☆その待遇は嫌だ
夏休みはマツカ君の山の別荘、楽しみなシャン学メンバー。
キース君の卒塔婆地獄も、場合によっては別荘で書くとか。
Aブルー「ちょ、ちょっと…! キースの缶詰部屋って…」
キース 「俺が卒塔婆を書くための部屋だが?」
マツカ 「やっぱり和室がいいんですよね?」
キース 「あの別荘にも、和室はあった筈だな?」
暖炉まである洋風だが、と副住職の問い。
キース 「卒塔婆を書くには、畳でないと…」
マツカ 「大丈夫ですよ、ご用意出来ます」
キース 「というわけでだ、万一、缶詰になった場合は…」
テンション爆上げコースで頼む、と副住職。
キース 「別荘だったら、ぶっ倒れるまで書く心配は無い」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 執事さんだって、いるもんね!」
サム 「俺たち全員、出掛けていたって安心だよな」
Aブルー「もしかして、ぼくはキースと留守番?」
食事の時しか出られないとか…、とソルジャー、悪い顔色。
Aブルー「専用の部屋も貰えなくって、缶詰部屋?」
キース 「当然だろうが、あんたはゲストではない!」
シロエ 「食事も無いんじゃないですか?」
ゲストの分しか無い筈ですしね、とシロエ君。
シロエ 「席の用意も無いですよ、きっと」
Aブルー「そうなるわけ?」
マツカ 「臨機応変に対応させては頂きますけど…」
皆さんとは違う料理になるかも、と御曹司も。
マツカ 「仕入れの都合がありますからね」
Aブルー「なんか、思いっ切りババじゃないか!」
キース 「上手く使われると言ってくれ」
タダ働きでいいんだろうが、とキース君、ニヤニヤ。
キース 「遠慮しないで、大いに俺の手伝いをだな…」
Aブルー「お断りだし!」
それくらいなら、船でグータラ、とソルジャー、断言。
Aブルー「君は一人で地獄に落ちればいいんだよ!」
シロエ 「帰っちゃいましたよ?」
キース 「仕方ない。卒塔婆地獄の方は地道に…」
書くしか無いのか、と嘆き節ですけど。
七月、これにて中継終了~。
2021/08/01 (Sun)
☆後悔している人
さて、八月。暑さの方もいよいよMAX、酷暑、真っ盛り。
生徒会長宅は涼しいとあって、シャン学メンバーが集合で。
ジョミー「楽しかったねえ、山の別荘!」
サム 「余計な野郎も来なかったしよ…」
シロエ 「それはまあ…。最初から、呼んでいませんし…」
スウェナ「キースの脅しも効いたわよねえ…」
来たって、キースの缶詰部屋でしょ、とスウェナちゃん。
スウェナ「卒塔婆書き専用の和室に缶詰め!」
キース 「俺だって、それは勘弁だしな」
だから必死に頑張ったぞ、とキース君が立てる親指。
キース 「お蔭で、別荘では一本も書かずに済んだし…」
シロエ 「別荘ライフを満喫でしたよね、キース先輩も」
ジョミー「テンション爆上げ、要らなかったね!」
もう完璧に書けたんだよね、とジョミー君の笑顔。
ジョミー「毎年、ヒイヒイ言ってるけどさ…」
サム 「余裕で終わったわけな、今年は」
キース 「いや、それが…」
ノルマは、まだまだ山積みなんだが…、と副住職。
キース 「なにしろ、お盆はまだ先だしな」
シロエ 「まさか、ギリギリまで書くんですか?」
キース 「坊主の夏は、そういうものだが?」
そう簡単に卒塔婆書きが終わるか、と副住職の深い溜息。
キース 「今日だって、現実逃避なんだ!」
ジョミー「抜け出して来たわけ?」
キース 「息抜きに来たと言ってくれ!」
集中力にも限界がある、とブツブツブツ。
キース 「あの馬鹿野郎の提案は、美味しかったんだが…」
シロエ 「頼んでいたら、とっくに終わってたんですか?」
キース 「恐らくはな…」
やはり別荘に招くべきだったか、と後悔しきりな様子。
キース 「缶詰部屋に招いて、テンション爆上げで…」
ジョミー「書き上げてしまいたかったわけ?」
でも、逃げられたよ、とジョミー君。
ジョミー「今からだって、来ないと思うけど…」
キース 「まあ、無理だろうな…」
釣る餌が無いし、とキース君が落とす肩。
頼りたいと?
2021/08/02 (Mon)
☆帰って書くべき
暑さが厳しい季節ですけど、過ごしやすいのが生徒会長宅。
シャン学メンバーが集まる中で、愚痴を零している副住職。
キース 「あの馬鹿を釣るには、それなりの餌が必要で…」
シロエ 「卒塔婆書きは、別じゃなかったですか?」
ジョミー「あー! タダ働きでいいって言ってたよね!」
例のキノコの卒塔婆があるから、とジョミー君の相槌。
ジョミー「だったら、頼めば来るんじゃないかな?」
スウェナ「そうねえ、ぶるぅのお菓子もあるし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お客様、大好き!」
お料理だって頑張るもんね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「でもって、お部屋も用意するも~ん!」
シロエ 「…部屋ですか?」
ぶるぅ 「そだよ、宿坊だとアテにならないんでしょ?」
キースの体調管理を放置、と鋭い指摘が。
ぶるぅ 「この家にいたら、ぼくとブルーがさ…」
ブルー 「不本意ながら、見張りをさせて貰うけど?」
シロエ 「でも、ソレ、高くつきそうですよね?」
サム 「ブルーのバイト代だもんなあ…」
ぶるぅの分まで入ってるしよ、とサム君が折る指。
サム 「高そうな面子が、二人なんだぜ?」
ジョミー「キースには、払えそうもないよね…」
キース 「どう考えても、無理すぎだ!」
やはり、あの馬鹿には頼れないか、とキース君、溜息。
キース 「宿坊だとタダだが、俺が放っておかれるし…」
シロエ 「此処を使ったら、バイト代が払えませんしね」
スウェナ「詰んでるわよねえ…」
早く帰って書きなさいよ、とスウェナちゃんの正論。
スウェナ「逃避してる間も、時間が経つのよ?」
シロエ 「まったくです。マツカ先輩、ちょっと車を…」
元老寺まで手配して下さい、とシロエ君。
シロエ 「強制送還が一番ですよ、キース先輩のためにも」
マツカ 「そうですね。バスより涼しく帰れますし…」
キース 「帰れと言うのか、卒塔婆地獄に!」
他人事だと思いやがって、と叫んでますけど。
帰るべきでは…?
2021/08/03 (Tue)
☆飲み物もあります
お盆前は暑さが厳しいシーズン、生徒会長宅で過ごす面々。
エアコンが効いて非常に快適、けれどキース君は逃避中で。
キース 「いいか、お前たちは此処でエアコンつきで…」
シロエ 「帰りの車も、エアコンは完璧だと思いますよ?」
マツカ 「飲み物も用意させましょうか?」
元老寺に着くまで、さほどかかりませんけれど、と御曹司。
マツカ 「キースの好みは、アイスコーヒーでしたよね?」
シロエ 「そうです、そうです、キース先輩の夏の定番!」
キース 「タピオカミルクティーで、と言ってやろうか?」
マツカ 「いいですよ? 昨今、わらび餅バージョンが…」
出ていますけれど、どうしますか、と御曹司の問い。
マツカ 「わらび餅のは、老舗和菓子店とのコラボです」
スウェナ「あるらしいわよね、キース用に買うのなら…」
私も欲しいわ、とスウェナちゃんの注文が。
スウェナ「運転手さんが、ついでに買いに行くんでしょ?」
マツカ 「分かりました。他の皆さんは?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも欲しいな!」
ブルー 「ぼくもだね。せっかくだから、みんなの分を…」
買って貰うのがいいと思う、と生徒会長の提案。
ブルー 「買ってから、此処へ来るわけなんだし…」
ぶるぅ 「美味しい間に飲めるもんね!」
マツカ 「では、そのように手配しますね」
キース 「ちょっと待て!」
俺の意見はどうなったんだ、と副住職が吊り上げる眉。
キース 「誰も帰るとは言っていないが!」
ジョミー「でもさあ、タピオカミルクティー、って…」
シロエ 「先輩が自分で言ったんですよ?」
帰りの飲み物の注文を、とシロエ君のツッコミ。
シロエ 「わらび餅バージョンは、マツカ先輩ですけどね」
マツカ 「普通のが、キースの好みでしたか?」
キース 「有り得ない注文をするほど、帰りたくない!」
ジョミー「でも、帰らないと…」
シロエ 「書けませんよ?」
卒塔婆のノルマが、と正論が出ていますけど。
どうなる…?
2021/08/04 (Wed)
☆エアコンもいけます
お盆の前は暑さもひとしお、生徒会長宅で過ごす御一同様。
エアコンが効いて快適ですけど、キース君は現実逃避中で。
サム 「お盆は待ってくれねえぜ?」
ジョミー「容赦なく、やって来るもんねえ…」
シロエ 「お盆までに、書かないとダメなんでしょう?」
卒塔婆ってヤツは、とシロエ君たちの厳しい指摘。
シロエ 「帰って、続きを書くべきですよ」
キース 「今は、エネルギーをチャージ中なんだ!」
でないと書く気も起こらないしな、と副住職、ブツブツと。
キース 「ただでも暑いのに、エアコン不可だぞ?」
スウェナ「じゃあ、誰かさんに頼みなさいよ!」
ジョミー「テンション爆上げコースだよね?」
スウェナ「エアコンだって、いけるでしょ?」
梅雨にバーベキューをしたじゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「雨の中でもシールド完璧、エアコン完備で!」
サム 「あー、アレな! 涼しかったよなあ…」
スウェナ「エアコン係なら、危険は無いわよ?」
キースがオンオフするだけだから、という声が。
スウェナ「今から頼む、でスイッチオンでしょ」
シロエ 「書き終わったら、オフなんですね?」
スウェナ「そうなのよ!」
お役目終了で、お帰り頂くだけだわよ、と画期的な案。
スウェナ「温度設定とかも、キースの好みで…」
ジョミー「もっと涼しくとか、言えるよね、ソレ」
キース 「確かにな…」
エアコンは思い付かなかった、と大きく頷くキース君。
キース 「しかし、親父にバレないか?」
シロエ 「プロなんですから、大丈夫ですよ」
ジョミー「アドス和尚の足音がしたら、一瞬でさ…」
マツカ 「灼熱地獄に戻せそうですね」
頼めばいいんじゃないですか、と御曹司も。
マツカ 「ただ、問題は、あの方の知識とこだわりです」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「棚経の時の、ご高齢の方の暑さ対策ですよ」
シロエ 「団扇でしたっけ…」
扇ぐのがおもてなしでしたね、とシロエ君。
それが何か…?
2021/08/05 (Thu)
☆エアコンと団扇
お盆を控えた酷暑のシーズン、生徒会長宅で涼む御一同様。
キース君は卒塔婆地獄ですけど、書かずに逃避中でして…。
マツカ 「ええ、団扇の風が最高のおもてなしなんですよ」
サム 「うんうん、そういうお宅は多いぜ」
扇風機もついてりゃマシな方な、とサム君、回想モード。
サム 「ご高齢になるほど、団扇な率が上がるしよ…」
シロエ 「それって、熱中症が怖くないですか?」
ジョミー「家の人とか、いるんだどさあ…」
サム 「棚経の間は仕方ねえ、って雰囲気だぜ」
汗だくで耐える家族ってトコなんだよな、とサム君の溜息。
サム 「きっと、俺たちが失礼したらよ…」
ジョミー「速攻、エアコン、オンでMAXだよ…」
でも、ぼくたちには風は届かないし、とジョミー君。
ジョミー「キツイんだよねえ、アレ…」
シロエ 「はあ…。それで、マツカ先輩が言いたいのは?」
何なんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「例の人と団扇が、どう関係があるんです?」
マツカ 「キースが書いてる卒塔婆は、お盆用なんですよ」
シロエ 「そうですけど…?」
マツカ 「だからこそ、あの方もタダ働きでいいと…」
仰るわけで…、と御曹司。
マツカ 「つまり、キースの冷房係に呼ばれるとですね…」
シロエ 「ひょっとして、団扇が登場ですか?」
マツカ 「それが最高のおもてなしだ、とご存知ならば」
有り得ますよ、と恐ろしい指摘が。
マツカ 「キースがエアコンを希望していても…」
ジョミー「団扇で扇ぐって?」
マツカ 「ご自分は、暑くても平気ですしね」
自分の周りにシールドを張れば、と御曹司の心配そうな顔。
マツカ 「ですから、知識が問題なんです」
一同 「「「あー…」」」
団扇で来られたら意味が無いな、と誰もが納得。
シロエ 「呼ばない方が、マシなんでしょうか?」
ジョミー「ヤバイかもねえ…」
キース 「悩ましいな…」
エアコン係は魅力的なんだが、と副住職。
欲しいですよね…?
2021/08/06 (Fri)
☆知らない可能性
お盆を控えた時期は酷暑で、生徒会長宅もエアコンが必須。
けれど卒塔婆地獄なキース君には、エアコンは不可な現実。
キース 「親父にバレずに、涼しく書けるというのがな…」
サム 「最高だけどよ、団扇だったら意味ねえしなあ…」
スウェナ「知らない可能性も高いわよ?」
他所の棚経なんか気にしてないし、とスウェナちゃん。
スウェナ「例のキノコの分しか考えていないでしょ?」
ジョミー「うーん…。ぼくは棚経のお供だし…」
サム 「俺もそうだし、分かんねえけどよ…」
シロエ 「他所の棚経に興味が無いのは、確かですね」
先輩たちの移動スケジュールくらいですよ、とシロエ君も。
シロエ 「瞬間移動で送迎ですから、その前後ですね」
キース 「なるほどな…。すると、団扇なんぞは…」
ジョミー「全然、気付いてないかもね」
賭けてみる価値はあるんじゃないの、とジョミー君の提案。
ジョミー「エアコン係をよろしく頼む、って!」
??? 「こんにちはーっ!」
今日も暑いね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「アイスが美味しい季節でさ!」
シロエ 「買い出しですか?」
Aブルー「うん、ぼくのシャングリラで食べるのにね!」
もう青の間に送っちゃった、と手ぶらな人。
Aブルー「此処に来たらさ、ゴージャスなパフェとか…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ フルーツたっぷり、かき氷も!」
まずは冷たい飲み物だよね、とサッとクリームソーダが。
Aブルー「ありがとう! それで、エアコン係って?」
キース 「聞いていたのか!?」
Aブルー「その部分だけね!」
他の話は知らないよ、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「アイスしか見えていなかったしさ…」
シロエ 「何処にいたんです?」
Aブルー「コンビニだってば、どれにしようかと!」
キース 「覗き見どころではなかったんだな?」
Aブルー「そうだけど?」
何か聞かれてマズイことでも、と言ってますけど。
これはチャンスでは…?
2021/08/07 (Sat)
☆エアコンでお願い
お盆の前は暑さもひとしお、生徒会長宅でエアコンを満喫。
けれどキース君は現実逃避で、卒塔婆書きがあるわけで…。
キース 「いや、こう、聞かれてマズイと言うより…」
Aブルー「何なんだい?」
キース 「あんたを上手く使うという話をだな…」
していたわけで、とキース君、巧みに言い訳。
キース 「あんただったら、エアコン係も楽勝だろう、と」
Aブルー「エアコン係って?」
キース 「この時期、俺は卒塔婆地獄で…」
Aブルー「知ってるよ。先月、君が断ったのもね」
テンション爆上げで書けるコースを、と仏頂面な人。
Aブルー「もしかして、改めて頼む気になった?」
キース 「別のコースがいいんだが…」
Aブルー「えっと…?」
キース 「ズバリ、エアコン係で頼む!」
俺は涼風が欲しいんだ、とキース君、ガバッと土下座。
キース 「先月の件は水に流して、タダでだな…」
Aブルー「イマイチ、意味が不明なんだけど?」
キース 「バーベキューの時に、やっていただろう?」
雨の屋上でカラッと除湿、とキース君。
キース 「あの技を、俺の部屋でやってくれれば…」
Aブルー「ああ、サイオンで冷やしてくれ、と?」
キース 「そうなんだ。親父はエアコンを許さないしな…」
暑くてたまらん、とブツブツブツ。
キース 「其処を涼しくして貰えたなら、卒塔婆書きも…」
Aブルー「楽になるって?」
シロエ 「そうなんですよ、団扇じゃ話になりませんけど」
一同 「「「シーッ!」」」
それを言うな、と皆の視線がシロエ君に。
Aブルー「団扇って?」
シロエ 「風鈴とセットで、夏の定番商品ですね」
それに打ち水です、とシロエ君、指をチッチッと。
シロエ 「どれも涼し気なんですけれど、効果の方は…」
ジョミー「全く無いよね、今の暑さは厳しすぎるし…」
キース 「見掛け倒しといった所だな」
Aブルー「なるほどねえ…」
それでエアコンを頼みたいと、とソルジャー、納得。
セーフですかね?
2021/08/08 (Sun)
☆団扇が気になる
お盆の前は暑さが厳しく、生徒会長宅で涼んでいたい面々。
けれどキース君は卒塔婆地獄で、エアコン不可な家の現実。
キース 「エアコン係を頼めるだろうか?」
Aブルー「それはいいけど、団扇がさ…」
気になるんだよね、とソルジャー、シロエ君をチラリ。
Aブルー「夏の定番商品ってことは、お中元とかに…」
シロエ 「は?」
Aブルー「団扇ってこともあるのかな、と」
シロエ 「えーっと…。贈答用のも、あると思いますよ」
高級品がありますからね、とシロエ君。
シロエ 「普通の団扇より、遥かに値段が高いんです」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 舞妓さんも団扇をくれるもん!」
ブルー 「そうだね、あれは高級品ではないけれど…」
価値は高いね、と生徒会長、うんうん、と。
ブルー 「舞妓さんの名前が書いてある団扇でさ…」
シロエ 「あー! 今の時期だと、飾られてますね」
ぶるぅ 「そうなの、お世話になってる人に贈るから…」
ブルー 「貰った方は、店先とかに飾るんだよ」
こんなに頂きましたとね、と生徒会長。
ブルー 「だから団扇は大切なんだよ、効果が無くても」
シロエ 「そうです、だからこそ、団扇なんですよね」
棚経だって、とシロエ君、更なる失言。
Aブルー「棚経って?」
シロエ 「え、いえ、今のは…」
気にしないで下さい、とシロエ君、ワタワタ。
シロエ 「棚経に行った先でも、団扇をですね…」
キース 「飾っている家は、あるかもしれんが…」
俺は暑さで記憶に無いな、と副住職の必死のフォロー。
キース 「玄関先をチェックするより、棚経が大事で」
ジョミー「そうなんだよねえ、時間との勝負!」
舞妓さんの団扇なんか、とジョミー君も。
ジョミー「ノーチェックだってば、あるかどうかは」
Aブルー「それは分かるけど、なんだかねえ…」
キース 「どうかしたのか?」
Aブルー「さっきから、どうも怪しいんだよね」
ズバリ、団扇がさ、とソルジャー、腕組み。
危ないかも…?
