シャングリラ学園つれづれ語り
☆文化なんです
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節は月参り用に車が欲しい、というキース君で…。
Aブルー「有名なのかい、その痛車っていうのは?」
シロエ 「こっちの世界だと、知られていますよ」
ジョミー「でもさ、限定モノだと思うよ?」
この国にしか無いんじゃないだろうか、とジョミー君。
ジョミー「仕組みは単純なんだろうけど、文化的にさ…」
サム 「あー…。それはあるかもしれねえな」
スウェナ「最先端だものねえ、この国は…」
シロエ 「今じゃ、中華の国も頑張ってますけどね…」
とはいえ、やはりウチの国が…、とシロエ君も頷く話題。
シロエ 「なんと言っても発祥の地で、クールですから」
Aブルー「えっと…?」
話が全く見えないんだけど、とソルジャー、困惑。
Aブルー「何が文化で、最先端で、クールなんだい?」
シロエ 「ズバリ、アニメと漫画ですよ!」
我が国が誇る文化ですね、とシロエ君。
シロエ 「正確に言えば、アニメは他の国がですね…」
ジョミー「先に作っているんだけどさ…」
スウェナ「人気が出たのは、この国で作ったヤツなのよ」
爆発的にヒットしたわけ、とスウェナちゃんの解説。
スウェナ「もう世界中、何処の国でもテレビ放映!」
シロエ 「らしいですよね、カレーの国なんかでも…」
バックパッカーからの報告が…、とシロエ君も。
シロエ 「でもって、今はネットがありますから…」
ジョミー「配信だよねえ、リアルタイムで」
サム 「それに関しては、中華の国もよ…」
スウェナ「負けてないけど、本場は此処よ!」
だからこそ痛車も生まれるのよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「アニメ愛が高じた結果だものね」
ジョミー「萌えだよね…」
Aブルー「萌え?」
ますます謎だ、とソルジャーの目が真ん丸に。
Aブルー「だから何なのさ、痛車って?」
シロエ 「萌えの結晶です!」
Aブルー「ええ…?」
車だよね、と念を押してますけど。
合ってますね…?
2022/06/16 (Thu)
☆痛車な理由は
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の日の月参り用に車が欲しい、というキース君でして。
Aブルー「車が萌えの結晶って、どういう意味?」
シロエ 「そのままですけど?」
ジョミー「萌えを車にぶつけた結果が、痛車なんだよ」
でもって見た目が痛くなるから…、とジョミー君の解説。
ジョミー「痛い車ってことで、痛車って言うんだけど」
Aブルー「見た目が痛いって、絵じゃないのかい?」
シロエ 「ズバリ、その絵が痛いんですよ!」
萌えですからね、とシロエ君。
シロエ 「アニメキャラとかを、こう派手にですね…」
ジョミー「描いてあるんだよ、車体にデカデカとさ」
Aブルー「それが痛い、と言うのかい?」
自分に正直なだけじゃないか、とソルジャー、キョトン。
Aブルー「萌えの主張だろ、何処がダメだと?」
シロエ 「どう考えても痛いですけど?」
サム 「普通の人間は、やらねえからよ…」
萌えはストラップとか缶バッジな、とサム君の指摘。
サム 「他人が見ても、引かねえ程度にするモンだぜ」
スウェナ「でないと、白い目で見られるものねえ…」
Aブルー「うーん、酷いね、こっちの世界も」
異分子は排除するわけなんだ、とソルジャーが顰める眉。
Aブルー「SD体制と変わりないような気が…」
シロエ 「そうでしょうか?」
キース 「常識の範囲内だと思うが?」
世間様に顔向け出来ないのはマズイ、とキース君。
キース 「痛車に乗るなら、趣味の車にしておかないと」
Aブルー「えっと…?」
キース 「通勤用とかに、普通の車も持つべきだな」
Aブルー「痛車で通勤しちゃダメなのかい?」
何か罰則でもあるのかな、とソルジャーの問い。
Aブルー「罰されるんなら、ホントにSD体制だってば」
シロエ 「どの辺がです?」
Aブルー「趣味まで規制するならね!」
キース 「いや、そこまでは…」
Aブルー「違うって?」
じゃあ通勤していいのかな、と言ってますけど。
さあ…?
2022/06/17 (Fri)
☆通勤はマズイ
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、車が欲しいキース君の話から…。
Aブルー「特に罰則が無いって言うなら、通勤だって…」
キース 「出来る筈だ、と言いたいのか?」
Aブルー「そうなるだろう? 罰は無いんだよ?」
だったら通勤してもいいよね、とソルジャーの言。
Aブルー「絵が描いてある、ってだけの車なんだしさ」
キース 「いや、その辺は常識というヤツと…」
シロエ 「照らし合わせて判断すべきですよね」
Aブルー「それじゃ、ダメだと?」
こっちじゃ車は高いんだよね、とソルジャーの問い。
Aブルー「通勤用に別のを買える人しか、痛車は…」
ジョミー「持てないと思うよ、でなきゃ通勤は電車とか」
サム 「うんうん、それなら問題ねえよな」
車に乗るのは休日だけな、とサム君、親指をグッと。
サム 「どうせ痛車は、そういう時しか出番がよ…」
シロエ 「ありませんしね、基本的に」
Aブルー「そうなのかい?」
ジョミー「見せびらかすために乗るのが、痛車なんだよ」
萌えをアピールしに乗って走るわけ、とジョミー君。
ジョミー「だから、ガレージに入れてる時はさ…」
シロエ 「撮影OK、と看板を出す人もいるそうですよ」
SNSとかに上げて貰えますしね、とシロエ君も。
シロエ 「なにしろ、目立ってなんぼですから」
Aブルー「それなら会社の駐車場でも、いいじゃないか」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「宣伝になると思うけどねえ?」
会社のさ、と斜め上な発想。
Aブルー「普通の会社じゃ、アレかもだけど…」
キース 「店ならいいとか言わないだろうな?」
Aブルー「そう、ソレ、ソレ!」
お店の看板代わりにいいよ、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「見に来た人で売り上げアップ、店に貢献!」
キース 「確かに、ラーメン屋とかだったら…」
シロエ 「いける気もしますね…」
駐車場の痛車で客引き、と頷き合う人たち。
そうかも…?
2022/06/18 (Sat)
☆宣伝になりそう
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の日の月参り用に車が欲しいキース君。その話から…。
Aブルー「痛車が人目を引くんだったら、いけそうだよ」
ジョミー「お店の駐車場にあるなら、撮りやすいよね」
シロエ 「個人の家だと、ハードル上がりますからね…」
サム 「撮影OKって書かれててもなあ…」
なんかこう、遠慮が出て来るよな、とサム君の意見。
サム 「ホントに撮ってもいいのか、ってよ…」
ジョミー「それより、家の人の視線が気になるってば」
スウェナ「同好の士だと思われそうよね」
ジョミー「そっちなら、まだいいんだけどさ…」
痛車なんだよ、とジョミー君。
ジョミー「痛い人を見に来たんです、って思われそうで」
一同 「「「あー…」」」
それはあるかも、と誰もが納得。
シロエ 「SNSに上げるにしても、顔バレですしね…」
ジョミー「その家に住んでる人にはね…」
スウェナ「場合によっては炎上かもねえ…」
痛車の愛好家に叩かれまくりで、とスウェナちゃん。
スウェナ「結束力は強そうだものね、ああいう人たち」
ジョミー「だから個人のガレージよりはさ…」
お店の駐車場で撮るのが安心、とジョミー君の指摘。
ジョミー「もう完璧に客寄せ用だし、撮っててもさ…」
シロエ 「文句どころか、サービスつくかもですね」
サム 「うんうん、チャーシュー多めとかな!」
ラーメン屋なら、とサム君も。
サム 「中華の店なら、餃子が一個増えるとか…」
ジョミー「あるかもだよねえ、宣伝用だし」
Aブルー「店の名前を広めて貰えば、お客も増えるよ?」
キース 「そうだな、人気が出そうではある」
痛車が見られて撮れる店なら、とキース君も同意。
キース 「痛車で通勤するな、と言われるよりは、だ…」
Aブルー「乗って来い、って方じゃないのかな?」
シロエ 「宣伝になりますしね…」
Aブルー「だろう?」
使いようだと思うんだよ、と言ってますけど。
宣伝用…。
2022/06/19 (Sun)
☆正しい経営戦略
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、キース君が欲しいのが車でして。
Aブルー「宣伝になる場合だったら、痛車もオッケー!」
シロエ 「許可する店は、ありそうですね」
ジョミー「口コミってヤツは最強だしね…」
遠くからでも来てくれそうだよ、とジョミー君。
ジョミー「ぼくが店長なら、オッケー出すかな」
サム 「俺も出すよな、苦労しねえで宣伝出来るし」
マツカ 「ぼくもです。店の種類によりますけれど」
経営戦略としては間違ってません、と御曹司の太鼓判。
マツカ 「話題を集めることが出来たら、勝ちなんです」
シロエ 「そうなんですか?」
マツカ 「ええ。良きにつけ、悪しきにつけですね…」
話題になるのは大事ですね、とマツカ君。
マツカ 「炎上商法というのもあるでしょう?」
一同 「「「あー…」」」
そうだったっけ、と頷く御一同様。
シロエ 「要は、売れればいいんでしたね…」
マツカ 「そういうことです、まずは評判は二の次です」
そして中身が伴っていれば、結果オーライ、という説明。
マツカ 「炎上しても、いい商品を提供していれば…」
シロエ 「お客はついて来ますよね…」
マツカ 「そうなんです。その内、評価も変わりますよ」
いい方向に…、と大財閥の御曹司ならではの発言。
マツカ 「人の心を掴むというのは、大切なんです」
キース 「確かにな…」
シロエ 「マツカ先輩が言うと、説得力が凄いですよね」
ジョミー「そういう勉強、しているもんね…」
一種のプロと言えるかも、とジョミー君も。
ジョミー「だったら、痛車で宣伝はさ…」
マツカ 「充分、アリです」
いけますよ、とマツカ君の笑み。
マツカ 「ですから、誰か乗ると言うなら…」
Aブルー「通勤に使うのがオススメだ、って?」
マツカ 「勤めている場所にもよりますけどね」
Aブルー「なるほどねえ…」
お墨付きってことなんだ、と頷く人。
そうなりますね?
2022/06/20 (Mon)
☆利益が出るなら
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
月参り用に車が欲しい、というキース君の話が発端で…。
Aブルー「場所によっては、痛車で通勤がいいんだね?」
マツカ 「そういう車で人が呼べる、という時です」
Aブルー「やっぱり、店でないとダメかな?」
マツカ 「いえ、人を呼ぶのが目的ならば…」
鉄道会社もアリでしょうね、と御曹司。
シロエ 「鉄道ですか?」
ジョミー「アレって、車はライバルじゃないの?」
マツカ 「そうですけれど、乗客となったら別ですよ」
車で来たって、乗ってくれればいいんです、という指摘。
マツカ 「記念切符を買いに来ました、でも歓迎ですよ」
一同 「「「あー…」」」
利益が出ればいいわけか、と一同、納得。
ジョミー「じゃあさ、赤字のローカル鉄道とかかな?」
マツカ 「ええ。痛車が目当てで来てくれてですね…」
一駅だけでも乗ってくれれば…、とマツカ君の説明。
マツカ 「誰も乗らずに走っているより、いいですから」
Aブルー「店でなくても、役に立ったらいいんだね?」
マツカ 「そうです、売り上げに貢献出来るなら」
Aブルー「キースの場合は、どうなんだろう?」
売り上げアップに繋がるかな、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「繋がりそうなら、ぼくは痛車を推すけどね?」
シロエ 「キース先輩に痛車ですか!?」
Aブルー「うん、意外性もあるからさ…」
乗ったら話題にならないかな、と大真面目な人。
Aブルー「元老寺って、宿坊もやっているんだろう?」
キース 「あんた、ウチの寺に痛車を置けと!?」
親父に殺されるだろうが、とキース君、ガクブル。
キース 「あの車は何だ、と一喝されてフルボッコだ!」
シロエ 「そもそも、車が禁止なんですよ?」
Aブルー「貰った車なら、いけるんだろう?」
キース 「だからと言って、痛車はマズイぞ!」
Aブルー「安いんだけどねえ、車…」
ぼくの世界だと本当に…、と言ってますけど。
さて…?
2022/06/21 (Tue)
☆絵柄によるのでは
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、車が欲しいキース君ですけれど。
キース 「いくら安いと言われてもだな…!」
シロエ 「アドス和尚の方が問題ですよ」
叱られたのでは、元も子も…、とシロエ君も援護射撃。
シロエ 「痛車だなんて、即死に決まっていますから!」
Aブルー「でもさ、痛車によるんじゃないかな…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「要は、絵が描いてあるんだろう?」
アニメとかのさ、とソルジャーが立てる人差し指。
Aブルー「絵柄によっては痛いだろうけど…」
シロエ 「もれなく痛いんですけれど?」
Aブルー「それはチョイスのせいじゃないかな?」
どうせ女性の絵なんだろう、とソルジャーの指摘。
Aブルー「でなきゃ、有名なアニメキャラとか…」
ジョミー「アニメに出て来るメカとかもあるよ?」
Aブルー「そうなのかい?」
ジョミー「うん、公式モデルっていうヤツでさ…」
メカのイメージを車に投影、とジョミー君。
ジョミー「高いらしいけど、人気はあるよね」
Aブルー「メカなら、かっこいいのかな?」
シロエ 「まあ、萌えキャラの痛車よりかは…」
痛いながらもクールですね、とシロエ君の相槌。
シロエ 「デザインの方も凝ってますから…」
Aブルー「つまり、なんでもアリなんだ?」
萌えを描いたら痛車でさ、と頷くソルジャー。
Aブルー「だったら、キースもいけそうだけど…?」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「こう、お坊さんの萌えをぶつけて!」
一同 「「「ええっ!?」」」
いったいどんな痛車なんだ、と一同、目が点。
シロエ 「お坊さんの萌えって、何なんですか!」
Aブルー「先月、疫病仏を描いたじゃないか!」
ジョミー「アレはダメだよ、人が引くから!」
キース 「あんただって、逃げていたろうが!」
Aブルー「そうなんだけど、あの失敗を踏まえてさ…」
人を呼べる痛車を作ったら、という意見。
本気ですか…?
2022/06/22 (Wed)
☆月参り用なんです
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の日の月参り用に車が欲しい、というキース君でして。
Aブルー「宿坊が繁盛するんだったら、いけると思うよ」
キース 「そこまでしなくても、充分にだな…」
シロエ 「お客さんは来ている筈ですけど?」
人気の宿坊ですからね、とシロエ君も。
シロエ 「宿坊にしては、縛りも緩めですから」
スウェナ「お勤めの参加、強制イベじゃないものねえ…」
マツカ 「座禅のお寺とも違いますしね」
キース 「ついでに、酒も禁止ではないぞ」
適度な緩さが人気なんだ、と副住職。
キース 「それでいて、しっかり寺の雰囲気だしな」
Aブルー「客寄せ用の痛車は要らない、って?」
キース 「新たな客層を開拓出来る可能性はあるが…」
サム 「問題は、親父さんだよなあ…」
なんたってモノが痛車だしよ、とサム君、うんうん、と。
サム 「でもって、そこをクリアしてもよ…」
Aブルー「他に問題があるのかい?」
サム 「月参り用の車なんだぜ?」
一同 「「「あー…」」」
檀家さんの家に行くんだった、と気付いた御一同様。
シロエ 「檀家さんがドン引きするかもですね…」
ジョミー「それにさ、月参りをしてる間は、ずっと…」
その家のガレージに痛車なんだよ、とジョミー君の指摘。
ジョミー「嫌がる人が多そうだけど…?」
キース 「まったくだ。俺が欲しいのは、普通の車だ」
Aブルー「じゃあ、有難い痛車だったら?」
一同 「「「有難い?」」」
なんだソレは、と誰もが見合わせる顔。
シロエ 「あのですね…。痛車ですよ?」
キース 「どう転がったら、有難いんだ!」
そんな痛車は有り得んぞ、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「痛いからこそ、痛車なんだが?」
Aブルー「そうかな、絵柄で変わりそうだけど?」
シロエ 「疫病仏の失敗、忘れたんですか?」
Aブルー「だから、反省!」
アレとは真逆の絵柄でさ、と言ってますけど。
どんなの…?
2022/06/23 (Thu)
☆断りたいお迎え
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、キース君が欲しいのが車でして。
シロエ 「真逆の絵柄って、何なんですか!」
Aブルー「そのまんまだよ、有難い仏様の絵だよ!」
そういうのを描けばいいじゃないか、とソルジャーの言。
Aブルー「阿弥陀様をドーンと描いてさ、蓮とかもさ…」
サム 「何か違っていねえか、ソレ?」
ジョミー「だよねえ、お迎えが来そうな感じで」
Aブルー「お迎えって?」
何のお迎え、とソルジャー、怪訝そうな顔。
Aブルー「お迎えと言えば、タクシーとかだけど…」
シロエ 「幼稚園バスとかもありますけどね…」
今の場合は、ご高齢の方向けですね、とシロエ君。
シロエ 「若くても、来る時は来ちゃいますけど」
サム 「正直、若い間はよ…」
ジョミー「来て欲しくないよね、お迎えはさ…」
スウェナ「ご高齢でも、追い返したい人はいるわよね…」
待ってらっしゃる人もいるけれど、とスウェナちゃんも。
スウェナ「でも、断りたい人の比率は高そうよ?」
キース 「そんな気がするな、坊主の俺から見ても」
月参りに行くと実感するんだ、と副住職。
キース 「口では何と仰っていても、お仏壇が、だ…」
サム 「雄弁に物語っているのかよ?」
キース 「行く度に、色々な地方の銘菓が…」
お供えされているんだよな、と坊主ならではの視点。
キース 「でもって、お参りした後、お話しすると…」
シロエ 「旅行の話になるんですね?」
キース 「ああ。次に行きたい場所とか、予定とか…」
年単位で先の計画が…、とキース君、苦笑。
キース 「お迎えなんぞは、全く予定に入っていないな」
サム 「あー…。当分、来るな、っていうヤツな」
ジョミー「お仏壇で分かるって所がね…」
シロエ 「お仏壇は語る、ってドラマみたいですね」
Aブルー「ぼくには、サッパリ分からないけど!」
お迎えって何さ、と頭を抱えるソルジャー。
異文化ですしねえ…?
2022/06/24 (Fri)
☆その絵ではマズイ
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
今の季節の月参り用に車があれば、というキース君で…。
Aブルー「お迎えって、お仏壇が来るわけないよね?」
キース 「当然だろうが、足なぞは生えていないしな」
Aブルー「でも、お仏壇で分かる、って…」
キース 「それは、来てくれるな、という本音のことだ」
お仏壇の向こうには何があると思う、と副住職の問い。
キース 「壁とかは抜きで、概念的に」
Aブルー「そんなの、知るわけないだろう!」
別の世界の人間だしね、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「分かれっていう方が無理だってば!」
キース 「そうか、だったら、今後の法要は、だ…」
全て断らせて貰う、と副住職。
キース 「まるで分かっていないそうだし、不要だろう」
シロエ 「ですよね、意味が無いですから」
Aブルー「ま、待ってよ、もしかして、向こうって…」
極楽かな、とソルジャー、必死の形相。
Aブルー「阿弥陀様がいて、蓮が咲いてて…」
キース 「まさに、それだが?」
Aブルー「じゃあ、極楽から迎えが来るのかい?」
キース 「真面目に、お念仏を唱えていればな」
死んだ途端に来て下さるのだ、とキース君、合掌。
キース 「阿弥陀様が、二十五菩薩を引き連れて…」
サム 「綺麗な音楽が聞こえて、いい香りもよ…」
キース 「漂うそうだぞ、ついでに徳が高い人の時は…」
紫の雲がたなびくんだ、と副住職の解説。
キース 「それが、お迎えというヤツなんだが…」
サム 「来たら、人生、終了だしよ…」
シロエ 「断りたい人が殆どでしょうね」
ですから、仏様の絵の車はちょっと…、とシロエ君。
シロエ 「家の前に停められたら、いい気はしませんよ」
Aブルー「お迎えが来そうなイメージだから?」
キース 「それ以外には見えんだろうが!」
サム 「しかも坊主の車なんだぜ?」
Aブルー「うーん…」
いいアイデアだと思ったのに、と文句ですけど。
絵が悪すぎ…。
2022/06/25 (Sat)
☆目立たない方が
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、車が欲しいキース君ですけれど。
Aブルー「仏様の絵の車はマズイってことになると…」
キース 「他の絵柄も断りたいが!」
俺は普通の車がいいんだ、とキース君。
キース 「痛車ではなくて、ごくごく平凡なヤツが!」
Aブルー「それじゃ、お客さんが呼べないよ?」
キース 「宿坊の客なら、間に合っている!」
新しい客層の開拓も要らん、とキース君、キッパリ。
キース 「坊主の場合は、むしろ目立たない車の方が…」
シロエ 「いいんですか?」
キース 「檀家さんは歓迎して下さるが…」
月参りだしな、と繰る左手首の数珠レット。
キース 「しかし、一般人と出会った場合は…」
Aブルー「どうなるんだい?」
キース 「坊主なんだぞ、行先が何処か謎の場合は…」
お迎えの方を連想される、と深い溜息。
キース 「月参りを知らない場合は、特に!」
一同 「「「あー…」」」
それはあるか、と誰もが納得。
ジョミー「ぼくの家にも、月参りは無いしね…」
シロエ 「ぼくもです」
スウェナ「ウチも無いわね、サムもでしょ?」
サム 「ねえなあ、仏様がいねえし」
マツカくらいなモンでねえの、とサム君の意見。
サム 「マツカの家だと、本家だしよ…」
マツカ 「ええ、確かにあるんですけれど…」
もう長いこと見ていませんよ、と御曹司。
マツカ 「月参りは平日限定ですし…」
ジョミー「学校に来てる間に終わっちゃうんだ?」
マツカ 「そうなんです。ですから、記憶になくて…」
幼稚園の頃に見たかもですけど、と傾げる首。
マツカ 「多分、何処の家でも事情は同じですよ」
サム 「若い世代は知らねえってか?」
キース 「お盆の棚経でさえ、ヤバい勢いでな」
シロエ 「するとやっぱり、お坊さんの車に出会うと…」
ジョミー「お迎えだよねえ…」
嬉しい気持ちはしないよね、とジョミー君。
お迎えですしね…。
2022/06/26 (Sun)
☆判別は不可能
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
今の季節の月参り用に車が欲しい、というキース君で…。
Aブルー「待ってよ、お迎えっていうのはさ…」
キース 「もちろん、お浄土からのヤツだが?」
Aブルー「ソレ、キースでも出来るのかい?」
阿弥陀様の役目なんじゃあ…、とソルジャーの問い。
Aブルー「それとも、キースもお供するとか?」
キース 「馬鹿か、あんたは!」
お供したら死んでしまうだろうが、と副住職。
キース 「坊主の仕事は、お迎えが来た人をだな…」
ブルー 「送り出す儀式をすることなんだよ」
君も経験した筈だけど、と生徒会長が横から解説を。
ブルー 「もっとも、あの仏様の場合は、後付けだし…」
キース 「かなり省略されていたがな」
Aブルー「えっと…? スッポンタケのお葬式かな?」
ブルー 「ピンポーン!」
お坊さんの車に出会うと、普通はそっち、と生徒会長。
ブルー 「月参りにしても、お葬式にしても…」
キース 「車の中では、服装は全く同じだからな」
月参りの知識があっても見分けがつかん、という説明。
キース 「どっちか分からないとなったら…」
ジョミー「万が一を考えちゃうもんね…」
サム 「月参りを知らねえと、葬式で決定だぜ?」
シロエ 「正直、嬉しくないですよね…」
これからお出掛けという時に…、とシロエ君。
シロエ 「帰り道でも、やっぱり嬉しくないですし…」
Aブルー「だから目立たない方がいい、って?」
キース 「目立たなければ、誰が運転しているのかは…」
ジョミー「気にしないもんねえ、誰だって」
いちいち運転席なんか見てないし、とジョミー君も。
ジョミー「助手席に乗っていたって、見ないよ」
Aブルー「うーん…。痛車をプレゼントしたいのに…」
キース 「あんたが買ってくれるのか?」
シロエ 「太っ腹ですね?」
Aブルー「正確に言うと、サイオンで…」
店から失敬するんだけれど、と言ってますけど。
タダだ、と…?
2022/06/27 (Mon)
☆痛車ならタダ
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、車が欲しいキース君ですけれど。
キース 「早い話が、サイオンで盗み出すんだな?」
Aブルー「救出班には任せられないからねえ…」
ぼくの私的な用事だからさ、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「任せた場合は、手続き上は問題無いけど」
シロエ 「そっちだと、お金を払うんですか?」
Aブルー「払わないけど、サイオンで情報操作して…」
買ったように細工してくるんだよ、という説明。
Aブルー「もっとも、車なんかは買わないけどね!」
ジョミー「生活必需品を買って来るわけ?」
Aブルー「まあ、そうなるかな、船では作れない物を…」
人類の世界で調達だよね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「だけど昔は、ぼくが一人でドッカンと!」
キース 「纏めて盗んでいたというのか?」
Aブルー「そうだよ、だからスキルはバッチリ!」
車くらいは楽勝だってば、と威張り返る人。
Aブルー「遠慮しないで是非、受け取ってくれたまえ!」
キース 「痛車を寄越す気だろうが!」
Aブルー「欲しくない、って?」
キース 「タダというのは、非常に魅力的なんだが…」
タダほど高いものは無いしな、と副住職の渋面。
キース 「それに、痛車だと分かっているし…」
Aブルー「運転免許は要らないんだよ?」
シロエ 「自動運転で走るんですよね?」
Aブルー「この国の道交法にも、対応だってば!」
その設定もタダでやるのに…、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「それだけやっても、費用はゼロ!」
キース 「後付けで、何か来るんだろうが!」
Aブルー「無いねえ、痛車さえオッケーすれば!」
ぼくは痛車を作りたいだけ、とソルジャーの言。
Aブルー「ぼくの世界には、無い文化だし!」
キース 「だが、痛車だぞ!」
シロエ 「条件的には、悪くない気がしますけど?」
ジョミー「破格だよねえ?」
タダで車が貰えるんだよ、という声が。
どうなる…?
2022/06/28 (Tue)
☆痛車ならオッケー
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の日の月参り用に車が欲しい、というのがキース君で。
Aブルー「絶対、お得で破格だってば!」
シロエ 「タダな上に、条件は何も付かないんですよ?」
ジョミー「それにさ、何もかもやってくれてさ…」
キースは乗るだけでいいんだしね、とジョミー君。
ジョミー「行先だって、自動設定出来るんだしさ…」
サム 「地図さえ読めれば、いけるんだよな?」
Aブルー「そうだよ、だけど普通に町の中なら…」
カーナビと全く同じだよね、とソルジャーの説明。
Aブルー「行きたい所を入力すれば、勝手に走るし!」
シロエ 「もしかして、こっちのよりも高性能ですか?」
Aブルー「うん、こっちの世界のをベースにしてさ…」
きちんと設定しておけば、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「元老寺、って入れれば、帰れちゃうよ!」
ジョミー「何処からでも?」
Aブルー「車が通れる道さえあればね!」
勝手に調べて走るから、と凄すぎる性能。
Aブルー「キースが途中で眠くなっても、大丈夫!」
サム 「眠りこけてたらヤバくねえか?」
スウェナ「通報されてしまいそうよね…」
Aブルー「じゃあ、起こす装置もつけようか?」
もちろんタダで、と気前のいい人。
Aブルー「身体の状態を感知する装置もあるからね」
シロエ 「居眠りそうになったら、起こすんですね?」
Aブルー「音声で起こしてくれるよね!」
ぼくの世界には普通にあるし、とニコニコニコ。
Aブルー「他にも注文があれば、バッチリ対応!」
スウェナ「いい話よねえ…」
シロエ 「貰わない手は無いですよね?」
タダですよ、タダ、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「キース先輩、貰いましょう!」
キース 「痛車なんだが!」
サム 「いいじゃねえかよ、痛車にもよ…」
ジョミー「条件は何も無いんだよねえ?」
Aブルー「当然だよ!」
キース好みの痛車でいい、と言ってますけど。
さて…?
2022/06/29 (Wed)
☆タダで貰えても
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、車が欲しいのがキース君でして。
シロエ 「キース先輩、朗報ですよ!」
スウェナ「そうよ、豪華プレゼントが貰えるのよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 車がタダだよね!」
貰ったら乗せてね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も大喜び。
ぶるぅ 「車なんか、誰も持ってないもん!」
ジョミー「そういえば、ブルーも乗らないよねえ…」
ブルー 「瞬間移動の方が早いじゃないか!」
誰がわざわざ免許なんか、と生徒会長。
ブルー 「車の手入れも面倒だしさ」
サム 「あー、洗車とかな…」
シロエ 「給油もしないといけませんしね…。あっ!」
貰える車の動力源は…、とシロエ君の問い。
シロエ 「こっちの世界でも手に入りますか?」
Aブルー「もう、究極のエコカーだよ!」
太陽光発電で充電システムつき、と頼もしい返事。
Aブルー「雨続きでも、電池切れの心配はゼロ!」
シロエ 「最高の車じゃないですか!」
ジョミー「貰わなきゃ損だよ、もう絶対に!」
キース 「だが、痛車なんだ!」
俺は親父の怒りが怖い、とキース君、拳をグッと。
キース 「あの親父に怒鳴られるよりは…」
サム 「現状維持でいいのかよ?」
キース 「仕方ないだろう、俺も残念だが!」
せっかく美味しい話なのに…、と悔しそうな人。
キース 「理想の車が貰えそうなのに…!」
Aブルー「家に置かなきゃダメなんだ?」
キース 「でなければ、意味が無いからな!」
瞬間移動のスキルは無いし…、と噛み締める唇。
キース 「それがあったら、そもそも車は…」
シロエ 「要りませんしねえ…」
いい話なのに、とシロエ君も深い溜息。
シロエ 「もう少し、なんとかなりませんか?」
キース 「痛車だけでも外してくれれば…」
Aブルー「譲れないねえ、其処だけは!」
キース 「絵に描いた餅か…」
痛車だけに、と嘆きまくってますけど。
今月、これにて中継終了~。
2022/06/30 (Thu)
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節は月参り用に車が欲しい、というキース君で…。
Aブルー「有名なのかい、その痛車っていうのは?」
シロエ 「こっちの世界だと、知られていますよ」
ジョミー「でもさ、限定モノだと思うよ?」
この国にしか無いんじゃないだろうか、とジョミー君。
ジョミー「仕組みは単純なんだろうけど、文化的にさ…」
サム 「あー…。それはあるかもしれねえな」
スウェナ「最先端だものねえ、この国は…」
シロエ 「今じゃ、中華の国も頑張ってますけどね…」
とはいえ、やはりウチの国が…、とシロエ君も頷く話題。
シロエ 「なんと言っても発祥の地で、クールですから」
Aブルー「えっと…?」
話が全く見えないんだけど、とソルジャー、困惑。
Aブルー「何が文化で、最先端で、クールなんだい?」
シロエ 「ズバリ、アニメと漫画ですよ!」
我が国が誇る文化ですね、とシロエ君。
シロエ 「正確に言えば、アニメは他の国がですね…」
ジョミー「先に作っているんだけどさ…」
スウェナ「人気が出たのは、この国で作ったヤツなのよ」
爆発的にヒットしたわけ、とスウェナちゃんの解説。
スウェナ「もう世界中、何処の国でもテレビ放映!」
シロエ 「らしいですよね、カレーの国なんかでも…」
バックパッカーからの報告が…、とシロエ君も。
シロエ 「でもって、今はネットがありますから…」
ジョミー「配信だよねえ、リアルタイムで」
サム 「それに関しては、中華の国もよ…」
スウェナ「負けてないけど、本場は此処よ!」
だからこそ痛車も生まれるのよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「アニメ愛が高じた結果だものね」
ジョミー「萌えだよね…」
Aブルー「萌え?」
ますます謎だ、とソルジャーの目が真ん丸に。
Aブルー「だから何なのさ、痛車って?」
シロエ 「萌えの結晶です!」
Aブルー「ええ…?」
車だよね、と念を押してますけど。
合ってますね…?
2022/06/16 (Thu)
☆痛車な理由は
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の日の月参り用に車が欲しい、というキース君でして。
Aブルー「車が萌えの結晶って、どういう意味?」
シロエ 「そのままですけど?」
ジョミー「萌えを車にぶつけた結果が、痛車なんだよ」
でもって見た目が痛くなるから…、とジョミー君の解説。
ジョミー「痛い車ってことで、痛車って言うんだけど」
Aブルー「見た目が痛いって、絵じゃないのかい?」
シロエ 「ズバリ、その絵が痛いんですよ!」
萌えですからね、とシロエ君。
シロエ 「アニメキャラとかを、こう派手にですね…」
ジョミー「描いてあるんだよ、車体にデカデカとさ」
Aブルー「それが痛い、と言うのかい?」
自分に正直なだけじゃないか、とソルジャー、キョトン。
Aブルー「萌えの主張だろ、何処がダメだと?」
シロエ 「どう考えても痛いですけど?」
サム 「普通の人間は、やらねえからよ…」
萌えはストラップとか缶バッジな、とサム君の指摘。
サム 「他人が見ても、引かねえ程度にするモンだぜ」
スウェナ「でないと、白い目で見られるものねえ…」
Aブルー「うーん、酷いね、こっちの世界も」
異分子は排除するわけなんだ、とソルジャーが顰める眉。
Aブルー「SD体制と変わりないような気が…」
シロエ 「そうでしょうか?」
キース 「常識の範囲内だと思うが?」
世間様に顔向け出来ないのはマズイ、とキース君。
キース 「痛車に乗るなら、趣味の車にしておかないと」
Aブルー「えっと…?」
キース 「通勤用とかに、普通の車も持つべきだな」
Aブルー「痛車で通勤しちゃダメなのかい?」
何か罰則でもあるのかな、とソルジャーの問い。
Aブルー「罰されるんなら、ホントにSD体制だってば」
シロエ 「どの辺がです?」
Aブルー「趣味まで規制するならね!」
キース 「いや、そこまでは…」
Aブルー「違うって?」
じゃあ通勤していいのかな、と言ってますけど。
さあ…?
2022/06/17 (Fri)
☆通勤はマズイ
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、車が欲しいキース君の話から…。
Aブルー「特に罰則が無いって言うなら、通勤だって…」
キース 「出来る筈だ、と言いたいのか?」
Aブルー「そうなるだろう? 罰は無いんだよ?」
だったら通勤してもいいよね、とソルジャーの言。
Aブルー「絵が描いてある、ってだけの車なんだしさ」
キース 「いや、その辺は常識というヤツと…」
シロエ 「照らし合わせて判断すべきですよね」
Aブルー「それじゃ、ダメだと?」
こっちじゃ車は高いんだよね、とソルジャーの問い。
Aブルー「通勤用に別のを買える人しか、痛車は…」
ジョミー「持てないと思うよ、でなきゃ通勤は電車とか」
サム 「うんうん、それなら問題ねえよな」
車に乗るのは休日だけな、とサム君、親指をグッと。
サム 「どうせ痛車は、そういう時しか出番がよ…」
シロエ 「ありませんしね、基本的に」
Aブルー「そうなのかい?」
ジョミー「見せびらかすために乗るのが、痛車なんだよ」
萌えをアピールしに乗って走るわけ、とジョミー君。
ジョミー「だから、ガレージに入れてる時はさ…」
シロエ 「撮影OK、と看板を出す人もいるそうですよ」
SNSとかに上げて貰えますしね、とシロエ君も。
シロエ 「なにしろ、目立ってなんぼですから」
Aブルー「それなら会社の駐車場でも、いいじゃないか」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「宣伝になると思うけどねえ?」
会社のさ、と斜め上な発想。
Aブルー「普通の会社じゃ、アレかもだけど…」
キース 「店ならいいとか言わないだろうな?」
Aブルー「そう、ソレ、ソレ!」
お店の看板代わりにいいよ、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「見に来た人で売り上げアップ、店に貢献!」
キース 「確かに、ラーメン屋とかだったら…」
シロエ 「いける気もしますね…」
駐車場の痛車で客引き、と頷き合う人たち。
そうかも…?
2022/06/18 (Sat)
☆宣伝になりそう
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の日の月参り用に車が欲しいキース君。その話から…。
Aブルー「痛車が人目を引くんだったら、いけそうだよ」
ジョミー「お店の駐車場にあるなら、撮りやすいよね」
シロエ 「個人の家だと、ハードル上がりますからね…」
サム 「撮影OKって書かれててもなあ…」
なんかこう、遠慮が出て来るよな、とサム君の意見。
サム 「ホントに撮ってもいいのか、ってよ…」
ジョミー「それより、家の人の視線が気になるってば」
スウェナ「同好の士だと思われそうよね」
ジョミー「そっちなら、まだいいんだけどさ…」
痛車なんだよ、とジョミー君。
ジョミー「痛い人を見に来たんです、って思われそうで」
一同 「「「あー…」」」
それはあるかも、と誰もが納得。
シロエ 「SNSに上げるにしても、顔バレですしね…」
ジョミー「その家に住んでる人にはね…」
スウェナ「場合によっては炎上かもねえ…」
痛車の愛好家に叩かれまくりで、とスウェナちゃん。
スウェナ「結束力は強そうだものね、ああいう人たち」
ジョミー「だから個人のガレージよりはさ…」
お店の駐車場で撮るのが安心、とジョミー君の指摘。
ジョミー「もう完璧に客寄せ用だし、撮っててもさ…」
シロエ 「文句どころか、サービスつくかもですね」
サム 「うんうん、チャーシュー多めとかな!」
ラーメン屋なら、とサム君も。
サム 「中華の店なら、餃子が一個増えるとか…」
ジョミー「あるかもだよねえ、宣伝用だし」
Aブルー「店の名前を広めて貰えば、お客も増えるよ?」
キース 「そうだな、人気が出そうではある」
痛車が見られて撮れる店なら、とキース君も同意。
キース 「痛車で通勤するな、と言われるよりは、だ…」
Aブルー「乗って来い、って方じゃないのかな?」
シロエ 「宣伝になりますしね…」
Aブルー「だろう?」
使いようだと思うんだよ、と言ってますけど。
宣伝用…。
2022/06/19 (Sun)
☆正しい経営戦略
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、キース君が欲しいのが車でして。
Aブルー「宣伝になる場合だったら、痛車もオッケー!」
シロエ 「許可する店は、ありそうですね」
ジョミー「口コミってヤツは最強だしね…」
遠くからでも来てくれそうだよ、とジョミー君。
ジョミー「ぼくが店長なら、オッケー出すかな」
サム 「俺も出すよな、苦労しねえで宣伝出来るし」
マツカ 「ぼくもです。店の種類によりますけれど」
経営戦略としては間違ってません、と御曹司の太鼓判。
マツカ 「話題を集めることが出来たら、勝ちなんです」
シロエ 「そうなんですか?」
マツカ 「ええ。良きにつけ、悪しきにつけですね…」
話題になるのは大事ですね、とマツカ君。
マツカ 「炎上商法というのもあるでしょう?」
一同 「「「あー…」」」
そうだったっけ、と頷く御一同様。
シロエ 「要は、売れればいいんでしたね…」
マツカ 「そういうことです、まずは評判は二の次です」
そして中身が伴っていれば、結果オーライ、という説明。
マツカ 「炎上しても、いい商品を提供していれば…」
シロエ 「お客はついて来ますよね…」
マツカ 「そうなんです。その内、評価も変わりますよ」
いい方向に…、と大財閥の御曹司ならではの発言。
マツカ 「人の心を掴むというのは、大切なんです」
キース 「確かにな…」
シロエ 「マツカ先輩が言うと、説得力が凄いですよね」
ジョミー「そういう勉強、しているもんね…」
一種のプロと言えるかも、とジョミー君も。
ジョミー「だったら、痛車で宣伝はさ…」
マツカ 「充分、アリです」
いけますよ、とマツカ君の笑み。
マツカ 「ですから、誰か乗ると言うなら…」
Aブルー「通勤に使うのがオススメだ、って?」
マツカ 「勤めている場所にもよりますけどね」
Aブルー「なるほどねえ…」
お墨付きってことなんだ、と頷く人。
そうなりますね?
