☆リスクは低めで
さて、11月。秋も深まり、朝晩は初冬の気配なシーズン。
休日に生徒会長宅に集った面々、次の休日の計画中でして。
ジョミー「今月も、何処かに行きたいよねえ…」
シロエ 「紅葉のシーズンですからね」
スウェナ「そうねえ、何処も混むんだけれど…」
マツカがいるから安心よね、とスウェナちゃんの笑み。
スウェナ「穴場もいけるし、混んでるトコでも予約とか…」
マツカ 「ええ、行き先さえ決めて頂ければ…」
手配しますよ、と御曹司。
マツカ 「紅葉狩りですか、それとも、お食事でも…?」
サム 「うんと豪華で美味い飯もいいよなあ…」
シロエ 「ぶるぅの料理も、凄いんですけど…」
ぶるぅ 「景色とか、ついてこないから…」
他所で食べるのとは違うもんね、と料理上手なお子様も。
ぶるぅ 「紅葉のお寺で、本格派の精進料理とか!」
ジョミー「お寺は、ちょっと遠慮したいな…」
サム 「なんでだよ? 修行じゃねえんだしよ」
ジョミー「でもさあ、キースも嫌だよねえ?」
わざわざ、お寺に行くなんて、と副住職に視線を。
ジョミー「家で間に合ってるのにさ」
キース 「別に、そうでもないんだが…」
シロエ 「じゃあ、お寺でもいいんですか?」
キース 「気にせんぞ、俺は」
座禅とセットのコースだろうと、と副住職の涼しい顔。
キース 「俺の宗派は、座禅はしないが…」
ジョミー「座禅付きなんて、もっと嫌だしね、ぼくは!」
シロエ 「ぼくだって、遠慮したいですよ」
もっと普通のトコにしましょう、とシロエ君。
シロエ 「美味しい食事と、素敵な景色がいいですけど」
サム 「それ、普通とは言わねえぜ?」
ジョミー「確かにね!」
でも、そういうのを希望かな、とジョミー君も。
ジョミー「せっかく出掛けるんだしさ…」
キース 「今度は、リスクが低いので頼む」
一同 「「「えっ?」」」
キース 「俺のリスクが低いヤツだ!」
先月は散々だったからな、とキース君が顰める眉。
確かに…。
2021/11/01 (Mon)
☆キツかった処刑
紅葉のシーズン到来なわけで、お出掛けしたい面々ですが。
キース君の注文が、リスクは低めにしてくれというヤツで。
ジョミー「あー…。先月のバーベキューだよね…」
シロエ 「思いっ切り、誰かさんの下僕でしたしねえ…」
スウェナ「一人だけ、松茸狩りにも行けなかったのよね」
シチューを作りに残留で…、とスウェナちゃん。
スウェナ「その上、シチューに悪戯をされて…」
マツカ 「あちらのぶるぅが、松茸を投入したんですよね」
キース 「そうなんだ! 俺が食ってた間にな!」
バーベキューは実に美味かったのに…、とキース君の渋面。
キース 「おまけに、シチューがパアになった、と…」
サム 「文句をつけられたんだよなあ…」
シロエ 「ホントに臭かったですけどね、アレは」
キース 「俺が焦がしたわけじゃない!」
悪戯小僧がやらかしたんだ、とキース君、拳をグッと。
キース 「なのに、あの馬鹿野郎は、俺の責任だと…!」
ジョミー「元々、そういう人だってば」
キース 「普段だったら、まだマシなんだが…!」
サム 「処刑されるのはキツイぜ、うん」
簀巻きで川に捨てられるのな、とサム君が振っている首。
サム 「ついでに、ゴザも買いに行け、ってよ…」
キース 「自転車で山越えだったんだぞ!」
ママチャリで峠を二つも越えて…、とブツブツブツ。
キース 「ゴザを買った後に、時間切れだったが…」
ジョミー「帰りの峠で、ピックアップして貰えたよね」
キース 「それはいいんだが!」
ブレーキが壊されていたじゃないか、とキース君。
キース 「やたらと無事を祝福されると思ったら…!」
一同 「「「あー…」」」
そうだったっけ、と誰もが回想モード。
シロエ 「あっちのぶるぅがやったんですよね…」
ジョミー「ブルーがサイオンで止めなかったら…」
サム 「ヤバかったよな…」
キース 「死ぬぞ、下手をしたら!」
急な下りと急カーブだ、とキース君の叫び。
死ぬかも…。
2021/11/02 (Tue)
☆気付かなかった人
紅葉シーズンの到来でして、何処かへお出掛けしたい面々。
キース君がつけた注文は、キース君のリスクが低いヤツで。
シロエ 「確かにアレは、死ぬかもと思いましたしね…」
サム 「マジで死んだと思ったよなあ、俺なんかはよ」
ブレーキを壊したと聞いた時に…、とサム君の溜息。
サム 「下りでブレーキが利かねえとよ…」
キース 「何処までも加速し続けるんだぞ!」
ジョミー「でもさ、気付いていなかったよねえ?」
ぼくたちのバスと出会うまで、とジョミー君の疑問。
ジョミー「其処まで、ずっと下りだった筈だよ」
シロエ 「そういえば…。急カーブも続いてましたしね…」
スウェナ「普通だったら、途中で気付いてパニックだわよ」
ブレーキが全く利かないんだし、とスウェナちゃんも。
スウェナ「どうして気付かなかったのよ、キース?」
シロエ 「ホントですよね、壊したことを聞いてから…」
3分は経っていた筈ですよ、とシロエ君の指摘。
シロエ 「その間だって、順調に加速ですからね…」
マツカ 「気付くと思うんですけれど…」
ジョミー「もしかして、考え事でもしてた?」
サム 「それにしたって、すげえ加速なんだぜ?」
変だと思わなかったのかよ、とサム君の問い。
サム 「あの下りとカーブは、半端ねえレベルで…」
シロエ 「絶対、夜には出る場所ですよね」
一同 「「「は?」」」
何が、とシロエ君に集中する視線。
ジョミー「それって、幽霊?」
サム 「曲がり損ねて、落ちて死んだヤツとかかよ?」
シロエ 「いえ、そういうのじゃなくってですね…」
峠と言えば、アレじゃないですか、とシロエ君。
サム 「だから、霊だろ?」
ジョミー「夜だもんねえ…」
それしかないよ、とジョミー君の相槌。
ジョミー「キースも危うく、仲間入りでさ…」
シロエ 「違いますって、走り屋ですよ!」
一同 「「「走り屋?」」」
アレのことか、と誰もが納得なブツ。
出そうですよねえ…?
2021/11/03 (Wed)
☆走り屋に似た人
紅葉の季節がやって来まして、何処かへ行きたい御一同様。
キース君の注文はリスク低めで、避けたい先月の二の舞で。
ジョミー「走り屋って言ったら、バイクとか車で…」
サム 「ぶっ飛ばしている人種だよなあ…」
シロエ 「警察が来ても、気にしていない人たちですね」
あの峠には絶対、出ますよ、とシロエ君。
シロエ 「夜になったら、町の方から来そうですけど」
マツカ 「そういう話は聞いていますね」
麓まで爆音が届くそうです、とマツカ君の言。
マツカ 「雪が積もっていても、来るそうですよ」
ジョミー「それって、凍ってそうだけど?」
マツカ 「凍結した路面が人気らしいですね」
スリリングで、と肩を竦めるマツカ君。
マツカ 「ああいう人種は、度胸が据わっていますから」
シロエ 「あー…。もしかして、キース先輩も…」
その口だとか、とシロエ君の視線がキース君に。
シロエ 「ブレーキが壊れていてもですね…」
サム 「気にしねえで走っていけるのかよ?」
ジョミー「有り得るかもね…」
実は気付いていたのかも、とジョミー君も。
ジョミー「知ってて放置で、麓に着くまで…」
シロエ 「乗りこなす気だったかもしれません」
キース 「いや、そこまででは…!」
一同 「「「そこまで?」」」
ということは…、とキース君に集まる注目。
シロエ 「加速するのを楽しんでいたのは、事実ですね?」
キース 「ブレーキはかけていなかったな…」
何処まで行けるか試していた、とバツが悪そうなキース君。
キース 「こう、自分とのチキンレースで…」
ジョミー「ギリギリまで、ブレーキはかけないって?」
キース 「そのつもりで、だ…」
下りを走行中だったんだ、とキース君の苦笑。
キース 「だから命の危機だとは気が付かないで…」
シロエ 「御機嫌で走ってたんですね?」
キース 「その通りだが、事実を知ってしまったら…」
リスクは御免蒙りたい、と言ってますけど。
そうでしょうねえ…。
2021/11/04 (Thu)
☆自己犠牲の精神
今年も紅葉のシーズン到来、お出掛けしたい面々ですけど。
キース君の注文はリスク低めで、先月で懲りているからで。
シロエ 「確かに、命の危機だと知ったら嫌かもですね」
キース 「当たり前だろうが、まだ死にたくはない!」
あんな野郎のせいなんかで…、とキース君が握り締める拳。
キース 「だからこそ、リスクは低めで頼みたいんだが!」
シロエ 「そう言われてもですね…」
サム 「あいつらは、制御不可能だぜ?」
ジョミー「だよねえ、おまけにキースがさあ…」
疫病仏だし、仕方ないかも、とジョミー君の鋭い指摘。
ジョミー「どっちかって言うと、ぼくたちの方が…」
スウェナ「毎回、巻き込まれるのよねえ…」
バーベキューは上手くいった方よ、とスウェナちゃん。
スウェナ「キース以外に、被害を受けた人はゼロでしょ?」
シロエ 「そうでした! シチューが臭かった程度ですね」
サム 「あれも大概、臭かったけどよ…」
普段に比べりゃマシだったよな、と頷くサム君。
サム 「バーベキューは、うんと楽しめたしよ…」
シロエ 「松茸狩りも、素敵でしたよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 焼き松茸も美味しかったよ!」
ブルー 「大成功だったと思うけどねえ、全体的に」
キースはともかく…、と生徒会長も。
ブルー 「あんな具合にいけたらいいねえ、今月もさ」
キース 「ちょっと待て!」
俺はどうなる、とキース君の顔に焦りが。
キース 「俺なら死んでもいいと言うのか!?」
ブルー 「そこまでは言っていないけど…」
シロエ 「先輩さえ、我慢してくれればですね…」
他の面子は安泰なんです、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「ですから此処は、自己犠牲の精神というヤツで」
キース 「どうして、そういうことになるんだ!」
サム 「だってよ、お前が引き受けてくれればよ…」
ジョミー「安心だよねえ?」
キース 「おい…!」
俺は保険じゃないんだが、と言ってますけど。
似ているのでは?
2021/11/05 (Fri)
☆掛け捨てがいいな
今年も紅葉のシーズンでして、お出掛けしたい面々ですが。
キース君がリスク低めを希望で、先月で懲りているそうで。
シロエ 「なるほど、保険というわけですか」
サム 「いいよな、キースを保険にしてよ…」
ブルー 「掛け捨てにすればいいと思うね、ぼくも」
そうしておけば安心だよ、と生徒会長、パチンとウインク。
ブルー 「掛け捨てだったら、文句も言って来ないしね」
キース 「それは俺のことか!?」
ブルー 「そうだよ、掛け捨てなんだから…」
何が起きても文句は無いよね、とニッコリと。
ブルー 「というわけでさ、保険料さえ払っておけば…」
シロエ 「キース先輩が引き受けてくれるんですね!」
いいじゃないですか、とシロエ君、大いに乗り気。
シロエ 「出来れば、格安がいいですねえ…」
マツカ 「掛け捨てですから、保険料は安いと思いますよ」
サム 「第一、キースが赤貧だしよ…」
給料はゼロで小遣い制だぜ、とサム君、親指をグッと。
サム 「臨時収入があるだけマシなんでねえの?」
ジョミー「言えてるね、ソレ」
スウェナ「そうよね、肉まん1個分とかで…」
充分なんじゃないかしら、とスウェナちゃん。
スウェナ「みんなが払えば、肉まん5個は買えるでしょ?」
ブルー 「ぼくと、ぶるぅの分も出すから…」
シロエ 「肉まん7個になりますね!」
立派に大金じゃないですか、とシロエ君の笑顔。
シロエ 「キース先輩、肉まん7個でどうでしょう?」
キース 「月参りは、もっと高いんだが!」
ジョミー「でもさ、キースの懐にはさ…」
サム 「一銭も入らねえんだろ?」
お布施なんだし、とサム君のツッコミ。
サム 「その点、俺たちの保険料はよ…」
ジョミー「アドス和尚は知らないんだしさ…」
シロエ 「全額、キース先輩が貰えるんですよ?」
ブルー 「いい話だと思うけれどね?」
キース 「おい、お前たち…!」
たったの肉まん7個分だぞ、と言ってますけど。
大金では…?
2021/11/06 (Sat)
☆肉まんでも大金
紅葉のシーズン到来でして、お出掛けしたい面々ですけど。
キース君がリスク低めを希望で、其処から話が保険の方へ。
シロエ 「たったの肉まん7個分だ、と言いますけれど…」
サム 「お前、7個も買えるのかよ?」
キース 「そのくらいの小遣いは貰っている!」
でないと高校生が出来るか、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「肉まんの1個も買えないようでは…」
シロエ 「其処ですよ。いいですか、肉まん7個なんです」
先輩は一度に買えるんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「寒い日とかに、1個ずつなら普通ですけど…」
サム 「ドカンと買って、食えるかって話な!」
食欲の問題じゃねえんだぜ、とサム君、指をチッチッと。
サム 「肉まんを7個も大人買いしてよ…」
シロエ 「懐は痛まないのか、って所が重要なんです」
7個ですよ、とシロエ君が突き付ける指が7本分。
シロエ 「それを買ったら、その後、赤貧なのでは?」
ジョミー「次の日も買える余裕はあるわけ?」
キース 「そ、それは…」
残りの小遣いと相談しないと…、とキース君の悪い顔色。
キース 「他にも何かと買うものはあるし…」
シロエ 「ほらね、大金じゃないですか!」
サム 「うんうん、これがマツカだったらよ…」
スウェナ「毎日、みんなに7個買っても平気だわね」
もちろん1人に7個ずつよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「キースがやったら、即、破産でしょ?」
キース 「否定は出来ん…」
シロエ 「じゃあ、大金で決まりですね!」
肉まん7個分で如何ですか、とシロエ君の笑み。
シロエ 「一手引き受けで、例の人をですね…」
サム 「面倒見てくれりゃいいんだよ」
この前みたいに…、とサム君も。
サム 「先月は、上手くいったんだしよ…」
ジョミー「スキルの方は充分あるよね」
シロエ 「加えて、疫病仏なんですし…」
キース 「おい…!」
命の値段が安すぎるぞ、と文句ですけど。
大金ですよ…?
2021/11/07 (Sun)
☆命の危機でも平気
紅葉シーズン到来とあって、お出掛けしたい面々ですけど。
リスクは全てキース君に、と保険の話が出て来たわけで…。
キース 「いいか、あの馬鹿が何かやらかしたら、だ…!」
シロエ 「命の危機だと言いたいんでしょう?」
先月はまさにそうでしたから、とシロエ君。
シロエ 「でも、危機だけで終わりましたし…」
マツカ 「簀巻きにはされませんでしたしね」
ジョミー「そうだよ、ゴザを買いに行かされただけで…」
サム 「川にドボンはしてねえよな?」
その前に撤収だったからよ、とサム君の相槌。
サム 「自転車のブレーキが壊されたのもよ…」
ブルー 「ぼくがサイオンで助けたよねえ?」
シロエ 「しかも、キース先輩は無自覚でした!」
ブレーキをかけずに走っていて…、とシロエ君の鋭い指摘。
シロエ 「そこまで肝が据わっているなら、大丈夫です!」
ジョミー「チキンレースで楽しめそうだよ?」
命の危機を…、とジョミー君も親指をグッと。
ジョミー「肉まん7個分は大金なんだし…」
シロエ 「引き受けるべきだと思いますねえ…」
??? 「ぼくも賛成!」
肉まんだって、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「いいねえ、肉まんが美味しい季節!」
キース 「あんた、何しに湧いたんだ!?」
Aブルー「何処かへお出掛けするんだろう?」
肉まんを持って行くのかな、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「肉まんくらい、ぼくが御馳走するからさ…」
シロエ 「一緒に行きたい、と言いたいんですね?」
Aブルー「ピンポーン!」
マツカの別荘とかがいいな、と調子に乗る人。
Aブルー「豪華な食事と、綺麗な紅葉がセットでさ…」
シロエ 「キース先輩、出番ですよ?」
Aブルー「えっと、どういう意味なのかな?」
シロエ 「キース先輩が、お世話係をするそうです!」
Aブルー「なるほど、それが肉まん7個分なんだね!」
キースに払えばいいのかな、と言ってますけど。
それでいいのかも…?
2021/11/08 (Mon)
☆肉まんを買うなら
紅葉シーズン到来でして、お出掛けしたい面々ですけれど。
リスクはキース君が引き受け、そういう話になった所へ…。
Aブルー「えっと、肉まんを7個買って、キースに…」
シロエ 「いえ、そうじゃなくて、7個分のですね…」
ジョミー「お金をキースに渡すんだよ」
そしたらキースがお世話係に…、とジョミー君たち。
ジョミー「ぼくたちが払う予定だったけど…」
シロエ 「代わりに払って下さるんなら、有難いですね」
Aブルー「そのくらい、お安い御用だよ!」
肉まん7個分だろう、とソルジャーが取り出した財布。
Aブルー「はい、キース。お釣りは貰ってくれていいから」
キース 「おい…!」
これを受け取ったら終わりだろうが、とキース君、動かず。
Aブルー「でもねえ、7個分より多いよ?」
シロエ 「キース先輩、お釣りは要らないんですよ?」
サム 「うん、お札には違いねえしよ…」
スウェナ「お釣りの分で、お菓子くらいは買えるでしょ?」
有難く貰っておきなさいよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「それとも、何か不満なわけ?」
キース 「貰ってしまうと、またババなんだぞ!」
Aブルー「分かったよ。多すぎるから怖いんだ?」
裏があるとか思うんだろう、とソルジャー、勝手に納得。
Aブルー「だったら、キッチリ7個分でね」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「ひい、ふう、みい、と…」
小銭を数え始めたソルジャー。
Aブルー「肉まん1個が、この値段だから…」
シロエ 「それはコンビニ価格ですよ?」
Aブルー「ダメなのかい?」
ぶるぅ 「んとんと…。コンビニは、お値段、高めで…」
お得じゃないよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「スーパーだったら、うんと安くて…」
シロエ 「お買い得な日もあるんです!」
Aブルー「なるほど、そういう仕組みになってるんだね」
キース 「お前ら、値切ってどうする気だ…!」
俺を安売りするつもりか、と叫んでますけど。
そうなるかも…?
2021/11/09 (Tue)
☆底値よりはマシ
紅葉のシーズンといえばお出掛け、そういう話ですけれど。
リスクはキース君に丸投げ、其処へソルジャー登場でして。
Aブルー「安売りだなんて言われてもさ…」
シロエ 「キース先輩が蒔いた種ですよ?」
さっき、お札を貰っていれば…、とシロエ君のツッコミ。
シロエ 「お釣りの分まで貰えたんです、それをですね…」
サム 「受け取らねえから、今の状況があるんだぜ?」
キース 「しかし…!」
Aブルー「ぼくにしたって、賢く買い物したいからねえ…」
スーパーの肉まんの値段は、どのくらいかな、という質問。
ぶるぅ 「えっとね、今日はチラシが入ってたから…」
ブルー 「うん、本日の目玉商品だね」
肉まんとかが、と生徒会長が差し出すチラシ。
ブルー 「カレーまんとセットのでも、こうだからさ…」
Aブルー「ホントだ、コンビニよりもずっと安いね」
だったら、こっちで計算しよう、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「肉まん7個で、この値段だね!」
シロエ 「ほらね、お安くなったでしょう?」
キース 「貴様ら、本気で安売りなのか!」
この俺を…、と叫んでますけど、ソルジャー、しれっと。
Aブルー「シロエも言ったよ、自業自得だって」
サム 「諦めねえと、もっと値切られるぜ?」
ぶるぅ 「そだよ、肉まん、安い時には…」
これより安くなるんだから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「今の値段でいいと思うの!」
シロエ 「それとも、底値にしたいんですか?」
キース 「いや、それは…!」
Aブルー「じゃあ、この値段で、よろしく頼むよ」
お世話係を…、とソルジャー、キース君に強引に小銭を。
Aブルー「失敗したって、返さなくてもいいからね!」
キース 「また処刑だとか言い出す気か!?」
Aブルー「さあねえ…? それより、何処へ行くわけ?」
シロエ 「紅葉ですか?」
Aブルー「うん、また三人で来たいんだけど!」
かまわないだろう、と笑顔のソルジャー。
断れませんね?
