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シャングリラ学園つれづれ語り
☆クリスマスな時期


さて、12月。師走ですけど、最初の週末の土曜日でして。
生徒会長宅に来ている面々、今日はお出掛けの予定は無し。

ジョミー「出掛けるんだったら、何処がいいかな?」
シロエ 「今からですか?」
ぶるぅ 「お昼ご飯は、外で食べるの?」

用意を始めちゃったんだけど、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「晩ご飯に回した方がいいかな?」
サム  「ソレを食ってから、出掛けりゃいいんでねえ?」
スウェナ「晩ご飯は外でもいいわね、時期的にも」
キース 「…そうだな、ついにクリスマスが来やがるし…」

外で食事も悪くはないが、とキース君の深い溜息。

キース 「なんで、クリスマスなんぞが、あるんだ…」
ジョミー「そりゃさ、この国はカオスだしさ…」
シロエ 「カオスって、何です?」
ジョミー「年末年始のイベントだってば!」

クリスマスで始まって、初詣で締め、とジョミー君。

ジョミー「切り替えの時は除夜の鐘だし、お寺だよ?」
サム  「教会と、寺と、神社のカオスな…」
シロエ 「他所の国には無さそうですよね…」

ほんの一週間ほどの間に全部制覇で、とシロエ君の苦笑い。

シロエ 「宗教には、厳格な国が多いそうですし…」
ジョミー「ごった煮にするのは、この国くらいかも…」
サム  「キースの家は、厳しいんだっけな?」
スウェナ「サンタクロースを、断ってたのよね…」

山門に結界だったかしら、とスウェナちゃん、クスクス。

スウェナ「キースには、無縁なイベントでしょ?」
シロエ 「憂鬱になっても、仕方ないかもです」
キース 「いや、クリスマス自体は、さほど問題では…」
サム  「托鉢かよ?」

それとも道場の手伝いなのかよ、と僧籍な人の質問。

サム  「修行道場、昨日からだったっけな?」
シロエ 「住職の資格を取りに行ってた、アレですか?」
スウェナ「もしかして、指導係なの?」
キース 「だったら、いないぞ」

璃母恩院で寝泊まりだしな、と言ってますけど。
問題って、何?


2025/12/01 (Mon)



☆憂鬱だそうです


クリスマスのシーズンですけど、週末は生徒会長宅な面々。
12月に入って最初の土曜日、お出掛けの話からズレた今。

サム  「指導係の他にも、お役目は多そうだぜ?」
キース 「多いが、俺は当たってはいない」

当たった場合は、やはり泊まり込みだ、と副住職、合掌。

キース 「同じ市内だろうが、家が隣だろうが、無関係で」
シロエ 「マジですか?」
キース 「道場でなくても、大きな法要は、それが多いな」

璃母恩院のホテル住まいだ、とキース君。

キース 「人数が多くて無理だった時も、他のホテルで…」
サム  「家に帰して貰えねえのかよ?」
キース 「24時間、拘束に近いぞ」
一同  「「「うーん…」」」

其処までなのか、と皆が驚く、お寺の事情。

シロエ 「そうなると、キース先輩、除夜の鐘とかに…」
スウェナ「駆り出されるのかしら?」
サム  「あそこの釣り鐘、ビッグサイズだしよ…」

撞き方にしても独特だよな、とサム君、うんうん、と。

サム  「撞木にぶら下がるヤツが一人と、綱の係でよ…」
シロエ 「撞く人、撞木ごと、鐘にアタックですよね…」
スウェナ「アレの練習、これから始まるんでしょ?」

選ばれた人が毎日、何回も、とスウェナちゃん。

スウェナ「撞木の係が、当たっちゃったの?」
キース 「それも違うな、単にクリスマスの時期がだ…」

憂鬱なだけで、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「クリスマスとセットで、何があると思う?」
ジョミー「七面鳥かな?」
サム  「クリスマスケーキも、外せねえぜ?」
スウェナ「纏めて、クリスマス・パーティーだわよ」

後はキースとは無縁なサンタね、とスウェナちゃんの笑み。

スウェナ「何処かでサンタの役目、頼まれたというのも…」
サム  「有り得るヤツだぜ、幼稚園をやってる寺もよ…」
シロエ 「多いですから、ご友人の所でですか?」
キース 「ハズレだ」

頼まれはしたが、断った、とキッパリですけど。
他に何が…?


2025/12/02 (Tue)



☆言いにくい何か


クリスマスが来る師走ですけど、最初の週末は生徒会長宅。
お出掛けすべきか否かの話が、ズレてキース君に注目な今。

シロエ 「何も無いなら、どうして憂鬱なんです?」
サム  「今年限定の話だったら、分かるんだけどよ…」

アドス和尚とイライザさんが旅行だとか、とサム君。

サム  「そうなりゃ、寺の仕事をキース一人でよ…」
スウェナ「こなすことになるわね、ついでに家事も」
シロエ 「宿坊は、閉めて行きそうですしね…」
キース 「言わないでくれ、言霊は困る!」

実現したら大惨事だ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「その案、親父は持ってやがるし…」
シロエ 「マジですか!?」
キース 「俺を副住職に据えた時から、狙ってるんだ」

代理を任せられるからな、とキース君の悪い顔色。

キース 「流石に宿坊までは無理だから、と閉めるらしい」
スウェナ「いつか、やるんじゃないかしら?」
ジョミー「やると思うよ、アドス和尚は容赦ないから」
サム  「でもよ、今回は違うわけでよ…」

クリスマスとセットな何かなんだぜ、と話は振り出しに。

サム  「誰か、心当たりのあるヤツ、いねえのか?」
ぶるぅ 「んとんと…。お誕生日のことじゃないかな?」
シロエ 「言われなくても、誕生日ですよ」
ジョミー「神様が、馬小屋で生まれた日だもんね…」

それを祝うのがクリスマスだし、とジョミー君も。

ジョミー「クリスマスが憂鬱な理由は、別っぽいけど?」
ぶるぅ 「違うの、ちょっぴり言いにくくって…」
シロエ 「思い当たる何かがあるんですね?」
ぶるぅ 「そうなんだけど、催促してるみたいで…」

厚かましいよね、と家事万能なお子様、悩んでいる様子。

ぶるぅ 「思い出して貰った方が、マシじゃないかな…」
サム  「ハッキリ喋ってくれる方がマシだぜ」
シロエ 「遠慮しないで、言って下さい!」
ぶるぅ 「うーん…。困っちゃうよ…」

ホントに言いにくいんだもん、と迷ってますけど。
何を…?


2025/12/03 (Wed)



☆置き去りだった人


クリスマスが来るのが師走ですけど、最初の土曜日は普通。
生徒会長宅に集う御一同様、キース君だけが憂鬱だそうで。

ジョミー「気を遣わなくても、いいと思うよ」
サム  「俺たち、世話になりっ放しなんだぜ?」
シロエ 「おやつも食事も、お任せですしね」
ぶるぅ 「…だったら、言うけど…。お誕生日なのは…」

ぼくと、ぶるぅ、と料理上手なお子様、自分を指差し。

ぶるぅ 「クリスマスは毎年、イブからパーティー…」
一同  「「「あー…」」」

ソレか、と皆の視線がキース君に。

シロエ 「もしかしなくても、ババを心配していますね?」
サム  「この前も、派手に引いていたしよ…」
ジョミー「逃げ切った筈が、逆転だったよねえ…」

芋煮、とジョミー君、回想モード。

ジョミー「黒焦げの鍋を洗う係で、置き去りでさ…」
シロエ 「夕方の河原に、ポツンでしたよ…」
サム  「煤を、サイオンで固定されちまったしなあ…」

ヤツが消えるまで切れねえ仕様、とサム君も。

サム  「かなり経ってから、別荘の人の車でよ…」
シロエ 「ぼくたちのバスを、追って来ましたっけね…」
ジョミー「街中だったら、すぐに追い付けるけどさ…」
スウェナ「田舎な上に山奥だから、無理なのよね…」

カーブが多くて、スピード出せなくて、とスウェナちゃん。

スウェナ「追い掛けて来た人、厨房の人なんでしょ?」
キース 「俺が車内で聞いた話では、趣味が車で…」

休日は峠を攻めるらしいぞ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「腕が一番確かだから、と執事さんの御指名だ」
サム  「すげえスピードで、飛ばして来たっけなあ…」

カーブミラーに映るのを見たぜ、とサム君の証言。

サム  「後の方から、一台、来てる、と思ってたらよ…」
シロエ 「カーブを幾つか曲がる間に、後ろでしたね…」
ジョミー「クラクションを鳴らして、ぼくたちのバスを…」

路肩に寄せて、キースを下ろしたっけ、という話。
凄すぎる走り屋…。


2025/12/04 (Thu)



☆来なかった助っ人


師走と言えばクリスマスな月、最初の土曜日は生徒会長宅。
キース君が憂鬱な話から、誕生日の件に気付いた御一同様。

シロエ 「キース先輩、酷い目に遭ってましたっけ…」
キース 「煤を落とすまでは帰れない、と置き去りだぞ?」
サム  「執事さんにも、打つ手無しだったしなあ…」

そういうルールだ、と主張しやがったし、とサム君の証言。

サム  「別荘に戻った時に、もうお一人は、ってよ…」
シロエ 「ご質問があったんですよね…」
ジョミー「バスに乗る前に、お茶とお茶菓子、あったしさ」
スウェナ「一人だけ戻っていないの、分かっちゃうわよね」

人数分の用意があったんだから、とスウェナちゃんも。

スウェナ「しかも、この前の貴賓室みたいな所で」
サム  「悪戯小僧が飯を食うのに、開けていたしよ…」
シロエ 「結局、河原でデリバリーでした…」
ジョミー「デザートまで、河原で食べ放題だったしさ…」

その間も、サイオン、切れないんだよ、とジョミー君。

ジョミー「タイプ・ブルーは半端ないから…」
ぶるぅ 「そだね、お鍋に煤を固定するのは、簡単で…」

力なんかは要らないんだよ、と料理上手なお子様の苦笑。

ぶるぅ 「一度やったら、無意識で続けられちゃうもん」
一同  「「「あー…」」」

それでも煤が蓄積なのか、と皆がガクブル。

シロエ 「煤の厚みが、凄かったです…」
スウェナ「使い込まれた鍋みたいだったわよねえ…」
キース 「思い出したくもないが、軽く1センチ以上は…」

へばり付いていやがったぞ、とキース君が竦める肩。

キース 「別荘から、助っ人が来るのを期待したんだが…」
ジョミー「無理だったってば、ルールなんだし」

揃って執事さんに説明してたよ、とジョミー君からも証言。

ジョミー「やたら芋煮に詳しい、キャプテンとさ…」
シロエ 「厄を持ち込む誰かさんと、犯人でした」
キース 「そう聞いた…」

やっと別荘に戻れた時に、と呻いてますけど。
置き去り…。


2025/12/05 (Fri)



☆逃れたいらしい人


クリスマスな師走、最初の土曜日は生徒会長宅な御一同様。
出掛けるべきかという話が切っ掛け、キース君の苦い回想。

キース 「洗い上げた鍋を持って戻ったら、もう誰も…」
サム  「別荘に残っていなかったのな…」
シロエ 「サイオンが切れない間は、煤が落ちませんし…」
ジョミー「別荘に帰ったら終わりな所を、キースがさ…」

自分で爆死したんだっけね、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「河原に置き去りにされて、みんなは先に…」
スウェナ「バスで帰る気か、と言ったのよね…」
シロエ 「その案が採用された結果が、置き去りですよ」
サム  「厄病仏の名前は、ダテじゃねえよな」

自分の身にまで呼び込むんだぜ、とサム君も。

サム  「クリスマスを控えて、憂鬱なのもよ…」
ジョミー「お約束の展開、恐れてるよね…」
キース 「それで正解だ…」

考えるのも恐ろしいしな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「確実に、ヤツがやって来るわけで…」
シロエ 「泊まりがけでの御滞在ですしね…」
スウェナ「ババを引けるチャンスが、てんこ盛りでしょ」
サム  「見てる側だと、問題は特にねえんだぜ?」

全部キースが引き受けるしよ、とサム君、ズバリ痛い所を。

サム  「よろしく頼むぜ、今年のクリスマスもよ」 
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「全力で、遠慮したいんだが!」

なんで俺だけ、とキース君の悲鳴にも似た声。

キース 「そんな目に遭うくらいだったら、璃母恩院で…」
サム  「修行道場、手伝うってか?」
スウェナ「泊まり込みでしょ、24時間拘束で…」
キース 「そっちの方がマシな気がする…」

今から空きを探してみるか、とキース君、目がマジ。

キース 「あっちに行ったら、クリスマスの日も道場で…」
シロエ 「来られないから、安心だという勘定ですか?」
キース 「正当な理由で消えるなら、最適なんだ」

個人的な都合では逃げられないぞ、と言ってますけど。
正論…。


2025/12/06 (Sat)



☆補欠歓迎な世界


師走と言えばクリスマス、最初の土曜は生徒会長宅な面々。
クリスマスに来るのが悪戯小僧で、キース君が逃げる算段。

サム  「修行道場の方が、楽かもしれねえけどよ…」
ジョミー「行ったが最後、帰れないんじゃあ?」
シロエ 「24時間拘束される世界でしょう?」
キース 「自分の都合で帰れないのは、事実なんだが…」

此処にいてババを引かされるよりは、と悲壮な決意。

キース 「問い合わせてみるか、その時点で詰むんだがな」
一同  「「「は?」」」
キース 「キツイ役目だと言った筈だぞ、希望者は少ない」

出世目当てのヤツくらいしか、とキース君、合掌。

キース 「枠は、そいつらと、強制指名なヤツばかりで…」
サム  「始まった後で、入りたいヤツ、いねえってか?」
キース 「時期が時期だし、寺の仕事も忙しいしな…」

欠員が出ても、補充は不可能に近い、という暮れの事情。

キース 「風邪でも引いて寝込まれたら、人手不足だ」
一同  「「「あー…」」」

今は不要でも、大歓迎か、と皆が納得。

シロエ 「補欠候補で、リスト入りですね?」
キース 「ああ。後になってから後悔しても、もう遅い」

連絡が来たら、即、召集、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「しかし、酷い目に遭わされるのも…」
サム  「嫌すぎるから、補欠希望かよ?」
キース 「問い合わせた途端に、呼ばれる気もするが…」

なにしろ地元で、すぐに行けるし、と璃母恩院の地元な人。

キース 「もしも呼ばれたら、クリスマス明けまで…」
シロエ 「お別れですか…」
??? 「それは困るよ、問い合わせは無しで!」

例年通り、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「年に一度の誕生パーティー、面子不足じゃ…」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
Aブルー「ぼくの青の間だけど、欠席はやめてくれたまえ」
キース 「ヤツが暴れると?」

俺は知らんからな、と逃げる気満々ですけど。
道場行き…?


2025/12/07 (Sun)



☆責任を問われる人


クリスマスが来る師走ですけど、最初の週末は生徒会長宅。
問題なのがクリスマスのパーティー、逃げたい人が一名で。

Aブルー「暴れるかどうかは、その時次第なんだけどさ…」
キース 「だったら、俺は必要なかろう!」
Aブルー「いること自体が大切なんだってば!」

他の面子にしても同じで、とソルジャーが見回す顔ぶれ。

Aブルー「誰が欠けても、ケガや病気でなかったら…」
シロエ 「何か問題あるんですか?」
Aブルー「ぼくの責任を問われるんだよ!」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と顔を見合わせる御一同様。

キース 「なんで、あんたの責任になるんだ?」
サム  「話がサッパリ分かんねえぜ?」
Aブルー「歓迎されていないってことは、とっくに…」

ぶるぅにバレているんだよね、とソルジャーが広げる両手。

Aブルー「なにしろ、相手は、ぶるぅだしさ…」
シロエ 「知ってますけど、それが何だと?」
Aブルー「子供と言うべきか、お気楽と言うか、うーん…」

上手い言葉が見付からない、と呻くソルジャー。

Aブルー「とにかく、自分のことは棚上げで…」
キース 「歓迎されないのは、あんただと思ってるのか?」
Aブルー「ピンポーン!」

だから面子が欠けた場合は、ぼくのせい、と肩をブルッと。

Aブルー「ぼくの人望が足りないせいで、欠席な発想…」
一同  「「「うーん…」」」

なんという自己中心的な、と皆が愕然。

シロエ 「なかなかに凄い思考ですねえ、流石ですよ…」
ジョミー「でもさ、キースが従う義理は無いよね?」
キース 「言われてみれば、その通りだな…」

こいつが困ろうが、俺は無関係だ、とキース君。

キース 「お前たちにしても同じなんだぞ、この場合」
シロエ 「逃亡するのが、お得でしょうか?」
ジョミー「そうなんだけどさ、キース以外は、何処へ?」
サム  「追手かよ?」
ジョミー「多分…」

道場だったら来ないけどね、と唸ってますけど。
まあねえ…。


2025/12/08 (Mon)



☆行けそうなバイト


師走と言えばクリスマスとはいえ、月初めの土曜日は普通。
生徒会長宅に来ている面々、お出掛けの話からピンチ到来。

Aブルー「追手かい? ほぼ確実に、かかるだろうね」
シロエ 「ぶるぅが追って来るんですよね…」
サム  「やっぱりかよ…」
ジョミー「ほらね、逃げ場所なんかは無いんだしさ…」

キース以外は逃げられないよ、とジョミー君の嘆き節。

ジョミー「修行道場、一般人は募集してないだろうし…」
キース 「いや、バイトだったら、入れるんだが?」
サム  「マジかよ、24時間拘束なんだぜ?」

そんなバイトは、ブラックすぎだろ、とサム君のツッコミ。

サム  「修行道場の指導係にしたって、ブラックでよ…」
スウェナ「普通の会社だったら、訴訟モノよね…」
シロエ 「お寺は治外法権なんでしょうか?」
キース 「それに近いな、座禅の宗派を考えてみろ」

朝は3時半に起床で、自由時間も皆無なんだぞ、と専門家。

キース 「確かに、夜はパルテノンの花街もアリだが…」
サム  「下っ端の間は、ブラックだってか?」
キース 「労基法などと、生ぬるいことは言えんぞ」

しかし、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「俺の宗派の修行道場、バイトの労働は基準内だ」
一同  「「「は?」」」
キース 「でないと、学生バイトが来ると思うか?」

休憩時間も設けてある、と流石な詳しさ。

キース 「本気で来るなら、クリスマスは狙い目だぞ」
シロエ 「学生バイトに、不人気だからですね?」
キース 「クリスマスイブにバイトなんぞは、学生には…」

罰ゲーでしかない、とズバリ、王道。

キース 「友達のいないヤツか、金が無いかの二択だな」
ジョミー「クリスマスの間だけとかでも、許されるわけ?」
キース 「人手不足な時期だし、いけると思うが」
シロエ 「一考の価値はあるかもですね」
Aブルー「ちょ、ちょっと…! 困るってば!」

みんなバイトで不在だなんて、と慌ててますけど。
修行道場…?


