☆10月になっても
さて、10月。シャングリラ学園も衣替えの季節でございます。
シャン学メンバーも長袖となり、放課後は例の場所に集っておりますが。
ジョミー「ゼル先生、今日もやっていたよね」
シロエ 「あれから2週間は経ってるんですけど…」
サム 「まだ暫くは続くんじゃねえか、面白がってるみたいだし」
キース 「…ゼル先生は事情を御存知ないからな…」
知っておられたら怒りの鉄拳の方だろう、とキース君。
キース 「矛先が誰に向くかは知らんが、大惨事なのは確実だ」
ジョミー「だよね、自分のキスマークがあんな所についただなんて」
サム 「本物は襟で、あっちはレプリカって話だけどよ…」
スウェナ「レプリカの方でも悪い気分しかしないわよ」
マツカ 「…場所が場所ですしね…」
シロエ 「ぼくならウガイを一万回でも気が済みませんよ」
唇を消毒したくなります、とシロエ君がブルブルと。
シロエ 「なのに会長、上手いこと騙したようですし?」
ブルー 「…人聞きの悪い…。ちょっと耳打ちしただけじゃないか」
ゼルは善意だ、と生徒会長は紅茶のカップを傾けながら。
ブルー 「ハーレイが自分磨きをやっているから激励すべし、と」
キース 「自分磨きの中身については何も話していないだろうが!」
ブルー 「脳内補完で構わないじゃないか、色々あるしね」
バレエの稽古も頑張っているしエステの腕も、と生徒会長。
ブルー 「とにかく頑張れとエールを送ればそれでOK!」
キース 「なんでエールが投げキッスになるんだ!」
ブルー 「そりゃあ元ネタがアレだしねえ?」
投げキッスを送られる度に嫌な記憶が股間の方に、とニヤニヤニヤ。
ブルー 「自業自得だからいいんだよ、うん」
キース 「毎日、怯えておられるようだが?」
ブルー 「下手に震えるから、ゼルがますます調子に乗るよね」
トランクスを貼り付けてやった甲斐があった、と生徒会長は御満悦。
敬老の日の紅白縞は未だに尾を引いているようですねえ…。
2013/10/01 (Tue)
☆只今、自分を磨き中
来る日も来る日もゼル先生から投げキッスを貰っている教頭先生。
例のキスマークな紅白縞が貼り付いた身だけに、本当にお気の毒としか。
ブルー 「ゼルも嫌がらせは好きな方だし、当分続くよ」
キース 「あんた、良心が痛まないのか?」
よくも大嘘をつきやがって、とキース君。
キース 「いったい何処が自分磨きだ、何の根拠も無いだろう!」
ブルー 「えっ、あるけど?」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「まるっきりの嘘ってわけでもないんだよねえ、自分磨き」
ジョミー「…それって教頭先生が?」
ブルー 「うん、ハーレイが」
キース 「何をだ? 俺は全く知らんぞ」
シロエ 「ぼくもですよ。いったい何をなさってるんです?」
柔道部では普通にしておいでですが、とシロエ君も首を傾げております。
マツカ 「そうですよね。もしかして水泳の方ですか?」
スウェナ「ああ、そっちなら分からないわよね、私たちには」
サム 「水泳部のヤツらが帰った後なら泳ぎ放題だぜ」
ジョミー「古式泳法って思い切り奥が深そうだしね」
練習のネタは尽きないかも、とシャン学メンバー、意見が一致。
その方向で自分磨きか、と結論が出たようですが。
ブルー 「まだまだ甘いね、まるで的外れってこともないけど」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お水で鍛えるんだよね!」
キース 「…水で鍛えるだと? 滝行か?」
サム 「あれって行者じゃねえのかよ?」
ジョミー「教頭先生、まさか修行をしてるわけ?」
ブルー 「それで正解。只今、絶賛修行中!」
一同 「「「えぇっ!?」」」
何の修行をするというのだ、と派手に飛び交う『?』マーク。
生徒会長は指を一本立てまして。
ブルー 「ヒントを言うなら紅白縞かな」
一同 「「「紅白縞?」」」
ブルー 「そう! 敬老の日に花を添えてくれたアレ!」
ゼルのキスマークが股間に輝く逸品、と赤い瞳がキラキラと。
教頭先生が現在進行形でゼル先生に怯える元凶、何の修行に繋がると…?
2013/10/02 (Wed)
☆分からないヒント
教頭先生、自分磨きとやらで修行をなさっておられるそうでございます。
修行のヒントは紅白縞だと言われましても、何のことやらサッパリで。
キース 「…紅白縞が何のヒントになるというんだ?」
ブルー 「分からないかな、トランクスだよ?」
サム 「やっぱ滝行かよ、褌の代わりにアレなのかよ?」
ジョミー「なんかソレって絵にならないね」
シロエ 「間抜けな感じしかしませんけれど…」
滝によってはカッコ良かったりするんでしょうか、とシロエ君。
スウェナ「凄い滝なら打たれてるだけでカッコいいわよ、きっと」
マツカ 「そうですね、男らしいです」
ブルー 「ダメダメ、そんな滝だと紅白縞が流されるってば」
ウエストのゴムだけでは心許ない、と生徒会長はクスクスと。
ブルー 「滝行だったら褌だよ、うん」
キース 「ますますもって分からんぞ。紅白縞で何の修行だ?」
ブルー 「ぶるぅが言ったろ、水で鍛えるって」
ジョミー「でも滝行とは違うんだよねえ?」
お手上げだ、とシャン学メンバー、降参です。
シロエ 「会長、そのヒントでは分かりませんよ」
ブルー 「うーん…。現場に居合わせなかったし、仕方ないかな」
一同 「「「現場?」」」
ブルー 「そう、現場! 例の紅白縞を引っぺがす時の」
ジョミー「…引っぺがす?」
キース 「言われてみれば確かに知らんな」
俺たちは先に帰ったからな、とキース君。
敬老の日のパーティー、シャン学メンバーはお開きで帰ったわけでして。
シロエ 「教頭先生、残ってらっしゃいましたよね…」
サム 「あっちのブルーも残っていたぜ」
もしかして、と顔を見合わせるシャン学メンバー。
キース 「今の言い方だと引っぺがしたのか、紅白縞を?」
ブルー 「他に方法が無いだろう?」
キース 「教頭先生に脱いで頂いたら終わりだろうが!」
引っぺがすような真似をしなくても、とキース君は睨んでおりますが。
確かに教頭先生が自分で脱いだら問題は解決しますよねえ?
2013/10/03 (Thu)
☆剥がれない紅白縞
教頭先生の修行のヒントは紅白縞だと聞かされたものの、謎だらけ。
かてて加えて紅白縞の方、生徒会長は引っぺがしたとか申しております。
ブルー 「そりゃあ、ハーレイが自分で脱ぐのが理想だけどさ」
キース 「だったら、なんで引っぺがすんだ!」
ジョミー「あっちのブルーかもしれないよ? ブルーじゃなくてさ」
シロエ 「その線は充分あり得ますね」
元々トラブルメーカーですし、とシロエ君も。
あっちのブルーというのはソルジャー、あの日も残っていましたし…。
キース 「あいつがやったなら仕方がないか…」
スウェナ「でも、水は何処から出て来るのかしら?」
一同 「「「あー…」」」
水か、と首を捻っている一同。
教頭先生の修行には水が必須で、更にヒントが紅白縞で。
ブルー 「ホントに全然分からないんだ? ここまで言っても」
キース 「サッパリ話が掴めんぞ。引っぺがしただの水だのと…」
ブルー 「忘れたかなぁ、あのトランクスは脱げないのが売り!」
キース 「いや、その件は覚えている。あんたが貼り付けたんだろう!」
ブルー 「そう、サイオンを使ってね。でもって接着剤の代わりが…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ハーレイの体温だよね!」
あったかい身体にピッタリ密着、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「冷やさないと外れない仕組みだったよ♪」
ブルー 「キンキンに冷やすか、地道にハサミでチョキチョキと…ね」
それ以外では外れない、と生徒会長は胸を張りまして。
ブルー 「つまりハーレイが自力で脱ぐのは不可能なんだよ」
キース 「それで引っぺがしたと言ったのか?」
ブルー 「うん。ハーレイも頑張ってはいたんだけどねえ…」
なにしろ体温が下がらなくって、と溜息をつく生徒会長。
ブルー 「焦れば焦るほど逆に上がると言うべきか…」
ぶるぅ 「ハーレイ、真っ赤になっちゃってたしね」
股間に貼り付くゼル先生のキスマーク。
早く剥がそうと焦りすぎても逆効果だったわけですか…。
2013/10/04 (Fri)
☆キンキンに冷やせ
引っぺがされてしまったらしい紅白縞。
教頭先生の体温で貼り付くだけに、自力では脱げなかったそうでして…。
ブルー 「体温が全く下がらない以上、引っぺがす他に道が無いよね」
キース 「しかしだ、冷やすとか言わなかったか?」
ブルー 「そうなんだけどさ、焦ったハーレイが思い付くかい?」
冷房を入れろとも言われなかった、と回想モードの生徒会長。
ブルー 「まあ、冷房程度じゃ体温は下げられないけどねえ?」
ぶるぅ 「キンキンだもんね♪」
ジョミー「じゃあ、思い切り引っぺがしたわけ?」
ブルー 「それはもう! まずはキンキンに冷やした上で一気に」
一同 「「「えっ?」」」
教頭先生を冷凍庫にでも突っ込んだのか、と驚愕の一同。
サム 「キンキンにって……冷凍庫かよ?」
シロエ 「液体窒素かもしれません」
キース 「それだと引っぺがす前に凍りそうだが…」
マツカ 「低温やけどか凍傷になると思いますけど…」
ブルー 「甘いね、キンキンの基本は人間が飲める温度でないと!」
液体窒素じゃ下がりすぎだ、と生徒会長は人差し指を立てまして。
ブルー 「キンキンに冷えたビールとか言うだろ、それが適温」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 氷入りのお水で冷やしたんだよ!」
バケツ一杯分をドッパンと、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ハーレイ、冷たいって叫んでたけど」
ブルー 「冷えてる間に引っぺがしたのさ、紅白縞を」
キース 「そ、そうか…。剥がれたんなら何よりだ…」
ジョミー「だよね、めでたし、めでたしだよね」
ブルー 「こらこら、そこで納得しない!」
修行の件が片付いてない、と生徒会長は両手をパンッ! と。
ブルー 「これで修行について語れる。冷たい水が大切なんだ」
サム 「やっぱ滝行じゃねえのかよ?」
キース 「冷たいとくれば、そっち系しか浮かばんな」
滝か水垢離、と冷水絡みの修行を挙げるキース君。
冷水を浴びるのが水垢離ですけど、滝じゃないならソレですか?
2013/10/05 (Sat)
☆修行には冷水
教頭先生の身体に貼り付いた紅白縞を剥がすのに冷水を使ったとか。
キンキンに冷やすためですけれども、その水が修行に関係するらしく…。
キース 「滝行でないと言うなら水垢離だろう。修行だからな」
ジョミー「でもさぁ、それって役に立つわけ?」
教頭先生の修行なんだよ、とジョミー君。
ジョミー「キースだったら意味があるかもしれないけどさ」
サム 「教頭先生は坊主ってわけじゃねえからなぁ…」
シロエ 「これから目指されるのかもしれませんよ?」
会長もお坊さんなんですから、とシロエ君の意見。
シロエ 「同じ土俵に立つためだったら修行をなさる可能性も…」
スウェナ「そうねえ…。今のままよりは立ち位置がランクアップよね」
キース 「なるほど、嫁に貰うには自分磨きか」
ジョミー「そっか、そこで話が繋がるわけだね!」
自分磨きと言ってたもんね、との声にシャン学メンバー、納得ですが。
ブルー 「…それに近いけど、違うんだってば」
一同 「「「えっ?」」」
ブルー 「坊主を目指して修行中なら、ぼくも少しは見直すよ」
キース 「違うのか?」
ブルー 「真逆と言ってもいいほど違うね、迷惑なことに」
マツカ 「迷惑…ですか?」
ブルー 「そう、迷惑」
この上もなく大迷惑、と生徒会長はブツブツと。
ブルー 「冷たい水をぶっかけたのが事の起こりさ、それとブルーと」
一同 「「「???」」」
ブルー 「紅白縞を引っぺがした後で、ブルーが余計な一言を…ね」
キース 「レッドカード並みの発言か?」
ブルー 「聞きようによってはそうなるよね、うん」
なにしろモノがモノだけに、と天井を仰ぐ生徒会長。
ブルー 「…鍛えるメニューに冷水というのがあるらしくって」
一同 「「「鍛える?」」」
ブルー 「まったく、ブルーも何処で仕入れて来たんだか…」
情報源は恐らくノルディ、と聞かされピキンと固まるシャン学メンバー。
エロドクターが絡むだなんて、いったい何を鍛えるのでしょう…?
2013/10/06 (Sun)
☆冷水とお湯と
何かを鍛える修行のために冷水を使っているらしい教頭先生。
言い出しっぺがソルジャーな上に、情報源がエロドクターとかいう話で。
キース 「…その話。俺たちが聞いても大丈夫なのか?」
ブルー 「聞くだけだったら問題ないと思うけど?」
シロエ 「でもエロドクターが絡むんでしょう?」
サム 「ロクな話じゃなさそうだぜ」
ブルー 「そうなんだけどね、面白いといえば面白いんだよ」
あのハーレイが真面目に修行、と生徒会長はクスクスと。
キース 「待て。さっき大迷惑とか言っただろうが!」
ブルー 「修業の成果が実を結べばね。でも実を結んでも腐って終わり」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「熟した木の実を放っておいたら腐るだろう? それと同じで」
キース 「サッパリ話が見えないんだが…」
ブルー 「まあ、落ち着いて聞きたまえ」
まずは冷水の所から、と言われた一同、とにかく注目。
ブルー 「紅白縞を引っぺがすにはキンキンの水! これは分かるね」
ジョミー「う、うん…」
ブルー 「引っぺがしたら当然、あそこが丸見えなわけで」
キース 「おい、スウェナも聞いているんだぞ?」
ブルー 「いつもモザイクをサービスしてるし、話くらいは大丈夫!」
でね、と続ける生徒会長。
ブルー 「いきなり冷水を浴びせたわけだし、縮んじゃってさ」
一同 「「「縮む?」」」
ブルー 「ハーレイの大事な所だよ。そしたらブルーが次はお湯だって」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お水とお湯とで鍛えるんだよね!」
ハーレイ、お風呂で頑張ってるもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「えとえと、なんて言ったっけ…」
ブルー 「金冷法だとかブルーは言ったね、由緒正しい方法らしい」
一同 「「「金冷法?!」」」
ブルー 「そう。なんでも古代から伝わる伝統の…」
ぶるぅ 「あそこを鍛える方法だって♪」
お水の次はお湯なんだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」はニコニコニコ。
金冷法で鍛える所って、もしかして…?
2013/10/07 (Mon)
☆修行とエールと
冷水とお湯とで、とある部分を鍛えているらしい教頭先生。
古代から伝わる金冷法とやら、どう考えてもロクなものではなさそうで。
キース 「…待て、その先は言わなくてもいい。もう充分だ」
ブルー 「そう言わずにさ。どうせ役には立たないんだから」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「何処を鍛えてるかは大体想像つくだろう?」
キース 「…不本意ながら……な」
ブルー 「じゃあ、ハーレイの夢は何だっけ?」
ジョミー「夢?」
ブルー 「うん。何かといえば口走っている例の妄想」
ぼくと結婚するとか何とか…、と生徒会長は冷たい口調。
ブルー 「おまけに初めての相手はぼくしか考えられないらしいし」
シロエ 「よく仰っておられますよね」
ブルー 「つまりね、ぼくがその気にならない限りは鍛えても無駄!」
出番なんぞは何処にもない、と嘲り笑う生徒会長。
ブルー 「そこに気付かず修行の日々だよ、毎晩お風呂でガンガンと!」
ぶるぅ 「えっとね、冷たいお水と熱いお湯とに浸けてるの♪」
ブルー 「それぞれ30秒ずつを五回で1セットかな」
それを最低3セット、と言われましても。
キース 「で、俺たちにどうしろと?」
ブルー 「どうもしないさ、自分磨きについて語っただけだよ」
ハーレイのね、と生徒会長はニヤニヤニヤ。
ブルー 「自信に溢れて自分を磨いているわけだから、エールも必要!」
サム 「それでゼル先生が投げキッスかよ…」
ブルー 「そんな中身とはゼルは夢にも思ってないのが笑える所さ」
投げキッスの度にハーレイの股間に悪寒が走る、との説はごもっとも。
キース 「…キスマークの元はゼル先生の唇だと言うからな…」
シロエ 「それが貼り付いた場所に投げキッスというわけですか…」
ブルー 「素敵だろ? 鍛えてる場所をモロに本家が直撃なわけ!」
この調子でガンガン攻めていこう、とブチ上げる生徒会長ですけども。
教頭先生、自分磨きをやり遂げる前に心が折れてしまいませんか?
2013/10/08 (Tue)
☆金冷法で鍛えろ
大事な部分を鍛えるために、お湯と冷水で金冷法とやらを最低3セット。
教頭先生、ゼル先生の投げキッスに怯えながらも継続中でして。
ブルー 「ホント、飽きずによくやるよ」
キース 「もう十月も半ばだぞ? 三連休も終わったしな」
ブルー 「その昨日。特に頑張っていたようだけど?」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「ほら、体育の日だからさ。鍛えるには吉日と思ったみたいで」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 昨日は5セットだっけ?」
朝にお風呂でお昼も入って…、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ブルー 「ぶるぅ、計算が間違ってるよ。お風呂で最低3セット!」
ぶるぅ 「あっ、そっかぁ! んと、んと…」
ブルー 「朝風呂、昼風呂、それと寝る前。後は間にスペシャルで」
一同 「「「スペシャル?」」」
ブルー 「お風呂とは別に金冷法のためだけにバスルームにね」
それが2回はあった筈、と生徒会長は指折り数えております。
ブルー 「つまり少なくとも3セットかける5回なんだよ」
ぶるぅ 「えとえと…。全部で15セットだよね、凄いや、ハーレイ!」
それだけやれば強くなる? と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は無邪気な笑顔。
ぶるぅ 「強くなったら、いいこと沢山あるんでしょ?」
ブルー 「それはハーレイの脳内限定! 現実と妄想は違うから!」
ぶるぅ 「えーーーっ? ハーレイ、あんなに頑張ってるのに…」
ブルー 「ダメダメ、それに努力もまだまだ足りない」
パワーアップへの道は遠過ぎ、と切り捨てるような口調の生徒会長。
ブルー 「ゼルの投げキッスで縮むようじゃね、大いに難あり!」
ぶるぅ 「縮んじゃってる?」
ブルー 「多分ね。いちいちチェックはしてないけどさ」
震えっぷりからして縮むであろう、とビシッと断言。
ブルー 「あんな調子じゃ話にならない。男ならもっとガンガンと!」
ゼルの投げキッスも跳ね返す勢いで鍛えまくれ、とか言ってますけど。
いくら鍛えても無駄だと主張していたような…?
2013/10/09 (Wed)
☆鍛えた成果は
体育の日な三連休が終わった翌日の放課後、相変わらず話題は金冷法で。
いつもの溜まり場で生徒会長、教頭先生をせっせとけなし中。
ブルー 「いくら鍛えても縮んでるようじゃダメだってば!」
キース 「どうせ無駄骨なんだろうが!」
シロエ 「ですよね、会長が相手にしないんですから」
ブルー 「それとこれとは別件なんだよ、本人が気付いてない以上」
鍛えまくってどうなるのやら…、と生徒会長はニヤニヤと。
ブルー 「鍛えた成果を発揮する場も無いのにねえ?」
サム 「でもよ、相手は教頭先生だぜ? 大丈夫なのかよ」
ジョミー「思い込んだら一直線だよね、教頭先生…」
ブルー 「いきなりコトに及ぶって? 無い無い、相手はヘタレだし!」
ゼルの投げキッスで縮む程度の、とクスクス笑う生徒会長。
ブルー 「思い込みでぼくを押し倒したって、鼻血の海に沈むだけ!」
キース 「…あんた、もしかしてそれが目当てじゃないだろうな?」
ブルー 「当たり前だろ、せっかく鍛えているんだよ?」
遊んであげなきゃ面白くない、と生徒会長は申しております。
ブルー 「鍛えまくった成果とやらを引っ提げて来る日が楽しみでさ」
キース 「迷惑とか言ってた話はどうした!」
ブルー 「災い転じて福となす。揚げ足を取ってなんぼってね」
一同 「「「あ、揚げ足……」」」
ブルー 「そう、揚げ足! ハーレイの自信を木端微塵に」
鍛えまくった大事なトコロも粉微塵、と極上の笑み。
ブルー 「二度と鍛えようなんて思わないほどに砕くまで!」
??? 「いいねえ、ついにその気になったんだ?」
一同 「「「!!?」」」
バッと振り返った先で優雅に翻る紫のマント。
いわゆるソルジャー(会話表記はAブルー)、楽しげな顔で。
Aブルー「木端微塵に砕くんだってね、やっぱり口でやるのかい?」
ブルー 「は?」
Aブルー「王道は口だと思うんだけど」
それとも手かな、と呟くソルジャー。
手だの口だのって、何のお話?
