シャングリラ学園つれづれ語り
☆欠席届けの書き方
さて2月。1日は普通に木曜ですけど、学校を休んだ面々。
朝から生徒会長宅に集合、そういう申し合わせなわけで…。
シロエ 「おはようございます! 寒いですよね…」
サム 「仕方ねえだろ、今が一番寒い時期だぜ」
ジョミー「節分寒波っていうヤツだよね…」
毎年、ホントに寒くなるのが不思議でさ、とジョミー君。
ジョミー「これってやっぱり、昔の人の知恵なのかな?」
ブルー 「経験則というヤツだろうね、どちらかと言えば」
君たちだって経験しつつあるだろう、と生徒会長の言。
ブルー 「大雪だったり、いろんな節分寒波をさ」
シロエ 「まあ、そうですよね…。今年はどうでしょう?」
ブルー 「さあねえ、縁起が良くない人もいるけど…」
サム 「けどよ、一手に引き受けるしよ…」
厄は丸投げでいいんでねえの、とサム君の視線が向いた方。
サム 「なにしろ疫病仏だしよ」
キース 「字が違うだろう!」
シロエ 「細かいことだと思いますよ、ソレ」
音が同じならいいんです、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「ときに皆さん、欠席届けは、どう書きました?」
ジョミー「えっ、節分の相談で休みます、って…」
サム 「俺もソレだし、みんな、ソレだろ?」
シロエ 「どうなんでしょう、キース先輩、そうですか?」
節分の相談と書きましたか、とシロエ君の問い。
シロエ 「それとも、何か他の理由を?」
キース 「決まってるだろう、月参りだ!」
午前も午後も入ったので、と書いて出した、と副住職。
キース 「誰が節分などと、厚かましく書くか!」
シロエ 「ほらね、こういう人ですから…」
足並みが揃わなくなるんですよ、とシロエ君、深い溜息。
シロエ 「息が合わないと、厄を呼び込みそうですし…」
ブルー 「うん、つけ込まれる隙は出来るね」
サム 「行いからして、厄を呼ぶのな…」
キース 「お前たちが回して来るんだろう!」
先月もババを引かせやがって、と唸る人。
土鍋ダンスの件…?
2024/02/01 (Thu)
☆お坊さんの役目は
2月1日なんですけれども、節分の相談で欠席な御一同様。
欠席届けの中身が問題、キース君だけ月参りと書いたとか。
サム 「念仏踊りは、自発的に踊ったんじゃねえかよ」
シロエ 「ええ、土鍋も選んで被りましたし…」
自己責任じゃないですか、とシロエ君の鋭い指摘。
シロエ 「誰一人として、被れとは言っていないんですよ」
サム 「念仏踊りも、頼んでねえぜ?」
土鍋を被って踊る条件ではあったけどよ、とサム君も。
サム 「何を踊るかの指定は、無かったわけだしよ…」
ジョミー「盆踊りで済んでいたと思うよ、あの場合」
頭に土鍋なんだしさ、とジョミー君も同意。
ジョミー「それを勝手に、念仏踊りにしたんだし…」
シロエ 「キース先輩の意志ってヤツです、何もかもが」
キース 「だが、大量の酒を無理やりにだな…!」
シロエ 「お布施ですけど?」
お布施をさせて頂いたんです、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「何か文句がありますか?」
キース 「断れないのを承知で飲ませたろうが!」
シロエ 「でないと、自分がヤバいですから!」
サム 「うんうん、誰かが犠牲になるべきでよ…」
職業柄、坊主の役目だよな、とサム君の言。
サム 「人の嫌がる務めも進んで引き受けてよ…」
シロエ 「自己犠牲の精神を発揮すべきです!」
ジョミー「だよねえ、即身仏もあるしさ…」
お坊さんって、そういうヤツ、とジョミー君が挙げたブツ。
ジョミー「そこまでやれって言ってないしさ…」
シロエ 「ひれ酒の味も、気に入っていた筈ですし…」
サム 「お布施して、悪いわけがねえだろ」
一人で厄もババも引けよな、とサム君の突き放し。
サム 「欠席理由も月参りにしたほど、坊主なんだぜ?」
シロエ 「言えてますよね、骨の髄までお坊さんです」
ジョミー「節分の行先、お寺がいいかな」
シロエ 「キース先輩に厄を丸投げだったら…」
お寺にしておくべきでしょう、との声ですけど。
それで決定?
2024/02/02 (Fri)
☆お寺に行きたい人
2月1日は学校を休んで、節分の相談な御一同様ですけど。
キース君だけ欠席理由が月参りだとか、お坊さんならでは。
サム 「だよなあ、厄はキースに投げるべきだぜ」
??? 「厄はともかく、お寺だってば!」
行先はね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「あのねえ…」
なんで来ただけで引かれるかな、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「単にお寺と言っただけでさ、まだ何も…」
シロエ 「していなくても、何かやらかすでしょう!」
いつもそうです、とシロエ君が吊り上げる眉。
シロエ 「キース先輩とセットで疫病仏で、毎回、毎回!」
Aブルー「まあ、そうだけど、先月はさ…」
被害はキースだけだったしね、と開き直る人。
Aブルー「ついでに、君たちは丸儲けなコースで…」
キース 「そういえば、こいつらは食っただけだな…」
好きに飲み食いしていただけだ、とキース君も。
キース 「ひれ酒にしても、俺に強引に飲ませまくって…」
Aブルー「他の面子は、たしなむ程度だっただろう?」
ぶるぅとブルーは飲んでたけどね、とソルジャーの相槌。
Aブルー「だから今回も、そんな感じで!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「厄はキースに丸投げするって聞いたけど?」
何かあった時は君がババだよ、とソルジャー、決め付け。
Aブルー「ぼくが言いたいのは、行先だけ!」
シロエ 「はあ…。でも、どうしてお寺になるんです?」
サム 「キースに厄を押し付けるのかよ?」
あんたも疫病仏なんだぜ、とサム君の言。
サム 「あんまり関係ねえような気が…」
シロエ 「厄の押し付け合いですか?」
好きにしてくれていいですけどね、とシロエ君。
シロエ 「お二人の間で話がつくなら、かまいません」
Aブルー「そうじゃなくって…」
シロエ 「じゃあ、何です?」
Aブルー「お寺だよ!」
お寺じゃないと困るんだよね、と言ってますけど。
何故に…?
2024/02/03 (Sat)
☆七福神巡りが必須
2月1日は学校を欠席、節分の行先を相談な面々ですけど。
ソルジャーが登場、行先はお寺がいいと言い出しまして…。
シロエ 「お寺じゃないと困る、と言われてもですね…」
サム 「キースに厄を押し付けるには、寺なのかよ?」
神社でもかまわねえんでねえの、とサム君の言。
サム 「神社の節分も、祈る形が違うだけでよ…」
シロエ 「目的は同じだと思いますけど?」
ジョミー「だよねえ、豆をまくのも同じだし…」
Aブルー「でもさ、七福神巡りをやってる所って…」
何処か他にもあるのかい、とソルジャーの問い。
Aブルー「毎年、お寺でやっているよね、あそこの他に」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と一同、深い溜息。
シロエ 「七福神巡りは、必須なんですね?」
Aブルー「そう! やっぱり、行っておかないと…」
後になって後悔したって遅いからね、とソルジャー、真剣。
Aブルー「いつもと違うことをするのは、リスキーだしさ」
シロエ 「違う所に決めた場合に、何かあったら…」
ぼくたちのせいにする気ですか、とシロエ君の悪い顔色。
シロエ 「いつもの所に行ってたら、ということで…」
Aブルー「ピンポーン!」
そうに決まっているだろう、とソルジャー、即答。
Aブルー「同じ神様、仏様にお参りするのが筋だよね」
一同 「「「うっ…」」」
それはそうかも、と誰も言い返せない件。
Aブルー「願掛けとかでも、同じ所に通うんだろう?」
シロエ 「そうですね…」
Aブルー「ほらね、だからこそ、お寺でなくちゃ!」
いつもの七福神巡り、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「厄はキースに丸投げでいいし」
キース 「何故、そうなる!」
俺は引き受けた覚えはないぞ、とキース君、グッと拳を。
キース 「言い出しっぺが引き受けるべきだろう!」
Aブルー「お坊さんだよね?」
キース 「は?」
Aブルー「此処は進んで…」
そういう務めも引き受けるべき、という台詞。
厄もですか…?
2024/02/04 (Sun)
☆こっちの分だけなら
2月1日は学校を休んで、節分の行先を相談中な御一同様。
ソルジャーが来まして、七福神巡りのお寺を指定しまして。
Aブルー「行った先でさ、何があっても、リスクは君に!」
キース 「それは違う気がするんだが!」
Aブルー「でもねえ、お坊さんなんだしさ…」
ぼくの分もお願いしたいくらい、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「そうそう、節分は、ぼくのハーレイも来るし…」
キース 「ヤツの分まで、俺に回すと!?」
厄をか、とキース君、愕然とした顔。
キース 「それは、こっちの分だけだろうな?」
Aブルー「えっと…? どういう意味だい?」
キース 「あんたの世界の分の厄まで、回す気か、と…」
聞いてるんだが、とキース君が震わせる肩。
キース 「リスキーすぎる世界の厄まで、回って来たら…」
シロエ 「ぶっちゃけ、命が危ういですよ」
ジョミー「人類軍がいるらしいしね…」
サム 「真面目にヤベえヤツだぜ、それ」
死ぬんでねえの、とサム君も。
サム 「流石に、気の毒すぎだしよ…」
Aブルー「こっちの世界に限定しろ、って?」
シロエ 「ええ。人道的な面から、お願いしたいです」
まだお浄土には早すぎますし…、とシロエ君。
シロエ 「いくら先輩がお坊さんでも、若すぎですよ」
Aブルー「なるほどねえ…。キース自身も嫌なのかな?」
お浄土行きは…、とソルジャーの問い。
Aブルー「最終的には、目指してるんだろうけど…」
キース 「坊主でなくても、目指すんだが?」
それはともかく…、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「修行も積めていないしな…」
Aブルー「オッケー、それじゃ、そういうことで」
こっちの分だけの厄で頼むよ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ぼくと、ぼくのハーレイの分も、よろしく!」
キース 「何故、そうなる!」
シロエ 「あっちの分じゃないですから…」
Aブルー「ピンポーン!」
引き受けよろしく、と言ってますけど。
マジですか…?
2024/02/05 (Mon)
☆豆をまく理由は
2月1日は学校を休んで節分の相談、そういう面々ですが。
ソルジャーが来まして、お寺を指定で、厄はキース君にと。
Aブルー「お坊さんらしく、そのくらいはね!」
キース 「断固、断る!」
Aブルー「ふうん…? でもねえ、君が断った場合…」
厄の行先が問題で…、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「君が駄目なら、他の誰かに回すしかないし…」
一同 「「「げっ!」」」
嫌すぎる、と一同、ドン引き。
シロエ 「あのですね…! なんで、こっちに!」
Aブルー「そりゃ、誰かが引き受けてくれないと…」
困るからね、とソルジャーの深い溜息。
Aブルー「ぼくとハーレイに厄が来るなんて!」
シロエ 「そのために、お参りするんですけど!」
サム 「そうだぜ、節分っていうのはよ…」
一種の厄除け祈願じゃねえか、とサム君の言。
サム 「豆まきするのも、鬼を追い出してよ…」
シロエ 「厄を追い出すわけですしね」
Aブルー「ああ、なるほど…。すると、キースも…」
豆をまかれる対象かもね、と首を傾げる人。
Aブルー「疫病仏とか言われてるしさ、君たちに!」
キース 「あんたも俺とセットだろうが!」
つまり豆まきの対象だよな、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「俺に豆なら、あんたにも豆だ!」
シロエ 「あー…。だったら、それでいいかもですよ」
お寺なんかに行かなくても、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「此処で豆まき、その人と、キース先輩を…」
サム 「鬼に見立てて追い出すのかよ?」
シロエ 「どうでしょう、今年は、そういう趣向で」
色々と丸く収まりそうです、とニッコリと。
シロエ 「疫病仏を追い出せますしね、厄払いですよ」
キース 「馬鹿か、俺はともかく、この馬鹿は…」
シロエ 「何か問題ありますか?」
キース 「追い出した場合、もっと厄介なことに…」
Aブルー「なりそうだよねえ…?」
気付いてくれて嬉しいよ、と言ってますけど。
どうなると…?
2024/02/06 (Tue)
☆豆まきするなら
2月1日は学校を欠席、生徒会長宅で節分の相談中な面々。
ソルジャー登場で、お寺を指定ですけど、別の案が出て…。
シロエ 「厄介事なんて、無いと思いますけど?」
サム 「うんうん、疫病仏はセットでいねえんだしよ…」
ジョミー「福が来るだけで、厄は来ないよねえ?」
どう考えても、そういうコース、とジョミー君たち。
ジョミー「此処で豆まき、それがいいかも!」
シロエ 「鬼のお面も作りましょうか?」
スウェナ「そうねえ、衣装はパンツかしらね」
鬼には虎のパンツでしょ、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「キースはパンイチ、経験済みだし…」
シロエ 「そうでした! 火だるまショーで法衣が燃えて」
サム 「パンイチで踊っていたっけなあ…」
鬼のパンツもいいんでねえの、とサム君、親指をグッと。
サム 「問題は、セットの相手の方な」
シロエ 「あー…。お面はともかく、パンイチとかは…」
拒否りそうな気が、とシロエ君も。
シロエ 「超絶美形には有り得ないとか、言いそうですよ」
Aブルー「当たり前だよ、パンイチなんて!」
ソレをやるなら代理を置くね、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「どうせ代理は置いてくんだし…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「分からないかな、ハーレイだよ!」
ぼくを追い出しても残るんだから、と威張り返る人。
Aブルー「鬼のパンツは、そっちでよろしく!」
一同 「「「げっ!」」」
追い出すとソレが残るのか、と一同、愕然。
シロエ 「キャプテンだけ、此処に残留ですか…」
サム 「厄介っていうのは、ソレなのかよ…」
Aブルー「ピンポーン!」
それでも追い出したいのかな、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ハーレイが単品で残留だよ?」
シロエ 「でも、鬼のパンツなら豆まき対象です!」
Aブルー「追い出せる、と?」
キース 「そのパンツは誰が履かせるんだ?」
自分で履くとは思えないが、と怖い台詞が。
その通りかも…。
2024/02/07 (Wed)
☆耐性はありそう
2月1日は学校を休んで、節分の行先を相談な面々ですが。
生徒会長宅で豆まきな案が出まして、疫病仏が鬼ですけど。
シロエ 「あー…。キャプテンが履くか、ですよね…」
ジョミー「誰かさんと違って、超絶美形はないけどさ…」
サム 「自分で履いてくれるかってトコだよなあ…」
なんたって鬼のパンツだしよ、とサム君も困った表情。
サム 「パンイチは、抵抗なさそうだけどよ…」
Aブルー「パンイチどころか、マッパもいけるね!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「マッパだってば、丸裸だよ!」
多分、とソルジャー、グッと拳を。
Aブルー「ただの豆まき、大人の時間じゃないんだし!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「大丈夫! 要は、ぶるぅの覗きが問題!」
それと、やるべきことだよね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ぼくと一発やるとなったら、見られていると…」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「平気だってば、そういう話じゃないからね!」
ぼくのハーレイの話なだけで…、と黙らない人。
Aブルー「一発やるってわけじゃなくって、豆まきで…」
ブルー 「帰りたまえ!」
Aブルー「だから、違うと言ってるだろう!」
パンイチに耐性があるかどうかで…、と止まらない喋り。
Aブルー「単に豆まきの鬼ってだけなら、マッパでも!」
ブルー 「退場!」
Aブルー「あのねえ…。何処がいけないのさ、この話の!」
鬼が出来るかどうかだろ、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「パンイチくらいは、きっとオッケー!」
シロエ 「いえ、いいです…」
今の話は無かったことに…、とシロエ君の悪すぎる顔色。
シロエ 「嫌というほど分かりましたよ、駄目なのが…」
Aブルー「えっ、なんで? パンイチ、オッケーだよ?」
シロエ 「そうかもですけど、なんと言うか…」
ジョミー「思いっ切り不幸になりそうでさ…」
Aブルー「鬼だから?」
豆をまいたらいいだろう、と言ってますけど。
違う気が…。
2024/02/08 (Thu)
☆パンツを履かせたら
2月1日は学校を欠席、生徒会長宅で節分の相談中な面々。
ソルジャー登場で、生徒会長の家で豆まきな案ですけれど。
シロエ 「それは確かに、そうなんですけど…」
ジョミー「前提が問題なんだよね…」
Aブルー「だから、パンイチ、オッケーだってば!」
鬼のパンツも履ける筈だよ、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「鬼になったら、豆をまいたら出ていくし!」
シロエ 「でも、その鬼のパンツをですね…」
ジョミー「履かせる時点で、絶対、ろくなことにはさ…」
サム 「ならねえって気がするもんなあ…」
安心材料ってヤツがねえぜ、とサム君も。
サム 「既にフラグが立っていねえか?」
シロエ 「其処なんですよね、ヤバい予感しか…」
Aブルー「あのねえ…。ハーレイには、ぼくの方から…」
ちゃんと説明しておくからさ、とソルジャー、反論。
Aブルー「鬼のパンツを履くように、って!」
シロエ 「でも、出て行った後はどうするんです?」
Aブルー「そりゃ、鬼だから…」
退散だよね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「先に追い出された、ぼくとキースに合流で…」
キース 「待て、パンイチで追って来るのか!?」
Aブルー「そうだけど?」
キース 「俺たちと何処で合流なんだ!」
まさか外ではないだろうな、とキース君の引き攣った顔。
キース 「此処の屋上とかは御免だぞ! 吹きっ晒しは!」
Aブルー「うーん、バス停くらいかなあ?」
キース 「バス停だと!?」
Aブルー「決まってるだろう、お寺に行くんだから!」
七福神巡りは外せないしね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「行くには、バス停!」
キース 「ヤバすぎだろう!」
其処までの道をどうする気だ、とキース君、顔面蒼白。
キース 「パンイチで走って来るとでも!?」
Aブルー「そうなるよねえ…」
シロエ 「ダメすぎですから!」
Aブルー「えっ、どの辺が?」
節分に鬼はつきものだよね、と言ってますけど。
外でパンイチ…?
2024/02/09 (Fri)
☆パンイチはマズイ
2月1日は学校を休んで、節分の行先を相談中な御一同様。
ソルジャーが来まして、生徒会長宅で豆まきする案ですが。
シロエ 「それとこれとは、別ですから!」
ジョミー「そうだよ、外でパンイチなんて!」
通報されてしまうヤツで…、とジョミー君も。
ジョミー「厄介どころじゃないから、ソレ!」
キース 「俺まで捕まりそうなんだが!」
Aブルー「でも、節分だし、確か、そういうお祭りも…」
あったような気が、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「赤とか青の鬼が出て来て、パンツ一丁で…」
シロエ 「暴れ回るヤツなら、着ぐるみですよ!」
Aブルー「そうなのかい?」
ジョミー「考えたら分かると思うけど!」
今は冬だよ、とジョミー君が吊り上げる眉。
ジョミー「あの手のお祭り、外なんだからね!」
Aブルー「鍛えてるから大丈夫だとか、そんなのは?」
シロエ 「ありません!」
少なくとも、アルテメシアでは…、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「ですから、節分にパンイチで道を走るのは…」
ジョミー「普通に通報案件だってば、此処ではさ!」
キース 「ついでに、ヤツが捕まった場合、俺もだな…」
事情聴取で引っ張られるぞ、とキース君の悪すぎる顔色。
キース 「頼むから、それはやめてくれ!」
シロエ 「ぼくたちだって、捕まりそうです!」
誰がパンイチにしたのかで…、とシロエ君もガクブルと。
シロエ 「嫌すぎますから、無かったことに!」
Aブルー「うーん…。でもねえ、ぼくとキースをさ…」
追い出す話になってるわけで…、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「疫病仏に豆をまくんだろう?」
シロエ 「撤回させて頂きます! そんな末路よりは…」
サム 「寺に行くよなあ?」
例年通りのコースでよ、とサム君、うんうん、と。
サム 「七福神巡りでいいじゃねえかよ」
Aブルー「本当かい!?」
シロエ 「まだマシですし…」
消去法でソレにしますよ、と溜息ですけど。
それしか…。
2024/02/10 (Sat)
☆喋らなくていい
学校を休んで行先の相談までした、今年の節分ですけれど。
結局、いつものお寺に決定、当日は朝イチで集合でして…。
シロエ 「おはようございます。寒いですよね…」
ジョミー「ブルーの家で、豆まきしたかったよね…」
スウェナ「思いっ切り、節分寒波だものね…」
外は冷えるわよ、とスウェナちゃんが嘆くバス停横の歩道。
スウェナ「現地集合の方がマシだったかしら?」
サム 「でもよ、あそこも寒いんだぜ?」
シロエ 「山からの風が来ますからねえ…」
ジョミー「なんで、こうなっちゃうんだろう…」
家の中で豆まきのチャンスだったのに…、とジョミー君。
ジョミー「疫病仏も放り出せたし、一石二鳥で…」
シロエ 「オマケが怖すぎたからですよ…」
キース 「俺の立場はどうなるんだ!」
追い出される所だったんだぞ、とキース君の仏頂面。
キース 「あの馬鹿野郎とセットで鬼とか…」
Aブルー「ホントにねえ…。ぼくも立場がないヤツだよね」
??? 「皆さん、おはようございます」
今日はよろしく、とキャプテン(会話表記はA船長)たち。
A船長 「パンイチの危機を回避出来たそうで…」
一同 「「「げっ!」」」
バス停でソレは言わなくていい、と一同、ワタワタ。
シロエ 「その件なら、もういいですから!」
ブルー 「済んだことだし、スルーでね!」
A船長 「そうですか?」
シロエ 「そうなんです!」
それよりバスが来ましたよ、とシロエ君が指差すバス。
シロエ 「いいお参りにしたいですしね!」
A船長 「はあ…。そのためには、ノーコメントで、と?」
ブルー 「沈黙は金と言うからね!」
A船長 「なるほど、それは大切ですね!」
金は何より大事ですし、とキャプテンの笑顔。
A船長 「パンツの中に、大切にしまっておくもので…」
一同 「「「は?」」」
A船長 「金は喋りませんからねえ…」
一同 「「「???」」」
話が全く見えないんだが、と誰もがキョトン。
何のこと…?
2024/02/11 (Sun)
☆金が大切な理由
今年の節分も七福神巡りになってしまって、バス停に集合。
路線バスがやって来たわけですけど、キャプテンが謎発言。
シロエ 「それより、先にバスですよ!」
ジョミー「乗らないと行ってしまうしね!」
A船長 「ええ、バスの方も重要ですとも!」
まずは乗って、と一同、バスへ。
A船長 「良かったですね、最後尾のシートが今年も…」
Aブルー「誰もいなくて、座れるってね!」
密着座り、とキャプテンが座って、膝の上にソルジャーが。
Aブルー「節分には、コレも大切だしさ…」
A船長 「お願い事に行くわけですしね」
Aブルー「年に一度の、夫婦和合を頼むチャンスで!」
A船長 「金のパワーも、しっかりお願いしませんと…」
パンツの中で黙っていても…、とキャプテンも。
A船長 「沈黙は金と伺いましたし、今年はきっと…」
Aブルー「御利益バッチリになりそうだよね!」
金の方にも、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「でもさ、みんな、分かってないような気が…」
A船長 「何がです?」
Aブルー「金のことだよ、キョトンとしてたし…」
今も分かっていないんじゃあ…、と首を傾げる人。
Aブルー「どうかな、意味が分かってる?」
一同 「「「…………」」」
バスの中では他人だ、他人、と一同、他人のふり。
Aブルー「無視してないで、ちゃんと聞くべき!」
A船長 「私たちが何かしたのでしょうか?」
Aブルー「いつものことだよ、この座り方が…」
気に入らないというだけなんだよね、とブツブツブツ。
Aブルー「それはいいけど、金が大事な話はさ…」
A船長 「聞いて頂きたいという気はしますね」
Aブルー「そうだろう? せめて質問くらいはさ…」
してくれないかな、とソルジャーの不満そうな顔。
Aブルー「どうして金が大切か、とか…」
A船長 「パンツの中にしまっておくのは、基本ですが…」
Aブルー「その辺も含めて…」
しっかりと知って欲しいよね、と言ってますけど。
金をですか?
2024/02/12 (Mon)
☆パンツにしまうなら
今年の節分も七福神巡りでお寺へ、路線バスで出発な面々。
ソルジャー夫妻が密着座りで、他人のふりな一同ですけど。
Aブルー「ねえ、聞いてる? ぼくたちの話を!」
一同 (((他人だ、他人…)))
喋ったら負け、と沈黙を続ける御一同様。
Aブルー「まあいいけどね…。ハーレイ、二人で解説を!」
A船長 「皆さん、黙っておられるのですが?」
Aブルー「いいんだってば、要は解説!」
金の話をみっちりと…、とソルジャー、喋る気満々。
Aブルー「そもそも、金は貴重なもので…」
A船長 「一人に一つ、いえ、二つしか無いですし…」
Aブルー「そうなんだよねえ、ただでも貴重な金なのに!」
この世界でも、ぼくの世界でもね、とソルジャーの言。
Aブルー「特にこっちは、金の相場にうるさくて…」
A船長 「は?」
Aブルー「いわゆる金だよ、貴金属の!」
A船長 「ああ、そういえば、うるさいそうですねえ…」
私たちの世界よりも、と頷くキャプテン。
A船長 「延べ棒を買う人も多いそうで…」
Aブルー「金で出来た仏像なんかも人気らしいよ」
仏具だしね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「税金がかからないんだったか、そんな話で」
A船長 「はあ…。信仰の対象だからですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
なんともセコイ話だけどさ、とソルジャーが広げる両手。
Aブルー「パンツの中にしまうくらいは、マシな方だよ!」
A船長 「しまっている人もいるんでしょうか?」
Aブルー「うーん…。パンツの中となると、どうかな…」
真珠は鉄板らしいけどね、と妙な台詞が。
A船長 「真珠ですか?」
Aブルー「そう聞いてるねえ…」
感度が上がるって話だよ、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「機会があったら、是非、君にもね!」
A船長 「何をです?」
Aブルー「真珠だってば!」
A船長 「パンツの中にしまうわけですか?」
話が全く見えませんが、とキャプテン、怪訝そうな顔。
真珠…?
2024/02/13 (Tue)
☆感度アップなブツ
節分はお寺で七福神巡り、路線バスで出発な面々ですけど。
車内で密着座りなソルジャー夫妻、一方的に喋りまくりで。
Aブルー「パンツの中には違いないねえ…」
A船長 「はあ…。すると感度が上がるのですか?」
ネックレスでも巻いておくだとか…、とキャプテンの問い。
A船長 「今一つ、よく分かりませんが…」
Aブルー「いい線は行っているんだけどさ…」
A船長 「ネックレスとは違うのでしょうか?」
Aブルー「君の感度が上がるってわけじゃないからね!」
其処が大事な所なんだよ、とソルジャーの言。
Aブルー「いい思いをするのは、ぼくの方でさ…」
A船長 「では、あなたが真珠を装備なさる、と?」
Aブルー「違うって! 真珠は君がしまうんだけど…」
ソレで感度が上がるのが、ぼく、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「やって欲しいな、是非とも、いつか!」
A船長 「どんな具合に装備なんです?」
Aブルー「まずは、ノルディに頼むトコから!」
どっちのノルディでもいいんだけどさ、と妙な台詞が。
Aブルー「手術の腕なら、どっちも同じで凄い筈だし!」
A船長 「手術ですって!?」
Aブルー「そう! 真珠を埋めるには手術だってね!」
こっちのノルディが詳しいのかも、と首を傾げる人。
Aブルー「何処に埋めるべきか、ポイントとかに…」
A船長 「そんなもの、何処に埋めるんです!」
Aブルー「決まってるだろう、アソコだよ!」
君の息子で、スッポンタケの養父、と嫌すぎる単語。
Aブルー「真珠を埋めたら、こう、イボが出来て…」
一同 (((うっ…)))
Aブルー「ぼくの中に入れると当たって、感度がね!」
一同 (((ひぃぃっ!)))
黙ってくれ、と一同、心で絶叫。
Aブルー「やっぱり、こっちのノルディかなあ…」
A船長 「私は手術は困るのですが!」
Aブルー「大丈夫! 特別休暇で、ちょっと休んで!」
日帰り手術もいけるかも、と言ってますけど。
退場案件では…?
2024/02/14 (Wed)
☆縮んだそうです
節分は七福神巡りでお寺へ、路線バスで出発な面々ですが。
後部座席で密着座りなソルジャー夫妻が、恐ろしい会話で。
Aブルー「日帰り手術が出来るといいけど…」
A船長 「私は、そういう手術は、ちょっと…!」
腰が引けます、とキャプテンの悪い顔色。
A船長 「アソコに真珠を埋め込むなんて、怖すぎて…」
Aブルー「どうして君が怖がるんだい?」
A船長 「繊細な場所じゃないですか!」
パンツの中にしまっておくほどの…、と震えている声。
A船長 「そんな改造は嫌なのですが!」
Aブルー「あー…。そういえば、ヘタレだったっけ…」
金も縮んでいそうだよね、とソルジャー、溜息。
Aブルー「どう、縮んでる?」
A船長 「縮みましたとも、寿命ともども!」
Aブルー「仕方ないねえ、話を金に戻そうか…」
みんなも顔色が悪いようだし…、と見回すソルジャー。
Aブルー「文句があるなら、何か言ったら?」
一同 (((絶対、他人だ!)))
此処までヤバい話をされたら…、と誰もが沈黙。
Aブルー「やっぱり沈黙は金らしいねえ…」
A船長 「そのようです。私の金は、まだ縮んでますが…」
時価が下がっていそうですよ、とキャプテンの言。
A船長 「縮めば、量も減りますし…」
Aブルー「ダメすぎるから!」
早く戻してくれたまえ、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「夫婦和合を頼みに行くのに、減るなんて!」
A船長 「ですが、真珠の話が怖すぎまして…」
Aブルー「アレなら白紙撤回だよ!」
A船長 「戻るのに時間がかかるんですよ…」
なにしろヘタレなものですから、とキャプテンが竦める肩。
A船長 「一度縮むと、当分、元には戻らないかと…」
Aブルー「それなら、ぼくが…」
一発で元に戻してあげる、とソルジャーの笑み。
Aブルー「こう、手を後ろに回してさ…」
A船長 「お触りですか?」
Aブルー「それもいいけど…」
パンツにも手が届くわけで、とニッコリと。
何をすると…?
2024/02/15 (Thu)
さて2月。1日は普通に木曜ですけど、学校を休んだ面々。
朝から生徒会長宅に集合、そういう申し合わせなわけで…。
シロエ 「おはようございます! 寒いですよね…」
サム 「仕方ねえだろ、今が一番寒い時期だぜ」
ジョミー「節分寒波っていうヤツだよね…」
毎年、ホントに寒くなるのが不思議でさ、とジョミー君。
ジョミー「これってやっぱり、昔の人の知恵なのかな?」
ブルー 「経験則というヤツだろうね、どちらかと言えば」
君たちだって経験しつつあるだろう、と生徒会長の言。
ブルー 「大雪だったり、いろんな節分寒波をさ」
シロエ 「まあ、そうですよね…。今年はどうでしょう?」
ブルー 「さあねえ、縁起が良くない人もいるけど…」
サム 「けどよ、一手に引き受けるしよ…」
厄は丸投げでいいんでねえの、とサム君の視線が向いた方。
サム 「なにしろ疫病仏だしよ」
キース 「字が違うだろう!」
シロエ 「細かいことだと思いますよ、ソレ」
音が同じならいいんです、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「ときに皆さん、欠席届けは、どう書きました?」
ジョミー「えっ、節分の相談で休みます、って…」
サム 「俺もソレだし、みんな、ソレだろ?」
シロエ 「どうなんでしょう、キース先輩、そうですか?」
節分の相談と書きましたか、とシロエ君の問い。
シロエ 「それとも、何か他の理由を?」
キース 「決まってるだろう、月参りだ!」
午前も午後も入ったので、と書いて出した、と副住職。
キース 「誰が節分などと、厚かましく書くか!」
シロエ 「ほらね、こういう人ですから…」
足並みが揃わなくなるんですよ、とシロエ君、深い溜息。
シロエ 「息が合わないと、厄を呼び込みそうですし…」
ブルー 「うん、つけ込まれる隙は出来るね」
サム 「行いからして、厄を呼ぶのな…」
キース 「お前たちが回して来るんだろう!」
先月もババを引かせやがって、と唸る人。
土鍋ダンスの件…?
2024/02/01 (Thu)
☆お坊さんの役目は
2月1日なんですけれども、節分の相談で欠席な御一同様。
欠席届けの中身が問題、キース君だけ月参りと書いたとか。
サム 「念仏踊りは、自発的に踊ったんじゃねえかよ」
シロエ 「ええ、土鍋も選んで被りましたし…」
自己責任じゃないですか、とシロエ君の鋭い指摘。
シロエ 「誰一人として、被れとは言っていないんですよ」
サム 「念仏踊りも、頼んでねえぜ?」
土鍋を被って踊る条件ではあったけどよ、とサム君も。
サム 「何を踊るかの指定は、無かったわけだしよ…」
ジョミー「盆踊りで済んでいたと思うよ、あの場合」
頭に土鍋なんだしさ、とジョミー君も同意。
ジョミー「それを勝手に、念仏踊りにしたんだし…」
シロエ 「キース先輩の意志ってヤツです、何もかもが」
キース 「だが、大量の酒を無理やりにだな…!」
シロエ 「お布施ですけど?」
お布施をさせて頂いたんです、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「何か文句がありますか?」
キース 「断れないのを承知で飲ませたろうが!」
シロエ 「でないと、自分がヤバいですから!」
サム 「うんうん、誰かが犠牲になるべきでよ…」
職業柄、坊主の役目だよな、とサム君の言。
サム 「人の嫌がる務めも進んで引き受けてよ…」
シロエ 「自己犠牲の精神を発揮すべきです!」
ジョミー「だよねえ、即身仏もあるしさ…」
お坊さんって、そういうヤツ、とジョミー君が挙げたブツ。
ジョミー「そこまでやれって言ってないしさ…」
シロエ 「ひれ酒の味も、気に入っていた筈ですし…」
サム 「お布施して、悪いわけがねえだろ」
一人で厄もババも引けよな、とサム君の突き放し。
サム 「欠席理由も月参りにしたほど、坊主なんだぜ?」
シロエ 「言えてますよね、骨の髄までお坊さんです」
ジョミー「節分の行先、お寺がいいかな」
シロエ 「キース先輩に厄を丸投げだったら…」
お寺にしておくべきでしょう、との声ですけど。
それで決定?
2024/02/02 (Fri)
☆お寺に行きたい人
2月1日は学校を休んで、節分の相談な御一同様ですけど。
キース君だけ欠席理由が月参りだとか、お坊さんならでは。
サム 「だよなあ、厄はキースに投げるべきだぜ」
??? 「厄はともかく、お寺だってば!」
行先はね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「あのねえ…」
なんで来ただけで引かれるかな、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「単にお寺と言っただけでさ、まだ何も…」
シロエ 「していなくても、何かやらかすでしょう!」
いつもそうです、とシロエ君が吊り上げる眉。
シロエ 「キース先輩とセットで疫病仏で、毎回、毎回!」
Aブルー「まあ、そうだけど、先月はさ…」
被害はキースだけだったしね、と開き直る人。
Aブルー「ついでに、君たちは丸儲けなコースで…」
キース 「そういえば、こいつらは食っただけだな…」
好きに飲み食いしていただけだ、とキース君も。
キース 「ひれ酒にしても、俺に強引に飲ませまくって…」
Aブルー「他の面子は、たしなむ程度だっただろう?」
ぶるぅとブルーは飲んでたけどね、とソルジャーの相槌。
Aブルー「だから今回も、そんな感じで!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「厄はキースに丸投げするって聞いたけど?」
何かあった時は君がババだよ、とソルジャー、決め付け。
Aブルー「ぼくが言いたいのは、行先だけ!」
シロエ 「はあ…。でも、どうしてお寺になるんです?」
サム 「キースに厄を押し付けるのかよ?」
あんたも疫病仏なんだぜ、とサム君の言。
サム 「あんまり関係ねえような気が…」
シロエ 「厄の押し付け合いですか?」
好きにしてくれていいですけどね、とシロエ君。
シロエ 「お二人の間で話がつくなら、かまいません」
Aブルー「そうじゃなくって…」
シロエ 「じゃあ、何です?」
Aブルー「お寺だよ!」
お寺じゃないと困るんだよね、と言ってますけど。
何故に…?
2024/02/03 (Sat)
☆七福神巡りが必須
2月1日は学校を欠席、節分の行先を相談な面々ですけど。
ソルジャーが登場、行先はお寺がいいと言い出しまして…。
シロエ 「お寺じゃないと困る、と言われてもですね…」
サム 「キースに厄を押し付けるには、寺なのかよ?」
神社でもかまわねえんでねえの、とサム君の言。
サム 「神社の節分も、祈る形が違うだけでよ…」
シロエ 「目的は同じだと思いますけど?」
ジョミー「だよねえ、豆をまくのも同じだし…」
Aブルー「でもさ、七福神巡りをやってる所って…」
何処か他にもあるのかい、とソルジャーの問い。
Aブルー「毎年、お寺でやっているよね、あそこの他に」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と一同、深い溜息。
シロエ 「七福神巡りは、必須なんですね?」
Aブルー「そう! やっぱり、行っておかないと…」
後になって後悔したって遅いからね、とソルジャー、真剣。
Aブルー「いつもと違うことをするのは、リスキーだしさ」
シロエ 「違う所に決めた場合に、何かあったら…」
ぼくたちのせいにする気ですか、とシロエ君の悪い顔色。
シロエ 「いつもの所に行ってたら、ということで…」
Aブルー「ピンポーン!」
そうに決まっているだろう、とソルジャー、即答。
Aブルー「同じ神様、仏様にお参りするのが筋だよね」
一同 「「「うっ…」」」
それはそうかも、と誰も言い返せない件。
Aブルー「願掛けとかでも、同じ所に通うんだろう?」
シロエ 「そうですね…」
Aブルー「ほらね、だからこそ、お寺でなくちゃ!」
いつもの七福神巡り、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「厄はキースに丸投げでいいし」
キース 「何故、そうなる!」
俺は引き受けた覚えはないぞ、とキース君、グッと拳を。
キース 「言い出しっぺが引き受けるべきだろう!」
Aブルー「お坊さんだよね?」
キース 「は?」
Aブルー「此処は進んで…」
そういう務めも引き受けるべき、という台詞。
厄もですか…?
2024/02/04 (Sun)
☆こっちの分だけなら
2月1日は学校を休んで、節分の行先を相談中な御一同様。
ソルジャーが来まして、七福神巡りのお寺を指定しまして。
Aブルー「行った先でさ、何があっても、リスクは君に!」
キース 「それは違う気がするんだが!」
Aブルー「でもねえ、お坊さんなんだしさ…」
ぼくの分もお願いしたいくらい、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「そうそう、節分は、ぼくのハーレイも来るし…」
キース 「ヤツの分まで、俺に回すと!?」
厄をか、とキース君、愕然とした顔。
キース 「それは、こっちの分だけだろうな?」
Aブルー「えっと…? どういう意味だい?」
キース 「あんたの世界の分の厄まで、回す気か、と…」
聞いてるんだが、とキース君が震わせる肩。
キース 「リスキーすぎる世界の厄まで、回って来たら…」
シロエ 「ぶっちゃけ、命が危ういですよ」
ジョミー「人類軍がいるらしいしね…」
サム 「真面目にヤベえヤツだぜ、それ」
死ぬんでねえの、とサム君も。
サム 「流石に、気の毒すぎだしよ…」
Aブルー「こっちの世界に限定しろ、って?」
シロエ 「ええ。人道的な面から、お願いしたいです」
まだお浄土には早すぎますし…、とシロエ君。
シロエ 「いくら先輩がお坊さんでも、若すぎですよ」
Aブルー「なるほどねえ…。キース自身も嫌なのかな?」
お浄土行きは…、とソルジャーの問い。
Aブルー「最終的には、目指してるんだろうけど…」
キース 「坊主でなくても、目指すんだが?」
それはともかく…、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「修行も積めていないしな…」
Aブルー「オッケー、それじゃ、そういうことで」
こっちの分だけの厄で頼むよ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ぼくと、ぼくのハーレイの分も、よろしく!」
キース 「何故、そうなる!」
シロエ 「あっちの分じゃないですから…」
Aブルー「ピンポーン!」
引き受けよろしく、と言ってますけど。
マジですか…?