2022/06/20 (Mon)
☆利益が出るなら
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
月参り用に車が欲しい、というキース君の話が発端で…。
Aブルー「場所によっては、痛車で通勤がいいんだね?」
マツカ 「そういう車で人が呼べる、という時です」
Aブルー「やっぱり、店でないとダメかな?」
マツカ 「いえ、人を呼ぶのが目的ならば…」
鉄道会社もアリでしょうね、と御曹司。
シロエ 「鉄道ですか?」
ジョミー「アレって、車はライバルじゃないの?」
マツカ 「そうですけれど、乗客となったら別ですよ」
車で来たって、乗ってくれればいいんです、という指摘。
マツカ 「記念切符を買いに来ました、でも歓迎ですよ」
一同 「「「あー…」」」
利益が出ればいいわけか、と一同、納得。
ジョミー「じゃあさ、赤字のローカル鉄道とかかな?」
マツカ 「ええ。痛車が目当てで来てくれてですね…」
一駅だけでも乗ってくれれば…、とマツカ君の説明。
マツカ 「誰も乗らずに走っているより、いいですから」
Aブルー「店でなくても、役に立ったらいいんだね?」
マツカ 「そうです、売り上げに貢献出来るなら」
Aブルー「キースの場合は、どうなんだろう?」
売り上げアップに繋がるかな、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「繋がりそうなら、ぼくは痛車を推すけどね?」
シロエ 「キース先輩に痛車ですか!?」
Aブルー「うん、意外性もあるからさ…」
乗ったら話題にならないかな、と大真面目な人。
Aブルー「元老寺って、宿坊もやっているんだろう?」
キース 「あんた、ウチの寺に痛車を置けと!?」
親父に殺されるだろうが、とキース君、ガクブル。
キース 「あの車は何だ、と一喝されてフルボッコだ!」
シロエ 「そもそも、車が禁止なんですよ?」
Aブルー「貰った車なら、いけるんだろう?」
キース 「だからと言って、痛車はマズイぞ!」
Aブルー「安いんだけどねえ、車…」
ぼくの世界だと本当に…、と言ってますけど。
さて…?
2022/06/21 (Tue)
☆絵柄によるのでは
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、車が欲しいキース君ですけれど。
キース 「いくら安いと言われてもだな…!」
シロエ 「アドス和尚の方が問題ですよ」
叱られたのでは、元も子も…、とシロエ君も援護射撃。
シロエ 「痛車だなんて、即死に決まっていますから!」
Aブルー「でもさ、痛車によるんじゃないかな…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「要は、絵が描いてあるんだろう?」
アニメとかのさ、とソルジャーが立てる人差し指。
Aブルー「絵柄によっては痛いだろうけど…」
シロエ 「もれなく痛いんですけれど?」
Aブルー「それはチョイスのせいじゃないかな?」
どうせ女性の絵なんだろう、とソルジャーの指摘。
Aブルー「でなきゃ、有名なアニメキャラとか…」
ジョミー「アニメに出て来るメカとかもあるよ?」
Aブルー「そうなのかい?」
ジョミー「うん、公式モデルっていうヤツでさ…」
メカのイメージを車に投影、とジョミー君。
ジョミー「高いらしいけど、人気はあるよね」
Aブルー「メカなら、かっこいいのかな?」
シロエ 「まあ、萌えキャラの痛車よりかは…」
痛いながらもクールですね、とシロエ君の相槌。
シロエ 「デザインの方も凝ってますから…」
Aブルー「つまり、なんでもアリなんだ?」
萌えを描いたら痛車でさ、と頷くソルジャー。
Aブルー「だったら、キースもいけそうだけど…?」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「こう、お坊さんの萌えをぶつけて!」
一同 「「「ええっ!?」」」
いったいどんな痛車なんだ、と一同、目が点。
シロエ 「お坊さんの萌えって、何なんですか!」
Aブルー「先月、疫病仏を描いたじゃないか!」
ジョミー「アレはダメだよ、人が引くから!」
キース 「あんただって、逃げていたろうが!」
Aブルー「そうなんだけど、あの失敗を踏まえてさ…」
人を呼べる痛車を作ったら、という意見。
本気ですか…?
2022/06/22 (Wed)
☆月参り用なんです
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の日の月参り用に車が欲しい、というキース君でして。
Aブルー「宿坊が繁盛するんだったら、いけると思うよ」
キース 「そこまでしなくても、充分にだな…」
シロエ 「お客さんは来ている筈ですけど?」
人気の宿坊ですからね、とシロエ君も。
シロエ 「宿坊にしては、縛りも緩めですから」
スウェナ「お勤めの参加、強制イベじゃないものねえ…」
マツカ 「座禅のお寺とも違いますしね」
キース 「ついでに、酒も禁止ではないぞ」
適度な緩さが人気なんだ、と副住職。
キース 「それでいて、しっかり寺の雰囲気だしな」
Aブルー「客寄せ用の痛車は要らない、って?」
キース 「新たな客層を開拓出来る可能性はあるが…」
サム 「問題は、親父さんだよなあ…」
なんたってモノが痛車だしよ、とサム君、うんうん、と。
サム 「でもって、そこをクリアしてもよ…」
Aブルー「他に問題があるのかい?」
サム 「月参り用の車なんだぜ?」
一同 「「「あー…」」」
檀家さんの家に行くんだった、と気付いた御一同様。
シロエ 「檀家さんがドン引きするかもですね…」
ジョミー「それにさ、月参りをしてる間は、ずっと…」
その家のガレージに痛車なんだよ、とジョミー君の指摘。
ジョミー「嫌がる人が多そうだけど…?」
キース 「まったくだ。俺が欲しいのは、普通の車だ」
Aブルー「じゃあ、有難い痛車だったら?」
一同 「「「有難い?」」」
なんだソレは、と誰もが見合わせる顔。
シロエ 「あのですね…。痛車ですよ?」
キース 「どう転がったら、有難いんだ!」
そんな痛車は有り得んぞ、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「痛いからこそ、痛車なんだが?」
Aブルー「そうかな、絵柄で変わりそうだけど?」
シロエ 「疫病仏の失敗、忘れたんですか?」
Aブルー「だから、反省!」
アレとは真逆の絵柄でさ、と言ってますけど。
どんなの…?
2022/06/23 (Thu)
☆断りたいお迎え
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、キース君が欲しいのが車でして。
シロエ 「真逆の絵柄って、何なんですか!」
Aブルー「そのまんまだよ、有難い仏様の絵だよ!」
そういうのを描けばいいじゃないか、とソルジャーの言。
Aブルー「阿弥陀様をドーンと描いてさ、蓮とかもさ…」
サム 「何か違っていねえか、ソレ?」
ジョミー「だよねえ、お迎えが来そうな感じで」
Aブルー「お迎えって?」
何のお迎え、とソルジャー、怪訝そうな顔。
Aブルー「お迎えと言えば、タクシーとかだけど…」
シロエ 「幼稚園バスとかもありますけどね…」
今の場合は、ご高齢の方向けですね、とシロエ君。
シロエ 「若くても、来る時は来ちゃいますけど」
サム 「正直、若い間はよ…」
ジョミー「来て欲しくないよね、お迎えはさ…」
スウェナ「ご高齢でも、追い返したい人はいるわよね…」
待ってらっしゃる人もいるけれど、とスウェナちゃんも。
スウェナ「でも、断りたい人の比率は高そうよ?」
キース 「そんな気がするな、坊主の俺から見ても」
月参りに行くと実感するんだ、と副住職。
キース 「口では何と仰っていても、お仏壇が、だ…」
サム 「雄弁に物語っているのかよ?」
キース 「行く度に、色々な地方の銘菓が…」
お供えされているんだよな、と坊主ならではの視点。
キース 「でもって、お参りした後、お話しすると…」
シロエ 「旅行の話になるんですね?」
キース 「ああ。次に行きたい場所とか、予定とか…」
年単位で先の計画が…、とキース君、苦笑。
キース 「お迎えなんぞは、全く予定に入っていないな」
サム 「あー…。当分、来るな、っていうヤツな」
ジョミー「お仏壇で分かるって所がね…」
シロエ 「お仏壇は語る、ってドラマみたいですね」
Aブルー「ぼくには、サッパリ分からないけど!」
お迎えって何さ、と頭を抱えるソルジャー。
異文化ですしねえ…?
2022/06/24 (Fri)
☆その絵ではマズイ
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
今の季節の月参り用に車があれば、というキース君で…。
Aブルー「お迎えって、お仏壇が来るわけないよね?」
キース 「当然だろうが、足なぞは生えていないしな」
Aブルー「でも、お仏壇で分かる、って…」
キース 「それは、来てくれるな、という本音のことだ」
お仏壇の向こうには何があると思う、と副住職の問い。
キース 「壁とかは抜きで、概念的に」
Aブルー「そんなの、知るわけないだろう!」
別の世界の人間だしね、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「分かれっていう方が無理だってば!」
キース 「そうか、だったら、今後の法要は、だ…」
全て断らせて貰う、と副住職。
キース 「まるで分かっていないそうだし、不要だろう」
シロエ 「ですよね、意味が無いですから」
Aブルー「ま、待ってよ、もしかして、向こうって…」
極楽かな、とソルジャー、必死の形相。
Aブルー「阿弥陀様がいて、蓮が咲いてて…」
キース 「まさに、それだが?」
Aブルー「じゃあ、極楽から迎えが来るのかい?」
キース 「真面目に、お念仏を唱えていればな」
死んだ途端に来て下さるのだ、とキース君、合掌。
キース 「阿弥陀様が、二十五菩薩を引き連れて…」
サム 「綺麗な音楽が聞こえて、いい香りもよ…」
キース 「漂うそうだぞ、ついでに徳が高い人の時は…」
紫の雲がたなびくんだ、と副住職の解説。
キース 「それが、お迎えというヤツなんだが…」
サム 「来たら、人生、終了だしよ…」
シロエ 「断りたい人が殆どでしょうね」
ですから、仏様の絵の車はちょっと…、とシロエ君。
シロエ 「家の前に停められたら、いい気はしませんよ」
Aブルー「お迎えが来そうなイメージだから?」
キース 「それ以外には見えんだろうが!」
サム 「しかも坊主の車なんだぜ?」
Aブルー「うーん…」
いいアイデアだと思ったのに、と文句ですけど。
絵が悪すぎ…。
2022/06/25 (Sat)
☆目立たない方が
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、車が欲しいキース君ですけれど。
Aブルー「仏様の絵の車はマズイってことになると…」
キース 「他の絵柄も断りたいが!」
俺は普通の車がいいんだ、とキース君。
キース 「痛車ではなくて、ごくごく平凡なヤツが!」
Aブルー「それじゃ、お客さんが呼べないよ?」
キース 「宿坊の客なら、間に合っている!」
新しい客層の開拓も要らん、とキース君、キッパリ。
キース 「坊主の場合は、むしろ目立たない車の方が…」
シロエ 「いいんですか?」
キース 「檀家さんは歓迎して下さるが…」
月参りだしな、と繰る左手首の数珠レット。
キース 「しかし、一般人と出会った場合は…」
Aブルー「どうなるんだい?」
キース 「坊主なんだぞ、行先が何処か謎の場合は…」
お迎えの方を連想される、と深い溜息。
キース 「月参りを知らない場合は、特に!」
一同 「「「あー…」」」
それはあるか、と誰もが納得。
ジョミー「ぼくの家にも、月参りは無いしね…」
シロエ 「ぼくもです」
スウェナ「ウチも無いわね、サムもでしょ?」
サム 「ねえなあ、仏様がいねえし」
マツカくらいなモンでねえの、とサム君の意見。
サム 「マツカの家だと、本家だしよ…」
マツカ 「ええ、確かにあるんですけれど…」
もう長いこと見ていませんよ、と御曹司。
マツカ 「月参りは平日限定ですし…」
ジョミー「学校に来てる間に終わっちゃうんだ?」
マツカ 「そうなんです。ですから、記憶になくて…」
幼稚園の頃に見たかもですけど、と傾げる首。
マツカ 「多分、何処の家でも事情は同じですよ」
サム 「若い世代は知らねえってか?」
キース 「お盆の棚経でさえ、ヤバい勢いでな」
シロエ 「するとやっぱり、お坊さんの車に出会うと…」
ジョミー「お迎えだよねえ…」
嬉しい気持ちはしないよね、とジョミー君。
お迎えですしね…。
2022/06/26 (Sun)
☆判別は不可能
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
今の季節の月参り用に車が欲しい、というキース君で…。
Aブルー「待ってよ、お迎えっていうのはさ…」
キース 「もちろん、お浄土からのヤツだが?」
Aブルー「ソレ、キースでも出来るのかい?」
阿弥陀様の役目なんじゃあ…、とソルジャーの問い。
Aブルー「それとも、キースもお供するとか?」
キース 「馬鹿か、あんたは!」
お供したら死んでしまうだろうが、と副住職。
キース 「坊主の仕事は、お迎えが来た人をだな…」
ブルー 「送り出す儀式をすることなんだよ」
君も経験した筈だけど、と生徒会長が横から解説を。
ブルー 「もっとも、あの仏様の場合は、後付けだし…」
キース 「かなり省略されていたがな」
Aブルー「えっと…? スッポンタケのお葬式かな?」
ブルー 「ピンポーン!」
お坊さんの車に出会うと、普通はそっち、と生徒会長。
ブルー 「月参りにしても、お葬式にしても…」
キース 「車の中では、服装は全く同じだからな」
月参りの知識があっても見分けがつかん、という説明。
キース 「どっちか分からないとなったら…」
ジョミー「万が一を考えちゃうもんね…」
サム 「月参りを知らねえと、葬式で決定だぜ?」
シロエ 「正直、嬉しくないですよね…」
これからお出掛けという時に…、とシロエ君。
シロエ 「帰り道でも、やっぱり嬉しくないですし…」
Aブルー「だから目立たない方がいい、って?」
キース 「目立たなければ、誰が運転しているのかは…」
ジョミー「気にしないもんねえ、誰だって」
いちいち運転席なんか見てないし、とジョミー君も。
ジョミー「助手席に乗っていたって、見ないよ」
Aブルー「うーん…。痛車をプレゼントしたいのに…」
キース 「あんたが買ってくれるのか?」
シロエ 「太っ腹ですね?」
Aブルー「正確に言うと、サイオンで…」
店から失敬するんだけれど、と言ってますけど。
タダだ、と…?
2022/06/27 (Mon)
☆痛車ならタダ
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、車が欲しいキース君ですけれど。
キース 「早い話が、サイオンで盗み出すんだな?」
Aブルー「救出班には任せられないからねえ…」
ぼくの私的な用事だからさ、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「任せた場合は、手続き上は問題無いけど」
シロエ 「そっちだと、お金を払うんですか?」
Aブルー「払わないけど、サイオンで情報操作して…」
買ったように細工してくるんだよ、という説明。
Aブルー「もっとも、車なんかは買わないけどね!」
ジョミー「生活必需品を買って来るわけ?」
Aブルー「まあ、そうなるかな、船では作れない物を…」
人類の世界で調達だよね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「だけど昔は、ぼくが一人でドッカンと!」
キース 「纏めて盗んでいたというのか?」
Aブルー「そうだよ、だからスキルはバッチリ!」
車くらいは楽勝だってば、と威張り返る人。
Aブルー「遠慮しないで是非、受け取ってくれたまえ!」
キース 「痛車を寄越す気だろうが!」
Aブルー「欲しくない、って?」
キース 「タダというのは、非常に魅力的なんだが…」
タダほど高いものは無いしな、と副住職の渋面。
キース 「それに、痛車だと分かっているし…」
Aブルー「運転免許は要らないんだよ?」
シロエ 「自動運転で走るんですよね?」
Aブルー「この国の道交法にも、対応だってば!」
その設定もタダでやるのに…、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「それだけやっても、費用はゼロ!」
キース 「後付けで、何か来るんだろうが!」
Aブルー「無いねえ、痛車さえオッケーすれば!」
ぼくは痛車を作りたいだけ、とソルジャーの言。
Aブルー「ぼくの世界には、無い文化だし!」
キース 「だが、痛車だぞ!」
シロエ 「条件的には、悪くない気がしますけど?」
ジョミー「破格だよねえ?」
タダで車が貰えるんだよ、という声が。
どうなる…?
2022/06/28 (Tue)
☆痛車ならオッケー
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の日の月参り用に車が欲しい、というのがキース君で。
Aブルー「絶対、お得で破格だってば!」
シロエ 「タダな上に、条件は何も付かないんですよ?」
ジョミー「それにさ、何もかもやってくれてさ…」
キースは乗るだけでいいんだしね、とジョミー君。
ジョミー「行先だって、自動設定出来るんだしさ…」
サム 「地図さえ読めれば、いけるんだよな?」
Aブルー「そうだよ、だけど普通に町の中なら…」
カーナビと全く同じだよね、とソルジャーの説明。
Aブルー「行きたい所を入力すれば、勝手に走るし!」
シロエ 「もしかして、こっちのよりも高性能ですか?」
Aブルー「うん、こっちの世界のをベースにしてさ…」
きちんと設定しておけば、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「元老寺、って入れれば、帰れちゃうよ!」
ジョミー「何処からでも?」
Aブルー「車が通れる道さえあればね!」
勝手に調べて走るから、と凄すぎる性能。
Aブルー「キースが途中で眠くなっても、大丈夫!」
サム 「眠りこけてたらヤバくねえか?」
スウェナ「通報されてしまいそうよね…」
Aブルー「じゃあ、起こす装置もつけようか?」
もちろんタダで、と気前のいい人。
Aブルー「身体の状態を感知する装置もあるからね」
シロエ 「居眠りそうになったら、起こすんですね?」
Aブルー「音声で起こしてくれるよね!」
ぼくの世界には普通にあるし、とニコニコニコ。
Aブルー「他にも注文があれば、バッチリ対応!」
スウェナ「いい話よねえ…」
シロエ 「貰わない手は無いですよね?」
タダですよ、タダ、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「キース先輩、貰いましょう!」
キース 「痛車なんだが!」
サム 「いいじゃねえかよ、痛車にもよ…」
ジョミー「条件は何も無いんだよねえ?」
Aブルー「当然だよ!」
キース好みの痛車でいい、と言ってますけど。
さて…?
2022/06/29 (Wed)
☆タダで貰えても
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節の月参り用に、車が欲しいのがキース君でして。
シロエ 「キース先輩、朗報ですよ!」
スウェナ「そうよ、豪華プレゼントが貰えるのよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 車がタダだよね!」
貰ったら乗せてね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も大喜び。
ぶるぅ 「車なんか、誰も持ってないもん!」
ジョミー「そういえば、ブルーも乗らないよねえ…」
ブルー 「瞬間移動の方が早いじゃないか!」
誰がわざわざ免許なんか、と生徒会長。
ブルー 「車の手入れも面倒だしさ」
サム 「あー、洗車とかな…」
シロエ 「給油もしないといけませんしね…。あっ!」
貰える車の動力源は…、とシロエ君の問い。
シロエ 「こっちの世界でも手に入りますか?」
Aブルー「もう、究極のエコカーだよ!」
太陽光発電で充電システムつき、と頼もしい返事。
Aブルー「雨続きでも、電池切れの心配はゼロ!」
シロエ 「最高の車じゃないですか!」
ジョミー「貰わなきゃ損だよ、もう絶対に!」
キース 「だが、痛車なんだ!」
俺は親父の怒りが怖い、とキース君、拳をグッと。
キース 「あの親父に怒鳴られるよりは…」
サム 「現状維持でいいのかよ?」
キース 「仕方ないだろう、俺も残念だが!」
せっかく美味しい話なのに…、と悔しそうな人。
キース 「理想の車が貰えそうなのに…!」
Aブルー「家に置かなきゃダメなんだ?」
キース 「でなければ、意味が無いからな!」
瞬間移動のスキルは無いし…、と噛み締める唇。
キース 「それがあったら、そもそも車は…」
シロエ 「要りませんしねえ…」
いい話なのに、とシロエ君も深い溜息。
シロエ 「もう少し、なんとかなりませんか?」
キース 「痛車だけでも外してくれれば…」
Aブルー「譲れないねえ、其処だけは!」
キース 「絵に描いた餅か…」
痛車だけに、と嘆きまくってますけど。
今月、これにて中継終了~。
2022/06/30 (Thu)
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☆雨続きな季節
さて6月。いわゆる梅雨の季節に入って、雨がシトシト。
土曜日に生徒会長宅に集う面々、窓の外には雨でして…。
シロエ 「やっぱり止みそうもないですね、雨…」
サム 「今日は無理だろ、明日も絶望的だと思うぜ」
ジョミー「梅雨前線、思いっ切り停滞中だしね…」
週明けだって雨じゃないの、とジョミー君。
ジョミー「憂鬱だよねえ、雨の日に学校に行くのって…」
シロエ 「ええ、サボりたくなりますよねえ…」
スウェナ「グレイブ先生が担任な限りは、仕方ないわよ」
サム 「特別生なのに、嫌味をかましてくるもんな…」
休む度によ、とサム君、溜息。
サム 「もう聞き飽きたぜ、結構な御身分ってヤツ」
マツカ 「先生は休めませんからね…」
シロエ 「確かに、それは言えてますよね…」
キース 「俺だって、休めないんだが?」
ただの雨どころか大雨だろうが、とキース君。
キース 「その上、年中無休が基本の職業で、だ…」
シロエ 「そうでした! 土日もたまに吹っ飛びますね」
マツカ 「大きな法要の時は、出張もしていますしね」
ご苦労様です、とマツカ君、頭をペコリ。
マツカ 「梅雨の季節も、月参りがあるんでしたっけ…」
キース 「しかも、未だに免許を取らせてくれんのだ!」
あの親父がな、とキース君がグッと握り締める拳。
キース 「自動車どころか、スクーターも無理で…」
ジョミー「でもさあ、梅雨だと、スクーターもさ…」
あんまり意味が無いんじゃないの、とジョミー君の指摘。
ジョミー「アレは、雨の日には向きそうにないよ?」
キース 「だから車に乗りたいんだ、俺は!」
軽自動車は月参りに出掛ける坊主の友だぞ、と副住職。
キース 「車さえあれば、雨の日の月参りもだな…」
シロエ 「かなり楽にはなりそうですねえ…」
サム 「でもよ、親父さんがうるせえんだろ?」
キース 「高校生には贅沢だ、とぬかしやがるんだ!」
高校生は身分だけなのに、と嘆いてますけど。
確かに…。
2022/06/01 (Wed)
☆免許を取るには
雨がシトシトな梅雨の土曜日、生徒会長宅に集った面々。
梅雨前線停滞中で、週明けも雨が続きそうな気配でして。
シロエ 「キース先輩の場合は、大卒ですしね…」
マツカ 「ぼくたちと違って、高校生は現状でしか…」
ないんですよね、と頷くマツカ君たち。
マツカ 「たまたま今も在学中だ、というだけで…」
スウェナ「正確に言えば、大卒で社会人なのよねえ…」
サム 「坊主の世界じゃ、そうなんだろ?」
違うのかよ、とサム君、キース君に視線を。
サム 「高校生か、社会人なのか、どっちなんだよ?」
キース 「当然、社会人で副住職だ!」
元老寺のな、とキース君の苦い顔付き。
キース 「檀家さんも、その気でいらっしゃるんだが…」
サム 「親父さんだけが、違うのな?」
キース 「おふくろも、親父と同じなんだ!」
高校生という認識で…、とキース君の深い溜息。
キース 「だから、おふくろの援護も期待出来ない」
ジョミー「あー…。イライザさんなら、強そうなのに…」
シロエ 「アドス和尚は婿養子ですしね…」
キース 「そうなんだ。おふくろが、ガツンと…」
言ってくれればいけるのに、と嘆き節が。
キース 「俺にも免許が必要だ、とな!」
シロエ 「それ、イライザさんにメリットありますか?」
キース 「はあ?」
シロエ 「先輩が免許を取った場合ですよ」
イライザさんが得をするなら…、とシロエ君。
シロエ 「そっちの線から攻めていけばですね…」
サム 「取れるってこともあるかもだぜ!」
何かねえのかよ、とサム君の問い。
サム 「外出が便利になるとかよ…」
シロエ 「送迎係は基本ですしね」
車の免許を持っていれば…、とシロエ君も。
シロエ 「買い物の時のお手伝いとか、どうですか?」
キース 「ダメだ、そいつは時間が合わん」
ジョミー「高校生だから?」
キース 「そうなるな」
一同 「「「あー…」」」
それじゃダメだ、と誰もが納得ですけれど。
他には…?
2022/06/02 (Thu)
☆不自由しない人
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
土曜日ですけど外は雨な上、日曜も週明けも雨の予報で。
シロエ 「キース先輩に免許があったら、他に何か…」
ジョミー「イライザさんが得をするヤツかあ…」
マツカ 「買い物以外に、運転手は必要ないんですか?」
アドス和尚が留守の時とか…、とマツカ君の問い。
マツカ 「ちょっとそこまで、っていう送迎とかで」
キース 「生憎と、全く不自由していないんだ」
おふくろはな、とキース君の苦々しい表情。
キース 「なにしろ、宿坊をやっているから…」
シロエ 「あー…。常に人手があるわけですね?」
キース 「そうなんだ。皆が忙しくしてい時には…」
サム 「おふくろさんもセットで忙しいわけな?」
外出どころじゃねえってことな、とサム君の確認。
サム 「でもって、思い立って出掛ける時はよ…」
シロエ 「乗せてくれる人があるわけですか…」
キース 「更に言うなら、宿坊の人の他にもだ…」
墓地の管理人さんもいたりするぞ、と副住職の溜息。
キース 「とにかく車を出せる人が、だ…」
ジョミー「誰でもいいなら、いるってことかあ…」
運転手の線は無理っぽいね、とジョミー君。
ジョミー「つまり、キースが免許を取っても…」
サム 「得をするのはキースだけ、ってか?」
それはキツイぜ、とサム君、お手上げのポーズ。
サム 「しかも新しく車も要るしよ…」
キース 「分かったか? 贅沢と言われても仕方ない」
中古車を買っても維持費が要るし、と副住職。
キース 「スクーターも無理な現状ではな…」
シロエ 「どうしようもないわけですね…」
車検なんかもありますしね、とシロエ君の相槌。
シロエ 「誰かさんの世界の車じゃ、バレますし…」
一同 「「「は?」」」
シロエ 「あの迷惑な人の世界だったら…」
サム 「車が安いってか?」
シロエ 「あり得ますよ?」
なにしろ別の世界ですし、と言ってますけど。
そうかも…?
2022/06/03 (Fri)
☆車が安そうな世界
雨がシトシトな梅雨の土曜日、生徒会長宅に集った面々。
日曜も週明けも雨な感じで、仕方ない季節ですけれど…。
スウェナ「確かに、車が安い世界かもしれないわね」
ジョミー「宇宙船が普通な世界だもんねえ…」
マツカ 「技術のレベルが、比較になりませんからね」
シロエ 「そうでしょう? あそこじゃ車なんかは…」
こっちの耕運機レベルかもです、とシロエ君の言。
シロエ 「しかもアレです、広めの家庭菜園用の…」
サム 「小型のヤツかよ?」
シロエ 「ええ、乗るどころか手押しタイプの」
あれは値段も安いですよ、と機械弄りが趣味な人。
シロエ 「もしかしたら、車もそういう感じでですね…」
マツカ 「殆ど材料費だけかもしれませんね」
シロエ 「エンジンとかが格安だったら、そうなります」
宇宙船のエンジンに比べたら…、とシロエ君の推論。
シロエ 「耕運機並みの値段だったら、車もですね…」
マツカ 「必然的に安くなりますね…」
スウェナ「キースでも買えるくらいかしら?」
シロエ 「いけるかもです、ただし、あちらの…」
お金を持っていませんけどね、とキース君に視線を。
シロエ 「もし、誰かさんが換金してくれてですね…」
キース 「俺の手持ちで買えそうなら、という話か?」
シロエ 「そういう場合はどうします?」
キース 「真面目に欲しいが…」
何処に置くんだ、とキース君の疑問。
キース 「家に置かないと、意味が無いんだが?」
シロエ 「あー…。その点からしてダメですか…」
安く買えても置けないのでは…、とシロエ君、溜息。
シロエ 「アドス和尚に即バレですしね…」
キース 「バレるだけでは済まないぞ?」
殴られるのは確実だ、と副住職。
キース 「贅沢品を買いやがって、と容赦なく!」
ジョミー「じゃあさ、貰ったとかなら、どう?」
シロエ 「友達が買い換えたとかですか?」
ジョミー「そうだけど?」
たまに聞くよね、とジョミー君が言う車の譲渡。
あるある…。
2022/06/04 (Sat)
☆車を持つためには
梅雨のシーズンは雨がシトシト、生徒会長宅に集う面々。
土曜日ですけど雨で外は無理、週明けも雨な予報でして。
ジョミー「友達に貰った車だったら、アドス和尚もさ…」
シロエ 「文句は言わないかもですね」
サム 「だよなあ、原価はタダなんだしよ」
キース 「いや、しかし…」
維持費も要るし、他にも色々…、とキース君、ブツブツ。
キース 「それにだ、俺は免許をだな…」
スウェナ「持ってないわね、すると車は無理かしら?」
ブルー 「その点については、問題無いと思うね」
真面目にさ、と生徒会長。
ブルー 「車の所有者は、免許必須じゃないんだしさ」
シロエ 「そうでした! 免許を持っていない人でも…」
マツカ 「買って、所有は出来るんですよ」
でないと困りますからね、と御曹司も。
マツカ 「免許を持っていない御老人でも、家に車が…」
シロエ 「ありさえすれば、便利ですからね…」
お金さえあれば人を雇って…、とシロエ君。
シロエ 「送迎に買い出し、使い道は何かと多いです」
ブルー 「そういうことだよ、だからキースも…」
車を持つことは出来るんだよね、と生徒会長の言。
ブルー 「ただし、維持費は必要になるし…」
キース 「乗るには免許が必須だしな…」
自動車学校はタダではないぞ、とキース君の渋面。
キース 「ついでに費用がバカにならない」
一同 「「「あー…」」」
??? 「そんなの、必要無いと思うね!」
運転にはさ、とソルジャー(会話表記はAブルー)出現。
Aブルー「乗って走れればいいんだよ!」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
Aブルー「ぼくの青の間から!」
車だってね、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「無免許でいいと思うけれどね、実はさ…」
キース 「実は?」
Aブルー「ぼくのハーレイ、無免許なんだよ」
キース 「車か?」
Aブルー「なんで車が必要なのさ?」
シャングリラで、と言ってますけど。
じゃあ、何が無免許…?
2022/06/05 (Sun)
☆無免許だった人
雨がシトシトな梅雨の土曜日、生徒会長宅に集った面々。
今の季節は車が欲しい、とキース君が言ってますけれど。
シロエ 「シャングリラだと、車は要りませんね…」
キース 「あの中で車で走るにしても…」
道交法は関係無いだろうな、とキース君が傾げる首。
キース 「無免許で問題無いと思うが、その車はだ…」
ジョミー「こっちの世界で乗ってるとか?」
泊りがけで来てる時とかに…、とジョミー君の問い。
ジョミー「エロドクターのを、借りて乗るとか…」
Aブルー「それについては否定しないよ」
一同 「「「うっ…」」」
なんてこった、と誰もが仰ぐ天井。
サム 「無免許で走ってやがるのかよ?」
Aブルー「要はバレなきゃいいわけでね!」
シロエ 「キース先輩にも、ソレがオススメだと?」
Aブルー「いいと思うけどねえ、無免許でもさ」
ぼくのハーレイは、もっと凄いよ、と威張るソルジャー。
Aブルー「車どころか、無免許で宇宙船だしね!」
一同 「「「ええっ!!?」」」
無免許なのか、と一同、ガクブル。
シロエ 「む、無免許で、宇宙船ですか…?」
マツカ 「シャングリラって、巨大な船ですよね…?」
Aブルー「現時点では、人類の世界も含めて最大!」
アレより大きな船は無いね、とソルジャー、偉そう。
Aブルー「しかも人類の船より優れた機能が満載!」
キース 「それを無免許で動かしていると…?」
Aブルー「そうだけど? だって、ミュウだよ?」
教習所に行けると思うのかい、と正論が。
Aブルー「免許なんか、取れやしないしね!」
キース 「言われれば、そうか…」
Aブルー「だから、君もさ…」
無免許で乗ればいいじゃないか、と凄い台詞が。
Aブルー「要は、走れればいいんだからさ!」
キース 「無免許運転は、犯罪になるんだが!」
Aブルー「でも、無免許で乗ってる人も…」
シロエ 「いますね、確かに…」
事故って初めて捕まる人が、とシロエ君。
いますけど…。
2022/06/06 (Mon)
☆親の代も無免許
梅雨のシーズンは雨がシトシト、生徒会長宅に集う面々。
せっかくの土曜日なのに雨でして、週明けまで雨な予報。
Aブルー「警察に捕まらない限り、バレないってね!」
シロエ 「そうみたいですね、たまに凄い猛者が…」
捕まってますし、とシロエ君、相槌。
シロエ 「無事故無違反で何十年、という御老人とか…」
サム 「あー…。いるよな、そういう凄いのがよ」
Aブルー「何十年も無事故だったのが、事故るって?」
やっぱり年は取りたくないね、と三百歳超えな人の台詞。
Aブルー「どうせ逆走しちゃったとかで、逮捕だろ?」
シロエ 「そんなケースもありますけれど…」
サム 「不運にしてバレた、っていうのもあるぜ」
検問とかでよ、とサム君の指摘。
サム 「アレばっかりは、どうしようもねえし…」
Aブルー「検問ねえ…。ぼくのハーレイは平気だけど…」
サイオンで誤魔化せばオッケーだし、と頷くソルジャー。
Aブルー「とはいえ、普通の御老人では…」
ブルー 「無免許がバレて終わりなんだよ」
そしてニュースになるってわけ、と生徒会長の言。
ブルー 「ド田舎だったら、無免許な御老人は多いね」
ジョミー「車は必需品だもんねえ、不便なトコだと」
マツカ 「バスとかも少ないですからね…」
ブルー 「違うね、最初から取る気が無かったんだよ」
教習所に行かなくてもいいし、と生徒会長。
ブルー 「ちゃんと乗れるのに、なんで今更、と!」
シロエ 「どういう意味です?」
ブルー 「親の代から無免許ってね!」
一同 「「「ええっ!?」」」
何故、そうなる、と誰もが仰天。
シロエ 「親ですか…?」
ブルー 「そのまた親も無免許かもねえ…」
当時、車があったなら、と生徒会長、大真面目な顔。
ブルー 「牛を売って、車を買ったとかね!」
一同 「「「牛?」」」
ブルー 「昔の農村だと、必需品だけど?」
Aブルー「牛が…?」
何に使うんだい、とソルジャー、目が点。
当然かも…。
2022/06/07 (Tue)
☆牛を売った後は
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節は車が欲しい、というキース君の話が発端で…。
Aブルー「牛と言ったら、牛乳だろう? それと肉とさ」
ブルー 「まあ、そうだけど?」
Aブルー「必需品と言えば、必需品なんだろうけどさ…」
車とどういう関係が、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「牛乳とかの運搬用かい、店とか得意先とかに」
ブルー 「違うね、昔の農村で牛と言ったら…」
シロエ 「ぶっちゃけ、農耕用ですよ」
Aブルー「農耕用?」
意味がサッパリ不明だけど、とソルジャーの問い。
Aブルー「農耕って、牛で何をするのさ?」
ブルー 「色々出来るね、耕したりとか」
Aブルー「あー…! 昔の絵とかにあるヤツかあ…」
想像したことも無かったよ、と科学が発達した時代の人。
Aブルー「それで、その牛がなんだって?」
ブルー 「牛は、色々と手間がかかるんだけどさ…」
生き物だから、と生徒会長の解説が。
ブルー 「餌も食べるし、世話もしないとダメだけど…」
シロエ 「農耕用の機械の方は、違いますしね」
Aブルー「だから売り払って、車を買う、と?」
ブルー 「そんなトコかな、軽トラックとか」
懐具合に合わせて選んで…、と生徒会長。
ブルー 「車を買ったら、次は運転を覚える、と!」
シロエ 「そこで自己流になるんですね」
ブルー 「うん、教習所には行かずにね!」
エンジンをかけて動かすトコから、と凄い台詞が。
ブルー 「エンジンさえかかれば、後はどうとでも!」
Aブルー「なるかもねえ…」
ブルー 「事故っても、田んぼに落ちるだけだし…」
引っ張り上げて、また乗ればいい、と凄すぎる話。
ブルー 「乗りこなせるようになったら、オッケー!」
ジョミー「免許は取らずに、それっきりなわけ?」
ブルー 「そうだよ、もちろん次の代もね!」
シロエ 「確かに、親の代から無免許ですね、ソレ…」
教習所の出番が無いですよ、とシロエ君。
乗れますしね…。
2022/06/08 (Wed)
☆幼稚園から運転
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
月参り用に車が欲しいキース君の話で、ソルジャーまで。
ジョミー「自己流でも、運転出来るんだしね…」
サム 「教習所の出番以前に、費用が無駄だぜ」
ブルー 「そういうことだね、だから行かない!」
乗れるんだしさ、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「でもって子供も、まずは実地で運転からで…」
シロエ 「農家でなくても小学生の運転、ありますね…」
スウェナ「たまにニュースになってるわよ」
ジョミー「運転手がいない車が、って驚いてたら…」
背が低すぎて見えてないヤツだよね、とジョミー君。
ジョミー「だったら、代々、無免許の家だと…」
ブルー 「幼稚園からハンドルを握るね」
一同 「「「幼稚園!?」」」
流石にそれは無理がないか、と一同、仰天ですけれど。
ブルー 「親とか、おじいちゃんが膝に乗せてさ…」
キース 「幼児にハンドルを握らせるのか?」
ブルー 「ピンポーン!」
ハンドル操作は基本だからね、と生徒会長、ニッコリ。
ブルー 「小さい頃からセンスを磨けば、バッチリ!」
Aブルー「なるほどねえ…。英才教育は大切だしね」
その辺は、ぼくの世界も同じ、とソルジャーも。
Aブルー「育英都市とか、まさにソレだよ」
サム 「運転のエキスパートを育てるのかよ?」
Aブルー「それは無いけど、技術系とか、色々と」
でも、無免許でも大丈夫! と親指をグッと。
Aブルー「ぼくのハーレイという実例がね!」
キース 「俺に無免許運転をしろと?」
Aブルー「だって、車が欲しいんだろう?」
車が安いのは事実なんだよ、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「車種にもよるけど、普通のヤツなら…」
シロエ 「原価で販売してるんですか?」
Aブルー「そうだよ、でないと困るじゃないか」
キース 「誰が困るんだ?」
Aブルー「子育てが仕事なカップルだよ!」
一家に一台、必須だよね、と言ってますけど。
まあ、そうかも…。
2022/06/09 (Thu)
☆基本は安いです
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
月参り用に車が欲しい、とキース君が思うのが梅雨で…。
Aブルー「いいかい、職業が養父母だとさ…」
シロエ 「子供を育てるわけですよね?」
サム 「やっぱ、車は要りそうだよなあ…」
ジョミー「レジャーとかにも行くんだろうしね…」
ハイキングくらいありそうだしさ、とジョミー君。
ジョミー「河原でバーベキューは無理かもだけど」
スウェナ「私たちの世界とは違うものねえ…」
Aブルー「星によっては、ビーチもあるけど?」
一同 「「「ええっ!?」」」
あるのか、と一同、ビックリ仰天。
シロエ 「ビーチってことは、海ですよね?」
Aブルー「そうだよ、アルテメシアにも海はあるよね」
サム 「んじゃ、海水浴とか出来るのかよ?」
Aブルー「それはもちろん!」
そのためのビーチなんだからさ、とソルジャーの言。
Aブルー「でもって、海水浴に行くには車が一番!」
シロエ 「あー、色々と積んで行けますしね」
Aブルー「浮き輪とかの他に、お弁当もね!」
お母さんの腕の見せ所だよ、とソルジャーの説明。
Aブルー「子育てには料理の腕も大事で…」
ジョミー「子供が喜ぶお弁当ですね?」
Aブルー「そう! そしてお父さんは車を運転!」
家から海まで楽しいドライブ、という世界だとか。
Aブルー「だから車は必需品だよ、安くないとね」
シロエ 「車の支給は無いんですか?」
Aブルー「それじゃ、養父母が楽しくないだろ?」
車を選ぶのも人生の楽しみ、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「よく稼いだから、いい車を、とか!」
キース 「養父母でもか?」
Aブルー「だって、人間だよ?」
いいのが欲しいと思うよね、という解説。
Aブルー「安いのもあるけど、高級車もあるし…」
シロエ 「ステイタスですか…」
Aブルー「そこの事情は、こっちと同じ!」
キース 「なるほどな…」
しかし基本は安いんだな、と考え込む人。
欲しい、と…?
