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シャングリラ学園つれづれ語り
☆元日から仕事


あけましておめでとうございます。今年も元老寺なお正月。
修正会に出席したシャン学メンバー、爆睡中ですけれど…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ あけましておめでとう!」
一同  (((…もう朝?)))
ぶるぅ 「起床、起床ーっ!」

元気に廊下を跳ねてゆくお子様、起きるしかない展開で。

シロエ 「おはようございます…」
サム  「マジで眠いぜ…」
スウェナ「雪の中で除夜の鐘でしょ、それから本堂で…」
ジョミー「正座で法要だったもんねえ…」

もっと寝ていたい、と誰もが眠そうな顔。

マツカ 「でも、起きないとキースが来ますよ」
キース 「もう来ているが?」

来い、山門で初日の出だ、と法衣の副住職が登場。

キース 「遅れたら、親父にどやされるぞ」
一同  「「「はーい…」」」

仕方ない、と雪が積もった境内を歩いて、山門へ。

アドス 「お揃いですな。じきに初日が昇りますぞ」
イライザ「二礼二拍手一礼ですよ」
一同  「「「はいっ!」」」

昇る朝日にパンパン柏手、深々とお辞儀。

アドス 「それでは皆さん、庫裏の方へどうぞ」
ぶるぅ 「わぁーい、お雑煮!」
イライザ「おせちも沢山ありますからね」
一同  「「「やったーっ!」」」

暖房の効いた座敷に通され、揃って新年の挨拶から。

アドス 「皆さん、あけましておめでとうございます」
一同  「「「おめでとうございまーす!」」」
アドス 「では、お屠蘇を。まずは銀青様から」
ブルー 「ありがとう。今年もよろしく」

生徒会長、お屠蘇をクイッと、続いて他の面々も。

イライザ「さあ、お雑煮と、おせちですよ」
アドス 「今年も和洋中と取り揃えました」

お雑煮が配られ、豪華おせちもドッサリと。

ジョミー「やったね、どれから食べようかな?」
キース 「仕事に差し支えない程度にな」
ジョミー「えっ?」
キース 「檀家さんの初詣だ!」
ジョミー「あー…」

食い過ぎたら働けないからな、と副住職の釘。
元日から仕事…。


2022/01/01 (Sat)



☆初詣の心構え


今年も元老寺で新年を迎えたシャン学メンバー、おせち中。
けれどジョミー君には、この後、仕事があるのだそうで…。

キース 「いいか、キリキリ働くんだぞ」
アドス 「一年の計は元旦にあり、と申しますからな」
サム  「俺も精一杯、頑張ります!」
アドス 「流石はサム殿、いい心がけでいらっしゃる」

銀青様の弟子はダテではないですな、とアドス和尚、絶賛。

アドス 「ジョミー殿の働きにも期待しておりますぞ」
ジョミー「期待してくれなくていいです、其処は」
アドス 「いやいやいや…。そう謙遜をなさらずに」

存分に働いて頂ければ、と言って、立ち上がるアドス和尚。

アドス 「では、初詣の支度がありますので、失礼して…」
ブルー 「じゃあ、ぼくたちは勝手にやらせて貰うよ」
キース 「俺は、ジョミーたちを連れて後で行くから」

こいつらは着替えも必要だし、とキース君、副住職モード。

キース 「初詣の心構えもして貰わないと…」
アドス 「そうじゃな、わしは本堂で待つとしようか」

炬燵の電源も入れないと…、とアドス和尚は本堂の方へ。

シロエ 「行っちゃいましたね、お正月から忙しそうです」
イライザ「私も、裏方のお仕事がありますから…」

皆さんはどうぞごゆっくり、とイライザさんも退場。

スウェナ「ジョミーたちも、そろそろ行くんでしょ?」
ジョミー「行きたくないって!」
キース 「貴様、元日からサボる気か!」

たるんでるぞ、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「初詣の心構えはどうした!」
ジョミー「ぼくが行きたいのは、普通のヤツだよ!」
キース 「普通?」
ジョミー「アルテメシア大神宮とか!」

お参りをして、露店で食べて…、とジョミー君。

ジョミー「おみくじを引いたり、色々とさ…」
キース 「坊主の初詣は、寺と相場が決まっている!」
ジョミー「檀家さんは、一般人だけど?」
キース 「やかましい!」

信心深い皆さんだぞ、と怒鳴ってますけど。
一般人ですよね?


2022/01/02 (Sun)



☆普通は神社です


元老寺で元日なシャン学メンバー、おせちに舌鼓ですけど。
ジョミー君とサム君は、檀家さんの初詣のお手伝いとかで。

キース 「まずはお寺へ、と来て下さるのが檀家さんで!」
ジョミー「でもさ、それって、普通じゃないし…」
キース 「どの辺がだ!」
ジョミー「お寺へ一番に行くってトコだよ、変だってば」

此処は露店も何も無いよ、とジョミー君が眺める境内の方。

ジョミー「お寺によっては、露店が出るよね?」
シロエ 「そう言われれば、そうかもですね」
ブルー 「あるねえ、初詣で賑わう所なんかだと」

駐車場なんかも満杯でさ、と生徒会長の相槌。

ブルー 「アルテメシアには、有名どころは無いけどね」
ジョミー「うん。だから普通は、神社に出掛けて…」

初詣をして露店でB級グルメ、とジョミー君。

ジョミー「檀家さんだって、そっちが好きだと思うよ」
キース 「何が言いたい!?」
ジョミー「強制イベントになっているんじゃないの?」

元老寺の初詣は…、とジョミー君が傾げてみせる首。

ジョミー「来ないと、ヤバイことになるとか…」
キース 「そんなことはない!」
ジョミー「……本当に?」

絶対に無いと言い切れるわけ、とジョミー君も譲らず。

ジョミー「来なかった人は、不利になるとか…」
キース 「どうして、そういう発想になる!」

馬鹿か貴様は、とキース君の怒声。

キース 「頭が沸いているとしか思えんぞ!」
サム  「沸いてるんでねえの?」

お屠蘇で酔っ払っているとかよ…、とサム君の指摘。

サム  「放り出して、酔いを醒ましてやれよ」
キース 「そうだな、庭に叩き出すか」
ジョミー「ちょっと待った!」

そんなことをしていいのかな、とジョミー君、ニヤリ。

ジョミー「キースだってさ、言えた立場じゃないと思うよ」
キース 「何の話だ!」
ジョミー「去年のイベント、詰みまくってたよね?」
キース 「うっ…」

それを言うか、とグッと詰まった副住職。
詰んでましたねえ…?


2022/01/03 (Mon)



☆アイデアを出すな


元老寺で元日なシャン学メンバー、豪華なおせちに大満足。
けれどジョミー君とサム君は、檀家さんの初詣に動員で…。

ジョミー「ぼくにどうこう文句な前にさ、キースもさ…」
シロエ 「口が災いを呼びまくるのは確かですよね」

確かに間違ってはいません、とシロエ君、ピシャリ。

シロエ 「ジョミー先輩を叩き出すのは、ちょっと…」
キース 「しかし、親父がうるさいんだ!」

こいつを引っ張って行かないと…、と副住職。

キース 「元日は本堂で手伝いをする、と決まってるしな」
サム  「そうだぜ、期待されてるんだしよ…」

雪の庭に放り出されるよりは、本堂だろ、とサム君も。

サム  「しっかり勤めりゃ、後はゆっくり出来るしよ」
ジョミー「そうかな、逆立ちよりはマシかな…」
ブルー 「逆立ちで手伝えとは、誰も言ってないしね」
キース 「おい、お前たち…!」

親父の前でソレを言うなよ、とキース君の眉間に皺が。

キース 「罰のメニューに追加されたら、悲劇なんだ!」
サム  「あー…。罰礼の代わりに逆立ちな?」
ブルー 「いいかもねえ…。逆立ちで写経をするとかさ」
キース 「言わないでくれ…!」

頼むから親父にアイデアを出すな、とキース君、必死。

キース 「ジョミーはともかく、ブルーが言ったら…」
ジョミー「即、採用は間違いないよね」

嫌なら、ぼくに貼るカイロを…、とジョミー君。

キース 「はあ?」
ジョミー「カイロだってば、ほら、ぼくの役目は…」

檀家さんの下足番だしさ、とジョミー君が指差す外。

ジョミー「この雪の中で、本堂の外で待機だよ?」
シロエ 「冷えますもんねえ…」
ジョミー「うん。せめて貼るカイロくらいはさ…」

コッソリくれてもいいと思う、とジョミー君の言。

ジョミー「そしたら、逆立ちの件は黙るよ」
サム  「でもよ、キースがヤバイんでねえの?」
キース 「俺もカイロは禁止だからな…」

持ち出すのは危険すぎるんだが、と副住職。
どうなる…?


2022/01/04 (Tue)



☆貼るカイロは駄目


元老寺で元日な面々ですけど、僧籍な人には初詣のお仕事。
ジョミー君とサム君も対象でして、雪の中でもお仕事で…。

サム  「やっぱ、カイロは禁止だよなあ…?」
キース 「考えてもみろ、あの親父だぞ?」

貼るカイロが許されると思うのか、とキース君の渋面。

キース 「第一、本山での修行の時にも、暖房なんぞは…」
シロエ 「火鉢しか無かったんですよね?」
キース 「あまつさえ、外気が吹きっ晒しの場所でな…!」

あれは暖房とは言えなかった、とキース君が竦める肩。

キース 「お蔭で、みんな霜焼けでだな…!」
シロエ 「そうでしたっけ…」
キース 「ジョミーも、いずれは行く道なんだぞ」

一日くらい我慢しろ、とジョミー君をギロリと。

キース 「いや、半日ほどの間に過ぎん」
ジョミー「逆立ちだって、多分、半日は無いよ?」
キース 「はあ?」
ジョミー「アドス和尚が出す罰だってば」

逆立ちで写経するってヤツ、とジョミー君。

ジョミー「せいぜい半時間くらいじゃないかと…」
サム  「あー…。倒れちまっても困るだろうしよ…」
スウェナ「半日なんかは、やらせないわよね?」
ブルー 「虐待は逮捕されるからねえ…」

それとも傷害の方だろうか、と生徒会長が傾げる首。

ブルー 「実の息子に逆立ちをさせて、救急車だと…」
シロエ 「確実に事情を聞かれますよね?」
ブルー 「警察官にね!」

だから早めにやめると思う、と生徒会長も半時間説を支持。

ブルー 「半時間ほどなら、大丈夫だろう?」
キース 「そういう問題になるのか、コレは!?」
ジョミー「ぼくが黙っていないとさ…」

逆立ちだけど、半時間ならいいのかな、と言い募る人。

ジョミー「それとも、ぼくに貼るカイロをさ…」
キース 「プレゼントするために、持ち出せと?」
ジョミー「まあ、どっちでもいいけどね」
キース 「くっそぉ、足元を見やがって…!」

しかし、カイロを持ち出すのも…、と唸ってますけど。
どうすると…?


2022/01/05 (Wed)



☆カイロさえあれば


元老寺で迎えた元日ですけど、僧籍な人に課されたノルマ。
檀家さんの初詣のお手伝い、ジョミー君たちが対象でして。

ジョミー「貼るカイロ、家に無いとか言わないよね?」
キース 「親父が愛用しているから、ある」
シロエ 「アドス和尚は、いいんですか?」
キース 「ここだけの話、さっきも貼っていたと思うぞ」

初日の出を拝みに出ていた時だ、とキース君。

キース 「あの寒さだしな、親父なら、絶対…」
シロエ 「キース先輩は、どうだったんです?」
キース 「貼っていたわけがないだろう!」

親父にバレたら瞬殺だぞ、と肩をブルッと。

キース 「しかし親父は好きな時に貼るし、おふくろも…」
ジョミー「使ってるんだね?」
キース 「俺には、うるさく言うくせにな!」
ジョミー「それなら、1個くらい余計に減っていてもさ…」

分からないよね、とジョミー君が指差す襖の方。

ジョミー「初詣は手伝うから、カイロ、持って来てよ」
キース 「持って来ないと、逆立ちの件を喋るんだな?」
ジョミー「そうだよ、キースは凄い、ってね!」

逆立ちで写経が出来るかも、って、とニッコリと。

ジョミー「アドス和尚が、それを聞いてさ…」
サム  「罰に活用するかどうかは、お任せってことな?」
ジョミー「うん。ぼくはキースを褒めるだけ!」

罰に使えとは言わないから、と笑顔で脅しを。

ジョミー「で、どうするわけ?」
キース 「仕方ない…」

行って来る、と姿を消して、直ぐ戻って来た副住職。

キース 「ほら、好きに使え!」
ジョミー「ありがとう、見えない所に貼るよ!」
キース 「頼むから、落としてくれるなよ?」

落ちたら親父に見咎められる、と視線がマジ。

キース 「いいな、そうなれば俺が怒鳴られるんだ!」
ジョミー「分かってるって!」
キース 「では、行くぞ。サムもだ」
サム  「おう!」
ジョミー「行って来るねーっ!」

カイロさえあれば頑張れるよ、と本堂へ出発。
御苦労様です…。


2022/01/06 (Thu)



☆カイロがあっても


元老寺で元日な面々ですけど、僧籍な人には本堂で仕事が。
檀家さんの初詣のお手伝い、ジョミー君とサム君が出発で。

シロエ 「ジョミー先輩、大丈夫でしょうか?」
マツカ 「貼るカイロがあっても、この雪ですしね…」
スウェナ「昼間なのに、積もって来てるわよ」

これは寒いわ、とスウェナちゃんが眺める窓の外。

スウェナ「法衣で、本堂の外で下足番でしょ?」
ブルー 「サムとは交代出来ないからねえ…」

所作が全くなってないから、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「檀家さんに失礼があったら、大変だしさ…」
シロエ 「ある意味、自業自得ですよね」
マツカ 「サムと違って、やる気がありませんからね」
ブルー 「そういうこと! 寒くても、外で頑張るしか…」

ないんだよね、と生徒会長、クスクスと。

ブルー 「貼るカイロも、1個だけしか無いしさ…」
スウェナ「風邪を引かないといいわね、ホントに」
ぶるぅ 「そだね、差し入れしたいけど…」

叱られちゃうし、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「あったかい甘酒とか、あげたいよね…」
シロエ 「でも、バレたら大惨事は確実ですし…」
ぶるぅ 「仕方ないよね…」

お仕事が終わるまでは、と良い子も気の毒がる状況。

ぶるぅ 「アドス和尚は、怖いもん…」
マツカ 「敵に回したくはないキャラですね」
シロエ 「マツカ先輩が、それを言いますか?」

先輩の本気モードも怖いですよ、とシロエ君。

シロエ 「どっちが強いか、気になるトコです」
マツカ 「アドス和尚には敵いませんよ」

専門用語で来られると…、と正論が。

マツカ 「とても太刀打ち出来ませんしね」
一同  「「「あー…」」」

そうだっけ、と一同、ガックリ。

シロエ 「夢の対決は無理ですか…」
ブルー 「そうなるね。初詣もそろそろ終わる頃かな?」
アドス 「この、たわけがーっ!!」
一同  「「「え?」」」

なんだ、と顔を見合わせる御一同様。
アドス和尚ですよね…?


2022/01/07 (Fri)



☆カイロがバレた人


元老寺で迎えた元日ですけど、僧籍な人には初詣のお仕事。
昼間でも雪が積もる寒さの中で、本堂の外で下足番もアリ。

シロエ 「今の声、アドス和尚ですよね?」
マツカ 「たわけ、と聞こえた気がしますけど…」
ブルー 「誰か、やらかしちゃったかな?」

ヘマを、と一同、本堂の方へ視線を向けて聞き耳。

スウェナ「もしかして、カイロがバレたかしらね?」
シロエ 「そうなると、ジョミー先輩でしょうか?」
マツカ 「恐らく、そうだと思いますけど…」

どうなんでしょう、とマツカ君も心配そうな顔。

マツカ 「見に行った方がいいんでしょうか?」
ブルー 「そうだね、ちょっと廊下に出てみて様子を…」

ヤバそうだったら止めに入ろう、と生徒会長、廊下へと。

ブルー 「えっと、此処からだと、本堂は…。あっ?」
アドス 「詫びはどうしたぁーっ!!」
ジョミー「ひぃぃっ!」

本堂の縁側から、雪の積もった庭へ転がり落ちた人影。

ジョミー「ご、ごめんなさい、ごめんなさいーっ!」
アドス 「カイロを落とすなど、言語道断!」

おまけに檀家さんの前で、とアドス和尚、縁側に仁王立ち。

アドス 「親切に拾って下さっていたが、愚か者めが!」
ジョミー「す、すみません、反省してます…!」

見えない所に貼ったんですが、とジョミー君、土下座。

ジョミー「気を付けるように、言われてたのに…!」
アドス 「なんじゃと?」
ジョミー「落としたりしたら、終わりだから、って…!」
アドス 「当たり前じゃろうが!」

たわけ者めが、と怒鳴って、ハッと何かに気付いたようで。

アドス 「ちょっと待て、誰が言ったんじゃ?」
ジョミー「そ、それは…」

ジョミー君、本堂の方を見上げまして。

ジョミー「喋ったら、逆立ちになるかもで…」
アドス 「そんな罰は、ワシは出しておらんが?」
ジョミー「で、ですよね、やっぱり…」
一同  (((馬鹿…)))

それは詰むヤツ、と顔を見合わせる御一同様。
どうなる…?


2022/01/08 (Sat)



☆カイロがバレたら


元老寺での元日、僧籍な人は檀家さんの初詣のお手伝いが。
本堂の外で下足番なジョミー君、貼るカイロで出掛けて…。

アドス 「カイロを落としたら終わりで、逆立ちじゃと?」
ジョミー「そ、そうなるかも、っていう話で…!」
アドス 「ほう…。ワシが逆立ちをさせるんじゃな?」

ジョミー殿に、とアドス和尚の確認が。

アドス 「まあ、罰礼の作法も出来ておらんし…」
ジョミー「ち、違うんです、ぼくじゃなくって…!」
アドス 「ジョミー殿ではない、と…?」
一同  (((うわわ…)))

えらいことに、と一同、ガクブル。

シロエ 「これ、キース先輩が詰む流れですよね?」
マツカ 「そうなりますね…」

せっかくカイロを渡したのに、とマツカ君、溜息。

マツカ 「結局、ジョミーが喋るんですよ」
スウェナ「天網恢恢、ってヤツかしらねえ…?」
シロエ 「いえ、脅されたのはキース先輩ですし…」

どうなんでしょう、と眺める間に、アドス和尚も熟考で。

アドス 「ジョミー殿に、ちょっと質問なんじゃが…」
ジョミー「は、はいっ?」
アドス 「カイロを落とすのは、ジョミー殿でじゃな…」

終わるのもジョミー殿じゃろう、と縁側から見下ろす人。

アドス 「なのに、逆立ちは別の誰かが、と…?」
ジョミー「あっ…!」

マズイ、とジョミー君が押さえる自分の口。

ジョミー「い、いえ、今のは忘れて下さい!」
アドス 「そうはいかんな、こう、正直に…」

キリキリと答えて頂きたい、とアドス和尚の鬼の睨みが。

アドス 「ジョミー殿が落としたカイロは、じゃ…」
ジョミー「はい…?」
アドス 「私物か、うちの備品か、どっちじゃ?」

正直に、と縁側から乗り出すようにズズイと。

アドス 「隠すと、ためにならんのじゃが…?」
ジョミー「そ、それは…」
アドス 「どっちじゃと?」
ジョミー「此処のです!」
一同  (((終わった…)))

キースの人生、と誰もが真っ青ですけど。
詰みましたかねえ…。


2022/01/09 (Sun)



☆手に入れた場所は


元老寺での元日、檀家さんの初詣も終わったわけですけど。
ジョミー君がカイロを落として、それが悲劇の始まりで…。

アドス 「うちの寺の備品、ということじゃな?」
ジョミー「そ、そうなんです…」
アドス 「なるほど…。では、もう一つ、質問じゃが…」

何処でカイロを手に入れたんじゃ、とアドス和尚。

アドス 「目につく場所には、置いていないわけでな…」
ジョミー「は、はい…?」
アドス 「盗み出したのか、それとも誰かが…」

手引きをしたと、とアドス和尚の鋭いツッコミ。

アドス 「盗んだのなら、普通に犯罪になるんじゃが…」
ジョミー「ひぃぃっ!」
アドス 「どうやら、手引きをした者が…」

いるような気が…、とアドス和尚が顎に当てる手。

アドス 「そしてカイロを落とした場合は、そいつが…」
一同  (((ヤバイ…)))
アドス 「ワシに逆立ちさせられる、と?」
ジョミー「い、いえ…! え、えっと、いえ、えっと…」

ジョミー君、雪が積もってゆく庭でワタワタ。

ジョミー「そ、そうじゃなくって、えっと、えっと…!」
アドス 「語るに落ちる、というヤツじゃな」

犯人は其処じゃ! と、アドス和尚、クルリと方向転換。

アドス 「キース、カイロは、お前じゃろう!」
キース 「えっ…!」
アドス 「他に考えられんのじゃが…?」

イライザが渡すとは思えんしな、と詰め寄る人。

アドス 「その上、ジョミー殿に口止めした、と…!」
キース 「ち、違う…!」
アドス 「何処が違うんじゃ、ジョミー殿は、じゃ…」

喋ったら終わりと言っていたぞ、と揚げ足をサッと。

アドス 「つまり、お前が脅したんじゃ!」
キース 「なんでそうなる!」

俺は脅された方なんだぞ、とキース君も必死。

キース 「ジョミーが喋ってしまったら…!」
アドス 「なに、他に何かあると…?」
キース 「うっ…!」
一同  (((やった…)))

また失言か、と誰もが肩をガックリと。
首を締めましたね?


