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シャングリラ学園つれづれ語り

☆プロ級の腕な人


GWを宇宙で過ごして、朝夕の勤行を怠けていたキース君。
読経がすっかりなまったとかで、アドス和尚に食らう罰礼。

Aブルー「ろくでもないことって、どういう意味さ?」
キース 「どうせ、あんたに理解は出来ん!」

デリカシーの欠片も無いんだからな、と副住職。

キース 「分かって欲しいとも思っていない!」
Aブルー「酷い言いようだねえ、腰は大事にすべきだよ?」

腰は男の命だからね、とソルジャー、真顔。

Aブルー「もちろん、お尻も大事だけどさ!」
キース 「そう思うんなら、俺の件は放っておいてくれ!」
Aブルー「座薬だったら、ぼくのハーレイも上手いかと…」

ハーレイに頼んでくれてもいいよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ほら、こっちのハーレイは柔道部の顧問だし…」
キース 「それがどうした!」
Aブルー「部員が怪我をした時なんかは、出番だろう?」

湿布を貼ったり、色々とさ…、という質問。

Aブルー「応急手当は大切だよねえ、その場ですぐに!」
シロエ 「まあ、そうですね」
マツカ 「教頭先生は、経験豊富でらっしゃいますから…」

柔道部員も安心なんです、と部員な人たち。

マツカ 「その気になったら、開業出来ると思いますよ」
シロエ 「柔道整復師ってヤツですよね!」
Aブルー「なるほど、プロ級の腕なんだ?」

その点は、ぼくのハーレイも、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「ぼくのお尻をほぐし続けて、三百年のプロ!」
キース 「黙ってくれ!」
Aブルー「ダメダメ、同じハーレイなんだし…」

目を瞑ってればいいと思うよ、とソルジャー、ウインク。

Aブルー「こっちのハーレイのつもりでさ!」
シロエ 「確かに、一理ありますね…」

見た目は全く同じですから、とシロエ君。

シロエ 「キース先輩、どうでしょう?」
キース 「貴様、裏切る気か!」
シロエ 「ぼくは意見を述べただけです」

あくまで第三者の観点から、と言ってますけど。
どうですかねえ…?


2021/05/16 (Sun)

 

☆なまるのは論外


GWを宇宙で満喫、朝夕の勤行をスルーしていたキース君。
読経の調子が狂ってしまって、アドス和尚が食らわす罰礼。

シロエ 「いい薬なのは確かですしね、考えようですよ」
キース 「だったら貴様は、あんな野郎に任せられるか?」

俺の立場になったとして…、とキース君、キレそう。

キース 「目を瞑っていれば大丈夫だとか、言えるのか!」
シロエ 「ぼくは副住職じゃないですし、お坊さんでも…」

ありませんしね、とシロエ君、涼しい顔付き。

シロエ 「ついでに、ぼくが副住職だった場合はですね…」
キース 「なんだと言うんだ!」
シロエ 「朝晩の勤行、サボりませんから」

何処かで時間を作りますよ、とニッコリと。

シロエ 「なにしろ、職業ですからねえ…」
サム  「あー! 真面目にやろう、っていうことな?」
シロエ 「そうなんです。日々の研鑽は大切ですよ」

自主トレと同じことでしょう、と立てる人差し指。

シロエ 「なまってしまうだなんて、論外ですしね」
ジョミー「だよねえ、きちんとやってればさ…」
スウェナ「罰礼レベルまで落ちないわよね」
キース 「うっ…」

しかし…、と副住職、タラリ冷汗。

キース 「あれだけ遊びまくっていたんだ、時間などは…」
シロエ 「睡眠時間を少し削れば、いけましたよ?」
マツカ 「徹夜はしていませんでしたしね…」

自主トレの時間を充てても良かったかも、と御曹司も。

マツカ 「自業自得な面は、確かにあるかもです」
Aブルー「えーっと、つまり…。問題はお経なのかな?」
シロエ 「そうなりますねえ、なまったのはソレです」
Aブルー「上手く詠めなくなったとか?」

それで罰礼で、腰の危機かな、とソルジャーの問い。

Aブルー「そんな具合に聞こえるんだけど、どうだろう?」
キース 「あんたに言われたくはない!」
Aブルー「そういうことなら…」
シロエ 「喉の薬でもありますか?」

それこそ効き目は神がかりの…、とシロエ君。
声が治るとか?


2021/05/17 (Mon)

 

☆喉のもあります


GWを宇宙で過ごして、朝夕の勤行をスルーしたキース君。
読経の調子がなまったそうで、アドス和尚から食らう罰礼。

シロエ 「凄い座薬があるんだったら、喉の薬もですね…」
サム  「なんか、すげえのがありそうだよな?」

舐めれば一発、喉の痛いのが吹っ飛ぶとかよ、とサム君も。

サム  「ブリッジクルーとか、声も大事な感じだしよ…」
ジョミー「掛け声、必須な部署だもんねえ…」
スウェナ「キャプテンが声が出ないとかだと、悲惨だわよ」

ヨーソロー! だって言えないわ、とスウェナちゃん。

スウェナ「まさか身振りで出来ないでしょ、アレは?」
Aブルー「まあ、思念波で代用は出来るけどねえ…」

士気が下がるのは間違いないね、とソルジャー、肯定。

Aブルー「機関部とかでも、声はやっぱり大事だよ」
シロエ 「機関部ですか?」
Aブルー「船の心臓部だからねえ…。意思の疎通は…」

それこそ命と言えるだろうね、とソルジャーの説明。

Aブルー「点検とかがさ、声を使わずに出来るとでも?」
シロエ 「確かに、ぼくの機械弄りでも、指差し確認で…」

気付いたら声が出ていますね、と大きく頷くシロエ君。

シロエ 「ということは、喉の薬もあるんでしょう?」
Aブルー「あるねえ、効き目は神がかりなのが!」

スプレー式のも、舐めるヤツもね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「声が嗄れていても、もう劇的に!」
ジョミー「すっかり回復しちゃうんだ?」
Aブルー「もちろんだよ!」
シロエ 「キース先輩、聞きましたか?」

そっちの薬ならいいでしょう、とシロエ君の問い。

シロエ 「座薬なんかじゃないですしね!」
キース 「それはそうだが、何か違う気が…」

俺は風邪など引いていないぞ、と副住職の難しい顔。

キース 「声質の問題ではないからな…」
シロエ 「あー…。それじゃ駄目ですよね…」
Aブルー「薬とは言っていないけど?」

決め付けないでくれたまえ、と言ってますけど。
じゃあ、何だと…?


