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シャングリラ学園つれづれ語り
☆拒否したら召喚


三月は初日から日曜なだけに、生徒会長宅な面々ですけど。
其処へ来たソルジャー、エアぶるぅの件でリベンジは無し。

Aブルー「ほらね、そういう恐怖が消え去るんだしさ…」
キース 「おめでとうと言って登場だったんだな?」
Aブルー「ピンポーン! それとも、君たち…」

お彼岸を拒否してリベンジを選びたいかい、という質問。

Aブルー「お望みとあらば、すぐにぶるぅを…」
一同  「「「げっ!」」」
Aブルー「召喚するのは、一発なんだよね…」

今日は近くにいるものだから、とソルジャー、ニンマリ。

Aブルー「デパ地下巡りで、雛祭り限定スイーツを…」
キース 「買いまくっている最中だ、と?」
Aブルー「そうだよ、ぼくからお小遣いを貰ってね!」

お金の出どころはノルディだけど、とニヤニヤ。

Aブルー「ぼくが呼んだら、飛んで来るのは一瞬で…」
シロエ 「やめて下さい!」
ジョミー「キース、早く引き受けるって返事してよ!」
サム  「俺たち全員、ちゃんと出席するからよ…」

この通りだ、とサム君が絨毯に擦り付ける額。

サム  「親父さんにLINEで通報って言ったのも…」
シロエ 「撤回ですよね、ぼくたちが協力する件も…」
スウェナ「疑ったりして悪かったわよ、ごめんなさい!」
ジョミー「お彼岸の法要、例年通りにやって欲しいな!」

抹香臭くてもかまわないから、とジョミー君も必死の形相。

ジョミー「上等のお線香とかを使うんだったら…」
シロエ 「カンパしますよ、喜んで!」
Aブルー「いいねえ、最上級のでお願いしたいな」
キース 「ガチで高いんだが…」

最上級で用意するとなると、とキース君の困り果てた顔。

キース 「俺の家でも、使わないレベルになってくるし…」
Aブルー「そうなのかい? お線香が?」
キース 「線香や蝋燭も高いが、法要の初めにだな…」
ブルー 「お香を焚くだろ、アレが高いんだよ」

香木の値段はとんでもないし、と言ってますけど。
そうなんですか…?


2026/03/16 (Mon)



☆高いらしい香木


初日が日曜な三月、生徒会長宅で過ごす御一同様ですけど。
ソルジャーが来まして、お彼岸の法要を突き付けられた今。

Aブルー「お香って、そんなに高いものなのかい?」
キース 「上等の線香が高い理由も、其処に通じる」
ブルー 「天然素材の香料を使って作ると、お値段がね…」

元の素材が高いだけに、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「入れる香料の質と量とで、いくらでもさ…」
キース 「値段が上がって、安いのとは月とスッポンで…」
サム  「そういや、線香の匂いは色々だよなあ…」
ジョミー「棚経の時に回ってる家の、同じじゃないよね…」

値段のせいか、と僧籍な人たちが見合わせる顔。

ジョミー「気合いの入った家だと、上等だから匂いもさ…」
サム  「違って来るのかもしれねえな…」
ブルー 「ピンポーン! 最上級だと、素人さんでも…」
キース 「気付くレベルで、香りが違うぞ」

お香の場合は、その上を行く、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「香炉に入れると、明らかに有難そうな感じで…」
ブルー 「香の煙が届く範囲は、別世界だよね…」

それは荘厳な雰囲気になるよ、と銀青様の説明が。

ブルー 「相当に格の高い法要でないと、あんなのは…」
キース 「お目にかかれないな、俺の家では無理だ」
シロエ 「マジですか?」
ブルー 「香木を仕入れて、寝かせておくとさ…」

年数が経過するほど値段も上がるし、という話。

ブルー 「それを目当てに大量に買って、床下とかで…」
キース 「保存している人もいるんだ、高く売れるからな」

仕入れ価格もそれなりだが、とキース君からも。

キース 「高いヤツだと、純金より上だぞ」
一同  「「「ええっ!?」」」

そこまでなのか、と皆が仰天。

シロエ 「カンパじゃ、とても買えませんよね…」
キース 「金の相場を考えてみろ」
ジョミー「高いよね…」
サム  「金だぜ?」

小遣いで買える値段じゃねえよ、という声ですけど。
大金…。


2026/03/17 (Tue)



☆お線香だけで充分


三月も初日が日曜でして、生徒会長宅に来ている御一同様。
ソルジャーのリベンジを避けるには、お彼岸の法要が必須。

Aブルー「高いと言っても、買える人はいるんだよね?」
キース 「個人でもいないわけではないが…」
ブルー 「法要に使うためじゃないと思うよ、遊び用でさ」
一同  「「「は?」」」

遊びに凄い大金を、と目を剥いてますけど。

ブルー 「ホントだってば、お香を楽しむ人たちだね」
キース 「香道って聞いたことはないかな?」
一同  「「「あー…」」」

香木を焚いて種類を当てるヤツか、と納得な遊び方。

Aブルー「何だい、ソレは?」
シロエ 「色々な香木を、香炉で焚いてですね…」
キース 「何を焚いていたのか、皆で当てる遊びだ」
ブルー 「茶道の席でも、香は焚くから、そっちでも…」

こだわる人は高くても買うね、と生徒会長。

ブルー 「もっとも、あんな仏様の法要に使うのは…」
キース 「邪道と言うより、もったいないとしか…」

線香だけで充分だろう、と副住職も。

キース 「どうせ、香りの分からないヤツらばかりで…」
ブルー 「マツカだったら、いけそうだけれどね…」
マツカ 「ぼくも無理ですよ、心得がありませんから…」
Aブルー「うーん…。それじゃ、ぼくにも分からないかも」

大金を払っても、有難さが、とソルジャーが顎に当てる手。

Aブルー「ぶるぅに貢いで、覗き回避を頼んだ方が…」
ブルー 「その先は喋らなくていいけど、賛成だね」
Aブルー「デパ地下とかで、ドッサリ買い込めそうだし…」

お小遣いを渡した方がマシかな、と結論が出た様子。

Aブルー「分かった、お線香と蝋燭を最上級で頼むよ」
シロエ 「マツカ先輩、お願いします!」

買えそうな気がしませんから、とシロエ君の悲鳴。

シロエ 「お線香だって、高いそうですし…」
マツカ 「かまいませんよ」
Aブルー「ありがとう!」

後は当日を待てばいいよね、と喜んでますけど。
法要ですか…。


2026/03/18 (Wed)



☆ツイているか謎な日


初日が日曜な三月、生徒会長宅に集う面々の予定が決定で。
春のお彼岸は法要でして、断れない流れで厳しすぎる現実。

サム  「春のお彼岸は、あの仏様の法要かよ…」
ジョミー「仕方ないってば、エアぶるぅの件がチャラだし」
キース 「諦めるしかないだろうな…」

ついでに無駄口は叩かない方が、とキース君が指差す窓。

キース 「ヤツは去ったが、まだデパ地下にいそうだぞ」
シロエ 「そうでした! ぶるぅが買い物中でしたっけ…」
スウェナ「雛祭り限定スイーツ、買い漁ってるのよね…」
キース 「ヤツが行かないと、誰が言えるんだ?」

あっちの世界では飯より菓子なヤツだぞ、とキース君。

キース 「聞こえたらヤバい話は、しないのが吉かと」
一同  「「「あー…」」」

戻って来たら厄介なことに、と皆が唇に当てる指。

ジョミー「話題を変えようよ、雛祭りとかさ」
シロエ 「スウェナ先輩だけしか、関係無いですよ?」
サム  「んじゃよ、春休みの方で行こうぜ」
キース 「無難なトコだな、花見以外の方向で頼む」

また来たら困る、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「ホワイトデーの話も、いいかもしれん」
Aブルー「そうなんだよ!」
一同  「「「げっ!」」」

湧いた、と一同、ドン引き。

シロエ 「帰ったんじゃなかったんですか!?」
Aブルー「すぐに消えるよ、忙しいから!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ホワイトデーだってば、限定スイーツがさ…」

思った以上に充実してて、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「買い込まないと損だし、お彼岸はよろしく!」
一同  「「「はいっ!」」」
Aブルー「じゃあねー!」

次のデパ地下へ買いに行くから、とパッと消滅。

キース 「今日の俺たちは、ツイているのか…?」
ジョミー「それっぽいけど、お彼岸の件…」
シロエ 「法要だけは、どうしようもありませんしね…」

ツイているのか、ツイてないのか、と呻いてますけど。
どっち…?


2026/03/19 (Thu)



☆お彼岸だけならマシ


やって来ました、春のお彼岸。お中日は生徒会長宅で法要。
迷惑な仏様のスッポンタケ、最上級の戒名がついている件。

シロエ 「おはようございます…」
ジョミー「この法要って、いつまで続くんだろう…」
サム  「三十三回忌までは、ガチなんでねえの?」
ブルー 「年忌法要がセットじゃない分、マシだと思うよ」

あった場合は、三十三回忌までの間は法要、と生徒会長。

ブルー 「命日が無いから、月参りだって要らないんだし」
一同  「「「うーん…」」」

確かにそうかも、と思わざるを得ない、説得力のある言葉。

ブルー 「下手に命日があった場合は、毎月、その日に…」
シロエ 「法要っていうことになるんですか?」
サム  「其処まで大袈裟なモンじゃねえけどよ…」
ブルー 「少なくとも、家にお坊さんが来て、お経だよね」

今どきのヤツでも、1年間コースは普通かな、と傾げる首。

ブルー 「昼間は留守にするならともかく、それ以外は…」
ジョミー「月参り、しないといけないわけ?」
ブルー 「菩提寺以外のお坊さんでも、勧められるよ?」

せめて1年くらいは勤めましょう、と向こうから、と。

ブルー 「お参りした分、お布施が入るものだから…」
サム  「儲け第一で、オススメなのかよ?」
ブルー 「真面目な人でも言うけど、儲け主義も多いよね」

檀家さんが少ない所だと特に、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「たった1年間の分でも、数があればさ…」
シロエ 「そこそこ、貰える勘定ですよね…」
ブルー 「そういうこと! ごたついてる間に契約でさ…」
サム  「1年間は、家に月参りをやりに来るのな…」

免れただけマシってヤツだぜ、とサム君、うんうん、と。

サム  「お彼岸だけで済むし、年忌法要もねえし…」
シロエ 「キース先輩が、あんな戒名、つけなかったら…」
ジョミー「最上級のお線香とか、言われないよね…」

諸悪の根源はキースじゃない、と文句ですけど。
もはや年中行事…。


2026/03/20 (Fri)



☆最上級の蝋燭


春のお彼岸はスッポンタケの法要、朝から生徒会長宅へと。
最上級のお線香と蝋燭で頼む、とソルジャーからの注文で。

シロエ 「マツカ先輩、用意して下さったんですか?」
マツカ 「執事に頼んで、買って来て貰っています」

コレなんですけど、とマツカ君が差し出す仏具店の紙袋。

マツカ 「蝋燭が普段と違うようですよ」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「天然素材で、昔ながらの製法なんです」

いわゆるキャンドルとは別物で、とマツカ君が開けた箱。

マツカ 「この通り、見た目も違うでしょう?」
ジョミー「ホントだ、コレの大きいの、キースの家でさ…」
サム  「本堂で見たような記憶あるよなあ…」
ブルー 「使っていたよ、あそこの本堂」

最上級かどうかは知らないけどね、と生徒会長。

ブルー 「こういう蝋燭、お寺では重宝されてて…」
シロエ 「有難い香りがするんでしょうか?」
スウェナ「覚えが無いわよ、蜜蝋じゃなさそうだし…」

蜜蝋だったら黄色系よね、とスウェナちゃんが眺める蝋燭。

スウェナ「蜜蝋の蝋燭、蜂蜜に似た匂いなんだけど…」
ぶるぅ 「そだね、美味しそうな匂いで!」

蜜蝋、お菓子に使うんだよ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「カヌレの型に塗るのは、溶かした蜜蝋だもん!」
ジョミー「そうなんだ?」
ぶるぅ 「カヌレの皮が黒いの、蜜蝋が焦げた色!」

でも、この蝋燭の蝋は違うね、と指でチョン。

ぶるぅ 「んとんと…。ブルー、何の蝋なの?」
ブルー 「コレの場合は最上級だし、ハゼの木の油で…」

蝋が仏具に貼り付かないよ、という説明。

ブルー 「燭台も、置いてある台も、汚れないのが売り!」
ジョミー「元老寺で使ってるのも、掃除が楽だから?」
サム  「それはねえだろ、キースにやらせられるしよ」
シロエ 「いつも、アドス和尚がこき使ってますしね…」
キース 「遅れてすまん! 俺がどうかしたか?」

何かやらかしたか、と焦った顔で見回してますけど。
当然かと…。


2026/03/21 (Sat)



☆お線香の値段


スッポンタケの法要の日で、朝イチで生徒会長宅に集合で。
最上級の蝋燭とお線香、ソルジャーに注文されて用意済み。

キース 「なんだ、どうして、そんなに俺を見るんだ?」
シロエ 「いえ、最上級の蝋燭を見てたんですけど…」
ジョミー「そんなの用意する羽目になったの、何故かな?」
サム  「すげえ戒名、つけていなきゃよ…」

言われなかったと思うぜ、とサム君、ビシィと。

サム  「誰のせいだよ、あの仏様の戒名、すげえのは?」
キース 「そ、それは…」
シロエ 「キース先輩、その場のノリでつけましたよね?」
スウェナ「クジラの戒名のパクリなんでしょ?」

自分で考えたヤツなら、まだしも、とスウェナちゃんも。

スウェナ「一時しのぎのつもりだったか、勢いだったか…」
サム  「今じゃ、誰も覚えていねえんだけどよ…」
ジョミー「キースが戦犯だった事実は、変わらないよね?」
シロエ 「まったくです…。危うく、お香まで最上級で…」

用意させられる所でした、とシロエ君が指差す蝋燭の箱。

シロエ 「こんな蝋燭、いつもの法要で見たことないです」
サム  「お前の家の本堂、使ってるよなあ?」
キース 「アレは、此処まで高いヤツと違って…」

そこそこの値段の蝋燭なんだが、とキース君、タラリ冷汗。

キース 「俺が注文してるわけだし、間違いはない」
シロエ 「本物のお寺を上回るような高級品をですね…」
サム  「たかがキノコが受け取るんだぜ?」

格の高すぎる蝋燭をよ、とサム君の睨み。

サム  「線香にしても、すげえんでねえの?」
ジョミー「まさか、1本の値段、普通のお線香のさ…」
シロエ 「1箱分とか、言わないでしょうね?」

どうなんです、とシロエ君の視線がマツカ君に。

シロエ 「お値段、どのくらいでした?」
マツカ 「1箱分を超えていました…」
サム  「マジかよ?」
マツカ 「百均じゃなくて、普及品で…」

仏具店で買える品で、と言ってますけど。
1箱分以上…?


2026/03/22 (Sun)



☆素材から別物


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーの注文が、最上級の蝋燭とお線香だったわけで。

シロエ 「なんで、そんなに高いんです!?」
ジョミー「1本分の値段が、普通のヤツの1箱以上って…」
ブルー 「お香が高い話をした時、チラと言ったよ?」

お線香にしても、原料によるとね、と生徒会長。

ブルー 「普及品だと、主な素材自体が、安くなるから…」
スウェナ「そうなの?」
ブルー 「形だけあれば、一般家庭用には充分だしさ…」

煙が上がれば問題無いし、と言われれば、そうかも。

ブルー 「香りの方はプラスアルファで、オマケ的だし…」
シロエ 「そうかもですけど…」
サム  「花の香りの線香とかもあったっけなあ…」
ブルー 「アレにしたって、人工の香料なんだけど…」

高いお線香は違うから、と生徒会長が指す、お線香の箱。

ブルー 「香りの元は、本物のお香を砕いて入れてるよ」
サム  「まさかコレだと、純金並みのヤツってか?」
ブルー 「当然、そういうことになるよね」
一同  「「「うわー…」」」

高くなるのも当たり前か、と一同、愕然。

ブルー 「本物のお香と合わせる以上、他の材料も…」
ジョミー「普及品とは違うんだ?」
ブルー 「安い素材じゃ、お香の香りが台無しだしさ…」

相応しい素材を使わないと、と説明が。

ブルー 「乾燥させる時にも、自然乾燥で時間がね…」
サム  「手間暇かかった分まで、上乗せなのな?」
ブルー 「そりゃさ、普及品のようにコストダウンは…」

出来るわけがない製法だしね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「とてもいい香りがすると思うよ」
サム  「でもよ、相手は、あの仏様だぜ…?」

猫に小判どころじゃねえよ、とサム君が広げる両手。

サム  「キース、お前の家で、このレベルの線香…」
キース 「使えるわけがなかろう!」
シロエ 「でしょうね…」

勿体ないと思いませんか、と唸ってますけど。
その通り…。


2026/03/23 (Mon)



☆売り払うべき


スッポンタケの法要の日で、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーの注文の品が、最上級の蝋燭とお線香なわけで。

ジョミー「ホントにね…。勿体ないと思うよ、ぼくも…」
シロエ 「あんな仏様に使うだなんて、あんまりすぎます」
サム  「マジでそうだぜ…。アレってよ…」

何処かで売るのは出来るのかよ、とサム君の問い。

サム  「売っ払って、普通の線香を使っててもよ…」
ジョミー「バレないかもね、多分、普段に気にしてないし」
スウェナ「上等かどうかが分かるくらいに、お線香には…」

多分、馴染みが無いと思うわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「売れる所があるんだったら、売ってしまえば?」
サム  「んでよ、その金、有効活用するべきだと思うぜ」
スウェナ「法要の打ち上げに使うのもいいわね!」
ジョミー「いつも、法要の後は、此処で会食してるしさ…」

日を改めて、ぼくたちだけで打ち上げ、とジョミー君の案。

ジョミー「高いヤツだし、手数料が要っても、残りはさ…」
サム  「かなりの値段になりそうだしよ…」

五つ星の店でやっても、余るんでねえの、という読み。

サム  「余った分は取っておいてよ、次の時によ…」
シロエ 「使うわけですね、どうせだったら投資とかに…」

回して増やしておきませんか、とシロエ君が立てる親指。

シロエ 「マツカ先輩にお任せすれば、増やせそうです」
ジョミー「そっち系には詳しそうだよ!」
マツカ 「ぼくは、それほど詳しくないんですけど…」

趣味でやってる知り合いだったらいますから、と御曹司。

マツカ 「増やすのが趣味で、手数料とかは貰わないで…」
サム  「預かった金を増やすだけかよ?」

タダと思っていいわけかよ、とサム君、念押し。

サム  「そりゃよ、税金とかは、こっちの負担で…」
マツカ 「増えた分から払いますけど、それだけですね」
一同  「「「イイネ!」」」

任せちゃおう、と皆が乗り気になってますけど。
売ると…?


