シャングリラ学園つれづれ語り
☆お花見で遠出
さて、4月。桜のシーズン到来でして、開花の方も順調。
入学式の頃に満開な感じ、春休みはお花見を満喫な面々。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今日の桜も綺麗だったね!」
ブルー 「うん、遠出した甲斐があったよね」
シロエ 「ぶるぅと会長に感謝ですよ!」
瞬間移動ありがとうございました、と一同、頭をペコリ。
シロエ 「普通に出掛けて行くとなったら、大変ですし」
サム 「この時間には帰れてねえよな、絶対に…」
キース 「下手をしなくても、終電じゃないか?」
夜桜の時間までいなくてもな、とキース君が指す時計。
キース 「まず、駅までが遠いんだぞ?」
ジョミー「そうだっけ…。バスも本数、なさそうだしね」
スウェナ「臨時に出してると思うわよ?」
シロエ 「案内の看板はありましたけど…」
寿司詰めになるんじゃないですか、とシロエ君の読み。
シロエ 「嫌なら金を払え、とばかりにですね…」
ジョミー「タクシーが並んでいたもんねえ…」
マツカ 「観光バスも、駐車場一杯に来てましたから…」
公共交通機関の人は少なめでしょう、とマツカ君。
マツカ 「名所とはいえ、桜以外の季節には…」
シロエ 「それほどニーズは無さそうですよね…」
ブルー 「だからこそ、余計に混むんだよ」
人間の心理ってそんなもの、と生徒会長の苦笑。
ブルー 「まあ、ぼくたちは早く帰れたからさ…」
ぶるぅ 「地元グルメをお持ち帰り~!」
お花見弁当に、お菓子にお酒、と飛び跳ねるお子様。
ぶるぅ 「夜桜には、ちょっと寒かったしね!」
シロエ 「シールドは無粋ですからねえ…」
ぶるぅ 「ライトアップ開始まで見たら上等!」
家に帰ってお花見弁当、と只今は生徒会長の家。
ぶるぅ 「暖かいお部屋で、美味しく食べなきゃ!」
ブルー 「そうだよ、風邪を引いたら次のお花見が…」
シロエ 「パアか、一人だけ欠席ですよね…」
ブルー 「当然、一人で欠席だよね」
付き合う義理は全く無いし、とスッパリ。
まあねえ…。
2022/04/01 (Fri)
☆食べて温まろう
春休みの間にお花見を満喫、開花が早い所へ行った面々。
夜に冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当な夕食。
ジョミー「風邪を引いたら、置き去りなんだ?」
サム 「そりゃまあ、他の面子までがよ…」
花見を我慢は有り得ねえよ、とサム君も生徒会長に同意。
サム 「引いたら負けってことだぜ、うん」
スウェナ「しっかり食べて温まるのが一番よね」
シロエ 「そうですね。栄養をつけて乗り切りましょう」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 身体の中からポッカポカ!」
あったまるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の元気な笑顔。
ぶるぅ 「それに、お酒もあったまるしね!」
ブルー 「うん、今日買ったヤツは、実にいいねえ…」
試飲して買って来たけれど、と生徒会長、クイッと一杯。
ブルー 「全部買っても良かったかなあ、この味だとさ」
ぶるぅ 「そだね、他のも美味しかったし…」
迷ったもんね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もクイクイと。
ぶるぅ 「みんなも飲めたら、買ってたよね…」
ブルー 「ホントにねえ…。そこが問題なんだよ」
飲めるのは、ぼくとぶるぅだけだし、と生徒会長の溜息。
ブルー 「この面子では、盛り上がらなくて…」
キース 「俺も少しなら付き合えるが?」
ブルー 「酒豪ってわけではないよね、君も」
付き合いで飲めるだけだろう、と生徒会長の冷たい視線。
ブルー 「大学で覚えて、坊主仲間の宴会でさ…」
ぶるぅ 「飲んでます、ってだけだもんね…」
お酒好きとは違うみたい、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「ホントにお酒が好きな人って、お弁当より…」
ブルー 「先にお酒になるんだよねえ…」
選ぶのも、そういうお弁当でさ…、と生徒会長。
ブルー 「お酒のアテになりそうな中身、それが大切!」
ぶるぅ 「キースが買ったの、他のみんなと同じだし…」
キース 「あんたらもだろう!」
ブルー 「そりゃ、みんなでさ…」
出掛けた以上は当然だよ、との答えですけど。
確かに…。
2022/04/02 (Sat)
☆酒好きがいれば
春休みは開花が早めの所でお花見、今日も出掛けた面々。
夜は冷え込みを避けて撤収、生徒会長宅でお弁当な夕食。
ブルー 「いいかい、ぼくとぶるぅで出掛けたんなら…」
ぶるぅ 「お土産にお酒を沢山買って、お弁当は…」
もっとおかずが多めのヤツ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ご飯は、無くてもいいくらいかも!」
ブルー 「だよねえ、でもって、味付けが濃くて…」
つまめるようなヤツにするね、と生徒会長の言。
ブルー 「お酒好きだと、お寿司屋さんに入ってもさ…」
ぶるぅ 「お寿司は無しで、ネタだけだしね」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と一同、キョトン。
シロエ 「えっと…? ネタだけって、何です?」
ぶるぅ 「ネタって言ったら、お寿司のネタ!」
ブルー 「上に載ってる、いわゆるネタだね」
魚介類もそうだし、卵焼きも、と生徒会長の解説が。
ブルー 「ああいうネタだけ注文してさ、それを肴に…」
ぶるぅ 「お酒を飲むのが最高なの!」
ブルーと二人で行ったらそうだよ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「だけど、みんなと行った時には…」
ブルー 「普通に握って貰ってるだろ?」
今日のお弁当も同じだよ、と生徒会長が指差すお弁当。
ブルー 「場に合わせるのも大切だしねえ、何事もさ」
ぶるぅ 「もう一人、いたら別なんだけど…」
ブルー 「そうだね、キースもいけるクチなら…」
ちょっと空気が変わるからね、と頷く生徒会長。
ブルー 「飲めるタイプが三人、ダメなのが五人で…」
ぶるぅ 「今だと、二人と六人だもんね…」
差がつきすぎ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も残念そう。
ぶるぅ 「キースが飲めたら、いいんだけれど…」
ブルー 「ホントにねえ…。でも、こればっかりは…」
ぶるぅ 「好みなんだし、どうにもならないもんね…」
サム 「漆よりかは、マシなんでねえの?」
一同 「「「漆?」」」
なんで漆、と視線がサム君に集中ですけど。
漆ですって…?
2022/04/03 (Sun)
☆お酒を飲まない人
開花が早めの所でお花見、瞬間移動でお出掛けな春休み。
夜は冷え混む前に撤収、生徒会長の家でお花見弁当で…。
ジョミー「漆って、何さ?」
サム 「忘れたのかよ、キースの野郎が節分によ…」
やらかしてくれた件ってヤツを、とサム君、目がマジ。
サム 「厄除けのお参りが、ドカ雪でパアでよ…」
シロエ 「あー! アレで、お詫びになりましたっけ…」
スウェナ「お中日まで、栄養剤で暮らしてたわねえ…」
ジョミー「うんうん、即身仏の修行の真似でさ…」
アレか、とジョミー君、手をポンと。
ジョミー「本物の修行は、漆を飲むって聞いたっけ…」
サム 「だろ? アレに比べりゃ、酒なんかはよ…」
軽いモンだろ、とサム君の視線がキース君に。
サム 「飲めねえヤツなら、ヤバイけどもよ…」
シロエ 「キース先輩、飲めますもんねえ…」
マツカ 「アルコールがダメとは、聞いてませんよね」
苦手だとも聞いていませんし、とマツカ君も。
マツカ 「恐らく、嗜好の問題でしょう」
ブルー 「いわゆる、お子様舌だと見たね!」
一同 「「「は?」」」
お子様舌とは…、顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「あのぅ、それって、お子様仕様の舌ですか?」
ブルー 「そうだけど? オムライスとかが大好きで…」
ぶるぅ 「ステーキよりも、ハンバーグなんだよね!」
ぼくは、どっちも大好きだけど、と規格外れなお子様も。
ぶるぅ 「キースの舌も、それだと思うの!」
キース 「俺も、どっちも好きなんだが!」
ぶるぅ 「えっと、お料理はそうかもだけど…」
ブルー 「アルコールに関する、味覚の方だね」
イマイチ、口に合わないんだろ、と生徒会長の指摘。
ブルー 「お酒よりかは、ウーロン茶とかがいい口で!」
キース 「いや、それは…。悪酔いしないためにもだ…」
ブルー 「控えめにと言えば、カッコイイけど…」
ぶるぅ 「絶対、違うの!」
だって、此処でも飲まないし、とツッコミが。
それは確かに…。
2022/04/04 (Mon)
☆コーヒーにもお酒
春休みのお花見は開花が早い場所で、先取りな御一同様。
瞬間移動でパッとお出掛け、夜は冷え込む前に撤収で…。
シロエ 「言われてみれば、此処でも飲んでませんよね」
ジョミー「コーヒーは頼むけど、お酒は頼まないよね」
ぶるぅ 「でしょ? ホントにお酒が好きな人なら…」
コーヒーにもお酒だと思う、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「アルコール入りのコーヒー、あるもん!」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「あるねえ、誰も注文してないけどさ」
ぶるぅ 「ダメな人なら、酔っぱらいそうなヤツが…」
何種類かあるよ、と料理上手なお子様が折ってゆく指。
ぶるぅ 「見た目は、ホイップクリームたっぷりで…」
ブルー 「お子様向けに見えるんだけれど、中身がね…」
ぶるぅ 「冬が寒い所のヤツとか、かなりキツイよ?」
馬車の御者さんが飲むヤツだしね、と説明が。
ぶるぅ 「待ち時間に身体が凍えちゃうから…」
ブルー 「身体の中から温めよう、っていう目的で…」
飲んでいたと聞けば分かるだろ、と生徒会長も。
ブルー 「だからキースが、コーヒーにもさ…」
ぶるぅ 「お酒を入れてくれって言ったら、ちゃんと…」
シロエ 「注文の品が出来るわけですね!」
でも、先輩は頼んでませんし…、とシロエ君、顎に手を。
シロエ 「お酒好きではないということですか…」
サム 「お子様舌で合ってそうだぜ」
ジョミー「だったら、きちんと訓練すれば…」
直る可能性があるんだよね、とジョミー君。
ジョミー「大人仕様の舌になったら、お花見もさ…」
ブルー 「ぼくとぶるぅの楽しみが増えるね」
ぶるぅ 「お酒、沢山買えちゃうし…」
お弁当だって選べちゃうよ、という声が。
ぶるぅ 「おつまみ向けのヤツを買って食べても…」
ブルー 「今と違って、浮かずに済むねえ…」
ジョミー「いい話だと思うけど?」
シロエ 「そうですよね…」
楽しみは多い方がいいです、とシロエ君も。
どうすると…?
2022/04/05 (Tue)
☆持ち込みで来た人
開花が早い所で先取りのお花見、春休みを満喫中な面々。
瞬間移動で出掛けて撤収、夜は生徒会長宅でお花見弁当。
ジョミー「この際、キースのお子様舌をさ…」
サム 「直そうってか?」
シロエ 「悪くない話ですからねえ…。会長たちには」
??? 「ぼくも協力させて貰うよ!」
喜んで、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
キース 「あんた、何処から湧いて出たんだ!」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間からなんだけど…」
ちゃんと食事は持って来たよ、と手に持っているお弁当。
Aブルー「お酒好き向けのお弁当っていうヤツを!」
ぶるぅ 「あっ、これ、買いたかったお花見弁当!」
ブルー 「ホントだ、君もあそこに行ったのかい?」
Aブルー「時間が少しズレてたけどね!」
他の場所からの帰りだったし、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「ノルディと一緒に夜桜を見てさ…」
シロエ 「先に帰ったわけですね?」
Aブルー「そういうことだね、帰りはただの夜道だし…」
桜もそれほど見られないし、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「ノルディは今も運転中だよ、帰り道でさ」
サム 「ひでえ話…」
ジョミー「いくらエロドクターでもねえ…」
シロエ 「ちょっと気の毒になりますよ」
いいように使われて終わりですか、とシロエ君。
シロエ 「そのお弁当も、運転中だとお酒は抜きで…」
サム 「食うしかねえよな…」
Aブルー「あっ、その点なら大丈夫!」
別のを買っていたからね、とソルジャー、涼しい顔。
Aブルー「飲めませんから、って、ちゃんと選んで!」
ブルー 「まさか、ぼくたちのと同じだとか…?」
Aブルー「迷ってたけど、違うヤツだね!」
同じでなくて良かっただろう、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「お揃いではねえ…」
ブルー 「お弁当が不味くなるってば!」
シロエ 「嫌すぎますよ!」
Aブルー「それでさ、さっきの…」
話の続きなんだけどね、と言ってますけど。
協力の件…?
2022/04/06 (Wed)
☆メリットは充分
春休みは開花の早い所でお花見、先取りで満喫した面々。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当ですが。
Aブルー「キースのお子様舌ってヤツは、本当かい?」
キース 「違う、断じてお子様ではない!」
Aブルー「君には聞いてないってば!」
本人の言うことはアテにならないしね、と突き放す人。
Aブルー「しかも問題は、お子様舌だし…」
キース 「あんたも言えた義理ではなかろう!」
Aブルー「どの辺がさ?」
キース 「あんたの世界の食事の件だ!」
面倒だとか、お菓子でいいとか…、とキース君の攻撃。
キース 「そんなあんたに、俺の嗜好のことをだな…!」
Aブルー「言われたくない、って?」
キース 「当然だろうが!」
Aブルー「それじゃ、聞くけど…。今の話を纏めると…」
お子様舌なのは認めるんだね、とソルジャー、ニヤリ。
Aブルー「ぼくがさ、言えた義理ではないってことは…」
シロエ 「あなたとセットで、キース先輩もですね…」
ジョミー「お子様舌ってことになるよね、確かに」
何処も間違っていないと思う、とジョミー君たちも同意。
ジョミー「食事よりお菓子なのと、同レベルでさ…」
サム 「お子様仕様の舌だぜ、うん」
キース 「いや、それは…!」
Aブルー「遅いよ、墓穴は掘った後だよ!」
その舌、直すべきだってば、とソルジャー、ピシャリと。
Aブルー「絶対、その方がお得だからね!」
キース 「なんでそうなる!」
Aブルー「だって、ブルーも、ぶるぅも喜ぶしさ…」
ブルー 「キースのためにも、メリット充分!」
保証するよ、と生徒会長。
ブルー 「今だと、坊主仲間と飲みに行ったら…」
ぶるぅ 「割り勘負けだと思うんだけど…」
お酒のせいで、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「飲んでない分まで、払わなきゃだし…」
ブルー 「損をしてると思うけれどね?」
キース 「確かに、そうだが…」
酒豪揃いの時は特にな、と唸ってますけど。
さて、どうなる…?
2022/04/07 (Thu)
☆飲みすぎた時には
開花の早い所でお花見を楽しんだ、春休み中の御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当の夕食。
ブルー 「君もお酒が好きになったら、割り勘でもさ…」
ぶるぅ 「負けるどころか、勝てると思うよ!」
Aブルー「なるほど、万年金欠のキースにとっても…」
お得な面は充分なんだ、と大きく頷くソルジャー。
Aブルー「そういうことなら、是非、直さなくちゃ!」
ぶるぅ 「ぼくもブルーも、お酒仲間が増えるしね!」
ブルー 「実に嬉しい話だよ、うん」
キースが飲めれば、いつでも酒宴、と生徒会長も。
ブルー 「他の面子はジュースでいいから、三人で!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おつまみ、沢山作るよ!」
Aブルー「そこは四人と言って欲しいね!」
ぼくだってお邪魔したいから、と厚かましい台詞が。
Aブルー「なんと言っても、地球のお酒は美味しいし!」
ぶるぅ 「わぁーい、お客様まで増えるんだあ!」
ブルー 「うーん…。まあ、協力してくれるのなら…」
その辺は我慢させて貰うよ、と生徒会長の苦笑。
ブルー 「でも、どうやって協力すると?」
Aブルー「中和剤なんか、いいと思うんだけど…」
一同 「「「中和剤?」」」
なんだそれは、と皆の視線がソルジャーに。
シロエ 「あのぅ…。それって、何なんです?」
Aブルー「そのまんまだけど?」
ブルー 「まさか、お酒を中和すると?」
Aブルー「正確に言うなら、飲んだ後にね!」
二日酔い向けのヤツなんだよ、とソルジャーの言。
Aブルー「ぼくのシャングリラじゃ、二日酔いはさ…」
ブルー 「マズイだろうねえ、部署によっては」
Aブルー「特にブリッジクルーとかはね!」
だけど、お酒も飲みたいだろう、と説明が。
Aブルー「というわけでね、飲みすぎた時は中和剤!」
シロエ 「即効性があるんですか?」
Aブルー「もう、バッチリだよ!」
ブルー 「なるほどねえ…」
それをキースに使うわけか、と誰もが納得。
中和剤ですか…。
2022/04/08 (Fri)
☆個人差があります
春休みは開花の早い所でお花見、満喫して来た御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅で夕食にお花見弁当。
シロエ 「つまり、キース先輩が酔っぱらった時には…」
ジョミー「その中和剤で治すってこと?」
Aブルー「いいと思うけどね、即効性のある薬だからさ」
一発で正気に戻れるよ、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「泥酔状態で潰れた仲間も、即、復帰だし!」
ブルー 「それは凄いね、本当に中和出来るんだ…」
サム 「だったら、急性アルコール中毒とかでもよ…」
治せるのかよ、とサム君の問い。
サム 「アレって、下手をしたら死ぬらしいけどよ」
スウェナ「怖いらしいわよね、毎年、大学生とかが…」
マツカ 「死んでますよね、あれだけ言われているのに」
注意すればいいと思うんですけど、とマツカ君の溜息。
マツカ 「飲む方も、飲ませる方も加減をすべきですよ」
ブルー 「うーん…。その加減が難しいんだろうね」
シロエ 「限界に個人差があるそうですしね」
ぼくが会長ほどに飲んだら死ねそうですよ、とシロエ君。
シロエ 「元老寺で頂くお屠蘇でも、カッとしますし…」
マツカ 「ぼくもです。でも、会長とぶるぅは…」
サム 「お屠蘇どころか、ガンガン飲むよな、元日は」
アドス和尚がいい酒を出してくるからよ、とサム君も。
サム 「一升瓶が何本も出てよ、それを端から…」
ジョミー「飲んでしまうのに、ケロッとしててさ…」
ちっとも酔ってないよね、とジョミー君が広げる両手。
ジョミー「個人差にしたって、あれは凄すぎ!」
シロエ 「もしかしたら、キース先輩もですね…」
サム 「あの勢いで飲めるってか?」
飲んでねえけど、とサム君の目が真ん丸に。
サム 「いくらなんでも、ねえだろ、それは」
シロエ 「潜在能力が凄くないって、言い切れますか?」
ジョミー「いけるクチだ、って?」
シロエ 「可能性は…」
ゼロではないと思いますけど、という意見。
そうかも…?
2022/04/09 (Sat)
☆潜在能力は未知数
開花の早い所で春休みのお花見、瞬間移動で行った面々。
冷え込む夜は早めに撤収、生徒会長宅でお花見弁当で…。
ジョミー「キースの潜在能力かあ…」
サム 「酒はどうだか知らねえけどよ、サイオンは…」
凄かったって事実があるよな、とサム君の指摘。
サム 「ぶるぅの部屋が吹っ飛んだヤツ」
シロエ 「ありましたねえ、サイオン・バーストで…」
マツカ 「あれ以来、坊主頭に限定ですけど…」
サイオニック・ドリームが使えるように、とマツカ君。
マツカ 「潜在能力が凄かったからこそですよ」
サム 「だろ? だからよ、酒の方でもよ…」
シロエの言う通り、凄いかもだぜ、とサム君の言。
サム 「こればっかりは、試してみねえと…」
シロエ 「分かりませんしね…」
キース 「おい、お前たち!」
他人事だと思いやがって、とキース君の引き攣った顔。
キース 「俺の立場はどうなるんだ!」
ジョミー「漆を飲むよりマシなんだけど?」
キース 「何もやらかしてはいないんだが…!」
お子様舌だと言われただけで…、と反論が。
キース 「それを直すとか、直さないとかで…!」
シロエ 「確かに、初めはそうでしたけど…」
サム 「飲める面子が欲しい、って声がよ…」
上がってるんだぜ、とサム君、腕組み。
サム 「ついでに、お子様舌が直ればお得で…」
ジョミー「割り勘負け、しなくなるんだよ?」
シロエ 「メリットは充分、あるんですよね」
Aブルー「そうだよ、君も得するわけでさ…」
この際、チャレンジしてみないかい、と膝を乗り出す人。
Aブルー「酒量の限界っていうヤツに!」
キース 「死ぬだろうが!」
いきなり限界に挑戦したら、とキース君、ガクブル。
キース 「いくら中和剤があると言ってもだな…!」
Aブルー「まあ、潰れるのは間違いないね」
キース 「殺す気かなのか!?」
Aブルー「じゃあ、少しずつさ…」
増やしていくのはどうだろう、と提案ですけど。
少しずつ…?
2022/04/10 (Sun)
☆少しずつ増やして
春休みは開花の早い所でお花見、満喫して来た御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当の夕食。
キース 「少しずつ、だと?」
Aブルー「そう! 限界が何処か分からないんだし…」
酒量を少しずつ増やしてみれば、とソルジャーの案。
Aブルー「このくらいなら全く平気、ってトコからさ…」
ブルー 「まずは、ほろ酔い、そんな感じで?」
Aブルー「ピンポーン! そうやって量を増やしてさ…」
限界チャレンジを目指していこう! と突き上げる拳。
Aブルー「今年もやるよね、マツカの別荘でお花見」
マツカ 「ええ、そのつもりで御用意してます」
今年の桜は開花が平年並みですから…、とマツカ君。
マツカ 「あそこの桜は遅いですしね、まだ先の話で…」
シロエ 「今月の半ばくらい、っていう予定ですよ」
Aブルー「オッケー、16日ってトコかな?」
マツカ 「急に暖かくならない限りは、其処ですね」
今年も皆さんでお越し下さい、と人のいい笑み。
マツカ 「桜と御馳走をお楽しみ頂けますよ」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、チャレンジは…」
その日でいいと思うんだけど、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「ぼくとハーレイという、プロがいるしね」
一同 「「「プロ?」」」
Aブルー「中和剤だよ、ぼくたちは使わないけれど…」
使う仲間を見てるからさ、とソルジャーの溢れる自信。
Aブルー「それにハーレイは、キャプテンだから!」
ブルー 「仲間に飲ませる立場なんだね?」
Aブルー「そうだよ、ブリッジクルーにね!」
飲ませる量もタイミングもバッチリ! とウインクが。
Aブルー「だから、キースが潰れた時のさ…」
シロエ 「フォローが万全なんですね!」
いいじゃないですか、とシロエ君。
シロエ 「安心して潰れられますよ!」
Aブルー「だろう? その日まではさ…」
ブルー 「少しずつ増やして飲むわけだね」
いいと思う、と生徒会長も賛成ですけど。
飲ませると…?
2022/04/11 (Mon)
☆潰れない人たち
開花の早い所で春休みのお花見、瞬間移動で行った面々。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当タイム。
キース 「花見の日まで、俺に酒を増やせと…?」
Aブルー「中和剤なら、きちんと置いておくからさ」
こんなヤツだよ、とソルジャーが宙に取り出した小瓶。
Aブルー「ほろ酔いだったら、飲まなくてもオッケー!」
ブルー 「うん、ほろ酔いも、いいものだしねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お酒の嬉しいトコだね!」
楽しくなるもん、と飛び跳ねる「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「でもでも、ぼくは、どんなに飲んでも…」
ブルー 「ほろ酔いから先に行かないからねえ…」
Aブルー「君もだろう? ぼくも同じだけどさ」
底抜けに飲んでも酔わないよねえ、とソルジャーの嘆き。
Aブルー「一度でいいから、泥酔を体験したいけど…」
ブルー 「やめておきたまえ、仲間が迷惑だろう!」
シロエ 「そうですよ、立場が立場ですから」
Aブルー「ぼくのハーレイも、そう言うんだけどさ…」
残念だよね、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「体質とはいえ、これは悲しい!」
キース 「だったら、あんたが潰れればいいだろう!」
俺じゃなくて、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「別荘で花見の時は、特別休暇だろうが!」
Aブルー「なるほど、それも一理あるねえ…」
キース 「中和剤があるなら、安心だぞ」
Aブルー「よし! そういうことなら、ここは一発!」
勝負といこう、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「ぼくと君とで、飲み比べで!」
一同 「「「おおっ!」」」
それは凄い、と御一同様、思わず拍手。
シロエ 「キース先輩、頑張って下さい!」
キース 「俺が勝てると思っているのか、お前は!?」
ジョミー「でもさあ、キースの限界って今も謎だしさ…」
Aブルー「ぼくを超えてる可能性もさ…」
キース 「あるわけなかろう!」
俺は普通の人間なんだぞ、と叫んでますけど。
どうなんだか…。
2022/04/12 (Tue)
☆伝説が増えます
春休みは開花の早い所でお花見、満喫して来た御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅で夕食にお花見弁当。
ジョミー「どうかな、キースって普通だと思う?」
シロエ 「いえ、普通ではないですね」
もう絶対に違いますよ、とシロエ君、即答。
シロエ 「大卒の高校生ってだけでも、充分、変です!」
サム 「言えてるよな、ソレ…」
スウェナ「ついでに、副住職なのよねえ…」
マツカ 「規格外れなのは間違いないですね」
普通とは言い難いでしょう、とマツカ君も。
マツカ 「酒量はどうだか知りませんけど…」
サム 「底抜けのザルでも、驚かねえよな」
シロエ 「ええ、伝説が増えるだけですよ」
この人を酔い潰したら…、とシロエ君が指差す先。
シロエ 「なんと言っても、ほぼ無敵ですし…」
Aブルー「でなきゃ、ソルジャーは務まらないよ!」
ブルー 「どうなんだか…。面の皮が厚いだけかもね」
Aブルー「失礼な! ミュウは繊細な生き物でさ…」
とてもデリケートで…、と力説する人。
Aブルー「人類に勝つには、弱すぎるんだよ!」
ブルー 「その人類を足蹴にしてるのが、君だろう?」
Aブルー「ソルジャーだから!」
ブルー 「ふてぶてしくて、図太いだけじゃあ…?」
でもまあ、キースと勝負すれば、と生徒会長の笑み。
ブルー 「規格外れ同士で、ガチンコ勝負!」
Aブルー「ぼくまで規格外れだと?」
ブルー 「ミュウとしてはね!」
何処も繊細じゃないんだから、とキッツイ台詞が。
ブルー 「ギャラリーとしては楽しみだよ、うん」
キース 「勝手に決めるな!」
Aブルー「そう言わないでさ、君も飲むべき!」
ぼくに勝てるかもしれないし、とソルジャーの煽り。
Aブルー「勝てたら、君もレジェンドだしね!」
キース 「負ける気しかしないわけなんだが…?」
Aブルー「だから当日まで、酒量を増やして!」
キース 「練習しろと?」
勝てば伝説になるわけか、と腕組みですけど。
なれますか?
2022/04/13 (Wed)
☆レジェンドを目指せ
開花の早い所で春休みのお花見、満喫して来た後が問題。
生徒会長宅で夕食中に、ソルジャーが来たわけでして…。
Aブルー「そうだよ、ぼくに勝ったらレジェンド!」
シロエ 「キース先輩、ファイトですよ!」
キース 「酒好きになったら、俺にもメリット多数か…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 割り勘負けも無くなるしね!」
頑張って! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もエール。
ぶるぅ 「ぼくも、飲める仲間が欲しいもん!」
ブルー 「同感! 此処はキースに期待だよ」
Aブルー「それじゃ、勝負ということで!」
お花見を楽しみにしてるから、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「中和剤も置いていくから、しっかり練習!」
キース 「決定なのか!?」
Aブルー「君にも悪くない話なんだし、断らない!」
じゃあね、と手を振り、空間移動でお帰りに。
キース 「おい、待ちやがれ!」
ブルー 「いないけど?」
ぶるぅ 「えとえと、あっちの青の間だよ?」
桜餅とかも買ってたみたい、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「楽しく食べてるから、もう来ないと思うよ」
キース 「くっそぉ…。勝手に決めやがって!」
シロエ 「そう言わないで、此処は前向きにですね…」
マツカ 「考えるべきだと思いますよ」
飲める身体を目指しては、とマツカ君の提案。
マツカ 「実際、メリットも多いんですし…」
キース 「それはそうだが…」
サム 「勝って、レジェンドになってくれよな!」
ジョミー「いける可能性はあるんだからさ!」
頑張ってよね、とジョミー君たちも。
ジョミー「まだ間があるから、お酒に慣れてさ…」
ぶるぅ 「好きになったら、勝率アップ!」
毎日、飲もう! と飛び跳ねるお子様。
ぶるぅ 「はい、今日のお酒もグイッとね!」
キース 「そう言われても…!」
ブルー 「中和剤もあるから、安心!」
ぶるぅ 「あのね、美味しいんだよ、大吟醸!」
飲んで、飲んで、とトクトク注いでますけど。
いけますか?
2022/04/14 (Thu)
☆練習あるのみ
春休みは開花の早い所でお花見、大満足だった後が問題。
お花見弁当の夕食中に来たのがソルジャー、その結果…。
ぶるぅ 「美味しいお酒で、美味しく練習!」
ブルー 「ほら、グイッと!」
キース 「まあ、一杯では酔わんしな…」
飲むか、とキース君、一気にクイーッと。
キース 「確かに美味い酒だな、これは」
ぶるぅ 「でしょ、でしょ? 遠慮しないで、二杯目!」
キース 「いや、それは…!」
ブルー 「練習あるのみ、まずは、ほろ酔い!」
今日の目標はその辺りでね、と生徒会長、一歩も譲らず。
ブルー 「何杯いけるか、いってみようか!」
キース 「明日も朝からお勤めなんだが…!」
ぶるぅ 「中和剤があるから、大丈夫!」
飲んで、飲んで! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「その間に、おつまみ作ってくるねーっ!」
ブルー 「いいね、楽しく飲もうよ、キース」
キース 「だから、無茶だと…!」
急に言われても、と焦る間に、注がれる二杯目。
ブルー 「はい、ちびちびとやってもいいよ?」
シロエ 「キース先輩、頑張って下さい!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おつまみ、どうぞーっ!」
チーズにカラスミ、卵焼きも、とドンと置かれた皿。
ぶるぅ 「これから毎日、練習だよね!」
キース 「ま、毎日…?」
ブルー 「16日まで、酒量を増やしていかなくちゃ」
レジェンドになるためにもさ、と生徒会長。
ブルー 「君かブルーか、どっちが先に潰れるか!」
キース 「俺に決まっているだろう!」
サム 「分からねえよな、こればかりはよ…」
ジョミー「うん、隠された才能がさ…」
無いとは言い切れないもんね、とジョミー君たちも。
ジョミー「学校が始まっても、お花見とお酒で!」
キース 「叱られるだろうが!」
シロエ 「ぼくたち、特別生ですし…」
ブルー 「二日酔いでも、登校オッケー!」
ぶるぅ 「中和剤もあるしね!」
毎日お花見、毎日お酒、と煽ってますけど。
大丈夫ですか…?
2022/04/15 (Fri)
さて、4月。桜のシーズン到来でして、開花の方も順調。
入学式の頃に満開な感じ、春休みはお花見を満喫な面々。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今日の桜も綺麗だったね!」
ブルー 「うん、遠出した甲斐があったよね」
シロエ 「ぶるぅと会長に感謝ですよ!」
瞬間移動ありがとうございました、と一同、頭をペコリ。
シロエ 「普通に出掛けて行くとなったら、大変ですし」
サム 「この時間には帰れてねえよな、絶対に…」
キース 「下手をしなくても、終電じゃないか?」
夜桜の時間までいなくてもな、とキース君が指す時計。
キース 「まず、駅までが遠いんだぞ?」
ジョミー「そうだっけ…。バスも本数、なさそうだしね」
スウェナ「臨時に出してると思うわよ?」
シロエ 「案内の看板はありましたけど…」
寿司詰めになるんじゃないですか、とシロエ君の読み。
シロエ 「嫌なら金を払え、とばかりにですね…」
ジョミー「タクシーが並んでいたもんねえ…」
マツカ 「観光バスも、駐車場一杯に来てましたから…」
公共交通機関の人は少なめでしょう、とマツカ君。
マツカ 「名所とはいえ、桜以外の季節には…」
シロエ 「それほどニーズは無さそうですよね…」
ブルー 「だからこそ、余計に混むんだよ」
人間の心理ってそんなもの、と生徒会長の苦笑。
ブルー 「まあ、ぼくたちは早く帰れたからさ…」
ぶるぅ 「地元グルメをお持ち帰り~!」
お花見弁当に、お菓子にお酒、と飛び跳ねるお子様。
ぶるぅ 「夜桜には、ちょっと寒かったしね!」
シロエ 「シールドは無粋ですからねえ…」
ぶるぅ 「ライトアップ開始まで見たら上等!」
家に帰ってお花見弁当、と只今は生徒会長の家。
ぶるぅ 「暖かいお部屋で、美味しく食べなきゃ!」
ブルー 「そうだよ、風邪を引いたら次のお花見が…」
シロエ 「パアか、一人だけ欠席ですよね…」
ブルー 「当然、一人で欠席だよね」
付き合う義理は全く無いし、とスッパリ。
まあねえ…。
2022/04/01 (Fri)
☆食べて温まろう
春休みの間にお花見を満喫、開花が早い所へ行った面々。
夜に冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当な夕食。
ジョミー「風邪を引いたら、置き去りなんだ?」
サム 「そりゃまあ、他の面子までがよ…」
花見を我慢は有り得ねえよ、とサム君も生徒会長に同意。
サム 「引いたら負けってことだぜ、うん」
スウェナ「しっかり食べて温まるのが一番よね」
シロエ 「そうですね。栄養をつけて乗り切りましょう」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 身体の中からポッカポカ!」
あったまるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の元気な笑顔。
ぶるぅ 「それに、お酒もあったまるしね!」
ブルー 「うん、今日買ったヤツは、実にいいねえ…」
試飲して買って来たけれど、と生徒会長、クイッと一杯。
ブルー 「全部買っても良かったかなあ、この味だとさ」
ぶるぅ 「そだね、他のも美味しかったし…」
迷ったもんね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もクイクイと。
ぶるぅ 「みんなも飲めたら、買ってたよね…」
ブルー 「ホントにねえ…。そこが問題なんだよ」
飲めるのは、ぼくとぶるぅだけだし、と生徒会長の溜息。
ブルー 「この面子では、盛り上がらなくて…」
キース 「俺も少しなら付き合えるが?」
ブルー 「酒豪ってわけではないよね、君も」
付き合いで飲めるだけだろう、と生徒会長の冷たい視線。
ブルー 「大学で覚えて、坊主仲間の宴会でさ…」
ぶるぅ 「飲んでます、ってだけだもんね…」
お酒好きとは違うみたい、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「ホントにお酒が好きな人って、お弁当より…」
ブルー 「先にお酒になるんだよねえ…」
選ぶのも、そういうお弁当でさ…、と生徒会長。
ブルー 「お酒のアテになりそうな中身、それが大切!」
ぶるぅ 「キースが買ったの、他のみんなと同じだし…」
キース 「あんたらもだろう!」
ブルー 「そりゃ、みんなでさ…」
出掛けた以上は当然だよ、との答えですけど。
確かに…。
2022/04/02 (Sat)
☆酒好きがいれば
春休みは開花が早めの所でお花見、今日も出掛けた面々。
夜は冷え込みを避けて撤収、生徒会長宅でお弁当な夕食。
ブルー 「いいかい、ぼくとぶるぅで出掛けたんなら…」
ぶるぅ 「お土産にお酒を沢山買って、お弁当は…」
もっとおかずが多めのヤツ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ご飯は、無くてもいいくらいかも!」
ブルー 「だよねえ、でもって、味付けが濃くて…」
つまめるようなヤツにするね、と生徒会長の言。
ブルー 「お酒好きだと、お寿司屋さんに入ってもさ…」
ぶるぅ 「お寿司は無しで、ネタだけだしね」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と一同、キョトン。
シロエ 「えっと…? ネタだけって、何です?」
ぶるぅ 「ネタって言ったら、お寿司のネタ!」
ブルー 「上に載ってる、いわゆるネタだね」
魚介類もそうだし、卵焼きも、と生徒会長の解説が。
ブルー 「ああいうネタだけ注文してさ、それを肴に…」
ぶるぅ 「お酒を飲むのが最高なの!」
ブルーと二人で行ったらそうだよ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「だけど、みんなと行った時には…」
ブルー 「普通に握って貰ってるだろ?」
今日のお弁当も同じだよ、と生徒会長が指差すお弁当。
ブルー 「場に合わせるのも大切だしねえ、何事もさ」
ぶるぅ 「もう一人、いたら別なんだけど…」
ブルー 「そうだね、キースもいけるクチなら…」
ちょっと空気が変わるからね、と頷く生徒会長。
ブルー 「飲めるタイプが三人、ダメなのが五人で…」
ぶるぅ 「今だと、二人と六人だもんね…」
差がつきすぎ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も残念そう。
ぶるぅ 「キースが飲めたら、いいんだけれど…」
ブルー 「ホントにねえ…。でも、こればっかりは…」
ぶるぅ 「好みなんだし、どうにもならないもんね…」
サム 「漆よりかは、マシなんでねえの?」
一同 「「「漆?」」」
なんで漆、と視線がサム君に集中ですけど。
漆ですって…?
