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シャングリラ学園つれづれ語り
☆山の別荘な季節


さて、7月。暑さの方もいよいよ本番、太陽もギラギラ。
休日は生徒会長宅が一番、涼しく過ごしている御一同様。

シロエ 「いいですねえ…。此処はホントに天国ですよ」
ジョミー「だよねえ、外は暑すぎてさ…」
サム  「先月みたいにはいかねえよな、うん」

川遊びは楽しかったけどよ、とサム君が眺める窓の外。

サム  「こう暑くなると、浮き輪で川下りはキツイぜ」
シロエ 「アレ、乗っかってるだけでしたしね…」
ジョミー「水はかかるけど、太陽は上から直射だし…」

こんがり焼かれてバテるヤツだよ、とジョミー君も。

ジョミー「やっぱり夏は、身体ごと水に入らなきゃ!」
サム  「海とプールの季節だよなあ…」
マツカ 「高原だと、かなり涼しいですよ?」
スウェナ「そうね、夏休みに入ったら…」

今年も山の別荘でしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「ねえ、マツカ?」
マツカ 「もちろんです。楽しみにしてて下さいね」
一同  「「「イイネ!」」」

涼しい高原で別荘ライフ、と誰もが歓声。

ジョミー「ジビエとかだって、食べられるよね?」
マツカ 「ええ、鹿もイノシシもいけますよ」
サム  「楽しみだよなあ、何が食えるかなあ…」
シロエ 「流石にジビエは、キース先輩には…」

ちょっとハードル高すぎですよね、とシロエ君。

シロエ 「アユの塩焼き、美味しかったんですけど…」
ジョミー「焼きたての熱々に、塩を振ってさ…」
サム  「美味かったよなあ、最高だったぜ」
キース 「俺は命が懸かってたんだが…!」

焦がしたら、ぶるぅの餌食だからな、とキース君の渋面。

キース 「あんな橋は、二度と渡りたくない!」
シロエ 「そうでしょうねえ…」

命懸けで料理するなんて…、とシロエ君の相槌。

シロエ 「別荘では食べる方ですね?」
キース 「当然だろう!」
ジョミー「鹿とか、イノシシ料理とか…」
キース 「無理すぎるからな!」

俺を何だと思ってるんだ、と叫んでますけど。
料理人…?


2023/07/01 (Sat)



☆命を懸ける料理


もうすぐ夏休みな季節到来、週末は生徒会長宅ですけど。
山の別荘が楽しみな面々、ジビエ料理に期待なわけで…。

ジョミー「でもさ、石焼きビビンバ、絶品だったし…」
サム  「アユの塩焼きも美味かったぜ?」

あっちのぶるぅも大満足でよ…、とサム君が立てる親指。

サム  「もしかして、ジビエもいけるんでねえの?」
スウェナ「レシピがあったら、出来そうよねえ?」
シロエ 「あー…。ぶるぅは上手に作れますから…」
ジョミー「出来ないことはないと思うんだよね」

挑戦するのもいいんじゃないの、とジョミー君。

ジョミー「山の別荘なら、ぶるぅも来ないし…」
キース 「俺が命を懸ける必要も、全く無いと思うが?」

作る理由がゼロだからな、とキース君の苦い顔付き。

キース 「命懸けだからこそ、必死だったが…」
ジョミー「ぼくたちだけだと、手抜きするって?」
キース 「普通、そうなる流れだろう!」

それともアレか…、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「お前たちの方も命を懸ける、と?」
ジョミー「えっと…?」
キース 「そういう場合は、ウインウインで…」

俺が料理をしてもいいが、とキース君。

キース 「そっちが命懸けで来るなら、俺だって…」
サム  「手抜きしねえで、頑張るってか?」
キース 「ああ、全力で調理する!」

ただしイノシシに限るからな、と食材の指定が。

キース 「鹿は認めん、イノシシだけだ!」
ジョミー「なんで、イノシシ?」
キース 「自信があるなら、クマも許そう」

イノシシかクマでやってくれ、と腕組みする人。

キース 「どっちになっても、俺はかまわん」
シロエ 「ちょ、待って下さい、キース先輩!」

それってまさか…、とシロエ君の悪い顔色。

シロエ 「捕まえて来い、というわけですか?」
キース 「他に何があると?」
ジョミー「無理すぎるから!」
キース 「俺も無理だし、お互い様だ」

ジビエ料理は諦めろ、と睨んでますけど。
正論かも…。


2023/07/02 (Sun)



☆オマケして欲しい


じきに夏休みに入る週末、生徒会長宅で過ごす御一同様。
山の別荘に行く話から、ジビエ料理になったんですけど。

ジョミー「捕まえないと、料理しないって?」
キース 「命懸けの料理を注文するなら、当然だろう!」

そっちも命を懸けるべきだ、とキース君、腕組み。

キース 「もっとも、俺は料理するだけで…」
シロエ 「命は懸かっていませんよねえ?」

あっちのぶるぅは来ないんですし…、とシロエ君。

シロエ 「その分、オマケして貰えませんか?」
キース 「オマケだと?」
シロエ 「ええ。罠を使うの認めて欲しいんです」
ジョミー「いいね、ソレ!」

罠ならリスクがグンと減るよ、とジョミー君も。

ジョミー「そりゃまあ、罠から外す時には…」
サム  「大暴れかもしれねえけどよ、捕まえる時は…」
シロエ 「安心、安全だと思いませんか?」

立ち向かうわけじゃないですからね、とシロエ君の見解。

シロエ 「ガチで勝負だと、ヤバいですけど…」
ジョミー「罠なら、牙とか避けられるもんね…」

クマにしてもさ、と頷くジョミー君。

ジョミー「ケチケチしないで、オマケでお願い!」
キース 「そう来たか…。だが、甘いな」
シロエ 「認めてくれないんですか?」
キース 「俺はいいんだが、お前たちの身が危ういぞ」

罠を使って捕まえたらな、と妙な台詞が。

キース 「それでいいなら、好きにしてくれ」
ジョミー「何それ、なんで危ないのさ?」
シロエ 「罠のプロではないからでしょうか…?」

実は外す時が危ないだとか…、とシロエ君の問い。

シロエ 「窮鼠猫を噛むの、猛獣バージョンですか?」
キース 「もちろん、それも有り得るんだが…」

もっと根本的な所になるな、とキース君、ニヤリ。

キース 「お前たち、罠を仕掛けるんだろう?」
シロエ 「そうですけど?」
キース 「罠を仕掛けたら、お上が来るぞ」
一同  「「「お上?」」」

何のことだ、と顔を見合わせる面々ですけど。
お上…?


2023/07/03 (Mon)



☆お上が来る罠


夏休みを控えたシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
山の別荘へ行く話から、ジビエ料理を希望ですけれど…。

シロエ 「お上って、どういう意味ですか?」
キース 「知らんのか? お上と言えば、お上だろうが」

その他に何があると言うんだ、とキース君の渋面。

キース 「上様とまでは言っていないぞ、ただのお上で」
シロエ 「あのぅ…。もしかして、国家権力をですね…」

持っている人のことでしょうか、とシロエ君の質問。

シロエ 「お役人とか、警察官とか、そういう系の…」
キース 「まさにソレだな」

俺も正確な管轄までは知らないが…、とキース君。

キース 「どれが来るかは分からないんだが、確実に…」
ジョミー「そういう人が、やって来るって?」
キース 「罠を仕掛けた場合はな!」

逮捕かどうかは俺も知らん、と繰る左手首の数珠レット。

キース 「とにかく、ただでは済まないぞ」
シロエ 「なんで逮捕で、お上なんです!」
キース 「逮捕かは知らんと言ったろう!」
シロエ 「でも、そのくらいにヤバいんですよね?」

どうして罠でそうなるんです、とシロエ君の更なる問い。

シロエ 「罠は違法じゃない筈ですけど?」
スウェナ「そうでもないでしょ、罠によっては…」
ブルー 「アウトなヤツも存在するねえ、霞網とか」

動物用だとトラバサミが違法だったっけ、と生徒会長。

ブルー 「使った場合は、大変なことに…」
シロエ 「あー…。でも、そういうのを使わなければ…」
サム  「お上なんかは来ねえだろ?」

適切に使用してればよ、とサム君の言。

サム  「普通の罠なら、何も問題ねえんだし…」
シロエ 「いけますよねえ?」

ヤバい橋なんか渡りませんよ、とシロエ君。

シロエ 「合法的に捕まえますって、真っ当な罠で」
ジョミー「そうだよ、猟師の人に借りてさ」
キース 「借りた時点で、詰むと思うが」
一同  「「「えっ?」」」

なんで詰むんだ、と一同、キョトン。
何故だと…?


2023/07/04 (Tue)



☆詰む理由が謎


夏休みを控えた週末、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
山の別荘へ行く話から、キース君のジビエ料理を希望で。

シロエ 「借りた時点で、何故、詰むんです?」
ジョミー「猟師さんから借りるんだよ?」
サム  「違法な罠は持ってねえだろ、プロなんだしよ」

でねえと自分が詰むじゃねえか、とサム君の指摘。

サム  「プロなら、免許も要りそうだしよ…」
シロエ 「要るでしょうねえ、狩猟免許と言いますから」
ジョミー「鉄砲だけじゃないのかな、ソレ」
ブルー 「違うよ、罠の猟師も免許は必須だよね」

ちゃんと試験があるんだから、と生徒会長の解説が。

ブルー 「ついでに更新もしなきゃダメでさ…」
サム  「んじゃ、プロ中のプロだよな?」
ブルー 「そういうことだね、罠が専門でも」
シロエ 「だったら余計に、違法な罠は持ってませんよ」

免許取り消しになるでしょうし…、とシロエ君。

シロエ 「安心して借りに行けますってば!」
キース 「だから、その時点で詰むと言ったが?」
ジョミー「違法な罠を貸してくれとは言わないよ!」
サム  「俺たち、其処までバカじゃねえぜ?」

違法な罠の威力が凄えにしても…、とサム君の言。

サム  「そもそも、罠の種類ってヤツに疎いしよ…」
シロエ 「お勧めのヤツを借りて、使い方もですね…」

きちんと聞いて使いますよ、とシロエ君も。

シロエ 「ですから、詰むような要素は何も…」
サム  「何処にもねえと思うけど?」
キース 「分かっていないな、今、何月だ?」
一同  「「「えっ?」」」

いきなり何を言い出すんだ、と皆の視線がカレンダーに。

ジョミー「7月だけど?」
キース 「ああ、7月だな」

7月の季節は何だと思う、とキース君が指すカレンダー。

キース 「一般的な答えでいいんだが…」
一同  「「「一般的?」」」
キース 「常識でいい、と言っている!」
一同  「「「常識?」」」

ますます謎だ、と首を傾げる御一同様。
常識…?


2023/07/05 (Wed)



☆謎すぎる季節


じきに夏休みを迎える週末、生徒会長宅に来ている面々。
山の別荘行きが楽しみなわけで、ジビエ料理に期待な今。

シロエ 「常識と言われてもですね…」
サム  「誰に聞いても、7月とくればよ…」

夏じゃねえか、とサム君の答え。

サム  「それともアレかよ、他にも説があるのかよ?」
キース 「あるからこそ、常識でと言ったわけだが?」
ジョミー「そんなの、誰が言ってるわけ?」

でもってソレだといつになるわけ、とジョミー君の問い。

ジョミー「まさか、春とか言わないよね?」
キース 「全くの逆だ、7月は秋だ!」
一同  「「「ええっ!?」」」

そんな馬鹿な、と一同、仰天。

シロエ 「秋って、7月が秋なんですか!?」
キース 「立派に秋の始まりだな」

夏は先月で終わっている、とキース君、キッパリ。

キース 「いいか、五月雨は梅雨なんだぞ?」
一同  「「「梅雨?」」」

五月の雨と言うじゃないか、と誰もがポカーン。

ジョミー「なんで五月雨が梅雨になるのさ?」
キース 「ズバリ、5月に降るからだが?」
シロエ 「待って下さい、それって、もしかして…」

旧暦というヤツなんですか、とシロエ君。

シロエ 「確か、思い切りズレてますよね…?」
サム  「あー…。8月に立秋とか言うよな、アレ…」

でもよ…、とサム君が顎に当てる手。

サム  「立秋は8月で、そこまでは夏だぜ?」
シロエ 「ですよね、7月は夏ですってば!」
キース 「その辺は色々とややこしいんだ!」

だが、7月と言えば秋で…、とキース君、譲らず。

キース 「桔梗は夏の花ではないぞ」
一同  「「「え?」」」

桔梗は夏の花だろう、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「普通に夏に咲いていますよ?」
キース 「だが、6月には咲かないんだが?」
シロエ 「そうですけど…」
キース 「だから桔梗は、秋草なんだ!」
一同  「「「秋!?」」」

そんな無茶な、と一同、目が点ですけど。
秋だと…?


2023/07/06 (Thu)



☆借りたら通報


もうすぐ夏休みな週末の土曜、生徒会長宅で過ごす面々。
山の別荘へ行く話から、キース君のジビエ料理を希望で。

ジョミー「なんで桔梗が秋の花になるわけ?」
キース 「秋に咲くからに決まっているだろう!」

7月は秋になるんだしな、とキース君が指すカレンダー。

キース 「和歌の世界では、7月から9月までの間が…」
シロエ 「秋になるって言うんですか?」
キース 「そうなんだ。それで、常識で答えろと…」

俺は言った、とキース君、腕組み。

キース 「でないと、詭弁を弄するヤツが出そうだし…」
一同  「「「は?」」」
キース 「さっきの話だ、罠でお上が来る方だ!」

暦の話はもういいだろう、とバッサリ切り捨て。

キース 「さて、改めて聞かせて貰うが、今の季節は…」
シロエ 「いつになるのか、でしたよね?」
キース 「ああ、常識の方で頼むぞ」
ジョミー「思いっ切り、夏!」

立秋は来月なんだしね、とジョミー君、自信満々の答え。

ジョミー「間違ってないと思うけど?」
キース 「その通りだ。でもって、罠を借りるんだな?」
シロエ 「ええ、マツカ先輩に相談してですね…」
サム  「腕のいい猟師を探して貰おうぜ!」

コネはあるだろ、とサム君の視線がマツカ君に。

サム  「ジビエの仕入れに使うだろうしよ」
マツカ 「まあ、そうですね」
サム  「んじゃ、決まりな!」

罠の借り賃の方も頼むぜ、とサム君、親指をグッと。

サム  「俺たちじゃ、払えねえからよ」
マツカ 「えっと、その件なんですけれど…」
ジョミー「けど、って、何か問題でも?」
キース 「流石だな。ジビエに馴染みがあるだけに…」

マツカも気付いているようだぞ、とキース君。

キース 「そうだな、マツカ? 罠を借りたら…」
マツカ 「多分、通報されちゃいますよ」
一同  「「「ええっ!?」」」
キース 「分かったか!」
一同  「「「えええ…?」」」

なんで通報、と誰もがポカーンですけれど。
通報…?


2023/07/07 (Fri)



☆問題は何処に


夏休みが近い週末の土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
マツカ君の山の別荘が楽しみ、そこからジビエ料理な話。

シロエ 「どうして通報されるんですか!」
ジョミー「黙って借りて行くんだったら、ヤバいけど…」
サム  「ちゃんと頼んで、金も払うんだぜ?」

通報される理由がねえよ、とサム君の不満そうな顔。

サム  「それともアレかよ、狩猟免許の関係で…」
シロエ 「無免許だから、ってことなんでしょうか?」
マツカ 「いえ、その件なら、いけないことも…」

ないんですよね、とマツカ君の答え。

マツカ 「設置する人には免許が無くても、監督が…」
ジョミー「プロの人なら、オッケーなんだ?」
マツカ 「ええ。ですから、猟師さんに来て頂いて…」

指導して貰えば問題無いです、とキッパリ断言。

マツカ 「そうでなければ、困る人たちが増えますよ」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「農家の人とか、林業をやってる人ですね」
シロエ 「あー…。被害が出てるんでしたっけ…」

作物を食べられるとか、荒らされるとか…、とシロエ君。

シロエ 「免許が無いと罠はダメなら、困りますよね…」
マツカ 「でしょう? 免許の件は無関係です」

皆さんだって罠を使えますよ、とマツカ君の言。

マツカ 「ですから、今回の問題は、其処ではなくて…」
キース 「他の所にあるわけだ」

確実に通報されてしまうヤツが…、とキース君。

キース 「諦めるんだな、罠を借りるのは」
シロエ 「全然、納得出来ませんよ!」

素人さんでもいけるんでしょう、とシロエ君の反論。

シロエ 「農家の人とか、林業の人は!」
キース 「まあ、そうなるが…」
ジョミー「なら、いける気がするんだけど!」

ダメな理由が見付からないよ、とジョミー君。

ジョミー「もしかしなくても、言いがかり?」
キース 「それは無い!」
シロエ 「だったら、何処がダメなんです!」

きちんと説明して下さい、と怒鳴ってますけど。
問題って…?


2023/07/08 (Sat)



☆7月はアウト


もうすぐ夏休みなシャン学メンバー、週末は生徒会長宅。
山の別荘へ行く話から、キース君にジビエ料理を注文で。

キース 「言いがかりでないのは、マツカも承知だぞ?」
シロエ 「らしいですけど、罠は問題無いと…」

さっき、マツカ先輩が言いましたよ、とシロエ君の反論。

シロエ 「ぼくたちだけ、ダメと言われてもですね…」
サム  「納得出来るわけがねえだろ?」
ジョミー「そうだよ、何が問題なのさ!」

言いがかりじゃないなら言えるよね、とジョミー君。

ジョミー「キースでも、マツカでもかまわないけど…」
シロエ 「マツカ先輩、どうなんです!?」
マツカ 「ヒントでしたら、キースがとっくに…」

出していますよ、とマツカ君が指す壁のカレンダー。

マツカ 「今の季節を常識で、というヤツですけど」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「そのまま、素直に考えた場合…」

罠はアウトになるんですが、とマツカ君。

マツカ 「借りに行ったら断られるか、通報かです」
ジョミー「なんで、そういうことになるわけ?」
キース 「もちろん、今が7月だからだ!」

夏真っ盛りの…、とキース君、ピシャリと。

キース 「和歌の季節で来られた場合は、少し微妙で…」
マツカ 「ですよね、一応、秋ですから…」

場所によってはいけることも…、とマツカ君の相槌。

マツカ 「寒い土地だと、この辺で秋な季節でも…」
キース 「解禁になると言うからな」
一同  「「「え?」」」
キース 「此処まで聞いても分からないのか?」

お前たちの耳は飾りらしいな、とキース君が顰める顔。

キース 「罠と解禁で閃くヤツは、誰もいないと?」
シロエ 「えっ、まさか先月のアユみたいに…」

時期があるんじゃないでしょうね、とシロエ君。

シロエ 「今の季節は、罠を仕掛けたらダメだとか?」
キース 「猟期は冬がメインでだな…」
マツカ 「山の木の葉が、散った後の…」

見通しのいい頃なんですよ、と説明が。
ダメだと…?


2023/07/09 (Sun)



☆名物なコロッケ


夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘が話題ですけど、キース君のジビエ料理を希望。

ジョミー「見通しのいい頃って、それ、猟銃じゃあ…?」
サム  「だよなあ、誤射をしねえためだろ?」
マツカ 「そうなんですけど、罠とかの猟も…」
キース 「セットで猟期が決まってるんだ!」

秋の終わりから冬までと…、とキース君、腕組み。

キース 「つまり、今の時期に罠で捕まえるのは…」
マツカ 「ダメなんですよね、何処の地域でも」
スウェナ「だから、借りたら通報なのね?」
マツカ 「ええ。通報よりは、叱られるコースだと…」

思いますけど…、とマツカ君の控えめな口調。

マツカ 「なんと言っても、高校生のやることですから」
一同  「「「あー…」」」

年はともかく、見た目はそうだ、と誰もが納得。

ジョミー「罠は無理かあ…」
サム  「くっそぉ、いい案だったのによ…」
シロエ 「ホントですよね、猟期だなんて…。あれっ?」

でも変ですよ、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「鹿肉とか、町おこしでですね…」
スウェナ「年中、やってるトコがあるわね…」
シロエ 「そうでしょう? 先月、川遊びした場所も…」

鹿肉コロッケが名物だったような、という指摘。

シロエ 「ぼくたちは寄ってませんけど、道の駅で…」
ジョミー「揚げたてが食べられるんだっけ?」
マツカ 「ああ、ありますね。確か、お店も何軒か…」

ある筈ですよ、とマツカ君。

マツカ 「本業は喫茶店とか、食堂ですけど」
サム  「鹿肉コロッケも食えるのな?」
マツカ 「厨房があれば作れますからね」

注文が入れば揚げるようです、と穏やかな笑み。

マツカ 「前に食べましたけど、美味しかったですよ」
シロエ 「それ、冷凍の鹿肉ですか?」
マツカ 「コロッケは冷凍かもですけど…」
シロエ 「冷凍前は新鮮なんですね?」
マツカ 「もちろんです!」

だって名物ですからね、と頷いてますけど。
新鮮だと…?