2025/12/09 (Tue)



☆時給が高いかも


クリスマスが来る師走ですけど、悪戯小僧の誕生日が問題。
見事に重なるわけで、イブから泊まりでパーティーでして。

キース 「困るのは、あんただけだと思うぞ」
シロエ 「バイトに行くか、パーティーかの二択ですしね」
サム  「此処のパーティー、リスク高いしよ…」
ジョミー「バイトはキツくても、財布は膨らむしさ…」

クリスマスだと割り増しあるかも、とジョミー君の説。

ジョミー「他所だと、高めのトコが多い筈だよ」
スウェナ「そうね、引っ張りだこでも、人材不足だもの」
シロエ 「ケーキ販売とか、その日だけですけど、確か…」

時給が半端なかったかと、とシロエ君も。

シロエ 「でないと、人が集まりませんし…」
キース 「修行道場の方は知らんが、問い合わせるか?」
ジョミー「その価値、ありそう!」
サム  「高かった時は、やる気も増すしよ」

仕事内容も聞いてくれよな、とサム君の注文。

サム  「立ち仕事なのか、他にもあるのか、色々と…」
キース 「そうだな、俺と違って、詰みはしないし…」

ただの学生バイトだけに、とキース君が取り出すスマホ。

キース 「ついでに、俺も空きを問い合わせるとするか」
Aブルー「ダメだってば!」

一人でも欠けたらヤバいんだよ、とソルジャーも必死。

Aブルー「キースの場合は、問い合わせたら、詰みで…」
キース 「まあな。欠員が既にあったら、明日からだ」

今日の夕方からかもしれん、と大真面目な人。

キース 「修行道場は24時間、修行の場だし…」
サム  「夕方からでも、仕事あるのな?」
キース 「晩飯の作法から、布団の敷き方まで指導だぞ?」

補助くらいなら俺も出来るし、と行く気満々。

キース 「お前たちの方はどうする、立ち仕事か?」
シロエ 「デスクワークも、あるんでしょうか?」
キース 「パソコンでデータ入力とかは、あった筈だぞ」
Aブルー「酷すぎるし!」

みんなで逃げる算段なんて、と悲鳴ですけど。
バイトすると…?


2025/12/10 (Wed)



☆亡命だそうです


師走でクリスマスな月ですけど、最初の土曜は生徒会長宅。
問題になっているのが悪戯小僧の誕生日、逃亡希望者多数。

シロエ 「逃亡だなんて、人聞きが悪すぎですよ」
ジョミー「例えて言うなら、亡命だよね?」
キース 「期間限定でバイトな、お前たちはともかく…」

俺は確かに亡命だな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「寺なら家で間に合っているのに、璃母恩院だ」
サム  「行った先でキツイ思いをするのも、亡命だよな」
シロエ 「王族や貴族にしたって、苦労するらしいです」
スウェナ「あら、そうなの? 財産も持って亡命でしょ?」

お金はともかく、宝石とか、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「亡命先でも、其処の富裕階級が、お世話係で…」
キース 「恵まれていれば、そうなるんだが…」
シロエ 「宝石まで買って貰えて、贅沢三昧出来ますが…」
サム  「運が悪けりゃ、酷いらしいぜ」

ろくな食事も食えねえとかよ、とサム君までが。

サム  「逃げた先でも、面倒を見て貰えなくてよ…」
キース 「皇帝でさえ、肉が食えなかったという例も…」
ジョミー「肉がダメだったとか、璃母恩院みたいだよね…」
シロエ 「そうだ、バイトも精進料理なんですか?」

修行道場でバイトするなら、とシロエ君の問い。

シロエ 「精進料理よりは、持ち込みしたいんですけど…」
キース 「自前で用意して来る分には、オッケーだ」

目に余るようなブツでなければ、とキース君。

キース 「流石に、ケンタのパーティーバーレルなどは…」
サム  「お目こぼし、ねえのな?」
キース 「何のはずみで、修行中のヤツらが目にするか…」

分からないしな、とアウトな理由は単純明快。

キース 「それ以外の条件は、普通のバイトと変わらんぞ」
シロエ 「だったら、亡命を希望しますよ」
キース 「では、問い合わせることにするか」
Aブルー「ダメだってば!」

ぼくは亡命出来ないんだし、と叫んでますけど。
仕方ないかと…。


2025/12/11 (Thu)



☆亡命が難しい人


クリスマスが来る師走ですけど、週末は生徒会長宅な面々。
最初の土曜、のんびりな筈が、修行道場でバイトな展開で。

シロエ 「亡命と言っても、キツイかもなんですよ?」
サム  「あんたには向いてねえと思うぜ」
キース 「誤魔化しさえすれば、いけるかもだが…」

その外見を、とキース君、ソルジャーの方を、まじまじ。

キース 「あんたの船の件が無くても、現状では厳しいぞ」
Aブルー「そっか、ブルーに瓜二つだっけ…」
スウェナ「バイトの申し込みの時点で、間違われそうよね」

問い合わせるだけではバレなくっても、とスウェナちゃん。

スウェナ「行くまでには、写真も提出したりするでしょ?」
キース 「正解だ。ブルー本人だと勘違いされて…」

凄いポジションを振られそうだ、とキース君、合掌。

キース 「銀青様が、お忍びでいらしたんだ、と…」
サム  「璃母恩院中の人が揃って、思い込むわけな…」
シロエ 「お目にかかったことが無い人、多そうですよね」
ブルー 「そうだね、顔を出したら、面倒だしさ…」

有難られるあまり、一般人のようにいかない、と生徒会長。

ブルー 「こちらへどうぞ、と案内されて、TOPまで…」
サム  「ご挨拶しに、やって来るってか…」
ブルー 「ピンポーン!」

だから視察だと思われそうだよ、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「正面から行っても、修行道場のいい部分しか…」
サム  「見られねえから、お忍びでかよ…」
ブルー 「赤の他人だなんて、分からないってば!」
一同  「「「あー…」」」

双子説は存在しないんだった、と皆が気付いた実態。

ジョミー「誰かさんが上手く誤魔化すから、瓜二つでも…」
シロエ 「双子だとさえ、誰も思いませんよね…」
マツカ 「ええ。ぼくの家の執事も、他人様だとばかり…」
サム  「その点、写真だけで判別だったらよ…」
ブルー 「銀青様だと勘違いだね」

防ぎたいのなら張り付くしか、と言ってますけど。
璃母恩院に…?


2025/12/12 (Fri)



☆亡命するなら住所


クリスマスが近い師走の最初の土曜日、生徒会長宅な面々。
悪戯小僧の誕生日パーティー回避で、バイトする話でして。

Aブルー「まさか、ぼくの青の間から、璃母恩院を…」
ブルー 「覗き見しながら、バイト選考を注視するんだよ」
キース 「なるほどな…。赤の他人だと思わせる、と」
ブルー 「サイオンで干渉すれば、いける筈でさ…」

別人なんだ、と係が思い込んだらクリア、と生徒会長。

ブルー 「他の連中が何と言おうが、他人の空似だね」
シロエ 「応募して来た名前も住所も、別物だからですか」
ブルー 「ピンポーン! 住所は、ノルディのを借りて」

自宅だけでも複数あるよね、と生徒会長、ニヤニヤ。

ブルー 「病院に近い家やら、パルテノンに近いのや…」
サム  「あいつ、そんなに持ってやがるのかよ?」
ジョミー「流石、別荘まである人は違うよね…」
シロエ 「待って下さい、だったら、マツカ先輩でも…」

家が他にもあったりしますか、とシロエ君の問い。

シロエ 「豪邸の方しか、お邪魔していないんですが…」
マツカ 「父が使う家なら、他に幾つか…。でも…」

ぼくは使ってはいませんね、とマツカ君の控えめな答え。

マツカ 「実年齢はともかく、高校生の身ですから」
サム  「贅沢はダメだってか?」
マツカ 「そうなります。大学で他所に行くんだったら…」

初めて家を持っていたかと、と穏やかな笑み。

マツカ 「とはいえ、ワンルームで充分だったでしょう」
ジョミー「広い部屋でも借りられるのに?」
サム  「マツカの場合は、買い上げでねえの?」
マツカ 「ぼくの家の方針だと、普通の学生並みですよ」

セキュリティー面だけ、考慮して、とマツカ君、クスクス。

マツカ 「ところで、話がズレていませんか?」
キース 「そうだった! バイト、どうするんだ、あんた」
Aブルー「赤の他人だったら、どんなポジションかな?」

それによるかも、とソルジャー、バイトに乗り気。
亡命希望…?


2025/12/13 (Sat)



☆強制イベな掃除


師走と言えばクリスマスな月で、最初の土曜は生徒会長宅。
ソルジャーも来まして、悪戯小僧の誕生日対策を検討中で。

キース 「銀青様だった場合は、立ち仕事は無しだが…」
Aブルー「赤の他人だと、有り得るわけ?」
キース 「データ入力などで、済めばいいがな…」

掃除は修行僧だけだと思うなよ、とキース君、腕組み。

キース 「指導係とかの部屋まで、修行僧は掃除しないぞ」
サム  「その手の部屋なら、専門職、いるんでえねの?」
シロエ 「璃母恩院は大きいですし、清掃スタッフが…」

常駐している筈ですよね、とシロエ君も。

シロエ 「専門の人だけで、間に合うのでは?」
キース 「普段は使わない部屋を、多数、使うからな…」
スウェナ「手が回らなくて、バイト募集なのね?」
キース 「正解だ。使うヤツらのスケジュール合わせで…」

いつもの掃除のようにはいかん、と補足説明。

キース 「拝観の方が、いらっしゃる前と後のでは…」
サム  「時間が上手く合わねえってか?」
キース 「合わないどころか、バッティングだ…」

修行道場のメインは早朝と夕方だぞ、と副住職モード。

キース 「起床関連で色々あるのが早朝、夕方も勤行で…」
シロエ 「一般人向けの掃除のコアタイムなんですね?」
キース 「その通りだけに、真面目に無理すぎるらしい」

其処を逃すと、掃除に集中出来る時間が無い、と経験者談。

キース 「隙間時間に掃除なんぞは、出来んからな」
一同  「「「あー…」」」

お寺だけに掃除は手抜き厳禁、と皆が納得。

Aブルー「すると、清掃スタッフはガチなのかい?」
キース 「バイトは殆ど、駆り出されるかと」
一同  「「「ええっ!?」」」

立ち仕事以外のバイトも掃除なのか、と仰天な御一同様。

シロエ 「ハードすぎませんか?」
キース 「修行道場のバイトだけにな…」
Aブルー「掃除が、強制イベだって…?」

ぼくは掃除が苦手なのに、とソルジャーも唸るバイト。
どうなる…?


2025/12/14 (Sun)



☆亡命した場合は


クリスマスの季節な師走ですけど、生徒会長宅に集う面々。
月初めの土曜で平和とはいえ、じきに来るのがクリスマス。

キース 「苦手だろうが、掃除要員は逃れられんぞ」
シロエ 「あのぅ…。修行僧並みに、ハードなんですか?」
サム  「ゴム手袋は禁止で、雑巾がけとかでよ」
キース 「それは無い。普通の掃除にしておかないと…」

翌年からバイトが来なくなるしな、とキース君の苦笑い。

キース 「場所によっては箒なんだが、掃除機も使える」
ジョミー「それなら、少しはマシな方かな…」
スウェナ「此処で、ぶるぅのターゲットになるよりはね」
シロエ 「ですよね、キース先輩、問い合わせの方を…」

お願いします、とシロエ君、本気で璃母恩院へ亡命を希望。

シロエ 「バイト期間は、イブと当日でいいでしょうか?」
キース 「二日間だけでも、受けてくれると思うぞ」
サム  「バイトが手薄な時期だしなあ…。俺も、其処で」
ジョミー「ぼくも! マツカとスウェナは?」

二日間の亡命コース、どうする、とジョミー君の問い。

ジョミー「残っちゃったら、ターゲット率、上がるよ?」
スウェナ「亡命するに決まってるでしょ!」
マツカ 「ぼくもです…」
キース 「承知した。では、この人数で聞いてみるか」

俺は別枠になるから、6人だな、とキース君が数える頭数。

キース 「空いている枠は、運次第だが…」
シロエ 「デスクワークが無くても、我慢しますよ」
キース 「決定だな?」
一同  「「「はいっ!」」」

亡命コースでお願いします、と揃った返事。

キース 「了解。俺と、学生バイトが6人で…」
Aブルー「待ってよ、ぼくだけ置き去りなのかい!?」

掃除が嫌でも、この際、逃げたい、とソルジャーも必死。

Aブルー「身元の誤魔化しは、上手くやるから!」
ブルー 「君はいいけど、今年、ハーレイは来ないわけ?」
一同  「「「あー…」」」

キャプテンがセットものだった、と一同、愕然。
来ますよね…?


2025/12/15 (Mon)




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☆準備が多い芋煮


今月は出だしが三連休、混雑を避けて生徒会長宅ですけど。
ジョミー君が破門の危機に陥り、ソルジャーが救助した件。

Aブルー「パーティー用って、鍋でかい?」
キース 「学生だったら、ありがちなんだが…」
シロエ 「まあ、ぼくたちも高校生ではありますし…」

鍋でパーティーはアリでしょう、とシロエ君。

シロエ 「とはいえ、パーティーを、ヤツがスルーは…」
サム  「絶対にねえぜ、来るじゃねえかよ」

芋煮の味がどうであろうと、とサム君も同意。

サム  「パーティーに来ねえで、一人飯はねえよ…」
キース 「まったくだ。逆に呼び込む方だと思うぞ」
スウェナ「最後まで聞け、って言ってるじゃないの!」

芋煮は、ただの鍋じゃないのよ、とスウェナちゃんの言。

スウェナ「会場からして、河原という縛りが…」
ジョミー「大鍋で作るイベント、河原な気がする…」
スウェナ「河原は譲れない条件らしいわ」

雨が降ったら、橋の下で、という芋煮をやる場所。

スウェナ「私たちの場合は、庭でもいいと思うけど…」
シロエ 「他にも何かあるんですね?」
スウェナ「そうね、薪も必須で、シーズンになったら…」

コンビニで薪が売られるのよ、とトンデモな話が。

スウェナ「店先に積まれて、買いに行くわけ」
キース 「すると、河原縛りは、焚火用なのか?」
スウェナ「当然じゃないの、薪で鍋だし、大変なのよ」

しかも調理も河原だわね、と説明が。

スウェナ「材料を揃えて、河原で切ったりするわけ」
サム  「あいつには無理かもしれねえな…」
シロエ 「バーベキューより、事前の準備が多いですしね」

待ちくたびれて消えていそうです、とシロエ君も。

シロエ 「豪華メニューなら、次から次へと…」
キース 「配膳されて、食い放題だな…」
Aブルー「鍋が煮えるまでの間だけでも、何種類もね…」
キース 「来ないかもな…」
スウェナ「でしょ?」

待てるキャラとは思えないわよ、と鋭い指摘。
芋煮パーティ…。


2025/11/16 (Sun)



☆紅葉狩りで芋煮


出だしから三連休なのが今月、何処も混むので生徒会長宅。
其処でジョミー君が破門な危機で、ソルジャーが救いの神。

ジョミー「スウェナのアイデア、使えそうだね」
Aブルー「地味そうな料理なのも、ポイント高いと思うよ」
シロエ 「自称グルメだからですね?」
Aブルー「ピンポーン!」

見た目や評判に弱いキャラでね、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「薪でやってる鍋料理よりは、豪華メニューで…」
キース 「覗きにも来ない気がするな」
スウェナ「やるなら芋煮よ、質素倹約!」

悪戯されないことが御馳走、とスウェナちゃんの理論。

スウェナ「豪華料理でも、被害者が出たら残念だもの…」
キース 「被害者になるのは、俺が殆どだが…」
シロエ 「ぼくもやられた過去があります」
ジョミー「将来性を期待されてるのが、ぼくだしね…」

ネタ枠ってことで、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「紅葉狩りは芋煮で、逃げ切ろうよ!」
Aブルー「そうだね、日取りはいつがいいかな?」
サム  「今年の紅葉は遅いらしいぜ」
シロエ 「残暑が長引いたせいで、気配も無いですよね」

どう考えても下旬でしょう、とシロエ君も。

シロエ 「次の三連休くらいなのでは?」
マツカ 「ええ。別荘の予定は、空けてありますけど」
Aブルー「じゃあさ、初日ってことでどう?」

残り二日を予備日にしてさ、とソルジャーの提案。

Aブルー「薪で作る料理なんだし、雨は避けたいしね」
キース 「確かにな。すると会場は、河原になるのか?」
サム  「河原は外せねえって、聞いたもんな」
ジョミー「ぶるぅ除けにも、良さそうだよ」

豪華メニューは、この前の部屋で出してさ、とジョミー君。

ジョミー「貴賓室みたいなトコと河原じゃ、月とスッポン」
シロエ 「料理も月とスッポンですから、来ませんよね」
Aブルー「だったら、22日で決定?」
一同  「「「イイネ!」」」

紅葉狩りは山の紅葉で、と盛り上がってますけど。
芋煮ですか…。


2025/11/17 (Mon)



☆地味すぎる芋煮


今月は出だしから三連休、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
ジョミー君の破門騒ぎが発端、紅葉狩りの日程が決定な今。

Aブルー「予備日があるから、根回ししないと…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ぼくはともかく、ハーレイがね…」

何処で休むか分からないなんて、とソルジャーの言。

Aブルー「三連休の間、スケジュールを調整する必要が…」
キース 「全部、休ませる気じゃないだろうな?」
Aブルー「そうしたいけど、流石に…」

時期が遅すぎ、とソルジャーが眺める壁のカレンダー。

Aブルー「長期休暇は、1ヶ月前には確定させるんだよ…」
キース 「そうか、助かる」
シロエ 「泊まりで来られちゃ、大変ですしね…」
Aブルー「あのねえ…」

あからさまに迷惑そうな発言だよ、とソルジャーの不満顔。

Aブルー「ハーレイは、ぶるぅと違って、無害なんだし!」
キース 「しかし、確実にセットで来るだろうが!」
サム  「紅葉狩りでは回避出来ても、それ以外でよ…」
シロエ 「被害甚大になりそうです…」

休むのは一日だけでお願いします、とシロエ君、真剣。

シロエ 「せっかく芋煮で、逃げられそうなんですから!」
Aブルー「オッケー、何処かで一日ってことで調整!」
キース 「有難い。22日に晴れるのが一番だな」
Aブルー「そうだね、晴れ乞いは君が努力したまえ」

ぼくは帰って休暇の根回し、とソルジャー、一瞬で消失。

サム  「帰っちまったのか?」
ぶるぅ 「お土産、渡し損なっちゃった…」
シロエ 「放っておけばいいんですよ。それよりも…」

芋煮というのは地味ですよね、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「ぶるぅは豪華メニューで、部屋もゴージャス…」
キース 「天と地ほどの開きがあるのは、間違いないな…」
サム  「でもよ、悪戯されねえことが御馳走でよ…」
ジョミー「我慢第一、地味にやるしか無さそうだよね…」

豪華食材とかも使わないで、と言ってますけど。
当然ですよね…。


2025/11/18 (Tue)



☆黒焦げになるブツ


出だしが三連休な今月、何処も混むので生徒会長宅な面々。
紅葉狩りの日取りが決定、ソルジャーも来るわけですけど。

サム  「芋煮、地味でも、地元じゃ人気なんだよなあ?」
シロエ 「コンビニで薪を売るそうですしね…」
スウェナ「シーズンに芋煮をやらないなんて、論外で…」

雨が降っても橋の下よ、と言い出しっぺなスウェナちゃん。

スウェナ「後始末だって、大変な手間がかかるって…」
ジョミー「えっ、片付けて帰るだけじゃないわけ?」
スウェナ「その後片付けが面倒らしいわ、黒焦げだから」
一同  「「「は?」」」

黒焦げとは、と誰もがキョトン。

シロエ 「あのぅ…。ちょっと確認してもいいですか?」
スウェナ「確認って、何を?」
シロエ 「芋煮ですってば、大鍋で煮てるヤツですよね?」

現地で見たことは無いんですけど、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「焦げる要素が、見当たらない気がします」
キース 「確かにな…。出汁がたっぷり、グツグツと…」
ジョミー「煮えてるんだし、黒焦げなんか無さそうだよ?」

何が焦げたら黒焦げだと、とジョミー君も。

ジョミー「まさか締めには雑炊じゃなくて、うどんでさ…」
シロエ 「焦げ付くというなら、分かりますけど…」
サム  「うどんが出汁を吸い込んじまって、黒焦げな…」

底の方のは捨てるしかねえってか、とサム君も納得な模様。

サム  「芋煮、詳しくねえし、有り得るよなあ…」
キース 「締めは焦げるのが、お約束なのか?」
スウェナ「当たってるのは、半分だけだわ」
一同  「「「半分?」」」

当たった部分は何処なんだ、と顔を見合わせる御一同様。

キース 「うどんで締めだけ、当たりのようだな…」
ジョミー「だったら、黒焦げになるのは、具材なのかな?」
サム  「焦げやすいのを投入するのかよ?」
スウェナ「違うわ、鍋が焦げるの、真っ黒にね!」
一同  「「「鍋?」」」

料理じゃなくて鍋の方か、と皆が愕然ですけど。
黒焦げ…?


