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シャングリラ学園つれづれ語り
☆悪かった日の並び


さて、5月。GWも終わった週末、生徒会長宅に集う面々。
今年は曜日の並びが悪くて、連休明けに4日も登校でして。

ジョミー「やっと土曜って、長かったよねえ…」
シロエ 「4日間も登校でしたしね…」
サム  「あと1日ありゃ、1週間だぜ?」

学校に通う日としてはよ…、とサム君が広げる両手。

サム  「GWとか、あったのかよ、って勢いでよ…」
スウェナ「日常がビッシリ詰まってたわよ…」
シロエ 「嫌になりますよね、こういう日の並びって…」

休める年なら、もっとゆっくり出来るのに、とシロエ君も。

シロエ 「連休の合間を休みまくれば、凄いんですけど…」
ジョミー「今年みたいなのは、ソレ、厳しいしね…」
サム  「なんたって、グレイブ先生がよ…」

絶対、嫌味MAXなんだぜ、とサム君の嘆き節。

サム  「あーあ、せっかく宇宙の旅だったのによ…」
シロエ 「シャングリラ号、満喫した筈なんですけど…」
ジョミー「その後の日常で台無しだよね…」
スウェナ「毎日、キッチリ登校だなんて、あんまりだわよ」

キースよりかはマシかもだけど…、とスウェナちゃん。

スウェナ「GWの間は無かったイベが、復活なんだし」
シロエ 「そうでした! 月参り、毎日でしたっけ…」
キース 「職業柄、仕方ないんだが…」

GW中の月参りは嫌がられるしな、と副住職の深い溜息。

キース 「檀家さんの方も、旅行に行ったりするわけで…」
サム  「行っても留守なら、行かねえよな…」
キース 「ああ。代わりに、寺でやるわけだ」
一同  「「「は?」」」

お寺って…、と誰もがキョトン。

シロエ 「あの…。お寺って、何処のお寺ですか?」
キース 「元老寺に決まっているだろう!」

檀家さんがお布施を持って来るんだ、と副住職。

キース 「今月の月参りの分を、お願いします、と…」
サム  「んじゃ、本堂かよ?」
キース 「そうなるな」

御本尊様の前でお勤めだ、と言ってますけど。
月参りを…?


2024/05/01 (Wed)



☆高そうなお布施


GWを宇宙で過ごしたシャン学メンバー、短かかった連休。
ついでに連休明けに平日が4日で、生徒会長宅で嘆く週末。

サム  「本堂で月参りって、凄くねえ?」
シロエ 「お布施の額、半端なさそうですよね…」

だって、本堂を貸し切りでしょう、とシロエ君も。

シロエ 「法事とかなら、それでいいんでしょうけれど…」
スウェナ「月参りって、毎月、家に行くヤツよね?」
サム  「そうだぜ、檀家さんの家のお仏壇の前で…」

お経を読むヤツが月参りな、と僧籍な人の解説が。

サム  「普通の家に伺うわけだし、安上がりでよ…」
シロエ 「ですよね、自分の家に使用料とかは…」
ジョミー「かからないよね、家なんだから」
サム  「かかるわけねえだろ、お布施もそれほど…」

高い額ではねえ筈だぜ、とサム君の言。

サム  「家の格で変わって来る、って話だけどよ…」
キース 「まあ、そうなんだが、高くはないぞ」

それと菓子代くらいだな、と副住職。

キース 「月参りに行くと、お菓子を出して下さるし…」
シロエ 「お菓子ですか?」
キース 「わざわざ来て頂いたんだから、と…」

けっこう気合いが入っているぞ、とキース君の笑み。

キース 「お取り寄せとかは、お約束だな」
一同  「「「お取り寄せ!?」」」

マジか、と誰もがビックリ仰天。

シロエ 「でも、ソレ、和菓子に限定なんですよね…?」
キース 「そうでもないから、なかなかいいぞ」

ケーキが出るのも珍しくない、と意外すぎる証言。

キース 「プリンやアイスも定番だな」
一同  「「「うーん…」」」

そう来たか、と驚くしかない月参りの現実。

ジョミー「じゃあさ、お菓子、けっこう高いよね…」
シロエ 「でも、本堂の使用料には負けますよ?」
サム  「だよなあ、菓子と本堂じゃ桁が違い過ぎだぜ」
シロエ 「お布施、相当、高いですよね…」
キース 「そうでもないぞ」

ご自宅に伺う時と同じだ、と言ってますけど。
使用料は…?


2024/05/02 (Thu)



☆キツすぎる日常


GWは宇宙だったシャン学メンバー、その後に平日が4日。
日常に引き戻されてしまって、週末は生徒会長宅で嘆き節。

シロエ 「本堂でやるのに、お布施の額が同じですって?」
サム  「マジかよ、有り得ねえだろ、ソレ…」
スウェナ「本堂の使用料ってヤツは、どうなるのよ!」

高い筈でしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「家に行くのと同じだなんて、どう考えても…」
シロエ 「無理だと思うんですけれど…?」
キース 「その使用料だ、ご自宅に伺えば無料なんだし…」

俺でも理屈は変わらないぞ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「檀家さんから見れば、寺になるんだろうが…」
ジョミー「どういう意味さ?」
キース 「そのままの意味だ、俺の自宅は元老寺でだな…」

俺が使うのに、使用料なぞがかかるのか、と質問が。

キース 「本堂でお勤めするのは、この俺なんだが?」
シロエ 「あー…。キース先輩が使うんだったら…」
サム  「使用料も何も、自宅だよなあ…」

でもよ…、とサム君が傾げる首。

サム  「月参りのお経と、普段のお勤めのはよ…」
キース 「多少、違うが、付け加えればいいだけで…」
シロエ 「別料金を頂くほどではない、ってことですか?」
キース 「そうなるな。坊主の方も、楽が出来るんだし…」

出掛けて行かずに済むんだぞ、と言われれば、そう。

キース 「お経が少し増える程度で、文句など言わん!」
シロエ 「学校と掛け持ちも無いですしね…」
キース 「正解だ。なのに今年は、GWが短すぎて…」

アッと言う間に終わりやがった、とブツブツブツ。

キース 「一気に日常に戻ると、キツイぞ」
ジョミー「分かるよ、なんか眠くてさ…」

授業中に何度も居眠ってたし、とジョミー君。

ジョミー「あーあ、何かいいこと、無いのかな?」
ぶるぅ 「んとんと、その内、あると思うの!」
シロエ 「本当ですか、豪華料理とか!?」

生きる気力が出ますよね、と喜んでますけど。
いいこと…?


2024/05/03 (Fri)



☆もうじき来る何か


GWを宇宙で過ごしたシャン学メンバー、その後に日常が。
平日が4日も続いたわけで、週末の生徒会長宅で嘆き節で。

ジョミー「いいことなんだし、豪華料理よりはさ…」
サム  「イベントじゃねえの、何かは知らねえけどよ」
シロエ 「中身なんかは、この際、気にしませんよ!」

非日常なことを楽しめるなら、とシロエ君。

シロエ 「シャングリラ号の旅も、非日常ですしね」
スウェナ「そうよね、ちょっと普通は、無い旅行だし…」
サム  「宇宙旅行とか、そうそう手が出ねえよな」
ジョミー「出たって、せいぜい、その辺までだよ?」

行先がさ、とジョミー君の言。

ジョミー「とんでもない旅行代金なのに、月どころかさ…」
シロエ 「衛星軌道までですからね…」
サム  「ワープ出来るような、船もねえしよ…」
スウェナ「非日常を極めた感があるわね、シャングリラ号」

存在自体が極秘なのも…、とスウェナちゃんの指摘が。

スウェナ「レーダーにも映らないんでしょ、アレ?」
ぶるぅ 「そだよ、ステルスデバイス、あるしね!」
シロエ 「アレの仕組みを、いつか勉強したいですけど…」

高校生活が楽しすぎて…、とシロエ君の苦笑い。

シロエ 「まだまだ学べそうにないです、その手の学問」
ジョミー「いいと思うよ、ぼくも逃げまくる日々だしさ…」
サム  「坊主の大学、行かねえ方向で過ごしてるよな」

お蔭で、俺も遊べるけどよ…、とサム君、親指をグッと。

サム  「お互い、当分、高校生活、満喫しようぜ!」
シロエ 「もちろんです! いいこともあるそうですし…」
ジョミー「何かな、今から楽しみだよね」
ぶるぅ 「んーとね、ぼくにも分かんなくって…」

蓋を開けてのお楽しみかな、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「多分、もうじき来る筈で…」
シロエ 「ぶるぅも知らない、って何なんです?」
サム  「ミステリーツアーみたいなモンかよ?」

行ってみねえと謎なヤツ、との質問ですけど。
謎イベント…?


2024/05/04 (Sat)



☆発想が違いすぎ


GWを宇宙で過ごした御一同様、その後は日常が戻った件。
いきなり4日も平日でして、週末は生徒会長宅ですけれど。

ぶるぅ 「えとえと、ホントに分かんないの!」
シロエ 「ミステリーツアーとは違うんですよね?」
ぶるぅ 「そうなんだけど、来てくれないと…」

謎なんだよね、と首を捻っている「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「発想が、うんと違いすぎるから…」
一同  「「「発想?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。

ジョミー「発想って…。誰かが案を出すわけ?」
ぶるぅ 「そだよ、毎年、今の時期には…」

来てるもんね、とニコニコと。

ぶるぅ 「この前は、お花見に来てたでしょ?」
一同  「「「げっ!」」」

アレか、と愕然とする御一同様。

シロエ 「もしかしなくても、例の人ですか…?」
ぶるぅ 「うんっ! GW明けになったら、来るし…」

今年も、じきに来ると思うの! と嫌すぎる告知が。

ぶるぅ 「川遊びとかは、定番でしょ?」
キース 「言わないでくれ、アレで死にかけたんだ!」
ジョミー「火だるまショーは、時期が違ったよねえ…」
サム  「うんうん、アレは火渡りだったしよ…」

初夏のイベには向かねえよな、とサム君の言。

サム  「やっぱ、時期的には、水なんでねえの?」
シロエ 「ですよね、何が来るんでしょうねえ…」
ジョミー「見てる分には、何があっても楽しいし…」
スウェナ「キースが、ババを引くべきだわね」

お花見の時は回避したでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「キャプテンが、代わりにババだったけど…」
シロエ 「あれはキツかったと思いますよ?」
サム  「四つん這いになって、馬だもんなあ…」

背中を鞭で叩かれてよ、とサム君も。

サム  「キースだったら、悲惨だったぜ」
キース 「まったくだ。しかし、花見で回避だから、と…」
ジョミー「俺に話を振るな、って?」

だけど、適材適所だしね、という声ですけど。
否定出来ますか…?


2024/05/05 (Sun)



☆ババを引ける人


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅ですが。
じきに、いいことがあるそうでして、案を出す人が問題で。

キース 「適材適所!? 俺の何処がだ!」
ジョミー「全部に決まっているじゃない!」

例の人も、悪戯小僧も、纏めて一手に、とジョミー君。

ジョミー「どんな注文でも、キース、もれなくこなすしね」
シロエ 「言えてます! もう文字通りに、ワンオペで…」
サム  「御要望にお応えしまくりだぜ、うん」

貴重な人材っていうヤツな、とサム君も。

サム  「花見でキャプテンがババだったのは、例外で…」
スウェナ「アレも本来、キースがやるべき役どころよね」
キース 「なんで、そうなる!」
シロエ 「もちろん、お約束だからですよ!」

キース先輩にしか出来ませんね、とシロエ君の言。

シロエ 「火だるまショーが出来たからには、馬だって…」
ジョミー「楽勝で、出来た筈なんだよね」
サム  「うんうん、馬車を引く方でも、キースなら…」

いけたって気がするんだよな、とサム君が顎に当てる手。

サム  「何が来ようと、こなせるキャラは貴重だぜ」
シロエ 「ホントですよね、他の人では、あれほどには…」
ジョミー「務まるわけがないんだしさ…」

適材適所で合っているよね、とジョミー君がが立てる親指。

ジョミー「ミステリーなイベも、キースだったら…」
サム  「クリア出来るに決まってるしよ…」
シロエ 「どんなババでも、引かせて安心、違いますか?」
一同  「「「異議なーし!」」」

ババはキースが引くべきだ、とアッと言う間に結論が。

ジョミー「楽しみだよねえ、ババの中身がさ!」
シロエ 「ええ、お楽しみの種が増えましたよね」

提案が来るのが待ち遠しいです、とシロエ君の弾ける笑顔。

シロエ 「川遊びで来るとは、思うんですけど…」
サム  「何をやるかは、分かんねえしよ…」
キース 「ババなら、俺は喜んで…」

お譲りするぞ、と言ってますけど。
要りませんよね…?


2024/05/06 (Mon)



☆名案を思い付いた人


GWはシャングリラ号に行った面々、週末は生徒会長宅で。
日常が戻っているわけですけど、その内に来そうなイベが。

シロエ 「ババなんか、誰も要りませんから!」
サム  「そんなの、キースしか引けねえしよ…」
ジョミー「譲るだなんて、言われてもさあ…」

こなせる気だってしないよね、とジョミー君が広げる両手。

ジョミー「キースだからこそ、引いても何とかなるんだよ」
サム  「言えてるぜ…。俺だとマジで詰むしかねえし…」
シロエ 「ぼくもです。火だるまショーとか、無理ですよ」
キース 「誰でも無理だと思うんだが!」

基本のカエル袋でもな、とキース君、拳をグッっと。

キース 「持ってけ泥棒、と心の底から叫びたいぞ!」
シロエ 「勝手に叫べばいいでしょう?」
サム  「うんうん、其処のベランダからよ…」

外に向かって思いっ切りな、とサム君も。

サム  「もっとも、外に叫んだ所で、誰もババとか…」
シロエ 「欲しがりませんけど、気分はスカッと…」

晴れると思うんですけれど、とシロエ君の提案が。

シロエ 「いっそベランダから、飛んでみるとか…」
キース 「飛んだら、普通に死ぬだろう!」
??? 「そうでもないと思うけどねえ…?」

ぼくとしては、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

一同  「「「げっ!!!」」」
Aブルー「なんだい、君たちは、失礼な!」

噂してるから来てあげたのに、と悪びれない人。

Aブルー「楽しみだっていうイベも、いいんだけどさ…」
シロエ 「まさか、他にもあるんですか…?」
Aブルー「たった今、思い付いたトコ!」

とてもナイスな名案を…、と笑顔なソルジャー。

Aブルー「火だるまショーは、ダイブだったし…」
シロエ 「あっ、ちょっと分かった気がします、ソレ!」
サム  「ベランダからダイブするヤツな?」
Aブルー「ピンポーン!」
キース 「俺に、飛べと…?」

ベランダから…、とキース君、愕然ですけど。
飛べと…?


2024/05/07 (Tue)



☆オススメはスレスレ


GWを宇宙で過ごした面々ですけど、その後に戻った日常。
週末の生徒会長宅でブツブツ、其処へ来たのが例の人で…。

Aブルー「いいと思うけどねえ、ベランダからダイブ!」
キース 「あんた、この俺を殺す気か!?」

マジで死ぬしかないだろうが、とキース君の引き攣った顔。

キース 「俺は空など、飛べないんだしな!」
Aブルー「それはそうだけど、ぼくは飛べるし…」
シロエ 「あっ、空中でキャッチなわけですね!」
Aブルー「空中じゃなくて、スレスレだよね」

地面に激突する寸前で…、とソルジャー、ニコッと。

Aブルー「あまり早くにキャッチしたんじゃ、イマイチ…」
シロエ 「面白くないのは、同感です」
サム  「俺もだぜ。やっぱ、ギリギリがいいよな、うん」
ジョミー「だよね、上から見物なんだし…」

何処まで落ちるか、ハラハラしたい、とジョミー君も。

ジョミー「キースにしたって、そこは同じだと思うんだよ」
キース 「どう同じだと!?」
ジョミー「そりゃさ、バンジージャンプだってさ…」
シロエ 「落ちるスリルがいいんですよね、真っ逆様に」

キース先輩だって、そうでしょう、とシロエ君の笑み。

シロエ 「地面スレスレまで、落ちてこそです!」
一同  「「「異議なーし!」」」

命綱ならガッチリあるし、と誰もがノリノリ。

ジョミー「キース、やるしかないってば!」
スウェナ「度胸試しよ、飛びなさいよ!」
サム  「飛んでこそだぜ、この展開だし…」

飛ばなかったら興ざめだしよ、とサム君が指すベランダ。

サム  「柵を乗り越えて、一気に行けよな!」
シロエ 「飛び越えるのもアリです、キース先輩!」

助走して華麗に飛びましょうよ、とシロエ君。

シロエ 「みんなで応援しますから!」
Aブルー「いいねえ、盛り上がって来たってね!」
キース 「俺は真逆で、飛ぶ気など無い!」
Aブルー「そう言わないでさ…」

ベランダからダイブ、とプッシュですけど。
どうなる…?


2024/05/08 (Wed)



☆万一の時も安心


GWを宇宙で過ごした御一同様、その後の日常でゲンナリ。
週末の生徒会長宅で嘆き節な所へ、例の人が来たわけで…。

Aブルー「大丈夫だってば、キャッチしてあげるから!」
キース 「信用出来る気がしないんだが!」
シロエ 「言えてますけど、信じて飛んで下さいよ!」
サム  「万一の時は、助っ人、二人もいるんだぜ?」

ぶるぅとブルー、とサム君が指すタイプ・ブルーな人たち。

サム  「ヤバけりゃ、速攻、救出ってな!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いつでも飛び出せるよ!」
ブルー 「ぼくも、オッケー!」

心置きなく飛んでくれたまえ、と生徒会長の笑み。

ブルー 「ついでに言うなら、ダメだった時も安心で…」
キース 「エロドクターの病院か!?」
ジョミー「あー…。シャングリラ号があるくらいだし…」
シロエ 「医療の方も、半端ないレベルかもですね!」

グチャグチャでも蘇生出来るとか…、とシロエ君の相槌が。

シロエ 「死んだ直後に即、冷凍して、搬送ですよ!」
サム  「分かるぜ、初期の手当てが大事らしいしよ…」
ジョミー「素人さんが下手にやるより、本職だよね!」

冷凍で運べば、問題無し! とジョミー君も。

ジョミー「解凍してから、縫合開始で…」
シロエ 「人工心肺装置もつけて、蘇生ですよね」
サム  「そういう技術も、あるんでねえの?」

俺たちが聞いてねえだけで、とサム君の視線が生徒会長に。

サム  「安心ってのは、ソレだよな?」
ブルー 「まあねえ、否定はしないんだけどさ…」

今の場合は、ちょっと違うね、と生徒会長、苦笑い。

ブルー 「ぼくの職業、何だったかな?」
シロエ 「ソルジャーでしょう?」

表立って呼ばれていないだけで…、とシロエ君。

シロエ 「本当の肩書き、ソルジャーだった筈ですよ?」
ブルー 「それじゃなくって、社会的にも通用する方!」
ジョミー「何だっけ?」
ブルー 「忘れたのかい?」

君たちは…、と生徒会長、溜息ですけど。
職業…?