2023/07/10 (Mon)



☆一年中あります


もうすぐ夏休みなシャン学メンバー、生徒会長宅で週末。
マツカ君の山の別荘の話から、ジビエ料理に転がって…。

シロエ 「それって矛盾していませんか、新鮮だなんて」
ジョミー「変だと思うよ、どうやって新鮮な鹿肉を…」

手に入れるのさ、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「名物になるくらいなんだし、量だって…」
シロエ 「半端じゃないと思いますけど?」

冬の間に獲った分だけで足りるんですか、とシロエ君。

シロエ 「それとも、冷凍しておいた分が無くなると…」
サム  「鹿肉コロッケは作らねえのかよ?」

それだと人は呼べねえぜ、とサム君の意見。

サム  「そりゃ、期間限定の食べ物は多いけどよ…」
シロエ 「町おこしには向かないんじゃないですか?」

限られた季節しか無いのでは…、とシロエ君も。

シロエ 「ついでに、期間限定品とも聞きませんよね?」
ジョミー「そう、ソレ! 名物だっていう話しか…」
スウェナ「聞かないわよねえ…?」

いつも売られているような気が…、とスウェナちゃん。

スウェナ「今年の分は終わりました、って記事なんか…」
サム  「見たことねえよな、宣伝の方は見るけどよ」
ジョミー「年中、鹿肉、あるんじゃないの?」

でないと絶対、足りなくなるし、とジョミー君の疑問。

ジョミー「鹿の牧場って話も聞かないし…」
シロエ 「飼っているなら、ジビエじゃないですよ?」
ジョミー「だよねえ、やっぱり変だってば!」

一年中、あるとしか思えないよ、とジョミー君。

ジョミー「マツカ、ハッキリさせてくれない?」
マツカ 「ズバリ言うなら、ありますけど」
一同  「「「なんで!?」」」

どうして新鮮な鹿肉があるんだ、と誰もが仰天。

ジョミー「猟期じゃないのに、獲っていいって…?」
マツカ 「そうなりますね」
ジョミー「まさか、抜け道とか…?」
マツカ 「違いますけど」
ジョミー「えっと…?」

話が全然見えないんだけど、と途惑う人。
謎すぎ…。


2023/07/11 (Tue)



☆銃でもオッケー


夏休みが近い御一同様、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
山の別荘が楽しみなわけで、ジビエ料理の話になって…。

ジョミー「ちょっと確認してもいい?」
マツカ 「何でしょう?」
ジョミー「ぼくたちが罠を借りた場合は、通報だよね?」
マツカ 「いえ、厳重注意程度で済むかと…」

叱られるのは確かですけど、とマツカ君が見回す部屋。

マツカ 「どう見ても皆さん、高校生ですし…」
サム  「前途ある若者に、前科はつけねえ、って?」
マツカ 「はい。猟師さんも、後継者難な時代ですから」

恨まれるよりは恩を売る方かと…、とマツカ君の答え。

マツカ 「わざわざ罠を借りに来た高校生ですよ?」
シロエ 「あー…。通報するより、スカウトですか」
マツカ 「そうなりそうだと思いませんか?」

猟期になったらまたおいで、というヤツです、と解説が。

マツカ 「もし来てくれたら、後継者が出来ますよね?」
サム  「技術継承もバッチリってか?」
マツカ 「そうです、しかも、この人数で…」

一気に若手が増えるんですよ、と納得な話。

マツカ 「そっちに賭けて、通報はまず無いでしょう」
ジョミー「まあ、そうかも…。でもさあ…」

罠を借りるのはアウトだよね、とジョミー君。

ジョミー「罠がダメなのに、なんで新鮮な鹿肉が…」
スウェナ「年中あるのか、其処が気になるトコだわよ」
シロエ 「まったくです。しかも、獲るって…」

言いましたよね、とシロエ君も。

シロエ 「猟期じゃないのに、何故、獲れるんです!」
マツカ 「駆除だからですよ」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「駆除と言ったら、駆除ですけれど?」

ゴキブリ駆除とか、白アリだとか…、とマツカ君。

マツカ 「そういう駆除です、駆除ですから…」
ジョミー「罠を仕掛けてかまわない、って?」
マツカ 「銃も使えますよ」
一同  「「「ええっ!?」」」
マツカ 「駆除ですしね」

トドメを刺すのが必須ですよ、と言ってますけど。
駆除…?


2023/07/12 (Wed)



☆駆除が無理なら


夏休みを控えたシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
マツカ君の山の別荘が楽しみ、ジビエ料理という方向へ。

シロエ 「それって、害獣駆除…ですか?」
マツカ 「ええ、そうです。ご存知でしたか」
シロエ 「知識としては…。でもですね…」

年中、鹿肉を提供できる勢いですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「そんなに沢山、獲れるんでしょうか?」
マツカ 「らしいですねえ、あの辺りは林業と農業で…」

山も畑も大事ですから、とマツカ君。

マツカ 「鹿にやられました、では済まないんですよ」
サム  「あー…。んじゃ、俺たちでもいけるのかよ?」
ジョミー「かもねえ、山の別荘で害獣駆除、って」
マツカ 「監督して貰って、罠の設置は出来ますけど…」

高原に獣害は無いんですよね、とマツカ君、苦笑。

マツカ 「無いことは無くても、被害に遭うのが…」
シロエ 「高山植物、っていうわけですか?」
マツカ 「それに笹とか、植生に影響するんですけど…」
ジョミー「駆除するほどじゃないってこと?」

人間様が困るわけじゃないし、とジョミー君が捻る首。

ジョミー「だから罠とか、無理ってことかな…?」
マツカ 「残念ですけど、そうなりますね」

自力で鹿肉は諦めて下さい、とマツカ君の宣告が。

マツカ 「罠を借りるのは無理ですよ」
ジョミー「だったら、キースのジビエ料理は?」
キース 「当然、有り得ないだろう!」

それが嫌なら戦って来い、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「自分に危害が及んだ場合は、倒しても…」
マツカ 「お咎めは無いと思います」
ジョミー「ちょ、倒すって、何?」
キース 「そのままの意味だ!」

鹿とバトルに決まっている、とキース君。

キース 「現実的なのは、イノシシだろうと思うがな」
マツカ 「そうですね。アレは突っ込んで来ますから…」
キース 「出くわしたら、ガチで…」
マツカ 「勝負になります」

まさしく命懸けですよ、と解説ですけど。
戦え、と…?


2023/07/13 (Thu)



☆ガチで勝負すべし


もうすぐ夏休みな御一同様、生徒会長宅に来ている週末。
山の別荘行きの話から、キース君のジビエ料理を希望で。

ジョミー「イノシシと戦って、獲って来いって!?」
シロエ 「猟銃も罠もダメなんですよね…?」
キース 「罠はアウトだし、猟銃はもっと無理だしな!」

狩猟免許だけでは済まないぞ、とキース君の睨み。

キース 「銃の所持には、それとは別の許可が要る!」
マツカ 「そうなりますよね、しかも猟銃だと…」

持っているだけで逮捕ですから、とマツカ君も。

マツカ 「銃刀法違反は厳しいですよ」
サム  「んじゃ、どうやって戦うんだよ!」

イノシシなんか素手じゃ無理だぜ、とサム君の叫び。

サム  「棒で殴るのはいいのかよ!?」
キース 「危険が及んでいるとなったら、許されるが…」
マツカ 「武器を用意している時間は、多分、無いです」

出会ったら、即、突っ込んで来ます、とマツカ君。

マツカ 「猪突猛進の言葉通りに、真っ直ぐですよ」
一同  「「「うわー…」」」

無理すぎるから、と誰もがガクブル。

ジョミー「そんなのと、ガチで勝負って…」
シロエ 「死ぬしか無いと思いますけど!」
キース 「いや、勝った例なら、俺の大学でも聞いた」
一同  「「「は?」」」

マジか、と一同、目が真ん丸に。

ジョミー「ソレ、イノシシに…?」
キース 「そうだ、冷静に、横にサッと避けて、だ…」
シロエ 「殴ったんですか?」
キース 「いや、首を抱えて、こう、ボキッと…」

折ったそうだぞ、と物凄い話。

キース 「相撲部だけに、力は半端ないからな」
ジョミー「プロって言わない?」
シロエ 「ほぼ、プロですよね…」

格闘技の…、とシロエ君も。

シロエ 「素人には無理なヤツですから!」
ジョミー「シロエで無理なら、ぼくはもっと無理!」
キース 「なら、諦めろ!」
ジョミー「でも…!」
??? 「勝負だって?」

命懸けで何をするって、と声が聞こえましたけど。
誰…?


2023/07/14 (Fri)



☆交換条件は命懸け


じきに夏休みなシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
山の別荘が楽しみなわけで、ジビエ料理の話になって…。

??? 「命懸けの勝負だったら、得意だけど!」
一同  「「「げっ!」」」

前触れもなく、ソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「何をするのさ、イノシシなんかと」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間からだよ!」

暇だったから、ちょっと覗き見、と悪気ゼロ。

Aブルー「誰がイノシシと勝負するって?」
キース 「こいつらだな」

俺じゃなくて、とキース君が指差す他の面々。

キース 「命懸けでイノシシを捕まえて来い、と…」
Aブルー「ふうん…? それはキースの命令なわけ?」
キース 「そうなるが…」
Aブルー「珍しいねえ、キースの方が強いだなんて」

いつもと立場が逆じゃないか、とソルジャー、興味津々。

Aブルー「なんで強気に出られるのかな?」
キース 「俺に料理をしろと言うから、交換条件で…」

命を懸けろと言ったんだ、とキース君。

キース 「なんと言っても、俺が料理をする前提は…」
Aブルー「命が懸かっている時だ、って?」
キース 「当然だろうが、先月のビビンバも、アユも…」

ぶるぅの悪戯避けで命懸けだった、とキッパリと。

キース 「そういう時しか、俺は料理はしないんだ!」
Aブルー「なるほど、それでイノシシを獲れ、と…」

面白そうな話じゃないか、とソルジャーの笑み。

Aブルー「ぼくも見物させて貰うよ、その勝負!」
一同  「「「ええっ!?」」」
Aブルー「そんな光景、ぼくの世界じゃ無理だしね!」

野生のイノシシなんかはいないしさ、とニコニコニコ。

Aブルー「戦いぶりを是非、拝見したいと…」
シロエ 「正直、死ぬと思うんですけど!」
サム  「マジで死人が出てた気がするぜ…」
キース 「牙があるだけに、下手に刺されると…」

死ねるらしいぞ、とサラッと言い放つ人。
危なすぎ…。


2023/07/15 (Sat)






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☆おしのびでお出掛け


雨がシトシトな梅雨のシーズン、とはいえ晴れ間もアリ。
土砂降りが続いた後にスッキリ快晴、そんな土曜日到来。

シロエ 「おはようございます! 晴れましたね!」
ジョミー「ホントにね! もし雨だったら…」
サム  「集合場所、エントランスになってたよな」

いつもの駐車場でいけたけどよ、とサム君の相槌。

マツカ 「今回は送迎、無しですけどね…」
ジョミー「いいって、いいって! モノがモノだし…」
ブルー 「コッソリ行くのがオススメだよ、うん」

一種のおしのびと言うかもね、と生徒会長、クスクスと。

ブルー 「食事もコンビニ弁当だしさ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 一杯、買って来たよ!」
シロエ 「うわぁ…。この辺りのコンビニ、制覇ですね」
ぶるぅ 「そうなの、お弁当の棚も、スイーツの棚も…」

全部、空っぽにして来ちゃったあ! と元気なお子様。

ぶるぅ 「これだけ買っても、きっと足りないから…」
Aブルー「うん、その分なら、お任せってね!」

ドーンと買ったよ、とソルジャー登場。

Aブルー「ぶるぅが欲しがるのを、片っ端から!」
??? 「だって、ノルディのお財布だも~ん!」

使い放題! と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)も。

Aぶるぅ「今日はハーレイ、来ていないから…」
Aブルー「ぶっちゃけ、やりたい放題ってね!」

ノルディを好きに使えちゃうよ、と悪びれない人。

Aブルー「ちょっと借りるね、って財布もカードも…」
Aぶるぅ「借りて出掛けて、買い占めたもんね!」
Aブルー「君たちも、存分に食べてくれたまえ!」
一同  「「「やったーっ!」」」

生徒会長のマンションの駐車場に、食料、山積み。

シロエ 「お天気の方も、キース先輩の祈祷のお蔭で…」
Aブルー「注文通りに、大雨の後の快晴ってね!」
キース 「御本尊様には、ひたすら感謝だ」
ジョミー「でも、自分の首…」
キース 「締まるんだがな…」

仕方なかろう、と超特大の溜息ですけど。
まあねえ…。


2023/06/16 (Fri)



☆嫌なら帰っていい


梅雨の晴れ間になった土曜日、朝から集合した御一同様。
コンビニ弁当やスイーツも用意、後は出発するばかりで。

Aブルー「それじゃ、面子も揃ったことだし…」
ブルー 「瞬間移動でお出掛けしようか、目的地まで」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「イイネじゃないのは、俺だけだな…」

死刑台に上る気分なんだが、とキース君の嘆き節。

キース 「もう絶対に、詰むコースで…」
Aブルー「嫌なら帰っていいんだよ?」

アドス和尚も喜ぶしね、とソルジャー、ニヤニヤ。

Aブルー「今日も本堂は、午前も午後も…」
ブルー 「法事の予約で埋まっているから、戦場だよ」

イライザさんは裏方だけしか出来ないし…、と生徒会長。

ブルー 「キースが帰れば、もう間違いなく即戦力で…」
サム  「直ぐに着替えて本堂に来い、ってヤツだよな」
ブルー 「うん。キースだけ、行先、変更しようか?」

オプションの料金は要らないからさ、と生徒会長の笑み。

ブルー 「他は全員、河原へ瞬間移動だけれど…」
Aブルー「キースは家に帰るわけだね、その程度なら…」

ぼくにお任せ、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「アドス和尚の連絡先を知らなくてもさ…」
シロエ 「元老寺は知ってますもんねえ…」
Aブルー「そう! 何処に送って欲しいのかな?」

着替えもしないとダメだしね、とソルジャーの問い。

Aブルー「キースの部屋か、イライザさんの目の前か…」
シロエ 「イライザさんじゃないですか?」
サム  「だよな、急ぎで着替えだしよ」
ブルー 「手伝いは欲しいトコだよね」

それでオッケーだと思う、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「帰りたいなら、ブルーに送って貰いたまえ!」
Aブルー「死刑台よりマシじゃないかな、帰った方が」
キース 「そうかもしれんが、此処まで来たら…」
ジョミー「ワンチャンあるかも、って?」
キース 「まあな…」

無いかもしれんが賭けてみたい、と言ってますけど。
賭け…。


2023/06/17 (Sat)



☆川遊びに出発


梅雨の晴れ間で快晴な土曜日、川遊びをしに出発ですが。
キース君だけ元老寺へ瞬間移動、という怖い提案もアリ。

シロエ 「ワンチャン狙いなら、帰らないんですね?」
キース 「どうせ、帰っても詰むからな…」

なんせ時間が遅すぎる、と副住職の深い溜息。

キース 「法要自体は、まだ始まってはいないんだが…」
ジョミー「準備に追われる最中なわけ?」
キース 「それ以前にだ、お施主様だけは、もう…」

御到着になっておられるわけで…、と繰る数珠レット。

キース 「参列する方をお迎えしないとダメだしな」
シロエ 「じゃあ、キース先輩が今、帰っても…」
キース 「今まで何処で遊んでいた、と後で親父に…」

怒鳴られるヤツだ、とブツブツブツ。

キース 「それくらいなら、川に出掛けた方が…」
サム  「ちっとはマシかもしれねえなあ…」

どうせ普段からババなんだしよ、とサム君の相槌。

サム  「俺たちと違って、慣れてる分は大きいぜ」
ジョミー「言えてるよねえ、ぶるぅのオモチャの達人で」
シロエ 「あらゆる役をこなしますよね、本当に」

下僕からカエル袋まで…、とシロエ君、ベタ褒め。

シロエ 「今日も、その調子でお願いします!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ オモチャ、よろしくね!」
キース 「や、やっぱりか…!」
Aぶるぅ「だって、とっても楽しいんだも~ん!」

今日は何して遊ぼうかなあ、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「でも、その前に、お出掛け、お出掛け!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなで瞬間移動!」
ブルー 「オッケー、いくよ?」
Aブルー「了解、それじゃ、河原へ出発!」

タイプ・ブルーのサイオン発動、一気に河原へ到着で。

Aぶるぅ「うわあ、お水が一杯だよ!」
ぶるぅ 「でもでも、河原はお日様のお蔭でカラカラ!」
Aブルー「荷物も置き放題だよね!」
シロエ 「キース先輩、流石です!」
キース 「不本意すぎる…」

自分の首が締まる祈祷なんて、と呻いてますけど。
気の毒に…。


2023/06/18 (Sun)



☆熱くなる河原


梅雨の晴れ間になった土曜日、河原に到着した御一同様。
前日までの雨で増水、けれど河原の石は乾いて快適で…。

ぶるぅ 「んとんと、お弁当とかは木陰に置いて、と…」
ブルー 「保冷剤は入ってるけど、日向はねえ…」

この暑さだとアウトだよ、と生徒会長が見上げる太陽。

ブルー 「ただでも石は熱くなるしさ」
ぶるぅ 「岩盤浴とかあるもんね!」
Aぶるぅ「ガンバンヨク?」

それってなあに、と悪戯小僧が傾げる首。

Aぶるぅ「知らないんだけど、何かの遊び?」
Aブルー「あー…。ぶるぅはスーパー銭湯には…」

行ってないしね、とソルジャーが顎に当てる手。

Aブルー「考えてみれば、ぼくのハーレイも未体験で…」
ブルー 「じゃあ、君は何処で体験したんだい?」
Aブルー「それはもう、あちこちで何回も!」

ノルディとお出掛けしたついでにね、と悪びれない人。

Aブルー「たまには、餌もあげないと…」
シロエ 「それで銭湯なんですか!?」
Aブルー「銭湯じゃなくて、スーパー銭湯!」

間違えないように、とソルジャーのツッコミ。

Aブルー「料金からして違うんだから!」
ブルー 「うーん…。そこでノルディとデートかい?」
Aブルー「裸くらいは、見せてあげても減らないしね!」
一同  「「「うっ…」」」

なんという面の皮の厚さ、と誰もが絶句。

ブルー 「見せるだけ、って?」
Aブルー「そうだよ、出血大サービス!」

ノルディにも好評なんだから、と威張り返り。

Aブルー「岩盤浴も、何度も一緒に!」
Aぶるぅ「大人の時間が出来るトコ?」
Aブルー「やろうと思えば、出来るかもだけど…」

多分、暑くて無理じゃないかな、とソルジャーが捻る首。

Aブルー「下からジワジワ熱が来るしね、温まりすぎて」
Aぶるぅ「えっと…? 石がビッチリ敷いてあるとか?」
Aブルー「だいたい、そんな感じかなあ…」
Aぶるぅ「石焼きビビンバ?」

そのイメージで合ってるの、と聞いてますけど。
ビビンバ…?