2025/11/19 (Wed)



☆黒焦げになったら


今月は出だしから三連休、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
紅葉狩りの日取りが決まりまして、ソルジャー夫妻と芋煮。

スウェナ「正確に言えば、焦げるのは鍋の外側になるわ」
サム  「火力、其処まで強いのかよ?」
シロエ 「薪のパワー、半端ないですね…」
スウェナ「薪のせいには違いないけど、火力じゃないのよ」

薪ってトコが問題だわね、とスウェナちゃんの苦笑い。

スウェナ「煤がつくのよ、鍋が黒焦げに見える勢いで」
一同  「「「あー…」」」

そういう意味か、と納得の黒焦げ。

キース 「なるほど、本当に焦げるわけではない、と…」
ジョミー「ビジュアルだけが黒焦げ、って?」
スウェナ「そうなの、ソレを落とすまでが芋煮なのよね」
一同  「「「は?」」」

後片付けというのは、もしかして、と誰もが悪い顔色。

シロエ 「後が大変って、黒焦げの鍋を、洗うんですか?」
スウェナ「そうらしいわよ、タワシで擦って、ゴシゴシと」
サム  「洗わされるヤツが、ババだってか?」
スウェナ「ババと違って、お楽しみイベで…」

洗うのも楽しんでこその芋煮よ、とスウェナちゃん。

スウェナ「次に備えて、手入れしないと!」
一同  「「「うーん…」」」

感覚からして違いすぎる、と溜息しか出ない、芋煮事情。

ジョミー「ぼくたちの場合は、ババでしかないよ…」
サム  「つまり、キースで決定だよな?」
一同  「「「ええっ!?」」」
サム  「だってよ、ババはキースに回すモンだぜ?」

昔からよ、とサム君、自信たっぷり。

サム  「今回は、アレが来ねえわけだし…」
シロエ 「代わりに、黒焦げの鍋を洗うんですか?」
サム  「それしかねえだろ?」

洗いたいヤツ、誰かいるかよ、とサム君の問い。

サム  「本場じゃ、人気ポジでもよ…」
ジョミー「いないってば!」
シロエ 「キース先輩くらいですよね…」
キース 「俺…?」

黒焦げの鍋を洗う係か、と自分を指してますけど。
洗い係…?


2025/11/20 (Thu)



☆仏具よりはマシ


出だしから三連休なのが今月、何処も混むので生徒会長宅。
其処へ来たソルジャー、紅葉狩りの日程を決めて帰った今。

キース 「どうして俺がババになるんだ、ジョミーでは?」
ジョミー「ぼくのツケなら、返しちゃったし、芋煮でさ…」
シロエ 「ぶるぅを避ける案を出してくれましたしね…」

ババを回すのは筋違いでは、とシロエ君の指摘。

シロエ 「それに、キース先輩、プロですから」
スウェナ「ババと言ったら、キースだものねえ…」
サム  「違う意味でも、プロと言えるぜ」

仏具磨きで慣れているしよ、とサム君の言。

サム  「毎年、暮れに、冷たい水で洗って磨いてて…」
キース 「確かに、燭台などは煤だが…」
スウェナ「いいじゃないのよ、鍋もいけるでしょ?」
シロエ 「鍋の場合は、約束事は無いでしょうしね」

仏具と違って、調理器具ですし、とシロエ君も。

シロエ 「タワシでゴシゴシ、それだけですって!」
サム  「仏具磨きは、お念仏だろ?」
キース 「作業の前後に、読経が必須ではあるが…」
サム  「ほらよ、鍋とか、軽いモンだぜ!」

洗うだけでよ、と僧籍な人が、グイグイ。

サム  「他のみんなも、キースでいいよな?」
一同  「「「イイネ!」」」

後片付けはキースで決定、と皆が突き上げる拳。

シロエ 「芋煮、楽しみになって来ました!」
ジョミー「豪華メニューは、ぶるぅが独占だけどさ…」
サム  「ヤツさえ来なけりゃ、地味な鍋でも天国だぜ!」
キース 「其処は、極楽と言いやがれ!」

お浄土でもいい、とババを引かされたキース君。

キース 「いいか、鍋の話は、知られるなよ?」
一同  「「「は?」」」

何の話だ、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「あのぅ…。知られるなって、誰にですか?」
キース 「決まってるだろう、悪戯野郎だ!」
一同  「「「あー…」」」
キース 「よろしく頼むぞ、マジで!」

俺の作業が増えそうだしな、と土下座ですけど。
確かに…。


2025/11/21 (Fri)



☆来ないそうです


やって来ました、紅葉狩りで芋煮な日。朝イチで集う面々。
絶好の紅葉日和で、生徒会長のマンション前に集合でして。

シロエ 「おはようございます! いい天気ですね!」
??? 「本当に! 予備日を使う必要、無かったしね」

助かったよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「根回ししたけど、一カ月を切ってて、大変で…」
??? 「私も、万一に備えて仕事の前倒しが増えまして」

超多忙でした、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

A船長 「不眠不休が三日間ほど、ありましたよ…」
一同  「「「あー…」」」
??? 「でもでも、豪華メニュー、楽しみ!」

ぼくだけ、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)、笑顔全開。

Aぶるぅ「この前のお部屋で、食べ放題!」
Aブルー「河原に来たって、かまわないけど?」
シロエ 「ちょ、ちょっと…!」

芋煮に誘ってどうするんです、とシロエ君、ワタワタ。

シロエ 「芋煮は、ぼくたちの地味なお楽しみで…!」
A船長 「その件でしたら、心配ご無用です」
一同  「「「は?」」」
A船長 「芋煮について、詳しく調べましたので…」

ぶるぅに教えておきました、とキャプテンが立てる親指。

A船長 「全力で、遠慮したいそうです」
Aぶるぅ「お勉強なんか、したくないもん!」
一同  「「「勉強?」」」
A船長 「なんでも、芋煮の本場では、スキル必須で…」

小学校に入学したら、学ぶそうですね、とキャプテンの言。

A船長 「小学生だけでも、ちゃんと作れるトコまでを…」
Aブルー「かまど作りから習うってさ…」
一同  「「「うわー…」」」

マジか、と誰もがビックリ仰天な芋煮の実態。

A船長 「皆さん、ご存知なかったんですか?」
スウェナ「そんなトコまで、私も知らなかったわよ!」
A船長 「とにかく、勉強会だと理解したようですので…」
Aぶるぅ「絶対、行かない!」

勉強なんか大嫌いだし、と悲鳴な悪戯小僧。
来ないですよね?


2025/11/22 (Sat)



☆学びだそうです


マツカ君の別荘へ紅葉狩りにお出掛け、秋の定番ですけど。
今年は河原で芋煮がメイン、悪戯小僧は別荘で別メニュー。

Aブルー「というわけで、ぶるぅは来ないってね!」
A船長 「強引に誘っても、来るわけないです」
Aぶるぅ「やだやだ、お勉強、嫌だってばーっ!」

豪華メニューを食べるんだもん、と悪戯小僧、絶叫。

Aぶるぅ「誘わないでよ、絶対に!」
キース 「首に縄をつけて、引っ張って行くか?」
シロエ 「いいですね!」
Aぶるぅ「悪戯する気も起こらないから、お断り!」

それより別荘で豪華メニュー、と視線がマツカ君に。

Aぶるぅ「早く行こうよ、別荘!」
マツカ 「そうですね。皆さん、バスの方へどうぞ」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ しゅっぱぁ~つ!」

乗って、乗って、と急かしまくって、皆でバスへと。

A船長 「皆さん、如何です?」
シロエ 「素晴らしいです、自分から断って来るなんて!」
サム  「芋煮にしといて良かったぜ!」
Aブルー「ぼくたちに知識が無かったことも、褒めてよ!」

データベースで調べなかったら知らないまま、と笑顔な人。

Aブルー「ハーレイが調べて来たんだしね!」
A船長 「どんな料理か、気になりますし…」
キース 「それはそうだな、感謝する」
ジョミー「言い出しっぺはスウェナだけど、其処までは…」

知らなかったと言ってるしね、とジョミー君も。

ジョミー「小学校で芋煮を習うなんてさ…」
A船長 「驚きましたが、事実だそうです」
Aブルー「ぼくも、こっちで確認したよ」

ちょっと来てみて、スマホで検索、とソルジャーの証言。

Aブルー「グループ学習するんだってさ」
シロエ 「そのようですね…」

調べました、とシロエ君が見ているスマホの画面。

シロエ 「かまど作りから、食材の準備に、後片付け…」
サム  「マジで授業な…」
Aぶるぅ「嫌すぎ!」
シロエ 「勉強会でしたか…」

レジャーに全力投球すぎます、と呻いてますけど。
恐るべし…。


2025/11/23 (Sun)



☆一から作るしか


マツカ君の別荘で紅葉狩りですけど、今年は河原で芋煮会。
悪戯小僧だけが別荘、豪華メニューを食べるという趣向で。

Aぶるぅ「わぁーい、到着!」
マツカ 「皆さん、河原へ直行ですか?」
一同  「「「もっちろーん!」」」

悪戯小僧とは別行動で、と別荘には寄りもしないで河原へ。

シロエ 「えっと…? マツカ先輩、何ですか、これは?」
マツカ 「芋煮用の食材ですけど?」
ジョミー「それは分かるけど、丸ごとだよ?」

芋も大根も肉も全部、とジョミー君が言う通り。

キース 「まさか、本当に学びコースなのか?」
マツカ 「ぼくも調べて貰いましたが、そういう行事で…」
スウェナ「言った筈でしょ、かまどから作る、って」
シロエ 「言われてみれば、材料しかありませんよね…」

鍋と薪はあるんですけど、とシロエ君が見回す河原。

シロエ 「バーベキューだと、専用の台が置かれてて…」
サム  「ついでに炭もセット済みでよ…」
ジョミー「火をつけるだけで、バーベキューでさ…」
キース 「材料も切られているんだが…」

包丁が置いてあるようだな、とキース君も愕然とした表情。

キース 「本格的に、一から俺たちでやれと?」
マツカ 「芋煮会と呼ばれるくらいですから、お約束で…」
スウェナ「準備から後片付けまでが、レジャーなのよね…」
一同  「「「うーん…」」」

マジか、と誰もが言葉を失う芋煮の会場。

Aブルー「どうするんだい、コレ?」
A船長 「かまどを作るしかないでしょう…」
サム  「そういや、調べて来たんだっけな?」
シロエ 「作り方とか、全部、分かっているんですよね?」

お任せしてもいいでしょうか、とシロエ君、キャプテンに。

シロエ 「ぼくたち全員、素人ですから…」
ジョミー「知っている人に任せちゃうのが、一番だよね…」
A船長 「それは芋煮のルールに反しますので…」
一同  「「「ええっ?」」」

本気で共同作業なのか、と顔を見合わせてますけど。
一から…?


2025/11/24 (Mon)



☆芋煮が嫌なら


マツカ君の別荘で紅葉狩り、河原で芋煮会な趣向ですけど。
かまどから作るのがルールとのこと、共同作業が約束事で。

A船長 「ご安心下さい、かまど作りは教えますので」
マツカ 「作り方などの手順は、執事が書いてくれました」
一同  「「「うーん…」」」

なんてことだ、と唸ってみても、鉄の掟だとか。

A船長 「小学生でも、自分たちだけで出来るんですよ?」
シロエ 「小学校から習っているなら、エキスパートで…」
ジョミー「ぼくたちとは、レベルが違いすぎだよ!」
A船長 「しかし、芋煮をしない場合は、どうなるのか…」

ちゃんと考えておられますか、とキャプテンの問い。

A船長 「別荘の方に行ったら、食事はあるでしょうが…」
キース 「この前の部屋に、ヤツがいるのか…」
A船長 「しかも、豪華メニューを楽しんでいます」

来るか来ないかは運でしょうね、とキャプテン、眉間に皺。

A船長 「高確率で、やって来るかと…」
Aブルー「来るだろうねえ、察知してさ…」
サム  「それが嫌なら、此処で芋煮になるわけな…」
A船長 「個人的には、芋煮をチョイスしたいのですが…」

決断の方はお任せします、と見回す周り。

A船長 「多数決など、如何でしょう?」
Aブルー「戻りたい人は、手を上げる、って?」
A船長 「同数だったら、ジャンケン勝負ということで…」

では、とキャプテン、姿勢を正して、河原に響く声で号令。

A船長 「芋煮に反対な方は、挙手して下さい!」
一同  「「「………」」」
A船長 「反対の方は、ゼロと思ってよろしいでしょうか」
シロエ 「普通、反対出来ませんってば!」

言い出しっぺがババを引くのは見えています、とシロエ君。

シロエ 「ただでも、キース先輩が引いているのに…」
A船長 「あるあるですしね…」
シロエ 「いえ、今回は鍋の後始末で…」
A船長 「鍋とは?」
キース 「馬鹿野郎!」

喋りやがって、とキース君が怒鳴ってますけど。
手遅れ…。


2025/11/25 (Tue)



☆綺麗に洗えば


マツカ君の別荘で紅葉狩り、今年は河原で芋煮会ですけど。
全て自力でやるのが掟、かまど作りから始めるしかない件。

Aブルー「えっと…? キースが怒って、ババってさ…」
A船長 「鍋と言われて驚きましたが、分かりましたよ」
Aブルー「ババの意味かい?」
A船長 「はい。恐らく、皆さん的にはババな係で…」

芋煮で焦げた鍋を洗う役目かと、とキャプテン、正解。

A船長 「如何でしょうか、合っていますか?」
一同  「「「うーん…」」」

そう言えば芋煮に詳しかった、と納得せざるを得ない状況。

キース 「その通りだが…」
A船長 「芋煮の本場だと、如何に綺麗に洗い上げるか…」
Aブルー「競ったりすると?」
A船長 「競わなくても、腕を問われるポジションですよ」

次回も指名されれば最高の名誉、とキャプテンの説明。

A船長 「本場の場合は、他にも芋煮の人たちがですね…」
シロエ 「芋煮をやっているから、比較対象ですか?」
A船長 「あそこの片付けはなっていない、などと…」

横目で見ていることも多いようです、と勉強会な土地柄。

A船長 「小学校で何をしてたんだ、ということですね」
サム  「んじゃよ、キースも綺麗に洗えればよ…」
A船長 「素晴らしいですが、今の話、励みになるかと…」

ピカピカに洗い上げて下さい、とキャプテンの笑顔。

A船長 「それでは、かまど作りを始めましょうか」
一同  「「「はーい…」」」

やるしかないのか、とキャプテンの指導で、かまど作り。

サム  「こんなモンかな?」
マツカ 「描いて貰った絵の通りですし、理想的かと」
ジョミー「じゃあさ、次は食材の準備だよね…」

里芋にネギに、牛肉とか…、と眺めるズラリ並んだ食材。

シロエ 「芋煮、なかなか大変ですね…」
サム  「ヤツは来なくて正しかったぜ…」
キース 「来て貰ったら、俺が詰むしな…」
A船長 「詰むとは?」

鍋を洗う係なのでは、とキャプテン、怪訝そう。
それはそう…。


2025/11/26 (Wed)



☆読みが鋭い人


マツカ君の別荘で紅葉狩り、河原で芋煮な趣向ですけれど。
自力でやるのがルールだそうで、かまど作りの次は食材で。

Aブルー「詰むというのは、どういう意味だい?」
A船長 「ぶるぅが来たとしても、鍋を洗うまでは…」

持ちませんよ、とキャプテンが傾げる首。

A船長 「好奇心から、覗きに来ないとは言えませんが…」
Aブルー「芋煮を食べたら、すぐに逃げると思うけれどね」

居残っていたら、後片付けだろう、とソルジャーも。

Aブルー「鍋はキースが洗うとしても、他に色々…」
A船長 「ありますからねえ、かまどに使った石なども…」

ちゃんと崩して帰りませんと、とキャプテン、詳しい芋煮。

A船長 「そういったことまで、ヤツがするとは…」
Aブルー「有り得ないから、最後まではいないね」
キース 「なら、いいが…」

俺は詰みたくないからな、とキース君、深い溜息。

キース 「ただでも、鍋は黒焦げなのに…」
シロエ 「大丈夫そうです、ヤツは来ないと、お墨付きで」
ジョミー「来たって、最後まではいないよ」
サム  「でもよ、鍋が焦げるの、途中なんだぜ?」

最後に焦げるわけじゃねえしよ、とサム君が眺める大鍋。

サム  「煮てる間に、煤がつくわけでよ…」
一同  「「「あー…」」」

芋煮の間に焦げる勘定、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「もしかしなくても、ヤバくないですか?」
ジョミー「そうなのかも…」
A船長 「皆さん、どうかなさいましたか?」
キース 「い、いや…」

これ以上は、マジで詰むヤツ、とキース君の悪い顔色。

キース 「今の話は忘れてくれ」
Aブルー「鍋と関係ありそうだねえ?」
A船長 「煤だと言っていますから…」

悪戯を恐れている気がします、とキャプテン、鋭い読み。

A船長 「ヤツが出て来て、芋煮の薪に何か細工を…」
Aブルー「なるほど、煤が多めに出るとかかな?」
キース 「頼む!」

其処で話を打ち切りで、と叫んでますけど。
どうなる…?


2025/11/27 (Thu)



☆見学は見るだけ


マツカ君の別荘で紅葉狩り、別荘での食事は悪戯小僧だけ。
他の面子は芋煮会でして、かまど作りが済んで、食材の番。

A船長 「私の読みが正しそうですね…」
Aブルー「キースの様子からして、当たっていそうだよ」
一同  (((ヤバい…)))

気付かれてしまったか、と皆の視線がキース君に。

A船長 「如何ですか、キース?」
キース 「そ、それは…」
Aブルー「間違いないねえ、ズバリ、そのもの!」

黒焦げの鍋を恐れてるヤツ、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「聞かれていないことを祈るよ」
A船長 「私もです」」
シロエ 「キース先輩、ぼくたちは喋っていませんから!」
サム  「だよな、キースが自分で、振った話でよ…」

お約束だぜ、とサム君の冷ややかな目つき。

サム  「来ちまった時は、自己責任な!」
一同  「「「イイネ!」」」

みんな無罪だ、と突き上げる拳。

ジョミー「当てちゃった人も、単に意見を述べただけでさ」
スウェナ「キースがスルーしてた場合は、バレてないわよ」
シロエ 「定番ですよね、ババを引く時の…」

自爆コースがお好みですし、とシロエ君も呆れ顔。

シロエ 「マジで、祈るしかないですよ…」
マツカ 「食い意地を発揮していると思いますけど…」
??? 「なになに、さっきから何のお話?」

鍋がどうとか、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)が出現。

Aぶるぅ「ちょっと覗いたら、楽しそうだったし…」
キース 「飯が冷めるぞ、戻ったらどうだ!」
Aぶるぅ「ご飯だったら、大丈夫!」

此処に届けて貰えるもんね、と悪戯小僧、笑顔全開。

Aぶるぅ「芋煮を見ながら、お食事したい、って…」
サム  「まさか、執事さんに頼んだのかよ!?」

此処で食う気か、とサム君、愕然。

サム  「俺たち、これから作るんだぜ?」
Aぶるぅ「見学だったら、見てるだけでいいしね!」
一同  「「「うわー…」」」

見学するのか、と一同、ガクブルですけど。
お勉強…?