2021/08/09 (Mon)
☆団扇がいいかも
お盆の前は暑さが厳しいシーズン、生徒会長宅で涼む面々。
けれどキース君は卒塔婆地獄で、家はエアコン不可でして。
Aブルー「一応、キースに質問だけどさ…」
キース 「何だ?」
Aブルー「もしかして、団扇の方がいいとか?」
エアコンよりも、とソルジャーの問い。
Aブルー「聞いていると、そんな気がするんだけれど?」
キース 「いや、それは無い!」
エアコンがいいに決まっている、とキース君、即答。
キース 「お心遣いはよく分かるんだが、団扇では…」
Aブルー「それ、ぼくのことではないようだねえ?」
お心遣いなんて言葉は、とソルジャー、副住職をジロリ。
Aブルー「いったい誰の心遣いなんだい、団扇は?」
キース 「言い間違えただけだ!」
暑さのせいで、つい丁寧に、とキース君、必死の形相。
キース 「だから、是非とも、エアコンで頼む!」
Aブルー「ちょっと失礼させて貰うよ」
んーと…、とソルジャー、一瞬、目を閉じまして。
Aブルー「なるほど、団扇が最高のおもてなしなんだ?」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「君の心を読んだだけだよ」
シロエの心も読んでみようかな、とニコニコニコ。
Aブルー「団扇ネタは、シロエだったしねえ…」
シロエ 「それは勘弁して下さい!」
Aブルー「キースに殺されそうだ、って?」
シロエ 「はいっ!」
とっくに死亡フラグですけど、とシロエ君、顔面蒼白。
シロエ 「キース先輩、どうか、お盆の前ですから…」
キース 「殺生は控えねばならんしな…」
シロエ 「ありがとうございます!」
恩に着ます、とシロエ君、土下座。
シロエ 「というわけですので、キース先輩にですね…」
Aブルー「エアコンをサービスして欲しい、って?」
どうしようかな、と考え込むソルジャー。
Aブルー「団扇の方が、いいみたいだしさ…」
キース 「断じて違う!」
Aブルー「でも、丁寧に…」
扱いたいよね、お坊さんは、と思案している模様。
駄目かも…。
2021/08/10 (Tue)
☆団扇の風をどうぞ
暑さが厳しいお盆前のシーズン、生徒会長宅で過ごす面々。
エアコンが効いて涼しいですけど、キース君は卒塔婆地獄。
キース 「いいか、卒塔婆書きは地獄の暑さで…」
シロエ 「エアコン不可なのが原因なんです、ですから…」
Aブルー「サイオンで、エアコンをサービスしろと?」
団扇の方がいいと思うよ、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「なにしろ、ぼくが扇ぐんだからさ」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ソルジャーだしねえ、ソルジャーといえば…」
雲の上の人に決まってるだろう、と威張り返る人。
Aブルー「そのぼくに、団扇で扇がせるなんて…」
サム 「有難すぎる、って言うのかよ?」
Aブルー「ピンポーン!」
だからキースも有難がるべき、とブッ飛んだ方向へ。
Aブルー「というわけでね、早速、行こうか!」
キース 「何処へだ!?」
Aブルー「もちろん、君の家だってば!」
善は急げと言うからね、とソルジャー、極上の笑み。
Aブルー「卒塔婆書きは、まだまだ、これからだろう?」
キース 「それはそうだが、なんでそうなる!」
Aブルー「どうせ、書かなきゃいけないんだしね!」
ぼくがその気になってる内に、と急かすソルジャー。
Aブルー「ほらほら、座っていないで、立って!」
シロエ 「キース先輩、頑張って下さい!」
ジョミー「団扇の風でも、無いよりマシだよ」
キース 「嫌だ、地獄が更に地獄になるだけだ!」
こいつは、自分だけシールドだぞ、とキース君の悲鳴。
キース 「俺と一緒に、暑さに耐えるわけがない!」
Aブルー「当然だよね、扇がなくっちゃいけないし…」
バテるわけにはいかないからさ、とソルジャー、サラッと。
Aブルー「卒塔婆を書く君に、団扇の風をサービス!」
キース 「断る、俺は一人で書くんだ!」
Aブルー「そう言わないでさ!」
キース 「書き間違えられてもいいのか、あんたは!?」
例の大事な仏様の卒塔婆を、と叫んでますけど。
さて、どうなる…?
2021/08/11 (Wed)
☆連行よりはマシ
お盆の前は暑さもひとしお、生徒会長宅でエアコンな面々。
けれどキース君は卒塔婆地獄で、エアコン不可なお家事情。
Aブルー「書き間違えって、スッポンタケの卒塔婆を?」
キース 「そうだが、間違えたら後が無いぞ!」
卒塔婆は一本だけだからな、と副住職。
キース 「帳簿を弄って、一本、余計に仕入れているが…」
シロエ 「余分のは無いってことですね?」
キース 「ああ。派手に間違えても、どうしようもない」
削りまくって書き直すしか…、と経験者ならではの発言が。
キース 「そうならないよう、必死に集中してるのに…」
ジョミー「団扇で扇がれたら、パアになるって?」
キース 「何もかもがな!」
もう一文字目から間違えそうだ、と副住職が吊り上げる眉。
キース 「それでいいなら、俺を今すぐ連行しやがれ!」
Aブルー「う、ううん…。そんなの、困るし!」
とにかく棚経をよろしくお願い、と腰を浮かせる人。
Aブルー「ぶるぅ、テイクアウトを頼めるかな?」
ぶるぅ 「オッケー、おやつと料理だよね!」
ちょっと待ってねー! とキッチンへ走って、戻りまして。
ぶるぅ 「はい! ぶるぅと、ハーレイの分もね!」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、棚経の日に!」
みんなも、よろしく! とパッと消え失せた姿。
シロエ 「え、えっと…? 逃げられましたか?」
キース 「そのようだ。タダ働きでエアコンどころか…」
面倒を押し付けて逃げやがった、とキース君、歯噛み。
キース 「連行されて団扇よりかは、まだマシなんだが…」
シロエ 「そう思うんなら、早く帰ってですね…」
ブルー 「書いた方がいいと思うけどねえ?」
坊主の宿命なんだから、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「書かない限りは、終わらないしさ…」
キース 「あんたは、全く書かないだろうが!」
ブルー 「ぼくに書けと?」
キース 「い、いや…」
あの馬鹿より怖い気がするぞ、と副住職、悪い顔色。
まあねえ…?
2021/08/12 (Thu)
☆一本だけ頼みたい
暑さが厳しいお盆前のシーズン、生徒会長宅で過ごす面々。
けれどキース君は、エアコン無しで卒塔婆書きな家の環境。
ブルー 「手伝ってあげてもいいんだよ?」
キース 「筆跡で、即、バレると思うが!」
ブルー 「そりゃね、銀青の名はダテじゃないからさ…」
君とは書道の腕が違うよ、と生徒会長、ニヤニヤニヤ。
ブルー 「たまには技を披露したいし、卒塔婆書きをさ…」
キース 「タダでも断る、親父が怖い! …ん?」
待てよ、と副住職が顎に当てる手。
キース 「そうだ、一本だけ、手伝いを頼めないか?」
ブルー 「一本だけ?」
キース 「例のキノコの卒塔婆は、親父も見ないし…」
ついでに毎年、出番が来るまで隠蔽だし…、と副住職。
キース 「あんたが書いて、此処で預かってくれると…」
シロエ 「とても助かるわけですね?」
キース 「ああ。たかが一本でも、減れば嬉しいし…」
是非とも頼む、と頭をペコリと。
キース 「あんたも、腕を存分に揮えていいだろう?」
ブルー 「アレは嫌だよ、毎年、ぼくに振られそうだし」
キース 「はあ?」
ブルー 「伝説の高僧が書いたとなったら…」
誰かさんが大喜びで…、と生徒会長、仏頂面。
ブルー 「次からお願い、と来るのは確実!」
一同 「「「あー…」」」
ブルー 「というわけでね、君はサッサと帰りたまえ!」
ノルマが待っているだろう、と生徒会長、手をパンパンと。
ブルー 「ぶるぅ、テイクアウト用に詰めてあげて!」
ぶるぅ 「オッケー!」
キース 「ちょっと待て!」
そこで強制送還するな、と絶叫でしたけど。
シロエ 「有無を言わさず、送還でしたね…」
ジョミー「瞬間移動で、一発だったね…」
気の毒に、と顔を見合わせる御一同様。
サム 「でもよ、俺とジョミーも、じきに出番だぜ」
ブルー 「棚経の日は、みんな、持ち場で頑張って!」
一同 「「「はーい…」」」
もうじきですね、と誰もが深い溜息。
今年は、どうなる…?
2021/08/13 (Fri)
☆台風よりはマシ
残暑とは名ばかりの酷暑な中で、いよいよお盆の十四日が。
スッポンタケの棚経の日で、生徒会長宅に朝イチで集合で。
シロエ 「おはようございます…」
スウェナ「今日も朝から暑いわよねえ…」
マツカ 「日の出から後は、気温が上がる一方ですしね」
いいお天気なのはいいんですけど、と御曹司。
マツカ 「下手に台風でも来たら、大変ですから」
シロエ 「それは確かに、言えてますねえ…」
キース先輩たちが困りそうです、とシロエ君、相槌。
シロエ 「ただでも時間との戦いですしね、今日は」
スウェナ「入って、拝んで、即、出発でしょ?」
マツカ 「それが早朝から夕方まで、と言うんですから…」
台風でも中止は無いでしょうし、と御曹司、同情モード。
マツカ 「月参りだって、雨天決行ですからね」
シロエ 「どうなんでしょう、台風だと…」
スウェナ「中止のような気もするわよねえ?」
どうなのかしら、とスウェナちゃんの疑問。
スウェナ「だって、お坊さんを迎える方も大変よ?」
シロエ 「暴風雨の中で、訪問されても困りますよね」
マツカ 「そうは思いますけど、年に一度の行事ですよ?」
ブルー 「結論から言えば、マツカの意見が正しいね」
台風だろうが、決行だよ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「なにしろ、お盆の行事だからさ」
シロエ 「暴風警報とかが、出ててもですか?」
ブルー 「もちろんだよ。だって、暴風雨の中でもさ…」
お盆の送り火をやるんだからね、と銀青様の仰せ。
ブルー 「だから当然、棚経も決行!」
シロエ 「暴風雨で送り火って、火が消えませんか?」
ブルー 「根性あるのみだよ、ほら、アレだってば!」
山で点すヤツ、と銀青様が挙げた実例。
ブルー 「暴風雨で何処からも見えなくても、点火!」
一同 「「「うわー…」」」
ブルー 「それに比べれば、棚経くらいは…」
シロエ 「楽勝ですよね…」
台風が来なくて良かったです、とシロエ君。
暑いですけどね…。
2021/08/14 (Sat)
☆スキルは生かすべき
棚経の日がやって来まして、朝イチで生徒会長宅ですけど。
キース君たちは棚経なわけで、いるのは僧籍以外の面子。
シロエ 「台風が来ても、やっぱり自転車でしょうか?」
ブルー 「そうだと思うよ、歩きじゃ時間が足りないし…」
マツカ 「雨合羽を装備になるわけですか…」
スウェナ「脱ぎ着に時間がかかりそうよね…」
でも、着ないわけにはいかないし…、とスウェナちゃん。
スウェナ「ホントに、いいお天気で良かったわ」
シロエ 「普通に雨でも、雨合羽は必要でしょうしね…」
マツカ 「月参りの時と同じですよね」
蒸し暑さが酷くなってますけど、と御曹司の指摘。
マツカ 「いくら雨で涼しいと言っても、気温の方は…」
シロエ 「思いっ切り、真夏な仕様ですしね…」
スウェナ「雨合羽の下は、きっとサウナね」
汗だくだわよ、とスウェナちゃん、ブルブル。
スウェナ「晴れていたって、汗はかくけれど…」
シロエ 「密閉されることはないですからねえ…」
マツカ 「ダイエット出来るのは確実ですね」
熱中症が怖いですけど…、と御曹司も。
マツカ 「例の人に頼めば、いけるんでしょうか?」
シロエ 「サウナにならないように、ですか?」
マツカ 「ええ。いけそうな気もしますけど…」
ブルー 「棚経だったら、タダで仕事をするかもねえ…」
キースに倒れられたら大変だし、と生徒会長の言。
ブルー 「とはいえ、今年は、ただ暑いだけで…」
シロエ 「いつもと変わりませんからねえ…」
マツカ 「此処の前後に、瞬間移動で送迎だけですか…」
凄いサイオンの持ち主なのに、と御曹司の残念そうな顔。
マツカ 「自転車で走行中にも、エアコンをですね…」
シロエ 「絶対、サービス出来ますよね」
楽勝で、とシロエ君も。
シロエ 「あのスキルは、生かすべきだと思いますけど」
マツカ 「まだ、寝ていると思いますよ」
一同 「「「あー…」」」
そういう人だ、と誰もが納得な朝一番。
来てませんしねえ…。
2021/08/15 (Sun)
☆バレた方がマシ
夏休みが近いシャン学メンバー、生徒会長宅で行き先計画。
けれどキース君は卒塔婆書きで地獄、来たのがソルジャー。
キース 「もしも親父が、他所の寺でだ…」
シロエ 「同じ筆跡の卒塔婆を見付けたら、最悪ですね…」
ジョミー「プリンターな件がバレるよね、ソレ?」
キース 「バレた方が、いっそマシだと思うぞ」
いいや、絶対その方がいい、とキース君、ブルブル。
キース 「プリンターを使ったとバレればだな…」
シロエ 「タコ殴りだと思いますけど?」
サム 「うんうん、それに罰礼もだぜ」
キース 「だが、そこまでで終わりだろうが!」
酷い目に遭うのは今年だけだ、と副住職。
キース 「しかし、プリンターだとバレなかったら…」
ジョミー「何も問題無さそうだけど?」
スウェナ「そうよね、バレていないんだもの」
キース 「よく考えてみろ、他の寺にもあるんだぞ?」
この俺が書いた卒塔婆がな、とキース君が竦める肩。
キース 「それが、どういう意味か分かるか?」
シロエ 「えーっと…? キース先輩が他所のお寺で…」
ジョミー「バイトしてた、ってことになるのかな?」
卒塔婆書きの、とジョミー君。
ジョミー「でもさ、お小遣い、少ないんだし…」
サム 「バイトしてても、いいんでねえの?」
キース 「それが普通のバイトならな!」
ただでも卒塔婆地獄なんだぞ、と副住職の引き攣った顔。
キース 「何処に、そういう余裕があるんだ!」
シロエ 「登校したついでで片付きますよ」
ジョミー「隙間時間なら、書けそうだよ?」
キース 「卒塔婆地獄な坊主に、余裕など無い!」
休める時には休みたいものだ、と副住職の叫び。
キース 「なのに、バイトで書いていたとなると…」
シロエ 「どうなるんです?」
キース 「来年から、俺のノルマが増やされるんだ!」
一同 「「「うわー…」」」
キース 「確実に死ねるコースだろうが!」
地獄どころの話ではない、と悲鳴ですけど。
そのようですね…。
2021/07/16 (Fri)
☆マシな案があれば
夏休み間近なシャン学メンバー、キース君だけ地獄の住人。
お盆に備えて卒塔婆書きですけど、ソルジャーが登場で…。
シロエ 「ノルマが増えるのは、確かに大変そうですね…」
キース 「最悪、全部、書かされそうだが!」
親父の分まで、来年から…、と副住職の悪い顔色。
キース 「そうなった場合、俺の夏休みは無くなるぞ!」
サム 「山の別荘でも卒塔婆書きかよ?」
キース 「行く余裕さえも無いかもな…」
別荘までの往復の時間が惜しくて、と副住職。
キース 「そんな地獄は、御免蒙る!」
Aブルー「いい案だと思ったんだけどねえ…」
ジョミー「卒塔婆プリンター、キースの夢だしね…」
キース 「親父の許可が出ない限りは、ただの夢だ!」
だから使えん、とブツブツブツ。
キース 「こう、もう少しマシな案があればな…」
Aブルー「卒塔婆プリンターの開発は、断るからね」
技術班だって忙しいんだし、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「ぼくの世界の技術だったら、キースの筆跡を…」
シロエ 「見事に再現出来ちゃうんですか?」
Aブルー「そうなんだけど、卒塔婆プリンターはさ…」
シャングリラでは役に立たないからね、と一刀両断。
Aブルー「何かに応用可能だったら、開発するけど…」
サム 「思い付かねえのな?」
Aブルー「まるで全く!」
というわけで…、とソルジャーの視線がキース君に。
Aブルー「マシな案を出すなら、キース用かな」
キース 「はあ?」
Aブルー「アドス和尚に細工する代わりに、キースだよ」
一同 「「「えっ!?」」」
何をする気だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「キース先輩に、サイオンを使うんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
それが一番、早そうだしね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「要はさ、地獄が天国になればいいんだろう?」
キース 「其処は極楽と言って欲しいんだが…」
ついでに嫌な予感しかしない、と副住職。
地獄が天国って…?
2021/07/17 (Sat)
☆サイオンで弄ると
夏休みが近いシャン学メンバー、生徒会長宅で行き先計画。
けれどキース君は地獄の住人、卒塔婆書きに追われる日々。
Aブルー「極楽ねえ…。おまけに嫌な予感って、何さ?」
キース 「あんたの案だけに、こう、手放しでは…」
歓迎出来ん、とキース君、慎重な姿勢。
キース 「その上、サイオンで俺に細工となると…」
Aブルー「大丈夫だってば、ぼくはプロだから!」
経験値だって半端ないしね、とソルジャー、自信満々。
Aブルー「ちょっと意識を弄るだけだよ、いい方向に!」
シロエ 「いい方向って、何なんです?」
Aブルー「平たく言うなら、天国な気分! おっと…」
極楽だっけね、と訂正が。
Aブルー「とにかく極楽な気分になれれば、御機嫌だしさ」
ジョミー「それって、ドラッグみたいなものかな?」
サム 「酒ってヤツかもしれねえぜ?」
テンション爆上げになるヤツな、とサム君の言。
サム 「こう、卒塔婆書きを一本、書く度によ…」
スウェナ「缶チューハイを一本、飲むようなものかしら?」
ジョミー「ドラッグをキメるのかもしれないよ?」
シロエ 「どうも、そういう感じがしますね…」
脳内麻薬ではないでしょうか、とシロエ君の指摘。
シロエ 「卒塔婆がソレと結び付いたら、極楽でしょうし」
マツカ 「充分、有り得る話ですよね…」
なにしろサイオンで細工ですから、と御曹司も。
マツカ 「要はキースの気分が良ければ、解決ですし…」
キース 「そうなのか、おい?」
本当の所はどうなんだ、とキース君の視線がソルジャーに。
キース 「卒塔婆を書いたら気分がいい、というヤツか?」
Aブルー「ズバリ正解、その通りってね!」
どんな感じでいきたいのかな、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「テンション爆上げで疲れ知らずか、酩酊なのか」
キース 「極端すぎないか、その二択は!」
Aブルー「うーん、そうかなあ…?」
どっちもいいと思うけどねえ、と言ってますけど。
脳内麻薬…。
2021/07/18 (Sun)
☆テンションを上げて
夏休み間近なシャン学メンバー、生徒会長宅に来てますが。
キース君は卒塔婆地獄の住人、其処へソルジャー登場で…。
Aブルー「テンション爆上げで疲れ知らずは、素敵だよ?」
シロエ 「徹夜も問題無さそうですよね、ソレ」
Aブルー「それはもう! 完徹続きでも、シャキッとね!」
卒塔婆書きさえやっていれば、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「もっと書きたい、まだまだ書けるぞ、と!」
サム 「いいじゃねえかよ、ノルマが早く片付いてよ」
ジョミー「だよねえ、ノンストップで書けるんだしさ」
いいと思うよ、とジョミー君たちも。
ジョミー「それにテンション爆上げなんだし、楽しいし…」
Aブルー「卒塔婆が書ければ、ご機嫌な日々!」
ぼくのオススメ、とソルジャーのプッシュ。
Aブルー「酩酊コースも、極楽気分にはなれるけれどさ…」
シロエ 「正気が怪しい感じですか?」
Aブルー「うん。なんと言っても、酔っ払いだから…」
機嫌は良くても、気分が大きくなりすぎて…、と溜息が。
Aブルー「卒塔婆を書きながら踊り出すとか、歌うとか…」
ジョミー「アドス和尚に見付かった時が、ヤバそうだよ?」
キース 「ヤバいどころか、その場で処刑だ!」
殴り倒されて、本堂に連行されてしまう、と副住職。
キース 「忙しいのに罰礼三昧、卒塔婆を書く時間が…」
シロエ 「減りそうですよね…」
Aブルー「だから、あんまりオススメしない、って…」
テンション爆上げコースがいいよ、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「卒塔婆書きが全く苦にならないしさ…」
ジョミー「地獄が極楽に変わるんだしね…」
サム 「マジで最高な話じゃねえかよ」
頼むべきだぜ、とサム君も。
サム 「今なら、タダでいけるんだしよ…」
スウェナ「そうよね、それは大きいわよねえ…」
キース 「疲れ知らずで、書きまくれるのか…」
Aブルー「そこは、バッチリ!」
何百本でも書けるってば、と言ってますけど。
最高なのでは…?