2022/01/10 (Mon)



☆罰礼の代わりに


元老寺での元日、檀家さんの初詣は無事に終了ですけれど。
ジョミー君が張るカイロを落として、キース君がピンチで。

アドス 「ジョミー殿が喋ったら、何が起きると?」
キース 「いや、何でもない…!」
アドス 「違うじゃろう、お前が逆立ちじゃろうが!」

どんな取り引きかは知らんがな、とアドス和尚の睨みが。

アドス 「そしてカイロを渡したのは、ズバリお前じゃ!」
キース 「そ、それは…!」
アドス 「否定は出来ん筈じゃがな?」

今の流れでは…、とキース君をギロリと。

アドス 「まあいい、お前のやるべきことは、じゃ…」
キース 「罰礼百回、やってくる!」
アドス 「いや、毎回それでは芸が無いしのう…」

お正月から御本尊様を煩わせるのも…、と指差す庫裏。

アドス 「庫裏の廊下で逆立ちじゃ!」
一同  (((げっ!)))

キース君もグッと詰まって、泣きそうな顔。

キース 「ま、まさか、逆立ちで写経をしろと…?」
アドス 「ほほう…。ジョミー殿、そうだったと?」
ジョミー「い、いえ、えっと、えっとですね…!」
アドス 「どうやら間違いないようじゃな」

そうするがいい、とピシャリ。

アドス 「左手で逆立ち、右手で写経じゃ!」
キース 「そんな…!」
アドス 「ワシも鬼ではないからのう…」

休憩は適宜、取っていいぞ、とアドス和尚。

アドス 「では、座敷の前の廊下で頑張るように」
キース 「お、親父…!」
アドス 「写し終わったら、皆さんと過ごしてかまわん」

さあ来い、と視線を向けた先には、皆がいるわけで。

アドス 「おお、これは皆様、お揃いで…」
ブルー 「まあねえ、騒ぎが聞こえたからさ」

写経だってね、と生徒会長、ジョミー君も庭から帰還で。

ブルー 「ジョミーの罪は問わないのかな?」
アドス 「犯人は、せがれですからな!」
キース 「違うんだが!」
アドス 「お前しかおらんわ!」

カイロを盗み出したじゃろうが、と怒りの形相。
其処ですか…。


2022/01/11 (Tue)



☆監視をよろしく


元老寺での元日、檀家さんの初詣は無事に終わりましたが。
ジョミー君が貼るカイロを落として、キース君がピンチに。

アドス 「そもそも、寒いからと貼るカイロをじゃな…」
キース 「俺が使ったわけではない!」

アレはジョミーが…、とキース君の反論。

キース 「雪の中で下足番は辛い、と俺を脅して…!」
アドス 「そうかもしれんが、脅されるのは、じゃ…」

後ろ暗い所があるからじゃろうが、とアドス和尚の指摘。

アドス 「つまり、元から、何かをやらかしていて…」
キース 「誓って、何もやっていないが!」
アドス 「一事が万事、と言うじゃろうが!」

現にカイロを盗み出したし…、と仁王立ち。

アドス 「つべこべ言わずに、サッサと写経をせんか!」
キース 「そ、そんな…!」
アドス 「しかし、法衣では裾が乱れて見苦しくなるし…」

ジャージに着替えてやるように、と指をビシイ! と。

アドス 「というわけで、銀青様にお願いが…」
ブルー 「なんだい?」
アドス 「せがれがサボッて手を抜かないように…」

監視して頂ければ嬉しいのですが、と恐ろしい申し出。

アドス 「ワシは、明日も檀家さんの初詣がですな…」
ブルー 「続くから、色々忙しいんだね?」
アドス 「はい。ですので、時々、せがれの様子を…」

スマホに送って頂けますかな、と鬼の注文。

アドス 「動画でも、写真でも、其処はお任せしますので」
ブルー 「オッケー、逆立ちの様子を、だね?」
アドス 「普通に座って写経では、こう、当たり前で…」
ブルー 「罰としては軽すぎる、って思うよねえ…」

分かった、と生徒会長、コクリと。

ブルー 「ちゃんと見張って、5分おきに送信するよ」
アドス 「有難うございます。では、皆さんは宴の方を…」
キース 「俺だけ逆立ちしていろと?」
アドス 「終わったら、フリーじゃ。ではな」
キース 「あんまりだ…!」

せめて罰礼か普通に写経、と叫んでますけど。
無理っぽい気が…。


2022/01/12 (Wed)



☆逆立ちを肴に


元老寺でのお正月、元日からキース君に下った恐ろしい罰。
庫裏の廊下で逆立ちで写経、しかも生徒会長の監視つきで。

キース 「親父、頼むから減刑してくれ、この通りだ!」
シロエ 「あのぅ…。もう姿が見えませんけどね?」
ブルー 「早く始めれば早く済むしさ、ほら、着替えて!」

ジャージでやれと言われただろう、と生徒会長の催促が。

ブルー 「5分おきに送信する約束だしさ…」
ジョミー「早くしないと、サボリ認定されるよ?」
キース 「誰のせいだと思ってやがる!」
シロエ 「でも、先輩が自分で言ったんですよ?」

逆立ちで写経する件は、とシロエ君の冷たい言葉。

シロエ 「ジョミー先輩は、無罪放免になりましたし…」
サム  「蒸し返したら、不利になるんでねえの?」
スウェナ「そうよね、写経が倍になるとか…」
キース 「やめてくれ…!」

そんなのは嫌だ、とジャージに着替えて来たキース君。

キース 「…墨を磨るのも、逆立ちだろうか?」
ブルー 「そうなるだろうねえ…」
キース 「くっそぉ…!」

やってやる、とジャージで逆立ち、磨り始めた墨。

シロエ 「流石ですねえ、凄いスキルですよ」
ブルー 「よし、この光景を送信、っと…」

後は5分おきに撮影だよね、と生徒会長。

ブルー 「面白いから、此処の襖は開けておいてさ…」
サム  「キースを肴に宴会なのな?」
キース 「他人事だと思いやがって!」
ぶるぅ 「んとんと、差し入れくらいするけど…」

逆立ちしたまま食べられるの、と良い子の質問。

ぶるぅ 「それなら御馳走、持って来るよ?」
キース 「いや、そのコースは拷問だ…!」

確実に死ぬ、とキース君の悲鳴。

キース 「俺に構わず、そっちは好きにやってくれ!」
ジョミー「他人事でいいんだ?」
キース 「死ぬよりはマシだ!」
ブルー 「オッケー、それじゃ宴会続行!」
一同  「「「わぁーい!」」」

食べるぞ、と賑やかに宴会な面々ですけど。
キース君は逆立ち…。


2022/01/13 (Thu)



☆今年は気を付けて


元老寺でお正月ですけど、元日からキース君に下された罰。
庫裏の廊下で逆立ちで写経、生徒会長が監視するわけで。

ジョミー「今年のおせちも、ホントに美味しいよね!」
サム  「和洋中、どれもハズレがねえよな」
シロエ 「ええ。会長がVIPだからこそですよねえ…」

キース先輩のお客なだけでは無理でしょう、とシロエ君。

シロエ 「下手をしたら、今頃は放り出されてますよ」
マツカ 「そうかもですね、キースがあの有様では…」
スウェナ「惨めよねえ…」

元日から逆立ちで写経だなんて、とスウェナちゃんの溜息。

スウェナ「まだ半分も写せてないわよ?」
ブルー 「1時間では済まないだろうね」

さて…、とスマホで撮影、アドス和尚に手早く送信。

ブルー 「まあ、ぼくたちは楽しくやろうよ」
シロエ 「会長、そのデータはどうするんです?」

まさか残すとか…、とシロエ君の問い。

シロエ 「でもって、後々、脅しの種に…」
ブルー 「大丈夫、ぼくは其処まで鬼じゃないから」

ちゃんと消すよ、と生徒会長、廊下の方にも声掛けを。

ブルー 「だから安心して写経したまえ」
キース 「そ、そうか…」

恩に着る、と写経を続ける人。

ジョミー「アドス和尚も厳しいよねえ…」
サム  「お前がカイロを落としたせいだぜ?」
ジョミー「細かいことはいいんだってば!」
ブルー 「うん、元老寺ではアドス和尚が法律だしね」

無罪だったら、問題無し! と銀青様もジョミー君を支持。

ブルー 「というわけで、楽しくやろうよ!」
ぶるぅ 「お正月だもんね!」
シロエ 「会長、5分経ちました」
ブルー 「おっと…!」

送信、送信…、とスマホで撮影されるキース君。

キース 「くっそぉ、なんで俺だけが…!」
ブルー 「一年の計は元旦にありだよ、今年こそはさ…」
シロエ 「言動に気を付けて下さいね?」
キース 「もう身に染みて分かっている!」

今年こそは、と呻きながらの写経ですけど。
さて、今年は…?


2022/01/14 (Fri)



☆厄除けに小豆粥


お正月が終わった後は、成人の日で三連休になるのが今年。
平穏無事に遊びまくって、迎えた小正月な15日ですけど。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今日は小豆粥だよ!」
ジョミー「えっ、せっかく遊びに来たのに、お粥って…」
サム  「土曜日なんだぜ、もっと、こう…」

ゴージャスによ、とサム君も相槌な生徒会長宅での休日。

サム  「お粥でも色々あるじゃねえかよ、中華とか…」
シロエ 「アワビ粥なんかも美味しいですよね」
ジョミー「うん、そういうのを期待なんだけど…」
ぶるぅ 「えとえと、でもね…」

小正月は小豆粥の日だし、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「縁起物なの、厄除けで無病息災なの!」
ブルー 「そうだよ、特にお勧めしたい人もいるしね」

若干一名、と生徒会長の視線がキース君に。

ブルー 「君は、しっかり食べておいた方が…」
スウェナ「どうかしら? キースがババを引いた場合は…」
シロエ 「ぼくたちが助かりますからねえ…」
マツカ 「確かに、去年はそうでしたね」

その傾向が顕著でした、と御曹司も。

マツカ 「今年も、元日にジョミーが助かっていますし…」
サム  「キースには、食わせねえ方がいいんでねえの?」
キース 「おい、お前たち…!」

何もかも俺に押し付ける気か、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「ぶるぅ、俺に一番に小豆粥をくれ!」
ぶるぅ 「順番なんかは、関係無いと思うけど…」
??? 「だよねえ、それに厄除けなんかをしたってさ…」

無駄だろうね、とソルジャー(Aブルー)登場。

Aブルー「あけましておめでとう! 今日までだよね」
ブルー 「ギリギリセーフって所かな」

お正月飾りは今日でおしまい、と生徒会長。

ブルー 「小豆粥を食べに来たのかい?」
Aブルー「それとニューイヤーの挨拶にね!」
ブルー 「ご丁寧に、どうも」
Aブルー「今年も、いい年にしたいからねえ…」

挨拶は大事だと思う、と言ってますけど。
迷惑なのでは…?


2022/01/15 (Sat)





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☆服が買えません


クリスマスを控えた休日、生徒会長宅に来ている御一同様。
其処へソルジャーが乱入しまして、注文をつけて去った今。

キース 「体重が増えたら、服のサイズが変わるんだぞ!」
シロエ 「そうでしょうねえ、それが何か?」
キース 「今の服が着られなくなるんだが!」

制服も私服も、何もかもが…、とキース君。

キース 「衣の方なら、ある程度まではいけるだろうが…」
ジョミー「服が無いなら、買って貰えば?」
キース 「あの親父が、金を出してくれると思うのか!」

ついでに、俺は赤貧だしな、とキース君が握り締める拳。

キース 「自分の金ではとても買えんし、親父はダメで…」
シロエ 「体調管理がなっていない、で終わるんですね?」
キース 「分かっているなら、無茶を言うな!」
ジョミー「いいけどさ…。太らなかったら、処刑だよ?」

ぼくたちは見てるだけなんだけど、とジョミー君の指摘。

ジョミー「そっちの方がいいんだったら、好きにしたら?」
スウェナ「そうねえ、私たちはサンタの体型には、別に…」
シロエ 「こだわりませんよね、馴れてますから」

いろんなサンタがいる風景に…、とシロエ君の相槌。

シロエ 「女性のサンタは、太ってなんかいませんし…」
マツカ 「おじいさんのサンタも、色々ですよね」

痩せている人も普通ですよ、とマツカ君も。

マツカ 「ですから、キースが痩せていたって…」
サム  「何も問題ねえんだよなあ、この国ではよ」
ブルー 「要するに、キース次第ってことかな」

太るか、処刑か…、と生徒会長。

ブルー 「とはいえ、服の費用が無いだけだったら…」
シロエ 「少し気の毒ではありますね」
マツカ 「あの、よかったら…」

そのお金、ぼくが出しましょうか、と御曹司の提案。

マツカ 「それなら、キースも安心ですよね?」
シロエ 「先輩、渡りに船ですよ!」
キース 「三途の川としか思えんのだが…!」

渡るのが…、とキース君、絶叫ですけど。
そうですか…?


2021/12/16 (Thu)



☆太るしかない人


クリスマスを控えた休日、生徒会長宅にソルジャーが乱入。
注文をつけて去りましたけど、キース君に太れというヤツ。

シロエ 「なんで、渡るのが三途の川になるんです?」
サム  「マツカが服を買う金をくれるんだぜ?」
スウェナ「これで太っても安心じゃないの、太りなさいよ」

誰かさんの注文なんだから…、とスウェナちゃん。

スウェナ「今の体型だと、もう間違いなく処刑だわね」
ジョミー「そっちの方がさ、地獄行きでさ…」
ブルー 「三途の川だと思うけどねえ…」

努力はした方がいいと思うよ、と生徒会長も。

ブルー 「高カロリーの食事を心掛けてさ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 特別に食事、作るよ!」

太れるように、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も大張り切り。

ぶるぅ 「おやつも作るから、どんどん食べてね!」
ブルー 「いいねえ、おやつと寝る前に高カロリーで!」
キース 「不健康に太るヤツだぞ、ソレは!」
ブルー 「今から健康的に太れるとでも?」

贅肉をつける以外に無いよ、と生徒会長、ピシャリと。

ブルー 「今日から早速、努力したまえ!」
キース 「だから、不健康だと!」
ブルー 「そう思うんなら、処刑まっしぐらだね」

どんなコースが待っているやら…、と傾げる首。

ブルー 「最悪、フォアグラコースもあるかもね」
シロエ 「強制的に太らせる、アレですか?」
ブルー 「うん。その場で太れ、と強引にさ…」

詰め込むかもね、と怖い台詞が。

ブルー 「なにしろ、前科一犯だし…」
一同  「「「あー…」」」

紅葉狩りの時のヤツだ、と誰もが納得。

シロエ 「樽で蜂蜜レモンでしたね…」
サム  「アレを、料理でやられるわけな…」

頑張れよな、とサム君、キース君の肩をポンと。

サム  「どっちに転んでも、太るしかねえよ」
ジョミー「事前に太るか、当日かだよね」
ぶるぅ 「頑張ってね!」
キース 「そ、そんな…!」

そう言われても、と呻いてますけど。
太るしかないのでは?


2021/12/17 (Fri)



☆当日だとキツそう


クリスマスを控えた休日、ソルジャーが出して去った注文。
サンタクロースの役をするため、キース君を太らせるとか。

シロエ 「キース先輩、努力はした方がいいですよ」
サム  「当日に太るのはキツそうだぜ」

プラス百キロも食えるのかよ、とサム君の見解。

サム  「なんたって、あいつは前科一犯だしよ…」
ジョミー「百キロ食べろ、って言いそうだよね…」
一同  「「「あー…」」」

それはありそう、と顔を見合わせる御一同様。

マツカ 「樽で蜂蜜レモンを飲むより、大変ですよね…」
スウェナ「百キロ分の御馳走でしょ?」
ぶるぅ 「んとんと、お肉を百キロだと、生でも…」

このくらいかな、と料理上手なお子様が示したサイズ。

ぶるぅ 「加熱したって、ローストビーフが1キロで…」
シロエ 「そのくらいってことは、恐ろしいですよね」
ブルー 「肉がみっしりなら、まだしもマシだよ」

詰め物入りのチキンで百キロとか…、と生徒会長。

ブルー 「いったい何羽食べたらいいのか、もう本当に…」
ジョミー「想像したくもないよね、ソレ…」

でも食べるしか…、とジョミー君の視線がキース君に。

ジョミー「当日だったら、そのコースだよ」
シロエ 「マツカ先輩、百キロ分の珍味は揃いますか?」
マツカ 「えっと、トリュフとか、キャビアでしょうか?」

それはもちろん…、と御曹司。

マツカ 「用意出来ますけど、キースに食べろと?」
シロエ 「珍味なら、いくらかマシかもですよ」
サム  「蜂蜜レモンの二の舞じゃねえか」

あれも材料は高級だったし…、とサム君、フウと溜息。

サム  「でもよ、キースに太る気がねえんじゃ…」
シロエ 「当日コースしか無いですよね…」

頑張って下さい、とシロエ君、キース君にエール。

シロエ 「ぼくは、どっちでもいいですから」
ジョミー「原因、キースの失言だしね…」
キース 「そうなんだが…!」

頼むから誰か助けてくれ、と懇願ですけど。
無理なのでは…?


