シャングリラ学園つれづれ語り
☆ダイレクトの思い出
さて、9月。シャングリラ学園も新学期ですけど、暑い件。
土曜日は早速、生徒会長宅に転がり込んだ面々、のんびり。
シロエ 「やっぱり此処が一番ですよねえ…」
ジョミー「学校にも、ぶるぅのお部屋はあるけどさ…」
サム 「もれなく授業もついてくるしよ…」
落ち着かねえぜ、とサム君の愚痴。
サム 「柔道部のヤツらは、いいかもだけどな」
シロエ 「それはまあ…。部活が終わった後にですね…」
マツカ 「ゆっくり出来る所があるのは、有難いですよ」
キース 「あっちの方だと、妙な輩も来ないしな」
其処はポイント高いんだが…、とキース君。
キース 「しかし、所詮は学校の中で…」
ジョミー「授業に出ないと、どうにもねえ…」
シロエ 「本当に。あの人が来ないのは大きいですけど…」
お盆も酷い目に遭いましたしね、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「鍋一杯の精進料理を、ダイレクトに…」
スウェナ「食べろとうるさかったものねえ…」
マツカ 「お箸の許可しか出ませんでしたし…」
あれはなかなかキツかったです、とマツカ君も。
マツカ 「お味噌汁も、おたまで飲まされる羽目に…」
シロエ 「美味しく出来てた筈なんですけど…」
スウェナ「味なんか分からなかったわよ!」
あの食べ方の何処が最高なのよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「キースたちは、あれから逃れただけでも…」
シロエ 「ラッキーだったと思うんですよね…」
キース 「どの辺がだ!」
俺は暫く気絶だったぞ、とキース君が顰める顔。
キース 「信じられない光景だった…」
ジョミー「お膳の代わりに、お鍋だもんねえ…」
キース 「炊き出しだったら、まだ分かるんだが!」
デカい鍋でドンと出ていても…、とキース君。
キース 「だが、その場合も、食器は一応…」
シロエ 「あるんでしょうか、炊き出しと言えば…」
スウェナ「非常時だわねえ…」
ジョミー「無いのかも…」
場合によっては、とジョミー君が捻る首。
そうかも…?
2023/09/01 (Fri)
☆お鍋はあっても
9月といえども厳しい残暑、週末は生徒会長宅な御一同様。
涼しい部屋でのんびりまったり、学校と違って寛ぎタイム。
ジョミー「だって、人数、凄いんだよ?」
キース 「避難所の方では、それを想定している筈だが?」
シロエ 「でもですね…。あくまで想定なんですよ」
これだけくらい、という限度はあります、とシロエ君。
シロエ 「学校にしても、公民館とかにしてもですね…」
ジョミー「地元民しか、多分、数えていないんじゃあ…?」
サム 「あー…。その可能性はありそうだぜ」
観光地なら別だろうけどよ、とサム君の相槌。
サム 「それにしたって、MAXまではよ…」
シロエ 「カバーしていないと思うんですよ」
繁忙期の被災は想定外では…、とシロエ君の見解。
シロエ 「繁忙期イコール、ベストシーズンですからね」
スウェナ「海にしたって、山にしたって、いい季節よね?」
ジョミー「うん。旅行とかに行くにはピッタリでさ…」
シロエ 「まさか自分が旅先で、ってヤツですよ」
列車が止まるとか、そういうのです、とシロエ君。
シロエ 「思いっ切り、避難所のキャパをオーバーですね」
キース 「確かにな…。だから駅とかで溢れているな」
炊き出しはあっても食器が無いか…、とキース君、納得。
キース 「貸し出してくれる店でもあればいいんだが…」
ジョミー「炊き出しだけで、精一杯じゃないのかな?」
シロエ 「ですよね、ありったけの食材を提供で…」
サム 「料理するのにかかりっきりな…」
食器を洗ってる暇は無さそうだぜ、とサム君も。
サム 「かと言って、使い回しはよ…」
ジョミー「衛生面で問題大だしさ…」
でも、ダイレクトは、もっとダメだし…、とジョミー君。
ジョミー「自分で食器を用意しないと、貰えないかも…」
シロエ 「鍋パとは違いますからねえ…」
キース 「詰むヤツか…」
サム 「ヤバそうだぜ、うん」
鍋はあっても食えねえかもな、という声が。
それは辛そう…。
2023/09/02 (Sat)
☆米の飯があるなら
残暑が厳しい9月の週末、生徒会長宅に来ている御一同様。
お盆の棚経でソルジャーが作った、精進料理が話題でして。
シロエ 「炊き出しに並んで、食器が無いと大変ですよ」
キース 「手づかみで食うにしても、モノによるしな…」
ジョミー「だから、おにぎりになるのかな?」
最近はどうか知らないけれど…、とジョミー君。
ジョミー「おにぎりだったら、食器無しでもいけるしさ…」
シロエ 「熱すぎて火傷も無いですよね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 作るのも簡単だしね!」
具を入れて握ればオッケーだもん、と料理上手なお子様も。
ぶるぅ 「ラップで包んで渡すとか…」
サム 「それなら衛生的だよなあ…」
ジョミー「だよね、手を洗えなくても安心なヤツ!」
シロエ 「炊き出しの定番だったのも、納得です」
今はパンを配るのもありますよね、とシロエ君の指摘。
シロエ 「あれだって、個別包装ですから…」
サム 「食器が無くてもいけるってわけな…」
スウェナ「そのパンも届かない状況だったら、今でも…」
きっとおにぎりを作るのよ、とスウェナちゃんの見解。
スウェナ「お米と水さえあればいけるし、最強だわね」
ジョミー「食器が無くてもソレだよ、きっと」
サム 「一理あるぜ、うん」
キース 「ということはだ、例の精進料理の時も…」
それでいけたと思うがな、とキース君。
キース 「米の飯なら、土鍋一杯にあったんだぞ?」
一同 「「「あっ…」」」
言われてみれば、と棚経の場にいた面々、愕然。
シロエ 「そうでした! 鍋から直接、食べなくても…」
マツカ 「おにぎりにすれば、マシでしたよね…」
スウェナ「でも、糠漬けはどうするのよ?」
刻んでさえもいなかったわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「どうやって、おにぎりに入れるのよ!」
キース 「丸齧りだと思うがな?」
一同 「「「は?」」」
キース 「掴むんだ!」
でもって齧ればいいだろうが、と言ってますけど。
掴む…?
2023/09/03 (Sun)
☆露店な気分で
9月になっても秋は暦だけ、相変わらず厳しい残暑な日々。
休日は生徒会長宅が一番、のんびりしている面々ですけど。
シロエ 「糠漬けを丸ごと、齧るんですか!?」
キース 「何か問題があるとでも?」
シロエ 「ナスとかキュウリが、丸ごと一本ですよ?」
それを掴んで齧れだなんて…、とシロエ君。
シロエ 「まさか、おにぎりのおかずにですね…」
キース 「食うのが正当なやり方だぞ?」
スウェナ「そんなわけないでしょ!」
キース 「漬物と言えば、寺では立派に一品だ!」
おかずとして出されるんだからな、とキース君の反撃。
キース 「俺の宗派では、漬物だけとは言われないが…」
ブルー 「座禅のトコだと、朝はタクアンしか出ないよね」
一同 「「「ええっ!?」」」
そんな、と一同、目が真ん丸に。
シロエ 「マジですか!」
キース 「俺とブルーが、嘘をつくとでも?」
シロエ 「そうですけど…。タクアンだけの朝食で…」
ハードな修行をこなすんですか、とシロエ君、ガクブル。
シロエ 「朝一番って、托鉢に出たりしますよね?」
キース 「もちろんだ。掃除もすれば、外の仕事も…」
ブルー 「ガッツリこなすよ、山仕事もね!」
薪にする木の伐採だとか…、と怖すぎる説明。
ブルー 「しかもタクアン、大根丸ごとじゃなくってさ…」
キース 「一人分の量は数切れしか無いからな!」
一同 「「「げっ!」」」
たったそれだけ、と誰もが愕然。
シロエ 「働けるとは思えませんけど!」
キース 「やかましい! 俺だって、修行中はだな…」
ブルー 「思いっ切り、粗食だったしねえ…」
糠漬け丸ごとは贅沢品だよ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「キースが言う通り、齧るべきだったね!」
キース 「露店の定番に、冷やしキュウリもあるだろう!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キュウリのお漬物だよね!」
キース 「ああ。アレだと思えば…」
きっと楽しく食えた筈だぞ、と凄む人。
否定出来ないかも…。
2023/09/04 (Mon)
☆露店なら丸ごと
暦は秋でも暑すぎる9月、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
お盆の棚経の話が出まして、お膳の代わりに鍋だった今年。
キース 「俺の意見に文句があるか?」
シロエ 「いえ、無いです…」
マツカ 「露店のキュウリは、確かに丸ごとですからね…」
スウェナ「糠漬けじゃないけど、細かいことになるのね…」
この場合は…、とスウェナちゃん、深い溜息。
スウェナ「食器が無くてもいけた筈だ、って話なんだし…」
キース 「そういうことだな、あの糠漬けも、だ…」
会心の出来で美味かった筈だぞ、とキース君の鋭い指摘。
キース 「糠床作りも、ぶるぅが指導したんだからな!」
ぶるぅ 「そだよ、ぼくの糠床、分けてあげたもん!」
美味しく出来ないわけがないでしょ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「だけど、せっかく作ってたのに…」
シロエ 「すみません! ついつい文句を言っちゃって…」
マツカ 「丸齧りすれば良かったですよね…」
お詫びします、とマツカ君も。
マツカ 「毎日、熱心に教えていたんですから…」
スウェナ「ぶるぅに責任は無いのよねえ…」
シロエ 「悪いことをしてしまいましたよ…」
あそこで丸齧りすべきでした、とシロエ君、土下座。
シロエ 「露店の気分で、ボリボリとですね…」
マツカ 「丸ごと食べれば、美味しさが分かったんですよ」
スウェナ「猫に小判になっちゃってたのね…」
反省するわ、とスウェナちゃんも頭をペコリ。
スウェナ「ごめんなさいね、気が付かなくて…」
ぶるぅ 「ううん、そうじゃなくって、糠床…」
シロエ 「ですから、糠漬けの話でしょう?」
ぶるぅ 「違うの、作った糠床なの!」
あんなに頑張っていたくせに…、と謎な台詞が。
ぶるぅ 「あれっきり、世話をしに来ないんだもん!」
一同 「「「は?」」」
ぶるぅ 「お世話しないとダメなのに!」
シロエ 「あのぅ…。話が全く見えないんですが…?」
ペットを飼ってましたっけ、と首を傾げる人。
世話って…?
2023/09/05 (Tue)
☆世話をしない人
暦だけが秋で残暑な9月、生徒会長宅で過ごす週末ですが。
お盆の棚経の話が出まして、鍋で並べられたお膳が問題で。
ぶるぅ 「んとんと…。ペットを飼うって、誰が?」
シロエ 「あの迷惑な人ですよ」
世話をしないとか、如何にもですが…、とシロエ君。
シロエ 「ぶるぅに押し付けたんですか?」
スウェナ「それっぽいわね、この流れだと」
マツカ 「でも、この家でペットなんかは見ませんよ?」
いったい何処にいるんでしょう、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「少なくとも、リビングとかベランダだとか…」
スウェナ「目につくトコにはいないわよねえ?」
シロエ 「もしかしたら、夜行性かもですよ」
昼間は寝ていて出て来ないとか…、とシロエ君の見解。
シロエ 「だったら、姿を見なくてもですね…」
ジョミー「納得だけど、それにしたって…」
サム 「やっぱ、ケージとかは要るんでねえの?」
この家で世話をしてるんならよ、とサム君の意見。
サム 「けどよ、ケージも見ねえしよ…」
ジョミー「水槽とかも無いっぽいよね?」
シロエ 「いったい、何処で飼ってるんです?」
あの人に押し付けられたヤツを、とシロエ君、ズバリ直球。
シロエ 「此処じゃなくって、駐車場ですか?」
サム 「あー…。あそこだったらいけるよな!」
ジョミー「何かいたって、見てないもんねえ…」
まさか、此処のとは思わないから、とジョミー君。
ジョミー「犬小屋があっても、他所の犬だと思ってさ…」
シロエ 「スルーですよね、でもって忘れるんですよ」
犬小屋を見た事実ごと、とシロエ君も。
シロエ 「駐車場なら分かりますけど、そうなんですか?」
ぶるぅ 「違うよ、駐車場だと暑すぎて…」
ダメになっちゃう、と悲鳴なお子様。
ぶるぅ 「温度管理も大切なの!」
ジョミー「デリケートなんだ?」
ぶるぅ 「そだよ、とっても!」
一同 「「「うーん…」」」
それを放置なのか、と誰もが難しい顔付きに。
酷すぎ…。
2023/09/06 (Wed)
☆保健所に行く人
暦は秋でも残暑な9月、週末は生徒会長宅が一番ですけど。
お盆の棚経が話題になって、そこから出て来たペットの話。
ジョミー「ちょっと酷いと思うんだけど…」
スウェナ「ちょっとどころの話じゃないでしょ!」
責任感ってものが無いのかしらね、とスウェナちゃん。
スウェナ「面倒を見られないなら、ペットなんかは…」
シロエ 「絶対、飼ってはいけませんよね」
サム 「そういうヤツがよ、家で飼ってたペットをよ…」
保健所に持って行くんだぜ、とサム君、フウと溜息。
サム 「ぶるぅが代わりに世話しなかったら、今頃は…」
キース 「もう間違いなく、お浄土行きだな」
せめて譲渡会に連れて行けば…、とキース君も。
キース 「引き取ってくれる人にも、出会えそうだが…」
ジョミー「やるわけないって、あの人だしさ」
シロエ 「ええ、間違いなく保健所に持って行きますよ」
譲渡会なんて柄じゃないですから、とシロエ君、ピシャリ。
シロエ 「飽きた、と思ったら即、実行ですよね」
ジョミー「うん、分かる。ぶるぅに相談しただけマシかも」
キース 「まあ、其処だけは評価出来るな」
相談が違ったかもしれないが、とキース君の苦い顔付き。
キース 「あの馬鹿が、保健所の仕組みに詳しいわけが…」
シロエ 「ありませんよね、じゃあ、その方向で相談を…」
したんでしょうか、とシロエ君、肩をブルッと。
シロエ 「持って行くための入れ物とかを、です」
一同 「「「うわー…」」
ゴミ収集じゃないんだから、と誰もが真っ青。
ジョミー「燃えるかどうかも、聞いたのかもね…」
キース 「まさか、そこまで…」
酷いとは思いたくないが、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「持ち込み方とか、場所だとか…」
ぶるぅ 「んとね、放って行っちゃっただけで…」
シロエ 「それっきりだったわけですか?」
ぶるぅ 「そうなの、今は暑いから…」
お世話しないとダメなのに、と言ってますけど。
黙って放置…。
2023/09/07 (Thu)
☆動物虐待はアウト
暦だけが秋で残暑な9月、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
お盆の棚経の話から、ソルジャーが放置なペットが問題に。
シロエ 「酷すぎますよ、温度管理も大切なのを…」
ジョミー「何も言わずに放って行くとか、虐待だよねえ?」
サム 「あー…。そうなるかもだぜ」
キース 「まあ、間違いなくアウトなヤツだな」
明るみに出たら…、とキース君。
キース 「どういう刑になるかは知らんが、確実に…」
シロエ 「有罪というわけですね?」
キース 「法律がある以上はな!」
動物愛護法は厳しいんだぞ、とキース君、目がマジ。
キース 「とはいえ、あいつは戸籍が無くて…」
ジョミー「思いっ切り、別の世界の人間だよ?」
キース 「其処なんだ。だから通報しても無駄でだな…」
下手をしたらブルーがしょっぴかれるかも、と怖い意見が。
キース 「見た目は完璧に同一人物、多分、指紋とかも…」
ブルー 「同じな筈だよ、きちんと調べたことは無いけど」
シロエ 「じゃあ、会長が誤認逮捕な危機ですね?」
ブルー 「誤認じゃなくって、ブルー本人扱いだってば!」
この人です、と通報されたら終わり、と生徒会長。
ブルー 「でもねえ、モノがモノだから…」
ぶるぅ 「おまわりさんは、来ないと思うの!」
一同 「「「は?」」」
立派に動物虐待なのに、と誰もがキョトン。
シロエ 「黙って放置して行ったんでしょう?」
ぶるぅ 「そだよ、お世話が欠かせないのに…」
ジョミー「だったらダメだと思うけど?」
キース 「どう転がっても、虐待だろうが!」
この暑い中、世話をしないで放置とは…、とキース君。
キース 「下手をしなくても、死んでしまうぞ!」
ジョミー「うん、死ぬと思う…」
動物も熱中症になるらしいしね、とジョミー君も。
ジョミー「ありふれた動物でもアウトだよ、ソレ」
シロエ 「ダメすぎるでしょう!」
ぶるぅ 「そうなんだけど…」
生き物には違いないけれど、と困り顔のお子様。
えっと…?
2023/09/08 (Fri)
☆ペットを飼う理由
暦は秋でも残暑な9月、週末は生徒会長宅な面々ですけど。
ソルジャーがペットを放置だそうで、動物虐待が問題な今。
シロエ 「どんな生き物でも、虐待はダメなヤツですよ!」
ジョミー「おまわりさんが来ないだなんて、無いってば!」
キース 「まったくだ。モノがモノだと言ってもだな…」
そんなことは個人の見解だろうが、とキース君、腕組み。
キース 「他の誰かが気付いた時に、ダメだと思えば…」
シロエ 「もう、速攻で通報ですよ!」
ジョミー「だよねえ、写真を撮られちゃってさ…」
スウェナ「動画ってことも、有り得るわよねえ…」
ドラレコみたいに提出だわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「そうなる前に対処すべきよ、コレは!」
ぶるぅ 「お世話してるから、いいと思うの!」
死んでないしね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ちゃんと毎日、かき混ぜてあげて…」
シロエ 「ペットって、金魚だったんですか?」
ジョミー「かき混ぜたら、逆に弱りそうだよ?」
温度管理も大切なんだし、とジョミー君の指摘。
ジョミー「魚じゃなくって、泥の中にいるヤツじゃない?」
キース 「なるほど、亀か…」
シロエ 「あー、スッポンかもしれませんよ!」
なにしろ例の仏様が…、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「同名ですから、飼ってみたくて…」
サム 「買ったはいいけど、持て余したのな…」
ジョミー「それっぽいよね…」
如何にもやりそう、とジョミー君が広げる両手。
ジョミー「ついでに飽きたし、もう知らない、って…」
キース 「ぶるぅに押し付けて行ったんだな…」
でもって、この後、食うつもりでは…、とキース君。
キース 「なんと言っても、スッポンの肉は美味いしな」
シロエ 「最初から、そういう目的だったかもですよ」
ジョミー「じゃあ、おまわりさんが来ないのも…」
スウェナ「食べるんだったら、当然だわねえ…」
でも、飼い方によってはアウトかも、という声が。
そうかも…?
2023/09/09 (Sat)
☆飼い方が問題かも
暦だけ秋で残暑厳しい9月、生徒会長宅で週末な御一同様。
ソルジャーがペットを放置な話から、動物虐待が問題で…。
シロエ 「食べるつもりでも、飼い方は問題かもですね…」
キース 「ペットの場合は、厳しく突っ込まれるが…」
ジョミー「養殖とかだと、どうなるのかな?」
スウェナ「今、フォアグラが問題になっているでしょ?」
虐待だって騒がれているじゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「国によっては、作ることが禁止されてる筈よ」
キース 「確かにな…。この国だと、まだ緩いんだが…」
シロエ 「通報されたら問題になる飼い方とかは…」
家畜の場合もあるかもですよ、とシロエ君の見解。
シロエ 「放置なだけでも、ダメな時にはダメでしょう」
サム 「餌をやらねえとかは、アウトっぽいよな…」
ジョミー「だよね、今度の放置にしてもさ…」
本当はヤバいヤツじゃないの、とジョミー君も。
ジョミー「ぶるぅが世話をしていなかったら…」
スウェナ「ついでに、放置な事実が知れた時よね」
このマンションの住人とかに、とスウェナちゃんの読み。
スウェナ「とはいえ、それで逮捕になるのは…」
シロエ 「誰かさんじゃなくて、会長ですから…」
キース 「ぶるぅが世話をするしかないか…」
回避するには…、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「それにしても、ペットにスッポンだとは…」
サム 「チョイスが渋いぜ、亀なんてよ…」
シロエ 「意志の疎通は出来るんでしょうか?」
ジョミー「機嫌が悪いと、噛むだろうけど…」
それ以外の時は難しいかも、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「ぶるぅ、その辺は、どうなわけ?」
ぶるぅ 「んとんと、御機嫌なら、かき混ぜる時に…」
だいたい分かるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だから、その時に、お塩を足したり…」
シロエ 「塩ですか!?」
ジョミー「でも、スッポンって…」
淡水の亀じゃなかったっけ、と言ってますけど。
ですよねえ…?
2023/09/10 (Sun)
☆塩分は控えめに
暦は秋でも暑いのが9月、週末は涼しい生徒会長宅が一番。
のんびり過ごす面々ですけど、放置されたペットの話な今。
キース 「スッポンは間違いなく、淡水の亀だぞ」
シロエ 「元老寺の池にもいるんですか?」
キース 「いや、あれは意外と繊細なヤツで…」
池があればいい亀ではないな、とキース君。
キース 「養殖でも、気を遣うと聞くが…」
ジョミー「あー…。だったら、スッポンで決まりだよね」
シロエ 「そうなると、塩は何なんです?」
スウェナ「塩水浴じゃないのかしら?」
金魚だと効果があるらしいわよ、とスウェナちゃんの見解。
スウェナ「手軽に出来るように、タブレッツとかも…」
シロエ 「えっ、熱中症用のアレでしょうか?」
マツカ 「それは人間用ですよ。金魚用のは別ですね」
ペットショップで扱ってます、とマツカ君が補足。
マツカ 「スッポンの場合は、濃度が違うでしょうし…」
キース 「金魚と亀では、別物だしな…」
ジョミー「機嫌を見ながら投入なのかな?」
ぶるぅ 「そだよ、入れすぎないように!」
辛くなったらダメだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ついでに今は、塩分控えめが流行りだし…」
シロエ 「流行っているんですか、スッポン!?」
あんなのをペットにする人が…、とシロエ君、仰天。
シロエ 「ぼく、聞いたことも無いですけど!」
キース 「俺も同じだ」
ジョミー「ぼくも初耳…」
ペットショップには通ってないけど、とジョミー君も。
ジョミー「あんなのを飼って、楽しいのかな?」
サム 「人間、好みはそれぞれだけどよ…」
スウェナ「流行に敏感だったのねえ…」
意外だわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「仏様繋がりじゃなくて、流行りのペットね…」
ぶるぅ 「ううん、仏様繋がりだよ?」
シロエ 「それなのに、放置して行ったんですね?」
ぶるぅ 「毎日、お世話しないとダメだし…」
こうなっちゃうのも分かるけど、と言ってますけど。
無責任…。
2023/09/11 (Mon)
☆味見と言われても
暦だけ秋で残暑な9月、週末は生徒会長宅が一番ですけど。
ソルジャーが放置なペットが問題、スッポンを飼った模様。
ジョミー「仏様繋がりだったら、大事にしないと…」
サム 「ダメってモンだろ、死んじまったら大変だぜ?」
キース 「まったくだ。そんな姿勢でいるようなヤツに…」
お経など読んでやらないからな、とキース君の苦い顔付き。
キース 「じきにお彼岸だが、法要は…」
シロエ 「断るんですか?」
キース 「当然だ! 殺生は一番重い罪だぞ」
サム 「未遂の場合もアウトかよ?」
死んだわけではねえんだけどよ、とサム君の問い。
サム 「ぶるぅが代わりに世話してるんだし…」
シロエ 「きっと元気にしていますよね」
ぶるぅ 「そだよ、今朝もちょっぴり、お塩を足して…」
いい感じなの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「みんなも、お昼に味見してみる?」
一同 「「「はあ?」」」
どうやって、と誰もがポカーン。
シロエ 「あのですね…。今、味見って言いましたか?」
ぶるぅ 「そうだけど?」
ジョミー「スッポンエキスっていうヤツなのかな?」
たまに広告が出てるけどさ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「美容に効くんだったっけ?」
スウェナ「それもあるけど、栄養でしょ?」
スッポンだもの、とスウェナちゃん。
スウェナ「あの迷惑な人が飼い始めたのも、その辺だわよ」
一同 「「「あー…」」」
粉末とかで売ってるヤツ、と一同、納得。
シロエ 「明らかに不純な目的ですよね…」
ジョミー「それっぽいけど、味見だなんて…」
アレって水に染み出すのかな、とジョミー君、ブツブツと。
ジョミー「まさか直接、舐めるわけにもいかないし…」
キース 「下手をしたら、舌を噛まれそうだが!」
シロエ 「ですよね、やっぱり水に溶け出すエキスとか…」
サム 「煮詰めて味見、ってトコだよな、きっと…」
他に考えられねえしよ、とサム君が唱える説。
煮詰めて味見…。
2023/09/12 (Tue)
☆合わない料理でも
暦は秋でも暑いのが9月、週末は生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャーが放置したペットが話題で、お昼に味見だとか。
キース 「なるほど、溶け出したエキスを煮詰めれば…」
ジョミー「スープっぽい味になりそうだよね」
シロエ 「スッポンのスープ、美味しいですしね!」
店で食べるには高すぎますけど、とシロエ君、苦笑。
シロエ 「ぶるぅと、マツカ先輩のお蔭で、何度も…」
スウェナ「食べてるものねえ、最高なのを」
サム 「それっぽい味になるんでねえの?」
味見ってヤツな、というサム君の言葉で高まる期待。
ジョミー「そっか、お昼はスッポンのスープ!」
キース 「味見となると、一人分の量は少なそうだが…」
シロエ 「おちょこに一杯でも、充分ですよ!」
スウェナ「リッチな気分になれるわよね!」
それでお願い、とスウェナちゃん。
スウェナ「お昼に一品、つくんでしょ?」
ぶるぅ 「うんっ、みんなで味見だね?」
一同 「「「はいっ!」」」
食べる、食べる、と誰もが手を挙げ、迎えたお昼時。
ぶるぅ 「お待たせーっ! 今日はエスニック!」
シロエ 「わあ、カレーですね、トムヤムクンも!」
ぶるぅ 「そうなの、朝から仕込んでたから…」
メニューが変更出来なくて…、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「味見と合わない、お料理だけど…」
シロエ 「そんなの、誰も気にしませんよ!」
サム 「要は美味けりゃいいんだしよ…」
キース 「ビュッフェだと思えば、何の問題もないぞ」
あれは色々並ぶからな、とキース君が持ち出したヤツ。
キース 「味噌汁もあれば、ステーキとかも…」
ジョミー「普通にあるよね、いろんなのが」
問題なし! とジョミー君が突き上げる拳。
ジョミー「一緒に並べてくれていいから!」
シロエ 「そうです、美味しく頂きますよ!」
サム 「文句を言うヤツ、いねえって!」
ぶるぅ 「オッケー!」
持って来るね、とキッチンへ跳ねてゆくお子様。
期待大…!
2023/09/13 (Wed)
☆つまみっぽいブツ
暦だけ秋で残暑な9月、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
ソルジャーが放置なペットの件から、お昼に味見な方向へ。
シロエ 「楽しみですよね、スッポンのスープ!」
ジョミー「トムヤムクンとは被らないしさ…」
キース 「カレーも種類が多いわけだし、いいと思うぞ」
サム 「うんうん、ナンも焼き立てだしよ…」
一緒に食ったら美味そうだぜ、とサム君の意見。
サム 「量が少ねえんだから、ナンをつまみに…」
スウェナ「ちびちび飲むのが良さそうよね」
マツカ 「利き酒みたいな感じですよね」
キース 「確かにな。…と言うか、お前、飲めたのか?」
酒は俺だけかと思っていたが、と以前、大学生だった人。
キース 「しかも利き酒とは、かなりいける口で…」
マツカ 「違いますってば、単に知識としてだけですよ」
お客様にお出しするお酒の関係で…、とマツカ君、苦笑い。
マツカ 「ぼくは見ているだけなんです」
シロエ 「そうでしょうねえ、一瞬、驚きましたよ」
キース 「俺もだ。なにしろマツカは、隠している爪が…」
ジョミー「凄すぎるもんね、本気を出したら例の人にも…」
勝てるんだしさ、とジョミー君も。
ジョミー「そうだ、ペットを放置した件、マツカがさ…」
キース 「一発、叱るというのはどうだ?」
マツカ 「遠慮しますよ、スッポンは無事に生きていて…」
スープの味見も出来るんですから、と控えめな台詞。
マツカ 「それより、今はスープの出来を…」
シロエ 「楽しむべきかもしれませんねえ…」
ジョミー「そう言われれば…。あっ、来たかな?」
ぶるぅ 「お待たせーっ!」
お味見どうぞ! とドンと置かれた器。
シロエ 「えっ? えっと、スープはどうしたんです?」
キース 「この漬物をつまみに、スッポンのスープか?」
ぶるぅ 「違うよ、味見するんでしょ?」
ジョミー「スッポンは?」
ぶるぅ 「なんでスッポン?」
味見するって言ってたじゃない、と困り顔ですけど。
えっと…?
2023/09/14 (Thu)
☆味見に出て来たブツ
暦は秋でも暑いのが9月、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
ソルジャーが放置なペットのスッポン、味見という話な今。
ぶるぅ 「味見って言うから、ちゃんと洗って…」
シロエ 「染み出したエキスで、スープですよね?」
スッポンの、とシロエ君の問い。
シロエ 「そのままだと薄いですから、鍋で煮詰めて…」
サム 「スープにするって話だったじゃねえかよ」
ジョミー「そうだよねえ? なのに、どうして…」
ナスとキュウリの漬物なのさ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「もしかして、コレにかけてあるとか?」
キース 「そんな風には見えないが…」
マツカ 「ぼくもです。それに、お醤油も…」
ぶるぅが持って来てますよ、とマツカ君が指差すテーブル。
マツカ 「ごくごく普通に、お漬物だと思いますけど」
ぶるぅ 「うん、さっ出したばかりの糠漬け!」
美味しいんだよ、と料理上手なお子様の笑顔。
ぶるぅ 「遠慮しないで味見してね!」
シロエ 「待って下さい、何故、糠漬けになるんです!」
ぶるぅ 「だって、放って行ったから…」
ぼくが毎日、お世話してて…、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「今朝もかき混ぜて、お塩を足して…」
一同 「「「ええっ!?」」」
スッポンじゃなくて糠床なのか、と誰もが愕然。
キース 「そう来たか…」
ジョミー「ペットなんかじゃなかったんだ…」
ぶるぅ 「なんか、臭いから嫌だ、って…」
??? 「ピンポーン!」
今日も暑いね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「美味しい筈だよ、その糠漬け!」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
飯時を狙って来たのは分かるが、とキース君。
Aブルー「食い意地が張っているなら、糠床もだな…」
シロエ 「世話をするのが筋でしょう!」
Aブルー「向いてないから!」
キース 「しかしだな…!」
Aブルー「腐るんだよ?」
世話を忘れた時は、とソルジャー、しれっと。
当然ですね…?
2023/09/15 (Fri)
さて、9月。シャングリラ学園も新学期ですけど、暑い件。
土曜日は早速、生徒会長宅に転がり込んだ面々、のんびり。
シロエ 「やっぱり此処が一番ですよねえ…」
ジョミー「学校にも、ぶるぅのお部屋はあるけどさ…」
サム 「もれなく授業もついてくるしよ…」
落ち着かねえぜ、とサム君の愚痴。
サム 「柔道部のヤツらは、いいかもだけどな」
シロエ 「それはまあ…。部活が終わった後にですね…」
マツカ 「ゆっくり出来る所があるのは、有難いですよ」
キース 「あっちの方だと、妙な輩も来ないしな」
其処はポイント高いんだが…、とキース君。
キース 「しかし、所詮は学校の中で…」
ジョミー「授業に出ないと、どうにもねえ…」
シロエ 「本当に。あの人が来ないのは大きいですけど…」
お盆も酷い目に遭いましたしね、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「鍋一杯の精進料理を、ダイレクトに…」
スウェナ「食べろとうるさかったものねえ…」
マツカ 「お箸の許可しか出ませんでしたし…」
あれはなかなかキツかったです、とマツカ君も。
マツカ 「お味噌汁も、おたまで飲まされる羽目に…」
シロエ 「美味しく出来てた筈なんですけど…」
スウェナ「味なんか分からなかったわよ!」
あの食べ方の何処が最高なのよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「キースたちは、あれから逃れただけでも…」
シロエ 「ラッキーだったと思うんですよね…」
キース 「どの辺がだ!」
俺は暫く気絶だったぞ、とキース君が顰める顔。
キース 「信じられない光景だった…」
ジョミー「お膳の代わりに、お鍋だもんねえ…」
キース 「炊き出しだったら、まだ分かるんだが!」
デカい鍋でドンと出ていても…、とキース君。
キース 「だが、その場合も、食器は一応…」
シロエ 「あるんでしょうか、炊き出しと言えば…」
スウェナ「非常時だわねえ…」
ジョミー「無いのかも…」
場合によっては、とジョミー君が捻る首。
そうかも…?
2023/09/01 (Fri)
☆お鍋はあっても
9月といえども厳しい残暑、週末は生徒会長宅な御一同様。
涼しい部屋でのんびりまったり、学校と違って寛ぎタイム。
ジョミー「だって、人数、凄いんだよ?」
キース 「避難所の方では、それを想定している筈だが?」
シロエ 「でもですね…。あくまで想定なんですよ」
これだけくらい、という限度はあります、とシロエ君。
シロエ 「学校にしても、公民館とかにしてもですね…」
ジョミー「地元民しか、多分、数えていないんじゃあ…?」
サム 「あー…。その可能性はありそうだぜ」
観光地なら別だろうけどよ、とサム君の相槌。
サム 「それにしたって、MAXまではよ…」
シロエ 「カバーしていないと思うんですよ」
繁忙期の被災は想定外では…、とシロエ君の見解。
シロエ 「繁忙期イコール、ベストシーズンですからね」
スウェナ「海にしたって、山にしたって、いい季節よね?」
ジョミー「うん。旅行とかに行くにはピッタリでさ…」
シロエ 「まさか自分が旅先で、ってヤツですよ」
列車が止まるとか、そういうのです、とシロエ君。
シロエ 「思いっ切り、避難所のキャパをオーバーですね」
キース 「確かにな…。だから駅とかで溢れているな」
炊き出しはあっても食器が無いか…、とキース君、納得。
キース 「貸し出してくれる店でもあればいいんだが…」
ジョミー「炊き出しだけで、精一杯じゃないのかな?」
シロエ 「ですよね、ありったけの食材を提供で…」
サム 「料理するのにかかりっきりな…」
食器を洗ってる暇は無さそうだぜ、とサム君も。
サム 「かと言って、使い回しはよ…」
ジョミー「衛生面で問題大だしさ…」
でも、ダイレクトは、もっとダメだし…、とジョミー君。
ジョミー「自分で食器を用意しないと、貰えないかも…」
シロエ 「鍋パとは違いますからねえ…」
キース 「詰むヤツか…」
サム 「ヤバそうだぜ、うん」
鍋はあっても食えねえかもな、という声が。
それは辛そう…。
2023/09/02 (Sat)
☆米の飯があるなら
残暑が厳しい9月の週末、生徒会長宅に来ている御一同様。
お盆の棚経でソルジャーが作った、精進料理が話題でして。
シロエ 「炊き出しに並んで、食器が無いと大変ですよ」
キース 「手づかみで食うにしても、モノによるしな…」
ジョミー「だから、おにぎりになるのかな?」
最近はどうか知らないけれど…、とジョミー君。
ジョミー「おにぎりだったら、食器無しでもいけるしさ…」
シロエ 「熱すぎて火傷も無いですよね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 作るのも簡単だしね!」
具を入れて握ればオッケーだもん、と料理上手なお子様も。
ぶるぅ 「ラップで包んで渡すとか…」
サム 「それなら衛生的だよなあ…」
ジョミー「だよね、手を洗えなくても安心なヤツ!」
シロエ 「炊き出しの定番だったのも、納得です」
今はパンを配るのもありますよね、とシロエ君の指摘。
シロエ 「あれだって、個別包装ですから…」
サム 「食器が無くてもいけるってわけな…」
スウェナ「そのパンも届かない状況だったら、今でも…」
きっとおにぎりを作るのよ、とスウェナちゃんの見解。
スウェナ「お米と水さえあればいけるし、最強だわね」
ジョミー「食器が無くてもソレだよ、きっと」
サム 「一理あるぜ、うん」
キース 「ということはだ、例の精進料理の時も…」
それでいけたと思うがな、とキース君。
キース 「米の飯なら、土鍋一杯にあったんだぞ?」
一同 「「「あっ…」」」
言われてみれば、と棚経の場にいた面々、愕然。
シロエ 「そうでした! 鍋から直接、食べなくても…」
マツカ 「おにぎりにすれば、マシでしたよね…」
スウェナ「でも、糠漬けはどうするのよ?」
刻んでさえもいなかったわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「どうやって、おにぎりに入れるのよ!」
キース 「丸齧りだと思うがな?」
一同 「「「は?」」」
キース 「掴むんだ!」
でもって齧ればいいだろうが、と言ってますけど。
掴む…?
2023/09/03 (Sun)
☆露店な気分で
9月になっても秋は暦だけ、相変わらず厳しい残暑な日々。
休日は生徒会長宅が一番、のんびりしている面々ですけど。
シロエ 「糠漬けを丸ごと、齧るんですか!?」
キース 「何か問題があるとでも?」
シロエ 「ナスとかキュウリが、丸ごと一本ですよ?」
それを掴んで齧れだなんて…、とシロエ君。
シロエ 「まさか、おにぎりのおかずにですね…」
キース 「食うのが正当なやり方だぞ?」
スウェナ「そんなわけないでしょ!」
キース 「漬物と言えば、寺では立派に一品だ!」
おかずとして出されるんだからな、とキース君の反撃。
キース 「俺の宗派では、漬物だけとは言われないが…」
ブルー 「座禅のトコだと、朝はタクアンしか出ないよね」
一同 「「「ええっ!?」」」
そんな、と一同、目が真ん丸に。
シロエ 「マジですか!」
キース 「俺とブルーが、嘘をつくとでも?」
シロエ 「そうですけど…。タクアンだけの朝食で…」
ハードな修行をこなすんですか、とシロエ君、ガクブル。
シロエ 「朝一番って、托鉢に出たりしますよね?」
キース 「もちろんだ。掃除もすれば、外の仕事も…」
ブルー 「ガッツリこなすよ、山仕事もね!」
薪にする木の伐採だとか…、と怖すぎる説明。
ブルー 「しかもタクアン、大根丸ごとじゃなくってさ…」
キース 「一人分の量は数切れしか無いからな!」
一同 「「「げっ!」」」
たったそれだけ、と誰もが愕然。
シロエ 「働けるとは思えませんけど!」
キース 「やかましい! 俺だって、修行中はだな…」
ブルー 「思いっ切り、粗食だったしねえ…」
糠漬け丸ごとは贅沢品だよ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「キースが言う通り、齧るべきだったね!」
キース 「露店の定番に、冷やしキュウリもあるだろう!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キュウリのお漬物だよね!」
キース 「ああ。アレだと思えば…」
きっと楽しく食えた筈だぞ、と凄む人。
否定出来ないかも…。
2023/09/04 (Mon)
☆露店なら丸ごと
暦は秋でも暑すぎる9月、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
お盆の棚経の話が出まして、お膳の代わりに鍋だった今年。
キース 「俺の意見に文句があるか?」
シロエ 「いえ、無いです…」
マツカ 「露店のキュウリは、確かに丸ごとですからね…」
スウェナ「糠漬けじゃないけど、細かいことになるのね…」
この場合は…、とスウェナちゃん、深い溜息。
スウェナ「食器が無くてもいけた筈だ、って話なんだし…」
キース 「そういうことだな、あの糠漬けも、だ…」
会心の出来で美味かった筈だぞ、とキース君の鋭い指摘。
キース 「糠床作りも、ぶるぅが指導したんだからな!」
ぶるぅ 「そだよ、ぼくの糠床、分けてあげたもん!」
美味しく出来ないわけがないでしょ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「だけど、せっかく作ってたのに…」
シロエ 「すみません! ついつい文句を言っちゃって…」
マツカ 「丸齧りすれば良かったですよね…」
お詫びします、とマツカ君も。
マツカ 「毎日、熱心に教えていたんですから…」
スウェナ「ぶるぅに責任は無いのよねえ…」
シロエ 「悪いことをしてしまいましたよ…」
あそこで丸齧りすべきでした、とシロエ君、土下座。
シロエ 「露店の気分で、ボリボリとですね…」
マツカ 「丸ごと食べれば、美味しさが分かったんですよ」
スウェナ「猫に小判になっちゃってたのね…」
反省するわ、とスウェナちゃんも頭をペコリ。
スウェナ「ごめんなさいね、気が付かなくて…」
ぶるぅ 「ううん、そうじゃなくって、糠床…」
シロエ 「ですから、糠漬けの話でしょう?」
ぶるぅ 「違うの、作った糠床なの!」
あんなに頑張っていたくせに…、と謎な台詞が。
ぶるぅ 「あれっきり、世話をしに来ないんだもん!」
一同 「「「は?」」」
ぶるぅ 「お世話しないとダメなのに!」
シロエ 「あのぅ…。話が全く見えないんですが…?」
ペットを飼ってましたっけ、と首を傾げる人。
世話って…?