2022/06/10 (Fri)
☆自動運転も可能
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
キース君が月参り用に車が欲しいのが梅雨で、今の話題。
シロエ 「キース先輩、やっぱり欲しいんですか?」
キース 「安いと聞いてしまうとな…」
まさか原価で買えるとか、とキース君の問い。
キース 「高級車はともかく、基本の車というヤツは?」
Aブルー「それに近いね、ほぼ材料費って所かな」
加工は機械にお任せだしね、とソルジャーの答え。
Aブルー「高級車になると、手作業の部分も増えるけど」
シロエ 「安いのは工場でオートですか…」
Aブルー「そうだよ、人間は監視だけだね」
だから本当に安いんだよ、と説明が。
Aブルー「養父母になったばかりの人でも、買えるしさ」
キース 「俺の小遣いでも、いけるだろうか?」
Aブルー「あっ、買いたい?」
キース 「動かせるかどうかも、気になるんだが…」
こっちの世界の免許も無いしな、とキース君。
キース 「ハンドルを握ったことさえも無いし…」
Aブルー「いけると思うよ、簡単だから」
その気になったら自動運転、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「運転が苦手な人もいるしね、養父母でもさ」
シロエ 「全部、自動で出来るんですか?」
Aブルー「こっちの世界にも、そういう車はあるよね」
アレよりも、もっと凄いんだから、とソルジャーの言。
Aブルー「設定すれば、寝てる間に目的地まで!」
シロエ 「凄いですねえ…」
ジョミー「流石、未来の車だよね…」
キース 「だったら、交通ルールの方も、だ…」
自動でいけてしまうのか、とキース君の質問。
キース 「制限速度とか、こっちならではのヤツ」
Aブルー「もちろんだよ!」
走る地域に合わせて出来る、と威張り返る人。
Aブルー「ぼくの世界でも、星は幾つもあるからね」
シロエ 「道交法が違うんですか?」
Aブルー「細かい部分が変わるんだよ」
キース 「そうなのか…」
使えるかもな、と頷くキース君ですけど。
乗る気…?
2022/06/11 (Sat)
☆お坊さんと地図
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
梅雨の月参り用に車が欲しい、というキース君ですけど。
シロエ 「キース先輩、買うつもりですか?」
キース 「俺の小遣いでいけると言うなら…」
もう切実に欲しいからな、と別の世界の車に注目な人。
キース 「無免許な俺でも、どうやら使えそうだし…」
Aブルー「それはもう! 行先の設定くらいはさ…」
君なら楽勝だと思うんだよね、とソルジャーもプッシュ。
Aブルー「もちろん、地図は読めるんだろう?」
キース 「当たり前だ! でないと坊主は務まらないぞ」
ジョミー「えっ、なんで地図?」
キース 「寺があるのは、便利な所だけだと思うか?」
何処でも近くに駅やバス停なのか、と副住職の問い。
キース 「其処から歩いて5分で到着するとでも?」
サム 「あー…。そっちの方がレアケースかもなあ…」
シロエ 「バス停どころか、山奥とかも普通ですよね…」
ジョミー「そっか、そういうお寺だったら…」
車でしか行けないわけだよね、とジョミー君。
ジョミー「ついでにカーナビ、アテにならないかも…」
キース 「車でも行けない寺もあるんだが?」
しかも深山幽谷でな、とキース君が顰める顔。
キース 「そんな寺だと、案内板も期待出来んぞ」
ジョミー「じゃあ、地図だけが頼りなわけ?」
キース 「最悪、御住職とかの手書きのな!」
縮尺も何もあったもんじゃない、というアバウトな地図。
キース 「だが、読めないと詰むしかないぞ」
シロエ 「山奥で道に迷うんですね?」
キース 「しかも、携帯は圏外だ!」
救助要請も出来ないんだぞ、と恐ろしすぎる山寺の事情。
キース 「詰まないためにも、地図のスキルは必須だな」
ジョミー「でも、アバウトな地図なんだよね?」
キース 「それも使うが、本物の地図とセットで使用だ」
シロエ 「等高線とかですか?」
キース 「航空写真もだな」
詰まないためには、と必要らしい地図のスキル。
納得…。
2022/06/12 (Sun)
☆地図が読めれば
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の中での月参り用に、キース君が欲しいのが車でして。
Aブルー「オッケー、地図を読むスキルは完璧、と!」
キース 「そういうことだな、遍路の時にも使ったし…」
あの時も大概ハードだった、とキース君、遠い目。
キース 「俺が使ったのは遍路道だから、地図の方も…」
サム 「アバウトだったのかよ?」
キース 「そういうわけではないんだが…」
縮尺とかは正しかったが…、とキース君、超特大の溜息。
キース 「なにしろ、有志が作った地図だからな…」
シロエ 「何か問題でもあったんですか?」
キース 「こう、地図帳になっていたんだが…」
ジョミー「なんだ、ソレって便利じゃない!」
ページをめくれば道が繋がる仕様だよね、とジョミー君。
ジョミー「とてもいい地図だと思うけど?」
キース 「めくれば繋がる、その点が落とし穴だった…」
一同 「「「は?」」」
キース 「繋がりの方を重視した結果、東西南北が…」
綺麗にスルーされていたんだ、とキース君が仰ぐ天井。
キース 「全く統一されていなくて、地図ごとにだな…」
シロエ 「上が北とか南とか、ですか?」
キース 「東だったり、西だったりもしやがった!」
あのせいで何度、迷ったことか、とブツブツブツ。
キース 「アレを乗り越えた俺に、怖い地図など…」
サム 「ねえってか?」
キース 「無いとは言わんが、そうそう無いな」
Aブルー「うんうん、行先設定は充分、出来るね」
操作方法は教えるから、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「自動運転なら、免許が無くてもさ…」
キース 「安心して乗っていられるな」
道交法も大丈夫なんだな、とキース君の確認。
キース 「スピード違反で捕まるとかは…」
Aブルー「ないない、それも設定してあげるよ」
キース 「この国のヤツに合わせて、だな?」
Aブルー「そう!」
ぼくにお任せ、と頼もしい台詞ですけど。
さて、どうなる…?
2022/06/13 (Mon)
☆見た目が気になる
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
月参り用に車が欲しい、というキース君の話が発端で…。
Aブルー「スピードはもちろん、道路標識とかもさ…」
キース 「あんたが設定してくれるんだな?」
Aブルー「それはもう! 大船に乗った気持ちでいてよ」
ちゃんと入力してあげるから、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「こう見えても、そのくらいのスキルは充分!」
キース 「自動運転が出来て、免許も必要無い、と…」
サム 「まさに理想の車じゃねえかよ」
キース 「しかし、見た目は大丈夫だろうか?」
外見ではなくて、中身の方だ、とキース君の疑問。
キース 「見た目だけなら、車は色々あるからな…」
シロエ 「ですね、スーパーカーから痛車の類まで」
Aブルー「イタシャ?」
なんだい、それは、とソルジャー、キョトン。
Aブルー「板で出来てる車とかかな?」
シロエ 「いえ、そうじゃなくて、痛いんですよ」
Aブルー「えっと…?」
事故ったら痛いと思うけどね、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「轢かれたら痛いし、衝突されても痛い筈で…」
ジョミー「違うよ、痛いのは車の方なんだよね」
サム 「うんうん、文字通り見た目が痛い車ってな」
Aブルー「棘が沢山くっついてるとか?」
ハリネズミみたいに、とソルジャーの問い。
Aブルー「でなきゃ、バンパーに歯があるとかさ…」
シロエ 「そりゃ、そういう改造もアリでしょうけど…」
ジョミー「痛車の場合は、絵を描くんだよね」
Aブルー「絵?」
え、え、えええ、とソルジャー、「エ」の音を連発。
Aブルー「それはどういう車なわけ?」
シロエ 「えっとですね…」
キース 「誰がそういう話をしている!」
俺が聞きたいのは内装とかだ、とキース君。
キース 「ハンドルとかは普通なんだろうな?」
Aブルー「こっちの車と変わらないけど?」
キース 「なら、いけるか…」
魔改造だとヤバいからな、と頷いてますけど。
買う、と…?
2022/06/14 (Tue)
☆運転席は普通
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の日の月参り用に、キース君が欲しいのが車なわけで。
Aブルー「あー…。違法に改造するヤツだよね?」
キース 「そうだ、流石に運転席はマズイ」
ハンドル以外の部分もだな、と真剣な顔のキース君。
キース 「こう、駐車中に警官に覗き込まれたりして…」
シロエ 「有り得ない車だと、大変ですよね」
ジョミー「ハンドルはあっても、ブレーキが無いとか?」
キース 「まさに、そういう心配をしている」
自動運転の車といえども、普通だからな、という指摘。
キース 「万一の時は、手動に切り替えられる筈で…」
スウェナ「聞くわね、事故りそうになった時でしょ?」
サム 「ブレーキをかけたりするってヤツな」
Aブルー「なるほど、ハンドルしか無いとマズイよね」
でも大丈夫、とソルジャー、自信たっぷり。
Aブルー「その辺の仕様も同じだから!」
キース 「そうなのか?」
Aブルー「うん、だからこそ、ぼくのハーレイも…」
初見で運転出来たわけで、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「大きく違うと、初見では、ちょっと…」
ジョミー「キャプテン、自動車の免許はあるわけ?」
Aブルー「もちろん無いけど、潜入用にさ…」
シミュレーターが船にあるんだよね、という返事。
Aブルー「救出班のメンバーが練習するヤツが」
シロエ 「車も運転しちゃうんですか、潜入した時は?」
Aブルー「でないと困る場面も多いよ、色々とね」
ぼくのハーレイも、それで練習、とニコニコニコ。
Aブルー「キャプテンは潜入しないけどさ…」
キース 「メンツの問題というヤツか?」
Aブルー「そんなトコだね」
でもって、運転席は同じ、と太鼓判が。
Aブルー「それより、痛車が気になるんだけど…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「さっき言ってた、絵が描いてある…」
シロエ 「知らないんですか?」
けっこう有名なんですけどね、とシロエ君。
まあ、そうかも…。
2022/06/15 (Wed)
さて6月。いわゆる梅雨の季節に入って、雨がシトシト。
土曜日に生徒会長宅に集う面々、窓の外には雨でして…。
シロエ 「やっぱり止みそうもないですね、雨…」
サム 「今日は無理だろ、明日も絶望的だと思うぜ」
ジョミー「梅雨前線、思いっ切り停滞中だしね…」
週明けだって雨じゃないの、とジョミー君。
ジョミー「憂鬱だよねえ、雨の日に学校に行くのって…」
シロエ 「ええ、サボりたくなりますよねえ…」
スウェナ「グレイブ先生が担任な限りは、仕方ないわよ」
サム 「特別生なのに、嫌味をかましてくるもんな…」
休む度によ、とサム君、溜息。
サム 「もう聞き飽きたぜ、結構な御身分ってヤツ」
マツカ 「先生は休めませんからね…」
シロエ 「確かに、それは言えてますよね…」
キース 「俺だって、休めないんだが?」
ただの雨どころか大雨だろうが、とキース君。
キース 「その上、年中無休が基本の職業で、だ…」
シロエ 「そうでした! 土日もたまに吹っ飛びますね」
マツカ 「大きな法要の時は、出張もしていますしね」
ご苦労様です、とマツカ君、頭をペコリ。
マツカ 「梅雨の季節も、月参りがあるんでしたっけ…」
キース 「しかも、未だに免許を取らせてくれんのだ!」
あの親父がな、とキース君がグッと握り締める拳。
キース 「自動車どころか、スクーターも無理で…」
ジョミー「でもさあ、梅雨だと、スクーターもさ…」
あんまり意味が無いんじゃないの、とジョミー君の指摘。
ジョミー「アレは、雨の日には向きそうにないよ?」
キース 「だから車に乗りたいんだ、俺は!」
軽自動車は月参りに出掛ける坊主の友だぞ、と副住職。
キース 「車さえあれば、雨の日の月参りもだな…」
シロエ 「かなり楽にはなりそうですねえ…」
サム 「でもよ、親父さんがうるせえんだろ?」
キース 「高校生には贅沢だ、とぬかしやがるんだ!」
高校生は身分だけなのに、と嘆いてますけど。
確かに…。
2022/06/01 (Wed)
☆免許を取るには
雨がシトシトな梅雨の土曜日、生徒会長宅に集った面々。
梅雨前線停滞中で、週明けも雨が続きそうな気配でして。
シロエ 「キース先輩の場合は、大卒ですしね…」
マツカ 「ぼくたちと違って、高校生は現状でしか…」
ないんですよね、と頷くマツカ君たち。
マツカ 「たまたま今も在学中だ、というだけで…」
スウェナ「正確に言えば、大卒で社会人なのよねえ…」
サム 「坊主の世界じゃ、そうなんだろ?」
違うのかよ、とサム君、キース君に視線を。
サム 「高校生か、社会人なのか、どっちなんだよ?」
キース 「当然、社会人で副住職だ!」
元老寺のな、とキース君の苦い顔付き。
キース 「檀家さんも、その気でいらっしゃるんだが…」
サム 「親父さんだけが、違うのな?」
キース 「おふくろも、親父と同じなんだ!」
高校生という認識で…、とキース君の深い溜息。
キース 「だから、おふくろの援護も期待出来ない」
ジョミー「あー…。イライザさんなら、強そうなのに…」
シロエ 「アドス和尚は婿養子ですしね…」
キース 「そうなんだ。おふくろが、ガツンと…」
言ってくれればいけるのに、と嘆き節が。
キース 「俺にも免許が必要だ、とな!」
シロエ 「それ、イライザさんにメリットありますか?」
キース 「はあ?」
シロエ 「先輩が免許を取った場合ですよ」
イライザさんが得をするなら…、とシロエ君。
シロエ 「そっちの線から攻めていけばですね…」
サム 「取れるってこともあるかもだぜ!」
何かねえのかよ、とサム君の問い。
サム 「外出が便利になるとかよ…」
シロエ 「送迎係は基本ですしね」
車の免許を持っていれば…、とシロエ君も。
シロエ 「買い物の時のお手伝いとか、どうですか?」
キース 「ダメだ、そいつは時間が合わん」
ジョミー「高校生だから?」
キース 「そうなるな」
一同 「「「あー…」」」
それじゃダメだ、と誰もが納得ですけれど。
他には…?
2022/06/02 (Thu)
☆不自由しない人
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
土曜日ですけど外は雨な上、日曜も週明けも雨の予報で。
シロエ 「キース先輩に免許があったら、他に何か…」
ジョミー「イライザさんが得をするヤツかあ…」
マツカ 「買い物以外に、運転手は必要ないんですか?」
アドス和尚が留守の時とか…、とマツカ君の問い。
マツカ 「ちょっとそこまで、っていう送迎とかで」
キース 「生憎と、全く不自由していないんだ」
おふくろはな、とキース君の苦々しい表情。
キース 「なにしろ、宿坊をやっているから…」
シロエ 「あー…。常に人手があるわけですね?」
キース 「そうなんだ。皆が忙しくしてい時には…」
サム 「おふくろさんもセットで忙しいわけな?」
外出どころじゃねえってことな、とサム君の確認。
サム 「でもって、思い立って出掛ける時はよ…」
シロエ 「乗せてくれる人があるわけですか…」
キース 「更に言うなら、宿坊の人の他にもだ…」
墓地の管理人さんもいたりするぞ、と副住職の溜息。
キース 「とにかく車を出せる人が、だ…」
ジョミー「誰でもいいなら、いるってことかあ…」
運転手の線は無理っぽいね、とジョミー君。
ジョミー「つまり、キースが免許を取っても…」
サム 「得をするのはキースだけ、ってか?」
それはキツイぜ、とサム君、お手上げのポーズ。
サム 「しかも新しく車も要るしよ…」
キース 「分かったか? 贅沢と言われても仕方ない」
中古車を買っても維持費が要るし、と副住職。
キース 「スクーターも無理な現状ではな…」
シロエ 「どうしようもないわけですね…」
車検なんかもありますしね、とシロエ君の相槌。
シロエ 「誰かさんの世界の車じゃ、バレますし…」
一同 「「「は?」」」
シロエ 「あの迷惑な人の世界だったら…」
サム 「車が安いってか?」
シロエ 「あり得ますよ?」
なにしろ別の世界ですし、と言ってますけど。
そうかも…?
2022/06/03 (Fri)
☆車が安そうな世界
雨がシトシトな梅雨の土曜日、生徒会長宅に集った面々。
日曜も週明けも雨な感じで、仕方ない季節ですけれど…。
スウェナ「確かに、車が安い世界かもしれないわね」
ジョミー「宇宙船が普通な世界だもんねえ…」
マツカ 「技術のレベルが、比較になりませんからね」
シロエ 「そうでしょう? あそこじゃ車なんかは…」
こっちの耕運機レベルかもです、とシロエ君の言。
シロエ 「しかもアレです、広めの家庭菜園用の…」
サム 「小型のヤツかよ?」
シロエ 「ええ、乗るどころか手押しタイプの」
あれは値段も安いですよ、と機械弄りが趣味な人。
シロエ 「もしかしたら、車もそういう感じでですね…」
マツカ 「殆ど材料費だけかもしれませんね」
シロエ 「エンジンとかが格安だったら、そうなります」
宇宙船のエンジンに比べたら…、とシロエ君の推論。
シロエ 「耕運機並みの値段だったら、車もですね…」
マツカ 「必然的に安くなりますね…」
スウェナ「キースでも買えるくらいかしら?」
シロエ 「いけるかもです、ただし、あちらの…」
お金を持っていませんけどね、とキース君に視線を。
シロエ 「もし、誰かさんが換金してくれてですね…」
キース 「俺の手持ちで買えそうなら、という話か?」
シロエ 「そういう場合はどうします?」
キース 「真面目に欲しいが…」
何処に置くんだ、とキース君の疑問。
キース 「家に置かないと、意味が無いんだが?」
シロエ 「あー…。その点からしてダメですか…」
安く買えても置けないのでは…、とシロエ君、溜息。
シロエ 「アドス和尚に即バレですしね…」
キース 「バレるだけでは済まないぞ?」
殴られるのは確実だ、と副住職。
キース 「贅沢品を買いやがって、と容赦なく!」
ジョミー「じゃあさ、貰ったとかなら、どう?」
シロエ 「友達が買い換えたとかですか?」
ジョミー「そうだけど?」
たまに聞くよね、とジョミー君が言う車の譲渡。
あるある…。
2022/06/04 (Sat)
☆車を持つためには
梅雨のシーズンは雨がシトシト、生徒会長宅に集う面々。
土曜日ですけど雨で外は無理、週明けも雨な予報でして。
ジョミー「友達に貰った車だったら、アドス和尚もさ…」
シロエ 「文句は言わないかもですね」
サム 「だよなあ、原価はタダなんだしよ」
キース 「いや、しかし…」
維持費も要るし、他にも色々…、とキース君、ブツブツ。
キース 「それにだ、俺は免許をだな…」
スウェナ「持ってないわね、すると車は無理かしら?」
ブルー 「その点については、問題無いと思うね」
真面目にさ、と生徒会長。
ブルー 「車の所有者は、免許必須じゃないんだしさ」
シロエ 「そうでした! 免許を持っていない人でも…」
マツカ 「買って、所有は出来るんですよ」
でないと困りますからね、と御曹司も。
マツカ 「免許を持っていない御老人でも、家に車が…」
シロエ 「ありさえすれば、便利ですからね…」
お金さえあれば人を雇って…、とシロエ君。
シロエ 「送迎に買い出し、使い道は何かと多いです」
ブルー 「そういうことだよ、だからキースも…」
車を持つことは出来るんだよね、と生徒会長の言。
ブルー 「ただし、維持費は必要になるし…」
キース 「乗るには免許が必須だしな…」
自動車学校はタダではないぞ、とキース君の渋面。
キース 「ついでに費用がバカにならない」
一同 「「「あー…」」」
??? 「そんなの、必要無いと思うね!」
運転にはさ、とソルジャー(会話表記はAブルー)出現。
Aブルー「乗って走れればいいんだよ!」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
Aブルー「ぼくの青の間から!」
車だってね、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「無免許でいいと思うけれどね、実はさ…」
キース 「実は?」
Aブルー「ぼくのハーレイ、無免許なんだよ」
キース 「車か?」
Aブルー「なんで車が必要なのさ?」
シャングリラで、と言ってますけど。
じゃあ、何が無免許…?
2022/06/05 (Sun)
☆無免許だった人
雨がシトシトな梅雨の土曜日、生徒会長宅に集った面々。
今の季節は車が欲しい、とキース君が言ってますけれど。
シロエ 「シャングリラだと、車は要りませんね…」
キース 「あの中で車で走るにしても…」
道交法は関係無いだろうな、とキース君が傾げる首。
キース 「無免許で問題無いと思うが、その車はだ…」
ジョミー「こっちの世界で乗ってるとか?」
泊りがけで来てる時とかに…、とジョミー君の問い。
ジョミー「エロドクターのを、借りて乗るとか…」
Aブルー「それについては否定しないよ」
一同 「「「うっ…」」」
なんてこった、と誰もが仰ぐ天井。
サム 「無免許で走ってやがるのかよ?」
Aブルー「要はバレなきゃいいわけでね!」
シロエ 「キース先輩にも、ソレがオススメだと?」
Aブルー「いいと思うけどねえ、無免許でもさ」
ぼくのハーレイは、もっと凄いよ、と威張るソルジャー。
Aブルー「車どころか、無免許で宇宙船だしね!」
一同 「「「ええっ!!?」」」
無免許なのか、と一同、ガクブル。
シロエ 「む、無免許で、宇宙船ですか…?」
マツカ 「シャングリラって、巨大な船ですよね…?」
Aブルー「現時点では、人類の世界も含めて最大!」
アレより大きな船は無いね、とソルジャー、偉そう。
Aブルー「しかも人類の船より優れた機能が満載!」
キース 「それを無免許で動かしていると…?」
Aブルー「そうだけど? だって、ミュウだよ?」
教習所に行けると思うのかい、と正論が。
Aブルー「免許なんか、取れやしないしね!」
キース 「言われれば、そうか…」
Aブルー「だから、君もさ…」
無免許で乗ればいいじゃないか、と凄い台詞が。
Aブルー「要は、走れればいいんだからさ!」
キース 「無免許運転は、犯罪になるんだが!」
Aブルー「でも、無免許で乗ってる人も…」
シロエ 「いますね、確かに…」
事故って初めて捕まる人が、とシロエ君。
いますけど…。
2022/06/06 (Mon)
☆親の代も無免許
梅雨のシーズンは雨がシトシト、生徒会長宅に集う面々。
せっかくの土曜日なのに雨でして、週明けまで雨な予報。
Aブルー「警察に捕まらない限り、バレないってね!」
シロエ 「そうみたいですね、たまに凄い猛者が…」
捕まってますし、とシロエ君、相槌。
シロエ 「無事故無違反で何十年、という御老人とか…」
サム 「あー…。いるよな、そういう凄いのがよ」
Aブルー「何十年も無事故だったのが、事故るって?」
やっぱり年は取りたくないね、と三百歳超えな人の台詞。
Aブルー「どうせ逆走しちゃったとかで、逮捕だろ?」
シロエ 「そんなケースもありますけれど…」
サム 「不運にしてバレた、っていうのもあるぜ」
検問とかでよ、とサム君の指摘。
サム 「アレばっかりは、どうしようもねえし…」
Aブルー「検問ねえ…。ぼくのハーレイは平気だけど…」
サイオンで誤魔化せばオッケーだし、と頷くソルジャー。
Aブルー「とはいえ、普通の御老人では…」
ブルー 「無免許がバレて終わりなんだよ」
そしてニュースになるってわけ、と生徒会長の言。
ブルー 「ド田舎だったら、無免許な御老人は多いね」
ジョミー「車は必需品だもんねえ、不便なトコだと」
マツカ 「バスとかも少ないですからね…」
ブルー 「違うね、最初から取る気が無かったんだよ」
教習所に行かなくてもいいし、と生徒会長。
ブルー 「ちゃんと乗れるのに、なんで今更、と!」
シロエ 「どういう意味です?」
ブルー 「親の代から無免許ってね!」
一同 「「「ええっ!?」」」
何故、そうなる、と誰もが仰天。
シロエ 「親ですか…?」
ブルー 「そのまた親も無免許かもねえ…」
当時、車があったなら、と生徒会長、大真面目な顔。
ブルー 「牛を売って、車を買ったとかね!」
一同 「「「牛?」」」
ブルー 「昔の農村だと、必需品だけど?」
Aブルー「牛が…?」
何に使うんだい、とソルジャー、目が点。
当然かも…。
2022/06/07 (Tue)
☆牛を売った後は
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
今の季節は車が欲しい、というキース君の話が発端で…。
Aブルー「牛と言ったら、牛乳だろう? それと肉とさ」
ブルー 「まあ、そうだけど?」
Aブルー「必需品と言えば、必需品なんだろうけどさ…」
車とどういう関係が、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「牛乳とかの運搬用かい、店とか得意先とかに」
ブルー 「違うね、昔の農村で牛と言ったら…」
シロエ 「ぶっちゃけ、農耕用ですよ」
Aブルー「農耕用?」
意味がサッパリ不明だけど、とソルジャーの問い。
Aブルー「農耕って、牛で何をするのさ?」
ブルー 「色々出来るね、耕したりとか」
Aブルー「あー…! 昔の絵とかにあるヤツかあ…」
想像したことも無かったよ、と科学が発達した時代の人。
Aブルー「それで、その牛がなんだって?」
ブルー 「牛は、色々と手間がかかるんだけどさ…」
生き物だから、と生徒会長の解説が。
ブルー 「餌も食べるし、世話もしないとダメだけど…」
シロエ 「農耕用の機械の方は、違いますしね」
Aブルー「だから売り払って、車を買う、と?」
ブルー 「そんなトコかな、軽トラックとか」
懐具合に合わせて選んで…、と生徒会長。
ブルー 「車を買ったら、次は運転を覚える、と!」
シロエ 「そこで自己流になるんですね」
ブルー 「うん、教習所には行かずにね!」
エンジンをかけて動かすトコから、と凄い台詞が。
ブルー 「エンジンさえかかれば、後はどうとでも!」
Aブルー「なるかもねえ…」
ブルー 「事故っても、田んぼに落ちるだけだし…」
引っ張り上げて、また乗ればいい、と凄すぎる話。
ブルー 「乗りこなせるようになったら、オッケー!」
ジョミー「免許は取らずに、それっきりなわけ?」
ブルー 「そうだよ、もちろん次の代もね!」
シロエ 「確かに、親の代から無免許ですね、ソレ…」
教習所の出番が無いですよ、とシロエ君。
乗れますしね…。
2022/06/08 (Wed)
☆幼稚園から運転
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
月参り用に車が欲しいキース君の話で、ソルジャーまで。
ジョミー「自己流でも、運転出来るんだしね…」
サム 「教習所の出番以前に、費用が無駄だぜ」
ブルー 「そういうことだね、だから行かない!」
乗れるんだしさ、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「でもって子供も、まずは実地で運転からで…」
シロエ 「農家でなくても小学生の運転、ありますね…」
スウェナ「たまにニュースになってるわよ」
ジョミー「運転手がいない車が、って驚いてたら…」
背が低すぎて見えてないヤツだよね、とジョミー君。
ジョミー「だったら、代々、無免許の家だと…」
ブルー 「幼稚園からハンドルを握るね」
一同 「「「幼稚園!?」」」
流石にそれは無理がないか、と一同、仰天ですけれど。
ブルー 「親とか、おじいちゃんが膝に乗せてさ…」
キース 「幼児にハンドルを握らせるのか?」
ブルー 「ピンポーン!」
ハンドル操作は基本だからね、と生徒会長、ニッコリ。
ブルー 「小さい頃からセンスを磨けば、バッチリ!」
Aブルー「なるほどねえ…。英才教育は大切だしね」
その辺は、ぼくの世界も同じ、とソルジャーも。
Aブルー「育英都市とか、まさにソレだよ」
サム 「運転のエキスパートを育てるのかよ?」
Aブルー「それは無いけど、技術系とか、色々と」
でも、無免許でも大丈夫! と親指をグッと。
Aブルー「ぼくのハーレイという実例がね!」
キース 「俺に無免許運転をしろと?」
Aブルー「だって、車が欲しいんだろう?」
車が安いのは事実なんだよ、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「車種にもよるけど、普通のヤツなら…」
シロエ 「原価で販売してるんですか?」
Aブルー「そうだよ、でないと困るじゃないか」
キース 「誰が困るんだ?」
Aブルー「子育てが仕事なカップルだよ!」
一家に一台、必須だよね、と言ってますけど。
まあ、そうかも…。
2022/06/09 (Thu)
☆基本は安いです
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
月参り用に車が欲しい、とキース君が思うのが梅雨で…。
Aブルー「いいかい、職業が養父母だとさ…」
シロエ 「子供を育てるわけですよね?」
サム 「やっぱ、車は要りそうだよなあ…」
ジョミー「レジャーとかにも行くんだろうしね…」
ハイキングくらいありそうだしさ、とジョミー君。
ジョミー「河原でバーベキューは無理かもだけど」
スウェナ「私たちの世界とは違うものねえ…」
Aブルー「星によっては、ビーチもあるけど?」
一同 「「「ええっ!?」」」
あるのか、と一同、ビックリ仰天。
シロエ 「ビーチってことは、海ですよね?」
Aブルー「そうだよ、アルテメシアにも海はあるよね」
サム 「んじゃ、海水浴とか出来るのかよ?」
Aブルー「それはもちろん!」
そのためのビーチなんだからさ、とソルジャーの言。
Aブルー「でもって、海水浴に行くには車が一番!」
シロエ 「あー、色々と積んで行けますしね」
Aブルー「浮き輪とかの他に、お弁当もね!」
お母さんの腕の見せ所だよ、とソルジャーの説明。
Aブルー「子育てには料理の腕も大事で…」
ジョミー「子供が喜ぶお弁当ですね?」
Aブルー「そう! そしてお父さんは車を運転!」
家から海まで楽しいドライブ、という世界だとか。
Aブルー「だから車は必需品だよ、安くないとね」
シロエ 「車の支給は無いんですか?」
Aブルー「それじゃ、養父母が楽しくないだろ?」
車を選ぶのも人生の楽しみ、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「よく稼いだから、いい車を、とか!」
キース 「養父母でもか?」
Aブルー「だって、人間だよ?」
いいのが欲しいと思うよね、という解説。
Aブルー「安いのもあるけど、高級車もあるし…」
シロエ 「ステイタスですか…」
Aブルー「そこの事情は、こっちと同じ!」
キース 「なるほどな…」
しかし基本は安いんだな、と考え込む人。
欲しい、と…?
2022/06/10 (Fri)
☆自動運転も可能
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
キース君が月参り用に車が欲しいのが梅雨で、今の話題。
シロエ 「キース先輩、やっぱり欲しいんですか?」
キース 「安いと聞いてしまうとな…」
まさか原価で買えるとか、とキース君の問い。
キース 「高級車はともかく、基本の車というヤツは?」
Aブルー「それに近いね、ほぼ材料費って所かな」
加工は機械にお任せだしね、とソルジャーの答え。
Aブルー「高級車になると、手作業の部分も増えるけど」
シロエ 「安いのは工場でオートですか…」
Aブルー「そうだよ、人間は監視だけだね」
だから本当に安いんだよ、と説明が。
Aブルー「養父母になったばかりの人でも、買えるしさ」
キース 「俺の小遣いでも、いけるだろうか?」
Aブルー「あっ、買いたい?」
キース 「動かせるかどうかも、気になるんだが…」
こっちの世界の免許も無いしな、とキース君。
キース 「ハンドルを握ったことさえも無いし…」
Aブルー「いけると思うよ、簡単だから」
その気になったら自動運転、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「運転が苦手な人もいるしね、養父母でもさ」
シロエ 「全部、自動で出来るんですか?」
Aブルー「こっちの世界にも、そういう車はあるよね」
アレよりも、もっと凄いんだから、とソルジャーの言。
Aブルー「設定すれば、寝てる間に目的地まで!」
シロエ 「凄いですねえ…」
ジョミー「流石、未来の車だよね…」
キース 「だったら、交通ルールの方も、だ…」
自動でいけてしまうのか、とキース君の質問。
キース 「制限速度とか、こっちならではのヤツ」
Aブルー「もちろんだよ!」
走る地域に合わせて出来る、と威張り返る人。
Aブルー「ぼくの世界でも、星は幾つもあるからね」
シロエ 「道交法が違うんですか?」
Aブルー「細かい部分が変わるんだよ」
キース 「そうなのか…」
使えるかもな、と頷くキース君ですけど。
乗る気…?
2022/06/11 (Sat)
☆お坊さんと地図
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
梅雨の月参り用に車が欲しい、というキース君ですけど。
シロエ 「キース先輩、買うつもりですか?」
キース 「俺の小遣いでいけると言うなら…」
もう切実に欲しいからな、と別の世界の車に注目な人。
キース 「無免許な俺でも、どうやら使えそうだし…」
Aブルー「それはもう! 行先の設定くらいはさ…」
君なら楽勝だと思うんだよね、とソルジャーもプッシュ。
Aブルー「もちろん、地図は読めるんだろう?」
キース 「当たり前だ! でないと坊主は務まらないぞ」
ジョミー「えっ、なんで地図?」
キース 「寺があるのは、便利な所だけだと思うか?」
何処でも近くに駅やバス停なのか、と副住職の問い。
キース 「其処から歩いて5分で到着するとでも?」
サム 「あー…。そっちの方がレアケースかもなあ…」
シロエ 「バス停どころか、山奥とかも普通ですよね…」
ジョミー「そっか、そういうお寺だったら…」
車でしか行けないわけだよね、とジョミー君。
ジョミー「ついでにカーナビ、アテにならないかも…」
キース 「車でも行けない寺もあるんだが?」
しかも深山幽谷でな、とキース君が顰める顔。
キース 「そんな寺だと、案内板も期待出来んぞ」
ジョミー「じゃあ、地図だけが頼りなわけ?」
キース 「最悪、御住職とかの手書きのな!」
縮尺も何もあったもんじゃない、というアバウトな地図。
キース 「だが、読めないと詰むしかないぞ」
シロエ 「山奥で道に迷うんですね?」
キース 「しかも、携帯は圏外だ!」
救助要請も出来ないんだぞ、と恐ろしすぎる山寺の事情。
キース 「詰まないためにも、地図のスキルは必須だな」
ジョミー「でも、アバウトな地図なんだよね?」
キース 「それも使うが、本物の地図とセットで使用だ」
シロエ 「等高線とかですか?」
キース 「航空写真もだな」
詰まないためには、と必要らしい地図のスキル。
納得…。
2022/06/12 (Sun)
☆地図が読めれば
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の中での月参り用に、キース君が欲しいのが車でして。
Aブルー「オッケー、地図を読むスキルは完璧、と!」
キース 「そういうことだな、遍路の時にも使ったし…」
あの時も大概ハードだった、とキース君、遠い目。
キース 「俺が使ったのは遍路道だから、地図の方も…」
サム 「アバウトだったのかよ?」
キース 「そういうわけではないんだが…」
縮尺とかは正しかったが…、とキース君、超特大の溜息。
キース 「なにしろ、有志が作った地図だからな…」
シロエ 「何か問題でもあったんですか?」
キース 「こう、地図帳になっていたんだが…」
ジョミー「なんだ、ソレって便利じゃない!」
ページをめくれば道が繋がる仕様だよね、とジョミー君。
ジョミー「とてもいい地図だと思うけど?」
キース 「めくれば繋がる、その点が落とし穴だった…」
一同 「「「は?」」」
キース 「繋がりの方を重視した結果、東西南北が…」
綺麗にスルーされていたんだ、とキース君が仰ぐ天井。
キース 「全く統一されていなくて、地図ごとにだな…」
シロエ 「上が北とか南とか、ですか?」
キース 「東だったり、西だったりもしやがった!」
あのせいで何度、迷ったことか、とブツブツブツ。
キース 「アレを乗り越えた俺に、怖い地図など…」
サム 「ねえってか?」
キース 「無いとは言わんが、そうそう無いな」
Aブルー「うんうん、行先設定は充分、出来るね」
操作方法は教えるから、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「自動運転なら、免許が無くてもさ…」
キース 「安心して乗っていられるな」
道交法も大丈夫なんだな、とキース君の確認。
キース 「スピード違反で捕まるとかは…」
Aブルー「ないない、それも設定してあげるよ」
キース 「この国のヤツに合わせて、だな?」
Aブルー「そう!」
ぼくにお任せ、と頼もしい台詞ですけど。
さて、どうなる…?