2022/04/03 (Sun)
☆お酒を飲まない人
開花が早めの所でお花見、瞬間移動でお出掛けな春休み。
夜は冷え混む前に撤収、生徒会長の家でお花見弁当で…。
ジョミー「漆って、何さ?」
サム 「忘れたのかよ、キースの野郎が節分によ…」
やらかしてくれた件ってヤツを、とサム君、目がマジ。
サム 「厄除けのお参りが、ドカ雪でパアでよ…」
シロエ 「あー! アレで、お詫びになりましたっけ…」
スウェナ「お中日まで、栄養剤で暮らしてたわねえ…」
ジョミー「うんうん、即身仏の修行の真似でさ…」
アレか、とジョミー君、手をポンと。
ジョミー「本物の修行は、漆を飲むって聞いたっけ…」
サム 「だろ? アレに比べりゃ、酒なんかはよ…」
軽いモンだろ、とサム君の視線がキース君に。
サム 「飲めねえヤツなら、ヤバイけどもよ…」
シロエ 「キース先輩、飲めますもんねえ…」
マツカ 「アルコールがダメとは、聞いてませんよね」
苦手だとも聞いていませんし、とマツカ君も。
マツカ 「恐らく、嗜好の問題でしょう」
ブルー 「いわゆる、お子様舌だと見たね!」
一同 「「「は?」」」
お子様舌とは…、顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「あのぅ、それって、お子様仕様の舌ですか?」
ブルー 「そうだけど? オムライスとかが大好きで…」
ぶるぅ 「ステーキよりも、ハンバーグなんだよね!」
ぼくは、どっちも大好きだけど、と規格外れなお子様も。
ぶるぅ 「キースの舌も、それだと思うの!」
キース 「俺も、どっちも好きなんだが!」
ぶるぅ 「えっと、お料理はそうかもだけど…」
ブルー 「アルコールに関する、味覚の方だね」
イマイチ、口に合わないんだろ、と生徒会長の指摘。
ブルー 「お酒よりかは、ウーロン茶とかがいい口で!」
キース 「いや、それは…。悪酔いしないためにもだ…」
ブルー 「控えめにと言えば、カッコイイけど…」
ぶるぅ 「絶対、違うの!」
だって、此処でも飲まないし、とツッコミが。
それは確かに…。
2022/04/04 (Mon)
☆コーヒーにもお酒
春休みのお花見は開花が早い場所で、先取りな御一同様。
瞬間移動でパッとお出掛け、夜は冷え込む前に撤収で…。
シロエ 「言われてみれば、此処でも飲んでませんよね」
ジョミー「コーヒーは頼むけど、お酒は頼まないよね」
ぶるぅ 「でしょ? ホントにお酒が好きな人なら…」
コーヒーにもお酒だと思う、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「アルコール入りのコーヒー、あるもん!」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「あるねえ、誰も注文してないけどさ」
ぶるぅ 「ダメな人なら、酔っぱらいそうなヤツが…」
何種類かあるよ、と料理上手なお子様が折ってゆく指。
ぶるぅ 「見た目は、ホイップクリームたっぷりで…」
ブルー 「お子様向けに見えるんだけれど、中身がね…」
ぶるぅ 「冬が寒い所のヤツとか、かなりキツイよ?」
馬車の御者さんが飲むヤツだしね、と説明が。
ぶるぅ 「待ち時間に身体が凍えちゃうから…」
ブルー 「身体の中から温めよう、っていう目的で…」
飲んでいたと聞けば分かるだろ、と生徒会長も。
ブルー 「だからキースが、コーヒーにもさ…」
ぶるぅ 「お酒を入れてくれって言ったら、ちゃんと…」
シロエ 「注文の品が出来るわけですね!」
でも、先輩は頼んでませんし…、とシロエ君、顎に手を。
シロエ 「お酒好きではないということですか…」
サム 「お子様舌で合ってそうだぜ」
ジョミー「だったら、きちんと訓練すれば…」
直る可能性があるんだよね、とジョミー君。
ジョミー「大人仕様の舌になったら、お花見もさ…」
ブルー 「ぼくとぶるぅの楽しみが増えるね」
ぶるぅ 「お酒、沢山買えちゃうし…」
お弁当だって選べちゃうよ、という声が。
ぶるぅ 「おつまみ向けのヤツを買って食べても…」
ブルー 「今と違って、浮かずに済むねえ…」
ジョミー「いい話だと思うけど?」
シロエ 「そうですよね…」
楽しみは多い方がいいです、とシロエ君も。
どうすると…?
2022/04/05 (Tue)
☆持ち込みで来た人
開花が早い所で先取りのお花見、春休みを満喫中な面々。
瞬間移動で出掛けて撤収、夜は生徒会長宅でお花見弁当。
ジョミー「この際、キースのお子様舌をさ…」
サム 「直そうってか?」
シロエ 「悪くない話ですからねえ…。会長たちには」
??? 「ぼくも協力させて貰うよ!」
喜んで、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
キース 「あんた、何処から湧いて出たんだ!」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間からなんだけど…」
ちゃんと食事は持って来たよ、と手に持っているお弁当。
Aブルー「お酒好き向けのお弁当っていうヤツを!」
ぶるぅ 「あっ、これ、買いたかったお花見弁当!」
ブルー 「ホントだ、君もあそこに行ったのかい?」
Aブルー「時間が少しズレてたけどね!」
他の場所からの帰りだったし、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「ノルディと一緒に夜桜を見てさ…」
シロエ 「先に帰ったわけですね?」
Aブルー「そういうことだね、帰りはただの夜道だし…」
桜もそれほど見られないし、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「ノルディは今も運転中だよ、帰り道でさ」
サム 「ひでえ話…」
ジョミー「いくらエロドクターでもねえ…」
シロエ 「ちょっと気の毒になりますよ」
いいように使われて終わりですか、とシロエ君。
シロエ 「そのお弁当も、運転中だとお酒は抜きで…」
サム 「食うしかねえよな…」
Aブルー「あっ、その点なら大丈夫!」
別のを買っていたからね、とソルジャー、涼しい顔。
Aブルー「飲めませんから、って、ちゃんと選んで!」
ブルー 「まさか、ぼくたちのと同じだとか…?」
Aブルー「迷ってたけど、違うヤツだね!」
同じでなくて良かっただろう、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「お揃いではねえ…」
ブルー 「お弁当が不味くなるってば!」
シロエ 「嫌すぎますよ!」
Aブルー「それでさ、さっきの…」
話の続きなんだけどね、と言ってますけど。
協力の件…?
2022/04/06 (Wed)
☆メリットは充分
春休みは開花の早い所でお花見、先取りで満喫した面々。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当ですが。
Aブルー「キースのお子様舌ってヤツは、本当かい?」
キース 「違う、断じてお子様ではない!」
Aブルー「君には聞いてないってば!」
本人の言うことはアテにならないしね、と突き放す人。
Aブルー「しかも問題は、お子様舌だし…」
キース 「あんたも言えた義理ではなかろう!」
Aブルー「どの辺がさ?」
キース 「あんたの世界の食事の件だ!」
面倒だとか、お菓子でいいとか…、とキース君の攻撃。
キース 「そんなあんたに、俺の嗜好のことをだな…!」
Aブルー「言われたくない、って?」
キース 「当然だろうが!」
Aブルー「それじゃ、聞くけど…。今の話を纏めると…」
お子様舌なのは認めるんだね、とソルジャー、ニヤリ。
Aブルー「ぼくがさ、言えた義理ではないってことは…」
シロエ 「あなたとセットで、キース先輩もですね…」
ジョミー「お子様舌ってことになるよね、確かに」
何処も間違っていないと思う、とジョミー君たちも同意。
ジョミー「食事よりお菓子なのと、同レベルでさ…」
サム 「お子様仕様の舌だぜ、うん」
キース 「いや、それは…!」
Aブルー「遅いよ、墓穴は掘った後だよ!」
その舌、直すべきだってば、とソルジャー、ピシャリと。
Aブルー「絶対、その方がお得だからね!」
キース 「なんでそうなる!」
Aブルー「だって、ブルーも、ぶるぅも喜ぶしさ…」
ブルー 「キースのためにも、メリット充分!」
保証するよ、と生徒会長。
ブルー 「今だと、坊主仲間と飲みに行ったら…」
ぶるぅ 「割り勘負けだと思うんだけど…」
お酒のせいで、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「飲んでない分まで、払わなきゃだし…」
ブルー 「損をしてると思うけれどね?」
キース 「確かに、そうだが…」
酒豪揃いの時は特にな、と唸ってますけど。
さて、どうなる…?
2022/04/07 (Thu)
☆飲みすぎた時には
開花の早い所でお花見を楽しんだ、春休み中の御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当の夕食。
ブルー 「君もお酒が好きになったら、割り勘でもさ…」
ぶるぅ 「負けるどころか、勝てると思うよ!」
Aブルー「なるほど、万年金欠のキースにとっても…」
お得な面は充分なんだ、と大きく頷くソルジャー。
Aブルー「そういうことなら、是非、直さなくちゃ!」
ぶるぅ 「ぼくもブルーも、お酒仲間が増えるしね!」
ブルー 「実に嬉しい話だよ、うん」
キースが飲めれば、いつでも酒宴、と生徒会長も。
ブルー 「他の面子はジュースでいいから、三人で!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おつまみ、沢山作るよ!」
Aブルー「そこは四人と言って欲しいね!」
ぼくだってお邪魔したいから、と厚かましい台詞が。
Aブルー「なんと言っても、地球のお酒は美味しいし!」
ぶるぅ 「わぁーい、お客様まで増えるんだあ!」
ブルー 「うーん…。まあ、協力してくれるのなら…」
その辺は我慢させて貰うよ、と生徒会長の苦笑。
ブルー 「でも、どうやって協力すると?」
Aブルー「中和剤なんか、いいと思うんだけど…」
一同 「「「中和剤?」」」
なんだそれは、と皆の視線がソルジャーに。
シロエ 「あのぅ…。それって、何なんです?」
Aブルー「そのまんまだけど?」
ブルー 「まさか、お酒を中和すると?」
Aブルー「正確に言うなら、飲んだ後にね!」
二日酔い向けのヤツなんだよ、とソルジャーの言。
Aブルー「ぼくのシャングリラじゃ、二日酔いはさ…」
ブルー 「マズイだろうねえ、部署によっては」
Aブルー「特にブリッジクルーとかはね!」
だけど、お酒も飲みたいだろう、と説明が。
Aブルー「というわけでね、飲みすぎた時は中和剤!」
シロエ 「即効性があるんですか?」
Aブルー「もう、バッチリだよ!」
ブルー 「なるほどねえ…」
それをキースに使うわけか、と誰もが納得。
中和剤ですか…。
2022/04/08 (Fri)
☆個人差があります
春休みは開花の早い所でお花見、満喫して来た御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅で夕食にお花見弁当。
シロエ 「つまり、キース先輩が酔っぱらった時には…」
ジョミー「その中和剤で治すってこと?」
Aブルー「いいと思うけどね、即効性のある薬だからさ」
一発で正気に戻れるよ、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「泥酔状態で潰れた仲間も、即、復帰だし!」
ブルー 「それは凄いね、本当に中和出来るんだ…」
サム 「だったら、急性アルコール中毒とかでもよ…」
治せるのかよ、とサム君の問い。
サム 「アレって、下手をしたら死ぬらしいけどよ」
スウェナ「怖いらしいわよね、毎年、大学生とかが…」
マツカ 「死んでますよね、あれだけ言われているのに」
注意すればいいと思うんですけど、とマツカ君の溜息。
マツカ 「飲む方も、飲ませる方も加減をすべきですよ」
ブルー 「うーん…。その加減が難しいんだろうね」
シロエ 「限界に個人差があるそうですしね」
ぼくが会長ほどに飲んだら死ねそうですよ、とシロエ君。
シロエ 「元老寺で頂くお屠蘇でも、カッとしますし…」
マツカ 「ぼくもです。でも、会長とぶるぅは…」
サム 「お屠蘇どころか、ガンガン飲むよな、元日は」
アドス和尚がいい酒を出してくるからよ、とサム君も。
サム 「一升瓶が何本も出てよ、それを端から…」
ジョミー「飲んでしまうのに、ケロッとしててさ…」
ちっとも酔ってないよね、とジョミー君が広げる両手。
ジョミー「個人差にしたって、あれは凄すぎ!」
シロエ 「もしかしたら、キース先輩もですね…」
サム 「あの勢いで飲めるってか?」
飲んでねえけど、とサム君の目が真ん丸に。
サム 「いくらなんでも、ねえだろ、それは」
シロエ 「潜在能力が凄くないって、言い切れますか?」
ジョミー「いけるクチだ、って?」
シロエ 「可能性は…」
ゼロではないと思いますけど、という意見。
そうかも…?
2022/04/09 (Sat)
☆潜在能力は未知数
開花の早い所で春休みのお花見、瞬間移動で行った面々。
冷え込む夜は早めに撤収、生徒会長宅でお花見弁当で…。
ジョミー「キースの潜在能力かあ…」
サム 「酒はどうだか知らねえけどよ、サイオンは…」
凄かったって事実があるよな、とサム君の指摘。
サム 「ぶるぅの部屋が吹っ飛んだヤツ」
シロエ 「ありましたねえ、サイオン・バーストで…」
マツカ 「あれ以来、坊主頭に限定ですけど…」
サイオニック・ドリームが使えるように、とマツカ君。
マツカ 「潜在能力が凄かったからこそですよ」
サム 「だろ? だからよ、酒の方でもよ…」
シロエの言う通り、凄いかもだぜ、とサム君の言。
サム 「こればっかりは、試してみねえと…」
シロエ 「分かりませんしね…」
キース 「おい、お前たち!」
他人事だと思いやがって、とキース君の引き攣った顔。
キース 「俺の立場はどうなるんだ!」
ジョミー「漆を飲むよりマシなんだけど?」
キース 「何もやらかしてはいないんだが…!」
お子様舌だと言われただけで…、と反論が。
キース 「それを直すとか、直さないとかで…!」
シロエ 「確かに、初めはそうでしたけど…」
サム 「飲める面子が欲しい、って声がよ…」
上がってるんだぜ、とサム君、腕組み。
サム 「ついでに、お子様舌が直ればお得で…」
ジョミー「割り勘負け、しなくなるんだよ?」
シロエ 「メリットは充分、あるんですよね」
Aブルー「そうだよ、君も得するわけでさ…」
この際、チャレンジしてみないかい、と膝を乗り出す人。
Aブルー「酒量の限界っていうヤツに!」
キース 「死ぬだろうが!」
いきなり限界に挑戦したら、とキース君、ガクブル。
キース 「いくら中和剤があると言ってもだな…!」
Aブルー「まあ、潰れるのは間違いないね」
キース 「殺す気かなのか!?」
Aブルー「じゃあ、少しずつさ…」
増やしていくのはどうだろう、と提案ですけど。
少しずつ…?
2022/04/10 (Sun)
☆少しずつ増やして
春休みは開花の早い所でお花見、満喫して来た御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当の夕食。
キース 「少しずつ、だと?」
Aブルー「そう! 限界が何処か分からないんだし…」
酒量を少しずつ増やしてみれば、とソルジャーの案。
Aブルー「このくらいなら全く平気、ってトコからさ…」
ブルー 「まずは、ほろ酔い、そんな感じで?」
Aブルー「ピンポーン! そうやって量を増やしてさ…」
限界チャレンジを目指していこう! と突き上げる拳。
Aブルー「今年もやるよね、マツカの別荘でお花見」
マツカ 「ええ、そのつもりで御用意してます」
今年の桜は開花が平年並みですから…、とマツカ君。
マツカ 「あそこの桜は遅いですしね、まだ先の話で…」
シロエ 「今月の半ばくらい、っていう予定ですよ」
Aブルー「オッケー、16日ってトコかな?」
マツカ 「急に暖かくならない限りは、其処ですね」
今年も皆さんでお越し下さい、と人のいい笑み。
マツカ 「桜と御馳走をお楽しみ頂けますよ」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、チャレンジは…」
その日でいいと思うんだけど、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「ぼくとハーレイという、プロがいるしね」
一同 「「「プロ?」」」
Aブルー「中和剤だよ、ぼくたちは使わないけれど…」
使う仲間を見てるからさ、とソルジャーの溢れる自信。
Aブルー「それにハーレイは、キャプテンだから!」
ブルー 「仲間に飲ませる立場なんだね?」
Aブルー「そうだよ、ブリッジクルーにね!」
飲ませる量もタイミングもバッチリ! とウインクが。
Aブルー「だから、キースが潰れた時のさ…」
シロエ 「フォローが万全なんですね!」
いいじゃないですか、とシロエ君。
シロエ 「安心して潰れられますよ!」
Aブルー「だろう? その日まではさ…」
ブルー 「少しずつ増やして飲むわけだね」
いいと思う、と生徒会長も賛成ですけど。
飲ませると…?
2022/04/11 (Mon)
☆潰れない人たち
開花の早い所で春休みのお花見、瞬間移動で行った面々。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当タイム。
キース 「花見の日まで、俺に酒を増やせと…?」
Aブルー「中和剤なら、きちんと置いておくからさ」
こんなヤツだよ、とソルジャーが宙に取り出した小瓶。
Aブルー「ほろ酔いだったら、飲まなくてもオッケー!」
ブルー 「うん、ほろ酔いも、いいものだしねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お酒の嬉しいトコだね!」
楽しくなるもん、と飛び跳ねる「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「でもでも、ぼくは、どんなに飲んでも…」
ブルー 「ほろ酔いから先に行かないからねえ…」
Aブルー「君もだろう? ぼくも同じだけどさ」
底抜けに飲んでも酔わないよねえ、とソルジャーの嘆き。
Aブルー「一度でいいから、泥酔を体験したいけど…」
ブルー 「やめておきたまえ、仲間が迷惑だろう!」
シロエ 「そうですよ、立場が立場ですから」
Aブルー「ぼくのハーレイも、そう言うんだけどさ…」
残念だよね、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「体質とはいえ、これは悲しい!」
キース 「だったら、あんたが潰れればいいだろう!」
俺じゃなくて、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「別荘で花見の時は、特別休暇だろうが!」
Aブルー「なるほど、それも一理あるねえ…」
キース 「中和剤があるなら、安心だぞ」
Aブルー「よし! そういうことなら、ここは一発!」
勝負といこう、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「ぼくと君とで、飲み比べで!」
一同 「「「おおっ!」」」
それは凄い、と御一同様、思わず拍手。
シロエ 「キース先輩、頑張って下さい!」
キース 「俺が勝てると思っているのか、お前は!?」
ジョミー「でもさあ、キースの限界って今も謎だしさ…」
Aブルー「ぼくを超えてる可能性もさ…」
キース 「あるわけなかろう!」
俺は普通の人間なんだぞ、と叫んでますけど。
どうなんだか…。
2022/04/12 (Tue)
☆伝説が増えます
春休みは開花の早い所でお花見、満喫して来た御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅で夕食にお花見弁当。
ジョミー「どうかな、キースって普通だと思う?」
シロエ 「いえ、普通ではないですね」
もう絶対に違いますよ、とシロエ君、即答。
シロエ 「大卒の高校生ってだけでも、充分、変です!」
サム 「言えてるよな、ソレ…」
スウェナ「ついでに、副住職なのよねえ…」
マツカ 「規格外れなのは間違いないですね」
普通とは言い難いでしょう、とマツカ君も。
マツカ 「酒量はどうだか知りませんけど…」
サム 「底抜けのザルでも、驚かねえよな」
シロエ 「ええ、伝説が増えるだけですよ」
この人を酔い潰したら…、とシロエ君が指差す先。
シロエ 「なんと言っても、ほぼ無敵ですし…」
Aブルー「でなきゃ、ソルジャーは務まらないよ!」
ブルー 「どうなんだか…。面の皮が厚いだけかもね」
Aブルー「失礼な! ミュウは繊細な生き物でさ…」
とてもデリケートで…、と力説する人。
Aブルー「人類に勝つには、弱すぎるんだよ!」
ブルー 「その人類を足蹴にしてるのが、君だろう?」
Aブルー「ソルジャーだから!」
ブルー 「ふてぶてしくて、図太いだけじゃあ…?」
でもまあ、キースと勝負すれば、と生徒会長の笑み。
ブルー 「規格外れ同士で、ガチンコ勝負!」
Aブルー「ぼくまで規格外れだと?」
ブルー 「ミュウとしてはね!」
何処も繊細じゃないんだから、とキッツイ台詞が。
ブルー 「ギャラリーとしては楽しみだよ、うん」
キース 「勝手に決めるな!」
Aブルー「そう言わないでさ、君も飲むべき!」
ぼくに勝てるかもしれないし、とソルジャーの煽り。
Aブルー「勝てたら、君もレジェンドだしね!」
キース 「負ける気しかしないわけなんだが…?」
Aブルー「だから当日まで、酒量を増やして!」
キース 「練習しろと?」
勝てば伝説になるわけか、と腕組みですけど。
なれますか?
2022/04/13 (Wed)
☆レジェンドを目指せ
開花の早い所で春休みのお花見、満喫して来た後が問題。
生徒会長宅で夕食中に、ソルジャーが来たわけでして…。
Aブルー「そうだよ、ぼくに勝ったらレジェンド!」
シロエ 「キース先輩、ファイトですよ!」
キース 「酒好きになったら、俺にもメリット多数か…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 割り勘負けも無くなるしね!」
頑張って! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もエール。
ぶるぅ 「ぼくも、飲める仲間が欲しいもん!」
ブルー 「同感! 此処はキースに期待だよ」
Aブルー「それじゃ、勝負ということで!」
お花見を楽しみにしてるから、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「中和剤も置いていくから、しっかり練習!」
キース 「決定なのか!?」
Aブルー「君にも悪くない話なんだし、断らない!」
じゃあね、と手を振り、空間移動でお帰りに。
キース 「おい、待ちやがれ!」
ブルー 「いないけど?」
ぶるぅ 「えとえと、あっちの青の間だよ?」
桜餅とかも買ってたみたい、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「楽しく食べてるから、もう来ないと思うよ」
キース 「くっそぉ…。勝手に決めやがって!」
シロエ 「そう言わないで、此処は前向きにですね…」
マツカ 「考えるべきだと思いますよ」
飲める身体を目指しては、とマツカ君の提案。
マツカ 「実際、メリットも多いんですし…」
キース 「それはそうだが…」
サム 「勝って、レジェンドになってくれよな!」
ジョミー「いける可能性はあるんだからさ!」
頑張ってよね、とジョミー君たちも。
ジョミー「まだ間があるから、お酒に慣れてさ…」
ぶるぅ 「好きになったら、勝率アップ!」
毎日、飲もう! と飛び跳ねるお子様。
ぶるぅ 「はい、今日のお酒もグイッとね!」
キース 「そう言われても…!」
ブルー 「中和剤もあるから、安心!」
ぶるぅ 「あのね、美味しいんだよ、大吟醸!」
飲んで、飲んで、とトクトク注いでますけど。
いけますか?
2022/04/14 (Thu)
☆練習あるのみ
春休みは開花の早い所でお花見、大満足だった後が問題。
お花見弁当の夕食中に来たのがソルジャー、その結果…。
ぶるぅ 「美味しいお酒で、美味しく練習!」
ブルー 「ほら、グイッと!」
キース 「まあ、一杯では酔わんしな…」
飲むか、とキース君、一気にクイーッと。
キース 「確かに美味い酒だな、これは」
ぶるぅ 「でしょ、でしょ? 遠慮しないで、二杯目!」
キース 「いや、それは…!」
ブルー 「練習あるのみ、まずは、ほろ酔い!」
今日の目標はその辺りでね、と生徒会長、一歩も譲らず。
ブルー 「何杯いけるか、いってみようか!」
キース 「明日も朝からお勤めなんだが…!」
ぶるぅ 「中和剤があるから、大丈夫!」
飲んで、飲んで! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「その間に、おつまみ作ってくるねーっ!」
ブルー 「いいね、楽しく飲もうよ、キース」
キース 「だから、無茶だと…!」
急に言われても、と焦る間に、注がれる二杯目。
ブルー 「はい、ちびちびとやってもいいよ?」
シロエ 「キース先輩、頑張って下さい!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おつまみ、どうぞーっ!」
チーズにカラスミ、卵焼きも、とドンと置かれた皿。
ぶるぅ 「これから毎日、練習だよね!」
キース 「ま、毎日…?」
ブルー 「16日まで、酒量を増やしていかなくちゃ」
レジェンドになるためにもさ、と生徒会長。
ブルー 「君かブルーか、どっちが先に潰れるか!」
キース 「俺に決まっているだろう!」
サム 「分からねえよな、こればかりはよ…」
ジョミー「うん、隠された才能がさ…」
無いとは言い切れないもんね、とジョミー君たちも。
ジョミー「学校が始まっても、お花見とお酒で!」
キース 「叱られるだろうが!」
シロエ 「ぼくたち、特別生ですし…」
ブルー 「二日酔いでも、登校オッケー!」
ぶるぅ 「中和剤もあるしね!」
毎日お花見、毎日お酒、と煽ってますけど。
大丈夫ですか…?
2022/04/15 (Fri)
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☆豪華だそうです
もうすぐ来るのが春のお彼岸、ソルジャーが法要を注文。
キース君にお詫びを希望な面々、その案に乗ったわけで。
シロエ 「フルコースって、食事メニューの、ですか?」
ブルー 「そうに決まっているだろう?」
サム 「でもよ、フルコースって言ったらよ…」
豪華な御馳走が出てくるんだぜ、とサム君の疑問。
サム 「前菜で始まって、肉に魚にスープによ…」
スウェナ「デザートまでついてくるわよ、アレ」
マツカ 「チーズも食べ放題ですよ?」
何種類もあるのを好きに選んで…、と御曹司も。
マツカ 「コースの途中にも、シャーベットとか…」
ジョミー「箸休め的なお菓子があるよね」
サム 「だろ? なんでそんなのが、あの修行によ…」
入ってるんだよ、とサム君、ブツブツ。
サム 「穀類もダメな食事なんかで、どうすればよ…」
シロエ 「フルコースを作れるんですか?」
品数が無いと思いますが、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「本物そっくりの精進料理はありますけど…」
ぶるぅ 「んとんと、あれは栄養たっぷりで…」
その修行には向いてないよ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「普通の精進料理も、ハードな修行用だし…」
シロエ 「栄養価は高い筈ですよね?」
ぶるぅ 「でないと、お坊さん、倒れちゃうしね」
お寺の修行は厳しいから、と説明が。
ぶるぅ 「お料理担当の腕の見せ所なの!」
サム 「だよなあ、それでフルコースだとよ…」
ジョミー「ミイラ失格になりそうだけど?」
それとも脂肪はつかないのかな、とジョミー君。
ジョミー「だからフルコースでも大丈夫、って?」
シロエ 「でも、それよりはマシなんでしょう?」
会長が言ってた食事メニューは、とシロエ君の言。
シロエ 「フルコースの方が、豪華そうですけどね?」
ブルー 「食材は、うんと豪華だねえ…」
サム 「豪華なのかよ?」
ブルー 「最高にね!」
それは高価で贅沢で…、と言ってますけど。
御馳走では…?
2022/03/16 (Wed)
☆飲み放題なドリンク
もうじき春のお彼岸なわけで、ソルジャーが法要を依頼。
キース君にお詫びを要求中な面々、それに乗りまして…。
シロエ 「あのですね…。高価で贅沢な御馳走なんか…」
ジョミー「キースに食べさせて、どうするのさ!」
ぼくたちは詫びて欲しいんだよ、とジョミー君の渋面。
ジョミー「激ヤセするメニューだったらともかく…」
サム 「フルコースってのは、どうかと思うぜ」
スウェナ「そうよ、品数を減らす方がいいわよ」
ブルー 「増えるのは、飲み物なんだけど?」
フルコースはね、と生徒会長。
ブルー 「飲み放題と言っていいかな」
シロエ 「それって、ますます贅沢ですから!」
マツカ 「フルコースは、飲み物も色々出ますけど…」
どれも高価なお酒ですよ、と御曹司が数えてゆく飲み物。
マツカ 「シャンパンにシェリー酒、ワインにしても…」
シロエ 「年代物だと、お値段、凄いですよね」
マツカ 「ええ。ですから、飲み放題となったら…」
お料理よりも高くつくのでは、と御曹司の読み。
マツカ 「それをキースに、というのは、ちょっと…」
ジョミー「却下、却下!」
飲み物なんかつけなくていい、とジョミー君。
ジョミー「水も出さなくていいくらいだよ!」
ブルー 「でもねえ、飲んでおいた方がさ…」
身体作りにはいいんだよね、と生徒会長、一歩も譲らず。
ブルー 「腐りにくい身体が出来るらしくて」
Aブルー「防腐効果はあるよね、うん」
アルコールだし、とソルジャーも。
Aブルー「却下するより、飲ませておけば?」
シロエ 「許せませんよ!」
サム 「うんうん、俺たち、酒は飲めねえけどよ…」
キースにくれてやるくらいなら…、とサム君、目がマジ。
サム 「ぶるぅに頼んで、菓子か料理に…」
ジョミー「リッチに使って貰うよねえ?」
シロエ 「もちろんです!」
ブルー 「…漆をかい?」
一同 「「「漆!?」」」
なんで漆、と一同、ビックリ仰天。
漆、飲み物でしたっけ…?
2022/03/17 (Thu)
☆頼もしい助っ人
じきに来るのが春のお彼岸で、ソルジャーが頼んだ法要。
キース君にお詫びを要求する面々、利害が一致ですけど。
シロエ 「何なんですか、漆って!」
ブルー 「漆の汁だよ、漆塗りとかに使うヤツだね」
だから高価な代物なわけ、と生徒会長、しれっと。
ブルー 「それを毎日、ガンガン飲めばさ…」
Aブルー「アルコールと同じ効果があるのかい?」
ブルー 「そう言われてるねえ、マニュアルではね」
即身仏の修行には必須、と生徒会長の解説が。
ブルー 「でもさ、モノが漆の汁だから…」
シロエ 「飲んだら思いっ切り、かぶれませんか?」
サム 「顔まで腫れそうな気がするぜ、ソレ」
唇がタラコみたいになって…、とサム君も。
サム 「内臓だってよ、こう、ボロボロに…」
ジョミー「やられそうだよね、マジで死にそう」
ブルー 「だからこそ、ミイラ向けなんだけどさ…」
キースにはお勧め出来ないよね、と生徒会長、目がマジ。
ブルー 「フルコースでやるっていうのは、ちょっと…」
キース 「どう考えても死ぬだろうが!」
ブルー 「その辺は、分からないけれど…」
漆は抜きで食事メニューを実践したまえ、と厳しい瞳。
ブルー 「身体を張ったお詫びコースを、お中日まで!」
キース 「栄養失調で倒れるぞ、それは!」
ブルー 「その点だったら、大丈夫!」
頼もしい助っ人が来てくれたしね、と生徒会長の笑み。
ブルー 「十穀断ちも、肉も卵もダメなヤツもさ…」
Aブルー「任せてくれれば、バッチリだよ!」
しかも倒れずに生きていけるし、とソルジャーの太鼓判。
Aブルー「栄養剤なら、ぼくにお任せ!」
一同 「「「あー…」」」
食事が面倒な人だったっけ、と一同、素直に納得。
シロエ 「食事の代わりに栄養剤でいくんですね?」
Aブルー「そうだよ、三食、それで完璧!」
キース 「飯を抜いたら、親父がうるさいんだが…!」
誤魔化せるとは思えないぞ、と叫んでますけど。
どうなる…?
2022/03/18 (Fri)
☆栄養剤でいこう
もうすぐ来るのが春のお彼岸、法要を希望なソルジャー。
キース君にお詫びを求める面々、利害が一致してまして。
シロエ 「あー…。うるさいかもですね、体調管理には」
キース 「当然だろうが、あの親父だぞ?」
食欲が無いなど言語道断、とキース君が竦める肩。
キース 「無くても食わんか、と流し込むとかな!」
シロエ 「それって、逆に悪化しませんか?」
キース 「流動食だ、粥とかを流し込みそうなんだ!」
一同 「「「あー…」」」
確かにそうかも、と一同、納得。
ジョミー「だったら、栄養剤とかは…」
キース 「サプリはダメだ、と一刀両断されると思うが」
シロエ 「うーん…。栄養剤は、お昼だけですか…」
Aブルー「サイオニック・ドリームで解決だけど…」
御馳走が出るわけじゃないしね、とソルジャーの溜息。
Aブルー「御馳走だったら、瞬間移動で失敬してさ…」
シロエ 「あなたの世界のぶるぅに、ですね?」
Aブルー「なんで、ぶるぅに譲るのさ!」
ぼくが食べるに決まってるだろう、と威張り返る人。
Aブルー「食事するのが面倒なのと、御馳走とはさ…」
ブルー 「別なんだよね?」
Aブルー「ピンポーン! だけど、普通の食事はねえ…」
遠慮したいな、と我儘MAX。
Aブルー「栄養剤は昼だけでいいと思うね!」
シロエ 「朝晩も抜いて欲しいんですけど!」
Aブルー「ぼくは嫌だね、栄養剤なら提供するけど…」
誤魔化す係は引き受けないよ、と即座に却下。
Aブルー「そこは君たちで解決したまえ!」
シロエ 「そう言われてもですね…!」
ぶるぅ 「んとんと、ぼくが食べてもいいよ?」
食べるの大好き! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「サイオニック・ドリームも出来ちゃうし…」
シロエ 「じゃあ、お願いしていいですか?」
ぶるぅ 「もっちろーん!」
キース 「栄養剤だけで済ませろと?」
ブルー 「お中日までね!」
身体を張ってお詫びだよね、と厳しい言葉が。
食事抜き…。
2022/03/19 (Sat)
☆高カロリーな錠剤
もうじき春のお彼岸ですけど、ソルジャーが法要を依頼。
キース君にお詫びを要求中な面々、それに乗ったわけで。
Aブルー「話は決まりでいいのかな?」
シロエ 「ええ、栄養剤をお願いします」
Aブルー「オッケー、お中日までだったら、これで!」
充分だから、とソルジャーが宙に取り出した小さな瓶。
Aブルー「はい、キース。これを毎食、1錠でね」
キース 「1錠だって?」
それだけなのか、とキース君、受け取った瓶を観察中。
キース 「足りるとは、とても思えんのだが…」
Aブルー「何を言うかな、ミネラルだって各種配合!」
キース 「しかし、小さな錠剤でだな…」
Aブルー「言っておくけど、余計に飲むとカロリーが…」
劇的にオーバーするからね、とソルジャー、念押し。
Aブルー「毎食2錠でいった場合は、もうムッチリと…」
シロエ 「太るんですか?」
Aブルー「アッという間に、力士級だね!」
一同 「「「うわー…」」」
なんて薬だ、と一同、ドン引き。
シロエ 「す、すると、キース先輩の運動量でも…」
Aブルー「1錠で充分、お釣りが来るほど!」
運動とかをサボると太るよ、とニヤリ。
Aブルー「ぼくは毎日、サイオンで消費してるから…」
キース 「栄養剤でも太らない、と言うんだな?」
Aブルー「そう! お中日まで気を付けてね!」
太った君も見ものだけどね、と軽く手を振ってお帰りに。
シロエ 「キース先輩、聞きましたか?」
キース 「食った気もしないのに、運動なのか…」
ブルー 「それしかないよね、太るのが嫌なら」
即身仏を目指すつもりで…、と生徒会長。
ブルー 「多分、1錠で君の普段の食事よりもさ…」
キース 「高カロリーだ、と?」
ブルー 「シャングリラにシールドなサイオンだよ?」
ぶるぅ 「うんとカロリー要りそうだけど…」
キース 「た、確かに…」
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
体型を維持して下さいね、とエールが。
太るのはねえ…?
2022/03/20 (Sun)
☆筋トレしている人
いよいよ春のお彼岸でして、早くも法要なお中日が到来。
参加する面々、生徒会長宅に朝一番で集合ですけれど…。
シロエ 「おはようございます。キース先輩は、まだ…」
サム 「来るわけねえだろ、お中日だぜ?」
元老寺の仕事がギリギリまで、と僧籍な人。
サム 「しかも普段のお中日よりもよ…」
ジョミー「早起きして筋トレしてるんだっけね」
シロエ 「でないと、太りますからねえ…」
例の栄養剤のせいで、とシロエ君のクスクス笑い。
シロエ 「たった1錠で、1食分を軽くオーバーですし」
スウェナ「でも、減らすわけにもいかないのよね」
マツカ 「栄養バランスが崩れますからねえ…」
減らした場合はニキビに口内炎でしたっけ、と御曹司。
マツカ 「ドクターに分析を依頼したんでしょう?」
ブルー 「一応、異世界の薬だからね」
シロエ 「エロドクターも、使いようですよ」
こういう時には頼もしいです、とシロエ君の相槌。
シロエ 「でもって結果が、アレでしたしねえ…」
ジョミー「キース、顔面蒼白だったよ」
サム 「運動をサボるとニキビなんだぜ?」
口内炎もキツイけどよ、とサム君、肩をブルッと。
サム 「分析結果、嘘じゃねえんだろ?」
ブルー 「さあ、どうかな?」
一同 「「「えっ…?」」」
もしかしてアレは嘘だったとか、と顔を見合わせる面々。
ジョミー「違ったわけ…?」
ブルー 「サボリが好きな、あのブルーがさ…」
そんなにキリキリ働くのかな、と生徒会長の問い。
ブルー 「高カロリーなのは確かだけれど…」
シロエ 「飲む量で調整出来たんですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
律儀に毎食、飲まなくても…、と生徒会長の笑み。
ブルー 「朝晩に1錠とか、そんな感じでいけた筈だよ」
シロエ 「じゃ、じゃあ、キース先輩は…」
ブルー 「過剰に摂取した分、筋トレ!」
一同 「「「うわー…」」」
そうだったのか、と誰もが愕然ですけど。
お詫びですしねえ…?
2022/03/21 (Mon)
☆非常食だそうです
春のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君の到着待ち。
お中日だけに多忙ですけど、それに加えて筋トレまでが。
シロエ 「会長、嘘をついたんですね?」
ブルー 「ブルーからもさ、そうしておけ、って…」
思念が来たし、と生徒会長、しれっと。
ブルー 「身体を張ったお詫びなんだし、法要もさ…」
サム 「有難い感じになるってわけな?」
Aブルー「そうなんだよ!」
一同 「「「わっ!」」」
いつも遅くに来るソルジャーが、早々に登場。
シロエ 「きょ、今日は早くないですか?」
Aブルー「キースの努力を聞きたくってね!」
覗き見よりも現場の声、とソルジャー、興味津々。
Aブルー「栄養剤だけの暮らしは、どうだったのかな?」
ジョミー「お腹は減らないらしいけど…」
シロエ 「毎食、1錠だけですからね…」
食べる楽しみが無くて辛いそうです、とシロエ君のレポ。
シロエ 「柔道部の練習の後も、みんなはガッツリ…」
マツカ 「食べるんですけど、キースだけは…」
悪い、と先に帰ってましたね、と御曹司も証言。
マツカ 「用があるふりをしてましたけど…」
シロエ 「我慢が辛かっただけですよ、ええ」
何も食べられないんですし…、とシロエ君。
シロエ 「なのに運動は、普段以上の量をですね…」
サム 「こなさねえと太るっていうのがよ…」
Aブルー「嘘も方便って言うからねえ…」
ミイラの修行をしてる気分で、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「食事はしないでキリキリ労働、そして運動!」
ジョミー「頑張ってたと思うよ、うん」
ぶるぅ 「んとんと、毎晩、体脂肪率をチェックして…」
寝る前も筋トレしてたけど、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「太っただとか、増えただとか…」
シロエ 「あの栄養剤、そこまで凄かったんですか!?」
Aブルー「非常食にも使えるヤツだし、当然だよね」
一同 「「「うーん…」」」
太るわけだ、と誰もが納得な高カロリー。
しかも過剰摂取…。
2022/03/22 (Tue)
☆修行は今日まで
春のお彼岸はスッポンタケの法要、ソルジャーも御到着。
キース君がまだですけれど、栄養剤の話に花が咲く面々。
シロエ 「栄養剤の暮らしは、今日までですよね?」
Aブルー「法要が済んだら、もういいからさ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースも、普通に御馳走!」
法要だしね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の弾ける笑顔。
ぶるぅ 「春らしいお料理、一杯用意したも~ん!」
Aブルー「いいねえ、法要は御馳走も楽しみで!」
サム 「キースも、やっと食えるってわけな」
ジョミー「ミイラの修行にサヨナラだよね」
漆は飲まなかったけど、とジョミー君。
ジョミー「身体を張ったお詫びも、今日までかあ…」
シロエ 「ちょっぴり残念な気もしますよね」
サム 「そうでもねえだろ、またやらかすぜ」
なんたって疫病仏だからよ、とサム君、超特大の溜息。
サム 「詫びて貰わねえとダメなヤツをよ、盛大に…」
一同 「「「あー…」」」
それはあるかも、と誰もが見合わせる顔。
スウェナ「そうねえ、相手はキースだものねえ…」
ブルー 「やらないわけがないと思うね!」
なにしろ疫病仏はセットもので…、と生徒会長。
ブルー 「キースだけでも、やらかす上にさ…」
シロエ 「持ち込みコースがありましたよね」
ジョミー「今回だって、微妙かもだよ」
利害が一致しただけで…、とジョミー君の指摘。
ジョミー「法要だけだと、ぼくたちがババでさ…」
サム 「誰かさんだけが得してるしよ…」
Aブルー「でも、今回はウインウインだし!」
今後もそうなる可能性が、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「ミイラの修行に励んだキースが導師だよ?」
シロエ 「確かに、今回は良かったかもですけど…」
次回は再びババな気が…、とシロエ君。
シロエ 「同じ手は二度と使えませんしね…」
Aブルー「ヨイショしたら?」
一同 「「「ヨイショ?」」」
ヨイショってなんだ、と一同、キョトン。
どうしろと…?