2025/11/28 (Fri)



☆固形燃料と薪


マツカ君の別荘で紅葉狩り、悪戯小僧を避けて河原で芋煮。
ところが準備の最中に、避けた相手が来てしまったわけで。

Aぶるぅ「ねえねえ、鍋って、何か楽しいことがあるの?」
シロエ 「そりゃまあ、学校で教えるくらいにですね…」
サム  「地元じゃ愛されている、イベントだけどよ…」

準備に手間がかかるんだよな、とサム君が指差す、かまど。

サム  「河原の石を集めて積んで、やっと出来てよ…」
ジョミー「これから食材、切るトコだってば!」
Aぶるぅ「ふうん…。大変そうだね、あっ、ご飯だ!」
使用人 「お待たせしました、こちら、赤ワイン煮で…」

牛の頬肉を柔らかく仕上げております、と湯気を立てる器。

使用人 「おかわりの方もございますので、お好きなだけ」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ お先に!」

食材の準備、頑張ってね、と見学しながら食べる悪戯小僧。

A船長 「あちら、いい御身分のようですね…」
Aブルー「鍋ごと保温されてるってば…」
使用人 「便利な道具がありますから」
シロエ 「そのようですね、一種の携帯コンロですか…」

火力は一定、煤も出ない仕様、とシロエ君が眺める保温台。

使用人 「薪と違って、固形燃料です」
スウェナ「料理屋さんの一人鍋とかに、使うヤツよね…」
使用人 「煤が出ない所が、ポイントでしょうか」

鍋を美しく保つためですね、と使用人さんの解説。

使用人 「宴会の席で、鍋が煤で黒くなるのは…」
サム  「美しくねえよなあ…」
ジョミー「残念な見た目になっちゃうしね…」

さてと、とジョミー君、切り終わった食材を鍋に投入。

ジョミー「みんなも食材、用意出来てる?」
サム  「もちろんだぜ!」

後は煮るだけ、と皆が食材を入れて、薪に点火。

シロエ 「煮えるまで、時間がかかりそうですね…」
Aぶるぅ「その間に、ちょっと聞いてもいい?」
キース 「何をだ?」
Aぶるぅ「薪って…」

煤が出て来る燃料かな、と聞いてますけど。
気付いたと…?


2025/11/29 (Sat)



☆残業だそうです


マツカ君の別荘で紅葉狩り、悪戯小僧対策で、河原で芋煮。
其処へ悪戯小僧が登場、見学と称して食事しながら見物中。

A船長 「薪については、調べておりませんので…」
Aぶるぅ「でもでも、キースが鍋を洗う係なんだよね?」

それがババなら、煤じゃないの、と鋭いツッコミ。

Aぶるぅ「鍋が煤で汚れる話、さっきの人もしていたよ?」
シロエ 「否定はしません…」
キース 「あっ、裏切りやがって!」
シロエ 「バレるの、時間の問題ですよ?」

ぼくは火の粉を払っただけです、とシロエ君、開き直り。

シロエ 「黙っててバレたら、黙秘した人、全員が…」
サム  「ひでえ目に遭うのは、確実だぜ…」
Aブルー「間違いないよね、ぼくも巻き添え…」
A船長 「分かりました、腹を括ってマジレスしますと…」

芋煮用の薪は煤が出ますね、とキャプテン、キッパリ。

A船長 「洗い落とすのが手間だそうです、締めですよ」
Aぶるぅ「そっか、分かったあ!」

頑張っちゃう、と悪戯小僧の瞳がキラキラ。

Aぶるぅ「見てると、お鍋、黒くなって来てるよね…」
キース 「何をする気だ!?」
Aぶるぅ「煤をサイオンで、ガッチリ固定!」
一同  「「「うわー…」」」

落とせないヤツだ、と一同、ドン引き。

ジョミー「サイオンで固定って、落とせないんじゃあ…?」
Aぶるぅ「そだね、ぼくが帰るまでの間は、無理だよ」
A船長 「サイオンの供給、切れるからですね?」
Aぶるぅ「ピンポーン!」

それじゃスタート、と青いサイオンが、鍋にキラッと。

Aぶるぅ「準備完了、薪、好きなだけ燃やしてね!」
キース 「帰ると言うのは、お前の船にか?」

俺だけ残って、河原で鍋洗いか、とキース君の悪い顔色。

キース 「他の面子はバスで帰って、俺は孤独に…」
Aぶるぅ「別荘のつもりだったけど、そうしようかな?」
サム  「キース、自爆かよ…」
シロエ 「ですね…」

気の毒ですが、と自爆ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2025/11/30 (Sun)




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☆食事するなら穴場


さて11月。出だしから三連休で、生徒会長宅な御一同様。
何処も混むから馴染みの場所で、と来ているわけですけど。

シロエ 「ちょっと選択、間違えた気がしますよ」
ジョミー「何処か出掛けるべきだった、って?」
サム  「混んでるトコしかねえじゃねえかよ」
キース 「まったくだ。今の時期だと、璃母恩院でさえ…」

普段より人が多いわけでな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「なんせ立地が、パルテノンの近くで…」
シロエ 「人が流れて来るんですね?」
キース 「飯を食うには、穴場だしな」
一同  「「「は?」」」

何故に食事、と誰もがキョトン。

ジョミー「あそこって、何かあったっけ?」
シロエ 「聞きませんねえ、名物のお菓子も無い筈ですよ」
サム  「花見で人気の公園だって、すぐ側だしよ…」

飯を食うなら、そっちでなんでねえの、とサム君も。

サム  「花見以外も人が来るしよ、店は通年営業だぜ」
スウェナ「名物のお菓子も、近くの神社だわよ」
マツカ 「そうですね。お菓子だけなら、お手頃ですから」

本業の料亭は違いますけど、とマツカ君。

マツカ 「あちらは、お値段、凄いですしね」
キース 「お前が言ったら、人が勘違いするだろうが」

昼時だったら、食えんこともないぞ、とキース君の苦笑。

キース 「坊主仲間で、たまに行くんだ」
サム  「昼の定食かよ?」
キース 「ああ。他所で食うのと、さほど変わらん」

あまり知られていないんだがな、とキース君の耳寄り情報。

キース 「お蔭で、寺の方が人気だ」
一同  「「「えっと…?」」」
キース 「寺でやってる宿があるから、そっちの方に…」

レストランもついているからな、という璃母恩院の事情。

キース 「同じ値段なら、どっちに行きたい?」
サム  「料亭の方で昼定食だろ?」
ジョミー「口コミとかで、分かるもんね」
キース 「それは甘いな」

料亭の前に立ってみやがれ、と言ってますけど。
何があると…?


2025/11/01 (Sat)



☆敷居が高そうな店


出だしから三連休な今月、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
お出掛けすべきだったかも、という話から璃母恩院の方へ。

シロエ 「料亭がどうかしたんですか?」
ジョミー「普段着の人はお断りとか、書いてあるわけ?」
サム  「かもなあ、店の格が下がるとかでよ」
マツカ 「いえ、そういう話は聞いていません」

なにしろ元が茶店ですから、とマツカ君。

マツカ 「神社に参拝する人を目当てに、お茶とお菓子で」
スウェナ「名物のお菓子、売れるものねえ…」
マツカ 「今も屋号に、茶屋とつきます」

それで勘違いするお客様も、とマツカ君の苦笑い。

マツカ 「半端に言葉が分かる、インバウンドなどで」
一同  「「「あー…」」」

店名通りに受け取るのか、と誰もが納得。

シロエ 「キース先輩が言っているのも、それでしょうか」
サム  「この国のヤツでも、間違えそうだぜ」
ジョミー「茶屋だもんねえ、そこへ、お手頃価格だとさ…」
キース 「それに近いな。茶屋は無関係に、値段の方だ」

この値段で菓子が食えるんなら、とキース君の説明が。

キース 「店の前まで行けば分かるが、店構えが凄い」
シロエ 「お菓子部門は別じゃないんですか?」
キース 「別室になるというだけでだな…」

まずは敷居をまたがないと、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「軽い気持ちで行った場合は、其処で挫折だ」
スウェナ「場違いなトコへ来てしまった、ってヤツね…」
ジョミー「確かに、入りにくいかも…」

お値段が外に書いてあっても、とジョミー君。

ジョミー「心が折れて、引き返しそう…」
キース 「分かったか? 入れないなら他所に行くしか…」

近くを探して出るのが璃母恩院だ、とキース君、合掌。

キース 「寺が経営しているだけで、普通にホテルだし…」
サム  「参拝の人がメインなんだし、安いよなあ…」
キース 「お手頃価格のレストランだぞ」

流れて来るヤツが多くなるんだ、という話。
そうなりそう…。


2025/11/02 (Sun)



☆璃母恩院とホテル


出だしが三連休な今月、何処も混むので生徒会長宅が一番。
お出掛けすれば良かったかも、という話がズレて璃母恩院。

シロエ 「璃母恩院のレストランだと、精進料理ですか?」
キース 「ちゃんと普通のメニューもあるぞ」
スウェナ「あら、そうなの?」
キース 「でないと客が来ないだろうが」

参拝の人でも一般人だ、とキース君の苦笑い。

キース 「寺で育った俺でさえもが、肉を食うわけで…」
サム  「そういや、道場で苦労したんだっけな…」
ジョミー「精進料理しか出ないんだよねえ、1ヶ月近く…」

聞いただけでも嫌になりそう、とジョミー君。

ジョミー「ぼくは絶対、行かないんだから!」
サム  「そう言わねえでよ、いつか行こうぜ」
キース 「いずれブルーに、蹴り込まれるぞ」

今の間に遊んでおけ、とキース君、目がマジ。

キース 「ブルー、猶予は何年くらいだ?」
ブルー 「うーん…。不惑までには行かないとさ…」

肩身が狭いよ、と生徒会長、腕組み。

ブルー 「いくら見た目が高校生でも、やっぱりね…」
キース 「転職組がやって来るのは、その辺までだしな…」

自分探しで行き詰って、とキース君も。

キース 「次のピークは還暦になるし、かなりキツイぞ」
ジョミー「えっと…?」
キース 「還暦なんだぞ、転職ではなくて退職組だ」

それなりの地位があったりもする、とキース君の説明。

キース 「自分スタイルが出来上がっていて…」
ブルー 「若い人には容赦しないよ」
サム  「マジかよ、道場仲間でもかよ?」
キース 「横の繋がりがメインになるしな…」

同年配でグループ完成、と経験者の談。

キース 「お前とサムだけ浮いてしまうぞ、入れなくて」
ブルー 「転職組なら、バラエティ豊かで、いけるけどね」
ジョミー「お坊さんの世界は、嫌すぎるんだよ!」
サム  「ホテル勤務なら、いいってか?」
ジョミー「うーん…」

璃母音院のホテルだよね、と考え込んでますけど。
いけそう…?


2025/11/03 (Mon)



☆お坊さんが嫌な人


今月は出だしから三連休ですけど、何処も混みそうな時期。
生徒会長宅に来ている面々、お出掛けの話からズレまして。

キース 「ホテル専属の坊主になるのは、難しいぞ」
サム  「そうなのかよ?」
キース 「軽作業なら、学生バイトが入るからな」

俺の母校と契約済みだ、とキース君、流石に詳しい事情。

キース 「まかないつきで飯が食えるし、人気が高くて…」
シロエ 「お坊さんの出番は無いわけですね?」
キース 「掃除もするし、レストランの配膳もやるし…」

坊主は管理職な立場だ、とキース君の視線がジョミー君に。

キース 「ヒラの坊主に、回って来ると思うか?」
ジョミー「厳しそうだね…」
キース 「ホテルは、璃母恩院の顔でもあるしな」

参拝の人以外にも、知って貰える場所だけに、と腕組み。

キース 「学生時代にバイトしたって、後はどうにも…」
スウェナ「修行してから、出直して来い、になるのね…」
キース 「年単位どころか、十年単位だろうな」

しかも、その間、璃母恩院で仕事だ、とトドメの一撃。

キース 「上の事情に詳しくないと、務まらん」
一同  「「「あー…」」」

会社で言ったら支店な扱い、と誰もが納得。

シロエ 「ジョミー先輩、諦めた方がいいです」
サム  「山寺で住職やってる方が、マシなんでねえの?」
キース 「田舎の寺でもニーズが高いぞ」

限界集落が多いような場所は、とキース君、ニヤリ。

キース 「若いというだけで、有難がられる」
シロエ 「一国一城の主ですね?」
キース 「城下の民は、少ないがな…」
ジョミー「山寺も田舎も、嫌だってば!」

お坊さんなんか嫌すぎるし、とジョミー君の悲鳴。

ジョミー「ブルーに破門されたら、行かなくて済むよね?」
サム  「おい…。発言自体がヤバいぜ、ソレ…」
キース 「俺の親父とは、違うからな…」
ジョミー「えっと…?」
キース 「ブルーだぞ?」

此処を破門にされそうだが、と指差す部屋。
出入り禁止…?


2025/11/04 (Tue)



☆破門なら出入り禁止


出だしから三連休な今月、生徒会長宅に来ている御一同様。
何処も混むので此処が一番、最高の溜まり場なんですけど。

シロエ 「此処を破門って、出入り禁止になるんですか?」
キース 「そういうことだな、破門された弟子なんぞ…」

二度と中に入れるわけがなかろう、とキース君、目がマジ。

キース 「坊主の弟子を破門するより、この場所を…」
シロエ 「破門するのが、会長の流儀なんでしょうか?」
キース 「それは知らんが、坊主の弟子の方ではだ…」

破門はジョミーの思う壺だぞ、とキース君が言う通り。

キース 「せいせいした、と自由の身になるだけだ」
サム  「だよなあ、棚経のお供も、しなくていいしよ…」
キース 「僧籍自体は残るわけだから、親父次第だが…」

銀青様が破門した弟子は、使わんだろうな、と当然の理屈。

キース 「そうなれば、まさにフリーで、僧籍なんぞは…」
サム  「名前ばかりで、実質、ねえも同然ってか…」
シロエ 「ジョミー先輩が、得をするだけですよね…」
スウェナ「ブルーにしてみれば、旨味ゼロよね…」

破門するなら、この場所だわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「ついでに、学校の方の、ぶるぅのお部屋も…」
一同  「「「あー…」」

一蓮托生でセットものか、と皆がガクブル。

シロエ 「さっきの発言、ヤバすぎませんか?」
サム  「撤回しねえと、詰むんでねえの?」
ジョミー「まさか、そこまでしないって!」

お坊さんを破門で済むと思う、とジョミー君、楽観的。

ジョミー「早く破門にしてくれないかな…」
ブルー 「あのねえ…。弟子の立場を分かってるかい?」

師僧には絶対服従が鉄の掟、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「使えない弟子を持っているより、破門かな…」
サム  「マジかよ、フリーにしてやるってか?」
ブルー 「キースの案を採用もいいね」
一同  「「「うわー…」」」

此処を破門にするコース、と誰もがドン引き。
どうなる…?


2025/11/05 (Wed)



☆破門にするなら


今月は出だしが三連休、混雑を避けて生徒会長宅ですけど。
お出掛けすべきだったかという話がズレて、ヤバい方向へ。

ジョミー「ちょ、ちょっと…! 此処を破門って…!」
ブルー 「困るんだったら、さっきの発言を取り消しで!」

でないと破門してもいいと思う、と生徒会長の怖い発言。

ブルー 「弟子もセットで破門出来るし、ぼくは得だよ」
シロエ 「会長、ジョミー先輩を消したいんですか!?」
ブルー 「大学行きを拒否して、何年目かな?」

専門道場に行く気配さえ無いんだから、と厳しい指摘。

ブルー 「大学だったら4年間だけど、道場コースは…」
キース 「1年あれば済むのに、行かないんだ、こいつは」
ジョミー「だって、その1年の間、地獄なんだし!」

家に帰れもしないんだよね、とジョミー君、肩をブルッと。

ジョミー「指導もビシバシ、専用スペース、畳一枚…」
キース 「俺も、そういう世界にいたんだが?」
ジョミー「たった1ヶ月だけね!」

実質、1ヶ月弱じゃないか、とジョミー君の反論。

ジョミー「12月の頭に道場入りで、暮れは出てたし!」
キース 「大学に通うコースだったら、お前も、そっちだ」
ジョミー「だから、どっちも嫌だってば!」
ブルー 「分かった、破門を希望ってことでオッケー?」

ぶるぅ、と生徒会長が呼ぶ、家事万能なお子様の名前。

ブルー 「ジョミー専用のヤツ、何かあったっけ?」
ぶるぅ 「えっと…。食器とかは、みんなお揃いだよ?」
サム  「茶碗も、来客用ので揃いだっけな…」
ぶるぅ 「そうなの、カップも、お湯呑みも!」

ジョミー専用って無いと思う、と家事担当の返事。

ぶるぅ 「もしもあったら、何に使うの?」
ブルー 「決まってるじゃないか、廃棄処分にしないとね」
サム  「マジかよ、捨てて破門なのかよ!?」
ぶるぅ 「そうだ、枕はジョミー専用!」
ブルー 「全員、専用枕だっけね…」

まずは枕を処分からで、と指示してますけど。
破門すると…?


2025/11/06 (Thu)



☆一筆入れるべき


出だしから三連休な今月、生徒会長宅に来ている御一同様。
何処も混むので此処が一番、そこから話がズレまくった今。


ぶるぅ 「んとんと…。枕も出せるゴミの日、まだだよ?」
ブルー 「その日でいいから、とりあえずゴミ袋に」
ジョミー「待ってよ、破門は困るってば!」

弟子はいいけど、此処は勘弁、とジョミー君の悲鳴。

ジョミー「みんなにも、会えなくなってしまうし!」
ブルー 「大丈夫! 村八分とは違うわけだから…」
サム  「俺たちが付き合う分には、問題ねえってか?」
ブルー 「ぼくは外させて貰うけれどね!」

破門した弟子に会うとか論外、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「用が出来たら、ぶるぅを行かせるから!」
一同  「「「うわー…」」」

本気で言ってるような気がする、と一同、ドン引き。

サム  「ヤベえよ、ジョミー、謝れよな!」
ジョミー「言われなくても、ごめんなさいだよ!」

破門して欲しいとか言いません、とジョミー君、土下座。

ジョミー「修行は、その内、きっと行くから!」
ブルー 「一筆、入れてくれるかな?」
ジョミー「えっと…?」
ブルー 「不惑までには道場に行きます、と書くんだよ」

期限をハッキリさせないとね、と生徒会長、ズイと。

ブルー 「あと何年も残ってないから!」
キース 「そうだな、道場入りは四年目だから…」
シロエ 「不惑までに入るためには、36歳までに…」

大学に入るの必須ですよね、とシロエ君も。

シロエ 「専門道場の方に行くなら、38歳ですか?」
キース 「ああ。その勘定で合っている」

マジで残り期間が少ない、とキース君、腕組み。

キース 「覚悟を決めるためにも、期限を切って一筆だな」
ジョミー「そ、そんな…!」
キース 「還暦コースは、オススメしないと言った筈だぞ」
ジョミー「だけど、一筆入れたら、詰んじゃうし…」
??? 「ぼくも反対!」

破門だなんてさ、と誰か割り込んで来ましたけど。
救いの神…?


