはいえ、当日までは、お天気も心配ですし…」
シロエ 「絶好のお花見日和で、最高ですよ!」
キース 「ついでに、ヤバいイベも無いしな…」

何回、ババを引かされたことか、とキース君も安心な今年。

キース 「あいつに投げても、俺に回って来る気しか…」
ジョミー「しなかったっていうのは、分かりすぎるよ…」
サム  「ホントになあ…。でもよ、人柱があるわけで…」
Aぶるぅ「そだよ、埋めたら完璧だよね!

みんなで埋めてしまうんだから、と悪戯小僧、ニコニコ。

Aぶるぅ「ねえねえ、池に行ってもいい?」
マツカ 「ご遠慮なくどうぞ、お食事は後でいいですか?」
キース 「そうだな、先に片付けるとするか!」
一同  「「「イイネ!」」」

3メートル以上の穴を掘るぞ、と皆が突き上げる拳。

マツカ 「では、池の方へお越し下さい、庭師に頼んで…」
サム  「道具、揃えてくれるのな?」
Aブルー「人数分をよろしくね!」
A船長 「どんな道具が揃えられるか、楽しみです」

基本的な道具になるんでしょうね、とキャプテンの問い。

A船長 「ツルハシが来るか、シャベルが来るか…」
Aブルー「重機は使っちゃダメだろうしね」
キース 「当然だろう。庭師も、重機を持ってはいるが…」
シロエ 「庭師さんなのに、重機ですか!?」

いったい何処で使うんです、とシロエ君の問い。

シロエ 「庭木を剪定したりするのに、重機なんかは…」
キース 「造園業という言葉を、知らないのか?」
シロエ 「えっと…?」

知ってますけど、それがどうか、と怪訝そうですけど。
重機…?


2026/04/25 (Sat)



☆ついに穴掘り


マツカ君の別荘でお花見ですけど、エアで人柱を埋める件。
池の辺りに3メートルの穴、道具は庭師さんが準備でして。

キース 「いいか、造園業というのは、庭木以外にも…」
ブルー 「造園全般を請け負う、総合的なヤツだよ?」
一同  「「「は?」」」

造園とは、と皆がキョトンですけど、キース君が指す池。

キース 「ああいう池を掘って作るのも、仕事の内だぞ」
シロエ 「そうなんですか!?」
キース 「今でこそ、シルバー人材センターとかの…」

一日庭師的な職人もいるんだが、とキース君。

キース 「本来だったら、専門の学校で教わってだな…」
ブルー 「学校を出た後は、師匠の下で見習いなんだよ」
サム  「見習いだったら、無給なのかよ?」
キース 「流石に、今は無いと思うが、昔は常識的に…」

弟子に給料なんぞは出ない、と言われれば、そう。

ジョミー「じゃあさ、重機っていうのは、必須アイテム?」
キース 「デカい庭石を吊り上げたりするし、色々と…」
マツカ 「揃えていないと、造園業と名乗れないかもです」

この別荘にも重機は置いていますよ、と示す方向。

マツカ 「見えないようになってますけど、重機専用の…」
キース 「置き場が作ってあるというわけか」
マツカ 「ええ。ですが、今日の穴掘りに、重機などは…」
執事  「控えて頂くように、お願い致します」

急なことなので、庭の関係で、と執事さんが登場。

執事  「重機を据える場所など、作る時間がありません」
一同  「「「あー…」」」

苔とかの保護のためには必須か、と納得な据える場所。

Aブルー「残念! 重機で掘ってみたかったよね…」
Aぶるぅ「そだね、でもでも、頑張っちゃおう!」

ビッグサイズの砂遊び、と跳ねる悪戯小僧。

Aぶるぅ「みんなも頑張って、掘りまくってね!」
キース 「そうだな、人柱用だし…」
A船長 「被害が出ないエアですし…」

力一杯頑張ります、とキャプテン、腕まくり。
3メートル…。


2026/04/26 (Sun)



☆造園業のプロ


今年もマツカ君の別荘でお花見、満開の桜でお花見日和で。
別荘の池の畔に集う面々、これから3メートル級の穴掘り。

執事  「道具は、こちらでお願い致します」
ブルー 「了解。好きな道具を選んでくれたまえ」
Aブルー「どうして、君が仕切るんだい?」
ブルー 「多分、一番、詳しいからだよ」

造園業という職業に、と生徒会長、テキパキと指示。

ブルー 「いいかい、掘り出した土は、一輪車で運んで…」
執事  「土の置き場へは、庭師がご案内させて頂きます」
ブルー 「ありがとう! それじゃ、掘ろうか」
Aぶるぅ「ねえねえ、どうして詳しいわけ?」

仕切るの、ぼくじゃ無理なんだけどね、と悪戯小僧の質問。

Aぶるぅ「任せとくけど、どうしてなのかは知りたいな!」
Aブルー「是非とも、お聞かせ願いたいね」
A船長 「私もですよ、何処で学んでこられたんです?」
ブルー 「ヒントは、さっきキースが言ったことかな」

坊主は土木関係に詳しかったわけで、と生徒会長の笑み。

ブルー 「溜池までは無理でも、庭の設計はプロだよ」
一同  「「「ええっ!?」」」
ブルー 「嘘じゃないって、名のあるお寺の庭とかは…」
キース 「その寺にいた坊主が作った例が多いな」

頼まれた場合は出張もした、とキース君も。

キース 「腕がいいから、大きな屋敷の庭を作ったり…」
ブルー 「名園と呼ばれる庭園、お坊さんがさ…」

作り上げたヤツも多いんだよ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「ぼくも、多少は心得がね」
A船長 「そういうことなら、安心して任せられますね」
Aぶるぅ「そだね、3メートルの穴だと、途中でさ…」
Aブルー「崩れ落ちたりする危険はありそう」

任せておこう、とソルジャーも一任。

Aブルー「穴を掘る場所、此処でいいかな?」
Aぶるぅ「桜が綺麗に見えるもんね!」
ブルー 「いいと思うよ」
A船長 「それでは、皆で…」

掘りまくりましょう、と音頭を取ってますけど。
流石、船長…。


2026/04/27 (Mon)



☆不毛かもな作業


マツカ君の別荘でお花見ですけど、その前に穴掘りな流れ。
エアで人柱を埋める穴でして、3メートルもの深さが必要。

Aブルー「よいしょっ! 土が、意外と柔らかいんだね」
庭師  「硬すぎる土だと、庭木に良くはないんです」
シロエ 「もしかして、桜の根元でお花見、禁止なのも…」

同じ理由なんじゃないですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「根っこの所を踏み固められたら、傷むそうで…」
庭師  「それに近いものがありますね」
サム  「んじゃよ、タケノコのために藁とかをよ…」
ジョミー「敷き詰めたり、埋めたりするって言うよね」

柔らかい土は大事なのかな、と穴を掘りながらアレコレと。

スウェナ「畑の土だって、柔らかくするらしいわよ」
キース 「水田もだな、春先に田おこしと言う作業で…」
ブルー 「全体的に耕しておかないと、ダメらしいよ」
A船長 「それにしても、掘りやすいのは助かりますね」

3メートルも、すぐに掘れそうです、とキャプテンの笑み。

A船長 「穴が出来たら、埋め戻す辺りが不毛ですけど」
Aブルー「何を言うのさ、そこが大切!」
Aぶるぅ「埋めてしまわないと、人柱の意味、ないもん!」
Aブルー「不毛どころか、素晴らしい作業なんだしね」

頑張って掘ろう、と皆でセッセと掘りまくり。

シロエ 「あと50センチほどでしょうか?」
キース 「そうだな。…しまった、土を、全部運んで…」
サム  「持ってっちまったんだっけな…」

埋め戻すには欠かせねえのに、と愕然な人たち。

ジョミー「あそこから、また、運び直し…?」
シロエ 「不毛すぎます…」
サム  「どうして今まで、気付かねえんだよ!」

お前、腐っても坊主じゃねえか、と詰め寄るサム君。

サム  「坊主だったら、詳しいと言ったわけでよ…」
キース 「それを言うなら、ブルーの方が格上で…」
A船長 「現場を仕切ってらっしゃいましたね」

お気付きになるべきポイントでは、という指摘。
そうかも…。


2026/04/28 (Tue)



☆エアは無理かも


マツカ君の別荘でお花見の前に、エアで埋めるものが人柱。
深さ3メートルの穴が必須で、掘り上がりそうな所で問題。

A船長 「現場監督というのは、総合的に作業をですね…」
Aブルー「把握しないと、務まらないと思うんだけど?」
ブルー 「言っておくけど、ただのボランティアでさ…」

現場監督を名乗った覚えは無いね、と生徒会長、キッパリ。

ブルー 「むしろ、君たち全員、ウッカリ者なんじゃあ?」
一同  「「「うーん…」」」

それはあるかも、と皆で見下ろす、3メートルもの深い穴。

サム  「誰か気付けよ…」
ジョミー「一輪車で土を運んで行くのも、大変だったし…」
シロエ 「すぐ横に積んでおけたら、楽でしたよねえ…」
スウェナ「苔が傷まないように、ブルーシートとかで…」

カバーしとけば置けていたわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「人柱を穴に投げ込んで、それから、一輪車…?」
サム  「何往復したと思ってんだよ…」
シロエ 「横にあったら、ブルーシートを持ち上げて…」
ジョミー「ドサッと落とせば、終わりだったよね…」

