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シャングリラ学園つれづれ語り
☆パーティーの季節


さて、師走。今年もいよいよ終わりの月で、早々に土曜日。
生徒会長宅に来ている面々、早くも話題はクリスマスで…。

ジョミー「今年も賑やかにやりたいよね!」
シロエ 「クリスマスはパーティーですからねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくとぶるぅは、お誕生日!」

セットでお祝いしなくっちゃ、と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「御馳走、沢山作るんだも~ん!」
サム  「期待してるぜ、今年もよ」
スウェナ「パーティー料理も、プロ級だものね!」

楽しみだわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「後は楽しい企画が欲しい所だけれど…」
キース 「俺に喧嘩を売っているのか!」
一同  「「「は?」」」
キース 「い、いや、何でもない!」

ちょっと勘違いしただけだ、とキース君、手をヒラヒラと。

キース 「今の台詞は忘れてくれ」
ジョミー「あーーーーっ!」
シロエ 「ジョミー先輩、どうしたんです?」
ジョミー「キースの、今の台詞だってば!」

楽しい企画って、アレのことだよ、とジョミー君。

ジョミー「ほら、この前の紅葉狩りのさ…」
サム  「火だるまショーな!」

思い出したぜ、とサム君、ニヤニヤ。

サム  「法衣でバク転、お焚き上げの火にダイブでよ…」
シロエ 「パンイチで踊ってましたよねえ…」
ジョミー「誰かさんが、タオルを投げ入れるまでね!」

でもって全治三日の火傷、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「赤くなってた程度だけどさ」
シロエ 「なるほど、キース先輩が叫んだ台詞は…」
サム  「俺で遊ぶな、という意味なのな!」
キース 「うっ…!」

たちまちキース君、言葉に詰まってタラリ冷汗。

キース 「ま、まあ…。そういうことになるわけで…」
ブルー 「そうなってくると、遊ばない手はないよね!」
キース 「なんで、そうなる!」
ブルー 「知らないのかい、雉も鳴かずば…」
シロエ 「撃たれまい、ですね!」

今、思いっ切り鳴きましたよ、という声が。
まさに…。


2023/12/01 (Fri)



☆惜しまれるブツ


師走に入って初の土曜日、生徒会長宅に来ている御一同様。
クリスマスの話題が出たんですけど、やはりパーティーで。

ブルー 「鳴いたからには、撃たれるしか…」
シロエ 「無いでしょうねえ、どう考えても…」
ジョミー「つまり、キースで遊ぶんだね?」
ブルー 「そういうことだね、今年のクリスマスは!」

お楽しみ担当はキースで決定! と生徒会長。

ブルー 「大いにやってくれたまえ!」
シロエ 「キース先輩、期待してますからね!」
サム  「けどよ、アヒルボートは、もうねえんだぜ?」
ジョミー「火だるまショーで燃やしたもんねえ…」

影も形も残ってないよ、とジョミー君の残念そうな顔。

ジョミー「あれば、クリスマスでも使えたけどさ…」
シロエ 「あんなモノ、何に使うんです?」
スウェナ「クリスマスにアヒルは似合わないわよ?」

トナカイとサンタクロースじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「アヒルは、ぶるぅへのプレゼントくらいで…」
ジョミー「だから、あったらソレだって!」
一同  「「「は?」」」
ジョミー「キースを入れて、綺麗にラッピングして…」

リボンもかければいけたんだよ、とジョミー君の説明が。

ジョミー「でもって、あっちのぶるぅにさ…」
サム  「あー! 一日早い誕生日プレゼントな!」
ジョミー「ピンポーン!」

きっと素敵に料理されたよ、とジョミー君。

ジョミー「ぶるぅが、ワクワクしながら開けて…」
シロエ 「中のキースで遊ぶんですね?」
ジョミー「そう! 何をするかは、ぶるぅ次第で…」
サム  「開けてからのお楽しみなのな!」

確かに使い道はあったぜ、とサム君も納得。

サム  「そうなると、ねえのが惜しいよなあ…」
シロエ 「また作ったらどうでしょう?」
スウェナ「いいわね、アヒルボートの2号誕生ね!」
ジョミー「マツカ、作れる?」
マツカ 「もちろんですけど、その前に…」

キースの同意が要りませんか、という質問。
それは確かに…。


2023/12/02 (Sat)



☆自作ならいけそう


12月に入って最初の土曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
クリスマスはパーティーで決定ですけど、趣向が問題で…。

シロエ 「キース先輩の同意が要るんですか?」
キース 「当然だろう!」

あんなリスキーな代物は、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「あったら俺は命がヤバくて、既に二回も…」
マツカ 「やられてますから、ぼくたちだけでは…」

決められませんよ、とマツカ君の言。

マツカ 「それでキースは、どうなんです?」
キース 「反対に決まっているだろうが!」

二度と作るな、とキース君、グッと拳を。

キース 「プロの技でも、あんなブツは要らん!」
ジョミー「えーっ!? ただのギフトボックス用なのに?」
キース 「今回はそうでも、次回以降が怖すぎるからな!」

凍った湖とかスキー場とか…、とキース君が挙げてゆく例。

キース 「冬場がソレで、春になったら急流下りで…」
シロエ 「急流下りなんか、誰が言ったんです?」
ジョミー「言ってないけど?」
サム  「俺も言わねえなあ、忘れてるかもしれねえけど」

キースのオリジナルって線もあるぜ、とサム君の意見。

サム  「なんせ、自爆は得意だしよ…」
ジョミー「だよね、今だって真っ最中だし…」
シロエ 「アヒルボート2号、欲しいんですけどねえ…」
キース 「断固、断る!」

箱なら、いくらでもあるだろうが、と怒鳴る人。

キース 「段ボールがあれば充分だ!」
シロエ 「なるほど、自作するわけですね?」
キース 「は?」
シロエ 「自作ですってば、段ボールとかで!」

発泡スチロールもいいかもですよ、とシロエ君が立てる指。

シロエ 「アヒルボートのギフトボックス、自作です!」
サム  「いいじゃねえかよ、中にキースを入れるのな?」
シロエ 「ええ。それなら同意も要りませんって!」
ジョミー「だよねえ、ただの工作だしさ…」
一同  「「「イイネ!」」」

ナイスアイデア、と誰もが拍手喝采ですけど。
作る、と…?


2023/12/03 (Sun)



☆入るだけで充分


12月の最初の土曜ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
クリスマスは今年もパーティーで決定、お楽しみも必要で。

キース 「あんなブツに、俺を入れる気なのか!?」
シロエ 「そうです、アレなら、例のぶるぅもですね…」
ジョミー「喜びそうだよ、お誕生日前のサプライズで!」
??? 「いいねえ、是非とも、その方向で!」

お願いしたいな、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。

一同  「「「げっ!?」」」
Aブルー「失礼だねえ、人をオバケみたいに…」

慣れてるけどさ、とソルジャーの方も慣れたもの。

Aブルー「アヒルボートの2号だってね?」
シロエ 「自作ですから、初代には敵わないんですけど…」
Aブルー「かまわないってば、形から入るのは鉄板だよ!」

どんな道でも…、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「ぶるぅはアヒルちゃんが好きだし、充分!」
キース 「俺の意見はどうなるんだ!」
シロエ 「えっ、お約束の自爆コースですから…」
ブルー 「聞く人は誰もいないと思うね!」

大人しく箱に入れられたまえ、と生徒会長。

ブルー 「ギフトボックスに入るのが、君の役目だよ!」
サム  「うんうん、火だるまショーはねえしよ…」
ジョミー「法衣でバク転ってこともないから…」
スウェナ「楽なものでしょ、今回は!」

ぶっつけ本番でいけるじゃないの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「練習の必要は全く無いし…」
シロエ 「寝て過ごしてても、いけますよね!」

クリスマスまで冬眠したって大丈夫です、とシロエ君。

シロエ 「いっそ、そっちでいきますか?」
Aブルー「たっぷりと食べて、寝てるだけって?」

それはダメだよ、とソルジャーの不満そうな顔。

Aブルー「丸々と太ったキースじゃ、カエル袋が…」
ジョミー「難しいかもね、お腹が出ちゃっていたら…」
サム  「ぶるぅがバランス崩しそうだぜ」
キース 「俺の腹なんだが!」

踏まれるのはな、と怒鳴ってますけど。
まあねえ…。


2023/12/04 (Mon)



☆お宝が無ければ


12月に入って初の土曜日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
クリスマスパーティーの話題な所へ、ソルジャーも登場で。

ジョミー「踏まれてキツイなら、鍛えたらどう?」
キース 「は?」
ジョミー「腹筋だってば、ぶるぅを弾き返せるくらいに!」
Aブルー「いいね、ぶるぅも大喜びだよ!」

カエル袋どころか、トランポリンで、とソルジャーの笑み。

Aブルー「ここは一発、クリスマスまでに鍛えてさ…」
シロエ 「アヒルボート2号に入るんですね?」
Aブルー「そう! それに腹筋、柔道にだって…」

活かせる筈だと思うんだけど、と正論が。

Aブルー「損はしないし、鍛えていこう!」
キース 「何故、踏まれるのが前提なんだ!」
Aブルー「カエル袋は定番だから!」

ギフトボックスに入れるべきだよね、とソルジャーの言。

Aブルー「ただの箱なら、中身を充実させないと!」
シロエ 「まったくです。宝箱なら別ですけどね」
ジョミー「キース、お宝なんかは持ってないしね…」
サム  「だよなあ、ハズレの古墳だぜ」

開けた努力が水の泡な、とサム君、お手上げのポーズ。

サム  「せっかく発掘したのによ…」
シロエ 「凄い例えですね…」
スウェナ「でもまあ、まさにその通りよね…」
サム  「アヒルボートは、元が棺桶だったしよ…」

ちょっと閃いたんだよな、とサム君が立てる人差し指。

サム  「お宝がねえなら、ハズレ古墳だろ?」
ジョミー「キースだと、ソレになっちゃうもんね…」
シロエ 「当たりだったら、歴史に残りますけどね…」

呪いがセットかもしれませんけど、とシロエ君。

シロエ 「キース先輩の場合は、ハズレですから…」
サム  「鍛えるコースしかねえヤツだぜ」

頑張れよな、とサム君のエール。

サム  「それしかねえって!」
Aブルー「ううん、ハズレ古墳は使えそうだよ!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「要は中身が…」

当たりだったらオッケーで、と笑顔ですけど。
ハズレ古墳…?


2023/12/05 (Tue)



☆三択だそうです


師走に入って初の土曜は、生徒会長宅なシャン学メンバー。
クリスマスの話題だった所へ、ソルジャーが来たわけで…。

サム  「中身が当たりって、副葬品かよ?」
シロエ 「ハズレ古墳じゃないんですしね…」
ジョミー「まさか、埴輪を入れるとか?」
スウェナ「埴輪は外だと思うわよ?」

古墳に並べておくヤツだもの、とスウェナちゃん。

スウェナ「中には入れない筈だわね」
シロエ 「ですね、でもって棺桶ですから、鏡とか…」
マツカ 「勾玉とかになりますけれど…」
ジョミー「だったら、数珠でいくのかな?」

あれなら玉を繋いでるしね、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「それにキースは、デフォ装備だし…
サム  「だよなあ、いつも手首に数珠レットな!」
Aブルー「それは当たりとは言わないから!」

もっとゴージャスにいかないと、とソルジャーの言。

Aブルー「棺桶の中で、当たりと言えばミイラだよ!」
一同  「「「あー…」」」

ソレか、と誰もが納得なブツ。

シロエ 「キース先輩を、ミイラ男にするわけですね?」
Aブルー「そうなんだけど、ここは三択で!」
一同  「「「三択?」」」
Aブルー「うん、棺桶の中身の定番は三つ!」

まあ、筆頭はミイラだけどさ、とソルジャーの笑み。

Aブルー「だけど、他にも二つだよ!」
シロエ 「定番が…ですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

どれもミイラと並んでメジャー、とニコニコと。

Aブルー「怖いヤツなら、吸血鬼でさ…」
シロエ 「言われてみれば、棺桶の中が定位置ですよね…」
サム  「棺桶がねえと、死ぬんでねえの?」
Aブルー「どうだったかなあ、そこまでは、ちょっと…」

知らないんだけど、と苦笑する人。

Aブルー「でも、棺桶には入ってるだろう?」
シロエ 「確かに…。じゃあ、三つ目は何なんです?」
Aブルー「ズバリ、白雪姫だってば!」
一同  「「「あっ!」」」

棺桶とセットだったっけ、というブツですけど。
白雪姫…。


2023/12/06 (Wed)



☆却下されるブツ


12月に入って最初の土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来まして、クリスマスパーティーの企画な今。

Aブルー「どうだい、ちゃんと三択だろう?」
シロエ 「キース先輩が白雪姫ですか?」
ジョミー「もう思いっ切り、女装だよねえ…」
サム  「けど、吸血鬼だと、カッコ良すぎねえか?」

衣装からしてキマってるしよ、とサム君の意見。

サム  「なんか、キースが一人でキメてよ…」
スウェナ「パーティーの主役になりそうだわねえ…」
Aブルー「それは考えなかったよ! 確かにそうかも…」

キースが目立つヤツは却下、とソルジャーの苦い顔付き。

Aブルー「カッコいいのは、ぼく一人だけでいいってね!」
ブルー 「厚かましすぎる発言だから!」

顔なら、ぼくも同じなんだよ、と生徒会長の鋭い指摘。

ブルー 「でもまあ、キースが目立つのはねえ…」
Aブルー「君も嬉しくないだろう?」
ブルー 「当然だってば、アヒルボートの中身のくせに…」
シロエ 「カッコいいとか、ないですよね…」

ミイラか白雪姫ですよ、とシロエ君。

シロエ 「二択で充分ですってば!」
ブルー 「顔の話をするんだったら、ミイラも却下!」
一同  「「「は?」」」

何故に却下、と一同、キョトン。

ジョミー「ミイラの何処がダメなのさ?」
サム  「ただの包帯巻きじゃねえかよ」
ブルー 「そこだよ、顔が見えないんだよ!」

目元で勝負されるわけ、と生徒会長。

ブルー 「ちょっとズルイと思うんだけどね?」
サム  「あー…。目だけじゃ、イケメンかもなあ…」
シロエ 「脳内で補正が入りますしね…」

でも…、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「その包帯に、模様があったら変わりませんか?」
Aブルー「縞模様とか、そういうヤツかい?」
シロエ 「いえ、芸術を爆発させてですね…」
ジョミー「絵を描くわけ?」
シロエ 「そうです、元が包帯ですし…」

白紙みたいなモノですよ、と言ってますけど。
絵を描くと…?


2023/12/07 (Thu)



☆包帯を巻くなら


12月の最初の土曜日ですけど、生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャーも来まして、クリスマスパーティーの企画中で。

Aブルー「なるほど、ミイラなキースに落書き、と…」
シロエ 「まあ、その言い方が正しいでしょうね」

芸術家は一人もいませんから、とシロエ君、キッパリ。

シロエ 「白雪姫より、楽しいと思うんですけど」
Aブルー「でもさ、それだと、絵を描く係は…」

ぶるぅの方がいいような気が、とソルジャーの言。

Aブルー「ぼくたちが先に描いてしまうと、イマイチ…」
サム  「あー…。それはあるかもしれねえなあ…」
ジョミー「ぶるぅも描きたいだろうしねえ…」
シロエ 「芸術じゃなくて、悪戯を爆発させるんですね!」

それもいいんじゃないでしょうか、とシロエ君。

シロエ 「それでこそ、サプライズと言えるかもです」
スウェナ「いいわね、私たちがやるのは包帯までで…」
ジョミー「仕上げは、ぶるぅのセンスなんだね!」

最高かも、とジョミー君、親指をグッと。

ジョミー「包帯ぐるぐる巻きのキースを、どうするかは…」
シロエ 「ぶるぅ次第ということですか…」
Aブルー「いいねえ、ぶるぅも喜ぶよ!」

キースで遊べるんだから、とソルジャーも乗り気。

Aブルー「オッケー、それじゃアヒルボートの2号に…」
シロエ 「キース先輩を詰めて、パーティーですよ!」
一同  「「「イイネ!」」」

ぼくたちの方も楽しめそうだ、と大盛り上がり。

シロエ 「落書きで済めば御の字ですよね!」
Aブルー「裸踊りも来るかもだしねえ…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「裸踊りだよ、ストリップだよ!」

音楽に乗って包帯を…、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「クルクル回って、ほどいていけば…」
ジョミー「最後は裸になるよね、確かに」
キース 「何故、そうなる!」
Aブルー「経験者だよねえ、パンイチでダンス!」
キース 「うっ…!」

アレか、とキース君、愕然ですけど。
火だるまショー…。


2023/12/08 (Fri)



☆衣装が欲しい人


12月に入って初の土曜日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーも来まして、クリスマスの企画が進行中でして。

キース 「アレは不可抗力だっただろうが!」
Aブルー「そうだったっけ?」
キース 「法衣が燃えてしまったからな!」
シロエ 「最後はパンツも燃えましたよね…」

でもってタオルを投入で…、とシロエ君のクスクス笑い。

シロエ 「今度もタオルにしましょうか?」
ジョミー「アウトじゃないかな、丸見えになるし…」
Aブルー「あー、火柱が無いからねえ…」

じゃあ、スモークでどうだろう、とソルジャーのアイデア。

Aブルー「そこそこの煙だったら、踊りは見えて…」
シロエ 「ヤバい部分は見えませんしね…」
キース 「断固、断る!」

誰がやるか、とキース君、グッと拳を。

キース 「せめて衣装は欲しいんだ!」
Aブルー「衣装さえあれば、踊るんだね?」
キース 「い、いや、今のは言葉の綾というヤツで…!」

踊るつもりは…、とワタワタな人。

キース 「ただでもミイラ男なのに…!」
シロエ 「包帯をほどいていったら、回りますよ?」
キース 「だから、どうだと!」
シロエ 「回る踊りがあるでしょう?」

とても高尚な踊りですけど、とシロエ君が立てる人差し指。

シロエ 「クラシックバレエは、ご存知ですよね?」
スウェナ「もしかして、グランフェッテかしら?」

32回の大回転、とスウェナちゃん。

スウェナ「白鳥の湖の、黒鳥とかで有名な…」
シロエ 「それです、とても見栄えがしますし…」
ジョミー「キースだったら、出来そうだよねえ…」

練習すれば、とジョミー君も、うんうん、と。

ジョミー「アレなら、ちゃんと衣装もあるしさ!」
Aブルー「ナイスだよ、ソレ! 今から猛特訓すれば…」
シロエ 「クリスマスに、充分、間に合いますって!」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「俺を無視して決める気か!」

やらされるのは俺なんだぞ、と怒鳴ってますけど。
大回転…。


2023/12/09 (Sat)



☆下手でもオッケー


12月の最初の土曜日ですけど、生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャーも来て、クリスマスパーティーの相談でして…。

Aブルー「嫌なら、別にいいんだよ?」
シロエ 「ただのストリップになるだけですよね」
ジョミー「スモークつきでね!」

それでいいなら拒否すれば、とジョミー君、ピシャリと。

ジョミー「衣装は無いけど、回転の練習は要らないし…」
サム  「ぶるぅに遊ばれるだけだよな、うん」
キース 「しかしだな…!」

とても回れる気がしないんだが、と叫ぶ人。

キース 「アレは相当、練習しないと…」
スウェナ「下手でも、御愛嬌だわよ!」
Aブルー「うん、元ネタが元ネタだしね!」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と一同、キョトン。

シロエ 「あのぅ…。元ネタ、白鳥の湖ですよ?」
Aブルー「知っているとも!」
シロエ 「大回転も、知ってるんですね?」
Aブルー「当然だってば、でなきゃ賛成しないって!」

ノルディと舞台を見たこともあるし、と威張るソルジャー。

Aブルー「ダイナミックで、凄い技だよ!」
ジョミー「だったら、下手だとダメなんじゃあ…?」
シロエ 「コンクールとかでも、使う筈ですけど…」

どの辺が下手でもいいんですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「バレエ教室の発表会だって、技は大切ですよ?」
Aブルー「だから、元ネタだと言ったけど?」

元ネタ、白鳥の湖だよね、とソルジャー、念押し。

Aブルー「大回転は黒鳥だけど…」
シロエ 「ええ、さっきも、ちゃんと言いました!」

白鳥の湖が元ネタだと…、とシロエ君。

シロエ 「下手じゃ、話になりませんって!」
Aブルー「元ネタはね!」

ただし、元ネタ、とソルジャーが立てる人差し指。

Aブルー「キースが下手なら、アヒルなんだよ!」
一同  「「「アヒル!?」」」
Aブルー「そう、白鳥にはなれないわけで!」
一同  「「「あー…」」」

アレか、と誰もが納得ですけど。
みにくいアヒルの子…。


2023/12/10 (Sun)



☆着ぐるみでいこう


師走に入って初の土曜日、生徒会長宅に来ている御一同様。
ソルジャーも来まして、クリスマスパーティーの相談で…。

シロエ 「キース先輩が下手だと、アヒルなんですね?」
サム  「頭に醜いって、つくアレな…」
Aブルー「ピンポーン!」

当然、衣装もそっちになるね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「キース的には、そっちの方がマシかもだけど…」
キース 「いったい、何を着せる気なんだ!」
Aブルー「決まってるだろう、アヒルちゃんだよ!」

可愛い黄色の着ぐるみだよね、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「マツカ、お願い出来るかな?」
マツカ 「もちろんです。着ぐるみの上から、包帯で…」

アヒルのミイラになるんですね、とマツカ君。

マツカ 「着ぐるみですから、チュチュのようには…」
シロエ 「いきませんよね、ギュッと畳めませんし…」
Aブルー「ますます、ぶるぅが喜ぶよ!」

ミイラまでアヒルちゃんだしさ、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「それでいいよね、アヒルボート2号の中身!」
一同  「「「イイネ!」」」

アヒルの着ぐるみミイラでオッケー、と上がる歓声。

Aブルー「はい、決まり! キースは明日から練習で!」
キース 「下手でもいいと言わなかったか!?」
Aブルー「ダメダメ、プロには及ばなくても…」

32回転はしてくれないと、とソルジャー、ピシャリと。

Aブルー「華麗に回るか、バタバタ回るか、その差だけ!」
キース 「マジか…」

片足を上げて回り続けるのか、とキース君の悪い顔色。

キース 「念のために聞くが、足元は…」
Aブルー「ああ、そこは、みにくいアヒルだし…」

それに衣装も着ぐるみだしさ、とソルジャーの笑み。

Aブルー「トウシューズまでは、要求しないって!」
キース 「そ、そうか…。助かった…」
Aブルー「でも、ノンストップで32回転は必須だよ!」
キース 「げっ…!」

足を下ろせばアウトなのか、と呻いてますけど。
技ですしね?


