拍手ありがとうございました!
とんでもなかった六月も終わり、いよいよ七月。
しかしスッポンタケ狩りのトラウマ、今も尾を引いているようでして。
ジョミー「…ホントに今月、大丈夫なんだろうね?」
キース 「あくまで希望的観測だからな…」
シロエ 「旬じゃないっていうだけですから」
スウェナ「条件が揃えばマズイのよね?」
マツカ 「キノコですからね…」
気象条件さえ整えば危ないですよ、とマツカ君。
マツカ 「ぼくの家の竹藪のキヌガサタケでもそうですから」
サム 「梅雨じゃなくても生えるのかよ?」
マツカ 「七月前半は梅雨ですし…。その後もたまに」
ジョミー「ちょ、ちょっと…。七月いっぱい危ないわけ!?」
マツカ 「安全だとは言い切れませんね…」
一同 「「「うわー…」」」
今月もレッドゾーンだったか、と誰もがガクブル。
ジョミー「誰さ、今月は大丈夫だって言い出したの!」
ブルー 「君たちが勝手に決め付けたんだろ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ まだまだシーズンらしいよ!」
スッポンタケは秋まで採れるの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「今度はきちんとお料理したいな♪」
サム 「あの臭いのをかよ!?」
ぶるぅ 「ブルーが洗えば大丈夫、って!」
ブルー 「味は悪くないらしいんだよ、うん。むしろ美味しいとか」
キース 「しかしだ、あいつらでも逃げた匂いだぞ?」
ブルー 「どうなんだか…」
しっかり拝んで回ってたしね、と生徒会長、深い溜息。
ブルー 「匂いがする度に出掛けてただろう、わざわざ拝みに」
キース 「それはそうだが…」
ブルー 「しかも何本あるかもカウントしてたし!」
次回の下見はバッチリなのだ、とブツブツブツ。
ブルー 「絶対、また来る! スッポンタケ巡りに!」
シロエ 「でも、あれ以降は姿を見ていませんよ?」
ブルー 「忘れたのかい、夏至の日効果を!?」
盛り上がっている間は来るわけがない、と言われましても。
夏至の日効果って、どういう効果でしたっけ?
※ちょこっと予告。
シャングリラ学園番外編、次回は来週月曜、7月7日の更新です!
同日、ハレブル別館の方も更新いたします、転生ネタの第14弾です。
よろしくお願いいたします~。
悪臭漂うスッポンタケ。
拝みに出掛けたソルジャー夫妻ですが、採集出来るかどうかは全く謎。
キース 「どうせなら採ればいいんだ、採れば!」
ジョミー「だけど持って来られたら臭いんだよ?」
ブルー 「ぼくは覚悟はしてるけど…」
採れるんだろうか、と生徒会長にも分からない様子。
一方、ソルジャー夫妻の方は。
A船長 「どうします、ブルー?」
Aブルー「御利益パワーは捨て難いけど…。この匂いが…」
A船長 「代わりに引っこ抜いて貰いますか?」
あちらに私のそっくりさんが…、と指差す先に教頭先生。
しかし…。
Aブルー「代理を立てたら御利益がそっちに行っちゃうよ!」
A船長 「それでは話になりませんねえ…」
Aブルー「仕方ない。今日の所はしっかり拝んで!」
A船長 「敵前逃亡するのですか?」
Aブルー「御神体に敬意を表して、日を改めて!」
またスッポンタケ狩りにくればいいのだ、とソルジャー、柏手。
スッポンタケの群れにパンッパンッ! と手を合わせまして。
Aブルー「ほら、ハーレイ! 君もしっかり拝んでおく!」
A船長 「はいっ!」
夫婦揃ってスッポンタケに深々とお辞儀。
どうぞよろしく、と御利益を祈って回れ右で。
ブルー 「あれっ、採らなくていいのかい?」
Aブルー「今日の所は恥知らずなパワーを充填ってことで!」
A船長 「性欲をかき立てる吉日ですから、お参り出来れば充分です」
Aブルー「御神体はまたの機会に採りに来るんだよ」
一同 「「「ま、また…?」」」
まだ続くのか、と一同、驚愕。
けれどソルジャー、意気揚々と。
Aブルー「今日はスッポンタケを拝む日なんだよ、あちこちで!」
A船長 「見付かりましたら拝みますので、よろしくお願い致します」
ブルー 「まだ探せって!?」
Aブルー「次回の下見も兼ねてるんだよ、さあ、出発!」
一同 「「「うわー…」」」
ゲンナリすれども逃げ道は無し。
スッポンタケを求めての巡礼が続く中、中継終了~。
ついに出会ったスッポンタケ。
しかし先っぽから漂う匂いはまさに悪臭、さながら動物の糞の匂いで。
Aブルー「なんであんなに臭いのさ!」
ブルー 「グレバの中身は胞子だからねえ、ハエが来ないと…」
新しい代のスッポンタケが生まれないのだ、という仰せ。
ブルー 「子孫繁栄の願いがこもった匂いなんだよ、好きだろう?」
Aブルー「何が?」
ブルー 「子孫繁栄、子宝グッズ!」
あれも採るべし、とビシィと指差す生徒会長。
ブルー 「まさに食べられる御神体だよ、御利益たっぷり!」
Aブルー「…ど、どうする、ハーレイ?」
A船長 「匂いますけど、見に行きましょうか…」
ハーレイ「行かれるのですか?」
A船長 「やはり御利益には、あやかりませんと…」
あそこまで恥知らずに生えられますと、とキャプテン、しみじみ。
A船長 「十本は軽くありそうですから」
Aブルー「乱交パーティーの真っ最中だけど、お邪魔してこよう」
いざ、と出掛けるソルジャー夫妻。
残った面々、あまりの臭さに顔を顰めておりますが…。
サム 「すげえな、マジで見に行ったぜ」
キース 「いっそ潔いな、感服した」
ジョミー「でもさあ、アレを採って来られたら…」
ぶるぅ 「お料理するよ?」
シロエ 「臭いんですよ!?」
ぶるぅ 「だけど美味しいって書いてあったよ!」
とっても楽しみ! と料理する気の「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ スッポンタケ、採れそう?」
Aブルー「シーッ!」
A船長 「只今、拝んでおりますので…」
お静かに、と返事が返って、しゃがみ込んでいるソルジャー夫妻。
Aブルー「匂いはともかく、形は凄いね…」
A船長 「ええ、恥じらいもなく生えていますね」
Aブルー「このパワーは是非とも頂きたいけど…」
A船長 「問題はこの匂いですねえ…」
Aブルー「匂いも子宝グッズらしいんだけどねえ…」
どうしようか、と腰が引けているソルジャー夫妻。
御利益のためなら匂いも込みでは?