2023/06/19 (Mon)



☆他所の国でグルメ


梅雨の晴れ間で快晴な土曜、川遊びをしに到着した面々。
河原は乾いて荷物を置くのに最適、お弁当には熱すぎで。

シロエ 「石焼きビビンバは知ってるんですね?」
Aぶるぅ「もっちろ~ん! ブルーと食べに行ったよ!」

美味しいよね、と悪戯小僧、得意満面。

Aぶるぅ「えっとね、本場の国でも食べたの!」
一同  「「「えっ!?」」」

この国だけじゃなかったのか、と誰もが仰天。

ジョミー「他所の国まで行ってるわけ!?」
Aぶるぅ「そだよ、本場が一番だも~ん!」
シロエ 「いったい、誰と行ってるんです!?」
Aぶるぅ「ブルーと出掛けることもあるけど…」

こっちのぶるぅも多いかな、とニコニコニコ。

Aぶるぅ「食材を仕入れに行く時に、誘って貰って…」
ぶるぅ 「そうなの、一緒にお出掛けでグルメ!」
一同  「「「うーん…」」」

知らなかった、と一同、目をパチクリと。

シロエ 「それじゃ、他所の国でも悪戯ですよね?」
Aぶるぅ「ううん、しないよ、追い出されるもん!」
ぶるぅ 「お食事するなら、悪戯しちゃダメ!」

でないと出禁にされちゃうよ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「でもでも、美味しいお料理があれば…」
Aぶるぅ「悪戯は忘れちゃうもんね!」
シロエ 「ああ、なるほど…。えっ、ということは…」

待って下さいよ、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「キース先輩が、凄腕の料理人だった場合は…」
サム  「悪戯されねえかも、ってか?」
シロエ 「そういう理屈になりませんか?」

苛めたら食べられないんですよ、とシロエ君。

シロエ 「もう貴様には食べさせない、と怒り狂って…」
ジョミー「ぶるぅの分だけ、作らないって?」

それはそうかも、とジョミー君の視線が悪戯小僧に。

ジョミー「その辺のトコは、どうなるわけ?」
シロエ 「悪戯は封印するんですか?」
Aぶるぅ「んとんと、石焼きビビンバとか…?」

キースが作る設定なの、と質問ですけど。
そうなりますね?


2023/06/20 (Tue)



☆グルメのためなら


週末は梅雨の晴れ間で快晴、川遊びにはピッタリでして。
河原に荷物を置いた面々、お弁当は日陰をチョイスで…。

シロエ 「そうです、ビビンバには限りませんけれど…」
ジョミー「キースが凄腕の料理人だと、悪戯は…?」

もしかしなくてもしないとか…、とジョミー君。

ジョミー「悪戯しちゃうと、キースは作らないんだよ?」
Aぶるぅ「ソレ、困るから!」
シロエ 「じゃあ、悪戯はしないんですね?」

美味しい料理を食べるためなら、とシロエ君の念押し。

シロエ 「カエル袋も、下僕にするのも…」
Aぶるぅ「絶対、やらない!」
サム  「マジかよ、キースを許すってか?」
Aぶるぅ「そだよ、悪戯よりグルメだも~ん!」

食べないと悪戯も出来ないしね、と明快な答え。

Aぶるぅ「だから何処でも、料理人さんには…」
ぶるぅ 「ぶるぅは悪戯なんかしないよ、ホントに」

一緒に行くから知ってるもん、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「屋台の人にも、やらないもんね!」
Aぶるぅ「そう! 屋台で作るのも美味しいし…」

お花見の時も悪戯してないよ、と挙げられた例。

Aぶるぅ「お好み焼きとか、タコ焼きとか…」
ジョミー「ホントだ、言われてみればそうかも…」
シロエ 「キース先輩、料理です!」

助かるためには料理ですよ、とシロエ君、グッと拳を。

シロエ 「頑張って、命を拾いましょう!」
スウェナ「そうねえ、今日ならワンチャンあるわよ?」
ジョミー「コンビニ弁当と、コンビニスイーツの日で…」

豪華料理が何も無いよね、とジョミー君も。

ジョミー「石焼きビビンバでも、いけるって!」
サム  「だよなあ、アレは美味いしよ…」

川遊びで冷えたらピッタリでねえの、とサム君も同意。

サム  「河原で作って、ぶるぅに振舞うならよ…」
シロエ 「悪戯は回避出来そうですよ?」
Aぶるぅ「キース、美味しく作れるの?」
シロエ 「どうなんです?」

キース先輩、と聞いてますけど。
石焼きビビンバ…?


2023/06/21 (Wed)



☆ビビンバと具材


梅雨の晴れ間になった週末、川遊びに来た面々ですけど。
お弁当を置くのが日陰な件から、石焼きビビンバの話に。

ジョミー「キースってさあ…。料理、出来たっけ?」
シロエ 「合宿では作ってますけどねえ…」

でも単独ではありませんから、とシロエ君。

シロエ 「柔道部の部員全員で、当番制ですし…」
マツカ 「何人か組になってますよね」
サム  「キース、その辺、どうなんだよ?」

一人でも料理は作れるのかよ、とサム君の問い。

サム  「作れるんなら、チャンスだぜ?」
キース 「まるで出来ないこともないがな…」
シロエ 「いけるんですか?」
キース 「正直、基本の初心者向けしか…」

一人で作ったことがないんだ、とキース君、苦悶の表情。

キース 「カレーはいけるが、凝った料理は未経験で…」
ジョミー「石焼きビビンバ、簡単そうだよ?」
シロエ 「ですね、石の器で焼くだけですし…」
ぶるぅ 「んとんと、そうでもないんだけど…」

確かに仕上げはそうだけど…、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「ビビンバは、ナムルが一杯だよ?」
一同  「「「ナムル?」」」
ぶるぅ 「ビビンバの上に色々、乗ってるでしょ?」

うんとカラフルに、お肉に野菜に…、と説明が。

ぶるぅ 「アレの野菜は全部、ナムルってヤツで…」
サム  「そういや、味がついてたっけか?」
ぶるぅ 「そだよ、野菜の和え物なの!」

味付けも素材で変わって来るんだよね、とニコニコニコ。

ぶるぅ 「だから和え物、野菜の数だけ作らないと…」
一同  「「「げっ!」」」
ぶるぅ 「お肉も下味をつけて、それから焼いて…」

ご飯に乗っけるのは、その後だよね、と怖すぎる台詞。

ぶるぅ 「全部出来たら、上に綺麗に盛り付けて…」
シロエ 「其処から石焼きなんですか…?」
ぶるぅ 「うんっ、とっても手間がかかるの!」
サム  「マジかよ…」
ジョミー「なんか凄そう…」

そこまでなのか、と一同、愕然。
恐るべし、ビビンバ…。


2023/06/22 (Thu)



☆ビビンバのお約束


快晴で梅雨の晴れ間な週末、川遊びをしに来た御一同様。
お弁当を河原に置くのに、日陰を選んだわけですけれど。

シロエ 「キース先輩、作れそうですか? …ビビンバ」
キース 「やってやれないことはないかも…しれんが…」

ハッキリ言って死ねる気しか、とキース君の悪い顔色。

キース 「ナムルの種類は、半端な数ではないような…」
ぶるぅ 「んとね、数は決まってないんだけれど…」
シロエ 「多いほどいい、とか言わないでしょうね?」
ぶるぅ 「ソレに近いかなぁ、ハッキリ言って…」

混ざった味を楽しむお料理だから、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「ビビンバって、混ぜるって意味だしね」
サム  「マジかよ、本場の言葉でかよ?」
ぶるぅ 「そだよ、ビビンが混ぜるって意味で…」
ブルー 「バと言うか、本場じゃパブなんだけど…」

ソレが御飯を指すんだよね、と生徒会長も。

ブルー 「だから訳すと、混ぜ御飯、ってことでさ…」
ぶるぅ 「混ぜ御飯の具は、多いほどいいでしょ?」

この国でもね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「御飯の量とのバランスもあるけど…」
ブルー 「ちらし寿司でも、具は多いほど嬉しいよね?」
シロエ 「そうですねえ…。うんと豪華な感じで」
ぶるぅ 「ビビンバの国の人も、おんなじだから…」

上に乗っけるナムルの種類は沢山、と解説が。

ぶるぅ 「それに色だって大事なんだよ、ビビンバは」
一同  「「「は?」」」
ぶるぅ 「上に乗っけるナムルの色!」

色の数も多い程いいの! と弾ける笑顔。

ぶるぅ 「本場のお料理、色も考えて作ってるから…」
ブルー 「医食同源と、五行説に基づくらしいね」

カラフルに作るべきなんだよ、と生徒会長。

ブルー 「いくらナムルの種類があっても…」
ぶるぅ 「色がおんなじだと、全然ダメ!」
シロエ 「またハードルが上がってませんか?」
キース 「そう思う…」

俺は本当に作れるのか、と唸ってますけど。
作れますか…?


2023/06/23 (Fri)



☆十種類は欲しい


梅雨の晴れ間で快晴になった週末、川へ遊びに来た面々。
河原にお弁当を置いておくのに、日陰をチョイスでして。

ジョミー「なんかさ、めっちゃ難しそうだよ?」
サム  「種類が多いだけでも、キツそうなのによ…」
スウェナ「味付けを変えて、色もカラフルに、でしょ?」

石焼きビビンバ、確かにカラフル、とスウェナちゃん。

スウェナ「赤に緑に、茶色に、白に…」
ブルー 「うん、ソレ! それが五行説から来るんだよ」
シロエ 「えっと…? 色に決まりがあるわけですか?」
ブルー 「そういうことだね、陰陽五行と言って…」

陰陽師で有名なヤツなんだけど、と生徒会長の説明が。

ブルー 「木、火、土、金、水、この五つでさ…」
シロエ 「あー、聞いたことはありますね…」
ブルー 「それぞれ色が決まってるんだよ、火は赤とか」

水の場合は、料理だと黒やグレーかな、と生徒会長。

ブルー 「この五つの色は必ず、入れていくのが…」
ぶるぅ 「本場のビビンバのナムルになるの!」

だから五色は作らないと…、と恐ろしい約束事。

ぶるぅ 「最低でも五色で、味付けも変えて…」
ブルー 「やってくれないと、ビビンバとは呼べないよ」
Aブルー「なるほどね! すると、キースは…」
ぶるぅ 「五つは作らなきゃダメってこと!」

頑張ってね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」のエール。

ぶるぅ 「作り方とか、食材は教えてあげるから!」
キース 「俺に作れ、と…?」
シロエ 「作らないと、命は拾えませんよ?」

許されるのは料理人だけですからね、とシロエ君。

シロエ 「ぶるぅの悪戯を避けるためには、料理です!」
Aぶるぅ「えとえと、ナムル、うんと多めで!」

十種類くらい欲しいんだけど、と悪戯小僧の注文。

Aぶるぅ「ぶるぅだったら、楽勝だよね?」
ぶるぅ 「もっちろ~ん!」
Aぶるぅ「だったらキースも、作って欲しいの!」
キース 「十種類!?」

マジか、とキース君、真っ青ですけど。
作れ、と…?


2023/06/24 (Sat)



☆ビビンバと悪戯


梅雨の晴れ間で快晴な土曜日、川へ遊びに来た御一同様。
お弁当を置くのは河原の日陰で、そこからビビンバな今。

Aぶるぅ「美味しいビビンバ、食べたいもんね!」
Aブルー「どうせだったら、最高のヤツが欲しいよね?」
Aぶるぅ「そうなの、ぶるぅのに負けてないヤツ!」

作ってくれるなら悪戯しないよ、と悪戯小僧の誓いが。

Aぶるぅ「作ってくれてる間も、うんと大人しく!」
シロエ 「他のみんなと川遊びですね?」
Aぶるぅ「そだよ、もちろん悪戯は無しで!」

最初から約束してたもんね、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「悪戯は、キースだけだ、って!」
一同  「「「イイネ!」」」

早速、川へ遊びに行こう、と誰もが突き上げる拳。

シロエ 「キース先輩、頑張って下さいね!」
ジョミー「十種類とかハードそうだけど、いけるって!」
サム  「うんうん、命が助かるんだしよ…」
スウェナ「ぶるぅも協力してくれるのよ?」

やるしかないでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「材料とかは、マツカに任せればいいし…」
マツカ 「急いで調達させますよ」
ぶるぅ 「えっとね、調理器具の方をお願い!」

材料は買い出しに行ってくるから、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「その間に、バーベキュー用のでいいから…」
マツカ 「調理用の火とか、調理場の支度ですね?」
ぶるぅ 「そう! まな板と包丁、フライパンに…」

それからこれと…、と挙げられてゆく調理器具。

ぶるぅ 「すぐ戻るから、揃えといてね!」
マツカ 「了解です!」
ぶるぅ 「じゃあ、行ってくるねーっ!」

お買い物~っ! と瞬間移動で買い出しに。

Aぶるぅ「わぁーい、豪華な石焼きビビンバ!」
Aブルー「楽しみだねえ…」

頑張りたまえ、とソルジャー、キース君の肩をポンと。

Aブルー「うんと美味しいヤツで頼むよ」
Aぶるぅ「不味かった時は、仕返しだも~ん!」
キース 「努力する…」

なんとか美味いビビンバを、と悲壮な顔付き。
命懸け…?


2023/06/25 (Sun)



☆浮き輪で楽しく


快晴になった週末の土曜日、川遊びに来た面々ですけど。
お弁当を日陰に置いたことから、石焼きビビンバな話に。

Aブルー「それじゃ、ぼくたちは川で遊ぶから!」
Aぶるぅ「浮き輪に乗って、流されちゃうも~ん!」
シロエ 「なるほど、ボートは要らないんですね?」
Aぶるぅ「それに、とってもスリリング!」

空気を入れて…、とサイオンで一瞬で膨らむ浮き輪。

Aぶるぅ「他にも浮き輪が欲しい人、いる?」
ジョミー「くれるんなら、貰う!」
サム  「俺も頼むぜ!」
Aブルー「ぼくの世界のヤツだからねえ、強度は充分!」

岩に当たっても破れないよ、とソルジャーの太鼓判。

Aブルー「他に欲しい人ーっ!」
シロエ 「貰います!」
スウェナ「私も貰うわ、頑丈だったらボートより…」
ブルー 「楽しいに決まっているからねえ…」

ぼくも貰うよ、と生徒会長も。

ブルー 「ぶるぅの分も、よろしくね!」
Aブルー「オッケー! マツカはどうするんだい?」
マツカ 「調理場の準備が済んだら、頂きます」
Aブルー「了解。ぶるぅの分と、マツカの分、と…」

膨らませて置いておくからね、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「行こうか、早速、流されに!」
一同  「「「イイネ!」」」

行くぞ、と水着に着替えもしないで、一同、川へ一直線。

キース 「実に恐ろしい光景だな…」
マツカ 「そうですけど、安全は保障されてますからね」

それよりキースは大丈夫ですか、とマツカ君の問い。

マツカ 「調理場の方は、じきに設営完了ですよ?」
キース 「準備に来たのは、見張りをしていた係か?」
マツカ 「いえ、別口で呼びましたが、川遊びの件は…」

承知ですから問題ないです、と穏やかな笑み。

マツカ 「流されようが、全く気にしていませんから」
キース 「本当に流されたようだな、全員…」
マツカ 「ええ。帰って来るのは食事時では?」
キース 「うっ…」

それまでにナムルを十種類か、と呻く人。
作るしか…。


2023/06/26 (Mon)



☆レシピで頑張れ


梅雨の晴れ間で快晴な土曜日、川で遊ぶにはピッタリで。
川へ入って行った面々、浮き輪を装備で消えましたけど。

キース 「美味いナムルを作れなかったら…」
マツカ 「詰むでしょうねえ、どう考えても」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 食材、買って来たよーっ!」

頑張ってね! と料理上手なお子様の帰還。

ぶるぅ 「そっか、みんなは行っちゃったんだ?」
マツカ 「ええ。浮き輪に乗って流れて行きましたよ」
ぶるぅ 「楽しそう! じゃあ、そこの浮き輪は…」
マツカ 「ぶるぅのと、ぼくの分ですね」

膨らませて置いて行ってくれたんです、と御曹司。

マツカ 「あちらの世界の浮き輪だそうで、頑丈で…」
ぶるぅ 「もしかして、絶対、破れないヤツ?」
マツカ 「岩に当たっても大丈夫、と言っていました」
ぶるぅ 「それ、最高! 急いで追い掛けなくちゃ!」

お料理を教えてる場合じゃないよね、とピョンピョンと。

ぶるぅ 「行こうよ、みんなと瞬間移動で合流!」
マツカ 「えっ、それじゃキースは、どうなるんです?」
ぶるぅ 「んーとね、今どき、お料理の手順は…」

動画で見られたりもするよね、とニコニコ。

ぶるぅ 「大丈夫、メモは書いていくから!」
キース 「レシピだけ置いて行くというのか!?」
ぶるぅ 「だって、基本は出来るんでしょ?」

合宿でお料理してるんだから、と正論が。

ぶるぅ 「細かいところは、分からなかったら…」
マツカ 「自分で調べろ、ということですね?」
ぶるぅ 「そだよ、命を拾うためなら、そのくらい…」

全然、大した手間じゃないもん! と笑顔なお子様。

ぶるぅ 「えとえと、ナムル、ワラビ用のレシピは…」
キース 「ハードルが上がりすぎてるんだが!」
ぶるぅ 「でも、作らないと、おしまいだよ?」
マツカ 「そうですよ。幸い、レシピは貰えますから…」
キース 「そう言われても、俺はナムルは初心者で…」

とても出来る気がしないんだが、と悲鳴ですけど。
やるしか…。


2023/06/27 (Tue)



☆コンロも来ました


梅雨の晴れ間の土曜は快晴、浮き輪で川遊びな御一同様。
岩に当たっても平気な仕様で、川に流されて行きまして。

ぶるぅ 「んとね、誰でも最初は初心者だから!」
マツカ 「なるほど、一理ありますね」
ぶるぅ 「美味しく出来たら、一気にプロなの!」

みんなも、きっと大感激! と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「はい、レシピ! これで美味しく!」
キース 「まさか、もう行くと!?」
ぶるぅ 「だって、早めに追い掛けないと…」
マツカ 「川下りが終わってしまいますよ?」

人目のある所までは下れませんし、とマツカ君の指摘。

マツカ 「ですから、急いで行かないと」
ぶるぅ 「スリル、楽しめなくなっちゃうも~ん!」

じゃあね! と浮き輪を抱えて、瞬間移動で消滅でして。

キース 「…マジか、本当に俺だけなのか…」
使用人A「お困りでしたら、手伝いましょうか?」
キース 「厨房からおいでだったんですか?」
使用人B「いえ、私たちは外仕事が専門でして…」

料理の方は素人ですね、と設営に来ていた使用人さん。

使用人A「とはいえ、アウトドアが趣味ですから…」
使用人B「食材を切ったり、火加減を調節する方なら…」

バッチリいけます、と助っ人の申し出。

使用人A「どうなさいますか?」
キース 「この際、猫の手も借りたくはあるが…」
使用人B「私たちでは、お役に立てないでしょうか?」
キース 「手伝いがいたとバレたら、どうなるか…」

実のところ、それが怖いんです、とキース君の悪い顔色。

キース 「今も何処かで見られていそうで…」
Aブルー『その程度なら、許すってさーっ!』
Aぶるぅ『人間コンロだと思っとくからーっ!』

美味しく出来れば、それでオッケー! と思念波が。

キース 「許すそうです、お願いします」
使用人ズ「「了解です!」」
Aぶるぅ『うんと美味しく作ってねーっ!』
Aブルー『コンロもいるしね!』

期待してるよ、と更にハードルが上がった感が。
大丈夫…?


2023/06/28 (Wed)



☆いよいよ石焼き


梅雨の晴れ間で快晴な土曜、浮き輪で川を下るには最高。
流されて行った御一同様、キース君だけがビビンバ作り。

キース 「美味いのを作るしかないわけか…」
使用人A「火加減は任せて下さいね」
使用人B「食材は、どれから切って行きますか?」
キース 「このメモからして、手がかかりそうなのは…」

この辺でしょうか、と指示を出しつつ、キース君も調理。

キース 「くっそぉ、たかが和え物なんだが…」
使用人A「ビビンバの味は、ナムルで決まりますからね」
使用人B「そこが美味しく出来ていたなら、大丈夫です」

肉の味付けも大切ですけど、と肉を切ってゆく助っ人。

使用人B「下味をしっかり、其処がコツでしょうか」
キース 「詳しいですね、ビビンバ」
使用人B「アウトドアで焼肉は、定番中の定番ですよ」

石焼きビビンバに乗せる肉も同じです、と爽やかな笑顔。

使用人A「そうなんですよね、焼肉を乗せるんですし」
使用人B「石焼きで焼くのは、卵と御飯がメインで…」
キース 「なるほど、準備が大切だ、と…」
使用人ズ「「そうです、頑張って下さいね!」」

皆さんが戻られるまでに…、と河原でナムル作りで。

Aブルー「ただいまーっ、帰りは反則技ーっ!」
ぶるぅ 「瞬間移動で帰って来ちゃったぁーっ!」

遡るのは大変だしね、と浮き輪を抱えた面子の御帰還。

Aブルー「楽しかったよ、スリル満点!」
ジョミー「いい感じに肝が冷えたよねえ…」
シロエ 「身体も濡れて冷えましたけどね」
Aぶるぅ「そうなの、石焼きビビンバ、食べたーい!」

熱々を食べて温まる! と悪戯小僧の注文が。

Aぶるぅ「ナムル十種類、作ってくれた?」
キース 「なんとか…」

レシピ通りに作りはした、とビビンバの準備。

キース 「これを綺麗に盛り付けて、と…」
使用人ズ「「火はバッチリです!」」
キース 「卵を割って…」
Aぶるぅ「後は焼くだけーっ!」

食べるの、楽しみ! と飛び跳ねる悪戯小僧。
さて、お味は…?