2025/11/07 (Fri)



☆破門に反対な人


今月は出だしが三連休、混雑が嫌で生徒会長宅に集う面々。
お出掛けの話題がズレてしまって、ジョミー君がヤバい件。

??? 「ジョミーを破門は、困るんだよ!」
ブルー 「あのねえ…」

なんで、と呆れる先にソルジャー(会話表記はAブルー)。

Aブルー「何かと調子が狂いまくるし、棚経だって…」
キース 「ジョミーが来ないと、困るとでも?」
Aブルー「君が一人で来るだけなんて、有難味が無いし…」
ブルー 「破門しないでも、いずれはそうだけど?」

住職の資格を取った後まで、お供するとでも、と銀青様も。

ブルー 「独り立ちとなったら、他所へ行くよね」
Aブルー「ええっ!?」
ブルー 「僧籍なだけの今は、バイト料も安いけれどさ…」
キース 「一人前だと、一気に時給が上がるからな…」

親父の方から断るだろう、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「俺の小遣いでは、とても足りんし…」
Aブルー「だったら、ぼくが払うってば!」

ちゃんと出すから棚経お願い、とソルジャー、必死の形相。

Aブルー「だけど、今はそれより、破門の話を…!」
ブルー 「無しにしろって?」
Aブルー「此処の面子は、揃ってこそなんだよ!」

キースだけいれば済むわけじゃない、とソルジャーの言。

Aブルー「ジョミーも、化けるかもしれないわけで!」
一同  「「「は?」」」

化けるとは、と誰もがキョトン。

シロエ 「ジョミー先輩が、どう化けるんです?」
サム  「今年のハロウィン、済んじまってるぜ?」
スウェナ「そもそも仮装が似合わないわよ…」
Aブルー「そういう意味での、化けるじゃなくってさ!」

期待出来る面子というだけで、とソルジャーが見回す部屋。

Aブルー「ぶるぅの矛先が向くとか、自爆するとか…」
サム  「それはいわゆるネタ枠かよ?」
Aブルー「シロエが詰んだこともあるしね!」
ジョミー「ちょ、破門は助かりそうだけど…!」

ネタ枠にされるのも、とジョミー君の悲鳴。
まあねえ…。


2025/11/08 (Sat)



☆チャラにするなら


出だしから三連休な今月、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
お出掛けの話からジョミー君が破門の危機で、救いの神が。

ブルー 「ネタ枠が嫌なら、破門コースでいいんだね?」
ぶるぅ 「んとんと、ジョミーの枕、どうするの?」

ゴミ袋に入れていいのかな、と家事万能なお子様の問い。

ぶるぅ 「捨てる前には、圧縮しないといけないし…」
シロエ 「そのまま入れたら、ダメなんですか?」
ぶるぅ 「ん-とね…。ゴミは削減していかないと…」

ゴミ袋を沢山使っちゃうもん、と家事の達人。

ぶるぅ 「圧縮したら、他のゴミを多めに入れられるよ」
Aブルー「なるほど、エコを心掛けてるんだ?」
ぶるぅ 「地球を大事にしなくっちゃね!」
Aブルー「だったら、ゴミを出さない方にしようよ!」

ジョミーの枕は捨てなくていい、とソルジャー、ズイと。

Aブルー「ネタ枠で化けてくれなくっても、存在がね…」
サム  「大事なのかよ?」
Aブルー「そう! 可能性さえあれば充分!」

というわけで、助命お願い、とソルジャーが出した助け舟。

Aブルー「紅葉狩りも近いし、欠けちゃ困るよ!」
一同  「「「あー…」」」

今月は紅葉狩りだった、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「ありましたっけね、紅葉狩りが…」
マツカ 「別荘などはお任せ下さい」
Aブルー「ありがとう! それで、ジョミーは?」

破門はチャラにしてくれるのかな、と視線が生徒会長に。

Aブルー「枕を捨てるの、取り消しで!」
ブルー 「分かった、チャラにしてもいいけど…」
シロエ 「何か条件、つけるんですか?」
ブルー 「貸しにしたいねえ…」

ジョミーにツケるか、どうしようかな、と傾げる首。

ブルー 「助け舟を出した方にツケるか、どっちが…」
サム  「お得なのか、と言うわけな?」
Aブルー「ぼくにツケるのは、やめてくれたまえ!」
ブルー 「ジョミーにツケた場合はさ…」

ネタ枠の線が消えるよ、と言ってますけど。
そうかも…。


2025/11/09 (Sun)



☆無能すぎる保護者


今月は出だしが三連休、何処も混むので生徒会長宅が一番。
其処でジョミー君が失言、破門の危機に陥ったわけでして。

Aブルー「ネタ枠の線は消さずに、ジョミーにツケは?」
ブルー 「破門を取り消しな時点で、全面的に助命だし…」
サム  「ツケになりようがねえってか?」
ブルー 「そうじゃなくって、ネタ枠にしたい方の問題!」

助けておいてネタ枠はないよね、と生徒会長、揚げ足取り。

ブルー 「そのくらいなら放置しといて、破門コースで!」
キース 「俺も同意だ、ツケにするなど有り得ないぞ」
Aブルー「ぼくにツケたら、何が起きると?」
ブルー 「実に簡単、紅葉狩りが平和になるだけだよ!」

変なアイデアを出さないように、と出て来た条件。

ブルー 「君さえ大人しくしててくれれば、何も起きない」
キース 「そうとも言えない気がするんだが?」
シロエ 「ですよね、とんでもない悪戯小僧がいますから」
サム  「ヤツの悪戯、封印するのは別件だぜ?」

そいつに出来るわけがねえよ、とサム君も。

サム  「保護者枠でも、実質、無能で…」
キース 「キャプテンにしたって、コントロール不能で…」
ジョミー「暴れまくるんだし、無理だってば!」
Aブルー「ありがとう!」

早速、恩を返してくれたね、とソルジャーの弾ける笑顔。

Aブルー「ジョミー自身が否定したから、今回のツケは…」
シロエ 「そっち送りですか!?」
Aブルー「ぶるぅの悪戯、どうせ誰にも止められないし!」

ジョミーの方にツケておいてよ、と展開される理論。

Aブルー「ツケておいたら、お得だってば!」
キース 「破門をちらつかせて、脅すってか?」
Aブルー「ピンポーン!」

人質はジョミー専用枕でどう、とソルジャーの提案。

Aブルー「逆らった時は捨てるぞ、と言えばオッケー!」
ブルー 「言われてみれば、そうかもね…」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」

物騒な入れ知恵はやめて欲しい、と悲鳴ですけど。
枕が人質…?


2025/11/10 (Mon)



☆専用枕なサービス


出だしから三連休な今月、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
お出掛けの話がズレた所から、ジョミー君の破門が問題で。

Aブルー「枕を人質、いいと思うよ」
シロエ 「枕が変わると、眠れない人もいますしね」
ぶるぅ 「そだよ、専用枕、用意してくれるホテルも…」

あるんだから、と家事万能なお子様も。

ぶるぅ 「リピーター向けのサービス、大好評!」
マツカ 「実は、お泊まり頂く別荘、そうなっています」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「最初の頃に、寝心地を聞かれませんでしたか?」

執事か誰かに、さりげなく、とマツカ君の問い。

サム  「そういや、枕の好み、聞かれた気がするぜ」
キース 「俺もだ、硬すぎなかったか、どうかと…」
シロエ 「高さについても、聞かれましたね」
マツカ 「それです、一種のアンケートみたいなもので…」

お好みの枕を探るわけです、と説明が。

マツカ 「多分、その夜から、寝心地が変わったかと」
一同  「「「うーん…」」」

そんなトコまで気にしていない、と誰もが見合わせる顔。

キース 「あそこの枕、見た目は揃いでしかないし…」
サム  「枕カバーの色も同じで、気付かねえよな…」
シロエ 「けれど、寝心地、いいんですよね…」

専用枕になっていたのか、と一同、納得。

シロエ 「此処のは、ゲストルームとセットですから…」
サム  「入ってベッドの上になけりゃ、ゴミかよ…」
ブルー 「その勘定だね、人質に取っておこうかな」

助け舟な人はツケを引き受けないし、と生徒会長。

ブルー 「もっとも、ぼくが忘れ果てるケースも…」
ジョミー「あるんだったら、忘れといてよ!」

それともコレで返そうかな、とジョミー君、手をポンと。

ジョミー「ぶるぅの悪戯、封印する手は、あると思うよ」
一同  「「「ええっ!?」」」
ジョミー「少なくとも、一回くらいはね」
Aブルー「本当かい!?」

君に出来ると、とソルジャーも乗り出してますけど。
封印…?


2025/11/11 (Tue)



☆逃げられない立場


今月は出だしが三連休、何処も混むので生徒会長宅な面々。
其処で話題がズレた結果が、ジョミー君の破門騒ぎでして。

シロエ 「ぶるぅの悪戯を封印なんて、無理すぎでしょう」
キース 「第一、そいつの船のヤツらも、出来ん筈だぞ」

可能だったら誰も恐れん、とキース君の鋭い指摘。

キース 「封じた話が一つでもあれば、レジェンドだろう」
サム  「だよなあ、成功したヤツ、英雄だぜ」
シロエ 「御存命なら、リビングレジェンドだと思います」

いるんですか、とシロエ君の視線がソルジャーに。

シロエ 「ぶるぅが何歳か知りませんけど、誰か一人は…」
Aブルー「いないね、リビングレジェンドなんて!」

いるんだったら、ぼくも崇める、とソルジャー、マジレス。

Aブルー「側近は置いていないけれども、即、採用だよ!」
キース 「ブリッジクルーも、思いは同じだろうな…」
Aブルー「当たり前だよ、戦々恐々なんだしさ」

船の航行に支障が出たらおしまいだから、と厳しい現実。

Aブルー「ぶるぅは子供で、気にしないしね…」
シロエ 「船が沈んでも、自分だけ命が助かりそうです」
Aブルー「ピンポーン!」

ぼくが死んでも生き残るよ、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「何の責任も負っていないし、逃げてオッケー!」
一同  「「「あー…」」」

ソルジャーの場合は逃げられないのか、と皆が納得。

キース 「確かに、あんたが逃げるのは無理だな…」
Aブルー「それだけは無い、と皆も信じてくれてるよね…」

実際、やりはしないんだから、と目がマジ。

Aブルー「ぶるぅだけ生き延びて、のうのうとさ…」
サム  「人類の世界で、好き放題にグルメ三昧な…」

見えるようだぜ、とサム君の相槌。

サム  「そんな野郎を封印だなんて、出来るのかよ?」
ジョミー「多分、一回くらいなら…」
Aブルー「どうやって?」
ジョミー「先例、あったよ?」

つい先月の話だけどさ、と言ってますけど。
先月ですって…?


2025/11/12 (Wed)



☆使えそうな方法


出だしから三連休な今月、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
ジョミー君の破門騒ぎから、ソルジャーも来ているわけで。

Aブルー「あー…。先月と言えば、松茸狩り…」
サム  「そういや、ヤツの悪戯、無かったよなあ…」
シロエ 「別室でグルメ三昧、来ませんでしたね…」

松茸うどんも、フライもスルーで、とシロエ君の相槌。

シロエ 「でも、あんなケースは特殊例ですよ?」
キース 「応用出来るとは、思えないんだが?」
ジョミー「出来ないことは無いと思うよ、一回なら!」

それ以上になると、限界突破かな、とジョミー君。

ジョミー「限界突破は、ぶるぅじゃないけど…」
一同  「「「は?」」」
ジョミー「ぼくたちの方が、限界突破するような気しか…」

しないんだけど、とジョミー君の苦笑い。

ジョミー「だって、やり方、ハズレの食事と当たりをさ…」
シロエ 「分けてしまうということですか!?」
ジョミー「ピンポーン!」

ぶるぅが嫌がりそうな食事と、豪華メニュー、という発言。

ジョミー「二つあったら、どっちに行きそう?」
サム  「当然、豪華メニューだろ?」
Aブルー「間違いないね、保証するよ」

確かに使える手だと言えそう、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「だけど、ぼくたち、ハズレなわけで…」
キース 「一回限りになるんだろうな…」

安全策でも、常にソレでは…、とキース君の眉間に皺。

キース 「楽しいイベとは、とても言えんぞ…」
Aブルー「紅葉狩り、楽しくやりたいしね…」
ジョミー「アイデア自体は、買ってくれるわけ?」
Aブルー「破門の助け舟の件なら、チャラにしておく!」

その案、いつか使えそうだし、とソルジャー、ツケを消去。

Aブルー「ぶるぅの悪戯、封じられるのは素晴らしいよ!」
ジョミー「良かった、出番が来る日、いつかな?」
スウェナ「紅葉狩りの時に、芋煮はどう?」
一同  「「「芋煮?」」」

なんだソレは、と誰もが顔を見合わせていますけど。
芋煮…?


2025/11/13 (Thu)



☆芋煮と言われたら


今月は出だしから三連休なわけで、混雑が嫌で生徒会長宅。
ジョミー君が破門の危機で、ソルジャーの助け舟でセーフ。

サム  「芋煮ってえのは、何なんだよ?」
スウェナ「知らないかしら、有名なんだけど…」
シロエ 「もしかしてアレですか、サクランボで有名な…」

場所の名物料理でしょうか、とシロエ君の問い。

シロエ 「シーズンになったら、巨大な鍋で作るイベが…」
スウェナ「ソレで当たりよ」
キース 「信じられないビッグサイズで、重機なヤツか…」

ショベルカーで盛り付ける勢いの、とキース君。

キース 「紅葉狩りの時に、アレをやるだと…?」
シロエ 「どう考えても、食べ切れる量じゃないです…」
サム  「例の悪戯小僧でも、無理なんでねえの?」
ジョミー「鍋のサイズが半端ないしね…」

調理器具だってクレーンなんだし、とジョミー君も。

ジョミー「あの鍋、ぶるぅが何人くらい入るかなあ…」
Aブルー「どんなイベだい? …ちょっと失礼」

みんなの心を見せて貰うよ、とソルジャー、記憶をチラ見。

Aブルー「うーん…。マツカなら用意が出来そうだけど…」
キース 「地域の皆さんを、お招きしないと、食えんぞ」

第一、ぶるぅを封じられるのか、とキース君、腕組み。

キース 「むしろ真逆で、大惨事な気しかしないが…」
シロエ 「悪戯するしか無さそうですよ?」
サム  「ショベルカーもクレーンも、好きそうだぜ…」

鍋ごと、ひっくり返すんでねえの、とサム君が竦める肩。

サム  「楽しそうなのは、確かなんだけどよ…」
ジョミー「ぶるぅ封じに向いていないよ…」
Aブルー「危険すぎると、ぼくも思うね」

ぶるぅだけ豪華メニューでも、来てしまうよ、という指摘。

Aブルー「やるなら、最初から、ぶるぅも参加で!」
シロエ 「そうなるでしょう…」
スウェナ「言っているのは、ただの芋煮よ?」
一同  「「「は?」」」

ただの芋煮と言われても、と誰もがキョトン。
どんなヤツだと…?


2025/11/14 (Fri)



☆使える気がしない


出だしから三連休なのが今月、混むのが嫌なら生徒会長宅。
其処でジョミー君が破門の危機で、ソルジャーが助け舟で。

シロエ 「ただの芋煮というのは、何なんです?」
キース 「料理を指すんじゃないだろうな?」
スウェナ「芋煮を作って食べるだけよ?」
Aブルー「ぶるぅ封じが出来るくらいに、美味しいとか?」

君たちの記憶に無かった情報だけど、とソルジャーの問い。

Aブルー「ぶるぅだけ芋煮で、ぼくたちは普通に桟敷で…」
サム  「いつもの紅葉狩り仕様のメニューかよ?」
シロエ 「芋煮の評判、聞きませんよねえ?」
キース 「ご当地グルメの出張イベでも、無いような…」

イートインで芋煮は目にした覚えがゼロだ、とキース君も。

キース 「檀家さんと話す都合もあるから、チラシ系は…」
サム  「目を通してるのかよ?」
キース 「イベと、目玉商品の類だけだが…」」

芋煮は知らん、とキース君が顎に当てる手。

キース 「美味い料理なら、来ると思うぞ」
ジョミー「だよね、専門店とかが出店しそう」
Aブルー「うーん…。耳にしない料理だということは…」
シロエ 「マイナーなのか、不味いか、どっちかですよ」

大鍋で作るイベントだけが有名で、とシロエ君。

シロエ 「話題作りでやっているだけで、味は大して…」
サム  「美味くねえっていうわけな…」
Aブルー「ダメだよ、そんなの、ぶるぅ封じは…」

出来やしない、とソルジャー、却下な方向。

Aブルー「やっぱり、その手を使うの、別の機会で…」
キース 「俺も同意だ、持ち越しておくのが吉だろう」
スウェナ「話は最後まで聞きなさいよ」
キース 「しかしだな…」

何の希望も見えて来ないぞ、とキース君の渋面。

キース 「ぶるぅ封じが出来る気がせん」
スウェナ「芋煮は、料理自体が魅力らしいわ」
一同  「「「は?」」」
スウェナ「パーティー用の料理と言うべきかしらね?」

其処が大事なポイントなのよ、と笑顔ですけど。
パーティー用…?


2025/11/15 (Sat)





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☆贅沢に食べたい人


暑さが残った10月の頭、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
北の国のキノコ狩りが話題で、其処から松茸料理な状況で。

Aブルー「ぼくも松茸、何度も食べてはいるんだけれどさ」
シロエ 「いわゆる定番なんですね?」
Aブルー「ノルディと行っても、その辺の事情は同じで…」

変わり種は食べたことが無くって、とソルジャーの言。

Aブルー「トリュフだったら、うんと贅沢に特注のを…」
サム  「エロドクターと食ったのかよ?」
Aブルー「なにしろノルディは、グルメだしねえ…」

トリュフ尽くしで店を貸し切り、と自慢話が。

Aブルー「松茸尽くしも、やっているけど、普通だったね」
ジョミー「シチューもフライも、無かったんだ?」
Aブルー「松茸うどんも出なかったよ!」

トリュフの時には、パスタだったのに、と残念そう。

Aブルー「トリュフだけで作ったソースで、リッチにさ…」
キース 「松茸でも、それをやりたいと?」
Aブルー「シチューの応用で、出来るわけだろう?」

クリームパスタ、とソルジャー、ズイと。

Aブルー「トリュフのパスタは、違ったんだけどね」
シロエ 「クリームパスタじゃなかったんですか?」
Aブルー「トリュフを削って、基本の調味料だけだよ!」

トリュフの香りが生きるらしいね、とグルメ談議。

Aブルー「贅沢すぎるし、店のメニューに出来ないってさ」
キース 「ウケるかどうかも分からないしな…」
Aブルー「お値段、半端ないみたいだよ?」

一人前がトリュフ1個で、と手で作る大きさ。

Aブルー「塩コショウだけで食べてしまいたいかい?」
一同  「「「うーん…」」」

凝った料理で味わいたいよね、と皆が見合わせる顔。

キース 「それだけあったら、何人前に使えるんだか…」
Aブルー「究極の贅沢メニューってヤツだってば!」
シロエ 「その感覚で、松茸も食べたいんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

シチューにパスタにフライとか、と言ってますけど。
松茸で…?


2025/10/16 (Thu)



☆松茸を食べるなら


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
北の国のキノコ事情から、松茸料理に話が転がったわけで。

Aブルー「そういう料理も、ぶるぅなら作れそうだしさ!」
一同  「「「ぶるぅ!?」」」
Aブルー「マツカの別荘の料理人さんじゃ、拒否られそう」

料理人のプライド、あるだろうしね、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「調理場だけを貸して貰って、ぶるぅが料理で!」
ぶるぅ 「んとんと…。松茸狩りに山に行くわけ?」
Aブルー「だって、話は、其処からだろう?」

最高級品はアルテメシア産、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「ノルディに聞いたよ、味も香りも最高らしいね」
キース 「そう言われるが、俺は食べ比べたことは…」
ジョミー「マツカの別荘とかで食べるか、スーパーのを…」
シロエ 「自分の家で松茸ご飯な程度ですよね…」

ちょっと落差が大きすぎます、とシロエ君も。

シロエ 「どう違うのかを聞かれても、語れません」
Aブルー「いいんだってば、美味しければね!」

ところでマツカ、とソルジャーの視線がマツカ君に。

Aブルー「ぼくの企画に、何か問題、ありそうかな?」
マツカ 「いいえ、特には…。シーズンだけが問題です」
Aブルー「シーズン?」
マツカ 「今年は暑さが長いですから、下旬でないと…」

松茸狩りは難しいかと、とマツカ君の答え。

マツカ 「学校の関係もありますし、早くても25日かと」
Aブルー「うーん…。先は長いね…」
マツカ 「20日頃には出始めますから、25日で」

土曜日です、とマツカ君が眺める壁のカレンダー。

マツカ 「如何ですか?」
Aブルー「要は学校のせいなんだね?」

休んじゃえば、とソルジャー、サラリと。

Aブルー「節分だって、毎年、欠席届けだしさ!」
一同  「「「ええっ!?」」」
Aブルー「平日に行くには、それが一番!」
一同  「「「あー…」」」

欠席届けか、と顔を見合わせてますけど。
松茸狩りで欠席…?