2021/07/19 (Mon)
☆体力が要るんです
夏休みが近いシャン学メンバー、生徒会長宅で行き先計画。
けれどキース君は卒塔婆地獄の住人、お盆の前の定番で…。
Aブルー「絶対、テンション爆上げコース! 最高だよ!」
シロエ 「地獄転じて極楽ですしね、良さげですけど」
キース 「そうだな、何百本でも書けるというのは…」
なかなかに魅力的なんだが…、と副住職も心が動いた様子。
キース 「ただ、問題は、俺の体力で…」
一同 「「「体力?」」」
キース 「鍛えてはいるが、卒塔婆地獄の疲れはだな…」
実は毎年、半端ではない、と副住職の告白。
キース 「栄養ドリンクは必需品だぞ、正直言って」
シロエ 「そこまでですか!?」
キース 「飲まずには、やっていられないな」
恐らく、何処の寺でも同じだ、と恐ろしすぎる証言が。
キース 「心身ともに疲れ果てるのが、卒塔婆書きだし…」
ジョミー「気力は分かるけど、体力は何処で使うわけ?」
キース 「なら、逆に聞くが、座禅は全く疲れないのか?」
黙って座っているだけだが、と副住職の問い。
キース 「およそ体力は要りそうにないが、どうなんだ?」
ジョミー「ど、どうなのかな…?」
キース 「座禅三昧の期間は、地獄と言われているが…?」
ジョミー「消耗するわけ…?」
ただ座っているだけなのに、とジョミー君、肩をブルッと。
ジョミー「何が体力を削るのさ?」
キース 「精神統一と集中力だな、卒塔婆書きにも必要だ」
一同 「「「あー…」」」
書き損じは許されないんだっけ、と誰もが納得。
シロエ 「確かに体力、要りそうですね…」
キース 「何百本も書くとなったら、相当にな」
その辺が怖い気がするんだが…、と副住職。
キース 「テンション爆上げだと、体力の方が限界でも…」
ジョミー「気が付かないまま、書きまくる、って?」
キース 「どうも、そういう気がしてな…」
シロエ 「ありそうですよね、ソレ…」
どうなんでしょう、とシロエ君も傾げる首。
真相は如何に?
2021/07/20 (Tue)
☆体力が切れたら
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅に集合な今。
行き先相談中ですけれど、キース君は卒塔婆地獄な時期。
サム 「消耗してるのに気が付かねえと、ヤバそうだぜ」
スウェナ「突然、パタリと倒れるとかよね?」
キース 「其処なんだ。体力がゼロになった瞬間にだな…」
その場で昏倒しそうな感じが、と副住職の不安そうな顔。
キース 「それこそ、硯に顔から突っ込む勢いでだ」
ジョミー「言われたら、そんな感じもするよね…」
シロエ 「一種のランナーズハイなんでしょうし…」
危険かもです、とシロエ君の視線がソルジャーに。
シロエ 「あのですね…。その辺の所は、どうなんです?」
Aブルー「体力切れの心配かい?」
キース 「ズバリ、そうだが?」
Aブルー「だったら、心配しなくってもさ…」
いいと思うよ、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「だってキースは、食べるのに困ってないからね」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「食事だってば、ぼくたちの船と違ってさ…」
食べ物も、食べられる所も充実、と親指をグッと。
Aブルー「きちんと栄養補給出来るし、大丈夫だよ!」
シロエ 「ああ、なるほど…。それは確かですね」
ジョミー「家にいる時は、イライザさんが作るしさ…」
サム 「此処だと、ぶるぅの美味い飯でよ…」
学校にも食堂ってヤツがあるよな、とサム君も。
サム 「食うもの食ってりゃ、倒れねえって!」
シロエ 「ですよね、体力は維持出来ますよ」
安心してドーンといって下さい、とシロエ君。
シロエ 「テンション爆上げで、卒塔婆書きです!」
スウェナ「早速、頼んでしまいなさいよ!」
もう今日からで、とスウェナちゃんのプッシュ。
スウェナ「楽になるわよ、サクサク楽しく書けるんだもの」
キース 「だが、楽しすぎると、寝食を忘れるような…」
ジョミー「ゲーマーなんかで聞くよね、ソレ…」
キース 「どう思う?」
忘れた場合は食えないんだが、という指摘。
その通りかも…。
2021/07/21 (Wed)
☆忘れたらヤバイ
夏休みが近いシャン学メンバー、生徒会長宅で行き先計画。
けれどキース君は地獄の住人、卒塔婆書きのシーズンで…。
シロエ 「食事をするのを忘れる、ですか…」
サム 「ジョミーが言ってる、ゲーマーってのもよ…」
飯を食うのも忘れるんだっけな、とサム君も。
サム 「不眠不休でゲームに夢中で、倒れるらしいぜ」
ジョミー「たまに死人も出てるよ、アレ…」
スウェナ「キースも危ない、というわけね?」
シロエ 「卒塔婆書きに熱中するわけですしねえ…」
テンション爆上げ状態で、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「確かに、かなりヤバイかもです」
マツカ 「目覚まし時計はどうでしょう?」
一同 「「「目覚まし?」」」
マツカ 「食事の時間に、アラームをセットするんですよ」
そうすれば忘れないのでは…、と御曹司のアイデア。
マツカ 「此処で食事だ、と食べれば問題無いでしょう?」
ジョミー「あー…。栄養剤でもいいわけだよね?」
シロエ 「栄養補給は出来ますよね…」
Aブルー「栄養剤なら、オススメだよ!」
手早くエネルギー補給が出来て、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「時間も全くかからないしさ、ぼくの常備品!」
キース 「そういえば、あんた、食事が面倒だとか…」
シロエ 「言ってたような気がしますよね…」
食べまくっているんで忘れてましたが、とシロエ君の相槌。
シロエ 「おやつ以外は、栄養剤で済ませたいとか…」
Aブルー「そうなんだよ! 船の食事は味気なくてねえ…」
キース 「ついでに聞くが、眠らなくても平気だとか?」
Aブルー「それはもう! ぼくのサイオンは最強だから…」
不眠不休でもサイオンがあれば、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「充分、身体を補助できるからさ、寝なくても…」
シロエ 「困らないとか、そういうのですか?」
Aブルー「ベッドが無いのは、困るけれどね!」
キース 「おい…」
あんた基準でオススメなのか、と副住職。
それっぽいような…?
2021/07/22 (Thu)
☆自己責任でお願い
夏休み間近なシャン学メンバー、生徒会長宅に来てますが。
キース君は卒塔婆地獄の住人、ソルジャーが出した解決策。
Aブルー「ぼくの基準って…。テンション爆上げがかい?」
キース 「そうだ、身体が持つかどうかの点なんだが?」
体力維持にサイオン必須じゃないだろうな、と副住職。
キース 「食う方はともかく、睡眠時間をカバーな方で!」
Aブルー「ぼくだと、全く問題無いけど?」
キース 「俺は、どうなると思ってるんだ!」
サイオンは殆ど使えないぞ、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「まさか、サイオン抜きだと、ぶっ倒れるとか…」
Aブルー「それはあるかもしれないねえ…」
考えたことも無かったけれど、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「じゃあ、寝る方もさ、目覚ましをセットして…」
キース 「適当な時間に寝ろと言うのか?」
Aブルー「そうだよ、起きる時にも、目覚まし!」
それが本来の目覚まし時計の使い方だし、と弾ける笑顔。
Aブルー「というわけでね、大丈夫だから、任せてよ!」
キース 「ちょっと待て!」
テンション爆上げで冷静になれるのか、と副住職の問い。
キース 「目覚ましが鳴ろうが、止まらない気が…」
シロエ 「あー…。アラームを止めて、書くわけですね?」
ジョミー「やりそうだよねえ…」
Aブルー「うーん…。その辺は自己責任で、としか…」
でなきゃ誰かが面倒見るとか…、とソルジャーの返し。
Aブルー「ほら、ぼくには、そういう経験、無いから…」
キース 「何も想定していないんだな?」
Aブルー「ピンポーン!」
頭を使って解決してよ、と責任をブン投げた人。
Aブルー「目覚ましっていう案も出たしさ、他にも何か!」
キース 「世話係をつけろと言うのか、あんた!」
食事と睡眠の管理用に…、とキース君、ブチ切れ。
キース 「バイト代が高くつくだろうが!」
Aブルー「だったら、ぼくは?」
タダでやってもいいけれど、と言ってますけど。
本当に…?
2021/07/23 (Fri)
☆管理なら任せて
夏休みが近いシャン学メンバー、生徒会長宅で行き先計画。
けれどキース君は地獄の住人、卒塔婆書きに追われる日々。
キース 「あんたがやるというのか、タダで?」
Aブルー「食事の時間と、睡眠時間の管理だろう?」
そのくらいなら、と頷くソルジャー。
Aブルー「特別なスキルも要らないだろうし…」
シロエ 「多分、そうなんじゃないですか?」
元老寺に住み込むわけじゃないですし、とシロエ君の相槌。
シロエ 「住み込みだったら、色々あると思いますけど」
Aブルー「だろうね、なにしろ、お寺なんだし…」
スウェナ「でも、宿坊なら、何も無いんじゃないかしら?」
お寺がやってる旅館でしょ、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「希望しない限りは、お経も読まなくていい筈よ」
Aブルー「本当かい?」
キース 「寺にもよるが、俺の家では強制してはいないな」
食事の方も、うるさくはない、と副住職。
キース 「精進料理限定ではないし、酒も飲めるし…」
Aブルー「いいねえ、ソレ!」
だったら、其処で暮らそうかな、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「時間になったら、キースの所へ出掛けてさ…」
シロエ 「食事と睡眠を取らせるんですね?」
Aブルー「そう! この時期、ハーレイが忙しくって…」
お蔭で、ぼくは暇なんだよね、と溜息をつく人。
Aブルー「丁度いいから、暇つぶしにさ!」
キース 「宿坊でグータラする気だな?」
Aブルー「君の家だし、タダだろう?」
キース 「馬鹿野郎! 俺が支払わされるんだ!」
親父の招待じゃないんだから、とキース君、ブチ切れ。
キース 「ブルーだったら、話は別だが…!」
Aブルー「ぼくもブルーだけど?」
何処から見たって、ブルーそのもの、とソルジャーの笑み。
Aブルー「銀青様の御滞在なら、タダだと思うけれどね?」
キース 「バレるに決まっているだろうが!」
ブルー 「もっとマズイよ!」
ぼくの品位が…、と生徒会長の割り込みが。
品位…?
2021/07/24 (Sat)
☆品位が問題な人
夏休みはマツカ君の山の別荘、それを希望な面々ですけど。
キース君が追われる卒塔婆書きな日々、文字通り地獄で…。
Aブルー「君の品位って、何の話だい?」
ブルー 「君とぼくでは、月とスッポンなんだからね!」
其処を分かっているのかい、と生徒会長、遠慮の無い台詞。
ブルー 「間違えられたら、ぼくが困るんだよ!」
Aブルー「失礼だねえ…。超絶美形な、ぼくに向かって!」
ブルー 「顔じゃなくって、品位だってば!」
立ち居振る舞いとか、そういうの…、と生徒会長。
ブルー 「アドス和尚と顔を合わせたら、君はどうする?」
Aブルー「えーっと…。元気に明るく挨拶かな?」
ブルー 「どんな具合に?」
Aブルー「いつも通りだよ、こう、軽く手を挙げてさ…」
こんにちはーっ! と、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「でもって、お邪魔してます、だね!」
ブルー 「…どの辺に品があるんだい?」
Aブルー「品って、何さ?」
ブルー 「分かりやすく言うなら、気品ってトコかな」
にじみ出る育ちの良さというヤツ、と生徒会長の解説が。
ブルー 「こう、見るからに高貴な身分で…」
Aブルー「高貴だけど?」
思いっ切りね、と自分の顔を指差すソルジャー。
Aブルー「ぼくのシャングリラで、ソルジャーと言えば…」
ブルー 「ソルジャーと言えば?」
Aブルー「誰もがひれ伏す、雲の上の人で!」
例えて言うなら王様だよね、とソルジャー、得意満面。
Aブルー「だから部屋だって、とても広くて…」
ブルー 「お掃除部隊が突入すると聞いているけど?」
Aブルー「だって、掃除も片付けも面倒だしさ…」
ブルー 「育ちがいいなら、有り得ないしね!」
毎日、片付けさせるものだ、と生徒会長が顰める顔。
ブルー 「係に任せて、いつも綺麗にしておくものだよ!」
Aブルー「そんなの、落ち着かないってば!」
ブルー 「じゃあ、此処は?」
Aブルー「うーん…」
いつも綺麗に片付いてるね、と唸る人。
当然ですよね?
2021/07/25 (Sun)
☆幻覚で通ります
夏休みに行きたい山の別荘、その計画なシャン学メンバー。
けれどキース君は卒塔婆地獄の住人、ノルマが山ほどで…。
ブルー 「いいかい、君が宿坊に泊まる気だったら…」
キース 「ぐうたらするのは、別に構わないが…」
ブルーらしく振る舞って貰わないと…、と副住職も。
キース 「でないと、絶対、親父にバレる!」
ブルー 「そうじゃなくって、バレる代わりにさ…」
ぼくの評価がダダ下がりだよ、と生徒会長の苦い顔付き。
ブルー 「ブルーのことなんか、知らないんだし…」
キース 「そうか、ナチュラルに勘違いだな…」
全部、あんたがやっていると…、とキース君の相槌。
キース 「部屋を散らかすのも、立ち居振る舞いも…」
ブルー 「何もかも、ぼくがやったってことに…」
シロエ 「それはマズイですね…」
お経が読めない以前の問題ですよ、とシロエ君も不安そう。
シロエ 「下手をすると、正気を疑われそうです」
ブルー 「だから困るんだよ、宿坊コースは!」
Aブルー「じゃあさ、お酒を持ち込みで!」
酔っ払いなら正気じゃなくても…、と恐ろしい台詞が。
Aブルー「どうせ、キースもテンション爆上げなんだし!」
キース 「細かいことは気にならない、と?」
Aブルー「その通り!」
ぼくがグータラしていようが…、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「アドス和尚に何か聞かれても、こう、適当に…」
キース 「返事して、親父も納得すると言うのか?」
Aブルー「アドス和尚も、卒塔婆地獄だよねえ?」
朦朧として幻覚を見たと思いそうだよ、と怖い発言。
Aブルー「後で冷静になったとしたって、幻覚でさ…」
キース 「押し通せ、と?」
Aブルー「ピンポーン!」
だからテンション爆上げでいこう、とニコニコニコ。
Aブルー「ぼくが宿坊に滞在してさ、君の生活を…」
シロエ 「しっかりと管理するわけですね?」
Aブルー「そう!」
そうしておけば安心だよ、と言ってますけど。
どの辺が…?
2021/07/26 (Mon)
☆幻覚で済んでも
夏休みはマツカ君の山の別荘、計画中なシャン学メンバー。
けれどキース君は卒塔婆地獄で、ソルジャーが助ける案が。
Aブルー「食事の時間と、睡眠時間を確保すればさ…」
シロエ 「キース先輩は倒れずに済む、と…」
いいかもですよ、とシロエ君が乗り気に。
シロエ 「卒塔婆地獄は、とても厳しいそうですし…」
サム 「幻覚が見えても、おかしくねえよな…」
マツカ 「ブルーの言動が変だ、と思い込むくらいは…」
普通にあるかもしれません、と御曹司も。
マツカ 「それにキースも、今は正気な状態ですから…」
スウェナ「うるさくツッコミを入れるだけよね」
テンション爆上げなら気にしないわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「アドス和尚に何か言われても、右から左で」
ジョミー「相槌だけ打って、実は全く聞いてない、ってね」
シロエ 「でもって、アドス和尚も、正気に自信が…」
無いんだったら問題無いです、とシロエ君が立てる親指。
シロエ 「誰かさんが何をやっていようが、幻覚ですよ」
Aブルー「ほらね、みんなも、こう言ってるしさ!」
キース 「あんたの振る舞いの方は、そうかもしれんが…」
俺の体調管理が気になる、と副住職の慎重な発言。
キース 「あんた、ただでもアバウトだからな」
Aブルー「それがどうしたと?」
キース 「本当に、キッチリ出来るのか?」
気付いたら一食抜けているとか…、と鋭い指摘が。
キース 「しかも、気付いた時間がだな…」
Aブルー「えっと…?」
キース 「夜中だったら、あんたはどうする?」
Aブルー「放置に決まっているじゃないか!」
纏めて朝に食べればいいだろ、とアバウトな人。
Aブルー「一食抜けたなら、其処は多めに!」
キース 「あんた、朝には強いのか?」
Aブルー「朝は、ゆっくり寝ていたいねえ…」
キース 「俺の飯を忘れて、爆睡だろうが!」
Aブルー「ほら、昼もあるし…」
其処で纏めて三食分で、と言ってますけど。
一日分では…?
2021/07/27 (Tue)
☆忘れてしまう人
マツカ君の山の別荘を希望で、計画中なシャン学メンバー。
けれどキース君は卒塔婆地獄の住人、ハードな時期でして。
キース 「昼に纏めて、三食分だと?」
Aブルー「そう! 昼なら、ぼくも流石に起きてるし…」
自分のご飯も食べないとね、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「だから絶対、君の食事も思い出すってば!」
キース 「前の日の晩飯と、その日の朝の分を、だな?」
Aブルー「そうだよ、帳尻の方はバッチリ!」
お昼に三食分を食べればオッケー、と親指をグッと。
Aブルー「栄養補給は完璧だしさ、睡眠時間も…」
キース 「其処で昼寝、と言わないだろうな?」
Aブルー「昼寝に決まっているだろう!」
ぼくが起こしてあげるからさ、とソルジャー、自信満々。
Aブルー「食事もしないで書き続けた分、爆睡で!」
キース 「一日分の飯を一度に食って、直後に寝ろと?」
Aブルー「そうだけど?」
キース 「思いっ切り、消化に悪いだろうが!」
大量に食って寝るのはマズイ、と副住職の渋面。
キース 「纏め食いだけでも、大概、身体に悪い筈だぞ!」
Aブルー「栄養剤で済ますというのは?」
キース 「あんたのような生活をしろと!?」
飯の時間が惜しいにしても…、とキース君の苦情。
キース 「ついでに、食って昼寝をしたら、だ…」
シロエ 「起こして貰えない気がしますよね…」
Aブルー「何を言うのさ、起こすのも、ぼくの役目だよ?」
キース 「しかし、食事を忘れたからと、纏める野郎が…」
ちゃんと起こすとは思えんのだが、とブツブツと。
キース 「気付けば夕方になっていたとか、夜だとか…」
Aブルー「えーっ!? 出掛けでもしない限りはさ…」
忘れないよ、とソルジャーの反論。
Aブルー「何時に起こせ、と言われたら、きちんと!」
キース 「出掛けた場合は、忘れるんだろう!」
Aブルー「まあ、そうかも…」
キース 「ほら見ろ!」
あんたなんぞには任せられん、とキレてますけど。
さて…?
2021/07/28 (Wed)
☆地道に書くべき
夏休みはマツカ君の山の別荘、期待大なシャン学メンバー。
けれどキース君は卒塔婆地獄で、ノルマに追われている今。
キース 「いいか、飯は忘れる、起こすのも忘れるでは…」
シロエ 「何の役にも立ちませんよね、ソレ…」
サム 「俺が代わりにやってやろうか?」
バイト代は貰うけどよ、とサム君の割り込み。
サム 「俺なら、寺の流儀も多少は分かってるしよ…」
キース 「バイト料を出す余裕など無い!」
Aブルー「ぼくでいいじゃないか、何処がダメなのさ?」
シロエ 「体調管理どころか、逆になりそうな所です!」
キース先輩が倒れたら、仕事が滞ります、とシロエ君。
シロエ 「卒塔婆書きが遅れたら、山の別荘行きだって…」
ジョミー「厳しくなるかもしれないよね…」
マツカ 「専用のお部屋なら、用意出来ますけど…」
代わりに書ける人はいませんからね、と御曹司も。
マツカ 「キースは地道に書くべきですよ、例年通りに」
キース 「そうだな、地獄には違いないんだが…」
スウェナ「住めば都って言うでしょ、地獄も」
シロエ 「地獄については、そんな話は聞きませんけど?」
誰だって住みたくないでしょう、とシロエ君の言。
シロエ 「ですから、お盆に地獄が休みになると…」
サム 「一斉に帰省しちまうんだぜ?」
スウェナ「あら、じゃあ、鬼は何処へ帰るの?」
一同 「「「鬼?」」」
なんのこっちゃ、と一同、キョトン。
シロエ 「鬼って、何です?」
スウェナ「地獄の鬼よ、お盆は鬼も帰省するわけ?」
ジョミー「えーっと…? キース、お盆は鬼も帰省かな?」
キース 「そんな話は聞いたことも無いが…」
ついでに、閻魔大王の帰省も知らん、と副住職。
キース 「恐らく、地獄で休暇だろう」
スウェナ「ほら、地獄だって住めば都じゃないの!」
キース 「卒塔婆地獄に文句を言うな、と?」
Aブルー「だから、テンション爆上げで!」
本当に都になるんだしさ、と言ってますけど。
体調管理は?