2013/10/10 (Thu)
☆噛み合わない人
教頭先生の自信を木端微塵に打ち砕く、と宣言していた生徒会長。
そこへソルジャーが現れまして、口でやるのか手を使うのかと妙な質問。
Aブルー「アレだろ、ハーレイの自信を木端微塵にするんだろ?」
ブルー 「…そうだけど?」
Aブルー「君の決意は素晴らしいよ。それで口かな、それとも手かな?」
ブルー 「何の話さ?」
Aブルー「ハーレイを砕く方法だってば!」
どっちなんだい、とソルジャーの赤い瞳に溢れる好奇心。
Aブルー「王道は口だけど、自信あるわけ? 初心者のくせに」
ブルー 「…言ってる意味がサッパリだけど…」
Aブルー「何を今更! もしかして、そこの連中への配慮かな?」
一同 「「「配慮?」」」
Aブルー「そう、配慮! でもねえ、別に気にしなくても…」
いいんじゃないかな、とソルジャーはニッコリ。
Aブルー「どうせ本番は中継するだろ、モザイクつきで」
ブルー 「なんでモザイク!?」
Aブルー「モザイク無しかい? それは流石にマズイんじゃあ…」
万年十八歳未満お断りの団体様だよ、と見回すソルジャー。
しかし当のシャン学メンバーにも分かっていないわけでして…。
ジョミー「何処からモザイクが出てくるわけ?」
キース 「俺にも分からん」
シロエ 「…モザイクって言えばヤバイ時しか入りませんよね?」
キース 「その筈だ。そういう話題ではないと思うが」
サム 「教頭先生の自信を砕くとかいう話だよなあ?」
何処がモザイクでどうマズイのだ、と悩みまくりのシャン学メンバー。
ソルジャー、大きな溜息をついて。
Aブルー「ほらね、全然分かってないし! モザイクは要るよ」
ブルー 「だからどうしてモザイクなのさ!」
Aブルー「そりゃあ、やっぱり…。ナマはマズイかと」
ブルー 「もうちょっと分かる言葉でキチンと説明してくれる?」
君の話は最初から最後まで意味が不明で謎だらけ、と詰る生徒会長。
ソルジャーなりの理屈はあるようですけど、理解可能な内容でしょうか?
2013/10/11 (Fri)
☆説明をよろしく
生徒会長にもシャン学メンバーにも理解不能な言葉の嵐。
モザイクがどうのと言い出したソルジャー、説明しろと迫られまして…。
Aブルー「何を説明すればいいのさ? そっちの方が意味不明だよ!」
ブルー 「一番最初の所から!」
何処から手だの口だのが出て来たのだ、と睨み付けている生徒会長。
ブルー 「そこから始めれば分かりやすいと思うけど?」
Aブルー「いいのかなぁ…。話にモザイクはかけられないよ」
ブルー 「それも含めて! なんでモザイクか謎だから!」
Aブルー「うーん…。要はハーレイの自信を砕く方法からでさ」
ブルー 「ぼくはまだ何も話していないけど?」
Aブルー「それは知ってる。中身を先取り!」
画期的な企画だよねえ、とソルジャーは指を一本立てまして。
Aブルー「ハーレイがガンガン鍛えたヤツを木端微塵にするんだろ?」
ブルー 「そう! あの迷惑な自信をね」
Aブルー「うん、うん。実に素晴らしい案だと思うよ、その話」
よくぞ決心したものだ、と暫し感慨に耽るソルジャー。
Aブルー「いくら自信を砕くためでも、君がハーレイのあそこをねえ…」
ブルー 「……は?」
Aブルー「鍛えまくったアレを砕くなんてさ、もう凄すぎて」
流石のぼくも感動中、とソルジャーはウットリしております。
Aブルー「まずは不純な目的からでも、始める事が大切だよねえ」
ブルー 「…何を?」
Aブルー「君とハーレイとの大人の時間!」
一同 「「「えぇっ!?」」」
あまりにブッ飛びすぎた話に誰もが声を失いましたが。
Aブルー「そういう意味だろ、砕くって? 鍛えるだけ無駄って方向で」
ブルー 「…き、君はいったい……」
Aブルー「君に触られたら保ちません、ってトコを晒して笑うんだろ?」
ブルー 「…さ、触るって…」
Aブルー「あ、咥えるの間違いだった? やっぱり口?」
王道だしね、と話は最初の方へとループ。
出て来た時から手だの口だのと怪しかった件、ついに核心に迫りますか?
2013/10/12 (Sat)
☆いきすぎた説明
ソルジャー曰く、不純な目的であっても始める事が大切だとか。
しかも始めるのは大人の時間で、教頭先生の自信を砕くための王道は口。
Aブルー「それで自信はあるのかな? イマイチだったら教えるけれど」
ブルー 「…な、何を……」
Aブルー「もちろん御奉仕! ぼくはそっちもエキスパートで」
木端微塵に砕くくらいは朝飯前、とパチンとウインク。
Aブルー「でも砕く前にまず味わって欲しいと思うな」
ブルー 「退場!!!」
さっさと出て行け、と生徒会長、鬼の形相でございますが。
ジョミー「今のって何かマズかった?」
キース 「いや…。俺にはイマイチ分からなかったが」
シロエ 「大人の時間って言葉がアウトじゃないですか?」
サム 「そうかもな! 放っておいたら変な話になるんだぜ、きっと」
ブルー 「とっくに変になってるってば!」
一同 「「「え?」」」
そうだったのか、と顔を見合わせるシャン学メンバー。
生徒会長は失言に青ざめ、ソルジャーの方はニヤニヤニヤ。
Aブルー「なるほど、お子様にはまるで通じなかった、と」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 子供はぼくだけだよ!」
Aブルー「うん、本物の子供はね。だけど、そっちの連中も子供」
まあ聞きたまえ、とソルジャーは唇の端を吊り上げまして。
Aブルー「こっちのハーレイが鍛えてるのは何処だっけ?」
一同 「「「………」」」
Aブルー「口にはしにくいトコだって? ソレをブルーが咥えるんだな」
一同 「「「!!?」」」
シャン学メンバー、あまりのことに目を白黒と。
サム 「ま、マジかよ…?」
キース 「俺はオエッときそうになったぞ」
Aブルー「ふふ、これだからお子様ってね。アレはホントに美味しいよ」
ぶるぅ 「えとえと…。ホントにホント?」
Aブルー「残念ながら、お子様向けじゃないんだな。大人の味さ」
ブルー 「……た、た、た……」
退場ーっ!!! と叫ぶ生徒会長。
話は核心に迫るどころか核爆発の様相ですよ…。
2013/10/13 (Sun)
☆勘違いした人
自分の発言について説明を始めたソルジャーですが、話は最悪の展開に。
教頭先生のアレを咥えるだとか、大人の味だとか、大惨事。
ブルー 「説明はいいから出て行きたまえ!」
Aブルー「え、なんで? 君が始めた計画なのにさ」
ブルー 「そんな話は誰もしてないっ!」
さっさと帰れ、と生徒会長はギャーギャーと。
ぶるぅ 「んとんと…。大人の味って、なぁに?」
Aブルー「大人でないと分からない味だよ、ぶるぅは無理だね」
ぶるぅ 「そっかぁ…。ぼく、お料理と舌には自信があるんだけれど…」
Aブルー「なるほどね。ブルーはどうだろ、舌の使い方も大切で」
ブルー 「退場だってば!!」
回れ右! と指差せど叫べど、ソルジャーが帰る筈も無く。
Aブルー「やれやれ、照れているのかな? まあ初めての挑戦だしね」
ブルー 「挑戦するわけないだろう!」
Aブルー「それじゃ手なわけ? そっちの方がハードルは低いか…」
ブルー 「どっちもやらない!」
誰がやるか、と肩で息をする生徒会長。
ブルー 「大体どうして話がそういう方向に!」
Aブルー「え、だって。ハーレイの自信を砕くって言えばそうだろう?」
ビンビンのガンガンを瞬時に爆発させてこそ、とソルジャーはニヤリ。
Aブルー「鍛えまくっても無駄でした、という勢いでアッサリ噴火!」
ブルー 「…君ならではの勘違いだよ、それ…」
Aブルー「勘違い?」
ブルー 「そう! そっちはそっちで笑えるのかもしれないけどね」
なんで付き合わねばならないのだ、と生徒会長はブツブツブツ。
ブルー 「要は鍛えても無駄だってことを認識させればいいんだよ」
Aブルー「だったらやっぱり、保ちの悪さを指摘するのが一番だって!」
ブルー 「そこまで行く前に鼻血だろ!」
Aブルー「鼻血?」
ブルー 「手だの口だの以前の問題! 絶対そこまで辿り着けない!」
ヘタレだけに、と生徒会長は申しておりますが。
怪しさ満載だったお話、これで収束するのでしょうか…?
2013/10/14 (Mon)
☆お迎えが来そう
教頭先生の自信を砕く話を巡ってエライ事態になっております。
勘違いしたソルジャーのせいで大人の時間な話題が炸裂、手だの口だの。
ブルー 「とにかく相手はハーレイだから! 鼻血だから!」
Aブルー「うーん…。その辺も含めて鍛えてるわけじゃ……ないか」
ブルー 「やっちゃいないね、目先のことしか見えていないし!」
金冷法を頑張ってるだけ、と冷たい口調の生徒会長。
ブルー 「その程度の自信、吹っ飛ばすのは簡単なんだよ」
Aブルー「なんだ、せっかく先達として色々と…」
ブルー 「そういうのはノルディと語ってくれば?」
Aブルー「ノルディね。なかなか有意義な時間になりそうだけど…」
ちょっとヤバイか、とソルジャーは首を捻りまして。
Aブルー「語り合う内に実地でどうこうって話になったらマズイかも」
ブルー 「どの辺が?」
Aブルー「ぼくのハーレイが泣くんじゃないかな」
ブルー 「浮気かい? ちゃんと配慮が出来るくせして、よくもまあ…」
他人のことを好き放題に、と生徒会長、深い溜息。
ブルー 「君が余計なことを言うから、死屍累々だよ」
Aブルー「えっ?」
ブルー 「そこの連中! 意識を手放す寸前かと」
罪の自覚は、と指差す先ではシャン学メンバーが討ち死に中。
ソファに沈んだ面々の額に「そるじゃぁ・ぶるぅ」が冷却シートを。
キース 「…くっそぉ、彼岸が見える気がする…」
ジョミー「お彼岸、済んでいなかったっけ…」
シロエ 「でも一面に花が咲いてませんか?」
サム 「…あー…。これってお浄土だよなぁ…」
阿弥陀様がお迎えにいらっしゃるぜ、とお念仏を唱えるサム君。
どうやら全員、お花畑が見えているようでございます。
ぶるぅ 「大変、大変! みんなお熱が高いみたい!」
ブルー 「知恵熱を超えてオーバーヒートの域だね、これは」
この現状をどうしてくれる、とソルジャーを睨み付けている生徒会長。
シャン学メンバー、極楽往生してしまう前に助かりますかねえ?
2013/10/15 (Tue)
☆敬老の日の朝
やってまいりました、敬老の日。
前日は日曜でお休みとあって、生徒会長宅に泊まったシャン学メンバー。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 朝御飯できてるよ!」
ジョミー「うわぁ、朝から御馳走なんだ?」
ブルー 「それはもう。なにしろゲストが来るからねえ」
シロエ 「えっ、教頭先生はお昼前にいらっしゃるんじゃあ?」
ブルー 「忘れてないかい、もう一人」
忘れたい気持ちは分からないでもないけれど、と生徒会長は深い溜息。
ブルー 「招待よろしくとゴネていただろ?」
キース 「あいつ、朝から来やがるのか?」
ブルー 「朝食も豪華にいきたいらしいよ、そう言ってきた」
サム 「それっていつだよ?」
ブルー 「ぼくとぶるぅが起きてすぐかな」
空間を越えて思念波コールが入ったそうでございます。
スウェナ「だけど姿が見えないわよ?」
マツカ 「せっかくのスープが冷めそうですけど…」
Aブルー「ごめん、遅れた!」
取り込んでいたものだから、と出現しました、私服のソルジャー。
Aブルー「ハーレイといい雰囲気になっちゃってねえ…」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「別にいいだろ、バスルームで楽しんできただけだから」
ぶるぅ 「えとえと、朝風呂?」
Aブルー「うん。ハーレイと二人で目一杯! もう何回も」
ブルー 「退場!!」
そこのお皿を下げてしまえ、と生徒会長はブチ切れ寸前。
ブルー 「帰ってモーニングコーヒーでいいだろ、そして続きで」
Aブルー「同じコーヒーなら地球のがいいなぁ…」
ぼくのハーレイも呼んでいいかい、と訊かれて一同、ピキンと硬直。
Aブルー「とりあえず続きは我慢するから、二人でコーヒー!」
ブルー 「今日は敬老の日なんだってば!」
主役はこっちのハーレイなんだ、と必死に切り返す生徒会長。
ブルー 「肝心のハーレイが来ていないのに先客は却下!」
Aブルー「じゃあ、ぼくの食事」
沢山食べてもいいんだよね、とソルジャー、着席。
朝っぱらから災難MAX?
2013/09/16 (Mon)
☆喋りたい年頃
教頭先生も来ない内から押し掛けてきました、生徒会長のそっくりさん。
朝食は豪華にいきたいとかで、それは美味しそうにパクパクと。
Aブルー「やっぱりいいねえ、地球の食事は」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 材料、新鮮だしね!」
産みたて卵に朝採りの野菜、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は嬉しそう。
Aブルー「なるほどね。長持ちもいいけど鮮度の方も捨て難い」
一同 「「「???」」」
Aブルー「分からないかな、ヤりたくなったら即、実行!」
これがなかなか難しくて…、とソルジャーはフウと溜息を。
Aブルー「青の間とかハーレイの部屋ならいいけど、ブリッジとかはね」
ブルー 「ちょ、ちょっと…」
Aブルー「それと公園もマズイらしいよ、ハーレイ的には」
ぼくは全然気にしないのに、とスープをズズッと啜るソルジャー。
Aブルー「シールドすれば見えやしないし、問題ないと思うんだけど」
ぶるぅ 「んとんと…。公園でお食事するの?」
Aブルー「そう、ハーレイを美味しく食べるには鮮度も大切!」
ブルー 「退場だってば!」
よくも朝から猥談を、と生徒会長、柳眉を吊り上げております。
Aブルー「えーーーっ? 別にいいよね、このくらいはさ」
キース 「…言わせてもらえば、俺たちには意味が不明だからな」
それで良ければ喋っていろ、と反撃しました、副住職。
キース 「文字通り馬の耳に念仏になるが、まあ頑張れ」
Aブルー「…念仏ってアレかい、君とかブルーがブツブツやってる…」
キース 「南無阿弥陀仏というヤツだ。俺の耳にはそうとしか聞こえん」
他のヤツらも似たようなものだ、と言われたソルジャー、絶句しまして。
Aブルー「…ぼ、ぼくとハーレイの熱い時間がアレなわけ?」
キース 「喋れば喋るほど意味不明だしな、より念仏度もアップする」
Aブルー「困るんだけど!」
ブルー 「じゃあ黙るんだね、でなきゃ退場!」
お念仏に例えられたソルジャー、シュンと沈黙。
南無阿弥陀仏じゃ無理ないですね!
2013/09/17 (Tue)
☆チケットが楽しみ
朝っぱらから御機嫌で猥談を繰り広げていたソルジャー。
大人の時間をお念仏だと言われてしまい、思い切り水を差されたようで。
Aブルー「…いくらなんでも例えが酷いよ…」
ブルー 「自業自得と言うんだよ。調子に乗るからそうなるのさ」
よくやった、とキース君の肩をポンポンと叩く生徒会長。
ブルー 「ブルーを黙らせるとは素晴らしいよね、副住職」
キース 「阿弥陀様に申し訳ないような気がしないでもないんだが…」
ブルー 「それはお許し下さるさ。日頃からきちんとお勤めしてるし」
でもとりあえず唱えておこうか、と生徒会長、合掌を。
キース君とサム君も一緒に合掌いたしまして。
ブルー 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」
サム 「南無阿弥陀仏…」
声も高らかに十回唱えて、深々と一礼。
ソルジャーはもうゲッソリと…。
Aブルー「…嫌がらせかい?」
ブルー 「とんでもない。これはそういう決まりだからね」
キース 「念仏は十回が基本なんだ。知りたいなら詳しく教えるぞ」
Aブルー「い、要らない! そんなBGMでヤる趣味は無いし!」
ブルー 「懲りてないねえ、まだ言うんだ?」
Aブルー「…分かったってば、反省してるよ!」
だから勘弁、と慌ててサラダを頬張るソルジャー。
かくして猥談を見事に撃退、なごやかに朝食が終わりまして。
ブルー 「さてと…。次はハーレイを迎えなくっちゃね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 御馳走の用意はバッチリだよ!」
Aブルー「それなんだけどさ…。なんだか凄いチケットだねえ?」
ブルー 「ああ、アレね。なかなかいいだろ?」
Aブルー「…こっちのゼルのキスマークだというのが強烈だよ、うん」
ブルー 「いいんだってば、ハーレイはそれで満足だから」
Aブルー「らしいね、何処にプリントしたのかな?」
やっぱり襟かな、とソルジャーは首を傾げております。
得意技は覗き見ですけど、今日のお楽しみに封印していたようですね…。
2013/09/18 (Wed)
☆チケットは何処に
覗き見が大好きなソルジャーですけど、教頭先生を見ていない様子。
例のキスマークを何処にプリントして現れるのか、ワクワクだそうで…。
Aブルー「襟にするんだって言っていたけど、どうなると思う?」
シロエ 「ぼくは襟だと思いますけど?」
サム 「一回きりしか使えねえんだろ、襟だよな」
キース 「俺も襟しかないと思うが…」
Aブルー「うーん…。大穴に賭ける人はいないわけ?」
ブルーお勧めのトランクスとか、とソルジャーは言っておりますが。
ブルー 「そんな度胸はまず無いね。ぼくのチェックが入るんだよ?」
Aブルー「ああ、そうか。そこで鼻血を出したら終わりだねえ…」
ブルー 「鼻血くらいじゃ終わらないけど、倒れたら終わり!」
パーティーどころか強制送還、と生徒会長はニッコリと。
ブルー 「ハーレイもそこまで馬鹿じゃない。襟で決まりさ」
Aブルー「つまらないよ、それ!」
ブルー 「ううん、充分に笑えると思う。なにしろアレは…」
ぼくじゃなくってゼルの唇、とパチンとウインク。
教頭先生、プリントするまでに何度も用紙にキスしていたとか。
ブルー 「プリントした後もドキドキしながら唇を…ね」
Aブルー「なるほど、そっちを思い描いて楽しむっていう趣向なんだ?」
ブルー 「そういうこと! ハーレイは期待を裏切らないさ」
思い切りぼくに惚れてるだけに、と生徒会長は自信たっぷり。
そうこうする内に時間は流れ、玄関のチャイムがピンポーン♪ と。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ハーレイが来たよ!」
ハーレイ「すまん、遅れたか?」
ブルー 「ううん、全然。で、チケットが見当たらないけど?」
どうなったんだい、と訊かれた教頭先生、頬を真っ赤に染めまして。
ハーレイ「も、もちろんチケットは持って来ているぞ」
ブルー 「何処さ? まさかズボンの下だとか?」
トランクスに刷るのもアリだけれども、と凝視している生徒会長。
真っ赤なキスマーク、何処にプリントされたんでしょうねえ?