2024/05/09 (Thu)



☆入るなら裏口から


GWを宇宙で過ごした面々、週末は生徒会長宅ですけれど。
ソルジャー登場で、キース君がベランダからダイブな話に。

シロエ 「会長の職業って、ソルジャー以外だと…」
ジョミー「学生だよねえ、高校生で?」
サム  「あー、ソレな! でもよ、高校生ってよ…」

そういう場面で役に立つのかよ、とサム君の問い。

サム  「救急車を呼べる程度でねえの?」
スウェナ「普通だったら、そうなるわよねえ…」
シロエ 「専門学校に通っていれば、もしかしたら…」

ある程度、習うかもですが…、とシロエ君。

シロエ 「でも、会長は違うわけですし…」
ジョミー「看護師さんとかの卵じゃないよね?」
ブルー 「あのねえ、わざと忘れていないかい?」

キースよりも上の立場なんだけど、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「銀青だってば、緋の衣のね!」
一同  「「「あっ!」」」

忘れてた、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「言われてみれば、そうでしたよね…」
スウェナ「そうなんだけれど、お坊さんよ?」

偉くてもね…、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「それこそ役に立つ気がしないわ、全く」
シロエ 「お坊さんと医療って、関係ありましたっけ?」
ブルー 「あるねえ、特に大病院とは密接に!」

表立っては、お邪魔出来ないけどね、と生徒会長、即答。

ブルー 「お見舞いに行くにも、私服でないと…」
一同  「「「私服?」」」
ブルー 「法衣で行ったら、どうなると思う?」

患者さんとか家族の人は…、と生徒会長の質問が。

ブルー 「自分や家族が、生きるか死ぬかって局面で…」
シロエ 「お坊さんは、マズイかもですね…」

言われてみれば、とシロエ君。

シロエ 「それなら、どうして病院と関係あるんです?」
ブルー 「表立っては、お邪魔出来ないんだよ?」
シロエ 「それって、どういう意味ですか?」
ブルー 「表玄関はダメってこと!」

入る時には裏口だよね、と言ってますけど。
裏口から…?


2024/05/10 (Fri)



☆フォローは完璧


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅ですが。
ソルジャー登場で、キース君がベランダからダイブな危機。

ジョミー「病院の裏口からって、何さ?」
シロエ 「表玄関はダメと言われても、理由がですね…」

サッパリ謎なんですけれど…、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「法衣がマズイ場所なのは、まだ分かりますが…」
ブルー 「だからこそだよ、法衣で行くなら裏口だよね」
一同  「「「えっと…?」」」

ますます謎だ、と皆が考え込む中、生徒会長、しれっと。

ブルー 「キースは、とっくに理解してると思うね!」
キース 「…不本意ながら、嫌というほどな!」
Aブルー「そうなのかい?」

ぼくにも意味が不明なんだよ、とソルジャーの割り込み。

Aブルー「キース、説明してくれないかな?」
キース 「断固、断る!」

縁起でもない、とキース君の仏頂面。

キース 「言い出しっぺに聞いてくれ!」
Aブルー「うーん…。ブルー、教えてくれるわけ?」
ブルー 「異世界からのお客様だし、まあ、特別に…」

他のみんなも、よく聞きたまえ、と生徒会長が見回す部屋。

ブルー 「いいかい、坊主が病院に法衣で行くのは…」
シロエ 「マズいんですよね、其処へ法衣で入るって…」

何なんですか、とシロエ君。

シロエ 「おまけに、キース先輩には縁起が悪いとか…」
ブルー 「そりゃ、この上なく悪いだろうねえ…」

病院で、ぼくの出番なんだよ、と生徒会長の笑み。

ブルー 「お経を読むのが、坊主の仕事なわけだし…」
一同  「「「あっ!」」」

もしかして、と閃いた御一同様。

ジョミー「キースに、お経を読みに行くんだ?」
ブルー 「ピンポーン!」

蘇生が無理なら出番だよね、と生徒会長、ニコニコと。

ブルー 「キース、後は任せてくれたまえ!」
シロエ 「骨は拾う、というわけですね…」
Aブルー「なるほどね! フォローは完璧!」

安心してダイブ、と煽ってますけど。
違う気が…。


2024/05/11 (Sat)



☆非日常なイベント


GWを宇宙で過ごした面々、生徒会長宅での週末ですけど。
ソルジャー登場で、キース君がベランダからダイブな案が。

Aブルー「ほら、飛んで! 地面スレスレのスリルだよ!」
キース 「俺には、その手の趣味は無い!」

どちらかと言えばジョミーだろう、とキース君、名指し。

キース 「絶叫マシンが好きな筈だぞ、ダイブもだな…」
ジョミー「ちょ、なんで!?」
シロエ 「似ているからじゃないですか?」

スリルを楽しむという点が…、とシロエ君の他人事な言。

シロエ 「ジョミー先輩、バンジージャンプの一種です!」
サム  「言われてみりゃあ、そうだよなあ…」
スウェナ「命綱が無い、っていうだけだわねえ…」

それにリスクは同じでしょ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「バンジーだって、たまに事故るわよ?」
シロエ 「ですよね、それに比べたら、ベランダは…」
サム  「安全性は高いと思うぜ、なんたって、プロが…」

救助要員でいるんだしよ、とサム君、うんうん、と。

サム  「ついでに、万一、死んじまっても…」
シロエ 「蘇生も、お経も、フォローはバッチリで…」

これは飛ぶしかないヤツですよ、とシロエ君が立てる親指。

シロエ 「ここは華麗に飛んでこそです、ジョミー先輩!」
ジョミー「違うって! 今はキースのターンだから!」
キース 「いや、喜んで譲らせて貰いたい」

お経なら、俺もプロだからな、とキース君の笑み。

キース 「それに、非日常の極みなイベだぞ、コレは」
シロエ 「あー…。普通は、飛んだら死ぬコースですし…」
サム  「ベランダからダイブとか、バンジーでもよ…」

許可が降りねえヤツでねえの、とサム君が眺めるベランダ。

サム  「やっぱ、世間の目とか、あるしよ…」
シロエ 「企画を立てても、お役所とかに叱られそうです」
キース 「まったくだ。やるなら、今がチャンスだぞ」
ジョミー「嫌だってば!」

そんなチャンスは要らないし、と悲鳴ですけど。
さて…?


2024/05/12 (Sun)



☆チャンスは公平に


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
其処へソルジャー、キース君にベランダから飛べと提案が。

Aブルー「ぶっちゃけ、ぼくは、どっちでもいいんだよね」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ダイブな人だよ、キースにこだわる理由もさ…」

特に無いしね、とソルジャーの視線がジョミー君に。

Aブルー「スリルが好きなら、ドンと任せてくれたまえ!」
キース 「よかったな、ジョミー。これで安心だろう?」
ジョミー「その逆だから!」

絶対、嫌だ、とジョミー君の泣き出しそうな顔。

ジョミー「ぼくでも、キースでもいいんだったら…」
Aブルー「他の人でもいいじゃないか、って?」
ジョミー「そう! サムでもいいし、シロエでもいいし…」

マツカでもいいと思うんだよね、とジョミー君、必死。

ジョミー「誰が飛んでも、受け止める人も、お経もさ…」
Aブルー「セットでつくから、かまわない、って?」
ジョミー「実際、そうだし!」

誰でもいいなら、クジで決めるとか…、と絶叫が。

ジョミー「ぶるぅ、ベランダから飛ぶクジ、作ってよ!」
ぶるぅ 「んとんと…。クジって、どんなの?」
ジョミー「何でもいいから、とにかく、クジ引き!」

ベランダから飛ぶチャンスは公平に…、という詭弁。

ジョミー「せっかくのスリルを、ぼくに限定しなくても!」
Aブルー「なるほどねえ…。一理あるかも…」
ジョミー「でしょ? だからクジだよ、クジで当たれば…」

ベランダからダイブのスリルをゲット、とジョミー君の案。

ジョミー「思いっ切りスリリングで、非日常だし!」
サム  「あのなあ…。そんなの、喜ぶヤツはいねえぜ」
シロエ 「まったくです。四の五の言わずに、一思いに…」

ダイブですよ、とシロエ君が指差すベランダの方。

シロエ 「柵を乗り越えて、飛び出しましょう!」
ジョミー「嫌すぎるから!」
Aブルー「もめてるねえ…」

やっぱり公平にすべきかも、と言ってますけど。
クジ…?


2024/05/13 (Mon)



☆場所を変えよう


GWを宇宙で過ごした面々ですけど、その後に戻った日常。
週末の生徒会長宅で愚痴な所へ、ソルジャーが登場でして。

Aブルー「ちょっと聞くけど、非日常が好みなんだよね?」
シロエ 「そうですけれど、ベランダからダイブは…」
サム  「見物するってえならともかく、飛ぶのはよ…」

遠慮しときたいヤツだよな、とサム君、即答。

サム  「バンジーとは、まるで違うんだしよ…」
ジョミー「そうだよ、舞台が違い過ぎだよ!」

ベランダなんて、真面目に通報案件だしね、とジョミー君。

ジョミー「警察とかが来て、飛ぶな、って下から説得で…」
シロエ 「上からも来て、羽交い絞めにされるんですよ」
サム  「飛び降りと間違えられるぜ、マジで」
Aブルー「まあねえ…。だけど、スリルは好きだろう?」

味わいたいと思わないかい、とソルジャーの笑み。

Aブルー「真っ逆様に落ちて、スレスレで救助!」
シロエ 「ですから、その前に警察がですね…」
ジョミー「止めに来るから、ダメだって!」

ぼくが嫌なのとは別件で…、とジョミー君の反論が。

ジョミー「部屋の持ち主にだって、迷惑だしさ…」
キース 「言えてるな。俺が飛んでも、そこは同じだ」

ブルーが事情を聞かれるぞ、とキース君も。

キース 「ぶるぅは、小さな子供だし…」
ジョミー「聞くだけ無駄だ、ってスルーだろうけど…」
Aブルー「ブルーは、ガッツリ聞かれちゃう、と…」

それは確かに厄介かもね、と頷くソルジャー。

Aブルー「だったら、やっぱり、チャンスは公平!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「場所を変えてさ、楽しく飛んでスリルだよ!」

真っ逆様に…、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「ほら、山奥の川に行ったら、高い所に橋がさ…」
シロエ 「まさか、吊り橋から飛び降りろと!?」
Aブルー「ピンポーン!」
キース 「あんた、正気か!?」
Aブルー「当然だよ!」

至って正気で、至って本気、と笑顔ですけど。
吊り橋…?


2024/05/14 (Tue)



☆任せたいダイブ


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅ですが。
其処へ来たソルジャー、高い所からのダイブをプッシュ中。

Aブルー「山奥にある吊り橋だったら、警察とかもさ…」
シロエ 「すぐ来ないとは思いますけど、でもですね…!」

無理すぎますから、とシロエ君、顔面蒼白。

シロエ 「考えただけで寒気がしますよ、真っ逆様とか!」
サム  「俺もだぜ。いけるの、ジョミーくらいでねえの」
ジョミー「ぼくも、無理だし!」

ベランダからと同じ勢いで無理、とジョミー君もガクブル。

ジョミー「飛ぶのはキースでいいよ、キースで!」
シロエ 「ですね、任せておきましょう!」

キース先輩、後はよろしく、とシロエ君、頭をペコリと。

シロエ 「代表選手で、華麗にダイブして下さい!」
キース 「御免蒙る!」

誰が飛ぶか、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「さっきの案でいくべきだろうが、クジ引きで!」
ジョミー「ダメだよ、リスクが高すぎだから!」
サム  「引いちまったら、思いっ切り後がねえもんな…」
シロエ 「キース先輩に任せるべきです、どう考えても!」

元々、そういうキャラですからね、とシロエ君、キッパリ。

シロエ 「ババを引きまくりで、カエル袋とかですよ?」
キース 「しかしだな…!」
Aブルー「オッケー、そこは勝手に決めといてよね」

それよりレジャー、とソルジャーの笑み。

Aブルー「いい季節だし、今年も川遊び!」
シロエ 「吊り橋ダイブは、遠慮させて頂きますから!」
サム  「河原でバーベキューでいいじゃねえかよ」

でもって、ダイブ見物で…、とサム君の案。

サム  「キースが飛ぶのを、河原でよ…」
シロエ 「見上げる趣向なわけですね!」

名案ですよ、とシロエ君、手をポンと。

シロエ 「キース先輩、ダイブで登場して下さい!」
キース 「はあ?」
シロエ 「河原にですよ、バーベキュー会場に!」

お待ちしてます、と笑顔全開ですけど。
吊り橋からダイブ…。


2024/05/15 (Wed)







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☆女王様になれる人


4月の初めは春休みの最中で、生徒会長宅に来ている面々。
マツカ君の別荘でお花見な話に、ソルジャーが妙な提案を。

シロエ 「理屈の方は分かりますけど、意味が不明です!」
サム  「みんなで女王様、って言われてもよ…」
ジョミー「スウェナにしか無理なヤツだよ、ソレ…」
Aブルー「えっ、スウェナって、そうだったのかい!?」

知らなかった、とソルジャーの目が真ん丸に。

Aブルー「そんな所は、まだ見たことが無いからさ…」
シロエ 「そりゃそうでしょうね、学園祭には来ませんし」
キース 「学園祭でも、スウェナはやっていないと思うぞ」
ジョミー「どうだったっけ、入学した年は…」

クラスで劇をしていないかな、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「シンデレラとかなら、女王様もさ…」
キース 「定番なんだが、忘れたのか?」

俺たちのクラス担任を…、とキース君の仏頂面。

キース 「演劇が出来る筈がなかろう!」
ジョミー「あー…。グレイブ先生だったっけ…」
シロエ 「クラス展示しかダメでしたっけね…」

クラスが違ったので忘れてました、とシロエ君。

シロエ 「サム先輩と、ぼくだけは1年A組には…」
サム  「いなかったんだぜ、最初の年は」

今じゃブラックリストだけどよ…、とサム君も。

サム  「んじゃよ、スウェナも女王様ってヤツは…」
スウェナ「やってないわね、ドレスは着たけど…」

後夜祭のイベだったから、とスウェナちゃん。

スウェナ「でも、あの年だけしか着ていないわよ?」
シロエ 「とはいえ、スウェナ先輩にしか…」
ジョミー「女王様の役とか、出来ないよねえ…?」
Aブルー「うーん…」

意外だった、とソルジャー、目をパチクリと。

Aブルー「まさか、スウェナが同類だなんて…」
スウェナ「ちょっと、同類って、何なのよ!」
Aブルー「ぼくの同類に決まってるだろう!」
一同  「「「ええっ!?」」」

何故に同類、と誰もがビックリ仰天ですけど。
同類ですって…?


2024/04/16 (Tue)



☆同類扱いは困る


4月の初めはまだ春休みで、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たソルジャー、マツカ君の別荘のお花見の話で…。

スウェナ「失礼だわね、なんで私が同類なの!?」
シロエ 「ぼくも、違うと思いますけど!」
キース 「俺もだな。全面的にシロエに賛成だ」
ジョミー「ぼくもだよ! サムもマツカも、ブルーもさ…」

ぶるぅも同じ意見じゃないの、とジョミー君。

ジョミー「同類だなんて、スウェナじゃなくっても…」
サム  「言われて嬉しいヤツじゃねえよな、間違いなく」
キース 「同感だ。最上級とまでは言わないが…」

相当な侮辱になる台詞だぞ、とキース君、腕組み。

キース 「スウェナ、この馬鹿はスルーしておけ!」
スウェナ「当然だわよ、やってられないわ!」
Aブルー「あのねえ…。君たちの方こそ、相当に…」

ぼくを侮辱しているんじゃあ…、とソルジャーの言。

Aブルー「同類だったら、ダメなんて!」
キース 「日頃の行いからして、そう思わんか?」
シロエ 「何かいいこと、やったんですか?」

今日までの間に、一つでも…、とシロエ君の鋭い指摘。

シロエ 「お彼岸の時は、確かに下僕でしたけど…」
サム  「追い詰められた結果なんだし、善行とはよ…」
キース 「どう考えても、別物だな」
Aブルー「うーん…。でも、女王様っていうのはさ…」

そういうキャラだと思うんだよね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「決め台詞が、馬におなり、だよ?」
一同  「「「げっ!」」」

女王様というのはソレか、と一同、ドン引き。

キース 「もしかしなくても、あんたが言いたいのは…」
Aブルー「偉くて、怖い女王様だけど?」

まさか、スウェナがそうだなんてね、と感心している人。

Aブルー「人は見た目じゃ分からないねえ、本当に…」
スウェナ「どう転がったら、私が女王様なのよ!」
Aブルー「だって、スウェナにしか無理なヤツだ、って…」

みんなで主張したじゃないか、と言ってますけど。
女王様…。


2024/04/17 (Wed)



☆女王様と乗馬


まだ春休みな4月の初め、生徒会長宅で過ごす面々ですが。
マツカ君の別荘でお花見な話に、ソルジャーが来たわけで。

ジョミー「あのさ、スウェナにしか無理なヤツはさ…」
キース 「正真正銘の女王様の方で、ドレスが必須だ!」
Aブルー「えっ?」

そういう話だったのかい、とソルジャー、目が点。

Aブルー「馬におなりで、鞭を持ってる方じゃなくって…」
シロエ 「そりゃまあ、本物も馬には乗りますし…」
サム  「馬に乗るんなら、鞭も要るけどよ…」

あくまで動物の方の馬な、とサム君が振っている首。

サム  「どうかと思うぜ、脳内のデフォの女王様がよ…」
キース 「怪しげな女王様ではな…」

如何にも、こいつらしい脳味噌だが、とキース君。

キース 「いいか、スウェナは、単に女性というだけだ!」
ジョミー「普通にドレスが着られるんだよ」
シロエ 「他の面子は、着たら女装になりますからね…」
Aブルー「だったら、女王様なキャラというのは…」

君たちの中にはいないのかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「こう、偉そうに、馬におなり、って…」
シロエ 「残念ですけど、いませんから!」
キース 「皆でやろうと言われてもだな…」

謹んで遠慮させて頂く、とキース君の仏頂面。

キース 「第一、相手はキャプテンだろう!?」
Aブルー「だからこそだよ、天然の下僕体質で…」

体格もいいし、馬にピッタリ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「お花見で乗馬も、楽しそうだと思うけど?」
シロエ 「その乗馬って、馬が違うんですよね?」
Aブルー「もちろん、ぼくのハーレイだよ!」

庭も汚れないし、最高だよね、と一人で納得している人。

Aブルー「トイレは、ちゃんと自分で行くから!」
キース 「馬糞の心配など、誰もしていない!」
マツカ 「あのぅ…。馬も御用意しましょうか?」
シロエ 「いいですね!」
Aブルー「ダメだってば!」

女王様の意味が無いじゃないか、と主張ですけど。
えっと…?


2024/04/18 (Thu)



☆馬車もいいよね


4月の初めはまだ春休みで、生徒会長宅で過ごす御一同様。
今年もマツカ君の別荘でお花見、そういう話なんですけど。

Aブルー「本物の馬じゃ、女王様にはなれないし!」
シロエ 「多分、なれると思いますけど?」
キース 「スウェナだったら、立派に務められると思うぞ」

馬子にも衣裳どころではない、とキース君。

キース 「マツカ、衣装も用意出来るんだろう?」
マツカ 「ええ。御希望でしたら、馬車も用意しますよ」
スウェナ「えっ、ホント!? 女王様の馬車?」
マツカ 「女王様でも、シンデレラでも、お好きなのを…」

言って頂ければ手配しますよ、とマツカ君の笑み。

マツカ 「撮影用から、本格的な馬車まで、いけます」
シロエ 「それ、最高じゃないですか!」

ぼくだって乗ってみたいですよ、とシロエ君が乗り出す膝。

シロエ 「本物の馬車に乗れるんだったら、女装します!」
サム  「抜け駆けするなよ、俺だって乗ってみてえしよ」
ジョミー「ぼくも乗りたい! 女装が条件でもいいし!」
キース 「俺もかまわん、ドレスを着るぞ!」

馬車のためなら…、とキース君までが。

キース 「だが、せっかくの花見なんだし、馬車よりは…」
シロエ 「牛車の方が似合いますよね…」
ジョミー「それでもいいよ、十二単でも着ちゃうから!」
マツカ 「分かりました、両方、手配しますね」

馬車も牛車も…、と御曹司、流石な台詞。

マツカ 「ドレスと十二単は、多めに用意しますから」
シロエ 「多め、ですか…?」
マツカ 「お好みの色や、デザインとかが…」

おありでしょうし、と太っ腹な申し出が。

マツカ 「数があったら、似合うのもあると思うんですよ」
キース 「なるほどな…。女装でも、似合いさえすれば…」
シロエ 「美女にも見えるかもですよ!」
サム  「うんうん、女形は、女より綺麗らしいしよ…」
Aブルー「馬車も牛車も、纏めて不可!」

あくまで馬はハーレイだよ、と叫んでますけど。
どうなる…?