2024/02/05 (Mon)
☆豆をまく理由は
2月1日は学校を休んで節分の相談、そういう面々ですが。
ソルジャーが来まして、お寺を指定で、厄はキース君にと。
Aブルー「お坊さんらしく、そのくらいはね!」
キース 「断固、断る!」
Aブルー「ふうん…? でもねえ、君が断った場合…」
厄の行先が問題で…、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「君が駄目なら、他の誰かに回すしかないし…」
一同 「「「げっ!」」」
嫌すぎる、と一同、ドン引き。
シロエ 「あのですね…! なんで、こっちに!」
Aブルー「そりゃ、誰かが引き受けてくれないと…」
困るからね、とソルジャーの深い溜息。
Aブルー「ぼくとハーレイに厄が来るなんて!」
シロエ 「そのために、お参りするんですけど!」
サム 「そうだぜ、節分っていうのはよ…」
一種の厄除け祈願じゃねえか、とサム君の言。
サム 「豆まきするのも、鬼を追い出してよ…」
シロエ 「厄を追い出すわけですしね」
Aブルー「ああ、なるほど…。すると、キースも…」
豆をまかれる対象かもね、と首を傾げる人。
Aブルー「疫病仏とか言われてるしさ、君たちに!」
キース 「あんたも俺とセットだろうが!」
つまり豆まきの対象だよな、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「俺に豆なら、あんたにも豆だ!」
シロエ 「あー…。だったら、それでいいかもですよ」
お寺なんかに行かなくても、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「此処で豆まき、その人と、キース先輩を…」
サム 「鬼に見立てて追い出すのかよ?」
シロエ 「どうでしょう、今年は、そういう趣向で」
色々と丸く収まりそうです、とニッコリと。
シロエ 「疫病仏を追い出せますしね、厄払いですよ」
キース 「馬鹿か、俺はともかく、この馬鹿は…」
シロエ 「何か問題ありますか?」
キース 「追い出した場合、もっと厄介なことに…」
Aブルー「なりそうだよねえ…?」
気付いてくれて嬉しいよ、と言ってますけど。
どうなると…?
2024/02/06 (Tue)
☆豆まきするなら
2月1日は学校を欠席、生徒会長宅で節分の相談中な面々。
ソルジャー登場で、お寺を指定ですけど、別の案が出て…。
シロエ 「厄介事なんて、無いと思いますけど?」
サム 「うんうん、疫病仏はセットでいねえんだしよ…」
ジョミー「福が来るだけで、厄は来ないよねえ?」
どう考えても、そういうコース、とジョミー君たち。
ジョミー「此処で豆まき、それがいいかも!」
シロエ 「鬼のお面も作りましょうか?」
スウェナ「そうねえ、衣装はパンツかしらね」
鬼には虎のパンツでしょ、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「キースはパンイチ、経験済みだし…」
シロエ 「そうでした! 火だるまショーで法衣が燃えて」
サム 「パンイチで踊っていたっけなあ…」
鬼のパンツもいいんでねえの、とサム君、親指をグッと。
サム 「問題は、セットの相手の方な」
シロエ 「あー…。お面はともかく、パンイチとかは…」
拒否りそうな気が、とシロエ君も。
シロエ 「超絶美形には有り得ないとか、言いそうですよ」
Aブルー「当たり前だよ、パンイチなんて!」
ソレをやるなら代理を置くね、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「どうせ代理は置いてくんだし…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「分からないかな、ハーレイだよ!」
ぼくを追い出しても残るんだから、と威張り返る人。
Aブルー「鬼のパンツは、そっちでよろしく!」
一同 「「「げっ!」」」
追い出すとソレが残るのか、と一同、愕然。
シロエ 「キャプテンだけ、此処に残留ですか…」
サム 「厄介っていうのは、ソレなのかよ…」
Aブルー「ピンポーン!」
それでも追い出したいのかな、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ハーレイが単品で残留だよ?」
シロエ 「でも、鬼のパンツなら豆まき対象です!」
Aブルー「追い出せる、と?」
キース 「そのパンツは誰が履かせるんだ?」
自分で履くとは思えないが、と怖い台詞が。
その通りかも…。
2024/02/07 (Wed)
☆耐性はありそう
2月1日は学校を休んで、節分の行先を相談な面々ですが。
生徒会長宅で豆まきな案が出まして、疫病仏が鬼ですけど。
シロエ 「あー…。キャプテンが履くか、ですよね…」
ジョミー「誰かさんと違って、超絶美形はないけどさ…」
サム 「自分で履いてくれるかってトコだよなあ…」
なんたって鬼のパンツだしよ、とサム君も困った表情。
サム 「パンイチは、抵抗なさそうだけどよ…」
Aブルー「パンイチどころか、マッパもいけるね!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「マッパだってば、丸裸だよ!」
多分、とソルジャー、グッと拳を。
Aブルー「ただの豆まき、大人の時間じゃないんだし!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「大丈夫! 要は、ぶるぅの覗きが問題!」
それと、やるべきことだよね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ぼくと一発やるとなったら、見られていると…」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「平気だってば、そういう話じゃないからね!」
ぼくのハーレイの話なだけで…、と黙らない人。
Aブルー「一発やるってわけじゃなくって、豆まきで…」
ブルー 「帰りたまえ!」
Aブルー「だから、違うと言ってるだろう!」
パンイチに耐性があるかどうかで…、と止まらない喋り。
Aブルー「単に豆まきの鬼ってだけなら、マッパでも!」
ブルー 「退場!」
Aブルー「あのねえ…。何処がいけないのさ、この話の!」
鬼が出来るかどうかだろ、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「パンイチくらいは、きっとオッケー!」
シロエ 「いえ、いいです…」
今の話は無かったことに…、とシロエ君の悪すぎる顔色。
シロエ 「嫌というほど分かりましたよ、駄目なのが…」
Aブルー「えっ、なんで? パンイチ、オッケーだよ?」
シロエ 「そうかもですけど、なんと言うか…」
ジョミー「思いっ切り不幸になりそうでさ…」
Aブルー「鬼だから?」
豆をまいたらいいだろう、と言ってますけど。
違う気が…。
2024/02/08 (Thu)
☆パンツを履かせたら
2月1日は学校を欠席、生徒会長宅で節分の相談中な面々。
ソルジャー登場で、生徒会長の家で豆まきな案ですけれど。
シロエ 「それは確かに、そうなんですけど…」
ジョミー「前提が問題なんだよね…」
Aブルー「だから、パンイチ、オッケーだってば!」
鬼のパンツも履ける筈だよ、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「鬼になったら、豆をまいたら出ていくし!」
シロエ 「でも、その鬼のパンツをですね…」
ジョミー「履かせる時点で、絶対、ろくなことにはさ…」
サム 「ならねえって気がするもんなあ…」
安心材料ってヤツがねえぜ、とサム君も。
サム 「既にフラグが立っていねえか?」
シロエ 「其処なんですよね、ヤバい予感しか…」
Aブルー「あのねえ…。ハーレイには、ぼくの方から…」
ちゃんと説明しておくからさ、とソルジャー、反論。
Aブルー「鬼のパンツを履くように、って!」
シロエ 「でも、出て行った後はどうするんです?」
Aブルー「そりゃ、鬼だから…」
退散だよね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「先に追い出された、ぼくとキースに合流で…」
キース 「待て、パンイチで追って来るのか!?」
Aブルー「そうだけど?」
キース 「俺たちと何処で合流なんだ!」
まさか外ではないだろうな、とキース君の引き攣った顔。
キース 「此処の屋上とかは御免だぞ! 吹きっ晒しは!」
Aブルー「うーん、バス停くらいかなあ?」
キース 「バス停だと!?」
Aブルー「決まってるだろう、お寺に行くんだから!」
七福神巡りは外せないしね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「行くには、バス停!」
キース 「ヤバすぎだろう!」
其処までの道をどうする気だ、とキース君、顔面蒼白。
キース 「パンイチで走って来るとでも!?」
Aブルー「そうなるよねえ…」
シロエ 「ダメすぎですから!」
Aブルー「えっ、どの辺が?」
節分に鬼はつきものだよね、と言ってますけど。
外でパンイチ…?
2024/02/09 (Fri)
☆パンイチはマズイ
2月1日は学校を休んで、節分の行先を相談中な御一同様。
ソルジャーが来まして、生徒会長宅で豆まきする案ですが。
シロエ 「それとこれとは、別ですから!」
ジョミー「そうだよ、外でパンイチなんて!」
通報されてしまうヤツで…、とジョミー君も。
ジョミー「厄介どころじゃないから、ソレ!」
キース 「俺まで捕まりそうなんだが!」
Aブルー「でも、節分だし、確か、そういうお祭りも…」
あったような気が、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「赤とか青の鬼が出て来て、パンツ一丁で…」
シロエ 「暴れ回るヤツなら、着ぐるみですよ!」
Aブルー「そうなのかい?」
ジョミー「考えたら分かると思うけど!」
今は冬だよ、とジョミー君が吊り上げる眉。
ジョミー「あの手のお祭り、外なんだからね!」
Aブルー「鍛えてるから大丈夫だとか、そんなのは?」
シロエ 「ありません!」
少なくとも、アルテメシアでは…、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「ですから、節分にパンイチで道を走るのは…」
ジョミー「普通に通報案件だってば、此処ではさ!」
キース 「ついでに、ヤツが捕まった場合、俺もだな…」
事情聴取で引っ張られるぞ、とキース君の悪すぎる顔色。
キース 「頼むから、それはやめてくれ!」
シロエ 「ぼくたちだって、捕まりそうです!」
誰がパンイチにしたのかで…、とシロエ君もガクブルと。
シロエ 「嫌すぎますから、無かったことに!」
Aブルー「うーん…。でもねえ、ぼくとキースをさ…」
追い出す話になってるわけで…、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「疫病仏に豆をまくんだろう?」
シロエ 「撤回させて頂きます! そんな末路よりは…」
サム 「寺に行くよなあ?」
例年通りのコースでよ、とサム君、うんうん、と。
サム 「七福神巡りでいいじゃねえかよ」
Aブルー「本当かい!?」
シロエ 「まだマシですし…」
消去法でソレにしますよ、と溜息ですけど。
それしか…。
2024/02/10 (Sat)
☆喋らなくていい
学校を休んで行先の相談までした、今年の節分ですけれど。
結局、いつものお寺に決定、当日は朝イチで集合でして…。
シロエ 「おはようございます。寒いですよね…」
ジョミー「ブルーの家で、豆まきしたかったよね…」
スウェナ「思いっ切り、節分寒波だものね…」
外は冷えるわよ、とスウェナちゃんが嘆くバス停横の歩道。
スウェナ「現地集合の方がマシだったかしら?」
サム 「でもよ、あそこも寒いんだぜ?」
シロエ 「山からの風が来ますからねえ…」
ジョミー「なんで、こうなっちゃうんだろう…」
家の中で豆まきのチャンスだったのに…、とジョミー君。
ジョミー「疫病仏も放り出せたし、一石二鳥で…」
シロエ 「オマケが怖すぎたからですよ…」
キース 「俺の立場はどうなるんだ!」
追い出される所だったんだぞ、とキース君の仏頂面。
キース 「あの馬鹿野郎とセットで鬼とか…」
Aブルー「ホントにねえ…。ぼくも立場がないヤツだよね」
??? 「皆さん、おはようございます」
今日はよろしく、とキャプテン(会話表記はA船長)たち。
A船長 「パンイチの危機を回避出来たそうで…」
一同 「「「げっ!」」」
バス停でソレは言わなくていい、と一同、ワタワタ。
シロエ 「その件なら、もういいですから!」
ブルー 「済んだことだし、スルーでね!」
A船長 「そうですか?」
シロエ 「そうなんです!」
それよりバスが来ましたよ、とシロエ君が指差すバス。
シロエ 「いいお参りにしたいですしね!」
A船長 「はあ…。そのためには、ノーコメントで、と?」
ブルー 「沈黙は金と言うからね!」
A船長 「なるほど、それは大切ですね!」
金は何より大事ですし、とキャプテンの笑顔。
A船長 「パンツの中に、大切にしまっておくもので…」
一同 「「「は?」」」
A船長 「金は喋りませんからねえ…」
一同 「「「???」」」
話が全く見えないんだが、と誰もがキョトン。
何のこと…?
2024/02/11 (Sun)
☆金が大切な理由
今年の節分も七福神巡りになってしまって、バス停に集合。
路線バスがやって来たわけですけど、キャプテンが謎発言。
シロエ 「それより、先にバスですよ!」
ジョミー「乗らないと行ってしまうしね!」
A船長 「ええ、バスの方も重要ですとも!」
まずは乗って、と一同、バスへ。
A船長 「良かったですね、最後尾のシートが今年も…」
Aブルー「誰もいなくて、座れるってね!」
密着座り、とキャプテンが座って、膝の上にソルジャーが。
Aブルー「節分には、コレも大切だしさ…」
A船長 「お願い事に行くわけですしね」
Aブルー「年に一度の、夫婦和合を頼むチャンスで!」
A船長 「金のパワーも、しっかりお願いしませんと…」
パンツの中で黙っていても…、とキャプテンも。
A船長 「沈黙は金と伺いましたし、今年はきっと…」
Aブルー「御利益バッチリになりそうだよね!」
金の方にも、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「でもさ、みんな、分かってないような気が…」
A船長 「何がです?」
Aブルー「金のことだよ、キョトンとしてたし…」
今も分かっていないんじゃあ…、と首を傾げる人。
Aブルー「どうかな、意味が分かってる?」
一同 「「「…………」」」
バスの中では他人だ、他人、と一同、他人のふり。
Aブルー「無視してないで、ちゃんと聞くべき!」
A船長 「私たちが何かしたのでしょうか?」
Aブルー「いつものことだよ、この座り方が…」
気に入らないというだけなんだよね、とブツブツブツ。
Aブルー「それはいいけど、金が大事な話はさ…」
A船長 「聞いて頂きたいという気はしますね」
Aブルー「そうだろう? せめて質問くらいはさ…」
してくれないかな、とソルジャーの不満そうな顔。
Aブルー「どうして金が大切か、とか…」
A船長 「パンツの中にしまっておくのは、基本ですが…」
Aブルー「その辺も含めて…」
しっかりと知って欲しいよね、と言ってますけど。
金をですか?
2024/02/12 (Mon)
☆パンツにしまうなら
今年の節分も七福神巡りでお寺へ、路線バスで出発な面々。
ソルジャー夫妻が密着座りで、他人のふりな一同ですけど。
Aブルー「ねえ、聞いてる? ぼくたちの話を!」
一同 (((他人だ、他人…)))
喋ったら負け、と沈黙を続ける御一同様。
Aブルー「まあいいけどね…。ハーレイ、二人で解説を!」
A船長 「皆さん、黙っておられるのですが?」
Aブルー「いいんだってば、要は解説!」
金の話をみっちりと…、とソルジャー、喋る気満々。
Aブルー「そもそも、金は貴重なもので…」
A船長 「一人に一つ、いえ、二つしか無いですし…」
Aブルー「そうなんだよねえ、ただでも貴重な金なのに!」
この世界でも、ぼくの世界でもね、とソルジャーの言。
Aブルー「特にこっちは、金の相場にうるさくて…」
A船長 「は?」
Aブルー「いわゆる金だよ、貴金属の!」
A船長 「ああ、そういえば、うるさいそうですねえ…」
私たちの世界よりも、と頷くキャプテン。
A船長 「延べ棒を買う人も多いそうで…」
Aブルー「金で出来た仏像なんかも人気らしいよ」
仏具だしね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「税金がかからないんだったか、そんな話で」
A船長 「はあ…。信仰の対象だからですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
なんともセコイ話だけどさ、とソルジャーが広げる両手。
Aブルー「パンツの中にしまうくらいは、マシな方だよ!」
A船長 「しまっている人もいるんでしょうか?」
Aブルー「うーん…。パンツの中となると、どうかな…」
真珠は鉄板らしいけどね、と妙な台詞が。
A船長 「真珠ですか?」
Aブルー「そう聞いてるねえ…」
感度が上がるって話だよ、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「機会があったら、是非、君にもね!」
A船長 「何をです?」
Aブルー「真珠だってば!」
A船長 「パンツの中にしまうわけですか?」
話が全く見えませんが、とキャプテン、怪訝そうな顔。
真珠…?
2024/02/13 (Tue)
☆感度アップなブツ
節分はお寺で七福神巡り、路線バスで出発な面々ですけど。
車内で密着座りなソルジャー夫妻、一方的に喋りまくりで。
Aブルー「パンツの中には違いないねえ…」
A船長 「はあ…。すると感度が上がるのですか?」
ネックレスでも巻いておくだとか…、とキャプテンの問い。
A船長 「今一つ、よく分かりませんが…」
Aブルー「いい線は行っているんだけどさ…」
A船長 「ネックレスとは違うのでしょうか?」
Aブルー「君の感度が上がるってわけじゃないからね!」
其処が大事な所なんだよ、とソルジャーの言。
Aブルー「いい思いをするのは、ぼくの方でさ…」
A船長 「では、あなたが真珠を装備なさる、と?」
Aブルー「違うって! 真珠は君がしまうんだけど…」
ソレで感度が上がるのが、ぼく、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「やって欲しいな、是非とも、いつか!」
A船長 「どんな具合に装備なんです?」
Aブルー「まずは、ノルディに頼むトコから!」
どっちのノルディでもいいんだけどさ、と妙な台詞が。
Aブルー「手術の腕なら、どっちも同じで凄い筈だし!」
A船長 「手術ですって!?」
Aブルー「そう! 真珠を埋めるには手術だってね!」
こっちのノルディが詳しいのかも、と首を傾げる人。
Aブルー「何処に埋めるべきか、ポイントとかに…」
A船長 「そんなもの、何処に埋めるんです!」
Aブルー「決まってるだろう、アソコだよ!」
君の息子で、スッポンタケの養父、と嫌すぎる単語。
Aブルー「真珠を埋めたら、こう、イボが出来て…」
一同 (((うっ…)))
Aブルー「ぼくの中に入れると当たって、感度がね!」
一同 (((ひぃぃっ!)))
黙ってくれ、と一同、心で絶叫。
Aブルー「やっぱり、こっちのノルディかなあ…」
A船長 「私は手術は困るのですが!」
Aブルー「大丈夫! 特別休暇で、ちょっと休んで!」
日帰り手術もいけるかも、と言ってますけど。
退場案件では…?
2024/02/14 (Wed)
☆縮んだそうです
節分は七福神巡りでお寺へ、路線バスで出発な面々ですが。
後部座席で密着座りなソルジャー夫妻が、恐ろしい会話で。
Aブルー「日帰り手術が出来るといいけど…」
A船長 「私は、そういう手術は、ちょっと…!」
腰が引けます、とキャプテンの悪い顔色。
A船長 「アソコに真珠を埋め込むなんて、怖すぎて…」
Aブルー「どうして君が怖がるんだい?」
A船長 「繊細な場所じゃないですか!」
パンツの中にしまっておくほどの…、と震えている声。
A船長 「そんな改造は嫌なのですが!」
Aブルー「あー…。そういえば、ヘタレだったっけ…」
金も縮んでいそうだよね、とソルジャー、溜息。
Aブルー「どう、縮んでる?」
A船長 「縮みましたとも、寿命ともども!」
Aブルー「仕方ないねえ、話を金に戻そうか…」
みんなも顔色が悪いようだし…、と見回すソルジャー。
Aブルー「文句があるなら、何か言ったら?」
一同 (((絶対、他人だ!)))
此処までヤバい話をされたら…、と誰もが沈黙。
Aブルー「やっぱり沈黙は金らしいねえ…」
A船長 「そのようです。私の金は、まだ縮んでますが…」
時価が下がっていそうですよ、とキャプテンの言。
A船長 「縮めば、量も減りますし…」
Aブルー「ダメすぎるから!」
早く戻してくれたまえ、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「夫婦和合を頼みに行くのに、減るなんて!」
A船長 「ですが、真珠の話が怖すぎまして…」
Aブルー「アレなら白紙撤回だよ!」
A船長 「戻るのに時間がかかるんですよ…」
なにしろヘタレなものですから、とキャプテンが竦める肩。
A船長 「一度縮むと、当分、元には戻らないかと…」
Aブルー「それなら、ぼくが…」
一発で元に戻してあげる、とソルジャーの笑み。
Aブルー「こう、手を後ろに回してさ…」
A船長 「お触りですか?」
Aブルー「それもいいけど…」
パンツにも手が届くわけで、とニッコリと。
何をすると…?
2024/02/15 (Thu)
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☆来ない理由が謎
今年はお正月の後に三連休、そういう日の並びですけれど。
その三連休の初日の6日、生徒会長宅に来ている人が問題。
シロエ 「そうですねえ…。車は走っていませんし…」
スウェナ「いくら大雪でも、屋根から雪が落ちて来て…」
マツカ 「埋まるような事故は、この辺りでは…」
聞きませんよね、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「他に大雪で事故といったら、除雪ですけど…」
シロエ 「除雪車とかも来ないですから…」
スウェナ「ほらね、事故なんか有り得ないのよ! でも…」
来ないわよね、とスウェナちゃんが眺めるドアの方向。
スウェナ「三人揃って来ないってことは、三人揃って…」
シロエ 「何かあったか、あるいは個別に何か理由が…」
あるんでしょうね、とシロエ君も。
シロエ 「罰礼で死んでいるんでしょうか?」
マツカ 「ああ、それだったらありそうです」
スウェナ「三が日の間に、色々やらかしそうだものねえ…」
纏めて食らって、三千回なら死ぬかもだわよ、という声が。
スウェナ「4日の朝イチで食らった場合は、ダメージが…」
シロエ 「昨日だけでは、ちょっと抜けないかもですね」
マツカ 「三千回だと、時間もかかりそうですし…」
ブルー 「昼間は軽く潰れるよ、ソレ」
そういう法要があるんだよね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「ひたすら五体投地でお念仏でさ…」
シロエ 「三千回もやるんですか!?」
ブルー 「そうする決まりになってるんだよ」
三千回がお約束なわけ、と解説が。
ブルー 「その法要に参加した人は、数日間は…」
シロエ 「立ち直れないってヤツですね?」
ブルー 「うん。だから若手の人の役目で…」
白羽の矢が立ってしまったら詰み、と怖すぎる台詞。
ブルー 「名誉な役には違いないけど、キツすぎるしさ…」
シロエ 「キース先輩たちも、ソレですか?」
ブルー 「罰礼だから、名誉どころか…」
不名誉な上にキツイだけだね、と言ってますけど。
そのコース…?
2024/01/16 (Tue)
☆来ない人の扱い
お正月の直後に来た三連休、それの初日の6日ですけれど。
生徒会長宅に集う面々、僧籍なメンバーがまだ来ない現実。
シロエ 「確かに不名誉なヤツですよね…」
マツカ 「三が日の間の失敗が、積もった結果ですからね」
スウェナ「三千回どころじゃなかったかもよ?」
昼間では終わらなかったかも、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「夜までかかって五千回とか、ありそうじゃない」
シロエ 「なるほど、ソレだと今日も寝込んでいそうです」
マツカ 「昨日だけでは、ダメージ、抜けませんからね…」
スウェナ「でしょ? もしかしたら、明日も…」
来ないかもよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「今日も待つだけ無駄だわよ、きっと」
シロエ 「そうかもです。じゃあ、先輩たちは抜きで…」
マツカ 「お正月の続きを楽しみましょう」
実際、まだまだ、お正月です、とマツカ君の笑み。
マツカ 「十五日までは、お正月の内ですからね」
シロエ 「そうでした! 明日だって、まだ七草がゆで…」
スウェナ「お正月気分が続くわよねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お正月飾りも、あるもんね!」
鏡餅が消えただけだもん! と家事万能のお子様も。
ぶるぅ 「今日も、しっかりお正月!」
シロエ 「お昼御飯とか、期待していいですよね?」
ぶるぅ 「もっちろ~ん!」
来ていない人の分はどうしようかな、と質問が。
ぶるぅ 「せっかく三連休だしね…」
シロエ 「まさか、家までお届けですか?」
ぶるぅ 「寝込んでるんなら、可哀相だし…」
スウェナ「そんなの、放置でかまわないわよ!」
罰礼でも自業自得でしょ、とスウェナちゃん、キッパリと。
スウェナ「三が日、完璧に勤め上げたら、罰礼は無しよ?」
シロエ 「正論ですよね、ぼくも放置でいいと思います」
ぶるぅ 「んとんと、マツカは?」
マツカ 「お気の毒だと思いますから、お届けで…」
シロエ 「甘すぎです!」
怖いキャラの方でお願いします、と注文が。
見捨てろと?
2024/01/17 (Wed)
☆余計な人が登場
三が日の直後に三連休な今年、それの初日の6日ですけど。
生徒会長宅に集う面々、僧籍な人がまるっと不在な現実が。
マツカ 「えっと…? 怖いキャラとは、何でしょう?」
シロエ 「あー…。マツカ先輩、無自覚でしたっけ…」
スウェナ「だからこそ、最強なんだけど…」
ここは怖い方でいって欲しいわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「いない人の料理まで、フォローは不要だわよ!」
??? 「大いに賛成だよ、ソレは!」
お届けは不要、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「余るんだったら、ぼくが貰って帰るから!」
シロエ 「何故、来るんですか!」
スウェナ「そうよ、来てない人が三人なのよ!?」
Aブルー「ぼくは余計だと言いたいわけ?」
そう解釈していいのかな、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「それとも、足りない三人の分の補欠で…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ぼくのハーレイとか、ぶるぅとかを足せと?」
一同 「「「げっ!」」」
それは困る、と一同、ドン引き。
シロエ 「マツカ先輩、出番です!」
マツカ 「ぼくですか?」
シロエ 「そうです、ここは穏便にですね…!」
お断りを、とシロエ君、必死の形相。
シロエ 「補欠なんかは要りませんから!」
スウェナ「そういうの、得意技でしょ、マツカ!」
マツカ 「ああ、なるほど…。補欠は失礼ですからね」
よろしかったら、是非、正式に…、とマツカ君。
マツカ 「御招待させて頂きますので、ご遠慮なく」
スウェナ「ちょ、なんてことを言うのよ、マツカ!」
シロエ 「逆ですよ、逆!」
マツカ 「いえ、正式なゲストの皆様をですね…」
おもてなしなら、他所にお席を、と御曹司の笑み。
マツカ 「新年早々、ドサクサ紛れの御招待では…」
シロエ 「悪いですから、場所を変えるんですね?」
マツカ 「そうです、ご希望のお店など…」
Aブルー「あのねえ…」
それは追い出す方向だよね、と言ってますけど。
まあねえ…?
2024/01/18 (Thu)
☆自己犠牲の精神
三が日が終わったら直後に三連休、そういう今年ですけど。
連休初日の6日に生徒会長宅に集う面々、僧籍な人が不在。
マツカ 「いえ、追い出すだなんて、とんでもない!」
Aブルー「じゃあ、君たちも一緒に来る、と?」
マツカ 「皆さん、お忙しいですから、ぼくだけが…」
ご一緒させて頂きますよ、とマツカ君、ニッコリ。
マツカ 「大切なゲストを、放ってはおけませんからね」
シロエ 「マツカ先輩、自己犠牲の精神ですか!」
マツカ 「そういうわけでは…。義務と言うべきですよ」
スウェナ「ノブレス・オブリージュね!」
流石はマツカ、とスウェナちゃん、大感激。
スウェナ「もう身についているってことよね、自己犠牲!」
マツカ 「厳しく言われはしますから…」
シロエ 「自己犠牲が当たり前になるわけですね…」
ブルー 「そりゃねえ、それが出来ないようではさ…」
大財閥の一人息子は務まらないよ、と生徒会長も。
ブルー 「誰かさんとは違うってね!」
Aブルー「誰を指してるのか、バレバレだから!」
まあいいけどね、とソルジャーが広げる両手。
Aブルー「マツカ、その心配は要らないってば!」
マツカ 「は?」
Aブルー「補欠のことだよ、ぼくのハーレイとかを…」
連れて来るヤツ、とソルジャーが立てる二本の指。
Aブルー「ぶるぅはともかく、ハーレイの方は…」
マツカ 「ご多忙でしょうか?」
Aブルー「この前、休んだばかりだしねえ…」
特別休暇でガッツリと…、とソルジャーの言。
Aブルー「なにしろ、お正月の二日と言えば…」
一同 「「「二日?」」」
Aブルー「年に一度の、ビッグイベント!」
この日の夜は外せなくて、と威張り返る人。
Aブルー「除夜の鐘で流れた、物凄い数の煩悩を…」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「うんと励んで、回収するのが大事なんだよ!」
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「オッケー?」
それで休んだ直後だしさ、と自慢ですけど。
新年恒例…。
2024/01/19 (Fri)
☆鉢合わせした人
三が日が終わった途端に三連休、今年はそういう日の並び。
連休初日の6日ですけど、生徒会長宅に僧籍な人が未到着。
Aブルー「今年集めた煩悩も、とても凄くてねえ!」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「そう言わないでさ、例年以上にビンビンで…」
ブルー 「退場!」
帰りたまえ、と指した扉が、外からガチャリと。
キース 「何故、帰らねばならんのだ!」
ジョミー「そうだよ、やっと解放されたのに…」
サム 「まったくだぜ。帰れってなんだよ、俺たちによ」
ブルー 「偶然だってば! 帰らせるのは別件で…」
そこへ君たちが来合せただけ、と生徒会長、タラリ冷汗。
ブルー 「ところで、なんで揃って来たわけ?」
キース 「一緒に来たんだ、当然だろう!」
シロエ 「あのぅ…。まさか今朝まで、元老寺ですか?」
ジョミー「そうだけど?」
さっき出て来た所なんだよ、とジョミー君の仏頂面。
ジョミー「なのに、いきなり帰れだなんて!」
サム 「飯の一つも食わせてくれよな、肉多めでよ」
キース 「俺からも頼む、出来れば、こってり系で」
Aブルー「あのさ、話が見えないんだけど?」
いったい何が起きているわけ、とソルジャーの問い。
Aブルー「なにしろ、二日の夜から忙しくって…」
ブルー 「それはいいって!」
Aブルー「覗き見どころじゃなかったんだよ!」
ぼくのハーレイが凄すぎてさ、と止まらない喋り。
Aブルー「ぶるぅが真横でガン見してても、ガンガンと!」
ブルー 「黙らないなら、放り出すよ!?」
キース 「そうか、こいつを放り出そうとしていた、と…」
ブルー 「是非とも、お帰り願いたいしね!」
君たちの事情も知りたいけれど、と生徒会長が眺める扉。
ブルー 「でも、その事情を聞くとなったら、弱冠一名…」
シロエ 「迷惑な人まで残留ですよ、お帰りにならずに!」
キース 「では、俺たちにも是非、出て行け、と?」
この馬鹿野郎を連れて帰れとでも、と文句ですけど。
退場…?
2024/01/20 (Sat)
☆巻き添えは困る
三が日が終わった直後に、また三連休が来る今年ですけど。
連休の初日に生徒会長宅集う面々、僧籍な面子が遅れた件。
シロエ 「頼めば、そうして貰えるんですか?」
キース 「この馬鹿野郎と、帰れってか!?」
シロエ 「そうなりますよね、今の流れだと」
乗り掛かった舟でどうでしょうか、とシロエ君の言。
シロエ 「先輩たちの事情は聞きませんから、お早めに…」
キース 「お引き取りを、と言う気か、貴様!」
シロエ 「だって、渡りに船ですからね」
それが一番良さげなんです、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「事情が聞けないのは、残念ですけど…」
スウェナ「誰かさんが消えてくれたら、嬉しいわよね」
ジョミー「ちょ、ぼくたちも巻き添えなわけ!?」
サム 「俺とジョミーも、消えろってか!?」
あんまりだぜ、とサム君が顰める顔。
サム 「キースだけにしといてくれよな、退場はよ」
ジョミー「だよねえ、そしたら事情も説明出来るしさ…」
ぼくとサムで、とジョミー君から提案が。
ジョミー「キース抜きでも、事情は分かるよ?」
シロエ 「なるほど、一理ありますね…」
スウェナ「そうね、ついでにキースと、そこの人って…」
セットだったと思うわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「疫病仏でしょ、二人揃えば」
シロエ 「そうでした! まさに今、揃っていますよね」
ジョミー「ほら、その二人だけを追い出したらさ…」
厄にもサヨナラ出来そうだけど、とジョミー君、目がマジ。
ジョミー「追い出した後は、塩を撒いたら完璧だよ!」
シロエ 「いいかもです!」
スウェナ「それでいきましょ、キースもそれで…」
いいじゃないの、とスウェナちゃん、ニコッと。
スウェナ「道連れもいるし、出て行きなさいよ」
キース 「なんでそういうことになるんだ!」
Aブルー「そうだよ、ぼくにしたって、いい迷惑で…」
キース 「逆だろうが!」
巻き添えは俺の方なんだぞ、と怒鳴ってますけど。
確かに…。
2024/01/21 (Sun)
☆仲良くしたい人
三が日が済んだら三連休という、ゴージャスな今年の1月。
連休初日に生徒会長宅に集う面々、僧籍な人たちが遅刻組。
Aブルー「誰が巻き添えにしたって言うのさ!」
キース 「あんたの他に、誰がいるんだ!」
Aブルー「それは違うと思うけど! 君の方こそ…」
巻き込まないでくれたまえ、とソルジャーの反論。
Aブルー「疫病仏だなんて、新年早々、縁起でもないし!」
キース 「今の台詞を、丸ごと返すぞ!」
Aブルー「偉そうなことを言っていいわけ!?」
キース 「なら、聞こう。今年、お彼岸は何度あるんだ?」
それから、お盆は何回だった、とキース君の問い。
キース 「俺が間違っていないんだったら、お彼岸は…」
Aブルー「えっと…?」
キース 「春と秋とに一回ずつで、お盆が夏に一回の筈だ」
Aブルー「そうだけど…?」
それが何か、と首を傾げる人。
Aブルー「暦通りだと、その筈だけど…。今年は例外?」
キース 「いや、数も季節も、例外は無い」
判で押したように来るイベントで…、とキース君、腕組み。
キース 「偉そうな口を叩くのはいいが、どうする気だ?」
Aブルー「どうするって、何を?」
キース 「その三回のビックイベントだ! 毎回、俺が…」
導師を務めているんだがな、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「断る権利は、俺の方にあると思うんだが…?」
Aブルー「あっ!」
キース 「分かったんなら、サッサと一人で出て行け!」
あそこからな、とキース君が指差す扉。
キース 「シャングリラに帰ってくれてもいいが…」
Aブルー「ごめん、悪かった!」
キース 「ほう、謝ると…?」
Aブルー「今すぐ、前言撤回で!」
仲良くしよう、とソルジャー、キース君と肩を組む勢い。
Aブルー「それじゃ一緒に失礼しようか」
キース 「は?」
Aブルー「それでいいだろ、サムとジョミーもさ…」
キース 「あんたの奢りか?」
美味い飯なら大歓迎だが、と言ってますけど。
出て行くと…?
2024/01/22 (Mon)
☆気になる支払い
三が日が済んだら直後に三連休、そういう今年の日の並び。
連休初日の生徒会長宅ですけれども、僧籍な面子だけ遅刻。
Aブルー「美味しい食事ってトコは、確実だよね」
キース 「あんたの奢りか、と聞いているんだ!」
そこが肝心な所だしな、とキース君、あくまで慎重。
キース 「俺に支払いを期待されても、払うなんぞは…」
Aブルー「無理ってことなら、よく知ってるよ!」
キース 「そうなんだろうが、ツケにされても払えんし…」
借金のカタに置いて行かれそうだ、とキース君が竦める肩。
キース 「皿洗いだとか、下働きをして支払え、と!」
シロエ 「あー、ありそうです、この人の場合」
ジョミー「ぼくは、それでもいいけれど?」
サム 「俺だって、別にかまわねえぜ?」
キースが一人でやるんならよ、とサム君、サラッと。
サム 「巻き添えは、もう御免だけどよ…」
ジョミー「今朝までガッツリ、巻き添えだもんね…」
Aブルー「あっ、ソレが遅刻の事情ってヤツ?」
是非、聞きたいな、と膝を乗り出す人。
Aブルー「というわけで、このメンバーで外食ってね!」
キース 「待て、支払いは真面目に俺か!?」
Aブルー「大丈夫! リッチな人がついて来るから!」
僧籍な人「「「げっ!」」」
その人は、もしかしなくても、とキース君たち、ドン引き。
キース 「新年早々、ノルディと飯を食えってか!?」
ジョミー「嫌すぎるから!」
サム 「俺、抜けさせて貰うぜ、ソレ!」
残って、此処で飯にするしよ、とサム君の叫び。
サム 「ぶるぅの飯も、美味いしよ…」
ジョミー「絶対、そっちに限るよね…」
キース 「お前たち、俺を見捨てる気か!」
今朝まで戦友だったくせに、とキース君。
キース 「何故、俺だけが、この馬鹿野郎と…!」
Aブルー「うーん…。そこまで言われると…」
キース 「当然だろう!」
Aブルー「じゃあ、ご期待に…」
応えてノルディの方がいいかな、と謎の台詞が。
えっと…?
2024/01/23 (Tue)
☆支払うのは誰だ
三が日が終わった途端に連休、今年はそういう年ですけど。
連休の初日に生徒会長宅な面々、僧籍な面子が遅刻でして。
Aブルー「ノルディだったら、行きつけの店も多いしね…」
キース 「待て、あいつではなかったのか!?」
あんたがアテにしていたのは、とキース君の問い。
キース 「他にいるとは思えんのだが…!」
Aブルー「話を冷静に聞いていたなら、分かったかもね」
だけど、ノルディの方がいいかも、とソルジャーの言。
Aブルー「せっかくキースとお出掛けだしねえ…」
ジョミー「ちょっと待ってよ、誰だったわけ!?」
キース 「まさか、教頭先生かよ!?」
だったら行ってもいいんだけどよ、とサム君、方向転換。
キース 「教頭先生なら、俺に被害は出ねえしよ…」
ジョミー「だよね、ぼくにも被害は無くて…」
逃げたいのは、ブルーだけなんじゃあ…、とジョミー君も。
ジョミー「それなら、ぼくも行くってば!」
キース 「何故、そうなるんだ!」
サム 「そりゃ、タダ飯でゴージャスならよ…」
ジョミー「行かないだなんて、有り得ないしね!」
厄介な人が一人だけなら、とジョミー君が立てる親指。
ジョミー「その厄介な人は、キースが引き受けるしさ…」
サム 「行くしかねえよな、この場合はよ」
キース 「要はタダ飯が食いたいだけだな、お前たち!」
リスクが無いと分かったら…、とキース君の仏頂面。
キース 「だがまあ、エロドクターではないのなら…」
ジョミー「人数、多めの方がお得だよ?」
サム 「そうだぜ、そいつと教頭先生だけだなんてよ…」
飯を食うには不毛すぎるぜ、とサム君も。
サム 「枯れ木も山の賑わいなんだし、連れてけよな」
ジョミー「うん。絶対、ぼくたちを連れて行くべき!」
キース 「そうかもしれんが、教頭先生の財布がだな…」
Aブルー「誰がそうだと言ったんだい?」
僧籍な人「「「は?」」」
どういう意味だ、と皆がキョトンですけど。
教頭先生ではない、と…?