2022/06/13 (Mon)
☆見た目が気になる
雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅に集う面々。
月参り用に車が欲しい、というキース君の話が発端で…。
Aブルー「スピードはもちろん、道路標識とかもさ…」
キース 「あんたが設定してくれるんだな?」
Aブルー「それはもう! 大船に乗った気持ちでいてよ」
ちゃんと入力してあげるから、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「こう見えても、そのくらいのスキルは充分!」
キース 「自動運転が出来て、免許も必要無い、と…」
サム 「まさに理想の車じゃねえかよ」
キース 「しかし、見た目は大丈夫だろうか?」
外見ではなくて、中身の方だ、とキース君の疑問。
キース 「見た目だけなら、車は色々あるからな…」
シロエ 「ですね、スーパーカーから痛車の類まで」
Aブルー「イタシャ?」
なんだい、それは、とソルジャー、キョトン。
Aブルー「板で出来てる車とかかな?」
シロエ 「いえ、そうじゃなくて、痛いんですよ」
Aブルー「えっと…?」
事故ったら痛いと思うけどね、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「轢かれたら痛いし、衝突されても痛い筈で…」
ジョミー「違うよ、痛いのは車の方なんだよね」
サム 「うんうん、文字通り見た目が痛い車ってな」
Aブルー「棘が沢山くっついてるとか?」
ハリネズミみたいに、とソルジャーの問い。
Aブルー「でなきゃ、バンパーに歯があるとかさ…」
シロエ 「そりゃ、そういう改造もアリでしょうけど…」
ジョミー「痛車の場合は、絵を描くんだよね」
Aブルー「絵?」
え、え、えええ、とソルジャー、「エ」の音を連発。
Aブルー「それはどういう車なわけ?」
シロエ 「えっとですね…」
キース 「誰がそういう話をしている!」
俺が聞きたいのは内装とかだ、とキース君。
キース 「ハンドルとかは普通なんだろうな?」
Aブルー「こっちの車と変わらないけど?」
キース 「なら、いけるか…」
魔改造だとヤバいからな、と頷いてますけど。
買う、と…?
2022/06/14 (Tue)
☆運転席は普通
梅雨の季節は雨がシトシト、生徒会長宅に来ている面々。
雨の日の月参り用に、キース君が欲しいのが車なわけで。
Aブルー「あー…。違法に改造するヤツだよね?」
キース 「そうだ、流石に運転席はマズイ」
ハンドル以外の部分もだな、と真剣な顔のキース君。
キース 「こう、駐車中に警官に覗き込まれたりして…」
シロエ 「有り得ない車だと、大変ですよね」
ジョミー「ハンドルはあっても、ブレーキが無いとか?」
キース 「まさに、そういう心配をしている」
自動運転の車といえども、普通だからな、という指摘。
キース 「万一の時は、手動に切り替えられる筈で…」
スウェナ「聞くわね、事故りそうになった時でしょ?」
サム 「ブレーキをかけたりするってヤツな」
Aブルー「なるほど、ハンドルしか無いとマズイよね」
でも大丈夫、とソルジャー、自信たっぷり。
Aブルー「その辺の仕様も同じだから!」
キース 「そうなのか?」
Aブルー「うん、だからこそ、ぼくのハーレイも…」
初見で運転出来たわけで、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「大きく違うと、初見では、ちょっと…」
ジョミー「キャプテン、自動車の免許はあるわけ?」
Aブルー「もちろん無いけど、潜入用にさ…」
シミュレーターが船にあるんだよね、という返事。
Aブルー「救出班のメンバーが練習するヤツが」
シロエ 「車も運転しちゃうんですか、潜入した時は?」
Aブルー「でないと困る場面も多いよ、色々とね」
ぼくのハーレイも、それで練習、とニコニコニコ。
Aブルー「キャプテンは潜入しないけどさ…」
キース 「メンツの問題というヤツか?」
Aブルー「そんなトコだね」
でもって、運転席は同じ、と太鼓判が。
Aブルー「それより、痛車が気になるんだけど…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「さっき言ってた、絵が描いてある…」
シロエ 「知らないんですか?」
けっこう有名なんですけどね、とシロエ君。
まあ、そうかも…。
2022/06/15 (Wed)
☆法事用の他にも
マツカ君の別荘でバーベキューな日の朝、集合した面々。
厄介なゲストはキース君に任せて、放置な予定ですけど。
ブルー 「君たちが言ってるのは、法事用だろう?」
ジョミー「そうだけど?」
サム 「棚経の時もアレだよな、うん」
間違いねえぜ、と僧籍な人たち。
サム 「アレ以外に何があるんだよ?」
シロエ 「お正月だって、アレですからねえ…」
マツカ 「正確に言えば、除夜の鐘の日からアレですよ」
元老寺に着いたら、あの格好です、とマツカ君も。
マツカ 「法事の時とは、衣の色が違いますけど…」
シロエ 「ついでに、袈裟も略式ですよね」
除夜の鐘をつく時間までは、とシロエ君。
シロエ 「なんて名前か知りませんけど…」
マツカ 「輪袈裟とは違うヤツなんですよね」
ブルー 「そうか、君たちが見てるキースは…」
そこそこ整ったヤツだったっけ、と生徒会長が傾げる首。
ブルー 「修行中だって、覗き見は出来なかったし…」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「掃除三昧をやってた時だよ、璃母恩院で」
他の時間は読経三昧、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「いいかい、掃除三昧なんだよ?」
シロエ 「掃除がどうかしたんですか?」
ブルー 「掃除する場所が問題でねえ…」
お風呂もトイレも対象だよ、と指をチッチッと。
ブルー 「あの格好で出来ると思うわけ?」
ジョミー「境内の掃除は、タスキ掛けだよ?」
サム 「裾をからげりゃ、いけるんでねえの?」
慣れてるんだし、という声が。
サム 「普段着みたいなモンだろ、アレ」
ブルー 「そうなんだけどさ、その上にはさ…」
シロエ 「何なんです?」
いったい何があるんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「掃除用の服なんて、無いでしょう?」
サム 「どう転がっても、アレしかねえぜ?」
ブルー 「それがあるんだな、作業服が!」
一同 「「「作業服?」」」
作業服とは、と顔を見合わせる御一同様。
ツナギですか…?
2022/05/16 (Mon)
☆作業用だそうです
マツカ君の別荘でバーベキューな日、朝から集った面々。
ソルジャー御一行様はキース君に丸投げ、そういう予定。
シロエ 「キース先輩の作業服…ですか?」
サム 「そんなの、俺は見たことねえぜ?」
ジョミー「ぼくも全く記憶に無いけど…」
干してあるのも見てないし、とジョミー君。
ジョミー「棚経の時はさ、暑い時期だし、洗濯物も…」
サム 「外干しだけどよ、作業服なんて代物はよ…」
ただの一度も目にしてねえし、とサム君も証言。
サム 「法衣の下に着る、白い襦袢がドッサリだよな」
ジョミー「墓回向で汗をかくらしいしね…」
サム 「日に何回も着替えてるんだろ、ビッショリで」
汗だくだと檀家さんに失礼だしよ、とサム君の見解。
サム 「朝一番の部と、昼までの部と、午後とでよ…」
ジョミー「三枚は要るよね、あの白襦袢」
シロエ 「まさにお坊さんの作業服ですねえ…」
ぼくたちはアレしか知りませんけど、とシロエ君。
シロエ 「他にもあるって、ツナギですか?」
ブルー 「ツナギじゃないけど、作業によっては…」
サム 「ツナギ級とか、そんなのかよ?」
ハードな肉体労働で…、とサム君の問い。
サム 「坊主の服では無理だってか?」
ブルー 「チェーンソーとかも使うからねえ…」
一同 「「「チェーンソー!?」」」
伐採とかに使うアレか、と誰もがポカーン。
ジョミー「ソレって、まさか裏山とかで…?」
ブルー 「キースの家だと、外注してるだろうけど…」
お寺によっては修行の一つ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「伐採したり、薪を作って割ったりとかね」
シロエ 「本当ですか?」
ブルー 「うん、山作務という修行でさ…」
作業服でなきゃ出来ないよね、と説明が。
ブルー 「元は座禅の宗派で生まれたヤツで…」
サム 「他のトコにもあるのかよ?」
ブルー 「あるねえ、キースの宗派にだって!」
一般人にも愛されてるよ、との仰せですけど。
作業服が…?
2022/05/17 (Tue)
☆一般人も愛用
マツカ君の別荘でバーベキューな日、朝から集合な面々。
厄介なゲストはキース君に丸投げ、そういう計画でして。
シロエ 「一般人にも愛されてる、作業服ですか?」
サム 「坊主用がかよ、有り得ねえだろ?」
ジョミー「だよねえ、お坊さんの服なんかをさ…」
誰が喜んで着るっていうのさ、とジョミー君が顰める顔。
ジョミー「ぼくだって、嫌々、着てるんだよ、アレ?」
サム 「棚経はアレでねえとダメだしなあ…」
ジョミー「だから仕方がないんだけどさ、普段まで…」
着たくないよね、と僧籍な人からつけられた文句。
ジョミー「おまけに、山仕事用の作業服だなんて…」
シロエ 「ぼくなら絶対、お断りですね!」
たとえプレゼントされたって…、とシロエ君、断言。
シロエ 「彼女がくれた、って人でも断りそうですよ」
マツカ 「ですよね、似合いそうだから、って…」
誕生日とかに貰っても…、とマツカ君も同意。
マツカ 「手縫いしたのを頂いたって、悩みますよね」
シロエ 「手作りですか、それは厳しいですけど…」
嫌と言いにくいシチュエーションで…、とシロエ君。
シロエ 「それでも、お断りしたい気がしますよねえ…」
マツカ 「失礼のないよう、言葉を選んで断りたいです」
お坊さんの作業服なんかは…、とマツカ君も断る方向。
マツカ 「頂いてしまうと、着るしかなくなりますし…」
ジョミー「ソレを着て、デートとかだよね?」
マツカ 「常識としては、そうなりますね」
そしてエスコートがお約束ですよ、と御曹司な発言。
マツカ 「それでこそ、スマートなお付き合いです」
一同 「「「うーん…」」」
それは断ったらダメなヤツだ、と唸るしかない御一同様。
ジョミー「お坊さんの作業服を着て、デートなんてさ…」
シロエ 「思いっ切り、晒し者ですよ」
ブルー 「そうかな、オシャレと評判だけど?」
一同 「「「オシャレ?」」」
作業服だと言わなかったか、と一同、キョトン。
オシャレ…?
2022/05/18 (Wed)
☆オシャレな作業服
マツカ君の別荘でバーベキューな日の朝、集合した面々。
厄介なゲストはキース君に丸投げ、添乗員扱いする計画。
シロエ 「オシャレって…。作業服なんですよね?」
サム 「ソレ着て、チェーンソーとかを使うんだろ?
ジョミー「薪も割ったりする、って、さっき…」
聞いたんだけど、とジョミー君、怪訝そうな顔。
ジョミー「どの辺がオシャレだって言うわけ?」
ブルー 「テレビ出演したりもするけど?」
スウェナ「お坊さんが、でしょ?」
ブルー 「違うね、愛用している一般人だよ!」
でも、一般人とは言えないかも…、と生徒会長、苦笑。
ブルー 「アーティストとかだったりするしね」
一同 「「「アーティスト?」」」
ブルー 「そう、画家だとか、陶芸家とか!」
作業服兼オシャレ着だよね、と生徒会長が立てる親指。
ブルー 「動きやすくて、外出も、そのスタイルで!」
シロエ 「外出って、散歩とかでしょう?」
ジョミー「だよねえ、近所を歩く程度の」
ブルー 「テレビ出演もするって言ったよ?」
パーティーだって、ソレで行くよね、と生徒会長。
ブルー 「その人のスタイルとして定着だから!」
マツカ 「あの…。もしかして、その服というのは…」
作務衣とかいうヤツでしょうか、とマツカ君の問い。
一同 「「「作務衣?」」」
マツカ 「ええ、たまに広告を見ませんか?」
パーティーで見ることもあるんですよ、と御曹司。
マツカ 「ブルーが言う通り、アーティストの方で…」
ブルー 「そうだよ、正解は作務衣ってね!」
キースも持っている筈で…、と生徒会長の指摘。
ブルー 「元老寺でも、着ていることがあるかも…」
シロエ 「でも、山仕事は外注っぽいですよ?」
ブルー 「本堂の飾りの掃除とかはどうかな?」
ジョミー「天井から下がってる、キンキラキンのヤツ?」
ブルー 「ピンポーン! アレは失礼のないように…」
キースがやっていそうな気が、と言ってますけど。
それは確かに…。
2022/05/19 (Thu)
☆持っていそうな服
マツカ君の別荘でバーベキューな日、朝から集った面々。
厄介なゲストはキース君に丸投げ、添乗員をやらせる気。
サム 「あー…。アドス和尚にやらされてそうだぜ」
シロエ 「脚立は必須でしょうね、アレ…」
ブルー 「そうだね、床に立ったままハタキでは…」
もう絶対に届かないから、と生徒会長。
ブルー 「脚立に上って、降りて、の連続で掃除だよ」
ジョミー「作務衣でないと無理かもね…」
マツカ 「裾をからげても、キツイでしょうし…」
シロエ 「足がもつれたら終わりですよ?」
脚立ごと転んでしまうのでは、とシロエ君の言。
シロエ 「それで飾りとかを破壊した時は、処刑ですよ」
サム 「間違いねえなあ、相手はアドス和尚だしよ…」
ブルー 「リスク回避のためにも、作務衣をチョイス!」
きっと持ってる、と生徒会長が言った所へ、本人、到着。
キース 「遅くなってすまん。朝のお勤めが長引いて…」
シロエ 「何かやらかしたんですか?」
キース 「親父が灰をぶちまけたんだ!」
線香立てを袖で引っ掛けてな、と副住職の顰めっ面。
キース 「当然、俺が掃除なわけで…」
ジョミー「それって、作務衣で?」
キース 「いや、そこまでの作業ではないし…」
シロエ 「ということは、持ってるんですね?」
キース 「は?」
何をだ、とキース君、怪訝そうな顔。
キース 「俺が何を持っていると?」
シロエ 「作務衣ですけど」
キース 「それがどうした?」
シロエ 「皆さん、持ってるそうですよ!」
朗報です、とシロエ君、皆をグルリと。
シロエ 「作務衣なら、腕章、出来ますしね…」
サム 「添乗員スタイル、完成ってことな!」
作務衣を着ろよ、とサム君がキース君に注文を。
サム 「ぶるぅに頼んで、お取り寄せでよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 瞬間移動だね!」
シロエ 「腕章も欲しいですよ」
キース 「ちょっと待て!」
話が全く見えないんだが、と叫んでますけど。
どうなる…?
2022/05/20 (Fri)
☆形から入るべき
マツカ君の別荘でバーベキューな日、遅刻したキース君。
厄介なゲストを任せる予定で、添乗員をやらせたい面々。
キース 「何処から、作務衣で腕章になるんだ?」
シロエ 「添乗員ですよ、形から入るのが一番ですしね」
キース 「添乗員…?」
もしかしなくても、あいつらの世話か、とキース君。
キース 「確かに俺の役目らしいが、作務衣まで…」
ジョミー「心構えって、大切なことだと思うんだよね」
サム 「それによ、誰が係なのかも一発だぜ?」
別荘の使用人さんとかでも…、とサム君も。
サム 「あいつらが無茶をやらかした時もよ…」
スウェナ「苦情はキースに言えばいい、って分かるわよ」
シロエ 「でないと、マツカ先輩にですね…」
ご迷惑をかけてしまいそうです、とシロエ君の見解。
シロエ 「誰に言えばいいのか謎だと、当然、先輩に…」
ブルー 「お伺いを立てることになるだろうねえ…」
??? 「ぼくも、その線でお願いしたいね!」
係らしく、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「作務衣で腕章、いいと思うよ!」
??? 「お坊さんの作業服だそうですね」
賛成ですよ、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「服装を整えれば、気も引き締まりますし…」
??? 「かみお~ん♪ なんだか面白そう!」
ぼくも賛成、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)も出現。
Aぶるぅ「ねえねえ、その服、めくってもいい?」
キース 「なんだって!?」
ぶるぅ 「んとんと、めくるのは無理だと思うの!」
こんなのだしね、と瞬間移動でお取り寄せしたお子様。
ぶるぅ 「キースを着替えに連れてってくる!」
一同 「「「オッケー!」」」
任せた、というわけで二人、消滅。
Aブルー「腕章には、なんて書こうかな?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「添乗員じゃ、つまらないからねえ…」
一同 「「「え…?」」」
何をする気だ、と顔を見合わせる御一同様。
どう書きたいと…?
2022/05/21 (Sat)
☆腕章に書くのは
マツカ君の別荘でバーベキューな日、ようやく全員集合。
ゲストも到着、キース君は添乗員で作務衣を着ることに。
シロエ 「いったい何を書きたいんですか、腕章に」
Aブルー「そりゃもう、一発で分かるヤツだよ!」
添乗員で下僕なことが…、と恐ろしすぎる台詞。
Aブルー「そうだ、下僕でいいんじゃないかな?」
一同 「「「下僕!?」」」
Aブルー「誰が見たって一目瞭然、そう思わないかい?」
下僕だしね、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「それに、君たちにもメリットありそう!」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「ただ下僕とだけ書いておけばさ、誰でもさ…」
キースを下僕扱い出来るよ、という提案が。
Aブルー「なにしろ、身分が下僕だからねえ…」
サム 「俺たちも、キースを下僕にしていいのかよ?」
Aブルー「ぼくが許すからね!」
ぼくたちの用事と重ならなければ、どうぞ、と太っ腹。
Aブルー「お酌だろうと、使い走りだろうと、大いに!」
A船長 「使って下さって構いませんよね」
私たちは…、とキャプテンも。
A船長 「ですから、下僕でよろしいかと」
ブルー 「ナイスなアイデアではあるねえ…」
疫病仏をこき使うチャンスでもあるし、と生徒会長。
ブルー 「もっとも、大抵の用事は使用人さんが…」
マツカ 「するんですけど、そうなると…」
どんな用事があるんでしょう、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「全く思い付きませんけど…」
Aブルー「いいんだってば、その場のノリで!」
とにかく下僕、とソルジャー、その気。
Aブルー「だから、ぶるぅに腕章を…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースの着替え完了!」
作務衣だも~ん、と戻って来た二人。
ぶるぅ 「添乗員スタイル、出来上がり~!」
Aブルー「腕章もお願いしたいんだけど…」
ぶるぅ 「そだね、添乗員のヤツ!」
Aブルー「それよりもさ…」
書いて欲しい字があるんだけれど、とズイと。
やる気満々…。
2022/05/22 (Sun)
☆バスの中で刺繍
マツカ君の別荘でバーベキューな日、着替えたキース君。
添乗員スタイルな作務衣ですけど、腕章も要るそうで…。
ぶるぅ 「んとんと、書くって…。腕章に、だよね?」
Aブルー「そう! パパッとお願い出来るかな?」
ぶるぅ 「刺繍だったら、ちょっと時間がかかるけど…」
Aブルー「どのくらい?」
行きのバスの中でも出来るかな、とソルジャーの問い。
Aブルー「着くまでに出来るなら、充分だけど?」
ぶるぅ 「それなら簡単!」
マイクロバスの中でミシンで刺繍、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「腕章は基本のを買えばいいしね!」
Aブルー「お願いしていい?」
ぶるぅ 「行ってくるーっ!」
仲間のお店は年中無休、と瞬間移動で飛んで行きまして。
ぶるぅ 「ただいまーっ、腕章、買って来たよ!」
シロエ 「時間外でも買えるんですねえ、まだ朝なのに」
ぶるぅ 「そだよ、仲間同士の注文だしね!」
それにブルーはソルジャーだし、と得意げな顔。
ぶるぅ 「それで、刺繍で書きたいのは、なあに?」
Aブルー「ズバリ、下僕で!」
キース 「何なんだ、それは!」
何故、下僕だ、とキース君、愕然。
キース 「世話係というなら、まだしもだな…!」
Aブルー「似たようなものだよ、それに、全員にさ…」
こき使っていい、って許可を出したし、と笑顔な人。
Aブルー「だから下僕で、腕章にもね!」
ぶるぅ 「オッケー、急いで刺繍するね!」
マツカ 「それでは皆さん、マイクロバスへどうぞ」
ミシン用の電源はこちらに…、とマツカ君の先導。
マツカ 「作業用の台も要りますか?」
ぶるぅ 「ちゃんとあるも~ん!」
コンパクトなのが、と瞬間移動でミシンと作業台が。
ぶるぅ 「この作業台、バスが揺れても平気だし!」
マツカ 「では、出発してよろしいですね?」
一同 「「「オッケー!」」」
Aブルー「刺繍、よろしく!」
キース 「おい…!」
俺は下僕で決定なのか、と悲鳴ですけど。
決定ですよね?
2022/05/23 (Mon)
☆図案さえあれば
マイクロバスでマツカ君の別荘へ出発、お目当ては河原。
バーベキューをするわけですけど、車内にミシンの音が。
シロエ 「なるほど、図案があればいいわけですね?」
ぶるぅ 「そうなの、ミシンが刺繍してくれるから…」
やり方とかを設定するの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「それから刺繍に使う糸をセットで…」
サム 「好みの刺繍が出来るってわけな?」
ジョミー「じゃあさ、下僕って書く他にもさ…」
色々と刺繍出来ちゃうんだね、とジョミー君の輝く瞳。
ジョミー「腕章でなくても、いけるってこと?」
ぶるぅ 「そだよ、分厚すぎる生地はダメだけど…」
シロエ 「ジョミー先輩、何を考えているんです?」
ジョミー「ズバリ、改造作務衣ってヤツ!」
一同 「「「はあ?」」」
なんだそれは、と誰もがポカーン。
シロエ 「えっと…。改造作務衣ですか?」
サム 「何なんだよ、ソレ?」
ジョミー「ほら、制服とかで、よくあるじゃない!」
派手な刺繍がついてるヤツ、とジョミー君。
ジョミー「あんな風にさ、作務衣の背中とかにさ…」
Aブルー「下僕、と刺繍するのかな?」
ジョミー「ピンポーン! いいと思わない?」
疫病仏を刺繍するのもいいかも、と恐ろしいアイデアが。
ジョミー「文字もそうだし、仏様の絵も!」
Aブルー「いいねえ、それで腕には腕章、と!」
最高の下僕スタイルだよ、とソルジャーも乗り気。
Aブルー「ぶるぅ、時間は大丈夫かな?」
ぶるぅ 「図案があったら簡単だよ!」
Aブルー「じゃあ、絵心のある人は、と…」
キース 「ちょっと待て!」
俺の作務衣はどうなるんだ、とキース君の悲鳴。
キース 「改造されたら、親父に殴られるだろうが!」
Aブルー「だったら、改造用に買えばいいと思うね!」
ブルー 「普通に売られているからねえ…」
シロエ 「予算も組んで貰えますよ?」
Aブルー「その通り!」
買って改造、とソルジャー、ウキウキ。
着せたいんですね?
2022/05/24 (Tue)
☆絵を描きたい人
マイクロバスでマツカ君の別荘へ、バーベキュー目当て。
けれど車内でミシンの音で、家事万能なお子様が刺繍中。
Aブルー「改造作務衣で決まりだよ、うん!」
ぶるぅ 「んとんと、腕章は出来たんだけど…」
こんな感じ、と掲げられた腕章に下僕の文字が。
ぶるぅ 「作務衣も買って、刺繍なの?」
Aブルー「お願いしたいね、作務衣を買いにお使いも!」
ぶるぅ 「キースの作務衣と同じのでいい?」
一同 「「「オッケー!」」」
面白いから、とキース君以外は全員、賛成。
ぶるぅ 「じゃあ、お使いに行ってくるから…」
シロエ 「その間に図案を用意ですね?」
ぶるぅ 「うん、よろしくーっ!」
行ってくるね、と瞬間移動で買い物に。
Aブルー「さてと、図案は誰が描くのかな?」
ジョミー「絵心のある人って、いたっけ?」
サム 「知らねえぜ?」
シロエ 「下手でもいいんじゃないでしょうか?」
どうせ着るのはキース先輩ですし、とシロエ君の暴言。
シロエ 「ド下手でも、それも一興ですよ」
Aブルー「疫病仏って、どんなビジュアルなんだい?」
ブルー 「君が描くのかい?」
Aブルー「たまには芸術もいいかなあ、って…」
絵なんかを描く機会は無いから、とソルジャーが名乗り。
Aブルー「下僕の文字は、ブルーが書けばさ…」
サム 「銀青様の墨蹟ってことで、キースもよ…」
ブルー 「謙虚な気持ちになるかもね、うん」
キース 「なんでそうなる!」
しかし…、とキース君の額に汗。
キース 「銀青様の墨蹟を無下には出来んし…」
Aブルー「着るってことだね、よし、決まった!」
ぼくは疫病仏のイラスト担当、とソルジャー、紙を用意。
Aブルー「仏様を描くのに、お約束とかはあるのかい?」
ブルー 「持ち物とかポーズとか、色々あるけど…」
サム 「疫病仏はオリジナルだしよ…」
ブルー 「特に決まりは…」
Aブルー「無いんだね?」
絵心を発揮してみるよ、と言ってますけど。
どう描くと…?
2022/05/25 (Wed)
☆疫病仏を描くなら
マツカ君の別荘へバーベキューにお出掛け、会場は河原。
別荘へ向かう車内にミシンの音で、改造作務衣だそうで。
Aブルー「好きに描けばいいなら、カッコ良くしないと」
シロエ 「仏様ですよ?」
Aブルー「忘れてないかい、ぼくも疫病仏なんだけど?」
キースとセットだと言われてるよね、とソルジャーの言。
Aブルー「だから当然、超絶美形でカッコ良くてさ…」
サム 「じゃあよ、キースもそうなのかよ?」
Aブルー「えっ、キース?」
ぼくに比べたら全然ダメ、とソルジャー、手をヒラヒラ。
Aブルー「底辺とまでは言わないけどさ、格は落ちるね」
サム 「その作務衣、着るのはキースなんだぜ?」
ジョミー「カッコいい絵でかまわないわけ?」
それに下僕の刺繍入りだよ、とジョミー君も。
ジョミー「持ち上げる必要、無いんじゃないかな…」
シロエ 「そうですね、むしろカッコ悪い方が…」
サム 「キース向けだと思わねえか?」
肥溜めに頭から落ちるくらいの勢いでよ、とサム君。
サム 「疫病仏は、落とす方なんだけどよ…」
シロエ 「なるほど、厄をビジュアル化ですね?」
ジョミー「犬の糞なんかもいいかもね」
踏んだら思いっ切りツイてないしさ、という声も。
ジョミー「やっぱり厄を描いた方がさ…」
シロエ 「それっぽい感じが出ますよねえ…」
Aブルー「よし、採用!」
肥溜めと犬の糞でいこう、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「仏様のバックに肥溜め、前に犬の糞で!」
一同 「「「うわー…」」」
Aブルー「どうかな、仏様の顔とかはさ…」
ぼかしてシルエットということで、と描かれたイラスト。
Aブルー「後はブルーが疫病仏の文字を添えれば…」
ブルー 「完成ってことで、ぶるぅが刺繍だね」
キース 「こ、こんな絵を俺に背負えと…?」
Aブルー「ぼくの腕に文句があるのかな?」
キース 「そういうわけではないんだが…!」
しかし…、とキース君、タラリ冷汗。
肥溜めと犬の糞…。
2022/05/26 (Thu)
☆持ち物もセットで
マツカ君の別荘へバーベキューに出発、河原でやる計画。
行きのバスで改造作務衣を制作中で、疫病仏を刺繍な話。
キース 「仏様の絵に、肥溜めと犬の糞というのは…」
Aブルー「シルエットしか描いてないしね、仏様はさ」
シロエ 「罰当たり度は、限りなく低いと思いますけど」
ブルー 「ポーズも全く分からないしね」
仏様の区別は手とかでつくけど、と生徒会長も。
ブルー 「この組み方なら阿弥陀様とか、そんな風にさ」
サム 「あー、持ち物っていうのもあるよな」
薬師如来の薬壺しか知らねえけどよ、と僧籍な人。
サム 「でも、このイラストの仏様はよ…」
Aブルー「それも不明だし、ただの疫病仏ってことで!」
キース専用と言うか専属、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「君はこういう姿らしいよ、疫病仏の時にはさ」
キース 「そうなるのか!?」
Aブルー「うん、肥溜めと犬の糞つきで!」
持ち物はソレだね、とキッパリと。
Aブルー「せっかくだから、持ち物も刺繍するとかさ…」
A船長 「そうですね、背中がこのイラストと文字で…」
Aブルー「胸の側には、持ち物を!」
一同 「「「イイネ!」」」
キース君以外は全員賛成、其処へ帰還したお子様。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 作務衣、買って来たよ!」
Aぶるぅ「ありがとう! 刺繍の図案はコレでお願い!」
ぶるぅ 「えっと…?」
なんか凄いね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の目が真ん丸。
ぶるぅ 「コレを背中に刺繍でいいの?」
Aブルー「そう! でもって、胸の側にはさ…」
肥溜めと犬の糞を刺繍して欲しい、と注文が。
Aブルー「肥溜めはバックになっちゃってるから…」
A船長 「仏様で見えない部分は加筆ですか?」
Aブルー「そうだよ、別の紙に描こうか?」
その方が使いやすいよね、とソルジャーが取り出した紙。
Aブルー「こう、サラサラッと…!」
A船長 「流石ですね!」
絵心が、とキャプテン、絶賛ですけど。
肥溜めも刺繍…?
2022/05/27 (Fri)
☆出来たら着替えを
マツカ君の別荘の近くの河原で、バーベキューですけど。
行きの車内で改造作務衣を制作中で、着るのはキース君。
Aブルー「ぶるぅ、この絵で刺繍をお願い!」
ぶるぅ 「出来るけど…。ホントにコレでいいの?」
Aブルー「もちろんだよ! キース以外は全員、賛成!」
ぶるぅ 「そっか、だったら刺繍しちゃうね!」
刺繍糸は家に揃ってるから、と瞬間移動で糸の箱が出現。
ぶるぅ 「図案と糸をセットして、と…」
ブルー 「ぼくの墨蹟も必要だよね」
パパッと書くよ、と生徒会長、硯や紙を取り出しまして。
ブルー 「心をこめて、キースに下僕の文字を、とね!」
サム 「なんか有難い感じがするぜ、下僕なのによ」
シロエ 「伝説の高僧効果でしょうか?」
ジョミー「そうだと思うよ、キースも断れないんだし」
改造作務衣の決め手だよね、とジョミー君。
ジョミー「肥溜めつきでも着るしかない、って!」
キース 「俺は大いに不本意だがな!」
しかし、墨蹟がつくと断れん、とキース君の苦悩の表情。
キース 「坊主の身では、有難く頂戴するしか…」
ブルー 「元の字の方も、掛軸にしてあげようか?」
Aブルー「いいねえ、部屋に飾っておけば?」
キース 「断固、断る!」
万年下僕は御免こうむる、とキース君、却下。
キース 「添乗員で下僕は、今日限定だ!」
Aブルー「いいけどね…。あっ、刺繍、出来た?」
ぶるぅ 「うんっ、後は下僕の字を刺繍で完成!」
肥溜めと犬の糞も刺繍したし、と胸を張るお子様。
ブルー 「オッケー、それじゃ、この字をね!」
ぶるぅ 「そだね、もう墨も乾いてるから…」
ミシンにセット、と手際よく作業開始で、ミシンの音が。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 改造作務衣、出来上がり!」
Aブルー「よーし、キースは早速、着替えて!」
マツカ 「着替えは、こちらのスペースでどうぞ」
キース 「分かった、覚悟は出来ている…」
行ってくる、と仕切りの向こうへ着替えに。
着るんですね?
2022/05/28 (Sat)
☆改造作務衣な下僕
マツカ君の別荘の近くの河原で、バーベキューという日。
厄介なゲストはキース君に丸投げ、改造作務衣で下僕に。
Aブルー「これでキースも、文字通りに下僕!」
A船長 「分かりやすくていいですよね」
腕章だけより、とキャプテンも絶賛。
A船長 「あっ、出て来ましたよ!」
キース 「着替えたぞ、ちゃんと腕章もつけて」
一同 「「「わははははは!!!」」」
これはヒドイ、と誰もが大爆笑な改造作務衣。
ジョミー「肥溜めと犬の糞が効いてるよねえ…」
シロエ 「背中を向けなくても、見えますからね」
Aブルー「キース、背中を見せてくれるかな?」
キース 「承知した」
どうだ、と向けられた背中で、一同、悶絶。
一同 「「「どわーっはっはっはっ!!!」」」
キース 「くっそぉ、他人事だと思いやがって!」
だが仕方ない、とクルリと向き直って敬礼を。
キース 「今日は一日、俺は下僕だ!」
一同 「「「イイネ!」」」
こき使うぞ、と盛り上がる間に別荘に到着。
マツカ 「河原の方に準備が出来ていますから」
使用人 「食材もすぐに運びますので」
Aブルー「ありがとう! でもって、コレがさ…」
こっちの雑用係だから、とソルジャーが指差すキース君。
使用人A「はあ…」
使用人B「では、何かあったら、こちらの方に…」
言えばいいわけですね、と使用人さんたちが堪える笑い。
使用人C「分かりやすくて助かります」
Aブルー「そうだろう? じゃあ、よろしくね!」
さあ、バーベキューだ、と河原へ向かった御一同様。
サム 「おっ、ちゃんと炭火も熾してあるのな!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 楽しく焼けそうだよね!」
食材も来たし、と大歓声。
Aブルー「よーし、早速、焼いていこうか!」
ぶるぅ 「お肉とか、全部、とっても美味しそう!」
マツカ 「沢山召し上がって下さいね」
一同 「「「やったーっ!」」」
食べるぞ、とバーベキュー開始ですけど。
キース君だけ下僕…。
2022/05/29 (Sun)
☆笑いに乾杯から
マツカ君の別荘から近い河原で、いよいよバーベキュー。
最高級の食材がドッサリ、美味しく食べられそうでして。
Aブルー「そうだ、最初は乾杯からかな?」
A船長 「いいですねえ!」
マツカ 「シャンパンも御用意してますし…」
Aブルー「オッケー、それじゃ乾杯で!」
使用人さんたちの出番ですけど、ソルジャーの注文。
Aブルー「おっと、キースも手伝うんだよ?」
キース 「分かっている…」
注ぐのは下手だから裏方で、とグラスを用意なキース君。
キース 「シャンパンは難しいと聞くからな…」
使用人A「まあ、そうですね」
よくご存じで、と言いつつ、笑いを堪えている顔。
ジョミー「改造作務衣、効いてるよねえ…」
シロエ 「必死に笑いを堪えてますね」
Aブルー「今日は一日、キツイだろうねえ…」
立場上、爆笑出来ないしさ、とソルジャー、クスクス。
Aブルー「でも、ぼくたちは遠慮なく!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 笑いに乾杯だよね!」
一同 「「「かんぱーい!」」」
笑いまくるぞ、と景気よく。
Aブルー「さあ、バーベキュー!」
ぶるぅ 「お肉、焼かなきゃ!」
ジョミー「キースにやらせてもいいけどさ…」
サム 「自分で焼くのが醍醐味だぜ、うん」
バーベキューはよ、とサム君が立てる親指。
サム 「下僕は雑用係でいいだろ?」
Aブルー「そんなトコだね、あっ、キース!」
下手でいいからシャンパンをね、とグラスを差し出す人。
Aブルー「せっかくだから、ガンガン飲みたいし!」
キース 「注ぎ方はどうでもいいんだな?」
Aブルー「うん、なみなみと注いでくれたまえ!」
溢れてもかまわないからさ、とソルジャー、偉そう。
Aブルー「ほら、下僕らしく!」
キース 「いくぞ、溢れるかもしれないがな」
Aブルー「いいって、いいって! うっ…!?」
シロエ 「どうかしましたか?」
Aブルー「う、うん、ちょっと…」
嫌なものが目に入ってさ、と言ってますけど。
埃ですか?
2022/05/30 (Mon)
☆食欲が失せる人
マツカ君の別荘に近い河原で、バーベキューな御一同様。
改造作務衣のキース君を下僕扱い、こき使う気満々で…。
キース 「目に埃でも入ったのか?」
A船長 「睫毛ということもありますよね」
マツカ 「目薬を御用意しましょうか?」
洗い流すのが一番ですし、と御曹司。
マツカ 「すみません、誰かドライアイ用のを…」
使用人A「はい、只今!」
Aブルー「ううん、そういうのじゃなくて…」
食欲が失せるモノを見たんだ、とソルジャー、遠い目。
Aブルー「肥溜めは失敗だったかも…」
一同 「「「あっ!」」」
ソレか、と一同、唖然茫然。
シロエ 「き、キース先輩が近付いてくると…」
ジョミー「肥溜めを見る羽目になるんだ…」
サム 「犬糞もだぜ?」
ぶるぅ 「だから、いいの、って聞いたのに…」
いいって言うから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「刺繍、簡単にはほどけないよ?」
Aブルー「ほどいても、ぼくの記憶力がさ…」
キース 「ガッツリ結び付けたんだな?」
俺と肥溜めと犬糞を、とキース君、ニヤリ。
キース 「喜んで下僕になってやるから、命令してくれ」
Aブルー「ぼ、ぼくはいいから、みんなの世話をね!」
キース 「らしいぞ、大いにこき使うといい」
肉でもお焼きしましょうか、と他の面子の方へズズイと。
キース 「ジョミー、新鮮なエビなんかどうだ?」
ジョミー「じ、自分で焼くから!」
キース 「遠慮は要らんぞ。シロエ、アワビを焼くか?」
シロエ 「いえ、あの、自分で…!」
やれますから、とシロエ君も逃げ腰。
シロエ 「先輩は、どうぞお好きにですね…!」
Aブルー「好みのを焼いて、存分に食べてくれたまえ!」
ただし、こっちに来ないように、とソルジャーの悲鳴。
Aブルー「一人鍋じゃなくて、一人バーベキューで!」
一同 「「「イイネ!」」」
キース 「そうか、それなら俺は勝手に…」
やらせて貰う、と下僕が消滅ですけど。
今月、これにて中継終了~。
2022/05/31 (Tue)
マツカ君の別荘でバーベキューな日の朝、集合した面々。
厄介なゲストはキース君に任せて、放置な予定ですけど。
ブルー 「君たちが言ってるのは、法事用だろう?」
ジョミー「そうだけど?」
サム 「棚経の時もアレだよな、うん」
間違いねえぜ、と僧籍な人たち。
サム 「アレ以外に何があるんだよ?」
シロエ 「お正月だって、アレですからねえ…」
マツカ 「正確に言えば、除夜の鐘の日からアレですよ」
元老寺に着いたら、あの格好です、とマツカ君も。
マツカ 「法事の時とは、衣の色が違いますけど…」
シロエ 「ついでに、袈裟も略式ですよね」
除夜の鐘をつく時間までは、とシロエ君。
シロエ 「なんて名前か知りませんけど…」
マツカ 「輪袈裟とは違うヤツなんですよね」
ブルー 「そうか、君たちが見てるキースは…」
そこそこ整ったヤツだったっけ、と生徒会長が傾げる首。
ブルー 「修行中だって、覗き見は出来なかったし…」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「掃除三昧をやってた時だよ、璃母恩院で」
他の時間は読経三昧、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「いいかい、掃除三昧なんだよ?」
シロエ 「掃除がどうかしたんですか?」
ブルー 「掃除する場所が問題でねえ…」
お風呂もトイレも対象だよ、と指をチッチッと。
ブルー 「あの格好で出来ると思うわけ?」
ジョミー「境内の掃除は、タスキ掛けだよ?」
サム 「裾をからげりゃ、いけるんでねえの?」
慣れてるんだし、という声が。
サム 「普段着みたいなモンだろ、アレ」
ブルー 「そうなんだけどさ、その上にはさ…」
シロエ 「何なんです?」
いったい何があるんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「掃除用の服なんて、無いでしょう?」
サム 「どう転がっても、アレしかねえぜ?」
ブルー 「それがあるんだな、作業服が!」
一同 「「「作業服?」」」
作業服とは、と顔を見合わせる御一同様。
ツナギですか…?