なんてこった、と皆が嘆き合う現状。

Aぶるぅ「んとんと、のんびり作業してる間に、人柱が…」
Aブルー「逃げるかもだね、エアなんだけどさ…」
キース 「ガチの方なら、逃げそうではある」

俺がやられた場合は、這い上がるぞ、とキース君。

キース 「ドサッと土が降って来たなら、不可能だが…」
シロエ 「一輪車に乗っかる量は、知れてますしね…」
Aぶるぅ「うーん…。それじゃダメなんだけどな…」

ドンと突き落として、一気に埋めて、と悪戯小僧も。

Aぶるぅ「エアで人柱、失敗なのかも…」
A船長 「失敗と言いますと?」

無かったことになるのでしょうか、とキャプテン、真っ青。

A船長 「もしや、ブルーが人柱なイベが復活だとか…」
Aぶるぅ「エア人柱は無理そうだしね…」
Aブルー「ちょ…!」

考え直してくれたまえ、とソルジャーの悲鳴。
ヤバそう…。


2026/04/29 (Wed)



☆本物でよろしく


マツカ君の別荘でお花見ですけど、その前にエアで人柱を。
池の近くに掘り上げた深い穴、其処に落として埋めて完了。

Aブルー「エアで人柱な話がパアなら、ぼくの運命は!?」
キース 「普通に考えた場合、エアの話が出る前に…」
シロエ 「遡ることになるんでしょうねえ」
A船長 「ブルーが、本物の人柱ですか!?」

あんまり過ぎます、とキャプテン、ワタワタ。

A船長 「こんな深い穴に突き落とされて、埋められて…」
一同  「「「は?」」」
A船長 「上から、じわじわ、土を放り込まれてですね…」

足の先から埋まってゆく仕組みですよね、と顔面蒼白。

A船長 「いくら人体実験で慣れていたって、別物で…」
Aブルー「待ってくれたまえ!」

そんな話はしていないけど、とソルジャーの割り込み。

Aブルー「ぼくが引き受けたヤツは、キースの代わりに…」
キース 「ババを引きまくるだけで、埋まるわけでは…」
ジョミー「なかったよねえ、勘違いだってば!」
A船長 「そうでしたか…。ホッとしました」

いわゆる下僕でカエル袋とか…、とキャプテンも一安心。

A船長 「その程度でしたら、マシな方ですし…」
Aブルー「あまりやりたくないんだけどね…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ いいこと、思い付いちゃった!」

この穴が無駄にならないイベ、と悪戯小僧、ピョンピョン。

Aぶるぅ「エアじゃなくって、本物、埋めちゃおう!」
一同  「「「ええっ!?」」」
Aぶるぅ「キースなんかは、仕返し出来るチャンスだよ!」

いつもババだし、たまにはね、とニコニコ笑顔で指す穴。

Aぶるぅ「ブルーを落として、みんなで生き埋め!」
シロエ 「犯罪です!」
Aぶるぅ「大丈夫! タイプ・ブルーだもーん!」

入って、入って、とソルジャーをグイグイ。

Aぶるぅ「入るの嫌なら、みんなで押すよ!」
一同  「「「ひぃっ!」」」
Aブルー「えええ…」

エアでお願い、と悲鳴ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2026/04/30 (Thu)




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☆超特大の借り


さて、四月。春休み中の御一同様、のんびり生徒会長宅で。
特に話題があるわけでもなくて、ダラダラ過ごすのが定番。

ジョミー「いいよね、こういう平和な日が続いてるのは」
サム  「やっぱアレだろ、厄介な馬鹿が来ねえしよ」
シロエ 「例年だったら、既にウロウロしてる頃ですしね」

お花見シーズンに入っていますし、とシロエ君。

シロエ 「エロドクターと遠出してまで、名所巡りで…」
スウェナ「ついでに寄るのが、お約束だったものねえ…」
サム  「未だに来ねえぜ、桜前線、じきに来るのによ…」
ジョミー「ウッカリ、此処に顔を出したら、ヤバいしさ…」

避けて通っていると思うよ、とジョミー君、ニヤニヤ。

ジョミー「超特大の借りが出来たし、下手に来たらさ…」
シロエ 「蒸し返されて、地雷を踏みかねませんしねえ…」
キース 「まあ、当分の間は、静かになると思うぞ」

とはいえ、桜前線は避けてくれんし、とキース君の渋面。

キース 「湧いて出るのは、多分、時間の問題かと…」
ブルー 「マツカの別荘で揃ってお花見、定番だけにね…」
ぶるぅ 「そだね、エアでは済ませられないよね…」

超特大の貸しはソレでしょ、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「お彼岸の法要、エアになるトコ、ギリギリで…」
サム  「回避出来たの、キースのお蔭でよ…」
シロエ 「出席した面子も、貸しが出来てますって!」

エア焼香をしなかったんですから、とシロエ君、目がマジ。

シロエ 「エア導師の方は回避出来ても、エア焼香は…」
サム  「そういや、可能なイベになるよなあ…?」
スウェナ「お焼香したフリして、次に回すわけよね?」
ジョミー「ホントだ、やろうと思えば出来ていたよね…」

お香を焚かずに次の人に回すの、とジョミー君も。

ジョミー「キースだけじゃなくって、ぼくたちにもさ…」
シロエ 「超特大の借り、出来てるんだと思いませんか?」

お焼香をきちんとしたんですから、と言ってますけど。
そうなるかも…。


2026/04/01 (Wed)



☆エアなら見放題


春休み中のシャン学メンバー、生徒会長宅に来てますけど。
今年は平穏無事な桜前線のシーズン、例年だったら無理で。

ジョミー「そっか、エア焼香っていうのは、ちっとも…」
サム  「考えてさえもいなかったよなあ…」
スウェナ「ホントにねえ…。だけど、実行してた場合は…」

三度目を其処で使い果たすわ、とスウェナちゃんの指摘。

スウェナ「やってないから、貸しになるけれど…」
シロエ 「言われてみれば、そうなるかもですね…」
サム  「三度目の分は、ヤツも見逃すらしいしよ…」
キース 「エア焼香ごときで使うのは、大損だと思うぞ」

どうせやるなら、お得な所で、とキース君も。

キース 「リベンジされずに、エアで何かが出来るしな」
ぶるぅ 「お花見、エアで出来たらいいのにね…」
サム  「どう考えても無理だぜ、ソレ…」

花見は出かけて、なんぼだしよ、とサム君の深い溜息。

サム  「まさかよ、窓の外によ、エアで桜の名所をよ…」
シロエ 「作って眺めて、エア花見ですか!?」
ジョミー「あんまり過ぎるよ、エアはいいけど…」
スウェナ「私たちだって、お花見したいわよ…」

エアじゃなくって、本物で、とスウェナちゃん。

スウェナ「確かに、そんなお花見、例の人たちも…」
シロエ 「スルーするのは確実ですけど、ぼくたちまで…」
サム  「花見無しでよ、エアで騒いで宴会でよ…」
キース 「不毛の極みという感じだな…」

エアなら花見の名所は行き放題だが、とキース君の苦笑い。

キース 「窓の数だけ、花見の名所を見られる勘定で…」
ジョミー「それはそうかも、窓の数だけ見られるし…」
シロエ 「満開を過ぎた場所の分でも、いけるかもです」

ついでに時間も問いませんよね、とシロエ君、手をポン。

シロエ 「夜桜の隣に、昼間の満開があっても問題は…」
サム  「ねえんだよなあ、エアだしよ…」
ジョミー「ちょっといいよね…」

エアな部分はアレだけど、という声ですけど。
窓の数だけ…。


2026/04/02 (Thu)



☆エアでやるなら


春休み中の御一同様、生徒会長宅で平穏無事に過ごす毎日。
例年だったら出入りしている、ソルジャー不在な桜の季節。

シロエ 「エアでなければ、最高のお花見なんですけど…」
スウェナ「この目で見られていない時点で、不毛だわよね」
キース 「まったくだ。やはり桜は、眺めてこそで…」
ジョミー「見ているつもりでエアとか、どうしようもさ…」

ないって所が悲しいよね、とジョミー君が振っている首。

ジョミー「窓に合わせて、大型画面で中継出来れば…」
サム  「気分が出そうで、いいんだけどよ…」
シロエ 「そんな改造、他人様の家で出来ませんってば!」

大画面の液晶とかなら、あるでしょうけど、とシロエ君。

シロエ 「値の張るヤツでも、マツカ先輩がいますけど…」
サム  「設置する時点で、問題あるのな…」
シロエ 「窓の外での高所作業は、ガチになりますし…」

ぼくは免許を持っていません、とシロエ君が仰ぐ天井。

シロエ 「当然、プロの電気設備の工事人をですね…」
キース 「連れて来るしか無いわけか…」
シロエ 「ゴンドラでやるか、足場を組むか、その辺も…」

マンションの管理と関係して来ますよ、と追い打ちが。

シロエ 「いくら会長がトップとはいえ、他の住人も…」
サム  「住んでいるよな、全員、仲間なんだけどよ…」
ジョミー「エアでお花見したいから、って工事するのは…」
スウェナ「大迷惑っていうヤツになっちゃうわよね…」

誰かのことを悪く言えないわ、とスウェナちゃんの溜息。

スウェナ「エアでお花見、夜にやるなら、エア自体は…」
サム  「さほど問題ねえって感じだよなあ…」
シロエ 「どうせ夜桜、何処へ行っても混んでいますし…」

現場が無理なら、此処でエアでも、とシロエ君も。

シロエ 「マツカ先輩の別荘の場合、遠いですから…」
キース 「夜桜となれば、泊まるしか…」
ジョミー「誰かさんたちとね…」

あまり行きたくないイベで、と唸ってますけど。
確かに…。


2026/04/03 (Fri)



☆エアは無理すぎ


春休み中なシャン学メンバー、生徒会長宅に来てますけど。
避けて通れないイベがあるわけで、お花見がじきに来る件。

サム  「あんなヤツらと、別荘に泊まるとか最悪でよ…」
スウェナ「海の別荘だけで間に合ってるわよ…」
キース 「まったくだ。山の別荘に来ないだけでも…」

マシで救いがあるというのに、とキース君の眉間に皺。

キース 「こっちから機会を増やして、どうする?」
シロエ 「夜桜バージョン、ガチで来ますよね…」
ジョミー「当たり前だよ、昼間のお花見以上の勢いでさ…」
サム  「いつも以上に、ヤベえ花見になりそうでよ…」