2024/04/19 (Fri)



☆馬車に使えそう


まだ春休みな4月の初め、生徒会長宅に来ている御一同様。
マツカ君の別荘でお花見な話を、ソルジャーが妙な方向へ。

Aブルー「馬車や牛車じゃ、ハーレイが馬にならないし!」
シロエ 「それはそうですけど、ぼくたちはですね…」
ジョミー「キャプテンに乗るとか、勘弁だしさ…」

普通に楽しみたいんだよね、とジョミー君。

ジョミー「馬とか牛が引くヤツだったら、普通だし…」
サム  「貴族気分も楽しめるんだし、いいじゃねえかよ」
Aブルー「それより、みんなで女王様だよ!」

絶対、そっちに限るんだから、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「馬はハーレイ、乗るのも、ハーレイの背中!」
シロエ 「そんなイベント、要りませんってば!」
Aブルー「だけど、下僕なイベがいい、って…」

言ってたよね、と食い下がる人。

Aブルー「女王様ごっこは、下僕にピッタリ!」
シロエ 「でもですね…!」
キース 「いや、待て、使えるかもしれん」

要は馬ならいいんだろう、とキース君が顎に当てる手。

キース 「キャプテンは、ガタイがいいからな…」
シロエ 「キース先輩、乗る気ですか!?」
Aブルー「いいねえ、大いに楽しんでくれたまえ!」

最高の鞭を用意するよ、とソルジャー、嬉しそうな顔。

Aブルー「SMショップで、見繕って来る!」
キース 「鞭は恐らく、要らないかと…」

暴走されては困るからな、とキース君の眉間に皺が。

キース 「いくら馬車でも、暴走すれば事故る筈だぞ」
シロエ 「あー…! その方向で馬ですか!」
ジョミー「キャプテンに、馬車を引かせるんだね!」
キース 「正解だ!」

それなら誰も文句は無かろう、とキース君、目がマジ。

キース 「馬で下僕で、馬車を引かせて花見でだな…」
シロエ 「最高ですよ、キース先輩!」
キース 「マツカ、その手の馬車の手配は…」
マツカ 「もちろん出来ます」
Aブルー「ちょっと…!」

なんで馬車馬、と叫ぶ人が若干一名ですけど。
馬車馬…。


2024/04/20 (Sat)



☆馬車に乗りたい


4月の初めはまだ春休みで、生徒会長宅で過ごす御一同様。
マツカ君の別荘でお花見な話が、ソルジャー登場で急展開。

キース 「馬車と言えば、馬が引くものだしな…」
シロエ 「キャプテンが馬の代わりにですね…」
ジョミー「馬車を引いたら、オールオッケー!」

乗れるし、下僕に出来るしさ、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「流石に全員、纏めて乗るのは無理だろうけど…」
キース 「本物の馬車でも、大型だと馬を増やすしな…」
シロエ 「馬が一頭だと、二人くらいが限界でしょうか?」
スウェナ「あら、三人ほどいけるんじゃないの?」

御者が要らないわけだから、とスウェナちゃん。

スウェナ「一頭立てでも、二人くらいは馬車の中でしょ?」
シロエ 「そんな気もしますね、ぼくは詳しくないですが」
キース 「細かいことは、この際、放っておいて、だ…」

要は馬車だ、とキース君の視線がマツカ君に。

キース 「人力で引ける、出来るだけ軽い馬車をだな…」
マツカ 「キャプテン用に手配ですよね、承知しました」
Aブルー「あのねえ…!」

女王様ごっこと言った筈だよ、とソルジャーも必死。

Aブルー「馬車になったら、どうなっちゃうのさ!」
キース 「俺は女装でいいと言ったぞ」
シロエ 「ぼくもです!」
ジョミー「ぼくもだってば、マツカがドレスを用意でさ!」

ぼくに似合うのがあるといいな、とジョミー君。

ジョミー「マツカのセンスに期待だよ!」
サム  「俺もだぜ!」
Aブルー「そうじゃなくって…!」
キース 「やかましい!」

嫌なら来なければよかろうが、とキース君、腕組み。

キース 「あんたも、キャプテンも、ぶるぅもだ!」
Aブルー「そ、そんな…!」

でも…、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「ぶるぅなら、御者をやりたいかもね…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「体重も軽いし、悪戯するのが生き甲斐だしさ…」

似合いのキャラな気がして来たよ、と言ってますけど。
御者…?


2024/04/21 (Sun)



☆乗客でオッケー


まだ春休みな4月の初め、生徒会長宅で過ごす面々ですが。
マツカ君の別荘でお花見な話を、ソルジャーが妙な方向へ。

シロエ 「御者というのは、何なんです?」
キース 「しかも悪戯小僧と言ったな、ぶるぅだと」

カエル袋は序の口の…、と経験者なキース君の苦い顔付き。

キース 「あいつを御者に、と言いたいのか?」
Aブルー「ピンポーン!」

御者には鞭も必須だからね、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「馬車を引いてるハーレイを、こう…」
サム  「鞭で叩きまくるポジションかよ!?」
Aブルー「その他に、何があるというのさ!」

ぶるぅが御者をやるんだから、とソルジャーの言。

Aブルー「鞭を振り振り、馬におなり、と!」
一同  「「「げっ!」」」

悪戯小僧が女王様か、と誰もがガクブル。

シロエ 「あ、あのですね…。ぶるぅの衣装は…」
キース 「網タイツだとか言わんだろうな!?」
Aブルー「うーん…。どうかな、その辺は、ぶるぅのさ…」

好みだよね、と頷いている人。

Aブルー「御者らしい服か、女王様かは、本人次第!」
キース 「そうなると、俺たちは女王様をだ…」

降りていいのか、とキース君の問い。

キース 「ただの乗客でもいいと?」
Aブルー「もちろんだよ!」

それでこそ、ぶるぅが引き立つからね、と笑顔全開。

Aブルー「君たちがドレスじゃ、小さいぶるぅは…」
キース 「目立てないから、客は私服なんだな?」
Aブルー「そう! 制服でもいいくらいだよ!」

女王様は、ぶるぅなんだから、と変わった風向き。

Aブルー「というわけだし、マツカは…」
マツカ 「子供用の服を調達ですね?」

分かりました、とマツカ君、穏やかな笑み。

マツカ 「御者用と、女王様の衣装で手配します」
キース 「女王様のに子供用など、無いと思うが!」
Aブルー「何を言うのさ、マツカだよ?」
マツカ 「お店に無ければ…」

オーダーすればいいんですよ、と流石な台詞。
御曹司…。


2024/04/22 (Mon)



☆女王様な子供服


4月の初めは春休みでして、生徒会長宅で過ごす御一同様。
マツカ君の別荘でお花見な話が、ソルジャー登場で急展開。

Aブルー「ありがとう、マツカ! よろしく頼むよ!」
マツカ 「お任せ下さい。別荘の方へは、いつも通りに…」
Aブルー「マイクロバスだね、その日は空けとくから!」

ハーレイも特別休暇にして…、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「馬車とか、最高のお花見になりそうだよ!」
マツカ 「キャプテンは、災難な気がしますけど…」
Aブルー「いいんだってば、天然の下僕体質だしね!」

じゃあ、楽しみにしてるから、と消えましたけど。

シロエ 「えっと…。女装は免れましたよね…」
キース 「そこは真面目に助かった。ヤバかったしな…」
ジョミー「馬車に乗れるのは、いいんだけどね…」

女装はちょっと…、とジョミー君も。

ジョミー「矛先が逸れて、ホントにラッキー!」
サム  「ぶるぅが一手に引き受けだよなあ、色々とよ…」
シロエ 「悪戯が生き甲斐らしいですから、その点は…」

問題無いと思いますけど…、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「ただ、女王様というのがですね…」
ジョミー「気になるんだよね、やりそうでさ…」
キース 「まったくだ。しかし、子供に、あの衣装はだ…」

どうかという気がするんだが…、とキース君の眉間に皺が。

キース 「マツカ、本気でオーダーなのか?」
マツカ 「もちろんです。さっき、お約束しましたし…」

御者の衣装も、女王様の衣装の方も…、と御曹司。

マツカ 「どっちも、何種類か用意しますよ」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「皆さんのドレスと、理屈の方は同じですよね」

ぶるぅに似合うのがいいでしょう、と人のいい笑み。

マツカ 「御者も女王様も、選んで頂いて…」
キース 「ちょっと待て、御者はともかくだな…」
シロエ 「女王様もですか!?」
マツカ 「そうですけど?」

ロココ調とかありますしね、と言ってますけど。
えっと…?


2024/04/23 (Tue)



☆女王様のタイツ


春休みの最中な4月の初めで、生徒会長宅に来ている面々。
今年もマツカ君の別荘でお花見、ソルジャーが妙な方へと。

キース 「ロココ調だと…?」
シロエ 「マツカ先輩、ロココ調って、何なんですか?」
マツカ 「分かりやすく言うなら、ベルばらですね」

あの時代のドレスがロココ調です、とマツカ君。

マツカ 「女王様の衣装を手配するなら、外せませんよ」
キース 「俺は、違う気がするんだが…?」
シロエ 「ぼくもです。さっきの人が言ってるヤツは…」

多分、網タイツでヤバいヤツです、とシロエ君が顰める顔。

シロエ 「どおりで変だと思いましたよ、用意だなんて…」
キース 「まったくだ。マツカのキャラとも思えないしな」

あんな衣装をオーダーなどと…、とキース君も。

キース 「まあいい、マツカ、そのままで頼む」
シロエ 「ですよね、ロココ調の他にも、こう、色々と…」
マツカ 「えっと…? 網タイツは下着用ですか?」

ドレスだと見えませんけれど、とマツカ君の問い。

マツカ 「ガーターベルトとか、昔は必須でしたから…」
キース 「そう、ソレだ! 網タイツも、その時代には…」
シロエ 「贅沢品だったらしいですしねえ…」

手編みで作るしかないですし、とシロエ君の相槌が。

シロエ 「マツカ先輩、網タイツもですね…」
マツカ 「分かりました、多めに揃えておきます」

子供用で、とマツカ君の温和な笑み。

マツカ 「お花見、楽しんで頂きたいですからね」
キース 「庭は、馬車でも構わないのか?」
マツカ 「砂利の所なら、全く問題ないですよ」
ジョミー「やったあ、今年は馬車でお花見!」

馬と御者が変なだけだよね、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「馬車で桜を見て回れるとか、最高だしさ!」
サム  「うんと楽しもうぜ、人力馬車!」
スウェナ「暴走しないし、安心だわよ」
シロエ 「お花見の日が楽しみです!」

いいお天気になりますように、と願う面々ですけど。
人力馬車…。


2024/04/24 (Wed)



☆選ぶなら女王様


やって来ました、マツカ君の別荘へお花見にお出掛けな日。
朝イチで生徒会長のマンション前に集合、いい天気でして。

シロエ 「おはようございます! お花見日和ですよね」
ジョミー「ホントにね! 馬車に乗るにも、最高だよ!」
??? 「うん、本当に!」

快晴だよね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「ハーレイが馬車を引くには、ピッタリ!」
??? 「雨だと、重くなりそうですしね…」

ぬかるんで…、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

A船長 「車輪をとられてしまいますから、キツそうです」
??? 「んとんと、それでも良かったんだけど…」

馬車だけなら、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)。

Aぶるぅ「御者が頑張る所だもん!」
一同  「「「うっ…」」」

鞭でビシビシ叩くヤツか、と一同、ガクブル。

シロエ 「あのですね…。それは気の毒すぎるのでは…」
Aぶるぅ「ヘタレなんだし、叩いていいの!」

でも…、と悪戯小僧が見上げる青空。

Aぶるぅ「お花見は、お天気がいいのが一番!」
Aブルー「そうなんだよねえ、メインは、お花見だから!」

早く行こうよ、と面子も揃って、マイクロバスで出発。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ マツカの別荘だあ!」
Aぶるぅ「桜、満開!」

わぁーい、と着くなり駆け出すお子様、桟敷の用意が。

ぶるぅ 「やったあ、今年も桟敷でお花見!」
マツカ 「馬車に全員、一度には乗れませんからね」

待ち時間は桟敷でお過ごし下さい、と御曹司。

マツカ 「ぶるぅの衣装も、色々と用意しましたけど…」
Aぶるぅ「もちろん、女王様の服!」
マツカ 「女王様の方が、お好みですか?」

御者用もあるんですけれど、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「御者より、網タイツがいいというわけですね」
Aぶるぅ「そう、女王様には網タイツ!」
Aブルー「よかったね、ぶるぅ」
Aぶるぅ「うんっ!」

網タイツで鞭を振るもんね、と張り切ってますけど。
女王様…。


2024/04/25 (Thu)



☆着替えて女王様


今年もマツカ君の別荘でお花見、マイクロバスでお出掛け。
桜満開の別荘に到着、キャプテンが馬車を引く趣向でして。

マツカ 「馬車は、あちらに御用意しました」
Aブルー「いいねえ、見た目は本格派!」
マツカ 「ええ。でも、人力で引ける程度の重量ですよ」
A船長 「助かります! 覚悟はして来たのですが…」

軽いに越したことはないですからね、とキャプテンの苦笑。

A船長 「そうでなくても、御者がぶるぅなだけに…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 鞭で叩きまくるんだもーん!」
Aブルー「その調子! 早速、着替えて、女王様かな?」
Aぶるぅ「もっちろーん!」

持って来てね、と飛び跳ねている悪戯小僧。

Aぶるぅ「ハーレイと違って、見られてたって平気だし!」
Aブルー「みんなの前でも、素っ裸で着替えられるしね」
Aぶるぅ「そうなの、網タイツ、とっても楽しみ!」
マツカ 「分かりました、すぐに運ばせますよ」

お待ち下さい、とマツカ君、別荘に行って、じきに御帰還。

マツカ 「どうぞ、こちらの箱になります」
使用人A「御者用ですと、この箱で…」
使用人B「女王様用が、こっちに入っております」

山と抱えて持って来た箱、着替え用に敷物も広げまして。

使用人A「では、私どもは失礼いたしますので…」
使用人B「お好きに選んで、お着替え下さい」

では、と姿が消え失せるなり、悪戯小僧がピョンピョンと。

Aぶるぅ「わぁーい、女王様用の箱が一杯!」
マツカ 「網タイツの方も、衣装に合わせてありますよ」
Aぶるぅ「じゃあ、箱の中に入ってるんだね!」
マツカ 「ガーターベルトも、セットです」

タイツに合わせるものですしね、とマツカ君の笑み。

マツカ 「お好みに合えば、いいんですけど…」
Aぶるぅ「女王様なら、なんでもオッケー! …あれっ?」
マツカ 「箱に入っていませんでしたか?」
Aぶるぅ「タイツは、入ってるんだけど…」

女王様の服が入ってないよ、と箱をガサガサ。
無いと…?


2024/04/26 (Fri)



☆改造して王子様


マツカ君の別荘でお花見ですけど、今年は馬車が出る趣向。
キャプテンが引いて、悪戯小僧なぶるぅが御者で、女王様。

マツカ 「女王様の服なら、ちゃんと入っていますけど?」
Aぶるぅ「ドレスしか入っていないもん!」
マツカ 「えっ?」

女王様と言えばドレスですよね、とマツカ君、キョトン。

マツカ 「網タイツは、ドレスの下でしょう?]
Aぶるぅ「違うから!」

そういうヤツじゃないんだってば、と悪戯小僧が抱える頭。

Aぶるぅ「うわぁーん、マツカに通じていなかったあ!」
マツカ 「ドレスの丈が長すぎましたか?」
Aぶるぅ「そうじゃなくって、女王様の服っていうのは…

網タイツが見えて、身体にぴったりフィット、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「馬におなり、って、乗れちゃうヤツで…」
マツカ 「えっと…? 話が全然、見えないんですが…」
キース 「放っておいても、いいと思うぞ」

理解などする必要はない、とキース君、キッパリ。

キース 「要は網タイツが見える服なら、文句なしだな?」
Aぶるぅ「女王様には、網タイツだもん!」
キース 「よし! なら、御者の服を改造しろ!」
一同  「「「は?」」」

改造とは、と誰もが首を傾げてますけど。

キース 「ズボンだ、短パンにすれば解決だ!」
シロエ 「あー! ナイスアイデアです、キース先輩!」
ジョミー「馬車の時代は、男の人、短パンだったしね…」
サム  「うんうん、カボチャパンツってヤツな!」

王子様でいけばいいんでねえの、とサム君も。

サム  「偉そうにしてても、王子様なら当然だしよ…」
スウェナ「昔の王子様なら、タイツだわねえ…」

改造服でいけそうじゃない、とスウェナちゃん。

スウェナ「カボチャパンツで、鞭を振ったらオッケーよ!」
Aぶるぅ「そっか、王子様もいいかもね!」
Aブルー「鞭さえあったら、女王様っぽく出来るしね!」
Aぶるぅ「それにする!」

王子様で鞭を振り回しちゃえ、と跳ねてますけど。
改造服…。


2024/04/27 (Sat)



☆王子様のたしなみ


マツカ君の別荘でのお花見、キャプテンが馬車を引く企画。
悪戯小僧が御者なんですけど、鞭を振りたいわけでして…。

Aぶるぅ「ハーレイを叩きまくっていいなら、王子様!」
Aブルー「うん、いいね! でも、改造は誰が…?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 短パンくらい、すぐだもん!」

御者の衣装を選んでね、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「瞬間移動で家に帰って、改造して来る!」
Aぶるぅ「んとんと…。じゃあ、コレ!」
ぶるぅ 「オッケー、ちょっと待っててねーっ!」

急いで改造! と瞬間移動でパッと消滅。

シロエ 「改造服で、王子様ですか…」
ジョミー「満足なんだし、王子様の方が平和だし…」
スウェナ「断然、王子様だわよ!」
サム  「そうなんだけどよ、王子様って言ったらよ…」

馬車より乗馬の方でねえの、とサム君が眺める立派な馬車。

サム  「行事の時なら、馬車だろうけどよ…」
キース 「普段は違う気がするな…」
シロエ 「馬で遠乗りとか、定番なんじゃないですか?」
ブルー 「昔だったら、常識だよね」

馬に乗って狐狩りとかさ、と生徒会長も。

ブルー 「障害物を越えて走りまくって、颯爽と!」
Aブルー「そうらしいねえ、乗馬の技術を競うんだよね」
ブルー 「落馬するとか、ダメすぎるから…」

王子様なら乗馬は必須、と生徒会長の解説が。

ブルー 「どんな悪路も、馬に乗ったまま、クリアだよ!」
Aぶるぅ「それ、楽しそう!」
一同  「「「は?」」」
Aぶるぅ「乗馬だったら、鞭も使うでしょ?」

御者をやるより、乗馬がいい! と弾ける笑顔。

Aぶるぅ「馬におなり、だって出来るもん!」
Aブルー「いいねえ、王子様だしね!」

女王様に負けていないからさ、とソルジャー、ニコニコと。

Aブルー「馬車より、乗って走らせたまえ!」
A船長 「ま、まさか、障害物とかも…?」
Aぶるぅ「そだよ、飛び越えて走ってね!」

庭石、一杯あるもんね、と悪戯小僧の輝く瞳。
越えろと…?