2021/12/18 (Sat)



☆助けても無駄な人


クリスマスを控えた休日、キース君を襲った恐ろしい注文。
サンタクロースになるため、プラス百キロというヤツで…。

キース 「助けてくれたヤツは恩に着るから、誰か…!」
ジョミー「正直、キースを助けたってさ…」
シロエ 「次の災難に繋がるだけですからねえ…」

一難去ったらまた一難、とシロエ君のキッツイ台詞が。

シロエ 「真面目に学習能力ゼロです、猫以下ですよ」
サム  「自分で蒔いた種だぜ、今度も」
ブルー 「ついでに、君限定のイベントだしさ…」

まあ、頑張ってくれたまえ、と生徒会長も突き放し。

ブルー 「クリスマスまでに太るか、当日かだよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 食事は任せてね!」

高カロリー食も、ダイエット食も、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「太ったら、次は痩せなくっちゃね!」
サム  「迎春行事で嫌でも痩せるし、心配ねえよ」
マツカ 「人間ドックも、ご希望なら手配しておきますよ」

お正月でも大丈夫です、と御曹司ならではの太鼓判。

マツカ 「ですから、安心して太って下さいね」
キース 「なんで、みんなで見捨てるんだ!」
ジョミー「助けても、どうせ次があるしさ…」
シロエ 「下手に助けたら、助けた人もババですしね」

誰かさんの復讐は怖いですから、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「とにかく、今回は自己責任でお願いします」
ブルー 「太るのも良し、処刑も良しだよ」

というわけで、放置でいこう、と生徒会長、纏めへと。

ブルー 「事前に太るコースだったら、マツカはさ…」
マツカ 「服を買う費用を用意ですね?」
ブルー 「そう! 当日コースだった場合は…」
サム  「百キロ分の珍味ってことな?」

処刑方法によってはよ…、とサム君、うんうん、と。

サム  「どうなるのかは、キース次第な!」
シロエ 「ええ、ぼくたちは傍観者ですし」
ジョミー「楽しみだよね!」
キース 「くっそぉ…」

なんでこうなる、と呻いてますけど。
自業自得ですよね…。


2021/12/19 (Sun)



☆太れなかった人


ソルジャーがキース君に出した注文、サンタクロースの役。
クリスマスイブが来まして、生徒会長宅でパーティーで…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
一同  「「「お邪魔しまぁーす!」」」

飾り付けられたリビングにダイニング、とても華やか。

シロエ 「綺麗ですねえ、クリスマスって感じですよ!」
ジョミー「大きいツリーもあるもんねえ…」
ぶるぅ 「そうなの、サンタさんが来る日だも~ん!」

とっても楽しみ! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「だけど、キースのサンタクロースは…」
サム  「ちっとも太ってねえんだよなあ…」
ジョミー「太る気、ホントにゼロだったしね…」

高カロリーなメニューはスルーで、とジョミー君の溜息。

ジョミー「ぶるぅが頑張って作っても、スルー!」
キース 「この時期、怖くて太れるか!」
一同  「「「は?」」」
キース 「親父だ、自分は忘年会で食いまくっていても…」

俺が太るのは許さないぞ、と副住職、肩をブルッと。

キース 「たるんでいる、と罰礼コースで確定なんだ!」
サム  「あー…。痩せるまで、やらされるのな?」
キース 「そうだ、一日、何千回とかで!」

だから太っても無駄になるだけで…、とキース君。

キース 「それくらいなら、普通に過ごした方が…!」
ジョミー「災難は今日だけで済むから、ってこと?」
キース 「親父に、毎日、罰礼と説教をかまされるなど…」

地獄でしかないぞ、と顰める顔。

キース 「ついでに嫌味も、山ほど言われて…」
??? 「オッケー、それで処刑を選んだ、と!」

いいけどね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「残念だよねえ、サンタを楽しみにしてたのに…」
キース 「あんただけだろうが!」
Aブルー「違うね、今回は、ぼくだけじゃなくて…」
A船長 「キースがサンタと聞いたのですが…」
Aぶるぅ「太ってなーい!」

話が違う、とキャプテンと悪戯小僧も出現。
どうなるやら…。


2021/12/20 (Mon)



☆詰めるなら珍味


やって来ました、クリスマスイブ。ソルジャーたちも登場。
ところがキース君は太っていなくて、たちまち不満が爆発。

Aブルー「今年のクリスマスは、サンタ体型のさ…」
A船長 「キースが登場という話でしたが…」
Aぶるぅ「こんなの、サンタさんじゃないーっ!」

もっと太っていないとダメ、と悪戯小僧の膨れっ面。

Aぶるぅ「今から太らせて、間に合わせるもん!」
一同  「「「げっ!」」」

フォアグラコースだ、と誰もが愕然。

シロエ 「あ、あのですね、無理に食べさせても…」
キース 「すぐに肉にはならんと思うぞ」
Aぶるぅ「ダメ元って言うし、それにお腹は…」
Aブルー「膨らむだろうね、確実に」

今よりはウエストが太くなる筈、と頷くソルジャー。

Aブルー「太らなかったら、処刑だと言ってあったしさ…」
A船長 「強引に詰め込むわけですね?」

胃袋の限界をまるっと無視で、とキャプテンの相槌。

A船長 「蜂蜜レモンの時と同じで、こう、グイグイと」
Aブルー「そう! フォアグラのガチョウ状態だよね」
キース 「し、しかし…!」
マツカ 「キャビアとか、トリュフでいきますか?」

最高の品を用意しますが…、と御曹司。

マツカ 「もちろん、皆さんには、普通に御馳走する方で」
一同  「「「やったーっ!」」」

珍味が来るぞ、と大歓声。

ジョミー「マツカ、他にも取り寄せ出来る?」
マツカ 「ええ。ですが、ぶるぅの料理もありますし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 珍しいもの、大歓迎!」

食材も、お料理なんかでも…、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「中華でフカヒレとかもいいかも!」
ブルー 「いいね、ツバメの巣とかもさ…」

ぶるぅは用意してないからね、と生徒会長も乗り気。

ブルー 「この際、中華グルメを追加で!」
Aブルー「それもキースに詰めようか?」
Aぶるぅ「そだね、詰め物!」
キース 「おい…!」

丸焼きにする気か、と悲鳴ですけど。
誰か言いましたっけ?


2021/12/21 (Tue)



☆料理もいいかも


クリスマスイブは生徒会長宅でパーティー、そういう面々。
ソルジャーたちも来ましたけれど、キース君が問題でして。

Aブルー「丸焼きねえ…。そんなつもりは無かったけど…」
A船長 「詰め物をして、キースを焼くんですか?」
Aブルー「たった今、本人がそう言ったしね!」

丸焼きって台詞を…、とソルジャー、ニヤニヤ。

Aブルー「だけど、焼いたら犯罪らしいし…」
キース 「当然だろうが、殺人罪だぞ!」
Aブルー「ぶっちゃけ、こっちの世界の法律なんかは…」

ぼくには無関係なんだけど…、とソルジャーが見回す周囲。

Aブルー「とはいえ、此処で焼いた場合は、みんなにさ…」
シロエ 「思いっ切り、迷惑かかりますから!」
サム  「そうだぜ、確か、止めずに見てたってヤツは…」
ブルー 「罪に問われることもあるねえ、ハッキリ言って」

だから丸焼きは絶対禁止、と生徒会長、グッサリと釘を。

ブルー 「詰め物をする程度だったら、かまわないけど」
キース 「あんたまで、俺を殺す気か!」
ブルー 「マツカが病院を手配するから、無問題!」

パーティーで悪ノリは若者の特権、と涼しい顔の生徒会長。

ブルー 「現に、この間の蜂蜜レモンの時だって…」
ジョミー「キースは死んでないもんね…」
シロエ 「救急搬送もされてませんよね、タフですから」

詰め物くらいは大丈夫でしょう、とシロエ君も。

シロエ 「この際、美味しく料理されて下さい!」
キース 「何故、そうなる!」
Aブルー「なるほど、料理もいいかもね」

中華グルメも来ることだし…、と頷くソルジャー。

Aブルー「詰め物よりもさ、料理しようか?」
キース 「だから、犯罪だと!」

そういう話になっただろうが、とキース君の怒声。

キース 「丸焼きがダメなら、料理も同じだ!」
Aブルー「そうじゃなくって…」
キース 「はあ?」
Aブルー「サンタにも色々あったよね、って…」

思ったわけで、とソルジャーの返し。
どういう意味だと…?


2021/12/22 (Wed)



☆痩せているなら


クリスマスイブのパーティーですけど、キース君に問題が。
ソルジャーに太れと注文されたのに、太らなかったわけで。

キース 「あんたは何が言いたいんだ?」
Aブルー「君を今から太らせたって、限度があるしね…」

ウエストのサイズが変わる程度、とソルジャー、溜息。

Aブルー「それじゃ、サンタに見えないしさ…」
Aぶるぅ「そだよ、サンタさんは太ってなくちゃ!」
Aブルー「だからね、此処はキースに似合いのサンタに!」
一同  「「「は?」」」

なんのこっちゃ、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「キース先輩に似合いと言ってもですね…」
サム  「太ってねえ時点でアウトでねえの?」
ジョミー「似合うサンタなんか、何処にも無いよね?」
Aブルー「甘いね、君たち!」

甘すぎるよ、とソルジャー、指をチッチッと。

Aブルー「街にはサンタが溢れてるだろう!」
シロエ 「ええ、まあ…。そういう時期ではありますね」
Aブルー「スタイルのいい、女子大生とかのサンタもね!」

スカートのサンタがいるじゃないか、という指摘。

Aブルー「あれでいこうよ、キースは痩せてるんだから!」
一同  「「「げっ!」」」

女装なのか、と誰もがドン引き。

シロエ 「あ、あのぅ…。視覚の暴力じゃないですか?」
スウェナ「そうよ、キースの女装だなんて!」
Aブルー「鑑賞用じゃないから、全然オッケー!」

其処は眺めて笑う所、とソルジャーの笑み。

Aブルー「うんと可愛いヤツを着せてさ…」
Aぶるぅ「んとんと、スカート、めくってもいい?」
Aブルー「もちろんだよ!」

すると可愛いパンツも要るね、とソルジャー、顎に手を。

Aブルー「ぶるぅ、今から衣装を一式、買えるかな?」
ぶるぅ 「えっとね、専門のお店があるから大丈夫!」
Aブルー「それじゃ買い出し、お願い出来る?」
ぶるぅ 「うん、行って来るねーっ!」
キース 「おい…!」

ちょっと待て、と叫ぶより前に消えたお子様。
買い出しですね…?


2021/12/23 (Thu)



☆みんなにサービス


クリスマスイブのパーティー、キース君がサンタクロース。
ソルジャーが注文をつけていたのに、太らなかったわけで。

キース 「なんで、こういうことになるんだ!」
Aブルー「君を美味しく料理なんだよ、処刑を兼ねて」
A船長 「女装させるだけで、よろしいのですか?」
Aブルー「それで済むわけがないだろう!」

処刑なんだよ、とソルジャー、エヘンと。

Aブルー「サンタの衣装で、みんなにサービス!」
Aぶるぅ「わぁーい、スカートめくっちゃうも~ん!」
A船長 「私も、スカートをめくるのでしょうか?」
Aブルー「やりたいのかい?」

ちょっとビックリ、とソルジャーの目が真ん丸に。

Aブルー「キースのパンツなんか、見て楽しいと?」
A船長 「いえ、全然…。ですが、サービスとなると…」

めくるのが礼儀になるのでは、とキャプテンの問い。

A船長 「スカートをめくったり、触りまくったりと…」
Aブルー「なるほど、そういうサービスもアリかな」

接客の一つではあるね、と頷くソルジャー。

Aブルー「じゃあ、やりたい人は、そういうヤツでね!」
A船長 「では、基本は違うと仰るのですか?」
Aブルー「だって、パーティーだよ?」

給仕係に決まってるだろう、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「料理を取り分けたり、お酒を注いだり…」
A船長 「ごく普通ですね…」
Aブルー「でも、女装だよ?」

キースには充分、屈辱な筈、と意地の悪い笑み。

Aブルー「ぶるぅのスカートめくりもあるしさ」
キース 「キツすぎるんだが!」
ぶるぅ 「ただいまーっ、お洋服、買って来たの!」

パンツもあるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の帰還。

ぶるぅ 「見て見て、可愛いサンタさん!」
Aブルー「うん、ひらひらのパンツもいいねえ!」
キース 「これを着ろと…?」
Aブルー「そうだよ、早く着替えたまえ!」
キース 「こんな格好で給仕係…」

あんまりすぎる、と呻いてますけど。
中華グルメも届きますしね?


2021/12/24 (Fri)



☆サンタとスカート


クリスマスイブのパーティー、サンタクロースなキース君。
よりにもよって女装のサンタで、給仕係をするのだそうで。

ぶるぅ 「キース、着替えはこっち、こっち!」
Aブルー「ほら、サッサと行く!」
キース 「くっそぉ…」

なんでこうなる、とキース君、肩を落として出て行って…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ とっても可愛く出来たの!」
一同  「「「うっ…」」」

マジで女装だ、と誰もが絶句する中、ソルジャーの拍手が。

Aブルー「うん、なかなかに似合ってるよ!」
A船長 「そうでしょうか…?」
Aぶるぅ「わぁーい、めくるの楽しそう!」

スカート最高、と飛び跳ねた悪戯小僧、早速、突進。

Aぶるぅ「えーいっ! えっと…?」
シロエ 「こう、思ったほどブワッとなりませんね?」
Aぶるぅ「なんか一杯、布が詰まっているんだもん!」
ぶるぅ 「えとえと、スカートを可愛く広げるヤツで…」

チュールが沢山重なってるから、と良い子の「ぶるぅ」。

ぶるぅ 「スカートめくりは、難しいかも…」
Aぶるぅ「えーっ!? それじゃ、パンツは?」
ぶるぅ 「覗いた方が早いと思うの!」
Aぶるぅ「うわぁーん、ひらひらパンツなのにーっ!」

めくって遊ぶ楽しみがゼロ、と悪戯小僧の膨れっ面。

Aぶるぅ「スカートの下で見てるしかないの?」
ぶるぅ 「そうかも、ぼくたち、背が低いから…」

キースの足の側にいれば見放題だよね、と良い子のお返事。

ぶるぅ 「めくらなくてもいいから、楽かも!」
Aぶるぅ「じゃあ、そうする…」

下からパンツを覗くもん、と、めげない悪戯小僧。

Aぶるぅ「めくれないなら、もぐっちゃう!」
Aブルー「ほどほどにね?」

給仕係が転ぶと厄介、とソルジャーの釘。

Aブルー「足がもつれて、料理をぶちまけたらさ…」
A船長 「中華グルメがパアですよね」
Aブルー「即、処刑だよ!」
キース 「そう言われても…!」

足の間にぶるぅなんだぞ、と叫んでますけど。
どうなるやら…。


2021/12/25 (Sat)



☆転ばずに済んだら


クリスマスイブのパーティー、今年はキース君がサンタ役。
けれど女装でスカートなわけで、悪戯小僧のターゲットで。

キース 「一応、聞いておきたいんだが…!」
Aブルー「何をだい?」
キース 「転んだ場合の、処刑というのは何なんだ?」

心の準備というものがある、とキース君の悲壮な顔付き。

キース 「やっぱり料理を詰められるのか?」
Aブルー「さあねえ、処刑されなければ済む話だけどね?」
A船長 「その通りですよ、転ばなければ無問題です」

足元に注意して下さいね、とキャプテンの笑顔。

A船長 「一瞬のミスが命取りですし、お気を付けて」
キース 「そ、それはそうだが…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 中華料理が届いたよーっ!」

マツカが注文してくれたヤツ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「ぼくのお料理もあるし、パーティーしようよ!」
ブルー 「そうだね、キースは給仕係を頑張って!」
Aブルー「まずは、シャンパンで乾杯だよ!」

配って、配って! と、ソルジャーの急かし。

Aブルー「ほらほら、キース、ボーッとしてないで!」
キース 「あ、ああ…」
ぶるぅ 「ぼくも、お手伝いーっ!」

シャンパンは無事に配られまして、ソルジャーが音頭を。

Aブルー「メリー・クリスマス!」
一同  「「「メリー・クリスマス!」」」

かんぱーい! とグラスがカチン、カチンと賑やかに。

ぶるぅ 「はい、御馳走も山ほどあるから!」
マツカ 「中華グルメも、存分にお楽しみ下さいね」
ジョミー「うわあ、フカヒレ餃子に、それから…」
サム  「すげえな、ぶるぅの料理もあるしよ」

最高だぜ、とサム君、取り皿に早速ドッサリですけど。

Aブルー「あのさ、そこはキースにやらせないとさ…」
サム  「でもよ、転んじまったら…」
Aブルー「庇わなくっていいんだよ!」
キース 「し、しかし…!」
Aブルー「みんなにサービス!」

それでこそサンタ、とソルジャー、ピシャリと。
転ぶリスクは?


2021/12/26 (Sun)



☆足元のリスク


クリスマスイブのパーティー開幕、キース君がサンタの役。
女装でスカート、転ばないように給仕しないと処刑だとか。

Aブルー「サンタはサービスするものだしね!」
キース 「プレゼントを配る役だと思うが!」
ぶるぅ 「んとんと、それは本物のサンタさんで…」

スカートのサンタは違うと思うの、と良い子の指摘。

ぶるぅ 「街に行ったら、チラシを配ったりしているし…」
Aブルー「そうだよねえ? 文句を言わずに仕事をする!」

そこのチキンを取ってくれたまえ、とソルジャーの命令。

Aブルー「詰め物もつけて、ソースもたっぷり!」
キース 「分かった、チキンと…」
Aブルー「済んだら中華グルメも一式、頼むよ」
A船長 「私の分もお願いしますね」

どの料理も、とても美味しそうです、とキャプテンも。

A船長 「皆さんも、キースに注文を!」
シロエ 「え、ええ…。キース先輩、餃子をよろしく」
ジョミー「ぼくは、そっちのテリーヌに、パテに…」
キース 「一度に頼むな、足が縺れる!」

俺の足元には、ぶるぅがだな…、とキース君の悲鳴。

キース 「足に絡んで、上をガン見で…!」
Aぶるぅ「でないと、パンツが見えないんだもーん!」

パンツ、パンツ、とチョロチョロしている悪戯小僧。

Aぶるぅ「足に登って近くで見たいなーっ!」
キース 「やめてくれ!」
Aぶるぅ「でもでも、せっかくのひらひらパンツ…!」
キース 「くっそぉ、手さえ塞がってなければ…!」

蹴り飛ばして逆立ちで振り切るのに、とキース君の呻き。

キース 「俺のスキルをなめやがって…!」
Aブルー「逆立ちしたら、パンツが丸見えだけどね?」
キース 「うっ…」

そうだった、と詰まるキース君。

キース 「スカートでは、無理か…」
Aブルー「いいねえ、処刑のメニューが閃いたよ!」
キース 「は?」
Aブルー「転んだら、逆立ちで給仕をね!」
キース 「おい…!」

無理ゲーだろうが、とキース君、真っ青ですけど。
逆立ち…?


2021/12/27 (Mon)



☆逆立ちで拭いて


クリスマスイブのパーティー、キース君がサンタで給仕係。
しかもスカート、足元では悪戯小僧がチョロチョロな状態。

キース 「逆立ちなんぞで、給仕出来るか!」
Aブルー「分かってないねえ、だからこそ処刑!」

逆立ちして、足でトレイを持つとか、とソルジャーの注文。

Aブルー「それが無理なら、給仕する度に逆立ちだよね」
キース 「は?」
Aブルー「一発芸だよ、お辞儀の代わりに逆立ちでさ…」

パンツを披露するといいよね、とソルジャー、ニヤニヤ。

Aブルー「まあ、転ばないように頑張りたまえ!」
キース 「そ、そうする…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 逆立ちして、パンツ!」

それもいいかも、と悪戯小僧、キース君の足にベッタリ。

Aぶるぅ「わぁーい、キースのパンツ、ひらひら!」
キース 「邪魔だと言っているだろう! うわぁっ!?」

ガシャーン! とお皿が飛び散りまして、キース君、床に。

キース 「し、しまった…」
Aブルー「あのねえ…。転ばないように言ったよね?」
Aぶるぅ「逆立ち! 逆立ち!」
Aブルー「うん、まずは逆立ちして掃除からだよ!」

出来るだろう、とソルジャー、ズズイと。

Aブルー「ぶるぅ、雑巾をキースに渡して!」
キース 「さ、逆立ちで拭けと?」
Aブルー「腕の力には自信があるんだろう?」

片手に雑巾、片手で身体を支えたまえ、と睨む人。

Aブルー「はい、処刑メニュー、第一弾!」
ぶるぅ 「えとえと、キース、雑巾、持てる?」
キース 「もうヤケだ!」

やってやる! とキース君、バッと逆立ち。

シロエ 「わあ、逆立ちでも拭けるんですね、床…」
ジョミー「なんか凄いね…」

でも、足の方は見ない方が…、と一同、苦笑。

Aぶるぅ「パンツ、パンツーっ!」
ブルー 「あれなら、給仕も出来るかもねえ…」
Aブルー「無理なら一発芸でいいしね!」
キース 「なんで、こういうことになるんだ…!」

俺は泣きたい、と逆立ちで頑張る人。
パーティー、最高…?


2021/12/28 (Tue)



☆大晦日には必須


とんでもなかったクリスマスが終わって、いよいよ大晦日。
除夜の鐘を撞くのに、元老寺へと向かうシャン学メンバー。

ジョミー「今年も寒いね、雪が降りそうな感じだよ」
シロエ 「それでこそ、年の暮れですよね」
サム  「うんうん、お接待のおぜんざいが美味いのな!」

楽しみだぜ、とサム君、唾をゴクリと。

サム  「クリスマスの御馳走も、最高だったけどよ…」
マツカ 「元老寺のおぜんざいは、別格ですしね」
スウェナ「それに、余計なものも見なくて済むわよ」
一同  「「「あー…」」」

あれか、と誰もが遠い目に。

ジョミー「キースの足ってヤツだよね…」
シロエ 「結局、逆立ち三昧でしたからねえ、処刑で」
サム  「あいつの腕の力の凄さは分かったけどよ…」
スウェナ「笑いもしたけど、破壊力だって桁外れだわよ」

視覚の暴力というヤツだわね、とスウェナちゃんの溜息。

スウェナ「あれだって、キースが蒔いた種でしょ?」
ジョミー「ホントに疫病仏だよねえ…」
シロエ 「でも、大晦日の必須アイテムですよ?」

除夜の鐘には欠かせませんし、とシロエ君。

シロエ 「鐘をつくまで、庫裏にいられる特権とかは…」
サム  「キースがいねえと、無理だよなあ…」
スウェナ「大晦日だけは、有難いわよねえ…。あっ!」

ブルーたちよ、とスウェナちゃんが指差す黒塗りタクシー。

ジョミー「今年もVIP待遇だね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 外は寒いね!」
ブルー 「ホントにね。やあ、キース」
キース 「不本意ながら、迎えに来たぞ」

他のヤツらも一緒に来い、と法衣の副住職が山門に。

キース 「座敷を温めておいたから」
一同  「「「やったーっ!」」」

お菓子も沢山、と庫裏の座敷に上がり込んだ面々。

ブルー 「キースは夜まで忙しそうだねえ…」
キース 「当然だろうが、大晦日だぞ」
ジョミー「拭き掃除は逆立ち?」
キース 「貴様!」

死にたいのか、と副住職が吊り上げる眉。
トラウマですかね?