泊まりがけだというだけで、とサム君、お手上げのポーズ。

サム  「レッドカードで消えてくれれば、いいけどよ…」
シロエ 「そんな相手じゃありませんから…」
ジョミー「開き直って、マシンガントークになりそうで…」
キース 「だからと言って、部屋にお引き取り願っても…」

それはそれで頭痛の種が増えそうで、とキース君、合掌。

キース 「次の日の朝、何を聞かされるか、考えたくも…」
シロエ 「エアぶるぅをブチ込もうにも、バレてますし…」
スウェナ「それ以前に、本物が来ているわけよ、お花見…」

例年、あそこ、三人組でしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「最初からいるのに、エアは無理だわよ…」
キース 「回避するには、エアで花見をするしかないと…」
シロエ 「エアで夜桜、見放題のヤツですよね…」

やれないことはないのかも、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「ライブカメラを設置出来れば、理論的には…」
サム  「予算の面もよ、マツカがいるけどよ…」
キース 「この家の窓を改造するのが、必須だしなあ…」

ブルーの怒りが見えるようだ、とキース君の深い溜息。

キース 「窓を塞いで、大型液晶画面など…」
ぶるぅ 「そだね、困っちゃうから…」
シロエ 「却下一択ですよね…」

エアで夜桜見物は、とシロエ君も諦めモード。
迷惑すぎ…。


2026/04/04 (Sat)



☆悪くないエア


春休み真っ最中なシャン学メンバー、生徒会長宅ですけど。
じきに来るのが桜前線、お花見は避けて通れないのが現実。

ジョミー「エアで夜桜、アイデアとしては悪くないけど…」
サム  「混まねえ上によ、あちこちの桜、見放題でよ…」
スウェナ「食事の心配だって、要らないわよね…」

此処で食べてるだけなんだもの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「和食、洋食、選び放題、仕出しも頼めるし…」
キース 「持ち寄りでやっても、充分な量が見込めるし…」

それぞれの予算次第だが、とキース君が見回す部屋。

キース 「マツカの場合は、高級料亭とかの花見弁当で…」
シロエ 「ぼくだと、コンビニ弁当になるでしょうね…」
ジョミー「ぼくも、張り込んだって、ハンバーガーでさ…」
サム  「俺は焼きそば、でなきゃタコ焼き担当だぜ…」

それで、お前は何なんだよ、とサム君の視線がキース君に。

サム  「仕出し弁当、用意出来るのかよ?」
キース 「寺の行事で頼む仕出し屋、割引がいけるが…」
ジョミー「もしかして、精進弁当になるとか?」
キース 「それは無いんだが、寺で使うと思われてだ…」

花見と言うより、法事向けかと、とキース君の苦笑い。

キース 「味の保証は出来るわけだが、見た目が地味で…」
シロエ 「華やかさがゼロで、お花見には不似合いな…」

ハズレ弁当が出来て来るんですね、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「そんなお弁当、持って来るより、コンビニで…」
サム  「買って来いよな、今の季節は出回るしよ…」

桜スイーツも、つけて来るとか、とサム君、ズイと。

サム  「そうすりゃ、グンとクオリティがよ…」
シロエ 「高めの食べ物、揃いますしね…」

でも、とシロエ君が窓に向ける目。

シロエ 「エアで夜桜、出来てこそって所が問題です…」
ぶるぅ 「えとえと、液晶画面でないとダメなの?」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と顔を見合わせる面々ですけど。
質問が謎…。


2026/04/05 (Sun)



☆設備が無くても


春休み中のシャン学メンバー、生徒会長宅に来てますけど。
避けて通れないイベがあるわけでして、お花見が来る季節。

シロエ 「液晶画面が、綺麗に見えると思いますけど…」
キース 「昔ながらのヤツでも、味わいはあるが…」
ジョミー「同じ見るなら、最先端のヤツがいいよね…」
サム  「マツカがいるしよ、費用は心配ねえわけでよ…」

液晶画面がイチオシだぜ、とサム君の視線がマツカ君に。

サム  「まだ市場には出回っていねえ、新商品もよ…」
マツカ 「多分、手配は出来る筈です」

ぼくは専門外ですけど、とマツカ君、シロエ君に質問。

マツカ 「そういう研究、してる会社は分かりますか?」
シロエ 「もちろん、その手の調べ物は得意ですよ」
キース 「よし! 今日は早めに家に帰って、調査をだ…」
シロエ 「でもですね…。設置する許可、出ていませんよ」

ぶるぅも困ると言っていますし、とシロエ君の困り顔。

シロエ 「ぶるぅ、液晶はダメでも、スクリーンとか?」
一同  「「「スクリーン?」」」
シロエ 「投影用のヤツです、あれなら吊るすとかで…」

特に工事は要りませんしね、とシロエ君が指差す窓。

シロエ 「ライブ中継している映像、投影出来れば…」
キース 「なるほど、画質の方は劣るが、可能になるな」
ジョミー「シロエ、そういう技術、あるわけ?」
シロエ 「分かりませんけど、血が騒ぎますよね…」

機械弄りが趣味なんですし、とシロエ君、やる気。

シロエ 「早速帰って、家で調べて…」
ぶるぅ 「んーと…。液晶画面とかでなくても…」

スクリーンとかも無しでも、いけると思う、と謎の台詞が。

ぶるぅ 「ホントに、用意は何も無くても、ライブ中継…」
サム  「出来るのかよ!?」
ぶるぅ 「だって、サイオン、使い方次第で、中継画面…」
キース 「出せるんだったな、やってくれると?」
ぶるぅ 「ブルーは、どう思う?」

協力者がいると楽なんだけど、と聞いてますけど。
中継可能…?


2026/04/06 (Mon)



☆エアでいけそう


春休み中なシャン学メンバー、生徒会長宅で真剣に相談中。
恒例のお花見を避ける方法、エアで夜桜見物という発想で。

ブルー 「もちろん、協力させて貰うよ、そっちなら」
ぶるぅ 「工事しないで済むから、いい方法でしょ?」
ブルー 「うん。流石に、ぼく一人だけの都合で工事は…」

此処に住んでいる仲間たちに、申し訳ないし、と生徒会長。

ブルー 「足場にしたって、ゴンドラにしたって、窓を…」
シロエ 「塞ぐとなったら、面倒ですよね…」
ブルー 「設置するのと、撤去するのと、二回分だよ?」

足場を組みっ放しにしておいたって、と指差す窓の方向。

ブルー 「工事関係の人が来るのは、二回になるしね…」
サム  「やっぱ、迷惑かけちまうよな…」
ブルー 「通行禁止のエリアを設けないと、危険だしさ…」

落下物のリスクは高いから、と言われれば、そう。

ブルー 「工事の間は、此処の窓の下の所は、危ないし…」
シロエ 「皆さんの憩いの庭の一部が、閉鎖ですか…」
ジョミー「花壇をやってる人もいるよね、その辺り…」
キース 「せっかく花が咲きそうな頃に、入れないと…」

残念だろうな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「丹精込めて育てた花に、近寄れないのは…」
スウェナ「あんまりすぎよね、工事はダメだわ…」
ブルー 「だからこそだよ、ぼくも、ぶるぅと一緒にさ…」

サイオンを駆使することにする、とゴーサイン。

ブルー 「ぶるぅ、中継しながら、料理もいけるよね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 任せといてよ!」

お料理しながら出来るもんね、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「頑張っちゃうから、今年はエアで夜桜見物!」
キース 「弁当などの持ち込み、必須になるのか?」
ブルー 「抹香臭い仕様のヤツなら、遠慮してくれたまえ」
シロエ 「コンビニ弁当でかまいませんから、華やかに!」
キース 「分かった、桜スイーツも…」

用意してくれと言っていたな、と頷いてますけど。
エアで夜桜…。


2026/04/07 (Tue)



☆チョイスは一任


春休み中のシャン学メンバー、今年のお花見はエアに決定。
生徒会長宅の窓を使って、サイオンで名所を中継する企画。

サム  「マツカ、弁当、期待してるぜ!」
マツカ 「ご希望のお店などは、おありですか?」
ジョミー「えっと…。高級料亭、馴染みが無いから…」
シロエ 「悩みますよね、アルテメシアは店も多くて…」

三ツ星だけでも幾つでしたっけ、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「検索したって、何処がいいのか、サッパリ…」
スウェナ「マツカに任せて、丸投げがベストじゃないの?」
サム  「だよなあ、舌が肥えてて、店と付き合いもよ…」
キース 「深いわけだし、それが一番だろうな」

一任しよう、とキース君も賛成。

キース 「チョイスは、マツカのセンスでやって貰えば…」
シロエ 「間違いない上、味の保証もついて来ますしね」
ジョミー「星つきでも、内情はガッカリ、あるらしいし…」
ブルー 「まあね、きちんとした店の場合は、大丈夫で…」

心配いらないわけだけどさ、と生徒会長。

ブルー 「老舗じゃなくって、新しい店は危ないかもね」
マツカ 「あまり言いたくありませんけど、その傾向は…」

確かにあります、とマツカ君の深い溜息。

マツカ 「店の暖簾に傷がつくとか、考えませんし…」
サム  「そうなのかよ?」
マツカ 「代々続いた、由緒ある店は、続けてこそで…」

閑古鳥になれば大恥ですし、とマツカ君。

マツカ 「その点、新しく出来た店だと、重圧は無いです」
ブルー 「万一、評判が悪くなっても、自分だけで…」
シロエ 「店の歴史に、汚点を刻む心配、無いんですね?」
ブルー 「最悪、潰れる羽目になっても、逞しく…」