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山の中からプ~ンと漂うイヤンな匂い。タヌキの溜め糞という噂まで。
しかしスッポンタケはこの方向に、と生徒会長。
ブルー 「行かなきゃ何も見付からないしね?」
Aブルー「ホントにスッポンタケなんだろうね?」
ブルー 「大丈夫、ぼくが保証する」
行った、行った、と言われるままに落ち葉を踏み分け進んでゆけば。
A船長 「どんどん匂いが酷くなるのですが…」
Aブルー「やっぱり糞とセットなのかな、スッポンタケは…。ん?」
A船長 「どうしました?」
Aブルー「あそこだよ、あそこ!」
あった、とソルジャーの叫び声。
なるほど、世にも恐ろしい形のキノコがドドーンと群生。
Aブルー「だ、だけど…。見付かったのは嬉しいんだけど…」
A船長 「あの辺りから匂って来ませんか?」
Aブルー「うん…。糞があるようには見えないんだけどねえ?」
ブルー 「だから言ったろ、態度で分かる、って!」
一同 「「「態度?」」」
ブルー 「露骨に来るなという態度だと言ったよ、スッポンタケ」
Aブルー「ま、まさか、それって…」
匂いの元はスッポンタケかい? との御質問。
生徒会長、大きく頷きまして。
ブルー 「グレバと言ってね、あの先っぽが匂うんだな」
Aブルー「先っぽって…」
ブルー 「君がこだわりたい形の一つさ、スッポンの頭!」
カメの頭に似たスッポンタケの先っぽ。
その部分を覆う黒っぽい粘液がグレバなるもの。
ブルー 「ああやって来るなと言っているわけ!」
Aブルー「そ、そんな…」
ブルー 「安心したまえ、ホントの所はハエとかを呼ぶためだしね」
匂いの理由は実はウェルカム、と生徒会長、ニコニコと。
ブルー 「是非来てくれというメッセージだから、行ってあげてよ」
Aブルー「臭いのに?」
ブルー 「敬意を表して観察だろう? それにグレバは洗えば落ちる」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 洗ってお料理だよ!」
レシピも探してあるそうですけど。
ソルジャー夫妻はどうなるのでしょう?
拍手ありがとうございました!
スッポンタケを探して郊外の山道を歩く面々ですが。
何処からともなくプ~ンとイヤンな匂い。それは香しい自然の香りで。
Aブルー「何なんだい、あの悪臭は?」
A船長 「匂いますねえ…」
キース 「有難くない匂いだな」
シロエ 「タヌキでしょうか?」
確か溜め糞をするんですよね、とシロエ君。
ジョミー「溜め糞って、何さ?」
キース 「知らんのか? 同じ場所で沢山のタヌキが糞をするんだ」
シロエ 「言わば公衆トイレですね」
サム 「タヌキのかよ?」
スウェナ「それっぽいわね、そういう匂いよ」
Aブルー「動物じゃ仕方ないけれど…」
せめて水洗にして欲しかったな、とソルジャー、溜息。
Aブルー「せっかくのスッポンタケ狩りが台無しじゃないか」
A船長 「まったくです」
ブルー 「どうだかねえ…。よく匂ってるし」
ハーレイ「臭いぞ、さっさと通り過ぎよう」
ブルー 「そうしたいけど、お目当ての人がいるようだから」
勝手に行くな、と生徒会長、教頭先生にストップを。
ハーレイ「目当てとは何だ?」
ブルー 「さっきから騒いでる人がいるだろ、大人な話で」
ハーレイ「それはそうだが…」
ブルー 「此処で無視しちゃ本末転倒!」
いざ進むべし、と匂いがする方をビシィと指差し。
ブルー 「この勢いだと十本あるかも!」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「スッポンタケだよ、この方向に!」
その方向からプ~ンと芳香ならぬ悪臭。
Aブルー「ちょ、ちょっと待ってよ、スッポンタケって…」
A船長 「もしや糞から生えるのですか!?」
ブルー 「百聞は一見に如かずだよ、うん」
さあ行って来い、と言われましても。
Aブルー「ふ、糞とセットのキノコなのかい?」
ブルー 「大丈夫! 衛生的には無問題!」
A船長 「本当ですか?」
ブルー 「見れば分かるよ、ほら、行って、行って!」
ガンガン行くべし、と生徒会長、皆を促して山の中へと。
もしやスッポンタケ、タヌキの糞から生えるとか…?