2023/12/11 (Mon)



☆ハイライトで充分


12月の最初の土曜ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来て、クリスマスパーティーの企画が決定で。

Aブルー「確かアレはさ、足をついたらダメなんだよね?」
ブルー 「そうだね、もっとも、途中で失敗したら…」
Aブルー「何か違ってくるのかい?」
ブルー 「みっともないポーズで、続けるよりかは…」

中断するのがいいと聞くけど、と生徒会長。

ブルー 「とはいえ、そこで切り替えて踊るわけだから…」
シロエ 「続きを踊らないなら、回り続ける方ですね?」

キース先輩の場合なんかは…、とシロエ君の問い。

シロエ 「下手でも何でも、とにかく回る方向で、と…」
ブルー 「まあねえ…。それが嫌なら、黒鳥の踊りを…」
スウェナ「あの幕の分は、マスターしろってことね?」
ブルー 「ピンポーン!」

それで、どっちにするんだい、と生徒会長の笑み。

ブルー 「32回転を練習するか、あの幕の分の黒鳥か…」
キース 「回る方に決まっているだろう!」

誰が前後まで練習するか、とキース君の仏頂面。

キース 「踊りを全部覚える方には、当然、32回転も…」
シロエ 「入るでしょうねえ、アレがハイライトですし」
キース 「ハイライトだけで充分だ!」

しかし…、とキース君の顔に不安の色が。

キース 「足をついたら、罰ゲームか…?」
Aブルー「それもいいねえ!」
キース 「うっ…!」

墓穴だったかも、とキース君、顔面蒼白。

キース 「いや、何も無いなら、その方が…!」
Aブルー「じゃあ、ぶるぅ次第ということで!」

プレゼントを貰うのは、ぶるぅだし、とソルジャーの言。

Aブルー「でもまあ、上手く回れさえすれば…」
シロエ 「何も起こりはしませんからねえ…」

明日から練習あるのみですよ、とシロエ君。

シロエ 「手拍子の方は任せて下さい!」
一同  「「「イイネ!」」」
Aブルー「はい、決定! 練習一択!」

当日に期待してるから、と笑顔ですけど。
32回転…。


2023/12/12 (Tue)



☆膝もポイント


12月の最初の土曜に決まったブツが、クリスマスの企画。
翌日の日曜ですけど、朝から生徒会長宅に集った御一同様。

シロエ 「おはようございます! 今日からですよね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースの32回転!」

どっちになるかな、とワクワクしているお子様。

ぶるぅ 「アヒルちゃんかな、黒鳥かな?」
サム  「まず、着ぐるみがあるわけだしよ…」
ジョミー「どう転がっても、アヒルだよねえ?」

しかも、みにくいってつく方のヤツ、とジョミー君の苦笑。

ジョミー「華麗に回れるわけがないしさ」
シロエ 「ですね、プロなら別ですけれど」
スウェナ「どうかしらねえ、身体能力は高い筈よ、キース」
サム  「まあなあ…。んでも、来ねえぜ?」

初日から早速サボリかよ、とサム君が眺める扉の方。

サム  「どうせ上手くは回れねえ、って」
ジョミー「サボリの線は無いと思うよ、下手だった時は…」

罰ゲームの危機になるかもだし、とジョミー君の指摘。

ジョミー「ただの遅刻の方じゃないかな、罰礼とかで」
キース 「悪かったな!」
ジョミー「あっ、来た! 罰礼で当たり?」
キース 「他に何があると!」

二百回もやらせやがって、とキース君が顰める顔。

キース 「朝から膝が笑いそうだ!」
ブルー 「気の毒だとは思うけど…」

練習は待ってくれないから、と生徒会長。

ブルー 「32回転は、膝もポイントだしね」
キース 「そうなのか?」
ブルー 「だって、上げてる方の足はさ…」
スウェナ「回りながら、曲げたり、伸ばしたりよ?」

ついでに角度も大切だわね、とスウェナちゃんの豆知識。

スウェナ「曲げた時の角度を、綺麗にキープしていれば…」
ブルー 「高得点に繋がるらしいよ、コンクールの時は」
キース 「俺は、コンクールに出るわけでは…!」
サム  「でもよ、評価するのは、あのぶるぅだぜ?」
キース 「それはそうだが…」

目が肥えているとは思えんぞ、と言ってますけど。
どうだか…。


2023/12/13 (Wed)



☆欠点を残したら


12月の最初の日曜ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
今日からクリスマスパーティーに向けて、キース君が練習。

シロエ 「ぶるぅの目が肥えているかは、謎ですけれど…」
ジョミー「今どき、技術とかだけだったら、素人でもさ…」

録画を見ながら評価出来るよ、とジョミー君。

ジョミー「スローで再生して、採点くらいは誰だって…」
サム  「ちょっと知ってりゃ、出来るよなあ…」
ブルー 「大相撲でさえ、ソレだからねえ…」

素人がやるんじゃないけれど、と生徒会長も。

ブルー 「どっちが先に土がついたか、録画したヤツを…」
シロエ 「行司さんとかが眺めて、チェックですしね…」
ジョミー「ぶるぅも、充分、やりそうだってば!」

画面に定規を当てるかもね、とジョミー君の怖すぎる読み。

ジョミー「膝を曲げてた角度を測って、ダメ出し!」
スウェナ「90度以外は認めないわけね?」
ジョミー「そうじゃないかな、ぶるぅだし…」
シロエ 「着ぐるみですから、少しは誤魔化せそうですよ」

本当に、ほんのちょっぴりだけですけれど、とシロエ君。

シロエ 「罰ゲームが嫌なら、技を磨くのがオススメです」
キース 「足を下ろさないように、だけではダメだと…?」
サム  「ぶるぅなんだぜ?」

万全を期した方がいいんでねえの、とサム君も。

サム  「現に、こないだのバク転でもよ…」
ジョミー「完璧なトコまで、技の方は出来てたんだよね…」
シロエ 「なのに、結果はアレでしたしねえ…」

ダイブで火だるまショーですよ、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「欠点を残していたら、負けです!」
サム  「そう思うぜ?」

磨いとけよな、とサム君、目がマジ。

サム  「膝の角度は90度でよ…」
ジョミー「足は絶対、下ろしちゃダメでさ…」
シロエ 「32回転をキメない限りは、死ねますよ?」
キース 「しかしだな…!」
ブルー 「まあねえ…」

決めるのは君だし、好きにすれば、という声が。
正論ですね?


2023/12/14 (Thu)



☆入れ物も全力で


師走に入って最初の日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
今日からキース君が練習ですけど、万全を期すかが問題で。

シロエ 「確かに、決めるのはキース先輩ですよね」
サム  「駄洒落かよ?」
シロエ 「あー…。技をキメるかどうか、もですね」

寒い駄洒落になっちゃいました、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「練習する気が無いんだったら、放置ですよ」
ジョミー「だよねえ、こっちも忙しい身だし」
キース 「は?」
ジョミー「キースの入れ物作りだよ! アヒルちゃんのさ」

肝心の入れ物が無いと怖いし…、とジョミー君。

ジョミー「絶対、全力で期待して来るってば!」
シロエ 「出来が悪いと、ぼくたちだって死ぬんです」
スウェナ「アヒルボートの再現だものね…」

材料が簡単になるだけで、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キースが真面目にやらないんなら、放置よね」
キース 「どう放置なんだ…?」
シロエ 「もちろん、チェックなんかはしません」

上手か下手かも評価しません、とシロエ君、即答。

シロエ 「アヒルボートの方しか、見ていませんからね」
ジョミー「ブルーと、ぶるぅは暇だろうけど…」
ブルー 「君たちが投げた役目を、なんで、ぼくたちが!」
ぶるぅ 「そだよ、お料理もしなきゃいけないし…」

キースにかかってられないもんね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「チラ見くらいは、してもいいけど…」
ブルー 「ぼくも、派手に転んだ時くらいなら…」

音で振り返ってあげるけどね、と生徒会長の冷たい声音。

ブルー 「同じ手を貸すなら、キースよりはさ…」
ぶるぅ 「ぼく、アヒルちゃんの方がいい!」
ブルー 「手の貸し甲斐もあると思うんだよね」

キースと違って…、とニッコリと。

ブルー 「キースは技が上達するってだけで…」
ぶるぅ 「進化しないもんね…」
キース 「進化?」
ぶるぅ 「そだよ、シロエもいるんだもん!」

アヒルボートが進化するかも、と跳ねるお子様。
進化って…?


2023/12/15 (Fri)




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☆スキー場もいいね


紅葉にはまだ早い週末、生徒会長宅に来ている面々ですが。
ソルジャーも来て、アヒルボートの今後について検討中で。

キース 「俺に選べと…?」
Aブルー「選ばないなら、現状維持でマツカが持ってさ…」
シロエ 「イベントの度に登場ですよね、間違いなく」

年内は特に思い付きませんけど…、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「それとも、早めのスキーでしょうか?」
Aブルー「あー、クリスマスもいいけどねえ…」
ジョミー「その前にスキーも楽しそうだよ!」

学校は休んでしまえばいいし、とジョミー君。

ジョミー「スキーに行くので休みます、って欠席届けで!」
一同  「「「イイネ!」」」

でもってアヒルボートの出番、と誰もがワクワク。

Aブルー「マツカ、スキー場も持っているのかい?」
マツカ 「父の会社の傘下に幾つかありますよ」
サム  「マジかよ、だったら、バックカントリーもよ…」
マツカ 「貸し切り状態に出来ますね」

松茸狩りの時と同じに、と御曹司。

マツカ 「アヒルボートが崖から落ちても、安心です」
キース 「死ぬだろうが!」
Aブルー「ちゃんとサイオンでガードするから!」
キース 「そう言われても…!」

松茸山も大概だったぞ、とキース君、ガクブル。

キース 「それ以上の地獄というヤツだろう!」
Aブルー「でもねえ、アヒルボートがある以上はさ…」
シロエ 「どう使われても、耐えるしかないと思います」

嫌なら処分なコースですよ、とシロエ君の冷たい視線。

シロエ 「幸い、今なら処分する案が出てますし…」
ジョミー「お焚き上げを選べば、消せるよね…」
Aブルー「円満にね!」

ぼくのぶるぅも賛成だから、とソルジャーの言。

Aブルー「どうするんだい、法衣でバク転、火渡りか…」
シロエ 「残しておいて、好きに使われるかです」
キース 「しかしだな…!」
Aブルー「練習さえすれば、いけるって!」

失敗したって焦げる程度、と言ってますけど。
火渡りですか…?


2023/11/16 (Thu)



☆昼間が良さそう


紅葉狩りには早すぎる週末、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーも来まして、アヒルボートの今後を検討中で…。

シロエ 「いいですか? 紅葉狩りはまだ先ですよ?」
ジョミー「四連休って話も出たけど、火渡りだとさ…」
サム  「日帰りだよなあ、夜じゃ映えねえしよ」

キースがバク転するトコが、とサム君の意見。

サム  「火祭りは本来、夜だけどよ…」
ブルー 「火渡りだったら、昼間の所も多いよね」
ジョミー「それに法衣は、黒いわけだし…」
Aブルー「昼間の方が、断然、良さそうだよねえ…」

25日でどうだろう、とソルジャーの提案。

Aブルー「そこなら、ハーレイも休みが取れるしさ!」
シロエ 「キース先輩、充分、練習出来ますよ!」

三週間もありますからね、とシロエ君。

シロエ 「頑張っていけば、アヒルボートを消せますし…」
Aブルー「ぼくのぶるぅも、文句は全く無いからね!」
キース 「焦げるか、今後もオモチャにされるか、か…」
ジョミー「どっちにするわけ?」

ぼくはどっちでもいいけどさ、とジョミー君には他人事。

ジョミー「火渡りするなら、練習は応援するけどね!」
シロエ 「ぼくも全力で応援しますよ、毎日!」
Aブルー「放課後、ぶるぅのお部屋でやるのかな?」
ブルー 「オススメは、此処の屋上だよ!」

高跳びの要領でポールを置いて…、と生徒会長。

ブルー 「バク転で飛べるようになったら、焚火もさ…」
ぶるぅ 「バーベキュー用のヤツで出来るもん!」
一同  「「「イイネ!」」」

それで練習、と誰もがプッシュ。

シロエ 「キース先輩、いけますよ!」
Aブルー「練習場もバッチリだしね!」

嫌なら、お焚き上げは不可、とソルジャー、ピシャリと。

Aブルー「どうするんだい?」
キース 「最初で最後のチャンスかもな…」
Aブルー「だろうね、ぶるぅがアレを手放すなんて…」
キース 「やってやる!」

死ぬ気で飛ぶしか、とキース君の悲壮な決意。
バク転…。


2023/11/17 (Fri)



☆晩御飯も出ます


紅葉にはまだ早い週末、生徒会長宅に来ている面々ですが。
ソルジャーも来て、紅葉狩りの日取りと趣向がついに決定。

Aブルー「オッケー、それじゃキースは明日から練習!」
シロエ 「放課後は、此処なわけですね?」
ブルー 「そういうことだね、ぶるぅのお部屋から…」

瞬間移動で来ればいいよ、と生徒会長が立てる親指。

ブルー 「柔道部の練習が終わった後で、みんな揃って!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 毎日、お客様だね!」
ジョミー「えっ、ホント? 晩御飯つき?」
ぶるぅ 「もっちろ~ん!」

お客様には晩御飯だもん、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「どんどん食べてね!」
一同  「「「やったーっ!」」」
Aブルー「都合で、ぼくも混ざってもいい?」
キース 「やめてくれ!」

あんたが来たら殺されるヤツ、とキース君、ガクブル。

キース 「絶対、ぶるぅがついてくるしな!」
Aブルー「あー…。それはそうかも…」
キース 「火渡りだけで勘弁して欲しいんだが!」

この通りだ、とキース君が土下座で床に擦り付ける額。

キース 「その代わり、今夜から前日までは…」
Aブルー「特別に何かしてくれるのかい?」
キース 「スッポンタケのために、お念仏だ!」

御本尊様の前で五体投地で…、と必死すぎる提案。

キース 「いつも罰礼でやっているアレを、十回で!」
Aブルー「なるほど、効果がありそうだよねえ…」
ブルー 「十回じゃ甘いよ、百回だね!」

本気で誠意を見せたいんなら、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「そのくらい、軽いものだろう?」
キース 「う、うう…」
Aブルー「じゃあ、百回ということで!」

ビンビンのガンガンでお願いするよ、と嫌すぎる台詞。

Aブルー「ぼくのハーレイが、漲るようにね!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「分かってるってば、百回で!」
キース 「承知した…」
Aブルー「商談成立!」

ぼくは来ないから練習を、と笑顔ですけど。
ハードなのでは…?