2025/10/17 (Fri)



☆休んでもいい学校


暑さが残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
北の国の松茸事情から料理の話で、ソルジャーが来まして。

Aブルー「休んでしまえばいいと思うな、真面目に!」
シロエ 「面白そうではありますけど…」
Aブルー「どうせ出席義務なんかは、無いらしいしね」

君たちは特別生だから、とソルジャーも知っている待遇。

Aブルー「欠席届けを出さなくっても、休み放題で…」
キース 「まあな…。顔を見せないヤツまでいるし」
ジョミー「欠席大王のジルベールだよね」
サム  「寮生なのによ、学校に出ては来ねえんだよなあ」

マジで学校では見たことねえぜ、とサム君も。

サム  「寮も、学校にカウントするかもしれねえけど…」
Aブルー「そんな大物もいる学校だろう、休みオッケー!」
スウェナ「グレイブ先生、呆れ返るわよね…」
シロエ 「松茸狩りに行くので休みます、ですしね…」

嫌味の台詞が浮かびますよ、とシロエ君の苦笑。

シロエ 「いい御身分だな、諸君、っていう定番のが…」
ジョミー「だけど、止めるの、無理なんだよね…」

出席義務が無いわけだから、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「面白そうだし、休んじゃおうか」
サム  「グレイブ先生の嫌味がかよ?」
ジョミー「違うよ、松茸狩りだってば!」

平日に行ったことは無いしね、とジョミー君、乗り気。

ジョミー「20日頃には出るんだったら、どの辺かな?」
マツカ 「香りがいいのが揃い始めますから…」

22日以降で如何でしょうか、とマツカ君。

マツカ 「水曜か木曜、そんな感じで」
キース 「そうだな、選ぶなら水曜かもしれん」

グレイブ先生の授業が無い日だ、とキース君のマジレス。

キース 「運が良ければ、本人が休暇で消えてくれるしな」
シロエ 「あー、その線は有り得ますよね」
Aブルー「じゃあ、22日でいいのかな?」
マツカ 「別荘の方は、用意出来ます」

22日にしておきますか、と聞いてますけど。
欠席ですか…。


2025/10/18 (Sat)



☆不味かったら怖い


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
北の国の松茸事情から、松茸狩りに行くのが決まりまして。

ジョミー「休むんだったら、リスク低めの日に限るよね」
サム  「グレイブ先生、自分も休むなら、嫌味はよ…」
シロエ 「控えめになるのが当然でしょう」

言い返される恐れがありますから、とシロエ君も。

シロエ 「ミシェル先生と出掛けるとかだと、特にですよ」
キース 「まったくだ。言えた義理では無いんだしな」
マツカ 「22日でよろしいですね?」
Aブルー「もちろん、ぼくもオッケーだよ!」

ハーレイにも休暇を申請させるし、とソルジャーの笑み。

Aブルー「今朝の時点で、予定は入っていなかったしね」
キース 「おい。そうなると、例の迷惑なヤツも…」
Aブルー「ぶるぅかい? 来ないわけなんか、ないだろう」

ハーレイがダメでも単独で来るよ、と目がマジな人。

Aブルー「なにしろモノが松茸狩りと、料理イベだし!」
キース 「しかし、美味いとは限らないんだ!」
一同  「「「あー…」」」

不味かった場合、暴れまくりか、と一同、ガクブル。

サム  「やべえよ、キース、引き受けられるのかよ?」
キース 「俺が踏まれて済む問題では…」
シロエ 「ありませんよね、どうするんです?」
ジョミー「被害者多数で、死屍累々かな…」

お前が食え、で詰め込まれてさ、とジョミー君の悪い顔色。

ジョミー「シチューにフライに、パスタとかをさ…」
マツカ 「それに関しては、手があるかもです」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「確か、自称はグルメですよね?」

違いましたか、とマツカ君、ソルジャーの方に視線を。

マツカ 「味が分かっているかはともかく、食通だとか…」
Aブルー「そうだよ、美味しいものには目が無くってね」
マツカ 「分かりました。料理は、プロに任せましょう」
Aブルー「別荘の料理人さんかい?」

そうすれば逃げ道が出来るとでも、と聞いてますけど。
プロ…?


2025/10/19 (Sun)



☆プロならではの料理


暑さが残った10月の頭、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
其処へソルジャー登場でして、松茸狩りの日取りが決定で。

マツカ 「逃げ道と言うよりは、裏技的な解決策ですね」
Aブルー「えっと…?」
マツカ 「食通を気取っている所を、逆手に取ります」

料理するのはプロなんですから、とマツカ君の説明が。

マツカ 「プロの料理人が、不味い料理を作りますか?」
Aブルー「不味いなんて、プロの意味が無いって!」
マツカ 「其処です、シチューやフライや、パスタでも…」

美味しく仕上げてこそでしょう、と言われれば、そう。

マツカ 「もっとも、美味しいかどうか現時点では謎です」
ジョミー「なんとかするのが、プロなんじゃないの?」
Aブルー「あっ、そうか! 美味しい松茸料理だけしか…」

出して来ないという勘定だよね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぶるぅの場合は、皆の注文に応じるだけで…」
キース 「不味くならない保証は、全く無いな」
ぶるぅ 「そだね、シチューにしたって、定番通りに…」

まずは作ってみると思うよ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「味見するけど、手は加えないで、出しそう」
サム  「プロじゃねえから、お遊びってことな?」
ぶるぅ 「そうなの、松茸さんにも、失礼だしね」

不味いのが出来たら、処分なんて、と真剣な瞳。

ぶるぅ 「だけどプロなら、全部捨てちゃって…」
シロエ 「一から作り直しになりますよね…」
Aブルー「なるほど、ぶるぅがキレそうな不味い料理は…」

最初から出ては来ないわけだ、とソルジャー、手をポンと。

Aブルー「それでお願い!」
マツカ 「違うんですよね、裏技ですよ?」

不味く出来ても、出すようにします、とマツカ君の笑み。

マツカ 「食通にしか分からないという、美味な一品で…」
ジョミー「逆手って、そういう意味だったわけ?」
Aブルー「グルメだったら、食べるしか…」

道が無いってことなんだ、とソルジャーも愕然。
怖すぎ…。


2025/10/20 (Mon)



☆味が分かる食通


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
松茸狩りの日取りが決定、シチューやフライで食べる企画。

キース 「不味い料理が出来た場合も、ヤツは食うのか…」
サム  「恐ろしすぎるぜ、でもよ…」
Aブルー「ぼくたちの方にも、同じ料理が来るんだよね?」

しかも食べないとダメなコース、とソルジャーの悪い顔色。

Aブルー「ぶるぅと一蓮托生だなんて…」
シロエ 「暴れまくりは、回避出来るんですけど…」
ジョミー「気分は罰ゲーな流れだってば…」

あんまりすぎる、と誰もがドン底な気分。

キース 「ヤツが来るのは、止められないしな…」
Aブルー「普通の料理で、食べておくのがマシっぽいよ…」

変わり種の料理は、またの機会で、とソルジャー、白旗。

Aブルー「ぼくだけ来た時、個人的にさ…」
サム  「そうしろよな…」
スウェナ「誓うわ、文句は言わないわよ」

だから松茸狩りの日は、定番料理で、とスウェナちゃんも。

スウェナ「不味い料理な強制イベより、我慢出来るわ」
キース 「俺もだ…」
マツカ 「待って下さい、食べないで済むんですから」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と皆がキョトン。

シロエ 「食べないというのは、不味い料理の話ですか?」
マツカ 「ええ。食通にしか、分からない味ですよ?」

不味いと思うのは、舌のせいです、とマツカ君の目がマジ。

マツカ 「味音痴で、ダメなタイプの人間ですね」
キース 「そうか、不味くて食えない俺たちは…」
Aブルー「食通の逆で、ぶるぅだけ、美味を味わうと…」

いいじゃないか、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「それでいこうよ、22日はシチューとかにさ…」
キース 「料理された松茸を食って、美味い分だけ…」
シロエ 「食べて、ぶるぅがババですね?」
マツカ 「不味い料理が出来た時には、そうです」
一同  「「「イイネ!」」」

最高すぎる、と盛り上がってイベが決定ですけど。
ぶるぅがババ…。


2025/10/21 (Tue)



☆平日に松茸狩り


やって来ました、松茸狩りの22日。学校は欠席な水曜日。
朝イチで生徒会長のマンション前に集合、お天気も秋晴れ。

シロエ 「おはようございます! 松茸狩り日和ですね」
ジョミー「最高だよね、学校を休んで松茸狩りだし」
サム  「キースの読みが当たって、嫌味、無かったしよ」

グレイブ先生も休みなんだぜ、とサム君が立てる親指。

サム  「ミシェル先生とデートなんでねえの?」
キース 「多分な。ミシェル先生も、授業が無い日だし」
Aブルー「夫婦で休暇を重ねておくのは、基本だよ!」

ぼくとハーレイじゃ難しいけどね、とソルジャーも登場。

Aブルー「お互い、立ち位置が上すぎてさ…」
??? 「そうなんですよ、揃って休みは取りにくいです」

もぎ取りましたが、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

A船長 「なんでも、珍しい松茸料理を頂けるそうで」
??? 「ぼくも楽しみ!」

食べるもんね、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)の笑顔。

Aぶるぅ「シチューにフライに、パスタなんでしょ?」
マツカ 「うどんと天婦羅も、ご用意出来ると思いますよ」

松茸が沢山採れてくれれば、とマツカ君。

マツカ 「もちろん、召し上がりたいと仰るようなら…」
サム  「他の山のを調達かよ?」
マツカ 「ええ。そのように話をつけてあります」

近隣の山を押さえました、と流石な手回し。

マツカ 「採れたてが美味しいんですけど、余ったら…」
シロエ 「明日、格安で出荷なコースですね?」
マツカ 「そうなりますね、まだまだ高い時期ですので」

明日の出荷でも、元が充分、とマツカ君の笑み。

マツカ 「とはいえ、せっかくの松茸狩りですし…」
Aブルー「自分で採ったの、食べたいよね!」
マツカ 「頑張って山で探して下さい、バスの方へどうぞ」
ぶるぅズ「「かみお~ん♪ 別荘へ出発!」」
マツカ 「到着したら、すぐに山へご案内しますね」

松茸は出始めていますから、と御曹司の太鼓判。
期待ですよね!


2025/10/22 (Wed)



☆料理人のスキル


学校を休んで松茸狩りな面々、ソルジャーたちも来て出発。
マツカ君の別荘に着いたら、すぐに山に入って、松茸探し。

Aブルー「出来れば、自力で集めたいよね!」
A船長 「他の山のでもいいんですけど、やはり自分で…」

探し出したいものですからね、とキャプテン、やる気満々。

A船長 「珍しい料理を頂けるとなれば、尚更ですよ」
Aブルー「土瓶蒸しとか、焼き松茸も美味しいんだけどね」

定番料理は何処でもあるし、とソルジャーも。

Aブルー「シチューなんかは、ファミレスでも無いよ!」
キース 「あんた、ファミレスにも詳しかったのか?」
Aブルー「暇な時には、あちこちを見てみたいじゃないか」

なにしろ憧れの地球なんだしさ、と納得の理由。

Aブルー「どんな味かな、シチューにパスタ!」
A船長 「料理人さんの腕も、素晴らしいですね」
シロエ 「素晴らしいって…。まだ、食べていませんよ?」

なんで分かるんです、とシロエ君の問い。

シロエ 「しかも、寄ってもいないんですが…」
サム  「山に直行したもんなあ…」
ジョミー「トイレに寄った人くらいしか、別荘には…」

入っていないよ、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「お昼は松茸料理なんだし、お弁当だって…」
スウェナ「貰ってないわよ、おむすびもね」

料理人さんの腕は過去形かしら、とスウェナちゃん。

スウェナ「今までに食べた料理が基準かもよ」
シロエ 「なるほど、それなら納得です」
A船長 「いいえ、そういう話ではなく…」

腕の凄さを褒めております、とキャプテンの答え。

A船長 「シチューやパスタは、和食ですか?」
一同  「「「は?」」」
A船長 「違いますよね?」

料理人の世界も違う筈です、とキャプテンの笑み。

A船長 「両方こなせる料理人さん、珍しいのでは?」
キース 「確かに、凄腕の料理人だな」
マツカ 「外国からの、お客様も…」

お招きしますし、当然ですよ、とマツカ君。
スキル、必須ですか…。


2025/10/23 (Thu)



☆洋食に合う部屋


松茸狩りで学校を休んだ御一同様、山で松茸探しですけど。
料理してくれる料理人さん、和食も洋食もいける腕でして。

Aブルー「外国からのお客様って、あの別荘でかい?」
マツカ 「そうですけど?」
Aブルー「和食でもいける人はともかく、違う人はさ…」

キツイのでは、とソルジャー、松茸を探しながらの疑問。

Aブルー「だって、お箸も使えないのに、桟敷とかさ…」
A船長 「言われてみれば、そうですよね。私も最初は…」

実は途惑っていたんですよ、とキャプテンの苦笑。

A船長 「ブルーに正座から叩き込まれて、苦労しました」
一同  「「「あー…」」」
A船長 「慣れた今では、料亭も旅館も平気ですがね」
キース 「なるほどな。しかし、寺でもデカいトコだと…」

外国からの賓客用に部屋があるんだ、とキース君。

キース 「洋室を作るわけにはいかんが、絨毯を敷いて…」
サム  「椅子とテーブルかよ?」
キース 「ああ。照明も、和風のシャンデリアとかになる」
Aブルー「だったら、マツカの別荘にも?」

そういう部屋があるのかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「和室だけしか行ってないけど、あの中にさ」
マツカ 「ええ。今日、御案内する予定ですよ」
シロエ 「マジですか!?」
マツカ 「シチューにパスタに、フライですしね」

お座敷や桟敷では合いませんから、と御曹司の笑み。

マツカ 「もっとも、松茸うどんと天婦羅が場違いで…」
ジョミー「気にしないから、ドンと出してよ!」
スウェナ「掟破りな料理なんだし、ご愛敬だわよ!」
サム  「でもよ、まずは松茸、集めねえとよ…」

自分で採ったのを食えねえんだぜ、とサム君が見回す山。

サム  「固まっていねえで、散るべきでねえの?」
マツカ 「そうなるでしょうね、狙い目は、尾根筋とか…」
Aブルー「松の木の下だね、分かってるってば!
A船長 「では、皆でローラー作戦で!」

松茸狩りに発進! と号令、散ってゆきましたが。
さて…?


2025/10/24 (Fri)



☆いつもと違う部屋


学校を休んで松茸狩りな面々、山に入って懸命に松茸探し。
手入れしてある山だけに、探し回れば見付かるわけでして。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ お昼が近いよ、集合、集合!」
一同  「「「オッケー!」」」

元気一杯なお子様の声で、続々と集った山の中のスポット。

ぶるぅ 「みんな、採れてるみたいだね!」
シロエ 「頑張りました、匂いを頼りに探しまくって」
ジョミー「松茸、香りで分かるもんね」
サム  「ド素人でも、間違えようがねえしな」

食えそうな他のキノコは、放置しといたぜ、とサム君も。

サム  「今日の目当ては、松茸料理なんだしよ」
マツカ 「松茸以外のは、管理している人のお小遣いです」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「見回りついでに採って帰って、売るんですよ」

道の駅に出せば売れますしね、と納得の説明。

マツカ 「キノコの名前と調理法を添えて、目玉商品で」
Aブルー「わざわざ買いに来る人も、いるとか?」
マツカ 「そのようです。でも、今日は脱線は無しで」

お願いします、とマツカ君の釘。

マツカ 「気になるようなら、帰りに買ってお帰り下さい」
キース 「松茸料理が、留守になるしな…」
マツカ 「ええ。皆さん、沢山集めておられますから…」

他の山のは要らないかもです、と見回す皆の収穫物。

マツカ 「まずは、別荘に御案内しますね」
一同  「「「イイネ!」」」

椅子とテーブルの部屋で食事だ、と大歓声で下山。

執事  「皆様、お帰りなさいませ」
マツカ 「戻りました、かなり採れたようです」
執事  「早速、厨房に運ばせます。お疲れでしょう」

お部屋の方で御休憩を、と案内された別荘の奥。

Aブルー「ホントだ、椅子とテーブルだよ!」
A船長 「襖を開けたら、シャンデリアですか…」
キース 「この絨毯も凄いヤツだな…」
ジョミー「貴賓室みたいだよね…」
マツカ 「それほどでも…」

ありませんよ、と謙遜していますけど。
ゴージャスですよね!


2025/10/25 (Sat)



☆豪華なオードブル


学校を休んでの松茸狩り、収穫は上々でマツカ君の別荘へ。
案内された部屋に椅子とテーブル、貴賓室のような豪華さ。

マツカ 「皆さん、お腹が空いておられるでしょう?」
Aぶるぅ「とっても! ご飯、すぐに出来るの?」
マツカ 「少し時間がかかりますから、軽くお茶でも」

お持ちします、という声が終わらない内に、開いた襖。

執事  「お待ち頂く間、こちらをどうぞ」
Aぶるぅ「やったあ! サンドイッチが一杯!」
執事  「お食事に備えて、控えめでお願い致しますね」

使用人さんたちが運んで来た、紅茶にコーヒーなども。

執事  「では、後ほど」
Aぶるぅ「いっただっきまあーす!」

襖が閉まらない内に、悪戯小僧、パクパク。

Aぶるぅ「美味しい、最高!」
Aブルー「カナッペとかもあるけど、これってさ…」
A船長 「高級食材のように思えるのですが…」

トリュフにフォアグラ、キャビアなどでは、という指摘。

A船長 「カナッペに似合いの食材とはいえ…」
Aブルー「惜しみなく使いすぎっていう気が…」
マツカ 「後に来るのが、松茸ですしね」

しかも贅沢にフライとかです、とマツカ君の笑み。

マツカ 「オードブルの方も、合わせませんと」
キース 「それで高級食材なのか?」
シロエ 「そうなってくると、サンドイッチも…」
サム  「ローストビーフ、黒毛和牛なのかよ?」

スモークサーモンも高級品で、とサム君の問い。

サム  「ハムにしたって、半端ねえとか?」
マツカ 「輸入食材を使っていますね、チーズとかにも」
ジョミー「じゃあさ、卵も半端ないわけ?」
マツカ 「平飼いの地鶏です、放し飼いだそうですよ」

松茸の前にお楽しみ下さい、と太っ腹すぎる食前の軽食。

Aブルー「分かった、ぶるぅに負けてられない!」
ぶるぅ 「食べなくっちゃね!」
Aぶるぅ「酷いよ、全部、ぼくのだってば!」
A船長 「総員、突撃!」

キャプテンの号令ですけど、その前に皆が突撃。
当然かと…。


2025/10/26 (Sun)



☆食い意地と食通


学校を休んで松茸狩りな面々、マツカ君の別荘で料理待ち。
豪華オードブルがズラリ並んで、悪戯小僧と食い意地勝負。

Aぶるぅ「あっ、盗っちゃダメ、食べるんだから!」
A船長 「皆さん、無視で食べて下さい!」
Aぶるぅ「ハーレイ、酷い!」
A船長 「無駄口を叩く暇があったら、食べるべきです!」

皆さん、食い意地なんですし、とキャプテン、ピシャリ。

A船長 「私も同じで、かまってなんかいられませんよ!」
Aブルー「早く食べないと、食べられちゃうしね!」
Aぶるぅ「酷いってばーっ!」

いつも譲ってくれるくせに、と叫ぶ間も、減ってゆく料理。

シロエ 「美味しいですねえ、フォアグラのカナッペ!」
サム  「黒毛和牛のサンドイッチも、美味いんだよな!」
ジョミー「食べまくらなきゃ、損だしね!」
キース 「ぶるぅ用には、後でたっぷり届く筈だぞ」

通にしか分からない美味い料理が、とキース君。

キース 「お前だったら、味が分かるし、いくらでも…」
マツカ 「お召し上がりになって下さいね」
Aぶるぅ「えっと…?」

何のお話、と悪戯小僧、首を傾げながらもパクパク。

Aぶるぅ「お料理、みんなで食べるんでしょ?」
キース 「それはそうだが、初めての味で…」
マツカ 「不味い料理は、出ないんですけど…」

プロの料理人が作りますし、とマツカ君の説明。

マツカ 「とはいえ、皆さんの舌が問題でして…」
サム  「珍味とかには慣れていえねし、自信なくてよ…」
Aブルー「ぼくもイマイチ、自信なくって…」
A船長 「ぶるぅだけしか、美味しさがですね…」

分からないかも、ということで、とキャプテンも。

A船長 「そうなった時は、全部、ぶるぅに…」
マツカ 「回りそうだ、という話になっていたんですよ」
Aぶるぅ「ホント!? ぼくが一人占め!?」
キース 「遠慮しないで食べまくってくれ」
Aぶるぅ「やったーっ!」

食べるもんね、と食い意地の矛先が逸れましたけど。
どうなる?