2023/09/05 (Tue)
☆世話をしない人
暦だけが秋で残暑な9月、生徒会長宅で過ごす週末ですが。
お盆の棚経の話が出まして、鍋で並べられたお膳が問題で。
ぶるぅ 「んとんと…。ペットを飼うって、誰が?」
シロエ 「あの迷惑な人ですよ」
世話をしないとか、如何にもですが…、とシロエ君。
シロエ 「ぶるぅに押し付けたんですか?」
スウェナ「それっぽいわね、この流れだと」
マツカ 「でも、この家でペットなんかは見ませんよ?」
いったい何処にいるんでしょう、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「少なくとも、リビングとかベランダだとか…」
スウェナ「目につくトコにはいないわよねえ?」
シロエ 「もしかしたら、夜行性かもですよ」
昼間は寝ていて出て来ないとか…、とシロエ君の見解。
シロエ 「だったら、姿を見なくてもですね…」
ジョミー「納得だけど、それにしたって…」
サム 「やっぱ、ケージとかは要るんでねえの?」
この家で世話をしてるんならよ、とサム君の意見。
サム 「けどよ、ケージも見ねえしよ…」
ジョミー「水槽とかも無いっぽいよね?」
シロエ 「いったい、何処で飼ってるんです?」
あの人に押し付けられたヤツを、とシロエ君、ズバリ直球。
シロエ 「此処じゃなくって、駐車場ですか?」
サム 「あー…。あそこだったらいけるよな!」
ジョミー「何かいたって、見てないもんねえ…」
まさか、此処のとは思わないから、とジョミー君。
ジョミー「犬小屋があっても、他所の犬だと思ってさ…」
シロエ 「スルーですよね、でもって忘れるんですよ」
犬小屋を見た事実ごと、とシロエ君も。
シロエ 「駐車場なら分かりますけど、そうなんですか?」
ぶるぅ 「違うよ、駐車場だと暑すぎて…」
ダメになっちゃう、と悲鳴なお子様。
ぶるぅ 「温度管理も大切なの!」
ジョミー「デリケートなんだ?」
ぶるぅ 「そだよ、とっても!」
一同 「「「うーん…」」」
それを放置なのか、と誰もが難しい顔付きに。
酷すぎ…。
2023/09/06 (Wed)
☆保健所に行く人
暦は秋でも残暑な9月、週末は生徒会長宅が一番ですけど。
お盆の棚経が話題になって、そこから出て来たペットの話。
ジョミー「ちょっと酷いと思うんだけど…」
スウェナ「ちょっとどころの話じゃないでしょ!」
責任感ってものが無いのかしらね、とスウェナちゃん。
スウェナ「面倒を見られないなら、ペットなんかは…」
シロエ 「絶対、飼ってはいけませんよね」
サム 「そういうヤツがよ、家で飼ってたペットをよ…」
保健所に持って行くんだぜ、とサム君、フウと溜息。
サム 「ぶるぅが代わりに世話しなかったら、今頃は…」
キース 「もう間違いなく、お浄土行きだな」
せめて譲渡会に連れて行けば…、とキース君も。
キース 「引き取ってくれる人にも、出会えそうだが…」
ジョミー「やるわけないって、あの人だしさ」
シロエ 「ええ、間違いなく保健所に持って行きますよ」
譲渡会なんて柄じゃないですから、とシロエ君、ピシャリ。
シロエ 「飽きた、と思ったら即、実行ですよね」
ジョミー「うん、分かる。ぶるぅに相談しただけマシかも」
キース 「まあ、其処だけは評価出来るな」
相談が違ったかもしれないが、とキース君の苦い顔付き。
キース 「あの馬鹿が、保健所の仕組みに詳しいわけが…」
シロエ 「ありませんよね、じゃあ、その方向で相談を…」
したんでしょうか、とシロエ君、肩をブルッと。
シロエ 「持って行くための入れ物とかを、です」
一同 「「「うわー…」」
ゴミ収集じゃないんだから、と誰もが真っ青。
ジョミー「燃えるかどうかも、聞いたのかもね…」
キース 「まさか、そこまで…」
酷いとは思いたくないが、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「持ち込み方とか、場所だとか…」
ぶるぅ 「んとね、放って行っちゃっただけで…」
シロエ 「それっきりだったわけですか?」
ぶるぅ 「そうなの、今は暑いから…」
お世話しないとダメなのに、と言ってますけど。
黙って放置…。
2023/09/07 (Thu)
☆動物虐待はアウト
暦だけが秋で残暑な9月、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
お盆の棚経の話から、ソルジャーが放置なペットが問題に。
シロエ 「酷すぎますよ、温度管理も大切なのを…」
ジョミー「何も言わずに放って行くとか、虐待だよねえ?」
サム 「あー…。そうなるかもだぜ」
キース 「まあ、間違いなくアウトなヤツだな」
明るみに出たら…、とキース君。
キース 「どういう刑になるかは知らんが、確実に…」
シロエ 「有罪というわけですね?」
キース 「法律がある以上はな!」
動物愛護法は厳しいんだぞ、とキース君、目がマジ。
キース 「とはいえ、あいつは戸籍が無くて…」
ジョミー「思いっ切り、別の世界の人間だよ?」
キース 「其処なんだ。だから通報しても無駄でだな…」
下手をしたらブルーがしょっぴかれるかも、と怖い意見が。
キース 「見た目は完璧に同一人物、多分、指紋とかも…」
ブルー 「同じな筈だよ、きちんと調べたことは無いけど」
シロエ 「じゃあ、会長が誤認逮捕な危機ですね?」
ブルー 「誤認じゃなくって、ブルー本人扱いだってば!」
この人です、と通報されたら終わり、と生徒会長。
ブルー 「でもねえ、モノがモノだから…」
ぶるぅ 「おまわりさんは、来ないと思うの!」
一同 「「「は?」」」
立派に動物虐待なのに、と誰もがキョトン。
シロエ 「黙って放置して行ったんでしょう?」
ぶるぅ 「そだよ、お世話が欠かせないのに…」
ジョミー「だったらダメだと思うけど?」
キース 「どう転がっても、虐待だろうが!」
この暑い中、世話をしないで放置とは…、とキース君。
キース 「下手をしなくても、死んでしまうぞ!」
ジョミー「うん、死ぬと思う…」
動物も熱中症になるらしいしね、とジョミー君も。
ジョミー「ありふれた動物でもアウトだよ、ソレ」
シロエ 「ダメすぎるでしょう!」
ぶるぅ 「そうなんだけど…」
生き物には違いないけれど、と困り顔のお子様。
えっと…?
2023/09/08 (Fri)
☆ペットを飼う理由
暦は秋でも残暑な9月、週末は生徒会長宅な面々ですけど。
ソルジャーがペットを放置だそうで、動物虐待が問題な今。
シロエ 「どんな生き物でも、虐待はダメなヤツですよ!」
ジョミー「おまわりさんが来ないだなんて、無いってば!」
キース 「まったくだ。モノがモノだと言ってもだな…」
そんなことは個人の見解だろうが、とキース君、腕組み。
キース 「他の誰かが気付いた時に、ダメだと思えば…」
シロエ 「もう、速攻で通報ですよ!」
ジョミー「だよねえ、写真を撮られちゃってさ…」
スウェナ「動画ってことも、有り得るわよねえ…」
ドラレコみたいに提出だわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「そうなる前に対処すべきよ、コレは!」
ぶるぅ 「お世話してるから、いいと思うの!」
死んでないしね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ちゃんと毎日、かき混ぜてあげて…」
シロエ 「ペットって、金魚だったんですか?」
ジョミー「かき混ぜたら、逆に弱りそうだよ?」
温度管理も大切なんだし、とジョミー君の指摘。
ジョミー「魚じゃなくって、泥の中にいるヤツじゃない?」
キース 「なるほど、亀か…」
シロエ 「あー、スッポンかもしれませんよ!」
なにしろ例の仏様が…、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「同名ですから、飼ってみたくて…」
サム 「買ったはいいけど、持て余したのな…」
ジョミー「それっぽいよね…」
如何にもやりそう、とジョミー君が広げる両手。
ジョミー「ついでに飽きたし、もう知らない、って…」
キース 「ぶるぅに押し付けて行ったんだな…」
でもって、この後、食うつもりでは…、とキース君。
キース 「なんと言っても、スッポンの肉は美味いしな」
シロエ 「最初から、そういう目的だったかもですよ」
ジョミー「じゃあ、おまわりさんが来ないのも…」
スウェナ「食べるんだったら、当然だわねえ…」
でも、飼い方によってはアウトかも、という声が。
そうかも…?
2023/09/09 (Sat)
☆飼い方が問題かも
暦だけ秋で残暑厳しい9月、生徒会長宅で週末な御一同様。
ソルジャーがペットを放置な話から、動物虐待が問題で…。
シロエ 「食べるつもりでも、飼い方は問題かもですね…」
キース 「ペットの場合は、厳しく突っ込まれるが…」
ジョミー「養殖とかだと、どうなるのかな?」
スウェナ「今、フォアグラが問題になっているでしょ?」
虐待だって騒がれているじゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「国によっては、作ることが禁止されてる筈よ」
キース 「確かにな…。この国だと、まだ緩いんだが…」
シロエ 「通報されたら問題になる飼い方とかは…」
家畜の場合もあるかもですよ、とシロエ君の見解。
シロエ 「放置なだけでも、ダメな時にはダメでしょう」
サム 「餌をやらねえとかは、アウトっぽいよな…」
ジョミー「だよね、今度の放置にしてもさ…」
本当はヤバいヤツじゃないの、とジョミー君も。
ジョミー「ぶるぅが世話をしていなかったら…」
スウェナ「ついでに、放置な事実が知れた時よね」
このマンションの住人とかに、とスウェナちゃんの読み。
スウェナ「とはいえ、それで逮捕になるのは…」
シロエ 「誰かさんじゃなくて、会長ですから…」
キース 「ぶるぅが世話をするしかないか…」
回避するには…、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「それにしても、ペットにスッポンだとは…」
サム 「チョイスが渋いぜ、亀なんてよ…」
シロエ 「意志の疎通は出来るんでしょうか?」
ジョミー「機嫌が悪いと、噛むだろうけど…」
それ以外の時は難しいかも、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「ぶるぅ、その辺は、どうなわけ?」
ぶるぅ 「んとんと、御機嫌なら、かき混ぜる時に…」
だいたい分かるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だから、その時に、お塩を足したり…」
シロエ 「塩ですか!?」
ジョミー「でも、スッポンって…」
淡水の亀じゃなかったっけ、と言ってますけど。
ですよねえ…?
2023/09/10 (Sun)
☆塩分は控えめに
暦は秋でも暑いのが9月、週末は涼しい生徒会長宅が一番。
のんびり過ごす面々ですけど、放置されたペットの話な今。
キース 「スッポンは間違いなく、淡水の亀だぞ」
シロエ 「元老寺の池にもいるんですか?」
キース 「いや、あれは意外と繊細なヤツで…」
池があればいい亀ではないな、とキース君。
キース 「養殖でも、気を遣うと聞くが…」
ジョミー「あー…。だったら、スッポンで決まりだよね」
シロエ 「そうなると、塩は何なんです?」
スウェナ「塩水浴じゃないのかしら?」
金魚だと効果があるらしいわよ、とスウェナちゃんの見解。
スウェナ「手軽に出来るように、タブレッツとかも…」
シロエ 「えっ、熱中症用のアレでしょうか?」
マツカ 「それは人間用ですよ。金魚用のは別ですね」
ペットショップで扱ってます、とマツカ君が補足。
マツカ 「スッポンの場合は、濃度が違うでしょうし…」
キース 「金魚と亀では、別物だしな…」
ジョミー「機嫌を見ながら投入なのかな?」
ぶるぅ 「そだよ、入れすぎないように!」
辛くなったらダメだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ついでに今は、塩分控えめが流行りだし…」
シロエ 「流行っているんですか、スッポン!?」
あんなのをペットにする人が…、とシロエ君、仰天。
シロエ 「ぼく、聞いたことも無いですけど!」
キース 「俺も同じだ」
ジョミー「ぼくも初耳…」
ペットショップには通ってないけど、とジョミー君も。
ジョミー「あんなのを飼って、楽しいのかな?」
サム 「人間、好みはそれぞれだけどよ…」
スウェナ「流行に敏感だったのねえ…」
意外だわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「仏様繋がりじゃなくて、流行りのペットね…」
ぶるぅ 「ううん、仏様繋がりだよ?」
シロエ 「それなのに、放置して行ったんですね?」
ぶるぅ 「毎日、お世話しないとダメだし…」
こうなっちゃうのも分かるけど、と言ってますけど。
無責任…。
2023/09/11 (Mon)
☆味見と言われても
暦だけ秋で残暑な9月、週末は生徒会長宅が一番ですけど。
ソルジャーが放置なペットが問題、スッポンを飼った模様。
ジョミー「仏様繋がりだったら、大事にしないと…」
サム 「ダメってモンだろ、死んじまったら大変だぜ?」
キース 「まったくだ。そんな姿勢でいるようなヤツに…」
お経など読んでやらないからな、とキース君の苦い顔付き。
キース 「じきにお彼岸だが、法要は…」
シロエ 「断るんですか?」
キース 「当然だ! 殺生は一番重い罪だぞ」
サム 「未遂の場合もアウトかよ?」
死んだわけではねえんだけどよ、とサム君の問い。
サム 「ぶるぅが代わりに世話してるんだし…」
シロエ 「きっと元気にしていますよね」
ぶるぅ 「そだよ、今朝もちょっぴり、お塩を足して…」
いい感じなの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「みんなも、お昼に味見してみる?」
一同 「「「はあ?」」」
どうやって、と誰もがポカーン。
シロエ 「あのですね…。今、味見って言いましたか?」
ぶるぅ 「そうだけど?」
ジョミー「スッポンエキスっていうヤツなのかな?」
たまに広告が出てるけどさ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「美容に効くんだったっけ?」
スウェナ「それもあるけど、栄養でしょ?」
スッポンだもの、とスウェナちゃん。
スウェナ「あの迷惑な人が飼い始めたのも、その辺だわよ」
一同 「「「あー…」」」
粉末とかで売ってるヤツ、と一同、納得。
シロエ 「明らかに不純な目的ですよね…」
ジョミー「それっぽいけど、味見だなんて…」
アレって水に染み出すのかな、とジョミー君、ブツブツと。
ジョミー「まさか直接、舐めるわけにもいかないし…」
キース 「下手をしたら、舌を噛まれそうだが!」
シロエ 「ですよね、やっぱり水に溶け出すエキスとか…」
サム 「煮詰めて味見、ってトコだよな、きっと…」
他に考えられねえしよ、とサム君が唱える説。
煮詰めて味見…。
2023/09/12 (Tue)
☆合わない料理でも
暦は秋でも暑いのが9月、週末は生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャーが放置したペットが話題で、お昼に味見だとか。
キース 「なるほど、溶け出したエキスを煮詰めれば…」
ジョミー「スープっぽい味になりそうだよね」
シロエ 「スッポンのスープ、美味しいですしね!」
店で食べるには高すぎますけど、とシロエ君、苦笑。
シロエ 「ぶるぅと、マツカ先輩のお蔭で、何度も…」
スウェナ「食べてるものねえ、最高なのを」
サム 「それっぽい味になるんでねえの?」
味見ってヤツな、というサム君の言葉で高まる期待。
ジョミー「そっか、お昼はスッポンのスープ!」
キース 「味見となると、一人分の量は少なそうだが…」
シロエ 「おちょこに一杯でも、充分ですよ!」
スウェナ「リッチな気分になれるわよね!」
それでお願い、とスウェナちゃん。
スウェナ「お昼に一品、つくんでしょ?」
ぶるぅ 「うんっ、みんなで味見だね?」
一同 「「「はいっ!」」」
食べる、食べる、と誰もが手を挙げ、迎えたお昼時。
ぶるぅ 「お待たせーっ! 今日はエスニック!」
シロエ 「わあ、カレーですね、トムヤムクンも!」
ぶるぅ 「そうなの、朝から仕込んでたから…」
メニューが変更出来なくて…、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「味見と合わない、お料理だけど…」
シロエ 「そんなの、誰も気にしませんよ!」
サム 「要は美味けりゃいいんだしよ…」
キース 「ビュッフェだと思えば、何の問題もないぞ」
あれは色々並ぶからな、とキース君が持ち出したヤツ。
キース 「味噌汁もあれば、ステーキとかも…」
ジョミー「普通にあるよね、いろんなのが」
問題なし! とジョミー君が突き上げる拳。
ジョミー「一緒に並べてくれていいから!」
シロエ 「そうです、美味しく頂きますよ!」
サム 「文句を言うヤツ、いねえって!」
ぶるぅ 「オッケー!」
持って来るね、とキッチンへ跳ねてゆくお子様。
期待大…!
2023/09/13 (Wed)
☆つまみっぽいブツ
暦だけ秋で残暑な9月、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
ソルジャーが放置なペットの件から、お昼に味見な方向へ。
シロエ 「楽しみですよね、スッポンのスープ!」
ジョミー「トムヤムクンとは被らないしさ…」
キース 「カレーも種類が多いわけだし、いいと思うぞ」
サム 「うんうん、ナンも焼き立てだしよ…」
一緒に食ったら美味そうだぜ、とサム君の意見。
サム 「量が少ねえんだから、ナンをつまみに…」
スウェナ「ちびちび飲むのが良さそうよね」
マツカ 「利き酒みたいな感じですよね」
キース 「確かにな。…と言うか、お前、飲めたのか?」
酒は俺だけかと思っていたが、と以前、大学生だった人。
キース 「しかも利き酒とは、かなりいける口で…」
マツカ 「違いますってば、単に知識としてだけですよ」
お客様にお出しするお酒の関係で…、とマツカ君、苦笑い。
マツカ 「ぼくは見ているだけなんです」
シロエ 「そうでしょうねえ、一瞬、驚きましたよ」
キース 「俺もだ。なにしろマツカは、隠している爪が…」
ジョミー「凄すぎるもんね、本気を出したら例の人にも…」
勝てるんだしさ、とジョミー君も。
ジョミー「そうだ、ペットを放置した件、マツカがさ…」
キース 「一発、叱るというのはどうだ?」
マツカ 「遠慮しますよ、スッポンは無事に生きていて…」
スープの味見も出来るんですから、と控えめな台詞。
マツカ 「それより、今はスープの出来を…」
シロエ 「楽しむべきかもしれませんねえ…」
ジョミー「そう言われれば…。あっ、来たかな?」
ぶるぅ 「お待たせーっ!」
お味見どうぞ! とドンと置かれた器。
シロエ 「えっ? えっと、スープはどうしたんです?」
キース 「この漬物をつまみに、スッポンのスープか?」
ぶるぅ 「違うよ、味見するんでしょ?」
ジョミー「スッポンは?」
ぶるぅ 「なんでスッポン?」
味見するって言ってたじゃない、と困り顔ですけど。
えっと…?
2023/09/14 (Thu)
☆味見に出て来たブツ
暦は秋でも暑いのが9月、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
ソルジャーが放置なペットのスッポン、味見という話な今。
ぶるぅ 「味見って言うから、ちゃんと洗って…」
シロエ 「染み出したエキスで、スープですよね?」
スッポンの、とシロエ君の問い。
シロエ 「そのままだと薄いですから、鍋で煮詰めて…」
サム 「スープにするって話だったじゃねえかよ」
ジョミー「そうだよねえ? なのに、どうして…」
ナスとキュウリの漬物なのさ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「もしかして、コレにかけてあるとか?」
キース 「そんな風には見えないが…」
マツカ 「ぼくもです。それに、お醤油も…」
ぶるぅが持って来てますよ、とマツカ君が指差すテーブル。
マツカ 「ごくごく普通に、お漬物だと思いますけど」
ぶるぅ 「うん、さっ出したばかりの糠漬け!」
美味しいんだよ、と料理上手なお子様の笑顔。
ぶるぅ 「遠慮しないで味見してね!」
シロエ 「待って下さい、何故、糠漬けになるんです!」
ぶるぅ 「だって、放って行ったから…」
ぼくが毎日、お世話してて…、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「今朝もかき混ぜて、お塩を足して…」
一同 「「「ええっ!?」」」
スッポンじゃなくて糠床なのか、と誰もが愕然。
キース 「そう来たか…」
ジョミー「ペットなんかじゃなかったんだ…」
ぶるぅ 「なんか、臭いから嫌だ、って…」
??? 「ピンポーン!」
今日も暑いね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「美味しい筈だよ、その糠漬け!」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
飯時を狙って来たのは分かるが、とキース君。
Aブルー「食い意地が張っているなら、糠床もだな…」
シロエ 「世話をするのが筋でしょう!」
Aブルー「向いてないから!」
キース 「しかしだな…!」
Aブルー「腐るんだよ?」
世話を忘れた時は、とソルジャー、しれっと。
当然ですね…?
2023/09/15 (Fri)
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☆出るだけで被害
スッポンタケの棚経の日で、生徒会長宅に朝イチで集合。
今年はソルジャーも早く来まして、お膳を作るわけで…。
シロエ 「どういう仕事なんです、ソレは!」
Aブルー「君が自分で言ったじゃないか、ついさっき!」
イメージダウンを避けるのが仕事、とソルジャーの笑み。
Aブルー「長老たちが揃って、外に出るな、って…」
シロエ 「まさか、出るだけでイメージが…」
ガラガラと崩れ落ちるんですか、とシロエ君。
シロエ 「でなきゃ、其処まで言われませんよね…?」
Aブルー「そうなんだよねえ、うるさくってさ…」
あれじゃアイスも作れやしない、とブツブツブツ。
Aブルー「厨房に出掛けて作っていたら、次の日に…」
マツカ 「何か苦情でも来たんでしょうか?」
Aブルー「数人、寝込んだらしくってね!」
一同 「「「えっ?」」」
何故にアイスで、と誰もがキョトン。
シロエ 「アイスを作ったせい…なんですか?」
Aブルー「らしいよ、高熱を出して倒れたとかで…」
スウェナ「そっちのアイスって、そんなにヤバいの?」
混ぜるな危険ってヤツなのかしら、とスウェナちゃん。
スウェナ「違う種類のを下手に混ぜたら、ダメだとか…」
Aブルー「ううん、混ぜても大丈夫だけど?」
チョコミントとバニラを混ぜてもいける、という返事。
Aブルー「これがまた、けっこう美味しくってねえ!」
一同 「「「チョコミントと、バニラ…」」」
とんでもない味じゃなかろうか、と皆の不審そうな目。
Aブルー「いけるんだってば、本当に!」
シロエ 「証明しなくてもいいですからね!」
此処では作らないで下さい、とシロエ君、ビシィ! と。
シロエ 「でも、安全なら、何故、寝込むんです?」
Aブルー「ぼくのイメージが崩壊したのが原因かな?」
マツカ 「それだけ…ですか?」
スウェナ「有り得ないでしょ!」
Aブルー「ミュウは、精神が繊細だから…」
ダメみたいだね、と苦笑ですけど。
アイスを作っただけで…?
2023/08/16 (Wed)
☆美味しい食べ方
スッポンタケの棚経の日は、朝イチで生徒会長宅に集合。
今年はソルジャーも早々に登場、お膳を作るわけでして。
シロエ 「アイスを作ると、どうマズイんです?」
マツカ 「その言い方は誤解を招きませんか?」
シロエ 「あ、そうですね! マズイは味の評価にも…」
使いますし、とシロエ君、慌てて訂正。
シロエ 「アイスを作ることの、何処がダメだと…?」
スウェナ「そうよね、イメージの問題なんだし…」
マツカ 「場合によっては、イメージアップなのでは?」
親しみやすいソルジャーとして、とマツカ君の鋭い指摘。
マツカ 「ぼくたちの世界だと、王室の方とかが…」
スウェナ「手料理を作るとか、よく聞くわよねえ…」
シロエ 「庶民の口には入りませんけど、ありますね」
国賓の人を招いてバーベキューとか、とシロエ君も。
シロエ 「アイス作りも、それと同じじゃないですか?」
マツカ 「ええ、そんな気がするんですけど…」
Aブルー「そうは言われなかったよね、うん」
長老たちが文句を並べるだけで…、とソルジャーの答え。
Aブルー「よそ見しながら混ぜて散らかすな、とか…」
一同 「「「うっ…」」」
Aブルー「出来上がったのを、ボウルから、直接…」
おたまで掬って食べるなとか…、と恐ろしすぎる発言が。
Aブルー「ダイレクトに食べるのが最高なのに!」
シロエ 「最悪ですから!」
マツカ 「マナー違反だと思います、ぼくも…」
スウェナ「倒れた人がいるのも当然よねえ、ソレ…」
ボウルから食べるのはアウトだわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「しかも、おたまで掬うだなんて!」
Aブルー「でもねえ、ホントに美味しいんだって!」
器に上品に盛られるよりも、とソルジャー、威張り返り。
Aブルー「ぼくのぶるぅも、お気に入りの食べ方で…」
一同 「「「ぶるぅ…」」」
Aブルー「出来立てを、こう、ダイレクトに口へとね!」
それでこそ作り立ての味、と言ってますけど。
あんまりでは…?
2023/08/17 (Thu)
☆最低な食べ方
今日はスッポンタケの棚経、生徒会長宅に朝イチで集合。
ソルジャーも来まして、今年はお膳を作るんですけど…。
シロエ 「そりゃ、出来立ては美味しいですよ、でも…」
マツカ 「ボウルから直接というのは、ちょっと…」
ダメじゃないかと思います、とマツカ君も複雑な顔。
マツカ 「イメージダウンは免れないかと…」
Aブルー「親しみやすいのはいい、と、さっき君もさ…」
言ったじゃないか、とソルジャーの反論。
Aブルー「ぼくだって、そう思うのに!」
シロエ 「レベルが違い過ぎますから!」
スウェナ「そうよ、親しみやすくて、かつ、上品で…」
雲の上の人に相応しくなきゃ、とスウェナちゃん。
スウェナ「ボウルとおたまじゃ、ダメすぎるわよ!」
Aブルー「なんで君たちまで、長老たちと同じ文句を…」
シロエ 「言いたくなって当然でしょう!」
マツカ 「せめて、他の器に移してからとか…」
味見だって、おたまではしませんよ、とマツカ君の言。
マツカ 「おたまで掬って、小皿とかにですね…」
ぶるぅ 「そだよ、お料理の練習の時に教えたでしょ?」
Aブルー「えっと…? あれは和食の練習だからで…」
ぶるぅ 「違うの、お料理は、何でもそうなの!」
バナナの葉がお皿な国とか以外は、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「手掴みで食べる国なら、味見の方も…」
シロエ 「やっぱり手掴みになるんですか?」
ぶるぅ 「ううん、そんなの、火傷するでしょ?」
熱々のカレーを手で掬ったら…、と納得な話。
ぶるぅ 「盛り付けの時に使う道具で掬って…」
スウェナ「バナナの葉っぱで味見なのね?」
ぶるぅ 「うん、そんな感じ!」
でも…、とソルジャーに視線を移すお子様。
ぶるぅ 「お皿がある国だと、お皿で味見するもので…」
Aブルー「直接、食べちゃダメだ、って?」
ぶるぅ 「味見でも、別のお皿なの!」
Aブルー「でも、出来立てを…」
ダイレクトに食べるのが最高で、と文句ですけど。
最低では…?
2023/08/18 (Fri)
☆ダイレクトが最高
スッポンタケの棚経の日は、朝イチで生徒会長宅に集合。
今年はお膳を作るソルジャー、早々に登場ですけれど…。
シロエ 「最高じゃなくて、最低ですから!」
スウェナ「目撃した人が倒れちゃうのも、当然だわよ!」
Aブルー「そう言われても、アレが本当に最高で…」
美味しいんだし、とソルジャー、譲らず。
Aブルー「ぼくのぶるぅも、ダイレクトに、おたまで…」
シロエ 「料理なんか、作れるんですか!?」
マツカ 「食べるだけかと思ってました…」
Aブルー「もちろん、食べるだけだってば!」
でもね、とソルジャーの弾ける笑顔。
Aブルー「盗み食いをするなら、こう、ボウルから…」
シロエ 「直接食べる、というわけですね?」
Aブルー「ピンポーン! 鍋でも、フライパンでも!」
出来上がったら片っ端から…、と恐ろしすぎる台詞が。
Aブルー「場合によっては、オーブンの天板からもね!」
スウェナ「火傷するじゃないの!」
Aブルー「大丈夫! 鍋掴みという便利な道具が!」
アレをはめた手でガシッと掴んで…、という説明。
Aブルー「もう片方の手で、出来立てを掴むんだよ!」
一同 「「「うわー…」」」
迷惑すぎる、と誰もが愕然。
シロエ 「それで、あなたも、そうなんですね…?」
Aブルー「オーブン料理とかは、やらないからねえ…」
アイスだけだね、と悪びれない人。
Aブルー「本当に、何処がいけないんだか…」
シロエ 「真面目に分かってないわけですか?」
Aブルー「そうなんだよねえ、親しみやすくていいと…」
さっき、マツカも言ったのにさ…、とブツブツブツ。
Aブルー「心底、理解出来なくて…」
ぶるぅ 「んとんと…。だったら、此処でやってみる?」
お膳で試してみるのはどう、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「そしたら、少しは分かるかも…」
シロエ 「何をするんです?」
Aブルー「味見は、お皿でするんだ、って…」
教わったけど…、とソルジャーもキョトン。
何を試すと?
2023/08/19 (Sat)
☆ダイレクトでいこう
今日はスッポンタケの棚経、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも早々に登場でして、お膳を作るわけですが。
シロエ 「味見って、お膳でもするわけですか?」
ぶるぅ 「そだよ、心をこめて作りたいなら、味見も…」
大切だよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「仏様にも、美味しいお料理を…」
ブルー 「召し上がって頂くのが、一番の供養だよ」
同じ作るなら丁寧に、と生徒会長、いえ、銀青様も。
ブルー 「今は、フリーズドライのセットもあるけど…」
ぶるぅ 「きちんと手作り、味見もするのが最高なの!」
シロエ 「確かに、ぼくが仏様の立場だったら…」
スウェナ「ちゃんとしたお膳が欲しいわねえ…」
砂糖と塩を間違えてるのは嫌だわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「ついでに、普通のお味よりかは…」
シロエ 「美味しい方が、断然、いいです!」
ぶるぅ 「でしょ? だから練習では、味見もしてて…」
Aブルー「君たちも太鼓判の味だったわけ!」
でも…、とソルジャー、怪訝そうな顔。
Aブルー「お膳で、何を試すって?」
ぶるぅ 「えっとね、ダイレクトに食べるのが…」
最高ってヤツを試してみるの! と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「作ったお料理、器に盛り付ける代わりに…」
シロエ 「鍋で出すんじゃないでしょうね…?」
ぶるぅ 「大当たりーっ!」
ダイレクトなのがいいんでしょ、とニコニコニコ。
ぶるぅ 「全部、お鍋で並べるの!」
一同 「「「ええっ!?」」」
お膳と言えば…、と誰もが仰天。
シロエ 「あ、あの…。お膳って、毎年、ぶるぅが…」
マツカ 「作ってくれてる、精進料理の…」
お膳ですよね、とマツカ君の問い。
マツカ 「お鍋を幾つも載せられるサイズでは…」
シロエ 「ないと思うんですけれど…」
スウェナ「一つ載せたら、一杯だわよ?」
ぶるぅ 「うんっ! だからお鍋は、ダイレクトに…」
床に並べればいいと思うの! と凄い台詞が。
お膳ですか…?
2023/08/20 (Sun)
☆仏様へのおもてなし
スッポンタケの棚経の日で、生徒会長宅に集合ですけど。
今年はお膳を作るソルジャー、早々に到着したものの…。
シロエ 「お膳の代わりに、鍋を並べる気ですか!?」
ぶるぅ 「だって、ダイレクトに食べるのが…」
最高なんでしょ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だったら、スッポンタケだって!」
シロエ 「ま、まあ…。それはそうかもしれませんね…」
スウェナ「棚経を頼んでるのが、この人だものねえ…」
マツカ 「類友というヤツですか…」
有り得ますね、とマツカ君の相槌。
マツカ 「ただ、それを見たキースが何と言うかは…」
ぶるぅ 「ぼくも知らないけど、仏様には…」
ブルー 「最高のおもてなしをするものだしねえ…」
いいと思うなら、やってみたまえ、と銀青様のお言葉が。
ブルー 「仏様が喜ぶやり方でいくのが一番だよ、うん」
シロエ 「キース先輩に通用しますか…?」
ブルー 「そこまでは保証しないね、ぼくは!」
まあ、並べるだけ並べてみたら、と生徒会長。
ブルー 「ぶるぅ、今日が本番だから、しっかりと!」
ぶるぅ 「うんっ、頑張って教えてくるね!」
あっ、そうだ…、と視線がソルジャーに。
ぶるぅ 「んとんと、今日は御飯も炊かないと…」
Aブルー「いつも炊いてるけど?」
ぶるぅ 「炊飯器で炊くんじゃなくて、お鍋で!」
土鍋で炊くのが最高だから、と弾ける笑顔。
ぶるぅ 「それに、ダイレクトに並べるんなら…」
シロエ 「炊飯器だと、絵になりませんよね…」
ぶるぅ 「そうなの、ビジュアルも大切なの!」
お膳だもんね、とニッコリと。
ぶるぅ 「御飯を炊くのは、難しいけど…」
ブルー 「ぶるぅが、ちゃんと教えてくれるよ」
頑張りたまえ、と生徒会長のエール。
ブルー 「修行の成果の見せ所だしね!」
ぶるぅ 「言う通りにすれば、大丈夫!」
Aブルー「分かった、全力で美味しいお膳を…」
作って来るから、とキッチンの方へ消えましたけど。
どうなる…?
2023/08/21 (Mon)
☆お鍋が心配かも
今日はスッポンタケの棚経、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーがお膳を作るわけでして、キッチンの方へと。
シロエ 「大丈夫なんでしょうか、お鍋だなんて…」
ブルー 「ぶるぅの腕はプロ並みだから、任せて安心!」
火加減とかの指導はバッチリ、と生徒会長の太鼓判。
ブルー 「初めて土鍋で炊く人だって、それなりに…」
スウェナ「美味しい御飯が炊けるのね?」
ブルー 「もちろんだよ! 心配なんかは要らないね」
ふっくら炊き上がるのは間違いなし! と頼もしい言葉。
ブルー 「蓋を開ければ、湯気がホカホカと…」
スウェナ「えっと…? 蓋を開けて床に置くのかしら?」
シロエ 「其処なんですよ、ぼくが心配してるのは…」
上手く炊けるかの方じゃないです、とシロエ君。
シロエ 「お鍋のままで並んでいたら、キース先輩が…」
マツカ 「思いっ切り、顔を顰めそうですよね…」
スウェナ「そうねえ、バカにしてるのか、って…」
怒る顔が目に見えるようだわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「ついでにジョミーも、目が点になって…」
シロエ 「何もかも忘れそうですよね…」
お線香の用意も、蝋燭も…、とシロエ君も同意。
シロエ 「普段のキース先輩なら、ジョミー先輩を…」
マツカ 「叱り飛ばして、棚経を開始でしょうけどね…」
キースも凍っているかもですよ、とマツカ君。
マツカ 「怒るより前に、フリーズしそうな気がします」
一同 「「「あー…」」」
それはあるかも、と一同、納得。
シロエ 「キャパをオーバーするわけですね?」
マツカ 「ただでも疲れていますから…」
スウェナ「棚経、ハードなイベントだものね…」
倒れなければいいんだけれど、とスウェナちゃんの言。
スウェナ「フリーズした後、ショックで意識が…」
シロエ 「遠のいて、ブラックアウトですか…」
マツカ 「この暑さだと、熱中症の寸前でしょうし…」
真面目に危ない感じですよ、という声が。
倒れるかも、と…?
2023/08/22 (Tue)
☆代理がいない件
スッポンタケの棚経の日で、只今、お膳の準備中ですけど。
今年はソルジャーが作るわけでして、並べ方が大問題で…。
シロエ 「倒れちゃったら、棚経、どうなるんですか?」
マツカ 「さあ…? 後日というわけにも…」
スウェナ「いかないわよねえ、それに代理になる人も…」
いないじゃないの、と言いかけたスウェナちゃんですが。
スウェナ「いるわね、代理どころじゃない人が…」
シロエ 「そうでした! 会長だったら、文句なしで…」
マツカ 「アドス和尚も大感激だと思いますけど…」
代わりに行ってくれるでしょうか、とマツカ君が捻る首。
マツカ 「この暑さですし、原因がお鍋ですからね…」
ブルー 「マツカの読み通り、お断りだね!」
いろんな意味で、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「暑いのも嫌だし、法衣が着られないのもさ…」
一同 「「「は?」」」
棚経と言えば法衣じゃないか、と誰もがキョトン。
シロエ 「あのぅ…。キース先輩、法衣で来ますよ?」
スウェナ「ジョミーも、ちゃんと着てるじゃないの!」
ブルー 「それじゃ聞くけど、色は何色?」
マツカ 「黒ですけれど…?」
二人揃って、とマツカ君。
マツカ 「夏のですから、生地は透けますけどね」
ブルー 「そう! 其処が大いに問題なんだよ!」
キースの法衣は何色かな、と生徒会長の問い。
ブルー 「見慣れてるのは、黒だろうけど…」
一同 「「「あっ!」」」
其処か、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「キース先輩、黒じゃないですね…」
マツカ 「お正月の修正会の時には、違いますよね…」
ブルー 「ピンポーン!」
棚経だから黒なんだよね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「たとえ緋色を着られる人でも、棚経の時は…」
シロエ 「黒以外、着たらダメなんですか?」
ブルー 「そういうことだね、ぼくが行っても…」
スウェナ「値打ちが分かって貰えないのね…」
それはダメかも、と納得するしかない理由。
代理不在…。
2023/08/23 (Wed)
☆倒れてしまったら
今日はスッポンタケの棚経、お膳を作っているソルジャー。
けれども並べ方が問題、盛り付ける代わりに鍋で出すとか。
ブルー 「分かったかい? ぼくも見た目は高校生で…」
シロエ 「檀家さんは素人ですから、高僧だとは…」
マツカ 「気付きませんよね、絶対に…」
滞在時間も短いですし、とマツカ君、深い溜息。
マツカ 「法話の時間があれば分かるでしょうけれど…」
シロエ 「お坊さんなら、見た目で判断出来ますか?」
ブルー 「そこはいけるよ、きちんと修行をしていれば」
立ち居振る舞いで分かるものだね、と銀青様の言。
ブルー 「でもねえ、素人さんではねえ…」
スウェナ「私たちだって、普段は忘れているものねえ…」
シロエ 「キース先輩が倒れた場合は、放置ですか…」
ブルー 「手当てはするけど、それ以上のことはお断り!」
意識が無いなら、寝床も提供するけどさ、と突き放し。
ブルー 「責任は、お鍋を並べた人に…」
スウェナ「全部、被ってもらうのね?」
ブルー 「どうやって始末をつけるつもりか、謎だけど!」
まさか代わりに回るわけにも…、と生徒会長の冷たい笑み。
ブルー 「お金で片は付けられるけどね、一応は」
一同 「「「えっ!?」」」
賠償金を払うコースか、と一同、目が真ん丸に。
シロエ 「えっと…? 檀家さんにお金を返すんですか?」
マツカ 「棚経のお布施は、後払いのような気がします」
スウェナ「そうよね、その場で渡してるんだし…」
賠償金の額が分からないわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「今年はこれだけ、って檀家さんが決めて…」
シロエ 「渡すんですから、定額制では…」
ないですもんね、とシロエ君も。
シロエ 「倍額を返しに回ると言っても、金額が…」
マツカ 「全く謎では、どうすることも出来ませんから…」
スウェナ「お金で片を付ける方法、無さそうよ?」
ブルー 「素人目にはね!」
蛇の道はヘビと言うだろう、とウインクですけど。
えっと…?