2013/09/19 (Thu)
☆チケットの在り処
敬老の日のパーティー会場に現れました、教頭先生。
スーツでキメておられますけど、肝心の入場チケットが見当たりません。
ブルー 「うーん…。チケット持参じゃないだろうね?」
ハーレイ「持っていないと入れないのだろう?」
ブルー 「そうじゃなくって、プリントしないで用紙のままとか」
如何にもやりそう、と生徒会長は教頭先生を睨んでおります。
ブルー 「プリントは一回こっきりだけど、刷らなかったら消えないし」
Aブルー「そうか、取っといて後で好みの場所にプリントするんだ?」
ブルー 「やらかしそうだろ、ハーレイだしさ」
襟と言っておいてトランクスとか…、とジロジロ見詰める生徒会長。
ハーレイ「そ、それは無い! 私はそんな…!」
ブルー 「とにかく、チケット! プリントするのも条件の内!」
刷ってないなら回れ右、と玄関の方にビシィッと指を。
教頭先生、大慌てで首を左右に振りまして。
ハーレイ「言われたとおりにプリントしたんだ! ただ…」
ブルー 「何さ?」
ハーレイ「此処の入口には管理人さんがいるし、他にもだな…」
仲間だらけのマンションだけに、と教頭先生は脂汗。
ハーレイ「キスマークつきの服なぞを目撃されたら、あらぬ噂が…」
ブルー 「立つだろうねえ、ついに女が出来たとか」
ハーレイ「そ、それで…。これで隠して来たのだが…」
それとお前への愛をこめて、とシャツの襟元に真紅の薔薇が。
ハーレイ「これを外すと、こう、チケットが」
ブルー 「オッケー、確かに」
キスマークだねえ、と生徒会長は満足そう。
教頭先生は外した薔薇を手にして床に片膝をつくと。
ハーレイ「そ、そのぅ…。受け取って貰えるだろうか?」
ブルー 「は?」
ハーレイ「お前に渡そうと選んで来たんだ、ぜひ貰ってくれ」
ブルー 「…いいけどさ…。帰りの道はどうするんだい?」
薔薇が無ければキスマークがまるっと剥き出しだけど、と鋭い指摘。
グッと詰まった教頭先生、どうなりますやら…。
2013/09/20 (Fri)
☆チケットと薔薇と
キスマークをワイシャツの襟にプリントしてきた教頭先生。
人目に立つからと真紅の薔薇で隠し、その薔薇を生徒会長に贈ろうと…。
ブルー 「薔薇は貰っても構わない。でも帰り道の保証は無いよ?」
ハーレイ「…そ、それは…」
ブルー 「丸見えになったキスマークって、更に誤解を呼びそうだよね」
誰の家に行って来たのやら…、と生徒会長はニヤニヤと。
ブルー 「ぼくの家に口紅を愛用している面子は誰もいないし」
Aブルー「思い切り誤解されそうだねえ…」
ブルー 「それはもう! でもって噂は広がるのも速くて」
ハーレイ「こ、困る! それは非常に困るのだが!」
私はお前一筋で、と教頭先生、薔薇を持ったままアタフタと。
ハーレイ「たとえ噂でも、そういう浮気は…!」
ブルー 「したくないって? だったら薔薇を付けとくんだね」
元の襟に、と言われてしまっては教頭先生も反論出来ず。
ハーレイ「…仕方ない…。では、気持ちだけでも貰ってくれ」
ブルー 「いいよ、気持ちはプロポーズだね?」
ハーレイ「そうか、分かってくれたのか…!」
ついに積年の想いが叶った、と感涙の教頭先生ですが。
ブルー 「ちょっと待った! 今の台詞はサービスだから!」
ハーレイ「…サービス?」
ブルー 「敬老の日だしね、お赤飯が似合うシチュエーションで」
婚約記念ならお赤飯、とニッコリ微笑む生徒会長。
ブルー 「気分だけでもプロポーズ成功といきたいだろう?」
ハーレイ「…き、…気分だけ…?」
ブルー 「うん。それじゃ盛大にお祝いしようか、敬老の日を」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 最初はシャンパンで乾杯だよね!」
ブルー 「というわけでさ、薔薇は襟にね。でもって、お祝い!」
プロポーズ成功を祝う気持ちで、と言われましても。
ハーレイ「…き、気分だけとは…」
Aブルー「報われないねえ、君って人も…」
お気の毒に、とソルジャーに肩を叩かれ、教頭先生は薔薇を襟に。
プロポーズは空振り、これから先は?
2013/09/21 (Sat)
☆敬老の日を祝おう
ダメで元々、あわよくば。
生徒会長に薔薇を贈ってプロポーズを、と試みた教頭先生は見事に失敗。
ハーレイ「…ついに受け入れて貰えたのか、と思ったのだが…」
ブルー 「甘いね、そんなドサクサ紛れのプロポーズ!」
成功させたいならシチュエーションを考えろ、と生徒会長は冷笑で。
ブルー 「とにかくお祝いはしてあげるんだ。それで充分!」
Aブルー「敬老の日だっけ、御馳走が沢山あるんだよね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ メインはお赤飯だよ!」
栗もたっぷり入っているの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
生徒会長、教頭先生を促しまして。
ブルー 「ほらほら、主役が着席しないと始まらないから!」
ハーレイ「…う、うむ…。祝いの席には違いないか…」
ブルー 「お祝いだってば、悪い気分じゃないだろう?」
なんと言ってもぼくの家だし、と生徒会長はニコニコと。
ブルー 「おまけに襟にはキスマーク! 愛がたっぷりの」
ハーレイ「そうだったな。これはお前からの…」
愛がこもったキスマークだった、と襟元を見詰める教頭先生。
しかしキスマーク、その正体はゼル先生の唇で。
ジョミー「…うぷぷぷぷ…」
キース 「馬鹿! 笑うヤツがあるか!」
ブルー 「笑ってあげたら可哀相だよ、ハーレイが」
シャイなんだからね、と言われて盛大に吹き出すシャン学メンバー。
必死に笑いを堪えていますが、教頭先生は真っ赤になって。
ハーレイ「…そ、そのぅ…。なんだ、やっぱり照れるものだな」
ブルー 「だからこそ薔薇で隠しとけってね」
Aブルー「凄いよねえ…。キスマークひとつで真っ赤だなんて」
ぼくのハーレイはそういう時期を過ぎちゃったから、と余計なひと言。
教頭先生、ますます赤くなっておられますが。
ブルー 「そのくらいにしといて、まずは乾杯!」
ぶるぅ 「そだね、シャンパン、持ってくるね~!」
お祝いだぁー! と飛び跳ねてゆく「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
はてさて、どんな宴会になるのでしょうか?
2013/09/22 (Sun)
☆お年寄りに乾杯
襟に飾った真紅の薔薇でキスマークを隠した教頭先生。
本日の主役をメインの席に据え、いよいよパーティー開幕でございます。
ブルー 「それじゃハーレイの健康と長寿を祈って、乾杯!」
一同 「「「かんぱーい!!」」」
カチン、カチンと触れ合うシャンパングラス。
生徒会長にもグラスをカチンとやって貰った教頭先生、もう感激で。
ハーレイ「ありがとう、ブルー。感謝する」
ブルー 「どういたしまして。お年寄りは大事にしないとね」
ハーレイ「…私は年寄りではないつもりだが…」
ブルー 「うん、ゼルよりは断然若いよ」
ゼル先生という名前を聞くなり、シャン学メンバー再びププッと。
もちろんキスマークの件ですけれども、教頭先生は知る筈もなく…。
ハーレイ「こらこら、ゼルはあれでも私と年は変わらんのだぞ」
ブルー 「だから若いねって褒めてるんだよ、そうだよね?」
キース 「ま、まあ…そういうことです。ゼル先生には失礼しました」
ハーレイ「本人の前では言わないようにな。あれで相当気にしている」
薄くなってきた頃から「薄い」とか「ハゲ」は禁句だとか。
ジョミー「えっ、そうなの? ぶるぅがしょっちゅうツルツルって…」
ハーレイ「ぶるぅは子供だから平気なだけだ」
Aブルー「なるほどねえ…。ぼくの世界のゼルもそうだよ」
ウッカリ眩しいと口にしたクルーは左遷だそうで。
Aブルー「髪の毛の問題はデリケートだよね、髪も大事にしなくっちゃ」
ブルー 「それじゃ髪の毛の健康も祈っておこうか」
ハーレイの生え際に乾杯! と景気のいい音頭。
教頭先生、悪い気はしないらしくって。
ハーレイ「うむ、ブルーに恥をかかせないためにも髪は死守しよう」
ブルー 「…恥だって?」
ハーレイ「そのぅ、なんだ…。やはり新郎がハゲというのは…」
ブルー 「君の夢ってホントに尽きないねえ…」
それでこそハーレイなんだけど、と生徒会長はニッコリと。
乾杯の後は御馳走がズラリ、メインはお赤飯ですね!
2013/09/23 (Mon)
☆敬老の日の主役
教頭先生の長寿やら髪の毛の健康を祝って乾杯。
続きましては大宴会で、大盛りのお赤飯をメインに海山の珍味が満載で。
ブルー 「遠慮しないでどんどん食べてよ、今日はぼくのおごり!」
キース 「後で教頭先生に請求書を回す気じゃないだろうな?」
ブルー 「やらないってば、ぼくだって高給取りだしね」
たまにはパァーッと! とブチ上げる生徒会長、お金は充分ございます。
普段から「そるじゃぁ・ぶるぅ」とグルメ三昧の日々ですし…。
Aブルー「いいなぁ…。同じソルジャーでも、こうも違うか…」
ブルー 「SD体制で苦労している君には申し訳ないんだけどね」
Aブルー「その分、ノルディにたかることにするよ」
お金は腐るほどあるようだから、とソルジャーはニヤリ。
エロドクターをお財布代わりに使い続けている人です。
ブルー 「ほどほどにしないと痛い目を見るよ?」
Aブルー「いい思いをする、の間違いだろう?」
ブルー 「はいはい、分かった」
君のハーレイに浮気がバレない程度にね、と生徒会長、深い溜息。
教頭先生は涎が垂れそうな顔で。
ハーレイ「……羨ましい……」
ブルー 「何か言った?」
ハーレイ「い、いや、何も!」
Aブルー「羨ましいって聞こえたよ? そうだ、君さえ良かったら…」
ハーレイ「は?」
Aブルー「敬老の日とやらでお祝いなんだし、ぼくからも一つ!」
今夜は君のベッドで一発、と言われた教頭先生、ボンッ! と真っ赤に。
ハーレイ「そ、それは…。お気持ちは有難いですが…」
Aブルー「初めてはブルーと決めているから断るって?」
いいけどね、と鼻を鳴らすソルジャー。
Aブルー「でもプロポーズも断られてたし、イマイチ未来が無さそうで」
ハーレイ「そこは努力でカバーです!」
ブルー 「随分と見上げた根性だけども、どんな努力をする気なんだか…」
全くもって知りたくもない、と生徒会長は冷たい視線。
教頭先生、敬老の日だというのに主役どころかオモチャっぽいような…?
2013/09/24 (Tue)
☆夢と希望は大切に
敬老の日の宴会、シャン学メンバーはジュースですけどビールなんかも。
教頭先生、生徒会長やソルジャーに注いで貰って上機嫌。
ハーレイ「敬老の日だと聞くとアレだが、いいものだな」
ブルー 「そうだろう? その外見に感謝したまえ」
Aブルー「でもって髪の毛は大切に、だよ」
ぼくの世界にもハゲの薬は無いんだから、とソルジャーは真顔。
Aブルー「ゼルの努力は涙ぐましいものがあったけど、間に合わなくて」
ブルー 「綺麗サッパリいっちゃった、と」
Aブルー「そう! 薄くなり始めてからは早かったねえ…」
ブルー 「こっちも同じさ。ついでに今でも諦めてないよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 髪の毛にいいって聞いたら試してるもんね!」
食べ物もお薬も頑張ってるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「えとえと…。ハーレイも髪の毛は気をつけてね?」
ハーレイ「もちろんだ。ブルーとお前に恥ずかしい思いは決してさせん」
Aブルー「ぶるぅもかい?」
ブルー 「ほら、夢はぶるぅのパパだしねえ…。そうだろ、ハーレイ?」
ハーレイ「う、うむ…」
きっといつかは、と教頭先生、大きな夢を見ておられます。
生徒会長を嫁に貰えば「そるじゃぁ・ぶるぅ」のパパになれるわけで。
ブルー 「まあ、夢と希望は大切だよ。そこは責めない」
ハーレイ「ありがとう。今日は本当にいい日だな」
ブルー 「どういたしまして。ただね…。行き過ぎはちょっと」
ハーレイ「…行き過ぎ?」
ブルー 「頑張るのは君の勝手だけれども、こんなのはねえ…」
流石にちょっと、と生徒会長が宙に両手をスッと伸ばすと。
一同 「「「!!!」」」
ハーレイ「そ、それは…!」
ブルー 「…バレていないと思っていたんだ?」
残念でした、と広げた手と手の間に紅白縞のトランクスが1枚。
ブルー 「はい、注目~!」
コレをしっかり見るように、と高々と掲げられましても。
紅白縞をネタにマジックショーとか、そういうオチではないですよねえ?
2013/09/25 (Wed)
☆紅白縞に注目
生徒会長が宙に取り出した紅白縞のトランクス。
注目しろと言われましても、何が始まるのやらサッパリ謎でございます。
キース 「それがどうかしたか?」
ジョミー「…普通に紅白縞だよねえ?」
シロエ 「何か問題あるんですか?」
そもそも食事中なんですけども、とシロエ君。
デザートのお皿も出てはいますが、まだまだ宴会真っ最中で。
ブルー 「心配しなくても新品だってば、そこは無問題!」
サム 「でもよ、なんで今頃ソレなんだよ?」
ブルー 「ハーレイの顔をよく見てごらんよ、ヤバそうだろ?」
一同 「「「は?」」」
ハーレイ「…う、うう……」
教頭先生の額にビッシリ汗が。
生徒会長、紅白縞をババーンと広げたままで。
ブルー 「注目するのはド真ん中! 前開きの所!」
一同 「「「………!!!」」」
よくよく見れば、紅白縞にクッキリと浮かぶキスマーク。
教頭先生が襟にプリントしてきたものと同じ形っぽいですが…。
Aブルー「使い回しは出来ないと言っていなかったっけ?」
ブルー 「そこがハーレイのセコいトコだよ、これはレプリカ!」
用紙を買ってきて作っただろう、とギロリと睨む生徒会長。
ハーレイ「い、いや…。そのぅ、なんだ……」
ブルー 「やっぱり記念に欲しかったって? キスマークが?」
ハーレイ「…に、二度とチャンスは無いかもしれんし…」
ブルー 「それにバレないと思ったわけだね、まあいいけどさ」
ハーレイ「…み、見逃してくれるのか?」
ブルー 「敬老の日に免じてね。これは大いに活用したまえ」
はいどうぞ、と紅白縞を教頭先生の手に。
ブルー 「夜のお供にするんだろう? いいと思うよ」
ハーレイ「で、では、少しは私の想いを…?」
ブルー 「しっかり受け止めてあげたってば。今夜からどうぞ」
ハーレイ「…そうか、許してくれるのか…」
まさか許して貰えるとは、と耳まで真っ赤な教頭先生。
オカズにする気満々ですけど、キスマークの正体はゼル先生の唇ですよ?
2013/09/26 (Thu)
☆紅白縞でトライ
キスマークの形のアイロンプリント、レプリカを作った教頭先生。
紅白縞にプリントしたのがバレましたけれど、お許しを貰って大感激で。
ハーレイ「…これを履いてもいいのだな?」
ブルー 「今夜からどうぞと言っただろ? 好きにしていいよ」
ハーレイ「…う、うむ…。そう言われると緊張するな…」
だが嬉しい、と紅白縞を握り締めていた教頭先生、ハッと顔を上げて。
ハーレイ「ま、まさか覗き見するつもりでは…」
ブルー 「それが何か?」
ハーレイ「や、やめてくれ、それでは私の気分が…!」
ブルー 「盛り上がらないって? なんだか誰かを思い出すねえ」
Aブルー「ぼくのハーレイだろ、見られていると意気消沈だし」
ぶるぅの視線もダメなんだよねえ、と零すソルジャー。
Aブルー「あれだけは未だに治らなくってさ」
ブルー 「それが普通だと思うけど? でもハーレイのは…」
Aブルー「覗き見しなくちゃ損だって?」
ブルー 「だってさ…。あのキスマークなトランクスでさ…」
覗きたくなっても仕方ないだろ、と生徒会長は申しております。
それを聞いていた教頭先生、どう勘違いをしたんだか。
ハーレイ「よし、分かった! 私も男だ、ここは努力だ!」
ブルー 「やる気になった? ぼくがコッソリ覗き見してても」
ハーレイ「お前にアピールするチャンスだしな」
Aブルー「そうだね、君の息子の秘めたパワーをドッカンと!」
ブルーにしっかりアピールすべき、とソルジャーも同意。
Aブルー「ヌカロクも夢じゃないんです、とガンガンいきたまえ」
ハーレイ「は、はいっ! 頑張ります!」
キスマークつきのコレさえあれば大丈夫です、と自信たっぷり。
しかし…。
ジョミー「またヌカロクだよ、あれって何さ?」
サム 「知るかよ、すげえって意味じゃねえのか?」
ブルー 「そんなトコだね、強いて言うならパワーかな?」
紅白縞で頑張りたまえ、と生徒会長からもエールが。
教頭先生、やる気満々でらっしゃいますよ~!
2013/09/27 (Fri)
☆お召し替えをどうぞ
生徒会長に覗き見されても、教頭先生は頑張るつもり。
今夜はキスマークつきの紅白縞で、ヌカロクをアピールするとか何とか。
ハーレイ「お前が覗いているというのも、前向きに考えればいいのだな」
ブルー 「そうだよ、未来の嫁にアピール!」
Aブルー「ブルーがコロッと落ちるかもねえ、君の息子に見惚れてさ」
ドーンとやるべし、と煽るソルジャー。
Aブルー「大事な所にキスマークだしね、それだけで気分最高だろう?」
ハーレイ「は、はいっ! レプリカといえども形は同じで」
Aブルー「うん、うん、分かるよ。キスして欲しい気持ちが満載」
ハーレイ「…それを夢見て頑張ります!」
ブルー 「妄想爆発は得意だっけね」
妄想まみれで是非よろしく、と生徒会長はニッコリと。
ブルー 「そのトランクス。履き替えてくれてもいいんだよ?」
ハーレイ「は?」
ブルー 「ぼくの居る所で履くというのも盛り上がるかと…」
ハーレイ「い、いや、しかし…」
ブルー 「此処で履いたら鼻血の危機だって?」
ハーレイ「ま、まあ…。そういうことで…」
せっかくの祝いの席で鼻血というのも、と腰が引けている教頭先生。
ハーレイ「やはり履くのは帰ってシャワーを浴びた後かと…」
ブルー 「うーん…。どうせなら履いて欲しかったなぁ…」
キスマークをつけた本人の前で、と生徒会長は未練たらたら。
ブルー 「トランクス一丁でいろって言うわけじゃないんだし…」
Aブルー「ズボンの下でコッソリと…かい?」
ブルー 「そう。履き替える所も覗き見無しでね」
それでもダメかな? と上目遣いに「お願い」目線。
教頭先生、グッと拳を握りまして。
ハーレイ「わ、分かった! ならば履き替えよう」
ブルー 「その気になった? ぶるぅ、案内してあげて」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ハーレイ、お風呂がいいよね?」
履き替えたヤツは瞬間移動でお家にお届け、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
案内されてゆく教頭先生、男らしさに溢れているかも?