2021/07/29 (Thu)
☆爆死は避けたい
夏休みはマツカ君の山の別荘、シャン学メンバーの期待大。
キース君は卒塔婆地獄ですけど、それは例年のことでして。
スウェナ「テンション爆上げでなくていいのよ!」
シロエ 「住めば都だからですね?」
スウェナ「そう! ヤバイ橋を渡って爆死よりかは…」
卒塔婆地獄で行けばいいでしょ、とスウェナちゃんの提案。
スウェナ「山の別荘で書いていたって、気にしないわよ!」
ジョミー「ぼくたちには関係無いもんねえ…」
サム 「キースが缶詰になっていてもよ、俺たちはよ…」
ボート遊びにハイキングな、とサム君も乗り気。
サム 「乗馬なんかも楽しめるしよ…」
シロエ 「キース先輩が倒れて、置いて行くよりかは…」
スウェナ「全然、心が痛まないでしょ?」
それが一番よ、とスウェナちゃん。
スウェナ「体調管理に失敗したら、爆死なんだし…」
シロエ 「地道に頑張って貰うのが良さそうですね」
Aブルー「ぼくがオススメしてるのに?」
キース 「あんたのは、アテにならんのだ!」
一瞬、いいかと思ったがな、と副住職の苦い顔付き。
キース 「爆死してからでは、手遅れだし…」
ブルー 「ぼくの評価も下がりそうだしね、元老寺でのさ」
宿坊でグータラなんだから、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「朝御飯にも起きて来ないだなんて…」
ぶるぅ 「お寺ライフなら、ブルー、早起きだもんね!」
朝のお勤めもするし、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「昼間はグータラするかもだけど…」
ブルー 「キメる時には、ピシッとキメるよ!」
キース 「つまり、あんたも却下なんだな?」
テンション爆上げで書くヤツは、と副住職の問い。
キース 「地獄だろうが、今年もコツコツ書け、と」
ブルー 「そうするべきだね、なにしろブルーだからさ…」
シロエ 「リスクの方が高そうですよね…」
Aブルー「失礼だねえ!」
ブルー 「じゃあ、違うと?」
絶大な自信があるのかな、と聞いてますけど。
どうですかね?
2021/07/30 (Fri)
☆別荘に来るなら
夏休みはマツカ君の山の別荘、決まりなシャン学メンバー。
キース君が卒塔婆地獄でも、別荘で缶詰で書けという話で。
ブルー 「リスクなんかは無いと言うなら、根拠をね!」
Aブルー「ぼくはソルジャーなんだから!」
ブルー 「それで?」
Aブルー「ぼくの流儀で通してるけど、何も問題は…」
起こってないよ、とソルジャーが張る胸。
Aブルー「仲間たちからも、文句なんかは出てないし!」
ブルー 「お掃除部隊の人の意見を聞いてみたいねえ…」
キース 「そうだな、こいつには怖くて言えないだけで…」
シロエ 「思う所はドッサリありそうですね」
散らかしまくりの人ですから、とシロエ君も。
シロエ 「そんな調子で、船のあちこちで迷惑行為を…」
ブルー 「してると思うよ、本人に自覚が無いだけで」
Aブルー「失礼にも程があるだろう!」
迷惑行為は、ぶるぅなんだよ、とソルジャーが尖らせる唇。
Aブルー「こっちの世界のぶるぅと違って、悪戯小僧で…」
ブルー 「比較対象が酷すぎるよ、ソレ」
キース 「まったくだ。こんな野郎のオススメなんぞは…」
乗ったら爆死は確実だな、と大きく頷く副住職。
キース 「というわけで、キッパリ断る!」
Aブルー「ええっ!? それじゃ、宿坊ライフは…?」
キース 「当然、無いが?」
Aブルー「マツカの山の別荘とかは…」
ゲストで呼んで貰えないかな、とソルジャー、必死。
Aブルー「ハーレイが忙しいから、暇なんだよ!」
マツカ 「えっと…。皆さんのご意見は?」
一同 「「「却下!」」」
別荘ライフの邪魔をするな、と一同、即答。
Aブルー「ちょっとくらいは、お邪魔したって…」
キース 「だったら、俺の缶詰部屋だな」
卒塔婆を書く羽目になったら呼んでやる、と副住職。
キース 「其処で、テンション爆上げでだ…」
シロエ 「一気に片付けるんですね!」
キース 「皆がいるから、安心だしな」
体調管理はバッチリだ、と立てる親指。
それは確かに…。
2021/07/31 (Sat)
☆その待遇は嫌だ
夏休みはマツカ君の山の別荘、楽しみなシャン学メンバー。
キース君の卒塔婆地獄も、場合によっては別荘で書くとか。
Aブルー「ちょ、ちょっと…! キースの缶詰部屋って…」
キース 「俺が卒塔婆を書くための部屋だが?」
マツカ 「やっぱり和室がいいんですよね?」
キース 「あの別荘にも、和室はあった筈だな?」
暖炉まである洋風だが、と副住職の問い。
キース 「卒塔婆を書くには、畳でないと…」
マツカ 「大丈夫ですよ、ご用意出来ます」
キース 「というわけでだ、万一、缶詰になった場合は…」
テンション爆上げコースで頼む、と副住職。
キース 「別荘だったら、ぶっ倒れるまで書く心配は無い」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 執事さんだって、いるもんね!」
サム 「俺たち全員、出掛けていたって安心だよな」
Aブルー「もしかして、ぼくはキースと留守番?」
食事の時しか出られないとか…、とソルジャー、悪い顔色。
Aブルー「専用の部屋も貰えなくって、缶詰部屋?」
キース 「当然だろうが、あんたはゲストではない!」
シロエ 「食事も無いんじゃないですか?」
ゲストの分しか無い筈ですしね、とシロエ君。
シロエ 「席の用意も無いですよ、きっと」
Aブルー「そうなるわけ?」
マツカ 「臨機応変に対応させては頂きますけど…」
皆さんとは違う料理になるかも、と御曹司も。
マツカ 「仕入れの都合がありますからね」
Aブルー「なんか、思いっ切りババじゃないか!」
キース 「上手く使われると言ってくれ」
タダ働きでいいんだろうが、とキース君、ニヤニヤ。
キース 「遠慮しないで、大いに俺の手伝いをだな…」
Aブルー「お断りだし!」
それくらいなら、船でグータラ、とソルジャー、断言。
Aブルー「君は一人で地獄に落ちればいいんだよ!」
シロエ 「帰っちゃいましたよ?」
キース 「仕方ない。卒塔婆地獄の方は地道に…」
書くしか無いのか、と嘆き節ですけど。
七月、これにて中継終了~。
2021/08/01 (Sun)
☆上手く使いたい
さて、七月。夏休みを控えた休日、生徒会長宅に集う面々。
話題はもちろん夏休みでして、何処へ行こうかと賑やかで。
シロエ 「マツカ先輩の山の別荘は、外せませんよね」
サム 「おう! 高原は涼しくて天国だしよ…」
ジョミー「あっちの別荘、誰かさんは絶対、来ないしね」
キース 「特別休暇が無理らしいしな」
流石に二カ月連続では…、とキース君、意地の悪い笑み。
キース 「あの馬鹿が来ないのは、いいことだ」
シロエ 「ですよね、それだけで気分が上がりますから」
ジョミー「そういえば…。先月は、あの人で上げたっけね」
スウェナ「そうだったわねえ…」
下僕にしたわね、とスウェナちゃんの相槌。
スウェナ「とはいえ、懲りてはいないと思うけど…」
キース 「シールドとエアコン係くらいは、楽勝だしな」
ジョミー「でもさ、文句ブツブツだったしさ…」
シロエ 「かなり気分が良かったですよね、あれは」
機会があったら、またやりたいです、とシロエ君。
シロエ 「誰かさんのサイオンを、上手く使えれば…」
ジョミー「ぼくたちも楽しくやれるもんねえ…」
キース 「まったくだ。馬鹿とハサミは使いようだしな」
是非とも上手く使いたいものだ、とキース君も。
キース 「俺としては、今月は、切実にだ…」
サム 「使いてえ何かがあるのかよ?」
キース 「気が付かないのか、来月はお盆だぞ?」
一同 「「「へ?」」」
お盆だったら何だと言うんだ、と誰もがキョトン。
サム 「お盆って…。棚経は来月だぜ?」
ジョミー「其処で使うんなら、分かるけどさあ…」
暑いもんね、とジョミー君。
ジョミー「エアコン完備で走りたいよね」
サム 「自転車だしなあ…」
サイオンで涼しくして欲しいよな、とサム君の視線が窓へ。
サム 「今から、これだけ暑いとよ…」
ジョミー「地獄だよねえ、絶対に…」
キース 「俺はとっくに地獄なんだが!」
まだ分からんか、とキース君の渋面。
どういう意味だと…?
2021/07/01 (Thu)
☆誰でも灼熱地獄
夏休みを控えて、何処に行こうかと生徒会長の家で相談中。
そういう面々なんですけれど、キース君は今が地獄だとか。
サム 「とっくに地獄って言われてもよ…」
ジョミー「暑いのは、誰でも同じだよ?」
シロエ 「此処はエアコン完備ですけど、外はですね…」
スウェナ「灼熱地獄っていうヤツじゃないの!」
夏だから仕方ないんだけれど、とスウェナちゃんの溜息。
スウェナ「これから当分、誰もが地獄を味わう季節よ」
シロエ 「キース先輩に限った話じゃないですよね?」
マツカ 「本当に。年々、暑さが酷くなりますしね」
こればっかりはどうしようも…、と御曹司も。
マツカ 「キースの場合は、仕事着が暑いかもですけど」
サム 「あー…。法衣な、アレは暑いぜ、マジで」
ジョミー「見た目は涼しそうなんだけどね…」
夏のヤツだと生地が透けてるし、とジョミー君。
ジョミー「でもさ、下に着てるヤツが暑くって…」
シロエ 「そうなんですか?」
サム 「考えてみろよ、昔ながらのヤツなんだぜ?」
涼しくなる工夫なんかはねえよ、とサム君、ブツブツ。
サム 「仕立ても、それに生地だってよ…」
ジョミー「汗だくになったら、貼り付くしさ…」
それでも上の衣は涼しげ、とジョミー君の嘆き節。
ジョミー「あっちはダテに透けてないよね」
サム 「貼り付かねえように、ってことかもなあ…」
シロエ 「暑さを感じさせないように、じゃないですか?」
檀家さんとかに、とシロエ君の言。
シロエ 「暑苦しい人が来るよりはですね…」
スウェナ「涼しげな人の方がいいわね、確かに」
マツカ 「着ているキースは地獄でしょうけど…」
キース 「それは確かにあるかもだが…」
俺の地獄はソレじゃない、とキース君の仏頂面。
キース 「お盆の前には、俺は毎年、地獄なんだが?」
シロエ 「ですから、誰だって地獄ですよ」
キース 「暑さじゃない!」
忘れたのか、と眉を吊り上げてますけど。
何が地獄だと…?
2021/07/02 (Fri)
☆地獄が分かりません
夏休み間近で、生徒会長宅で何処に行こうか相談中な面々。
外は灼熱地獄ですけど、キース君は違う地獄にいるそうで。
キース 「毎年、今の季節になったら、言ってる筈だが!」
シロエ 「えーっと…? 何でしたっけ?」
マツカ 「お盆が来月というのが、ヒントなんですよね?」
キース 「ヒントも何も、お盆が地獄の原因なんだ!」
もう来月に迫っているしな、とキース君、キレそう。
キース 「しかも日に日に近付いてくるし、更に地獄で!」
スウェナ「お盆は、地獄がお休みなのよね?」
シロエ 「そうらしいですね、だからご先祖様とかが…」
マツカ 「お帰りになるので、棚経ですよね」
それが問題なんでしょうか、と御曹司が傾げる首。
マツカ 「休みに入る前には、仕事が増えるものですし…」
サム 「あー…。駆け込み需要みたいなヤツな?」
マツカ 「そうです、そうです。ですから、お坊さんも…」
シロエ 「忙しいのかもしれませんね…」
だったら地獄も分かりますよ、とシロエ君の相槌。
シロエ 「月参りのお経が長めになるとか、厳しそうです」
ジョミー「ただでも灼熱地獄だもんね…」
サム 「暑い中を回って、拘束時間も長めかよ…」
でもってエアコン、ついてねえのな、とサム君も。
サム 「棚経の時も、ご高齢者にはありがちだしよ」
ジョミー「団扇で扇ぐのが一番だと思ってるんだよね…」
おもてなし精神と敬意は有難いけど、とジョミー君。
ジョミー「こう、恭しく扇ぐよりはさ…」
サム 「やっぱ、一発、エアコンだよなあ…」
ジョミー「扇風機でもいいから、点けて欲しいよね…」
シロエ 「キース先輩、そういう苦労を先取りですか…」
棚経だけでもキツイのに、とシロエ君、同情の眼差し。
シロエ 「大変でしょうけど、月参り、頑張って下さいね」
キース 「月参りじゃない!」
シロエ 「違うんですか?」
キース 「大違いだ!」
よくも綺麗に忘れやがって、と叫んでますけど。
どんな地獄だと?
2021/07/03 (Sat)
☆出番が無いアレ
夏休み間近な御一同様、生徒会長宅でお出掛け先の相談中。
ただでも外は暑いというのに、キース君は更に地獄だとか。
シロエ 「忘れやがって、って言われてもですね…」
スウェナ「いったい何があるって言うのよ、月参りの他に」
キース 「お前たちとマツカは、まあ、仕方ないが…」
素人だしな、とキース君、ブツブツ。
キース 「しかしだ、サムとジョミーは許せん!」
サム 「なんだよ、言いがかりってヤツじゃねえかよ」
ジョミー「ホントだよねえ、当たり散らしちゃってさ…」
キース 「僧籍のくせに、忘れるんじゃない!」
来月はお盆だ、と副住職が吊り上げる眉。
キース 「お前たちも、棚経に回るだろうが!」
ジョミー「そうだけど?」
キース 「思い出さないのか、棚経と言えばだな…!」
其処まで叫んで、アッと口を押さえる人。
キース 「そ、そうか…。棚経で行った先の家には…」
ジョミー「どうかしたわけ?」
キース 「アレは、置かれていないんだった…」
アレの出番は施餓鬼会だった、と副住職が抱える頭。
キース 「つまり、本堂に置きっぱなしで…」
サム 「何の話だよ?」
キース 「俺を地獄に突き落とすヤツだ!」
今も絶賛、地獄なんだが…、と副住職。
キース 「棚経に行っても、アレは見ないか…」
シロエ 「アレって言われてもですね…」
ジョミー「分かんないよね、アレだけではさ」
ちゃんと名前を言わないと、とジョミー君のツッコミ。
ジョミー「おまけに、見たことないヤツなんだし」
シロエ 「まったくです。素人には見当もつきませんよ」
キース 「そうだった…! いや、待てよ?」
ジョミーと素人集団は別だ、と副住職がポンと叩く手。
キース 「お前たちの場合は、アレを毎年、見ているぞ!」
ジョミー「だからさ、アレだと分かんないってば!」
シロエ 「名称でお願い出来ますか?」
キース 「棚経の時なんだが!」
それで思い出せ、とヒントを出されましても。
どうしろと?
2021/07/04 (Sun)
☆地獄になるのは
生徒会長宅で夏休みの相談中な、シャン学メンバーですが。
キース君は今が地獄だそうで、地獄の原因が問題でして…。
シロエ 「思い出せって、棚経って何がありましたっけ?」
スウェナ「お仏壇でしょ、此処のは仮設のヤツだけど」
マツカ 「祭壇ですね、それから、花とお供え物と…」
例の仏様の位牌ですよ、とマツカ君が挙げるアイテム。
マツカ 「後は木魚と鐘でしょうか?」
シロエ 「それくらいですよね、あっ、蝋燭とお線香!」
スウェナ「他には、えーっと…。座布団かしら?」
マツカ 「お坊さん用のが要りますよね」
それで全部だと思いますよ、と御曹司。
マツカ 「この中で、キースが地獄になりそうなのは…」
シロエ 「ズバリ、座布団じゃないですか?」
一同 「「「座布団?」」」
シロエ 「先月、話題になってましたよ?」
雨の日の月参りで困る件で…、とシロエ君、流石な記憶力。
シロエ 「濡らしてしまうと申し訳ない、というヤツです」
ジョミー「あー、アレ! そっか、座布団なんだ?」
マツカ 「どう地獄かが、謎ですけどね…」
ジョミー「うーん…。棚経は汗だくになっちゃうし…」
汗で濡れるって話なのかも、とジョミー君、経験者の談。
ジョミー「この暑さだと、月参りでも気になるかもね…」
マツカ 「濡らさないように、気を遣うわけですね?」
シロエ 「家に入る前に、タオルで拭くのが必須ですか…」
それは確かに大変ですよ、と大きく頷くシロエ君。
シロエ 「玄関先のスペースが狭いと、無理ですし…」
ジョミー「だよねえ、玄関の前は道路とかさあ…」
スウェナ「ありがちだわよね、町の中だと」
郊外だったら別だけれど、とスウェナちゃんも。
スウェナ「座布団の苦労ね、キースも大変だわねえ…」
キース 「お前ら、わざとやっていないか!?」
ジョミー「真面目に考えてるってば!」
キース 「座布団は、何処の家にもある!」
限定アイテムではないぞ、と言ってますけど。
じゃあ、何だと?
2021/07/05 (Mon)
☆他所では見ないブツ
夏休み直前のシャン学メンバー、生徒会長宅で相談タイム。
何処へ行くかが問題ですけど、キース君は今が地獄だとか。
シロエ 「座布団じゃなくて、此処だけのヤツですか?」
キース 「他の家では見ないヤツだぞ」
さっきから言っているんだが、と副住職の渋面。
キース 「サムは仕方ないとしても、ジョミーはだな…」
シロエ 「何なのか、気付く筈なんですか?」
キース 「目が節穴でなければな、と言いたいんだが…」
節穴かもしれん、と深い溜息。
キース 「元々、やる気がゼロな所へ、厳しい暑さで…」
ジョミー「意識朦朧だよ、節穴とか言う以前にさ!」
流れ作業でこなしてるだけ、とジョミー君の膨れっ面。
ジョミー「家に入ったら、蝋燭とお線香、それだけだよ!」
シロエ 「そういえば、お経も口パクでしたね…」
キース 「未だに覚えないからな…」
そんな輩に期待するだけ無駄だった、と副住職。
キース 「素人集団にも、分からんと来たか…」
シロエ 「すみませんけど、素人ですから…」
マツカ 「棚経のことなんか、分かりませんよね…」
他所のお宅とどう違うのか、と御曹司も。
マツカ 「此処は、キースが指摘する方が早いですよ」
シロエ 「そうです、無駄なストレスも溜まりませんしね」
キース 「そのようだ。…俺が言うのは、卒塔婆なんだが」
一同 「「「卒塔婆?」」」
アレか、と誰もが見合わせる顔。
シロエ 「えっと…。アレって、此処だけですか?」
キース 「本来、施餓鬼会で供養するものだしな」
本堂に置いておくものだ、と副住職。
キース 「しかし、あの仏様のは置けないし…」
サム 「あー…。アドス和尚にバレるもんなあ…」
院殿号を出しちまったのが、とサム君、納得した様子。
サム 「そういや、棚経に行った先では見ねえな」
キース 「此処まで言えば分かるだろう?」
シロエ 「キース先輩の地獄ですか?」
何でしたっけ、とシロエ君が傾げる首。
分かりますかねえ?
