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シャングリラ学園つれづれ語り

☆二年参りは無理


あけましておめでとうございます。元老寺の宿坊からの中継です。
除夜の鐘の後に泊まったシャン学メンバー、爆睡中でして…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ あけましておめでとう! 起床ーっ!」
シロエ 「う、うう…。もう朝ですか…」
サム  「まだ暗いけどよ…。初日の出を拝むなら仕方ねえよな」

俺たちの若さなら、軽く二徹はいけるのに…、とサム君の溜息。

サム  「除夜の鐘撞きで凍えた挙句に、修正会ではよ…」
シロエ 「心身ともに疲れ果てますよね、お寺ってトコは…」

神社に二年参りとかなら疲れないのに、とシロエ君も。

シロエ 「本堂に正座で法要ですしね、除夜の鐘の後に…」
ジョミー「おぜんざいも何処かへ吹っ飛んじゃうよね、アレ…」

修正会は新年の最初の法要。元老寺の場合は、夜中に厳修。

スウェナ「おまけに正座よ、椅子席は貰えないんだから!」
マツカ 「ご老人用って雰囲気ですしね、椅子席は…」

仕方ないですが、と御曹司も愚痴を零しつつ、皆で身支度。

キース 「みんな、用意は出来たようだな。行くぞ」
一同  「「「はーい…」」」

凍り付くような寒さの中を、境内を抜けて山門まで。

アドス 「新年おめでとうございます。今年もよろしく」
イライザ「まず、初日の出を拝みましょうね」
アドス 「二礼二拍手一礼ですぞ」

では、と明けゆく東の空へと、深々とお辞儀、そして柏手。

アドス 「本年もよろしくお願いします」
一同  「「「お願いします…!」」」

パンパン柏手、それからお辞儀で…。

イライザ「寒かったでしょう? 庫裏の方へどうぞ」
アドス 「お雑煮の用意が出来ておりますからな」
ぶるぅ 「わぁーい!」

法衣のアドス和尚とキース君に続いて、庫裏の座敷へ。

アドス 「改めまして、新年おめでとうございます」
一同  「「「おめでとうございまーす!」」」
イライザ「では、お屠蘇から…」

銀青様に、とアドス和尚に差し出すお屠蘇の器。
一番偉い人からですね?


2018/01/01 (Mon) 

 

☆今年もいい年に


元老寺で新年を迎えたシャン学メンバー。お雑煮の前に、お屠蘇。
銀青様こと生徒会長にと、アドス和尚が屠蘇器を持ちまして…。

アドス 「銀青様、どうぞ、お屠蘇でございます」
ブルー 「ありがとう。今年もいい年になりますように」

頂きます、と盃に注がれたヤツをクイッと。

ブルー 「じゃあ、次は、ぼくから…」
アドス 「いえいえ、そんな、もったいない…!」
イライザ「ええ、私どもにお任せ下さいませ…!」

お次にどうぞ、とイライザさんが、お屠蘇をアドス和尚に。

アドス 「うむ。今年もいい年になりそうじゃな」
イライザ「キースも頑張ってくれてますもの。はい、キース」
キース 「は、はい…。頂きます」

盃を空ける副住職ですけど、複雑なのがシャン学メンバー。

シロエ (キース先輩が、諸悪の根源ですけど…!)
サム  (何枚、猫を被っていやがるんだよ、家ではよ…!)

けれど口には出せないわけで、思念波も使えない現状。

イライザ「さあさあ、皆さんも、形だけでも…」
ジョミー「あっ、すみません! 頂きます!」

未成年だけに、お屠蘇は舐めるだけ。

ぶるぅ 「んとんと…。ぼくは普通に一杯!」
イライザ「あらあらあら…。一番小さいのにねえ…」

一人前ね、と注がれるお屠蘇。

ぶるぅ 「三百年以上、生きてるもーん!」
ブルー 「お酒も好きだし、お屠蘇くらいじゃ酔わないよ」
ぶるぅ 「うんっ!」

いただきまぁーす! とゴックンと飲んで、ニコニコニコ。

ぶるぅ 「お屠蘇が済んだら、お雑煮だよね!」
イライザ「おせちも沢山ありますからね。ご遠慮なくどうぞ」
一同  「「「はーい!」」」

さあ食べるぞ、と瞳が輝く御一同様。

シロエ 「毎年、これが楽しみなんですよね」
スウェナ「ゴージャスだものね、それに美味しいし…」
アドス 「銀青様に、粗末なものはお出し出来ませんしな」
イライザ「ええ、本当に…」

今年もよろしくお願いします、と挨拶が。
お寺と縁が切れませんね?


2018/01/02 (Tue)

 

☆お正月にはコレ


今年も元老寺で新年を迎えたシャン学メンバー、おせちに舌鼓。
和洋中と豪華に揃っていまして、誰もが御機嫌なんですけれど…。

ジョミー「あっ、それも食べる! そっちのも!」
サム  「美味いよな、どれも…。マジで最高!」
シロエ 「やっぱり、お正月はコレに限りますよね、お雑煮と!」

あれもこれも、と賑やかに食べている中、アドス和尚がニッコリ。

アドス 「さて…。そろそろ、お願い致しましょうかな」
一同  「「「へ?」」」
アドス 「ああ、他の皆様は、そのままで…。お二人だけで」

サム殿とジョミー殿には、初詣の方の手伝いを…、という注文。

ジョミー「うわわ…。もう思いっ切り、忘れてたし!」
サム  「俺も綺麗に忘れてたけどよ、正月といえば定番だよな」
キース 「分かっているなら、話は早い。着替えて貰うぞ」

さあ、こっちだ、と容赦ないのが副住職。

キース 「じきに檀家さんがいらっしゃるしな、手を抜くなよ?」
アドス 「お二人とも、よろしく頼みますぞ」
サム  「はいっ!」
ジョミー「はぁーい…」

せっかくのお正月なのに…、と連行されていった人たち。

シロエ 「ジョミー先輩たちも大変ですよね、毎年、毎年…」
マツカ 「僧籍ですから、当然の仕事なんでしょうけど…」
スウェナ「でも、お正月よ? なんだか可哀想よねえ…」

なんで元日から衣なのよ、とスウェナちゃんが本堂の方へ視線を。

スウェナ「ブルーみたいに赤い衣なら、おめでたそうだけど…」
シロエ 「そういえば黒い衣でしたね、二人とも…」
マツカ 「アドス和尚も、黒いですよね…」

違う色を着られる筈なのでは…、と御曹司の疑問。

マツカ 「確かキースも黄緑でしたよ、ウグイス色みたいな」
スウェナ「でも、黒かったわよ? キースの衣も」
シロエ 「そうですよねえ…。どうなっているんでしょう?」
ブルー 「修正会では、そっちを着ていただろう?」

あれは正式な衣だからね、と銀青様。
じゃあ、初詣のは…?


2018/01/03 (Wed)

 

☆初詣には晴れ着


元老寺で新年を迎えたシャン学メンバーですけど、初詣が問題。
檀家さんたちがやって来るので、お相手に出るのが僧籍な人たち。

シロエ 「修正会だと色のついた衣で、初詣の方は黒ですか?」
ブルー 「そこは墨染と言って欲しいけど、まあ、そうだよね」
スウェナ「どうして黒になっちゃうのよ? 色付きでいいでしょ」

そっちが正式なんだから、とスウェナちゃんの疑問。

スウェナ「初詣の人のお相手なんだし、晴れ着でいいじゃない」
シロエ 「ですよね、初詣だと、ドレスコードは晴れ着ですよね」
マツカ 「最近は滅多に見ませんけれどね、そういうのは…」

やはり汚れるからでしょうか、と御曹司が言う女性の晴れ着。

マツカ 「昔は成人式に負けないような着物の人だって…」
スウェナ「初詣の新聞記事なんかだと、そういうのだったわね…」

特に「やらせ」でもなかった筈よ、と万年高校1年生の意見。

スウェナ「年々減っているのは確かね、だけど数人くらいなら…」
シロエ 「いるんですから、やっぱり晴れ着が正式ですよ」

キース先輩たちも、それでいいのでは…、とシロエ君も。

シロエ 「初詣に来る檀家さんだって、きっと晴れ着で…」
マツカ 「ジャージってことは、ないでしょうしね…」
スウェナ「それなら色付きで良さそうだけど…」

どうして黒い衣なのよ、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「お正月から真っ黒よりかは、色付きだわよ!」
ブルー 「うーん…。問題はアドス和尚の考え方かな…」

炬燵に座ってお屠蘇でお迎え、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「どう考えても法要とは無縁で、普段着が似合い」
シロエ 「えっと…? それじゃ、炬燵じゃなかったら…」
マツカ 「畳に正座でお出迎えなら、色付きの衣の方ですか?」
ブルー 「それだけじゃ駄目だね、檀家さんはお焼香が必須で」
一同  「「「お焼香?」」」
ブルー 「御本尊様に!」

思い切り抹香臭くなるけど、という話。
元日からお焼香ですか?


2018/01/04 (Thu) 

 

☆お焼香は抜きで


お正月と言えば晴れ着ですけど、そうじゃないのがキース君たち。
初詣に来る檀家さんのお相手、墨染めの衣が元老寺のスタイル。

シロエ 「どうして其処でお焼香なんです、御本尊様に?」
ブルー 「坊主が正式な衣だったら、そうなるものでさ…」
マツカ 「初詣が法要になるわけですか?」
ブルー 「そんな感じかな、プチ修正会みたいな雰囲気になって」

修正会はお正月にやるものだから、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「元老寺だと、初日の出よりも前にやるけど…」
スウェナ「他所のお寺は違うって言うの?」
ブルー 「お寺によるねえ、昼間に盛大にやる所だって…」

少なくないし、というお寺の迎春事情。

ブルー 「そういうトコだと正式な衣で、もう元日から法要かな」
シロエ 「夜中にやってた、アレが昼間になるんですね?」
ブルー 「そう! 元老寺のも、来ていない人も多いから…」

修正会に来なかった檀家さんには、お焼香をして貰うもの、と。

ブルー 「だけどソレだと、嬉しくないしね…。初詣の人も」
マツカ 「初詣に来て、お屠蘇の代わりにお焼香ですか…」
シロエ 「キッツイものがありますね、それ…」

お正月気分が吹っ飛びそうです、とシロエ君が振っている頭。

シロエ 「お焼香のお香、普段のと全く同じですよね?」
ブルー 「お正月なんだし、上等なのを使うだろうけど…」

基本の香りは同じだよね、との明快な答え。

ブルー 「どう転がっても抹香臭くて、お寺の香り」
一同  「「「うわー…」」」

かなり嫌かも、と誰もがガクブル。

シロエ 「だったら、キース先輩たちが黒い衣なのは…」
ブルー 「お正月だけど、気楽にどうぞ、ってスタイルだよ」

坊主が正式な衣でなければオッケーだから、と。

ブルー 「見た目は黒くて晴れ着じゃなくても、お屠蘇でさ…」
シロエ 「お焼香は無しなんですね?」
ブルー 「そうなるね!」

そっちの方が喜ばれるだろう、と笑顔。
まあ、そうでしょうね?


2018/01/05 (Fri) 

 

☆晴れ着がいいね


初詣とくれば晴れ着が定番、けれど普段着な法衣のキース君たち。
もう元日から墨染の衣、おめでたくなくても檀家さんへの気遣い。

シロエ 「見た目だけだと、色付きの衣が良さそうですけど…」
マツカ 「そっちを着てると、お焼香しなきゃ駄目なんですね…」

初詣に来た檀家さんが…、と御曹司も納得の墨染の理由。

マツカ 「元日からお焼香をするというのも、アレですし…」
スウェナ「お寺の人なら、抵抗も無いと思うけど…」
シロエ 「一般人の場合は、一気に気分は法事ですよね」

日頃から馴染みが無いですから、とシロエ君。

シロエ 「ぼくたちだって、法要の時くらいしか…」
マツカ 「シーッ! 縁起でもないことを言っちゃ駄目です」

一年の計は元旦にあり、と昔から言うじゃないですか、と。

マツカ 「今年こそ縁を切るんでしょう? 法事三昧の日々に」
シロエ 「そうでした…! 除夜の鐘も無我の境地でしたね」
スウェナ「厄介なことは、呼び込まないのが一番だわよ」

忘れましょうよ、とスウェナちゃんが頬張るおせち。

スウェナ「美味しく食べて、楽しいお正月よ!」
マツカ 「ジョミーたちには悪いですけど、仕方ないですしね…」
シロエ 「そういうお仕事ですからね。お坊さんですし…」
ブルー 「盆も正月も、基本、無いよね!」

ぼくはどっちもアリだけどさ、と生徒会長、涼しい顔。

ブルー 「その代わり、お寺は持っていないし!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 気楽にいくのが一番だもんね!」

お寺を持ったら大変だも~ん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「御本尊様のお世話とか、月参りとか…」
ブルー 「とてもじゃないけど、御免だね!」

お正月だって半端じゃないか、と生徒会長、ブツブツ。

ブルー 「おせちの後には本堂なんだよ?」
シロエ 「しかも墨染の衣ですよね…」
マツカ 「お正月は、やっぱり晴れ着がいいですよ」

お焼香は無しのコースで、と切実な希望。
元老寺では無理な話ですよね?


2018/01/06 (Sat)

 

☆元日から大雪


元老寺でのお正月と言えば、初詣の手伝いをするジョミー君たち。
墨染の法衣で檀家さんのお相手、それも下っ端なわけでして…。

シロエ 「ジョミー先輩たちには気の毒ですけど、墨染の方が…」
マツカ 「檀家さんは嬉しいわけですね…。お焼香が無しで」
ブルー 「そういうこと! 炬燵でお屠蘇を貰っておしまい」

一緒に来た子は、ジョミーたちからお菓子を貰って…、と。

ブルー 「お菓子が目当てで来る子供だって、お焼香はさ…」
スウェナ「要らないわよねえ、お焼香の意味が分かってなくても」
シロエ 「ええ、要らないと思います。お菓子で充分!」
マツカ 「お年玉が欲しいくらいでしょうね、お焼香よりも」

お焼香したなら、ご褒美に欲しくなりませんか、と御曹司。

マツカ 「何かをきちんとやったんですし、アドス和尚から…」
シロエ 「確かに、子供はそうなりますね。褒めて欲しくて」
スウェナ「その辺もあるから、お焼香コースを避けたのかしら?」
ブルー 「どうなんだろうね、お菓子がお年玉扱いだけど…」

お年玉ほど高くはないし、と生徒会長もスウェナちゃんと同意見。

ブルー 「お年玉を奮発しているよりかは、お菓子だよね」
キース 「悪かったな! …実の所は、その通りだが…」

聞こえていたぞ、と副住職の登場。

シロエ 「初詣、もう終わったんですか?」
マツカ 「いつもの年より早いですけど、どうしたんです?」
ジョミー「雪だよ、外を見て分からない?」
一同  「「「え?」」」

おせちに夢中で気が付かない間に、積もっている雪。

キース 「さっき大雪警報が出てな…。もう誰も来ない」
サム  「降り始めた頃から、急に客足、落ちてたしよ…」
一同  「「「あー…」」」

そういうことか、と納得の雪景色。

キース 「親父が、もういいと言ったんだ」
ジョミー「庫裏に戻れ、って」
ブルー 「それは良かった。お疲れ様」

キース君は法衣ですけど、ジョミー君たちは元の服。
宴会タイムですね?


2018/01/07 (Sun) 

 

☆雪見酒でいこう


元老寺のお正月と言えば、檀家さんたちを本堂で迎える初詣。
けれど今年は大雪警報が出る大雪で、早々に客足が途絶えまして。

キース 「ここまでの雪は珍しいんだが…。元日から降るのは」
シロエ 「凄く降ってますね、これじゃ初詣に行こうって気も…」
マツカ 「無くなりますよね、檀家さんたちも…」

家から出たら滑りそうです、とマツカ君が眺める外の雪。

マツカ 「傘だって役に立たないでしょうし、服も濡れますよ」
ジョミー「うん。来た人、みんな服についた雪をはたいてたしね」
サム  「俺たちの仕事は、檀家さんのコートの水気取りな!」

イライザさんに出して貰ったタオルで…、という今年の手伝い。

キース 「サムたちのお蔭で助かった。俺と親父だけだと…」
サム  「キースが拭くしかねえもんなぁ…。濡れちまった服」
ジョミー「お帰りになる前に、乾かさなくちゃ駄目だったしさ…」

ストーブの前で広げておくのも仕事だった、とジョミー君。

ジョミー「サムと二人でこう、広げてさ…」
サム  「お屠蘇の間に乾かすんだよな、少しでも早く」
キース 「俺がそっちに回っていたなら、檀家さんも居心地が…」

悪くなってしまわれただろうし…、と副住職の気遣い。

キース 「専門の係がいるというだけで、ゆっくりして頂けた」
ブルー 「良かったねえ…。初詣も早めに済んだしね」
キース 「ああ。親父は本堂に座ってはいるが、暇だろうな」

きっと一人で雪見酒だぞ、と苦笑い。

キース 「お屠蘇とはいえ、本堂で酒が飲めるのは正月だけだし」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくたちも雪見酒がいい!」

せっかく御馳走があるんだも~ん! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「お酒、欲しいな…。チューハイでもいいから!」
ブルー 「いいねえ、頼んで貰えるかな? ぼくは熱燗で」
キース 「分かった。おふくろに注文してこよう」
ぶるぅ 「わぁーい!」

ホントに宴会、と飛び跳ねるお子様。
今年は縁起がいいのかも?


2018/01/08 (Mon) 

 

☆お寺でもう一泊


元日から大雪警報が出る雪で、元老寺の初詣も開店休業な状態に。
お蔭で解放されたジョミー君たち、庫裏で宴会モードでして…。

イライザ「さあさあ、皆さん、どんどん召し上がって下さいね」
ぶるぅ 「ぼく、チューハイ! ブルーが熱燗!」
イライザ「はいはい、ちゃんと持って来ましたよ」

どうぞ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」にチューハイ。

イライザ「銀青様は熱燗でらっしゃいましたね、ヒレ酒ですわ」
ブルー 「気が利くねえ…。熱燗としか言っていないのに」
イライザ「せっかくですもの、この方がいいかと思いまして…」

おかわりも沢山ございますから、と出て来たヒレ酒。

イライザ「お酌をしたいところですけど、お邪魔ですわね?」
ブルー 「申し訳ないけど、手酌でやるから」
キース 「いや、俺が注ごう。これでも一応、副住職だしな」
イライザ「そうね、キースにお願いしようかしら」

失礼のないようにしなさいよ、と注意してから、襖の向こうへ。

イライザ「ごゆっくりなさって下さいね」
一同  「「「はーい!」」」
イライザ「今夜も泊まって行って下さいな、この雪ですから」
一同  「「「ありがとうございまーす!」」」

帰らなくてもいいとなったら、盛り上がるのが雪見の宴。

シロエ 「宿坊ですけど、もう一泊ですか!」
ジョミー「悪くないよね、今夜も御馳走!」
キース 「そうなるだろうな、ブルーがいる以上は」

銀青様に粗末なものは出せないから…、と副住職。

キース 「幸い、食材は山ほどあるからな…。迎春用のが」
一同  「「「へ?」」」
キース 「檀家さんから届くんだ。例年だったら、宿坊でだ…」

振舞う分を、こっちに回す、と明快な答え。

キース 「鍋にしようかと言ってたぞ。さっき、おふくろが」
ぶるぅ 「お鍋、大好き! 締めはラーメン?」
シロエ 「雑炊の魅力も捨て難いですよ」
ぶるぅ 「どっちも、好きーっ!」

お鍋を食べてお酒も飲む! と大喜び。
見た目は子供なんですけどね?