新天地に行って、名前を変えて営業だね、とニッコリ。

ブルー 「バレやしないし、それで通るよ」
シロエ 「口コミとかで、拡散されそうですけど…?」
ブルー 「特典を貰っても、拡散かい?」

食べ放題のチケとか、そういうの、と言ってますけど。
口止め料…。


2026/04/08 (Wed)



☆夜桜でも欠席


春休み中なシャン学メンバー、エアで夜桜、そういう企画。
生徒会長宅の窓を使って、桜の名所をサイオンで生中継で。

サム  「あー…。すげえ特典、貰えるんなら黙るよな…」
シロエ 「混んでいたって、個室に御案内とかですよね?」
ブルー 「それもアリだし、割引とか、御贔屓様限定の…」

特別メニューを提供とかもね、と生徒会長。

ブルー 「普通、貰えない特典だけに、みんな黙るよ」
ジョミー「なんかズルいけど、味はイマイチなんだよね?」
ブルー 「そうでもないよ、心機一転、出直しだしさ」

元は星が貰える腕の料理人だよ、と言われれば、そうかも。

シロエ 「新しい土地で、評判を築き直すんですか…」
スウェナ「上手くいったら、また星が貰えそうよね…」
キース 「名前に傷がついていたのを、隠し通せればな」
サム  「やっぱ、特典、つけまくるヤツで、口止めで…」

傷を隠せばオッケーかもな、とサム君、うんうん、と。

サム  「でもよ、せっかくの夜桜、そういう店はよ…」
シロエ 「避けたいですから、マツカ先輩、よろしく!」
マツカ 「承知してます、とびきりの店を選びますよ」
一同  「「「イイネ!」」」

他の持ち寄りがコンビニ弁当でも、と盛り上がる面々。

ジョミー「楽しみだよねえ、エアで夜桜!」
キース 「それで、日取りは、いつにするんだ?」
ぶるぅ 「アルテメシアの桜が、見頃の頃かなあ?」
シロエ 「平日になっても、欠席届けでいけますしね!」

満開の頃を狙っていけばいいです、とシロエ君。

シロエ 「前の日になって提出したって、嫌味程度で…」
サム  「いい御身分だな、で済むのはガチだしよ…」
ジョミー「グレイブ先生、羨ましがりそうだけど…」

エアなんだよね、とジョミー君、クスッと。

ジョミー「夜桜なんだし、学校、行ってもいいけど…」
サム  「かったるいじゃねえか」
シロエ 「本当に…」

欠席届けでいいでしょう、と休む気ですけど。
夜桜なのに…。


2026/04/09 (Thu)



☆職業病と欠席届け


春休み中のシャン学メンバー、お花見の企画が決定でして。
桜の見頃にエアで夜桜、イベは夜でも学校に欠席届け提出。

スウェナ「お花見なんだし、昼間から学校、休んでも…」
シロエ 「許されますよね、夜桜な件を伏せておいたら」
ジョミー「そうだね、バレなきゃいいんだし…」
サム  「仮にバレても、俺たち、出席義務は無いしよ」

文句を言う方が間違ってるぜ、とサム君が持ち出した正論。

サム  「普段、提出しているだけに、つい、ウッカリ…」
ジョミー「忘れちゃうのも、仕方ないかも…」
キース 「俺のせいかもしれんな、月参り、真面目に…」

遅刻するとか、欠席だとか、申告するし、と副住職。

キース 「すまん、かなりの部分が、俺に責任…」
シロエ 「そういうトコまで、厄病仏なんですか…」
サム  「ひでえ話だぜ、巻き込みやがって…」
ブルー 「でもさ、キースは、職業病な部分もあるしさ…」

坊主は、本来、年中無休、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「ついでに言うなら、二十四時間、休み無し!」
一同  「「「ええっ!?」」」

マジか、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「そんな話は、知りませんけど…?」
ブルー 「今の時代に合わせてるから、夜は休みで…」

夜間対応してないけどね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「ずっと昔は、仏様が出たら、夜中でも…」
キース 「家に呼ばれて、枕経を読んでいたんだ」
一同  「「「うーん…」」」

即、駆け付けないとダメなヤツか、と納得な理由。

サム  「なるほどなあ…。厳しい世界らしいぜ…」
ジョミー「そんな世界に、入らされるんだよ?」
サム  「今はマシだと、ブルーもよ…」

言っているしよ、とサム君、修行は行く模様。

サム  「けどよ、花見は欠席届けでいいと思うぜ」
シロエ 「当然ですって、お花見なんですし」
??? 「ちょっと待ってよ、その企画、待った!」

勝手に話を進めないで、と誰か来たようですけど。
誰が来たと…?


2026/04/10 (Fri)



☆止めに来た人


春休み中なシャン学メンバー、生徒会長宅で決めたお花見。
エアで夜桜見物でして、夜のイベでも欠席届けで休む気で。

??? 「ホントに待ってよ、ダメだってば!」
キース 「また、あんたか…」

ソルジャー(会話表記はAブルー)登場、しかも私服。

シロエ 「欠席届けに、なんで文句を言われるんです?」
Aブルー「其処じゃなくって、エアな方でさ…」

なんでそういうことになるわけ、とソルジャー、困った顔。

Aブルー「お花見と言えばマツカの別荘、それが定番!」
キース 「今年は違う趣向で、此処で楽しむ方向なんだ!」
ジョミー「お弁当とか、みんなで持ち寄り、内輪でさ…」
サム  「のんびり花見の企画なんだぜ?」

夜桜の名所は、何処も混むしよ、とサム君が指差す窓の方。

サム  「その点、窓で中継だったら、見放題でよ…」
スウェナ「窓の数だけ、夜桜の名所を見られるのよ?」

サイオン中継でやるから、設備要らずで、と説明が。

スウェナ「どうせ、エアなら、興味ないでしょ?」
Aブルー「当たり前だよ、今も桜の名所でさ…」

ノルディとデートして来た帰り、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「だから私服で、ついでにデパ地下巡りもさ…」
キース 「していたわけだな、花見弁当を買い漁りにか?」
Aブルー「違うよ、桜スイーツも見て回らないと…」

今の季節に限定だしね、と食い意地の塊。

Aブルー「デパ地下、人が多くて、ちょっと休憩で…」
サム  「来やがったのかよ!?」
Aブルー「ピンポーン!」

一応、下見はサイオンでね、と悪びれない人。

Aブルー「此処の空気が読めなかったら、白けるし…」
キース 「もう充分に、白けたんだが…?」

白けるどころか、凍りそうだ、とキース君の眉間に皺。

キース 「サッサと帰って、デパ地下で…」
シロエ 「お買い物がいいと思いますけど?」
ぶるぅ 「そだね、限定品を買うんなら…」

遅く行ったら売り切れだよ、と言ってますけど。
本当に…。


2026/04/11 (Sat)



☆暴れまくるかも


春休み中のシャン学メンバー、今年はエアでお花見、夜桜。
生徒会長宅の窓でサイオン中継、欠席届けも出すつもりで。

ぶるぅ 「人気商品、その日の間に、再入荷しないのも…」
シロエ 「多いですから、急いでデパ地下に戻るべきです」
キース 「出遅れてしまった時は、流石のマツカでも…」
マツカ 「すみませんけど、調達出来るのは、後日かと…」

確約だけは出来るんですけどね、とマツカ君も。

マツカ 「この日に何個、と確保するのは可能ですけど…」
シロエ 「売れた商品、その日の間に作れませんよね…」
マツカ 「品によるとは思いますけど、難しいかと…」

材料の仕入れの関係とかで、と申し訳なさそう。

マツカ 「材料はあっても、調理に時間がかかる品も…」
キース 「多いだろうな、特に和菓子は」
ぶるぅ 「そだね、前の夜から、水に浸しとくとか…」

色々あるしね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「和菓子狙いだったら、ホントに、マツカでも…」
ブルー 「どうすることも出来ないんだから、急げば?」

お帰りはあちら、と生徒会長が指差す玄関の方向。

ブルー 「間に合わなくても、誰も責任、持てないしね」
Aブルー「そうかもだけど、こっちの方も大問題で…」

限定品は明日に出直したって、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「エアで夜桜、別荘は無しとか、有り得ないよ!」
ジョミー「いいと思うよ、ぼくたちは」
シロエ 「ホントにそうです、気楽にやれますし」
キース 「俺も、リスクはゼロになるしな」

別荘で花見は懲りてるんだ、とキース君が握り締める拳。

キース 「あそこで何回、酷い目に遭わされたか…」
Aブルー「でもさ、ぶるぅが主にやってて…」

ぼくとハーレイは、それほどでも、と言い訳。

Aブルー「それに、お花見、エアになったら、ぶるぅが…」
シロエ 「暴れまくると言うんですか?」
Aブルー「多分、パニック状態かと…」

ぼくの大事な船の中がね、と呻いてますけど。
別の世界…。


2026/04/12 (Sun)



☆勝手に思い込み


春休み中な御一同様、生徒会長宅でエアで夜桜見物の企画。
其処へソルジャー登場でして、エアは困ると騒いでまして。

Aブルー「ぶるぅが暴れて当たり散らしたら、大惨事で…」
キース 「知るか、あんたの事情なんぞは!」
シロエ 「別の世界で暴れる分には、無関係ですし…」

船の皆さんで対処して下さい、とシロエ君、ピシャリと。

シロエ 「長い付き合いの方ばかりですし、ベテランで…」
スウェナ「お菓子で釣るとか、やり方、あるでしょ?」
Aブルー「普段の暴れ方ならね…」

だけど今回のは違うわけで、とソルジャー、必死。

Aブルー「だって、ぶるぅも、予定、空けちゃってて…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「お花見、この辺になる筈だから、って…」