2024/01/24 (Wed)
☆支払いをする人
三が日が終わった途端に三連休、そういう日の並びな今年。
初日の6日に生徒会長宅に来ている面々、僧籍な人が遅刻。
キース 「ノルディでも、教頭先生でもない、と…?」
ジョミー「じゃあ、誰が払ってくれるわけ?」
サム 「あんたが払う勘定かよ?」
だったら俺は行かねえ方な、とサム君、逃げ腰。
サム 「サイオニック・ドリームで誤魔化すとかよ…」
ジョミー「ありそうだよねえ、ぼくも行かない方が…」
キース 「俺だけにババを引けってか!?」
Aブルー「あのねえ…。落ち着いて、よく考えたまえ!」
ぼくを追い出す話まで遡って…、とソルジャーの言。
Aブルー「いい店を手配してくれる筈なんだってば!」
シロエ 「ちょ、マツカ先輩なんですか!?」
財布代わりは…、とシロエ君が見開く瞳。
シロエ 「でもって、キース先輩たちまで、お相伴で…?」
Aブルー「ピンポーン!」
頼むよ、マツカ、とソルジャー、パチンとウインク。
Aブルー「人数も増えたし、鍋がいいかな、フグとかさ…」
マツカ 「そうですね、カニもオススメですけど…」
Aブルー「ダメダメ、カニは沈黙しちゃうから!」
遅刻の理由を知りたいしね、とソルジャーの注文。
Aブルー「それよりフグだよ、フグ尽くしで!」
マツカ 「分かりました。では、ぼくも含めて5名で…」
よろしいでしょうか、とマツカ君。
マツカ 「それと、お迎えの車ですよね」
キース 「ありがたい! よろしく頼む」
ジョミー「うん、ぼくも!」
サム 「マツカだったら、安心だぜ!」
Aブルー「ほらね、話は最後まで聞くものなんだよ」
というわけで、出掛けるから、とソルジャーの笑み。
Aブルー「キースたちには、棚ぼたな話だったかな?」
キース 「正直、詰んだと思っただけに、気分は極楽だ」
ジョミー「マツカ御用達のフグ料理だしね!」
サム 「最高すぎるぜ!」
シロエ 「ズルイです!」
ズルすぎですよ、とシロエ君が文句ですけど。
さて…?
2024/01/25 (Thu)
☆ひれ酒もいいかも
三が日が終わった直後に三連休、今年はそういう年ですが。
初日の6日に生徒会長宅に集う面々、僧籍な人だけ外食に。
シロエ 「なんで、ぼくたちがハブられるんです!」
スウェナ「酷すぎるわよ、その展開は!」
Aブルー「でもさ、君たちが出て行けって…」
でもって、キースたちが巻き添え、とソルジャーの言。
Aブルー「このメンバーで行くのが筋だよ、この場合はね」
キース 「まったくだ。マツカ、車の手配を頼む」
マツカ 「それと、料亭の予約ですよね」
個室でフグ尽くしということで…、と御曹司。
マツカ 「お酒の方は、ひれ酒ですか?」
Aブルー「もちろんだよ! キースも飲むかい?」
キース 「そうだな、普段、酒は飲まんが…」
Aブルー「お正月だし、悪くないだろう?」
遅刻の愚痴も聞いてあげるよ、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「まさにヤケ酒!」
キース 「それも一つの選択肢だな…」
ジョミー「ぼくもヤケ酒気分なんだけど、飲んだら後が…」
サム 「ねえ気がするしな、この面子だとよ…」
化かされたって納得だしよ、とサム君が竦める肩。
サム 「とんでもねえ場所で目が覚めるとか…」
Aブルー「たとえば、ぼくの青の間かな?」
ジョミー「嫌すぎるから!」
サム 「俺とジョミーは、ひれ酒は無しな」
キースと違って耐性ねえし、とサム君、キッパリ。
サム 「キースだったら、青の間で頭に土鍋でもよ…」
ジョミー「いけそうだけどさ、ぼくたちは無理!」
Aブルー「いいねえ、そのオチ!」
採用するよ、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「酔い潰れた人は、青の間で土鍋を被ってさ…」
シロエ 「踊るっていう方向ですか?」
だったら、遠慮しときますよ、とシロエ君。
シロエ 「先輩たちだけで行って下さい、フグ料理!」
Aブルー「何を言うかな、ここはみんなで賑やかに!」
キース 「繰り出すべきだと思うぞ、俺も」
マツカの奢りなんだしな、と言ってますけど。
強制イベ…?
2024/01/26 (Fri)
☆踊るなら此処で
三が日が終わった途端に三連休な、今年の1月ですけれど。
連休の初日に生徒会長宅に来ている面々、僧籍な人が遅刻。
シロエ 「リスクが高すぎるんですよ!」
スウェナ「青の間だなんて、危険じゃないの!」
人類軍が来たらどうするのよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「別の世界で命を落とす羽目になるでしょ!」
Aブルー「ぼくがいるから大丈夫、と言いたいけれど…」
シロエ 「そうじゃないんですね?」
Aブルー「ううん、そっちじゃなくって、ぼくの青の間…」
お掃除部隊が、まだ来てなくて…、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「足の踏み場も無い状態でさ、踊るスペースも…」
ジョミー「無い勢い?」
Aブルー「ピンポーン! だから踊りの会場は此処!」
それなら安心、安全だよね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「潰れた人は此処で頭に土鍋を被って…」
サム 「踊るのかよ?」
Aブルー「そう! ぶるぅの土鍋コレクションもあるし…」
何人潰れても土鍋はバッチリ! と怖すぎる台詞。
Aブルー「というわけでね、マツカ、全員分でよろしく!」
マツカ 「了解です。でも、ぼくはお酒は頂きませんよ?」
Aブルー「もちろん、それでいいってば!」
支払う人は正気でなくちゃ、とソルジャー、即答。
Aブルー「スウェナも、外れてくれていいから!」
スウェナ「あら、いいの?」
Aブルー「正月早々、女性に恥をかかせるのはねえ…」
どう考えても紳士じゃないし、と気配りな人。
Aブルー「だけど、他の面子は全員、ひれ酒!」
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「でもねえ、誰に集中して飲ませるかは…」
サム 「もしかして、俺たち次第ってか?」
上手く勧めて飲ませられたら…、とサム君の問い。
サム 「俺が一杯飲んでる間に、キースに三杯とかよ…」
シロエ 「そういう飲み方、アリなんですか?」
Aブルー「勧め上手がいるならね!」
飲みすぎ事故の心配も無用、と太鼓判ですけど。
特効薬とか…?
2024/01/27 (Sat)
☆遅刻した理由は
三が日が終わった直後の三連休、生徒会長宅に集った面々。
僧籍な人だけ遅刻ですけど、お蔭で皆でフグ料理な展開に。
シロエ 「急性アルコール中毒の薬、あるんでしたっけ?」
Aブルー「それはもう! だけど潰すのは正気だけで…」
留めておいて貰いたいね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「身体まで潰れたら、踊りがパアだし…」
シロエ 「了解しました、その方向で潰しにかかります!」
ジョミー「キースを…だよね?」
シロエ 「当然ですよ、こういうのは一手引き受けで!」
それでこそ出来る坊主ですとも、とシロエ君が立てる親指。
シロエ 「マツカ先輩の、自己犠牲の精神に負けないで!」
キース 「何故、そうなるんだ!」
サム 「日頃の行いのせいだろ、普通に」
んじゃ、出掛けようぜ、とサム君、しれっと。
サム 「店の手配も済んだみてえだし…」
マツカ 「ええ。車も着いていますから」
Aブルー「オッケー、みんなでフグ尽くし!」
一同 「「「イイネ!」」」
行こう、と早速、迎えの車で料亭の個室へ移動でして。
Aブルー「いいねえ、飾り付けも全部、お正月で!」
ブルー 「うん、掛軸も花も見事なものだよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 器も、お料理もお正月!」
来られてよかったあ! と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「んとんと、それで遅刻の理由って、何?」
ジョミー「お正月だよ!」
一同 「「「は?」」」
サム 「それと三連休のコンボな…」
間が二日しかなかったしよ、とサム君の言。
サム 「十三連休の人も多いんだぜ?」
シロエ 「知ってますけど、それが何か?」
ジョミー「宿坊で働いてる人だってば!」
臨時休暇を貰えたんだよ、とジョミー君の仏頂面。
ジョミー「ぼくとサムとが、三が日まで元老寺でさ…」
サム 「初詣の手伝いをやっていたしよ…」
キース 「タダで使えるヤツが、二人も増えた勘定だぞ?」
親父が見逃すわけがなかろう、と言ってますけど。
宿坊で働いたと…?
2024/01/28 (Sun)
☆酷使された人たち
三が日が終わった直後の連休、生徒会長宅に来ていた面々。
フグ料理を食べにお出掛けでして、マツカ君の手配で個室。
シロエ 「昨日と一昨日は、宿坊で働いたんですか!?」
ジョミー「正確に言えば、今朝までだよね…」
サム 「朝のお勤めが終わったトコから、働いてよ…」
キース 「お客様を送り出すまで、ギッチリと…」
あらゆる仕事をやっていたぞ、とキース君の深い溜息。
キース 「遅刻したのも当然だろう!」
シロエ 「お疲れ様です…。もしかして、大雪の影響も?」
ジョミー「あったよ、ホントに思いっ切り!」
サム 「初詣の間も、毎朝、通路の掃除からでよ…」
凍った雪とか氷をキッチリ片付けてよ、とサム君も。
サム 「でねえと、足元、危ねえし…」
ジョミー「ご高齢の方も多いから、って…」
キース 「普段だったら、宿坊の人がやる分をだな…」
俺たちに回して来たのが親父だ、とキース君の苦い顔付き。
キース 「正月くらいは楽をして頂こう、と!」
ジョミー「ついでに、あの辺、雪は深いし、寒いしさ…」
サム 「今朝でも雪が残ってたんだぜ?」
つまり今朝まで雪との戦いでよ…、とサム君、ブツブツ。
サム 「宿坊の仕事も、昨日と一昨日、ガッツリでよ…」
ジョミー「皿洗いもしたし、掃除もやったし、布団もさ…」
キース 「俺たちが敷いて、片付けてたんだ!」
Aブルー「なるほどねえ…。さあ、飲んで、飲んで!」
飲まないとやってられないだろう、と勧める、ひれ酒。
Aブルー「ほら、グイッとね! サムも、ジョミーも!」
キース 「頂こう」
サム 「俺も、一杯くらいなら…」
ジョミー「だよね、ホントにやってられない気分だし!」
ソルジャーが注いだ盃から、僧籍な人たち、グイッと。
キース 「美味い! いい酒だな、これは」
Aブルー「そりゃあ、マツカお勧めの店だしねえ…」
マツカ 「どうぞ、ご遠慮なく」
大いに飲んで下さいね、と笑顔ですけど。
飲み過ぎ注意…?
2024/01/29 (Mon)
☆飲んでくれない人
三が日が終わった直後の三連休、フグ料理の店に来た面々。
マツカ君のおごりですけど、酔い潰れた人は後が無いヤツ。
キース 「もう一杯、頂きたい所だが…」
Aブルー「うん、飲んで、飲んで!」
ジョミー「遠慮しなくていいってば!」
サム 「大学も卒業してるんだしよ…」
いいと思うぜ、とプッシュな人たち。
キース 「お前たち、わざと忘れてるだろう!」
Aブルー「ううん、キッチリ覚えてるって!」
だからオススメしてるわけでさ、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「正気だけ失くしてくれれば、充分!」
シロエ 「そうですよ。キース先輩が潰れてくれたら…」
サム 「他の面子は無事に済むんだぜ?」
一手引き受けで潰れろよな、とサム君も。
サム 「美味い酒なら、いいじゃねえかよ」
ジョミー「フグも美味しいしさ、どんどん飲むべき!」
キース 「俺は飲まんぞ!」
断じて飲まん、とキース君、フグ尽くしの料理に集中。
シロエ 「困りましたね、この流れ…」
ジョミー「ヤバいよ、キースが潰れないとさ…」
サム 「俺たちにお鉢が回りそうだぜ?」
Aブルー「もちろんだよ!」
土鍋ダンスは見たいからね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「一人は踊って貰うから!」
一同 「「「げっ!」」」
マジか、と一同、顔面蒼白。
シロエ 「ぼくは嫌です、是非ともキース先輩で!」
ジョミー「それしかないって!」
サム 「でもよ、ちっとも飲まねえしよ…」
キース 「当然だろう!」
誰が飲むか、と料理を食べている人。
キース 「飲んだら確実に詰むからな!」
シロエ 「そう言わずに、飲んで下さいよ!」
頼みの綱は先輩だけで…、とシロエ君が差し出す盃。
シロエ 「お布施ですから、グイッと一杯!」
キース 「なんだって?」
シロエ 「お布施ですってば!」
サム 「あー、お布施だと、何が来てもよ…」
シロエ 「断れませんよ?」
そう聞いてます、と目がマジですけど。
お布施…。
2024/01/30 (Tue)
☆断れないお布施
三が日が終わった途端に三連休、初日はフグ尽くしな面々。
マツカ君のおごりで料亭、けれど酔ったらババを引く展開。
シロエ 「断るんですか、キース先輩?」
サム 「坊主として、有り得ねえんでねえの?」
ブルー 「うん、断るのは厳禁だよね」
お布施は有難く頂かないと、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「万一の場合も、薬はあるという話だし…」
Aブルー「任せといてよ、救急車も医者も要らないって!」
シロエ 「そうらしいですよ、キース先輩」
お布施です、とシロエ君、改めて盃を。
シロエ 「どうぞ、グイッと!」
キース 「そ、そうか…。では、有難く…」
頂戴しよう、と飲み干した人。
キース 「では、返杯ということで…」
シロエ 「いえ、とんでもない! お布施ですから!」
ブルー 「そうだよ、坊主はお返しは不要!」
みんなも、お布施するように、と生徒会長の言。
ブルー 「ひれ酒が生臭なことは、スルーして良し!」
一同 「「「オッケー!」」」
キース 「ちょ、俺だけか!?」
俺だけなのか、と悲鳴ですけど、次々とお布施の盃で…。
Aブルー「さあ、もう一杯!」
キース 「有難い! 実に美味いな、ひれ酒もフグも」
Aブルー「マツカのオススメの店だしねえ…」
帰ったら踊ってくれるよね、とソルジャーの問い。
Aブルー「みんなも楽しみにしてるしさ…」
キース 「もちろんだ。お布施を頂いたからにはだな…」
念仏踊りでお返ししたい、とキース君の笑み。
キース 「頭に土鍋で、南無阿弥陀仏で…」
Aブルー「32回転も出るのかな?」
キース 「いや、足元が危ういし…」
それは無しで、とフグ尽くしな後は、生徒会長宅へ。
キース 「では、皆様へ感謝をこめて…」
Aブルー「いいねえ、土鍋が似合っているよ!」
ぶるぅ 「割れてもいいヤツ、選んだしね!」
キース 「念仏踊り、奉納させて頂きます!」
南無阿弥陀仏、と唱えて踊ってますけど。
今月、これにて中継終了~。
2024/01/31 (Wed)
今年はお正月の後に三連休、そういう日の並びですけれど。
その三連休の初日の6日、生徒会長宅に来ている人が問題。
シロエ 「そうですねえ…。車は走っていませんし…」
スウェナ「いくら大雪でも、屋根から雪が落ちて来て…」
マツカ 「埋まるような事故は、この辺りでは…」
聞きませんよね、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「他に大雪で事故といったら、除雪ですけど…」
シロエ 「除雪車とかも来ないですから…」
スウェナ「ほらね、事故なんか有り得ないのよ! でも…」
来ないわよね、とスウェナちゃんが眺めるドアの方向。
スウェナ「三人揃って来ないってことは、三人揃って…」
シロエ 「何かあったか、あるいは個別に何か理由が…」
あるんでしょうね、とシロエ君も。
シロエ 「罰礼で死んでいるんでしょうか?」
マツカ 「ああ、それだったらありそうです」
スウェナ「三が日の間に、色々やらかしそうだものねえ…」
纏めて食らって、三千回なら死ぬかもだわよ、という声が。
スウェナ「4日の朝イチで食らった場合は、ダメージが…」
シロエ 「昨日だけでは、ちょっと抜けないかもですね」
マツカ 「三千回だと、時間もかかりそうですし…」
ブルー 「昼間は軽く潰れるよ、ソレ」
そういう法要があるんだよね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「ひたすら五体投地でお念仏でさ…」
シロエ 「三千回もやるんですか!?」
ブルー 「そうする決まりになってるんだよ」
三千回がお約束なわけ、と解説が。
ブルー 「その法要に参加した人は、数日間は…」
シロエ 「立ち直れないってヤツですね?」
ブルー 「うん。だから若手の人の役目で…」
白羽の矢が立ってしまったら詰み、と怖すぎる台詞。
ブルー 「名誉な役には違いないけど、キツすぎるしさ…」
シロエ 「キース先輩たちも、ソレですか?」
ブルー 「罰礼だから、名誉どころか…」
不名誉な上にキツイだけだね、と言ってますけど。
そのコース…?
2024/01/16 (Tue)
☆来ない人の扱い
お正月の直後に来た三連休、それの初日の6日ですけれど。
生徒会長宅に集う面々、僧籍なメンバーがまだ来ない現実。
シロエ 「確かに不名誉なヤツですよね…」
マツカ 「三が日の間の失敗が、積もった結果ですからね」
スウェナ「三千回どころじゃなかったかもよ?」
昼間では終わらなかったかも、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「夜までかかって五千回とか、ありそうじゃない」
シロエ 「なるほど、ソレだと今日も寝込んでいそうです」
マツカ 「昨日だけでは、ダメージ、抜けませんからね…」
スウェナ「でしょ? もしかしたら、明日も…」
来ないかもよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「今日も待つだけ無駄だわよ、きっと」
シロエ 「そうかもです。じゃあ、先輩たちは抜きで…」
マツカ 「お正月の続きを楽しみましょう」
実際、まだまだ、お正月です、とマツカ君の笑み。
マツカ 「十五日までは、お正月の内ですからね」
シロエ 「そうでした! 明日だって、まだ七草がゆで…」
スウェナ「お正月気分が続くわよねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お正月飾りも、あるもんね!」
鏡餅が消えただけだもん! と家事万能のお子様も。
ぶるぅ 「今日も、しっかりお正月!」
シロエ 「お昼御飯とか、期待していいですよね?」
ぶるぅ 「もっちろ~ん!」
来ていない人の分はどうしようかな、と質問が。
ぶるぅ 「せっかく三連休だしね…」
シロエ 「まさか、家までお届けですか?」
ぶるぅ 「寝込んでるんなら、可哀相だし…」
スウェナ「そんなの、放置でかまわないわよ!」
罰礼でも自業自得でしょ、とスウェナちゃん、キッパリと。
スウェナ「三が日、完璧に勤め上げたら、罰礼は無しよ?」
シロエ 「正論ですよね、ぼくも放置でいいと思います」
ぶるぅ 「んとんと、マツカは?」
マツカ 「お気の毒だと思いますから、お届けで…」
シロエ 「甘すぎです!」
怖いキャラの方でお願いします、と注文が。
見捨てろと?
2024/01/17 (Wed)
☆余計な人が登場
三が日の直後に三連休な今年、それの初日の6日ですけど。
生徒会長宅に集う面々、僧籍な人がまるっと不在な現実が。
マツカ 「えっと…? 怖いキャラとは、何でしょう?」
シロエ 「あー…。マツカ先輩、無自覚でしたっけ…」
スウェナ「だからこそ、最強なんだけど…」
ここは怖い方でいって欲しいわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「いない人の料理まで、フォローは不要だわよ!」
??? 「大いに賛成だよ、ソレは!」
お届けは不要、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「余るんだったら、ぼくが貰って帰るから!」
シロエ 「何故、来るんですか!」
スウェナ「そうよ、来てない人が三人なのよ!?」
Aブルー「ぼくは余計だと言いたいわけ?」
そう解釈していいのかな、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「それとも、足りない三人の分の補欠で…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ぼくのハーレイとか、ぶるぅとかを足せと?」
一同 「「「げっ!」」」
それは困る、と一同、ドン引き。
シロエ 「マツカ先輩、出番です!」
マツカ 「ぼくですか?」
シロエ 「そうです、ここは穏便にですね…!」
お断りを、とシロエ君、必死の形相。
シロエ 「補欠なんかは要りませんから!」
スウェナ「そういうの、得意技でしょ、マツカ!」
マツカ 「ああ、なるほど…。補欠は失礼ですからね」
よろしかったら、是非、正式に…、とマツカ君。
マツカ 「御招待させて頂きますので、ご遠慮なく」
スウェナ「ちょ、なんてことを言うのよ、マツカ!」
シロエ 「逆ですよ、逆!」
マツカ 「いえ、正式なゲストの皆様をですね…」
おもてなしなら、他所にお席を、と御曹司の笑み。
マツカ 「新年早々、ドサクサ紛れの御招待では…」
シロエ 「悪いですから、場所を変えるんですね?」
マツカ 「そうです、ご希望のお店など…」
Aブルー「あのねえ…」
それは追い出す方向だよね、と言ってますけど。
まあねえ…?
2024/01/18 (Thu)
☆自己犠牲の精神
三が日が終わったら直後に三連休、そういう今年ですけど。
連休初日の6日に生徒会長宅に集う面々、僧籍な人が不在。
マツカ 「いえ、追い出すだなんて、とんでもない!」
Aブルー「じゃあ、君たちも一緒に来る、と?」
マツカ 「皆さん、お忙しいですから、ぼくだけが…」
ご一緒させて頂きますよ、とマツカ君、ニッコリ。
マツカ 「大切なゲストを、放ってはおけませんからね」
シロエ 「マツカ先輩、自己犠牲の精神ですか!」
マツカ 「そういうわけでは…。義務と言うべきですよ」
スウェナ「ノブレス・オブリージュね!」
流石はマツカ、とスウェナちゃん、大感激。
スウェナ「もう身についているってことよね、自己犠牲!」
マツカ 「厳しく言われはしますから…」
シロエ 「自己犠牲が当たり前になるわけですね…」
ブルー 「そりゃねえ、それが出来ないようではさ…」
大財閥の一人息子は務まらないよ、と生徒会長も。
ブルー 「誰かさんとは違うってね!」
Aブルー「誰を指してるのか、バレバレだから!」
まあいいけどね、とソルジャーが広げる両手。
Aブルー「マツカ、その心配は要らないってば!」
マツカ 「は?」
Aブルー「補欠のことだよ、ぼくのハーレイとかを…」
連れて来るヤツ、とソルジャーが立てる二本の指。
Aブルー「ぶるぅはともかく、ハーレイの方は…」
マツカ 「ご多忙でしょうか?」
Aブルー「この前、休んだばかりだしねえ…」
特別休暇でガッツリと…、とソルジャーの言。
Aブルー「なにしろ、お正月の二日と言えば…」
一同 「「「二日?」」」
Aブルー「年に一度の、ビッグイベント!」
この日の夜は外せなくて、と威張り返る人。
Aブルー「除夜の鐘で流れた、物凄い数の煩悩を…」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「うんと励んで、回収するのが大事なんだよ!」
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「オッケー?」
それで休んだ直後だしさ、と自慢ですけど。
新年恒例…。
2024/01/19 (Fri)
☆鉢合わせした人
三が日が終わった途端に三連休、今年はそういう日の並び。
連休初日の6日ですけど、生徒会長宅に僧籍な人が未到着。
Aブルー「今年集めた煩悩も、とても凄くてねえ!」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「そう言わないでさ、例年以上にビンビンで…」
ブルー 「退場!」
帰りたまえ、と指した扉が、外からガチャリと。
キース 「何故、帰らねばならんのだ!」
ジョミー「そうだよ、やっと解放されたのに…」
サム 「まったくだぜ。帰れってなんだよ、俺たちによ」
ブルー 「偶然だってば! 帰らせるのは別件で…」
そこへ君たちが来合せただけ、と生徒会長、タラリ冷汗。
ブルー 「ところで、なんで揃って来たわけ?」
キース 「一緒に来たんだ、当然だろう!」
シロエ 「あのぅ…。まさか今朝まで、元老寺ですか?」
ジョミー「そうだけど?」
さっき出て来た所なんだよ、とジョミー君の仏頂面。
ジョミー「なのに、いきなり帰れだなんて!」
サム 「飯の一つも食わせてくれよな、肉多めでよ」
キース 「俺からも頼む、出来れば、こってり系で」
Aブルー「あのさ、話が見えないんだけど?」
いったい何が起きているわけ、とソルジャーの問い。
Aブルー「なにしろ、二日の夜から忙しくって…」
ブルー 「それはいいって!」
Aブルー「覗き見どころじゃなかったんだよ!」
ぼくのハーレイが凄すぎてさ、と止まらない喋り。
Aブルー「ぶるぅが真横でガン見してても、ガンガンと!」
ブルー 「黙らないなら、放り出すよ!?」
キース 「そうか、こいつを放り出そうとしていた、と…」
ブルー 「是非とも、お帰り願いたいしね!」
君たちの事情も知りたいけれど、と生徒会長が眺める扉。
ブルー 「でも、その事情を聞くとなったら、弱冠一名…」
シロエ 「迷惑な人まで残留ですよ、お帰りにならずに!」
キース 「では、俺たちにも是非、出て行け、と?」
この馬鹿野郎を連れて帰れとでも、と文句ですけど。
退場…?
2024/01/20 (Sat)
☆巻き添えは困る
三が日が終わった直後に、また三連休が来る今年ですけど。
連休の初日に生徒会長宅集う面々、僧籍な面子が遅れた件。
シロエ 「頼めば、そうして貰えるんですか?」
キース 「この馬鹿野郎と、帰れってか!?」
シロエ 「そうなりますよね、今の流れだと」
乗り掛かった舟でどうでしょうか、とシロエ君の言。
シロエ 「先輩たちの事情は聞きませんから、お早めに…」
キース 「お引き取りを、と言う気か、貴様!」
シロエ 「だって、渡りに船ですからね」
それが一番良さげなんです、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「事情が聞けないのは、残念ですけど…」
スウェナ「誰かさんが消えてくれたら、嬉しいわよね」
ジョミー「ちょ、ぼくたちも巻き添えなわけ!?」
サム 「俺とジョミーも、消えろってか!?」
あんまりだぜ、とサム君が顰める顔。
サム 「キースだけにしといてくれよな、退場はよ」
ジョミー「だよねえ、そしたら事情も説明出来るしさ…」
ぼくとサムで、とジョミー君から提案が。
ジョミー「キース抜きでも、事情は分かるよ?」
シロエ 「なるほど、一理ありますね…」
スウェナ「そうね、ついでにキースと、そこの人って…」
セットだったと思うわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「疫病仏でしょ、二人揃えば」
シロエ 「そうでした! まさに今、揃っていますよね」
ジョミー「ほら、その二人だけを追い出したらさ…」
厄にもサヨナラ出来そうだけど、とジョミー君、目がマジ。
ジョミー「追い出した後は、塩を撒いたら完璧だよ!」
シロエ 「いいかもです!」
スウェナ「それでいきましょ、キースもそれで…」
いいじゃないの、とスウェナちゃん、ニコッと。
スウェナ「道連れもいるし、出て行きなさいよ」
キース 「なんでそういうことになるんだ!」
Aブルー「そうだよ、ぼくにしたって、いい迷惑で…」
キース 「逆だろうが!」
巻き添えは俺の方なんだぞ、と怒鳴ってますけど。
確かに…。
2024/01/21 (Sun)
☆仲良くしたい人
三が日が済んだら三連休という、ゴージャスな今年の1月。
連休初日に生徒会長宅に集う面々、僧籍な人たちが遅刻組。
Aブルー「誰が巻き添えにしたって言うのさ!」
キース 「あんたの他に、誰がいるんだ!」
Aブルー「それは違うと思うけど! 君の方こそ…」
巻き込まないでくれたまえ、とソルジャーの反論。
Aブルー「疫病仏だなんて、新年早々、縁起でもないし!」
キース 「今の台詞を、丸ごと返すぞ!」
Aブルー「偉そうなことを言っていいわけ!?」
キース 「なら、聞こう。今年、お彼岸は何度あるんだ?」
それから、お盆は何回だった、とキース君の問い。
キース 「俺が間違っていないんだったら、お彼岸は…」
Aブルー「えっと…?」
キース 「春と秋とに一回ずつで、お盆が夏に一回の筈だ」
Aブルー「そうだけど…?」
それが何か、と首を傾げる人。
Aブルー「暦通りだと、その筈だけど…。今年は例外?」
キース 「いや、数も季節も、例外は無い」
判で押したように来るイベントで…、とキース君、腕組み。
キース 「偉そうな口を叩くのはいいが、どうする気だ?」
Aブルー「どうするって、何を?」
キース 「その三回のビックイベントだ! 毎回、俺が…」
導師を務めているんだがな、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「断る権利は、俺の方にあると思うんだが…?」
Aブルー「あっ!」
キース 「分かったんなら、サッサと一人で出て行け!」
あそこからな、とキース君が指差す扉。
キース 「シャングリラに帰ってくれてもいいが…」
Aブルー「ごめん、悪かった!」
キース 「ほう、謝ると…?」
Aブルー「今すぐ、前言撤回で!」
仲良くしよう、とソルジャー、キース君と肩を組む勢い。
Aブルー「それじゃ一緒に失礼しようか」
キース 「は?」
Aブルー「それでいいだろ、サムとジョミーもさ…」
キース 「あんたの奢りか?」
美味い飯なら大歓迎だが、と言ってますけど。
出て行くと…?
2024/01/22 (Mon)
☆気になる支払い
三が日が済んだら直後に三連休、そういう今年の日の並び。
連休初日の生徒会長宅ですけれども、僧籍な面子だけ遅刻。
Aブルー「美味しい食事ってトコは、確実だよね」
キース 「あんたの奢りか、と聞いているんだ!」
そこが肝心な所だしな、とキース君、あくまで慎重。
キース 「俺に支払いを期待されても、払うなんぞは…」
Aブルー「無理ってことなら、よく知ってるよ!」
キース 「そうなんだろうが、ツケにされても払えんし…」
借金のカタに置いて行かれそうだ、とキース君が竦める肩。
キース 「皿洗いだとか、下働きをして支払え、と!」
シロエ 「あー、ありそうです、この人の場合」
ジョミー「ぼくは、それでもいいけれど?」
サム 「俺だって、別にかまわねえぜ?」
キースが一人でやるんならよ、とサム君、サラッと。
サム 「巻き添えは、もう御免だけどよ…」
ジョミー「今朝までガッツリ、巻き添えだもんね…」
Aブルー「あっ、ソレが遅刻の事情ってヤツ?」
是非、聞きたいな、と膝を乗り出す人。
Aブルー「というわけで、このメンバーで外食ってね!」
キース 「待て、支払いは真面目に俺か!?」
Aブルー「大丈夫! リッチな人がついて来るから!」
僧籍な人「「「げっ!」」」
その人は、もしかしなくても、とキース君たち、ドン引き。
キース 「新年早々、ノルディと飯を食えってか!?」
ジョミー「嫌すぎるから!」
サム 「俺、抜けさせて貰うぜ、ソレ!」
残って、此処で飯にするしよ、とサム君の叫び。
サム 「ぶるぅの飯も、美味いしよ…」
ジョミー「絶対、そっちに限るよね…」
キース 「お前たち、俺を見捨てる気か!」
今朝まで戦友だったくせに、とキース君。
キース 「何故、俺だけが、この馬鹿野郎と…!」
Aブルー「うーん…。そこまで言われると…」
キース 「当然だろう!」
Aブルー「じゃあ、ご期待に…」
応えてノルディの方がいいかな、と謎の台詞が。
えっと…?
2024/01/23 (Tue)
☆支払うのは誰だ
三が日が終わった途端に連休、今年はそういう年ですけど。
連休の初日に生徒会長宅な面々、僧籍な面子が遅刻でして。
Aブルー「ノルディだったら、行きつけの店も多いしね…」
キース 「待て、あいつではなかったのか!?」
あんたがアテにしていたのは、とキース君の問い。
キース 「他にいるとは思えんのだが…!」
Aブルー「話を冷静に聞いていたなら、分かったかもね」
だけど、ノルディの方がいいかも、とソルジャーの言。
Aブルー「せっかくキースとお出掛けだしねえ…」
ジョミー「ちょっと待ってよ、誰だったわけ!?」
キース 「まさか、教頭先生かよ!?」
だったら行ってもいいんだけどよ、とサム君、方向転換。
キース 「教頭先生なら、俺に被害は出ねえしよ…」
ジョミー「だよね、ぼくにも被害は無くて…」
逃げたいのは、ブルーだけなんじゃあ…、とジョミー君も。
ジョミー「それなら、ぼくも行くってば!」
キース 「何故、そうなるんだ!」
サム 「そりゃ、タダ飯でゴージャスならよ…」
ジョミー「行かないだなんて、有り得ないしね!」
厄介な人が一人だけなら、とジョミー君が立てる親指。
ジョミー「その厄介な人は、キースが引き受けるしさ…」
サム 「行くしかねえよな、この場合はよ」
キース 「要はタダ飯が食いたいだけだな、お前たち!」
リスクが無いと分かったら…、とキース君の仏頂面。
キース 「だがまあ、エロドクターではないのなら…」
ジョミー「人数、多めの方がお得だよ?」
サム 「そうだぜ、そいつと教頭先生だけだなんてよ…」
飯を食うには不毛すぎるぜ、とサム君も。
サム 「枯れ木も山の賑わいなんだし、連れてけよな」
ジョミー「うん。絶対、ぼくたちを連れて行くべき!」
キース 「そうかもしれんが、教頭先生の財布がだな…」
Aブルー「誰がそうだと言ったんだい?」
僧籍な人「「「は?」」」
どういう意味だ、と皆がキョトンですけど。
教頭先生ではない、と…?
2024/01/24 (Wed)
☆支払いをする人
三が日が終わった途端に三連休、そういう日の並びな今年。
初日の6日に生徒会長宅に来ている面々、僧籍な人が遅刻。
キース 「ノルディでも、教頭先生でもない、と…?」
ジョミー「じゃあ、誰が払ってくれるわけ?」
サム 「あんたが払う勘定かよ?」
だったら俺は行かねえ方な、とサム君、逃げ腰。
サム 「サイオニック・ドリームで誤魔化すとかよ…」
ジョミー「ありそうだよねえ、ぼくも行かない方が…」
キース 「俺だけにババを引けってか!?」
Aブルー「あのねえ…。落ち着いて、よく考えたまえ!」
ぼくを追い出す話まで遡って…、とソルジャーの言。
Aブルー「いい店を手配してくれる筈なんだってば!」
シロエ 「ちょ、マツカ先輩なんですか!?」
財布代わりは…、とシロエ君が見開く瞳。
シロエ 「でもって、キース先輩たちまで、お相伴で…?」
Aブルー「ピンポーン!」
頼むよ、マツカ、とソルジャー、パチンとウインク。
Aブルー「人数も増えたし、鍋がいいかな、フグとかさ…」
マツカ 「そうですね、カニもオススメですけど…」
Aブルー「ダメダメ、カニは沈黙しちゃうから!」
遅刻の理由を知りたいしね、とソルジャーの注文。
Aブルー「それよりフグだよ、フグ尽くしで!」
マツカ 「分かりました。では、ぼくも含めて5名で…」
よろしいでしょうか、とマツカ君。
マツカ 「それと、お迎えの車ですよね」
キース 「ありがたい! よろしく頼む」
ジョミー「うん、ぼくも!」
サム 「マツカだったら、安心だぜ!」
Aブルー「ほらね、話は最後まで聞くものなんだよ」
というわけで、出掛けるから、とソルジャーの笑み。
Aブルー「キースたちには、棚ぼたな話だったかな?」
キース 「正直、詰んだと思っただけに、気分は極楽だ」
ジョミー「マツカ御用達のフグ料理だしね!」
サム 「最高すぎるぜ!」
シロエ 「ズルイです!」
ズルすぎですよ、とシロエ君が文句ですけど。
さて…?
2024/01/25 (Thu)
☆ひれ酒もいいかも
三が日が終わった直後に三連休、今年はそういう年ですが。
初日の6日に生徒会長宅に集う面々、僧籍な人だけ外食に。
シロエ 「なんで、ぼくたちがハブられるんです!」
スウェナ「酷すぎるわよ、その展開は!」
Aブルー「でもさ、君たちが出て行けって…」
でもって、キースたちが巻き添え、とソルジャーの言。
Aブルー「このメンバーで行くのが筋だよ、この場合はね」
キース 「まったくだ。マツカ、車の手配を頼む」
マツカ 「それと、料亭の予約ですよね」
個室でフグ尽くしということで…、と御曹司。
マツカ 「お酒の方は、ひれ酒ですか?」
Aブルー「もちろんだよ! キースも飲むかい?」
キース 「そうだな、普段、酒は飲まんが…」
Aブルー「お正月だし、悪くないだろう?」
遅刻の愚痴も聞いてあげるよ、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「まさにヤケ酒!」
キース 「それも一つの選択肢だな…」
ジョミー「ぼくもヤケ酒気分なんだけど、飲んだら後が…」
サム 「ねえ気がするしな、この面子だとよ…」
化かされたって納得だしよ、とサム君が竦める肩。
サム 「とんでもねえ場所で目が覚めるとか…」
Aブルー「たとえば、ぼくの青の間かな?」
ジョミー「嫌すぎるから!」
サム 「俺とジョミーは、ひれ酒は無しな」
キースと違って耐性ねえし、とサム君、キッパリ。
サム 「キースだったら、青の間で頭に土鍋でもよ…」
ジョミー「いけそうだけどさ、ぼくたちは無理!」
Aブルー「いいねえ、そのオチ!」
採用するよ、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「酔い潰れた人は、青の間で土鍋を被ってさ…」
シロエ 「踊るっていう方向ですか?」
だったら、遠慮しときますよ、とシロエ君。
シロエ 「先輩たちだけで行って下さい、フグ料理!」
Aブルー「何を言うかな、ここはみんなで賑やかに!」
キース 「繰り出すべきだと思うぞ、俺も」
マツカの奢りなんだしな、と言ってますけど。
強制イベ…?
2024/01/26 (Fri)
☆踊るなら此処で
三が日が終わった途端に三連休な、今年の1月ですけれど。
連休の初日に生徒会長宅に来ている面々、僧籍な人が遅刻。
シロエ 「リスクが高すぎるんですよ!」
スウェナ「青の間だなんて、危険じゃないの!」
人類軍が来たらどうするのよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「別の世界で命を落とす羽目になるでしょ!」
Aブルー「ぼくがいるから大丈夫、と言いたいけれど…」
シロエ 「そうじゃないんですね?」
Aブルー「ううん、そっちじゃなくって、ぼくの青の間…」
お掃除部隊が、まだ来てなくて…、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「足の踏み場も無い状態でさ、踊るスペースも…」
ジョミー「無い勢い?」
Aブルー「ピンポーン! だから踊りの会場は此処!」
それなら安心、安全だよね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「潰れた人は此処で頭に土鍋を被って…」
サム 「踊るのかよ?」
Aブルー「そう! ぶるぅの土鍋コレクションもあるし…」
何人潰れても土鍋はバッチリ! と怖すぎる台詞。
Aブルー「というわけでね、マツカ、全員分でよろしく!」
マツカ 「了解です。でも、ぼくはお酒は頂きませんよ?」
Aブルー「もちろん、それでいいってば!」
支払う人は正気でなくちゃ、とソルジャー、即答。
Aブルー「スウェナも、外れてくれていいから!」
スウェナ「あら、いいの?」
Aブルー「正月早々、女性に恥をかかせるのはねえ…」
どう考えても紳士じゃないし、と気配りな人。
Aブルー「だけど、他の面子は全員、ひれ酒!」
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「でもねえ、誰に集中して飲ませるかは…」
サム 「もしかして、俺たち次第ってか?」
上手く勧めて飲ませられたら…、とサム君の問い。
サム 「俺が一杯飲んでる間に、キースに三杯とかよ…」
シロエ 「そういう飲み方、アリなんですか?」
Aブルー「勧め上手がいるならね!」
飲みすぎ事故の心配も無用、と太鼓判ですけど。
特効薬とか…?
2024/01/27 (Sat)
☆遅刻した理由は
三が日が終わった直後の三連休、生徒会長宅に集った面々。
僧籍な人だけ遅刻ですけど、お蔭で皆でフグ料理な展開に。
シロエ 「急性アルコール中毒の薬、あるんでしたっけ?」
Aブルー「それはもう! だけど潰すのは正気だけで…」
留めておいて貰いたいね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「身体まで潰れたら、踊りがパアだし…」
シロエ 「了解しました、その方向で潰しにかかります!」
ジョミー「キースを…だよね?」
シロエ 「当然ですよ、こういうのは一手引き受けで!」
それでこそ出来る坊主ですとも、とシロエ君が立てる親指。
シロエ 「マツカ先輩の、自己犠牲の精神に負けないで!」
キース 「何故、そうなるんだ!」
サム 「日頃の行いのせいだろ、普通に」
んじゃ、出掛けようぜ、とサム君、しれっと。
サム 「店の手配も済んだみてえだし…」
マツカ 「ええ。車も着いていますから」
Aブルー「オッケー、みんなでフグ尽くし!」
一同 「「「イイネ!」」」
行こう、と早速、迎えの車で料亭の個室へ移動でして。
Aブルー「いいねえ、飾り付けも全部、お正月で!」
ブルー 「うん、掛軸も花も見事なものだよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 器も、お料理もお正月!」
来られてよかったあ! と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「んとんと、それで遅刻の理由って、何?」
ジョミー「お正月だよ!」
一同 「「「は?」」」
サム 「それと三連休のコンボな…」
間が二日しかなかったしよ、とサム君の言。
サム 「十三連休の人も多いんだぜ?」
シロエ 「知ってますけど、それが何か?」
ジョミー「宿坊で働いてる人だってば!」
臨時休暇を貰えたんだよ、とジョミー君の仏頂面。
ジョミー「ぼくとサムとが、三が日まで元老寺でさ…」
サム 「初詣の手伝いをやっていたしよ…」
キース 「タダで使えるヤツが、二人も増えた勘定だぞ?」
親父が見逃すわけがなかろう、と言ってますけど。
宿坊で働いたと…?