2021/05/18 (Tue)

 

☆話が見えません


GWを宇宙で満喫、読経の調子がなまってしまった副住職。
アドス和尚から罰礼を食らう日々、腰が心配なほどでして。

シロエ 「薬じゃない、って…。じゃあ、何なんです?」
キース 「まさかサイオンを使うのか?」
ジョミー「さっき言ってた、手かざし系かな?」

不思議パワーより凄い筈だもんね、とジョミー君。

ジョミー「最強のタイプ・ブルーなんだし、いけるかも…」
シロエ 「暗示をかけるとか、そんなのでしょうか?」
キース 「なるほど、催眠療法か…」

それなら調子も戻るかもな、と副住職も納得な治療法。

キース 「それで治るというんだったら、有難いが」
サム  「だよなあ、治れば罰礼も来ねえしよ」
シロエ 「待って下さい、いい話だとは思いますけど…」

この人に借りが出来るんですよ、とシロエ君の鋭い指摘。

シロエ 「悪戯小僧に借りを作るより、酷い気がします」
ジョミー「あー! なんか絶対、後が怖いよね…」
キース 「まったくだ。実に危ない所だったぞ」

感謝する、とキース君、シロエ君に頭をペコリと。

キース 「というわけでな、今の話は無かったことに…」
Aブルー「そう言わないでさ、話は最後まで聞いてよね」

借りなんか出来やしないから、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「なにしろ、ウインウインな方法だしねえ…」
一同  「「「ウインウイン?」」」

何だそれは、と誰もがキョトン。

キース 「…ウインウインとは、どういう意味だ?」
Aブルー「そのまんまだけど?」

言葉通りでいいんだよ、とソルジャー、即答。

Aブルー「キースは、借りを作らなくってさ…」
キース 「あんたの方は、どうだと言うんだ?」

どうも話が見えないんだが、と副住職の問い。

キース 「タダで治すとは思えないしな、あんたの場合」
Aブルー「だからさ、そこがウインウインなんだよ!」
キース 「はあ?」
Aブルー「ぼくにもメリット!」

ちゃんとあるから、と言ってますけど。
謎ですよね…?


2021/05/19 (Wed)

 

☆治りそうな方法


GWを宇宙で過ごして、読経の調子がなまっている副住職。
アドス和尚が食らわす罰礼、腰がヤバいかもな状況でして。

キース 「…ウインウインで、あんたにもメリットだと?」
Aブルー「そうなんだよ! だから借りなんか出来ないよ」

其処は安心してくれたまえ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「読経の調子もちゃんと戻るし、いい案かと…」
キース 「どういう治療で、あんたのメリットは何だ?」

どうも話がうますぎるしな、と副住職のもっともな疑問。

キース 「美味しい話には裏がある、と昔から言うし…」
シロエ 「そうです、油断大敵ですよ」
サム  「録音しといた方がいいんでねえの?」

この会話をよ、とサム君も。

サム  「後からグダグダ言われた時に、証拠になるぜ」
シロエ 「そうしましょうか」

シロエ君がサッと取り出すスマホ。

シロエ 「こういう時のために、ちょっと改造したんです」
サム  「最高の音質で録れるのかよ?」
シロエ 「ノイズも綺麗に除去出来ますよ」

電力も殆ど消費しません、と自慢のアイテム。

シロエ 「というわけで、続きをどうぞ!」
Aブルー「その必要は無いと思うけどねえ?」
キース 「いいや、大いにあると思うが」
Aブルー「ウインウインだよ、君も賛成する筈だしね」

なにしろ法要をするだけだから、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「今から、ぶっつけ本番でさ!」
キース 「法要だと?」
Aブルー「うん、法要! いつもみたいにフルコースで!」

一時間ほど、ありとあらゆるお経だよね、とニコニコニコ。

Aブルー「嫌でも調子が戻ると思うよ、完璧に!」
サム  「あー…。言えてるよなあ…」

鳴り物も必須なんだしよ、と大きく頷く僧籍な人。

サム  「トチッた所で、誰も文句は言わねえし…」
シロエ 「治りそうですね…」
Aブルー「ぼくは法要をして貰えるしね!」
キース 「ちょっと待て!」

いったい何の法要なんだ、と言ってますけど。
愚問なのでは?


2021/05/20 (Thu)

 

☆心当たりがゼロ


GWを宇宙で満喫、読経の調子がなまったらしいキース君。
アドス和尚に罰礼を食らう毎日、腰がヤバそうな状況の今。

キース 「今の時期に法要と言われても、心当たりが…」
Aブルー「全く無い、って?」
キース 「お彼岸は済んだし、お盆は当分、先なんだぞ」

何の法要があると言うんだ、と副住職、怪訝そうな顔。

キース 「それにあんたは、こっちの世界に親族などは…」
Aブルー「いるわけがないね!」

ぼくの世界にもいやしないって、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「SD体制に血縁関係なんかは、無いからさ!」
キース 「そうなると、誰の法要なんだ?」

真面目に分からん、と副住職が傾げる首。

キース 「親族がいるなら、忘れた頃に年忌法要も…」
ブルー 「まあ、珍しくはないよね、うん」

三百回忌とかだと、もはや誰だか、と生徒会長の相槌。

ブルー 「とはいえ、ブルーが言っているのが…」
シロエ 「誰の法要かは、ぼくでも分かりますけれど?」
キース 「お前、こいつの親戚だったのか?」
シロエ 「親族はいないと言ってましたが?」