特別休暇の根回し中で、とトンデモ発言。

Aブルー「ぼくとハーレイ、揃って船を留守にするしさ…」
キース 「なんで、先走ってやがるんだ!」
ジョミー「お花見の話、今日、初めて出て来たんだけど?」

主催のマツカも、何も喋っていないしさ、とジョミー君。

ジョミー「別荘を空けておく日取り、考えてるよね?」
マツカ 「そうですね…。桜の開花状況にもよりますし…」

この辺でしょう、という相談程度ですけど、という返事。

マツカ 「他の誰かをお招きしたら、使えませんから」
Aブルー「ほらね、マツカも、こう言ってるし!」

ぼくの方でも考えなくちゃ、と勝手すぎる理論。

Aブルー「お花見が決まっても、来られないとね…」
サム  「誰も呼んではいないんだぜ?」
Aブルー「毎年恒例、ぶるぅも楽しみにしてるイベでさ…」

根回し中の辺り、予定は何も入れていないよ、とキッパリ。

Aブルー「食い意地をそそるイベとか、スルーの方向で…」
キース 「行けるつもりで思い込んでて、その気なのか?」
Aブルー「ピンポーン!」
シロエ 「どうして、思い込み、止めないんです!」

暴れるリスクがあるんだったら、と言ってますけど。
危険ですよね…。


2026/04/13 (Mon)



☆平和を守るには


春休み真っ最中の御一同様、生徒会長宅で決めた夜桜見物。
サイオンで窓に投影するエアで、ソルジャーが来て猛反対。

キース 「まったくだ。暴れられたら、皆が困るんだしな」
サム  「ソルジャーとしても、どうかと思うぜ」
ジョミー「有り得ないよね、船を危険に晒すなんてさ」

ホントにヤバいわけじゃなくても、とジョミー君も。

ジョミー「人類軍だっけ、攻撃とは違うと思うけどね…」
シロエ 「散らかりまくるとか、食器が破壊されるとか…」

そっち系になるんでしょうけど、とシロエ君が振る首。

シロエ 「大惨事には違いないんですし、止めるべきです」
スウェナ「止められないなら、ソルジャー失格だわよ」
Aブルー「そうかもだけど、ちゃんと理由があるわけで…」

エアになるなんて思わないから、とソルジャーの切り返し。

Aブルー「例年通りにあると思ってるしさ、止める必要…」
キース 「無かったと言うなら、今からでも、止めろ!」
サム  「美味しいイベとか、チラつかせりゃよ…」
ジョミー「黙ると思うよ、ノルディに頼めば?」

五つ星ホテルのスイート、貸し切りとか、という提案。

ジョミー「ホテルのレストラン、全部制覇で食べ放題で…」
キース 「ルームサービスもつけて、もてなせばどうだ?」
マツカ 「お望みでしたら、お好みに合いそうなホテル…」

探しますけど、とマツカ君のナイスな申し出。

マツカ 「ご予算に制限が無いんですから、いくらでも…」
シロエ 「探せますよね、それでどうです?」
Aブルー「ダメダメ、ぶるぅの好みの、お花見はさ…」

みんなで出掛けて楽しむヤツで、とソルジャー、却下。

Aブルー「ぼくのシャングリラの、平和を守るためにも…」
キース 「俺たちに犠牲になれと言うのか、あんたは!」
シロエ 「嫌ですよ、そんな人柱にされるのは!」
ジョミー「ぼくも、全力でお断りだよ!」
Aブルー「この通り!」

エアだけはやめて、と土下座で頼んでますけど。
どうする…?


2026/04/14 (Tue)



☆三度目のエアは


春休み中の御一同様、生徒会長宅でエアの夜桜見物に決定。
欠席届けも出して楽しむつもりが、ソルジャーが来て必死。

Aブルー「お願いだから、いつも通りのお花見で頼むよ!」
シロエ 「知りませんってば、誰も相談してませんしね」
キース 「第一、俺たちの計画、エアで夜桜見物で…」

其処が大事だ、とキース君、ソルジャーを、まじっと。

キース 「あんた、先月、言わなかったか?」
Aブルー「言うって、何をさ?」
キース 「エアの三度目は、見逃すと言っていたと思うぞ」
シロエ 「そうでしたっけ!」

お彼岸の時に騒ぎでしたね、とシロエ君が手をポンと。

シロエ 「エアで導師をやって法要、結局、無しで…」
サム  「普通にキースが読経してたし、恩があるだろ?」
ジョミー「持ち越したエアを、実行されても、文句とか…」
キース 「言える立場にいないだろうが!」

エアで夜桜見物でも、とキース君が突き付ける指。

キース 「分かったんなら、デパ地下に戻りやがれ!」
シロエ 「そうするべきです、キース先輩が正しすぎます」
サム  「ぶるぅが怒って暴れた時には、あんたがよ…」
キース 「責任を持って対処すべきだ、ソルジャーだしな」

俺たちの知ったことではない、と冷ややかな視線。

キース 「いいな、エアの三回目なんだし、見逃せ!」
一同  「「「イイネ!」」」

早く帰れ、と追い出しにかかる面々。

ジョミー「限定商品、売り切れちゃうから、急がないと!」
マツカ 「完売されたら、どうしようもありませんから…」

調達出来るのは明日以降で、とマツカ君も。

マツカ 「ぶるぅに頼まれた品も、あったりしませんか?」
Aブルー「それは無いって!」

自分で買うのが趣味で生き甲斐、とソルジャー、即答。

Aブルー「ついでに、お花見も桜の季節の生き甲斐!」
キース 「知るか、あくまでエアでやるんだ!」
Aブルー「お願いだよ…!」

ぶるぅはぼくが引き受けるから、と悲鳴ですけど。
人柱…?


2026/04/15 (Wed)




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☆拒否したら召喚


三月は初日から日曜なだけに、生徒会長宅な面々ですけど。
其処へ来たソルジャー、エアぶるぅの件でリベンジは無し。

Aブルー「ほらね、そういう恐怖が消え去るんだしさ…」
キース 「おめでとうと言って登場だったんだな?」
Aブルー「ピンポーン! それとも、君たち…」

お彼岸を拒否してリベンジを選びたいかい、という質問。

Aブルー「お望みとあらば、すぐにぶるぅを…」
一同  「「「げっ!」」」
Aブルー「召喚するのは、一発なんだよね…」

今日は近くにいるものだから、とソルジャー、ニンマリ。

Aブルー「デパ地下巡りで、雛祭り限定スイーツを…」
キース 「買いまくっている最中だ、と?」
Aブルー「そうだよ、ぼくからお小遣いを貰ってね!」

お金の出どころはノルディだけど、とニヤニヤ。

Aブルー「ぼくが呼んだら、飛んで来るのは一瞬で…」
シロエ 「やめて下さい!」
ジョミー「キース、早く引き受けるって返事してよ!」
サム  「俺たち全員、ちゃんと出席するからよ…」

この通りだ、とサム君が絨毯に擦り付ける額。

サム  「親父さんにLINEで通報って言ったのも…」
シロエ 「撤回ですよね、ぼくたちが協力する件も…」
スウェナ「疑ったりして悪かったわよ、ごめんなさい!」
ジョミー「お彼岸の法要、例年通りにやって欲しいな!」

抹香臭くてもかまわないから、とジョミー君も必死の形相。

ジョミー「上等のお線香とかを使うんだったら…」
シロエ 「カンパしますよ、喜んで!」
Aブルー「いいねえ、最上級のでお願いしたいな」
キース 「ガチで高いんだが…」

最上級で用意するとなると、とキース君の困り果てた顔。

キース 「俺の家でも、使わないレベルになってくるし…」
Aブルー「そうなのかい? お線香が?」
キース 「線香や蝋燭も高いが、法要の初めにだな…」
ブルー 「お香を焚くだろ、アレが高いんだよ」

香木の値段はとんでもないし、と言ってますけど。
そうなんですか…?


2026/03/16 (Mon)



☆高いらしい香木


初日が日曜な三月、生徒会長宅で過ごす御一同様ですけど。
ソルジャーが来まして、お彼岸の法要を突き付けられた今。

Aブルー「お香って、そんなに高いものなのかい?」
キース 「上等の線香が高い理由も、其処に通じる」
ブルー 「天然素材の香料を使って作ると、お値段がね…」

元の素材が高いだけに、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「入れる香料の質と量とで、いくらでもさ…」
キース 「値段が上がって、安いのとは月とスッポンで…」
サム  「そういや、線香の匂いは色々だよなあ…」
ジョミー「棚経の時に回ってる家の、同じじゃないよね…」

値段のせいか、と僧籍な人たちが見合わせる顔。

ジョミー「気合いの入った家だと、上等だから匂いもさ…」
サム  「違って来るのかもしれねえな…」
ブルー 「ピンポーン! 最上級だと、素人さんでも…」
キース 「気付くレベルで、香りが違うぞ」

お香の場合は、その上を行く、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「香炉に入れると、明らかに有難そうな感じで…」
ブルー 「香の煙が届く範囲は、別世界だよね…」

それは荘厳な雰囲気になるよ、と銀青様の説明が。

ブルー 「相当に格の高い法要でないと、あんなのは…」
キース 「お目にかかれないな、俺の家では無理だ」
シロエ 「マジですか?」
ブルー 「香木を仕入れて、寝かせておくとさ…」

年数が経過するほど値段も上がるし、という話。

ブルー 「それを目当てに大量に買って、床下とかで…」
キース 「保存している人もいるんだ、高く売れるからな」

仕入れ価格もそれなりだが、とキース君からも。

キース 「高いヤツだと、純金より上だぞ」
一同  「「「ええっ!?」」」

そこまでなのか、と皆が仰天。

シロエ 「カンパじゃ、とても買えませんよね…」
キース 「金の相場を考えてみろ」
ジョミー「高いよね…」
サム  「金だぜ?」

小遣いで買える値段じゃねえよ、という声ですけど。
大金…。


2026/03/17 (Tue)