2022/03/23 (Wed)
☆ヨイショでいこう
春のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君の到着待ち。
ソルジャーも早々に登場でして、ヨイショという発言が。
シロエ 「えっと…。なんですか、それは?」
Aブルー「ヨイショと言ったら、ヨイショだけれど?」
こっちの世界じゃそう言うんだろう、とソルジャー。
Aブルー「なんと言うかさ、こう…」
サム 「まさかアレかよ、持ち上げるってヤツ?」
Aブルー「そう、それ、それ! 褒めまくってさ…」
その気にさせるヤツで、とソルジャーが乗り出す膝。
Aブルー「今のキースをヨイショしたらさ…」
ジョミー「ミイラの修行をするかも、って?」
Aブルー「ピンポーン!」
法要の度にしてくれるかも、とソルジャー、ワクワク。
Aブルー「そしたら法要の有難味がさ…」
シロエ 「グンとアップで、ぼくたちの方も…」
溜飲が下がる勘定ですか、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「それ、使えるかもしれませんね…」
サム 「つまり、キースをおだてるわけな?」
Aブルー「登場したら、褒めまくってね!」
精悍になったとか、色々と…、とソルジャーの案。
Aブルー「褒められて悪い気はしない筈だよ?」
シロエ 「努力の成果ですからね…」
マツカ 「栄養剤を使ったとはいえ、断食ですし…」
修行した身ではありますよね、とマツカ君も。
マツカ 「今の姿を褒めちぎったら、次の法要も…」
Aブルー「同じ修行をしてくれそうだよ?」
自発的に、とソルジャー、やる気満々。
Aブルー「君たちは法要が嫌いだけどさ…」
シロエ 「キース先輩の苦行とセットものなら…」
サム 「悪くねえよな、うん」
ヨイショでいこうぜ、とサム君が立てる親指。
サム 「入って来たらよ、こう、さりげなく…」
シロエ 「今日はキリッとしてませんか、とか…」
マツカ 「その辺からいくのが無難でしょうね」
Aブルー「いきなり褒めると、わざとらしいしね!」
そしてヨイショの方向へ、と意見が一致。
乗せるわけですね?
2022/03/24 (Thu)
☆一番手は誰が
春のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君を待つ面々。
ソルジャーも早めに登場でして、次の法要への皮算用が。
Aブルー「いいかい、さりげなく褒めてヨイショだよ?」
シロエ 「皆で持ち上げるわけですね!」
ジョミー「じゃあさ、トップバッターは誰?」
決めておかないと、とジョミー君が指差す扉の方向。
ジョミー「でないと、キースが入って来たらさ…」
サム 「一斉に褒めてしまうぜ、うん」
スウェナ「そうねえ、その気はなくっても…」
合唱になってしまいそうね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「今日のキースはかっこいいね、とか…」
シロエ 「精悍ですね、とかを皆で言ったら…」
マツカ 「バレバレですよ、裏があるのが」
しかも合唱より酷いですし、とマツカ君。
マツカ 「みんなの台詞がバラバラですしね」
一同 「「「あー…」」」
合唱も酷いけど、そっちも酷い、と一同、素直に納得。
Aブルー「うーん…。それはマズイね、確かに」
ジョミー「だからさ、誰が一番かをさ…」
シロエ 「きちんと決めておくべきでしょうね」
それで誰が…、とシロエ君、グルリと見回しまして。
シロエ 「希望者、誰かいませんか?」
サム 「いると思うのかよ?」
シロエ 「一応、聞いてみたんですけど…」
やっぱり誰もいませんよね、とフウと溜息。
シロエ 「そうなってくると、クジですか…」
ジョミー「ジャンケンだと、有利な人がいるしね」
三人ほど、とジョミー君の指摘。
ジョミー「ブルーと、ぶるぅと、誰かさんはさ…」
シロエ 「サイオンで読めてしまいますしね…」
ぶるぅ 「えとえと、それはクジでも同じだよ?」
当たりクジ、分かっちゃうんだもん、と良い子の発言。
ぶるぅ 「やるだけ無駄だと思うんだけど…」
ジョミー「公平な方法、無いってこと?」
Aブルー「無いと思うね、どう考えても!」
一同 「「「うーん…」」」
だったら誰が一番なんだ、と悩んでますけど。
どうするんでしょう?
2022/03/25 (Fri)
☆うってつけな人
春のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君の到着待ち。
今回はソルジャーも早めに登場、次の法要の算段中で…。
シロエ 「でも、一番手は決めないとマズイですよ」
Aブルー「そうなんだよねえ、だから、君がさ…」
うってつけだと思うんだけど、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「なんと言っても、キースの後輩でさ…」
ジョミー「付き合い、一番長いんだっけ…」
マツカ 「キースから一本取るのが、シロエの夢ですよ」
永遠のライバルらしいですね、とマツカ君。
マツカ 「キースを理解していることにかけては…」
サム 「右に出るヤツはいねえよな、うん」
こいつにしようぜ、とサム君も。
サム 「頭も切れるし、口も上手いしよ…」
スウェナ「褒め殺しにはピッタリだわね」
シロエ 「ちょ、ちょっと…!」
どうして、ぼくになるんですか、とシロエ君、ワタワタ。
シロエ 「それだと、ぼくがサシで対応する羽目に…!」
サム 「いいじゃねえかよ、俺たちは高みの見物でよ」
Aブルー「そうそう、シロエに任せちゃってさ」
他の面子は助け舟担当、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「シロエが詰んだら、臨機応変にさ…」
サム 「誰かがフォローするってわけな!」
多分、ブルーが上手くやるぜ、とサム君の言。
サム 「同じ坊主で、高僧だしよ…」
ブルー 「ぼくは褒めなくてもいいから、キースをね!」
しっかり褒めてヨイショしたまえ、と生徒会長。
ブルー 「シロエなら確かに適役だよ、うん」
シロエ 「そ、そんな…!」
ぶるぅ 「んとんと、キース、来たみたいだよ?」
Aブルー「よーし、シロエの出番だってね!」
スタンバイ! とソルジャー、シロエ君を前へグイッと。
シロエ 「ど、どうしろって言うんです…!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キース、ご案内~!」
キース 「邪魔するぞ」
シロエ 「え、えっと…。お疲れ様です!」
キース先輩、と頭を下げてますけど。
テンパッてますね…?
2022/03/26 (Sat)
☆掃除も筋トレで
お中日はスッポンタケの法要、導師のキース君が御到着。
ヨイショするという計画でして、シロエ君に丸投げで…。
シロエ 「今日は、お中日で忙しい中、ご苦労様です」
キース 「朝から思いっ切り、こき使われたぞ!」
あの親父にな、とキース君、ブツブツ。
キース 「筋トレしている暇があったら、掃除だ、と!」
シロエ 「そ、そうでした、筋トレ、ありましたよね」
キース 「休むと太るらしいからな!」
なのに親父め、と歯噛みする人。
キース 「本堂と境内の掃除で充分、筋トレになると!」
シロエ 「ならないんですか?」
キース 「普通に掃除をした程度では、全くな!」
だから独自に考えたわけで…、とキース君の眉間に皺が。
キース 「仏具磨きは全て中腰、スクワットの要領で!」
シロエ 「じゃあ、掃除は爪先立ちですか?」
キース 「加えて、マメに踵の上げ下げ、踵を意識で!」
ふくらはぎが鍛えられるからな、と筋トレの応用技が。
キース 「雑巾がけも、身体を出来る限り伸ばして…」
シロエ 「もしかして、プランクしながらでしょうか?」
キース 「そうだ、掃除の場所によっては片手で…」
身体を支えるサイドプランク、と飛び出す専門用語。
キース 「お前にアレで掃除しろと言っても…」
シロエ 「む、無理です、プランクだけならともかく…」
ながらで掃除は絶対に無理、とシロエ君、ガクブル。
シロエ 「それだけこなして、此処で法要なんですね?」
キース 「頼まれたものは仕方ないからな!」
着替えてくる、とキース君、法衣鞄を提げて別室へ。
ぶるぅ 「お部屋、いつものトコだからね!」
キース 「借して貰うぞ」
ではな、とスタスタ立ち去りまして。
サム 「行っちまったぜ?」
ジョミー「褒める話はどうなったのさ!」
感心していただけじゃないか、とツッコミが。
ジョミー「褒め殺してないよ?」
シロエ 「つ、つい…」
いつもの調子が…、と焦りまくりですけど。
挽回は?
2022/03/27 (Sun)
☆鍛えまくった人
お中日はスッポンタケの法要、キース君も到着ですけど。
ヨイショを任されたシロエ君が失敗、感心していただけ。
ジョミー「あのさあ、ここで褒めまくらないと…」
Aブルー「次の法要の時も、頑張って貰う計画がさ…」
パアじゃないか、とソルジャーからも苦情が。
Aブルー「ぼくは有難味のある法要を希望で…」
サム 「俺たちは、キースが食事で詰む生活をよ…」
希望なんだぜ、とサム君の念押し。
サム 「ミイラ修行もどきをやらせるにはよ…」
ジョミー「今のキースをヨイショしないと…」
シロエ 「充分、分かっているんですけど…」
筋トレで掃除が凄すぎたので…、とシロエ君の言い訳。
シロエ 「そこまでするとは思いませんから!」
ジョミー「あれって、そんなにキツイわけ?」
シロエ 「あんな掃除を毎日やったら、ガチムチです!」
一同 「「「うわー…」」」
それは凄い、と一同、仰天。
ジョミー「じゃ、じゃあさ、キースは…」
サム 「栄養剤生活の間に、鍛えまくったわけな…」
シロエ 「そうなんですよ、ハイレベルです!」
スウェナ「だったら、そこから褒めなさいよ!」
じきに来るわよ、とスウェナちゃんが指差す扉。
スウェナ「いいわね、褒めて褒め殺すのよ!」
キース 「…誰を殺すと?」
物騒だな、と扉が外からガチャリと。
キース 「お彼岸というものを分かっているか?」
シロエ 「は、はいっ!」
太陽が真西に沈むんですよね、とシロエ君。
シロエ 「それが、お彼岸のお中日で…」
キース 「ご先祖様を思う日に、ピッタリなわけだ」
お浄土は西にあるからな、と法衣で数珠をジャラッと。
キース 「そのお彼岸に、殺生の話というのはいかん」
シロエ 「い、いえ、そうじゃなくってですね…!」
キース 「何の話のついでか知らんが、感心せんな」
シロエ 「ですから、違うと…!」
キース 「やかましい! さっさと座って…」
合掌しやがれ、と法衣を翻して前へ。
詰んでませんか?
2022/03/28 (Mon)
☆法話を始めた人
いよいよスッポンタケの法要、キース君も着替えて登場。
ヨイショどころか、サッサと座れと指示を食らった面々。
シロエ 「キース先輩、その前に聞いて下さいよ!」
キース 「質問は法話の時にしておけ!」
始めるぞ、とチーンと鐘で、もはや座るしかないわけで。
ジョミー『あのさあ…。シロエ、どうしてくれるわけ?』
シロエ 『す、すみません…!』
キース 「そこ、思念波でも私語は禁止だ!」
でないと法要を中止するぞ、と究極の脅しが。
Aブルー『聞いたかい? スッポンタケのためにはさ…』
キース 「あんたもだ!」
以後、私語があれば即中止だ、と鐘をチーンと。
キース 「願我身浄、如香炉~、願我心浄、智慧火~」
一同 (((喋ったら終わり…)))
ソルジャーにブチ殺されて命も終わり、と誰もが沈黙。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((今で半分くらい来た筈…)))
多分、と一同、ひたすら合掌。
キース 「それでは、順にお焼香を」
一同 (((香炉を回して、焼香、焼香…)))
抹香臭くても焼香あるのみ、と順に回して、焼香、終了。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((そろそろ終盤…)))
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」
南無阿弥陀仏、と唱えて、ハハーッと平伏。
キース 「南無阿弥陀仏…。はい、皆様、よくお勤めで」
一同 (((やった!)))
終わった、と心で歓声ですけど。
キース 「今日はお彼岸のお中日ですが、先ほど…」
一同 (((法話だ…!)))
キース 「物騒な言葉が聞こえた上に、何やら私に…」
ご質問とか、とキース君、数珠を手にして副住職モード。
キース 「御仏縁を結ぶ良い機会ですし、此処は是非…」
サム 「シロエ、ご指名だぜ?」
シロエ 「そう言われてもですね…!」
キース 「それで、ご質問は?」
どうぞ何でもお尋ねを、と笑顔ですけど。
怖すぎませんか…?
2022/03/29 (Tue)
☆切り替えに成功
スッポンタケの法要は無事に終了、その後に法話タイム。
キース君が笑顔なわけで、ヨイショするのも怖そうで…。
シロエ 「え、えっとですね…」
キース 「詰まっておられるようですが、ご質問とは…」
殺生をする件でしょうか、とキース君、丁寧すぎる口調。
キース 「お彼岸に殺生が許されるかは、難問でして…」
シロエ 「は、はい…」
キース 「生きてゆくには、生き物の命を頂いて…」
食事をせねばいけません、とキース君、合掌。
キース 「そういう殺生を全てやめるのは、凡人には…」
シロエ 「難しすぎです、でもですね…!」
やり遂げることは出来るのでは、とシロエ君の反論が。
シロエ 「キース先輩が飲んでた、例の薬ですよ!」
一同 (((やった…!)))
見事な方向転換技だ、と一同、心で拍手喝采。
シロエ 「あの薬なら、殺生しなくても大丈夫です!」
キース 「そうか、そういう発想もあるか…」
実にとんでもない薬だったが、とキース君の口調も変化。
キース 「肉も魚も食っていないし、野菜もだな」
シロエ 「そうでしょう? そのせいでしょうか…」
とても有難いお顔に見えます、とシロエ君。
シロエ 「こう、精悍で、引き締まってますし…」
キース 「そう見えるか?」
シロエ 「ええ、皆さんもそう思いますよね?」
一同 「「「はいっ!」」」
ヨイショするぞ、と一同、揃って同意。
ジョミー「なんかさ、カッコイイって感じ!」
サム 「修行しました、って風格、出てるぜ!」
キース 「いや、それほどでも…」
あるんだが、とキース君、頬が緩むのを我慢な様子。
キース 「栄養剤だけの生活だろうが、お勤めはだな…」
シロエ 「欠かせませんしね、お坊さんには」
キース 「日々の掃除も修行の内だし、頑張ったぞ」
Aブルー「うん、偉い! だからね、次の法要もさ…」
キース 「ちょっと待て、何が言いたいんだ?」
次の法要というのは何だ、と言ってますけど。
どうなる…?
2022/03/30 (Wed)
☆有難い栄養剤
スッポンタケの法要が終了、キース君をヨイショな面々。
自然な流れで褒めていたのに、ソルジャー、先走りすぎ。
キース 「やたら褒めると思ってたんだが、実は裏に…」
シロエ 「いいえ、なんでもありませんから!」
キース 「お前も、この馬鹿とグルなんだろうが!」
次の法要が目当てなんだな、とキース君、腕組み。
キース 「どういう気なのか、正直に吐け!」
シロエ 「違いますって!」
Aブルー「無駄だよ、吐いた方が早いよ」
こういう場合は…、と開き直ったソルジャー。
Aブルー「つまりね、次の法要の時も、今回みたいに…」
キース 「どうしろと?」
Aブルー「栄養剤生活で挑んでくれないかな、と!」
有難味がグンとアップするから、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「君の筋力とかもアップで、ウインウイン!」
キース 「次だな、こちらこそ有難い」
一同 「「「え?」」」」
何故だ、と飛び交う『?』マーク。
シロエ 「キース先輩、それでいいんですか?」
キース 「もちろんだ。次はお盆なんだぞ?」
その前に地獄の卒塔婆書きが…、とキース君が竦める肩。
キース 「栄養剤があれば、不眠不休で書きまくれる!」
Aブルー「いいねえ、喜んで提供するよ!」
シロエ 「やめて下さい、それだとキース先輩が…」
サム 「得する話になるじゃねえかよ!」
俺とジョミーにも分けてくれよな、と割り込む僧籍な人。
サム 「棚経の日は地獄なんだぜ、俺もジョミーも!」
ジョミー「そうだよ、栄養ドリンク代わりにさ!」
スウェナ「じゃあ、私たちはどうなるのよ!」
シロエ 「ぼくとマツカ先輩、スウェナ先輩はですね…」
得する部分が無いんですけど、とシロエ君の悲鳴。
シロエ 「やめて下さい、栄養剤は!」
キース 「いや、寄越せ!」
Aブルー「いい法要のためにはさ…」
シロエ 「無くていいです!」
得する人「「「そう言わずに!」」」
賛成派と反対派で揉めてますけど。
今月、これにて中継終了~。
2022/03/31 (Thu)
もうすぐ来るのが春のお彼岸、ソルジャーが法要を注文。
キース君にお詫びを希望な面々、その案に乗ったわけで。
シロエ 「フルコースって、食事メニューの、ですか?」
ブルー 「そうに決まっているだろう?」
サム 「でもよ、フルコースって言ったらよ…」
豪華な御馳走が出てくるんだぜ、とサム君の疑問。
サム 「前菜で始まって、肉に魚にスープによ…」
スウェナ「デザートまでついてくるわよ、アレ」
マツカ 「チーズも食べ放題ですよ?」
何種類もあるのを好きに選んで…、と御曹司も。
マツカ 「コースの途中にも、シャーベットとか…」
ジョミー「箸休め的なお菓子があるよね」
サム 「だろ? なんでそんなのが、あの修行によ…」
入ってるんだよ、とサム君、ブツブツ。
サム 「穀類もダメな食事なんかで、どうすればよ…」
シロエ 「フルコースを作れるんですか?」
品数が無いと思いますが、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「本物そっくりの精進料理はありますけど…」
ぶるぅ 「んとんと、あれは栄養たっぷりで…」
その修行には向いてないよ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「普通の精進料理も、ハードな修行用だし…」
シロエ 「栄養価は高い筈ですよね?」
ぶるぅ 「でないと、お坊さん、倒れちゃうしね」
お寺の修行は厳しいから、と説明が。
ぶるぅ 「お料理担当の腕の見せ所なの!」
サム 「だよなあ、それでフルコースだとよ…」
ジョミー「ミイラ失格になりそうだけど?」
それとも脂肪はつかないのかな、とジョミー君。
ジョミー「だからフルコースでも大丈夫、って?」
シロエ 「でも、それよりはマシなんでしょう?」
会長が言ってた食事メニューは、とシロエ君の言。
シロエ 「フルコースの方が、豪華そうですけどね?」
ブルー 「食材は、うんと豪華だねえ…」
サム 「豪華なのかよ?」
ブルー 「最高にね!」
それは高価で贅沢で…、と言ってますけど。
御馳走では…?
2022/03/16 (Wed)
☆飲み放題なドリンク
もうじき春のお彼岸なわけで、ソルジャーが法要を依頼。
キース君にお詫びを要求中な面々、それに乗りまして…。
シロエ 「あのですね…。高価で贅沢な御馳走なんか…」
ジョミー「キースに食べさせて、どうするのさ!」
ぼくたちは詫びて欲しいんだよ、とジョミー君の渋面。
ジョミー「激ヤセするメニューだったらともかく…」
サム 「フルコースってのは、どうかと思うぜ」
スウェナ「そうよ、品数を減らす方がいいわよ」
ブルー 「増えるのは、飲み物なんだけど?」
フルコースはね、と生徒会長。
ブルー 「飲み放題と言っていいかな」
シロエ 「それって、ますます贅沢ですから!」
マツカ 「フルコースは、飲み物も色々出ますけど…」
どれも高価なお酒ですよ、と御曹司が数えてゆく飲み物。
マツカ 「シャンパンにシェリー酒、ワインにしても…」
シロエ 「年代物だと、お値段、凄いですよね」
マツカ 「ええ。ですから、飲み放題となったら…」
お料理よりも高くつくのでは、と御曹司の読み。
マツカ 「それをキースに、というのは、ちょっと…」
ジョミー「却下、却下!」
飲み物なんかつけなくていい、とジョミー君。
ジョミー「水も出さなくていいくらいだよ!」
ブルー 「でもねえ、飲んでおいた方がさ…」
身体作りにはいいんだよね、と生徒会長、一歩も譲らず。
ブルー 「腐りにくい身体が出来るらしくて」
Aブルー「防腐効果はあるよね、うん」
アルコールだし、とソルジャーも。
Aブルー「却下するより、飲ませておけば?」
シロエ 「許せませんよ!」
サム 「うんうん、俺たち、酒は飲めねえけどよ…」
キースにくれてやるくらいなら…、とサム君、目がマジ。
サム 「ぶるぅに頼んで、菓子か料理に…」
ジョミー「リッチに使って貰うよねえ?」
シロエ 「もちろんです!」
ブルー 「…漆をかい?」
一同 「「「漆!?」」」
なんで漆、と一同、ビックリ仰天。
漆、飲み物でしたっけ…?
2022/03/17 (Thu)
☆頼もしい助っ人
じきに来るのが春のお彼岸で、ソルジャーが頼んだ法要。
キース君にお詫びを要求する面々、利害が一致ですけど。
シロエ 「何なんですか、漆って!」
ブルー 「漆の汁だよ、漆塗りとかに使うヤツだね」
だから高価な代物なわけ、と生徒会長、しれっと。
ブルー 「それを毎日、ガンガン飲めばさ…」
Aブルー「アルコールと同じ効果があるのかい?」
ブルー 「そう言われてるねえ、マニュアルではね」
即身仏の修行には必須、と生徒会長の解説が。
ブルー 「でもさ、モノが漆の汁だから…」
シロエ 「飲んだら思いっ切り、かぶれませんか?」
サム 「顔まで腫れそうな気がするぜ、ソレ」
唇がタラコみたいになって…、とサム君も。
サム 「内臓だってよ、こう、ボロボロに…」
ジョミー「やられそうだよね、マジで死にそう」
ブルー 「だからこそ、ミイラ向けなんだけどさ…」
キースにはお勧め出来ないよね、と生徒会長、目がマジ。
ブルー 「フルコースでやるっていうのは、ちょっと…」
キース 「どう考えても死ぬだろうが!」
ブルー 「その辺は、分からないけれど…」
漆は抜きで食事メニューを実践したまえ、と厳しい瞳。
ブルー 「身体を張ったお詫びコースを、お中日まで!」
キース 「栄養失調で倒れるぞ、それは!」
ブルー 「その点だったら、大丈夫!」
頼もしい助っ人が来てくれたしね、と生徒会長の笑み。
ブルー 「十穀断ちも、肉も卵もダメなヤツもさ…」
Aブルー「任せてくれれば、バッチリだよ!」
しかも倒れずに生きていけるし、とソルジャーの太鼓判。
Aブルー「栄養剤なら、ぼくにお任せ!」
一同 「「「あー…」」」
食事が面倒な人だったっけ、と一同、素直に納得。
シロエ 「食事の代わりに栄養剤でいくんですね?」
Aブルー「そうだよ、三食、それで完璧!」
キース 「飯を抜いたら、親父がうるさいんだが…!」
誤魔化せるとは思えないぞ、と叫んでますけど。
どうなる…?
2022/03/18 (Fri)
☆栄養剤でいこう
もうすぐ来るのが春のお彼岸、法要を希望なソルジャー。
キース君にお詫びを求める面々、利害が一致してまして。
シロエ 「あー…。うるさいかもですね、体調管理には」
キース 「当然だろうが、あの親父だぞ?」
食欲が無いなど言語道断、とキース君が竦める肩。
キース 「無くても食わんか、と流し込むとかな!」
シロエ 「それって、逆に悪化しませんか?」
キース 「流動食だ、粥とかを流し込みそうなんだ!」
一同 「「「あー…」」」
確かにそうかも、と一同、納得。
ジョミー「だったら、栄養剤とかは…」
キース 「サプリはダメだ、と一刀両断されると思うが」
シロエ 「うーん…。栄養剤は、お昼だけですか…」
Aブルー「サイオニック・ドリームで解決だけど…」
御馳走が出るわけじゃないしね、とソルジャーの溜息。
Aブルー「御馳走だったら、瞬間移動で失敬してさ…」
シロエ 「あなたの世界のぶるぅに、ですね?」
Aブルー「なんで、ぶるぅに譲るのさ!」
ぼくが食べるに決まってるだろう、と威張り返る人。
Aブルー「食事するのが面倒なのと、御馳走とはさ…」
ブルー 「別なんだよね?」
Aブルー「ピンポーン! だけど、普通の食事はねえ…」
遠慮したいな、と我儘MAX。
Aブルー「栄養剤は昼だけでいいと思うね!」
シロエ 「朝晩も抜いて欲しいんですけど!」
Aブルー「ぼくは嫌だね、栄養剤なら提供するけど…」
誤魔化す係は引き受けないよ、と即座に却下。
Aブルー「そこは君たちで解決したまえ!」
シロエ 「そう言われてもですね…!」
ぶるぅ 「んとんと、ぼくが食べてもいいよ?」
食べるの大好き! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「サイオニック・ドリームも出来ちゃうし…」
シロエ 「じゃあ、お願いしていいですか?」
ぶるぅ 「もっちろーん!」
キース 「栄養剤だけで済ませろと?」
ブルー 「お中日までね!」
身体を張ってお詫びだよね、と厳しい言葉が。
食事抜き…。
2022/03/19 (Sat)
☆高カロリーな錠剤
もうじき春のお彼岸ですけど、ソルジャーが法要を依頼。
キース君にお詫びを要求中な面々、それに乗ったわけで。
Aブルー「話は決まりでいいのかな?」
シロエ 「ええ、栄養剤をお願いします」
Aブルー「オッケー、お中日までだったら、これで!」
充分だから、とソルジャーが宙に取り出した小さな瓶。
Aブルー「はい、キース。これを毎食、1錠でね」
キース 「1錠だって?」
それだけなのか、とキース君、受け取った瓶を観察中。
キース 「足りるとは、とても思えんのだが…」
Aブルー「何を言うかな、ミネラルだって各種配合!」
キース 「しかし、小さな錠剤でだな…」
Aブルー「言っておくけど、余計に飲むとカロリーが…」
劇的にオーバーするからね、とソルジャー、念押し。
Aブルー「毎食2錠でいった場合は、もうムッチリと…」
シロエ 「太るんですか?」
Aブルー「アッという間に、力士級だね!」
一同 「「「うわー…」」」
なんて薬だ、と一同、ドン引き。
シロエ 「す、すると、キース先輩の運動量でも…」
Aブルー「1錠で充分、お釣りが来るほど!」
運動とかをサボると太るよ、とニヤリ。
Aブルー「ぼくは毎日、サイオンで消費してるから…」
キース 「栄養剤でも太らない、と言うんだな?」
Aブルー「そう! お中日まで気を付けてね!」
太った君も見ものだけどね、と軽く手を振ってお帰りに。
シロエ 「キース先輩、聞きましたか?」
キース 「食った気もしないのに、運動なのか…」
ブルー 「それしかないよね、太るのが嫌なら」
即身仏を目指すつもりで…、と生徒会長。
ブルー 「多分、1錠で君の普段の食事よりもさ…」
キース 「高カロリーだ、と?」
ブルー 「シャングリラにシールドなサイオンだよ?」
ぶるぅ 「うんとカロリー要りそうだけど…」
キース 「た、確かに…」
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
体型を維持して下さいね、とエールが。
太るのはねえ…?
2022/03/20 (Sun)
☆筋トレしている人
いよいよ春のお彼岸でして、早くも法要なお中日が到来。
参加する面々、生徒会長宅に朝一番で集合ですけれど…。
シロエ 「おはようございます。キース先輩は、まだ…」
サム 「来るわけねえだろ、お中日だぜ?」
元老寺の仕事がギリギリまで、と僧籍な人。
サム 「しかも普段のお中日よりもよ…」
ジョミー「早起きして筋トレしてるんだっけね」
シロエ 「でないと、太りますからねえ…」
例の栄養剤のせいで、とシロエ君のクスクス笑い。
シロエ 「たった1錠で、1食分を軽くオーバーですし」
スウェナ「でも、減らすわけにもいかないのよね」
マツカ 「栄養バランスが崩れますからねえ…」
減らした場合はニキビに口内炎でしたっけ、と御曹司。
マツカ 「ドクターに分析を依頼したんでしょう?」
ブルー 「一応、異世界の薬だからね」
シロエ 「エロドクターも、使いようですよ」
こういう時には頼もしいです、とシロエ君の相槌。
シロエ 「でもって結果が、アレでしたしねえ…」
ジョミー「キース、顔面蒼白だったよ」
サム 「運動をサボるとニキビなんだぜ?」
口内炎もキツイけどよ、とサム君、肩をブルッと。
サム 「分析結果、嘘じゃねえんだろ?」
ブルー 「さあ、どうかな?」
一同 「「「えっ…?」」」
もしかしてアレは嘘だったとか、と顔を見合わせる面々。
ジョミー「違ったわけ…?」
ブルー 「サボリが好きな、あのブルーがさ…」
そんなにキリキリ働くのかな、と生徒会長の問い。
ブルー 「高カロリーなのは確かだけれど…」
シロエ 「飲む量で調整出来たんですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
律儀に毎食、飲まなくても…、と生徒会長の笑み。
ブルー 「朝晩に1錠とか、そんな感じでいけた筈だよ」
シロエ 「じゃ、じゃあ、キース先輩は…」
ブルー 「過剰に摂取した分、筋トレ!」
一同 「「「うわー…」」」
そうだったのか、と誰もが愕然ですけど。
お詫びですしねえ…?
2022/03/21 (Mon)
☆非常食だそうです
春のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君の到着待ち。
お中日だけに多忙ですけど、それに加えて筋トレまでが。
シロエ 「会長、嘘をついたんですね?」
ブルー 「ブルーからもさ、そうしておけ、って…」
思念が来たし、と生徒会長、しれっと。
ブルー 「身体を張ったお詫びなんだし、法要もさ…」
サム 「有難い感じになるってわけな?」
Aブルー「そうなんだよ!」
一同 「「「わっ!」」」
いつも遅くに来るソルジャーが、早々に登場。
シロエ 「きょ、今日は早くないですか?」
Aブルー「キースの努力を聞きたくってね!」
覗き見よりも現場の声、とソルジャー、興味津々。
Aブルー「栄養剤だけの暮らしは、どうだったのかな?」
ジョミー「お腹は減らないらしいけど…」
シロエ 「毎食、1錠だけですからね…」
食べる楽しみが無くて辛いそうです、とシロエ君のレポ。
シロエ 「柔道部の練習の後も、みんなはガッツリ…」
マツカ 「食べるんですけど、キースだけは…」
悪い、と先に帰ってましたね、と御曹司も証言。
マツカ 「用があるふりをしてましたけど…」
シロエ 「我慢が辛かっただけですよ、ええ」
何も食べられないんですし…、とシロエ君。
シロエ 「なのに運動は、普段以上の量をですね…」
サム 「こなさねえと太るっていうのがよ…」
Aブルー「嘘も方便って言うからねえ…」
ミイラの修行をしてる気分で、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「食事はしないでキリキリ労働、そして運動!」
ジョミー「頑張ってたと思うよ、うん」
ぶるぅ 「んとんと、毎晩、体脂肪率をチェックして…」
寝る前も筋トレしてたけど、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「太っただとか、増えただとか…」
シロエ 「あの栄養剤、そこまで凄かったんですか!?」
Aブルー「非常食にも使えるヤツだし、当然だよね」
一同 「「「うーん…」」」
太るわけだ、と誰もが納得な高カロリー。
しかも過剰摂取…。
2022/03/22 (Tue)
☆修行は今日まで
春のお彼岸はスッポンタケの法要、ソルジャーも御到着。
キース君がまだですけれど、栄養剤の話に花が咲く面々。
シロエ 「栄養剤の暮らしは、今日までですよね?」
Aブルー「法要が済んだら、もういいからさ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースも、普通に御馳走!」
法要だしね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の弾ける笑顔。
ぶるぅ 「春らしいお料理、一杯用意したも~ん!」
Aブルー「いいねえ、法要は御馳走も楽しみで!」
サム 「キースも、やっと食えるってわけな」
ジョミー「ミイラの修行にサヨナラだよね」
漆は飲まなかったけど、とジョミー君。
ジョミー「身体を張ったお詫びも、今日までかあ…」
シロエ 「ちょっぴり残念な気もしますよね」
サム 「そうでもねえだろ、またやらかすぜ」
なんたって疫病仏だからよ、とサム君、超特大の溜息。
サム 「詫びて貰わねえとダメなヤツをよ、盛大に…」
一同 「「「あー…」」」
それはあるかも、と誰もが見合わせる顔。
スウェナ「そうねえ、相手はキースだものねえ…」
ブルー 「やらないわけがないと思うね!」
なにしろ疫病仏はセットもので…、と生徒会長。
ブルー 「キースだけでも、やらかす上にさ…」
シロエ 「持ち込みコースがありましたよね」
ジョミー「今回だって、微妙かもだよ」
利害が一致しただけで…、とジョミー君の指摘。
ジョミー「法要だけだと、ぼくたちがババでさ…」
サム 「誰かさんだけが得してるしよ…」
Aブルー「でも、今回はウインウインだし!」
今後もそうなる可能性が、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「ミイラの修行に励んだキースが導師だよ?」
シロエ 「確かに、今回は良かったかもですけど…」
次回は再びババな気が…、とシロエ君。
シロエ 「同じ手は二度と使えませんしね…」
Aブルー「ヨイショしたら?」
一同 「「「ヨイショ?」」」
ヨイショってなんだ、と一同、キョトン。
どうしろと…?
2022/03/23 (Wed)
☆ヨイショでいこう
春のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君の到着待ち。
ソルジャーも早々に登場でして、ヨイショという発言が。
シロエ 「えっと…。なんですか、それは?」
Aブルー「ヨイショと言ったら、ヨイショだけれど?」
こっちの世界じゃそう言うんだろう、とソルジャー。
Aブルー「なんと言うかさ、こう…」
サム 「まさかアレかよ、持ち上げるってヤツ?」
Aブルー「そう、それ、それ! 褒めまくってさ…」
その気にさせるヤツで、とソルジャーが乗り出す膝。
Aブルー「今のキースをヨイショしたらさ…」
ジョミー「ミイラの修行をするかも、って?」
Aブルー「ピンポーン!」
法要の度にしてくれるかも、とソルジャー、ワクワク。
Aブルー「そしたら法要の有難味がさ…」
シロエ 「グンとアップで、ぼくたちの方も…」
溜飲が下がる勘定ですか、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「それ、使えるかもしれませんね…」
サム 「つまり、キースをおだてるわけな?」
Aブルー「登場したら、褒めまくってね!」
精悍になったとか、色々と…、とソルジャーの案。
Aブルー「褒められて悪い気はしない筈だよ?」
シロエ 「努力の成果ですからね…」
マツカ 「栄養剤を使ったとはいえ、断食ですし…」
修行した身ではありますよね、とマツカ君も。
マツカ 「今の姿を褒めちぎったら、次の法要も…」
Aブルー「同じ修行をしてくれそうだよ?」
自発的に、とソルジャー、やる気満々。
Aブルー「君たちは法要が嫌いだけどさ…」
シロエ 「キース先輩の苦行とセットものなら…」
サム 「悪くねえよな、うん」
ヨイショでいこうぜ、とサム君が立てる親指。
サム 「入って来たらよ、こう、さりげなく…」
シロエ 「今日はキリッとしてませんか、とか…」
マツカ 「その辺からいくのが無難でしょうね」
Aブルー「いきなり褒めると、わざとらしいしね!」
そしてヨイショの方向へ、と意見が一致。
乗せるわけですね?
2022/03/24 (Thu)
☆一番手は誰が
春のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君を待つ面々。
ソルジャーも早めに登場でして、次の法要への皮算用が。
Aブルー「いいかい、さりげなく褒めてヨイショだよ?」
シロエ 「皆で持ち上げるわけですね!」
ジョミー「じゃあさ、トップバッターは誰?」
決めておかないと、とジョミー君が指差す扉の方向。
ジョミー「でないと、キースが入って来たらさ…」
サム 「一斉に褒めてしまうぜ、うん」
スウェナ「そうねえ、その気はなくっても…」
合唱になってしまいそうね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「今日のキースはかっこいいね、とか…」
シロエ 「精悍ですね、とかを皆で言ったら…」
マツカ 「バレバレですよ、裏があるのが」
しかも合唱より酷いですし、とマツカ君。
マツカ 「みんなの台詞がバラバラですしね」
一同 「「「あー…」」」
合唱も酷いけど、そっちも酷い、と一同、素直に納得。
Aブルー「うーん…。それはマズイね、確かに」
ジョミー「だからさ、誰が一番かをさ…」
シロエ 「きちんと決めておくべきでしょうね」
それで誰が…、とシロエ君、グルリと見回しまして。
シロエ 「希望者、誰かいませんか?」
サム 「いると思うのかよ?」
シロエ 「一応、聞いてみたんですけど…」
やっぱり誰もいませんよね、とフウと溜息。
シロエ 「そうなってくると、クジですか…」
ジョミー「ジャンケンだと、有利な人がいるしね」
三人ほど、とジョミー君の指摘。
ジョミー「ブルーと、ぶるぅと、誰かさんはさ…」
シロエ 「サイオンで読めてしまいますしね…」
ぶるぅ 「えとえと、それはクジでも同じだよ?」
当たりクジ、分かっちゃうんだもん、と良い子の発言。
ぶるぅ 「やるだけ無駄だと思うんだけど…」
ジョミー「公平な方法、無いってこと?」
Aブルー「無いと思うね、どう考えても!」
一同 「「「うーん…」」」
だったら誰が一番なんだ、と悩んでますけど。
どうするんでしょう?