2018/01/09 (Tue)

 

☆お正月から宴会


元日からドカンと降った大雪、元老寺の本堂での初詣も開店休業。
ジョミー君たちの手伝いも不要で、シャン学メンバー、雪見の宴。

ぶるぅ 「チューハイ、美味しい! もうすぐ、お鍋~!」
シロエ 「そうですねえ…。日が暮れるのが早いですしね」
マツカ 「じきに真っ暗になりますよ。この大雪だと帰れません」

瞬間移動は別ですけれど、と御曹司。

マツカ 「交通網はマヒでしょうねえ、元日なのに」
キース 「車で初詣に出掛けた人たちは、きっと困っているぞ」
ジョミー「だよねえ、家を出た時には晴れてたんだし…」

大雪になるなんて思わないよ、とジョミー君が眺める外の雪。

ジョミー「お蔭で今夜も宴会だけどね、鍋料理で!」
ブルー 「お寺ライフが追加で来るのは、いいのかい?」
ジョミー「初詣の手伝いが早く終わったから、気にしない!」

夕方のお勤めくらいが何さ、と上機嫌。

ジョミー「明日も朝からお勤めだけどさ、宴会の方が…」
スウェナ「楽しいわよねえ、元日から騒げるんだもの」

お寺が何よ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「それより泊まりで宴会だわよ!」
サム  「だよなあ、こんな正月は、そうそうねえしよ…」

楽しもうぜ、とサム君が賛成、夕方のお勤めも誰も気にせず。

シロエ 「終わりましたね、アッサリと…」
キース 「親父も力尽きているしな、開店休業の初詣でも」

本堂に座りっぱなしだったからな、と副住職。

キース 「早く終わらせて庫裏で一杯、それが本音だ」
一同  「「「うーん…」」」

そんな調子でいいんだろうか、と思いはしても有難い展開。

シロエ 「アドス和尚も人の子ですねえ…」
キース 「自分に甘いのは否定はしない」

さて、俺たちも宴会だ、と庫裏の座敷で囲む鍋。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ お鍋に乾杯!」
ブルー 「実に豪華な寄せ鍋だよねえ、カニも山ほど」
キース 「檀家さんから頂いたしな」

遠慮しないで食べてくれ、と並んだ具材。
最高のお正月ですね?


2018/01/10 (Wed)

 

☆お正月の後には


昼間に降った大雪のお蔭で、元日も元老寺の宿坊に泊まって宴会。
シャン学メンバーも大満足のお正月でして、冬休みが明けても…。

シロエ 「楽しかったですねえ、今年のお正月は!」
ジョミー「元老寺で元日の夜から大宴会でさ、もう最高!」
スウェナ「あんな元日なら、何度やってもかまわないわよね」

来年も大雪にならないかしら、と二匹目のドジョウを狙う声。

ブルー 「来年のことを言うと鬼が笑うよ、まだ1月なのに…」
サム  「でもよ、マジで春から縁起がいいって感じだったぜ」

暦じゃ正月は春だもんな、と僧籍な人。

サム  「今年こそいい年になるんじゃねえかな、間違いなく」
シロエ 「同感です! 今日もこうして集まれましたし…」

休みの日は此処に限りますよね、と集まっている生徒会長の家。

シロエ 「ぶるぅの料理は美味しいですし、お菓子だって…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今年も沢山食べてね!」
一同  「「「はーい!」」」

御馳走になります、と誰も異議なし。

キース 「すまんな、今年も世話になる。…食ってばかりだが」
ぶるぅ 「遠慮なくどうぞーっ!」
ブルー 「此処はお寺じゃないからねえ…。寛いでくれたまえ」

お勤めも何も無いからね、と生徒会長も笑顔。

ブルー 「キースの家だと縛りがあるけど、此処には無いし」
シロエ 「その点がとっても助かります!」
マツカ 「嬉しいですよね、お寺ライフが抜きというのは」

キースの家だと、もれなくついて来ますから、と御曹司。

マツカ 「元日の夜は良かったですけど、次の日の朝は…」
スウェナ「早起きしてお勤めだったものねえ、本堂で…」

あれが余計よ、と零れる溜息。

スウェナ「お正月くらい、ゆっくり寝かせてくれればいいのに…」
キース 「前にも言ったが、坊主に正月休みは無いぞ」
シロエ 「年中無休は分かりますけどね…」
スウェナ「巻き込まないで欲しいわ…」

一般人まで、と苦情の声。
お坊さんは仕方ないですけどね…?


2018/01/11 (Thu)

 

☆特別枠だそうです


元日の夜も元老寺で大宴会だった、今年のシャン学メンバー。
宿坊に泊まって騒げたものの、次の日の朝には本堂で朝のお勤め。

スウェナ「お正月気分が台無しだったわよ、あのお勤めで」
シロエ 「まったくです。朝早くから正座で、抹香臭くて…」
キース 「寺の朝は、いつでもそういうものだが…」
マツカ 「でもですね…。宿坊のお客さんは例外でしょう?」

そう聞いてますよ、と御曹司のツッコミ。

マツカ 「三が日の間は、泊まりのお客さんは無いそうですけど」
シロエ 「らしいですよね、色々と忙しいとかで…」

ですから、相客はいませんよね、とシロエ君。

シロエ 「檀家さんの差し入れの食材とかは、昼食向けで…」
キース 「その通りだが? 今年は、お前たちにも振る舞ったが」
マツカ 「食材はともかく、お客さんですよ。普段の時でも…」
スウェナ「朝夕のお勤めに出るかどうかは、自由なんでしょ?」

一度も見かけたことが無いわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「滅多に泊まらないけれど…。いつでも私たちだけよ」
キース 「それはまあ…。ご希望の方はどうぞ、とだけで…」

特別なことは何もないから、と副住職の答え。

キース 「これが座禅の宗派だったら、また違うんだが…」
一同  「「「へ?」」」
キース 「座禅の体験は人気だからな、ちゃんと人が来る」

宿坊に泊まった人でなくても…、と少し遠い目。

キース 「ウチはそういった売りが無いしな、南無阿弥陀仏で」
ブルー 「お勤めに出たって、非日常な雰囲気、薄めだよね」
一同  「「「あー…」」」

それでなのか、と一同、一応、納得ですけど。

シロエ 「でもですね! どうして、ぼくたちだけなんです!」
スウェナ「強制参加は酷いと思うわ、しかもお正月から!」
マツカ 「元日は仕方ないですけどね…。二日の朝くらいは…」
キース 「お前たちは、俺の友達だからな」

親父にとっては特別枠だ、と言われましても。
そんな特別、要りませんよね?


2018/01/12 (Fri) 

 

☆外せない特別枠


生徒会長宅に集ったシャン学メンバー、お正月のことで愚痴を。
元老寺の宿坊での二泊目、キッチリついて来た朝のお勤めですが。

シロエ 「特別枠って…。なんですか、それ!」
キース 「そのままの意味だが…。他のお客様とは違うという」

より親密に扱うものだ、と得意げな顔の副住職。

キース 「庫裏で宴会だって出来るし、元日はおせちとお雑煮で」
シロエ 「特別枠のせいで、お勤めに強制参加なわけですね?」
キース 「半ば身内という扱いだし、そうなるな」

親戚が来たようなものだろうが、というのがアドス和尚の認識。

キース 「サムとジョミーが僧籍だからな、より親密で…」
シロエ 「でも、ぼくたちは違いますから!」

マツカ先輩とスウェナ先輩、それにぼくです、と必死の反論。

シロエ 「一般人が三人もですよ、なのに特別枠なんて…」
マツカ 「あんまりですよね、もっと普通でいいんですけど…」
スウェナ「その枠、外せないのかしら? 私たちだけでも」

そしたら、もっと楽になるのに…、とスウェナちゃん。

スウェナ「修正会だって出なくていいでしょ、夜中のアレ…」
シロエ 「そうですよね…。除夜の鐘だけで帰っても…」

いい筈ですよね、とシロエ君も。

シロエ 「帰って行く先が宿坊にしても、楽は楽です」
スウェナ「少なくとも正座はしなくて済むのよ、本堂で!」

特別枠を外してちょうだい、と切実な声。

スウェナ「アドス和尚に頼んで欲しいわ、外してくれって!」
キース 「無理だと思うが…。親父の中では定着済みだ」

ついでに頑固で頭が固い、と深い溜息。

キース 「今更どうこう言った所で、まず聞かないな」
シロエ 「じゃあ、ぼくたちは永遠に特別枠のままですか?」
キース 「そう思ってくれ。俺にはどうすることも出来ない」
マツカ 「無理なんですね?」
キース 「親父だからな!」
一同  「「「うわー…」」」

なんてこったい、と頭を抱える御一同様。
今年もお寺に追われそうですね?


2018/01/13 (Sat) 

 

☆変わらないお寺


元日の大雪で帰りが延びて、元老寺に二泊したシャン学メンバー。
宴会付きの件はともかく、朝夕のお勤めに文句が出ましたけれど。

シロエ 「外れないんですか、特別枠…。どう頑張っても…」
キース 「親父の目が黒い間は無理だ。あの親父だけに」
シロエ 「でもって、その目がいつまでも黒いわけですね?」

なにしろ年を取りませんから…、とシロエ君の嘆き。

シロエ 「キース先輩が、高校1年生のままなのと同じで…」
マツカ 「アドス和尚も今の姿をキープですよね…」
ブルー 「そうなるねえ…。三百年は余裕だろうと思うよ」

ぼくも、ハーレイたちもそうだから、と嫌すぎる例が。

ブルー 「三百年後も特別枠だね、行けば立派なお寺ライフで!」
一同  「「「そ、そんな…」」」

この運命からは逃れられないのか、と誰もが愕然。

シロエ 「三百年以上って言われてもですね…。三世紀以上で…」
スウェナ「世の中、色々変わると思うわ、きっと、お寺も!」
マツカ 「楽な方へと流れそうですよね、時代に合わせて」

そっちの方に期待しましょう、と御曹司の意見。

マツカ 「年中無休が無くなるだとか、お勤めが減るとか…」
ブルー 「甘いね、相手はアドス和尚だよ?」

璃母恩院が変わらない限り、変わるわけがない、と銀青様。

ブルー 「総本山の覚えがめでたくないと、お寺というのは…」
キース 「やりにくいものがあるからな…」

下手をすれば離脱するしかない、と副住職。

一同  「「「離脱?」」」
キース 「総本山から独立するとか、そういうのだな」
ブルー 「霊場会から外れたお寺もあるからねえ…」

ソレイド八十八ヶ所の方で…、と妙な話が。

シロエ 「ソレイドは前に行きましたけど…。外れた、って?」
ブルー 「霊場会から、1ヶ所、離脱したんだよ」
キース 「住職が疲れ果てたんだそうだ。年中無休で」
一同  「「「ええっ!?」」」

いったいどういう展開なんだ、と誰もが仰天。
霊場会を離脱って…?


2018/01/14 (Sun) 

 

☆離脱という選択


お正月から元老寺で二泊したのが、シャン学メンバーですけれど。
朝夕のお勤めがセットなお寺ライフは、逃れられない運命だとか。

シロエ 「あのですね…。霊場会を離脱って…。何なんですか?」
スウェナ「ソレイド八十八ヶ所でしょ? 卒業旅行で行った…」
マツカ 「ええ。キースが歩き遍路に行くのを、みんなで見物に」

ぼくたちはバス遍路でしたけれど…、と御曹司。

マツカ 「あそこは八十八のお寺がセットですよね、今も昔も」
ジョミー「ぼくたちはバスをチャーターしたけど、キースはさ…」
サム  「法衣に菅笠、草鞋で歩いて回ってたよな」

あの頃はお遍路さんがブームで…、とサム君も。

サム  「観光みたいなバスツアーってのも多かったぜ」
キース 「今はずいぶん減ったがな…。実は、そいつが問題で」
一同  「「「へ?」」」
キース 「昔みたいに、観光のバスが多ければいいんだが…」

激減したのに、それでもお遍路さんが来るのが問題、と。

キース 「もう文字通りに年中無休で、御朱印もだな…」
ブルー 「書かなきゃいけない仕組みなんだよ、何処のお寺も」
一同  「「「あー…」」」

そういえば御朱印を集めたっけ、と思い出す卒業旅行の光景。

シロエ 「会長命令で、掛軸にもお願いしてましたよね…」
スウェナ「掛軸は高く売れるから、って頼まれたわよね…」
キース 「お一人様に1つ限りで、例外は有り得ないからな!」

掛軸は今も高く売れるそうだが…、とブツブツブツ。

キース 「御朱印は手間がかかるんだ。小さな寺だと…」
ブルー 「負担にもなるし、ホントに年中無休だからさ…」

開けている時間を縮めたくもなる、と銀青様。

ブルー 「だけど、霊場会の方から決められてるから…」
キース 「朝早く開けて夕方までだぞ、人は滅多に来ないのに」
シロエ 「それはキツイですね…」
ブルー 「疲労困憊して、離脱したんだよ」

霊場会から抜ければ自由、という話ですけど。
八十八ヶ所、1つ欠けたと?


2018/01/15 (Mon)









 

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☆忘れてもいいから


大勢の人が除夜の鐘を撞いて流す煩悩、普通はそれっきりですが。
その煩悩を拾いたいのがソルジャーなわけで、止まらない喋り。

Aブルー「忘れてもいいから、今は話を聞いて欲しいね!」
シロエ 「迷惑ですから! 誰も聞きたくありませんから!」
キース 「まったくだ。寺を預かる俺としてもだ、そんな話は…」

お断りだ、と副住職も睨んでますけれど。

Aブルー「まだ預かっていないだろう? 副住職だし」
キース 「なんだって?」
Aブルー「お寺のトップは、住職だったと思うけど?」

君じゃなくって、お父さんのアドス和尚だよね、とツッコミが。

Aブルー「除夜の鐘を仕切る力さえ、持っていないくせにさ…」
キース 「やかましい! 重箱の隅をつつくんじゃない!」
Aブルー「図星らしいねえ…。おっと、話がズレちゃった」

今はキースの話じゃなくて…、とソルジャー、軌道修正。

Aブルー「除夜の鐘の話をしてたんだっけね、どう大切かを!」
シロエ 「思い出しましたから、もういいんです!」
Aブルー「どうなんだか…。じきに忘れるらしいしねえ…」

除夜の鐘までは覚えておいて、と赤い瞳がキラリーン! と。

Aブルー「除夜の鐘を撞くと、エロい煩悩も流れ去るから…」
ブルー 「君も煩悩を流したまえ! 除夜の鐘を撞いて!」
Aブルー「そんな気は無いし、ぼくのお目当ては流れたヤツで…」

年が明けたら、こっちの世界に拾いに来なきゃ、と輝く笑顔。

Aブルー「そのための日もあるみたいだしね!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「だけど、ホントにあるんだからさ…」

みんな気付いていないだけで、と大真面目な顔。

Aブルー「姫はじめって言葉もあるのに、どうしてだろう?」
ブルー 「無関係だからだよ、最初っから!」
Aブルー「ぼくには、そうは思えないけど?」
ブルー 「もういいから! 君の勝手な思い込みだから!」

いい加減にして帰って欲しい、と生徒会長。
どう考えても、無理っぽいですね…?


2017/12/16 (Sat)

 

☆ぐるっと回って


大晦日には除夜の鐘を撞いて煩悩を流し、新しい年を迎える習慣。
そういうことになっているのに、珍説を唱える人がソルジャー。

Aブルー「ちゃんと覚えてよ? 除夜の鐘で流した煩悩はさ…」
ブルー 「もう喋らないで、サッサと帰ってくれたまえ!」
Aブルー「ダメだってば! 本当に大事なイベントだからね!」

誰も価値が分かっていないだけだ、とソルジャー、自信満々で…。

Aブルー「大晦日の晩に流された煩悩は、ぐるっと回って…」
一同  「「「…………」」」
Aブルー「太陽系の惑星みたいに、決まった周期で一周してさ…」
ブルー 「惑星と一緒にしないで欲しいね!」

君だって地球が大切だろう、と生徒会長、必死の反論。

ブルー 「周回軌道がどうのこうのと、其処で言わない!」
Aブルー「どうしてさ? 一番分かりやすいじゃないか」

決まった周期で回るモノなら、惑星はその代表格だ、と大真面目。

Aブルー「煩悩の場合は、丸二日かけて回って来るんだよ!」
シロエ 「はいはいはい…。分かってますから、もういいです!」

その先の説明はして頂かなくても結構です、とシロエ君。

シロエ 「それより、帰って迎春準備をして下さい!」
サム  「それがいいよな、暮れは忙しいモンだしよ…」

師匠でさえも走るから師走、とサム君も。

サム  「俺のお師僧様はブルーだし、走らねえけど…」
キース 「俺の親父は走ってやがるな、もうバタバタと」

正月飾りとかの準備に、鏡餅とかの手配などなど…、と副住職。

キース 「あんたも帰って、船の仲間を手伝ってやれ!」
Aブルー「ぼくが手伝うと、却って迷惑かけそうだしねえ…」

だから手伝わなくていいのだ、と無駄に誇らしげ。

Aブルー「おっと、また話がズレちゃってるから!」
ブルー 「明後日の方にズレちゃったままで、かまわないから!」
Aブルー「そうはいかないよ、煩悩の軌道の話だっけね!」

回って戻って来るのがミソだ、とニコニコ。
それがどうしたと?


2017/12/17 (Sun)

 

☆軌道計算と観測


大晦日に除夜の鐘を撞いたら、一年の間に積もった煩悩とお別れ。
清らかな心で迎える新年、ところが流れた煩悩が目当ての人が。

Aブルー「除夜の鐘で流れた煩悩が、周回するのに丸二日間で…」
ブルー 「そんなの、誰も数えてないから! 最初っから!」
シロエ 「軌道計算をしてる人だっていませんよ!」

第一、観測していませんから、とシロエ君も顔を顰めてますけど。

Aブルー「今はそうかもしれないけどさ…。ずっと昔は…」
キース 「観測していたと言いたいのか!?」
Aブルー「ぼくは、そうだと思うんだけどね?」

何処の世界にも、偉大な人はいるものだ、と指差す窓の外。

Aブルー「あの太陽にだって、天動説と地動説がさ…」
シロエ 「確かに昔は、天動説が常識でしたけれどね…」
Aブルー「地動説を唱えて、破門になった人もいるんだろう?」

教会のお偉いさんを怒らせちゃって…、というソルジャーの話。

Aブルー「破門が解けるまでに、何百年とかじゃなかったっけ?」
キース 「百年単位かどうかは知らんが、死後の話だな」
Aブルー「ほらね、そのくらい偉大な科学者ってヤツが…」

ちゃんといたわけで…、とパチンとウインク。

Aブルー「それと一緒で、除夜の鐘で流れた煩悩だって…!」
ブルー 「誰かが観測していたと? でもって、軌道計算まで?」
Aブルー「ピンポーン!」

その結果が今でも残ってるしね、と得意げな顔。

Aブルー「煩悩が回って戻って来る日が、姫はじめの日!」
ブルー 「おかしなことを言っていないで、帰りたまえ!」
Aブルー「復習の時間だと言った筈だよ、解説しなくちゃ!」

姫はじめの日の夜に煩悩が戻って来るのだ、と輝く瞳。

Aブルー「だから、その夜にセックスに励むと、煩悩ゲット!」
ブルー 「いいから黙る! 珍説は語らなくていいから!」
Aブルー「ぼくは大切さを説いてるんだよ、除夜の鐘のさ!」

語りまくって何が悪い、と黙る気は無し。
まだ喋りまくるつもりですね…?


2017/12/18 (Mon)

 

☆陰陽師のお仕事


大晦日に撞くのが煩悩を払う除夜の鐘。清らかな心で迎える新年。
普通の人だと、そうなりますけど、真逆な考え方のソルジャー。

Aブルー「軌道計算をしてくれた人に感謝だよ! 思いっ切り!」
ブルー 「誰も観測なんかしないし、計算だってしないから!」
Aブルー「さっきも言ったよ、偉大な人が存在した筈!」

記録が残っていないだけで…、と止まらない喋り。

Aブルー「きっと陰陽師の人じゃないかな、暦作りが仕事だし…」
キース 「陰陽師の仕事に暦作りは入っているが…」
シロエ 「どうして知っているんです? そんなことまで」

知らない人の方が遥かに多そうですが、とシロエ君の問い。

シロエ 「今の時代に、陰陽師と聞いてイメージするのは…」
マツカ 「呪文を唱えて悪霊退散とか、そんな感じですよね?」
サム  「だよなあ、暦作りの仕事なんかはマイナーだぜ…」

華々しい活躍に目が行くもんな、とサム君も。

サム  「式神を使って自動ドアとか、そういうヤツな」
ジョミー「あー…。誰もいないのに、門扉が勝手に閉まるヤツ!」
スウェナ「けっこう有名な話よねえ…。暦作りの方と違って」

注目されるのは、そっちだわね、とスウェナちゃん。

スウェナ「暦なんて何処から聞いて来たのよ、それが不思議だわ」
Aブルー「ノルディに教えて貰ったんだけど? 陰陽師のことは」
一同  「「「へ?」」」

どうして陰陽師について知りたいのだ、と誰もがキョトン。

ブルー 「えーっと…? なんで陰陽師が気になったわけ?」
Aブルー「もしかしてミュウの一種かもね、と思ったから!」

サイオンを使えば、式神のように見えるであろう、と得意げな顔。

Aブルー「多分、サイオンだったんだよ! 式神の正体は!」
ブルー 「うーん…。サイオンが無い人は、暦作りが仕事だと?」
Aブルー「ピンポーン! だけど、暦を作るにはさ…」

色々と観測しなくっちゃね、と言い出した人。
煩悩が流れる軌道を計算した人、陰陽師ですか…?