天然なんだか、わざとなんだか…、とシロエ君、溜息。

シロエ 「頼まれる法要、一つだけだと思いますけどね?」
サム  「他にねえよな」
ジョミー「もう思いっ切り、迷惑だけどね…」

出来れば忘れていたかったよ、とジョミー君も。

ジョミー「キースが忘れているのにさ…」
シロエ 「まったくです。…本当に心当たりはゼロだと?」
キース 「そう言われてもだな…」
Aブルー「どうかと思うよ、一番弟子を忘れるなんてね!」

こんな師僧じゃ、弟子もグレそう、とソルジャーの嘆き。

Aブルー「やってられなくて、家出しそうだよ」
シロエ 「その方が、ぼくたちは嬉しいんですけど…」
スウェナ「法要の度に、巻き添えだものね、毎回、毎回」
キース 「もしかして、それは…」
シロエ 「思い出しました?」

ダメなら力技ですね、とシロエ君、指をボキボキ。
殴ると…?


2021/05/21 (Fri)

 

☆絞めてしまえば


GWを宇宙で過ごして、読経の調子が出ないらしい副住職。
アドス和尚が食らわす罰礼、腰がヤバいかもな状況でして。

シロエ 「思い出せないなら、思い出させてあげますよ」
ジョミー「もうさ、そのまま絞めちゃったら?」
サム  「いいと思うぜ、首をキュッとよ」
シロエ 「そうですね…。でもって、鍋にするわけですね」

逆さに吊るして血抜きをして、とシロエ君の指がボキボキ。

シロエ 「少しばかり、肉が硬いかもですけど…」
スウェナ「地鶏だったら、そんなものじゃないかしらね?」
マツカ 「放し飼いの鶏だと、肉は硬めになりますね」

やっぱり筋肉がつきますから、と御曹司。

マツカ 「それを美味しく調理するのが、プロなんですよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お酒を使うとか、方法、色々!」
シロエ 「分かりました。じゃあ、絞めときましょうか」

思い出せないみたいですから、とシロエ君の冷たい笑み。

シロエ 「絞めてしまえば、世の中、平和になりますよ」
キース 「ま、待ってくれ、思い出したから!」
Aブルー「それにキースを絞めちゃ困るよ、ぼくだって!」

せっかくウインウインな話なのに、とソルジャーの助け舟。

Aブルー「元気にお経を唱えて貰ってこそだしさ!」
シロエ 「なまってしまって、下手だそうですけど?」
Aブルー「いいんだってば、気は心だし!」

それに誰だって最初は下手だし、とソルジャーも必死。

Aブルー「だから絞めずに、法要、よろしく!」
キース 「スッポンタケの法要だな?」
Aブルー「ピンポーン!」

スッポンタケが喜ぶよ、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「いつも通りにお願いしたいね!」
シロエ 「法要の理由が無いんですけど?」

お彼岸でも、お盆でもありませんから、とシロエ君。

シロエ 「この際、絞めておきたいんですよ、その人を!」
スウェナ「やっちゃいなさいよ!」
Aブルー「ちょっと…!」

絞めないでよ、と悲鳴ですけど。
確かに理由は無いですね?


2021/05/22 (Sat)

 

☆絞めていいです


GWを宇宙で満喫、読経の調子がなまってしまった副住職。
アドス和尚に食らう罰礼、腰がヤバいのを何とかしたい今。

Aブルー「キースを絞めて貰っちゃ困るよ、本当に!」
シロエ 「でもですね…。何もかも、この人のせいですし」
スウェナ「いなくなったら、ホントに平和になるものね」

法要をする理由も無いのに法要なんて、とスウェナちゃん。

スウェナ「巻き添えを食らう私たちの方も、限界なのよ!」
サム  「分かるぜ、僧籍な俺でも、こう、なんつーか…」
ジョミー「ゲンナリするよね、法要の度にさ…」

お盆は、ぼくはキースのお供なんだけど、とジョミー君も。

ジョミー「でも、春と秋のお彼岸はさ…」
サム  「俺たちも、此処で巻き添えだもんな…」
シロエ 「というわけです、理由も無いのに法要なんか…」

論外ですね、とシロエ君、バッサリ切り捨て。

シロエ 「諸悪の根源は、絞めときましょう!」
ぶるぅ 「んとんと…。キースを、お鍋にするの?」
シロエ 「調理をお願い出来ますか?」
ぶるぅ 「いいけど、警察、来ちゃいそうだよ?」

殺人になると思うんだけど、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「でもでも、アレかな、食べてしまえば…」
ブルー 「バレないと思うね、単に失踪したってことで」

原因はアドス和尚の罰礼だよね、と生徒会長、ニンマリ。

ブルー 「嫌気がさして出奔するのは、よくあるからさ」
サム  「坊さんあるある、っていうヤツかよ?」
ブルー 「うん。家から逃げるのも、お寺からのも…」

両方あるから、問題無し! とブチ上げる、恐ろしい理論。

ブルー 「やっちゃって良し!」
シロエ 「了解です!」

言い残すことはありませんか、とシロエ君、目がマジ。

シロエ 「あるなら、聞いておきますけど」
Aブルー「ダメだってば、絞めちゃ!」
キース 「俺だって、まだ死にたくはない!」
シロエ 「聞こえませんね」

助命嘆願の方は無しです、とビシッと。
キース君、ピンチ…。


2021/05/23 (Sun)

 