2022/03/25 (Fri)
☆うってつけな人
春のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君の到着待ち。
今回はソルジャーも早めに登場、次の法要の算段中で…。
シロエ 「でも、一番手は決めないとマズイですよ」
Aブルー「そうなんだよねえ、だから、君がさ…」
うってつけだと思うんだけど、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「なんと言っても、キースの後輩でさ…」
ジョミー「付き合い、一番長いんだっけ…」
マツカ 「キースから一本取るのが、シロエの夢ですよ」
永遠のライバルらしいですね、とマツカ君。
マツカ 「キースを理解していることにかけては…」
サム 「右に出るヤツはいねえよな、うん」
こいつにしようぜ、とサム君も。
サム 「頭も切れるし、口も上手いしよ…」
スウェナ「褒め殺しにはピッタリだわね」
シロエ 「ちょ、ちょっと…!」
どうして、ぼくになるんですか、とシロエ君、ワタワタ。
シロエ 「それだと、ぼくがサシで対応する羽目に…!」
サム 「いいじゃねえかよ、俺たちは高みの見物でよ」
Aブルー「そうそう、シロエに任せちゃってさ」
他の面子は助け舟担当、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「シロエが詰んだら、臨機応変にさ…」
サム 「誰かがフォローするってわけな!」
多分、ブルーが上手くやるぜ、とサム君の言。
サム 「同じ坊主で、高僧だしよ…」
ブルー 「ぼくは褒めなくてもいいから、キースをね!」
しっかり褒めてヨイショしたまえ、と生徒会長。
ブルー 「シロエなら確かに適役だよ、うん」
シロエ 「そ、そんな…!」
ぶるぅ 「んとんと、キース、来たみたいだよ?」
Aブルー「よーし、シロエの出番だってね!」
スタンバイ! とソルジャー、シロエ君を前へグイッと。
シロエ 「ど、どうしろって言うんです…!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キース、ご案内~!」
キース 「邪魔するぞ」
シロエ 「え、えっと…。お疲れ様です!」
キース先輩、と頭を下げてますけど。
テンパッてますね…?
2022/03/26 (Sat)
☆掃除も筋トレで
お中日はスッポンタケの法要、導師のキース君が御到着。
ヨイショするという計画でして、シロエ君に丸投げで…。
シロエ 「今日は、お中日で忙しい中、ご苦労様です」
キース 「朝から思いっ切り、こき使われたぞ!」
あの親父にな、とキース君、ブツブツ。
キース 「筋トレしている暇があったら、掃除だ、と!」
シロエ 「そ、そうでした、筋トレ、ありましたよね」
キース 「休むと太るらしいからな!」
なのに親父め、と歯噛みする人。
キース 「本堂と境内の掃除で充分、筋トレになると!」
シロエ 「ならないんですか?」
キース 「普通に掃除をした程度では、全くな!」
だから独自に考えたわけで…、とキース君の眉間に皺が。
キース 「仏具磨きは全て中腰、スクワットの要領で!」
シロエ 「じゃあ、掃除は爪先立ちですか?」
キース 「加えて、マメに踵の上げ下げ、踵を意識で!」
ふくらはぎが鍛えられるからな、と筋トレの応用技が。
キース 「雑巾がけも、身体を出来る限り伸ばして…」
シロエ 「もしかして、プランクしながらでしょうか?」
キース 「そうだ、掃除の場所によっては片手で…」
身体を支えるサイドプランク、と飛び出す専門用語。
キース 「お前にアレで掃除しろと言っても…」
シロエ 「む、無理です、プランクだけならともかく…」
ながらで掃除は絶対に無理、とシロエ君、ガクブル。
シロエ 「それだけこなして、此処で法要なんですね?」
キース 「頼まれたものは仕方ないからな!」
着替えてくる、とキース君、法衣鞄を提げて別室へ。
ぶるぅ 「お部屋、いつものトコだからね!」
キース 「借して貰うぞ」
ではな、とスタスタ立ち去りまして。
サム 「行っちまったぜ?」
ジョミー「褒める話はどうなったのさ!」
感心していただけじゃないか、とツッコミが。
ジョミー「褒め殺してないよ?」
シロエ 「つ、つい…」
いつもの調子が…、と焦りまくりですけど。
挽回は?
2022/03/27 (Sun)
☆鍛えまくった人
お中日はスッポンタケの法要、キース君も到着ですけど。
ヨイショを任されたシロエ君が失敗、感心していただけ。
ジョミー「あのさあ、ここで褒めまくらないと…」
Aブルー「次の法要の時も、頑張って貰う計画がさ…」
パアじゃないか、とソルジャーからも苦情が。
Aブルー「ぼくは有難味のある法要を希望で…」
サム 「俺たちは、キースが食事で詰む生活をよ…」
希望なんだぜ、とサム君の念押し。
サム 「ミイラ修行もどきをやらせるにはよ…」
ジョミー「今のキースをヨイショしないと…」
シロエ 「充分、分かっているんですけど…」
筋トレで掃除が凄すぎたので…、とシロエ君の言い訳。
シロエ 「そこまでするとは思いませんから!」
ジョミー「あれって、そんなにキツイわけ?」
シロエ 「あんな掃除を毎日やったら、ガチムチです!」
一同 「「「うわー…」」」
それは凄い、と一同、仰天。
ジョミー「じゃ、じゃあさ、キースは…」
サム 「栄養剤生活の間に、鍛えまくったわけな…」
シロエ 「そうなんですよ、ハイレベルです!」
スウェナ「だったら、そこから褒めなさいよ!」
じきに来るわよ、とスウェナちゃんが指差す扉。
スウェナ「いいわね、褒めて褒め殺すのよ!」
キース 「…誰を殺すと?」
物騒だな、と扉が外からガチャリと。
キース 「お彼岸というものを分かっているか?」
シロエ 「は、はいっ!」
太陽が真西に沈むんですよね、とシロエ君。
シロエ 「それが、お彼岸のお中日で…」
キース 「ご先祖様を思う日に、ピッタリなわけだ」
お浄土は西にあるからな、と法衣で数珠をジャラッと。
キース 「そのお彼岸に、殺生の話というのはいかん」
シロエ 「い、いえ、そうじゃなくってですね…!」
キース 「何の話のついでか知らんが、感心せんな」
シロエ 「ですから、違うと…!」
キース 「やかましい! さっさと座って…」
合掌しやがれ、と法衣を翻して前へ。
詰んでませんか?
2022/03/28 (Mon)
☆法話を始めた人
いよいよスッポンタケの法要、キース君も着替えて登場。
ヨイショどころか、サッサと座れと指示を食らった面々。
シロエ 「キース先輩、その前に聞いて下さいよ!」
キース 「質問は法話の時にしておけ!」
始めるぞ、とチーンと鐘で、もはや座るしかないわけで。
ジョミー『あのさあ…。シロエ、どうしてくれるわけ?』
シロエ 『す、すみません…!』
キース 「そこ、思念波でも私語は禁止だ!」
でないと法要を中止するぞ、と究極の脅しが。
Aブルー『聞いたかい? スッポンタケのためにはさ…』
キース 「あんたもだ!」
以後、私語があれば即中止だ、と鐘をチーンと。
キース 「願我身浄、如香炉~、願我心浄、智慧火~」
一同 (((喋ったら終わり…)))
ソルジャーにブチ殺されて命も終わり、と誰もが沈黙。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((今で半分くらい来た筈…)))
多分、と一同、ひたすら合掌。
キース 「それでは、順にお焼香を」
一同 (((香炉を回して、焼香、焼香…)))
抹香臭くても焼香あるのみ、と順に回して、焼香、終了。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((そろそろ終盤…)))
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」
南無阿弥陀仏、と唱えて、ハハーッと平伏。
キース 「南無阿弥陀仏…。はい、皆様、よくお勤めで」
一同 (((やった!)))
終わった、と心で歓声ですけど。
キース 「今日はお彼岸のお中日ですが、先ほど…」
一同 (((法話だ…!)))
キース 「物騒な言葉が聞こえた上に、何やら私に…」
ご質問とか、とキース君、数珠を手にして副住職モード。
キース 「御仏縁を結ぶ良い機会ですし、此処は是非…」
サム 「シロエ、ご指名だぜ?」
シロエ 「そう言われてもですね…!」
キース 「それで、ご質問は?」
どうぞ何でもお尋ねを、と笑顔ですけど。
怖すぎませんか…?
2022/03/29 (Tue)
☆切り替えに成功
スッポンタケの法要は無事に終了、その後に法話タイム。
キース君が笑顔なわけで、ヨイショするのも怖そうで…。
シロエ 「え、えっとですね…」
キース 「詰まっておられるようですが、ご質問とは…」
殺生をする件でしょうか、とキース君、丁寧すぎる口調。
キース 「お彼岸に殺生が許されるかは、難問でして…」
シロエ 「は、はい…」
キース 「生きてゆくには、生き物の命を頂いて…」
食事をせねばいけません、とキース君、合掌。
キース 「そういう殺生を全てやめるのは、凡人には…」
シロエ 「難しすぎです、でもですね…!」
やり遂げることは出来るのでは、とシロエ君の反論が。
シロエ 「キース先輩が飲んでた、例の薬ですよ!」
一同 (((やった…!)))
見事な方向転換技だ、と一同、心で拍手喝采。
シロエ 「あの薬なら、殺生しなくても大丈夫です!」
キース 「そうか、そういう発想もあるか…」
実にとんでもない薬だったが、とキース君の口調も変化。
キース 「肉も魚も食っていないし、野菜もだな」
シロエ 「そうでしょう? そのせいでしょうか…」
とても有難いお顔に見えます、とシロエ君。
シロエ 「こう、精悍で、引き締まってますし…」
キース 「そう見えるか?」
シロエ 「ええ、皆さんもそう思いますよね?」
一同 「「「はいっ!」」」
ヨイショするぞ、と一同、揃って同意。
ジョミー「なんかさ、カッコイイって感じ!」
サム 「修行しました、って風格、出てるぜ!」
キース 「いや、それほどでも…」
あるんだが、とキース君、頬が緩むのを我慢な様子。
キース 「栄養剤だけの生活だろうが、お勤めはだな…」
シロエ 「欠かせませんしね、お坊さんには」
キース 「日々の掃除も修行の内だし、頑張ったぞ」
Aブルー「うん、偉い! だからね、次の法要もさ…」
キース 「ちょっと待て、何が言いたいんだ?」
次の法要というのは何だ、と言ってますけど。
どうなる…?
2022/03/30 (Wed)
☆有難い栄養剤
スッポンタケの法要が終了、キース君をヨイショな面々。
自然な流れで褒めていたのに、ソルジャー、先走りすぎ。
キース 「やたら褒めると思ってたんだが、実は裏に…」
シロエ 「いいえ、なんでもありませんから!」
キース 「お前も、この馬鹿とグルなんだろうが!」
次の法要が目当てなんだな、とキース君、腕組み。
キース 「どういう気なのか、正直に吐け!」
シロエ 「違いますって!」
Aブルー「無駄だよ、吐いた方が早いよ」
こういう場合は…、と開き直ったソルジャー。
Aブルー「つまりね、次の法要の時も、今回みたいに…」
キース 「どうしろと?」
Aブルー「栄養剤生活で挑んでくれないかな、と!」
有難味がグンとアップするから、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「君の筋力とかもアップで、ウインウイン!」
キース 「次だな、こちらこそ有難い」
一同 「「「え?」」」」
何故だ、と飛び交う『?』マーク。
シロエ 「キース先輩、それでいいんですか?」
キース 「もちろんだ。次はお盆なんだぞ?」
その前に地獄の卒塔婆書きが…、とキース君が竦める肩。
キース 「栄養剤があれば、不眠不休で書きまくれる!」
Aブルー「いいねえ、喜んで提供するよ!」
シロエ 「やめて下さい、それだとキース先輩が…」
サム 「得する話になるじゃねえかよ!」
俺とジョミーにも分けてくれよな、と割り込む僧籍な人。
サム 「棚経の日は地獄なんだぜ、俺もジョミーも!」
ジョミー「そうだよ、栄養ドリンク代わりにさ!」
スウェナ「じゃあ、私たちはどうなるのよ!」
シロエ 「ぼくとマツカ先輩、スウェナ先輩はですね…」
得する部分が無いんですけど、とシロエ君の悲鳴。
シロエ 「やめて下さい、栄養剤は!」
キース 「いや、寄越せ!」
Aブルー「いい法要のためにはさ…」
シロエ 「無くていいです!」
得する人「「「そう言わずに!」」」
賛成派と反対派で揉めてますけど。
今月、これにて中継終了~。
2022/03/31 (Thu)
☆漁期が終われば
さて、3月。雛祭は特にイベントも無く、迎えた土曜日。
生徒会長宅に集った面々、のんびり過ごしてますけれど。
キース 「カニの季節も、そろそろ終わりだな」
ぶるぅ 「そだね、駅前とかで茹でているのは…」
多分、来週くらいまでだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「暖かくなったら、食べに行く人も減るしね」
キース 「やれやれ、やっと肩の荷が下りる」
シロエ 「何の話です?」
奢ってくれるとは聞いてませんが、とシロエ君の問い。
シロエ 「ツアーはもちろん、カニ鍋もです」
ジョミー「ダメダメ、キースは赤貧だから…。あっ!」
もしかしてさ、とジョミー君、キース君を凝視。
ジョミー「カニのエサの話じゃないのかな、ソレ?」
サム 「あー…。前にジョミーがヤバかったヤツな」
スウェナ「冬の海に沈めるっていうのがあったわね…」
マツカ 「ええ。漁船の手配を頼まれましたよ」
キースの厄が回ったヤツです、とマツカ君の証言が。
マツカ 「その危機が去る、という話なのでは?」
シロエ 「ソレですね、きっと…」
どうなんです、とキース君に詰め寄るシロエ君。
シロエ 「イエスかノーかで答えて下さい!」
ジョミー「他の言葉は要らないよね、うん」
キース 「そ、それは…」
シロエ 「ですから、イエスかノーかですよ!」
どっちですか、とシロエ君が吊り上げる眉。
シロエ 「キース先輩、逃げは許しませんからね!」
キース 「…い、いえす…」
ジョミー「ほらね、やっぱり!」
シーズン終わりでホッとする気だ、とジョミー君の怒り。
ジョミー「厄除けのお参り、パアにしたくせに!」
シロエ 「全力でやらかしましたよねえ…」
ドカ雪でお参り出来なくなって、とシロエ君も。
シロエ 「漁期が終われば、安心でしょうけど…」
サム 「他の厄がよ…」
ぶるぅ 「えとえと、漁期は5月までだよ?」
一同 「「「えっ?」」」
まさか、と顔を見合わせる御一同様。
冬場だけでは…?
2022/03/01 (Tue)
☆終わらない漁期
雛祭も過ぎた土曜日、生徒会長宅に来ている面々ですが。
カニの季節が終わる話を、キース君が口にしたわけで…。
シロエ 「カニの漁期って、冬じゃなかったですか?」
ジョミー「だよねえ、11月頃に解禁でさ」
サム 「今月の上旬で終わりでねえの?」
カニを食いに行くツアーも終わるぜ、とサム君の指摘。
サム 「もう広告も見ねえしよ…」
スウェナ「カニ鍋だって、冬のものだわよ?」
ぶるぅ 「でもでも、漁期はホントに5月の末までで…」
漁船だって出てる筈だもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「缶詰用とかを獲るんじゃないかな?」
シロエ 「ホントだ、5月31日までですね」
そう書いてあります、とシロエ君がスマホで検索。
シロエ 「ということは、リスクは健在ですか…」
サム 「そうでもねえだろ、カニのエサなヤツはよ…」
他の面子が食ってなんぼ、とサム君、周囲をグルリと。
サム 「暖かい季節にカニ鍋、食うかよ?」
ジョミー「食べないよねえ?」
シロエ 「鍋は冬場が美味しいんですよ」
マツカ 「夏場に鍋だと、エスニックでしょうか」
暑い国のは夏向けですし、とマツカ君。
マツカ 「そっち系に人気が移りますよね」
サム 「だろ? だったら、カニのエサの方もよ…」
暖かくなったら終わりでねえの、とサム君の説。
サム 「つまり、ヤバイ時期は、あと少しでよ…」
ブルー 「その時期なら、もう終わりだろうね」
カニの消化を考えたまえ、と生徒会長の割り込みが。
ブルー 「今すぐ食べれば、まあ、ギリギリで…」
ぶるぅ 「次の週末には、カニのお肉だろうけど…」
ホントにギリギリ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「今日明日くらいで、終わりだと思うの!」
キース 「た、助かった…!」
シロエ 「キース先輩、その姿勢はですね…」
ジョミー「どうかと思うよ、もっとこう…」
サム 「低姿勢でよ…」
詫びるモンだぜ、という注文ですけど。
どんな風に?
2022/03/02 (Wed)
☆真剣に詫びるべき
雛祭も終わった後の土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
カニの季節も終わりですけど、責められているキース君。
キース 「悪いことをしたとは思っているが…」
シロエ 「どの件がです?」
そこから言ってみて下さい、とシロエ君、腕組み。
シロエ 「まず、一番に詫びるべき点は何ですか?」
キース 「厄除けの代参をパアにしたことで…」
シロエ 「それは大前提ですよ!」
今、詫びるのは別の件でしょう、とシロエ君の睨み。
シロエ 「ジョミー先輩も、サム先輩もですね…」
サム 「お前の逃げの姿勢ってヤツをよ…」
ジョミー「どうかと思っているわけだけど?」
カニのエサだよ、とジョミー君の指摘。
ジョミー「シーズンが終われば、それでいいってさ…」
サム 「マジでアウトだぜ、そんなのはよ」
もっと真剣に詫びてくれよな、とサム君も。
サム 「アドス和尚が相手だったら、怒鳴られてるぜ」
シロエ 「でもって、罰礼千回でしょうね」
キース 「そ、それは…!」
ジョミー「否定出来るわけ?」
違うって、と詰め寄るジョミー君。
ジョミー「アドス和尚も、時効で許してくれると思う?」
キース 「それは無い…!」
ジョミー「だったら、相手がぼくたちでもさ…」
サム 「キッチリ詫びろよ、ケジメってモンだぜ」
モノがカニのエサってヤツだしよ、とサム君、目がマジ。
サム 「海に沈めるとか、まんまヤクザの世界だぜ?」
シロエ 「そうなんですよね、ですから、きちんと…」
ジョミー「詫びってヤツを入れるべきだよ」
代参をパアにした件も込みで、とジョミー君も鋭い瞳。
ジョミー「こう、真剣にさ…」
シロエ 「心からのですね…」
お詫びを頂戴したいですよ、とシロエ君の言。
シロエ 「指を詰めろとは言いませんから」
キース 「そのレベルなのか!?」
シロエ 「仁義を切って欲しいですよね」
キース 「そう言われても…!」
俺は一介の高校生で、とキース君、顔面蒼白。
ヤクザ級…?
2022/03/03 (Thu)
☆ヤクザと社会人
雛祭も終わった土曜日ですけど、生徒会長宅に集う面々。
キース君の言動が非常に問題、真剣に入れて欲しい詫び。
シロエ 「一介の高校生だとか言ってますけどね…」
ジョミー「大卒だよねえ、キースはさ」
サム 「給料はゼロでも、副住職だぜ?」
社会人とか言わねえか、とサム君のツッコミ。
サム 「他所の寺の法要とかだと、出張もよ…」
スウェナ「普通にあるわね、飛行機とかで」
シロエ 「どう考えても、一介の高校生とは違いますよ」
ジョミー「マツカの方がさ、ずっと標準だってば」
傍から見ると…、とジョミー君も。
ジョミー「出張なんかは全く無いし、学歴だって…」
マツカ 「高卒で終わりになっていますね」
大学に行っていませんから、と御曹司。
マツカ 「特に行こうとも思いませんし…」
シロエ 「ぼくもなんです、高卒が身の丈に合ってます」
実年齢はともかくとして…、とシロエ君の苦笑。
シロエ 「外見の年齢もですけど、精神年齢の方も…」
マツカ 「上がってない気がしますよねえ…」
サム 「そうなんだよなあ、とてもじゃねえけど…」
社会人なんかやってられねえよ、とサム君の相槌。
サム 「なのにキースは、やってるわけでよ…」
ジョミー「もうそれだけで、充分に規格外れだよ」
シロエ 「でしょう? この際、ヤクザの方もですね…」
社会人って括りでどうでしょうか、とシロエ君の提案。
シロエ 「ヤクザの世界の厳しい掟も、社会人なら…」
サム 「そう珍しくもねえよな、うん」
ブラック企業とか普通にあるしよ、とサム君も同意。
サム 「責任を取って無給だとかよ…」
ジョミー「体力の限界を超えて残業とかさ…」
あるんだしさ、とジョミー君。
ジョミー「だから、身体を張ってのお詫びも…」
シロエ 「当然だと思うわけですよ」
キース 「そう言われても…!」
シロエ 「誠意を見せて欲しいですねえ…」
仁義でもいいです、と話はヤクザの世界にループ。
さて…?
2022/03/04 (Fri)
☆許されない逃げ
雛祭も終わった後の土曜日、生徒会長宅に集う御一同様。
キース君の発言が非常に問題、詫びを入れろという話で。
サム 「仁義でも正義でも、どっちでもいいしよ」
ジョミー「とにかく、誠意が必須だよね」
シロエ 「誰もが納得出来る形で、こう、しっかりと…」
ぼくたちに詫びて頂けませんか、とシロエ君の注文。
シロエ 「ヤクザだったら、指を詰める所ですからね」
マツカ 「社会人なら、辞職でしょうか?」
ブルー 「飛ぶというのもあると思うね」
シロエ 「高飛びですか?」
それだと今と変わりませんよ、とシロエ君が顰める顔。
シロエ 「逃げを打つのは、キース先輩と同じです」
サム 「うんうん、逃げて終わりってのはよ…」
ジョミー「許されないよね、社会人でもさ」
ヤクザの場合は終わりそうだよ、とジョミー君。
ジョミー「何処へ逃げても、組から追手がかかってさ…」
スウェナ「消されるってわけね、人生丸ごと」
サム 「でもって、海にドボンなわけな」
季節によってはカニのエサだぜ、とサム君も。
サム 「社会人なら、それはねえけど…」
シロエ 「よっぽど資金が無いとですね…」
人生が詰んでしまいますよ、とシロエ君の指摘。
シロエ 「まず、住む場所から困りますから」
ジョミー「キースが、ホームレスになるって言うなら…」
サム 「身体を張った詫びなんじゃねえか?」
マツカ 「そうですね、そういうお詫びの形も…」
まるで無いとは言えないでしょう、と御曹司の相槌。
マツカ 「辞職以上に、人生を捨てていますから」
ブルー 「ぼくが言うのは、そうじゃなくって…」
本当に飛ぶ方なんだけれど、と生徒会長。
ブルー 「屋上からとか、ホームから線路にとか…」
シロエ 「ああ、ありますねえ、究極のお詫び」
サム 「マジで人生、終わるってヤツな」
ブルー 「ヤクザでも社会人でもさ…」
キース 「殺したいのか!」
あんたは俺を、と叫んでますけど。
どうなるんでしょう?
2022/03/05 (Sat)
☆死罪でもチャラ
雛祭が済んだ後の土曜日、生徒会長宅に集った御一同様。
逃げを打つキース君が問題、ケジメをつけろという話で。
ブルー 「死ねとまでは言ってないけどさ…」
キース 「殆ど同じに聞こえたんだが!」
ブルー 「他のみんなも、そこまではねえ…」
だけど気持ちはそうじゃないかな、と生徒会長。
ブルー 「だからこそ、身体を張ったお詫びを…」
キース 「指を詰めるのも、飛ぶのも御免だ!」
ブルー 「分かってるってば、ここは坊主らしくさ…」
ケジメをつけてみないかい、と生徒会長、ズズイと。
ブルー 「坊主だからこそ出来る、ってヤツも…」
シロエ 「あるんですか?」
ブルー 「もちろんだよ!」
死罪でもチャラになるヤツが、と立てる親指。
ブルー 「これさえやったら、どんな罪でも無罪放免!」
サム 「マジかよ、どんな苦行なんだよ?」
ブルー 「それはもう、半端ないんだけどねえ…」
死刑囚でも、尊敬される人に変身、と凄い台詞が。
ブルー 「生きてる内から、大勢の信者がつくんだよ」
シロエ 「なんだか、信じられないですけど…」
ブルー 「嘘じゃないってば、真面目に本当!」
キースもそれでいけばいいよ、とプッシュする人。
ブルー 「文字通り、身体を張ったヤツだし…」
キース 「俺は全く初耳なんだが?」
俺たちの宗派の修行なのか、とキース君の問い。
キース 「荒行が無いのが売りの筈だが…」
ブルー 「ピンポーン! ソレイド八十八ヶ所のさ…」
お大師様の宗派だよね、と生徒会長、ニッコリと。
ブルー 「あそこの一部のキツイお寺が…」
シロエ 「やっているんですか?」
そういう修行を、とシロエ君。
シロエ 「宗派が別でもいいんでしょうか?」
ブルー 「死罪もチャラになる勢いだよ、問題ないね」
ジョミー「えっと…。それって昔の話だよねえ?」
ブルー 「そうだね、今は法律もあるし」
キース 「おい…!」
いつの時代の話なんだ、と言ってますけど。
死罪がチャラ…?
2022/03/06 (Sun)
☆罰則は無くても
雛祭も終わった三月の土曜日、生徒会長宅に集った面々。
キース君にケジメを要求、身体を張って詫びろという話。
シロエ 「法律が出来るよりも前のヤツですか…」
ブルー 「うん。でもって今はさ、その修行自体…」
法律で禁止なんだよね、と生徒会長、しれっと。
ブルー 「とはいえ、罰則規定は無いし…」
シロエ 「自発的にやるのは、いいんでしょうか?」
ブルー 「あくまで個人の自由だろうね」
最終段階はクリア出来ないけれど…、と妙な台詞が。
ブルー 「それをやったら、警察が来るし」
一同 「「「警察?」」」
どんな修行だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「罰則は無い、って言いませんでしたか?」
ブルー 「修行そのものには無いねえ、全く」
サム 「だったら、なんで警察なんだよ?」
ブルー 「最終段階だけは、修行者一人だけではさ…」
不可能だから、と生徒会長、お手上げのポーズ。
ブルー 「それで、協力者が必要なわけで…」
シロエ 「協力者が逮捕されるんですか?」
ブルー 「現行犯でね!」
一同 「「「現行犯!?」」」
ヤバすぎないか、と誰もが仰天。
ジョミー「あのさ、それって、まさか、最後は…」
シロエ 「生贄にするとか、そんなのですか?」
マツカ 「あー…。それは自分では出来ませんよね…」
人柱にしても、誰かが埋めてくれないと…、と御曹司。
マツカ 「でも、人柱とか生贄、仏教でしたっけ?」
ブルー 「神道だけどさ、今のはいい線いっていたよね」
マツカ 「そうなんですか?」
ブルー 「かなり正解に近かったよねえ、本当に」
知ってるのかと思うくらい、と生徒会長、うんうん、と。
ブルー 「もしかして、正解を知っているのかい?」
マツカ 「いいえ、全く心当たりが無いんですけど…」
ブルー 「そうなんだ? ほぼビンゴなのに…」
サム 「どの辺がだよ?」
ブルー 「まるっと全部!」
仏教かどうかの点を除いて、と言われましても。
どの辺りが…?
2022/03/07 (Mon)
☆ルックスも大切
春休みはまだ先な土曜日、生徒会長宅に集った御一同様。
キース君に身体を張ったお詫びを要求、そういう局面で。
シロエ 「マツカ先輩、なんて言いましたっけ?」
マツカ 「人柱と生贄でしたけど…」
でも、仏教じゃない点で間違っていて…、と御曹司。
マツカ 「なのにビンゴって、意味が全く不明ですよ」
シロエ 「ですよね、何処がまるっと全部で…」
サム 「正解に近くなるんだよ?」
マジで謎だぜ、とサム君たちも傾げる首。
サム 「そりゃ、埋めるとは言ってたけどよ…」
ジョミー「埋めたら現行犯だけど…」
シロエ 「そんな修行って、聞きませんよね?」
今の時代は無いと言っても…、とシロエ君も悩み中。
シロエ 「第一、埋めたら死んじゃいますし…」
ブルー 「だからこそだよ、現行犯で逮捕なんだよ!」
一同 「「「ええっ!?」」」
まさか本当に埋めるのか、と誰もが愕然。
マツカ 「あ、あのぅ…。それ、本当に死にますよ?」
シロエ 「死んだら修行になりませんってば!」
ブルー 「甘いね、最終段階なんだよ?」
死んで完成するってこと、と生徒会長、親指をグッと。
ブルー 「より正確には、死んでから何年だったっけ…」
サム 「死んで終わりじゃねえのかよ?」
ブルー 「誰もが拝んでくれるまでには、年数がさ…」
要るんだよね、と生徒会長の言。
ブルー 「なにしろ見た目も大事だからねえ…」
一同 「「「は?」」」
見た目って、と一同、キョトン。
シロエ 「それって、いわゆるルックスですか?」
ブルー 「顔だけじゃないよ、こう、全身のさ…」
状態や姿勢も問われるわけで…、と生徒会長。
ブルー 「其処でダメだと判断されたら、終わりだよね」
シロエ 「終わりって…。どうなるんです?」
ブルー 「志半ばで倒れました、って扱いだけど?」
サム 「修行がパアかよ?」
ブルー 「そうなるねえ…」
ただの坊主でおしまいだよ、との話ですけど。
どんな修行だと…?
2022/03/08 (Tue)
☆責任が持てません
春休みまでには日がある土曜日、生徒会長宅に集う面々。
キース君に身体を張ったお詫びを要求、ヤクザ級を希望。
シロエ 「埋めて終わりじゃないって、何なんですか?」
サム 「死んだ後まで、責任持てって言われてもよ…」
ジョミー「無理じゃないかと思うんだけど…」
ルックスまで責任持てないよ、とジョミー君の指摘。
ジョミー「そんなの、自分じゃ、どうにもこうにも…」
スウェナ「ならないわよねえ、死んでるんだもの」
マツカ 「埋める時点から、自分じゃ無理なんですし…」
シロエ 「その先なんて、手も足も出せませんってば」
死人ですしね、とシロエ君。
シロエ 「それとも、ゾンビかキョンシーですか?」
サム 「あー…。だったら自分で動くしよ…」
ジョミー「ルックスも気になるかもだけど…」
どっちも他所の国のヤツだよ、とジョミー君のツッコミ。
ジョミー「それにさ、ゾンビやキョンシーとかを…」
サム 「拝むヤツらって、いねえよなあ?」
シロエ 「邪教だったら、アリかもですけど…」
会長が言うのは普通のお寺で…、とシロエ君も悩み中。
シロエ 「信仰の対象になるんですよね?」
ブルー 「うん、やり遂げた暁にはね」
サム 「でもよ、ルックスとかはどうするんだよ?」
マジで責任持てねえぜ、とサム君の疑問。
サム 「頑張って修行をした挙句によ…」
ジョミー「埋められて死んで、ルックスチェックで…」
シロエ 「努力がパアって、キツすぎませんか?」
ただの坊主で終わるだなんて、とシロエ君の言。
シロエ 「そんな修行、誰でも嫌がりますよ!」
ジョミー「死罪がチャラなら、やるかもだけど…」
それ以外の人は却下なんじゃあ…、とジョミー君。
ジョミー「努力して出来る範囲を超えてるしさ…」
サム 「報われねえよな、パアな時がよ」
ブルー 「頑張れば、パアにはならないんだけど?」
一同 「「「は?」」」
死んだ後にどう頑張るんだ、と誰もがポカーン。
えっと…?
2022/03/09 (Wed)
☆頑張れば大丈夫
春休みにはまだ早い土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
身体を張ったお詫びをキース君に要求、ケジメを希望で。
シロエ 「頑張れば、って…。死んだ後なんですよ?」
サム 「マジでゾンビかキョンシーなのかよ?」
ジョミー「でなきゃ、どうにもならないよねえ?」
自分じゃ何も出来ないんだし、とジョミー君たち。
ジョミー「それにゾンビも、キョンシーもさ…」
シロエ 「ルックス、変えられるんですか?」
マツカ 「特殊メイクは出来そうですけど、肉体は…」
もう変えようがないのでは、と御曹司も怪訝そうな顔。
マツカ 「筋トレしたって、何の効果も得られませんよ」
スウェナ「そうよね、鍛えようがないわよねえ…」
ブルー 「死んだ後にやれとは言ってないけど?」
一同 「「「え?」」」
ますます謎だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「あのですね…。外見が問題にされるのは…」
サム 「死んで何年も経ってからだろ?」
ブルー 「そうなるねえ…」
ジョミー「だったら、生きてる間に何をしたってさ…」
無駄じゃないの、とジョミー君の指摘。
ジョミー「どうなるかなんて、分からないんだし…」
ブルー 「マニュアル通りにすればいいんだよ」
一同 「「「マニュアル?」」」
なんだそれは、と誰もがキョトン。
シロエ 「マニュアルって、何のマニュアルですか?」
ブルー 「修行だってば、それこそ食事メニューまで…」
キッチリ規定されているから、と生徒会長。
ブルー 「それを守って修行をすれば、誰だって!」
ジョミー「死んだ後も、ルックス、バッチリなわけ?」
ブルー 「ピンポーン!」
逆に守っていないとバレるね、と指をチッチッと。
ブルー 「一目で分かってしまうらしいよ」
シロエ 「それは怖いですね…」
サム 「怠けていたのがバレるってわけな?」
ブルー 「思いっ切りね!」
一同 「「「うわー…」」」
それは怖すぎる、と一同、ドン引き。
死んだ後にバレる、と…?
2022/03/10 (Thu)
☆マニュアルを守れば
春休みはまだ先な土曜日、生徒会長宅に集った御一同様。
キース君に身体を張ったお詫びを希望、ケジメを要求中。
ジョミー「死んだ後まで、責任がついて回るんだ?」
シロエ 「まあ、本人は死んでますから…」
痛くも痒くもないかもですが、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「生前の評判ガタ落ちは、かなり嫌すぎですよ」
サム 「その評判と噂、あの世まで届くんだぜ?」
一同 「「「あー…」」」
筒抜けだよね、と誰もがブルブル。
ジョミー「なんかさ、阿弥陀様の覚えが悪くなりそう…」
サム 「地獄行きはねえとは思うけどもよ…」
シロエ 「死んでいても、ダメージ大ですか…」
ブルー 「生前に怠けたツケってことだね」
ちゃんとマニュアルがあるんだから、と生徒会長。
ブルー 「守っていればさ、信者さんが大勢ついて…」
シロエ 「崇められるというわけですね?」
ブルー 「そうだね、今の時代は無理なんだけど…」
最終段階がクリア出来なくて…、と元へ戻った話。
ブルー 「マニュアル通りの修行の方はさ…」
シロエ 「やるのは個人の自由ですか?」
ブルー 「うん。身体を張ってお詫びするには…」
いいんじゃないかな、と立てる親指。
ブルー 「食事だけでも、やる価値はあるよ」
キース 「おい。さっきから気になっているんだが…」
ブルー 「なんだい?」
キース 「あんたが言うのは、もしかしてだな…」
雪国で盛んだったヤツでは…、とキース君の問い。
キース 「死罪がチャラとか、埋めるだとか…」
ブルー 「あっ、知ってた?」
キース 「やはり当たりか!」
他人事だと思いやがって、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「俺をミイラにしたいのか、あんた!」
一同 「「「は?」」」
キース 「こいつが言うのは、即身仏の修行なんだ!」
ブルー 「ピンポーン! お食事メニューだけでも…」
キース 「守れとでも!?」
ミイラになってしまうだろうが、と悲鳴ですけど。
即身仏…?
2022/03/11 (Fri)
☆身体を作る修行
春休みにはまだ早い土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
身体を張って詫びろとキース君に要求、希望はヤクザ級。
シロエ 「あ、あのう…。ミイラって何のことですか?」
キース 「即身仏を知らないのか?」
シロエ 「え、えっと…。聞いたことはありますけど…」
詳しいことは知らないんです、とシロエ君の困惑顔。
シロエ 「お坊さんの世界とは、縁が無いですし…」
ジョミー「ぼくも、無理やり坊主なだけでさ…」
勉強はしていないから、とジョミー君も。
ジョミー「何だったっけ、ミイラが仏様だっけ?」
サム 「あー…。あるらしいよな、雪国にはよ」
ブルー 「うん、その辺りで生まれた修行だからさ…」
北国の方に偏ってるよね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「即身仏は、生前の修行が大切なんだよ」
シロエ 「もしかして、死んだ後まで責任というのは…」
ミイラになれるかどうかですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「そのために身体を作る修行だとか…?」
ブルー 「大正解! だから、お食事メニューがさ…」
あるんだよね、と生徒会長が立てる親指。
ブルー 「キースに、それを実践して貰えばさ…」
シロエ 「身体を張ったお詫びになるわけですね?」
断食修行とかでしょうか、とシロエ君、興味津々。
シロエ 「良さそうな感じですけれど…」
ブルー 「ね? 期間を決めて、ガッツリとさ…」
??? 「ぼくも大いに賛成だよ!」
それに一票、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
キース 「あんた、何しに湧いたんだ!」
Aブルー「春のお彼岸を頼む頃だと思ってさ…」
もうじきだしね、と赤い瞳がキラキラと。
Aブルー「スッポンタケの法要だってば、お中日はさ!」
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「別にいいだろ、お彼岸まで、期間限定で…」
シロエ 「キース先輩に修行させるんですか?」
Aブルー「悪くない案だと思うけど?」
ウインウインだよね、と言ってますけど。
そうかも…?