☆お線香だけで充分


三月も初日が日曜でして、生徒会長宅に来ている御一同様。
ソルジャーのリベンジを避けるには、お彼岸の法要が必須。

Aブルー「高いと言っても、買える人はいるんだよね?」
キース 「個人でもいないわけではないが…」
ブルー 「法要に使うためじゃないと思うよ、遊び用でさ」
一同  「「「は?」」」

遊びに凄い大金を、と目を剥いてますけど。

ブルー 「ホントだってば、お香を楽しむ人たちだね」
キース 「香道って聞いたことはないかな?」
一同  「「「あー…」」」

香木を焚いて種類を当てるヤツか、と納得な遊び方。

Aブルー「何だい、ソレは?」
シロエ 「色々な香木を、香炉で焚いてですね…」
キース 「何を焚いていたのか、皆で当てる遊びだ」
ブルー 「茶道の席でも、香は焚くから、そっちでも…」

こだわる人は高くても買うね、と生徒会長。

ブルー 「もっとも、あんな仏様の法要に使うのは…」
キース 「邪道と言うより、もったいないとしか…」

線香だけで充分だろう、と副住職も。

キース 「どうせ、香りの分からないヤツらばかりで…」
ブルー 「マツカだったら、いけそうだけれどね…」
マツカ 「ぼくも無理ですよ、心得がありませんから…」
Aブルー「うーん…。それじゃ、ぼくにも分からないかも」

大金を払っても、有難さが、とソルジャーが顎に当てる手。

Aブルー「ぶるぅに貢いで、覗き回避を頼んだ方が…」
ブルー 「その先は喋らなくていいけど、賛成だね」
Aブルー「デパ地下とかで、ドッサリ買い込めそうだし…」

お小遣いを渡した方がマシかな、と結論が出た様子。

Aブルー「分かった、お線香と蝋燭を最上級で頼むよ」
シロエ 「マツカ先輩、お願いします!」

買えそうな気がしませんから、とシロエ君の悲鳴。

シロエ 「お線香だって、高いそうですし…」
マツカ 「かまいませんよ」
Aブルー「ありがとう!」

後は当日を待てばいいよね、と喜んでますけど。
法要ですか…。


2026/03/18 (Wed)



☆ツイているか謎な日


初日が日曜な三月、生徒会長宅に集う面々の予定が決定で。
春のお彼岸は法要でして、断れない流れで厳しすぎる現実。

サム  「春のお彼岸は、あの仏様の法要かよ…」
ジョミー「仕方ないってば、エアぶるぅの件がチャラだし」
キース 「諦めるしかないだろうな…」

ついでに無駄口は叩かない方が、とキース君が指差す窓。

キース 「ヤツは去ったが、まだデパ地下にいそうだぞ」
シロエ 「そうでした! ぶるぅが買い物中でしたっけ…」
スウェナ「雛祭り限定スイーツ、買い漁ってるのよね…」
キース 「ヤツが行かないと、誰が言えるんだ?」

あっちの世界では飯より菓子なヤツだぞ、とキース君。

キース 「聞こえたらヤバい話は、しないのが吉かと」
一同  「「「あー…」」」

戻って来たら厄介なことに、と皆が唇に当てる指。

ジョミー「話題を変えようよ、雛祭りとかさ」
シロエ 「スウェナ先輩だけしか、関係無いですよ?」
サム  「んじゃよ、春休みの方で行こうぜ」
キース 「無難なトコだな、花見以外の方向で頼む」

また来たら困る、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「ホワイトデーの話も、いいかもしれん」
Aブルー「そうなんだよ!」
一同  「「「げっ!」」」

湧いた、と一同、ドン引き。

シロエ 「帰ったんじゃなかったんですか!?」
Aブルー「すぐに消えるよ、忙しいから!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ホワイトデーだってば、限定スイーツがさ…」

思った以上に充実してて、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「買い込まないと損だし、お彼岸はよろしく!」
一同  「「「はいっ!」」」
Aブルー「じゃあねー!」

次のデパ地下へ買いに行くから、とパッと消滅。

キース 「今日の俺たちは、ツイているのか…?」
ジョミー「それっぽいけど、お彼岸の件…」
シロエ 「法要だけは、どうしようもありませんしね…」

ツイているのか、ツイてないのか、と呻いてますけど。
どっち…?


2026/03/19 (Thu)



☆お彼岸だけならマシ


やって来ました、春のお彼岸。お中日は生徒会長宅で法要。
迷惑な仏様のスッポンタケ、最上級の戒名がついている件。

シロエ 「おはようございます…」
ジョミー「この法要って、いつまで続くんだろう…」
サム  「三十三回忌までは、ガチなんでねえの?」
ブルー 「年忌法要がセットじゃない分、マシだと思うよ」

あった場合は、三十三回忌までの間は法要、と生徒会長。

ブルー 「命日が無いから、月参りだって要らないんだし」
一同  「「「うーん…」」」

確かにそうかも、と思わざるを得ない、説得力のある言葉。

ブルー 「下手に命日があった場合は、毎月、その日に…」
シロエ 「法要っていうことになるんですか?」
サム  「其処まで大袈裟なモンじゃねえけどよ…」
ブルー 「少なくとも、家にお坊さんが来て、お経だよね」

今どきのヤツでも、1年間コースは普通かな、と傾げる首。

ブルー 「昼間は留守にするならともかく、それ以外は…」
ジョミー「月参り、しないといけないわけ?」
ブルー 「菩提寺以外のお坊さんでも、勧められるよ?」

せめて1年くらいは勤めましょう、と向こうから、と。

ブルー 「お参りした分、お布施が入るものだから…」
サム  「儲け第一で、オススメなのかよ?」
ブルー 「真面目な人でも言うけど、儲け主義も多いよね」

檀家さんが少ない所だと特に、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「たった1年間の分でも、数があればさ…」
シロエ 「そこそこ、貰える勘定ですよね…」
ブルー 「そういうこと! ごたついてる間に契約でさ…」
サム  「1年間は、家に月参りをやりに来るのな…」

免れただけマシってヤツだぜ、とサム君、うんうん、と。

サム  「お彼岸だけで済むし、年忌法要もねえし…」
シロエ 「キース先輩が、あんな戒名、つけなかったら…」
ジョミー「最上級のお線香とか、言われないよね…」

諸悪の根源はキースじゃない、と文句ですけど。
もはや年中行事…。


2026/03/20 (Fri)



☆最上級の蝋燭


春のお彼岸はスッポンタケの法要、朝から生徒会長宅へと。
最上級のお線香と蝋燭で頼む、とソルジャーからの注文で。

シロエ 「マツカ先輩、用意して下さったんですか?」
マツカ 「執事に頼んで、買って来て貰っています」

コレなんですけど、とマツカ君が差し出す仏具店の紙袋。

マツカ 「蝋燭が普段と違うようですよ」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「天然素材で、昔ながらの製法なんです」

いわゆるキャンドルとは別物で、とマツカ君が開けた箱。

マツカ 「この通り、見た目も違うでしょう?」
ジョミー「ホントだ、コレの大きいの、キースの家でさ…」
サム  「本堂で見たような記憶あるよなあ…」
ブルー 「使っていたよ、あそこの本堂」

最上級かどうかは知らないけどね、と生徒会長。

ブルー 「こういう蝋燭、お寺では重宝されてて…」
シロエ 「有難い香りがするんでしょうか?」
スウェナ「覚えが無いわよ、蜜蝋じゃなさそうだし…」

蜜蝋だったら黄色系よね、とスウェナちゃんが眺める蝋燭。

スウェナ「蜜蝋の蝋燭、蜂蜜に似た匂いなんだけど…」
ぶるぅ 「そだね、美味しそうな匂いで!」

蜜蝋、お菓子に使うんだよ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「カヌレの型に塗るのは、溶かした蜜蝋だもん!」
ジョミー「そうなんだ?」
ぶるぅ 「カヌレの皮が黒いの、蜜蝋が焦げた色!」

でも、この蝋燭の蝋は違うね、と指でチョン。

ぶるぅ 「んとんと…。ブルー、何の蝋なの?」
ブルー 「コレの場合は最上級だし、ハゼの木の油で…」

蝋が仏具に貼り付かないよ、という説明。

ブルー 「燭台も、置いてある台も、汚れないのが売り!」
ジョミー「元老寺で使ってるのも、掃除が楽だから?」
サム  「それはねえだろ、キースにやらせられるしよ」
シロエ 「いつも、アドス和尚がこき使ってますしね…」
キース 「遅れてすまん! 俺がどうかしたか?」

何かやらかしたか、と焦った顔で見回してますけど。
当然かと…。


2026/03/21 (Sat)



☆お線香の値段


スッポンタケの法要の日で、朝イチで生徒会長宅に集合で。
最上級の蝋燭とお線香、ソルジャーに注文されて用意済み。

キース 「なんだ、どうして、そんなに俺を見るんだ?」
シロエ 「いえ、最上級の蝋燭を見てたんですけど…」
ジョミー「そんなの用意する羽目になったの、何故かな?」
サム  「すげえ戒名、つけていなきゃよ…」

言われなかったと思うぜ、とサム君、ビシィと。

サム  「誰のせいだよ、あの仏様の戒名、すげえのは?」
キース 「そ、それは…」
シロエ 「キース先輩、その場のノリでつけましたよね?」
スウェナ「クジラの戒名のパクリなんでしょ?」

自分で考えたヤツなら、まだしも、とスウェナちゃんも。

スウェナ「一時しのぎのつもりだったか、勢いだったか…」
サム  「今じゃ、誰も覚えていねえんだけどよ…」
ジョミー「キースが戦犯だった事実は、変わらないよね?」
シロエ 「まったくです…。危うく、お香まで最上級で…」

用意させられる所でした、とシロエ君が指差す蝋燭の箱。

シロエ 「こんな蝋燭、いつもの法要で見たことないです」
サム  「お前の家の本堂、使ってるよなあ?」
キース 「アレは、此処まで高いヤツと違って…」

そこそこの値段の蝋燭なんだが、とキース君、タラリ冷汗。

キース 「俺が注文してるわけだし、間違いはない」
シロエ 「本物のお寺を上回るような高級品をですね…」
サム  「たかがキノコが受け取るんだぜ?」

格の高すぎる蝋燭をよ、とサム君の睨み。

サム  「線香にしても、すげえんでねえの?」
ジョミー「まさか、1本の値段、普通のお線香のさ…」
シロエ 「1箱分とか、言わないでしょうね?」

どうなんです、とシロエ君の視線がマツカ君に。

シロエ 「お値段、どのくらいでした?」
マツカ 「1箱分を超えていました…」
サム  「マジかよ?」
マツカ 「百均じゃなくて、普及品で…」

仏具店で買える品で、と言ってますけど。
1箱分以上…?