2024/01/28 (Sun)
☆酷使された人たち
三が日が終わった直後の連休、生徒会長宅に来ていた面々。
フグ料理を食べにお出掛けでして、マツカ君の手配で個室。
シロエ 「昨日と一昨日は、宿坊で働いたんですか!?」
ジョミー「正確に言えば、今朝までだよね…」
サム 「朝のお勤めが終わったトコから、働いてよ…」
キース 「お客様を送り出すまで、ギッチリと…」
あらゆる仕事をやっていたぞ、とキース君の深い溜息。
キース 「遅刻したのも当然だろう!」
シロエ 「お疲れ様です…。もしかして、大雪の影響も?」
ジョミー「あったよ、ホントに思いっ切り!」
サム 「初詣の間も、毎朝、通路の掃除からでよ…」
凍った雪とか氷をキッチリ片付けてよ、とサム君も。
サム 「でねえと、足元、危ねえし…」
ジョミー「ご高齢の方も多いから、って…」
キース 「普段だったら、宿坊の人がやる分をだな…」
俺たちに回して来たのが親父だ、とキース君の苦い顔付き。
キース 「正月くらいは楽をして頂こう、と!」
ジョミー「ついでに、あの辺、雪は深いし、寒いしさ…」
サム 「今朝でも雪が残ってたんだぜ?」
つまり今朝まで雪との戦いでよ…、とサム君、ブツブツ。
サム 「宿坊の仕事も、昨日と一昨日、ガッツリでよ…」
ジョミー「皿洗いもしたし、掃除もやったし、布団もさ…」
キース 「俺たちが敷いて、片付けてたんだ!」
Aブルー「なるほどねえ…。さあ、飲んで、飲んで!」
飲まないとやってられないだろう、と勧める、ひれ酒。
Aブルー「ほら、グイッとね! サムも、ジョミーも!」
キース 「頂こう」
サム 「俺も、一杯くらいなら…」
ジョミー「だよね、ホントにやってられない気分だし!」
ソルジャーが注いだ盃から、僧籍な人たち、グイッと。
キース 「美味い! いい酒だな、これは」
Aブルー「そりゃあ、マツカお勧めの店だしねえ…」
マツカ 「どうぞ、ご遠慮なく」
大いに飲んで下さいね、と笑顔ですけど。
飲み過ぎ注意…?
2024/01/29 (Mon)
☆飲んでくれない人
三が日が終わった直後の三連休、フグ料理の店に来た面々。
マツカ君のおごりですけど、酔い潰れた人は後が無いヤツ。
キース 「もう一杯、頂きたい所だが…」
Aブルー「うん、飲んで、飲んで!」
ジョミー「遠慮しなくていいってば!」
サム 「大学も卒業してるんだしよ…」
いいと思うぜ、とプッシュな人たち。
キース 「お前たち、わざと忘れてるだろう!」
Aブルー「ううん、キッチリ覚えてるって!」
だからオススメしてるわけでさ、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「正気だけ失くしてくれれば、充分!」
シロエ 「そうですよ。キース先輩が潰れてくれたら…」
サム 「他の面子は無事に済むんだぜ?」
一手引き受けで潰れろよな、とサム君も。
サム 「美味い酒なら、いいじゃねえかよ」
ジョミー「フグも美味しいしさ、どんどん飲むべき!」
キース 「俺は飲まんぞ!」
断じて飲まん、とキース君、フグ尽くしの料理に集中。
シロエ 「困りましたね、この流れ…」
ジョミー「ヤバいよ、キースが潰れないとさ…」
サム 「俺たちにお鉢が回りそうだぜ?」
Aブルー「もちろんだよ!」
土鍋ダンスは見たいからね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「一人は踊って貰うから!」
一同 「「「げっ!」」」
マジか、と一同、顔面蒼白。
シロエ 「ぼくは嫌です、是非ともキース先輩で!」
ジョミー「それしかないって!」
サム 「でもよ、ちっとも飲まねえしよ…」
キース 「当然だろう!」
誰が飲むか、と料理を食べている人。
キース 「飲んだら確実に詰むからな!」
シロエ 「そう言わずに、飲んで下さいよ!」
頼みの綱は先輩だけで…、とシロエ君が差し出す盃。
シロエ 「お布施ですから、グイッと一杯!」
キース 「なんだって?」
シロエ 「お布施ですってば!」
サム 「あー、お布施だと、何が来てもよ…」
シロエ 「断れませんよ?」
そう聞いてます、と目がマジですけど。
お布施…。
2024/01/30 (Tue)
☆断れないお布施
三が日が終わった途端に三連休、初日はフグ尽くしな面々。
マツカ君のおごりで料亭、けれど酔ったらババを引く展開。
シロエ 「断るんですか、キース先輩?」
サム 「坊主として、有り得ねえんでねえの?」
ブルー 「うん、断るのは厳禁だよね」
お布施は有難く頂かないと、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「万一の場合も、薬はあるという話だし…」
Aブルー「任せといてよ、救急車も医者も要らないって!」
シロエ 「そうらしいですよ、キース先輩」
お布施です、とシロエ君、改めて盃を。
シロエ 「どうぞ、グイッと!」
キース 「そ、そうか…。では、有難く…」
頂戴しよう、と飲み干した人。
キース 「では、返杯ということで…」
シロエ 「いえ、とんでもない! お布施ですから!」
ブルー 「そうだよ、坊主はお返しは不要!」
みんなも、お布施するように、と生徒会長の言。
ブルー 「ひれ酒が生臭なことは、スルーして良し!」
一同 「「「オッケー!」」」
キース 「ちょ、俺だけか!?」
俺だけなのか、と悲鳴ですけど、次々とお布施の盃で…。
Aブルー「さあ、もう一杯!」
キース 「有難い! 実に美味いな、ひれ酒もフグも」
Aブルー「マツカのオススメの店だしねえ…」
帰ったら踊ってくれるよね、とソルジャーの問い。
Aブルー「みんなも楽しみにしてるしさ…」
キース 「もちろんだ。お布施を頂いたからにはだな…」
念仏踊りでお返ししたい、とキース君の笑み。
キース 「頭に土鍋で、南無阿弥陀仏で…」
Aブルー「32回転も出るのかな?」
キース 「いや、足元が危ういし…」
それは無しで、とフグ尽くしな後は、生徒会長宅へ。
キース 「では、皆様へ感謝をこめて…」
Aブルー「いいねえ、土鍋が似合っているよ!」
ぶるぅ 「割れてもいいヤツ、選んだしね!」
キース 「念仏踊り、奉納させて頂きます!」
南無阿弥陀仏、と唱えて踊ってますけど。
今月、これにて中継終了~。
2024/01/31 (Wed)
☆いいスタートかも
新年あけましておめでとうございます。元日の元老寺です。
シャン学メンバー、昨夜の疲れで爆睡している朝ですけど。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ あけましておめでとう!」
一同 (((ん…?)))
ぶるぅ 「初日の出、もうじきだから!」
起床、起床ーっ! と廊下を跳ねてゆく元気なお子様の声。
シロエ 「えええ…。もう朝ですか…」
サム 「真面目にやってられねえぜ…」
ジョミー「若さとは別のベクトルだよねえ、毎年さあ…」
二年詣りとは違うから疲労困憊で、とジョミー君の嘆き節。
ジョミー「除夜の鐘の後に初詣だったら、今頃は…」
シロエ 「徹夜で騒いでハイな勢い、年明けうどんで…」
元気一杯な筈なんですけど、とシロエ君も。
シロエ 「夜中に正座で法要だとか、クレイジーですよ…」
キース 「正月早々、ブツブツ言うな! もう山門で…」
親父が待機しているぞ、とキース君が法衣で登場。
キース 「無事におせちを食べたかったら、急いで来い!」
一同 「「「はいっ!」」」
元日から詰むのは嫌な面々、雪が積もった境内をダッシュ。
一同 「「「おはようございます!」」」
アドス 「おお、揃いましたな。じきに初日が昇りますぞ」
イライザ「二礼、二拍手、一礼ですよ」
さあ、お辞儀から、で昇る朝日にパンパン柏手、深く一礼。
アドス 「今年は綺麗に揃ってなにより。では庫裏の方へ」
イライザ「暖房が効いてますからね」
一同 「「「やったーっ!」」」
一晩でずいぶん積もったよね、と庫裏の座敷へ移動でして。
アドス 「改めまして、新年おめでとうございます」
一同 「「「おめでとうございまーす!」」」
イライザ「では、お屠蘇から始めましょうね」
銀青様から、と注がれるお屠蘇。
ブルー 「ありがとう。本年もよろしく」
イライザ「じゃあ、皆さんにも」
アドス 「お屠蘇の後は、お雑煮と参りましょう」
おせちも遠慮なくどうぞ、と今年も太っ腹。
いいスタートかも!
2024/01/01 (Mon)
☆おせちの食べ方
元日の元老寺の朝、境内はしっかり積もった雪がドッサリ。
けれど庫裏の座敷は暖房が効いて、これからおせちタイム。
イライザ「今年も、和洋中とありますからね」
アドス 「おかわりも用意してありますので、ご遠慮なく」
一同 「「「やったーっ!」」」
まずは一同、お屠蘇でお祝い、お次はお雑煮。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お雑煮、おかわりしていい?」
イライザ「もちろんですよ。お餅はいくつ?」
ぶるぅ 「んとんと、二個で!」
イライザ「はい、どうぞ」
温めてある大きな鍋から、おたまで掬って熱々のおかわり。
ぶるぅ 「ありがとう! えっと、おせちは、と…」
キース 「どれにするんだ?」
ぶるぅ 「迷っちゃうけど、定番から!」
キース 「やはり、料理上手のチョイスは違うな」
普通だったら、子供舌で洋風なんだろうが…、とキース君。
キース 「子供舌のは、別にいるようだな」
ジョミー「それ、ぼくのこと!?」
シロエ 「ぼくもですか!?」
酷い、と洋風や中華でスタートした人たちの抗議の声が。
シロエ 「スウェナ先輩だって、ヤバいですから!」
サム 「俺もだよなあ、マリネで始めちまったし…」
スモークサーモンが美味そうでよ…、とサム君も。
サム 「ん? もしかして、セーフなヤツが一名…」
ジョミー「いるよね、なんでマツカだけ!」
キース 「俺もなんだが?」
シロエ 「キース先輩は数に入りませんよ!」
儀礼にうるさい職業ですし、とシロエ君が叩き付ける正論。
シロエ 「あれ? でも、そうなるとですね…」
ジョミー「マツカは儀礼を守ってる、って…」
サム 「ことになるよな、コレってよ…」
もしかして俺たち、詰んでねえか、とサム君、モゴモゴと。
サム 「マツカは礼儀正しくってよ、俺たちはよ…」
シロエ 「儀礼はスルーで、無作法になるわけですか…?」
キース 「教養が無いとも言うかもな」
なにしろ子供ではないし…、とキッツイ言葉が。
無作法で無教養…。
2024/01/02 (Tue)
☆縁起を担がないと
元老寺で迎えた雪の元日、庫裏でおせちな面々ですけれど。
食べ方の件でキース君が嫌味で、教養がどうのという話に。
シロエ 「礼儀はともかく、教養って、何の話ですか!」
ジョミー「そうだよ、まるで馬鹿みたいに聞こえるし!」
キース 「いや、いいが…。単に縁起の問題だしな」
この一年の縁起担ぎというだけだ、とキース君の言。
キース 「なにしろ、おせちには色々と…」
ブルー 「縁起物が詰まっているからねえ…」
地域で多少の差はあってもね、と生徒会長も。
ブルー 「それをすっ飛ばしていった以上は…」
シロエ 「福を逃したとか、そうなるんでしょうか…?」
キース 「平たく言えば、そうかもな」
ブルー 「金運とかのもあるわけだから…」
縁起担ぎをしない以上は、自力でいこう、と怖い台詞が。
ブルー 「まあ、金運に関しては…」
キース 「困った時の誰かがいるわけなんだが…」
シロエ 「その誰かさんは、縁起を担いだわけですね?」
ブルー 「そうだね、心得事だから…」
しつけがきちんとしていたんだよ、と生徒会長。
ブルー 「なんと言っても、大財閥の御曹司だし…」
キース 「金運に招福、健康あたりは常識だろうな」
一同 「「「うっ…」」」
その辺を全部逃したのか、と一同、愕然。
シロエ 「し、仕切り直しは出来ますか!?」
ブルー 「時間は後戻りしないしねえ…」
キース 「来年、仕切り直すことしか出来んと思うぞ」
覚えていればの話だが、とキース君の不敵な笑み。
キース 「いいか、キッチリ縁起担ぎをしていても、だ…」
ブルー 「詰みまくる見本が此処にいる、って?」
キース 「ああ、しっかりと言っておく!」
一年の計は元旦にあり、と言うからな、とキース君。
キース 「縁起を担がなかった面子は、どうなろうとも…」
シロエ 「自己責任ってことですか!?」
ブルー 「そうなるねえ…。多分、助けは…」
何処からも来ないと思うけどね、と嫌すぎる纏め。
自己責任…。
2024/01/03 (Wed)
☆バレた火だるま
今年も元老寺で元日ですけど、境内は一面、雪がドッサリ。
暖かい庫裏でおせちな面々、食べ方で詰んだようでして…。
シロエ 「金運はともかく、招福ですか…」
サム 「健康も地味にヤバいんでねえの…?」
火だるまショーとかあったんだぜ、とサム君の悪い顔色。
サム 「あの時、全治三日とはいえ、火傷でよ…」
アドス 「ああ、何やらあったようですなあ…」
イライザ「身体中、あちこち火傷な時ねえ…」
ショーだったとは知らなかったわ、とイライザさん。
イライザ「だってキースは、焚火の中に落ちた、って…」
アドス 「ワシらには言っていたんですがな…」
なんと火だるまショーですか、とアドス和尚も興味津々。
アドス 「で、そのショーというのは、どんな感じで…」
ぶるぅ 「えっとね、バク転でダイブだったの!」
イライザ「スタントみたいなものかしら?」
ブルー 「まあ、練習は積んでいたよね、バク転の方は」
ダイブは、その場のノリだけどさ、と生徒会長の解説が。
ブルー 「でも、なかなかに見ごたえがあって…」
ぶるぅ 「大迫力で、凄かったよ!」
アドス 「なるほど、せがれがお役に立てて何より」
キース 「どの辺がだ!」
俺は全身火傷したんだぞ、とキース君、拳をグッと。
キース 「真面目に死ぬかと思ったしな!」
イライザ「大袈裟すぎでしょ、ただの火傷でみっともない」
アドス 「まったく、まったく。さて、そろそろ…」
初詣の支度がございますので、と立ち上がるアドス和尚。
アドス 「サム殿とジョミー殿も、例年通りに…」
イライザ「よろしくお願い致しますわね」
サム 「はいっ!」
ジョミー「はーい…」
なんか不吉な流れかも、とサム君とジョミー君が竦める肩。
アドス 「キース、きちんと連れて来るんじゃぞ」
キース 「分かっている。ガッツリ確保で本堂まで、と」
アドス 「貴重な労働力じゃし、しっかりな」
逃がすでないぞ、と去ってゆきましたけれど。
大丈夫…?
2024/01/04 (Thu)
☆スキルと下足番
雪がドッサリ積もった元老寺の元日、庫裏でおせちな面々。
けれどサム君とジョミー君には、お役目があるわけでして。
キース 「さあ、二人とも、支度して貰おうか」
ジョミー「今年は何をやらされるわけ?」
サム 「普通に例年通りだろ?」
初詣に来る檀家さんの対応で…、とサム君、ゲンナリと。
サム 「いいんだけどよ、お子様にお菓子を渡すとか…」
ジョミー「下足番とか、そんなのだけどさ…」
キース 「本堂の外で待機が辛い、と言いたいんだな?」
下足番だと外だからな、とキース君。
キース 「なにしろ外には、暖房も無いし…」
ジョミー「そう、ソレ! キースとアドス和尚はさ…」
サム 「炬燵に入って、挨拶だけで済むけどよ…」
キース 「やかましい! 俺と親父が炬燵にいないと…」
檀家さんが遠慮なさるだろうが、とキース君の厳しい顔。
キース 「寒い中をいらして下さったのに、炬燵無しは…」
シロエ 「有り得ませんよね、お寺じゃなくっても」
ブルー 「冬場にいらしたお客様には、まず暖房で…」
おもてなしをするものだからね、と生徒会長も。
ブルー 「客間が充分、温まるまでは、狭い部屋でも…」
ぶるぅ 「入って貰って、あったかい飲み物とかで…」
温まって貰わないとダメだもん、と家事万能なお子様の言。
ぶるぅ 「冬のおもてなしの基本で、常識!」
キース 「分かったか! 俺と親父は炬燵でいいんだ!」
ジョミー「そうかもだけど、どうせ今回も…」
キース 「下足番はお前に決まっている!」
サムは子供にウケがいいしな、とキース君、腕組み。
キース 「ついでに、坊主見習いとしても…」
ブルー 「なかなか立派なものだしねえ…」
それに比べてジョミーときたら、と生徒会長、深い溜息。
ブルー 「下足番でも当然だよね」
キース 「中の仕事は、全く務まらないからな!」
ジョミー「酷いって!」
キース 「行くぞ!」
待たせたら親父が怖いからな、と出てゆく人。
それはガチ…。
2024/01/05 (Fri)
☆キレたら怖い人
元老寺で元日なシャン学メンバー、おせちは庫裏の座敷で。
けれど、サム君とジョミー君にはお役目、初詣のお手伝い。
サム 「行くしかねえよな、お役目だしよ…」
ジョミー「なんで大雪なのさ、今年は!」
ぶるぅ 「あっ、降って来たぁ!」
シロエ 「えーっと…。雪雲が来るみたいですよ」
警報級の、とシロエ君が覗き込むスマホ。
シロエ 「この辺りだと、ドッサリ積もりそうです」
サム 「昼間からかよ!?」
ジョミー「それって、マジで?」
シロエ 「お気の毒ですけど、どう見てみても…」
あちこちで車が立ち往生なヤツですよ、とシロエ君の読み。
シロエ 「これが雨だったら、大雨はガチな雪雲ですし」
一同 「「「うわー…」」」
それは積もる、と見ている間に、本格的な雪に。
キース 「遅いぞ、そこのサボリ組!」
ジョミー「うわ、キース!?」
キース 「早く作務衣に着替えに来い!」
おふくろがキレる寸前だしな、と鬼の形相で戻って来た人。
キース 「親父も怖いが、おふくろがキレたら…」
シロエ 「半端ないんですか?」
キース 「いいか、親父は婿養子だぞ!」
一同 「「「げっ!」」」
忘れてた、と誰もが愕然、サム君とジョミー君も顔面蒼白。
サム 「やべえ、行く!」
ジョミー「置いてかないでよ、ぼくも行くから!」
ダッシュで消えてしまった両名、キース君の姿も無し。
シロエ 「凄い勢いで行っちゃいましたね…」
スウェナ「そりゃ、必死だわよ」
マツカ 「アドス和尚を超えるとなったら、怖すぎですし」
ちょっと想像出来ませんね、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「いつも優しい人なんですけど…」
シロエ 「あのぅ、ソレ…」
お前が言うなというヤツですよ、とシロエ君の深い溜息。
マツカ 「えっ? それはどういう意味でしょう?」
シロエ 「分からないなら、いいですけどね…」
スウェナ「自覚ゼロなのよね…」
まあ、それでこそマツカだけど、と頷く面々。
実は最強…。
2024/01/06 (Sat)
☆立ち往生は困る
今年も元老寺で元日ですけど、大雪になりそうな今の状況。
庫裏の座敷でおせちな面々はともかく、大変そうな本堂組。
マツカ 「よく分かりませんけど、それより雪がですね…」
シロエ 「さっきよりも酷くなってますよね…」
スウェナ「そうねえ、車がアウトになるヤツよ、コレ…」
スノータイヤの車が基本じゃないし、とスウェナちゃん。
スウェナ「この辺りだと、雪が多めだから普通かもだけど」
マツカ 「でしょうね、特に元老寺は宿坊がありますし」
シロエ 「あー…。お客様の送迎に必須ですよね」
マツカ 「だと思いますよ、でも、市街地の方は…」
ほんの1センチでアウトですしね、とマツカ君の言。
マツカ 「それで凍られたら、立ち往生なコースですよ」
シロエ 「待って下さい、すると帰りのバスがですね…」
スウェナ「もしかしなくても、運休じゃないの!」
マツカ 「恐らくは…。宿坊の車で送って頂くしか…」
でなければ、ぼくが迎えを頼むかです、と御曹司。
マツカ 「スノータイヤの車で、抜け道経由でいけますが」
スウェナ「早めに頼まないと難しそうよ?」
シロエ 「抜け道も、立ち往生の車で詰みますしね…」
マツカ 「ええ。ですから、早めに言ってるんです」
お先に失礼した方が…、とマツカ君が眺める外の大雪。
マツカ 「サムとジョミーには悪いですけど…」
ブルー 「いいかもね…」
シロエ 「えっ、会長は残ればVIP待遇ですよ?」
ブルー 「でもねえ、此処はお寺なんだよ」
お正月の間は何かと面倒で、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「出来れば帰って、のんびりゆっくり…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ あったかいお鍋で雪見酒とか!」
ブルー 「ピンポーン!」
雪のお正月はソレに限るよ、と立てる親指。
ブルー 「イライザさんに引き留められる前にさ…」
シロエ 「トンズラですね?」
ブルー 「その方がいいと思うけどねえ?」
君たちだって、と逃げる案が出ていますけど。
どうする?
2024/01/07 (Sun)
☆すぐ帰らないと
元老寺で元日な面々ですけど、大雪になって来ている現在。
早々に帰る案が出まして、生徒会長は帰る気満々でして…。
シロエ 「マツカ先輩、全員、迎えの車に乗れますか?」
マツカ 「いけますよ? 今ならギリギリで」
ブルー 「遅くなるほど、状況は悪化すると思うね」
マツカ 「ええ。小回りの利く車しか通れなくなって…」
分乗せざるを得なくなります、とマツカ君。
マツカ 「でも、2台に分かれて乗るだけで…」
シロエ 「逃走は可能なんですね?」
ブルー 「どうかな、2台同時に来ればいいけど…」
スウェナ「来なかった時は、どうなるのよ?」
2台目の面子は捕まるだとか…、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「イライザさんに引き留められて、残留なの?」
ブルー 「だろうね、ぼくは当然、振り切れるしさ…」
シロエ 「ぼくたちが残るわけですね…」
マツカ先輩も行ってしまって、とシロエ君、ガクブル。
シロエ 「スウェナ先輩と、ぼくが置き去りですか!?」
ブルー 「他にどういう道があると?」
シロエ 「マツカ先輩、ぼくは今すぐ帰ります!」
スウェナ「私もだわよ!」
車種に贅沢は言わないわ、とスウェナちゃんも悲鳴。
スウェナ「とにかく迎えよ、今すぐに!」
マツカ 「分かりました。お待ち下さいね」
すぐに執事さんに電話で、手配出来た模様。
マツカ 「10分ほどで着くそうです」
シロエ 「出ましょう、外へ!」
ブルー 「まだ10分もあるんだよ?」
シロエ 「でもですね…!」
グズグズしてたら捕獲ですし、とシロエ君が取って来た鞄。
シロエ 「帰る用意は出来ました!」
スウェナ「そうだわ、お泊まりグッズを回収で!」
ブルー 「必死だねえ…」
分かるけどさ、と生徒会長が笑う間に、脱出準備完了。
マツカ 「あと5分で山門前に来ますよ」
シロエ 「もういいですよね、会長!」
イライザ「あら。皆さん、どちらへ?」
大雪になっていますわよ、とイライザさん登場。
ヤバいかも…?
2024/01/08 (Mon)
☆帰る人と残る人
元老寺で迎えた元日、警報級の大雪になって来ている現実。
本堂で初詣な面子を残して、逃げる決断が下りましたけど。
イライザ「まさか、この雪の中をお帰りですの?」
シロエ 「そうなんです! 引き留めないで下さい!」
イライザ「でも、バス停までの道も雪が積もって…」
埋まり始めていますわよ、とイライザさんが指差す外。
イライザ「車はなんとか、ギリギリ走れるようですけれど」
ブルー 「うん。だから今の間に失礼しようと思ってね」
マツカが車を頼んでくれたし、と生徒会長、ニッコリと。
ブルー 「もう着くようだし、この辺りで…」
イライザ「あらまあ…。今夜はお泊まり頂くつもりで…」
メニューを伺いに参りましたのに、と驚くイライザさん。
イライザ「買い置きの食材で作れそうなものを、色々と…」
ブルー 「そのお気持ちだけ、貰っておくよ。じゃあ…」
マツカ 「今、山門前に着いたそうです」
ブルー 「行こうか、みんな」
サムとジョミーをよろしくね、と生徒会長、片目をパチン。
ブルー 「せっかくだから、三が日の間は、ガッツリと…」
一同 「「「えっ?」」」
ブルー 「いいかい、キースはお寺の息子で、副住職で…」
本当だったら、初詣に遊びに行けないよね、と正論が。
ブルー 「というわけでさ、サムとジョミーにも…」
イライザ「お寺のお正月を体験して頂くわけですのね?」
ブルー 「その通り! 初詣のお手伝いだけじゃなくて…」
イライザ「お正月ならではの行事ですわね、承知しました」
キッチリ、みっちり仕込みますわね、とイライザさん。
イライザ「銀青様の仰せですもの、頑張りますわ」
ブルー 「任せたよ。それじゃ、これでね」
車も来たし、と生徒会長も他の面子も、山門へ。
イライザ「皆様、どうぞお気を付けて」
ブルー 「サムとジョミーに、よろしくね!」
一同 「「「ありがとうございました!」」」
色々、御馳走様でした、と無事に車で脱出ですけど。
他の面子は…?
2024/01/09 (Tue)
☆大雪でも届ける店
今年も元日は元老寺な面々、大雪が降り始めて分かれた道。
僧籍なサム君とジョミー君以外は、車で脱出したわけで…。
マツカ 「サムとジョミーは、どうなるんでしょう?」
シロエ 「キツイ運命が待っていそうですよね、三が日…」
スウェナ「普通の初詣はアウトっぽいわよ…」
ブルー 「うん。だから今年は、この面子でね!」
お寺の連中は放っておいて、と生徒会長が立てる親指。
ブルー 「今夜はウチに泊まって貰って、明日にでも!」
シロエ 「えっ、いいんですか!?」
ブルー 「もちろんだよ。お泊まりグッズも持ってるし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お客様、大好き!」
大歓迎! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「暖房、さっき入れておいたし…」
ブルー 「帰る頃には、ちゃんと暖かくなっているしね」
シロエ 「食事の方はどうするんです?」
ブルー 「そうだね、ぶるぅが作ってもいいけれど…」
せっかくだから…、と生徒会長の視線がマツカ君に。
ブルー 「マツカ、何処かの店からケータリングとかは…」
マツカ 「出来ますよ? 元日もやっているお店なら…」
雪でも根性で届けますから、とマツカ君の笑み。
マツカ 「なにしろ、食材を仕入れているのに、大雪で…」
シロエ 「あっ、お客様が来ないんですね!?」
マツカ 「誰だって、出たくないですからねえ…」
この雪だと帰り道が危ういですから、とマツカ君。
マツカ 「帰りを気にしながら食べても、美味しくは…」
シロエ 「ないでしょうねえ、お酒も楽しめなくて…」
マツカ 「ええ。ですから、ドタキャンの嵐でしょうね」
何処のお店も…、とマツカ君が浮かべる苦笑。
マツカ 「当然、食材も余りますから、注文さえあれば…」
スウェナ「意地でも届けに来るってことね?」
マツカ 「配送料は、多分、とんでもないですけどね」
シロエ 「あー…。歩いて往復する人の、人件費ですね…」
それは確かに高いかも、と誰もが爆笑ですけど。
頼むんですね?
2024/01/10 (Wed)
☆大雪が分かれ目
今年も元老寺で元日を迎えた面々、大雪で道が分かれた件。
生徒会長たちは車で脱出、僧籍な面子だけが残ったわけで。
シロエ 「配送料は高そうですけど、ケータリングは…」
スウェナ「思いっ切り、期待出来そうだわねえ…」
マツカ 「何にしますか、和食以外がいいですか?」
おせちは和洋中でしたけど、とマツカ君の問い。
マツカ 「御希望に合わせて、店を探しますから」
ブルー 「そうだね、お店への支援も兼ねて和洋中かな」
シロエ 「雪で余りそうな、食材の山を救うわけですね?」
ブルー 「ピンポーン!」
ここはボランティア精神で…、と生徒会長、ニッコリと。
ブルー 「マツカ、いけるんだったら、ソレで」
マツカ 「分かりました。早速、手配しますね」
車内から執事さんに電話で、テキパキと指示。
マツカ 「オッケーです。後は待っていれば、届きますよ」
シロエ 「時間指定は、流石に無理でしたか…」
マツカ 「いえ? 指定するなら、ヘリを出しますけれど」
シロエ 「そ、そこまではいいですってば!」
ヘリで配送しなくても、とシロエ君、ワタワタ。
シロエ 「時間は、たっぷりありますから!」
スウェナ「泊まるんだものね、急がないわよ。でも…」
サムたちの方はどうかしら、とスウェナちゃんの疑問。
スウェナ「ケータリングで豪華な食事どころか…」
シロエ 「精進料理もありそうですよね」
ブルー 「そりゃあ、お寺のお正月だよ?」
お客様がいるならともかく、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「身内だけだと、多分、相当厳しいね」
シロエ 「マジですか!」
ブルー 「だってさ、アドス和尚だよ?」
ついでにイライザさんもセットで…、と怖すぎる読み。
ブルー 「サムとジョミーに、お寺の正しいお正月をさ…」
スウェナ「叩き込むチャンスってことかしら?」
ブルー 「ビシビシやると思うけど?」
一同 「「「うわー…」」」
詰んでるのでは、と誰もがガクブルですけど。
そうかも…。
2024/01/11 (Thu)
☆お寺で三が日
今年も元老寺で迎えた元日、けれどとんでもない大雪な今。
生徒会長たちは車で脱出、僧籍な面子だけが残ったわけで。
ジョミー「えっ、マツカたちは帰ったって!?」
サム 「マジかよ、道は大雪で埋まってるんじゃあ…」
キース 「そうなる前に逃げたらしいぞ、マツカの手配で」
立派な車が来たそうだ、とキース君の仏頂面。
キース 「おふくろが山門まで、見送りに出たら…」
ジョミー「スノータイヤの高級車が、って?」
キース 「マツカの家の車っぽい、という話だった」
サム 「自家用車かよ…」
まあ、スノータイヤでも不思議じゃねえな、とサム君の言。
サム 「アルテメシアも、降る時はドカンと降るしよ…」
ジョミー「スノータイヤなら、安心だしね…」
キース 「それはそうだが、逃げられたんだ!」
そこが大事なポイントだぞ、とキース君の深い溜息。
キース 「サムもお前も、三が日はガチで寺での正月で…」
サム 「だよなあ、残されちまったし…」
ジョミー「まさか、ガッチリ、精進料理だけだとか…?」
豪華おせちも出て来なくって、とジョミー君の悪い顔色。
ジョミー「肉も魚も、欠片も食べられないコース…?」
キース 「正解だ!」
僧籍な人「「げっ!」」
嘘だ、とサム君とジョミー君、愕然と。
サム 「もしかして、おせちもねえのかよ…?」
キース 「ある分、余計に恐ろしいんだが…」
ジョミー「それ、どういう意味…?」
キース 「寺の仕様で来るんだぞ…?」
俺も昔は食っていたんだ、とキース君までが嘆き節。
キース 「色は地味だし、味は薄くて、精進で…」
ジョミー「嫌すぎるってば!」
キース 「俺も嫌だが、仕方ない…」
初詣もパアのようだしな、とブツブツブツ。
キース 「屋台の焼きそばも、タコ焼きとかもだ…」
サム 「俺たちは無理なヤツってか?」
キース 「三が日、ここに拘束なんだぞ?」
僧籍な人「「うっ…」」
なんてこった、と言葉を失くしてますけど。
詰み…。
2024/01/12 (Fri)
☆置き去りな人たち
今年も元老寺で元日な面々、大雪で分かれてしまった運命。
車で脱出した方はケータリングで、残った面子は精進料理。
ジョミー「三が日、此処に捕まってる間に、みんなは…」
サム 「美味い飯を食って、神社で初詣かよ?」
キース 「そうなるより他に無いだろう!」
置き去りにされてしまったしな、とキース君の渋面。
キース 「いいか、誘われもしなかったんだぞ?」
僧籍な人「「は?」」
キース 「逃亡の誘いだ、逃げませんか、というヤツだ!」
僧籍な人「「あー…」」
何も聞いてはいなかったっけ、と納得するしかない台詞。
ジョミー「思いっ切り、見捨てられたって…?」
サム 「切り捨てられたって言わねえか?」
キース 「どっちでもいいが、今頃、あいつらの方は…」
ブルーの家で美味い飯だな、とキース君の深い溜息。
キース 「ぶるぅが作るか、仕出しを頼んだか…」
ジョミー「どっちにしたって、美味しいよね…」
サム 「ついでに豪華なヤツだと思うぜ…」
正月だしよ、とサム君も。
サム 「ゴージャスな食材を使いまくってよ…」
ジョミー「きっと、朝から食べたおせちよりもさ…」
キース 「いい飯なのは間違いないぞ…」
それに比べて俺たちは…、と呻く副住職。
キース 「初詣でガッチリこき使われて、精進料理で…」
ジョミー「あのさ、それって、アドス和尚も…」
サム 「同じ飯だろ、へばらねえのか?」
炬燵で座ってるだけじゃねえしよ、とサム君の問い。
サム 「さっきみたいに、お勤めだってよ…」
ジョミー「普段より、うんとハードだよ?」
キース 「いいか、そこが恐ろしいトコなんだ!」
なんと言っても親父だしな、とキース君、ブツブツと。
キース 「夜食はガッツリ、肉も食うんだが…」
ジョミー「他の人には、くれないコース?」
キース 「いや、おふくろは作る側なだけに…」
サム 「除外になって、俺たちは…」
ガチで精進料理かよ、と言ってますけど。
そうなのでは?
2024/01/13 (Sat)
☆違いすぎる食事
大雪になってしまった元旦、元老寺からの脱出組と残留組。
真っ二つに分かれた運命なわけで、文字通りに天国と地獄。
シロエ 「うわあ、此処の料理も美味しいですよ!」
スウェナ「こっちも素敵よ、流石、マツカのオススメね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 和洋中、どれも最高だよね!」
ブルー 「ケータリングも、仕出しも、ハズレ無しだよ」
大雪のせいで得したかもね、と生徒会長の笑み。
ブルー 「こうならなければ、普通にバスで帰ってさ…」
シロエ 「その辺のケンタかマックですよね」
スウェナ「いい店は、何処も予約で一杯だものね」
マツカ 「でも、あれはあれで楽しいですよ?」
それに美味しさが違いますよね、と御曹司。
マツカ 「あの味わいは、ちょっと、他の店では…」
ブルー 「出せないだろうね、材料からして違うから」
ぶるぅ 「ハンバーガーに、ナイフとフォークが…」
ついてくるような世界だしね、と料理上手なお子様も。
ぶるぅ 「屋台グルメと、フレンチくらいに違うもん!」
マツカ 「其処の違いは大きいですよ」
シロエ 「でも、大雪でケータリングも最高です!」
スウェナ「ホント、今年はツイてるわよね!」
元日から、と盛り上がっている脱出組ですけれど。
ジョミー「キース、もしかして、今日の食事は…」
サム 「さっきの晩飯で終わりかよ?」
キース 「そうなるが?」
ジョミー「じゃあ、夜食とかは…?」
アレじゃ足りない、とジョミー君の切実な声。
ジョミー「肉も魚も入っていなくて、地味なおせちで…」
サム 「後は精進な煮物と味噌汁だけだったぜ?」
キース 「あれで全部がウチの流儀だ!」
宿坊のお客様だと別だがな、と副住職。
キース 「腹が減ったらミカンを食え、とガキの頃から…」
ジョミー「ちょ、マジで!?」
サム 「親父さんとイライザさんだけ、別ってか?」
キース 「宅配ピザの箱があったが…」
俺たちの分は無いそうだぞ、とキッツイ宣告。
三が日、コレ…。
2024/01/14 (Sun)
☆連休に出来る年
今年は元日にドカンと大雪、そこで分かれてしまった運命。
元老寺で地獄を見た組、脱出組ですけど、日は流れて6日。
シロエ 「おはようございます! えーっと…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ マツカとスウェナ、来てるよ!」
マツカ 「おはようございます。いいお天気ですよね」
スウェナ「ホントにね!」
でもって今日から三連休よ、とスウェナちゃん。
スウェナ「今年は素敵な曜日の流れで最高だわよ!」
マツカ 「13連休にした人も、多いそうです」
シロエ 「でしょうね、4日と5日だけを休めば…」
ブルー 「仕事納めの次の日からで、ガッツリ休めるしね」
元々、4日の仕事なんかは殆ど無いし、と生徒会長も。
ブルー 「その続きで、金曜日だけ行ってもねえ…」
マツカ 「そうなんですよね、却って仕事の効率が…」
シロエ 「落ちるかもですね、職種によっては」
工場なんかはアウトでしょう、と機械弄りが趣味の人。
シロエ 「機械の起動は、時間がかかりますからねえ…」
マツカ 「ええ。多分、メンテナンスくらいしか…」
この日の並びでは出来ないでしょう、と御曹司も同意。
マツカ 「年末年始は、機械は止めるものですから」
シロエ 「下手に動かしても、修理の人も来ませんしね…」
マツカ 「止めておくのが吉ですよ」
シロエ 「分かります。でも、その年末年始に…」
フル稼働した人たちの消息は…、とシロエ君の問い。
シロエ 「キース先輩たちから、何か連絡ありました?」
ぶるぅ 「ううん、なんにも!」
マツカ 「ぼくの所にも、連絡は来ていませんね」
スウェナ「私にも連絡無しだわねえ…」
死んだのかしら、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「ハイリスクな職場じゃない筈だけど…」
シロエ 「でも、立ち直りが遅すぎませんか?」
マツカ 「不幸な事故でもあったんでしょうか?」
スウェナ「有り得ないでしょ、元老寺なのよ?」
どう転がったら事故に遭うのよ、という声が。
それは確かに…。
2024/01/15 (Mon)
新年あけましておめでとうございます。元日の元老寺です。
シャン学メンバー、昨夜の疲れで爆睡している朝ですけど。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ あけましておめでとう!」
一同 (((ん…?)))