2013/09/28 (Sat)
☆キスマークの効果
キスマークつきの紅白縞に履き替えてほしい、と生徒会長のお願い目線。
決意を固めた教頭先生、バスルームの方へ消えまして…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ハーレイ、シャワーだって!」
Aブルー「最低限のマナーだよねえ、アレを履くなら」
キスマークをつけた相手のためにも、と頷くソルジャー。
間もなくボディソープの香りを漂わせた教頭先生が。
ブルー 「おかえり、ハーレイ。履き替えてくれた?」
ハーレイ「あ、ああ…。そのぅ、なんだ、緊張するな…」
あまりジロジロ見ないでくれ、と言いつつ着席。
下半身はテーブルに隠れたわけですが。
ブルー 「ふふ、耳の先まで真っ赤ってね。どんな感じ?」
ハーレイ「う、うむ…。お前を身近に感じるというか…」
Aブルー「だってさ、キスでもしてあげたら?」
ブルー 「投げキッスかい? 別にいいけど」
敬老の日だし、と極上の笑みの生徒会長、チュッと投げキッス。
ブルー 「君の紅白縞に乾杯! グッときただろ?」
Aブルー「直撃したって感じだねえ…」
ハーレイ「………」
鼻血の危機な教頭先生、下半身の方も危機らしくって。
ハーレイ「ちょ、ちょっとトイレに…」
Aブルー「もうビンビンのガンガンらしいよ、凄いよね」
ブルー 「トイレに行くなら写真も要る?」
ハーレイ「写真?」
ブルー 「キスマークの持ち主の写真だよ」
孤独に噴火より素敵だろ、とパチンとウインク。
ハーレイ「ぜ、ぜひ!」
ブルー 「オッケー、分かった。ぶるぅ、特大で」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 壁掛けサイズの写真だね!」
はいどうぞ、と風呂敷包みを手渡された教頭先生、ドキドキと。
ハーレイ「で、では…」
ブルー 「どうぞごゆっくり。あ、写真は自信作なんだ」
開けてみてよ、と促されて風呂敷を解いた教頭先生ですけども。
ハーレイ「な、なんなのだ、これは!?」
額縁の中身はゼル先生のとびっきりの笑顔。
ピースサインとハゲが眩しいキスマークの持ち主ですってば…。
2013/09/29 (Sun)
☆キスマークの結末
キスマークつきの紅白縞に履き替えた教頭先生。
ズボンの前が窮屈になったらしくてトイレ希望で、お供に写真が登場で。
ブルー 「それをトイレの壁に掛けてね、存分にどうぞ」
Aブルー「なるほど、カメラ目線だものね」
ハーレイ「ど、どうしてゼルの写真になるのだ!?」
お前の写真でないと気分が、と教頭先生の本音がポロリ。
生徒会長、顔を顰めて。
ブルー 「そうだろうねえ、そのつもりでレプリカのキスマークだし」
ハーレイ「か、監視付きでやれということなのか?」
ブルー 「ううん、本人の写真を前に!」
ハーレイ「…本人?」
ブルー 「そう、キスマークの持ち主のね」
ブッと吹き出すシャン学メンバー。
教頭先生、真っ青な顔でズボンの下の股間を見下ろしまして。
ハーレイ「…ま、まさかと思うが、あのキスマークは…」
ブルー 「ゼルのなんだよ、寝ている間に失敬してきた」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも手伝ったの!」
お髭をしっかり押さえていたよ、と言われた教頭先生、顔面蒼白。
ハーレイ「…ゼ、ゼルの…」
Aブルー「らしいよ、その襟のオリジナルはね」
ブルー 「当然、レプリカもゼルの唇! いい気分だろ?」
ハーレイ「う、うわぁぁぁーーーっ!!」
それはたまらん、と飛び出してゆかれた教頭先生、再び登場。
ハーレイ「ぬ、脱げないぞ! これは呪いのトランクスなのか!?」
ブルー 「ぼくの愛だと言って欲しいね、大事な部分に密着ってね」
Aブルー「接着剤かい?」
ブルー 「ちょっとサイオンで細工をね。体温でピッタリ貼り付くんだ」
剥がすためにはキンキンに冷やすか、ハサミで地道にチョキチョキか。
ブルー 「どっちにしても今はお祝い! お開きまではそのままで!」
ハーレイ「…そ、そんな…」
Aブルー「ゼルの唇が密着ねえ…。今の気分は?」
参考までにインタビュー、とソルジャーの右手にカラオケマイク。
シャン学メンバーも大爆笑の中、教頭先生の無事を祈りつつ中継終了~。
2013/09/30 (Mon)
☆明日から新学期
さて、今日から九月でございます。
本来ならば新学期スタート、シャン学メンバーも登校となる筈ですが…。
ジョミー「今年は一日儲かったよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 日曜日だもんね!」
シロエ 「ちょっと得をした気分ですよねえ、九月でも夏休みだなんて」
キース 「ああ。八月は色々ありすぎたからな」
ここでワンクッション欲しいところだ、とキース君まで。
サム 「でもよ、毎年恒例だぜ? マツカの海の別荘行きは」
スウェナ「そうだけど…。今年はちょっと酷すぎたわよ?」
例のカップル、とスウェナちゃんが溜息。
スウェナ「教頭先生、毎日鼻血だったもの。執事さんにも御迷惑が…」
マツカ 「いえ、それも仕事の内ですから」
お客様には気持ち良く過ごして頂かないと、とマツカ君。
マツカ 「そういう意味では、あちらのお二人も同じですよ」
ジョミー「そりゃそうだけど…。でもさぁ…」
キース 「俺たちも目の毒だったしな。今度こそスッパリ手を切りたい」
ブルー 「それは無理だと思うけどねえ?」
今月も来るに決まっている、と生徒会長は悟りの境地。
ブルー 「ぼくたちが地球に住んでいる以上、逃げ道はまず無いってね」
シロエ 「あー…。憧れの場所らしいですねえ…」
ブルー 「向こうの世界で地球に辿り着くまでは絶対に来るさ」
キース 「辿り着いても来やがるような気がするんだが…」
ブルー 「まあね。既に娯楽と化してるようだし」
別荘感覚で来るであろう、と言われて頭を抱えるシャン学メンバー。
ジョミー「じゃあ、いつまでもバカップルが…」
ブルー 「そういうこと! 覚悟を決めておきたまえ」
ついでにもう一つ覚悟をよろしく、と謎の台詞が。
一同 「「「もう一つ?」」」
ブルー 「うん。明日から楽しい新学期ってね」
ぶるぅ 「新学期にはお約束でしょ?」
お届け物に行く日だよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
新学期には教頭先生に紅白縞のトランクスを五枚お届けでしたっけ…。
2013/09/01 (Sun)
☆感謝のトランクス
九月一日は日曜日だから、と生徒会長の家に出掛けたシャン学メンバー。
おやつや食事は良かったのですが、覚悟をよろしくと言われましても。
キース 「まだやるのか!」
ブルー 「当たり前だろ、明日から二学期だよ?」
ハーレイも楽しみに待っている筈、と生徒会長は自信満々。
ブルー 「新学期の度に青月印の紅白縞を五枚! これは外せない」
ぶるぅ 「ぼく、ちゃんとお使いに行ってきたもん!」
キース 「…しかしだな…」
ブルー 「四の五の言わない! もういい加減、慣れただろうに」
ジョミー「そりゃそうだけど…。でも……」
行きたくない、と全員の顔に書いてあったり。
しかしトランクスのお届け物は新学期恒例でございます。
ブルー 「君たちが入学する前から続いてるんだよ、由緒はあるんだ」
キース 「どういう由緒だ!」
ブルー 「え? ハーレイに日頃の感謝をこめて」
キース 「全くこもっていないだろうが!」
シロエ 「そうですよ。ハーレイの日だって最悪でした」
お祝いと言いつつ祝うどころか…、とシロエ君は深い溜息。
シロエ 「鼻血で倒れてそれっきりでしたし、その上に…」
サム 「明くる日はずっとトイレだぜ?」
マツカ 「賞味期限切れのビールでしたしね…」
ブルー 「普通は味で気付くものだよ、飲んだ方が悪い」
スウェナ「そうかしら?」
ぶるぅ 「んとんと…。冷やしてあったし、分かりにくいかもね」
だけど教えてあげたもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」はニッコリと。
ぶるぅ 「お腹の薬を飲んでおいてね、って言ってあげたよ!」
ブルー 「そう! 賞味期限が切れていた件は暴露しといたし」
そこから後は自己責任で、と生徒会長は涼しい顔。
ブルー 「病院に行けば治療も出来たと思うよ」
キース 「いや、それだけはなさらないだろう…」
あんたに累が及ぶからな、とキース君が言えばニヤリと笑う生徒会長。
何もかも承知で極悪なコマンドを出したようですが、トランクスの方は?
2013/09/02 (Mon)
☆逃げるなら今の内
思い付いたら一直線な生徒会長。
シャン学メンバーにも有無を言わさず、九月二日の放課後となりまして。
キース 「…暑いのもアレだが、足が重いな…」
ジョミー「ぶるぅの部屋に行ったら最後、教頭室にも行かされるよね…」
シロエ 「覚悟がどうこう言ってましたし、嫌な予感しかしませんよ」
サム 「そうかぁ? 今朝のブルーは普通だったぜ」
キース 「あいつが朝から顔に出すわけがないだろう!」
銀青様だぞ、とキース君は肩をブルッと。
キース 「何を企んでいたとしてもだ、朝のお勤めは普通にやるな」
サム 「朝飯の時も別に普段と変わったトコは…」
シロエ 「会長はそういう人ですよ。油断も隙もありません」
サム 「あっ、そうだ! サービスに一品つけてくれたぜ」
一同 「「「は?」」」
サム 「夏バテ防止にってカレー風味サラダ!」
ブルーが作ってくれたんだ、とサム君はデレデレ。
生徒会長に惚れているだけに、手料理とくれば嬉しいらしく。
ジョミー「ふうん…。じゃあ、サムだけ行けば?」
サム 「何処にだよ?」
ジョミー「教頭室! いい思いをしたんなら差し引きゼロだよ」
キース 「なるほどな…。言われてみれば一理ある」
シロエ 「でも…。サム先輩だけって無理じゃないですか?」
絶対一蓮托生ですよ、とシロエ君。
シロエ 「ぼくたちは部屋に残ります、なんて通用しません」
マツカ 「ですよね、連れて行かれて終わりですよ」
キース 「待て。…飛んで火に入る夏の虫とか言うからな」
一同 「「「???」」」
キース 「好き好んで飛び込む必要は無い」
ジョミー「そ、それって…。もしかしなくても…」
キース 「最初からトンズラすればいいんだ」
サムには悪いが、とキース君。
キース 「あいつの手料理を食ったんだろう?」
サム 「食ったけど…」
キース 「なら、行ってくれ」
俺たちの分まで頑張ってこい、と肩を叩いていますけど。
サム君だけでも生徒会長は満足ですかねえ?
2013/09/03 (Tue)
☆一人いれば充分
生徒会長の手作りサラダを食べたばかりに、サム君がピンチ。
教頭先生への紅白縞のお届けイベントに一人で行け、と言われまして…。
サム 「マジかよ、マジで俺一人かよ?」
キース 「考えようによってはチャンスだぞ? ブルーと二人だ」
ぶるぅもいるが、と丸めこみにかかるキース君。
キース 「朝のお勤め以外でブルーと二人きりは無いだろう?」
サム 「…言われてみれば一度もねえかな…」
キース 「男らしさをアピール出来るぞ、敵前逃亡しないんだからな」
サム 「それはそうかも…」
キース 「まあ、頑張れ。一人でもいればブルーは喜ぶ」
サム 「分かった! 俺、行ってくるぜ」
キース 「よし! 骨は拾ってやるからな」
任せた、とサム君の背中をバンバンと。
すっかりその気になったサム君、骨がどうこうは聞こえなかったようで。
サム 「えっと、みんなは帰るんだよな?」
ジョミー「うん! 多分、いつものファミレスにいるよ」
シロエ 「来るんだったら待ってますから」
サム 「どうかなぁ…。ブルーとぶるぅがいるんだし…」
キース 「美味いものでも食いに行けるかもしれないぞ」
ぶるぅつきでも立派にデートだ、と言われてサム君は真っ赤。
サム 「そ、そうかぁ…。それもあるよな、ブルーとデートかぁ…」
キース 「実現するよう祈ってやるぜ」
ジョミー「そうだね、きっと御褒美があると思うな」
スウェナ「いいことあるわよ、絶対に!」
シロエ 「それじゃよろしく、サム先輩!」
行ってらっしゃい、と見送るシャン学メンバー。
弾んだ足取りで生徒会室の方へと向かうサム君を見送った後は。
キース 「急げ、さっさとずらかるぞ!」
ジョミー「だけど走ったらバレるんじゃない?」
マツカ 「その危険性はありますね…」
シロエ 「ですね、焦りの思念を拾われちゃったら終わりです」
キース 「なるほどな…。あれに紛れるか」
ワイワイと群れて下校して行く生徒の一団。
隠れ蓑にはバッチリかも?
2013/09/04 (Wed)
☆あと少しで校門
紅白縞のお届けイベントをサム君に押し付けたシャン学メンバー。
後は逃亡するだけですけど、生徒会長に悟られないよう下校しなくては。
キース 「これだけ群れていれば、まずバレんだろう」
シロエ 「みんな好き勝手に喋ってますしね」
紛れ込んだ一般生徒の群れは非常に賑やか。
話題の方も帰りに寄りたい店の話から夏休みの宿題の話まで。
ジョミー「夏休みの宿題、やってない人、けっこういるんだ…」
スウェナ「宿題免除の制度のせいでしょ、気が大きくなってしまうのよ」
マツカ 「今年もアイテム、人気でしたしね」
シャングリラ学園名物、夏休みの宿題免除アイテム。
毎年変わるアイテムを確保し、高値で売るのが生徒会長。
キース 「シッ、あいつの名前を口に出すな」
ジョミー「噂しただけで出そうだもんね…」
シロエ 「もうあと少しで校門ですよ」
スウェナ「あそこを出れば安全地帯ね」
見えて来ました、門衛さんの詰め所と校門。
サム君抜きのシャン学メンバー、一般生徒の群れに紛れてコソコソと。
生徒A 「やっぱアレだよ、再提出の期限ギリギリだろ?」
生徒B 「そこだよなあ…。優先順位をつけるとしたら数学か?」
生徒C 「グレイブ先生のは早めに出さないとヤバそうだぜ」
グレイブ先生の宿題をやらなかった人もいるようです。
凄い度胸だ、と笑い合いつつ校門の手前まで歩いて行けば。
??? 「忘れ物~っ! 忘れ物だってば、大切なヤツ~!」
生徒A 「あれっ? 生徒会長?」
生徒B 「すげえ勢いで走ってくるぜ?」
宿題の件じゃないだろうな、と青ざめる生徒たちはまだマシで。
キース 「やばい、バレたぞ!」
シロエ 「逃げますか?」
どうします、と言うよりも早く。
ブルー 「忘れてるってば、何より大事なトランクス~!!」
生徒一同「「「トランクス!?」」」
衆人環視の中、ブンブンと手を振って駆けて来る生徒会長。
この状態でトランクスなんて連呼されたら、あらぬ誤解を招きませんか?
2013/09/05 (Thu)
☆トランクスな誤解
もうあと少しで校門だ、という所で追手がかかったシャン学メンバー。
全力で駆けて来る生徒会長、トランクスを忘れていると叫んでおります。
ブルー 「聞こえないかな、トランクスだよ!」
生徒A 「トランクスとか言ってるぜ?」
生徒B 「…誰のだよ?」
ブルー 「忘れ物だってば、君たちの大事なトランクス~!!」
生徒一同「「「君たち?」」」
下校寸前の生徒たちの視線、シャン学メンバーに一気に集中。
そこへ生徒会長が息を切らしてハアハアと…。
ブルー 「や、やっとなんとか追い付いた…」
忘れ物をしちゃダメじゃないか、と生徒会長の右手がジョミー君の肩に。
もう片方の手はキース君の肩をガッツリ確保。
ブルー 「…最低限のマナーなんだよ、トランクスは」
ジョミー「ちょ、ちょっと!」
キース 「妙なことを言うな、妙なことを!」
焦りまくる二人に生徒たちの声がヒソヒソと。
生徒A 「なんかマナーって言ったよな?」
生徒B 「それじゃ、あの二人、ノーパンかよ?」
生徒C 「多分そういう意味だよなぁ…」
女子A 「今の、聞こえた? ノーパンだって!」
女子B 「それってスゴイ…」
でも二人ともイケてるから許す、と女子に言われましても。
キース 「馬鹿野郎! あんたのせいで余計なことに!」
ブルー 「ごめん、ごめん。だけどサムしか来なかったから…」
他のみんなはどうしたのかな、と心配で…、と生徒会長は声を落として。
ブルー 「なにしろモノがトランクスだし、こう、色々と…」
生徒A 「残りの二人もそうみたいだな?」
生徒C 「マジかよ、あいつら何してたんだ?」
生徒B 「校則に挑戦ってヤツじゃねえのか、新学期だし」
生徒A 「あー! 下着チェックは無いもんな!」
シロエ 「え? ええっ?」
マツカ 「ぼくたちも…ですか?」
特別生ともなれば目の付けどころが流石に違う、と集まる尊敬の眼差し。
スウェナちゃんを除くシャン学メンバー、完全に誤解されましたね…。
2013/09/06 (Fri)
☆誤解を解きたい
生徒会長に追い付かれたばかりか、ノーパンの誤解がドッカンと。
下着無しだと思い込まれたシャン学メンバー、どうにもならない状況で。
キース 「ち、違う、誤解だ! 俺たちはだな…!」
ブルー 「でも忘れただろ、トランクス」
そのまま帰るのは如何なものか、と更なる一撃。
生徒A 「生徒会長に預けてたらしいな?」
生徒B 「安全圏だよな、先生も持ち物チェックはしねえだろうし」
生徒C 「すげえな、勇者が四人もか!」
あの服装で校則違反、と熱い目で見られて、いたたまれない男子一同。
女子生徒たちはコッソリ写真を撮っていますし…。
キース 「あんた、どうしてくれるんだ! この事態を!」
ブルー 「身から出た錆って言うだろう? 自業自得さ」
忘れて帰った方がいけない、と生徒会長は涼しい顔。
ブルー 「分かったんなら後戻り! サムを待たせちゃ悪いだろう?」
キース 「わ、分かった、戻る! 戻るから誤解をなんとかしてくれ!」
ジョミー「そうだよ、ぼくたち、晒し者だよ!」
ブルー 「なるほどねえ…。どちらかと言えば英雄っぽいけど?」
まあ任せろ、と生徒会長、進み出まして。
ブルー 「そこの君たち。今、見たことは内緒にしといてくれるかな?」
生徒一同「「「は?」」」
ブルー 「ぼくたちにも色々と事情があってね、バレるとマズイ」
トランクスの件は最高機密というヤツで…、と声をひそめる生徒会長。
ブルー 「特に厳しいのが教頭先生。エラ先生より怖いんだよ」
生徒A 「…マジですか?」
ブルー 「そう。風紀の鬼とくればエラなんだけどさ、それ以上にね」
生徒B 「分かりました、誰にも喋りません!」
ブルー 「ありがとう。キースたちの名誉のためにも他言無用で」
生徒一同「「「はいっ!」」」
ブルー 「というわけだし、これで文句は無いだろう?」
君たちの名誉も秘密もバッチリ、とパチンとウインク。
誤解どころか印象付けられたシャン学メンバー、気分は公開処刑かも…。
2013/09/07 (Sat)
☆ノーパンな誤解
紅白縞のお届けイベントから逃げようとしたキース君たち。
生徒会長に捕まった挙句、ノーパンの英雄に祭り上げられるという悲劇。
キース 「…なんでこういうことになるんだ…」
ブルー 「忘れ物なんかするからだよ」
トランクスのために戻ろうね、と肩を叩かれた男子四人は悄然と。
シロエ 「…会長から逃げようだなんて、三百年ほど早かったですね…」
マツカ 「キースの砂風呂を忘れてましたよ…」
ジョミー「そういう事件もあったよねえ…」
キース 「…あれから色々ありすぎたからな…」
ブルー 「ブツブツ言わずにさっさと戻る! 回れ右!」
そして前進、と号令をかける生徒会長。
来た方へ戻ってゆくシャン学メンバーに生徒一同の熱い視線が。
キース 「もう完璧に誤解されたぞ、どうにもならんが」
ジョミー「ブルーが秘密って言ってくれたし、広がったりはしないよね」
シロエ 「その心配は無いでしょう。でも…」
マツカ 「なんだか視線が痛いですよね」
ブルー 「違うよ、あれは尊敬の眼差しと言うんだよ」
特別生の株が急上昇だ、と言われましても。
ジョミー「ノーパンだなんて最低だし!」
キース 「まったくだ。校則違反も心外だがな」
スウェナ「私もある意味、巻き添えなのよ? 悲惨だわ…」
キース 「すまん、そこは素直に謝ろう。しかし…」
あんたは許せん、と生徒会長にビシッと指を。
キース 「もう少しやりようがあっただろうが! 連呼しなくても!」
ブルー 「他にどう言えと? トランクスと言えばトランクスだし」
キース 「お届け物とか教頭室とか、そっちの方が誤解を招かん」
ブルー 「ダメダメ、ハーレイはシャイなんだからさ」
お届け物はこっそりと、が基本だそうでございます。
ブルー 「紅白縞が届く日だってだけで朝からドキドキしてるんだしね」
騒ぎになって見物客が大勢来たら喜び半減、と自説を唱えておりますが。
トランクスと連呼してノーパンな濡れ衣、確信犯に決まってますよねえ?