☆絞めるのは困る


GWで読経の調子がなまってしまった、キース君ですけど。
治すために法要とソルジャーが提案、けれど周りは迷惑で。

シロエ 「言い残すことが無いなら、もういいですね?」
サム  「早く絞めろよ、うるせえからよ」
キース 「お、お前たち…!」

マジで犯罪に手を染める気か、とキース君、ガクブル。

キース 「いくらバレないからと言っても…!」
Aブルー「そっちはいいけど、ぼくが困るんだよ!」

スッポンタケはどうなるのさ、とソルジャーも泣きそう。

Aブルー「キースがいなくなってしまったら、大変だよ!」
ブルー 「無縁仏でいいと思うね!」

世の中、そういうケースは沢山、と銀青様の仰せ。

ブルー 「お盆とお彼岸に、纏めて法要して貰えるよ」
Aブルー「それって、略式ってことだろう!」
ブルー 「施餓鬼法要だから、正式な法要ではあるねえ…」

うんと短いヤツだけどね、と生徒会長、しれっと。

ブルー 「だから問題無いと思うよ、その件も!」
キース 「あんた、高僧のくせに、殺生する気か!」
ブルー 「手を下すのは、ぼくじゃないから!」
シロエ 「お念仏くらいは唱えてくれると思いますよ」

だから安心して下さい、とシロエ君の冷ややかな笑み。

シロエ 「さて、絞めますか!」
Aブルー「待ってよ、法要の理由があれば…!」

キースの命は助かるんだよね、とソルジャー、必死。

Aブルー「ただ練習ってだけじゃなくって、何か理由が!」
シロエ 「それはまあ…。でも、無いですから!」

時季外れですし、年忌法要も…、とシロエ君の反撃。

シロエ 「ですから、絞めていいんです!」
Aブルー「じゃあ、誕生日で!」

それでお願い、とソルジャーの叫び。

Aブルー「今の季節なら、スッポンタケが生えるよね?」
シロエ 「えっと…。山とか林とかですか?」
Aブルー「そう! だから、誕生日ということで!」
一同  「「「誕生日!?」」」

なんだそれは、と一同、目が点ですけど。
誕生日…?


2021/05/24 (Mon)

 

☆誕生日でもアリ


GWで読経の調子がなまったキース君、治すには法要とか。
ソルジャーが提案したわけですけど、周りは大迷惑でして。

シロエ 「誕生日って…。法要と言えば、命日でしょう!」
サム  「そうだぜ、宗祖様とかでも、命日に法要で…」
スウェナ「誕生日なんて、聞かないわよねえ?」
マツカ 「強いて言うなら、花祭りでしょうか?」

お釈迦様の誕生日が花祭りですよね、と御曹司。

マツカ 「他にも何かあったでしょうか?」
ブルー 「ソレイド八十八ヶ所を開いた、御大師様なら…」

青葉祭りがあるけどね、と生徒会長、いえ、銀青様の仰せ。

ブルー 「だけど他には、有名どころは無いような気が…」
Aブルー「でも、皆無ってわけじゃないんだろう?」

それにさ、前に聞いたんだよね、と食い下がるソルジャー。

Aブルー「亡くなった仏様の、お誕生日の法要ってヤツを」
一同  「「「はあ?」」」
Aブルー「確かに聞いたよ、ご存命なら百歳だから、って」

誕生日祝いの法要をしたって…、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「言っていたのは、キースだったかなあ?」
シロエ 「そ、そういえば、そんな話がありましたっけ…」
ジョミー「お赤飯とバースデーケーキで、法要だっけ?」
マツカ 「お坊さんも招いて、誕生日パーティーでしたね」

法要の後で賑やかに…、とマツカ君たちも思い出した話。

マツカ 「その法要をするんですか?」
Aブルー「そう! それなら、理由になるだろう?」

それにパーティーもついてくるよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「法要の後は、みんなでパーティー!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ パーティー、大好き!」

御馳走、作っちゃうもんね! と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「パーティーしようよ、せっかくだから!」
シロエ 「美味しい話な気がしますね…」
Aブルー「君たちだって、ウインウインだよ?」
一同  「「「イイネ!」」」

パーティー歓迎、と歓声を上げる御一同様。
法要ですよ?


2021/05/25 (Tue)

 

☆借りが出来た人


GWでなまってしまった、キース君の読経を治すには法要。
反対の声が多数でしたけど、ソルジャーの案で一転でして。

シロエ 「法要はともかく、パーティーは大歓迎ですよ!」
ジョミー「御馳走がドッサリ出そうだもんね!」
ぶるぅ 「ぼく、頑張っちゃう!」

その間に法要の支度をしてよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「今から、買い出しに行って来るから!」
スウェナ「でも…。市場って、朝が早いんじゃないの?」
サム  「終わっちまってるよな、卸売市場?」
ぶるぅ 「直接、仕入れに行くんだもーん!」

それに外国なら、これから朝だよ、と頼もしい答え。

ぶるぅ 「エスニックとかも出来ちゃうもんね!」
ブルー 「ぶるぅはプロだし、仕入れの心配は無用だよ」
Aブルー「それじゃ、お願い出来るかな?」
ぶるぅ 「うん、行って来るねーっ!」

お買い物、とパッと姿を消したお子様。

シロエ 「楽しみですねえ、色々作って貰えそうですよ」
スウェナ「食材も最高のが揃うわけよね!」
Aブルー「というわけだし、こっちはキースに…」

法要をして貰おうか、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「トチっちゃっても、ご愛敬でさ!」
ブルー 「そうだね、どうせ間違えても、誰も文句は…」
シロエ 「言わないですよ、お経は分かりませんからね」

すっ飛ばしても無問題です、とシロエ君。

シロエ 「キース先輩、法要で調子を戻しましょう!」
キース 「そうだな、絞められるかと思ったが…」
マツカ 「命拾いをしましたね、キース」
サム  「思いっ切り、借りが出来たんでねえの?」

命拾いをしたんだからよ、とサム君の指摘。

サム  「誕生日とパーティーの話が無けりゃよ…」
ジョミー「絞められてたよね、確実に…」
キース 「…この馬鹿に借りが出来たのか、俺は?」
Aブルー「えっと…。どうしようかな?」
キース 「頼むから、ツケにしないでくれ!」

全力の法要で恩を返すから、と言ってますけど。
さて…?