2017/12/19 (Tue)

 

☆陰陽師なら分かる


大晦日には除夜の鐘を撞いて、一年の煩悩を払うものですけれど。
真逆な考え方の人がソルジャーで、新年に拾い集めに来る煩悩。

Aブルー「正確な暦を作るためには、色々観測! 気の流れも!」
ブルー 「それは間違ってはいないけど…。気の流れとかは…」
シロエ 「まあ、必須ではありますよね…。五行思想で」

どういう具合に気が流れるかが大切で…、とシロエ君も。

シロエ 「確か龍脈って言うんでしたか、強い気の流れを」
ブルー 「そうそう、そして気が流れ出す場所が龍穴だけどさ…」

真っ当な気の流れが大事で、他は要らない、と生徒会長、苦い顔。

ブルー 「陰陽師は穢れを払うのが仕事で、煩悩なんかは…」
Aブルー「でも、分からないと話にならないじゃないか!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「悪い気の流れも掴んでいないと、邪気を払えないよ」

そうじゃないのかい、と突っ込まれれば、その通りかも。

ブルー 「うーん…。それで煩悩の軌道も観測してたと?」
Aブルー「そう! 何日かかって戻って来るのか、キッチリと!」

そして、その日が姫はじめの日、とニコニコニッコリ。

Aブルー「エロい煩悩を拾うためには、吉日なんだよ!」
ブルー 「絶対、違うと思うけれどね?」
Aブルー「証拠が残っていないだけだよ、エロい話だから!」

そっち系の話は秘密だよね、と聞く耳さえも持たない人。

Aブルー「だから新年は、煩悩ゲット! こっちの世界で!」
ブルー 「好きにしたまえ、君の流儀で」

気が済んだのなら、サッサと帰れ、と右手をヒラヒラ。

ブルー 「暮れは何かと忙しいしね、ぼくたちも!」
Aブルー「分かってるってば、またクリスマスイブに来るから!」

今年も楽しくパーティーだよね、と消え失せた姿。

ブルー 「まったく、もう…。毎年、毎年…」
シロエ 「クリスマスのパーティーは、いいんですけどね…」

なんで大晦日になると酷いんでしょう、と嘆き節。
相手はソルジャーですもんねえ…?


2017/12/20 (Wed) 

 

☆忘れてしまいたい


大晦日が来たら除夜の鐘を撞いて、一年間の煩悩を洗い流すもの。
けれど真逆な人もいまして、ソルジャーの場合は欲しいのが煩悩。

シロエ 「忘れたいですね、この話…。大晦日までに」
サム  「そこは心配いらねえんでねえの? それまでによ…」
キース 「クリスマスという、一大イベントがあるからな」

ついでに、ぶるぅの誕生日だし…、と副住職。

キース 「あの馬鹿野郎も来やがるわけだが、飲んで騒いで…」
ブルー 「ご機嫌で帰って行くだけだからね、あっちの世界へ」
ジョミー「そうだよねえ…。イブの夜は泊まって行くけどさ…」
スウェナ「除夜の鐘の話なんかは、しないわよねえ…」

パーティーに燃えているだけで、とスウェナちゃんも。

スウェナ「あっちのシャングリラと、掛け持ちみたいだし…」
ブルー 「らしいね、クリスマスパーティーにダブルで出席だよ」

それだけに頭がクリスマスに染まっているんだろう、と生徒会長。

ブルー 「ウッカリ除夜の鐘の方へと行こうものなら…」
キース 「あいつの世界でも喋っちまって、事故処理がだな…」
一同  「「「あー…」」」

別の世界で遊びまくっているのは内緒だった、と一同、納得。

シロエ 「話を聞いてしまった人の、記憶処理とかが要りますね」
マツカ 「面倒なことは嫌いだそうですし、そういったことは…」
ブルー 「出来ればやりたくないだろうから、スルーなんだよ」

自分の世界でヘマをやらかさないように…、と深い溜息。

ブルー 「こっちで、やりたい放題をしたら、あっちでもさ…」
シロエ 「思いっ切り、地が出そうですしね…」

飲んだ勢いで喋りまくって…、とシロエ君の相槌。

シロエ 「じゃあ、クリスマスは安全圏ですか…」
ブルー 「そういうことだね、だからクリスマスで忘れるべき!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今年もパーティーやろうね!」
一同  「「「おーっ!」」」

パーティーで全部忘れてやるぞ、と突き上げる拳。
それが一番かも?


2017/12/21 (Thu)

 

☆パーティーの日です


ソルジャーにとっては煩悩が大事な、大晦日に撞かれる除夜の鐘。
その件は忘れたいのがシャン学メンバー、クリスマスを迎えて…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
一同  「「「メリー・クリスマス!!」」」

お邪魔します、と生徒会長宅に集うクリスマス・イブ。

ぶるぅ 「じきに、ぶるぅもブルーも来るから!」
シロエ 「…来ちゃうんですね…」
ブルー 「気にしたら負けだよ、それにあっちのハーレイも…」

来るんだしね、と言い終わらない内に、元気な声が。

??? 「かみお~ん♪ メリー・クリスマス!」
??? 「「メリー・クリスマス!」」

現れたのが別の世界からのお客様。(会話表記はAがつきます)

ぶるぅ 「わぁーい、ぶるぅだぁ!」
Aぶるぅ「久しぶりーっ! 御馳走、いっぱい!?」
ぶるぅ 「うんっ! 沢山あるから、好きなだけ食べてね!」

クリスマスと、お誕生日のパーティーだもん、とニコニコニコ。

ぶるぅ 「クリスマスは、ぼくたちの誕生日だしね!」
Aぶるぅ「サンタさんが来た後に、またプレゼントだもんね!」

賑やかに騒ぐお子様が二人、もうそれだけで華やぐ空気。

ジョミー「今年も楽しくなりそうだよね、クリスマス!」
ブルー 「ぶるぅが腕を奮ったからねえ、御馳走もケーキも」
Aブルー「早くパーティーしようよ、パーティー!」

ぼくのシャングリラでは、始まってるよ、と促すソルジャー。

Aブルー「だよねえ、ハーレイ?」
A船長 「ええ。ニューイヤーのイベントと同じくらいに…」

大切な節目のイベントですから、とキャプテンも。

A船長 「ただ、いかんせん、物資などが…」
Aブルー「こっちと比較にならないから…」

ゴージャスなのは、断然、こっち、と揃う声。

A船長 「今年も、賑やかに参りましょう!」
Aブルー「まず、乾杯だよね!」
ブルー 「…ぼくの家なんだけどね?」

何故、君たちが仕切るのだ、と不満そうですけれど。
お約束ですよねえ?


2017/12/22 (Fri)

 

☆シャンパンを開けて


クリスマスには二日連続でパーティー、それが毎年の行事でして。
イブを祝ったら、翌日は「そるじゃぁ・ぶるぅ」のバースデー。

Aブルー「誰が仕切ってもいいじゃないか! 楽しければ!」
ブルー 「それはそうだけど、君たちはゲストで…」
シロエ 「会長、今は余計なことを言わない方が…」

世の中、平和が一番ですよ、とシロエ君。

シロエ 「此処で素直に仕切らせておけば、こう、最後まで…」
Aブルー「うん、和やかに終わるってね!」

揉め事なんかは起こらないで…、とソルジャー、得意げ。

Aブルー「それとも喋って欲しいのかな? ぼくという人に!」
一同  「「「うわー…」」」

それだけは嫌だ、と顔面蒼白の御一同様。

シロエ 「か、乾杯しましょう、喋るよりも前に!」
ブルー 「いいシャンパンを取り寄せたんだよ、最高のをね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 子供用のもあるからねーっ!」

開けて、開けて! と指差すシャンパンのボトル。

Aブルー「いいねえ、流石は地球のクリスマス!」
A船長 「私たちの船だと、合成物になりますからねえ…」
シロエ 「あれっ、奪って来ないんですか?」
A船長 「船の人数が半端ありませんから…」

奪ったくらいじゃ追い付きません、とキャプテンの解説。

A船長 「皆に公平に渡すとなったら、合成物になりますよ」
Aブルー「だから、クリスマスも、ニューイヤーもさ…」

みんなでパーティーを催す以上は合成物だ、とソルジャーも。

Aブルー「その分、ここは有難く、飲もう!」
Aぶるぅ「ねえねえ、開けていいよね、コレ!」

ぼくも飲むも~ん! とサイオンで栓を抜きまして…。

Aぶるぅ「わぁーい、シャンパンシャワー!!!」
Aブルー「あっ、ちょっと!」
ブルー 「もったいないから! そうじゃないから!」
一同  (((あのシャワーのお値段、いくらだろう…)))

凄すぎるかも、と目を剥くしかないシャンパンシャワー。
乾杯よりも遥かに華やかですよね?


2017/12/23 (Sat)

 

☆華々しくパアに


クリスマスイブを迎えて、生徒会長宅でパーティー開幕ですけど。
悪戯小僧な方の「ぶるぅ」が、かました高級シャンパンシャワー。

Aぶるぅ「かみお~ん♪ シャンパンの噴水、楽しいよね!」
Aブルー「ぶるぅ、次々に開けなくてもいいから!」
A船長 「そうです、そのくらいで止めて下さい!」

ポンポンと景気よく栓が抜かれて、既に5本目。

Aぶるぅ「シャンパンは、浴びても美味しいよ! 泡立ち最高!」
Aブルー「ボディーソープとは違うから! 飲む物だから!」
A船長 「貴重な地球のシャンパンです! 飲んでこそです!」
一同  (((無理、無茶、無駄…)))

どうせ未成年は飲めないから、と見守るだけのシャン学メンバー。

シロエ 「今年のパーティーは、もう開幕から派手ですねえ…」
ジョミー「あのシャンパンって、高いんだよね?」
ブルー 「言いたくないけど、相当なお金が泡になったかな…」

まるで花火だ、と生徒会長、ブツブツブツ。

ブルー 「花火大会の尺玉なんかは、高いからねえ…」
キース 「そのくらいの勢いで金がパアなんだな?」

シャンパンシャワーで…、と副住職。

キース 「どうせだったら、ウチの寺に寄進して欲しかったが…」
一同  「「「シーッ!!!」」」

今の時期に寺の話題を振るんじゃない、と誰もが唇に当てる指。

キース 「す、すまん…! だが、シャンパンはだ…」
ブルー 「思いっ切り、泡と消えたよね…」
Aブルー「ぼくも泣きたいキモチだよ! もう1本しか…」

ボトルが残っていないじゃないか、とソルジャー、泣きそう。

Aブルー「後は子供用のシャンパンばかりで、ノンアルコール…」
Aぶるぅ「シャンパンが無いなら、焼酎を飲めばいいんだもん!」

まるで何処かの王妃様の台詞。

Aぶるぅ「酔っ払えたら、いいんだも~ん!」
Aブルー「そうなんだけどね…」
ブルー 「それだけではねえ…」

なんてこったい、と部屋中で零れる溜息。
1本残っただけでもマシ…?


2017/12/24 (Sun) 

 

☆とにかく飲ませろ


高級シャンパンがシャワーと化した、生徒会長宅でのパーティー。
残った1本のボトルで乾杯、クリスマスパーティーが開幕で…。

一同  「「「かんぱーい!!!」」」
Aブルー「地球の未来に!」
A船長 「来年こそ、地球に行けますように!」
一同  (((混ざってる、混ざってる…)))

パーティー掛け持ちの反動だよね、と納得の音頭。

ブルー 「あのねえ…。此処は腐っても地球だから!」
Aブルー「そうだったよねえ、ウッカリしてたよ」
A船長 「私もです。こちらの世界で、テラと言ったら…」
Aブルー「お寺だよねえ、キースの家みたいな!」

御本尊様がいらっしゃって…、と物騒すぎる話題。

シロエ 「いえ、その話はいいですから! 飲んで下さい!」
ブルー 「お寺じゃ飲酒はご法度なんだよ、忘れた方が…」
Aブルー「あれっ、飲んだら駄目なのかい?」
キース 「当然だろうが!」

葷酒山門に入るべからず、という文言もあるほどだ、と副住職。

キース 「俺やブルーの宗派には無いが、飲酒は禁止だ!」
Aブルー「うーん…。じゃあ、その話は置いといて…」
シロエ 「飲みましょう!」

さあ、どんどんと飲んで下さい、と指差す酒類の瓶。

シロエ 「シャンパンはパアになりましたけど、他のお酒は…」
マツカ 「無事ですからねえ、お好きなだけどうぞ」
Aブルー「じゃあ、有難く…」
A船長 「頂きましょう!」

御馳走の方も…、と賑やかに始まった飲めや歌えの宴。

Aブルー「いいねえ、本物の地球のお酒は…!」
A船長 「するすると喉を通りますよね!」
Aぶるぅ「お料理も、最高!」

飲んで食べてで過ぎてゆく時間、たちまち夜になりまして…。

Aぶるぅ「サンタさんが来る時間だから、寝るね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 後は、ごゆっくり!」
Aブルー「言われなくても、楽しくやるから!」
一同  (((その調子で…!)))

徹夜だろうが構うものか、とドンチャン騒ぎ。
飲ませておけば平和ですしね?


2017/12/25 (Mon)

 

☆飲ませてサヨナラ


とにかくソルジャーには飲ませておけ、という趣旨のパーティー。
ドンチャン騒ぎで深夜から夜更けへ、そしてクリスマスの朝へ。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ サンタさん、来たよーっ!」
Aぶるぅ「ぼくもプレゼント、いっぱい貰ったーっ!」

キャイキャイと跳ねて来た、お子様が二人。

ぶるぅ 「今度は、ぼくたちのお誕生日パーティー!」
Aぶるぅ「また御馳走と、お酒が沢山!」
Aブルー「ああ、おはよう。もう朝だって?」

でもって、パーティー再びだって、と輝く瞳。

Aブルー「気分一新、盛大にお祝いしなくちゃね!」
A船長 「ぶるぅたちの誕生日ですからね!」
一同  「「「ハッピーバースデー、ぶるぅ!!」」」

徹夜明けのシャン学メンバーですけど、パチパチと拍手。

シロエ 「さあ、飲みましょう! 景気よく!」
ぶるぅ 「お料理、ちゃんと作ってあるからねーっ!」
ブルー 「お酒も山ほど追加したから、どんどん飲んで!」

買出しに行って来たんだからね、と生徒会長、得意げな顔。

ブルー 「瞬間移動で、世界の名酒を!」
Aブルー「なんだ、時々消えていたのは、ソレだったんだ?」
ブルー 「それはもう! メスカルもあるよ、通向けだけど!」

ちょっと芋虫が入ってるけど、とニコニコニコ。

一同  「「「芋虫!?」」」
ブルー 「メスカルと言えば、芋虫なんだよ! 本物の証!」

リュウゼツランから作るお酒で…、と解説が。

ブルー 「ボトル詰めの時に、リュウゼツランにつく芋虫を…」
ぶるぅ 「1匹、仕込んでおくんだって!」
Aブルー「いいねえ、精力がつきそうで!」

流石は地球だ、と弾ける笑顔。

Aブルー「マムシ酒より、よく効くのかな?」
ブルー 「ハブ酒なんかも買っておいたから!」
Aブルー「気が利くねえ! 精力がつくお酒のオンパレード?」
ブルー 「満足して帰ってくれたまえ! そして年越し!」

もう年明けまで来るんじゃない、と生徒会長。
手切れ金ならぬ、手切れ酒ですか…。


2017/12/26 (Tue)

 

☆御機嫌でサヨナラ


クリスマスの日は、「そるじゃぁ・ぶるぅ」の誕生日パーティー。
生徒会長が用意した名酒の数々、ソルジャー、いたく御満悦で。

Aブルー「飲み終わったら帰れってことでも、これは嬉しいよ!」
A船長 「本物の地球のお酒ですしね、それに精力が…」

つくとなったら有難いです、とキャプテンも感激の面持ち。

A船長 「思い切り飲んで、飲みまくりましょう!」
Aブルー「ぼくたちの未来に乾杯だよね、地球の未来にも!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ ぼくも乾杯するーっ!」

この芋虫も貰っていい? と無邪気な質問ですけれど…。

Aブルー「それは駄目! 芋虫はハーレイ用だから!」
A船長 「…私ですか?」
Aブルー「精力剤になるんだからね、君が食べなきゃ!」

ハブ酒のハブも君用だから、と言い切るソルジャー。

Aブルー「君が漲ってなんぼなんだよ、ぼくじゃなくって!」
A船長 「そ、そうですか…。この芋虫を…」
Aブルー「メスカルと一緒に、グッと一気に!」

いや、噛み締めた方がいいかな、とニコニコニコ。

Aブルー「よく噛んだ方が効きそうだしねえ、芋虫も、ハブも!」
一同  (((うわー…)))

スゲエ、と誰もが目を剥く中で、キャプテン、芋虫を口の中へと。

A船長 「…………。こう、味わいがありますねえ…」
Aブルー「それは良かった! お次はハブの方も頼むよ!」
A船長 「はい、お任せを!」
一同  (((…アレも噛むんだ…)))

恐ろしすぎる、と一同、ガクブル。

Aブルー「ハーレイ、ハブの味はどうだい?」
A船長 「いい感じに焼酎が染みていまして、美味しいですよ」
一同  (((ゲテモノだから!)))

半端ねえな、と見守る間に、次々とボトルが空になりまして…。

Aブルー「今年のパーティー、最高だったよ!」
A船長 「いいお酒を頂戴いたしました」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ また来年!」

よいお年を! と、ほろ酔いで帰っていった人たち。
これで平和になりましたかねえ?


2017/12/27 (Wed) 

 

☆パーティーの後は


二日連続のパーティーが終わり、お帰りになった異世界のお客様。
部屋には空のボトルが山ほど、脱力のシャン学メンバーですけど。

シロエ 「…一応、これでおしまいですよね? 今年のゴタゴタ」
サム  「年内は二度と来ねえと思うぜ、あいつらはよ…」

今までのパターンからしても、と頷くサム君。

サム  「こっちは正月の準備でバタバタ、面白くねえから」
ジョミー「本当の意味で忙しいのは、一人だけだけどね…」

他は高校生とお子様、とジョミー君が見回す部屋。

キース 「…社会人は俺しかいないからな…」
サム  「おまけに坊主じゃ、もう思いっ切り、リーチだよな…」
ブルー 「のんびり遊べるのも今日までだよねえ、キースの場合」
キース 「ウチは親父が厳しいからなあ、もう無理だな…」

同期の中には、年末年始は海外に行くヤツもいるのに、と溜息が。

キース 「住職になったら忙しくなるし、今の内だ、と…」
マツカ 「キースは副住職ですし…。仕方ないですよね」
ブルー 「副住職でも、遊べる人はいるんだけどねえ…」

キースは師僧が悪かったよね、と同情の瞳。

ブルー 「まあ、除夜の鐘は今年も手伝ってあげるから」
キース 「有難い。修正会の方も頼んでいいか?」
ブルー 「それはもちろん。導師はお断りだけど」

その代わり、今年も宿をよろしく、とニッコリ。

キース 「おふくろが、とうに手配済みだ」
ぶるぅ 「んとんと、おせちも?」
キース 「早くから注文していたぞ。和洋中とな」
ぶるぅ 「わぁーい!」

とっても楽しみ! と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「キースの家でお泊まりするの、最高だもーん!」
ジョミー「お寺ライフも、ついてくるけどね…。抹香臭いのが」
スウェナ「仕方ないわよ、宿坊に泊めて貰うんだもの」
シロエ 「キース先輩、準備、色々と頑張って下さいね!」
キース 「宿命だしな、頑張るとするか」

俗世とは暫くお別れだよな、と残念そう。
名残の宴も閉幕ですね…。


2017/12/28 (Thu) 

 

☆寒すぎる大晦日


クリスマスが済んだら、1週間もないのが大晦日までの残りの日。
アッと言う間に大晦日でして、元老寺に集ったシャン学メンバー。

シロエ 「寒いですねえ、今年の冬は半端ないですよ」
ジョミー「これって雪がチラつくパターンで、除夜の鐘までに…」
スウェナ「凍えそうよね、だけど順番待ちなんだし…」

並んで待つしか仕方ないわね、という大晦日の夜。

マツカ 「除夜の鐘さえ撞いてしまえば、暖かいんですが…」
シロエ 「おぜんざいのお接待、今年もテントがありますしね…」
サム  「早く食いてえけど、鐘を撞かねえと駄目だしなあ…」

暖冬だったらマシだったのに、とサム君もぼやく長い行列。

サム  「手伝いの方に回れば良かったかな、俺も…」
ジョミー「どうせ明日には手伝いだもんね、ぼくとサムはさ」
シロエ 「そうでした! 檀家さんの初詣のお手伝いでしたね」
サム  「数に入れられちまってるしなぁ…。逃げられねえよ」

炬燵にも入れねえのによ、とブツブツブツ。

サム  「炬燵はアドス和尚が入って、キースが控えで…」
ジョミー「ぼくたちは、思いっ切り端っこだしね…」

ストーブは置いてあるんだけれど、と嘆き節。

ジョミー「それでも今より寒くないしさ、やっぱり手伝い…」
サム  「今年はしとけば良かったかもなぁ、庫裏もテントも…」
ジョミー「ストーブが置いてあるもんね…」

暖かそうだよ、と気分はマッチ売りの少女かも。

ジョミー「いいなぁ、ブルーとぶるぅはさ…」
シロエ 「準備が出来てから登場ですしね、キースを連れて」

ぼくたちとは格が違いますよ、と視線は庫裏の方へと。

シロエ 「暖房が効いてて、温かい食事なんかもあって…」
サム  「言わねえでくれよ、惨めになってくるからよ…」
ジョミー「来年も寒さが厳しかったら、坊主の特権、使うかも…」
スウェナ「ジョミーが坊主をやる気になるほど、寒いのよね…」

なんで今年は厳冬なのよ、とスウェナちゃんも。
ラニーニャですしね?