2021/07/06 (Tue)
☆ストレスなのかも
夏休み間近なシャン学メンバー、生徒会長宅で行き先相談。
けれどキース君は今が地獄で、毎年の話らしいですけど…。
シロエ 「卒塔婆で地獄って、皆さん、分かりますか?」
マツカ 「アドス和尚にバレると怖い件でしょうか?」
スウェナ「それなら、バレなきゃ大丈夫でしょ?」
どうせ本堂には置かないんだし、とスウェナちゃん。
スウェナ「バレたら、大惨事だとは思うけど…」
シロエ 「そうでなければ、特に問題は無さそうですよ」
ジョミー「地獄ってほどじゃないよね、うん」
マツカ 「いえ、ストレスかもしれません」
バレるのでは、という恐怖がストレスに、と御曹司の指摘。
マツカ 「ストレスは馬鹿に出来ませんしね…」
サム 「あー…。胃がキリキリと痛むとかかよ」
シロエ 「頭痛や吐き気もあるみたいですよ」
ジョミー「うわー…。それは確かに地獄かもね…」
ただでも暑くて辛いのにさ、とジョミー君が竦める肩。
ジョミー「だけど卒塔婆は、書かないわけには…」
シロエ 「いかないですよね、お盆ですから」
マツカ 「本当に。キース、身体を大事にして下さいね」
ぶるぅ 「んとんと…。何か差し入れ、した方がいい?」
栄養がついて胃に優しいモノ、と気が利くお子様。
ぶるぅ 「何がいいかな、ウナギは味が濃いかもだし…」
マツカ 「ニンニクとかもキツイですしね…」
シロエ 「栄養ドリンクが一番じゃないですか?」
美味しいわけじゃないですけどね、とシロエ君の提案。
シロエ 「とはいえ、効き目は抜群ですから」
ぶるぅ 「でもでも、それって、ストレスに効く?」
頑張る時に飲むんじゃないの、と素朴な疑問が。
ぶるぅ 「キースにあげても、意味がないかも…」
キース 「俺としてはだ、欲しいくらいの勢いだが?」
シロエ 「ストレスで胃が痛いのに、ですか?」
キース 「誰もストレスとは言っていないが!」
一同 「「「えっ?」」」
じゃあ何なんだ、と誰もが見合わせる顔。
地獄って…?
2021/07/07 (Wed)
☆地獄と言えばコレ
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅に集う休日。
お出掛け先の相談ですけど、今は地獄なのがキース君で…。
シロエ 「ストレスじゃない、って…。地獄ですよね?」
キース 「その通りだが?」
ジョミー「じゃあ、何なのさ、その地獄って?」
キース 「お前たち、絶対、わざとだとしか思えんぞ!」
これだけ言っても分からんのか、と副住職が吊り上げる眉。
キース 「特にジョミーだ、卒塔婆の話をしただろうが!」
ジョミー「うん、書かないとヤバイよね?」
例の仏様のは激ヤバだけど、とジョミー君、肩をブルッと。
ジョミー「アドス和尚にバレたら怖いし、でも、アレを…」
シロエ 「スルーした場合、誰かさんがですね…」
スウェナ「もう、思いっ切り、怖いわよねえ…」
祟りどころの話じゃないわ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「何が起こるか、想像する気も起こらないわよ」
シロエ 「まったくです。アレ、忘れないで下さいよ?」
きちんと書いて下さいね、とシロエ君の注文が。
シロエ 「卒塔婆だらけで大変でしょうが、アレは必ず!」
サム 「うんうん、最優先でもいいくらいだぜ」
マツカ 「ぼくからも、よろしくお願いしますね」
キース 「やっぱり、お前ら、わざとだろうが!」
ちゃんと分かっているくせに、とキース君、ブチ切れ。
キース 「俺の地獄は、まさにソレだぞ!」
シロエ 「…あの仏様の卒塔婆ですか?」
キース 「まだ言うか!」
地獄は卒塔婆書きそのものなんだ、と拳を握る副住職。
キース 「毎年、毎年、ノルマに追われて、生き地獄で…」
一同 「「「あー…」」」
そうだったっけ、と一同、納得。
シロエ 「まだ慣れないんですか、キース先輩?」
マツカ 「もっと早くから、計画的に書けばどうです?」
キース 「そうはいかないのが、坊主の世界のお約束だ!」
ブルー 「そうなんだよねえ、こればっかりは…」
坊さんあるあるの世界なんだよ、と生徒会長も。
卒塔婆書き地獄…。
2021/07/08 (Thu)
☆早めに書けない理由
夏休み間近なシャン学メンバー、生徒会長宅で行き先相談。
けれどキース君は地獄の住人、地獄の正体は卒塔婆書きで。
シロエ 「どうして早くから書けないんですか?」
ジョミー「だよねえ、いくら坊さんあるあるでもさ…」
スウェナ「マツカが言う通り、早めにやれば間に合うわよ」
どうして直前に書いてるわけ、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「ノルマがあるなら、数は分かるでしょ?」
マツカ 「ぼくも、そう思って言ったんですけど…」
サム 「早めに書いても、値打ちは下がらねえだろ?」
早期割引とかはねえよな、とサム君も。
サム 「業者に出してるわけじゃねえしよ…」
ジョミー「そういうのがあるなら、マズそうだけどね」
マツカ 「お中元とかだと、早くに頼むと割引ですけど…」
卒塔婆には当てはまらないでしょう、と御曹司。
マツカ 「なのに、どうしてダメなんです?」
キース 「業者と言うか、供給と言うか…」
一同 「「「は?」」」
キース 「卒塔婆の流通が問題なんだ!」
卒塔婆が無いと書けないだろうが、と副住職の渋面。
キース 「手元に届く時期というのが…」
ブルー 「あるんだよねえ、お盆は全国共通だから」
業者も、それに合わせて納入、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「注文は早めに取り纏めるけど、お届けの方は…」
キース 「毎年、決まったシーズンになるな」
数日くらいは前後するが、と副住職の深い溜息。
キース 「纏め買いしないと、値段が馬鹿にならないし…」
マツカ 「それなら、仕方ないですね」
キース 「なにしろ、輸入品だしな…」
一同 「「「輸入品?」」」
何が、と一同、ポカーンとした顔。
ジョミー「輸入品って、まさか卒塔婆じゃないよね?」
キース 「今は卒塔婆の話だろうが!」
シロエ 「あれって、輸入品ですか!?」
キース 「完成品で入って来るぞ」
一同 「「「ええ…」」」
国産品じゃなかったのか、と誰もが仰天。
輸入ですって…?
2021/07/09 (Fri)
☆リッチなお寺なら
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅で相談な今。
行き先検討中ですけれど、キース君は卒塔婆地獄だそうで。
シロエ 「あのですね…。完成品って、どの辺がですか?」
キース 「卒塔婆の形ということだが?」
ジョミー「えっと…。いつも見ている、あの形なわけ?」
キース 「そういうことだな、卒塔婆だから」
届いた後は、書くだけでいい、と副住職。
キース 「そこまで仕上げて来るわけなんだし…」
ブルー 「大量に必要なお盆前には、作る方もね…」
多忙なんだよ、と生徒会長、いえ、銀青様も。
ブルー 「いわゆる、繁忙期というヤツでさ」
キース 「それに合わせて輸出するから、どうにも出来ん」
早めに買うなら割高なんだ、とキース君、ブツブツ。
キース 「だから何処でも、お盆の前に地獄なわけだ」
シロエ 「早めに買えるのは、リッチなお寺だけですか…」
ブルー 「違うね、リッチでも事情は同じだよ」
キース 「違うのは、人手が潤沢にあってだな…」
卒塔婆書きを丸投げ出来るところだ、と副住職の嘆き節。
キース 「人件費までは出せん、という寺でも…」
ブルー 「卒塔婆プリンターを買うっていう手がね…」
サム 「世の中、やっぱり金なのかよ?」
シロエ 「地獄の沙汰だけじゃないみたいですね…」
まあ、この場合も地獄ですけど、とシロエ君。
シロエ 「卒塔婆地獄を回避するには、お金ですか…」
キース 「俺の場合は、親父が大いに問題だがな」
卒塔婆プリンターくらいは買えるんだぞ、と副住職の言。
キース 「親父がパルテノンで遊ぶ金の一部があれば」
シロエ 「ケチなんですね?」
キース 「それに頑固なんだ!」
俺を使えばいいと思ってやがる、と叫んで、ハッと。
キース 「待てよ、使うと言えばだな…」
シロエ 「どうかしましたか?」
キース 「さっきの話だ、先月、便利に使った件だ」
シロエ 「何でしたっけ?」
便利に使ったって…、とシロエ君が傾げる首。
何の話…?
2021/07/10 (Sat)
☆借りればオッケー
夏休み間近なシャン学メンバー、生徒会長宅で行き先相談。
けれどキース君は地獄の住人、お盆を控えて卒塔婆書きで。
シロエ 「キース先輩、何の話です?」
キース 「あの馬鹿のことだ、バーベキューの時にだな…」
ジョミー「そうそう、エアコン係だっけね!」
大雨の屋上でカラッと除湿、とジョミー君。
ジョミー「シールドで雨を遮断しちゃって、クーラーも!」
シロエ 「ナントカとハサミは使いよう、でしたね!」
キース 「ソレだ、あの馬鹿を上手く使えれば…」
サム 「卒塔婆書きが楽になるのかよ?」
サイオンで卒塔婆プリンターとか、とサム君の問い。
サム 「何処かから、コッソリ拝借とかよ…」
シロエ 「夜の間とかなら、大丈夫な気がしますよね」
スウェナ「でも、消耗品はどうするのよ?」
プリンターにはインクが必須、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「電力の方は、上手く誤魔化せたって…」
シロエ 「インク代が馬鹿になりませんよね…」
キース先輩の懐を直撃しそうです、とシロエ君も。
シロエ 「盗むってわけにもいきませんし…」
ジョミー「プリンターの音は、どうなのかな?」
サム 「あー…。アドス和尚にバレそうだよなあ…」
夜中は外も静かだしよ、とサム君、心配そうな顔。
サム 「キースの部屋は、防音じゃねえし…」
キース 「恐らく、音でバレるだろうな」
ジョミー「ダメそうだよね、プリンター…」
マツカ 「待って下さい、消耗品と音ですよね?」
それに電気代、と御曹司。
マツカ 「ぼくの家なら、いけますけど」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「空いている部屋なら、ありますし…」
電気代とインク代も任せて下さい、と頼もしい申し出。
マツカ 「もう何本でも、刷って頂けますけれど?」
シロエ 「最高じゃないですか、キース先輩!」
ジョミー「これで卒塔婆は解決だよ!」
キース 「有難いんだが…」
その手は使えそうにない、と副住職の深い溜息。
何か問題が…?
2021/07/11 (Sun)
☆筆跡でバレます
夏休みを控えたシャン学メンバー、生徒会長宅に集う休日。
行き先相談だったんですけど、キース君の地獄の話から…。
シロエ 「使えないって…。何処がダメなんです?」
サム 「場所も費用も、マツカで解決するじゃねえかよ」
キース 「それはいいんだが、プリンターは機械だぞ?」
シロエ 「機械ですけど、それがどうかしましたか?」
使い方が分からないとか…、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「マニュアルなら、今どき、ネットでですね…」
ジョミー「見ればいいだけの話じゃないの?」
サム 「うんうん、仕様書とか、今はそうだしよ…」
型番を入れりゃ一発だろ、とサム君も。
サム 「それを見て、やればいいじゃねえかよ」
キース 「使い方じゃなくて、筆跡だ!」
一同 「「「筆跡?」」」
キース 「機械なんだぞ、フォントはあっても…」
筆跡が全く同じじゃないか、と副住職。
キース 「ついでに、俺の字にもならんし…」
マツカ 「アドス和尚にバレるんですね、印刷なのが…」
キース 「どう考えても、バレるだろうが!」
バレたら確実に殺されるぞ、とキース君、ガクブル。
キース 「あの馬鹿が、プリンターを拝借出来ても…」
ジョミー「バレたら、キースの命が無いよね…」
??? 「そうでもないと思うけど?」
お邪魔するよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「ぼくを上手に使いたい、って?」
キース 「い、いや、それは言葉の綾で…!」
そうしようとは思っていない、と顔面蒼白なキース君。
キース 「ぶるぅ、お茶でもお持ちしてくれ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お菓子もだね!」
Aブルー「ありがとう、ぶるぅはいい子だね!」
それに比べてキースと来たら…、とソルジャーが竦める肩。
Aブルー「舐めて貰っちゃ困るね、ぼくを!」
キース 「はあ…?」
Aブルー「要は、バレなきゃいいってコトだろ?」
アドス和尚に…、と言ってますけど。
何か方法があるとでも?
2021/07/12 (Mon)
☆照れてるんです
夏休み間近なシャン学メンバー、生徒会長宅で行き先相談。
けれどキース君は卒塔婆書きで地獄、其処へソルジャーが。
キース 「親父にバレないって…。あんた、出来るのか?」
Aブルー「ぼくを誰だと思っているのさ、君は」
まさか、本気で馬鹿だとでも…、とソルジャー、ジロリと。
Aブルー「いつも言ってるしね、あの馬鹿、ってさ」
キース 「そ、それは…!」
Aブルー「本気なのかな?」
ちょっと詳しく聞かせて欲しいね、と赤い瞳に不穏な光が。
Aブルー「前から気になっていたんだよねえ、君の本音は」
キース 「い、いや、あれは、言葉の…!」
Aブルー「綾って言うには、多すぎないかい?」
お約束と化している気が、とソルジャーのツッコミ。
Aブルー「いつ聞いたって、あの馬鹿、だしね!」
キース 「だ、だから…。枕詞というヤツだ!」
Aブルー「えっ?」
何だい、それは、とソルジャー、キョトン。
Aブルー「枕投げなら知っているけど、言葉って…?」
シロエ 「分かりやすく言えば、一種の定型文ですね」
Aブルー「定型文?」
シロエ 「冠詞と言うか、決まった言葉につけるんです」
今どき、流行らないんですけど、とシロエ君の助け舟。
シロエ 「それが出て来たら、続きの単語は決定ですね」
Aブルー「ふうん…? じゃあ、あの馬鹿と言えば…」
シロエ 「あなたのことだ、と分かる仕組みです!」
悪意は全く無いんですよ、とシロエ君。
シロエ 「直接、名前を口にするのは、恐れ多いですし…」
キース 「そういうことだ、実は、あんたを…」
Aブルー「敬ってる、って?」
キース 「敬いたいが、照れているんだと思ってくれ!」
そういうケースは多いだろうが、とキース君も必死。
キース 「こう、偉大なる、とか、つけたくても、だ…」
Aブルー「恥ずかしくて、あの馬鹿になる、と?」
キース 「そうなんだ!」
Aブルー「なるほどねえ…」
悪くないかな、とソルジャー、納得した様子。
セーフ…。
2021/07/13 (Tue)
☆バレない方法は
夏休みが近いシャン学メンバー、生徒会長宅で行き先計画。
けれどキース君は卒塔婆書きで地獄、ソルジャーも来て…。
Aブルー「あの馬鹿って、一種の誉め言葉なんだ?」
キース 「そんな感じだ、脳内で適当に置き換えてくれ!」
偉大なるとか、比類なきとか…、とキース君。
キース 「俺が自分で言うのは無理だし、そっちで頼む」
Aブルー「だったら、超絶美形がいいかなあ…」
なんと言ってもホントのことだし、とソルジャーの笑み。
Aブルー「こんな美形は、そうそういないよ」
キース 「なら、そうしてくれ。ときに、さっきの…」
親父にバレない話なんだが、とキース君、副住職モード。
キース 「あんたには、それが出来るんだな?」
Aブルー「もちろんだよ! 実に簡単なことだしね!」
キース 「どうやるんだ?」
Aブルー「サイオンを使って、アドス和尚にさ…」
ちょっと干渉すればいいだけ、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「この卒塔婆はキースが書いたんだ、ってね!」
キース 「よく分からんのだが…?」
Aブルー「同じ筆跡になってバレる、って話だろう?」
キース 「その通りだが…」
なにしろプリンターだから…、と副住職の深い溜息。
キース 「あんたの世界はどうか知らんが、こっちでは…」
シロエ 「機械任せじゃ、筆跡は変えられないんですよ」
Aブルー「それでバレるというわけだよね?」
だったら、ぼくには楽勝だってば、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「キースが印刷させた文字をさ…」
キース 「どうするつもりだ?」
Aブルー「ズバリ、コレがキースの筆跡だ、とね!」
アドス和尚に刷り込むだけ、と立てる親指。
Aブルー「そうしておいたら、もう絶対にバレないよ!」
シロエ 「あー…。キース先輩の字ですもんねえ…」
サム 「綺麗に揃った、いい字になるよな」
Aブルー「楽勝だろう?」
キース 「いや、それはマズイ」
大いにマズイ、とキース君、苦い顔付き。
何処がダメだと…?
2021/07/14 (Wed)
☆プリンターはマズイ
夏休み間近なシャン学メンバー、生徒会長宅に来てますが。
キース君は卒塔婆地獄の住人、ソルジャーまでが登場で…。
Aブルー「マズイって、何処がマズイのさ?」
シロエ 「完璧だと思いますけどね?」
サム 「アレかよ、謝礼の問題なのかよ?」
サイオンで細工して貰う分の…、とサム君の問い。
サム 「確かに、高くつきそうだけどよ…」
Aブルー「その点だったら、今回に限り、タダだけど?」
ジョミー「上手く使う、って話だったからかな?」
Aブルー「違うよ、人質がいるからだよ!」
流石のぼくも、人質がいては…、とソルジャー、溜息。
Aブルー「タダ働きでも、何も文句は言えないってば!」
シロエ 「…人質って、誰かいましたっけ?」
サム 「知らねえけど?」
スウェナ「第一、二人しかいないわよ?」
ぶるぅとキャプテン、とスウェナちゃんの言。
スウェナ「どっちも、此処には来てないじゃないの」
キース 「俺も、人質を取った覚えは無いが?」
Aブルー「そりゃ無いだろうね、これからだしね!」
キース 「これから?」
俺はそんなに凶悪じゃない、とキース君、心外な様子。
キース 「言いがかりは、やめて貰いたい!」
Aブルー「でもねえ…。卒塔婆を書いて貰えないとさ…」
真面目に困る、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「棚経のために、心をこめて!」
一同 「「「あー…」」」
スッポンタケの卒塔婆のことか、と誰もが納得。
シロエ 「例の仏様には、手書きですか?」
Aブルー「当然だよ、プリンターはダメ!」
キース 「いや、プリンターは…」
さっきも言ったがマズイんだ、と副住職の渋面。
キース 「いいか、プリンターは市販品でだ…」
シロエ 「そうでしょうねえ…」
特注品ではないでしょうね、と頷くシロエ君。
シロエ 「でも、それが何か…?」
キース 「他の寺にも、同じ筆跡のがあるってことだ!」
俺が書いた筈の卒塔婆がな、と言ってますけど。
それは確かに…。
2021/07/15 (Thu)
☆芋煮が分かりません
雨がシトシトな梅雨のシーズン、気分も下がりがちなもの。
けれどイベントがあればオッケー、そんな人種もいる現実。
Aブルー「お祭り野郎なら、ぼくにも理解出来るけど…」
キース 「芋煮並みというのは、理解不能だ、と?」
Aブルー「そもそも、例えからして謎だよ!」
芋煮だなんて言われても、とソルジャー、困った様子。
Aブルー「芋煮って言ったら、芋煮だよねえ?」
キース 「その通りだが?」
Aブルー「つまりアレかな、ぼくが芋だと言いたいのかな」
垢ぬけなくて、とてもダサいと…、とソルジャーのジト目。
Aブルー「そうだと言うなら、君の目は立派な節穴だよ!」
キース 「はあ?」
Aブルー「いいかい、ぼくは超絶美形と評判で!」
ぼくのシャングリラでもモテるんだよね、と胸を張る人。
Aブルー「それを捕まえて芋だなんてさ、どう考えても…」
シロエ 「失礼すぎる、と言いたいんですね?」
Aブルー「君だって、そう思わないかい?」
キースの目は役に立っていないと、とソルジャーの文句。
Aブルー「まずは鏡を見るべきだよね!」
キース 「鏡だって?」
Aブルー「君の顔だよ、ぼくを芋だと言えるとでも?」
ぼくが芋なら、君は何さ、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「芋よりダサい野菜だってば、もう絶対に!」
キース 「なんでそうなる!」
Aブルー「芋煮呼ばわりしたからね!」
超絶美形に向かってさ、とキレるソルジャー。
Aブルー「しかも、否定もしなかったし!」
キース 「あんたは、芋煮を間違えている!」
ついでに俺の言葉の意味も、とキース君の反撃が。
キース 「芋煮は、そもそもイベントでだな…!」
Aブルー「えっと…?」
料理の名前じゃないのかな、とソルジャー、キョトン。
Aブルー「てっきり、料理だと思ったんだけど…?」
キース 「いや、その部分は合っている」
Aブルー「じゃあ、イベントって…?」
何のことさ、と怪訝そうですけれど。
まあ、そうですよね…?