ぶるぅ 「初日の出、もうじきだから!」
起床、起床ーっ! と廊下を跳ねてゆく元気なお子様の声。
シロエ 「えええ…。もう朝ですか…」
サム 「真面目にやってられねえぜ…」
ジョミー「若さとは別のベクトルだよねえ、毎年さあ…」
二年詣りとは違うから疲労困憊で、とジョミー君の嘆き節。
ジョミー「除夜の鐘の後に初詣だったら、今頃は…」
シロエ 「徹夜で騒いでハイな勢い、年明けうどんで…」
元気一杯な筈なんですけど、とシロエ君も。
シロエ 「夜中に正座で法要だとか、クレイジーですよ…」
キース 「正月早々、ブツブツ言うな! もう山門で…」
親父が待機しているぞ、とキース君が法衣で登場。
キース 「無事におせちを食べたかったら、急いで来い!」
一同 「「「はいっ!」」」
元日から詰むのは嫌な面々、雪が積もった境内をダッシュ。
一同 「「「おはようございます!」」」
アドス 「おお、揃いましたな。じきに初日が昇りますぞ」
イライザ「二礼、二拍手、一礼ですよ」
さあ、お辞儀から、で昇る朝日にパンパン柏手、深く一礼。
アドス 「今年は綺麗に揃ってなにより。では庫裏の方へ」
イライザ「暖房が効いてますからね」
一同 「「「やったーっ!」」」
一晩でずいぶん積もったよね、と庫裏の座敷へ移動でして。
アドス 「改めまして、新年おめでとうございます」
一同 「「「おめでとうございまーす!」」」
イライザ「では、お屠蘇から始めましょうね」
銀青様から、と注がれるお屠蘇。
ブルー 「ありがとう。本年もよろしく」
イライザ「じゃあ、皆さんにも」
アドス 「お屠蘇の後は、お雑煮と参りましょう」
おせちも遠慮なくどうぞ、と今年も太っ腹。
いいスタートかも!
2024/01/01 (Mon)
☆おせちの食べ方
元日の元老寺の朝、境内はしっかり積もった雪がドッサリ。
けれど庫裏の座敷は暖房が効いて、これからおせちタイム。
イライザ「今年も、和洋中とありますからね」
アドス 「おかわりも用意してありますので、ご遠慮なく」
一同 「「「やったーっ!」」」
まずは一同、お屠蘇でお祝い、お次はお雑煮。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お雑煮、おかわりしていい?」
イライザ「もちろんですよ。お餅はいくつ?」
ぶるぅ 「んとんと、二個で!」
イライザ「はい、どうぞ」
温めてある大きな鍋から、おたまで掬って熱々のおかわり。
ぶるぅ 「ありがとう! えっと、おせちは、と…」
キース 「どれにするんだ?」
ぶるぅ 「迷っちゃうけど、定番から!」
キース 「やはり、料理上手のチョイスは違うな」
普通だったら、子供舌で洋風なんだろうが…、とキース君。
キース 「子供舌のは、別にいるようだな」
ジョミー「それ、ぼくのこと!?」
シロエ 「ぼくもですか!?」
酷い、と洋風や中華でスタートした人たちの抗議の声が。
シロエ 「スウェナ先輩だって、ヤバいですから!」
サム 「俺もだよなあ、マリネで始めちまったし…」
スモークサーモンが美味そうでよ…、とサム君も。
サム 「ん? もしかして、セーフなヤツが一名…」
ジョミー「いるよね、なんでマツカだけ!」
キース 「俺もなんだが?」
シロエ 「キース先輩は数に入りませんよ!」
儀礼にうるさい職業ですし、とシロエ君が叩き付ける正論。
シロエ 「あれ? でも、そうなるとですね…」
ジョミー「マツカは儀礼を守ってる、って…」
サム 「ことになるよな、コレってよ…」
もしかして俺たち、詰んでねえか、とサム君、モゴモゴと。
サム 「マツカは礼儀正しくってよ、俺たちはよ…」
シロエ 「儀礼はスルーで、無作法になるわけですか…?」
キース 「教養が無いとも言うかもな」
なにしろ子供ではないし…、とキッツイ言葉が。
無作法で無教養…。
2024/01/02 (Tue)
☆縁起を担がないと
元老寺で迎えた雪の元日、庫裏でおせちな面々ですけれど。
食べ方の件でキース君が嫌味で、教養がどうのという話に。
シロエ 「礼儀はともかく、教養って、何の話ですか!」
ジョミー「そうだよ、まるで馬鹿みたいに聞こえるし!」
キース 「いや、いいが…。単に縁起の問題だしな」
この一年の縁起担ぎというだけだ、とキース君の言。
キース 「なにしろ、おせちには色々と…」
ブルー 「縁起物が詰まっているからねえ…」
地域で多少の差はあってもね、と生徒会長も。
ブルー 「それをすっ飛ばしていった以上は…」
シロエ 「福を逃したとか、そうなるんでしょうか…?」
キース 「平たく言えば、そうかもな」
ブルー 「金運とかのもあるわけだから…」
縁起担ぎをしない以上は、自力でいこう、と怖い台詞が。
ブルー 「まあ、金運に関しては…」
キース 「困った時の誰かがいるわけなんだが…」
シロエ 「その誰かさんは、縁起を担いだわけですね?」
ブルー 「そうだね、心得事だから…」
しつけがきちんとしていたんだよ、と生徒会長。
ブルー 「なんと言っても、大財閥の御曹司だし…」
キース 「金運に招福、健康あたりは常識だろうな」
一同 「「「うっ…」」」
その辺を全部逃したのか、と一同、愕然。
シロエ 「し、仕切り直しは出来ますか!?」
ブルー 「時間は後戻りしないしねえ…」
キース 「来年、仕切り直すことしか出来んと思うぞ」
覚えていればの話だが、とキース君の不敵な笑み。
キース 「いいか、キッチリ縁起担ぎをしていても、だ…」
ブルー 「詰みまくる見本が此処にいる、って?」
キース 「ああ、しっかりと言っておく!」
一年の計は元旦にあり、と言うからな、とキース君。
キース 「縁起を担がなかった面子は、どうなろうとも…」
シロエ 「自己責任ってことですか!?」
ブルー 「そうなるねえ…。多分、助けは…」
何処からも来ないと思うけどね、と嫌すぎる纏め。
自己責任…。
2024/01/03 (Wed)
☆バレた火だるま
今年も元老寺で元日ですけど、境内は一面、雪がドッサリ。
暖かい庫裏でおせちな面々、食べ方で詰んだようでして…。
シロエ 「金運はともかく、招福ですか…」
サム 「健康も地味にヤバいんでねえの…?」
火だるまショーとかあったんだぜ、とサム君の悪い顔色。
サム 「あの時、全治三日とはいえ、火傷でよ…」
アドス 「ああ、何やらあったようですなあ…」
イライザ「身体中、あちこち火傷な時ねえ…」
ショーだったとは知らなかったわ、とイライザさん。
イライザ「だってキースは、焚火の中に落ちた、って…」
アドス 「ワシらには言っていたんですがな…」
なんと火だるまショーですか、とアドス和尚も興味津々。
アドス 「で、そのショーというのは、どんな感じで…」
ぶるぅ 「えっとね、バク転でダイブだったの!」
イライザ「スタントみたいなものかしら?」
ブルー 「まあ、練習は積んでいたよね、バク転の方は」
ダイブは、その場のノリだけどさ、と生徒会長の解説が。
ブルー 「でも、なかなかに見ごたえがあって…」
ぶるぅ 「大迫力で、凄かったよ!」
アドス 「なるほど、せがれがお役に立てて何より」
キース 「どの辺がだ!」
俺は全身火傷したんだぞ、とキース君、拳をグッと。
キース 「真面目に死ぬかと思ったしな!」
イライザ「大袈裟すぎでしょ、ただの火傷でみっともない」
アドス 「まったく、まったく。さて、そろそろ…」
初詣の支度がございますので、と立ち上がるアドス和尚。
アドス 「サム殿とジョミー殿も、例年通りに…」
イライザ「よろしくお願い致しますわね」
サム 「はいっ!」
ジョミー「はーい…」
なんか不吉な流れかも、とサム君とジョミー君が竦める肩。
アドス 「キース、きちんと連れて来るんじゃぞ」
キース 「分かっている。ガッツリ確保で本堂まで、と」
アドス 「貴重な労働力じゃし、しっかりな」
逃がすでないぞ、と去ってゆきましたけれど。
大丈夫…?
2024/01/04 (Thu)
☆スキルと下足番
雪がドッサリ積もった元老寺の元日、庫裏でおせちな面々。
けれどサム君とジョミー君には、お役目があるわけでして。
キース 「さあ、二人とも、支度して貰おうか」
ジョミー「今年は何をやらされるわけ?」
サム 「普通に例年通りだろ?」
初詣に来る檀家さんの対応で…、とサム君、ゲンナリと。
サム 「いいんだけどよ、お子様にお菓子を渡すとか…」
ジョミー「下足番とか、そんなのだけどさ…」
キース 「本堂の外で待機が辛い、と言いたいんだな?」
下足番だと外だからな、とキース君。
キース 「なにしろ外には、暖房も無いし…」
ジョミー「そう、ソレ! キースとアドス和尚はさ…」
サム 「炬燵に入って、挨拶だけで済むけどよ…」
キース 「やかましい! 俺と親父が炬燵にいないと…」
檀家さんが遠慮なさるだろうが、とキース君の厳しい顔。
キース 「寒い中をいらして下さったのに、炬燵無しは…」
シロエ 「有り得ませんよね、お寺じゃなくっても」
ブルー 「冬場にいらしたお客様には、まず暖房で…」
おもてなしをするものだからね、と生徒会長も。
ブルー 「客間が充分、温まるまでは、狭い部屋でも…」
ぶるぅ 「入って貰って、あったかい飲み物とかで…」
温まって貰わないとダメだもん、と家事万能なお子様の言。
ぶるぅ 「冬のおもてなしの基本で、常識!」
キース 「分かったか! 俺と親父は炬燵でいいんだ!」
ジョミー「そうかもだけど、どうせ今回も…」
キース 「下足番はお前に決まっている!」
サムは子供にウケがいいしな、とキース君、腕組み。
キース 「ついでに、坊主見習いとしても…」
ブルー 「なかなか立派なものだしねえ…」
それに比べてジョミーときたら、と生徒会長、深い溜息。
ブルー 「下足番でも当然だよね」
キース 「中の仕事は、全く務まらないからな!」
ジョミー「酷いって!」
キース 「行くぞ!」
待たせたら親父が怖いからな、と出てゆく人。
それはガチ…。
2024/01/05 (Fri)
☆キレたら怖い人
元老寺で元日なシャン学メンバー、おせちは庫裏の座敷で。
けれど、サム君とジョミー君にはお役目、初詣のお手伝い。
サム 「行くしかねえよな、お役目だしよ…」
ジョミー「なんで大雪なのさ、今年は!」
ぶるぅ 「あっ、降って来たぁ!」
シロエ 「えーっと…。雪雲が来るみたいですよ」
警報級の、とシロエ君が覗き込むスマホ。
シロエ 「この辺りだと、ドッサリ積もりそうです」
サム 「昼間からかよ!?」
ジョミー「それって、マジで?」
シロエ 「お気の毒ですけど、どう見てみても…」
あちこちで車が立ち往生なヤツですよ、とシロエ君の読み。
シロエ 「これが雨だったら、大雨はガチな雪雲ですし」
一同 「「「うわー…」」」
それは積もる、と見ている間に、本格的な雪に。
キース 「遅いぞ、そこのサボリ組!」
ジョミー「うわ、キース!?」
キース 「早く作務衣に着替えに来い!」
おふくろがキレる寸前だしな、と鬼の形相で戻って来た人。
キース 「親父も怖いが、おふくろがキレたら…」
シロエ 「半端ないんですか?」
キース 「いいか、親父は婿養子だぞ!」
一同 「「「げっ!」」」
忘れてた、と誰もが愕然、サム君とジョミー君も顔面蒼白。
サム 「やべえ、行く!」
ジョミー「置いてかないでよ、ぼくも行くから!」
ダッシュで消えてしまった両名、キース君の姿も無し。
シロエ 「凄い勢いで行っちゃいましたね…」
スウェナ「そりゃ、必死だわよ」
マツカ 「アドス和尚を超えるとなったら、怖すぎですし」
ちょっと想像出来ませんね、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「いつも優しい人なんですけど…」
シロエ 「あのぅ、ソレ…」
お前が言うなというヤツですよ、とシロエ君の深い溜息。
マツカ 「えっ? それはどういう意味でしょう?」
シロエ 「分からないなら、いいですけどね…」
スウェナ「自覚ゼロなのよね…」
まあ、それでこそマツカだけど、と頷く面々。
実は最強…。
2024/01/06 (Sat)
☆立ち往生は困る
今年も元老寺で元日ですけど、大雪になりそうな今の状況。
庫裏の座敷でおせちな面々はともかく、大変そうな本堂組。
マツカ 「よく分かりませんけど、それより雪がですね…」
シロエ 「さっきよりも酷くなってますよね…」
スウェナ「そうねえ、車がアウトになるヤツよ、コレ…」
スノータイヤの車が基本じゃないし、とスウェナちゃん。
スウェナ「この辺りだと、雪が多めだから普通かもだけど」
マツカ 「でしょうね、特に元老寺は宿坊がありますし」
シロエ 「あー…。お客様の送迎に必須ですよね」
マツカ 「だと思いますよ、でも、市街地の方は…」
ほんの1センチでアウトですしね、とマツカ君の言。
マツカ 「それで凍られたら、立ち往生なコースですよ」
シロエ 「待って下さい、すると帰りのバスがですね…」
スウェナ「もしかしなくても、運休じゃないの!」
マツカ 「恐らくは…。宿坊の車で送って頂くしか…」
でなければ、ぼくが迎えを頼むかです、と御曹司。
マツカ 「スノータイヤの車で、抜け道経由でいけますが」
スウェナ「早めに頼まないと難しそうよ?」
シロエ 「抜け道も、立ち往生の車で詰みますしね…」
マツカ 「ええ。ですから、早めに言ってるんです」
お先に失礼した方が…、とマツカ君が眺める外の大雪。
マツカ 「サムとジョミーには悪いですけど…」
ブルー 「いいかもね…」
シロエ 「えっ、会長は残ればVIP待遇ですよ?」
ブルー 「でもねえ、此処はお寺なんだよ」
お正月の間は何かと面倒で、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「出来れば帰って、のんびりゆっくり…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ あったかいお鍋で雪見酒とか!」
ブルー 「ピンポーン!」
雪のお正月はソレに限るよ、と立てる親指。
ブルー 「イライザさんに引き留められる前にさ…」
シロエ 「トンズラですね?」
ブルー 「その方がいいと思うけどねえ?」
君たちだって、と逃げる案が出ていますけど。
どうする?
2024/01/07 (Sun)
☆すぐ帰らないと
元老寺で元日な面々ですけど、大雪になって来ている現在。
早々に帰る案が出まして、生徒会長は帰る気満々でして…。
シロエ 「マツカ先輩、全員、迎えの車に乗れますか?」
マツカ 「いけますよ? 今ならギリギリで」
ブルー 「遅くなるほど、状況は悪化すると思うね」
マツカ 「ええ。小回りの利く車しか通れなくなって…」
分乗せざるを得なくなります、とマツカ君。
マツカ 「でも、2台に分かれて乗るだけで…」
シロエ 「逃走は可能なんですね?」
ブルー 「どうかな、2台同時に来ればいいけど…」
スウェナ「来なかった時は、どうなるのよ?」
2台目の面子は捕まるだとか…、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「イライザさんに引き留められて、残留なの?」
ブルー 「だろうね、ぼくは当然、振り切れるしさ…」
シロエ 「ぼくたちが残るわけですね…」
マツカ先輩も行ってしまって、とシロエ君、ガクブル。
シロエ 「スウェナ先輩と、ぼくが置き去りですか!?」
ブルー 「他にどういう道があると?」
シロエ 「マツカ先輩、ぼくは今すぐ帰ります!」
スウェナ「私もだわよ!」
車種に贅沢は言わないわ、とスウェナちゃんも悲鳴。
スウェナ「とにかく迎えよ、今すぐに!」
マツカ 「分かりました。お待ち下さいね」
すぐに執事さんに電話で、手配出来た模様。
マツカ 「10分ほどで着くそうです」
シロエ 「出ましょう、外へ!」
ブルー 「まだ10分もあるんだよ?」
シロエ 「でもですね…!」
グズグズしてたら捕獲ですし、とシロエ君が取って来た鞄。
シロエ 「帰る用意は出来ました!」
スウェナ「そうだわ、お泊まりグッズを回収で!」
ブルー 「必死だねえ…」
分かるけどさ、と生徒会長が笑う間に、脱出準備完了。
マツカ 「あと5分で山門前に来ますよ」
シロエ 「もういいですよね、会長!」
イライザ「あら。皆さん、どちらへ?」
大雪になっていますわよ、とイライザさん登場。
ヤバいかも…?
2024/01/08 (Mon)
☆帰る人と残る人
元老寺で迎えた元日、警報級の大雪になって来ている現実。
本堂で初詣な面子を残して、逃げる決断が下りましたけど。
イライザ「まさか、この雪の中をお帰りですの?」
シロエ 「そうなんです! 引き留めないで下さい!」
イライザ「でも、バス停までの道も雪が積もって…」
埋まり始めていますわよ、とイライザさんが指差す外。
イライザ「車はなんとか、ギリギリ走れるようですけれど」
ブルー 「うん。だから今の間に失礼しようと思ってね」
マツカが車を頼んでくれたし、と生徒会長、ニッコリと。
ブルー 「もう着くようだし、この辺りで…」
イライザ「あらまあ…。今夜はお泊まり頂くつもりで…」
メニューを伺いに参りましたのに、と驚くイライザさん。
イライザ「買い置きの食材で作れそうなものを、色々と…」
ブルー 「そのお気持ちだけ、貰っておくよ。じゃあ…」
マツカ 「今、山門前に着いたそうです」
ブルー 「行こうか、みんな」
サムとジョミーをよろしくね、と生徒会長、片目をパチン。
ブルー 「せっかくだから、三が日の間は、ガッツリと…」
一同 「「「えっ?」」」
ブルー 「いいかい、キースはお寺の息子で、副住職で…」
本当だったら、初詣に遊びに行けないよね、と正論が。
ブルー 「というわけでさ、サムとジョミーにも…」
イライザ「お寺のお正月を体験して頂くわけですのね?」
ブルー 「その通り! 初詣のお手伝いだけじゃなくて…」
イライザ「お正月ならではの行事ですわね、承知しました」
キッチリ、みっちり仕込みますわね、とイライザさん。
イライザ「銀青様の仰せですもの、頑張りますわ」
ブルー 「任せたよ。それじゃ、これでね」
車も来たし、と生徒会長も他の面子も、山門へ。
イライザ「皆様、どうぞお気を付けて」
ブルー 「サムとジョミーに、よろしくね!」
一同 「「「ありがとうございました!」」」
色々、御馳走様でした、と無事に車で脱出ですけど。
他の面子は…?
2024/01/09 (Tue)
☆大雪でも届ける店
今年も元日は元老寺な面々、大雪が降り始めて分かれた道。
僧籍なサム君とジョミー君以外は、車で脱出したわけで…。
マツカ 「サムとジョミーは、どうなるんでしょう?」
シロエ 「キツイ運命が待っていそうですよね、三が日…」
スウェナ「普通の初詣はアウトっぽいわよ…」
ブルー 「うん。だから今年は、この面子でね!」
お寺の連中は放っておいて、と生徒会長が立てる親指。
ブルー 「今夜はウチに泊まって貰って、明日にでも!」
シロエ 「えっ、いいんですか!?」
ブルー 「もちろんだよ。お泊まりグッズも持ってるし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お客様、大好き!」
大歓迎! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「暖房、さっき入れておいたし…」
ブルー 「帰る頃には、ちゃんと暖かくなっているしね」
シロエ 「食事の方はどうするんです?」
ブルー 「そうだね、ぶるぅが作ってもいいけれど…」
せっかくだから…、と生徒会長の視線がマツカ君に。
ブルー 「マツカ、何処かの店からケータリングとかは…」
マツカ 「出来ますよ? 元日もやっているお店なら…」
雪でも根性で届けますから、とマツカ君の笑み。
マツカ 「なにしろ、食材を仕入れているのに、大雪で…」
シロエ 「あっ、お客様が来ないんですね!?」
マツカ 「誰だって、出たくないですからねえ…」
この雪だと帰り道が危ういですから、とマツカ君。
マツカ 「帰りを気にしながら食べても、美味しくは…」
シロエ 「ないでしょうねえ、お酒も楽しめなくて…」
マツカ 「ええ。ですから、ドタキャンの嵐でしょうね」
何処のお店も…、とマツカ君が浮かべる苦笑。
マツカ 「当然、食材も余りますから、注文さえあれば…」
スウェナ「意地でも届けに来るってことね?」
マツカ 「配送料は、多分、とんでもないですけどね」
シロエ 「あー…。歩いて往復する人の、人件費ですね…」
それは確かに高いかも、と誰もが爆笑ですけど。
頼むんですね?
2024/01/10 (Wed)
☆大雪が分かれ目
今年も元老寺で元日を迎えた面々、大雪で道が分かれた件。
生徒会長たちは車で脱出、僧籍な面子だけが残ったわけで。
シロエ 「配送料は高そうですけど、ケータリングは…」
スウェナ「思いっ切り、期待出来そうだわねえ…」
マツカ 「何にしますか、和食以外がいいですか?」
おせちは和洋中でしたけど、とマツカ君の問い。
マツカ 「御希望に合わせて、店を探しますから」
ブルー 「そうだね、お店への支援も兼ねて和洋中かな」
シロエ 「雪で余りそうな、食材の山を救うわけですね?」
ブルー 「ピンポーン!」
ここはボランティア精神で…、と生徒会長、ニッコリと。
ブルー 「マツカ、いけるんだったら、ソレで」
マツカ 「分かりました。早速、手配しますね」
車内から執事さんに電話で、テキパキと指示。
マツカ 「オッケーです。後は待っていれば、届きますよ」
シロエ 「時間指定は、流石に無理でしたか…」
マツカ 「いえ? 指定するなら、ヘリを出しますけれど」
シロエ 「そ、そこまではいいですってば!」
ヘリで配送しなくても、とシロエ君、ワタワタ。
シロエ 「時間は、たっぷりありますから!」
スウェナ「泊まるんだものね、急がないわよ。でも…」
サムたちの方はどうかしら、とスウェナちゃんの疑問。
スウェナ「ケータリングで豪華な食事どころか…」
シロエ 「精進料理もありそうですよね」
ブルー 「そりゃあ、お寺のお正月だよ?」
お客様がいるならともかく、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「身内だけだと、多分、相当厳しいね」
シロエ 「マジですか!」
ブルー 「だってさ、アドス和尚だよ?」
ついでにイライザさんもセットで…、と怖すぎる読み。
ブルー 「サムとジョミーに、お寺の正しいお正月をさ…」
スウェナ「叩き込むチャンスってことかしら?」
ブルー 「ビシビシやると思うけど?」
一同 「「「うわー…」」」
詰んでるのでは、と誰もがガクブルですけど。
そうかも…。
2024/01/11 (Thu)
☆お寺で三が日
今年も元老寺で迎えた元日、けれどとんでもない大雪な今。
生徒会長たちは車で脱出、僧籍な面子だけが残ったわけで。
ジョミー「えっ、マツカたちは帰ったって!?」
サム 「マジかよ、道は大雪で埋まってるんじゃあ…」
キース 「そうなる前に逃げたらしいぞ、マツカの手配で」
立派な車が来たそうだ、とキース君の仏頂面。
キース 「おふくろが山門まで、見送りに出たら…」
ジョミー「スノータイヤの高級車が、って?」
キース 「マツカの家の車っぽい、という話だった」
サム 「自家用車かよ…」
まあ、スノータイヤでも不思議じゃねえな、とサム君の言。
サム 「アルテメシアも、降る時はドカンと降るしよ…」
ジョミー「スノータイヤなら、安心だしね…」
キース 「それはそうだが、逃げられたんだ!」
そこが大事なポイントだぞ、とキース君の深い溜息。
キース 「サムもお前も、三が日はガチで寺での正月で…」
サム 「だよなあ、残されちまったし…」
ジョミー「まさか、ガッチリ、精進料理だけだとか…?」
豪華おせちも出て来なくって、とジョミー君の悪い顔色。
ジョミー「肉も魚も、欠片も食べられないコース…?」
キース 「正解だ!」
僧籍な人「「げっ!」」
嘘だ、とサム君とジョミー君、愕然と。
サム 「もしかして、おせちもねえのかよ…?」
キース 「ある分、余計に恐ろしいんだが…」
ジョミー「それ、どういう意味…?」
キース 「寺の仕様で来るんだぞ…?」
俺も昔は食っていたんだ、とキース君までが嘆き節。
キース 「色は地味だし、味は薄くて、精進で…」
ジョミー「嫌すぎるってば!」
キース 「俺も嫌だが、仕方ない…」
初詣もパアのようだしな、とブツブツブツ。
キース 「屋台の焼きそばも、タコ焼きとかもだ…」
サム 「俺たちは無理なヤツってか?」
キース 「三が日、ここに拘束なんだぞ?」
僧籍な人「「うっ…」」
なんてこった、と言葉を失くしてますけど。
詰み…。
2024/01/12 (Fri)
☆置き去りな人たち
今年も元老寺で元日な面々、大雪で分かれてしまった運命。
車で脱出した方はケータリングで、残った面子は精進料理。
ジョミー「三が日、此処に捕まってる間に、みんなは…」
サム 「美味い飯を食って、神社で初詣かよ?」
キース 「そうなるより他に無いだろう!」
置き去りにされてしまったしな、とキース君の渋面。
キース 「いいか、誘われもしなかったんだぞ?」
僧籍な人「「は?」」
キース 「逃亡の誘いだ、逃げませんか、というヤツだ!」
僧籍な人「「あー…」」
何も聞いてはいなかったっけ、と納得するしかない台詞。
ジョミー「思いっ切り、見捨てられたって…?」
サム 「切り捨てられたって言わねえか?」
キース 「どっちでもいいが、今頃、あいつらの方は…」
ブルーの家で美味い飯だな、とキース君の深い溜息。
キース 「ぶるぅが作るか、仕出しを頼んだか…」
ジョミー「どっちにしたって、美味しいよね…」
サム 「ついでに豪華なヤツだと思うぜ…」
正月だしよ、とサム君も。
サム 「ゴージャスな食材を使いまくってよ…」
ジョミー「きっと、朝から食べたおせちよりもさ…」
キース 「いい飯なのは間違いないぞ…」
それに比べて俺たちは…、と呻く副住職。
キース 「初詣でガッチリこき使われて、精進料理で…」
ジョミー「あのさ、それって、アドス和尚も…」
サム 「同じ飯だろ、へばらねえのか?」
炬燵で座ってるだけじゃねえしよ、とサム君の問い。
サム 「さっきみたいに、お勤めだってよ…」
ジョミー「普段より、うんとハードだよ?」
キース 「いいか、そこが恐ろしいトコなんだ!」
なんと言っても親父だしな、とキース君、ブツブツと。
キース 「夜食はガッツリ、肉も食うんだが…」
ジョミー「他の人には、くれないコース?」
キース 「いや、おふくろは作る側なだけに…」
サム 「除外になって、俺たちは…」
ガチで精進料理かよ、と言ってますけど。
そうなのでは?
2024/01/13 (Sat)
☆違いすぎる食事
大雪になってしまった元旦、元老寺からの脱出組と残留組。
真っ二つに分かれた運命なわけで、文字通りに天国と地獄。
シロエ 「うわあ、此処の料理も美味しいですよ!」
スウェナ「こっちも素敵よ、流石、マツカのオススメね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 和洋中、どれも最高だよね!」
ブルー 「ケータリングも、仕出しも、ハズレ無しだよ」
大雪のせいで得したかもね、と生徒会長の笑み。
ブルー 「こうならなければ、普通にバスで帰ってさ…」
シロエ 「その辺のケンタかマックですよね」
スウェナ「いい店は、何処も予約で一杯だものね」
マツカ 「でも、あれはあれで楽しいですよ?」
それに美味しさが違いますよね、と御曹司。
マツカ 「あの味わいは、ちょっと、他の店では…」
ブルー 「出せないだろうね、材料からして違うから」
ぶるぅ 「ハンバーガーに、ナイフとフォークが…」
ついてくるような世界だしね、と料理上手なお子様も。
ぶるぅ 「屋台グルメと、フレンチくらいに違うもん!」
マツカ 「其処の違いは大きいですよ」
シロエ 「でも、大雪でケータリングも最高です!」
スウェナ「ホント、今年はツイてるわよね!」
元日から、と盛り上がっている脱出組ですけれど。
ジョミー「キース、もしかして、今日の食事は…」
サム 「さっきの晩飯で終わりかよ?」
キース 「そうなるが?」
ジョミー「じゃあ、夜食とかは…?」
アレじゃ足りない、とジョミー君の切実な声。
ジョミー「肉も魚も入っていなくて、地味なおせちで…」
サム 「後は精進な煮物と味噌汁だけだったぜ?」
キース 「あれで全部がウチの流儀だ!」
宿坊のお客様だと別だがな、と副住職。
キース 「腹が減ったらミカンを食え、とガキの頃から…」
ジョミー「ちょ、マジで!?」
サム 「親父さんとイライザさんだけ、別ってか?」
キース 「宅配ピザの箱があったが…」
俺たちの分は無いそうだぞ、とキッツイ宣告。
三が日、コレ…。
2024/01/14 (Sun)
☆連休に出来る年
今年は元日にドカンと大雪、そこで分かれてしまった運命。
元老寺で地獄を見た組、脱出組ですけど、日は流れて6日。
シロエ 「おはようございます! えーっと…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ マツカとスウェナ、来てるよ!」
マツカ 「おはようございます。いいお天気ですよね」
スウェナ「ホントにね!」
でもって今日から三連休よ、とスウェナちゃん。
スウェナ「今年は素敵な曜日の流れで最高だわよ!」
マツカ 「13連休にした人も、多いそうです」
シロエ 「でしょうね、4日と5日だけを休めば…」
ブルー 「仕事納めの次の日からで、ガッツリ休めるしね」
元々、4日の仕事なんかは殆ど無いし、と生徒会長も。
ブルー 「その続きで、金曜日だけ行ってもねえ…」
マツカ 「そうなんですよね、却って仕事の効率が…」
シロエ 「落ちるかもですね、職種によっては」
工場なんかはアウトでしょう、と機械弄りが趣味の人。
シロエ 「機械の起動は、時間がかかりますからねえ…」
マツカ 「ええ。多分、メンテナンスくらいしか…」
この日の並びでは出来ないでしょう、と御曹司も同意。
マツカ 「年末年始は、機械は止めるものですから」
シロエ 「下手に動かしても、修理の人も来ませんしね…」
マツカ 「止めておくのが吉ですよ」
シロエ 「分かります。でも、その年末年始に…」
フル稼働した人たちの消息は…、とシロエ君の問い。
シロエ 「キース先輩たちから、何か連絡ありました?」
ぶるぅ 「ううん、なんにも!」
マツカ 「ぼくの所にも、連絡は来ていませんね」
スウェナ「私にも連絡無しだわねえ…」
死んだのかしら、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「ハイリスクな職場じゃない筈だけど…」
シロエ 「でも、立ち直りが遅すぎませんか?」
マツカ 「不幸な事故でもあったんでしょうか?」
スウェナ「有り得ないでしょ、元老寺なのよ?」
どう転がったら事故に遭うのよ、という声が。
それは確かに…。
2024/01/15 (Mon)
☆進化する入れ物
師走に入って初の日曜、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
キース君は32回転の練習、技を磨くかどうかが問題で…。
ジョミー「進化って、例えばどういうヤツ?」
ぶるぅ 「んとんと、くす玉は基本かなあ、って…」
シロエ 「それは考えてましたね、ぼくも」
せっかくのプレゼントなんですから、とシロエ君。
シロエ 「やっぱり開けたら、クラッカーですよ!」
サム 「パアンと弾けて、紙吹雪な?」
ぶるぅ 「どうせだったら、アヒルちゃんに出来ない?」
紙吹雪の形なんだけど、と無邪気な提案が。
ぶるぅ 「ぶるぅも、その方が喜びそう!」
スウェナ「いいわね、切り抜くだけなんだし…」
シロエ 「型さえあったら、楽に切り抜けますからね…」
ジョミー「シロエ、作れる?」
その型も、とジョミー君の問い。
ジョミー「普段と畑が違いそうだけど…」
シロエ 「いえ、そんなのは誤差の範囲内です!」
型抜き器の方も作りますよ、とシロエ君の頼もしい笑顔。
シロエ 「穴あけ器の応用で、紙をセットで押すだけです」
スウェナ「いいじゃない! 大量に作れそうだわよ!」
サム 「うんうん、でもってクラッカーな!」
ぶるぅ 「わぁーい、一気に進化しちゃったあ!」
くす玉がアヒルちゃん仕様! と飛び跳ねるお子様。
ぶるぅ 「もっともっと、進化していくかもだし…」
ブルー 「キースは放置で、こっちだよねえ?」
キース 「俺に一人で練習しろと!?」
シロエ 「今の流れだと、そうなるでしょう?」
一人で頑張って下さいね、とシロエ君の突き放し。
シロエ 「カメラはセットしてあげますから」
キース 「カメラ?」
シロエ 「動画の撮影用ですよ」
あらゆる角度で設置します、とシロエ君。
シロエ 「それを自分でチェックしながら、欠点を…」
サム 「自分で直していけってことな?」
シロエ 「そうなりますね」
キース 「ちょっと待て!」
欠点も分からないんだが、と叫んでますけど。
ド素人…。
2023/12/16 (Sat)
☆参考映像で学べ
12月に入って最初の日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
今日からキース君が32回転の練習、そういう日ですけど。
ブルー 「欠点は自分で考えていくべきだよね」
キース 「何だって!?」
ブルー 「ヒントだったら、とっくに出ているんだよ」
まずは32回転を回り切ること、と生徒会長の言。
ブルー 「途中で足を下ろすのはアウト、でもって膝も…」
シロエ 「角度が大切らしいですよね」
ブルー 「そう! 後は、参考映像があれば充分かと!」
そのくらいは用意してあげるから、と生徒会長の笑み。
ブルー 「32回転の名手と言われる人のをね!」
シロエ 「あー…。凄く参考になりそうです!」
ジョミー「だよねえ、上手い人のを真似るのがいいかも…」
サム 「技は盗めって言うもんなあ…」
昔からよ、とサム君も。
サム 「俺たちが下手に口を出すより、いいんでねえの」
スウェナ「そうねえ、私たちだってド素人だし…」
ブルー 「名手になると、32回転じゃないからね!」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と誰もがキョトン。
ジョミー「32回転じゃない、って何さ?」
ブルー 「そのまんまだよ、もっと回るんだよ!」
シロエ 「えっと…? でも、音楽は同じですよね?」
ブルー 「だからこそだよ、1回転するタイミングでさ…」
倍の2回を回るんだよね、と生徒会長が立てる人差し指。
ブルー 「ドゥーブルって技で、難易度が高くて…」
シロエ 「プロしか出来ないわけですね?」
ブルー 「コンクールに出るような人だと、いけるけど…」
名手になると回数がね、と出て来た指が4本分。
ブルー 「32回転の内の、4回はソレっていうレベル!」
ジョミー「もしかしなくても、入れる回数で勝負?」
ブルー 「ピンポーン! そういう動画も用意するから…」
シロエ 「キース先輩も、マスターすべきだと…」
キース 「無理すぎるんだが!」
技術指導も無しで出来るか、と叫んでますけど。
やれと…?
2023/12/17 (Sun)
☆ファイトでいこう
師走に入って初の日曜、生徒会長に来ている面々ですけど。
クリスマスに向けて多忙なわけで、キース君を放置な話が。
シロエ 「何とかするしかないでしょう?」
ジョミー「ぼくたちは、アヒルボート2号を作るんだしさ」
サム 「ぶっちゃけ、かまってられねえってな!」
まあ、頑張れ、とサム君のエール。
サム 「シロエ、カメラの設置は頼むぜ」
シロエ 「了解です。会長は動画を用意ですよね?」
ブルー 「参考になるヤツなら、この辺かな」
指をパチンと鳴らしただけで、山と出て来たDVD。
ブルー 「そこのテレビを使っていいから!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースの練習の録画再生もね!」
シロエ 「会長、仕事が早すぎませんか?」
ブルー 「ぼくを誰だと思ってるんだい?」
バレエスクールから借りればオッケー、とニッコリと。
ブルー 「仲間には、バレエスクールの人もいるしさ」
一同 「「「あー…」」」
無断借用ではなかったんだ、と誰もが納得。
ジョミー「ドゥーブルも、そこで聞いたわけ?」
ブルー 「どうだったかなあ? 覚えてないけど…」
とにかく資料は用意したし、と生徒会長が立てる親指。
ブルー 「此処から先は、それぞれ、自分の仕事をね!」
シロエ 「ぼくたちは、アヒルボート2号の制作ですよね」
サム 「キースは32回転を極めるわけな?」
ブルー 「そう! どっちも、クリスマスに向けて!」
ファイトでいこう、と生徒会長が突き上げる拳。
ブルー 「ぼくと、ぶるぅは、アヒルボート2号の方で!」
ぶるぅ 「よろしくねーっ!」
一同 「「「オッケー!」」」
キース 「俺は、真面目に放置なのか!?」
孤独に練習しろと言うのか、とキース君、顔面蒼白。
キース 「しかも、何だったか、1回転の所を2回転な…」
ブルー 「ドゥーブルくらい覚えたまえ!」
シロエ 「ですね、技も名前も当日までに!」
お互い今日から頑張りましょう、と纏めですけど。
どうなる…?
2023/12/18 (Mon)
☆見ていない人たち
アッという間に来てしまいました、クリスマスイブの日が。
パーティー当日なわけで、朝から生徒会長宅に集った面々。
シロエ 「おはようございます! いよいよですね!」
ジョミー「楽しみだよねえ、今日のパーティー!」
サム 「アヒルボート2号も、無事に完成したしよ…」
スウェナ「私たちは高みの見物だわね」
自分の仕事は終わったんだし、とスウェナちゃん。
スウェナ「キースは、どうだか知らないけれど…」
シロエ 「其処なんですよね、誰か練習、見てました?」
マツカ 「いえ…。アヒルボート2号にかこつけて…」
正直、ぼくも見てないんです、とマツカ君の告白が。
マツカ 「作業は別室でしたしね…」
サム 「仕方ねえじゃねえか、キースが倒れて来たら…」
ジョミー「アヒルボート2号がパアになるしね…」
シロエ 「精密機械とは違いますけど、その分、弱めで…」
耐久性に欠けていますから、とシロエ君の苦しい言い訳。
シロエ 「なんと言っても、基礎の部分が紙とかですし…」
ジョミー「チタンのようには、いかないもんねえ…」
スウェナ「倒れなくても、蹴りが入ったらおしまいよ?」
サム 「足を上げて回る技だもんなあ…」
その気が無くても蹴りが入るぜ、とサム君も。
サム 「部屋を分けるのは、当然ってヤツで…」
シロエ 「ついでに作業に没頭ですから、他の部屋まで…」
ジョミー「見に行く余裕は無いって、全然!」
マツカ 「お茶の時間は、ありましたけどね」
毎日キッチリ、お菓子もついて…、とマツカ君の苦笑。
マツカ 「あの間に、誰か行くべきだったでしょうか?」
サム 「当番制でかよ? けどよ、所詮はド素人だぜ?」
猫の手ほどにも間に合わねえよ、とサム君の言。
サム 「キースが一人で、動画を見直してる方が…」
シロエ 「良さそうですよね…」
ジョミー「だよね、完璧主義だしさ…」
キース 「お前たち…!」
聞こえてたぞ、とキース君が遅れて到着ですけど。
技の方は?
2023/12/19 (Tue)
☆まずは試着から
クリスマスイブの日が来たわけで、生徒会長宅に集う面々。
キース君も遅れて到着、32回転の仕上がりが気になる所。
シロエ 「あっ、キース先輩、おはようございます!」
ジョミー「おはよう、今朝も罰礼だった?」
キース 「いや、いつものバスが遅れただけだ」
しかし…、とキース君が顰める顔。
キース 「お前たち、わざと放置してたな、俺を!」
シロエ 「ええ、まあ、そうとも言いますけれど…」
マツカ 「技を磨くには、雑念が入らないのが一番ですよ」
その辺も考慮したんですけど…、とマツカ君の控えめな声。
マツカ 「もしかして、出過ぎた真似でしたか…?」
キース 「当然だろう! 全くのノーチェックでは…」
ジョミー「いいけど、誰に怒鳴ってるか、自覚あるわけ?」
マツカなんだけど、とジョミー君が指すマツカ君の方。
ジョミー「アヒルボートの1号、誰が買ったっけ…?」
キース 「うっ…!」
マツカ 「いいんですよ、過ぎたことですから」
それより今日の衣装ですけど…、とマツカ君の温和な笑み。
マツカ 「まずは試着をして貰えますか?」
キース 「そ、そうだな…」
よろしく頼む、とキース君、たちまち低姿勢。
キース 「キツすぎた時は、調整なのか?」
マツカ 「そうなりますね、緩すぎは無いと思いますが…」
こちらになります、とマツカ君が運んで来た箱。
マツカ 「どうぞ、アヒルの着ぐるみです」
キース 「分かった…」
試着だな、とキース君、箱を抱えて着替えにお出掛け。
サム 「すげえ、一発で黙ったぜ…」
ジョミー「そりゃ、マツカだもん」
シロエ 「ですねえ、最強キャラですから」
誰かさんでも勝てないレベルの…、とシロエ君も同意。
シロエ 「キース先輩、着ぐるみで回れるんでしょうか?」
マツカ 「さあ…? 丈夫な素材でお願いしましたけど…」
ジョミー「問題なのは、キースの技だしねえ…」
衣装の強度じゃないんだよね、という指摘。
その通りですね?