2021/11/10 (Wed)
☆三人分でよろしく
紅葉といえばお出掛けシーズン、ソルジャーも登場でして。
キース君をお世話係に任命、肉まん7個分の値段を支払い。
Aブルー「やっぱり、賑やかにやりたいしさ!」
シロエ 「まあ、そうでしょうね…」
サム 「いいんでねえの? キースが引き受けるんだし」
ジョミー「先月は、上手くいったしね…」
それに断っても無駄だと思う、とジョミー君。
ジョミー「ほら、あっちには必殺技があるしさ…」
スウェナ「SD体制で苦労してる、っていうヤツよね?」
Aブルー「その通り! だから、三人でいいだろう?」
ブルー 「嫌だと言っても、ソレで押し切るしね…」
キースがいるから、まあいいけどさ、と生徒会長も。
ブルー 「こっちに被害が無ければ、別に…」
シロエ 「かまいませんよね?」
マツカ 「ええ。で、行き先はどうするんですか?」
Aブルー「紅葉が綺麗で、混んでなくてさ…」
御馳走がある所だよね、とソルジャーの注文。
Aブルー「お寺で精進料理はダメだよ、もっと豪華に!」
シロエ 「どの辺から聞いていたんです?」
Aブルー「最初からかな?」
一同 「「「あー…」」」
そういう人だ、と誰もが溜息。
ブルー 「要するに、来る気満々だった、と」
Aブルー「もちろんだよ!」
マツカの別荘とかがいいねえ、と仕切り始める人。
Aブルー「道路が混んでも、ヘリで行けるし…」
キース 「なんで、あんたが決めるんだ!」
マツカ 「でも、正論ではありますよ?」
何処の料亭でも取れますけれど…、と御曹司、控えめに。
マツカ 「ただ、其処へ行くには、道路事情が…」
サム 「だよなあ、何処も渋滞するしよ…」
Aブルー「ほらね、マツカもこう言ってるし!」
此処は厚意に甘えるべき、と厚かましいソルジャー。
Aブルー「別荘にしようよ!」
マツカ 「分かりました。手配しますね」
Aブルー「キースも、お世話係をよろしく頼むよ」
もう代金は払ったからね、と威張ってますけど。
格安ですよね…。
2021/11/11 (Thu)
☆売り渡された人
次の休日はマツカ君の別荘へお出掛け、ソルジャーも一緒。
そう決まりまして、お世話係はキース君が一手に引き受け。
Aブルー「いいかい、しっかり仕事をしてよ?」
キース 「あの値段でか!?」
Aブルー「底値にしたっていいんだけれど?」
キース 「い、いや、充分だ…」
有難く貰っておくことにする、とキース君、諦めモード。
キース 「出来る限りのことも、させて貰うから…」
Aブルー「ありがとう! じゃあ、来週はよろしくね!」
今日は、お出掛けするからこれで、とソルジャー、消滅。
シロエ 「帰ったんでしょうか?」
サム 「お出掛けなんだぜ、エロドクターのトコだろ?」
一同 「「「あー…」」」
ターゲットは他にもいたんだっけ、と誰もが納得。
シロエ 「あっちは上手くいってるんですよね…」
ジョミー「貢いで貰って、御機嫌だよね…」
サム 「キースも、あれほど金があればよ…」
被害は無かったかもしれねえな、とサム君が振っている首。
サム 「何か言われたら、サッと小遣いを握らせてよ…」
スウェナ「切り抜けられたかもしれないわねえ…」
ジョミー「でもさ、現実は厳しいからさ…」
シロエ 「肉まん7個分で売られるんですよね」
しかもスーパーのお値段で…、とシロエ君。
シロエ 「大安売りというヤツですよ」
キース 「誰のせいだと思ってるんだ!」
ブルー 「自分で蒔いた種だろう?」
売られたからには頑張りたまえ、と生徒会長の激励が。
ブルー 「ぼくたちに被害が及ばないように、全力で!」
シロエ 「先月みたいにお願いしますよ」
キース 「死にかけたんだが…!」
シロエ 「生き延びたでしょう?」
拾った命を活かして下さい、とシロエ君が突き付ける指。
シロエ 「それで、みんなが救われますから!」
キース 「死ねと言うのか!?」
ブルー 「坊主なんだし、尊い犠牲の精神でね」
キース 「くっそぉ…」
たった肉まん7個分でか、と呻いてますけど。
頑張るしか…。
2021/11/12 (Fri)
☆宿坊で良ければ
やって来ました、マツカ君の別荘へ紅葉狩りに出掛ける日。
生徒会長のマンション前に集合、そういう面々ですけれど。
シロエ 「いいですねえ…。今年もヘリでお出掛けですね」
マツカ 「渋滞を避けるには、一番ですしね」
ジョミー「リッチだよねえ…!」
でもって、着いたら御馳走だよね、とジョミー君。
ジョミー「何が出るかな、松茸御飯はありそうだけど…」
マツカ 「もちろん、御用意していますよ」
サム 「バーベキューでも、トリュフだったしよ…」
スウェナ「絶対、豪華に決まってるわよ!」
見た目も綺麗で凝ってるのよね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「なんと言っても、マツカの家の別荘だもの!」
シロエ 「お寺なんかとは違いますしね」
キース 「悪かったな!」
なんなら次は招待するぞ、と副住職の渋面。
キース 「宿坊で精進料理の休日をな!」
ジョミー「要らないから!」
キース 「親父の法話もセットなんだが…」
シロエ 「そんなの、誰が行きたがるんです!」
お正月だけで充分ですよ、とシロエ君。
シロエ 「それに、招待となると、誰かさんがですね…」
ブルー 「強引に来るから、苦労するだろうね」
Aブルー「なになに、何処へ御招待って?」
おはよう、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「次の休みの予定かな?」
??? 「でもですね…。特別休暇は…」
??? 「もう取りにくい季節だも~ん!」
キャプテン(A船長)と悪戯小僧(Aぶるぅ)も出現。
Aブルー「そうだっけ?」
A船長 「クリスマスと、お正月に取るんですよ?」
Aぶるぅ「こっちでパーティーと、えとえと…」
煩悩の回収だっけ、と悪戯小僧が傾げる首。
Aぶるぅ「除夜の鐘で流れたヤツを、ホテルに泊まって…」
Aブルー「あー! そういうイベントもあったっけね!」
A船長 「ですから、他に特別休暇は…」
Aブルー「うーん、残念…」
御招待を逃しちゃうのか、と嘆いてますけど。
宿坊ですよ…?
2021/11/13 (Sat)
☆宿坊は困るんです
マツカ君の別荘で紅葉狩りな休日、ソルジャーたちも到着。
ヘリで出掛ける豪華コースで、元老寺の宿坊とは大違いで。
シロエ 「もしかして、元老寺に行きたかったんですか?」
Aブルー「だって、キースの招待だろう?」
ジョミー「でもさ、精進料理だよ?」
サム 「アドス和尚の法話もつくしよ、俺だったらよ…」
招待されても逃げると思うぜ、とサム君が軽く竦める肩。
サム 「それによ、法話だけでは済まねえと思うし…」
キース 「朝晩のお勤めは、当然、つくな」
シロエ 「お客さんに人気なんですか、ソレ?」
キース 「お前たちと違って、参加するかは自由だが…」
けっこう皆さん、参加なさるぞ、と副住職。
キース 「心の癒しになるんだそうだ」
Aブルー「ふうん…? 次の機会が是非とも欲しいね」
A船長 「私もです。お念仏は毎日、唱えていますし…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ ぼくもキースの家に行きたい!」
でもって悪戯、と飛び跳ねる悪戯小僧に、キース君、蒼白。
キース 「そ、それだけはやめてくれ!」
Aブルー「でもねえ、ぶるぅだけ留守番なのもねえ…」
ブルー 「キース、招待厳禁だからね!」
一同 「「「は?」」」
何故、この人が…、と皆の視線が生徒会長に集中。
キース 「あんたが俺に味方すると…?」
シロエ 「どうしたんです、会長、熱でもありますか?」
ブルー 「失礼な! ぼくは至って正気だってば!」
でもって、元老寺への招待は禁止、と生徒会長、厳しい顔。
ブルー 「忘れていたよ、アドス和尚は、この連中をさ…」
Aブルー「なんだい?」
ブルー 「知らないんだってば、存在自体を、まるっと!」
ということは…、と生徒会長が指差す自分の顔。
ブルー 「ブルーが行くなら、ぼくと代わるしか…」
キース 「そうか、それしかないわけだな」
ジョミー「それって、何かあった時はさ…」
ブルー 「ぼくのメンツが…」
潰れるんだよ、と生徒会長、ガクガクブルブル。
確かに…。
2021/11/14 (Sun)
☆入れ替わった時には
マツカ君の別荘で紅葉狩りですけど、出発前に騒ぎが勃発。
元老寺の宿坊を希望なソルジャー、止めに入った生徒会長。
キース 「なるほど、あんたもメンツが大事、と」
ブルー 「当たり前だよ、ぼくの評価が地に落ちるしね!」
こんなのと一緒にされちゃったら、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「それに、ぶるぅも入れ替わるわけだし…」
ぶるぅ 「んとんと…。ぼくは悪戯、しないよ?」
Aぶるぅ「そっか、ぶるぅが困っちゃうんだ…」
それなら悪戯は我慢するよ、と意外に良い子な悪戯小僧。
シロエ 「我慢って…。そんなの、出来るんですか?」
Aぶるぅ「クリスマスの前には、やってるも~ん!」
でないとサンタさんが来ないもんね、と弾ける笑顔。
Aぶるぅ「だから絶対、大丈夫!」
ブルー 「だってさ、君より出来た子だねえ…」
Aブルー「失礼な! ぼくには出来ない真似だとでも!?」
其処まで言うならやってみせよう、とソルジャー、憤然。
Aブルー「キース、次の機会を作りたまえ!」
キース 「何をする気だ?」
Aブルー「ぼくの素晴らしさを披露するんだよ!」
ブルーの評判を落とさないように…、と威張り返る人。
Aブルー「完璧な立ち居振る舞いってヤツで!」
ブルー 「いいけどさ…。朝晩のお勤めはどうするわけ?」
Aブルー「参加するけど?」
ブルー 「所作とお経は、出来るんだろうね?」
伝説の高僧らしく完璧に…、と生徒会長の鋭いツッコミ。
ブルー 「それにさ、アドス和尚のことだし…」
キース 「導師を頼むかもしれないな」
Aブルー「えっと…? 導師って…?」
それは何だい、とソルジャーの問い。
Aブルー「ブルーには出来るヤツなんだよね?」
キース 「もちろんだ。お勤めの先頭に立ってお経をだ…」
ブルー 「読む役目だよね、鳴り物とかも叩いてさ」
Aブルー「それって、いつもキースがさ…」
キース 「やってるヤツだが?」
法要でな、とキース君、俄然、偉そう。
さて、どうなる…?
2021/11/15 (Mon)
☆車中でゆっくり
バーベキューにお出掛けな休日、お天気の方も素敵な快晴。
生徒会長のマンション前に集合で、ゲストの到着待ちな今。
キース 「まさかと思うが、俺に松茸シチューを作れと?」
ジョミー「そうだよ、接待係なんだし」
シロエ 「ぶるぅの仕事じゃないですよねえ…」
料理と言えば、ぶるぅですけど、とシロエ君も相槌。
シロエ 「今日に限っては、あの方々の注文はですね…」
サム 「キースが受けるべきだと思うぜ、料理でもよ」
キース 「し、しかし…」
??? 「大丈夫! 君なら、やれば出来る筈だよ!」
おはよう、とソルジャー(会話表記はAブルー)、ご到着。
Aブルー「いいねえ、キースが接待係だって?」
??? 「お世話になります」
よろしく、と頭を下げるキャプテン(会話表記はA船長)。
A船長 「料理も、お任せ出来るのですね」
??? 「かみお~ん♪ ぶるぅより、上手に出来る?」
そこが問題、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)の問い。
Aぶるぅ「美味しく作ってくれないと…」
Aブルー「ガッカリだしねえ…」
A船長 「分かります。私なら、我慢も出来ますが…」
ぶるぅは無理です、とキャプテンの眉間に皺が。
A船長 「ただでは済まないと思いますね」
Aぶるぅ「そだよ、復讐しちゃうもんね!」
不味かった分をお返ししなきゃ、と悪戯小僧。
Aぶるぅ「美味しくしないと、悪戯だも~ん!」
Aブルー「処刑でいいと思うけれどね?」
キース 「俺を殺すと、あんたが困るぞ!」
二度目は無いと言った筈だが、と副住職の反撃。
キース 「法要をスルーされたいのか?」
Aブルー「殺すとは言っていないけど?」
処刑だよね、とソルジャー、涼しい顔。
Aブルー「ゆっくり考えながら行こうよ、まずは出発!」
マツカ 「そうですね、皆さん、マイクロバスへどうぞ」
一同 「「「はーい!」」」
キース 「車中で処刑の相談なのか?」
あんまりだ、とキース君、ガクブルですけど。
処刑って…?
2021/10/16 (Sat)
☆しくじった時は
いよいよバーベキューにお出掛け、揃ってマイクロバスへ。
車中で処刑の相談だそうで、キース君、ガクブル状態な今。
ぶるぅズ「「かみお~ん♪ しゅっぱぁ~つ!」」
マツカ 「バスの中も、飲み物など御用意していますから」
Aブルー「ありがとう! 流石、マツカは気が利くねえ!」
シロエ 「言っておきますけど、ぼくたち用ですよ?」
本来は、とシロエ君、グッサリと釘を。
シロエ 「あなたは、お呼びじゃないんですから!」
サム 「うんうん、キースの招待だしよ…」
ジョミー「気が利くかどうかは、キースを評価してよね」
マツカじゃなくて、とジョミー君も。
ジョミー「そりゃさ、車内の備品とかはさ…」
シロエ 「マツカ先輩の自由ですから…」
マツカ 「もちろん、キースのゲストの方にも…」
好きにお使い頂けますが…、と御曹司の視線がキース君に。
マツカ 「でも、専属の接待係はキースですからね?」
キース 「それは重々、承知しているが…」
Aブルー「だからこそ、処刑の相談なんだよ!」
どんな感じにすればいいかな、とソルジャー、物騒な台詞。
Aブルー「接待係をしくじった時は、処刑なんだけど…」
Aぶるぅ「ねえねえ、ぼくが好きにしていい?」
自信あるよ、と悪戯小僧がエヘンと張る胸。
Aぶるぅ「シャングリラの人たち、ぼくを見るとさ…」
A船長 「顔が引き攣るか、愛想笑いの二択ですしね」
なにしろ悪戯が半端ないので…、とキャプテンの解説。
A船長 「かと言って、即、逃げ出すとですね…」
Aブルー「もう確実にターゲットだしね」
Aぶるぅ「背中を見せたら、アウトなんだも~ん!」
鉄則でしょ、と悪戯小僧のニコニコ笑顔。
Aぶるぅ「目を逸らしたら、負けなんだもんね!」
シロエ 「確かに、勝負は気迫で決まりますしね…」
Aぶるぅ「逃げる人には、うんと悪戯しちゃうんだよ!」
キース 「そ、それを俺にか…?」
それが処刑か、とキース君、悪い顔色。
悪戯のターゲット…?
2021/10/17 (Sun)
☆失敗したら処刑
マツカ君の別荘に近い河原で、バーベキューを楽しむ休日。
別荘へ向かうマイクロバスの中で、キース君の処刑の相談。
キース 「悪戯というのは、どういうヤツなんだ…!」
Aぶるぅ「先に言ったら、悪戯じゃないも~ん!」
Aブルー「まあ、究極のサプライズかもね」
何が起こるか謎だから、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「予測出来たら、誰も怖がらないって!」
A船長 「そうですとも。本日のぶるぅの悪戯は、と…」
艦内に予報を流せますしね、とキャプテンも。
A船長 「何処で起こるか、何が起こるか、予測不能で…」
Aブルー「誰が犠牲者になるかも、ぶるぅ次第だしねえ…」
だからこそ、恐れられてるわけで…、という説明。
Aブルー「処刑係には、ピッタリかもね」
A船長 「ええ。接待係と処刑係の対決というわけですか」
これはなかなか見ものですよ、とキャプテンも。
A船長 「どうです、皆さん、賭けませんか?」
Aブルー「ダメダメ、賭けにならないからね」
A船長 「はあ?」
Aブルー「絶対、成立しないと思うよ」
聞いてみようか、とソルジャー、皆にグルリと視線を。
Aブルー「この賭け、キースに賭けたい人は?」
一同 「「「…………」」」
Aブルー「じゃあ、ぶるぅな人!」
一同 「「「はいっ!」」」
はい、はい、はいっ! と挙がる手と声。
Aブルー「ほら、誰もキースに賭けないんだから」
A船長 「なるほど…。では、処刑係に決定ですか?」
Aブルー「うん。ぶるぅを処刑係に任命!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 悪戯、とっても楽しみ!」
だから頑張って失敗してね、と悪戯小僧の怖すぎる注文。
Aぶるぅ「キースが失敗すればするほど、出番だも~ん!」
キース 「失敗しなければ、処刑は無しなんだな?」
Aブルー「そうなんだけどさ、出来ると思うのかい?」
キース 「死ぬ気で頑張る!」
Aブルー「なら、努力したまえ」
接待に期待してるから、とソルジャーの笑み。
どうなる…?