2021/05/26 (Wed)

 

☆借りを返すには


GWでなまったキース君の読経、治すためには法要が一番。
スッポンタケの誕生日祝い、法要の後はパーティーだとか。

キース 「あんたに借りを作ったとなると、色々と…」
シロエ 「困りそうですけど、難しいんじゃあ?」
サム  「功労者ってことになりそうだしよ…」
キース 「分かってはいるが、其処をなんとか!」

この通りだ、とキース君、ソルジャーに土下座。

キース 「確かに読経の調子は悪いが、誠心誠意!」
Aブルー「うーん…。でもねえ、ツケにしないとなると…」

君が作った借りをチャラにする方法が…、と首を傾げる人。

Aブルー「貸しにしとけば、使い道もあると思うんだけど」
キース 「そ、そんな…!」
ジョミー「じゃあさ、タダ働きでどうかな?」
一同  「「「タダ働き?」」」

なんだそれは、と一同、キョトン。

シロエ 「それって、どういう意味なんです?」
ジョミー「そのまんまだよ、お布施は無しって!」
Aブルー「お布施が必要だったのかい!?」

ただの練習なんだけど、とソルジャーの目が真ん丸に。

Aブルー「お布施なんかは要らないだろう?」
ジョミー「でもさ、パーティーまでつくんだよ?」
サム  「うんうん、本格的だしよ…」

やっぱ、お布施は要るんでねえの、とサム君も。

サム  「功徳を積むには、お布施だからよ」
ブルー 「サムの意見が正しいね、うん」

気付いた以上は、お布施が必要、と銀青様も。

ブルー 「気付いてなければ、タダだったけどね!」
Aブルー「払わなかったら、どうなるんだい?」
ブルー 「踏み倒したってことで、功徳はゼロ!」

それでいいなら踏み倒したまえ、と伝説の高僧のお言葉。

ブルー 「嫌なら、お布施をするしかないよ」
キース 「其処を無料でやらせて貰うが!」

タダ働きで、と副住職、すかさず提案。

キース 「ツケにする代わりに!」
Aブルー「功徳がゼロだと困るしねえ…」

それでいいかな、と頷くソルジャー。
貸し借り無し、と…。


2021/05/27 (Thu)

 

☆衣装もよろしく


GWでなまったキース君の読経を、法要をやって治す方法。
スッポンタケの誕生日祝いだそうで、パーティーもセット。

Aブルー「それじゃ、キースはタダ働きということで!」
キース 「有難い。お蔭で借りを作らずに済む」
Aブルー「その代わり、キッチリやって貰うよ!」

衣装も込みで、とソルジャーの要求。

キース 「衣装?」
Aブルー「お坊さんのヤツだよ、着て貰わないと!」
キース 「クリーニングはどうなるんだ!」
Aブルー「自分で洗えないのかい?」

坊主のくせに、と言ってますけど。

キース 「襦袢とかはいいが、衣の方は俺には無理だ!」
Aブルー「クリーニング代なら、払うけれどね?」
キース 「本当か?」
Aブルー「ぼくのシャングリラでも、洗えないから…」

専門の店に任せるよ、とソルジャー、丸投げコースを選択。

Aブルー「それでいいだろ、直ぐ取り寄せてくれたまえ!」
キース 「ぶるぅが留守にしているんだが!」
Aブルー「あっ、そうか…。食材の仕入れに行ったから…」

だったら、ぼくが、とソルジャーの笑み。

Aブルー「瞬間移動なら、ドンとお任せ!」
キース 「そういえば、あんたもプロだったな」
Aブルー「で、何処にあるって?」
キース 「俺の心を読んでくれ」

思い浮かべるから、と副住職。

キース 「法衣が此処で、お袈裟がこっちの箪笥だな」
Aブルー「オッケー!」

どうぞ、と瞬時に出て来た法衣と袈裟の包みですけど。

キース 「…おい。お袈裟が違うぞ」
Aブルー「だってさ、君が選んだヤツはさ…」

地味だったし、とソルジャーの答え。

Aブルー「せっかくだから、派手なのがいいよね!」
キース 「お袈裟には決まりがあるんだが!」

これは親父の最上級のだ、とキース君、ガクブル。

キース 「俺が使ったことがバレたら…」
Aブルー「罰礼なのかい?」
キース 「罰礼どころか、一生、タダ働きだ!」

地味な方と早く取り替えてくれ、と顔面蒼白。
ピンチ到来…。


2021/05/28 (Fri)

 

☆まだ無理な袈裟


GWでなまったキース君の読経、治すためには法要が一番。
スッポンタケの誕生日祝いだそうで、パーティーもセット。

キース 「早く戻してくれ、でないとヤバイ!」
Aブルー「箪笥なんか、そうそう覗かないだろ?」
キース 「明日は檀家さんの法事があるんだ、午前中に!」

だから親父が箪笥を開けるぞ、とキース君、ブルブル。

キース 「他のヤツなら気付かんだろうが、これだけは!」
Aブルー「バレるって?」
キース 「大事なヤツだし、開けた時は必ず点検なんだ!」

虫が食ったら大変だからな、と慌てまくりな副住職。

キース 「親父が来る前に戻せ、頼むから!」
Aブルー「分かったよ…」

パッと入れ替わった、袈裟入りの包み。

Aブルー「なんだかねえ…。あっちの方がいいのになあ…」
キース 「俺が親父に絞められるだろうが!」
シロエ 「でもって一生、タダ働きになるんですね?」
キース 「お袈裟に相応しい坊主になるまでな!」

今の俺には、アレは無理だ、と副住職。

キース 「坊主の世界では、まだまだヒヨコの内だしな」
Aブルー「決まりって、そういうヤツなのかい?」
キース 「そうだ、坊主の位で決まるんだ」
Aブルー「じゃあ、派手なのを着けるためには…」

偉くなるしかないんだね、とソルジャー、納得。

Aブルー「そういうことなら、協力するから!」
キース 「はあ?」
Aブルー「これからも、色々と法要をこなすんだよ!」

そうすればスキルもアップするよね、とニコニコニコ。

Aブルー「月に一度は法要なんか、どうだろう?」
シロエ 「それ、パーティーもつきますか?」
Aブルー「もちろんだよ!」

法事って、そういうものだよね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぶるぅさえ良ければ、毎回、パーティー!」
ぶるぅ 「ただいまーっ! えっと、何のお話?」
Aブルー「毎月、パーティーはどうだろう、ってね」
ぶるぅ 「ホント!?」

おもてなし大好き! と跳ねてますけど。
毎月、法要…?