2023/06/29 (Thu)



☆ビビンバの次は


快晴で梅雨の晴れ間な土曜日、川遊びに興じた御一同様。
浮き輪に乗って流されたわけで、身体が冷えて御帰還で。

ジョミー「凄いね、キースって実は料理が上手かった?」
サム  「見た目だけだと、プロ並みだよなあ…」
ぶるぅ 「んとんと、味もいいんじゃないかな?」

レシピ通りに作ったんなら、と料理上手なお子様。

キース 「そう願いたいが…」
使用人A「いい感じに焼けて来ましたよ」
使用人B「そろそろ、火から下ろしてもいいでしょう」
キース 「そのようですね、では…」

配ります! とキース君、石焼きの器を鍋つかみで。

キース 「出来たぞ、熱いから気を付けろよ」
Aぶるぅ「もっちろ~ん!」
Aブルー「さてと、美味しく出来てるかな?」
ぶるぅ 「はい、コチュジャン! 好みで入れてね!」

いい匂い! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も唾をゴックン。

キース 「頼む、美味しく出来ていてくれ…!」
一同  「「「いっただっきまぁーす!」」」

熱々だあ! とスプーンを握って食べ始めまして。

シロエ 「いけますよ、コレ!」
ジョミー「ホントだ、ぶるぅに負けてないって!」
Aぶるぅ「わぁーい、本場の味がするーっ!」

キースもやれば出来るみたい、と悪戯小僧も大絶賛。

Aぶるぅ「他のお料理も出来そうだよね!」
一同  「「「は?」」」
Aぶるぅ「アユの塩焼きとか、上手そう!」
Aブルー「いいねえ、アユ釣り、解禁してたっけ?」

どうだったかな、とマツカ君に質問が。

マツカ 「してますけれど、この水量では…」
Aブルー「そこはお任せ!」
Aぶるぅ「アユがいる場所、サイオンで仕切って…」

みんなで手掴み、塩焼きでどう? と悪戯小僧。

一同  「「「イイネ!」」」
キース 「マジか、今度はアユを焼くのか!?」
Aぶるぅ「その代わり、悪戯しないも~ん!」
Aブルー「じゃあ、早速!」
一同  「「「やったーっ!」」」

アユを獲るぞ、と歓声ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2023/06/30 (Fri)




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☆雨でも遊びたい


さて、6月。今年も梅雨のシーズンでして、土曜日も雨。
生徒会長宅に来ている面々、外を眺めて溜息なわけで…。

シロエ 「雨ですよねえ…」
サム  「止みそうにねえよな、この週末はよ」
ジョミー「平日も、ずっと降ってたのにさあ…」

いい加減に止んでくれないかな、とジョミー君の愚痴。

ジョミー「学校に行くのも面倒なんだよ、雨の日は」
シロエ 「分かります。昨今の梅雨は、雨と言っても…」
サム  「下手すると土砂降りで来やがるしよ…」
スウェナ「そうなのよねえ、雷まで鳴る勢いで…」

シトシト降る日はまだマシだけど、とスウェナちゃんも。

スウェナ「土砂降りだと、傘を差しても無駄だし…」
ジョミー「足元から濡れて来るもんねえ…」
サム  「うんうん、歩道で跳ね返ってよ…」

マジで最悪、とサム君もブツブツと。

サム  「でもって、休みの日までが雨なんだぜ?」
シロエ 「お出掛けなんかは出来ませんよね…」
ジョミー「食事だけとか、屋内だったらいけるけど…」

なんか一味、足りないんだよ、とジョミー君。

ジョミー「やっぱり、外で遊びたいよね」
サム  「雨が続いた後だと、特にそうなるぜ」

でもよ、とサム君が傾げる首。

サム  「河原なんかは危ねえしよ…」
シロエ 「鉄砲水が来るらしいですよね」
ジョミー「たまにあるよね、流されてるヤツ」

動けなくなってヘリ救助とか…、とジョミー君の相槌。

ジョミー「まあ、ぼくたちだと、ヘリは要らないけど」
シロエ 「鉄砲水でも、ワンチャン、いけるかもです」

瞬間移動が間に合えば、とシロエ君も似たような意見。

シロエ 「ぼくたちだけだと、逃げられませんけどね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 瞬間移動は、お任せ!」
ブルー 「ぼくでも楽勝でいけるんだよねえ、脱出技」
ジョミー「そういうのも、スリルがあっていいかな…」
キース 「おい待て、本気で言っているのか!?」

梅雨の河原は危険なんだぞ、とキース君。
常識ですよね…?


2023/06/01 (Thu)



☆川遊びとリスク


雨がシトシトな梅雨のシーズン、週末も雨なわけでして。
生徒会長宅に来ている面々、お出掛けしたいという声が。

キース 「いいか、鉄砲水も大概、危ないんだが…」
ジョミー「他にも何かあったっけ?」
キース 「曇り空でも、暑い日は、暑くなるんだぞ?」

しかも湿度が高いわけでな、とキース君。

キース 「そういう時に、河原で遊んでいたら…」
シロエ 「クマが出るとか、そういうのですか?」
キース 「そうじゃなくてだ、目の前は川で…」

とても涼しく見えるんだが、とキース君の説明が。

キース 「つい、入りたくならないか?」
サム  「あー…。足を浸けに、ていうヤツな?」
キース 「最初の間は、その程度だが…」

どんどん調子に乗るのが人間だぞ、とキース君の渋面。

キース 「もうちょっとだけ、と入って行って…」
シロエ 「深みにハマッて詰むんですね?」
キース 「それもある。もっと酷いと、泳ぎ始めて…」

マジで流されてしまうコース、と川遊びあるあるな危険。

キース 「お前たちの場合は、真面目にありそうで…」
ジョミー「うーん、否定は出来ないかも…」
シロエ 「どうせ詰んでも、助けて貰えるわけですし…」
サム  「充分いける、って気にはなるよな」

ジョミーは特に危ねえタイプ、とサム君、名指し。

サム  「ただでも絶叫マシンが好きでよ…」
シロエ 「さっきだって、スリルと言いましたよね」
ジョミー「そりゃまあ、確実に助かるんなら…」

深みにハマるのも、流されるのも…、と頷く人。

ジョミー「スリルの内だ、って思っちゃうかな」
ぶるぅ 「んとんと…。本気でお出掛けするの?」
ジョミー「ちょっといいかも、って…」

思ってるトコ、とジョミー君、只今、興味津々。

ジョミー「ホントに助けてくれるんだよね?」
ぶるぅ 「そだよ、ぼくでも、ブルーでもオッケー!」
ジョミー「楽しそうかも…」
キース 「馬鹿か!」

リスクを取りに行く気か、と叫んでますけど。
さて…?


2023/06/02 (Fri)



☆リスクと臆病者


雨が降り続く梅雨のシーズン、土曜日も雨がシトシトと。
生徒会長宅に来ている面々、屋外へお出掛けは難しそう。

ジョミー「でもさ、助けて貰えるんだよ、確実に」
シロエ 「それはそうですけど、リスクが高いですし…」
キース 「あえてリスクを取りに行くのは…」

さっきも言ったが馬鹿でしかない、とキース君、断言。

ジョミー「そうかな、バンジージャンプとかでも…」
サム  「馬鹿になるのか、と言いてえのかよ?」
ジョミー「うん。サムは馬鹿だと思うわけ?」

バンジージャンプをやりたがる人、とジョミー君の問い。

ジョミー「勇気があるのか、馬鹿なのか、どっち?」
サム  「馬鹿なんでねえの?」
ジョミー「じゃあさ、サムが、やれって言われたら…」

馬鹿じゃねえからしねえ、で済む? とジョミー君。

ジョミー「ぼくたちだけなら、それでいいけど…」
シロエ 「他人様がいたら、微妙ですよね…」

クラスメイトとお出掛けだとか、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「みんながやる中、やらないとなると…」
ジョミー「ただの臆病者にならない?」
サム  「あー…。そりゃマズイよなあ…」

そうなりゃ、俺もやるしかねえかも、とサム君の呻き。

サム  「馬鹿とか言っても通らねえしよ…」
ジョミー「ほらね、TPOっていうのもあるし…」

バンジージャンプは安全だし、とジョミー君の切り返し。

ジョミー「梅雨の川遊びだって、同じじゃないかな?」
シロエ 「安全が保障されているからですね?」
ジョミー「そう! 深みにハマッても、流されてもさ…」

必ず助けて貰えるんだよ、とジョミー君、やる気満々。

ジョミー「それとも、ぼくを馬鹿だって言うけれど…」
サム  「勇気がねえだけ、って扱いなのかよ?」
ジョミー「今の理屈で行くとそうだよ、キースなんかは」
シロエ 「確かに否定は出来ませんねえ…」
キース 「俺は臆病者ではないぞ!」

慎重なだけだ、と怒鳴ってますけど。
この流れではねえ…?


2023/06/03 (Sat)



☆意識が高い人


雨がシトシトな梅雨のシーズン、週末も止む気配は無し。
生徒会長宅に来ている面々、外で遊べないわけですが…。

シロエ 「慎重と言えば、まあ、そうですけど…」
ジョミー「臆病な上に、ノリが悪いって感じだよ?」

付き合いが悪いというヤツで、とジョミー君のツッコミ。

ジョミー「みんなが、バンジージャンプをやるのにさ…」
サム  「やらねえって言って、馬鹿呼ばわりまで…」

してるんでねえの、とサム君も。

サム  「俺は慎重なだけだ、ってえのも…」
シロエ 「意識高い系になるわけですね?」
サム  「そう思わねえか?」
スウェナ「間違っていない気がするわよねえ…」

そういう人って困るのよね、とスウェナちゃん、溜息。

スウェナ「ノリは悪いし、場は白けるし…」
ジョミー「空気が読めない人なんだよ、うん」
キース 「そうじゃない! 俺は職業柄、空気はだな…」

嫌というほど読む方なんだ、と副住職の反論が。

キース 「空気が読めないようでは、坊主の仕事は…」
サム  「務まらねえって言うのかよ?」
キース 「当然だろうが!」
ジョミー「じゃあさ、どうして馬鹿にするわけ?」

慎重になる必要はゼロなんだよ、とジョミー君。

ジョミー「リスクは全く無いんだけど?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 流されちゃっても大丈夫!」

深みにハマッた時も安心、と救助係の太鼓判。

ぶるぅ 「ぼくとブルーが、すぐ助けるから!」
ジョミー「ほらね、ぶるぅもこう言ってるのに…」
サム  「反対するのは、どうかと思うぜ」

自分がやりたくねえってだけだろ、とサム君の冷たい瞳。

サム  「流される勇気が出ねえから」
シロエ 「まさにソレですよね、分かります」

だから屁理屈をこねるんですよ、とシロエ君の相槌。

シロエ 「慎重だとか、リスクがどうとか、偉そうに…」
スウェナ「ご高説を垂れるのよねえ…」
キース 「何故、そうなる!」

俺はあくまで真面目にだな…、と文句ですけど。
分が悪い気が…。


2023/06/04 (Sun)



☆説法は抜きで


梅雨のシーズンは雨がシトシト、この週末も止まない雨。
生徒会長宅に来ている面々、外へお出掛け出来なくて…。

シロエ 「違うと言うなら、なんで賛成しないんです?」
ジョミー「まだ、出掛けるとは決まってないけど…」
サム  「盛り上がってる時に、否定するのはよ…」

やっぱ空気が読めねえとしか、とサム君のキッツイ言葉。

サム  「お前だけだぜ、ノリが悪いのは」
シロエ 「まったくです。スウェナ先輩さえもですね…」
スウェナ「川に入ろうとは思わないけど、ボートなら…」

乗ってみたいと思うわね、と梅雨の川遊びに大賛成な人。

スウェナ「急流下りの雰囲気、あるんじゃないかしら?」
ジョミー「あると思うよ、普段より流れが速いしさ…」
サム  「普通の川でも、楽しめるんでねえの?」
シロエ 「ほらね、スウェナ先輩だって、こうです」

それなのにキース先輩は…、とシロエ君が振っている首。

シロエ 「否定しまくり、おまけに意識が高い系で…」
ジョミー「ぼくたちを馬鹿にするんだもんねえ…」
キース 「だから、違うと!」
ブルー 「だったら、君も賛成なのかい?」

流されて深みにハマりたいかな、と生徒会長の問い。

ブルー 「そうだと言うなら、みんなもさ…」
シロエ 「何も文句は言いませんけど?」

どうなんですか、とシロエ君も。

シロエ 「キース先輩も、梅雨時の川に出掛けて…」
サム  「俺たちと一緒に、リスク皆無のスリルをよ…」
ジョミー「楽しみたいのか、欠席するのか、見学か…」
スウェナ「決めなさいよね、法話はどうでもいいから」

そんなの、誰も聞いてないから、とスウェナちゃん。

スウェナ「法話も説法も、例え話も、抜きでサッサと!」
シロエ 「お釈迦様の教えで煙に巻くのは、無しですよ」
キース 「なんで、そういう話になるんだ…!」
ブルー 「まず、結論を述べたまえ!」
サム  「お前、どっちになるんだよ?」

賛成なのか、反対なのか…、と聞いてますけど。
どっち?


2023/06/05 (Mon)



☆法事が多い時期


雨がシトシトな梅雨のシーズン、お出掛けが難しい面々。
生徒会長宅で過ごす週末、川遊びの話が出て来たわけで。

サム  「ハッキリしろよな、どっちなのかを」
シロエ 「臆病者か、そうでないのかが分かりますしね」
ジョミー「だよね、欠席とか見学だとさ…」
スウェナ「臆病者で、チキンってことだわよ」

で、どっちなのよ、とスウェナちゃんも詰め寄り。

スウェナ「梅雨時の川で遊ぶ話には、反対なわけ?」
キース 「愚行だと言っているだろう!」
シロエ 「出ましたよ、意識高い系…」
ジョミー「もうさ、こんな人は放っといてさ…」

ぼくたちだけで出掛けるとか…、とジョミー君の提案が。

ジョミー「どうせ行くなら、週末なんだし…」
サム  「あー…。キースには用がありそうだぜ、うん」
シロエ 「アドス和尚に、法要に動員されるんですね」
ブルー 「そうじゃないかな、梅雨でも法事はあるし…」

結婚式には向いてない分、多いかもね、と生徒会長。

ブルー 「なんと言っても、親戚が集まる行事だけにさ」
シロエ 「なるほど、婚礼と重なったらダメですよね…」
スウェナ「婚礼が優先で当然だわねえ、そういう時は…」
ブルー 「ピンポーン! だから前倒しで6月に…」

法事を持って来るケースもあるよ、と銀青様の解説。

ブルー 「法事を延ばすのは厳禁だけど、前倒しはさ…」
サム  「いいんだっけな、すると今月の元老寺はよ…」
ジョミー「本堂、予約で埋まってるとか?」
キース 「うっ…」

言われてみれば、と副住職の額にタラリ冷汗。

キース 「午前も午後も、ビッチリ入っていたな…」
ブルー 「オッケー、存分に手伝いたまえ!」

ぼくたちは川に遊びに行くから、と生徒会長、ピシャリ。

ブルー 「みんなもいいよね、キースは抜きで…」
ジョミー「梅雨の川で遊びまくりで、どう?」
サム  「いいじゃねえかよ!」
シロエ 「楽しみましょう!」

一名欠席な方向で、と纏めにかかってますけど。
ハブると…?


2023/06/06 (Tue)



☆人目があると面倒


梅雨のシーズンは雨がシトシト、週末だろうが関係無し。
生徒会長宅に集う面々、それでもお出掛けしたいわけで。

ブルー 「じゃあ、来週の土曜でいいかな?」
シロエ 「もちろんです!」
サム  「マツカの別荘から行ける川かよ?」

先月、バーベキューに行ったトコの、とサム君の問い。

ブルー 「そうだね、あそこだったら人目も無いし…」
ジョミー「貸し切り状態でいけるもんね!」
シロエ 「いえ、会長が言う人目は違う気がします」

注意されないという意味では…、とシロエ君。

シロエ 「だって、梅雨時の川ですよ?」
サム  「あー…。おせっかい焼きはいるよな、うん」
ジョミー「通報しちゃう人もいるかも…」
ブルー 「そういうこと! 警察が来ると面倒だしさ」

都会は何かとうるさいんだよ、と生徒会長の深い溜息。

ブルー 「下手すると、テレビ局まで来るし…」
シロエ 「来るでしょうねえ、救出するのを中継しに…」
サム  「救助なんかは、誰も頼んでねえのによ…」
ジョミー「絶対、通用しないよね、ソレ…」

有無を言わさず救助されて…、とジョミー君。

ジョミー「でもって、ガッツリお説教でさ…」
ブルー 「学校にも通報されるってね!」
一同  「「「うわー…」」」

それは勘弁、と誰もがガクブル。

サム  「やっぱ、田舎にしとこうぜ!」
ブルー 「それがオススメ!」
ジョミー「マツカの別荘の人は、どうかな…」
マツカ 「大丈夫ですよ、いっそ見張りをさせますか?」

地元の人が来ないように…、と御曹司。

マツカ 「地元の人も、うるさいですしね」
ブルー 「川の怖さを知ってるからねえ…」

シールドする気でいたんだけどさ、と生徒会長。

ブルー 「それじゃ、見張りを頼めるかな?」
マツカ 「分かりました。送迎の方はどうします?」
ブルー 「いいよ、瞬間移動で行くから」
シロエ 「キース先輩は放って、ですね?」

法事で忙しいですし…、と言ってますけど。
留守番決定…?


2023/06/07 (Wed)



☆増えそうな面子


雨がシトシトな梅雨のシーズン、週末も止まないわけで。
生徒会長宅に集う面々、外で遊びたくて川遊びという案。

キース 「欠席したら、親父の下僕か…」
シロエ 「でも、ぶるぅの下僕よりはマシでしょう?」
ジョミー「だよねえ、この間も散々、遊ばれてたし…」
サム  「まあ、今回は来ねえんだけどよ」

呼んでねえから、とサム君、親指をグッと。

サム  「俺たちだけで遊んで来ようぜ!」
スウェナ「いいわね、キースは留守番ってことで」
キース 「チキンな件はどうなるんだ?」

欠席な場合…、とキース君の問い。

キース 「俺は、用があって欠席なんだが…」
サム  「何を言ってんだよ、用は後付けだろ?」
ジョミー「そうだよ、チキンを隠すためのさ」
シロエ 「意識が高い人ですからねえ…」

慎重だなんて言い出して…、とシロエ君、軽蔑の眼差し。

シロエ 「要は勇気が無いだけですよ、本当は」
キース 「それは違うぞ!」
??? 「チキンなんだと思うけどねえ?」

誰が聞いても、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。

キース 「あんた、何処から湧いたんだ!?」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間からだよ!」

面白そうな話だしね、と笑顔な人。

Aブルー「川へ遊びに行くんだって?」
シロエ 「今回は、呼んでいませんから!」
Aブルー「でも、飛び入りは許されるよねえ?」

ぼくはSD体制の世界で苦労しているんだし、と必殺技。

Aブルー「是非とも、混ぜて欲しいんだけど…」
シロエ 「豪華料理は無いですってば!」
Aブルー「コンビニ弁当があれば充分だよ!」

ぶるぅもそれで満足だから、とソルジャーの言。

Aブルー「コンビニスイーツとかも、好物だしねえ…」
シロエ 「なんで、ぶるぅが来るんですか!」
Aブルー「逆に、来ないと盛り上がらないよ?」
ジョミー「あー…。それは確かにあるかもね…」
サム  「間違いねえな…」

盛り上げ役としては最高だよな、とサム君も。
呼ぶと…?