2021/12/29 (Wed)



☆つつくのは駄目


やって来ました、大晦日。除夜の鐘は今年も元老寺な面々。
暖かい庫裏に通されまして、お菓子も沢山なんですけれど。

キース 「いいか、此処では親父が法律でだな…!」
ジョミー「逆立ちしてたら叱られる、って?」
キース 「親父が法律なら、俺は取り締まる現場職員だ!」

キリキリ逮捕するからな、と副住職、ジョミー君をギロリ。

キース 「心を清めて除夜の鐘を待つ、それが大晦日だ!」
ジョミー「そうだっけ? 確か、除夜の鐘を撞いてさ…」

煩悩を流して、心を清める気がするけど、とジョミー君。

ジョミー「最初から心を清めていたんじゃ、意味無いよ?」
キース 「くっそぉ、屁理屈をこねやがって!」
シロエ 「間違ってないと思いますけどねえ…」

それより仕事が待ってますよ、とシロエ君が指差す襖の方。

シロエ 「ジョミー先輩を締めてる間に、詰みますけど」
キース 「まずい…!」

親父に絞め殺されてしまう、と副住職、ダッシュで消滅。

シロエ 「かなり忙しそうですね」
ジョミー「うん。お蔭で命拾いだよ」
ブルー 「今日は気が立ってるから、つつかないようにね」

逆さ吊りにされてからでは遅いよ、生徒会長の言。

ブルー 「吊るされたまま放置で、除夜の鐘とかさ…」
一同  「「「うわー…」」」

マジでありそう、と誰もがガクブル。

サム  「逆恨みで、逆立ちの復讐なのな…」
シロエ 「御免蒙りたいですよ」
ブルー 「じゃあ、大人しくするしかないね」

逆立ちの話は忘れたまえ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「出来れば、除夜の鐘で綺麗サッパリ!」
ジョミー「もったいない気もするけどね…」
ブルー 「除夜の鐘の後は、修正会だけど?」

キースは忙しいままで年越し、という指摘。

ブルー 「正月早々、つついて吊るされたらさ…」
シロエ 「最悪ですね…」
ブルー 「だから、忘れる!」
一同  「「「はいっ!」」」

逆立ちの件は忘れ去ります、と一同、敬礼。
怖いですしね?


2021/12/30 (Thu)



☆無我の境地で


除夜の鐘を撞こうと、元老寺に来ているシャン学メンバー。
キース君の恨みは買いたくない、と大人しく過ごしまして。

シロエ 「うわあ、今年も大勢並んでますねえ…」
ジョミー「ついでに雪だよ、降り始めたよね」
サム  「おぜんざいが美味いってモンだぜ、この寒さ!」

鐘を撞いたら温まろうぜ、とサム君が眺めるテントの方。

サム  「テントの中には、ストーブもあるしよ」
シロエ 「会長とぶるぅは、最初からテントですけどね…」
マツカ 「VIP待遇ですからね…」

緋色の衣の高僧ですし、とマツカ君。

マツカ 「あっ、鐘を撞きに出て来ましたよ」
シロエ 「ぶるぅも小僧さんスタイルですね」
スウェナ「キースは、今年も先導役ね」

法衣の面々が鐘楼に向かい、銀青様が最初の鐘をゴーンと。

ジョミー「今年も、これで終わるんだよね…」
シロエ 「色々とありましたよねえ、今年も…」
サム  「でもよ、けっこうキースが一人でババをよ…」

引いてくれた気がするんだよな、とサム君、感慨深げ。

サム  「そういう意味では、いい年だったぜ?」
ジョミー「確かにね! 来年も、その方向でさ…」
シロエ 「是非とも、お願いしたいですねえ…」

でも、除夜の鐘の時に祈ったらダメです、とシロエ君。

シロエ 「お祈りが流れてしまいますしね」
サム  「だよな、そいつは勘弁だしよ…」
スウェナ「無心で撞くのが一番だわね」

何も考えずに、ゴーンと一発、とスウェナちゃんの言。

スウェナ「そしたら、きっと来年も運が向いて来るわよ」
シロエ 「無我の境地でいきましょう!」

そして来年もいい年に、とシロエ君の決意の表情。

シロエ 「災難は全部、キース先輩に任せるんです!」
ジョミー「本人に聞こえたら、大変だけどね…」
サム  「だからよ、みんな、無我の境地な!」
マツカ 「おぜんざいだけを考えましょう」
一同  「「「おーっ!」」」

頑張るぞ、と鐘楼を見詰める面々。
皆様も、どうぞ良いお年を~。


2021/12/31 (Fri)








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☆寒い日にはコレ


さて、師走。クリスマスシーズン到来でして、街も賑やか。
けれど休日は生徒会長宅、そういうシャン学メンバーで…。

ジョミー「いい季節だよね、寒いのがちょっとアレだけど」
シロエ 「中に入れば暖かいですし、天国ですよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 寒い季節は、ホットドリンク!」

お菓子も温かいのが一番、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「でもって、温まったら、アイスとかなの!」
スウェナ「それで、焼き立てアップルパイにアイスね!」
ぶるぅ 「そだよ、他にも色々あるけど…」

リンゴが美味しい季節だもんね、とニコニコ笑顔。

ぶるぅ 「今日は定番で決めてみたの!」
サム  「んじゃ、昼飯も鍋コースかよ?」
ジョミー「それって、なんだか不満そうじゃない?」
シロエ 「ですよね、マンネリを指摘したような…」

その言い方はマズイですよ、とシロエ君も。

シロエ 「もっと謙虚な姿勢でですね…」
サム  「そうじゃなくてよ、聞いただけでよ…」
スウェナ「言い方ってヤツを考えなさいよ!」
ジョミー「だよね、言葉には気を付けないとさ…」

口は禍の元なんだから、とジョミー君、キース君に視線を。

ジョミー「誰かさんと一緒にされたいわけ?」
サム  「うわ、そのコースは勘弁だぜ!」

ごめんな、とサム君、慌てて土下座。

サム  「別によ、鍋が不満じゃなくてよ…」
ぶるぅ 「分かってるから、気にしないでね!」

お鍋と言っても種類は沢山! と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「トムヤムクンとか、チーズフォンデュも…」
ジョミー「鍋だよねえ…」
ぶるぅ 「そうなの、だから問題ないも~ん!」

気にしない! とピョンピョン跳ねて御機嫌。

ぶるぅ 「お昼、ホントにお鍋だしね!」
一同  「「「やったーっ!」」」
キース 「おい、お前たち…」
シロエ 「どうかしましたか?」
キース 「なんで、サムなら許されるんだ!」

俺ならボコボコにされる所を、と言ってますけど。
そうですか…?


2021/12/01 (Wed)



☆巻き添えにする人


クリスマスを控えた休日、生徒会長宅に来ている御一同様。
お昼御飯は鍋だそうですけど、その件でサム君が失言で…。

ぶるぅ 「んとんと、サムだから許すんじゃなくて…」
シロエ 「単なる失言というヤツですしね」
ジョミー「そうだよ、目くじら立てなくっても…」

謝ったんだし、それでいいよね、とジョミー君たち。

ジョミー「誰だって、失敗する時はあるし…」
スウェナ「失言だって、仕方ないわよね」
キース 「俺には、そうとは思えないんだが…!」

毎回、ババを引いている気が…、とキース君の主張。

キース 「挙句の果てに疫病仏とか、そんな名前まで…!」
シロエ 「あー…。でもですね、キース先輩の場合は…」
ジョミー「文字通り、招き寄せてるもんねえ…」

災いの元で、災いをね、とジョミー君、ズバッと。

ジョミー「自覚症状は無いかもだけど、間違いないよ」
サム  「うんうん、俺とは次元が違うぜ」
スウェナ「余計な人まで呼び込むものねえ…」

そして地獄に落っこちるのよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「一人で落ちてくれればいいけど、大抵は…」
シロエ 「巻き添え事故がありますからねえ…」

疫病仏も無理は無いですよ、とシロエ君、断言。

シロエ 「幸い、先月は回避出来ましたけど」
ジョミー「楽しかったよね、紅葉狩り!」
サム  「美味い料理と、最高の紅葉見物な!」
キース 「俺にとっては、違ったんだが…!」

拷問だった、とキース君が顰める顔。

キース 「確かに、飯は美味かったのに…」
ジョミー「何処に食べたか、分からないって?」
キース 「当然だろう!」

水責めに遭っていたんだぞ、とキース君が握り締める拳。

キース 「食ったら飲め、と蜂蜜レモンをだな…!」
スウェナ「元は自分が蒔いた種でしょ、仕方ないわよ」
シロエ 「巻き添えになった人もいませんしね」
ジョミー「単独だしさ…」
キース 「おい…!」

この扱いの差は何だ、と怒鳴ってますけど。
自業自得では?


2021/12/02 (Thu)



☆御褒美をあげれば


クリスマスが近い休日、生徒会長宅でのんびりな御一同様。
サム君が失言したんですけど、誰も責めずにスルーでして。

キース 「サムなら許せて、俺はダメだと言われても…!」
ジョミー「ホントに自覚が無いよね、キース…」
シロエ 「だからこそ、繰り返すんですよ」
ブルー 「懲りないと言うより、アレだよね…」

学習能力がゼロってこと、と生徒会長、フウと溜息。

ブルー 「ババを引いてさ、酷い目に遭っても、何一つ…」
シロエ 「学んでいない、ということですね?」
ブルー 「そう! 犬や猫にも負けそうだよね」
マツカ 「訓練次第で、猫でもお手を覚えますしね…」

餌をあげれば覚えるそうです、と御曹司。

マツカ 「父の友人が、動画を送って来ましたよ」
シロエ 「お手をする猫のヤツですか?」
マツカ 「ええ。お手をしてから、おやつタイムです」
ジョミー「それって、キースよりも賢くない?」

ちゃんと学んでいるんだからさ、とジョミー君の指摘。

ジョミー「その点、キースは覚えないよねえ…」
シロエ 「会長が言う通り、学習能力が無いわけですね」
キース 「やかましい! 俺は御褒美ゼロなんだぞ!」

覚えたところで何も貰えん、と苦々しい顔のキース君。

キース 「ただ、酷い目に遭うだけで…!」
マツカ 「御褒美があれば、覚えるんですか?」
キース 「はあ?」
マツカ 「御褒美ですよ。例えば、一ヶ月ほどですね…」

災いを呼ばずにいれば御褒美とか…、と御曹司の返し。

マツカ 「その条件なら、呼ばないんですか?」
キース 「そ、それは…」
マツカ 「出来るんだったら、用意させて頂きますよ」

豪華プレゼントでも、食事とかでも…、と御曹司。

マツカ 「宿泊券なんかも、いいかもですね」
シロエ 「いいですね、ソレ!」
サム  「キースが大人しくなるわけな?」
マツカ 「そうなりますね」
一同  「「「イイネ!」」」

それでいこう、と盛り上がってますけど。
御褒美で釣ると…?


2021/12/03 (Fri)



☆御褒美があるなら


クリスマスを控えた休日ですけど、生徒会長宅に集う面々。
キース君の失言が災いを呼ぶ件から、話は学習能力の方へ。

シロエ 「マツカ先輩が用意する御褒美ですか…」
サム  「俺だって欲しいくらいだぜ、ソレ」
ジョミー「ぼくもだよ! 絶対、半端ないんだからさ!」

豪華さがね、とジョミー君、ヨダレが出そうな顔。

ジョミー「宿泊券なら、ホテルは当然、五つ星でさ…」
マツカ 「ええ。其処は外せないポイントですね」
シロエ 「でもって、スイートルームですか?」
マツカ 「でないと、御褒美になりませんよ」

お食事もルームサービスで…、と御曹司。

マツカ 「最高の夜景を楽しみながら、一流シェフのを」
スウェナ「凄いじゃないの! 宿泊券がそういうのなら…」
サム  「食事とか、豪華プレゼントを選んだ時もよ…」
ジョミー「素敵な筈だよ、マツカなんだから」

もう貰うしかない感じ、とジョミー君の羨ましそうな表情。

ジョミー「キースが断る筈が無いよね、この条件は!」
サム  「うんうん、万年、金欠だしよ」
シロエ 「キース先輩、やるんでしょうね?」

学習能力を試されますけど…、とシロエ君。

シロエ 「御褒美つきでもアウトだったら、終わりですよ」
ジョミー「猫にも劣るってことだよねえ…」
スウェナ「おやつを貰えるなら、お手だものねえ…」

猫以下ってことになるのよね、とスウェナちゃん、断言。

スウェナ「それとも、猫以下認定が怖くて逃げるかしら?」
シロエ 「有り得ますねえ…」

その場合はチキン認定ですけど、とシロエ君の冷たい笑み。

シロエ 「挑む前から逃げるというのは、チキンですよ」
サム  「間違いねえな」

で、やるのかよ、とサム君の視線がキース君に。

サム  「失言しなけりゃ、御褒美だけどよ…」
シロエ 「出来なかった場合は、猫以下ですよね」
ジョミー「どうするわけ?」
キース 「うう…」

少し考えさせてくれ、と唸ってますけど。
即断は無理、と?


2021/12/04 (Sat)



☆時期が悪いんです


クリスマスを控えた休日、生徒会長宅に来ている御一同様。
失言ばかりなキース君が責められ、学習能力を問われる今。

シロエ 「チキン認定も、猫以下認定も、怖いんですね?」
キース 「そういうわけではないんだが…!」
ジョミー「怖くないなら、即決だろうと思うけど?」

マツカが御褒美を出すんだしさ、とジョミー君。

ジョミー「たった一ヶ月、失言しないで過ごせたらさ…」
サム  「すげえ御褒美が貰えるんだぜ?」

五つ星ホテルの宿泊券な、とサム君も。

サム  「しかもスイートで、食事はルームサービスだぜ」
マツカ 「ご希望でしたら、リムジンで送迎もしますけど」
スウェナ「最高じゃないの、やるしかないわよ!」
ブルー 「こんな機会は、そうそう無いと思うけどねえ?」

悩む必要は無いだろう、と生徒会長が顎に当てる手。

ブルー 「それとも、やっぱり失敗が怖くて…」
シロエ 「やると言えないチキンでしょうか?」
ブルー 「うん。失敗した場合は、猫以下ってことに…」

決まるからね、と生徒会長、キース君をチラリと。

ブルー 「学習能力が全く無くて、猫にも劣る、と」
キース 「そこまでではない!」
ブルー 「じゃあ、やるのかい?」
キース 「検討中だ!」

なにしろ、時期が悪いしな…、とキース君が顰める顔。

キース 「慎重に考えて、返事をしないと…」
ジョミー「時期って、何さ?」
シロエ 「今日は仏滅ではありませんけど」
サム  「十三日の金曜日ってこともねえよなあ?」

金曜じゃねえし、とサム君が眺める壁のカレンダー。

サム  「時期が悪いも何もねえだろ?」
シロエ 「逃げ口上に決まってますよ」

立場が非常にマズイですから、とシロエ君。

シロエ 「時間稼ぎに言ってるだけで、根拠なんかは…」
キース 「あるに決まっているだろう!」
シロエ 「どの辺にですか?」
キース 「考えてみろ、今は師走だぞ!」

十二月だ、とカレンダーを指してますけど。
それが何か…?


2021/12/05 (Sun)



☆リスクが高い時期


クリスマスを控えた師走な休日、生徒会長宅で過ごす面々。
話題はキース君の学習能力、失言しないでいられるか否か。

シロエ 「師走の何処が、時期が悪いんです?」
サム  「どっちかってえと、いい時期じゃねえかよ」
ジョミー「クリスマスがあって、冬休みもさあ…」
マツカ 「あるんですけど、お坊さんだと違うんですか?」

そう言えば修行道場の季節でしたね、とマツカ君。

マツカ 「住職の資格を取りに行っていたのが、今頃かと」
ジョミー「あー…。ぼくが一生、行きたくないヤツ…」
サム  「確か、5日からクリスマスの頃までだよな?」

でもよ…、とサム君が傾げる首。

サム  「あれは一回こっきりなんだし、二度目はねえぜ」
ブルー 「うん。正確に言えば、住職が行く修行道場も…」

あるけど、時期が違うしさ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「だから、言い訳にはならないね」
ぶるぅ 「んとんと、お寺の、お正月の準備とかは?」
ブルー 「アドス和尚も、イライザさんもいるからさ…」
ぶるぅ 「そだね、クリスマスのパーティーだって…」

キースは、ちゃんと来てるんだっけ、と、お子様も納得。

ぶるぅ 「キース、時期が悪いって、何のことなの?」
キース 「そ、それは…」
シロエ 「ほら、サッサと答えて下さいよ!」

ぶるぅも不思議に思ってますよ、とシロエ君の厳しい瞳。

シロエ 「逃げ口上でないなら、言えますよね?」
キース 「だから、今の時期がマズイんだ!」
シロエ 「どうしてなんです?」
キース 「気付かないのか、俺が失言しなくても、だ…」

確実に、馬鹿が来るじゃないか、とキース君、グッと拳を。

キース 「しかもクリスマスで、ハイテンションで!」
一同  「「「あー…」」」
キース 「俺でなくても、もれなく失言しそうなんだが!」
シロエ 「そうかもですね…」
キース 「チキンとか、猫の問題ではない!」

今はリスクが高すぎるんだ、という叫び。
それは確かに…。


2021/12/06 (Mon)



☆チキンで猫な季節


クリスマスを控えた休日ですけど、生徒会長宅に集う面々。
話題はキース君の学習能力、それが問われていたものの…。

キース 「いいか、クリスマスは、すぐそこなんだぞ!」
シロエ 「そうでした…」
ジョミー「絶対来るよね、誰かさんとか、誰かさんとか…」
ぶるぅ 「そだよ、ぼくたち、誕生日だも~ん!」

ぼくも、ぶるぅも、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の笑顔。

ぶるぅ 「みんなで、パーティーしなくっちゃ!」
スウェナ「パーティー自体は、素敵なのにねえ…」
サム  「面子が激しく問題なのな…」
キース 「分かったか! もう、本当に…」

俺でなくてもヤバイんだからな、とキース君。

キース 「誰でも、チキンや猫以下になれる季節なんだ!」
一同  「「「あー…」」」

どっちも避けたい、と誰もがガクブル。

シロエ 「どうしてもチキンになっちゃいますよね…」
マツカ 「失言したら、猫以下ですけどね…」
ジョミー「どっちに転んでも、最悪だよねえ…」

今の時期はさ、とジョミー君も。

ジョミー「御褒美つきでも、チャレンジするのは…」
シロエ 「無謀だとしか言えませんねえ…」
キース 「チキンも猫以下も、避けたいだろうが!」
サム  「誰も否定は出来ねえよ、ソレ…」

諦めるしかねえってことな、とサム君、超特大の溜息。

サム  「いい話だと思ったけどよ…」
ジョミー「無理ゲーだしねえ…」
??? 「なになに、猫の丸焼きだって?」

美味しいわけ、とソルジャー(会話表記はAブルー)出現。

一同  「「「出たーっ!!!」」」
Aブルー「なにさ、失礼だねえ、君たちは!」

でもって、猫がなんだって、とソルジャー、興味津々。

Aブルー「今年のクリスマスは、猫を焼くって?」
シロエ 「そんな話はしてませんけど!」
Aブルー「でもさ、チキンで猫なんだろう?」
シロエ 「そうですけど…?」
Aブルー「丸焼きじゃないか!」

クリスマスの御馳走、と言ってますけど。
猫ですって…?