2024/04/28 (Sun)



☆四つん這いで走れ


マツカ君の別荘でお花見ですけど、馬車の企画は白紙撤回。
鞭を振りたい悪戯小僧、キャプテンで乗馬をするそうで…。

Aぶるぅ「えっとね、障害物って、池もそうなの?」
シロエ 「池は違うと思いますけど…」
キース 「戦場だったら、池も越えてゆくわけだがな」

馬が乗り物だった時代は…、とキース君が眺める庭池。

キース 「甲冑姿で馬を泳がせて、海も渡ってだ…」
ジョミー「あー、でもって弓も使うんだっけね」
サム  「船の上の的を射るってヤツな!」
Aブルー「なるほど、池も泳いで渡れ、と…」

いいと思うよ、とソルジャーの笑み。

Aブルー「つまり、庭をくまなく走って、泳いで…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 技を磨くんだもんね!」

王子様なら乗馬だもん、と悪戯小僧もピョンピョンと。

Aぶるぅ「あっ、ぶるぅが帰って来たみたい!」
ぶるぅ 「お待たせ、短パンにしてきたよーっ!」
Aぶるぅ「わぁーい、着替える!」

ハーレイの馬に乗るんだもんね、と景気よく脱いで着替え。

Aぶるぅ「えとえと、網タイツを履いて、っと…」
ぶるぅ 「ガーターベルトも忘れないでね!」
Aぶるぅ「もっちろーん! はい、着替え完了!」

王子様だあ! と胸を張る悪戯小僧。

Aぶるぅ「ハーレイ、用意出来たし、馬になってね!」
A船長 「まだ、昼食も済んでませんが…」
Aぶるぅ「お昼の前に軽く走って、慣らさなきゃ!」

そこの道だけ、と指差す別荘の庭にある小道。

Aぶるぅ「一往復するから、馬におなり!」
一同  「「「うわー…」」」

始まった、と皆がドン引き、キャプテンは四つん這いに。

A船長 「分かりました、どうぞ、お乗り下さい」
Aぶるぅ「うんっ!」

さあ、走れ! と王子様が振り上げる鞭。

Aぶるぅ「ハーレイ、発進!」
A船長 「はいっ!」
Aぶるぅ「走って、走って、もっと急いで!」
A船長 「承知してます、王子様!」

全て殿下の仰せのままに、と走ってますけど。
下僕体質…。


2024/04/29 (Mon)



☆増やしたい障害物


マツカ君の別荘でお花見、キャプテンが馬になっている今。
悪戯小僧が王子様だそうで、鞭を振って庭の小道を走行中。

Aぶるぅ「もっと、もっと! もっと早くってば!」
A船長 「かしこまりました!」

全力で、と走る背中を、悪戯小僧が鞭でピシピシ。

Aぶるぅ「向きを変えたら、大急ぎで元の所までーっ!」
A船長 「了解です!」
Aぶるぅ「走れ、走れーっ!」

全力疾走で小道を往復、息を切らして戻ったキャプテン。

Aぶるぅ「ゴールイン! 慣らし、オッケー!」
A船長 「はい、頑張らせて頂きました!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 乗馬、最高!」

お昼が済んだら、庭で障害物をクリア、と悪戯小僧の笑顔。

Aぶるぅ「障害物、もっと増やしてもいい?」
一同  「「「は?」」」
Aぶるぅ「乗馬の技を磨きたいから、ハードルとかも…」

設置出来ると嬉しいな、と注文が。

Aぶるぅ「なんて言うんだっけ、垣根だったっけ…?」
マツカ 「竹垣だとか、そういうのですね?」

いいですよ、とマツカ君、即答。

マツカ 「庭師さんがいますし、お食事の間に…」
Aブルー「設置なんだね、じゃあ、ハーレイは…」

垣根も越えて走るわけだ、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「しかも、ぶるぅを乗っけてね!」
Aぶるぅ「そうなの、落馬しないように頑張っちゃう!」
A船長 「あの…。四つん這いのままで飛び越えろと…?」

無理ゲーですよ、とキャプテン、顔面蒼白。

A船長 「そこまでのパワーは、私には…」
Aブルー「大丈夫! サイオンで補助してあげるから!」
Aぶるぅ「わぁーい、高い垣根も飛び越えられそう!」

というわけで、豪華な昼食の間に、垣根がドーンと。

Aぶるぅ「いくよ、ハーレイ、馬におなり!」
A船長 「垣根も池も、越えてみせます!」
Aブルー「補助は任せてくれたまえ!」
Aぶるぅ「ハーレイ、華麗に飛び越えてね!」

振り落とすのもダメ、と疾走中ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2024/04/30 (Tue)



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☆春休みに無いもの


さて、4月。シャングリラ学園は、まだ春休みの真っ最中。
生徒会長宅に来ている面々、のんびりしているわけでして。

シロエ 「いいですよねえ、春休みって」
ジョミー「だよね、お花見なんかも行けちゃうし…」
サム  「美味い飯だって食いに行けるし、宿題もよ…」

出ねえだなんて最高だよな、とサム君の相槌。

サム  「俺たち、特別生ってヤツだし、宿題とかはよ…」
スウェナ「本来、しなくていい筈なのよね…」
ジョミー「そう聞いてるのに、ぼくたちは、ずっと…」

宿題、ガッツリあるんだよね、とジョミー君の深い溜息。

ジョミー「そりゃ、出さなくても、叱られないけど…」
サム  「嫌味はキッチリ言われるもんなあ…」
シロエ 「諸君、いい御身分だな、って定番ですよね…」

お約束になっていますから、とシロエ君も。

シロエ 「グレイブ先生、アレを言うのが生き甲斐ですよ」
ジョミー「うん、分かる…。でも、宿題をやるのもさ…」

だるいもんね、とジョミー君が広げる両手。

ジョミー「だから毎回、出さずに終わって、嫌味なんだよ」
サム  「仕方ねえけど、やる気もねえしよ…」
キース 「俺は、やる気はあるんだが…」

致命的に時間が無い、とキース君の仏頂面。

キース 「副住職と二足の草鞋は、キツイしな…」
シロエ 「夏休みとか、ただでも無理ゲーですしね…」

卒塔婆書きで…、とシロエ君。

シロエ 「アレをこなして宿題までとか、不可能ですよ」
キース 「まったくだ。俺が何人いても足りんな」
ジョミー「でもさ、キースが宿題、やらないお蔭でさ…」
サム  「俺たちもマジで助かってるぜ」

他にやるヤツ、いねえもんな、とサム君が立てる親指。

サム  「なんだかんだで、シロエもやらねえしよ…」
シロエ 「当たり前です、貴重な長期休暇ですよ?」
ジョミー「機械弄りにピッタリだよね」
シロエ 「そうなんですけど、遊ぶのも…」

とても大事なことですから、とニッコリと。
学生ですしね?


2024/04/01 (Mon)



☆人生が変わった人


まだ春休みなシャン学メンバー、生徒会長宅で、のんびり。
宿題が無いのが最高ですけど、あっても出さない面々で…。

ジョミー「そう、遊び! ソレも大事な仕事だもんね!」
シロエ 「遊びもしないで過ごすだなんて、身体にも…」

精神的にも良くないですよ、とシロエ君。

シロエ 「春休みの残りを遊び倒して、その後もですね…」
サム  「遊ぶべきだと俺も思うぜ」
スウェナ「特別生でなくても、遊び要素が満載だものね」

新年度がスタートする時は、とスウェナちゃんも。

スウェナ「新入生歓迎のイベント、てんこ盛りでしょ?」
ジョミー「ぼくたちも、アレで出会ったわけだし…」
シロエ 「そうなんですよね、ぶるぅのお部屋に招待で…」

そこから人生、うんと大きく変わりましたよ、という声が。

シロエ 「アレが無ければ、ぼくは今頃、研究者ですよ」
ジョミー「ぼくだと、普通に会社員かな?」
サム  「俺もそうだと思うんだけどよ、キースはよ…」

今と変わり映えしそうにねえな、とサム君、うんうん、と。

サム  「副住職でよ、月参りに追われまくってよ…」
キース 「いや、その線は無いと思うが?」

あそこで出会っていなければ…、とキース君。

キース 「ブルーに出会う展開も無いし、坊主には…」
ジョミー「あー、そうか、なっていないんだ!」
シロエ 「キッチリ家出で、法律家になるんでしたよね?」

元老寺の跡継ぎは放棄して…、とシロエ君、クスッと。

シロエ 「学費からして、思いっ切り苦労しそうですけど」
キース 「苦学生なのはガチだったろうな…」
ジョミー「人生、変わって良かったよねえ?」

余計なオマケもついて来たけど、とジョミー君。

ジョミー「お彼岸の度に、例のキノコの法要でさ…」
シロエ 「でも、この前のは完全勝利を収めましたし…」
サム  「下僕つきで宴会だったしよ…」
キース 「毎回、ああだと有難いんだが…」

どうなるやら、と数珠レットを繰っていますけど。
さて…?


2024/04/02 (Tue)



☆懲りたらしいです


4月の頭は春休み中で、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
ぶるぅのお部屋で人生が変わった、という話題になって…。

シロエ 「あー…。この前だけになるんでしょうねえ…」
ジョミー「そうそう勝てるわけがないよね…」
サム  「でもよ、相当、懲りたんでねえの?」

あれから姿を見掛けねえしよ、とサム君が眺める窓の外。

サム  「いつもだったら、とっくに押しかけて来てよ…」
キース 「花見に繰り出していやがるな…」

桜が早めに咲く所から、とキース君も。

キース 「アルテメシアよりも先な、花見の名所へ…」
ジョミー「なんだかんだで、飲み食いしに来てるよね…」
シロエ 「ぼくたちが行こうとしてたら、もう確実に…」

押し掛けて来るヤツでしたっけ、とシロエ君。

シロエ 「確かに、今年は来ていませんよね」
スウェナ「そうねえ、すっかり忘れてたけど…」
キース 「俺もだな。存在自体を、綺麗サッパリ」
ジョミー「忘れたくなるのが普通だよ、アレ…」

下僕は楽しかったけどさ、とジョミー君、回想モード。

ジョミー「キースが一番偉いってことで、ぼくたちも…」
サム  「偉いキースのお友達、ってポジションでよ…」
シロエ 「好き放題に、こき使ってましたもんねえ…」

料理の取り分け、他にも色々…、とシロエ君も楽しそう。

シロエ 「もし逆らったら、例の仏様が大惨事ですし…」
サム  「餓鬼になるんじゃ、たまらねえよな」
ジョミー「あの手は、二度と使えないかな?」
キース 「無理だと思うぞ、いくらあいつでも…」

学習能力はあるからな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「そうそう、引っ掛からないかと…」
ジョミー「やっぱ、無理かあ…」

お花見でも下僕にしたいけどね、とジョミー君。

ジョミー「マツカの別荘、今年も豪華な料理の筈で…」
マツカ 「ええ、まだ先になりますけどね」
シロエ 「マツカ先輩、感謝です!」

でも、例の人も来そうですし、という声が。
そりゃねえ…?


2024/04/03 (Wed)



☆両立出来ないイベ


まだ春休みな4月の最初で、生徒会長宅で過ごす御一同様。
今年もマツカ君の別荘でお花見、そういう話が出ましたが。

キース 「あの馬鹿が来ないと、助かるんだが…」
ジョミー「キース、毎回、ババだもんねえ…」
キース 「ああ、勝てたのは、この前だけで…」

花見では手も足も出せんだろうな、とキース君の仏頂面。

キース 「迷惑なキノコは、花見の席には無関係だし…」
サム  「脅す方法、ねえもんなあ…」
シロエ 「お花見と法要、両立なんかは不可能ですしね」

真逆なイベなわけですから、とシロエ君の相槌。

シロエ 「お祭り騒ぎと、抹香臭い法要ですし…」
ジョミー「法要の後は、宴会、セットものなんだけど…」
サム  「この前が、まさにソレだったけどよ…」

花見の後に法要はねえし、とサム君も。

サム  「法要の後に、花見に行くのも顰蹙だしよ…」
シロエ 「そう…ですか?」
キース 「例の仏様だと、全員、私服で法要なんだが…」

普通の法要を考えてみろ、と副住職。

キース 「喪服で行くのが、お約束だぞ?」
サム  「だよなあ、ガチで仏事だしよ…」
ジョミー「帰りに、ちょっとお花見でも、って思っても…」

お花見な人に迷惑だよね、とジョミー君、想像した様子。

ジョミー「喪服の団体様が来るとか、盛り下がるヤツで…」
サム  「花見気分が吹っ飛ぶぜ、マジで」
シロエ 「そうでしょうけど、お彼岸の法要に行く人も…」

喪服ですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「お寺でやるヤツ、喪服は必須でしょうか?」
サム  「あー、ソレな!」

違うんでねえの、と僧籍な人。

サム  「通りすがりでも、行けるんだよな?」
キース 「それは可能だ」

土産はお渡し出来ないが…、とキース君、即答。

キース 「なにしろ数に限りがあるし…」
シロエ 「お土産のある人、喪服ですか?」
キース 「いや、飛び入りの人も含めて、服装は…」

特に指定はしていない、と言ってますけど。
自由だと…?


2024/04/04 (Thu)



☆法要に出る服装


4月の最初は春休み中でして、生徒会長宅に来ている面々。
マツカ君の別荘でのお花見はまだ先、けれど話題はお花見。

ジョミー「お彼岸の法要って、服装、自由なわけ?」
キース 「ある程度、常識を守って貰えれば…」

私服で全く問題無いな、と副住職の答え。

キース 「喪服というのは、弔う仏様が一人とか…」
ブルー 「先に亡くなった御先祖様の誰かと、セットで…」

菩提を弔う時だけだよね、と生徒会長、いえ、銀青様も。

ブルー 「お彼岸の場合は、纏めて大勢、法要だから…」
キース 「亡くなった方を悼む部分は、ほぼ無いわけだ」
ジョミー「あー…。それで喪服は要らないんだ?」
キース 「そうなるな。流石に、あまりに派手な服装は…」

控えて頂かないと困るが…、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「それ以外なら、平服でお越し頂くことも…」
ブルー 「充分、可能になるってこと!」

TシャツにGパンならオッケーだよね、と生徒会長の言。

ブルー 「短パンは、ちょっと問題が…」
キース 「きちんとした服で、いらっしゃる方に失礼で…」

顰蹙を買う恐れがな…、と副住職も。

キース 「そういった点に注意していれば、服は何でも…」
ブルー 「構わないのが、お彼岸だよ」

落慶法要とかだと、また違うけど、と説明が。

ブルー 「そっち系だと、来賓とかもあるからね」
キース 「改まった服装で来て頂くのが、寺の常識だな」

そもそも飛び入り参加も不可だ、とキース君。

キース 「お彼岸だったら、誰でも参列して頂けるが…」
シロエ 「お土産が無いというだけですよね」
キース 「事前に言って頂かないと、注文しないし…」

数が足りなくなるわけだ、と副住職の真面目な顔。

キース 「だが、法要に来て頂くのは…」
シロエ 「自由で、喪服じゃないんですよね?」
キース 「そうなるが、何か?」
シロエ 「いえ、平服でいいんなら…」

お花見だって行けますよね、と質問が。
どういう意味…?


2024/04/05 (Fri)



☆おめでたい法要


4月の頭はまだ春休みで、生徒会長宅に来ている御一同様。
マツカ君の別荘でのお花見が楽しみ、そういう話ですけど。

キース 「花見というのは、何なんだ?」
シロエ 「さっき、ジョミー先輩が言ってたヤツですよ」

お花見している所へ喪服の団体様です、とシロエ君。

シロエ 「そんなのが来たら、盛り下がりますよね?」
キース 「坊主としては複雑なんだが、そうなるな…」

喪服なだけで引かれるわけで…、とキース君の複雑な顔。

キース 「歓迎されないことは確かで、間違いなくて…」
シロエ 「そうでしょう? でも、私服なら…」

法要の帰りでもバレませんよね、とシロエ君が立てる指。

シロエ 「抹香臭い所で法要をしても、外に出た後は…」
サム  「そうそう匂いは残らねえよなあ…」
ジョミー「だよねえ、外なら風もあるしさ」

すぐに消えるよ、とジョミー君も。

ジョミー「でもさ、ぼくの話と、どう繋がるわけ?」
シロエ 「簡単ですよ、お花見の席を法要に仕立てれば…」

キース先輩が偉くなれそうです、とシロエ君、目がマジ。

シロエ 「例の人より立場が上なら、この前みたいに…」
サム  「あー、下僕にして宴会な!」
シロエ 「ナイスな案だと思いませんか?」

そうすれば全員、安泰ですよ、とニッコリと。

シロエ 「マツカ先輩の別荘で、お花見の前に…」
ジョミー「キースが法要、すればいいんだ?」
サム  「うんうん、ナイスなヤツだぜ、ソレ!」

でもよ…、とサム君が傾げる首。

サム  「法要だったら、何か弔うモノがねえとよ…」
シロエ 「そうでもないって、キース先輩が…」

言ったばかりじゃありませんか、とシロエ君の輝く笑顔。

シロエ 「落慶法要とかなら、弔うわけじゃないですよ?」
サム  「そういや、アレはお祝いする方だよなあ…」
キース 「めでたい系の法要になるな」
シロエ 「そっち系の法要、出来ませんか?」

マツカ先輩の別荘で…、と言ってますけど。
お花見で…?


2024/04/06 (Sat)



☆休めない入学式


まだ春休みな4月の初めは、生徒会長宅でのんびりな面々。
今年もマツカ君の別荘でお花見、そういう計画ですけれど。

キース 「めでたい系の法要をしろ、と?」
シロエ 「いいと思うんですけれど…」
サム  「キース、ナイスな法要、ねえのかよ?」

花見でやるのにピッタリなヤツ、とサム君も乗り気。

サム  「キースだって、偉くなれるんだしよ…」
ジョミー「誰かさんを下僕に出来るしさ…」
スウェナ「プロなら、何か考えるべきよ!」
キース 「しかしだな…」

どう考えても時期が合わんのだ、とキース君の深い溜息。

キース 「入学式とガチで被るし、休めんぞ」
ジョミー「えっ、休むって…。学校を?」
キース 「今の流れで、学校の他に何があるんだ?」

今年は4月8日の筈だ、とキース君が眺めるカレンダー。

キース 「いくら俺たちが特別生でも、入学式だけは…」
シロエ 「休めませんよね、欠席届けも無効にされて」
サム  「無効以前に、受け付けねえってヤツだろ、ソレ」
スウェナ「そうよね、その場で却下だわよ」

いい御身分とか、そういう前に、とスウェナちゃんも。

スウェナ「入学式に欠席するとか、絶対に無理よ」
ブルー 「そうでもないけど、君たちは、まだ…」

入学してから日が浅いしね、と生徒会長の苦笑。

ブルー 「在籍年数が長い場合は、出なくても…」
サム  「問題ねえって言うのかよ?」
ブルー 「ジルベール、見かけたことがあるかな?」
一同  「「「あー…」」」

言われてみれば、と誰もが納得。

シロエ 「いましたっけね、欠席大王…」
ジョミー「入学式でも、欠席だよね…」
ブルー 「あれくらいになれば、許されるんだよ」

入学式をスルーしても、と生徒会長の解説が。

ブルー 「とはいえ、君たちは、その境地には…」
シロエ 「達してませんね、まるで全く…」
キース 「ほら見ろ、休みが取れない以上は…」

めでたい法要は無理なんだ、とバッサリですけど。
えっと…?


2024/04/07 (Sun)



☆入学式の日のイベ


4月の頭はまだ春休みで、生徒会長宅に来ている御一同様。
マツカ君の別荘でお花見な話が、法要と結び付きまして…。

シロエ 「おめでたい法要と、入学式って何の話です?」
スウェナ「休めないと、なんで無理なのよ?」

入学式の日に何があるの、とスウェナちゃんの問い。

スウェナ「特に行事は無い筈だわよね?」
シロエ 「イースターなら、とっくに終わってますし…」
マツカ 「今年は早めな年でしたしね」

3月31日でした、とマツカ君も。

マツカ 「この国では、あまり聞きませんけど…」
ジョミー「キリスト教が強い国だと、お祭りだよね」
サム  「ウサギと卵の祭りだよなあ、ウチの学校でも…」

エッグハントをパクってるよな、とサム君、うんうん、と。

サム  「入学式の関連イベだし、イースターは抜きでよ」
シロエ 「ですね、エッグハントも色々ありましたっけ…」

ぼくたちの時は…、とシロエ君が始める回想。

シロエ 「ぶるぅが卵に化けていたのを、探しましたよね」
キース 「あったな、アレで催涙スプレーを…」
ジョミー「ぶるぅにかけて、スタンガンもさ…」
サム  「かましたんだっけな、キースがよ」

ブツはマツカの持ち物でよ…、とサム君も懐かしそうな顔。

サム  「ぶるぅをMAX怒らせちまって、賞品が…」
シロエ 「パアでしたっけね、旅行券…」
ぶるぅ 「だって、酷い目に遭ったんだもん!」

無効にしたくなっちゃうでしょ、と嘆き節なお子様。

ぶるぅ 「あんなことされると思ってないし…」
キース 「悪かった! まるで悪気は無かったんだが…」
シロエ 「今から思えば、キース先輩の疫病仏って…」

デフォ装備かもしれませんね、とシロエ君の苦笑。

シロエ 「出会ってから日が浅い間に、アレですよ?」
サム  「かもなあ、旅行券がパアだなんてよ…」
キース 「そうなるのか?」
シロエ 「知りませんけど、法要は…」

入学式の日だと何故ダメなんです、と質問が。
何があると…?