2023/11/18 (Sat)



☆積み重ねが大切


紅葉狩りは25日に決定、けれど趣向が大問題なのが今年。
アヒルボートのお焚き上げで火渡り、やるのはキース君で。

シロエ 「おはようございます! 今日から練習ですね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 昨日は土曜で、今日もお休み!」
ジョミー「でも、例の人は来ないもんねえ…」

安心、安全、とジョミー君、親指をグッと。

ジョミー「ところで、キースは?」
スウェナ「遅いわねえ…」
サム  「親父さんに捕まったとか?」
シロエ 「朝からヘマでもやったでしょうか?」

いつもなら、もう来てますよね、とシロエ君も。

シロエ 「罰礼なのかもしれません」
ジョミー「あー…。ただでも百回、増えてるしね…」
サム  「親父さんにも食らったら、ダメージでかいぜ」

そのコースかも、とサム君が言った所で、来たキース君。

キース 「すまん、遅れた…」
サム  「罰礼かよ?」
キース 「プラス、昨日の約束の分で…」

真面目に膝が笑いそうだ、とキース君の深い溜息。

キース 「今日のバク転の練習なんだが、休んでいいか?」
一同  「「「は?」」」
キース 「このコンディションでは、出来る気がしない…」
ブルー 「ダメダメ、日々の積み重ねだよ!」

膝の故障じゃないなら練習、と生徒会長。

ブルー 「いいかい、五体投地でお念仏は前日までだし…」
シロエ 「リスクは常にあるわけですね?」
ブルー 「そう! 当日だってヤバいと思わないかい?」
サム  「確かに、それは言えるよな、うん」

当日の朝は早いにしても…、とサム君、うんうん、と。

サム  「親父さんは、もっと早起きだしよ…」
ジョミー「朝のお勤め、サボれないしね…」

条件が今日と同じになるかも、とジョミー君の鋭い指摘。

ジョミー「だったら、慣らしておくべきだよね!」
シロエ 「まあ、鉄則ではありますね」
キース 「しかしだな…!」
ブルー 「じゃあ、好きにすれば?」

当日、黒焦げになるかもだけど…、と突き放し。
練習不足…。


2023/11/19 (Sun)



☆最低限なガード


紅葉狩りは25日ですけど、今年は火祭りで火渡りな企画。
アヒルボートの処分を兼ねて、キース君が法衣でバク転で。

キース 「黒焦げのリスクは無いと聞いたぞ!」
ブルー 「そりゃまあ、サイオンでガードだからさ…」
ぶるぅ 「死ぬ心配は無いと思うの!」

そこはバッチリ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も太鼓判。

ぶるぅ 「でもでも、寸前まではいくかも…」
キース 「なんだって!?」
ブルー 「だって、ぶるぅとブルーなんだよ?」

ガードするのが、と生徒会長の冷静な意見。

ブルー 「法衣が軽く焦げるくらいは、ありそうだけど?」
ぶるぅ 「足袋もちょっぴり、焦げちゃうかもね…」

あと、髪の毛も、と怖すぎる読みが。

ぶるぅ 「法衣には穴で、髪の毛はチリッと…」
ブルー 「なるんじゃないかな、練習しないで挑めばね!」
キース 「マジか…」
ブルー 「もしかして、気付いていなかったとか?」

あれだけ嫌がってたくせに、と生徒会長が突き付ける指。

ブルー 「だとしたら、君も甘すぎだって!」
キース 「寸前とまでは思わないしな!」

まさか火の中に落ちるとか、とキース君、ガクブル。

キース 「黒焦げは無い、と言うだけで…」
ブルー 「丸焼けの危機なら、あるだろうねえ…」
シロエ 「きっとガッツリ、背中合わせというヤツですよ」

落ちても死なないだけでしょうね、とシロエ君も。

シロエ 「ついでに言うなら、脱出もですね…」
ブルー 「自力だろうねえ、火傷しながら」
キース 「そこまでなのか!?」
ジョミー「火ぶくれは出来ないだろうけど…」

全治三日はいくかもね、とジョミー君。

ジョミー「アヒルボートの時だって、全治三日だし…」
シロエ 「基準にはして来そうですよね、その日数を」
ブルー 「人体実験の経験者だけに、そこはキッチリ…」
スウェナ「読んで来そうね、焦げ具合とか火加減を…」
キース 「怖すぎるぞ!」

ギリギリ命が無事なヤツか、と真っ青ですけど。
そうかも…。


2023/11/20 (Mon)



☆中止した場合は


紅葉狩りは25日に決定、けれど今年はトンデモな企画が。
アヒルボートのお焚き上げでして、キース君が火渡りで…。

ブルー 「安心したまえ、死にはしないから!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくと、ブルーもいるしね!」
キース 「ギリギリまで傍観者だろうが!」

あいつらのガードが優先で…、とキース君の怒声。

キース 「これはマズイ、と思った時しか…」
ブルー 「うん、出て行きはしないけど?」
ぶるぅ 「そだよ、邪魔しちゃダメだもん!」

だって、ぶるぅの企画だもんね、と大真面目なお子様。

ぶるぅ 「アヒルボートを処分するんだし…」
ブルー 「やり方がお気に召さなかったら、尾を引くよ?」

お焚き上げの中止も有り得るよね、と生徒会長の指摘。

ブルー 「そうなった時は、焦げたアヒルボートをさ…」
シロエ 「修復して、また使うんですね?」
ぶるぅ 「ぶるぅ、とっても気に入ってたから…」

そうだと思うの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「マツカ、修理は出来るんでしょ?」
マツカ 「そうですね…。素材が木ですし、樹脂とかで…」
シロエ 「補強していけば、バッチリですよ!」

でもって塗装もやり直して…、とシロエ君。

シロエ 「元通り、綺麗に直せますって、あれくらい!」
ぶるぅ 「よかったあ! きっと、ぶるぅも喜ぶよ!」
キース 「俺は嬉しくないんだが!」
ブルー 「でもねえ、法衣でバク転、それで火渡り…」

そういう条件なんだからさ、と生徒会長、ピシャリと。

ブルー 「練習をサボッて焦げた場合は、チャラかも…」
キース 「チャラだって!?」
ブルー 「たとえ火の中に、真っ逆様でもね!」
ぶるぅ 「火渡り、出来てないもんね…」

絶対、中止になるコース、と恐ろしすぎる発言が。

ぶるぅ 「それでいいなら、今日は練習、お休みで…」
ブルー 「かまわないけど?」
キース 「いや、根性で練習する!」

膝が笑っていようがな、と方向転換ですけど。
頑張るしか…。


2023/11/21 (Tue)



☆ポールはコレで


紅葉狩りは25日ですけど、トンデモ企画が決行される件。
アヒルボートをお焚き上げして、バク転で火渡りな約一名。

ブルー 「うん、練習すると決まれば、早速…」
ぶるぅ 「屋上に行って、ポールを置いて、と…」

みんなで行こう! というわけで、屋上へゾロゾロと移動。

ぶるぅ 「はい、ポール! バーは、この高さから!」
キース 「それは物干しとか言わないか!?」
ぶるぅ 「そだよ、高跳びのポールよりかは…」

ずっと低めだし、いいと思うの! と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「アレはキースの背よりも高くて…」
ブルー 「飛ぶのに、棒も使うしねえ…」
キース 「それは棒高跳びだろう!」
ブルー 「細かいことは、どうでもいいんだよ!」

まずは練習、と生徒会長が指差す物干し。

ブルー 「バク転で、パッと飛び越すトコから!」
キース 「おい、この竿は、ちゃんと落ちるのか?」
ぶるぅ 「えっ? 物干しだから、竿は落ちないように…」
ブルー 「工夫してあるよね、普通はね!」

屋上は風が強い日もあるし、と生徒会長、しれっと説明。

ブルー 「高跳びのバーとは、そこが違って…」
ぶるぅ 「練習、真剣勝負だよね!」

失敗したら竿に激突、と家事万能なお子様も。

ぶるぅ 「背中にガツンが嫌なら、高く飛べばオッケー!」
ブルー 「そう、竿よりも高い所をね!」

頑張っていこう! と生徒会長。

ブルー 「これさえ飛べるようになったら、火渡りもさ…」
ぶるぅ 「法衣で、余裕でいけるもん!」
シロエ 「確かに、高さは必須ですよね…」
ジョミー「バーより、物干し竿だよね…」

逃げ道なんか無いんだし、と誰もが納得な物干しと竿。

ブルー 「さあ、勢いをつけて、バク転で飛び越そう!」
キース 「この高さをか!?」
ブルー 「アヒルボートの高さを考えて!」
シロエ 「ですね、おまけに火柱で…」
キース 「くっそお…!」

飛んでやる、とキース君、バク転ですけど。
越えられますか…?


2023/11/22 (Wed)



☆ハードすぎる練習


紅葉狩りを25日に控えて、キース君が挑む火渡りの練習。
アヒルボートを処分するには、法衣でバク転で火渡りで…。

キース 「うわっ!」
一同  「「「あー…」」」

ガツンと鈍い音が響いて、キース君の背中が物干し竿に。

シロエ 「思い切り、ぶつけたヤツですね…」
ジョミー「ズルッと滑り落ちたもんねえ…」
キース 「うう…」
ブルー 「休んでいないで、早くリベンジ!」

でないと竿の高さが上がるよ、と生徒会長。

ブルー 「目安としては、半時間ごとに…」
ぶるぅ 「5センチずつ上げていく予定!」
一同  「「「げっ!」」」

キース君でなくても仰天ですけど、生徒会長、涼しい顔。

ブルー 「火柱の高さは、風向き次第で上がるしねえ…」
ぶるぅ 「一気にパアッと燃えるよ、焚火」
シロエ 「爆上げに備えておくわけですか?」
ブルー 「ピンポーン!」

今の高さでもギリギリだしね、と容赦ない台詞。

ブルー 「当日、落っこちてもいいと言うなら…」
キース 「嫌すぎる!」

飛ぶぞ、と必死に練習なわけで、やがて夕方。

シロエ 「キース先輩、やれば出来るじゃないですか!」
キース 「黒焦げは御免蒙りたいしな!」
ブルー 「オッケー、明日から放課後に!」

此処で練習、と生徒会長の命令が。

ブルー 「でもって、法衣も持って来たまえ!」
キース 「明日からか!?」
ブルー 「当たり前だよ、早めが大切!」

法衣にも慣れておかないと、と納得な理由。

ブルー 「落ちてからでは遅いしねえ…」
キース 「承知した…」

そして翌日、放課後の練習開始ですけど。

キース 「おい、コレは何だ?」
ブルー 「バーベキュー用のコンロだけど?」

まだ今日は点火しないから、と生徒会長。

ブルー 「物干し竿の下に置くから、バク転で!」
ぶるぅ 「法衣で上手に飛び越えてね!」
キース 「まさか、明日には…」
ブルー 「点火だよ!」

早めの練習が大事だよね、と言ってますけど。
火渡り…。


2023/11/23 (Thu)



☆爆竹が入るかも


紅葉狩りは25日ですけど、キース君にはハードな練習が。
アヒルボートのお焚き上げで火渡り、法衣でバク転なヤツ。

ブルー 「今日は感覚を、しっかり掴んで!」
キース 「法衣は今日が初なんだが!」

明日は点火と言われても…、とキース君の悪い顔色。

キース 「法衣でバク転だけでもキツイぞ!」
ブルー 「そうだろうけど、焦げないように飛ぶにはさ…」
ぶるぅ 「早めの練習がいいと思うの!」

今日は法衣でバク転をマスター、と竿を指差すお子様。

ぶるぅ 「コンロに火が無い間にね!」
キース 「くっそぉ…」

飛んでやる、と晩御飯まで必死に練習。

ブルー 「お疲れ様! 明日から火渡り、頑張って!」
ぶるぅ 「法衣の補修は任せといてね!」
シロエ 「今日も何回か、ビリッと音がしてましたしね…」
キース 「直せるんなら、文句は言わん!」

穴が開こうが焦げようが、と叫んで迎えた翌日の放課後。

ブルー 「はい、飛んで!」
キース 「まさか、コンロの火力というヤツも…」
ぶるぅ 「今日は弱火で、だんだん強くしていくよ!」
一同  「「「うわー…」」」

ハードすぎる、と誰もがドン引き。

ジョミー「紅葉狩りの前日とかだと、MAXかもね…」
ブルー 「当たり前だよ、コンロも増やして!」
キース 「何故、増えるんだ!」
ブルー 「アヒルボートのサイズを考えたまえ!」

コンロが一台で足りるとでも、と正論が。

ブルー 「落ちないためには、練習あるのみ!」
キース 「マジか…」

だが、死ぬよりはマシだからな、とバク転で火渡り。

ブルー 「はい、お見事! 明日は中火で!」
キース 「無理すぎるんだが!」
ブルー 「でもねえ、MAXで練習を1週間は…」

しておかないと、と生徒会長。

ブルー 「当日は、中に爆竹が入ってるかも…」
キース 「言わないでくれ!」
シロエ 「爆竹ですか…」
ジョミー「ぶるぅだしねえ…」

それに派手だし、と高まる外野の期待ですけど。
さて…?


2023/11/24 (Fri)



☆紅葉狩りと趣向


なんだかんだで25日で、紅葉狩りにお出掛けする日の朝。
生徒会長のマンション前の駐車場に集合、ワクワクな面々。

シロエ 「おはようございます! 紅葉狩りですね!」
マツカ 「暑くて心配しましたけど、見頃だそうですよ」
??? 「いいねえ、いつもの別荘だね!」

よろしく、とソルジャー(会話表記はAブルー)も登場。

Aブルー「ハーレイも無事に休暇が取れたし…」
??? 「皆さん、よろしくお願いします」

お世話になります、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

A船長 「素敵な趣向があるそうですね」
??? 「かみお~ん♪ 火渡り、楽しみ!」

待ってましたぁ! と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)。

Aぶるぅ「アヒルボートは、惜しいんだけど…」
Aブルー「お祭りだから、許すそうだよ」
Aぶるぅ「キースの芸が見られるも~ん!」
キース 「俺はやりたいわけじゃない!」

仕方ないからやるだけだ、とキース君の悲壮な表情。

キース 「マツカ、サッサと出発で頼む!」
マツカ 「お焚き上げが取り消しになる前に、ですね?」
キース 「当然だろう!」
シロエ 「偉そうに言ってますけど、知りませんよ?」

手配はマツカ先輩ですし、とシロエ君。

シロエ 「マツカ先輩、そうですよね?」
マツカ 「いえ、そんな…。場所を提供するだけです」

後は必要なものくらいで…、とマツカ君、控えめ。

マツカ 「皆さん、マイクロバスの方へどうぞ」
一同  「「「オッケー!」」」

さあ出発だ、と紅葉で色づく山を幾つも越えて、別荘へ。

ぶるぅ 「わぁーい、別荘!」
マツカ 「お食事は桟敷でよかったですよね?」
Aブルー「もちろんだよ!」

紅葉を見ながら昼御飯だ、と一同、桟敷ですけれど。

Aぶるぅ「わあ、アヒルボートがあんな所に!」
マツカ 「下は砂利の方がいいですからね」
ぶるぅ 「そだね、焚火だし…」
キース 「おい…」

薪の量が凄くないか、とキース君の引き攣った顔。
そうかも…。


2023/11/25 (Sat)



☆欠かせない足場


紅葉狩りはマツカ君の別荘、まずは桟敷で昼御飯ですけど。
遠くに見える庭の砂利の上に、アヒルボートや薪がドンと。

マツカ 「アヒルボートを丸ごと、燃やすんですから…」
シロエ 「あのくらいの薪は要りますよねえ?」
キース 「だったら、あのデカい台は何なんだ!」

ボートと薪の両脇にあるヤツ、とキース君が指差す台。

キース 「レンガを積んだように見えるが…」
マツカ 「ええ、耐火レンガが置いてあります」
ジョミー「焚火をするから、安全のため?」
マツカ 「それもありますけど、キースの補助と言うか…」

足場みたいなものですよ、とマツカ君の説明が。

マツカ 「アヒルボートの下にも薪がありますし…」
サム  「あー、高さが上がっている分な?」
マツカ 「そうなんです。無事に飛ぶには欠かせませんよ」

台から台へと飛べば絶対、安全ですし、と柔和な笑み。

マツカ 「あれだけ練習したんですから、正確に…」
シロエ 「バク転で飛んで、着地をキメれば完璧ですね!」
スウェナ「流石、マツカは気が回るわねえ…」
キース 「どの辺がだ!」

分かってたんなら、何故、その練習を…、とキース君。

キース 「あれだけ日数があった以上は、出来た筈だぞ!」
マツカ 「お祭りというのを考慮しました」

競技とは違いますからね、とマツカ君の言。

マツカ 「正確さよりも、お楽しみ要素が求められます」
Aブルー「いいねえ、実によく分かってるよ!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 失敗したら、真っ逆様ーっ!」

とっても楽しみ! と悪戯小僧もピョンピョンと。

Aぶるぅ「お昼が済んだら、火渡りだよね!」
マツカ 「そうです、まずはお食事を…

お召し上がりになって下さい、と御曹司。

マツカ 「その後、あちらに御案内します」
Aブルー「キースも、しっかり食べておきたまえ」
A船長 「最後の晩餐かもですし…」
キース 「昼飯だ!」

ついでに死ぬ気も無いからな、と叫んでますけど。
頑張るしか…。


2023/11/26 (Sun)



☆言い間違えた人


マツカ君の別荘で紅葉狩り、桟敷で豪華な昼食でスタート。
食事が済んだら火渡りの時間、砂利が敷かれた庭が舞台で。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ お料理も、紅葉も最高!」
A船長 「今年も来られて良かったですよ」
Aブルー「まだまだ、お楽しみはこれからだよ!」

何と言ってもキースのダイブ、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「法衣でバク転、焚火の上を華麗に飛んで!」
A船長 「ダイブだと、焚火に突っ込みませんか?」
Aブルー「ごめん、ウッカリ…」

言い間違えたね、と自分の額を小突く人。

Aブルー「ジャンプだったよ、ダイブじゃなくて!」
A船長 「でしょうね、一瞬、驚きましたが」

そういう趣向になったのかと…、とキャプテンの苦笑。

A船長 「バク転ダイブで、火だるまショーかと…」
Aぶるぅ「ソレ、面白そう!」

火だるまショー! と飛び跳ねる悪戯小僧。

Aぶるぅ「要は死ななきゃいいんだし!」
キース 「ちょっと待て!」

なんだソレは、とキース君、顔面蒼白。

キース 「まさか、法衣で火だるまになれと…?」
Aぶるぅ「そだよ、新品、買えばいいも~ん!」

マツカに頼めば楽勝だよね、と怖い台詞が。

Aぶるぅ「ねえねえ、マツカ、頼んでもいい?」
マツカ 「いいですよ。帰るまでには用意出来ます」

キースにジャストサイズのヤツを…、と御曹司。

マツカ 「執事に頼んで、届けさせますね」
Aぶるぅ「やったー! バク転、火だるまショー!」

うんと勢いよくダイブしてね、と注文が。

Aぶるぅ「大丈夫、ちょっぴり焦げるだけだよ!」
キース 「火だるまだろうが!」
Aぶるぅ「外はパアッと、中はちょびっと!」

法衣は燃えても、火傷は赤くなる程度、とニコニコニコ。

Aぶるぅ「全治三日なら、いいと思うの!」
シロエ 「軽傷というヤツですね」
Aブルー「火だるまショーで決定だよ!」
一同  「「「イイネ!」」」

見ごたえバッチリ! と盛り上がってますけど。
火だるま…。


2023/11/27 (Mon)



☆嫌なら残すだけ


マツカ君の別荘で紅葉狩りですけど、とんでもない企画が。
法衣でバク転、火渡りなヤツが、火だるまショーに変更で。

キース 「どの辺が、どう、イイネなんだ!」
Aブルー「何もかもだよ、素敵じゃないか!」
Aぶるぅ「やめてもいいけど、アヒルボートは返してね!」
キース 「うっ…」

ソレは困る、とキース君の悪い顔色。

キース 「今でさえ、この始末なのに!」
ブルー 「残った場合は、火だるまどころじゃないかもね」
シロエ 「そう思いますね、処分出来るチャンスの方も…」

これが最後じゃないでしょうか、とシロエ君の冷静な分析。

シロエ 「残れば、まずはスキー場で落とすヤツからです」
Aぶるぅ「その次は、何にしようかなあ…」
ジョミー「氷の上もいいんじゃないかな、湖でさ…」
サム  「凍ってる上を滑らせるのな!」

氷が割れたらドボンでよ、とサム君も乗り気。

サム  「んで、俺たちは、安全な場所でワカサギ釣りで」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「殺す気なのか!」
サム  「死ぬわけねえって、水なんだしよ」

火だるまショーとは違うんだぜ、とサム君が立てる親指。

サム  「スキー場にしても、雪ってことはよ…」
ジョミー「絶対、安心、安全だよね!」
Aブルー「オッケー、それじゃ残すってことで!」
キース 「断固、断る!」

今日限りで縁を切るからな、とキース君、拳をグッと。

キース 「飯が済んだら、着替えて来る!」
Aぶるぅ「えーっ!?」
キース 「今日なら、燃やしていいんだろうが!」
Aぶるぅ「そうだけど…」

残念だよう! と膨れるお子様。

Aぶるぅ「もっと、こう…」
Aブルー「足場を高くするとかさ!」

華麗にダイブ出来るように、とソルジャーの笑み。

Aブルー「でもって、足場の間も広くして!」
マツカ 「落ちるしかないヤツですね?」
Aブルー「そう、真っ逆様に!」
キース 「げっ!」

真面目に死ぬ、と絶叫していますけど。
ショーですしねえ…?