2023/06/08 (Thu)



☆ヒッキーが吉かも


梅雨のシーズンは雨がシトシト、週末も容赦なく雨模様。
生徒会長宅に集う面々、それでもお出掛けしたいわけで。

キース 「盛り上がるのは、お前たちだけだろう!」
シロエ 「それはまあ…。キース先輩がババですし…」
サム  「ぶっちゃけ、俺たちは関係ねえしよ」

ぶるぅが来ても、とサム君、ニヤニヤ。

サム  「キースに任せて、安心ってな!」
ジョミー「待ってよ、キースは欠席だよ?」
一同  「「「げっ!」」」

それはヤバいヤツ、と誰もがドン引き。

シロエ 「キース先輩不在で、ぶるぅが来るんですか…」
ジョミー「絶対、誰かがババを引かされると思うけど…」
サム  「マジかよ、詰みじゃねえかよ、ソレ…」

人生終わるぜ、とサム君、顔面蒼白。

サム  「コンビニ弁当でも、来やがるとなると…」
ジョミー「お断りとか、無理なヤツだよ?」
シロエ 「お出掛けをやめるしかないですね…」

そうすれば問題ないですよ、とシロエ君の案。

シロエ 「残念ですけど、川遊びは諦めるということで」
ジョミー「だよね、酷い目に遭うよりは…」
サム  「此処でヒッキーしてようぜ、うん」

ぶるぅの飯は美味いんだしよ、とサム君も賛成。

サム  「んじゃ、お出掛けは無しってことで!」
一同  「「「オッケー!」」」
Aブルー「却下!」

ぼくの娯楽を奪わないで欲しい、とソルジャーの渋面。

Aブルー「遊ぶと言ったら、遊ぶんだってば!」
シロエ 「でも、ぼくたちが困るんです!」
Aブルー「そうかな、ぶるぅの相手役がさ…」

いないから困るだけだろう、と鋭い指摘。

Aブルー「それさえいれば、行くんだよねえ?」
シロエ 「まあ、そうですけど…」

でも、いないものはいないんですよ、とシロエ君。

シロエ 「キース先輩は欠席ですから…」
サム  「いねえよなあ?」
ジョミー「いるわけないって、もう確実に…」
スウェナ「死ぬものねえ…」

死亡フラグというヤツで、と皆が口々に。
正論ですね?


2023/06/09 (Fri)



☆正論を述べる人


雨がシトシトな梅雨のシーズン、ヒッキーするのが一番。
生徒会長宅に集う面々、週末は此処がいいとの結論で…。

シロエ 「梅雨の間は、外出は無しでいきましょう!」
サム  「それがいいよな、死ぬよりはよ…」
ジョミー「ぶるぅの料理で満足すべき!」

おやつも作って貰えるしね、とジョミー君が纏めに。

ジョミー「ぶるぅも、それでかまわないよね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おもてなし、大好き!」

お出掛けもいいけど、おもてなしも、と元気なお子様。

ぶるぅ 「ぶるぅと遊びたい気はするけれど…」
ブルー 「ソレをやると、犠牲者が出るからねえ…」
ぶるぅ 「そうなの、ババを引く人が可哀相だし…」

川で遊ぶのは無しでいいよ、と健気な発言。

ぶるぅ 「だから、ぶるぅによろしくね!」
サム  「おっ、テイクアウトで御馳走コースな?」
ぶるぅ 「そだよ、今日のも持って帰って!」

多めに作って詰めるから、とニコニコニコ。

ぶるぅ 「ぶるぅ、沢山食べるもんね!」
Aブルー「ありがとう! それは嬉しいんだけど…」

川遊びも諦めたくないんだよね、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「要は、キースを引っ張り出せたら…」
シロエ 「無理だと思いますけれど?」
サム  「だよな、チキンではあるけどよ…」
ジョミー「言い訳の方は、間違っていないしね…」

本当に用があるんだからさ、とジョミー君。

ジョミー「休んで、法要のお手伝いだし…」
シロエ 「頑張る副住職ですよ」
Aブルー「そうかもだけど、チキンは確かで…」
キース 「違うと言っているだろうが!」

俺はあくまで正しい意見を言っている、と副住職の反論。

キース 「梅雨の最中に川遊びするのは、愚の骨頂で…」
Aブルー「でもねえ、リスクは完全にゼロで…」
キース 「それがどうした!」
Aブルー「リスクが無いのに、君は逃げてるんだよ?」
シロエ 「あー、そうなりますね…」

それも間違ってはいないですよ、とシロエ君。
確かに…。


2023/06/10 (Sat)



☆チキンが嫌なら


梅雨のシーズンは雨がシトシト、この週末も雨ですけど。
次の土曜はお出掛けな案、川遊びに行くか否かが問題で。

Aブルー「リスクがゼロでも、逃げてるとなると…」
シロエ 「チキンってことになるかもです」
Aブルー「ううん、確実にチキンだから!」

法要はただの言い訳だよ、とソルジャー、ビシィ! と。

Aブルー「まあいいけどね、チキンに決定でもさ」
キース 「あんた、喧嘩を売ってるのか!」
Aブルー「そうだけど?」
キース 「勝手に出て来て、決め付けるな!」

俺はチキンではないからな、とキース君の怒声。

キース 「チキンに坊主は務まらないぞ!」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「考えてもみろ、俺の家の裏山は墓地だ!」

大抵の寺は墓地とセットなんだぞ、と副住職。

キース 「幸い、俺の家には何も出ないが…」
ジョミー「あー、幽霊!」
サム  「墓地と言ったら定番だよなあ…」

幽霊だとか、人魂だとか…、とサム君も。

サム  「怖がっていたんじゃ、務まらねえか…」
キース 「そもそも、家に住めないだろうが!」

自宅イコール寺なんだしな、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「そんな環境で、チキンに育つわけがない!」
ジョミー「かもねえ、心霊スポットに親しんでるし」
キース 「俺の家には出ないがな!」
Aブルー「オッケー、チキンは有り得ない、と…」

じゃあ、川遊びにも来られるよね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「チキンじゃないのを証明しに!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「来ないんだったら、チキンで確定だよ!」

なんと言おうがチキンはチキン、と凄い論法。

Aブルー「それが嫌なら、参加したまえ!」
一同  「「「イイネ!」」」

それでいこう、と一同、拍手喝采。

シロエ 「ここは一発、度胸試しですね!」
ジョミー「肝試しの方がピッタリかも…」
Aブルー「どうするんだい、チキンでいい?」

決めるのは君だ、と言ってますけど。
選べ、と…?


2023/06/11 (Sun)



☆参加か欠席か


雨がシトシトな梅雨のシーズン、週末も雨が続くわけで。
それでも川遊びに行くかどうかを、只今、検討中な面々。

シロエ 「キース先輩、返事はどうなんです?」
サム  「欠席を選べば、チキン確定だぜ?」
ジョミー「どっちにするのさ、チキンでいいわけ?」

決められないのもチキンかもね、とジョミー君の意見。

ジョミー「日和見主義って、一種のチキンな気がする」
シロエ 「言えてますねえ、こう、様子見で…」
スウェナ「臆病なのよね、結局のところ」
Aブルー「なるほどねえ…。どんどんチキンに…」

近付いてるよ、とソルジャー、首をうんうん、と。

Aブルー「まあ、本人がそれでいいなら…」
シロエ 「チキン確定、川遊びの方は見送りですか?」
Aブルー「他のみんなが、ぶるぅを嫌がる以上はねえ…」

仕方ないよ、とソルジャーの深い溜息。

Aブルー「ということでさ、ぶるぅの料理に期待だね」
ぶるぅ 「オッケー! ぶるぅの好物、用意しとくね!」

テイクアウト用にドッサリ山ほど、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「ぼくもホントは、ぶるぅと一緒に…」
シロエ 「遊びたかったですよね、コンビニ弁当で」
ぶるぅ 「そうなの、コンビニスイーツも買って…」

みんなでお出掛けしたかったよう! と本音がポロリ。

ぶるぅ 「だけど、みんなに迷惑かけられないし…」
ジョミー「ごめんね、キースのせいだよね…」
シロエ 「本当に。ぶるぅには、キース先輩だって…」

お世話になっているというのに…、とシロエ君。

シロエ 「恩を仇で返すというヤツですよ」
ジョミー「仕方ないって、チキンは自分が大事でさ…」
サム  「周りに気を配る余裕はねえよな」

チキンだけによ、とサム君も。

サム  「ますますもって坊主失格、ダメなヤツだぜ」
ブルー 「坊主は気配り必須だしねえ…」
キース 「だから、違うと!」
Aブルー「それを言うなら、川遊びだよ!」

まずは参加を表明したまえ、とソルジャーの言。
詰み…?


2023/06/12 (Mon)



☆チクるそうです


梅雨のシーズンは雨がシトシト、週末だろうが関係無し。
外へお出掛けしたい面々、川遊びという案が出ている今。

Aブルー「チキンじゃないなら、川遊びってね!」
ジョミー「そうだよ、ぶるぅも喜ぶし…」
シロエ 「キース先輩の名誉も守られますよ」

このままだとチキン認定まっしぐらです、とシロエ君。

シロエ 「その上、お坊さん失格らしいじゃないですか」
キース 「しかしだな…!」
Aブルー「まだ言ってるよ、やっぱり中止かなあ…」
ぶるぅ 「残念だけど、そうみたい…」

来週はテイクアウト用に頑張るね、と健気な発言。

ぶるぅ 「ぶるぅの好物、うんと沢山作らなきゃ!」
シロエ 「泣かせる展開ですよね、コレ…」
サム  「まったくだぜ。こんないい子に恩を仇とか…」
ジョミー「酷すぎるよねえ、坊主のくせにさ」

まあいいけど…、とジョミー君が取り出すスマホ。

ジョミー「アドス和尚の連絡先って、誰か知ってる?」
シロエ 「どうするんです?」
ジョミー「もちろん、次の土曜日の件をチクるんだよ!」

キースの欠席と、ぶるぅ苛めを…、とニンマリと。

ジョミー「キースが法要の手伝いにかこつけてさ…」
シロエ 「ぶるぅ苛めをする、と密告ですか?」
ジョミー「そう! ぶるぅを手伝う筈だったのに…」
サム  「逃げる気ですよ、って御注進な!」

いいじゃねえかよ、とサム君が立てる親指。

サム  「それでいこうぜ、そしたら色んな意味でよ…」
スウェナ「アドス和尚が大噴火だわね」
ジョミー「うん。でもって、元老寺から叩き出されて…」
シロエ 「川遊びに強制参加エンドになるんですね!」

ソレ、最高じゃないですか、とシロエ君が乗り出す膝。

シロエ 「やって下さい、遠慮なく!」
ブルー 「いいねえ、連絡先なら、ぼくが知ってるし…」
ジョミー「やっぱりね! じゃあ、教えてよ!」
ブルー 「もちろんだよ!」
キース 「待ってくれ!」

ちょっと待つんだ、と叫んでますけど。
どうすると…?


2023/06/13 (Tue)



☆参加した方がマシ


雨がシトシトな梅雨のシーズン、難しいのが屋外の遊び。
それでもお出掛けしたい面々、川遊びを計画中でして…。

ジョミー「待つのはいいけど、早くしてよね」
ブルー 「アドス和尚も、土日は忙しいからねえ…」
シロエ 「そうですよ。本堂は予約で一杯なんですし…」

スマホを見る機会も少ない筈で…、とシロエ君。

シロエ 「この時間だと、お昼時しか無理でしょう?」
サム  「そうだと思うぜ、でもって次は夕方までよ…」
ジョミー「見られそうにないから、急ぎだってば!」

それで連絡先は何処、とジョミー君の問い。

ジョミー「ブルー、教えてよ」
ブルー 「いいとも、えっと…」
キース 「頼む、それだけはやめてくれ!」

真面目に俺が悪かった、とキース君、土下座。

キース 「ぶるぅに恩を仇で返すなど、出来ないし…」
サム  「おっ、川遊びに参加かよ?」
キース 「強制参加で、しかも親父が激怒よりかは…」

自発的に参加した方が…、と腹を括った人。

キース 「俺も命が惜しいんだ。リスクがゼロなら…」
シロエ 「梅雨時の川を選ぶ、というわけですね?」
キース 「親父に叩き出されるより、マシだしな!」
Aブルー「オッケー、これで決まりだね!」

次の土曜は川遊びだよ、とソルジャーが纏めに。

Aブルー「コンビニ弁当とスイーツを買って…」
サム  「マツカの別荘の近くの川な!」
マツカ 「分かりました、見張りの手配をしますね」
一同  「「「やったーっ!」」」

大雨の後だと最高だよね、と盛り上がる御一同様。

ジョミー「凄い水嵩で、でも晴れてるといいんだけど…」
ブルー 「そうだね、キースに期待しようか」

頑張って雨乞いと晴れ乞いをね、と祈祷の注文。

ブルー 「参加するなら、サービスすべき!」
Aブルー「いいねえ、頑張って祈ってくれたまえ!」
キース 「それで詰むのは、俺なんだが!」
Aブルー「文句でも?」

アドス和尚の連絡先は何処だっけ、と脅し文句が。
詰むヤツ…。


2023/06/14 (Wed)



☆雨乞いと晴れ乞い


梅雨のシーズンは雨がシトシト、それでも川遊びに決定。
マツカ君の別荘の近くの川へ、コンビニ弁当でお出掛け。

Aブルー「文句があるなら、アドス和尚に通報だよ!」
ジョミー「そういえば、スマホも持ってるんだっけ…」
Aブルー「こっちの世界で遊び倒すには、必須だしね!」

アドス和尚の連絡先も入れておきたいな、と怖い台詞が。

Aブルー「そしたら色々、便利そうだし…」
キース 「脅すつもりか!?」
Aブルー「ううん、脅すほど甘くはないよ」

ぼくは全力でやるタイプ、とソルジャーの笑み。

Aブルー「特に、破壊は得意技でねえ…」
シロエ 「キース先輩を破滅させるんですか?」
Aブルー「それはもう!」

ぼくの本気を見てくれたまえ、と取り出すスマホ。

Aブルー「で、アドス和尚の連絡先って?」
ブルー 「えっと、電話をかけるなら…」
キース 「教えないでくれーっ!」

でないと俺が殺される、とキース君の絶叫が。

キース 「分かった、祈祷はしておくから!」
Aブルー「オッケー、前日までは土砂降りの雨で…」
ジョミー「当日はスッキリ、梅雨の晴れ間で!」

暑いくらいの天気がいいな、とジョミー君。

ジョミー「コンビニ弁当とかは、保冷剤があれば…」
シロエ 「安心ですしね、快晴で真夏日希望ですよ」
キース 「仕方ない…」

水嵩が多いと嫌すぎるんだが…、とキース君の深い溜息。

キース 「しかし、親父に殺されるよりは…」
Aブルー「ぶるぅの方が、断然、マシ、って?」
キース 「当然だろう!」

だからいいんだ、と悲壮な覚悟。

キース 「ヤツの悪戯は、俺が引っかぶる!」
一同  「「「イイネ!」」」
Aブルー「じゃあ、来週の土曜日だね!」

コンビニ弁当のオススメは…、と始まった打ち合わせ。

キース 「くっそぉ、またしてもババなのか…」
Aブルー「祈祷の効き目が無いと、もっと詰むから!」
キース 「うう…」

自分の首を絞める祈祷か、と唸ってますけど。
やるしか…。


2023/06/15 (Thu)






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☆強制送還は嫌だ


週末は生徒会長宅な面々、次の土曜はバーベキューな案。
言い出しっぺはソルジャーでして、キース君がヤバい件。

キース 「頼む、強制送還と親父にチクるのは…」
ブルー 「やめてくれ、って?」
キース 「俺が殺されてもいいのか、あんた!」
ブルー 「自業自得と言うからねえ…」

大丈夫、骨は拾ってあげるから、と生徒会長、涼しい顔。

ブルー 「お経の方も、フルコースを無料サービスで!」
シロエ 「極楽往生、間違いなしってヤツですね?」
ブルー 「当たり前だよ、ただでもキースは坊主だし…」
サム  「日頃の念仏、ダテじゃねえんだぜ?」

ヘマをしねえ限りは極楽行きな、とサム君の解説。

サム  「でもよ、銀青様のお墨付きだとよ…」
シロエ 「何か特典がつくんですか?」
サム  「キースが自力で行けるトコより、上席な!」
ブルー 「阿弥陀様に近い蓮になるのを、約束するよ」

分かったら帰って罰礼を…、と銀青様のお言葉が。

ブルー 「ぶるぅの折詰で、栄養補給はバッチリだしね」
ぶるぅ 「んとんと、折詰、夜食も要るかな?」
ブルー 「つけた方がいいねえ、過酷な夜になるから」

徹夜で罰礼コースかもだし、と生徒会長の指示。

ブルー 「そうでなくても、徹夜でお念仏はさ…」
サム  「あり得るわけな?」
ブルー 「アドス和尚が大噴火だよ?」

無事に済むわけないじゃないか、と怖すぎる読み。

ブルー 「それじゃ、キースは帰るってことで…」
キース 「俺は死にたくないんだが!」
ぶるぅ 「折詰を食べれば大丈夫!」
キース 「栄養はともかく、メンタルの方だ!」

親父が噴火するんだぞ、とキース君、ガクブル。

キース 「それも大噴火で、もう容赦なく殴る蹴るで…」
シロエ 「火砕流が来るわけですね、分かります」
スウェナ「火山弾だって降るわよねえ…」
キース 「分かってるなら、ブルーをだな…」
ジョミー「止めろって?」

自分で方法を考えたら、とジョミー君の突き放し。
詰み…?


2023/05/16 (Tue)



☆強制送還が嫌なら


生徒会長宅で週末を過ごす面々、次の土曜の計画が浮上。
ソルジャーの案で、河原でバーベキューですけれども…。

シロエ 「そもそも、キース先輩の今の状況はですね…」
スウェナ「何が原因なのか、考えるべきよ」

門外漢の私たちでも分かるわ、とスウェナちゃん。

スウェナ「ズバリ、ブルーに逆らったからでしょ?」
シロエ 「ですよね、偉いお坊さんのお言葉を無視で…」

聞かないからじゃないですか、とシロエ君の厳しい口調。

シロエ 「素直に聞けば、強制送還は無くなりますよ」
スウェナ「チクられもしないと思うわねえ…」
サム  「そうだぜ、素人さんでもこう言ってるのに…」
ジョミー「自力で解決しない以上は、どうなってもさ…」

自己責任っていうヤツだよね、とジョミー君も知らん顔。

ジョミー「何処からも助けは来ないと思うよ」
ブルー 「来るわけがないね、じゃあ、そういうことで」

折詰の用意も出来たようだし、と生徒会長、ニッコリ。

ブルー 「ぶるぅ、元老寺まで送ってあげてよ」
ぶるぅ 「オッケー、キースのお部屋でいい?」
ブルー 「そうじゃなくって、アドス和尚がいる所!」

今なら庫裏で休憩中、と強制送還する場所の指示が。

ブルー 「イライザさんと一緒に、お茶とお饅頭で…」
ぶるぅ 「分かった、その部屋に送ればいいんだね!」
ブルー 「うん、折詰を持たせてね」

みんなもお別れの言葉を順に、と生徒会長。

ブルー 「今生の別れになるかもだから、心をこめて」
サム  「あー…。マジで殺されなくてもよ…」
シロエ 「退学とかはありそうですね…」

坊主稼業に専念しろと…、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「そうなったら、会えなくなりますし…」
Aブルー「それは残念、ぶるぅもガッカリすると思うよ」
ブルー 「キース的には、きっと本望だろうね」
サム  「自分で選んだ道だしよ…」
キース 「待ってくれ!」

まだ選ぶとは言っていない、と叫んでますけど。
未定だと…?