2023/08/24 (Thu)
☆代理は頼めても
スッポンタケの棚経の日で、ソルジャーが作っているお膳。
出来上がったら盛り付ける代わりに、鍋で並べる予定な今。
シロエ 「蛇の道はヘビ…って、お坊さんの道ですか?」
ブルー 「そうだけど?」
スウェナ「まさか、代理のお坊さんを…」
調達するとか、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「お金次第で来てくれる人がいるのかしら?」
ブルー 「いるねえ、高くつくけどね!」
普段だったらタダなんだけど、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「お寺同士の繋がりがあって、困った時には…」
シロエ 「ピンチヒッターを呼べるんですね?」
ブルー 「その通り! だけど、お盆は流石にねえ…」
何処のお寺も忙しいから…、と正論が。
ブルー 「頼んでも誰も来てくれないし、そうなると…」
マツカ 「璃母恩院に頼むしかないんでしょうか?」
ブルー 「アルテメシアだと、其処になるかな」
なんと言っても総本山、と銀青様。
ブルー 「人も多いから、直ぐに誰かが来られるし…」
シロエ 「その代わり、高いわけですね?」
ブルー 「繁忙期の中の繁忙期だよ?」
お盆は最高に人手不足、とキッパリと。
ブルー 「駆け出しのお坊さんが来たって、思いっ切り…」
マツカ 「費用が嵩んでしまうんですね…」
ブルー 「でも、棚経は絶対に…」
行かないとダメなイベントだから、と銀青様の説明が。
ブルー 「キースが此処で倒れちゃったら、頼むしか…」
一同 「「「うわー…」」」
ダメすぎるヤツ、と誰もがガクブル。
シロエ 「それって、アドス和尚にバレますよね?」
ブルー 「当たり前だよ、璃母恩院から請求書がさ…」
元老寺宛に届くんだしね、と嫌すぎる話。
ブルー 「いくらキースが副住職でも、コッソリ処分は…」
スウェナ「出来ないわよねえ、総本山から来たんじゃあ…」
ブルー 「開封するのは、当然、住職だってば!」
シロエ 「ですよねえ…」
キース先輩では手も足も…、とシロエ君。
詰むヤツ…。
2023/08/25 (Fri)
☆お鍋で並べる人
今日はスッポンタケの棚経、お膳を作っているソルジャー。
それを鍋ごと並べるつもりで、キース君が倒れるかもで…。
マツカ 「心配になって来ましたよ…」
シロエ 「あの人を止めるべきなんでしょうか…?」
スウェナ「常識でいけば、そうだけど…。あの人なのよ?」
言ってやめるような相手かしらね、とスウェナちゃん。
スウェナ「とてもそうとは思えないけど…」
Aブルー「お待たせーっ! お膳、出来たよ!」
まずは御飯、とソルジャーが運んで来た土鍋。
Aブルー「えっと、御飯は真ん中かな?」
ぶるぅ 「そだね、お膳の並べ方でいくと…」
この辺で、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が指差す床。
Aブルー「オッケー! じゃあ、次は煮物のお鍋を…」
ぶるぅ 「うん、和え物は、すり鉢でね!」
Aブルー「分かってるって!」
頑張って作ったんだから、と並べられていく鍋や、すり鉢。
Aブルー「こんなトコかな、後はお漬物で…」
ぶるぅ 「それも壺ごとでないとダメだよ?」
Aブルー「糠床ごとだね、持って来るーっ!」
一同 「「「うっ…」」」
臭いのでは、と思う間もなく、糠漬けの壺がドッカンと。
Aブルー「蓋を取るのは、直前かな?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お鍋も、糠床もね!」
もうすぐなの! と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「キースのお迎え、忘れないでよ?」
Aブルー「瞬間移動で此処まで、だよね!」
シロエ 「あのですね…。その前に、質問ですけれど…」
Aブルー「何か問題があるのかい?」
ぼくの力作のお膳にさ、とソルジャー、怪訝そうな顔。
Aブルー「よく出来てると思うけど…」
ぶるぅ 「お味の方もバッチリなの!」
保証しちゃう! と大絶賛。
ぶるぅ 「後でおさがり、食べるといいよ!」
シロエ 「いえ、そうじゃなくて、キース先輩が…」
マツカ 「倒れるかも、と心配なんですよ」
Aブルー「お漬物は蓋を取るな、って?」
臭すぎるから、と首を捻ってますけど。
其処じゃない件…。
2023/08/26 (Sat)
☆倒れても問題無し
スッポンタケの棚経を控えて、お膳が完成しましたけれど。
作ったソルジャー、ダイレクトに食べるのが一番な人で…。
シロエ 「糠漬けの匂いも問題ですけど、その前に…」
マツカ 「どう見ても、キースがキレますよ、コレ」
スウェナ「疲れてるだけに、怒るパワーはもう無くて…」
倒れて終わりな気がするのよね、とスウェナちゃん。
スウェナ「でもって、キースが倒れちゃっても…」
シロエ 「棚経は続けるしかないらしいんです」
Aブルー「まあ、此処が最後じゃないからねえ…」
マツカ 「そうなんですけど、誰が続きをやるんですか?」
ブルーはお断りだそうです、とマツカ君、サクサク説明を。
マツカ 「ですから、代理を頼むしかなくて…」
Aブルー「頼む費用が高いって?」
問題無し! とソルジャーが突き上げる拳。
Aブルー「ノルディに頼めば、即、キャッシュで!」
シロエ 「金銭的には、それで解決かもですが…」
マツカ 「代理を頼んだのが、アドス和尚にバレるんです」
璃母恩院から請求書が届きますからね、とマツカ君。
マツカ 「キースには隠匿出来ないそうで…」
ブルー 「アドス和尚が大噴火ってね!」
来年から此処は無しになるかも、と生徒会長の言。
ブルー 「二度と御免だ、と言われちゃったら…」
シロエ 「他所に頼むしか無いですよ?」
Aブルー「うーん…。でもさ、せっかく作ったんだし…」
ダイレクトに食べて欲しいんだよね、と眺め回す人。
Aブルー「スッポンタケだって、きっと気に入るよ!」
マツカ 「キースが倒れたら、棚経がパアですけれど?」
Aブルー「大丈夫! 倒れてもいけるから!」
此処の棚経も、残りのトコも…、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「ぼくを誰だと思ってるのさ!」
シロエ 「まさか、サイオンで操る気ですか!?」
スウェナ「気絶してるのを…?」
Aブルー「それも出来るし、気付け薬もあるからね!」
どっちにしようかな、と聞いてますけど。
ゾンビもどき…?
2023/08/27 (Sun)
☆鍋ごと並べたら
もうすぐスッポンタケの棚経、キース君が来ればスタート。
けれどお膳が問題でして、ソルジャーが鍋で並べてまして。
Aブルー「サイオンを使う方がいいのか、薬にするか…」
シロエ 「それ、ぼくたちが決めるんですか?」
Aブルー「そうか、決めるのは本人だよねえ…」
来てから決めて貰おうかな、とソルジャーの視線が窓へと。
Aブルー「うん、今の家を出たら、瞬間移動でお出迎え!」
一同 「「「うわー…」」」
考えたくない、と皆が震える間にサイオン発動。
Aブルー「よし、自転車ごと、移動完了!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 玄関、開けて来るね!」
跳ねて行ったお子様、間もなくキース君たちとリビングに。
ぶるぅ 「キースとジョミーが来てくれたよーっ!」
キース 「邪魔するぞ。ジョミー、蝋燭と…。うっ…!」
なんだコレは、とキース君が凝視している鍋や壺など。
Aブルー「ごめん、臭かったかなあ、糠漬け…」
キース 「や、やっぱり、コレは糠漬けの壺か…?」
ジョミー「でもって、土鍋に御飯で、すり鉢に、鍋に…」
そういうモノが見えるんだけど…、とジョミー君が擦る目。
ジョミー「キース、気のせいだと思う…?」
キース 「そうだと思いたいんだが…」
Aブルー「違うよ、コレがお膳だから!」
ダイレクトに食べるのが最高だしね、とソルジャー、力説。
Aブルー「スッポンタケにも、食べて欲しくって!」
キース 「あんた、棚経を馬鹿にしてるのか!?」
Aブルー「真剣だからこそ、こうなんだよ!」
キース 「どの辺がだ! どう見てもだな…」
ふざけてるだろう、と言い終わる前に、キース君、パタリ。
シロエ 「キース先輩!?」
ジョミー「ちょっと…!」
キース、とジョミー君が肩を揺さぶり、顔面蒼白。
ジョミー「なんか、意識が無いんだけど…!」
ぶるぅ 「大変、お水ーっ!」
シロエ 「だからダメだと言ってたでしょう!」
どうする気です、とシロエ君が吊り上げる眉。
棚経は…?
2023/08/28 (Mon)
☆意識が戻った人
スッポンタケの棚経ですけど、お膳と称して並べられた鍋。
見るなり激怒なキース君が問題、倒れてしまって意識喪失。
ジョミー「どうしよう、棚経、まだまだあるのに…」
ぶるぅ 「お水、持って来たーっ!」
おでこも氷で冷やさなきゃ、と手当てしているお子様。
ぶるぅ 「熱中症かな、それとも貧血…?」
ブルー 「合わせ技だと思うけどねえ…」
身体が冷えれば目を覚ます筈、と生徒会長、冷静な見立て。
ブルー 「棚経という使命感だけで、きっと起きるよ」
シロエ 「そう…でしょうか…? あっ…?」
ジョミー「動いた…かな?」
瞼がピクッと、とジョミー君が言った所で、開いた瞳。
キース 「しまった、意識を失っていたか…」
ぶるぅ 「はい、お水! それにスポーツドリンクも!」
キース 「有難い…!」
頂戴する、とキース君、どちらも一気飲み。
キース 「くっそぉ、無駄に時間を食った気が…」
ぶるぅ 「んとね、気絶してから半時間かな?」
キース 「そんなにか…!」
何軒分だ、とガバッと起き上がった副住職。
キース 「ジョミー、蝋燭と線香だ!」
ジョミー「えっ? いいけど、そんな身体でさ…」
シロエ 「棚経をやると言うんですか…?」
キース 「当然だろう! 坊主の世界は厳しいんだ!」
動ける限りは、なんとしても…、と鍋が並んだ祭壇の前へ。
キース 「この際、鍋は無視するぞ!」
Aブルー「えっと…。薬とかなら提供するけど…?」
キツいんだったら、サイオンで操作しても、と申し出た人。
Aブルー「君は眠ったままでいたって、棚経、バッチリ!」
シロエ 「そうらしいですよ、ゾンビみたいに…」
爆睡してても出来るそうです、とシロエ君が説明を。
シロエ 「キース先輩が寝ている間に、済むんですけど…」
Aブルー「そうなんだよねえ、薬よりもさ…」
シロエ 「オススメのコースみたいです」
キース 「断固、断る!」
でもって遅れを取り戻すぞ、と握り締める拳。
当然ですよね…?
2023/08/29 (Tue)
☆プロ意識で棚経
いよいよスッポンタケの棚経、意識を取り戻したキース君。
並んだ鍋や壺などはスルー、副住職モードに切り替えで…。
キース 「ジョミー、蝋燭をつけろと言ったぞ!」
ジョミー「あっ、ごめん!」
それにお線香、とジョミー君、慌てて祭壇の前で準備を。
キース 「よし! 他の面子も、ちゃんと正座しろ!」
Aブルー「で、でも、君の身体は、それどころじゃあ…」
キース 「あんたに言われる筋合いは無い!」
誰のせいだと思ってるんだ、と祭壇に向かう副住職。
キース 「始めるぞ!」
一同 「「「は、はいっ!」」」
逆らったら後が無いからな、と御一同様、揃って正座。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((流石はプロだ…)))
あの体調で息も乱れないのか、と誰もが驚嘆。
キース 「のうまく さらば たたぎゃた ばろきてい…」
一同 (((サクサクやってる…)))
根性だよな、と一同、正座の痛みも忘れて注目。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
ジョミー「…………」
一同 (((お念仏くらい、口パクしないで…)
唱えてみたら、とジョミー君に心で突っ込む面々。
キース 「南無阿弥陀仏…」
一同 (((後は鐘をチーンで…))))
終わりの筈だ、と期待する間に、鐘がチーン、と。
キース 「皆様、お疲れ様でした」
Aブルー「ありがとう! スッポンタケも喜ぶよ!」
はい、とソルジャーが差し出すお布施を、キース君が袂へ。
キース 「ジョミー、次のお宅に急ぐぞ!」
ジョミー「オッケー!」
キース 「やはり半時間遅れだな…。おい、あんた!」
其処の戦犯、とキース君、ソルジャーをキッと。
キース 「この始末は、あんたがキッチリつけろ!」
Aブルー「えっ? でも、サイオンも、薬もさ…」
キース 「お断りだが、送れと言っている!」
Aブルー「瞬間移動で?」
キース 「当然だ!」
次のお宅へも、その次へもな、と睨む人。
そうなりますよね…。
2023/08/30 (Wed)
☆残さず食べるべし
スッポンタケの棚経が無事に終了、キース君たちは次へと。
とはいえ、倒れてロスした時間が半時間でして、大変で…。
キース 「いいか、お経は短縮出来ないんだ!」
Aブルー「そうなのかい? 棚経の時は、いつもより…」
かなり短い気がするんだけど…、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「だから、縮めていいのかな、って…」
キース 「コレは棚経専用のヤツだ!」
全く縮めていないからな、と副住職が繰る立派な数珠。
キース 「もうこれ以上は縮まらない、という濃縮版で…」
ブルー 「ショートカットは不可なんだよねえ…」
次のお宅へ急ぎたまえ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「お経を縮められない以上は、移動時間を…」
シロエ 「短縮するしかないわけですね?」
ブルー 「ピンポーン! 半時間プラス、無駄な会話で…」
キース 「遅れた分を、キッチリ戻して貰うからな!」
多分、夕方までかかるだろうが…、と容赦ない台詞。
キース 「サッサとしやがれ、もっと遅れる前に!」
Aブルー「わ、分かったよ…!」
キース 「自転車の移動も忘れるなよ?」
Aブルー「分かったから…! だから、来年の棚経も…」
懲りずにお願い、とドサクサ紛れに嘆願が。
キース 「そうしたいんなら、鍋で並べるな!」
Aブルー「ダイレクトに食べてこそなんだけど…!」
キース 「懲りていない、と思っていいか?」
Aブルー「ごめん、謝る!」
鍋の中身はあげるから、とソルジャーも必死。
Aブルー「棚経が済んだら、ジョミーと食べてよ!」
キース 「やかましい! ソレを食うのは、其処にいる…」
止めなかった馬鹿の団体様だ、とキース君、ビシィ! と。
キース 「俺たちは行くが、残さず綺麗に食っておけ!」
シロエ 「酷いですって、キース先輩!」
キース 「知るか、お前たちも同罪だしな!」
一同 「「「うっ…」」」
Aブルー「お味は最高!」
遠慮しないで、と勧めてますけど。
今月、これにて中継終了~。
2023/08/31 (Thu)
スッポンタケの棚経の日で、生徒会長宅に朝イチで集合。
今年はソルジャーも早く来まして、お膳を作るわけで…。
シロエ 「どういう仕事なんです、ソレは!」
Aブルー「君が自分で言ったじゃないか、ついさっき!」
イメージダウンを避けるのが仕事、とソルジャーの笑み。
Aブルー「長老たちが揃って、外に出るな、って…」
シロエ 「まさか、出るだけでイメージが…」
ガラガラと崩れ落ちるんですか、とシロエ君。
シロエ 「でなきゃ、其処まで言われませんよね…?」
Aブルー「そうなんだよねえ、うるさくってさ…」
あれじゃアイスも作れやしない、とブツブツブツ。
Aブルー「厨房に出掛けて作っていたら、次の日に…」
マツカ 「何か苦情でも来たんでしょうか?」
Aブルー「数人、寝込んだらしくってね!」
一同 「「「えっ?」」」
何故にアイスで、と誰もがキョトン。
シロエ 「アイスを作ったせい…なんですか?」
Aブルー「らしいよ、高熱を出して倒れたとかで…」
スウェナ「そっちのアイスって、そんなにヤバいの?」
混ぜるな危険ってヤツなのかしら、とスウェナちゃん。
スウェナ「違う種類のを下手に混ぜたら、ダメだとか…」
Aブルー「ううん、混ぜても大丈夫だけど?」
チョコミントとバニラを混ぜてもいける、という返事。
Aブルー「これがまた、けっこう美味しくってねえ!」
一同 「「「チョコミントと、バニラ…」」」
とんでもない味じゃなかろうか、と皆の不審そうな目。
Aブルー「いけるんだってば、本当に!」
シロエ 「証明しなくてもいいですからね!」
此処では作らないで下さい、とシロエ君、ビシィ! と。
シロエ 「でも、安全なら、何故、寝込むんです?」
Aブルー「ぼくのイメージが崩壊したのが原因かな?」
マツカ 「それだけ…ですか?」
スウェナ「有り得ないでしょ!」
Aブルー「ミュウは、精神が繊細だから…」
ダメみたいだね、と苦笑ですけど。
アイスを作っただけで…?
2023/08/16 (Wed)
☆美味しい食べ方
スッポンタケの棚経の日は、朝イチで生徒会長宅に集合。
今年はソルジャーも早々に登場、お膳を作るわけでして。
シロエ 「アイスを作ると、どうマズイんです?」
マツカ 「その言い方は誤解を招きませんか?」
シロエ 「あ、そうですね! マズイは味の評価にも…」
使いますし、とシロエ君、慌てて訂正。
シロエ 「アイスを作ることの、何処がダメだと…?」
スウェナ「そうよね、イメージの問題なんだし…」
マツカ 「場合によっては、イメージアップなのでは?」
親しみやすいソルジャーとして、とマツカ君の鋭い指摘。
マツカ 「ぼくたちの世界だと、王室の方とかが…」
スウェナ「手料理を作るとか、よく聞くわよねえ…」
シロエ 「庶民の口には入りませんけど、ありますね」
国賓の人を招いてバーベキューとか、とシロエ君も。
シロエ 「アイス作りも、それと同じじゃないですか?」
マツカ 「ええ、そんな気がするんですけど…」
Aブルー「そうは言われなかったよね、うん」
長老たちが文句を並べるだけで…、とソルジャーの答え。
Aブルー「よそ見しながら混ぜて散らかすな、とか…」
一同 「「「うっ…」」」
Aブルー「出来上がったのを、ボウルから、直接…」
おたまで掬って食べるなとか…、と恐ろしすぎる発言が。
Aブルー「ダイレクトに食べるのが最高なのに!」
シロエ 「最悪ですから!」
マツカ 「マナー違反だと思います、ぼくも…」
スウェナ「倒れた人がいるのも当然よねえ、ソレ…」
ボウルから食べるのはアウトだわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「しかも、おたまで掬うだなんて!」
Aブルー「でもねえ、ホントに美味しいんだって!」
器に上品に盛られるよりも、とソルジャー、威張り返り。
Aブルー「ぼくのぶるぅも、お気に入りの食べ方で…」
一同 「「「ぶるぅ…」」」
Aブルー「出来立てを、こう、ダイレクトに口へとね!」
それでこそ作り立ての味、と言ってますけど。
あんまりでは…?
2023/08/17 (Thu)
☆最低な食べ方
今日はスッポンタケの棚経、生徒会長宅に朝イチで集合。
ソルジャーも来まして、今年はお膳を作るんですけど…。
シロエ 「そりゃ、出来立ては美味しいですよ、でも…」
マツカ 「ボウルから直接というのは、ちょっと…」
ダメじゃないかと思います、とマツカ君も複雑な顔。
マツカ 「イメージダウンは免れないかと…」
Aブルー「親しみやすいのはいい、と、さっき君もさ…」
言ったじゃないか、とソルジャーの反論。
Aブルー「ぼくだって、そう思うのに!」
シロエ 「レベルが違い過ぎますから!」
スウェナ「そうよ、親しみやすくて、かつ、上品で…」
雲の上の人に相応しくなきゃ、とスウェナちゃん。
スウェナ「ボウルとおたまじゃ、ダメすぎるわよ!」
Aブルー「なんで君たちまで、長老たちと同じ文句を…」
シロエ 「言いたくなって当然でしょう!」
マツカ 「せめて、他の器に移してからとか…」
味見だって、おたまではしませんよ、とマツカ君の言。
マツカ 「おたまで掬って、小皿とかにですね…」
ぶるぅ 「そだよ、お料理の練習の時に教えたでしょ?」
Aブルー「えっと…? あれは和食の練習だからで…」
ぶるぅ 「違うの、お料理は、何でもそうなの!」
バナナの葉がお皿な国とか以外は、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「手掴みで食べる国なら、味見の方も…」
シロエ 「やっぱり手掴みになるんですか?」
ぶるぅ 「ううん、そんなの、火傷するでしょ?」
熱々のカレーを手で掬ったら…、と納得な話。
ぶるぅ 「盛り付けの時に使う道具で掬って…」
スウェナ「バナナの葉っぱで味見なのね?」
ぶるぅ 「うん、そんな感じ!」
でも…、とソルジャーに視線を移すお子様。
ぶるぅ 「お皿がある国だと、お皿で味見するもので…」
Aブルー「直接、食べちゃダメだ、って?」
ぶるぅ 「味見でも、別のお皿なの!」
Aブルー「でも、出来立てを…」
ダイレクトに食べるのが最高で、と文句ですけど。
最低では…?
2023/08/18 (Fri)
☆ダイレクトが最高
スッポンタケの棚経の日は、朝イチで生徒会長宅に集合。
今年はお膳を作るソルジャー、早々に登場ですけれど…。
シロエ 「最高じゃなくて、最低ですから!」
スウェナ「目撃した人が倒れちゃうのも、当然だわよ!」
Aブルー「そう言われても、アレが本当に最高で…」
美味しいんだし、とソルジャー、譲らず。
Aブルー「ぼくのぶるぅも、ダイレクトに、おたまで…」
シロエ 「料理なんか、作れるんですか!?」
マツカ 「食べるだけかと思ってました…」
Aブルー「もちろん、食べるだけだってば!」
でもね、とソルジャーの弾ける笑顔。
Aブルー「盗み食いをするなら、こう、ボウルから…」
シロエ 「直接食べる、というわけですね?」
Aブルー「ピンポーン! 鍋でも、フライパンでも!」
出来上がったら片っ端から…、と恐ろしすぎる台詞が。
Aブルー「場合によっては、オーブンの天板からもね!」
スウェナ「火傷するじゃないの!」
Aブルー「大丈夫! 鍋掴みという便利な道具が!」
アレをはめた手でガシッと掴んで…、という説明。
Aブルー「もう片方の手で、出来立てを掴むんだよ!」
一同 「「「うわー…」」」
迷惑すぎる、と誰もが愕然。
シロエ 「それで、あなたも、そうなんですね…?」
Aブルー「オーブン料理とかは、やらないからねえ…」
アイスだけだね、と悪びれない人。
Aブルー「本当に、何処がいけないんだか…」
シロエ 「真面目に分かってないわけですか?」
Aブルー「そうなんだよねえ、親しみやすくていいと…」
さっき、マツカも言ったのにさ…、とブツブツブツ。
Aブルー「心底、理解出来なくて…」
ぶるぅ 「んとんと…。だったら、此処でやってみる?」
お膳で試してみるのはどう、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「そしたら、少しは分かるかも…」
シロエ 「何をするんです?」
Aブルー「味見は、お皿でするんだ、って…」
教わったけど…、とソルジャーもキョトン。
何を試すと?
2023/08/19 (Sat)
☆ダイレクトでいこう
今日はスッポンタケの棚経、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも早々に登場でして、お膳を作るわけですが。
シロエ 「味見って、お膳でもするわけですか?」
ぶるぅ 「そだよ、心をこめて作りたいなら、味見も…」
大切だよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「仏様にも、美味しいお料理を…」
ブルー 「召し上がって頂くのが、一番の供養だよ」
同じ作るなら丁寧に、と生徒会長、いえ、銀青様も。
ブルー 「今は、フリーズドライのセットもあるけど…」
ぶるぅ 「きちんと手作り、味見もするのが最高なの!」
シロエ 「確かに、ぼくが仏様の立場だったら…」
スウェナ「ちゃんとしたお膳が欲しいわねえ…」
砂糖と塩を間違えてるのは嫌だわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「ついでに、普通のお味よりかは…」
シロエ 「美味しい方が、断然、いいです!」
ぶるぅ 「でしょ? だから練習では、味見もしてて…」
Aブルー「君たちも太鼓判の味だったわけ!」
でも…、とソルジャー、怪訝そうな顔。
Aブルー「お膳で、何を試すって?」
ぶるぅ 「えっとね、ダイレクトに食べるのが…」
最高ってヤツを試してみるの! と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「作ったお料理、器に盛り付ける代わりに…」
シロエ 「鍋で出すんじゃないでしょうね…?」
ぶるぅ 「大当たりーっ!」
ダイレクトなのがいいんでしょ、とニコニコニコ。
ぶるぅ 「全部、お鍋で並べるの!」
一同 「「「ええっ!?」」」
お膳と言えば…、と誰もが仰天。
シロエ 「あ、あの…。お膳って、毎年、ぶるぅが…」
マツカ 「作ってくれてる、精進料理の…」
お膳ですよね、とマツカ君の問い。
マツカ 「お鍋を幾つも載せられるサイズでは…」
シロエ 「ないと思うんですけれど…」
スウェナ「一つ載せたら、一杯だわよ?」
ぶるぅ 「うんっ! だからお鍋は、ダイレクトに…」
床に並べればいいと思うの! と凄い台詞が。
お膳ですか…?
2023/08/20 (Sun)
☆仏様へのおもてなし
スッポンタケの棚経の日で、生徒会長宅に集合ですけど。
今年はお膳を作るソルジャー、早々に到着したものの…。
シロエ 「お膳の代わりに、鍋を並べる気ですか!?」
ぶるぅ 「だって、ダイレクトに食べるのが…」
最高なんでしょ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だったら、スッポンタケだって!」
シロエ 「ま、まあ…。それはそうかもしれませんね…」
スウェナ「棚経を頼んでるのが、この人だものねえ…」
マツカ 「類友というヤツですか…」
有り得ますね、とマツカ君の相槌。
マツカ 「ただ、それを見たキースが何と言うかは…」
ぶるぅ 「ぼくも知らないけど、仏様には…」
ブルー 「最高のおもてなしをするものだしねえ…」
いいと思うなら、やってみたまえ、と銀青様のお言葉が。
ブルー 「仏様が喜ぶやり方でいくのが一番だよ、うん」
シロエ 「キース先輩に通用しますか…?」
ブルー 「そこまでは保証しないね、ぼくは!」
まあ、並べるだけ並べてみたら、と生徒会長。
ブルー 「ぶるぅ、今日が本番だから、しっかりと!」
ぶるぅ 「うんっ、頑張って教えてくるね!」
あっ、そうだ…、と視線がソルジャーに。
ぶるぅ 「んとんと、今日は御飯も炊かないと…」
Aブルー「いつも炊いてるけど?」
ぶるぅ 「炊飯器で炊くんじゃなくて、お鍋で!」
土鍋で炊くのが最高だから、と弾ける笑顔。
ぶるぅ 「それに、ダイレクトに並べるんなら…」
シロエ 「炊飯器だと、絵になりませんよね…」
ぶるぅ 「そうなの、ビジュアルも大切なの!」
お膳だもんね、とニッコリと。
ぶるぅ 「御飯を炊くのは、難しいけど…」
ブルー 「ぶるぅが、ちゃんと教えてくれるよ」
頑張りたまえ、と生徒会長のエール。
ブルー 「修行の成果の見せ所だしね!」
ぶるぅ 「言う通りにすれば、大丈夫!」
Aブルー「分かった、全力で美味しいお膳を…」
作って来るから、とキッチンの方へ消えましたけど。
どうなる…?
2023/08/21 (Mon)
☆お鍋が心配かも
今日はスッポンタケの棚経、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーがお膳を作るわけでして、キッチンの方へと。
シロエ 「大丈夫なんでしょうか、お鍋だなんて…」
ブルー 「ぶるぅの腕はプロ並みだから、任せて安心!」
火加減とかの指導はバッチリ、と生徒会長の太鼓判。
ブルー 「初めて土鍋で炊く人だって、それなりに…」
スウェナ「美味しい御飯が炊けるのね?」
ブルー 「もちろんだよ! 心配なんかは要らないね」
ふっくら炊き上がるのは間違いなし! と頼もしい言葉。
ブルー 「蓋を開ければ、湯気がホカホカと…」
スウェナ「えっと…? 蓋を開けて床に置くのかしら?」
シロエ 「其処なんですよ、ぼくが心配してるのは…」
上手く炊けるかの方じゃないです、とシロエ君。
シロエ 「お鍋のままで並んでいたら、キース先輩が…」
マツカ 「思いっ切り、顔を顰めそうですよね…」
スウェナ「そうねえ、バカにしてるのか、って…」
怒る顔が目に見えるようだわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「ついでにジョミーも、目が点になって…」
シロエ 「何もかも忘れそうですよね…」
お線香の用意も、蝋燭も…、とシロエ君も同意。
シロエ 「普段のキース先輩なら、ジョミー先輩を…」
マツカ 「叱り飛ばして、棚経を開始でしょうけどね…」
キースも凍っているかもですよ、とマツカ君。
マツカ 「怒るより前に、フリーズしそうな気がします」
一同 「「「あー…」」」
それはあるかも、と一同、納得。
シロエ 「キャパをオーバーするわけですね?」
マツカ 「ただでも疲れていますから…」
スウェナ「棚経、ハードなイベントだものね…」
倒れなければいいんだけれど、とスウェナちゃんの言。
スウェナ「フリーズした後、ショックで意識が…」
シロエ 「遠のいて、ブラックアウトですか…」
マツカ 「この暑さだと、熱中症の寸前でしょうし…」
真面目に危ない感じですよ、という声が。
倒れるかも、と…?
2023/08/22 (Tue)
☆代理がいない件
スッポンタケの棚経の日で、只今、お膳の準備中ですけど。
今年はソルジャーが作るわけでして、並べ方が大問題で…。
シロエ 「倒れちゃったら、棚経、どうなるんですか?」
マツカ 「さあ…? 後日というわけにも…」
スウェナ「いかないわよねえ、それに代理になる人も…」
いないじゃないの、と言いかけたスウェナちゃんですが。
スウェナ「いるわね、代理どころじゃない人が…」
シロエ 「そうでした! 会長だったら、文句なしで…」
マツカ 「アドス和尚も大感激だと思いますけど…」
代わりに行ってくれるでしょうか、とマツカ君が捻る首。
マツカ 「この暑さですし、原因がお鍋ですからね…」
ブルー 「マツカの読み通り、お断りだね!」
いろんな意味で、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「暑いのも嫌だし、法衣が着られないのもさ…」
一同 「「「は?」」」
棚経と言えば法衣じゃないか、と誰もがキョトン。
シロエ 「あのぅ…。キース先輩、法衣で来ますよ?」
スウェナ「ジョミーも、ちゃんと着てるじゃないの!」
ブルー 「それじゃ聞くけど、色は何色?」
マツカ 「黒ですけれど…?」
二人揃って、とマツカ君。
マツカ 「夏のですから、生地は透けますけどね」
ブルー 「そう! 其処が大いに問題なんだよ!」
キースの法衣は何色かな、と生徒会長の問い。
ブルー 「見慣れてるのは、黒だろうけど…」
一同 「「「あっ!」」」
其処か、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「キース先輩、黒じゃないですね…」
マツカ 「お正月の修正会の時には、違いますよね…」
ブルー 「ピンポーン!」
棚経だから黒なんだよね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「たとえ緋色を着られる人でも、棚経の時は…」
シロエ 「黒以外、着たらダメなんですか?」
ブルー 「そういうことだね、ぼくが行っても…」
スウェナ「値打ちが分かって貰えないのね…」
それはダメかも、と納得するしかない理由。
代理不在…。
2023/08/23 (Wed)
☆倒れてしまったら
今日はスッポンタケの棚経、お膳を作っているソルジャー。
けれども並べ方が問題、盛り付ける代わりに鍋で出すとか。
ブルー 「分かったかい? ぼくも見た目は高校生で…」
シロエ 「檀家さんは素人ですから、高僧だとは…」
マツカ 「気付きませんよね、絶対に…」
滞在時間も短いですし、とマツカ君、深い溜息。
マツカ 「法話の時間があれば分かるでしょうけれど…」
シロエ 「お坊さんなら、見た目で判断出来ますか?」
ブルー 「そこはいけるよ、きちんと修行をしていれば」
立ち居振る舞いで分かるものだね、と銀青様の言。
ブルー 「でもねえ、素人さんではねえ…」
スウェナ「私たちだって、普段は忘れているものねえ…」
シロエ 「キース先輩が倒れた場合は、放置ですか…」
ブルー 「手当てはするけど、それ以上のことはお断り!」
意識が無いなら、寝床も提供するけどさ、と突き放し。
ブルー 「責任は、お鍋を並べた人に…」
スウェナ「全部、被ってもらうのね?」
ブルー 「どうやって始末をつけるつもりか、謎だけど!」
まさか代わりに回るわけにも…、と生徒会長の冷たい笑み。
ブルー 「お金で片は付けられるけどね、一応は」
一同 「「「えっ!?」」」
賠償金を払うコースか、と一同、目が真ん丸に。
シロエ 「えっと…? 檀家さんにお金を返すんですか?」
マツカ 「棚経のお布施は、後払いのような気がします」
スウェナ「そうよね、その場で渡してるんだし…」
賠償金の額が分からないわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「今年はこれだけ、って檀家さんが決めて…」
シロエ 「渡すんですから、定額制では…」
ないですもんね、とシロエ君も。
シロエ 「倍額を返しに回ると言っても、金額が…」
マツカ 「全く謎では、どうすることも出来ませんから…」
スウェナ「お金で片を付ける方法、無さそうよ?」
ブルー 「素人目にはね!」
蛇の道はヘビと言うだろう、とウインクですけど。
えっと…?
2023/08/24 (Thu)
☆代理は頼めても
スッポンタケの棚経の日で、ソルジャーが作っているお膳。
出来上がったら盛り付ける代わりに、鍋で並べる予定な今。
シロエ 「蛇の道はヘビ…って、お坊さんの道ですか?」
ブルー 「そうだけど?」
スウェナ「まさか、代理のお坊さんを…」
調達するとか、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「お金次第で来てくれる人がいるのかしら?」
ブルー 「いるねえ、高くつくけどね!」
普段だったらタダなんだけど、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「お寺同士の繋がりがあって、困った時には…」
シロエ 「ピンチヒッターを呼べるんですね?」
ブルー 「その通り! だけど、お盆は流石にねえ…」
何処のお寺も忙しいから…、と正論が。
ブルー 「頼んでも誰も来てくれないし、そうなると…」
マツカ 「璃母恩院に頼むしかないんでしょうか?」
ブルー 「アルテメシアだと、其処になるかな」
なんと言っても総本山、と銀青様。
ブルー 「人も多いから、直ぐに誰かが来られるし…」
シロエ 「その代わり、高いわけですね?」
ブルー 「繁忙期の中の繁忙期だよ?」
お盆は最高に人手不足、とキッパリと。
ブルー 「駆け出しのお坊さんが来たって、思いっ切り…」
マツカ 「費用が嵩んでしまうんですね…」
ブルー 「でも、棚経は絶対に…」
行かないとダメなイベントだから、と銀青様の説明が。
ブルー 「キースが此処で倒れちゃったら、頼むしか…」
一同 「「「うわー…」」」
ダメすぎるヤツ、と誰もがガクブル。
シロエ 「それって、アドス和尚にバレますよね?」
ブルー 「当たり前だよ、璃母恩院から請求書がさ…」
元老寺宛に届くんだしね、と嫌すぎる話。
ブルー 「いくらキースが副住職でも、コッソリ処分は…」
スウェナ「出来ないわよねえ、総本山から来たんじゃあ…」
ブルー 「開封するのは、当然、住職だってば!」
シロエ 「ですよねえ…」
キース先輩では手も足も…、とシロエ君。
詰むヤツ…。
2023/08/25 (Fri)
☆お鍋で並べる人
今日はスッポンタケの棚経、お膳を作っているソルジャー。
それを鍋ごと並べるつもりで、キース君が倒れるかもで…。
マツカ 「心配になって来ましたよ…」
シロエ 「あの人を止めるべきなんでしょうか…?」
スウェナ「常識でいけば、そうだけど…。あの人なのよ?」
言ってやめるような相手かしらね、とスウェナちゃん。
スウェナ「とてもそうとは思えないけど…」
Aブルー「お待たせーっ! お膳、出来たよ!」
まずは御飯、とソルジャーが運んで来た土鍋。
Aブルー「えっと、御飯は真ん中かな?」
ぶるぅ 「そだね、お膳の並べ方でいくと…」
この辺で、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が指差す床。
Aブルー「オッケー! じゃあ、次は煮物のお鍋を…」
ぶるぅ 「うん、和え物は、すり鉢でね!」
Aブルー「分かってるって!」
頑張って作ったんだから、と並べられていく鍋や、すり鉢。
Aブルー「こんなトコかな、後はお漬物で…」
ぶるぅ 「それも壺ごとでないとダメだよ?」
Aブルー「糠床ごとだね、持って来るーっ!」
一同 「「「うっ…」」」
臭いのでは、と思う間もなく、糠漬けの壺がドッカンと。
Aブルー「蓋を取るのは、直前かな?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お鍋も、糠床もね!」
もうすぐなの! と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「キースのお迎え、忘れないでよ?」
Aブルー「瞬間移動で此処まで、だよね!」
シロエ 「あのですね…。その前に、質問ですけれど…」
Aブルー「何か問題があるのかい?」
ぼくの力作のお膳にさ、とソルジャー、怪訝そうな顔。
Aブルー「よく出来てると思うけど…」
ぶるぅ 「お味の方もバッチリなの!」
保証しちゃう! と大絶賛。
ぶるぅ 「後でおさがり、食べるといいよ!」
シロエ 「いえ、そうじゃなくて、キース先輩が…」
マツカ 「倒れるかも、と心配なんですよ」
Aブルー「お漬物は蓋を取るな、って?」
臭すぎるから、と首を捻ってますけど。
其処じゃない件…。
2023/08/26 (Sat)
☆倒れても問題無し
スッポンタケの棚経を控えて、お膳が完成しましたけれど。
作ったソルジャー、ダイレクトに食べるのが一番な人で…。
シロエ 「糠漬けの匂いも問題ですけど、その前に…」
マツカ 「どう見ても、キースがキレますよ、コレ」
スウェナ「疲れてるだけに、怒るパワーはもう無くて…」
倒れて終わりな気がするのよね、とスウェナちゃん。
スウェナ「でもって、キースが倒れちゃっても…」
シロエ 「棚経は続けるしかないらしいんです」
Aブルー「まあ、此処が最後じゃないからねえ…」
マツカ 「そうなんですけど、誰が続きをやるんですか?」
ブルーはお断りだそうです、とマツカ君、サクサク説明を。
マツカ 「ですから、代理を頼むしかなくて…」
Aブルー「頼む費用が高いって?」
問題無し! とソルジャーが突き上げる拳。
Aブルー「ノルディに頼めば、即、キャッシュで!」
シロエ 「金銭的には、それで解決かもですが…」
マツカ 「代理を頼んだのが、アドス和尚にバレるんです」
璃母恩院から請求書が届きますからね、とマツカ君。
マツカ 「キースには隠匿出来ないそうで…」
ブルー 「アドス和尚が大噴火ってね!」
来年から此処は無しになるかも、と生徒会長の言。
ブルー 「二度と御免だ、と言われちゃったら…」
シロエ 「他所に頼むしか無いですよ?」
Aブルー「うーん…。でもさ、せっかく作ったんだし…」
ダイレクトに食べて欲しいんだよね、と眺め回す人。
Aブルー「スッポンタケだって、きっと気に入るよ!」
マツカ 「キースが倒れたら、棚経がパアですけれど?」
Aブルー「大丈夫! 倒れてもいけるから!」
此処の棚経も、残りのトコも…、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「ぼくを誰だと思ってるのさ!」
シロエ 「まさか、サイオンで操る気ですか!?」
スウェナ「気絶してるのを…?」
Aブルー「それも出来るし、気付け薬もあるからね!」
どっちにしようかな、と聞いてますけど。
ゾンビもどき…?