2023/12/20 (Wed)
☆回れてしまうかも
クリスマスイブは生徒会長宅でパーティー、来ている面々。
とはいえ、キース君の32回転とか、まだ色々と準備な今。
スウェナ「ドゥーブル、マスター出来たかしらねえ…」
ジョミー「分からないけど、キースだし…」
シロエ 「ひょっとするかもしれないですね…」
しかも4回入れられるとか…、とシロエ君。
シロエ 「プロと違って、トウシューズは無いですし…」
サム 「あー、足元の安定はいいわけな?」
シロエ 「そうなんです。可能性なら高そうですよ」
ジョミー「あっ、戻って来た!」
アヒルなキース、とジョミー君が指差すドアの方向。
ぶるぅ 「わぁーい、キースのアヒルちゃんだあ!」
シロエ 「キース先輩、お似合いです!」
キース 「なんで、こんな目に…」
ブルー 「まだまだ、そこからアヒルのミイラに変身で…」
でも、その前に練習を、と生徒会長。
ブルー 「ぶっつけ本番で32回転はキツイしね」
マツカ 「衣装の調整も、要るかもですし…」
キース 「分かっている!」
見てろ、と着ぐるみで爪先立ちで、回転開始。
サム 「おっ、けっこう、様になってんでねえの!」
ジョミー「ホントだ、着ぐるみで補正出来るから?」
シロエ 「まあ、欠点は分かりにくいですよね」
膝の角度とか、ほぼ無関係と言えますし、とシロエ君。
シロエ 「衣装で隠れて、見えませんから」
スウェナ「そうねえ、曲げ伸ばしすれば充分で…」
サム 「ん? 今の、ドゥーブルって言わねえか?」
ジョミー「サムも思った? なんか回転、速かったよね?」
1回転のトコを2回なんじゃあ…、とジョミー君も。
ジョミー「もしかして、マスターしてるとか…?」
シロエ 「わっ、入れましたよ、本物ですよ、コレ!」
マツカ 「今で2回だと、4回入れられそうですね…」
スウェナ「嘘みたいだけど、ただの爪先立ちなわけだし…」
サム 「でもよ、4回いけたら快挙だぜ?」
期待じゃねえか、と沸き返る面々ですけど。
いけますか?
2023/12/21 (Thu)
☆こだわりの寝心地
クリスマスイブは生徒会長宅でパーティー、いよいよ本日。
準備中でして、キース君がアヒルの着ぐるみで32回転中。
ジョミー「あと2回、入れて来る気かな?」
シロエ 「さあ…って、今、3回目です!」
サム 「んじゃ、あと1回で4回なのな?」
スウェナ「これはいけるわよ、奇跡のドゥーブル4回で!」
期待だわね、と誰もがワクワクする中、入ったドゥーブル。
サム 「すげえ、やったぜ!」
シロエ 「凄すぎですよ、あっ、終わりました!」
キース君が回り終わって一礼、一同、拍手喝采。
ジョミー「キース、凄いよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 奇跡のドゥーブル4回!」
キース 「どうだ、これで文句は無いだろう!」
ブルー 「無いねえ、後はミイラでよろしくね!」
包帯ぐるぐる巻きで頼むよ、と生徒会長の笑み。
ブルー 「アヒルボート2号も、完成してるし…」
シロエ 「そうなんです! 開けるとクラッカーですよ!」
ジョミー「アヒルちゃんの形の紙がドッサリ!」
花吹雪じゃなくてアヒル吹雪、とジョミー君。
ジョミー「入り心地も、きっといい筈!」
キース 「は?」
シロエ 「中のクッションにこだわりました!」
マツカ 「寝心地がいいよう、特注したんですよ」
きちんと数値を計算で…、とマツカ君の解説が。
マツカ 「シロエが頑張ってくれました」
サム 「あちこち幅とか、測りまくってよ…」
ジョミー「最適な硬さに厚みに、あと、なんだっけ?」
シロエ 「生地の種類も、出来る範囲で絞り込んで…」
お願いする形になりました、とシロエ君が立てる親指。
シロエ 「どうぞ、安眠して下さい!」
ぶるぅ 「はい、こんなのーっ!」
アヒルボート2号! と瞬間移動で出て来たブツ。
ぶるぅ 「見た目は1号そっくりでしょ?」
シロエ 「でも、安心の素材ですから!」
キース 「安心…?」
シロエ 「ただの入れ物ですからね!」
無茶な使われ方はしません、と笑顔ですけど。
強度ですね?
2023/12/22 (Fri)
☆お気に入りのベッド
クリスマスイブのパーティー、今年も生徒会長宅で開催で。
いよいよ当日、準備も大詰めでアヒルボート2号がドンと。
シロエ 「なにしろ、素材が紙とかですし…」
サム 「急流下りとかには使えねえから、安心だろ?」
キース 「だが、それだけでは…!」
シロエ 「ですから、寝心地にこだわったんですよ!」
是非、恩に着て欲しいですね、とシロエ君が立てる指。
シロエ 「いいですか、コレはアヒルちゃんの形なんです」
キース 「当然だろう!」
シロエ 「分かってませんね、ぶるぅが貰って帰ったら…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ アヒルちゃんベッドになるの!」
土鍋とは素材が違うんだけど、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「でもでも、絶対、気に入るから!」
ジョミー「二度と返して来ないと思うよ、惜しくてさ」
??? 「そう来たか…!」
想定外、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「おはよう、流石はシロエと言うか…」
??? 「ええ、本当に」
聞いてましたよ、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「ぶるぅへのサプライズという話ですが…」
??? 「もう聞いちゃったあ! それ、貰うから!」
箱なんでしょ、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)まで。
Aぶるぅ「でもでも、先にキースは詰めてね!」
キース 「ま、まさか俺ごと…」
シロエ 「貰って行くとは言いませんよね…?」
Aぶるぅ「それはないけど、サプライズーっ!」
ソレも欲しいし、と跳ねる悪戯小僧。
Aぶるぅ「ぶるぅとキッチンで待っているから…」
シロエ 「その間に用意をするわけですか?」
Aぶるぅ「そだよ、じゃあねーっ!」
出来たら呼んで! と料理上手なお子様とキッチンへ。
Aブルー「らしいよ、キース、命を拾ったねえ…」
キース 「恩に着るぞ、シロエ!」
シロエ 「そう思うんなら、素直にですね…」
キース 「ミイラだな!」
よし、包帯を巻いてくれ、と狂喜ですけど。
波乱は無し…?
2023/12/23 (Sat)
☆アヒル三昧な箱
いよいよクリスマスイブのパーティー、お客様たちも登場。
アヒルボート2号は、「ぶるぅ」が貰って帰るという話に。
ジョミー「キース、ホントに良かったね!」
キース 「まさかシロエが、俺の味方をしてくれるとは…」
シロエ 「クリスマスですし、特別ですよ!」
毎回、こうはいきませんから、とシロエ君、ニッコリ。
シロエ 「命拾いした分、32回転、頑張って下さいね!」
Aブルー「高度な技をマスターしたんだって?」
シロエ 「そうなんです。ドゥーブルを、なんと4回も…」
入れて回れてしまうんですよ、とシロエ君が立てる親指。
シロエ 「ぶるぅも、きっと喜びますって!」
A船長 「見ごたえがあるというわけですね?」
シロエ 「どうなんでしょうね、着ぐるみですから…」
ついでにミイラになりましたし、と巻き上がった包帯。
シロエ 「立派にアヒルのミイラですよ」
Aブルー「さてさて、ぶるぅは気に入るかな?」
サム 「いけるんでねえの、アヒルちゃんだしよ」
ミイラでもよ、とサム君も、親指をグッと。
サム 「アヒルボートを開けたら、クラッカーでよ…」
ジョミー「そっちもアヒルちゃんだしね!」
スウェナ「きっとウケるわよ、さあ、入って!」
入って、入って! と皆でキース君をアヒルボート2号へ。
シロエ 「それじゃ、蓋していいですか?」
キース 「よし、頼む。本当に寝心地バッチリだな…」
シロエ 「でしょう? ぶるぅも大満足のアヒルベッド!」
Aブルー「蓋は出来たね、じゃあ、ぶるぅ!」
プレゼントの箱が完成したよ、とソルジャーが飛ばす思念。
Aぶるぅ「わぁーい、アヒルちゃんの箱!」
ぶるぅ 「開けて、開けて!」
凄いんだよ、と跳ねるお子様。
ぶるぅ 「開けるトコから最高だから!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ メリークリスマース!」
A船長 「景気よくクラッカーですね!」
Aぶるぅ「アヒルちゃんーっ!」
紙吹雪までアヒルちゃん、とピョンピョンと。
まずは成功!
2023/12/24 (Sun)
☆真っ直ぐに立てて
クリスマスイブのパーティー、まずはアヒルボートの開封。
ギフトボックス仕様で、開ければパアンとクラッカーで…。
Aぶるぅ「中身はアヒルちゃんのミイラだね!」
Aブルー「ミイラになっても、アヒルだよねえ…」
シロエ 「元が着ぐるみですからね」
Aぶるぅ「包帯、ほどいていいんだよね?」
貰ったんだし、とキース君を指差す悪戯小僧。
シロエ 「どうぞ、遠慮なく!」
Aぶるぅ「じゃあ、出してくれる?」
サム 「あー…。自力じゃ出られねえもんなあ…」
ジョミー「だよねえ、入れたのも、ぼくたちだったっけ…」
担がないと入れなかったし、と運び出すことに。
シロエ 「そっちを持って頂けますか?」
ジョミー「オッケー、これでいけるかな?」
サム 「よし、いくぜ!」
よいしょ! と掛け声、ミイラを担ぎ出しましたけど。
Aぶるぅ「えっと、そのまま、真っ直ぐ立てて!」
一同 「「「は?」」」
Aぶるぅ「いいから、真っ直ぐ、立てて欲しいの!」
シロエ 「自力で立てると思いますけど、こうですね?」
部屋の真ん中でいいでしょうか、と立たせた中央。
Aぶるぅ「うん、そこで! コマにするから!」
一同 「「「コマ?」」」
Aぶるぅ「そうなの、包帯をクルクルほどいて…」
ジョミー「そっか、お正月に遊ぶアレ!」
キースは回転出来るもんね、とジョミー君。
ジョミー「足のトコがほどけたら、32回転なんだ?」
Aぶるぅ「ピンポーン!」
技も見られるみたいだしね、と飛び跳ねている悪戯小僧。
Aぶるぅ「かみお~ん♪ クルクルクルーッ!」
一同 「「「おおーっ!」」」
凄い、と拍手喝采の中で、キース君、華麗に32回転開始。
Aぶるぅ「クルクルクルっと、そこでドゥーブル!」
シロエ 「キース先輩、ナイスです! バッチリですよ!」
Aぶるぅ「クルクルクルっと、ドゥーブル2回目!」
一同 「「「凄い、凄い!」」」
タイミングまで合ってるし、と大盛り上がり。
大成功かも!
2023/12/25 (Mon)
☆クリスマスの御馳走
クリスマスイブのパーティー、キース君が只今32回転中。
アヒルの着ぐるみでコマな状態、クルクル回って技も登場。
Aぶるぅ「クルクルクルっと、ドゥーブル3回目!」
一同 「「「おーっ!」」」
Aぶるぅ「クルクルクルっと、4回目!」
一同 「「「決まったぁーっ!」」」
高難度なドゥーブル4回つき、と拍手ですけど。
Aぶるぅ「クルクルクルっと、締めは5回目ーっ!」
一同 「「「えーっ!?」」」
無茶な、と誰もが悲鳴な中で、決まった5回目の奇跡。
Aぶるぅ「大成功ーっ! お疲れ様ぁーっ!」
一同 「「「マジか…」」」
キース 「死ぬかと思った…」
だが回ったぞ、と32回転を終えて、へたり込む人。
キース 「もう着ぐるみを脱いでもいいか?」
Aぶるぅ「ダメダメ、今日は一日、アヒルちゃん!」
キース 「なんだって!?」
Aぶるぅ「んとんと、アヒルでいいと思うの!」
だってイブだよ、と悪戯小僧が指差すクリスマスツリー。
Aぶるぅ「クリスマスの御馳走、定番は…」
シロエ 「あー、そういえば鳥の丸焼きですよね!」
Aぶるぅ「そうなの、きっとアヒルなトコもあるって!」
だからアヒルのままでいてね、とニコニコニコ。
Aぶるぅ「メインディッシュでいけそうだから!」
キース 「げっ!」
A船長 「これは、まさかの丸焼きですかね?」
Aブルー「火だるまショーは無いと思うよ、部屋の中だし」
それに屋上は寒すぎるしさ、とソルジャーの言。
Aブルー「ほら、雪だって降って来てるし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ホワイトクリスマスだぁ!」
ジョミー「いいクリスマスになりそうだよね!」
キース 「お前たちはな!」
だが、この俺はどうなるんだ、とキース君の仏頂面。
キース 「このままアヒルで遊ばれろと!?」
Aぶるぅ「カエル袋の方がいい?」
キース 「うっ…」
Aぶるぅ「アヒルちゃんなら、踏まないよ?」
だって踏んだら可哀相! と言ってますけど。
どうする…?
2023/12/26 (Tue)
☆アヒルでおもてなし
クリスマスイブのパーティー、賑やかにスタートですけど。
トップを32回転で飾ったキース君、着ぐるみの危機で…。
ぶるぅ 「そだね、アヒルちゃんを踏むなんて…」
Aぶるぅ「可哀相すぎて、絶対、出来なーい!」
シロエ 「中身がキース先輩でも…ですか?」
Aぶるぅ「そだよ、踏むなんて有り得ないから!」
絶対、無理! と叫ぶ悪戯小僧。
Aぶるぅ「オモチャは良くても、踏むのはダメーッ!」
スウェナ「踏み絵みたいなものかしら?」
Aブルー「だろうね、命までは懸けないだろうけど…」
ぶるぅにとっては大事なんだよ、とソルジャーの言。
Aブルー「だから、屋内でなくても火だるまショーは…」
A船長 「言われてみれば、やるわけなかったですね」
Aぶるぅ「ピンポーン!」
でも、脱いじゃったら仕返しだから、と恐ろしい台詞が。
Aぶるぅ「アヒルちゃんをやめるだなんて、苛めだし!」
ジョミー「一理あるね、ソレ…」
Aぶるぅ「でしょ、でしょ、だからアヒルで!」
いて欲しいの! と悪戯小僧の注文。
Aぶるぅ「でもって、お給仕!」
一同 「「「は?」」」
Aぶるぅ「アヒルちゃんが、おもてなししてくれたら…」
もう最高のクリスマスだもん、とピョンピョンと。
Aぶるぅ「お料理の取り分けに、シャンパンとかも…」
キース 「グラスに注げ、というわけか?」
Aぶるぅ「そうなの、アヒルのボーイさん!」
お給仕の他にも色々と…、と悪戯小僧の嬉しそうな顔。
Aぶるぅ「嫌なら、脱いでくれてもいいけど…」
キース 「いや、やる! やらせて頂きます!」
Aぶるぅ「やったぁー、ぶるぅもキースを使っていいよ!」
ぶるぅ 「ホント? アヒルちゃんがケーキとかを…」
お皿に入れてくれるんだ、と家事万能のお子様も感激。
ぶるぅ 「凄い、最高のクリスマスかも!」
Aぶるぅ「ぶるぅも、うんと助かるでしょ?」
ぶるぅ 「うん、ありがとう!」
キースもよろしく! と跳ねてますけど。
おもてなし…。
2023/12/27 (Wed)
☆ツリーで回って
クリスマスイブのパーティー、大盛り上がりな今ですけど。
アヒルの着ぐるみ姿のキース君、その姿でおもてなし担当。
Aぶるぅ「キース、そっちのチキンも取ってね!」
ぶるぅ 「ぼくにも、ソースは二種類とも!」
キース 「ははーっ!」
只今、とチキンにソースをかけたり、取り分けたり。
キース 「どうぞ、チキンでございます!」
Aぶるぅ「ありがとーっ! んでね、一段落したら…」
キース 「ケーキだ、と?」
Aぶるぅ「違うよ、さっきの回転だよ!」
32回転をもう一度、と悪戯小僧の注文が。
Aぶるぅ「また包帯を巻いて貰って、コマになってね!」
キース 「げっ!」
マジか、とキース君、ドン引きですけど、笑顔の悪戯小僧。
Aぶるぅ「あとね、クリスマスだから、華やかに!」
キース 「は?」
Aぶるぅ「包帯の他にも、飾りをつけて…」
ジョミー「人間クリスマスツリーとか?」
アヒルだけどさ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「包帯を緑のヤツに変えたら、いけるよね?」
Aぶるぅ「それ、ナイス!」
Aブルー「いいねえ、ツリーの飾りをドッサリで…」
回転したら鈴が鳴るのはどうだろう、とソルジャーまでが。
Aブルー「でもって、ドゥーブルも増やすとか!」
Aぶるぅ「面白そう! 目指せ32回だね!」
パーティーは明日までやるんだもん、と怖すぎる台詞。
Aぶるぅ「ぼくとぶるぅは、夜の間は寝るけれど…」
ぶるぅ 「起きてたら、サンタさん、来ないしね!」
Aぶるぅ「でしょ? でもでも、キースは大丈夫だし…」
キース 「徹夜で練習しろってか!?」
32回転を全部ドゥーブルなのか、と青ざめる人。
キース 「無理すぎだ!」
Aぶるぅ「努力しないなら、アヒルちゃんでも…」
Aブルー「許さないってことでいいかな、お仕置きで!」
Aぶるぅ「もっちろ~ん! 明日には32回転、全部!」
一同 「「「目指せ、ドゥーブル!」」」
クリスマスツリーで回れ、と大歓声。
皆、酔ってるかも…。
2023/12/28 (Thu)
☆無理すぎる優先枠
盛り上がりまくったクリスマスが終わって、早くも大晦日。
毎年恒例、除夜の鐘で元老寺へと向かうシャン学メンバー。
シロエ 「今年も寒くなりましたよねえ、大晦日…」
ジョミー「やっぱり夜は雪かな、コレ…」
スウェナ「予報通りだと、来そうだわねえ…」
サム 「あーあ、今年も冷えるコースってことな…」
庫裏にいる間はマシだけどよ、とサム君の愚痴。
サム 「除夜の鐘撞きの順番待ちがキツイよなあ…」
スウェナ「お友達枠で先頭に行けるとか、欲しいわよ!」
ジョミー「それよりアレだよ、遊園地とかの…」
シロエ 「優先権ゲットなチケットですね!」
お金次第で順番待ちが無くなるヤツ、とシロエ君。
シロエ 「マツカ先輩がいますしねえ…」
マツカ 「多分、無理だと思いますけど…」
サム 「なに言ってんだよ、札束だっていけるくせによ」
マツカ 「アドス和尚に効きますか、ソレ?」
お供えは喜ぶでしょうけれど、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「その後、有難い法話を聞かせて頂いてですね…」
シロエ 「それでは最後尾へどうぞ、になりますよね…」
確かに相手が悪すぎですよ、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「キース先輩のお友達枠も、絶望的です」
サム 「親父さんに頭が上がらねえもんなあ…」
キース 「悪かったな!」
聞こえていたぞ、と法衣のキース君がズカズカと。
キース 「そろそろだろうと、出て来てみれば…」
ジョミー「えっ、出迎えに来てくれたわけ?」
キース 「違う、あっちだ!」
一同 「「「あー…」」」
走って来たのが黒塗りのタクシー、山門前でピタリと停止。
キース 「すまん、今年も世話になる」
ブルー 「どういたしまして」
お安い御用、と降りて来た生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「いいタイミングで着いたようだね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなはバスだよね!」
シロエ 「庶民ですから!」
ついでに一般人ですから、とシロエ君の仏頂面。
まあねえ…。
2023/12/29 (Fri)
☆待遇が良すぎる人
毎年恒例、大晦日は元老寺で除夜の鐘なシャン学メンバー。
山門前で生徒会長に出会ったわけで、待遇が違いすぎる件。
キース 「偉そうに言えるのか、一般人が?」
ブルー 「ホントにねえ…。サムとジョミーは少しはさ…」
キース 「僧籍な分だけ、シロエよりかは上なんだがな」
来年は仲間入りするか、とキース君の問い。
キース 「棚経のお供の枠は、交代制でもいいんだぞ?」
ブルー 「いいねえ、午前と午後とかね!」
シロエ 「要りませんから!」
あんな無給でハードなバイト、とシロエ君、バッサリ。
シロエ 「ぼくは今日だけで充分です!」
マツカ 「ぼくもですね」
サム 「除夜の鐘だけで済まねえもんなあ、俺たちは…」
ジョミー「その後、夜中に修正会だしねえ、本堂で…」
除夜の鐘だけで帰れる人が羨ましいよ、とジョミー君。
ジョミー「なんで毎年、こうなるかなあ…」
キース 「やかましい! 熱心な檀家さんも修正会だぞ!」
シロエ 「そうなんですけど、せめて椅子席でですね…」
キース 「却下だ、却下!」
除夜の鐘までの居場所があるだけマシだ、と庫裏へ案内。
キース 「この座敷だって、ブルーがいなければ、だ…」
ブルー 「通してなんかは貰えないねえ…」
一同 「「「うっ…」」」
そうだった、と暖房が効いた座敷に入った御一同様。
キース 「分かったんなら、此処で時間まで待て!」
一同 「「「はーい…」」」
キース 「ではな」
ああ忙しい、と去って行きまして。
ジョミー「真面目に忙しそうだよね…」
ブルー 「君とサムも、明日は忙しいんだけど?」
サム 「言わねえでくれよ、縁起でもねえ」
ぶるぅ 「そだね、今は今年だし!」
来年のことは来年だよね、と元気なお子様。
ぶるぅ 「はい、熱いお茶、入ったよ!」
シロエ 「お菓子も遠慮なく頂きますか」
ブルー 「サンドイッチも、お寿司もどうぞってね!」
しっかり腹ごしらえタイム、と生徒会長の笑み。
VIP待遇…。
2023/12/30 (Sat)
☆映える除夜の鐘
大晦日は元老寺で除夜の鐘、毎年恒例なシャン学メンバー。
庫裏の座敷で寛ぐ間に、夜も順調に更けてゆくわけでして。
キース 「銀青様、そろそろお願いいたします」
ブルー 「オッケー、みんなも列の方にね」
一同 「「「はいっ!」」」
それぞれ持ち場に移動完了、生徒会長はテントですけど。
シロエ 「冷えますねえ…」
サム 「仕方ねえだろ、優先権とかねえんだからよ」
ジョミー「雪まで降って来ちゃったよ…」
マツカ 「お接待のおぜんざいに期待ですよね」
鐘を撞かないと貰えませんが、とマツカ君が眺めるテント。
スウェナ「あそこも暖かそうだわねえ…」
シロエ 「会長とぶるぅのテントは、もっと暖かそうです」
サム 「吹きっ晒しじゃねえからなあ…」
ジョミー「寺院関係者用、ってヤツだもんねえ…」
それにしたって長蛇の列、とジョミー君の深い溜息。
ジョミー「もっと早くに並べば良かった…」
シロエ 「毎年、それの繰り返しですよね、ぼくたち…」
サム 「学習能力、ねえってことな…。おっ?」
そろそろかよ、とサム君の視線の先に生徒会長。
サム 「やっぱ映えるぜ、緋の衣ってのは」
シロエ 「もしかしなくても、アレのせいでですね…」
年々、人が増えるのでは、とシロエ君の鋭い指摘。
シロエ 「超絶美形が最初の鐘を撞くんですよ?」
一同 「「「あー…」」」
言えてるかも、と一同、愕然。
ジョミー「じゃあさ、来年も列に並ぶ頃には…」
シロエ 「先客、てんこ盛りですよ…」
マツカ 「減ることはないわけですね…」
仕方ないです、とマツカ君が嘆く中、生徒会長が鐘楼へ。
サム 「お供のぶるぅの小僧さんスタイルもよ…」
スウェナ「映えるものねえ…」
先導のキースも美形だし…、とスウェナちゃん。
シロエ 「まあ、そうですね…」
ジョミー「みんな、スマホを出してるしさ…」
サム 「映えだよな…」
最初の鐘が鳴り響く中、誰もが納得。
皆様、どうぞ良いお年を~。
2023/12/31 (Sun)
師走に入って初の日曜、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
キース君は32回転の練習、技を磨くかどうかが問題で…。
ジョミー「進化って、例えばどういうヤツ?」
ぶるぅ 「んとんと、くす玉は基本かなあ、って…」
シロエ 「それは考えてましたね、ぼくも」
せっかくのプレゼントなんですから、とシロエ君。
シロエ 「やっぱり開けたら、クラッカーですよ!」
サム 「パアンと弾けて、紙吹雪な?」
ぶるぅ 「どうせだったら、アヒルちゃんに出来ない?」
紙吹雪の形なんだけど、と無邪気な提案が。
ぶるぅ 「ぶるぅも、その方が喜びそう!」
スウェナ「いいわね、切り抜くだけなんだし…」
シロエ 「型さえあったら、楽に切り抜けますからね…」
ジョミー「シロエ、作れる?」
その型も、とジョミー君の問い。
ジョミー「普段と畑が違いそうだけど…」
シロエ 「いえ、そんなのは誤差の範囲内です!」
型抜き器の方も作りますよ、とシロエ君の頼もしい笑顔。
シロエ 「穴あけ器の応用で、紙をセットで押すだけです」
スウェナ「いいじゃない! 大量に作れそうだわよ!」
サム 「うんうん、でもってクラッカーな!」
ぶるぅ 「わぁーい、一気に進化しちゃったあ!」
くす玉がアヒルちゃん仕様! と飛び跳ねるお子様。
ぶるぅ 「もっともっと、進化していくかもだし…」
ブルー 「キースは放置で、こっちだよねえ?」
キース 「俺に一人で練習しろと!?」
シロエ 「今の流れだと、そうなるでしょう?」
一人で頑張って下さいね、とシロエ君の突き放し。
シロエ 「カメラはセットしてあげますから」
キース 「カメラ?」
シロエ 「動画の撮影用ですよ」
あらゆる角度で設置します、とシロエ君。
シロエ 「それを自分でチェックしながら、欠点を…」
サム 「自分で直していけってことな?」
シロエ 「そうなりますね」
キース 「ちょっと待て!」
欠点も分からないんだが、と叫んでますけど。
ド素人…。
2023/12/16 (Sat)
☆参考映像で学べ
12月に入って最初の日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
今日からキース君が32回転の練習、そういう日ですけど。
ブルー 「欠点は自分で考えていくべきだよね」
キース 「何だって!?」
ブルー 「ヒントだったら、とっくに出ているんだよ」
まずは32回転を回り切ること、と生徒会長の言。
ブルー 「途中で足を下ろすのはアウト、でもって膝も…」
シロエ 「角度が大切らしいですよね」
ブルー 「そう! 後は、参考映像があれば充分かと!」
そのくらいは用意してあげるから、と生徒会長の笑み。
ブルー 「32回転の名手と言われる人のをね!」
シロエ 「あー…。凄く参考になりそうです!」
ジョミー「だよねえ、上手い人のを真似るのがいいかも…」
サム 「技は盗めって言うもんなあ…」
昔からよ、とサム君も。
サム 「俺たちが下手に口を出すより、いいんでねえの」
スウェナ「そうねえ、私たちだってド素人だし…」
ブルー 「名手になると、32回転じゃないからね!」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と誰もがキョトン。
ジョミー「32回転じゃない、って何さ?」
ブルー 「そのまんまだよ、もっと回るんだよ!」
シロエ 「えっと…? でも、音楽は同じですよね?」
ブルー 「だからこそだよ、1回転するタイミングでさ…」
倍の2回を回るんだよね、と生徒会長が立てる人差し指。
ブルー 「ドゥーブルって技で、難易度が高くて…」
シロエ 「プロしか出来ないわけですね?」
ブルー 「コンクールに出るような人だと、いけるけど…」
名手になると回数がね、と出て来た指が4本分。
ブルー 「32回転の内の、4回はソレっていうレベル!」
ジョミー「もしかしなくても、入れる回数で勝負?」
ブルー 「ピンポーン! そういう動画も用意するから…」
シロエ 「キース先輩も、マスターすべきだと…」
キース 「無理すぎるんだが!」
技術指導も無しで出来るか、と叫んでますけど。
やれと…?
2023/12/17 (Sun)
☆ファイトでいこう
師走に入って初の日曜、生徒会長に来ている面々ですけど。
クリスマスに向けて多忙なわけで、キース君を放置な話が。
シロエ 「何とかするしかないでしょう?」
ジョミー「ぼくたちは、アヒルボート2号を作るんだしさ」
サム 「ぶっちゃけ、かまってられねえってな!」
まあ、頑張れ、とサム君のエール。
サム 「シロエ、カメラの設置は頼むぜ」
シロエ 「了解です。会長は動画を用意ですよね?」
ブルー 「参考になるヤツなら、この辺かな」
指をパチンと鳴らしただけで、山と出て来たDVD。
ブルー 「そこのテレビを使っていいから!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースの練習の録画再生もね!」
シロエ 「会長、仕事が早すぎませんか?」
ブルー 「ぼくを誰だと思ってるんだい?」
バレエスクールから借りればオッケー、とニッコリと。
ブルー 「仲間には、バレエスクールの人もいるしさ」
一同 「「「あー…」」」
無断借用ではなかったんだ、と誰もが納得。
ジョミー「ドゥーブルも、そこで聞いたわけ?」
ブルー 「どうだったかなあ? 覚えてないけど…」
とにかく資料は用意したし、と生徒会長が立てる親指。
ブルー 「此処から先は、それぞれ、自分の仕事をね!」
シロエ 「ぼくたちは、アヒルボート2号の制作ですよね」
サム 「キースは32回転を極めるわけな?」
ブルー 「そう! どっちも、クリスマスに向けて!」
ファイトでいこう、と生徒会長が突き上げる拳。
ブルー 「ぼくと、ぶるぅは、アヒルボート2号の方で!」
ぶるぅ 「よろしくねーっ!」
一同 「「「オッケー!」」」
キース 「俺は、真面目に放置なのか!?」
孤独に練習しろと言うのか、とキース君、顔面蒼白。
キース 「しかも、何だったか、1回転の所を2回転な…」
ブルー 「ドゥーブルくらい覚えたまえ!」
シロエ 「ですね、技も名前も当日までに!」
お互い今日から頑張りましょう、と纏めですけど。
どうなる…?
2023/12/18 (Mon)
☆見ていない人たち
アッという間に来てしまいました、クリスマスイブの日が。
パーティー当日なわけで、朝から生徒会長宅に集った面々。
シロエ 「おはようございます! いよいよですね!」
ジョミー「楽しみだよねえ、今日のパーティー!」
サム 「アヒルボート2号も、無事に完成したしよ…」
スウェナ「私たちは高みの見物だわね」
自分の仕事は終わったんだし、とスウェナちゃん。
スウェナ「キースは、どうだか知らないけれど…」
シロエ 「其処なんですよね、誰か練習、見てました?」
マツカ 「いえ…。アヒルボート2号にかこつけて…」
正直、ぼくも見てないんです、とマツカ君の告白が。
マツカ 「作業は別室でしたしね…」
サム 「仕方ねえじゃねえか、キースが倒れて来たら…」
ジョミー「アヒルボート2号がパアになるしね…」
シロエ 「精密機械とは違いますけど、その分、弱めで…」
耐久性に欠けていますから、とシロエ君の苦しい言い訳。
シロエ 「なんと言っても、基礎の部分が紙とかですし…」
ジョミー「チタンのようには、いかないもんねえ…」
スウェナ「倒れなくても、蹴りが入ったらおしまいよ?」
サム 「足を上げて回る技だもんなあ…」
その気が無くても蹴りが入るぜ、とサム君も。
サム 「部屋を分けるのは、当然ってヤツで…」
シロエ 「ついでに作業に没頭ですから、他の部屋まで…」
ジョミー「見に行く余裕は無いって、全然!」
マツカ 「お茶の時間は、ありましたけどね」
毎日キッチリ、お菓子もついて…、とマツカ君の苦笑。
マツカ 「あの間に、誰か行くべきだったでしょうか?」
サム 「当番制でかよ? けどよ、所詮はド素人だぜ?」
猫の手ほどにも間に合わねえよ、とサム君の言。
サム 「キースが一人で、動画を見直してる方が…」
シロエ 「良さそうですよね…」
ジョミー「だよね、完璧主義だしさ…」
キース 「お前たち…!」
聞こえてたぞ、とキース君が遅れて到着ですけど。
技の方は?
2023/12/19 (Tue)
☆まずは試着から
クリスマスイブの日が来たわけで、生徒会長宅に集う面々。
キース君も遅れて到着、32回転の仕上がりが気になる所。
シロエ 「あっ、キース先輩、おはようございます!」
ジョミー「おはよう、今朝も罰礼だった?」
キース 「いや、いつものバスが遅れただけだ」
しかし…、とキース君が顰める顔。
キース 「お前たち、わざと放置してたな、俺を!」
シロエ 「ええ、まあ、そうとも言いますけれど…」
マツカ 「技を磨くには、雑念が入らないのが一番ですよ」
その辺も考慮したんですけど…、とマツカ君の控えめな声。
マツカ 「もしかして、出過ぎた真似でしたか…?」
キース 「当然だろう! 全くのノーチェックでは…」
ジョミー「いいけど、誰に怒鳴ってるか、自覚あるわけ?」
マツカなんだけど、とジョミー君が指すマツカ君の方。
ジョミー「アヒルボートの1号、誰が買ったっけ…?」
キース 「うっ…!」
マツカ 「いいんですよ、過ぎたことですから」
それより今日の衣装ですけど…、とマツカ君の温和な笑み。
マツカ 「まずは試着をして貰えますか?」
キース 「そ、そうだな…」
よろしく頼む、とキース君、たちまち低姿勢。
キース 「キツすぎた時は、調整なのか?」
マツカ 「そうなりますね、緩すぎは無いと思いますが…」
こちらになります、とマツカ君が運んで来た箱。
マツカ 「どうぞ、アヒルの着ぐるみです」
キース 「分かった…」
試着だな、とキース君、箱を抱えて着替えにお出掛け。
サム 「すげえ、一発で黙ったぜ…」
ジョミー「そりゃ、マツカだもん」
シロエ 「ですねえ、最強キャラですから」
誰かさんでも勝てないレベルの…、とシロエ君も同意。
シロエ 「キース先輩、着ぐるみで回れるんでしょうか?」
マツカ 「さあ…? 丈夫な素材でお願いしましたけど…」
ジョミー「問題なのは、キースの技だしねえ…」
衣装の強度じゃないんだよね、という指摘。
その通りですね?
2023/12/20 (Wed)
☆回れてしまうかも
クリスマスイブは生徒会長宅でパーティー、来ている面々。
とはいえ、キース君の32回転とか、まだ色々と準備な今。
スウェナ「ドゥーブル、マスター出来たかしらねえ…」
ジョミー「分からないけど、キースだし…」
シロエ 「ひょっとするかもしれないですね…」
しかも4回入れられるとか…、とシロエ君。
シロエ 「プロと違って、トウシューズは無いですし…」
サム 「あー、足元の安定はいいわけな?」
シロエ 「そうなんです。可能性なら高そうですよ」
ジョミー「あっ、戻って来た!」
アヒルなキース、とジョミー君が指差すドアの方向。
ぶるぅ 「わぁーい、キースのアヒルちゃんだあ!」
シロエ 「キース先輩、お似合いです!」
キース 「なんで、こんな目に…」
ブルー 「まだまだ、そこからアヒルのミイラに変身で…」
でも、その前に練習を、と生徒会長。
ブルー 「ぶっつけ本番で32回転はキツイしね」
マツカ 「衣装の調整も、要るかもですし…」
キース 「分かっている!」
見てろ、と着ぐるみで爪先立ちで、回転開始。
サム 「おっ、けっこう、様になってんでねえの!」
ジョミー「ホントだ、着ぐるみで補正出来るから?」
シロエ 「まあ、欠点は分かりにくいですよね」
膝の角度とか、ほぼ無関係と言えますし、とシロエ君。
シロエ 「衣装で隠れて、見えませんから」
スウェナ「そうねえ、曲げ伸ばしすれば充分で…」
サム 「ん? 今の、ドゥーブルって言わねえか?」
ジョミー「サムも思った? なんか回転、速かったよね?」
1回転のトコを2回なんじゃあ…、とジョミー君も。
ジョミー「もしかして、マスターしてるとか…?」
シロエ 「わっ、入れましたよ、本物ですよ、コレ!」
マツカ 「今で2回だと、4回入れられそうですね…」
スウェナ「嘘みたいだけど、ただの爪先立ちなわけだし…」
サム 「でもよ、4回いけたら快挙だぜ?」
期待じゃねえか、と沸き返る面々ですけど。
いけますか?
2023/12/21 (Thu)
☆こだわりの寝心地
クリスマスイブは生徒会長宅でパーティー、いよいよ本日。
準備中でして、キース君がアヒルの着ぐるみで32回転中。
ジョミー「あと2回、入れて来る気かな?」
シロエ 「さあ…って、今、3回目です!」
サム 「んじゃ、あと1回で4回なのな?」
スウェナ「これはいけるわよ、奇跡のドゥーブル4回で!」
期待だわね、と誰もがワクワクする中、入ったドゥーブル。
サム 「すげえ、やったぜ!」
シロエ 「凄すぎですよ、あっ、終わりました!」
キース君が回り終わって一礼、一同、拍手喝采。
ジョミー「キース、凄いよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 奇跡のドゥーブル4回!」
キース 「どうだ、これで文句は無いだろう!」
ブルー 「無いねえ、後はミイラでよろしくね!」
包帯ぐるぐる巻きで頼むよ、と生徒会長の笑み。
ブルー 「アヒルボート2号も、完成してるし…」
シロエ 「そうなんです! 開けるとクラッカーですよ!」
ジョミー「アヒルちゃんの形の紙がドッサリ!」
花吹雪じゃなくてアヒル吹雪、とジョミー君。
ジョミー「入り心地も、きっといい筈!」
キース 「は?」
シロエ 「中のクッションにこだわりました!」
マツカ 「寝心地がいいよう、特注したんですよ」
きちんと数値を計算で…、とマツカ君の解説が。
マツカ 「シロエが頑張ってくれました」
サム 「あちこち幅とか、測りまくってよ…」
ジョミー「最適な硬さに厚みに、あと、なんだっけ?」
シロエ 「生地の種類も、出来る範囲で絞り込んで…」
お願いする形になりました、とシロエ君が立てる親指。
シロエ 「どうぞ、安眠して下さい!」
ぶるぅ 「はい、こんなのーっ!」
アヒルボート2号! と瞬間移動で出て来たブツ。
ぶるぅ 「見た目は1号そっくりでしょ?」
シロエ 「でも、安心の素材ですから!」
キース 「安心…?」
シロエ 「ただの入れ物ですからね!」
無茶な使われ方はしません、と笑顔ですけど。
強度ですね?