2023/05/17 (Wed)



☆帰ったら詰みな人


生徒会長宅で週末な面々、次の土曜はバーベキューな案。
言い出しっぺはソルジャーでして、キース君が失言で…。

ブルー 「いいから、早く帰りたまえ!」
ぶるぅ 「はい、折詰! 保冷材も入れておいたから!」

どの順番に食べてもオッケー、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「夜食もガッツリ食べたいだろうし…」
サム  「徹夜で罰礼か、お念仏だもんなあ…」
シロエ 「体力、消耗しまくりですよね」
ぶるぅ 「でもでも、栄養たっぷりなの!」

精進だけど、とお墨付き。

ぶるぅ 「安心して罰を受けてよね!」
ブルー 「ぶるぅ、お別れも言わないと…」
ぶるぅ 「そだね、キース、いつまでも元気でね!」
Aブルー「寂しくなるけど、頑張ってくれたまえ」

でも法要の時はよろしく、とソルジャー、抜け目なく。

Aブルー「この際、天井裏で法要でも我慢するから!」
シロエ 「あー…。元老寺でやるしかないわけですね」
ブルー 「退学になったら、仕方ないよ」

副住職に専念するんだからね、と生徒会長。

ブルー 「まあ、法要をして貰えるだけでも御の字で…」
Aブルー「そう思うしかないよね、うん」
キース 「いや、これからも法要は此処で!」

俺は覚悟を決めたからな、とキース君、拳をグッと。

キース 「どう考えても、ババを引いた方が…」
ブルー 「メリットが大きそうだ、って?」
キース 「そうなるだろうが!」

強制送還されたら詰みだ、と肩を竦める人。

キース 「親父の前に送り返されて、チクられて…」
シロエ 「大噴火で火砕流ですしねえ…」
サム  「確実に後がねえよな、マジで」

退学したって、一生ついて回りそうだぜ、という声が。

サム  「何かってえと、こう、ネチネチとよ…」
シロエ 「でもって、顎で使われまくるんですね」
キース 「あの親父だしな!」
Aブルー「じゃあ、世話係をやるんだね?」
キース 「仕方なかろう!」

ゲストの面倒は見させて貰う、と悲壮な決意。
泣けるかも…。


2023/05/18 (Thu)



☆お出掛けはバスで


週末を生徒会長宅で過ごす面々ですけど、お出掛けな案。
マツカ君の別荘の近くの河原で、バーベキューでして…。

Aブルー「キースがババってことは、バーベキューだね」
シロエ 「もちろんですよ、断る理由が無いですから」
ジョミー「むしろ賛成、もう全力で行きたいヤツ!」

最高の食材が来るんだし、とジョミー君が突き上げる拳。

ジョミー「マツカ、今回はマイクロバス?」
マツカ 「お好みに合わせて手配しますけど…」
サム  「マイクロバスがいいんでねえの、行楽だしよ」

一種、遠足みたいなモンで…、とサム君の言。

サム  「リムジンで行くより、みんなで賑やかによ…」
シロエ 「ワイワイやるのが良さそうですよね」
スウェナ「そうね、キースがババを引くトコも…」
ブルー 「見られるかもねえ、運が良ければ」

ぶるぅが車内でやらかすならね、と生徒会長、ニヤニヤ。

ブルー 「カエル袋は、もう定番だし…」
シロエ 「そうでした! 今回も踏んでくれそうですよ」
Aブルー「みんなで踏むのもアリかもねえ…」
キース 「げっ!」

嫌すぎる、とキース君、顔面蒼白。

キース 「この人数で踏まれたら、俺の内臓は…」
シロエ 「まあ、その辺は、ぶるぅ次第ですね」
Aブルー「お出掛けしてから、考えるってことで…」

楽しみだよねえ、バーベキュー! とソルジャーの笑顔。

Aブルー「キースも、食事は出来るんだしさ…」
サム  「美味い肉とか、新鮮な魚介類とかなんだぜ?」
ジョミー「それを励みに頑張るべきだよ、世話係」

退学して坊主稼業に専念よりマシ、とジョミー君。

ジョミー「文句を言わずに、やるべきだって!」
シロエ 「まったくです。ついでに、次の土曜日の…」

お天気も祈って下さいね、とシロエ君の注文が。

シロエ 「バーベキュー日和に期待してますよ」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「分かった、全力で祈っておく…」

雨になったら殺されるしな、と呻く副住職。
責任重大…。


2023/05/19 (Fri)



☆フラグが立ったかも


やって来ました、河原でバーベキューにお出掛けする日。
朝イチで生徒会長のマンション前に集合、いつもの面々。

シロエ 「おはようございます! 快晴になりましたね」
ジョミー「うん、最高のバーベキュー日和!」
サム  「キースも、なかなかやるじゃねえかよ」
キース 「雨になったら、人生、真面目に詰むからな…」

朝晩のお勤めで必死に祈祷、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「御本尊様に、ひたすら感謝だ」
ブルー 「よかったねえ…。大雨にならなくて」
Aブルー「ホントにね! 今日はよろしく!」
??? 「皆さん、よろしくお願いします」

楽しみですよ、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

A船長 「キースが世話して下さるそうで…」
??? 「かみお~ん♪ 思い切り、張り切っちゃう!」

面白いしね、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)も登場。

Aぶるぅ「今日は、何して遊ぼうかな?」
マツカ 「そうですねえ…。まずはバスの方へどうぞ」
Aぶるぅ「そだね、リムジンも楽しかったけど…」

みんなでマイクロバスもいいよね、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「ぼく、いっちばぁ~ん!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなも乗って、乗って!」
シロエ 「ええ。キース先輩、行きましょうか」
キース 「嫌な予感しかしないんだがな…」

だが、乗らないと後が無いし…、とキース君の沈痛な顔。

キース 「乗っても地獄、乗らなくても地獄か…」
ブルー 「自分でやるって言ったんだからね、世話係!」

誠心誠意、務めるように…、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「アドス和尚にチクる用意は、万全だから」
キース 「くっそぉ…」

仕方ない、とキース君も乗り込み、いざ、出発。

ぶるぅズ「「「しゅっぱぁ~つ!」」」
Aブルー「どうなるだろうね、カエル袋は」
キース 「ちょっと待て!」
Aブルー「何か?」
キース 「フラグを立てるな!」

火のない所に煙は立たん、と叫んでますけど。
手遅れでは…?


2023/05/20 (Sat)



☆尻馬に乗るべき


マツカ君の別荘に近い河原へ、バーベキューにお出掛け。
揃ってマイクロバスに乗り込み、只今、走行中ですけど。

Aブルー「そう言われても、カエル袋はねえ…」
シロエ 「定番になっていますから…」
キース 「貴様、尻馬に乗るつもりか!」
シロエ 「臨機応変というヤツですよ」

此処は盛り上げていかないと…、とシロエ君の笑顔。

シロエ 「皆さんも、そう思いますよね?」
スウェナ「そうね、でないと白けちゃうし…」
ジョミー「ノリは大切だと思うけど?」

ババを引くのはキースだしさ、とジョミー君も涼しい顔。

ジョミー「尻馬も、乗ってなんぼだってば」
サム  「うんうん、大いに乗るべきだぜ」

でもって爆走しねえとな、とサム君も。

サム  「んでよ、カエル袋がどうだって?」
Aブルー「ぼくも聞いてはいないから…」

気になって口にしたまでで…、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「ぶるぅ、どうするつもりなんだい?」
Aぶるぅ「んとんと…。期待されちゃってる?」
Aブルー「それはもう!」
キース 「いや、そうじゃない!」

期待してるのは、この馬鹿だけだ、とキース君の反論。

キース 「他の面子は、こいつに合わせているだけで…」
Aぶるぅ「そうなのかなあ? じゃあ、アンケート!」

期待してる人は、手を挙げて! と悪戯小僧。

Aぶるぅ「してない人は、そのままで…。はいっ!」
一同  「「「はいっ!」」」

手を挙げないと自分がヤバい、と誰もが一斉に挙手。

Aぶるぅ「ほらね、みんなも期待してるし!」
キース 「違う、こいつらは命が惜しくてだな…!」
シロエ 「あのですね…。動機はどうでもいいんですよ」

大切なのはノリですから、とシロエ君、親指をグッと。

シロエ 「カエル袋に期待となったら、期待ですって!」
ジョミー「だよねえ、展開も気になるし…」
スウェナ「ホントにねえ…」
キース 「お前たち…!」

他人事だと思いやがって、と呻いてますけど。
どうなる…?


2023/05/21 (Sun)



☆本気か知りたい


マツカ君の別荘から近い河原で、バーベキューですけど。
目的地へ走るマイクロバスの中で、カエル袋という話が。

キース 「いいか、カエル袋は真面目にキツイんだぞ!」
シロエ 「知っていますよ、内臓が出そうな勢いで…」
ジョミー「踏まれちゃうから、カエル袋になるんだよね」

ぐえっ、ぐえっ、としか言えなくて…、とジョミー君。

ジョミー「でもさあ、此処でキースの肩を持つとさ…」
サム  「もう確実に詰むヤツだしよ…」

期待する方に行くしかねえんだよな、とサム君、腕組み。

サム  「キースも、自分で引き受けた以上はよ…」
ブルー 「どうなろうとも、自己責任でお願いしたいね」

それでこそ坊主というもので…、と生徒会長も合掌。

ブルー 「骨は拾ってあげるからさ」
キース 「殺す気か、あんた!」
ブルー 「そればっかりは、ぶるぅ次第というヤツで…」
Aブルー「ぼくにも全く読めないからねえ…」

で、どうするんだい、とソルジャーの視線が悪戯小僧に。

Aブルー「今回もカエル袋かな?」
Aぶるぅ「そだね、それから本気の人と…」
一同  「「「は?」」」
Aぶるぅ「そうじゃない人を、区別したいの!」

本気じゃない人はキースの味方だしね、と妙な台詞が。

Aぶるぅ「味方なんだ、って分かったら…」
シロエ 「え、えっと…。どうなるんですか?」
Aぶるぅ「もちろん、キースのお手伝い!」

お世話係は大勢いるほど楽しいもん、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「一人より二人、二人より三人!」
ジョミー「ちょ、どうやって区別するわけ?」
Aぶるぅ「カエル袋を思いっ切り、踏めるかどうか!」
一同  「「「げっ!」」」

それは踏み絵と言うのでは…、と一同、ガクブル。

シロエ 「あ、あのですね…。踏めなかった人は…」
ジョミー「キースの味方にされるってこと?」
Aぶるぅ「そだよ、これなら簡単でしょ?」
一同  「「「うわー…」」」

マジか、と誰もがドン引きですけど。
キース君を踏めと…?


2023/05/22 (Mon)



☆体重が違う件


マツカ君の別荘に近い河原へ、バーベキューにお出掛け。
賑やかにマイクロバスですけれど、車内で大問題が発生。

シロエ 「き、キース先輩を、本気で踏めなかったら…」
サム  「お前も世話係になるってことだぜ?」

その点は俺も同じだけどよ、とサム君の悪い顔色。

サム  「マジか、思いっ切り踏めってか…」
ジョミー「内臓が出そうなヤツだよね…」
キース 「それ以上だと思うんだが!」

なにしろ体重が違うからな、とキース君も顔面蒼白。

キース 「ぶるぅだったら、どっちも軽いが…」
シロエ 「ぼくたちの場合は、重くなりますよね…」
ジョミー「ぶるぅの倍は、余裕であるよね…」
スウェナ「私でも、もっと重いわよ!」

体重を言う趣味は無いけれど、とスウェナちゃん。

スウェナ「男性陣だと、当然、私なんかより…」
シロエ 「軽いってわけがないですよねえ…」

ついでに筋肉は重いんですよ、とシロエ君の怖い指摘が。

シロエ 「マツカ先輩とか、見た目よりもですね…」
スウェナ「重くなるのね、いつも柔道部で鍛えてるから」
シロエ 「そうなんですよ、実はガッツリ重たくて…」
マツカ 「キースを踏んだら、キツそうなんです」

ぶるぅの比ではありませんから、とマツカ君も否定せず。

マツカ 「でも踏まないと、お世話係にされますし…」
キース 「お前の場合は、それで問題無いだろう!」

元から招待してる側だ、とキース君。

キース 「それにぶるぅも、お前にはだな…」
シロエ 「酷いことはしないと思いますけど?」

でないと後で仕返しが…、とシロエ君も。

シロエ 「二度と招待して貰えないとか、ありそうで…」
Aぶるぅ「やだやだ、それは絶対、イヤーッ!」

マツカは踏まない方でいいから、と悪戯小僧の絶叫が。

Aぶるぅ「仕返しは困るし、踏まなくていいーっ!」
マツカ 「えっ、本当にいいんですか?」
Aぶるぅ「いいってばーっ!」

他の人だけ踏めばいいの、と叫ぶ悪戯小僧。
除外ですか…。


2023/05/23 (Tue)



☆除外された人


マツカ君の別荘から近い河原で、バーベキューですけど。
行きの車内で問題発生、キース君が踏まれる危機でして。

マツカ 「えっと…。ぼくだけ除外はいいんですけど…」
Aブルー「ラッキーだと思うよ、何か問題あるのかい?」
マツカ 「ええ、皆さんに申し訳なくて…」
Aブルー「そんなの全然、いいって、いいって!」

ぶるぅが許すと言ったんだしさ、と仕切るソルジャー。

Aブルー「というわけで、マツカは無罪放免!」
ジョミー「いいなあ、高みの見物で…」
サム  「まったくだぜ。俺たちは恨まれまくりでよ…」
シロエ 「キース先輩の復讐が怖いヤツですよ」

柔道部で何をされるやら…、とシロエ君、肩をブルッと。

シロエ 「怪我はさせないとは思うんですけど…」
スウェナ「叩き付けられて、痛い目に遭いそうよね…」
シロエ 「元々、容赦ないですからね」

手加減はゼロな人なんですよ、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「でも先輩より、ぶるぅの方が…」
ジョミー「何をされるか分からない度が上だしね…」
Aぶるぅ「ピンポーン! はい、踏んで、踏んで!」

順番はジャンケンで決めていいよ、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「その前に、お手本、よく見ておいてね!」
一同  「「「お手本?」」」
Aぶるぅ「そだよ、キースは床にゴロンと!」

仰向きに寝て! とキース君を無理やり床に。

Aぶるぅ「こうしておいてね、お腹の上で…。こう!」
キース 「ぐえっ!」
Aぶるぅ「ほらね、ぐえっ、ってカエル袋に!」

なったでしょ、と悪戯小僧の得意げな顔。

Aぶるぅ「高くジャンプがコツなんだよ!」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

自分の体重でソレをやったら…、と誰もがドン引き。

シロエ 「大惨事になると思いますけど…!」
Aぶるぅ「キースの味方に数えていい?」
シロエ 「それは勘弁して下さい!」
Aぶるぅ「じゃあ、踏めるよね?」
マツカ 「あのぅ…」

ぼくの味方じゃダメでしょうか、という声が。
えっと…?


2023/05/24 (Wed)



☆下僕と使用人


マツカ君の別荘に近い河原へ、バーベキューにお出掛け。
ところが行きの車内が問題、キース君がカエル袋の危機。

Aぶるぅ「えっと、マツカの味方って、何?」
マツカ 「そのままの意味になるんですけど…」

キースじゃなくて…、とマツカ君、おずおずと。

マツカ 「早い話が、ぼくの味方ということですよ」
Aぶるぅ「もしかして、シロエが?」
マツカ 「ええ。ぼくの味方ではダメですか…?」

味方がいると便利ですしね、と控えめな口調。

マツカ 「ぼく一人だと、行き届かない面もありますし」
Aぶるぅ「お世話係だったら、キースがいるよ?」
マツカ 「でも、それは…。下働きで下僕ですよね?」
Aぶるぅ「そだよ、充分だと思うけど!」」

こき使って、カエル袋にして…、と悪戯小僧、得意満面。

Aぶるぅ「キースの味方が増えたら、うんと楽しいし…」
マツカ 「そうかもですけど、いわゆる使用人には…」

実は二種類あるんですよ、と御曹司の言。

マツカ 「ぼくの別荘、大抵、執事が来ていますよね?」
Aぶるぅ「うん、色々とお世話してくれる人!」

お茶の支度とか、お弁当の手配とか…、と頷く悪戯小僧。

Aぶるぅ「無理も聞いてくれるし、いい人だよね!」
マツカ 「でしょう? でも、執事が自分で料理とか…」

やっていますか、とマツカ君の問い。

マツカ 「お茶にしても、運んでは来ますけど…」
スウェナ「そういえば、お菓子は作らないわよねえ?」
マツカ 「盛り付けだって、していませんよ」

運んで来て、お茶を注ぐだけです、と御曹司。

マツカ 「ということは、お茶の支度を整える係が…」
ジョミー「他にいるってことだよね…」

深く考えてなかったけどさ、とジョミー君の相槌。

ジョミー「じゃあ、使用人が二種類っていうのは…」
Aぶるぅ「執事さんと、お料理とかをする人?」
マツカ 「使う側と、使われる側ですよ」
Aぶるぅ「んーと…?」

執事さんの下僕ってこと、と尋ねてますけど。
正解…?


2023/05/25 (Thu)



☆二種類の使用人


マツカ君の別荘から近い河原で、バーベキューですけど。
行きの車内で問題発生、キース君で踏み絵になりそうで。

Aぶるぅ「執事さんの下僕が、お料理するわけ?」
マツカ 「平たく言えば、そういうことになりますね」

でもって、それだけじゃないんですよ、と御曹司。

マツカ 「料理人の中にも、二種類の人がいるんです」
Aぶるぅ「下僕と、そうじゃない人と?」
マツカ 「ええ。下僕の側だと、皿洗いとかが仕事で…」

料理は任せて貰えないんです、とマツカ君、キッパリと。

マツカ 「他の部署でも、そういう区別がありますよ」
Aぶるぅ「お掃除をする係とかでも?」
マツカ 「そうなりますね、ひたすら床を磨くだけとか」
ジョミー「キツイ仕事が担当なんだ…?」

もしかして服も違ったりする? とジョミー君の問い。

ジョミー「作業服の人と、制服みたいな人と…?」
マツカ 「掃除係なら、そうなりますね」

厨房の場合は、帽子とかで区別ですけど…、という答え。

マツカ 「掃除担当で下僕な側は、肉体労働ですし…」
スウェナ「制服だと、務まらないってことね?」
マツカ 「制服を着て、天井裏とかが掃除出来ますか?」
一同  「「「あー…」」」

それは確かに、と一同、納得。

サム  「んじゃ、何処も階級差があるってことな?」
マツカ 「はい。ですから、お世話係にも…」

二種類あるということですよ、と御曹司の笑み。

マツカ 「ぼくは使う側で、キースは下僕側なんです」
Aぶるぅ「んとんと…。それじゃ、マツカの味方だと…」
マツカ 「キースを使う立場になりますね」

そしてキースは使われる側です、とマツカ君。

マツカ 「シロエがぼくの味方になったら、キースを…」
シロエ 「こき使う立場になるわけですね?」
マツカ 「そうなんですけど、この案が通らない時は…」
Aぶるぅ「どうなるの?」
マツカ 「お世話係を降りさせて頂きます」

後は執事に任せますよ、とマツカ君、ニッコリ。
降りると…?