2021/10/18 (Mon)
☆やる時はMAX
マツカ君の別荘の近くの河原で、バーベキューをする休日。
余計なゲストが来てしまった件は、キース君に丸投げで…。
マツカ 「もうすぐ別荘に着きますよ」
ジョミー「着いたら、河原に行くんだよね?」
マツカ 「ええ。バーベキューの用意は、そちらの方に…」
出来てますから、と御曹司の笑み。
マツカ 「何も持たずに行って頂ければ、即、楽しめます」
一同 「「「やったーっ!」」」
バーベキューだ、と盛り上がる面々、駐車場に到着で。
シロエ 「マツカ先輩、河原は何処になるんですか?」
マツカ 「ついて来て下さい、御案内します」
Aブルー「其処は、キースじゃないんだね?」
キース 「当然だろうが、道なんぞ知らん!」
いつも別荘に来るだけだしな、とキース君。
キース 「いくら接待係と言っても、限界があるぞ」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 限界、楽しみ!」
A船長 「限界を超えて頑張らないと、悪戯なのか?」
Aぶるぅ「そだよ、道案内は仕方ないけど」
そうじゃない時は、やっちゃうもんね、と怖い台詞が。
Aぶるぅ「どんな悪戯にしようかなあ…?」
キース 「今から考えなくてもいいっ!」
俺は無傷で切り抜けてみせる、とキース君、必死の形相。
キース 「でないと、川に突き落とされるとか…」
Aぶるぅ「それ、しちゃおうかな?」
キース 「まだ失敗はしていない!」
落とされてたまるか、と決意の表情。
キース 「しくじる前から、落とすのは無しだ!」
Aぶるぅ「つまんなーい!」
シャングリラだとアリなのに、と悪戯小僧。
Aぶるぅ「悪戯するのに、条件なんかは無いんだもん!」
Aブルー「でもねえ、今回は処刑係だからさ…」
グッと我慢で、やる時はMAX、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「川に落とすのも、普通にやるより…」
キース 「まさか、崖から落とす気か!?」
Aぶるぅ「簀巻きもいいかも!」
キース 「簀巻き…」
まだ崖よりはマシだろうか、と青ざめる人。
処刑ですしね…。
2021/10/19 (Tue)
☆ド田舎なんです
マツカ君の別荘から近い河原で、バーベキューですけれど。
河原に向かう途中の道で、物騒な流れになりつつある今。
Aぶるぅ「んとんと、簀巻きにするんなら…」
Aブルー「巻くための材料が要るよね、うん」
マツカ 「あ、あのぅ…。流石に、そちらの方の手配は…」
ぼくは承りかねます、と御曹司の顔に困惑の色が。
マツカ 「ホームセンターに行けば、あるでしょうけど…」
Aブルー「こんな山奥に、ホームセンターがあるのかい?」
マツカ 「いえ、コンビニも無い田舎ですし…」
道の駅だって無いんですよ、と御曹司。
マツカ 「山を越えて隣の集落に行けば、直売所が…」
Aブルー「其処で色々、買えるんだね?」
マツカ 「農産物と、地元の特産品とかですから…」
ゴザは売られていないでしょう、と御曹司の説明。
マツカ 「そういった品は、もう一つ先の集落です」
Aブルー「コンビニかい?」
マツカ 「よろず屋ですね、宅配便とかも扱ってますよ」
ですから、ゴザもある筈です、と御曹司が指差す山の方向。
マツカ 「あの山を越えて、次の峠を越えた先です」
Aブルー「なるほどねえ…。聞いたかい、キース?」
キース 「ああ。簀巻きにするのは無理そうだな」
マツカは手配しないんだし、とキース君、ニヤリ。
キース 「とはいえ、崖も勘弁願いたいが…」
Aブルー「何を言うのさ、君は接待係だよ?」
キース 「は?」
Aブルー「簀巻きにするなら、ゴザを買いに行く所から!」
自転車くらいは借りられるよね、とソルジャーの言。
Aブルー「どうかな、マツカ?」
マツカ 「ええ、別荘の管理をしている人たちのが…」
ありますから、と御曹司。
マツカ 「それより、河原に到着ですよ」
一同 「「「わあっ!」」」
最高、と誰もが歓声な景色。
ジョミー「早速、みんなでバーベキューだね!」
Aブルー「ゴザは後でいいしね」
キース 「おい…!」
まだ失敗はしてないぞ、と言ってますけど。
どうなるやら…。
2021/10/20 (Wed)
☆松茸派な人たち
バーベキューが出来る河原に到着、大いに盛り上がる面々。
ゲストの方はキース君に丸投げ、早速、ワイワイ賑やかに。
ジョミー「用意は全部出来てるんだね、後は焼くだけ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 焼き松茸用の七輪もあるよ!」
シロエ 「キノコもドッサリありますよね」
流石はマツカ先輩です、とシロエ君が見回す食材の山。
シロエ 「えーっと…。これが白トリュフですか?」
マツカ 「ええ。普通のトリュフがコレですからね」
サム 「やっぱ、俺たちには松茸だよなあ…」
スウェナ「そうねえ、何処がいいのか、サッパリ…」
トリュフの良さって分からないわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「確かに匂いはあるんだけれど…」
Aブルー「ぼくも松茸の方がいいかな」
A船長 「私もです。そちらで先に慣れましたから」
馴染みがあるのは松茸ですね、とキャプテンも。
A船長 「ですから、松茸をシチューにするというのは…」
Aブルー「言ってはみたけど、どちらかと言えば…」
シチューはトリュフの方にしたいね、とソルジャーの言。
Aブルー「キースに作って貰おうかな?」
キース 「シチューをか!?」
Aブルー「君は接待係だろう?」
それともゴザを買いに行くかい、と恐ろしい台詞が。
Aブルー「簀巻きの支度か、シチューか、どっちが…」
キース 「シチューに決まっているだろう!」
Aブルー「それじゃ、よろしく!」
ぼくはバーベキューと松茸狩り、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「みんなは、どうする?」
ジョミー「先に松茸狩りだよねえ?」
サム 「だよなあ、食材は揃ってるんだしよ…」
準備は全く要らねえし、とサム君も賛成。
サム 「でもよ、キースは残るんだよな?」
シロエ 「シチューを作らないといけませんしね…」
キース 「材料とかはどうするんだ!?」
マツカ 「大丈夫ですよ、レシピ付きで運ばせますから」
キース 「おい…」
それは本格派のレシピでは、とキース君、真っ青。
さて…?
2021/10/21 (Thu)
☆嫌なら作るしか
いよいよ河原でバーベキューですけど、その前に松茸狩り。
けれどキース君には、トリュフのシチューを作る使命が。
キース 「本格派のレシピなぞ、俺に作れると思うのか!」
ジョミー「無理っぽいけど、それ、言っていいの?」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 失敗、楽しみ!」
ゴザを買うなら、あっちだって、と悪戯小僧が指差す山。
Aぶるぅ「不味いのが出来たら、買いに行ってね!」
A船長 「自転車で山越えは、大変でしょうが…」
Aブルー「仕方ないよね、ぶるぅのリクエストだから」
それが嫌なら作りたまえ、とソルジャー、偉そう。
Aブルー「マツカ、材料とかの用意をよろしくね!」
マツカ 「ええ。ビーフシチューにしておきましょうか」
ぶるぅ 「そだね、ホワイトシチューよりかは…」
失敗しないと思うから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「七輪でコトコト煮るのがオススメ!」
マツカ 「では、七輪も追加して貰いますね」
御曹司、サクサクと手配をしまして、ニッコリと。
マツカ 「じきに届くそうです、頑張って下さい」
キース 「そ、そうだな、ゴザを買わなくて済むように…」
努力しよう、とキース君、決意の表情。
キース 「美味いシチューを作ってみせる!」
ぶるぅ 「んとんと、お手伝いしてあげたいけど…」
Aブルー「手伝い、禁止!」
ぶるぅ 「そうだよね…」
頑張ってね、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「焦がさないように、気を付けて!」
キース 「分かった…」
Aブルー「じゃあ、ぼくたちは松茸狩りに行こうか」
A船長 「沢山採れるといいですね」
期待しましょう、と皆で松茸狩りに出発ですけど。
ジョミー「大丈夫かな、キース…」
シロエ 「どうでしょうねえ…」
ゴザを買いに行く運命でしょうか、とシロエ君。
シロエ 「気の毒ですけど…」
サム 「仕方ねえよなあ…」
Aぶるぅ「処刑しちゃうもんねーっ!」
失敗したら、と悪戯小僧が跳ねてますけど。
処刑ですかねえ…?
2021/10/22 (Fri)
☆向いていない松茸
河原でバーベキューを始める前に、まずは松茸狩りに出発。
けれどもキース君は残留、トリュフのシチューを作る運命。
Aブルー「さてと、松茸は何処にあるかな?」
A船長 「香りを頼りに探しましょうか」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ それもシチューに入れる?」
Aブルー「どうだろう、キース次第かも…」
シチューが美味しく出来てたら、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「松茸を追加するのもアリかな」
A船長 「そうですね。更に美味しくなるかもです」
Aぶるぅ「不味くなったら、処刑だよね!」
キースのせいだし、と張り切る悪戯小僧。
Aぶるぅ「松茸、沢山採らなくちゃ!」
Aブルー「うん。みんなも頑張って探してよね!」
一同 「「「はーい…」」」
だけどシチューは違うと思う、と誰もが溜息。
シロエ 「そもそも、シチューに向かないんですよね?」
ジョミー「だからトリュフのシチューの筈だよ」
サム 「松茸を入れたら、やべえよな…」
そういう気しかしねえんだけど、とサム君が竦める肩。
サム 「キースが、美味いシチューを作っててもよ…」
スウェナ「松茸を投入でパアって感じね…」
シロエ 「化学変化を起こしますよね…」
ぶるぅが入れても、キース先輩の責任に…、とシロエ君。
シロエ 「あの様子だと、きっと入れますよ」
ジョミー「悪気が無くても、やりそうだよねえ…」
サム 「でもって、責任はキースになすりつけるのな…」
ありそうだぜ、とサム君、肩をブルッと。
サム 「まあ、俺たちには関係ねえけど…」
ジョミー「そうだよ、ぼくたちはバーベキュー!」
シロエ 「キース先輩は、簀巻きかもですけどね…」
しかも自分で買ったゴザで、とシロエ君、ブルブル。
シロエ 「ついでに、自転車で山越えまでセットですよ」
ジョミー「キースの分の肉も、食べちゃえばいいって!」
サム 「楽しくやろうぜ、俺たちはよ」
でもって松茸を焼いて食うんだ、とサム君の意見。
正しいですよね?
2021/10/23 (Sat)
☆七輪でコトコト
河原でバーベキューの前に、松茸狩りから始めた御一同様。
けれどもキース君は残留、トリュフのシチューを作る運命。
シロエ 「あっ、あそこ! 松茸ですよ!」
ジョミー「ホントだ、周りにも生えてるよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 手入れしてある山だしね!」
ブルー 「固まって生えても、不思議じゃないよ」
よし、採ろう、と端から持参の籠の中へと。
スウェナ「この調子だと、大収穫になりそうだわね」
サム 「誰かさんも沢山、採ってそうだぜ」
Aブルー『決まってるじゃないか、大漁だよ!』
焼き松茸が楽しみだよね、と飛んで来た思念。
Aブルー『そこそこ採れたら、バーベキューで!』
ブルー 「当然だってば、本来、そっちが目的だから!」
楽しまないと、と松茸狩りに励んだ後は、サクサクと下山。
マツカ 「戻りました。キース、シチューはどうですか?」
キース 「こんなものだと思うんだが…」
じっくり煮込めばいけると思う、と七輪の前のキース君。
キース 「よかったら、味見して貰えないか?」
マツカ 「ぶるぅの方が適役ですよ」
ぶるぅ 「そだね、えーっと…」
どうかな、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が味見を。
ぶるぅ 「うん、美味しい!」
Aブルー「本当かい?」
ぶるぅ 「んとんと、後は煮込めばオッケー!」
バーベキューの間にコトコトと、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「七輪だったら、つきっきりでなくても…」
ブルー 「焦げにくいから、キースもさ…」
ぶるぅ 「ちゃんと、バーベキュー出来るからね!」
食べてる暇はあると思うの! と太鼓判が。
ぶるぅ 「だから、みんなでバーベキュー!」
一同 「「「イイネ!」」」
やろう、と拳を突き上げる面々。
Aブルー「それじゃ、早速…。肉を沢山焼いてよね!」
シロエ 「キース先輩、仕事ですよ!」
キース 「俺が接待係だったな…」
Aブルー「そうだよ、よろしく!」
合間に食べてもいいからさ、と寛大な言葉。
接待ですね…?
2021/10/24 (Sun)
☆焼き松茸には柚子
いよいよバーベキューがスタート、豪華な食材がドッサリ。
キース君は接待係ですけど、他の面子は賑やかにワイワイ。
ジョミー「最高だよね、肉も美味しいし、天気もいいし…」
ぶるぅ 「キノコも沢山あるもんね!」
シロエ 「贅沢ですよね、バーベキューでトリュフなんて」
サム 「バーベキューソースをぶっかけてよ…」
食えるってトコがいいんだよな、とサム君、親指をグッと。
サム 「高級食材にバーベキューソース!」
Aブルー「松茸にもかけていいかな、ソレ?」
ブルー 「ダメダメ、松茸は七輪で焼いて柚子だよ!」
絶対、そっちが美味しいから、と生徒会長。
ブルー 「君だって、トリュフより松茸派だろう?」
Aブルー「そうだったっけ…。だからシチューで…」
キース 「俺が七輪で煮込んでるんだが?」
焼き松茸は、ぶるぅだろうか、とキース君の問い。
キース 「七輪は、別に用意して貰っているし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ もちろん、ぼくが焼くも~ん!」
キースはシチューが精一杯だよ、と笑うお子様。
ぶるぅ 「たまに、かき混ぜるの、忘れないでね!」
キース 「焦げたら、処刑されるからな…」
承知している、とシチューにも払っている注意。
キース 「とはいえ、七輪には感謝しないと…」
ジョミー「キースも食べていられるもんねえ…」
キース 「下僕で、肉だの、野菜だのと…」
言われるままに焼かされているが、と苦笑する人。
キース 「だが、俺の分の肉は食えるし…」
Aブルー「そうだよ、頑張って接待してよね!」
A船長 「お世話になります。そこの肉をですね…」
キース 「任せてくれ!」
お安い御用だ、と接待係に徹してますけど。
シロエ 「あれっ、なんだか変な匂いがしませんか?」
ジョミー「ホントだ、あっちの方からだよね」
サム 「シチューの鍋が臭くねえか?」
キース 「さっき、かき混ぜたばかりだが…!」
焦げそうなのか、とキース君、七輪にダッシュ。
ヤバイかも?
2021/10/25 (Mon)
☆シチュー鍋に松茸
河原で賑やかにバーベキューでして、豪華食材がドッサリ。
キース君は接待係をやりつつ、七輪でシチューを煮込み中。
サム 「おーい、シチューは大丈夫かよ?」
キース 「な、なんだ、誰が松茸を入れたんだ!」
一同 「「「松茸!?」」」
どうなったんだ、と一同、七輪の方へと。
シロエ 「えっと…。松茸がゴロゴロ入ってませんか?」
サム 「この臭いのって、松茸だよな?」
ジョミー「いい松茸だよ、開く前のさ…」
上等なのを、いったい誰が、とジョミー君、キョロキョロ。
ジョミー「シチューなんかにブチ込んじゃって…!」
シロエ 「それより、味が問題ですよ!」
マツカ 「不味かったら、キースは処刑ですしね…」
誰か味見を…、と御曹司の不安そうな声。
マツカ 「この匂いでは、皆さん、嫌でしょうけど…」
Aブルー「当たり前だよ、味見以前の問題だよ!」
食欲が失せてしまうじゃないか、とソルジャー、仏頂面。
Aブルー「鍋の中身はサッサと捨ててさ、キースはさ…」
A船長 「ゴザを買いに、自転車で出発ですか?」
Aブルー「決まってるだろう!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 悪戯、大成功ーっ!」
入れちゃったあ! と飛び跳ねている悪戯小僧。
キース 「やはり貴様か、だが、いつの間に!?」
Aぶるぅ「サイオンを使えば、簡単だも~ん!」
バーベキューしながら瞬間移動、と返った答え。
Aぶるぅ「ぼくがポンポン入れていたのに…」
Aブルー「キースは全く気付かなかった、と…」
重罪だよ、とソルジャーの睨み。
Aブルー「マツカ、自転車の手配をお願い!」
マツカ 「は、はいっ!」
Aブルー「分かってるね、キース?」
向こうの山を二つ越えて…、と指差すソルジャー。
Aブルー「その前に、鍋の中身を遠くに捨てて来たまえ」
キース 「分かった…」
シロエ 「大変なことになりましたね…」
サム 「帰れるのかよ?」
山越えは遠いぜ、とサム君、心配そう。
日が暮れますかね…?
2021/10/26 (Tue)
☆ママチャリで走れ
河原でバーベキューなんですけど、キース君はシチュー係。
その鍋に悪戯小僧が松茸を投入、凄い悪臭が漂ったわけで。
Aブルー「とにかくキースは処刑だってば!」
A船長 「夕方までに、帰って来られないのでは…?」
Aブルー「そうなった時は、その時だよ!」
酷い匂いと、シチューが台無しの罪は重い、とソルジャー。
Aブルー「ゴザを買って来て、簀巻きなんだよ!」
キース 「す、すまん…」
鍋の中身は捨てて来たが…、とキース君、悪い顔色。
キース 「本当にゴザを買いに行けと…?」
Aブルー「もちろんだよ! マツカ、自転車は?」
マツカ 「今、届きました」
ママチャリですけど、とマツカ君が指差す川沿いの道。
マツカ 「生憎、電動アシストとかは…」
Aブルー「要らないってば、そんな贅沢品!」
自力で走って行けばいいだろ、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「さあ、乗って!」
キース 「ま、待ってくれ、ペットボトルか何か…」
マツカ 「ああ、そうですね」
喉が渇きますし、とマツカ君が手にしたスポーツドリンク。
マツカ 「ジュースとかより、こちらでしょう」
Aブルー「水で充分だよ!」
ちょっとだけ塩を入れればいいだろ、と恐ろしい台詞が。
Aブルー「水分と塩分、それでオッケー!」
シロエ 「酷すぎませんか?」
Aブルー「水無しでもいいくらいだよ!」
あるだけマシ、と水のペットボトルに塩をパラパラ。
Aブルー「ほら、これを持って!」
キース 「帰りが遅くなりそうなんだが…!」
Aブルー「回収くらい、してあげるから!」
だからと言ってサボリは厳禁、と釘をグサリと。
Aブルー「サイオンで監視するからね!」
一同 「「「うわー…」」」
休めないんだ、と誰もがガクブル。
キース 「水だけで行けと…?」
Aブルー「シチューを無駄にしただろう!」
キース 「食料は無い、と?」
Aブルー「当然だよ!」
でなきゃ処刑にならないし、とピシャリ。
大丈夫ですか?