2021/06/16 (Wed)
☆イベントな料理
梅雨の季節は雨がシトシト、どうしても気分が下がりがち。
けれどイベントさえあればオッケー、そんな人たちも存在。
Aブルー「料理なのにイベントって、謎なんだけど?」
キース 「そう思うのか?」
Aブルー「だって、料理は料理なんだし…」
イベントとは違うと思うんだけど、とソルジャーの疑問。
Aブルー「料理付きのイベントなら、分かるんだけどね」
シロエ 「お花見とか、紅葉見物とかでしょうか?」
Aブルー「そう、ソレ、ソレ! マツカの別荘のヤツ!」
あれは立派なイベントだよね、と頷くソルジャー。
Aブルー「だけど、イベントな料理というのは…」
キース 「あんたも経験済みの筈だが?」
Aブルー「芋煮なんかは知らないってば!」
キース 「いや、芋煮ではなくてだな…」
別の料理だ、とキース君。
キース 「バーベキューに行ったと記憶しているが?」
Aブルー「あー! そういえば、みんなでお出掛けして…」
肉や野菜を焼いていたっけ、とソルジャー、手をポンと。
Aブルー「なるほど、あれも楽しかったし…」
キース 「イベントだったと思うんだがな?」
Aブルー「確かにね。…だったら、芋煮は何なわけ?」
言葉からして、芋の料理みたいだけれど、と質問が。
Aブルー「なんだか地味だよ、芋煮と言えばさ…」
ジョミー「イメージ、芋の煮っ転がしとか?」
Aブルー「そうなるんだけど…」
でなきゃ肉じゃが、とソルジャーが挙げる芋料理。
Aブルー「ときめかないよね、そんな芋料理はさ」
サム 「んじゃ、どんなのなら、ときめくんだよ?」
Aブルー「じゃがバタとか、フライドポテトとか!」
ポテトチップスというのもいいね、と羅列する人。
Aブルー「和風は駄目だよ、揚げるとかがさ…」
ジョミー「そうかな、芋煮は和風だけど?」
Aブルー「和風で、イベント?」
キース 「盛り上がる人も多いらしいぞ」
Aブルー「ええ…?」
芋の煮っ転がしでかい、と不思議そうですけど。
それは確かに…。
2021/06/17 (Thu)
☆煮っ転がしに非ず
雨がシトシトな梅雨のシーズン、気分が下がりますけれど。
其処でイベントがあればオッケー、そういう人もいる現実。
Aブルー「芋の煮っ転がしなんて、料理としてもさ…」
ジョミー「そりゃ地味だけどさ、芋煮はさ…」
キース 「そもそも、芋の煮っ転がしではないからな」
Aブルー「違うって?」
だけど、芋煮は芋煮だろう、とソルジャーの反論。
Aブルー「どう頑張っても、肉じゃがみたいな…」
キース 「いや、芋を煮るのは確かだが…」
サム 「芋煮には、鍋がお約束だぜ?」
なんたって、鍋料理なんだからよ、とサム君、キッパリ。
サム 「鍋と薪が芋煮の命で、これがねえとよ…」
キース 「始まらないという話なんだが?」
ついでに川も必要らしい、とキース君。
キース 「芋煮をするには、川がないと、という話だ」
Aブルー「川って、水が流れてるアレ?」
なんで川さ、とソルジャー、キョトン。
Aブルー「鍋って言うから、水を汲むとか?」
サム 「そうじゃなくって、河原ってトコがよ…」
キース 「芋煮に必須の場所なんだそうだ」
だから雨でも川に行くんだ、とキース君の解説。
キース 「俺もサムに聞くまで、知らなかったんだがな」
Aブルー「雨って、まさか、濡れながらとか?」
キース 「濡れないように、場所取りしてだな…」
サム 「デカイ橋の下を狙うらしいぜ」
そこまでやるのが芋煮ってヤツな、とサム君、知識を披露。
サム 「つまりよ、キースが言ってた、芋煮並みはよ…」
キース 「その勢いでイベント好きだ、という意味だ!」
あんたのことだ、とキース君、指をビシイ! と。
キース 「限定イベントと聞いて、来るほどだしな!」
Aブルー「なるほどねえ…」
雨でもやるんだ、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「雨なら、今も降ってるけど?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「芋煮でなくてもいいけどさ…」
何かイベント料理がいいな、と言い出した人。
雨ですけど…?
2021/06/18 (Fri)
☆橋の下は嫌だ
梅雨の季節は雨がシトシト、気分が下がりがちですけれど。
イベントがあれば雨でもオッケー、そんな人もいる世の中。
Aブルー「芋煮だったら、雨でもやっちゃうわけだろう?」
キース 「そうだが、あんた、まさか、芋煮を…」
シロエ 「外でやるとか、そんな話じゃないでしょうね?」
Aブルー「ピンポーン! せっかく降ってるんだしさ!」
何かやらずにどうするのさ、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「芋煮も面白そうだよねえ…。鍋と薪だって?」
サム 「その二つは、必須アイテムだけどよ…」
Aブルー「でもって、河原なんだよね?」
キース 「雨なら、橋の下なんだぞ!」
橋の下の何処が楽しいんだ、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「ついでに言うなら、急な増水の危険があるしな」
サム 「うんうん、芋煮のヤツらは気にしてねえけど…」
シロエ 「上流で大雨が降ったりすると、怖いんですよ」
いきなり河原が浸かりますしね、とシロエ君も。
シロエ 「河原のお祭り会場が沈むこともありますし…」
ジョミー「あれって、夕立あるあるだよねえ…」
Aブルー「夕立は、夏には普通だろう?」
キース 「そういう雨でも、河原はヤバイということだ」
橋の下なんぞ、御免蒙る、とキース君、肩をブルッと。
キース 「やりたいなら、一人でやってくれ!」
Aブルー「一人じゃ、つまらないってば!」
ジョミー「だけど真面目に、梅雨の河原は危ないしさ…」
スウェナ「私たちは遠慮したいわよねえ…」
川流れなんて嫌だわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「しかもニュースで、全国区でしょ?」
シロエ 「馬鹿な高校生たちが、ってヤツですよね…」
定番はバーベキューですけれど、とシロエ君。
シロエ 「流された上に、ネットで叩かれるんですよ」
Aブルー「うーん…。じゃあ、鍋と薪っていうのは?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「芋煮のヤツだよ!」
どんな感じの料理かな、と質問ですけど。
芋煮がいい、と?
2021/06/19 (Sat)
☆火力の問題です
雨がシトシトな梅雨のシーズン、誰しも気分が下がるもの。
けれどイベントがあればオッケー、そんな人種もいる事実。
Aブルー「河原はともかく、鍋と薪が必須なんだろう?」
サム 「まあ、それが無くっちゃ始まらねえよな」
Aブルー「薪ってことは、かなり本格的だよね?」
バーベキューだと、カセットコンロも、と言うソルジャー。
Aブルー「でなきゃ炭火で、薪は使わないような気が…」
ぶるぅ 「んとんと、火力の問題だと思うの!」
Aブルー「火力って?」
ぶるぅ 「薪でやったら、思い切り直火になっちゃって…」
炭火みたいにはいかないよね、と家事万能なお子様の意見。
ぶるぅ 「アッと言う間に真っ黒焦げだよ、素人さんだと」
ジョミー「あー! ホントだ、火加減、大変そうだよ!」
シロエ 「そうですね…。炭火と違って難しそうです」
キース 「炭は、一気に燃え上がることはないからな…」
着火剤を撒いた場合は別だが、とキース君も。
キース 「アレは怖いらしいな、爆発的に燃えたりして」
シロエ 「よく事故ってる気がしますよね」
Aブルー「なるほどねえ…。だったら、芋煮は安全だと?」
薪でやっても、とソルジャーの質問。
Aブルー「それとも、プロでなければダメとか?」
サム 「芋煮は、普通、素人さんだぜ?」
キース 「長年やっている間にだ、キャリアは積めても…」
シロエ 「プロ認定とかは、無いと思いますよ」
そもそも聞きませんからね、とシロエ君。
シロエ 「芋煮名人とか、そんな称号は知りませんし…」
ジョミー「適当にやってるだけだと思うよ」
Aブルー「でも、薪だろう?」
火加減が難しいと言ったよね、とソルジャーが捻る首。
Aブルー「バーベキューと同じで、素人なのにさ…」
ぶるぅ 「えっとね、芋煮は、お鍋だから…」
シロエ 「ワンクッション入るわけですよ」
Aブルー「それで鍋なんだね、芋をグツグツ煮るのかな?」
地味そうだねえ、と言ってますけど。
まあ、正しいかと…。
2021/06/20 (Sun)
☆地味なのが敗因
梅雨の季節は雨がシトシト、気分の方も下がりがちなもの。
けれどイベントで上がる人種も、世の中、存在するわけで。
Aブルー「芋を煮込んで、何処が楽しいわけ?」
サム 「そりゃまあ、みんなで鍋を囲んでよ…」
シロエ 「グツグツやるのは、楽しいと思いますけどね?」
芋だろうが、とシロエ君。
シロエ 「とはいえ、地味には違いないですし…」
キース 「全国区にはならないわけだな、芋煮の場合は」
バーベキューのようにはいかん、とキース君の相槌。
キース 「ジンギスカンでも全国区だが、芋煮は無理だ」
ジョミー「地方限定イベントだよねえ…」
スウェナ「あの辺りだけで、盛り上がるのよね…」
バラエティーは豊からしいけど、とスウェナちゃん。
スウェナ「これが芋煮、っていうレシピ、無いんでしょ?」
Aブルー「そうなのかい?」
マツカ 「ええ。里芋は定番らしいですけど…」
シロエ 「味付けも具材も、決まっていないそうですよ」
醤油味から味噌味まで、とシロエ君たち。
シロエ 「とにかく里芋、ただそれだけです」
ジョミー「その辺が敗因なのかもねえ…」
キース 「全国制覇には、セールスポイントが必要だしな」
誰でも作れて、しかも美味いという、とキース君も同意。
キース 「基本のレシピも無いようではなあ…」
Aブルー「ホントに地味だね、その芋煮って」
地方ローカル止まりだなんて、とソルジャーも呆れ顔。
Aブルー「だけど、現地じゃ、盛り上がるんだし…」
キース 「芋煮をしたい、と言うのか、あんた?」
Aブルー「せっかく、雨も降ってるからねえ…」
とはいえ、地味な芋鍋はちょっと、と考え込む人。
Aブルー「それに河原も却下されたし、他に何かさ…」
ブルー 「雨の中でやるんじゃないだろうね?」
Aブルー「何を言うのさ、当然、雨の中だろう!」
一同 「「「ええっ!?」」」
Aブルー「それでこそだよ!」
雨を楽しまなくっちゃね、とソルジャー、キッパリ。
外で…?
2021/06/21 (Mon)
☆シールドがあれば
雨がシトシトな梅雨のシーズン、気分も下がりますけれど。
上げたい人種にはイベントらしくて、ソルジャーが乗り気。
シロエ 「雨の中って、無理がありすぎるんですけど!」
Aブルー「だって、気分を上げたいんだろう、君たちも?」
キース 「俺は月参りの心構えを、改めねばならんが…」
雨の中でもイベントだしな、とキース君、副住職モード。
キース 「心待ちにしておられる、檀家さんのためにも…」
サム 「文句を言ったらダメだけれどよ…」
キース 「それと芋煮は、全く別の話だし…」
シロエ 「ぶるぅの御馳走があれば、充分ですよね」
雨の中で何かしなくても、とシロエ君も。
シロエ 「やりやかったら、お一人でどうぞ」
サム 「うんうん、材料は、ぶるぅが揃えてくれるぜ」
Aブルー「そんなの、楽しくないからね!」
君たちも一緒に楽しもうよ、とソルジャー、譲らず。
Aブルー「シールドさえあれば、何処でもオッケー!」
キース 「他人様の目があるだろうが!」
Aブルー「だったら、此処の屋上はどう?」
住んでるのは仲間ばっかりだしね、と指差す天井。
Aブルー「誰も気にしないよ、シールドしてても!」
シロエ 「あのですね…。思い切り本降りですけれど?」
Aブルー「其処がいいんだよ、土砂降りとかね!」
河原だったら流される人もいるんだろう、と弾ける笑顔。
Aブルー「その点、屋上なら安心だから!」
キース 「バーベキューをやるつもりなのか?」
Aブルー「それが全国区らしいしね!」
地味な芋煮よりバーベキューだよ、とソルジャーの言。
Aブルー「ついでに、鉄板焼き風で!」
一同 「「「は?」」」
鉄板焼きとは、と一同、キョトン。
ジョミー「鉄板焼きって、ホテルとかのアレ?」
Aブルー「そう! いい肉とかを揃えてね!」
シロエ 「バーベキューの豪華版ですか?」
Aブルー「うんとリッチにやるのはどうかな?」
盛り上がりそうだと思うけどね、と提案が。
豪華版ですか…。
2021/06/22 (Tue)
☆薪でやりたい人
梅雨の季節は雨がシトシト、気分の方も下がりがちな面々。
其処へ来たソルジャー、イベントで盛り上げたい人でして。
Aブルー「豪華版なら、気分も上がると思うけれどね!」
シロエ 「雨の中、シールドを張っても、ですか…?」
Aブルー「橋の下でやる方がいいなら、それでもいいよ?」
シロエ 「要りませんから!」
橋の下は絶対、お断りです、とシロエ君、ガクブル。
シロエ 「それくらいなら、屋上の方がマシですよ!」
Aブルー「じゃあ、屋上で!」
鉄板焼きで楽しもうよ、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「鉄板があれば、他にも色々出来そうだしね!」
ジョミー「あー…。焼きそばとか、お好み焼きとか…」
サム 「なんかいいよな、そういうのもよ」
スウェナ「サイドメニューは、B級グルメってわけね?」
ちょっと面白そうじゃないの、とスウェナちゃんも。
スウェナ「やってみる価値ありそうだわよ、雨の中でも」
Aブルー「ほらね、気分が上がるよ、これは!」
ついでに薪でやってみようか、とソルジャーの提案。
Aブルー「芋煮は薪が必須らしいし、ぼくたちも!」
キース 「いや、しかし…。バーベキューに薪はだな…」
シロエ 「向いてませんよ、さっきも、そういう話で…」
ジョミー「火力に問題があるんだからさ…」
豪華な食材も焦げたら終わり、とジョミー君。
ジョミー「炭でやろうよ、その方がいいって!」
Aブルー「えーっ? ぶるぅは、どう?」
ぶるぅ 「んとんと…。薪でやる人もいるんだけど…」
ブルー 「素人向けではないってね!」
薪でバーベキューは難しいんだよ、と生徒会長も。
ブルー 「責任を持って火の番をするなら、別だけれどさ」
Aブルー「誰がだい?」
ブルー 「もちろん、君だね!」
言い出しっぺが面倒を見るべき、と指をビシィ! と。
ブルー 「それでいいなら、薪でオッケー!」
一同 「「「イイネ!」」」
薪でやるのも楽しそうだ、と盛り上がってますけど。
火の番は…?
2021/06/23 (Wed)
☆下働きは嫌な人
雨がシトシトな梅雨のシーズン、下がってしまうのが気分。
それをイベントで上げたいソルジャー、鉄板焼きを提案で。
Aブルー「えっと…。火の番って、ぼくが?」
ブルー 「そうだけど?」
君以外の誰がやるというのさ、と生徒会長、ニッコリと。
ブルー 「言い出しっぺがやってこそだよ、薪なんだし!」
Aブルー「そう言われても…。どうやるのさ、ソレ?」
ぶるぅ 「んとんと、鉄板にね、均等に熱が来るように…」
ブルー 「薪の燃え方を加減するんだよ、頑張りたまえ!」
まずは組み方が大事らしいね、と生徒会長の言。
ブルー 「ただ積んだだけじゃ、偏るからねえ…」
Aブルー「ちょっと待ってよ、ぼくが薪を積むのかい?」
ブルー 「決まってるだろう、後から足すのも君だよ!」
燃え方を見ながら薪を足して…、と大真面目。
ブルー 「食材は他のみんなで焼くから、君は火の番!」
Aブルー「火の番だけ!?」
ブルー 「大丈夫、食べる時間はある筈だしね」
焼き上がったら渡してあげるよ、とパチンとウインク。
ブルー 「食べたいものを言ってくれれば、きちんとね!」
ぶるぅ 「そだよ、お好み焼きとかも任せてね!」
Aブルー「つまらないから!」
それじゃ下働きじゃないか、とソルジャー、膨れっ面。
Aブルー「楽しんでるのは、君たちだけでさ!」
ブルー 「君だって、火の番を満喫だよ?」
キース 「あんたが言い出した薪なんだし、充分だろう?」
滅多に出来ない体験だぞ、とキース君も。
キース 「あんたの船では、焚火も無理だと思うしな」
Aブルー「そりゃそうだけど、なんだって、ぼくが!」
ブルー 「嫌なら、薪は諦めるんだね」
炭火でやるなら、専属の係は要らないからさ、と生徒会長。
ブルー 「その辺は、君の好みでいいよ」
Aブルー「炭火だってば、絶対にね!」
ブルー 「だってさ、ぶるぅ、食材の仕入れをね」
ぶるぅ 「オッケー!」
行って来るね、と買い出し係が出発。
雨の中で鉄板焼き…。
2021/06/24 (Thu)
☆シールドの範囲は
梅雨の季節は雨がシトシト、下がった気分を上げたいもの。
雨の屋上で鉄板焼きだ、とソルジャーが提案したわけで。
ブルー 「さてと、買い出し係は出発したし、準備かな?」
シロエ 「準備って、何をするんです?」
ブルー 「それはもちろん、バーベキューのだよ!」
土砂降りになって来たけどね、と生徒会長が指差す窓の外。
ブルー 「でも、この方が盛り上がる筈だよ、誰かさんは」
Aブルー「君たちだって、賛成してたじゃないか!」
ブルー 「まあねえ…。楽しそうではあるからさ」
けど、シールドは君の係だよ、と生徒会長、ピシャリ。
ブルー 「言い出しっぺが張るのは当然、ぼくは無関係!」
Aブルー「うーん…。薪係じゃないし、まあいいかな」
ブルー 「ぼくよりスキルも上なんだからさ、任せるよ」
楽勝だろう、と言われたソルジャー、仏頂面から得意顔に。
Aブルー「それはもう! 君とは経験値が違うからねえ!」
ブルー 「マンションごとでも、シールド出来る勢い?」
Aブルー「当たり前だよ、シャングリラよりも小さいし!」
だけど、張るのは一部分だけ、とニッコリと。
Aブルー「土砂降りの中、って気分を出さないとね!」
ジョミー「ぼくたちの周りだけってこと?」
Aブルー「ピンポーン!」
それも出来るだけ狭い範囲で、とニコニコニコ。
Aブルー「ぼくの労力は最低限だし、気分も出るし…」
キース 「雨音とかはどうなるんだ?」
Aブルー「ノーカット!」
叩き付けるような音を楽しまなくちゃ、と笑顔の人。
Aブルー「足元を流れる水はどうしようかなあ…」
ブルー 「絶対、カット!」
湿気は炭の大敵だしね、と生徒会長の指摘。
ブルー 「いくら燃えてても、湿気はマズイよ」
シロエ 「第一、蒸し暑くなりませんか、ソレ?」
サム 「だよなあ、蒸し風呂みたいになるぜ」
Aブルー「ダメかなあ?」
一同 「「「却下!」」」
サウナなんかは求めていない、と却下な面々。
蒸し暑いのはねえ…。
2021/06/25 (Fri)
☆蒸し暑いのは勘弁
雨がシトシトな梅雨のシーズン、下がった気分を上げる策。
盛り上がるのはイベントだからと、雨の中でバーベキュー。
シロエ 「いいですか? ただでも梅雨は湿度が高くて…」
サム 「蒸し暑いんだぜ、気温の割によ」
ブルー 「そうだよ、バーベキューは火を使うのにさ…」
そんな所で湿気は勘弁、と生徒会長の苦い顔付き。
ブルー 「シールドの中に、雨水は絶対、入れないこと!」
Aブルー「でもさ、サウナも人気が高いよ?」
キース 「それとこれとは別件だろうが!」
シロエ 「第一、サウナは、暑さを満喫した後にですね…」
冷たい物を一気に飲むとか、水浴びだとか、とシロエ君。
シロエ 「蒸し暑さだけでは楽しめませんよ!」
Aブルー「そういうものかな?」
ブルー 「シロエが言ってる通りだけどね?」
サウナ好きな国でもそうだから、と生徒会長も。
ブルー 「サウナの後には、湖にドボンと飛び込んだりさ」
Aブルー「うーん…。だけど、炭火でバーベキューだし…」
大して暑くもないじゃないか、とソルジャーの反論。
Aブルー「200度とかにはならないしね」
一同 「「「200度?」」」
Aブルー「ぼくが入れられてた、実験用の檻!」
200度の蒸気の中だったけど、と恐ろしい台詞が。
Aブルー「それに比べたら、涼しいものだよ!」
ブルー 「だったら、君だけ味わいたまえ!」
そのくらい調整出来るだろ、と生徒会長が突き付ける指。
ブルー 「一人サウナで、いい汗をかけば?」
キース 「冷たいビールが美味いと思うぞ」
シロエ 「アイスも、いいんじゃないでしょうか?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 何のお話?」
買い出し、済んだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の帰還。
ぶるぅ 「ビールとかアイスって、何をするの?」
キース 「一人サウナをやるんだそうだ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
ぶるぅ 「じゃあ、水風呂とかも?」
用意した方がいいのかな、と言ってますけど。
一人サウナ…?