2022/05/16 (Mon)
☆作業用だそうです
マツカ君の別荘でバーベキューな日、朝から集った面々。
ソルジャー御一行様はキース君に丸投げ、そういう予定。
シロエ 「キース先輩の作業服…ですか?」
サム 「そんなの、俺は見たことねえぜ?」
ジョミー「ぼくも全く記憶に無いけど…」
干してあるのも見てないし、とジョミー君。
ジョミー「棚経の時はさ、暑い時期だし、洗濯物も…」
サム 「外干しだけどよ、作業服なんて代物はよ…」
ただの一度も目にしてねえし、とサム君も証言。
サム 「法衣の下に着る、白い襦袢がドッサリだよな」
ジョミー「墓回向で汗をかくらしいしね…」
サム 「日に何回も着替えてるんだろ、ビッショリで」
汗だくだと檀家さんに失礼だしよ、とサム君の見解。
サム 「朝一番の部と、昼までの部と、午後とでよ…」
ジョミー「三枚は要るよね、あの白襦袢」
シロエ 「まさにお坊さんの作業服ですねえ…」
ぼくたちはアレしか知りませんけど、とシロエ君。
シロエ 「他にもあるって、ツナギですか?」
ブルー 「ツナギじゃないけど、作業によっては…」
サム 「ツナギ級とか、そんなのかよ?」
ハードな肉体労働で…、とサム君の問い。
サム 「坊主の服では無理だってか?」
ブルー 「チェーンソーとかも使うからねえ…」
一同 「「「チェーンソー!?」」」
伐採とかに使うアレか、と誰もがポカーン。
ジョミー「ソレって、まさか裏山とかで…?」
ブルー 「キースの家だと、外注してるだろうけど…」
お寺によっては修行の一つ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「伐採したり、薪を作って割ったりとかね」
シロエ 「本当ですか?」
ブルー 「うん、山作務という修行でさ…」
作業服でなきゃ出来ないよね、と説明が。
ブルー 「元は座禅の宗派で生まれたヤツで…」
サム 「他のトコにもあるのかよ?」
ブルー 「あるねえ、キースの宗派にだって!」
一般人にも愛されてるよ、との仰せですけど。
作業服が…?
2022/05/17 (Tue)
☆一般人も愛用
マツカ君の別荘でバーベキューな日、朝から集合な面々。
厄介なゲストはキース君に丸投げ、そういう計画でして。
シロエ 「一般人にも愛されてる、作業服ですか?」
サム 「坊主用がかよ、有り得ねえだろ?」
ジョミー「だよねえ、お坊さんの服なんかをさ…」
誰が喜んで着るっていうのさ、とジョミー君が顰める顔。
ジョミー「ぼくだって、嫌々、着てるんだよ、アレ?」
サム 「棚経はアレでねえとダメだしなあ…」
ジョミー「だから仕方がないんだけどさ、普段まで…」
着たくないよね、と僧籍な人からつけられた文句。
ジョミー「おまけに、山仕事用の作業服だなんて…」
シロエ 「ぼくなら絶対、お断りですね!」
たとえプレゼントされたって…、とシロエ君、断言。
シロエ 「彼女がくれた、って人でも断りそうですよ」
マツカ 「ですよね、似合いそうだから、って…」
誕生日とかに貰っても…、とマツカ君も同意。
マツカ 「手縫いしたのを頂いたって、悩みますよね」
シロエ 「手作りですか、それは厳しいですけど…」
嫌と言いにくいシチュエーションで…、とシロエ君。
シロエ 「それでも、お断りしたい気がしますよねえ…」
マツカ 「失礼のないよう、言葉を選んで断りたいです」
お坊さんの作業服なんかは…、とマツカ君も断る方向。
マツカ 「頂いてしまうと、着るしかなくなりますし…」
ジョミー「ソレを着て、デートとかだよね?」
マツカ 「常識としては、そうなりますね」
そしてエスコートがお約束ですよ、と御曹司な発言。
マツカ 「それでこそ、スマートなお付き合いです」
一同 「「「うーん…」」」
それは断ったらダメなヤツだ、と唸るしかない御一同様。
ジョミー「お坊さんの作業服を着て、デートなんてさ…」
シロエ 「思いっ切り、晒し者ですよ」
ブルー 「そうかな、オシャレと評判だけど?」
一同 「「「オシャレ?」」」
作業服だと言わなかったか、と一同、キョトン。
オシャレ…?
2022/05/18 (Wed)
☆オシャレな作業服
マツカ君の別荘でバーベキューな日の朝、集合した面々。
厄介なゲストはキース君に丸投げ、添乗員扱いする計画。
シロエ 「オシャレって…。作業服なんですよね?」
サム 「ソレ着て、チェーンソーとかを使うんだろ?
ジョミー「薪も割ったりする、って、さっき…」
聞いたんだけど、とジョミー君、怪訝そうな顔。
ジョミー「どの辺がオシャレだって言うわけ?」
ブルー 「テレビ出演したりもするけど?」
スウェナ「お坊さんが、でしょ?」
ブルー 「違うね、愛用している一般人だよ!」
でも、一般人とは言えないかも…、と生徒会長、苦笑。
ブルー 「アーティストとかだったりするしね」
一同 「「「アーティスト?」」」
ブルー 「そう、画家だとか、陶芸家とか!」
作業服兼オシャレ着だよね、と生徒会長が立てる親指。
ブルー 「動きやすくて、外出も、そのスタイルで!」
シロエ 「外出って、散歩とかでしょう?」
ジョミー「だよねえ、近所を歩く程度の」
ブルー 「テレビ出演もするって言ったよ?」
パーティーだって、ソレで行くよね、と生徒会長。
ブルー 「その人のスタイルとして定着だから!」
マツカ 「あの…。もしかして、その服というのは…」
作務衣とかいうヤツでしょうか、とマツカ君の問い。
一同 「「「作務衣?」」」
マツカ 「ええ、たまに広告を見ませんか?」
パーティーで見ることもあるんですよ、と御曹司。
マツカ 「ブルーが言う通り、アーティストの方で…」
ブルー 「そうだよ、正解は作務衣ってね!」
キースも持っている筈で…、と生徒会長の指摘。
ブルー 「元老寺でも、着ていることがあるかも…」
シロエ 「でも、山仕事は外注っぽいですよ?」
ブルー 「本堂の飾りの掃除とかはどうかな?」
ジョミー「天井から下がってる、キンキラキンのヤツ?」
ブルー 「ピンポーン! アレは失礼のないように…」
キースがやっていそうな気が、と言ってますけど。
それは確かに…。
2022/05/19 (Thu)
☆持っていそうな服
マツカ君の別荘でバーベキューな日、朝から集った面々。
厄介なゲストはキース君に丸投げ、添乗員をやらせる気。
サム 「あー…。アドス和尚にやらされてそうだぜ」
シロエ 「脚立は必須でしょうね、アレ…」
ブルー 「そうだね、床に立ったままハタキでは…」
もう絶対に届かないから、と生徒会長。
ブルー 「脚立に上って、降りて、の連続で掃除だよ」
ジョミー「作務衣でないと無理かもね…」
マツカ 「裾をからげても、キツイでしょうし…」
シロエ 「足がもつれたら終わりですよ?」
脚立ごと転んでしまうのでは、とシロエ君の言。
シロエ 「それで飾りとかを破壊した時は、処刑ですよ」
サム 「間違いねえなあ、相手はアドス和尚だしよ…」
ブルー 「リスク回避のためにも、作務衣をチョイス!」
きっと持ってる、と生徒会長が言った所へ、本人、到着。
キース 「遅くなってすまん。朝のお勤めが長引いて…」
シロエ 「何かやらかしたんですか?」
キース 「親父が灰をぶちまけたんだ!」
線香立てを袖で引っ掛けてな、と副住職の顰めっ面。
キース 「当然、俺が掃除なわけで…」
ジョミー「それって、作務衣で?」
キース 「いや、そこまでの作業ではないし…」
シロエ 「ということは、持ってるんですね?」
キース 「は?」
何をだ、とキース君、怪訝そうな顔。
キース 「俺が何を持っていると?」
シロエ 「作務衣ですけど」
キース 「それがどうした?」
シロエ 「皆さん、持ってるそうですよ!」
朗報です、とシロエ君、皆をグルリと。
シロエ 「作務衣なら、腕章、出来ますしね…」
サム 「添乗員スタイル、完成ってことな!」
作務衣を着ろよ、とサム君がキース君に注文を。
サム 「ぶるぅに頼んで、お取り寄せでよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 瞬間移動だね!」
シロエ 「腕章も欲しいですよ」
キース 「ちょっと待て!」
話が全く見えないんだが、と叫んでますけど。
どうなる…?
2022/05/20 (Fri)
☆形から入るべき
マツカ君の別荘でバーベキューな日、遅刻したキース君。
厄介なゲストを任せる予定で、添乗員をやらせたい面々。
キース 「何処から、作務衣で腕章になるんだ?」
シロエ 「添乗員ですよ、形から入るのが一番ですしね」
キース 「添乗員…?」
もしかしなくても、あいつらの世話か、とキース君。
キース 「確かに俺の役目らしいが、作務衣まで…」
ジョミー「心構えって、大切なことだと思うんだよね」
サム 「それによ、誰が係なのかも一発だぜ?」
別荘の使用人さんとかでも…、とサム君も。
サム 「あいつらが無茶をやらかした時もよ…」
スウェナ「苦情はキースに言えばいい、って分かるわよ」
シロエ 「でないと、マツカ先輩にですね…」
ご迷惑をかけてしまいそうです、とシロエ君の見解。
シロエ 「誰に言えばいいのか謎だと、当然、先輩に…」
ブルー 「お伺いを立てることになるだろうねえ…」
??? 「ぼくも、その線でお願いしたいね!」
係らしく、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「作務衣で腕章、いいと思うよ!」
??? 「お坊さんの作業服だそうですね」
賛成ですよ、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「服装を整えれば、気も引き締まりますし…」
??? 「かみお~ん♪ なんだか面白そう!」
ぼくも賛成、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)も出現。
Aぶるぅ「ねえねえ、その服、めくってもいい?」
キース 「なんだって!?」
ぶるぅ 「んとんと、めくるのは無理だと思うの!」
こんなのだしね、と瞬間移動でお取り寄せしたお子様。
ぶるぅ 「キースを着替えに連れてってくる!」
一同 「「「オッケー!」」」
任せた、というわけで二人、消滅。
Aブルー「腕章には、なんて書こうかな?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「添乗員じゃ、つまらないからねえ…」
一同 「「「え…?」」」
何をする気だ、と顔を見合わせる御一同様。
どう書きたいと…?
2022/05/21 (Sat)
☆腕章に書くのは
マツカ君の別荘でバーベキューな日、ようやく全員集合。
ゲストも到着、キース君は添乗員で作務衣を着ることに。
シロエ 「いったい何を書きたいんですか、腕章に」
Aブルー「そりゃもう、一発で分かるヤツだよ!」
添乗員で下僕なことが…、と恐ろしすぎる台詞。
Aブルー「そうだ、下僕でいいんじゃないかな?」
一同 「「「下僕!?」」」
Aブルー「誰が見たって一目瞭然、そう思わないかい?」
下僕だしね、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「それに、君たちにもメリットありそう!」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「ただ下僕とだけ書いておけばさ、誰でもさ…」
キースを下僕扱い出来るよ、という提案が。
Aブルー「なにしろ、身分が下僕だからねえ…」
サム 「俺たちも、キースを下僕にしていいのかよ?」
Aブルー「ぼくが許すからね!」
ぼくたちの用事と重ならなければ、どうぞ、と太っ腹。
Aブルー「お酌だろうと、使い走りだろうと、大いに!」
A船長 「使って下さって構いませんよね」
私たちは…、とキャプテンも。
A船長 「ですから、下僕でよろしいかと」
ブルー 「ナイスなアイデアではあるねえ…」
疫病仏をこき使うチャンスでもあるし、と生徒会長。
ブルー 「もっとも、大抵の用事は使用人さんが…」
マツカ 「するんですけど、そうなると…」
どんな用事があるんでしょう、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「全く思い付きませんけど…」
Aブルー「いいんだってば、その場のノリで!」
とにかく下僕、とソルジャー、その気。
Aブルー「だから、ぶるぅに腕章を…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースの着替え完了!」
作務衣だも~ん、と戻って来た二人。
ぶるぅ 「添乗員スタイル、出来上がり~!」
Aブルー「腕章もお願いしたいんだけど…」
ぶるぅ 「そだね、添乗員のヤツ!」
Aブルー「それよりもさ…」
書いて欲しい字があるんだけれど、とズイと。
やる気満々…。
2022/05/22 (Sun)
☆バスの中で刺繍
マツカ君の別荘でバーベキューな日、着替えたキース君。
添乗員スタイルな作務衣ですけど、腕章も要るそうで…。
ぶるぅ 「んとんと、書くって…。腕章に、だよね?」
Aブルー「そう! パパッとお願い出来るかな?」
ぶるぅ 「刺繍だったら、ちょっと時間がかかるけど…」
Aブルー「どのくらい?」
行きのバスの中でも出来るかな、とソルジャーの問い。
Aブルー「着くまでに出来るなら、充分だけど?」
ぶるぅ 「それなら簡単!」
マイクロバスの中でミシンで刺繍、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「腕章は基本のを買えばいいしね!」
Aブルー「お願いしていい?」
ぶるぅ 「行ってくるーっ!」
仲間のお店は年中無休、と瞬間移動で飛んで行きまして。
ぶるぅ 「ただいまーっ、腕章、買って来たよ!」
シロエ 「時間外でも買えるんですねえ、まだ朝なのに」
ぶるぅ 「そだよ、仲間同士の注文だしね!」
それにブルーはソルジャーだし、と得意げな顔。
ぶるぅ 「それで、刺繍で書きたいのは、なあに?」
Aブルー「ズバリ、下僕で!」
キース 「何なんだ、それは!」
何故、下僕だ、とキース君、愕然。
キース 「世話係というなら、まだしもだな…!」
Aブルー「似たようなものだよ、それに、全員にさ…」
こき使っていい、って許可を出したし、と笑顔な人。
Aブルー「だから下僕で、腕章にもね!」
ぶるぅ 「オッケー、急いで刺繍するね!」
マツカ 「それでは皆さん、マイクロバスへどうぞ」
ミシン用の電源はこちらに…、とマツカ君の先導。
マツカ 「作業用の台も要りますか?」
ぶるぅ 「ちゃんとあるも~ん!」
コンパクトなのが、と瞬間移動でミシンと作業台が。
ぶるぅ 「この作業台、バスが揺れても平気だし!」
マツカ 「では、出発してよろしいですね?」
一同 「「「オッケー!」」」
Aブルー「刺繍、よろしく!」
キース 「おい…!」
俺は下僕で決定なのか、と悲鳴ですけど。
決定ですよね?
2022/05/23 (Mon)
☆図案さえあれば
マイクロバスでマツカ君の別荘へ出発、お目当ては河原。
バーベキューをするわけですけど、車内にミシンの音が。
シロエ 「なるほど、図案があればいいわけですね?」
ぶるぅ 「そうなの、ミシンが刺繍してくれるから…」
やり方とかを設定するの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「それから刺繍に使う糸をセットで…」
サム 「好みの刺繍が出来るってわけな?」
ジョミー「じゃあさ、下僕って書く他にもさ…」
色々と刺繍出来ちゃうんだね、とジョミー君の輝く瞳。
ジョミー「腕章でなくても、いけるってこと?」
ぶるぅ 「そだよ、分厚すぎる生地はダメだけど…」
シロエ 「ジョミー先輩、何を考えているんです?」
ジョミー「ズバリ、改造作務衣ってヤツ!」
一同 「「「はあ?」」」
なんだそれは、と誰もがポカーン。
シロエ 「えっと…。改造作務衣ですか?」
サム 「何なんだよ、ソレ?」
ジョミー「ほら、制服とかで、よくあるじゃない!」
派手な刺繍がついてるヤツ、とジョミー君。
ジョミー「あんな風にさ、作務衣の背中とかにさ…」
Aブルー「下僕、と刺繍するのかな?」
ジョミー「ピンポーン! いいと思わない?」
疫病仏を刺繍するのもいいかも、と恐ろしいアイデアが。
ジョミー「文字もそうだし、仏様の絵も!」
Aブルー「いいねえ、それで腕には腕章、と!」
最高の下僕スタイルだよ、とソルジャーも乗り気。
Aブルー「ぶるぅ、時間は大丈夫かな?」
ぶるぅ 「図案があったら簡単だよ!」
Aブルー「じゃあ、絵心のある人は、と…」
キース 「ちょっと待て!」
俺の作務衣はどうなるんだ、とキース君の悲鳴。
キース 「改造されたら、親父に殴られるだろうが!」
Aブルー「だったら、改造用に買えばいいと思うね!」
ブルー 「普通に売られているからねえ…」
シロエ 「予算も組んで貰えますよ?」
Aブルー「その通り!」
買って改造、とソルジャー、ウキウキ。
着せたいんですね?
2022/05/24 (Tue)
☆絵を描きたい人
マイクロバスでマツカ君の別荘へ、バーベキュー目当て。
けれど車内でミシンの音で、家事万能なお子様が刺繍中。
Aブルー「改造作務衣で決まりだよ、うん!」
ぶるぅ 「んとんと、腕章は出来たんだけど…」
こんな感じ、と掲げられた腕章に下僕の文字が。
ぶるぅ 「作務衣も買って、刺繍なの?」
Aブルー「お願いしたいね、作務衣を買いにお使いも!」
ぶるぅ 「キースの作務衣と同じのでいい?」
一同 「「「オッケー!」」」
面白いから、とキース君以外は全員、賛成。
ぶるぅ 「じゃあ、お使いに行ってくるから…」
シロエ 「その間に図案を用意ですね?」
ぶるぅ 「うん、よろしくーっ!」
行ってくるね、と瞬間移動で買い物に。
Aブルー「さてと、図案は誰が描くのかな?」
ジョミー「絵心のある人って、いたっけ?」
サム 「知らねえぜ?」
シロエ 「下手でもいいんじゃないでしょうか?」
どうせ着るのはキース先輩ですし、とシロエ君の暴言。
シロエ 「ド下手でも、それも一興ですよ」
Aブルー「疫病仏って、どんなビジュアルなんだい?」
ブルー 「君が描くのかい?」
Aブルー「たまには芸術もいいかなあ、って…」
絵なんかを描く機会は無いから、とソルジャーが名乗り。
Aブルー「下僕の文字は、ブルーが書けばさ…」
サム 「銀青様の墨蹟ってことで、キースもよ…」
ブルー 「謙虚な気持ちになるかもね、うん」
キース 「なんでそうなる!」
しかし…、とキース君の額に汗。
キース 「銀青様の墨蹟を無下には出来んし…」
Aブルー「着るってことだね、よし、決まった!」
ぼくは疫病仏のイラスト担当、とソルジャー、紙を用意。
Aブルー「仏様を描くのに、お約束とかはあるのかい?」
ブルー 「持ち物とかポーズとか、色々あるけど…」
サム 「疫病仏はオリジナルだしよ…」
ブルー 「特に決まりは…」
Aブルー「無いんだね?」
絵心を発揮してみるよ、と言ってますけど。
どう描くと…?
2022/05/25 (Wed)
☆疫病仏を描くなら
マツカ君の別荘へバーベキューにお出掛け、会場は河原。
別荘へ向かう車内にミシンの音で、改造作務衣だそうで。
Aブルー「好きに描けばいいなら、カッコ良くしないと」
シロエ 「仏様ですよ?」
Aブルー「忘れてないかい、ぼくも疫病仏なんだけど?」
キースとセットだと言われてるよね、とソルジャーの言。
Aブルー「だから当然、超絶美形でカッコ良くてさ…」
サム 「じゃあよ、キースもそうなのかよ?」
Aブルー「えっ、キース?」
ぼくに比べたら全然ダメ、とソルジャー、手をヒラヒラ。
Aブルー「底辺とまでは言わないけどさ、格は落ちるね」
サム 「その作務衣、着るのはキースなんだぜ?」
ジョミー「カッコいい絵でかまわないわけ?」
それに下僕の刺繍入りだよ、とジョミー君も。
ジョミー「持ち上げる必要、無いんじゃないかな…」
シロエ 「そうですね、むしろカッコ悪い方が…」
サム 「キース向けだと思わねえか?」
肥溜めに頭から落ちるくらいの勢いでよ、とサム君。
サム 「疫病仏は、落とす方なんだけどよ…」
シロエ 「なるほど、厄をビジュアル化ですね?」
ジョミー「犬の糞なんかもいいかもね」
踏んだら思いっ切りツイてないしさ、という声も。
ジョミー「やっぱり厄を描いた方がさ…」
シロエ 「それっぽい感じが出ますよねえ…」
Aブルー「よし、採用!」
肥溜めと犬の糞でいこう、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「仏様のバックに肥溜め、前に犬の糞で!」
一同 「「「うわー…」」」
Aブルー「どうかな、仏様の顔とかはさ…」
ぼかしてシルエットということで、と描かれたイラスト。
Aブルー「後はブルーが疫病仏の文字を添えれば…」
ブルー 「完成ってことで、ぶるぅが刺繍だね」
キース 「こ、こんな絵を俺に背負えと…?」
Aブルー「ぼくの腕に文句があるのかな?」
キース 「そういうわけではないんだが…!」
しかし…、とキース君、タラリ冷汗。
肥溜めと犬の糞…。
2022/05/26 (Thu)
☆持ち物もセットで
マツカ君の別荘へバーベキューに出発、河原でやる計画。
行きのバスで改造作務衣を制作中で、疫病仏を刺繍な話。
キース 「仏様の絵に、肥溜めと犬の糞というのは…」
Aブルー「シルエットしか描いてないしね、仏様はさ」
シロエ 「罰当たり度は、限りなく低いと思いますけど」
ブルー 「ポーズも全く分からないしね」
仏様の区別は手とかでつくけど、と生徒会長も。
ブルー 「この組み方なら阿弥陀様とか、そんな風にさ」
サム 「あー、持ち物っていうのもあるよな」
薬師如来の薬壺しか知らねえけどよ、と僧籍な人。
サム 「でも、このイラストの仏様はよ…」
Aブルー「それも不明だし、ただの疫病仏ってことで!」
キース専用と言うか専属、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「君はこういう姿らしいよ、疫病仏の時にはさ」
キース 「そうなるのか!?」
Aブルー「うん、肥溜めと犬の糞つきで!」
持ち物はソレだね、とキッパリと。
Aブルー「せっかくだから、持ち物も刺繍するとかさ…」
A船長 「そうですね、背中がこのイラストと文字で…」
Aブルー「胸の側には、持ち物を!」
一同 「「「イイネ!」」」
キース君以外は全員賛成、其処へ帰還したお子様。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 作務衣、買って来たよ!」
Aぶるぅ「ありがとう! 刺繍の図案はコレでお願い!」
ぶるぅ 「えっと…?」
なんか凄いね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の目が真ん丸。
ぶるぅ 「コレを背中に刺繍でいいの?」
Aブルー「そう! でもって、胸の側にはさ…」
肥溜めと犬の糞を刺繍して欲しい、と注文が。
Aブルー「肥溜めはバックになっちゃってるから…」
A船長 「仏様で見えない部分は加筆ですか?」
Aブルー「そうだよ、別の紙に描こうか?」
その方が使いやすいよね、とソルジャーが取り出した紙。
Aブルー「こう、サラサラッと…!」
A船長 「流石ですね!」
絵心が、とキャプテン、絶賛ですけど。
肥溜めも刺繍…?
2022/05/27 (Fri)
☆出来たら着替えを
マツカ君の別荘の近くの河原で、バーベキューですけど。
行きの車内で改造作務衣を制作中で、着るのはキース君。
Aブルー「ぶるぅ、この絵で刺繍をお願い!」
ぶるぅ 「出来るけど…。ホントにコレでいいの?」
Aブルー「もちろんだよ! キース以外は全員、賛成!」
ぶるぅ 「そっか、だったら刺繍しちゃうね!」
刺繍糸は家に揃ってるから、と瞬間移動で糸の箱が出現。
ぶるぅ 「図案と糸をセットして、と…」
ブルー 「ぼくの墨蹟も必要だよね」
パパッと書くよ、と生徒会長、硯や紙を取り出しまして。
ブルー 「心をこめて、キースに下僕の文字を、とね!」
サム 「なんか有難い感じがするぜ、下僕なのによ」
シロエ 「伝説の高僧効果でしょうか?」
ジョミー「そうだと思うよ、キースも断れないんだし」
改造作務衣の決め手だよね、とジョミー君。
ジョミー「肥溜めつきでも着るしかない、って!」
キース 「俺は大いに不本意だがな!」
しかし、墨蹟がつくと断れん、とキース君の苦悩の表情。
キース 「坊主の身では、有難く頂戴するしか…」
ブルー 「元の字の方も、掛軸にしてあげようか?」
Aブルー「いいねえ、部屋に飾っておけば?」
キース 「断固、断る!」
万年下僕は御免こうむる、とキース君、却下。
キース 「添乗員で下僕は、今日限定だ!」
Aブルー「いいけどね…。あっ、刺繍、出来た?」
ぶるぅ 「うんっ、後は下僕の字を刺繍で完成!」
肥溜めと犬の糞も刺繍したし、と胸を張るお子様。
ブルー 「オッケー、それじゃ、この字をね!」
ぶるぅ 「そだね、もう墨も乾いてるから…」
ミシンにセット、と手際よく作業開始で、ミシンの音が。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 改造作務衣、出来上がり!」
Aブルー「よーし、キースは早速、着替えて!」
マツカ 「着替えは、こちらのスペースでどうぞ」
キース 「分かった、覚悟は出来ている…」
行ってくる、と仕切りの向こうへ着替えに。
着るんですね?
2022/05/28 (Sat)
☆改造作務衣な下僕
マツカ君の別荘の近くの河原で、バーベキューという日。
厄介なゲストはキース君に丸投げ、改造作務衣で下僕に。
Aブルー「これでキースも、文字通りに下僕!」
A船長 「分かりやすくていいですよね」
腕章だけより、とキャプテンも絶賛。
A船長 「あっ、出て来ましたよ!」
キース 「着替えたぞ、ちゃんと腕章もつけて」
一同 「「「わははははは!!!」」」
これはヒドイ、と誰もが大爆笑な改造作務衣。
ジョミー「肥溜めと犬の糞が効いてるよねえ…」
シロエ 「背中を向けなくても、見えますからね」
Aブルー「キース、背中を見せてくれるかな?」
キース 「承知した」
どうだ、と向けられた背中で、一同、悶絶。
一同 「「「どわーっはっはっはっ!!!」」」
キース 「くっそぉ、他人事だと思いやがって!」
だが仕方ない、とクルリと向き直って敬礼を。
キース 「今日は一日、俺は下僕だ!」
一同 「「「イイネ!」」」
こき使うぞ、と盛り上がる間に別荘に到着。
マツカ 「河原の方に準備が出来ていますから」
使用人 「食材もすぐに運びますので」
Aブルー「ありがとう! でもって、コレがさ…」
こっちの雑用係だから、とソルジャーが指差すキース君。
使用人A「はあ…」
使用人B「では、何かあったら、こちらの方に…」
言えばいいわけですね、と使用人さんたちが堪える笑い。
使用人C「分かりやすくて助かります」
Aブルー「そうだろう? じゃあ、よろしくね!」
さあ、バーベキューだ、と河原へ向かった御一同様。
サム 「おっ、ちゃんと炭火も熾してあるのな!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 楽しく焼けそうだよね!」
食材も来たし、と大歓声。
Aブルー「よーし、早速、焼いていこうか!」
ぶるぅ 「お肉とか、全部、とっても美味しそう!」
マツカ 「沢山召し上がって下さいね」
一同 「「「やったーっ!」」」
食べるぞ、とバーベキュー開始ですけど。
キース君だけ下僕…。
2022/05/29 (Sun)
☆笑いに乾杯から
マツカ君の別荘から近い河原で、いよいよバーベキュー。
最高級の食材がドッサリ、美味しく食べられそうでして。
Aブルー「そうだ、最初は乾杯からかな?」
A船長 「いいですねえ!」
マツカ 「シャンパンも御用意してますし…」
Aブルー「オッケー、それじゃ乾杯で!」
使用人さんたちの出番ですけど、ソルジャーの注文。
Aブルー「おっと、キースも手伝うんだよ?」
キース 「分かっている…」
注ぐのは下手だから裏方で、とグラスを用意なキース君。
キース 「シャンパンは難しいと聞くからな…」
使用人A「まあ、そうですね」
よくご存じで、と言いつつ、笑いを堪えている顔。
ジョミー「改造作務衣、効いてるよねえ…」
シロエ 「必死に笑いを堪えてますね」
Aブルー「今日は一日、キツイだろうねえ…」
立場上、爆笑出来ないしさ、とソルジャー、クスクス。
Aブルー「でも、ぼくたちは遠慮なく!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 笑いに乾杯だよね!」
一同 「「「かんぱーい!」」」
笑いまくるぞ、と景気よく。
Aブルー「さあ、バーベキュー!」
ぶるぅ 「お肉、焼かなきゃ!」
ジョミー「キースにやらせてもいいけどさ…」
サム 「自分で焼くのが醍醐味だぜ、うん」
バーベキューはよ、とサム君が立てる親指。
サム 「下僕は雑用係でいいだろ?」
Aブルー「そんなトコだね、あっ、キース!」
下手でいいからシャンパンをね、とグラスを差し出す人。
Aブルー「せっかくだから、ガンガン飲みたいし!」
キース 「注ぎ方はどうでもいいんだな?」
Aブルー「うん、なみなみと注いでくれたまえ!」
溢れてもかまわないからさ、とソルジャー、偉そう。
Aブルー「ほら、下僕らしく!」
キース 「いくぞ、溢れるかもしれないがな」
Aブルー「いいって、いいって! うっ…!?」
シロエ 「どうかしましたか?」
Aブルー「う、うん、ちょっと…」
嫌なものが目に入ってさ、と言ってますけど。
埃ですか?
2022/05/30 (Mon)
☆食欲が失せる人
マツカ君の別荘に近い河原で、バーベキューな御一同様。
改造作務衣のキース君を下僕扱い、こき使う気満々で…。
キース 「目に埃でも入ったのか?」
A船長 「睫毛ということもありますよね」
マツカ 「目薬を御用意しましょうか?」
洗い流すのが一番ですし、と御曹司。
マツカ 「すみません、誰かドライアイ用のを…」
使用人A「はい、只今!」
Aブルー「ううん、そういうのじゃなくて…」
食欲が失せるモノを見たんだ、とソルジャー、遠い目。
Aブルー「肥溜めは失敗だったかも…」
一同 「「「あっ!」」」
ソレか、と一同、唖然茫然。
シロエ 「き、キース先輩が近付いてくると…」
ジョミー「肥溜めを見る羽目になるんだ…」
サム 「犬糞もだぜ?」
ぶるぅ 「だから、いいの、って聞いたのに…」
いいって言うから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「刺繍、簡単にはほどけないよ?」
Aブルー「ほどいても、ぼくの記憶力がさ…」
キース 「ガッツリ結び付けたんだな?」
俺と肥溜めと犬糞を、とキース君、ニヤリ。
キース 「喜んで下僕になってやるから、命令してくれ」
Aブルー「ぼ、ぼくはいいから、みんなの世話をね!」
キース 「らしいぞ、大いにこき使うといい」
肉でもお焼きしましょうか、と他の面子の方へズズイと。
キース 「ジョミー、新鮮なエビなんかどうだ?」
ジョミー「じ、自分で焼くから!」
キース 「遠慮は要らんぞ。シロエ、アワビを焼くか?」
シロエ 「いえ、あの、自分で…!」
やれますから、とシロエ君も逃げ腰。
シロエ 「先輩は、どうぞお好きにですね…!」
Aブルー「好みのを焼いて、存分に食べてくれたまえ!」
ただし、こっちに来ないように、とソルジャーの悲鳴。
Aブルー「一人鍋じゃなくて、一人バーベキューで!」
一同 「「「イイネ!」」」
キース 「そうか、それなら俺は勝手に…」
やらせて貰う、と下僕が消滅ですけど。
今月、これにて中継終了~。
2022/05/31 (Tue)
☆日の並びに文句
さて5月。GWも終わったというか、続きっぽい土曜日。
生徒会長宅に来ている面々、話題はGWのことでして…。
ジョミー「あーあ、今年も終わっちゃったよねえ…」
シロエ 「今年は並びがイマイチでしたよ、祝日の」
サム 「昨日も金曜だったしよ…」
普通に平日になりやがって、とサム君、ブツブツ。
サム 「しかも2日は月曜だったってえのが…」
スウェナ「痛かったわよね、そこを欠席しちゃったし…」
シロエ 「昨日は戻って、登校するしかなかったんです」
もっと休みが長かったら…、とシロエ君も嘆き節。
シロエ 「楽しめた筈なんですけどねえ…」
キース 「高校生なんだし、諦めるしかないだろう」
社会人なら話は別だが、と副住職なキース君。
キース 「有休を取って上手く休めば、今年はだな…」
マツカ 「もっと長くなっていたと思いますよ」
ブルー 「うん、確実に長かっただろうね」
GWスタートが4月29日だったし、と生徒会長も。
ブルー 「そこが金曜だったからねえ、まず三連休で…」
キース 「5月2日と、昨日の2回、有休でだな…」
マツカ 「10連休になった勘定ですね」
実行した人も多いのでは…、と御曹司の読み。
マツカ 「そういう人だと、今も連休中なんですよ」
キース 「とはいえ、そろそろ帰り道か…」
ブルー 「今日くらいには家に戻っておかないと…」
月曜日からの仕事がキツイよ、と生徒会長の説明が。
ブルー 「今日は移動で、日曜日は家でゆっくりだね」
キース 「殆どのケースは、そうなるだろうな」
マツカ 「若い人だと、別でしょうけど…」
シロエ 「そうでしょうねえ、聞いたことはあります」
GWの話かどうかは知りませんが、とシロエ君。
シロエ 「海外で遊びまくって、朝に空港着で…」
サム 「そのまま会社に直行とかかよ?」
シロエ 「らしいですよ?」
ジョミー「ぼくたちの場合は、登校って?」
それはキツすぎ、とジョミー君が竦める肩。
若いのに…。
2022/05/01 (Sun)
☆お土産が無い件
社会人ならGWの終盤っぽい土曜日、生徒会長宅での話。
集まっているシャン学メンバー、GWの長さを検討中で。
ジョミー「シロエが言うヤツだと、明日まで遊んで…」
シロエ 「月曜日の朝に空港に着いて、登校ですね」
サム 「キツいぜ、ソレ…」
スウェナ「ちょっと勘弁して欲しいわよね…」
あんまりだわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「だって、ウチのクラスの担任は…」
ジョミー「万年、グレイブ先生なんだよ?」
サム 「嫌味の一つも言われそうだぜ、眠そうだとよ」
シロエ 「言われるでしょうね、間違いなく」
諸君、結構な御身分だな、とか…、とシロエ君、口真似。
シロエ 「海外は楽しかったかね、とか、ネチネチと…」
サム 「土産を渡しても、無駄だろうしよ…」
ジョミー「第一、ホントは海外じゃないし!」
国内でもなかったわけだけどさ、とジョミー君。
ジョミー「お土産に何を渡すって?」
一同 「「「あー…」」」
もう、そこからしてアウトだったか、と誰もが溜息。
シロエ 「そうでした…。お土産なんかは何も…」
マツカ 「ありませんよね、シャングリラ号では…」
ジョミー「それにさ、宇宙にはサービスエリアも…」
道の駅だって無いんだよ、とジョミー君の指摘。
ジョミー「お土産を買えるスポットはゼロ!」
サム 「シャングリラ号にも、売店はねえしよ…」
シロエ 「特産品だって無いですよね…」
楽しい船ではあるんですけど、とシロエ君も。
シロエ 「誰かさんの世界だったら、違うでしょうか?」
サム 「それはねえだろ、あっちの方がよ…」
マツカ 「色々と制限が多いですしね…」
ブルー 「密造酒くらいなものかもね」
特産品と言えるのは、と生徒会長が挙げたブツ。
ブルー 「御禁制の品だし、喜ばれるかも…」
サム 「グレイブ先生に渡すのかよ?」
シロエ 「再起不能になりそうですけれど…?」
いろんな意味でヤバイのでは、とシロエ君。
密造酒って、先月の…?