2021/10/27 (Wed)
☆ママチャリで出発
河原でバーベキューな最中、シチューの係だったキース君。
悪戯小僧が松茸を投入、シチューは台無しになったわけで。
Aブルー「接待係の方はいいから、ゴザを買いに行く!」
Aぶるぅ「わぁーい、処刑、処刑!」
帰って来たら簀巻きだもんね、と飛び跳ねている悪戯小僧。
Aぶるぅ「簀巻き、楽しみーっ!」
A船長 「多分、間に合わないと思うが」
帰る時間になってしまって、とキャプテンの指摘。
A船長 「とはいえ、処刑しないというのも…」
Aブルー「甘すぎるからね、ほら、急いで出発!」
自転車に乗る、とキース君を促すソルジャー。
Aブルー「水のボトルは、籠に入るだけ持っていいから!」
キース 「馬鹿野郎! 水は立派な重量物だぞ!」
2リットル入りなんぞ持たせやがって、とキース君の文句。
キース 「これだけで2キロあるんだが!」
Aブルー「だったら、半分、捨てて行くかい?」
マツカ 「キース、途中に給水スポットはありませんよ」
野菜の直売所のトイレくらいしか…、と御曹司。
マツカ 「野菜を買わなくても、手は洗えますが…」
シロエ 「トイレの水道で水汲みですか…」
いくら蛇口でも惨めですよね、とシロエ君の相槌。
シロエ 「キース先輩、水は多めに持った方が…」
キース 「くっそぉ…」
持つしかないか、とキース君、自転車に跨りまして。
キース 「仕方ない、処刑されてくる」
Aブルー「違うよ、処刑は簀巻きだってば!」
帰って来たら川にドボンで、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「いいゴザを買って来ないとね!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ ゴザで巻き巻き!」
悪戯小僧も大喜びな中、キース君、ママチャリで出発。
キース 「行って来る!」
ジョミー「頑張ってねーっ!」
サム 「骨は拾ってやるからよーっ!」
シロエ 「で、ぼくたちはバーベキューの続きですよね?」
一同 「「「もっちろ~ん!」」」
キースの分まで楽しもう、と盛り上がる面々。
他人事ですしね…。
2021/10/28 (Thu)
☆悪臭はダメです
悪戯小僧のせいで処刑が決まったキース君、ゴザを買いに。
ママチャリで出発しましたけど、他の面子はバーベキュー。
ジョミー「美味しいよねえ、マツカが用意してくれた肉!」
サム 「バーベキューソースでトリュフも美味いぜ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 焼き松茸も最高だよね!」
シチューじゃダメだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「柚子で食べるのがいいんだも~ん!」
シロエ 「誰かさんが、無駄にしましたけどね…」
Aぶるぅ「無駄じゃないもん、キースを簀巻きだもん!」
スウェナ「帰る時間に、間に合うかしら?」
山を二つも越えるんでしょ、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「しかも往復、どうなるかしらね?」
Aブルー「頑張って走っているけどねえ…」
まだ一つ目の峠を登っているトコ、とソルジャーの言。
Aブルー「ゴザを買うのが限度じゃないかな」
シロエ 「よろず屋で時間切れですか?」
Aブルー「帰り道で、ぼくたちと出会うだろうね」
峠越えの道の何処かで、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「そしたら、そこでピックアップかな」
Aぶるぅ「簀巻きでドボンは?」
Aブルー「無理だよねえ…」
Aぶるぅ「つまんなーいっ!」
ゴザで巻き巻き、と悪戯小僧の膨れっ面。
Aぶるぅ「処刑したいのにーっ!」
Aブルー「あのねえ…。とっても臭かったんだよ」
A船長 「死ぬかと思いましたよねえ…」
Aぶるぅ「悪戯だもん!」
だからキースを処刑なんだもん、と文句ですけど。
Aブルー「最悪な匂いは、ぼくも体験したからね!」
A船長 「私もです。ですから、ぶるぅにも…」
Aブルー「反省をして貰わないとね!」
簀巻きでドボンは諦めたまえ、とピシャリ。
Aブルー「だけど、処刑は大事だし…」
シロエ 「水だけで、ママチャリで山越えなんですね?」
Aブルー「そういうことだね」
サム 「簀巻きでドボンは、回避できるのな…」
いいんでねえの、という声に頷く面々。
簀巻きは無し、と…。
2021/10/29 (Fri)
☆泊まりの可能性
皆がバーベキューで盛り上がる中、キース君だけが山越え。
自分を簀巻きにするゴザを買うため、ママチャリで走行中。
ジョミー「キース、ピックアップされたら喜ぶだろうね」
シロエ 「そうですね。簀巻きだと思ってるんですし…」
サム 「冷静に考えりゃ、分かりそうだけどよ…」
日が暮れた後までバーベキューはねえぜ、とサム君。
サム 「キャンプに来たんじゃねえんだし…」
Aブルー「その可能性を忘れていたよ!」
A船長 「ええ。泊まりで来れば良かったですね…」
今の時期なら特別休暇も…、とキャプテン、残念そうな顔。
A船長 「キャンプを楽しみたかったですよ」
マツカ 「別荘なら、御用意出来ますけど?」
シロエ 「マツカ先輩、ダメですよ!」
キース先輩が夜の川に沈められます、とシロエ君の悲鳴。
シロエ 「日帰りでなければ、簀巻きですってば!」
Aぶるぅ「わぁーい、ゴザで巻き巻き!」
一同 「「「うわー…」」」
えらいことに、と誰もが顔面蒼白。
ジョミー「キース、死ぬかも…」
サム 「夜の川は、ただでも冷たいんだぜ…」
シロエ 「その上、山奥の川なんですよ!?」
思い切り水温が低いんです、とシロエ君、ガクブル。
シロエ 「ゴザは保温になりませんし…」
スウェナ「動けないから、沈むだけよね…」
Aぶるぅ「ちゃんと死ぬ前に拾うも~ん!」
悪戯だもん! と悪戯小僧が跳ねてますけど。
Aブルー「残念だけど、休暇の申請がねえ…」
A船長 「出来てませんから、今日は帰るしか…」
Aぶるぅ「えーっ!?」
Aブルー「仕方ないよね、規則だからさ」
次の休暇が取れなくなるよ、とソルジャーの睨み。
Aブルー「二度と、こっちに来られないかも…」
Aぶるぅ「そんなの、イヤーッ!」
Aブルー「というわけで、気持ちだけ貰っておくよ」
マツカ 「では、またの機会に…」
Aブルー「今日は、時間までバーベキュー!」
楽しもう、という声に、ホッとする面々。
良かったですね!
2021/10/30 (Sat)
☆ブレーキを壊せ
キース君がゴザを買いに行った間も、バーベキューな面々。
美味しく食べて盛り上がった後は、撤収の時間ですけれど。
マツカ 「やっぱりキースは、戻って来ませんねえ…」
シロエ 「よろず屋には辿り着けたんでしょうか?」
Aブルー「うん。ゴザを買ってさ、悲壮な顔で…」
帰り道の峠を登っているよ、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「何処で会えるかな、下り道かな?」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ ブレーキ、壊してもいい?」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
下りでブレーキが利かないなんて、と誰もがドン引き。
シロエ 「死にますってば!」
Aブルー「いいね、ぼくが命の恩人コースで!」
A船長 「サイオンで止めて差し上げるわけですね?」
Aブルー「思いっ切り、恩を売れそうだしね!」
やるぞ、と拳を握るソルジャー。
Aブルー「そうと決まれば、撤収だよ!」
一同 (((うわー…)))
なんてこったい、と震えながら乗り込むマイクロバス。
Aぶるぅ「わぁーい、しゅっぱぁーつ!」
Aブルー「いいタイミングでキースに出会えそうだね」
一つ目の峠を越えて、二つ目の上り坂な今。
Aブルー「キースが下って来るトコだから…」
Aぶるぅ「壊しちゃえーっ!」
やっちゃったーっ! と悪戯小僧の歓声。
Aぶるぅ「あれ? あれれ?」
Aブルー「加速しないねえ…?」
急な下りの筈なのに、とキョトンとする人たち。
Aブルー「えーっ? あんな急カーブもクリアって?」
Aぶるぅ「外れて飛び出しそうなのにーっ!」
変だ、と騒ぐ人たちを他所に、向こうからキース君が。
シロエ 「キース先輩、無事ですかーっ!?」
キース 「生きてるぞーっ!」
ゴザを背負って自転車を停め、手を振る人。
ブルー 「サイオンなら、ぼくも使えるんだよ」
Aブルー「そうだっけ…!」
Aぶるぅ「ひどいーっ!」
一同 「「「キース、お疲れ様ーっ!」」」
良かった、とキース君を無事に回収。
今月、これにて中継終了~。
2021/10/31 (Sun)
☆アウトドアな季節
さて、10月。行楽の秋な季節とあって、誰もがウキウキ。
最初の休日は生徒会長宅に集合、行き先を計画な御一同様。
ジョミー「この季節はさ、アウトドアが一番だよね!」
スウェナ「そうよね、暑くも寒くもないし…」
サム 「やっぱ、アレかよ、リベンジかよ?」
一同 「「「リベンジ?」」」
何の、と皆の視線がサム君に集中。
シロエ 「リベンジって、何かありましたっけ?」
サム 「アウトドアだぜ、あったじゃねえかよ」
一同 「「「えーっと…?」」」
何だったっけ、と顔を見合わせるシャン学メンバー。
ジョミー「ずっと暑かったよ、アウトドアなんてさ…」
シロエ 「海水浴とか、そんなのでしょうか?」
スウェナ「それは、マツカの別荘へ行ったじゃないの」
ジョミー「だよねえ、リベンジは要らないよね?」
第一、海水浴は無理なシーズン、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「先月だったら、残暑だったし…」
シロエ 「泳げそうな日はありましたよね」
スウェナ「でも、計画は立てていないわよ?」
一同 「「「うーん…」」」
計画が無いならリベンジも無い、と深まる疑問。
ジョミー「他にアウトドアって、何があるかな?」
サム 「おいおい、マジで忘れたのかよ?」
まあ、一瞬でパアだったけどな、とサム君の苦笑。
サム 「キースの人生初の休みで…」
一同 「「「あー!」」」
アレか、と一同、蘇った記憶。
シロエ 「そうでした、お彼岸の法要をサボッて…」
キース 「バーベキューに行く話だったな」
思い出したぞ、とキース君、手をポンと。
キース 「パアになったのも、一瞬だったんだが…」
ジョミー「法要のインパクトが強すぎたよね…」
忘れちゃうのも無理はないよ、とジョミー君。
ジョミー「法要自体は、普通だったけど…」
キース 「殺されそうになったしな、俺が」
シロエ 「何処まで本気だったんでしょう?」
誰かさんは、とシロエ君が首を捻ってますけど。
さて…?
2021/10/01 (Fri)
☆消された場合は
行楽の秋が到来でして、生徒会長宅で計画を相談する面々。
リベンジという話が出て来て、バーベキューだったわけで。
キース 「あの馬鹿は、MAXで本気だったと思うぞ」
ジョミー「うん。やる気満々だったしさ…」
あれは完璧に本気だったよ、とジョミー君も。
ジョミー「だって、キースに好みの殺し方をさ…」
サム 「訊いてたんだぜ、丸焼きとかをよ」
スウェナ「活け締めと、釜茹でだったわねえ…」
ラインナップは、とスウェナちゃん。
スウェナ「実行されなくて良かったじゃないの」
キース 「まったくだ。俺が消されていた場合は、だ…」
皆の記憶からも消えていそうで、とキース君が竦める肩。
キース 「親父たちでさえも忘れるんだし、お前たちも…」
ジョミー「確かに忘れてしまいそうだね」
サム 「なんか、思いっ切り、報われねえよな…」
殺され損だぜ、とサム君、フウと溜息。
サム 「まあ、二度と言わねえらしいしよ…」
シロエ 「殺される心配は無いですよね」
キース 「万一があったら、俺は祟るぞ!」
末代までな、とキース君、拳をグッと。
キース 「あの馬鹿と、ついでにキャプテンにもだ!」
ジョミー「でもさ、末代が無いと思うよ?」
シロエ 「子供は生まれませんからねえ…」
マツカ 「それ以前に、SD体制ですよ」
子孫を作れないシステムでしょう、と御曹司の指摘。
マツカ 「祟るにしたって、本人の存命中までですね」
キース 「それでも構わん!」
出来るところまで祟ってやる、と副住職。
キース 「殺せるものなら、殺してみやがれ!」
ブルー 「あのさ…。祟りに行くのはいいんだけれど…」
今日までの努力が水の泡だよ、と生徒会長が割り込みを。
シロエ 「水の泡って、何がですか?」
ブルー 「キースが今日まで頑張って来た、仏道修行!」
ジョミー「なんで、そうなるわけ?」
ブルー 「お念仏の功徳とかがさ…」
何もかもパア、と銀青様の仰せですけど。
そうなんですか…?
2021/10/02 (Sat)
☆お念仏の御利益
行楽の秋がやって来まして、生徒会長宅で行き先を相談中。
リベンジでバーベキュー説から、話題は秋のお彼岸でして。
シロエ 「どうして、パアになるんです?」
マツカ 「キースが積んで来た功徳が、ですよね…?」
サッパリ意味が分かりませんが、と御曹司が傾げる首。
マツカ 「お念仏は、御利益が絶大だと聞いてますけど」
シロエ 「キャプテンも唱えているそうですしね…」
誰かさんが全く唱えないので、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「あの人たちにも、御利益があるヤツですよ?」
マツカ 「そう簡単にパアになるとは思えませんよね」
サム 「うんうん、お念仏は基本の中の基本だしよ…」
南無阿弥陀仏な宗派にはよ、とサム君も。
サム 「人生で一度唱えただけでも、効くっていうぜ」
シロエ 「そうなんですか?」
サム 「おう! 蜘蛛の糸の話じゃねえけどよ…」
一度だけでも唱えておいたら極楽へ、と僧籍な人。
サム 「阿弥陀様が救って下さるそうだぜ、唱えた人を」
シロエ 「だったら、ますますパアなんてことは…」
有り得ませんが、とシロエ君、顔一杯に『?』なマーク。
シロエ 「極楽往生間違いなし、って感じですけどね?」
マツカ 「お念仏だらけの人生ですしね、キースの場合は」
死んだら極楽に直行な筈で…、と御曹司も怪訝そうな顔。
マツカ 「パアになる理由が無いですよ?」
ブルー 「其処なんだってば、お浄土が問題!」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「お浄土、つまり極楽だけどさ…」
死んだら、其処へ直行なわけ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「立派な人だと、阿弥陀様が直接来て下さって…」
サム 「紫の雲がたなびいて、綺麗な音楽とかよ…」
ブルー 「いい香りがするとか言うんだけどさ…」
シロエ 「キース先輩も、それを目指してるわけですね?」
ブルー 「そうなんだけど、祟るつもりなら…」
行ったらマズイと思わないかい、という質問が。
極楽にですか?
2021/10/03 (Sun)
☆祟るのならパア
行楽の秋が到来でして、生徒会長宅で行き先相談中な面々。
お彼岸のリベンジでバーベキュー説、其処から先月の話へ。
シロエ 「えーっと…? キース先輩が祟りたいなら…」
マツカ 「極楽からだと、無理そうですね?」
ちょっと離れていそうですよ、と御曹司。
マツカ 「仏様には、一瞬な距離かもしれませんけど」
サム 「魂は、一夜で千里を駆けるって言うぜ」
ブルー 「まあねえ…。阿弥陀様とか、お釈迦様だと…」
銀河系だって、手のひらの上なサイズ、と銀青様のお言葉。
ブルー 「というわけでさ、距離は問題無いけれど…」
シロエ 「だったら、いけるじゃないですか!」
ブルー 「考えてみたまえ、祟るんだよ?」
他人様を不幸にしに行くわけで…、と銀青様。
ブルー 「そんな行いが、許されるとでも?」
シロエ 「正当防衛とかでは、駄目ですか、それ?」
マツカ 「殺されちゃったわけですしねえ、キース…」
祟るのも無理は無いですけど、と御曹司も。
マツカ 「そういう場合も、祟りは不可になりますか?」
ブルー 「駄目だね、お浄土の規則はうるさいんだよ」
自分を殺した人も許して仲良しな世界、と銀青様の仰せ。
ブルー 「そんな所から祟りに行くのは、論外だから!」
シロエ 「じゃあ、キース先輩が祟りたいなら…」
ブルー 「お浄土行きを拒否るか、追い出されるか…」
どっちかだよね、と銀青様が立てる二本の指。
ブルー 「つまり二択で、選ぶのは、キース!」
シロエ 「あー…。キース先輩、どうするんです?」
キース 「実は、今の今まで、忘れ去っていた…」
基本の中の基本なのに、と愕然とする副住職。
キース 「あの馬鹿野郎に祟った場合は、俺の努力は…」
ブルー 「報われないよね、自分で捨てるか、追放だから」
シロエ 「かなりの覚悟が要りますよね、ソレ…」
ジョミー「パアだもんねえ…」
キース 「くっそぉ…」
俺は祟ることも出来ないのか、と唸ってますけど。
其処は好みでは…?
2021/10/04 (Mon)
☆割に合いません
行楽の秋は何処へ行こうか、生徒会長宅で相談な御一同様。
お彼岸のリベンジでバーベキュー説、其処からの話題で…。
キース 「あの馬鹿野郎には、殺され損というわけか…」
シロエ 「祟れないなら、そうなりますよね…」
サム 「全てを捨てたら、祟れるけどよ…」
キースの努力は何だったんだよ、とサム君も、フウと溜息。
サム 「高校生と二足の草鞋で、大学を出てよ…」
マツカ 「その間に、修行道場にも行きましたしねえ…」
スウェナ「しかも、二回も行っていたでしょ?」
ブルー 「前段階のと、璃母恩院での本番とだね」
両方こなして、やっと住職の位をゲット、と銀青様。
ブルー 「それに毎日、朝晩のお勤め、そういうのもさ…」
シロエ 「何もかも、捨てる結果になっちゃうんですね」
祟った場合、とシロエ君の視線が副住職に。
シロエ 「…キース先輩、どうするんです?」
ジョミー「それでも祟るか、諦めるか、どっち?」
キース 「祟っても、所詮、一代限りか…」
子々孫々が無いんだしな、とキース君、ブツブツ。
キース 「いくら寿命が長いと言っても、数百年だし…」
ブルー 「割に合わないと思うけれどね?」
やめておくのがオススメだよ、と銀青様の仰せ。
ブルー 「祟りたいのは分かるけれどさ、お浄土がさ…」
シロエ 「もったいない気がしますよね…」
キース 「其処なんだ。しかも、俺がお浄土を逃しても…」
あの馬鹿は行けてしまうわけで、と副住職が握り締める拳。
キース 「地獄に引き摺り込めば別だが、お念仏で、だ…」
ブルー 「救われてしまいそうだからねえ、阿弥陀様に」
地獄の釜の蓋を開けて貰って…、と銀青様。
ブルー 「なにしろ、あっちのハーレイがさ…」
シロエ 「二人分、唱えていると聞きますからねえ…」
ジョミー「キースだけ、地獄落ちなんだ?」
キース 「代理が唱えても、立派にカウントされるしな…」
真面目に俺だけババっぽいが、と副住職の苦い顔付き。
ババ…。
2021/10/05 (Tue)
☆下僕だそうです
行楽の秋の行き先について、生徒会長宅で相談ですけれど。
バーベキューのリベンジ説から、キース君の受難な話で…。
シロエ 「代理でもオッケーは、キツイですよね…」
キース 「俺は地獄で、あの馬鹿野郎が、お浄土だと…」
どう考えても俺だけババだ、とキース君の眉間に皺が。
キース 「回避するには、祟るのを諦めるしかなくて…」
ジョミー「それを言ったら、また生贄にされそうだけど…」
キース 「いや、それだけは絶対に無い!」
二度目は無いと言ったからな、と副住職。
キース 「今度、生贄にしようとしたら、あっちがだな…」
サム 「全てがパアになる番だぜ、うん」
二度と法要はねえからよ、とサム君の相槌。
サム 「そうなりゃ、例の仏様が路頭に迷うんだぜ?」
シロエ 「無縁仏なコースですね?」
キース 「そういうことだ。だから、生贄は無いんだが…」
思い出したら、また腹が立つ、とキース君、舌打ち。
キース 「あいつは何だと思っているんだ、この俺を!」
ジョミー「坊主じゃないかな?」
スウェナ「お坊さんよねえ…」
シロエ 「でもって、一種の下僕ですよ」
例の仏様専用の…、とシロエ君。
シロエ 「生贄にしようとしたほどですから」
マツカ 「言えていますね、未遂に終わりましたけど」
キース 「……下僕なのか……」
しかもアレのか、とキース君が抱える頭。
キース 「なんだって俺が、キノコの下僕に!」
ジョミー「普通は、逆なものだよね?」
スウェナ「キノコが、人間の下僕だわねえ…」
美味しく食べられる方なんだから、とスウェナちゃん。
スウェナ「逆に食べられてどうするのよ!」
シロエ 「まったくです。それじゃ、童話の世界ですよ」
ありましたよね、とシロエ君が立てる人差し指。
シロエ 「レストランに入って、逆にですね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お料理の危機なヤツだね!」
キース 「アレか…」
注文の多い料理店か、と唸ってますけど。
まさしくソレ…。
2021/10/06 (Wed)
☆巻き添えで下僕
行楽の秋は何処へ行こうか、生徒会長宅で相談な御一同様。
バーベキューのリベンジ説から、受難なキース君の話で…。
キース 「人間様の俺が、キノコに食われる展開なのか…」
ぶるぅ 「んとんと…。ちゃんと気が付いたら、大丈夫!」
シロエ 「ですよね、パン粉とかを身体にまぶす間に…」
見抜いて逃げればオッケーですよ、とシロエ君。
シロエ 「キース先輩も、其処に気付いたわけですし…」
ジョミー「全力で逃げたら、いけるって!」
サム 「二度目はねえぞ、って言い切ったしよ…」
逃亡成功だと思うぜ、とサム君、親指をグッと。
サム 「生贄にされる心配はねえから、下僕の方はよ…」
シロエ 「諦めるしかないですねえ…」
一生、アレに仕えて下さい、とシロエ君、クスクス笑い。
シロエ 「もっとも、ぼくたちも巻き添えですけど」
ジョミー「ひょっとしたらさ、ぼくたちもさ…」
アレの下僕ってことなのかな、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「法要は必ず出なきゃダメだし、棚経もさ…」
スウェナ「ジョミーは当番で来てるわよねえ…」
サム 「俺はアドス和尚のお供で、留守だけれどよ…」
それ以外は巻き込まれているんだよな、とサム君も。
サム 「やっぱ、下僕になるのかよ?」
シロエ 「なんだか、それっぽいですよ?」
マツカ 「否定できない部分はありますよね…」
生贄にまではされないでしょうが、と御曹司が竦める肩。
マツカ 「下僕の方は、キースと一蓮托生かもです」
サム 「キース、お前、つくづく迷惑なヤツだよな…」
疫病仏はダテじゃねえぜ、とサム君、天井を仰いで溜息。
サム 「俺たちまでキノコの下僕なのかよ、情けねえ…」
ジョミー「普通は、食べる方なのにねえ…」
ぶるぅ 「ねえねえ、みんなで食べちゃうのはどう?」
一同 「「「は?」」」
ぶるぅ 「テキにカツでしょ、食べて克服しちゃうとか!」
キノコを美味しく、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の提案。
食べて克服…?