2025/10/27 (Mon)



☆一品目はシチュー


学校を休んで松茸狩りで、マツカ君の別荘で食事ですけど。
定番から外れた料理が出るので、テーブルと椅子の部屋で。

Aぶるぅ「もう出来るかな、松茸料理!」
マツカ 「食通向けに出来上がったら、嬉しいですか?」
Aぶるぅ「もっちろ~ん! 一人占め出来るんだもん!」

味音痴な人には合わないんだしね、と跳ねる悪戯小僧。

Aぶるぅ「シチューもパスタも、フライトかも、全部!」
キース 「よかったな、ぶるぅ」
Aぶるぅ「うんっ、グルメ三昧してて良かったあ!」

舌を鍛えた甲斐があったよ、と勘違いして期待MAX。

Aぶるぅ「不味い料理が出るの、待ってる!」
シロエ 「ぼくたちは、ハズレになるんですけどね…」
サム  「いいんでねえの? 話のタネってことでよ」
ジョミー「違う意味では、自慢できるしね」

不味くてもさ、とジョミー君が言った所で、開いた襖。

執事  「お待たせしました、シチューからどうぞ」
一同  「「「うーん…」」」

これが松茸シチューなのか、と並べられる器を眺める面々。

キース 「臭いという気は、しないんだが?」
シロエ 「松茸の香りも、さほど強くはありませんよね」
サム  「でもよ、嫌な匂いは分かるモンだぜ?」
スウェナ「北の国の人だと、無理かもしれないわね」

とにかく普通に食べられそうよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「味がどうかは、分からないけど」
執事  「どうぞ、お召し上がりになって下さい」
Aブルー「そうだね、口に入れれば、答えが出るしさ」

食べてみよう、とソルジャー、スプーンで口へと。

Aブルー「えっと…? 美味しいシチューなんだけど?」
A船長 「クリームシチューですよね、ベーコン入りの」

このベーコンも美味なんですが、とキャプテンも。

A船長 「合わせる具材で変わるんでしょうか?」
執事  「ドングリだけで育てた豚のベーコンですね」
一同  「「「うわー…」」」

高級品だ、と皆が驚くベーコン。
それで美味だと…?


2025/10/28 (Tue)



☆出番が来ない料理


マツカ君の別荘で松茸料理、テーブル席で食事スタートで。
一品目のシチューが美味な仕上がり、舌鼓を打つ御一同様。

シロエ 「味って、ベーコンで変わって来るんですね」
サム  「安いヤツだと、美味くねえかもなあ…」
執事  「いわゆる出汁にも、こだわったそうです」

最高の牛のブイヨンを使っております、と説明が。

執事  「お味はお気に召しましたか?」
Aブルー「最高だよ!」
執事  「では、お出ししてよろしいですね?」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と皆がキョトンですけど。

執事  「今の器は試食用ですし、シチュー用の器で」
A船長 「なるほど、上品な器だと思っていましたが…」
Aブルー「試食用なら、納得だよね」

小さいのも、とソルジャー、残りのシチューをスプーンで。

Aブルー「コレを食べ終わったら、ドンと来るんだ?」
執事  「はい。厨房に連絡して参りますね」
一同  「「「イイネ!」」」

間もなく届いたシチューたっぷりの器、美味しく頂く面々。

キース 「美味いな、嫌っている国のヤツらの感覚が謎だ」
ジョミー「味音痴ってことになるのかな?」
サム  「そうなんでねえの?」
Aブルー「その人たち、人生、損をしているよねえ…」

美味しい料理を逃しちゃって、とソルジャーも苦笑。

Aブルー「きっと普通のベーコンとかでも、美味しくて…」
A船長 「いい味になりそうな気がしますよ」
スウェナ「食わず嫌いでいいのかしらねえ…」
シロエ 「匂いだけで逃げるわけですしね…」

もったいないです、とシロエ君が言う通り。

シロエ 「食べればいいのに、食べないだなんて…」
Aぶるぅ「ちょっと待ってよ、みんな、食べちゃうわけ?」
キース 「当たり前だろう、美味いシチューなんだぞ」
Aブルー「ぶるぅの出番は無いと思うよ、コレに関しては」
Aぶるぅ「不味い時しか、一人占め出来ない仕組み!?」

酷すぎるよ、と悪戯小僧の悲鳴ですけど。
次を待つしか…。


2025/10/29 (Wed)



☆口に合わない人


学校を休んで松茸狩りで、マツカ君の別荘で食事ですけど。
シチューでスタート、美味な仕上がり、次が楽しみな面々。

Aブルー「美味しかったねえ、松茸シチュー!」
A船長 「本当に。次に来るのはフライでしょうか?」
マツカ 「そう聞いてますね、じきに来ますよ」

シチューの器が下げられて直ぐに、熱々のフライが登場。

執事  「どうぞ、ソースは各種ございますので」
Aブルー「好みで選べばいいんだね?」
執事  「はい。お取り分けの方も、お好きなだけ」

お口に合わなかったら、お呼び下さい、と控えめな台詞。

執事  「他のフライを用意いたします、お好きなものを」
Aブルー「海老でも、牡蠣でも、かまわないわけ?」
執事  「厨房に揃えてある品でしたら、何でも」

串カツ仕立ても出来るそうです、と襖を閉めて向こうへ。

サム  「すげえな、不味かった時は豪華そうだぜ!」
ジョミー「でもさ、美味しいフライだったら…」
キース 「出番は来ないというわけか…」

少し複雑な気もするが、とキース君、フライを取り皿に。

キース 「さてと、ソースは何にするかな」
マツカ 「説明が添えてありますよ」
キース 「なるほど。これはキノコのソースか。…ん?」
ジョミー「みじん切りだけど、トリュフとかって…」

なんか凄そう、とジョミー君、ソースをかけて口へと。

ジョミー「うわ、美味しい!」
シロエ 「ホントですねえ、すると、中華風とかのも…」
スウェナ「タルタルソースも、美味しいわよ」

食べてみてよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「串カツ用のソースも、老舗の秘伝らしいわ」
マツカ 「特別に貰って来たそうですよ」
Aブルー「フライにも合うね、あれっ?」

ぶるぅは、とソルジャー、キョロキョロ。

A船長 「いないようです、何処へ?」
キース 「まさか、厨房に押し掛けたとか?」
執事  「坊ちゃまは、別室でお食事中です」

普通のフライを御希望で、と執事さん。
そう来ましたか…。


2025/10/30 (Thu)



☆当たりだったババ


学校を休んで松茸狩りにお出掛け、マツカ君の別荘で食事。
松茸尽くしの料理ですけど、シチューにフライという展開。

キース 「そうか、美味いと独占は無理、と踏んだのか…」
シロエ 「お食事って、豪華フライですよね?」
執事  「色々と召し上がっておられましたが」

先ほどは活けの車海老でしたね、と執事さん。

執事  「松茸フライは、お口に合わないそうで」
Aブルー「なんで、そういうことになるのさ!」
A船長 「不味かった時に、ババを引く筈でしたのに…」

ヤツが一人で食べるしかなくて、とキャプテン、深い溜息。

A船長 「これだと、ババは我々なのでは?」
Aブルー「不味い料理に期待しようよ、次はパスタだし!」
ジョミー「美味しそうな予感しかしないんだけど…」
サム  「マジでヤベえよ、あいつだけが豪華料理を…」

食いまくって終わる日なんでねえの、とサム君が抱える頭。

サム  「うどんくらいは、外してえよな…」
スウェナ「学食で貧乏学生用だったらしいものね…」

松茸うどんに賭けるしかないわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「きっと天婦羅も、美味しいのよ」
マツカ 「否定出来ませんね…」

松茸だけに、とマツカ君も苦笑で、食事は順調に進行。

執事  「お食事の方は、如何ですか?」
Aブルー「美味しすぎるから、泣けてくるけど…」
A船長 「ぶるぅのメニューを聞いてしまうと、本当に…」
執事  「松茸うどんで締めになります、お持ちしても?」

よろしいでしょうか、と聞かれて、ついに締めが登場。

執事  「熱い間にお召し上がり下さい」
Aブルー「美味しそうだね…。うん、美味しい!」
キース 「最後まで外しまくったか…」

別メニューは何になるんだ、とキース君の問い。

キース 「天婦羅うどんのように思うが…」
執事  「フカヒレのラーメンですよ」
Aブルー「ぼくたちにも! 締めは別腹!」

ぶるぅだけとか酷すぎ、と悲鳴ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2025/10/31 (Fri)



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☆怖すぎるネタバレ


さて、10月。暦はキッチリ秋な季節で、その筈ですけど。
生徒会長宅で週末な御一同様、口々に愚痴る長すぎる残暑。

ジョミー「なんで今頃、エアコンなのさ…」
サム  「来週頃には涼しくなるって予報だぜ?」
シロエ 「あまり信用出来ませんよね…」

夏真っ盛りから、騙されまくりで、とシロエ君、ブツブツ。

シロエ 「暑さのピークはこの辺だ、と言うんですけど…」
スウェナ「外れまくって9月突入、暑いままだったわね…」
キース 「俺にしたって、アレが無ければ…」

何処かで討ち死にしていた筈だ、とキース君も合掌。

キース 「アンダーで涼しく過ごせたお蔭で、助かったぞ」
ジョミー「まだ借りてるわけ?」
キース 「もう要らない、と言い切れるか?」
一同  「「「あー…」」」

確かに油断出来ないよね、と皆が納得。

サム  「その日の予報も、外しやがるしよ…」
シロエ 「最高気温も、ゲリラ豪雨の襲来もです…」
ジョミー「やっぱアレかな、地球温暖化のせいなのかな…」
ブルー 「どうなんだろうねえ…」

ぼくも怖くて聞いていない、と生徒会長。

一同  「「「は?」」」
ブルー 「誰かさんだよ、地球を目指している人が…」
一同  「「「えっと…?」」」

誰のことかはピンと来るものの、何を聞くのか謎。

キース 「あの馬鹿野郎から、何を聞き出すんだ?」
シロエ 「地球温暖化とか、興味無さそうですよ?」
ブルー 「そうだろうけど、過去の歴史を知ってるしさ…」

温暖化の時代もあったかもだし、と生徒会長、目がマジ。

ブルー 「ネタバレで語ってくれそうでね」
一同  「「「うーん…」」」

それはあまりに怖すぎるのでは、と誰もがガクブル。

シロエ 「あの世界の地球、滅びたんですよね…」
ジョミー「今は復活してるらしいけど、其処までがね…」
サム  「聞かねえ方が、吉なんでねえの?」
キース 「俺も同意だ」

此処は話題を変えるべきだな、という提案。
それが良さそう…。


2025/10/01 (Wed)



☆北の国だと秋


残暑を引き摺ったままで10月、週末は生徒会長宅な面々。
地球温暖化が話題になったら、怖すぎるオチが来たわけで。

ジョミー「じゃあさ、代わりに何かネタはあるかな?」
サム  「うーん…。暑さの愚痴は、ループしそうでよ…」
キース 「さっきの話に戻りそうではある」
スウェナ「だけど、キッチリ切り替えるのは、ちょっと…」

今の流れじゃ厳しそうよ、とスウェナちゃんの分析。

スウェナ「涼しい話題を出して来ようにも、暑すぎて…」
サム  「北の方でも、エアコン必須なご時世だしよ…」
シロエ 「そうだ、ソレです!」
一同  「「「は?」」」

エアコンとは、と皆の視線がシロエ君に。

ジョミー「まさか、この夏、エアコンを改造してたとか?」
サム  「違うんでねえの、シロエなんだぜ?」
キース 「改造するより、自作しそうな輩だしな…」
シロエ 「そうなんですけど、やっていません!」

ぼくが言うのは北の方です、とシロエ君が眺める窓の方向。

シロエ 「流石に此処より北の方では、秋の入口ですしね」
ジョミー「あー…。でもさ、ネタって、クマが出たとか?」
サム  「ドングリ不作で出るらしいよなあ…」
キース 「物騒な話は、お断りだぞ」

クマ登場は御免蒙る、とクマと相撲な経験のある人。

キース 「もっと平和なネタにしてくれ」
シロエ 「大丈夫ですよ、クマは出ません」

リスが出て来た程度ですね、とシロエ君の苦笑い。

シロエ 「北の国にあるライブカメラだと、もう紅葉で…」
ジョミー「サンタクロースの村のヤツかな?」
シロエ 「そこまで北ではありませんけど、秋ですね」

機械弄りで疲れた時に、目を休めてます、と納得の理由。

シロエ 「豊かな自然を眺めていたら、凄い爆音が…」
一同  「「「爆音?」」」
シロエ 「ドーン! と響いて、ドドーン! でしたね」
サム  「雷かよ?」
シロエ 「いえ、晴れてました」

雲一つ無い青空でしたよ、と言ってますけど。
何故に爆音…?


2025/10/02 (Thu)



☆意外すぎる正体


夏の暑さが残る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
地球温暖化の話が出たものの、物騒なので話題を切り替え。

ジョミー「晴れていてもさ、雷は鳴るらしいよね?」
キース 「たまにあると聞くな」

運が悪いと落ちるそうだ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「柔道部員は無関係だが、野球部員は要注意で…」
サム  「顧問の先生が、気にしてるわけな?」
キース 「グラウンドは広いし、サッカーよりも動きが…」

無いポジションが多いだけに、と言われれば、そう。

キース 「落ちる確率、サッカー部より高くなるしな…」
一同  「「「あー…」」」

たまにグラウンドが空いているのはソレか、と皆が納得。

スウェナ「放課後のグラウンド、がら空きな時は、ソレね」
キース 「雷注意報で、皆、退避中なんだ」
サム  「んじゃよ、シロエが聞いたらしい爆音もよ…」
ジョミー「何処か近くに落ちたんじゃないの?」

快晴でも油断禁物だしね、とジョミー君。

ジョミー「確かに、涼しくて怖い話題かも…」
キース 「あまり愉快な話ではないな…」
サム  「喋るんなら、もっといいネタにしろよ…」
シロエ 「違いますって!」

誤解ですよ、とシロエ君、指を左右にチッチッと。

シロエ 「爆音の正体、バイクですから!」
一同  「「「はあ?」」」

バイクだって、と誰もがキョトン。

ジョミー「バイクって、ドーンと音がしたっけ?」
サム  「ふかす時でも、ブオーンなんでねえの?」
シロエ 「知りませんけど、バイクなんです!」

走行音も聞こえましたし、とシロエ君。

シロエ 「もっとも、ぼくも解説が無ければ…」
一同  「「「解説?」」」

誰が解説、と首を捻るしかない今の展開。

キース 「自然豊かなライブカメラと言わなかったか?」
ジョミー「解説員とか、いなさそうだよ?」
シロエ 「付属チャットが、地元の人の交流の場です」

常連さんが解説ですね、と説明していますけど。
バイクで爆音…?


2025/10/03 (Fri)



☆飛び出した質問


暑さが残る10月の頭、週末の生徒会長宅に集う御一同様。
シロエ君が持ち出した謎の爆音、ライブカメラで聞いた音。

サム  「んじゃよ、爆音、リアタイで聞いたわけかよ?」
シロエ 「ええ。いつものように、休憩しようと…」

画面を開いた直後でした、とシロエ君が語る音の瞬間。

シロエ 「よく晴れた日で、遠くの方まで見えてましたね」
ジョミー「自然豊かだと、森なのかな?」
シロエ 「国立公園の一角から、森と川とを見放題ですよ」

人間の姿もありませんし、というライブカメラの光景。

シロエ 「目を休めるには丁度いいので、よく行ってます」
サム  「バイクの音とか、無縁そうだぜ?」
シロエ 「そうなんです。普段は鳥の声くらいで…」

後は自然の音でしょうか、と風や雨音の味わいもありそう。

シロエ 「其処へ突然、ドーン! でした」
キース 「雷だと思わなかったのか?」
シロエ 「思いますってば、ドドーン! が続きましたし」

でも…、とシロエ君が浮かべた苦笑。

シロエ 「都会住まいの人なんでしょうか、質問が出て…」
スウェナ「雷の音を知らない人なのね?」
シロエ 「詳しくない、と言うべきですよ」

色々なタイプが存在するのを、と言われれば、そう。

ジョミー「基本、ゴロゴロなヤツだもんね…」
シロエ 「ともかく、一人、チャットに書き込んだんです」

爆音が響き渡った直後に、とシロエ君。

シロエ 「うわー、なんだ、今の音は! と、速攻でした」
サム  「見てるヤツ、やっぱ、多そうだよなあ…」
シロエ 「入れ替わり立ち代わり、10人はいますね」

それだけにレスも即レスですよ、と語られる現場。

シロエ 「答えを見るなり、口がポカーンとなりました…」
ジョミー「バイクが来るとは思えないからかな?」
シロエ 「答えが斜め上だったからです」
一同  「「「は?」」」
シロエ 「意味が不明すぎて…」

考え込んでしまいましたね、と言ってますけど。
バイクですよね…?