2023/12/22 (Fri)
☆お気に入りのベッド
クリスマスイブのパーティー、今年も生徒会長宅で開催で。
いよいよ当日、準備も大詰めでアヒルボート2号がドンと。
シロエ 「なにしろ、素材が紙とかですし…」
サム 「急流下りとかには使えねえから、安心だろ?」
キース 「だが、それだけでは…!」
シロエ 「ですから、寝心地にこだわったんですよ!」
是非、恩に着て欲しいですね、とシロエ君が立てる指。
シロエ 「いいですか、コレはアヒルちゃんの形なんです」
キース 「当然だろう!」
シロエ 「分かってませんね、ぶるぅが貰って帰ったら…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ アヒルちゃんベッドになるの!」
土鍋とは素材が違うんだけど、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「でもでも、絶対、気に入るから!」
ジョミー「二度と返して来ないと思うよ、惜しくてさ」
??? 「そう来たか…!」
想定外、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「おはよう、流石はシロエと言うか…」
??? 「ええ、本当に」
聞いてましたよ、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「ぶるぅへのサプライズという話ですが…」
??? 「もう聞いちゃったあ! それ、貰うから!」
箱なんでしょ、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)まで。
Aぶるぅ「でもでも、先にキースは詰めてね!」
キース 「ま、まさか俺ごと…」
シロエ 「貰って行くとは言いませんよね…?」
Aぶるぅ「それはないけど、サプライズーっ!」
ソレも欲しいし、と跳ねる悪戯小僧。
Aぶるぅ「ぶるぅとキッチンで待っているから…」
シロエ 「その間に用意をするわけですか?」
Aぶるぅ「そだよ、じゃあねーっ!」
出来たら呼んで! と料理上手なお子様とキッチンへ。
Aブルー「らしいよ、キース、命を拾ったねえ…」
キース 「恩に着るぞ、シロエ!」
シロエ 「そう思うんなら、素直にですね…」
キース 「ミイラだな!」
よし、包帯を巻いてくれ、と狂喜ですけど。
波乱は無し…?
2023/12/23 (Sat)
☆アヒル三昧な箱
いよいよクリスマスイブのパーティー、お客様たちも登場。
アヒルボート2号は、「ぶるぅ」が貰って帰るという話に。
ジョミー「キース、ホントに良かったね!」
キース 「まさかシロエが、俺の味方をしてくれるとは…」
シロエ 「クリスマスですし、特別ですよ!」
毎回、こうはいきませんから、とシロエ君、ニッコリ。
シロエ 「命拾いした分、32回転、頑張って下さいね!」
Aブルー「高度な技をマスターしたんだって?」
シロエ 「そうなんです。ドゥーブルを、なんと4回も…」
入れて回れてしまうんですよ、とシロエ君が立てる親指。
シロエ 「ぶるぅも、きっと喜びますって!」
A船長 「見ごたえがあるというわけですね?」
シロエ 「どうなんでしょうね、着ぐるみですから…」
ついでにミイラになりましたし、と巻き上がった包帯。
シロエ 「立派にアヒルのミイラですよ」
Aブルー「さてさて、ぶるぅは気に入るかな?」
サム 「いけるんでねえの、アヒルちゃんだしよ」
ミイラでもよ、とサム君も、親指をグッと。
サム 「アヒルボートを開けたら、クラッカーでよ…」
ジョミー「そっちもアヒルちゃんだしね!」
スウェナ「きっとウケるわよ、さあ、入って!」
入って、入って! と皆でキース君をアヒルボート2号へ。
シロエ 「それじゃ、蓋していいですか?」
キース 「よし、頼む。本当に寝心地バッチリだな…」
シロエ 「でしょう? ぶるぅも大満足のアヒルベッド!」
Aブルー「蓋は出来たね、じゃあ、ぶるぅ!」
プレゼントの箱が完成したよ、とソルジャーが飛ばす思念。
Aぶるぅ「わぁーい、アヒルちゃんの箱!」
ぶるぅ 「開けて、開けて!」
凄いんだよ、と跳ねるお子様。
ぶるぅ 「開けるトコから最高だから!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ メリークリスマース!」
A船長 「景気よくクラッカーですね!」
Aぶるぅ「アヒルちゃんーっ!」
紙吹雪までアヒルちゃん、とピョンピョンと。
まずは成功!
2023/12/24 (Sun)
☆真っ直ぐに立てて
クリスマスイブのパーティー、まずはアヒルボートの開封。
ギフトボックス仕様で、開ければパアンとクラッカーで…。
Aぶるぅ「中身はアヒルちゃんのミイラだね!」
Aブルー「ミイラになっても、アヒルだよねえ…」
シロエ 「元が着ぐるみですからね」
Aぶるぅ「包帯、ほどいていいんだよね?」
貰ったんだし、とキース君を指差す悪戯小僧。
シロエ 「どうぞ、遠慮なく!」
Aぶるぅ「じゃあ、出してくれる?」
サム 「あー…。自力じゃ出られねえもんなあ…」
ジョミー「だよねえ、入れたのも、ぼくたちだったっけ…」
担がないと入れなかったし、と運び出すことに。
シロエ 「そっちを持って頂けますか?」
ジョミー「オッケー、これでいけるかな?」
サム 「よし、いくぜ!」
よいしょ! と掛け声、ミイラを担ぎ出しましたけど。
Aぶるぅ「えっと、そのまま、真っ直ぐ立てて!」
一同 「「「は?」」」
Aぶるぅ「いいから、真っ直ぐ、立てて欲しいの!」
シロエ 「自力で立てると思いますけど、こうですね?」
部屋の真ん中でいいでしょうか、と立たせた中央。
Aぶるぅ「うん、そこで! コマにするから!」
一同 「「「コマ?」」」
Aぶるぅ「そうなの、包帯をクルクルほどいて…」
ジョミー「そっか、お正月に遊ぶアレ!」
キースは回転出来るもんね、とジョミー君。
ジョミー「足のトコがほどけたら、32回転なんだ?」
Aぶるぅ「ピンポーン!」
技も見られるみたいだしね、と飛び跳ねている悪戯小僧。
Aぶるぅ「かみお~ん♪ クルクルクルーッ!」
一同 「「「おおーっ!」」」
凄い、と拍手喝采の中で、キース君、華麗に32回転開始。
Aぶるぅ「クルクルクルっと、そこでドゥーブル!」
シロエ 「キース先輩、ナイスです! バッチリですよ!」
Aぶるぅ「クルクルクルっと、ドゥーブル2回目!」
一同 「「「凄い、凄い!」」」
タイミングまで合ってるし、と大盛り上がり。
大成功かも!
2023/12/25 (Mon)
☆クリスマスの御馳走
クリスマスイブのパーティー、キース君が只今32回転中。
アヒルの着ぐるみでコマな状態、クルクル回って技も登場。
Aぶるぅ「クルクルクルっと、ドゥーブル3回目!」
一同 「「「おーっ!」」」
Aぶるぅ「クルクルクルっと、4回目!」
一同 「「「決まったぁーっ!」」」
高難度なドゥーブル4回つき、と拍手ですけど。
Aぶるぅ「クルクルクルっと、締めは5回目ーっ!」
一同 「「「えーっ!?」」」
無茶な、と誰もが悲鳴な中で、決まった5回目の奇跡。
Aぶるぅ「大成功ーっ! お疲れ様ぁーっ!」
一同 「「「マジか…」」」
キース 「死ぬかと思った…」
だが回ったぞ、と32回転を終えて、へたり込む人。
キース 「もう着ぐるみを脱いでもいいか?」
Aぶるぅ「ダメダメ、今日は一日、アヒルちゃん!」
キース 「なんだって!?」
Aぶるぅ「んとんと、アヒルでいいと思うの!」
だってイブだよ、と悪戯小僧が指差すクリスマスツリー。
Aぶるぅ「クリスマスの御馳走、定番は…」
シロエ 「あー、そういえば鳥の丸焼きですよね!」
Aぶるぅ「そうなの、きっとアヒルなトコもあるって!」
だからアヒルのままでいてね、とニコニコニコ。
Aぶるぅ「メインディッシュでいけそうだから!」
キース 「げっ!」
A船長 「これは、まさかの丸焼きですかね?」
Aブルー「火だるまショーは無いと思うよ、部屋の中だし」
それに屋上は寒すぎるしさ、とソルジャーの言。
Aブルー「ほら、雪だって降って来てるし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ホワイトクリスマスだぁ!」
ジョミー「いいクリスマスになりそうだよね!」
キース 「お前たちはな!」
だが、この俺はどうなるんだ、とキース君の仏頂面。
キース 「このままアヒルで遊ばれろと!?」
Aぶるぅ「カエル袋の方がいい?」
キース 「うっ…」
Aぶるぅ「アヒルちゃんなら、踏まないよ?」
だって踏んだら可哀相! と言ってますけど。
どうする…?
2023/12/26 (Tue)
☆アヒルでおもてなし
クリスマスイブのパーティー、賑やかにスタートですけど。
トップを32回転で飾ったキース君、着ぐるみの危機で…。
ぶるぅ 「そだね、アヒルちゃんを踏むなんて…」
Aぶるぅ「可哀相すぎて、絶対、出来なーい!」
シロエ 「中身がキース先輩でも…ですか?」
Aぶるぅ「そだよ、踏むなんて有り得ないから!」
絶対、無理! と叫ぶ悪戯小僧。
Aぶるぅ「オモチャは良くても、踏むのはダメーッ!」
スウェナ「踏み絵みたいなものかしら?」
Aブルー「だろうね、命までは懸けないだろうけど…」
ぶるぅにとっては大事なんだよ、とソルジャーの言。
Aブルー「だから、屋内でなくても火だるまショーは…」
A船長 「言われてみれば、やるわけなかったですね」
Aぶるぅ「ピンポーン!」
でも、脱いじゃったら仕返しだから、と恐ろしい台詞が。
Aぶるぅ「アヒルちゃんをやめるだなんて、苛めだし!」
ジョミー「一理あるね、ソレ…」
Aぶるぅ「でしょ、でしょ、だからアヒルで!」
いて欲しいの! と悪戯小僧の注文。
Aぶるぅ「でもって、お給仕!」
一同 「「「は?」」」
Aぶるぅ「アヒルちゃんが、おもてなししてくれたら…」
もう最高のクリスマスだもん、とピョンピョンと。
Aぶるぅ「お料理の取り分けに、シャンパンとかも…」
キース 「グラスに注げ、というわけか?」
Aぶるぅ「そうなの、アヒルのボーイさん!」
お給仕の他にも色々と…、と悪戯小僧の嬉しそうな顔。
Aぶるぅ「嫌なら、脱いでくれてもいいけど…」
キース 「いや、やる! やらせて頂きます!」
Aぶるぅ「やったぁー、ぶるぅもキースを使っていいよ!」
ぶるぅ 「ホント? アヒルちゃんがケーキとかを…」
お皿に入れてくれるんだ、と家事万能のお子様も感激。
ぶるぅ 「凄い、最高のクリスマスかも!」
Aぶるぅ「ぶるぅも、うんと助かるでしょ?」
ぶるぅ 「うん、ありがとう!」
キースもよろしく! と跳ねてますけど。
おもてなし…。
2023/12/27 (Wed)
☆ツリーで回って
クリスマスイブのパーティー、大盛り上がりな今ですけど。
アヒルの着ぐるみ姿のキース君、その姿でおもてなし担当。
Aぶるぅ「キース、そっちのチキンも取ってね!」
ぶるぅ 「ぼくにも、ソースは二種類とも!」
キース 「ははーっ!」
只今、とチキンにソースをかけたり、取り分けたり。
キース 「どうぞ、チキンでございます!」
Aぶるぅ「ありがとーっ! んでね、一段落したら…」
キース 「ケーキだ、と?」
Aぶるぅ「違うよ、さっきの回転だよ!」
32回転をもう一度、と悪戯小僧の注文が。
Aぶるぅ「また包帯を巻いて貰って、コマになってね!」
キース 「げっ!」
マジか、とキース君、ドン引きですけど、笑顔の悪戯小僧。
Aぶるぅ「あとね、クリスマスだから、華やかに!」
キース 「は?」
Aぶるぅ「包帯の他にも、飾りをつけて…」
ジョミー「人間クリスマスツリーとか?」
アヒルだけどさ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「包帯を緑のヤツに変えたら、いけるよね?」
Aぶるぅ「それ、ナイス!」
Aブルー「いいねえ、ツリーの飾りをドッサリで…」
回転したら鈴が鳴るのはどうだろう、とソルジャーまでが。
Aブルー「でもって、ドゥーブルも増やすとか!」
Aぶるぅ「面白そう! 目指せ32回だね!」
パーティーは明日までやるんだもん、と怖すぎる台詞。
Aぶるぅ「ぼくとぶるぅは、夜の間は寝るけれど…」
ぶるぅ 「起きてたら、サンタさん、来ないしね!」
Aぶるぅ「でしょ? でもでも、キースは大丈夫だし…」
キース 「徹夜で練習しろってか!?」
32回転を全部ドゥーブルなのか、と青ざめる人。
キース 「無理すぎだ!」
Aぶるぅ「努力しないなら、アヒルちゃんでも…」
Aブルー「許さないってことでいいかな、お仕置きで!」
Aぶるぅ「もっちろ~ん! 明日には32回転、全部!」
一同 「「「目指せ、ドゥーブル!」」」
クリスマスツリーで回れ、と大歓声。
皆、酔ってるかも…。
2023/12/28 (Thu)
☆無理すぎる優先枠
盛り上がりまくったクリスマスが終わって、早くも大晦日。
毎年恒例、除夜の鐘で元老寺へと向かうシャン学メンバー。
シロエ 「今年も寒くなりましたよねえ、大晦日…」
ジョミー「やっぱり夜は雪かな、コレ…」
スウェナ「予報通りだと、来そうだわねえ…」
サム 「あーあ、今年も冷えるコースってことな…」
庫裏にいる間はマシだけどよ、とサム君の愚痴。
サム 「除夜の鐘撞きの順番待ちがキツイよなあ…」
スウェナ「お友達枠で先頭に行けるとか、欲しいわよ!」
ジョミー「それよりアレだよ、遊園地とかの…」
シロエ 「優先権ゲットなチケットですね!」
お金次第で順番待ちが無くなるヤツ、とシロエ君。
シロエ 「マツカ先輩がいますしねえ…」
マツカ 「多分、無理だと思いますけど…」
サム 「なに言ってんだよ、札束だっていけるくせによ」
マツカ 「アドス和尚に効きますか、ソレ?」
お供えは喜ぶでしょうけれど、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「その後、有難い法話を聞かせて頂いてですね…」
シロエ 「それでは最後尾へどうぞ、になりますよね…」
確かに相手が悪すぎですよ、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「キース先輩のお友達枠も、絶望的です」
サム 「親父さんに頭が上がらねえもんなあ…」
キース 「悪かったな!」
聞こえていたぞ、と法衣のキース君がズカズカと。
キース 「そろそろだろうと、出て来てみれば…」
ジョミー「えっ、出迎えに来てくれたわけ?」
キース 「違う、あっちだ!」
一同 「「「あー…」」」
走って来たのが黒塗りのタクシー、山門前でピタリと停止。
キース 「すまん、今年も世話になる」
ブルー 「どういたしまして」
お安い御用、と降りて来た生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「いいタイミングで着いたようだね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなはバスだよね!」
シロエ 「庶民ですから!」
ついでに一般人ですから、とシロエ君の仏頂面。
まあねえ…。
2023/12/29 (Fri)
☆待遇が良すぎる人
毎年恒例、大晦日は元老寺で除夜の鐘なシャン学メンバー。
山門前で生徒会長に出会ったわけで、待遇が違いすぎる件。
キース 「偉そうに言えるのか、一般人が?」
ブルー 「ホントにねえ…。サムとジョミーは少しはさ…」
キース 「僧籍な分だけ、シロエよりかは上なんだがな」
来年は仲間入りするか、とキース君の問い。
キース 「棚経のお供の枠は、交代制でもいいんだぞ?」
ブルー 「いいねえ、午前と午後とかね!」
シロエ 「要りませんから!」
あんな無給でハードなバイト、とシロエ君、バッサリ。
シロエ 「ぼくは今日だけで充分です!」
マツカ 「ぼくもですね」
サム 「除夜の鐘だけで済まねえもんなあ、俺たちは…」
ジョミー「その後、夜中に修正会だしねえ、本堂で…」
除夜の鐘だけで帰れる人が羨ましいよ、とジョミー君。
ジョミー「なんで毎年、こうなるかなあ…」
キース 「やかましい! 熱心な檀家さんも修正会だぞ!」
シロエ 「そうなんですけど、せめて椅子席でですね…」
キース 「却下だ、却下!」
除夜の鐘までの居場所があるだけマシだ、と庫裏へ案内。
キース 「この座敷だって、ブルーがいなければ、だ…」
ブルー 「通してなんかは貰えないねえ…」
一同 「「「うっ…」」」
そうだった、と暖房が効いた座敷に入った御一同様。
キース 「分かったんなら、此処で時間まで待て!」
一同 「「「はーい…」」」
キース 「ではな」
ああ忙しい、と去って行きまして。
ジョミー「真面目に忙しそうだよね…」
ブルー 「君とサムも、明日は忙しいんだけど?」
サム 「言わねえでくれよ、縁起でもねえ」
ぶるぅ 「そだね、今は今年だし!」
来年のことは来年だよね、と元気なお子様。
ぶるぅ 「はい、熱いお茶、入ったよ!」
シロエ 「お菓子も遠慮なく頂きますか」
ブルー 「サンドイッチも、お寿司もどうぞってね!」
しっかり腹ごしらえタイム、と生徒会長の笑み。
VIP待遇…。
2023/12/30 (Sat)
☆映える除夜の鐘
大晦日は元老寺で除夜の鐘、毎年恒例なシャン学メンバー。
庫裏の座敷で寛ぐ間に、夜も順調に更けてゆくわけでして。
キース 「銀青様、そろそろお願いいたします」
ブルー 「オッケー、みんなも列の方にね」
一同 「「「はいっ!」」」
それぞれ持ち場に移動完了、生徒会長はテントですけど。
シロエ 「冷えますねえ…」
サム 「仕方ねえだろ、優先権とかねえんだからよ」
ジョミー「雪まで降って来ちゃったよ…」
マツカ 「お接待のおぜんざいに期待ですよね」
鐘を撞かないと貰えませんが、とマツカ君が眺めるテント。
スウェナ「あそこも暖かそうだわねえ…」
シロエ 「会長とぶるぅのテントは、もっと暖かそうです」
サム 「吹きっ晒しじゃねえからなあ…」
ジョミー「寺院関係者用、ってヤツだもんねえ…」
それにしたって長蛇の列、とジョミー君の深い溜息。
ジョミー「もっと早くに並べば良かった…」
シロエ 「毎年、それの繰り返しですよね、ぼくたち…」
サム 「学習能力、ねえってことな…。おっ?」
そろそろかよ、とサム君の視線の先に生徒会長。
サム 「やっぱ映えるぜ、緋の衣ってのは」
シロエ 「もしかしなくても、アレのせいでですね…」
年々、人が増えるのでは、とシロエ君の鋭い指摘。
シロエ 「超絶美形が最初の鐘を撞くんですよ?」
一同 「「「あー…」」」
言えてるかも、と一同、愕然。
ジョミー「じゃあさ、来年も列に並ぶ頃には…」
シロエ 「先客、てんこ盛りですよ…」
マツカ 「減ることはないわけですね…」
仕方ないです、とマツカ君が嘆く中、生徒会長が鐘楼へ。
サム 「お供のぶるぅの小僧さんスタイルもよ…」
スウェナ「映えるものねえ…」
先導のキースも美形だし…、とスウェナちゃん。
シロエ 「まあ、そうですね…」
ジョミー「みんな、スマホを出してるしさ…」
サム 「映えだよな…」
最初の鐘が鳴り響く中、誰もが納得。
皆様、どうぞ良いお年を~。
2023/12/31 (Sun)
☆パーティーの季節
さて、師走。今年もいよいよ終わりの月で、早々に土曜日。
生徒会長宅に来ている面々、早くも話題はクリスマスで…。
ジョミー「今年も賑やかにやりたいよね!」
シロエ 「クリスマスはパーティーですからねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくとぶるぅは、お誕生日!」
セットでお祝いしなくっちゃ、と飛び跳ねるお子様。
ぶるぅ 「御馳走、沢山作るんだも~ん!」
サム 「期待してるぜ、今年もよ」
スウェナ「パーティー料理も、プロ級だものね!」
楽しみだわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「後は楽しい企画が欲しい所だけれど…」
キース 「俺に喧嘩を売っているのか!」
一同 「「「は?」」」
キース 「い、いや、何でもない!」
ちょっと勘違いしただけだ、とキース君、手をヒラヒラと。
キース 「今の台詞は忘れてくれ」
ジョミー「あーーーーっ!」
シロエ 「ジョミー先輩、どうしたんです?」
ジョミー「キースの、今の台詞だってば!」
楽しい企画って、アレのことだよ、とジョミー君。
ジョミー「ほら、この前の紅葉狩りのさ…」
サム 「火だるまショーな!」
思い出したぜ、とサム君、ニヤニヤ。
サム 「法衣でバク転、お焚き上げの火にダイブでよ…」
シロエ 「パンイチで踊ってましたよねえ…」
ジョミー「誰かさんが、タオルを投げ入れるまでね!」
でもって全治三日の火傷、とジョミー君が立てる親指。
ジョミー「赤くなってた程度だけどさ」
シロエ 「なるほど、キース先輩が叫んだ台詞は…」
サム 「俺で遊ぶな、という意味なのな!」
キース 「うっ…!」
たちまちキース君、言葉に詰まってタラリ冷汗。
キース 「ま、まあ…。そういうことになるわけで…」
ブルー 「そうなってくると、遊ばない手はないよね!」
キース 「なんで、そうなる!」
ブルー 「知らないのかい、雉も鳴かずば…」
シロエ 「撃たれまい、ですね!」
今、思いっ切り鳴きましたよ、という声が。
まさに…。
2023/12/01 (Fri)
☆惜しまれるブツ
師走に入って初の土曜日、生徒会長宅に来ている御一同様。
クリスマスの話題が出たんですけど、やはりパーティーで。
ブルー 「鳴いたからには、撃たれるしか…」
シロエ 「無いでしょうねえ、どう考えても…」
ジョミー「つまり、キースで遊ぶんだね?」
ブルー 「そういうことだね、今年のクリスマスは!」
お楽しみ担当はキースで決定! と生徒会長。
ブルー 「大いにやってくれたまえ!」
シロエ 「キース先輩、期待してますからね!」
サム 「けどよ、アヒルボートは、もうねえんだぜ?」
ジョミー「火だるまショーで燃やしたもんねえ…」
影も形も残ってないよ、とジョミー君の残念そうな顔。
ジョミー「あれば、クリスマスでも使えたけどさ…」
シロエ 「あんなモノ、何に使うんです?」
スウェナ「クリスマスにアヒルは似合わないわよ?」
トナカイとサンタクロースじゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「アヒルは、ぶるぅへのプレゼントくらいで…」
ジョミー「だから、あったらソレだって!」
一同 「「「は?」」」
ジョミー「キースを入れて、綺麗にラッピングして…」
リボンもかければいけたんだよ、とジョミー君の説明が。
ジョミー「でもって、あっちのぶるぅにさ…」
サム 「あー! 一日早い誕生日プレゼントな!」
ジョミー「ピンポーン!」
きっと素敵に料理されたよ、とジョミー君。
ジョミー「ぶるぅが、ワクワクしながら開けて…」
シロエ 「中のキースで遊ぶんですね?」
ジョミー「そう! 何をするかは、ぶるぅ次第で…」
サム 「開けてからのお楽しみなのな!」
確かに使い道はあったぜ、とサム君も納得。
サム 「そうなると、ねえのが惜しいよなあ…」
シロエ 「また作ったらどうでしょう?」
スウェナ「いいわね、アヒルボートの2号誕生ね!」
ジョミー「マツカ、作れる?」
マツカ 「もちろんですけど、その前に…」
キースの同意が要りませんか、という質問。
それは確かに…。
2023/12/02 (Sat)
☆自作ならいけそう
12月に入って最初の土曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
クリスマスはパーティーで決定ですけど、趣向が問題で…。
シロエ 「キース先輩の同意が要るんですか?」
キース 「当然だろう!」
あんなリスキーな代物は、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「あったら俺は命がヤバくて、既に二回も…」
マツカ 「やられてますから、ぼくたちだけでは…」
決められませんよ、とマツカ君の言。
マツカ 「それでキースは、どうなんです?」
キース 「反対に決まっているだろうが!」
二度と作るな、とキース君、グッと拳を。
キース 「プロの技でも、あんなブツは要らん!」
ジョミー「えーっ!? ただのギフトボックス用なのに?」
キース 「今回はそうでも、次回以降が怖すぎるからな!」
凍った湖とかスキー場とか…、とキース君が挙げてゆく例。
キース 「冬場がソレで、春になったら急流下りで…」
シロエ 「急流下りなんか、誰が言ったんです?」
ジョミー「言ってないけど?」
サム 「俺も言わねえなあ、忘れてるかもしれねえけど」
キースのオリジナルって線もあるぜ、とサム君の意見。
サム 「なんせ、自爆は得意だしよ…」
ジョミー「だよね、今だって真っ最中だし…」
シロエ 「アヒルボート2号、欲しいんですけどねえ…」
キース 「断固、断る!」
箱なら、いくらでもあるだろうが、と怒鳴る人。
キース 「段ボールがあれば充分だ!」
シロエ 「なるほど、自作するわけですね?」
キース 「は?」
シロエ 「自作ですってば、段ボールとかで!」
発泡スチロールもいいかもですよ、とシロエ君が立てる指。
シロエ 「アヒルボートのギフトボックス、自作です!」
サム 「いいじゃねえかよ、中にキースを入れるのな?」
シロエ 「ええ。それなら同意も要りませんって!」
ジョミー「だよねえ、ただの工作だしさ…」
一同 「「「イイネ!」」」
ナイスアイデア、と誰もが拍手喝采ですけど。
作る、と…?
2023/12/03 (Sun)
☆入るだけで充分
12月の最初の土曜ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
クリスマスは今年もパーティーで決定、お楽しみも必要で。
キース 「あんなブツに、俺を入れる気なのか!?」
シロエ 「そうです、アレなら、例のぶるぅもですね…」
ジョミー「喜びそうだよ、お誕生日前のサプライズで!」
??? 「いいねえ、是非とも、その方向で!」
お願いしたいな、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。
一同 「「「げっ!?」」」
Aブルー「失礼だねえ、人をオバケみたいに…」
慣れてるけどさ、とソルジャーの方も慣れたもの。
Aブルー「アヒルボートの2号だってね?」
シロエ 「自作ですから、初代には敵わないんですけど…」
Aブルー「かまわないってば、形から入るのは鉄板だよ!」
どんな道でも…、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「ぶるぅはアヒルちゃんが好きだし、充分!」
キース 「俺の意見はどうなるんだ!」
シロエ 「えっ、お約束の自爆コースですから…」
ブルー 「聞く人は誰もいないと思うね!」
大人しく箱に入れられたまえ、と生徒会長。
ブルー 「ギフトボックスに入るのが、君の役目だよ!」
サム 「うんうん、火だるまショーはねえしよ…」
ジョミー「法衣でバク転ってこともないから…」
スウェナ「楽なものでしょ、今回は!」
ぶっつけ本番でいけるじゃないの、とスウェナちゃんも。
スウェナ「練習の必要は全く無いし…」
シロエ 「寝て過ごしてても、いけますよね!」
クリスマスまで冬眠したって大丈夫です、とシロエ君。
シロエ 「いっそ、そっちでいきますか?」
Aブルー「たっぷりと食べて、寝てるだけって?」
それはダメだよ、とソルジャーの不満そうな顔。
Aブルー「丸々と太ったキースじゃ、カエル袋が…」
ジョミー「難しいかもね、お腹が出ちゃっていたら…」
サム 「ぶるぅがバランス崩しそうだぜ」
キース 「俺の腹なんだが!」
踏まれるのはな、と怒鳴ってますけど。
まあねえ…。
2023/12/04 (Mon)
☆お宝が無ければ
12月に入って初の土曜日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
クリスマスパーティーの話題な所へ、ソルジャーも登場で。
ジョミー「踏まれてキツイなら、鍛えたらどう?」
キース 「は?」
ジョミー「腹筋だってば、ぶるぅを弾き返せるくらいに!」
Aブルー「いいね、ぶるぅも大喜びだよ!」
カエル袋どころか、トランポリンで、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ここは一発、クリスマスまでに鍛えてさ…」
シロエ 「アヒルボート2号に入るんですね?」
Aブルー「そう! それに腹筋、柔道にだって…」
活かせる筈だと思うんだけど、と正論が。
Aブルー「損はしないし、鍛えていこう!」
キース 「何故、踏まれるのが前提なんだ!」
Aブルー「カエル袋は定番だから!」
ギフトボックスに入れるべきだよね、とソルジャーの言。
Aブルー「ただの箱なら、中身を充実させないと!」
シロエ 「まったくです。宝箱なら別ですけどね」
ジョミー「キース、お宝なんかは持ってないしね…」
サム 「だよなあ、ハズレの古墳だぜ」
開けた努力が水の泡な、とサム君、お手上げのポーズ。
サム 「せっかく発掘したのによ…」
シロエ 「凄い例えですね…」
スウェナ「でもまあ、まさにその通りよね…」
サム 「アヒルボートは、元が棺桶だったしよ…」
ちょっと閃いたんだよな、とサム君が立てる人差し指。
サム 「お宝がねえなら、ハズレ古墳だろ?」
ジョミー「キースだと、ソレになっちゃうもんね…」
シロエ 「当たりだったら、歴史に残りますけどね…」
呪いがセットかもしれませんけど、とシロエ君。
シロエ 「キース先輩の場合は、ハズレですから…」
サム 「鍛えるコースしかねえヤツだぜ」
頑張れよな、とサム君のエール。
サム 「それしかねえって!」
Aブルー「ううん、ハズレ古墳は使えそうだよ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「要は中身が…」
当たりだったらオッケーで、と笑顔ですけど。
ハズレ古墳…?
2023/12/05 (Tue)
☆三択だそうです
師走に入って初の土曜は、生徒会長宅なシャン学メンバー。
クリスマスの話題だった所へ、ソルジャーが来たわけで…。
サム 「中身が当たりって、副葬品かよ?」
シロエ 「ハズレ古墳じゃないんですしね…」
ジョミー「まさか、埴輪を入れるとか?」
スウェナ「埴輪は外だと思うわよ?」
古墳に並べておくヤツだもの、とスウェナちゃん。
スウェナ「中には入れない筈だわね」
シロエ 「ですね、でもって棺桶ですから、鏡とか…」
マツカ 「勾玉とかになりますけれど…」
ジョミー「だったら、数珠でいくのかな?」
あれなら玉を繋いでるしね、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「それにキースは、デフォ装備だし…
サム 「だよなあ、いつも手首に数珠レットな!」
Aブルー「それは当たりとは言わないから!」
もっとゴージャスにいかないと、とソルジャーの言。
Aブルー「棺桶の中で、当たりと言えばミイラだよ!」
一同 「「「あー…」」」
ソレか、と誰もが納得なブツ。
シロエ 「キース先輩を、ミイラ男にするわけですね?」
Aブルー「そうなんだけど、ここは三択で!」
一同 「「「三択?」」」
Aブルー「うん、棺桶の中身の定番は三つ!」
まあ、筆頭はミイラだけどさ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「だけど、他にも二つだよ!」
シロエ 「定番が…ですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
どれもミイラと並んでメジャー、とニコニコと。
Aブルー「怖いヤツなら、吸血鬼でさ…」
シロエ 「言われてみれば、棺桶の中が定位置ですよね…」
サム 「棺桶がねえと、死ぬんでねえの?」
Aブルー「どうだったかなあ、そこまでは、ちょっと…」
知らないんだけど、と苦笑する人。
Aブルー「でも、棺桶には入ってるだろう?」
シロエ 「確かに…。じゃあ、三つ目は何なんです?」
Aブルー「ズバリ、白雪姫だってば!」
一同 「「「あっ!」」」
棺桶とセットだったっけ、というブツですけど。
白雪姫…。
2023/12/06 (Wed)
☆却下されるブツ
12月に入って最初の土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来まして、クリスマスパーティーの企画な今。
Aブルー「どうだい、ちゃんと三択だろう?」
シロエ 「キース先輩が白雪姫ですか?」
ジョミー「もう思いっ切り、女装だよねえ…」
サム 「けど、吸血鬼だと、カッコ良すぎねえか?」
衣装からしてキマってるしよ、とサム君の意見。
サム 「なんか、キースが一人でキメてよ…」
スウェナ「パーティーの主役になりそうだわねえ…」
Aブルー「それは考えなかったよ! 確かにそうかも…」
キースが目立つヤツは却下、とソルジャーの苦い顔付き。
Aブルー「カッコいいのは、ぼく一人だけでいいってね!」
ブルー 「厚かましすぎる発言だから!」
顔なら、ぼくも同じなんだよ、と生徒会長の鋭い指摘。
ブルー 「でもまあ、キースが目立つのはねえ…」
Aブルー「君も嬉しくないだろう?」
ブルー 「当然だってば、アヒルボートの中身のくせに…」
シロエ 「カッコいいとか、ないですよね…」
ミイラか白雪姫ですよ、とシロエ君。
シロエ 「二択で充分ですってば!」
ブルー 「顔の話をするんだったら、ミイラも却下!」
一同 「「「は?」」」
何故に却下、と一同、キョトン。
ジョミー「ミイラの何処がダメなのさ?」
サム 「ただの包帯巻きじゃねえかよ」
ブルー 「そこだよ、顔が見えないんだよ!」
目元で勝負されるわけ、と生徒会長。
ブルー 「ちょっとズルイと思うんだけどね?」
サム 「あー…。目だけじゃ、イケメンかもなあ…」
シロエ 「脳内で補正が入りますしね…」
でも…、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「その包帯に、模様があったら変わりませんか?」
Aブルー「縞模様とか、そういうヤツかい?」
シロエ 「いえ、芸術を爆発させてですね…」
ジョミー「絵を描くわけ?」
シロエ 「そうです、元が包帯ですし…」
白紙みたいなモノですよ、と言ってますけど。
絵を描くと…?
2023/12/07 (Thu)
☆包帯を巻くなら
12月の最初の土曜日ですけど、生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャーも来まして、クリスマスパーティーの企画中で。
Aブルー「なるほど、ミイラなキースに落書き、と…」
シロエ 「まあ、その言い方が正しいでしょうね」
芸術家は一人もいませんから、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「白雪姫より、楽しいと思うんですけど」
Aブルー「でもさ、それだと、絵を描く係は…」
ぶるぅの方がいいような気が、とソルジャーの言。
Aブルー「ぼくたちが先に描いてしまうと、イマイチ…」
サム 「あー…。それはあるかもしれねえなあ…」
ジョミー「ぶるぅも描きたいだろうしねえ…」
シロエ 「芸術じゃなくて、悪戯を爆発させるんですね!」
それもいいんじゃないでしょうか、とシロエ君。
シロエ 「それでこそ、サプライズと言えるかもです」
スウェナ「いいわね、私たちがやるのは包帯までで…」
ジョミー「仕上げは、ぶるぅのセンスなんだね!」
最高かも、とジョミー君、親指をグッと。
ジョミー「包帯ぐるぐる巻きのキースを、どうするかは…」
シロエ 「ぶるぅ次第ということですか…」
Aブルー「いいねえ、ぶるぅも喜ぶよ!」
キースで遊べるんだから、とソルジャーも乗り気。
Aブルー「オッケー、それじゃアヒルボートの2号に…」
シロエ 「キース先輩を詰めて、パーティーですよ!」
一同 「「「イイネ!」」」
ぼくたちの方も楽しめそうだ、と大盛り上がり。
シロエ 「落書きで済めば御の字ですよね!」
Aブルー「裸踊りも来るかもだしねえ…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「裸踊りだよ、ストリップだよ!」
音楽に乗って包帯を…、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「クルクル回って、ほどいていけば…」
ジョミー「最後は裸になるよね、確かに」
キース 「何故、そうなる!」
Aブルー「経験者だよねえ、パンイチでダンス!」
キース 「うっ…!」
アレか、とキース君、愕然ですけど。
火だるまショー…。
2023/12/08 (Fri)
☆衣装が欲しい人
12月に入って初の土曜日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーも来まして、クリスマスの企画が進行中でして。
キース 「アレは不可抗力だっただろうが!」
Aブルー「そうだったっけ?」
キース 「法衣が燃えてしまったからな!」
シロエ 「最後はパンツも燃えましたよね…」
でもってタオルを投入で…、とシロエ君のクスクス笑い。
シロエ 「今度もタオルにしましょうか?」
ジョミー「アウトじゃないかな、丸見えになるし…」
Aブルー「あー、火柱が無いからねえ…」
じゃあ、スモークでどうだろう、とソルジャーのアイデア。
Aブルー「そこそこの煙だったら、踊りは見えて…」
シロエ 「ヤバい部分は見えませんしね…」
キース 「断固、断る!」
誰がやるか、とキース君、グッと拳を。
キース 「せめて衣装は欲しいんだ!」
Aブルー「衣装さえあれば、踊るんだね?」
キース 「い、いや、今のは言葉の綾というヤツで…!」
踊るつもりは…、とワタワタな人。
キース 「ただでもミイラ男なのに…!」
シロエ 「包帯をほどいていったら、回りますよ?」
キース 「だから、どうだと!」
シロエ 「回る踊りがあるでしょう?」
とても高尚な踊りですけど、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「クラシックバレエは、ご存知ですよね?」
スウェナ「もしかして、グランフェッテかしら?」
32回の大回転、とスウェナちゃん。
スウェナ「白鳥の湖の、黒鳥とかで有名な…」
シロエ 「それです、とても見栄えがしますし…」
ジョミー「キースだったら、出来そうだよねえ…」
練習すれば、とジョミー君も、うんうん、と。
ジョミー「アレなら、ちゃんと衣装もあるしさ!」
Aブルー「ナイスだよ、ソレ! 今から猛特訓すれば…」
シロエ 「クリスマスに、充分、間に合いますって!」
一同 「「「イイネ!」」」
キース 「俺を無視して決める気か!」
やらされるのは俺なんだぞ、と怒鳴ってますけど。
大回転…。
2023/12/09 (Sat)
☆下手でもオッケー
12月の最初の土曜日ですけど、生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャーも来て、クリスマスパーティーの相談でして…。
Aブルー「嫌なら、別にいいんだよ?」
シロエ 「ただのストリップになるだけですよね」
ジョミー「スモークつきでね!」
それでいいなら拒否すれば、とジョミー君、ピシャリと。
ジョミー「衣装は無いけど、回転の練習は要らないし…」
サム 「ぶるぅに遊ばれるだけだよな、うん」
キース 「しかしだな…!」
とても回れる気がしないんだが、と叫ぶ人。
キース 「アレは相当、練習しないと…」
スウェナ「下手でも、御愛嬌だわよ!」
Aブルー「うん、元ネタが元ネタだしね!」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と一同、キョトン。
シロエ 「あのぅ…。元ネタ、白鳥の湖ですよ?」
Aブルー「知っているとも!」
シロエ 「大回転も、知ってるんですね?」
Aブルー「当然だってば、でなきゃ賛成しないって!」
ノルディと舞台を見たこともあるし、と威張るソルジャー。
Aブルー「ダイナミックで、凄い技だよ!」
ジョミー「だったら、下手だとダメなんじゃあ…?」
シロエ 「コンクールとかでも、使う筈ですけど…」
どの辺が下手でもいいんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「バレエ教室の発表会だって、技は大切ですよ?」
Aブルー「だから、元ネタだと言ったけど?」
元ネタ、白鳥の湖だよね、とソルジャー、念押し。
Aブルー「大回転は黒鳥だけど…」
シロエ 「ええ、さっきも、ちゃんと言いました!」
白鳥の湖が元ネタだと…、とシロエ君。
シロエ 「下手じゃ、話になりませんって!」
Aブルー「元ネタはね!」
ただし、元ネタ、とソルジャーが立てる人差し指。
Aブルー「キースが下手なら、アヒルなんだよ!」
一同 「「「アヒル!?」」」
Aブルー「そう、白鳥にはなれないわけで!」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と誰もが納得ですけど。
みにくいアヒルの子…。
2023/12/10 (Sun)
☆着ぐるみでいこう
師走に入って初の土曜日、生徒会長宅に来ている御一同様。
ソルジャーも来まして、クリスマスパーティーの相談で…。
シロエ 「キース先輩が下手だと、アヒルなんですね?」
サム 「頭に醜いって、つくアレな…」
Aブルー「ピンポーン!」
当然、衣装もそっちになるね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「キース的には、そっちの方がマシかもだけど…」
キース 「いったい、何を着せる気なんだ!」
Aブルー「決まってるだろう、アヒルちゃんだよ!」
可愛い黄色の着ぐるみだよね、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「マツカ、お願い出来るかな?」
マツカ 「もちろんです。着ぐるみの上から、包帯で…」
アヒルのミイラになるんですね、とマツカ君。
マツカ 「着ぐるみですから、チュチュのようには…」
シロエ 「いきませんよね、ギュッと畳めませんし…」
Aブルー「ますます、ぶるぅが喜ぶよ!」
ミイラまでアヒルちゃんだしさ、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「それでいいよね、アヒルボート2号の中身!」
一同 「「「イイネ!」」」
アヒルの着ぐるみミイラでオッケー、と上がる歓声。
Aブルー「はい、決まり! キースは明日から練習で!」
キース 「下手でもいいと言わなかったか!?」
Aブルー「ダメダメ、プロには及ばなくても…」
32回転はしてくれないと、とソルジャー、ピシャリと。
Aブルー「華麗に回るか、バタバタ回るか、その差だけ!」
キース 「マジか…」
片足を上げて回り続けるのか、とキース君の悪い顔色。
キース 「念のために聞くが、足元は…」
Aブルー「ああ、そこは、みにくいアヒルだし…」
それに衣装も着ぐるみだしさ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「トウシューズまでは、要求しないって!」
キース 「そ、そうか…。助かった…」
Aブルー「でも、ノンストップで32回転は必須だよ!」
キース 「げっ…!」
足を下ろせばアウトなのか、と呻いてますけど。
技ですしね?