2021/10/07 (Thu)
☆食べれば勝てそう
行楽の秋の行き先について、生徒会長宅で相談ですけれど。
バーベキューのリベンジ説から、迷惑な仏様の話でして…。
シロエ 「食べて克服って、何なんです?」
ぶるぅ 「今も言ったでしょ、テキにカツだってば!」
ステーキとカツレツ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「受験生とかが食べるヤツだよ、必勝祈願で!」
ジョミー「あー…。それをキノコでやるってこと?」
ぶるぅ 「そうなの、ステーキは無理だけど…」
カツも難しそうなんだけど、と料理上手なお子様の提案。
ぶるぅ 「食べてしまえば、勝てそうな気がしてこない?」
シロエ 「それは確かに、そうかもですね」
スウェナ「キノコのステーキって、聞かないわよねえ…」
でも、カツレツはどうかしら、とスウェナちゃんの疑問。
スウェナ「工夫すれば、カツは出来そうよ?」
ぶるぅ 「んとんと…。揚げるのが難しいかな、って…」
サム 「ぶるぅの腕なら、余裕じゃねえかよ」
アイスのフライだって作るじゃねえか、とサム君の指摘。
サム 「アイスの方がよ、キノコよりもよ…」
シロエ 「厄介ですよね、融けたら終わりなんですから」
その点、キノコは融けませんし、とシロエ君も。
シロエ 「それに、美味しいと思いますけど…」
ジョミー「何処かにあっても不思議じゃないよね」
キノコのカツ、とジョミー君も言ってますけど。
ぶるぅ 「ん-とね、キッチンだったら作れるけれど…」
サム 「なんだよ、何処で作る気なんだよ?」
ぶるぅ 「バーベキューの時!」
揚げ物はキツイと思うんだけど、と首を捻るお子様。
ジョミー「あー! それ、いいかもね!」
ぶるぅ 「でも、温度の調節とか、上手く出来ないし…」
カツは無理そう、と残念そう。
ぶるぅ 「でもでも、食べれば勝てると思うし…」
サム 「食っちまうわけな、キノコってヤツを!」
シロエ 「是非、やりましょう!」
バーベキューですよ、とシロエ君が突き上げる拳。
いいかも…。
2021/10/08 (Fri)
☆下剋上でいこう
行楽の秋は何処へ行こうか、生徒会長宅で相談な御一同様。
キース君の受難から話が一周、バーベキュー説の登場で…。
シロエ 「バーベキューで、キノコが多めなんですね?」
ぶるぅ 「そだよ、食べれば、きっと勝てるし…」
下僕じゃなくって下剋上だよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「美味しく食べて、キノコに勝つの!」
一同 「「「イイネ!」」」
それだ、と一同、一気に気分はバーベキューへと。
ジョミー「行くなら、やっぱりマツカのトコかな?」
シロエ 「穴場だっていう話ですしね…」
サム 「メジャーな所は、混んでると思うぜ」
アウトドアに向いてる季節だしよ、とサム君も。
サム 「それに今回は、制約もねえし…」
キース 「ああ、通報の心配は無いな」
普通に出掛けるだけなんだから、と副住職。
キース 「親父に知れても、学校に知れても、問題は…」
スウェナ「全く無いわね、安心だわよ」
シロエ 「マツカ先輩、お願いしてもいいですか?」
マツカ 「任せて下さい、それとですね…」
キノコ狩りの方はどうしますか、と御曹司の問い。
マツカ 「食材は用意しておきますけど…」
サム 「近くの山で採れるのかよ?」
マツカ 「今の季節は、無断で入山するとですね…」
松茸泥棒になるんですよ、と御曹司。
マツカ 「でも、あの辺りに、山を持ってますから…」
ジョミー「松茸狩りが出来るわけ?」
マツカ 「ええ。バーベキューのついでに、如何ですか?」
一同 「「「行く!!!」」」
松茸も焼いて食べてしまおう、と一同、乗り気。
キース 「焼き松茸は美味いからなあ、柚子を、こう…」
ブルー 「搾ってかけると最高だよ、うん」
秋の味覚、と生徒会長も頷く焼き松茸。
ブルー 「バーベキューだと、香りが混ざるかもだけど」
サム 「別に焼いたら、いいんでねえの?」
ぶるぅ 「そだね、網を用意して貰って…」
離れた所で焼けばいいかも、というアイデア。
松茸ですしね?
2021/10/09 (Sat)
☆お邪魔したい人
行楽の秋の行き先について、相談していた面々ですけれど。
バーベキューに決定しまして、キノコ多めでキノコを克服。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 焼き松茸には、七輪もいいよ!」
ブルー 「そうだね、七輪なら竈も要らないし…」
シロエ 「楽に持ち運びが出来ますしね」
別に焼くには最適ですよ、とシロエ君も賛成。
シロエ 「松茸以外のキノコが採れたら、どうします?」
サム 「纏めてバーベキューでいいんでねえの?」
ジョミー「だよねえ、松茸とは違うしさ…」
バーベキューソースで食べていいと思うよ、とジョミー君。
ジョミー「焼き松茸には、柚子が一番だけどさ」
??? 「スッポンタケは?」
一同 「「「げっ!?」」」
誰もがドン引き、ソルジャー登場(会話表記はAブルー)。
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!?」
Aブルー「ご挨拶だねえ、わざわざ来たのに」
青の間からに決まってるだろう、と威張り返る人。
Aブルー「みんなで、バーベキューだって?」
シロエ 「そうなんですけど、呼んでませんから!」
ジョミー「ぼくたちが出掛ける話だからね!」
帰ってくれる、とジョミー君が指差す玄関の方向。
ジョミー「今日なら、エロドクターも暇だろうしさ」
シロエ 「御馳走してくれると思いますよ?」
美味しいものを色々と…、とシロエ君も、シッシッ、と。
シロエ 「バーベキューより、よっぽどいいです!」
キース 「俺もシロエに賛成だ」
さっさと帰れ、とキース君も手をヒラヒラヒラ。
キース 「じゃあな、ノルディと楽しんで来てくれ」
Aブルー「誤魔化さないでよ、ノルディなんかで!」
バーベキューに行くんだろう、と食い下がるソルジャー。
Aブルー「ぼくも是非とも、お邪魔したいね、ソレ!」
シロエ 「ズバリ、お邪魔で大迷惑ですから!」
キース 「第一、あんただけでは済まんだろうが!」
Aブルー「呼んでいいんだ?」
ハーレイたちも、と言ってますけど。
思いっ切り、藪蛇…。
2021/10/10 (Sun)
☆呼ばれたそうです
行楽の秋のお出掛け先は、マツカ君の手配でバーベキュー。
キノコ多めでキノコを克服、そういうプランに決定なのに。
Aブルー「もちろん、ぶるぅも呼んでいいよね?」
キース 「呼んでいないと言っただろうが!」
Aブルー「でも、ぼくだけでは済まない、ってさ…」
たった今、君が言ったじゃないか、とソルジャーの指摘。
Aブルー「喜んでお邪魔させて貰うよ、三人で!」
シロエ 「ですから、呼んでいませんってば!」
Aブルー「キースが言ったよ、うんと遠回しに!」
来てもいいって…、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「楽しみだよねえ、バーベキュー!」
キース 「だから、違うと!」
Aブルー「そうは聞こえなかったけど?」
みんなだって、そう思うよね、と向けられた視線。
Aブルー「さっきの台詞は、御招待だと思うんだけど…?」
シロエ 「あれは失言と言うんです!」
Aブルー「なるほど、口が滑った、と…」
キースの本音が出ちゃったんだね、とカッ飛んだ解釈。
Aブルー「みんなの手前、大歓迎とは言えなくて…」
キース 「そもそも、俺が反対なんだが!」
Aブルー「言いにくいよねえ、この雰囲気だとさ…」
でも、ありがとう、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「君のお蔭で、みんなで楽しくバーベキュー!」
キース 「決め付けるな!」
Aブルー「ごめん、ごめん、つい、嬉しくってさ…」
君の気持ちが…、と、あくまで斜め上な人。
Aブルー「スッポンタケも、あると嬉しいな、山に!」
キース 「帰ってくれ!」
Aブルー「分かったよ、当日に、また来ればいいよね?」
キース 「来なくていいっ!」
俺の立場がえらいことに…、とキース君、必死。
キース 「あんたも、ぶるぅも、あんたのハーレイもだ!」
Aブルー「改めて確認、ありがとう! その面子でね!」
キース 「何故、そうなるんだ!」
Aブルー「じゃあ、当日はよろしくねーっ!」
楽しみだよね、と手を振ってお帰りですけれど。
えっと…?
2021/10/11 (Mon)
☆埋めてしまいたい
行楽の秋はバーベキューに決定、マツカ君が手配ですけど。
ソルジャー御一行様も来るのだそうで、大喜びでお帰りに。
シロエ 「…よろしくされちゃいましたけど?」
マツカ 「人数の方は、全く問題無いですけどね…」
サム 「面子ってヤツが問題なんだよ、あいつらだぜ?」
ジョミー「ホントにね…」
なんでこうなってしまうわけ、とジョミー君が仰ぐ天井。
ジョミー「キノコを食べて克服の筈が、この展開だよ?」
ぶるぅ 「んとんと、キノコを美味しく食べるのは…」
何も変わらないと思うけれど、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「人が増えるなら、松茸も沢山、採れるかも!」
シロエ 「それはそうですけど、余計なキノコもですね…」
スウェナ「採って来そうな気がするわよねえ…」
見たくもないのを、とスウェナちゃんの深い溜息。
スウェナ「どうしてキースは、こうなのかしら?」
シロエ 「疫病仏は、ダテじゃないですねえ…」
ジョミー「生贄になっててくれた方がさ…」
サム 「世の中、平和だったよな、うん」
マジでよ、とサム君も頷く有様。
サム 「山に行くなら、埋めてしまいたいくらいだぜ」
シロエ 「ダメです、気持ちは分かりますけど…」
マツカ 「殺人は割に合いませんよ?」
シロエ 「いえ、ダメなのは、其処じゃなくって…」
埋める方です、とシロエ君。
シロエ 「山に埋めると、例のキノコがいますから…」
ジョミー「あー…。肥料になってしまうんだ?」
シロエ 「そうなんですよ、しかも下手をすると…」
うんとビッグに育つかもです、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「そんなことになったら、どうします?」
スウェナ「例の人が喜ぶだけだわねえ…」
そしてキースを崇めるのよ、とスウェナちゃん、ブツブツ。
スウェナ「今度は、キースを拝まされる羽目に…」
シロエ 「それって、最悪じゃないですか!」
ジョミー「だよねえ…」
キースまで拝みたくないし、と文句な面々。
まあねえ…?
2021/10/12 (Tue)
☆招待したも同然
次の休日はバーベキューにお出掛け、それはいいですけど。
余計な面子が来てしまうわけで、文句たらたらな御一同様。
ジョミー「キースを埋めたら、仏様が増殖してさ…」
サム 「疫病仏まで拝まされるわけな…」
報われねえぜ、とサム君、ブツブツ。
サム 「仕方ねえなあ、我慢するしか…」
シロエ 「そうなんですけど、悔しいですよね…」
毎回、毎回…、とシロエ君の顔にも不満が一杯。
シロエ 「キース先輩、この件を、どう思ってるんです?」
キース 「そ、それは…。心から申し訳ないと…」
ジョミー「キースが歓迎しちゃったんだよ?」
キース 「だから、済まんと…!」
けして悪意があったわけでは…、とキース君も必死。
キース 「あの馬鹿野郎が、勝手に解釈したわけで…!」
ジョミー「でもさあ、キースが黙っていればさ…」
シロエ 「こじれなかった気がしますよね…」
マツカ 「それに関しては、どうでしょうか…?」
あの方が、おいでになった時点で終わりでは、と御曹司。
マツカ 「どう転がっても、参加なさると思いますけど…」
サム 「SD体制の苦労がどうとか、ってヤツな…」
ジョミー「ゴリ押しが得意な人だしね…」
だけど、それだと招待してないよ、とジョミー君の指摘。
ジョミー「厚かましく乗り込んで来たってだけでさ…」
シロエ 「招かれざる客ではありますね…」
ジョミー「ほらね、キースの責任は重いって!」
招待したのも同然だしね、とジョミー君。
ジョミー「マツカは、それに応じただけでさ」
マツカ 「そういうことになりますね…」
シロエ 「なるほど、キース先輩の御招待ですか」
なら、そのように…、とシロエ君の視線がキース君に。
シロエ 「キース先輩、あの方たちはお任せしますね」
キース 「…はあ?」
シロエ 「責任を持って、接待係をやって下さい」
キース 「接待係…?」
一同 「「「イイネ!!!」」」
任せてしまえ、と誰もが賛成ですけど。
接待係って…?
2021/10/13 (Wed)
☆サービス業な人
次の休日はバーベキューですけど、予定よりも増えた面子。
ソルジャーたちも参加で、キース君が招待したような形で。
キース 「何なんだ、その接待係というのは?」
シロエ 「そのまんまですよ、例の人たちを接待です!」
歓迎した以上は、やって下さい、とシロエ君、ズズイと。
シロエ 「ひらたく言うなら、下僕ですよね」
サム 「お仕えしろよな、あいつらによ」
キース 「俺がか…?」
ジョミー「当然だってば、キースの御招待なんだから!」
マツカじゃなくて…、とジョミー君も。
ジョミー「そりゃさ、金銭的にはマツカに頼るしか…」
シロエ 「ないんですけど、他の面はですね…」
スウェナ「こなしなさいよね、責任を持って!」
どうせ例のキノコの下僕なんだし、とスウェナちゃん。
スウェナ「私たちは、キノコの下僕は御免だけれど…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 食べて克服だよね!」
スウェナ「そのためのバーベキューだもの!」
だけどキースは下僕だわね、と指をビシィ! と。
スウェナ「顎で使われて、頑張りなさいよ!」
キース 「そこまでなのか…?」
シロエ 「やらかしたのは、キース先輩ですから!」
ぼくたちは無関係ですからね、とシロエ君。
シロエ 「当日は、きちんとお願いしますよ」
キース 「そ、そんな…!」
マツカ 「最低限のサポートは、しますけれども…」
他は頑張って頂けますか、と御曹司までが見放す形に。
マツカ 「元々、サービス業でしょう?」
サム 「うんうん、坊主で副住職だしよ…」
ブルー 「出来ません、では通らないよ?」
キース 「ど、努力する…」
自信が無いが、とキース君、悲壮な決意。
キース 「失敗した時は、こう、寛大な心で…」
シロエ 「許しますけどね、まず、努力です!」
ブルー 「まあ、当日に期待しようか、よろしく、マツカ」
マツカ 「お任せ下さい」
一同 「「「やったーっ!」」」
バーベキューだあ! と盛り上がる御一同様。
楽しみですね!
2021/10/14 (Thu)
☆トリュフもあります
やって来ました、バーベキューな休日。お天気の方も最高。
朝から生徒会長のマンション前に集合で、御機嫌な面々。
シロエ 「いい天気ですよね、バーベキュー日和ですよ」
ジョミー「ホントにね! 河原とか、気持ち良さそうだよ」
スウェナ「松茸狩りも楽しみよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 七輪で焼き松茸だよね!」
柚子も搾って、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「他のキノコも、バーベキューで沢山!」
マツカ 「ええ。トリュフなんかも御用意してます」
サム 「マジかよ、高級品じゃねえかよ!」
マツカ 「せっかくですから、白トリュフも手配しました」
レアものですしね、と御曹司の笑顔。
マツカ 「バーベキューには、もったいないですけど…」
シロエ 「トリュフも、香りが命なんですよね?」
マツカ 「香りを頼りに探す、というキノコですからね」
豚が探すのが有名ですよ、と御曹司。
マツカ 「でも、ぼくたちの国では、松茸の方が…」
ブルー 「ウケるんだよねえ、実のトコはね」
シロエ 「どういう意味です?」
マツカ 「いい香りだ、と感じるキノコですよ」
ぼくも正直、松茸派です、とマツカ君、苦笑。
マツカ 「トリュフの良さは、イマイチ分からないんです」
ブルー 「ぼくもだね。もっとも、そこは松茸もさ…」
外国の人には分からないそうだよ、と生徒会長。
ブルー 「臭いから食べない、って国も多くて…」
ぶるぅ 「そうなの、だから輸入のヤツは安いの!」
その国の人が食べないから、と料理上手なお子様の解説。
ぶるぅ 「食べ方の問題かもだけど…」
ブルー 「シチューに入れたりするようだしね」
一同 「「「うーん…」」」
それは何かが違う気がする、と誰もが呻く松茸のシチュー。
シロエ 「流石にどうかと思いますねえ…」
キース 「あの馬鹿だったら分からんぞ?」
ジョミー「じゃあ、頼まれたら、作るしかないね」
接待係の仕事だと思う、とジョミー君。
松茸シチューを…?
2021/10/15 (Fri)
☆命が惜しいです
まだまだ残暑が厳しい季節、生徒会長宅で過ごす御一同様。
お彼岸はバーベキューにお出掛け、そういう計画なのに…。
キース 「あんたの力では、こいつに及ばないんだな?」
ブルー 「力の強さは、全く同じな筈なんだけど…」
Aブルー「経験値ってヤツが違うってね!」
ぼくは実戦で鍛えてるから、とソルジャー、得意げな顔。
Aブルー「それで、お彼岸は、ぼくのハーレイにさ…」
キース 「電話させるのは、勘弁してくれ!」
確実に俺の命が無い、とキース君、真っ青。
キース 「俺だって、命が惜しいんだ!」
Aブルー「そう思うんなら、お彼岸、よろしく!」
スッポンタケの法要をね、とズズイと迫るソルジャー。
Aブルー「バーベキューなんて言っていないで、此処で!」
キース 「そ、そんな…!」
俺の人生初の休みが…、とウッと息を飲む副住職ですけど。
Aブルー「嫌だと言うなら、バーベキューでもいいよ?」
キース 「その代わり、あんたも連れて行け、と?」
マツカ 「よろしかったら、皆さんでどうぞ」
キャプテンと、ぶるぅも御一緒に…、と御曹司の助け舟が。
マツカ 「バーベキューにはいい季節ですし、素敵ですよ」
シロエ 「いいと思いますよ、法要よりも」
ジョミー「だよねえ、美味しい肉を食べてさ…」
魚釣りだってするんだよね、とジョミー君たちも。
ジョミー「そっちにしようよ、楽しいから!」
Aブルー「甘いね、君たちも逃げる気なんだ?」
キースだけ置いて行くのはダメだよ、とソルジャーの睨み。
Aブルー「法要は、盛大にやらないとね!」
シロエ 「ぼくたちも巻き添えなんですか!?」
Aブルー「決まってるだろう!」
君たちの場合は、通報する意味が無いけれど…、とジロリ。
Aブルー「キースと違って、仕事じゃないし…」
シロエ 「叱られるかどうかは、別件ですよ!」
ジョミー「祝日なんだけど!」
Aブルー「お彼岸だよ!」
お彼岸と言えば法要だよね、と譲らない人。
ヤバいかも…。
2021/09/16 (Thu)
☆一人だけは困る
まだまだ残暑の季節なだけに、休日は生徒会長の家が一番。
お彼岸はバーベキューな計画なのに、ソルジャーが文句を。
Aブルー「お彼岸はスッポンタケの法要、これは不可欠!」
シロエ 「キース先輩だけでいいじゃないですか!」
サム 「そうだぜ、キースが一人で残ってやればよ…」
充分じゃねえか、とサム君たちの反論。
サム 「俺たちなんかは、何の役にも立たねえしよ…」
ジョミー「棚経だったら、ぼくとサムは仕方ないけれど…」
僧籍なことは確かだしね、とジョミー君。
ジョミー「でもさ、見習い以下なんだしさ…」
サム 「お彼岸だと、何も出来ねえぜ?」
そもそも出来ることがねえよ、とサム君、キッパリ。
サム 「ただ座ってるだけなんだしよ、いなくてもよ…」
ジョミー「全く問題無いよね、うん」
キースさえいればいいと思う、とジョミー君も。
ジョミー「そりゃ、キースには気の毒だけど…」
シロエ 「先輩だって、其処は分かってくれますよ」
お寺に生まれた宿命ですし、とシロエ君、サラッと。
シロエ 「ですから、先輩が一人でですね…」
スウェナ「法要をすれば解決だわね」
私たちはバーベキューに行って、とスウェナちゃん。
スウェナ「キースは放って、楽しみましょうよ!」
Aブルー「ダメだってば!」
君たちも、ちゃんと法要を、とソルジャーの主張。
Aブルー「手抜きはダメだよ、誰もいないなんて!」
シロエ 「そんな決まりは無い筈です!」
Aブルー「でも、キースしかいないとさ…」
スッポンタケだって漲らないよ、と不満MAX。
Aブルー「漲らないと、ぼくのハーレイがさ…」
ブルー 「その先、禁止!」
言わなくていい、と生徒会長が吊り上げる眉。
ブルー 「十八歳未満お断りの話は、やめたまえ!」
Aブルー「死活問題だよ!」
ブルー 「でも禁止!」
Aブルー「だけど、本当に困るんだってば、漲らないと!」
その説明をきちんとね、と言ってますけど。
何を喋ると…?