2024/04/08 (Mon)



☆お坊さんなら必須


まだ春休みな4月の初めは、生徒会長宅な面々ですけれど。
今年もマツカ君の別荘でお花見、それと法要を繋げるとか。

キース 「入学式の日だと、漏れなく不可ではないぞ」
シロエ 「すると、問題は日取りですね?」

入学式そのものとは別件で…、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「入学式の日は、ほぼ決まってますけど…」
ジョミー「イースターほどには動かないけど、ある程度…」
サム  「前後するよなあ、その年の曜日と連動でよ」

土日に式はやらねえから、とサム君、うんうん、と。

サム  「だったらアレかよ、今年の日付がアウトとか?」
キース 「ズバリそうだが、気付かないのか?」
サム  「えっ、俺?」

何に気付けって言うんだよ、とサム君、キョトン。

サム  「何があるとも聞いてねえしよ、キースもよ…」
スウェナ「入学式は欠席だなんて、聞いてないわよ?」

お寺の行事なら休めるわよね、とスウェナちゃんの指摘が。

スウェナ「副住職の仕事だったら、休める筈よ?」
サム  「そうだろ、何も言ってはいねえんだしよ…」
ジョミー「黙って休むってことも無いよね?」
シロエ 「その筈ですけど、友達枠だと、欠席届けは…」

不要ですよ、とシロエ君。

シロエ 「当日に来たら、いないってことはあるかもです」
サム  「あー…。そっちかもなあ、んで、何なんだよ?」

俺に話を振るなんてよ、とサム君の問い。

サム  「俺の取柄って、僧籍ってトコだけなんだぜ?」
キース 「だから話を振ったんだ!」

4月8日は何の日だった、とキース君の問い返し。

キース 「まさか、知らないとは言わんだろうな?」
サム  「ちょ、マジで!?」

覚えがねえし、とサム君、ワタワタ。

サム  「行事があるなら、俺も覚えがある筈で…」
キース 「それはそうだが、元老寺でやっていなくても…」
ブルー 「必須の知識なんだけれどね?」

君も坊主の端くれならば、と銀青様の仰せですけど。
必須だと…?


2024/04/09 (Tue)



☆お花見にピッタリ


4月の頭はまだ春休みで、生徒会長宅に来ている御一同様。
今年もマツカ君へお花見にお出掛け、そういう話ですけど。

サム  「マジかよ、坊主には必須ってか!?」
キース 「僧籍なだけのヤツには、無理かもしれないが…」
ブルー 「幼稚園児でも知ってることだよ、幼稚園次第で」

お寺が経営しているとかさ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「ぼくとキースの宗派にしたって、4月8日は…」
キース 「璃母恩院だと、ちゃんと法要をするんだぞ?」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「ああ。熱心な信者さんだと、お参りに…」

お出掛けになる方も多いが、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「もっとも、中には、時期的に…」
ブルー 「お参り半分、お花見半分、っていう人も…」

いないわけではないけどね、と銀青様の苦笑い。

ブルー 「なんと言っても、名前通りに花の頃でさ…」
キース 「境内の桜も見頃になって、アルテメシアも…」

満開な場所が増えるからな、と副住職。

キース 「ここまで言ったら、坊主だったら…」
ブルー 「閃いて欲しくなるけどねえ…」
サム  「花と花見で、どうしろって?」

まるで浮かんで来ねえんだけど、とサム君、泣きそう。

サム  「もっとヒントはねえのかよ?」
キース 「ヒントも何も、ズバリ言ったぞ」
ブルー 「そのものを口にしてたわけでさ、花なんだよ?」

花祭りは知っているだろう、と銀青様のツッコミが。

ブルー 「フラワーパークとかのと違って、ガチなヤツ!」
サム  「あー…。そういえば、アレは4月8日で…」
キース 「分かったか! お釈迦様のお誕生日でだ…」

おめでたいに決まっているだろうが、とキース君の言。

キース 「だからアレなら、ピッタリなんだが…」
シロエ 「誕生日だと、日付は動かせませんね…」
サム  「どうしようもねえよな…」
キース 「こればかりはな…」

最高にめでたい法要なのに、と嘆いてますけど。
日が固定…。


2024/04/10 (Wed)



☆下僕は御免な人


まだ春休みな4月の頭、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
マツカ君の別荘でお花見なイベを、法要と結び付けたい件。

シロエ 「惜しいですねえ、花祭り…」
キース 「まったくだ。アレなら堂々と法要が出来て…」
ブルー 「おめでたさだって、法要の中ではピカイチで…」

落慶法要とかには及ばないけどね、と銀青様も悔しそう。

ブルー 「キースが仕切るには、持って来いでさ…」
キース 「あの馬鹿より、偉くなれるのに…」
ジョミー「なんで今年は、入学式と重なったかなあ…」
??? 「重なってて、ぼくは助かったけど!」

危なかった、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「下僕なんかは、二度と御免だし!」
一同  「「「げっ!」」」

急に来るな、と一同、硬直。

シロエ 「何処から湧いて出たんです!?」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間から!」

なにしろ昨夜は遅かったしね、とソルジャー、あくび。

Aブルー「ノルディと桜の名所に出掛けて、夜桜で…」
キース 「宴会で深酒、帰った途端に爆睡だな?」
Aブルー「ううん、ぼくのハーレイにも、豪華弁当を…」

ノルディが用意してくれててさ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「もちろん、ぶるぅの分もあったし、また宴会!」
シロエ 「アフターだったわけですね…」
Aブルー「ピンポーン! でもって、宴会の後は…」

大人の時間で、ガッツリ夜更かし、と嫌すぎる台詞。

Aブルー「ハーレイ、お酒が入ってるから、大胆でねえ!」
ブルー 「退場!」

直ぐに帰ってくれたまえ、と生徒会長が指差す扉。

ブルー 「どうせ帰っても、お花見の時は来るんだし!」
Aブルー「そのお花見だよ、下僕だなんて困るから!」

ぼくの面子が丸潰れ、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「ハーレイを尻に敷けないじゃないか!」
シロエ 「言われてみれば、そうですね…」
キース 「下僕ではなあ…」

尻に敷かれる方になるよな、と誰もが納得。
下僕ですしね…?


2024/04/11 (Thu)



☆押し付けたい人


4月の頭は春休みでして、生徒会長宅に来ている御一同様。
マツカ君の別荘でお花見なヤツを、法要に結び付けたい件。

Aブルー「お彼岸の時は、ハーレイ、不在だったしさ…」
キース 「下僕な立ち位置でも、良かったんだな?」
Aブルー「不本意だけど、そういうコト!」

だけど、お花見では絶対ダメ、とソルジャー、グッと拳を。

Aブルー「同じ下僕なら、ハーレイがやるべきだから!」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。

キース 「まさか、下僕を…」
Aブルー「ぼくのハーレイに、押し付けるんだよ!」
シロエ 「ちょ、押し付けって…。マジですか!?」

そんなことをしていいんですか、とシロエ君の質問が。

シロエ 「酷すぎる気がするんですけど!」
サム  「だよなあ、お彼岸のよりもキツそうだぜ?」

花見で宴会なんだしよ…、とサム君も。

サム  「料理は多いし、仕事の方も増えるんでねえの?」
ジョミー「そもそも、会場が広すぎるって!」

お彼岸の法要と違ってさ、とジョミー君が見回す部屋。

ジョミー「あの時は会場、此処だったし…」
スウェナ「キッチンへ走って行くにしたって、近いわよ」
シロエ 「会長の家が広いと言っても、庭は無いですし…」
サム  「マツカの別荘で花見となったら、厨房はよ…」

庭の向こうで、しかも見えねえヤツでねえの、という指摘。

サム  「お客様には、舞台裏とか、見せねえし…」
マツカ 「どうしても裏手になりますよね」

厨房の場所は…、と御曹司。

マツカ 「其処から如何に早く運ぶかが、大切です」
シロエ 「料理が冷めない内にですね」

保温容器とかは使えないんでしょうね、とシロエ君。

シロエ 「それこそ、無粋になりますし…」
マツカ 「昔ながらの、箱程度ですね」
ジョミー「ほらね、料理を運ぶ距離だけでもさ…」
サム  「半端ねえってヤツだよなあ…」

それで下僕とか、地獄じゃねえか、と言ってますけど。
キツそう…。


2024/04/12 (Fri)



☆耐性がゼロな人


まだ春休みな4月の初めは、生徒会長宅な面々ですけれど。
マツカ君の別荘でお花見なイベを、法要に繋げたかった件。

Aブルー「そりゃまあ、地獄かもだけど…」
シロエ 「自分でなければ気にしない、ってヤツですね?」

例えばキース先輩だとか…、とシロエ君が挙げる例。

シロエ 「もっとも、キース先輩の場合は、普段から…」
ジョミー「下僕だしねえ、ババを引くから」
サム  「ぶるぅに踏まれてカエル袋とか、序の口で…」

火だるまショーまであったもんな、とサム君も。

サム  「だからキースに振るんだったら、まだしもよ…」
シロエ 「キャプテンというのは、酷すぎませんか?」

そもそも耐性ナッシングです、とシロエ君。

シロエ 「キース先輩なら、散々、やっていますから…」
スウェナ「多少ハードな仕事になっても、こなすわよね?」
キース 「おい、お前たち!」

この流れだと、俺に来るじゃないか、とキース君の仏頂面。

キース 「我こそは、と引き受ける猛者はいないのか!」
ジョミー「普通、いないと思うけど?」
サム  「いるわけねえよな、指名だったら知らねえけど」

かと言って、指名されてもよ…、とサム君が振っている首。

サム  「まあ、全力で逃亡なわけで、スルーってな!」
シロエ 「当然ですよ、ぼくも逃亡あるのみです!」

お花見は、またの機会でいいです、とシロエ君、目がマジ。

シロエ 「下僕よりかは、来年の桜に賭けますね」
ジョミー「だよねえ、欠席すればオッケー!」
Aブルー「ダメダメ、そんな寂しいお花見とかは!」

それくらいなら、下僕を用意、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「今回は、ぼくのハーレイで!」
シロエ 「あのですね…」

さっきも言いましたけど、とシロエ君の苦い顔付き。

シロエ 「気の毒すぎです、耐性ゼロで!」
Aブルー「ああ、耐性ならバッチリだって!」
一同  「「「はあ?」」」

あるわけなかろう、と誰もがキョトンですけど。
マジで…?


2024/04/13 (Sat)



☆下僕ではダメな職


4月の初めはまだ春休みでして、生徒会長宅な面々ですが。
マツカ君の別荘でお花見と法要を繋ぐ話が、下僕な方へと。

シロエ 「どう転がったら、耐性バッチリになるんです!」
ジョミー「ゼロって言うなら、分かるんだけどさ…」
サム  「バッチリってことはねえだろ、マジで」

なんて言ってもキャプテンだしよ、とサム君の言。

サム  「船で一番、偉い立場に近いんでねえの?」
スウェナ「ソルジャーはともかく、船なんだものね…」
シロエ 「下僕なんかじゃ務まりませんよ!」

TPOにもよるでしょうが…、とシロエ君。

シロエ 「多少だったら、部下を立てるんでしょうけど…」
サム  「どっちかっていやあ、使う方でよ…」
ジョミー「顎で、ってトコまでいかなくっても、貫録が…」

大事だよね、とジョミー君も。

ジョミー「下僕耐性バッチリだなんて、違うと思うよ」
シロエ 「サム先輩が言った通りに、使わなきゃです!」

部下を下僕で使わないと…、とシロエ君が立てる人差し指。

シロエ 「キャプテンが下僕になる船なんて、信頼性が…」
サム  「低くなるよな、大丈夫か、って感じでよ…」
キース 「まったくだ。俺なら、そんな情けない船は…」

出来れば乗せられたくはないな、とキース君の苦い顔付き。

キース 「船と命運を共にするのが、船長だぞ?」
シロエ 「沈む時にも、最後まで残ると聞きますしねえ…」
ブルー 「そう言われてるね、脱出するなら、一番最後!」

そういう意味では、下僕かもだけど…、と生徒会長も。

ブルー 「命を捨てて、他の皆さんの踏み台なわけで…」
シロエ 「そうですけれど、ドッシリ構えて貰わないと…」

安心できませんからね、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「下僕耐性があるような人じゃ、怖すぎますよ」
サム  「沈む時でも、陣頭指揮を執ってこそだぜ」
キース 「威厳に満ち溢れていてくれないとな…」

現場がパニックになってしまうぞ、という声が。
下僕ではねえ…。


2024/04/14 (Sun)



☆素質があるらしい人


まだ春休みなのが4月の初めで、生徒会長宅で過ごす面々。
マツカ君の別荘で今年もお花見な話ですけど、下僕が問題。

Aブルー「威厳はあると思うんだけどね、ハーレイもさ」
シロエ 「あるのが普通で、当然でしょう!」
キース 「何処から下僕耐性なのか、真面目に分からん」

まるで想像出来んのだが…、とキース君が傾げる首。

キース 「しかも、威厳はあるんだな?」
Aブルー「それはもう! でもねえ、ぼくの前ではさ…」

ヘタレMAXなのは知ってるだろう、とソルジャーの言。

Aブルー「そうでなくても、見られていると意気消沈で…」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「分かってるってば、単に説明してるだけ!」

ぼくに対しては、とことん下僕な所がね、と威張り返る人。

Aブルー「逆らえないし、言うなりだしさ…」
シロエ 「言われてみれば、そういう部分が多いですよね」
サム  「うんうん、尻に敷かれているってヤツだよな」
ジョミー「確かに、下僕に似ているかもね…」

対象が限定されてるだけで…、とジョミー君も。

ジョミー「もしかしなくても、天然だとか?」
サム  「あるかもなあ…。キースよりかは、素質がよ…」
シロエ 「備わってるという気がしますよね」
Aブルー「ピンポーン!」

生まれついての気質なら上、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「だから、下僕にもってこいだよ!」
キース 「俺の代わりに、やらせる気か?」
Aブルー「そう! せっかくのイベントだしさ…」

みんなで女王様になろう、と妙な台詞が。

Aブルー「今年のお花見は、女王様だよ!」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「今、女王様、って言いましたか?」
Aブルー「言ったけど、それがどうかしたと?」
シロエ 「何なんですか、女王様って?」
Aブルー「決まってるだろう、下僕がいるんなら…」

女王様だっているわけだよね、と言ってますけど。
えっと…?


2024/04/15 (Mon)




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☆未知の料理で宴会


明日は雛祭りという土曜ですけど、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャー乱入で話がズレて、お彼岸の法要と料理の方へ。

キース 「こいつだったら、料理人の機嫌を損ねるのは…」
ジョミー「楽勝だよね、いつもの調子でいいんだし!」
サム  「うんうん、マイペースに突っ走るだけでよ…」
シロエ 「地雷な発言をするんですよね、ナチュラルに!」

もう思いっ切り無自覚に…、とシロエ君。

シロエ 「料理人さんがキレかけていても、続くんですよ」
スウェナ「キレても、きっと止まらないわよ」

無自覚だもの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「額に青筋ビキビキだろうが、喋り続けるのよ」
サム  「絶対やるよな、ガチでそういうイベ発生だぜ」
ジョミー「どんな料理が出来るのかな?」
シロエ 「分かりませんけど、失敗は発明の母ですし…」

きっと絶品な料理ですよ、とシロエ君の笑み。

シロエ 「楽しみですよね、お彼岸のアフター!」
一同  「「「イイネ!」」」

未知の美味しい料理の宴、と盛り上がっている御一同様。

ジョミー「食材は魚って所までしか、まだ謎でさ…」
サム  「ミステリーツアーじゃなくて、クッキングな?」
シロエ 「まさにソレです、どんなのでしょうね?」
キース 「俺も正直、楽しみではある」

法要は全く嬉しくないが…、とキース君までが。

キース 「まあ、当日の料理は、マツカの家だし…」
サム  「法要だけ我慢して勤め上げたら、アフターだぜ」
キース 「ぶるぅの腕で料理を再現、此処で宴会だな?」
ジョミー「そう! ホント、ワクワクして来るよ!」

お彼岸のミステリー・クッキング、とジョミー君。

ジョミー「アフターの日は、後で決めるんだよね?」
サム  「そりゃ、法要が終わらねえとよ…」
シロエ 「料理自体が謎なんですから、再現も何も…」
ぶるぅ 「そだね、お料理、出来てからだね」
Aブルー「あのねえ…!」

なんでそういう方向に、と叫んでますけど。
さあ…?


2024/03/16 (Sat)



☆道連れだそうです


雛祭りを明日に控えた土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーが乱入、お彼岸の法要を持ち出しましたけれど。

Aブルー「どうして、ぼくが料理人とサシになるわけ!?」
キース 「俺が、お膳料だけで失礼するからだが?」
ブルー 「ぼくとぶるぅは、マツカの家で食べたいし…」

居残る義務は無いわけでね、と生徒会長、しれっと。

ブルー 「キースにしたって、法要の後の宴会はさ…」
キース 「出席しろとは言われてないしな、本山からも」
Aブルー「酷すぎるから! おまけに、アフターなんて…」

ぼくがババを引く前提じゃないか、とソルジャーの文句が。

Aブルー「料理人を怒らせて、仕返しされるわけだろう?」
キース 「それはそうだが、ワンチャン、美味い料理が…」
シロエ 「出来るかもですし、アフターはですね…」

その場合だけ発生するんですよ、とシロエ君。

シロエ 「不味い料理になった時には、不要なイベです」
サム  「爆死級のヤツなら、必要ねえもんなあ…」
ジョミー「そんな料理は勘弁だしね…」

料理人さんの狙い通りに不味いヤツ、とジョミー君も。

ジョミー「つまり、アフターが嫌だったらさ…」
シロエ 「爆死エンドで回避出来ます!」

吐くほど不味い料理とかで…、とシロエ君が立てる親指。

シロエ 「それを狙っていって下さい!」
一同  「「「イイネ!」」」
Aブルー「良くないから! 旅は道連れだから!」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と一同、キョトン。

キース 「おい、旅というのは何なんだ?」
Aブルー「お彼岸だよ!」

君が言ってる本来の意味、とソルジャー、威張り返り。

Aブルー「お浄土に思いを馳せる日だよねえ、お中日は?」
キース 「その通りだが、旅と、どう結び付くと?」
Aブルー「お浄土への旅の一里塚だと思うんだよ!」
キース 「それはまあ…」
Aブルー「だから、みんなで…」

揃って一歩踏み出そうよ、と言ってますけど。
道連れ…?