2022/03/12 (Sat)
☆食事以外の修行も
春休みはまだ先な土曜日、生徒会長宅に集った御一同様。
キース君にお詫びを要求中に、ソルジャーが登場でして。
Aブルー「いいかい、ぼくの希望はお彼岸の法要でさ…」
シロエ 「ぼくたちは、キース先輩を詫びさせたくて…」
サム 「キースが、お中日まで修行となるとよ…」
ジョミー「それって確かに、ウインウインかもねえ…」
まだ充分に日があるもんね、とジョミー君。
ジョミー「でもさ、お食事メニューだけだと…」
シロエ 「ぬるいような気がしますよねえ?」
スウェナ「他には、どんな修行があるのかしら?」
マニュアルには…、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「それを全部やって欲しいわよねえ、是非!」
シロエ 「せっかくですしね…」
Aブルー「そうだね、厳しい修行になればなるほど…」
法要の値打ちも上がるからね、とソルジャーも同意。
Aブルー「期間限定の修行なんだし、多少、無茶でも…」
サム 「かまわねえよな、雪山登山の話もあったし」
大雪で踏み倒されたけどよ、とサム君も。
サム 「その分、頑張って貰おうぜ、うん」
シロエ 「元々、そういう話が発端でしたしね」
身体を張ったお詫びの件は…、とシロエ君が纏めに。
シロエ 「では、期間限定、お彼岸までってことで」
サム 「お中日、って言わなきゃダメだぜ」
そこは…、と僧籍な人のツッコミ。
サム 「でないと、彼岸に入った途端に…」
シロエ 「そうでした! 入りは数日早いんですよね」
ブルー 「うん。お中日はド真ん中だから…」
そこまで逃がさないように、と銀青様からも注意が。
ブルー 「いいかい、厳しく!」
一同 「「「分かってまーす!」」」
逃がすもんか、と一同、キース君をガン見。
シロエ 「キース先輩、きちんと修行して下さいよ?」
Aブルー「お食事メニュー以外もね!」
ブルー 「メインは食事なんだけど?」
一同 「「「え?」」」
それだけなのか、と誰もが怪訝そうな顔。
食事…?
2022/03/13 (Sun)
☆日常生活で充分
春休みにはまだ早い土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
キース君に身体を張ったお詫びを要求、期間限定で修行。
シロエ 「メインが食事って、それだけですか?」
サム 「他にもあるだろ、坊主の修行なんだしよ」
ブルー 「坊主らしさは、普段のキースの生活でさ…」
充分なんだよ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「朝晩、本堂でお勤めがあって、月参りもさ…」
ジョミー「それって、修行ってほどじゃない気が…」
シロエ 「しますけどねえ、キース先輩には日常ですよ」
ちっとも修行になっていません、とシロエ君が顰める顔。
シロエ 「死罪もチャラになる修行でしょう?」
マツカ 「もっと厳しい気がしますよね」
スウェナ「途中で倒れて終わりな人もいるんでしょ?」
手加減は良くないと思うわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「マニュアル通りに厳しくしないと…」
Aブルー「ぼくも同感! 値打ちを下げたくないからね」
キリキリ締め付けていかないと、とソルジャーも。
Aブルー「本当は、他に何があるのさ?」
ブルー 「無いんだよねえ…」
一同 「「「嘘!」」」
それは嘘だ、と揃った声。
シロエ 「絶対、他にもありますから!」
サム 「こんな野郎を庇うんじゃねえよ!」
ブルー 「違うよ、お食事メニューを実践したらさ…」
それだけで毎日が地獄なわけで…、と銀青様。
一同 「「「は?」」」
ブルー 「いいかい、五穀、十穀断ち!」
シロエ 「何ですか、それは?」
ブルー 「穀物だってば、お米も麦も、他の雑穀もさ…」
ダメなんだよね、と生徒会長、しれっと。
ブルー 「もちろん、肉も魚もダメだし、卵もダメ!」
ジョミー「凄くない…?」
食べられるものが残らない気が…、とジョミー君。
ジョミー「野菜くらいしかダメなんじゃあ…?」
ブルー 「栄養価の高い野菜や、果物もダメだね」
シロエ 「それ、死にませんか…?」
栄養失調というヤツで…、と言ってますけど。
確かに…。
2022/03/14 (Mon)
☆地獄な日常生活
春のお彼岸が近い時期でして、今年も入った法要の注文。
キース君にお詫びを要求中な面々、それに乗ったわけで。
サム 「だよなあ、栄養失調は確実っぽいぜ?」
ジョミー「死ななくっても、激ヤセしそうな感じだよ」
シロエ 「日常生活は続けるわけですしねえ…」
朝晩のお勤めに月参りに…、とシロエ君が数える内容。
シロエ 「あと、春休みだって、まだ先ですから…」
マツカ 「学校があって、部活も普通にありますよ?」
スウェナ「しかも部活って、柔道部でしょ?」
そんな食事で大丈夫なの、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「走り込みだけでも倒れそうよ?」
シロエ 「キース先輩なら、気合で持つでしょうけど…」
マツカ 「体重は激減しそうですよね」
栄養を摂っていないんですから、とマツカ君。
マツカ 「教頭先生の口癖は、しっかり食え、ですよ?」
シロエ 「食わんと身体が作れないぞ、ですよねえ…」
確かに毎日が地獄ですよ、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「キース先輩、激ヤセですね…」
ブルー 「そりゃ、そのための食事だからねえ…」
脂肪分が多いとアウトだから、と生徒会長の説明が。
ブルー 「立派なミイラになれないらしいよ」
一同 「「「あー…」」」
なるほど、と一同、素直に納得。
シロエ 「土の中で自然乾燥ですしね…」
ジョミー「腐っちゃったら、ダメってことかあ…」
サム 「修行がパアになっちまうのな…」
栄養を摂ったら負けらしい、と理解した面々。
シロエ 「つまりキース先輩は、お中日まで…」
ジョミー「そういう食事でいくってことだね?」
いいんじゃないの、とジョミー君が立てる親指。
ジョミー「身体を張ったお詫びにピッタリ!」
シロエ 「ええ、頑張って頂きましょう!」
キース 「他人事だと思いやがって…!」
ブルー 「まだマシだってば、フルコースより」
一同 「「「「えっ?」」」
フルコースって、と誰もがキョトンですけど。
えっと…?
2022/03/15 (Tue)
さて、3月。雛祭は特にイベントも無く、迎えた土曜日。
生徒会長宅に集った面々、のんびり過ごしてますけれど。
キース 「カニの季節も、そろそろ終わりだな」
ぶるぅ 「そだね、駅前とかで茹でているのは…」
多分、来週くらいまでだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「暖かくなったら、食べに行く人も減るしね」
キース 「やれやれ、やっと肩の荷が下りる」
シロエ 「何の話です?」
奢ってくれるとは聞いてませんが、とシロエ君の問い。
シロエ 「ツアーはもちろん、カニ鍋もです」
ジョミー「ダメダメ、キースは赤貧だから…。あっ!」
もしかしてさ、とジョミー君、キース君を凝視。
ジョミー「カニのエサの話じゃないのかな、ソレ?」
サム 「あー…。前にジョミーがヤバかったヤツな」
スウェナ「冬の海に沈めるっていうのがあったわね…」
マツカ 「ええ。漁船の手配を頼まれましたよ」
キースの厄が回ったヤツです、とマツカ君の証言が。
マツカ 「その危機が去る、という話なのでは?」
シロエ 「ソレですね、きっと…」
どうなんです、とキース君に詰め寄るシロエ君。
シロエ 「イエスかノーかで答えて下さい!」
ジョミー「他の言葉は要らないよね、うん」
キース 「そ、それは…」
シロエ 「ですから、イエスかノーかですよ!」
どっちですか、とシロエ君が吊り上げる眉。
シロエ 「キース先輩、逃げは許しませんからね!」
キース 「…い、いえす…」
ジョミー「ほらね、やっぱり!」
シーズン終わりでホッとする気だ、とジョミー君の怒り。
ジョミー「厄除けのお参り、パアにしたくせに!」
シロエ 「全力でやらかしましたよねえ…」
ドカ雪でお参り出来なくなって、とシロエ君も。
シロエ 「漁期が終われば、安心でしょうけど…」
サム 「他の厄がよ…」
ぶるぅ 「えとえと、漁期は5月までだよ?」
一同 「「「えっ?」」」
まさか、と顔を見合わせる御一同様。
冬場だけでは…?
2022/03/01 (Tue)
☆終わらない漁期
雛祭も過ぎた土曜日、生徒会長宅に来ている面々ですが。
カニの季節が終わる話を、キース君が口にしたわけで…。
シロエ 「カニの漁期って、冬じゃなかったですか?」
ジョミー「だよねえ、11月頃に解禁でさ」
サム 「今月の上旬で終わりでねえの?」
カニを食いに行くツアーも終わるぜ、とサム君の指摘。
サム 「もう広告も見ねえしよ…」
スウェナ「カニ鍋だって、冬のものだわよ?」
ぶるぅ 「でもでも、漁期はホントに5月の末までで…」
漁船だって出てる筈だもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「缶詰用とかを獲るんじゃないかな?」
シロエ 「ホントだ、5月31日までですね」
そう書いてあります、とシロエ君がスマホで検索。
シロエ 「ということは、リスクは健在ですか…」
サム 「そうでもねえだろ、カニのエサなヤツはよ…」
他の面子が食ってなんぼ、とサム君、周囲をグルリと。
サム 「暖かい季節にカニ鍋、食うかよ?」
ジョミー「食べないよねえ?」
シロエ 「鍋は冬場が美味しいんですよ」
マツカ 「夏場に鍋だと、エスニックでしょうか」
暑い国のは夏向けですし、とマツカ君。
マツカ 「そっち系に人気が移りますよね」
サム 「だろ? だったら、カニのエサの方もよ…」
暖かくなったら終わりでねえの、とサム君の説。
サム 「つまり、ヤバイ時期は、あと少しでよ…」
ブルー 「その時期なら、もう終わりだろうね」
カニの消化を考えたまえ、と生徒会長の割り込みが。
ブルー 「今すぐ食べれば、まあ、ギリギリで…」
ぶるぅ 「次の週末には、カニのお肉だろうけど…」
ホントにギリギリ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「今日明日くらいで、終わりだと思うの!」
キース 「た、助かった…!」
シロエ 「キース先輩、その姿勢はですね…」
ジョミー「どうかと思うよ、もっとこう…」
サム 「低姿勢でよ…」
詫びるモンだぜ、という注文ですけど。
どんな風に?
2022/03/02 (Wed)
☆真剣に詫びるべき
雛祭も終わった後の土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
カニの季節も終わりですけど、責められているキース君。
キース 「悪いことをしたとは思っているが…」
シロエ 「どの件がです?」
そこから言ってみて下さい、とシロエ君、腕組み。
シロエ 「まず、一番に詫びるべき点は何ですか?」
キース 「厄除けの代参をパアにしたことで…」
シロエ 「それは大前提ですよ!」
今、詫びるのは別の件でしょう、とシロエ君の睨み。
シロエ 「ジョミー先輩も、サム先輩もですね…」
サム 「お前の逃げの姿勢ってヤツをよ…」
ジョミー「どうかと思っているわけだけど?」
カニのエサだよ、とジョミー君の指摘。
ジョミー「シーズンが終われば、それでいいってさ…」
サム 「マジでアウトだぜ、そんなのはよ」
もっと真剣に詫びてくれよな、とサム君も。
サム 「アドス和尚が相手だったら、怒鳴られてるぜ」
シロエ 「でもって、罰礼千回でしょうね」
キース 「そ、それは…!」
ジョミー「否定出来るわけ?」
違うって、と詰め寄るジョミー君。
ジョミー「アドス和尚も、時効で許してくれると思う?」
キース 「それは無い…!」
ジョミー「だったら、相手がぼくたちでもさ…」
サム 「キッチリ詫びろよ、ケジメってモンだぜ」
モノがカニのエサってヤツだしよ、とサム君、目がマジ。
サム 「海に沈めるとか、まんまヤクザの世界だぜ?」
シロエ 「そうなんですよね、ですから、きちんと…」
ジョミー「詫びってヤツを入れるべきだよ」
代参をパアにした件も込みで、とジョミー君も鋭い瞳。
ジョミー「こう、真剣にさ…」
シロエ 「心からのですね…」
お詫びを頂戴したいですよ、とシロエ君の言。
シロエ 「指を詰めろとは言いませんから」
キース 「そのレベルなのか!?」
シロエ 「仁義を切って欲しいですよね」
キース 「そう言われても…!」
俺は一介の高校生で、とキース君、顔面蒼白。
ヤクザ級…?
2022/03/03 (Thu)
☆ヤクザと社会人
雛祭も終わった土曜日ですけど、生徒会長宅に集う面々。
キース君の言動が非常に問題、真剣に入れて欲しい詫び。
シロエ 「一介の高校生だとか言ってますけどね…」
ジョミー「大卒だよねえ、キースはさ」
サム 「給料はゼロでも、副住職だぜ?」
社会人とか言わねえか、とサム君のツッコミ。
サム 「他所の寺の法要とかだと、出張もよ…」
スウェナ「普通にあるわね、飛行機とかで」
シロエ 「どう考えても、一介の高校生とは違いますよ」
ジョミー「マツカの方がさ、ずっと標準だってば」
傍から見ると…、とジョミー君も。
ジョミー「出張なんかは全く無いし、学歴だって…」
マツカ 「高卒で終わりになっていますね」
大学に行っていませんから、と御曹司。
マツカ 「特に行こうとも思いませんし…」
シロエ 「ぼくもなんです、高卒が身の丈に合ってます」
実年齢はともかくとして…、とシロエ君の苦笑。
シロエ 「外見の年齢もですけど、精神年齢の方も…」
マツカ 「上がってない気がしますよねえ…」
サム 「そうなんだよなあ、とてもじゃねえけど…」
社会人なんかやってられねえよ、とサム君の相槌。
サム 「なのにキースは、やってるわけでよ…」
ジョミー「もうそれだけで、充分に規格外れだよ」
シロエ 「でしょう? この際、ヤクザの方もですね…」
社会人って括りでどうでしょうか、とシロエ君の提案。
シロエ 「ヤクザの世界の厳しい掟も、社会人なら…」
サム 「そう珍しくもねえよな、うん」
ブラック企業とか普通にあるしよ、とサム君も同意。
サム 「責任を取って無給だとかよ…」
ジョミー「体力の限界を超えて残業とかさ…」
あるんだしさ、とジョミー君。
ジョミー「だから、身体を張ってのお詫びも…」
シロエ 「当然だと思うわけですよ」
キース 「そう言われても…!」
シロエ 「誠意を見せて欲しいですねえ…」
仁義でもいいです、と話はヤクザの世界にループ。
さて…?
2022/03/04 (Fri)
☆許されない逃げ
雛祭も終わった後の土曜日、生徒会長宅に集う御一同様。
キース君の発言が非常に問題、詫びを入れろという話で。
サム 「仁義でも正義でも、どっちでもいいしよ」
ジョミー「とにかく、誠意が必須だよね」
シロエ 「誰もが納得出来る形で、こう、しっかりと…」
ぼくたちに詫びて頂けませんか、とシロエ君の注文。
シロエ 「ヤクザだったら、指を詰める所ですからね」
マツカ 「社会人なら、辞職でしょうか?」
ブルー 「飛ぶというのもあると思うね」
シロエ 「高飛びですか?」
それだと今と変わりませんよ、とシロエ君が顰める顔。
シロエ 「逃げを打つのは、キース先輩と同じです」
サム 「うんうん、逃げて終わりってのはよ…」
ジョミー「許されないよね、社会人でもさ」
ヤクザの場合は終わりそうだよ、とジョミー君。
ジョミー「何処へ逃げても、組から追手がかかってさ…」
スウェナ「消されるってわけね、人生丸ごと」
サム 「でもって、海にドボンなわけな」
季節によってはカニのエサだぜ、とサム君も。
サム 「社会人なら、それはねえけど…」
シロエ 「よっぽど資金が無いとですね…」
人生が詰んでしまいますよ、とシロエ君の指摘。
シロエ 「まず、住む場所から困りますから」
ジョミー「キースが、ホームレスになるって言うなら…」
サム 「身体を張った詫びなんじゃねえか?」
マツカ 「そうですね、そういうお詫びの形も…」
まるで無いとは言えないでしょう、と御曹司の相槌。
マツカ 「辞職以上に、人生を捨てていますから」
ブルー 「ぼくが言うのは、そうじゃなくって…」
本当に飛ぶ方なんだけれど、と生徒会長。
ブルー 「屋上からとか、ホームから線路にとか…」
シロエ 「ああ、ありますねえ、究極のお詫び」
サム 「マジで人生、終わるってヤツな」
ブルー 「ヤクザでも社会人でもさ…」
キース 「殺したいのか!」
あんたは俺を、と叫んでますけど。
どうなるんでしょう?
2022/03/05 (Sat)
☆死罪でもチャラ
雛祭が済んだ後の土曜日、生徒会長宅に集った御一同様。
逃げを打つキース君が問題、ケジメをつけろという話で。
ブルー 「死ねとまでは言ってないけどさ…」
キース 「殆ど同じに聞こえたんだが!」
ブルー 「他のみんなも、そこまではねえ…」
だけど気持ちはそうじゃないかな、と生徒会長。
ブルー 「だからこそ、身体を張ったお詫びを…」
キース 「指を詰めるのも、飛ぶのも御免だ!」
ブルー 「分かってるってば、ここは坊主らしくさ…」
ケジメをつけてみないかい、と生徒会長、ズズイと。
ブルー 「坊主だからこそ出来る、ってヤツも…」
シロエ 「あるんですか?」
ブルー 「もちろんだよ!」
死罪でもチャラになるヤツが、と立てる親指。
ブルー 「これさえやったら、どんな罪でも無罪放免!」
サム 「マジかよ、どんな苦行なんだよ?」
ブルー 「それはもう、半端ないんだけどねえ…」
死刑囚でも、尊敬される人に変身、と凄い台詞が。
ブルー 「生きてる内から、大勢の信者がつくんだよ」
シロエ 「なんだか、信じられないですけど…」
ブルー 「嘘じゃないってば、真面目に本当!」
キースもそれでいけばいいよ、とプッシュする人。
ブルー 「文字通り、身体を張ったヤツだし…」
キース 「俺は全く初耳なんだが?」
俺たちの宗派の修行なのか、とキース君の問い。
キース 「荒行が無いのが売りの筈だが…」
ブルー 「ピンポーン! ソレイド八十八ヶ所のさ…」
お大師様の宗派だよね、と生徒会長、ニッコリと。
ブルー 「あそこの一部のキツイお寺が…」
シロエ 「やっているんですか?」
そういう修行を、とシロエ君。
シロエ 「宗派が別でもいいんでしょうか?」
ブルー 「死罪もチャラになる勢いだよ、問題ないね」
ジョミー「えっと…。それって昔の話だよねえ?」
ブルー 「そうだね、今は法律もあるし」
キース 「おい…!」
いつの時代の話なんだ、と言ってますけど。
死罪がチャラ…?
2022/03/06 (Sun)
☆罰則は無くても
雛祭も終わった三月の土曜日、生徒会長宅に集った面々。
キース君にケジメを要求、身体を張って詫びろという話。
シロエ 「法律が出来るよりも前のヤツですか…」
ブルー 「うん。でもって今はさ、その修行自体…」
法律で禁止なんだよね、と生徒会長、しれっと。
ブルー 「とはいえ、罰則規定は無いし…」
シロエ 「自発的にやるのは、いいんでしょうか?」
ブルー 「あくまで個人の自由だろうね」
最終段階はクリア出来ないけれど…、と妙な台詞が。
ブルー 「それをやったら、警察が来るし」
一同 「「「警察?」」」
どんな修行だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「罰則は無い、って言いませんでしたか?」
ブルー 「修行そのものには無いねえ、全く」
サム 「だったら、なんで警察なんだよ?」
ブルー 「最終段階だけは、修行者一人だけではさ…」
不可能だから、と生徒会長、お手上げのポーズ。
ブルー 「それで、協力者が必要なわけで…」
シロエ 「協力者が逮捕されるんですか?」
ブルー 「現行犯でね!」
一同 「「「現行犯!?」」」
ヤバすぎないか、と誰もが仰天。
ジョミー「あのさ、それって、まさか、最後は…」
シロエ 「生贄にするとか、そんなのですか?」
マツカ 「あー…。それは自分では出来ませんよね…」
人柱にしても、誰かが埋めてくれないと…、と御曹司。
マツカ 「でも、人柱とか生贄、仏教でしたっけ?」
ブルー 「神道だけどさ、今のはいい線いっていたよね」
マツカ 「そうなんですか?」
ブルー 「かなり正解に近かったよねえ、本当に」
知ってるのかと思うくらい、と生徒会長、うんうん、と。
ブルー 「もしかして、正解を知っているのかい?」
マツカ 「いいえ、全く心当たりが無いんですけど…」
ブルー 「そうなんだ? ほぼビンゴなのに…」
サム 「どの辺がだよ?」
ブルー 「まるっと全部!」
仏教かどうかの点を除いて、と言われましても。
どの辺りが…?
2022/03/07 (Mon)
☆ルックスも大切
春休みはまだ先な土曜日、生徒会長宅に集った御一同様。
キース君に身体を張ったお詫びを要求、そういう局面で。
シロエ 「マツカ先輩、なんて言いましたっけ?」
マツカ 「人柱と生贄でしたけど…」
でも、仏教じゃない点で間違っていて…、と御曹司。
マツカ 「なのにビンゴって、意味が全く不明ですよ」
シロエ 「ですよね、何処がまるっと全部で…」
サム 「正解に近くなるんだよ?」
マジで謎だぜ、とサム君たちも傾げる首。
サム 「そりゃ、埋めるとは言ってたけどよ…」
ジョミー「埋めたら現行犯だけど…」
シロエ 「そんな修行って、聞きませんよね?」
今の時代は無いと言っても…、とシロエ君も悩み中。
シロエ 「第一、埋めたら死んじゃいますし…」
ブルー 「だからこそだよ、現行犯で逮捕なんだよ!」
一同 「「「ええっ!?」」」
まさか本当に埋めるのか、と誰もが愕然。
マツカ 「あ、あのぅ…。それ、本当に死にますよ?」
シロエ 「死んだら修行になりませんってば!」
ブルー 「甘いね、最終段階なんだよ?」
死んで完成するってこと、と生徒会長、親指をグッと。
ブルー 「より正確には、死んでから何年だったっけ…」
サム 「死んで終わりじゃねえのかよ?」
ブルー 「誰もが拝んでくれるまでには、年数がさ…」
要るんだよね、と生徒会長の言。
ブルー 「なにしろ見た目も大事だからねえ…」
一同 「「「は?」」」
見た目って、と一同、キョトン。
シロエ 「それって、いわゆるルックスですか?」
ブルー 「顔だけじゃないよ、こう、全身のさ…」
状態や姿勢も問われるわけで…、と生徒会長。
ブルー 「其処でダメだと判断されたら、終わりだよね」
シロエ 「終わりって…。どうなるんです?」
ブルー 「志半ばで倒れました、って扱いだけど?」
サム 「修行がパアかよ?」
ブルー 「そうなるねえ…」
ただの坊主でおしまいだよ、との話ですけど。
どんな修行だと…?
2022/03/08 (Tue)
☆責任が持てません
春休みまでには日がある土曜日、生徒会長宅に集う面々。
キース君に身体を張ったお詫びを要求、ヤクザ級を希望。
シロエ 「埋めて終わりじゃないって、何なんですか?」
サム 「死んだ後まで、責任持てって言われてもよ…」
ジョミー「無理じゃないかと思うんだけど…」
ルックスまで責任持てないよ、とジョミー君の指摘。
ジョミー「そんなの、自分じゃ、どうにもこうにも…」
スウェナ「ならないわよねえ、死んでるんだもの」
マツカ 「埋める時点から、自分じゃ無理なんですし…」
シロエ 「その先なんて、手も足も出せませんってば」
死人ですしね、とシロエ君。
シロエ 「それとも、ゾンビかキョンシーですか?」
サム 「あー…。だったら自分で動くしよ…」
ジョミー「ルックスも気になるかもだけど…」
どっちも他所の国のヤツだよ、とジョミー君のツッコミ。
ジョミー「それにさ、ゾンビやキョンシーとかを…」
サム 「拝むヤツらって、いねえよなあ?」
シロエ 「邪教だったら、アリかもですけど…」
会長が言うのは普通のお寺で…、とシロエ君も悩み中。
シロエ 「信仰の対象になるんですよね?」
ブルー 「うん、やり遂げた暁にはね」
サム 「でもよ、ルックスとかはどうするんだよ?」
マジで責任持てねえぜ、とサム君の疑問。
サム 「頑張って修行をした挙句によ…」
ジョミー「埋められて死んで、ルックスチェックで…」
シロエ 「努力がパアって、キツすぎませんか?」
ただの坊主で終わるだなんて、とシロエ君の言。
シロエ 「そんな修行、誰でも嫌がりますよ!」
ジョミー「死罪がチャラなら、やるかもだけど…」
それ以外の人は却下なんじゃあ…、とジョミー君。
ジョミー「努力して出来る範囲を超えてるしさ…」
サム 「報われねえよな、パアな時がよ」
ブルー 「頑張れば、パアにはならないんだけど?」
一同 「「「は?」」」
死んだ後にどう頑張るんだ、と誰もがポカーン。
えっと…?
2022/03/09 (Wed)
☆頑張れば大丈夫
春休みにはまだ早い土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
身体を張ったお詫びをキース君に要求、ケジメを希望で。
シロエ 「頑張れば、って…。死んだ後なんですよ?」
サム 「マジでゾンビかキョンシーなのかよ?」
ジョミー「でなきゃ、どうにもならないよねえ?」
自分じゃ何も出来ないんだし、とジョミー君たち。
ジョミー「それにゾンビも、キョンシーもさ…」
シロエ 「ルックス、変えられるんですか?」
マツカ 「特殊メイクは出来そうですけど、肉体は…」
もう変えようがないのでは、と御曹司も怪訝そうな顔。
マツカ 「筋トレしたって、何の効果も得られませんよ」
スウェナ「そうよね、鍛えようがないわよねえ…」
ブルー 「死んだ後にやれとは言ってないけど?」
一同 「「「え?」」」
ますます謎だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「あのですね…。外見が問題にされるのは…」
サム 「死んで何年も経ってからだろ?」
ブルー 「そうなるねえ…」
ジョミー「だったら、生きてる間に何をしたってさ…」
無駄じゃないの、とジョミー君の指摘。
ジョミー「どうなるかなんて、分からないんだし…」
ブルー 「マニュアル通りにすればいいんだよ」
一同 「「「マニュアル?」」」
なんだそれは、と誰もがキョトン。
シロエ 「マニュアルって、何のマニュアルですか?」
ブルー 「修行だってば、それこそ食事メニューまで…」
キッチリ規定されているから、と生徒会長。
ブルー 「それを守って修行をすれば、誰だって!」
ジョミー「死んだ後も、ルックス、バッチリなわけ?」
ブルー 「ピンポーン!」
逆に守っていないとバレるね、と指をチッチッと。
ブルー 「一目で分かってしまうらしいよ」
シロエ 「それは怖いですね…」
サム 「怠けていたのがバレるってわけな?」
ブルー 「思いっ切りね!」
一同 「「「うわー…」」」
それは怖すぎる、と一同、ドン引き。
死んだ後にバレる、と…?
2022/03/10 (Thu)
☆マニュアルを守れば
春休みはまだ先な土曜日、生徒会長宅に集った御一同様。
キース君に身体を張ったお詫びを希望、ケジメを要求中。
ジョミー「死んだ後まで、責任がついて回るんだ?」
シロエ 「まあ、本人は死んでますから…」
痛くも痒くもないかもですが、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「生前の評判ガタ落ちは、かなり嫌すぎですよ」
サム 「その評判と噂、あの世まで届くんだぜ?」
一同 「「「あー…」」」
筒抜けだよね、と誰もがブルブル。
ジョミー「なんかさ、阿弥陀様の覚えが悪くなりそう…」
サム 「地獄行きはねえとは思うけどもよ…」
シロエ 「死んでいても、ダメージ大ですか…」
ブルー 「生前に怠けたツケってことだね」
ちゃんとマニュアルがあるんだから、と生徒会長。
ブルー 「守っていればさ、信者さんが大勢ついて…」
シロエ 「崇められるというわけですね?」
ブルー 「そうだね、今の時代は無理なんだけど…」
最終段階がクリア出来なくて…、と元へ戻った話。
ブルー 「マニュアル通りの修行の方はさ…」
シロエ 「やるのは個人の自由ですか?」
ブルー 「うん。身体を張ってお詫びするには…」
いいんじゃないかな、と立てる親指。
ブルー 「食事だけでも、やる価値はあるよ」
キース 「おい。さっきから気になっているんだが…」
ブルー 「なんだい?」
キース 「あんたが言うのは、もしかしてだな…」
雪国で盛んだったヤツでは…、とキース君の問い。
キース 「死罪がチャラとか、埋めるだとか…」
ブルー 「あっ、知ってた?」
キース 「やはり当たりか!」
他人事だと思いやがって、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「俺をミイラにしたいのか、あんた!」
一同 「「「は?」」」
キース 「こいつが言うのは、即身仏の修行なんだ!」
ブルー 「ピンポーン! お食事メニューだけでも…」
キース 「守れとでも!?」
ミイラになってしまうだろうが、と悲鳴ですけど。
即身仏…?
2022/03/11 (Fri)
☆身体を作る修行
春休みにはまだ早い土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
身体を張って詫びろとキース君に要求、希望はヤクザ級。
シロエ 「あ、あのう…。ミイラって何のことですか?」
キース 「即身仏を知らないのか?」
シロエ 「え、えっと…。聞いたことはありますけど…」
詳しいことは知らないんです、とシロエ君の困惑顔。
シロエ 「お坊さんの世界とは、縁が無いですし…」
ジョミー「ぼくも、無理やり坊主なだけでさ…」
勉強はしていないから、とジョミー君も。
ジョミー「何だったっけ、ミイラが仏様だっけ?」
サム 「あー…。あるらしいよな、雪国にはよ」
ブルー 「うん、その辺りで生まれた修行だからさ…」
北国の方に偏ってるよね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「即身仏は、生前の修行が大切なんだよ」
シロエ 「もしかして、死んだ後まで責任というのは…」
ミイラになれるかどうかですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「そのために身体を作る修行だとか…?」
ブルー 「大正解! だから、お食事メニューがさ…」
あるんだよね、と生徒会長が立てる親指。
ブルー 「キースに、それを実践して貰えばさ…」
シロエ 「身体を張ったお詫びになるわけですね?」
断食修行とかでしょうか、とシロエ君、興味津々。
シロエ 「良さそうな感じですけれど…」
ブルー 「ね? 期間を決めて、ガッツリとさ…」
??? 「ぼくも大いに賛成だよ!」
それに一票、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
キース 「あんた、何しに湧いたんだ!」
Aブルー「春のお彼岸を頼む頃だと思ってさ…」
もうじきだしね、と赤い瞳がキラキラと。
Aブルー「スッポンタケの法要だってば、お中日はさ!」
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「別にいいだろ、お彼岸まで、期間限定で…」
シロエ 「キース先輩に修行させるんですか?」
Aブルー「悪くない案だと思うけど?」
ウインウインだよね、と言ってますけど。
そうかも…?
2022/03/12 (Sat)
☆食事以外の修行も
春休みはまだ先な土曜日、生徒会長宅に集った御一同様。
キース君にお詫びを要求中に、ソルジャーが登場でして。
Aブルー「いいかい、ぼくの希望はお彼岸の法要でさ…」
シロエ 「ぼくたちは、キース先輩を詫びさせたくて…」
サム 「キースが、お中日まで修行となるとよ…」
ジョミー「それって確かに、ウインウインかもねえ…」
まだ充分に日があるもんね、とジョミー君。
ジョミー「でもさ、お食事メニューだけだと…」
シロエ 「ぬるいような気がしますよねえ?」
スウェナ「他には、どんな修行があるのかしら?」
マニュアルには…、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「それを全部やって欲しいわよねえ、是非!」
シロエ 「せっかくですしね…」
Aブルー「そうだね、厳しい修行になればなるほど…」
法要の値打ちも上がるからね、とソルジャーも同意。
Aブルー「期間限定の修行なんだし、多少、無茶でも…」
サム 「かまわねえよな、雪山登山の話もあったし」
大雪で踏み倒されたけどよ、とサム君も。
サム 「その分、頑張って貰おうぜ、うん」
シロエ 「元々、そういう話が発端でしたしね」
身体を張ったお詫びの件は…、とシロエ君が纏めに。
シロエ 「では、期間限定、お彼岸までってことで」
サム 「お中日、って言わなきゃダメだぜ」
そこは…、と僧籍な人のツッコミ。
サム 「でないと、彼岸に入った途端に…」
シロエ 「そうでした! 入りは数日早いんですよね」
ブルー 「うん。お中日はド真ん中だから…」
そこまで逃がさないように、と銀青様からも注意が。
ブルー 「いいかい、厳しく!」
一同 「「「分かってまーす!」」」
逃がすもんか、と一同、キース君をガン見。
シロエ 「キース先輩、きちんと修行して下さいよ?」
Aブルー「お食事メニュー以外もね!」
ブルー 「メインは食事なんだけど?」
一同 「「「え?」」」
それだけなのか、と誰もが怪訝そうな顔。
食事…?
2022/03/13 (Sun)
☆日常生活で充分
春休みにはまだ早い土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
キース君に身体を張ったお詫びを要求、期間限定で修行。
シロエ 「メインが食事って、それだけですか?」
サム 「他にもあるだろ、坊主の修行なんだしよ」
ブルー 「坊主らしさは、普段のキースの生活でさ…」
充分なんだよ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「朝晩、本堂でお勤めがあって、月参りもさ…」
ジョミー「それって、修行ってほどじゃない気が…」
シロエ 「しますけどねえ、キース先輩には日常ですよ」
ちっとも修行になっていません、とシロエ君が顰める顔。
シロエ 「死罪もチャラになる修行でしょう?」
マツカ 「もっと厳しい気がしますよね」
スウェナ「途中で倒れて終わりな人もいるんでしょ?」
手加減は良くないと思うわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「マニュアル通りに厳しくしないと…」
Aブルー「ぼくも同感! 値打ちを下げたくないからね」
キリキリ締め付けていかないと、とソルジャーも。
Aブルー「本当は、他に何があるのさ?」
ブルー 「無いんだよねえ…」
一同 「「「嘘!」」」
それは嘘だ、と揃った声。
シロエ 「絶対、他にもありますから!」
サム 「こんな野郎を庇うんじゃねえよ!」
ブルー 「違うよ、お食事メニューを実践したらさ…」
それだけで毎日が地獄なわけで…、と銀青様。
一同 「「「は?」」」
ブルー 「いいかい、五穀、十穀断ち!」
シロエ 「何ですか、それは?」
ブルー 「穀物だってば、お米も麦も、他の雑穀もさ…」
ダメなんだよね、と生徒会長、しれっと。
ブルー 「もちろん、肉も魚もダメだし、卵もダメ!」
ジョミー「凄くない…?」
食べられるものが残らない気が…、とジョミー君。
ジョミー「野菜くらいしかダメなんじゃあ…?」
ブルー 「栄養価の高い野菜や、果物もダメだね」
シロエ 「それ、死にませんか…?」
栄養失調というヤツで…、と言ってますけど。
確かに…。
2022/03/14 (Mon)
☆地獄な日常生活
春のお彼岸が近い時期でして、今年も入った法要の注文。
キース君にお詫びを要求中な面々、それに乗ったわけで。
サム 「だよなあ、栄養失調は確実っぽいぜ?」
ジョミー「死ななくっても、激ヤセしそうな感じだよ」
シロエ 「日常生活は続けるわけですしねえ…」
朝晩のお勤めに月参りに…、とシロエ君が数える内容。
シロエ 「あと、春休みだって、まだ先ですから…」
マツカ 「学校があって、部活も普通にありますよ?」
スウェナ「しかも部活って、柔道部でしょ?」
そんな食事で大丈夫なの、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「走り込みだけでも倒れそうよ?」
シロエ 「キース先輩なら、気合で持つでしょうけど…」
マツカ 「体重は激減しそうですよね」
栄養を摂っていないんですから、とマツカ君。
マツカ 「教頭先生の口癖は、しっかり食え、ですよ?」
シロエ 「食わんと身体が作れないぞ、ですよねえ…」
確かに毎日が地獄ですよ、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「キース先輩、激ヤセですね…」
ブルー 「そりゃ、そのための食事だからねえ…」
脂肪分が多いとアウトだから、と生徒会長の説明が。
ブルー 「立派なミイラになれないらしいよ」
一同 「「「あー…」」」
なるほど、と一同、素直に納得。
シロエ 「土の中で自然乾燥ですしね…」
ジョミー「腐っちゃったら、ダメってことかあ…」
サム 「修行がパアになっちまうのな…」
栄養を摂ったら負けらしい、と理解した面々。
シロエ 「つまりキース先輩は、お中日まで…」
ジョミー「そういう食事でいくってことだね?」
いいんじゃないの、とジョミー君が立てる親指。
ジョミー「身体を張ったお詫びにピッタリ!」
シロエ 「ええ、頑張って頂きましょう!」
キース 「他人事だと思いやがって…!」
ブルー 「まだマシだってば、フルコースより」
一同 「「「「えっ?」」」
フルコースって、と誰もがキョトンですけど。
えっと…?
2022/03/15 (Tue)
☆プロに負けても
節分は七福神巡りでお寺へ、恒例の行事なんですけれど。
シロエ君の説では厄が多い今年、もう一ヶ所に参拝な案。
Aブルー「節分は、今年もお参りに来るんだけどさ…」
シロエ 「来てくれなくていいですから!」
Aブルー「ダメダメ、夫婦和合をお願いしないと!」
ハーレイと一緒に七福神様に…、と嫌すぎる台詞が。
Aブルー「それに、君たちは別行動だろ?」
キース 「なんでそうなる?」
Aブルー「だって、雪山に行くんだからさ…」
君たちはバスで終点までで…、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「ぼくとハーレイは例年通りに、お寺の前まで」
シロエ 「勝手に追い詰めないで下さい!」
行くしかなくなるじゃないですか、とシロエ君の反論。
シロエ 「嫌ですからね、山で遭難なんて!」
Aブルー「山って、そういうものだろう?」
こっちの世界で言う山は、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「悪趣味だとしか思えないけど、登るんだしさ」
シロエ 「だから素人は登りませんよ、冬山なんか!」
Aブルー「ご高齢の人に負けてもいい、って?」
シロエ 「ええ、誰も全く気にしませんね!」
プロに負けても恥じゃないです、とシロエ君、断言。
シロエ 「縄や草鞋で登る人ですよ、プロですってば!」
Aブルー「じゃあ、お参りをする話は?」
もう一ヶ所って話だったよね、と聞いていたらしい人。
Aブルー「効きそうな神社を諦める、って?」
シロエ 「そ、それは…」
Aブルー「今年は厄が多いらしいねえ…?」
なにしろジョミーに回るほどだし、とソルジャーの視線。
Aブルー「次の厄は誰に回るんだろうね、キースの分が」
一同 「「「うっ…」」」
それがあったか、と詰まる面々。
Aブルー「まだまだ冬は続くしさ…」
キース 「何が言いたい?」
Aブルー「カニが美味しい季節だよね、って!」
シロエ 「ま、まさか…」
Aブルー「カニのエサでさ…」
海に沈むのは誰なのかな、と言ってますけど。
沈めたいと…?