2021/05/29 (Sat)

 

☆上手くてもダメ


GWでなまったキース君の読経を、法要で治すという方法。
スッポンタケの誕生日祝いで、法要の後はパーティーつき。

ぶるぅ 「ねえねえ、毎月、パーティーって、なあに?」
Aブルー「毎月、法要をするんだよ! スッポンタケの!」

誕生日があるなら何でもいける、とソルジャー、強気。

Aブルー「入学式とか、卒業式は流石に無理だけれどね」
シロエ 「でも、文化祭とかはいけそうですよね」
サム  「運動会は、動けねえから無理だよなあ…」
ジョミー「見学ってことなら、いけるんじゃないの?」

保護者とかは見に行くものなんだしさ、とジョミー君。

ジョミー「修学旅行はキツそうだけどね」
Aブルー「どうだろう? 合宿とかも、いい感じだよ」
スウェナ「それを言うなら、夏休みとかもいけそうだわよ」
Aブルー「そうだ、祝日があったっけねえ!」

それを祝えばいいんじゃないかな、とソルジャーの意見。

Aブルー「だいたい、毎月、ありそうな気が…」
マツカ 「来月は無いんですけどね?」
Aブルー「うーん…。でもまあ、何か考えれば…」

とにかく毎月、法要ってことで、と強力なプッシュ。

Aブルー「キースはスキルアップ出来るし、みんなはさ…」
シロエ 「パーティーで御馳走なんですね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ それって、楽しそう!」

ぼくも、お料理、頑張るもん! と大喜びのお子様。

ぶるぅ 「だから、キースも頑張ってね!」
キース 「…俺だけの問題じゃないんだが?」
一同  「「「は?」」」
キース 「スキルだけの問題ではない、と言っている!」

坊主の位は、そう簡単な仕組みではない、と副住職の渋面。

キース 「いくら読経が上手くなっても、それだけではな」
Aブルー「ダメなのかい?」

他には何が必要だと、とソルジャーの問い。

Aブルー「お金かな?」
キース 「金で坊主の位は買えんぞ、年季だ!」
Aブルー「…年季?」

それって何さ、とソルジャー、キョトン。
年季ですか…?


2021/05/30 (Sun)

 

☆マンネリは困る


GWでなまったキース君の読経、法要で治すんですけれど。
毎月やってスキルアップは、やるだけ無駄になるという話。

Aブルー「年季というのは、何のことだい?」
キース 「そのままの意味だ、要は年数が大切なんだ!」

坊主として何年やって来たかということだ、と副住職。

キース 「坊主の世界に、基本、飛び級は無いからな」
Aブルー「じゃあ、二階級特進とかは…」
キース 「宗祖様クラスでないと、まず不可能だが」
Aブルー「コツコツやっていくしかない、って?」

あの派手なヤツを着るためには…、とソルジャー、呆然。

Aブルー「それじゃ、毎月、法要をしても…」
キース 「読経のスキルがアップするだけだ」
Aブルー「うーん…。スッポンタケは喜びそうだけど…」
シロエ 「どうでしょう? マンネリ化とも言いますし…」

ぼくたちは気にしませんけどね、とシロエ君。

シロエ 「毎月、パーティーというのは大歓迎です!」
ジョミー「だよねえ、それでいこうよ、キース!」
キース 「まあ、俺としても、やぶさかでは…」
Aブルー「ダメダメ、マンネリは絶対、ダメ!」

そんなの困る、とソルジャーの叫び。

Aブルー「大人の時間にマンネリは大敵、禁物なんだよ!」
一同  「「「???」」」
Aブルー「ダメなんだってば、毎月はダメ!」

誕生日祝いのヤツだけでいい、とソルジャー、必死。

Aブルー「今日だけ法要、でもって、パーティー!」
キース 「よく分からんが、今日だけなんだな?」
Aブルー「そう、今回だけ!」

マンネリになったら大変だから、と百八十度の方向転換。

Aブルー「というわけでね、早速、法要!」
ぶるぅ 「御馳走も期待していてね!」

仕入れはバッチリ! ということでして…。

キース 「ならば、着替えて始めるとするか」
Aブルー「よろしく頼むよ、みんなもいつも通りにね!」
一同  「「「オッケー!!!」」」

終わったらパーティー、と上がる歓声。
今月、これにて中継終了~。


2021/05/31 (Mon)





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☆だるい連休明け


さて、五月。今年のGWはズラリ続いた祝日、まさに連休。
シャン学メンバーも満喫でして、GWが明けた後の土曜日。

ジョミー「うーん…。木曜と金曜、だるかったよねえ…」
シロエ 「仕方ないですよ、そこは普通に学校でしたし」
サム  「だよなあ、休んじまうのは、ちょっと…」

マズかったしよ、とサム君がぼやく、生徒会長の家。

サム  「シャングリラ号で過ごした後で、サボりはよ…」
スウェナ「絶対、何か言われるわよえねえ、ネチネチと…」
キース 「グレイブ先生は来ていなかったが、情報は…」

キッチリ流れているだろうしな、とキース君も。

キース 「他の生徒の手前、行き先は伏せる筈なんだが…」
ジョミー「嫌味は言うよね、遊んだ続きにサボリじゃさ…」
シロエ 「月曜日の朝のホームルームで、ソレでしょうね」

いい御身分だな、とか言うんですよ、とシロエ君。

シロエ 「自主連休は楽しかったかね、ってヤツですね」
サム  「言うよな、ソレ…」
キース 「回避するには、登校するしか無かったわけだ」

だるかったが、とキース君も溜息。

キース 「俺の場合は、すっかりなまっていたからなあ…」
シロエ 「あれっ、自主トレ、していたでしょう?」
マツカ 「教頭先生も、稽古をつけてくれてましたよ?」
キース 「いや、柔道の方じゃなくて、だ…」