2023/11/28 (Tue)



☆爆竹の方がマシ


マツカ君の別荘で紅葉狩り、桟敷で豪華な食事な御一同様。
その後はアヒルボートを燃やして、キース君が火渡りで…。

Aぶるぅ「足場、3メートルは欲しいの!」
マツカ 「それは高さの方ですね?」
Aぶるぅ「そう! 間は4メートルくらい!」
キース 「マジで落ちるしかないだろうが!」

どう飛んだって真っ逆様だ、とキース君、顔面蒼白。

キース 「しかし、やるしかないんだな?」
Aぶるぅ「アヒルボートは惜しいもん!」

この条件でしか燃やしちゃダメ! と悪戯小僧の注文が。

Aぶるぅ「嫌なら、残しておくもんね!」
キース 「くっそぉ、着替えて飛んでやる!」

死ぬ気で飛ぶぞ、と食事を終えて、着替えた法衣。

キース 「もう一度聞くが、全治三日で済むんだな?」
Aブルー「それはもう! だって今後も大切だしねえ…」
Aぶるぅ「死んじゃったら、キースで遊べないもん!」
キース 「そこなのか…」

だが、それだったら死なないな、と決意を固めた人。

キース 「やるぞ、お焚き上げを始めてくれ」
マツカ 「はい。皆さんも安全な場所で御覧下さいね」
一同  「「「もっちろ~ん!」」」

砂利の庭に移動で、ぐるりと囲んだ、お焚き上げの場所。

Aぶるぅ「食事の間に、足場の調整、出来てるね!」
Aブルー「マツカは仕事が早いよねえ…」
マツカ 「いえ、それほどでも…。キース、準備は…」

よろしいですか、と足場の上へ声掛けで。

マツカ 「いいなら、点火させますけれど」
キース 「点火でいい!」

サッサと済ませたいからな、とキース君の怒声。

マツカ 「では、始めますね」
キース 「うわっ!?」

燃え過ぎだぞ、と上から悲鳴で、凄い火柱。

マツカ 「えっと…? 確かにそうですね…」
Aぶるぅ「火だるまショーだし、着火剤なの!」
サム  「火に油かよ!?」
シロエ 「爆竹よりも酷かったですね…」
キース 「だが、飛ぶしか…!」

南無阿弥陀仏、と叫んで華麗にバク転。
お念仏…。


2023/11/29 (Wed)



☆パンイチで踊れ


今年の紅葉狩りは桟敷で御馳走の後で、キース君が火渡り。
アヒルボートのお焚き上げでして、法衣で華麗にバク転で。

Aぶるぅ「かみお~ん♪ ダイブ成功!」
Aブルー「一気に火だるま、法衣は実によく燃えるよね!」
Aぶるぅ「そだね、やっぱり、ダルマさんの服だし!」

火だるまショーにはピッタリかもね、と跳ねるお子様。

Aぶるぅ「普通の服より、うんとヒラヒラしてるから!」
シロエ 「フリルじゃないと思うんですけど…」
サム  「でもまあ、ヒラヒラしてるんでねえの?」

俺たちの服に比べればよ、とサム君、うんうん、と。

サム  「んで、火だるまで放置なのかよ?」
Aぶるぅ「もっちろ~ん! だって、火傷はしてないし…」
Aブルー「アヒルボートも、まだ燃えてるしね!」
A船長 「しかし、キースの服がですね…」

心配になって来たのですが…、とキャプテンが指差す火柱。

A船長 「よく見えませんが、パンイチなのでは?」
Aブルー「あー! そうか、今すぐ出さないと!」
Aぶるぅ「えーっ!?」

タオルがあればいいじゃない、と文句なお子様。

Aぶるぅ「着て来た服があるんだし!」
シロエ 「言われてみれば、そうかもですね…」
Aブルー「オッケー、鎮火したらタオルということで!」
キース 「早く出せーっ!」

熱いし、服も燃え尽きたぞ、とキース君の絶叫が。

Aブルー「大丈夫! 全治三日だし、タオルもあるし!」
キース 「どうしろと!」
Aブルー「我慢した後は、お風呂に入って、服だってば!」

煤も取れるし一石二鳥、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「パンツがある間は、そこで踊っていまたえ!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ みんな、手拍子!」

ぼくが歌うよ、と「かみほー♪」で踊る注文までが。

Aぶるぅ「はい、スタート!」
Aブルー「手拍子もね!」
シロエ 「では、景気よくいきましょう!」
キース 「馬鹿どもがーっ!」

無理すぎだぞ、と叫んでますけど。
今月、これにて中継終了~。


2023/11/30 (Thu)




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☆案を出さないと


さて、11月。早い所は紅葉なシーズン、観光の季節到来。
とはいえ、紅葉には早い週末、生徒会長宅に集う御一同様。

シロエ 「紅葉、まだまだ先ですよね…」
ジョミー「雪国じゃないし、高い山があったら別だけど…」
サム  「今月の下旬くらいでねえの?」

見頃ってヤツ、とサム君が眺める壁のカレンダー。

サム  「23日頃から混みそうだぜ」
スウェナ「飛び石だけど、連休だわねえ…」
シロエ 「24日に休みを取ったら、四連休ですしね」
ジョミー「道路が渋滞するヤツだよね…」

マツカに期待、とジョミー君の視線がマツカ君に。

ジョミー「今年の紅葉は、どういう趣向?」
マツカ 「それは皆さん次第ですよ」

日帰りにしても、旅行にしても、と御曹司の笑み。

マツカ 「お好みに合わせて手配しますから、お楽しみに」
一同  「「「イイネ!」」」

だったら案を出さないと、と盛り上がる面々。

ジョミー「旅行がいいかな、四連休で!」
シロエ 「紅葉狩りに行くので休みます、ですか?」
サム  「あー…。グレイブ先生の嫌味な…」

欠席届けで言われそうだぜ、とサム君の苦笑。

サム  「諸君、いい御身分だな、って眼鏡をよ…」
シロエ 「押し上げて、ジロリと見るんですよね」
ジョミー「いいって、いいって、細かいことは!」

実害は何も無いんだしさ、とジョミー君。

ジョミー「ただの嫌味で、仕返しも無いし…」
スウェナ「そうね、ぶるぅじゃないんだし…」
ぶるぅ 「んとんと、ぼくじゃない方だよね?」
スウェナ「ごめんなさーい!」

ついウッカリ、とスウェナちゃんが押さえる自分の口。

スウェナ「あっちが印象深くって…」
シロエ 「分かります。なんと言っても…」

日頃から半端ないですし、とシロエ君の相槌。

シロエ 「松茸狩りだって、大概でしたよ」
サム  「俺たちに被害は無かったぜ?」
キース 「誰のお蔭だと思ってるんだ!」

胸に手を当てて考えてみろ、と怒鳴ってますけど。
何を…?


2023/11/01 (Wed)



☆怪我のレベルは


紅葉狩りはまだ先な週末、生徒会長宅に来ている御一同様。
四連休を狙う話が出ていますけど、どうするかは好みとか。

ジョミー「誰のお蔭って言われてもさあ…」
シロエ 「キース先輩のは、自業自得と言いませんか?」

細かいことは忘れましたが、とシロエ君。

シロエ 「アヒルボートの言い出しっぺは、別ですけどね」
ジョミー「ちょ、そこで話を振らないでよ!」
キース 「言われてみれば、お前だったな…」

バナナボートと言い出したのは、とキース君の苦い顔付き。

キース 「そのせいで、俺はアヒルボートに詰められて…」
サム  「山を下ってたんだよな、うん」
キース 「しかも2回だ、1回のつもりだったのに!」
スウェナ「仕方ないでしょ、ぶるぅが気に入ったんだから」

二度目があったのは当然だわね、とスウェナちゃん、断言。

スウェナ「もう1回、って言われなかった方が奇跡よ」
シロエ 「言えてます! 時間的には、おやつの後に…」
ジョミー「やれる時間はあったよねえ?」
ぶるぅ 「そだね、山は日が暮れるの、早いけど…」

アヒルボートも速いんだし、と話はスピードの方へ。

ぶるぅ 「あと1回は出来たと思うよ!」
キース 「それは本気で死ぬヤツだろうが!」
シロエ 「そうでしょうか? 結局、全治三日でしたよ」
マツカ 「柔道部だって、休まなかったですよね」

問題無かった証拠ですよ、とマツカ君の鋭い指摘。

マツカ 「青アザが消えるのに、三日なだけです」
ジョミー「確かに、全治三日が本物だったら、柔道は…」
シロエ 「ハッキリ言って、ストップがかかりますね」

傍から見ても分かりますから、とシロエ君。

シロエ 「教頭先生が止めますよ」
マツカ 「ええ、本当に」

その辺の指導は厳しいですし、とマツカ君も。

マツカ 「要は、キースが言ってるだけです」
シロエ 「軽傷どころか、かすり傷ですよ」
キース 「おい!」

他人事だと思いやがって、と文句ですけど。
正論では…?


2023/11/02 (Thu)



☆貸しだそうです

紅葉の見頃には早い週末、生徒会長宅で過ごしている面々。
四連休を狙う話から、先月の松茸狩りが話題になりまして。

キース 「どの辺が、かすり傷なんだ!」
シロエ 「え、だって…。あんなの、怪我に入りませんよ」
マツカ 「柔道部だと、普通にあることでしょう?」

なんと言っても格闘技です、とマツカ君、キッパリ。

マツカ 「それに、ダメージにしてもですね…」
ジョミー「柔道部だったら、デフォだよね?」
マツカ 「いえ、柔道部の話じゃなくて、お寺の方です」

いわゆるキースの日常ですよ、とマツカ君の穏やかな笑み。

マツカ 「アドス和尚に罰を食らったら、どうですか?」
サム  「あー…。罰礼、1セットが百回だっけな」
シロエ 「五体投地でお念仏とかいうヤツですよね…」
マツカ 「そうです、アレを食らった日のキースだと…」

朝の時点で相当、疲れていますけれど、とニッコリと。

マツカ 「それに比べて、アヒルボートの場合はですね…」
シロエ 「元気でしたね、文句はうるさかったですけど」
マツカ 「そうでしょう? ダメージも軽かったんですよ」
スウェナ「説得力が半端ないわね、ソレ…」

アヒルボートより、アドス和尚が上なのね、と賛同の声が。

スウェナ「だったら、カエル袋みたいに定番化しても…」
マツカ 「問題は無いと思っています」

あくまで、ぼくの私見ですが、とマツカ君の控えめな言。

マツカ 「もっとも、出来る場所が限られますから…」
ジョミー「だよねえ、動画の拡散も怖いし、通報だって…」
サム  「ソレさえなけりゃ、紅葉狩りでもよ…」
キース 「やめてくれ!」

もうそれ以上は言わないでくれ、とキース君、顔面蒼白。

キース 「悪かった、アレはあくまでかすり傷で、だ…」
マツカ 「ダメージの方も、軽めだったんですね?」
キース 「罰礼よりは、遥かにな!」
マツカ 「そういうことなら、この件は…」

貸しということにしておきます、と笑顔ですけど。
怖い気が…。


2023/11/03 (Fri)



☆貸しにするなら


紅葉にはまだ早い週末、生徒会長宅でのんびりな御一同様。
四連休を作って紅葉狩りとか、そういう話も出てますけど。

キース 「貸しというのは何なんだ!?」
マツカ 「言葉通りの意味ですけど?」

ダメージ軽めな弁解ですよ、とマツカ君、ニッコリ。

マツカ 「そうだったことにしておきます、と言ってます」
キース 「裏がある気しかしないんだが!」
マツカ 「そうでしょうねえ、貸しですから」

チャラとは全く違いますし、と顎に当てる手。

マツカ 「というわけで、アヒルボートは残しておきます」
一同  「「「げっ!」」」

そういえば、と誰もが愕然。

ジョミー「アレって、処分していなかったんだ…?」
マツカ 「これといった指示も無かったですし…」

普通は保管しておきますよね、と正論すぎる台詞。

マツカ 「ですから、きちんと倉庫に置いてあるんです」
キース 「何処だ、倉庫は何処にあるんだ!?」
マツカ 「言えません。言ったら、夜中に忍び込んで…」

火をつけて逃げるヤツでしょう、とマツカ君の瞳がマジ。

マツカ 「放火は重罪になりますしね…」
シロエ 「犯罪者の身内は要らないんですね?」
マツカ 「いいえ、キースのためですよ」

犯罪者になったら大変ですし、と気遣いモード。

マツカ 「場所を知らなければ、放火は無理ですから」
シロエ 「マツカ先輩、流石です!」
ジョミー「思い遣りってヤツも半端ねえよな」
キース 「とてもそうとは思えんが!」

今の流れで、何故、そうなる、とキース君の引き攣った顔。

キース 「どう考えても、俺には後が無いだろう!」
マツカ 「さっき、貸しだと言いましたよね?」

ぼくの胸だけに収めておけば安心です、と温和な笑み。

マツカ 「アヒルボートの所有権は、ぼくにありますから」
サム  「あー…。使うには、マツカの許可が要るのな?」
マツカ 「ええ、その方向で考えています」

キースさえ貸しでいいのなら、と言ってますけど。
決めろと…?


2023/11/04 (Sat)



☆借りを作るなら


紅葉狩りには早すぎる週末、生徒会長宅で過ごす御一同様。
四連休を作って旅行な話も出ていますけど、今は別件で…。

キース 「マツカに借りが出来るだと!?」
マツカ 「何か問題でもありますか?」
キース 「ありすぎだろうが!」

自分が一番分かってるよな、とキース君の良くない顔色。

キース 「お前のスキルと、隠してる爪は半端ないんだ!」
マツカ 「それほどでもないと思いますけど…」
キース 「そういう姿勢が怖すぎてだな…!」

生きた心地もしないヤツだ、とキース君、半ば逃げ腰。

キース 「お前に借りが出来るよりかは…」
??? 「呼んだかい?」

ぼくを、とソルジャー(会話表記はAブルー)が出現。

一同  「「「ひぃぃっ!!!」」」
Aブルー「失礼だねえ、人をオバケみたいに…」

もっと礼儀を心得たまえ、とソルジャー、不満そうな顔。

Aブルー「まあいいけどね、最初から期待してないし…」
キース 「あんた、何しに現れたんだ!」

誰も呼んではいないだろうが、とキース君の怒声。

キース 「サッサと帰れ、今は取り込み中だしな!」
Aブルー「それで呼ばれたと思ったんだけど?」

マツカより、ぼくがいいってことで、とソルジャーの言。

Aブルー「借りを作るなら、ぼくの方ってね!」
キース 「そ、それは…!」

言葉の綾というヤツで、とキース君、必死の言い訳。

キース 「確かに、チラと思いはしたが…!」
Aブルー「思ったんなら、呼んだも同然!」

それで、マツカはどうなのかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「アヒルボートのことなんだけど…」
マツカ 「所有権のことですか?」

買い取りのご相談でしょうか、とマツカ君。

マツカ 「そういうことなら、執事に伝えておきますが」
Aブルー「えっ、買い取ってもいいのかい?」
マツカ 「そうですねえ…。どうしましょうか…?」
キース 「売らないでくれ!」

真面目に殺されるだろうが、と悲鳴ですけど。
ヤバいのでは?


2023/11/05 (Sun)



☆著作権がある人


紅葉にはまだ早い週末、生徒会長宅に来ている面々ですが。
四連休を作って旅行な相談、其処へソルジャーが現れて…。

マツカ 「借りを作るなら、ぼくより、こちらでしょう?」
Aブルー「そう聞こえたけど、みんなはどう?」
シロエ 「ぼくにも、そのように聞こえましたね」
ジョミー「ぼくもそうだよ、マツカだけは、って全力で…」

否定したよね、キースはさ、とジョミー君の見解。

ジョミー「サムとスウェナは、どう思う?」
サム  「俺もそっちに聞こえたぜ」
スウェナ「私もだわね」

マツカに借りは嫌なんでしょ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「だから、その人が来たんじゃないの」
シロエ 「思いっ切り、召還しましたよ」
キース 「俺は、そういうつもりでは…!」
ジョミー「キースは毎回、そのパターンだから!」

疫病仏はダテじゃないよね、とジョミー君、深い溜息。

ジョミー「マツカ、いいから売っちゃってよ!」
マツカ 「えっと…? アヒルボートをですか?」
ジョミー「そう! 一応、ぼくが言い出したんだし…」

著作権が少しはあるかも、と怖い台詞が。

ジョミー「ぼくの分ので、売る方向でね!」
マツカ 「確かに、発案者はジョミーですから…」
サム  「おっ、権利ってヤツがあるのかよ?」
マツカ 「譲渡や処分に、少しは口を出せますね」

本当に少しだけですが…、と御曹司。

マツカ 「ジョミーがダメだと言った場合は、厄介です」
ジョミー「いいって、ぼくは賛成だしね!」
キース 「ちょっと待て!」

なんでお前が仕切るんだ、とキース君、顔面蒼白。

キース 「マツカが商談中だろう!」
Aブルー「あっ、そこは認めてくれるんだ?」

売買するっていうことで、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ジョミーも、いいって言ったしさ…」
マツカ 「分かりました、執事に伝えておきます」
キース 「待てと言うのに!」
マツカ 「誰にです?」

該当者が三名いますけれど、とツッコミが。
その通り…。


2023/11/06 (Mon)



☆一言で済みます


紅葉狩りにはまだ早すぎる週末、生徒会長宅で過ごす面々。
四連休を作る話からズレて、ソルジャーまでが登場でして。

マツカ 「いいですか? まず、ぼくと、そちらの方が…」
Aブルー「商談中というヤツなんだよ!」

アヒルボートの件について、と大きく頷くソルジャー。

Aブルー「これで二人になるわけだよね?」
マツカ 「はい。それから、アヒルボートの発案者の…」

ジョミーを加えて三人ですよ、とマツカ君が折ってゆく指。

マツカ 「待てというのは、この三人の中の誰ですか?」
キース 「全員に決まっているだろう!」

誰が聞いても、そうなる筈だ、とキース君の叫び。

キース 「誰か一人に絞れるような問題か!」
マツカ 「ああ、なるほど…。問題が大きすぎるんですね」
Aブルー「らしいね、キースの意見も聞け、と?」
キース 「被害者は俺しかいないんだからな!」

どう考えても俺だけだろう、と握り締める拳。

キース 「一言くらい、言わせて貰っても…!」
マツカ 「罰は当たらない、と言いたいんですか?」
キース 「他に何があると!」

俺は命の危機なんだしな、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「所有者が誰になるかは、大いに問題なんだ!」
マツカ 「分かりました。そういうことなら…」

一言どうぞ、とマツカ君、穏やかな笑み。

マツカ 「誰が持つのがいいんです?」
キース 「うっ…」

いきなり聞かれて、言葉に詰まってしまった人。

マツカ 「どうしたんですか、此処が問題ですよね?」
キース 「そ、それはそうだが…」
マツカ 「たった一言で済むんですよ?」

持って欲しい人の名前だけで、とズバリと提示された内容。

マツカ 「さっきキースが挙げた中から、一人でしょう?」
キース 「そう言われても、いきなりだな…!」
マツカ 「要は、決まっていないんですね?」
Aブルー「らしいね、ついでに四人目はどう?」

ぶるぅも欲しがりそうだから、と言ってますけど。
正しいですね…?


2023/11/07 (Tue)



☆指名はお好みで


紅葉にはまだ早い週末、生徒会長宅に来ている面々ですが。
四連休を作って紅葉狩りの話が、ズレてソルジャー登場で。

マツカ 「ぶるぅですか、確かに欲しがりそうですね」
キース 「いや、三人で充分だ!」
マツカ 「では、三人で決めますから」
キース 「何だって!?」

何故、そうなる、とキース君、愕然。

キース 「何処から、そういう展開に!」
マツカ 「一言どうぞ、と言いましたよね?」
Aブルー「なるほど、今ので三人がいい、と答えた、と…」

じゃあ、三人で相談しよう、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「三人で持っていいわけだしね!」
マツカ 「ええ。ぼくは一人と言ったんですけど…」
シロエ 「キース先輩の意見は尊重すべきです!」
サム  「うんうん、一人じゃ物足りねえ、ってな!」

この際、三人でいいんでねえの、とサム君も。

サム  「管理はマツカで、ジョミーに権利が少々で…」
Aブルー「ぼくも所有者の一人ってね!」
キース 「それだけは無い!」

俺が言いたいのはソレじゃなかった、とキース君の絶叫。

キース 「四人目まで入って相談だけは、断る、と!」
Aブルー「そうは聞こえなかったけど…」
マツカ 「困りましたね、誰が持つのがいいんでしょう?」
キース 「そ、それはだな…!」

そこで詰まって沈黙な内に、ソルジャーの声が。

Aブルー「えっと…。マツカ、四人目、オッケーかな?」
マツカ 「ぶるぅから連絡が来ましたか?」
Aブルー「そう! 今さっき、起きたみたいでさ…」

やっと話に追い付いたようだよ、とニコニコニコ。

Aブルー「欲しいから、数に入れてくれ、って…」
マツカ 「いいですよ。キース、四人に増えましたけど…」

誰にしますか、とマツカ君の問い。

マツカ 「今なら、好きに決められますよ?」
Aブルー「誰になっても、文句なんかは…」
ジョミー「言わないってば!」
マツカ 「ぼくもです」

どうぞお好きに、と台詞は寛大ですけど。
詰むヤツ…。


2023/11/08 (Wed)



☆レンタルもいいね


紅葉狩りには早い週末、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
四連休を作る話から、ソルジャーが来てしまったわけで…。

Aブルー「ぶるぅが、お願いしたいってさ!」
キース 「嫌すぎるんだが!」
Aブルー「じゃあ、ぼくは?」
キース 「同じ穴のムジナというヤツだろう!」

あのぶるぅと、とキース君、拳をグッと。

キース 「断固、断る!」
シロエ 「すると残りは、二人ですね?」
マツカ 「そうなりますね、ぼくか、ジョミーか…」

どちらなんでしょう、とマツカ君が傾げる首。

マツカ 「ぼくなら、現状維持ですけれど…」
シロエ 「ジョミー先輩だと、どうなるんです?」
ジョミー「うーん…。キースに貸しを作れるわけだし…」

それもいいかも、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「後は、レンタルするとかさ!」
一同  「「「レンタル?」」」
ジョミー「そう! そこのブルーも、例のぶるぅも…」

お金には不自由してないもんね、とジョミー君。

ジョミー「エロドクターがバックについてるし…」
シロエ 「そうでした! マツカ先輩には敵わなくても…」
ブルー 「いわゆる富裕層ではあるね」

別荘だって持っているし、と生徒会長のお墨付きが。

ブルー 「つまり、高値で貸し出したい、と…」
ジョミー「ピンポーン!」

嫌ならキースが身代金を出せばいいよ、と笑顔な人。

ジョミー「これで頼む、と積んでくれればチャラだよね」
シロエ 「でも…。キース先輩、赤貧ですよ?」
ジョミー「払えないのは、分かってるって!」

だから絶対、無理なヤツで…、とニコニコ。

ジョミー「ぶるぅか、そこのブルーがさ…」
Aブルー「言い値で借りればいいんだね!」

お安い御用、とソルジャー、即答。

Aブルー「それなら、ぼくはジョミーを推すよ!」
シロエ 「そういうのも楽しそうですね…」
マツカ 「ええ、面白いと思います」
キース 「決め付けるな!」

俺はまだ何も言っていない、と悲鳴ですけど。
誰にすると?