2022/02/16 (Wed)
☆冬の海か雪山か
節分はお寺で七福神巡り、それに加えてもう一ヶ所な案。
キース君の厄が回らないよう、お参りしたい面々ですが。
シロエ 「カニのエサって、本気ですか!?」
Aブルー「チャンスがあったら試したいねえ、是非!」
人肉を食べたカニは美味しいんだろう、と笑顔の人。
Aブルー「中華料理の国のカニがそうなら、この国も!」
ジョミー「それ、犯罪になるんだからね!」
Aブルー「君を沈める話の時に、どう言ったっけ?」
ぼくのサイオンと腕前について、と赤い瞳に物騒な光。
Aブルー「一人消しても、もみ消すくらいは楽勝だよ!」
シロエ 「カニのエサは勘弁なんですけど!」
Aブルー「でもねえ、真剣さと覚悟が足りてないから…」
沈められても仕方ないかも、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「冬の海とさ、雪山登山と、どっちがいい?」
一同 「「「うーん…」」」
沈むか遭難するかなのか、と考え込む面々ですけれど。
ジョミー「山はさ、遭難する確率、百パーセントとは…」
シロエ 「限りませんね、よほど無謀でない限り」
サム 「だったらアレかよ、登るのかよ?」
縄と草鞋で、とサム君、ブルブル。
サム 「かなり死ねそうな気がするぜ、ソレ」
スウェナ「あんな山でも、滑落したら死ぬかしら?」
ブルー 「死ねるだろうねえ、打ちどころが悪いと」
一同 「「「うわー…」」」
ついでに凍死の危機もありそう、と誰もがガクブル。
シロエ 「冬の海は確実に死ぬんですけど…」
サム 「あの山も相当ヤバイんでねえの?」
Aブルー「だったら、厄を待つってことだね?」
キースのが回ってカニのエサに…、とソルジャーの問い。
Aブルー「それでいいなら、七福神巡りで充分だけど…」
シロエ 「嫌です、カニのエサになるのは!」
Aブルー「お参りする気は無いんだろう?」
シロエ 「でもですね…!」
Aブルー「行かないのなら、座して待つだけ!」
カニのエサで海に沈むのを、と言われましても。
雪山ですよ?
2022/02/17 (Thu)
☆踏みたい二の足
節分は七福神巡りでお寺へ、今年は加えてもう一つな案。
キース君の厄が回って来るのを、防ぐためには必要かも。
Aブルー「いいかい、もう一ヶ所、お参りしてくれば…」
シロエ 「厄は避けられるんでしょうけど…」
それで死んだら元も子も…、とシロエ君、ワタワタ。
シロエ 「カニのエサは回避出来ても、雪山でですね…」
サム 「滑落するとか、凍死とかだと結果はよ…」
同じじゃねえか、とサム君も。
サム 「そりゃまあ、お参りしてえけどよ…」
ジョミー「死んじゃうリスクを考えるとね…」
マツカ 「二の足を踏むのが普通ですよね、誰だって」
シロエ 「登らなければ、遭難しないわけですし…」
自分の運を信じるしか、とシロエ君が握り締める拳。
シロエ 「全員がカニのエサってことは、ないですし…」
スウェナ「逃れられる、って思っておくのが一番だわよ」
貧乏クジを引いた時には死ぬけれど、とスウェナちゃん。
スウェナ「どうせキースが引くわよ、きっと!」
ジョミー「あるあるだしね…」
シロエ 「キース先輩が死んだ場合は、厄だって…」
そこでストップしそうですよ、とシロエ君も同意。
シロエ 「厄と一緒に、あの世へ行って貰いましょう!」
一同 「「「イイネ!」」」
キース 「おい、お前たち…!」
どんな理屈だ、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「お参りどころか、俺に丸投げで逃げる気か!」
シロエ 「命あっての物種ですから!」
キース 「しかしだな…!」
ブルー 「うん、そのアイデアは使えるかもね」
ぼくも今、気付いたんだけど、と生徒会長。
ブルー 「キースに任せればいいんだよ、全部」
シロエ 「そうですよね!」
厄さえ止まればいいんですから、とシロエ君の輝く瞳。
シロエ 「キース先輩に死んで貰って…」
ブルー 「別に、死なななくてもいいんだけどね?」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「運ゲーだよ」
死ぬかどうかは…、という台詞ですけど。
運ゲー…?
2022/02/18 (Fri)
☆運ゲーだそうです
節分はお寺で七福神巡り、厄が多い今年はもう一ヶ所へ。
そういう案が出たんですけど、候補の場所は雪山でして。
キース 「運ゲーというのは何なんだ?」
ブルー 「そのまんまだけど?」
死ぬも生きるも運次第だよ、と生徒会長、大真面目な顔。
ブルー 「君が見事にやり遂げた場合、命は残って…」
キース 「どうなると?」
ブルー 「みんなの分のお参りも、無事に完了だよ」
山頂の火伏せの神様にね、と生徒会長が指差す方角。
ブルー 「要は君がさ、代表で登ればいいわけで…」
キース 「代表?」
ブルー 「代参だってば、君も坊主なら知っている筈!」
行けない人の代わりに参拝、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「誰も登りたくないわけなんだし、君が代表!」
キース 「ちょっと待て!」
なんで俺が、とキース君、顔面蒼白。
キース 「ジャンケンとかクジじゃないのか、そこは!」
ブルー 「分かってないねえ、発端は君の分の厄でさ…」
死んで貰う案まで出たじゃないか、と生徒会長の指摘。
ブルー 「それに比べれば、生き残る道があるんだし…」
Aブルー「うん、ずっといいと思うよ、ぼくも」
頑張りたまえ、とソルジャー、キース君の肩をポン、と。
Aブルー「ここは一発、チャレンジ精神!」
キース 「草鞋でか!?」
ブルー 「坊主の世界では、修行の一環で現役だよ?」
縄や草鞋の雪山装備は…、と銀青様の仰せ。
ブルー 「君の根性を発揮するチャンス!」
キース 「俺たちの宗派に、荒行は無いが!」
ブルー 「四の五の言わずに、はい、と即答!」
坊主たる者、代参すべし、と銀青様、ピシャリと。
ブルー 「他のみんなも、それでいいよね?」
一同 「「「さんせーい!」」」
喜んで、と誰もが歓声。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
サム 「坊主の鑑だぜ、頑張ってこいよ!」
キース 「そう言われても…!」
無理ゲーというヤツなんだが、と呻いてますけど。
詰みましたか…?
2022/02/19 (Sat)
☆素人でも大丈夫
節分は七福神巡りでお寺へ、厄が多い今年はもう一ヶ所。
雪が積もった山の山頂、キース君が代表で参拝だそうで。
キース 「どう考えても、無理ゲーだろうが!」
ブルー 「ご高齢の皆さんも登る山だよ?」
キース 「プロと一緒にしないでくれ!」
俺は雪山は素人なんだ、とキース君、必死。
キース 「柔道だったら棄権しないが、あの山は…」
ブルー 「大丈夫だって、そうそう遭難しないから」
シロエ 「でも、たまにヘリが飛んでませんか?」
サム 「あー…。何年か前の秋にもよ…」
親子連れが戻らなかったっけな、とサム君の相槌。
サム 「確か、山の中で一晩だったぜ」
スウェナ「寒いから、落ち葉を被ってたのよね…」
キース 「秋でも、そういう有様なんだぞ!」
今は冬で、今年は雪が多くて…、とキース君、泣きそう。
キース 「普通に遭難出来るんだが!」
Aブルー「そう言わないでさ、みんなのためにもさ…」
ブルー 「チャレンジすべきだと思うけれどね?」
関所もあるから安全、安心、と生徒会長の言。
一同 「「「関所?」」」
ブルー 「うん。無謀な登山者もいるものだから…」
山の麓のお助け茶屋のお爺さんが…、と立てる親指。
ブルー 「ボランティアで関所をやってるんだよ」
シロエ 「何なんです、ソレ?」
ブルー 「山の麓で生まれ育った人だからねえ…」
雪の状況を見て登山者をチェック、と説明が。
ブルー 「これは登らせられないな、と思った場合は…」
キース 「足止めなのか?」
ブルー 「そういうことだね、鬼の形相で!」
一本道だし、抜けられないよ、と生徒会長。
ブルー 「だから、関所を通過出来たら…」
Aブルー「いけるわけだね!」
今のキースの実力で、とソルジャーの赤い瞳がキラキラ。
Aブルー「だったら、是非とも運試しで!」
ブルー 「挑むべきだね、代表として!」
キース 「そ、そんな無茶な…!」
関所を通過したら地獄だ、と顔面蒼白ですけど。
まあねえ…?
2022/02/20 (Sun)
☆走馬灯でよろしく
節分はお寺で七福神巡り、厄が多い今年はもう一ヶ所へ。
火伏せの神社にキース君が代表で参拝、雪山登山な展開。
キース 「その爺さんが、いけると判断してもだな…!」
シロエ 「冬山だけに、万一はあると思いますけど…」
会長も、ぶるぅもいますから、とシロエ君の笑み。
シロエ 「きっと、見殺しにはしませんよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ちゃんと助けるからね!」
キース 「本当か!?」
ぶるぅ 「SOSで、サイオン発動!」
瞬間移動だってするもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だから安心して登ってね!」
キース 「SOSを出す余裕なんぞが…」
あるだろうか、とキース君、不安そうな顔。
キース 「滑落だったら、一瞬なんだが…」
ぶるぅ 「SOSって、走馬灯だよ?」
一同 「「「走馬灯?」」」
なんだソレは、と誰もがキョトン。
シロエ 「走馬灯って、非常灯とは違いますよね?」
キース 「道具なんかは、絶対、無理だぞ!」
ぶるぅ 「違うよ、キースの頭に出るでしょ?」
死ぬと思ったら走馬灯が、と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「それを受信で、救助は完璧!」
Aブルー「なるほど、凄く効率的だよ!」
無駄なサイオンは要らないし、とソルジャー、感心。
Aブルー「キースの方もさ、何もしなくても…」
ジョミー「ちゃんと助けが来るよね、うん」
キース 「走馬灯だぞ!」
どれだけヤバイ状況なんだ、とキース君の悲鳴。
キース 「もう、死ねる気しかしないんだが…!」
ブルー 「だったら、関所に賭けるんだね」
悪天候の極みだったらクローズ、と生徒会長。
ブルー 「常連さんしか通しません、っていう状況!」
キース 「そうか、荒れ模様か…」
節分寒波を祈ればいいのか、とキース君の瞳に希望の光。
キース 「俺は祈るぞ!」
シロエ 「ぼくたちの厄はどうなるんです?」
Aブルー「それも運ゲーだね!」
節分に期待、と帰って行きましたけど。
さて、どうなる…?
2022/02/21 (Mon)
☆お約束な路線バス
いよいよ節分の日、生徒会長のマンション前に集う面々。
ソルジャー夫妻もやって来まして、バス停から路線バス。
シロエ 「いいお天気になりましたね!」
ジョミー「火伏せの神社もバッチリだよ!」
キースだけ終点まで行くんだよね、とジョミー君。
ジョミー「でもって、山頂の神社まで!」
キース 「予報では雪だと言っていたのに…」
外れやがって、と嘆くキース君だけ、コートが重装備。
キース 「走馬灯をやらかさないよう、頑張るしか…」
Aブルー「みんなの厄除けがあるからねえ…」
??? 「雪山チャレンジと聞きましたが…」
大丈夫ですか、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「初の挑戦だそうですね?」
キース 「言わないでくれ、気が滅入る」
Aブルー「キースなんかは放っておいて、もっと密着!」
このバスならでは、とキャプテンの膝に座るソルジャー。
Aブルー「夫婦和合の御利益を貰いに行くんだし…」
A船長 「そうですね。おや、アレは何です?」
妙なものが、とキャプテンが眺める運転席の後ろのブツ。
Aブルー「…箒だねえ…」
A船長 「ええ、竹箒に見えますが…」
何故、箒が、と怪訝そうな顔のキャプテン。
A船長 「車内清掃には、モップの方が効率的かと」
ブルー 「アレは追い出し用のアイテム!」
Aブルー「えっ?」
ブルー 「逆さに立ててあるだろう?」
嫌な客を追い出すためのヤツだね、と生徒会長の解説が。
ブルー 「節分は、君たちが乗って来るから…」
Aブルー「降りてくれ、って!?」
酷い、とソルジャー、逆さ箒に愕然。
Aブルー「嫌だよ、お寺まで降りないからね!」
A船長 「ええ、根性で居座りましょう!」
降ろされてたまるものですか、とキャプテンも真剣。
A船長 「箒なんかには負けませんとも!」
ブルー 「冗談だってば、でもキースには吉兆かな?」
一同 「「「吉兆?」」」
逆さ箒が何故に吉兆、と首を傾げる御一同様。
箒ですよ…?
2022/02/22 (Tue)
☆逆さ箒の出番は
節分が来まして、路線バスに乗って七福神巡りのお寺へ。
ソルジャー夫妻に嫌がらせっぽく、バスの中に逆さ箒が。
ブルー 「密着座りなカップル除けもいいんだけど…」
Aブルー「本当は、そうじゃないんだね?」
ブルー 「残念ながら、キースが喜びそうなアイテム!」
シロエ 「どの辺がです?」
吉兆というのが謎なんですが…、とシロエ君の問い。
シロエ 「キース先輩だって、ポカンとしてますよ?」
キース 「正直、俺にもサッパリなんだが…?」
逆さ帚の何処が吉兆なんだ、とキース君にも謎な様子で。
キース 「嫌な客を追い出すためのまじないとしか…」
ジョミー「知らないよねえ?」
古いけどさ、とジョミー君も。
ジョミー「今どき、真剣にやる人なんて…」
スウェナ「いそうにないわよ、でも、確かに…」
箒を逆さに立ててるのよね、とスウェナちゃん。
スウェナ「アレでキースが、どう喜ぶのよ?」
ブルー 「ズバリ、箒の出番が来た時!」
一同 「「「出番?」」」
ブルー 「この路線バスは、雪道に強いと評判でさ…」
秘密兵器がアレなんだよね、と生徒会長が指差す箒。
ブルー 「運転手さんの他にも、乗務員がいるだろう?」
シロエ 「ええ、前の方に一人いますね」
ブルー 「あの人は、雪かき要員なんだよ」
一同 「「「雪かき?」」」
まさか箒で…、と一同、ザワッと。
キース 「あの箒でか?」
ブルー 「ピンポーン!」
バスから降りて、箒で道を掃いて除雪、と生徒会長。
ブルー 「ほら、終点が例の山の麓だからさ…」
シロエ 「雪が積もると凄いんですね?」
ブルー 「うん。箒と雪かき要員ってことは…」
ドカ雪の可能性があるってわけ、と生徒会長の言。
ブルー 「今は全く、降ってないけど…」
キース 「降るかもしれん、ということなんだな?」
ブルー 「そうだね、関所がクローズする勢いで」
キース 「有難い…!」
降ってくれ、とキース君が握り締める拳。
どうなりますやら…。
2022/02/23 (Wed)
☆関所が閉まると
七福神巡りのお寺へは路線バス、今年も皆で乗車ですが。
運転席の後ろに逆さ箒で、迷惑カップル除けではなくて。
キース 「ドカ雪で関所がクローズされたら、俺は…」
ブルー 「門前払いで終了だね、うん」
お助け茶屋のお爺さんに…、と生徒会長。
ブルー 「縄や草鞋を持っていたって、新顔だしさ」
Aブルー「山には入れて貰えない、って?」
ブルー 「遭難されたら大変だからね」
お爺さんも忙しくなるし、と生徒会長の解説が。
ブルー 「救助隊の拠点が、お助け茶屋になるんだよ」
シロエ 「それは忙しそうですね…」
ブルー 「ヘリが飛ぶのは最終手段で、基本はさ…」
警察と消防団が徒歩で救助、という話。
ブルー 「ドカ雪の中で救助なんだよ、その拠点だと…」
ジョミー「暖房強めで、炊き出しだよね…」
ブルー 「うん。だから、そういう面倒なのは…」
勘弁願いたいだろう、と、お爺さんの気持ちを代弁。
ブルー 「常連さん以外は、追い払わないと!」
キース 「是非、そのコースで頼みたい…!」
シロエ 「ぼくたちの厄除けはどうなるんです?」
先輩が入山出来なかった場合…、とシロエ君の問い。
シロエ 「もしかして、思い切り無効ですか?」
ブルー 「当然だよね」
誰もお参りしてないんだし、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「残念だけど、七福神様に縋るしか…」
ジョミー「困るんだけど!」
キースの厄が回って来たら…、とジョミー君の悲鳴。
ジョミー「なんとか止めて貰わないとさ…!」
ブルー 「運ゲーだよねえ、こればっかりは」
一同 「「「ドカ雪、反対!」」」
降ってくれるな、と叫ぶ面々ですけど。
ぶるぅ 「ねえねえ、雪が降ってきたよ!」
ブルー 「うん、あの山の方が…」
曇ってきたね、と生徒会長が眺める車窓。
ブルー 「これは来るかな、まさかのドカ雪」
キース 「全力で来い!」
一同 「「「ダメーっ!」」」
箒の出番は来なくていい、と誰もが切実。
どうなる…?
2022/02/24 (Thu)
☆プロたちの登山
七福神様の他にも厄除けを頼みたい、今年の節分ですが。
キース君が代表でお参り、その神社のある山が雪模様で。
ジョミー「乗務員さんが箒を持ったら、終わりだよね…」
シロエ 「もう間違いなく、詰みですよ」
キース先輩は喜びますけどね、とシロエ君も不安そう。
シロエ 「まさか今頃、降り出すなんて…」
マツカ 「どんどん酷くなって来ますよ」
サム 「やべえよ、雨雲レーダー、雪雲だらけだぜ」
北の方から来てやがる、とサム君が睨むスマホの画面。
サム 「北の方は大雪警報だってよ」
キース 「いいぞ、もっと来い!」
一同 「「「来なくていいっ!」」」
関所が閉まる雪は勘弁、と誰もが泣きそうですけれど。
運転手 「終点付近、雪はどうですか、どうぞ」
無線の声「積もって来ました、箒の準備をお願いします」
運転手 「了解、安全運転で向かいます」
そういう無線のやり取りを経て、運転手が乗務員に指示。
運転手 「箒、いけるな?」
乗務員 「手前の峠辺りからですかねえ?」
運転手 「この降り方だと、そうなりそうだ」
終点どころか、かなり手前から箒走行、と運転手。
運転手 「こんな大雪は久しぶりだな、真昼間から」
乗務員 「本当ですねえ、お助け茶屋に感謝ですよ」
着いたら熱い甘酒が…、と乗務員向けの接待がある模様。
乗務員 「雪を掃くのはいいんですけど、凍えますしね」
運転手 「帰りのバスは、爺さんたちで混むだろうなあ」
早めに下山してくるから、とプロの登山者たちの話題も。
運転手 「今日は朝イチで登ってそうだぞ」
乗務員 「雪の予報が出てましたしね」
山頂を踏まずに帰るのは嫌な人たちですし、と乗務員。
乗務員 「あんな装備で凄すぎますよ」
運転手 「プロだからなあ…」
シロエ 「聞きましたか?」
ジョミー「聞いたよ、どうしてキースも朝イチでさ…」
シロエ 「登ってくれなかったんです!」
職務怠慢というヤツですよ、と非難の声が。
言えてるかも…。
2022/02/25 (Fri)
☆予報を見るべき
七福神巡りの他にも厄除け希望な、今年の節分ですけど。
キース君が代参予定の火伏せの神社は、雪で無理な感じ。
シロエ 「いいですか、さっきまで晴れてたんです!」
ジョミー「朝から雲一つ無かったよねえ…」
サム 「あの山のプロの人に限らず、登山家ってよ…」
早めに出発するものなんだろ、とサム君の意見。
サム 「暗い内から登り始めて、午後は早めによ…」
ブルー 「テントを張ったり、山小屋に入るものだよね」
それが山屋のお約束だよ、と生徒会長も。
ブルー 「山頂でご来光を見るのが人気ってことは…」
スウェナ「真っ暗な内から登るのよねえ?」
ブルー 「ヘッドライトを装備でね!」
懐中電灯だと手が塞がって危ないから、という説明。
ブルー 「あの山に登る御老人だって、今日はそうだね」
シロエ 「キース先輩、出遅れましたね…」
ジョミー「ぼくたちの厄除け、どうなるのさ!」
キースは楽でいいだろうけど、とジョミー君の苦情。
ジョミー「お参りしないと、御利益はゼロで…」
Aブルー「キースの厄が、また回る、って?」
シロエ 「あなたが持ち込んでくるんですけど!」
カニのエサなコースを、とシロエ君が吊り上げる眉。
シロエ 「そこを控えて頂ければ、ですね…」
マツカ 「少しはマシになるんですけど…」
如何でしょうか、とマツカ君のお伺い。
マツカ 「キースの代参は、もう無理ですし…」
Aブルー「それは君たちの問題だしねえ…」
ぼくは自分ので手一杯だよ、とソルジャーの返し。
Aブルー「夫婦和合を、全力でお願いしないとね!」
A船長 「そうですとも。キースの雪山チャレンジは…」
知ったことではありません、とキャプテンも。
A船長 「天気予報を見るべきでしたね」
Aブルー「航路設定と同じでさ…」
A船長 「事前のチェックを怠るのは、職務怠慢ですよ」
シロエ 「こう仰ってます」
キース 「しかし…!」
今朝は快晴で、と叫んでますけど。
予報、見ましたか…?
2022/02/26 (Sat)
☆朝イチで登れば
七福神巡りに加えて火伏せの神様、節分の参拝先ですが。
キース君の代参は雪で不可能、職務怠慢だと責める面々。
シロエ 「キース先輩、天気予報は見たんですか?」
キース 「昨夜、一応…」
ジョミー「なんて言ってた?」
キース 「北部は大雪の恐れで、南の平野部も…」
積雪の可能性があると…、とキース君、ボソボソ。
キース 「そうは聞いたが、晴れマークで…!」
サム 「でもよ、雪が積もる可能性はあったんだぜ?」
シロエ 「それを聞いて、どう思ったんです?」
キース 「全力で来い、と…」
北部と言わずに南部にも大雪警報で…、と口ごもる人。
キース 「そしたら、関所が閉まってだな…」
シロエ 「登らずに済むかもしれませんけど…」
ジョミー「ぼくたちの厄除け、パアなんだよ?」
責任があるのは分かってたよね、とジョミー君の詰問。
ジョミー「だったら、晴れてた朝の間に登るべきでさ…」
スウェナ「現に、あの山のプロの人たち…」
とっくに下山中なのよ、とスウェナちゃんも厳しい口調。
スウェナ「いくらキースが慣れてなくても…」
シロエ 「登れた可能性は充分ですよ」
マツカ 「ぶるぅのサポートもありますしね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 行くなら、ぼくも早起き!」
暗い内に起きてスタンバイだよ、と元気なお子様。
ぶるぅ 「走馬灯が来たら、助けなくっちゃ!」
ブルー 「そうだよ、行くって言ってくれれば…」
こっちの準備は万全だよね、と生徒会長も。
ブルー 「行こうと思う、って思念でさ…」
ぶるぅ 「連絡くれたら良かったのに…」
ダメダメだよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「職務怠慢ってヤツだと思うの!」
シロエ 「まったくです」
この落とし前はどうなるんです、とシロエ君、激怒。
シロエ 「厄除け、失敗なんですよ?」
Aブルー「そうみたいだねえ…」
キース 「あんたが慎んでくれればだな…!」
マシになるんだ、と言ってますけど。
無理っぽいですよね?
2022/02/27 (Sun)
☆全力で祈った人
今年の節分は七福神巡りの他に、火伏せの神社にも参拝。
キース君が代参する筈だったのに、大雪でパアな結末で。
Aブルー「あのねえ…。ぼくに文句を言われてもさ…」
A船長 「お門違いだと思うのですが」
職務怠慢はあなたですよ、とキャプテンの睨み。
A船長 「私は今日のお参りに向けて、色々と…」
Aブルー「スケジュールを調整してたよねえ?」
A船長 「キャプテンは多忙ですからね」
休暇を取るのも大変なんです、と重い発言。
A船長 「キースの場合は、一日限りのイベントで…」
シロエ 「サポートも万全だったんですよ?」
どうする気です、とシロエ君の容赦ない口調。
シロエ 「この人たちに、控えろと言ってもですね…」
ジョミー「絶対、無駄だと思うけど?」
Aブルー「よく分かってるね、全面的に同意だよ、うん」
ぼくたちは普通にやっていくだけ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「というわけでさ、仲良くやろうよ、キース」
キース 「はあ?」
Aブルー「忘れたのかい、疫病仏だよ!」
君とぼくとでセットもの、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「厄除け祈願も、見事にパアにしたわけで…」
A船長 「なるほど、キースのパワーでしたか、大雪は」
Aブルー「そうじゃないかと思うけれどね?」
全力で来いと祈ったんだし、とキッパリと。
Aブルー「疫病仏は今年も絶好調でさ、幸先バッチリ!」
A船長 「あなたの楽しみも増えますね」
Aブルー「うん、いい年になりそうだよ!」
疫病仏で楽しくやろう、と赤い瞳がキラキラと。
Aブルー「キース、よろしく!」
キース 「そ、そんな…!」
シロエ 「分かりましたよ、計画的犯行だったんですね」
この大雪も何もかも、とシロエ君、怒りMAX。
シロエ 「もういいですよ、こんな人は!」
ジョミー「詰んでも放置で許されるよね」
サム 「それでいこうぜ」
一同 「「「イイネ!」」」
もう助けない、と一致した意見。
今月、これにて中継終了~。
2022/02/28 (Mon)
節分は七福神巡りでお寺へ、恒例の行事なんですけれど。
シロエ君の説では厄が多い今年、もう一ヶ所に参拝な案。
Aブルー「節分は、今年もお参りに来るんだけどさ…」
シロエ 「来てくれなくていいですから!」
Aブルー「ダメダメ、夫婦和合をお願いしないと!」
ハーレイと一緒に七福神様に…、と嫌すぎる台詞が。
Aブルー「それに、君たちは別行動だろ?」
キース 「なんでそうなる?」
Aブルー「だって、雪山に行くんだからさ…」
君たちはバスで終点までで…、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「ぼくとハーレイは例年通りに、お寺の前まで」
シロエ 「勝手に追い詰めないで下さい!」
行くしかなくなるじゃないですか、とシロエ君の反論。
シロエ 「嫌ですからね、山で遭難なんて!」
Aブルー「山って、そういうものだろう?」
こっちの世界で言う山は、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「悪趣味だとしか思えないけど、登るんだしさ」
シロエ 「だから素人は登りませんよ、冬山なんか!」
Aブルー「ご高齢の人に負けてもいい、って?」
シロエ 「ええ、誰も全く気にしませんね!」
プロに負けても恥じゃないです、とシロエ君、断言。
シロエ 「縄や草鞋で登る人ですよ、プロですってば!」
Aブルー「じゃあ、お参りをする話は?」
もう一ヶ所って話だったよね、と聞いていたらしい人。
Aブルー「効きそうな神社を諦める、って?」
シロエ 「そ、それは…」
Aブルー「今年は厄が多いらしいねえ…?」
なにしろジョミーに回るほどだし、とソルジャーの視線。
Aブルー「次の厄は誰に回るんだろうね、キースの分が」
一同 「「「うっ…」」」
それがあったか、と詰まる面々。
Aブルー「まだまだ冬は続くしさ…」
キース 「何が言いたい?」
Aブルー「カニが美味しい季節だよね、って!」
シロエ 「ま、まさか…」
Aブルー「カニのエサでさ…」
海に沈むのは誰なのかな、と言ってますけど。
沈めたいと…?
2022/02/16 (Wed)
☆冬の海か雪山か
節分はお寺で七福神巡り、それに加えてもう一ヶ所な案。
キース君の厄が回らないよう、お参りしたい面々ですが。
シロエ 「カニのエサって、本気ですか!?」
Aブルー「チャンスがあったら試したいねえ、是非!」
人肉を食べたカニは美味しいんだろう、と笑顔の人。
Aブルー「中華料理の国のカニがそうなら、この国も!」
ジョミー「それ、犯罪になるんだからね!」
Aブルー「君を沈める話の時に、どう言ったっけ?」
ぼくのサイオンと腕前について、と赤い瞳に物騒な光。
Aブルー「一人消しても、もみ消すくらいは楽勝だよ!」
シロエ 「カニのエサは勘弁なんですけど!」
Aブルー「でもねえ、真剣さと覚悟が足りてないから…」
沈められても仕方ないかも、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「冬の海とさ、雪山登山と、どっちがいい?」
一同 「「「うーん…」」」
沈むか遭難するかなのか、と考え込む面々ですけれど。
ジョミー「山はさ、遭難する確率、百パーセントとは…」
シロエ 「限りませんね、よほど無謀でない限り」
サム 「だったらアレかよ、登るのかよ?」
縄と草鞋で、とサム君、ブルブル。
サム 「かなり死ねそうな気がするぜ、ソレ」
スウェナ「あんな山でも、滑落したら死ぬかしら?」
ブルー 「死ねるだろうねえ、打ちどころが悪いと」
一同 「「「うわー…」」」
ついでに凍死の危機もありそう、と誰もがガクブル。
シロエ 「冬の海は確実に死ぬんですけど…」
サム 「あの山も相当ヤバイんでねえの?」
Aブルー「だったら、厄を待つってことだね?」
キースのが回ってカニのエサに…、とソルジャーの問い。
Aブルー「それでいいなら、七福神巡りで充分だけど…」
シロエ 「嫌です、カニのエサになるのは!」
Aブルー「お参りする気は無いんだろう?」
シロエ 「でもですね…!」
Aブルー「行かないのなら、座して待つだけ!」
カニのエサで海に沈むのを、と言われましても。
雪山ですよ?
2022/02/17 (Thu)
☆踏みたい二の足
節分は七福神巡りでお寺へ、今年は加えてもう一つな案。
キース君の厄が回って来るのを、防ぐためには必要かも。
Aブルー「いいかい、もう一ヶ所、お参りしてくれば…」
シロエ 「厄は避けられるんでしょうけど…」
それで死んだら元も子も…、とシロエ君、ワタワタ。
シロエ 「カニのエサは回避出来ても、雪山でですね…」
サム 「滑落するとか、凍死とかだと結果はよ…」
同じじゃねえか、とサム君も。
サム 「そりゃまあ、お参りしてえけどよ…」
ジョミー「死んじゃうリスクを考えるとね…」
マツカ 「二の足を踏むのが普通ですよね、誰だって」
シロエ 「登らなければ、遭難しないわけですし…」
自分の運を信じるしか、とシロエ君が握り締める拳。
シロエ 「全員がカニのエサってことは、ないですし…」
スウェナ「逃れられる、って思っておくのが一番だわよ」
貧乏クジを引いた時には死ぬけれど、とスウェナちゃん。
スウェナ「どうせキースが引くわよ、きっと!」
ジョミー「あるあるだしね…」
シロエ 「キース先輩が死んだ場合は、厄だって…」
そこでストップしそうですよ、とシロエ君も同意。
シロエ 「厄と一緒に、あの世へ行って貰いましょう!」
一同 「「「イイネ!」」」
キース 「おい、お前たち…!」
どんな理屈だ、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「お参りどころか、俺に丸投げで逃げる気か!」
シロエ 「命あっての物種ですから!」
キース 「しかしだな…!」
ブルー 「うん、そのアイデアは使えるかもね」
ぼくも今、気付いたんだけど、と生徒会長。
ブルー 「キースに任せればいいんだよ、全部」
シロエ 「そうですよね!」
厄さえ止まればいいんですから、とシロエ君の輝く瞳。
シロエ 「キース先輩に死んで貰って…」
ブルー 「別に、死なななくてもいいんだけどね?」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「運ゲーだよ」
死ぬかどうかは…、という台詞ですけど。
運ゲー…?
2022/02/18 (Fri)
☆運ゲーだそうです
節分はお寺で七福神巡り、厄が多い今年はもう一ヶ所へ。
そういう案が出たんですけど、候補の場所は雪山でして。
キース 「運ゲーというのは何なんだ?」
ブルー 「そのまんまだけど?」
死ぬも生きるも運次第だよ、と生徒会長、大真面目な顔。
ブルー 「君が見事にやり遂げた場合、命は残って…」
キース 「どうなると?」
ブルー 「みんなの分のお参りも、無事に完了だよ」
山頂の火伏せの神様にね、と生徒会長が指差す方角。
ブルー 「要は君がさ、代表で登ればいいわけで…」
キース 「代表?」
ブルー 「代参だってば、君も坊主なら知っている筈!」
行けない人の代わりに参拝、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「誰も登りたくないわけなんだし、君が代表!」
キース 「ちょっと待て!」
なんで俺が、とキース君、顔面蒼白。
キース 「ジャンケンとかクジじゃないのか、そこは!」
ブルー 「分かってないねえ、発端は君の分の厄でさ…」
死んで貰う案まで出たじゃないか、と生徒会長の指摘。
ブルー 「それに比べれば、生き残る道があるんだし…」
Aブルー「うん、ずっといいと思うよ、ぼくも」
頑張りたまえ、とソルジャー、キース君の肩をポン、と。
Aブルー「ここは一発、チャレンジ精神!」
キース 「草鞋でか!?」
ブルー 「坊主の世界では、修行の一環で現役だよ?」
縄や草鞋の雪山装備は…、と銀青様の仰せ。
ブルー 「君の根性を発揮するチャンス!」
キース 「俺たちの宗派に、荒行は無いが!」
ブルー 「四の五の言わずに、はい、と即答!」
坊主たる者、代参すべし、と銀青様、ピシャリと。
ブルー 「他のみんなも、それでいいよね?」
一同 「「「さんせーい!」」」
喜んで、と誰もが歓声。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
サム 「坊主の鑑だぜ、頑張ってこいよ!」
キース 「そう言われても…!」
無理ゲーというヤツなんだが、と呻いてますけど。
詰みましたか…?
2022/02/19 (Sat)
☆素人でも大丈夫
節分は七福神巡りでお寺へ、厄が多い今年はもう一ヶ所。
雪が積もった山の山頂、キース君が代表で参拝だそうで。
キース 「どう考えても、無理ゲーだろうが!」
ブルー 「ご高齢の皆さんも登る山だよ?」
キース 「プロと一緒にしないでくれ!」
俺は雪山は素人なんだ、とキース君、必死。
キース 「柔道だったら棄権しないが、あの山は…」
ブルー 「大丈夫だって、そうそう遭難しないから」
シロエ 「でも、たまにヘリが飛んでませんか?」
サム 「あー…。何年か前の秋にもよ…」
親子連れが戻らなかったっけな、とサム君の相槌。
サム 「確か、山の中で一晩だったぜ」
スウェナ「寒いから、落ち葉を被ってたのよね…」
キース 「秋でも、そういう有様なんだぞ!」
今は冬で、今年は雪が多くて…、とキース君、泣きそう。
キース 「普通に遭難出来るんだが!」
Aブルー「そう言わないでさ、みんなのためにもさ…」
ブルー 「チャレンジすべきだと思うけれどね?」
関所もあるから安全、安心、と生徒会長の言。
一同 「「「関所?」」」
ブルー 「うん。無謀な登山者もいるものだから…」
山の麓のお助け茶屋のお爺さんが…、と立てる親指。
ブルー 「ボランティアで関所をやってるんだよ」
シロエ 「何なんです、ソレ?」
ブルー 「山の麓で生まれ育った人だからねえ…」
雪の状況を見て登山者をチェック、と説明が。
ブルー 「これは登らせられないな、と思った場合は…」
キース 「足止めなのか?」
ブルー 「そういうことだね、鬼の形相で!」
一本道だし、抜けられないよ、と生徒会長。
ブルー 「だから、関所を通過出来たら…」
Aブルー「いけるわけだね!」
今のキースの実力で、とソルジャーの赤い瞳がキラキラ。
Aブルー「だったら、是非とも運試しで!」
ブルー 「挑むべきだね、代表として!」
キース 「そ、そんな無茶な…!」
関所を通過したら地獄だ、と顔面蒼白ですけど。
まあねえ…?
2022/02/20 (Sun)
☆走馬灯でよろしく
節分はお寺で七福神巡り、厄が多い今年はもう一ヶ所へ。
火伏せの神社にキース君が代表で参拝、雪山登山な展開。
キース 「その爺さんが、いけると判断してもだな…!」
シロエ 「冬山だけに、万一はあると思いますけど…」
会長も、ぶるぅもいますから、とシロエ君の笑み。
シロエ 「きっと、見殺しにはしませんよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ちゃんと助けるからね!」
キース 「本当か!?」
ぶるぅ 「SOSで、サイオン発動!」
瞬間移動だってするもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だから安心して登ってね!」
キース 「SOSを出す余裕なんぞが…」
あるだろうか、とキース君、不安そうな顔。
キース 「滑落だったら、一瞬なんだが…」
ぶるぅ 「SOSって、走馬灯だよ?」
一同 「「「走馬灯?」」」
なんだソレは、と誰もがキョトン。
シロエ 「走馬灯って、非常灯とは違いますよね?」
キース 「道具なんかは、絶対、無理だぞ!」
ぶるぅ 「違うよ、キースの頭に出るでしょ?」
死ぬと思ったら走馬灯が、と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「それを受信で、救助は完璧!」
Aブルー「なるほど、凄く効率的だよ!」
無駄なサイオンは要らないし、とソルジャー、感心。
Aブルー「キースの方もさ、何もしなくても…」
ジョミー「ちゃんと助けが来るよね、うん」
キース 「走馬灯だぞ!」
どれだけヤバイ状況なんだ、とキース君の悲鳴。
キース 「もう、死ねる気しかしないんだが…!」
ブルー 「だったら、関所に賭けるんだね」
悪天候の極みだったらクローズ、と生徒会長。
ブルー 「常連さんしか通しません、っていう状況!」
キース 「そうか、荒れ模様か…」
節分寒波を祈ればいいのか、とキース君の瞳に希望の光。
キース 「俺は祈るぞ!」
シロエ 「ぼくたちの厄はどうなるんです?」
Aブルー「それも運ゲーだね!」
節分に期待、と帰って行きましたけど。
さて、どうなる…?