2021/06/26 (Sat)
☆一人サウナは嫌だ
梅雨の季節は雨がシトシト、下がった気分を上げたいもの。
ソルジャーの案で、雨の屋上でバーベキューに決定でして。
シロエ 「水風呂ですか、それは喜ばれると思いますよ」
キース 「サウナの本場では、湖に飛び込むらしいしな」
ぶるぅ 「オッケー! うんと冷たい方がいいかな?」
ブルー 「そうだね、氷を浮かべるくらいでいいかと」
なにしろ、二百度のサウナな人だし、と生徒会長。
ブルー 「冷凍庫の氷だけでは、足りないだろうね」
ぶるぅ 「そっかぁ…。氷も買って来た方がいい?」
キース 「氷が多めが良さそうだしな」
Aブルー「ぼくは、其処まで言ってないから!」
一人サウナとも言ってないしね、とソルジャーの膨れっ面。
Aブルー「なんで一人だけ、そんな目に遭うわけ!?」
ブルー 「君が言い出したことだけどねえ?」
ジョミー「二百度に比べたら、涼しいとかさあ…」
サム 「俺たちは却下したのによ…」
湿気なんかは要らねえって、とサム君たちの反撃。
サム 「だから一人でやってくれよな、サウナはよ」
キース 「まったくだ。氷風呂も用意して貰えるしな」
ぶるぅ 「んとんと、氷、ブロックがいいの?」
それとも割ってある氷かな、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「好みのタイプを用意するから、言ってね!」
Aブルー「その話は、無かったことでお願い!」
一人サウナなんかやらないからね、とソルジャー、必死。
Aブルー「ぼくは普通にバーベキューをさ…」
ブルー 「楽しみたいって?」
Aブルー「当然だよ!」
雨だけで充分、盛り上がるしね、とソルジャーの主張。
Aブルー「食材も揃ったし、始めようよ!」
ぶるぅ 「そだね、炭とか運ばなくっちゃあ!」
でも、シールドの加減がね、と、首を傾げるお子様。
ぶるぅ 「張るタイミングに合わせて運ばないと…」
シロエ 「濡れちゃいますよね?」
ぶるぅ 「そうなの!」
どうやって運べばいいのかな、と言ってますけど。
さて…?
2021/06/27 (Sun)
☆ちゃんと運んで
雨の屋上でバーベキューな案、いよいよ決行なんですけど。
炭などを運ぶタイミングが問題、濡らさないのが肝心で…。
ぶるぅ 「屋上まで、瞬間移動しちゃうと…」
サム 「息が合わなかった時が、問題なのな?」
ぶるぅ 「土砂降りだから、一瞬で濡れてしまうもん…」
シールドの中に入ってないと、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「食材は後で運べばいいし、濡れちゃっても…」
シロエ 「特に問題無いですけどねえ…」
炭はちょっと、とシロエ君も。
シロエ 「そうなると、言い出した人がですね…」
キース 「運ぶのがいいと思うわけだが、どうだろう?」
一同 「「「イイネ!」」」
それなら絶対、間違いない、と一同、親指をグッと。
サム 「シールドも炭の運搬も、一人でやればよ…」
ジョミー「タイミングの方は、バッチリだしね!」
Aブルー「ぼくに一人で準備しろと!?」
ぶるぅ 「だって、濡れちゃったら火が点かないし…」
バーベキューが出来ないよ、と真剣なお子様。
ぶるぅ 「その代わり、焼くのはサボッていいから!」
Aブルー「えーっ!?」
焼くのもお楽しみの内じゃないか、とソルジャー、反論。
Aブルー「バーベキューって、そういうものだろ?」
ブルー 「オッケー、自分で言ったよね?」
そういうことで、と生徒会長、ニッコリと。
ブルー 「お楽しみのために、ちゃんと運んで貰おうか」
Aブルー「なんで、そういう方向に!」
ブルー 「嫌なら、別にいいんだよ?」
此処で鉄板焼きをするだけ、と生徒会長、ニヤニヤニヤ。
ブルー 「ぶるぅがキッチンで、美味しく焼いてさ…」
シロエ 「それもいいですよね!」
美味しいのは変わりないですし、とシロエ君。
シロエ 「お好み焼きとかも、ぶるぅにお任せで!」
Aブルー「つまらないから!」
ブルー 「そう思うんなら、真面目に運びたまえ!」
Aブルー「分かったよ…」
炭に鉄板、とソルジャー、運ぶ準備を。
いよいよですね!
2021/06/28 (Mon)
☆カラッと除湿で
雨の屋上でシールドを張って、バーベキューな案ですけど。
言い出しっぺのソルジャーが準備、炭も鉄板も瞬間移動で。
ぶるぅ 「えとえと…。炭は絶対、濡らしちゃダメ!」
Aブルー「先にシールドするってば! あれ? 屋上…」
既に水たまりが出来てるけどね、と視線を天井に向ける人。
Aブルー「でもって、一面、びしょ濡れだけど?」
ブルー 「そりゃそうだろうね、ずっと雨だし」
サム 「しかも、さっきから土砂降りだしよ…」
キース 「濡れていない方が変だと思うが?」
蒸し暑いのは勘弁だぞ、とキース君が顰める眉。
キース 「そんな所で、シールドで密閉されたらだな…」
シロエ 「嫌でもガッツリ、蒸し風呂ですよね」
ジョミー「そうなっちゃうよね…」
濡れちゃってる分が、全部、湿気に、とジョミー君も。
ジョミー「運ぶ前にさ、乾かすべきだと思うけど?」
Aブルー「ええっ?」
ブルー 「一人サウナは止めないけどねえ、全員はねえ…」
しかも強制イベントじゃないか、と生徒会長の仏頂面。
ブルー 「シールドの中は、カラッと除湿でお願いするよ」
一同 「「「イイネ!」」」
除湿だ、除湿、と一致する意見。
シロエ 「ついでですから、エアコン完備で!」
Aブルー「エアコン?」
シロエ 「冷房ですよ、こう、爽やかな高原の気分で…」
サム 「雨を見ながら、バーベキューな!」
しかも豪華な鉄板焼きで、とサム君の歓声。
サム 「それで頼むぜ、楽勝だろ?」
Aブルー「そうだけど…」
なんだか下僕モードな気がする、とソルジャーの文句。
Aブルー「いいように使われているような…」
ブルー 「帰ってくれてもいいんだよ?」
そしたら、此処でやるだけだから、と生徒会長。
ブルー 「ぶるぅが美味しく焼いてくれるし、問題なし!」
シロエ 「自分で焼くのも楽しいですしね」
キース 「誰も、全く困らんな」
Aブルー「ええ…?」
誰か、困って、と言ってますけど。
困りませんよね?
2021/06/29 (Tue)
☆下僕にされた人
雨で下がった気分を上げるには、雨の屋上でバーベキュー。
シールドを張ってカラッと除湿と、ソルジャーへの注文が。
Aブルー「お願いだから、誰か、困ってよ!」
シロエ 「残念ですけど、蒸し風呂状態よりかはですね…」
ジョミー「此処でやるのが一番だよねえ、快適だしさ」
雨は窓から見れば充分、とジョミー君たち。
ジョミー「気分は、バーベキューでグンと上がるし…」
キース 「豪華な鉄板焼き風だからな、B級グルメつきで」
サム 「困るヤツなんか、いねえと思うぜ」
ブルー 「嫌なら帰るか、屋上で一人サウナにしたまえ」
炭も鉄板も分けてあげるよ、と生徒会長、ニヤニヤと。
ブルー 「どうするかは、君が決めることだね」
Aブルー「帰るのも、一人も、つまらないってば!」
ブルー 「だったら、サッサと運んで、除湿!」
シロエ 「エアコン完備でお願いしますね!」
期待してます、とシロエ君もニッコリ。
シロエ 「経験値が凄いそうですからねえ…」
キース 「温度設定も完璧だろうしな」
Aブルー「そりゃそうだけどさ…」
絶対、上手く使われてる、と文句を言いつつ準備する人。
Aブルー「はい、カラッと除湿で、設営完了!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなで屋上、行こうよ!」
一同 「「「はぁーい!」」」
バーベキューだ、と駆け出した一同、屋上に到着。
シロエ 「へえ…。ドーム風のシールドなんですね」
サム 「雨って気分が出るよな、コレ」
キース 「なのに湿気は無いのがいいな」
ジョミー「バーベキュー中もさ、冷たい風が来るんだよね」
ホントにエアコン完備な世界、と誰もが感激。
ジョミー「じゃあ、早速!」
ぶるぅ 「豪華にやろうね!」
バーベキューだあ! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「お肉も野菜も、どんどん食べてね!」
キース 「ナントカは使いようだと言うが…」
Aブルー「使われてるよ!」
なんで下僕、と嘆くソルジャーですけど。
今月、これにて中継終了~。
2021/06/30 (Wed)
☆気分が下がる雨
さて、六月。梅雨のシーズンで雨がシトシト、毎年の光景。
週末は生徒会長宅でのんびり、そういう面々ですけれど…。
キース 「来週の予報も雨だったな?」
シロエ 「そうですね。梅雨前線が停滞しますから…」
梅雨の晴れ間も無さそうですよ、とシロエ君。
シロエ 「雨の日が続くと、気分も下がって来ますよね」
サム 「言えてるよなあ、なんつーか、こう…」
ジョミー「テンションが上がらないんだよねえ…」
何をするにも、イマイチ気分が、とジョミー君も。
ジョミー「ぶるぅの料理は、美味しいんだけどさ…」
スウェナ「晴れた日のようにはいかないわよねえ…」
シロエ 「ちょっとお出掛け、っていうのが無理ですし…」
マツカ 「いいお天気なら、屋上でもいいんですけどね」
椅子を並べてピクニック気分で、と御曹司も相槌。
マツカ 「最近、そういうのが流行りらしいですよ」
ジョミー「らしいね、椅子がポイントだって?」
シロエ 「あー、知ってます! チェアリングですよね」
椅子を持って外に行くんですよね、とシロエ君。
シロエ 「定番と言えば、レジャーシートでしたけど…」
ジョミー「地面に座るより、椅子なんだってね」
マツカ 「ええ、河川敷とかが人気という話ですね」
梅雨の季節は無理ですけど、とマツカ君が眺める窓の外。
マツカ 「こんな雨だと、外で椅子なんて、濡れますし…」
ぶるぅ 「シールドを張ったら、大丈夫だけど…」
ジョミー「でもさ、シールドの外は雨だし…」
サム 「やっぱ、気分は上がらねえよな」
晴れてねえとよ、とサム君も溜息。
サム 「まあ、根性の据わったヤツらは、別だけどよ」
シロエ 「お坊さんですか?」
キース先輩みたいな、とシロエ君の問い。
シロエ 「月参りは雨でも休めませんしね」
キース 「言わないでくれ、気が滅入る」
サム 「だよな、芋煮には負けるよな…」
一同 「「「は?」」」
何の話だ、と顔を見合わせる御一同様。
芋煮ですって…?
2021/06/01 (Tue)
☆芋煮に負ける理由
梅雨の季節は雨がシトシト、どうしても気分が下がるもの。
生徒会長宅に集った面々、それを嘆いているんですけど…。
ジョミー「芋煮には負けるって、何の話さ?」
サム 「根性の据わったヤツらってことだぜ」
シロエ 「どうして、其処で芋煮なんです!」
芋煮と言ったら食べ物なのでは、とシロエ君のツッコミ。
シロエ 「芋の根性が据わっているとは、聞きませんよ?」
スウェナ「そうよね、芋は芋だわねえ…」
キース 「芋煮と言ったら、北の地方の名物料理だが…」
根性については聞かないな、と副住職も。
キース 「季節になったら、薪が売られているとは聞くが」
シロエ 「薪ですか?」
キース 「ああ。コンビニにも積まれているらしいぞ」
一同 「「「コンビニ?」」」
其処までなのか、と誰もがポカーン。
ジョミー「コンビニで薪って、つまり定番商品だよね?」
キース 「そういうことだな、地元では普通なんだろう」
俺たちには想像もつかないんだが、と副住職。
キース 「だが、俺が知っているのは、其処までで…」
シロエ 「根性の件は、謎なんですね?」
キース 「薪を買うのに、根性なんぞは要らん筈だぞ」
コンビニで売られているほどだしな、という指摘。
キース 「場所取りにしても、恐らく、花見と…」
シロエ 「変わらないでしょうね、まあ、根性は…」
ジョミー「要ると思うけど、それは何処でも同じだし…」
芋煮限定ってわけじゃないよね、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「ついでに、雨とも繋がらないよ?」
シロエ 「雨なら、場所取りしませんしね…」
雨の日に花見はしませんから、とシロエ君も同意。
シロエ 「ますます芋煮が謎なんですけど? サム先輩」
サム 「近い線まで行ってるぜ、ソレ」
ジョミー「えっと…。まさか、雨の日に場所取りとか?」
サム 「今の流れだと、ソレしかねえだろ」
一同 「「「えっ!?」」」
芋煮は雨の日に場所取りなのか、と驚く面々。
本当に…?
2021/06/02 (Wed)
☆雨でも場所取り
梅雨の季節は雨がシトシト、それだけで気分が下がりがち。
生徒会長宅で過ごす週末、嘆き節な面々なんですけれど…。
ジョミー「芋煮って、雨の日でも場所取りするわけ!?」
シロエ 「雨の中では、芋煮は無理だと思いますけど…」
やってやれないことはなくても、とシロエ君。
シロエ 「芋煮って、鍋を囲むんでしょう?」
スウェナ「雨の日にやって、どうするのよ、ソレ?」
マツカ 「まさか全員、雨合羽を装備で芋煮ですか?」
それは確かに根性ですけど、と御曹司も半ば呆れ顔。
マツカ 「そのくらいなら、普通は諦めますしね」
シロエ 「場所取りってことは、ライバルがいますよね…」
ジョミー「一部の人だけのことじゃないよね、その根性…」
芋煮、恐るべし、と誰もが驚く雨の日の場所取り。
ジョミー「やってる地方じゃ、人気が高いらしいけど…」
キース 「雨でも場所取りという所がな…」
サム 「らしいぜ、いいスポットを取るためにはよ」
シロエ 「確認しますけど、雨の中でもやるんですね?」
場所取りだけではないんですよね、とシロエ君の質問。
シロエ 「場所だけ取って、晴れた日にやるとか…」
キース 「そっちだったら、分からないでもないな」
ジョミー「ライバル、激減してそうだしね」
サム 「そうじゃなくって、雨天決行だぜ?」
だからこそ熾烈な争いでよ、とサム君、キッパリ。
サム 「雨でも出来る場所、押さえねえとよ…」
シロエ 「なんだか矛盾していませんか?」
キース 「雨でもやるなら、場所は何処でも同じだろうが」
サム 「ところが、そうじゃねえらしいんだよ」
芋煮は場所が肝心だってよ、とサム君が立てる人差し指。
サム 「まずは河原な、これは絶対、譲れねえ、って」
ジョミー「河原って…。すぐ側を川が流れているアレ?」
シロエ 「雨の日に河原って、マジなんですか?」
サム 「河原でやらねえとよ…」
芋煮じゃねえ、って話だぜ、と言ってますけど。
雨の日に?
2021/06/03 (Thu)
☆雨でも出来る場所
雨がシトシトな梅雨の季節は、気分が下がってしまうもの。
生徒会長宅で嘆く面々、其処へ出て来た根性な芋煮の話題。
シロエ 「そういえば、芋煮は河原でしたっけ?」
キース 「確信は無いが、河原だったという気がするな」
サム 「河原なんだってよ、芋煮は河原のものだってよ」
それだけで場所が限られるよな、とサム君の説明。
サム 「公園とかだと、芋煮にならねえんだし」
ジョミー「でもさあ、雨の日なんだよね?」
スウェナ「河原なんかで、どうやって雨を防ぐのよ?」
サム 「そのために場所取りするんじゃねえかよ」
いいスポットを取らねえと、とサム君、指をチッチッと。
サム 「河原で、雨が防げる所って、そうそうねえぜ?」
シロエ 「それ以前に、防げる気がしませんけど?」
キース 「思いっ切りの野外だろうが!」
サム 「分かんねえかな、川には橋があるんだぜ?」
橋と言ってもピンキリだけどよ、とサム君、ニヤリ。
サム 「デカイ橋だと、幅だって半端ねえじゃねえかよ」
ジョミー「まさか、橋の下で芋煮なわけ!?」
サム 「おうよ、雨でも濡れねえしよ…」
ちゃんと河原で川もあるしよ、と解説が。
サム 「そういうデカイ橋を狙って、場所取りってな!」
シロエ 「あー…。地面、それほど湿らないかもですね」
キース 「立派な橋の下なら、排水設備も…」
整っているだろうしな、とキース君。
キース 「それで雨でも芋煮をする、というわけか…」
サム 「らしいぜ、薪をガンガン燃やして」
ジョミー「確かに根性、据わってるよね…」
ぼくたちには、ちょっと無理な世界、とジョミー君の溜息。
ジョミー「そこまでやってさ、雨の中でさ…」
スウェナ「やりたいイベントって、無いわよねえ…」
芋煮に負けたわ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「キースの月参りは、いい勝負だけど…」
キース 「あれは遊びじゃないんだが!」
あくまで仕事だ、と副住職の苦い顔付き。
仕事ですね?
2021/06/04 (Fri)
☆人によるそうです
梅雨の季節は雨がシトシト、どうしても気分が下がりがち。
生徒会長宅に集う面子も、その辺の事情は同じなわけで…。
キース 「いいか、月参りは坊主の宿命というヤツで…」
シロエ 「仕事だから、イベントとは違うんですね?」
キース 「当然だろう!」
ブルー 「うーん、どうかな、それに関しては…」
ぼくとしては賛同しかねるかも、と生徒会長が横から口を。
ブルー 「人によっては、アレは立派なイベントだしね」
一同 「「「はあ?」」」
どの辺がだ、と誰もがキョトン。
シロエ 「えっと…? 今は月参りの話ですよね?」
キース 「その筈だが?」
シロエ 「法事だったら、イベントで分かりますけれど…」
誰かさんが毎月やろうとした程ですし、とシロエ君。
シロエ 「宴会もセットでついて来ますし、そっちなら…」
スウェナ「確かに、一種のイベントだわねえ…」
親戚とかが集まるんだし、とスウェナちゃんも。
スウェナ「でも、月参りは違うでしょ?」
シロエ 「キース先輩、どうなんです?」
キース 「家にもよるが、普通は家族も揃っていないぞ」
ご高齢の方だけが基本だろうか、と副住職。
キース 「お嫁さんが専業主婦なら、プラスされる程度で」
シロエ 「後は、幼稚園に入る前の子供ですか?」
キース 「そうなるな。月参りに行くのは平日だから」
熱心な檀家さんだと、たまに大学生がいる、という話。
キース 「講義が無い日もあるからな」
シロエ 「なるほど…。でも、そこまでというわけですね」
スウェナ「イベントとは、ほど遠いわねえ…」
人数だけでも寂しいじゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「とてもイベントとは呼べないわよ?」
シロエ 「同感です」
会長の意図が分かりませんよ、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「人によると言われてもですね…」
キース 「そもそも、参加者少なめだぞ」
ブルー 「まだまだ甘いね!」
坊主のくせに、と生徒会長、いえ、銀青様。
えっと…?