稼業の方だ、とキース君が指差す左手首の数珠レット。

キース 「シャングリラ号にいた間、朝晩のお勤めを…」
ブルー 「全く、やっていなかったんだね?」
キース 「ついつい、忘れてしまってな…」
シロエ 「あー…。アドス和尚に叱られましたか?」

声が出ていないとか、そんな感じで、とシロエ君。

シロエ 「まさかお経を忘れる程では、ないでしょうしね」
キース 「たるんでるぞ、と思いっ切り…」
ジョミー「どやされたって?」
キース 「罰礼を食らった」
一同  「「「うわー…」」」

GW明け早々、食らったのか、と誰もが同情。
気の毒に…。


2021/05/01 (Sat)

 

☆たるんでいたツケ


GWを満喫した後、二日間は登校だったシャン学メンバー。
生徒会長宅に集った土曜日、誰もがだるかったと溜息で…。

サム  「連休の後で罰礼かよ…。そりゃキツイよなあ…」
シロエ 「しかもアレですよね、食らった後に登校で…」
キース 「そうなるな。朝のお勤めで怒鳴られたわけで…」

その場でキッチリ食らったんだ、とキース君の渋面。

キース 「おまけに、続きは帰ってからだと来たもんだ」
ジョミー「続きって?」
キース 「親父の罰礼は、百回単位で来るんだぞ?」

学校に間に合わんだろうが、と副住職。

キース 「途中で終わって、続きは帰ってからだったんだ」
シロエ 「そ、それは大変でしたね、先輩…」
サム  「んで、百回で済んだのかよ?」
キース 「百回くらいで、許されるわけがないだろう!」

三百回で来やがった、とブツブツブツ。

キース 「それが木曜日で、昨日もだな…」
シロエ 「食らったんですか?」
キース 「まだまだ声が出ていない、とな!」

クソ親父め、と副住職が握り締める拳。

キース 「その上、今朝も遠慮は無かった」
ジョミー「朝から百回、やって来たとか…?」
キース 「ああ。今日は休みだから、キッチリやれ、と!」

三百回だぞ、と肩を竦める副住職。

キース 「流石に朝からアレは堪える…」
シロエ 「GWのツケ、高くつきましたね…」
キース 「学校のだるさが身に染みたな…」

お前らの比ではないだるさだ、と超特大の溜息が。

キース 「授業くらいで文句は言えん」
ジョミー「そうだよねえ…」
ぶるぅ 「ねえねえ、キース、大丈夫なの?」

心配だよう! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」

ぶるぅ 「罰礼、腰にくるんでしょ?」
キース 「まだ大丈夫だが、これが続くと危ないな…」
ぶるぅ 「そっか、やっぱり…。ぶるぅを呼ぶ?」
キース 「はあ?」
ぶるぅ 「えっとね、ぶるぅに連絡しておいた方が…」

いいと思うの! と言ってますけど。
ぶるぅって、何故に…?


2021/05/02 (Sun)

 

☆寝込んだ時は復讐


GWをシャングリラ号で過ごした面々、満喫でしたけれど。
連休明けの二日間がだるかった、と生徒会長宅で文句な今。

キース 「どうして其処で、ぶるぅの名前が出るんだ」
ぶるぅ 「んとんと…。罰礼、腰に来ちゃったら…」

大変だしね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の心配そうな顔。

ぶるぅ 「だから早めに、ぶるぅにお願いしておけば…」
キース 「悪戯小僧に何を頼めと?」
シロエ 「復讐の代理じゃないですか?」

アドス和尚に復讐ですよ、とシロエ君が立てる親指。

シロエ 「キース先輩が腰をやられたら、こう、悪戯を…」
サム  「いいよな、ソレ! あいつだったらよ…」
ジョミー「アドス和尚も真っ青なヤツを、やらかすよね!」
スウェナ「そうねえ、おまけに逃げ足も速いし…」

頼んでおいたらいいんじゃないの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「万一の時はよろしく頼む、って今の間に!」
キース 「なるほどな…。俺は寝込んでいるんだし…」
ジョミー「アリバイの方はバッチリだってば!」

俺は知らん、で通っちゃうよね、とジョミー君。

ジョミー「それにキースは寝込んでるから、後始末もさ…」
サム  「しなくていいよな、何が起きてもよ」
シロエ 「本堂が灰まみれだとか、そういうのですね?」
キース 「そうか、親父が一人で後始末か…」

やって貰うか、と副住職が浮かべる極悪な笑み。

キース 「大いに使えそうだな、ぶるぅは」
ぶるぅ 「でしょ、でしょ!?」
キース 「すぐに連絡はつくのか、あいつに?」
ぶるぅ 「もっちろーん!」

ぼくたち、仲良しだもーん! と胸を張るお子様。

ぶるぅ 「呼んだら、パッと来てくれちゃうよ!」
シロエ 「いいですねえ! 頼むべきですよ、キース先輩」
キース 「前提として、俺が寝込むのがあるんだが…」
ジョミー「それはさ、とても気の毒だけど…」
サム  「復讐出来るんだぜ、親父さんによ」

検討する価値は大いにあるぜ、とサム君も。
そうですよね?