2022/02/21 (Mon)
☆お約束な路線バス
いよいよ節分の日、生徒会長のマンション前に集う面々。
ソルジャー夫妻もやって来まして、バス停から路線バス。
シロエ 「いいお天気になりましたね!」
ジョミー「火伏せの神社もバッチリだよ!」
キースだけ終点まで行くんだよね、とジョミー君。
ジョミー「でもって、山頂の神社まで!」
キース 「予報では雪だと言っていたのに…」
外れやがって、と嘆くキース君だけ、コートが重装備。
キース 「走馬灯をやらかさないよう、頑張るしか…」
Aブルー「みんなの厄除けがあるからねえ…」
??? 「雪山チャレンジと聞きましたが…」
大丈夫ですか、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「初の挑戦だそうですね?」
キース 「言わないでくれ、気が滅入る」
Aブルー「キースなんかは放っておいて、もっと密着!」
このバスならでは、とキャプテンの膝に座るソルジャー。
Aブルー「夫婦和合の御利益を貰いに行くんだし…」
A船長 「そうですね。おや、アレは何です?」
妙なものが、とキャプテンが眺める運転席の後ろのブツ。
Aブルー「…箒だねえ…」
A船長 「ええ、竹箒に見えますが…」
何故、箒が、と怪訝そうな顔のキャプテン。
A船長 「車内清掃には、モップの方が効率的かと」
ブルー 「アレは追い出し用のアイテム!」
Aブルー「えっ?」
ブルー 「逆さに立ててあるだろう?」
嫌な客を追い出すためのヤツだね、と生徒会長の解説が。
ブルー 「節分は、君たちが乗って来るから…」
Aブルー「降りてくれ、って!?」
酷い、とソルジャー、逆さ箒に愕然。
Aブルー「嫌だよ、お寺まで降りないからね!」
A船長 「ええ、根性で居座りましょう!」
降ろされてたまるものですか、とキャプテンも真剣。
A船長 「箒なんかには負けませんとも!」
ブルー 「冗談だってば、でもキースには吉兆かな?」
一同 「「「吉兆?」」」
逆さ箒が何故に吉兆、と首を傾げる御一同様。
箒ですよ…?
2022/02/22 (Tue)
☆逆さ箒の出番は
節分が来まして、路線バスに乗って七福神巡りのお寺へ。
ソルジャー夫妻に嫌がらせっぽく、バスの中に逆さ箒が。
ブルー 「密着座りなカップル除けもいいんだけど…」
Aブルー「本当は、そうじゃないんだね?」
ブルー 「残念ながら、キースが喜びそうなアイテム!」
シロエ 「どの辺がです?」
吉兆というのが謎なんですが…、とシロエ君の問い。
シロエ 「キース先輩だって、ポカンとしてますよ?」
キース 「正直、俺にもサッパリなんだが…?」
逆さ帚の何処が吉兆なんだ、とキース君にも謎な様子で。
キース 「嫌な客を追い出すためのまじないとしか…」
ジョミー「知らないよねえ?」
古いけどさ、とジョミー君も。
ジョミー「今どき、真剣にやる人なんて…」
スウェナ「いそうにないわよ、でも、確かに…」
箒を逆さに立ててるのよね、とスウェナちゃん。
スウェナ「アレでキースが、どう喜ぶのよ?」
ブルー 「ズバリ、箒の出番が来た時!」
一同 「「「出番?」」」
ブルー 「この路線バスは、雪道に強いと評判でさ…」
秘密兵器がアレなんだよね、と生徒会長が指差す箒。
ブルー 「運転手さんの他にも、乗務員がいるだろう?」
シロエ 「ええ、前の方に一人いますね」
ブルー 「あの人は、雪かき要員なんだよ」
一同 「「「雪かき?」」」
まさか箒で…、と一同、ザワッと。
キース 「あの箒でか?」
ブルー 「ピンポーン!」
バスから降りて、箒で道を掃いて除雪、と生徒会長。
ブルー 「ほら、終点が例の山の麓だからさ…」
シロエ 「雪が積もると凄いんですね?」
ブルー 「うん。箒と雪かき要員ってことは…」
ドカ雪の可能性があるってわけ、と生徒会長の言。
ブルー 「今は全く、降ってないけど…」
キース 「降るかもしれん、ということなんだな?」
ブルー 「そうだね、関所がクローズする勢いで」
キース 「有難い…!」
降ってくれ、とキース君が握り締める拳。
どうなりますやら…。
2022/02/23 (Wed)
☆関所が閉まると
七福神巡りのお寺へは路線バス、今年も皆で乗車ですが。
運転席の後ろに逆さ箒で、迷惑カップル除けではなくて。
キース 「ドカ雪で関所がクローズされたら、俺は…」
ブルー 「門前払いで終了だね、うん」
お助け茶屋のお爺さんに…、と生徒会長。
ブルー 「縄や草鞋を持っていたって、新顔だしさ」
Aブルー「山には入れて貰えない、って?」
ブルー 「遭難されたら大変だからね」
お爺さんも忙しくなるし、と生徒会長の解説が。
ブルー 「救助隊の拠点が、お助け茶屋になるんだよ」
シロエ 「それは忙しそうですね…」
ブルー 「ヘリが飛ぶのは最終手段で、基本はさ…」
警察と消防団が徒歩で救助、という話。
ブルー 「ドカ雪の中で救助なんだよ、その拠点だと…」
ジョミー「暖房強めで、炊き出しだよね…」
ブルー 「うん。だから、そういう面倒なのは…」
勘弁願いたいだろう、と、お爺さんの気持ちを代弁。
ブルー 「常連さん以外は、追い払わないと!」
キース 「是非、そのコースで頼みたい…!」
シロエ 「ぼくたちの厄除けはどうなるんです?」
先輩が入山出来なかった場合…、とシロエ君の問い。
シロエ 「もしかして、思い切り無効ですか?」
ブルー 「当然だよね」
誰もお参りしてないんだし、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「残念だけど、七福神様に縋るしか…」
ジョミー「困るんだけど!」
キースの厄が回って来たら…、とジョミー君の悲鳴。
ジョミー「なんとか止めて貰わないとさ…!」
ブルー 「運ゲーだよねえ、こればっかりは」
一同 「「「ドカ雪、反対!」」」
降ってくれるな、と叫ぶ面々ですけど。
ぶるぅ 「ねえねえ、雪が降ってきたよ!」
ブルー 「うん、あの山の方が…」
曇ってきたね、と生徒会長が眺める車窓。
ブルー 「これは来るかな、まさかのドカ雪」
キース 「全力で来い!」
一同 「「「ダメーっ!」」」
箒の出番は来なくていい、と誰もが切実。
どうなる…?
2022/02/24 (Thu)
☆プロたちの登山
七福神様の他にも厄除けを頼みたい、今年の節分ですが。
キース君が代表でお参り、その神社のある山が雪模様で。
ジョミー「乗務員さんが箒を持ったら、終わりだよね…」
シロエ 「もう間違いなく、詰みですよ」
キース先輩は喜びますけどね、とシロエ君も不安そう。
シロエ 「まさか今頃、降り出すなんて…」
マツカ 「どんどん酷くなって来ますよ」
サム 「やべえよ、雨雲レーダー、雪雲だらけだぜ」
北の方から来てやがる、とサム君が睨むスマホの画面。
サム 「北の方は大雪警報だってよ」
キース 「いいぞ、もっと来い!」
一同 「「「来なくていいっ!」」」
関所が閉まる雪は勘弁、と誰もが泣きそうですけれど。
運転手 「終点付近、雪はどうですか、どうぞ」
無線の声「積もって来ました、箒の準備をお願いします」
運転手 「了解、安全運転で向かいます」
そういう無線のやり取りを経て、運転手が乗務員に指示。
運転手 「箒、いけるな?」
乗務員 「手前の峠辺りからですかねえ?」
運転手 「この降り方だと、そうなりそうだ」
終点どころか、かなり手前から箒走行、と運転手。
運転手 「こんな大雪は久しぶりだな、真昼間から」
乗務員 「本当ですねえ、お助け茶屋に感謝ですよ」
着いたら熱い甘酒が…、と乗務員向けの接待がある模様。
乗務員 「雪を掃くのはいいんですけど、凍えますしね」
運転手 「帰りのバスは、爺さんたちで混むだろうなあ」
早めに下山してくるから、とプロの登山者たちの話題も。
運転手 「今日は朝イチで登ってそうだぞ」
乗務員 「雪の予報が出てましたしね」
山頂を踏まずに帰るのは嫌な人たちですし、と乗務員。
乗務員 「あんな装備で凄すぎますよ」
運転手 「プロだからなあ…」
シロエ 「聞きましたか?」
ジョミー「聞いたよ、どうしてキースも朝イチでさ…」
シロエ 「登ってくれなかったんです!」
職務怠慢というヤツですよ、と非難の声が。
言えてるかも…。
2022/02/25 (Fri)
☆予報を見るべき
七福神巡りの他にも厄除け希望な、今年の節分ですけど。
キース君が代参予定の火伏せの神社は、雪で無理な感じ。
シロエ 「いいですか、さっきまで晴れてたんです!」
ジョミー「朝から雲一つ無かったよねえ…」
サム 「あの山のプロの人に限らず、登山家ってよ…」
早めに出発するものなんだろ、とサム君の意見。
サム 「暗い内から登り始めて、午後は早めによ…」
ブルー 「テントを張ったり、山小屋に入るものだよね」
それが山屋のお約束だよ、と生徒会長も。
ブルー 「山頂でご来光を見るのが人気ってことは…」
スウェナ「真っ暗な内から登るのよねえ?」
ブルー 「ヘッドライトを装備でね!」
懐中電灯だと手が塞がって危ないから、という説明。
ブルー 「あの山に登る御老人だって、今日はそうだね」
シロエ 「キース先輩、出遅れましたね…」
ジョミー「ぼくたちの厄除け、どうなるのさ!」
キースは楽でいいだろうけど、とジョミー君の苦情。
ジョミー「お参りしないと、御利益はゼロで…」
Aブルー「キースの厄が、また回る、って?」
シロエ 「あなたが持ち込んでくるんですけど!」
カニのエサなコースを、とシロエ君が吊り上げる眉。
シロエ 「そこを控えて頂ければ、ですね…」
マツカ 「少しはマシになるんですけど…」
如何でしょうか、とマツカ君のお伺い。
マツカ 「キースの代参は、もう無理ですし…」
Aブルー「それは君たちの問題だしねえ…」
ぼくは自分ので手一杯だよ、とソルジャーの返し。
Aブルー「夫婦和合を、全力でお願いしないとね!」
A船長 「そうですとも。キースの雪山チャレンジは…」
知ったことではありません、とキャプテンも。
A船長 「天気予報を見るべきでしたね」
Aブルー「航路設定と同じでさ…」
A船長 「事前のチェックを怠るのは、職務怠慢ですよ」
シロエ 「こう仰ってます」
キース 「しかし…!」
今朝は快晴で、と叫んでますけど。
予報、見ましたか…?
2022/02/26 (Sat)
☆朝イチで登れば
七福神巡りに加えて火伏せの神様、節分の参拝先ですが。
キース君の代参は雪で不可能、職務怠慢だと責める面々。
シロエ 「キース先輩、天気予報は見たんですか?」
キース 「昨夜、一応…」
ジョミー「なんて言ってた?」
キース 「北部は大雪の恐れで、南の平野部も…」
積雪の可能性があると…、とキース君、ボソボソ。
キース 「そうは聞いたが、晴れマークで…!」
サム 「でもよ、雪が積もる可能性はあったんだぜ?」
シロエ 「それを聞いて、どう思ったんです?」
キース 「全力で来い、と…」
北部と言わずに南部にも大雪警報で…、と口ごもる人。
キース 「そしたら、関所が閉まってだな…」
シロエ 「登らずに済むかもしれませんけど…」
ジョミー「ぼくたちの厄除け、パアなんだよ?」
責任があるのは分かってたよね、とジョミー君の詰問。
ジョミー「だったら、晴れてた朝の間に登るべきでさ…」
スウェナ「現に、あの山のプロの人たち…」
とっくに下山中なのよ、とスウェナちゃんも厳しい口調。
スウェナ「いくらキースが慣れてなくても…」
シロエ 「登れた可能性は充分ですよ」
マツカ 「ぶるぅのサポートもありますしね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 行くなら、ぼくも早起き!」
暗い内に起きてスタンバイだよ、と元気なお子様。
ぶるぅ 「走馬灯が来たら、助けなくっちゃ!」
ブルー 「そうだよ、行くって言ってくれれば…」
こっちの準備は万全だよね、と生徒会長も。
ブルー 「行こうと思う、って思念でさ…」
ぶるぅ 「連絡くれたら良かったのに…」
ダメダメだよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「職務怠慢ってヤツだと思うの!」
シロエ 「まったくです」
この落とし前はどうなるんです、とシロエ君、激怒。
シロエ 「厄除け、失敗なんですよ?」
Aブルー「そうみたいだねえ…」
キース 「あんたが慎んでくれればだな…!」
マシになるんだ、と言ってますけど。
無理っぽいですよね?
2022/02/27 (Sun)
☆全力で祈った人
今年の節分は七福神巡りの他に、火伏せの神社にも参拝。
キース君が代参する筈だったのに、大雪でパアな結末で。
Aブルー「あのねえ…。ぼくに文句を言われてもさ…」
A船長 「お門違いだと思うのですが」
職務怠慢はあなたですよ、とキャプテンの睨み。
A船長 「私は今日のお参りに向けて、色々と…」
Aブルー「スケジュールを調整してたよねえ?」
A船長 「キャプテンは多忙ですからね」
休暇を取るのも大変なんです、と重い発言。
A船長 「キースの場合は、一日限りのイベントで…」
シロエ 「サポートも万全だったんですよ?」
どうする気です、とシロエ君の容赦ない口調。
シロエ 「この人たちに、控えろと言ってもですね…」
ジョミー「絶対、無駄だと思うけど?」
Aブルー「よく分かってるね、全面的に同意だよ、うん」
ぼくたちは普通にやっていくだけ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「というわけでさ、仲良くやろうよ、キース」
キース 「はあ?」
Aブルー「忘れたのかい、疫病仏だよ!」
君とぼくとでセットもの、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「厄除け祈願も、見事にパアにしたわけで…」
A船長 「なるほど、キースのパワーでしたか、大雪は」
Aブルー「そうじゃないかと思うけれどね?」
全力で来いと祈ったんだし、とキッパリと。
Aブルー「疫病仏は今年も絶好調でさ、幸先バッチリ!」
A船長 「あなたの楽しみも増えますね」
Aブルー「うん、いい年になりそうだよ!」
疫病仏で楽しくやろう、と赤い瞳がキラキラと。
Aブルー「キース、よろしく!」
キース 「そ、そんな…!」
シロエ 「分かりましたよ、計画的犯行だったんですね」
この大雪も何もかも、とシロエ君、怒りMAX。
シロエ 「もういいですよ、こんな人は!」
ジョミー「詰んでも放置で許されるよね」
サム 「それでいこうぜ」
一同 「「「イイネ!」」」
もう助けない、と一致した意見。
今月、これにて中継終了~。
2022/02/28 (Mon)
☆真剣に選ぶべき
さて、2月。寒さ本番なシーズンですけど、暦の春は近い件。
立春の前日の節分を控えて、生徒会室に集った御一同様。
シロエ 「どうするんです、今年の節分は?」
サム 「どうって、普通にサボリだろ?」
ジョミー「そうだよ、今年は平日だしさ…」
朝から行くならサボリ一択、とジョミー君が指すカレンダー。
ジョミー「特別生は出席義務も無いしね、節分が優先!」
シロエ 「いえ、それは当然のことですから…」
問題はそこじゃなくってですね、とシロエ君。
シロエ 「今年は何処に行くんですか、って話ですよ」
スウェナ「いつも通りに、七福神巡りで決定でしょ?」
キース 「俺も、そのつもりでいたんだが…」
いいスポットでも見付かったのか、とキース君の問い。
キース 「そういうことなら、検討する価値はあると思うが」
シロエ 「見付かったわけじゃないんですけど…」
節分も厄除けイベントですしね、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「真剣に選んだ方がいいんじゃあ、と思うんです」
サム 「なんでだよ?」
シロエ 「忘れたんですか、先月の件を」
一同 「「「は?」」」
先月の件というのは何だ、と首を傾げる面々。
マツカ 「先月って、何かありましたか?」
キース 「俺には、特にこれというのは…」
シロエ 「そりゃそうでしょうね、キース先輩の場合は」
平常運転、どちらかと言えばラッキーでした、と決め付けが。
シロエ 「ジョミー先輩に厄を丸投げ、そういう流れで」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と鮮明に蘇る記憶。
サム 「そういや、ジョミーに回してたよなあ…」
ジョミー「回って来てたよ、思いっ切り!」
元はキースの厄だったのに…、とジョミー君、肩をブルッと。
ジョミー「逆立ちで始まったキースの厄がさ…」
スウェナ「ジョミーに回って、カニのエサだったわねえ…」
シロエ 「ギリギリで命拾いですけど…」
ヤバすぎでしたよ、とシロエ君も悪い顔色。
そういえば…。
2022/02/01 (Tue)
☆止まらなかった厄
節分は七福神巡りにお出掛け、それが定番な面々ですが。
行き先を真剣に選ぶべきだ、とシロエ君が提案したわけで。
シロエ 「あんな展開、誰も予想もしませんよ」
サム 「厄はキースの専売特許だと思ってたしよ…」
スウェナ「疫病仏って言われるほどだものねえ…」
厄はキースが引くのが定番、とスウェナちゃん、キッパリ。
スウェナ「まさか、ジョミーに回るだなんて…」
シロエ 「そこなんです。確かに、元々の発端はですね…」
ジョミー先輩が落としたカイロでしたが、とシロエ君の指摘。
シロエ 「でも、今までなら、キース先輩の逆立ちまでで…」
マツカ 「止まってましたね、他の人には影響ゼロで」
サム 「うんうん、それで間違いねえよ」
厄も呼ぶけど、ババも引くしよ…、とサム君も。
サム 「けど、先月は、ちょっと違ってたよなあ…」
ジョミー「マジで死ぬかと思ったよ、ぼくは!」
ジャンケンで助かったんだけどさ、とジョミー君。
ジョミー「あそこでジャンケンが来ていなかったら…」
シロエ 「カニのエサで決まりだったでしょう?」
ジョミー「漁船で沖に運び出されてね!」
網で巻かれて海にドボンだってば、とジョミー君、ブルブル。
ジョミー「他のみんなは、ブランド蟹を食べてるのにさ…」
サム 「ジョミーはカニのエサになるのな、海の底でよ」
ジョミー「しかも食べられて骨になった頃に、また漁船がさ…」
ぼくを食べたカニを獲りに来るんだ、とジョミー君の仏頂面。
ジョミー「そのカニを、ぶるぅが美味しく料理してさあ…」
サム 「俺たちが食うって話だったぜ」
スウェナ「本当に危なかったわねえ…」
今頃は死んでいたかもだわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「小豆粥の御利益で命拾いって所かしら?」
シロエ 「そうなりますけど、問題はですね…」
サム 「何なんだよ?」
シロエ 「厄が回ったという事実ですよ」
キース先輩の所で止まる代わりに、と言ってますけど。
確かに…。
2022/02/02 (Wed)
☆御利益不足かも
節分と言えば七福神巡り、毎年恒例の行事なんですけど。
行き先を真剣に選ぶべきだ、と提言したのがシロエ君で…。
シロエ 「いいですか? 今年の厄は半端ないのかも…」
サム 「マジかよ、それで止まらなかったのかよ?」
シロエ 「断言は出来ませんけどね…」
可能性としてはゼロじゃないです、とシロエ君の暗い表情。
シロエ 「そうだとしたら、いつもと同じにしたのでは…」
ジョミー「厄除けの効果がアヤシイってこと?」
御利益が不足するのかな、とジョミー君の問い。
ジョミー「七福神様に頼んでたんでは、効かないわけ?」
シロエ 「効くでしょうけど、例年ほどには…」
マツカ 「効き目が無いかも、ということですね?」
多少の厄は回ってくると…、とマツカ君も不安そうな顔。
マツカ 「もっと効きそうな所があるなら、そちらですか…」
シロエ 「七福神様にも、お参りは必要ですけれど…」
ブルー 「うん。今年は行かない、というのはダメだね」
ずいぶんと長いお付き合いだし、と生徒会長。
ブルー 「他所にもお願いしたんですが、は許されるけど」
キース 「そうだな、それが最低限の礼儀だ」
だったら、今年は二ヶ所なのか、とキース君、腕組み。
キース 「厄除けは俺も頼みたいしな、いいと思うが」
ジョミー「だからと言ってさ、ぼくに厄を回してくるのは…」
やめて欲しいな、とジョミー君。
ジョミー「自分の所で完結させるか、厄を引かないか…」
シロエ 「どっちかにして欲しいですねえ、本当に」
ところで、何処に行きましょうか、とシロエ君が戻した話。
シロエ 「七福神様の他に、もう一ヶ所です」
サム 「アテはあるのかよ?」
言い出しっぺのお前にはよ、とサム君が傾げている首。
サム 「俺には思い付かねえんだけど、厄除けのトコで」
シロエ 「いえ、それが…。恵方くらいしか…」
一同 「「「恵方?」」」
シロエ 「はい」
恵方巻の恵方ですね、との答えですけど。
お寿司…?
2022/02/03 (Thu)
☆恵方巻の効果は
節分はお寺で七福神巡り、毎年恒例のイベントですけど。
シロエ君が言うには、例年通りでは御利益が少なめかも。
ジョミー「えっと…? 恵方巻に何かお願いするわけ?」
サム 「まあ、アレも厄除けだよなあ、確かによ」
マツカ 「そういう話になってますよね」
御祈祷済みのも売られてますし、とマツカ君。
マツカ 「とはいえ、食べるだけで効果がありますか?」
ジョミー「どうなんだろうね、値段によるとか?」
キース 「御祈祷済みのヤツでなくても、高いんだが…」
高級料亭の恵方巻とかは、とキース君が捻っている首。
キース 「御祈祷済みとは比較にならんぞ」
スウェナ「そうよね、それに中身でも変わるわよ?」
高いお肉とか海鮮が入ると…、スウェナちゃんも。
スウェナ「だから値段では、無理な気がするわ」
サム 「御祈祷をした、神社とか寺の格かもなあ…」
キース 「それはあるかもしれないな」
ジョミー「じゃあさ、マツカに頼んでさ…」
凄い所で御祈祷を…、とジョミー君の視線がマツカ君に。
ジョミー「七福神巡りのお寺に頼めば、バッチリだよ!」
キース 「なるほどな。そして、お参りにも行けば…」
サム 「行き先も一ヶ所で済むんでねえの?」
他の所を探さなくても、とサム君も乗り気。
サム 「御祈祷済みの恵方巻を食って、厄除けだぜ!」
ジョミー「そうだよね、シロエ?」
恵方って言ってたんだから、とジョミー君、確認。
ジョミー「マツカに頼んで、御祈祷でオッケー?」
シロエ 「いえ、ぼくが言うのはそうじゃなくって…」
一同 「「「は?」」」
恵方巻の恵方なんだろう、と誰もがキョトン。
ジョミー「恵方巻って言わなかったっけ?」
シロエ 「その恵方だとは言いましたけど…」
サム 「何処が違うんだよ、恵方と言えば恵方巻だぜ」
ジョミー「そうだよ、他に何があるわけ?」
シロエ 「ですから、恵方ですってば!」
よく考えてみて下さいよ、と言われましても。
恵方ですよね?
2022/02/04 (Fri)
☆恵方巻とチラシ
節分は七福神巡りにお寺へ、毎年恒例の行事ですけれど。
シロエ君の説では今年は厄が多め、行き先を増やすとか。
スウェナ「恵方と言ったら、恵方巻でしょ?」
ジョミー「他に無いよね、そういうヤツって?」
シロエ 「あのですね…。恵方巻のチラシ見ましたか?」
早くから入ってましたけど、とシロエ君、皆をグルリと。
シロエ 「新聞の折り込みチラシとかです、他にも色々」
サム 「コンビニとかでも貼ってるよな?」
キース 「ああ、大抵の所にはあるんじゃないか?」
恵方巻を扱う店だったら…、とキース君も。
キース 「寿司屋でも貼っていたと思うが、何なんだ?」
シロエ 「そのチラシ、なんて書いてあります?」
ジョミー「えーっと…。種類と値段と、予約方法かな?」
サム 「そんなトコだよな、何処でもよ」
高いヤツが大きく載ってるんだぜ、とサム君、溜息。
サム 「美味そうだな、って思ったヤツは高くてよ…」
スウェナ「高校生のお小遣いでは、厳しいのよねえ…」
ジョミー「マツカなら、平気なんだろうけど…」
一介の高校生にはちょっと…、とジョミー君も落とす肩。
ジョミー「海鮮巻とか、焼肉入りのヤツとかさあ…」
キース 「大卒の俺にもキツイんだが?」
扱いが高校生だからな、とキース君も赤貧だという現実。
キース 「副住職までやっているのに、小遣い制だし…」
シロエ 「それは気の毒だと思いますけど、問題は…」
恵方ですよ、とシロエ君が繰り返す「恵方」なる言葉。
シロエ 「チラシに載っている筈ですしね、別格で」
ジョミー「だからさ、高い恵方巻だよね?」
シロエ 「違うと言っているんですけど!」
恵方巻じゃなくて恵方ですよ、とシロエ君、キレそう。
シロエ 「ズバリ、今年は北北西です!」
一同 「「「えっ?」」」
シロエ 「北北西で分からないなら、やや北ですね!」
キース 「そうか、恵方というヤツか!」
恵方巻を食べる方角だな、と大きく頷くキース君。
それで…?
2022/02/05 (Sat)
☆恵方巻のルール
節分はお寺へ出掛けて七福神巡り、毎年恒例ですけれど。
シロエ君の説では厄が多い今年、一ヶ所では心許なくて。
キース 「今年の恵方は北北西だが、それがどうした?」
シロエ 「キース先輩、たった今、なんて言いました?」
キース 「北北西だと言ったんだが?」
シロエ 「それの前です、恵方のことです」
恵方巻を食べる方角だと言いましたよね、とシロエ君。
シロエ 「一応、確認しておきますけど、キース先輩…」
キース 「今度は何だ?」
シロエ 「恵方巻を食べる作法は、ご存じですよね?」
キース 「当然だ。その年の恵方を向いてだな…」
黙々と無言で食べるものだ、とキース君、即答。
キース 「ついでに言うと、丸齧りするのがお約束だな」
サム 「うんうん、どんなにデカくってもよ…」
ジョミー「切って食べたらダメなんだよねえ、恵方巻は」
シロエ 「そうです、皆さん、よく出来ました」
それで正解、とシロエ君、皆を見回しまして。
シロエ 「さて、此処で改めて質問です。いいですか?」
キース 「まだあるのか?」
シロエ 「これからが大事なトコなんですよ」
皆さんもしっかり聞いて下さい、と大真面目な顔。
シロエ 「食べるルールがあるのが恵方巻ですね?」
キース 「その通りだが?」
シロエ 「では、それを破ると、どうなるんです?」
ジョミー「福が逃げるんじゃなかったっけ?」
お約束を守れば福が来るけど…、とジョミー君が横から。
ジョミー「違ったかなあ、他にもあった?」
キース 「基本はそうだが、御祈祷済みの恵方巻だと…」
サム 「厄除け効果もあった気がするぜ」
シロエ 「そう、ソレですよ!」
ぼくが言おうとしていたのは、とシロエ君、手をポンと。
シロエ 「恵方に向かって食べれば、厄除けでしょう?」
キース 「福が来るんだし、厄は来ないということか?」
シロエ 「そうなりませんか?」
キース 「確かにな…」
言われてみれば、と誰もが納得な説。
恵方効果…。
2022/02/06 (Sun)
☆恵方にあるなら
節分は七福神巡りにお寺へ、毎年恒例の行事ですけれど。
シロエ君が言うには厄の多い年、二ヶ所参拝という説が。
キース 「恵方からは、厄が来ないとするとだ…」
シロエ 「七福神巡りの他に一ヶ所、行くならですね…」
キース 「恵方にある場所が吉なんだな?」
シロエ 「そう思いませんか、キース先輩?」
皆さんだって…、と同意を求めるシロエ君。
シロエ 「同じ行くなら恵方ですってば、絶対に!」
サム 「でもよ、そういう売り込みはねえぜ?」
一同 「「「売り込み?」」」
サム 「恵方にあるトコが吉になるなら、毎年よ…」
該当するトコが売り込む筈だぜ、とサム君の指摘。
サム 「なんたって、アルテメシアは寺も神社も…」
ジョミー「多いもんねえ、当たりの所も多そうだよ」
サム 「だろ? なのに売り込まねえってことはよ…」
効果がねえってことでねえの、とサム君、疑いの眼差し。
サム 「恵方巻なら、恵方で吉かもしれねえけどさ…」
スウェナ「お寺や神社はダメってことね?」
サム 「そうじゃねえかなあ、売り込まねえなら」
ブルー 「ぼくの立場で言わせて貰えば、難しいんだよ」
その問題は、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「恵方は最高の吉方位だから、吉だけど…」
シロエ 「何か問題があるんですか?」
ブルー 「いいかい、アルテメシアに住んでても…」
アルテメシアは広いわけでね、と銀青様が指差す窓。
ブルー 「東の端に住んでいる人には、西は西だよね?」
シロエ 「そうですけど…?」
ブルー 「でもねえ、西に住んでる人からすれば…」
地元の神社が東になったりする場合もね、と銀青様。
ブルー 「神社の西側に住んでいたなら、神社はさ…」
ジョミー「東ってことになっちゃうね…」
ブルー 「そうだろう? その年の恵方が西だったら?」
シロエ 「隣の神社は東ですから…」
ブルー 「困らないかい?」
恵方じゃないしさ、と銀青様の仰せですけど。
真逆ですね…。
2022/02/07 (Mon)
☆恵方はどっちだ
節分はお寺へ七福神巡りにお出掛け、毎年恒例ですけど。
シロエ君の説では厄が多い今年、二ヶ所に参拝する話が。
ジョミー「そうか、恵方ですから、って売り込むのは…」
シロエ 「確かに無理がありますね…」
基準の地点を決めても駄目で…、と頷くシロエ君。
シロエ 「アルテメシアのド真ん中を基準にすると…」
ブルー 「当てはまらない人が増えると思うよ」
サム 「だよなあ、自分の家から見た恵方とよ…」
ジョミー「売り込んでる場所が、重ならないよね…」
恵方の真逆を売り込まれても…、とジョミー君も。
ジョミー「お参りしたって、御利益なさそうな感じでさ」
キース 「何の指定も無かった場合は、無問題だがな」
俺たちだって、毎年、同じ寺だぞ、とキース君も相槌を。
キース 「恵方がどっちの方角だろうが、七福神巡りだ」
シロエ 「真逆だった年も、きっとありましたよね?」
ブルー 「あったと思うね、通い続けて長いから」
スウェナ「それでも御利益は頂けたのよね…」
お参りの人も多いものね、とスウェナちゃん。
スウェナ「だったら、今年はどうするのよ?」
キース 「例年通りに一ヶ所でいくか?」
シロエ 「キース先輩は、それでいいかもですけど…」
厄を他人に回す側ですからね、とシロエ君、ブツブツ。
シロエ 「ぼくは御免ですよ、カニのエサなんて!」
ジョミー「ぼくも嫌だよ、また冬の海に沈む危機はさ!」
サム 「キースの厄が回って来たら、ヤバイしよ…」
マツカ 「御利益は多めに欲しいですよね…」
もう一ヶ所、お参りした方が…、とマツカ君たちも。
マツカ 「シロエの言う恵方が良さそうですけど…」
ジョミー「問題は、基準点だよね…」
みんなの家の場所がバラバラ、とジョミー君が仰ぐ天井。
ジョミー「ぼくの家から北北西でも、シロエだと…」
シロエ 「ズレちゃいますね、明らかに」
サム 「ド真ん中は、誰だよ?」
誰の家が真ん中にあるんだよ、と聞いてますけど。
さあ…?
2022/02/08 (Tue)
☆基準点は何処だ
節分はお寺で七福神巡り、毎年お出掛けな面々ですけど。
シロエ君が言うには厄が多い今年、もう一ヶ所という話。
キース 「俺の家は真ん中ではないぞ」
ジョミー「当たり前だよ、裏山がある勢いなんだし」
サム 「キースは除外で、他の面子になるのかよ?」
スウェナ「ダメよ、キースもカウントしなくちゃ」
キースも込みでのド真ん中でしょ、とスウェナちゃん。
スウェナ「マツカかしらねえ、立派なお屋敷」
シロエ 「でも、市街地のド真ん中ではないですよ?」
マツカ 「ええ、少し外れた場所になりますね」
サム 「市街地かどうかは、関係ねえだろ?」
要は、この面子の中で真ん中な家、とサム君の意見。
サム 「……もしかしなくても、此処なのかよ?」
ブルー 「そうなるかもねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなも集まりやすい場所!」
一同 「「「うーん…」」」
生徒会長の家になるのか、と誰もが複雑な顔。
ジョミー「ブルーの家から恵方ってさ…」
シロエ 「みんなにとっても、恵方でしょうけど…」
キース 「ブルーは元々、厄に強いぞ?」
ぶるぅもだな、とキース君の鋭い指摘が。
キース 「何処かの馬鹿が湧いて出ても、だ…」
ジョミー「特に被害は無いよね、うん」
シロエ 「そういう人を、更に強化してもですね…」
なんだか意味が無いような気が、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「皆さんは、どう思います?」
スウェナ「明らかに無駄よね、更に無敵になるだけよ」
ジョミー「最強って言ってもいいくらいにね…」
サム 「あの馬鹿には敵わねえだろうけど…」
パワーアップは間違いねえよ、とサム君も。
サム 「ド真ん中ってのはやめようぜ、うん」
シロエ 「他の場所にした方がいいですよね…」
ジョミー「でもさあ、みんなと縁があってさ…」
キース 「基準に出来そうな場所だろう?」
マツカ 「そんなの、何処かありましたっけ…?」
学校くらいしか無いですよ、とマツカ君。
そうかも…。
2022/02/09 (Wed)
☆有難味が欲しい
節分は七福神巡りにお寺へ、毎年恒例の行事ですけれど。
シロエ君の説では厄が多い今年、もう一ヶ所に参拝希望。
ジョミー「そうだね、強いて言うなら学校だよね…」
サム 「他にねえよな、コレっていうヤツ…」
でもよ…、とサム君、フウと溜息。
サム 「学校から見て恵方ってのも、なんだかなあ…」
シロエ 「あんまり楽しくないですよね…」
マツカ 「有難味にも欠けている気がしますよ」
スウェナ「そこよ、学校は家ほど大事に思ってないし…」
そんな場所が基準点でいいの、とスウェナちゃんも。
スウェナ「もっと他にも無いのかしら?」
キース 「俺たち全員と縁がある場所で、有難味か…」
マツカ 「元老寺なんかは、それっぽいですけど…」
ジョミー「ダメダメ、キースが優先されちゃうから!」
あそこはキースの家なんだしね、とジョミー君が苦情を。
ジョミー「もっと公共のノリっぽいので、有難くて…」
シロエ 「そうだ、七福神様なんかどうでしょう?」
一同 「「「はあ?」」」
七福神様というのはアレか、と誰もがポカーン。
サム 「おいおいマジかよ、七福神ってよ…」
スウェナ「元から行き先に決まってるでしょ、節分の」
キース 「他にもう一ヶ所と提案したのは、お前だぞ?」
考えすぎて煮詰まったのか、と口々に文句ですけれど。
シロエ 「違いますって、ですから、基準点ですよ!」
ジョミー「基準点って…。もしかして、あのお寺を…」
基準に恵方を選ぶってこと、とジョミー君の問い。
ジョミー「あそこから見て北北西、って?」
シロエ 「ええ、いい案だと思いませんか?」
毎年、お世話になっている場所ですし…、とシロエ君。
シロエ 「御利益があって、御縁もですね…」
キース 「確かに深い場所ではあるな、節分限定だが」
シロエ 「それを言うなら、恵方自体が限定イベです!」
キース 「恵方は一年中、恵方なんだぞ」
節分に脚光を浴びるだけで、との指摘ですけど。
七福神ですか…。
2022/02/10 (Thu)
☆マイナーな気が
節分はお寺で七福神巡り、毎年恒例のイベントですけど。
シロエ君の説では今年は厄が多めで、もう一ヶ所な案が。
キース 「いいか、恵方は歳徳神がおいでの方向で…」
ブルー 「一年間は固定なんだよ、節分だけじゃなくて」
シロエ 「あー…。まあ、その話は置いといてですね…」
恵方の基準点は七福神のお寺で如何ですか、とシロエ君。
シロエ 「御利益も御縁もバッチリですし、有難味も…」
マツカ 「あそこだったら、もう充分にありますよね」
ジョミー「いいんじゃないかな、其処に一票!」
サム 「俺も入れるぜ、七福神様からの恵方だしよ…」
御利益も最高なんでねえの、とサム君も乗り気。
サム 「基準点には、もってこいだぜ!」
スウェナ「そうねえ、ツイてる感じだわよ」
キース 「俺も反対する理由は無いな」
シロエ 「じゃあ、七福神のお寺で決まりですね?」
あそこから北北西の所で、とシロエ君が纏めた結論。
シロエ 「お寺でも神社でもいいんですけど…」
サム 「あったっけかなあ、あの辺によ…」
マツカ 「きっとマイナーな所ですよ」
七福神様のお寺自体が郊外ですし…、とマツカ君。
マツカ 「有名どころは恐らく無いかと思いますけど」
シロエ 「そうですよねえ、其処が問題で…」
ブルー 「君たち、本当にアルテメシアの住人かい?」
一同 「「「え?」」」
何か、と一同、キョトンとした顔。
ジョミー「生まれも育ちも、アルテメシアだけど?」
シロエ 「ぼくもそうです、他の皆さんも…」
スウェナ「全員、そうよね?」
そうだ、そうだ、と誰もが口々に。
シロエ 「会長、何が言いたいんですか?」
ブルー 「何か忘れていないかい、とね」
有名どころがあるのにさ、と生徒会長。
シロエ 「それって、北北西ですか?」
ブルー 「完璧にね!」
シロエ 「あの近くに、何かありましたっけ…?」
一同 「「「うーん…」」」
どうだったっけ、と顔を見合わせる面々ですけど。
北北西…?
2022/02/11 (Fri)
☆心当たりがゼロ
節分は七福神巡りにお寺へ、毎年恒例の行事なんですが。
シロエ君の説では厄が多い今年、もう一ヶ所に参拝希望。
ジョミー「七福神のお寺の北北西だよね?」
マツカ 「その方角は竹藪でしたね、境内から見ると」
キース 「竹藪の向こうは、一応、住宅街だが…」
そんな所に寺があったか、と副住職が傾げる首。
キース 「地元密着型ならともかく、有名どころなら…」
スウェナ「聞いたことくらいは、ある筈よねえ?」
シロエ 「行こうとは思わなくてもですね…」
知識はあると思うんですよ、とシロエ君も。
シロエ 「今は御朱印も流行ってますから」
サム 「うんうん、寺とか神社とかでよ…」
貰って来るのが流行りだもんな、とサム君の相槌。
サム 「有名どころだと、行列だとか、転売もよ…」
ジョミー「あるって言うよね、ぼくは集めてないけど」
シロエ 「ジョミー先輩の場合、避けてるでしょう?」
ジョミー「そうだよ、危うきに近寄らずだよ!」
自分から出掛けてどうするのさ、とジョミー君、即答。
ジョミー「ただでも坊主にされそうなのに!」
シロエ 「お寺との御縁は欲しくないですよね」
ジョミー「当たり前だよ! あ、節分のお参りはさ…」
別だからね、と慌てて付け加える人。
ジョミー「お寺でも福をくれるんだったら、喜んで!」
シロエ 「厄除けもかかってますからねえ…」
特に今年は、とシロエ君も大真面目。
シロエ 「ですけど、心当たりのお寺が…」
マツカ 「皆無ですよね、本当に」
キース 「神社は俺の守備範囲外だが、それでもだな…」
有名どころなら噂くらいは、とキース君、ブツブツと。
キース 「縁結びだろうが、縁切りだろうが…」
ジョミー「耳に入ると思うけど…」
ホントに謎だよ、とジョミー君。
ジョミー「第一、住宅街の向こうは…」
シロエ 「ド田舎ですよ?」
キース 「そこを過ぎると、山なんだがな…」
寺も神社も無さそうだぞ、とキース君の疑問。
山ではねえ…?