2024/03/17 (Sun)



☆お浄土を目指して


明日は雛祭りな土曜ですけど、生徒会長宅に集う御一同様。
其処へ乱入して来たソルジャー、お彼岸の法要を計画中で。

キース 「おい。みんな揃って、というのは、まさか…」
シロエ 「出ろって言うんじゃないでしょうね?」
Aブルー「ピンポーン!」

みんな揃って旅に出ようよ、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「お浄土に向かって、一歩、踏み出さないと!」
一同  「「「げっ!」」」

嫌すぎる、と一同、ドン引き。

シロエ 「そんな道連れは御免ですから!」
サム  「俺も勘弁して欲しいぜ!」
ジョミー「ぼくだって!」
スウェナ「お浄土なんか、もっと先でいいのよ!」

出遅れた方がいいくらいでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「その方が、長生き出来るってものよ!」
シロエ 「確かに、遅いほどいいですよねえ…」
Aブルー「何を言うかな、人生、一寸先は闇ってね!」

明日、事故るかもしれないし…、とソルジャーの鋭い指摘。

Aブルー「あの時、修行を積んでおけば、と思っても…」
キース 「手遅れなのは、俺も否定はしない」

日頃の心がけは大事だ、と副住職も。

キース 「こうなったのも何かの縁だし、此処は揃って…」
Aブルー「法要だよ!」

マツカの家の御馳走は、またの機会に、と纏めにかかる人。

Aブルー「というわけでね、ぶるぅ、魚の仕入れの方を…」
ぶるぅ 「えとえと、仕出しを頼むお店は?」
Aブルー「あー…。何処にしようかな?」
マツカ 「よろしかったら、手配しますけど…」

出張料理が出来るお店を、とマツカ君の申し出が。

マツカ 「プロの料理人が来てくれますよ」
一同  「「「イイネ!」」」

それでいこう、と拳を突き上げる御一同様。

ジョミー「料理だけでも豪華だったら、マシだから!」
シロエ 「法要疲れも癒えますよ!」
サム  「この際、食って食いまくろうぜ!」
Aブルー「オッケー!」

和食の店が良さそうだよね、と言ってますけど。
法要ですしね…。


2024/03/18 (Mon)



☆御馳走のためなら


雛祭りを明日に控えた土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャー乱入で決まってしまった、お彼岸の法要ですが。

Aブルー「どうかな、キース、やっぱり和食?」
キース 「法要の定番ではあるな」
マツカ 「分かりました、和食の店で手配しておきます」
ぶるぅ 「んとんと、料理人さんが来るの、朝から?」

法要のお食事、お昼だもんね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「仕入れるお魚、ぶっつけ本番だと悪いから…」
マツカ 「そうですね。献立も考えておきたいでしょうし」
ぶるぅ 「じゃあ、何のお魚がいいか、聞いておいてね!」
シロエ 「注文に合わせて仕入れられるんですか?」

何が獲れるか、謎なのでは…、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「そりゃ、ある程度は狙っていくでしょうけど…」
ぶるぅ 「大丈夫! そのお魚が獲れた船を探して…」

仕入れに行けばいいんだもーん! と得意満面。

ぶるぅ 「サイオンを使えば、ちゃんと分かるし!」
サム  「あー…。漁船、幾つも約束してあるわけな?」
ぶるぅ 「そうなの、欲しいお魚、色々だしね!」

仕入れは全然、問題無し! と頼もしい言葉。

ぶるぅ 「プロの料理人さんのお料理、楽しみ!」
Aブルー「ぼくもだよ! マツカ、よろしく!」
マツカ 「ええ。法要の方は、キースのお仕事ですけどね」
キース 「仕方ない。美味い料理のためだと思って…」

俺も頑張ることにするか、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「お前たちも、ちゃんと出席するんだぞ?」
一同  「「「オッケー!」」」

美味しい料理のためならば、と満場一致で出席決定。

ジョミー「豪華料理で法要、いいよね!」
Aブルー「逆だから!」

メインは法要なんだからね、と顔を顰める人。

Aブルー「きちんと務めて欲しいんだけど…」
シロエ 「分かってますって!」
ジョミー「法要が済まないと、料理が出て来ないしね!」

ちゃんとやるから、と料理が期待されるお彼岸。
どうなる…?


2024/03/19 (Tue)



☆仕込みは朝イチで


やって来ました、春のお彼岸。今年は3月20日がお中日。
ソルジャーが頼んだ法要の日で、朝から生徒会長宅に集合。

シロエ 「おはようございます! いよいよですね!」
ジョミー「産直の魚で、プロの料理人さんの料理だよ!」
サム  「天気もいいしよ、最高の法要日和だよなあ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お魚、仕入れてあるよ!」

暗い内に漁船に行って来たの、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「料理人さんに渡してあるから、期待しててね!」
スウェナ「あら、料理人さん、もう来ているの?」
ぶるぅ 「そだよ、仕込みは朝イチが基本!」

お昼に出す料理だったらね、とニッコリと。

ぶるぅ 「食材を揃えて、下ごしらえとか、色々と…」
マツカ 「しておかないといけませんしね」

料理人さんの朝は早いですよ、とマツカ君も。

マツカ 「魚の仕入れが朝イチですから、まず魚を見て…」
ぶるぅ 「どう使うかを決めていくものなの!」
シロエ 「えっ? 献立は決まっているんでしょう?」
サム  「使い方も決まっているんでねえの?」

その場で考えなくてもよ、とサム君の問い。

サム  「どう使うかっていうのは、何なんだよ?」
ぶるぅ 「そのまんまだよ、美味しくお料理するには…」
マツカ 「一工夫するのが肝らしいですよ」

お刺身にしても…、とマツカ君。

マツカ 「切り方ひとつで、舌触りが変わって来ますから」
ぶるぅ 「どう切ろうかなあ、って考えなきゃで…」

お料理だったら、下味とかも、と説明が。

ぶるぅ 「お塩の量とか、大事なんだよ?」
マツカ 「そう聞きますよね、ぼくには無理な世界です」
Aブルー「ぼくなんか、もっと無理だしね!」

作れるものはアイスくらい、と出て来たソルジャー。

Aブルー「みんな、料理に期待で早く来たって?」
シロエ 「違いますから!」
サム  「遅刻とかしたら、キースがよ…」
ジョミー「怖いもんね…」

怒鳴られるしさ、とジョミー君が竦める肩。
確かに…。


2024/03/20 (Wed)



☆法要の主役は


春のお彼岸はスッポンタケの法要、朝イチで生徒会長宅へ。
ソルジャーも早々にやって来まして、料理人さんも朝イチ。

Aブルー「遅刻するとキースが怖いって…。でも…」
シロエ 「まだ来ていない、と言いたいんでしょう?」
Aブルー「そうだよ、ぼくより遅いだなんて!」

なんで重役出勤なのさ、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「もっと早めに来てくれないと!」
サム  「坊主は、最後に来るモンだぜ?」
ジョミー「だよねえ、主役みたいなものなんだしさ」
Aブルー「えっ? 今日の主役は、スッポンタケで…」

ぼくだって主役クラスの筈で…、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「なにしろ、今日の料理を御馳走するのもさ…」
シロエ 「ぼくだ、と威張りたいわけですね?」
Aブルー「決まってるだろう!」

実際、その通りなんだから、とソルジャーの不満そうな顔。

Aブルー「キースの方が主役だなんて、有り得ないから!」
サム  「違うと思うぜ、法要の後の料理はよ…」
シロエ 「本来、お坊さんへの、おもてなしだと思います」

ぼくたちは、そのお相伴ですよ、とシロエ君。

シロエ 「ですから、お坊さんが食べずに帰る場合には…」
サム  「お膳料を包んで渡すモンでよ…」
ブルー 「うん、本当は、その場で直接、渡さないでさ…」

後で、お寺まで届けるもので…、と銀青様も。

ブルー 「正式なヤツは、そっちになるね」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「当たり前だよ、お膳料なんだし、済んでから!」

お相伴する皆さん方のお食事が…、と解説が。

ブルー 「つまり、主役はキースなんだよ」
Aブルー「そうなるわけ…?」

それじゃスッポンタケの立場は、とソルジャー、愕然。

Aブルー「もしかして、キースより立ち位置が下だとか?」
ブルー 「当然、下になるけれど?」
Aブルー「嘘だろ、上になる筈だろう!」
ブルー 「下だから!」

考えてみれば分かるだろう、と言ってますけど。
下になると…?


2024/03/21 (Thu)



☆誰でも同じなら


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に全員集合。
料理人さんもソルジャーも到着ですけど、キース君が未着。

Aブルー「スッポンタケの方が、上だってば!」
ブルー 「それじゃ聞くけど、なんで、キースが法要を?」
Aブルー「もちろん、スッポンタケのためだよ!」

お浄土に功徳を積んでくれるんだろう、とソルジャーの言。

Aブルー「素晴らしい仏様になれますように、って!」
ブルー 「正解! だったら、キースの役目は何だい?」
Aブルー「法要で功徳を積むことだよね!」

当然、立場は下じゃないか、とソルジャー、威張り返り。

Aブルー「キースがスッポンタケに奉仕で、法要で…」
ブルー 「うん、奉仕するのも間違いないけれど…」

誰がやっても同じなのかな、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「キースの代わりに、サムがやるとか…」
Aブルー「えっ? サムは見習い中だろう?」
ブルー 「ジョミーでもいいし、シロエでもいいね!」

誰がやっても同じならね、と銀青様が見回す部屋の中。

ブルー 「マツカだろうが、スウェナだろうが…」
サム  「オッケーってことになるよな、ソレ…」
ブルー 「奉仕するだけで、功徳を積めるんならね!」

どうなんだい、と生徒会長、ズズイと。

ブルー 「一度、シロエに頼むかい?」
シロエ 「お経なんか、ぼくは知りませんから!」
ブルー 「いいんだってば、お経は本来、読むもので…」

暗記じゃなくて一種の朗読だよ、と銀青様の説明が。

ブルー 「法要の時に、キースも本を置いてるだろう?」
シロエ 「そういえば…。アレって、カンペですか?」

見ながら唱えているわけですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「キース先輩、まさか覚えていないとか…?」
ブルー 「それは無いけど、読んでいくのが作法だし…」
サム  「棚経とかだと、持ってねえけど…」
ブルー 「読めばいいんだよ、経本を!」

読むくらいは充分、出来るしね、との仰せですけど。
やれと…?


2024/03/22 (Fri)



☆バイトでやる人


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
キース君以外は揃ってますけど、ソルジャーが唱えた不満。

シロエ 「読めばいいからって、ぼくが読むんですか!?」
ブルー 「誰がやっても同じなんだし、問題無し!」

バイト料を出してもいいよ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「高校生に相応しい額になるけどね」
サム  「あー…。キースだったら、高いよなあ…」
ジョミー「バイトじゃなくって、本職だしね…」
ブルー 「ぼくがやったら、もっと高いよ?」

何故、そうなるかが問題だよね、と生徒会長、ニンマリと。

ブルー 「どうするんだい、シロエがやるなら…」
スウェナ「バイト料は、ブルーが出すわけね?」
ブルー 「1時間分の時給で済むしね、お膳料だって…」

シロエだと必要ないわけだしさ、と極上の笑み。

ブルー 「法要は、せいぜい1時間だし…」
サム  「一番安いお札で済むよな、マジで」
ブルー 「お釣りを貰っても、いいくらいだしね!」

どうする、シロエ、と生徒会長の問い。

ブルー 「バイト料を貰って、やってみる?」
シロエ 「そうですねえ…。バイト料よりは、その人の…」

反応ってヤツが見たいですしね、とシロエ君が立てる親指。

シロエ 「やってみますよ、キース先輩、来てませんから」
サム  「おっ、やるわけな?」
ジョミー「でもさ、法衣とか、持っていないんじゃあ…?」
ブルー 「大丈夫! やるなら、借りて来るからさ!」

ジャストサイズの法衣とかを、と生徒会長の頼もしい言葉。

ブルー 「シロエくらいのサイズだったら…」
サム  「ツテがあるのかよ?」
ブルー 「大抵のお寺は、中学までに息子を起用で…」

法衣とかも作るものだからね、と誰もが納得の理由。

ブルー 「頼めば、一式、揃うってこと!」
シロエ 「分かりました、それでお願いします!」
Aブルー「えっ、ちょっと…!」

シロエな方向で進んでいないかい、と慌ててますけど。
問題でも…?


2024/03/23 (Sat)



☆カンペで法要を


春のお彼岸はスッポンタケの法要でして、お坊さんが必須。
キース君の重役出勤にソルジャーが文句で、立ち位置な話。

シロエ 「ぼくだと、何か困ることでもありますか?」
Aブルー「困るに決まっているだろう!」

カンペな素人が法要なんて…、とソルジャー、ワタワタ。

Aブルー「スッポンタケのためにならないじゃないか!」
シロエ 「その点だったら、大丈夫です!」

きちんと唱えておきますから、とシロエ君、ニッコリと。

シロエ 「今日の法要が誰のためかは、唱えますよね?」
ブルー 「もちろんだよ。お経の本にはなっていなくて…」
サム  「巻物だよなあ、キースが用意して来るヤツ」
ブルー 「そう! でもねえ、あれも名前のトコだけ…」

書き換えて使う仕様なんだよ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「スッポンタケには命日がないけど、命日もさ…」
サム  「普通は書き込んであるんだよな?」
ブルー 「うん、命日の部分も書き換えだよね」

その巻物なら持ってるから、と生徒会長の笑み。

ブルー 「ちゃんと書き換えて、シロエに渡すよ」
シロエ 「ありがとうございます! それと法衣と…」
ブルー 「袈裟とかだよねえ、ぶるぅ、お使い、頼める?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 何処のお寺まで?」

シロエのサイズだと何処のお寺、と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「袈裟も上等のを借りたいし…」
ブルー 「何処にしようかな、えっと…?」
Aブルー「勝手に話を進めないでよ!」

カンペで借り物のシロエじゃ嫌だ、とソルジャーの悲鳴。

Aブルー「それくらいなら、ブルーに頼んだ方がマシ!」
ブルー 「……マシだって?」
サム  「マシとか言ったぜ、銀青様に向かってよ…」

失礼にも程があるんでねえの、とサム君の渋面。

サム  「ブルーよりも上な坊主は、いねえんだせ?」
スウェナ「失礼すぎよね…」
シロエ 「やっぱり、この際…」

ぼくで充分じゃないでしょうか、とシロエ君の声。
ですよねえ…?


2024/03/24 (Sun)



☆お使いのついでに


春のお彼岸はスッポンタケの法要ですけど、もめている今。
キース君の立ち位置の話に、ソルジャーが文句をつけた件。

サム  「マジでシロエでいいと思うぜ」
ジョミー「だよね、カンペと借り物で充分だってば」
ブルー 「ぼくも大いに賛成だね!」

もう頼まれてもやらないから、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「ぶるぅ、法衣を借りに行って来て!」
ぶるぅ 「オッケー、行先、決まったの?」
ブルー 「ほら、美味しいクッキーのお店の近くの…」
ぶるぅ 「分かったあ! ついでにクッキーも…」

せっかくだから買って来る! と元気な返事。

ぶるぅ 「あそこの、ホントに美味しいもんね!」
シロエ 「そうなんですか?」
ぶるぅ 「うんっ! お店で焼いてて、開くのも早いの!」

焼きたてが買える時間だよね、とピョンピョンピョン。

ぶるぅ 「熱々だから、紙袋に入れてくれるんだよ!」
ブルー 「その日の内に食べ切れる量を買うのが、通だね」
ぶるぅ 「湿っちゃったら、台無しだもん!」
サム  「聞いただけでも美味そうだよなあ、期待だぜ!」

シロエのバイトにも期待だけどよ、とサム君もワクワク。

サム  「シロエ、カンペで頑張れよ!」
シロエ 「もちろんです! キース先輩には負けません!」
キース 「はあ?」
一同  「「「へ?」」」

いつの間に、と皆の視線がキース君に。

シロエ 「キース先輩、いつ来たんです!?」
キース 「クッキーの話の所からだが…」

まるで話が見えなくてな、とキース君が傾げる首。

キース 「クッキーを売るのに、カンペなのか?」
シロエ 「えっと…?」
キース 「第一、俺は菓子屋でバイトは…」

一度もしてはいないんだが、とキース君。

キース 「なのに、売り上げで勝負と言われても…」
シロエ 「違います、クッキーの店は、お寺の隣で…」
サム  「坊主のスキルが問題でよ…」
キース 「スキル?」

坊主のか、と怪訝そうな顔ですけど。
どう言えば…?


2024/03/25 (Mon)



☆代わりでよろしく


春のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君も到着ですが。
シロエ君がバイトで導師をやるとか、そんな話が展開中で。

キース 「スキルも何も、シロエは坊主の資格なんぞは…」
サム  「持ってねえから、勝負ってことになっててよ…」
スウェナ「カンペは、お経を読むトコなのよ」

クッキーを売るわけじゃないのよね、とスウェナちゃん。

スウェナ「誰が読んでも同じだから、って言う人がいて…」
キース 「お経をか?」
シロエ 「そうなんですけど、カンペでいいなら…」

ぼくでも、充分、務まりますよ、とシロエ君の笑み。

シロエ 「バイト料だって、貰えるんです!」
キース 「イマイチ、理屈が分からないんだが…」
ジョミー「要は、シロエがやるってこと!」

キースは何もしなくていいわけ、とジョミー君の説明が。

ジョミー「たまには休んで、法要の後は御馳走で!」
サム  「そうだぜ、ゆっくりしていけよな」
シロエ 「家に帰ったら、アドス和尚の手伝いでしょう?」
キース 「あー…。親父に顎で使われるよりは…」

シロエの法要の方が楽だな、とキース君、納得。

キース 「何か知らんが、よろしく頼む」
シロエ 「はい! 任せて下さい、キース先輩!」

功徳を積める気はしませんけどね、とシロエ君の苦笑い。

シロエ 「なにしろ無資格、無免許ですし…」
キース 「待て、功徳を積むというのは、何だ?」
シロエ 「法要ですよ、スッポンタケの分をですね…」

お経を読んで積むわけでしょう、とシロエ君。

シロエ 「ぼくがカンペで読んでみたって、その辺は…」
キース 「なるほど、確かに積めはしないな」
Aブルー「えっ、やっぱり!?」

シロエじゃ役に立たないってこと、とソルジャーの問い。

Aブルー「お経を読んでも、スッポンタケには…」
キース 「何の効き目も無いと思うが?」
Aブルー「困るから!」
シロエ 「でもですね…」

キース先輩は偉くないんでしょう、と言ってますけど。
どうなる…?


2024/03/26 (Tue)



☆クッキーもいいね


春のお彼岸はスッポンタケの法要、けれど導師が問題な今。
シロエ君がバイトでやる展開で、キース君は参列という話。

キース 「俺が偉くないとは、何の話だ?」
シロエ 「その人が、さっき言ったんですよ」
サム  「法要の主役は誰なのか、ってことになってよ…」
ジョミー「例の迷惑な仏様だ、って言い出してさ…」

そこからキースの立ち位置になるわけ、とジョミー君。

ジョミー「主役なんだし、キースより立場が上らしいよ?」
キース 「あのキノコがか!?」
シロエ 「ええ。ですから、キース先輩の重役出勤は…」

有り得ないという話なんです、とシロエ君も。

シロエ 「キース先輩は、奉仕するのが仕事だそうで…」
スウェナ「早く来るのが当然だ、って主張するのよ」
キース 「なるほどな…。なんとも酷い言われようだが…」

シロエは何処から出て来たんだ、とキース君の問い。

キース 「俺は大して偉くないから、シロエでも、と…?」
シロエ 「誰がやっても、効果は同じだそうですし…」
ジョミー「シロエに白羽の矢だったんだよ」

僧籍でさえないもんね、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「ただの素人をチョイスだってば!」
キース 「素人だけに、カンペでお経を読むんだな?」
シロエ 「法衣とか袈裟は、バッチリです!」

本職のをお借りしますから、とシロエ君、爽やかな笑顔。

シロエ 「借りに行くついでに、クッキーなんです」
サム  「寺の近くで、美味いのを売ってるらしいぜ」
ぶるぅ 「そうなの、今の時間なら焼き立てだよ!」
キース 「いい話だな、法要の前に菓子を出すのは…」

寺でやるなら、定番中の定番で…、と副住職。

キース 「参列なさる皆様用に、お茶とお菓子を用意だな」
ジョミー「それを焼き立てクッキーなんだ?」
キース 「ああ。お出しするには、ピッタリで…」
一同  「「「イイネ!」」」
Aブルー「よくないから!」

カンペで借り物のシロエなんて、と悲鳴ですけど。
さて…?