2026/03/24 (Tue)



☆聞かれていた話


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーの注文で買った最上級のお線香、売るかどうか。

シロエ 「マツカ先輩、お線香の値段、いくらでしたか?」
マツカ 「残念ですけど、投資に回せるほどの額では…」

ないんですよ、とマツカ君の苦笑い。

マツカ 「売り払った分で、食事にしても、五つ星は…」
サム  「無理なのかよ?」
ブルー 「いいかい、君たち、よく考えてみたまえ」

お線香だしね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「お香だったら、とんでもない値段でもさ…」
ジョミー「砕いて入れただけのヤツだと、知れてるわけ?」
ブルー 「君たちが買うには、高すぎるんだけど…」

五つ星の店で食事、全員では無理だよ、と突き付ける現実。

ブルー 「ついでに、売るつもりなら、もっと早くに…」
シロエ 「思い付かないと、アウトでしょうか?」
ブルー 「此処までの間に喋ってた話、聞かれてそうで…」
??? 「ピンポーン!」

大正解、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「エアぶるぅの次は、エア線香なのかい?」
一同  「「「は?」」」

悲鳴も忘れて、皆の視線がソルジャーに集中。

キース 「おい、エア線香というのは、何なんだ?」
Aブルー「エアぶるぅみたいなモノかな、普及品をさ…」

使っているのに、最上級品のふり、とソルジャー、ギロリ。

Aブルー「どうせ、ぼくには分からないから、結託で…」
シロエ 「有難い香りだとか、褒めちぎるヤツですね…」
Aブルー「ぼくが気付いて、此処で飛び込まなかったら…」

エア線香のつもりだっただろう、と鋭すぎる読み。

Aブルー「キース、君も重要人物で…」
キース 「俺がか!?」

なんでそうなる、とキース君、ワタワタ。

キース 「売り払う話は、俺が言ったわけじゃない!」
Aブルー「エア線香だった時のことだよ!」
キース 「重要人物…?」

意味がサッパリ謎なんだが、と呻いている人。
重要人物…?


2026/03/25 (Wed)



☆計画だけでも重罪


スッポンタケの法要の日で、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーの注文の品、最上級のお線香を売るという話で。

キース 「俺が、重要人物だなどと言われても…」
シロエ 「ぼくにも謎です、キース先輩、今の話には…」
サム  「一度も口を出していねえぜ、何故なんだよ?」

厄病仏な件と関係あるのかよ、とサム君の問い。

サム  「でもよ、キースにババを引かせたら、法要…」
ジョミー「ドタキャンでパアにされるリスク、高いよ?」
キース 「まったくだ。俺には逃げる権利があるよな?」

俺が逃げたら誰がやるんだ、と副住職の視線が生徒会長に。

キース 「ブルー、あんた、代わりに導師するのか?」
ブルー 「お断りだね、あんな仏様の法要なんかは!」

銀青の名前に傷がつくよ、と生徒会長、やる気ナッシング。

ブルー 「エア線香で重要人物な理由は、謎だけどさ」
Aブルー「簡単なことだよ、エア線香がバレないために…」

担ぎ出すのはキースだと思う、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「お線香の匂いが分かるし、高いかどうかも…」
シロエ 「分かりますよね…」
サム  「そういうことかよ、キースが違和感あっても…」
ジョミー「何も言わなきゃ、バレないんだ…」

安いお線香で誤魔化してても、とジョミー君も。

ジョミー「じゃあさ、キースは有罪なわけ?」
キース 「なんでそうなる!」
シロエ 「エア線香、止めませんでしたしね…」
キース 「ちょっと待て!」

言いがかりだ、とキース君、真っ青。

キース 「俺は黙って聞いていただけで…!」
Aブルー「暗黙の裡に、協力する気、無かったのかい?」
キース 「そ、それは…」

少しくらいはあったかもだが、と青ざめる人。

キース 「エア線香の件は、見ての通りに計画倒れで…」
Aブルー「計画しただけでも罪は重いよ?」
シロエ 「マジですか!?」
Aブルー「当然だよねえ…」

とても大事な法要だしさ、と言ってますけど。
ヤバいのでは…?


2026/03/26 (Thu)



☆問われない罪


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーが注文した最高級のお線香、売ろうとした計画。

Aブルー「今すぐ、ぶるぅを召喚してもいいけど…」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

マジか、と全員、ガクブル。

シロエ 「それだけは勘弁して下さい!」
キース 「真面目な話、アレを呼んだら、法要が台無し…」

パアになるのはガチだと思う、とキース君が指す線香立て。

キース 「線香立てもヤバいし、香炉もヤツに倒されて…」
サム  「灰まみれの法要になると思うぜ…」
キース 「猫と同じで、どうしようもないかと…」
一同  「「「猫?」」」

土鍋で寝るのは猫っぽいけど、と皆が傾げる首。

ジョミー「法要に猫が乱入したら、灰まみれなわけ?」
キース 「王道と言うか、あるあると言うか…」
シロエ 「先例が多数あるんですね?」
キース 「線香立てに猫の足跡、定番なんだぞ…」

灰まみれになった法衣とかもな、と副住職が広げる両手。

キース 「俺はスルーで読経出来るが、他のヤツらは…」
Aブルー「ぼくにしたって、困るってば!」

だけどありそう、とソルジャーも納得の悪戯小僧。

Aブルー「分かった、エア線香の件は、諦めるから…」
キース 「本当に、リベンジしないと誓えるのか?」
Aブルー「スッポンタケの戒名にかけて、今すぐにね!」

でないと法要が詰んでしまうし、とソルジャーの深い溜息。

Aブルー「エア線香にしようとしたのは、重罪だけど…」
シロエ 「無罪放免と思っていいんでしょうか?」
Aブルー「話題としては、蒸し返したって、復讐は…」

スッポンタケに誓って、絶対にしない、という宣言。

Aブルー「何だったっけか、あの長ったらしい戒名は…」
キース 「倫王院殿法界善根大居士だ!」
Aブルー「そう、ソレ、ソレ! それに誓って…」
キース 「絶対にリベンジしないんだな?」
Aブルー「誓うってば!」

法要が最優先なんだしね、と誓ったわけで。
無罪放免…。


2026/03/27 (Fri)



☆二度目の次は


スッポンタケの法要の日ですけれども、ヤバかったのかも。
なんとか無罪放免とはいえ、ソルジャーに借りが出来そう。

シロエ 「あのぅ…。リベンジは無しでも、蒸し返すと?」
Aブルー「放置出来ない話だしねえ…」

今回で二度目になるんだよ、とソルジャー、ズイと。

Aブルー「先月がエアぶるぅ、今回はエア線香!」
一同  「「「うっ…」」」
Aブルー「二度あることは三度ある、と言うんだろう?」

三度目をやられては困るから、とソルジャーの鋭い目付き。

Aブルー「今の間にキッチリ釘を刺しておかないと…」
シロエ 「でもですね…!」
Aブルー「何か問題でもあるのかい?」
シロエ 「エアなんですから、実害は、さほど…」

無いような気がするんですけど、とシロエ君が打つ逃げ。

シロエ 「蒸し返す時は、軽めでお願い出来ますか?」
Aブルー「エアぶるぅの恐怖、君たちに分かるとでも?」
キース 「エア線香は、あんたに心得があればだ…」

線香の匂いで気付くわけだし、企画されない、とキース君。

キース 「自分の行いを棚に上げるのは、感心出来んぞ」
Aブルー「そう言う君は、どうなのさ?」
キース 「あんた、偉そうに出るのはいいが、お彼岸を…」

忘れ去ってはいないだろうな、と副住職が繰る本式の数珠。

キース 「此処で俺が回れ右して、出て行ったら?」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
キース 「三度目をやるには、最高の日かもしれん」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。

ジョミー「キース、三度目って、何が?」
キース 「さっき、こいつが言った通りに、三度目で…」

エア導師で法要をすればよかろう、とキース君、腕組み。

キース 「お彼岸の法要は、嫌というほどやったしな?」
シロエ 「なるほど、キース先輩は抜きで、お焼香とか…」
サム  「南無阿弥陀仏を唱えるヤツな?」
キース 「正解だ!」

俺は抜けるから、エア導師で、と言ってますけど。
導師不在…?


2026/03/28 (Sat)



☆法要をエアで


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーが注文した最上級のお線香、売る計画から波紋。

シロエ 「サム先輩、エア導師でやるのは可能ですか?」
サム  「なんで俺なんだよ?」
シロエ 「生徒会長はともかく、他に僧籍な人がですね…」
スウェナ「ジョミーじゃ、話にならないものねえ…」

棚経の時も口パクなんだし、とスウェナちゃんも。

スウェナ「エアでやるには、それなりのリード要るわよ?」
シロエ 「そうなんです。お経が無いのがエアでしょう?」
キース 「当然、そういうことになるんだが…」

サム用にカンペを作って行くか、と副住職が取り出すメモ。

キース 「サム、時間進行の目安があればいけるか?」
サム  「よろしく頼むぜ、何分くらいで焼香とかをよ…」
キース 「承知した。まず、俺が入って来たとして…」

場を清めてから着席までの時間が数分、と書き付ける文字。

キース 「そのタイミングで、香を焚いてくれれば…」
サム  「焼香にピッタリの時間になるわけな?」
キース 「ああ。俺が持ち込む香炉の方は、最初から…」

置いておくのがいいだろうな、とキース君が教える手順。

キース 「アレの扱いは作法があるから、お前では…」
サム  「分からねえしよ、置いとけばいい、と…」
キース 「法要が終わった後で片付け、それで良かろう」

エアなんだしな、とキース君、メモをサラサラ。

キース 「よし、こんな感じだ。どうだ、分かるか?」
サム  「いけると思うぜ、読経の間は沈黙でいいのな?」
キース 「黙って合掌、正座していればオッケーだ」

焼香用の香炉を回す以外は、それで通せ、という指導。

キース 「では、メモも書いたし、俺はこの辺で失礼する」
シロエ 「帰って家を手伝うんですね、お中日ですから」
キース 「もう長いこと欠席続きだし、たまにはな」
Aブルー「待ってよ、本気でエア!?」

お経は無しで真似事だけ、と悲鳴ですけど。
エア導師ですし…。


2026/03/29 (Sun)



☆エア導師は勘弁


スッポンタケの法要ですけど、エア導師という方に展開で。
キース君は帰宅して家の手伝い、読経は無しでお焼香とか。

サム  「ブルーが導師をしねえ以上は、仕方ねえぜ?」
ジョミー「サムじゃ、代理は無理だよね?」
サム  「当たり前だろ、僧籍なだけで無資格だしよ」

棚経のようにはいかねえし、とサム君、キッパリ。

サム  「法要の導師、住職の資格がねえと出来ねえから」
キース 「そういうことだな、まあ、頑張ってエアで…」

勤めてくれ、とキース君がクルリと向ける背中。

キース 「最上級の蝋燭と線香もあるし、なんとか形は…」
ブルー 「整うんじゃないかな、お焼香もするしさ」
Aブルー「お経無しでも、やったことになるわけ?」
サム  「さあ…? ダメっぽい気がするんだけどよ…」

お経は読んでなんぼだしよ、と僧籍な人。

サム  「暗記してても、法要の時は、お経本でよ…」
ブルー 「読んでいます、という形で唱えるものだね」
シロエ 「すると、お経が無い法要は、無効ですか?」
ブルー 「ピンポーン!」

なんと言ってもエア導師、と生徒会長、ニヤニヤ。

ブルー 「キース、此処はいいから、元老寺の方を…」
キース 「有難い。では、後は任せた」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

ちょっと待った、とソルジャーの悲鳴。

Aブルー「エア導師だけは勘弁してよ、お願い!」
キース 「三度目のナントカには、ちょうどいいんだ!」
Aブルー「そう言った件も、謝るから!」

エアぶるぅも、エア線香も、全部許すよ、と泣きそうな顔。

Aブルー「別の機会に三度目が来ても、諦めるしさ!」
キース 「本当か?」
Aブルー「ホントだってば!」

三度目が無いのが一番だけど、とソルジャー、土下座。

Aブルー「エア導師よりは、まだ、別のヤツの方が…」
キース 「その言葉、信じていいんだろうな?」
Aブルー「かまわないって、だから許して!」

エア導師だけは勘弁、と必死ですけど。
許しますか…?


2026/03/30 (Mon)



☆導師抜きで法要


春のお彼岸はスッポンタケの法要、エア導師でやるそうで。
お経は無しで皆で焼香、黙って正座で勤めるだけの展開に。

Aブルー「この通りだよ、三度目のエアも許すから…!」
キース 「いい覚悟だ、と言いたいんだが、今までの…」

行いが全てを物語っているからな、とキース君、腕組み。

キース 「此処で誓っても、一筆入れても、いずれはだ…」
シロエ 「無かったことになるんですよね…」
サム  「あるある過ぎて、何も言えねえ…」

聞いてやるだけ無駄でねえの、とサム君、バッサリ。

サム  「サッサと帰っていいと思うぜ、忙しいんだろ?」
ブルー 「お彼岸のお中日は、何処のお寺も超多忙だよ」
スウェナ「帰っていいわよ、みんなでやるから」
ジョミー「蝋燭とお線香なら、ぼくも慣れてるしさ…」

棚経で散々やって来たから、とジョミー君の援護射撃が。

ジョミー「キース抜きでも、ちゃんと出来るよ」
シロエ 「ぼくも正座は、嫌と言うほど経験済みですし…」
マツカ 「大丈夫ですよ、お焼香と正座だけですからね」
スウェナ「ほらね、マツカがいるから、作法もバッチリ!」

一般人用の方ね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「お焼香の順番、マツカが最初にやればいいのよ」
シロエ 「それを真似れば、完璧ですね!」
マツカ 「任せて下さい、本来だったら、ぼくは末席で…」

お施主さんがトップですけど、とソルジャーにチラと視線。

マツカ 「すみません、お先にやらせて頂きます…」」
キース 「よし、後は頼んだ!」

ではな、と法衣鞄を手にして、ドアの方へとスタスタ。

キース 「法要の無事くらいは、御本尊様に祈ってやろう」
一同  「「「イイネ!」」」

元老寺で法要、頑張って、と皆でエールを。

シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ブルー 「何年ぶりになるかな、アドス和尚も喜ぶよ!」
Aブルー「待ってってばーっ!」

君がいないと大ピンチ、と絶叫ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2026/03/31 (Tue)



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☆乗り切れた先月


さて、三月。初日が日曜とあって、生徒会長宅な御一同様。
春休みは当分先の話で、雛祭りとも無関係なわけですけど。

シロエ 「先月は無事に乗り切れましたね」
キース 「ああ。例年、二月は最悪な筈なんだが…」
ジョミー「節分で幕を開けるしね…」

今年の節分は奇跡だったよ、とジョミー君、回想モード。

ジョミー「まさか平穏無事に解散なんて、思わないって!」
サム  「あいつら、サッサと帰っちまってよ…」
スウェナ「節分イワシと恵方巻で、盛り上がったわよね」
シロエ 「例年だったら、疲れ切ってて、黙々と食べて…」

黙って食べるものではありますが、とシロエ君も。

シロエ 「それにしたって、雰囲気、お通夜並みですし…」
キース 「豆まきにしても、淡々と豆を撒くだけだな…」
ジョミー「福が来そうな感じじゃないって!」

鬼を追い出すだけで精一杯、とジョミー君。

ジョミー「福を呼び込む余裕なんかはゼロで…」
サム  「福は内とか、掛け声だけだぜ…」

それが今年は一転だよな、とサム君が立てる親指。

サム  「バッチリ、福を呼べたんでねえの?」
キース 「そう願いたいが、あの手は、そうそう…」
スウェナ「使えないわね、多分、一回こっきりでしょ?」
シロエ 「バレるの、時間の問題ですしね…」

あの人たちじゃない方に、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「ぶるぅにバレたら、現実化しますよ…」
ジョミー「エアぶるぅがね…」
サム  「理論上は、可能なんだよなあ?」

あいつらにだけ見えないヤツ、とサム君の問い。

サム  「あの日、キースがアドリブでよ…」
キース 「三対一なら出来そうだ、と言ったヤツだな…」

可能なのか、とキース君の視線が生徒会長に。

キース 「あんたと、ぶるぅと、ヤツのサイオンで…」
ブルー 「ぶるぅが姿を消せるかだよね?」
キース 「ソレだ、俺たち限定で…」
シロエ 「見えるヤツです」

出来るんでしょうか、と聞いてますけど。
可能ですか…?


2026/03/01 (Sun)



☆可能らしい方法


三月も初日は日曜でして、生徒会長宅に来ている御一同様。
無事に乗り切った節分が話題で、エアぶるぅに関する質問。

シロエ 「会長と、ぶるぅ二人分だと、出来るんですか?」
ブルー 「そりゃまあ、ブルーが信じたくらいだしさ…」
キース 「やはり、実現は可能なわけか…」
ブルー 「理屈を言うなら、一種のシールドになるかな」

まずは、ぶるぅの姿を隠すように、と生徒会長の説明。

ブルー 「其処から、見せたい人を限定で解除って仕組み」
シロエ 「見える人数、少ない方が楽っぽいですね?」
ブルー 「当たり前だよ、力を向けるべき数が減るしね」

シールドは限定的に解除する方がキツイ、と生徒会長。

ブルー 「まるっとシールド、それで完成の方が楽だよ」
ジョミー「じゃあさ、かなり高度な使い方でさ…」
キース 「あんたと、あの馬鹿くらいしか無理そうだな…」
スウェナ「ぶるぅには、ちょっと難しそうよね…」

手先の器用さとは違いそうだし、とスウェナちゃんも。

スウェナ「もちろん、あっちのぶるぅにも」
ブルー 「出来ないだろうね、だからバレても…」

ぶるぅから注文は来ないと思う、と生徒会長、キッパリ。

ブルー 「エアぶるぅを実現したい、と考えてもさ…」
サム  「協力者がいねえと出来ねえのな?」
ブルー 「そう! メインでシールドを張れない以上はね」

ぼくがゴーサインを出さない限りは不可能、とニンマリ。

ブルー 「正真正銘、エアでいるしかない勘定だよ」
シロエ 「存在しない方のエアですよね?」
ブルー 「節分の日に、やったヤツなんだけど…」

とはいえ、あの手は使えないよ、と生徒会長が広げる両手。

ブルー 「ブルーがアレで懲りているから…」
キース 「対策を考えて来やがるとでも?」
ブルー 「ごく初歩的なヤツで、対策以前で…」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「考えてみたまえ、あっちの世界は…」

ブルーには見えていないのかな、と聞いてますけど。
えっと…?


2026/03/02 (Mon)



☆調べれば分かる


今年は三月も初日が日曜、生徒会長宅に集う面々ですけど。
先月を無事に乗り越えたわけで、節分のエアぶるぅの話が。

シロエ 「見えていないのか、って、どういう意味です?」
ブルー 「そのまんまだよ、ブルーの世界の状況は…」

帰ってみないと分からないのかい、と生徒会長の問い。

ブルー 「人類軍の奇襲が来てても、気付かないと?」
キース 「有り得ないだろう、あれでもソルジャーだぞ?」
シロエ 「ですよね、でないと特別休暇なんかは…」
サム  「取れねえだろうな、キャプテンも不在だしよ…」

万一があったらマジで終わるぜ、とサム君、肩をブルッと。

サム  「多分、定期的にチェックしてやがるかと…」
シロエ 「その逆のヤツを、暇つぶしにやってますしね…」
ジョミー「ぼくたちの話を盗み聞きとか、お約束だよ…」
ブルー 「ほらね、ブルーは、船がどうなってるかを…」

居ながらにして覗けるわけ、と生徒会長が立てる人差し指。

ブルー 「この間の、エアぶるぅ、パニクってたから…」
キース 「そうか、思い付かなかっただけか!」

船を覗けば済む現実に、とキース君、手をポンと。

キース 「船にいなくても、船のヤツらの会話で…」
シロエ 「ぶるぅの行先、分かりそうです…」
ブルー 「こっちに来る時は、ぶるぅも行先で嘘をさ…」

ついて出てくると思うんだけど、と生徒会長。

ブルー 「嘘の行先、調べてみれば、いるかどうかは…」
サム  「分かっちまうのな…」
シロエ 「どうせ何処かで、食い倒れとかですし…」
ジョミー「見付け出すのは、簡単そうだよ…」

見付け出したら、エアの心配は無いよね、と出て来た結論。

ジョミー「今頃はもう、気付いちゃってるのかも…」
ブルー 「冷静になれば分かることだし、そうだと思うね」
キース 「二度目を仕掛けた場合は、調べやがるんだな?」
ブルー 「重箱の隅をつつく勢いでね…」

心当たりをシラミつぶしに、と言ってますけど。
そうなるかと…。


2026/03/03 (Tue)



☆バレていた件


初日から日曜な今年の三月、生徒会長宅で過ごす御一同様。
節分をエアぶるぅで乗り越えたものの、二度目は無理そう。

シロエ 「バレた瞬間、仕返しでしょうね…」
キース 「節分のヤツも、ヤバいかもしれん…」
ジョミー「バレただろうし、何かやるかな…」
??? 「やりたいんだけれどね…」

おめでとう、とソルジャー(会話表記はAブルー)が出現。

一同  「「「ひぃぃっ!」」」
Aブルー「失礼だねえ、人を化け物みたいにさ…」

今の挨拶、聞こえなかったのかい、とソルジャー、不満げ。

Aブルー「おめでとう、と言ったんだけど?」
シロエ 「春節だったら、もう終わりました!」
サム  「雛祭りは明後日だけどよ、対象者がよ…」
ジョミー「スウェナだけだし、スルーしてるよ?」

おめでとうの意味が不明だってば、とジョミー君。

ジョミー「今日が誕生日の人も、いないし…」
Aブルー「君たちの話を聞いてた上で、おめでとうだよ!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「エアぶるぅの件で、ぼくの仕返し…」

恐れてるよね、とソルジャー、ズイと。

Aブルー「ご明察どおり、バレたわけでさ…」
一同  「「「あー…」」」
Aブルー「あの日、慌てて船に帰ったら、ぶるぅ不在で…」
一同  「「「えっと…?」」」

いなかったのか、と皆が見合わせる顔。

キース 「嘘から出たナントカで、留守だったと…?」
Aブルー「そう! ぼくもハーレイも、震え上がって…」

生きた心地もしなかったよ、とソルジャーが竦める肩。

Aブルー「やっぱり本当だったんだ、と真っ青で…」
シロエ 「そうでしょうねえ…」

こっちの世界に来てたんですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「デパ地下巡りで、恵方巻ハンティングとか…?」
Aブルー「ピンポーン! ついでに、チョコレートもね!」
一同  「「「うーん…」」」
Aブルー「かなり遅くに、獲物を抱えて…」

船に帰って来たというわけで、と言ってますけど。
めでたいと…?