2022/02/12 (Sat)
☆ジョークなのかも
節分はお寺で七福神巡り、毎年恒例のイベントですけど。
シロエ君の説では今年は厄が多め、もう一ヶ所という話。
サム 「だよな、思いっ切り、山だよなあ…」
ジョミー「バーベキュー向けの川はあるけど…」
シロエ 「お寺なんかは無さそうですよね?」
あんな所に、とシロエ君。
シロエ 「おまけに有名どころだなんて、嘘っぽいです」
マツカ 「ブルーが嘘をつくとは思えませんけれど…」
キース 「該当するブツが無いからな…」
ジョークじゃないか、とキース君の新たな視点。
キース 「俺たちが行き先で詰んでいるから、こう…」
サム 「あー、気分転換に一発な!」
ジョミー「そうだね、詰んだままだとさ…」
斬新な発想も出来なくなるし、とジョミー君も納得。
ジョミー「だったら、此処で気分を切り替え!」
シロエ 「北北西にこだわらないとか、そっち系ですね」
キース 「ああ、そういうのでいいんじゃないか?」
厄除けに御利益のある所を探そう、とキース君の案。
キース 「この際、恵方は考慮しないで…」
シロエ 「ですね、こだわると詰みますから」
ブルー 「あのねえ…」
この状況で誰がジョークをかますんだい、と生徒会長。
ブルー 「ぼくは大真面目に言ったんだけどね?」
シロエ 「でもですね…!」
キース 「北北西に有名どころは無いぞ?」
それは確かだ、とキース君、反論。
キース 「ド田舎か山か、住宅街で…!」
ブルー 「その中に、ちゃんと入ってるけど?」
一同 「「「え?」」」
何処に、と誰もがキョロキョロと。
シロエ 「有名どころですよね…?」
ジョミー「知らないよね…?」
ブルー 「まあねえ、有名なんだけど…」
ちょっとアクセスが悪いからね、と生徒会長の返し。
キース 「何なんだ、それは?」
ブルー 「車で行くなら、四駆が必須なんだよねえ…」
シロエ 「山なんですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
もう思いっ切り山の上で、と言ってますけど。
四駆…?
2022/02/13 (Sun)
☆スキー場だった山
節分は七福神巡りでお寺へ、毎年恒例の行事なんですが。
シロエ君の説では厄が多い今年、他にも参拝したい所で。
サム 「山の上って、何かあったっけか?」
シロエ 「四駆が必須と言いましたよね…?」
ブルー 「そもそも、舗装道路自体が無いからねえ…」
山の麓で終わりなんだよ、と生徒会長。
ブルー 「七福神巡りで乗るバスの終点なんだけど?」
キース 「アレか、火伏せの神様か…!」
山の上にポツンとある神社だな、とキース君が打った手。
キース 「火伏せなら、火事を防いでくれるんだし…」
シロエ 「厄も防いでくれそうですけど、問題は…」
立地ですね、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「千メートル近い山ですよ、アレ」
ジョミー「アルテメシアの最高峰だよ…」
キース 「ついでに今年は、雪が多くてだな…」
上の方は常に白いんだが、とキース君も良くない顔色。
キース 「ただでも冬場は、山頂付近は根雪で、だ…」
ジョミー「アイゼンが要るって話もあるよね…」
ブルー 「そりゃまあ、昔はスキー場があったほどだし」
一同 「「「スキー場!?」」」
あんな所に誰が行くんだ、と一同、仰天。
シロエ 「あのですね…。舗装道路も無いようなトコ…」
サム 「誰がスキーを担いで行くかよ、最高峰だぜ?」
ブルー 「昔と言ったよ、自動車が普及する前で…」
荷車は牛が引いたら上等、と生徒会長が立てる人差し指。
ブルー 「そんな頃だし、スキー板くらい、誰だって…」
キース 「担いで登って当然だった、と?」
ブルー 「スキーをするような人間はね!」
当然、リフトもあるわけがない、とトドメの台詞。
ブルー 「そういう山でも、好きな人は好きで登るから」
キース 「スキー場が無い今でも、この冬場にか?」
ブルー 「日課で登る、ご高齢の人が多いんだけど?」
一同 「「「ご高齢…」」」
ブルー 「その皆さんに、君たちはさ…」
負けたいのかい、と真顔で言われましても。
冬山ですよ?
2022/02/14 (Mon)
☆プロたちの装備
節分はお寺で七福神巡り、毎年恒例のイベントですけど。
シロエ君の説では今年は厄が多め、他にも参拝な流れで。
キース 「負けたいのか、と簡単に言ってくれるがな…」
シロエ 「その人たちって、プロでしょう?」
あの山に登る件に関しては…、とシロエ君。
シロエ 「装備は完璧、アイゼンだってつけてますよ!」
ブルー 「服に関しては、今どきな人もいるけどさ…」
ヒートテックとか色々あるし、と生徒会長の言。
ブルー 「でも、アイゼンの方はどうかなあ…」
ジョミー「カンジキだとか言わないでよ?」
ブルー 「どっちかと言えば、草鞋か縄かな」
昔の滑り止めの王道、と恐ろしすぎる台詞が。
ブルー 「そういうのを靴に縛り付ければオッケー!」
シロエ 「靴って、普通の靴にですか?」
ブルー 「長靴でもいいし、スニーカーでも使えるよ?」
キース 「嘘だ、と言いたい所なんだが…」
その技は坊主も使うんだよな、とキース君も。
キース 「修行によっては、雪山登山もアリだから…」
シロエ 「草鞋や縄で滑り止めですか?」
キース 「そう聞いているな、あの業界では」
ブルー 「うん、現役の雪山装備だよね」
坊主の世界でも、あの山でも…、と生徒会長の笑み。
ブルー 「だから君たちも、負けずにチャレンジ!」
一同 「「「げっ!!!」」」
??? 「いいね、いいねえ、チャレンジ精神!」
これぞ人生、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「節分は雪山に登るんだって?」
キース 「いや、決まったわけではないんだが…!」
あくまで案の一つにすぎん、とキース君が張る予防線。
キース 「そもそも、其処に行くかどうかも…」
シロエ 「決まってませんし、先走らないで下さいよ」
Aブルー「そうかなあ? いいと思うんだけど…」
シロエ 「どの辺がいいと言うんです!」
Aブルー「もちろん、チャレンジ精神だってば!」
凄い装備で挑むんだろう、と決め付けですけど。
草鞋…?
2022/02/15 (Tue)
さて、2月。寒さ本番なシーズンですけど、暦の春は近い件。
立春の前日の節分を控えて、生徒会室に集った御一同様。
シロエ 「どうするんです、今年の節分は?」
サム 「どうって、普通にサボリだろ?」
ジョミー「そうだよ、今年は平日だしさ…」
朝から行くならサボリ一択、とジョミー君が指すカレンダー。
ジョミー「特別生は出席義務も無いしね、節分が優先!」
シロエ 「いえ、それは当然のことですから…」
問題はそこじゃなくってですね、とシロエ君。
シロエ 「今年は何処に行くんですか、って話ですよ」
スウェナ「いつも通りに、七福神巡りで決定でしょ?」
キース 「俺も、そのつもりでいたんだが…」
いいスポットでも見付かったのか、とキース君の問い。
キース 「そういうことなら、検討する価値はあると思うが」
シロエ 「見付かったわけじゃないんですけど…」
節分も厄除けイベントですしね、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「真剣に選んだ方がいいんじゃあ、と思うんです」
サム 「なんでだよ?」
シロエ 「忘れたんですか、先月の件を」
一同 「「「は?」」」
先月の件というのは何だ、と首を傾げる面々。
マツカ 「先月って、何かありましたか?」
キース 「俺には、特にこれというのは…」
シロエ 「そりゃそうでしょうね、キース先輩の場合は」
平常運転、どちらかと言えばラッキーでした、と決め付けが。
シロエ 「ジョミー先輩に厄を丸投げ、そういう流れで」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と鮮明に蘇る記憶。
サム 「そういや、ジョミーに回してたよなあ…」
ジョミー「回って来てたよ、思いっ切り!」
元はキースの厄だったのに…、とジョミー君、肩をブルッと。
ジョミー「逆立ちで始まったキースの厄がさ…」
スウェナ「ジョミーに回って、カニのエサだったわねえ…」
シロエ 「ギリギリで命拾いですけど…」
ヤバすぎでしたよ、とシロエ君も悪い顔色。
そういえば…。
2022/02/01 (Tue)
☆止まらなかった厄
節分は七福神巡りにお出掛け、それが定番な面々ですが。
行き先を真剣に選ぶべきだ、とシロエ君が提案したわけで。
シロエ 「あんな展開、誰も予想もしませんよ」
サム 「厄はキースの専売特許だと思ってたしよ…」
スウェナ「疫病仏って言われるほどだものねえ…」
厄はキースが引くのが定番、とスウェナちゃん、キッパリ。
スウェナ「まさか、ジョミーに回るだなんて…」
シロエ 「そこなんです。確かに、元々の発端はですね…」
ジョミー先輩が落としたカイロでしたが、とシロエ君の指摘。
シロエ 「でも、今までなら、キース先輩の逆立ちまでで…」
マツカ 「止まってましたね、他の人には影響ゼロで」
サム 「うんうん、それで間違いねえよ」
厄も呼ぶけど、ババも引くしよ…、とサム君も。
サム 「けど、先月は、ちょっと違ってたよなあ…」
ジョミー「マジで死ぬかと思ったよ、ぼくは!」
ジャンケンで助かったんだけどさ、とジョミー君。
ジョミー「あそこでジャンケンが来ていなかったら…」
シロエ 「カニのエサで決まりだったでしょう?」
ジョミー「漁船で沖に運び出されてね!」
網で巻かれて海にドボンだってば、とジョミー君、ブルブル。
ジョミー「他のみんなは、ブランド蟹を食べてるのにさ…」
サム 「ジョミーはカニのエサになるのな、海の底でよ」
ジョミー「しかも食べられて骨になった頃に、また漁船がさ…」
ぼくを食べたカニを獲りに来るんだ、とジョミー君の仏頂面。
ジョミー「そのカニを、ぶるぅが美味しく料理してさあ…」
サム 「俺たちが食うって話だったぜ」
スウェナ「本当に危なかったわねえ…」
今頃は死んでいたかもだわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「小豆粥の御利益で命拾いって所かしら?」
シロエ 「そうなりますけど、問題はですね…」
サム 「何なんだよ?」
シロエ 「厄が回ったという事実ですよ」
キース先輩の所で止まる代わりに、と言ってますけど。
確かに…。
2022/02/02 (Wed)
☆御利益不足かも
節分と言えば七福神巡り、毎年恒例の行事なんですけど。
行き先を真剣に選ぶべきだ、と提言したのがシロエ君で…。
シロエ 「いいですか? 今年の厄は半端ないのかも…」
サム 「マジかよ、それで止まらなかったのかよ?」
シロエ 「断言は出来ませんけどね…」
可能性としてはゼロじゃないです、とシロエ君の暗い表情。
シロエ 「そうだとしたら、いつもと同じにしたのでは…」
ジョミー「厄除けの効果がアヤシイってこと?」
御利益が不足するのかな、とジョミー君の問い。
ジョミー「七福神様に頼んでたんでは、効かないわけ?」
シロエ 「効くでしょうけど、例年ほどには…」
マツカ 「効き目が無いかも、ということですね?」
多少の厄は回ってくると…、とマツカ君も不安そうな顔。
マツカ 「もっと効きそうな所があるなら、そちらですか…」
シロエ 「七福神様にも、お参りは必要ですけれど…」
ブルー 「うん。今年は行かない、というのはダメだね」
ずいぶんと長いお付き合いだし、と生徒会長。
ブルー 「他所にもお願いしたんですが、は許されるけど」
キース 「そうだな、それが最低限の礼儀だ」
だったら、今年は二ヶ所なのか、とキース君、腕組み。
キース 「厄除けは俺も頼みたいしな、いいと思うが」
ジョミー「だからと言ってさ、ぼくに厄を回してくるのは…」
やめて欲しいな、とジョミー君。
ジョミー「自分の所で完結させるか、厄を引かないか…」
シロエ 「どっちかにして欲しいですねえ、本当に」
ところで、何処に行きましょうか、とシロエ君が戻した話。
シロエ 「七福神様の他に、もう一ヶ所です」
サム 「アテはあるのかよ?」
言い出しっぺのお前にはよ、とサム君が傾げている首。
サム 「俺には思い付かねえんだけど、厄除けのトコで」
シロエ 「いえ、それが…。恵方くらいしか…」
一同 「「「恵方?」」」
シロエ 「はい」
恵方巻の恵方ですね、との答えですけど。
お寿司…?
2022/02/03 (Thu)
☆恵方巻の効果は
節分はお寺で七福神巡り、毎年恒例のイベントですけど。
シロエ君が言うには、例年通りでは御利益が少なめかも。
ジョミー「えっと…? 恵方巻に何かお願いするわけ?」
サム 「まあ、アレも厄除けだよなあ、確かによ」
マツカ 「そういう話になってますよね」
御祈祷済みのも売られてますし、とマツカ君。
マツカ 「とはいえ、食べるだけで効果がありますか?」
ジョミー「どうなんだろうね、値段によるとか?」
キース 「御祈祷済みのヤツでなくても、高いんだが…」
高級料亭の恵方巻とかは、とキース君が捻っている首。
キース 「御祈祷済みとは比較にならんぞ」
スウェナ「そうよね、それに中身でも変わるわよ?」
高いお肉とか海鮮が入ると…、スウェナちゃんも。
スウェナ「だから値段では、無理な気がするわ」
サム 「御祈祷をした、神社とか寺の格かもなあ…」
キース 「それはあるかもしれないな」
ジョミー「じゃあさ、マツカに頼んでさ…」
凄い所で御祈祷を…、とジョミー君の視線がマツカ君に。
ジョミー「七福神巡りのお寺に頼めば、バッチリだよ!」
キース 「なるほどな。そして、お参りにも行けば…」
サム 「行き先も一ヶ所で済むんでねえの?」
他の所を探さなくても、とサム君も乗り気。
サム 「御祈祷済みの恵方巻を食って、厄除けだぜ!」
ジョミー「そうだよね、シロエ?」
恵方って言ってたんだから、とジョミー君、確認。
ジョミー「マツカに頼んで、御祈祷でオッケー?」
シロエ 「いえ、ぼくが言うのはそうじゃなくって…」
一同 「「「は?」」」
恵方巻の恵方なんだろう、と誰もがキョトン。
ジョミー「恵方巻って言わなかったっけ?」
シロエ 「その恵方だとは言いましたけど…」
サム 「何処が違うんだよ、恵方と言えば恵方巻だぜ」
ジョミー「そうだよ、他に何があるわけ?」
シロエ 「ですから、恵方ですってば!」
よく考えてみて下さいよ、と言われましても。
恵方ですよね?
2022/02/04 (Fri)
☆恵方巻とチラシ
節分は七福神巡りにお寺へ、毎年恒例の行事ですけれど。
シロエ君の説では今年は厄が多め、行き先を増やすとか。
スウェナ「恵方と言ったら、恵方巻でしょ?」
ジョミー「他に無いよね、そういうヤツって?」
シロエ 「あのですね…。恵方巻のチラシ見ましたか?」
早くから入ってましたけど、とシロエ君、皆をグルリと。
シロエ 「新聞の折り込みチラシとかです、他にも色々」
サム 「コンビニとかでも貼ってるよな?」
キース 「ああ、大抵の所にはあるんじゃないか?」
恵方巻を扱う店だったら…、とキース君も。
キース 「寿司屋でも貼っていたと思うが、何なんだ?」
シロエ 「そのチラシ、なんて書いてあります?」
ジョミー「えーっと…。種類と値段と、予約方法かな?」
サム 「そんなトコだよな、何処でもよ」
高いヤツが大きく載ってるんだぜ、とサム君、溜息。
サム 「美味そうだな、って思ったヤツは高くてよ…」
スウェナ「高校生のお小遣いでは、厳しいのよねえ…」
ジョミー「マツカなら、平気なんだろうけど…」
一介の高校生にはちょっと…、とジョミー君も落とす肩。
ジョミー「海鮮巻とか、焼肉入りのヤツとかさあ…」
キース 「大卒の俺にもキツイんだが?」
扱いが高校生だからな、とキース君も赤貧だという現実。
キース 「副住職までやっているのに、小遣い制だし…」
シロエ 「それは気の毒だと思いますけど、問題は…」
恵方ですよ、とシロエ君が繰り返す「恵方」なる言葉。
シロエ 「チラシに載っている筈ですしね、別格で」
ジョミー「だからさ、高い恵方巻だよね?」
シロエ 「違うと言っているんですけど!」
恵方巻じゃなくて恵方ですよ、とシロエ君、キレそう。
シロエ 「ズバリ、今年は北北西です!」
一同 「「「えっ?」」」
シロエ 「北北西で分からないなら、やや北ですね!」
キース 「そうか、恵方というヤツか!」
恵方巻を食べる方角だな、と大きく頷くキース君。
それで…?
2022/02/05 (Sat)
☆恵方巻のルール
節分はお寺へ出掛けて七福神巡り、毎年恒例ですけれど。
シロエ君の説では厄が多い今年、一ヶ所では心許なくて。
キース 「今年の恵方は北北西だが、それがどうした?」
シロエ 「キース先輩、たった今、なんて言いました?」
キース 「北北西だと言ったんだが?」
シロエ 「それの前です、恵方のことです」
恵方巻を食べる方角だと言いましたよね、とシロエ君。
シロエ 「一応、確認しておきますけど、キース先輩…」
キース 「今度は何だ?」
シロエ 「恵方巻を食べる作法は、ご存じですよね?」
キース 「当然だ。その年の恵方を向いてだな…」
黙々と無言で食べるものだ、とキース君、即答。
キース 「ついでに言うと、丸齧りするのがお約束だな」
サム 「うんうん、どんなにデカくってもよ…」
ジョミー「切って食べたらダメなんだよねえ、恵方巻は」
シロエ 「そうです、皆さん、よく出来ました」
それで正解、とシロエ君、皆を見回しまして。
シロエ 「さて、此処で改めて質問です。いいですか?」
キース 「まだあるのか?」
シロエ 「これからが大事なトコなんですよ」
皆さんもしっかり聞いて下さい、と大真面目な顔。
シロエ 「食べるルールがあるのが恵方巻ですね?」
キース 「その通りだが?」
シロエ 「では、それを破ると、どうなるんです?」
ジョミー「福が逃げるんじゃなかったっけ?」
お約束を守れば福が来るけど…、とジョミー君が横から。
ジョミー「違ったかなあ、他にもあった?」
キース 「基本はそうだが、御祈祷済みの恵方巻だと…」
サム 「厄除け効果もあった気がするぜ」
シロエ 「そう、ソレですよ!」
ぼくが言おうとしていたのは、とシロエ君、手をポンと。
シロエ 「恵方に向かって食べれば、厄除けでしょう?」
キース 「福が来るんだし、厄は来ないということか?」
シロエ 「そうなりませんか?」
キース 「確かにな…」
言われてみれば、と誰もが納得な説。
恵方効果…。
2022/02/06 (Sun)
☆恵方にあるなら
節分は七福神巡りにお寺へ、毎年恒例の行事ですけれど。
シロエ君が言うには厄の多い年、二ヶ所参拝という説が。
キース 「恵方からは、厄が来ないとするとだ…」
シロエ 「七福神巡りの他に一ヶ所、行くならですね…」
キース 「恵方にある場所が吉なんだな?」
シロエ 「そう思いませんか、キース先輩?」
皆さんだって…、と同意を求めるシロエ君。
シロエ 「同じ行くなら恵方ですってば、絶対に!」
サム 「でもよ、そういう売り込みはねえぜ?」
一同 「「「売り込み?」」」
サム 「恵方にあるトコが吉になるなら、毎年よ…」
該当するトコが売り込む筈だぜ、とサム君の指摘。
サム 「なんたって、アルテメシアは寺も神社も…」
ジョミー「多いもんねえ、当たりの所も多そうだよ」
サム 「だろ? なのに売り込まねえってことはよ…」
効果がねえってことでねえの、とサム君、疑いの眼差し。
サム 「恵方巻なら、恵方で吉かもしれねえけどさ…」
スウェナ「お寺や神社はダメってことね?」
サム 「そうじゃねえかなあ、売り込まねえなら」
ブルー 「ぼくの立場で言わせて貰えば、難しいんだよ」
その問題は、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「恵方は最高の吉方位だから、吉だけど…」
シロエ 「何か問題があるんですか?」
ブルー 「いいかい、アルテメシアに住んでても…」
アルテメシアは広いわけでね、と銀青様が指差す窓。
ブルー 「東の端に住んでいる人には、西は西だよね?」
シロエ 「そうですけど…?」
ブルー 「でもねえ、西に住んでる人からすれば…」
地元の神社が東になったりする場合もね、と銀青様。
ブルー 「神社の西側に住んでいたなら、神社はさ…」
ジョミー「東ってことになっちゃうね…」
ブルー 「そうだろう? その年の恵方が西だったら?」
シロエ 「隣の神社は東ですから…」
ブルー 「困らないかい?」
恵方じゃないしさ、と銀青様の仰せですけど。
真逆ですね…。
2022/02/07 (Mon)
☆恵方はどっちだ
節分はお寺へ七福神巡りにお出掛け、毎年恒例ですけど。
シロエ君の説では厄が多い今年、二ヶ所に参拝する話が。
ジョミー「そうか、恵方ですから、って売り込むのは…」
シロエ 「確かに無理がありますね…」
基準の地点を決めても駄目で…、と頷くシロエ君。
シロエ 「アルテメシアのド真ん中を基準にすると…」
ブルー 「当てはまらない人が増えると思うよ」
サム 「だよなあ、自分の家から見た恵方とよ…」
ジョミー「売り込んでる場所が、重ならないよね…」
恵方の真逆を売り込まれても…、とジョミー君も。
ジョミー「お参りしたって、御利益なさそうな感じでさ」
キース 「何の指定も無かった場合は、無問題だがな」
俺たちだって、毎年、同じ寺だぞ、とキース君も相槌を。
キース 「恵方がどっちの方角だろうが、七福神巡りだ」
シロエ 「真逆だった年も、きっとありましたよね?」
ブルー 「あったと思うね、通い続けて長いから」
スウェナ「それでも御利益は頂けたのよね…」
お参りの人も多いものね、とスウェナちゃん。
スウェナ「だったら、今年はどうするのよ?」
キース 「例年通りに一ヶ所でいくか?」
シロエ 「キース先輩は、それでいいかもですけど…」
厄を他人に回す側ですからね、とシロエ君、ブツブツ。
シロエ 「ぼくは御免ですよ、カニのエサなんて!」
ジョミー「ぼくも嫌だよ、また冬の海に沈む危機はさ!」
サム 「キースの厄が回って来たら、ヤバイしよ…」
マツカ 「御利益は多めに欲しいですよね…」
もう一ヶ所、お参りした方が…、とマツカ君たちも。
マツカ 「シロエの言う恵方が良さそうですけど…」
ジョミー「問題は、基準点だよね…」
みんなの家の場所がバラバラ、とジョミー君が仰ぐ天井。
ジョミー「ぼくの家から北北西でも、シロエだと…」
シロエ 「ズレちゃいますね、明らかに」
サム 「ド真ん中は、誰だよ?」
誰の家が真ん中にあるんだよ、と聞いてますけど。
さあ…?
2022/02/08 (Tue)
☆基準点は何処だ
節分はお寺で七福神巡り、毎年お出掛けな面々ですけど。
シロエ君が言うには厄が多い今年、もう一ヶ所という話。
キース 「俺の家は真ん中ではないぞ」
ジョミー「当たり前だよ、裏山がある勢いなんだし」
サム 「キースは除外で、他の面子になるのかよ?」
スウェナ「ダメよ、キースもカウントしなくちゃ」
キースも込みでのド真ん中でしょ、とスウェナちゃん。
スウェナ「マツカかしらねえ、立派なお屋敷」
シロエ 「でも、市街地のド真ん中ではないですよ?」
マツカ 「ええ、少し外れた場所になりますね」
サム 「市街地かどうかは、関係ねえだろ?」
要は、この面子の中で真ん中な家、とサム君の意見。
サム 「……もしかしなくても、此処なのかよ?」
ブルー 「そうなるかもねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなも集まりやすい場所!」
一同 「「「うーん…」」」
生徒会長の家になるのか、と誰もが複雑な顔。
ジョミー「ブルーの家から恵方ってさ…」
シロエ 「みんなにとっても、恵方でしょうけど…」
キース 「ブルーは元々、厄に強いぞ?」
ぶるぅもだな、とキース君の鋭い指摘が。
キース 「何処かの馬鹿が湧いて出ても、だ…」
ジョミー「特に被害は無いよね、うん」
シロエ 「そういう人を、更に強化してもですね…」
なんだか意味が無いような気が、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「皆さんは、どう思います?」
スウェナ「明らかに無駄よね、更に無敵になるだけよ」
ジョミー「最強って言ってもいいくらいにね…」
サム 「あの馬鹿には敵わねえだろうけど…」
パワーアップは間違いねえよ、とサム君も。
サム 「ド真ん中ってのはやめようぜ、うん」
シロエ 「他の場所にした方がいいですよね…」
ジョミー「でもさあ、みんなと縁があってさ…」
キース 「基準に出来そうな場所だろう?」
マツカ 「そんなの、何処かありましたっけ…?」
学校くらいしか無いですよ、とマツカ君。
そうかも…。
2022/02/09 (Wed)
☆有難味が欲しい
節分は七福神巡りにお寺へ、毎年恒例の行事ですけれど。
シロエ君の説では厄が多い今年、もう一ヶ所に参拝希望。
ジョミー「そうだね、強いて言うなら学校だよね…」
サム 「他にねえよな、コレっていうヤツ…」
でもよ…、とサム君、フウと溜息。
サム 「学校から見て恵方ってのも、なんだかなあ…」
シロエ 「あんまり楽しくないですよね…」
マツカ 「有難味にも欠けている気がしますよ」
スウェナ「そこよ、学校は家ほど大事に思ってないし…」
そんな場所が基準点でいいの、とスウェナちゃんも。
スウェナ「もっと他にも無いのかしら?」
キース 「俺たち全員と縁がある場所で、有難味か…」
マツカ 「元老寺なんかは、それっぽいですけど…」
ジョミー「ダメダメ、キースが優先されちゃうから!」
あそこはキースの家なんだしね、とジョミー君が苦情を。
ジョミー「もっと公共のノリっぽいので、有難くて…」
シロエ 「そうだ、七福神様なんかどうでしょう?」
一同 「「「はあ?」」」
七福神様というのはアレか、と誰もがポカーン。
サム 「おいおいマジかよ、七福神ってよ…」
スウェナ「元から行き先に決まってるでしょ、節分の」
キース 「他にもう一ヶ所と提案したのは、お前だぞ?」
考えすぎて煮詰まったのか、と口々に文句ですけれど。
シロエ 「違いますって、ですから、基準点ですよ!」
ジョミー「基準点って…。もしかして、あのお寺を…」
基準に恵方を選ぶってこと、とジョミー君の問い。
ジョミー「あそこから見て北北西、って?」
シロエ 「ええ、いい案だと思いませんか?」
毎年、お世話になっている場所ですし…、とシロエ君。
シロエ 「御利益があって、御縁もですね…」
キース 「確かに深い場所ではあるな、節分限定だが」
シロエ 「それを言うなら、恵方自体が限定イベです!」
キース 「恵方は一年中、恵方なんだぞ」
節分に脚光を浴びるだけで、との指摘ですけど。
七福神ですか…。
2022/02/10 (Thu)
☆マイナーな気が
節分はお寺で七福神巡り、毎年恒例のイベントですけど。
シロエ君の説では今年は厄が多めで、もう一ヶ所な案が。
キース 「いいか、恵方は歳徳神がおいでの方向で…」
ブルー 「一年間は固定なんだよ、節分だけじゃなくて」
シロエ 「あー…。まあ、その話は置いといてですね…」
恵方の基準点は七福神のお寺で如何ですか、とシロエ君。
シロエ 「御利益も御縁もバッチリですし、有難味も…」
マツカ 「あそこだったら、もう充分にありますよね」
ジョミー「いいんじゃないかな、其処に一票!」
サム 「俺も入れるぜ、七福神様からの恵方だしよ…」
御利益も最高なんでねえの、とサム君も乗り気。
サム 「基準点には、もってこいだぜ!」
スウェナ「そうねえ、ツイてる感じだわよ」
キース 「俺も反対する理由は無いな」
シロエ 「じゃあ、七福神のお寺で決まりですね?」
あそこから北北西の所で、とシロエ君が纏めた結論。
シロエ 「お寺でも神社でもいいんですけど…」
サム 「あったっけかなあ、あの辺によ…」
マツカ 「きっとマイナーな所ですよ」
七福神様のお寺自体が郊外ですし…、とマツカ君。
マツカ 「有名どころは恐らく無いかと思いますけど」
シロエ 「そうですよねえ、其処が問題で…」
ブルー 「君たち、本当にアルテメシアの住人かい?」
一同 「「「え?」」」
何か、と一同、キョトンとした顔。
ジョミー「生まれも育ちも、アルテメシアだけど?」
シロエ 「ぼくもそうです、他の皆さんも…」
スウェナ「全員、そうよね?」
そうだ、そうだ、と誰もが口々に。
シロエ 「会長、何が言いたいんですか?」
ブルー 「何か忘れていないかい、とね」
有名どころがあるのにさ、と生徒会長。
シロエ 「それって、北北西ですか?」
ブルー 「完璧にね!」
シロエ 「あの近くに、何かありましたっけ…?」
一同 「「「うーん…」」」
どうだったっけ、と顔を見合わせる面々ですけど。
北北西…?
2022/02/11 (Fri)
☆心当たりがゼロ
節分は七福神巡りにお寺へ、毎年恒例の行事なんですが。
シロエ君の説では厄が多い今年、もう一ヶ所に参拝希望。
ジョミー「七福神のお寺の北北西だよね?」
マツカ 「その方角は竹藪でしたね、境内から見ると」
キース 「竹藪の向こうは、一応、住宅街だが…」
そんな所に寺があったか、と副住職が傾げる首。
キース 「地元密着型ならともかく、有名どころなら…」
スウェナ「聞いたことくらいは、ある筈よねえ?」
シロエ 「行こうとは思わなくてもですね…」
知識はあると思うんですよ、とシロエ君も。
シロエ 「今は御朱印も流行ってますから」
サム 「うんうん、寺とか神社とかでよ…」
貰って来るのが流行りだもんな、とサム君の相槌。
サム 「有名どころだと、行列だとか、転売もよ…」
ジョミー「あるって言うよね、ぼくは集めてないけど」
シロエ 「ジョミー先輩の場合、避けてるでしょう?」
ジョミー「そうだよ、危うきに近寄らずだよ!」
自分から出掛けてどうするのさ、とジョミー君、即答。
ジョミー「ただでも坊主にされそうなのに!」
シロエ 「お寺との御縁は欲しくないですよね」
ジョミー「当たり前だよ! あ、節分のお参りはさ…」
別だからね、と慌てて付け加える人。
ジョミー「お寺でも福をくれるんだったら、喜んで!」
シロエ 「厄除けもかかってますからねえ…」
特に今年は、とシロエ君も大真面目。
シロエ 「ですけど、心当たりのお寺が…」
マツカ 「皆無ですよね、本当に」
キース 「神社は俺の守備範囲外だが、それでもだな…」
有名どころなら噂くらいは、とキース君、ブツブツと。
キース 「縁結びだろうが、縁切りだろうが…」
ジョミー「耳に入ると思うけど…」
ホントに謎だよ、とジョミー君。
ジョミー「第一、住宅街の向こうは…」
シロエ 「ド田舎ですよ?」
キース 「そこを過ぎると、山なんだがな…」
寺も神社も無さそうだぞ、とキース君の疑問。
山ではねえ…?
2022/02/12 (Sat)
☆ジョークなのかも
節分はお寺で七福神巡り、毎年恒例のイベントですけど。
シロエ君の説では今年は厄が多め、もう一ヶ所という話。
サム 「だよな、思いっ切り、山だよなあ…」
ジョミー「バーベキュー向けの川はあるけど…」
シロエ 「お寺なんかは無さそうですよね?」
あんな所に、とシロエ君。
シロエ 「おまけに有名どころだなんて、嘘っぽいです」
マツカ 「ブルーが嘘をつくとは思えませんけれど…」
キース 「該当するブツが無いからな…」
ジョークじゃないか、とキース君の新たな視点。
キース 「俺たちが行き先で詰んでいるから、こう…」
サム 「あー、気分転換に一発な!」
ジョミー「そうだね、詰んだままだとさ…」
斬新な発想も出来なくなるし、とジョミー君も納得。
ジョミー「だったら、此処で気分を切り替え!」
シロエ 「北北西にこだわらないとか、そっち系ですね」
キース 「ああ、そういうのでいいんじゃないか?」
厄除けに御利益のある所を探そう、とキース君の案。
キース 「この際、恵方は考慮しないで…」
シロエ 「ですね、こだわると詰みますから」
ブルー 「あのねえ…」
この状況で誰がジョークをかますんだい、と生徒会長。
ブルー 「ぼくは大真面目に言ったんだけどね?」
シロエ 「でもですね…!」
キース 「北北西に有名どころは無いぞ?」
それは確かだ、とキース君、反論。
キース 「ド田舎か山か、住宅街で…!」
ブルー 「その中に、ちゃんと入ってるけど?」
一同 「「「え?」」」
何処に、と誰もがキョロキョロと。
シロエ 「有名どころですよね…?」
ジョミー「知らないよね…?」
ブルー 「まあねえ、有名なんだけど…」
ちょっとアクセスが悪いからね、と生徒会長の返し。
キース 「何なんだ、それは?」
ブルー 「車で行くなら、四駆が必須なんだよねえ…」
シロエ 「山なんですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
もう思いっ切り山の上で、と言ってますけど。
四駆…?
2022/02/13 (Sun)
☆スキー場だった山
節分は七福神巡りでお寺へ、毎年恒例の行事なんですが。
シロエ君の説では厄が多い今年、他にも参拝したい所で。
サム 「山の上って、何かあったっけか?」
シロエ 「四駆が必須と言いましたよね…?」
ブルー 「そもそも、舗装道路自体が無いからねえ…」
山の麓で終わりなんだよ、と生徒会長。
ブルー 「七福神巡りで乗るバスの終点なんだけど?」
キース 「アレか、火伏せの神様か…!」
山の上にポツンとある神社だな、とキース君が打った手。
キース 「火伏せなら、火事を防いでくれるんだし…」
シロエ 「厄も防いでくれそうですけど、問題は…」
立地ですね、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「千メートル近い山ですよ、アレ」
ジョミー「アルテメシアの最高峰だよ…」
キース 「ついでに今年は、雪が多くてだな…」
上の方は常に白いんだが、とキース君も良くない顔色。
キース 「ただでも冬場は、山頂付近は根雪で、だ…」
ジョミー「アイゼンが要るって話もあるよね…」
ブルー 「そりゃまあ、昔はスキー場があったほどだし」
一同 「「「スキー場!?」」」
あんな所に誰が行くんだ、と一同、仰天。
シロエ 「あのですね…。舗装道路も無いようなトコ…」
サム 「誰がスキーを担いで行くかよ、最高峰だぜ?」
ブルー 「昔と言ったよ、自動車が普及する前で…」
荷車は牛が引いたら上等、と生徒会長が立てる人差し指。
ブルー 「そんな頃だし、スキー板くらい、誰だって…」
キース 「担いで登って当然だった、と?」
ブルー 「スキーをするような人間はね!」
当然、リフトもあるわけがない、とトドメの台詞。
ブルー 「そういう山でも、好きな人は好きで登るから」
キース 「スキー場が無い今でも、この冬場にか?」
ブルー 「日課で登る、ご高齢の人が多いんだけど?」
一同 「「「ご高齢…」」」
ブルー 「その皆さんに、君たちはさ…」
負けたいのかい、と真顔で言われましても。
冬山ですよ?
2022/02/14 (Mon)
☆プロたちの装備
節分はお寺で七福神巡り、毎年恒例のイベントですけど。
シロエ君の説では今年は厄が多め、他にも参拝な流れで。
キース 「負けたいのか、と簡単に言ってくれるがな…」
シロエ 「その人たちって、プロでしょう?」
あの山に登る件に関しては…、とシロエ君。
シロエ 「装備は完璧、アイゼンだってつけてますよ!」
ブルー 「服に関しては、今どきな人もいるけどさ…」
ヒートテックとか色々あるし、と生徒会長の言。
ブルー 「でも、アイゼンの方はどうかなあ…」
ジョミー「カンジキだとか言わないでよ?」
ブルー 「どっちかと言えば、草鞋か縄かな」
昔の滑り止めの王道、と恐ろしすぎる台詞が。
ブルー 「そういうのを靴に縛り付ければオッケー!」
シロエ 「靴って、普通の靴にですか?」
ブルー 「長靴でもいいし、スニーカーでも使えるよ?」
キース 「嘘だ、と言いたい所なんだが…」
その技は坊主も使うんだよな、とキース君も。
キース 「修行によっては、雪山登山もアリだから…」
シロエ 「草鞋や縄で滑り止めですか?」
キース 「そう聞いているな、あの業界では」
ブルー 「うん、現役の雪山装備だよね」
坊主の世界でも、あの山でも…、と生徒会長の笑み。
ブルー 「だから君たちも、負けずにチャレンジ!」
一同 「「「げっ!!!」」」
??? 「いいね、いいねえ、チャレンジ精神!」
これぞ人生、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「節分は雪山に登るんだって?」
キース 「いや、決まったわけではないんだが…!」
あくまで案の一つにすぎん、とキース君が張る予防線。
キース 「そもそも、其処に行くかどうかも…」
シロエ 「決まってませんし、先走らないで下さいよ」
Aブルー「そうかなあ? いいと思うんだけど…」
シロエ 「どの辺がいいと言うんです!」
Aブルー「もちろん、チャレンジ精神だってば!」
凄い装備で挑むんだろう、と決め付けですけど。
草鞋…?
2022/02/15 (Tue)
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