2026/03/22 (Sun)



☆素材から別物


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーの注文が、最上級の蝋燭とお線香だったわけで。

シロエ 「なんで、そんなに高いんです!?」
ジョミー「1本分の値段が、普通のヤツの1箱以上って…」
ブルー 「お香が高い話をした時、チラと言ったよ?」

お線香にしても、原料によるとね、と生徒会長。

ブルー 「普及品だと、主な素材自体が、安くなるから…」
スウェナ「そうなの?」
ブルー 「形だけあれば、一般家庭用には充分だしさ…」

煙が上がれば問題無いし、と言われれば、そうかも。

ブルー 「香りの方はプラスアルファで、オマケ的だし…」
シロエ 「そうかもですけど…」
サム  「花の香りの線香とかもあったっけなあ…」
ブルー 「アレにしたって、人工の香料なんだけど…」

高いお線香は違うから、と生徒会長が指す、お線香の箱。

ブルー 「香りの元は、本物のお香を砕いて入れてるよ」
サム  「まさかコレだと、純金並みのヤツってか?」
ブルー 「当然、そういうことになるよね」
一同  「「「うわー…」」」

高くなるのも当たり前か、と一同、愕然。

ブルー 「本物のお香と合わせる以上、他の材料も…」
ジョミー「普及品とは違うんだ?」
ブルー 「安い素材じゃ、お香の香りが台無しだしさ…」

相応しい素材を使わないと、と説明が。

ブルー 「乾燥させる時にも、自然乾燥で時間がね…」
サム  「手間暇かかった分まで、上乗せなのな?」
ブルー 「そりゃさ、普及品のようにコストダウンは…」

出来るわけがない製法だしね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「とてもいい香りがすると思うよ」
サム  「でもよ、相手は、あの仏様だぜ…?」

猫に小判どころじゃねえよ、とサム君が広げる両手。

サム  「キース、お前の家で、このレベルの線香…」
キース 「使えるわけがなかろう!」
シロエ 「でしょうね…」

勿体ないと思いませんか、と唸ってますけど。
その通り…。


2026/03/23 (Mon)



☆売り払うべき


スッポンタケの法要の日で、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーの注文の品が、最上級の蝋燭とお線香なわけで。

ジョミー「ホントにね…。勿体ないと思うよ、ぼくも…」
シロエ 「あんな仏様に使うだなんて、あんまりすぎます」
サム  「マジでそうだぜ…。アレってよ…」

何処かで売るのは出来るのかよ、とサム君の問い。

サム  「売っ払って、普通の線香を使っててもよ…」
ジョミー「バレないかもね、多分、普段に気にしてないし」
スウェナ「上等かどうかが分かるくらいに、お線香には…」

多分、馴染みが無いと思うわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「売れる所があるんだったら、売ってしまえば?」
サム  「んでよ、その金、有効活用するべきだと思うぜ」
スウェナ「法要の打ち上げに使うのもいいわね!」
ジョミー「いつも、法要の後は、此処で会食してるしさ…」

日を改めて、ぼくたちだけで打ち上げ、とジョミー君の案。

ジョミー「高いヤツだし、手数料が要っても、残りはさ…」
サム  「かなりの値段になりそうだしよ…」

五つ星の店でやっても、余るんでねえの、という読み。

サム  「余った分は取っておいてよ、次の時によ…」
シロエ 「使うわけですね、どうせだったら投資とかに…」

回して増やしておきませんか、とシロエ君が立てる親指。

シロエ 「マツカ先輩にお任せすれば、増やせそうです」
ジョミー「そっち系には詳しそうだよ!」
マツカ 「ぼくは、それほど詳しくないんですけど…」

趣味でやってる知り合いだったらいますから、と御曹司。

マツカ 「増やすのが趣味で、手数料とかは貰わないで…」
サム  「預かった金を増やすだけかよ?」

タダと思っていいわけかよ、とサム君、念押し。

サム  「そりゃよ、税金とかは、こっちの負担で…」
マツカ 「増えた分から払いますけど、それだけですね」
一同  「「「イイネ!」」」

任せちゃおう、と皆が乗り気になってますけど。
売ると…?


2026/03/24 (Tue)



☆聞かれていた話


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーの注文で買った最上級のお線香、売るかどうか。

シロエ 「マツカ先輩、お線香の値段、いくらでしたか?」
マツカ 「残念ですけど、投資に回せるほどの額では…」

ないんですよ、とマツカ君の苦笑い。

マツカ 「売り払った分で、食事にしても、五つ星は…」
サム  「無理なのかよ?」
ブルー 「いいかい、君たち、よく考えてみたまえ」

お線香だしね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「お香だったら、とんでもない値段でもさ…」
ジョミー「砕いて入れただけのヤツだと、知れてるわけ?」
ブルー 「君たちが買うには、高すぎるんだけど…」

五つ星の店で食事、全員では無理だよ、と突き付ける現実。

ブルー 「ついでに、売るつもりなら、もっと早くに…」
シロエ 「思い付かないと、アウトでしょうか?」
ブルー 「此処までの間に喋ってた話、聞かれてそうで…」
??? 「ピンポーン!」

大正解、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「エアぶるぅの次は、エア線香なのかい?」
一同  「「「は?」」」

悲鳴も忘れて、皆の視線がソルジャーに集中。

キース 「おい、エア線香というのは、何なんだ?」
Aブルー「エアぶるぅみたいなモノかな、普及品をさ…」

使っているのに、最上級品のふり、とソルジャー、ギロリ。

Aブルー「どうせ、ぼくには分からないから、結託で…」
シロエ 「有難い香りだとか、褒めちぎるヤツですね…」
Aブルー「ぼくが気付いて、此処で飛び込まなかったら…」

エア線香のつもりだっただろう、と鋭すぎる読み。

Aブルー「キース、君も重要人物で…」
キース 「俺がか!?」

なんでそうなる、とキース君、ワタワタ。

キース 「売り払う話は、俺が言ったわけじゃない!」
Aブルー「エア線香だった時のことだよ!」
キース 「重要人物…?」

意味がサッパリ謎なんだが、と呻いている人。
重要人物…?


2026/03/25 (Wed)



☆計画だけでも重罪


スッポンタケの法要の日で、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーの注文の品、最上級のお線香を売るという話で。

キース 「俺が、重要人物だなどと言われても…」
シロエ 「ぼくにも謎です、キース先輩、今の話には…」
サム  「一度も口を出していねえぜ、何故なんだよ?」

厄病仏な件と関係あるのかよ、とサム君の問い。

サム  「でもよ、キースにババを引かせたら、法要…」
ジョミー「ドタキャンでパアにされるリスク、高いよ?」
キース 「まったくだ。俺には逃げる権利があるよな?」

俺が逃げたら誰がやるんだ、と副住職の視線が生徒会長に。

キース 「ブルー、あんた、代わりに導師するのか?」
ブルー 「お断りだね、あんな仏様の法要なんかは!」

銀青の名前に傷がつくよ、と生徒会長、やる気ナッシング。

ブルー 「エア線香で重要人物な理由は、謎だけどさ」
Aブルー「簡単なことだよ、エア線香がバレないために…」

担ぎ出すのはキースだと思う、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「お線香の匂いが分かるし、高いかどうかも…」
シロエ 「分かりますよね…」
サム  「そういうことかよ、キースが違和感あっても…」
ジョミー「何も言わなきゃ、バレないんだ…」

安いお線香で誤魔化してても、とジョミー君も。

ジョミー「じゃあさ、キースは有罪なわけ?」
キース 「なんでそうなる!」
シロエ 「エア線香、止めませんでしたしね…」
キース 「ちょっと待て!」

言いがかりだ、とキース君、真っ青。

キース 「俺は黙って聞いていただけで…!」
Aブルー「暗黙の裡に、協力する気、無かったのかい?」
キース 「そ、それは…」

少しくらいはあったかもだが、と青ざめる人。

キース 「エア線香の件は、見ての通りに計画倒れで…」
Aブルー「計画しただけでも罪は重いよ?」
シロエ 「マジですか!?」
Aブルー「当然だよねえ…」

とても大事な法要だしさ、と言ってますけど。
ヤバいのでは…?