2023/05/26 (Fri)



☆下僕になったら


マツカ君の別荘に近い河原へ、バーベキューにお出掛け。
ところが行きの車内が問題、キース君で踏み絵な事態で。

Aぶるぅ「ええっ、マツカが降りちゃうの!?」
マツカ 「ぼくの味方になる案が、ダメな場合はです」

何かあったら執事に直接言って下さい、と御曹司。

マツカ 「慣れてますから、何も問題ありませんよ」
Aぶるぅ「でもでも、執事さん、ぼくはあんまり…」

お話したことないんだけど、と悪戯小僧、タラリ冷汗。

Aぶるぅ「どう言えばいいのか、分かんないことも…」
マツカ 「そうなんですか?」
Aぶるぅ「そうなの、だからマツカが降りると困るの!」

お世話係のままでいてよ、と悪戯小僧の泣きそうな声。

Aぶるぅ「お願い、シロエを味方にしてもいいから!」
マツカ 「ぼくが貰って、下僕に使っていいんですね?」
Aぶるぅ「そだよ、シロエは持ってって!」
マツカ 「承知しました。それから、他の皆さんも…」

キースを踏めなかった時は、頂戴します、と御曹司の言。

マツカ 「もれなく、ぼくの下僕になって頂くわけで…」
サム  「俺、それでいくぜ!」
ジョミー「ぼくもマツカの下僕になるよ!」
スウェナ「私もだわね、キースの味方にされるより…」

断然マシなコースだもの、とスウェナちゃん。

スウェナ「マツカ、遠慮なく使ってちょうだい!」
マツカ 「ええ、こき使わせて頂きますね」

バーベキューのお手伝いをよろしく、と御曹司の笑み。

マツカ 「ぼく一人では、とても全部は焼けませんし…」
サム  「マジかよ、焼くだけでいいのかよ?」
マツカ 「それと、火の番もお願いします」

焦げてしまったら大変ですから…、と注文が。

マツカ 「あとは燃料の補給とかですね、炭を足すとか」
Aブルー「それは普通に、バーベキューな気が…」
マツカ 「何か文句がおありでしょうか?」
Aブルー「う、ううん、特には…」
Aぶるぅ「ぼくも…」

文句ないもん、と悪戯小僧も神妙な顔。
マツカ君、最強…。


2023/05/27 (Sat)



☆爪も牙もある人


マツカ君の別荘から近い河原で、バーベキューですけど。
行きの車内でキース君が大ピンチ、マツカ君が助け舟で。

マツカ 「じゃあ、皆さん、お手伝いをお願いしますね」
一同  「「「はーい!」」」

頑張ります、と誰もが突き上げる拳。

ジョミー「焼くのも火の番も、任せてよ!」
サム  「楽しみだよなあ、バーベキューの醍醐味だぜ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくもお手伝いがいい!」

キースを踏むより、そっちだもん、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「キースを踏んでも、音がするだけで…」
Aぶるぅ「そっかな、カエル袋も面白いんだけど…」
キース 「俺は少しも面白くないが!」
Aぶるぅ「うん、この反応が最高だから、踏んじゃう!」

踏み、踏み、踏み~っ! と悪戯小僧のハイジャンプ。

キース 「ぐえっ、ぐえっ、ぐええっ!」
Aぶるぅ「もっと、もっとーっ!」
Aブルー「やってるねえ…」
ブルー 「他の面子に逃げられた分まで、発散だろうね」

高みの見物といこうじゃないか、と生徒会長、知らん顔。

ブルー 「どうせ自分で蒔いた種だし、踏まれるしか…」
シロエ 「そうなんですけど、ぼくたちは助かりました」
サム  「うんうん、マツカさまさまってな」
ジョミー「そりゃさあ、マツカ様だもんねえ…」

普段は爪を隠してるけど、とジョミー君。

ジョミー「牙もあるから、鷹というより猫かもね…」
スウェナ「そうね、血統書つきのヤツだわよ」
シロエ 「コンテストで優勝しまくりの、ですね」
ジョミー「そう! でも猫だから、怒らせちゃったら…」

流血の大惨事になるわけで…、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「身が軽い分、下手な犬よりキツイと思うよ」
サム  「顔をバリバリやられて、髪も毟られるのな…」
Aブルー「なるほどねえ…。敵に回すと怖いわけだよ」
ジョミー「ぶるぅも引っ込むほどだしさ…」
Aぶるぅ「キースは踏めるけどね!」

マツカと違って怖くないもん、と踏み踏み。
カエル袋…。


2023/05/28 (Sun)



☆荷物を運ぶなら


マツカ君の別荘に近い河原へ、バーベキューにお出掛け。
行きの車内でキース君が踏まれる間に、目的地に到着で。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ マツカの別荘だあ!」
Aぶるぅ「そだね、カエル袋も最後の一発!」
キース 「ぐええっ!」

もう死にそうな悲鳴ですけど、マイクロバスが停車。

マツカ 「着きましたよ、河原へ直行ですよね?」
一同  「「「もっちろ~ん!」」」

行くぞ、と張り切って下車する御一同様。

サム  「なんだよ、キース、だらしがねえな」
シロエ 「まだ床と仲良くしてるんですか?」
キース 「これが貴様らなら、すぐ立てるのか…!」
ジョミー「喋れるんなら、立って降りれば?」

一人だけ中に残ってないで、とジョミー君が外から声を。

ジョミー「それともアレかな、鍵を掛けられて…」
スウェナ「取り残されて、熱中症を希望かしらね?」
シロエ 「あー…。下僕よりかは、マシかもですねえ…」

暑さによっては死にますけれど、とシロエ君の相槌。

シロエ 「忘れられるとか、あるあるですから」
Aぶるぅ「んーと…。キースをバスに閉じ込めるの?」
キース 「いや、降りる!」

マジで殺される、とキース君、ダッシュで下車。

キース 「お、降りたぞ…!」
Aブルー「感心、感心。それじゃ早速、其処の荷物を…」
マツカ 「河原へ運んで頂けますか?」

別荘の者も手伝いますけど…、とマツカ君。

マツカ 「ぶるぅも、それでいいですよね?」
Aぶるぅ「うんっ! あとね、荷物と一緒にね…」
キース 「何かセットで運びたいのか?」
Aぶるぅ「そうなの、馬になって欲しいの!」

ぼくを河原まで乗せてって、と悪戯小僧の注文が。

Aぶるぅ「頭に乗っけてくれてもいいし、背中でも!」
キース 「待て、それを荷物を運びながら、と?」
Aぶるぅ「ピンポーン! 上手くバランスをね!」
キース 「げっ!」
Aぶるぅ「落っことしたら…」

どうしようかなあ、と首を捻ってますけど。
乗せろと…?


2023/05/29 (Mon)



☆手拍子でいこう


マツカ君の別荘に到着、河原でバーベキューですけれど。
まずは荷物の運搬からで、キース君も運ぶわけでして…。

ジョミー「荷物を運んで、ぶるぅも一緒に運ぶって?」
サム  「頑張ってくれよな、応援してやるからよ」
シロエ 「ですね、手拍子なら打ちますよ」
キース 「はあ?」

何故、手拍子だ、とキース君が見開く瞳。

キース 「誰も踊るとは言っていないが?」
シロエ 「ぶるぅを落とすと、大惨事でしょう?」
Aぶるぅ「そだね、キースを川に落とすのは基本!」

ちゃんと仕返ししなくっちゃ、と悪戯小僧の宣言が。

Aぶるぅ「河原に、頭から落としてもいいし…」
キース 「それは普通に死ぬヤツだろう!」
Aぶるぅ「ヘルメットは被せてあげるから!」
一同  「「「うわー…」」」

恐ろしすぎる、と誰もが引く中、シロエ君の笑み。

シロエ 「ですから、それを防ぐためにも手拍子ですよ」
ジョミー「どうするわけ?」
シロエ 「ぶるぅに、バランスを取って貰うんです!」

歌って踊ればバッチリですし、とシロエ君が立てる親指。

シロエ 「キース先輩の頭の上で、かみほー♪ で!」
Aぶるぅ「楽しそう! それに決めたぁーっ!」

歌って踊って河原まで、と悪戯小僧、ピョンピョンと。

Aぶるぅ「はい、キースは荷物を持って、持って!」
キース 「首が折れたらどうしてくれる!」
Aブルー「大丈夫! こういうグッズが!」

ほらね、とソルジャーが宙に取り出したブツ。

Aブルー「ぼくの世界で、ムチ打ちになった人がさ…」
A船長 「使うヤツですよ、首に巻くだけでいいんです」

お任せ下さい、とキャプテンがキース君の首に巻き巻き。

A船長 「ぶるぅの体重が倍でもいけますよ」
Aブルー「じゃあ、其処の荷物を…」
Aぶるぅ「しっかり持ってね、でもって、ぼくが…」
キース 「荷物だけでも重いんだが!」
Aぶるぅ「でも、乗っかっちゃうーっ!」

レッツ、かみほー! と頭にポンと飛び乗り。
更に踊ると…?


2023/05/30 (Tue)



☆下僕は仕事中


いよいよ河原でバーベキューですけど、荷物運びが必須。
キース君も動員でして、頭の上で悪戯小僧が踊る展開に。

Aぶるぅ「かみお~ん♪ しゅっぱぁ~つ!」
キース 「ステップを踏むな!」
Aぶるぅ「だって踊りは、ステップが大事!」

バク転だってしちゃうもんね、と調子に乗りまくり。

ジョミー「怖すぎるよ、アレ…」
シロエ 「首は折れないらしいですけどね…」
サム  「踊るネタは、お前が出したんだぜ?」
シロエ 「サム先輩も、手拍子を打ってますけど?」

ノリノリで、とシロエ君の鋭い指摘。

シロエ 「まあ、やらないと詰みますからねえ…」
ジョミー「いいんじゃないかな、キースに任せておけば」

ぼくたちはマツカの下僕なんだし、とジョミー君。

ジョミー「さてと、河原に到着で…」
サム  「火を熾したら、バーベキューな!」
Aぶるぅ「ねえねえ、踊り続けていい?」
一同  「「「は?」」」

荷物運びは終わったのに、と誰もがキョトン。

シロエ 「踊るって、何処で踊るんです?」
Aぶるぅ「もちろん、キースの頭の上!」

食べながら踊りまくりたいの、と弾ける笑顔。

Aぶるぅ「バランスを取るの、楽しかったし…」
キース 「俺はどうなるんだ!」
Aぶるぅ「バーベキューをやってる間は、乗せててね!」

キースも好きに食べればいいから、とニコニコニコ。

Aぶるぅ「他のみんなは、手拍子で!」
サム  「手が空いてる時でいいのかよ?」
Aぶるぅ「そだよ、マツカが命令してたし…」

バーベキューするのが仕事だもんね、とキッパリと。

Aぶるぅ「お仕事、とっても大切だから…」
一同  「「「イイネ!」」」

それならいいや、と皆が賛成、悪戯小僧、オンステージ。

シロエ 「キース先輩、頑張って下さいね!」
サム  「俺たちは忙しいからよ…」
Aぶるぅ「歌って踊って、食べるんだも~ん!」
キース 「何故、俺だけが…!」

もう嫌だ、と絶叫してますけど。
今月、これにて中継終了~。


2023/05/31 (Wed)






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☆最高の溜まり場


さて、5月。ゴールデンウイークも済んで、第二土曜日。
生徒会長宅に来ている面々、のんびり休日を満喫モード。

ジョミー「連休も楽しかったけど、此処も落ち着くよね」
シロエ 「ええ。馴染んだ所が一番ですよ」
サム  「シャングリラ号も、いいんだけどよ…」
スウェナ「何処か、勝手が違うのよねえ…」

食事も基本は食堂だったり…、とスウェナちゃん。

スウェナ「此処だと、キッチン、すぐそこでしょ?」
ジョミー「うん、ソレ、ソレ! ぶるぅもいるけど…」
シロエ 「好きに出掛けて、冷蔵庫も覗き放題で…」

気ままに過ごせますからね、とシロエ君も。

シロエ 「シャングリラ号だと、そういうわけには…」
サム  「いかねえもんなあ、厨房担当の人もいるしよ」
ジョミー「冷蔵庫、勝手に開けられないよねえ…」

ついでにラインナップも問題、とジョミー君の言。

ジョミー「宇宙にはコンビニとかが無いしさ…」
シロエ 「アレが食べたい、と思い付いても…」

買いに行けないのが辛いですよ、とシロエ君の相槌。

シロエ 「まさか、マックに行くためにですね…」
サム  「ワープしてくれ、とは言えねえしなあ…」

いくらブルーがソルジャーでもよ、とサム君も同意。

サム  「そういう意味では、制限、多いぜ」
シロエ 「船は快適なんですけどね…」
ジョミー「此処みたいにはいかないよねえ…」

其処が残念、とジョミー君、溜息。

ジョミー「それ以外には、文句無しなんだけどな…」
キース 「まったくだ。親父の呼び出しも来ないしな」

此処だと、そっちが来やがるし…、とキース君。

キース 「今日までに何回、呼び出されたか!」
シロエ 「仕方ないでしょう?」

仕事ですから、とシロエ君、ピシャリと。

シロエ 「副住職をやってる以上はですね…」
サム  「当然じゃねえか」
ジョミー「仏様は待ってくれないよ?」
キース 「しかしだな…!」

待って下さると嬉しいんだが、と言ってますけど。
仏様が…?


2023/05/01 (Mon)



☆アウトっぽい気が


ゴールデンウイークを宇宙で過ごした、お馴染みの面々。
第二土曜は生徒会長宅でのんびり、いつもの場所が一番。

ジョミー「ちょ、待ってくれると嬉しい、ってさ…」
シロエ 「仏様が…ですか?」

お待たせしてもいいんでしょうか、とシロエ君の問い。

シロエ 「まあ、御本人から文句は来ませんけれど…」
サム  「催促の電話は来ねえよな、うん」
ジョミー「怒鳴り込んでも来ないだろうけど…」

むしろ来た方が怖いんだけど…、とジョミー君。

ジョミー「でも、待たせるのはアウトな気が…」
シロエ 「マズいですよね、御家族の方とか、親戚とか」
サム  「そっちは電話が来そうだぜ?」
スウェナ「むしろ、来ない方が変だわよ!」

仏様とは違うんだから、とスウェナちゃんも。

スウェナ「お坊さんに連絡したのに、来ないだなんて…」
シロエ 「後の段取りがつきませんよ、ソレ」

アドス和尚が呼び出すわけです、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「キース先輩は、いわゆる下っ端で…」
サム  「坊主の役目の準備全般、担当なんだろ?」
キース 「そうなるな、住職は親父なんだし…」

俺はあくまで二番手なんだ、とキース君の渋面。

キース 「だから普段は、呼び出しは来ない」
一同  「「「えっ?」」」

仏様が出たら呼び出しでは、と一同、キョトン。

シロエ 「いつもは出番が無いんですか?」
キース 「二番手が行くのは、混んだ時だけだ」
シロエ 「えっと…? 葬祭センターのことでしょうか」

空きが無いとか…、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「それとも、元老寺の本堂を御希望の家が…」
ジョミー「重なったとか?」

本堂は一つしか無いもんね、とジョミー君。

ジョミー「そういう時はキースが行って、調整だとか?」
サム  「あー…。どっちを先に入れるか、とかな」
スウェナ「確かに下っ端の仕事よね、ソレは」
シロエ 「でもですね…」

やっぱりお待たせ出来ない気が、とシロエ君。
仏様だけに…。


2023/05/02 (Tue)



☆待たせたい人が問題


ゴールデンウイークは宇宙を満喫な、シャン学メンバー。
第二土曜日は生徒会長宅で、馴染みの場所が一番でして。

シロエ 「二番手かどうかは、関係無いと思うんですよ」
サム  「だよなあ、向こうは坊主待ちだぜ?」

来てくれねえと何も始まらねえし、とサム君の指摘。

サム  「まずは坊主が必要だしよ…」
キース 「其処なんだ。だからこそ、待って頂けると…」

嬉しいんだが、とキース君、話がループ。

キース 「せめて次の日とか、夜更けまでとか…」
シロエ 「それは、お待たせしすぎですから!」
ジョミー「何処の家でも、文句だってば!」

どれだけ待たせるつもりなのさ、とジョミー君も呆れ顔。

ジョミー「絶対、怒鳴り込まれるから!」
スウェナ「そうよね、いくらなんでも酷すぎるわよ」
キース 「だが、頑張って欲しいんだ!」
一同  「「「は?」」」

頑張るとは、と首を傾げる御一同様。

シロエ 「頑張るって、何を頑張るんです?」
キース 「こう、文字通り、踏ん張ってくれ、と!」
ジョミー「話が全然見えないんだけど…」」

いったい誰が踏ん張るのさ、とジョミー君の問い。

ジョミー「頑張るだとか、踏ん張るだとか言われても…」
サム  「誰のことなんだよ、相手は仏様だぜ?」
キース 「ズバリ、仏様だ!」
一同  「「「ええっ!?」」」

仏様がどう踏ん張ると…、と一同、目が点。

シロエ 「あのですね…。仏様が踏ん張るだなんて…」
ジョミー「頑張るなら、まだ分かるけどさ…」

化けて出るとか…、とジョミー君。

ジョミー「でも、踏ん張るって、有り得ないってば!」
シロエ 「そもそも、力が入りませんしね…」

身体なんかは動かせません、とシロエ君も。

シロエ 「どうしようもないと思いますけど…」
キース 「その前に、踏ん張って欲しいんだ!」
一同  「「「その前?」」」
キース 「そうだ、出発なさるのをだな…」

待って頂きたいんだが、と言ってますけど。
出発って…?


2023/05/03 (Wed)



☆待って欲しい出発


ゴールデンウイークは宇宙で過ごした、お馴染みの面々。
第二土曜は生徒会長宅ですけれど、キース君が妙な話を。

シロエ 「出発って、仏様が何処へ行くんです?」
ジョミー「葬祭センターに行くんなら、その前にさ…」
サム  「坊主が来ねえと、マズイんでねえの?」

枕経がある筈だよな、とサム君、僧籍ならではの言。

サム  「枕経を抜きで出発って、許されるのかよ?」
シロエ 「あー、そういえば、あるらしいですよね」

仏様が出たら、お坊さんに連絡で…、と門前の小僧な人。

シロエ 「まずはお経を読んで貰って、それから色々…」
サム  「段取りするのが正式なんだぜ?」

枕経抜きはヤベえだろ、とサム君、腕組み。

サム  「そりゃ、最近は葬式しねえで…」
ジョミー「終わりのパターンも多いらしいけど…」
シロエ 「そういう場合は、お寺の出番も無いですよね」

家族葬でさえないんですから、とシロエ君も。

シロエ 「頭が混乱して来ましたよ」
サム  「俺の頭も、はてなマークで一杯だぜ」

仏様が何処で何を待つのか…、とサム君が振っている首。

サム  「出発を待って欲しいだなんてよ…」
シロエ 「サム先輩にも謎なんですね?」
サム  「ぶっちゃけ、理解不能ってトコな」

知識不足かもしれねえけどよ、と僧籍な人の深い溜息。

サム  「やっぱり、勉強しねえとダメかな」
ジョミー「勉強するなら、其処は一人で行ってよね!」

ぼくを巻き添えにしないで欲しい、とジョミー君の悲鳴。

ジョミー「大学に行く気なんかは、無いから!」
サム  「修行道場って手もあるぜ?」
ジョミー「どっちも嫌だよ、だから仏様の話はさ…」

打ち切りってことで…、とジョミー君、必死の形相。

ジョミー「いいよね、それで?」
シロエ 「いえ、疑問は解決していませんから…」
サム  「続けていいよな?」
スウェナ「その方向でいいと思うわよ?」

でないとスッキリしないから、との声ですけど。
続行…?


2023/05/04 (Thu)



☆ヒントは聞いた筈


ゴールデンウイークは宇宙の旅で、大満足な面々ですが。
第二土曜はいつもの生徒会長宅、馴染んだ場所が一番で。

ジョミー「続けてくれなくってもいいから!」
シロエ 「そう思うのは、ジョミー先輩だけですよ」
サム  「うんうん、スウェナも賛成だしよ…」
スウェナ「マツカだって、この話、気になるわよねえ?」

仏様が出発待ちなんて…、とマツカ君に向けられた問い。

スウェナ「まさか、マツカはスルーでいいの?」
マツカ 「いえ、そんなことはないですけれど…」
サム  「ほらな、マツカもノリノリじゃねえかよ」

顔に出てないだけだぜ、うん、とサム君、ニンマリ。

サム  「んじゃ、ジョミーは放置で続けていこうぜ」
ジョミー「放置だったら、まあ、いいかな…」

坊主コースを免れるなら…、とジョミー君。

ジョミー「勉強には、誘わないんだよね?」
サム  「この問題の答えによっては、誘うけれどよ…」
ジョミー「うっ…」
シロエ 「まあまあ、此処は、細かいことは…」

突っ込まないで先に進みましょう、とシロエ君が纏めに。

シロエ 「仏様が何の出発を待つのか、其処が大事です」
マツカ 「ですよね、ぼくも知りたいわけで…」

やはり聞くのが早いですよ、とマツカ君の言。

マツカ 「キースに確認を取りさえすれば、解決かと」
キース 「まったくだ。勝手にワイワイ騒ぎやがって!」

俺の話を最後まで聞け、とキース君の苦々しい顔。

キース 「出発を待って頂きたい、で分からないのか?」
シロエ 「ですから、それで混乱してるんですけど!」
キース 「サムがヒントを言っただろうが!」
一同  「「「えっ?」」」

いつの話だ、と皆の視線がサム君に。

シロエ 「サム先輩、謎が解けそうなんですか?」
サム  「解けねえから、困ってるんじゃねえかよ」
マツカ 「何も聞いてはいませんけど…」
キース 「お前たちの耳は、節穴なのか!」

枕経と聞こえなかったか、と副住職の怒声。
それが何か…?