2023/08/27 (Sun)
☆鍋ごと並べたら
もうすぐスッポンタケの棚経、キース君が来ればスタート。
けれどお膳が問題でして、ソルジャーが鍋で並べてまして。
Aブルー「サイオンを使う方がいいのか、薬にするか…」
シロエ 「それ、ぼくたちが決めるんですか?」
Aブルー「そうか、決めるのは本人だよねえ…」
来てから決めて貰おうかな、とソルジャーの視線が窓へと。
Aブルー「うん、今の家を出たら、瞬間移動でお出迎え!」
一同 「「「うわー…」」」
考えたくない、と皆が震える間にサイオン発動。
Aブルー「よし、自転車ごと、移動完了!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 玄関、開けて来るね!」
跳ねて行ったお子様、間もなくキース君たちとリビングに。
ぶるぅ 「キースとジョミーが来てくれたよーっ!」
キース 「邪魔するぞ。ジョミー、蝋燭と…。うっ…!」
なんだコレは、とキース君が凝視している鍋や壺など。
Aブルー「ごめん、臭かったかなあ、糠漬け…」
キース 「や、やっぱり、コレは糠漬けの壺か…?」
ジョミー「でもって、土鍋に御飯で、すり鉢に、鍋に…」
そういうモノが見えるんだけど…、とジョミー君が擦る目。
ジョミー「キース、気のせいだと思う…?」
キース 「そうだと思いたいんだが…」
Aブルー「違うよ、コレがお膳だから!」
ダイレクトに食べるのが最高だしね、とソルジャー、力説。
Aブルー「スッポンタケにも、食べて欲しくって!」
キース 「あんた、棚経を馬鹿にしてるのか!?」
Aブルー「真剣だからこそ、こうなんだよ!」
キース 「どの辺がだ! どう見てもだな…」
ふざけてるだろう、と言い終わる前に、キース君、パタリ。
シロエ 「キース先輩!?」
ジョミー「ちょっと…!」
キース、とジョミー君が肩を揺さぶり、顔面蒼白。
ジョミー「なんか、意識が無いんだけど…!」
ぶるぅ 「大変、お水ーっ!」
シロエ 「だからダメだと言ってたでしょう!」
どうする気です、とシロエ君が吊り上げる眉。
棚経は…?
2023/08/28 (Mon)
☆意識が戻った人
スッポンタケの棚経ですけど、お膳と称して並べられた鍋。
見るなり激怒なキース君が問題、倒れてしまって意識喪失。
ジョミー「どうしよう、棚経、まだまだあるのに…」
ぶるぅ 「お水、持って来たーっ!」
おでこも氷で冷やさなきゃ、と手当てしているお子様。
ぶるぅ 「熱中症かな、それとも貧血…?」
ブルー 「合わせ技だと思うけどねえ…」
身体が冷えれば目を覚ます筈、と生徒会長、冷静な見立て。
ブルー 「棚経という使命感だけで、きっと起きるよ」
シロエ 「そう…でしょうか…? あっ…?」
ジョミー「動いた…かな?」
瞼がピクッと、とジョミー君が言った所で、開いた瞳。
キース 「しまった、意識を失っていたか…」
ぶるぅ 「はい、お水! それにスポーツドリンクも!」
キース 「有難い…!」
頂戴する、とキース君、どちらも一気飲み。
キース 「くっそぉ、無駄に時間を食った気が…」
ぶるぅ 「んとね、気絶してから半時間かな?」
キース 「そんなにか…!」
何軒分だ、とガバッと起き上がった副住職。
キース 「ジョミー、蝋燭と線香だ!」
ジョミー「えっ? いいけど、そんな身体でさ…」
シロエ 「棚経をやると言うんですか…?」
キース 「当然だろう! 坊主の世界は厳しいんだ!」
動ける限りは、なんとしても…、と鍋が並んだ祭壇の前へ。
キース 「この際、鍋は無視するぞ!」
Aブルー「えっと…。薬とかなら提供するけど…?」
キツいんだったら、サイオンで操作しても、と申し出た人。
Aブルー「君は眠ったままでいたって、棚経、バッチリ!」
シロエ 「そうらしいですよ、ゾンビみたいに…」
爆睡してても出来るそうです、とシロエ君が説明を。
シロエ 「キース先輩が寝ている間に、済むんですけど…」
Aブルー「そうなんだよねえ、薬よりもさ…」
シロエ 「オススメのコースみたいです」
キース 「断固、断る!」
でもって遅れを取り戻すぞ、と握り締める拳。
当然ですよね…?
2023/08/29 (Tue)
☆プロ意識で棚経
いよいよスッポンタケの棚経、意識を取り戻したキース君。
並んだ鍋や壺などはスルー、副住職モードに切り替えで…。
キース 「ジョミー、蝋燭をつけろと言ったぞ!」
ジョミー「あっ、ごめん!」
それにお線香、とジョミー君、慌てて祭壇の前で準備を。
キース 「よし! 他の面子も、ちゃんと正座しろ!」
Aブルー「で、でも、君の身体は、それどころじゃあ…」
キース 「あんたに言われる筋合いは無い!」
誰のせいだと思ってるんだ、と祭壇に向かう副住職。
キース 「始めるぞ!」
一同 「「「は、はいっ!」」」
逆らったら後が無いからな、と御一同様、揃って正座。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((流石はプロだ…)))
あの体調で息も乱れないのか、と誰もが驚嘆。
キース 「のうまく さらば たたぎゃた ばろきてい…」
一同 (((サクサクやってる…)))
根性だよな、と一同、正座の痛みも忘れて注目。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
ジョミー「…………」
一同 (((お念仏くらい、口パクしないで…)
唱えてみたら、とジョミー君に心で突っ込む面々。
キース 「南無阿弥陀仏…」
一同 (((後は鐘をチーンで…))))
終わりの筈だ、と期待する間に、鐘がチーン、と。
キース 「皆様、お疲れ様でした」
Aブルー「ありがとう! スッポンタケも喜ぶよ!」
はい、とソルジャーが差し出すお布施を、キース君が袂へ。
キース 「ジョミー、次のお宅に急ぐぞ!」
ジョミー「オッケー!」
キース 「やはり半時間遅れだな…。おい、あんた!」
其処の戦犯、とキース君、ソルジャーをキッと。
キース 「この始末は、あんたがキッチリつけろ!」
Aブルー「えっ? でも、サイオンも、薬もさ…」
キース 「お断りだが、送れと言っている!」
Aブルー「瞬間移動で?」
キース 「当然だ!」
次のお宅へも、その次へもな、と睨む人。
そうなりますよね…。
2023/08/30 (Wed)
☆残さず食べるべし
スッポンタケの棚経が無事に終了、キース君たちは次へと。
とはいえ、倒れてロスした時間が半時間でして、大変で…。
キース 「いいか、お経は短縮出来ないんだ!」
Aブルー「そうなのかい? 棚経の時は、いつもより…」
かなり短い気がするんだけど…、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「だから、縮めていいのかな、って…」
キース 「コレは棚経専用のヤツだ!」
全く縮めていないからな、と副住職が繰る立派な数珠。
キース 「もうこれ以上は縮まらない、という濃縮版で…」
ブルー 「ショートカットは不可なんだよねえ…」
次のお宅へ急ぎたまえ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「お経を縮められない以上は、移動時間を…」
シロエ 「短縮するしかないわけですね?」
ブルー 「ピンポーン! 半時間プラス、無駄な会話で…」
キース 「遅れた分を、キッチリ戻して貰うからな!」
多分、夕方までかかるだろうが…、と容赦ない台詞。
キース 「サッサとしやがれ、もっと遅れる前に!」
Aブルー「わ、分かったよ…!」
キース 「自転車の移動も忘れるなよ?」
Aブルー「分かったから…! だから、来年の棚経も…」
懲りずにお願い、とドサクサ紛れに嘆願が。
キース 「そうしたいんなら、鍋で並べるな!」
Aブルー「ダイレクトに食べてこそなんだけど…!」
キース 「懲りていない、と思っていいか?」
Aブルー「ごめん、謝る!」
鍋の中身はあげるから、とソルジャーも必死。
Aブルー「棚経が済んだら、ジョミーと食べてよ!」
キース 「やかましい! ソレを食うのは、其処にいる…」
止めなかった馬鹿の団体様だ、とキース君、ビシィ! と。
キース 「俺たちは行くが、残さず綺麗に食っておけ!」
シロエ 「酷いですって、キース先輩!」
キース 「知るか、お前たちも同罪だしな!」
一同 「「「うっ…」」」
Aブルー「お味は最高!」
遠慮しないで、と勧めてますけど。
今月、これにて中継終了~。
2023/08/31 (Thu)
☆外は無理な暑さ
さて8月。容赦なく太陽が照り付ける毎日、厳しい暑さ。
生徒会長宅に来ている面々、涼しい部屋でのんびりで…。
ジョミー「暑いよねえ…。ここまで暑いと、外なんか…」
シロエ 「とても無理ですよ、プールも海も勘弁です」
サム 「いいのかよ? 海は勘弁とか言ってたらよ…」
スウェナ「海の別荘、パアになるわよ?」
置いて行かれておしまいじゃない、とスウェナちゃん。
スウェナ「此処の留守番を任されちゃって…」
サム 「涼しくっても、美味いものとか全くねえぜ?」
ぶるぅ 「んとんと、お留守番するんだったら…」
食事とおやつは作っとくよ、と料理上手なお子様も。
ぶるぅ 「此処なら、日焼けもしなくて済むし…」
ブルー 「クラゲに刺される心配も無いね」
シロエ 「いえ、ぼくはそういうつもりでは…!」
なかったんです、とシロエ君、顔面蒼白。
シロエ 「マツカ先輩の別荘だったら、話は別です!」
ジョミー「そうだよ、食事は最高、部屋も涼しくて…」
シロエ 「海の家とは違いますしねえ…」
サム 「あー、海の家な…」
あれはあれで楽しいヤツだけどよ、とサム君の相槌。
サム 「マツカの別荘で慣れちまうとよ…」
シロエ 「今更、戻れないですよねえ…」
ジョミー「誰だって、快適な方がいいって!」
山の別荘も楽しかったし…、とジョミー君。
ジョミー「ボートに乗馬に、高原で散歩!」
シロエ 「充実した別荘ライフでしたよ、今年も」
キース 「貴様らの場合は、そうだろうな…」
俺は殆ど楽しめてないぞ、とキース君の仏頂面。
キース 「殆どの日を、厨房で過ごしていたからな!」
一同 「「「あー…」」」
そうだったっけ、と完全に忘れ果てていた人たち。
ジョミー「そういや、キースが合流して来たのって…」
シロエ 「終盤でしたね…」
サム 「別荘じゃなくて、厨房ライフってヤツな…」
キース 「その通りだ!」
俺の苦労を増やしやがって、と握り締める拳。
そういえば…。
2023/08/01 (Tue)
☆忙しすぎた厨房
暑さが最高に厳しいシーズン、生徒会長宅で過ごす面々。
山の別荘が良かった話から、キース君が御機嫌斜めで…。
キース 「いいか、俺は毎朝、貴様らのせいで…!」
ジョミー「走り回ってたらしいよねえ…」
シロエ 「野菜を洗って、卵を割るんでしたっけ?」
キース 「ホットケーキの用意もさせられたぞ!」
焼かせては貰えなかったんだが…、とキース君。
キース 「なんと言っても、マツカの別荘だけに…」
サム 「何か問題あったのかよ?」
キース 「お前たちにとっては、ホットケーキは…」
ホットケーキミックスかもしれないが、とブツブツブツ。
キース 「ぶるぅが作るホットケーキを考えてみろ!」
ジョミー「そう言われても、作る所なんか…」
シロエ 「見ていませんから、詳しいことは…」
キース 「…そうだった…」
俺も、かつてはそうだったな、とキース君の深い溜息。
キース 「ホットケーキといえば、粉を量って…」
ジョミー「卵と牛乳を入れるんじゃあ…?」
シロエ 「そんな感じですよね、ぼくの家もそうですよ」
スウェナ「別荘のヤツは、違ったわけ?」
粉と卵と牛乳じゃないの、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「キースの仕事は、量るだけでしょ?」
キース 「量るだけだが、他に材料が色々と…!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 生クリームとかだよね?」
キース 「分かってくれるんだな、俺の苦労を…!」
迷惑な方のぶるぅと違って…、とキース君。
キース 「あいつには、マジで酷い目に…!」
ジョミー「パフェ三昧のこと?」
シロエ 「みんなで注文しまくりましたね…」
ぶるぅが言い出しっぺで、とシロエ君、回想モード。
シロエ 「でも美味しかったですよ、抹茶パフェ」
ジョミー「いろんなパフェを頼んだっけね」
サム 「うんうん、注文、かぶらなかったぜ」
スウェナ「奇跡だわねえ…」
キース 「何故、同じのを注文しない…!」
俺への気遣いゼロなのか、と唸ってますけど。
当然では…?
2023/08/02 (Wed)
☆胃に悪かった厨房
太陽が容赦ない猛暑な季節は、涼しい生徒会長宅が一番。
のんびりと過ごすシャン学メンバー、山の別荘を回想で。
ジョミー「何故って、好きなのを頼めばいい、って…」
シロエ 「言いましたよねえ、例の迷惑な人が」
スウェナ「キースの仕事が増えるなら、って…」
サム 「ノリノリで煽っていたわけでよ…」
乗らねえ馬鹿はいねえよな、とサム君、ニンマリ。
サム 「話に乗ったら、好みのパフェだぜ?」
シロエ 「そうですよ。ぶるぅが最初に頼んだのは…」
ジョミー「フルーツパフェだし、揃えるんなら…」
全員、そっちになったんだけど、とジョミー君。
ジョミー「でもさ、どうせなら好きなヤツをさ…」
シロエ 「頼みたいのが人情ですよね」
キース 「だからと言って、よくも尻馬に…!」
サム 「フルーツパフェで揃えろってか?」
それはそれで地獄になるんでねえの、とサム君の指摘。
サム 「人数分のフルーツ、下準備だろ?」
キース 「うっ…」
シロエ 「キース先輩の仕事は、盛り付けじゃなくて…」
洗ったり、皮を剥いたりでは…、とシロエ君も。
シロエ 「飾り切りとかも出来ないでしょうし…」
ジョミー「早くやれ、って怒鳴られるんじゃあ…?」
キース 「いや、俺は一応、ゲストだったし…」
怒鳴られることはなかったんだが…、とキース君。
キース 「とはいえ、やはり仕事が遅いと…」
サム 「嫌味なのかよ?」
キース 「違う、代わりにやります、とサッと横から…」
他の人が出て来て、持って行くんだ、と顰める顔。
キース 「でもって、それは素早い手つきで…」
サム 「サッサと済ませちまうのな…」
下手な嫌味よりキツくねえか、とサム君の問い。
サム 「なんかストレス、かかりそうだぜ?」
キース 「そうなんだ! プレッシャーが毎日、毎日…」
シロエ 「のしかかっていたわけですね?」
キース 「MAXでな!」
繊細なヤツなら胃をやられるぞ、と唸る人。
キツそう…。
2023/08/03 (Thu)
☆役に立った修行
暑さが一番厳しい8月、生徒会長宅に来ている御一同様。
涼しい部屋でのんびりですけど、山の別荘を回想中で…。
ジョミー「胃をやられそうな勢いって…」
シロエ 「半端なかったんですね、厨房の仕事…」
キース 「真面目に毎日、キツかったんだが…!」
ジビエ料理に向けての指導もあったしな、とキース君。
キース 「当日は、手伝って貰えるとは言うものの…」
ジョミー「厨房の人と息が合わないと、失敗するって…」
シロエ 「マツカ先輩も言ってましたしねえ…」
マツカ 「でも、本当のことですから…」
でないと執事は提案しません、とマツカ君、キッパリ。
マツカ 「執事の役目は、お客様に別荘で快適に…」
シロエ 「過ごして貰うことなんですよね?」
マツカ 「そうです、ですから、キースの場合は…」
料理で苦労をしないよう気配りですよ、と御曹司。
マツカ 「実際、修行は役に立ったと思いますけど…?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 美味しかったよ、お料理!」
サム 「うんうん、イノシシとセロリのよ…」
シロエ 「パートフィロー包み焼き、最高でした!」
また食べたくなるくらいですよ、とシロエ君の笑顔。
シロエ 「別荘でも、思い切り、おかわりで…」
ジョミー「食べまくったよねえ、美味しすぎてさ」
キース 「お前たち、幾つ食ったんだ!」
サム 「俺は三つは食ったかなあ…。四つかな?」
そんなの、いちいち数えてねえよ、とサム君、しれっと。
サム 「もう一個、って言えば持って来てくれたし…」
ジョミー「もっと如何ですか、って勧めてくれたし…」
シロエ 「食べたいだけ、食べただけですけれど?」
キース 「よくも山ほど頼みやがって…!」
あっちのぶるぅの団体様か、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「焼いても、焼いても、終わらないんだ…!」
ジョミー「ぶるぅの悪戯、出なかったしさ…」
サム 「いいじゃねえかよ」
美味かったからこそ無事なんだぜ、とツッコミが。
ですよね…?
2023/08/04 (Fri)
☆調理器具で悪戯
厳しい暑さが続く季節は、生徒会長宅が一番な御一同様。
山の別荘を回想中で、キース君のジビエ料理が話題な今。
シロエ 「ホントですよね、焦げていたりしたら…」
サム 「あっちのぶるぅが、許すわけがねえよな」
ジョミー「最初から予告していたもんねえ…」
ぶるぅ 「そだよ、失敗した時は、カエル袋って!」
足で踏み踏み、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の証言が。
ぶるぅ 「でもって、そこから色々と…」
シロエ 「悪戯が続く勘定ですか?」
ぶるぅ 「そう言ってたよ、なんか、アドリブで…」
厨房の道具を使って大暴れなの! と怖すぎる言葉。
ぶるぅ 「包丁は使わないらしいけど…」
ジョミー「あー、キースの命がヤバいからかな?」
ぶるぅ 「殺しちゃったら、楽しめないでしょ?」
一同 「「「うわー…」」」
生かしておいてオモチャだったか、と誰もがガクブル。
シロエ 「キース先輩、よかったですね、助かって…」
キース 「どうやら命を拾ったようだな…」
ぶるぅ 「違うよ、絶対、殺さない、って…」
ぶるぅが宣言してたもん! と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「まな板で殴るとか、そんなのも無しで…」
ジョミー「めん棒パンチもしない、って?」
ぶるぅ 「そうなの、頭にボウルを被せて…」
ガンガン叩いてみようかな、って…、とニコニコニコ。
ぶるぅ 「何で叩くといい音がするか、聞かれたし…」
キース 「嫌すぎるんだが!」
ぶるぅ 「あとは、泡立て器の使い方とか…」
シロエ 「考えていたんですね、あっちのぶるぅは…」
流石ですよ、とシロエ君、苦笑。
シロエ 「もちろん、悪戯は厨房じゃなくて…」
ぶるぅ 「みんなが食事をしてるトコだよ!」
余興を提供するんだしね、と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「だけど、お料理、美味しかったから…」
サム 「頑張った甲斐があったじゃねえかよ」
キース 「そうだな、酷い目に遭わされて…」
晒し者では浮かばれんし、と唸ってますけど。
嫌すぎ…。
2023/08/05 (Sat)
☆もう一度作って
暑さが厳しすぎるシーズン、生徒会長宅が一番ですけど。
山の別荘の思い出話で、キース君は命を拾ったそうで…。
シロエ 「よかったですねえ、オモチャにされなくて」
キース 「まったくだ。泡立て器での悪戯とかは…」
サム 「知りたくもねえよな、どういうヤツなのか…」
ぶるぅ 「そだね、ぶるぅもアイデア考え中で…」
ぶっつけ本番って言ってたよ、と無邪気なお子様の証言。
ぶるぅ 「だから、なんにも聞いていないの!」
ジョミー「ちょっと見たかった気もするかな、ソレ」
シロエ 「全くの謎だと、気になりますよね」
ジョミー「キース、もう一度、料理してみない?」
場所は此処でもいいじゃない、とジョミー君。
ジョミー「道具は一式、揃ってるしさ…」
サム 「ぶるぅの代わりに作るってか?」
ジョミー「どうかな、夏休みの間にさ…。そうだ!」
海の別荘もあるんだっけね、とジョミー君が乗り出す膝。
ジョミー「あそこで新鮮な海の幸とか、良さそうだけど」
シロエ 「なるほど、食材はバッチリですよね」
スウェナ「アワビとかなら、調達してくる所から…」
出来るものね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「毎年、素潜りで獲ってるじゃないの」
ジョミー「そうだね、キースが料理してくれるんなら…」
シロエ 「ぼくたちも気合いが入りますよ!」
頑張ってドッサリ獲って来ます、とシロエ君の輝く瞳。
シロエ 「でもって、キース先輩が料理で…」
ジョミー「うんと美味しいのを食べ放題!」
失敗したら、泡立て器を使った悪戯で…、と立てる親指。
ジョミー「キース、お願い、もう一回!」
シロエ 「ジョミー先輩、ナイスです!」
いろんな意味で美味しいですし、とシロエ君もノリノリ。
シロエ 「キース先輩、作って下さいよ!」
キース 「その前に、何か忘れていないか?」
シロエ 「何をです?」
キース 「お前じゃなくて、ジョミーなんだが…」
自分の立場が分かってないな、と言ってますけど。
えっと…?
2023/08/06 (Sun)
☆頭が煮える暑さ
暑さが厳しすぎる季節は、涼しい生徒会長宅な御一同様。
山の別荘の話から海の別荘へ、キース君の料理を希望で。
ジョミー「ぼく? 忘れるって、何を?」
キース 「今はいつだと思っているんだ?」
ジョミー「えっと…? 今日は8月の…」
何日だっけ、とジョミー君が眺める壁のカレンダー。
ジョミー「木曜だから、3日かな?」
シロエ 「多分、そうだと思いますけど…」
これだけ暑いと忘れますよ、とシロエ君。
シロエ 「夏休みだけに、日付は関係無いですし…」
サム 「忘れていたって困らねえよなあ…」
旅行とかだけ覚えとけばよ、とサム君も。
サム 「他は気にしなくってもよ…」
キース 「お前も頭が煮えているのか?」
サム 「えっ、俺?」
キース 「今の流れで、お前以外に誰がいると?」
よくも綺麗に忘れやがって、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「貴様、腐っても僧籍だろうが!」
サム 「あー…。海の別荘の前に、お盆な…」
ジョミー「げっ!」
また棚経のシーズンなんだ、とジョミー君、愕然。
ジョミー「ご、ごめん! 料理しろとか言わないから…」
キース 「棚経のお供は許してくれ、と?」
ジョミー「そう! 頼むよ、棚経、キツいんだしさ…」
??? 「ダメダメ、やってくれないと!」
困るんだよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「お供がいないと、有難味が減るし…」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
Aブルー「何処って、ぼくの青の間だけど?」
料理の話が出てたから、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「海の別荘でも料理するのかな、って…」
キース 「二度と御免だ!」
誰がするか、とキース君、グッと拳を。
キース 「まずは棚経、今年もジョミーを鍛えてだな…」
サム 「お経を覚えさせるのかよ?」
キース 「その前に、作法もなっていないし…」
ジョミー「酷いってば!」
料理を頼んだ復讐なわけ、と悲鳴ですけど。
仕返しですか…?
2023/08/07 (Mon)
☆棚経の代わりに
今年も暑さが厳しい8月、生徒会長宅で過ごす御一同様。
海の別荘でもキース君の料理、という話が出ましたが…。
キース 「いいか、棚経は坊主の義務だ!」
サム 「復讐は関係ねえってか?」
キース 「当然だろう、個人的な感情は一切、入らん!」
とにかく今年もやってもらう、とキース君の睨み。
キース 「逃げた場合は、海の別荘行きの面子から…」
シロエ 「外すんですか?」
キース 「マツカ、外してもかまわんな?」
マツカ 「いいですけれど…。でも、それよりは…」
料理がいいんじゃないでしょうか、とマツカ君の問い。
マツカ 「キースの代わりに、今度はジョミーが…」
ジョミー「料理するわけ!?」
マツカ 「ええ、そういうのは如何でしょう?」
キース 「なるほど、それも悪くはないか…」
ぶるぅのオモチャもジョミーだな、とキース君、ニヤリ。
キース 「よし、今年の棚経は許してやろう」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」
シロエ 「ジョミー先輩の料理も、きっとそれなりに…」
サム 「形になるかもしれねえなあ…」
プロの指導が入るんだしよ、とサム君も。
サム 「努力次第で、オモチャの刑は免れそうだぜ」
スウェナ「そうねえ、資質があれば、だけれど」
シロエ 「無かった場合は、泡立て器の出番ですよ!」
どう使うのか楽しみですね、とシロエ君、ワクワク。
シロエ 「料理もいいんですけど、泡立て器も…」
サム 「見てえ気持ちは確かにあるよな」
ジョミー「嫌すぎるって!」
Aブルー「ぼくもだよ!」
棚経のお供がいないなんて、とソルジャーが割り込み。
Aブルー「料理なんかより、棚経だってば!」
ジョミー「そうだよねえ?」
棚経の方が大事だよね、とジョミー君も必死。
ジョミー「お供するから、料理は勘弁してよ!」
Aブルー「ぼくからも頼むよ、棚経の方で!」
キース 「なら、代わるか?」
Aブルー「えっ?」
何を代わるって、とソルジャー、キョトン。
代わる…?
2023/08/08 (Tue)
☆ツケを払うべし
暑さ厳しい8月ですけど、生徒会長宅なら涼しいわけで。
キース君の料理を再び、との話がジョミー君に回って…。
ジョミー「もしかして、ぼくと代わってくれるわけ?」
シロエ 「そうかもですね、今の流れだと」
サム 「それっぽいけどよ、料理なんてよ…」
ジョミー以上に下手なんじゃあ…、とサム君の分析。
サム 「ジョミーは一応、調理実習してるしよ…」
シロエ 「ですね、学校では必修ですから…」
ジョミー「うん、カレーくらいなら、作れないことは…」
ないと思う、とジョミー君。
ジョミー「でもさ、あっちのぶるぅはグルメすぎるし…」
サム 「キースのようにはいかねえってか?」
ジョミー「当たり前だよ、厨房で何日か修行したって…」
凝った料理なんかは絶対に無理、と肩をブルッと。
ジョミー「ぶるぅのオモチャになるよりは、棚経!」
Aブルー「そうだよ、棚経の方でお願い!」
キース 「話がループしているようだが、代わる件は…」
どうするんだ、とキース君、腕組み。
キース 「俺で遊ぼうとしたツケは、是非とも…」
シロエ 「払って欲しい、と言うんですか?」
キース 「ああ、キッチリと料理でな!」
ジョミーでも、そいつでもいいぞ、とキース君、ニヤリ。
キース 「ジョミーの場合は、海の別荘で料理で…」
サム 「そっちのブルーだと、違うのかよ?」
キース 「棚経が大事だとぬかす以上は、そっちだな」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と誰もがキョトン。
シロエ 「えっと…? 棚経に料理、ありましたか?」
スウェナ「特別な御馳走、あったような気は…」
しないわよ、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「果物とかを供えて、精進料理のお膳でしょ?」
キース 「俺が言うのは、まさにそれだが?」
シロエ 「まさか、お膳を、その人にですね…」
キース 「作れと言ったら?」
Aブルー「無理すぎるから!」
無茶を言われても、とソルジャー、悲鳴ですけど。
お膳…?
2023/08/09 (Wed)
☆お鉢が回った人
この夏も暑さ厳しい8月、生徒会長宅で過ごすのが一番。
其処で出て来た料理する話、只今、ソルジャーにお鉢が。
キース 「そうか、ダメなら、無理にとは言わん」
Aブルー「本当かい!?」
キース 「ただし、ジョミーが棚経に来るかどうかは…」
微妙なわけでな、とキース君が繰る左手首の数珠レット。
キース 「あんたが料理を断る場合は、ジョミーがだ…」
シロエ 「海の別荘で料理になるわけですか?」
キース 「そうなるな。でもって、料理をするんなら…」
棚経のお供は免除になる、とキース君、キッパリと。
キース 「両方やれ、と言っても逃げるだろうし…」
ジョミー「当たり前だよ、でもって料理をするよりは…」
棚経の方がマシだから、とジョミー君も必死。
ジョミー「料理が下手だと、あっちのぶるぅが…」
サム 「泡立て器とかで悪戯だよなあ、確実に」
シロエ 「ぼくたちは、別にかまいませんけど…」
ジョミー「嫌すぎるんだよ、やられる方は!」
棚経のお供をやらせてよ、とジョミー君の泣きそうな声。
ジョミー「頼むから、料理は勘弁して!」
キース 「そう思うのなら、そいつに土下座で頼め!」
ジョミー「えっと…?」
キース 「棚経を希望の、其処の馬鹿に、だ…」
土下座して料理をして貰え、と容赦ない台詞が。
キース 「棚経の日は、お膳を作って下さい、と!」
ジョミー「分かった、そうする!」
この通りです、とジョミー君、ソルジャーに土下座。
ジョミー「棚経のお供をするから、お願いします!」
Aブルー「ぼくに作れ、と?」
キース 「代理を立てるのは認めんぞ!」
コーチをつけることは許す、とキース君。
キース 「ぶるぅ、イチから指導してやれ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お料理の基本からだね!」
キース 「そうだ、明日から飯を作りに通って来い!」
一同 「「「イイネ!」」」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
此処のキッチンで頑張れと、と慌ててますけど。
料理修行…?
2023/08/10 (Thu)
☆料理を教わる人
暑さ厳しい8月ですけど、やって来るのがお盆なわけで。
お盆と言えば棚経がセット、棚経に欠かせないのがお膳。
Aブルー「どうして、そういうことになるのさ!」
キース 「嫌なら、別にいいんだぞ?」
棚経に俺が一人で来るだけだ、とキース君、ピシャリ。
キース 「サムは親父のお供と決まっているからな」
Aブルー「こっちに回して貰えない、と?」
キース 「当然だろうが、住職は親父だ!」
お供をつけるのは住職の方、と正論が。
キース 「副住職がつけてどうする、格下なのに!」
Aブルー「でもさ、ジョミーは棚経を希望で…」
ジョミー「海の別荘で料理よりかは、棚経だよ!」
利害は一致してると思う、とジョミー君の目が副住職に。
ジョミー「土下座したけど、別にそこまでしなくても…」
Aブルー「ジョミーは棚経に来てくれるよね?」
ジョミー「喜んで!」
Aブルー「ほらね、商談成立だってば!」
流されそうになっちゃったけど、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「これで解決、お膳の話は無かったことに!」
キース 「大事なことを忘れていないか、二人とも」
ジョミー「えっ、ぼくたち?」
キース 「そうだ、料理の話は俺の復讐なんだが…?」
そっちは解決していないぞ、とキース君の睨み。
キース 「二人の内の、どちらかが料理しない限りは…」
シロエ 「復讐、チャラにならないんですね?」
キース 「俺は散々、遊ばれたしな!」
それで、どっちが料理するんだ、と詰め寄る人。
キース 「ジョミーか、それとも…」
Aブルー「分かった、明日から作りに来る!」
一同 「「「イイネ!」」」
面白そうだ、と大歓声で、次の日、ソルジャー登場で。
Aブルー「来たよ、練習は昼の御飯でいいかな?」
キース 「そうだな、まずは昼飯からだ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キッチン、こっちだよ!」
Aブルー「頑張って来る!」
キース 「よし、期待しよう」
美味い料理を作ってこい、と送り出しましたが。
さて…?
2023/08/11 (Fri)
☆上手に作れた人
今年も暑さが厳しい8月、じきにお盆の棚経ですけれど。
欠かせないのがお膳なわけで、ソルジャーが作ることに。
シロエ 「あの人、料理が出来るんでしょうか?」
キース 「正直、期待はしていないんだが…」
復讐な以上、嫌がらせだな、とキース君の冷たい笑み。
キース 「不味いのが出来たら、文句を言うんだぞ?」
シロエ 「後々、復讐されそうですけど!」
キース 「お前たちは、そうかもしれないな」
だが俺だけは安全圏だ、とキース君、勝ち誇った顔。
キース 「棚経がかかっているんだし…」
ジョミー「だったら、ぼくも大丈夫かな?」
キース 「そうなるだろうな、遠慮なく文句三昧で…」
ジョミー「フルボッコかあ…」
美味しい方が嬉しいけどね、と苦笑しているジョミー君。
ジョミー「不味いよりかは、美味しい方がさ…」
シロエ 「そりゃ、誰だって喜びますよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お昼、出来たよ!」
Aブルー「これなら合格点だって!」
ぶるぅの教え方が上手いから、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「まあ、食べてみてよ!」
ぶるぅ 「お味、ホントに合格なの!」
どんどん食べてね、と並べられてゆく料理が盛られた器。
ジョミー「えっと…?」
シロエ 「何です、これは?」
Aブルー「がんもどきとインゲンの煮物だけど?」
ぶるぅ 「これは白和え、揚げだし豆腐に、すまし汁!」
美味しそうでしょ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「ホントのホントに美味しいから!」
キース 「あ、ああ…。確かにな…」
否定はしない、と食べてみたキース君、複雑な表情。
キース 「しかしだな…。この暑いのに、精進料理は…」
Aブルー「何か問題があるとでも?」
美味しいのにさ、とソルジャーの仏頂面。
Aブルー「お膳の練習だし、精進で当然!」
キース 「まさか、あんたが作るのは、全部…」
Aブルー「精進料理になるよね、もちろん!」
お盆までしっかり練習を、と言ってますけど。
精進料理…?
2023/08/12 (Sat)
☆協力をよろしく
8月と言えばお盆なわけで、じきに棚経の日ですけれど。
お膳を作れと言われたソルジャー、只今、料理の修行中。
キース 「今日の晩飯も、精進料理を作る気か!?」
Aブルー「決まってるだろう、他に何があると?」
精進料理を習うんだしね、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「棚経の日が来るまで、数をこなして…」
ぶるぅ 「慣れて貰わないと、お膳、作れないよ?」
だって、基礎からダメなんだもん、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「アイスしか作ったことがない、って…」
一同 「「「アイス?」」」
Aブルー「そう! 大好物だから、厨房に行って…」
作るんだよね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「材料を混ぜて、凍らせるだけで出来るから!」
シロエ 「包丁とかは使えないって言うんですか?」
Aブルー「ピンポーン! 凶器としてなら、充分に…」
使いこなせると思うんだけどね、と怖すぎる台詞。
Aブルー「でもねえ、正しい使い方となると全然で…」
ぶるぅ 「慣れて、覚えて貰うしかないの!」
だから、みんなも協力してね、と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「今日から棚経の日まで、精進料理!」
キース 「ハッキリ言って、パワーが出ないんだが!」
Aブルー「えっと…?」
キース 「ガス欠だ、棚経の日までにバテてしまうぞ!」
卒塔婆書きも残っているんだからな、と副住職の苦情。
キース 「サムとジョミーは、大丈夫かもしれないが…」
Aブルー「あー…。それじゃキースだけ、ぶるぅにさ…」
キース 「別メニューを頼め、と?」
Aブルー「そう! 君がバテたら大変だしね!」
とりあえず、今日は、うな重でも、という案で。
キース 「よし、許す! 他の面子は精進料理だ!」
シロエ 「酷すぎますから!」
Aブルー「ぼくの料理に文句があるのかな?」
シロエ 「い、いえ、無いです!」
Aブルー「はい、決定! お盆まで、協力よろしく!」
精進料理の腕を磨くからね、と張り切る人。
迷惑すぎ…。
2023/08/13 (Sun)
☆キツそうな棚経
やって来ました、8月14日。スッポンタケの棚経の日。
朝イチで生徒会長宅に集う面々、欠員が3名ほどでして。
シロエ 「おはようございます。朝から暑いですよね…」
スウェナ「参っちゃうわよね、毎日、毎日…」
マツカ 「でも、キースたちは、もっと大変ですよ?」
とうにスタートしている筈で…、とマツカ君。
マツカ 「一番早いお宅は、朝の6時だそうですし…」
シロエ 「その辺だと、まだ涼しい気もしますけど…」
スウェナ「後は暑くなる一方だわねえ…」
その中を自転車で走るんでしょ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「おまけに法衣で、アレって、黒いし…」
シロエ 「思いっ切り、暑くなる色ですよね…」
マツカ 「下に着るのは、白ですけどね…」
もう汗だくだと思いますよ、とマツカ君の視線が窓へ。
マツカ 「今日の予報も猛暑日ですから、キツそうです」
シロエ 「ジョミー先輩とサム先輩は、もっと…」
キツイ棚経になるんじゃあ…、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「キース先輩は、ガッツリ食べてましたけど…」
スウェナ「サムとジョミーは、精進料理だったわねえ…」
マツカ 「そこは、ぼくたちも同じですけど…」
棚経で走り回りはしませんし…、とマツカ君の相槌。
マツカ 「あの食事だけで、今日一日をこなすのは…」
シロエ 「修行よりキツイかもですよ」
Aブルー「おはよう! みんな揃っているね!」
今日の棚経、よろしく頼むよ、とソルジャー、登場。
Aブルー「さてと、今日はいよいよ、本番だから…」
ぶるぅ 「お膳、頑張って作ってね!」
Aブルー「もちろんだよ!」
この日のために料理を習ったんだし、と張り切る人。
Aブルー「とはいえ、すぐに忘れるだろうけど!」
シロエ 「忘れるって、料理のやり方を…ですか?」
Aブルー「他に何があると?」
シロエ 「普通、忘れないと思いますけど!」
Aブルー「多忙な身だしね!」
ソルジャー稼業は忙しいし、と言ってますけど。
本当に…?
2023/08/14 (Mon)
☆出ないのが仕事
今日はスッポンタケの棚経、朝イチで生徒会長宅な面々。
ソルジャーも来まして、お膳を作るわけなんですけど…。
シロエ 「どの辺が多忙なんですか!」
スウェナ「そんな風には見えないわよねえ…」
マツカ 「どうでしょう? 忙しい時は忙しいとか…」
その可能性もありますよ、とマツカ君の控えめな発言。
マツカ 「ぼくたちが全く知らない間に、色々と…」
シロエ 「多分、その逆だと思いますけど!」
Aブルー「ピンポーン!」
一同 「「「えっと…?」」」
今の流れだと、どっちなんだ、と首を傾げる御一同様。
スウェナ「意外だけど、本当に忙しい…のかしら?」
シロエ 「違うでしょう、暇を持て余す方で…」
Aブルー「そう、そんな感じ!」
マツカ 「あのぅ…。それだと分かりませんよ?」
正解を言った人を示さないと…、とマツカ君の言。
マツカ 「シロエか、ぼくか、どっちなんです?」
Aブルー「両方だよ!」
一同 「「「両方…?」」」
ますます謎だ、と飛び交う「?」マーク。
マツカ 「暇だけど、忙しいということでしょうか…?」
Aブルー「大正解!」
それで合ってる、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「ぼくの仕事は、青の間にいることだから!」
一同 「「「はあ?」」」
Aブルー「分からないかな、部屋から出ないのが仕事!」
一同 「「「ええっ!?」」」」
まさかのデスクワークとか…、と誰もが仰天。
シロエ 「青の間に缶詰めで、仕事…ですか?」
Aブルー「違うね、青の間から外に出ないのが…」
ぼくの大事な役目なんだよ、と威張り返る人。
Aブルー「ソルジャーは威厳が必要らしいね、偉いから」
シロエ 「それはまあ、そうでしょうけれど…」
スウェナ「部屋から出ないのと、どう繋がるのよ?」
Aブルー「いいかい、ぼくは一種の偶像なわけで…」
シロエ 「イメージダウンを避けるんですか?」
Aブルー「大当たり!」
だから出ないのが仕事でね、と言ってますけど。
えっと…?