2021/12/07 (Tue)



☆普通は食べません


クリスマスを控えた休日、生徒会長宅に来ている御一同様。
話題はキース君の学習能力、チキンだ、猫だと話す間に…。

Aブルー「それで、猫の丸焼きって、美味しいのかな?」
シロエ 「そんな話は、していませんから!」
Aブルー「でも、チキンだとか、猫だとか…」

どう考えてもクリスマスだよね、とソルジャー、決め付け。

Aブルー「猫って、食べたことが無いんだけれど…」
シロエ 「それが普通です!」
Aブルー「じゃあ、珍しい御馳走なんだ?」

期待しちゃおう、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「三毛がいいのかな、それとも長毛種だとか…?」
シロエ 「ですから、猫は食べませんってば!」

ぶるぅだって嫌がりますよ、とシロエ君が吊り上げる眉。

シロエ 「ついでに、動物虐待ですし!」
Aブルー「ぼくに言われても、説得力はゼロだよね」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「人体実験で殺されかけた経験、多数!」

丸焼き未遂も何回も、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「流石に、食べる気は無かっただろうけど…」
一同  「「「うっ…」」」
Aブルー「というわけでね、猫の丸焼きくらいはさ…」

可愛いものだよ、と微笑む人。

Aブルー「やっぱり、詰め物が決め手なのかな?」
シロエ 「違いますってば!」
Aブルー「うーん…。するとソースが凝ってるとか?」

鴨だとオレンジソースだよね、と興味津々。

Aブルー「猫の場合は、ベリーとかかな?」
シロエ 「そういう以前の問題ですよ!」
ぶるぅ 「そだよ、猫ちゃん、可哀想だよ!」

丸焼きなんて、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の泣きそうな顔。

ぶるぅ 「お願いだから、食べないであげて!」
Aブルー「そうなのかい?」

御馳走の話だと思ったのに、と首を傾げるソルジャー。

Aブルー「だって、チキンで猫だったしさ…」
シロエ 「キース先輩の話ですけど!」
Aブルー「えっ、キース!?」

筋張ってるんじゃないのかい、と言ってますけど。
肉質の話…?


2021/12/08 (Wed)



☆猫以下だそうです


クリスマスを控えた休日、生徒会長宅で寛ぐ面々ですけど。
問題はキース君の学習能力、其処へソルジャーが乱入で…。

Aブルー「流石に想定していなかったよ、キースはさ…」
シロエ 「最初から、キース先輩の話でしたよ!」
Aブルー「チキンも猫も、そっちの関係だったのかい?」
シロエ 「その通りです!」

チキンか、それとも猫以下なのか…、とシロエ君の解説。

シロエ 「どっちなのかが、大いに問題だったんですよ!」
Aブルー「なるほどねえ…。ぼくが思うに、猫以下かと」
キース 「なんで、そうなる!」
Aブルー「筋張ってるしさ、きっと猫の方が…」

美味しいだろうと思うんだよね、とソルジャーの言。

Aブルー「そんなのを食べるより、チキンがいいな」
シロエ 「はあ、まあ…。それが一番でしょうね」
Aブルー「だったら、御馳走はチキンにしてくれる?」
ぶるぅ 「もっちろ~ん!」

クリスマスと言えばチキンだもん、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「ターキーもいいけど、定番はチキン!」
Aブルー「だよねえ、キースは遠慮したいよ」

だけど、君たち、勇気があるね、とソルジャー、感心。

Aブルー「よく食べる気になるよね、あんなの…」
キース 「あんた、失礼な言い種だな!」
シロエ 「…食べられたかったんですか、キース先輩?」
キース 「言い返したくもなるだろうが!」

食う価値も無いと言われたらな、とキース君の渋面。

キース 「チキンや猫以下も酷かったんだが、こいつも…」
Aブルー「正直に言ったまでだけどねえ…」
キース 「筋張って不味い、とハッキリとな!」

どうしてくれよう、とキース君、指をボキボキと。

キース 「勝手に出て来て、一方的に決め付けやがって!」
Aブルー「ぼくが悪いと言うのかい?」
キース 「どう考えても、そうなるだろうが!」
Aブルー「分かったよ、料理されたいんだね?」
キース 「は?」

誰もそうとは言っていないが、とキョトンですけど。
そうですか…?


2021/12/09 (Thu)



☆チキンを推す人


クリスマスを控えた休日、生徒会長宅に来ている御一同様。
話題はキース君の学習能力、何故かソルジャーも乱入で…。

Aブルー「言ったじゃないか、評価が不満なんだ、って!」
シロエ 「ええ、言いましたね、失礼な言い種だ、と」
サム  「俺も聞いたぜ、食う価値がねえって話でよ…」

筋張って不味いと決め付けたヤツ、とサム君の証言。

サム  「つまり、不味くはねえんだろ?」
シロエ 「そうなりますよね、普通に解釈した場合」
キース 「俺は、違うと思うんだが!」
Aブルー「そうは聞こえなかったけどねえ…」

食べられたいとしか思えないよ、とソルジャー、断言。

Aブルー「でも、クリスマスの御馳走はさ…」
ジョミー「チキンがいいって、言ってなかった?」
Aブルー「その通り! 同じ丸焼きなら、チキンだってば」

猫の丸焼きは却下されたし、とソルジャーが顎に当てる手。

Aブルー「キースにしてもさ、きっと不味いし…」
キース 「それが失礼だと言っているんだ!」
Aブルー「ほら、また言ったよ、食べられたいと」

だけど、美味しくないのはねえ…、とソルジャー、溜息。

Aブルー「御馳走としては、チキンを推すよね」
キース 「まだ言うか!」
シロエ 「キース先輩、考えて発言して下さい!」

今の流れだとヤバイですよ、とシロエ君のツッコミ。

シロエ 「食べてくれ、としか聞こえません!」
Aブルー「ぼくには、ずっと、そう聞こえてるよ」

こうなると料理するしかないよね、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「クリスマスには、キースを美味しく!」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

食べるつもりか、と誰もがドン引き。

シロエ 「やめて下さい、もう絶対に、不味いですって!」
Aブルー「君もキースに怒鳴られるよ、ソレ」
シロエ 「そ、そうですけど、非常事態ですから!」
Aブルー「本人が、食べてくれってさ…」
キース 「うっ…」

そういう解釈になったのか、とキース君、真っ青。
どうなる…?


2021/12/10 (Fri)



☆犯罪はマズイです


クリスマスを控えた休日ですけど、ソルジャーまでが乱入。
話を半端に聞いていたせいで、キース君の話題を曲解で…。

Aブルー「今年のクリスマスのメインは、キースの料理!」
キース 「殺すつもりか!」
Aブルー「自分で何度も言っているよね、食べろって」
シロエ 「それは分かりますけど、でもですね…!」

犯罪になってしまいますから、と止めに入ったシロエ君。

シロエ 「サイオンで隠蔽出来そうですけど、マズイです」
サム  「そうだぜ、食うには殺すしかねえし…」
ジョミー「バレなくっても、なんか後味、悪いしさ…」
Aブルー「あのねえ…。君たちもキースに怒鳴られるよ?」

不味い上に後味が悪いだなんて…、とソルジャーの注意が。

Aブルー「後を引く不味さは、どうかと思うね」
ジョミー「そういう意味で、言ってないから!」
Aブルー「そうなのかい?」
シロエ 「明らかに違うと思いますね」

ジョミー先輩の発言は…、とシロエ君も。

シロエ 「キース先輩にだって、分かる筈です」
キース 「もちろんだ!」

こいつらの場合は善意だからな、とキース君。

キース 「俺を食おうとは思っていないし、殺す気も…」
Aブルー「ぼくも、全く無いんだけどね?」

殺意なんて、とソルジャー、皆をグルリと。

Aブルー「確かに最初は、丸焼きかと思ったんだけど…」
シロエ 「今も同じじゃないですか!」

調理方法が変わるだけでしょう、とシロエ君の鋭い指摘。

シロエ 「クリスマスのメインの料理ですしね!」
Aブルー「君たちは、誤解してるってば!」
シロエ 「あなただって、誤解の塊でしょう!」

猫の丸焼きと言いましたっけ、とシロエ君。

シロエ 「もう思いっ切り、勘違いで!」
Aブルー「その言葉、そっくり君に返すよ」

明らかに誤解しているからね、とソルジャーの反論。

Aブルー「キースの料理と言っただけでさ…」
シロエ 「犯罪ですから!」

殺す気でしょう、と怒鳴り返してますけど。
さて…?


2021/12/11 (Sat)



☆クリスマスの肴に


クリスマスを控えた休日、ソルジャーまで来た生徒会長宅。
話題だったキース君の学習能力、違う方へとズレまくりで。

Aブルー「殺すとは言っていないんだけど?」
シロエ 「料理するには、そうなるでしょうが!」

でないと暴れますからね、とシロエ君。

シロエ 「一服盛るなら、話は別でしょうけれど!」
Aブルー「まあ、落ち着いて、よく聞きたまえ」

料理すると言っただけなんだから、とソルジャーの言。

Aブルー「今年のクリスマスは、キースを肴にしようかと」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ほら、クリスマスと言えば、サンタクロース!」

誰でも一発で結び付くよね、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「だけどパーティーには、サンタはいないし…」
ぶるぅ 「サンタさんは、夜に来るんだもん!」

いるわけないよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「昼の間は、プレゼントを配る準備で大忙し!」
Aブルー「そうなんだよねえ、本物のサンタクロースはね」

でも…、とソルジャーが指差す窓。

Aブルー「街にはサンタが溢れてるよね、あちこちに!」
ジョミー「あー…。チラシを配ったりしてるね、確かに」
スウェナ「この時期は、ある意味、名物だわね」

サンタの衣装を見ない日は無いかも、とスウェナちゃん。

スウェナ「それに、幼稚園とかだとクリスマスの日に…」
サム  「サンタが来るのも、珍しくねえよな」
Aブルー「其処なんだよね、大人のパーティーでもさ…」

サンタクロースは人気なんだろう、とソルジャーの指摘。

Aブルー「プレゼントを配って回るってヤツ!」
マツカ 「確かに、よく聞く話ですよね」

専用の人を雇うケースもあります、と大きく頷く御曹司。

マツカ 「ホテルなんかだと、ロビーに常駐ですよ」
Aブルー「そういうの、いいと思わないかい?」
シロエ 「まあ、素敵ではありますね」
Aブルー「だから、キースを!」

是非とも料理したいんだよ、と言ってますけど。
料理って…?


2021/12/12 (Sun)



☆指名された人


クリスマスを控えた休日ですけど、ソルジャーまでが登場。
話題だったキース君の学習能力、既に置き去りの方向で…。

シロエ 「いったい、何をするつもりなんです!」
Aブルー「察しが悪いね、クリスマスの肴と言った筈だよ」

でもってクリスマスにはサンタクロース、と目がマジな人。

Aブルー「ズバリ、キースをサンタクロースに!」
一同  「「「ええっ!?」」」

職業はお坊さんなのでは…、と誰もが愕然。

シロエ 「あ、あのぅ…。キース先輩は、お坊さんで…」
マツカ 「サンタクロースとは、真逆な人ですよ?」
Aブルー「だからこそ、料理するんだってば!」

キースは今日から逆ダイエット! と、ソルジャーの笑み。

Aブルー「クリスマスまでに、プラス百キロは欲しいね!」
シロエ 「ま、まさか、太れと言うんですか!?」
Aブルー「当たり前だよ、サンタは太っているもので!」

キースの体型では興醒めだよね、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「しっかり食べて、しっかり太る!」
キース 「あんた、本気か!?」
Aブルー「本気だってば、頑張って太りまくること!」

クリスマスを楽しみにしているよ、と極上の笑顔。

Aブルー「みんなも、しっかり応援してよね!」
シロエ 「太らなかったら、どうなるんです?」
Aブルー「お仕置きするしかないよね、うん」

なんたって肴なんだから…、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「そっちのメニューも、考えておくよ」
キース 「またなのか…!」

また殺される、とキース君、ガクブル。

キース 「太れなかったら、処刑なんだな?」
Aブルー「早い話が、そういうことだね」

頑張りたまえ、とソルジャー、キース君の肩をポンと。

Aブルー「クリスマスは、君の頑張り次第で!」
キース 「ちょっと待て!」
Aブルー「じゃあ、楽しみにしているから!」
キース 「おい…!」
Aブルー「またねーっ!」

パーティーで会おう、と消えましたけれど。
逆ダイエット…?


2021/12/13 (Mon)



☆また詰んだ人


クリスマスを控えた休日、学習能力が問題だったキース君。
其処へソルジャーが乱入して来て、注文を投げてお帰りに。

シロエ 「パーティーで会おう、って言いましたけど…」
マツカ 「クリスマスまでに、プラス百キロですか…」

いけるんでしょうか、とマツカ君の視線がキース君に。

マツカ 「一日に3キロ太っても、無理な勘定ですよ」
ジョミー「だよねえ、キース、どうするつもり?」
キース 「そ、それは…」
サム  「また人生が詰んでるぜ、こいつ」

マジで学習能力ねえよな、とサム君の呆れ果てた顔。

サム  「もう、猫以下でいいんでねえの?」
ブルー 「ぼくも、そういう気がして来たよ」

でも、今回もキース限定、と生徒会長が立てる親指。

ブルー 「クリスマスまでに百キロ太るか、処刑かはさ…」
ジョミー「キース限定イベだよねえ…」
スウェナ「私たちは、あくまで傍観者だわね」

パーティーの肴でいいじゃないの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「無事に太っても、サンタクロースの役なんだし」
シロエ 「そうですね! キース先輩、頑張って下さい!」
サム  「応援してるぜ、逆ダイエット!」

まずは食えよな、とサム君、ニヤニヤ。

サム  「今日から、食って、食いまくってよ…」
ジョミー「サンタの体型に近付けないとね!」
マツカ 「でも、プラス百キロは無茶すぎですよ」
シロエ 「それっぽく見えれば、許されると思いますね」

実際は百キロ未満でも、とシロエ君。

シロエ 「太って、お腹が出ていればですね…」
ジョミー「見た目はサンタになるもんねえ…」
ブルー 「うん。フライドチキンの店の人形だってさ…」

サンタの衣装でサンタになるし、と生徒会長も賛同。

ブルー 「あの人形は、力士クラスじゃないよ」
サム  「キースでも目指せそうだよなあ…」
ジョミー「目標はアレで!」
シロエ 「太るべきですね」
キース 「おい…!」

無茶言いやがって、とキース君、顔面蒼白。
太れと…?


2021/12/14 (Tue)



☆太っても痩せます


クリスマスを控えた休日、ソルジャーがキース君に注文を。
サンタになれるようプラス百キロ、出来なければ処刑で…。

ジョミー「無茶って言うけど、百キロじゃなくてさ…」
シロエ 「フライドチキンの店の人形が目標ですよ?」

看板代わりのオジサンですね、とシロエ君。

シロエ 「あのくらいなら、いけるでしょう?」
サム  「無理なく太れる範囲でねえの?」
マツカ 「健康的に出来るかどうかは、疑問ですけど…」

日が無さすぎます、とマツカ君、心配そうな顔。

マツカ 「お腹だけが出て来るとか、そんなのでは…?」
シロエ 「サンタクロースは、そういう体型ですよ?」
スウェナ「顔まで太らなくてもいいと思うのよねえ…」

要はサンタっぽければオッケー、とスウェナちゃんも。

スウェナ「太った分は、クリスマスの後にダイエットよ!」
ジョミー「パーティーの御馳走で、また太るけどね…」
シロエ 「大丈夫ですよ、お正月の準備もありますし!」

お坊さんは忙しい季節ですから、とシロエ君の笑み。

シロエ 「大掃除とかを一人でやったら、消耗しますよ」
サム  「間違いねえな、業者さんとかがやる分もよ…」

一人でやれば激痩せするぜ、とサム君も賛成。

サム  「年明けにはスッキリ痩せるよな、うん」
シロエ 「安心して太って下さいね!」
キース 「お前ら、他人事だと思いやがって!」
ブルー 「どう考えても、他人事だしねえ…」

君限定のイベントなんだよ、と生徒会長の念押しが。

ブルー 「サンタの役目をこなすのも良し、処刑も良し!」
シロエ 「ぼくたちは、傍観者に過ぎませんから」
マツカ 「人間ドックを御用意しましょうか?」

太って痩せた後のフォローに、と御曹司。

マツカ 「診断を受ければ、安心でしょうし…」
ブルー 「何かあったら治療も出来るし、完璧だよね」
シロエ 「さあ、太りましょう!」
キース 「馬鹿野郎!」

服のサイズはどうするんだ、と叫んでますけど。
制服とか…?


2021/12/15 (Wed)







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☆導師が出来ないと


マツカ君の別荘で紅葉狩りの日、出発を控えて騒ぎが発生。
元老寺の宿坊を希望なソルジャー、行く気満々ですけれど。


キース 「ブルーの代わりに泊まる以上は、導師もだな…」
ブルー 「覚悟しておいて貰わないとね?」


そして完璧にやり遂げてよね、と生徒会長の厳しい注文。


ブルー 「でないと、ぼくの評判がさ…」
キース 「地に落ちる上に、あんたに対する扱いも…」


変わるだろうな、とキース君、腕組み。


キース 「高僧だからこそ、手厚くもてなすんだが…」
ブルー 「その扱いに値しないんではねえ…」


ダメだと思う、と生徒会長が振っている首。


ブルー 「最悪、お帰り願われるかもね」
キース 「ああ。ご気分がお悪いようですし、と丁重にな」
Aブルー「強制的に帰らされるわけ?」
キース 「恐らく、そういう流れになるぞ」


それでいいなら来てくれていい、と副住職。


キース 「親父も最初は歓迎するしな」
Aブルー「お経を読むとか、無理なんだけど!」
ブルー 「その時点で、資格無しだから!」
Aブルー「御馳走だけとか、そういうコースは?」


精進料理を食べて泊まって…、とソルジャーの問い。


Aブルー「お経は読まずに、ゆっくり過ごして…」
キース 「その姿では、不可能だな」
ブルー 「ぼくにしか見えないわけだしねえ…」
Aブルー「それは困るよ!」


お経も、強制退去になるのも…、とソルジャー、ブツブツ。


Aブルー「仕方ないから、宿坊は諦めて…」
A船長 「どうするんです?」
Aブルー「代わりに、キースをこき使うよ!」


肉まん7個分で買ったからね、と言い放つ人。


Aブルー「お世話係に使えるんだし、存分に!」
キース 「うっ…」


それがあったか、とキース君、真っ青。


キース 「た、頼むから、お手柔らかに…」
Aブルー「ぼくを散々、こきおろしたのに?」
キース 「いや、本当のことなんだが…!」


俺は事実を述べただけだ、と叫んでますけど。
買われた件も事実…。


2021/11/16 (Tue)


 


☆お世話係の席


マツカ君の別荘へ紅葉狩りに出発する直前、起こった騒ぎ。
ソルジャーが元老寺の宿坊を希望で、キース君が却下で…。


Aブルー「事実も何も、宿坊の話を振ったのは君だよ!」
キース 「し、しかし…!」
シロエ 「キース先輩、見苦しいですよ」


現実をしっかり見詰めて下さい、とシロエ君も。


シロエ 「お世話係を頑張らないと、後が無さそうですし」
サム  「うんうん、先月もアレだったしよ…」
キース 「言わないでくれ!」


今からフラグを立てるんじゃない、とキース君、ブルブル。


キース 「それより、早く出発した方が良くないか?」
マツカ 「そうですね。せっかくの紅葉狩りですから…」
ぶるぅ 「んとんと、ヘリに乗ってもいい?」
マツカ 「いいですよ、お好きなお席へどうぞ」


空からの眺めも素敵ですしね、と御曹司。


ぶるぅ 「ありがとーっ! ぼくたち、いっちば~ん!」
Aぶるぅ「わぁーい、一番前の席~っ!」


走って乗り込むお子様が二人、他の面子も。


ジョミー「何処がいいかな、眺めがいいトコ…」
Aブルー「ぼくとハーレイは、隣同士でなくっちゃ!」


そういう席を貰うからね、とソルジャー、偉そう。


Aブルー「でもってキースは、この辺りにね」
一同  「「「は?」」」


床じゃないか、と誰もがポカーン。


キース 「俺には、シートが見えないんだが…?」
シロエ 「ぼくにも床しか見えませんけど…?」
Aブルー「そりゃそうだろうね、床なんだから」


だけど、キースは此処に決めた、とソルジャー、キッパリ。


Aブルー「お世話係は、近い所にいてくれないと!」
シロエ 「まあ、基本ではありますね」


離れた場所では行き届きませんし、とシロエ君、同意。


シロエ 「床と言っても、いい絨毯が敷いてありますし…」
ブルー 「これは絨毯の本場の高級品だよ」
Aブルー「そうなんだってさ、良かったね、キース」
キース 「おい…!」


そんな問題じゃないだろう、と唸ってますけど。
床ですか…?