2026/03/04 (Wed)



☆旧暦でチョコかも


三月の初日は日曜でして、生徒会長宅に来ている御一同様。
エアぶるぅで乗り切った今年の節分、話題な所へ来た人が。

シロエ 「ぶるぅの恵方巻の、何処がおめでたいんです?」
キース 「恵方巻を食って福が来たなら、ヤツだろうが!」

ヤツが買って帰った恵方巻だし、とキース君の指摘。

キース 「チョコにしたって、俺たちは貰っていないぞ!」
ジョミー「バレンタインデーは済んだし、まさか旧暦?」
シロエ 「旧暦の2月14日ですか!?」

その日にチョコを持って来ると、とシロエ君、ガクブル。

シロエ 「貰ったが最後、終わる気しかしませんよ…」
サム  「それはねえだろ、ホワイトデーがあるしよ…」
ジョミー「お返し、要求されるレベルが半端ないとか…?」
スウェナ「その場合、私だけが圏外なのよね…」

貰える対象になってないから、とスウェナちゃん。

スウェナ「義理チョコを貰うの、男性陣だけでしょ?」
シロエ 「スウェナ先輩、ずるいですって!」
ジョミー「ぼくは、逃げられない方に一票!」

ぶるぅなんだよ、とジョミー君の視線がスウェナちゃんに。

ジョミー「義理チョコじゃなくって、友チョコで来そう!」
一同  「「「うわー…」」」

そっちの方がヤバくないか、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「友チョコ、義理チョコよりも怖いですよね…?」
ジョミー「義理じゃないから、贈り合うヤツだし…」
サム  「手作り、要求されそうだぜ?」
キース 「ハイレベルのをな…」

予告付きで、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「旧暦で来るから、その日に友チョコを、と…」
ジョミー「友チョコ、飛び火するかもね…」

ぼくたちの分も友チョコだとか、とジョミー君の悪い顔色。

ジョミー「チョコを貰えるから、おめでたいわけ…?」
Aブルー「その発想は無いと思うよ」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「全部、自分で食べた後だし!」

チョコは残っていないんだよ、と苦笑ですけど。
深まる謎…。


2026/03/05 (Thu)



☆仕返しが開幕かも


三月も初日が日曜なわけで、生徒会長宅に集った御一同様。
其処へ来たソルジャー、おめでとうと言った意味が不明で。

シロエ 「友チョコで来ないなら、おめでとうが謎です!」
サム  「来られた場合も、めでたい要素はゼロだぜ?」
ジョミー「ハイレベルな友チョコを要求だしね…」
キース 「おめでとうの根拠は、何処にあるんだ?」

意味がサッパリ不明なんだが、とキース君の眉間に皺が。

キース 「それとも、ソレが仕返しの始まりだと?」
シロエ 「キース先輩、どういう意味です?」
キース 「エアぶるぅの件は、バレていたわけだし…」
サム  「仕返しスタートで、おめでとうかよ?」

ありそうだよな、とサム君、ガクブル。

サム  「此処の全員、被害者になる凄いヤツがよ…」
ジョミー「部屋ごと吹っ飛ぶとかは無いよね?」
スウェナ「自分の憩いの場所が消えるし、無いでしょ…」
シロエ 「スプリンクラーの誤作動でしょうか?」

頭から水を被る羽目に、とシロエ君が指差す天井。

シロエ 「サイオンで一発、可能ですよね…?」
ぶるぅ 「んとんと、お掃除、困っちゃうから…」

水浸しとかは、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「エアぶるぅ、ぼくも手伝ったけど…」
ブルー 「ぼくも片棒を担いでたけど、部屋に被害は…」

頼むから勘弁してくれたまえ、と生徒会長も。

ブルー 「保険に入っているというのと、被害とはさ…」
キース 「問題が別の次元になるしな…」
ブルー 「本堂が丸焼けになったとかでも、直せても…」
キース 「再建するまでの間は、仮住まいで…」

苦労するケースが多いんだ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「あんたにしたって、この部屋が使用不可だと…」
ブルー 「当分の間、来られないと思うよ、真面目な話」
ぶるぅ 「そだね、土日は学校の、ぼくのお部屋が…」
サム  「溜まり場になると思うぜ、いいのかよ?」

あんた、あそこは入れねえだろ、と聞いてますけど。
はてさて…?


2026/03/06 (Fri)



☆たまに来る一般人


初日から日曜なのが三月、生徒会長宅に来ている御一同様。
其処へ来たソルジャー、エアぶるぅの件で仕返しするかも。

Aブルー「うーん…。物理的には入れるんだけれどね…」
シロエ 「学校なだけに、色々ややこしいですしね…」
ジョミー「基本、ぼくたちだけがいるけど、ある場所が…」
サム  「生徒会室の奥の隠し部屋だし、万一がよ…」

絶対にねえとは言えねえし、とサム君、珍しく真面目な顔。

サム  「入るための仕掛け、サイオンの有無でよ…」
スウェナ「部屋の奥の壁を、抜けられるかどうかでしょ?」
ぶるぅ 「んとんと、たまに入って来る人、いるから…」

サイオンを持っていないのに、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「何かのはずみで、お部屋のガードが緩んでて…」
ブルー 「気付かないままで放置してると、生徒会室で…」
シロエ 「転んだ人とかが、壁を抜けるんですか?」
ブルー 「ピンポーン!」

昔話の世界だよね、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「壁を抜けたら、ある筈のない部屋があるんだし」
ぶるぅ 「そうなの、来ちゃった人には、おもてなし!」
一同  「「「は?」」」

おもてなしとは、と誰もがキョトン。

サム  「放り出すんじゃねえのかよ?」
ぶるぅ 「だって、悪いの、ぼくの方だよ?」
ブルー 「ガードが緩んでたのに、放っておいたせいで…」
ぶるぅ 「コロンと入ってしまったんだもん…」

お茶とお菓子は出さないと、と昔話な展開になる模様。

ジョミー「もしかして、お土産、貰えたりする?」
ブルー 「もちろん渡すよ?」
シロエ 「お土産の品、選ぶ仕様なんでしょう?」

大きな箱と小さな箱とか、とシロエ君の問い。

シロエ 「欲張った場合は、中身がビックリ箱とか…」
サム  「玉手箱かもしれねえぜ?」
ジョミー「開けたら、二度と来られないヤツ?」
ブルー 「それで正解!」
一同  「「「うわー…」」」

開けたら最後、白髪なのか、と震えてますけど。
玉手箱…。


2026/03/07 (Sat)



☆お土産に玉手箱


三月も初日から日曜でして、生徒会長宅な面々ですけれど。
ソルジャー登場で、先月のエアぶるぅがバレていたわけで。

サム  「玉手箱ってえのは、酷すぎねえか?」
ジョミー「開ける方が悪いんだけど、白髪だなんて…」
シロエ 「自分は年を取らないからって、あんまりですよ」
キース 「まったくだ。ご高齢の方の苦労は、月参りで…」

散々、見聞きしているからな、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「若い間は、当たり前に出来ていたことが色々…」
マツカ 「出来なくなるのは、辛いでしょうね…」
キース 「仏壇にしても、俺が行くまで、蝋燭と線香…」

触らないままの方も多いぞ、とキース君の経験談。

キース 「火の不始末が怖いから、と言っておられて…」
シロエ 「キース先輩が火を点けて、消して帰ると?」
キース 「ああ。ご老人だけの家もそうだが、留守番で…」

お孫さんたちと同居の方もいらっしゃって、という証言。

キース 「お孫さんたちが帰る家を燃やすわけには…」
サム  「だよなあ、自分たちだけの問題じゃねえし…」
キース 「今どき、電気蝋燭もあるが、こだわりで…」

本物を使いたい方には切実な問題だ、と副住職。

キース 「そういう世界に、高校生を放り込むのは…」
シロエ 「可哀相です、期間限定で元に戻る仕様でも…」
ブルー 「元に戻りはしないんだけどね?」
一同  「「「ひいぃっ!」」」

ガチで本物の玉手箱だ、と誰もがガクブル。

ジョミー「逃れるためには、お土産、貰わないでさ…」
サム  「部屋を出るしかねえよなあ…」
ぶるぅ 「んとんと、お土産、必ず、渡すものだし…」

中身は普通にお菓子だもん、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「開けて食べても、年は取らないよ?」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「二度と来られなくなるというだけ!」
シロエ 「どうなるんです?」
Aブルー「多分、一種の…」

暗示みたいなものじゃないかな、という声ですけど。
どんなの…?


2026/03/08 (Sun)



☆玉手箱と仕組み


初日が日曜な今年の三月、生徒会長宅に来ている御一同様。
ソルジャーが来まして、おめでとうと言った台詞が問題で。

シロエ 「えっと…? 暗示というのは、何なんです?」
Aブルー「学校にある、ぶるぅの部屋を忘れるヤツだね」
ジョミー「何処にあったか、そういうのを?」
Aブルー「それだと、探し回るだろうし、イマイチ…」

効果が少ないと思わないかい、とソルジャーの問い。

Aブルー「美味しかった店の場所とか、思い出せないと…」
サム  「確かに、探しちまうよなあ…」
シロエ 「近所にあった駅を拠点に、歩くとかですね?」
ジョミー「バス停とかさ、何か手がかりあると思うよ」

この辺だった、という出発点が、とジョミー君も。

ジョミー「其処から歩いて何分くらいか、記憶を頼りに…」
キース 「探すだろうな、店の名前が思い出せないなら…」
スウェナ「店先に寄って買っただけだと、覚えてないわね」

店内に入っていたって怪しいわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「外からショーケースを見て、フラッと…」
シロエ 「買いに入っただけの場合は、ありそうです…」
キース 「包み紙に店の名前があるかは、店によるしな…」
ジョミー「揚げ立てコロッケとか、名前がある方が…」

レアじゃないかな、とジョミー君が顎に当てる手。

ジョミー「有名店なら入れているけど、お肉屋さんだと…」
シロエ 「無地の袋で来ちゃいますよね…」
Aブルー「その手の店を探し出すには、根性が要るけど…」

見返りが充分ありそうだったら、やるだろう、という指摘。

Aブルー「それを防ぐには、部屋の場所よりも…」
キース 「存在自体を忘れて貰う、といった暗示か?」
Aブルー「そうじゃないかな…」

どうだろう、とソルジャーの視線が生徒会長に。

Aブルー「玉手箱の仕組みは、そっち系なわけ?」
ブルー 「ピンポーン!」
ぶるぅ 「そだよ、開けるまでは…」

全部、覚えているんだけどね、と言ってますけど。
忘れ果てると…?


2026/03/09 (Mon)



☆ガチで玉手箱


三月も初日が日曜でして、生徒会長宅に集う面々ですけど。
来たのがソルジャー、先月のエアぶるぅがバレていまして。

シロエ 「開けた瞬間に、記憶が吹っ飛ぶんですか?」
ブルー 「そういうことだね、開けなかったら覚えてるよ」
ジョミー「でもさ、ソレだと書き残したりしない?」
サム  「日記に書くとか、スマホに記念写真とかをよ」

部屋は撮影禁止でもよ、とサム君が指差すドアの方向。

サム  「生徒会室の方で、抜けて来た壁は撮れるぜ?」
キース 「確かにな…。俺なら記録しそうではある」
シロエ 「キース先輩の場合、日記にも残しそうですよ」
ジョミー「日記は無くても、お寺の記録の端っことかに…」

覚え書きで記録するかも、とジョミー君も。

ジョミー「お寺の事務をやってるんだし、毎日書くよね?」
キース 「PCとアナログ、両方で書くのが習慣だ」
シロエ 「電子データは、脆いですしね…」
キース 「クラウドにバックアップしても、不安だし…」

檀家さん用には紙媒体で渡すんだしな、と副住職。

キース 「月参りのドタキャンも、電話で連絡が来るし…」
ジョミー「基本はアナログな世界なんだ…」
キース 「ご高齢の方だと、黒電話の家もあるしな」
一同  「「「あー…」」」

そうなるとアナログ一択か、と納得な世界。

キース 「俺がノートに書いていたなら、ヤバいのでは?」
ぶるぅ 「えっとね、記録するのも、話すのもダメって…」
ブルー 「念を押すんだよ、お客様が帰る時にね」
ぶるぅ 「そうなの、また来たかったら、守ってね、って」

お約束するの、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「お土産のお菓子も、賞味期限が早いの選んで…」
ブルー 「早めにどうぞ、と箱にシールも貼るしさ…」
Aブルー「また行きたいな、と思いながら箱を開けると?」
サム  「その瞬間に、記憶が消し飛ぶ仕様かよ…」
シロエ 「ガチで玉手箱ですね…」

老人になるか、記憶がパアかの違いだけで、という声。
本当に…。


2026/03/10 (Tue)



☆アリバイも完璧


初日から日曜な三月ですけど、生徒会長宅に集う御一同様。
其処へ来たソルジャー、「おめでとう」な謎の台詞でして。

ぶるぅ 「でもでも、お部屋の秘密を守るためだし…」
ブルー 「玉手箱で済むだけ、マシと思って貰うしか…」
Aブルー「機械に処理をされるよりかは、人道的だよ」
一同  「「「うーん…」」」

比較対象がSD体制か、と反論出来ない雰囲気。

シロエ 「お菓子は貰えるわけですしね…」
サム  「記憶がパアなら、菓子の出どころ、不明だぜ?」
ブルー 「ちゃんと手は打ってあるよ、生徒会室で…」
ぶるぅ 「ぼくと出会って、タダで貰ったって方向で…」

時間経過もソレで調整出来るの、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「お部屋にいた分の間の時間、ぼくとお喋り!」
キース 「なるほど、どうせ部屋には、ぶるぅとブルー…」
ジョミー「その二人しかいないんだから、過ごした時間…」

生徒会室にズレるだけなんだ、とジョミー君、ポカンと。

ジョミー「あっちでお茶して、お土産にお菓子…」
ブルー 「ピンポーン!」
Aブルー「アリバイまで成立する仕組みなんだねえ…」

君を甘く見ていたかも、とソルジャーも感心している模様。

Aブルー「平和ボケしてて、ソルジャーも称号だけでさ…」
サム  「何もしてねえと思ってたわけな?」
Aブルー「だって、窮地に陥ったとかは見てないし…」

あ、そうだ、とソルジャー、手をポンと。

Aブルー「おめでとうの台詞、今のに通じるトコがね…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ピンチを覚悟してたんだろう?」

エアぶるぅがバレた場合のさ、とソルジャーの指摘。

Aブルー「それに関しては、おめでとう!」
一同  「「「えっと…?」」」

ますます謎だ、と皆が見合わせる顔。

キース 「いったい何処が、めでたいと?」
Aブルー「ヒントは、今月!」
シロエ 「雛祭りは無関係でしょう…?」

おめでたい要素がありませんけど、と聞いてますけど。
意味不明…。


2026/03/11 (Wed)



☆回避出来る人


今年の三月は初日が日曜、生徒会長宅に集う面々ですけど。
ソルジャー登場、エアぶるぅの件がバレていたのが判明で。

Aブルー「おめでたいと思うよ、仕返しを覚悟してたかと」
キース 「それはそうだが、どうめでたいんだ?」
Aブルー「仕返しを回避出来るからだよ、特に君はね」
キース 「はあ?」

俺か、とキース君が指差す自分の顔。

キース 「厄病仏と評判の俺が、回避など出来るわけが…」
シロエ 「分かります、一番に被害を食らうタイプで…」
ジョミー「とんでもない目に遭うのが、お約束だし…」
サム  「キースが優先で逃げられるなんて、ねえだろ?」

ババはキースの得意技だぜ、とサム君も。

サム  「それとも、あんた、キースと結託して何か…」
シロエ 「やらかすつもりで、ヨイショですか…?」
スウェナ「酷すぎるわよ、厄病仏はセットなんだけど…」
ジョミー「キースを使って仕返しだなんて…」

あんまりだよ、とジョミー君の視線がキース君に。

ジョミー「キース、やったら一生、恨んでやるから!」
サム  「俺も祟るぜ、親父さんと結託してよ…」
シロエ 「告げ口三昧で仕返しですね?」
サム  「決まってるだろ、お前たちも協力してくれよな」

キースの失態を片っ端から通報だしよ、とサム君、やる気。

サム  「親父さんとは、LINEで繋がってるんだぜ?」
シロエ 「マジですか!?」
サム  「棚経の時の連絡なんかに、便利だしよ…」

普段は使っていねえけどな、と最終兵器がある模様。

サム  「いいな、キース、覚悟しやがれ!」
キース 「違う、俺は手などは組んでいなくて…!」
シロエ 「これから結託する相談でしょう?」

別室にでも移動して、とシロエ君の鋭いツッコミ。

シロエ 「逃がしませんから!」
サム  「逃げた場合は、今日から通報対象だぜ?」
キース 「だから違うと…!」
Aブルー「恐ろしいねえ…」

なんて物騒な世の中だろう、と溜息ですけど。
誰のせいだと…?