2023/12/11 (Mon)
☆ハイライトで充分
12月の最初の土曜ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来て、クリスマスパーティーの企画が決定で。
Aブルー「確かアレはさ、足をついたらダメなんだよね?」
ブルー 「そうだね、もっとも、途中で失敗したら…」
Aブルー「何か違ってくるのかい?」
ブルー 「みっともないポーズで、続けるよりかは…」
中断するのがいいと聞くけど、と生徒会長。
ブルー 「とはいえ、そこで切り替えて踊るわけだから…」
シロエ 「続きを踊らないなら、回り続ける方ですね?」
キース先輩の場合なんかは…、とシロエ君の問い。
シロエ 「下手でも何でも、とにかく回る方向で、と…」
ブルー 「まあねえ…。それが嫌なら、黒鳥の踊りを…」
スウェナ「あの幕の分は、マスターしろってことね?」
ブルー 「ピンポーン!」
それで、どっちにするんだい、と生徒会長の笑み。
ブルー 「32回転を練習するか、あの幕の分の黒鳥か…」
キース 「回る方に決まっているだろう!」
誰が前後まで練習するか、とキース君の仏頂面。
キース 「踊りを全部覚える方には、当然、32回転も…」
シロエ 「入るでしょうねえ、アレがハイライトですし」
キース 「ハイライトだけで充分だ!」
しかし…、とキース君の顔に不安の色が。
キース 「足をついたら、罰ゲームか…?」
Aブルー「それもいいねえ!」
キース 「うっ…!」
墓穴だったかも、とキース君、顔面蒼白。
キース 「いや、何も無いなら、その方が…!」
Aブルー「じゃあ、ぶるぅ次第ということで!」
プレゼントを貰うのは、ぶるぅだし、とソルジャーの言。
Aブルー「でもまあ、上手く回れさえすれば…」
シロエ 「何も起こりはしませんからねえ…」
明日から練習あるのみですよ、とシロエ君。
シロエ 「手拍子の方は任せて下さい!」
一同 「「「イイネ!」」」
Aブルー「はい、決定! 練習一択!」
当日に期待してるから、と笑顔ですけど。
32回転…。
2023/12/12 (Tue)
☆膝もポイント
12月の最初の土曜に決まったブツが、クリスマスの企画。
翌日の日曜ですけど、朝から生徒会長宅に集った御一同様。
シロエ 「おはようございます! 今日からですよね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースの32回転!」
どっちになるかな、とワクワクしているお子様。
ぶるぅ 「アヒルちゃんかな、黒鳥かな?」
サム 「まず、着ぐるみがあるわけだしよ…」
ジョミー「どう転がっても、アヒルだよねえ?」
しかも、みにくいってつく方のヤツ、とジョミー君の苦笑。
ジョミー「華麗に回れるわけがないしさ」
シロエ 「ですね、プロなら別ですけれど」
スウェナ「どうかしらねえ、身体能力は高い筈よ、キース」
サム 「まあなあ…。んでも、来ねえぜ?」
初日から早速サボリかよ、とサム君が眺める扉の方。
サム 「どうせ上手くは回れねえ、って」
ジョミー「サボリの線は無いと思うよ、下手だった時は…」
罰ゲームの危機になるかもだし、とジョミー君の指摘。
ジョミー「ただの遅刻の方じゃないかな、罰礼とかで」
キース 「悪かったな!」
ジョミー「あっ、来た! 罰礼で当たり?」
キース 「他に何があると!」
二百回もやらせやがって、とキース君が顰める顔。
キース 「朝から膝が笑いそうだ!」
ブルー 「気の毒だとは思うけど…」
練習は待ってくれないから、と生徒会長。
ブルー 「32回転は、膝もポイントだしね」
キース 「そうなのか?」
ブルー 「だって、上げてる方の足はさ…」
スウェナ「回りながら、曲げたり、伸ばしたりよ?」
ついでに角度も大切だわね、とスウェナちゃんの豆知識。
スウェナ「曲げた時の角度を、綺麗にキープしていれば…」
ブルー 「高得点に繋がるらしいよ、コンクールの時は」
キース 「俺は、コンクールに出るわけでは…!」
サム 「でもよ、評価するのは、あのぶるぅだぜ?」
キース 「それはそうだが…」
目が肥えているとは思えんぞ、と言ってますけど。
どうだか…。
2023/12/13 (Wed)
☆欠点を残したら
12月の最初の日曜ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
今日からクリスマスパーティーに向けて、キース君が練習。
シロエ 「ぶるぅの目が肥えているかは、謎ですけれど…」
ジョミー「今どき、技術とかだけだったら、素人でもさ…」
録画を見ながら評価出来るよ、とジョミー君。
ジョミー「スローで再生して、採点くらいは誰だって…」
サム 「ちょっと知ってりゃ、出来るよなあ…」
ブルー 「大相撲でさえ、ソレだからねえ…」
素人がやるんじゃないけれど、と生徒会長も。
ブルー 「どっちが先に土がついたか、録画したヤツを…」
シロエ 「行司さんとかが眺めて、チェックですしね…」
ジョミー「ぶるぅも、充分、やりそうだってば!」
画面に定規を当てるかもね、とジョミー君の怖すぎる読み。
ジョミー「膝を曲げてた角度を測って、ダメ出し!」
スウェナ「90度以外は認めないわけね?」
ジョミー「そうじゃないかな、ぶるぅだし…」
シロエ 「着ぐるみですから、少しは誤魔化せそうですよ」
本当に、ほんのちょっぴりだけですけれど、とシロエ君。
シロエ 「罰ゲームが嫌なら、技を磨くのがオススメです」
キース 「足を下ろさないように、だけではダメだと…?」
サム 「ぶるぅなんだぜ?」
万全を期した方がいいんでねえの、とサム君も。
サム 「現に、こないだのバク転でもよ…」
ジョミー「完璧なトコまで、技の方は出来てたんだよね…」
シロエ 「なのに、結果はアレでしたしねえ…」
ダイブで火だるまショーですよ、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「欠点を残していたら、負けです!」
サム 「そう思うぜ?」
磨いとけよな、とサム君、目がマジ。
サム 「膝の角度は90度でよ…」
ジョミー「足は絶対、下ろしちゃダメでさ…」
シロエ 「32回転をキメない限りは、死ねますよ?」
キース 「しかしだな…!」
ブルー 「まあねえ…」
決めるのは君だし、好きにすれば、という声が。
正論ですね?
2023/12/14 (Thu)
☆入れ物も全力で
師走に入って最初の日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
今日からキース君が練習ですけど、万全を期すかが問題で。
シロエ 「確かに、決めるのはキース先輩ですよね」
サム 「駄洒落かよ?」
シロエ 「あー…。技をキメるかどうか、もですね」
寒い駄洒落になっちゃいました、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「練習する気が無いんだったら、放置ですよ」
ジョミー「だよねえ、こっちも忙しい身だし」
キース 「は?」
ジョミー「キースの入れ物作りだよ! アヒルちゃんのさ」
肝心の入れ物が無いと怖いし…、とジョミー君。
ジョミー「絶対、全力で期待して来るってば!」
シロエ 「出来が悪いと、ぼくたちだって死ぬんです」
スウェナ「アヒルボートの再現だものね…」
材料が簡単になるだけで、とスウェナちゃんも。
スウェナ「キースが真面目にやらないんなら、放置よね」
キース 「どう放置なんだ…?」
シロエ 「もちろん、チェックなんかはしません」
上手か下手かも評価しません、とシロエ君、即答。
シロエ 「アヒルボートの方しか、見ていませんからね」
ジョミー「ブルーと、ぶるぅは暇だろうけど…」
ブルー 「君たちが投げた役目を、なんで、ぼくたちが!」
ぶるぅ 「そだよ、お料理もしなきゃいけないし…」
キースにかかってられないもんね、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「チラ見くらいは、してもいいけど…」
ブルー 「ぼくも、派手に転んだ時くらいなら…」
音で振り返ってあげるけどね、と生徒会長の冷たい声音。
ブルー 「同じ手を貸すなら、キースよりはさ…」
ぶるぅ 「ぼく、アヒルちゃんの方がいい!」
ブルー 「手の貸し甲斐もあると思うんだよね」
キースと違って…、とニッコリと。
ブルー 「キースは技が上達するってだけで…」
ぶるぅ 「進化しないもんね…」
キース 「進化?」
ぶるぅ 「そだよ、シロエもいるんだもん!」
アヒルボートが進化するかも、と跳ねるお子様。
進化って…?
2023/12/15 (Fri)
さて、師走。今年もいよいよ終わりの月で、早々に土曜日。
生徒会長宅に来ている面々、早くも話題はクリスマスで…。
ジョミー「今年も賑やかにやりたいよね!」
シロエ 「クリスマスはパーティーですからねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくとぶるぅは、お誕生日!」
セットでお祝いしなくっちゃ、と飛び跳ねるお子様。
ぶるぅ 「御馳走、沢山作るんだも~ん!」
サム 「期待してるぜ、今年もよ」
スウェナ「パーティー料理も、プロ級だものね!」
楽しみだわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「後は楽しい企画が欲しい所だけれど…」
キース 「俺に喧嘩を売っているのか!」
一同 「「「は?」」」
キース 「い、いや、何でもない!」
ちょっと勘違いしただけだ、とキース君、手をヒラヒラと。
キース 「今の台詞は忘れてくれ」
ジョミー「あーーーーっ!」
シロエ 「ジョミー先輩、どうしたんです?」
ジョミー「キースの、今の台詞だってば!」
楽しい企画って、アレのことだよ、とジョミー君。
ジョミー「ほら、この前の紅葉狩りのさ…」
サム 「火だるまショーな!」
思い出したぜ、とサム君、ニヤニヤ。
サム 「法衣でバク転、お焚き上げの火にダイブでよ…」
シロエ 「パンイチで踊ってましたよねえ…」
ジョミー「誰かさんが、タオルを投げ入れるまでね!」
でもって全治三日の火傷、とジョミー君が立てる親指。
ジョミー「赤くなってた程度だけどさ」
シロエ 「なるほど、キース先輩が叫んだ台詞は…」
サム 「俺で遊ぶな、という意味なのな!」
キース 「うっ…!」
たちまちキース君、言葉に詰まってタラリ冷汗。
キース 「ま、まあ…。そういうことになるわけで…」
ブルー 「そうなってくると、遊ばない手はないよね!」
キース 「なんで、そうなる!」
ブルー 「知らないのかい、雉も鳴かずば…」
シロエ 「撃たれまい、ですね!」
今、思いっ切り鳴きましたよ、という声が。
まさに…。
2023/12/01 (Fri)
☆惜しまれるブツ
師走に入って初の土曜日、生徒会長宅に来ている御一同様。
クリスマスの話題が出たんですけど、やはりパーティーで。
ブルー 「鳴いたからには、撃たれるしか…」
シロエ 「無いでしょうねえ、どう考えても…」
ジョミー「つまり、キースで遊ぶんだね?」
ブルー 「そういうことだね、今年のクリスマスは!」
お楽しみ担当はキースで決定! と生徒会長。
ブルー 「大いにやってくれたまえ!」
シロエ 「キース先輩、期待してますからね!」
サム 「けどよ、アヒルボートは、もうねえんだぜ?」
ジョミー「火だるまショーで燃やしたもんねえ…」
影も形も残ってないよ、とジョミー君の残念そうな顔。
ジョミー「あれば、クリスマスでも使えたけどさ…」
シロエ 「あんなモノ、何に使うんです?」
スウェナ「クリスマスにアヒルは似合わないわよ?」
トナカイとサンタクロースじゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「アヒルは、ぶるぅへのプレゼントくらいで…」
ジョミー「だから、あったらソレだって!」
一同 「「「は?」」」
ジョミー「キースを入れて、綺麗にラッピングして…」
リボンもかければいけたんだよ、とジョミー君の説明が。
ジョミー「でもって、あっちのぶるぅにさ…」
サム 「あー! 一日早い誕生日プレゼントな!」
ジョミー「ピンポーン!」
きっと素敵に料理されたよ、とジョミー君。
ジョミー「ぶるぅが、ワクワクしながら開けて…」
シロエ 「中のキースで遊ぶんですね?」
ジョミー「そう! 何をするかは、ぶるぅ次第で…」
サム 「開けてからのお楽しみなのな!」
確かに使い道はあったぜ、とサム君も納得。
サム 「そうなると、ねえのが惜しいよなあ…」
シロエ 「また作ったらどうでしょう?」
スウェナ「いいわね、アヒルボートの2号誕生ね!」
ジョミー「マツカ、作れる?」
マツカ 「もちろんですけど、その前に…」
キースの同意が要りませんか、という質問。
それは確かに…。
2023/12/02 (Sat)
☆自作ならいけそう
12月に入って最初の土曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
クリスマスはパーティーで決定ですけど、趣向が問題で…。
シロエ 「キース先輩の同意が要るんですか?」
キース 「当然だろう!」
あんなリスキーな代物は、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「あったら俺は命がヤバくて、既に二回も…」
マツカ 「やられてますから、ぼくたちだけでは…」
決められませんよ、とマツカ君の言。
マツカ 「それでキースは、どうなんです?」
キース 「反対に決まっているだろうが!」
二度と作るな、とキース君、グッと拳を。
キース 「プロの技でも、あんなブツは要らん!」
ジョミー「えーっ!? ただのギフトボックス用なのに?」
キース 「今回はそうでも、次回以降が怖すぎるからな!」
凍った湖とかスキー場とか…、とキース君が挙げてゆく例。
キース 「冬場がソレで、春になったら急流下りで…」
シロエ 「急流下りなんか、誰が言ったんです?」
ジョミー「言ってないけど?」
サム 「俺も言わねえなあ、忘れてるかもしれねえけど」
キースのオリジナルって線もあるぜ、とサム君の意見。
サム 「なんせ、自爆は得意だしよ…」
ジョミー「だよね、今だって真っ最中だし…」
シロエ 「アヒルボート2号、欲しいんですけどねえ…」
キース 「断固、断る!」
箱なら、いくらでもあるだろうが、と怒鳴る人。
キース 「段ボールがあれば充分だ!」
シロエ 「なるほど、自作するわけですね?」
キース 「は?」
シロエ 「自作ですってば、段ボールとかで!」
発泡スチロールもいいかもですよ、とシロエ君が立てる指。
シロエ 「アヒルボートのギフトボックス、自作です!」
サム 「いいじゃねえかよ、中にキースを入れるのな?」
シロエ 「ええ。それなら同意も要りませんって!」
ジョミー「だよねえ、ただの工作だしさ…」
一同 「「「イイネ!」」」
ナイスアイデア、と誰もが拍手喝采ですけど。
作る、と…?
2023/12/03 (Sun)
☆入るだけで充分
12月の最初の土曜ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
クリスマスは今年もパーティーで決定、お楽しみも必要で。
キース 「あんなブツに、俺を入れる気なのか!?」
シロエ 「そうです、アレなら、例のぶるぅもですね…」
ジョミー「喜びそうだよ、お誕生日前のサプライズで!」
??? 「いいねえ、是非とも、その方向で!」
お願いしたいな、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。
一同 「「「げっ!?」」」
Aブルー「失礼だねえ、人をオバケみたいに…」
慣れてるけどさ、とソルジャーの方も慣れたもの。
Aブルー「アヒルボートの2号だってね?」
シロエ 「自作ですから、初代には敵わないんですけど…」
Aブルー「かまわないってば、形から入るのは鉄板だよ!」
どんな道でも…、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「ぶるぅはアヒルちゃんが好きだし、充分!」
キース 「俺の意見はどうなるんだ!」
シロエ 「えっ、お約束の自爆コースですから…」
ブルー 「聞く人は誰もいないと思うね!」
大人しく箱に入れられたまえ、と生徒会長。
ブルー 「ギフトボックスに入るのが、君の役目だよ!」
サム 「うんうん、火だるまショーはねえしよ…」
ジョミー「法衣でバク転ってこともないから…」
スウェナ「楽なものでしょ、今回は!」
ぶっつけ本番でいけるじゃないの、とスウェナちゃんも。
スウェナ「練習の必要は全く無いし…」
シロエ 「寝て過ごしてても、いけますよね!」
クリスマスまで冬眠したって大丈夫です、とシロエ君。
シロエ 「いっそ、そっちでいきますか?」
Aブルー「たっぷりと食べて、寝てるだけって?」
それはダメだよ、とソルジャーの不満そうな顔。
Aブルー「丸々と太ったキースじゃ、カエル袋が…」
ジョミー「難しいかもね、お腹が出ちゃっていたら…」
サム 「ぶるぅがバランス崩しそうだぜ」
キース 「俺の腹なんだが!」
踏まれるのはな、と怒鳴ってますけど。
まあねえ…。
2023/12/04 (Mon)
☆お宝が無ければ
12月に入って初の土曜日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
クリスマスパーティーの話題な所へ、ソルジャーも登場で。
ジョミー「踏まれてキツイなら、鍛えたらどう?」
キース 「は?」
ジョミー「腹筋だってば、ぶるぅを弾き返せるくらいに!」
Aブルー「いいね、ぶるぅも大喜びだよ!」
カエル袋どころか、トランポリンで、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ここは一発、クリスマスまでに鍛えてさ…」
シロエ 「アヒルボート2号に入るんですね?」
Aブルー「そう! それに腹筋、柔道にだって…」
活かせる筈だと思うんだけど、と正論が。
Aブルー「損はしないし、鍛えていこう!」
キース 「何故、踏まれるのが前提なんだ!」
Aブルー「カエル袋は定番だから!」
ギフトボックスに入れるべきだよね、とソルジャーの言。
Aブルー「ただの箱なら、中身を充実させないと!」
シロエ 「まったくです。宝箱なら別ですけどね」
ジョミー「キース、お宝なんかは持ってないしね…」
サム 「だよなあ、ハズレの古墳だぜ」
開けた努力が水の泡な、とサム君、お手上げのポーズ。
サム 「せっかく発掘したのによ…」
シロエ 「凄い例えですね…」
スウェナ「でもまあ、まさにその通りよね…」
サム 「アヒルボートは、元が棺桶だったしよ…」
ちょっと閃いたんだよな、とサム君が立てる人差し指。
サム 「お宝がねえなら、ハズレ古墳だろ?」
ジョミー「キースだと、ソレになっちゃうもんね…」
シロエ 「当たりだったら、歴史に残りますけどね…」
呪いがセットかもしれませんけど、とシロエ君。
シロエ 「キース先輩の場合は、ハズレですから…」
サム 「鍛えるコースしかねえヤツだぜ」
頑張れよな、とサム君のエール。
サム 「それしかねえって!」
Aブルー「ううん、ハズレ古墳は使えそうだよ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「要は中身が…」
当たりだったらオッケーで、と笑顔ですけど。
ハズレ古墳…?
2023/12/05 (Tue)
☆三択だそうです
師走に入って初の土曜は、生徒会長宅なシャン学メンバー。
クリスマスの話題だった所へ、ソルジャーが来たわけで…。
サム 「中身が当たりって、副葬品かよ?」
シロエ 「ハズレ古墳じゃないんですしね…」
ジョミー「まさか、埴輪を入れるとか?」
スウェナ「埴輪は外だと思うわよ?」
古墳に並べておくヤツだもの、とスウェナちゃん。
スウェナ「中には入れない筈だわね」
シロエ 「ですね、でもって棺桶ですから、鏡とか…」
マツカ 「勾玉とかになりますけれど…」
ジョミー「だったら、数珠でいくのかな?」
あれなら玉を繋いでるしね、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「それにキースは、デフォ装備だし…
サム 「だよなあ、いつも手首に数珠レットな!」
Aブルー「それは当たりとは言わないから!」
もっとゴージャスにいかないと、とソルジャーの言。
Aブルー「棺桶の中で、当たりと言えばミイラだよ!」
一同 「「「あー…」」」
ソレか、と誰もが納得なブツ。
シロエ 「キース先輩を、ミイラ男にするわけですね?」
Aブルー「そうなんだけど、ここは三択で!」
一同 「「「三択?」」」
Aブルー「うん、棺桶の中身の定番は三つ!」
まあ、筆頭はミイラだけどさ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「だけど、他にも二つだよ!」
シロエ 「定番が…ですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
どれもミイラと並んでメジャー、とニコニコと。
Aブルー「怖いヤツなら、吸血鬼でさ…」
シロエ 「言われてみれば、棺桶の中が定位置ですよね…」
サム 「棺桶がねえと、死ぬんでねえの?」
Aブルー「どうだったかなあ、そこまでは、ちょっと…」
知らないんだけど、と苦笑する人。
Aブルー「でも、棺桶には入ってるだろう?」
シロエ 「確かに…。じゃあ、三つ目は何なんです?」
Aブルー「ズバリ、白雪姫だってば!」
一同 「「「あっ!」」」
棺桶とセットだったっけ、というブツですけど。
白雪姫…。
2023/12/06 (Wed)
☆却下されるブツ
12月に入って最初の土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来まして、クリスマスパーティーの企画な今。
Aブルー「どうだい、ちゃんと三択だろう?」
シロエ 「キース先輩が白雪姫ですか?」
ジョミー「もう思いっ切り、女装だよねえ…」
サム 「けど、吸血鬼だと、カッコ良すぎねえか?」
衣装からしてキマってるしよ、とサム君の意見。
サム 「なんか、キースが一人でキメてよ…」
スウェナ「パーティーの主役になりそうだわねえ…」
Aブルー「それは考えなかったよ! 確かにそうかも…」
キースが目立つヤツは却下、とソルジャーの苦い顔付き。
Aブルー「カッコいいのは、ぼく一人だけでいいってね!」
ブルー 「厚かましすぎる発言だから!」
顔なら、ぼくも同じなんだよ、と生徒会長の鋭い指摘。
ブルー 「でもまあ、キースが目立つのはねえ…」
Aブルー「君も嬉しくないだろう?」
ブルー 「当然だってば、アヒルボートの中身のくせに…」
シロエ 「カッコいいとか、ないですよね…」
ミイラか白雪姫ですよ、とシロエ君。
シロエ 「二択で充分ですってば!」
ブルー 「顔の話をするんだったら、ミイラも却下!」
一同 「「「は?」」」
何故に却下、と一同、キョトン。
ジョミー「ミイラの何処がダメなのさ?」
サム 「ただの包帯巻きじゃねえかよ」
ブルー 「そこだよ、顔が見えないんだよ!」
目元で勝負されるわけ、と生徒会長。
ブルー 「ちょっとズルイと思うんだけどね?」
サム 「あー…。目だけじゃ、イケメンかもなあ…」
シロエ 「脳内で補正が入りますしね…」
でも…、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「その包帯に、模様があったら変わりませんか?」
Aブルー「縞模様とか、そういうヤツかい?」
シロエ 「いえ、芸術を爆発させてですね…」
ジョミー「絵を描くわけ?」
シロエ 「そうです、元が包帯ですし…」
白紙みたいなモノですよ、と言ってますけど。
絵を描くと…?
2023/12/07 (Thu)
☆包帯を巻くなら
12月の最初の土曜日ですけど、生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャーも来まして、クリスマスパーティーの企画中で。
Aブルー「なるほど、ミイラなキースに落書き、と…」
シロエ 「まあ、その言い方が正しいでしょうね」
芸術家は一人もいませんから、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「白雪姫より、楽しいと思うんですけど」
Aブルー「でもさ、それだと、絵を描く係は…」
ぶるぅの方がいいような気が、とソルジャーの言。
Aブルー「ぼくたちが先に描いてしまうと、イマイチ…」
サム 「あー…。それはあるかもしれねえなあ…」
ジョミー「ぶるぅも描きたいだろうしねえ…」
シロエ 「芸術じゃなくて、悪戯を爆発させるんですね!」
それもいいんじゃないでしょうか、とシロエ君。
シロエ 「それでこそ、サプライズと言えるかもです」
スウェナ「いいわね、私たちがやるのは包帯までで…」
ジョミー「仕上げは、ぶるぅのセンスなんだね!」
最高かも、とジョミー君、親指をグッと。
ジョミー「包帯ぐるぐる巻きのキースを、どうするかは…」
シロエ 「ぶるぅ次第ということですか…」
Aブルー「いいねえ、ぶるぅも喜ぶよ!」
キースで遊べるんだから、とソルジャーも乗り気。
Aブルー「オッケー、それじゃアヒルボートの2号に…」
シロエ 「キース先輩を詰めて、パーティーですよ!」
一同 「「「イイネ!」」」
ぼくたちの方も楽しめそうだ、と大盛り上がり。
シロエ 「落書きで済めば御の字ですよね!」
Aブルー「裸踊りも来るかもだしねえ…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「裸踊りだよ、ストリップだよ!」
音楽に乗って包帯を…、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「クルクル回って、ほどいていけば…」
ジョミー「最後は裸になるよね、確かに」
キース 「何故、そうなる!」
Aブルー「経験者だよねえ、パンイチでダンス!」
キース 「うっ…!」
アレか、とキース君、愕然ですけど。
火だるまショー…。
2023/12/08 (Fri)
☆衣装が欲しい人
12月に入って初の土曜日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーも来まして、クリスマスの企画が進行中でして。
キース 「アレは不可抗力だっただろうが!」
Aブルー「そうだったっけ?」
キース 「法衣が燃えてしまったからな!」
シロエ 「最後はパンツも燃えましたよね…」
でもってタオルを投入で…、とシロエ君のクスクス笑い。
シロエ 「今度もタオルにしましょうか?」
ジョミー「アウトじゃないかな、丸見えになるし…」
Aブルー「あー、火柱が無いからねえ…」
じゃあ、スモークでどうだろう、とソルジャーのアイデア。
Aブルー「そこそこの煙だったら、踊りは見えて…」
シロエ 「ヤバい部分は見えませんしね…」
キース 「断固、断る!」
誰がやるか、とキース君、グッと拳を。
キース 「せめて衣装は欲しいんだ!」
Aブルー「衣装さえあれば、踊るんだね?」
キース 「い、いや、今のは言葉の綾というヤツで…!」
踊るつもりは…、とワタワタな人。
キース 「ただでもミイラ男なのに…!」
シロエ 「包帯をほどいていったら、回りますよ?」
キース 「だから、どうだと!」
シロエ 「回る踊りがあるでしょう?」
とても高尚な踊りですけど、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「クラシックバレエは、ご存知ですよね?」
スウェナ「もしかして、グランフェッテかしら?」
32回の大回転、とスウェナちゃん。
スウェナ「白鳥の湖の、黒鳥とかで有名な…」
シロエ 「それです、とても見栄えがしますし…」
ジョミー「キースだったら、出来そうだよねえ…」
練習すれば、とジョミー君も、うんうん、と。
ジョミー「アレなら、ちゃんと衣装もあるしさ!」
Aブルー「ナイスだよ、ソレ! 今から猛特訓すれば…」
シロエ 「クリスマスに、充分、間に合いますって!」
一同 「「「イイネ!」」」
キース 「俺を無視して決める気か!」
やらされるのは俺なんだぞ、と怒鳴ってますけど。
大回転…。
2023/12/09 (Sat)
☆下手でもオッケー
12月の最初の土曜日ですけど、生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャーも来て、クリスマスパーティーの相談でして…。
Aブルー「嫌なら、別にいいんだよ?」
シロエ 「ただのストリップになるだけですよね」
ジョミー「スモークつきでね!」
それでいいなら拒否すれば、とジョミー君、ピシャリと。
ジョミー「衣装は無いけど、回転の練習は要らないし…」
サム 「ぶるぅに遊ばれるだけだよな、うん」
キース 「しかしだな…!」
とても回れる気がしないんだが、と叫ぶ人。
キース 「アレは相当、練習しないと…」
スウェナ「下手でも、御愛嬌だわよ!」
Aブルー「うん、元ネタが元ネタだしね!」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と一同、キョトン。
シロエ 「あのぅ…。元ネタ、白鳥の湖ですよ?」
Aブルー「知っているとも!」
シロエ 「大回転も、知ってるんですね?」
Aブルー「当然だってば、でなきゃ賛成しないって!」
ノルディと舞台を見たこともあるし、と威張るソルジャー。
Aブルー「ダイナミックで、凄い技だよ!」
ジョミー「だったら、下手だとダメなんじゃあ…?」
シロエ 「コンクールとかでも、使う筈ですけど…」
どの辺が下手でもいいんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「バレエ教室の発表会だって、技は大切ですよ?」
Aブルー「だから、元ネタだと言ったけど?」
元ネタ、白鳥の湖だよね、とソルジャー、念押し。
Aブルー「大回転は黒鳥だけど…」
シロエ 「ええ、さっきも、ちゃんと言いました!」
白鳥の湖が元ネタだと…、とシロエ君。
シロエ 「下手じゃ、話になりませんって!」
Aブルー「元ネタはね!」
ただし、元ネタ、とソルジャーが立てる人差し指。
Aブルー「キースが下手なら、アヒルなんだよ!」
一同 「「「アヒル!?」」」
Aブルー「そう、白鳥にはなれないわけで!」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と誰もが納得ですけど。
みにくいアヒルの子…。
2023/12/10 (Sun)
☆着ぐるみでいこう
師走に入って初の土曜日、生徒会長宅に来ている御一同様。
ソルジャーも来まして、クリスマスパーティーの相談で…。
シロエ 「キース先輩が下手だと、アヒルなんですね?」
サム 「頭に醜いって、つくアレな…」
Aブルー「ピンポーン!」
当然、衣装もそっちになるね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「キース的には、そっちの方がマシかもだけど…」
キース 「いったい、何を着せる気なんだ!」
Aブルー「決まってるだろう、アヒルちゃんだよ!」
可愛い黄色の着ぐるみだよね、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「マツカ、お願い出来るかな?」
マツカ 「もちろんです。着ぐるみの上から、包帯で…」
アヒルのミイラになるんですね、とマツカ君。
マツカ 「着ぐるみですから、チュチュのようには…」
シロエ 「いきませんよね、ギュッと畳めませんし…」
Aブルー「ますます、ぶるぅが喜ぶよ!」
ミイラまでアヒルちゃんだしさ、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「それでいいよね、アヒルボート2号の中身!」
一同 「「「イイネ!」」」
アヒルの着ぐるみミイラでオッケー、と上がる歓声。
Aブルー「はい、決まり! キースは明日から練習で!」
キース 「下手でもいいと言わなかったか!?」
Aブルー「ダメダメ、プロには及ばなくても…」
32回転はしてくれないと、とソルジャー、ピシャリと。
Aブルー「華麗に回るか、バタバタ回るか、その差だけ!」
キース 「マジか…」
片足を上げて回り続けるのか、とキース君の悪い顔色。
キース 「念のために聞くが、足元は…」
Aブルー「ああ、そこは、みにくいアヒルだし…」
それに衣装も着ぐるみだしさ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「トウシューズまでは、要求しないって!」
キース 「そ、そうか…。助かった…」
Aブルー「でも、ノンストップで32回転は必須だよ!」
キース 「げっ…!」
足を下ろせばアウトなのか、と呻いてますけど。
技ですしね?
2023/12/11 (Mon)
☆ハイライトで充分
12月の最初の土曜ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来て、クリスマスパーティーの企画が決定で。
Aブルー「確かアレはさ、足をついたらダメなんだよね?」
ブルー 「そうだね、もっとも、途中で失敗したら…」
Aブルー「何か違ってくるのかい?」
ブルー 「みっともないポーズで、続けるよりかは…」
中断するのがいいと聞くけど、と生徒会長。
ブルー 「とはいえ、そこで切り替えて踊るわけだから…」
シロエ 「続きを踊らないなら、回り続ける方ですね?」
キース先輩の場合なんかは…、とシロエ君の問い。
シロエ 「下手でも何でも、とにかく回る方向で、と…」
ブルー 「まあねえ…。それが嫌なら、黒鳥の踊りを…」
スウェナ「あの幕の分は、マスターしろってことね?」
ブルー 「ピンポーン!」
それで、どっちにするんだい、と生徒会長の笑み。
ブルー 「32回転を練習するか、あの幕の分の黒鳥か…」
キース 「回る方に決まっているだろう!」
誰が前後まで練習するか、とキース君の仏頂面。
キース 「踊りを全部覚える方には、当然、32回転も…」
シロエ 「入るでしょうねえ、アレがハイライトですし」
キース 「ハイライトだけで充分だ!」
しかし…、とキース君の顔に不安の色が。
キース 「足をついたら、罰ゲームか…?」
Aブルー「それもいいねえ!」
キース 「うっ…!」
墓穴だったかも、とキース君、顔面蒼白。
キース 「いや、何も無いなら、その方が…!」
Aブルー「じゃあ、ぶるぅ次第ということで!」
プレゼントを貰うのは、ぶるぅだし、とソルジャーの言。
Aブルー「でもまあ、上手く回れさえすれば…」
シロエ 「何も起こりはしませんからねえ…」
明日から練習あるのみですよ、とシロエ君。
シロエ 「手拍子の方は任せて下さい!」
一同 「「「イイネ!」」」
Aブルー「はい、決定! 練習一択!」
当日に期待してるから、と笑顔ですけど。
32回転…。
2023/12/12 (Tue)
☆膝もポイント
12月の最初の土曜に決まったブツが、クリスマスの企画。
翌日の日曜ですけど、朝から生徒会長宅に集った御一同様。
シロエ 「おはようございます! 今日からですよね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースの32回転!」
どっちになるかな、とワクワクしているお子様。
ぶるぅ 「アヒルちゃんかな、黒鳥かな?」
サム 「まず、着ぐるみがあるわけだしよ…」
ジョミー「どう転がっても、アヒルだよねえ?」
しかも、みにくいってつく方のヤツ、とジョミー君の苦笑。
ジョミー「華麗に回れるわけがないしさ」
シロエ 「ですね、プロなら別ですけれど」
スウェナ「どうかしらねえ、身体能力は高い筈よ、キース」
サム 「まあなあ…。んでも、来ねえぜ?」
初日から早速サボリかよ、とサム君が眺める扉の方。
サム 「どうせ上手くは回れねえ、って」
ジョミー「サボリの線は無いと思うよ、下手だった時は…」
罰ゲームの危機になるかもだし、とジョミー君の指摘。
ジョミー「ただの遅刻の方じゃないかな、罰礼とかで」
キース 「悪かったな!」
ジョミー「あっ、来た! 罰礼で当たり?」
キース 「他に何があると!」
二百回もやらせやがって、とキース君が顰める顔。
キース 「朝から膝が笑いそうだ!」
ブルー 「気の毒だとは思うけど…」
練習は待ってくれないから、と生徒会長。
ブルー 「32回転は、膝もポイントだしね」
キース 「そうなのか?」
ブルー 「だって、上げてる方の足はさ…」
スウェナ「回りながら、曲げたり、伸ばしたりよ?」
ついでに角度も大切だわね、とスウェナちゃんの豆知識。
スウェナ「曲げた時の角度を、綺麗にキープしていれば…」
ブルー 「高得点に繋がるらしいよ、コンクールの時は」
キース 「俺は、コンクールに出るわけでは…!」
サム 「でもよ、評価するのは、あのぶるぅだぜ?」
キース 「それはそうだが…」
目が肥えているとは思えんぞ、と言ってますけど。
どうだか…。
2023/12/13 (Wed)
☆欠点を残したら
12月の最初の日曜ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
今日からクリスマスパーティーに向けて、キース君が練習。
シロエ 「ぶるぅの目が肥えているかは、謎ですけれど…」
ジョミー「今どき、技術とかだけだったら、素人でもさ…」
録画を見ながら評価出来るよ、とジョミー君。
ジョミー「スローで再生して、採点くらいは誰だって…」
サム 「ちょっと知ってりゃ、出来るよなあ…」
ブルー 「大相撲でさえ、ソレだからねえ…」
素人がやるんじゃないけれど、と生徒会長も。
ブルー 「どっちが先に土がついたか、録画したヤツを…」
シロエ 「行司さんとかが眺めて、チェックですしね…」
ジョミー「ぶるぅも、充分、やりそうだってば!」
画面に定規を当てるかもね、とジョミー君の怖すぎる読み。
ジョミー「膝を曲げてた角度を測って、ダメ出し!」
スウェナ「90度以外は認めないわけね?」
ジョミー「そうじゃないかな、ぶるぅだし…」
シロエ 「着ぐるみですから、少しは誤魔化せそうですよ」
本当に、ほんのちょっぴりだけですけれど、とシロエ君。
シロエ 「罰ゲームが嫌なら、技を磨くのがオススメです」
キース 「足を下ろさないように、だけではダメだと…?」
サム 「ぶるぅなんだぜ?」
万全を期した方がいいんでねえの、とサム君も。
サム 「現に、こないだのバク転でもよ…」
ジョミー「完璧なトコまで、技の方は出来てたんだよね…」
シロエ 「なのに、結果はアレでしたしねえ…」
ダイブで火だるまショーですよ、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「欠点を残していたら、負けです!」
サム 「そう思うぜ?」
磨いとけよな、とサム君、目がマジ。
サム 「膝の角度は90度でよ…」
ジョミー「足は絶対、下ろしちゃダメでさ…」
シロエ 「32回転をキメない限りは、死ねますよ?」
キース 「しかしだな…!」
ブルー 「まあねえ…」
決めるのは君だし、好きにすれば、という声が。
正論ですね?
2023/12/14 (Thu)
☆入れ物も全力で
師走に入って最初の日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
今日からキース君が練習ですけど、万全を期すかが問題で。
シロエ 「確かに、決めるのはキース先輩ですよね」
サム 「駄洒落かよ?」
シロエ 「あー…。技をキメるかどうか、もですね」
寒い駄洒落になっちゃいました、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「練習する気が無いんだったら、放置ですよ」
ジョミー「だよねえ、こっちも忙しい身だし」
キース 「は?」
ジョミー「キースの入れ物作りだよ! アヒルちゃんのさ」
肝心の入れ物が無いと怖いし…、とジョミー君。
ジョミー「絶対、全力で期待して来るってば!」
シロエ 「出来が悪いと、ぼくたちだって死ぬんです」
スウェナ「アヒルボートの再現だものね…」
材料が簡単になるだけで、とスウェナちゃんも。
スウェナ「キースが真面目にやらないんなら、放置よね」
キース 「どう放置なんだ…?」
シロエ 「もちろん、チェックなんかはしません」
上手か下手かも評価しません、とシロエ君、即答。
シロエ 「アヒルボートの方しか、見ていませんからね」
ジョミー「ブルーと、ぶるぅは暇だろうけど…」
ブルー 「君たちが投げた役目を、なんで、ぼくたちが!」
ぶるぅ 「そだよ、お料理もしなきゃいけないし…」
キースにかかってられないもんね、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「チラ見くらいは、してもいいけど…」
ブルー 「ぼくも、派手に転んだ時くらいなら…」
音で振り返ってあげるけどね、と生徒会長の冷たい声音。
ブルー 「同じ手を貸すなら、キースよりはさ…」
ぶるぅ 「ぼく、アヒルちゃんの方がいい!」
ブルー 「手の貸し甲斐もあると思うんだよね」
キースと違って…、とニッコリと。
ブルー 「キースは技が上達するってだけで…」
ぶるぅ 「進化しないもんね…」
キース 「進化?」
ぶるぅ 「そだよ、シロエもいるんだもん!」
アヒルボートが進化するかも、と跳ねるお子様。
進化って…?
2023/12/15 (Fri)
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