2021/09/17 (Fri)
☆通報されるかも
お彼岸はバーベキューにお出掛け、そういう計画ですけど。
文句をつけて来たのがソルジャーでして、全員出席だとか。
Aブルー「いいかい、スッポンタケが漲らないとさ…」
ブルー 「困る、ってだけでいいだろう!」
Aブルー「それだと、説得力が足りないから!」
みんなに逃げられちゃうじゃないか、とソルジャー、真剣。
Aブルー「夫婦の時間の危機だってことを、きちんとね!」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「スッポンタケが漲ってこそ、ハーレイもさ…」
ビンビンのガンガンになるんだよね、とイヤンな台詞が。
Aブルー「だけど、みんながいなくなるとさ…」
ブルー 「その先は禁止!」
Aブルー「いいかい、ハーレイが萎えてしまうと…」
君たちは、もっと困るかもね、と赤い瞳に物騒な光。
Aブルー「スッポンタケのために、特別に法要とかさ…」
一同 「「「えっ…」」」
Aブルー「ハーレイのために、エッチな企画をするとか…」
ブルー 「いい加減にしたまえ!」
君という人は…、と生徒会長、ブチ切れ寸前。
ブルー 「やめないと、叩き出すからね!」
Aブルー「SD体制で苦労している、このぼくをかい?」
後で祟るよ、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「もちろんアドス和尚に通報、他のみんなも…」
シロエ 「何をする気です!?」
Aブルー「学校に通報しちゃおうかな?」
特別生といえども、校則はある筈、とニヤニヤニヤ。
Aブルー「ドラッグをやってました、とかだと…」
一同 「「「うっ…」」」
流石にそれは、と一同、ガクブル。
シロエ 「か、会長…。ドラッグは、マズイですよね?」
ブルー 「アウトだろうねえ…」
お酒はまだしも…、と生徒会長も悪い顔色。
ブルー 「退学までは無いだろうけど…」
シロエ 「ヤバイんですね?」
ブルー 「多分、無事には済まないかと…」
Aブルー「で、どうするのかな、君たちは?」
ぼくはどっちでもいいんだけど、と微笑む人。
ヤバイかも…。
2021/09/18 (Sat)
☆通報はマズイです
お彼岸はバーベキューにお出掛け、素敵な計画ですけれど。
ソルジャーが文句をつけて来まして、通報する気満々で…。
Aブルー「法要をサボッて出掛けた場合は、通報だけど…」
シロエ 「行かなかったら、何もしないんですね?」
Aブルー「法要に出席してくれればね!」
キースだけだと通報するよ、とソルジャー、ギロリと。
Aブルー「君たちが停学になった所で、ぼくにはさ…」
ブルー 「何の影響も無いだろうねえ、腹立たしいけど」
Aブルー「それはもう! なにしろ、世界が別だから!」
その代わり、SD体制で苦労していて…、と決まり文句が。
Aブルー「唯一の癒しが、夫婦の時間なんだからねえ…」
ブルー 「細かいことだけど、おやつもだろう!」
Aブルー「まあ、そうだけどさ、一番は、やっぱり…」
ブルー 「言わなくていいから!」
その先は、と生徒会長、苦虫を噛み潰したような顔。
ブルー 「分かったよ、要は、法要をしろ、と!」
Aブルー「ピンポーン!」
キースも、他のみんなも出席で、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「そうしてくれれば、円満解決!」
サム 「仕方ねえよな、バーベキューは諦めようぜ…」
シロエ 「停学はマズイですからねえ…」
両親にもガッツリ叱られますし、とシロエ君。
シロエ 「場合によっては、警察なんかも絡むかもです」
ジョミー「ドラッグだもんね…」
マツカ 「ぼくも、謹慎処分にされそうですよ…」
別荘でドラッグなんてことになったら、と御曹司も。
マツカ 「それに当分、別荘行きは止められそうです」
一同 「「「あー…」」」
そりゃそうだ、と誰もが納得。
スウェナ「別荘なんかは、目が届かなくて温床だわよね…」
シロエ 「行けなくなったら、思いっ切り困りますよ!」
Aブルー「どうかな、決心はついたかな?」
一同 「「「はーい…」」」
Aブルー「オッケー、お彼岸は法要よろしく!」
スッポンタケも喜ぶよ、と浮かれてますけど。
法要ですか…。
2021/09/19 (Sun)
☆通報よりはマシ
お彼岸はバーベキューにお出掛け、素敵な計画だったのに。
ソルジャーが出て来て通報の危機で、法要をする運命に。
Aブルー「というわけでね、ぼくのハーレイも安泰だよ!」
ブルー 「ぼくたちは、いい迷惑だけどね…」
Aブルー「バーベキューに行っても、いいんだけどね?」
キースさえいれば、なんとかなるし、と赤い瞳がキラリと。
Aブルー「そして君たちは、停学になってさ…」
シロエ 「別荘禁止令になったら、あなたもですね…!」
ジョミー「とても困ると思うんだけど!」
お花見とかも全部パアだよ、とジョミー君たち。
ジョミー「それでいいなら、通報すれば?」
Aブルー「おやおや、急に強気だけどさ…」
いい案だと思っているだろうけど、とソルジャーの笑み。
Aブルー「そうなった時は、サイオンで、チョチョイと!」
マツカ 「父の記憶を弄る気ですか!?」
Aブルー「違うよ、潔白を証明出来る証拠を作ってさ…」
処分を撤回すればいいだけ、とニヤニヤニヤ。
Aブルー「でも、それまでは、ずっと有罪なんだし…」
シロエ 「停学を食らって、マツカ先輩は謹慎ですね…?」
Aブルー「そう! さて、通報でいいのかな?」
ジョミー「撤回するから、それだけはやめて!」
パパとマムが怖い、とジョミー君、ブルブル。
ジョミー「ちゃんと法要に出るからさ!」
シロエ 「ぼくも出ますよ、他の皆さんも…」
一同 「「「出席で!」」」
この通りです、と一同、土下座。
Aブルー「じゃあ、決まり! ぼくは帰るけど…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お菓子のお持ち帰りだね?」
Aブルー「料理の方もね!」
ぶるぅ 「オッケー!」
はいどうぞ、と手際のいいお子様、手早く詰めまして…。
ぶるぅ 「ぶるぅとハーレイの分もあるからね!」
Aブルー「ありがとう! また、お彼岸にね!」
ぶるぅ 「待ってるねーっ!」
一同 (((待ちたくない…)))
また法要か、と誰もが泣きそうですけど。
通報よりはマシ…。
2021/09/20 (Mon)
☆改宗しても無駄
お彼岸はバーベキューにお出掛け、そのつもりだったのに。
ソルジャーのせいで法要に決定、嫌でも全員出席でして…。
シロエ 「結局、お彼岸は法要ですか…」
ジョミー「逃げたら、停学になりそうだしね…」
サム 「んで、都合よく無罪になるのな、別荘のために」
頭痛がするぜ、とサム君、溜息。
サム 「ったく、誰のせいなんだよ、コレ…」
スウェナ「ホントに疫病仏だわねえ…」
シロエ 「まったくです。子供の頃からお彼岸無休だと…」
こういう人間になるんでしょうか、とキース君に視線が。
シロエ 「根っから、お坊さんになってしまって」
ブルー 「それは違うと思うけれどね?」
ぼくも坊主で…、と生徒会長が指差す自分の顔。
ブルー 「その件で、何か迷惑をかけたかい?」
シロエ 「あー…。すると、キース先輩の体質ですか…」
ブルー 「迂闊なんだよ、思慮が浅いと言うか」
例の戒名が発端だから、と容赦ない台詞。
ブルー 「いくらその場のノリでもさ…」
ジョミー「やっていいことと、悪いことがあるよね」
ブルー 「院殿号の戒名をパクるなんてね…」
シロエ 「ショボい戒名なら、引き摺りませんよね…」
まるで御利益なさそうですし、とシロエ君の相槌。
シロエ 「きっと今頃は、飽きてしまって…」
ジョミー「お彼岸は、キースは放置でさ…」
サム 「バーベキューとか、そんなコースだったぜ」
間違いねえよ、とサム君も。
サム 「とはいえ、今更、どうにもならねえし…」
キース 「す、すまん…」
シロエ 「何処まで行っても、法要ですよね…」
お彼岸が無くならない限り、とシロエ君の嘆き節。
シロエ 「でなきゃ、キース先輩が改宗するとか…」
サム 「キリシタンとかかよ?」
シロエ 「ええ。そしたら、どうにもなりませんしね」
ブルー 「ダメダメ、サムとジョミーもいるから」
ジョミー「その前に、ブルーもいるもんねえ…」
キースが得をするだけだよ、という声が。
それは確かに…。
2021/09/21 (Tue)
☆長生きして欲しい
お彼岸はバーベキューにお出掛けの筈が、またしても法要。
逃げたら通報されるとあって、全員、出るしかないわけで。
サム 「俺とジョミーよりかは、ブルーだぜ、うん」
ブルー 「間違いないよね、ゴネられちゃってさ…」
ぼくが法要をする羽目に…、と銀青様の嘆き節。
ブルー 「キースは楽になるだろうけど…」
シロエ 「ぼくたちの苦労は、据え置きですか…」
スウェナ「そうなりそうねえ、だから、キースは…」
ジョミー「改宗なんかは、許さないからね!」
いくら疫病仏でもさ、とジョミー君の睨み。
ジョミー「迷惑なキノコと心中して貰うよ、逃げないで!」
サム 「だよなあ、俺たちに回って来るよりかはよ…」
ブルー 「一人で抱えて、墓場までだね」
シロエ 「でも、ぼくたちまで巻き添えな件も…」
墓場まで引き摺りそうですよ、とシロエ君が仰ぐ天井。
シロエ 「お彼岸の度に、毎回、毎回、例の人がですね…」
ジョミー「何もかも、キースのせいなんだよねえ…」
それでも、死んでお詫びも困る、とジョミー君。
ジョミー「キースが死んだら、こっちに回って来るからさ」
ブルー 「是非とも、長生きして貰いたいね」
キース 「申し訳ない…」
この通りだ、とキース君が床に擦り付ける額。
キース 「すまんが、お彼岸はよろしく頼む」
シロエ 「高くつきますよ、と言いたいですけど…」
ジョミー「思いっ切り、赤貧なんだよねえ…」
給料も出ない人だから、とジョミー君、ブツブツ。
ジョミー「結局、ぼくたちがババを引くしか…」
シロエ 「バーベキューも、パアになりましたしね…」
マツカ 「例の人には、勝てませんから…」
仕方ないですよ、と御曹司も。
マツカ 「もう諦めて、気分を切り替えていきましょう」
ブルー 「お彼岸は法要、遅刻しないようにね!」
一同 「「「はーい…」」」
キース 「本当にすまん…!」
誠心誠意、務めさせて貰うから、と言ってますけど。
バーベキューは、パア…。
2021/09/22 (Wed)
☆お供えにも色々
やって来ました、秋のお彼岸のお中日。つまり、秋分の日。
バーベキューどころか、朝から生徒会長宅に集合でして…。
シロエ 「おはようございます。いいお天気ですよね…」
ジョミー「青空だよねえ、雲も無くって」
サム 「絶好のお出掛け日和なのによ…」
此処に籠って法要かよ、とサム君が恨めしそうに見る窓。
サム 「ホントだったら、今頃はよ…」
スウェナ「マツカの別荘にお出掛けだったのよね…」
シロエ 「河原でバーベキューだった筈なんですけど…」
何もかもパアになりましたよね、とシロエ君も深い溜息。
シロエ 「抹香臭い法要だなんて、キツすぎますよ」
ブルー 「仕方ないよね、仏教だから…」
お供えする香りはアレな約束、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「古代の神様なんかだったら、肉を焼いてたけど」
シロエ 「そういえば…。生贄な世界もあったんですよね」
マツカ 「ええ。人間をお供えでしたよね…」
それに比べればマシでしょうか、と御曹司の相槌。
マツカ 「いくら迷惑な仏様でも、生贄は要求しませんし」
サム 「でもよ、俺たち、似たようなモンだぜ?」
ジョミー「生贄みたいな感じだよねえ…」
毎回、毎回、召集されて…、とジョミー君も。
ジョミー「命は取られないってだけでさ、お供え物だよ」
シロエ 「言われてみれば、そうかもですね…」
サム 「欠席したら通報だなんて、脅されてよ…」
生贄か人柱って感じな、とサム君の指摘。
サム 「どうせだったら、キースの命でよ…」
シロエ 「支払えれば、解決なんですけどね」
スウェナ「でも、ソレ、他の人にお鉢が回るんでしょ?」
キースがいなくなった時は、とスウェナちゃん。
スウェナ「ブルーとかが、法要をさせられちゃって」
ブルー 「例の仏様がいなくなったら、大丈夫かもね」
一同 「「「え?」」」
ブルー 「解脱しちゃえば、そうなるけれど?」
拝まれる立場になっちゃって、と言ってますけど。
解脱って…?
2021/09/23 (Thu)
☆完成形になったら
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
文句しか出ないわけですけれど、抹香臭いという話から…。
シロエ 「解脱って…。それって、どういう意味ですか?」
ブルー 「簡単に言うと、仏様として完成することかな」
ジョミー「完成って、アレは元から仏様だよ?」
そりゃ、生きてるキノコもあるけれど、とジョミー君。
ジョミー「でもさ、キースが拝んでるのは…」
サム 「あの世に行ったキノコだよなあ?」
仏様じゃねか、とサム君も。
サム 「ついでに、あの世だから、この世にはいねえぜ」
スウェナ「それでも毎回、法要じゃないの」
どう違うのよ、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「拝まれる立場っていうのも、同じよ?」
ブルー 「違うね、拝む意味が変わって来るんだよね」
完成形の仏様はね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「お釈迦様とか、と言えば分かるかな?」
シロエ 「あー! 元は人間でしたよね、お釈迦様!」
ブルー 「そう! 解脱して、お釈迦様になってさ…」
みんなが拝んでいるだろう、と銀青様の解説が。
ブルー 「例のキノコも、完成形になったなら…」
シロエ 「法要は要らなくなるんですね?」
ブルー 「別の法要に変わるね、うん」
お釈迦様の花祭りみたいに、と銀青様のお言葉。
ブルー 「それに、棚経は無くなるしさ…」
シロエ 「最高じゃないですか!」
ジョミー「キースがいなくなっても、安心だよね」
サム 「供えちまっても、問題ねえよな…」
生贄によ、とサム君が顎に当てる手。
サム 「ただ、仏様には、生贄はよ…」
シロエ 「無いですよね…」
お線香とか、精進なお供え物だけで…、とシロエ君。
シロエ 「キース先輩をお供えしたくても、ちょっと…」
ブルー 「ウサギの話なら、あるけどねえ…」
一同 「「「ウサギ?」」」
ブルー 「ウサギの生贄ってヤツなんだけど?」
しかも生きたまま丸焼きで、と言ってますけど。
マジですか…?
2021/09/24 (Fri)
☆丸焼きもアリです
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、逃げられなかった面々。
生徒会長宅で文句ですけど、どうしようもないわけでして。
シロエ 「ウサギの丸焼きのお供えですか?」」
マツカ 「しかも生きたままって、残酷すぎますよ」
仏様用じゃないでしょう、と御曹司。
マツカ 「古代の何処かの国ですよね?」
ブルー 「仏教が生まれた国の話で、仏教だけど」
一同 「「「ええっ?」」」
仏教と言えば精進では、と誰もが仰天。
スウェナ「生きたウサギの丸焼きって、何事なのよ?」
ブルー 「お釈迦様の前世の話で、帝釈天にさ…」
ウサギだった自分を差し上げたわけ、と銀青様の解説が。
ブルー 「老人に化けた帝釈天の前で、焚火に飛び込んで」
一同 「「「うわー…」」」
マジで生きたまま丸焼きだった、と一同、ガクブル。
シロエ 「仏様に焼肉、アリだったんですか…」
ブルー 「お釈迦様だって、豚肉にあたって死んでるし…」
ずっと昔はアリだったんだよ、と銀青様。
ブルー 「丸焼きになったウサギは、今は月にいるね」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「帝釈天の力で、月のウサギになったんだよ」
だから月にはウサギなわけ、と銀青様が指差す空の方向。
ブルー 「仏教では有名な話だね、これは」
シロエ 「ということは、キース先輩をですね…」
サム 「生贄にしても、かまわねえのな?」
仏教的にはオッケーだよな、とサム君の問い。
サム 「生きたまま丸焼きが、いけるんならよ…」
ジョミー「活け締めだって、いけるよね…」
スウェナ「お供えしたら、完成形になってくれるかしら?」
マツカ 「凄いお供え物ですからね…」
パワーアップが半端ないかも、と御曹司も。
マツカ 「一気に完成する可能性だって、あるかもです」
シロエ 「そうですよねえ…」
??? 「なになに、半端なくパワーアップって!?」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
出た、とソルジャー(会話表記はAブルー)出現。
どうなる…?
2021/09/25 (Sat)
☆可能性があるなら
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
キース君を生贄な話が出ている所へ、ソルジャーの登場で。
Aブルー「スッポンタケが、パワーアップするんだよね?」
シロエ 「そ、その可能性がというだけで、ですね…」
Aブルー「可能性があるなら、是非、賭けたいね!」
たとえ1パーセントでもさ、とソルジャー、ズズイと。
Aブルー「完成するって、聞こえたけど?」
シロエ 「そうなんですけど、条件が…」
Aブルー「どんな条件?」
難しいのかな、とソルジャーの問い。
Aブルー「でも、無理難題を乗り越えてこそで!」
シロエ 「あ、あのぅ…。キース先輩をですね…」
Aブルー「どうかするのかい?」
マツカ 「生贄に、という話でしたね」
そうすれば完成するかもなんです、と御曹司、ズバリ。
マツカ 「丸焼きでも、活け締めでもいいんですけど」
Aブルー「生贄ってことは、スッポンタケに?」
マツカ 「ええ。凄いお供え物なわけですから…」
パワーアップして完成形になる可能性が、と御曹司。
マツカ 「ただし、保証は無いですけどね」
Aブルー「うーん…。お供え物でパワーアップかあ…」
完成形になると、どうなるんだい、と質問が。
Aブルー「御利益が半端ないのかな?」
シロエ 「本物の仏様になるそうですから…」
ブルー 「凄いと思うよ、願いを叶える立場だからね」
役目がソレになるんだから、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「棚経とかも要らなくなってさ…」
シロエ 「法要にしても、今とは変わるみたいです」
Aブルー「よく分からないけど、凄いパワーなんだね?」
素晴らしいじゃないか、と赤い瞳がキラキラと。
Aブルー「やるしかない気がして来たよ、ソレを!」
シロエ 「ま、待って下さい、それってキース先輩を…」
マツカ 「生贄にする気じゃないでしょうね…?」
Aブルー「その他に、何があるって言うのさ!」
可能性があるなら賭けるまで、と言ってますけど。
生贄…?