2021/06/05 (Sat)
☆檀家さんの心境
雨がシトシトな梅雨の季節は、気分が下がってしまうもの。
生徒会長宅に集うシャン学メンバーも、嘆き節ですけれど。
キース 「甘いだと? 俺が、坊主としてか?」
ブルー 「そう思うけどね、さっきの話を聞いているとさ」
キース 「しかし、月参りはイベントではなくて…」
ブルー 「それだよ、まるでなっていないね、君は!」
月参りは大事なイベントだよ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「月に一回、檀家さんのお宅に伺うんだよ?」
キース 「それはまあ…。伺う方の俺から見たなら…」
確かに大事なイベントではある、と副住職、同意。
キース 「忘れたりしたら大惨事だしな、いろんな意味で」
シロエ 「アドス和尚のお仕置きですね?」
スウェナ「罰礼、千回くらいかしら?」
キース 「それだけで済むかどうかも怪しいぞ」
殺す勢いで殴られかねん、とキース君、肩をブルッと。
キース 「檀家さんにも、なんと詫びればいいやら…」
ブルー 「其処だよ、其処で気が付かないかな?」
自分の甘さというヤツに、と銀青様。
ブルー 「檀家さんへのお詫びが第一、それは何故だい?」
キース 「忘れてしまって、伺わなかったわけで…」
ブルー 「そうなると、檀家さんはどうなるのかな?」
待てど暮らせど、お坊さんが来ないんだよ、という質問。
ブルー 「約束の時間は、とっくに過ぎているのにね?」
キース 「…無駄にお待たせすることになるかと…」
シロエ 「あー…。出掛けるわけにもいきませんしね」
サム 「買い物にだって、出られねえよな?」
迷惑すぎる話じゃねえかよ、とサム君も。
サム 「詫びるしかねえよな、もう、全力でよ」
スウェナ「そうねえ、だけどイベントと、どう繋がるの?」
ジョミー「公演だったら、チケットの払い戻しとかさ…」
シロエ 「ありますけれども、それでしょうか?」
ブルー 「それに近いね、檀家さんの心境は」
キースは気付いてないけどさ、と言ってますけど。
払い戻し…?
2021/06/06 (Sun)
☆準備する檀家さん
梅雨の季節は雨がシトシト、気分も下がりがちですけれど。
生徒会長宅に集った面々も同じ、生徒会長宅で嘆き節な今。
シロエ 「えーっと…? 月参りで払い戻しですか?」
マツカ 「お布施は、先払いだったでしょうか?」
サム 「違うと思うぜ、お経が済んでから払うモンだろ」
ブルー 「言い方はアレだけど、後払いだね」
其処は差し上げると言ってくれたまえ、と銀青様の訂正が。
ブルー 「読経のお礼に、気持ちを包むものなんだから」
シロエ 「はあ…。それはいいですけど、後払いですね?」
ブルー 「まだ言ってるし…。でも、それで合ってる」
サム 「んじゃ、払い戻しはねえじゃねえかよ」
忘れられてても実害はねえぜ、とサム君の指摘。
サム 「出掛けられねえのは、困るけれどよ…」
ブルー 「うん、それだけな檀家さんだって、多いけど…」
そうじゃない人には切実なんだよ、と銀青様。
ブルー 「月参りに来て下さるから、と準備する人だね」
シロエ 「あー! お茶菓子とかを用意してるんですね?」
ブルー 「ピンポーン! 喜んで頂こうと、心を配って!」
特に最近は、お取り寄せだってあるからね、と妙な台詞が。
一同 「「「お取り寄せ?」」」
ブルー 「通販だってば、全国の銘菓が揃うだろう?」
それこそ洋菓子や和菓子も色々、と銀青様も詳しい通販。
ブルー 「檀家さんは、ご高齢でネットに疎くってもさ…」
ジョミー「お嫁さんに頼むとか、そんなのかな?」
ブルー 「その通り! 月参りの日は此処だから、とね」
人気のお菓子をお取り寄せだよ、と語られる月参り事情。
ブルー 「キースも、心当たりがある筈!」
キース 「それは確かに…」
バラエティー豊かな菓子が出るな、と頷く副住職。
キース 「取り寄せました、と笑顔で仰るわけで…」
ブルー 「其処だよ、イベントというのはね!」
シロエ 「…お取り寄せがですか?」
普通なのでは、とシロエ君が傾げる首。
よくありますよね…?
2021/06/07 (Mon)
☆月参りもイベント
雨がシトシトな梅雨のシーズン、気分が下がりがちな面々。
生徒会長宅で嘆き節でして、其処から話題はイベントへと。
シロエ 「お取り寄せって、イベントなんでしょうか?」
スウェナ「昔はともかく、今は普通の話よねえ?」
ジョミー「通販はしません、ってお店の方が貴重だってば」
お土産とかで喜ばれるよね、とジョミー君の指摘。
ジョミー「わざわざ行かないと、買えないんだしさ」
マツカ 「そうですね…。そっちの方が希少価値ですし…」
ぼくの家でも、よく使いますよ、と御曹司。
マツカ 「お取り寄せじゃなくて、買いに行くんですけど」
サム 「やっぱ、専門の係がいるのかよ?」
マツカ 「いえ、其処までは…。買い出し係はいませんね」
百貨店とかじゃありませんから、と御曹司の苦笑。
マツカ 「でも、喜んで頂けますよ、そういう贈り物は」
シロエ 「イベントと呼ぶなら、買い出しですよね…」
ただの通販では、違う気がします、とシロエ君の疑問。
シロエ 「お取り寄せの何処がイベントなんです?」
ブルー 「分かってないねえ、ご高齢の檀家さんだよ?」
キースは月に一度のお客様でさ、と生徒会長。
ブルー 「お茶とお菓子でおもてなしするのが、月参り!」
シロエ 「それも普通じゃないんですか?」
ブルー 「お坊さんだよ、ただのお客様とは違うんだよね」
仏様の供養をして下さるし、と銀青様モード。
ブルー 「喜んで頂けるお菓子を出すのも、大切なんだよ」
サム 「あー! 其処で功徳を積むわけな!」
ブルー 「その通り! お坊さんへのおもてなしは大事!」
それも仏様への供養になるから、と銀青様のお言葉が。
ブルー 「だから色々と心を配って、準備するんだよ」
シロエ 「お取り寄せで始まるイベントですか…」
まあ確かに、とシロエ君、納得。
シロエ 「月参りもイベントだったんですね…」
ブルー 「分かったかい?」
それを仕事と言うなんて、とキース君に非難の視線。
坊主失格?
2021/06/08 (Tue)
☆喜んで行くべき
雨がシトシトな梅雨の季節は、気分も下がりがちですけど。
そういう時でもイベントだったら、張り切る人がいる現実。
ブルー 「檀家さんにとっては、立派ないベントだしね」
シロエ 「キース先輩も、そう心得るべきなんですね?」
ブルー 「そういうことだね、芋煮で根性な人を思って!」
張り合うくらいの勢いで、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「雨でも場所取り、その根性を見習うべきだよ!」
サム 「喜んで行け、っていうことな?」
ブルー 「その通り! 檀家さんとの出会いも大切!」
月に一度は会うお相手でも、一期一会の心掛けで、と。
ブルー 「なにしろ、あちらは、お取り寄せもしてさ…」
シロエ 「キース先輩を、お待ちなんですしね…」
マツカ 「一大イベントというわけですね」
ジョミー「特に雨だと、檀家さんも出掛けられないしね…」
ご高齢の方だと出にくいよね、とジョミー君も。
ジョミー「その分、キースが来るのが楽しみだろうし…」
サム 「芋煮な勢いで、朝から待機ってトコだよな…」
キース 「そ、そうか…。言われてみれば…」
俺は間違っていたかもしれん、と副住職、神妙な面持ち。
キース 「雨天決行な、仕事だとばかり思っていたが…」
ブルー 「自分の立場と、役割を心得なくっちゃね」
坊主たるもの、そうであるべき、と銀青様のお言葉が。
ブルー 「文句を言わずに、心をこめて月参りだよ!」
キース 「だが、出にくいのは変わらないしな…」
シロエ 「法衣が濡れるからですか?」
普通の服とは違いますしね、とシロエ君。
シロエ 「傘では、雨は防げないような…」
キース 「一応、合羽はあるんだが…」
心許ないな、と副住職の溜息。
キース 「それにウッカリ濡れてしまうと、行き先で…」
サム 「御迷惑をかけちまうよなあ、ずぶ濡れだとよ…」
キース 「畳も座布団も、すっかり濡れてしまうしな…」
其処も頭が痛い所だ、という梅雨の月参り。
そうですよね…。
2021/06/09 (Wed)
☆座布団も濡れます
雨がシトシトな梅雨のシーズン、気分も下がりがちですが。
そんな季節もイベントは別物、盛り上がる人がいるわけで。
シロエ 「確かに、法衣が濡れるのは問題ですね…」
スウェナ「檀家さんの方も、後でゲンナリしそうよねえ…」
サム 「だよなあ、座布団は乾きにくいしよ…」
おまけに梅雨だと干せねえしな、とサム君が指差す外の雨。
サム 「布団乾燥機って手もあるけどよ…」
ジョミー「なんか、イマイチな感じだよえね…」
ぶるぅ 「んとんと、ちゃんと中まで乾かせるけど…」
お日様で干すのが一番だよね、と家事万能のお子様も。
ぶるぅ 「そっちの方が、フカフカするもん!」
シロエ 「ご高齢だと、一層、こだわりそうですしね…」
キース 「坊主用の座布団は、特別だからな」
一同 「「「えっ?」」」
特別とは、と一同、キョトン。
スウェナ「何よ、それ? 素材が違うって言うの?」
キース 「素材については、特に指定は無いんだが…」
ブルー 「色と模様だよ、覚えが無いかな?」
法要の度に見てる筈なんだけど、と生徒会長。
ブルー 「キースが座る座布団だよね」
シロエ 「えっと…? 何か特別でしたっけ?」
スウェナ「ぶ厚かったかしら?」
マツカ 「色と模様ですよ、ほら、紫でですね…」
有難そうな模様がついていますよ、と御曹司の指摘。
マツカ 「模様の方は、多分、色々あるんでしょうけど」
ブルー 「ピンポーン! こう、極楽のイメージとかで…」
キース 「模様が入ってくるわけなんだが、色は紫だな」
来客用とは違うんだ、と副住職の説明が。
キース 「坊主専用になってるわけだな」
シロエ 「お坊さんにしか使えないんですか?」
その座布団は…、とシロエ君の問い。
シロエ 「殆ど出番が無さそうですけど?」
キース 「月参りに棚経、後は家での法要だけだ」
スウェナ「でも、専用のが要るわけね?」
キース 「そうなるな」
それだけに気を遣うんだ、と副住職。
濡らすと大変…。
2021/06/10 (Thu)
☆乾燥機では無理
梅雨の季節は雨がシトシト、どうしても気分が下がりがち。
けれどイベントとなれば別物、盛り上がる人もいるわけで。
シロエ 「お坊さん専用の座布団だと、気を遣いますよね」
キース 「ああ。俺が濡らしてしまうとだな…」
サム 「檀家さんに、余計な手間をかけちまうのな…」
梅雨の晴れ間に座布団干しかよ、とサム君、溜息。
サム 「ただでも洗濯物が多そうなのによ…」
スウェナ「でも、洗濯物には乾燥機があるでしょ?」
ぶるぅ 「えとえと、使えないヤツもあるんだけど…」
乾燥機をかけると縮むとか、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「それに大きなシーツとかだと、普通の家のは…」
シロエ 「無理っぽいですね、容量からして」
ぶるぅ 「そうなの! コインランドリーに行かないと…」
乾燥機でやるのは無理だよね、と家事万能なお子様の声。
ぶるぅ 「お年寄りだと、持って行くのも大変だから…」
シロエ 「自然と、家で干す方向になりますか…」
キース 「そうなんだ。ある時、見掛けてしまってな…」
ジョミー「何をさ?」
何を見ちゃったのさ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「コインランドリーに行く、檀家さんとか?」
サム 「手押し車に、洗濯物を山積みとかかよ?」
キース 「いや、そうじゃなくて…」
俺の寺とは離れた所で見たんだが、と副住職。
キース 「晴れた日に、通りかかった家の庭に、だ…」
ジョミー「ドッサリ干された洗濯物?」
キース 「それもあったが、こう、端の方に…」
シロエ 「座布団が干してありましたか?」
お坊さん用の、とシロエ君の問い。
シロエ 「紫だったら、目立ちますしね」
キース 「まあ、座布団には違いなかったが…」
ついでに紫だったんだが、と副住職の顔に陰りが。
キース 「元は紫だったんだろうな、という色で…」
一同 「「「は?」」」
キース 「色褪せた、年代物だったんだ!」
使い込まれた座布団だった、という説明。
要は古い、と…。
2021/06/11 (Fri)
☆大切そうな座布団
雨がシトシトな梅雨のシーズン、気分も下がりがちなもの。
けれどイベントとなれば別物、月参りがそれにあたる人も。
シロエ 「色褪せるくらいに古い、紫の座布団ですか…」
キース 「大切そうに干してあってな、他のとは別に」
シーツとかは適当だったんだが、と語る副住職。
キース 「座布団だけは、とても気合いが入っていたんだ」
サム 「気合いの入った干し方かよ?」
ジョミー「どんなのさ、ソレ?」
キース 「他のは、とにかく乾けばいい、という感じで…」
ただ、ぶら下げてあっただけだが、と副住職。
キース 「座布団は、平らになるようにだな…」
シロエ 「台にでも乗っけてありましたか?」
キース 「専用ではないんだろうが、台だったな」
何かを転用してたんだろう、というのが座布団干し用の台。
キース 「その上に乗せて、端でも日当たりのいい所に…」
スウェナ「きちんと干してあったのね?」
キース 「ああ。熱心に手入れをしてるんだな、と…」
思うと同時に気が咎めた、と副住職の深い溜息。
キース 「新しい座布団を買うには、ご高齢すぎて…」
ジョミー「予算不足かも、って?」
キース 「いや、買っても、そうそう出番がだな…」
来ない間に、お迎えが来そうな方なんだろう、という解釈。
キース 「其処に費用をかけるよりかは、別の方に、と…」
サム 「お布施とか、お茶菓子とかに、ってことな?」
キース 「そう思わないか?」
ジョミー「確かにね…」
座布団よりかは、そっちだよね、とジョミー君も。
ジョミー「だけど、座布団は必要だから…」
キース 「頑張って、干してらっしゃったわけだ」
うちの檀家さんにも、そういう方がおいでかも、と副住職。
キース 「そうでなくても、座布団一つにも心をこめて…」
シロエ 「迎えて下さるわけですね?」
キース 「だから、濡らしてしまうのは…」
サム 「申し訳ねえよなあ…」
でも、梅雨なんだしよ、とサム君が言う通り。
雨ですよね…。
2021/06/12 (Sat)
☆土下座したくても
雨がシトシトな梅雨の季節は、気分が下がりがちですけど。
たとえ雨でもイベントがあれば、楽しめる人もいるわけで。
キース 「まして、イベントということになるとだ…」
ジョミー「水を差すのは避けたいよねえ…」
キースが帰った後には濡れた座布団なんて、とジョミー君。
ジョミー「せっかく、お菓子も取り寄せたのにさ…」
サム 「なんかこう、ガックリ来そうだよなあ…」
キース 「一層、気が滅入りそうなんだが…」
法衣が濡れる件に関して、と副住職の深い溜息。
キース 「前から充分、気になっていたが…」
シロエ 「鬱になりそうな勢いですか?」
キース 「いや、土下座して詫びたいような気持ちだな」
濡らしてしまってすみません、と、と副住職。
キース 「しかし、それだと、恐縮なさってしまうし…」
サム 「だよなあ、謝らせてしまったなんてよ…」
ジョミー「相手は、お客様だしね…」
マツカ 「それに加えて、お坊さんですよ?」
わざわざ足を運んで下さったわけで…、と御曹司の指摘。
マツカ 「仏様の供養に来て下さった、有難いお客様です」
シロエ 「キース先輩の年は関係ないですよね…」
キース 「若造だろうと、目上で賓客扱いだな」
だから土下座は出来そうにない、と副住職の困り顔。
キース 「申し訳ないのに、どうにもならんし…」
ぶるぅ 「代わりに干します、って言えないよね…」
晴れた日に干しに行ってあげるとか、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「お坊さんにさせることじゃないしね…」
シロエ 「そうですね…。体力は余っていそうですけど…」
キース 「干しに行くのは、簡単なんだが…」
自転車で走れば楽勝だしな、と副住職も。
キース 「月参りとは別に、晴れた日に端から回ったら…」
ジョミー「干して、取り入れて、完璧だけどね…」
キース 「坊主の仕事じゃないからな…」
サム 「違い過ぎるよなあ…」
座布団干しはよ、とサム君たちも頷く違い。
お坊さんですしね…。
2021/06/13 (Sun)
☆代わりに干したら
雨がシトシトな梅雨のシーズン、何かと気分が下がりがち。
けれどイベントがあればオッケー、月参りを待つ人だって。
キース 「ただの高校生なら、ボランティアで済むが…」
シロエ 「明らかに、お坊さんですからねえ…」
それも月参りに来て下さったばっかりの、とシロエ君。
シロエ 「座布団を干しに行っても、お布施が来そうです」
サム 「あー…。それは言えるよな、坊主だしよ…」
ジョミー「手伝って貰って嬉しい気持ちで、お布施だよね」
キース 「そうなるだろうな…」
ボランティアどころか、バイトになるぞ、と副住職の溜息。
キース 「臨時収入欲しさで来た、と思われても…」
ジョミー「仕方ないよねえ…」
サム 「坊主の仕事に、座布団干しが入ってればよ…」
お布施でもいいかもしれねえけどよ、とサム君の見解。
サム 「座布団を干しながら、ちょいと法話でよ…」
シロエ 「いいですね! イベントが一つ増えますよ」
ジョミー「だよねえ、梅雨のシーズン限定でさ…」
晴れたらキースが来るんだよね、とジョミー君も相槌。
ジョミー「喜ばれそうだよ、座布団も干して貰えるしさ」
サム 「でもよ、座布団干しは坊主の仕事じゃねえし…」
ブルー 「そうと決まったわけでもないよ?」
修行中なら、仕事の内だね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「晴れた日に、廊下にズラリと並べて干すんだよ」
キース 「確かに、そういうのもあるが…」
??? 「なになに、座布団がどうしたって?」
教えてよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「季節限定イベントだってね!」
キース 「なんで、出て来る!」
あんたは関係無いだろうが、と副住職が吊り上げる眉。
キース 「座布団を干す話なんぞには!」
Aブルー「限定って聞いたら、気になるってば!」
シロエ 「ついでに、イベントだからですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
限定イベントなんだしね、と言ってますけど。
月参りですよ?
2021/06/14 (Mon)
☆イベント好きな人
梅雨の季節は雨がシトシト、気分も下がりがちですけれど。
イベントさえあれば気分は上昇、そういう人もいるわけで。
Aブルー「座布団で季節限定イベントって、何なのさ?」
キース 「逆だ、逆! 今の季節は、座布団だがだな…」
シロエ 「問題だという話なんですけど?」
分かってますか、とシロエ君、ソルジャーをジロリ。
シロエ 「それにイベントは、例えというヤツで…」
キース 「いわゆるイベントとは、全く別だぞ」
ただの月参りの話だしな、と副住職の渋面。
キース 「月参りがイベントな人もいる、というだけで…」
ジョミー「梅雨に行ったら、座布団が濡れる話だよね…」
Aブルー「ええっ? たったそれだけなのかい?」
盛り上がっていそうだったのに、とソルジャー、ガックリ。
Aブルー「もっと楽しい話なのかと思ったけどなあ…」
キース 「悪かったな! そんなにガッカリしたんなら…」
シロエ 「帰って下さってもいいんですよ?」
誰も困りませんからね、とシロエ君、ニッコリ。
シロエ 「お帰りになるなら、お止めしませんけど」
ぶるぅ 「ダメダメ、お客様なのにーっ!」
お茶とお菓子を用意したのに、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「んとんと、もちろん食べて行くでしょ?」
Aブルー「ありがとう、ぶるぅはいい子だね!」
ぶるぅ 「ぼく、おもてなし、大好きだも~ん!」
一同 (((そうだった…)))
また居座られる、と一同、ゲンナリ。
Aブルー「なんだか、露骨に嫌そうな顔だねえ?」
キース 「不景気な顔と言ってくれ…」
ただでも梅雨で気が滅入るのに、と副住職。
キース 「お祭り野郎は、気楽でいいがな」
Aブルー「ぼくのことかい?」
酷い言いようだねえ、とソルジャーが尖らせる唇。
Aブルー「もうちょっと、他に言い方は…」
キース 「芋煮並みだと言われたいのか?」
Aブルー「なんだい、それは?」
悪口なのは分かるけどさ、と首を傾げる人。
通じませんよね?
2021/06/15 (Tue)