2023/11/09 (Thu)



☆預かり物です


紅葉にはまだ早い週末、生徒会長宅に来ている面々ですが。
四連休を作る企画が、どう間違ったかソルジャーが登場で。

マツカ 「でも、残りは二人だけなんですよ」
ジョミー「四択よりは、決めやすいよね!」

ぼくか、マツカか…、とジョミー君。

ジョミー「早く決めないと、ホントに勝手に決めるから!」
マツカ 「ジョミーにお譲りしましょうか?」
ジョミー「貰えるんなら、欲しいけど…」
キース 「嫌すぎるぞ!」

お前の場合はレンタルだろうが、とキース君の怒声。

キース 「何処かの馬鹿とか、ぶるぅとかにだ…」
Aブルー「君、今、馬鹿と言ったかい?」
シロエ 「言いましたねえ、キッチリ聞きました!」
サム  「俺も聞いたぜ、何処かの馬鹿、と」

真面目に命知らずだよな、とサム君、うんうん、と。

サム  「要するに、誰が持っていてもよ…」
シロエ 「自分で首を絞めるんですね?」
サム  「そうとしか思えねえじゃねえかよ」

現状維持でいいんでねえの、とサム君の意見。

サム  「マツカが持ってりゃ、いつでも使えるしよ…」
スウェナ「メンテも完璧そうだわねえ…」
マツカ 「それはまあ…。大事な預かり物ですし」
キース 「誰が預けたんだ!」

所有者はお前の筈だろうが、とキース君。

キース 「預かるも何も無いだろう!」
マツカ 「いえ、この場合は公共の利益がですね…」

優先されると思いますが、とマツカ君、目がマジ。

キース 「どういう意味だ!」
マツカ 「えっと…? キースは確か、法律の専門家を…」
シロエ 「目指してましたよ、ずっと前には」
マツカ 「そうですよね? なら、公共の利益くらいは…」

基礎知識ではないでしょうか、と御曹司の指摘。

マツカ 「他の皆さんに説明するなら、社会一般の…」
ブルー 「利益になることを指してるんだよ」
マツカ 「つまり、皆さんのお楽しみが…」
シロエ 「優先なんですね!」

マツカ先輩個人よりも、とシロエ君の纏め。
預かり物…。


2023/11/10 (Fri)



☆置き場所が問題


紅葉狩りには早すぎる週末、生徒会長宅で過ごす御一同様。
四連休な計画も出ていますけど、ソルジャーが来まして…。

Aブルー「なるほどねえ! マツカが所有していても…」
マツカ 「皆さんのご要望に、いつでも応えられるよう…」

メンテナンスとかが欠かせないんですよ、とマツカ君。

マツカ 「ですから、大事な預かり物というわけです」
Aブルー「いいねえ、やっぱり、此処はマツカがさ…」
サム  「持っているのが一番だぜ、うん」

それがいいよな、とサム君も。

サム  「ジョミーも、それで文句ねえだろ?」
ジョミー「そうだね、ぼくが貰っても、置き場所とかが…」
シロエ 「無いでしょうしね、ジョミー先輩の部屋…」
ジョミー「ベッドを撤去しないと無理かな…」

アヒルボートを置くとなったら、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「ベッドをやめて布団にしたら、いけそうだけど」
スウェナ「でも、そこまでして貰う気は無いんでしょ?」
ジョミー「当たり前だよ、布団よりかはベッドだよ!」

寝心地がいいのはベッドだしね、とジョミー君。

ジョミー「キースだったら、布団で慣れているけどさ」
サム  「けどよ、キースが名乗り出てもよ…」
シロエ 「アヒルボートは譲れませんよね?」

置き場所には不自由しないでしょうけど、とシロエ君の言。

シロエ 「なにしろお寺で、スペースは充分ありますし」
サム  「元老寺、無駄に広いよな」
ジョミー「本堂は流石にダメだろうけど…」
スウェナ「宿坊に置いたら、ウケそうじゃない?」

棺桶だなんてバレないでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「入口に置いて、インテリアにすれば…」
シロエ 「お賽銭が来るかもですよ!」

なんと言っても、お寺ですしね、という声が。

シロエ 「像とかがあれば、お賽銭でしょう?」
ジョミー「あるあるだよね…」
サム  「けど、小銭だぜ?」
Aブルー「あのねえ…」

キースに譲ってどうするんだい、と顔を顰める人。
確かに…。


2023/11/11 (Sat)



☆御朱印よりかは


紅葉にはまだ早い週末、生徒会長宅に来ている面々ですが。
四連休を作る話がズレて、ソルジャーも来てしまいまして。

シロエ 「あー…。キース先輩が所有者な前提ですよね」
スウェナ「宿坊に置くなら、そうなるわよねえ…」
Aブルー「お賽銭とか、そういう問題じゃないし!」

キースが持っても仕方ないだろ、とソルジャーの正論。

Aブルー「元老寺の人気なんかは、どうでもいいよ!」
サム  「だよなあ、来る人が増えたってよ…」
ジョミー「お賽銭だと、小銭だしねえ…」
Aブルー「問題は、其処じゃないってば!」

たとえ稼げてもキースはダメ、とソルジャー、拳をグッと。

Aブルー「キースで遊べなくなるからね!」
シロエ 「そうですねえ…。御朱印なら稼げますけれど…」
Aブルー「御朱印って?」
シロエ 「一種のスタンプみたいなモノです、色々と…」

集めてる人も多いんですよ、とシロエ君の解説が。

シロエ 「お寺や神社が出すんですけど、人気ですよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ アヒルちゃんなら欲しい!」

アヒルちゃんの御朱印、貰いに行く! と跳ねるお子様。

ぶるぅ 「ねえねえ、キース、作る気、ないの?」
キース 「それくらいなら、お焚き上げだ!」
ぶるぅ 「えーっ!?」
キース 「俺の棺桶なんだからな!」

寿命がいくらあっても足りん、とキース君の渋面。

キース 「御朱印を出して稼ぐよりかは、燃やした方が…」
シロエ 「言い出しましたよ、キース先輩じゃダメですね」
Aブルー「そうだろう? 始末したがる方だしさ…」

燃やすだなんて、とソルジャーも。

Aブルー「そんな終わりじゃ、ぼくのぶるぅも…」
ジョミー「納得するわけないよね、うん」

学園祭なら分かるんだけど、とジョミー君。

ジョミー「後夜祭でパアーッと燃やすとかはさ…」
シロエ 「定番ですよね、飾り付けとか」
Aブルー「なんだい、後夜祭というのは?」

火祭りみたいなものなのかな、と聞いてますけど。
違う気が…。


2023/11/12 (Sun)



☆後夜祭がいいな


紅葉狩りには早すぎな週末、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーまで来て、今の話題はアヒルボートの件でして。

シロエ 「えっと…。打ち上げみたいなものでしょうか」
ジョミー「学園祭の最後を飾る感じかな?」
Aブルー「そこで色々、パアーッと燃やして…」

火祭りになるわけなんだね、と斜めに解釈している人。

Aブルー「でもって、火の上を飛び越えるとか?」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「違うのかい? お祭りだって言うからさ…」

そういうヤツかと思ったんだけど、とズレた発想。

Aブルー「こう、カップルだと手を繋いだりして…」
シロエ 「焚火を飛び越えるんですか!?」
Aブルー「あれ? 火祭りと言えばソレだろう?」
ブルー 「文化が違う所だってば!」

馬で飛び越える国もあるね、と生徒会長。

ブルー 「でも、この国では飛ばないよ!」
シロエ 「せいぜい、火渡りくらいですよね」
Aブルー「何だい、それは?」
ブルー 「焚火の上を歩いて渡れば、無病息災とか…」

修行でやってる人もいるね、と解説が。

ブルー 「お坊さんじゃなくて、山伏だけど」
Aブルー「山伏?」
ブルー 「お寺の行事にも出て来たりするよ」

普段は山とかで修行がメイン、と生徒会長。

ブルー 「火渡りの時は、お寺でやるのが多いかな」
Aブルー「なるほどねえ! じゃあ、さっき言ってた…」

後夜祭ってヤツをやるのはどう、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「紅葉狩りの時に、アヒルボートを…」
シロエ 「お焚き上げして、お祭りですね?」
Aブルー「そう! でもって、キースが…」

火渡りを披露すればいいよ、と怖すぎる台詞。

Aブルー「地味に渡るんじゃなくて、飛び越える方で!」
キース 「それは普通に死ぬヤツだろうが!」
Aブルー「大丈夫! ぼくの世界には、耐火グッズが…」
ジョミー「バッチリあるって?」
Aブルー「プラス、サイオン!」

死ぬ心配はゼロだよね、と太鼓判ですけど。
火渡り…?


2023/11/13 (Mon)



☆持ち出すためには


紅葉にはまだ早い週末、生徒会長宅に来ている面々ですが。
ソルジャーまでが出て来たわけで、紅葉狩りで後夜祭な案。

シロエ 「サイオンですか、それだけでいける気がします」
ジョミー「だよねえ、耐火グッズが無くても」
Aブルー「あっ、じゃあ、そうする?」

その方が面倒が無くていいしね、とソルジャーの言。

Aブルー「耐火グッズだと、船の備品を持ち出しだしさ」
サム  「持ち出し禁止なヤツなのかよ?」
Aブルー「そうじゃないけど、何に使うかチェックとか…」

一応、決まりがあるものだから、と納得な理由。

Aブルー「でないと、ぶるぅが勝手に借りてく可能性がね」
シロエ 「悪戯防止で、貸し出しチェックなんですか!?」
Aブルー「だって、ぶるぅだよ?」
一同  「「「あー…」」」

何に使うか分からないヤツ、と納得度数が大幅にアップ。

スウェナ「でも、ぶるぅなら、チェックしてても…」
シロエ 「黙って持ち出し出来るでしょう?」
Aブルー「それとこれとは、別なんだよね…」

ぶるぅを理由に、ぼくまで監視してるわけ、と溜息な人。

Aブルー「船の備品で、大人の時間は困るらしいよ」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「こう言ってるから、察して欲しいな」
シロエ 「分かりましたよ、要はサイオンだけで…」

済ませておきたいわけですね、とシロエ君も深い溜息。

シロエ 「シールドすれば、耐火グッズより凄いですし…」
Aブルー「そうなんだよ! キースには是非、普段着で…」

焚火を飛び越えて欲しくって、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「芸があったら、もっといいよね!」
ジョミー「バク転しながら飛び越えるとか?」
Aブルー「いいね、ソレ!」

今から練習すればいけるよ、と乗り出す膝。

Aブルー「失敗したって、焦げるだけだしね!」
キース 「黒焦げだろうが!」
Aブルー「ううん、ちょっぴり焦げ臭いだけで、御愛嬌!」

死なないことは保証するよ、とグイグイグイ。
バク転…。


2023/11/14 (Tue)



☆チャンスを逃すと


紅葉狩りには早すぎる週末、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーも来まして、後夜祭で火渡りという案が出た今。

シロエ 「そういえば、法衣でバク転、なかったですか?」
サム  「あー…。あったよな、法衣で出来るって…」
ジョミー「ネットで流行った動画だよね?」

本堂で法衣でバク転するヤツ、とジョミー君。

ジョミー「つまり、キースの火渡りもさ…」
シロエ 「法衣でいけると思うんですよ!」
一同  「「「イイネ!」」」

どうせやるなら法衣がいい、と誰もがプッシュ。

スウェナ「お坊さんには正装だものね、やるべきよ!」
ジョミー「私服なんかより、ずっといいよね!」
シロエ 「そうでしょう? オススメです!」
Aブルー「いいねえ、ぼくのぶるぅも大賛成だよ!」

思念がピョンピョン弾んでるよね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「というわけで、キースは明日から練習!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「アヒルボート、処分したいんだろう?」

お焚き上げにはコレしかないよ、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「この機を逃せば、いつになるやら…」
シロエ 「冬場は橇にもなりそうですよね、アレ」
ジョミー「スキー場で上から落とすって?」
シロエ 「いえ、やるんならバックカントリーです!」

他のお客様に迷惑ですし、とシロエ君。

シロエ 「ついでに障害物も多めで、良さそうですよ」
サム  「うんうん、木とか生えてるもんな!」
キース 「やめてくれ!」

恐ろしすぎる、とキース君、ガクブル。

キース 「下手をしたら崖から飛び出すだろうが!」
シロエ 「そうですけど?」

でも、アヒルボートがあるんですしね、と正論が。

シロエ 「バーベキューの時には、急流下りもいけますし」
キース 「そ、そんな…!」
Aブルー「残しておいたら、そうなるだろうね」
キース 「どうしろと!」
Aブルー「君が選ぶんだよ!」

お焚き上げするか、残しておくか、と二択ですけど。
どっち…?


2023/11/15 (Wed)



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☆アヒルが大好き


初日から日曜な今年の10月、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来まして、松茸狩りの日取りが無事に決定で。

サム  「オーダーかよ! そりゃゴージャスだぜ!」
シロエ 「良かったですね、キース先輩!」

先輩の好みでいいそうですよ、とシロエ君、ニッコリ。

シロエ 「ぶるぅ任せだと、ほぼ想像がつきますし…」
Aブルー「ほぼほぼ、アヒルちゃんだよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ アヒルちゃん、大好き!」

それもいいよね、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「アヒルの形で、黄色くて…」
ジョミー「それって、バナナボートに似てない?」
サム  「あー…。アレなあ、ビジュアル似てるよな!」
シロエ 「摩擦係数ゼロって辺りも、似ていませんか?」

ちょっと捻りを入れた場合、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「ゼロの場合は、ノンストップになりますけど…」
スウェナ「ちょっと摩擦を増やすのね?」
シロエ 「そうです、そうです! こう、ちょっとした…」

地面の出っ張りとかで跳ねるんですよ、と解説が。

シロエ 「どう跳ねるかは、地面の形状次第でですね…」
サム  「バナナボートの動きと同じで、読めねえのな?」
シロエ 「そうなるでしょうね、ぼくも事前に計算は…」

難しいです、とシロエ君。

シロエ 「何処を通るか、コースが分かれば出来ますが…」
ジョミー「そんなの、ぶるぅの気分でさ…」
サム  「決めてあっても、別のコースに変わるヤツだぜ」
Aブルー「間違いないねえ、ぶるぅだしね!」

で、アヒルボートにするのかい、とソルジャー、乗り気。

Aブルー「バナナボートと違って、棺桶だから…」
ジョミー「キースは中に入るんだよね?」

でもって、イレギュラーに跳ねて下って…、とジョミー君。

ジョミー「絶対、いいと思うけど!」
キース 「どの辺がだ!」
シロエ 「ズバリ、見ている方がです!」
Aブルー「最高だよ!」

是非、その棺桶でいきたいね、と笑顔ですけど。
アヒルボート…。


2023/10/16 (Mon)



☆国産でなければ


今年の10月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーも来まして、松茸狩りの計画が進行中ですけど。

キース 「アヒルの形の棺桶なんぞは、無いからな!」
Aブルー「でもねえ、そこはマツカのオーダーだしさ…」
シロエ 「多少の無茶は言える気がします」
マツカ 「言えるでしょうねえ、要は加工ですから」

ついでに心当たりもあります、とマツカ君の笑み。

マツカ 「国産にこだわらないなら、もう今日にでも…」
シロエ 「オーダー出来てしまうんですか?」
マツカ 「ええ。出来上がったら、空輸でいいと思います」
ジョミー「えっと…? マツカだったら、国産でもさ…」

充分、オーダー出来そうだよ、とジョミー君の質問が。

ジョミー「棺桶屋さんじゃ無理にしたって、何処ででも…」
サム  「うんうん、すげえ高名な芸術家でもよ…」
スウェナ「喜んで作りそうだわねえ…」

芸術が爆発していても…、とスウェナちゃんも。

スウェナ「スタンダードなアヒルボート、って頼んでも…」
ジョミー「いけそうなのにさ、なんで外国で頼んで空輸?」
マツカ 「どうせだったら、プロの仕事がいいでしょう?」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と一同、キョトン。

シロエ 「あのぅ…。芸術家だって、プロですよ?」
マツカ 「そうなんですけど、専門家ではないですからね」
ジョミー「専門家って、何の専門家?」
マツカ 「もちろん、棺桶ですけれど?」

今の流れで他に何かがありますか、とマツカ君の問い返し。

マツカ 「キース専用の棺桶を作る話でしょう?」
ジョミー「そうだけど…。って、まさかアヒルボートの…」
シロエ 「形をしてる棺桶、あるんですか!?」

この国には存在してませんけど、とシロエ君。

シロエ 「そこの国では普通だとか…?」
マツカ 「どうでしょう? 飛行機は普通にありますが」
一同  「「「飛行機!?」」」

それは本当に棺桶なのか、と誰もが愕然。
飛行機ですか…?