2021/11/17 (Wed)


 


☆規則は大切です


マツカ君の別荘へ紅葉狩りに出発、ヘリに搭乗ですけれど。
ソルジャー指定のキース君の席、シートどころか床でして。


キース 「床に座って行けと言うのか!」
Aブルー「そうだよ、其処なら直ぐ動けるしね」
マツカ 「あの…。安全のために、座って頂けませんか?」
キース 「ぼくを誰だと思っているのさ?」


ヘリから落ちても救助出来るよ、とソルジャー、自信満々。


キース 「床で転がって行ったくらいじゃ、死なないし!」
シロエ 「それは確かに、そうかもですね…」
A船長 「大丈夫ですよ、ブルーのサイオンは完璧です!」


なにしろソルジャーですからね、とキャプテンの太鼓判。


A船長 「下手な席より、安全面ではパーフェクトかと」
マツカ 「分かりました。パイロットさん、オッケーです」
操縦士 「その方は、床でよろしいんですか?」
マツカ 「お客様のご希望ですから…」


万一の時は、ぼくが責任を…、と御曹司。


マツカ 「ですから、出発して下さい」
操縦士 「それは分かりますが、せめてロープでですね…」


床に固定して頂けませんか、とパイロットのもっともな言。


操縦士 「急病人を搬送する時などは、担架をロープで…」
マツカ 「規則は、そうかもしれませんけど…」


そこをなんとか、と頭を下げるマツカ君。


マツカ 「お客様には、失礼があってはいけませんし…」
操縦士 「ですが、万一…」
Aブルー「いいよ、規則は大切だしね」


ぶるぅ! とソルジャーの視線が悪戯小僧に。


Aブルー「パイロットさんの言う通りにしたまえ!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ キースを固定だね!」
Aブルー「そう! ロープは何処かな?」
操縦士 「其処の箱です」


指差された箱から、悪戯小僧がワクワクとロープを。


Aぶるぅ「キース、座って!」
キース 「ちょっと待て!」
Aぶるぅ「それが安定するんだも~ん!」
Aブルー「膝を抱えて、こう!」


早く、とキース君を促す人と、ロープなお子様。
ピンチ到来…。


2021/11/18 (Thu)


 


☆お笑いがあれば


マツカ君の別荘で紅葉狩りですけど、行きのヘリで問題が。
ソルジャーのお世話係なキース君、床に縛られそうでして。


Aブルー「君が座らないと、ヘリが出発出来ないんだよ!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ ロープ、巻き巻き!」


悪戯小僧がロープを握って、スタンバイですけど。


キース 「俺を縛ったら、お世話係はどうなるんだ!」
A船長 「そういえば、動けなくなりますねえ…」
Aブルー「まあ、そうだけどさ…」


他にも人はいるんだし、とソルジャーが見回すヘリの中。


Aブルー「頼めば、ジュースくらいは運んでくれるよ」
シロエ 「お世話係は、キース先輩ですよ!?」
サム  「肉まん7個分で買ったじゃねえかよ!」
Aブルー「でもねえ、娯楽も大切だしさ…」


キースを床に縛った方が楽しそうだ、とソルジャーの言。


Aブルー「それともアレかな、誰か代わりに縛られたい?」
一同  「「「ひぃぃっ!!!」」」


それは勘弁、と誰もが首を左右にブンブン。


シロエ 「いえ、ジュースは運ばせて頂きます!」
ジョミー「お菓子も席まで届けるから!」
Aブルー「よし、決まり! キースは座って!」
ブルー 「みんなのためにも座りたまえ!」


でないと出発出来ないからね、と生徒会長、ピシャリと。


ブルー 「男は黙って、床に固定で!」
キース 「うう…」


仕方ない、とキース君、床に体育座り。


キース 「これでいいのか?」
Aぶるぅ「そだよ、巻き巻き!」


悪戯小僧がロープを巻いて、手際よく床にガッツリ固定。


Aぶるぅ「はい、出来上がり~っ!」
Aブルー「マツカ、準備はオッケーだから!」
マツカ 「では、離陸ですね」


お願いします、というマツカ君の声で飛び立ったヘリ。


Aブルー「いいねえ、これぞ遊覧飛行!」
Aぶるぅ「お笑いがあれば、もっといいかも!」
Aブルー「お笑いって、何さ?」
Aぶるぅ「えっとね、笑い声が溢れていたら…」


うんと楽しい気分になるよ、と瞳がキラキラ。
漫才ですか?


2021/11/19 (Fri)


 


☆お笑いなんです


マツカ君の別荘へ紅葉狩りに出発、ヘリで楽しく遊覧飛行。
床に縛られたキース君を他所に、お笑いがどうのという話。


Aブルー「笑い声はいいけど、漫才なのかい?」
Aぶるぅ「んとね、キースがやるんだけど…」
ジョミー「キースに、芸ってあったっけ?」
シロエ 「いえ、知りませんが…」


付き合いは長いんですけどね、とシロエ君が傾げる首。


シロエ 「キース先輩に、漫才の才能なんかは皆無かと」
マツカ 「そもそも、センスがありませんよね?」
キース 「おい、お前たち!」


法話は笑いも大切なんだぞ、とキース君の仏頂面。


キース 「笑いで掴みを取るというのも、技の一つだ!」
サム  「それはそうかもしれねえけどよ…」
スウェナ「お笑いって、コレじゃないかしら?」


キースで遊ぶというヤツよね、とスウェナちゃん。


スウェナ「みんな、ちょっぴり笑っているでしょ?」
ジョミー「そういえば…。つまり、キースで…」
シロエ 「笑おうというわけですね!」
Aぶるぅ「大当たりーっ!」


もっと沢山、笑わなくっちゃ、と悪戯小僧の弾ける笑顔。


Aぶるぅ「でもって、キースも、笑って、笑って!」
キース 「誰が笑うか!」
Aぶるぅ「でも、笑うも~ん!」
キース 「うっ…?」


なんだ、とキース君の顔が歪んで、飛び出す笑い声。


キース 「どわっはっはっはっ!」
一同  「「「え!?」」」


何事なのか、と誰もがポカーンですけど。


キース 「わ、わはは、わははは…!」
ジョミー「どうしちゃったわけ?」
キース 「し、死ぬ、誰か…! ははっ、わははは…!」
シロエ 「ワライタケでしょうか…?」


食べさせましたか、とシロエ君の視線が悪戯小僧に。


Aぶるぅ「違うも~ん!」
キース 「ロープだ、ロープが身体を…。どわははは!」
ジョミー「ホントだ、なんか、うねってるよね…?」
Aぶるぅ「サイオンで、必殺こちょこちょロープ!」


くすぐっちゃうもんね! と張り切る悪戯小僧。
ロープですか…。


2021/11/20 (Sat)


 


☆ドリンクも無理


マツカ君の別荘へ紅葉狩りに出発、ヘリで楽々ですけれど。
ヘリの中でも笑いが欲しい、と悪戯小僧がやらかしまして。


キース 「やめろ、くすぐるのはやめ…、わっはっは!」
Aぶるぅ「こちょこちょこちょ~っ!」
キース 「死ぬ、笑い過ぎて死ぬ、どわっはっはっは!」


息が苦しい、とキース君、ゼエゼエと笑い続ける状態。


キース 「だ、誰か…! わははははは!」
シロエ 「本当に楽しそうですねえ…」
サム  「うん、腹の底からの笑いだぜ」
ジョミー「放っておいても、いいと思うよ」


笑えるからさ、とジョミー君たち、高みの見物。


ジョミー「それに、お世話係って、一種のオモチャだし…」
シロエ 「言えてますよね、先月もそうで…」
マツカ 「笑うくらいは、命の危険もありませんから…」


大丈夫でしょう、と御曹司も。


マツカ 「それより、飲み物は如何ですか?」
Aブルー「貰うよ、配ってくれるのかい?」
マツカ 「今は、安定して飛んでますからね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも手伝う!」


注文はなあに、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もお手伝い。


ぶるぅ 「はい、ジョミーのと、サムのと…」
マツカ 「こちらは紅茶とコーヒーでしたね?」
Aブルー「そう!」
A船長 「どうも、ありがとうございます」


恐れ入ります、とキャプテンたちにも行き渡ったドリンク。


マツカ 「では、到着まで、ごゆっくりどうぞ」
キース 「お、俺の分は…? どわっはっは!」
ぶるぅ 「んとんと…。笑いながら飲んだら、吹き出すよ」
マツカ 「それに、むせると思いますけど…」


それでも飲むと言うんですか、と御曹司の問い。


マツカ 「そういうことなら、用意しますけど…」
シロエ 「吹き出したら、床が汚れますしねえ…」


高級な絨毯だそうですけど、とシロエ君。


シロエ 「弁償は、高くつきそうですよ」
ジョミー「払えるわけ?」
キース 「わははは!」


無理だ、と泣き笑いになってますけど。
飲み物も不可、と…。


2021/11/21 (Sun)


 


☆泣いても笑うしか


マツカ君の別荘で紅葉狩りな休日、ヘリで空の旅を満喫中。
飲み物も出て来たんですけど、キース君だけ飲み物は無し。


キース 「く、くっそぉ…。わははは!」
シロエ 「泣きが入って来ましたよねえ…」
Aブルー「いいじゃないか、聞いてて楽しいからさ」


それでこそ、お笑いの真髄だよね、と頷くソルジャー。


Aブルー「名人のお笑いって、芸の域だと聞くからねえ…」
ブルー 「そうだね、キースも頑張るべきだね」
キース 「俺は、笑わされているんだが! わはは…!」
Aぶるぅ「こ~ちょ、こちょこちょ~っ!」


悪戯小僧がサイオンで操るロープで、絶妙のくすぐり。


キース 「どわっはっはっは、はははははは…!」
Aブルー「うん、いい感じ!」
ジョミー「声が嗄れる前に、別荘に着くかな?」
マツカ 「あの山の向こうですから、あと少しですね」


着いたら、キースにも飲み物を…、と御曹司。


マツカ 「恐らく、一気飲みでしょうねえ…」
Aブルー「喉にいい飲み物、用意しておいて貰えるかな?」
マツカ 「蜂蜜レモンとかでしょうか?」
Aブルー「生姜シロップとか、なんでもいいけど…」


キースの喉が潰れないように、とソルジャー、ニッコリ。


Aブルー「声が出ないと、お世話係がイマイチだしねえ…」
A船長 「思念波も、馴れてらっしゃいませんしね…」
Aブルー「そうなんだよ! 喉は大切!」
キース 「だったら、今…。どわーっはっはっは!」


今、笑うのをやめさせてくれ、とキース君の懇願。


キース 「そしたら、喉も…。どわはは!」
Aぶるぅ「お笑いだって、大切だも~ん!」
Aブルー「着くまで、笑いを提供だよ!」


笑って、笑って、とソルジャーの注文。


Aブルー「君が爆笑する姿なんて、珍しいしさ…」
シロエ 「ええ、なかなかのレアものですよ」
キース 「煽るな、シロエ! どわーっはっはっ!」
マツカ 「もう着きますから、我慢ですよ」


笑い続けていて下さい、と御曹司もクスクス。
我慢一択…。


2021/11/22 (Mon)


 


☆高級品だそうです


マツカ君の別荘で紅葉狩りな休日、ヘリで大満足な空の旅。
なんとキース君のお笑いつきで、笑わされての大爆笑で…。


ぶるぅズ「「かみお~ん♪ 着陸ーっ!」」
キース 「や、やっと終わった…か…」
マツカ 「キース、お疲れ様でした。飲み物が来てますよ」


喉を潤して下さいね、と御曹司が差し出す飲み物のカップ。


マツカ 「蜂蜜と生姜入り、スペシャルだそうです」
キース 「助かった…!」


カップを受け取り、一気飲みでして、注がれる追加。


マツカ 「水分補給は大切ですから」
キース 「今なら、3リットルはいける気がするな…」
Aブルー「らしいよ、用意してあげたら?」
キース 「もう嫌がらせは沢山だ!」


3リットルで水責めする気だろうが、とキース君の渋面。


キース 「飲み終わるまで、強引に流し込んで!」
Aぶるぅ「やったぁ、次は水責めだって!」
キース 「うっ…」


墓穴だったか、とキース君、顔面蒼白。


キース 「…ま、まさか、本気で3リットル…」
Aブルー「マツカ、この飲み物は高級品になるのかな?」


スペシャルだしね、とソルジャーの問い。


Aブルー「特別な材料を使っているとか、そういうので」
マツカ 「蜂蜜が、最高級のマヌカらしいですから…」
シロエ 「それって、とっても高いヤツです!」


普通のマヌカでも高いですしね、とシロエ君。


シロエ 「それを使っているんだったら、他のもですね…」
ジョミー「こだわってるよね、絶対に…」
Aブルー「なるほど、すると3リットルだと…」
シロエ 「飲み物としては、凄い値段じゃないですか?」


年代もののお酒とかなら別ですけれど、とシロエ君の読み。


シロエ 「マツカ先輩、どうでしょう?」
マツカ 「御想像にお任せしますよ、その辺は」
Aブルー「いいねえ、高級品で水責め!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「こう、最高の贅沢だってば、飲み放題で!」


是非、楽しんでくれたまえ、と言ってますけど。
水責めって…?


2021/11/23 (Tue)


 


☆選べる飲み方


マツカ君の別荘に到着ですけど、着いた途端に出て来た話。
3リットルの水で水責めだそうで、キース君が対象でして。


キース 「蜂蜜レモンを、3リットルも飲めと言うのか!」
Aブルー「笑い続けていた身体には、水分だろう?」
キース 「だからと言って、極端すぎだ!」


適量というものがあるぞ、とキース君が吊り上げる眉。


キース 「第一、飯も入らなくなる!」
Aブルー「食事は、君が決めることだよ」


どうするかはね、とソルジャー、ニッコリ。


Aブルー「紅葉狩りに花を添えると思って、水責め!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 飲めなきゃ、強制注入!」


口に漏斗を突っ込んじゃって、と飛び跳ねている悪戯小僧。


Aぶるぅ「寝かせて飲ませて、お腹の上でさ…」
Aブルー「ジャンプしながら踊るのかい?」
Aぶるぅ「そだよ、ウサギのダンスとか!」


ぶるぅも一緒にダンスしようよ、と悪戯小僧のお誘いが。


Aぶるぅ「キースのお腹で、トランポリン!」
ぶるぅ 「んとんと…。キース、死んじゃわない?」
Aブルー「大丈夫、ぼくがついているから!」


死んじゃう前に、ちゃんと起こして…、と親指を立てる人。


Aブルー「背中をトントン叩いたりして、体調をね!」
A船長 「整えてから、続きを飲ませるわけですね?」
Aブルー「その通り! 漏斗でもいいし、ホースとかでも」
キース 「あんた、殺す気でいるだろう!」


俺はフォアグラのガチョウじゃないぞ、とキース君の怒声。


キース 「漏斗とかホースとか、無茶を言いやがって!」
Aブルー「嫌なら、自分で飲むことだね」


お世話係をやりながら…、とソルジャー、しれっと。


Aブルー「食事とセットでペース配分、それが一番!」
A船長 「まあ、そのコースが無難でしょうねえ…」


ぶるぅ任せでいくよりは…、とキャプテンも賛成。


A船長 「今なら、お得に選べますよ?」
キース 「何処がお得だ!?」


どう転んでも3リットルだぞ、と叫んでますけど。
逃げられると…?


2021/11/24 (Wed)


 


☆樽でもいける人


マツカ君の別荘で紅葉狩りですけど、花を添える余興の話。
なんとキース君を水責めでして、3リットルがどうこうと。


Aブルー「要するに君は、3リットルが不満なんだね?」
キース 「当然だろうが!」


勝手に話を進めやがって、とキース君、グッと拳を。


キース 「それともアレか、あんたはもっと飲めるのか!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ お酒、樽でもいけるもーん!」
一同  「「「えっ!?」」」


樽って、と皆の視線が悪戯小僧に集中。


シロエ 「あ、あのですね…。樽というのは、醸造用の?」
サム  「違うだろ、アレだろ、樽酒だろ?」
ジョミー「でもさ、樽酒でも凄くない?」


鏡割りをするヤツだよね、とジョミー君。


ジョミー「3リットルどころじゃなさそうだけど…」
Aブルー「考えてごらん、ぶるぅだよ?」
A船長 「樽酒は楽勝、醸造用の樽も注意が必要ですよ」
Aブルー「そう! シャングリラで、何度もやられてさ…」


中で御機嫌で酔っ払ってて…、とソルジャーの苦笑。


Aブルー「もちろん、すっかり空っぽだよね」
一同  「「「………」」」


そこまでなのか、と誰もが愕然。


シロエ 「醸造用だと、恐ろしい量になりますけど…」
Aぶるぅ「飲みながら、お酒のお風呂だも~ん!」
Aブルー「ほらね、こんなのもいるからさ…」


3リットルは少なすぎたかな、と頷くソルジャー。


Aブルー「よし、樽酒サイズでいってみようか!」
A船長 「紅葉狩り気分が盛り上がりますね」
Aブルー「マツカ、用意してくれるかな?」


鏡割りから始めようよ、とソルジャー、ニコニコ。


Aブルー「本物の樽酒も用意して、乾杯!」
マツカ 「分かりました」


では、早速…、とマツカ君、テキパキと手配。


マツカ 「それでは皆さん、桟敷の方へどうぞ」
Aぶるぅ「わぁーい、樽酒ーっ!」
シロエ 「キース先輩、樽になりましたけど…」
キース 「そうだな…」


死ねる気しかしない、とキース君、悲壮な顔。
そうですよね…。


2021/11/25 (Thu)


 


☆お手伝いは無用


マツカ君の別荘で紅葉狩り、桟敷席が用意されましたけど。
樽酒で鏡割りな企画で、キース君には樽で蜂蜜レモンが。


マツカ 「お料理の用意も出来ていますよ、ご遠慮なく」
Aブルー「ありがとう! まずは鏡割りで乾杯だね!」


賑やかにいこう、と仕切るソルジャー。


Aブルー「キースの分の樽もあるしさ、パアーッとね!」
ブルー 「いいけど、キースは一人で鏡割りかい?」
Aブルー「人数は半々でいいんじゃないかな」


中身よりも鏡割りが大切、とソルジャーの笑顔。


Aブルー「だって気分が盛り上がるだろう?」
ブルー 「確かにね。じゃあ、適当に…」


分かれてやろう、という生徒会長の声で、分かれた面々。


シロエ 「キース先輩、手伝いますよ」
ジョミー「ぼくたち、どうせ、お酒は駄目だし…」
サム  「気遣い無用ってことでいこうぜ!」
キース 「むしろ、気遣って欲しいんだが!」


樽を開けない方向で…、とキース君、縋る目。


キース 「開けられないと、飲めないし…」
Aブルー「いくよ、鏡割り!」
一同  「「「オッケー!」」」


ソルジャーの音頭で皆が木槌で、パアン! と蓋を鏡割り。


Aぶるぅ「かみお~ん♪ いい匂い!」
A船長 「大吟醸ですね?」
マツカ 「最高級のを御用意しました」


キースの蜂蜜レモンもですが…、と御曹司。


マツカ 「お好きな方で乾杯をどうぞ」
Aブルー「ぼくはもちろん、大吟醸だよ!」
ブルー 「ぼくもだね」
シロエ 「キース先輩、お相伴します」


お手伝いとも言いますけど、とシロエ君が選ぶ蜂蜜レモン。


シロエ 「これで少しは減りますから」
キース 「有難い! ジョミーたちも頼む!」
ジョミー「いいけど、乾杯だけじゃないかな…」


他の飲み物も出て来たし、とジョミー君が指差す方向。


給仕係 「皆様、お好きな飲み物をどうぞ」
キース 「まさか…」
Aブルー「樽の中身は大事だよ!」


無駄に飲まれちゃ困るから、と釘を刺す人。
本気で一人用…。


2021/11/26 (Fri)


 


☆樽で飲まないと


いよいよ桟敷で紅葉狩りでして、まずは乾杯からですけど。
樽酒はともかく、キース君にも樽酒サイズの蜂蜜レモンが。


Aブルー「じゃあ、キースの健闘を祈って乾杯しようか」
ブルー 「みんなの健康とかじゃないのかい?」
Aブルー「そんなの、祈るまでもないからねえ…」


放っておいても健康だしさ、とソルジャー、ニッコリ。


Aブルー「だけど、キースの健闘は祈った方が…」
キース 「そう思うんなら、樽を取り消してくれ!」


せめて3リットルの方で頼む、とキース君の懇願。


キース 「そっちだったら、まだいける気が…!」
Aぶるぅ「んとんと、ぼくなら醸造用のタンクだけど!」
Aブルー「だよねえ、樽なんか軽いものだよ」


ぶるぅより身体も大きいんだし、とソルジャー、譲らず。


Aブルー「さあ、乾杯!」
一同  「「「かんぱーい!」」」


賑やかに乾杯、御馳走の方に移る面々。


ジョミー「うわあ、今回も豪華だねえ!」
スウェナ「バーベキューとは違った豪華さよね!」
シロエ 「料理人さんの腕が光ってますよね」
サム  「そりゃ、超一流の板前さんだしよ…」


料理も盛り付けも一流だよな、とサム君も絶賛。


サム  「見た目が綺麗で、美味くってよ…」
ぶるぅ 「ぼくも、とっても参考になるの!」


後でレシピを貰わなくちゃ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。


ぶるぅ 「再現したいお料理、沢山!」
一同  「「「やったー!」」」


この味を普段に楽しめるんだ、と大歓声。


シロエ 「ぶるぅのスキルも凄いですしね」
Aブルー「ぼくも、お邪魔する楽しみが増えるよ」
A船長 「私も、お土産の折詰に期待ですね」


いつも色々頂いてますし、とキャプテンも嬉しそう。


A船長 「この料理は、お酒も進みますねえ…」
Aブルー「キースがお酌をしてくれるしね」
キース 「お世話係だしな」
Aブルー「君も飲まなきゃ!」
A船長 「減ってませんねえ…」


蜂蜜レモン、とキャプテンの視線が樽に。
ヤバイのでは…?