2026/03/12 (Thu)



☆おめでとうな三月


三月の初日の日曜ですけど、生徒会長宅にソルジャー登場。
来るなり「おめでとう」な挨拶、エアぶるぅの件な模様で。

シロエ 「ぼくたちからすれば、切実なんです!」
サム  「ババはキースが背負うべきだぜ?」
ジョミー「優先で回避なんて、出来る立場じゃないよね…」
キース 「俺には、マジで心当たりが無いんだが…!」

たった今、此処で聞いたばかりで、とキース君、ワタワタ。

キース 「ババは引くから、親父に通報は勘弁してくれ!」
スウェナ「口だけでしょ?」
シロエ 「言い出しっぺが保証しない限り、信用しません」
ジョミー「説得力に欠けてるってば!」

お祝いを言われる勢いで回避なんだし、とジョミー君。

ジョミー「サム、ビシバシ通報の方向で頼むよ!」
シロエ 「罰礼を食らうか知りませんけど、自業自得で…」
サム  「文句なんかは言えねえよなあ?」
スウェナ「言った場合も、通報すればいいと思うわ」

容赦なく、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キース、嫌なら結託しないことだわね…」
シロエ 「ぼくたちの目が光っていますしね…」
キース 「違うと言うのに…!」
Aブルー「だよねえ、キースに罪は無いと思うよ」

あるとするなら三月かな、とソルジャー、またも謎の台詞。

Aブルー「三月だったのが、おめでとうでさ…」
ジョミー「念のために聞くけど、雛祭りじゃないよね?」
Aブルー「ぼくも、ぶるぅも、無関係だよ!」

関係があるならグルメ程度、とキッパリ。

Aブルー「雛祭り限定のケーキなんかは、ぶるぅがさ…」
シロエ 「デパ地下で買いまくっているんですか?」
Aブルー「らしいね、空き箱とか包装紙を散らかすし…」

ぼくはハーレイと食べに来たりするよ、とニッコリ笑顔。

Aブルー「雛祭りの料理は、女性限定じゃないからね」
キース 「その通りだが、おめでとうな話は…」
Aブルー「違う次元ってことになるかな」

他に三月で思い出すことは、と聞いてますけど。
三月ですか…?


2026/03/13 (Fri)



☆恨まれそうな展開


三月も初日が日曜でして、生徒会長宅に来ている御一同様。
其処へ来たソルジャー、エアぶるぅの件で「おめでとう」。

ジョミー「三月で他に思い出すことって、春休みかな…」
シロエ 「早い年だと、お花見も出来ますけどね…」
サム  「春休み、別の世界と無関係だぜ?」
キース 「花見の方だと、押し掛けて来やがるんだが…」

もしかして、とキース君がビクリと震わせる肩。

キース 「俺に花見で余興をさせて、エアぶるぅの件を…」
シロエ 「チャラにするのは、ありそうです…」
ジョミー「もしかして、キースを責めたの、ミスだった?」
サム  「かもなあ、キース、恨んでくれるなよ…?」

そのババ、黙って引き受けてくれ、とサム君、土下座。

サム  「親父さんに通報するとか、脅したのもよ…」
ジョミー「許してあげてよ、友達思いでやったことだし」
シロエ 「キース先輩、どうか怒りは堪えてですね…」
スウェナ「お花見の方は、お願いしたいわ…」

好き勝手を言って悪かったわよ、とスウェナちゃんも謝罪。

スウェナ「火だるまショーは、もう無いといいわね…」
キース 「まったくだ…。アレは真面目に最悪だった…」

今回は何をさせる気なんだ、とキース君の悪い顔色。

キース 「お手柔らかに願いたい…」
Aブルー「大丈夫! 君は普段の通りにすればいいから!」
一同  「「「うわー…」」」

火だるまショーなレベルなのか、と皆がガクブル。

シロエ 「キース先輩のババ、あの辺が基本ですしね…」
ジョミー「軽いヤツでも、カエル袋とかさ…」
キース 「せめて、カエル袋な程度でだな…」

なんとか許して貰えないか、とキース君、合掌。

キース 「この通りだ!」
Aブルー「そう、ソレ! おめでとう、キース!」
サム  「ガチでババかよ、気の毒によ…」
キース 「そうらしい…。詰んだ…」
Aブルー「あのねえ、君たち、人の話は最後まで…」

聞いてくれたまえ、と言われましても。
ババは確実…。


2026/03/14 (Sat)



☆おめでとうの理由


初日が日曜な三月ですけど、生徒会長宅で波乱な展開の今。
ソルジャー登場、エアぶるぅの件でキース君がババらしく。

キース 「最後まで聞いたら、滅入るだろうが!」
Aブルー「おめでとうと言ったの、君がメインなんだよ?」
キース 「花見の席でババを引かせて、エアぶるぅの件…」

チャラにしようというヤツだろう、とキース君の眉間に皺。

キース 「あんたの魂胆は、読めているんだ!」
Aブルー「ホントに話を聞く耳、持っていないねえ…」

それじゃ人生、損をするよ、とソルジャーの深い溜息。

Aブルー「其処のカレンダー、よく見てくれたまえ!」
キース 「は?」
Aブルー「20日だってば、祝日だよね?」

なんで祝日になってるのかな、とソルジャーからの質問。

Aブルー「雛祭りは3日だし、祝日じゃないよ?」
キース 「……お彼岸か……」
Aブルー「ピンポーン!」

さっきのポーズの出番だってば、とソルジャー、合掌。

Aブルー「コレは君にしか頼めないから…」
キース 「リベンジしている場合ではない、と?」
Aブルー「そう! 下手にリベンジで、怒らせたらさ…」

お彼岸の法要がパアになるわけで、と神妙な顔つき。

Aブルー「キースが断った場合も詰むし、他のみんなも…」
シロエ 「逃亡されて、出席者がいなくなるんですね?」
Aブルー「どう考えても、そうなりそうで…」

リベンジするのは諦めたよ、とソルジャーが広げる両手。

Aブルー「エアぶるぅの件はチャラにするから、お彼岸…」
キース 「俺が拝んで、他の面子も出席だな?」
Aブルー「そういうことだね、だから、おめでとうで…」

超ド級のリベンジを回避なんだし、と指差すカレンダー。

Aブルー「お彼岸さえ無ければ、リベンジしてるよ!」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」
Aブルー「ぶるぅを暴れ込ませるとか、うんと派手にね!」
一同  「「「うわー…」」」

それは勘弁、と誰もが震え上がってますけど。
お彼岸でチャラだと…?


2026/03/15 (Sun)



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☆夫婦和合と平和


今年の二月は初日が日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
節分はデパ地下で恵方巻巡り、チョコも買う相談ですけど。

Aブルー「休暇で、船を危険に晒すわけには…」
キース 「当然だろうな…」
シロエ 「休暇返上で、船を守る方なら分かりますけど」
サム  「でもよ、特別休暇を取りまくってよ…」

サボりまくって遊んでるんだぜ、とサム君のツッコミ。

サム  「何処に危険があるってえんだ?」
ジョミー「平和だからこそ、休暇三昧してるわけでさ…」
Aブルー「その大前提のために、御利益が必須!」

平和でないと夫婦和合は無理なんだよ、とソルジャーの言。

Aブルー「人類軍が攻めて来たなら、ベッドにいてもさ…」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「最中だろうが、引っこ抜いてさ…」
ブルー 「だから、黙れと!」

レッドカードを出されたいのか、と生徒会長、拳をグッと。

Aブルー「説明だってば、とにかく夫婦和合がパアで…」
ブルー 「やめたまえ!」
Aブルー「大切な時間を守れる環境は、重要だろう!」

夫婦の時間を確保するには、七福神巡り、と言い出した人。

Aブルー「あそこで毎年、頼んでるから平和な日々でさ…」
シロエ 「屁理屈でしょう!?」
キース 「そうでなければ、こじつけだろうが!」

好き勝手なことを言いやがって、とキース君の怒声。

キース 「七福神巡りで船の安全とかは、あんたは…」
ジョミー「一度もお願いしていないよね?」
Aブルー「間接的に頼んでいるのを、説明したんだよ!」

夫婦和合の時間があるなら、もちろん平和も、と言い訳。

Aブルー「とにかく大事で、お参りするしか…」
キース 「あんたとキャプテンだけで行って来い!」

俺たちに付き合う義理などは無い、とキース君、ピシャリ。

キース 「いいな、今年は別行動だ!」
Aブルー「船の仲間たちを見捨てる気かい!?」
シロエ 「でもですね…」

間接的に頼むような姿勢はどうかと、という指摘。
まあねえ…。


2026/02/16 (Mon)



☆半端ない被害


初日が日曜なのが今年の二月で、生徒会長宅で節分の相談。
お参りはパスして豆まきオンリー、恵方巻で福という計画。

Aブルー「直接書いたら、別の世界なのがバレるよ!」
ジョミー「誰も気にしていないと思うけど?」
キース 「航海安全と書けばよかろう!」

漁師か船乗りだと思われるだけだ、とキース君の切り返し。

キース 「漁師でも、福は欲しいだろうしな」
シロエ 「言えてますよね、えびす様だと持ち物も鯛で…」
サム  「マグロ漁船で一発当てると、すげえらしいぜ」

初競りの時の一番マグロな、とサム君が挙げる例。

サム  「宝くじの一等よりも、高い値段がつくんだしよ」
スウェナ「今年も半端なかったわよねえ…」
ジョミー「漁師さんの取り分、検索してる人が多くて…」
キース 「一般人の平均年収どころか、上を行くしな…」

税金とかを差し引いても、とキース君も調べた模様。

キース 「絵馬に書いても、それが狙いだと思うだろうし」
シロエ 「七福神巡りで頼む価値は充分、ありますって!」
サム  「ほらな、みんなも意見が一致じゃねえか」

航海安全と書きやがれ、とサム君がビシィと突き付ける指。

サム  「それで行くなら、俺たちもよ…」
シロエ 「考え直す余地はあるんですけど、バス問題が…」
一同  「「「あー…」」」

問題点は絵馬だけじゃなかった、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「行きのバスでアレだと、絵馬が航海安全でも…」
サム  「ぶっちゃけ、効果半減だよなあ…」
ジョミー「半減どころか、半減期が万年単位だってば…」
キース 「放射性廃棄物と同列だしな…」

どちらかと言えばバイオハザード、とキース君も。

キース 「当然、ゲームでは無くて、意味通りで…」
シロエ 「生物災害そのものとしか言えませんよ…」
ジョミー「でもって半減期が、放射性廃棄物並みで…」
Aブルー「なんでそこまで言われるのさ!」

ミュウまで馬鹿にしてるだろう、と文句ですけど。
マジで災害…。


2026/02/17 (Tue)



☆招待もいいかも


今年の二月は初日が日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
節分は豆まきだけで済ませて、デパ地下で恵方巻だそうで。

シロエ 「ミュウの皆さんを、馬鹿にはしません」
キース 「バイオハザードなのは、あんたたちだけだ!」

悪戯小僧も含まれるが、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「とはいえ、節分、ヤツは来ないし…」
サム  「おい、その話、使えるんでねえの?」
一同  「「「は?」」」
サム  「バイオハザードなガキの件でよ…」

大迷惑な存在でやがるけどよ、とサム君が顎に当てる手。

サム  「ヤツを呼んだら、例の迷惑な座り方はよ…」
シロエ 「あー、出来なくなるかもしれませんよね?」
ジョミー「何か言うのは確実だよ!」

上に座りたいと言い出すとか、とジョミー君。

ジョミー「同じ座るなら、三段重ねとかさ!」
キース 「ぼくが座る、という方かもしれんぞ」
スウェナ「自分だけ座ってずるい、と文句なわけね?」
シロエ 「キャプテンが座席代わりなんですし…」

子供からすれば羨ましいかも、とシロエ君も。

シロエ 「どけて代わりに座る主張か、三段重ねか…」
サム  「どっちかで来そうな気がして来ねえ?」
ジョミー「ありそうすぎて、むしろ、あるあるだってば!」

来て貰うのがいいと思う、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「えっと…? 連絡とるのは出来たっけ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくとぶるぅは、大親友!」

思念で呼んだら通じるんだもん、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「今年の節分、ぶるぅも呼ぶの?」
シロエ 「デパ地下巡りの方でも、喜ぶでしょうし…」
サム  「まずは連絡、御招待でねえの?」

明後日の話だし、今すぐで、とサム君のプッシュ。

サム  「明後日、暇にしてるなら、遊びに、と…」
ぶるぅ 「オッケー! 年に一度の節分だもんね!」
シロエ 「節分は初のイベですし、喜びますって!」

呼んじゃいましょう、と盛り上がってますけど。
御招待…?


2026/02/18 (Wed)



☆反対勢力が一名


初日が日曜な二月ですけど、生徒会長宅で節分の相談中で。
悪戯小僧を招待するという案、一気に乗り気になった面々。

ジョミー「ぶるぅを呼ぶ件、キース、反対しないよね?」
シロエ 「あー…。若干一名、アウトっぽい人が…」

存在するのを忘れてました、とシロエ君の視線が副住職に。

シロエ 「キース先輩、どうなんでしょう? 反対とか?」
サム  「リスクは低いと思わねえか?」
スウェナ「路線バスだと、ターゲットが他にいるものね」
ジョミー「七福神巡りの方にしたって、上手く言えばさ…」

邪魔をする方へ行くんじゃないの、とジョミー君。

ジョミー「例の願い事、妨害するとか…」
Aブルー「ちょっと待ってよ、ただでも迷惑してるのに…」

夫婦の時間を覗き見するし、とソルジャー、顔面蒼白。

Aブルー「ハーレイが萎えてしまって、意気消沈でさ…」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「仕切り直しに持ち込むまでに、いつも苦労で…」
ブルー 「いい加減にしたまえ!」

レッドカードを出されたいわけ、と生徒会長が握る拳。

ブルー 「ぶるぅ、キースは無視でいいから…」
ぶるぅ 「御招待するの?」
ブルー 「呼んでしまえば、どうとでもなるしね!」
キース 「待ってくれ!」

俺の命も考慮してくれ、とキース君が横から。

キース 「俺の安全が保障されてるわけじゃないしな…」
Aブルー「だよね、お互い、リスク高いし…」

この件については手を組むべき、とソルジャー、渡りに船。

Aブルー「ぶるぅは呼ばない方がいいよね?」
キース 「同感だ。どう転がるのか、真面目に不明で…」

闇鍋感が半端ないんだ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「ヤツの狙いが何処に向くかは、時の運だし…」
Aブルー「場合によっては、君と一蓮托生とかさ…」
キース 「俺の膝の上に、ヤツがドッカリ座るとか…」
Aブルー「ぼくたちと隣り合わせでね…」

君もセットで晒し者だよ、と言ってますけど。
路線バスで…?


2026/02/19 (Thu)



☆パパ説が出そう


今年の二月は初日が日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
節分はデパ地下で恵方巻な話に、ソルジャーが割り込みで。

キース 「ヤツのことだし、座られたら俺が詰む気しか…」
Aブルー「君がパパだと言い出すとかさ…」
一同  「「「うーん…」」」

それもアリか、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「年齢的には、ギリギリでしょうか?」
ジョミー「中学生の時に出来た子だったら、いけるかも…」
サム  「ヤツは6才だったっけか?」
ぶるぅ 「違うよ、ぼくも、ぶるぅも、6歳は無いもん!」

卵に戻って振り出しだしね、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「5歳だったら、計算、どうなるのかなあ?」
シロエ 「小学校の高学年になりそうですけど…」
サム  「ちっとばかり、無理がありすぎじゃねえ?」
スウェナ「流石に、小学生でパパは無いわね…」

ただし、とスウェナちゃんが指をチッチッと。

スウェナ「あの路線バス、毎年、顔ぶれが似ているわよ?」
ジョミー「老人会の御一行様、いつもいるよね…」
シロエ 「ご老人だけに、入れ替わりはある筈ですが…」
サム  「重なってる面子は多そうだぜ?」

俺たちの年もバレていねえか、とサム君が傾げる首。

サム  「あそこのグループ、毎年、いるな、ってよ…」
シロエ 「年を取らない高校生の話は、有名ですよ…」

先例が多数いますから、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「キース先輩がパパでも、変じゃないですね…」
ジョミー「ぶるぅは毎年参加してるし、初顔でさ…」
Aブルー「キースがパパで、隠し子なわけ?」
キース 「嫌すぎるんだが!」

そんな台詞を吐かれたら、とキース君、ガクブル。

キース 「まさか、母親の方は、ツラが似てるヤツで…」
サム  「そこの迷惑なヤツが生んだ子かよ?」
Aブルー「ぼくがママだね、言い出すかも…」
キース 「貴様がか!?」
Aブルー「他に似ている人はいないよ?」

ぼくか、其処のブルーかだよね、という指摘。
二択ですか…。


2026/02/20 (Fri)



☆呼ばれたら困る


初日が日曜な今年の二月ですけど、生徒会長宅に集う面々。
明後日の節分で揉めていまして、悪戯小僧を召喚する話が。

キース 「どうして俺が、ぶるぅの父親になるんだ…」
Aブルー「ぼくにしたって、キースの隠し子のママはさ…」

全力で勘弁願いたいよ、とソルジャーもキース君の側に。

Aブルー「ぶるぅを呼ぶのは、やめて欲しいんだけど!」
キース 「俺からも頼む、ヤツを呼ばれたら、詰むしか…」
ジョミー「そう言われてもさ…」
サム  「節分の行先、デパ地下ならいいんだけどよ…」

無理っぽい以上、ヤツを呼ばねえと、とサム君、目がマジ。

サム  「路線バスでも、行った先でも、役に立つしよ…」
スウェナ「アレが役立つ場面なんかは、そうは無いでしょ」

たまには役に立って欲しいわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キースがババを引くのも、お約束なんだもの」
キース 「しかしだな…!」
Aブルー「君たち、心が痛まないのかい?」

キースだけにババを引かせまくって、とソルジャーの指摘。

Aブルー「今回、ババを引かせちゃうのは、君たちだよ?」
ジョミー「だけど、ぶるぅは使えるキャラで…」
サム  「気付いた以上は、呼ぶしかねえだろ!」

なんとしてもよ、と食い下がるサム君。

サム  「ヤツさえ呼んだら、丸く収まるわけでよ…」
ジョミー「切実に欲しい面子だよね…」
キース 「俺は逆だ!」
シロエ 「修行だと思って、我慢して下さい!」

たかが親だと誤解くらい、とシロエ君、ピシャリと。

シロエ 「誤解だったら、解く方法もあるんですから…」
サム  「ご老人方に力説でよ…」
キース 「話が通じるわけがなかろう!」

ご老人と言えば頑固なんだぞ、とキース君も必死。

キース 「決めてかかったら、譲らないヤツだ!」
Aブルー「ゼルもそうだよ…」
シロエ 「じゃあ、譲らない方で、エアはどうです?」
一同  「「「は?」」」

譲らない方でエアとは、と皆がキョトンですけど。
エア…?