2023/10/17 (Tue)



☆プロの技がいい


初日から日曜な今年の10月、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来ていて、松茸狩りが決まったわけですけど。

ジョミー「飛行機って、ソレ、本当に棺桶なわけ?」
マツカ 「ええ。ベンツなんかもありますし…」

他にも色々、趣味に合わせて…、とマツカ君。

マツカ 「そこの国だと、そっちの方が普通なんです」
Aブルー「本当なのかい?」
マツカ 「嘘なんか言っていませんよ。ブルーだったら…」

分かるのでは、とマツカ君の視線が生徒会長に。

マツカ 「ご存知ですか、そういう棺桶?」
ブルー 「当然だよね、実物を見たこともあるしさ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ チョコレートで有名な国なの!」

うんと楽しい棺桶、ドッサリ! と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「アヒルボートも、あそこだったら作れそう!」
サム  「マジか、本気であるってか…?」
マツカ 「そうなんです。棺桶のプロに注文しますか?」
一同  「「「イイネ!」」」

それでいこう、と誰もが突き上げる拳。

Aブルー「最高だよね、ぶるぅも大喜びだよ!」
キース 「あんた、肝心のぶるぅにだな…!」

何も相談してないだろうが、とキース君、必死。

キース 「勝手に決めたら、あんたも無事には済まんぞ!」
Aブルー「ああ、その点なら、大丈夫!」

さっきからワクワク思念波がね、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「ぼくの青の間から、こっちの世界を覗き見中!」
一同  「「「げっ!」」」

いつからなんだ、と一同、ドン引き。

シロエ 「ヤバすぎですから!」
ジョミー「死ぬのは、キースだけにしてよね!」
Aブルー「とっくにその気でいるよ、ぶるぅは!」

アヒルボートを注文だってさ、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「マツカ、お願い出来るかな?」
マツカ 「分かりました、早速、手配しますね」
キース 「本気で俺を殺す気なのか!」
シロエ 「よろしくです!」

一人で死んで下さいね、という台詞に全員、賛成。
確定…。


2023/10/18 (Wed)



☆敵前逃亡は不可


今年の10月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーも来まして、21日は松茸狩りに行くと決定で。

Aブルー「キース、みんなもこう言ってるから…」
ジョミー「一人で派手に爆死してよね!」

アヒルボートで、と発案者のジョミー君、親指をグッと。

ジョミー「でもって、ぼくたちは松茸狩りでさ…」
シロエ 「大いに食べて楽しみましょう!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 山で松茸尽くし!」

お料理屋さんのとは違う方向だよね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「上品に食べるより、ドッカンと!」
Aブルー「いいねえ、松茸入りのすき焼きとかだね!」
ぶるぅ 「松茸山の定番だも~ん!」

すき焼き、それに焼き松茸、と挙がる松茸山の定番料理。

ぶるぅ 「キースは死んでるかもだけど…」
サム  「かまわねえって、自業自得だしよ」
スウェナ「そうよ、キースは、あっちのぶるぅに…」

遊ばれていれば充分だわね、とスウェナちゃんの突き放し。

スウェナ「敵前逃亡、しちゃダメよ?」
Aブルー「欠席とかは論外だから!」
キース 「死ぬと分かっているのにか!?」
Aブルー「生存率が半端ないから、無問題!」

死ぬわけないって、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「マツカは、棺桶の準備をよろしくね!」
マツカ 「ええ、アヒルちゃんの形で発注しますよ」

色は黄色で、こんな具合で…、と白紙に絵をサラサラと。

マツカ 「如何でしょうか?」
一同  「「「イイネ!」」」
マツカ 「じゃあ、これで注文しておきます」

ちょっと失礼、と席を外して、直ぐに戻りまして。

マツカ 「注文しました、20日までには届きますので…」
Aブルー「それを持参で松茸山だね!」

マイクロバスで、とソルジャー、ウキウキ。

Aブルー「今年も、うんと楽しめそうだよ!」
シロエ 「ぼくたちもです!」
キース 「俺はどうなるんだ!」
Aブルー「さあ…?」

死なないように鍛えておけば、と冷たい声が。
それしか…。


2023/10/19 (Thu)



☆緩衝材はオッケー


初日から日曜な今年の10月、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来て松茸狩りが決定、21日に行くわけで…。

キース 「死なないように鍛えろ、だと!?」
Aブルー「他に対策、出来るのかい?」

無さそうだけど、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「でもねえ…。カエル袋なら、腹筋をさ…」
シロエ 「鍛えておいたら、いけそうですけど…」
サム  「アヒルボートじゃ、全身、ガンガンいかれるぜ」
ジョミー「首を鍛えれば、ムチ打ちに強くなれるかも!」

ガクンといっても安心かもね、とジョミー君の案。

ジョミー「心配なのは首と頭で、他はなんとか…」
スウェナ「そうねえ、あとは緩衝材の用意かしらね」
一同  「「「緩衝材?」」」
スウェナ「そのままの意味よ、棺桶の中にみっしりと…」

詰めておいたらマシになるでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「持ち込む分には、きっとぶるぅもオッケーよ!」
Aブルー「らしいね、ぶるぅが許すって!」
一同  「「「あー…」」」

そういえば筒抜けだったっけ、と誰もが苦笑。

シロエ 「キース先輩、緩衝材はいけるらしいです!」
サム  「朗報じゃねえか、何を詰めるんだよ?」
キース 「まさか、花とは言わないだろうな?」

棺桶だけに…、と副住職ならではの発言が。

キース 「入れる物には決まりが多いが、花は何処でも…」
シロエ 「入れるでしょうね、宗教を問わず」
サム  「けどよ、墓穴を掘っていねえか?」

布団と言えばよかったのによ、とサム君のツッコミ。

サム  「ぐるぐる巻きでも、緩衝材としては優秀だぜ?」
Aブルー「どっちも採用! 花と布団で!」
一同  「「「げっ!」」」

また筒抜けか、と一同、ガクブル。

Aブルー「そういうわけだし、準備の方をよろしくね!」
マツカ 「布団はともかく、花は高いですから…」
Aブルー「じゃあ、花はマツカで、布団はキースで!」

それぞれ用意して、松茸狩りに、とブチ上げる人。
完璧ですね?


2023/10/20 (Fri)



☆出て来た棺桶


やって来ました、松茸山へ出掛ける21日、朝イチで集合。
生徒会長宅のマンション前で、マイクロバスもスタンバイ。

シロエ 「おはようございます! 行楽日和ですよね!」
サム  「松茸狩りにはもってこいだぜ」
Aブルー「おはよう、みんな揃ってるかな?」
??? 「皆さん、おはようございます」

お久しぶりです、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

A船長 「本日は、お招き頂けて光栄です」
??? 「かみお~ん♪ 松茸狩り、うんと楽しみ!」

よろしくね、と悪戯小僧なぶるぅ(会話表記はAぶるぅ)。

Aぶるぅ「マツカ、アヒルちゃんの棺桶、出来た?」
マツカ 「もちろんです。こちらになります」

こんな感じに出来て来ました、とマツカ君が外した布。

Aぶるぅ「わぁーい、アヒルボートの出来上がり!」
ぶるぅ 「バナナボートにそっくりだよね!」
マツカ 「キースには、こう、蓋を外してですね…」

入って貰う形になってますよ、と蓋をパカンと。

マツカ 「留め具の方も、頑丈にして貰いましたから…」
Aブルー「摩擦係数がゼロとちょっとで、跳ねたって…」

いけるんだね、とソルジャー、確認を。

Aブルー「中のキースが、飛び出したりはしなくって!」
マツカ 「ええ。それから、花も用意してあります」

これですね、と指差す先に花の運搬用の箱。

シロエ 「えっと…? あれっ、白じゃないんですか?」
ジョミー「ホントだ、なんか色とりどりでさ…」
スウェナ「花も薔薇とか、華やかだわよ?」

菊じゃないの、とスウェナちゃんも覗き込んでますけど。

マツカ 「生前葬のようなものですからね」
サム  「あー…。賑やかに送り出すヤツな!」

で、肝心の主役はどうしたんだよ、とサム君の問い。

サム  「まだ来てねえぜ?」
ジョミー「逃げたかな?」
キース 「すまん、遅れた!」
シロエ 「キース先輩、布団はどうしたんです?」

用意して来る筈でしたよね、とシロエ君。
忘れたとか…?


2023/10/21 (Sat)



☆布団干しに最高


松茸山へ出掛ける日でして、いいお天気で朝から全員集合。
マイクロバスも来ていますけど、遅れて来たのがキース君。

ジョミー「ホントだ、圧縮袋も無いみたいだし…」
サム  「布団無しかよ、キツイんでねえの?」

緩衝材が花しかねえぜ、とサム君が指差す花が満載の箱。

サム  「マツカが揃えてくれてるけどよ、アレではよ…」
シロエ 「布団の代わりは無理ですよ?」

どうして持って来なかったんです、とシロエ君の問い。

シロエ 「そこまで自信があったんですか、打ち身とか?」
ジョミー「打ち身よりもさ、ムチ打ちの方がヤバいって!」
スウェナ「布団でぐるぐる巻きにしてれば、首の周りは…」

花ギッシリでいけた筈だわよ、とスウェナちゃんの指摘。

スウェナ「首がガクンとやられるリスクは、激減だわね」
キース 「俺も布団は欲しかったんだ!」

しかし…、とキース君、深い溜息。

キース 「背負って部屋を出ようとしたら、おふくろに…」
サム  「止められたのかよ?」
キース 「いや、助かるわ、と感謝されてだな…」

布団干しに干しに行く羽目に…、と不幸すぎる台詞が。

キース 「絶好の布団干し日和というヤツで!」
一同  「「「あー…」」」

そりゃダメだ、と誰もが納得。

シロエ 「取り込む方は、イライザさんなんですね…」
キース 「親父かもしれんが、キッチリ詰んだ…」

持ち出したら確実にバレるだろうが、と嘆きまくる人。

キース 「というわけで、布団は無くて…」
サム  「花だけなのな…」
ぶるぅ 「んとんと、お布団、貸してあげるよ?」

お客様用の羽根布団、と家事万能なお子様の助け舟。

ぶるぅ 「緩衝材には、イマイチだけど…」
キース 「是非、貸してくれ!」

無いよりマシだ、とキース君も必死。

キース 「でないと真面目に打ち身だらけで…」
ぶるぅ 「オッケー!」
Aブルー「それじゃ、布団を用意して…」

バスに積んだら出発だね、とソルジャーの纏め。
松茸狩り…!


2023/10/22 (Sun)



☆誰も来ない環境


絶好のお出掛け日和に、マツカ君が手配した松茸山へ出発。
マイクロバスで快適な道中、みんな揃って到着ですけれど。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ 松茸山を貸し切り!」
マツカ 「ぼくたちの他に、お客さんはいませんからね」

遠慮なくお楽しみ下さい、とマツカ君の穏やかな笑み。

マツカ 「この辺り一帯、人は入って来ませんから」
サム  「マジかよ、松茸山、幾つ借りたんだよ?」
マツカ 「大した数ではないですよ。でも、人がいると…」

キースで遊べないでしょう、と怖い台詞が。

マツカ 「生前葬も問題ですけど、アヒルボートが…」
ジョミー「あー…。目撃者がいたら、通報かもね…」
マツカ 「そうなんです。動画の拡散も困りますしね」

スマホはとても怖いんですよ、とマツカ君が竦める肩。

マツカ 「ですから、道路の方もですね…」
サム  「通行止めにしたってか?」
マツカ 「工事の準備中という形にしておきました」

通って来た道は、もう止まってます、とニッコリと。

マツカ 「山越えの道も、松茸泥棒の監視ということで…」
シロエ 「人を配置したわけですね?」
マツカ 「ええ。何が起きても、通報も動画の拡散も…」

有り得ないです、と流石な手回し。

マツカ 「松茸狩りを先にしますか、生前葬の方ですか?」
Aブルー「同時進行で行きたいねえ!」

棺桶を担いで登ろうよ、とソルジャーの提案。

Aブルー「この駐車場でキースを詰めてさ、賑やかに!」
Aぶるぅ「わぁーい、みんなで、お神輿ワッショイ!」
一同  「「「イイネ!」」」

それじゃ早速、とアヒルボートが駐車場にドンと。

シロエ 「キース先輩、どうぞです!」
ぶるぅ 「待って、お布団!」

巻かないとね、と出て来た羽毛布団。

ぶるぅ 「キース、ピシっと立っててくれる?」
Aブルー「あっ、その前に、ムチ打ち防止に…」
キース 「何かあるのか?」
Aブルー「コレだよ!」

貼って安心、と出て来たエレキバン。
効くんですか…?


2023/10/23 (Mon)



☆貼れば効くブツ


松茸山の駐車場に到着、見渡す限りの範囲を貸し切り状態。
通報される心配も無いとか、キース君をアヒルボートへと。

ジョミー「それって、エレキバンとか言わない?」
キース 「ムチ打ちをやらかした後に、使うヤツだろう!」

ついでに効き目があるかどうか…、とキース君の渋面。

キース 「普通に整形外科でだな…」
シロエ 「診て貰った方が早くないですか?」
サム  「うんうん、打ち身とセットで薬も出るしよ」
Aブルー「違うんだってば、同じエレキバンでも!」

あれこれ実験済みなんだよね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「サイオンを乗っけて、効くツボに貼れば…」
A船長 「疲れ知らずで朝までビンビン、ガンガンですよ」
ブルー 「その先、禁止!」

松茸狩りをしたかったらね、と生徒会長、イエローカード。

ブルー 「レッドカードで退場だから!」
Aブルー「大丈夫! 今はムチ打ち防止が大事!」

サイオンを乗せるのがポイントだよ、と立てる親指。

Aブルー「ヤバそうな筋とか、関節とかに貼ったらさ…」
ジョミー「予防出来るわけ?」
Aブルー「軽く痛めてしまったかな、って程度で終了!」

青アザは出来てしまうけど、とニコニコニコ。

Aブルー「三日もあれば充分、治るよ!」
キース 「そうなのか?」
Aブルー「嘘を言うわけないだろう! 場面が場面!」

棺桶の用意があるんだし、とアヒルボートを指す人。

Aブルー「死んだら、シャレにならないしさ…」
Aぶるぅ「ぼくのオモチャも、減っちゃうし…」
一同  「「「あー…」」」

今後もオモチャな方向なのか、と誰もが納得。

シロエ 「キース先輩、どうするんです?」
キース 「貼るに決まっているだろう!」

布団の方もよろしく頼む、と悲壮な決意。

Aブルー「オッケー、それじゃ首から!」
キース 「腰にも頼みたいんだが…」
Aブルー「分かってるって!」
ぶるぅ 「お布団も!」

キッチリ巻くね、とキース君をぐるぐる巻き。
準備完了!


2023/10/24 (Tue)



☆ダイブして入れ


松茸山に着いた御一同様、駐車場でアヒルボートの準備中。
キース君を布団でぐるぐる巻きで、入る支度は完了でして。

Aブルー「さあ、出来た! 入って、入って!」
Aぶるぅ「キースが入ったら、お花を詰めるね!」
キース 「この状態で、俺にどうしろと?」

足を上げることも出来ないんだが、と布団巻きなキース君。

キース 「手も動かないし、ダイブしろってか!」
Aブルー「いいね、ソレ!」
Aぶるぅ「わぁーい、棺桶に頭からダイブ!」

やって、やって! と悪戯小僧がピョンピョンと。

Aぶるぅ「足腰、鍛えてあるもんね!」
Aブルー「グッと屈んで、頭からいこう!」
キース 「……マジか……」

それは頭を強打するヤツ、とキース君、愕然。

キース 「アヒルボートの前に死ぬコースだぞ!」
Aブルー「忘れたのかな、エレキバン!」
A船長 「キッチリ貼ってありますしねえ…」

頭もタンコブ程度ですよ、とキャプテンの言。

A船長 「ムチ打ちの心配も無用ですから、安心です」
Aブルー「保証するってば、飛んで、飛んで!」

勢いをつけてジャンプでダイブ、とソルジャーも。

Aブルー「みんなも声援、よろしくね!」
一同  「「「イイネ!」」」

入る所からお祭りだ、と誰もが歓声。

ジョミー「じゃあ、掛け声はダイブでいいかな?」
シロエ 「ですね、景気のいい響きですよ」
サム  「声を揃えて、ダイブ、ダイブ、な!」

手拍子もつけて盛り上げようぜ、とサム君も。

サム  「いくぜ、ダイブ、ダイブ!」
Aブルー「いいねえ、みんな手拍子、手拍子!」
一同  「「「ダイブ、ダイブ!」」」
Aぶるぅ「ダイブしないなら…」

どうしようかな、と悪戯小僧が棺桶をチラリ。

Aぶるぅ「何か悪戯、考えないと…」
キース 「いや、ダイブする!」
Aブルー「オッケー、みんな応援!」
一同  「「「ダイブ!」」」
キース 「南無阿弥陀仏ーっ!」

凄い掛け声で、頭から飛び込んで行った人。
お念仏…。


2023/10/25 (Wed)



☆ダイブの結果は


松茸山にアヒルボートを担いで登ろう、と決めた御一同様。
麓の駐車場で準備ですけど、キース君がダイブで棺桶へと。

Aぶるぅ「かみお~ん♪ ナイスダイブ!」
Aブルー「うん、決まった! 拍手、拍手ーっ!」

見事だったよ、とソルジャー、大絶賛。

Aブルー「鍛えていると、やっぱり違うねえ…」
A船長 「本当に。ゴツンと音はしましたが…」
Aブルー「キース、頭は無事だよね?」
キース 「なんとかな…」

首も問題無さそうだ、と答える声が聞きづらい件。

Aブルー「返事は、もっとハキハキと!」
キース 「そう言われても…!」
シロエ 「無理っぽいですよ、うつ伏せですから」

頭からダイブでしたからね、とシロエ君が指す棺桶の中。

シロエ 「上を向こうにも、手足が使えませんし…」
ジョミー「熊のプーさんみたいだよねえ…」

お尻の側が見えてるしさ、とジョミー君。

ジョミー「裏返さないと、どうにもならないよ」
サム  「だよなあ、仕方ねえから裏返そうぜ」

俺たちでよ、とサム君が屈みましたけど。

Aぶるぅ「ダメだってばーっ!」
一同  「「「は?」」」
Aぶるぅ「主役は、お尻でいいと思うの!」

熊のプーさんで閃いたしね、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「顔の周りを、お花で飾ってあげるより…」
サム  「尻だってか?」
Aぶるぅ「ピンポーン!」

キースのお尻のお葬式だあ! とピョンピョンピョン。

Aぶるぅ「その方が、心が痛まないでしょ?」
シロエ 「言われてみれば、そうですね…」
マツカ 「顔が見えたらキツイですけど、お尻なら…」
スウェナ「良心の呵責、ナッシングよね!」

元々、無かったんだけど、とスウェナちゃんも。

スウェナ「このまま行きましょ、お花ドッサリで!」
キース 「ちょっと待て!」
Aブルー「静かにしたまえ、主役はお尻だから!」
Aぶるぅ「お尻は喋らないもんね!」
キース 「俺の尻なんだが!」

主役も何も、と持ち主が叫んでますけど。
詰んだのでは…?