2022/05/02 (Mon)
☆謎すぎるお土産
社会人ならGWの終盤だろう土曜日、高校生には無関係。
金曜は登校したシャン学メンバー、土曜日は生徒会長宅。
シロエ 「なんと言っても、密造酒ですし…」
ジョミー「密造って時点で、グレイブ先生にはさ…」
向いてない気が、とジョミー君。
ジョミー「何処から見たって潔癖症だよ、グレイブ先生」
サム 「密造酒なんて渡そうモンなら、逆効果だぜ」
シロエ 「それもありますし、受け取って飲んでも…」
マツカ 「マズイですよね、悪酔いしたりしたら…」
全員、ブラックリスト入りです、とマツカ君も。
マツカ 「キースの場合は、中和剤が効きましたけど…」
スウェナ「グレイブ先生にも効くかは、謎だものねえ…」
キース 「効くんじゃないのか?」
俺には効いた薬なんだし、とキース君の意見。
キース 「飲み比べの勝負は、つかなかったがな」
シロエ 「誰かさんも、ほろ酔いの手前でしたしね」
サム 「キースが勝つかも、って思ったのによ…」
ブルー 「仕方ないよ、時間切れだったんだから」
帰る時間になっちゃって…、と生徒会長。
ブルー 「でもまあ、被害は無かったわけだし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなで楽しくお花見!」
シロエ 「美味しく食べて、飲酒組は宴会でしたね」
キース 「少しは感謝してくれよ?」
俺が身体を張ったんだからな、とキース君の言。
キース 「グレイブ先生も、あの中和剤なら…」
ブルー 「いけるかもねえ、密造酒でも」
でもソレ、何処のお土産なわけ、と生徒会長の質問が。
ブルー 「シャングリラ号では作ってないよ?」
ぶるぅ 「密造する意味、無いんだも~ん!」
ブルー 「合成酒だって要らなくてさ…」
普通にお酒があるわけで…、と生徒会長。
ブルー 「グレイブ先生に、なんて説明するんだい?」
シロエ 「ぼくたちが作りました、とかでしょうか?」
サム 「GWに酒造り体験ツアーかよ?」
叱られそうだぜ、とサム君が竦める肩。
高校生ですしねえ…。
2022/05/03 (Tue)
☆修行ならオッケー
社会人ならGW継続中っぽい土曜日、高校生には不可能。
金曜の登校で途切れた連休、本日は生徒会長宅での休日。
シロエ 「叱られますよね、酒造り体験ツアーなんて…」
ジョミー「絶対、飲んだと思われるもんね…」
ブルー 「試飲が必須なヤツだからねえ…」
作ったお酒の出来栄えを確認するために、と生徒会長。
ブルー 「試飲なんかはしてません、では通らないよ」
ぶるぅ 「そだよ、していません、って言ったら問題!」
思い切り酷く叱られちゃうよ、とお酒が飲めるお子様も。
ぶるぅ 「味が分からないのを寄越したのか、って…」
一同 「「「あー…」」」
それはありそう、と誰もが納得。
シロエ 「密造酒のお土産は、やっぱり無理ですね…」
サム 「下手したら殺されるヤツだぜ、うん」
ブルー 「賄賂どころか、逆効果なのは確実だね」
高校生で10連休は諦めたまえ、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「グレイブの目が黒い間は、嫌味覚悟でしか…」
キース 「平日を休みまくるというのは、不可能だぞ」
修行に出ると言うなら別だが、と、かつて経験済みな人。
キース 「修行の場合は、激励までして貰えたわけで…」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「ああ。頑張って来い、と笑顔だったぞ」
だが、行き先が地獄だったしな、とキース君、溜息。
キース 「一ヶ月間、飯は不味いし、修行はキツイし…」
サム 「確か、ニュースも見られねえんだよな?」
キース 「新聞もテレビも、全て禁止だ!」
外の世界で何があろうが修行のみだ、と証言が。
キース 「土曜も日曜も関係ないしな…」
シロエ 「学校を休みまくる意味が無いですよね…」
GW少なめの方がマシですってば、とシロエ君。
シロエ 「諦めましょう、カレンダー通りで」
ジョミー「一日、余計に休んだけどね」
スウェナ「それが限界よね…」
サム 「修行だって嘘をついてもよ…」
バレちまうしよ、とサム君、お手上げのポーズ。
確かに…。
2022/05/04 (Wed)
☆早めがオススメ
社会人ならGWで10連休中、そんな土曜日ですけれど。
高校生には不可能なことで、生徒会長宅で愚痴る土曜日。
シロエ 「修行なんです、って言うには証拠とかが…」
サム 「要ると思うぜ、相手はグレイブ先生だしよ」
キース 「俺は特には言われなかったが…」
大学生な時点で別扱いだし…、と副住職が顎に当てる手。
キース 「坊主専門の学科だったし、家は寺だし…」
シロエ 「疑う余地が無いですもんね…」
サム 「修行に行くしかねえ身だもんなあ…」
俺もいつかは行く道だけどよ、とサム君の苦笑。
サム 「その時は一ヶ月、休んじまっても…」
ジョミー「許されるだろうけど、ぼくは嫌だよ!」
行きたくない、と僧籍なジョミー君の悲鳴が。
ジョミー「修行体験ツアーだけでも、泣きそうなのに!」
ブルー 「早めに行くのがオススメだけどね?」
キース 「そうだぞ、一度で済むんだからな」
二度も三度も行かなくていいし、と副住職もプッシュ。
キース 「たった一ヶ月、大人しく修行すればだな…」
ブルー 「住職の資格が貰えるんだし、後はフリーで…」
高校生活を続けられるんだよ、と生徒会長も。
ブルー 「月参りとかも無いしさ、ぼくみたいにさ…」
ぶるぅ 「うんと自由に生きられちゃうよ!」
早めに行くのがいいと思う、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だけど、今からやるんだったら…」
ブルー 「来年、大学に入学するか、短期養成の…」
キース 「専門道場入りしかないしな…」
専門道場だと一年かかるぞ、と副住職が折ってゆく指。
キース 「今すぐ入門を願い出ても、入れる時期は…」
ブルー 「早くても7月辺りだろうねえ…」
たった一年で全部済むけど、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「キースが4年かかった所を、グンと短縮!」
キース 「行くのもいいと思うがな?」
ジョミー「なんでそういうことになるのさ!」
GWも無い所へさ、と叫んでますけど。
無いんでしょうねえ…。
2022/05/05 (Thu)
☆掃除三昧な修行
社会人なら10連休が可能なGW、終盤の土曜ですけど。
高校生には無理だったわけで、生徒会長宅で愚痴る面々。
ジョミー「修行が一年で済むようなトコって、絶対に…」
サム 「GWなんかはねえよな、きっと…」
キース 「当然だろうが、毎日が修行の日々なんだぞ?」
短縮な以上は濃縮コース、とキース君、厳しい顔付き。
キース 「早寝早起き、指導員にビシバシしごかれて…」
ジョミー「お経ばっかり読まされるんだよね?」
キース 「違うな、他にも大事な修行があるんだ」
ブルー 「掃除の時間が多いんだよねえ…」
廊下にトイレに、境内なんかも…、と生徒会長も。
ブルー 「お経や作法を習う以外に、掃除三昧!」
サム 「掃除なのかよ?」
ブルー 「坊主の修行と掃除ってヤツは、イコールだよ」
キース 「ひたすら掃除を続ける修行も存在するぞ」
ウチの宗派とは違うんだがな、とキース君。
キース 「宗祖様が修行なさった、恵須出井寺ので…」
ブルー 「荒行の千日回峰が有名だけどさ…」
キース 「千日回峰とは真逆の意味で、キツイ修行で…」
静の千日回峰と呼ばれているんだそうだ、と解説が。
キース 「修行に入ると、毎日、宗祖様の御廟を…」
ブルー 「掃除するんだよ、心をこめて日に何回も」
シロエ 「何回も、って…。同じ場所をですか?」
ブルー 「そうだよ、御廟と、御廟の周りの庭をさ…」
日に何回も見回って掃除、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「葉っぱ一枚、落ちていないようにね!」
キース 「掃除以外の時間は、読経三昧だと聞いている」
ブルー 「厳しいらしいね、外出もしないそうだから」
外の世界には一切出ないのが条件で…、と怖い話が。
ブルー 「それに比べれば、専門道場なんかはさ…」
キース 「楽なものだぞ、いくら指導員が鬼でもな」
ブルー 「体罰は基本だと聞いているねえ…」
ジョミー「嫌すぎるから!」
GWのある世界にいたい、とジョミー君、必死。
そりゃねえ…。
2022/05/06 (Fri)
☆修行より高校生活
社会人なら有休で10連休もいけるGW、終盤の土曜日。
金曜は登校だったシャン学メンバー、生徒会長宅で愚痴。
ジョミー「専門道場に行った後もさ、どうせ高校生で…」
サム 「この学校の生徒のままだよなあ…」
ブルー 「そういうことだね、お寺に入らないのなら」
ジョミー「有休は無理な世界だけどさ、GWはさ…」
普通にあるから、もうそれでいい、とジョミー君。
ジョミー「修行なんかより、GWのある世界だよ!」
キース 「そうかもしれんな、下手に寺に入ると、だ…」
ブルー 「GWどころか、年中無休というヤツだしね」
仏事は待ってくれないから、と銀青様の仰せ。
ブルー 「自分でお寺を持った場合は、そのコースだよ」
キース 「大きな寺の跡取り息子は別だがな」
ジョミー「お寺に入る気なんか無いし!」
サム 「俺もねえなあ、こう、ブルーみたいによ…」
フリーで気楽にいきたいもんだぜ、とサム君も。
サム 「そりゃまあ、何処かで寺に勤めねえと…」
キース 「僧階を上げられないわけだが…」
ジョミー「ぼくは一生、ヒラでいいから!」
高僧なんか目指してないし、とジョミー君の仏頂面。
ジョミー「だから、修行も行きたくないって!」
??? 「ぼくも賛成だよ!」
その方がいい、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。
キース 「あんた、何しに現れたんだ!」
Aブルー「何って、今日はノルディとさ…」
高級料亭で朝食だよ、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「美味しく食べて、ノルディの家でさ…」
ブルー 「寛いでたなら、それでいいじゃないか!」
なんでこっちに、と生徒会長が吊り上げる眉。
ブルー 「あそこの食事も、いい筈だけど?」
Aブルー「そうなんだけどさ、修行がどうとか…」
聞こえて来たから、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「ジョミーが修行に行っちゃったらさ…」
ブルー 「君が困るとでも?」
無関係だと思うけれど、と生徒会長の指摘。
そうですよねえ…?
2022/05/07 (Sat)
☆取り分が増えます
社会人ならば10連休も可能だったGW、終盤の土曜日。
高校生には出来なかったわけで、生徒会長宅に集う面々。
ブルー 「ジョミーが修行に行っても、君はさ…」
ジョミー「ぼくなんか忘れて、遊ぶんだろうし!」
面子が減ろうが気にしないよね、とジョミー君も文句。
ジョミー「下手をしたらさ、お菓子とか料理の…」
ブルー 「取り分が増えて、大喜びじゃないのかい?」
君のことだし、と生徒会長の言。
ブルー 「ジョミーが行くなら、当然、サムも…」
サム 「もちろん一緒に修行だぜ、うん」
ブルー 「ほらね、二人も減るわけだから…」
シロエ 「料理はともかく、お菓子の量は変わりますね」
ケーキのサイズは固定でしょうし、とシロエ君。
シロエ 「二人減ったから、と型は変えないでしょう」
ぶるぅ 「そだね、元の人数が多いから…」
二人くらいは誤差の範囲、と料理上手なお子様の見解。
ぶるぅ 「小さい型を使うよりかは、いつもので…」
シロエ 「作った方が美味しいですよね?」
ぶるぅ 「そうなの、火加減とかもあるしね」
一人前サイズのお菓子以外は、とニッコリ。
ぶるぅ 「今とおんなじサイズで作ると思うけど…」
シロエ 「すると、二人分、多めですから…」
マツカ 「余って来ますね、その分が」
Aブルー「だったら、ぼくに分けて欲しいな!」
毎日、取りに来るからさ、とソルジャー、乗り気。
Aブルー「こう、箱に入れてキッチンにさ…」
ブルー 「置いておけ、って?」
Aブルー「それなら文句は無いだろう?」
黙って持って帰るんだし、と悪びれない人。
Aブルー「その時は、よろしく!」
ブルー 「ほらね、やっぱり…」
少しも困らないじゃないか、と生徒会長のツッコミ。
ブルー 「むしろ早めに行かせたい、とか?」
Aブルー「違うよ、そこは逆だってば!」
ジョミー「止めてくれるわけ?」
Aブルー「ピンポーン!」
是非、行かないでくれたまえ、と言ってますけど。
何故に…?
2022/05/08 (Sun)
☆助け舟が来ました
社会人ならGWも終盤な土曜日、生徒会長宅に集う面々。
10連休が無理だった件から、修行の話に移行ですけど。
Aブルー「修行なんかは、まだまだ先でいいんだよ!」
ジョミー「えっと…。それって、何か裏があるとか?」
無理ゲーな注文がついてくるとか、とジョミー君の問い。
ジョミー「ぼくの修行を止める代わりに、交換条件…」
Aブルー「それは無いねえ、これっぽっちも!」
何のメリットも無いじゃないか、とソルジャーの返し。
Aブルー「君をヨイショしても、いいことなんか…」
シロエ 「まるで無さそうではありますねえ…」
キース 「マツカだったら、特典多数なんだがな…」
サム 「ジョミーだと、何も出ては来ねえぜ」
俺もだけどよ、とサム君の苦笑。
サム 「逆さに振っても無駄ってヤツな!」
Aブルー「そうなんだよねえ、だから交換条件も裏も…」
ジョミー「ホントに無いって?」
Aブルー「無いから、修行なんかに行かずに…」
バーベキューだよ、と斜め上な台詞が。
一同 「「「は?」」」
Aブルー「行こうって言っているんだってば!」
バーベキューに、とズズイと乗り出すソルジャー。
Aブルー「今の季節が最高だしね!」
ジョミー「賛成!」
もう全力で、ぼくも賛成、とジョミー君、挙手。
ジョミー「行こうよ、次の土曜日とかに!」
キース 「修行とは真逆なイベントだぞ?」
ジョミー「どの辺がさ?」
キース 「バーベキューの何処が精進なんだ!」
修行イコール精進料理だ、とキース君、副住職モード。
キース 「バーベキューなどは論外だぞ!」
Aブルー「だから反対しているんだよ!」
ぼくは人生を楽しみたいし、とソルジャー、真剣。
Aブルー「美味しい肉を、こう、たっぷりと…」
ジョミー「焼いて食べたいよねえ、河原とかでさ…」
Aブルー「君は話が分かるね、実に!」
ジョミー「そりゃ、キースとは違うしね!」
坊主は名前だけだってば、と気が合う人たち。
えっと…?
2022/05/09 (Mon)
☆交代するのかも
社会人のGWなら終盤な土曜日、高校生には普通の休日。
生徒会長宅で愚痴な面々ですけど、来たのがソルジャー。
Aブルー「ジョミーも賛成してくれてるしさ…」
ジョミー「次の土曜はバーベキューだよ!」
精進料理なんかはどうでもいいし、とジョミー君。
ジョミー「みんなも遊びに行きたいだろうし…」
Aブルー「パアーッといこうよ、いい肉を焼いて!」
キース 「修行の話はどうなったんだ!」
シロエ 「修行もですけど、ジョミー先輩が問題ですよ」
修行以上な大問題が、とシロエ君の視線がジョミー君に。
シロエ 「ジョミー先輩、交代する気なんですか?」
一同 「「「は?」」」
交代って何だ、と誰もがキョトン。
ジョミー「えっと…。交代って、何を?」
シロエ 「疫病仏ってヤツですけど?」
ジョミー「それって、キースのことだよね?」
どうして交代なんて話に…、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「キースの専売特許なんだし、無関係!」
シロエ 「でも、さっきから、その人とですね…」
気が合ってるじゃありませんか、とシロエ君の鋭い指摘。
シロエ 「今の流れで、バーベキューが決定したら…」
サム 「あー…。ババはジョミーが引くってことな?」
シロエ 「それもありますし、厄を持ち込むのも…」
ジョミー先輩になりそうな気が、とシロエ君。
シロエ 「ジョミー先輩、本当にそれでいいんですか?」
ジョミー「いいって、いいって!」
どうせキースが持って行くから、とジョミー君、笑顔。
ジョミー「それこそ、今までの流れってヤツで!」
シロエ 「確かに、一理ありますね…」
Aブルー「ぼくも組むなら、キースがいいねえ…」
お花見だって楽しかったし、とソルジャーも同意。
Aブルー「で、バーベキューはどうするわけ?」
シロエ 「疫病仏はキース先輩ですか…」
サム 「いいんでねえの、丸投げでよ」
キース 「ちょっと待て!」
俺の立場はどうなるんだ、と叫んでますけど。
疫病仏…?
2022/05/10 (Tue)
☆据え置きな立場
社会人ならGW終盤な土曜日、生徒会長宅に集った面々。
ソルジャーも来まして、次の土曜はバーベキューな話が。
キース 「どうして俺で据え置きなんだ、疫病仏が!」
ジョミー「だって、安定の疫病仏だしさ…」
厄を払う話もパアにしたくせに、とジョミー君。
ジョミー「今年の節分に、大雪でさ…」
シロエ 「そういえば、代参の予定でしたっけね」
サム 「冬山登山で厄除け祈願の話だったぜ」
キース 「アレは不可抗力というヤツで…!」
俺のせいじゃない、とキース君、必死の抵抗。
キース 「いくら俺でも、ドカ雪は呼べん!」
ジョミー「でもさあ、狙いすましたみたいにさ…」
スウェナ「あの日に降ってしまったのよねえ…」
節分寒波とは言うけれど、とスウェナちゃんも。
スウェナ「疫病仏だからこそでしょ、アレは」
シロエ 「ぼくも異存は無いですね」
マツカ 「擁護しようにも、ぼくも手詰まりですよ」
何一つ思い付きません、とマツカ君が広げる両手。
マツカ 「ですから諦めて下さい、キース」
キース 「おい、お前まで見捨てるのか!?」
マツカ 「手配は、ぼくのお役目ですしね」
バーベキューですし…、とマツカ君、人のいい笑み。
マツカ 「皆さん、いつもの河原でいいですか?」
一同 「「「オッケー!」」」
別荘の近くの河原だよね、と誰もが賛成。
Aブルー「次の土曜日でいいのかな?」
マツカ 「もちろんです」
Aブルー「食材の方も、最高だよね?」
マツカ 「ええ、お揃いでお越し下さい」
そちらのキャプテンやぶるぅもどうぞ、と御招待が。
マツカ 「せっかくですし、楽しんで頂かないと」
Aブルー「ありがとう!」
流石、マツカは話が分かる、とソルジャー、大喜び。
Aブルー「というわけで、キース、楽しくやろうよ!」
キース 「何故、俺なんだ!」
Aブルー「だって、みんなもその気だし…」
シロエ 「ご指名ですよ?」
この人のお世話はお任せします、とシロエ君。
丸投げ…。
2022/05/11 (Wed)
☆ゲストのお世話は
社会人のGWも終盤な土曜日、生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャーも来まして、次の土曜はバーベキューに決定。
キース 「俺に、こいつの世話をしろと!?」
シロエ 「より正確に言うと、この人とですね…」
サム 「連れのヤツらの世話も頼むぜ、ってことな!」
若干二名増えるからよ、とサム君も念押し。
サム 「キャプテンはともかく、ぶるぅの方はよ…」
ジョミー「悪戯するし、とんでもないしさ…」
スウェナ「キースに任せるのが一番なのよね」
キース 「しかし、ホストは俺ではないぞ!」
マツカが招待したんだからな、とキース君の反論。
キース 「ゲストの面倒は、ホストが見るのが定番で…」
シロエ 「そうかもですけど、よく考えてみて下さいよ」
キース先輩に費用が出せるんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「往復のマイクロバスの費用や、食費とかです」
ジョミー「それも最高級の肉とか、野菜とかだよ?」
払えるわけ、とジョミー君も。
ジョミー「バス代だけで破産しそうだけど?」
キース 「そ、それは…」
シロエ 「いいですか? 本来、疫病仏なんですから…」
金銭面の厄も管轄なんですよ、とシロエ君。
シロエ 「その厄を丸ごと、マツカ先輩がですね…」
サム 「引き受けてくれてるわけだしよ…」
文句の一つも言わねえでよ、とサム君も相槌。
サム 「ゲストの面倒とか言えた義理なのかよ?」
キース 「そうなるのか…?」
シロエ 「どう考えても、そうなりますね!」
マツカ先輩に詫びる立場ですよ、とシロエ君の睨み。
シロエ 「ですから、ゲストの面倒はですね…」
Aブルー「キースってことでいいんだよね?」
よろしく頼むよ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「じゃあ、14日に、また来るから!」
マツカ 「ええ、皆さんでいらして下さい」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、またねーっ!」
キース 「待ちやがれ!」
勝手に決めるな、と絶叫ですけど。
帰ったみたいですよ…?
2022/05/12 (Thu)
☆費用が出せない人
社会人のGWも終盤な土曜日、生徒会長宅に集った面々。
次の土曜日はバーベキューに決定、ソルジャーもゲスト。
キース 「くっそぉ、なんだって俺が世話係を!」
シロエ 「さっき、説明しましたけれど?」
サム 「嫌なら、金を用立てろよな」
そしたらマツカに押し付けられるぜ、とサム君の指摘。
サム 「金銭面の厄を、マツカに押し付けてんだろ?」
ジョミー「そうだよ、キースは出していないしさ…」
スウェナ「まず、払ってから言いなさいよね、その文句」
無理なら黙って世話係よ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「どうなの、払うの、払わないの?」
キース 「マツカ、参考までに聞きたいんだが…」
マツカ 「何でしょう?」
キース 「バーベキューの費用は、どのくらいなんだ?」
バスも食費も全て込みで、とキース君の問い。
キース 「分割払いも可能だろうか?」
マツカ 「構いませんけど、えっとですね…」
このくらいですが、とマツカ君、キース君の耳に囁き。
キース 「そんなにか!?」
マツカ 「最低限の値段なんですけど…」
キース 「無理だ…!」
俺の小遣いではとても払えん、とキース君が抱える頭。
キース 「やはり、世話係をするしかないのか…」
ブルー 「ご指名だしねえ、頑張りたまえ」
ぼくたちは楽しくやらせて貰うよ、と生徒会長の笑み。
ブルー 「ブルーたちの世話は、キースってことで」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくは、みんなのお世話!」
お肉を焼くのは任せてね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「他にも色々、食材、ありそう!」
マツカ 「もちろんですよ」
一同 「「「やったーっ!」」」
食べるぞ、と一同、大歓声。
シロエ 「楽しみですねえ、次の土曜日!」
ジョミー「シャングリラ号も楽しかったけどさあ…」
サム 「バーベキューは、また別だしよ…」
スウェナ「厄はキースに丸投げよね!」
安全安心、と盛り上がる面々ですけど。
キース君がババ…?
2022/05/13 (Fri)
☆添乗員と制服
やって来ました、GWの次の週の土曜、14日という日。
バーベキューとあって、生徒会長のマンション前に集合。
シロエ 「おはようございます! いいお天気ですよね」
ジョミー「うん、絶好のバーベキュー日和!」
サム 「暑すぎるってこともなさそうだしよ…」
最高だよな、とサム君たちも御機嫌。
サム 「でもって、厄はキースに丸投げだしよ…」
スウェナ「任せておけば安心だわよね、あの人たちは」
シロエ 「向こうからも、ご指名でしたしねえ…」
ジョミー「殆ど、添乗員だよね」
ツアーじゃないけど、とジョミー君。
ジョミー「添乗員の腕章とかでも、良かったかも…」
シロエ 「そうなると、スーツになるんでしょうか?」
サム 「あー、添乗員って、制服とかだよなあ…」
会社のヤツな、とサム君も同意。
サム 「でもよ、キースは会社員じゃねえし…」
ジョミー「スーツなんか、持っているのかな?」
スウェナ「大学に通ってたんだし、あるんじゃないの?」
マツカ 「入学式とかで、着るんでしょうけど…」
キースの場合はどうでしょうか、とマツカ君の疑問。
マツカ 「あそこの大学、普通の学部もありますけど…」
シロエ 「キース先輩、お坊さんコースでしたよね…」
サム 「なんか、スーツは要りそうにねえなあ…」
なんたって法衣が正装だしよ、とサム君の台詞。
サム 「卒業式は、確か坊主の団体だった、って…」
シロエ 「聞いたような気がしますよねえ…」
マツカ 「多分、スーツは持ってませんよ」
添乗員っぽく見せようにも…、とマツカ君。
マツカ 「学校の制服で来られても、困りますしね」
一同 「「「あー…」」」
それは誰でも持っているヤツ、と男子の溜息。
サム 「どっちかと言えば、学級委員だぜ、ソレ」
ジョミー「生徒会役員とかだよね…」
ブルー 「生徒会長として、大却下だよ!」
一同 「「「うーん…」」」
添乗員をやらせたいのに、と唸ってますけど。
難題かも…。
2022/05/14 (Sat)
☆腕章も無理です
マツカ君の別荘でバーベキューな日、朝から集った面々。
厄介なゲストはキース君に丸刃げ、お世話係ですけど…。
ジョミー「ブルーでなくても、学校の制服は嫌だよね」
シロエ 「他人だっていう気がしませんからねえ…」
サム 「どうしても仲間意識がよ…」
働いちまうし、とサム君、ブツブツ。
サム 「でもよ、法衣を着て来られてもよ…」
スウェナ「気分が法事になっちゃうわよねえ…」
シロエ 「何処から見たって、お坊さんですし…」
マツカ 「腕章だって、つけられませんよ?」
法衣は和服なんですから、とマツカ君の指摘。
マツカ 「ああいう袖では無理ですよ」
ジョミー「だよねえ、いろんな意味でダメかあ…」
添乗員は、とジョミー君、肩をガックリと。
ジョミー「仕方ないけど、つまらない気が…」
シロエ 「無い袖は振れませんからねえ…」
サム 「その袖と、衣が足を引っ張りやがるのな…」
着て来ると法事になっちまって、とサム君、溜息。
サム 「なんで、あいつは坊主なんだよ!」
スウェナ「坊主だからこそ、疫病仏でしょ?」
シロエ 「相方は、違いますけどね…」
あの迷惑な人は坊主じゃないです、とシロエ君。
シロエ 「法事は大好きみたいですけど」
ジョミー「何もかも、キースのせいなんだけどな…」
サム 「スーツを着せてえところだけどよ…」
スウェナ「ホントだわよね…」
なんで腕章も出来ないのよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「おまけに、法衣じゃ働けないし…」
シロエ 「動きやすいとは言えませんしね…」
ブルー 「そこなんだけどね、何か忘れていないかい?」
一同 「「「は?」」」
何を、と一同、キョトンとした顔。
ジョミー「忘れるって、何の話なわけ?」
ブルー 「服装だってば、いわゆるお坊さんのさ」
シロエ 「嫌でも忘れませんけどね、アレ…」
スウェナ「毎回、毎回、アレだものねえ…」
忘れるわけがないだろう、と意見が一致ですけれど。
何があると?
2022/05/15 (Sun)
さて5月。GWも終わったというか、続きっぽい土曜日。
生徒会長宅に来ている面々、話題はGWのことでして…。
ジョミー「あーあ、今年も終わっちゃったよねえ…」
シロエ 「今年は並びがイマイチでしたよ、祝日の」
サム 「昨日も金曜だったしよ…」
普通に平日になりやがって、とサム君、ブツブツ。
サム 「しかも2日は月曜だったってえのが…」
スウェナ「痛かったわよね、そこを欠席しちゃったし…」
シロエ 「昨日は戻って、登校するしかなかったんです」
もっと休みが長かったら…、とシロエ君も嘆き節。
シロエ 「楽しめた筈なんですけどねえ…」
キース 「高校生なんだし、諦めるしかないだろう」
社会人なら話は別だが、と副住職なキース君。
キース 「有休を取って上手く休めば、今年はだな…」
マツカ 「もっと長くなっていたと思いますよ」
ブルー 「うん、確実に長かっただろうね」
GWスタートが4月29日だったし、と生徒会長も。
ブルー 「そこが金曜だったからねえ、まず三連休で…」
キース 「5月2日と、昨日の2回、有休でだな…」
マツカ 「10連休になった勘定ですね」
実行した人も多いのでは…、と御曹司の読み。
マツカ 「そういう人だと、今も連休中なんですよ」
キース 「とはいえ、そろそろ帰り道か…」
ブルー 「今日くらいには家に戻っておかないと…」
月曜日からの仕事がキツイよ、と生徒会長の説明が。
ブルー 「今日は移動で、日曜日は家でゆっくりだね」
キース 「殆どのケースは、そうなるだろうな」
マツカ 「若い人だと、別でしょうけど…」
シロエ 「そうでしょうねえ、聞いたことはあります」
GWの話かどうかは知りませんが、とシロエ君。
シロエ 「海外で遊びまくって、朝に空港着で…」
サム 「そのまま会社に直行とかかよ?」
シロエ 「らしいですよ?」
ジョミー「ぼくたちの場合は、登校って?」
それはキツすぎ、とジョミー君が竦める肩。
若いのに…。
2022/05/01 (Sun)
☆お土産が無い件
社会人ならGWの終盤っぽい土曜日、生徒会長宅での話。
集まっているシャン学メンバー、GWの長さを検討中で。
ジョミー「シロエが言うヤツだと、明日まで遊んで…」
シロエ 「月曜日の朝に空港に着いて、登校ですね」
サム 「キツいぜ、ソレ…」
スウェナ「ちょっと勘弁して欲しいわよね…」
あんまりだわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「だって、ウチのクラスの担任は…」
ジョミー「万年、グレイブ先生なんだよ?」
サム 「嫌味の一つも言われそうだぜ、眠そうだとよ」
シロエ 「言われるでしょうね、間違いなく」
諸君、結構な御身分だな、とか…、とシロエ君、口真似。
シロエ 「海外は楽しかったかね、とか、ネチネチと…」
サム 「土産を渡しても、無駄だろうしよ…」
ジョミー「第一、ホントは海外じゃないし!」
国内でもなかったわけだけどさ、とジョミー君。
ジョミー「お土産に何を渡すって?」
一同 「「「あー…」」」
もう、そこからしてアウトだったか、と誰もが溜息。
シロエ 「そうでした…。お土産なんかは何も…」
マツカ 「ありませんよね、シャングリラ号では…」
ジョミー「それにさ、宇宙にはサービスエリアも…」
道の駅だって無いんだよ、とジョミー君の指摘。
ジョミー「お土産を買えるスポットはゼロ!」
サム 「シャングリラ号にも、売店はねえしよ…」
シロエ 「特産品だって無いですよね…」
楽しい船ではあるんですけど、とシロエ君も。
シロエ 「誰かさんの世界だったら、違うでしょうか?」
サム 「それはねえだろ、あっちの方がよ…」
マツカ 「色々と制限が多いですしね…」
ブルー 「密造酒くらいなものかもね」
特産品と言えるのは、と生徒会長が挙げたブツ。
ブルー 「御禁制の品だし、喜ばれるかも…」
サム 「グレイブ先生に渡すのかよ?」
シロエ 「再起不能になりそうですけれど…?」
いろんな意味でヤバイのでは、とシロエ君。
密造酒って、先月の…?
2022/05/02 (Mon)
☆謎すぎるお土産
社会人ならGWの終盤だろう土曜日、高校生には無関係。
金曜は登校したシャン学メンバー、土曜日は生徒会長宅。
シロエ 「なんと言っても、密造酒ですし…」
ジョミー「密造って時点で、グレイブ先生にはさ…」
向いてない気が、とジョミー君。
ジョミー「何処から見たって潔癖症だよ、グレイブ先生」
サム 「密造酒なんて渡そうモンなら、逆効果だぜ」
シロエ 「それもありますし、受け取って飲んでも…」
マツカ 「マズイですよね、悪酔いしたりしたら…」
全員、ブラックリスト入りです、とマツカ君も。
マツカ 「キースの場合は、中和剤が効きましたけど…」
スウェナ「グレイブ先生にも効くかは、謎だものねえ…」
キース 「効くんじゃないのか?」
俺には効いた薬なんだし、とキース君の意見。
キース 「飲み比べの勝負は、つかなかったがな」
シロエ 「誰かさんも、ほろ酔いの手前でしたしね」
サム 「キースが勝つかも、って思ったのによ…」
ブルー 「仕方ないよ、時間切れだったんだから」
帰る時間になっちゃって…、と生徒会長。
ブルー 「でもまあ、被害は無かったわけだし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなで楽しくお花見!」
シロエ 「美味しく食べて、飲酒組は宴会でしたね」
キース 「少しは感謝してくれよ?」
俺が身体を張ったんだからな、とキース君の言。
キース 「グレイブ先生も、あの中和剤なら…」
ブルー 「いけるかもねえ、密造酒でも」
でもソレ、何処のお土産なわけ、と生徒会長の質問が。
ブルー 「シャングリラ号では作ってないよ?」
ぶるぅ 「密造する意味、無いんだも~ん!」
ブルー 「合成酒だって要らなくてさ…」
普通にお酒があるわけで…、と生徒会長。
ブルー 「グレイブ先生に、なんて説明するんだい?」
シロエ 「ぼくたちが作りました、とかでしょうか?」
サム 「GWに酒造り体験ツアーかよ?」
叱られそうだぜ、とサム君が竦める肩。
高校生ですしねえ…。
2022/05/03 (Tue)
☆修行ならオッケー
社会人ならGW継続中っぽい土曜日、高校生には不可能。
金曜の登校で途切れた連休、本日は生徒会長宅での休日。
シロエ 「叱られますよね、酒造り体験ツアーなんて…」
ジョミー「絶対、飲んだと思われるもんね…」
ブルー 「試飲が必須なヤツだからねえ…」
作ったお酒の出来栄えを確認するために、と生徒会長。
ブルー 「試飲なんかはしてません、では通らないよ」
ぶるぅ 「そだよ、していません、って言ったら問題!」
思い切り酷く叱られちゃうよ、とお酒が飲めるお子様も。
ぶるぅ 「味が分からないのを寄越したのか、って…」
一同 「「「あー…」」」
それはありそう、と誰もが納得。
シロエ 「密造酒のお土産は、やっぱり無理ですね…」
サム 「下手したら殺されるヤツだぜ、うん」
ブルー 「賄賂どころか、逆効果なのは確実だね」
高校生で10連休は諦めたまえ、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「グレイブの目が黒い間は、嫌味覚悟でしか…」
キース 「平日を休みまくるというのは、不可能だぞ」
修行に出ると言うなら別だが、と、かつて経験済みな人。
キース 「修行の場合は、激励までして貰えたわけで…」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「ああ。頑張って来い、と笑顔だったぞ」
だが、行き先が地獄だったしな、とキース君、溜息。
キース 「一ヶ月間、飯は不味いし、修行はキツイし…」
サム 「確か、ニュースも見られねえんだよな?」
キース 「新聞もテレビも、全て禁止だ!」
外の世界で何があろうが修行のみだ、と証言が。
キース 「土曜も日曜も関係ないしな…」
シロエ 「学校を休みまくる意味が無いですよね…」
GW少なめの方がマシですってば、とシロエ君。
シロエ 「諦めましょう、カレンダー通りで」
ジョミー「一日、余計に休んだけどね」
スウェナ「それが限界よね…」
サム 「修行だって嘘をついてもよ…」
バレちまうしよ、とサム君、お手上げのポーズ。
確かに…。
2022/05/04 (Wed)
☆早めがオススメ
社会人ならGWで10連休中、そんな土曜日ですけれど。
高校生には不可能なことで、生徒会長宅で愚痴る土曜日。
シロエ 「修行なんです、って言うには証拠とかが…」
サム 「要ると思うぜ、相手はグレイブ先生だしよ」
キース 「俺は特には言われなかったが…」
大学生な時点で別扱いだし…、と副住職が顎に当てる手。
キース 「坊主専門の学科だったし、家は寺だし…」
シロエ 「疑う余地が無いですもんね…」
サム 「修行に行くしかねえ身だもんなあ…」
俺もいつかは行く道だけどよ、とサム君の苦笑。
サム 「その時は一ヶ月、休んじまっても…」
ジョミー「許されるだろうけど、ぼくは嫌だよ!」
行きたくない、と僧籍なジョミー君の悲鳴が。
ジョミー「修行体験ツアーだけでも、泣きそうなのに!」
ブルー 「早めに行くのがオススメだけどね?」
キース 「そうだぞ、一度で済むんだからな」
二度も三度も行かなくていいし、と副住職もプッシュ。
キース 「たった一ヶ月、大人しく修行すればだな…」
ブルー 「住職の資格が貰えるんだし、後はフリーで…」
高校生活を続けられるんだよ、と生徒会長も。
ブルー 「月参りとかも無いしさ、ぼくみたいにさ…」
ぶるぅ 「うんと自由に生きられちゃうよ!」
早めに行くのがいいと思う、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だけど、今からやるんだったら…」
ブルー 「来年、大学に入学するか、短期養成の…」
キース 「専門道場入りしかないしな…」
専門道場だと一年かかるぞ、と副住職が折ってゆく指。
キース 「今すぐ入門を願い出ても、入れる時期は…」
ブルー 「早くても7月辺りだろうねえ…」
たった一年で全部済むけど、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「キースが4年かかった所を、グンと短縮!」
キース 「行くのもいいと思うがな?」
ジョミー「なんでそういうことになるのさ!」
GWも無い所へさ、と叫んでますけど。
無いんでしょうねえ…。
2022/05/05 (Thu)
☆掃除三昧な修行
社会人なら10連休が可能なGW、終盤の土曜ですけど。
高校生には無理だったわけで、生徒会長宅で愚痴る面々。
ジョミー「修行が一年で済むようなトコって、絶対に…」
サム 「GWなんかはねえよな、きっと…」
キース 「当然だろうが、毎日が修行の日々なんだぞ?」
短縮な以上は濃縮コース、とキース君、厳しい顔付き。
キース 「早寝早起き、指導員にビシバシしごかれて…」
ジョミー「お経ばっかり読まされるんだよね?」
キース 「違うな、他にも大事な修行があるんだ」
ブルー 「掃除の時間が多いんだよねえ…」
廊下にトイレに、境内なんかも…、と生徒会長も。
ブルー 「お経や作法を習う以外に、掃除三昧!」
サム 「掃除なのかよ?」
ブルー 「坊主の修行と掃除ってヤツは、イコールだよ」
キース 「ひたすら掃除を続ける修行も存在するぞ」
ウチの宗派とは違うんだがな、とキース君。
キース 「宗祖様が修行なさった、恵須出井寺ので…」
ブルー 「荒行の千日回峰が有名だけどさ…」
キース 「千日回峰とは真逆の意味で、キツイ修行で…」
静の千日回峰と呼ばれているんだそうだ、と解説が。
キース 「修行に入ると、毎日、宗祖様の御廟を…」
ブルー 「掃除するんだよ、心をこめて日に何回も」
シロエ 「何回も、って…。同じ場所をですか?」
ブルー 「そうだよ、御廟と、御廟の周りの庭をさ…」
日に何回も見回って掃除、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「葉っぱ一枚、落ちていないようにね!」
キース 「掃除以外の時間は、読経三昧だと聞いている」
ブルー 「厳しいらしいね、外出もしないそうだから」
外の世界には一切出ないのが条件で…、と怖い話が。
ブルー 「それに比べれば、専門道場なんかはさ…」
キース 「楽なものだぞ、いくら指導員が鬼でもな」
ブルー 「体罰は基本だと聞いているねえ…」
ジョミー「嫌すぎるから!」
GWのある世界にいたい、とジョミー君、必死。
そりゃねえ…。
2022/05/06 (Fri)
☆修行より高校生活
社会人なら有休で10連休もいけるGW、終盤の土曜日。
金曜は登校だったシャン学メンバー、生徒会長宅で愚痴。
ジョミー「専門道場に行った後もさ、どうせ高校生で…」
サム 「この学校の生徒のままだよなあ…」
ブルー 「そういうことだね、お寺に入らないのなら」
ジョミー「有休は無理な世界だけどさ、GWはさ…」
普通にあるから、もうそれでいい、とジョミー君。
ジョミー「修行なんかより、GWのある世界だよ!」
キース 「そうかもしれんな、下手に寺に入ると、だ…」
ブルー 「GWどころか、年中無休というヤツだしね」
仏事は待ってくれないから、と銀青様の仰せ。
ブルー 「自分でお寺を持った場合は、そのコースだよ」
キース 「大きな寺の跡取り息子は別だがな」
ジョミー「お寺に入る気なんか無いし!」
サム 「俺もねえなあ、こう、ブルーみたいによ…」
フリーで気楽にいきたいもんだぜ、とサム君も。
サム 「そりゃまあ、何処かで寺に勤めねえと…」
キース 「僧階を上げられないわけだが…」
ジョミー「ぼくは一生、ヒラでいいから!」
高僧なんか目指してないし、とジョミー君の仏頂面。
ジョミー「だから、修行も行きたくないって!」
??? 「ぼくも賛成だよ!」
その方がいい、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。
キース 「あんた、何しに現れたんだ!」
Aブルー「何って、今日はノルディとさ…」
高級料亭で朝食だよ、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「美味しく食べて、ノルディの家でさ…」
ブルー 「寛いでたなら、それでいいじゃないか!」
なんでこっちに、と生徒会長が吊り上げる眉。
ブルー 「あそこの食事も、いい筈だけど?」
Aブルー「そうなんだけどさ、修行がどうとか…」
聞こえて来たから、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「ジョミーが修行に行っちゃったらさ…」
ブルー 「君が困るとでも?」
無関係だと思うけれど、と生徒会長の指摘。
そうですよねえ…?