2026/02/21 (Sat)



☆エアだそうです


今年の二月は初日が日曜、生徒会長宅で節分の相談でして。
七福神巡りの代わりにデパ地下、恵方巻という話ですけど。

サム  「エアってえのは、何なんだよ?」
シロエ 「そのまんまですって、エアはエアです」
一同  「「「えっと…?」」」
シロエ 「ズバリ言うなら、エアぶるぅですね」

エアギターとかのエアになります、とシロエ君の謎台詞。

シロエ 「早い話が、ぶるぅがいるつもりで、全員が…」
ジョミー「それっぽく行動するって意味になるわけ?」
シロエ 「正解です!」

コレならキース先輩も安心でしょう、とシロエ君の笑顔。

シロエ 「大迷惑な人たちの横に座るの、単独ですよ?」
キース 「なるほどな…。膝にあいつが座ってる気で…」

真横で監視するスタイルか、とキース君が顎に当てる手。

キース 「他人のふりで座る分には、我慢さえすれば…」
シロエ 「恥をかかされる心配はゼロですよ?」
ジョミー「空いた座席を作るよりかは、座ってる方が…」
スウェナ「他のお客様のための、勇気ある行動よね…」

無駄な空席を埋める勇者で、とスウェナちゃんも。

スウェナ「半端な覚悟じゃ、座れないわよ…」
シロエ 「現に毎年、空いてますしね…」
ジョミー「貴重な後部座席なんだし、もったいないよ…」
キース 「詰めて座れば、5人はいける場所だしな…」

本物のヤツが来ていないのなら、俺は勇者か、とキース君。

キース 「すました顔で、座っているだけで空席が一つ…」
シロエ 「埋まるわけです、ついでにですね…」

エアぶるぅが膝の上ですし、とシロエ君が立てる人差し指。

シロエ 「隣が怪しい行動に出たら、エアぶるぅを…」
サム  「そっち方向に向けてやるわけな?」

いいじゃねえかよ、とサム君、親指をグッと。

サム  「エアのぶるぅは、悪さしねえけど…」
ジョミー「本物を召喚される危険はさ…」
シロエ 「残ってるんです!」

エアが本物になれば詰みます、とシロエ君、ニヤリ。
確かに…。


2026/02/22 (Sun)



☆エアでライブを


初日が日曜な二月ですけど、生徒会長宅で節分の相談中で。
お参りはパスでデパ地下に行くのを、止めたいソルジャー。

キース 「その案、乗った!」
サム  「デパ地下が無理なら、俺も支持だぜ!」
ジョミー「ぶるぅ、あっちのぶるぅ、すぐ呼べるよね?」
ぶるぅ 「もっちろ~ん!」

ぶるぅがトイレ中以外はね、と家事万能なお子様、即答。

ぶるぅ 「えっと、それから、お食事中も待たされるかも」
スウェナ「食べ終わるくらいまでなら、待つわよ!」
キース 「注文した直後にしたって、半時間もあればな…」

食い終わるだろうし、とキース君も。

キース 「待ち時間の間も、抑止力としては充分で…」
シロエ 「来るのが確定していますから…」
サム  「来ちまった瞬間、詰む勘定な…」

いいんでねえの、とサム君、親指をグッと。

サム  「エアぶるぅを連れて行こうぜ、今年の節分!」
一同  「「「イイネ!」」」
Aブルー「良くないから!」

ぼくのハーレイは、どうなるのさ、とソルジャーの悲鳴。

Aブルー「エアにしたって、ガッツリ見てる仕様だろう?」
シロエ 「当然でしょう、常に視線が注がれています!」

つぶらな目をして、食い入るように、とシロエ君、力説。

シロエ 「せっかくですから、ぼくがライブを…」
一同  「「「は?」」」

ライブとは、と皆が顔を見合わせてキョトン。

シロエ 「エアぶるぅの様子を、実況させて頂きますよ!」
サム  「あー、エアでも、ライブストリーミングな?」
シロエ 「そうです、居場所や見ている対象などを…」

詳細に語りますので、お楽しみに、とシロエ君の笑顔。

シロエ 「路線バスに乗り込みました、といった具合に…」
キース 「俺の膝に座る場面も、実況だな?」
シロエ 「ピョンと飛び乗って、隣のカップルに注目で…」
サム  「覗き感覚で熱い視線かよ?」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

ハーレイが逃げてしまいそうだよ、と真っ青ですけど。
エア実況…。


2026/02/23 (Mon)



☆エアでオッケー


今年の二月は初日が日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
ソルジャーも来まして、デパ地下に行く案を却下ですけど。

シロエ 「エアなんですから、別に問題ないでしょう?」
サム  「ガチで呼ぶのは、あんたたちが迷惑行為をよ…」
ジョミー「始めた時だし、実害は無いと思うけど?」

エアぶるぅでライブがあるだけでさ、とジョミー君も。

ジョミー「本物よりかは、遥かにマシだよ」
シロエ 「エアぶるぅがダメな場合は、デパ地下ですよね」
キース 「そっちのコースで困る面子は、二人だけだし…」

七福神巡りよりも安心安全、とキース君、キッパリ。

キース 「俺がババを引くリスクはゼロなんだ!」
スウェナ「やっぱり、デパ地下でいいと思うわよ?」
Aブルー「エアぶるぅという条件を飲めば、七福神巡り…」

オッケーなのかい、とソルジャーの問い。

Aブルー「シロエのライブが、セットだというだけで?」
キース 「大幅に譲歩して、受け入れるが?」
シロエ 「キース先輩がいいと言う以上は、ぼくたちも…」

それでいいです、とシロエ君、コクリと。

シロエ 「エアぶるぅ連れで七福神巡りですか?」
Aブルー「本当に、エアで済むんだろうね?」
シロエ 「さあ…?」

其処の所は保証出来ません、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「場合によっては、本物を召喚するかもです」
キース 「それが嫌なら、慎めばよかろう!」
Aブルー「分かった…。七福神巡り、エアぶるぅ連れで…」

みんなと出掛けることにするよ、とソルジャー、決断。

Aブルー「それじゃ、よろしく…」
ぶるぅ 「えっ、もう帰るの?」
Aブルー「頭痛がするしね…」

また当日に、と姿が消えたわけでして。

ジョミー「エアぶるぅ、そんなにショックなのかな…?」
サム  「思い通りに動けない日になるんだぜ?」
キース 「俺たち次第で、本物が来るしな…」
シロエ 「いい案でしょう?」

ぼくもライブを頑張ります、と燃えてますけど。
エアぶるぅ…。


2026/02/24 (Tue)



☆エアにはコレ


やって来ました、節分当日。生徒会長のマンション前の朝。
シャン学メンバーが既に集合、ソルジャー夫妻の到着待ち。

キース 「いつものことだが、来るのが遅いな」
ジョミー「寒いんだから、待たせないで欲しいよね…」
サム  「路線バスの時間まで、来ねえんでねえの?」
シロエ 「特に今年は、遅めになるかもしれませんねえ…」

エアぶるぅが控えているんですし、とシロエ君。

シロエ 「ライブつきだと、スルーは難しいですよ?」
スウェナ「そうね、臨機応変に対応なんでしょ?」
シロエ 「あの人たちの行動に合わせて、変わりますね」

おっと、とシロエ君、鞄の蓋を開けて中をゴソゴソ。

シロエ 「コレを着けないと、ダメでしたっけ!」
一同  「「「えっと…?」」」
シロエ 「見れば分かりますよ、必須アイテムです!」

どうぞ、とシロエ君が出して来たのが腕章でして。

サム  「お前、柔道部じゃなかったっけか?」
ジョミー「なんで、演劇部…?」
スウェナ「おまけに、実習中って、何なのよ?」

腕章に書いてある文字が、演劇部実習中という状況。

スウェナ「それって、何処から持って来たわけ?」
シロエ 「シャングリラ学園って書いてあります!」
キース 「演劇部のヤツらに借りて来たのか?」
シロエ 「ええ。路上でゲリラ演劇とかをする時に…」

使うそうです、とシロエ君、ニッコリ。

シロエ 「これがあったら、エアでライブも普通ですしね」
一同  「「「あー…」」」

いない人物がいる気で演技中か、と納得の腕章。

キース 「確かに、必須アイテムと言えるな…」
サム  「頭が変だと思われねえしよ…」
ジョミー「エアだもんね…」

其処まで考えていなかった、と皆が賞賛。

キース 「でかした、エアぶるぅ、やり放題の一日か!」
スウェナ「路線バスの中でも、安心だわね」
シロエ 「任せて下さい、エアでライブをしまくります!」

怪しい振舞いは出来ませんよ、と笑顔全開。
演劇実習中…。


2026/02/25 (Wed)



☆エアにアドリブ


今年の節分も七福神巡り、路線バスを待っている御一同様。
シロエ君の腕に腕章、ソルジャー夫妻が来たらライブ開幕。

Aブルー「おはよう! 今年も寒いねえ…」
??? 「お待たせしました、申し訳ございません」

遅れまして、とキャプテン(会話表記はAキャプテン)も。

A船長 「今年の趣向が恐ろしいとかで、ブルーが…」
Aブルー「滞在時間を減らしたいしね…」
シロエ 「ダメですねえ…。ぶるぅ、残念でしょう?」

節分は初の参加なのに、とシロエ君、腰をかがめまして。

シロエ 「こんな人たち、放っておいて楽しんで下さい!」
キース 「まったくだ。合わせる必要は皆無なんだし…」
サム  「いつもの調子でいいと思うぜ?」
Aブルー「えっと…?」

君たちは誰に話してるんだい、とソルジャー、怪訝そう。

Aブルー「バス停、ぼくたちの他には誰もいないよ?」
A船長 「まさか、心霊スポットなのでは…?」
シロエ 「酷すぎますって、ぶるぅ、怒っていいんですよ」
ジョミー「怒る権利はあると思うよ、スルーなんてさ…」

強引について来たにしてもさ、とジョミー君もアドリブ。

ジョミー「子供なんだし、節分は得をするのがお約束で…」
キース 「寺の行事で、菓子を撒くのも節分だしな」
A船長 「ブルー、何処に、ぶるぅが来ているんです?」

サイオンで隠れているようで、とキャプテン、ガクブル。

A船長 「私たちにだけ、見えない仕様っぽいですが…」
Aブルー「多分、違うと思うよ、コレ…」

イマイチ自信が無いんだけどさ、とソルジャーも悪い顔色。

Aブルー「エアぶるぅだと聞いていたけど、結託したかも」
A船長 「はあ?」
Aブルー「エアで、ぶるぅが来るという趣向で…」

いるように振る舞うらしいんだよ、と青ざめている人。

Aブルー「だけど、エアとは思えないほど、リアルでさ…」
A船長 「実は本物が来ているようだと…?」

結託して来るとか、ありそうです、と唸ってますけど。
悪戯小僧…。


2026/02/26 (Thu)



☆エアでも怖すぎ


節分は七福神巡りにお出掛けですけど、今年はエアぶるぅ。
悪戯小僧がいるかのように、シロエ君がライブ中ですけど。

シロエ 「本物なんかは呼びませんって、安心して下さい」
キース 「来ていた場合、大人しくすると思うのか?」
Aブルー「何処に保証があると言うのさ!」

相手はアレだし、とソルジャーが見回すバス停の辺り。

Aブルー「最終兵器っぽく、大人しくすれば御褒美とか…」
A船長 「発動するまでの時間が長いほど、お得ですか?」
Aブルー「時間が長くなればなるほど、得な仕様で…」

豪華ツアーが待っているとか、とソルジャーが展開する説。

Aブルー「マツカの別荘、貸し切りでいける日数が…」
A船長 「朝だけ我慢で1泊、昼まで持てば2泊ですね?」
Aブルー「そう! 夜まで何もせずにいたなら、一週間…」

もっとかもね、とソルジャーの引き攣った表情。

Aブルー「でもって、こうして見えない間にもさ…」
A船長 「密かにグルメで、ガツガツ食べていると…?」
Aブルー「前例、皆無じゃないからねえ…」

マツカの別荘で一人だけ食事、とソルジャーが挙げた前例。

Aブルー「瞬間移動で取り寄せ放題、この瞬間にも…」
シロエ 「うーん…。ラーメンと餃子は否定しません」
サム  「さっき、肉まん、食ってやがったぜ?」
ジョミー「シュウマイも食べていたと思うよ」

バスの中だとピザになるかな、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「ぼくたちには、ちゃんと見えているけど…」
キース 「仕方あるまい、三対一だぞ?」

ぶるぅ二人分と、ブルーのサイオン、とキース君。

キース 「いくら百戦錬磨のヤツでも、対抗するのは…」
シロエ 「無理でしょうねえ…」

気が付いただけマシと言えます、とシロエ君、ニッコリ。

シロエ 「もっとも、本当はエアで、いないかもです」
Aブルー「信じろって?」
A船長 「万が一、いたら詰みます!」

いると信じるべきでしょう、と震えてますけど。
当然かと…。


2026/02/27 (Fri)



☆ハイリスクなエア


節分は七福神巡りでお寺へ、お決まりのコースですけれど。
行きのバス停でエアぶるぅのライブ開幕、恐れる人が二名。

Aブルー「そうなんだよねえ、いないと言われたって…」
A船長 「私たち以外の皆さん、見えているようですし…」
シロエ 「エアぶるぅな趣向ですから、どうでしょう?」

どう受け取るかは、お任せします、とシロエ君が指す腕章。

シロエ 「コレ、演劇部に借りて来ました、路上用ので…」
キース 「無関係な人に不審がられないよう、対策中だ」
ジョミー「そういう演技をしてるんだな、って分かるしね」
サム  「あくまで芝居で、ぶるぅなんかはいねえかも…」

でも美味そうだぜ、とサム君の視線が何も無い場所へ。

サム  「ハンバーガーかよ、バスの中で食い放題で…」
シロエ 「ポテトなんかも持っていますよ」
スウェナ「あっ、バスが来たわよ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 七福神巡りに出発!」

乗って、乗って、と跳ねてゆく家事万能なお子様。

ぶるぅ 「えっと、ぶるぅは何処の席にするの?」
キース 「俺と一緒に、最後尾だよな?」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
キース 「こいつらの座り方、真似したいだろうし…」

俺を使え、とキース君、サッサと乗り込みまして。

キース 「ほら、ぶるぅ、こっちだ!」
Aブルー「ハーレイ、まずいよ!」
A船長 「同感です! 申し訳ございませんが、今年は…」

隣り合わせでお願いします、とキャプテン、顔面蒼白。

A船長 「どうぞ、隣に」
Aブルー「分かってるって!」
キース 「うーむ…。ぶるぅ、俺の隣で構わないか?」
ぶるぅ 「ぶるぅ、そんなの、つまんないよね?」

ぼくと一緒に前の方で、と手招きでして。

ぶるぅ 「わぁーい、今年は、ぶるぅとお出掛け!」
キース 「子供同士で気が合うようだな」
Aブルー「やっぱり、いるんだ…」
A船長 「危険すぎます、注意しないと…」

お参りがパアに、と怯えてますけど。
今月、これにて中継終了~。


2026/02/28 (Sat)




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☆忘れたい節分


さて、2月。節分の季節で、今年の恵方は南南東ですけど。
月初めの1日は週末で日曜日、生徒会長宅に来ている面々。

シロエ 「今年の節分、何処へ行くんですか?」
サム  「そういや、昨日、その話、出なかったっけな?」
ジョミー「みんな、忘れていたかったんじゃないの?」

無意識の内にさ、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「切羽詰まらないと、話題にしたくないしね…」
スウェナ「流石に、今日は逃げられないわね…」
シロエ 「明後日の話ですからね…」

欠席届けも明日には出さないと、とシロエ君。

シロエ 「無断欠席だと、グレイブ先生が嫌味でしょう?」
サム  「届けを出したら、それはそれでよ…」
ジョミー「諸君、いい御身分だな、で来るんだけどさ…」

出さなかったら、もっと酷くなるのは確実、と溜息MAX。

ジョミー「最初のハードル、其処なんだよね…」
ブルー 「出さないというのも、アリだと思うよ」
シロエ 「後で嫌味じゃないですか!」
スウェナ「嫌味は軽い方がマシだわ、定型文で充分!」

いい御身分だな、なら慣れっこだわよ、という声が。

スウェナ「どうせ毎年、言われてるんだし…」
サム  「波風を立てる必要ねえもんな…」
キース 「同感だ…」

明日は出すぞ、とキース君も。

キース 「節分に行くので休みます、と…」
ブルー 「出す気なのかい?」
キース 「俺も嫌味は軽めの方が嬉しいからな」
ブルー 「律儀すぎるよ…」

スルーする手もあると思う、と生徒会長が立てる人差し指。

ブルー 「節分だけで済ませれば、万事オッケー!」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「言葉通りの意味だってば!」

節分参りは必須じゃないし、と生徒会長が指すカレンダー。

ブルー 「豆まきだけで鬼が出てく日で、恵方巻だって…」
キース 「福を呼ぶために食べるんだったな」
ブルー 「必須じゃないよ」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と顔を見合わせる面々ですけど。
謎台詞…。


2026/02/01 (Sun)



☆節分と行事食


今年も節分の季節が来まして、月初めの日曜は生徒会長宅。
明日には欠席届けを出して、節分参りに行く気の御一同様。

ブルー 「恵方巻は、節分の行事食じゃないしね」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「節分と言ったら、イワシだってば!」

ヒイラギの枝に頭を刺すヤツで、と生徒会長の説明が。

ブルー 「アレの匂いとヒイラギの棘で、鬼を追うんだよ」
ジョミー「そういう理由で、アレがあるんだ?」
スウェナ「あんまり見掛けないわよね…」
キース 「檀家さんの家でも、殆ど見ないな」

だが節分の定番ではある、とキース君も。

キース 「やいかがし、という立派な名前もあるしな」
サム  「お前の家って、つけてたっけか?」
キース 「いや、寺だけに、生臭モノはアウトだし…」

知識だけだ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「寺の鬼除けは、山門前の結界の柵で…」
シロエ 「サンタクロースでも、断れるヤツでしたよね?」
キース 「善意のサンタも入れないわけで、鬼なぞは…」
サム  「入れねえよなあ…」

もしかしてイワシも食わねえのかよ、とサム君の問い。

サム  「イワシの頭は、必要ねえしよ…」
キース 「行事食だし、食ってるんだが…」」

なにしろ鬼も逃げる匂いで…、と深い溜息。

キース 「家で焼くのは臭すぎる上に、宿坊の厨房も…」
シロエ 「匂いが出るのでダメなんですか?」
キース 「ああ。店で調理済みのを買って帰って…」

レンジでチンが定番なんだ、と嘆く環境。

キース 「その点、恵方巻は匂い問題も無くて嬉しい」
ブルー 「そうだろうねえ…」

新参者の行事食でも、と生徒会長のクスクス笑い。

ブルー 「由来は海苔の販促用で、歴史も浅いしさ…」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「さっき言ったよ、行事食じゃないって」
シロエ 「海苔がどうのと聞こえましたが…?」
ブルー 「そう言ったけどねえ?」

恵方巻と言えば海苔巻だしさ、と言ってますけど。
えっと…?


2026/02/02 (Mon)



☆恵方巻の発端


節分のシーズン到来とはいえ、月初めは日曜で生徒会長宅。
当日は欠席届けで欠席、節分参りに行くのが定番ですけど。

シロエ 「確かに、恵方巻には海苔が欠かせませんよね」
スウェナ「変わり種だと、使わないヤツもあるわよ?」
ジョミー「お菓子のもあるよね、恵方巻ロールとか…」

ケーキには海苔は使わないよ、とジョミー君も。

ジョミー「スポンジケーキで巻いてあるしさ…」
ブルー 「いいんじゃないかな、元の意義からズレてても」
一同  「「「えっと…?」」」
ブルー 「海苔の販促用に、広めたヤツが恵方巻!」

バレンタインデーのチョコみたいにね、と生徒会長。

ブルー 「バレンタインデーも、チョコの贈り物はさ…」
キース 「この国だけだという話だな」
ブルー 「お蔭で、海外からチョコの売り込みに来るよね」

自分の国で忙しかったら来るわけがない、と鋭い指摘。

ブルー 「年に一度の書き入れ時に、パティシエ自ら…」
スウェナ「イベに来るなんて、有り得ないわね…」
ブルー 「この国の稼ぎ時だし、攻めて来るという勘定!」

恵方巻の発端も、それに似ている、と生徒会長、クスッと。

ブルー 「元々は、何処かの遊郭の中の行事で…」
シロエ 「恵方巻自体は、あったんですか?」
ブルー 「そう言われてるね、丸かじりも、其処のお約束」

客と御縁が切れないように、切ったらダメ、という理由。

ブルー 「縁起担ぎで恵方を向いて、切らずに丸ごと…」
ジョミー「食べていたわけ?」
ブルー 「そう聞いてるけど、流石に、ぼくも当時には…」

行ってないから、目撃してない、と苦笑い。

ブルー 「其処に目を付けたのが、仕掛け人だよ」
シロエ 「販促用だと言ってましたね?」

海苔を売り込もうとしたんですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「丑の日のウナギも、販促用だったそうですが…」
ブルー 「ピンポーン!」
一同  「「「ええ…」」」

恵方巻は海苔が起源か、と皆が驚いてますけど。
販促用だと…?