2023/10/26 (Thu)



☆主役が変わるなら


キース君が入ったアヒルボートを担いで、松茸山へ登る件。
麓の駐車場で準備で、布団巻きのキース君が中へダイブで。

Aブルー「主役と決まれば主役なんだよ、お尻がね!」
Aぶるぅ「そだよ、お尻は凄いんだから!」

夜は立派に出番があるし、と悪戯小僧が威張り返り。

Aぶるぅ「大人の時間は、お尻がなくっちゃ!」
Aブルー「そうなんだよねえ、無いと大変!」
A船長 「突っ込む場所が、無いも同然ですからねえ…」
ブルー 「その先、絶対、許さないから!」

今すぐ退場して欲しいかも、と生徒会長、レッドカードを。

ブルー 「松茸狩りをしたいんだったら、そこまでで!」
Aブルー「無粋だねえ…。まあいいけどさ」
A船長 「どうせキースの場合は、出番が無いですし…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ モテない人生だしね!」

突っ込んでくれる人もいないよ、と悪戯小僧がケタケタと。

Aぶるぅ「今日は、可哀相なお尻を主役にしてあげる会!」
Aブルー「いいねえ、お尻も報われるってね!」
キース 「俺の立場はどうなるんだ!」
Aブルー「主役を譲ればいいだけだよ!」

花の他にも色々と入れた方がいいかも、とソルジャーの言。

Aブルー「お尻だしねえ、痔の薬とか…」
シロエ 「なるほど、座薬に塗り薬ですか…」
サム  「坊主の職業病らしいよな、アレ…」

座る時間が多いからよ、と僧籍なサム君。

サム  「キースはどうだか知らねえけど」
キース 「俺も親父も、そんな病は患っていない!」
Aブルー「らしいよ、だったら生前葬で送っておけば…」
ジョミー「一生、無縁でいられそうだね!」

是非、棺桶に痔の薬も、とジョミー君もプッシュ。

ジョミー「でもさ、マツカが通行止めにしちゃったし…」
シロエ 「瞬間移動で買いに行くしかないですね」
ぶるぅ 「じゃあ、行って来る!」
Aブルー「いいのを沢山、ドッカンとね!」
ぶるぅ 「オッケー、箱買い!」

大人買いしに行って来るね、と消えましたけど。
痔の薬…。


2023/10/27 (Fri)



☆主役を立てないと


松茸山へは、キース君が入ったアヒルボートを担いで登山。
麓の駐車場で準備ですけど、主役がキース君のお尻に交代。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ お薬、買って来たよーっ!」
Aぶるぅ「わぁーい、座薬も、塗り薬も!」

お花と一緒に詰めなくっちゃ、と悪戯小僧も大喜び。

Aぶるぅ「お薬、お尻の周りかなあ?」
Aブルー「ダメダメ、主役はお尻なんだよ?」

花を持たせると言うだろう、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「お尻が花で、頭の周りが薬だね!」
一同  「「「うわー…」」」

それは酷い、と誰もがドン引き。

シロエ 「頭の周りは、酷すぎませんか?」
Aブルー「何か文句があるとでも?」
シロエ 「いえ、無いです!」

ぼくも命が惜しいですから、とシロエ君、逃げ腰。

シロエ 「急いで詰めます、塗り薬からでいいですか?」
Aブルー「そうだね、座薬とセットで絵になるように!」
A船長 「詰め終わったら、隙間に花は如何でしょうか」
Aぶるぅ「そだね、どうせ全体に詰めるんだしね!」

主役の周りが多めなだけで、と悪戯小僧の手に深紅の薔薇。

Aぶるぅ「お尻の周りは、薔薇とかで!」
ジョミー「顔の周りは隙間用?」
Aブルー「そう! 顔は脇役、主役はお尻!」

もっとも布団で隠れてるけど、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「お尻のトコだけ、穴を開けようかな?」
シロエ 「会長の家の布団ですけど!」
Aブルー「マツカ、弁償出来るよね?」
マツカ 「は、はいっ!」

最高級の羽毛布団を手配します、と御曹司。

マツカ 「ブルーも、ぶるぅも、それでいいですか?」
ぶるぅ 「ぼくはいいけど…」
ブルー 「もちろん許すよ!」

マツカの家の御用達だし、と生徒会長が立てる親指。

ブルー 「どうせだったら、一式貰えるかな?」
マツカ 「ええ、枕からご用意します」
ぶるぅ 「やったーっ!」
Aブルー「それじゃ、主役のご登場!」

サイオンで布団にポンと開けられた穴。
お尻、出ました…。


2023/10/28 (Sat)



☆登って来た道を


松茸山に登る道中、担ぐのがキース君入りのアヒルボート。
準備の方もいよいよ仕上げで、主役はキース君のお尻で…。

Aブルー「穴の周りは固めてあるから、羽根は出ないし…」
Aぶるぅ「みんな、お尻を飾ってあげてね!」

頭の方に痔のお薬も、と悪戯小僧が音頭で、花や薬が。

Aブルー「うん、いい感じに出来上がったよ!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 蓋をして、お神輿ワッショイ!」

いくよ! とサイオンでアヒルボートの蓋を載せまして。

Aぶるぅ「えっと、留め具は、っと…」
A船長 「やりましょう。力には自信がありますからね」

こう押さえて…、とキャプテン、ガッチリ固定。

A船長 「大丈夫です、これで外れませんよ」
Aブルー「さあ、みんなで担いで景気よく!」
一同  「「「ワッショイ!」」」

逆らったら後が怖いから、と担いで登ってゆく御一同様。

Aぶるぅ「んとんと、ここでワッショイしてね!」
一同  「「「は?」」」
Aぶるぅ「お神輿の見せ場は、途中でワッショイ!」

派手にやるでしょ、と言われれば、そうかも。

一同  「「「ワッショイ!」」」
Aぶるぅ「もひとつ、ワッショイ!」
一同  「「「ワッショーイ!」」」
キース 「やめてくれ!」

死ぬ、と中から悲鳴ですけど、ワッショイで登山。

Aブルー「あっ、此処で食事になるのかな?」
マツカ 「ええ、この辺りがいいそうです」

日当たりも良くて…、と指す敷物や七輪、コンロなど。

マツカ 「松茸が採れたら連絡すれば、食材が…」
Aブルー「なるほど、すき焼きとかだしね!」

食材は新鮮なのが一番、とソルジャーも納得。

Aブルー「すると、アヒルボートは此処から…」
Aぶるぅ「そだね、登って来た道を…」

駐車場までノンストップ! と悪戯小僧。

Aブルー「よし! アヒルボートを降ろして、押して!」
Aぶるぅ「みんなで蹴ってね!」
Aブルー「御出棺だよ!」

お別れしたら松茸狩りだ、と言ってますけど。
蹴れ、と…?


2023/10/29 (Sun)



☆再利用も出来ます


キース君入りのアヒルボートを担いで、いよいよ松茸狩り。
食事が出来る場所に到着、まずはアヒルボートにお別れで。

シロエ 「蹴るんですか!?」
Aブルー「嫌なら、押してもいいんだよ?」

要は落とせばいいんだからね、と麓を見下ろすソルジャー。

Aブルー「イレギュラーに跳ねて、ノンストップで!」
Aぶるぅ「それとも、見てるだけがいい?」

見学料は、うんと高いよ、と悪戯小僧の目がキラリーンと。

Aぶるぅ「アヒルボートは、キース専用じゃないし…」
一同  「「「え?」」」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 再利用、出来るよね!」

キースの次に入りたい人ーっ! と突き上げる拳。

Aぶるぅ「マツカ、花とお布団、用意出来るでしょ?」
マツカ 「え、ええ…。ということは、ぼくは除外で…」

他の皆さんになるんでしょうか、と御曹司の問い。

マツカ 「キースの場合は痔の薬ですけど、その辺も…」
Aぶるぅ「そだよ、誰が入るかで変わるも~ん!」

マツカは入っちゃダメだけどね、とニコニコニコ。

Aぶるぅ「他は先着順で受け付けーっ!」
シロエ 「要りませんから!」

ぼくは蹴ります、とシロエ君、キッパリ。

シロエ 「キース先輩、失礼します!」
一同  「「「イイネ!」」」」

絶対ソレ、と全員の足がアヒルボートを蹴り飛ばし。

キース 「うわーっ!」
一同  (((悪い…)))

こっちも命がかかってるから、と一同、合掌。

Aぶるぅ「わぁーい、跳ねたり、落っこちたり!」
キース 「止めてくれーっ!」
Aブルー「まだまだ、麓は先だから!」
一同  (((怖すぎる…)))

しかも、この後、爆死エンドか、と誰もがガクブル。

Aブルー「いいねえ、いいねえ、アヒルボート!」
A船長 「見ている分には、最高ですね!」
Aぶるぅ「跳ねて、跳ねてーっ!」
Aブルー「さあ、フィナーレだよ、爆死でゴー!」
キース 「ああああああ!」

ドッカーン! と麓の木を直撃で停止。
生きてますか…?


2023/10/30 (Mon)



☆代わりは嫌すぎ


松茸狩りに来た御一同様、まずはアヒルボートにお別れを。
中のキース君の絶叫を乗せて下って、麓の木の幹に激突で。

シロエ 「キース先輩、死んだかもですね…」
Aブルー「まだまだ、もっといけるから!」
一同  「「「は?」」」
Aぶるぅ「エレキバン、ちゃんと効いてるもーん!」

青アザは出来たかもだけど、と悪戯小僧がピョンピョンと。

Aぶるぅ「松茸狩りして、お昼御飯の後で、もう一度!」
一同  「「「げっ!」」」
Aぶるぅ「代わりに乗りたい人は、手を挙げてーっ!」

あれ? と見回す悪戯小僧。

Aぶるぅ「乗らないの?」
シロエ 「普通、いないと思います…」
Aぶるぅ「そっか、だったらキースでもう一回!」

でも、その前に回収だよね、と瞬間移動で戻ったボート。

Aぶるぅ「生きてるかな?」
A船長 「開けてみましょう。ああ、無事ですね」
キース 「どの辺がだ…!」

真面目に死んだ、と痔薬と花に埋もれて、うつ伏せな人。

キース 「早く出してくれ!」
Aぶるぅ「もっちろ~ん! 松茸、ちゃんと採ってね!」

お昼御飯が済んだら、アヒルボート、と怖い台詞が。

Aぶるぅ「それまでの間は、松茸狩りがお仕事だから!」
キース 「いつ決まったんだ!」
Aぶるぅ「ついさっき! 誰も乗りたい人がいないし…」

アヒルボートがもったいないでしょ、とニコニコ。

Aぶるぅ「生きて帰れるのも分かったし…」
Aブルー「痔という病も、生前葬で送れたからねえ…」
A船長 「午後も頑張って下さいね」

ワープしろとは言いませんから、とキャプテンも笑顔。

A船長 「ただ乗るだけで、技術は全く不要です」
Aブルー「ホントにね!」

さあ、出て! とソルジャー、サイオンでキース君を外へ。

Aブルー「松茸も沢山採ってよね!」
Aぶるぅ「お昼を食べたら、アヒルボート!」
キース 「マジか…」
一同  (((怖すぎる…)))

でも交代は嫌だ、と誰もが沈黙ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2023/10/31 (Tue)



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☆その話はマズイ


さて、10月。今年は1日からして日曜、休日ですけれど。
お出掛けではなく、生徒会長宅で過ごすシャン学メンバー。

ジョミー「暑いよね、今年…」
サム  「10月っていう気分じゃねえぜ…」

こんなの昨日の続きじゃねえか、とサム君の文句。

サム  「昨日の続きで、9月31日でねえの?」
シロエ 「いいですね、ソレ!」
スウェナ「9月は30日までだものね、まさに31日で…」

暑すぎだわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「行楽の秋って気分じゃないわ」」
ジョミー「もっと涼しくならないとね…」

これじゃ松茸狩りだって無理、とジョミー君。

ジョミー「山に行っても空振りするヤツ!」
シロエ 「ジョミー先輩、そこまでにしておいて下さい!」
ジョミー「えっ? 何かマズイこと言ったっけ?」
シロエ 「いえ、そのものではないですけど…」

危険ですよ、とシロエ君が自分の指を唇に。

シロエ 「松茸もキノコの内ですからね」
一同  「「「あー…」」」

確かに危険だ、と一同、納得。

キース 「ジョミー、その先は喋るなよ?」
ジョミー「うん、分かった…」

別の話を振らないと、とジョミー君が引き締める顔。

ジョミー「キースの二の舞、嫌だしね…」
キース 「なんだって!?」

冗談じゃない、とキース君、グッと拳を。

キース 「そう言いたいのは、俺の方だ!」
ジョミー「でも、大抵はキースがさ…」
シロエ 「やらかしますよね、先月だって、そうでした!」

一人で自爆すればいいのに、とシロエ君のツッコミ。

シロエ 「蒸し返すようで、アレなんですけど…」
ジョミー「ぼくたち、マジでキツかったしね…」
サム  「うんうん、キースが動く度によ…」

オナラの音が響くんだぜ、とサム君も。

サム  「法要の席でアレはねえよな…」
シロエ 「ええ。なのに笑ったら終わりだなんて…」
キース 「俺の台詞だと思うぞ、ソレは!」

お前たちが吐くヤツではない、と怒鳴ってますけど。
どっち…?


2023/10/01 (Sun)



☆あの世でも本望


初日から日曜な今年の10月、生徒会長宅に来ている面々。
気分は9月の31日、松茸狩りな気分にもなれませんけど。

キース 「あの日の俺が、どれほど地獄だったか!」
シロエ 「でも、実害は何も無かったじゃないですか!」

オナラの音が響くだけで…、とシロエ君の指摘。

シロエ 「ぶるぅの悪戯、普段だったら半端ないですよ?」
サム  「だよなあ、カエル袋とか、マジで死ぬヤツな」
ジョミー「キースだから、なんとか無事なんだよねえ?」

カエル袋、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「仰向けにされて、お腹の上でピョンピョンで…」
スウェナ「ぐえっ、て言うから、カエル袋だものねえ…」
シロエ 「ぼくなら、とっくに死んでいますね」

内臓破裂で救急搬送で…、とシロエ君。

シロエ 「手当ての甲斐なく、あの世行きです」
サム  「あの世は勘弁願いてえよな、キースはともかく」
ブルー 「まあねえ、キースの場合は本望だよね」

お浄土を目指して修行を積むのが仕事だし、と生徒会長。

ブルー 「お坊さんは本来、そういうものだよ」
サム  「だろ? だからキースは、あの世行きでも…」

何も問題ねえんだけどよ…、とサム君の意見。

サム  「けど、俺たちは違うわけでよ…」
キース 「お前とジョミーも、僧籍だろう!」
サム  「言っておくけど、正式な修行はしてねえぜ?」
ジョミー「ぼくなんか、名前だけだから!」

棚経だって、無給のバイトのつもり、とジョミー君。

ジョミー「ブラック企業に引っ掛かったと思ってさ…」
シロエ 「毎年、耐えてるんですね?」
ジョミー「そう! でもさ、キースは本業なんだし…」
サム  「オナラの音が鳴っても、いける筈だぜ」

でなきゃ務まらねえじゃねえかよ、とサム君、ピシャリと。

サム  「現にキッチリ、最後までよ…」
シロエ 「やり遂げましたし、平常心でしょう?」
キース 「やかましい!」

お前たちより地獄を見たんだ、と握り締める拳。
本当に…?


2023/10/02 (Mon)



☆どっちの台詞だ


今年の10月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ウッカリ出て来た松茸の話から、疫病仏へとズレまして…。

シロエ 「くどいようですけど、音だけですから!」
ジョミー「そうだよ、どの辺が地獄になるのさ!」

地獄は絶対、ぼくたちの方、とジョミー君も譲らず。

ジョミー「キースはお尻で、あのクッションをさ…」
サム  「押して鳴らしてただけじゃねえかよ!」
シロエ 「ぼくたちは、キース先輩のお尻を見ながら…」

アレを聞かされていたんですよ、と詰め寄るシロエ君。

シロエ 「笑いを堪えて座っているのは、地獄でした!」
ジョミー「笑ったら最後、あっちのぶるぅの下僕でさ…」
サム  「カエル袋の刑だったんだぜ?」

おまけにカエル袋はデフォな、とサム君の睨み。

サム  「基本のコースで、更に何かがつくんだぜ?」
シロエ 「どう来るか、真面目に怖すぎですから!」

死ぬ目に遭うのは確実ですし、とシロエ君、肩をブルッと。

シロエ 「それが嫌なら、先輩のお尻が見えていたって…」
ジョミー「そこからオナラの音がしたって、沈黙だよ!」

本当に地獄だったんだから、とジョミー君もグッと拳を。

ジョミー「マツカとぶるぅは、除外だったけど…」
シロエ 「スルースキルが高すぎですから…」

平常心だったわけですよ、とシロエ君が眺める二人の顔。

シロエ 「ああいう人たちも、いるわけですし…」
サム  「本職の坊主をやってるんだろ、耐えろよな!」
ジョミー「涼しい顔で耐えてこそだよ、キースは!」

でないと坊主失格だよね、とジョミー君。

ジョミー「ぼくたちを責める資格はゼロ!」
一同  「「「イイネ!」」」

スルースキルが高い人まで、拍手喝采。

マツカ 「あの日は地獄と言っていいのは、皆さんですよ」
キース 「なんで、お前まで、そいつらの肩を…!」
マツカ 「正しいと思うからなんですけど、違いますか?」

実は正しいのはキースですか、と聞いてますけど。
答えは…?


2023/10/03 (Tue)



☆正論で纏める人


初日が日曜日な今年の10月、生徒会長宅に来ている面々。
お彼岸の法要で地獄を見たのは誰なのか、が問題でして…。

マツカ 「いいですか? 今から纏めますからね、キース」
キース 「纏める、だと?」
マツカ 「はい。どちらの言い分が正しいのかを…」

きちんと整理して検討しましょう、とマツカ君、目がマジ。

マツカ 「でないと、キースには無理そうですから」
キース 「俺の頭脳を馬鹿にする気か!」
マツカ 「分かってるんなら、いいですけれど…」

つまり認めるわけですね、と穏やかな笑みが怖すぎる人。

マツカ 「お彼岸の法要、地獄はキースではなくて…」
ジョミー「ぼくたちの方ってことだよね?」
マツカ 「そうなりますね、キースも異議は無いようです」
キース 「待て、纏めるな!」

そんな所で…、とキース君、必死の乱入。

キース 「地獄は俺の方だったんだが…!」
マツカ 「まだ言うんですか?」
キース 「そう簡単に、あんな惨劇をだな…!」

片付けられたら浮かばれんぞ、とキース君、拳をグッと。

キース 「俺の人生でも、あそこまで酷い経験は無い!」
マツカ 「確認ですけど、無いんですね?」
キース 「ああ、一度もな!」

よくも地獄を見せやがって、と吊り上げる眉。

キース 「何故、誰も止めなかったんだ!」
シロエ 「ぼくたちの方も、命が懸かってましたから!」
マツカ 「そこなんですよね、どうもキースには…」

あれは地獄じゃないようですよ、とマツカ君。

マツカ 「何度も下僕をやらされましたし、耐性が…」
キース 「何の話だ!」
マツカ 「さっき、確認したヤツですよ」

あの法要が人生最悪の地獄でしょう、と入ったツッコミ。

マツカ 「つまりキースには、ぶるぅの下僕は…」
ジョミー「あー、大したことはないヤツなんだ?」
マツカ 「ええ。ですから、地獄を見た方は…」
シロエ 「ぼくたちで正解なんですね!」

流石はマツカだ、と大歓声の中で纏めが終了。
正論すぎ…。


2023/10/04 (Wed)



☆理解出来ない人


初日から日曜日で休みな10月、生徒会長宅で過ごす面々。
お彼岸の法要で見た地獄から、誰が地獄かで揉めまして…。

キース 「ちょっと待て! だから地獄は俺の方だと…!」
マツカ 「頭はいいんじゃなかったんですか?」

それとも聞き間違えたでしょうか、とマツカ君が傾げる首。

マツカ 「あの法要が、人生最悪の地獄なんでしょう?」
キース 「当然だ! よくも坊主をコケにしやがって!」
マツカ 「分かります。キースの坊主としての誇りが…」

あの屈辱を許せないのも、とマツカ君、淡々と。

マツカ 「それの前には、ぶるぅの下僕も、カエル袋も…」
シロエ 「要は些細なことなんですよね、マツカ先輩?」
マツカ 「そうなりますね、キースも充分、その辺は…」

理解出来たと思うんですが…、とマツカ君の冷たい視線。

マツカ 「無理なんだったら、もう一度、一番最初から…」
ジョミー「言ってあげてよ、分かってないし!」
サム  「うんうん、それがベストだよな」

キースが納得しねえことには…、とサム君も。

サム  「ついでに今後も、ぶるぅの下僕は専属でよ…」
シロエ 「是非とも、やって欲しいですよね!」
マツカ 「やってくれると思いますよ?」

今の話が分かるのならば…、とマツカ君が張る包囲網。

マツカ 「大したことではないそうですから」
一同  「「「イイネ!」」」
??? 「うん、ぼくも全面的に賛成!」

イイネ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場でして。

Aブルー「今月は、松茸狩りだって?」
一同  「「「げっ!」」」

既に手遅れだったのか、と誰もがドン引き。

ジョミー「ち、違うよ、ぼくのせいじゃないから!」
マツカ 「大丈夫ですよ、何があっても…」

そこのキースが引き受けますし、とマツカ君。

マツカ 「そうですよね?」
キース 「なんで、そうなる!」
マツカ 「やっぱり、もう一度、最初から…」

説明した方がいいんでしょうか、と質問が。
まあねえ…?