2017/12/29 (Fri)

 

☆早く鐘を撞いて


ジョミー君が坊主をやりたくなるほど、寒さが厳しい大晦日の夜。
お坊さんなら庫裏やテントで、ストーブつきで待てる除夜の鐘。

ジョミー「キースも暖かい部屋にいるよね、アドス和尚も…」
サム  「マジで手伝えば良かったぜ…。下働きでもよ…」
シロエ 「あと少しだけの辛抱ですよ、除夜の鐘さえ始まれば…」

列は前へと進みますしね、とシロエ君が眺める鐘楼の方。

シロエ 「最初の鐘だけ会長が撞いて、後は一般人ですから」
スウェナ「締めもブルーが撞いてるわよねえ…」
マツカ 「伝説の高僧ですからね…。緋色の衣で」
サム  「アドス和尚が有難がるのも、無理はねえよな…」

今日だって迎えは黒塗りのタクシー、という生徒会長の待遇。

サム  「俺たちは路線バスで来たのに、あっちはよ…」
シロエ 「悠々と御到着でしたからねえ、山門前に…」

おまけに行列しなくていいし、とシロエ君までが羨ましそう。

シロエ 「ぼくも今日だけ坊主になるとか、そういうのは…」
サム  「あのなあ…。甘く見るなよ、坊主ってヤツを」
ジョミー「お盆の棚経も手伝いたいわけ?」
シロエ 「いえ、それは…!」

一般ピープルで充分です、と一気に逃げ腰。

シロエ 「どんなに寒くて、マッチ売りの少女でもですね…」
マツカ 「お坊さんの修行は御免ですよね、棚経だって」

おとなしく並んで待ちましょう、と御曹司も。

マツカ 「除夜の鐘さえ撞いてしまえば、おぜんざいです」
スウェナ「早く食べたいわね、これだけ寒いと…」
サム  「おっ、出て来たぜ!」

ブルーたちがよ、と指差す先に法衣の生徒会長たち。

シロエ 「ぶるぅは今年も小坊主スタイルですか…」
マツカ 「一休さんみたいで可愛いですよね、似合ってますよ」
ジョミー「早く鐘撞き、してくれないかな…。マジで凍えそう」
サム  「年越しのフライングってヤツはねえから、諦めろよな」

時間にならねえと撞かねえよ、というのが除夜の鐘。
カウントダウンですね?


2017/12/30 (Sat)

 

☆無我の境地で


寒さが厳しい大晦日の夜、除夜の鐘を待つシャン学メンバー。
ようやく生徒会長たちが登場、鐘楼の方へと向かってゆきまして。

シロエ 「いよいよですね、今年の残りもあと少しですよ」
マツカ 「来年こそ、いい年にしたいですよね」
サム  「ブルーの法力に期待だぜ。キースは期待できねえし…」

今だってブルーの先導役だし、とサム君の口から厳しい評価。

サム  「そうでなくても、あいつのせいで散々な目によ…」
スウェナ「災いを持ち込むことにかけては、天才的よね…」
ジョミー「諸悪の根源、キースだもんねえ…。いろんな意味で」

来年こそ平和にやりたいよね、とジョミー君も。

ジョミー「除夜の鐘にお祈りしようかなぁ…。キースの対策」
シロエ 「それより悪霊退散ですよ、誰のこととは言いませんが」
マツカ 「駄目ですってば、除夜の鐘は煩悩を流すんですよ?」

切なる願いを流してしまってどうするんです、と御曹司。

マツカ 「普通に撞くのが一番です。無我の境地で」
一同  「「「あー…」」」

危うく失敗するトコだった、と一同、納得。

シロエ 「じゃあ、来年もいい年に、と祈るだけですね?」
マツカ 「そうです、そうです。あっ、撞きますよ!」

生徒会長がゴーン…と撞いた1つ目の鐘。

サム  「やっと始まったぜ、これで行列も進むよな!」
シロエ 「鐘を撞いたら、あっちのテントでおぜんざいです!」
スウェナ「早く食べたいわね、もう凍えそうよ」
ジョミー「無我の境地で撞くんだからさ、おぜんざいもさ…」

今は忘れて鐘を撞こう、とジョミー君。

ジョミー「そうすれば、きっと来年はいい年に!」
マツカ 「ええ。来年こそ平和に過ごしたいです、1年を」
サム  「マジで、いい年にしてえよなあ…。無我の境地な!」
シロエ 「今年の締めは、その言葉ですね」
一同  「「「無我の境地で、いい新年を…!」」」

迎えなくては、と向かう除夜の鐘撞き。ゴーンと一発。
皆様も、どうぞ、良いお年を~!


2017/12/31 (Sun) 







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☆師走になったら


早くも師走。今年も終わりな月が始まり、寒さの方もヒシヒシと。
そんな中でも生徒会長宅でダラダラ、それがシャン学メンバーで。

シロエ 「もうすぐお正月ですねえ…。その前に冬休みですけど」
サム  「クリスマスもあるしよ、いい時期だよなあ」
キース 「…俺の家には、クリスマスは未だに無いんだが…?」

寺だからな、と副住職。

キース 「今どきは、庫裏にツリーな寺も少なくないんだが…」
ブルー 「アドス和尚は頑固だしねえ、仕方ないよ」
スウェナ「変える切っ掛けだって無いものねえ…」
一同  「「「へ?」」」

切っ掛けって何だ、と誰もがキョトン。

シロエ 「スウェナ先輩。切っ掛けって、どういうヤツですか?」
スウェナ「鍵は子供だと思うのよ! 孫が生まれたら変わりそう」
マツカ 「ああ…。お孫さんが出来たら、ありそうですね」

可愛い孫なら、アドス和尚もメロメロですよ、と御曹司。

マツカ 「ツリーもサンタも、一気に登場しそうです」
シロエ 「自分でサンタをやりそうですよね、服まで買って」
ジョミー「ぼくたちには鬼でしかないけどさ…。孫は別だよね」

だけど、その孫がいないよね、とジョミー君も頷く現状。

ジョミー「この先だって生まれないしさ、諦めるしか…」
キース 「俺も分かってはいるんだが…。そもそも璃母恩院が…」

修行道場をクリスマスの時期にぶつけるしな、とブツブツブツ。

キース 「アレで別れてしまうカップルもいるという話だ」
一同  「「「え?」」」
キース 「なにしろ、大学3年目のクリスマスシーズンだしな…」

何かと盛り上がる時期だろうが、と語られる修行道場の時期。

キース 「12月に入ったら道場入りで、クリスマスまでだぞ」
シロエ 「そうでした…! 終わるの、25日でしたね…」
ブルー 「クリスマスシーズンが、丸ごと潰れてしまうんだよ」
一同  「「「あー…」」」

別れられても仕方ないな、と誰もが納得。
クリスマスと相性、悪そうですしね…。


2017/12/01 (Fri)

 

☆後から来た行事


キース君の家には今も無いのが、クリスマスという行事ですけど。
総本山の璃母恩院からして、無視しているのがクリスマスだとか。

キース 「修行道場の時期は、昔から変わっていないんだがな…」
ブルー 「厳しい寒さに向かう季節が、修行向けなんだけどね…」

後から来たのがクリスマスだよ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「この国にクリスマスが来るよりもさ…」
キース 「遥かに前から、璃母恩院は存在するからな…」
シロエ 「つまり、どうしようもないんですね? 道場の季節」
ブルー 「璃母恩院そのものが変わらない限りは、不変だよ」

道場入りする人の立場は考えないね、とキッパリと。

ブルー 「道場入りでクリスマスシーズンがパアになる程度で…」
キース 「別れるような女性なんかに、寺の嫁はだ…」

務まらないしな、と副住職の溜息。

キース 「なにしろ、寺というのはハードで…」
スウェナ「あら? でも今どきは庫裏にツリーがあるんでしょ?」
キース 「それはそうだが…。檀家さんからチキンなんかの…」

差し入れがあるのも普通なんだが…、と苦い顔付き。

キース 「だが、クリスマスを祝おうという段になってだな…」
ジョミー「何かあるわけ?」
キース 「電話が入って、枕経を頼まれる世界だぞ」
一同  「「「あー…」」」

それがあったか、と誰もが頷く枕経。

シロエ 「枕経は、待ったなしでしたっけ?」
キース 「基本はそうだな、深夜だったら次の日になるが…」
ブルー 「仏様が出たら、すぐに行くのがお約束だしね…」

クリスマスパーティーどころじゃないよ、と銀青様も。

ブルー 「そんな世界に嫁ぐからには、それなりの覚悟が…」
キース 「必要なわけで、道場とクリスマスが重なるくらいで…」
シロエ 「別れ話を持ち出すようでは、駄目なんですね?」
キース 「将来が見えているからな…。いずれ離婚になるだろう」

そうでなくても年中無休だ、というお寺の世界。
厳しいですよね?


2017/12/02 (Sat)

 

☆待ったなしです


キース君の家には存在しない、クリスマスという暮れのイベント。
その上、総本山の璃母恩院では、修行道場を重ねてくるシーズン。

シロエ 「家でクリスマスを祝おうとしても、難しいんですか…」
キース 「仏様の都合次第だが…。いつ、お浄土に旅立たれるか」

クリスマスイブは現世にいて下さったら、ギリギリセーフ、と。

キース 「クリスマスの朝に、お浄土に行って下さる分には…」
スウェナ「大丈夫だわね、もうパーティーは済んでいるから」
マツカ 「サンタクロースも来た後ですしね、安心ですよね…」

この国のクリスマスはイブまでですから、と御曹司。

マツカ 「キリスト教の家はともかく、一般的にはイブまでで…」
シロエ 「クリスマスケーキも、25日には値下げですしね…」

売れ行きがグンと落ちますから、とシロエ君も。

シロエ 「でも、お浄土に行く人を引き留めるのは…」
サム  「どう考えても無理だと思うぜ、待って貰うなんてよ…」

寺の都合は関係ねえよ、とサム君が言う仏様の事情。

サム  「治療している病院にしても、クリスマスはよ…」
ジョミー「持ちこたえさせないと駄目じゃないよね、法律とかさ」
キース 「この日は駄目だという法律自体が、無いと思うが」

たとえ正月三が日だろうが、来る時は来る、と副住職。

キース 「枕経だけ済ませておいて、後は三が日明けとかな」
シロエ 「やっぱり、そういう方向ですか?」
キース 「そこは常識で考えてくれ。元日に喪服はどうなんだ」

着たいと思う人がいるのか、と質問が。

キース 「仏様をお浄土に送るとなったら、こう、色々と…」
一同  「「「あー…」」」

周りの人も巻き込まれるな、と頷く御一同様。

キース 「正月でさえも、仏様は待って下さらないんだ」
ブルー 「後から来たようなクリスマスはさ…」
キース 「もう完全にスルーだな。クリスマスイブでも」

そして坊主の出番になる、と深い溜息。
ケーキもツリーも、お預けですか…。


2017/12/03 (Sun)

 

☆電話が来たらパア


キース君の家には今も無いのが、クリスマスツリーやケーキなど。
お正月だろうと待ってくれない仏様が相手、お寺ライフは大変で。

キース 「クリスマスツリーは飾っていてもだ、電話1つで…」
ブルー 「パアになるのが、お寺のクリスマスというヤツだよ」

パパが呼び出されて行ってしまって…、と銀青様。

ブルー 「枕経なら、まだマシだけどね…。その後の方だと…」
キース 「もう夕方から行きっ放しで、パーティーは無いな」
シロエ 「お通夜が終わった後なら、なんとかなりませんか?」
キース 「早い時間にやってくれれば、まあ、ギリギリで…」

間に合う時間に帰れなくもないが…、と副住職の答え。

キース 「しかしだ、早い時間にやったら、お膳がだな…」
一同  「「「お膳?」」」
キース 「後の食事だ。坊主の分も用意して下さるものだし…」

家に帰って食事は無理だ、とブツブツブツ。

キース 「お膳料で現金を下さるパターンは、いいんだが…」
ブルー 「本当にお膳を出されちゃったら、食べないとね…」

そして食べながら法話の一つもするもので…、と銀青様も。

ブルー 「どっちになるかは分からないしさ、家の方には…」
キース 「晩飯は茶漬けくらいでいい、と言っておくしか…」

ついでに帰る時間も謎だ、と現場で働き続ける人。

キース 「クリスマスだから、と途中で帰れはしないぞ」
一同  「「「うーん…」」」

とことんクリスマスと相性が悪い、お寺の暮らし。

キース 「そんな調子だから、庫裏にツリーは飾れても、だ…」
ブルー 「クリスマスが来るまで、ハラハラなんだよ」

当日になってもビクビクだよね、と生徒会長が語るお寺ライフ。

ブルー 「檀家さんからチキンの差し入れが来ても、その後が…」
キース 「無事にパーティー出来るかどうかが危なくてな…」
ブルー 「電話が来たら終わりだからねえ、パーティー中でも」

パパは着替えて枕経だ、と嫌すぎる話。
宗教が違いますからねえ…。


2017/12/04 (Mon) 

 

☆お寺は持たない人


キース君の家には存在しない、クリスマスという暮れのイベント。
やっているお寺もあるそうですけど、難しいのがタイミングで…。

シロエ 「家がお寺をやってる限りは、危ないんですね…」
マツカ 「お坊さんの仕事が優先ですしね、家族団欒よりも…」
キース 「そういうことだ。唯一の例外が三が日だが…」

枕経だけは、どうにもならん、と深い溜息。

キース 「そんな調子だから、クリスマスが危ういのは当然だな」
ブルー 「キースの家には、永遠に来ないだろうけどね」

なにしろ孫が生まれないから…、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「キースは年を取らないわけだし、お嫁さんはねえ…」
ジョミー「来るわけないよね、見た目は高校1年生だし」
スウェナ「三百歳になったとしたって、そのままだものね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも、いつまでも子供だも~ん!」

6歳になる前にリセットだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「年を取らないの、楽しいよ! ぼくは卵に戻るけど!」
シロエ 「そうでしたっけね、お誕生日がクリスマスで…」
ぶるぅ 「ちゃんと合わせているもんね!」

クリスマスの朝に孵化するように、とニコニコニコ。

ぶるぅ 「サンタさんからプレゼントが来て、お誕生日で…」
ブルー 「最高の日になるわけだけどさ、これがお寺だと…」
キース 「朝っぱらからパアになる年も出てくるだろうな」

朝一番に電話が鳴って…、とブツブツブツ。

キース 「良かったな、ぶるぅ。此処が寺じゃなくて」
ぶるぅ 「うんっ! ブルーは偉いお坊さんだけど…」
ブルー 「ぼくは家族が大切だからね!」

お寺なんかは持たない主義、とキッパリと。

ブルー 「住職になると、世の中、色々面倒で…」
キース 「高僧のあんたがソレを言うのか?」
ブルー 「高僧だからこそ言えることだよ、道を極めたしね」
キース 「……くっそぉ……」

なんであんたが高僧なんだ、と唸ってますけど。
ホントですしね…?


2017/12/05 (Tue)

 

☆真面目さが違う


キース君の家には存在しないのが、楽しいクリスマスですけれど。
伝説の高僧、銀青様な生徒会長の家では、暮れの定番イベントで。

キース 「銀青様が、家でクリスマスを盛大にやるというのは…」
ブルー 「感心しないと言うのかい?」
キース 「当たり前だろうが、あんたは既に伝説なんだぞ!」

それなのに寺も持たないで…、と苦い顔をする副住職。

キース 「本当だったら何処かの寺のトップで、法話なんかも…」
ブルー 「ぼくは、そういうキャラじゃないから!」
ぶるぅ 「んとんと…。ブルーが、お坊さんになったのって…」

アルタミラの供養のためだもんね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「お浄土に行けなくなっちゃった人を、助けたくて…」
シロエ 「そうでした! アルタミラは火山の噴火で海に…」
ジョミー「一晩で沈んでしまったんだっけね、ずっと昔に」

今でも夏には灯篭流しをやっているよね、とジョミー君。

ジョミー「ブルーの家族も、海に沈んでしまったから…」
ブルー 「うん。供養に行く船に乗せて貰ったけど、ぼくには…」
ぶるぅ 「パパもママも、誰も見えなかったもんね…」

お寺のお坊さんに見えていただけ…、と三百年以上も昔の話。

ぶるぅ 「それで、ブルーも修行するんだ、って…」
スウェナ「凄く真面目な理由なのよね、キースと違って」
キース 「なんだって!?」

俺の何処が真面目じゃないと言うんだ、と反論ですけど。

シロエ 「先輩、お寺は継がないと反抗してたじゃないですか」
サム  「うんうん、俺たちが夏休みに遊びに行くまではよ…」

墓回向の手伝いも嫌々やっていたじゃねえか、という指摘。

サム  「そこへブルーが緋の衣でよ…」
シロエ 「颯爽と登場しちゃったお蔭で、考えがですね…」
マツカ 「負けてたまるか、という方向へ行ったんですよね」
ジョミー「あまり真面目じゃないよね、それって…」

単なる負けず嫌いじゃないか、とツッコミが。
間違ってませんね…?


2017/12/06 (Wed)  

 

☆下積みはキツイ


クリスマスというイベントが全く存在しないのが、キース君の家。
そこから話がズレてしまって、お坊さんになった動機が問題に。

シロエ 「キース先輩と会長では、志が月とスッポンですよ」
サム  「違いねえよな、おまけにキースは寺の跡継ぎでよ…」
スウェナ「黙っていたって、住職になれる立場だものね…」

今では無理になっちゃったけど、とスウェナちゃん。

スウェナ「アドス和尚も年を取らないし、ずっと住職だし…」
マツカ 「キースは永遠に下積みですよね、副住職のままで」
キース 「俺には、其処がキツすぎるんだが!」

未だにスクーターの許可も出ないし、と副住職の嘆き節。

キース 「月参りにしても、棚経にしても、あれに乗れれば…」
シロエ 「楽でしょうけど、アドス和尚の方針でしょう?」
サム  「もっと僧階を上げていかねえと駄目だ、ってヤツな」
ブルー 「流石に紫の衣になったら、自転車ではねえ…」

スクーターの許可も下りるだろう、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「それまでの間は、自転車で走っておきたまえ」
キース 「自転車もキツイが、何かと言えば罰礼で…」
サム  「南無阿弥陀仏で五体投地も、修行の内だぜ?」

親父さんに鍛えて貰ってるんだし…、との声も上がってますけど。

キース 「親父の場合は、単なる苛めだ! どう考えても!」
サム  「いいんでねえの? それで食わせて貰ってるんだし」
??? 「ぼくも賛成!」

元老寺万歳、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

キース 「おい、なんであんたが賛成なんだ!?」
Aブルー「キースの家がお寺だからだよ!」

クリスマスも、とても大切だけど…、とニコニコニコ。

Aブルー「お寺ならではの行事があるよね、クリスマスの後に!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「年越しだってば、除夜の鐘はお寺のイベントだろう?」
一同  「「「あー…」」」

大晦日といえばセットで来るのが除夜の鐘。
お寺の行事ですね…?