2013/09/08 (Sun)
☆ノーパンな墓穴
制服の下はノーパンである、と誤解されてしまった男子たち。
トランクスのお届け物から逃げるどころかガッツリ捕獲で、逃げ道なし。
ブルー 「やっぱりお届け物っていうのは面子が揃っていなくちゃね」
キース 「昔は一人で行ってたんだろうが!」
ブルー 「違うよ、ぶるぅと二人だってば」
一人じゃ危なくて行けやしない、と生徒会長はブツブツと。
ブルー 「相手はぼくに惚れているんだ、危険すぎだろ?」
ジョミー「だったら最初からやらなきゃいいのに…」
ブルー 「それじゃ人生、つまらない。スリルは人生のスパイスでさ」
キース 「あんたはいいとして、俺たちの人生をどうしてくれる!」
シロエ 「そうですよ! この先、視線が痛そうですけど」
マツカ 「あの人たちは事件を覚えているわけですしね…」
喋らなくても忘れませんよ、と溜息をつくマツカ君。
マツカ 「ぼくたちの顔を見る度に……そのぅ……」
ブルー 「ノーパンかい? 問題ない、ない!」
人の噂も七十五日、と生徒会長は自信たっぷり。
ブルー 「秋はイベントも多いしねえ? それに紛れてすぐ忘れるよ」
キース 「そう願いたいぜ。切実にな」
ブルー 「平気、平気! それよりも今日は紅白縞!」
それが大切、と先頭に立って「そるじゃぁ・ぶるぅ」のお部屋へと。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
サム 「よお。なんかエライことになってたらしいな?」
ノーパンだってな、とサム君はニヤニヤ。
サム 「俺、先に来て良かったぜ。正直者って得をするんだな」
キース 「なんでお前が知っているんだ!」
サム 「えっ? そりゃあ、ぶるぅが中継でさ…」
ぶるぅ 「ブルーがね、面白くなるから見ていなさいって!」
キース 「くっそぉ、最初からその気だったか!」
ブルー 「さあねえ、いったい何のことやら…」
最近物忘れが酷くなって、と何処吹く風な生徒会長。
シャン学メンバーを襲ったノーパンな悲劇、やっぱり確信犯でしたか…。
2013/09/09 (Mon)
☆紅白縞を届けに
いくら悔やんでも悔やみ切れないノーパンの濡れ衣。
生徒会長に逆らったが最後、どうにもならないと諦めるしかないようで。
サム 「気の毒なことになっちまったけどよ、強く生きろな」
キース 「…言われなくてもそのつもりだ…」
ブルー 「檀家さんの前じゃなかっただけでも御の字だよ?」
キース 「頼む、それだけはやめてくれ!」
これ以上はもう勘弁してくれ、とキース君が土下座。
キース 「こいつらはともかく、俺には副住職という表の顔が…」
ブルー 「ふうん…。副住職が表だったら、特別生は裏の顔だね?」
キース 「いや、それは!」
ブルー 「裏の顔なら裏稼業が相応しいだろう?」
紅白縞のお届けイベントはそれにピッタリ、と生徒会長は満面の笑顔。
ブルー 「ぼくとハーレイとの大切な秘密のイベントだしねえ?」
キース 「…もう逆らう気も無いんだが…」
ブルー 「それは結構。なにしろ今回はチケット付きで」
一同 「「「チケット?」」」
ブルー 「敬老の日が近いだろう? それで一発!」
盛大にお祝いするべくチケット同封、と生徒会長はニコニコと。
ブルー 「せっかくだからトランクスの箱に入れたんだよ」
ぶるぅ 「えっとね、ハーレイに開けてもらうの!」
ジョミー「なんだ、それだけ?」
ブルー 「そう、それだけ。…敬老の日のお祝いはついてくるけど」
その日はみんなで宴会を、と言われて、めり込むキース君たち。
キース 「…宴会を回避しようとした挙句に、あの濡れ衣か…」
シロエ 「もう少し考えるべきでしたね…」
ブルー 「ふふ、後悔先に立たずってね」
サム 「俺、一人で来ておいて良かったぜ」
ジョミー「ぼくも一緒に来とけば良かった…」
いくら嘆けども後の祭りに違いなく。
ブルー 「ほらほら、気分を切り替える! 届けに行くよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 敬老の日のチケットつき~!」
いざ出発! と教頭室への紅白縞のお届け行列。
トランクスが主役のお祭り、開幕です~。
2013/09/10 (Tue)
☆チケットをどうぞ
新学期を迎える度に青月印の紅白縞のトランクスを五枚。
生徒会長から教頭先生への恒例のプレゼント、行列を組んでのお届けで。
ぶるぅ 「ブルー、みんな揃って良かったね!」
ブルー 「うん。こういうのは賑やかに出掛けないとね」
トランクス入りの箱を掲げた「そるじゃぁ・ぶるぅ」が先頭に。
サム君以外は大いに懲りたシャン学メンバーもしおしおと…。
ブルー 「ほらほら、シャキッと! スマイル、スマイル!」
お祝い気分が吹っ飛ぶから、と教頭室前で生徒会長、扉をノック。
ブルー 「失礼します」
ハーレイ「ああ、入ってくれ」
待っていたぞ、と喜色満面の教頭先生。
ハーレイ「もう来ないのかと心配していた」
ブルー 「ごめん、ごめん。色々とあったものだから…」
はいどうぞ、と生徒会長はトランクス入りの箱を机の上に。
ブルー 「今回、ちょっとサプライズなんだ。開けてみてよ」
ハーレイ「サプライズ?」
何があるのだ、と包装紙を取り、箱を開いた教頭先生ですが。
ハーレイ「…こ、これは…」
ブルー 「ふふ、見ただけで鼻血の危機?」
ド真ん中の紅白縞にババーンと真っ赤なキスマーク。
それも前開きの部分に鮮やかに。
キース 「な、何なんだ、それは!」
ブルー 「チケットだってば、敬老の日の」
ハーレイ「…ち、チケット…?」
鼻を押さえる教頭先生に生徒会長はニッコリと。
ブルー 「そう、チケット。よく見てごらんよ」
ハーレイ「………。確かに、どうやら紙のようだな…」
ブルー 「驚いた? 透明っぽいのを選んだからねえ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ アイロンプリントになってるの!」
一同 「「「アイロンプリント?」」」
ブルー 「これをプリントしてある服がね、入場チケットになるんだな」
ハーレイ「入場チケット?」
ブルー 「敬老の日のお祝いパーティー!」
ぼくの家で盛大に開催するから、とチケットを指差す生徒会長。
キスマークをプリントして来いだなんて、どういう趣向?
2013/09/11 (Wed)
☆チケットの使い方
生徒会長が用意したチケットはアイロンプリント。
敬老の日のパーティー会場、入場するには服にプリントするそうですが。
ハーレイ「…敬老の日というのは何だ?」
ブルー 「お年寄りを敬う日だよ。君も三百歳を越えているしね」
みんなで祝ってあげるから、と生徒会長は恩着せがましく。
ブルー 「ぼくと違って見た目もすっかり年寄りだろう? ぜひ来てよ」
ハーレイ「いや、年寄りと言われるほどでは…」
ブルー 「じゃあ要らない? お祝いパーティー」
ハーレイ「そ、それは…。そっちは悪い気分では…」
ブルー 「だよねえ、会場はぼくの家だし!」
ハーレイ「喜んでお邪魔させて貰おう。楽しみだな」
ブルー 「ちゃんとチケットを持って来てよ?」
でないと入れないからね、と生徒会長、アイロンプリントを指差して。
ブルー 「服の何処かにプリントしてくれば入場可能さ」
ハーレイ「…そ、そうか…。で、そのぅ……。これはお前が……?」
ブルー 「キスマークかい? もちろんぼくから心をこめて!」
何処に刷るのも君の自由だ、と極上の笑み。
ブルー 「君が勘違いをしていたヤツをね、現実にしてもいいんだよ?」
ハーレイ「…げ、現実?」
ブルー 「そう、現実。トランクスにプリントしたって構わない」
チェック出来ればそれでOKだそうでございます。
ブルー 「ただ、そのトランクスを履けるかどうか…。鼻血もあるしね」
ハーレイ「…そ、それは…。気合でなんとか…!」
ブルー 「ぼくのキスマークを股間にねえ…。気にしないけど」
ただし、と人差し指を立てる生徒会長。
ブルー 「会場に入るなり失神しても、ぼくは責任持たないよ?」
ハーレイ「…いや、まあ…。その辺は…」
ブルー 「もしかして会場には履いて来ない気でいるのかな?」
ハーレイ「…うむ…。流石にパーティー会場は…」
チケットとして提示するなら服の襟とかが妥当だろう、と教頭先生。
シャン学メンバーもいるんですから、実に正しい選択ですね!
2013/09/12 (Thu)
☆チケットとTPO
キスマークをプリントした服が必須な敬老の日のパーティー。
生徒会長はトランクスでも可だと言っていますが、教頭先生は襟だとか。
ブルー 「いいのかい、襟で? 本当に?」
ハーレイ「やはりだな…。TPOというものも考えないと」
ブルー 「ふうん…。まあいいけどね」
ただし、と生徒会長、アイロンプリントを指差しまして。
ブルー 「使い回しは出来ないよ、これ」
ハーレイ「そうなのか!?」
ブルー 「ほーら、やっぱり狙っていたね? 襟とトランクス」
両方にプリントする気でいたんだろう、と糾弾されて教頭先生は脂汗。
ハーレイ「…そ、それは…。そのぅ……」
ブルー 「即座に否定出来ない所が後ろめたさの証拠だよ、うん」
とにかく使用は一回こっきり! と生徒会長は申しております。
ブルー 「用紙の性質上、一回刷るのが限界なんだ。二度目は不可能」
ぶるぅ 「んとんと…。一回プリントしたら模様が消えるの!」
消えちゃったら二度目は刷れないよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ブルー 「というわけでね、一度だけ! それでも襟かな?」
ハーレイ「…う、うう…」
ブルー 「残念だったねえ、取っておきのトランクスが作れなくって」
ぶるぅ 「取っておきって、なぁに?」
ブルー 「ん? コッソリ履いて楽しむためのトランクスかな」
この辺にババーンとキスマーク、とアイロンプリントを前開きの上に。
教頭先生、ゴクリと唾を飲み込んだものの。
ハーレイ「…襟にしておこう。TPOは大切だからな」
ブルー 「はいはい、分かった。それじゃパーティーをお楽しみにね」
16日の月曜日だよ、とニッコリ微笑む生徒会長。
ブルー 「チケットを忘れたら入れないからそのつもりで!」
ハーレイ「うむ。家に帰ったら早速プリントしておこう」
ブルー 「ぼくからの愛のキスマークだしね、愛情こめてよ?」
それじゃさよなら、と教頭室から廊下へと。
シャン学メンバーも一緒に退場、お届け物は完了ですね!
2013/09/13 (Fri)
☆チケットの正体
紅白縞のお届け物を済ませた生徒会長とシャン学メンバー。
帰り道では無難な会話を交わしたものの、元の溜まり場に戻った途端に。
キース 「何なんだ、あのチケットは!」
ブルー 「普通にアイロンプリントだけど?」
キース 「そんな話はしていない! 俺が言うのはあのキスマークだ!」
腰が抜けるかと思ったぞ、とキース君が怒鳴り、誰もがコクコク。
ジョミー「あんなチケットだと思ってないし!」
シロエ 「…ただの券だと思ってましたよ…」
ブルー 「たまにはサービスしないとねえ? 敬老の日だし」
素敵な夢のキスマーク、と生徒会長はニコニコと。
ブルー 「襟にプリントするよりも先に熱いキスだよ、あの紙に」
サム 「そうなのかよ?」
ブルー 「それはもう! 頭の中では妄想グルグル」
まずはお肌に乗せるトコから、と実に得意げでございます。
ブルー 「現に今、手の甲に乗せてるし…。帰ったらきっとあちこちに」
キース 「あんたはそれでかまわないのか!?」
気持ち悪いとは思わないのか、という指摘はもっともで。
ジョミー「間接キスって言うよね、それって…」
スウェナ「どうなのかしらね、堂々と箱に入れてたけれど…」
シロエ 「ああ、トランクスに間接キスをしていたことになりますか…」
キース 「そうなるな。俺には真面目に理解不能だ」
悪趣味の域を突き抜けている、とキース君。
しかし…。
ブルー 「かまわないんだよ、ぼくのじゃないから」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「本物なわけがないだろう! 実はね、アレは…」
ぶるぅ 「ゼルのお家で貰って来たの! 寝てる間に口紅塗ったの!」
ぼくもお手伝いしたんだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」はエッヘンと。
ぶるぅ 「ちゃんとお髭を押さえておいたよ、邪魔になるから♪」
ブルー 「ゼルは爆睡していたからねえ、何をされたかも知らないよ」
知らぬが仏のなんとやら、と生徒会長。
教頭先生もさることながら、ゼル先生も知らぬが仏…。
2013/09/14 (Sat)
☆招待をよろしく
敬老の日のパーティーへの入場券は生徒会長特製アイロンプリント。
真っ赤なキスマークがババーンとついた、それは悪趣味な代物ですが…。
キース 「ゼル先生のキスマークだと!?」
ブルー 「うん。チョイスとしては悪くないだろ、武道家同士で」
シロエ 「そういう問題なんですか?!」
教頭先生は柔道、ゼル先生は剣道と居合。
どちらも腕自慢の武道家ですけど、そんな理由で選ばなくても…。
ブルー 「プラスあれかな、ゼルなら遊び心を分かってくれるし」
キース 「あんた、言うつもりは無いんだろうが!」
ブルー 「ゼルにはね。ハーレイの方はどうしようかなぁ…」
せっかく勘違いして大感激だし、と視線を教頭室の方角へと。
ブルー 「キスして頬ずりしているよ。黙っておくのが親切だよね」
ジョミー「…それでいいわけ?」
ブルー 「たまには夢を見させてあげてもかまわないかと」
キース 「俺は敬老の日が心配なんだが…」
シロエ 「チケットからしてアレですしね…」
サム 「何かやらかすつもりかよ?」
ブルー 「ううん、全然」
お楽しみはチケットの確認作業だけなんだ、と生徒会長。
ブルー 「それが済んだら普通にパーティー!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お赤飯とか炊くんだよ!」
キース 「そ、そうか…。単にキスマークを笑う会なのか」
ブルー 「そんなトコだね、ゼルの真っ赤なキスマーク!」
??? 「…ぼくもパーティーに出てもいいかな?」
一同 「「「!!?」」」
振り返った先に紫のマント。
ソルジャー(会話表記はAブルー)登場でございます。
Aブルー「パーティーといえば御馳走だろう? ぼくも出たいな」
ブルー 「君は招待してないんだけど!」
Aブルー「えーーーっ? だったらハーレイのチケットを…」
ブルー 「それは困る!」
Aブルー「じゃあ、御招待でお願いするよ」
食欲の秋だし是非よろしく、とソルジャーはニッコリ。
パーティーの料理、多めに準備するしかなさそうですねえ…。
2013/09/15 (Sun)
☆どこまでもピンチ
生徒会長に逆らった場合、ついてくるのは砂風呂サウナ。
おまけにファーストキスまで奪われそうとあって、誰もが白旗状態で…。
ブルー 「楽しみだなぁ、ハーレイの日の生中継!」
シロエ 「待って下さい、キース先輩の意見待ちとか言いましたよね?」
ブルー 「それはまあ…。唯一、身体を張って逆らったしね」
勇者の意見は尊重しなきゃ、と生徒会長は申しております。
ブルー 「発言権があるのはキースだけだよ、この件について」
ジョミー「それじゃキースが反対だったら中止になるわけ?」
ブルー 「その辺は平和に話し合いかな、砂風呂抜きで」
シロエ 「じゃあ、キース先輩次第ですか…」
ブルー 「うん。そろそろ戻って来る頃じゃないかな」
バスタイム終了、と生徒会長が言った所でドカドカと荒い足音が。
リビングのドアがバァン! と開いて…。
キース 「ブルーはいるか!?」
一同 「「「!!?」」」
目を見開いているシャン学メンバー。
それもその筈、キース君はレースとフリル満載のネグリジェ姿。
シロエ 「…せ、先輩……。大丈夫ですか、正気ですか?」
キース 「正気に決まっているだろう! おい、ブルー!!」
ブルー 「…何か?」
キース 「何なんだ、これは! この着替えは!」
ブルー 「砂風呂の勇者に特別サービス! 新品なんだよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ こないだブルーが買ったヤツなの!」
フィシスのお泊まり用だもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」はニコニコ顔。
ぶるぅ 「キースにプレゼントするんだって♪」
ブルー 「遠慮なく貰ってくれたまえ。イライザさんにあげてもいいよ」
キース 「…お、おふくろ…?」
ブルー 「アドス和尚が喜ぶかもねえ、その手のヤツは好きだろう?」
キース 「なんであんたが親父の趣味を知っている!」
ブルー 「へえ…。図星なんだ」
キース 「…し、しまった……」
アドス和尚の趣味までバレてしまったネグリジェ騒動。
キース君、再び追い込まれてますか?
2013/08/16 (Fri)
☆ネグリジェな二択
着替えと称してフリルびらびら、レース満載のネグリジェがキース君に。
他に着る物が無かったらしく、やむなく着たまではいいんですけど。
ブルー 「アドス和尚もフリルとレースが好きなんだ? 意見が合うね」
キース 「…い、いや……。その……」
ブルー 「いいって、いいって。お姫様ネグリジェは男のロマン!」
グッとこなけりゃ男がすたる、と人差し指を立てる生徒会長。
ブルー 「ハーレイだって集めているだろ、アテも無いのに」
シロエ 「そ、そういえばそうでしたね…」
ジョミー「なんか一杯集めてるよねえ、ブルー用に…」
ブルー 「というわけでね、話はハーレイの日に戻るんだけど」
キース 「ちょっと待て!」
俺のこの服をなんとかしろ、と噛み付いたキース君ですが。
ブルー 「あ、そうだっけ。砂風呂サウナの勲章だね、それ」
マツカ 「キースの意見を尊重するって聞きましたよ?」
キース 「そうだったのか?」
ジョミー「らしいよ、ぼくたちは発言権が無いらしいけど」
キース 「なるほどな…。だったら却下だ、ハーレイの日は断固断る!」
おおっ、と拍手するシャン学メンバー。
身体を張ったキース君のお蔭で逃げられるかもしれません。
キース 「俺は死ぬかと思ったんだ。地獄を見た以上、却下だ、却下!」
ブルー 「うーん、気持ちは分かるんだけど…。ここは二択で」
キース 「二択?」
ブルー 「君の服は只今、洗濯中。乾くまでには暫くかかる」
キース 「あ、ああ…。それは分かっているが…」
ブルー 「乾かないように細工することも可能なんだよ、サイオンで」
湿気を閉じ込めておけば明日になっても濡れたままだそうで。
ブルー 「お父さん好みのネグリジェで帰るか、服で帰るか、その二択」
キース 「なんだと!?」
ブルー 「ハーレイの日に賛同するなら服を返すよ、副住職」
ネグリジェ姿でアドス和尚と御対面もいいね、とニヤニヤニヤ。
そんな姿で帰宅した場合、キース君の立場が無いのでは…?