2021/09/26 (Sun)
☆やる気満々な人
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、けれど話が物騒な方へ。
生贄を供えれば完成形の仏様に、とソルジャーが乗り気で。
Aブルー「丸焼きと活け締め、どっちが効果的なんだい?」
シロエ 「どっちにしたって、犯罪ですから!」
マツカ 「ぼくも流石に、殺人罪の揉み消しはですね…」
無理だと思うんですけれど、と御曹司、顔面蒼白。
マツカ 「証拠隠滅にしても、恐らく無理です」
サム 「その筋の人なら、いけるんでねえの?」
ジョミー「うん、その道のプロはいるよね」
マツカの家なら顔が広そう、とジョミー君。
ジョミー「実は、出来ないわけじゃないとか…?」
マツカ 「そ、それはそうですけど…」
無茶を言わないで下さいよ、と御曹司、逃げ腰。
マツカ 「片棒を担いだら、一生、祟られそうですし…」
サム 「キースに、そんな根性はねえよ」
スウェナ「アドス和尚にも、勝てないヘタレよ?」
シロエ 「あのですね…。供える方向に行ってませんか?」
皆さん、やる気なんですか、とシロエ君のツッコミが。
シロエ 「キース先輩を、生贄だなんて…」
Aブルー「ぼくなら、やる気満々だけど?」
ついでに、マツカの助けも不要、とソルジャー、得意げ。
Aブルー「キースが存在したこと自体、無かったことに!」
一同 「「「げっ!」」」
サイオンで記憶と情報操作だ、と一同、ドン引き。
シロエ 「まさか、キース先輩のご両親まで…?」
Aブルー「当たり前だよ、いなかったことになるんだから」
それでどうかな、とニコニコニコ。
Aブルー「お供えしたって、安心、安全!」
一同 (((マジか…)))
ヤバイのでは、と誰もが冷汗な所へ、チャイムの音が。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースが来たよーっ!」
キース 「邪魔するぞ。皆、揃っているな」
Aブルー「丸焼きと活け締め、どっちが好み?」
キース 「は?」
Aブルー「君に相談だよ!」
好みは尊重するべきだよね、とソルジャーの笑顔。
生贄だと…?
2021/09/27 (Mon)
☆お好みでどうぞ
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、副住職の登場ですけど。
其処へソルジャーが質問でして、生贄にするための方法で。
キース 「丸焼きと活け締め、どっちが好きか、だと?」
Aブルー「そう! 君の好みに合わせたいしね」
どうせだったら、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「その方が御利益ありそうだしさ…」
キース 「御利益だって?」
Aブルー「なにしろ、モノがお供えだから!」
よりパワーアップ出来るものを供えたい、と力説する人。
Aブルー「それで、好みを聞きたくてさ」
キース 「いったい何を供える気なんだ、お彼岸だぞ?」
お供えは精進と決まっている、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「調理法以前の問題なんだが!」
Aブルー「でもさ、昔は違ったらしいし…」
生贄もアリだと思うんだよね、とソルジャー、ズズイと。
Aブルー「君を供えれば効果は絶大、きっと、そうだと!」
キース 「俺を!?」
まさか殺して供える気か、とキース君、真っ青。
キース 「どうして、そういうことになるんだ!」
Aブルー「立派な仏様にしたいから!」
スッポンタケを完成形に、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「半端ないパワーになるって聞いたし!」
キース 「それで俺を、か!?」
Aブルー「君なら、うってつけなんだよ!」
戒名をつけてくれた人だし、と満面の笑み。
Aブルー「生贄としては最上級でさ、スッポンタケも…」
キース 「あれは肉食ではないが!」
Aブルー「そりゃまあ、キノコに口は無いけど…」
肥料としては肉もいけそう、と自信満々。
Aブルー「というわけでね、是非、君にさ…」
キース 「死ねと言うのか!」
しかも丸焼きか活け締めなのか、とキース君、ガクブル。
キース 「俺を何だと思ってるんだ!」
Aブルー「もっと丁重に扱え、って?」
キース 「当然だろうが!」
Aブルー「それじゃ、釜茹でとかはどうかな?」
いい湯加減で死ねるらしいし、と言ってますけど。
釜茹で…?
2021/09/28 (Tue)
☆お帰りだそうです
スッポンタケの法要ですけど、生贄を供えたいソルジャー。
パワーアップに効果絶大、そう思い込んでいるわけでして。
キース 「釜茹での何処が、いい湯加減なんだ!」
Aブルー「でもさ、カエルを水から茹でていくとさ…」
逃げないで死ぬって聞いたけどね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「だから君もさ、まずは水風呂で…」
キース 「断固、断る!」
ついでに今すぐ帰らせて貰う、とクルリと方向転換。
キース 「自分を供える法要なんぞは、俺には出来ん!」
Aブルー「そう言わないでさ、ここは気前よく!」
悪いようにはしないから、と食い下がるソルジャー。
Aブルー「誰も罪には問われないしさ、ご両親もさ…」
キース 「金でも積んで黙らせる気か!?」
Aブルー「違うよ、君の存在自体を無かったことに!」
ぼくのサイオンでチョチョイとね、と立てる親指。
Aブルー「丸焼きも活け締めも、釜茹でも嫌、って?」
キース 「どの死に方でも御免蒙る!」
じゃあな、とドアの方へとスタスタ。
キース 「法要は誰かに頼んでくれ!」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
それは困る、とソルジャー、キョロキョロ。
Aブルー「誰か、代わりにやってくれる人…?」
僧籍な人(((無視だ、無視!)))
Aブルー「ブルーとかは…?」
ブルー 「伝説の高僧が、生贄を供える法要はねえ…」
アウトだよね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「それにキースも、自分を供えるトコまでは…」
シロエ 「人間が出来ていませんよねえ…」
お釈迦様とは違うんですから、とシロエ君の相槌。
シロエ 「キース先輩、そうですよね?」
キース 「そういうことだ」
失礼する、とドアをガチャリと。
キース 「俺の評価が地に落ちるよりも、まずは命だ」
Aブルー「待ってよ、お彼岸の法要が…!」
キース 「断ると言っているだろう!」
Aブルー「それじゃ困るってば!」
ぼくの大事なスッポンタケが、と叫んでますけど。
当然では…?
2021/09/29 (Wed)
☆二度目は無いです
お彼岸のスッポンタケの法要、生贄を目論んだソルジャー。
キース君を供えるつもりが、怒らせて帰られる危機でして。
Aブルー「法要をしないと、漲るどころか萎えちゃうよ!」
キース 「自業自得だ、勝手にしやがれ!」
俺は帰る、とキース君、玄関の方へ廊下をズンズン。
Aブルー「待ってってばーっ!」
キース 「殺されると知ってて、待つ馬鹿がいるか!」
坊主は俺の他にもいるしな、と捨て台詞が。
キース 「というわけで、俺は帰るぞ」
Aブルー「ごめん、もう言わない! 供えないから!」
生贄だなんて言わないから、とソルジャー、土下座。
Aブルー「だから頼むよ、お彼岸の法要!」
キース 「…妙な真似をしたら、ブチ壊すぞ?」
法要をな、と副住職の怖い顔付き。
キース 「それと二度目は、無いと思っておけ!」
Aブルー「二度目って…?」
キース 「仏の顔は三度までだが、俺は一度だ!」
人間が出来ていないからな、と戻った法要のための部屋。
キース 「今のを聞いていただろう?」
シロエ 「ええ、しっかりと」
キース 「次にこいつが、生贄などと言い出した時は…」
法要は二度としないことにする、とキース君、キッパリ。
キース 「いいな、みんなが証人だ!」
一同 「「「オッケー!」」」
Aブルー「分かったよ、ホントに分かったから…!」
今日は普通に法要お願い、と詫びまくるソルジャー。
Aブルー「とにかく、漲れば充分だから!」
キース 「よし、着替えて来る」
そして法衣に着替えて登場、一同、正座ですけれど。
Aブルー「…残念だよね…」
キース 「何か言ったか!?」
いつでも俺はキャンセルするぞ、と凄い睨みが。
キース 「それでいいなら、好きに文句を言っていろ!」
Aブルー「静かにするよ、だから法要!」
キース 「口にガムテープもアリなんだからな!」
Aブルー「やめてよ、美形が台無しだよーっ!」
大人しくする、と降参一択な人。
今月、これにて中継終了~。
2021/09/30 (Thu)
☆暦だけは秋です
さて、九月。暦は秋で、新学期もスタートな季節ですけど。
まだまだ残暑が厳しいわけで、休日は涼しい生徒会長宅へ。
シロエ 「暑いですねえ、秋って暦の上だけですよね」
ジョミー「ホント、9月は夏だと思うよ」
マツカ 「正確に言えば、先月から秋だったんですけどね」
立秋は8月7日でしたから、と御曹司。
マツカ 「ですから、とっくに秋なんですけど…」
サム 「これだけ暑いと、秋じゃねえって!」
スウェナ「お盆も、しっかり暑かったわよ」
アレは立秋より後じゃないの、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「お盆が秋だと思っている人、いないでしょ?」
シロエ 「残暑見舞いとは言いますけどねえ…」
ジョミー「立派に夏だよ、今年もガッツリ暑かったしさ!」
自転車で走り続けるのが、とジョミー君の嘆き節。
ジョミー「だけど今年は、後半、得をしたけどね」
シロエ 「そうでした! 誰かさんが運んでましたしね」
瞬間移動で、せっせ、せっせと、とシロエ君、相槌。
シロエ 「一番最後のお宅に着くまで、自転車の出番は…」
ジョミー「ほぼ無かったよね、ちょっと走るだけで」
人目につかない所までね、とジョミー君が立てる親指。
ジョミー「棚経を忘れられてた時はさ、焦ったけどさ…」
キース 「お前は、ただのお供だったからな!」
移動が楽ならいいんだろうが、とキース君、苦い顔付き。
キース 「しかし俺はだ、檀家さんの家に着く度に…」
ジョミー「お詫びだっけね、遅れました、って…」
キース 「あの馬鹿が、ヘマをするからだ!」
棚経の時間を忘れやがって、とブツブツブツ。
キース 「しかも忘れた理由と言うのが…」
ブルー 「ぼくにも何か、ってヤツだしねえ…」
欲張るからだよ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「坊主なんだし、サービスしろと言われても…」
キース 「厚かましいんだ、あの馬鹿は!」
シロエ 「ですよね…」
結果的に下僕でしたけど、とシロエ君の苦笑。
確かに…。
2021/09/01 (Wed)
☆無縁仏なチャンス
まだまだ残暑が厳しい休日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
暦の上では秋と言っても、暑い外よりエアコンがいい季節。
シロエ 「こき使えたのは、嬉しかったでしょう?」
キース 「それについては、否定はせんな」
あれで懲りるとは思えんが…、とキース君、溜息。
キース 「喉元過ぎればで、忘れていやがるだろうしな…」
ジョミー「あの程度のサイオン、楽勝だろうしね…」
ブルー 「文句はブツブツ言ってたけどねえ…」
もう疲れたとか、泣きたいだとか、と生徒会長。
ブルー 「とはいえ、大事な仏様のためだし、努力はさ…」
シロエ 「放棄しませんでしたね、なんだかんだで」
キッチリ勤め上げましたよ、とシロエ君も。
シロエ 「途中で逃げたら、来年の棚経が無いですし…」
キース 「当然の報いというヤツだ!」
坊主を馬鹿にしやがって、と副住職が吊り上げる眉。
キース 「無縁仏になればいいんだ、あんなキノコは!」
シロエ 「やってしまえば良かったですねえ…」
スウェナ「そうよ、チャンスはあったのよね」
ブルーが棚経をやっていれば、とスウェナちゃん。
スウェナ「そしたら、無縁仏になったんでしょ?」
ブルー 「厳密に言えば、そういうわけでもないけどね」
一同 「「「え?」」」
そう言わなかったか、と僧籍以外の面々、キョトン。
シロエ 「会長がやれば、無縁仏だと聞きましたけど?」
マツカ 「ぼくもです。あの人も、それで諦めましたし…」
ブルー 「まあ、間違ってもいないんだけど…」
施餓鬼扱いでやった場合は…、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「あの戒名を読まなかったら、そうなるね」
シロエ 「えっと…?」
キース先輩がつけたアレですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「棚経って、戒名、読みましたっけ?」
マツカ 「読んでましたよ」
ブルー 「其処が大事なポイントなんだよ」
スウェナ「お経じゃなくて?」
そっちなの、とスウェナちゃんが傾げる首。
戒名ですって…?
2021/09/02 (Thu)
☆戒名がポイント
まだまだ残暑が厳しいのが九月、休日は生徒会長宅が一番。
エアコンが効いた部屋で過ごす面々、話題は先月の棚経で。
シロエ 「戒名を読むかどうかが、ポイント…ですか?」
スウェナ「すると、お経は関係無いのかしら?」
無縁仏にするかどうかは…、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「ブルーがお経を読んだだけでは、駄目なのね?」
ブルー 「戒名を読むと、その仏様用になるからね」
棚経がかぶる件は別にして…、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「あの戒名を読んだ場合は、普通の棚経扱いだよ」
シロエ 「無縁仏には、ならないんですね?」
ブルー 「逆に、喜ぶだけだろうねえ…」
ぼくの有難い棚経でね、と生徒会長、苦笑い。
ブルー 「逆に、読まなかった場合はさ…」
スウェナ「どうなっちゃうのよ?」
ブルー 「ただの施餓鬼で、無縁仏様用になるから…」
無縁仏と同列になってしまうんだよ、という解説。
ブルー 「例の仏様用の棚経じゃなくて、その他大勢!」
シロエ 「そういう扱い、というだけですか?」
スウェナ「無縁仏になるんじゃないのね?」
じゃあ、例の人は騙されたわけ、とスウェナちゃん。
スウェナ「困る、って悲鳴だったけど…」
ブルー 「騙していないよ、最後まで聞く!」
棚経がかぶると言っただろう、と銀青様の指摘。
ブルー 「棚経は、一つのお寺だけしかやらないし…」
シロエ 「キース先輩もいるじゃないですか!」
ブルー 「ぼくが済ませた、と言ったらどうなる?」
それでもキースは来るのかな、と質問が。
ブルー 「どうだい、キース?」
キース 「俺が改めて、来る義理は無いな」
此処は飛ばして次に行くだけだ、とキース君、即答。
キース 「もう済ませたと言うんだったら、余計だし…」
ブルー 「戒名を読んだか、そうでないかは…」
キース 「確認する義務は、俺には無いぞ」
ブルー 「ほらね、こうだよ」
本当に確認の義務は無いから、と銀青様の仰せ。
どうなると…?
2021/09/03 (Fri)
☆棚経は一回だけ
まだまだ残暑が厳しい季節で、涼しい生徒会長の家が一番。
休日を過ごすシャン学メンバー、話題は先月の棚経でして。
シロエ 「キース先輩は、確認しないで次なんですね?」
キース 「既に済んだと言うんだからな」
棚経は一つの寺しかやらないものだ、と副住職。
キース 「さっき、ブルーも言っただろうが」
シロエ 「かぶることは絶対、無いんですね?」
キース 「無いな、別の寺が引き受けることはあるんだが」
菩提寺が近くない時だとか…、と副住職の説明が。
キース 「そういう場合は、別の寺から来てくれるが…」
ブルー 「菩提寺からは誰も来ないね、頼まれてないし」
だから棚経は一回だけ、と生徒会長、いえ、銀青様も。
ブルー 「つまり、ぼくが棚経を済ませた以上は…」
キース 「俺はパスして、次に行くのが正しいわけだ」
二回もやるのは有り得ないぞ、とキース君、キッパリ。
キース 「でもって、俺がパスした上に、だ…」
ブルー 「ぼくが戒名を読んでいないと、自動的にさ…」
キース 「棚経は無かったことになるんだ」
帰る所が無い仏様だな、とキース君、ニヤッと。
キース 「そうなれば、無縁仏と同じで…」
ブルー 「お盆の間、施餓鬼だけが頼りになるってね!」
おもてなしをして欲しければ、と銀青様。
ブルー 「お寺の施餓鬼で、食事が出るから」
シロエ 「ぶるぅのお膳は、どうなるんです?」
ブルー 「戒名を読まないと、施餓鬼だからさ…」
無縁仏様に提供したことに、と銀青様もニンマリと。
ブルー 「例の迷惑な仏様の分でもあるけれど…」
キース 「その他大勢の仏様にも、お出しするわけだ」
どうぞお召し上がり下さいとな、と副住職。
キース 「扱いとしては、無縁仏と全く変わらんぞ」
シロエ 「無縁仏にしたかったですよ、この際!」
キース 「まったくだ。棚経を忘れるような輩は…」
ブルー 「そうしたいけどね…」
絶対、後でうるさいから、と生徒会長の溜息。
確かに…。
2021/09/04 (Sat)
☆お彼岸が近いです
新学期とはいえ残暑が厳しく、休日は生徒会長の家な面々。
エアコンが効いて涼しいわけで、話題は先月の棚経でして。
シロエ 「後でうるさいのは、分かるんですけど…」
スウェナ「あと少しで、無縁仏だったのよねえ…」
残念だわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「あの仏様がいなくなったら、楽になるのに…」
シロエ 「抹香臭いイベントと縁が切れますからね」
サム 「そういや、じきにお彼岸が来るぜ」
今月はソレ、と僧籍なサム君が指差す壁のカレンダー。
サム 「今年は連休にならねえけどよ」
マツカ 「秋分の日ですね、23日ですから…」
シロエ 「いつもより、少し遅めですよね」
でもって、お彼岸と言えば…、とシロエ君、悪い顔色。
シロエ 「例の仏様の法要ですか…」
サム 「さっき言ったろ、今月はソレ、ってよ」
ジョミー「また、法要なわけ…?」
やっと棚経が終わったのに、とジョミー君が仰ぐ天井。
ジョミー「もっと休ませて欲しいんだけど…!」
キース 「お前は、一日限りだろうが!」
贅沢を言うな、とキース君、ジョミー君をギロリと。
キース 「俺の場合は、ぶっ続けだぞ!」
シロエ 「そうなるんですか?」
キース 「卒塔婆書きが終わったら、お盆でだな…」
ブルー 「お盆が終わると、お彼岸ってね」
坊主にはキツイ季節なんだよ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「ただでも、お盆でヘトヘトなのにさ…」
キース 「ろくに休めもしない間に、お彼岸なんだ!」
しかも暑いし、と副住職の嘆き節。
キース 「なのに、例のキノコの法要までが…!」
シロエ 「無縁仏にするべきでしたね…」
そしたら法要は無かったですよ、とシロエ君。
シロエ 「でも、無縁仏にし損ねましたし…」
ジョミー「いっそ、忘れたらどうかな、お彼岸?」
一同 「「「は?」」」
ジョミー「忘れるんだよ、みんなで綺麗サッパリ!」
祝日なんだし、お出掛けとか、と言ってますけど。
出来ますかねえ…?