2026/02/03 (Tue)



☆重要ではないイベ


今年も節分の季節到来、月初めは日曜日なので生徒会長宅。
お参りの行先を相談するつもりが、恵方巻にズレている今。

シロエ 「海苔なんか売り込んで、得なんでしょうか?」
ブルー 「売ってる方には、切実な問題だったらしいよ」

冬場は海苔が売れなかったそうで、と生徒会長の説明が。

ブルー 「寒い季節は、他の食べ物に走っちゃって…」
サム  「鍋には、海苔は入れねえよなあ…」
ジョミー「締めの雑炊に、散らす程度だよね…」
スウェナ「お寿司も、寒すぎる日には、避けたいわよ…」

海苔の出番は少なそうね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「だけど、恵方巻と言われたら、みんな食べるし」
ブルー 「仕掛けた方も、今ほどのブームになるとは…」
キース 「多分、思っていなかったろうな…」

廃棄処分で問題視される勢いで、とキース君、合掌。

キース 「その内に、恵方巻供養が出て来そうだぞ」
サム  「売れ残って捨てられたヤツを、供養するのな?」
キース 「寿司業界を相手に据えれば、成り立ちそうだ」

寺の節分の新しい行事で、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「既に手掛けている寺も、無いとは言えんな」
シロエ 「宗派が違うと、情報、入りにくいですしね」
キース 「そうなんだ。残念ながら、横の繋がりは弱めで」

個人的に知り合いがいない限りは、最新情報は無理だとか。

キース 「しかし、恵方巻が単なる海苔の販促用とは…」
ブルー 「ホントだってば、だからそんなに…」

重要なイベではないんだよね、と生徒会長、キッパリ。

ブルー 「スルーしたって、叱られないし…」
キース 「豆まきだけで、いいというわけだな?」
ブルー 「ピンポーン!」

豆まきだけでも問題ないよ、と親指をグッと。

ブルー 「家中の部屋で豆をまいたら、締めは玄関で…」
キース 「鬼は外、と豆をまくのが作法だが…」
ブルー 「それでおしまい!」

シンプルだけど正式な節分、と目がマジですけど。
それだけ…?


2026/02/04 (Wed)



☆デパ地下もいいかも


節分の季節到来でして、月初めの日曜は生徒会長宅な面々。
明後日に控えた節分のお参り、行先を相談する筈でしたが。

シロエ 「今年の節分は、そうするわけですか?」
ブルー 「安全圏で過ごしたいなら、オススメだけどね?」

豆まきしか無いと、厄介な人はどうするかな、と生徒会長。

ブルー 「わざわざ此処まで来ると思うのかい?」
サム  「んなわけねえよな…」
スウェナ「豆まきだけなら、向こうの世界で可能だわね…」
シロエ 「掃除係が困る可能性はあるんですけど…」

青の間の構造、同じでしたよね、とシロエ君が確認。

シロエ 「会長用のソルジャーの部屋と、全く同じで…」
ブルー 「そう聞いているよ」
シロエ 「豆まきに向いてる部屋じゃないです…」

巨大水槽に豆をまいてもいいんでしょうか、と質問が。

シロエ 「浄化用のシステムに、トラブルが起きるとか…」
ブルー 「その心配は無いと思うけど、豆を拾うのに…」

掃除係が困るだろうね、と生徒会長、マジレス。

ブルー 「一つずつ拾い集めて、剥がれた皮も回収で…」
一同  「「「あー…」」」

しかも一粒や二粒じゃないし、と容易に想像出来る惨状。

ブルー 「もしも実行しようとしたなら、止められるかと」
ジョミー「キャプテンにだよね?」
ブルー 「あれでも、常識は備わってるしさ…」

ついでに船の責任者だし、と生徒会長の苦笑。

ブルー 「豆まきは諦めざるを得ないし、かといって…」
シロエ 「こっちに来たって、豆まきですよね…」
ブルー 「イワシくらいは御馳走するけどね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 恵方巻もね!」

やっぱり流行りに乗らなくっちゃ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「デパ地下に行けば、いろんなのが揃うもんね!」
サム  「みんなで買いに行くのも、アリなんでねえの?」
シロエ 「面白そうです、ご祈祷済みのを…」
ジョミー「集めればさ…」

七福神巡りと同じ効果かも、と言ってますけど。
デパ地下巡り…?


2026/02/05 (Thu)



☆デパ地下で御利益


今年も節分が来ますけれども、月初めは日曜で生徒会長宅。
お参りに行く先の話から変わって、豆まきだけという説が。

キース 「そうか、ご祈祷済みの恵方巻も多いんだったな」
シロエ 「神社ばかりになる気はしますけど…」
ジョミー「七福神以外も、入っていたと思うよ」
サム  「お稲荷さんのは、ガチで存在してる筈だぜ」

いなり寿司じゃねえから、記憶が鮮明で、とサム君の証言。

サム  「祈祷するのは、海苔らしいしよ…」
シロエ 「らしいですねえ、賞味期限の関係でしょうか」
スウェナ「どっちかと言えば、数の問題なんじゃないの?」

山と積まれた巻き寿司より、海苔が簡単、という声が。

スウェナ「何百枚でも、一度に祈祷できるでしょ?」
一同  「「「あー…」」」

それは確かに、と皆が納得する海苔の御祈祷。

サム  「そういや祝詞も、纏められるんだっけな…」
ジョミー「大きな神社で、いろんな人のを、いっぺんに…」
シロエ 「祈祷しますよね、七五三と合格祈願でも…」
ブルー 「祝詞は、その都度、書き下ろしだしねえ…」

願い事を纏めていてもオッケー、と生徒会長の解説が。

ブルー 「今の時期なら、合格祈願と海苔のセットも…」
ジョミー「出来るわけだね、やらないだろうけど…」
サム  「合格祈願のヤツから、クレーム来そうだぜ…」

神社は無理だし、店の方によ、とサム君が竦める肩。

サム  「でなきゃ、SNSで拡散でよ…」
シロエ 「あそこの店の恵方巻が憎い、と恨み節ですか…」
サム  「俺が落ちたら、海苔のせいだ、ってヤツな…」
一同  「「「うーん…」」」

ツキが落ちそうな話ではある、と頷くしかない嫌な展開。

スウェナ「やっぱり、海苔だけ御祈祷だわね…」
ジョミー「御利益があれば、他所の店のと相乗りでもさ…」
サム  「許せちまうぜ!」
シロエ 「デパ地下に出掛けて、各種、買い集めますか?」

七福神を超える御利益巡り、と盛り上がってますけど。
恵方巻で…?


2026/02/06 (Fri)



☆直前でも予約可


節分を控えた月初めの日曜、生徒会長宅に集った御一同様。
お参りに行く先の話が、デパ地下で恵方巻を買う方向へと。

サム  「妙なヤツらは来ねえコースで、平和だよなあ…」
ジョミー「恵方巻の食べ比べだって、出来ちゃうしね」
キース 「予算に制限は無さそうだしな」
ぶるぅ 「そだね、ブルー、みんなに好きなだけ恵方巻!」

大盤振舞いしなくっちゃ、と飛び跳ねているお子様。

ぶるぅ 「料亭のヤツも、買って貰っていいでしょ?」
ブルー 「あの厄介なのが来ないわけだし、お祝いで…」

パァーッと景気よく、と生徒会長も。

ブルー 「流石にデパ地下、買い占めは無理だけどさ…」
マツカ 「及ばずながら、お手伝いさせて頂きます」
一同  「「「イイネ!」」」

マツカがスポンサーにつけば最強、と皆が歓声。

シロエ 「いっそ料亭のを、片っ端からいきますか?」
スウェナ「予約で完売してる所もある筈だわよ?」
ジョミー「其処はマツカに頼み込んだら、いいと思うよ」
マツカ 「もちろん、手配は出来ますから」

おせちと違って、直前でも割り込み可能で、と御曹司。

マツカ 「当日の朝の仕入れまでに、間に合わせれば…」
シロエ 「ちゃんと作って貰えるんですね?」
マツカ 「ええ。料亭自体は、普通に営業ですからね」

ご来店のお客様用に作りますよ、と言われれば、そう。

マツカ 「お好みの店を言って頂ければ…」
キース 「まずは、デパ地下の品揃えを確認だな」
シロエ 「えっと…。此処のデパートだと、この店と…」

此処が予約になっていますね、とシロエ君がスマホで検索。

シロエ 「マツカ先輩、どうでしょう?」
マツカ 「父が懇意にしていますから…」

すぐにでも、とマツカ君の頼もしい笑み。

マツカ 「執事に連絡しますので、他のデパートも…」
スウェナ「予約完売の分をチェックするのね?」
マツカ 「欲しい店のと…」

希望の人数を出して下さい、との声で皆がスマホを。
割り込み予約…。


2026/02/07 (Sat)



☆去年までの分も


今年の二月は初日が日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
明後日が節分なんですけれど、豆まきだけで済ませる方向。

キース 「この店も予約の分は完売だが、美味い筈だな?」
ブルー 「其処のはオススメ!」
シロエ 「会長、食べたことがあるんですか?」
ブルー 「君たちと出会う前に、何度か」

ぶるぅも気に入っていた店のヤツだね、と生徒会長。

ブルー 「恵方巻は今も皆で食べるけど、予約まではさ…」
ぶるぅ 「してないもんね、どうなるか分かんないし…」
一同  「「「あー…」」」

大迷惑な輩が湧いて出るせいか、と嫌すぎる事情。

シロエ 「それで毎年、ぶるぅの手作りなんですね…」
サム  「プラス、スーパーの予約品な…」
ジョミー「今までの憂さを晴らさないとね…」

美味しそうな店を探すしか、と皆が真剣に眺めるスマホ。

スウェナ「此処も予約が完売してるわ、どうなのかしら?」
マツカ 「美味しいですよ、去年、残り物で食べました」
一同  「「「は?」」」

残り物とは、と皆の視線がマツカ君に。

シロエ 「どういう意味です、予約で完売の人気商品が…」
サム  「残り物であるってえのは、何なんだよ?」
マツカ 「すみません、説明不足でした…」

翌朝に食べた残り物です、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「父たちは当日に食べたんですけど、ぼくは…」
ジョミー「そっか、ぼくたちと一緒だったから…」
サム  「家に帰るの、遅かったわけな…」
マツカ 「夜食に恵方巻を食べるには、少しばかり…」

遅すぎましたね、とマツカ君が軽く竦める肩。

マツカ 「恵方巻は、此処で食べていますし…」
シロエ 「次の日の朝に、朝ご飯ですか…」

朝からゴージャスに食べたんですね、とシロエ君。

シロエ 「羨ましすぎます、予約するしか…」
サム  「当たり前だぜ!」
マツカ 「では、此処のは全員分ですね?」
一同  「「「イイネ!」」」

それで決まりだ、と盛り上がってますけど。
太っ腹…。


2026/02/08 (Sun)



☆余った時は早弁


初日が日曜なのが今年の二月で、生徒会長宅で過ごす面々。
明後日の節分は豆まきだけで済ませて、恵方巻に全力投球。

ジョミー「恵方巻、一人で何本くらいになるんだろうね?」
シロエ 「さあ…? 食べ切れなかった場合は、去年の…」

マツカ先輩の真似でいいでしょう、とシロエ君。

シロエ 「持って帰って次の日の朝、食べるんですよ」
サム  「モノによっては、昼飯もいけそうだぜ?」
ぶるぅ 「そだね、預かっておくから、学校の教室で…」

恵方巻でも楽しそうだよ、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「ぼくのお部屋で食べるより、教室の方が…」
ブルー 「羨ましがられるコースだと思うね、他の面子に」

クラスメイトに見せびらかして、と生徒会長が立てる親指。

ブルー 「他にオススメするとしたなら、早弁だよ」
一同  「「「早弁?」」」
ブルー 「節分の次の日、午前にグレイブ先生の授業が…」

確か1コマあったよね、と生徒会長が指す壁のカレンダー。

ブルー 「ウチの学校、早弁は原則、禁止なんだけど…」
キース 「俺とシロエとマツカは、公認だぞ」
サム  「あー、体育会系はオッケーだっけなあ…」
シロエ 「どうしても、お腹が減りますしね」

お昼休みにドカ食いよりは、と推奨です、とシロエ君。

シロエ 「なるほど、グレイブ先生の授業の前にですか…」
ブルー 「特別生の場合も、罰則の類は、基本、無いしさ」

早弁してても叱るのは無理、と生徒会長、ニヤッと。

ブルー 「グレイブに言えるの、嫌味だけだね」
ジョミー「いい御身分だな、って言うのが精一杯かあ…」
ブルー 「しかも高級料亭の恵方巻だよ?」

机の上に包装紙を置いておきたまえ、と勧める人。

ブルー 「きっと嫌味に捻りが入ると思うわけでさ」
シロエ 「本当の意味で、いい御身分ですしね…」
サム  「値札シールもいいんでねえの?」
一同  「「「イイネ!」」」

食べ切れなかった時はソレで、と意見が一致。
見せびらかし…。


2026/02/09 (Mon)



☆他の売り場にも


今年の二月は初日が日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
節分は生徒会長宅で豆をまくだけ、締めは恵方巻な方向で。

シロエ 「恵方巻、思いっ切り、食べまくれそうです」
マツカ 「割り込み予約する店は、決まりましたか?」
ジョミー「えっと…。デパ地下、調べ尽くしたっけ?」
サム  「済んだんでねえの、後は希望の人数をよ…」

纏めてマツカに丸投げだぜ、とサム君、親指をグッと。

サム  「他のは当日、デパ地下巡りってことでよ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 節分にデパ地下、久しぶり!」
スウェナ「せっかくなんだし、上のフロアも見ましょうよ」
シロエ 「服とか、興味ないんですけど…」

何の魅力も感じませんよ、とシロエ君、バッサリ。

シロエ 「デパ地下だけで帰って、豆まきですね」
キース 「スポーツ用品の売り場にしたって、柔道のは…」
マツカ 「置いてませんし、覗いても意味は無いですよ」
ジョミー「オモチャ売り場も、低年齢層向けだしね…」

直帰するのがいいと思う、とジョミー君たちも却下。

ジョミー「早く帰って、ぶるぅの美味しいお菓子をさ…」
サム  「食う方が絶対、いいと思うぜ」
スウェナ「絶望的に頭が固い面子ね、呆れちゃうわよ…」

恵方巻なんて節分だけでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「もっと前からオープンしてる、特設売り場が…」
一同  「「「は?」」」
スウェナ「一部は、デパ地下にも展開してるわねえ…」

イートインまである勢いなのに、と呆れ果てた口調。

スウェナ「恵方巻と違って、無料配布の冊子も作ってて…」
キース 「そうか、チョコだな!?」

忘れ去っていたぞ、とキース君、手をポンと。

キース 「恵方巻よりも前から、定着してやがるのに…」
シロエ 「例の人たち、スルーですしね…」
ジョミー「厄介事に巻き込まれないせいで、影が薄いよ…」
スウェナ「だから、今年は楽しみましょうよ!」

お菓子嫌いはいないでしょ、と言ってますけど。
それはそう…。


2026/02/10 (Tue)



☆デパ地下でも欠席


初日が日曜なのが今年の二月で、生徒会長宅に集った面々。
節分に恒例の参拝はパスして、デパ地下に出掛ける相談中。

シロエ 「恵方巻を買い集めた後に、チョコなんですね?」
スウェナ「チョコの他にも、お菓子が色々来てるわよ」
ジョミー「らしいね、バレンタイン用に、あちこちから」
キース 「自分用のチョコが流行りだと聞くが…」

お値段の方もゴージャスそうだ、とキース君の苦笑い。

キース 「年に一度の機会なんだし、張り込みそうで…」
スウェナ「当たり前でしょ、海外からも売りに来るもの」
ジョミー「恵方巻より、高くつくとか?」
ぶるぅ 「そだね、チョコが一粒で、値段、ケーキと…」

変わらないのも多いんだよ、と料理上手なお子様の言。

ぶるぅ 「ホールケーキじゃなくって、小さいのだけど」
一同  「「「うーん…」」」

恵方巻の上を行く世界らしい、と呻くしかない価格設定。

シロエ 「あのぅ…。マツカ先輩、厚かましいお願いを…」
ジョミー「してもいいかな、友チョコってことで…」
マツカ 「かまいませんよ、お好きなチョコをどうぞ」

個数限定のも、お引き受けします、と太鼓判。

マツカ 「店によっては、そういう品もありますし…」
サム  「バッチリ確保してくれるのな?」
マツカ 「お任せ下さい」
一同  「「「イイネ!」」」

恵方巻とチョコで最高の節分、と皆が突き上げる拳。

シロエ 「やっぱり学校、休みますよね?」
スウェナ「デパートの開店の前に、並ぶしかないでしょ!」
ジョミー「欠席届けは、デパートに行くので、って?」
サム  「いいんでねえの?」

嫌味対策の方もいけるぜ、とサム君、ニヤリと。

サム  「グレイブ先生用のチョコも買うんで、ってよ…」
シロエ 「確かに強い理由ですよね…」
ジョミー「チョコのリクエスト、来たりするかな?」
キース 「ミシェル先生から貰うんだろうが、あるいは…」

注文の品がありそうかもな、とキース君が傾げる首。
どうなる…?


2026/02/11 (Wed)



☆デパ地下で欠席なら


今年の二月は初日が日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
恒例行事の節分参りをパスな相談、行先はデパートでして。

ジョミー「グレイブ先生、チョコのカタログ、見るかな?」
サム  「見てるんでねえの、ミシェル先生と一緒によ」
キース 「サプライズでチョコより、そっちだろうな」

ミシェル先生の性格からして、とキース君の分析。

キース 「どうせ買うなら、好みのド真ん中を狙うぞ」
シロエ 「言えてますよね、外した場合、キレそうですよ」

グレイブ先生じゃなくてミシェル先生が、とシロエ君。

シロエ 「高いのを買って来たのに、その顔は何よ、と…」
一同  「「「あー…」」」

ありそうすぎて、と一同、うんうん、と。

サム  「逆ギレってヤツな…」
キース 「グレイブ先生は愛妻家だが、裏を返せば…」
シロエ 「恐妻家だと思うわけですよ…」
ジョミー「チョコのカタログ、見せられる流れだよね…」

付箋つきのを、とジョミー君が軽く竦める肩。

ジョミー「候補のページに、ミシェル先生が貼っててさ…」
スウェナ「さりげなく、お値段、アピールなのよね…」
サム  「これより高いのはダメだから、ってえのも…」
シロエ 「無言で示して、その範囲内で選ぶ以外に…」

道が全く無さそうです、とシロエ君の苦笑。

シロエ 「欲しいチョコが高かった場合、ぼくたちに…」
サム  「リクエストするってえのは、アリだと思うぜ」
キース 「マツカがいるのが、分かってるしな…」
ジョミー「欠席届けで嫌味の代わりに、チョコの注文…」
ブルー 「やりかねないよね、他の生徒がいないトコでさ」

職員室にお呼び出しとか、と生徒会長の読み。

ブルー 「諸君、放課後に職員室まで来たまえ、って…」
シロエ 「便乗する先生、いそうなんですけど…」
サム  「ゼル先生とかだと、乗って来るよな…」
キース 「先生全員の分、義理チョコなのか…」

しかも値段は本命チョコで、と呻いてますけど。
ありそうで…。


2026/02/12 (Thu)



☆デパ地下はダメ


初日が日曜なのが今年の二月で、生徒会長宅に集った面々。
節分は豆まきで済ませて、デパ地下でチョコと恵方巻とか。

サム  「高い義理チョコになっても、マツカがいるしよ」
キース 「それを承知で、生徒にたかる教師というのも…」
シロエ 「なにしろ、ウチの学校ですしね…」
ジョミー「仕方ないよね、マツカ、頼んでもいい?」

凄い値段になりそうだけど、とジョミー君、一応、確認を。

ジョミー「ダメだった時は、先生たちにそう言わないと…」
マツカ 「大丈夫ですよ、お引き受けします」
一同  「「「イイネ!」」」

これで節分のプランは決まった、と纏まった相談。

シロエ 「では、明日は欠席届けを提出ですね?」
キース 「恵方巻を買いに行くので休みます、とな」
ジョミー「チョコ売り場の方は伏せておくわけ?」
サム  「言っちまったら、藪蛇になるしよ…」

デパ地下とだけでいいんでねえの、とサム君の言。

サム  「どうせ、グレイブ先生辺りがよ…」
シロエ 「ピンと来ますし、お呼び出しコースですってば」
スウェナ「間違いないわね…」

職員室で義理チョコのリストを貰う展開、と読める運命。

スウェナ「だけど、平和な節分でしょ?」
キース 「福は恵方巻で呼べばいけるし…」
サム  「恵方巻とチョコで楽しもうぜ!」
??? 「ちょっと待った!」

ダメすぎるから、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。

Aブルー「福は貰いに行かないとさ!」
シロエ 「それは自分で行って下さい!」
ジョミー「キャプテンと二人で行けば充分!」
Aブルー「酷すぎるから!」

確か、前にも説明したよ、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「面子が欠けたら、七福神様の覚えがさ…」
キース 「めでたくないとか言ってたんだな…」
Aブルー「そう! それじゃ困るし!」
シロエ 「ぼくたちの方は、平気ですけど?」
サム  「福が集まるトコへ行くしよ…」

御祈祷済みの恵方巻でよ、と返してますけど。
さて…?