2024/03/27 (Wed)



☆お膳が出ないと


春のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君も到着ですが。
法要はシロエ君がやる方向で、キース君も賛同している今。

キース 「法要の前にお出しする菓子は、和菓子とは…」
ぶるぅ 「決まってるわけじゃないもんね!」

クッキーで問題ないと思うの! と家事万能なお子様も。

ぶるぅ 「シロエがやるなら、クッキーだよね!」
シロエ 「じゃあ、クッキーでお願いします」

それと法衣や袈裟ですよね、とシロエ君。

シロエ 「着付けの方も、手伝って欲しいんですけど…」
ぶるぅ 「もっちろ~ん!」
キース 「それは俺がやる。俺の代わりに迷惑な仏様を…」

弔ってくれるわけだしな、とキース君、親指をグッと。

キース 「それから、コレも渡しておかないと…」
シロエ 「あっ、戒名を書いた巻物ですね?」
キース 「よく知っているな、こいつが必須アイテムだ」
シロエ 「いえ、聞いたばかりで…」

何処で読んだらいいんですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「お経の本に載っているんでしょうか?」
キース 「いや、載っていない。俺が付箋をつけるから…」

その箇所が来たら読み上げておけ、と副住職。

キース 「本当は細かい所作があるんだが、いいだろう」
シロエ 「所作ですか?」
キース 「お供えのお膳を供養して、仏様にだな…」

差し上げるんだが、パスで構わん、とアドバイスが。

キース 「どうせ素人が真似した所で、効果はゼロだしな」
シロエ 「了解です!」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

功徳どころか、お膳も無し、とソルジャー、真っ青。

Aブルー「お膳が無いと、どうなるわけ!?」
キース 「どうもならんが?」

仏様が飢えるだけだ、とキース君、しれっと。

キース 「出る筈の飯が、出ないんだしな」
Aブルー「食事抜き!?」
キース 「ああ。施餓鬼も無しになるわけで…」
Aブルー「施餓鬼?」
キース 「仏様に、飯は重要なんだ」

飢えると餓鬼になるんだぞ、と真顔ですけど。
えっと…?


2024/03/28 (Thu)



☆餓鬼になりそう


スッポンタケの法要ですけど、今回はシロエ君がやるとか。
法衣や袈裟は借りて来るわけで、素人さんのバイトでして。

Aブルー「餓鬼って、なに…?」
キース 「平たく言えば、水も食う物も無い仏様だな」

食おうとすると、食い物も水も火になるそうだ、と副住職。

キース 「そのせいで常に飢えているから、餓鬼なんだ」
Aブルー「クソガキのガキとは、違うわけ…?」
キース 「恐らく、語源になった方だな」

飢えた鬼と書いて餓鬼と読む、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「法要の時は、お膳を供養して、餓鬼にもだ…」
ブルー 「振る舞うことになっているんだよ」
キース 「つまり、お膳の供養が出来ないシロエだと…」
シロエ 「餓鬼にお裾分け、無理ですよねえ…」

どうなるんです、とシロエ君も気になる様子。

シロエ 「例の仏様も、食事は抜きになりますし…」
キース 「餓鬼の仲間入りをしないといいな」
ジョミー「それって、勧誘、来るのかな?」

餓鬼が誘いに来るだとか…、とジョミー君、興味津々。

ジョミー「仲間が増えると、賑やかだしね!」
サム  「かもなあ、今まで御馳走三昧していたヤツが…」
スウェナ「飢えてる方に転落するとか、楽しいわよねえ…」

それは誘いに来るヤツだわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「でもって、餓鬼の仲間入りよね!」
Aブルー「嫌すぎるから!」
キース 「しかし、シロエが所作を真似ても…」
ブルー 「何の役にも立たないんだし…」

餓鬼道に落ちるしか無いだろうね、と銀青様も目がマジ。

ブルー 「まあ、落ちた場合も、お念仏をさ…」
キース 「しっかり唱えて貰いさえすれば、救われるしな」
ブルー 「次のチャンスは棚経だよね」

お盆にピッタリのイベントだよ、と銀青様の仰せ。

ブルー 「地獄から救い出すんだし!」
キース 「そうだな、それまで待ってくれれば…」
Aブルー「お盆!?」

お盆は夏のイベじゃないか、と叫んでますけど。
夏ですよねえ…。


2024/03/29 (Fri)



☆ヨイショする人


春のお彼岸はスッポンタケの法要、今回はシロエ君が担当。
借り物の法衣と袈裟でバイトで、キース君は参列ですけど。

Aブルー「餓鬼になったら、夏までそのまま!?」
キース 「そういうことだな、嫌なら、別途、法要を…」
ブルー 「頼むしかないねえ、資格のある人に」

ぼくは謹んで断るけれど、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「キースも、多分、断るだろうし…」
キース 「当然だ! あのキノコの方が偉いだなどと…」

言われて誰が引き受けるか、とキース君の仏頂面。

キース 「シロエ、かまわんから、もう始めてくれ」
シロエ 「袈裟と法衣が、まだなんですよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 急いで借りて来る!」

それとクッキー、と瞬間移動で消えたお子様。

Aブルー「ちょ、ちょっと!」
ジョミー「あれっ?」
サム  「なんで、あいつまで消えるんだよ?」

お使いは、ぶるぅだけなんじゃあ…、とザワついてますが。

ぶるぅ 「痛い、首とか掴まないでよ!」
Aブルー「急ぐからだよ!」

手遅れになったら大変だから、と縺れるように戻った二名。

Aブルー「ホント、シロエじゃ嫌すぎるから!」
シロエ 「えっ、連れ戻して来たんですか!?」
ぶるぅ 「そうなの、マッハでぶつかって来て!」

マッハどころじゃないんだけどね、と涙ポロポロ。

ぶるぅ 「瞬間移動で追突するとか、反則だから!」
Aブルー「だけど、それしか手が無かったし!」

行先の手がかりゼロだったしね、と言い訳が。

Aブルー「とにかく、今日の法要は、キース!」
キース 「俺は偉くはないそうだが?」
Aブルー「偉いから!」

もう神様で仏様で…、とソルジャー、必死の形相。

Aブルー「今日の法要、ヨイショするから!」
キース 「ほう…。なら、下僕でもいいんだな?」
Aブルー「もちろんだよ!」
キース 「よし、こいつが下僕で宴会だ!」
一同  「「「イイネ!」」」

豪華料理で下僕付きだ、と大歓声。
こき使う、と…?


2024/03/30 (Sat)



☆下僕つきで宴会


春のお彼岸はスッポンタケの法要、導師はキース君だとか。
バイトは困ると叫ぶソルジャー、今日は下僕だそうでして。

キース 「では、着替えて来る。法要の後が楽しみだな」
シロエ 「ぼくもです! プロの料理人さんが料理で…」
ジョミー「魚は漁船から仕入れたヤツでさ…」
サム  「下僕がついて宴会だなんて、最高じゃねえか!」

こんなお彼岸、初めてだぜ、とサム君、親指をグッと。

サム  「こうなりゃ、法要に文句はねえだろ?」
シロエ 「無いですねえ…。正座だろうが、お経だろうが」
スウェナ「抹香臭くても、我慢どころか、スルーだわよ」

涼しい顔で耐えられるわね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「あっ、キースの着替えが済んだみたいよ」
キース 「始めてもいいか?」
一同  「「「オッケー!」」」

サッと正座の御一同様、苦情の一つも出ずに法要、終了。

キース 「皆様、本日は、よくお勤めでした」
シロエ 「法話なんかより、宴会ですよ!」
キース 「そうだな、俺が主役で偉いわけだし…」

法話はパスで宴会といくか、と副住職も。

キース 「下僕つきだし、法衣で飯にするかな」
Aブルー「えっ?」
キース 「偉い坊主は、世話係を連れていたりするんだ」
ブルー 「あるねえ、法衣が汚れないように気配りで…」

法衣の袂をお持ちしたり…、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「もちろん料理も、取り分けとかね!」
Aブルー「ぼくにやれ、と?」
キース 「下僕な条件で引き受けたんだぞ、法要を!」

他の面子の世話もしろよ、とキース君、ピシャリ。

キース 「そういうわけだし、大いに使ってやってくれ!」
一同  「「「イイネ!」」」

こんなチャンスは二度と無い、と誰もがワイワイ。

シロエ 「あっ、その料理、ぼくにもお願いします!」
サム  「俺も頼むぜ!」
ジョミー「ぼくも、よろしく!」
Aブルー「無理すぎだよ!」

一度には無理、と悲鳴ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2024/03/31 (Sun)

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☆雛祭りは無関係


さて、3月。早々に週末がやって来たわけで、学校は休み。
生徒会長宅に来ている面々、のんびりまったりな土曜日で。

ジョミー「明日は雛祭りだけどさ…」
キース 「この面子では、どうにもな…」
シロエ 「スウェナ先輩だけが対象ですしね…」

このイベントは…、と一同、雛祭りは完全スルーな方向。

シロエ 「迷惑な人も、雛祭りには来ませんし…」
ジョミー「縁結びな要素はあるかもだけど…」
サム  「それは要らねえヤツらだもんなあ…」

来るわけねえよ、とサム君も。

サム  「来たって、特にイベもねえしよ…」
ジョミー「此処では何もやらないもんね…」
ぶるぅ 「んとんと、お休みの日に当たった時は…」

雛祭りの料理にしてるんだけど、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「もしかして、誰も気付いてなかった?」
シロエ 「菱餅なんか出てましたっけ?」
サム  「知らねえなあ…。雛アラレを見た覚えもねえぜ」
ジョミー「だよねえ、他にもあったっけ?」

記憶にない、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「雛人形だって、飾ってないし…」
キース 「だが、言われれば、料理の方は…」

雛祭り仕様な可能性が…、とキース君。

キース 「ちらし寿司とか貝の料理なら、そうだ」
一同  「「「えっ?」」」

そうだったのか、と一同、ポカーン。

シロエ 「どの辺が、雛祭りの料理なんです?」
キース 「俺も知らんが、お約束ではそうなっている」

俺の家でも出て来るしな、という返事。

キース 「なにしろ、おふくろは女性だし…」
シロエ 「あー…。それに宿坊もありましたっけ…」
キース 「正解だ。ちらし寿司には、手間がかかるが…」
サム  「宿坊に厨房、あるもんなあ…」

余分に作って貰うわけな、とサム君の相槌。

サム  「やっぱ、豪華になるのかよ?」
キース 「お客様にお出しする料理だしな」
ぶるぅ 「仕入れも市場で出来るしね!」

此処だと産直なんだけど、と言ってますけど。
産直…?


2024/03/01 (Fri)



☆朝が早い漁師


3月の最初の土曜日ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
雛祭りを明日に控えたとはいえ、無関係な男子が殆どで…。

シロエ 「産直と言うと、港から送って来るんですか?」
ぶるぅ 「違うよ、直接、買い付けなの!」

漁師さんから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の得意そうな顔。

ぶるぅ 「獲れたてで、うんと新鮮だしね!」
シロエ 「なるほど、漁師さんですか!」
ジョミー「新鮮だよねえ、間違いなく」
サム  「でもよ、現場はハードなんでねえの?」

漁をして来て、販売までだぜ、とサム君の言。

サム  「漁をするだけでも、体力要るしよ…」
ジョミー「そういえば、朝も早いよね?」
キース 「暗い内から出航するのが普通だと聞くな…」

坊主よりも朝は早いだろう、とキース君も。

キース 「座禅の寺でも、起床は午前3時半頃で…」
シロエ 「それから漁だと、間に合いませんね」
サム  「漁港が家の前にあっても、キツそうだぜ」

船は車と違うんだしよ、とサム君が広げる両手。

サム  「車だったら、エンジンをかけりゃいいけどよ…」
シロエ 「船だと、手順も違うでしょうし…」
キース 「おまけに、行先は海の上だぞ?」

何かあっても助けが直ぐには来ない、とキース君の指摘。

キース 「準備万端整えてからの、出航になると思うがな」
シロエ 「あー…。それはそうです、ガス欠とかは…」
ジョミー「海の上には、ガソリンスタンドも無いもんね…」
サム  「やっぱ、起床は3時前ってコースだぜ」

なのに、帰ってから商売かよ、とサム君が竦める肩。

サム  「マジで体力、ありすぎだぜ…」
ジョミー「うん、そう思う…」
シロエ 「儲けがボロいんじゃないですか?」

そこまでやりたくなるほどに…、とシロエ君。

シロエ 「儲かって笑いが止まらないとか…」
ジョミー「そうかもね…」
キース 「なら、やる価値はありそうだな」
ぶるぅ 「んとんと…」

何か勘違いしていない、と聞いてますけど。
勘違い…?


2024/03/02 (Sat)



☆産直を買うには


3月の一番最初の土曜日、生徒会長宅に来ている御一同様。
雛祭りの料理が話題になって、そこから産直の話ですけど。

シロエ 「勘違いって、何をです?」
ぶるぅ 「産直だってば、漁師さんから直接、買う話!」
ジョミー「漁港の市場のヤツだよね?」

漁師さんが売ってるのなら…、とジョミー君。

ジョミー「養殖業の人なら、朝はゆっくりかもだけど…」
サム  「ぶるぅが買うのは、そうじゃねえだろ?」
ぶるぅ 「もっちろ~ん! お魚は天然のヤツが一番!」

でもね…、と料理上手なお子様が傾げる首。

ぶるぅ 「ブリは養殖の方がいい、って知ってる?」
一同  「「「は?」」」

天然ものに限るのでは、と誰もがキョトン。

シロエ 「そりゃ、ブリの養殖は多いですけど…」
ジョミー「天然ものを超える所があるってこと?」

業者によっては…、とジョミー君の問い。

ジョミー「いい餌で育てているとかさ…」
ぶるぅ 「そうなの、でもでも、養殖のなら…」

何処のブリでも美味しいの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「餌がいいから、脂が乗ってて…」
サム  「餌なら、やっぱ、業者によるんでねえの?」
シロエ 「ですよね、何を食べさせるかで違うでしょうし」
ぶるぅ 「違うの、餌があるって所が大切なの!」

太ってるから脂が乗るんだよ、と説明が。

ぶるぅ 「毎日、お腹いっぱい食べてて、敵もいなくて…」
ジョミー「まるまる太る、って?」
ぶるぅ 「大正解!」

天然ものだと、脂少なめ、と言われれば、そうかも。

ぶるぅ 「分かった? でね、お話を元に戻すけど…」
シロエ 「天然ものを買うんですよね?」
ぶるぅ 「そだよ、でもでも、お店じゃなくて…」

ホントに直接、買いに行くの! と弾ける笑顔。

ぶるぅ 「船に行ったら、買えるしね!」
ジョミー「まさか、漁港に着く前に?」
ぶるぅ 「瞬間移動で、パッと行けちゃうもーん!」

獲れたお魚、選び放題! と跳ねてますけど。
船の上でですか?


2024/03/03 (Sun)



☆船の上で買うには


3月の最初の土曜ですけど、生徒会長宅で過ごす御一同様。
明日は雛祭りで、料理の話から魚を仕入れる話になって…。

シロエ 「船に直接瞬間移動って、ヤバいですってば!」
ジョミー「サイオン、バレると思うんだけど!」
キース 「いや待て、仲間の漁船なのかもしれないぞ」

あちこちに仲間がいると聞くしな、とキース君。

キース 「全員、マザー農場だとか、シャングリラ号に…」
サム  「いるわけねえよな、漁船もアリだぜ」
スウェナ「それなら、直接、船に行っても平気よねえ…」
ぶるぅ 「違うよ、普通の漁師さんだよ?」

海の上まで行かないってば、と料理上手なお子様の笑顔。

ぶるぅ 「港まで飛んで、そこから船に乗り込むの!」
シロエ 「あー…。漁港に下ろす前ですか…」
ぶるぅ 「そうなの、漁師さんだって、船を降りるから…」

ちゃんと接岸するもんね、と説明が。

ぶるぅ 「だから、船まで、自分の足でピョーン、と!」
ジョミー「抜け駆けってヤツ?」
ぶるぅ 「そうかもだけど、オッケーだしね!」

お約束はしてあるから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「いつ行くかは、気分次第ですけど、って…」
サム  「行ったら、売って下さい、ってことな?」
ぶるぅ 「そう! 値段は、好きにつけて下さい、って!」
シロエ 「それって、安く買えるんでしょうか?」

野菜の直売所みたいな感じで、とシロエ君の問い。

シロエ 「漁港に下ろせば、使用料がかかりますよね?」
ぶるぅ 「そだね、冷やすためのお金とか…」
キース 「なら、その分を引いて貰えるんだな?」
ジョミー「お得だよねえ、選べて、おまけに安いとか…」

漁港の直売所よりも安いんだよね、とジョミー君も。

ジョミー「それは買い付けに行くしかないって!」
ぶるぅ 「ううん、選べるトコだけだよ?」
シロエ 「安くないんですか?」
ぶるぅ 「オマケしては貰えるんだけど…」

劇的に安くはならないよ、と言ってますけど。
直売なのに…?


2024/03/04 (Mon)



☆オマケで貰える魚


3月の一番最初の土曜日、生徒会長宅に来ている御一同様。
雛祭りの料理の話から魚の話で、漁船で直接買うそうで…。

サム  「漁港の設備を使わねえなら、安そうなのによ…」
ジョミー「オマケ程度って、なんでそうなるわけ?」
ぶるぅ 「んーとね、船に電話がついた頃から…」

そうなったかな、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「他の漁船が何を獲ったか、先に分かるし…」
一同  「「「あー…」」」

それはダメだ、と一同、納得。

シロエ 「目玉商品は、売ってくれないヤツですね…」
ぶるぅ 「大丈夫! そのために、お約束だから!」

何を選んで買ってもいいの、と解説が。

ぶるぅ 「一匹だけしか獲れてなくても、オッケーだよ!」
キース 「なるほどな…。その代わり、値引きはなし、と」
ぶるぅ 「そうなの、言い値で買うんだけれど…」
シロエ 「オマケというのは、何なんです?」

他の魚が安いんですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「高く売った分、他のは少しお安く、だとか…」
ぶるぅ 「違うよ、オマケはオマケだもん!」
一同  「「「は?」」」
ぶるぅ 「出荷できないヤツをくれるの!」

うんと沢山、とニコニコニコ。

ぶるぅ 「漁師さんが家で食べる分かな、くれるのは」
サム  「足がとれてるカニとかかよ?」
ジョミー「そういうの、普通に売ってない?」
スウェナ「あるわよねえ…」

足だけ売るとか定番だわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「だから売れると思うんだけど…」
シロエ 「ですよね、小さすぎる魚は放流でしょうし…」
キース 「オマケの魚が謎なんだが…?」

家で食べるなら毒でもないしな、とキース君が傾げる首。

キース 「季節外れでも、買い手はつくんだろうし…」
ジョミー「逆にプレミアつきそうだよ、ソレ」
サム  「マジで謎だぜ、何なんだよ?」
シロエ 「不味いんでしょうか?」
ぶるぅ 「ううん、逆!」

とても美味しいお魚だよ、と言ってますけど。
本当に…?


2024/03/05 (Tue)



☆朝イチで鍋は無理


3月の最初の土曜日ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
雛祭りの料理から魚の買い付けの話で、漁船で買うそうで。

シロエ 「美味しい魚なら、くれるわけないでしょう!」
スウェナ「絶対、売るわよ、そういうのは!」
ぶるぅ 「うーん…。売れないこともないみたいだけど…」

難しいみたい、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の難しい顔付き。

ぶるぅ 「漁港に朝早く来てくれないと…」
キース 「何か問題があると言うのか?」
ぶるぅ 「売り物にならないらしいんだよね…」

でも、朝早くが問題なの、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「朝イチで、鍋とか、ガッツリ食べる?」
シロエ 「いえ、それは…。流石に無理がありすぎますよ」
ジョミー「シロエで無理なら、ぼくたちは、もっと…」
サム  「無理ゲーだよなあ、体育会系じゃねえんだしよ」

朝からガッツリ食わねえってな、とサム君も。

サム  「そりゃまあ、そこそこ食うけどよ…」
ジョミー「鍋をガッツリは、キツイよねえ…」
キース 「俺も柔道部ではあるんだが…。坊主が長くて…」

あっさり系になっているしな、とキース君の言。

キース 「昔だったら、朝からカツ丼でもいけたんだが…」
シロエ 「今は、御飯に漬物ですか?」
キース 「そうだな、生臭ものは親父がうるさくて…」

タンパク質は、せいぜい卵焼きだ、と副住職の深い溜息。

キース 「その生活に慣れた今だと、朝イチで鍋は…」
マツカ 「ぼくも無理です、柔道部員ですけどね」
ぶるぅ 「ほらね、そういう人が殆どだから…」

いくら美味しくても、売れないんだよ、と説明が。

ぶるぅ 「美味しく食べるには、お鍋にするのが一番で…」
シロエ 「だったら、鍋用に売れると思うんですけど…」
サム  「なんで売らねえんだよ、美味いんだろ?」
キース 「売るしかないという気がするんだが…」
ぶるぅ 「売れないから、オマケにくれるんだってば!」

売りに出すには難があるの、と言ってますけど。
難アリ…?