2017/12/07 (Thu) 

 

☆除夜の鐘も大切


クリスマスというイベントが全く無いのが、お寺なキース君の家。
副住職の辛さを嘆いてますけど、其処へ来たのがソルジャーで…。

Aブルー「クリスマスもいいけど、除夜の鐘だって大切だよね!」
シロエ 「それはまあ…。アレが無いと年が明けませんしね」
ブルー 「正確に言うと、古い年を送る行事だけどね」

大晦日の間に撞いてしまうのが本来の形、と銀青様。

ブルー 「璃母恩院の鐘がそうだよ、11時には撞き始めるから」
シロエ 「…そうなんですか?」
ブルー 「うん。なにしろ撞くのが大変だからね、あの鐘は」

大きすぎて…、というのが璃母恩院の大梵鐘。

ブルー 「お坊さんが何人も集まらないと、撞けないし…」
サム  「うんうん、撞木の綱にぶら下がるヤツが1人だっけな」
キース 「アレが花形で、他に何人もが綱を引くという形だが…」

試し撞きまで必要なくらいに難しいのだ、と副住職も。

キース 「普通の鐘のようにはいかんし、新年までに撞くには…」
ブルー 「早い時間から撞くしかないよね、百八回分」

だから開始が11時で…、との解説が。

ブルー 「本来、お寺はそうなんだけど…。でも最近は…」
キース 「一般人も撞きに来るしな、どうしても年が明けるんだ」

百八回で切らない限りは…、と語られる事情。

キース 「整理券を配って切ってしまえば、それでいいんだが…」
ブルー 「寒い中を来たのに、撞けないんじゃねえ…」
キース 「ガッカリする人も多いだろうし、ウチは無制限だ」

午前1時までなら、撞き放題だ、と言ってますけど。

Aブルー「それでこそだよ! やっぱり誰でも撞けないと…」
シロエ 「不公平ではありますね…」

無駄足になっては気の毒です、と頷くシロエ君。

シロエ 「ぼくたちも毎年、楽しみですし」
マツカ 「元老寺だと、おぜんざいのお接待もありますからね」
Aブルー「うん、頑張って欲しいよね!」

今年も参拝客を大勢集めて欲しい、と輝く笑顔。
応援ですか…?


2017/12/08 (Fri) 

 

☆アバウトな国民


師走と言ったらクリスマスですけど、大晦日に来るのが除夜の鐘。
いつものように現れたソルジャー、それを絶賛してまして…。

Aブルー「キースの家みたいに、撞き放題のお寺がいいよね!」
シロエ 「撞きに出掛ける一般人としては、嬉しいですね」
マツカ 「ここで108人目です、と断られるよりは…」

並んで待てば撞けるお寺がいいですよね、と御曹司も。

マツカ 「家から近いお寺だったら、まだ諦めもつきますけど…」
サム  「バスとかで行って、撞けねえのはちょっと…」
ジョミー「残念どころの騒ぎじゃないよね、無駄足だなんて」

ぼくも元老寺方式がいい、とジョミー君も無制限に賛成。

ジョミー「1時まで撞かせてくれるんだったら、余裕だしさ…」
スウェナ「遠い所から来た人だって、間に合うわよねえ…」

きちんと時間を考えて来れば…、とスウェナちゃん。

スウェナ「1時ギリギリに来ない限りは、大丈夫でしょ?」
キース 「過去に苦情が出たことは無いな、撞けなかったと」
Aブルー「素晴らしいよね、今年も頑張ってくれたまえ!」

大勢の人に撞いて欲しい、と瞳がキラキラ。

Aブルー「なんと言っても、あれが最高のイベントだから!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「除夜の鐘だよ、クリスマスよりも有意義だよね!」

末永く続いて欲しいものだ、と言ってますけど。

シロエ 「あのぅ…。いつから仏教徒になったんです?」
Aブルー「えっ、そんなのには、なってないけど?」

そもそも関係ないじゃないか、と涼しい顔。

Aブルー「この国の人は、殆どがそうじゃないのかい?」
一同  「「「はあ?」」」
Aブルー「除夜の鐘に対する姿勢だよ!」

敬虔な信者は少ないのでは、とソルジャー。

Aブルー「暮れはクリスマスをお祝いしてさ…」
キース 「それが済んだら、除夜の鐘だと言いたいのか?」
Aブルー「ピンポーン! でもって、お正月が…」

神社だよね、とツッコミが。
確かに大多数は、そうですよね…?


2017/12/09 (Sat)

 

☆宗旨替えは不要


除夜の鐘には末永く続いて欲しいものだ、というのがソルジャー。
仏教徒のような言い種ですけど、宗旨替えしたわけではなくて…。

Aブルー「クリスマスと除夜の鐘と、初詣は全部、宗教がさ…」
キース 「違っていると言いたいんだな、要するに?」
Aブルー「そうなんだよ! この国の人は凄いよねえ…!」

三つの宗教を1週間ほどでこなすんだから、とニコニコニコ。

Aブルー「自分の宗教は乗り換えないで、イベントだけクリア!」
シロエ 「身も蓋も無い言い方ですけど、そんな感じですね…」
サム  「俺も僧籍だし、キリスト教とは関係ねえよな…」

神社だったら、まだ言い訳も出来るけどよ、と僧籍な人。

サム  「神仏習合ってヤツもあるから、寺と神社はよ…」
キース 「まるで関係ないことも無いが、キリスト教はな…」

せいぜい宗教サミットだろうか、と副住職も呻くしかない実情。

キース 「お偉方が一緒に祈りはしても、こう、御本尊様と…」
ブルー 「十字架を並べて置きはしないね、何処のお寺でも」
Aブルー「ほらね、だから全く問題なし!」

ぼくが除夜の鐘を褒め称えても、と得意満面。

Aブルー「この国の人になったと思えば、なんでもオッケー!」
シロエ 「それはそうなんですけれど…。除夜の鐘って…」
ジョミー「一度も参加してない筈だよ、元老寺のヤツ」

おぜんざいのお接待には、ぼくたちだけだ、とジョミー君。

ジョミー「一般の人も沢山来るけど、おぜんざい用のテント…」
スウェナ「私たちしかいないわよねえ、毎年、毎年」
Aブルー「当たり前だよ!」

ぼくが参加して、どうするんだい、という返事。

Aブルー「除夜の鐘を撞くのは、煩悩を流すためなんだろう?」
キース 「その通りだが? 穢れの無い心で新しい年をだ…」
ブルー 「迎えるためにさ、煩悩の数だけ鐘を撞くわけで…」
Aブルー「綺麗サッパリ忘れたわけだね、君たちは!」

まだ大晦日は来ていないのに、と謎の台詞が。
何を忘れたと…?


2017/12/10 (Sun) 

 

☆イベントが沢山


除夜の鐘というイベントについて、熱心なのがソルジャーなる人。
けれど元老寺には来ていないわけで、撞いていないのが除夜の鐘。

Aブルー「もう、君たちには呆れるよ…。忘れるだなんて」
キース 「何も忘れていないと思うが…。暮れの行事は」
シロエ 「期末テストは、別にどうでもいいですけどね…」

特別生は成績とは無関係ですから、とシロエ君。

シロエ 「他の行事は忘れませんよ! クリスマス以外のも!」
スウェナ「ぶるぅのお誕生日もそうだし、除夜の鐘は定番だし…」
ジョミー「忘れようがないと思うけど? お正月の準備も」

やってるのはパパとママだけどさ、とジョミー君も。

ジョミー「ぼくは大掃除の手伝いだけで、おせちとか鏡餅は…」
サム  「俺の家でも、おふくろと親父の管轄だぜ、ソレ」
キース 「俺の場合は、かなり負担が大きいがな…」

寺の年越しは大変だから…、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「新年の修正会の準備も要るし、除夜の鐘もだ…」
シロエ 「副住職だと、ノータッチとはいかないですよね…」
マツカ 「ぼくの家だと、大掃除は自分でしませんけれど…」

やっぱり節目の行事ですから、と御曹司。

マツカ 「年始にいらっしゃるお客様用に、手配が色々…」
サム  「ほらな、マツカでも、この調子だしよ…」

忘れるヤツが何処にいるかよ、とサム君が振っている頭。

サム  「除夜の鐘まで、けっこう行事が目白押しだぜ」
Aブルー「だけど、忘れてしまってるから! 本当に!」

あんなに大切な行事なのに、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「煩悩を流す行事なんだよ、除夜の鐘は!」
シロエ 「でも、来ていないじゃないですか」

まだ一回も、との指摘ですけど。

Aブルー「ぼくは煩悩が大事だから! 流さないから!」
ブルー 「そういうキャラではあるけどね…」
Aブルー「分かってるんなら、忘れないでよ!」

除夜の鐘が如何に大切なのか、と握り締める拳。
どう大切だと…?


2017/12/11 (Mon) 

 

☆参加しなくても


除夜の鐘はとても大切なのだ、と熱意溢れるソルジャーですけど。
一度たりとも撞きに来ておらず、撞く気の方もナッシングで…。

ブルー 「君に参加する気が無い以上は、大切も何も…」
キース 「あったものではないと思うが、何が言いたいんだ」

その上、仏教徒でもないそうだしな、と副住職。

キース 「こっちの世界の人間でもないし、どう大事なんだ?」
シロエ 「大晦日には、そっちの世界でイベントでしょう?」

ニューイヤーに向けてカウントダウンで…、とツッコミが。

シロエ 「新年になったらお祭り騒ぎで、青の間がですね…」
マツカ 「派手に散らかると聞いてますよね、毎年、毎年」
スウェナ「そうそう、お掃除部隊が突入するのが恒例なのよね」

あまりにも青の間が散らかりすぎて…、とスウェナちゃんも。

スウェナ「カウントダウンの真っ最中なら、除夜の鐘なんか…」
ジョミー「関係ないよね、第一、聞こえもしないしさ…」

こっちの世界でも、お寺が遠いと聞こえないよ、という指摘。

ジョミー「アルテメシアはお寺が多いし、大抵の家はさ…」
サム  「除夜の鐘の音が届くモンだけどよ、寺がねえとさ…」
シロエ 「聞こえない家も多いでしょうね、いくら夜中でも」

別の世界まで届くとは、とても思えません、と真っ当な意見。

シロエ 「そんな行事の、何処が大切だと言うんです?」
Aブルー「本当に忘れちゃってるし…。恒例なのにさ」

酷いモンだよ、とソルジャー、溜息。

Aブルー「いいかい、除夜の鐘を撞いたら、煩悩がさ…」
キース 「綺麗に流れて、清らかな心で新年をだな…」

迎えるものだ、と言ってますけど。

Aブルー「そこが問題! 山ほどの煩悩が流されるんだし…」
シロエ 「いいことだと思いますけどね?」
Aブルー「そうなんだよ! エロい煩悩も、てんこ盛りでさ…!」
一同  「「「うわー…」」」

もう思いっ切り忘れていた、と愕然とする御一同様。
ソルジャーのお目当て、ソレでしたね…。


2017/12/12 (Tue) 

 

☆拾いたいんです


仏教徒でもないというのに、除夜の鐘が大切だと言うソルジャー。
撞いて煩悩を流す気など無く、流される煩悩の方がお目当てで…。

Aブルー「大勢の人が撞いてくれるほど、エロい煩悩も…」
ブルー 「言わなくていいから!」
Aブルー「みんな忘れてしまっていたしね、ちゃんと言わないと」

除夜の鐘の大切さについて…、と握り締める拳。

Aブルー「あれは本当に、ぼくのためにあるようなイベントで…」
キース 「あんたなんぞは、何処の寺でも想定していない!」
Aブルー「だからこそ価値があるんだよ! ぼくの一人勝ちで!」

誰も目を付けていないからね、とニコニコニコ。

Aブルー「煩悩を流す発想ばかりで、拾いたい人はいないから!」
ブルー 「除夜の鐘を撞くのは煩悩を流すためだし、当然だよ!」
Aブルー「その思い込みが、ぼくに幸せをもたらすってね!」

競争相手が誰もいないのはいいことだ、と胸を張りまして…。

Aブルー「除夜の鐘そのものは、黙ってスルー! ぼくの世界で」
シロエ 「一度くらい、来たらどうですか?」
サム  「そうだぜ、あんたも煩悩ってヤツを流しちまえば…」

もうちょっとマシな心構えに…、とサム君も言っていますけど。

Aブルー「ダメダメ、エロは心のオアシスだから!」
一同  「「「オアシス?」」」
Aブルー「エロが無ければ、ぼくのサイオンも漲らないしね!」

ぼくのハーレイが漲ってこそ、と譲らない人。

Aブルー「ぼくのシャングリラを守るためには、エロが大切!」
ブルー 「屁理屈だから!」
Aブルー「何を言うかな、サイオンは心のパワーじゃないか!」

その関係はハッキリしてる、とキッパリと。

Aブルー「心が激しく乱れていたんじゃ、サイオンの方も…」
ブルー 「確かにパワーが落ちるけれどね、それにしたって…」
キース 「心頭滅却すれば火もまた涼しと言ってだな…」
ブルー 「気の持ちようだよ!」

変な所にこだわらなくても…、と生徒会長。
どうなんでしょうね?


2017/12/13 (Wed)

 

☆穢れたパワーより


除夜の鐘など撞く気もないのに、毎年燃えているのがソルジャー。
鐘を撞いて流れる煩悩がお目当て、一人勝ちだと言っていまして。

Aブルー「年が明けたら、煩悩を拾い集めてなんぼなんだよ!」
ブルー 「そういう姿勢を改めたまえ!」
キース 「まったくだ。清い心でサイオンを使う方が尊い!」

それでこそソルジャーに相応しかろう、と副住職。

キース 「妙な所で集めたパワーでは、こう、シャングリラが…」
ブルー 「穢れそうだとは思わないのかい、君という人は!」

君のシャングリラは箱舟だろう、と生徒会長も。

ブルー 「ぼくのシャングリラは、ただの巨大な宇宙船だけど…」
シロエ 「未確認飛行物体なだけで、誰の命も懸かってません!」
スウェナ「私たちは追われていないものねえ、誰からも」
キース 「しかし、あんたの世界は事情が違う筈だぞ」

シャングリラの外の世界では生きていけないだろう、との指摘。

キース 「そんな船をだ、穢れたパワーで守るというのは…」
ブルー 「最低だろうと思うけどねえ、同じソルジャーとしては」

もっと精進して欲しい、とソルジャーの肩書を持つ人の苦言。

ブルー 「煩悩なんかを集めていないで、清く正しく!」
キース 「坊主になれとまでは言わんが、人となりをだ…」
ブルー 「磨いてこそだよ、みんなに尊敬されるためには!」

いい加減な性格は直らなくても…、とブツブツブツ。

ブルー 「掃除をしろとは言わないからさ、煩悩だけでも…」
キース 「封じようと思わないのか、あんたは!」
Aブルー「さっきも言ったよ、エロは心のオアシスだ、って!」

それを封じてどうするのだ、とソルジャー、反論。

Aブルー「お正月には、煩悩をガッツリ、ゲットなんだよ!」
ブルー 「その先は、喋らなくていいから!」
Aブルー「ダメダメ、キッチリ復習の時間! 思い出してよ!」
一同  「「「うわー…」」」

復習の時間なんか要らない、と誰もがガクブル。
黙って欲しいですよね?


2017/12/14 (Thu)  

 

とにかく喋りたい

 

一年間の煩悩を払うために撞くのが、大晦日の除夜の鐘ですけど。
その除夜の鐘で流された煩悩、それが目当てな人がソルジャー。

Aブルー「いいかい、大晦日に大勢の人が除夜の鐘を撞いてさ…」
ブルー 「もういいから! 黙って座っていて欲しいんだけど!」
Aブルー「復習の時間だと言った筈だよ、忘れないように!」

みんなして忘れていたんだからね、とソルジャー、反撃。

Aブルー「一人でも覚えていたならいいけど、みんな揃ってさ…」
ブルー 「ぼくは忘れていなかったから! ここだけの話!」
Aブルー「嘘をつかないでくれたまえ!」

君も黙っていたじゃないか、と吊り上げる眉。

Aブルー「今頃になって何を言っても、後出しなんだよ!」
ブルー 「そうじゃなくって、場の雰囲気とかが大切だってば!」
Aブルー「場の雰囲気?」
ブルー 「十八歳未満お断りの連中が揃ってるんだよ、此処は!」

そんな所でヤバい話を口に出来るか、と生徒会長の言い分。

ブルー 「ぼくには常識と、デリカシーとがあるからね!」
Aブルー「どうなんだか…。それに今更、十八歳未満も何も…」

ないと思うけど、と太々しい人。

Aブルー「エロい話は、嫌というほどしてるから! 普段から!」
ブルー 「君が勝手に喋ってるだけで、誰も喜んでいないから!」
Aブルー「それはどうでもいいんだよ! 聞いてくれれば!」

とにかく復習の時間なのだ、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「今度こそ、忘れないようにしてくれたまえ!」
シロエ 「除夜の鐘を撞いたら、忘れますから!」

綺麗サッパリ白紙ですから、とシロエ君。

シロエ 「撞いてなくても忘れましたし、撞けば必ず忘れます!」
Aブルー「じゃあ、それまでの間だけでもいいから、覚える!」
ブルー 「無茶を言ってないで黙りたまえ! でなきゃ帰るか!」
Aブルー「嫌だね、ぼくは目的のためには手段を選ばないから!」

此処で帰ってたまるものか、と居座る気満々。
迷惑すぎですね?


2017/12/15 (Fri)







 

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☆キャプテンの権限


働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキー希望な人がソルジャー。
ヒラのミュウでもいいそうですけど、そうなると消える今の肩書。

ブルー 「君がヒラだと、特別休暇を取らせるのは無理!」
キース 「そうなるだろうな、ヒラには発言権などは無いし…」
シロエ 「キース先輩はヒラじゃないですけど、駄目ですよね…」

アドス和尚に勝てませんよね、とシロエ君。

シロエ 「副住職だと、住職には絶対服従でしょう?」
キース 「情けない話だが、一生、親父には頭が上がらんな…」

俺が住職になっても無理だ、と深い溜息。

キース 「親父は引退するだけなんだし、俺の師僧には違いない」
サム  「キースの僧階、上がっていても無理だよなぁ…」
ブルー 「仮にキースが緋色の衣をゲットしてもさ…」

アドス和尚がワンランク下の紫の衣でも駄目だ、と。

ブルー 「キースの師僧になるわけだからね、立場は不動!」
キース 「親父は常に上から目線で、俺に命令するわけだ」

それが出来るのも師僧だからだ、とブツブツブツ。

キース 「そんな具合に肩書は大事で、あんたがヒラだと…」
ブルー 「どう考えても、キャプテンに休暇を取らせるなんて…」
シロエ 「有り得ませんよね、絶対に!」
Aブルー「うーん…。確かにそうかもしれないけどさ…」

何か忘れていないかい、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「ぼくがヒラでも、ハーレイはキャプテン!」
ブルー 「そりゃそうだろうね、他に人材がいるならともかく」
Aブルー「ハーレイにも代わりはいないしさ…。そこが大切!」

キャプテンは一人しかいないのだ、と胸を張りまして。

Aブルー「キャプテン権限で、特別休暇が取れるんだよ!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「ハーレイが取ると言いさえすれば、休暇をゲット!」
ブルー 「そ、それじゃあ…?」
Aブルー「ぼくがヒラでも、もういくらでも!」

こっちの世界で遊び放題の日々、と得意満面。
嫌すぎる展開なんですけどね…?