2013/08/17 (Sat)
☆ネグリジェは嫌だ
アドス和尚も好みだというフリルとレースがたっぷりのネグリジェ。
それを着て帰るか、自分の服を取り返すかがキース君に残った選択肢で。
ブルー 「ネグリジェで帰るなら山門まではちゃんと送るよ」
キース 「…さ、山門…?」
ブルー 「庫裏までの道が大変だねえ? この時期、檀家さんの目が」
お盆前だけに来る人が多い、と生徒会長。
あまつさえ夏休みのため、宿坊も満員御礼だそうでございます。
ブルー 「副住職が女装となるとド顰蹙かな、それもネグリジェ」
キース 「当たり前だろうが!」
ブルー 「それが嫌なら、ハーレイの日!」
ビシッと指を突き付けられてキース君は絶句。
キース 「…な、無いのか、他に選択肢は?」
ブルー 「無いねえ、ハーレイの日は年に一度きりだし」
逃がしてたまるか、と生徒会長の目が爛々と。
ブルー 「ネグリジェお持ち帰りコースだったら、処分もアリだよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ バザーに出せばいいしね!」
ブルー 「アドス和尚に贈りたいなら包むけど?」
キース 「い、要らん! 親父に趣味を疑われそうだ」
ブルー 「着て帰ったら尚更……ね。で、どうするわけ?」
君の服なら速攻で乾く、と生徒会長はサイオン効果を謳っております。
キース 「く、くっそぉ…。もういい、服を返してくれ!」
ジョミー「えーーーっ!? そしたらハーレイの日が…」
スウェナ「そうよ、賛成したことになっちゃうのよ?」
キース 「やかましい! 選ぶ権利は俺にあるんだ!」
ハーレイの日も嫌だがネグリジェはもっと嫌なんだ、とキース君。
キース 「運が悪かったと諦めてくれ。でなきゃ砂風呂だな」
ブルー 「ああ、それね。砂風呂に行けば権利を主張出来るけど?」
シロエ 「け、けっこうですっ!」
サム 「ブルーのキスはかまわねえけど、ネグリジェはなあ…」
ブルー 「決まりだね?」
ハーレイの日の中継決定! と生徒会長、御機嫌ですが。
生中継って、そもそも、いったい何を…?
2013/08/18 (Sun)
☆注目のネグリジェ
ついに決まったハーレイの日の生中継。
逃げ道を失くしたシャン学メンバーを他所に、生徒会長はウキウキと…。
ブルー 「中継が決まって良かったよ。早速スタッフに相談しないと」
一同 「「「スタッフ?」」」
ブルー 「生中継には必須だろう? 君たちだけで出来るのかい?」
シロエ 「あー…。それは無理かもしれません」
ある程度なら扱えますが、とシロエ君。
ブルー 「だろう? だからスタッフを呼ぶんだよ」
キース 「ちょっと待て! 先に俺の服を」
返してくれ、と言い終える前にユラリと揺れたリビングの空間。
出ました、紫のマントのいわゆるソルジャー(会話表記はAブルー)。
Aブルー「こんにちは。ようやくぼくの出番だってね」
一同 「「「!!?」」」
ブルー 「ずいぶん待たせてしまってごめん。話が纏まらなくってさ…」
Aブルー「ううん、見ていて面白かったし気にしてないよ」
特にキースのネグリジェが、と注目されたキース君は愕然と。
キース 「…な、なんであんたが……」
Aブルー「生中継には欠かせないんだってさ、ぼくの協力」
ブルー 「ハーレイの日だしね、盛大にお祝いしたいから」
キース 「何をする気だ!」
Aブルー「ふふふ、いつもの迫力ゼロだね、ネグリジェのせいで」
とてもお似合い、とウインクされてズーン…と落ち込むキース君。
キース 「く、くっそぉ…。一生の恥だ……」
ブルー 「そう言わずに。ぶるぅ、キースの服を持ってきてあげて」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ サイオンで乾燥済みだね!」
取って来るね、と走って行った「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
服が届くとキース君はネグリジェを脱ぎ捨てまして。
キース 「これは要らんぞ、処分してくれ!」
Aブルー「あれっ、お父さんにプレゼントしないのかい?」
キース 「誰が贈るか!!」
Aブルー「ふうん…。それならぼくが貰おうかな?」
こんなのもいいね、とネグリジェを広げているソルジャー。
自分が着る気満々ですね…。
2013/08/19 (Mon)
☆ネグリジェの使い道
ハーレイの日の生中継に欠かせないのがスタッフとやら。
そして出て来た自称スタッフ、よりにもよってソルジャーでございます。
Aブルー「このネグリジェ、貰って帰ってもいいのかな?」
キース 「好きにしやがれ、俺は要らんぞ!」
ブルー 「らしいよ、君が欲しいならあげるけど」
Aブルー「いいのかい? ぼくのハーレイが喜びそうだ」
キース 「……そう使うのか?」
Aブルー「他に何があると?」
パジャマにするには飾りが多すぎ、とソルジャーは澄ました顔つきで。
Aブルー「この手の服は大人の時間に使ってなんぼ!」
キース 「お、おい、俺が着ていたヤツだぞ?」
Aブルー「ほんの少しの間だろう? ぼくは全然気にならないよ」
今夜は早速コレを着よう、とウットリしながら言われましても。
キース 「俺が気にする! せめて洗ってくれ!」
Aブルー「ああ、なるほど…。君がヤられるような気になるわけだ?」
キース 「気持ち悪いことをサラッと言うな!」
Aブルー「とっても気分がいいんだけどねえ…。体験してみる?」
キース 「この野郎! そいつを持ってサッサと失せろ!」
Aブルー「…いいのかなあ? ぼくはブルーに呼ばれたんだよ?」
今日の大事なスタッフなんだ、と指摘されればその通り。
キース 「く、くっそぉ…」
Aブルー「ふふ、ぐうの音も出ないってね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ネグリジェ、お洗濯する?」
キース 「た、頼む! でないと俺がキレそうだ」
Aブルー「デリケートだねえ…。ぶるぅ、お願い出来るかな?」
ぶるぅ 「もっちろ~ん!」
簡単、簡単、と跳ねてゆきました、「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
大事に手洗い、きちんと干してきたようで。
ぶるぅ 「フリルとかはアイロンをかければ完璧だよ!」
Aブルー「ありがとう。生中継で早速役立ちそうだ」
一同 「「「は?」」」
ソルジャーがハーレイの日の生中継のスタッフなのは確かですが。
ネグリジェでウロウロする気でしょうか…?
2013/08/20 (Tue)
☆ネグリジェな脅し
フリルびらびらネグリジェを貰ったソルジャー、生中継に役立てるとか。
そんなものを何に使うのだ、と派手に飛び交う『?』マーク。
キース 「…生中継というのはお笑いなのか?」
Aブルー「えっ、なんで?」
キース 「スタッフがアレでウロついていたら、お笑いだろうが!」
シロエ 「ですよね、笑いしか取れないかと…」
Aブルー「甘いね、ハーレイの日の生中継だよ?」
そこが大切、とパチンとウインクするソルジャー。
Aブルー「君のお父さんもお姫様ネグリジェが好みなんだろ?」
キース 「頼む、その件は忘れてくれ!」
親父にバレたら殺される、とキース君は土下座。
アドス和尚の怖さは誰もが知っているだけに、場は涙あり笑いあり。
サム 「強く生きろな、応援してるぜ」
シロエ 「先輩のお父さん、ああ見えてロマンの人なんですね」
ジョミー「なんか誰かに似ていない? らしくないトコ」
スウェナ「分かるわ、教頭先生よね?」
マツカ 「でも、キースのお父さんの方が怖そうですよ」
ネグリジェのことは忘れましょう、とマツカ君も言っておりますが。
Aブルー「…忘れてもいいけど、ちゃんと中継に協力するかい?」
一同 「「「えっ?」」」
Aブルー「中継自体は決定事項だ。そうだよね、ブルー?」
ブルー 「もちろん。だから君を呼んだ」
Aブルー「この連中を逃がさないよう、もっと条件を厳しくしよう」
逃げた場合はアドス和尚の趣味をバラす、とニヤニヤニヤ。
Aブルー「なんだったっけ、ツイッターだっけ? あれで拡散」
キース 「な、何を…」
Aブルー「ここの面子っぽいアカウントを取って呟くんだよ」
一同 「「「えーーーっ!!!」」」
そんなことになれば大惨事というヤツでございます。
シロエ 「ま、間違いなく殺されますよ…」
キース 「お前たちよりも先に、俺の命が無いと思うが…」
確実に無い、と顔色を失くすキース君。
全員が一致協力しないと、キース君はお浄土行きですか…?
2013/08/21 (Wed)
☆ピンチな偽ツイート
ハーレイの日の生中継に協力しないと、恐ろしいことになるようです。
ソルジャー曰く、アドス和尚の趣味を偽名でツイートするそうでして…。
Aブルー「やっぱアレだね、アカウントは全員分だよね」
シロエ 「…そ、そんな……」
Aブルー「もちろんアイコンは顔写真! そして楽しく語らってもらう」
言い出しっぺは誰がいいかな、とグルリと見回されまして。
ジョミー「ぱ、パス! バレたら確実に丸坊主だし!」
ブルー 「そりゃそうだろうね、アドス和尚は君に目を付けているから」
Aブルー「ふうん? じゃあ、最初はジョミーっぽいアカウントだね」
ジョミー「えーーーっ!?」
Aブルー「ここだけの話、と呟いてあげよう。キースに聞いたと」
キース 「ま、待ってくれ! 本当に俺が殺される!」
そんなツイートを拡散するな、とキース君は顔面蒼白。
キース 「ツイッターをやってる坊主は多いんだ。真面目にヤバイ」
Aブルー「じゃあ、中継!」
ビシッと指を突き付けるソルジャー。
Aブルー「生中継に協力するならツイートしないよ」
キース 「う、うう…」
サム 「キースの親父さん、マジで怖いぜ。俺たちもタダじゃあ…」
シロエ 「済むわけないですよ、偽ツイートだと言っても無駄です」
問答無用で地獄行きです、との言葉に誰もがブルブル。
ジョミー「…や、やるしかないよね、生中継…」
マツカ 「何をするのか分かりませんけど、キースのお父さんよりは…」
スウェナ「多分マシよね、命の危険は無さそうだわ」
Aブルー「やっと話が纏まった?」
ブルー 「そうみたいだねえ、ホントに諦めが悪いったら」
長い間待たせて申し訳ない、と生徒会長はソルジャーにペコリと頭を。
ブルー 「よろしく頼むよ、ハーレイがうんと喜ぶように」
Aブルー「任せといてよ、ネグリジェもゲット出来たしね!」
あれで視聴率アップは間違いなし、とか言ってますけど。
フリル満載のネグリジェなんかが視聴率に関係するのでしょうか…?
2013/08/22 (Thu)
☆驚異の視聴率
ネグリジェをゲット出来たソルジャー、視聴率アップと謳っております。
お笑いならともかく、何故にフリルで視聴率がと誰もが疑問。
ジョミー「えーっと…。なんで視聴率が上がるわけ?」
サム 「さっきのネグリジェで上がるのかよ?」
Aブルー「それはもう! 百パーセントも夢じゃないかと」
一同 「「「百パーセント!?」」」
どんな数字だ、と驚愕しているシャン学メンバー。
しかしソルジャーは平然と。
Aブルー「視聴者がテレビから離れなかったらその数字だろ?」
キース 「…それはそうだが…」
シロエ 「どう考えても有り得ませんよ!」
サム 「だよなあ、聞いたこともねえ視聴率だぜ」
Aブルー「だけど取れるよ、百パーセント」
ジョミー「…ネグリジェで?」
信じられない、とジョミー君が言えば他の面子も「うん、うん」と。
マツカ 「ネグリジェを売るとか、宣伝するんじゃないんですよね?」
Aブルー「違うね、現場から生中継で」
一同 「「「現場?」」」
Aブルー「ぼくのシャングリラからお送りするんだ、リアルタイムで」
一同 「「「は?」」」
そんな所からいったい何を、と疑問が上積み。
ネグリジェに加えてシャングリラとは、まるで話が繋がらず…。
キース 「すまんが、話が全く見えん。何をする気だ?」
Aブルー「ぼくの青の間から中継でお伝えするんだよ」
キース 「だから何をだ?」
Aブルー「ぼくとハーレイのプライベートタイム!!」
素敵な夫婦の時間をお届け、と言い放たれて、全員、ドン引き。
シロエ 「…ふ、夫婦って……」
ジョミー「もしかしなくてもキャプテンつき…?」
Aブルー「他に何があると?」
キース 「…プライベートタイムとか言ってたな?」
Aブルー「そう! まさにネグリジェの出番なんだよ、大人の時間で」
一同 「「「えーーーっ!?」」」
エライ流れになってきました、ハーレイの日の生中継。
しかも視聴率が百パーセントって、生徒会長は承知してますか?
2013/08/23 (Fri)
☆生中継でお届け
百パーセントの視聴率が取れるとソルジャーが嘯く生中継。
その内容はソルジャーとキャプテンの大人の時間、と言われましても…。
キース 「誰が見るんだ、そんなのを誰が!」
シロエ 「視聴率どころかテレビを消されておしまいですよ!」
サム 「第一、ブルーは知ってるのかよ?」
そんな中身、と心配そうなサム君ですが。
Aブルー「もちろんブルーも承知ってね。頼んで来たのはブルーだし」
一同 「「「えぇっ!?」」」
Aブルー「なんか究極のお祝いらしいよ、悪戯を兼ねた」
キース 「…悪戯だと?」
ブルー 「そういうこと! ハーレイったら、毎日呻いているからね」
Aブルー「らしいね、マムシ酒と人魂酒が羨ましいんだっけ?」
ブルー 「正確に言うなら、その効果だよ。あやかりたいようだ」
ヘタレのくせに、と顔を顰める生徒会長。
ブルー 「あやかりたいなら見ればいいだろ、マムシ酒の効果!」
Aブルー「アレはホントに効くんだよ。ぼくも人魂酒で疲れ知らずだし」
毎日毎晩、夫婦和合でエンドレス、とソルジャーは自慢しております。
マムシ酒と人魂酒は心霊スポット行きの副産物で。
Aブルー「それでね、こっちのハーレイにも映像のお裾分けをね…」
ブルー 「中継先はハーレイの家! ハーレイ限定!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ テレビに仕掛けをするんだって!」
全部のチャンネルで中継だよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は笑顔全開。
ぶるぅ 「サイオンで出来ないこともないけど、えとえと…シロエ?」
ブルー 「そう、シロエ! 君なら機械は得意だろう?」
シロエ 「ぼくですか!?」
ブルー 「他の面子は警備員だよ、ハーレイに見付からないように」
キース 「ちょ、ちょっと待て、それじゃこいつは…?」
Aブルー「ぼくかい? スタッフと言うより出演者かなあ?」
ぼくとハーレイ、どっちが主演男優だと思う? とソルジャーは真顔。
アダルト映画どころか生中継の危機、主演どころの騒ぎじゃないのでは?
2013/08/24 (Sat)
☆生中継に備えて
ハーレイの日の生中継は教頭先生の家のテレビ限定。
ソルジャー夫妻の大人の時間を中継だそうで、主演男優は誰かと問われ。
キース 「…答えたくもないが、あんただろうな」
Aブルー「あっ、分かる? なんたって主導権はぼくにあるしね」
いい答えだ、とソルジャーは笑顔。
Aブルー「もしもハーレイと言っていたなら、砂風呂地獄とか色々と」
一同 「「「…は?」」」
Aブルー「ぼくにも男のプライドってヤツがあるんだよ」
ネグリジェは着ても其処は絶対に譲れないそうでございます。
Aブルー「というわけで、主演はぼく! ハーレイもきっと喜ぶさ」
ブルー 「百パーセントの視聴率を何処までキープ出来るかだけどね」
鼻血を噴いたらそこでおしまい、と生徒会長はニヤニヤと。
ブルー 「でもその前にテレビに細工だ。今日はハーレイ、在宅だけど」
一同 「「「えっ?」」」
ブルー 「この暑さだしね。買い物は朝イチで済ませたんだよ」
独身男の生活の知恵、と言われましても。
シロエ 「じゃ、じゃあ…。テレビに細工ってどうやって…」
ブルー 「木の葉を隠すなら森の中!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ハーレイの日のお祝いに行くの!」
御飯が済んだらみんなでお出掛け、と実に恐ろしい展開に。
ぶるぅ 「お昼はピザだよ、沢山食べてね!」
Aブルー「あっ、嬉しいな! ぼくはシーフードたっぷりで!」
ぶるぅ 「オッケー! 他のみんなは?」
キース 「…な、なんでこうなる……」
シロエ 「ババを引くのはぼくですってば!」
ブルー 「文句があるならお昼抜きでもいいけれど?」
シロエ 「…い、いえ…。喜んで頂きます…」
もうヤケだ、とシャン学メンバー、ドンチャン騒ぎ。
ピザパーティーが終わった後は。
ブルー 「さてと、行こうか。ハーレイの家へ」
Aブルー「うん。ぼくもお祝いを言わなくちゃね!」
ハーレイの日はソルジャーの世界にはありません。
その分、こちらで盛大にお祝いをしたいそうですよ~!
2013/08/25 (Sun)
☆行く前に賭けを
ハーレイの日の生中継は教頭先生の御自宅限定だとか。
そのためにはテレビに細工が必須で、白羽の矢が立ったのがシロエ君で。
ブルー 「あ、そうだ。出掛ける前にシロエに渡しておかなくちゃ」
シロエ 「工具ですか?」
ブルー 「それもあるけど、このチップをね…」
この箇所に入れろ、とテレビの内部の配線図などが。
ブルー 「ブルーのサイオンと波長が合うようになってるんだよ」
Aブルー「そういうこと! 空間を超えても中継バッチリ!」
キース 「…キャプテンは承知してるのか?」
Aブルー「まさか。ハーレイは見られていると意気消沈だし!」
こっそりカメラを仕掛けてきたよ、とソルジャーはニヤリ。
Aブルー「ぼくのサイオンとカメラがシンクロしてる。そして中継」
ブルー 「よろしく頼むよ、ぼくはそっちはノータッチだから」
Aブルー「任せといてよ、どんなハードなプレイになっても中継OK!」
たとえソルジャーが失神しても、中継は続くそうでございます。
あまりのことにシャン学メンバー、目が点ですが。
ブルー 「年に一度のハーレイの日だしね、喜びそうなことをしないと」
Aブルー「何処まで耐えて見続けるかも楽しみだよねえ?」
賭けないかい、とトトカルチョを提案するソルジャー。
Aブルー「何分持つかを賭けてもいいし、中身で賭けるのも楽しいよ」
一同 「「「…中身?」」」
Aブルー「うん、中身! 脱がすまでとか、その先とかね」
ブルー 「却下!!!」
万年十八歳未満お断りの面子に何をさせるか、と怒りの形相の生徒会長。
ブルー 「トトカルチョをするなら時間だよ。そっちなら許す」
Aブルー「まあいいか…。じゃあ、ぼくは三分にしておこうかな」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ なんだか分かんないけど、ぼく、一分!」
ジョミー「ぶるぅもやるんだ…。賭けなきゃ損だね」
キース 「乗りかかった船だ、五分にするかな」
始まりました、トトカルチョ。
ハーレイの日は今年も娯楽扱いですねえ…。
2013/08/26 (Mon)
☆お祝いにはビール
教頭先生が生中継を見て倒れるまでの時間を賭けるトトカルチョ。
的中させても賞品は出ないようですけれど、それでも賭けは立派な娯楽。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなの時間、書いたよ!」
ブルー 「当てた人には拍手ってね。ドキドキするのがいいんだよ」
Aブルー「ぼくは真っ最中で忙しいから、当たってたら後で祝ってよ?」
ブルー 「それはもちろん。君は主演だし、ケーキもつけよう」
Aブルー「やったね、今夜は頑張らなくちゃ!」
でもその前にハーレイの家、とソルジャーがシロエ君の肩を叩きまして。
Aブルー「チップはしっかり仕掛けといてよ、ミスは厳禁!」
シロエ 「…分かってます…。でも、教頭先生はどうするんです?」
ジョミー「家にいるならバレバレだよねえ?」
スウェナ「シールドするんじゃないかしら?」
ブルー 「甘いね、ハーレイは今もテレビを観賞中だし」
まずはテレビから引き離さないと、と生徒会長。
ブルー 「木の葉を隠すなら森の中だと言っただろう?」
ぶるぅ 「えっとね、みんなでお祝いするから、その間だって!」
ブルー 「一人くらい欠けていたって気付かれないしね、頑張って」
でも念のために、と何故かビールのケースがドカンと。
缶ビールではなくて、いわゆる大瓶。
ブルー 「はい、このビールをしっかり振る!」
一同 「「「振る?」」」
ブルー 「お祝いと言えばビールかけだろ、ブシューッと一発!」
樽酒の鏡割りやシャンパンシャワーは勿体ないそうでございます。
ブルー 「賞味期限が切れたビールを山ほど手に入れたんだよ」
ぶるぅ 「お酒屋さん、とっても喜んでたよ♪」
一同 「「「………」」」
そりゃそうだろう、と誰もが納得。
ブルー 「これをハーレイに向かって景気良く!」
Aブルー「ずぶ濡れになったらシャワーに行くから隙だらけだよね」
その間にテレビに細工するべし、と有難い仰せ。
賞味期限切れのビールで祝おうだなんて、どこまでも酷い話だとしか…。
2013/08/27 (Tue)
☆ビールかけでお祝い
ハーレイの日を盛大に祝うべく、賞味期限切れのビールをシェイク。
続きましては瞬間移動で、教頭先生の家のリビングに突入でございます。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ハーレイの日、おめでとう!」
ハーレイ「な、なんだ、いったい何の騒ぎだ!?」
ブルー 「ぶるぅが言ったろ、ハーレイの日だよ」
Aブルー「とってもおめでたい日なんだってね、年に一度の」
ぼくもお祝いに来たんだよ、とソルジャーがウインク。
Aブルー「ビールかけって言うんだっけか、それでお祝いするってさ」
ハーレイ「…ビールかけ…?」
ブルー 「スカイダイビングの方が良かった? 去年みたいに」
ハーレイ「い、いや! ビールでいい!」
ブルー 「それはけっこう。でもリビングでやるのはマズイね」
お掃除ボランティアは嫌だから、と庭を指差す生徒会長。
ブルー 「ちょっと暑いけど、やっぱり外だね」
Aブルー「ビールはキンキンに冷えているから涼しいよ、きっと」
ハーレイ「分かった、庭だな」
教頭先生、見ていたテレビを消して庭へと。
シャン学メンバーも続きましたが、シロエ君だけは例外で。
ブルー 「いいかい、まずはリビングのテレビから!」
シロエ 「分かりました。…時間、稼いで下さいよ」
家中のテレビに中継用のチップを仕込むべく、シロエ君は作業を開始。
そして庭では…。
ブルー 「では、ハーレイの日を祝して!」
一同 「「「おめでとうございまーす!!」」」
ブシューッと四方八方から噴き出すビールのシャワー。
教頭先生は濡れ鼠ですが、悪い気分ではないらしく。
ハーレイ「こらこら、ビールがもったいないぞ」
ブルー 「でも冷たくていい気持ちだろ? まだまだあるから」
ハーレイ「わはは、浴びながら飲むのもオツなものだな」
Aブルー「口を開けてよ、ブシューッとやるから」
ハーレイ「は、はい! 御馳走様です!」
噴き出すビールを口で受け止め、大感激の教頭先生。
賞味期限切れですけど、大量に飲んでも大丈夫?