2022/05/07 (Sat)
☆取り分が増えます
社会人ならば10連休も可能だったGW、終盤の土曜日。
高校生には出来なかったわけで、生徒会長宅に集う面々。
ブルー 「ジョミーが修行に行っても、君はさ…」
ジョミー「ぼくなんか忘れて、遊ぶんだろうし!」
面子が減ろうが気にしないよね、とジョミー君も文句。
ジョミー「下手をしたらさ、お菓子とか料理の…」
ブルー 「取り分が増えて、大喜びじゃないのかい?」
君のことだし、と生徒会長の言。
ブルー 「ジョミーが行くなら、当然、サムも…」
サム 「もちろん一緒に修行だぜ、うん」
ブルー 「ほらね、二人も減るわけだから…」
シロエ 「料理はともかく、お菓子の量は変わりますね」
ケーキのサイズは固定でしょうし、とシロエ君。
シロエ 「二人減ったから、と型は変えないでしょう」
ぶるぅ 「そだね、元の人数が多いから…」
二人くらいは誤差の範囲、と料理上手なお子様の見解。
ぶるぅ 「小さい型を使うよりかは、いつもので…」
シロエ 「作った方が美味しいですよね?」
ぶるぅ 「そうなの、火加減とかもあるしね」
一人前サイズのお菓子以外は、とニッコリ。
ぶるぅ 「今とおんなじサイズで作ると思うけど…」
シロエ 「すると、二人分、多めですから…」
マツカ 「余って来ますね、その分が」
Aブルー「だったら、ぼくに分けて欲しいな!」
毎日、取りに来るからさ、とソルジャー、乗り気。
Aブルー「こう、箱に入れてキッチンにさ…」
ブルー 「置いておけ、って?」
Aブルー「それなら文句は無いだろう?」
黙って持って帰るんだし、と悪びれない人。
Aブルー「その時は、よろしく!」
ブルー 「ほらね、やっぱり…」
少しも困らないじゃないか、と生徒会長のツッコミ。
ブルー 「むしろ早めに行かせたい、とか?」
Aブルー「違うよ、そこは逆だってば!」
ジョミー「止めてくれるわけ?」
Aブルー「ピンポーン!」
是非、行かないでくれたまえ、と言ってますけど。
何故に…?
2022/05/08 (Sun)
☆助け舟が来ました
社会人ならGWも終盤な土曜日、生徒会長宅に集う面々。
10連休が無理だった件から、修行の話に移行ですけど。
Aブルー「修行なんかは、まだまだ先でいいんだよ!」
ジョミー「えっと…。それって、何か裏があるとか?」
無理ゲーな注文がついてくるとか、とジョミー君の問い。
ジョミー「ぼくの修行を止める代わりに、交換条件…」
Aブルー「それは無いねえ、これっぽっちも!」
何のメリットも無いじゃないか、とソルジャーの返し。
Aブルー「君をヨイショしても、いいことなんか…」
シロエ 「まるで無さそうではありますねえ…」
キース 「マツカだったら、特典多数なんだがな…」
サム 「ジョミーだと、何も出ては来ねえぜ」
俺もだけどよ、とサム君の苦笑。
サム 「逆さに振っても無駄ってヤツな!」
Aブルー「そうなんだよねえ、だから交換条件も裏も…」
ジョミー「ホントに無いって?」
Aブルー「無いから、修行なんかに行かずに…」
バーベキューだよ、と斜め上な台詞が。
一同 「「「は?」」」
Aブルー「行こうって言っているんだってば!」
バーベキューに、とズズイと乗り出すソルジャー。
Aブルー「今の季節が最高だしね!」
ジョミー「賛成!」
もう全力で、ぼくも賛成、とジョミー君、挙手。
ジョミー「行こうよ、次の土曜日とかに!」
キース 「修行とは真逆なイベントだぞ?」
ジョミー「どの辺がさ?」
キース 「バーベキューの何処が精進なんだ!」
修行イコール精進料理だ、とキース君、副住職モード。
キース 「バーベキューなどは論外だぞ!」
Aブルー「だから反対しているんだよ!」
ぼくは人生を楽しみたいし、とソルジャー、真剣。
Aブルー「美味しい肉を、こう、たっぷりと…」
ジョミー「焼いて食べたいよねえ、河原とかでさ…」
Aブルー「君は話が分かるね、実に!」
ジョミー「そりゃ、キースとは違うしね!」
坊主は名前だけだってば、と気が合う人たち。
えっと…?
2022/05/09 (Mon)
☆交代するのかも
社会人のGWなら終盤な土曜日、高校生には普通の休日。
生徒会長宅で愚痴な面々ですけど、来たのがソルジャー。
Aブルー「ジョミーも賛成してくれてるしさ…」
ジョミー「次の土曜はバーベキューだよ!」
精進料理なんかはどうでもいいし、とジョミー君。
ジョミー「みんなも遊びに行きたいだろうし…」
Aブルー「パアーッといこうよ、いい肉を焼いて!」
キース 「修行の話はどうなったんだ!」
シロエ 「修行もですけど、ジョミー先輩が問題ですよ」
修行以上な大問題が、とシロエ君の視線がジョミー君に。
シロエ 「ジョミー先輩、交代する気なんですか?」
一同 「「「は?」」」
交代って何だ、と誰もがキョトン。
ジョミー「えっと…。交代って、何を?」
シロエ 「疫病仏ってヤツですけど?」
ジョミー「それって、キースのことだよね?」
どうして交代なんて話に…、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「キースの専売特許なんだし、無関係!」
シロエ 「でも、さっきから、その人とですね…」
気が合ってるじゃありませんか、とシロエ君の鋭い指摘。
シロエ 「今の流れで、バーベキューが決定したら…」
サム 「あー…。ババはジョミーが引くってことな?」
シロエ 「それもありますし、厄を持ち込むのも…」
ジョミー先輩になりそうな気が、とシロエ君。
シロエ 「ジョミー先輩、本当にそれでいいんですか?」
ジョミー「いいって、いいって!」
どうせキースが持って行くから、とジョミー君、笑顔。
ジョミー「それこそ、今までの流れってヤツで!」
シロエ 「確かに、一理ありますね…」
Aブルー「ぼくも組むなら、キースがいいねえ…」
お花見だって楽しかったし、とソルジャーも同意。
Aブルー「で、バーベキューはどうするわけ?」
シロエ 「疫病仏はキース先輩ですか…」
サム 「いいんでねえの、丸投げでよ」
キース 「ちょっと待て!」
俺の立場はどうなるんだ、と叫んでますけど。
疫病仏…?
2022/05/10 (Tue)
☆据え置きな立場
社会人ならGW終盤な土曜日、生徒会長宅に集った面々。
ソルジャーも来まして、次の土曜はバーベキューな話が。
キース 「どうして俺で据え置きなんだ、疫病仏が!」
ジョミー「だって、安定の疫病仏だしさ…」
厄を払う話もパアにしたくせに、とジョミー君。
ジョミー「今年の節分に、大雪でさ…」
シロエ 「そういえば、代参の予定でしたっけね」
サム 「冬山登山で厄除け祈願の話だったぜ」
キース 「アレは不可抗力というヤツで…!」
俺のせいじゃない、とキース君、必死の抵抗。
キース 「いくら俺でも、ドカ雪は呼べん!」
ジョミー「でもさあ、狙いすましたみたいにさ…」
スウェナ「あの日に降ってしまったのよねえ…」
節分寒波とは言うけれど、とスウェナちゃんも。
スウェナ「疫病仏だからこそでしょ、アレは」
シロエ 「ぼくも異存は無いですね」
マツカ 「擁護しようにも、ぼくも手詰まりですよ」
何一つ思い付きません、とマツカ君が広げる両手。
マツカ 「ですから諦めて下さい、キース」
キース 「おい、お前まで見捨てるのか!?」
マツカ 「手配は、ぼくのお役目ですしね」
バーベキューですし…、とマツカ君、人のいい笑み。
マツカ 「皆さん、いつもの河原でいいですか?」
一同 「「「オッケー!」」」
別荘の近くの河原だよね、と誰もが賛成。
Aブルー「次の土曜日でいいのかな?」
マツカ 「もちろんです」
Aブルー「食材の方も、最高だよね?」
マツカ 「ええ、お揃いでお越し下さい」
そちらのキャプテンやぶるぅもどうぞ、と御招待が。
マツカ 「せっかくですし、楽しんで頂かないと」
Aブルー「ありがとう!」
流石、マツカは話が分かる、とソルジャー、大喜び。
Aブルー「というわけで、キース、楽しくやろうよ!」
キース 「何故、俺なんだ!」
Aブルー「だって、みんなもその気だし…」
シロエ 「ご指名ですよ?」
この人のお世話はお任せします、とシロエ君。
丸投げ…。
2022/05/11 (Wed)
☆ゲストのお世話は
社会人のGWも終盤な土曜日、生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャーも来まして、次の土曜はバーベキューに決定。
キース 「俺に、こいつの世話をしろと!?」
シロエ 「より正確に言うと、この人とですね…」
サム 「連れのヤツらの世話も頼むぜ、ってことな!」
若干二名増えるからよ、とサム君も念押し。
サム 「キャプテンはともかく、ぶるぅの方はよ…」
ジョミー「悪戯するし、とんでもないしさ…」
スウェナ「キースに任せるのが一番なのよね」
キース 「しかし、ホストは俺ではないぞ!」
マツカが招待したんだからな、とキース君の反論。
キース 「ゲストの面倒は、ホストが見るのが定番で…」
シロエ 「そうかもですけど、よく考えてみて下さいよ」
キース先輩に費用が出せるんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「往復のマイクロバスの費用や、食費とかです」
ジョミー「それも最高級の肉とか、野菜とかだよ?」
払えるわけ、とジョミー君も。
ジョミー「バス代だけで破産しそうだけど?」
キース 「そ、それは…」
シロエ 「いいですか? 本来、疫病仏なんですから…」
金銭面の厄も管轄なんですよ、とシロエ君。
シロエ 「その厄を丸ごと、マツカ先輩がですね…」
サム 「引き受けてくれてるわけだしよ…」
文句の一つも言わねえでよ、とサム君も相槌。
サム 「ゲストの面倒とか言えた義理なのかよ?」
キース 「そうなるのか…?」
シロエ 「どう考えても、そうなりますね!」
マツカ先輩に詫びる立場ですよ、とシロエ君の睨み。
シロエ 「ですから、ゲストの面倒はですね…」
Aブルー「キースってことでいいんだよね?」
よろしく頼むよ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「じゃあ、14日に、また来るから!」
マツカ 「ええ、皆さんでいらして下さい」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、またねーっ!」
キース 「待ちやがれ!」
勝手に決めるな、と絶叫ですけど。
帰ったみたいですよ…?
2022/05/12 (Thu)
☆費用が出せない人
社会人のGWも終盤な土曜日、生徒会長宅に集った面々。
次の土曜日はバーベキューに決定、ソルジャーもゲスト。
キース 「くっそぉ、なんだって俺が世話係を!」
シロエ 「さっき、説明しましたけれど?」
サム 「嫌なら、金を用立てろよな」
そしたらマツカに押し付けられるぜ、とサム君の指摘。
サム 「金銭面の厄を、マツカに押し付けてんだろ?」
ジョミー「そうだよ、キースは出していないしさ…」
スウェナ「まず、払ってから言いなさいよね、その文句」
無理なら黙って世話係よ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「どうなの、払うの、払わないの?」
キース 「マツカ、参考までに聞きたいんだが…」
マツカ 「何でしょう?」
キース 「バーベキューの費用は、どのくらいなんだ?」
バスも食費も全て込みで、とキース君の問い。
キース 「分割払いも可能だろうか?」
マツカ 「構いませんけど、えっとですね…」
このくらいですが、とマツカ君、キース君の耳に囁き。
キース 「そんなにか!?」
マツカ 「最低限の値段なんですけど…」
キース 「無理だ…!」
俺の小遣いではとても払えん、とキース君が抱える頭。
キース 「やはり、世話係をするしかないのか…」
ブルー 「ご指名だしねえ、頑張りたまえ」
ぼくたちは楽しくやらせて貰うよ、と生徒会長の笑み。
ブルー 「ブルーたちの世話は、キースってことで」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくは、みんなのお世話!」
お肉を焼くのは任せてね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「他にも色々、食材、ありそう!」
マツカ 「もちろんですよ」
一同 「「「やったーっ!」」」
食べるぞ、と一同、大歓声。
シロエ 「楽しみですねえ、次の土曜日!」
ジョミー「シャングリラ号も楽しかったけどさあ…」
サム 「バーベキューは、また別だしよ…」
スウェナ「厄はキースに丸投げよね!」
安全安心、と盛り上がる面々ですけど。
キース君がババ…?
2022/05/13 (Fri)
☆添乗員と制服
やって来ました、GWの次の週の土曜、14日という日。
バーベキューとあって、生徒会長のマンション前に集合。
シロエ 「おはようございます! いいお天気ですよね」
ジョミー「うん、絶好のバーベキュー日和!」
サム 「暑すぎるってこともなさそうだしよ…」
最高だよな、とサム君たちも御機嫌。
サム 「でもって、厄はキースに丸投げだしよ…」
スウェナ「任せておけば安心だわよね、あの人たちは」
シロエ 「向こうからも、ご指名でしたしねえ…」
ジョミー「殆ど、添乗員だよね」
ツアーじゃないけど、とジョミー君。
ジョミー「添乗員の腕章とかでも、良かったかも…」
シロエ 「そうなると、スーツになるんでしょうか?」
サム 「あー、添乗員って、制服とかだよなあ…」
会社のヤツな、とサム君も同意。
サム 「でもよ、キースは会社員じゃねえし…」
ジョミー「スーツなんか、持っているのかな?」
スウェナ「大学に通ってたんだし、あるんじゃないの?」
マツカ 「入学式とかで、着るんでしょうけど…」
キースの場合はどうでしょうか、とマツカ君の疑問。
マツカ 「あそこの大学、普通の学部もありますけど…」
シロエ 「キース先輩、お坊さんコースでしたよね…」
サム 「なんか、スーツは要りそうにねえなあ…」
なんたって法衣が正装だしよ、とサム君の台詞。
サム 「卒業式は、確か坊主の団体だった、って…」
シロエ 「聞いたような気がしますよねえ…」
マツカ 「多分、スーツは持ってませんよ」
添乗員っぽく見せようにも…、とマツカ君。
マツカ 「学校の制服で来られても、困りますしね」
一同 「「「あー…」」」
それは誰でも持っているヤツ、と男子の溜息。
サム 「どっちかと言えば、学級委員だぜ、ソレ」
ジョミー「生徒会役員とかだよね…」
ブルー 「生徒会長として、大却下だよ!」
一同 「「「うーん…」」」
添乗員をやらせたいのに、と唸ってますけど。
難題かも…。
2022/05/14 (Sat)
☆腕章も無理です
マツカ君の別荘でバーベキューな日、朝から集った面々。
厄介なゲストはキース君に丸刃げ、お世話係ですけど…。
ジョミー「ブルーでなくても、学校の制服は嫌だよね」
シロエ 「他人だっていう気がしませんからねえ…」
サム 「どうしても仲間意識がよ…」
働いちまうし、とサム君、ブツブツ。
サム 「でもよ、法衣を着て来られてもよ…」
スウェナ「気分が法事になっちゃうわよねえ…」
シロエ 「何処から見たって、お坊さんですし…」
マツカ 「腕章だって、つけられませんよ?」
法衣は和服なんですから、とマツカ君の指摘。
マツカ 「ああいう袖では無理ですよ」
ジョミー「だよねえ、いろんな意味でダメかあ…」
添乗員は、とジョミー君、肩をガックリと。
ジョミー「仕方ないけど、つまらない気が…」
シロエ 「無い袖は振れませんからねえ…」
サム 「その袖と、衣が足を引っ張りやがるのな…」
着て来ると法事になっちまって、とサム君、溜息。
サム 「なんで、あいつは坊主なんだよ!」
スウェナ「坊主だからこそ、疫病仏でしょ?」
シロエ 「相方は、違いますけどね…」
あの迷惑な人は坊主じゃないです、とシロエ君。
シロエ 「法事は大好きみたいですけど」
ジョミー「何もかも、キースのせいなんだけどな…」
サム 「スーツを着せてえところだけどよ…」
スウェナ「ホントだわよね…」
なんで腕章も出来ないのよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「おまけに、法衣じゃ働けないし…」
シロエ 「動きやすいとは言えませんしね…」
ブルー 「そこなんだけどね、何か忘れていないかい?」
一同 「「「は?」」」
何を、と一同、キョトンとした顔。
ジョミー「忘れるって、何の話なわけ?」
ブルー 「服装だってば、いわゆるお坊さんのさ」
シロエ 「嫌でも忘れませんけどね、アレ…」
スウェナ「毎回、毎回、アレだものねえ…」
忘れるわけがないだろう、と意見が一致ですけれど。
何があると?
2022/05/15 (Sun)
☆歴史的な日かも
春休みが終わっても毎日お花見、特別生ならではの特権。
遅刻、早退は当たり前な日々、ついに迎えた16日の朝。
シロエ 「おはようございます! いいお天気ですね」
ジョミー「うん、絶好のお花見日和!」
サム 「アルテメシアの桜は、見頃を過ぎたけどよ…」
マツカ 「別荘の桜は、ちょうど満開ですよ」
今年もお楽しみ下さい、と御曹司の笑み。
マツカ 「えっと、ぶるぅと会長は…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お待たせーっ!」
ブルー 「集合場所が、ぼくのマンション前だしねえ…」
揃うのを待ってから来れば充分、と生徒会長。
ブルー 「もっとも、キースがまだなんだけどさ」
シロエ 「あー…。朝のお勤めとか、ありますからね」
サム 「仕方ねえよな、こればっかりはよ」
ジョミー「でもさあ、今日は歴史的な日になるかも!」
キースがレジェンドになって、とジョミー君の輝く顔。
ジョミー「誰かさんとさ、ガチンコ勝負で…」
シロエ 「酔い潰せるかもしれませんしね」
スウェナ「強かったのよねえ、予想以上に…」
マツカ 「ほろ酔いにさえ、なりませんでしたしね」
毎日、飲み続けた割に…、とマツカ君。
マツカ 「昨日なんかは、一升瓶を空けてましたよ?」
サム 「うんうん、すげえ飲みっぷりだったぜ」
ジョミー「あの勢いなら、死ぬ気でいけばさ…」
キース 「勝てる可能性もあるかもしれんな」
いける気がしてきた、とキース君、登場。
シロエ 「キース先輩、おはようございます!」
キース 「遅くなってすまん」
ジョミー「そんなことより、今日も頑張ってよ?」
スウェナ「そうよ、勝負の日なんだから!」
あの迷惑な人を酔い潰すのよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「飲んで飲みまくって、潰しなさいよ!」
ジョミー「いけるかもだよ、キースなら!」
サム 「一升瓶とか、マジで軽いんだろ?」
キース 「そのようだ」
シロエ 「最高ですよ!」
潜在能力が半端ないです、と称賛の声。
実は凄いと…?
2022/04/16 (Sat)
☆損していたかも
マツカ君の別荘でお花見な日でして、集合した御一同様。
期待されるキース君の潜在能力、ソルジャーと飲み比べ。
シロエ 「先輩があんなに飲める口だったなんて!」
サム 「能ある鷹は爪を隠すとは言うけどよ…」
ジョミー「あそこまでとは、思わないよね…」
キース 「正直、俺も驚いている」
人生、損をしていたかもしれん、とキース君、腕組み。
キース 「大学時代から、散々、割り勘負けだったが…」
シロエ 「飲むべきだった、というわけですね?」
キース 「まったくだ。一升瓶でも軽いんだしな」
スウェナ「大いに飲むべきだったわねえ…」
負けていないで、とスウェナちゃんも。
スウェナ「お酒って、高くつくんでしょ?」
シロエ 「らしいですねえ、宴会だと、特に」
マツカ 「飲食店の収入源は、お酒だそうですからね」
料理だけではダメなんですよ、と御曹司。
マツカ 「利益率で言うと、断然、お酒が上なんです」
シロエ 「それで、値段も高くなるんですね?」
マツカ 「ええ。ですから、割り勘負けの場合は…」
他の人の料理代まで食らうんですよ、と説明が。
マツカ 「料理代は、微々たるものですからね」
キース 「分かってはいたが、甘んじていたのに…」
自分の限界が分からないしな、とキース君、深い溜息。
キース 「酔ってからでは手遅れだから、と…」
サム 「それって、割り勘負けはしねえぜ?」
キース 「他のリスクがあるだろうが!」
酔うと気が大きくなるらしいしな、とキース君の渋面。
キース 「もっと酒に強いヤツがいてだな…」
ジョミー「奢れ、って言われちゃうだとか?」
キース 「その通りだ!」
酒宴に仁義なんぞは無いぞ、とキース君、ブツブツ。
キース 「仲間内だけで飲んでいたなら、尚更だ!」
サム 「おだてられて、奢らされるのな?」
キース 「そうだ、二次会、三次会と!」
一同 「「「あー…」」」
それは恐ろしすぎるかも、と誰もが納得。
酒宴、あるある…。
2022/04/17 (Sun)
☆謎だった限界
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、酒宴に期待大な面々。
凄かったキース君の潜在能力、ソルジャーに勝てるかも。
シロエ 「確かに、ウッカリ飲めませんよね、ソレ…」
キース 「奢ってしまった後では、既に手遅れだしな…」
正気に返るのは家に帰ってからなんだぞ、とキース君。
キース 「それも次の日、二日酔いで目が覚めてだな…」
ジョミー「思い出すわけだね、布団の中で」
キース 「ああ。でもって、カードで払った事実を…」
セットで思い出して顔面蒼白、と肩をブルッと。
キース 「なにしろ、小遣いしか貰ってないからな…」
サム 「支払いはカードになっちまうのな?」
キース 「しかもだ、カードは親父のヤツなんだぞ?」
一同 「「「うわー…」」」
マジで悲劇だ、と誰もがガクブル。
ジョミー「…アドス和尚に明細が行く、って?」
キース 「親父の口座から引き落としだしな!」
シロエ 「色々な意味で詰んでませんか?」
キース 「タダ働きに加えて罰礼、小遣い差し止め…」
思い付くだけでもコレなんだが、とキース君が顰める眉。
キース 「この状況で、誰が限界に挑戦すると?」
ジョミー「無理だよねえ…」
シロエ 「どおりで、謎だったわけですよ」
キース先輩の酒量の限界、とシロエ君、うんうん、と。
シロエ 「でも、これからは無敵かもです!」
スウェナ「今日の勝負で分かるものねえ…」
サム 「一升瓶が何本空くのか、楽しみだぜ!」
ジョミー「誰かさんにも、勝って欲しいよね」
応援しよう! とジョミー君が突き上げる拳。
ジョミー「キースなら、やってくれる、って!」
一同 「「「おーっ!!!」」」
歴史的な日になって欲しい、と盛り上がる御一同様。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
キース 「もちろんだ!」
ぶるぅ 「えっと、えとえと…」
シロエ 「どうしたんです? 応援しないと」
ぶるぅ 「そうだけど…」
そうなんだけど、とノリが悪いですけど。
問題でも…?
2022/04/18 (Mon)
☆聞き役に向く人
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、誰もが期待で胸一杯。
歴史的な日になるのかも、とキース君を応援ですけれど。
シロエ 「ぶるぅの様子が変ですよ?」
サム 「なんか言葉に詰まってねえか?」
ジョミー「ノリが悪いってだけじゃなさそうな気が…」
どうしたのかな、とジョミー君たちも怪訝そう。
ジョミー「キースを応援って、難しくないと思うけど?」
シロエ 「ですよね、他に理由でも…?」
ぶるぅ 「えとえと、喋っても怒らない?」
マツカ 「怒るだなんて…。そんな人は誰もいませんよ」
ぶるぅにはお世話になってますし、とマツカ君の笑み。
マツカ 「言いにくいのなら、ぼくが聞きますけれど?」
シロエ 「それ、いいですよね、マツカ先輩が代表で…」
サム 「聞いて、伝えてくれればよ…」
ジョミー「何も問題ないよね、うん」
それでいこうよ、とプッシュな人たち。
ジョミー「ぶるぅも、きっと喋りやすいし…」
ぶるぅ 「そだね、マツカは怒らないから…」
ぼくも安心、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もコクンと。
ぶるぅ 「んとんと…。マツカ、耳を貸してくれる?」
マツカ 「ええ。少し離れて伺いますよ」
あそこの隅で、とマツカ君が指差し、駐車場の隅へ。
ジョミー「なんだろ、マツカにしか言えないなんて…」
サム 「俺たち、別に短気じゃねえぜ?」
シロエ 「キース先輩が、たまにキレますけどね」
キース 「誰のせいだと思っている!」
全部、お前たちのせいだろうが、とキース君の仏頂面。
キース 「疫病仏だの、何だのと!」
シロエ 「でも、事実ですし…」
サム 「自分のことを棚に上げてよ、逆ギレでよ…」
キース 「うっ…」
そう言われると…、と詰まるキース君。
キース 「だが、今日こそ挽回してみせる!」
シロエ 「その意気です! あれっ、マツカ先輩?」
サム 「珍しく愕然としていやがるぜ?」
ジョミー「うん…」
驚いた顔って見ないのにね、と意見が一致。
何があったと…?
2022/04/19 (Tue)
☆酔わなかった理由
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、駐車場に集った面々。
歴史的な日に期待ですけど、何故か驚いているマツカ君。
シロエ 「マツカ先輩って、いつも穏やかですけれど…」
ジョミー「ホントの所は、肝が据わってるんだよね…」
スウェナ「でなきゃ、大財閥の跡取りは務まらないわよ」
サム 「なんで、あんなに驚いてんだよ?」
嫌な予感がしてきたぜ、とサム君、駐車場の隅に視線を。
シロエ 「でもですね…。ぶるぅはいい子なんですし…」
ジョミー「悪戯とかは、絶対、しないよ?」
サム 「うーん…。おっ、戻って来るみてえだぞ」
スウェナ「マツカ、ぶるぅの手を引いてるわよ?」
ぶるぅも俯き加減じゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「まさか、ぶるぅが何か失敗したとか…?」
ジョミー「そんなの、無いと思うけど…」
どうなんだろう、と顔を見合わせる所へ、マツカ君が。
マツカ 「お待たせしちゃって、すみません」
シロエ 「いえ、いいですけど…。どうしたんですか?」
ぶるぅ、元気が無いですけれど、とシロエ君の問い。
シロエ 「マツカ先輩、ぶるぅと、どんな話を?」
マツカ 「えっと…。落ち着いて聞いて下さいよ?」
サム 「おいおい、マジで事件なのかよ?」
マツカ 「そう言うのかもしれませんが…」
叱らないであげて下さいね、とマツカ君が刺した釘。
マツカ 「実は、キースが全く酔わなかったのは…」
ぶるぅ 「ごめんなさいーっ!」
ぼくが中和剤を使ってたの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「この辺かな、ってタイミングで!」
一同 「「「ええっ!?」」」
ぶるぅ 「飲めるお友達、欲しかったから…」
マツカ 「瞬間移動で、胃に送っていたらしいんです」
どおりで酔わないわけですよ、とマツカ君、苦笑。
マツカ 「ですから、キースが酒豪かどうかは…」
キース 「分からないのか!?」
マツカ 「残念ながら…」
そういうことになりますね、と言ってますけど。
中和剤って…。
2022/04/20 (Wed)
☆協力者がいた件
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、集合している面々。
歴史的な日に期待だったのに、衝撃的な事実が判明で…。
シロエ 「中和剤って、沢山ありましたっけ?」
ジョミー「そこだよ、瓶で置いてったけどさ…」
サム 「充分な数があったのかよ、アレ?」
キース、半端なく飲んでたんだぜ、とサム君の問い。
サム 「中和剤、少しで足りる程度に酒豪とか?」
マツカ 「いえ、協力者がいたらしいんです」
一同 「「「協力者?」」」
マツカ 「あちらの世界の、ぶるぅですよ」
ぶるぅの親友ですからね、とマツカ君、困っても笑顔。
マツカ 「中和剤を追加でくれたそうです」
ぶるぅ 「そうなの、ぶるぅが瓶を幾つも…」
送ってくれたの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だから、キースに沢山使って…」
キース 「おい、沢山って…。すると、俺はだ…」
シロエ 「酒豪どころか、弱いんじゃないですか?」
ぶるぅ 「んとんと、それは分かんないの!」
早め、早めに飲ませてただけ、と激白タイム。
ぶるぅ 「ぶるぅに聞いたら、害は無いって…」
マツカ 「素面の人に飲ませても、大丈夫だそうですよ」
シロエ 「酒豪の可能性は残ってるんですね…」
ジョミー「でもさ、勝負は今日なんだよ?」
しかも相手がアレだってば、とジョミー君。
ジョミー「酔い潰されて終わる気がする…」
キース 「俺もだ、死ねる気しかしないんだが…」
??? 「いけるって!」
安心してよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「裏技、大いに歓迎ってね!」
??? 「今まで、無敵でしたからねえ…」
負けるのも良し、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「ぶるぅも、その気で中和剤をですね…」
??? 「そだよ、横流ししたんだも~ん!」
Aブルー「というわけでね、ガチンコ勝負!」
キース 「うっ…!」
悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)も来ましたけれど。
ソルジャーもやる気満々ですけど、さて…?
2022/04/21 (Thu)
☆酔い潰れたい人
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、ゲストたちも到着。
ソルジャーとキース君が飲み比べの勝負、そういう企画。
Aブルー「いいね、着いたら勝負だよ、キース?」
キース 「し、しかし…!」
Aブルー「中和剤の使用もオッケー、大いに飲んで!」
ぼくを酔い潰してくれたまえ、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「一度でいいから、酔い潰れるのが夢だしね!」
キース 「そう言われても…!」
A船長 「私からも、お願いいたします」
是非とも、ブルーを潰して下さい、とキャプテンまでが。
A船長 「なにしろ、酔わない理由が不幸すぎまして…」
一同 「「「は?」」」
A船長 「実験体だった時代に、色々とですね…」
Aブルー「薬を試されすぎちゃったんだよ!」
だから耐性が半端なくて…、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「キースに負けても、泥酔出来るんならさ…」
シロエ 「本望だ、っていうわけですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
貴重な体験が出来るんだしね、とニコニコニコ。
Aブルー「そういうわけでさ、楽しく飲もうよ!」
キース 「俺は中和剤を使っていいんだな?」
Aブルー「それはもう! 飲みまくって良し!」
早め、早めの服用がオススメ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「こっちのぶるぅも、そうしてたんだし!」
ぶるぅ 「そだね、叱られなくて良かったあ!」
A船長 「いい仕事をして下さいましたよ」
キース 「そうなのか? 俺は自信を喪失したが…」
いけるクチだと思ったのに、とキース君の深い溜息。
キース 「酒量の限界も謎のままだし…」
A船長 「ですが、ブルーに勝てたらですね…」
レジェンドになれると聞いております、とキャプテン。
A船長 「裏技だろうが、結果が全てだと思いますよ」
Aブルー「そうだよ、このぼくに勝ったなんてさ!」
キース 「要は、あんたを酔い潰せ、と…?」
Aブルー「飲みまくってね!」
伝説を作ってくれたまえ、と言ってますけど。
裏技で…?
2022/04/22 (Fri)
☆もう一声欲しい
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、けれど企画が問題。
ソルジャーとキース君が飲み比べの勝負、中和剤もアリ。
キース 「あんたは酔えたら満足だ、と言うんだな?」
Aブルー「そうだよ、たとえ悪酔いしてもね!」
二日酔いとかキツイそうだし、とソルジャーの言。
Aブルー「苦しむ仲間を、嫌というほど見たけどさ…」
シロエ 「そんな結果でもいいんですか?」
Aブルー「出来れば、楽しく酔いたいけどねえ…」
選べないしね、とソルジャー、お手上げのポーズ。
Aブルー「その辺は運に任せといてさ、ここは一発!」
キース 「泥酔したいと言うのは分かるが、俺はだな…」
伝説になれるというだけか、とキース君の問い。
キース 「他にメリットは何も無いと?」
Aブルー「レジェンドだけだと、不満なのかい?」
キース 「もう一声、欲しいところだが…」
Aブルー「だったら、君が勝った場合は、一ヶ月ほど…」
迷惑をかけないというのはどう、とソルジャーの案。
Aブルー「ぼくは無自覚にやらかすらしいし…」
キース 「いつもそうだが、自粛すると?」
Aブルー「君の警告で、大人しく!」
やめろと言われたことはやめるよ、とパチンとウインク。
Aブルー「それでどうかな、条件の方は?」
シロエ 「いいですねえ!」
サム 「レジェンドに加えて、封印の呪文だぜ?」
ジョミー「最高だってば、やるしかないよ!」
疫病仏を返上出来るチャンス、とジョミー君のプッシュ。
ジョミー「一ヶ月の期間限定でもさ…」
サム 「迷惑を封印出来るんだしよ…」
スウェナ「頑張りなさいよ、飲みまくって!」
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
応援してます、とシロエ君も。
シロエ 「きっと勝てると信じてますから!」
キース 「そういうことなら、やってみるか…」
Aブルー「よし、決まり!」
マツカ 「皆さん、バスの方へどうぞ」
ぶるぅズ「「しゅっぱぁ~つ!」」
賑やかな面々を乗せて、バスは別荘へと。
さて…?
2022/04/23 (Sat)
☆まずは乾杯から
今年もマツカ君の別荘でお花見、飲み比べという企画が。
キース君とソルジャーのガチンコ勝負、裏技もオッケー。
ぶるぅ 「わぁーい、山を越えたら桜が満開!」
ジョミー「アルテメシアの桜は、もう終わったのにさ…」
サム 「この辺のは、今が見頃ってえのがすげえよな」
マツカ 「気温が違いますからね。なにしろ冬場は…」
除雪車が必須なほどですから、とマツカ君の笑み。
マツカ 「春から秋はいい場所ですけど、冬場は少し…」
シロエ 「難アリっていうことですか…」
マツカ 「そうなりますね、キャンプ場もお休みですよ」
雪の中を来る人はいませんし、と指差す川の方向。
マツカ 「写真家には人気だそうですが…」
スウェナ「雪景色を撮るには、良さそうだわね」
ジョミー「だけど、バーベキューとかも無理だよね…」
マツカ 「そうなんです。ですから、春から秋までが…」
書き入れ時になりますね、と説明が。
マツカ 「もっとも、観光客は少なめですけど」
Aブルー「そこがいいんだよ、別荘は静かなのが一番!」
A船長 「せっかくのお花見ですからねえ…」
Aブルー「賑やかなヤツは、何処でも出来るし!」
今年も楽しみまくったし…、とソルジャーの言。
Aブルー「だから今日はさ、ぼくたちだけで…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 一杯、食べて飲むも~ん!」
マツカ 「ええ、楽しんで下さいね。ほら、着きますよ」
ちょうど桜も見頃です、と別荘に到着。
マツカ 「皆さん、桟敷の方へどうぞ」
ジョミー「やったね、これから御馳走タイム!」
Aブルー「お酒の方も、よろしく頼むよ」
マツカ 「各種、ご用意してますよ」
大吟醸からシャンパンまで、と御曹司。
マツカ 「まずはシャンパンで乾杯ですか?」
ブルー 「そうだね、飲めない人には子供用ので」
シロエ 「キース先輩は普通のですね?」
Aブルー「当然だよ!」
キース 「勝負スタートだな?」
受けて立とう、と桟敷に火花がバチバチ。
料理より、お酒…。
2022/04/24 (Sun)
☆次に繋げたい人
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で御馳走タイムですけど。
ソルジャーとキース君の飲み比べ企画、そちらがメイン。
Aブルー「じゃあ、乾杯で勝負を始めるってことで!」
キース 「確認しておくが、俺が、あんたを潰したら…」
一ヶ月は大人しくするんだな、とキース君、念押し。
キース 「俺がやめろと言った場合は、即、やめて、と」
Aブルー「そうだよ、一筆書いておこうか?」
キース 「いや、証人が多数いるから、充分だ」
あんたの証文はアテにならんし、とキッパリと。
キース 「書き換えるとか捏造だとか、ありそうだしな」
Aブルー「まあねえ、それは否定はしないよ」
一同 「「「うーん…」」」
そういう人だ、と誰もが唸るしかない台詞。
シロエ 「あのですね…。口約束でも守って下さいよ?」
Aブルー「守るよ、次に繋げたいしね」
一同 「「「次?」」」
Aブルー「次の宴会だよ、キースが勝ったら…」
ぼくは泥酔出来るんだしさ、とソルジャー、真剣。
Aブルー「また酔いたい、って時には頼みたいからね!」
キース 「確かに、約束をチャラにされたら…」
二度と、あんたと飲みはしないな、とキース君。
キース 「よし、勝負だ!」
Aブルー「まずは乾杯!」
一同 「「「かんぱーい!」」」
キース君の勝利を願う声が弾けて、乾杯。
Aブルー「さあ、飲んで、飲んで!」
キース 「あんたもグイッと!」
ぶるぅ 「シャンパンのボトル、もう空っぽ…」
マツカ 「追加で運ばせた方がいいですね」
最初の料理はシャンパン向けですし、と御曹司。
マツカ 「皆さんは、料理をお楽しみ下さい」
ジョミー「うん、でもさあ…」
シロエ 「勝負の方も…」
気になりますよね、とシロエ君、苦笑。
シロエ 「食べる手がお留守になりそうですよ」
サム 「それは分かるぜ」
ジョミー「ぶるぅ、中和剤、忘れないでよ?」
ぶるぅ 「大丈夫!」
食べて飲んでも忘れないもん、と頼もしい言葉。
勝負の行方は…?
2022/04/25 (Mon)
☆飲みまくる人たち
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で美味しく御馳走タイム。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、裏技もオッケー。
Aブルー「さあ、飲んで、飲んで!」
キース 「あんたも大いに、食って飲んでくれ!」
俺の酒ではないんだがな、とキース君が注ぐ大吟醸。
キース 「ついでに、飯もマツカの奢りで…」
Aブルー「会費も全く払ってないねえ、ぼくたちは!」
割り勘負けも何もないね、とソルジャー、御機嫌。
Aブルー「持つべきものは、大金持ちの友達だってば!」
シロエ 「マツカ先輩は、あなたの友達じゃないですよ」
Aブルー「まあまあ、細かいことは言わずに!」
君も飲むかい、とシロエ君に差し出された杯。
Aブルー「美味しいんだよ、これがまた!」
シロエ 「お断りします!」
Aブルー「いいのかい? 君たち、割り勘負け的な…」
立場にいると思うんだけど、とソルジャーの指摘。
Aブルー「ぼくとキースが飲みまくっていて、他にも…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくとブルーと、ぶるぅと…」
Aブルー「ぼくのハーレイも飲んでるわけでね」
A船長 「遠慮なく飲ませて頂いております」
地球のお酒は美味ですから、とキャプテンもクイッと。
A船長 「私たちだけ、飲みまくるというのは少々…」
Aブルー「気が引けるからさ、君たちも飲みたまえ!」
中和剤もあることだしさ、と飲酒の勧めが。
Aブルー「こんなチャンスは、そうそう無いよ?」
シロエ 「いえ、キース先輩の晴れ舞台ですから!」
サム 「だよなあ、レジェンドになるチャンスだぜ?」
邪魔はしねえよ、とサム君もスルー。
サム 「キース、俺たちの分まで飲んでくれよ!」
キース 「そのつもりだが…」
飯も美味いしな、とキース君、平常モードをキープ中。
キース 「やはり、料理も楽しまないと」
Aブルー「もちろんだってば、あっ、次が来た!」
キース 「よし、食って飲むぞ!」
あんたも飲めよ、と絶好調で飲んでいる人。
実は酒豪…?