2017/11/16 (Thu)

 

☆ヒラのミュウだと


理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーもしたい人がソルジャー。
ヒラのミュウなら可能なわけで、その場合でも遊び放題だとか。

Aブルー「ぼくがヒラだと、基本は毎日フリーだし…」
ブルー 「働かざる者、食うべからずな船じゃないのかい?」
Aブルー「そういうわけでもないんだよねえ、ミュウは虚弱で…」

働けないことも多いから、とサラリ、返事が。

Aブルー「働いていない仲間もいるよね、ぼくの船には」
一同  「「「うーん…」」」

脅していたわけではなかったのか、と一同、ポカーン。

シロエ 「あのですね…。今のソルジャーの肩書ですけど…」
サム  「船の仲間を脅してるわけじゃねえのかよ?」
Aブルー「脅すって?」
キース 「あんたに逆らったら、船から放り出すとかだな…」

そんな感じで脅しているのかと思っていた、と副住職。

キース 「脅しまくって、好き放題の生き方なのかと…」
シロエ 「思ったんですけど、働いていない人もいるのなら…」
マツカ 「船から放り出すなんてことは、無さそうですね」
スウェナ「ニートでもいいっていう船だものね…」

ソルジャー権限で脅しは無さそう、とスウェナちゃんも。

スウェナ「だけどニートな生き方なのよね、どう考えても」
ブルー 「ヒッキーニートがピッタリだよねえ、ブルーの場合」
Aブルー「言っておくけど、ソルジャーの肩書なんかはさ…」

無くても好きに出来るんだからね、と話はループ。

Aブルー「ぼくのハーレイに頼みさえすれば、特別休暇!」
シロエ 「そして、こっちに来るわけですね…」
Aブルー「ピンポーン!」

憧れの地球でグルメ三昧、と瞳がキラキラ。

Aブルー「ホテルも旅館も泊まり放題、ラブホにだって…!」
ブルー 「その件だけどさ…。無理があるよね」
Aブルー「えっ、なんで?」
ブルー 「ヒラのミュウだと、もう絶対に来られないけど?」

どうやって空間を超えて来るのだ、とツッコミが。
タイプ・ブルーじゃないですもんね…?


2017/11/17 (Fri)

 

☆ヒラは無理です


働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキー希望の人がソルジャー。
ヒラのミュウでもいいのだそうで、好き放題するつもりですけど。

ブルー 「君がこっちに出て来られるのは、空間移動だよね?」
Aブルー「そうだけど? 瞬間移動のバージョンアップで!」

別の世界へ跳躍するのだ、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「ぼくとぶるぅの得意技でさ、もう、何処へでも!」
ブルー 「…タイプ・ブルーだからだろう?」

その能力は…、と生徒会長、深い溜息。

ブルー 「ただのミュウだと、そんな力は持っていない筈!」
Aブルー「それはまあ…。それが何か?」
ブルー 「ヒラのミュウにも無いってことだよ、その力は!」

その能力を持っているだけで、ヒラではない、とキッパリと。

ブルー 「即、ソルジャーとはいかなくてもさ…」
キース 「何かの役職はついて来そうだな、力に応じて」
シロエ 「攻撃セクションになるんでしょうか?」
サム  「守りも要るしよ、防御セクションかもしれねえぜ」

何にしたって、ヒラはねえよな、とサム君も。

サム  「役がついたら、じきに其処から昇進でよ…」
ブルー 「ソルジャーになる日も近そうだけどね、見てる間に」
Aブルー「…そうなるのかい?」
ブルー 「ヒッキー希望でニートでもね!」

現に今でもソルジャーなんだし、とジロジロジロ。

ブルー 「こんな人間がソルジャーだなんて、災難だよねえ…」
キース 「まったくだ。俺ならリコールしたい所だ」
シロエ 「ぼくもです。でも、逆らったら…」
ジョミー「船から放り出されそうだよね、リコールなんて」

ニートな生き方は許されてても、とジョミー君。

ジョミー「やっぱり最高権力者だしさ、きっと絶対服従だよ」
Aブルー「その点は否定しないけど?」
シロエ 「もしかして、脅してるんですか?」
Aブルー「TPOは考えてるけどね!」
一同  「「「うわー…」」」

思いっ切り恐怖政治な船か、と誰もがガクブル。
怖すぎるかも…?


2017/11/18 (Sat)

 

☆脅さないと困る


理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーもしたいのがソルジャー。
けれど肩書はソルジャーなわけで、船の最高権力者だという現実。

シロエ 「TPOは考えて脅すって…。船の人をですよね?」
Aブルー「そうだけど? 他には脅す相手もいないし」

人類軍なら、威嚇する前にブチ殺すだけ、と恐ろしい発言。

Aブルー「見逃すつもりは全く無いしね、災いにしかならないし」
ブルー 「それは分かるけど、船の仲間を脅すというのは…」
キース 「まるで感心できないが…。いくらソルジャーでもな」

脅して言うことを聞かせるというのは最低だ、と副住職。

キース 「筋道立てて説明してこそで、船の仲間の心もだな…」
ブルー 「君の方に向くと思うけどねえ、脅すよりかは」
Aブルー「うーん…。でも、脅さないと困るのは、ぼくで」
一同  「「「は?」」」

いったい何が困るのだ、と一同、目が点。

シロエ 「あのですね…。今でも好き放題なんですよね?」
サム  「殆どニートで、半分以上はヒッキーじゃねえかよ」
Aブルー「そうだけどさ…。切実に困る問題があって…」
ブルー 「特別休暇も、君が勝手に取ってるだろう!」

それ以上、何を望むのだ、と生徒会長、厳しい視線。

ブルー 「もう充分に充実の日々で、困る点なんか無いだろう?」
キース 「まったくだ。天上天下唯我独尊とは、あんたのことだ」
Aブルー「えっと…?」

それって何さ、と首を傾げるソルジャー。

Aブルー「どういう意味の言葉なんだい、天井がどうとか…」
キース 「そっちの方の天井じゃない!」

ついでに正しい意味でもないな、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「お釈迦様の言葉の一つなんだが、その意味がだな…」
ブルー 「一人歩きをしているんだよ、完全に間違った解釈で」
Aブルー「ぼくには、ますます謎なんだけど?」
キース 「自分勝手で、我儘放題な人間だという意味合いだ!」

間違いだがな、と念押しが。
それじゃ、正しい意味は何だと…?


2017/11/19 (Sun)

 

☆お釈迦様と後付け


働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキー人生希望のソルジャー。
好き放題に生きている筈ですけど、脅さないと困る事があるとか。

Aブルー「その、天上がナントカ言うのの、本当の意味って?」
ブルー 「直訳するなら、世界の中で自分だけが尊い、だね」
シロエ 「だったら、さっきので合ってませんか?」

自分勝手で我儘放題、とシロエ君のツッコミ。

シロエ 「自分だけが尊いわけでしょう? そのものですよ」
マツカ 「思い上がっているわけですから、自分勝手ですよね…」
スウェナ「ついでに我儘放題の方も、セットでついてくる筈よ」

何処も間違っていないじゃないの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「そこの迷惑な人を、そのまま指しているわよ」
シロエ 「もう間違いなく、ズバリですね」
Aブルー「…ぼくのことかい?」
ブルー 「他に誰がいると?」

もっとも、言葉は間違いだけどね、と生徒会長、いえ、銀青様。

シロエ 「何処も間違っていませんけど?」
ブルー 「言葉自体は合っているけど、後付けなんだよ」
一同  「「「は?」」」
キース 「お釈迦様の言葉だと言われているのが、後付けなんだ」

元々は弟子が言ったことだ、と副住職の解説。

キース 「ところが、それがお釈迦様の言葉になってだな…」
ブルー 「生まれた途端にそう言った、という話になってね…」

お蔭で間違った解釈がまかり通ることに…、と生徒会長、合掌を。

ブルー 「偉そうに振る舞う人なんかのことを、そんな感じで」
キース 「表現するようになってしまって、今に至るんだが…」

あんたの場合はまさにソレだ、と睨む先にソルジャー。

キース 「もう文字通りに唯我独尊のくせに、まだ脅すのか?」
ブルー 「感心しないね、船の仲間を脅すというのは」
Aブルー「でも、切実な問題なんだよ! 反対されるから!」
ブルー 「何を?」
Aブルー「おやつだってば!」

おやつさえあれば何も要らない、と言ってますけど。
そのために脅すと…?


2017/11/20 (Mon)

 

☆食事が嫌いな人


理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーもしたい人がソルジャー。
唯我独尊の筈なんですけど、おやつのことで困っているとか。

Aブルー「いつも言ってるけど、ぼくはおやつが大好きでさ…」
ブルー 「そうらしいねえ、食事をするのは嫌いなくせに」
キース 「栄養剤で済ませたいとか言ってるな、あんた」

その割に山ほど食っていないか、と副住職。

キース 「こっちに来る度、あれもこれもと食っている気が…」
シロエ 「エロドクターとも食事に行ってますよね」
Aブルー「まあね。一緒に行ったら、お小遣いだって貰えるし…」

それに美味しいものが沢山、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「この間だって、フルコースを御馳走になっちゃって…」
キース 「フルコースは立派な食事だろうが!」
ジョミー「普通以上の量があるよね、肉も魚も出るんだし…」
マツカ 「オードブルだけでも色々出ますよ、お菓子以外のが」

食事嫌いとは思えませんが…、と御曹司も。

マツカ 「食事をするのが嫌いな人は、フレンチなんかは…」
シロエ 「食べませんよね、それこそ適当に済ませるだけで」

カロリーメイトを食べておくとか…、とシロエ君。

シロエ 「ぼくは食べるの好きなんですけど、忙しい時は…」
サム  「カロリーメイトで済ませるのかよ?」
シロエ 「夜食の代わりですけどね。機械弄りの最中なんかに」

でも、それ以外の時は食べます、とソルジャーをジロリ。

シロエ 「どの辺が食事が嫌いなんです、そうは見えませんが?」
Aブルー「こっちの世界は別なんだよ! 地球の食事は!」

どれも美味しいものばかりだし…、と反論が。

Aブルー「でもねえ、ぼくの船の食事は、そうじゃなくって…」
ブルー 「美味しくないから、食べたくないと?」
Aブルー「ついでにバリエーションが少なくて、味気なくって…」
ブルー 「だから食べずに、おやつの方に走りたいって?」

それは文句も出てくるだろう、と深い溜息。
偏食の極みですもんね?


2017/11/21 (Tue) 

 

☆食事よりお菓子


働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキーの夢もあるソルジャー。
自分の船では唯我独尊、けれど仲間を脅さないと貰えないお菓子。

ブルー 「君の偏食が酷すぎるんだよ、文句も出ると思うけど?」
Aブルー「だけど食事は嫌いなんだし、お菓子があれば充分で…」
ブルー 「栄養剤で済ませようとするから、反対されるんだよ!」
Aブルー「ぼくはお菓子が欲しいんだってば! 食事よりも!」

厨房の仲間を脅して何処が悪い、と開き直った人。

Aブルー「食事はいいから、おやつを出せ、って言うくらいは!」
ブルー 「それをソルジャーの立場で言うのかい、君は!?」
Aブルー「でないと、聞いては貰えないからね!」

ソルジャーとして命令したって、反対される、とブツブツブツ。

Aブルー「ぼくのハーレイが駄目だと言ったとか、色々と…」
ブルー 「そりゃそうだろうね、ドクターだって反対だろう」
Aブルー「そうなんだよ! ノルディは頭が固くって…」

こっちのノルディとは大違いだよ、とソルジャーの嘆き。

Aブルー「お菓子だけでいいと言ってるのにさ…。猛反対でさ…」
キース 「あんたの健康のことを思えば、当然だろうが!」
シロエ 「ソルジャーの代わりはいませんからねえ…」
スウェナ「ぶるぅじゃ、どうにもならないものね…」

こっちの「ぶるぅ」だったらいいけれど、とスウェナちゃん。

スウェナ「そっちのぶるぅは、悪戯小僧で大食いなだけで…」
ジョミー「おまけにサイオン全開にしたら、3分だもんね…」
サム  「カップ麺みたいなヤツだもんなぁ、時間切れでよ…」

とてもソルジャーの代わりは務まらねえな、とサム君も。

サム  「あんたの健康管理ってヤツは、大事なんだと思うぜ」
ブルー 「ホントにね…。おやつばかりじゃ駄目だってば」
キース 「不健康な食生活がしたくて、船の仲間を脅すとはな…」
Aブルー「ぼくには、切実な問題なんだよ!」

食事はストレスが溜まるだけだ、と言ってますけど。
健康管理は…?


2017/11/22 (Wed) 

 

☆お菓子のためなら


理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーもしてみたいソルジャー。
おまけに船の食事が嫌いで、お菓子のために仲間を脅すのだとか。

ブルー 「食事はストレスが溜まるだけって、それも仕事だろう」
Aブルー「仕事って…。どういう意味だい?」
ブルー 「ソルジャーの仕事だと思うけどねえ、健康管理は」

君が倒れたら、君のシャングリラはどうなるのだ、と厳しい指摘。

ブルー 「君の代わりがいない以上は、倒れないよう健康管理!」
キース 「まったくだ。食事をするのも仕事の内だと思うがな」
シロエ 「そうなりますよね、健康な身体を維持しないと…」

ソルジャーの役目が務まりません、とシロエ君も。

シロエ 「船の皆さんは正しいです! 食事して下さい!」
Aブルー「栄養剤で充分なんだよ、後は心の癒しにお菓子で!」
ブルー 「それが駄目だから、みんなに反対されるんだよ!」

正しい意見を述べている人を、脅すだなんて…、と呆れ顔。

ブルー 「船から出て行けと、言っているんじゃないだろうね?」
Aブルー「いくらぼくでも、それは言わない! 絶対に!」

死ねと言ってるのと同じだからね、とソルジャー、ワタワタ。

Aブルー「ぼくを見損なわないで欲しいんだけど!」
キース 「あんたの日頃の行いを見てると、見損ねたくなるぞ」
シロエ 「ぼくもです。でもですね…」

どんな脅しをしてるんですか、とシロエ君の疑問。

シロエ 「ソルジャーの立場で脅しているなら、深刻ですよ」
スウェナ「逆らったら後が無さそうだものね、酷すぎるわよ」
サム  「なんて言うか、こう…。弱い者イジメってえの?」

フェアじゃねえよな、とサム君も言ってますけれど。

Aブルー「その点については、大丈夫! モノがぶるぅだから!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「だから、ぶるぅだよ! 厨房で暴れさせるぞ、とね!」
一同  「「「うわー…」」」

それは酷い、と誰もがドン引き。
悪戯小僧の大食漢が、厨房で大暴れですか…?


2017/11/23 (Thu)

 

☆食材が尽きたら


働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキーも希望するソルジャー。
船の食事は苦手だとかで、お菓子のために仲間を脅すのだそうで。

シロエ 「ぶ、ぶるぅですか…。アレを厨房で暴れさせると…?」
サム  「何も残らなくなるじゃねえかよ、飯の欠片も…」
スウェナ「ペンペン草も生えないどころの騒ぎじゃないわね…」

貯蔵庫の奥までスッカラカンじゃないかしら、とスウェナちゃん。

スウェナ「食材は全部食べられちゃって、何も残らなくて…」
マツカ 「最悪に近い脅しですよね、飢餓状態に陥りますよ」
ジョミー「食べるものが何も無いんじゃね…」
ブルー 「ぼくが厨房の責任者だったら、もう真っ青だよ!」

どうやって生きて行けばいいのだ、と生徒会長、ガクブル。

ブルー 「君のシャングリラは、自給自足の船じゃないよね?」
Aブルー「そこの所は大きく違うね、君たちの船とは」
シロエ 「基本は略奪でしたっけ? 食材とかも」
Aブルー「昔はそうだね、今はもう少し平和かなあ…」

人類の世界で手に入れるんだし…、とソルジャーの答え。

Aブルー「倉庫から盗むこともあるけど、略奪じゃないね」
ブルー 「コッソリ失敬するだけなんだね、襲うんじゃなくて」
Aブルー「そうなんだよ! 管理者が責任を問われるだけかな」

倉庫の中身が消えてしまって…、とケロリとした顔。

Aブルー「そんな感じで上手くやっているよ、食材の調達!」
ブルー 「指揮してるのが誰かは知らないけどさ…」
キース 「厨房の係は注文を出すだけだろう?」

自分で調達には行かない筈だ、と副住職。

キース 「足りない食材はコレとコレだ、といった具合に…」
ブルー 「頼むんだろうね、調達に出掛ける係に」

そうやって手に入れた食材が消えるなんて…、と深い溜息。

ブルー 「どうしようもなくなってしまうよ、食材ゼロで…」
キース 「まったくだ。あんたは仲間を飢えさせる気か!」

なんという酷い脅しなのだ、と誰もが愕然。
食材ゼロって…。


2017/11/24 (Fri)

 

☆生き地獄な船


理想は働いたら負けな生き方、ニートの素質を持ったソルジャー。
お菓子を食べながらヒッキーを希望、そのために仲間を脅す有様。

ブルー 「いくらなんでも酷すぎるよ…。君の脅しは」
Aブルー「スッカラカンにはならないから! 大丈夫だから!」
ブルー 「どうなんだか…。相手は君のぶるぅだからね」

船中の食材を食べ尽くしたって、お腹も壊しそうにない、と。

ブルー 「それどころか派手に暴れるだろうね、腹ごなしに!」
一同  「「「うわー…」」」

食材ゼロに陥った上に、悪戯までか、と誰もが顔面蒼白。

シロエ 「もうシャングリラは終わりですね…」
マツカ 「沈まなくても、内部崩壊しそうですよね…」
サム  「食い物はねえし、ぶるぅは暴れやがるし…」
ジョミー「この世の地獄っていうヤツだよねえ、どう考えても…」

あんまりすぎる、とジョミー君も呆れるソルジャーの脅し。

ジョミー「船の外に出ろって言われちゃうのと、同じっぽいよ…」
キース 「それ以上だな。犠牲者の数が違いすぎるぞ」

一人だけ船から放り出されるのと、全滅とでは…、と副住職。

キース 「全員が飢え死にコースというのは、ホロコーストだ」
シロエ 「そうですよね…。脅しにしても酷すぎです」

もうちょっとマシなのにして下さい、とシロエ君の苦言。

シロエ 「命の危機に直結する上、悪戯がセットは生き地獄です」
ブルー 「ぼくもそう思うよ、君は自覚が足りなさすぎ!」

船の仲間を絶望の淵に叩き落としてどうする、と生徒会長。

ブルー 「おまけに、脅す原因が君のおやつじゃね…」
Aブルー「その点だったら、問題なし!」

食材はゼロにならないから、とソルジャー、胸を張りまして。

Aブルー「ぼくのぶるぅは、料理のスキルが無いからねえ…」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「調理済みしか奪わないから、食材は無事!」
一同  「「「うーん…」」」

そういう問題なのだろうか、と首を傾げる御一同様。
いいんでしょうか…?


2017/11/25 (Sat)

 

☆噛み付くんです


働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキーっぽい人がソルジャー。
食事をするのも面倒だからと、栄養剤で済ませたいのが問題で…。

ブルー 「あのね…。食材は無事って言っても、他のは全部…」
シロエ 「ぶるぅが食べ尽くすわけですよね? 綺麗サッパリ…」
Aブルー「そりゃそうだろうね、ぶるぅは食べるのが生き甲斐で…」

ぼくの船の料理でも気にしないから、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「ぼくよりもタフに出来てるんだよ、胃袋が!」
キース 「そして神経は、あんた並みに図太くなっているんだな」
サム  「心臓に毛が生えてるどころか、針なんじゃねえの?」

ハリネズミのような心臓なんじゃあ…、とサム君、溜息。

サム  「あんたの心臓も大概だけどよ、ぶるぅのはよ…」
Aブルー「もちろん、ぼくよりタフだよね! ぶるぅだから!」

でなきゃ、ああいう生き方は無理、とキッパリと。

Aブルー「好き放題して、注意されたら、すぐにガブリと!」
シロエ 「……噛むんでしたっけね……」

こっちに被害者はいませんけれど、とシロエ君、ブルブル。

シロエ 「あんな丈夫な歯で噛まれたら、痛そうです」
Aブルー「多分ね。…ぼくのハーレイなら、慣れてるけどさ」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「手に噛み付かれて、そのまま、ぶら下がられても…」

眉間に皺で耐えているしね、という発言。

キース 「ちょっと待て! ぶら下がるというのはだな…」
シロエ 「あの歯に全体重を預けて、ブランコですか!?」
Aブルー「そんなトコかな、ブランコと違って揺れないけどさ」

歯はガッチリと食い込んでるね、と言われましても。

ブルー 「そこまで凄い悪戯小僧を、厨房で暴れさせるのかい?」
Aブルー「脅してるだけで、実行はしてないけどね」
キース 「当然だろうが! やってどうする!」
シロエ 「ソルジャーの威厳が地に落ちる上に、恐れられますよ」

もう手遅れかもしれませんけど…、とシロエ君。
危なそうですよね?