2013/08/28 (Wed)
☆ビールかけの結末
教頭先生の御自宅の庭で、ハーレイの日を祝してビールかけ。
賞味期限切れとも知らずに全身に浴びた教頭先生、もう最高に御機嫌で。
ハーレイ「ありがとう。こんなに美味いビールを飲んだのは初めてだ」
ブルー 「それは良かった。来た甲斐があったよ」
ハーレイ「これぞ最高の贅沢だな。猛暑日にビールのシャワーだからな」
御礼に冷たい飲み物でも、とのお言葉ですが。
ブルー 「紅茶かコーヒーしか置いてないだろ、君の家」
ハーレイ「いや、お前たちが来てくれるかも…とジュースを買ってある」
ブルー 「そうなんだ? でもねえ、ロクなお菓子が無さそうだし」
ハーレイ「す、すまん…。かき氷なら用意出来るのだが」
ブルー 「アイスも無いとは気が利かないねえ…」
ぶるぅのおやつの方がいい、と生徒会長、クルリと背中を向けまして。
ブルー 「もう帰るから、君はシャワーを浴びてきたまえ」
ハーレイ「…これで終わりなのか?」
ブルー 「まだ何か? スカイダイビングをしたいのかい?」
ハーレイ「それは断る! ありがとう、今日は素晴らしい日だった」
ブルー 「じゃあ、夏風邪を引かないようにしっかりシャワー!」
Aブルー「楽しかったよ、ビールかけ! それじゃ、さよなら」
パッと消えました、シャン学メンバーと生徒会長たち。
しかし本当はシールドの中に隠れただけで。
ブルー 『シロエ、テレビの細工はどうだい?』
シロエ 『今、寝室のをやってます。これで最後です』
ブルー 『なるほど…。紅白縞を取りに入られたらバレちゃうか』
ちょいと足止めしておこう、と生徒会長はニンマリと。
ブルー 『ハーレイ! ハーレイ、聞こえてる?』
ハーレイ『…なんだ?』
ブルー 『今ね、家に帰ってビールの空き瓶を見ていたら…』
ぶるぅ 『賞味期限切れのヤツが混ざっていたの!』
お腹の薬を飲んでおいて、と言われた教頭先生、薬箱へと猛ダッシュ。
その間にテレビの細工は無事に完了、シロエ君を回収して脱出ですよ~!
2013/08/29 (Thu)
☆寝室でゆっくり
ハーレイの日を祝して、ソルジャーとキャプテンの大人の時間を生中継。
教頭先生宅のテレビに細工を終えた一同、のんびり夕食を終えまして。
Aブルー「じゃあ、ネグリジェは貰って行くから! お楽しみに」
ブルー 「早速始めるつもりかい?」
Aブルー「当然だろ? ハーレイにも早く来るよう言ってあるしね」
中継の件は秘密だけれど、と舌をペロリと出すソルジャー。
Aブルー「なにしろハーレイ、見られているとダメだから」
ブルー 「はいはい、分かった。それじゃよろしく」
Aブルー「ぼくは三分に賭けたんだ。ちゃんとチェックをしといてよ?」
当たった時にはケーキつき、と鼻歌交じりにお帰りに。
教頭先生が倒れるまでの時間は賭けの対象となっております。
キース 「それで、これからどうなるんだ?」
ブルー 「もちろん覗き見!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ こっちも中継だもん!」
パッと出ました、中継画面。
教頭先生、リビングでテレビドラマを見ておられますが。
ハーレイ「…ん?」
ブルー 「ふふ、もう始まったみたいだねえ?」
ハーレイ「な、なんだ、これは?」
いきなり乱れたテレビ画面に、教頭先生はリモコンをカチカチ。
画面の乱れが収まりますと、その向こうに。
Aブルー「どう、ハーレイ? いい感じだと思うんだけど」
A船長 「どうなさったのです、その服は?」
Aブルー「あっちのブルーに貰ったんだよ、素敵だろ?」
A船長 「え、ええ…」
Aブルー「グッときた? それとも服より中身が気になる?」
好きに脱がせていいんだよ、とソルジャーはベッドに腰掛けています。
教頭先生は画面に釘付け、それでもリモコンをカチカチと。
ハーレイ「…どのチャンネルでもやっているのか…」
ということは、と寝室へダッシュ。
テレビをつければキャプテンとソルジャーが大写し。
A船長 「よろしいのですか? ブルー…」
ゴクリと唾を飲む教頭先生。
寝室で見るとは、オカズにする気満々ですねえ…。
2013/08/30 (Fri)
☆ハーレイの日に乾杯
生中継をガッツリ見るべく、寝室に移動した教頭先生。
ベッドに腰掛けてテレビをガン見で、生徒会長はフフンと鼻で笑いつつ。
ブルー 「もう一分は経ったってね。残念でした、ぶるぅ」
ぶるぅ 「えーーーっ! 酷いや、ハーレイ!」
いつもパッタリ倒れてるのに、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は不満そう。
一方、教頭先生の方は。
ハーレイ「こ、これは…。何か知らんが、録画とかは…」
出来るのだろうか、と格闘したものの、それは出来ないようでして。
その間にも画面の向こうでソルジャー夫妻がイチャイチャと。
Aブルー「んっ…。ダメだってば、そこは」
A船長 「お好きでしょう? それから、ここも」
ネグリジェを着たままのソルジャーをキャプテン、触りまくり。
教頭先生は生徒会長の写真がプリントされた抱き枕に頬ずり状態で。
ブルー 「三分経過。ブルーも読みを誤ったねえ」
キース 「そうか、三分に賭けてたな。ケーキは消えたか」
ブルー 「ネグリジェ効果が意外な方に転んだんだろ、まだ脱がないし」
あの手の衣装は楽しんでなんぼ、と生徒会長、ニヤニヤと。
ブルー 「だけどそれにも限界が…ね。テレビ画面はここまでかな」
ぶるぅ 「あれっ、見えなくなっちゃったぁ!」
故障したよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は大慌てですが。
ブルー 「大人の時間は子供にはちょっと…。ハーレイには見えてるよ」
ぶるぅ 「そっかぁ、それなら安心だね!」
キース 「何処がだ!」
ブルー 「君は五分に賭けたんだろう? 黙って待つ!」
画面も音声もシャットアウト状態な中継画面、教頭先生の息がハアハア。
ハーレイ「う、羨ましい…。いつか私も…」
ブルーと必ず! と叫んだ所で限界突破。
仰向けにドオッと倒れまして…。
ブルー 「おめでとう、キース。ジャスト五分だ」
ハーレイの日を祝して乾杯! と出て参りました、子供用シャンパン。
これから祝宴らしいですけど、主役は不在でハーレイの日の中継終了~。
2013/08/31 (Sat)
☆覚えていた記念日
さて、本日は8月1日でございます。
マツカ君の山の別荘から戻ったばかりのシャン学メンバー、集合ですが。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
ジョミー「お邪魔しまーっす!」
ワイワイと生徒会長の家へ上がり込む御一行様。
クーラーが効いたリビングでは、生徒会長がのんびりと…。
ブルー 「やあ、山の別荘は楽しかったねえ。ありがとう、マツカ」
マツカ 「どういたしまして。喜んで頂けたんなら嬉しいです」
キース 「余計なヤツらも来なかったしな。あれは良かった」
ブルー 「ブルーたちかい? 当分来ないと思うけど」
多分、毎晩お取り込み中、と生徒会長は大きく伸びを。
ブルー 「素晴らしい夏になりそうだって言ってただろう、二人とも」
ぶるぅ 「えとえと…。お酒、一杯作っていたし…」
宴会だよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ぼく、チューハイとか好きだけど…。あのお酒はヤだなぁ」
サム 「マムシと人魂入りだもんなあ、理解不能な神経だぜ」
ブルー 「ところがどっこい、あの二人には最高なんだな」
ジョミー「夜がどうとか言ってたっけ?」
ブルー 「毎晩のようにお楽しみだよ、君たちには分からない世界でね」
万年十八歳未満お断りには無縁の世界、と生徒会長。
ブルー 「だけど理解出来れば無問題ってモノでもないし」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「今日という良き日を呻きながら過ごしている人もいてさ」
シロエ 「誰のことです?」
ブルー 「羨ましくてたまらない、って、あれから毎晩」
キース 「話がサッパリ見えないんだが…」
ブルー 「もう忘れちゃった? 今日は8月1日なんだよ」
カレンダーをよく見たまえ、と言われましても。
サム 「木曜日だぜ? でもって、八朔」
ブルー 「ハーレイの日だってば、0・8・0・1!」
今年はちゃんと覚えていた、と生徒会長は自慢してますけれど。
ハーレイの名を持つ教頭先生、忘れ去られて放置な方が幸せなのでは…?
2013/08/01 (Thu)
☆お祝いがしたい
8月1日といえばハーレイの日だ、と記憶力を誇る生徒会長。
0801の語呂合わせでハーレイですけど、去年はド忘れいたしまして。
ブルー 「今年はキッチリ覚えてたんだし、やっぱりお祝いしないとね」
キース 「思い出したぞ、去年は振り替えでやりやがったな」
ジョミー「スカイダイビングで気絶したよね、教頭先生…」
シロエ 「お祝いしないのが一番です! それが最高のお祝いですよ」
サム 「でもよ、教頭先生、ブルーにベタ惚れしてるしなぁ…」
どんなお祝いでも嬉しいだろう、とサム君の意見。
サム 「この前のトンネルだって人柱になっていたじゃねえかよ」
マツカ 「教頭先生は人柱の件は御存知ないんですよ?」
キース 「ブルーに口止めされていたしな、ただ先頭で行ったとしか…」
ジョミー「だけど御機嫌だったよねえ? 役に立てたって」
ブルー 「一応、盾にはなってたからね」
人魂除けで、と生徒会長はニコニコと。
ブルー 「その辺も併せてハーレイの日を祝わなくっちゃ!」
キース 「どうせロクでもない祝いだろう?」
ブルー 「そうでもないよ? とびっきりのスペシャルだしさ」
一同 「「「…スペシャル…?」」」
ブルー 「去年は中継したからねえ…。今年もそっちの系統で」
キース 「中継だと?」
何をする気だ、とキース君の目つきが鋭いものに。
キース 「何の通達も出てない筈だな、ソルジャーからは?」
ブルー 「出してないけど?」
キース 「だったら何処に中継するんだ、誰が見るんだ!?」
ジョミー「シャングリラ学園の人とかじゃないの?」
スウェナ「夏休みだから職員さんと部活の先生しかいないわよ?」
おまけに一般生徒が居る筈、とスウェナちゃんは言っておりますが。
ブルー 「そんな所に中継したって楽しくないよ」
キース 「…サプライズで乗っ取り中継じゃないだろうな?」
仲間の家のテレビを乗っ取り、と睨み付けているキース君。
生徒会長なら電波ジャックもやりかねないかも?
2013/08/02 (Fri)
☆中継はコッソリ
ハーレイの日を祝って今年も中継をする、と生徒会長は申しております。
去年のスカイダイビング中継、確かに仲間に大ウケでしたが…。
キース 「何の通達も出さずに乗っ取り、あんたなら出来ると睨んだが」
ブルー 「まあね。その手の機材も無いことはない」
緊急用の回線が、と生徒会長はニッコリと。
ブルー 「防災無線みたいなものでね、自動でテレビがつく仕組み」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 使うんだったら、ぼくも出してよ!」
もう長いこと歌ってないよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ジョミー「歌うって…何さ?」
ぶるぅ 「いつもの『かみほー♪』! あれを歌うの!」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「何年かに一度テストするんだ、その時に一曲歌うわけ」
シロエ 「…ぶるぅの歌が試験放送なんですか?」
ブルー 「もちろん、ぼくもソルジャーとして一応出るんだけれど…」
ぶるぅ 「面倒だからってすぐに引っ込んじゃうんだもん!」
余った時間で『かみほー♪』なんだ、と言われて納得。
代打を立ててサボリというのは生徒会長が好きそうなことで。
キース 「分かった、そいつを使うんだな? 緊急用の回線とやらを」
ブルー 「残念でした。まだ始末書は書きたくないし」
ぶるぅ 「えーーーっ、だったら『かみほー♪』は?」
ブルー 「次のテストで歌うんだね。始末書は本気で面倒だから」
キース 「…あんたでも始末書を書かされるのか…」
ブルー 「ソルジャーにしか出来ないことを生徒会長がやったらアウト」
その辺の線引きが厳しくて、と生徒会長、深い溜息。
ブルー 「もうちょっと自由にさせてくれても良さそうなのにね?」
キース 「いや、現状で充分だろう。つまり電波の乗っ取りは無い、と」
ブルー 「うん。もっと秘密裏にコッソリやらなきゃ」
シロエ 「やっぱり乗っ取る気じゃないですか!」
秘密裏にコッソリ、中継する気で計画中の生徒会長。
ハーレイの日の主役な教頭先生、危険なフラグが立ちまくりでは…?
2013/08/03 (Sat)
☆逃げるが勝ち
ソルジャーの肩書きを持つ生徒会長、始末書を書く羽目に陥ることも…。
そうならないようコッソリ秘密に中継を、と言われましても。
キース 「コッソリやっても必然的にバレるだろうが!」
シロエ 「そうですよ、テレビが勝手についちゃうんですよ?」
ジョミー「誰がやったか絶対バレると思うけど…」
顔を見合わせたシャン学メンバー、互いに視線を交差させると。
キース 「邪魔したな。俺たちはこれで失礼する」
シロエ 「どうも御馳走様でした!」
ジョミー「アイスクレープ、美味しかったよね! それじゃさよなら!」
サム 「また今度な!」
ガタガタと立ち上がる面々に「そるじゃぁ・ぶるぅ」はビックリ仰天。
ぶるぅ 「えーっ、お昼御飯は? どうするの!?」
キース 「たまには外食もいいもんだしな」
サム 「冷麺食おうぜ、ピリ辛冷麺!」
スウェナ「ファミレスがいいわ、色々あるもの」
マツカ 「ぼくの家なんかどうですか? ピリ辛冷麺も出来ますよ」
ジョミー「えっ、いいの? 行く、行く!」
迎えに来て貰えたらもっと嬉しい、とジョミー君が欲張りを。
マツカ君、早速スマホを取り出しましたが。
ブルー 「ちょっと待った! ぶるぅが用意したピザの生地は?」
キース 「冷凍しておけばいいだろう」
シロエ 「この次に美味しく頂きますよ」
ぶるぅ 「…作りたてのヤツが美味しいのに…」
ションボリしている「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
しかし長居は無用とばかりにマツカ君を促すキース君。
キース 「早く執事さんに電話しろ。下で待ってれば涼しいしな」
マツカ 「ロビーですね?」
ブルー 「おっと、そこまで!」
手を上げろ、と生徒会長の右の手のひらに青いサイオンの塊が。
ブルー 「逆らった人から順に消えて貰う」
一同 「「「…消える!?」」」
ブルー 「とっても素敵な所へね」
誰から御案内しようかなぁ、とニッコリ笑っておりますけれど。
消えて送られる素敵な所って、まさか極楽浄土とか…?
2013/08/04 (Sun)
☆逆らうと消すぞ
ハーレイの日だからと何かを画策している生徒会長。
巻き添えは御免だとばかりに逃亡を企てたシャン学メンバー、足止め中。
ブルー 「ぼくの力は知ってるだろう? 誰から消える?」
ジョミー「き、消えるって…。素敵な場所って?」
ブルー 「ジョミー限定なら、お寺なんかもいいかもねえ…」
キース 「…ということは、嫌がらせだな?」
ブルー 「さあね、そうとも限らないよ?」
消えたいのなら好きにしろ、と生徒会長は不敵な笑み。
ブルー 「あえて言うなら露天風呂かな、今日も暑いけど」
一同 「「「露天風呂!?」」」
ブルー 「そうさ、海辺の綺麗な所で」
キース 「バカバカしい。どうせ服ごとドボンだろうが」
この暑さなら濡れてもかまわん、とキース君。
キース 「放っておいても乾きそうだ。マツカに世話をかけなくてもな」
ジョミー「あっ、そうか! 行きっぱなしってことはないよね」
シロエ 「帰りの電車賃も持ってませんから、絶対連れ戻されますね」
ということは…、と頭を集めてヒソヒソヒソ。
この際、露天風呂でもいいか、と意見が纏まったようでございます。
キース 「いいだろう、好きに消してみやがれ!」
ブルー 「へえ…。今回はキースが人柱なんだ?」
キース 「他のヤツらもすぐに揃うさ、みんな逃げる気満々だからな」
サム 「スウェナは見逃してやってくれよな、女だしよ」
ブルー 「サムの頼みでなくてもそれはOK。女の子には何もしないよ」
逃亡するなら玄関からどうぞ、と女性の扱いは素晴らしいもの。
ブルー 「それで、キースが最初に消えるんだって?」
キース 「あんたの悪事に付き合うよりかは露天風呂だな」
露天風呂が怖くて旅が出来るか、とニヤリと笑ったキース君ですが。
ブルー 「了解。お一人様、御案内ってね」
一同 「「「あーーーっ!!!」」」
ホントに消えた、とシャン学メンバー、大パニック。
ただの脅しかと思われたサイオン、キース君を何処かへ飛ばしましたよ!
2013/08/05 (Mon)
☆行き先はお風呂
手を上げろとは言われたものの、なめてかかっていたシャン学メンバー。
まさか本気でやらないだろうと思っていたのに、キース君が消滅で。
ジョミー「…き、消えた……」
サム 「マジかよ、あいつ何処行ったんだよ!?」
ブルー 「だから言ったろ、ぼくに逆らったら消えて貰うって」
シロエ 「…で、でも…。行き先は露天風呂ですよね?」
ブルー 「そっちも嘘は言わないよ。本当に海がよく見えるんだ」
一同 「「「……海……」」」
ならいいか、とホッと安堵の御一同様。
服のままドボンはキツイですけど、お浄土よりかはマシというもの。
シロエ 「じゃあ、ぼくたちも帰りましょうか」
ジョミー「ドボンしちゃえば無関係だもんね、ハーレイの日には」
サム 「おう! マツカ、濡れててもOKな車を頼むぜ」
マツカ 「分かりました。着替えも用意させますよ」
シロエ 「決まりですね。じゃあ、会長、ぼくたち、失礼します」
スウェナ「私は玄関に行けばいいのね」
先にロビーで待っているわ、とスウェナちゃんも足を踏み出しましたが。
ブルー 「君たち、後悔しないのかい?」
シロエ 「ハーレイの日に巻き込まれるよりかはドボンでいいです!」
ブルー 「……誰もドボンとは言ってないけど?」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「ドボンさせたとは言っていないと思うんだけどね」
ジョミー「ちょ、ちょっと…。行き先、露天風呂なんだよね?」
ブルー 「露天風呂だけど?」
ドボンじゃないとはこれ如何に。
顔を見合わせたシャン学メンバー、怖い考えに陥ったようで。
シロエ 「…ま、まさかとは思うんですけども…」
ブルー 「ん?」
シロエ 「女湯に飛ばしたとかじゃあないでしょうね!?」
ブルー 「ああ、そこね。女性ならちょうどキースの前に」
シロエ 「そ、それじゃあ…」
サム 「キース、覗きで逮捕じゃねえかよ!」
でなきゃ痴漢だ、とシャン学メンバー、再びパニック。
女湯に飛ばされたキース君の運命や如何に?