2021/09/05 (Sun)
☆お出掛けも良さそう
まだまだ残暑が厳しい新学期、休日は生徒会長の家が一番。
エアコンが効いて快適ですけど、今月は秋のお彼岸な現実。
ジョミー「みんな揃って出掛けちゃったら、法要もさ…」
シロエ 「出来ませんよね、留守なんですから」
スウェナ「素敵じゃないの、ソレでいきましょ!」
そうするべきだわ、とスウェナちゃんも乗り気。
スウェナ「日帰りになるわね、何処がいいかしら?」
ジョミー「絶対、何処も混んでるよねえ…」
シロエ 「そういう時には、マツカ先輩が一番ですよ!」
何処かありませんか、とシロエ君の視線が御曹司に。
シロエ 「遊べて、美味しいモノが食べられる場所で」
マツカ 「松茸狩りには、まだ早いですしね…」
ジョミー「紅葉も、ちょっと早すぎるけど…」
マツカだったら、何処かありそう、とジョミー君の輝く瞳。
ジョミー「バーベキューとかでもいいんだけど!」
マツカ 「別荘の近くに、綺麗な川がありましたっけ…」
サム 「いつも行ってる、山奥のトコかよ?」
マツカ 「ええ。夏はアユ釣りの穴場だそうですよ」
わざわざ行く人は少ないので…、と御曹司。
マツカ 「郊外どころじゃない距離ですしね、あそこは」
ジョミー「バーベキューは出来そう?」
マツカ 「お盆は、帰省した人で賑わうみたいです」
サム 「いいじゃねえかよ!」
バーベキューのために遠出もよ、とサム君が立てる親指。
サム 「天気が悪けりゃ、別荘もあるし…」
シロエ 「ですね、みんなで出掛けましょう!」
マツカ 「分かりました。その方向で手配しますね」
キース 「ちょっと待て!」
俺だけ置いて行くつもりか、とキース君の割り込みが。
キース 「お前たちだけで、バーベキューだと?」
ジョミー「違うよ、みんなって言ったじゃない!」
シロエ 「キース先輩も、数に入っていますよ」
キース 「お彼岸なんだが…!」
ジョミー「だからこそだよ!」
例の仏様は放置しちゃってさ、とジョミー君。
最高ですよねえ…?
2021/09/06 (Mon)
☆抜け出せない人
まだまだ残暑が厳しい休日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
秋のお彼岸が近いんですけど、バーベキューに行く計画が。
ジョミー「棚経を忘れかけてた人だし、ぼくたちだって…」
シロエ 「お彼岸を忘れたって、いいと思いますよ」
みんなで留守にしてしまいましょう、とシロエ君、力説。
シロエ 「キース先輩も、あんな仏様は忘れてですね…」
ジョミー「バーベキューだよ、河原でさ!」
サム 「法要が無けりゃよ、キースの罪もよ…」
誰にも問われねえんだぜ、とサム君もプッシュ。
サム 「戒名なんかをつけるからだ、っていうヤツな!」
シロエ 「文句を言う理由が無いですからねえ…」
法要自体が無いんですから、とシロエ君の相槌。
シロエ 「秋のお彼岸は、是非、楽しんで下さいよ!」
キース 「お前たち、何か忘れていないか?」
シロエ 「何をです?」
キース 「俺を何だと思っているんだ!」
ただの高校生ではないぞ、とキース君の渋面。
キース 「副住職と二足の草鞋で、親父にだな…!」
ジョミー「こき使われているんだよねえ、知ってるってば」
キース 「だったら、想像出来るだろうが!」
俺のお彼岸がどんなものか、と副住職が吊り上げる眉。
キース 「秋分の日は、お中日でだ…」
サム 「あー…。元老寺でも法要、あるよなあ…」
いつもサボっているだけで、と僧籍なサム君。
サム 「ブルーの所で、お彼岸の手伝いだ、ってよ…」
キース 「その理由だから、抜けられるんだ!」
バーベキューでは抜け出せないぞ、とブツブツブツ。
キース 「必然的に、俺は居残り組で…」
ジョミー「アドス和尚に、しごかれるって?」
でも、バレるとは思えないけど、とジョミー君。
ジョミー「法要をしてたか、バーベキューに行ったかは…」
シロエ 「アドス和尚は、確認出来ませんしね…」
サム 「バレねえんでねえの?」
キース 「そう思うか…?」
いけるかもしれん、とキース君、腕組み。
サボりますか?
2021/09/07 (Tue)
☆バレない筈です
まだまだ残暑が厳しい新学期、休日は生徒会長の家が一番。
けれど近付く秋のお彼岸、法要をサボッて逃げるという案。
キース 「確かに親父は、確認しては来ないしな…」
ブルー 「そうだね、ぼくに信用があるから」
なんと言っても伝説の高僧、と生徒会長、得意げな顔。
ブルー 「ぼくの手伝いで通ってるんだし、サボッても…」
ジョミー「バレないと思うよ、裏切り者が出なければさ」
サム 「告げ口するヤツ、俺たちの中にはいねえだろ?」
法要が無くなれば喜ぶヤツしかいねえぜ、とサム君。
サム 「だからよ、お彼岸は抜け出してよ…」
シロエ 「バーベキューでいいと思いますけどね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなでお出掛けだね!」
楽しそう! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もピョンピョン。
ぶるぅ 「んとんと、バーベキュー用の食材は、と…」
マツカ 「御用意させて頂きますよ」
もちろん、炭や道具なんかも、と御曹司の頼もしい言葉。
マツカ 「あとは、お天気次第でしょうか」
スウェナ「そうねえ、晴れるといいんだけれど…」
キース 「お彼岸の頃は、だいたい晴れるものだがな」
経験的に、と副住職。
キース 「子供の頃から、いい天気なのが恨めしかった」
一同 「「「あー…」」」
お寺の子供だったっけ、と誰もが納得。
シロエ 「晴れても、お出掛け出来ませんしね…」
キース 「そうなんだ! 連休だったりすると、特にだ…」
悔しかったな、と副住職の嘆き節。
キース 「友達は皆、レジャーなのに…」
サム 「キースだけ、家にいるしかないのな…」
キース 「しかも、本堂に座らされるんだぞ!」
子供用の法衣を着せられて、とブツブツブツ。
キース 「一生、これが続くんだな、と子供心に…」
シロエ 「辛かったんですね…」
ジョミー「じゃあ、その分もさ、今年はさ…」
サム 「楽しめよな!」
キース 「よし!」
どうせ親父にはバレないんだし、と副住職。
サボリ決定…。
2021/09/08 (Wed)
☆釣りも楽しそう
まだまだ残暑が厳しいシーズン、生徒会長宅で過ごす休日。
エアコンが効いて快適な中で、お彼岸のプランも決定で…。
キース 「お彼岸に遊びに行くというのは、初めてだな」
ジョミー「いいお天気になるといいよね、バーベキュー!」
サム 「そりゃ別荘でも楽しめるけどよ、河原がよ…」
シロエ 「バーベキューには、一番ですしね」
楽しみですよ、とシロエ君もワクワク。
シロエ 「せっかくですから、魚も釣れたらいいですね」
マツカ 「釣り竿も用意しましょうか?」
ジョミー「うん、お願い! 釣った魚を焼くのもさ…」
スウェナ「きっと楽しいわよ、それに新鮮だし!」
問題は釣りの腕だけど、とスウェナちゃん。
スウェナ「私なんかでも、釣れるかしら?」
サム 「いけるんでねえの?」
キース 「俺は、釣りの方は遠慮しておく」
ジョミー「えっ、なんで?」
下手だったっけ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「そんな話は聞いてないけど…」
キース 「いいか、お彼岸のお中日だぞ?」
ただでも法要をサボリなのに…、と副住職。
キース 「その上、殺生をするというのは、流石に…」
サム 「あー…。マズイよな、ソレ…」
キース 「残念ではあるが、またにしておく」
釣りは任せた、とキース君の苦笑。
キース 「食うだけだったら、大丈夫だろうし…」
ブルー 「まあねえ…。ぼくは、釣らせて貰うけどね」
キース 「あんた、それでも高僧なのか!?」
ブルー 「何を今更」
お寺を持ってるわけじゃないし、と生徒会長、しれっと。
ブルー 「気にしてたら、やってられないよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 人生、楽しまなくちゃね!」
ぼくも釣るもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「いっぱい釣って、美味しく焼こうね!」
シロエ 「競争するのもいいかもですね」
サム 「キースが釣らねえなら、審判もいるしよ…」
キース 「俺なのか?」
釣らないんだから、いいんだろうか、と悩む人。
さて…?
2021/09/09 (Thu)
☆初のお休みです
まだまだ残暑が厳しい休日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
秋のお彼岸のプランも決まって、河原でバーベキューで…。
キース 「釣れた魚をカウントするのは、許されるのか?」
ブルー 「数えるだけだし、いいと思うよ」
活じめにしろとは言っていないし、と生徒会長。
ブルー 「命を奪うわけじゃないしね、審判は」
キース 「そういうことなら…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 審判、キースで決まりだね!」
釣り大会だぁ! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も大喜び。
ぶるぅ 「秋のお彼岸、すっごく楽しみ!」
サム 「だよなあ、今年はゴージャスだぜ」
ジョミー「キースも、初のお休みだしね」
キース 「一生無理だ、と諦めていたが…」
人生、捨てたものではないな、と副住職が繰る数珠レット。
キース 「御本尊様に感謝しないと…」
シロエ 「なんで、そっちに行くんですかね、先輩は」
スウェナ「職業病っていうヤツでしょ?」
坊主が染みついているのよね、とスウェナちゃん。
スウェナ「でも、釣った魚にお経とかは…」
ジョミー「勘弁してよね、いくらお彼岸でも」
キース 「俺だって、ちゃんと空気は読むぞ!」
??? 「どうなんだか…」
疑問だよね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
一同 「「「わーっ!!!」」」
Aブルー「酷い挨拶だねえ…」
君たちも空気が読めていないよ、とソルジャー、仏頂面。
Aブルー「そんな調子で、誤魔化せるとでも?」
キース 「な、なんの話だ?」
Aブルー「ズバリ、お彼岸の法要だよ!」
逃亡する気なんだってね、と赤い瞳に物騒な光が。
Aブルー「キースは人生初の休暇で…」
キース 「聞いてたのか、あんた」
話が早いと思っておくか、と副住職。
キース 「どうせ、当日にはバレるんだしな!」
Aブルー「逃げる気なのかい?」
キース 「逃げて悪いか?」
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
休暇を勝ち取って下さいね、とシロエ君のエール。
どうなる…?
2021/09/10 (Fri)
☆お彼岸はセルフで
まだまだ残暑が厳しいシーズン、休日は生徒会長宅な面々。
秋のお彼岸は河原でバーベキュー、決まった所へ乱入者が。
Aブルー「本気で、サボって逃げる気なんだ?」
キース 「あんたに止める権利は無いぞ!」
どう過ごそうと俺の勝手だ、とキース君、グッと拳を。
キース 「ガキの頃からの夢が叶うんだしな!」
Aブルー「スッポンタケは、どうなるわけ?」
キース 「あんたが拝めばいいだろうが!」
お彼岸の日は合掌して、お念仏で…、と拝み方の指導が。
キース 「南無阿弥陀仏を、十回唱えておけばいいんだ!」
Aブルー「それって、酷いと思うけど!」
キース 「仏壇が無い家も多いぞ、最近は」
当然、お彼岸も放置だしな、と副住職。
キース 「その点、お念仏を唱えておけば、だ…」
ブルー 「充分、喜ぶと思うけどねえ、スッポンタケも」
問題無いよ、と銀青様も。
ブルー 「そもそも、スッポンタケのためだけにさ…」
キース 「お彼岸の法要というのが、贅沢過ぎだ!」
普通は寺で纏めてやるぞ、と副住職が突き付ける指。
キース 「というわけでだ、俺は休暇を取ることにする!」
Aブルー「そうなんだ…。だったら、ぼくにも…」
考えってヤツがあるからね、と赤い瞳に冷たい光が。
Aブルー「君たちが出掛けたら、電話をするよ」
キース 「電話だと?」
Aブルー「そう、元老寺に!」
アドス和尚がいる筈だよね、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「君のことで、ちょっとお話が、ってさ」
キース 「甘いな、あんた」
坊主の世界も知らないくせに、とキース君、勝ち誇った顔。
キース 「ブルーじゃないのは、秒でバレるぞ」
ブルー 「そうなるだろうねえ…」
まして、お彼岸の当日ではね、と銀青様もクスクスと。
ブルー 「せがれが何か失礼でも、って言い出すよ」
Aブルー「失礼じゃないか!」
キース 「詳しく説明出来るのか、それを?」
逃げました、では通らないぞ、と副住職。
そうですよねえ…?
2021/09/11 (Sat)
☆業界用語な喋り
まだまだ残暑の季節なだけに、休日は生徒会長の家な面々。
秋のお彼岸は河原でバーベキュー、そう決めた所へ乱入者。
Aブルー「法要を放って逃げたんだけど、でいいだろう!」
キース 「出だしは、それで済むとは思うが…」
ブルー 「問題は、其処から後だよねえ…」
逃げた行き先とかなら、ともかく…、と生徒会長も。
ブルー 「ぼくと勘違いしてるからには、絶対にさ…」
キース 「専門用語が飛び出して来るぞ」
坊主の世界で使うヤツな、とキース君、ニヤニヤ。
キース 「ただでも、お彼岸モードなだけに…」
ブルー 「もう容赦なく、坊主の世界な喋りだろうね」
Aブルー「た、例えば、どんな…?」
ブルー 「さあねえ、自分で考えてみれば?」
教えたら意味が無いじゃないか、と銀青様の仰せ。
ブルー 「どんな質問が来ても、ぼくならバッチリだしさ」
キース 「まったくだ。坊主にしか通じない愚痴でもな」
シロエ 「あー、そういうのもあるわけですか…」
キース 「当然だろうが、坊主も一種の業界だぞ?」
同業者にしか通じない言葉は多いな、と副住職。
キース 「でないと、威厳が保てない面も色々あるし…」
ブルー 「いわゆる隠語も多いよね、うん」
お酒とか、肉とかを指してる言葉、と銀青様も相槌を。
ブルー 「サボリにしたって、高飛びだとかさ…」
キース 「道場を抜け出す時はソレだな、確かに」
だが、今回が該当するかは教えない、と意地の悪い笑み。
キース 「最悪、サボって逃げました、と言うだけでだ…」
ブルー 「ぼくじゃないな、と見抜かれるかもね」
さあ、どうする、と副住職と伝説の高僧の最強タッグ。
ブルー 「それでいいなら、好きに電話をしていいよ」
キース 「親父は何だと思うだろうなあ…」
ブルー 「いたずら電話で決定だろうね、声真似のさ」
キース 「そうか、ジョミーとかが…」
ジョミー「ぼくなわけ!?」
なんでぼくが、とジョミー君、ワタワタ。
いたずら電話って…。
2021/09/12 (Sun)
☆犯人も捜しません
まだまだ残暑が厳しいシーズン、休日は生徒会長宅が一番。
秋のお彼岸のプランも決定、バーベキューという計画で…。
ジョミー「どうして、ぼくがいたずら電話になるのさ!」
キース 「いや、単に、思い付いただけだが」
親父を恨んでいそうだしな、とキース君、クックッと。
キース 「棚経で苦労していただろう?」
ジョミー「ぼくは、キースのお供だったし!」
直接、恨みはぶつけないよ、とジョミー君の反論。
ジョミー「それに、ブルーの声真似も無理!」
Aブルー「なるほど、いたずら電話になるんだ?」
ブルー 「そういうことだね、真面目に取っては貰えずに」
切られるのがオチ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「忙しいので、とガチャンだよ、うん」
キース 「間違いないな、でもって法要で忙しいから…」
ブルー 「忘れて終わりになるだろうねえ…」
犯人捜しもするわけがない、と銀青様のお言葉。
ブルー 「それで良ければ、好きにすれば?」
キース 「まったくだ。俺は、痛くも痒くもないな」
だから、お彼岸はバーベキューだ、とキース君。
キース 「あんたは自分で、お念仏をだ…」
ブルー 「十回唱えておけばオッケー!」
スッポンタケも、それで満足だから、と銀青様の太鼓判。
ブルー 「大丈夫だって、いつも法要してるから!」
Aブルー「そう言われても、困るんだよ!」
大事な仏様なのに、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「今回は出来ませんでした、なんて…」
キース 「たまには許されると思うがな?」
ブルー 「お彼岸は、毎年、2回ずつあるしね」
またの機会でいいじゃないか、と銀青様も。
ブルー 「というわけでさ、今年の秋のお彼岸はパスで!」
シロエ 「バーベキューで決定ですね!」
Aブルー「坊主じゃない人なら、どうかな、電話は?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「だから、坊主じゃない人だってば!」
いたずら電話にならないだろう、と言ってますけど。
えっと…?
2021/09/13 (Mon)
☆忘れ去られた存在
まだまだ残暑が厳しい休日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
秋のお彼岸はバーベキューにお出掛け、そういう計画で…。
ブルー 「坊主じゃない人って、どういう意味さ?」
Aブルー「そのまんまだよ、電話したのが一般人なら…」
専門用語は出て来ないだろう、とソルジャーの指摘。
Aブルー「だから、そういう人がかければ…」
ブルー 「君が声真似をするのかい?」
シロエとかの、と生徒会長の問い。
ブルー 「でもねえ、シロエとかの声だと…」
キース 「やはり、いたずら電話な扱いだろうな」
親父も馴染みのある声だから、と副住職。
キース 「逆に怒鳴られて終わると思うが?」
シロエ 「でもって、忘れて終わりですよね」
ブルー 「うん。いい加減、お彼岸の法要は諦めたまえ」
当日は、お念仏を十回唱えて…、と銀青様の仰せ。
ブルー 「それで済むから、心をこめて合掌を!」
Aブルー「…誰か忘れていないかい?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ぼくのハーレイという存在をだよ!」
誰かさんに声がそっくりだよね、とソルジャー、ニヤリと。
Aブルー「ほら、君たちの学校のさ…」
一同 「「「教頭先生!?」」」
ゲッ、と誰もが仰天な名前。
キース 「ま、まさか、あんたは…」
Aブルー「確かハーレイ、柔道部の顧問だったよねえ?」
つまりは君のお目付け役で…、とソルジャー、ニヤニヤ。
Aブルー「そのハーレイが電話したなら、どうなるかな?」
キース 「教頭先生の名前を騙るつもりか!?」
Aブルー「本物に頼んでもいいんだよ?」
ブルーに惚れてる人だからね、と恐ろしい台詞が。
Aブルー「ぼくの頼みも、聞いてくれると思うけど?」
ブルー 「やめたまえ!」
頼み事なんかしないでくれ、と生徒会長、顔面蒼白。
ブルー 「ロクな結果にならないから!」
Aブルー「ぼくのハーレイにしておけ、って?」
ブルー 「当然だよ!」
そっちでお願い、と震え上がってますけど。
どうなる…?
2021/09/14 (Tue)
☆電話をされたら
まだまだ残暑が厳しいシーズン、休日は生徒会長宅が一番。
お彼岸はバーベキューにお出掛け、そういう計画ですけど。
ブルー 「こっちのハーレイに頼むのだけは、勘弁だよ!」
Aブルー「分かったよ。それなら、ぼくのハーレイをさ…」
ちょっとこっちに連れて来るから、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「電話をかける程度だったら、仕事中でも…」
キース 「抜けて来られるとか、言わないだろうな!?」
Aブルー「簡単だってば、そのくらいはね!」
休憩して来る、で出ればいいから、とソルジャー、ニヤリ。
Aブルー「そして、こっちの世界に来てさ…」
キース 「親父に電話をすると言うのか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
シャングリラ学園の教頭ですが、と口真似なソルジャー。
Aブルー「御子息の件でお電話しました、と丁寧に!」
キース 「俺がサボって逃亡した、と…?」
Aブルー「そうだよ、こっちのハーレイだったら…」
アドス和尚も納得だよね、とソルジャー、勝ち誇った顔。
Aブルー「そういう噂を聞きましたが、でバッチリだよ!」
キース 「やめてくれ!」
親父にバレたらブチ殺される、とキース君、ガクブル。
キース 「教頭先生の通報だったら、もう絶対に…」
シロエ 「裏を取りますよね、逃げたかどうか…」
キース 「そうなんだ!」
親父のことだし、人を寄越すぞ、と震え上がる人。
キース 「この家に来て、俺がいるかを確認で…」
ジョミー「それって、留守だと即バレだよね?」
キース 「ブルーに頼めば、あるいはなんとか…」
誤魔化しようがあるかもだが…、と視線を生徒会長に。
キース 「其処は、サイオンでなんとか出来そうか?」
ブルー 「出来るんだけど…」
でもね、と生徒会長、ソルジャーをチラリと。
ブルー 「ブルーと、サイオン勝負になるから…」
キース 「どうにもならん、と?」
ブルー 「ブルーなんだよ?」
勝てるとでも、と肩を竦めてますけど。
無理っぽいですよね…?
2021/09/15 (Wed)