2017/11/26 (Sun) 

 

☆ヒッキーの逆ギレ


理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーもしたい人がソルジャー。
面倒な食事はスルー希望で、お菓子だけあれば満足だそうで…。

ブルー 「あのねえ…。君の生き方は、船の仲間に迷惑すぎるよ」
キース 「同感だ。殆どニートで、ヒッキーに近くて…」
シロエ 「自分の希望だけを通すの、もう本当にヒッキーですよ」

引きこもっていてもネットで買い物、とシロエ君。

シロエ 「支払いも食事も家族任せで、注意されると逆ギレで…」
サム  「まんま、あんたのことっぽいよな、脅すなんてよ…」

逆ギレでしかねえだろう、とサム君も。

サム  「ちゃんと食事をして下さい、ってのは間違ってねえし」
スウェナ「正しいことを言ってる仲間を脅して、おやつでしょ…」
マツカ 「ぶるぅというのが反則ですよね、強烈すぎます」

あんなのに厨房で暴れられたら、大変ですよ、と御曹司の溜息。

マツカ 「いくら食材だけ残っていたって、料理したらですね…」
シロエ 「また襲って来て食べるんですよね、端から全部」
Aブルー「その点は否定しないけど…」

そんなに酷い脅しだろうか、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「お菓子を貰えない、ぼくの方が辛いと思うんだけど…」
ブルー 「君の勝手な言い分だから! 正しいのは船の仲間だよ」
ジョミー「健康管理も大切だもんね、代わりの人がいないから…」

うるさく注意するのも分かる、とジョミー君も船の仲間の味方。

ジョミー「なのに、ぶるぅを持ち出すなんてさ…。最低だよ!」
Aブルー「別にいいだろ、ぼくの最終兵器なんだから」
一同  「「「最終兵器?」」」
Aブルー「そう! 脅すなら、ぶるぅ!」

誰もぶるぅを止められないし、とニコニコニコ。

Aブルー「ぼくの言うことしか聞かないからね!」
ブルー 「そうだろうけど、脅しの手段に使うのは…」
Aブルー「ぼくが貰ったプレゼントだから、いいんだよ!」

サンタクロースからの贈り物、と言ってますけど。
迷惑すぎでは…?


2017/11/27 (Mon)  

 

☆ストレスにお菓子


働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキーっぽい人がソルジャー。
食事は不要でおやつを希望、そのために船の仲間を脅す有様。

Aブルー「ぼくのぶるぅは、クリスマスに貰ったヤツだしさ…」
ブルー 「そうらしいねえ、青の間に落ちてた石だっけね」
Aブルー「指先くらいの白い石でさ、サイオンを使ったら…」
キース 「卵サイズになったそうだな、その後も育つ一方で…」

抱えるほどになったと聞くな、と副住職。

キース 「あんたとキャプテンが温めてみたら、孵化して…」
Aブルー「そう! だから胎教はバッチリだよね!」

大人の時間も、卵はベッドの上だったから、と笑顔。

Aブルー「お蔭で今でも覗きが好きでさ…。ハーレイの頭痛の種」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「ホントのことだし、別にいいだろ? 覗かれてると…」

ぼくのハーレイは意気消沈で…、と止まらない喋り。

Aブルー「ぶるぅには言ってあるんだけどねえ、顔を出すなと!」
ブルー 「話をそっちに逸らさない! 今は脅しが問題だから!」

そんな「ぶるぅ」を使って脅すな、と生徒会長が吊り上げる眉。

ブルー 「君の船の仲間は正しいよ! 君に対する扱いは!」
Aブルー「健康管理か何か知らないけど、お菓子が大切!」

でないとストレスが溜まるじゃないか、と譲らない人。

Aブルー「そうなってくると、サイオンにも影響しそうだし…」
キース 「あんたの場合は、問題ないと思うがな?」

心臓に毛が生えているから…、と副住職のツッコミ。

キース 「たとえストレスが溜まっていようが、サイオンは…」
ブルー 「普通に使える気がするけどねえ…。それ以上かも?」

不機嫌になった怒りのパワーで、MAXでは、と大真面目。

ブルー 「キレた勢いで、人類軍の戦艦くらいは…」
シロエ 「沈めそうですよね、アッと言う間に」
Aブルー「そうなんだけどさ、そんな不毛な戦いよりは…」

お菓子を食べて心に癒し、とニコニコニコ。
そんな玉ですか…?


2017/11/28 (Tue)

 

☆こっちでもニート


理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーの要素もあるソルジャー。
食事するよりお菓子がいい、と船の仲間を脅すのだそうで…。

Aブルー「ぼくにも癒しは必要だからね、そのために、おやつ!」
ブルー 「好き放題して生きているくせに、まだ言うのかい?」

毎日が癒しの日々じゃないか、と生徒会長。

ブルー 「こうして、こっちに遊びに来ては、グルメ三昧で…」
Aブルー「うん、今日のランチも美味しかったよ!」

ノルディの奢りで大満足、と満面の笑み。

Aブルー「働かなくても奢ってくれるし、お小遣いもたっぷり!」
シロエ 「誰が聞いても、ニートですね…」
サム  「間違いねえよな、俺たちの世界でもニートなのかよ…」

最低だよな、とサム君も言ってますけれど。

Aブルー「こっちじゃ、ヒッキーしていないから!」
キース 「ニートだけだと言いたいのか?」
Aブルー「ピンポーン! ぼくは本来、ヒッキーじゃないし!」

船で自由にしていいのならば、ヒッキーしない、と威張る人。

Aブルー「だけど、何かとうるさくて…。長老たちがさ」
ブルー 「どんな具合に?」
Aブルー「通路なんかに転がって寝るなとか、礼儀作法とか…」

ソルジャーらしく威厳を保て、と叱られるのだ、と苦い顔。

Aブルー「それさえ無ければ、青の間でヒッキーしなくても…」
ブルー 「長老たちの気持ちが分かるよ、痛いくらいに!」

ソルジャーを何だと思っているのだ、と生徒会長、ブツブツブツ。

ブルー 「みんなの手本になるべき立場で、立ち居振る舞いも…」
キース 「優雅にやれとまでは言わんが、やはりだな…」

それなりのクオリティは要求される、と副住職。

キース 「なのに端からブチ壊すんだな、菓子目当てとかで」
ジョミー「ホントだよねえ、ぶるぅを使って脅すなんてさ…」
Aブルー「そのくらい、いいと思うけど…」
ブルー 「我慢したまえ、お菓子くらい!」

もっと自覚をもって欲しい、と睨んでますけど。
どうなるのやら…。


2017/11/29 (Wed) 

 

☆生き方を変えます


働いたら負けな生き方が理想、ヒッキーの傾向もあるソルジャー。
こちらの世界でもニートな上に、自分の船でも我儘放題で…。

ブルー 「ソルジャーは君しかいないんだからね、我慢する!」
Aブルー「そう言われてもさ、ホントにストレス溜まるんだよ!」
シロエ 「でもですね…。船の皆さんを脅すというのは最低です」
キース 「まったくだ。あんたは自由に出歩けるがな…」

こっちに遊びに来られるくらいに自由だが…、と副住職の渋面。

キース 「仲間は、そうじゃないだろう! 船が世界の全てで」
サム  「船を降りろと言われちまったら、死刑宣告だしよ…」
Aブルー「でもねえ…。おやつが貰えない生活なんて!」

ぼくには耐えられないんだけれど、とソルジャーの悩み。

Aブルー「ホントに三食お菓子でも良くて、それで充分!」
ブルー 「船の仲間が心配するから、やめたまえ!」
Aブルー「ぼくのストレスと健康的な生活は?」
シロエ 「ソルジャーだったら、諦めるべきだと思いますけど」

肩書に相応しく生きて下さい、とシロエ君。

シロエ 「そうあるべきです、指導者ならば!」
Aブルー「長老たちみたいなことを言わなくても…」

君たちもゼルたちの肩を持つのかい、と零した所で…。

Aブルー「よし、決めた! ソルジャーらしく生きてみるよ!」
ブルー 「決心がついたんならば良かった。頑張りたまえ」
Aブルー「もちろんだよ! その分、こっちの世界でよろしく!」
一同  「「「へ?」」」

なんのこっちゃ、と顔を見合わせる御一同様。

ジョミー「よろしくって、何?」
Aブルー「そのまんまだよ、美味しい食事とお菓子!」

これまで以上に、お世話になるよ、とニコニコニッコリ。

Aブルー「理想のソルジャーらしく生きるには、お菓子が必須!」
ブルー 「ちょ、ちょっと…」
Aブルー「決めたから!」
一同  「「「うわー…」」」

思いっ切りババを引きまくるのか、と誰もが愕然。
 今月、これにて中継終了~。


2017/11/30 (Thu)







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霜月が来ました

 

さて、十一月。早くも今年の残りが二ヶ月弱、そういうシーズン。
相変わらず呑気なシャン学メンバー、生徒会長宅でゆっくり休日。

シロエ 「今年も紅葉のシーズンですねえ、アッという間に」
ジョミー「早かったよねえ、じきに師走で大晦日だよ」
スウェナ「でも、安心な季節だわ。冬の間はアレが来ないし」
サム  「あー、アレなあ…。アレは確かに来ねえよな」

シーズンオフだ、と頷くサム君。

サム  「流石に霜が降りる季節に、キノコはねえしよ」
キース 「俺も安心な季節ではある。これから冬の間が花だな」
マツカ 「真冬ともなれば、もう絶対に出ませんからねえ…」

あの迷惑なスッポンタケは…、と御曹司も。

マツカ 「今年も散々な目に遭いましたけど、もう終わりですよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ だけど、松茸狩りには行けたよ!」
シロエ 「…スッポンタケ狩りの間違いでしょう?」
サム  「うんうん、俺たちが松茸に走っただけでよ…」

お蔭で、すき焼きが食えたけどな、とサム君、ご機嫌。

サム  「デカい松茸なんかも採れたし、山ほど収穫あったしよ」
ジョミー「誰かさんは見向きもしなかったもんね、松茸には」
ブルー 「まるで目的が違ったからねえ、キノコ狩りのさ」

スッポンタケしか求めていないような輩は…、と生徒会長、溜息。

ブルー 「あっちのハーレイと採って採りまくって、上機嫌で…」
キース 「ドッサリ抱えて帰りやがったぞ、スッポンタケを」
シロエ 「先輩、御祈祷やらされてましたね…」

誰かさんが帰って行く時に…、とシロエ君の指摘。

シロエ 「あの時の御経、効くんですか?」
キース 「まるでご利益が無いこともないが…」

普通に家内安全程度、と副住職。

キース 「極楽の蓮のランクは低くていいそうだし、充分だろう」
シロエ 「アレも変わった趣味ですよねえ…」
キース 「まったくだ。俺には謎の発想だぞ」

何故、いい蓮を求めないのだ、と言ってますけど。
そういう人ですよね…?


2017/11/01 (Wed) 

 

☆迷惑すぎる人材


スッポンタケが生えない季節が到来、誰もが安心できるシーズン。
生徒会長宅で過ごす休日ですけど、話題は迷惑な誰かさんのこと。

キース 「極楽の蓮は、阿弥陀様に近いほど上等なんだがな…」
ジョミー「遠いほどいいって言っているよね、あの人ってさ」
ブルー 「そうなんだよねえ、ぼくの祈祷はお断りらしいし…」

なんて罰当たりな男だろうか、と伝説の高僧、銀青様。

ブルー 「このぼくが導師をするとなったら、もう確実に!」
シロエ 「極楽の蓮が、阿弥陀様にグンと近付くんですよね?」
ブルー 「キースとは比較にならないくらいに、グングンとね!」

普通はそっちを求めるものだ、とブツブツブツ。

ブルー 「あんなのがソルジャーをやってるだなんて…」
キース 「あいつの世界のシャングリラの連中も、大迷惑だな」

迷惑どころか災難だろうか、と副住職もフウと溜息。

キース 「なまじ、あいつが強いばかりに、ソルジャーでだな…」
シロエ 「そうなりますよね、他に人材がいないというだけで」
ブルー 「タイプ・ブルーは一人しかいないらしいしねえ…」

もう一人、いないこともないけれど…、と生徒会長、遠い目。

ブルー 「あっちのぶるぅは、こっちのぶるぅと正反対でさ…」
スウェナ「悪戯小僧で、大食いだものね…。アレは困るわよ」
シロエ 「おまけにパワー全開にしたら、3分ですしね」

そこで力が切れるんでしょう、というのが悪戯小僧の「ぶるぅ」。

シロエ 「カップ麺みたいなサイオンじゃ、役に立ちませんから」
キース 「そんな野郎と、あの馬鹿しかいない船ではな…」

気の毒すぎて言葉も出ない、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「なのに世界は此処よりハードと来たもんだ。最悪だな」
シロエ 「まったくです。あんなのに頼るしか無いなんて…」
サム  「災難以外の何物でもねえな」
ジョミー「ぼくたち、ラッキーだったよね…」

アレは他所から来るだけだから、と噛み締める幸運。
確かに一種の外来種…。


2017/11/02 (Thu)

 

☆違いすぎる人物


生徒会長宅で休日を過ごすシャン学メンバー、誰かさんが話題に。
タイプ・ブルーというだけのことで、大勢の上に立っている人。

ジョミー「アレがぼくたちのソルジャーだったら、もう最悪だよ」
サム  「俺たちの場合、ソルジャーの出番はねえけどよ…」
シロエ 「生徒会長がアレになるわけですよね、早い話が」

ブルーの代わりに…、とシロエ君の言葉。

シロエ 「やたら権力を振りかざしまくって、好き放題で…」
スウェナ「その上、整理整頓も出来ないタイプなのよね?」
マツカ 「そうらしいですね、掃除が苦手だそうですから…」
キース 「坊主だったら、もうそれだけで破門だな」

掃除も修行の内だからな、と副住職。

キース 「何故、あんなのが同じブルーになるというんだ」
ブルー 「ぼくにも謎だよ、見た目はそっくりなんだけどねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぶるぅも、ぼくとそっくりだよ!」

それに仲良し、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は御機嫌ですけど。

サム  「ブルーとあいつは、仲良くねえよな?」
シロエ 「少なくとも、一緒に遊ぼうとはしていませんね…」
ブルー 「冗談じゃないよ、誰があんなのと!」

仲良くしたいと思うのだ、と生徒会長、ガクガクブルブル。

ブルー 「歩く迷惑そのものじゃないか、お断りだよ!」
ジョミー「ホントに、こっちで良かったよ…。ぼくたちのブルー」
キース 「まったくだ。腐っても伝説の高僧だからな」

無茶はやっても、アレとは違う、とキッパリと。

キース 「限度というものを心得ている分、遥かにマシだ」
ブルー 「銀青の看板を背負う以上は、人目の方も気にしないと」

ソルジャー稼業は適当にしても…、と生徒会長、大真面目な顔。

ブルー 「璃母恩院やら、宗祖様の顔に泥は塗れないよ」
キース 「あいつの場合は、ソレが無いしな…」
シロエ 「おまけに、旅の恥はかき捨てなんですよ!」

別の世界だけに舐められてます、と握り締める拳。
確かにそういう感じかも…?


2017/11/03 (Fri)

 

☆脅しているかも


生徒会長宅に来ているシャン学メンバーが嘆く、ソルジャーの件。
見た目は生徒会長そっくり、けれど中身は迷惑すぎる人物で…。

シロエ 「あっちの世界の人って、よほど辛抱強いんでしょうか」
キース 「アレがソルジャーでも、耐えていられる辺りがな…」
サム  「他にいねえから、仕方ねえんじゃねえの?」

我慢しねえと命がねえし、とサム君の見解。

サム  「SD体制の世界だったら、俺たちみたいな人間はよ…」
マツカ 「抹殺されてしまうんでしたね、異分子だとかで」
スウェナ「シャングリラに乗れないと、生きられないのよね…」
シロエ 「其処なんですよね、相手はあの人ですからね…」

下手をしたら脅しかねませんよ、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「こう、山に埋められたいのか、とでもいった具合に」
サム  「あー…。今の季節だと、海は冷たいぞ、って感じな」
シロエ 「そうです、そうです! そういったノリで…」

脅されたら何も言えませんよね、とお手上げのポーズ。

シロエ 「ちょっと船から出て貰おうか、と言われたら…」
マツカ 「どう考えても死にますよね…」
ブルー 「真空の宇宙ってわけじゃないけど、雲海らしいし…」

普通だったら落ちて死ぬかな、と生徒会長も。

ブルー 「空を飛べるのは、ブルーとぶるぅだけだしね…」
ジョミー「メチャクチャ怖い脅しだよ、ソレ!」

そうやって君臨しているのかな、とジョミー君。

ジョミー「逆らったら最後、本当に命が無いもんね…」
シロエ 「野放しにするしか無いんでしょうね、迷惑でも…」

誰だって命が惜しいですから…、というのは何処の世界も同じ。

シロエ 「あの世界の人には気の毒ですけど、生きてこそです」
サム  「死んで花実が咲くものか、って言うもんなぁ…」
キース 「お浄土に行くのと、行かされるのとではエライ違いだ」
ブルー 「いい所ではあるんだけどねえ…」

引っ越したい人はいないだろう、と銀青様も溜息。
まずいないですね?


2017/11/04 (Sat)

 

☆お浄土でも修行


休日を生徒会長宅で過ごすシャン学メンバー、話題はソルジャー。
他に代わりがいない世界で、シャングリラを牛耳っていそうな人。

ブルー 「死んだ後には、是非お浄土に、って人は多いけれどね」
キース 「あの馬鹿野郎も、ソレを狙ってやがるしな…」
シロエ 「色々と注文をつけてますけど、行くつもりですね」

あんな人でも…、とシロエ君も呆れるソルジャーの言動。

シロエ 「阿弥陀様から遠い蓮がいいとか、好き放題で…」
サム  「マジで罰当たりな話だぜ。お浄土を舐めてやがるよな」
スウェナ「でも、いい所なんでしょう? 極楽なんだもの」
ブルー 「それはまあ…。とはいえ、行くべき時でもないのに…」

引っ越したい人がいるわけがない、と銀青様。

ブルー 「切羽詰まった人はともかく、リア充ならね」
シロエ 「それは間違いないですね。誰でも煩悩たっぷりですし」
キース 「お浄土はいい所なんだが、毎日が修行の日々でもある」
一同  「「「へ?」」」

なんで修行だ、と一同、ビックリ。

シロエ 「あのですね…。死んでからまで、何の修行を?」
キース 「もちろん仏様としての修行だ、死ねば仏様だからな」

修行を積んで、世の中の役に立たなければ…、と副住職。

キース 「ご先祖様が守って下さるというのは、ソレのことだぞ」
一同  「「「えーっ!?」」」

ヒドイ、と誰からともなく上がった悲鳴。

シロエ 「いい所だと聞いているのに、修行つきですか!」
マツカ 「まさか毎日、延々と読経じゃないでしょうね…?」
ブルー 「一応、そんな感じかな、うん」

お念仏は必須の修行だよね、と頷く人。

ブルー 「呼吸の代わりにお念仏かな、死んだからには」
シロエ 「そこまでですか!?」
キース 「でないと話にならんだろう。日々、修行だしな」
ブルー 「阿弥陀様の所へ行ったからには、お念仏だよ」
一同  「「「うーん…」」」

遊んで暮らせるわけではなかったのか、と誰もが愕然。
修行つきの日々…?