2026/02/13 (Fri)



☆絵馬と願い事


今年の二月は初日が日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
節分はデパ地下で恵方巻を買う方向ですけど、乱入した人。

Aブルー「君たちは良くても、ぼくは困るよ!」
サム  「いいじゃねえかよ、厄ばっか持ち込むしよ…」
キース 「たまには控えて欲しいものだな」

今年くらい、とキース君、ズイと。

キース 「俺たちの方にも、福を貰う権利が存在するぞ」
シロエ 「例年、節分は逆になっているのが現状ですし…」
ジョミー「見逃してくれてもいいと思うな…」

恵方巻は買って来るからさ、とジョミー君の提案が。

ジョミー「チョコも好みのヤツがあったら、片っ端から…」
スウェナ「買って来るわよ、それでいいでしょ?」
Aブルー「良くないってば!」

真剣に福が欲しいんだから、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「そりゃさ、福笹の絵馬に書くのはアレだけど…」
シロエ 「書かないで、お参りしてくれるんですか?」
キース 「あの願い事だけは、マジで勘弁して欲しい…」

来年は書かない方向で頼む、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「すれ違う人が、注目している気がして…」
ジョミー「だよねえ、あんなの書く人、いないしさ…」
シロエ 「神社によっては、アリなんでしょうけど…」

一般人向けの場所じゃありませんよ、とシロエ君。

シロエ 「七福神様に頼むようなヤツじゃないです」
キース 「まったくだ…」
Aブルー「そう言うけどねえ、アレが叶うと色々と…」

有難い福がドッサリでさ、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「いいかい、夫婦和合なんだよ?」
シロエ 「知ってますって!」
Aブルー「じゃあさ、それに伴う条件の方は?」
一同  「「「は?」」」

条件とは、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「…どういう意味です?」
Aブルー「ぼくとハーレイの絆なんだけれどね?」
キース 「当然だろう!」
Aブルー「其処を考えてくれたまえ!」

熟考すれば分かると思う、と言ってますけど。
何を…?


2026/02/14 (Sat)



☆サボるためには


初日が日曜なのが今年の二月、生徒会長宅で節分の相談中。
お参りは行かずにデパ地下で恵方巻、そういう方向でして。

シロエ 「迷惑すぎる、というのが分かるだけですけど?」
キース 「俺もだ。セットで押し掛けて来るんだしな」
ジョミー「行きのバスでも、酷い目に遭わされるんだし…」

他人のふりして座るしかないのに、とジョミー君も。

ジョミー「あんな座り方、嫌すぎるってば!」
サム  「マジで目立つし、最悪ってヤツでよ…」
シロエ 「絆なんかは要りませんから、普通に座って…」
キース 「乗ってくれれば、少しはマシなんだろうが…」

とにかく今年は別行動だ、とキース君、ピシャリ。

キース 「あんたたちだけで行って来てくれ!」
Aブルー「仲間たちの命がかかってるのに!?」
一同  「「「は?」」」

仲間たちとは、と首を傾げる御一同様。

キース 「おい、物騒な物言いだな?」
ジョミー「何処から、そういう話になるのさ?」
シロエ 「お願い事は、船の安全とかとは違いますよね?」
Aブルー「考えてくれたまえ、と言った筈だけど?」

ぼくとハーレイの絆について、とソルジャーの切り返し。

Aブルー「いいかい、ぼくはソルジャー、ハーレイは何?」
サム  「キャプテンじゃねえかよ」
Aブルー「他のみんなも分かってるよね?」

此処が大事なポイントだけど、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「ソルジャーとキャプテン、船のトップでさ…」
シロエ 「しょっちゅうサボッて休暇ですよね?」
Aブルー「休暇が取れるの、夫婦和合の御利益なんだよ?」

お蔭で二人で羽を伸ばせる、とニコニコと。

Aブルー「こっちの世界で温泉だろうが、食事だろうが…」
キース 「船のヤツらには、いい迷惑だと思うぞ…」
サム  「サボりまくって、特別休暇でよ…」
Aブルー「船の安全が保障されていないと、サボれないよ」
一同  「「「うーん…」」」

それはそうかも、と思わざるを得ない言い分ですけど。
本当に…?


2026/02/15 (Sun)




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☆開いていない店


雪の元老寺で元日ですけど、警報が出る有様で庭が真っ白。
サム君とジョミー君が雪かき部隊で、増えそうな初詣の人。

シロエ 「あー…。閉まってる店、増えてますしね…」
マツカ 「百貨店なども、初売りが遅くなって来てますよ」
スウェナ「時代の流れっていうヤツだわね…」

元日は開けないスーパーも多いし、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キース、お菓子は何処で買ったの?」
キース 「寺院向けに卸している店で、一般商店だが…」
シロエ 「三が日は営業しないコースですか?」
キース 「そうなるな…」

寺院向けでも、店によっては開けるのに、と副住職の嘆き。

キース 「門前にある仏具店などは、書き入れ時で…」
アドス 「璃母恩院のような、大きな寺の場合はですな…」
キース 「初詣に来た人が、買って帰るケースが多いんだ」

普段は縁が無い人も来るしな、と言われれば、そう。

キース 「菓子にしたって、門前の名物菓子の店なら…」
アドス 「飛ぶように売れる時期ですので…」

終夜営業もある勢いですぞ、とアドス和尚の説明が。

アドス 「しかし、その手の店とは違いますからな…」
キース 「急いで行っても、どうにもならん…」
一同  「「「うーん…」」」

お菓子が足りなくなるピンチか、と考え込むしかない状況。

アドス 「ミカンやリンゴで、誤魔化すわけにも…」
シロエ 「毎年、来ているお子さんだったら、バレますね」
キース 「そうなんだ…」

来る順番が分からないだけに困る、とキース君の眉間に皺。

キース 「なまじ、新年パッケージだけに…」
シロエ 「コンビニには置いてないかもですね…」
ぶるぅ 「んとんと…。お店は、何処なの?」

在庫あるかな、と家事万能なお子様の問い。

ぶるぅ 「それと、お店の人がいるなら、行って来る!」
キース 「本当か!?」
ぶるぅ 「サムとジョミーも、頑張ってるしね!」

メモを渡してくれれば、お使い、と言ってますけど。
買い出し…?


2026/01/16 (Fri)



☆買いに行ける人


雪の元老寺で迎えた元日、サム君とジョミー君が雪かき中。
お坊さん大学の受験話をチャラに出来たほど、大雪で警報。

キース 「本当に行ってくれるのか?」
ぶるぅ 「だって、車は出せそうにないでしょ?」
シロエ 「此処のが出せても、立ち往生の車が多そうです」
アドス 「その通りですのじゃ…」

宿坊の車はスノータイヤなのですが、とアドス和尚の溜息。

アドス 「年末年始は、帰省した人の車が増えますので…」
スウェナ「スノータイヤは無いわけね?」
キース 「そういう輩が、溢れ返るのが今の時期だしな…」

幹線道路はアッという間に塞がるんだ、とキース君も。

キース 「菓子を仕入れた店が開いていても、厳しいぞ…」
シロエ 「二重の意味で、アウトなんですね…」

開いていない上に、辿り着けないんでしょう、とシロエ君。

シロエ 「歩いて行くには、遠いんでしょうし…」
キース 「璃母恩院の御用達だけに、そこそこの距離が…」
ぶるぅ 「大丈夫! ぼくなら、瞬間移動でパパッと!」

雪の中を歩かなくて済むもん、と料理上手なお子様の笑顔。

ぶるぅ 「行って来るから、何個欲しいか考えてね!」
アドス 「おお、実に有難いお話で…」
キース 「助かる、店の人なら、家にいる筈で…」

念のために確認しよう、とキース君が取り出すスマホ。

シロエ 「えっ、電話するんじゃないんですか!?」
キース 「注文した時には、電話かFAXだったんだが…」

修行道場の副産物で、とキース君の苦笑い。

キース 「納品に来た、其処の息子と立ち話で…」
スウェナ「勢いで繋がっちゃったの?」
キース 「お互い、せっかくの御縁だったし…」

LINEで友達になっておいた、とキース君。

キース 「さて、と…。幾つ注文すればいいんだ、親父?」
アドス 「余れば、ぶるぅ殿に進呈すれば良かろう」
キース 「そうだな」
一同  「「「イイネ!」」」

多めに注文すればオッケー、と皆が立てる親指。
お使いの御礼…。


2026/01/17 (Sat)



☆お年玉が要るかも


元老寺で迎えた元日ですけど、大雪で警報が出ている勢い。
サム君とジョミー君が雪かきでして、初詣の人が増えそう。

キース 「では、ぶるぅ。悪いが、買い出しを頼む」
ぶるぅ 「オッケー! お金は払って来ればいいのかな?」
アドス 「キース、暮れのは、どうしたんじゃ?」
キース 「まだ、請求書が来てはいないし、今日の分も…」

纏めて払えばいいだろう、とキース君の答え。

キース 「臨時対応の分の費用も、欲しいだろうしな」
アドス 「そうじゃな…。そういえば、其処の息子殿に…」

お子さんはおいでなのか、とアドス和尚の問い。

アドス 「いらっしゃるなら、お年玉をお持ちすべきで…」
キース 「親父、ぶるぅも子供なんだが?」
シロエ 「お年玉なんか、渡して貰うと、向こうさんも…」

お年玉の用意が要りそうです、とシロエ君の指摘。

シロエ 「渡さない方がいいのでは?」
キース 「同感だ…」

お年玉まで用意させては、とキース君も。

キース 「ぶるぅは、手ぶらでいいと思うぞ」
アドス 「お前は、まだまだ世間を知らんようじゃ…」

お正月に、お子さんが、お使いじゃぞ、とアドス和尚。

アドス 「心ある人なら、お年玉を渡して当然じゃろうが」
一同  「「「あー…」」」

それはあるかも、と一同、納得のお年玉事情。

アドス 「ぶるぅ殿が頂戴してから、お返しするのは…」
キース 「失礼すぎる展開だな…」
アドス 「分かったか? それで、お子様はおいでかな?」
キース 「聞きそびれた…」

嫁がいるのは知ってるんだが、とキース君が落とす肩。

キース 「立ち話では、其処まで聞いていないし…」
アドス 「ならば、一応…」

お年玉袋の用意をすべきじゃ、とアドス和尚の指示。

アドス 「お孫さんが勢揃いも、ありがちじゃしな」
キース 「分かった、用意して来る」
シロエ 「ぶるぅにもですよ?」
ぶるぅ 「えっ?」

なんで、ぼくもなの、と首を傾げてますけど。
常識なのでは…。


2026/01/18 (Sun)



☆お年玉を渡すと


元老寺で元日を迎えた面々、サム君とジョミー君は雪かき。
大雪のせいで初詣が増えそう、子供さん用のお菓子が必要。

ぶるぅ 「お年玉、持ってく分だけでいいでしょ?」
アドス 「そういえば、最初から失念しておりましたな…」

何回、年賀の御挨拶をしたやら、とアドス和尚の苦笑い。

アドス 「ただの一度も、お渡ししていなかったわけで…」
一同  「「「あー…」」」

言われてみれば、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「ぼくも今まで、気付きませんでした…」
マツカ 「でも、ぶるぅにも、と言いませんでしたか?」
シロエ 「それは、今日だけの特別扱いで…」

持って行くなら、ついでに渡すべきだと、とシロエ君。

シロエ 「貰い続ける資格があったの、スルーでしたよ…」
一同  「「「うーん…」」」

自分も気付いていなかった、と唸るしかない御一同様。

アドス 「ぶるぅ殿には、酷い失礼を致しまして…」
キース 「まったくだ…。親父、どうする?」
アドス 「額を増やすのも、却って失礼な気が…」

銀青様、如何致しましょう、とアドス和尚、丸投げ。

アドス 「ぶるぅ殿用のお年玉、相場よりもですな…」
キース 「多くすべきか、普通でいいのか、どっちだ?」
ぶるぅ 「んとんと…。お年玉、貰わないのが普通だし…」
ブルー 「シャングリラ学園の先生方も、スルーだしさ…」

貰う習慣が無いんだよね、と生徒会長が竦める肩。

ブルー 「貰ってみたって、使い道、あると思うのかい?」
シロエ 「もしかして、それで食材を買うんですか?」
ぶるぅ 「そだね、貰った時には、お礼にお菓子とか…」

張り切って作っちゃうもん、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「お年玉をあげた意味が無いから、って…」
ブルー 「渡す人が減った結果が、貰わない今でさ…」
アドス 「差し上げた場合、同じコースだと?」
ぶるぅ 「お使いに行った帰りに、買い出し!」

お正月のお菓子を作ろうかな、と笑顔ですけど。
本末転倒…。


2026/01/19 (Mon)



☆お年玉の使い道


雪の元老寺で元日ですけど、警報が出る勢いで大雪でして。
サム君とジョミー君が雪かき、初詣用のお菓子も不足とか。

アドス 「とんでもない! お正月用の菓子は用意が…」
キース 「充分あるから、作らなくていいぞ」

初詣用の菓子とは別枠でな、と副住職も。

キース 「だが、お年玉は、渡さない方がいいわけか…」
アドス 「今日の所はお断りしても、後日、何か作って…」
シロエ 「来るでしょうねえ、ぶるぅですから…」
ブルー 「ピンポーン!」

そういうケースが相次いだ結果、お年玉は無し、生徒会長。

ブルー 「シャングリラ学園の先生たち、経験済みだしさ」
一同  「「「うーん…」」」

お年玉が無くて当然か、と納得するしかない理由。

ブルー 「だから、お使いに行くのも、お年玉の袋は…」
キース 「菓子の店で渡す分だけでいいんだな?」
ぶるぅ 「そだよ、お年玉袋、用意お願い!」

お返しで貰ったら、それで何か、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「サムとキースが頑張ってるから、温かい物…」
シロエ 「作るのはダメです、アドス和尚が困りますよ!」
アドス 「仰る通りで…」
キース 「ぶるぅ、気持ちは分かるが、あいつらの分は…」

終わったら熱い茶でも出すから、とキース君が眺める大雪。

キース 「受験話と交換なんだし、茶でも特別待遇だぞ?」
アドス 「もちろん、暖房の効いた部屋でお出しして…」

温まって頂いてから、本堂の方へ、とアドス和尚、合掌。

アドス 「お二方には、初詣の手伝いをして貰いますしな」
キース 「凍えたままでは、檀家さんに失礼がありそうで」
ぶるぅ 「だから、差し入れ!」」

肉まんと、しるこドリンクでも、と買って来る模様。

ぶるぅ 「雪かきしながら、温まれるしね!」
アドス 「なんと素晴らしい、お人柄で…」
キース 「見習わんとな…」
ぶるぅ 「お年玉袋とメモ、早くちょうだい!」

お使いと、都合でお買い物、と跳ねてますけど。
気が利きすぎ…。


2026/01/20 (Tue)



☆大雪だと甘酒


今年も元老寺で迎えた元日、サム君とジョミー君は雪かき。
お坊さん大学の受験話をチャラにするための、交換条件で。

キース 「ぶるぅ、待たせた。買い物メモと、お年玉袋だ」
ぶるぅ 「オッケー! 急いで行ってくるね!」

お年玉を貰えたら、帰りにコンビニ、と瞬間移動で出発。

キース 「親父、助かったな」
アドス 「有難い話じゃ、初詣の人が増えても安心じゃぞ」
イライザ「雪かきの方も、順調ですわよ」

山門までの道は半分片付きましたわ、とイライザさんが。

イライザ「サムさんとジョミーさん、頑張ってますもの」
シロエ 「今まで、外で見てたんですか?」
イライザ「まさか! 檀家さん用に、甘酒の用意で…」

台所の方におりましたのよ、とイライザさんの笑み。

イライザ「例年でしたら、熱いお茶なんですけれど…」
アドス 「この大雪の中を、お越し下さるわけでして…」

雪予報を見て、相談しておりました、とアドス和尚の説明。

アドス 「大雪になった場合は、甘酒にしよう、と…」
ブルー 「それは皆さん、喜ぶだろうね」
イライザ「お子様の分は、ホットミルクかココアですわ」

どちらか選んで頂いて、とチョイスメニューなドリンク。

イライザ「そういったものは、用意出来るんですけれど…」
アドス 「菓子は失念しておりましてな…」
キース 「俺も、飲み物の相談は聞いていたのに…」

気付かなかった、とキース君も反省中。

キース 「この有様では、まだまだ…」
アドス 「本格的に寺は任せられんな…」
イライザ「副住職でいて貰うしかありませんわね…」
キース 「俺に押し付けて、逃げるのは無しだ!」

隠居するなよ、とキース君、ギロリと。

キース 「俺と同じで老けないんだから、軽く百年は…」
ブルー 「行けるだろうね、頑張ってくれたまえ」
アドス 「これは厳しい仰せですなあ…」
キース 「銀青様のお言葉なんだぞ、有難く…」

受け取って励みにするんだな、と言ってますけど。
遊ぶ気満々…。


2026/01/21 (Wed)



☆隠居は難しそう


今年も元老寺で元日ですけど、大雪で警報が出ている有様。
サム君とジョミー君が雪かき部隊で、買い出しに出た人も。

アドス 「お前は、いつまで遊ぶつもりじゃ!」
キース 「同期の仲間が達者な間は、好きにさせて貰う」

遊び仲間には困らないしな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「皆が住職になって忙しかろうが、俺は高校で…」
ブルー 「違う方面の友達が大勢だしねえ…」
シロエ 「サム先輩たちが大学に行っても、他の面子は…」

高校生のままで残りますしね、とシロエ君も。

シロエ 「人数、少し減るんですけど、其処は何とか…」
キース 「なると思うし、もっと後には、同期が隠居で…」
ブルー 「暇が出来るから、遊び仲間が復活だしさ…」
キース 「上手く運べば、次の世代も繋がれるぞ」

なんせ見た目がコレなんだし、とキース君が指す自分の顔。

キース 「現にブルーも、今も生徒会長で遊びまくりで…」
ブルー 「緋の衣の高校生を目指すわけだね」
キース 「俺は、その気だ!」

同期の孫と遊びまくれそうで、と何十年も先のプランが。

キース 「住職の座に就いていようが、どうとでも…」
ブルー 「その気があれば、出来ると思うよ」
アドス 「銀青様、せがれをそそのかすのは…」
キース 「親父、失礼な物言いをするな!」

お言葉だぞ、とキース君、ハハーッと土下座。

キース 「仰せを実現出来るよう、精進致します!」
ブルー 「いいねえ、檀家さんのお孫さんとも繋がって…」

遊び仲間を増やすといい、と生徒会長の笑み。

ブルー 「小さい間に、手なずけるべき!」
キース 「もちろん、今日の初詣も頑張る所存ですので…」

菓子の手配を助けて頂いた分も努力を、と平伏する人。

キース 「お孫さんたちに好かれる坊主を目指します」
ブルー 「うん、素晴らしい心掛けだよ」
アドス 「うーむ…」
イライザ「仕方ありませんわ…」

銀青様の仰せですもの、と苦笑してますけど。
隠居は無理かも…。


2026/01/22 (Thu)