2023/08/15 (Tue)
さて8月。容赦なく太陽が照り付ける毎日、厳しい暑さ。
生徒会長宅に来ている面々、涼しい部屋でのんびりで…。
ジョミー「暑いよねえ…。ここまで暑いと、外なんか…」
シロエ 「とても無理ですよ、プールも海も勘弁です」
サム 「いいのかよ? 海は勘弁とか言ってたらよ…」
スウェナ「海の別荘、パアになるわよ?」
置いて行かれておしまいじゃない、とスウェナちゃん。
スウェナ「此処の留守番を任されちゃって…」
サム 「涼しくっても、美味いものとか全くねえぜ?」
ぶるぅ 「んとんと、お留守番するんだったら…」
食事とおやつは作っとくよ、と料理上手なお子様も。
ぶるぅ 「此処なら、日焼けもしなくて済むし…」
ブルー 「クラゲに刺される心配も無いね」
シロエ 「いえ、ぼくはそういうつもりでは…!」
なかったんです、とシロエ君、顔面蒼白。
シロエ 「マツカ先輩の別荘だったら、話は別です!」
ジョミー「そうだよ、食事は最高、部屋も涼しくて…」
シロエ 「海の家とは違いますしねえ…」
サム 「あー、海の家な…」
あれはあれで楽しいヤツだけどよ、とサム君の相槌。
サム 「マツカの別荘で慣れちまうとよ…」
シロエ 「今更、戻れないですよねえ…」
ジョミー「誰だって、快適な方がいいって!」
山の別荘も楽しかったし…、とジョミー君。
ジョミー「ボートに乗馬に、高原で散歩!」
シロエ 「充実した別荘ライフでしたよ、今年も」
キース 「貴様らの場合は、そうだろうな…」
俺は殆ど楽しめてないぞ、とキース君の仏頂面。
キース 「殆どの日を、厨房で過ごしていたからな!」
一同 「「「あー…」」」
そうだったっけ、と完全に忘れ果てていた人たち。
ジョミー「そういや、キースが合流して来たのって…」
シロエ 「終盤でしたね…」
サム 「別荘じゃなくて、厨房ライフってヤツな…」
キース 「その通りだ!」
俺の苦労を増やしやがって、と握り締める拳。
そういえば…。
2023/08/01 (Tue)
☆忙しすぎた厨房
暑さが最高に厳しいシーズン、生徒会長宅で過ごす面々。
山の別荘が良かった話から、キース君が御機嫌斜めで…。
キース 「いいか、俺は毎朝、貴様らのせいで…!」
ジョミー「走り回ってたらしいよねえ…」
シロエ 「野菜を洗って、卵を割るんでしたっけ?」
キース 「ホットケーキの用意もさせられたぞ!」
焼かせては貰えなかったんだが…、とキース君。
キース 「なんと言っても、マツカの別荘だけに…」
サム 「何か問題あったのかよ?」
キース 「お前たちにとっては、ホットケーキは…」
ホットケーキミックスかもしれないが、とブツブツブツ。
キース 「ぶるぅが作るホットケーキを考えてみろ!」
ジョミー「そう言われても、作る所なんか…」
シロエ 「見ていませんから、詳しいことは…」
キース 「…そうだった…」
俺も、かつてはそうだったな、とキース君の深い溜息。
キース 「ホットケーキといえば、粉を量って…」
ジョミー「卵と牛乳を入れるんじゃあ…?」
シロエ 「そんな感じですよね、ぼくの家もそうですよ」
スウェナ「別荘のヤツは、違ったわけ?」
粉と卵と牛乳じゃないの、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「キースの仕事は、量るだけでしょ?」
キース 「量るだけだが、他に材料が色々と…!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 生クリームとかだよね?」
キース 「分かってくれるんだな、俺の苦労を…!」
迷惑な方のぶるぅと違って…、とキース君。
キース 「あいつには、マジで酷い目に…!」
ジョミー「パフェ三昧のこと?」
シロエ 「みんなで注文しまくりましたね…」
ぶるぅが言い出しっぺで、とシロエ君、回想モード。
シロエ 「でも美味しかったですよ、抹茶パフェ」
ジョミー「いろんなパフェを頼んだっけね」
サム 「うんうん、注文、かぶらなかったぜ」
スウェナ「奇跡だわねえ…」
キース 「何故、同じのを注文しない…!」
俺への気遣いゼロなのか、と唸ってますけど。
当然では…?
2023/08/02 (Wed)
☆胃に悪かった厨房
太陽が容赦ない猛暑な季節は、涼しい生徒会長宅が一番。
のんびりと過ごすシャン学メンバー、山の別荘を回想で。
ジョミー「何故って、好きなのを頼めばいい、って…」
シロエ 「言いましたよねえ、例の迷惑な人が」
スウェナ「キースの仕事が増えるなら、って…」
サム 「ノリノリで煽っていたわけでよ…」
乗らねえ馬鹿はいねえよな、とサム君、ニンマリ。
サム 「話に乗ったら、好みのパフェだぜ?」
シロエ 「そうですよ。ぶるぅが最初に頼んだのは…」
ジョミー「フルーツパフェだし、揃えるんなら…」
全員、そっちになったんだけど、とジョミー君。
ジョミー「でもさ、どうせなら好きなヤツをさ…」
シロエ 「頼みたいのが人情ですよね」
キース 「だからと言って、よくも尻馬に…!」
サム 「フルーツパフェで揃えろってか?」
それはそれで地獄になるんでねえの、とサム君の指摘。
サム 「人数分のフルーツ、下準備だろ?」
キース 「うっ…」
シロエ 「キース先輩の仕事は、盛り付けじゃなくて…」
洗ったり、皮を剥いたりでは…、とシロエ君も。
シロエ 「飾り切りとかも出来ないでしょうし…」
ジョミー「早くやれ、って怒鳴られるんじゃあ…?」
キース 「いや、俺は一応、ゲストだったし…」
怒鳴られることはなかったんだが…、とキース君。
キース 「とはいえ、やはり仕事が遅いと…」
サム 「嫌味なのかよ?」
キース 「違う、代わりにやります、とサッと横から…」
他の人が出て来て、持って行くんだ、と顰める顔。
キース 「でもって、それは素早い手つきで…」
サム 「サッサと済ませちまうのな…」
下手な嫌味よりキツくねえか、とサム君の問い。
サム 「なんかストレス、かかりそうだぜ?」
キース 「そうなんだ! プレッシャーが毎日、毎日…」
シロエ 「のしかかっていたわけですね?」
キース 「MAXでな!」
繊細なヤツなら胃をやられるぞ、と唸る人。
キツそう…。
2023/08/03 (Thu)
☆役に立った修行
暑さが一番厳しい8月、生徒会長宅に来ている御一同様。
涼しい部屋でのんびりですけど、山の別荘を回想中で…。
ジョミー「胃をやられそうな勢いって…」
シロエ 「半端なかったんですね、厨房の仕事…」
キース 「真面目に毎日、キツかったんだが…!」
ジビエ料理に向けての指導もあったしな、とキース君。
キース 「当日は、手伝って貰えるとは言うものの…」
ジョミー「厨房の人と息が合わないと、失敗するって…」
シロエ 「マツカ先輩も言ってましたしねえ…」
マツカ 「でも、本当のことですから…」
でないと執事は提案しません、とマツカ君、キッパリ。
マツカ 「執事の役目は、お客様に別荘で快適に…」
シロエ 「過ごして貰うことなんですよね?」
マツカ 「そうです、ですから、キースの場合は…」
料理で苦労をしないよう気配りですよ、と御曹司。
マツカ 「実際、修行は役に立ったと思いますけど…?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 美味しかったよ、お料理!」
サム 「うんうん、イノシシとセロリのよ…」
シロエ 「パートフィロー包み焼き、最高でした!」
また食べたくなるくらいですよ、とシロエ君の笑顔。
シロエ 「別荘でも、思い切り、おかわりで…」
ジョミー「食べまくったよねえ、美味しすぎてさ」
キース 「お前たち、幾つ食ったんだ!」
サム 「俺は三つは食ったかなあ…。四つかな?」
そんなの、いちいち数えてねえよ、とサム君、しれっと。
サム 「もう一個、って言えば持って来てくれたし…」
ジョミー「もっと如何ですか、って勧めてくれたし…」
シロエ 「食べたいだけ、食べただけですけれど?」
キース 「よくも山ほど頼みやがって…!」
あっちのぶるぅの団体様か、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「焼いても、焼いても、終わらないんだ…!」
ジョミー「ぶるぅの悪戯、出なかったしさ…」
サム 「いいじゃねえかよ」
美味かったからこそ無事なんだぜ、とツッコミが。
ですよね…?
2023/08/04 (Fri)
☆調理器具で悪戯
厳しい暑さが続く季節は、生徒会長宅が一番な御一同様。
山の別荘を回想中で、キース君のジビエ料理が話題な今。
シロエ 「ホントですよね、焦げていたりしたら…」
サム 「あっちのぶるぅが、許すわけがねえよな」
ジョミー「最初から予告していたもんねえ…」
ぶるぅ 「そだよ、失敗した時は、カエル袋って!」
足で踏み踏み、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の証言が。
ぶるぅ 「でもって、そこから色々と…」
シロエ 「悪戯が続く勘定ですか?」
ぶるぅ 「そう言ってたよ、なんか、アドリブで…」
厨房の道具を使って大暴れなの! と怖すぎる言葉。
ぶるぅ 「包丁は使わないらしいけど…」
ジョミー「あー、キースの命がヤバいからかな?」
ぶるぅ 「殺しちゃったら、楽しめないでしょ?」
一同 「「「うわー…」」」
生かしておいてオモチャだったか、と誰もがガクブル。
シロエ 「キース先輩、よかったですね、助かって…」
キース 「どうやら命を拾ったようだな…」
ぶるぅ 「違うよ、絶対、殺さない、って…」
ぶるぅが宣言してたもん! と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「まな板で殴るとか、そんなのも無しで…」
ジョミー「めん棒パンチもしない、って?」
ぶるぅ 「そうなの、頭にボウルを被せて…」
ガンガン叩いてみようかな、って…、とニコニコニコ。
ぶるぅ 「何で叩くといい音がするか、聞かれたし…」
キース 「嫌すぎるんだが!」
ぶるぅ 「あとは、泡立て器の使い方とか…」
シロエ 「考えていたんですね、あっちのぶるぅは…」
流石ですよ、とシロエ君、苦笑。
シロエ 「もちろん、悪戯は厨房じゃなくて…」
ぶるぅ 「みんなが食事をしてるトコだよ!」
余興を提供するんだしね、と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「だけど、お料理、美味しかったから…」
サム 「頑張った甲斐があったじゃねえかよ」
キース 「そうだな、酷い目に遭わされて…」
晒し者では浮かばれんし、と唸ってますけど。
嫌すぎ…。
2023/08/05 (Sat)
☆もう一度作って
暑さが厳しすぎるシーズン、生徒会長宅が一番ですけど。
山の別荘の思い出話で、キース君は命を拾ったそうで…。
シロエ 「よかったですねえ、オモチャにされなくて」
キース 「まったくだ。泡立て器での悪戯とかは…」
サム 「知りたくもねえよな、どういうヤツなのか…」
ぶるぅ 「そだね、ぶるぅもアイデア考え中で…」
ぶっつけ本番って言ってたよ、と無邪気なお子様の証言。
ぶるぅ 「だから、なんにも聞いていないの!」
ジョミー「ちょっと見たかった気もするかな、ソレ」
シロエ 「全くの謎だと、気になりますよね」
ジョミー「キース、もう一度、料理してみない?」
場所は此処でもいいじゃない、とジョミー君。
ジョミー「道具は一式、揃ってるしさ…」
サム 「ぶるぅの代わりに作るってか?」
ジョミー「どうかな、夏休みの間にさ…。そうだ!」
海の別荘もあるんだっけね、とジョミー君が乗り出す膝。
ジョミー「あそこで新鮮な海の幸とか、良さそうだけど」
シロエ 「なるほど、食材はバッチリですよね」
スウェナ「アワビとかなら、調達してくる所から…」
出来るものね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「毎年、素潜りで獲ってるじゃないの」
ジョミー「そうだね、キースが料理してくれるんなら…」
シロエ 「ぼくたちも気合いが入りますよ!」
頑張ってドッサリ獲って来ます、とシロエ君の輝く瞳。
シロエ 「でもって、キース先輩が料理で…」
ジョミー「うんと美味しいのを食べ放題!」
失敗したら、泡立て器を使った悪戯で…、と立てる親指。
ジョミー「キース、お願い、もう一回!」
シロエ 「ジョミー先輩、ナイスです!」
いろんな意味で美味しいですし、とシロエ君もノリノリ。
シロエ 「キース先輩、作って下さいよ!」
キース 「その前に、何か忘れていないか?」
シロエ 「何をです?」
キース 「お前じゃなくて、ジョミーなんだが…」
自分の立場が分かってないな、と言ってますけど。
えっと…?
2023/08/06 (Sun)
☆頭が煮える暑さ
暑さが厳しすぎる季節は、涼しい生徒会長宅な御一同様。
山の別荘の話から海の別荘へ、キース君の料理を希望で。
ジョミー「ぼく? 忘れるって、何を?」
キース 「今はいつだと思っているんだ?」
ジョミー「えっと…? 今日は8月の…」
何日だっけ、とジョミー君が眺める壁のカレンダー。
ジョミー「木曜だから、3日かな?」
シロエ 「多分、そうだと思いますけど…」
これだけ暑いと忘れますよ、とシロエ君。
シロエ 「夏休みだけに、日付は関係無いですし…」
サム 「忘れていたって困らねえよなあ…」
旅行とかだけ覚えとけばよ、とサム君も。
サム 「他は気にしなくってもよ…」
キース 「お前も頭が煮えているのか?」
サム 「えっ、俺?」
キース 「今の流れで、お前以外に誰がいると?」
よくも綺麗に忘れやがって、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「貴様、腐っても僧籍だろうが!」
サム 「あー…。海の別荘の前に、お盆な…」
ジョミー「げっ!」
また棚経のシーズンなんだ、とジョミー君、愕然。
ジョミー「ご、ごめん! 料理しろとか言わないから…」
キース 「棚経のお供は許してくれ、と?」
ジョミー「そう! 頼むよ、棚経、キツいんだしさ…」
??? 「ダメダメ、やってくれないと!」
困るんだよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「お供がいないと、有難味が減るし…」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
Aブルー「何処って、ぼくの青の間だけど?」
料理の話が出てたから、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「海の別荘でも料理するのかな、って…」
キース 「二度と御免だ!」
誰がするか、とキース君、グッと拳を。
キース 「まずは棚経、今年もジョミーを鍛えてだな…」
サム 「お経を覚えさせるのかよ?」
キース 「その前に、作法もなっていないし…」
ジョミー「酷いってば!」
料理を頼んだ復讐なわけ、と悲鳴ですけど。
仕返しですか…?
2023/08/07 (Mon)
☆棚経の代わりに
今年も暑さが厳しい8月、生徒会長宅で過ごす御一同様。
海の別荘でもキース君の料理、という話が出ましたが…。
キース 「いいか、棚経は坊主の義務だ!」
サム 「復讐は関係ねえってか?」
キース 「当然だろう、個人的な感情は一切、入らん!」
とにかく今年もやってもらう、とキース君の睨み。
キース 「逃げた場合は、海の別荘行きの面子から…」
シロエ 「外すんですか?」
キース 「マツカ、外してもかまわんな?」
マツカ 「いいですけれど…。でも、それよりは…」
料理がいいんじゃないでしょうか、とマツカ君の問い。
マツカ 「キースの代わりに、今度はジョミーが…」
ジョミー「料理するわけ!?」
マツカ 「ええ、そういうのは如何でしょう?」
キース 「なるほど、それも悪くはないか…」
ぶるぅのオモチャもジョミーだな、とキース君、ニヤリ。
キース 「よし、今年の棚経は許してやろう」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」
シロエ 「ジョミー先輩の料理も、きっとそれなりに…」
サム 「形になるかもしれねえなあ…」
プロの指導が入るんだしよ、とサム君も。
サム 「努力次第で、オモチャの刑は免れそうだぜ」
スウェナ「そうねえ、資質があれば、だけれど」
シロエ 「無かった場合は、泡立て器の出番ですよ!」
どう使うのか楽しみですね、とシロエ君、ワクワク。
シロエ 「料理もいいんですけど、泡立て器も…」
サム 「見てえ気持ちは確かにあるよな」
ジョミー「嫌すぎるって!」
Aブルー「ぼくもだよ!」
棚経のお供がいないなんて、とソルジャーが割り込み。
Aブルー「料理なんかより、棚経だってば!」
ジョミー「そうだよねえ?」
棚経の方が大事だよね、とジョミー君も必死。
ジョミー「お供するから、料理は勘弁してよ!」
Aブルー「ぼくからも頼むよ、棚経の方で!」
キース 「なら、代わるか?」
Aブルー「えっ?」
何を代わるって、とソルジャー、キョトン。
代わる…?
2023/08/08 (Tue)
☆ツケを払うべし
暑さ厳しい8月ですけど、生徒会長宅なら涼しいわけで。
キース君の料理を再び、との話がジョミー君に回って…。
ジョミー「もしかして、ぼくと代わってくれるわけ?」
シロエ 「そうかもですね、今の流れだと」
サム 「それっぽいけどよ、料理なんてよ…」
ジョミー以上に下手なんじゃあ…、とサム君の分析。
サム 「ジョミーは一応、調理実習してるしよ…」
シロエ 「ですね、学校では必修ですから…」
ジョミー「うん、カレーくらいなら、作れないことは…」
ないと思う、とジョミー君。
ジョミー「でもさ、あっちのぶるぅはグルメすぎるし…」
サム 「キースのようにはいかねえってか?」
ジョミー「当たり前だよ、厨房で何日か修行したって…」
凝った料理なんかは絶対に無理、と肩をブルッと。
ジョミー「ぶるぅのオモチャになるよりは、棚経!」
Aブルー「そうだよ、棚経の方でお願い!」
キース 「話がループしているようだが、代わる件は…」
どうするんだ、とキース君、腕組み。
キース 「俺で遊ぼうとしたツケは、是非とも…」
シロエ 「払って欲しい、と言うんですか?」
キース 「ああ、キッチリと料理でな!」
ジョミーでも、そいつでもいいぞ、とキース君、ニヤリ。
キース 「ジョミーの場合は、海の別荘で料理で…」
サム 「そっちのブルーだと、違うのかよ?」
キース 「棚経が大事だとぬかす以上は、そっちだな」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と誰もがキョトン。
シロエ 「えっと…? 棚経に料理、ありましたか?」
スウェナ「特別な御馳走、あったような気は…」
しないわよ、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「果物とかを供えて、精進料理のお膳でしょ?」
キース 「俺が言うのは、まさにそれだが?」
シロエ 「まさか、お膳を、その人にですね…」
キース 「作れと言ったら?」
Aブルー「無理すぎるから!」
無茶を言われても、とソルジャー、悲鳴ですけど。
お膳…?
2023/08/09 (Wed)
☆お鉢が回った人
この夏も暑さ厳しい8月、生徒会長宅で過ごすのが一番。
其処で出て来た料理する話、只今、ソルジャーにお鉢が。
キース 「そうか、ダメなら、無理にとは言わん」
Aブルー「本当かい!?」
キース 「ただし、ジョミーが棚経に来るかどうかは…」
微妙なわけでな、とキース君が繰る左手首の数珠レット。
キース 「あんたが料理を断る場合は、ジョミーがだ…」
シロエ 「海の別荘で料理になるわけですか?」
キース 「そうなるな。でもって、料理をするんなら…」
棚経のお供は免除になる、とキース君、キッパリと。
キース 「両方やれ、と言っても逃げるだろうし…」
ジョミー「当たり前だよ、でもって料理をするよりは…」
棚経の方がマシだから、とジョミー君も必死。
ジョミー「料理が下手だと、あっちのぶるぅが…」
サム 「泡立て器とかで悪戯だよなあ、確実に」
シロエ 「ぼくたちは、別にかまいませんけど…」
ジョミー「嫌すぎるんだよ、やられる方は!」
棚経のお供をやらせてよ、とジョミー君の泣きそうな声。
ジョミー「頼むから、料理は勘弁して!」
キース 「そう思うのなら、そいつに土下座で頼め!」
ジョミー「えっと…?」
キース 「棚経を希望の、其処の馬鹿に、だ…」
土下座して料理をして貰え、と容赦ない台詞が。
キース 「棚経の日は、お膳を作って下さい、と!」
ジョミー「分かった、そうする!」
この通りです、とジョミー君、ソルジャーに土下座。
ジョミー「棚経のお供をするから、お願いします!」
Aブルー「ぼくに作れ、と?」
キース 「代理を立てるのは認めんぞ!」
コーチをつけることは許す、とキース君。
キース 「ぶるぅ、イチから指導してやれ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お料理の基本からだね!」
キース 「そうだ、明日から飯を作りに通って来い!」
一同 「「「イイネ!」」」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
此処のキッチンで頑張れと、と慌ててますけど。
料理修行…?
2023/08/10 (Thu)
☆料理を教わる人
暑さ厳しい8月ですけど、やって来るのがお盆なわけで。
お盆と言えば棚経がセット、棚経に欠かせないのがお膳。
Aブルー「どうして、そういうことになるのさ!」
キース 「嫌なら、別にいいんだぞ?」
棚経に俺が一人で来るだけだ、とキース君、ピシャリ。
キース 「サムは親父のお供と決まっているからな」
Aブルー「こっちに回して貰えない、と?」
キース 「当然だろうが、住職は親父だ!」
お供をつけるのは住職の方、と正論が。
キース 「副住職がつけてどうする、格下なのに!」
Aブルー「でもさ、ジョミーは棚経を希望で…」
ジョミー「海の別荘で料理よりかは、棚経だよ!」
利害は一致してると思う、とジョミー君の目が副住職に。
ジョミー「土下座したけど、別にそこまでしなくても…」
Aブルー「ジョミーは棚経に来てくれるよね?」
ジョミー「喜んで!」
Aブルー「ほらね、商談成立だってば!」
流されそうになっちゃったけど、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「これで解決、お膳の話は無かったことに!」
キース 「大事なことを忘れていないか、二人とも」
ジョミー「えっ、ぼくたち?」
キース 「そうだ、料理の話は俺の復讐なんだが…?」
そっちは解決していないぞ、とキース君の睨み。
キース 「二人の内の、どちらかが料理しない限りは…」
シロエ 「復讐、チャラにならないんですね?」
キース 「俺は散々、遊ばれたしな!」
それで、どっちが料理するんだ、と詰め寄る人。
キース 「ジョミーか、それとも…」
Aブルー「分かった、明日から作りに来る!」
一同 「「「イイネ!」」」
面白そうだ、と大歓声で、次の日、ソルジャー登場で。
Aブルー「来たよ、練習は昼の御飯でいいかな?」
キース 「そうだな、まずは昼飯からだ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キッチン、こっちだよ!」
Aブルー「頑張って来る!」
キース 「よし、期待しよう」
美味い料理を作ってこい、と送り出しましたが。
さて…?
2023/08/11 (Fri)
☆上手に作れた人
今年も暑さが厳しい8月、じきにお盆の棚経ですけれど。
欠かせないのがお膳なわけで、ソルジャーが作ることに。
シロエ 「あの人、料理が出来るんでしょうか?」
キース 「正直、期待はしていないんだが…」
復讐な以上、嫌がらせだな、とキース君の冷たい笑み。
キース 「不味いのが出来たら、文句を言うんだぞ?」
シロエ 「後々、復讐されそうですけど!」
キース 「お前たちは、そうかもしれないな」
だが俺だけは安全圏だ、とキース君、勝ち誇った顔。
キース 「棚経がかかっているんだし…」
ジョミー「だったら、ぼくも大丈夫かな?」
キース 「そうなるだろうな、遠慮なく文句三昧で…」
ジョミー「フルボッコかあ…」
美味しい方が嬉しいけどね、と苦笑しているジョミー君。
ジョミー「不味いよりかは、美味しい方がさ…」
シロエ 「そりゃ、誰だって喜びますよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お昼、出来たよ!」
Aブルー「これなら合格点だって!」
ぶるぅの教え方が上手いから、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「まあ、食べてみてよ!」
ぶるぅ 「お味、ホントに合格なの!」
どんどん食べてね、と並べられてゆく料理が盛られた器。
ジョミー「えっと…?」
シロエ 「何です、これは?」
Aブルー「がんもどきとインゲンの煮物だけど?」
ぶるぅ 「これは白和え、揚げだし豆腐に、すまし汁!」
美味しそうでしょ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「ホントのホントに美味しいから!」
キース 「あ、ああ…。確かにな…」
否定はしない、と食べてみたキース君、複雑な表情。
キース 「しかしだな…。この暑いのに、精進料理は…」
Aブルー「何か問題があるとでも?」
美味しいのにさ、とソルジャーの仏頂面。
Aブルー「お膳の練習だし、精進で当然!」
キース 「まさか、あんたが作るのは、全部…」
Aブルー「精進料理になるよね、もちろん!」
お盆までしっかり練習を、と言ってますけど。
精進料理…?
2023/08/12 (Sat)
☆協力をよろしく
8月と言えばお盆なわけで、じきに棚経の日ですけれど。
お膳を作れと言われたソルジャー、只今、料理の修行中。
キース 「今日の晩飯も、精進料理を作る気か!?」
Aブルー「決まってるだろう、他に何があると?」
精進料理を習うんだしね、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「棚経の日が来るまで、数をこなして…」
ぶるぅ 「慣れて貰わないと、お膳、作れないよ?」
だって、基礎からダメなんだもん、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「アイスしか作ったことがない、って…」
一同 「「「アイス?」」」
Aブルー「そう! 大好物だから、厨房に行って…」
作るんだよね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「材料を混ぜて、凍らせるだけで出来るから!」
シロエ 「包丁とかは使えないって言うんですか?」
Aブルー「ピンポーン! 凶器としてなら、充分に…」
使いこなせると思うんだけどね、と怖すぎる台詞。
Aブルー「でもねえ、正しい使い方となると全然で…」
ぶるぅ 「慣れて、覚えて貰うしかないの!」
だから、みんなも協力してね、と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「今日から棚経の日まで、精進料理!」
キース 「ハッキリ言って、パワーが出ないんだが!」
Aブルー「えっと…?」
キース 「ガス欠だ、棚経の日までにバテてしまうぞ!」
卒塔婆書きも残っているんだからな、と副住職の苦情。
キース 「サムとジョミーは、大丈夫かもしれないが…」
Aブルー「あー…。それじゃキースだけ、ぶるぅにさ…」
キース 「別メニューを頼め、と?」
Aブルー「そう! 君がバテたら大変だしね!」
とりあえず、今日は、うな重でも、という案で。
キース 「よし、許す! 他の面子は精進料理だ!」
シロエ 「酷すぎますから!」
Aブルー「ぼくの料理に文句があるのかな?」
シロエ 「い、いえ、無いです!」
Aブルー「はい、決定! お盆まで、協力よろしく!」
精進料理の腕を磨くからね、と張り切る人。
迷惑すぎ…。
2023/08/13 (Sun)
☆キツそうな棚経
やって来ました、8月14日。スッポンタケの棚経の日。
朝イチで生徒会長宅に集う面々、欠員が3名ほどでして。
シロエ 「おはようございます。朝から暑いですよね…」
スウェナ「参っちゃうわよね、毎日、毎日…」
マツカ 「でも、キースたちは、もっと大変ですよ?」
とうにスタートしている筈で…、とマツカ君。
マツカ 「一番早いお宅は、朝の6時だそうですし…」
シロエ 「その辺だと、まだ涼しい気もしますけど…」
スウェナ「後は暑くなる一方だわねえ…」
その中を自転車で走るんでしょ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「おまけに法衣で、アレって、黒いし…」
シロエ 「思いっ切り、暑くなる色ですよね…」
マツカ 「下に着るのは、白ですけどね…」
もう汗だくだと思いますよ、とマツカ君の視線が窓へ。
マツカ 「今日の予報も猛暑日ですから、キツそうです」
シロエ 「ジョミー先輩とサム先輩は、もっと…」
キツイ棚経になるんじゃあ…、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「キース先輩は、ガッツリ食べてましたけど…」
スウェナ「サムとジョミーは、精進料理だったわねえ…」
マツカ 「そこは、ぼくたちも同じですけど…」
棚経で走り回りはしませんし…、とマツカ君の相槌。
マツカ 「あの食事だけで、今日一日をこなすのは…」
シロエ 「修行よりキツイかもですよ」
Aブルー「おはよう! みんな揃っているね!」
今日の棚経、よろしく頼むよ、とソルジャー、登場。
Aブルー「さてと、今日はいよいよ、本番だから…」
ぶるぅ 「お膳、頑張って作ってね!」
Aブルー「もちろんだよ!」
この日のために料理を習ったんだし、と張り切る人。
Aブルー「とはいえ、すぐに忘れるだろうけど!」
シロエ 「忘れるって、料理のやり方を…ですか?」
Aブルー「他に何があると?」
シロエ 「普通、忘れないと思いますけど!」
Aブルー「多忙な身だしね!」
ソルジャー稼業は忙しいし、と言ってますけど。
本当に…?
2023/08/14 (Mon)
☆出ないのが仕事
今日はスッポンタケの棚経、朝イチで生徒会長宅な面々。
ソルジャーも来まして、お膳を作るわけなんですけど…。
シロエ 「どの辺が多忙なんですか!」
スウェナ「そんな風には見えないわよねえ…」
マツカ 「どうでしょう? 忙しい時は忙しいとか…」
その可能性もありますよ、とマツカ君の控えめな発言。
マツカ 「ぼくたちが全く知らない間に、色々と…」
シロエ 「多分、その逆だと思いますけど!」
Aブルー「ピンポーン!」
一同 「「「えっと…?」」」
今の流れだと、どっちなんだ、と首を傾げる御一同様。
スウェナ「意外だけど、本当に忙しい…のかしら?」
シロエ 「違うでしょう、暇を持て余す方で…」
Aブルー「そう、そんな感じ!」
マツカ 「あのぅ…。それだと分かりませんよ?」
正解を言った人を示さないと…、とマツカ君の言。
マツカ 「シロエか、ぼくか、どっちなんです?」
Aブルー「両方だよ!」
一同 「「「両方…?」」」
ますます謎だ、と飛び交う「?」マーク。
マツカ 「暇だけど、忙しいということでしょうか…?」
Aブルー「大正解!」
それで合ってる、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「ぼくの仕事は、青の間にいることだから!」
一同 「「「はあ?」」」
Aブルー「分からないかな、部屋から出ないのが仕事!」
一同 「「「ええっ!?」」」」
まさかのデスクワークとか…、と誰もが仰天。
シロエ 「青の間に缶詰めで、仕事…ですか?」
Aブルー「違うね、青の間から外に出ないのが…」
ぼくの大事な役目なんだよ、と威張り返る人。
Aブルー「ソルジャーは威厳が必要らしいね、偉いから」
シロエ 「それはまあ、そうでしょうけれど…」
スウェナ「部屋から出ないのと、どう繋がるのよ?」
Aブルー「いいかい、ぼくは一種の偶像なわけで…」
シロエ 「イメージダウンを避けるんですか?」
Aブルー「大当たり!」
だから出ないのが仕事でね、と言ってますけど。
えっと…?
2023/08/15 (Tue)
☆流血は避けたい
夏休みが近い御一同様、生徒会長宅で涼しく過ごす週末。
山の別荘の話が出まして、ジビエ料理から物騒な方向へ。
シロエ 「本当に死ぬじゃないですか、ソレ!」
キース 「牙を避ければ、問題は無いと思うがな?」
サム 「そんなの、逃げられねえじゃねえかよ!」
シロエでも無理な相手なんだぜ、とサム君、ガクブル。
サム 「姿を見たら、即、逃げるしかねえヤツで…」
キース 「まあ、それが一番、安全だろう」
戦わなければ流血も無い、とキース君。
キース 「ジビエ料理は諦めることだ」
ジョミー「言われなくても、諦めるから!」
シロエ 「ですよね、真面目に命懸けですし…」
サム 「別荘で出て来るヤツを食おうぜ、ジビエはよ」
第一、プロの料理なんだし、とサム君の開き直った台詞。
サム 「キースじゃ、所詮は素人料理で…」
スウェナ「プロの腕には負けるわよねえ…」
Aブルー「そうかな、美味しかったよ、石焼きビビンバ」
アユの塩焼きも…、とソルジャーが挙げる先月の料理。
Aブルー「キースでも、やれば出来る筈でさ…」
ぶるぅ 「んとんと、ちゃんとレシピがあれば…」
キースは出来るタイプだよね、と料理上手なお子様も。
ぶるぅ 「うんと真面目で、手先も器用なんだもん!」
ブルー 「料理人には向いているねえ、確かにね」
キース 「決め付けるな!」
ぶるぅ 「でもでも、素質はあると思うの!」
舌だって肥えて来てるでしょ、と太鼓判が。
ぶるぅ 「ぼくとかプロのお料理を食べて、経験値が…」
ブルー 「順調に上がっているわけだしさ」
Aブルー「うん、キースだったら、イノシシだって!」
完璧に料理出来ると思う、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「まずは食材の確保からだよ、頑張りたまえ!」
シロエ 「無理ですから!」
サム 「死ぬじゃねえかよ!」
Aブルー「そう言わないでさ、人生、チャレンジ精神!」
イノシシとバトル! と煽ってますけど。
無責任すぎ…。
2023/07/16 (Sun)
☆気が合う人たち
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘でジビエな件から、キース君に作らせる話へと。
シロエ 「やるなら、自分でやって下さい!」
サム 「サイオンで一発いけるじゃねえかよ!」
Aブルー「あのねえ…。それはガチとは言わないから!」
罠とか銃よりズルいヤツだよ、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「キースの希望はガチンコ勝負! 違うかい?」
キース 「まさにその通りだ、今日は気が合うな」
いつもは何かと波乱なのに、とキース君、嬉しそうな顔。
キース 「あんたも、俺を分かってくれたか」
Aブルー「そりゃあ、付き合い、長いからねえ…」
ついでにセットものでもあるし、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ぼくと君とで、疫病仏!」
キース 「まあ、そうなんだが…」
Aブルー「だからバッチリ、息が合うんだよ!」
今、まさに厄を呼んでるわけで…、とニコニコニコ。
Aブルー「タッグを組んで、そこのみんなに…」
キース 「命の危機を招いている、と?」
そうなるのか、とキース君、愕然。
キース 「そんな自覚は無いんだが…!」
Aブルー「でも、そういう勘定になると思うけど?」
君が振ったネタを、ぼくが煽って…、とソルジャーの言。
Aブルー「これが疫病仏でなければ、何だと?」
シロエ 「そうです、それで合ってます!」
真面目に命の危機ですから、とシロエ君の縋るような目。
シロエ 「前言撤回でお願いします、キース先輩!」
ジョミー「頼むよ、疫病仏は中止で!」
キース 「そうだな、不名誉な例は増やしたくないし…」
Aブルー「甘すぎるから!」
それに面白くない、とソルジャーがグッと握り締める拳。
Aブルー「ガチンコ勝負をさせるべきだよ、絶対に!」
シロエ 「自分でやればいいでしょう!」
Aブルー「じゃあ、監督ってことでどう?」
一同 「「「監督?」」」
Aブルー「技術指導だよ!」
ぼくの豊富な経験を活かして! と笑顔ですけど。
監督…?
2023/07/17 (Mon)
☆技術指導と経験
じきに夏休みなシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
けれど山の別荘でジビエ料理な話が、物騒な方へ展開中。
シロエ 「技術指導って、何なんです!」
サム 「イノシシ狩りの話かよ、ソレ?」
あんたもド素人じゃねえか、とサム君、必死のツッコミ。
サム 「あんたの世界に、野生のイノシシはよ…」
シロエ 「いないんですから、技術も何もありません!」
ジョミー「そうだよ、やったことないんだからさ!」
無責任なことを言わないでくれる、とジョミー君も。
ジョミー「キースだったら、まだ分かるけど…」
Aブルー「なんでキースが出て来るわけ?」
キースだって素人だろう、とソルジャー、キョトン。
Aブルー「狩りをするとは聞かないけどねえ…?」
シロエ 「その点は、ぼくも同じですよ」
サム 「俺も全く知らねえけど?」
何処からキースになるんだよ、とサム君たちも怪訝な顔。
サム 「おい、キース。お前、イノシシなんかをよ…」
シロエ 「捕まえたことがあるんですか?」
キース 「いや、そんなハードな経験はだな…」
俺の人生に一度も無いが、と当の本人までが不思議そう。
キース 「ジョミー、何処から俺の名前が出るんだ?」
ジョミー「遭遇率って所かな…」
一同 「「「遭遇率?」」」
なんだソレは、と誰もが傾げる首。
キース 「遭遇率というのが謎なんだが?」
ジョミー「そのまんまだよ、出会う確率だよ!」
イノシシにね、とジョミー君が立てる人差し指。
ジョミー「裏山の墓地に出るって、言ってなかった?」
一同 「「「あっ!」」」
アレか、と一発でピンと来た面々。
シロエ 「そう言えば、出るんでしたっけ…」
サム 「墓石を倒して、お供え物を荒らすんだよな?」
ジョミー「その対策で走り回っている筈だしさ…」
Aブルー「なるほど、ぼくよりも技術がある、と…」
キース 「勝手に決め付けて納得するな!」
俺は対策してなどいない、と怒鳴ってますけど。
本当に…?