2017/11/05 (Sun) 

 

☆修行が大切です


生徒会長宅で過ごす休日、話題はソルジャーだったんですけれど。
其処からズレて極楽の方へと、いわゆるお浄土ライフが問題。

シロエ 「毎日がお念仏だなんて、どの辺が極楽なんですか!」
ブルー 「正真正銘、極楽だよねえ…。南無阿弥陀仏で」
キース 「阿弥陀様に帰依いたします、とお唱えするんだしな」

お浄土と言えばお念仏だ、と銀青様と副住職。

キース 「生きている間もお念仏だが、お浄土だったら尚更だ」
シロエ 「でもですね…! 極楽往生を願ってお念仏ですよ?」
スウェナ「極楽に行くための、呪文みたいなものじゃない!」
マツカ 「そうですよね…。唱えるだけで極楽往生でしょう?」

行った後には、もはや関係ないのでは…、とマツカ君の疑問。

マツカ 「お浄土に着いたら終点ですから、用済みなんじゃあ…」
キース 「さっきも言ったぞ、阿弥陀様への帰依が大切だ」

お浄土でお世話になるんだからな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「衣食住を丸ごと、引き受けて下さるのが阿弥陀様だぞ」
ブルー 「タダでも暮らしていけるんだけどね、礼儀としてさ…」

御礼の言葉は必要だろう、と銀青様が合わせる両手。

ブルー 「こうして南無阿弥陀仏と唱える、それが必須で…」
キース 「子々孫々のためを思えば、きちんと修行を積むべきだ」

でないと子孫を救えないぞ、と副住職の説法。

キース 「仏様の仲間入りを果たしたからには、より一層の…」
ブルー 「精進と修行が欠かせないんだよ、お浄土ライフは」

生前以上の功徳を積む場所が極楽なのだ、と言われましても…。

シロエ 「それじゃ、今よりキッツイですよ! お浄土は!」
スウェナ「抹香臭いなんてものじゃないわよ、お寺以上よ!」
マツカ 「誰かさんが聞いたら、とても嫌がりそうですね…」
ジョミー「それっぽいよね、修行だなんて」
サム  「でもよ、相手はあいつなんだぜ…?」

お浄土だろうが、マイペースでは、という意見。
有り得そうですね…?


2017/11/06 (Mon) 

 

☆阿弥陀様の誓い


ソルジャーの話題からズレてしまって、お浄土ライフが問題に。
極楽に行っても必要な修行、毎日がお念仏だという話ですけど…。

サム  「ソルジャーのくせに、好き放題してるヤツだしよ…」
シロエ 「極楽に行っても、我儘言いたい放題ですか?」
スウェナ「その兆候はもう出ているわよね、極楽の蓮の注文で」
一同  「「「あー…」」」

そもそもは、そういう話だった、と頭を抱える御一同様。

ジョミー「阿弥陀様から一番遠い蓮がいい、って言ってるよね…」
キース 「実に罰当たりな話なんだが、事実ではある」
サム  「そんなヤツがよ、修行だなんて言われてもよ…」

するわけねえだろ、とサム君、キッパリ。

サム  「お浄土に行くためのお念仏だって、唱えていねえし」
シロエ 「キース先輩に丸投げでしたね、それにキャプテンと」
マツカ 「キャプテンは唱えているらしいですね、お念仏…」

誰かさんが全く唱えませんから…、と御曹司も呆れ果てた顔。

マツカ 「それで極楽に行くつもりですし、行った結果も…」
サム  「修行なんかは、サクッと無視していそうだぜ」
キース 「…阿弥陀様も、さぞお困りになるのだろうが…」

どうしようもないな、と漏れた超特大の溜息。

キース 「修行をしなくて好き放題でも、放り出せんし…」
シロエ 「そうなんですか? 地獄に落とせば済む話では…?」
キース 「生憎と、それは出来んのだ」

阿弥陀様の誓いに反するからな、と副住職が押さえる額。

キース 「衆生をもれなく救うために、と奔走しておいでで…」
ブルー 「お釈迦様とは違うんだよ。蜘蛛の糸の話は通用しない」
一同  「「「へ?」」」

とても有名な話なのに、と誰もが驚く蜘蛛の糸の件。

シロエ 「糸がプッツリ切れるというのは、お約束でしょう?」
キース 「お釈迦様ならな。だが、阿弥陀様は…」
ブルー 「糸を切るどころか、補強なんだよ」

だからこそ阿弥陀様なのだ、という解説。
極楽は追放なしですか?


2017/11/07 (Tue)

 

☆追放が無い場所


極楽という場所ですけれども、毎日がお念仏を唱える修行の日々。
それをしそうにないのがソルジャー、それでも許されそうだとか。

シロエ 「あのですね…。極楽からの追放は無いんですか?」
スウェナ「糸を切る代わりに補強だったら、そうなるわよね…?」
マツカ 「お釈迦様だと切ってましたよ、アッサリと…」

それで地獄に逆戻りでしょう、と御曹司も怪訝そうな顔。

マツカ 「阿弥陀様だと、どうして補強になるんです?」
キース 「さっきも言ったが、そういう誓いを立ててらっしゃる」
ブルー 「全ての人間を救うというのが、阿弥陀様の誓いで…」

そのための場所がお浄土なのだ、と銀青様。

ブルー 「一旦、其処に迎えたからには、追放などはなさらない」
キース 「どんなに救いのない人間でも、地獄には落ちん」

地獄から救い出されることはあっても…、と副住職も。

キース 「実に忌々しい話なんだが、あの馬鹿野郎でもだ…」
ブルー 「お浄土で何をやっていようが、阿弥陀様はスルーだよ」

広い心でお許しになる、と生徒会長、合掌。

ブルー 「だからお浄土は有難い場所で、其処での修行も…」
キース 「世の中のためになるものなんだが、あいつは駄目だ」

極楽でニート決定だな、とキース君、バッサリ。

シロエ 「ニートですか?」
キース 「そうなるだろうが、衣食住は全て阿弥陀様任せで…」
ブルー 「何の修行もしないとなったら、ニートだよねえ…」

働いたら負けなのがニートなんだし、とブツブツブツ。

ブルー 「お浄土での仕事はお念仏の修行、それをしないでさ…」
キース 「蓮だけ貰って、好き放題だしな…」

今も似たような暮らしぶりだが、と深い溜息。

キース 「ソルジャー稼業をやってはいても、こう、日常が…」
ブルー 「非常時以外は我儘放題、サボり放題の日々ではねえ…」
ジョミー「ニートっぽいよね…」
キース 「そうだろう?」

ヒッキーはしていないようだが、という評価。
ニートでしたか…。


2017/11/08 (Wed) 

 

☆ニートな指導者


生徒会長宅で休日を過ごすシャン学メンバー、話題はソルジャー。
今は極楽についての姿勢が問題、そこからニートという説が。

シロエ 「…現役のソルジャーが、ニートというのは酷いですね」
サム  「けどよ、ニートで説明がつくぜ、何もかもがよ…」
スウェナ「とにかくサボリが大好きなのよね、サボってばかりで」
キース 「青の間の掃除もしない程だぞ、もう最悪だな」

たまにソルジャーとして働くにしても、嫌々だろう、と副住職。

キース 「働かずに済むなら、その方がいいと思っているヤツだ」
シロエ 「分かります…。基本はキャプテン任せですよね」
ブルー 「そうみたいだねえ、ギリギリまで何もしないでさ…」

本当に船が危なくなったら、力任せで解決らしい、と漏らす溜息。

ブルー 「場数を踏んでいるものだから、それで片が付くし…」
キース 「普段は船でゴロゴロしていて、飯を食うのも面倒で…」
ジョミー「栄養剤だけで済ませたいっていう人だしね…」

そのくせ、お菓子は大好きなんだよ、とジョミー君が挙げる欠点。

ジョミー「栄養剤でいいんだったら、お菓子を食べなくても…」
シロエ 「良さそうですけど、そこが我儘な所ですよね…」
ブルー 「働きもせずに、好きな物だけ食べて暮らす日々だし…」
サム  「どう考えてもニートってヤツだぜ、あの野郎はよ…」

あっちの世界にニートという言葉が無いだけだ、とのツッコミ。

サム  「何もかも全部、機械が決めてる世界だしよ…」
シロエ 「ただの主婦でも、それが職業になるんでしたっけ…」
キース 「人類とやらの世界の方では、そのようだがな…」

ミュウの方では話が別だ、とキース君の分析。

キース 「しかし、船では仕事が割り当てられている筈で…」
ブルー 「働かざる者、食うべからずだと思うけれどね…」
シロエ 「そういう世界で、あの生き方はですね…」
サム  「ニートでしかねえよ…」

ぶっちぎりでよ、との言葉に頷く面々。
指導者が、ニート…。


2017/11/09 (Thu) 

 

☆ニートじゃない人


生徒会長宅で過ごすシャン学メンバー、ソルジャーの件が話題に。
サボリ大好きな生き方が問題、ニートなのではという話でして…。

ブルー 「働いたら負けだというニートの姿勢は、重なるねえ…」
キース 「まったくだ。あいつの口から仕事の話は出ないしな」
シロエ 「そんな指導者でも、誰も文句は言えないんですね…」

言ったら命が無いですから…、とシロエ君、ブルブル。

シロエ 「シャングリラの外では、生きていけないようですし…」
スウェナ「それを盾にして脅してなくても、酷い話よねえ…」
マツカ 「船の皆さんは、毎日、勤勉に働いているんですけど…」
サム  「示しがつかねえどころじゃねえよな、ニートなんてよ」

反面教師にもならねえだろう、とサム君の指摘。

サム  「船の子供が真似しちまったら、未来がねえぜ」
シロエ 「そうですね…。働いたら負けな生き方が広まったら…」
ジョミー「間違いなく船が沈むと思うよ、誰かさんがいても」

その誰かさんが働かないし、とジョミー君、お手上げのポーズ。

ジョミー「運良く沈まずに済んだとしてもさ、ミュウの未来は…」
シロエ 「お先真っ暗というヤツですよね、ニートばかりじゃ」
ブルー 「船の未来を担う子供が、ニートへ一直線ではね…」

何処の部門も駄目になるだけ、と生徒会長、こちらのソルジャー。

ブルー 「ぼくも普段は手抜きだけれどさ、ニートじゃないし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ちゃんとお仕事、しているもんね!」

ブルーもソルジャーなんだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「シャングリラに行ったら視察もしてるし、お家でも…」
シロエ 「データのチェックはしてるんでしたね」

働いてますね、という声に頷く面々。

ジョミー「いい加減なようでも、働いてるから…」
キース 「働いたら負けとは言っていないな」
ブルー 「ニートになる気は無いからねえ…」

ソルジャーとしても、坊主としても、と生徒会長。
とても立派な姿勢ですね?


2017/11/10 (Fri)

 

☆坊主はキツイです


ソルジャーについて論じるシャン学メンバー、ニートという結論。
同じソルジャーでもニートじゃないのが、生徒会長ですけれど。

ブルー 「ぼくの場合は、きちんと修行もしているからねえ…」
キース 「あんたほど厳しい修行をしてれば、ニートは無いな…」
ブルー 「途中で脱落しない限りは、坊主はもれなく勤勉だよ」

生臭坊主と言われていたって、ニートはいない、とキッパリと。

ブルー 「生臭坊主で生きていくにも、先立つものが要るからね」
一同  「「「あー…」」」

無収入だと花街遊びも出来なかった、と誰もが納得。

シロエ 「観光寺院ってわけじゃなくても、働かないと…」
マツカ 「一銭も入って来ませんからねえ、お寺には…」

お寺だけでやっていけない場合は副業だって…、と御曹司。

マツカ 「幼稚園を経営しているケースも多いですしね」
サム  「会社員をやってる坊主も多いぜ、土日が坊主で」
キース 「無収入だと、寺の維持さえ出来ないからな…」

坊主の世界は厳しいんだ、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「ウチの場合は、寺だけでやっていけるんだが…」
ブルー 「宿坊の方も大繁盛だし、余裕だけどね…」

だけど働かないと駄目だ、と伝説の高僧、銀青様。

ブルー 「誰かさんみたいな生き方じゃ、とても…」
キース 「そういうニートに、いいように使われるのが俺か…」

ツイてないな、と副住職が抱える頭。

キース 「いったい俺は、何のために坊主になったんだ…」
??? 「もちろん、ぼくのためだってば!」

助かってるよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「キースのお蔭で、極楽の蓮も予約出来ているしね」
一同  「「「うわー…」」」

また来たのか、と御一同様、愕然。

ブルー 「今日は何しに来たんだい!?」
Aブルー「もちろん、遊びに来たんだけど!」
ブルー 「早い話が、サボリだろう!」

たまには真面目に働きたまえ、と言ってますけど。
ニートですしね?


2017/11/11 (Sat) 

 

☆ソルジャーの仕事


ソルジャーの実態はニートそのもの、と断じたシャン学メンバー。
其処へ現れたのがソルジャー、例によって遊びに来たんだそうで。

ブルー 「ぼくたちの話は聞いてたのかい、君についての」
Aブルー「えっ、何も…。今日はフラッと来ただけだしね」

事前に下見はしていないのだ、と覗き見しないで来た模様。

ブルー 「なるほどねえ…。それでノコノコ出て来たわけだ」
Aブルー「悪口を言っていたのかい? ありがちだけどさ」
ブルー 「そうじゃなくって、君の生き方を論じていたんだよ」
Aブルー「ふうん? だけど褒めてはいないんだよね?」

褒めてたんなら、その言い方にはならないし…、と鋭い読み。

Aブルー「いったい何を話していたのさ、ぼくの生き方って?」
ブルー 「ひらたく言うなら、ニートだという所かな」
Aブルー「ニートって?」
ブルー 「知らなくはないと思うけど? こっちじゃ有名」

働いたら負けという人種は知ってるだろう、と生徒会長。

ブルー 「それがニートで、引きこもっていればヒッキーで…」
Aブルー「ああ、それね! だけど、どうしてニートなわけ?」

ぼくはソルジャーなんだけど、と自分の顔を指差す人。

Aブルー「ちゃんと仕事は持っているしさ、肩書だって…」
ブルー 「その、ソルジャー…。具体的には、どういう仕事?」
Aブルー「それはもちろん、ぼくのシャングリラを守ること!」

人類軍の攻撃からね、と溢れる自信。

Aブルー「追われているミュウの救出もするし、色々と…」
ブルー 「主な仕事はソレだろうけど、それ以外には?」
Aブルー「船の視察に、長老たちとの会議もあるし…」
ブルー 「その仕事だけど、自発的にやっているのかい?」

視察や会議は、自分で決めているのだろうか、という質問。

ブルー 「誰かに言われて、嫌々だとか…」
Aブルー「そうに決まっているだろう?」
一同  「「「うわー…」」」

やっぱりニートだ、と一同、愕然。
指導者の器じゃないですねえ?


2017/11/12 (Sun) 

 

☆ヒッキーでニート


ソルジャーは実はニートだろう、と考えていたシャン学メンバー。
其処へ来たのが本人なわけで、ニートじゃないと反論ですけど…。

ブルー 「やっぱりニートそのものじゃないか、君の生き方」
Aブルー「仕事はしてると言った筈だよ、それにソルジャーだし」
シロエ 「でもですね…。仕事は、嫌々してるんですよね?」
Aブルー「それはまあ…。しなくて済むなら、それが一番だけど」

青の間でゴロゴロしてるのがいい、とソルジャーの発言。

Aブルー「もちろん掃除はハーレイ任せで、放置だよね」
ブルー 「立派にニートだと思うけどねえ、その有様じゃあ…」
サム  「ヒッキーの方もつくんじゃねえか?」

青の間から一歩も出ねえ傾向があるんなら、とサム君。

サム  「いつもメチャクチャに散らかってる、って…」
Aブルー「掃除するのは面倒だしねえ、寝る場所があれば充分で」
ブルー 「だったら床には獣道だね、通るのは人間だろうけど」
Aブルー「ぼくのハーレイが歩けたら、それでいいんだよ!」

それ以外の人は滅多に来ない、とニコニコと。

Aブルー「よほど急ぎの用でなければ、長老だって来ないしね」
キース 「だからと言って、獣道は少し酷すぎないか?」
Aブルー「誰も見ないから、問題なし! どうなっていても!」

お掃除部隊だけが知っているのだ、と威張り返り。

Aブルー「他には誰も来ない部屋でゆっくり、それが理想で…」
ブルー 「働きたくなくて、引きこもりたい、と…」
Aブルー「そんな感じかな、許されるなら」
ブルー 「とうに実行済みだろう!」

何処から見たって、ニートでヒッキー、と生徒会長。

ブルー 「それでソルジャーが務まるだなんて、なんと言うか…」
シロエ 「深刻な人材不足ですよね、そのシャングリラは…」
Aブルー「だけど沈んでいないから! ぼくは働いてるんだし!」
ブルー 「働いたら負けな姿勢でね…」

とんだソルジャーもあったものだ、と嘆き節。
本当に気の毒な船ですねえ…。


2017/11/13 (Mon) 

 

☆ニートなソルジャー


聞けば聞くほどニートっぽいのが、ソルジャーという人の生き方。
おまけにヒッキーまでもがつきそうな感じ、なのにソルジャー。

シロエ 「いいんでしょうか、こういう人がソルジャーでも…?」
サム  「いいわけねえだろ、不幸の極みじゃねえかよ」
マツカ 「そうですよね…。他に選びようが無いんですから」

船の人たちには災難です、と御曹司も。

マツカ 「もっと勤勉な人が良くても、タイプ・ブルーは…」
スウェナ「この人と、ぶるぅしかいないのよね…」
ジョミー「あっちのぶるぅは悪戯小僧で、大食いだしさ…」
キース 「サイオン全開だと、3分しか持たないカップ麺だしな」

さっきも話題になっていたが、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「こんなヤツしかいない船では、何かと苦労も多かろう」
Aブルー「何を言うかな、ぼくはきちんと働いてるから!」
ブルー 「でも、働いたら負けだと思っているだろう?」

口に出してはいないだけで、と生徒会長の指摘。

ブルー 「出来ればゴロゴロして暮らしたくて、引きこもりでさ」
Aブルー「ぼくの理想だけど、なかなかそうもいかなくて…」

出撃せざるを得ないのだ、とブツブツブツ。

Aブルー「どうして他にも、タイプ・ブルーがいないんだろう?」
ブルー 「いたら、そっちに丸投げすると?」
Aブルー「もちろんだよ! そしてセックス三昧の日々!」

ぼくのハーレイを引っ張り込んで、と言ってますけど。

ブルー 「あのねえ…。その場合、青の間は無いと思うよ」
キース 「そうだな、あれはソルジャー専用の部屋だ」
Aブルー「ぼくは何処でも気にしないけど? 場所なんかはね!」

狭い部屋だろうが、備品倉庫だろうが、と涼しい顔。

Aブルー「要は楽しめればいいんだよ! ハーレイと!」
ブルー 「そのハーレイだけどさ…。キャプテンだよね?」
Aブルー「そうだけど?」
ブルー 「じゃあ、仕事は?」

働かないと駄目じゃないか、とキッツイ一言。
船長ですしね…?


2017/11/14 (Tue)

 

☆キャプテンは多忙


働いたら負けな生き方が理想だという、とんでもないソルジャー。
おまけにヒッキー希望ですけど、ソルジャーでなかった時が問題。

ブルー 「君はヒッキーでニートでもさ、君のハーレイはさ…」
キース 「日々、勤勉に働いていないと駄目だと思うがな?」
シロエ 「船長が仕事をサボっていたんじゃ、アウトですよ」

それこそ船が沈みますから、とシロエ君も。

シロエ 「人類軍とやらが攻めて来た時は、指揮するんでしょう」
Aブルー「そうだけど? 迎撃セクションに、攻撃セクション!」
ブルー 「…集中を切らすな、っていう感じかな?」

ぼくは演習しかしていないけれど、と生徒会長。

ブルー 「実戦なんかは有り得ないしね、訓練だけで」
シロエ 「教頭先生がやってらっしゃるんですか、その号令は?」
ブルー 「うん。ソルジャーは管轄違いだからね」

ぼくはブリッジで見てるだけだ、という生徒会長もソルジャー職。

ブルー 「だけど流れは同じだろうしね、ブルーの船とさ」
シロエ 「設計図が同じだそうですし…。そうなりますよね」
キース 「俺たちは演習を見てはいないが、想像はつくな」

サイオンキャノンに、サイオンシールド…、と副住職が頷く演習。

キース 「どっちも集中力が切れたらアウトなシステムだ」
ブルー 「サイオンが動力源みたいなものだしね…」

だからキャプテンの責任は重い、という指摘。

ブルー 「指示を間違えたら船は終わりで、サボリどころじゃ…」
シロエ 「ない筈ですよね、どう考えても…」
Aブルー「そうでもないよ? 特別休暇も取れるから!」

こっちに遊びに来ている時はソレだよね、と。

Aブルー「ぼくと一緒にホテルライフだとか、君たちと旅行!」
ブルー 「その休暇…。君が取らせているんだろう?」
Aブルー「もちろん、そうに決まってるだろう!」
ブルー 「君がソルジャーだから、出来ることだと思うけど?」

ヒラのミュウだと、何の権限も無い、とツッコミが。
当然ですよね?


2017/11/15 (Wed) 







 

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