2021/11/27 (Sat)


 


☆入らないんです


桟敷で紅葉狩りな面々、豪華な料理が続々と登場ですけど。
キース君には樽で蜂蜜レモンで、減っていないという指摘。


A船長 「今のペースですと、とても飲み切れませんよ」
Aブルー「帰るまでには、樽を空にして欲しいのにねえ…」
Aぶるぅ「んとんと、漏斗とかホースとか!」


借りて来るのがいいと思う、と悪戯小僧の恐ろしい発言。


Aぶるぅ「キースを寝かせて、強制注入!」
Aブルー「そうだね、元々、水責めなんだし」
キース 「待ってくれ!」


俺の胃袋には限界がある、とキース君、必死。


キース 「ぶるぅと違って、底抜けじゃないんだ!」
Aブルー「たかが樽だよ、それが無理だと?」
キース 「普通、誰でもそうだろう!」


身体よりもデカい体積はとても入らん、と正論で反撃。


キース 「入れた端から溢れるだろうが!」
Aブルー「ああ、なるほど…」
A船長 「排出しないと不可能だ、というわけですね」


入れた量だけ出さないと、と頷くキャプテン。


A船長 「利尿効果のある食べ物など、如何でしょう?」
Aブルー「いいねえ、トイレが近くなるけど、薬とか…」
Aぶるぅ「分かった、お薬、貰って来るねーっ!」


悪戯小僧が姿を消して、誰もがキョロキョロ。


ジョミー「貰って来るって…。何処に行ったわけ?」
シロエ 「エロドクターの所でしょうか?」
Aブルー「違うね、ぼくのシャングリラだよ」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ これでいけるって!」


ビックリするほど出るんだって、と悪戯小僧の手に瓶が。


Aぶるぅ「詰まってる人にオススメらしいよ!」
Aブルー「えっと…。これは違うんじゃあ?」
A船長 「下剤ですよねえ…」


この瓶はそうです、とキャプテン、断言。


A船長 「それも半端なく効くヤツですよ」
Aブルー「でもまあ、身体の中は空くよね、充分にさ」
A船長 「確かに一理ありますねえ…」
キース 「お前たち、俺を殺したいのか!」


そんな薬を誰が飲むか、と叫んでますけど。
逃げ切れると…?


2021/11/28 (Sun)


 


☆お座敷でどうぞ


豪華料理で紅葉狩りなのに、キース君だけ課されたノルマ。
樽酒サイズの蜂蜜レモン、飲み干さないとアウトだそうで。


キース 「俺が死んだら、お世話係がいなくなるんだぞ!」
Aブルー「でもさ、余興も欲しいしさ…」
シロエ 「あのですね…。ぼくたち、食事中なんですよ」


デリカシーは無いんですか、とシロエ君が顰める顔。


シロエ 「今の話題は、場に相応しくないんですけど!」
Aブルー「そうだっけ?」
ブルー 「君に言うだけ無駄だろうけど、そうなんだよ」


席を移してくれないかな、と生徒会長も。


ブルー 「キースを連れて、別荘の中で食事だとかさ」
Aブルー「いいね、それならトイレも近いし…」
A船長 「安心して下剤を飲めますよね」
キース 「おい…!」


そうじゃなくて、と悲鳴ですけど、マツカ君、さらっと。


マツカ 「分かりました、それではお座敷の方へ」
Aブルー「ありがとう! 流石、マツカは気が利くねえ!」
使用人A「御案内致しますので、どうぞ」


樽も運ばせて頂きます、とセッティングされる屋内の席。


Aブルー「じゃあ、ぼくたちは、お座敷メインで!」
A船長 「時々、こちらにも参りますので」
Aぶるぅ「ぼくも、ぶるぅと遊びに来るも~ん!」


その前にキースで遊ぶけどね、と飛び跳ねている悪戯小僧。


Aぶるぅ「樽が空くまで、飲ませなくっちゃ!」
Aブルー「いい余興だよね、本当に」
キース 「俺には、そうは思えんのだが!」
Aブルー「大丈夫だよ、料理を楽しみながらさ…」


大いに飲んでくれればね、とソルジャー、ウインク。


Aブルー「さあ、行こう!」
A船長 「失礼いたします」
キース 「助けてくれーっ!」


誰か、と絶叫するキース君を引き摺り、去って行った面子。


シロエ 「…行っちゃいましたよ、お座敷の方に…」
サム  「いいんでねえの、平和になってよ」
ブルー 「キースに任せて、安心、安全!」


お世話係の仕事だよね、と生徒会長、キッパリと。
確かに…。


2021/11/29 (Mon)


 


☆食べて飲んでます


豪華料理な紅葉狩りですけど、キース君には過酷なノルマ。
別荘の中へと連行されて、蜂蜜レモンを樽で飲み干す運命。


シロエ 「あれから、かなり経ちましたけど…」
サム  「逃げて来ねえよな、キース…」
ジョミー「あの人たちだよ、逃げられると思う?」
一同  「「「あー…」」」


無理だ、と一同、素直に納得。


スウェナ「死ぬまで飲めって感じよね、きっと」
マツカ 「いえ、薬を用意してらっしゃいましたから…」


手当ての方は万全でしょう、と御曹司。


マツカ 「きっと料理も、蜂蜜レモンも、バッチリですよ」
Aブルー「ピンポーン! 流石、マツカは冴えてるね!」


文字通り、食べて飲んでいるよ、とソルジャー登場。


Aブルー「トイレも近いし、便利な場所でさ…」
ブルー 「フォアグラのガチョウ状態なのかい?」
Aブルー「違うよ、お世話係だから、適度な運動だって!」


だから問題ないと思う、とニコニコと。


Aブルー「見学したい人がいるかと思って、お誘いにさ…」
シロエ 「遠慮させて頂きます!」
サム  「行ったら、恨みを買うじゃねえかよ」
ブルー 「まあ、そうだろうねえ…」


触らぬ神に祟り無しだよ、と生徒会長も。


ブルー 「あっちで楽しくやってくれれば、それでOK!」
Aブルー「分かったよ。せっかくの紅葉狩りだしね」
シロエ 「お互い、楽しんでこそですよ!」
Aブルー「キースは、不満そうだけど…」


お世話係だし、仕方ないよね、とソルジャー、しれっと。


Aブルー「飲んで食べられれば、待遇としてはさ…」
ブルー 「破格なことは認めるよ、うん」
Aブルー「その辺り、ぼくは寛大なんだよ!」


でなきゃソルジャーは務まらないし、と立てる親指。


Aブルー「というわけでね、いつでも遊びに来てよね!」
シロエ 「行っちゃいましたよ?」
サム  「放っておこうぜ、キースに任せて」
一同  「「「さんせーい!」」」


他所は他所だ、と盛り上がる面々。
今月、これにて中継終了~。


2021/11/30 (Tue)






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☆リスクは低めで


さて、11月。秋も深まり、朝晩は初冬の気配なシーズン。
休日に生徒会長宅に集った面々、次の休日の計画中でして。


ジョミー「今月も、何処かに行きたいよねえ…」
シロエ 「紅葉のシーズンですからね」
スウェナ「そうねえ、何処も混むんだけれど…」


マツカがいるから安心よね、とスウェナちゃんの笑み。


スウェナ「穴場もいけるし、混んでるトコでも予約とか…」
マツカ 「ええ、行き先さえ決めて頂ければ…」


手配しますよ、と御曹司。


マツカ 「紅葉狩りですか、それとも、お食事でも…?」
サム  「うんと豪華で美味い飯もいいよなあ…」
シロエ 「ぶるぅの料理も、凄いんですけど…」
ぶるぅ 「景色とか、ついてこないから…」


他所で食べるのとは違うもんね、と料理上手なお子様も。


ぶるぅ 「紅葉のお寺で、本格派の精進料理とか!」
ジョミー「お寺は、ちょっと遠慮したいな…」
サム  「なんでだよ? 修行じゃねえんだしよ」
ジョミー「でもさあ、キースも嫌だよねえ?」


わざわざ、お寺に行くなんて、と副住職に視線を。


ジョミー「家で間に合ってるのにさ」
キース 「別に、そうでもないんだが…」
シロエ 「じゃあ、お寺でもいいんですか?」
キース 「気にせんぞ、俺は」


座禅とセットのコースだろうと、と副住職の涼しい顔。


キース 「俺の宗派は、座禅はしないが…」
ジョミー「座禅付きなんて、もっと嫌だしね、ぼくは!」
シロエ 「ぼくだって、遠慮したいですよ」


もっと普通のトコにしましょう、とシロエ君。


シロエ 「美味しい食事と、素敵な景色がいいですけど」
サム  「それ、普通とは言わねえぜ?」
ジョミー「確かにね!」


でも、そういうのを希望かな、とジョミー君も。


ジョミー「せっかく出掛けるんだしさ…」
キース 「今度は、リスクが低いので頼む」
一同  「「「えっ?」」」
キース 「俺のリスクが低いヤツだ!」


先月は散々だったからな、とキース君が顰める眉。
確かに…。


2021/11/01 (Mon)


 


☆キツかった処刑


紅葉のシーズン到来なわけで、お出掛けしたい面々ですが。
キース君の注文が、リスクは低めにしてくれというヤツで。


ジョミー「あー…。先月のバーベキューだよね…」
シロエ 「思いっ切り、誰かさんの下僕でしたしねえ…」
スウェナ「一人だけ、松茸狩りにも行けなかったのよね」


シチューを作りに残留で…、とスウェナちゃん。


スウェナ「その上、シチューに悪戯をされて…」
マツカ 「あちらのぶるぅが、松茸を投入したんですよね」
キース 「そうなんだ! 俺が食ってた間にな!」


バーベキューは実に美味かったのに…、とキース君の渋面。


キース 「おまけに、シチューがパアになった、と…」
サム  「文句をつけられたんだよなあ…」
シロエ 「ホントに臭かったですけどね、アレは」
キース 「俺が焦がしたわけじゃない!」


悪戯小僧がやらかしたんだ、とキース君、拳をグッと。


キース 「なのに、あの馬鹿野郎は、俺の責任だと…!」
ジョミー「元々、そういう人だってば」
キース 「普段だったら、まだマシなんだが…!」
サム  「処刑されるのはキツイぜ、うん」


簀巻きで川に捨てられるのな、とサム君が振っている首。


サム  「ついでに、ゴザも買いに行け、ってよ…」
キース 「自転車で山越えだったんだぞ!」


ママチャリで峠を二つも越えて…、とブツブツブツ。


キース 「ゴザを買った後に、時間切れだったが…」
ジョミー「帰りの峠で、ピックアップして貰えたよね」
キース 「それはいいんだが!」


ブレーキが壊されていたじゃないか、とキース君。


キース 「やたらと無事を祝福されると思ったら…!」
一同  「「「あー…」」」


そうだったっけ、と誰もが回想モード。


シロエ 「あっちのぶるぅがやったんですよね…」
ジョミー「ブルーがサイオンで止めなかったら…」
サム  「ヤバかったよな…」
キース 「死ぬぞ、下手をしたら!」


急な下りと急カーブだ、とキース君の叫び。
死ぬかも…。


2021/11/02 (Tue)


 


☆気付かなかった人


紅葉シーズンの到来でして、何処かへお出掛けしたい面々。
キース君がつけた注文は、キース君のリスクが低いヤツで。


シロエ 「確かにアレは、死ぬかもと思いましたしね…」
サム  「マジで死んだと思ったよなあ、俺なんかはよ」


ブレーキを壊したと聞いた時に…、とサム君の溜息。


サム  「下りでブレーキが利かねえとよ…」
キース 「何処までも加速し続けるんだぞ!」
ジョミー「でもさ、気付いていなかったよねえ?」


ぼくたちのバスと出会うまで、とジョミー君の疑問。


ジョミー「其処まで、ずっと下りだった筈だよ」
シロエ 「そういえば…。急カーブも続いてましたしね…」
スウェナ「普通だったら、途中で気付いてパニックだわよ」


ブレーキが全く利かないんだし、とスウェナちゃんも。


スウェナ「どうして気付かなかったのよ、キース?」
シロエ 「ホントですよね、壊したことを聞いてから…」


3分は経っていた筈ですよ、とシロエ君の指摘。


シロエ 「その間だって、順調に加速ですからね…」
マツカ 「気付くと思うんですけれど…」
ジョミー「もしかして、考え事でもしてた?」
サム  「それにしたって、すげえ加速なんだぜ?」


変だと思わなかったのかよ、とサム君の問い。


サム  「あの下りとカーブは、半端ねえレベルで…」
シロエ 「絶対、夜には出る場所ですよね」
一同  「「「は?」」」


何が、とシロエ君に集中する視線。


ジョミー「それって、幽霊?」
サム  「曲がり損ねて、落ちて死んだヤツとかかよ?」
シロエ 「いえ、そういうのじゃなくってですね…」


峠と言えば、アレじゃないですか、とシロエ君。


サム  「だから、霊だろ?」
ジョミー「夜だもんねえ…」


それしかないよ、とジョミー君の相槌。


ジョミー「キースも危うく、仲間入りでさ…」
シロエ 「違いますって、走り屋ですよ!」
一同  「「「走り屋?」」」


アレのことか、と誰もが納得なブツ。
出そうですよねえ…?


2021/11/03 (Wed)


 


☆走り屋に似た人


紅葉の季節がやって来まして、何処かへ行きたい御一同様。
キース君の注文はリスク低めで、避けたい先月の二の舞で。


ジョミー「走り屋って言ったら、バイクとか車で…」
サム  「ぶっ飛ばしている人種だよなあ…」
シロエ 「警察が来ても、気にしていない人たちですね」


あの峠には絶対、出ますよ、とシロエ君。


シロエ 「夜になったら、町の方から来そうですけど」
マツカ 「そういう話は聞いていますね」


麓まで爆音が届くそうです、とマツカ君の言。


マツカ 「雪が積もっていても、来るそうですよ」
ジョミー「それって、凍ってそうだけど?」
マツカ 「凍結した路面が人気らしいですね」


スリリングで、と肩を竦めるマツカ君。


マツカ 「ああいう人種は、度胸が据わっていますから」
シロエ 「あー…。もしかして、キース先輩も…」


その口だとか、とシロエ君の視線がキース君に。


シロエ 「ブレーキが壊れていてもですね…」
サム  「気にしねえで走っていけるのかよ?」
ジョミー「有り得るかもね…」


実は気付いていたのかも、とジョミー君も。


ジョミー「知ってて放置で、麓に着くまで…」
シロエ 「乗りこなす気だったかもしれません」
キース 「いや、そこまででは…!」
一同  「「「そこまで?」」」


ということは…、とキース君に集まる注目。


シロエ 「加速するのを楽しんでいたのは、事実ですね?」
キース 「ブレーキはかけていなかったな…」


何処まで行けるか試していた、とバツが悪そうなキース君。


キース 「こう、自分とのチキンレースで…」
ジョミー「ギリギリまで、ブレーキはかけないって?」
キース 「そのつもりで、だ…」


下りを走行中だったんだ、とキース君の苦笑。


キース 「だから命の危機だとは気が付かないで…」
シロエ 「御機嫌で走ってたんですね?」
キース 「その通りだが、事実を知ってしまったら…」


リスクは御免蒙りたい、と言ってますけど。
そうでしょうねえ…。


2021/11/04 (Thu)


 


☆自己犠牲の精神


今年も紅葉のシーズン到来、お出掛けしたい面々ですけど。
キース君の注文はリスク低めで、先月で懲りているからで。


シロエ 「確かに、命の危機だと知ったら嫌かもですね」
キース 「当たり前だろうが、まだ死にたくはない!」


あんな野郎のせいなんかで…、とキース君が握り締める拳。


キース 「だからこそ、リスクは低めで頼みたいんだが!」
シロエ 「そう言われてもですね…」
サム  「あいつらは、制御不可能だぜ?」
ジョミー「だよねえ、おまけにキースがさあ…」


疫病仏だし、仕方ないかも、とジョミー君の鋭い指摘。


ジョミー「どっちかって言うと、ぼくたちの方が…」
スウェナ「毎回、巻き込まれるのよねえ…」


バーベキューは上手くいった方よ、とスウェナちゃん。


スウェナ「キース以外に、被害を受けた人はゼロでしょ?」
シロエ 「そうでした! シチューが臭かった程度ですね」
サム  「あれも大概、臭かったけどよ…」


普段に比べりゃマシだったよな、と頷くサム君。


サム  「バーベキューは、うんと楽しめたしよ…」
シロエ 「松茸狩りも、素敵でしたよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 焼き松茸も美味しかったよ!」
ブルー 「大成功だったと思うけどねえ、全体的に」


キースはともかく…、と生徒会長も。


ブルー 「あんな具合にいけたらいいねえ、今月もさ」
キース 「ちょっと待て!」


俺はどうなる、とキース君の顔に焦りが。


キース 「俺なら死んでもいいと言うのか!?」
ブルー 「そこまでは言っていないけど…」
シロエ 「先輩さえ、我慢してくれればですね…」


他の面子は安泰なんです、とシロエ君が立てる人差し指。


シロエ 「ですから此処は、自己犠牲の精神というヤツで」
キース 「どうして、そういうことになるんだ!」
サム  「だってよ、お前が引き受けてくれればよ…」
ジョミー「安心だよねえ?」
キース 「おい…!」


俺は保険じゃないんだが、と言ってますけど。
似ているのでは?


2021/11/05 (Fri)


 


☆掛け捨てがいいな


今年も紅葉のシーズンでして、お出掛けしたい面々ですが。
キース君がリスク低めを希望で、先月で懲りているそうで。


シロエ 「なるほど、保険というわけですか」
サム  「いいよな、キースを保険にしてよ…」
ブルー 「掛け捨てにすればいいと思うね、ぼくも」


そうしておけば安心だよ、と生徒会長、パチンとウインク。


ブルー 「掛け捨てだったら、文句も言って来ないしね」
キース 「それは俺のことか!?」
ブルー 「そうだよ、掛け捨てなんだから…」


何が起きても文句は無いよね、とニッコリと。


ブルー 「というわけでさ、保険料さえ払っておけば…」
シロエ 「キース先輩が引き受けてくれるんですね!」


いいじゃないですか、とシロエ君、大いに乗り気。


シロエ 「出来れば、格安がいいですねえ…」
マツカ 「掛け捨てですから、保険料は安いと思いますよ」
サム  「第一、キースが赤貧だしよ…」


給料はゼロで小遣い制だぜ、とサム君、親指をグッと。


サム  「臨時収入があるだけマシなんでねえの?」
ジョミー「言えてるね、ソレ」
スウェナ「そうよね、肉まん1個分とかで…」


充分なんじゃないかしら、とスウェナちゃん。


スウェナ「みんなが払えば、肉まん5個は買えるでしょ?」
ブルー 「ぼくと、ぶるぅの分も出すから…」
シロエ 「肉まん7個になりますね!」


立派に大金じゃないですか、とシロエ君の笑顔。


シロエ 「キース先輩、肉まん7個でどうでしょう?」
キース 「月参りは、もっと高いんだが!」
ジョミー「でもさ、キースの懐にはさ…」
サム  「一銭も入らねえんだろ?」


お布施なんだし、とサム君のツッコミ。


サム  「その点、俺たちの保険料はよ…」
ジョミー「アドス和尚は知らないんだしさ…」
シロエ 「全額、キース先輩が貰えるんですよ?」
ブルー 「いい話だと思うけれどね?」
キース 「おい、お前たち…!」


たったの肉まん7個分だぞ、と言ってますけど。
大金では…?