2023/07/18 (Tue)
☆疎かになる季節
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘でジビエな話が、物騒な方へ進んでますけど…。
ジョミー「対策してないって、ホントにそうかな?」
シロエ 「放置とは思えませんよね、確かに」
腐っても副住職ですし…、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「放っておいたら、墓地がメチャメチャですよ」
ジョミー「だから絶対、何かやってるって!」
キース 「やかましい! 俺がやるのは張り紙だけだ!」
それと現場で注意とだな、と副住職が吊り上げる眉。
キース 「お供え物は、お持ち帰り下さい、と…」
シロエ 「それだけですか?」
キース 「他に何が出来ると言うんだ!」
ジョミー「柵とかは…? 設置してるって聞いたけど…」
あんまり効果は無さそうだけど、とジョミー君。
ジョミー「それもキースがやってるんじゃあ…?」
キース 「墓地の維持管理は、専門の人に頼んでいる!」
柵の設置も任せてある、とキース君、キッパリ。
キース 「それでもイノシシは、突破して来て…」
サム 「墓地を荒らして行くってか?」
キース 「今の季節は、大変なんだ!」
墓参りの人が多いからな、と副住職が顰める顔。
キース 「墓地は広いし、山の斜面だし…」
シロエ 「監視の目が行き届かないわけですね?」
キース 「そうなんだ。どう頑張っても、見落としが…」
ついでに俺も多忙だし…、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「卒塔婆書きに追われて、見回りの方が…」
サム 「疎かになっちまうのかよ?」
キース 「仕方なかろう、管理専門の人までが…」
墓地そのものの整備で多忙な時期で…、と副住職。
キース 「墓参りに来た檀家さんから、色々と…」
シロエ 「修理とかの注文が入るんですか?」
キース 「それに加えて、生垣を綺麗に刈り込むとか…」
サム 「イノシシの対策がお留守になるわけな…」
Aブルー「対策ねえ…」
それは困った問題かもね、と頷いてますけど。
まあねえ…。
2023/07/19 (Wed)
☆命懸けで書くブツ
じきに夏休みなシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
山の別荘が楽しみでして、キース君のジビエ料理を希望。
Aブルー「ちょっと、キースに聞きたいんだけど…」
キース 「なんだ?」
Aブルー「卒塔婆書きっていうのは、命懸けかな?」
毎年、この時期にやってるけどさ、とソルジャーの問い。
Aブルー「ノルマがどうとか、増やされたとか…」
キース 「ある意味、命懸けだと言えるな」
シロエ 「お盆までに書き上げないと、詰みますしね…」
サム 「出来てねえとか、アドス和尚によ…」
締め上げられるヤツでねえの、とサム君、うんうん、と。
サム 「遅れがバレたら、連日、徹夜で書かされるぜ」
ジョミー「それでフラフラになった身体で、棚経だよね」
シロエ 「栄養ドリンク、貰えないでしょうねえ…」
スウェナ「書かされる間も、食事抜きでしょ?」
時間との戦いなんだから、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「お茶は飲めると思うけど…」
ジョミー「栄養補給は無理っぽいよね…」
食べながら書くのはダメだろうし、とジョミー君。
ジョミー「ゼリーになってて、飲めるのもあるけど…」
サム 「零したら、卒塔婆が汚れるしよ…」
シロエ 「お茶だって、シミになりますよ?」
スウェナ「そうなると、お茶もアウトだわねえ…」
水だけで書くことになるわね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「命懸けコースで確定でしょ、コレ」
シロエ 「キース先輩が言う命懸けって、それですか?」
キース 「まさにそうなる」
命が懸かった大仕事だ、とキース君、合掌。
キース 「今年も無事に終わらせたいが…」
Aブルー「イノシシ対策が疎かになる、と…」
よし! とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「君たち、墓地で戦いたまえ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「キースのジビエ料理だよ!」
ジョミー「えっと…?」
シロエ 「どういう意味です?」
話が見えませんけれど、とシロエ君の疑問。
墓地で戦う…?
2023/07/20 (Thu)
☆墓地でバトルを
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘の話が元で、キース君のジビエ料理を希望で…。
シロエ 「キース先輩のジビエ料理で、何故、墓地で…」
ジョミー「戦うって話が出て来るわけ?」
Aブルー「分からないかな、条件は命懸けなんだよ?」
キースが出して来たヤツは、とソルジャーの言。
Aブルー「卒塔婆書きに、命が懸かっているんなら…」
シロエ 「あっ、もしかして、墓地でですね…」
イノシシとバトルじゃないでしょうね、とシロエ君。
シロエ 「場所が何処でも、無理すぎですから!」
サム 「そうだぜ、相手はイノシシだしよ…」
キース 「俺からも言うが、やめておくのが吉だろうな」
墓地で戦うのは危険すぎる、と副住職の渋面。
キース 「金網を突破して来た直後のイノシシだぞ?」
ジョミー「それって、思い切り、気が立ってない…?」
キース 「だから墓石が倒されるんだ!」
突っ込んで来た勢いのままで走るしな、と怖すぎる台詞。
キース 「お供え物めがけて、全速力で疾走だぞ?」
一同 「「「うわー…」」」
立ち向かったらダメなヤツだ、と誰もがガクブル。
シロエ 「確実に死ぬじゃないですか!」
キース 「運が良ければ、避けられるかもしれないが…」
サム 「バトルどころじゃねえよな、ソレ…」
冗談じゃねえよ、とサム君が広げる両手。
サム 「それともアレかよ、あんたがシールドして…」
シロエ 「守ってくれると言うんですか?」
Aブルー「違うよ、もっと安全なコース!」
一同 「「「は?」」」
どんな方法があると言うんだ、と一同、キョトン。
シロエ 「安全って、相手はイノシシですよ?」
Aブルー「だから防ぐんだよ、来ないようにさ」
ジョミー「止めるとか、もっと危ないんだけど!」
サム 「そうだぜ、柵の手前で防ぐとか、プロでも…」
シロエ 「銃とか、罠が要るヤツですから!」
でないと死んでしまいます、とシロエ君の悲鳴。
ヤバすぎ…。
2023/07/21 (Fri)
☆炎天下で作業を
じきに夏休みなシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
山の別荘へ行くのが楽しみ、ジビエ料理に期待ですけど。
シロエ 「あなたは煽るだけで済むんですけど…」
ジョミー「ぼくたちの方は、マジで命の危機だから!」
Aブルー「あのねえ…。ぼくもキースのジビエ料理を…」
食べてみたいと思うわけでね、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「そうするためには、死人が出るのは…」
キース 「困るんだったら、黙っていやがれ!」
Aブルー「でもねえ、君にもいい話かと…」
墓地の被害を防げるんだよ、と言い募る人。
Aブルー「炎天下で作業して貰うだけで、バッチリと!」
一同 「「「炎天下?」」」
Aブルー「そう、太陽が照り付ける下で!」
キース 「イノシシは、夜行性なんだが…」
昼間は姿を見せないんだが…、とキース君が傾げる首。
キース 「あんた、その辺を理解してるのか?」
Aブルー「もちろんだよ! だから安全なコースだと…」
言ったんだよね、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「チラシの配布に掃除、声掛け!」
一同 「「「は?」」」
なんだソレは、と誰もがキョトン。
シロエ 「えっと…? イノシシとバトルですよね?」
Aブルー「そうだけど?」
シロエ 「イノシシは字なんか読めませんよ?」
チラシを配ってどうするんです、とシロエ君。
シロエ 「第一、受け取って貰える気がしませんが…」
ジョミー「だよねえ、無視して突っ込んで来て…」
牙で刺される気がするんだけど、とジョミー君も。
ジョミー「声掛けだって、聞いちゃくれないよ?」
サム 「馬の耳に念仏の方が、まだマシでねえの?」
馬の方が言葉が分かりそうだぜ、とサム君の指摘。
サム 「イノシシは、話して分かる相手じゃねえよ」
Aブルー「誰がイノシシにやれって言った?」
シロエ 「違うんですか?」
Aブルー「当たり前だよ、チラシに声掛けなんだから!」
もっと冷静に考えたまえ、と言ってますけど。
チラシ…?
2023/07/22 (Sat)
☆チラシを配って
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘でジビエな話が、キース君の料理に転がって…。
シロエ 「冷静に、って言われてもですね…」
ジョミー「イノシシとバトルで、誰にチラシなのさ?」
Aブルー「決まってるだろう、檀家さんだよ!」
お供え物を持って来るんだからさ、とソルジャーの言。
Aブルー「チラシを配って、お持ち帰り下さい、と…」
シロエ 「あー…! なるほど、その手がありますね!」
サム 「張り紙だけより、効果ありそうだぜ」
Aブルー「加えて声掛け、掃除でバッチリ!」
置いて帰りそうな人には注意でさ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「それでも忘れて帰った分は、掃除だってば!」
ジョミー「そっか、お供え物が残っていないと…」
スウェナ「イノシシの餌は無いのよねえ…」
キース 「こいつらを動員するわけか…」
それは助かる、と副住職も。
キース 「やってくれるんなら、バイト料代わりに…」
シロエ 「イノシシ、料理してくれるんですか?」
キース 「鹿かもしれんが、山の別荘でいける食材で…」
料理してもいい、とキース君の提案が。
キース 「そっちが安全なコースなんだし、俺もだな…」
ジョミー「命は半端に懸ける、って?」
キース 「そうだ、料理人さんの手伝いも…」
欠かせないぞ、と腕組みする人。
キース 「その条件でいいんだったら、もう明日から…」
Aブルー「チラシの配布と声掛けなんだね?」
キース 「当然だろう、明日は日曜だ!」
夏休みも初日から働いて貰う、とキッパリと。
キース 「柔道部の合宿中だけ、休みでな!」
一同 「「「うわー…」」」
Aブルー「でもさ、貴重なキースの料理!」
頑張ってくれたまえ、とソルジャーもプッシュ。
Aブルー「ぼくも楽しみにしてるから!」
シロエ 「山の別荘、呼ばれてませんよ?」
Aブルー「食べに来るくらいは、許されるって!」
アイデアを出したわけだしさ、と強気ですけど。
来ると…?
2023/07/23 (Sun)
☆ジビエ料理に招待
じきに夏休みなシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
山の別荘行きが楽しみ、キース君のジビエ料理も来そう。
シロエ 「確かに、アイデアは出してくれましたけど…」
サム 「それより前に、面白がっていたじゃねえかよ」
ジョミー「ガチで戦えとか、無茶も言ったし…」
差し引きゼロになるんじゃないの、とジョミー君。
ジョミー「来なくていいと思うんだけど!」
シロエ 「キース先輩とセットで、疫病仏ですし…」
Aブルー「君たち、SD体制で苦労している、ぼくを…」
ハブる気なのかい、とソルジャーが吊り上げる眉。
Aブルー「こうなったら、ぼくのぶるぅも一緒に…!」
マツカ 「ええ、是非、お二人でいらして下さい」
一同 「「「ええっ!?」」」
酷い、と誰もが悲鳴ですけど。
マツカ 「お忘れですか、招待するのは、ぼくなんです」
一同 「「「うっ…」」」
Aブルー「ありがとう、マツカ! じゃあ、その日は…」
マツカ 「お席を用意しておきますよ、お二人分」
食堂は広いですからね、と御曹司。
マツカ 「キースのジビエ料理をメインに、存分に…」
Aブルー「食べていいわけだね、ぼくも、ぶるぅも」
マツカ 「もちろんです。日程の方は…」
Aブルー「大丈夫、青の間からチェック出来るし!」
ジビエ料理の日にお邪魔するよ、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「キースも、料理を作るわけだし…」
キース 「ぶるぅのオモチャは免れるんだな?」
Aブルー「そう! 仲良くやろうよ!」
じゃあ、また山の別荘で! と消え失せた人。
シロエ 「マジですか…」
サム 「あいつと、ぶるぅが来るのかよ…」
キース 「だが、俺は安全圏なんだ!」
お前たちの方は知らんがな、とキース君、しれっと。
キース 「明日から、頑張ってチラシを配れよ」
シロエ 「そうでした…。明日の予報は…」
キース 「猛暑日だ!」
一同 「「「うわー…」」」
初日からソレか、と泣きが入ってますけど。
炎天下…。
2023/07/24 (Mon)
☆冷却ベストは不可
夏休みは山の別荘に期待ですけど、その前に試練な面々。
キース君のジビエ料理のために、元老寺の墓地で労働を。
シロエ 「暑いですねえ、猛暑日の連続はキツイですよ」
サム 「仕方ねえだろ、そもそも初日から猛暑日で…」
ジョミー「思い切り、幸先、悪かったしね…」
夏休みに入ったら更に拍車が…、とジョミー君の嘆き節。
ジョミー「お参りの人も増えたしさ…」
スウェナ「そうよね、お盆が近くなるほど増えるから…」
サム 「まあ、キースも庫裏で、卒塔婆地獄だしよ…」
シロエ 「直射日光が無いだけ、マシそうですけど!」
ぼくたちは熱中症の危機です、とシロエ君。
シロエ 「この炎天下で、長袖、長ズボンですよ?」
ジョミー「じゃあさ、法衣の方がいいわけ?」
シロエ 「いえ、それは…」
ジョミー「墓地で働くなら、それなりの服、って…」
キースに釘を刺されたんだよ、とジョミー君、溜息。
ジョミー「ぼくとサムには、法衣と作務衣が…」
サム 「コースとしてはあったんだよなあ、マジで」
ジョミー「もっと仕事が増えそうだから、逃げたけど…」
サム 「うんうん、あんなの着ちまったらよ…」
墓回向の見習いになるじゃねえかよ、とサム君も。
サム 「檀家さんに、お経を頼まれちまって…」
ジョミー「でも、無資格だし、出来ないからさ…」
サム 「アドス和尚のトコまで、走るしかねえし…」
ジョミー「走ったついでに、香炉とかをさ…」
持たされて、お供で戻るわけで…、とジョミー君。
ジョミー「最悪、墓地の階段、上から下まで…」
サム 「ガッツリ往復になっちまうしよ…」
ジョミー「真面目に死ぬよね…」
チラシ配りの方がまだマシ、とジョミー君の言。
ジョミー「でもさ、冷却ベストが欲しいよ…」
シロエ 「ぼくもですけど、そういうグッズは…」
サム 「キースにバレたら、終わりだぜ?」
シロエ 「そうですよね…」
アドス和尚も見てますし、とグッズも無理。
キツそう…。
2023/07/25 (Tue)
☆チップが貰える人
山の別荘行きを控えて、元老寺の墓地でタダ働きな面々。
キース君のジビエ料理のためには、耐えるしかなくて…。
シロエ 「暑すぎて、気を失いそうなんですけれど…」
ジョミー「上には上がいるのがね…」
サム 「マツカのスキルは、半端ねえよな…」
何の小細工もしてねえのがよ、と眺める先にスーツな人。
マツカ 「暑い中、お参り、ご苦労様です」
檀家さん「あっ、どうも。宿坊の方ですか?」
マツカ 「いえ、高校生バイトなんですけれど…」
これをどうぞ、とマツカ君が渡しているチラシ。
檀家さん「あー、イノシシ…。お疲れ様です」
マツカ 「お供え物のお持ち帰りを、お忘れなく」
檀家さん「分かりました。バイト、頑張って下さいね」
少しですが、と檀家さん、お年玉のような小さな袋を。
檀家さん「これで冷たいものでも、どうぞ」
マツカ 「ありがとうございます!」
よいお参りを、と深々とお辞儀で見送る御曹司。
ジョミー「マツカにチップ、これで何人くらいだっけ?」
サム 「虚しくなるから数えてねえけど、今日もよ…」
シロエ 「軽く十人を超えてますよね、朝から…」
スウェナ「お金が、お金を呼ぶのかしらねえ…」
私たちは何も貰えないのに…、とスウェナちゃん、涙目。
スウェナ「スーツがポイント高いのかしら?」
ジョミー「そうだと思うよ、プロっぽいしさ…」
サム 「なのに高校生バイトって所が、最強なんだぜ」
分かっちゃいても、スーツは無理、とサム君が竦める肩。
サム 「まあ、バイトも今日で最終日だしよ…」
ジョミー「明日から涼しい高原だしね…」
シロエ 「キース先輩のジビエ料理も来ますから…」
頑張りましょう、とシロエ君、グッと拳を。
シロエ 「あっ、そこの方、お供え物はお持ち帰りで…」
ジョミー「お願いしてます!」
檀家さん「あー、気を付けますね!」
サム 「やっぱ、俺たちにはチップ無しかよ…」
最終日はスーツにすれば良かった、との声も。
チップ…。
2023/07/26 (Wed)
☆一度で充分なバイト
炎天下の墓地でのバイトも終わって、ようやく山の別荘。
涼しい高原の空気を満喫、御馳走も食べて夜もワイワイ。
ジョミー「最高だよねえ、暑い下界と違って天国!」
シロエ 「昨日まで、地獄にいましたからね…」
サム 「タダ働きで墓地の掃除と、チラシ配りな…」
キース 「お蔭で、イノシシの被害が出なかったから…」
親父が来年も頼みたいそうだ、とキース君。
キース 「バイト料は出すと言っていたぞ」
シロエ 「お断りします!」
ジョミー「ぼくも嫌だよ、あんな地獄は!」
サム 「マジで灼熱地獄だったしよ…」
もう勘弁だぜ、とサム君も。
サム 「ジビエ料理と引き換えってのも、一回でよ…」
ジョミー「充分だよねえ、キースが一人で作るなら…」
シロエ 「価値もありますけど、プロが手伝って…」
出来上がる料理なんですからね、とシロエ君の指摘。
シロエ 「料理人さんが作って出すのと、ほぼ同じです」
サム 「間違いねえよな、そういう料理は普通によ…」
ジョミー「此処で頼めば、出て来るもんね…」
イノシシでも鹿でも、いくらでも、とジョミー君の相槌。
ジョミー「まあ、頑張って作ってみてよ」
シロエ 「美味しく仕上げて下さいよ?」
キース 「分かっている。なにしろ、ゲストで…」
ぶるぅが来やがるわけだしな、とキース君、苦い顔付き。
キース 「うっかり焦げたり、不味かったりしたら…」
ブルー 「ただでは済まないだろうしねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぶるぅ、そう言ってたよ!」
こないだ遊びに来た時に、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「カエル袋にするんだって!」
キース 「げっ…!」
執事 「ご歓談中、失礼します」
厨房の方から伝言です、と執事さんが部屋に。
執事 「ジビエ料理のメニューの御確認を…」
キース 「は?」
マツカ 「コース料理の進行ですよ」
執事 「そちらに合わせて、お料理を…」
して頂かないといけませんし、と説明が。
そうかも…。
2023/07/27 (Thu)
☆理解不能なメニュー
ようやく来られた山の別荘、初日の夜はワイワイ歓談中。
其処でキース君に来た用件が、コース料理の確認でして。
キース 「あの、俺…。いえ、ぼくが作るのは…」
執事 「メイン料理だと伺ってはおりますが…」
進行の兼ね合いもございますので…、と執事さん。
執事 「出すタイミングを押さえて頂きませんと…」
キース 「そうなんですか?」
ぶるぅ 「そだよ、熱々を出すんだったら、直前に…」
加熱しないとダメだしね、と料理上手なお子様が解説を。
ぶるぅ 「いつ焼き始めるとか、いつ煮込むとか…」
マツカ 「大事なんですよ、厨房では」
執事 「左様でございます。ですので、こちらを」
ご覧下さい、とキース君に差し出された紙。
執事 「当日のコースは、こうなっておりまして…」
キース 「えっと…? まずオードブルで…。ええっ?」
シロエ 「キース先輩、何か問題でも?」
キース 「い、イノシシまでは分かるんだが…」
セロリというのも分かっているが…、とキース君、愕然。
キース 「何なんだ、このナントカの包み焼きとは…!」
執事 「パートフィローでございますが?」
キース 「ですから、それはどういう…」
ぶるぅ 「んーとね、イノシシとセロリのだから…」
パイ生地で包んで焼くの! 「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「パートフィローは、パイ生地だしね」
ジョミー「美味しそうだね、ソレ!」
スウェナ「キースの腕に期待だわねえ…」
キース 「しかし、いきなり名称で…」
つまずくようでは先が怖い、とキース君の良くない顔色。
キース 「当日、俺は大丈夫なのか…?」
執事 「そう仰るかと思いまして…」
厨房と話はついております、と執事さん。
執事 「よろしかったら、明日から厨房で…」
キース 「見習いですか…?」
執事 「やはり、現場で覚えて頂くのが一番です」
一同 「「「イイネ!」」」
頑張って来い! と一同、エールですけど。
料理修行…。
2023/07/28 (Fri)
☆現場で見習いを
山の別荘初日の夜に、キース君に来たのが料理修行の話。
ジビエ料理を作る日に備えて、厨房で見習いだそうで…。
キース 「あの、見習いというのは、どんな具合に…」
執事 「出来れば、朝一番に厨房に入って頂いて…」
キース 「現場で仕事を覚えるんですか?」
執事 「シェフが言うには、それが理想だそうです」
料理の日には、頂点に立たれるわけですし、と執事さん。
執事 「メイン料理は、シェフが担当するもので…」
マツカ 「下手な間は、任せて貰えないんですよ」
火加減さえも見られません、とマツカ君、キッパリ。
マツカ 「次の料理を載せるお皿の用意とかですね」
執事 「そうです、食材は下洗いくらいしか…」
ぶるぅ 「見習いの間は、させて貰えないの!」
厳しいんだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「でもでも、キースはゲストで、特別だから…」
マツカ 「メインを作っても許されるんです」
キース 「…マジか…」
執事 「はい。ですから、他の者を上手く使うには…」
仲良くなっておくのをお勧めします、と執事さんの言。
執事 「シェフが言うには、阿吽の呼吸が大切だとか」
ぶるぅ 「そだね、お料理、ホントに一瞬の勝負だし…」
火加減は特にそうなるよね、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「そこで止めて、って言われて、出来る?」
キース 「た、確かに…」
ぶるぅ 「焼けすぎちゃったら、カエル袋だよ?」
キース 「嫌すぎる…! 分かった、明日から…」
厨房で見習いをやって来る、とキース君、悲壮な決意。
キース 「というわけで、よろしくお願いします!」
執事さん「承知しました、伝えておきますね」
では、明日から…、と去ってゆきまして。
ジョミー「そっか、明日の朝御飯は…」
シロエ 「キース先輩が、お皿を用意して…」
サム 「他にも色々、働くわけな?」
一同 「「「イイネ!」」」
あれこれ注文しまくろう、と歓声ですけど。
こき使う、と…?
2023/07/29 (Sat)
☆厨房で修行な人
山の別荘ライフですけど、キース君は厨房で料理の修行。
ジビエ料理を作る日に備えて、毎日、朝から夜までで…。
ジョミー「大変だよねえ、キースもさあ…」
キース 「分かっているなら、何故、毎朝、毎朝!」
あれこれ注文しやがるんだ、と怒声が響く夕食の後。
キース 「お蔭で俺は、あちこち走り回ってばかりで…」
ジョミー「でも、やっておかないと詰むんだし…」
シロエ 「そうですよ。厨房の皆さんと仲良くなって…」
スウェナ「息ピッタリになっていないと、終わりでしょ」
料理を見事に焦がしちゃって、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「いい? イノシシとセロリの、えっと…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ パートフィロー包み焼き!」
サム 「なんか、ハードル高そうだぜ?」
キース 「そうなんだ。手伝っては貰えるんだが…」
例のパイ生地も練習中で…、とキース君の嘆き節。
キース 「当日は、専門の人が作ってくれるのに…」
シロエ 「なんで練習してるんです?」
キース 「見習い中に、練習を重ねるものらしくてな…」
作り方くらいは覚えておけと…、とフウと溜息。
キース 「他にもあれこれ、基礎をやらされている!」
一同 「「「あー…」」」
まあそうかも、と誰もが納得。
ジョミー「頑張ってよね、いよいよ明日の夜だよ?」
キース 「夕方、イノシシ肉の肉が届いて、だ…」
シロエ 「下ごしらえをしてたんですか?」
キース 「ついさっきまでな!」
明日が怖い、と呻くキース君を他所に、次の日が来て…。
??? 「こんにちはーっ!」
??? 「ジビエ、食べに来たよーっ!」
ゲストが早々に到着(会話表記はAブルー、Aぶるぅ)。
Aブルー「夕食には、ちょっと早いけど…」
マツカ 「いえ、どうぞ御遠慮なく、皆さんとお茶でも」
Aブルー「キースの仕事が増えるって?」
マツカ 「そうなりますが…」
Aぶるぅ「パフェ、食べたーい!」
フルーツたっぷりのヤツ、と悪戯小僧。
作らせろと…?
2023/07/30 (Sun)
☆食べまくる人たち
山の別荘でキース君のジビエ料理、いよいよ今夜の夕食。
早めに来たのが迷惑なゲスト、容赦なくパフェを注文で。
Aぶるぅ「ねえねえ、パフェも食べられるでしょ?」
マツカ 「もちろんですよ。では、厨房に…」
執事 「伝えて参ります。他に御注文は?」
Aブルー「ぼくはチョコレートパフェでお願いするよ」
甘いものには目が無くてね、とソルジャーも便乗。
Aブルー「せっかくだから、みんなもどう?」
ジョミー「晩御飯には、まだ早いしね…」
シロエ 「大丈夫ですよね、じゃあ、ぼくは抹茶で!」
スウェナ「私、チョコミントで!」
好き放題に注文しまくり、食べまくりで、やがて夕食で。
執事 「皆様、お食事の支度が整いました」
Aぶるぅ「んとんと、キースは?」
執事 「厨房で格闘しておられますよ」
Aブルー「なるほど、美味しく出来るといいねえ…」
失敗したら後が無いしね、とソルジャー、ニヤニヤ。
Aブルー「イノシシとセロリの、えっと…」
執事 「パートフィロー包み焼きでございます」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ パイ生地だよね!」
パイ包み、好き! と悪戯小僧の輝く瞳。
Aぶるぅ「美味しかったら、おかわりだも~ん!」
一同 「「「えっ?」」」
Aぶるぅ「次のお料理も、デザートも食べるけど…」
メイン料理を飽きるまで! と恐ろしすぎる台詞。
Aぶるぅ「それとも、お肉、足りないとか?」
マツカ 「いえ、そうした場合も考えまして…」
厨房の者に頼んであります、と御曹司の笑み。
マツカ 「ただ、キースには何も…」
サム 「言ってねえのな?」
マツカ 「ええ。人数分を作れば終わりだと…」
思い込んでいますよ、とクスクスと。
マツカ 「皆さんも、おかわりなさいますか?」
Aブルー「当然だよ!」
ジョミー「美味しいに決まっているからさ…」
シロエ 「食べまくりですね!」
一同 「「「おーっ!」」」
食べ放題だ、と大歓声ですけれど。
今月、これにて中継終了~。
2023/07/31 (Mon)
夏休みが近い御一同様、生徒会長宅で涼しく過ごす週末。
山の別荘の話が出まして、ジビエ料理から物騒な方向へ。
シロエ 「本当に死ぬじゃないですか、ソレ!」
キース 「牙を避ければ、問題は無いと思うがな?」
サム 「そんなの、逃げられねえじゃねえかよ!」
シロエでも無理な相手なんだぜ、とサム君、ガクブル。
サム 「姿を見たら、即、逃げるしかねえヤツで…」
キース 「まあ、それが一番、安全だろう」
戦わなければ流血も無い、とキース君。
キース 「ジビエ料理は諦めることだ」
ジョミー「言われなくても、諦めるから!」
シロエ 「ですよね、真面目に命懸けですし…」
サム 「別荘で出て来るヤツを食おうぜ、ジビエはよ」
第一、プロの料理なんだし、とサム君の開き直った台詞。
サム 「キースじゃ、所詮は素人料理で…」
スウェナ「プロの腕には負けるわよねえ…」
Aブルー「そうかな、美味しかったよ、石焼きビビンバ」
アユの塩焼きも…、とソルジャーが挙げる先月の料理。
Aブルー「キースでも、やれば出来る筈でさ…」
ぶるぅ 「んとんと、ちゃんとレシピがあれば…」
キースは出来るタイプだよね、と料理上手なお子様も。
ぶるぅ 「うんと真面目で、手先も器用なんだもん!」
ブルー 「料理人には向いているねえ、確かにね」
キース 「決め付けるな!」
ぶるぅ 「でもでも、素質はあると思うの!」
舌だって肥えて来てるでしょ、と太鼓判が。
ぶるぅ 「ぼくとかプロのお料理を食べて、経験値が…」
ブルー 「順調に上がっているわけだしさ」
Aブルー「うん、キースだったら、イノシシだって!」
完璧に料理出来ると思う、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「まずは食材の確保からだよ、頑張りたまえ!」
シロエ 「無理ですから!」
サム 「死ぬじゃねえかよ!」
Aブルー「そう言わないでさ、人生、チャレンジ精神!」
イノシシとバトル! と煽ってますけど。
無責任すぎ…。
2023/07/16 (Sun)
☆気が合う人たち
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘でジビエな件から、キース君に作らせる話へと。
シロエ 「やるなら、自分でやって下さい!」
サム 「サイオンで一発いけるじゃねえかよ!」
Aブルー「あのねえ…。それはガチとは言わないから!」
罠とか銃よりズルいヤツだよ、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「キースの希望はガチンコ勝負! 違うかい?」
キース 「まさにその通りだ、今日は気が合うな」
いつもは何かと波乱なのに、とキース君、嬉しそうな顔。
キース 「あんたも、俺を分かってくれたか」
Aブルー「そりゃあ、付き合い、長いからねえ…」
ついでにセットものでもあるし、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ぼくと君とで、疫病仏!」
キース 「まあ、そうなんだが…」
Aブルー「だからバッチリ、息が合うんだよ!」
今、まさに厄を呼んでるわけで…、とニコニコニコ。
Aブルー「タッグを組んで、そこのみんなに…」
キース 「命の危機を招いている、と?」
そうなるのか、とキース君、愕然。
キース 「そんな自覚は無いんだが…!」
Aブルー「でも、そういう勘定になると思うけど?」
君が振ったネタを、ぼくが煽って…、とソルジャーの言。
Aブルー「これが疫病仏でなければ、何だと?」
シロエ 「そうです、それで合ってます!」
真面目に命の危機ですから、とシロエ君の縋るような目。
シロエ 「前言撤回でお願いします、キース先輩!」
ジョミー「頼むよ、疫病仏は中止で!」
キース 「そうだな、不名誉な例は増やしたくないし…」
Aブルー「甘すぎるから!」
それに面白くない、とソルジャーがグッと握り締める拳。
Aブルー「ガチンコ勝負をさせるべきだよ、絶対に!」
シロエ 「自分でやればいいでしょう!」
Aブルー「じゃあ、監督ってことでどう?」
一同 「「「監督?」」」
Aブルー「技術指導だよ!」
ぼくの豊富な経験を活かして! と笑顔ですけど。
監督…?
2023/07/17 (Mon)
☆技術指導と経験
じきに夏休みなシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
けれど山の別荘でジビエ料理な話が、物騒な方へ展開中。
シロエ 「技術指導って、何なんです!」
サム 「イノシシ狩りの話かよ、ソレ?」
あんたもド素人じゃねえか、とサム君、必死のツッコミ。
サム 「あんたの世界に、野生のイノシシはよ…」
シロエ 「いないんですから、技術も何もありません!」
ジョミー「そうだよ、やったことないんだからさ!」
無責任なことを言わないでくれる、とジョミー君も。
ジョミー「キースだったら、まだ分かるけど…」
Aブルー「なんでキースが出て来るわけ?」
キースだって素人だろう、とソルジャー、キョトン。
Aブルー「狩りをするとは聞かないけどねえ…?」
シロエ 「その点は、ぼくも同じですよ」
サム 「俺も全く知らねえけど?」
何処からキースになるんだよ、とサム君たちも怪訝な顔。
サム 「おい、キース。お前、イノシシなんかをよ…」
シロエ 「捕まえたことがあるんですか?」
キース 「いや、そんなハードな経験はだな…」
俺の人生に一度も無いが、と当の本人までが不思議そう。
キース 「ジョミー、何処から俺の名前が出るんだ?」
ジョミー「遭遇率って所かな…」
一同 「「「遭遇率?」」」
なんだソレは、と誰もが傾げる首。
キース 「遭遇率というのが謎なんだが?」
ジョミー「そのまんまだよ、出会う確率だよ!」
イノシシにね、とジョミー君が立てる人差し指。
ジョミー「裏山の墓地に出るって、言ってなかった?」
一同 「「「あっ!」」」
アレか、と一発でピンと来た面々。
シロエ 「そう言えば、出るんでしたっけ…」
サム 「墓石を倒して、お供え物を荒らすんだよな?」
ジョミー「その対策で走り回っている筈だしさ…」
Aブルー「なるほど、ぼくよりも技術がある、と…」
キース 「勝手に決め付けて納得するな!」
俺は対策してなどいない、と怒鳴ってますけど。
本当に…?
2023/07/18 (Tue)
☆疎かになる季節
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘でジビエな話が、物騒な方へ進んでますけど…。
ジョミー「対策してないって、ホントにそうかな?」
シロエ 「放置とは思えませんよね、確かに」
腐っても副住職ですし…、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「放っておいたら、墓地がメチャメチャですよ」
ジョミー「だから絶対、何かやってるって!」
キース 「やかましい! 俺がやるのは張り紙だけだ!」
それと現場で注意とだな、と副住職が吊り上げる眉。
キース 「お供え物は、お持ち帰り下さい、と…」
シロエ 「それだけですか?」
キース 「他に何が出来ると言うんだ!」
ジョミー「柵とかは…? 設置してるって聞いたけど…」
あんまり効果は無さそうだけど、とジョミー君。
ジョミー「それもキースがやってるんじゃあ…?」
キース 「墓地の維持管理は、専門の人に頼んでいる!」
柵の設置も任せてある、とキース君、キッパリ。
キース 「それでもイノシシは、突破して来て…」
サム 「墓地を荒らして行くってか?」
キース 「今の季節は、大変なんだ!」
墓参りの人が多いからな、と副住職が顰める顔。
キース 「墓地は広いし、山の斜面だし…」
シロエ 「監視の目が行き届かないわけですね?」
キース 「そうなんだ。どう頑張っても、見落としが…」
ついでに俺も多忙だし…、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「卒塔婆書きに追われて、見回りの方が…」
サム 「疎かになっちまうのかよ?」
キース 「仕方なかろう、管理専門の人までが…」
墓地そのものの整備で多忙な時期で…、と副住職。
キース 「墓参りに来た檀家さんから、色々と…」
シロエ 「修理とかの注文が入るんですか?」
キース 「それに加えて、生垣を綺麗に刈り込むとか…」
サム 「イノシシの対策がお留守になるわけな…」
Aブルー「対策ねえ…」
それは困った問題かもね、と頷いてますけど。
まあねえ…。
2023/07/19 (Wed)
☆命懸けで書くブツ
じきに夏休みなシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
山の別荘が楽しみでして、キース君のジビエ料理を希望。
Aブルー「ちょっと、キースに聞きたいんだけど…」
キース 「なんだ?」
Aブルー「卒塔婆書きっていうのは、命懸けかな?」
毎年、この時期にやってるけどさ、とソルジャーの問い。
Aブルー「ノルマがどうとか、増やされたとか…」
キース 「ある意味、命懸けだと言えるな」
シロエ 「お盆までに書き上げないと、詰みますしね…」
サム 「出来てねえとか、アドス和尚によ…」
締め上げられるヤツでねえの、とサム君、うんうん、と。
サム 「遅れがバレたら、連日、徹夜で書かされるぜ」
ジョミー「それでフラフラになった身体で、棚経だよね」
シロエ 「栄養ドリンク、貰えないでしょうねえ…」
スウェナ「書かされる間も、食事抜きでしょ?」
時間との戦いなんだから、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「お茶は飲めると思うけど…」
ジョミー「栄養補給は無理っぽいよね…」
食べながら書くのはダメだろうし、とジョミー君。
ジョミー「ゼリーになってて、飲めるのもあるけど…」
サム 「零したら、卒塔婆が汚れるしよ…」
シロエ 「お茶だって、シミになりますよ?」
スウェナ「そうなると、お茶もアウトだわねえ…」
水だけで書くことになるわね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「命懸けコースで確定でしょ、コレ」
シロエ 「キース先輩が言う命懸けって、それですか?」
キース 「まさにそうなる」
命が懸かった大仕事だ、とキース君、合掌。
キース 「今年も無事に終わらせたいが…」
Aブルー「イノシシ対策が疎かになる、と…」
よし! とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「君たち、墓地で戦いたまえ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「キースのジビエ料理だよ!」
ジョミー「えっと…?」
シロエ 「どういう意味です?」
話が見えませんけれど、とシロエ君の疑問。
墓地で戦う…?
2023/07/20 (Thu)
☆墓地でバトルを
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘の話が元で、キース君のジビエ料理を希望で…。
シロエ 「キース先輩のジビエ料理で、何故、墓地で…」
ジョミー「戦うって話が出て来るわけ?」
Aブルー「分からないかな、条件は命懸けなんだよ?」
キースが出して来たヤツは、とソルジャーの言。
Aブルー「卒塔婆書きに、命が懸かっているんなら…」
シロエ 「あっ、もしかして、墓地でですね…」
イノシシとバトルじゃないでしょうね、とシロエ君。
シロエ 「場所が何処でも、無理すぎですから!」
サム 「そうだぜ、相手はイノシシだしよ…」
キース 「俺からも言うが、やめておくのが吉だろうな」
墓地で戦うのは危険すぎる、と副住職の渋面。
キース 「金網を突破して来た直後のイノシシだぞ?」
ジョミー「それって、思い切り、気が立ってない…?」
キース 「だから墓石が倒されるんだ!」
突っ込んで来た勢いのままで走るしな、と怖すぎる台詞。
キース 「お供え物めがけて、全速力で疾走だぞ?」
一同 「「「うわー…」」」
立ち向かったらダメなヤツだ、と誰もがガクブル。
シロエ 「確実に死ぬじゃないですか!」
キース 「運が良ければ、避けられるかもしれないが…」
サム 「バトルどころじゃねえよな、ソレ…」
冗談じゃねえよ、とサム君が広げる両手。
サム 「それともアレかよ、あんたがシールドして…」
シロエ 「守ってくれると言うんですか?」
Aブルー「違うよ、もっと安全なコース!」
一同 「「「は?」」」
どんな方法があると言うんだ、と一同、キョトン。
シロエ 「安全って、相手はイノシシですよ?」
Aブルー「だから防ぐんだよ、来ないようにさ」
ジョミー「止めるとか、もっと危ないんだけど!」
サム 「そうだぜ、柵の手前で防ぐとか、プロでも…」
シロエ 「銃とか、罠が要るヤツですから!」
でないと死んでしまいます、とシロエ君の悲鳴。
ヤバすぎ…。
2023/07/21 (Fri)
☆炎天下で作業を
じきに夏休みなシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
山の別荘へ行くのが楽しみ、ジビエ料理に期待ですけど。
シロエ 「あなたは煽るだけで済むんですけど…」
ジョミー「ぼくたちの方は、マジで命の危機だから!」
Aブルー「あのねえ…。ぼくもキースのジビエ料理を…」
食べてみたいと思うわけでね、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「そうするためには、死人が出るのは…」
キース 「困るんだったら、黙っていやがれ!」
Aブルー「でもねえ、君にもいい話かと…」
墓地の被害を防げるんだよ、と言い募る人。
Aブルー「炎天下で作業して貰うだけで、バッチリと!」
一同 「「「炎天下?」」」
Aブルー「そう、太陽が照り付ける下で!」
キース 「イノシシは、夜行性なんだが…」
昼間は姿を見せないんだが…、とキース君が傾げる首。
キース 「あんた、その辺を理解してるのか?」
Aブルー「もちろんだよ! だから安全なコースだと…」
言ったんだよね、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「チラシの配布に掃除、声掛け!」
一同 「「「は?」」」
なんだソレは、と誰もがキョトン。
シロエ 「えっと…? イノシシとバトルですよね?」
Aブルー「そうだけど?」
シロエ 「イノシシは字なんか読めませんよ?」
チラシを配ってどうするんです、とシロエ君。
シロエ 「第一、受け取って貰える気がしませんが…」
ジョミー「だよねえ、無視して突っ込んで来て…」
牙で刺される気がするんだけど、とジョミー君も。
ジョミー「声掛けだって、聞いちゃくれないよ?」
サム 「馬の耳に念仏の方が、まだマシでねえの?」
馬の方が言葉が分かりそうだぜ、とサム君の指摘。
サム 「イノシシは、話して分かる相手じゃねえよ」
Aブルー「誰がイノシシにやれって言った?」
シロエ 「違うんですか?」
Aブルー「当たり前だよ、チラシに声掛けなんだから!」
もっと冷静に考えたまえ、と言ってますけど。
チラシ…?
2023/07/22 (Sat)
☆チラシを配って
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘でジビエな話が、キース君の料理に転がって…。
シロエ 「冷静に、って言われてもですね…」
ジョミー「イノシシとバトルで、誰にチラシなのさ?」
Aブルー「決まってるだろう、檀家さんだよ!」
お供え物を持って来るんだからさ、とソルジャーの言。
Aブルー「チラシを配って、お持ち帰り下さい、と…」
シロエ 「あー…! なるほど、その手がありますね!」
サム 「張り紙だけより、効果ありそうだぜ」
Aブルー「加えて声掛け、掃除でバッチリ!」
置いて帰りそうな人には注意でさ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「それでも忘れて帰った分は、掃除だってば!」
ジョミー「そっか、お供え物が残っていないと…」
スウェナ「イノシシの餌は無いのよねえ…」
キース 「こいつらを動員するわけか…」
それは助かる、と副住職も。
キース 「やってくれるんなら、バイト料代わりに…」
シロエ 「イノシシ、料理してくれるんですか?」
キース 「鹿かもしれんが、山の別荘でいける食材で…」
料理してもいい、とキース君の提案が。
キース 「そっちが安全なコースなんだし、俺もだな…」
ジョミー「命は半端に懸ける、って?」
キース 「そうだ、料理人さんの手伝いも…」
欠かせないぞ、と腕組みする人。
キース 「その条件でいいんだったら、もう明日から…」
Aブルー「チラシの配布と声掛けなんだね?」
キース 「当然だろう、明日は日曜だ!」
夏休みも初日から働いて貰う、とキッパリと。
キース 「柔道部の合宿中だけ、休みでな!」
一同 「「「うわー…」」」
Aブルー「でもさ、貴重なキースの料理!」
頑張ってくれたまえ、とソルジャーもプッシュ。
Aブルー「ぼくも楽しみにしてるから!」
シロエ 「山の別荘、呼ばれてませんよ?」
Aブルー「食べに来るくらいは、許されるって!」
アイデアを出したわけだしさ、と強気ですけど。
来ると…?