2023/10/05 (Thu)



☆普通にぶつけろ


初日から日曜な今年の10月、生徒会長宅に来ている面々。
お彼岸の話が蒸し返されている所へ、余計なお客様までが。

Aブルー「説明するより、百聞は一見に如かずだろう?」
マツカ 「それは、どういう意味なんですか?」
Aブルー「キースにとっては、大したことないヤツを…」

普通にぶつけた方が早いよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「それから、キースにアンケートをね!」
シロエ 「あー…。とりあえず、下僕を体験ですか!」
Aブルー「ピンポーン! 是非とも、松茸狩りで!」

結論を出すのは、その後で…、と纏めにかかる人。

Aブルー「法要よりも、下僕の方が地獄だったらさ…」
ジョミー「お彼岸で地獄を見たのは、ぼくたちだ、って…」
マツカ 「認めざるを得ないですねえ、確かに」

とてもいい案だと思います、とマツカ君も賛成。

マツカ 「キースも、それでいいでしょう?」
キース 「何故、そうなるんだ!」
マツカ 「頭で無理やり理解するより、早いですしね」

さっき、こちらの方も仰いました、と丁寧な口調。

マツカ 「それで皆さん、松茸狩りはいつにしますか?」
Aブルー「いいねえ、話が早くてさ!」

何処かの誰かとは大違いだよ、とソルジャー、絶賛。

Aブルー「いつがいいかな、ぼくのハーレイの方は、と…」
シロエ 「えっ、キャプテンも来るんですか!?」
Aブルー「当たり前だよ、こういうイベントの時は…」

来てるじゃないか、と言われて、一同、ドン引き。

シロエ 「…そうでした…」
サム  「早くも波乱のフラグだぜ、コレ…」
マツカ 「いいえ、キースがいますから…」

何が起きても大丈夫です、とマツカ君が押す太鼓判。

マツカ 「ぶるぅの下僕を、一人で引き受けなんですよ?」
ジョミー「キャプテンまで、手が回らないんじゃあ…?」
シロエ 「ヤバい予感がしますけど!」
マツカ 「では聞きますけど、キャプテンが…」

ぶるぅを差し置いてやらかしますか、という問いが。
確かに…。


2023/10/06 (Fri)



☆後半の方がいい


今年の10月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
お彼岸の話が蒸し返された所へ、ソルジャーが来まして…。

ジョミー「あー…。キャプテンも大概、アレだけど…」
シロエ 「ぶるぅを差し置いてまで、やらかしたことは…」

無い筈ですよね、とシロエ君、他の面子をぐるりと。

シロエ 「それとも、何かありましたっけ?」
サム  「いや、そういうのはねえと思うぜ」
スウェナ「どちらかと言えば、キャプテンも、ぶるぅに…」

振り回されてる方じゃないかしら、とスウェナちゃん。

スウェナ「いいように遊ばれてるって言うか…」
ジョミー「だよねえ、夏の別荘とか、泊まりがけだと…」
マツカ 「ええ、巻き込まれてババなんですよ」

具体例は控えさせて頂きますが、とマツカ君、控えめ発言。

マツカ 「レッドカードは嫌ですからね」
ブルー 「オッケー、流石、マツカは心得てるねえ!」

言うべきでないことは言わないし、と生徒会長の笑み。

ブルー 「というわけで、松茸狩りもよろしく!」
マツカ 「もちろんです。今年の秋も暑いですから…」

早く行っても、松茸に出会えないかもで…、という意見。

マツカ 「後半の方がいいと思うんですよ」
ジョミー「21日辺りかな?」
Aブルー「いいねえ、そこなら、ぼくのハーレイも…」

休暇が取れる筈だから、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「是非とも、そこでお願いしたいな!」
シロエ 「ぼくたちも、21日でいいですよね?」
一同  「「「イイネ!」」」

決まった、と松茸狩りの日取りが決定。

Aブルー「そうと決まれば、キースも覚悟を決めないと…」
シロエ 「ですね、ぶるぅの下僕が待っていますから」

頑張って務めて下さいよ、と念押しが。

シロエ 「大したことではないんでしょう?」
キース 「どの辺がだ!」
マツカ 「キースが自分で言ったんですよ?」
キース 「違う、お前たちが…!」

俺を墓穴に押し込んだんだ、と悲鳴ですけど。
違う気が…。


2023/10/07 (Sat)



☆墓穴にはセット


初日が日曜な今年の10月、生徒会長宅に集う面々ですが。
ソルジャーまで来て、松茸狩りに行く日が決まったわけで。

シロエ 「墓穴を掘ったの、キース先輩でしょう?」
ジョミー「誰に聞いても、そうなると思うよ」
サム  「間違いねえよな、百パーセント」
スウェナ「キースの自業自得で正解だわね!」

いいトコ、過失で終わりじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「自分で掘って、自分で入ったわけじゃない!」
マツカ 「押し込んだ人は、誰もいないと思いますけど?」
キース 「しかしだな…!」
マツカ 「やっぱり、理解が出来てませんか?」

それなら説明し直しますが…、とマツカ君、フウと溜息。

マツカ 「どう言い換えればいいんでしょうねえ…」
シロエ 「そこはスルーでいいと思います!」
ジョミー「理解する気が無いんだからさ、労力の無駄!」

それよりトドメを刺した方が、とジョミー君の怖い台詞が。

ジョミー「墓穴だけだと、這い出して来るし…」
サム  「あー、心臓に杭を打つのかよ?」
ジョミー「それだと再起不能になるから、釘がいいかな」
一同  「「「釘?」」」

そんなモノでトドメが刺せるだろうか、と首を捻る人たち。

シロエ 「釘なんかで、どうやるんです?」
ジョミー「釘付けだってば!」
Aブルー「それは磔とかいうヤツかな?」

手と足に釘を打つヤツだっけ、とソルジャーの問い。

Aブルー「確か、死ぬまで時間がかかる、って…」
シロエ 「ですよね、それまでうるさいですよ?」
ジョミー「違うよ、棺桶の方だってば!」
一同  「「「棺桶?」」」

まあ、墓穴にはセットかも、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「棺桶を用意する、という意味でしょうか?」
ジョミー「そう、ソレ! でもって蓋を釘付けに!」
サム  「出られねえよな、中からは…」
スウェナ「安心だわね…」
Aブルー「じゃあ、棺桶の用意は、ぼくが!」

ぶるぅに聞いて最高のをね、と言ってますけど。
棺桶…?


2023/10/08 (Sun)



☆オマケな扱いで


今年の10月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーも来まして、松茸狩りの日取りが決定ですけど。

キース 「ちょっと待て!」
Aブルー「えっ、何をだい?」
キース 「なんで、あんたが用意するんだ!」

言い出したのはジョミーだろうが、とキース君、顔面蒼白。

キース 「こいつらが用意するならまだしも、部外者は…」
マツカ 「お断りだ、と言いたいんですか?」
キース 「当然だろう!」
マツカ 「でも、フラグはとっくに立っていますよ?」

ぶるぅの下僕を務める時点で…、とマツカ君の鋭い指摘。

マツカ 「棺桶の件は、一種のオプションでしょうね」
サム  「うんうん、それでいいと思うぜ」
ジョミー「オプションだよねえ、どう考えても」
Aブルー「違うね、オマケというヤツだよ!」

費用は一切かからないし、とソルジャーの言。

Aブルー「こっちの世界で、団体旅行に出掛けると…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「オプションだってば、色々あるよね?」
シロエ 「あー、追加料金で出来るヤツですね!」

コース以外の所に行けるとか…、とシロエ君。

シロエ 「夕食の後でお出掛けしたり、他にも色々と…」
Aブルー「そう! だけど、それには料金がさ…」
シロエ 「別途、かかって来ますよねえ…」
Aブルー「其処なんだよね、だから、オマケで!」

オプションという言い方よりは…、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「アイデア料とかは無しで、お持ち帰り扱い!」
一同  「「「えっと…?」」」

いったい何を持ち帰るんだ、と誰もがキョトン。

シロエ 「あのぅ…。棺桶のお持ち帰りですか?」
ジョミー「そうなるよね…?」

今の話の流れだと…、とジョミー君。

ジョミー「まさか、本物を用意するわけ?」
Aブルー「ツアーのオマケの話だってば!」
シロエ 「ああ、果物とかのお土産を…」
Aブルー「貰えるヤツだよ!」

タダでドッサリお持ち帰り、と言ってますけど。
怖すぎでは…?


2023/10/09 (Mon)



☆墓穴に蹴り込め


初日が日曜な10月ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーまでがやって来たわけで、松茸狩りの話が決定。

シロエ 「タダでドッサリ、棺桶を用意するわけですか?」
Aブルー「そういうことだね、キースが、入り放題で!」

釘もバンバン打ち付けるよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「二度と這い出して来ないようにさ!」
一同  「「「イイネ!」」」

それなら松茸狩りも安心、と誰もが歓声。

シロエ 「キース先輩、墓穴を掘り放題だそうですよ!」
ジョミー「棺桶も入り放題だったら、最高だよね!」
キース 「どの辺がだ!」
サム  「そんなの、決まっているじゃねえかよ!」

キースが一手引き受けだしよ、とサム君、即答。

サム  「ぶるぅの下僕で、おまけに墓穴に…」
シロエ 「ギュウギュウと詰めて貰えますしね!」
スウェナ「出られないように、棺桶の蓋を釘付けなのよ?」

私たちは完全に安全圏ね、とスウェナちゃん。

スウェナ「疫病仏が墓穴の中なら、心配はゼロ!」
ジョミー「何があっても、全部、キースの墓穴にさ…」
シロエ 「片っ端から蹴り込んでいけば、バッチリです!」

ぼくたちには何も起こりませんよ、とシロエ君も。

シロエ 「というわけで、松茸狩りを楽しみましょう!」
Aブルー「沢山、採れるといいんだけどねえ…」
マツカ 「松茸山のチョイスは、お任せ下さい」

今から複数、手配しておきますよ、と御曹司の笑み。

マツカ 「その中から、一番、いい条件のを…」
サム  「当日、選んでくれるのな?」
マツカ 「ええ。キャンセル料なども御心配なく」

ちゃんと払っておきますから、と流石な気配り。

マツカ 「もっとも、松茸山は丸儲けになるんですけどね」
ジョミー「あー、当日券!」
マツカ 「そうなんです。本日いけます、と看板だけで…」
シロエ 「埋まるんですね?」
Aブルー「いいねえ、キースの墓穴もさ…」

その勢いで埋めていこうよ、と煽ってますけど。
棺桶で墓穴…。


2023/10/10 (Tue)



☆棺桶のチョイスは


今年の10月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーが来まして、松茸狩りの日取りも無事に決定で。

キース 「あんた、どういうつもりなんだ!」
Aブルー「どうって、ぶるぅに期待だってば!」

どんな棺桶を用意するかな、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「埋めて貰えたら、まだマシかもね」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「だって、ぶるぅが考えるんだよ?」

キースを入れる棺桶のチョイス、とソルジャーの言。

Aブルー「最悪、橇になっているかも…」
一同  「「「橇?」」」

橇って何だ、と誰もが怪訝そうな顔。

シロエ 「あのぅ…。橇って、どういうヤツです?」
Aブルー「橇と言ったら、橇だけど?」

冬に滑って遊ぶヤツだよ、とソルジャー、サラッと。

Aブルー「スキー場とかの端っこの方で、子供とかがさ…」
サム  「あー、アレな…。でもよ、行先、松茸山だぜ?」
シロエ 「橇なんて、無理が無いですか?」

とても滑れるとは思えませんが…、とシロエ君の指摘。

シロエ 「押しても引いても、下が土だと動きませんし…」
ジョミー「だよねえ、それともサイオンでさ…」
スウェナ「摩擦係数、ゼロなのかしら?」
一同  「「「げっ!」」」

それはそれで死ねるコースかも、と一同、ドン引き。

シロエ 「ゼロだと、止まってくれませんよ!?」
サム  「山の下までノンストップかよ…」
ジョミー「キース、爆死で決定だよね…」
Aブルー「なるほど、摩擦係数ゼロねえ…」

それは考えなかったな、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「ローラーブレードくらいかな、と…」
一同  「「「うっ…!」」」

入れ知恵をしてしまったかも、と愕然とする御一同様。

スウェナ「ちょ、ちょっと…! 今の、取り消しで!」
シロエ 「そうです、スウェナ先輩が気の毒すぎます!」
キース 「俺じゃなくて、スウェナの心配なのか!?」

間違っている気がするんだが、と叫んでますけど。
どうなんだか…。


2023/10/11 (Wed)



☆高そうな生存率


初日から日曜な今年の10月、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来まして、松茸狩りに行くのが決定ですけど。

キース 「被害者は誰だと思ってるんだ!」
シロエ 「その被害者って、今のケースのことですか?」
キース 「他に何があると!?」

この状況で…、とキース君が握り締める拳。

キース 「よく考えてから、答えてみやがれ!」
シロエ 「そんなの、考えなくてもですね…」

分かっているじゃないですか、とシロエ君、しれっと。

シロエ 「スウェナ先輩に決まってますよ!」
キース 「何故、そうなるんだ!」
シロエ 「もちろん、口が滑ったからです!」

不幸な事故というヤツですよ、とシロエ君が見回す周囲。

シロエ 「皆さんも、そう思いますよね?」
ジョミー「当たり前だよ、スウェナは悪くないって!」
サム  「うんうん、今の場合はよ…」

いずれ誰かが思い付いたぜ、とサム君の相槌。

サム  「別にスウェナが言わなくてもよ…」
マツカ 「もしかしたら、ぼくが言ってたかもです」
一同  「「「イイネ!」」」

これで文句は無いだろう、と皆の視線がマツカ君に。

シロエ 「どうです、マツカ先輩が言っていたなら…」
Aブルー「即、採用で、主催はマツカなんだから…」

文句を言うのは間違いだよね、とソルジャーの纏め。

Aブルー「じゃあ、採用ってことでいいかな?」
シロエ 「ええ、マツカ先輩のお墨付きってことで」
キース 「ちょっと待て!」

さっきより酷くなったじゃないか、とキース君の悲鳴。

キース 「確定させてどうするんだ!」
Aブルー「当然、ぶるぅにちゃんと伝えて…」
シロエ 「実現させる方向ですよね?」
Aブルー「ピンポーン!」

摩擦係数ゼロのヤツを、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「ぶるぅなら、やってくれるって!」
キース 「マジで死ぬ気がするんだが!」
Aブルー「でも、君だしね?」

生存率もグンと高そうだしさ、と言ってますけど。
それは確かに…。


2023/10/12 (Thu)



☆馬鹿と叫んだ人


今年の10月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーも来て、松茸狩りとキース君の運命が決定な今。

シロエ 「確かにキース先輩だったら、そう簡単には…」
マツカ 「死にませんよね、今までの例からしても」

カエル袋だけでも何度あったか…、とマツカ君が折る指。

マツカ 「一度や二度では無いですよ? えーっと…」
キース 「数えるな、馬鹿!」
ジョミー「ちょ、今、マツカに馬鹿って言った?」
シロエ 「みたいですよね、流石はキース先輩です!」

クソ度胸というヤツですよ、とシロエ君、手をパチパチと。

シロエ 「この状況で、マツカ先輩を馬鹿呼ばわりとか…」
サム  「命知らずでしかねえよな、うん」
ジョミー「殺しても絶対、死なない自信が溢れてるよね!」
Aブルー「ホントにねえ…。ぼくでも怖くて出来ないよ」

松茸狩りがパアになるしさ、とソルジャーも。

Aブルー「そうでなくても、マツカには恩が満載で…」
シロエ 「とても返せはしないですしね、いろんな意味で」
サム  「うんうん、まずは金がねえしよ…」
ジョミー「人脈だって、あるわけないし…」

ブルーくらいしか勝てないんじゃあ…、とジョミー君。

ジョミー「ブルーだったら、いけそうな気も…」
ブルー 「まあねえ、誰かさんと違って、人望もあるし!」

とはいえ、マツカを馬鹿呼ばわりは…、と生徒会長までが。

ブルー 「人として、やったらダメなヤツだし…」
ぶるぅ 「お坊さんだと、もっとダメなの!」
ブルー 「そうなんだよねえ、うんと縛りが多いから!」
シロエ 「待って下さい、それならキース先輩だって…」

お坊さんな分、余計にアウトなのでは…、とシロエ君。

シロエ 「会長、その辺、どうなるんです?」
ブルー 「当然アウトで、普通の人が言う以上にさ…」
マツカ 「このぼくを、馬鹿と言ったんですね?」
キース 「ち、違う! そんなつもりでは…!」

まるで全く無かったんだ、と悲鳴ですけど。
手遅れでは?


2023/10/13 (Fri)



☆やる時はやる人


初日から日曜な今年の10月、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来まして、松茸狩りが決まったわけですけど。

マツカ 「どうなんでしょうね、確かに、馬鹿と…」
シロエ 「聞こえましたよ、ハッキリと!」
ジョミー「数えるな、馬鹿! で間違いないよね」

キースが殺されかけた回数だっけ、とジョミー君。

ジョミー「カエル袋だけでも何回なのか、って…」
シロエ 「そうです、マツカ先輩が数え始めたら…」
サム  「数えるな、と来て、馬鹿だったぜ」

俺もハッキリ聞いていたしよ、とサム君も。
サム  「スウェナもバッチリ聞いた筈だぜ?」
スウェナ「もちろんよ。数えるなも、馬鹿も、キッチリと」
Aブルー「ぼくも聞いたね、ブルーも、ぶるぅもだよね?」
ぶるぅ 「そだよ、ホントに言ってたもん!」

勇気あるね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が眺めるキース君。

ぶるぅ 「マツカ、とっても怖いんだよ?」
ブルー 「隠してる爪が、半端ないしねえ…」
マツカ 「いえ、そんなことはないですよ」

ただ、やる時にはやるだけですね、とマツカ君の笑み。

マツカ 「さっきの件は、スルーしたっていいんですけど」
シロエ 「ダメです、思い知らせて下さい!」
ジョミー「でないと、キース、またやらかすし!」

爆死エンドにしてくれないと…、とジョミー君の注文が。

ジョミー「摩擦係数ゼロの棺桶、キメてよね!」
マツカ 「でも、決めるのは、あちらの世界の…」

ぶるぅですよ、とマツカ君の視線がソルジャーに。

マツカ 「ぼくの出る幕ではないですよね?」
Aブルー「ううん、出て来てくれていいから!」

出て来る方法、きっとあるよ、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「マツカならではの凄い出番が、絶対に!」
マツカ 「それはまあ…。いい棺桶なら用意出来ますが…」
シロエ 「マツカ先輩、それでいきましょう!」
キース 「なんで、そうなる!」

俺の領分に踏み込む気か、と怒鳴ってますけど。
お坊さん…?


2023/10/14 (Sat)



☆強気でいける人


今年の10月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
ソルジャーも来まして、松茸狩りの日程も無事に決定で…。

Aブルー「棺桶は、君の領分なのかい?」
シロエ 「お寺が用意するモノですか、アレ?」

そうじゃない気がしますけど、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「お寺なんかは関係無くても、いけそうですよ?」
サム  「だよなあ、仏教じゃねえ人もいるし…」
スウェナ「お坊さん抜きってこともあるわよねえ…」

どの辺がキースの領分なのよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キースの出番は、決まってからでしょ?」
キース 「違う場合も多いんだ!」
一同  「「「は?」」」
キース 「寺でやる時は、業者が寺をこき使うのか?」

全部、業者が仕切るのか、とキース君の問い。

キース 「そんな業者は、願い下げだぞ!」
シロエ 「えっと…? お坊さんの方が強いんですか?」
キース 「寺の規模とか格にもよるが、ウチの場合は…」

業者が下につく方なんだ、とキース君、キッパリ。

キース 「当然、交渉するとなったら、立場が上で…」
ジョミー「あー! 檀家さんの代わりに、値切り交渉!」
キース 「そういうことだな、檀家さんより強気でいける」

渋るようなら絶縁だ、と出られるからな、と怖ろしい台詞。

キース 「坊主仲間の間にも、すぐ情報が流れるし…」
シロエ 「業者の方が詰むわけですね?」
キース 「坊主を呼べなくなるからな!」
一同  「「「うわー…」」」

それは怖い、と一同、ガクブル。

シロエ 「すると棺桶も、キース先輩が交渉を…?」
キース 「いや、親父だが、俺にしたって…」
サム  「いける立場にいるってことな…」

んじゃ、今回は自分でかよ、とサム君のツッコミ。

サム  「棺桶、自分で選ぶってか?」
キース 「は?」
ジョミー「らしいよ、マツカ」
マツカ 「キースの好みに合わせて、オーダーですね?」

ぶるぅじゃなくて、と大きく頷いてますけど。
オーダー…?


2023/10/15 (Sun)



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