2025/10/04 (Sat)



☆結び付かないバイク


暑さが残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
其処で出て来た話題が爆音、シロエ君が見たライブカメラ。

ジョミー「意味が不明って、音の説明だったんだよね?」
シロエ 「そうなんですけど…」
キース 「バイクの音が、特に謎とは思えないが?」

来る筈がない場所ならともかく、とキース君も。

キース 「普段は来ないと、さっき言ったが、どうなんだ」
シロエ 「どうも近くに、キャンプ場があるみたいで…」
サム  「バイク自体は、たまに来るのな?」
シロエ 「大音量の音楽が聞こえる時も、週末などに…」

ありがちですよね、という国立公園内の事情。

シロエ 「ですから、バイクでも納得とはいえ…」
スウェナ「どういう具合に、意味不明なのよ?」
シロエ 「答えが、バイクのキノコ狩りですよ?」
一同  「「「はあ?」」」

キノコ狩りにバイクで出動なのか、と一同、ポカーン。

ジョミー「あのさ、キノコ狩りって、若い人がさ…」
サム  「行くような趣味じゃねえよなあ?」
シロエ 「おまけに、バイク乗りです!」

ドーン! と爆音が響くような、とシロエ君の念押し。

シロエ 「この国だったら、あると思いますか?」
一同  「「「あー…」」」

理解の範疇外だったわけだ、と皆が納得。

キース 「意味が不明と言うより、混乱したんだな?」
シロエ 「後から思うと、そうなりますね…」

バイク乗りとキノコ狩りが結び付きません、とシロエ君。

シロエ 「どういう意味だ、と思う間に、話が進んで…」
サム  「付属チャットでかよ?」
シロエ 「ええ。キノコ狩りのシーズン到来、と…」

楽しそうでした、とシロエ君の証言。

シロエ 「国が違うと、レジャーも変わるようです」
ジョミー「バイク乗りがさ、キノコ狩りとか、ないよね…」
サム  「原チャリだったら、分かるんだけどよ…」
キース 「ガチのバイクは、同じ山でも…」

峠を攻めに行く方なのでは、という声ですけど。
そうかも…。


2025/10/05 (Sun)



☆お国柄とバイク乗り


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
出て来た話題が北の国のレジャー、バイクでキノコ狩りで。

シロエ 「ガチのバイクなら、峠攻めですよね…」
サム  「それか、警察に追われながらの爆走でよ…」

キノコ狩りになんか行くかよ、とサム君も。

サム  「国が違うと、マジで事情が変わるのな…」
キース 「バイク自体もそうだが、乗ってるヤツもだ」
シロエ 「キノコ狩りが趣味ですしね…」
ジョミー「ホント、想像つかないってば…」

バイクを降りたら、メット外して出動で、とジョミー君。

ジョミー「スーパーのレジ袋とか、提げて行くのかな…」
シロエ 「バイクの後ろに、籠の類は不釣り合いですよ」
サム  「ライダージャケットで、レジ袋かよ…」

コンビニから出て来たんならともかく、とサム君の呆れ顔。

サム  「籠も大概、似合わねえけど、レジ袋もだぜ?」
ジョミー「この国だったら、チラ見されそう…」
スウェナ「ついつい、視線が行っちゃうわよねえ…」

そんなのに山で出会ったら、とスウェナちゃんも苦笑い。

スウェナ「だけど、話が弾んでたんなら、普通なのよね…」
シロエ 「そのようです。お国柄の違いを実感しました」
キース 「不釣り合いなのは、其処だけじゃないぞ」
一同  「「「は?」」」

他に大きな違いでも、と皆の視線がキース君に。

シロエ 「格好とかの他にも、何かありますか?」
キース 「峠を攻めているようなヤツらを、考えてみろ」
一同  「「「えっと…?」」」
キース 「例外もあるが、大部分の輩は、頭がだ…」

軽めに出来ているものなんだが、とキース君の言。

キース 「キノコで中毒しそうな系のヤツらで…」
一同  「「「あー…」」」

そうかも、と誰もが見合わせる顔。

ジョミー「道端のキノコでも、採って食べそうだよね…」
シロエ 「ありそうです…」
キース 「事実、多いぞ」

適当に採って食べる輩は、と言われれば、そう。
危機感ゼロ…。


2025/10/06 (Mon)



☆キノコ狩りの背景


残暑が残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
シロエ君が持ち出した北の国のレジャーが、キノコ狩りで。

キース 「キノコの選別、プロでも間違うらしいんだが」
一同  「「「ええっ!?」」」
キース 「道の駅などで販売したのが、毒キノコ入りで…」

回収騒ぎも定番だぞ、とキース君、目がマジ。

キース 「この国のバイク乗りでは、難しいかと…」
ジョミー「プロでも間違えるんならね…」
サム  「その国、毒キノコとか、ねえんじゃねえの?」
シロエ 「どうなんでしょう? そんな話は無かったです」

キノコ狩りの楽しさで盛り上がっていて、とシロエ君。

シロエ 「幼稚園からも、出掛けるそうですよ」
サム  「マジかよ、キノコの区別が出来る年じゃねえぜ」
スウェナ「後で、先生が仕分けするのかしら?」
ジョミー「そうかも、それなら安心だしね」

やっぱり国が違いすぎるよ、とジョミー君が眺める窓の方。

ジョミー「幼稚園なら、芋掘りとかが定番でさ…」
シロエ 「ブドウや梨だと、背が届きませんしね…」
サム  「キノコは地面に生えている分、楽だけどもよ…」

幼稚園児のレジャーじゃねえな、とサム君が振っている首。

サム  「幼稚園時代から行ってる間に、知識つくとか…」
ジョミー「ありそう、小学校でも行くんだろうし…」
キース 「キノコ狩りのエキスパートに育つわけだな…」

いわゆる英才教育で、とキース君の言。

キース 「だったら、バイク乗りでも見分けられるか…」
シロエ 「頭の出来とは無関係に、覚えられますしね…」
スウェナ「楽しく遊んで、学ぶ仕様ね…」

ホントにお国柄だわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キノコ料理にも、こだわってるのかしら?」
シロエ 「料理の話は出てませんでした」
キース 「適当に切って、シチューかもしれんぞ」
サム  「アバウトすぎねえ?」
キース 「しかしだ…」

耳にしたことがあるわけで、と言ってますけど。
キノコ料理を…?


2025/10/07 (Tue)



☆アバウトすぎる料理


残暑の名残な10月の頭で、週末は生徒会長宅な御一同様。
シロエ君の話から、北の国のキノコ狩りで盛り上がり中で。

ジョミー「適当に切ってシチューって、どんなキノコも?」
キース 「聞いた話では、そうらしいぞ」

とにかく切って鍋に投げ込むスタイルで、とキース君の言。

キース 「キノコの種類より、キノコ狩りの方を重視で…」
シロエ 「楽しんだ後は、食べるだけなんでしょうか?」
ジョミー「しかも適当って、なんだかさ…」
サム  「採ったキノコに失礼すぎねえか?」

もっと丁寧に料理しろよな、とサム君の呆れ返った顔。

サム  「このキノコならコレ、といった風によ…」
スウェナ「松茸をシチューにするような人、この国だと…」

バイク乗りでもいないんじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「松茸ご飯を炊くスキルは無くても、焼くとか…」
シロエ 「焼き松茸なら、トースターでもいけますよね」
ぶるぅ 「そだね、シイタケとかも焼くしね」

トースターでもオッケーだよ、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「焼いて、ポン酢で一品になると思うの!」
サム  「バイク乗りなら、その程度だよなあ…」
ジョミー「柚子を搾るとかは、しそうにないよね…」
スウェナ「それでも、シチューよりかはマシな料理法よ?」

シチューだなんて、とスウェナちゃんが軽く広げる両手。

スウェナ「アバウトすぎだわ、採って来た後が…」
キース 「それを言うなら、松茸だけは別枠だそうだ」
ジョミー「あー…。この国向けに、輸出するヤツ!」

いろんな国から輸入だしさ、とジョミー君、うんうん、と。

ジョミー「市場に持って行けば、買って貰えるとか?」
キース 「それは玄人向けのコースだ」

一般人だと事情が異なる、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「松茸だけは、嫌われるキノコで…」
一同  「「「は?」」」
キース 「煮ると臭い、と悪評が…」

高いと聞いたぞ、と思いもよらない話ですけど。
松茸が…?


2025/10/08 (Wed)



☆嫌われる松茸


暑さを引き摺る10月の頭、週末の生徒会長宅に集う面々。
シロエ君の話が切っ掛け、海の向こうのキノコ事情などが。

サム  「松茸、臭いって言い出すのかよ?」
シロエ 「しかも松茸、限定ですか?」
キース 「聞いた話では、そうなっていたな…」

バイクでキノコ狩りの国の隣だ、とキース君が語る松茸。

キース 「其処の国でも、キノコ狩りは秋のレジャーで…」
ジョミー「若い人でも、出掛けるんだ?」
キース 「家族揃ってとか、誘い合わせてとかで…」

秋の森へと繰り出すらしい、と北の国では人気な模様。

キース 「片っ端から採って帰って、シチューだそうだ」
スウェナ「他の料理は作らないのかしら?」
キース 「あるんだろうが、シチューがお手軽コースで…」

料理の腕前、問われないしな、と言われれば、そうかも。

キース 「今の時代は、何処の国でも、ルーが市販で…」
シロエ 「スーパーで買えば、煮るだけでいけますよね…」
キース 「ああ。キノコ料理にも、凝ったのは…」

紅茶の国でさえ、あるようだぞ、とキース君。

キース 「料理が不味いと評判なのに、作るんだからな…」
ジョミー「他の国なら、あって当然だよね…」
キース 「無いわけがなかろう、キノコのパイとかが…」

紅茶の国だとパイが名物、とキース君の豆知識。

キース 「パイに似合いのキノコまで、指定なんだぞ」
一同  「「「あー…」」」

それなら他の国でも色々あるな、と誰もが納得。

サム  「簡単なのが、シチューってことかよ…」
キース 「恐らくな。確か、クリームシチューだったか…」
スウェナ「確かに、香りが際立ちそうね…」

デミグラスソース系の煮込みよりは、とスウェナちゃん。

スウェナ「だけど、松茸、入れた場合は…」
キース 「臭すぎて、食えたものではないらしいぞ…」
シロエ 「トリュフだったら、いいんでしょうか?」
キース 「そうかもしれん…」

トリュフは高級品だけに、と言ってますけど。
松茸は…?


2025/10/09 (Thu)



☆好みの問題かも


暑さが残った10月の頭、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
バイクでキノコ狩りな北の国の話題から、キノコ事情へと。

サム  「でもよ、松茸だって、高級品だぜ?」
キース 「お国柄の違いというヤツだろう」

現にトリュフの良さは分からん、とキース君の苦笑い。

キース 「ぶるぅの料理や、マツカの別荘で食っても…」
ジョミー「トリュフ、イマイチ、意識してないよね…」
シロエ 「松茸だったら、ご飯に炊き込んであるヤツも…」

刻んであっても分かりますよね、とシロエ君の相槌。

シロエ 「マツカ先輩の別荘でも、刻みタイプのが…」
スウェナ「出て来る時があるわよね」
マツカ 「あのタイプは、お気に召しませんか?」

ご好評を頂いているんですが、とマツカ君の控えめな問い。

マツカ 「ご高齢の方に限らず、上品だから、と…」
キース 「なるほどな。大きく切るより、繊細な出来で…」
ぶるぅ 「他のお料理にも、似合うからだよ」

ああいうのを出すトコ、増えてるね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「だけど、物足りない人も多いし、難しいかも…」
一同  「「「うーん…」」」

同じ松茸ご飯でも、この有様か、と皆が見合わせる顔。

ジョミー「切り方だけで、好みが分かれちゃうんだ…」
サム  「トリュフ以前の問題だよなあ…」
シロエ 「他の国にまで、口出し出来ませんよね…」

たとえシチューになっていたって、とシロエ君。

シロエ 「もっとも、シチューは、不評らしいですけど…」
キース 「臭い料理は、御免蒙りたいだろうしな…」
ジョミー「でもさ、臭いと思うの、お国柄かも…」

ぼくたちだったら、平気かもね、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「そもそも、松茸自体が、臭いかもだし…」
スウェナ「ありそうだわねえ、最初からダメとかは…」
キース 「シチューに入れたら、悪臭アップか…」
ジョミー「そう思うんだけど、どうなんだろう?」

トリュフがウケる国なんだしさ、と出された疑問。
お国柄…?


2025/10/10 (Fri)



☆臭くないのかも


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
北の国のキノコ事情から、お国柄へと話が転がってまして。

キース 「お国柄というのは、あるかもしれんな…」
ジョミー「海外赴任の人が食べたら、平気なのかも…」
スウェナ「そういう人なら、シチューにしないわよ?」
サム  「松茸狩りに出掛けて、松茸だけを狙いそうだぜ」

嫌われ者のキノコなんだし、残ってるよな、とサム君の言。

サム  「バイクのヤツらまで、押し掛ける山でもよ…」
シロエ 「これはダメだ、と分かっているキノコですしね」
キース 「幼稚園児はともかく、小学生くらいなら…」

臭いキノコだと習うヤツだな、とキース君も。

キース 「お国柄なら、生の時から、臭いだろうし…」
ジョミー「コレは煮たって臭いんだ、と教えそうだよ」
サム  「キノコ狩りに行っても、採らねえってな…」

海外赴任のヤツらが採り放題、とサム君が言う通りかも。

サム  「シチューにしねえで、松茸尽くしで豪華によ…」
ジョミー「食べそうだけどさ、付き合いもあるしね…」
シロエ 「その国の人と出掛けた場合は、シチューかも…」

ウッカリ混ざってしまっていて、とシロエ君の苦笑。

シロエ 「みんなが臭いとドン引きしてても、特には…」
ジョミー「臭いと思うどころか、いい香りとかさ…」
一同  「「「うーん…」」」

松茸の香り高いシチューなのかも、と誰もが首を捻り中。

キース 「まるで無いとは言い切れんな…」
サム  「そんな食い方、したことねえしよ…」
ジョミー「高級品だし、失礼すぎるよね…」
ブルー 「そうなんだけど、それは今の時代だからで…」

昔だったら、あったかもね、と生徒会長が顎に当てる手。

ブルー 「松茸フライが、安かった時代があったしさ」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「フライだってば、学食で出してたんだよね…」
一同  「「「ええっ!?」」」

学食というのは、学校の、と皆が仰天ですけど。
皆の学校…?


2025/10/11 (Sat)



☆学食で松茸フライ


暑さが残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
北の国のレジャーなキノコ狩り、其処から松茸の話でして。

シロエ 「学食で松茸フライって、何処の学校ですか?」
サム  「もしかして、俺らの学校かよ?」
ブルー 「逆に何処だと思うんだい?」

ぼくが話題にしてるんだよ、と語る生徒会長、生き字引。

ブルー 「あの時代だったら、何処でも事情は同じかな…」
ジョミー「松茸フライだけでも、ビックリだけどさ…」
スウェナ「安かったっていうのは、学食プライスかしら?」

安く仕入れて学生向けに、とスウェナちゃんの問い。

スウェナ「他所で食べたら、それなりの値段だったとか?」
シロエ 「ありそうですよね、学食、お値段安いですし…」
サム  「町の食堂の半額とかで食えるもんなあ…」
ジョミー「松茸フライも、その口だったかもね」

スウェナの読みが当たってるのかも、とジョミー君も。

ジョミー「だけど、松茸フライって初耳だよ…」
サム  「俺も知らねえ、天麩羅だったら分かるけどよ…」
シロエ 「天麩羅だったら、和風ですしね」
スウェナ「マイタケとかのを、見掛けるわよね」

どうしてフライなのかしら、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「松茸だったら、天麩羅の方が似合いだわよ?」
ブルー 「手間の問題というヤツじゃないかな」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「学食メニューに、フライ系は割とあるしさ」

豚カツだとか、コロッケだとか、と生徒会長。

ブルー 「ついでに揚げればオッケー、そんな感じで」
一同  「「「うーん…」」」
ブルー 「松茸うどんも、定番だったね」
一同  「「「ええっ!?」」」

うどんまでか、と誰もが仰天。

シロエ 「会長、それはマジなんですか!?」
ブルー 「マジだよ、松茸うどんも、安くってさ…」
キース 「学食プライスで、安かったんだろうな?」
ブルー 「違うんだよね…」

貧乏学生御用達のメニューで、と言ってますけど。
金欠用…?


2025/10/12 (Sun)



☆平凡すぎた時代


残暑を引き摺る10月の頭、生徒会長宅で週末な御一同様。
北の国のキノコ狩りから、松茸の話題ですけど、今は学食。

キース 「貧乏学生御用達というのは、格安だったのか?」
ブルー 「そうだよ、麺類の中では、ダントツでさ…」

松茸うどんの下は素うどんだったね、と生徒会長。

ブルー 「キツネうどんは、松茸うどんよりも格上で…」
一同  「「「ええっ!?」」」
ブルー 「ラーメンになったら、もっと高かったよ」

チャーシューが入っているものだから、と説明が。

ブルー 「貧乏学生は、素うどんか、松茸うどんしか…」
サム  「食えなかったのかよ?」
ブルー 「ネギだけは、入れ放題だったんだけれどね…」

メンマはネギとは違うわけでさ、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「ラーメンの値段に、メンマ代も反映されてて…」
シロエ 「余裕のある人だけが、食べていたんですか?」
ブルー 「注文するのが、ステイタスだった時代なんだよ」

金欠メニューの真逆だしね、とクスクスと。

ブルー 「松茸うどん組は、肩身が狭くて、端っこで…」
キース 「黙々と食っていたわけか…」
ブルー 「ううん、開き直りで、騒いでたけど…」

今となってはゴージャスな思い出、と親指をグッと。

ブルー 「当時を知らない人に話せば、どうなるかな?」
シロエ 「凄く尊敬されそうです…」
キース 「松茸フライも、同じだろうな…」
ジョミー「安かったなんて、知らなかったもんね…」

沢山あった時代なのかな、とジョミー君。

ジョミー「油揚げの方が、高いほどだし…」
ブルー 「シイタケ並みか、それ以下かなあ…」

山にドッサリだった時代だしね、と三百歳以上な人の証言。

ブルー 「キノコ狩りに行ったら、踏んづけるくらいで…」
サム  「レアの反対だったのな…」
シロエ 「時代ですねえ…」
ジョミー「味も想像つかないんだけど、状況も無理だよ…」

松茸だらけの山だなんて、とジョミー君が広げる両手。
本当に…。


2025/10/13 (Mon)



☆レジャーな時代


暑さが残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
北の国のキノコの料理法から、学食メニューに転がった今。

キース 「俺の親父でさえ、そんな話はしていないぞ…」
シロエ 「アドス和尚だったら、詳しそうですけど…」
サム  「檀家さんから、聞いたとかはねえのかよ?」
キース 「確かに、昔は松茸狩りがレジャーな時代が…」

あったとは聞くが、とキース君が顎に当てる手。

キース 「とはいえ、既にレアものだった感があったな…」
スウェナ「どんな話を聞かされたのよ?」
キース 「松茸の採れる山には、ロープなどで仕切りが…」

されていたそうだ、とキース君。

キース 「それを越えると、松茸泥棒扱いされても…」
サム  「仕方なかったってか?」
キース 「子供だったらまだしも、大人はアウトで…」

ハイキングに行って、誤解されたケースも、と語る秋の山。

キース 「都会育ちの人には、仕切りのロープなんぞは…」
ジョミー「何のロープか、分かんないよね…」
キース 「入山禁止と書いてあったわけでもないらしい」

運が良ければ、お持ち帰り出来たそうだ、とオチが来た件。

キース 「知らずに入って、松茸ゲットで、ラッキーで…」
シロエ 「山の持ち主、見張っていなかったんですね?」
キース 「今ほどレアではなかったんだろうな」

泥棒は困るが、ハイキング客程度は、と許せたらしい時代。

キース 「だから、レジャーで入れたのは、知り合いで…」
一同  「「「うーん…」」」
キース 「一般人は、山が公開されてから入るんだ」

今もそうだぞ、とキース君の松茸関連の知識。

キース 「マツカだったら、知っている筈で…」
マツカ 「ええ。年々、暑さで先延ばしになる傾向ですね」
サム  「松茸山を一般公開かよ?」
マツカ 「好きに入っていいんですけれど…」
キース 「シーズンは、既に終わり近くて、収穫の方は…」

さほど無いとも聞いているな、という松茸事情。
フライとか無理…。


2025/10/14 (Tue)



☆食べてみたい人


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
北の国のキノコ狩りから、キノコ料理へ転がった今でして。

ジョミー「松茸フライとか、出来やしないね…」
シロエ 「臭いと言い出すシチューの国でも、フライは…」

臭いと嫌がるでしょうしね、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「松茸、ドッサリあるかもですけど」
サム  「あるんでねえの、この国に輸出してる分まで」
ジョミー「でもさ、この国に来た後じゃ、それなりの…」

お値段がついてしまうんだよ、とジョミー君。

ジョミー「お手頃価格で松茸だなんて、聞かないし…」
キース 「目玉商品で並ぶ時でも、そこそこ高いしな…」

フライなんぞは夢のまた夢、とキース君の苦笑。

キース 「ましてシチューは、お目にかかるのも…」
スウェナ「難しいわよね、どう考えても…」
サム  「パスタにしたって、出来やしねえぜ」

キノコのパスタは定番だけどよ、とサム君も。

サム  「パスタのソースと、シチュー、似ていねえか?」
一同  「「「あー…」」」

クリームパスタだったら、と皆が納得。

シロエ 「やっぱりパスタも、臭いんでしょうねえ…」
キース 「お国柄だろうと思うんだが…」
サム  「俺もなんだけど、御縁ってヤツが皆無だよな…」

高級品だし、手も足も出ねえよ、とサム君が広げる両手。

サム  「松茸うどんとか、フライの時代じゃねえし…」
ブルー 「当時の学食、どっちも見てはいないよ」

松茸うどんとフライだけで、と生徒会長。

ブルー 「貧乏学生、洒落たメニューは無理なんだしさ」
一同  「「「うーん…」」」
??? 「この際、チャレンジしたらどうかな?」

シチューとか、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「面白そうな話じゃないか、食べてみたいね」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!?」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間からだよ!」

それよりもシチューの話、と笑顔ですけど。
食べたいと…?


2025/10/15 (Wed)



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