2023/07/23 (Sun)
☆ジビエ料理に招待
じきに夏休みなシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
山の別荘行きが楽しみ、キース君のジビエ料理も来そう。
シロエ 「確かに、アイデアは出してくれましたけど…」
サム 「それより前に、面白がっていたじゃねえかよ」
ジョミー「ガチで戦えとか、無茶も言ったし…」
差し引きゼロになるんじゃないの、とジョミー君。
ジョミー「来なくていいと思うんだけど!」
シロエ 「キース先輩とセットで、疫病仏ですし…」
Aブルー「君たち、SD体制で苦労している、ぼくを…」
ハブる気なのかい、とソルジャーが吊り上げる眉。
Aブルー「こうなったら、ぼくのぶるぅも一緒に…!」
マツカ 「ええ、是非、お二人でいらして下さい」
一同 「「「ええっ!?」」」
酷い、と誰もが悲鳴ですけど。
マツカ 「お忘れですか、招待するのは、ぼくなんです」
一同 「「「うっ…」」」
Aブルー「ありがとう、マツカ! じゃあ、その日は…」
マツカ 「お席を用意しておきますよ、お二人分」
食堂は広いですからね、と御曹司。
マツカ 「キースのジビエ料理をメインに、存分に…」
Aブルー「食べていいわけだね、ぼくも、ぶるぅも」
マツカ 「もちろんです。日程の方は…」
Aブルー「大丈夫、青の間からチェック出来るし!」
ジビエ料理の日にお邪魔するよ、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「キースも、料理を作るわけだし…」
キース 「ぶるぅのオモチャは免れるんだな?」
Aブルー「そう! 仲良くやろうよ!」
じゃあ、また山の別荘で! と消え失せた人。
シロエ 「マジですか…」
サム 「あいつと、ぶるぅが来るのかよ…」
キース 「だが、俺は安全圏なんだ!」
お前たちの方は知らんがな、とキース君、しれっと。
キース 「明日から、頑張ってチラシを配れよ」
シロエ 「そうでした…。明日の予報は…」
キース 「猛暑日だ!」
一同 「「「うわー…」」」
初日からソレか、と泣きが入ってますけど。
炎天下…。
2023/07/24 (Mon)
☆冷却ベストは不可
夏休みは山の別荘に期待ですけど、その前に試練な面々。
キース君のジビエ料理のために、元老寺の墓地で労働を。
シロエ 「暑いですねえ、猛暑日の連続はキツイですよ」
サム 「仕方ねえだろ、そもそも初日から猛暑日で…」
ジョミー「思い切り、幸先、悪かったしね…」
夏休みに入ったら更に拍車が…、とジョミー君の嘆き節。
ジョミー「お参りの人も増えたしさ…」
スウェナ「そうよね、お盆が近くなるほど増えるから…」
サム 「まあ、キースも庫裏で、卒塔婆地獄だしよ…」
シロエ 「直射日光が無いだけ、マシそうですけど!」
ぼくたちは熱中症の危機です、とシロエ君。
シロエ 「この炎天下で、長袖、長ズボンですよ?」
ジョミー「じゃあさ、法衣の方がいいわけ?」
シロエ 「いえ、それは…」
ジョミー「墓地で働くなら、それなりの服、って…」
キースに釘を刺されたんだよ、とジョミー君、溜息。
ジョミー「ぼくとサムには、法衣と作務衣が…」
サム 「コースとしてはあったんだよなあ、マジで」
ジョミー「もっと仕事が増えそうだから、逃げたけど…」
サム 「うんうん、あんなの着ちまったらよ…」
墓回向の見習いになるじゃねえかよ、とサム君も。
サム 「檀家さんに、お経を頼まれちまって…」
ジョミー「でも、無資格だし、出来ないからさ…」
サム 「アドス和尚のトコまで、走るしかねえし…」
ジョミー「走ったついでに、香炉とかをさ…」
持たされて、お供で戻るわけで…、とジョミー君。
ジョミー「最悪、墓地の階段、上から下まで…」
サム 「ガッツリ往復になっちまうしよ…」
ジョミー「真面目に死ぬよね…」
チラシ配りの方がまだマシ、とジョミー君の言。
ジョミー「でもさ、冷却ベストが欲しいよ…」
シロエ 「ぼくもですけど、そういうグッズは…」
サム 「キースにバレたら、終わりだぜ?」
シロエ 「そうですよね…」
アドス和尚も見てますし、とグッズも無理。
キツそう…。
2023/07/25 (Tue)
☆チップが貰える人
山の別荘行きを控えて、元老寺の墓地でタダ働きな面々。
キース君のジビエ料理のためには、耐えるしかなくて…。
シロエ 「暑すぎて、気を失いそうなんですけれど…」
ジョミー「上には上がいるのがね…」
サム 「マツカのスキルは、半端ねえよな…」
何の小細工もしてねえのがよ、と眺める先にスーツな人。
マツカ 「暑い中、お参り、ご苦労様です」
檀家さん「あっ、どうも。宿坊の方ですか?」
マツカ 「いえ、高校生バイトなんですけれど…」
これをどうぞ、とマツカ君が渡しているチラシ。
檀家さん「あー、イノシシ…。お疲れ様です」
マツカ 「お供え物のお持ち帰りを、お忘れなく」
檀家さん「分かりました。バイト、頑張って下さいね」
少しですが、と檀家さん、お年玉のような小さな袋を。
檀家さん「これで冷たいものでも、どうぞ」
マツカ 「ありがとうございます!」
よいお参りを、と深々とお辞儀で見送る御曹司。
ジョミー「マツカにチップ、これで何人くらいだっけ?」
サム 「虚しくなるから数えてねえけど、今日もよ…」
シロエ 「軽く十人を超えてますよね、朝から…」
スウェナ「お金が、お金を呼ぶのかしらねえ…」
私たちは何も貰えないのに…、とスウェナちゃん、涙目。
スウェナ「スーツがポイント高いのかしら?」
ジョミー「そうだと思うよ、プロっぽいしさ…」
サム 「なのに高校生バイトって所が、最強なんだぜ」
分かっちゃいても、スーツは無理、とサム君が竦める肩。
サム 「まあ、バイトも今日で最終日だしよ…」
ジョミー「明日から涼しい高原だしね…」
シロエ 「キース先輩のジビエ料理も来ますから…」
頑張りましょう、とシロエ君、グッと拳を。
シロエ 「あっ、そこの方、お供え物はお持ち帰りで…」
ジョミー「お願いしてます!」
檀家さん「あー、気を付けますね!」
サム 「やっぱ、俺たちにはチップ無しかよ…」
最終日はスーツにすれば良かった、との声も。
チップ…。
2023/07/26 (Wed)
☆一度で充分なバイト
炎天下の墓地でのバイトも終わって、ようやく山の別荘。
涼しい高原の空気を満喫、御馳走も食べて夜もワイワイ。
ジョミー「最高だよねえ、暑い下界と違って天国!」
シロエ 「昨日まで、地獄にいましたからね…」
サム 「タダ働きで墓地の掃除と、チラシ配りな…」
キース 「お蔭で、イノシシの被害が出なかったから…」
親父が来年も頼みたいそうだ、とキース君。
キース 「バイト料は出すと言っていたぞ」
シロエ 「お断りします!」
ジョミー「ぼくも嫌だよ、あんな地獄は!」
サム 「マジで灼熱地獄だったしよ…」
もう勘弁だぜ、とサム君も。
サム 「ジビエ料理と引き換えってのも、一回でよ…」
ジョミー「充分だよねえ、キースが一人で作るなら…」
シロエ 「価値もありますけど、プロが手伝って…」
出来上がる料理なんですからね、とシロエ君の指摘。
シロエ 「料理人さんが作って出すのと、ほぼ同じです」
サム 「間違いねえよな、そういう料理は普通によ…」
ジョミー「此処で頼めば、出て来るもんね…」
イノシシでも鹿でも、いくらでも、とジョミー君の相槌。
ジョミー「まあ、頑張って作ってみてよ」
シロエ 「美味しく仕上げて下さいよ?」
キース 「分かっている。なにしろ、ゲストで…」
ぶるぅが来やがるわけだしな、とキース君、苦い顔付き。
キース 「うっかり焦げたり、不味かったりしたら…」
ブルー 「ただでは済まないだろうしねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぶるぅ、そう言ってたよ!」
こないだ遊びに来た時に、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「カエル袋にするんだって!」
キース 「げっ…!」
執事 「ご歓談中、失礼します」
厨房の方から伝言です、と執事さんが部屋に。
執事 「ジビエ料理のメニューの御確認を…」
キース 「は?」
マツカ 「コース料理の進行ですよ」
執事 「そちらに合わせて、お料理を…」
して頂かないといけませんし、と説明が。
そうかも…。
2023/07/27 (Thu)
☆理解不能なメニュー
ようやく来られた山の別荘、初日の夜はワイワイ歓談中。
其処でキース君に来た用件が、コース料理の確認でして。
キース 「あの、俺…。いえ、ぼくが作るのは…」
執事 「メイン料理だと伺ってはおりますが…」
進行の兼ね合いもございますので…、と執事さん。
執事 「出すタイミングを押さえて頂きませんと…」
キース 「そうなんですか?」
ぶるぅ 「そだよ、熱々を出すんだったら、直前に…」
加熱しないとダメだしね、と料理上手なお子様が解説を。
ぶるぅ 「いつ焼き始めるとか、いつ煮込むとか…」
マツカ 「大事なんですよ、厨房では」
執事 「左様でございます。ですので、こちらを」
ご覧下さい、とキース君に差し出された紙。
執事 「当日のコースは、こうなっておりまして…」
キース 「えっと…? まずオードブルで…。ええっ?」
シロエ 「キース先輩、何か問題でも?」
キース 「い、イノシシまでは分かるんだが…」
セロリというのも分かっているが…、とキース君、愕然。
キース 「何なんだ、このナントカの包み焼きとは…!」
執事 「パートフィローでございますが?」
キース 「ですから、それはどういう…」
ぶるぅ 「んーとね、イノシシとセロリのだから…」
パイ生地で包んで焼くの! 「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「パートフィローは、パイ生地だしね」
ジョミー「美味しそうだね、ソレ!」
スウェナ「キースの腕に期待だわねえ…」
キース 「しかし、いきなり名称で…」
つまずくようでは先が怖い、とキース君の良くない顔色。
キース 「当日、俺は大丈夫なのか…?」
執事 「そう仰るかと思いまして…」
厨房と話はついております、と執事さん。
執事 「よろしかったら、明日から厨房で…」
キース 「見習いですか…?」
執事 「やはり、現場で覚えて頂くのが一番です」
一同 「「「イイネ!」」」
頑張って来い! と一同、エールですけど。
料理修行…。
2023/07/28 (Fri)
☆現場で見習いを
山の別荘初日の夜に、キース君に来たのが料理修行の話。
ジビエ料理を作る日に備えて、厨房で見習いだそうで…。
キース 「あの、見習いというのは、どんな具合に…」
執事 「出来れば、朝一番に厨房に入って頂いて…」
キース 「現場で仕事を覚えるんですか?」
執事 「シェフが言うには、それが理想だそうです」
料理の日には、頂点に立たれるわけですし、と執事さん。
執事 「メイン料理は、シェフが担当するもので…」
マツカ 「下手な間は、任せて貰えないんですよ」
火加減さえも見られません、とマツカ君、キッパリ。
マツカ 「次の料理を載せるお皿の用意とかですね」
執事 「そうです、食材は下洗いくらいしか…」
ぶるぅ 「見習いの間は、させて貰えないの!」
厳しいんだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「でもでも、キースはゲストで、特別だから…」
マツカ 「メインを作っても許されるんです」
キース 「…マジか…」
執事 「はい。ですから、他の者を上手く使うには…」
仲良くなっておくのをお勧めします、と執事さんの言。
執事 「シェフが言うには、阿吽の呼吸が大切だとか」
ぶるぅ 「そだね、お料理、ホントに一瞬の勝負だし…」
火加減は特にそうなるよね、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「そこで止めて、って言われて、出来る?」
キース 「た、確かに…」
ぶるぅ 「焼けすぎちゃったら、カエル袋だよ?」
キース 「嫌すぎる…! 分かった、明日から…」
厨房で見習いをやって来る、とキース君、悲壮な決意。
キース 「というわけで、よろしくお願いします!」
執事さん「承知しました、伝えておきますね」
では、明日から…、と去ってゆきまして。
ジョミー「そっか、明日の朝御飯は…」
シロエ 「キース先輩が、お皿を用意して…」
サム 「他にも色々、働くわけな?」
一同 「「「イイネ!」」」
あれこれ注文しまくろう、と歓声ですけど。
こき使う、と…?
2023/07/29 (Sat)
☆厨房で修行な人
山の別荘ライフですけど、キース君は厨房で料理の修行。
ジビエ料理を作る日に備えて、毎日、朝から夜までで…。
ジョミー「大変だよねえ、キースもさあ…」
キース 「分かっているなら、何故、毎朝、毎朝!」
あれこれ注文しやがるんだ、と怒声が響く夕食の後。
キース 「お蔭で俺は、あちこち走り回ってばかりで…」
ジョミー「でも、やっておかないと詰むんだし…」
シロエ 「そうですよ。厨房の皆さんと仲良くなって…」
スウェナ「息ピッタリになっていないと、終わりでしょ」
料理を見事に焦がしちゃって、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「いい? イノシシとセロリの、えっと…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ パートフィロー包み焼き!」
サム 「なんか、ハードル高そうだぜ?」
キース 「そうなんだ。手伝っては貰えるんだが…」
例のパイ生地も練習中で…、とキース君の嘆き節。
キース 「当日は、専門の人が作ってくれるのに…」
シロエ 「なんで練習してるんです?」
キース 「見習い中に、練習を重ねるものらしくてな…」
作り方くらいは覚えておけと…、とフウと溜息。
キース 「他にもあれこれ、基礎をやらされている!」
一同 「「「あー…」」」
まあそうかも、と誰もが納得。
ジョミー「頑張ってよね、いよいよ明日の夜だよ?」
キース 「夕方、イノシシ肉の肉が届いて、だ…」
シロエ 「下ごしらえをしてたんですか?」
キース 「ついさっきまでな!」
明日が怖い、と呻くキース君を他所に、次の日が来て…。
??? 「こんにちはーっ!」
??? 「ジビエ、食べに来たよーっ!」
ゲストが早々に到着(会話表記はAブルー、Aぶるぅ)。
Aブルー「夕食には、ちょっと早いけど…」
マツカ 「いえ、どうぞ御遠慮なく、皆さんとお茶でも」
Aブルー「キースの仕事が増えるって?」
マツカ 「そうなりますが…」
Aぶるぅ「パフェ、食べたーい!」
フルーツたっぷりのヤツ、と悪戯小僧。
作らせろと…?
2023/07/30 (Sun)
☆食べまくる人たち
山の別荘でキース君のジビエ料理、いよいよ今夜の夕食。
早めに来たのが迷惑なゲスト、容赦なくパフェを注文で。
Aぶるぅ「ねえねえ、パフェも食べられるでしょ?」
マツカ 「もちろんですよ。では、厨房に…」
執事 「伝えて参ります。他に御注文は?」
Aブルー「ぼくはチョコレートパフェでお願いするよ」
甘いものには目が無くてね、とソルジャーも便乗。
Aブルー「せっかくだから、みんなもどう?」
ジョミー「晩御飯には、まだ早いしね…」
シロエ 「大丈夫ですよね、じゃあ、ぼくは抹茶で!」
スウェナ「私、チョコミントで!」
好き放題に注文しまくり、食べまくりで、やがて夕食で。
執事 「皆様、お食事の支度が整いました」
Aぶるぅ「んとんと、キースは?」
執事 「厨房で格闘しておられますよ」
Aブルー「なるほど、美味しく出来るといいねえ…」
失敗したら後が無いしね、とソルジャー、ニヤニヤ。
Aブルー「イノシシとセロリの、えっと…」
執事 「パートフィロー包み焼きでございます」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ パイ生地だよね!」
パイ包み、好き! と悪戯小僧の輝く瞳。
Aぶるぅ「美味しかったら、おかわりだも~ん!」
一同 「「「えっ?」」」
Aぶるぅ「次のお料理も、デザートも食べるけど…」
メイン料理を飽きるまで! と恐ろしすぎる台詞。
Aぶるぅ「それとも、お肉、足りないとか?」
マツカ 「いえ、そうした場合も考えまして…」
厨房の者に頼んであります、と御曹司の笑み。
マツカ 「ただ、キースには何も…」
サム 「言ってねえのな?」
マツカ 「ええ。人数分を作れば終わりだと…」
思い込んでいますよ、とクスクスと。
マツカ 「皆さんも、おかわりなさいますか?」
Aブルー「当然だよ!」
ジョミー「美味しいに決まっているからさ…」
シロエ 「食べまくりですね!」
一同 「「「おーっ!」」」
食べ放題だ、と大歓声ですけれど。
今月、これにて中継終了~。
2023/07/31 (Mon)
☆山の別荘な季節
さて、7月。暑さの方もいよいよ本番、太陽もギラギラ。
休日は生徒会長宅が一番、涼しく過ごしている御一同様。
シロエ 「いいですねえ…。此処はホントに天国ですよ」
ジョミー「だよねえ、外は暑すぎてさ…」
サム 「先月みたいにはいかねえよな、うん」
川遊びは楽しかったけどよ、とサム君が眺める窓の外。
サム 「こう暑くなると、浮き輪で川下りはキツイぜ」
シロエ 「アレ、乗っかってるだけでしたしね…」
ジョミー「水はかかるけど、太陽は上から直射だし…」
こんがり焼かれてバテるヤツだよ、とジョミー君も。
ジョミー「やっぱり夏は、身体ごと水に入らなきゃ!」
サム 「海とプールの季節だよなあ…」
マツカ 「高原だと、かなり涼しいですよ?」
スウェナ「そうね、夏休みに入ったら…」
今年も山の別荘でしょ、とスウェナちゃん。
スウェナ「ねえ、マツカ?」
マツカ 「もちろんです。楽しみにしてて下さいね」
一同 「「「イイネ!」」」
涼しい高原で別荘ライフ、と誰もが歓声。
ジョミー「ジビエとかだって、食べられるよね?」
マツカ 「ええ、鹿もイノシシもいけますよ」
サム 「楽しみだよなあ、何が食えるかなあ…」
シロエ 「流石にジビエは、キース先輩には…」
ちょっとハードル高すぎですよね、とシロエ君。
シロエ 「アユの塩焼き、美味しかったんですけど…」
ジョミー「焼きたての熱々に、塩を振ってさ…」
サム 「美味かったよなあ、最高だったぜ」
キース 「俺は命が懸かってたんだが…!」
焦がしたら、ぶるぅの餌食だからな、とキース君の渋面。
キース 「あんな橋は、二度と渡りたくない!」
シロエ 「そうでしょうねえ…」
命懸けで料理するなんて…、とシロエ君の相槌。
シロエ 「別荘では食べる方ですね?」
キース 「当然だろう!」
ジョミー「鹿とか、イノシシ料理とか…」
キース 「無理すぎるからな!」
俺を何だと思ってるんだ、と叫んでますけど。
料理人…?
2023/07/01 (Sat)
☆命を懸ける料理
もうすぐ夏休みな季節到来、週末は生徒会長宅ですけど。
山の別荘が楽しみな面々、ジビエ料理に期待なわけで…。
ジョミー「でもさ、石焼きビビンバ、絶品だったし…」
サム 「アユの塩焼きも美味かったぜ?」
あっちのぶるぅも大満足でよ…、とサム君が立てる親指。
サム 「もしかして、ジビエもいけるんでねえの?」
スウェナ「レシピがあったら、出来そうよねえ?」
シロエ 「あー…。ぶるぅは上手に作れますから…」
ジョミー「出来ないことはないと思うんだよね」
挑戦するのもいいんじゃないの、とジョミー君。
ジョミー「山の別荘なら、ぶるぅも来ないし…」
キース 「俺が命を懸ける必要も、全く無いと思うが?」
作る理由がゼロだからな、とキース君の苦い顔付き。
キース 「命懸けだからこそ、必死だったが…」
ジョミー「ぼくたちだけだと、手抜きするって?」
キース 「普通、そうなる流れだろう!」
それともアレか…、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「お前たちの方も命を懸ける、と?」
ジョミー「えっと…?」
キース 「そういう場合は、ウインウインで…」
俺が料理をしてもいいが、とキース君。
キース 「そっちが命懸けで来るなら、俺だって…」
サム 「手抜きしねえで、頑張るってか?」
キース 「ああ、全力で調理する!」
ただしイノシシに限るからな、と食材の指定が。
キース 「鹿は認めん、イノシシだけだ!」
ジョミー「なんで、イノシシ?」
キース 「自信があるなら、クマも許そう」
イノシシかクマでやってくれ、と腕組みする人。
キース 「どっちになっても、俺はかまわん」
シロエ 「ちょ、待って下さい、キース先輩!」
それってまさか…、とシロエ君の悪い顔色。
シロエ 「捕まえて来い、というわけですか?」
キース 「他に何があると?」
ジョミー「無理すぎるから!」
キース 「俺も無理だし、お互い様だ」
ジビエ料理は諦めろ、と睨んでますけど。
正論かも…。
2023/07/02 (Sun)
☆オマケして欲しい
じきに夏休みに入る週末、生徒会長宅で過ごす御一同様。
山の別荘に行く話から、ジビエ料理になったんですけど。
ジョミー「捕まえないと、料理しないって?」
キース 「命懸けの料理を注文するなら、当然だろう!」
そっちも命を懸けるべきだ、とキース君、腕組み。
キース 「もっとも、俺は料理するだけで…」
シロエ 「命は懸かっていませんよねえ?」
あっちのぶるぅは来ないんですし…、とシロエ君。
シロエ 「その分、オマケして貰えませんか?」
キース 「オマケだと?」
シロエ 「ええ。罠を使うの認めて欲しいんです」
ジョミー「いいね、ソレ!」
罠ならリスクがグンと減るよ、とジョミー君も。
ジョミー「そりゃまあ、罠から外す時には…」
サム 「大暴れかもしれねえけどよ、捕まえる時は…」
シロエ 「安心、安全だと思いませんか?」
立ち向かうわけじゃないですからね、とシロエ君の見解。
シロエ 「ガチで勝負だと、ヤバいですけど…」
ジョミー「罠なら、牙とか避けられるもんね…」
クマにしてもさ、と頷くジョミー君。
ジョミー「ケチケチしないで、オマケでお願い!」
キース 「そう来たか…。だが、甘いな」
シロエ 「認めてくれないんですか?」
キース 「俺はいいんだが、お前たちの身が危ういぞ」
罠を使って捕まえたらな、と妙な台詞が。
キース 「それでいいなら、好きにしてくれ」
ジョミー「何それ、なんで危ないのさ?」
シロエ 「罠のプロではないからでしょうか…?」
実は外す時が危ないだとか…、とシロエ君の問い。
シロエ 「窮鼠猫を噛むの、猛獣バージョンですか?」
キース 「もちろん、それも有り得るんだが…」
もっと根本的な所になるな、とキース君、ニヤリ。
キース 「お前たち、罠を仕掛けるんだろう?」
シロエ 「そうですけど?」
キース 「罠を仕掛けたら、お上が来るぞ」
一同 「「「お上?」」」
何のことだ、と顔を見合わせる面々ですけど。
お上…?
2023/07/03 (Mon)
☆お上が来る罠
夏休みを控えたシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
山の別荘へ行く話から、ジビエ料理を希望ですけれど…。
シロエ 「お上って、どういう意味ですか?」
キース 「知らんのか? お上と言えば、お上だろうが」
その他に何があると言うんだ、とキース君の渋面。
キース 「上様とまでは言っていないぞ、ただのお上で」
シロエ 「あのぅ…。もしかして、国家権力をですね…」
持っている人のことでしょうか、とシロエ君の質問。
シロエ 「お役人とか、警察官とか、そういう系の…」
キース 「まさにソレだな」
俺も正確な管轄までは知らないが…、とキース君。
キース 「どれが来るかは分からないんだが、確実に…」
ジョミー「そういう人が、やって来るって?」
キース 「罠を仕掛けた場合はな!」
逮捕かどうかは俺も知らん、と繰る左手首の数珠レット。
キース 「とにかく、ただでは済まないぞ」
シロエ 「なんで逮捕で、お上なんです!」
キース 「逮捕かは知らんと言ったろう!」
シロエ 「でも、そのくらいにヤバいんですよね?」
どうして罠でそうなるんです、とシロエ君の更なる問い。
シロエ 「罠は違法じゃない筈ですけど?」
スウェナ「そうでもないでしょ、罠によっては…」
ブルー 「アウトなヤツも存在するねえ、霞網とか」
動物用だとトラバサミが違法だったっけ、と生徒会長。
ブルー 「使った場合は、大変なことに…」
シロエ 「あー…。でも、そういうのを使わなければ…」
サム 「お上なんかは来ねえだろ?」
適切に使用してればよ、とサム君の言。
サム 「普通の罠なら、何も問題ねえんだし…」
シロエ 「いけますよねえ?」
ヤバい橋なんか渡りませんよ、とシロエ君。
シロエ 「合法的に捕まえますって、真っ当な罠で」
ジョミー「そうだよ、猟師の人に借りてさ」
キース 「借りた時点で、詰むと思うが」
一同 「「「えっ?」」」
なんで詰むんだ、と一同、キョトン。
何故だと…?
2023/07/04 (Tue)
☆詰む理由が謎
夏休みを控えた週末、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
山の別荘へ行く話から、キース君のジビエ料理を希望で。
シロエ 「借りた時点で、何故、詰むんです?」
ジョミー「猟師さんから借りるんだよ?」
サム 「違法な罠は持ってねえだろ、プロなんだしよ」
でねえと自分が詰むじゃねえか、とサム君の指摘。
サム 「プロなら、免許も要りそうだしよ…」
シロエ 「要るでしょうねえ、狩猟免許と言いますから」
ジョミー「鉄砲だけじゃないのかな、ソレ」
ブルー 「違うよ、罠の猟師も免許は必須だよね」
ちゃんと試験があるんだから、と生徒会長の解説が。
ブルー 「ついでに更新もしなきゃダメでさ…」
サム 「んじゃ、プロ中のプロだよな?」
ブルー 「そういうことだね、罠が専門でも」
シロエ 「だったら余計に、違法な罠は持ってませんよ」
免許取り消しになるでしょうし…、とシロエ君。
シロエ 「安心して借りに行けますってば!」
キース 「だから、その時点で詰むと言ったが?」
ジョミー「違法な罠を貸してくれとは言わないよ!」
サム 「俺たち、其処までバカじゃねえぜ?」
違法な罠の威力が凄えにしても…、とサム君の言。
サム 「そもそも、罠の種類ってヤツに疎いしよ…」
シロエ 「お勧めのヤツを借りて、使い方もですね…」
きちんと聞いて使いますよ、とシロエ君も。
シロエ 「ですから、詰むような要素は何も…」
サム 「何処にもねえと思うけど?」
キース 「分かっていないな、今、何月だ?」
一同 「「「えっ?」」」
いきなり何を言い出すんだ、と皆の視線がカレンダーに。
ジョミー「7月だけど?」
キース 「ああ、7月だな」
7月の季節は何だと思う、とキース君が指すカレンダー。
キース 「一般的な答えでいいんだが…」
一同 「「「一般的?」」」
キース 「常識でいい、と言っている!」
一同 「「「常識?」」」
ますます謎だ、と首を傾げる御一同様。
常識…?
2023/07/05 (Wed)
☆謎すぎる季節
じきに夏休みを迎える週末、生徒会長宅に来ている面々。
山の別荘行きが楽しみなわけで、ジビエ料理に期待な今。
シロエ 「常識と言われてもですね…」
サム 「誰に聞いても、7月とくればよ…」
夏じゃねえか、とサム君の答え。
サム 「それともアレかよ、他にも説があるのかよ?」
キース 「あるからこそ、常識でと言ったわけだが?」
ジョミー「そんなの、誰が言ってるわけ?」
でもってソレだといつになるわけ、とジョミー君の問い。
ジョミー「まさか、春とか言わないよね?」
キース 「全くの逆だ、7月は秋だ!」
一同 「「「ええっ!?」」」
そんな馬鹿な、と一同、仰天。
シロエ 「秋って、7月が秋なんですか!?」
キース 「立派に秋の始まりだな」
夏は先月で終わっている、とキース君、キッパリ。
キース 「いいか、五月雨は梅雨なんだぞ?」
一同 「「「梅雨?」」」
五月の雨と言うじゃないか、と誰もがポカーン。
ジョミー「なんで五月雨が梅雨になるのさ?」
キース 「ズバリ、5月に降るからだが?」
シロエ 「待って下さい、それって、もしかして…」
旧暦というヤツなんですか、とシロエ君。
シロエ 「確か、思い切りズレてますよね…?」
サム 「あー…。8月に立秋とか言うよな、アレ…」
でもよ…、とサム君が顎に当てる手。
サム 「立秋は8月で、そこまでは夏だぜ?」
シロエ 「ですよね、7月は夏ですってば!」
キース 「その辺は色々とややこしいんだ!」
だが、7月と言えば秋で…、とキース君、譲らず。
キース 「桔梗は夏の花ではないぞ」
一同 「「「え?」」」
桔梗は夏の花だろう、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「普通に夏に咲いていますよ?」
キース 「だが、6月には咲かないんだが?」
シロエ 「そうですけど…」
キース 「だから桔梗は、秋草なんだ!」
一同 「「「秋!?」」」
そんな無茶な、と一同、目が点ですけど。
秋だと…?
2023/07/06 (Thu)
☆借りたら通報
もうすぐ夏休みな週末の土曜、生徒会長宅で過ごす面々。
山の別荘へ行く話から、キース君のジビエ料理を希望で。
ジョミー「なんで桔梗が秋の花になるわけ?」
キース 「秋に咲くからに決まっているだろう!」
7月は秋になるんだしな、とキース君が指すカレンダー。
キース 「和歌の世界では、7月から9月までの間が…」
シロエ 「秋になるって言うんですか?」
キース 「そうなんだ。それで、常識で答えろと…」
俺は言った、とキース君、腕組み。
キース 「でないと、詭弁を弄するヤツが出そうだし…」
一同 「「「は?」」」
キース 「さっきの話だ、罠でお上が来る方だ!」
暦の話はもういいだろう、とバッサリ切り捨て。
キース 「さて、改めて聞かせて貰うが、今の季節は…」
シロエ 「いつになるのか、でしたよね?」
キース 「ああ、常識の方で頼むぞ」
ジョミー「思いっ切り、夏!」
立秋は来月なんだしね、とジョミー君、自信満々の答え。
ジョミー「間違ってないと思うけど?」
キース 「その通りだ。でもって、罠を借りるんだな?」
シロエ 「ええ、マツカ先輩に相談してですね…」
サム 「腕のいい猟師を探して貰おうぜ!」
コネはあるだろ、とサム君の視線がマツカ君に。
サム 「ジビエの仕入れに使うだろうしよ」
マツカ 「まあ、そうですね」
サム 「んじゃ、決まりな!」
罠の借り賃の方も頼むぜ、とサム君、親指をグッと。
サム 「俺たちじゃ、払えねえからよ」
マツカ 「えっと、その件なんですけれど…」
ジョミー「けど、って、何か問題でも?」
キース 「流石だな。ジビエに馴染みがあるだけに…」
マツカも気付いているようだぞ、とキース君。
キース 「そうだな、マツカ? 罠を借りたら…」
マツカ 「多分、通報されちゃいますよ」
一同 「「「ええっ!?」」」
キース 「分かったか!」
一同 「「「えええ…?」」」
なんで通報、と誰もがポカーンですけれど。
通報…?
2023/07/07 (Fri)
☆問題は何処に
夏休みが近い週末の土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
マツカ君の山の別荘が楽しみ、そこからジビエ料理な話。
シロエ 「どうして通報されるんですか!」
ジョミー「黙って借りて行くんだったら、ヤバいけど…」
サム 「ちゃんと頼んで、金も払うんだぜ?」
通報される理由がねえよ、とサム君の不満そうな顔。
サム 「それともアレかよ、狩猟免許の関係で…」
シロエ 「無免許だから、ってことなんでしょうか?」
マツカ 「いえ、その件なら、いけないことも…」
ないんですよね、とマツカ君の答え。
マツカ 「設置する人には免許が無くても、監督が…」
ジョミー「プロの人なら、オッケーなんだ?」
マツカ 「ええ。ですから、猟師さんに来て頂いて…」
指導して貰えば問題無いです、とキッパリ断言。
マツカ 「そうでなければ、困る人たちが増えますよ」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「農家の人とか、林業をやってる人ですね」
シロエ 「あー…。被害が出てるんでしたっけ…」
作物を食べられるとか、荒らされるとか…、とシロエ君。
シロエ 「免許が無いと罠はダメなら、困りますよね…」
マツカ 「でしょう? 免許の件は無関係です」
皆さんだって罠を使えますよ、とマツカ君の言。
マツカ 「ですから、今回の問題は、其処ではなくて…」
キース 「他の所にあるわけだ」
確実に通報されてしまうヤツが…、とキース君。
キース 「諦めるんだな、罠を借りるのは」
シロエ 「全然、納得出来ませんよ!」
素人さんでもいけるんでしょう、とシロエ君の反論。
シロエ 「農家の人とか、林業の人は!」
キース 「まあ、そうなるが…」
ジョミー「なら、いける気がするんだけど!」
ダメな理由が見付からないよ、とジョミー君。
ジョミー「もしかしなくても、言いがかり?」
キース 「それは無い!」
シロエ 「だったら、何処がダメなんです!」
きちんと説明して下さい、と怒鳴ってますけど。
問題って…?
2023/07/08 (Sat)
☆7月はアウト
もうすぐ夏休みなシャン学メンバー、週末は生徒会長宅。
山の別荘へ行く話から、キース君にジビエ料理を注文で。
キース 「言いがかりでないのは、マツカも承知だぞ?」
シロエ 「らしいですけど、罠は問題無いと…」
さっき、マツカ先輩が言いましたよ、とシロエ君の反論。
シロエ 「ぼくたちだけ、ダメと言われてもですね…」
サム 「納得出来るわけがねえだろ?」
ジョミー「そうだよ、何が問題なのさ!」
言いがかりじゃないなら言えるよね、とジョミー君。
ジョミー「キースでも、マツカでもかまわないけど…」
シロエ 「マツカ先輩、どうなんです!?」
マツカ 「ヒントでしたら、キースがとっくに…」
出していますよ、とマツカ君が指す壁のカレンダー。
マツカ 「今の季節を常識で、というヤツですけど」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「そのまま、素直に考えた場合…」
罠はアウトになるんですが、とマツカ君。
マツカ 「借りに行ったら断られるか、通報かです」
ジョミー「なんで、そういうことになるわけ?」
キース 「もちろん、今が7月だからだ!」
夏真っ盛りの…、とキース君、ピシャリと。
キース 「和歌の季節で来られた場合は、少し微妙で…」
マツカ 「ですよね、一応、秋ですから…」
場所によってはいけることも…、とマツカ君の相槌。
マツカ 「寒い土地だと、この辺で秋な季節でも…」
キース 「解禁になると言うからな」
一同 「「「え?」」」
キース 「此処まで聞いても分からないのか?」
お前たちの耳は飾りらしいな、とキース君が顰める顔。
キース 「罠と解禁で閃くヤツは、誰もいないと?」
シロエ 「えっ、まさか先月のアユみたいに…」
時期があるんじゃないでしょうね、とシロエ君。
シロエ 「今の季節は、罠を仕掛けたらダメだとか?」
キース 「猟期は冬がメインでだな…」
マツカ 「山の木の葉が、散った後の…」
見通しのいい頃なんですよ、と説明が。
ダメだと…?
2023/07/09 (Sun)
☆名物なコロッケ
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘が話題ですけど、キース君のジビエ料理を希望。
ジョミー「見通しのいい頃って、それ、猟銃じゃあ…?」
サム 「だよなあ、誤射をしねえためだろ?」
マツカ 「そうなんですけど、罠とかの猟も…」
キース 「セットで猟期が決まってるんだ!」
秋の終わりから冬までと…、とキース君、腕組み。
キース 「つまり、今の時期に罠で捕まえるのは…」
マツカ 「ダメなんですよね、何処の地域でも」
スウェナ「だから、借りたら通報なのね?」
マツカ 「ええ。通報よりは、叱られるコースだと…」
思いますけど…、とマツカ君の控えめな口調。
マツカ 「なんと言っても、高校生のやることですから」
一同 「「「あー…」」」
年はともかく、見た目はそうだ、と誰もが納得。
ジョミー「罠は無理かあ…」
サム 「くっそぉ、いい案だったのによ…」
シロエ 「ホントですよね、猟期だなんて…。あれっ?」
でも変ですよ、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「鹿肉とか、町おこしでですね…」
スウェナ「年中、やってるトコがあるわね…」
シロエ 「そうでしょう? 先月、川遊びした場所も…」
鹿肉コロッケが名物だったような、という指摘。
シロエ 「ぼくたちは寄ってませんけど、道の駅で…」
ジョミー「揚げたてが食べられるんだっけ?」
マツカ 「ああ、ありますね。確か、お店も何軒か…」
ある筈ですよ、とマツカ君。
マツカ 「本業は喫茶店とか、食堂ですけど」
サム 「鹿肉コロッケも食えるのな?」
マツカ 「厨房があれば作れますからね」
注文が入れば揚げるようです、と穏やかな笑み。
マツカ 「前に食べましたけど、美味しかったですよ」
シロエ 「それ、冷凍の鹿肉ですか?」
マツカ 「コロッケは冷凍かもですけど…」
シロエ 「冷凍前は新鮮なんですね?」
マツカ 「もちろんです!」
だって名物ですからね、と頷いてますけど。
新鮮だと…?