2026/03/26 (Thu)



☆問われない罪


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーが注文した最高級のお線香、売ろうとした計画。

Aブルー「今すぐ、ぶるぅを召喚してもいいけど…」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

マジか、と全員、ガクブル。

シロエ 「それだけは勘弁して下さい!」
キース 「真面目な話、アレを呼んだら、法要が台無し…」

パアになるのはガチだと思う、とキース君が指す線香立て。

キース 「線香立てもヤバいし、香炉もヤツに倒されて…」
サム  「灰まみれの法要になると思うぜ…」
キース 「猫と同じで、どうしようもないかと…」
一同  「「「猫?」」」

土鍋で寝るのは猫っぽいけど、と皆が傾げる首。

ジョミー「法要に猫が乱入したら、灰まみれなわけ?」
キース 「王道と言うか、あるあると言うか…」
シロエ 「先例が多数あるんですね?」
キース 「線香立てに猫の足跡、定番なんだぞ…」

灰まみれになった法衣とかもな、と副住職が広げる両手。

キース 「俺はスルーで読経出来るが、他のヤツらは…」
Aブルー「ぼくにしたって、困るってば!」

だけどありそう、とソルジャーも納得の悪戯小僧。

Aブルー「分かった、エア線香の件は、諦めるから…」
キース 「本当に、リベンジしないと誓えるのか?」
Aブルー「スッポンタケの戒名にかけて、今すぐにね!」

でないと法要が詰んでしまうし、とソルジャーの深い溜息。

Aブルー「エア線香にしようとしたのは、重罪だけど…」
シロエ 「無罪放免と思っていいんでしょうか?」
Aブルー「話題としては、蒸し返したって、復讐は…」

スッポンタケに誓って、絶対にしない、という宣言。

Aブルー「何だったっけか、あの長ったらしい戒名は…」
キース 「倫王院殿法界善根大居士だ!」
Aブルー「そう、ソレ、ソレ! それに誓って…」
キース 「絶対にリベンジしないんだな?」
Aブルー「誓うってば!」

法要が最優先なんだしね、と誓ったわけで。
無罪放免…。


2026/03/27 (Fri)



☆二度目の次は


スッポンタケの法要の日ですけれども、ヤバかったのかも。
なんとか無罪放免とはいえ、ソルジャーに借りが出来そう。

シロエ 「あのぅ…。リベンジは無しでも、蒸し返すと?」
Aブルー「放置出来ない話だしねえ…」

今回で二度目になるんだよ、とソルジャー、ズイと。

Aブルー「先月がエアぶるぅ、今回はエア線香!」
一同  「「「うっ…」」」
Aブルー「二度あることは三度ある、と言うんだろう?」

三度目をやられては困るから、とソルジャーの鋭い目付き。

Aブルー「今の間にキッチリ釘を刺しておかないと…」
シロエ 「でもですね…!」
Aブルー「何か問題でもあるのかい?」
シロエ 「エアなんですから、実害は、さほど…」

無いような気がするんですけど、とシロエ君が打つ逃げ。

シロエ 「蒸し返す時は、軽めでお願い出来ますか?」
Aブルー「エアぶるぅの恐怖、君たちに分かるとでも?」
キース 「エア線香は、あんたに心得があればだ…」

線香の匂いで気付くわけだし、企画されない、とキース君。

キース 「自分の行いを棚に上げるのは、感心出来んぞ」
Aブルー「そう言う君は、どうなのさ?」
キース 「あんた、偉そうに出るのはいいが、お彼岸を…」

忘れ去ってはいないだろうな、と副住職が繰る本式の数珠。

キース 「此処で俺が回れ右して、出て行ったら?」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
キース 「三度目をやるには、最高の日かもしれん」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。

ジョミー「キース、三度目って、何が?」
キース 「さっき、こいつが言った通りに、三度目で…」

エア導師で法要をすればよかろう、とキース君、腕組み。

キース 「お彼岸の法要は、嫌というほどやったしな?」
シロエ 「なるほど、キース先輩は抜きで、お焼香とか…」
サム  「南無阿弥陀仏を唱えるヤツな?」
キース 「正解だ!」

俺は抜けるから、エア導師で、と言ってますけど。
導師不在…?


2026/03/28 (Sat)



☆法要をエアで


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーが注文した最上級のお線香、売る計画から波紋。

シロエ 「サム先輩、エア導師でやるのは可能ですか?」
サム  「なんで俺なんだよ?」
シロエ 「生徒会長はともかく、他に僧籍な人がですね…」
スウェナ「ジョミーじゃ、話にならないものねえ…」

棚経の時も口パクなんだし、とスウェナちゃんも。

スウェナ「エアでやるには、それなりのリード要るわよ?」
シロエ 「そうなんです。お経が無いのがエアでしょう?」
キース 「当然、そういうことになるんだが…」

サム用にカンペを作って行くか、と副住職が取り出すメモ。

キース 「サム、時間進行の目安があればいけるか?」
サム  「よろしく頼むぜ、何分くらいで焼香とかをよ…」
キース 「承知した。まず、俺が入って来たとして…」

場を清めてから着席までの時間が数分、と書き付ける文字。

キース 「そのタイミングで、香を焚いてくれれば…」
サム  「焼香にピッタリの時間になるわけな?」
キース 「ああ。俺が持ち込む香炉の方は、最初から…」

置いておくのがいいだろうな、とキース君が教える手順。

キース 「アレの扱いは作法があるから、お前では…」
サム  「分からねえしよ、置いとけばいい、と…」
キース 「法要が終わった後で片付け、それで良かろう」

エアなんだしな、とキース君、メモをサラサラ。

キース 「よし、こんな感じだ。どうだ、分かるか?」
サム  「いけると思うぜ、読経の間は沈黙でいいのな?」
キース 「黙って合掌、正座していればオッケーだ」

焼香用の香炉を回す以外は、それで通せ、という指導。

キース 「では、メモも書いたし、俺はこの辺で失礼する」
シロエ 「帰って家を手伝うんですね、お中日ですから」
キース 「もう長いこと欠席続きだし、たまにはな」
Aブルー「待ってよ、本気でエア!?」

お経は無しで真似事だけ、と悲鳴ですけど。
エア導師ですし…。


2026/03/29 (Sun)



☆エア導師は勘弁


スッポンタケの法要ですけど、エア導師という方に展開で。
キース君は帰宅して家の手伝い、読経は無しでお焼香とか。

サム  「ブルーが導師をしねえ以上は、仕方ねえぜ?」
ジョミー「サムじゃ、代理は無理だよね?」
サム  「当たり前だろ、僧籍なだけで無資格だしよ」

棚経のようにはいかねえし、とサム君、キッパリ。

サム  「法要の導師、住職の資格がねえと出来ねえから」
キース 「そういうことだな、まあ、頑張ってエアで…」

勤めてくれ、とキース君がクルリと向ける背中。

キース 「最上級の蝋燭と線香もあるし、なんとか形は…」
ブルー 「整うんじゃないかな、お焼香もするしさ」
Aブルー「お経無しでも、やったことになるわけ?」
サム  「さあ…? ダメっぽい気がするんだけどよ…」

お経は読んでなんぼだしよ、と僧籍な人。

サム  「暗記してても、法要の時は、お経本でよ…」
ブルー 「読んでいます、という形で唱えるものだね」
シロエ 「すると、お経が無い法要は、無効ですか?」
ブルー 「ピンポーン!」

なんと言ってもエア導師、と生徒会長、ニヤニヤ。

ブルー 「キース、此処はいいから、元老寺の方を…」
キース 「有難い。では、後は任せた」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

ちょっと待った、とソルジャーの悲鳴。

Aブルー「エア導師だけは勘弁してよ、お願い!」
キース 「三度目のナントカには、ちょうどいいんだ!」
Aブルー「そう言った件も、謝るから!」

エアぶるぅも、エア線香も、全部許すよ、と泣きそうな顔。

Aブルー「別の機会に三度目が来ても、諦めるしさ!」
キース 「本当か?」
Aブルー「ホントだってば!」

三度目が無いのが一番だけど、とソルジャー、土下座。

Aブルー「エア導師よりは、まだ、別のヤツの方が…」
キース 「その言葉、信じていいんだろうな?」
Aブルー「かまわないって、だから許して!」

エア導師だけは勘弁、と必死ですけど。
許しますか…?


2026/03/30 (Mon)



☆導師抜きで法要


春のお彼岸はスッポンタケの法要、エア導師でやるそうで。
お経は無しで皆で焼香、黙って正座で勤めるだけの展開に。

Aブルー「この通りだよ、三度目のエアも許すから…!」
キース 「いい覚悟だ、と言いたいんだが、今までの…」

行いが全てを物語っているからな、とキース君、腕組み。

キース 「此処で誓っても、一筆入れても、いずれはだ…」
シロエ 「無かったことになるんですよね…」
サム  「あるある過ぎて、何も言えねえ…」

聞いてやるだけ無駄でねえの、とサム君、バッサリ。

サム  「サッサと帰っていいと思うぜ、忙しいんだろ?」
ブルー 「お彼岸のお中日は、何処のお寺も超多忙だよ」
スウェナ「帰っていいわよ、みんなでやるから」
ジョミー「蝋燭とお線香なら、ぼくも慣れてるしさ…」

棚経で散々やって来たから、とジョミー君の援護射撃が。

ジョミー「キース抜きでも、ちゃんと出来るよ」
シロエ 「ぼくも正座は、嫌と言うほど経験済みですし…」
マツカ 「大丈夫ですよ、お焼香と正座だけですからね」
スウェナ「ほらね、マツカがいるから、作法もバッチリ!」

一般人用の方ね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「お焼香の順番、マツカが最初にやればいいのよ」
シロエ 「それを真似れば、完璧ですね!」
マツカ 「任せて下さい、本来だったら、ぼくは末席で…」

お施主さんがトップですけど、とソルジャーにチラと視線。

マツカ 「すみません、お先にやらせて頂きます…」」
キース 「よし、後は頼んだ!」

ではな、と法衣鞄を手にして、ドアの方へとスタスタ。

キース 「法要の無事くらいは、御本尊様に祈ってやろう」
一同  「「「イイネ!」」」

元老寺で法要、頑張って、と皆でエールを。

シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ブルー 「何年ぶりになるかな、アドス和尚も喜ぶよ!」
Aブルー「待ってってばーっ!」

君がいないと大ピンチ、と絶叫ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2026/03/31 (Tue)



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