2024/03/06 (Wed)



☆難アリな理由は


3月の一番最初の土曜日、生徒会長宅で過ごす面々ですが。
雛祭りの料理の話から、漁船の上で買う時のオマケの魚へ。

シロエ 「難アリって、美味しい魚が…ですか?」
サム  「んなわけねえだろ、話が間違ってねえか?」
キース 「いや、もしかしたら、輸送するには…」

向いていないということも、とキース君が顎に当てる手。

キース 「鮮度が落ちるのが早すぎるとか…」
ジョミー「でも、それだったら、船の上でさ…」

すぐ冷凍でいけそうだよ、とジョミー君。

ジョミー「そういう設備もある筈で…」
シロエ 「コストの問題かもですよ」
キース 「船の上で即、冷凍となれば、設備に費用が…」

かかりすぎるな、とキース君も同意見。

キース 「そこまでして売るには、価値がさほどは…」
スウェナ「無いんだったら、オマケにくれるわよねえ…」
シロエ 「ですね、朝イチで鍋を作っても、お客さんが…」
サム  「来ねえとなったら、そうなるよなあ…」

そういう魚ってことなのかよ、とサム君の問い。

サム  「味はよくても、難アリってのは?」
ぶるぅ 「そうなの、柔らかすぎる魚で…」

ついでに見た目も悪いんだよね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「だから、オマケにつけてくれるの!」
キース 「なるほどな。だが、俺は食った覚えが無いぞ」
ジョミー「ぼくも無いけど、知らずに食べてる?」
ぶるう 「ピンポーン!」

お料理しちゃえば分からないもん、とアッサリと。

ぶるぅ 「でもでも、そのまま出すんじゃなくて…」
シロエ 「一工夫してあるわけですね?」
ぶるぅ 「そだよ、でないと、つまらないでしょ?」

ただのお鍋で出て来ても…、と言われて、一同、納得。

シロエ 「貰って帰れば、冷凍しておけますしね…」
キース 「どうとでも出来るというわけか…」
ジョミー「明日も、買い付けに行くんだよね?」
ぶるぅ 「うん、雛祭りには、お魚だし!」

雛祭りは無しでも御馳走、と笑顔なお子様。
いいですねえ!


2024/03/07 (Thu)



☆雛祭りよりも大切


明日は雛祭りな土曜日、生徒会長宅に来ている面々ですが。
雛祭り自体はスルーなわけで、御馳走だけが雛祭りな仕様。

サム  「豪華な海鮮ちらし寿司ってことな?」
ぶるぅ 「そだよ、お吸い物にはハマグリだけど…」
シロエ 「そっちも産直なんですね?」
ぶるぅ 「もっちろ~ん! 漁港に行ったついでにね!」

ハマグリの名産地に寄ってくるの、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「明日の御馳走、楽しみにしてて!」
一同  「「「イイネ!」」」
??? 「あのねえ…。雛祭りよりも、もっと大事な…」

イベが、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「忘れて貰っちゃ困るんだけど!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「3月と言えば、春のお彼岸だよ!」

今年は早めで20日なんだし、と指差す壁のカレンダー。

Aブルー「21日だと思っていたから、ビックリで…」
キース 「あんた、お彼岸を何だと思ってるんだ?」
Aブルー「法要の日に決まっているだろう!」

スッポンタケの、と威張り返る人。

Aブルー「雛祭りなんかより、ずっと大切!」
キース 「俺が言うのは、お彼岸の存在意義の話で…」

春分と秋分と決まっている、と副住職の苦い顔付き。

キース 「太陽が真西に沈む日だから、その日なんだぞ?」
Aブルー「そうなんだ?」
キース 「何度も話した筈なのに…」

忘れやがって、とブツブツブツ。

キース 「いいか、お浄土は西にあるもので…」
Aブルー「そうだっけ?」
キース 「もういい、言うだけ無駄な気がする」

だが、お彼岸に豪華料理は無いからな、と副住職。

キース 「雛祭りと同じようにはいかんぞ」
Aブルー「えーっ!? 産地直送の海の幸は!?」

買い付けを頼もうと思ってたのに、とソルジャー、愕然。

Aブルー「うんと豪華な料理をさ…」
キース 「生臭ものは禁止だ!」
Aブルー「ハーブでいけると思うけど?」

生臭ものが禁止だったら、と言ってますけど。
ハーブって…?


2024/03/08 (Fri)



☆出るのが大前提


雛祭りを翌日に控えた土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
産直の魚で海鮮ちらしが出るそうで、明日が楽しみですが。

キース 「ハーブだと?」
Aブルー「そうだよ、ハーブは元々、そういう目的で…」

使われていたと聞くけれど…、とソルジャーの言。

Aブルー「香辛料とかと同じで、食材の匂い消しとかに…」
ぶるぅ 「わあ、詳しいね!」

お料理しないんじゃなかったっけ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「そんなの、何処で習って来たの?」
Aブルー「それはもちろん、ノルディだってば!」

あちこち食べに連れてくれるし、とニコニコと。

Aブルー「グルメなだけに、料理の知識も凄くって…」
キース 「もういい、あんな輩の話は要らん!」
Aブルー「そうなのかい? でもねえ、ハーブは本当に…」

生臭さを消せるヤツだからさ、と言い募る人。

Aブルー「ぶるぅだったら、充分、使いこなせる筈だし…」
ぶるぅ 「んとんと、お彼岸のお料理のこと?」
Aブルー「ピンポーン!」

うんとゴージャスにして欲しいな、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「そしたら、みんなも喜ぶし!」
ぶるぅ 「そうかもね! どんな料理にしようかなあ…」

ハーブを使うならフレンチかな、と首を傾げていますけど。

シロエ 「待って下さい、出る前提になってませんか?」
Aブルー「料理なら、いつも出してるだろう?」
ぶるぅ 「法要の後には、お食事でしょ?」

お彼岸のお約束だもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「お料理、出るのが大前提だよ?」
Aブルー「出さなかったことは、一度も無い筈だけど…」
ぶるぅ 「お施主さんの面子に関わるもんね…」

お料理の出ない法要なんて、と頷くお子様。

ぶるぅ 「後で絶対、ケチって言われちゃうヤツで…」
キース 「何処も、普通は出すものだがな?」
Aブルー「ほら、本職もこう言ってるし!」
シロエ 「違いますってば!」

出るというのは其処じゃなくて、と反論が。
じゃあ、何だと?


2024/03/09 (Sat)



☆多数決で料理を


明日は雛祭りな週末の土曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
産直の魚で海鮮ちらし、という話題の最中にソルジャーが。

Aブルー「だったら、出るって、何の話さ?」
ぶるぅ 「法要の後の、お食事じゃないの?」
シロエ 「その法要です、ぼくたち全員、出る前提で…」

話が進んでいるような気が…、とシロエ君。

シロエ 「みんな喜ぶとか、どんな料理がいいかとか…」
ぶるぅ 「そだよ、シロエもフレンチでいい?」

それとも他のお料理かな、と料理上手なお子様の問い。

ぶるぅ 「エスニックとかでも、ハーブは使うし…」
Aブルー「らしいね、ノルディと色々、食べに行ったよ」
ぶるぅ 「そういうのもいいかな、どうしようかな…」
Aブルー「多数決とかは?」

ぶるぅが料理の候補を出してさ、とソルジャーの案。

Aブルー「一番人気を集めた料理で、春のお彼岸!」
ぶるぅ 「そっか、そういうのもアリだよね!」

メインのお料理、何種類か考えてみて…、と笑顔のお子様。

ぶるぅ 「お魚を使うってトコだけ、押さえておいたら…」
Aブルー「メイン料理はいけるしね!」
ぶるぅ 「そうなの、メインが決まったら、後は…」

コース料理の組み立てだよね、とニコニコニコ。

ぶるぅ 「エスニックでも、そこは同じだし…」
Aブルー「らしいよ、料理の案が楽しみだよねえ…」

何が出るかな、とソルジャーもワクワクしている様子。

Aブルー「料理の種類も、調理方法もドッサリあるしさ」
ぶるぅ 「お魚でフレンチ、ってだけでも悩みそう!」

焼くだけでも、ポワレに、パイ包みとか、とアイデアが。

ぶるぅ 「中華にしたって、焼き方、沢山あるもんね!」
Aブルー「イイネ!」
シロエ 「よくありません!」

まるでちっとも…、とシロエ君が吊り上げる眉。

シロエ 「誰も出るとは言ってませんが!」
ぶるぅ 「えっ、そうだっけ?」
シロエ 「そうなんですよ!」

誰一人として言っていません、と念押しが。
そういえば…。


2024/03/10 (Sun)



☆料理を決める人


雛祭りを明日に控えた土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
そこへ乱入して来たソルジャー、春のお彼岸の料理の話で。

Aブルー「そうかもだけど…。でも、出ないのなら…」
シロエ 「何か問題ありますか?」
Aブルー「ぶるぅが作る豪華料理は、ぼくとキースで…」

楽しむことになるんだけど、とソルジャーの言。

Aブルー「君たちは、それでかまわないわけ?」
シロエ 「全然、ちっとも気になりません!」
ジョミー「法要に出ないで済む方がさ…」
サム  「断然、いいに決まってるしよ…」

キースと二人で食ってくれよな、とサム君、ピシャリ。

サム  「後でキースに話を聞いてよ、美味そうならよ…」
ジョミー「リクエストすれば、きっと作ってくれるって!」
ぶるぅ 「もっちろ~ん!」

そのくらい、お安い御用だもん、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「それじゃ、メインのお料理、二人で決める?」
Aブルー「ぼくとキースで?」
ぶるぅ 「そだよ、食べるの、その二人と、ぼくと…」

ブルーだしね、とニッコリと。

ぶるぅ 「ぼくとブルーは、お料理、どれでもオッケー!」
ブルー 「うん、君たちで決めてくれたまえ」
Aブルー「いいのかい? じゃあ、遠慮なく…」

ぼくとキースで相談で…、と頷くソルジャー。

Aブルー「キース、決定はジャンケンでいい?」
キース 「なんでそうなる!」
Aブルー「そりゃ、二人だから、意見が割れたら…」

ジャンケンだろう、と立てる人差し指。

Aブルー「ぶるぅが何を提案するのか、それによるけど…」
キース 「いや、その前に、お彼岸はだな…」

生臭ものは禁止と言った筈だぞ、とキース君の渋面。

キース 「第一、俺も、法要をやるとは、まだ一言も…」
Aブルー「やらずに済むと思ってないよね、もしかして?」
シロエ 「ですね、其処は間違いないですよ」
ジョミー「逃げるなんてさ…」
サム  「無理でねえの?」

普通に詰んでるヤツだしよ、と言ってますけど。
ですよねえ…?


2024/03/11 (Mon)



☆大嘘がバレる人


明日は雛祭りな土曜ですけど、生徒会長宅に集う御一同様。
雛祭りの料理の話が、ソルジャー乱入でお彼岸にズレて…。

キース 「やかましい! 決定権は俺にある筈だ!」
Aブルー「そうなるわけ?」
キース 「俺が嫌だと言った場合は、法要は無いぞ!」

導師無しでは出来ないからな、とキース君、強気。

キース 「あんたと二人で法要なんぞは、御免蒙る!」
Aブルー「うーん…。ブルー、お願い出来るかな?」
ブルー 「いいけど、高くつくからね?」

キースとは格が違うから、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「ついでに言うなら、ぼくがやる場合…」
Aブルー「何か条件でもあるのかい?」
ブルー 「キースが詰むな、と思ってさ…」
キース 「なんで、そうなる!」

俺が詰むわけないだろうが、とキース君の仏頂面。

キース 「法要が無ければ、自由の身で、だ…」
ブルー 「君が一般人ならね!」
キース 「は?」
ブルー 「お彼岸と言えば、坊主は忙しい時期で…」

休んでなんかいられないだろう、と銀青様の鋭い指摘。

ブルー 「君が御馳走まで食べられるのは、何故だっけ?」
キース 「わ、忘れていた…」

あんたの手伝いという名目を、とキース君の悪い顔色。

キース 「銀青様に作法を教わるチャンスだから、と…」
ブルー 「アドス和尚に大嘘だよ?」

毎回、毎回…、と銀青様の冷たい視線。

ブルー 「自由どころか、アドス和尚にビシバシと…」
サム  「こき使われながら、本堂で法要になるヤツな?」
シロエ 「作法のチェックも、細かく入りそうですよ」
ジョミー「あー…。今までの成果を見せてみろ、って…」

鬼の形相で見てそうだよね、とジョミー君も相槌を。

ジョミー「此処で法要より、キツイんじゃないの?」
シロエ 「法要の後で、罰礼になるのはガチですよね…」
サム  「何一つ、学んでねえわけだしよ…」
キース 「ヤバすぎる…」

親父に殺されかねないぞ、とキース君、ガクブル。
ありそう…。


2024/03/12 (Tue)



☆御馳走が出る家


雛祭りを明日に控えた土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
けれどソルジャーが乱入して来て、お彼岸の話になった今。

Aブルー「そういう末路でいいのかな、君は?」
キース 「いや、困る!」

大いに困る、とキース君、顔面蒼白。

キース 「お彼岸の法要は、是非、やらせてくれ!」
Aブルー「オッケー、他のみんなもよろしくね!」
シロエ 「お断りします!」

キース先輩と二人でやって下さい、とシロエ君、キッパリ。

シロエ 「御馳走に未練はありませんから!」
サム  「うんうん、その日は、マックにでもよ…」

みんなで行こうぜ、とサム君も。

サム  「此処に来ちまったら、否応無しに法要だしよ…」
ジョミー「だよね、マックでいいんじゃないかな?」
スウェナ「そうねえ、ケンタも捨て難いけど…」
マツカ 「ぼくの家でもいいですよ?」

滅多に無い機会ですからね、とマツカ君の申し出。

マツカ 「よろしかったら、ですけれど…」
ジョミー「行く、行く! 御馳走、出るんだよね!?」
マツカ 「ええ、お好みの料理を用意しますよ」
サム  「すっげえ豪華なラーメンとかも?」

いけるのかよ、とサム君の問い。

サム  「フカヒレが溢れそうなヤツとかよ…」
マツカ 「出来ますけれど…」
ジョミー「もしかして、中華のプロを呼んで来るとか?」
マツカ 「いえ、そこまでは…。でも、呼びましょうか?」

出張料理もいいですよね、と御曹司。

マツカ 「中華に限らず、プロを揃えるのも楽しそうです」
サム  「マジかよ、出張料理で食い放題って?」
マツカ 「せっかくですから、喜んで頂きたいですし…」
ジョミー「それって、最高!」

マツカの家でいいと思う、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「キースだけ、此処で法要で!」
ぶるぅ 「えーっ!? マツカの家のお料理、食べたい!」
マツカ 「いいですよ?」
Aブルー「ちょ、ちょっと!」

ぶるぅも行くって、此処の料理は、と叫んでますけど。
さあ…?


2024/03/13 (Wed)



☆仕出しは食べずに


明日は雛祭りな土曜ですけど、生徒会長宅に集う御一同様。
ソルジャーが来たせいで、お彼岸の話になってしまって…。

Aブルー「ぶるぅがいないと、お彼岸の料理が…!」
ブルー 「仕出しでいいと思うけれどね?」

はい、と生徒会長が差し出す、仕出し料理の店のリスト。

ブルー 「何処でも、好きな所に頼んでくれたまえ!」
Aブルー「君は、何でもかまわないわけ?」
ブルー 「そりゃ、ぼくもマツカの家にお邪魔するから…」

仕出しのお世話にはならないし、と生徒会長、しれっと。

ブルー 「マツカの家の御馳走の方が、仕出しよりもさ…」
ぶるぅ 「色々あるのに決まってるも~ん!」
キース 「待て、この馬鹿と俺だけなのか!?」

お彼岸の法要も、法要の後の食事の席も…、とキース君。

キース 「それは真面目に嫌すぎるんだが!」
ブルー 「うーん…。裏技がないことはないけどね…」
キース 「裏技?」
ブルー 「そう! 料理は食べずに失礼するヤツ!」

お膳料だけ貰って帰るコースだよね、と銀青様の解説が。

ブルー 「その後は、マツカの家に行くのもアリかな…」
キース 「なるほどな…。その手があったか…」
サム  「今どき、そっちが多いんでねえの?」

坊主も一緒に食べるよりもよ…、とサム君の問い。

サム  「お膳料の方が、お施主さんも、坊主もよ…」
ブルー 「気楽でいいから、増えてるよね」
キース 「そうだな、親父も家に帰って食ってるし…」

お膳料だけで帰る口だな、とキース君も。

キース 「今度のお彼岸は、俺もソレでいくか…」
Aブルー「法要だけで帰るって!?」
キース 「文句を言われる筋合いは無いぞ」

法要はきちんとやるんだしな、と繰る左手首の数珠レット。

キース 「というわけで、マツカ、俺も遅れて参加する」
マツカ 「了解です」
Aブルー「ちょ、産直の魚とかは!?」
ぶるぅ 「仕入れとくから…」

渡す仕出し屋さんを決めてね、と笑顔のお子様。
食材、持ち込み…。


2024/03/14 (Thu)



☆料理人に逆らったら


雛祭りを明日に控えた土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
けれどソルジャーが乱入して来て、お彼岸の料理な方向へ。

Aブルー「仕出し屋さんに渡すって…。ぼくが?」
ぶるぅ 「そだよ、このお魚でお願いします、って!」

お料理は先に決めておくから、と料理上手なお子様の笑顔。

ぶるぅ 「それに使うお魚、仕入れて渡せば大丈夫!」
Aブルー「どの辺が、どう大丈夫なのさ!」
ぶるぅ 「お任せコースで注文するより、間違いないし…」

料理人さんも楽だもんね、とニコニコ。

ぶるぅ 「何を作るのかも、材料も決まってるんだから!」
シロエ 「料理すればいいだけですしね…」
サム  「仕入れの心配もねえわけだしよ…」
スウェナ「楽な出張料理よねえ…」

嫌がる人はいないわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「料理についても、熱く語っていいんだし…」
キース 「そうだな、こいつも料理人には逆らわんだろう」

不味い飯を食わされそうだからな、とキース君。

キース 「調味料を、わざと間違うくらいは簡単だぞ?」
ジョミー「砂糖の代わりに塩だよね?」
シロエ 「みりんと醤油を、間違えたっていいかもです!」
サム  「逆に、美味いの、出来るかもだぜ?」

目から鱗な新作料理、とサム君がグッと立てる親指。

サム  「失敗から生まれた料理は、多いらしいしよ…」
ぶるぅ 「そだね、そういうこともあるかも!」

楽しそう! と料理上手なお子様もワクワク。

ぶるぅ 「美味しい料理が出来た時には、教えてね!」
キース 「此処で再現するんだな?」
ぶるぅ 「ピンポーン!」

食材も仕入れ直してね、とピョンピョン跳ねているお子様。

ぶるぅ 「でもって、うんと美味しく再現なの!」
ジョミー「それ、最高! 有り得ない発想の新作料理!」
キース 「料理人の機嫌を損ねれば、誕生するんだな?」
シロエ 「そうみたいですし、此処はですね…」

是非、頑張って頂きましょう、という声が。
料理人と喧嘩…?


2024/03/15 (Fri)



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