2023/07/10 (Mon)
☆一年中あります
もうすぐ夏休みなシャン学メンバー、生徒会長宅で週末。
マツカ君の山の別荘の話から、ジビエ料理に転がって…。
シロエ 「それって矛盾していませんか、新鮮だなんて」
ジョミー「変だと思うよ、どうやって新鮮な鹿肉を…」
手に入れるのさ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「名物になるくらいなんだし、量だって…」
シロエ 「半端じゃないと思いますけど?」
冬の間に獲った分だけで足りるんですか、とシロエ君。
シロエ 「それとも、冷凍しておいた分が無くなると…」
サム 「鹿肉コロッケは作らねえのかよ?」
それだと人は呼べねえぜ、とサム君の意見。
サム 「そりゃ、期間限定の食べ物は多いけどよ…」
シロエ 「町おこしには向かないんじゃないですか?」
限られた季節しか無いのでは…、とシロエ君も。
シロエ 「ついでに、期間限定品とも聞きませんよね?」
ジョミー「そう、ソレ! 名物だっていう話しか…」
スウェナ「聞かないわよねえ…?」
いつも売られているような気が…、とスウェナちゃん。
スウェナ「今年の分は終わりました、って記事なんか…」
サム 「見たことねえよな、宣伝の方は見るけどよ」
ジョミー「年中、鹿肉、あるんじゃないの?」
でないと絶対、足りなくなるし、とジョミー君の疑問。
ジョミー「鹿の牧場って話も聞かないし…」
シロエ 「飼っているなら、ジビエじゃないですよ?」
ジョミー「だよねえ、やっぱり変だってば!」
一年中、あるとしか思えないよ、とジョミー君。
ジョミー「マツカ、ハッキリさせてくれない?」
マツカ 「ズバリ言うなら、ありますけど」
一同 「「「なんで!?」」」
どうして新鮮な鹿肉があるんだ、と誰もが仰天。
ジョミー「猟期じゃないのに、獲っていいって…?」
マツカ 「そうなりますね」
ジョミー「まさか、抜け道とか…?」
マツカ 「違いますけど」
ジョミー「えっと…?」
話が全然見えないんだけど、と途惑う人。
謎すぎ…。
2023/07/11 (Tue)
☆銃でもオッケー
夏休みが近い御一同様、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
山の別荘が楽しみなわけで、ジビエ料理の話になって…。
ジョミー「ちょっと確認してもいい?」
マツカ 「何でしょう?」
ジョミー「ぼくたちが罠を借りた場合は、通報だよね?」
マツカ 「いえ、厳重注意程度で済むかと…」
叱られるのは確かですけど、とマツカ君が見回す部屋。
マツカ 「どう見ても皆さん、高校生ですし…」
サム 「前途ある若者に、前科はつけねえ、って?」
マツカ 「はい。猟師さんも、後継者難な時代ですから」
恨まれるよりは恩を売る方かと…、とマツカ君の答え。
マツカ 「わざわざ罠を借りに来た高校生ですよ?」
シロエ 「あー…。通報するより、スカウトですか」
マツカ 「そうなりそうだと思いませんか?」
猟期になったらまたおいで、というヤツです、と解説が。
マツカ 「もし来てくれたら、後継者が出来ますよね?」
サム 「技術継承もバッチリってか?」
マツカ 「そうです、しかも、この人数で…」
一気に若手が増えるんですよ、と納得な話。
マツカ 「そっちに賭けて、通報はまず無いでしょう」
ジョミー「まあ、そうかも…。でもさあ…」
罠を借りるのはアウトだよね、とジョミー君。
ジョミー「罠がダメなのに、なんで新鮮な鹿肉が…」
スウェナ「年中あるのか、其処が気になるトコだわよ」
シロエ 「まったくです。しかも、獲るって…」
言いましたよね、とシロエ君も。
シロエ 「猟期じゃないのに、何故、獲れるんです!」
マツカ 「駆除だからですよ」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「駆除と言ったら、駆除ですけれど?」
ゴキブリ駆除とか、白アリだとか…、とマツカ君。
マツカ 「そういう駆除です、駆除ですから…」
ジョミー「罠を仕掛けてかまわない、って?」
マツカ 「銃も使えますよ」
一同 「「「ええっ!?」」」
マツカ 「駆除ですしね」
トドメを刺すのが必須ですよ、と言ってますけど。
駆除…?
2023/07/12 (Wed)
☆駆除が無理なら
夏休みを控えたシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
マツカ君の山の別荘が楽しみ、ジビエ料理という方向へ。
シロエ 「それって、害獣駆除…ですか?」
マツカ 「ええ、そうです。ご存知でしたか」
シロエ 「知識としては…。でもですね…」
年中、鹿肉を提供できる勢いですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「そんなに沢山、獲れるんでしょうか?」
マツカ 「らしいですねえ、あの辺りは林業と農業で…」
山も畑も大事ですから、とマツカ君。
マツカ 「鹿にやられました、では済まないんですよ」
サム 「あー…。んじゃ、俺たちでもいけるのかよ?」
ジョミー「かもねえ、山の別荘で害獣駆除、って」
マツカ 「監督して貰って、罠の設置は出来ますけど…」
高原に獣害は無いんですよね、とマツカ君、苦笑。
マツカ 「無いことは無くても、被害に遭うのが…」
シロエ 「高山植物、っていうわけですか?」
マツカ 「それに笹とか、植生に影響するんですけど…」
ジョミー「駆除するほどじゃないってこと?」
人間様が困るわけじゃないし、とジョミー君が捻る首。
ジョミー「だから罠とか、無理ってことかな…?」
マツカ 「残念ですけど、そうなりますね」
自力で鹿肉は諦めて下さい、とマツカ君の宣告が。
マツカ 「罠を借りるのは無理ですよ」
ジョミー「だったら、キースのジビエ料理は?」
キース 「当然、有り得ないだろう!」
それが嫌なら戦って来い、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「自分に危害が及んだ場合は、倒しても…」
マツカ 「お咎めは無いと思います」
ジョミー「ちょ、倒すって、何?」
キース 「そのままの意味だ!」
鹿とバトルに決まっている、とキース君。
キース 「現実的なのは、イノシシだろうと思うがな」
マツカ 「そうですね。アレは突っ込んで来ますから…」
キース 「出くわしたら、ガチで…」
マツカ 「勝負になります」
まさしく命懸けですよ、と解説ですけど。
戦え、と…?
2023/07/13 (Thu)
☆ガチで勝負すべし
もうすぐ夏休みな御一同様、生徒会長宅に来ている週末。
山の別荘行きの話から、キース君のジビエ料理を希望で。
ジョミー「イノシシと戦って、獲って来いって!?」
シロエ 「猟銃も罠もダメなんですよね…?」
キース 「罠はアウトだし、猟銃はもっと無理だしな!」
狩猟免許だけでは済まないぞ、とキース君の睨み。
キース 「銃の所持には、それとは別の許可が要る!」
マツカ 「そうなりますよね、しかも猟銃だと…」
持っているだけで逮捕ですから、とマツカ君も。
マツカ 「銃刀法違反は厳しいですよ」
サム 「んじゃ、どうやって戦うんだよ!」
イノシシなんか素手じゃ無理だぜ、とサム君の叫び。
サム 「棒で殴るのはいいのかよ!?」
キース 「危険が及んでいるとなったら、許されるが…」
マツカ 「武器を用意している時間は、多分、無いです」
出会ったら、即、突っ込んで来ます、とマツカ君。
マツカ 「猪突猛進の言葉通りに、真っ直ぐですよ」
一同 「「「うわー…」」」
無理すぎるから、と誰もがガクブル。
ジョミー「そんなのと、ガチで勝負って…」
シロエ 「死ぬしか無いと思いますけど!」
キース 「いや、勝った例なら、俺の大学でも聞いた」
一同 「「「は?」」」
マジか、と一同、目が真ん丸に。
ジョミー「ソレ、イノシシに…?」
キース 「そうだ、冷静に、横にサッと避けて、だ…」
シロエ 「殴ったんですか?」
キース 「いや、首を抱えて、こう、ボキッと…」
折ったそうだぞ、と物凄い話。
キース 「相撲部だけに、力は半端ないからな」
ジョミー「プロって言わない?」
シロエ 「ほぼ、プロですよね…」
格闘技の…、とシロエ君も。
シロエ 「素人には無理なヤツですから!」
ジョミー「シロエで無理なら、ぼくはもっと無理!」
キース 「なら、諦めろ!」
ジョミー「でも…!」
??? 「勝負だって?」
命懸けで何をするって、と声が聞こえましたけど。
誰…?
2023/07/14 (Fri)
☆交換条件は命懸け
じきに夏休みなシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘が楽しみなわけで、ジビエ料理の話になって…。
??? 「命懸けの勝負だったら、得意だけど!」
一同 「「「げっ!」」」
前触れもなく、ソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「何をするのさ、イノシシなんかと」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間からだよ!」
暇だったから、ちょっと覗き見、と悪気ゼロ。
Aブルー「誰がイノシシと勝負するって?」
キース 「こいつらだな」
俺じゃなくて、とキース君が指差す他の面々。
キース 「命懸けでイノシシを捕まえて来い、と…」
Aブルー「ふうん…? それはキースの命令なわけ?」
キース 「そうなるが…」
Aブルー「珍しいねえ、キースの方が強いだなんて」
いつもと立場が逆じゃないか、とソルジャー、興味津々。
Aブルー「なんで強気に出られるのかな?」
キース 「俺に料理をしろと言うから、交換条件で…」
命を懸けろと言ったんだ、とキース君。
キース 「なんと言っても、俺が料理をする前提は…」
Aブルー「命が懸かっている時だ、って?」
キース 「当然だろうが、先月のビビンバも、アユも…」
ぶるぅの悪戯避けで命懸けだった、とキッパリと。
キース 「そういう時しか、俺は料理はしないんだ!」
Aブルー「なるほど、それでイノシシを獲れ、と…」
面白そうな話じゃないか、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ぼくも見物させて貰うよ、その勝負!」
一同 「「「ええっ!?」」」
Aブルー「そんな光景、ぼくの世界じゃ無理だしね!」
野生のイノシシなんかはいないしさ、とニコニコニコ。
Aブルー「戦いぶりを是非、拝見したいと…」
シロエ 「正直、死ぬと思うんですけど!」
サム 「マジで死人が出てた気がするぜ…」
キース 「牙があるだけに、下手に刺されると…」
死ねるらしいぞ、とサラッと言い放つ人。
危なすぎ…。
2023/07/15 (Sat)
さて、7月。暑さの方もいよいよ本番、太陽もギラギラ。
休日は生徒会長宅が一番、涼しく過ごしている御一同様。
シロエ 「いいですねえ…。此処はホントに天国ですよ」
ジョミー「だよねえ、外は暑すぎてさ…」
サム 「先月みたいにはいかねえよな、うん」
川遊びは楽しかったけどよ、とサム君が眺める窓の外。
サム 「こう暑くなると、浮き輪で川下りはキツイぜ」
シロエ 「アレ、乗っかってるだけでしたしね…」
ジョミー「水はかかるけど、太陽は上から直射だし…」
こんがり焼かれてバテるヤツだよ、とジョミー君も。
ジョミー「やっぱり夏は、身体ごと水に入らなきゃ!」
サム 「海とプールの季節だよなあ…」
マツカ 「高原だと、かなり涼しいですよ?」
スウェナ「そうね、夏休みに入ったら…」
今年も山の別荘でしょ、とスウェナちゃん。
スウェナ「ねえ、マツカ?」
マツカ 「もちろんです。楽しみにしてて下さいね」
一同 「「「イイネ!」」」
涼しい高原で別荘ライフ、と誰もが歓声。
ジョミー「ジビエとかだって、食べられるよね?」
マツカ 「ええ、鹿もイノシシもいけますよ」
サム 「楽しみだよなあ、何が食えるかなあ…」
シロエ 「流石にジビエは、キース先輩には…」
ちょっとハードル高すぎですよね、とシロエ君。
シロエ 「アユの塩焼き、美味しかったんですけど…」
ジョミー「焼きたての熱々に、塩を振ってさ…」
サム 「美味かったよなあ、最高だったぜ」
キース 「俺は命が懸かってたんだが…!」
焦がしたら、ぶるぅの餌食だからな、とキース君の渋面。
キース 「あんな橋は、二度と渡りたくない!」
シロエ 「そうでしょうねえ…」
命懸けで料理するなんて…、とシロエ君の相槌。
シロエ 「別荘では食べる方ですね?」
キース 「当然だろう!」
ジョミー「鹿とか、イノシシ料理とか…」
キース 「無理すぎるからな!」
俺を何だと思ってるんだ、と叫んでますけど。
料理人…?
2023/07/01 (Sat)
☆命を懸ける料理
もうすぐ夏休みな季節到来、週末は生徒会長宅ですけど。
山の別荘が楽しみな面々、ジビエ料理に期待なわけで…。
ジョミー「でもさ、石焼きビビンバ、絶品だったし…」
サム 「アユの塩焼きも美味かったぜ?」
あっちのぶるぅも大満足でよ…、とサム君が立てる親指。
サム 「もしかして、ジビエもいけるんでねえの?」
スウェナ「レシピがあったら、出来そうよねえ?」
シロエ 「あー…。ぶるぅは上手に作れますから…」
ジョミー「出来ないことはないと思うんだよね」
挑戦するのもいいんじゃないの、とジョミー君。
ジョミー「山の別荘なら、ぶるぅも来ないし…」
キース 「俺が命を懸ける必要も、全く無いと思うが?」
作る理由がゼロだからな、とキース君の苦い顔付き。
キース 「命懸けだからこそ、必死だったが…」
ジョミー「ぼくたちだけだと、手抜きするって?」
キース 「普通、そうなる流れだろう!」
それともアレか…、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「お前たちの方も命を懸ける、と?」
ジョミー「えっと…?」
キース 「そういう場合は、ウインウインで…」
俺が料理をしてもいいが、とキース君。
キース 「そっちが命懸けで来るなら、俺だって…」
サム 「手抜きしねえで、頑張るってか?」
キース 「ああ、全力で調理する!」
ただしイノシシに限るからな、と食材の指定が。
キース 「鹿は認めん、イノシシだけだ!」
ジョミー「なんで、イノシシ?」
キース 「自信があるなら、クマも許そう」
イノシシかクマでやってくれ、と腕組みする人。
キース 「どっちになっても、俺はかまわん」
シロエ 「ちょ、待って下さい、キース先輩!」
それってまさか…、とシロエ君の悪い顔色。
シロエ 「捕まえて来い、というわけですか?」
キース 「他に何があると?」
ジョミー「無理すぎるから!」
キース 「俺も無理だし、お互い様だ」
ジビエ料理は諦めろ、と睨んでますけど。
正論かも…。
2023/07/02 (Sun)
☆オマケして欲しい
じきに夏休みに入る週末、生徒会長宅で過ごす御一同様。
山の別荘に行く話から、ジビエ料理になったんですけど。
ジョミー「捕まえないと、料理しないって?」
キース 「命懸けの料理を注文するなら、当然だろう!」
そっちも命を懸けるべきだ、とキース君、腕組み。
キース 「もっとも、俺は料理するだけで…」
シロエ 「命は懸かっていませんよねえ?」
あっちのぶるぅは来ないんですし…、とシロエ君。
シロエ 「その分、オマケして貰えませんか?」
キース 「オマケだと?」
シロエ 「ええ。罠を使うの認めて欲しいんです」
ジョミー「いいね、ソレ!」
罠ならリスクがグンと減るよ、とジョミー君も。
ジョミー「そりゃまあ、罠から外す時には…」
サム 「大暴れかもしれねえけどよ、捕まえる時は…」
シロエ 「安心、安全だと思いませんか?」
立ち向かうわけじゃないですからね、とシロエ君の見解。
シロエ 「ガチで勝負だと、ヤバいですけど…」
ジョミー「罠なら、牙とか避けられるもんね…」
クマにしてもさ、と頷くジョミー君。
ジョミー「ケチケチしないで、オマケでお願い!」
キース 「そう来たか…。だが、甘いな」
シロエ 「認めてくれないんですか?」
キース 「俺はいいんだが、お前たちの身が危ういぞ」
罠を使って捕まえたらな、と妙な台詞が。
キース 「それでいいなら、好きにしてくれ」
ジョミー「何それ、なんで危ないのさ?」
シロエ 「罠のプロではないからでしょうか…?」
実は外す時が危ないだとか…、とシロエ君の問い。
シロエ 「窮鼠猫を噛むの、猛獣バージョンですか?」
キース 「もちろん、それも有り得るんだが…」
もっと根本的な所になるな、とキース君、ニヤリ。
キース 「お前たち、罠を仕掛けるんだろう?」
シロエ 「そうですけど?」
キース 「罠を仕掛けたら、お上が来るぞ」
一同 「「「お上?」」」
何のことだ、と顔を見合わせる面々ですけど。
お上…?
2023/07/03 (Mon)
☆お上が来る罠
夏休みを控えたシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
山の別荘へ行く話から、ジビエ料理を希望ですけれど…。
シロエ 「お上って、どういう意味ですか?」
キース 「知らんのか? お上と言えば、お上だろうが」
その他に何があると言うんだ、とキース君の渋面。
キース 「上様とまでは言っていないぞ、ただのお上で」
シロエ 「あのぅ…。もしかして、国家権力をですね…」
持っている人のことでしょうか、とシロエ君の質問。
シロエ 「お役人とか、警察官とか、そういう系の…」
キース 「まさにソレだな」
俺も正確な管轄までは知らないが…、とキース君。
キース 「どれが来るかは分からないんだが、確実に…」
ジョミー「そういう人が、やって来るって?」
キース 「罠を仕掛けた場合はな!」
逮捕かどうかは俺も知らん、と繰る左手首の数珠レット。
キース 「とにかく、ただでは済まないぞ」
シロエ 「なんで逮捕で、お上なんです!」
キース 「逮捕かは知らんと言ったろう!」
シロエ 「でも、そのくらいにヤバいんですよね?」
どうして罠でそうなるんです、とシロエ君の更なる問い。
シロエ 「罠は違法じゃない筈ですけど?」
スウェナ「そうでもないでしょ、罠によっては…」
ブルー 「アウトなヤツも存在するねえ、霞網とか」
動物用だとトラバサミが違法だったっけ、と生徒会長。
ブルー 「使った場合は、大変なことに…」
シロエ 「あー…。でも、そういうのを使わなければ…」
サム 「お上なんかは来ねえだろ?」
適切に使用してればよ、とサム君の言。
サム 「普通の罠なら、何も問題ねえんだし…」
シロエ 「いけますよねえ?」
ヤバい橋なんか渡りませんよ、とシロエ君。
シロエ 「合法的に捕まえますって、真っ当な罠で」
ジョミー「そうだよ、猟師の人に借りてさ」
キース 「借りた時点で、詰むと思うが」
一同 「「「えっ?」」」
なんで詰むんだ、と一同、キョトン。
何故だと…?
2023/07/04 (Tue)
☆詰む理由が謎
夏休みを控えた週末、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
山の別荘へ行く話から、キース君のジビエ料理を希望で。
シロエ 「借りた時点で、何故、詰むんです?」
ジョミー「猟師さんから借りるんだよ?」
サム 「違法な罠は持ってねえだろ、プロなんだしよ」
でねえと自分が詰むじゃねえか、とサム君の指摘。
サム 「プロなら、免許も要りそうだしよ…」
シロエ 「要るでしょうねえ、狩猟免許と言いますから」
ジョミー「鉄砲だけじゃないのかな、ソレ」
ブルー 「違うよ、罠の猟師も免許は必須だよね」
ちゃんと試験があるんだから、と生徒会長の解説が。
ブルー 「ついでに更新もしなきゃダメでさ…」
サム 「んじゃ、プロ中のプロだよな?」
ブルー 「そういうことだね、罠が専門でも」
シロエ 「だったら余計に、違法な罠は持ってませんよ」
免許取り消しになるでしょうし…、とシロエ君。
シロエ 「安心して借りに行けますってば!」
キース 「だから、その時点で詰むと言ったが?」
ジョミー「違法な罠を貸してくれとは言わないよ!」
サム 「俺たち、其処までバカじゃねえぜ?」
違法な罠の威力が凄えにしても…、とサム君の言。
サム 「そもそも、罠の種類ってヤツに疎いしよ…」
シロエ 「お勧めのヤツを借りて、使い方もですね…」
きちんと聞いて使いますよ、とシロエ君も。
シロエ 「ですから、詰むような要素は何も…」
サム 「何処にもねえと思うけど?」
キース 「分かっていないな、今、何月だ?」
一同 「「「えっ?」」」
いきなり何を言い出すんだ、と皆の視線がカレンダーに。
ジョミー「7月だけど?」
キース 「ああ、7月だな」
7月の季節は何だと思う、とキース君が指すカレンダー。
キース 「一般的な答えでいいんだが…」
一同 「「「一般的?」」」
キース 「常識でいい、と言っている!」
一同 「「「常識?」」」
ますます謎だ、と首を傾げる御一同様。
常識…?
2023/07/05 (Wed)
☆謎すぎる季節
じきに夏休みを迎える週末、生徒会長宅に来ている面々。
山の別荘行きが楽しみなわけで、ジビエ料理に期待な今。
シロエ 「常識と言われてもですね…」
サム 「誰に聞いても、7月とくればよ…」
夏じゃねえか、とサム君の答え。
サム 「それともアレかよ、他にも説があるのかよ?」
キース 「あるからこそ、常識でと言ったわけだが?」
ジョミー「そんなの、誰が言ってるわけ?」
でもってソレだといつになるわけ、とジョミー君の問い。
ジョミー「まさか、春とか言わないよね?」
キース 「全くの逆だ、7月は秋だ!」
一同 「「「ええっ!?」」」
そんな馬鹿な、と一同、仰天。
シロエ 「秋って、7月が秋なんですか!?」
キース 「立派に秋の始まりだな」
夏は先月で終わっている、とキース君、キッパリ。
キース 「いいか、五月雨は梅雨なんだぞ?」
一同 「「「梅雨?」」」
五月の雨と言うじゃないか、と誰もがポカーン。
ジョミー「なんで五月雨が梅雨になるのさ?」
キース 「ズバリ、5月に降るからだが?」
シロエ 「待って下さい、それって、もしかして…」
旧暦というヤツなんですか、とシロエ君。
シロエ 「確か、思い切りズレてますよね…?」
サム 「あー…。8月に立秋とか言うよな、アレ…」
でもよ…、とサム君が顎に当てる手。
サム 「立秋は8月で、そこまでは夏だぜ?」
シロエ 「ですよね、7月は夏ですってば!」
キース 「その辺は色々とややこしいんだ!」
だが、7月と言えば秋で…、とキース君、譲らず。
キース 「桔梗は夏の花ではないぞ」
一同 「「「え?」」」
桔梗は夏の花だろう、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「普通に夏に咲いていますよ?」
キース 「だが、6月には咲かないんだが?」
シロエ 「そうですけど…」
キース 「だから桔梗は、秋草なんだ!」
一同 「「「秋!?」」」
そんな無茶な、と一同、目が点ですけど。
秋だと…?
2023/07/06 (Thu)
☆借りたら通報
もうすぐ夏休みな週末の土曜、生徒会長宅で過ごす面々。
山の別荘へ行く話から、キース君のジビエ料理を希望で。
ジョミー「なんで桔梗が秋の花になるわけ?」
キース 「秋に咲くからに決まっているだろう!」
7月は秋になるんだしな、とキース君が指すカレンダー。
キース 「和歌の世界では、7月から9月までの間が…」
シロエ 「秋になるって言うんですか?」
キース 「そうなんだ。それで、常識で答えろと…」
俺は言った、とキース君、腕組み。
キース 「でないと、詭弁を弄するヤツが出そうだし…」
一同 「「「は?」」」
キース 「さっきの話だ、罠でお上が来る方だ!」
暦の話はもういいだろう、とバッサリ切り捨て。
キース 「さて、改めて聞かせて貰うが、今の季節は…」
シロエ 「いつになるのか、でしたよね?」
キース 「ああ、常識の方で頼むぞ」
ジョミー「思いっ切り、夏!」
立秋は来月なんだしね、とジョミー君、自信満々の答え。
ジョミー「間違ってないと思うけど?」
キース 「その通りだ。でもって、罠を借りるんだな?」
シロエ 「ええ、マツカ先輩に相談してですね…」
サム 「腕のいい猟師を探して貰おうぜ!」
コネはあるだろ、とサム君の視線がマツカ君に。
サム 「ジビエの仕入れに使うだろうしよ」
マツカ 「まあ、そうですね」
サム 「んじゃ、決まりな!」
罠の借り賃の方も頼むぜ、とサム君、親指をグッと。
サム 「俺たちじゃ、払えねえからよ」
マツカ 「えっと、その件なんですけれど…」
ジョミー「けど、って、何か問題でも?」
キース 「流石だな。ジビエに馴染みがあるだけに…」
マツカも気付いているようだぞ、とキース君。
キース 「そうだな、マツカ? 罠を借りたら…」
マツカ 「多分、通報されちゃいますよ」
一同 「「「ええっ!?」」」
キース 「分かったか!」
一同 「「「えええ…?」」」
なんで通報、と誰もがポカーンですけれど。
通報…?
2023/07/07 (Fri)
☆問題は何処に
夏休みが近い週末の土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
マツカ君の山の別荘が楽しみ、そこからジビエ料理な話。
シロエ 「どうして通報されるんですか!」
ジョミー「黙って借りて行くんだったら、ヤバいけど…」
サム 「ちゃんと頼んで、金も払うんだぜ?」
通報される理由がねえよ、とサム君の不満そうな顔。
サム 「それともアレかよ、狩猟免許の関係で…」
シロエ 「無免許だから、ってことなんでしょうか?」
マツカ 「いえ、その件なら、いけないことも…」
ないんですよね、とマツカ君の答え。
マツカ 「設置する人には免許が無くても、監督が…」
ジョミー「プロの人なら、オッケーなんだ?」
マツカ 「ええ。ですから、猟師さんに来て頂いて…」
指導して貰えば問題無いです、とキッパリ断言。
マツカ 「そうでなければ、困る人たちが増えますよ」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「農家の人とか、林業をやってる人ですね」
シロエ 「あー…。被害が出てるんでしたっけ…」
作物を食べられるとか、荒らされるとか…、とシロエ君。
シロエ 「免許が無いと罠はダメなら、困りますよね…」
マツカ 「でしょう? 免許の件は無関係です」
皆さんだって罠を使えますよ、とマツカ君の言。
マツカ 「ですから、今回の問題は、其処ではなくて…」
キース 「他の所にあるわけだ」
確実に通報されてしまうヤツが…、とキース君。
キース 「諦めるんだな、罠を借りるのは」
シロエ 「全然、納得出来ませんよ!」
素人さんでもいけるんでしょう、とシロエ君の反論。
シロエ 「農家の人とか、林業の人は!」
キース 「まあ、そうなるが…」
ジョミー「なら、いける気がするんだけど!」
ダメな理由が見付からないよ、とジョミー君。
ジョミー「もしかしなくても、言いがかり?」
キース 「それは無い!」
シロエ 「だったら、何処がダメなんです!」
きちんと説明して下さい、と怒鳴ってますけど。
問題って…?
2023/07/08 (Sat)
☆7月はアウト
もうすぐ夏休みなシャン学メンバー、週末は生徒会長宅。
山の別荘へ行く話から、キース君にジビエ料理を注文で。
キース 「言いがかりでないのは、マツカも承知だぞ?」
シロエ 「らしいですけど、罠は問題無いと…」
さっき、マツカ先輩が言いましたよ、とシロエ君の反論。
シロエ 「ぼくたちだけ、ダメと言われてもですね…」
サム 「納得出来るわけがねえだろ?」
ジョミー「そうだよ、何が問題なのさ!」
言いがかりじゃないなら言えるよね、とジョミー君。
ジョミー「キースでも、マツカでもかまわないけど…」
シロエ 「マツカ先輩、どうなんです!?」
マツカ 「ヒントでしたら、キースがとっくに…」
出していますよ、とマツカ君が指す壁のカレンダー。
マツカ 「今の季節を常識で、というヤツですけど」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「そのまま、素直に考えた場合…」
罠はアウトになるんですが、とマツカ君。
マツカ 「借りに行ったら断られるか、通報かです」
ジョミー「なんで、そういうことになるわけ?」
キース 「もちろん、今が7月だからだ!」
夏真っ盛りの…、とキース君、ピシャリと。
キース 「和歌の季節で来られた場合は、少し微妙で…」
マツカ 「ですよね、一応、秋ですから…」
場所によってはいけることも…、とマツカ君の相槌。
マツカ 「寒い土地だと、この辺で秋な季節でも…」
キース 「解禁になると言うからな」
一同 「「「え?」」」
キース 「此処まで聞いても分からないのか?」
お前たちの耳は飾りらしいな、とキース君が顰める顔。
キース 「罠と解禁で閃くヤツは、誰もいないと?」
シロエ 「えっ、まさか先月のアユみたいに…」
時期があるんじゃないでしょうね、とシロエ君。
シロエ 「今の季節は、罠を仕掛けたらダメだとか?」
キース 「猟期は冬がメインでだな…」
マツカ 「山の木の葉が、散った後の…」
見通しのいい頃なんですよ、と説明が。
ダメだと…?
2023/07/09 (Sun)
☆名物なコロッケ
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘が話題ですけど、キース君のジビエ料理を希望。
ジョミー「見通しのいい頃って、それ、猟銃じゃあ…?」
サム 「だよなあ、誤射をしねえためだろ?」
マツカ 「そうなんですけど、罠とかの猟も…」
キース 「セットで猟期が決まってるんだ!」
秋の終わりから冬までと…、とキース君、腕組み。
キース 「つまり、今の時期に罠で捕まえるのは…」
マツカ 「ダメなんですよね、何処の地域でも」
スウェナ「だから、借りたら通報なのね?」
マツカ 「ええ。通報よりは、叱られるコースだと…」
思いますけど…、とマツカ君の控えめな口調。
マツカ 「なんと言っても、高校生のやることですから」
一同 「「「あー…」」」
年はともかく、見た目はそうだ、と誰もが納得。
ジョミー「罠は無理かあ…」
サム 「くっそぉ、いい案だったのによ…」
シロエ 「ホントですよね、猟期だなんて…。あれっ?」
でも変ですよ、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「鹿肉とか、町おこしでですね…」
スウェナ「年中、やってるトコがあるわね…」
シロエ 「そうでしょう? 先月、川遊びした場所も…」
鹿肉コロッケが名物だったような、という指摘。
シロエ 「ぼくたちは寄ってませんけど、道の駅で…」
ジョミー「揚げたてが食べられるんだっけ?」
マツカ 「ああ、ありますね。確か、お店も何軒か…」
ある筈ですよ、とマツカ君。
マツカ 「本業は喫茶店とか、食堂ですけど」
サム 「鹿肉コロッケも食えるのな?」
マツカ 「厨房があれば作れますからね」
注文が入れば揚げるようです、と穏やかな笑み。
マツカ 「前に食べましたけど、美味しかったですよ」
シロエ 「それ、冷凍の鹿肉ですか?」
マツカ 「コロッケは冷凍かもですけど…」
シロエ 「冷凍前は新鮮なんですね?」
マツカ 「もちろんです!」
だって名物ですからね、と頷いてますけど。
新鮮だと…?
2023/07/10 (Mon)
☆一年中あります
もうすぐ夏休みなシャン学メンバー、生徒会長宅で週末。
マツカ君の山の別荘の話から、ジビエ料理に転がって…。
シロエ 「それって矛盾していませんか、新鮮だなんて」
ジョミー「変だと思うよ、どうやって新鮮な鹿肉を…」
手に入れるのさ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「名物になるくらいなんだし、量だって…」
シロエ 「半端じゃないと思いますけど?」
冬の間に獲った分だけで足りるんですか、とシロエ君。
シロエ 「それとも、冷凍しておいた分が無くなると…」
サム 「鹿肉コロッケは作らねえのかよ?」
それだと人は呼べねえぜ、とサム君の意見。
サム 「そりゃ、期間限定の食べ物は多いけどよ…」
シロエ 「町おこしには向かないんじゃないですか?」
限られた季節しか無いのでは…、とシロエ君も。
シロエ 「ついでに、期間限定品とも聞きませんよね?」
ジョミー「そう、ソレ! 名物だっていう話しか…」
スウェナ「聞かないわよねえ…?」
いつも売られているような気が…、とスウェナちゃん。
スウェナ「今年の分は終わりました、って記事なんか…」
サム 「見たことねえよな、宣伝の方は見るけどよ」
ジョミー「年中、鹿肉、あるんじゃないの?」
でないと絶対、足りなくなるし、とジョミー君の疑問。
ジョミー「鹿の牧場って話も聞かないし…」
シロエ 「飼っているなら、ジビエじゃないですよ?」
ジョミー「だよねえ、やっぱり変だってば!」
一年中、あるとしか思えないよ、とジョミー君。
ジョミー「マツカ、ハッキリさせてくれない?」
マツカ 「ズバリ言うなら、ありますけど」
一同 「「「なんで!?」」」
どうして新鮮な鹿肉があるんだ、と誰もが仰天。
ジョミー「猟期じゃないのに、獲っていいって…?」
マツカ 「そうなりますね」
ジョミー「まさか、抜け道とか…?」
マツカ 「違いますけど」
ジョミー「えっと…?」
話が全然見えないんだけど、と途惑う人。
謎すぎ…。
2023/07/11 (Tue)
☆銃でもオッケー
夏休みが近い御一同様、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
山の別荘が楽しみなわけで、ジビエ料理の話になって…。
ジョミー「ちょっと確認してもいい?」
マツカ 「何でしょう?」
ジョミー「ぼくたちが罠を借りた場合は、通報だよね?」
マツカ 「いえ、厳重注意程度で済むかと…」
叱られるのは確かですけど、とマツカ君が見回す部屋。
マツカ 「どう見ても皆さん、高校生ですし…」
サム 「前途ある若者に、前科はつけねえ、って?」
マツカ 「はい。猟師さんも、後継者難な時代ですから」
恨まれるよりは恩を売る方かと…、とマツカ君の答え。
マツカ 「わざわざ罠を借りに来た高校生ですよ?」
シロエ 「あー…。通報するより、スカウトですか」
マツカ 「そうなりそうだと思いませんか?」
猟期になったらまたおいで、というヤツです、と解説が。
マツカ 「もし来てくれたら、後継者が出来ますよね?」
サム 「技術継承もバッチリってか?」
マツカ 「そうです、しかも、この人数で…」
一気に若手が増えるんですよ、と納得な話。
マツカ 「そっちに賭けて、通報はまず無いでしょう」
ジョミー「まあ、そうかも…。でもさあ…」
罠を借りるのはアウトだよね、とジョミー君。
ジョミー「罠がダメなのに、なんで新鮮な鹿肉が…」
スウェナ「年中あるのか、其処が気になるトコだわよ」
シロエ 「まったくです。しかも、獲るって…」
言いましたよね、とシロエ君も。
シロエ 「猟期じゃないのに、何故、獲れるんです!」
マツカ 「駆除だからですよ」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「駆除と言ったら、駆除ですけれど?」
ゴキブリ駆除とか、白アリだとか…、とマツカ君。
マツカ 「そういう駆除です、駆除ですから…」
ジョミー「罠を仕掛けてかまわない、って?」
マツカ 「銃も使えますよ」
一同 「「「ええっ!?」」」
マツカ 「駆除ですしね」
トドメを刺すのが必須ですよ、と言ってますけど。
駆除…?
2023/07/12 (Wed)
☆駆除が無理なら
夏休みを控えたシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
マツカ君の山の別荘が楽しみ、ジビエ料理という方向へ。
シロエ 「それって、害獣駆除…ですか?」
マツカ 「ええ、そうです。ご存知でしたか」
シロエ 「知識としては…。でもですね…」
年中、鹿肉を提供できる勢いですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「そんなに沢山、獲れるんでしょうか?」
マツカ 「らしいですねえ、あの辺りは林業と農業で…」
山も畑も大事ですから、とマツカ君。
マツカ 「鹿にやられました、では済まないんですよ」
サム 「あー…。んじゃ、俺たちでもいけるのかよ?」
ジョミー「かもねえ、山の別荘で害獣駆除、って」
マツカ 「監督して貰って、罠の設置は出来ますけど…」
高原に獣害は無いんですよね、とマツカ君、苦笑。
マツカ 「無いことは無くても、被害に遭うのが…」
シロエ 「高山植物、っていうわけですか?」
マツカ 「それに笹とか、植生に影響するんですけど…」
ジョミー「駆除するほどじゃないってこと?」
人間様が困るわけじゃないし、とジョミー君が捻る首。
ジョミー「だから罠とか、無理ってことかな…?」
マツカ 「残念ですけど、そうなりますね」
自力で鹿肉は諦めて下さい、とマツカ君の宣告が。
マツカ 「罠を借りるのは無理ですよ」
ジョミー「だったら、キースのジビエ料理は?」
キース 「当然、有り得ないだろう!」
それが嫌なら戦って来い、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「自分に危害が及んだ場合は、倒しても…」
マツカ 「お咎めは無いと思います」
ジョミー「ちょ、倒すって、何?」
キース 「そのままの意味だ!」
鹿とバトルに決まっている、とキース君。
キース 「現実的なのは、イノシシだろうと思うがな」
マツカ 「そうですね。アレは突っ込んで来ますから…」
キース 「出くわしたら、ガチで…」
マツカ 「勝負になります」
まさしく命懸けですよ、と解説ですけど。
戦え、と…?
2023/07/13 (Thu)
☆ガチで勝負すべし
もうすぐ夏休みな御一同様、生徒会長宅に来ている週末。
山の別荘行きの話から、キース君のジビエ料理を希望で。
ジョミー「イノシシと戦って、獲って来いって!?」
シロエ 「猟銃も罠もダメなんですよね…?」
キース 「罠はアウトだし、猟銃はもっと無理だしな!」
狩猟免許だけでは済まないぞ、とキース君の睨み。
キース 「銃の所持には、それとは別の許可が要る!」
マツカ 「そうなりますよね、しかも猟銃だと…」
持っているだけで逮捕ですから、とマツカ君も。
マツカ 「銃刀法違反は厳しいですよ」
サム 「んじゃ、どうやって戦うんだよ!」
イノシシなんか素手じゃ無理だぜ、とサム君の叫び。
サム 「棒で殴るのはいいのかよ!?」
キース 「危険が及んでいるとなったら、許されるが…」
マツカ 「武器を用意している時間は、多分、無いです」
出会ったら、即、突っ込んで来ます、とマツカ君。
マツカ 「猪突猛進の言葉通りに、真っ直ぐですよ」
一同 「「「うわー…」」」
無理すぎるから、と誰もがガクブル。
ジョミー「そんなのと、ガチで勝負って…」
シロエ 「死ぬしか無いと思いますけど!」
キース 「いや、勝った例なら、俺の大学でも聞いた」
一同 「「「は?」」」
マジか、と一同、目が真ん丸に。
ジョミー「ソレ、イノシシに…?」
キース 「そうだ、冷静に、横にサッと避けて、だ…」
シロエ 「殴ったんですか?」
キース 「いや、首を抱えて、こう、ボキッと…」
折ったそうだぞ、と物凄い話。
キース 「相撲部だけに、力は半端ないからな」
ジョミー「プロって言わない?」
シロエ 「ほぼ、プロですよね…」
格闘技の…、とシロエ君も。
シロエ 「素人には無理なヤツですから!」
ジョミー「シロエで無理なら、ぼくはもっと無理!」
キース 「なら、諦めろ!」
ジョミー「でも…!」
??? 「勝負だって?」
命懸けで何をするって、と声が聞こえましたけど。
誰…?
2023/07/14 (Fri)
☆交換条件は命懸け
じきに夏休みなシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘が楽しみなわけで、ジビエ料理の話になって…。
??? 「命懸けの勝負だったら、得意だけど!」
一同 「「「げっ!」」」
前触れもなく、ソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「何をするのさ、イノシシなんかと」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間からだよ!」
暇だったから、ちょっと覗き見、と悪気ゼロ。
Aブルー「誰がイノシシと勝負するって?」
キース 「こいつらだな」
俺じゃなくて、とキース君が指差す他の面々。
キース 「命懸けでイノシシを捕まえて来い、と…」
Aブルー「ふうん…? それはキースの命令なわけ?」
キース 「そうなるが…」
Aブルー「珍しいねえ、キースの方が強いだなんて」
いつもと立場が逆じゃないか、とソルジャー、興味津々。
Aブルー「なんで強気に出られるのかな?」
キース 「俺に料理をしろと言うから、交換条件で…」
命を懸けろと言ったんだ、とキース君。
キース 「なんと言っても、俺が料理をする前提は…」
Aブルー「命が懸かっている時だ、って?」
キース 「当然だろうが、先月のビビンバも、アユも…」
ぶるぅの悪戯避けで命懸けだった、とキッパリと。
キース 「そういう時しか、俺は料理はしないんだ!」
Aブルー「なるほど、それでイノシシを獲れ、と…」
面白そうな話じゃないか、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ぼくも見物させて貰うよ、その勝負!」
一同 「「「ええっ!?」」」
Aブルー「そんな光景、ぼくの世界じゃ無理だしね!」
野生のイノシシなんかはいないしさ、とニコニコニコ。
Aブルー「戦いぶりを是非、拝見したいと…」
シロエ 「正直、死ぬと思うんですけど!」
サム 「マジで死人が出てた気がするぜ…」
キース 「牙があるだけに、下手に刺されると…」
死ねるらしいぞ、とサラッと言い放つ人。
危なすぎ…。
2023/07/15 (Sat)
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