2022/04/26 (Tue)
☆邪魔をしたら処刑
マツカ君の別荘で遅めのお花見、桟敷で御馳走が次々と。
その一方で、キース君とソルジャーが飲み比べでして…。
Aブルー「此処の御馳走も、ホントに絶品だよねえ…」
キース 「当然だろうが、一流の料理人なんだぞ?」
A船長 「お酒の方も、最高のを出して下さってますね」
マツカ 「せっかくですから、いいのをお出ししてます」
飲み比べでも気にしませんよ、とマツカ君の柔和な笑み。
マツカ 「美味しく食べて、飲んで頂くのが一番ですし」
Aブルー「ありがとう! 流石はマツカ、太っ腹だよ!」
キース 「言っておくが、俺の友達なんだぞ?」
Aブルー「いいって、いいって、そんなことは!」
さあ飲もう、とソルジャー、キース君の盃になみなみと。
Aブルー「クイッと空けたら、返杯よろしく!」
キース 「もちろんだ! 此処であんたを潰せたら…」
レジェンドな上に、あんたを封印、とキース君から返杯。
キース 「向こう一ヶ月、迷惑行為を断れるしな!」
Aブルー「そうだったねえ、ぼくも泥酔したいし…」
是非とも潰してくれたまえ、とソルジャーが呷る酒。
Aブルー「中和剤くらい、どんどん使っていいからさ!」
キース 「ああ、お蔭様で絶好調だ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 早めの服用が大事!」
ちゃんと胃袋に送ってるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ぶるぅも、それは邪魔しない、って!」
シロエ 「そういえば、悪戯小僧がいましたっけ…」
Aぶるぅ「ブルーが怖いから、悪戯しないよ!」
Aブルー「やらかしたら、処刑だと言ってあるしね」
邪魔はさせない、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「ぼくは楽しく酔いたいんだしさ」
キース 「俺が酔ったら、処刑なのか?」
其処のぶるぅが…、とキース君の問い。
キース 「何か違う気がするんだが…」
Aブルー「違わないって! 邪魔をした人は…」
A船長 「もれなく処刑だそうです」
身内だろうが他人だろうが、と言ってますけど。
処刑って…。
2022/04/27 (Wed)
☆絶飲食だそうです
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で桜を見ながらの御馳走。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、ガンガン進行中。
キース 「身内でも他人でも、処刑だと?」
Aブルー「そうだよ、邪魔をしたんだからさ」
ぼくが酔おうとしてるのを、とソルジャーの冷たい笑み。
Aブルー「誰であろうと、容赦しないってね!」
キース 「処刑というのは、死ぬほど飲ませるとかか?」
Aブルー「それの何処が処刑になるのさ、飲み放題の」
特に、ぶるぅじゃ話にならない、とソルジャー、即答。
Aブルー「大喜びで飲みまくるだけで、全くダメだね!」
キース 「なら、どうすると?」
Aブルー「絶飲食!」
お酒も御馳走も全部禁止、と恐ろしい台詞が。
Aブルー「ヨダレを垂らして見てるだけ、ってヤツ!」
一同 「「「うわー…」」」
嫌すぎる、と誰もがガクブル。
シロエ 「御馳走が全部パアですか…」
サム 「ぶるぅでなくても嫌すぎるぜ」
ジョミー「まあ、ぼくたちには関係ないけど…」
中和剤なんかに触らないし、とジョミー君。
ジョミー「あれの係は、ぶるぅだし…」
シロエ 「悪戯小僧が何もしないなら、安心ですよね」
Aブルー「キースを止めても、処刑だけれど?」
一同 「「「えっ?」」」
止めるって、と一同、キョトン。
シロエ 「えっと…。誰も止めませんよ?」
Aブルー「どうだかねえ…。例えば、こういう…」
飲み合わせが…、とソルジャーが宙に取り出すボトル。
Aブルー「心配なヤツがあるわけでね、うん」
キース 「おい、そのボトルは薬品か?」
Aブルー「違うよ、ぼくの世界の合成酒だけど…」
悪酔いすると評判でねえ…、とソルジャー、溜息。
Aブルー「でも、好きな人はいるわけで…」
A船長 「密造してでも、飲もうとするんですよ」
キース 「あんたの船でか?」
A船長 「私も注意しているのですが…」
Aブルー「現に、こうして!」
ブツが存在してるんだよ、と言ってますけど。
密造酒って…。
2022/04/28 (Thu)
止めたら絶飲食
マツカ君の別荘で今年もお花見、桟敷で美味しく御馳走。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、ガンガン飲酒中。
キース 「御禁制の品というヤツなんだな?」
Aブルー「そう! でもって、これには中和剤がさ…」
A船長 「効かない所が困りものでして…」
ですから禁止されております、とキャプテンの言。
A船長 「これで酔われると、どうにもこうにも…」
Aブルー「ならないからねえ、しかも悪酔いだし」
その人の持ち場に穴が開くわけ、とソルジャー、溜息。
Aブルー「だけどキースは、挑戦したって問題無し!」
A船長 「ですが、あなたが困りませんか?」
Aブルー「そう、そこ! キースが潰れちゃうとさ…」
泥酔するチャンスを逃すからね、と周囲をグルリと。
Aブルー「だから、密造酒をキースに勧めた人は…」
キース 「処刑される結果になるんだな?」
Aブルー「君が潰れた時にはね!」
でも、潰れない可能性も…、と赤い瞳がキラキラと。
Aブルー「なにしろキースは、別の世界の人間だしさ…」
A船長 「中和剤が効くかもしれませんねえ…」
Aブルー「ちょっと気になってこないかい?」
A船長 「それは確かに…」
潰れなかったら凄いですよ、とキャプテンも。
A船長 「ついでにあなたも、密造酒だと…」
Aブルー「大量に飲めば、ほろ酔いの手前くらいなら…」
行けないこともないんだよね、と掲げるボトル。
Aブルー「どうだい、キース、次はコレとか?」
キース 「ちょっと待て!」
シロエ 「そうですよ、リスクが高すぎです!」
Aブルー「シロエ、処刑でいいのかな?」
キースを止めたらそうなるけれど、とソルジャーの指摘。
Aブルー「他のみんなも、その辺のトコは同じでねえ…」
ジョミー「御馳走抜きになるってわけ!?」
Aブルー「飲み物もダメで、お花見するだけ!」
シロエ 「困りますから!」
キース 「おい、見捨てるな!」
誰か、この馬鹿を止めてくれ、と叫んでますけど。
処刑ですよ…?
2022/04/29 (Fri)
☆密造酒でいこう
今年もマツカ君の別荘でお花見、絶品な御馳走を賞味中。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、絶好調ですが…。
Aブルー「止める人はいないと思うけれどね?」
Aぶるぅ「ぼくも悪戯しないも~ん!」
密造酒には触らないもんね、と悪戯小僧もスルーな方向。
キース 「だ、誰か…! 頼む、一生、恩に着るから!」
シロエ 「運が良ければレジェンドですよ?」
ジョミー「そうだよ、酔わない可能性だって…」
あるんだからさ、と誰も止めない密造酒。
キース 「し、しかし…!」
Aブルー「つべこべ言わずに、まずは一献!」
飲んでみたまえ、とキース君のグラスに注ぐソルジャー。
Aブルー「味の方は悪くないんだよ、これが」
キース 「くっそぉ…!」
死んでやる、と空けたキース君、驚きの表情。
キース 「味は普通にブランデーだな…」
Aブルー「そうだろう? 実は密造品の方がさ…」
A船長 「どうしたわけだか、美味なんですよ」
合成品なのに、本物っぽい味で、とキャプテンも。
A船長 「ワイン味も、本物に負けていなくて…」
Aブルー「密造する気も、飲む気も分かるよ」
ワインの方もいってみようか、とソルジャーが注ぐ酒。
Aブルー「遠慮しないで、クイッとね!」
キース 「誰も止めてはくれんしな…」
飲むぞ、と空けて、ソルジャーに返杯。
キース 「あんたも飲めよ?」
Aブルー「当然だよ! でもさ、君…」
A船長 「中和剤が効くようですねえ…」
アルコール度数が半端ないのに、とキャプテンの言。
A船長 「ワイン味でも、ウォッカ級ですよ」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「ブランデー味は、その上をいくね!」
最高の酒宴になりそうだよ、とソルジャー、感激。
Aブルー「ぼくを潰せたら、君はレジェンド!」
キース 「よし、勝負だ!」
シロエ 「止める必要は無いですね、コレ」
一同 「「「もっちろーん!」」」
さあ御馳走だ、と盛り上がる面々。
今月、これにて中継終了~。
2022/04/30 (Sat)
春休みが終わっても毎日お花見、特別生ならではの特権。
遅刻、早退は当たり前な日々、ついに迎えた16日の朝。
シロエ 「おはようございます! いいお天気ですね」
ジョミー「うん、絶好のお花見日和!」
サム 「アルテメシアの桜は、見頃を過ぎたけどよ…」
マツカ 「別荘の桜は、ちょうど満開ですよ」
今年もお楽しみ下さい、と御曹司の笑み。
マツカ 「えっと、ぶるぅと会長は…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お待たせーっ!」
ブルー 「集合場所が、ぼくのマンション前だしねえ…」
揃うのを待ってから来れば充分、と生徒会長。
ブルー 「もっとも、キースがまだなんだけどさ」
シロエ 「あー…。朝のお勤めとか、ありますからね」
サム 「仕方ねえよな、こればっかりはよ」
ジョミー「でもさあ、今日は歴史的な日になるかも!」
キースがレジェンドになって、とジョミー君の輝く顔。
ジョミー「誰かさんとさ、ガチンコ勝負で…」
シロエ 「酔い潰せるかもしれませんしね」
スウェナ「強かったのよねえ、予想以上に…」
マツカ 「ほろ酔いにさえ、なりませんでしたしね」
毎日、飲み続けた割に…、とマツカ君。
マツカ 「昨日なんかは、一升瓶を空けてましたよ?」
サム 「うんうん、すげえ飲みっぷりだったぜ」
ジョミー「あの勢いなら、死ぬ気でいけばさ…」
キース 「勝てる可能性もあるかもしれんな」
いける気がしてきた、とキース君、登場。
シロエ 「キース先輩、おはようございます!」
キース 「遅くなってすまん」
ジョミー「そんなことより、今日も頑張ってよ?」
スウェナ「そうよ、勝負の日なんだから!」
あの迷惑な人を酔い潰すのよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「飲んで飲みまくって、潰しなさいよ!」
ジョミー「いけるかもだよ、キースなら!」
サム 「一升瓶とか、マジで軽いんだろ?」
キース 「そのようだ」
シロエ 「最高ですよ!」
潜在能力が半端ないです、と称賛の声。
実は凄いと…?
2022/04/16 (Sat)
☆損していたかも
マツカ君の別荘でお花見な日でして、集合した御一同様。
期待されるキース君の潜在能力、ソルジャーと飲み比べ。
シロエ 「先輩があんなに飲める口だったなんて!」
サム 「能ある鷹は爪を隠すとは言うけどよ…」
ジョミー「あそこまでとは、思わないよね…」
キース 「正直、俺も驚いている」
人生、損をしていたかもしれん、とキース君、腕組み。
キース 「大学時代から、散々、割り勘負けだったが…」
シロエ 「飲むべきだった、というわけですね?」
キース 「まったくだ。一升瓶でも軽いんだしな」
スウェナ「大いに飲むべきだったわねえ…」
負けていないで、とスウェナちゃんも。
スウェナ「お酒って、高くつくんでしょ?」
シロエ 「らしいですねえ、宴会だと、特に」
マツカ 「飲食店の収入源は、お酒だそうですからね」
料理だけではダメなんですよ、と御曹司。
マツカ 「利益率で言うと、断然、お酒が上なんです」
シロエ 「それで、値段も高くなるんですね?」
マツカ 「ええ。ですから、割り勘負けの場合は…」
他の人の料理代まで食らうんですよ、と説明が。
マツカ 「料理代は、微々たるものですからね」
キース 「分かってはいたが、甘んじていたのに…」
自分の限界が分からないしな、とキース君、深い溜息。
キース 「酔ってからでは手遅れだから、と…」
サム 「それって、割り勘負けはしねえぜ?」
キース 「他のリスクがあるだろうが!」
酔うと気が大きくなるらしいしな、とキース君の渋面。
キース 「もっと酒に強いヤツがいてだな…」
ジョミー「奢れ、って言われちゃうだとか?」
キース 「その通りだ!」
酒宴に仁義なんぞは無いぞ、とキース君、ブツブツ。
キース 「仲間内だけで飲んでいたなら、尚更だ!」
サム 「おだてられて、奢らされるのな?」
キース 「そうだ、二次会、三次会と!」
一同 「「「あー…」」」
それは恐ろしすぎるかも、と誰もが納得。
酒宴、あるある…。
2022/04/17 (Sun)
☆謎だった限界
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、酒宴に期待大な面々。
凄かったキース君の潜在能力、ソルジャーに勝てるかも。
シロエ 「確かに、ウッカリ飲めませんよね、ソレ…」
キース 「奢ってしまった後では、既に手遅れだしな…」
正気に返るのは家に帰ってからなんだぞ、とキース君。
キース 「それも次の日、二日酔いで目が覚めてだな…」
ジョミー「思い出すわけだね、布団の中で」
キース 「ああ。でもって、カードで払った事実を…」
セットで思い出して顔面蒼白、と肩をブルッと。
キース 「なにしろ、小遣いしか貰ってないからな…」
サム 「支払いはカードになっちまうのな?」
キース 「しかもだ、カードは親父のヤツなんだぞ?」
一同 「「「うわー…」」」
マジで悲劇だ、と誰もがガクブル。
ジョミー「…アドス和尚に明細が行く、って?」
キース 「親父の口座から引き落としだしな!」
シロエ 「色々な意味で詰んでませんか?」
キース 「タダ働きに加えて罰礼、小遣い差し止め…」
思い付くだけでもコレなんだが、とキース君が顰める眉。
キース 「この状況で、誰が限界に挑戦すると?」
ジョミー「無理だよねえ…」
シロエ 「どおりで、謎だったわけですよ」
キース先輩の酒量の限界、とシロエ君、うんうん、と。
シロエ 「でも、これからは無敵かもです!」
スウェナ「今日の勝負で分かるものねえ…」
サム 「一升瓶が何本空くのか、楽しみだぜ!」
ジョミー「誰かさんにも、勝って欲しいよね」
応援しよう! とジョミー君が突き上げる拳。
ジョミー「キースなら、やってくれる、って!」
一同 「「「おーっ!!!」」」
歴史的な日になって欲しい、と盛り上がる御一同様。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
キース 「もちろんだ!」
ぶるぅ 「えっと、えとえと…」
シロエ 「どうしたんです? 応援しないと」
ぶるぅ 「そうだけど…」
そうなんだけど、とノリが悪いですけど。
問題でも…?
2022/04/18 (Mon)
☆聞き役に向く人
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、誰もが期待で胸一杯。
歴史的な日になるのかも、とキース君を応援ですけれど。
シロエ 「ぶるぅの様子が変ですよ?」
サム 「なんか言葉に詰まってねえか?」
ジョミー「ノリが悪いってだけじゃなさそうな気が…」
どうしたのかな、とジョミー君たちも怪訝そう。
ジョミー「キースを応援って、難しくないと思うけど?」
シロエ 「ですよね、他に理由でも…?」
ぶるぅ 「えとえと、喋っても怒らない?」
マツカ 「怒るだなんて…。そんな人は誰もいませんよ」
ぶるぅにはお世話になってますし、とマツカ君の笑み。
マツカ 「言いにくいのなら、ぼくが聞きますけれど?」
シロエ 「それ、いいですよね、マツカ先輩が代表で…」
サム 「聞いて、伝えてくれればよ…」
ジョミー「何も問題ないよね、うん」
それでいこうよ、とプッシュな人たち。
ジョミー「ぶるぅも、きっと喋りやすいし…」
ぶるぅ 「そだね、マツカは怒らないから…」
ぼくも安心、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もコクンと。
ぶるぅ 「んとんと…。マツカ、耳を貸してくれる?」
マツカ 「ええ。少し離れて伺いますよ」
あそこの隅で、とマツカ君が指差し、駐車場の隅へ。
ジョミー「なんだろ、マツカにしか言えないなんて…」
サム 「俺たち、別に短気じゃねえぜ?」
シロエ 「キース先輩が、たまにキレますけどね」
キース 「誰のせいだと思っている!」
全部、お前たちのせいだろうが、とキース君の仏頂面。
キース 「疫病仏だの、何だのと!」
シロエ 「でも、事実ですし…」
サム 「自分のことを棚に上げてよ、逆ギレでよ…」
キース 「うっ…」
そう言われると…、と詰まるキース君。
キース 「だが、今日こそ挽回してみせる!」
シロエ 「その意気です! あれっ、マツカ先輩?」
サム 「珍しく愕然としていやがるぜ?」
ジョミー「うん…」
驚いた顔って見ないのにね、と意見が一致。
何があったと…?
2022/04/19 (Tue)
☆酔わなかった理由
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、駐車場に集った面々。
歴史的な日に期待ですけど、何故か驚いているマツカ君。
シロエ 「マツカ先輩って、いつも穏やかですけれど…」
ジョミー「ホントの所は、肝が据わってるんだよね…」
スウェナ「でなきゃ、大財閥の跡取りは務まらないわよ」
サム 「なんで、あんなに驚いてんだよ?」
嫌な予感がしてきたぜ、とサム君、駐車場の隅に視線を。
シロエ 「でもですね…。ぶるぅはいい子なんですし…」
ジョミー「悪戯とかは、絶対、しないよ?」
サム 「うーん…。おっ、戻って来るみてえだぞ」
スウェナ「マツカ、ぶるぅの手を引いてるわよ?」
ぶるぅも俯き加減じゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「まさか、ぶるぅが何か失敗したとか…?」
ジョミー「そんなの、無いと思うけど…」
どうなんだろう、と顔を見合わせる所へ、マツカ君が。
マツカ 「お待たせしちゃって、すみません」
シロエ 「いえ、いいですけど…。どうしたんですか?」
ぶるぅ、元気が無いですけれど、とシロエ君の問い。
シロエ 「マツカ先輩、ぶるぅと、どんな話を?」
マツカ 「えっと…。落ち着いて聞いて下さいよ?」
サム 「おいおい、マジで事件なのかよ?」
マツカ 「そう言うのかもしれませんが…」
叱らないであげて下さいね、とマツカ君が刺した釘。
マツカ 「実は、キースが全く酔わなかったのは…」
ぶるぅ 「ごめんなさいーっ!」
ぼくが中和剤を使ってたの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「この辺かな、ってタイミングで!」
一同 「「「ええっ!?」」」
ぶるぅ 「飲めるお友達、欲しかったから…」
マツカ 「瞬間移動で、胃に送っていたらしいんです」
どおりで酔わないわけですよ、とマツカ君、苦笑。
マツカ 「ですから、キースが酒豪かどうかは…」
キース 「分からないのか!?」
マツカ 「残念ながら…」
そういうことになりますね、と言ってますけど。
中和剤って…。
2022/04/20 (Wed)
☆協力者がいた件
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、集合している面々。
歴史的な日に期待だったのに、衝撃的な事実が判明で…。
シロエ 「中和剤って、沢山ありましたっけ?」
ジョミー「そこだよ、瓶で置いてったけどさ…」
サム 「充分な数があったのかよ、アレ?」
キース、半端なく飲んでたんだぜ、とサム君の問い。
サム 「中和剤、少しで足りる程度に酒豪とか?」
マツカ 「いえ、協力者がいたらしいんです」
一同 「「「協力者?」」」
マツカ 「あちらの世界の、ぶるぅですよ」
ぶるぅの親友ですからね、とマツカ君、困っても笑顔。
マツカ 「中和剤を追加でくれたそうです」
ぶるぅ 「そうなの、ぶるぅが瓶を幾つも…」
送ってくれたの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だから、キースに沢山使って…」
キース 「おい、沢山って…。すると、俺はだ…」
シロエ 「酒豪どころか、弱いんじゃないですか?」
ぶるぅ 「んとんと、それは分かんないの!」
早め、早めに飲ませてただけ、と激白タイム。
ぶるぅ 「ぶるぅに聞いたら、害は無いって…」
マツカ 「素面の人に飲ませても、大丈夫だそうですよ」
シロエ 「酒豪の可能性は残ってるんですね…」
ジョミー「でもさ、勝負は今日なんだよ?」
しかも相手がアレだってば、とジョミー君。
ジョミー「酔い潰されて終わる気がする…」
キース 「俺もだ、死ねる気しかしないんだが…」
??? 「いけるって!」
安心してよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「裏技、大いに歓迎ってね!」
??? 「今まで、無敵でしたからねえ…」
負けるのも良し、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「ぶるぅも、その気で中和剤をですね…」
??? 「そだよ、横流ししたんだも~ん!」
Aブルー「というわけでね、ガチンコ勝負!」
キース 「うっ…!」
悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)も来ましたけれど。
ソルジャーもやる気満々ですけど、さて…?
2022/04/21 (Thu)
☆酔い潰れたい人
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、ゲストたちも到着。
ソルジャーとキース君が飲み比べの勝負、そういう企画。
Aブルー「いいね、着いたら勝負だよ、キース?」
キース 「し、しかし…!」
Aブルー「中和剤の使用もオッケー、大いに飲んで!」
ぼくを酔い潰してくれたまえ、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「一度でいいから、酔い潰れるのが夢だしね!」
キース 「そう言われても…!」
A船長 「私からも、お願いいたします」
是非とも、ブルーを潰して下さい、とキャプテンまでが。
A船長 「なにしろ、酔わない理由が不幸すぎまして…」
一同 「「「は?」」」
A船長 「実験体だった時代に、色々とですね…」
Aブルー「薬を試されすぎちゃったんだよ!」
だから耐性が半端なくて…、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「キースに負けても、泥酔出来るんならさ…」
シロエ 「本望だ、っていうわけですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
貴重な体験が出来るんだしね、とニコニコニコ。
Aブルー「そういうわけでさ、楽しく飲もうよ!」
キース 「俺は中和剤を使っていいんだな?」
Aブルー「それはもう! 飲みまくって良し!」
早め、早めの服用がオススメ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「こっちのぶるぅも、そうしてたんだし!」
ぶるぅ 「そだね、叱られなくて良かったあ!」
A船長 「いい仕事をして下さいましたよ」
キース 「そうなのか? 俺は自信を喪失したが…」
いけるクチだと思ったのに、とキース君の深い溜息。
キース 「酒量の限界も謎のままだし…」
A船長 「ですが、ブルーに勝てたらですね…」
レジェンドになれると聞いております、とキャプテン。
A船長 「裏技だろうが、結果が全てだと思いますよ」
Aブルー「そうだよ、このぼくに勝ったなんてさ!」
キース 「要は、あんたを酔い潰せ、と…?」
Aブルー「飲みまくってね!」
伝説を作ってくれたまえ、と言ってますけど。
裏技で…?
2022/04/22 (Fri)
☆もう一声欲しい
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、けれど企画が問題。
ソルジャーとキース君が飲み比べの勝負、中和剤もアリ。
キース 「あんたは酔えたら満足だ、と言うんだな?」
Aブルー「そうだよ、たとえ悪酔いしてもね!」
二日酔いとかキツイそうだし、とソルジャーの言。
Aブルー「苦しむ仲間を、嫌というほど見たけどさ…」
シロエ 「そんな結果でもいいんですか?」
Aブルー「出来れば、楽しく酔いたいけどねえ…」
選べないしね、とソルジャー、お手上げのポーズ。
Aブルー「その辺は運に任せといてさ、ここは一発!」
キース 「泥酔したいと言うのは分かるが、俺はだな…」
伝説になれるというだけか、とキース君の問い。
キース 「他にメリットは何も無いと?」
Aブルー「レジェンドだけだと、不満なのかい?」
キース 「もう一声、欲しいところだが…」
Aブルー「だったら、君が勝った場合は、一ヶ月ほど…」
迷惑をかけないというのはどう、とソルジャーの案。
Aブルー「ぼくは無自覚にやらかすらしいし…」
キース 「いつもそうだが、自粛すると?」
Aブルー「君の警告で、大人しく!」
やめろと言われたことはやめるよ、とパチンとウインク。
Aブルー「それでどうかな、条件の方は?」
シロエ 「いいですねえ!」
サム 「レジェンドに加えて、封印の呪文だぜ?」
ジョミー「最高だってば、やるしかないよ!」
疫病仏を返上出来るチャンス、とジョミー君のプッシュ。
ジョミー「一ヶ月の期間限定でもさ…」
サム 「迷惑を封印出来るんだしよ…」
スウェナ「頑張りなさいよ、飲みまくって!」
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
応援してます、とシロエ君も。
シロエ 「きっと勝てると信じてますから!」
キース 「そういうことなら、やってみるか…」
Aブルー「よし、決まり!」
マツカ 「皆さん、バスの方へどうぞ」
ぶるぅズ「「しゅっぱぁ~つ!」」
賑やかな面々を乗せて、バスは別荘へと。
さて…?
2022/04/23 (Sat)
☆まずは乾杯から
今年もマツカ君の別荘でお花見、飲み比べという企画が。
キース君とソルジャーのガチンコ勝負、裏技もオッケー。
ぶるぅ 「わぁーい、山を越えたら桜が満開!」
ジョミー「アルテメシアの桜は、もう終わったのにさ…」
サム 「この辺のは、今が見頃ってえのがすげえよな」
マツカ 「気温が違いますからね。なにしろ冬場は…」
除雪車が必須なほどですから、とマツカ君の笑み。
マツカ 「春から秋はいい場所ですけど、冬場は少し…」
シロエ 「難アリっていうことですか…」
マツカ 「そうなりますね、キャンプ場もお休みですよ」
雪の中を来る人はいませんし、と指差す川の方向。
マツカ 「写真家には人気だそうですが…」
スウェナ「雪景色を撮るには、良さそうだわね」
ジョミー「だけど、バーベキューとかも無理だよね…」
マツカ 「そうなんです。ですから、春から秋までが…」
書き入れ時になりますね、と説明が。
マツカ 「もっとも、観光客は少なめですけど」
Aブルー「そこがいいんだよ、別荘は静かなのが一番!」
A船長 「せっかくのお花見ですからねえ…」
Aブルー「賑やかなヤツは、何処でも出来るし!」
今年も楽しみまくったし…、とソルジャーの言。
Aブルー「だから今日はさ、ぼくたちだけで…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 一杯、食べて飲むも~ん!」
マツカ 「ええ、楽しんで下さいね。ほら、着きますよ」
ちょうど桜も見頃です、と別荘に到着。
マツカ 「皆さん、桟敷の方へどうぞ」
ジョミー「やったね、これから御馳走タイム!」
Aブルー「お酒の方も、よろしく頼むよ」
マツカ 「各種、ご用意してますよ」
大吟醸からシャンパンまで、と御曹司。
マツカ 「まずはシャンパンで乾杯ですか?」
ブルー 「そうだね、飲めない人には子供用ので」
シロエ 「キース先輩は普通のですね?」
Aブルー「当然だよ!」
キース 「勝負スタートだな?」
受けて立とう、と桟敷に火花がバチバチ。
料理より、お酒…。
2022/04/24 (Sun)
☆次に繋げたい人
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で御馳走タイムですけど。
ソルジャーとキース君の飲み比べ企画、そちらがメイン。
Aブルー「じゃあ、乾杯で勝負を始めるってことで!」
キース 「確認しておくが、俺が、あんたを潰したら…」
一ヶ月は大人しくするんだな、とキース君、念押し。
キース 「俺がやめろと言った場合は、即、やめて、と」
Aブルー「そうだよ、一筆書いておこうか?」
キース 「いや、証人が多数いるから、充分だ」
あんたの証文はアテにならんし、とキッパリと。
キース 「書き換えるとか捏造だとか、ありそうだしな」
Aブルー「まあねえ、それは否定はしないよ」
一同 「「「うーん…」」」
そういう人だ、と誰もが唸るしかない台詞。
シロエ 「あのですね…。口約束でも守って下さいよ?」
Aブルー「守るよ、次に繋げたいしね」
一同 「「「次?」」」
Aブルー「次の宴会だよ、キースが勝ったら…」
ぼくは泥酔出来るんだしさ、とソルジャー、真剣。
Aブルー「また酔いたい、って時には頼みたいからね!」
キース 「確かに、約束をチャラにされたら…」
二度と、あんたと飲みはしないな、とキース君。
キース 「よし、勝負だ!」
Aブルー「まずは乾杯!」
一同 「「「かんぱーい!」」」
キース君の勝利を願う声が弾けて、乾杯。
Aブルー「さあ、飲んで、飲んで!」
キース 「あんたもグイッと!」
ぶるぅ 「シャンパンのボトル、もう空っぽ…」
マツカ 「追加で運ばせた方がいいですね」
最初の料理はシャンパン向けですし、と御曹司。
マツカ 「皆さんは、料理をお楽しみ下さい」
ジョミー「うん、でもさあ…」
シロエ 「勝負の方も…」
気になりますよね、とシロエ君、苦笑。
シロエ 「食べる手がお留守になりそうですよ」
サム 「それは分かるぜ」
ジョミー「ぶるぅ、中和剤、忘れないでよ?」
ぶるぅ 「大丈夫!」
食べて飲んでも忘れないもん、と頼もしい言葉。
勝負の行方は…?
2022/04/25 (Mon)
☆飲みまくる人たち
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で美味しく御馳走タイム。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、裏技もオッケー。
Aブルー「さあ、飲んで、飲んで!」
キース 「あんたも大いに、食って飲んでくれ!」
俺の酒ではないんだがな、とキース君が注ぐ大吟醸。
キース 「ついでに、飯もマツカの奢りで…」
Aブルー「会費も全く払ってないねえ、ぼくたちは!」
割り勘負けも何もないね、とソルジャー、御機嫌。
Aブルー「持つべきものは、大金持ちの友達だってば!」
シロエ 「マツカ先輩は、あなたの友達じゃないですよ」
Aブルー「まあまあ、細かいことは言わずに!」
君も飲むかい、とシロエ君に差し出された杯。
Aブルー「美味しいんだよ、これがまた!」
シロエ 「お断りします!」
Aブルー「いいのかい? 君たち、割り勘負け的な…」
立場にいると思うんだけど、とソルジャーの指摘。
Aブルー「ぼくとキースが飲みまくっていて、他にも…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくとブルーと、ぶるぅと…」
Aブルー「ぼくのハーレイも飲んでるわけでね」
A船長 「遠慮なく飲ませて頂いております」
地球のお酒は美味ですから、とキャプテンもクイッと。
A船長 「私たちだけ、飲みまくるというのは少々…」
Aブルー「気が引けるからさ、君たちも飲みたまえ!」
中和剤もあることだしさ、と飲酒の勧めが。
Aブルー「こんなチャンスは、そうそう無いよ?」
シロエ 「いえ、キース先輩の晴れ舞台ですから!」
サム 「だよなあ、レジェンドになるチャンスだぜ?」
邪魔はしねえよ、とサム君もスルー。
サム 「キース、俺たちの分まで飲んでくれよ!」
キース 「そのつもりだが…」
飯も美味いしな、とキース君、平常モードをキープ中。
キース 「やはり、料理も楽しまないと」
Aブルー「もちろんだってば、あっ、次が来た!」
キース 「よし、食って飲むぞ!」
あんたも飲めよ、と絶好調で飲んでいる人。
実は酒豪…?
2022/04/26 (Tue)
☆邪魔をしたら処刑
マツカ君の別荘で遅めのお花見、桟敷で御馳走が次々と。
その一方で、キース君とソルジャーが飲み比べでして…。
Aブルー「此処の御馳走も、ホントに絶品だよねえ…」
キース 「当然だろうが、一流の料理人なんだぞ?」
A船長 「お酒の方も、最高のを出して下さってますね」
マツカ 「せっかくですから、いいのをお出ししてます」
飲み比べでも気にしませんよ、とマツカ君の柔和な笑み。
マツカ 「美味しく食べて、飲んで頂くのが一番ですし」
Aブルー「ありがとう! 流石はマツカ、太っ腹だよ!」
キース 「言っておくが、俺の友達なんだぞ?」
Aブルー「いいって、いいって、そんなことは!」
さあ飲もう、とソルジャー、キース君の盃になみなみと。
Aブルー「クイッと空けたら、返杯よろしく!」
キース 「もちろんだ! 此処であんたを潰せたら…」
レジェンドな上に、あんたを封印、とキース君から返杯。
キース 「向こう一ヶ月、迷惑行為を断れるしな!」
Aブルー「そうだったねえ、ぼくも泥酔したいし…」
是非とも潰してくれたまえ、とソルジャーが呷る酒。
Aブルー「中和剤くらい、どんどん使っていいからさ!」
キース 「ああ、お蔭様で絶好調だ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 早めの服用が大事!」
ちゃんと胃袋に送ってるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ぶるぅも、それは邪魔しない、って!」
シロエ 「そういえば、悪戯小僧がいましたっけ…」
Aぶるぅ「ブルーが怖いから、悪戯しないよ!」
Aブルー「やらかしたら、処刑だと言ってあるしね」
邪魔はさせない、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「ぼくは楽しく酔いたいんだしさ」
キース 「俺が酔ったら、処刑なのか?」
其処のぶるぅが…、とキース君の問い。
キース 「何か違う気がするんだが…」
Aブルー「違わないって! 邪魔をした人は…」
A船長 「もれなく処刑だそうです」
身内だろうが他人だろうが、と言ってますけど。
処刑って…。
2022/04/27 (Wed)
☆絶飲食だそうです
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で桜を見ながらの御馳走。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、ガンガン進行中。
キース 「身内でも他人でも、処刑だと?」
Aブルー「そうだよ、邪魔をしたんだからさ」
ぼくが酔おうとしてるのを、とソルジャーの冷たい笑み。
Aブルー「誰であろうと、容赦しないってね!」
キース 「処刑というのは、死ぬほど飲ませるとかか?」
Aブルー「それの何処が処刑になるのさ、飲み放題の」
特に、ぶるぅじゃ話にならない、とソルジャー、即答。
Aブルー「大喜びで飲みまくるだけで、全くダメだね!」
キース 「なら、どうすると?」
Aブルー「絶飲食!」
お酒も御馳走も全部禁止、と恐ろしい台詞が。
Aブルー「ヨダレを垂らして見てるだけ、ってヤツ!」
一同 「「「うわー…」」」
嫌すぎる、と誰もがガクブル。
シロエ 「御馳走が全部パアですか…」
サム 「ぶるぅでなくても嫌すぎるぜ」
ジョミー「まあ、ぼくたちには関係ないけど…」
中和剤なんかに触らないし、とジョミー君。
ジョミー「あれの係は、ぶるぅだし…」
シロエ 「悪戯小僧が何もしないなら、安心ですよね」
Aブルー「キースを止めても、処刑だけれど?」
一同 「「「えっ?」」」
止めるって、と一同、キョトン。
シロエ 「えっと…。誰も止めませんよ?」
Aブルー「どうだかねえ…。例えば、こういう…」
飲み合わせが…、とソルジャーが宙に取り出すボトル。
Aブルー「心配なヤツがあるわけでね、うん」
キース 「おい、そのボトルは薬品か?」
Aブルー「違うよ、ぼくの世界の合成酒だけど…」
悪酔いすると評判でねえ…、とソルジャー、溜息。
Aブルー「でも、好きな人はいるわけで…」
A船長 「密造してでも、飲もうとするんですよ」
キース 「あんたの船でか?」
A船長 「私も注意しているのですが…」
Aブルー「現に、こうして!」
ブツが存在してるんだよ、と言ってますけど。
密造酒って…。
2022/04/28 (Thu)
止めたら絶飲食
マツカ君の別荘で今年もお花見、桟敷で美味しく御馳走。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、ガンガン飲酒中。
キース 「御禁制の品というヤツなんだな?」
Aブルー「そう! でもって、これには中和剤がさ…」
A船長 「効かない所が困りものでして…」
ですから禁止されております、とキャプテンの言。
A船長 「これで酔われると、どうにもこうにも…」
Aブルー「ならないからねえ、しかも悪酔いだし」
その人の持ち場に穴が開くわけ、とソルジャー、溜息。
Aブルー「だけどキースは、挑戦したって問題無し!」
A船長 「ですが、あなたが困りませんか?」
Aブルー「そう、そこ! キースが潰れちゃうとさ…」
泥酔するチャンスを逃すからね、と周囲をグルリと。
Aブルー「だから、密造酒をキースに勧めた人は…」
キース 「処刑される結果になるんだな?」
Aブルー「君が潰れた時にはね!」
でも、潰れない可能性も…、と赤い瞳がキラキラと。
Aブルー「なにしろキースは、別の世界の人間だしさ…」
A船長 「中和剤が効くかもしれませんねえ…」
Aブルー「ちょっと気になってこないかい?」
A船長 「それは確かに…」
潰れなかったら凄いですよ、とキャプテンも。
A船長 「ついでにあなたも、密造酒だと…」
Aブルー「大量に飲めば、ほろ酔いの手前くらいなら…」
行けないこともないんだよね、と掲げるボトル。
Aブルー「どうだい、キース、次はコレとか?」
キース 「ちょっと待て!」
シロエ 「そうですよ、リスクが高すぎです!」
Aブルー「シロエ、処刑でいいのかな?」
キースを止めたらそうなるけれど、とソルジャーの指摘。
Aブルー「他のみんなも、その辺のトコは同じでねえ…」
ジョミー「御馳走抜きになるってわけ!?」
Aブルー「飲み物もダメで、お花見するだけ!」
シロエ 「困りますから!」
キース 「おい、見捨てるな!」
誰か、この馬鹿を止めてくれ、と叫んでますけど。
処刑ですよ…?
2022/04/29 (Fri)
☆密造酒でいこう
今年もマツカ君の別荘でお花見、絶品な御馳走を賞味中。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、絶好調ですが…。
Aブルー「止める人はいないと思うけれどね?」
Aぶるぅ「ぼくも悪戯しないも~ん!」
密造酒には触らないもんね、と悪戯小僧もスルーな方向。
キース 「だ、誰か…! 頼む、一生、恩に着るから!」
シロエ 「運が良ければレジェンドですよ?」
ジョミー「そうだよ、酔わない可能性だって…」
あるんだからさ、と誰も止めない密造酒。
キース 「し、しかし…!」
Aブルー「つべこべ言わずに、まずは一献!」
飲んでみたまえ、とキース君のグラスに注ぐソルジャー。
Aブルー「味の方は悪くないんだよ、これが」
キース 「くっそぉ…!」
死んでやる、と空けたキース君、驚きの表情。
キース 「味は普通にブランデーだな…」
Aブルー「そうだろう? 実は密造品の方がさ…」
A船長 「どうしたわけだか、美味なんですよ」
合成品なのに、本物っぽい味で、とキャプテンも。
A船長 「ワイン味も、本物に負けていなくて…」
Aブルー「密造する気も、飲む気も分かるよ」
ワインの方もいってみようか、とソルジャーが注ぐ酒。
Aブルー「遠慮しないで、クイッとね!」
キース 「誰も止めてはくれんしな…」
飲むぞ、と空けて、ソルジャーに返杯。
キース 「あんたも飲めよ?」
Aブルー「当然だよ! でもさ、君…」
A船長 「中和剤が効くようですねえ…」
アルコール度数が半端ないのに、とキャプテンの言。
A船長 「ワイン味でも、ウォッカ級ですよ」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「ブランデー味は、その上をいくね!」
最高の酒宴になりそうだよ、とソルジャー、感激。
Aブルー「ぼくを潰せたら、君はレジェンド!」
キース 「よし、勝負だ!」
シロエ 「止める必要は無いですね、コレ」
一同 「「「もっちろーん!」」」
さあ御馳走だ、と盛り上がる面々。
今月、これにて中継終了~。
2022/04/30 (Sat)
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