☆立派すぎる人たち


雪の元老寺で迎えた元日、サム君とジョミー君が雪かき中。
警報が出ている有様、初詣の檀家さんが増えそうなわけで。

キース 「銀青様、お言葉を頂けて光栄です」
ブルー 「こちらこそ、遊び仲間がいるのは頼もしいしね」
シロエ 「結局、そういう事情なんですよね…」
スウェナ「アドス和尚とイライザさんも、災難だわね…」

不良坊主に見込まれたなんて、とスウェナちゃん。

スウェナ「伝説の高僧の正体が、コレなんだもの…」
マツカ 「でも…。裏では、ソルジャーなわけですし…」
アドス 「一つの種族を背負っておられますからな…」
イライザ「苦労なさることも多いと思ってますわ」

誰にも仰らないだけで、と言われてみれば、そうなのかも。

シロエ 「そういえば、お坊さんになった切っ掛けが…」
アドス 「アルタミラの供養のためだと聞いております」
イライザ「火山の噴火で沈んだ島なんでしょう?」
ブルー 「ダメダメ、おめでたい元日なんだから!」

湿っぽい話は出しちゃダメだよ、と生徒会長、ストップを。

ブルー 「お寺にだって、お正月飾りがあるんだしね」
アドス 「そうでした! とんだ失礼を…!」
イライザ「本当に…。御本尊様にも、紅白の鏡餅で…」

お雑煮をお供えしていますのに、とイライザさんも反省中。

イライザ「初詣の檀家さんも、いらっしゃいますものね」
ブルー 「分かったかい? あっ、帰って来たかな?」

あそこ、と生徒会長が指差す大雪の庭。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ ただいまぁーっ!」
シロエ 「流石、子供ですよね、跳ねていますよ」
ブルー 「小さすぎるから、埋まらないしね」
アドス 「元気一杯ですなあ…」

雪まみれでも、とアドス和尚も可笑しそう。

アドス 「山門の方からですし、サム殿とジョミー殿に…」
ブルー 「しるこドリンクと肉まん、届けた帰りだね」
シロエ 「お年玉を貰って、買って来たんですね…」

立派過ぎます、とシロエ君が感動してますけど。
いい子…。


2026/01/23 (Fri)



☆お使いが済んだ人


大雪になった元老寺の元日、初詣の檀家さんが増えそうで。
サム君とジョミー君が雪かき、買い出しに行ったお子様も。

ぶるぅ 「雪だらけだから、勝手口から入るねーっ!」
一同  「「「は?」」」
ぶるぅ 「瞬間移動で入れないでしょ!」

お座敷に雪を散らかすしね、と庫裏の勝手口の方へ。

イライザ「甘酒が役に立ちそうですわ、行って参ります」
アドス 「そうじゃな、温まって頂くのが一番じゃ」

お使いに行って下さったんじゃし、とアドス和尚も笑顔。

アドス 「キース、お前も菓子を受け取りに行かんか!」
キース 「しまった、瞬間移動しか想定していなかった!」

行って来る、とイライザさんの後から走って行くキース君。

シロエ 「瞬間移動に慣れてますからねえ…」
スウェナ「私だって、そんな気がしていたもの…」
マツカ 「ぼくもです…。雪まみれの影響までは少しも…」

考え付きませんでした、とマツカ君も予想しなかった模様。

マツカ 「悪戯小僧の方なら、来ていますよね…」
シロエ 「雪だるま持ち込みも有り得そうです」
マツカ 「そっちは想像出来過ぎますよ…」

幸い、此処には来ませんけどね、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「数少ない安全圏が、元老寺です」
シロエ 「落ち着きますけど、抹香臭いのが残念です」
アドス 「迷惑な人たちのことですな?」

せがれから話は聞いております、とアドス和尚の相槌。

アドス 「疲れた顔で帰って来た日は、遭遇だそうで…」
シロエ 「カエル袋なら、マシな方ですし…」
アドス 「おや? その上がまだあると?」
キース 「シロエ、喋り過ぎだ!」

安全圏から叩き出すぞ、とキース君の帰還。

キース 「踏まれた話で済ませたいんだしな!」
アドス 「聞きたいんじゃが…」
キース 「ぶるぅが買って来てくれた菓子を隠すぞ!」
ぶるぅ 「そだね、キースの不名誉だしね!」
アドス 「うーむ…」

不名誉と聞くと余計に知りたい、と唸ってますけど。
無理…。


2026/01/24 (Sat)



☆好奇心が強い人


今年も元老寺で迎えた元日、警報が出る大雪になりまして。
雪かき部隊や買い出しが出るという、檀家さんの初詣準備。

キース 「親父、好奇心は猫も殺すんだ!」
アドス 「しかしじゃな…」

気になるわい、とアドス和尚が未練たらたら、開いた襖。

ジョミー「ただいまーっ! やっと終わった!」
サム  「甘酒と暖房で温まったぜ!」
ぶるぅ 「お疲れ様ぁ!」
ジョミー「あっ、ぶるぅも差し入れ、ありがとう!」

アレが無かったら、甘酒まで持たなかったかも、という人。

ジョミー「イライザさん、甘酒、終わるまで出す気が…」
サム  「無かったらしいしよ…」
アドス 「当然でしょうが、交換条件の件をお忘れで?」
僧籍な人「「うーん…」」

それもそうか、と思い出したらしい、大学受験の話。

ジョミー「お坊さん大学、チャラにして貰ったんだっけ…」
サム  「強気に出られる立場じゃねえなあ…」
アドス 「では、初詣の手伝いをよろしく頼みますぞ」

そろそろ支度を、と立ち上がりかけて、止まった動き。

アドス 「そうじゃ、お二方は、ご存知ですな?」
僧籍な人「「は?」」
アドス 「カエル袋の上なのですが…」

せがれに何が起こったんです、とアドス和尚の問い。

アドス 「ぶるぅ殿の、そっくりさんが悪戯だそうで…」
僧籍な人「「あー…」」

どれのことだろう、と顔を見合わせる僧籍な人たち。

ジョミー「実行犯と言い出しっぺは、色々だしね…」
サム  「純粋にヤツが単独となると、難しいぜ?」

うーん、と考え込んだわけで、即答は出来ず。

キース 「反則技をかますんじゃない!」
僧籍な人「「えっ?」」
キース 「お前たちじゃなくて、親父だ!」

俺の不名誉を知りたがって、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「いいな、今の質問に答えるな!」
ジョミー「うーん…。答えたらダメらしいよ?」
サム  「使えるんでねえの?」

口止めにかかってやがるんだし、と言ってますけど。
えっと…?


2026/01/25 (Sun)



☆喋らないためには


大雪の元老寺で迎えた元日、サム君とジョミー君が雪かき。
やっと終わったわけですけど、アドス和尚から質問でして。

ジョミー「使えるって、何にさ?」
サム  「いいか、口止めしたがってるんだぜ?」

俺たちによ、とサム君が指差す自分の顔。

サム  「アドス和尚は、知りたがってて、聞いててよ…」
キース 「だから、喋るなと!」
サム  「ほらな、キースは真逆で、俺たち次第で…」

どうとでもなる局面だよな、とサム君、ニヤリと。

サム  「俺たちの方からも、交換条件、出せそうだぜ?」
ジョミー「もしかして、キースに?」
サム  「そう思わねえか? 親父さんには弱いけどよ…」

親父さんに不名誉が知れたら、もっと弱いぜ、という指摘。

サム  「弱みが増えるような感じでよ…」
ジョミー「そっか、脅しの種を握られちゃうような…」
キース 「物騒な相談をするんじゃない!」
アドス 「ほほう…。そこまで酷い恥ですかな?」

ますます聞きたくなってきましたわい、と好奇心の塊な人。

アドス 「是非とも、不名誉の一部なりとも…」
キース 「親父も、いい加減にしやがれ!」
アドス 「やかましい! 誰の寺だと思ってるんじゃ!」

ワシが質問しているんじゃぞ、と住職の立場で高みから。

アドス 「この通り、せがれは黙らせましたので…」
キース 「うーむ…」

圧倒的に不利だ、とキース君、頭を抱える有様。

キース 「仕方ないのか…」
サム  「ちょっと聞くけど、お前、親父さんによ…」

少しくらいは意見出来るのかよ、とサム君の問い。

サム  「寺の事務とか、お前がやってるんだよな?」
キース 「そうだが?」
サム  「んじゃよ、ソレを盾によ…」

条件を飲んでくれれば喋らねえぜ、とサム君が立てる親指。

サム  「俺とジョミーの受験話を、当分の間…」
ジョミー「封印してくれ、って?」
サム  「そう思わねえか?」

ごく簡単なことじゃねえかよ、と笑顔ですけど。
交換条件…?


2026/01/26 (Mon)



☆喋らせたい人


今年も元老寺で迎えた元日、大雪になって予想外の展開に。
サム君とジョミー君が雪かき、その後に波乱含みな状況で。

ジョミー「そっか、アリかも…」
サム  「これを使わねえ手はねえぜ?」

他のヤツらには口止め済みだろ、とサム君が見回す座敷。

サム  「でなきゃ、俺たちに聞きやしねえし…」
キース 「だから、お前たちも黙っていやがれ!」
サム  「親父さんから、ご質問でよ…」

答える権利は、俺たちにあるぜ、とサム君、ピシャリと。

サム  「喋っていい、とお墨付きを貰ったんだしな」
一同  「「「あー…」」」

其処か、と誰もが納得の現状。

サム  「どうするんだよ、キース?」
ジョミー「早く決めないと、初詣の時間もあるしさ…」
アドス 「お聞かせ願いたい所ですが…」

初笑いに一つ、とアドス和尚が乗り出す膝。

アドス 「カエル袋の上を行く、笑えそうなヤツを…」
サム  「親父さんも、こう言ってるしよ…」
ジョミー「喋っちゃおうか、どれがいいかな?」

芋煮はイマイチ地味だし、とジョミー君、回想モード。

ジョミー「自爆エンドでも、洗い続けてただけだしさ…」
アドス 「芋をですかな?」
サム  「その辺は、キース次第ってことだよなあ…」

喋ってもいいのかよ、とサム君の問い。

サム  「芋づる式に、どんどん出そうだしよ」
アドス 「それはもちろん、初詣の後も伺いたいと…」
ジョミー「だってさ、キース、どうするわけ?」

ぼくたち、今夜も泊まりなんだよ、とジョミー君。

ジョミー「夜は宴会だし、シロエたちもさ…」
サム  「俺たちが喋った後なら、続きそうだぜ?」
キース 「やめてくれ!」

そんな展開は嫌すぎるぞ、とキース君、顔面蒼白。

キース 「頼むから、此処はスルーしてくれ!」
サム  「俺たちの受験話は、どうなるんだよ?」
ジョミー「この先、封印してくれないと、ぼくたちもさ…」

困るわけだし、と交換条件を出してますけど。
キース君、どうする?


2026/01/27 (Tue)



☆踏み切れない人


大雪に見舞われた元老寺の元日、雪かきを終えた僧籍な人。
お坊さん大学の受験話を封印しようと、キース君を脅し中。

サム  「このまま行ったら、蒸し返しは必然なんだぜ?」
ジョミー「元日が来る度、言われるとなると憂鬱だよ…」

足が遠のいてしまうかもね、とジョミー君の深い溜息。

ジョミー「除夜の鐘だけ撞いて、回れ右とか…」
サム  「そうだな、家に帰って年明けうどんでよ…」

此処じゃ食えねえし、と出て来た流行りの年明けうどん。

サム  「いっぺん食ってみてえんだよなあ…」
ジョミー「あったね、そういう美味しそうなヤツ!」
シロエ 「サム先輩たち、逃げる気ですね?
サム  「ヤベえ場所には、長居はマズイぜ?」

家に帰れば安全圏でよ、とサム君、親指をグッと。

サム  「二年参りは、時間的に無理だしよ…」
ジョミー「でもさ、初詣は普通に行けちゃうよね!」
サム  「元日に行かなくなってから、何年だっけか?」
ジョミー「覚えてないけど、手伝いをさせられるよりは…」

一般的な初詣の方に限るよ、とジョミー君、行く気満々。

ジョミー「今年の暮れから実行もアリ!」
サム  「そうすっかな…」
アドス 「まあ、お二方の自由ですしな…」

じゃが、離脱なさる前に、とアドス和尚、ズズイと。

アドス 「ぜがれの話を、詳しくお聞かせ頂きたいと…」
サム  「キース、黙っていやがるし…」
ジョミー「喋っちゃおうよ、片っ端から!」

でもって来年は年明けうどん、と逃げる姿勢でして。

ジョミー「サムと一緒に、初詣も行って…」
キース 「待ってくれ!」

腹を括った、とキース君、合掌して一礼。

キース 「御本尊様、お許し下さい、元日から煩悩で…」
一同  「「「は?」」」
キース 「世俗の欲にまみれて、交換条件を飲みます!」
サム  「おい、其処なのかよ?」
キース 「坊主的には悩むだろうが、モノがモノだぞ…」

仏弟子を二人も逃がす手伝い、と眉間に皺ですけど。
確かに…。


2026/01/28 (Wed)



☆忘れないと大惨事


大雪になった今年の元日、元老寺も初詣の準備が想定外で。
僧籍な人たちは雪かき、終わった後に座敷で揉めている今。

ブルー 「そうだね、大学受験が先に延びると、道場も…」
キース 「必然的に先送りになるし、住職の位どころか…」

一人前に読経出来るのも、いつになるやら、と深い溜息。

キース 「とはいえ、条件を飲まなかったら、詰むしか…」
サム  「そりゃまあ、今日が命日になっちまうぜ?」
ブルー 「門松は冥土の旅の一里塚、を地で行くよねえ…」
キース 「まったくだ…」

回避したい、とキース君、腹を括ったようで。

キース 「いいな、お前たち、絶対、喋るな!」
僧籍な人「「オッケー!」」
キース 「親父も、今の話も、受験話も忘れるんだな」

でないと事務をしてやらんぞ、とキース君、アドス和尚に。

キース 「俺に逃亡されたくなければ、そうしやがれ!」
アドス 「うーむ…」
キース 「長年、俺に投げて来た分、ツケはデカいんだ」

今やパソコンの時代だしな、とキース君の不敵な笑み。

キース 「寺院向けのソフトを導入してるし、色々と…」
シロエ 「アドス和尚の知らないツール、増えたんですね」
キース 「増えたどころか、親父は最初から手書きで…」

入力さえもしていなかったぞ、と腕組み。

キース 「俺が整理して、過去帳などもパソコンで…」
シロエ 「一括で管理しているわけですか?」
キース 「月参りとかのスケジュール表も、パソコンだ」
アドス 「いつの間に、其処まで進めたんじゃ…」

ワシはプリントされたヤツを貰ってるだけだ、と唸る人。

アドス 「もしかして、年忌法要の類も、全部…」
キース 「パソコンの中だが?」

弄れるモンなら苦労しないな、とキース君。

キース 「俺が逃げたら、一から学んでやる羽目に…」
アドス 「それは困る!」
キース 「初心者向けの講座も、特殊過ぎるせいで…」

何処にも存在しないんだが、と脅してますけど。
詰んでいるかも…。


2026/01/29 (Thu)



☆怒らせると怖い人


大雪警報が出ている元日、檀家さんの初詣を控えた元老寺。
庫裏の座敷で揉めていまして、アドス和尚の好奇心が発端。

キース 「親父が自分でやるんだったら、好きにしやがれ」
アドス 「初心者向けの講座以外に、入門書とかは…」
キース 「あるわけなかろう、詳しいマニュアルもだ…」

ダウンロードするしかない時代だぞ、とキース君のトドメ。

キース 「スマホは使いこなせるようだが、出来るのか?」
アドス 「い、いや…」
キース 「だったら、サムとジョミーに聞くのは無しだ!」

大学受験の話も、俺が止めに入る、とキース君、キッパリ。

キース 「分かったんなら、初詣の準備に出掛けるぞ!」
アドス 「…残念なんじゃが…」
キース 「まだ言う気か!?」
アドス 「うーむ…。サム殿、ジョミー殿、本堂の方へ…」

参りましょうか、と諦めたらしい人。

アドス 「運があったら、いずれ聞ける日も来そうだし…」
キース 「永遠に来ない!」

行くぞ、とキース君がガラリと開けた座敷の襖。

キース 「サムとジョミーも来るんだ!」
僧籍な人「「はいっ!」」

交換条件が成立した、と僧籍な人たち、嬉しそう。

サム  「ジョミー、心機一転、頑張ろうぜ!」
ジョミー「子供さんに渡すお菓子の数も、安心だしね!」
アドス 「どうやらワシだけ、貧乏クジなようで…」
キース 「自業自得だ!」

俺は知らん、とスタスタ出て行き、僧籍な人たちも。

アドス 「仕方ないわい…。銀青様、失礼致します」
ブルー 「今ので懲りておきたまえ」

キースを怒らせると怖そうだしね、と生徒会長の苦笑。

ブルー 「事務が滞ると、ピンチなんだし」
アドス 「まったくで…」

年忌法要まで握られていては…、とアドス和尚、渋々退席。

シロエ 「行っちゃいましたね、結果オーライですか…」
スウェナ「まさかキースが、強いだなんて…」
ぶるぅ 「そだね、最強!」

マツカみたい、と斜め上な台詞が出て来ましたけど。
何故に…?


2026/01/30 (Fri)



☆逃げた仏弟子


雪の元老寺で迎えた元日ですけど、波乱万丈の展開でして。
お坊さん大学の受験話を、キース君が封印するという流れ。

シロエ 「どうしてマツカ先輩の名が出るんです?」
ぶるぅ 「だって、キース、大人しくしてるみたいだし…」

アドス和尚の言いなりだもん、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「失敗したら罰礼なわけで、スクーターだって…」
シロエ 「乗れないんでしたね、月参り用に欲しいのに」
ぶるぅ 「さっきのお話、盾に取ったら、いけそうなの!」

罰礼は無しで、運転免許とバイクもゲット、と鋭い指摘。

ぶるぅ 「仏具磨きも、境内の掃除も、手抜きできるよ?」
スウェナ「そうね、お寺の実権はともかく、強いわよね…」
シロエ 「事務をサボるぞ、と宣言すればオッケーで…」

最終兵器を握ってますね、とシロエ君、ポカーン。

シロエ 「なのに使わないなんて、とっておきでしょうか」
ぶるぅ 「分かんないけど、マツカもそうだよ?」
一同  「「「あー…」」」

言われてみれば、とマツカ君の方を見る人たち。

シロエ 「影の実力者でしたっけ…」
スウェナ「あっちのブルーも、言い負かしたわよ…」
ぶるぅ 「だけどマツカも、いつもはニコニコしてて…」

強いなんてこと、忘れちゃうよ、と言われれば、そう。

シロエ 「似たもの同士だということですか…」
スウェナ「それっぽいわね…」
マツカ 「いえ、ぼくは実力も経験も不足してますし…」

ぼくの父には勝てませんよ、と謙遜しているマツカ君。

マツカ 「ですから、キースの方が強いと思いますけど…」
ブルー 「マツカの場合は、もっと強いよ」

墓穴を掘るような真似はしないし、と生徒会長の笑み。

ブルー 「でもまあ、キースの強さが分かったよねえ…」
シロエ 「サム先輩とジョミー先輩、命拾いですよ…」
ブルー 「御本尊様と、ぼくは、仏弟子に逃げられたよ」
一同  「「「うーん…」」」

仕方ないのでは、と苦笑してますけど。
今月、これにて中継終了~。


2026/01/31 (Sat)




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