2013/08/06 (Tue)
☆身内から犯罪者
生徒会長に逆らえば露天風呂にドボン。
その程度なら逃げるが勝ちだと思っていれば、行き先はなんと女湯で…。
ジョミー「お、女湯って…。キースの目の前に女の人って…」
シロエ 「マズイですよ、通報されますよ!」
サム 「もう手遅れじゃねえのかよ…」
マツカ 「お風呂にスマホとかは持って入らないと思いますけど…」
スウェナ「普通はキャーッて叫ぶわよ? 男の人が入って来たら」
ジョミー「……だよね……」
エライことになった、とシャン学メンバー、顔面蒼白。
生徒会長に付き合わされて悪事の片棒を担がされたことは多くても。
サム 「とうとう身内から犯罪者かよ…」
シロエ 「キース先輩、現地の警察行きですよね?」
マツカ 「事情聴取は絶対にあると思いますよ」
ジョミー「ど、どうしよう…。学校に電話とかかかってくるわけ?」
スウェナ「…かかるわよねえ、それと家にも」
一同 「「「うわー…」」」
脳裏に浮かんだアドス和尚の怒った顔。
ただでも怖いアドス和尚がブチ切れた場合、何が起こるか分かりません。
シロエ 「キース先輩、ついに丸坊主かもしれませんね…」
サム 「それで確定だろ。お詫びと反省の印じゃねえかよ、坊主頭は」
ジョミー「バリカン持って丸刈りにされたら逃げられないかも…」
サム 「あの親父さんなら自分で刈るぜ。キース任せにはしねえよな」
スウェナ「副住職が逮捕だなんて、とても許して貰えないわよね…」
シロエ 「事故だと言っても無駄でしょうしねえ」
世の中、結果が全てです、と合掌しているシロエ君。
シロエ 「で、どうなるんでしょう、キース先輩」
サム 「俺たちじゃ迎えに行けないしなぁ…」
マツカ 「待って下さい、逃げようはあるんじゃないですか?」
ジョミー「そうだ、瞬間移動だったら留置所からでも逃げられるかも!」
シロエ 「それですね!」
きっと逃がしてくれるのだろう、と生徒会長に集まる視線。
ガッツリ身元がバレてなければ間に合いますか?
2013/08/07 (Wed)
☆只今、潜伏中
瞬間移動で女湯に飛ばされてしまったキース君。
このまま行けば警察ですけど、生徒会長なら連行される前に逃がせそう。
ジョミー「え、えっと…。ブルー、キースはどうなるわけ?」
ブルー 「さあねえ? 消せと言ったのはキースだし」
シロエ 「それとこれとは別件ですよ!」
マツカ 「そうです、大変なことになってしまいそうです」
サム 「あいつの分も謝るからよ、なんとか逃がしてやってくれよ」
逃げないと逮捕一直線、とサム君が土下座。
腐っても生徒会長と公認カップルなだけに効果大かと思われましたが。
ブルー 「ダメだね、まだ五分しか経ってないから」
シロエ 「どういう意味です!?」
ブルー 「十分は行ってて貰わないとね」
ジョミー「もしかして警察待ちなわけ!?」
サム 「通報されてからパトカーが着くまでの時間なのかよ?」
もうダメだ、と天井を仰ぐシャン学メンバー。
しかし…。
ブルー 「まだ警察は呼ばれてないよ」
一同 「「「え?」」」
ブルー 「一時間ほど放置しとけば消防が来るかもしれないけれど」
シロエ 「…消防ですか?」
サム 「なんなんだよ、それ…」
ブルー 「お風呂で消防の出番といえば救急車だよね」
いわゆる湯あたり、とニッコリ笑う生徒会長。
ブルー 「十分くらいがメドなんだ。それ以上の時間、入るとキツイ」
シロエ 「じゃ、じゃあ…。キース先輩、隠れてるとか?」
サム 「きっとそうだぜ、あいつ即断即決だしな」
ジョミー「…見付からないように潜ってるとか、あるかもね…」
スウェナ「ドボンじゃないって聞いたわよね」
シロエ 「潜ってるならブクブクですしね」
それにしたって危険すぎる、と誰もが口を揃えております。
シロエ 「見付かったら本当に終わりなんですよ、キース先輩」
サム 「僧籍剥奪ってのも有り得るぜ…」
シャングリラ学園も退学かもよ、と浮かぶのは最悪のシナリオばかり。
キース君、警察のお世話になってしまう前に逃げられますか?
2013/08/08 (Thu)
☆女湯カウントダウン
瞬間移動で女湯に飛ばされたキース君ですが、通報されてはいない模様。
潜って隠れているようですけど、それにしたって限界が…。
シロエ 「会長、十分なんて言っていないで連れ戻して下さい!」
サム 「見付かる前に逃がしてやってくれよ、頼むからよ!」
ジョミー「息つぎに顔を出して見付かっちゃったら終わりだもんね…」
スウェナ「女顔ってわけじゃないものね…」
だから早く、とシャン学メンバー、必死に説得。
シロエ 「お願いします、キース先輩の人生がかかっているんです!」
マツカ 「お坊さんの資格の取り直しっていうのは無いんでしょう?」
ブルー 「どうだろう? 流石に痴漢じゃダメかもね」
サム 「分かってるんなら逃がしてくれよ!」
ブルー 「うーん…。人生まではかかっていないと思うんだけど」
こんな感じで、と生徒会長が指を鳴らせばキース君の声が何処からか。
キース 『…く、くっそぉ…。なんでこうなる…』
一同 「「「!!!」」」
思念とも声とも判別不能な呻き声。
苦しげで、かつ恨めしげ。
シロエ 「や、やっぱり露天風呂で潜水中ですよ!」
ジョミー「だよねえ、思い切り苦しそうだし」
キース 『……あ、熱い…。死ぬ………』
マツカ 「キース、限界じゃないですか? 危ないですよ!」
スウェナ「意識が無くても女湯に浮いたらおしまいよね?」
サム 「どう考えても痴漢だぜ、それ…」
逮捕だ、逮捕だ、と上を下への大騒ぎ。
しかし生徒会長の方は悠然と。
ブルー 「十分経ったら映像を出すよ、お楽しみにね」
シロエ 「逮捕現場の生中継なんて要りませんよ!」
キース 『……も、もうダメだ……』
これまでなのか、と流れてくるキース君の声だか思念だか。
ブルー 「あと2分!」
サム 「カウントダウンより助けてくれよ! 頼むからよ!」
女湯に浮いてしまって通報されれば、悲惨な末路はお約束。
キース君の人生、生徒会長に逆らったばかりに女湯の露と消えるのか…?
2013/08/09 (Fri)
☆お風呂と砂浜
十分経ったら映像を出す、とカウントダウンを始めた生徒会長。
キース君が女湯にプカリと浮かぶ辺りから始まりそうで、誰もが真っ青。
サム 「ダメなのかよ? キースの人生、終わっちまうのかよ?」
ブルー 「あと1分!」
ジョミー「も、もう完全に終わりっぽいかも…」
ブルー 「30秒!」
シロエ 「き、キース先輩……」
ブルー 「10、9、8…」
うわぁぁぁぁ、と悲鳴が上がる中、ついに5秒を切りまして。
ブルー 「3、2、1…」
一同 「「「あーーーっ!!!」」」
もうダメだ、と頭を抱えて突っ伏すシャン学メンバー。
ブルー 「見ないわけ? 面白いのに」
シロエ 「先輩の逮捕劇なんて!!」
そんなの嫌です、とウッカリ顔を上げてしまったシロエ君ですが。
シロエ 「え? …なんで…?」
サム 「ど、どうしたんだよ、もしかしてキース、逃げたのかよ?」
シロエ 「そ、そうじゃなくって…。女の人がニコニコしてます…」
一同 「「「は?」」」
ガバッと起き上ったシャン学メンバー、中継画面を眺めて目が点。
キース君の姿は見えませんけど、頭にタオルを巻いた女性が何名か。
スウェナ「なんだか気持ちよさそうねえ…。顔しか映っていないけど」
ブルー 「この後ろにねえ、ちゃんとキースがいるんだな」
視点を変えて、と映し出されました、キース君。
ジョミー「ちょ、ちょっと…。思い切り顔を出しちゃってるし!」
サム 「やっぱ限界だったのかよ! マズイぜ、マジで警察が…」
ブルー 「残念ながら、ここで通報は無いと思うよ」
逮捕劇も楽しそうだけど、と視点が上空に移動しまして。
ジョミー「…す、砂浜……?」
シロエ 「海は見えますけど、露天風呂は…?」
マツカ 「普通にただのビーチですよね?」
ブルー 「これが海辺の露天風呂だよ、まあ見てごらん」
一同 「「「えぇっ!!?」」」
ズームアップ、と出た映像にドドーンと映るビーチパラソル。
果たして海辺の露天風呂とは?
2013/08/10 (Sat)
☆変わり種なお風呂
海辺の露天風呂へ飛ばされてしまったキース君。
中継画面に映し出された場所はビーチで、露天風呂らしからぬ風景で…。
ジョミー「…お、お湯が無い…?」
シロエ 「なんで砂浜に埋まってるんです、キース先輩も他の人も!?」
ビックリ仰天のシャン学メンバー。
朦朧とした顔で首まで埋まったキース君とか、気持ちよさげな女性とか。
ブルー 「だから海辺の露天風呂だよ、いわゆる砂風呂」
一同 「「「砂風呂…?」」」
ブルー 「砂浜の下が温泉なんだな、温まった砂を被るわけ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 自然のサウナなんだよ!」
サム 「じゃ、じゃあ……女湯も何もねえのかよ?」
ブルー 「そういうこと! あっちの方にはオジサンもいるし」
ジョミー「…本当だ…」
中継画面がススーッと移動し、頭にタオルなオジサンたちの団体様が。
皆さん、ムクリと起き上りまして。
スウェナ「あら、服じゃなくって浴衣なの?」
ブルー 「砂まみれになってしまうからねえ、浴衣が一番!」
シロエ 「…キース先輩、砂まみれですか!?」
ブルー 「それはもう。ついでに熱くてたまらないかと」
十分以上経っちゃったから、と生徒会長はニヤニヤと。
ブルー 「そうでなくてもキースの場合は砂が熱めで」
ジョミー「どういうことさ?」
ブルー 「埋まる深さで湯加減と言うか……砂の熱さを調節ってね」
熱いのが苦手な人は浅めで砂も少なめ、と申しております。
ブルー 「そして出る時は自分で砂から出るわけだけど…」
マツカ 「おじさんたちがそうでしたね」
ブルー 「キースの前にいた女の人たちも、もう出ちゃったよ」
サム 「確かにいねえな…」
キース君に戻された中継画面、周囲の顔ぶれが変わっております。
ブルー 「キースも自力で出られるんなら逃げてるさ」
ジョミー「ちょ、ちょっと、いったい何をしたわけ!?」
首まで埋まって汗ダラダラのキース君。
砂風呂から自力で出られないとは、どういう状態なんでしょう…?
2013/08/11 (Sun)
☆湯あたりの末路
キース君が飛ばされた海辺の露天風呂の正体は、なんと砂風呂。
温まった砂を被ってサウナ感覚のようですけれど、出られないらしく…。
シロエ 「会長、何をしたんです! キース先輩、顔が真っ赤ですよ!」
ブルー 「まあ完全に湯あたりだろうねえ、砂あたりかな?」
サム 「自力で出られねえって言ったよな?」
マツカ 「砂が重石になってるんですか、サイオンで?」
ブルー 「なるほど! そういうのも楽しかったかも…」
サム 「違うのかよ!?」
ブルー 「ちょっとね、砂を深めにサービスしたわけ」
他の人は寝ているだけなんだけど、と視点が変わった中継画面。
浅く掘られた穴に横たわる女性に係員が砂をかけております。
ブルー 「普通はああいう感じなんだな。だけどキースは落とし穴で」
一同 「「「落とし穴?」」」
ブルー 「寝てるんじゃなくて立っているわけ、砂の中にね」
ジョミー「そ、それじゃあ…」
ブルー 「気をつけの姿勢で埋めてあげたし、手も動かないよ」
ついでに係員にもキースの存在はバレない仕様、と生徒会長。
ブルー 「ちゃんとシールドしてるのさ。でないと時間制限がね」
ジョミー「時間制限?」
ブルー 「十分がメドって言っただろ? それを超えると…」
ぶるぅ 「係の人が出て下さいねって言いに来ちゃうの!」
砂のお風呂は熱いから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
おまけに本日、ビーチのあたりは猛暑日だそうでございます。
ブルー 「というわけで、キースは我慢大会なんだよ」
スウェナ「あそこの砂は何℃くらいなの?」
ブルー 「基本は50℃から55℃かな、キースはもっと熱いってね」
サム 「死ぬじゃねえかよ、脱水で!」
ブルー 「だからそろそろ、お迎えタイム」
ジョミー「ちょ、お迎えって! それって、まさか…」
シロエ 「思い切りヤバイじゃないですか!」
お迎えと言えば、いわゆる「あの世」からのお出迎え。
本気で殺しはしないでしょうけど、脱水症状で救急搬送とかですか…?
2013/08/12 (Mon)
☆お迎えと手当て
砂風呂に首まで埋まって我慢大会なキース君。
そろそろお迎えタイムとの話ですけど、生徒会長が言うと縁起でもなく。
サム 「三途の川かよ、キース、今頃、花畑かよ!?」
ブルー 「見えてるかもねえ、お花畑」
シロエ 「会長、始末書、書かされますよ? 学校にバレたら」
ジョミー「そうだよ、キースが病院送りじゃ始末書だよね?」
ブルー 「ぼくはそこまで間抜けじゃないよ。ね、ぶるぅ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お迎えタイムだね!」
ちょっと待ってね、と駆け出していった「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
レジャーシートを持って戻るとリビングの絨毯に広げまして。
ぶるぅ 「はい、準備オッケー!」
ブルー 「ありがとう。それじゃ蜘蛛の糸を垂らそうかな」
地獄から救出するには蜘蛛の糸、とキラリと光った青いサイオン。
次の瞬間、キース君がレジャーシートの上にドサリと。
シロエ 「キ、キース先輩、大丈夫ですか!?」
キース 「…う、うう……」
スウェナ「水よ、水! スポーツドリンクの方がいいのかしら?」
マツカ 「とにかく何か飲ませないと…」
ジョミー「の、飲めるのかな?」
ブルー 「へばってるしねえ…。ぶるぅ、何か持ってきて」
ぶるぅ 「うんっ!」
出て参りました、キンキンに冷えたスポーツドリンクのボトル。
生徒会長、ニンマリと。
ブルー 「こういう時には口移しってね」
一同 「「「えぇっ!?」
ブルー 「それが一番確実なんだよ、おまけにキースのプライド崩壊」
ぼくと素敵にディープキス、とキュキュッとボトルを開けていますが。
サム 「ブ、ブルーとキスって…。口移しって…」
ブルー 「いけないかい? それじゃサムにも後で特別に」
シロエ 「そういう問題じゃないでしょう!」
ブルー 「別にいいだろ、ファーストキスくらい貰ったってさ」
多分、キースはキスした経験は無し、と生徒会長はニヤニヤニヤ。
キース君、意識が朦朧としている間にファーストキスまで奪われるのか?
2013/08/13 (Tue)
☆手当てと口移し
ただでも熱いらしい砂風呂、おまけに時間オーバーな上に猛暑日で。
脱水症状気味で戻ったキース君、生徒会長が手当てと称して更に悪ノリ。
ブルー 「水分補給が一番だしねえ、ここはやっぱり口移し!」
シロエ 「す、ストローとか、他に色々あるでしょう!」
ブルー 「忘れたのかい? ぼくに逆らった結果だよ、これは」
ジョミー「…そ、そうだっけ…」
ブルー 「なのに連れ戻してあげて手当てなんだし、恩に着るべき!」
恨まれる筋合いは微塵も無い、と生徒会長はクスクスと。
ブルー 「というわけでね、キースのファーストキスを貰っておこう」
サム 「…ほ、本気なのかよ?」
ブルー 「サムにも後でサービスするよ。ぶるぅ、カメラを」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 写真を撮ればいいんだね!」
シロエ 「そこまでしますか!?」
ブルー 「それはもう。ハーレイに見せたら悔しがるよ」
ハーレイの日の幕開けに送ってあげよう、と艶やかな笑み。
でもってスポーツドリンクを口に含みまして…。
ブルー 「…ん~……」
一同 「「「…あ、あ、あああ……」」」
ブルー 「……やめた」
ゴクン、と飲み下す生徒会長。
顔を見合わせるシャン学メンバーの前で、キース君が呻き声を。
キース 「…く、くっそぉ…。逃げやがったか…」
シロエ 「先輩、気が付いたんですか!?」
キース 「…ついさっきな……」
ブルー 「凄い殺気を感じたんだよ、やり返す! ってね」
キース 「……散々世話になったからな…」
ゆっくりと起き上ったキース君、生徒会長を睨み付けております。
キース 「晒し者にまでされてたまるか、そいつを寄越せ」
ブルー 「うーん、残念…。のんびりし過ぎた」
キース 「文句があるなら受けて立つぞ? 自慢の唇がパアだがな」
ブルー 「嫌だよ、ぼくはこの顔が売りなんだから!」
歯型は御免蒙りたい、とペットボトルを差し出す生徒会長。
引っ手繰ったキース君は一気にゴクゴク、なんとか復活したようですね!
2013/08/14 (Wed)
☆砂風呂で砂だらけ
脱水症状に加えてファーストキスを奪われる危機。
実に危なかったキース君ですが、ペットボトルを一気飲みして見事復活。
キース 「ふう…。本気で死ぬかと思ったぜ」
ブルー 「ちゃんと予告はしたけどねえ? 逆らうと消すぞって」
キース 「やかましい!」
ブルー 「ちょっと待ったぁ!」
そこから動くな、と生徒会長の鋭い一喝。
ブルー 「絨毯が砂だらけになっちゃうじゃないか」
キース 「なんだと?」
シロエ 「た、確かに先輩、砂だらけですね…」
キース君の身体と服からパラパラと落ちる砂の粒。
レジャーシートの上にも水たまりならぬ砂だまりが…。
ブルー 「バスルームを砂詰まり防止仕様にしたから、そこで洗って」
キース 「どうやって行けと!」
ブルー 「瞬間移動でパパッとね。服も洗濯するんだよ」
キース 「…俺がか?」
ブルー 「そもそも君の服だろう? 砂まみれなのも自業自得で」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 下洗いだけでいいからね!」
後は洗濯機にお任せだから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「洗濯機くらい使えるでしょ?」
キース 「まあ、それは…。合宿でも使うし、修行道場でも使ったし」
ブルー 「頼もしいね。乾くまでの間の服も届けておくから」
行ってらっしゃい、と青い光が走って消え失せました、キース君。
バスタイムのようでございます。
ジョミー「よ、良かったぁ…。逮捕も救急車もなくってさ」
ブルー 「そこはきちんと考えてるよ。で、君たちは?」
一同 「「「えっ?」」」
ブルー 「今も帰る気満々かい? だったら順番に砂風呂だけど」
シロエ 「え、遠慮させて頂きます!」
サム 「お、俺もサウナは遠慮したいぜ」
マツカ 「ぼくもです…」
ジョミー「サウナとブルーのキスのコンボなんて要らないよ!」
ブルー 「それは結構。じゃあ、後はキースの意見待ちだね」
ハーレイの日の中継はどうなるかな、と生徒会長はニコニコと。
シャン学メンバー、大ピンチですか?
2013/08/15 (Thu)