2021/11/06 (Sat)


 


☆肉まんでも大金


紅葉のシーズン到来でして、お出掛けしたい面々ですけど。
キース君がリスク低めを希望で、其処から話が保険の方へ。


シロエ 「たったの肉まん7個分だ、と言いますけれど…」
サム  「お前、7個も買えるのかよ?」
キース 「そのくらいの小遣いは貰っている!」


でないと高校生が出来るか、とキース君が吊り上げる眉。


キース 「肉まんの1個も買えないようでは…」
シロエ 「其処ですよ。いいですか、肉まん7個なんです」


先輩は一度に買えるんですか、とシロエ君の問い。


シロエ 「寒い日とかに、1個ずつなら普通ですけど…」
サム  「ドカンと買って、食えるかって話な!」


食欲の問題じゃねえんだぜ、とサム君、指をチッチッと。


サム  「肉まんを7個も大人買いしてよ…」
シロエ 「懐は痛まないのか、って所が重要なんです」


7個ですよ、とシロエ君が突き付ける指が7本分。


シロエ 「それを買ったら、その後、赤貧なのでは?」
ジョミー「次の日も買える余裕はあるわけ?」
キース 「そ、それは…」


残りの小遣いと相談しないと…、とキース君の悪い顔色。


キース 「他にも何かと買うものはあるし…」
シロエ 「ほらね、大金じゃないですか!」
サム  「うんうん、これがマツカだったらよ…」
スウェナ「毎日、みんなに7個買っても平気だわね」


もちろん1人に7個ずつよ、とスウェナちゃん。


スウェナ「キースがやったら、即、破産でしょ?」
キース 「否定は出来ん…」
シロエ 「じゃあ、大金で決まりですね!」


肉まん7個分で如何ですか、とシロエ君の笑み。


シロエ 「一手引き受けで、例の人をですね…」
サム  「面倒見てくれりゃいいんだよ」


この前みたいに…、とサム君も。


サム  「先月は、上手くいったんだしよ…」
ジョミー「スキルの方は充分あるよね」
シロエ 「加えて、疫病仏なんですし…」
キース 「おい…!」


命の値段が安すぎるぞ、と文句ですけど。
大金ですよ…?


2021/11/07 (Sun)


 


☆命の危機でも平気


紅葉シーズン到来とあって、お出掛けしたい面々ですけど。
リスクは全てキース君に、と保険の話が出て来たわけで…。


キース 「いいか、あの馬鹿が何かやらかしたら、だ…!」
シロエ 「命の危機だと言いたいんでしょう?」


先月はまさにそうでしたから、とシロエ君。


シロエ 「でも、危機だけで終わりましたし…」
マツカ 「簀巻きにはされませんでしたしね」
ジョミー「そうだよ、ゴザを買いに行かされただけで…」
サム  「川にドボンはしてねえよな?」


その前に撤収だったからよ、とサム君の相槌。


サム  「自転車のブレーキが壊されたのもよ…」
ブルー 「ぼくがサイオンで助けたよねえ?」
シロエ 「しかも、キース先輩は無自覚でした!」


ブレーキをかけずに走っていて…、とシロエ君の鋭い指摘。


シロエ 「そこまで肝が据わっているなら、大丈夫です!」
ジョミー「チキンレースで楽しめそうだよ?」


命の危機を…、とジョミー君も親指をグッと。


ジョミー「肉まん7個分は大金なんだし…」
シロエ 「引き受けるべきだと思いますねえ…」
??? 「ぼくも賛成!」


肉まんだって、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。


Aブルー「いいねえ、肉まんが美味しい季節!」
キース 「あんた、何しに湧いたんだ!?」
Aブルー「何処かへお出掛けするんだろう?」


肉まんを持って行くのかな、とソルジャー、ニコニコ。


Aブルー「肉まんくらい、ぼくが御馳走するからさ…」
シロエ 「一緒に行きたい、と言いたいんですね?」
Aブルー「ピンポーン!」


マツカの別荘とかがいいな、と調子に乗る人。


Aブルー「豪華な食事と、綺麗な紅葉がセットでさ…」
シロエ 「キース先輩、出番ですよ?」
Aブルー「えっと、どういう意味なのかな?」
シロエ 「キース先輩が、お世話係をするそうです!」
Aブルー「なるほど、それが肉まん7個分なんだね!」


キースに払えばいいのかな、と言ってますけど。
それでいいのかも…?


2021/11/08 (Mon)


 


☆肉まんを買うなら


紅葉シーズン到来でして、お出掛けしたい面々ですけれど。
リスクはキース君が引き受け、そういう話になった所へ…。


Aブルー「えっと、肉まんを7個買って、キースに…」
シロエ 「いえ、そうじゃなくて、7個分のですね…」
ジョミー「お金をキースに渡すんだよ」


そしたらキースがお世話係に…、とジョミー君たち。


ジョミー「ぼくたちが払う予定だったけど…」
シロエ 「代わりに払って下さるんなら、有難いですね」
Aブルー「そのくらい、お安い御用だよ!」


肉まん7個分だろう、とソルジャーが取り出した財布。


Aブルー「はい、キース。お釣りは貰ってくれていいから」
キース 「おい…!」


これを受け取ったら終わりだろうが、とキース君、動かず。


Aブルー「でもねえ、7個分より多いよ?」
シロエ 「キース先輩、お釣りは要らないんですよ?」
サム  「うん、お札には違いねえしよ…」
スウェナ「お釣りの分で、お菓子くらいは買えるでしょ?」


有難く貰っておきなさいよ、とスウェナちゃん。


スウェナ「それとも、何か不満なわけ?」
キース 「貰ってしまうと、またババなんだぞ!」
Aブルー「分かったよ。多すぎるから怖いんだ?」


裏があるとか思うんだろう、とソルジャー、勝手に納得。


Aブルー「だったら、キッチリ7個分でね」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「ひい、ふう、みい、と…」


小銭を数え始めたソルジャー。


Aブルー「肉まん1個が、この値段だから…」
シロエ 「それはコンビニ価格ですよ?」
Aブルー「ダメなのかい?」
ぶるぅ 「んとんと…。コンビニは、お値段、高めで…」


お得じゃないよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。


ぶるぅ 「スーパーだったら、うんと安くて…」
シロエ 「お買い得な日もあるんです!」
Aブルー「なるほど、そういう仕組みになってるんだね」
キース 「お前ら、値切ってどうする気だ…!」


俺を安売りするつもりか、と叫んでますけど。
そうなるかも…?


2021/11/09 (Tue)


 


☆底値よりはマシ


紅葉のシーズンといえばお出掛け、そういう話ですけれど。
リスクはキース君に丸投げ、其処へソルジャー登場でして。


Aブルー「安売りだなんて言われてもさ…」
シロエ 「キース先輩が蒔いた種ですよ?」


さっき、お札を貰っていれば…、とシロエ君のツッコミ。


シロエ 「お釣りの分まで貰えたんです、それをですね…」
サム  「受け取らねえから、今の状況があるんだぜ?」
キース 「しかし…!」
Aブルー「ぼくにしたって、賢く買い物したいからねえ…」


スーパーの肉まんの値段は、どのくらいかな、という質問。


ぶるぅ 「えっとね、今日はチラシが入ってたから…」
ブルー 「うん、本日の目玉商品だね」


肉まんとかが、と生徒会長が差し出すチラシ。


ブルー 「カレーまんとセットのでも、こうだからさ…」
Aブルー「ホントだ、コンビニよりもずっと安いね」


だったら、こっちで計算しよう、とソルジャー、ニッコリ。


Aブルー「肉まん7個で、この値段だね!」
シロエ 「ほらね、お安くなったでしょう?」
キース 「貴様ら、本気で安売りなのか!」


この俺を…、と叫んでますけど、ソルジャー、しれっと。


Aブルー「シロエも言ったよ、自業自得だって」
サム  「諦めねえと、もっと値切られるぜ?」
ぶるぅ 「そだよ、肉まん、安い時には…」


これより安くなるんだから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。


ぶるぅ 「今の値段でいいと思うの!」
シロエ 「それとも、底値にしたいんですか?」
キース 「いや、それは…!」
Aブルー「じゃあ、この値段で、よろしく頼むよ」


お世話係を…、とソルジャー、キース君に強引に小銭を。


Aブルー「失敗したって、返さなくてもいいからね!」
キース 「また処刑だとか言い出す気か!?」
Aブルー「さあねえ…? それより、何処へ行くわけ?」
シロエ 「紅葉ですか?」
Aブルー「うん、また三人で来たいんだけど!」


かまわないだろう、と笑顔のソルジャー。
断れませんね?


2021/11/10 (Wed)


 


☆三人分でよろしく


紅葉といえばお出掛けシーズン、ソルジャーも登場でして。
キース君をお世話係に任命、肉まん7個分の値段を支払い。


Aブルー「やっぱり、賑やかにやりたいしさ!」
シロエ 「まあ、そうでしょうね…」
サム  「いいんでねえの? キースが引き受けるんだし」
ジョミー「先月は、上手くいったしね…」


それに断っても無駄だと思う、とジョミー君。


ジョミー「ほら、あっちには必殺技があるしさ…」
スウェナ「SD体制で苦労してる、っていうヤツよね?」
Aブルー「その通り! だから、三人でいいだろう?」
ブルー 「嫌だと言っても、ソレで押し切るしね…」


キースがいるから、まあいいけどさ、と生徒会長も。


ブルー 「こっちに被害が無ければ、別に…」
シロエ 「かまいませんよね?」
マツカ 「ええ。で、行き先はどうするんですか?」
Aブルー「紅葉が綺麗で、混んでなくてさ…」


御馳走がある所だよね、とソルジャーの注文。


Aブルー「お寺で精進料理はダメだよ、もっと豪華に!」
シロエ 「どの辺から聞いていたんです?」
Aブルー「最初からかな?」
一同  「「「あー…」」」


そういう人だ、と誰もが溜息。


ブルー 「要するに、来る気満々だった、と」
Aブルー「もちろんだよ!」


マツカの別荘とかがいいねえ、と仕切り始める人。


Aブルー「道路が混んでも、ヘリで行けるし…」
キース 「なんで、あんたが決めるんだ!」
マツカ 「でも、正論ではありますよ?」


何処の料亭でも取れますけれど…、と御曹司、控えめに。


マツカ 「ただ、其処へ行くには、道路事情が…」
サム  「だよなあ、何処も渋滞するしよ…」
Aブルー「ほらね、マツカもこう言ってるし!」


此処は厚意に甘えるべき、と厚かましいソルジャー。


Aブルー「別荘にしようよ!」
マツカ 「分かりました。手配しますね」
Aブルー「キースも、お世話係をよろしく頼むよ」


もう代金は払ったからね、と威張ってますけど。
格安ですよね…。


2021/11/11 (Thu)


 


☆売り渡された人


次の休日はマツカ君の別荘へお出掛け、ソルジャーも一緒。
そう決まりまして、お世話係はキース君が一手に引き受け。


Aブルー「いいかい、しっかり仕事をしてよ?」
キース 「あの値段でか!?」
Aブルー「底値にしたっていいんだけれど?」
キース 「い、いや、充分だ…」


有難く貰っておくことにする、とキース君、諦めモード。


キース 「出来る限りのことも、させて貰うから…」
Aブルー「ありがとう! じゃあ、来週はよろしくね!」


今日は、お出掛けするからこれで、とソルジャー、消滅。


シロエ 「帰ったんでしょうか?」
サム  「お出掛けなんだぜ、エロドクターのトコだろ?」
一同  「「「あー…」」」


ターゲットは他にもいたんだっけ、と誰もが納得。


シロエ 「あっちは上手くいってるんですよね…」
ジョミー「貢いで貰って、御機嫌だよね…」
サム  「キースも、あれほど金があればよ…」


被害は無かったかもしれねえな、とサム君が振っている首。


サム  「何か言われたら、サッと小遣いを握らせてよ…」
スウェナ「切り抜けられたかもしれないわねえ…」
ジョミー「でもさ、現実は厳しいからさ…」
シロエ 「肉まん7個分で売られるんですよね」


しかもスーパーのお値段で…、とシロエ君。


シロエ 「大安売りというヤツですよ」
キース 「誰のせいだと思ってるんだ!」
ブルー 「自分で蒔いた種だろう?」


売られたからには頑張りたまえ、と生徒会長の激励が。


ブルー 「ぼくたちに被害が及ばないように、全力で!」
シロエ 「先月みたいにお願いしますよ」
キース 「死にかけたんだが…!」
シロエ 「生き延びたでしょう?」


拾った命を活かして下さい、とシロエ君が突き付ける指。


シロエ 「それで、みんなが救われますから!」
キース 「死ねと言うのか!?」
ブルー 「坊主なんだし、尊い犠牲の精神でね」
キース 「くっそぉ…」


たった肉まん7個分でか、と呻いてますけど。
頑張るしか…。


2021/11/12 (Fri)


 


☆宿坊で良ければ


やって来ました、マツカ君の別荘へ紅葉狩りに出掛ける日。
生徒会長のマンション前に集合、そういう面々ですけれど。


シロエ 「いいですねえ…。今年もヘリでお出掛けですね」
マツカ 「渋滞を避けるには、一番ですしね」
ジョミー「リッチだよねえ…!」


でもって、着いたら御馳走だよね、とジョミー君。


ジョミー「何が出るかな、松茸御飯はありそうだけど…」
マツカ 「もちろん、御用意していますよ」
サム  「バーベキューでも、トリュフだったしよ…」
スウェナ「絶対、豪華に決まってるわよ!」


見た目も綺麗で凝ってるのよね、とスウェナちゃんも。


スウェナ「なんと言っても、マツカの家の別荘だもの!」
シロエ 「お寺なんかとは違いますしね」
キース 「悪かったな!」


なんなら次は招待するぞ、と副住職の渋面。


キース 「宿坊で精進料理の休日をな!」
ジョミー「要らないから!」
キース 「親父の法話もセットなんだが…」
シロエ 「そんなの、誰が行きたがるんです!」


お正月だけで充分ですよ、とシロエ君。


シロエ 「それに、招待となると、誰かさんがですね…」
ブルー 「強引に来るから、苦労するだろうね」
Aブルー「なになに、何処へ御招待って?」


おはよう、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。


Aブルー「次の休みの予定かな?」
??? 「でもですね…。特別休暇は…」
??? 「もう取りにくい季節だも~ん!」


キャプテン(A船長)と悪戯小僧(Aぶるぅ)も出現。


Aブルー「そうだっけ?」
A船長 「クリスマスと、お正月に取るんですよ?」
Aぶるぅ「こっちでパーティーと、えとえと…」


煩悩の回収だっけ、と悪戯小僧が傾げる首。


Aぶるぅ「除夜の鐘で流れたヤツを、ホテルに泊まって…」
Aブルー「あー! そういうイベントもあったっけね!」
A船長 「ですから、他に特別休暇は…」
Aブルー「うーん、残念…」


御招待を逃しちゃうのか、と嘆いてますけど。
宿坊ですよ…?


2021/11/13 (Sat)


 


☆宿坊は困るんです


マツカ君の別荘で紅葉狩りな休日、ソルジャーたちも到着。
ヘリで出掛ける豪華コースで、元老寺の宿坊とは大違いで。


シロエ 「もしかして、元老寺に行きたかったんですか?」
Aブルー「だって、キースの招待だろう?」
ジョミー「でもさ、精進料理だよ?」
サム  「アドス和尚の法話もつくしよ、俺だったらよ…」


招待されても逃げると思うぜ、とサム君が軽く竦める肩。


サム  「それによ、法話だけでは済まねえと思うし…」
キース 「朝晩のお勤めは、当然、つくな」
シロエ 「お客さんに人気なんですか、ソレ?」
キース 「お前たちと違って、参加するかは自由だが…」


けっこう皆さん、参加なさるぞ、と副住職。


キース 「心の癒しになるんだそうだ」
Aブルー「ふうん…? 次の機会が是非とも欲しいね」
A船長 「私もです。お念仏は毎日、唱えていますし…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ ぼくもキースの家に行きたい!」


でもって悪戯、と飛び跳ねる悪戯小僧に、キース君、蒼白。


キース 「そ、それだけはやめてくれ!」
Aブルー「でもねえ、ぶるぅだけ留守番なのもねえ…」
ブルー 「キース、招待厳禁だからね!」
一同  「「「は?」」」


何故、この人が…、と皆の視線が生徒会長に集中。


キース 「あんたが俺に味方すると…?」
シロエ 「どうしたんです、会長、熱でもありますか?」
ブルー 「失礼な! ぼくは至って正気だってば!」


でもって、元老寺への招待は禁止、と生徒会長、厳しい顔。


ブルー 「忘れていたよ、アドス和尚は、この連中をさ…」
Aブルー「なんだい?」
ブルー 「知らないんだってば、存在自体を、まるっと!」


ということは…、と生徒会長が指差す自分の顔。


ブルー 「ブルーが行くなら、ぼくと代わるしか…」
キース 「そうか、それしかないわけだな」
ジョミー「それって、何かあった時はさ…」
ブルー 「ぼくのメンツが…」


潰れるんだよ、と生徒会長、ガクガクブルブル。
確かに…。


2021/11/14 (Sun)


 


☆入れ替わった時には


マツカ君の別荘で紅葉狩りですけど、出発前に騒ぎが勃発。
元老寺の宿坊を希望なソルジャー、止めに入った生徒会長。


キース 「なるほど、あんたもメンツが大事、と」
ブルー 「当たり前だよ、ぼくの評価が地に落ちるしね!」


こんなのと一緒にされちゃったら、と生徒会長、キッパリ。


ブルー 「それに、ぶるぅも入れ替わるわけだし…」
ぶるぅ 「んとんと…。ぼくは悪戯、しないよ?」
Aぶるぅ「そっか、ぶるぅが困っちゃうんだ…」


それなら悪戯は我慢するよ、と意外に良い子な悪戯小僧。


シロエ 「我慢って…。そんなの、出来るんですか?」
Aぶるぅ「クリスマスの前には、やってるも~ん!」


でないとサンタさんが来ないもんね、と弾ける笑顔。


Aぶるぅ「だから絶対、大丈夫!」
ブルー 「だってさ、君より出来た子だねえ…」
Aブルー「失礼な! ぼくには出来ない真似だとでも!?」


其処まで言うならやってみせよう、とソルジャー、憤然。


Aブルー「キース、次の機会を作りたまえ!」
キース 「何をする気だ?」
Aブルー「ぼくの素晴らしさを披露するんだよ!」


ブルーの評判を落とさないように…、と威張り返る人。


Aブルー「完璧な立ち居振る舞いってヤツで!」
ブルー 「いいけどさ…。朝晩のお勤めはどうするわけ?」
Aブルー「参加するけど?」
ブルー 「所作とお経は、出来るんだろうね?」


伝説の高僧らしく完璧に…、と生徒会長の鋭いツッコミ。


ブルー 「それにさ、アドス和尚のことだし…」
キース 「導師を頼むかもしれないな」
Aブルー「えっと…? 導師って…?」


それは何だい、とソルジャーの問い。


Aブルー「ブルーには出来るヤツなんだよね?」
キース 「もちろんだ。お勤めの先頭に立ってお経をだ…」
ブルー 「読む役目だよね、鳴り物とかも叩いてさ」
Aブルー「それって、いつもキースがさ…」
キース 「やってるヤツだが?」


法要でな、とキース君、俄然、偉そう。
さて、どうなる…?


2021/11/15 (Mon)




 

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