2023/05/05 (Fri)



☆ブラックな職かも


ゴールデンウイークは宇宙を満喫、楽しかった御一同様。
第二土曜は生徒会長宅でして、馴染みの場所が一番で…。

シロエ 「あのですね…。耳が節穴って、言葉として…」
スウェナ「どうかと思うわ、節穴は目でしょ?」
キース 「お前たちの場合、耳でも同じだ!」

穴があるというだけだろうが、と副住職が吊り上げる眉。

キース 「俺が、仏様に待って頂きたいのはだな…」
ジョミー「出発だよね?」
キース 「枕経は、出発に直結なんだぞ!」
一同  「「「えっ?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。

シロエ 「えーっと…? 枕経って、何でしたっけ?」
サム  「仏様の枕元で、最初にお経を読むヤツな」
スウェナ「出発と、どう繋がるのよ?」
キース 「仏様が出ないと、枕経は発生しないんだ!」

あの世へ出発なさったからこそ必要で…、と副住職。

キース 「その出発を延ばして欲しい、と言っている!」
一同  「「「あー…」」」

やっと分かった、と一同、納得。

シロエ 「踏ん張って欲しいわけですよ、ソレ…」
ジョミー「頑張って持ち堪えてくれ、ってことかあ…」
キース 「理解するまでに、どれだけかかってるんだ…」

これだから素人さんは困る、とキース君の渋面。

キース 「サムとジョミーも、もっと知識をだな…」
ジョミー「要らないから!」
サム  「そう言わねえでよ、俺と一緒に勉強しようぜ」
ジョミー「嫌すぎるし!」

仏様が出たら呼び出しな職業なんて…、とジョミー君。

ジョミー「本職のキースでも、出発の延期を希望だよ?」
サム  「あー…。そこは確かにキツイよなあ…」
キース 「此処は居心地がいいんだが…」

それが欠点というヤツで…、とキース君の深い溜息。

キース 「出先と違って、即、元老寺に戻れるし…」
シロエ 「暇にしてるのも、バレバレですしね…」
キース 「そうなんだ。何処かへ出掛けているのなら…」

戻れないから呼ばれないが、と嘆く人。
ブラック企業…?


2023/05/06 (Sat)



☆夜以外は呼び出し


ゴールデンウイークは宇宙だった面々、大満足ですけど。
第二土曜は生徒会長宅で、馴染みの場所が一番だそうで。

シロエ 「仏様が混み合ったら、即、呼び出しですか…」
キース 「そうなんだ。親父だけでは手が足りないし…」

仏様はお待たせ出来ないからな、とキース君の嘆き節。

キース 「御本人は待って下さっても、御家族とかは…」
サム  「坊主が来ねえと、何も始まらねえもんなあ…」
シロエ 「せめて夜まで、って言いましたよね?」

夜なら呼び出しは来ないんですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「流石に其処は、待って下さるとか…?」
キース 「そうだな、電話はかかって来るが…」

出動するのは翌日になる、と副住職。

キース 「仏様の家が近いなら、行くこともあるが」
サム  「基本、次の日になるってことな?」
キース 「ああ。もっとも、朝イチで行かないと…」

文句を言われても仕方ないんだ、とキース君の溜息が。

キース 「俺の救いは、二番手という所だけで…」
シロエ 「違った場合は、もれなく出動なんですね?」
キース 「そうなるな。ケータイがある分、昔よりは…」

相当、マシになったらしいぞ、とキース君の言。

キース 「無かった時代は、寺で待機が大原則で…」
サム  「まさか、休日、無かったのかよ?」
キース 「それに近いな、出先からでも日に何回か…」

寺と連絡を取っておく必要が…、と説明が。

キース 「でないと、檀家さんもお困りになるし…」
シロエ 「でもですね…。住職だけのお寺だったら…」
スウェナ「電話番の人、いないわよ?」
キース 「そういう時は、檀家さんがだな…」

留守の間の連絡先になったらしい、と昔ならではの方法。

キース 「住職も、他の檀家さんも、電話するなら…」
シロエ 「その檀家さんの家ですか…」
サム  「でもって、仏様の有無を確認なのな?」
キース 「そう聞いている」

その時代よりはマシなんだが…、とぼやく人。
でしょうね…。


2023/05/07 (Sun)



☆諸刃の剣なアイテム


ゴールデンウイークは宇宙を満喫した、お馴染みの面々。
第二土曜は生徒会長宅でのんびり、いつもの過ごし方で。

シロエ 「今は、ケータイがありますからねえ…」
スウェナ「留守にしてても、安心なわけね?」
キース 「戻って出動な点は同じだが、そこまでの…」

連絡にかかる時間が劇的に減ったわけで…、と副住職。

キース 「空いた時間で、蕎麦くらいは充分、食えるぞ」
ジョミー「それって、立ち食い蕎麦だよね?」
キース 「いや、店に入って注文して、だ…」

食って出られる程度にはある、とキース君の答え。

キース 「多分、丼でもいけるだろうな」
サム  「あー…。注文してから、すぐに来るヤツな?」
キース 「正解だ。でもって、サッサと食べられて…」

出られる店なら何でもいけるな、と親指をグッと。

キース 「ラーメンだろうが、マックだろうが…」
シロエ 「食べる時間が出来たくらい、便利なんですね」

今の時代は、とシロエ君の相槌。

シロエ 「とはいえ、仏様が出たら出勤ですし…」
ジョミー「ブラックだよねえ、思いっ切り…」
キース 「言わないでくれ、気が滅入る」

ついでに言霊と言うからな、とキース君の眉間に皺が。

キース 「呼び出しが来たら、俺の休日は…」
シロエ 「吹っ飛んで、終了なんですね」
キース 「此処にいるのは、親父は百も承知だからな!」

嘘をついても無駄なんだ、と深い溜息。

キース 「ケータイは、確かに便利なんだが…」
サム  「もしかしなくても、GPSかよ?」
キース 「まさにソレだな、俺の居場所はバレバレだ」

諸刃の剣というヤツで…、と副住職が竦める肩。

キース 「調べられたら、もう、一発で…」
シロエ 「戻れる場所にいるのが、バレる勘定ですか…」
ジョミー「今から出掛けるトコだ、って言っても…」
サム  「直ぐに戻れ、で終わりだよなあ…」
キース 「あの親父だしな!」

許してくれるわけがない、と呻いてますけど。
ブラックすぎ…。


2023/05/08 (Mon)



☆間違えられる職業


ゴールデンウイークを宇宙で過ごして、満足な御一同様。
第二土曜は生徒会長宅でのんびり、馴染みの場所が一番。

シロエ 「アドス和尚には、勝てませんよね…」
キース 「帰れと言われたら、帰るしかないんだ」

此処の欠点は其処になるな、とキース君の嘆き節。

キース 「ケータイが諸刃の剣なのと同じで…」
サム  「メリットがあれば、デメリットもあるのな…」
スウェナ「大抵のモノは、そういうものなんだけど…」

キースの場合は極端すぎよね、とスウェナちゃん。

スウェナ「お坊さんがブラックすぎるのかしら?」
シロエ 「それっぽいですよね、どう考えても」
キース 「坊主という職業が、と言って欲しいんだが…」

でないと坊主がヤバいように聞こえる、とキース君の言。

キース 「ただでも、ヤクザと間違えられるのに…」
一同  「「「えっ?」」」

何故にヤクザ、と一同、ポカーン。

シロエ 「えっと…? 全く真逆の職業ですよ?」
サム  「だよなあ、虫も殺さねえのが坊主でよ…」
ジョミー「ヤクザはヒットマンだよねえ?」

抗争とかも普通にあるし…、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「どう転がったら、間違えるわけ?」
スウェナ「数珠と拳銃、似ても似つかないわよ?」
キース 「いや、心構えとかではなくてだな…」

外見の方が問題なんだ、とキース君の渋面。

キース 「見た目だけでは、区別がつかないし…」
シロエ 「それって、ますます謎なんですけど!」

お坊さんとヤクザじゃ違い過ぎます、とシロエ君。

シロエ 「服装からして別物ですよ!」
キース 「坊主が坊主をやってる時はな」
一同  「「「は?」」」

なんのこっちゃ、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「お坊さんは、お坊さんじゃないですか」
ジョミー「理論が破綻してるよ、ソレ」
キース 「違う、坊主にも生活があって…」
サム  「坊主で暮らしてるんじゃねえかよ」

職業なんだぜ、とサム君のツッコミが。
まさに…。


2023/05/09 (Tue)



☆隠居でも呼び出し


ゴールデンウイークは宇宙を満喫、楽しんだ面々ですが。
第二土曜は生徒会長宅で、馴染みの場所が一番という話。

シロエ 「お坊さんになったら、お坊さんですよ?」
スウェナ「ブラック企業みたいな仕事で、一生でしょ?」

定年も退職も無いんじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「隠居していたって、駆り出されそうよ?」
サム  「あー…。キースが呼び出されるみたいによ…」
シロエ 「手が足りないなら、ありそうですよね」

住職も副住職も多忙な時は…、とシロエ君も。

シロエ 「三番手がいるのなら、使う気がします」
キース 「それで正解だ」
サム  「マジかよ、三番手が出動なのかよ!?」
キース 「どうしても、と頼まれた時だけなんだが…」

なにしろ、高くつくからな、と副住職。

キース 「隠居している老僧なんだぞ、位も高いし…」
シロエ 「お布施が高くなるわけですね?」
キース 「そうなんだ。だから普通は、三番手は出ない」

翌日までお待ち頂くコースになる、とキース君の解説。

キース 「だが、かまわないから頼む、となったら…」
サム  「隠居してても、出動なのな…」

マジで一生モノの仕事ってか、とサム君、うんうん、と。

サム  「でもよ、それだと、さっきの話が…」
シロエ 「やっぱり破綻して来ますよねえ?」
スウェナ「お坊さんは常に、お坊さんをやってるのよ?」

隠居したって呼び出しじゃない、とスウェナちゃんの言。

スウェナ「ヤクザと間違われるわけがないでしょ!」
キース 「だから、坊主にも生活がある、と…」
シロエ 「坊主をやって、それで生活じゃないですか」
キース 「それは生計で、生活じゃない!」

坊主にも生活というものが…、と副住職の反論が。

キース 「買い物にも行くし、旅行にも…」
サム  「そりゃまあ、なあ…?」
シロエ 「でも、ヤクザには見えませんよ?」
キース 「そう思うのか?」

TPOを考えてみろ、と言ってますけど。
買い物の…?


2023/05/10 (Wed)



☆ヤクザに見える場所


ゴールデンウイークは宇宙で過ごした、お馴染みの面々。
第二土曜は生徒会長宅で、いつもの場所が一番なわけで。

シロエ 「TPOって言われてもですね…」
ジョミー「買い物とか、作務衣でもいいんじゃないの?」

別に法衣で行かなくたって…、とジョミー君。

ジョミー「逆に法衣で行ってもいいよね、急ぐ時はさ」
キース 「なら、旅行だと、どうなると思う?
シロエ 「お坊さんの団体旅行ですか?」
キース 「それが一番、ヤクザと間違われるヤツだ!」

スキンヘッドの団体だぞ、とキース君が竦める肩。

キース 「下手にスーツを着込んでいたら、完璧に…」
シロエ 「組の旅行に見えるかもですね…」
キース 「分かったか! かと言って、旅行中にだな…」

法衣の団体というのもダメだ、とキース君の仏頂面。

キース 「他の皆さんが、温泉だとか、観光地でだ…」
スウェナ「はしゃいでる所に、お坊さんの団体なのね?」
キース 「そうなるんだが、嬉しいか?」

一緒になってしまったら…、という質問。

キース 「店で食事の真っ最中に、坊主がゾロゾロと…」
シロエ 「入って来て、隣のテーブルに座るんですね?」
キース 「当然だ。坊主も飯を食うんだからな」
一同  「「「うわー…」」」

それは誰でも避けたいヤツ、と一同、ガクブル。

シロエ 「嫌すぎますから!」
スウェナ「ファミレスでも遠慮したいわよ!」

気分が一気に下がるじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「それくらいなら、ヤクザの方が…」
キース 「まだマシだろうが!」

間違われても諦めるしか…、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「そういう意味でも、損な職業で…」
ジョミー「ぼくは絶対、そんな職業、御免だから!」
サム  「でもよ、せっかく僧籍なんだしよ…」
キース 「修行だけでも、しておいて損は無いと思うが」
??? 「そんなことより、お出掛けすべき!」

出先なら呼び出しも来ないんだし、と割り込みが。
えっと…?


2023/05/11 (Thu)



☆呼び出されない場所


ゴールデンウイークは宇宙を満喫、そういう面々ですが。
第二土曜は生徒会長宅でして、馴染んだ場所が一番で…。

キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
??? 「御挨拶だねえ、毎度の台詞だけどさ」

定番すぎ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「ぼくの青の間から来たんだけれど?」
キース 「来なくていい!」
Aブルー「そう言わないで、此処はお出掛け!」
キース 「はあ?」

何の話だ、とキース君が見開く瞳。

キース 「俺に呼び出しは来ていないんだが?」
Aブルー「違うよ、お出掛けしてる時はさ…」

その呼び出しが来ないんだよね、とソルジャーの言。

Aブルー「だから、次の土曜日はみんなでお出掛け!」
一同  「「「ええっ!?」」」
Aブルー「季節もいいし、河原でバーベキューだよ!」

楽しくて美味しいイベントだしさ、と笑顔な人。

Aブルー「マツカの別荘の近くの川とか、最高だよね!」
キース 「また、俺にババを引けと言うのか!」

余計な面子が来るヤツで…、とキース君の引き攣った顔。

キース 「下僕にされたり、カエル袋にされたりと…!」
シロエ 「いいですねえ!」
一同  「「「は?」」」

どの辺が、と一同、キョトン。

ジョミー「あのさあ、今の話の何処がいいわけ?」
シロエ 「いいに決まっているでしょう!」

キース先輩がババなんですよ、とシロエ君が立てる親指。

シロエ 「つまり、ぼくたちはフリーなわけです!」
サム  「あー…。キースが一人で引き受けなのな?」

厄介事も、余計な面子も…、とサム君も手をポンと。

サム  「いいじゃねえかよ、バーベキュー行こうぜ!」
スウェナ「そうねえ、全部、キースに丸投げなんだし…」
ジョミー「食べて遊んで、思い切り楽しめるヤツだよね」
シロエ 「でしょう? 反対する理由は無いですよ」
キース 「待て、俺の立場はどうなるんだ!」

何故、俺だけが…、と怒鳴ってますけど。
自己責任…?


2023/05/12 (Fri)



☆渡りに船な展開


ゴールデンウイークは宇宙だった面々、第二土曜は普通。
生徒会長宅でのんびり、其処へソルジャーが来たわけで。

Aブルー「キースの立場は、下僕でいいと思うんだけど」
シロエ 「ですよね、自分でそう言いましたし…」
キース 「なんでそうなる!」
ジョミー「またババなヤツ、って決め付けてたよ?」

誰もなんにも言わない内に…、とジョミー君。

ジョミー「みんな、内心、ドン引きだった筈だよね?」
シロエ 「当然ですよ、迷惑な面子とお出掛けなんて!」
サム  「正直、詰んだと思ったぜ」
スウェナ「私も同じよ、人生終わった気分だったわ」

ロクな結果にならないんだし…、とスウェナちゃんも。

スウェナ「お花見の時は、キースが下僕で丸投げで…」
シロエ 「楽だったんですけど、今回は…」
ジョミー「ダメな気しか、していなかったよねえ…」

誰だってさ、とジョミー君が広げる両手。

ジョミー「其処へキースが名乗り出たわけで…」
シロエ 「これはもう、押し付けるしかないですよ!」
サム  「うんうん、渡りに船ってヤツな」

諦めてババを引くしかねえよ、とサム君、ズズイと。

サム  「次の土曜日、どうせ詰みだぜ」
キース 「どういう意味だ?」
サム  「そりゃよ、これだけ日が悪けりゃよ…」

呼び出しが来るコースでねえの、とサム君の指摘。

サム  「此処で昼飯とか、コーヒーとかをよ…」
シロエ 「楽しもうとしたタイミングで、ですね?」
キース 「うっ…」

そうかもしれん、と言葉に詰まる副住職。

キース 「確かに、そういう時に限って…」
サム  「呼び出し食らって、帰ってねえか?」
ジョミー「あるあるだよねえ…」

今回もソレが来るんじゃないの、とジョミー君、ニヤリ。

ジョミー「お出掛けしてたら、呼び出しは無いよ?」
キース 「しかしだな…!」
ぶるぅ 「ねえねえ、マツカ、食材は?」
マツカ 「それはもちろん…」

最高のを用意させますよ、と太鼓判。
いい話かも…。


2023/05/13 (Sat)



☆坊主らしく選べ


第二土曜は生徒会長宅な御一同様、馴染んだ場所が一番。
其処へソルジャー登場でして、バーベキューを提案で…。

Aブルー「いいねえ、最高の食材でバーベキュー!」
ぶるぅ 「お肉も、それに海鮮もだよね?」
マツカ 「ええ。野菜の方も、色々揃えておきますよ」
一同  「「「イイネ!」」」

これは決まり、と誰もが歓声。

ジョミー「次の土曜は、バーベキュー!」
サム  「楽しみだよなあ、食って、食いまくって…」
シロエ 「川遊びとかも出来ますよね」
Aブルー「あそこの川は、水も景色も綺麗だしねえ…」

水の星って気分がするよ、とソルジャー、ウットリ。

Aブルー「まさに地球だね、マツカ、よろしく!」
マツカ 「いつもの皆さんでお越しですよね?」
Aブルー「そう! ぼくのハーレイと、ぶるぅとね!」

ぶるぅもきっと喜ぶよ、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「キースがお気に入りみたいだし…」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「ぼくのシャングリラには、いないタイプで…」

悪戯のし甲斐があるらしくって、とソルジャーの笑み。

Aブルー「頑張って遊ばれてくれたまえ!」
キース 「待て、俺はまだ…」

引き受けるとは言っていない、とキース君、真っ青。

キース 「こいつらが決め付けているだけで…!」
シロエ 「いえ、キース先輩が自分で言いました!」
ぶるぅ 「んとんと、ぼくにも、そう聞こえたけど…」

そうじゃないの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「また俺がババを引くヤツだ、って…」
キース 「それは言葉の綾でだな…!」
サム  「でもよ、これだけ詰んじまうとよ…」
ブルー 「此処で過ごしてても、呼び出しだろうね」

一人だけ途中で帰るコース、と生徒会長、キッパリ。

ブルー 「仏様は、待って下さらないからねえ…」
サム  「それくらいなら、坊主としてはよ…」
ブルー 「皆が喜ぶコースをさ…」

選ぶのが筋というのもので、と銀青様の仰せ。
ごもっとも…。


2023/05/14 (Sun)



☆逆らうなら帰れ


週末を生徒会長宅で過ごす面々、次の土曜の計画が浮上。
ソルジャーの案で、河原でバーベキューなコースでして。

サム  「キース、銀青様のお言葉だぜ?」
ジョミー「お坊さんなら、此処は素直に従うべきだよね」
キース 「ブルーは、俺の師僧ではない!」
ブルー 「まあ、そうなんだけど、坊主の世界は…」

一種の階級社会だからね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「僧階が上の坊主が来たら、下座に下がって…」
サム  「失礼のないようにするんだろ?」
キース 「うっ…」
ブルー 「まして、お言葉を賜ったんなら…」

有難く聞いてこそだろう、と銀青様の厳しい瞳。

ブルー 「師僧じゃないから、というのはねえ…」
サム  「どうかと思うぜ、プロなんだしよ」
ジョミー「アドス和尚にチクッたら?」

ブルーがチクれば一発だよね、とジョミー君、目がマジ。

ジョミー「逆らったから、今日は強制送還、って…」
シロエ 「今すぐ実行するんですね?」
ジョミー「そう! 瞬間移動で送り返して、思念波で…」

事情を伝えるべきだと思う、と恐ろしい台詞が。

ジョミー「アドス和尚の耳に入ったら、詰みだよねえ?」
シロエ 「間違いなく、死ねるヤツですよ」
サム  「この際、それでいいんでねえの?」
ブルー 「そうしようかな、逆らった罰で」

ぶるぅ、折詰を用意して、と生徒会長、指をボキボキと。

ブルー 「キースの食事は、家では用意していないしね」
ぶるぅ 「オッケー、元老寺で食べる分だね!」

精進にした方がいいかな、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「本堂で罰礼、確実だろうし…」
ブルー 「肉や魚は避けて、詰めてあげてよ」
ぶるぅ 「分かった、栄養たっぷりで…」

でも精進で…、と早速、扉の方へ。

ぶるぅ 「キース、ちょっとだけ待っててねーっ!」
キース 「俺に、帰れと!?」
ブルー 「ぼくの言葉に従えないなら、帰りたまえ!」

折詰があるだけマシだろう、と睨んでますけど。
帰れと…?


2023/05/15 (Mon)





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