2021/05/03 (Mon)

 

☆夕方もあります


GWはシャングリラ号に出掛けた面々、楽しんだのですが。
連休明けがだるかったわけで、生徒会長宅で文句な土曜日。

キース 「俺が罰礼で寝込んだ時は、ぶるぅの出番か…」
ぶるぅ 「そだよ、ホントにお願いしとけば?」

罰礼、まだまだ続くんでしょ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

キース 「不吉なことを言わないでくれ!」
ジョミー「でもさ、キースの勘とか調子が戻らないとさ…」
サム  「親父さん、毎朝、罰礼をかますぜ」
キース 「正確に言えば、お勤めは夕方もあるからな…」

罰礼は夕方の分もあるんだ、と副住職の溜息。

キース 「そっちの方も百回単位で、しかも親父が…」
シロエ 「見張っているというわけですか?」
キース 「ああ。数をカウントしながらな!」
一同  「「「うわー…」」」

それは厳しい、と誰もがガクブル。

スウェナ「休憩できそうにないわね、ソレ…」
キース 「トイレにも行けない勢いだが?」
サム  「マジかよ、トイレも不可なのかよ!?」
キース 「行けば、そのまま逃げる可能性があるからな」

脂汗を流していれば別だが、と副住職。

キース 「本堂で粗相をやってしまうと、御本尊様に…」
シロエ 「失礼だから許す、という勘定ですね?」
キース 「そうなるんだが、もちろん親父が…」

トイレの前までついて来るぞ、とブツブツブツ。

キース 「でもって、まだか、と急かすんだ!」
ジョミー「酷すぎるってば、その扱いはさ…」
サム  「頼んじまえよ、あっちのぶるぅに」

万一の時しか出番はねえけど、とサム君、プッシュ。

サム  「仇は討ってくれるぜ、立派に」
シロエ 「そうですよ!」

此処はお願いすべきですね、とシロエ君も。

シロエ 「すぐに連絡が付くんですから、頼みましょう!」
サム  「マジで、お勧めコースだぜ?」
ぶるぅ 「んとんと…。ぶるぅ、呼んだ方がいい?」
キース 「どうするかな…」

あいつに借りを作るのは…、と考え込む人。
借りですか…。


2021/05/04 (Tue)

 

☆腰まで治ります


GWをシャングリラ号で過ごした面々、今日は生徒会長宅。
連休明けがだるかった、と文句ですけど、キース君は別格。

キース 「親父に復讐出来るというのは、嬉しいんだが…」
ジョミー「しかもさ、キースはアリバイつきだよ?」
シロエ 「後始末だって、寝込んでいれば不要ですしね」

アドス和尚がやるわけですし…、とプッシュな御一同様。

シロエ 「借りにしたって、ぶるぅですから…」
サム  「気にしなくてもいいんでねえの?」
スウェナ「そうよ、存分に悪戯出来れば、満足だわよ」

おまけに普段は出来ない場所よ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「元老寺の本堂だなんて、最高じゃないの!」
シロエ 「あっちの世界には、お寺なんかは無いですしね」
ジョミー「もう張り切って来ると思うよ、大喜びで!」
キース 「…そう思うか?」

後からツケは来ないと思うか、と副住職の問い。

キース 「あいつに借りを作ってしまうと、色々とな…」
ジョミー「ヤバそうだけどさ、この場合はさ…」
シロエ 「悪戯やり放題ってことで、いけると思いますよ」
サム  「うんうん、思いっ切り発散出来るしよ」

頼んじまえよ、とサム君も勧める復讐コース。

サム  「万一の時は仇を討ってくれ、ってよ」
キース 「そうだな、報酬が要らんのならな」
ぶるぅ 「えっと、えっとね、ぶるぅなら、きっと…」

おやつがあれば大丈夫! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「終わった後に、お疲れ様、って!」
キース 「菓子は作ってくれるんだな?」
ぶるぅ 「うんっ、おもてなし、大好きだもーん!」

だから安心して頼んじゃってね、と頼もしい言葉。

ぶるぅ 「それに腰だって、アッと言う間に治るんだし!」
キース 「…悪戯でか?」

原因はストレスではないんだが…、と副住職。

キース 「気分は晴れても、治らんと思うぞ」
ぶるぅ 「でもでも、ぶるぅに頼めば、オッケー!」

そう言ってたよ、と自信満々ですけど。
悪戯で治りますか…?


2021/05/05 (Wed)

 

☆不思議パワーで


GWはシャングリラ号に出掛けた面々、週末は生徒会長宅。
連休明けの学校がだるかったそうで、キース君は更に不幸。

ぶるぅ 「罰礼で腰を痛めちゃっても、すぐ治るもんね!」
キース 「何故、そうなるんだ? あいつの悪戯でだ…」

気分は晴れても、腰の原因は別物だぞ、と副住職。

キース 「とても治るとは思えんのだが…」
ぶるぅ 「でもでも、効き目は神がかり、って!」
シロエ 「えーっと…? ぶるぅは祈祷師でしたっけ?」
ジョミー「聞いてないけど、サイオンは半端ないからさ…」

何か方法があるのかもね、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「ほら、こっちでもさ、手かざしとかって…」
サム  「あー! あるよな、手から癒しのパワーっての」
シロエ 「なるほど、ぶるぅの不思議パワーですか…」

それなら納得出来ますよ、と大きく頷くシロエ君。

シロエ 「でもですね…。それなら、同じぶるぅですし…」
マツカ 「悪戯小僧に頼まなくても、出来そうですよね」
キース 「同感だ。ぶるぅ、お前に頼みたいんだが」

礼ならするぞ、と副住職の目が「そるじゃぁ・ぶるぅ」に。

キース 「とはいえ、料理の下ごしらえくらいしか…」
シロエ 「掃除でいいんじゃないんですか?」

キース先輩、得意でしょう、とシロエ君の提案。

シロエ 「本堂から境内まで、いつも掃除をしてますしね」
ジョミー「いいよね、お礼に拭き掃除とかさ」
キース 「分かった、腰が治っているなら、楽勝だしな」

礼は掃除にしておこう、と副住職も。

キース 「というわけでだ、万一の時は、よろしく頼む」
ぶるぅ 「んとんと、お掃除は嬉しいんだけど…」

ぼくには無理っぽいんだよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「だって、やったことないんだもん…」
キース 「その辺は、どうとでもなるんじゃないのか?」
ぶるぅ 「失敗したら大変っぽいよ?」
キース 「難しいのか?」

その方法は、とキース君の質問ですけど。
高度な技だと…?


2021/05/06 (Thu)

 

☆失敗したら大変


GWをシャングリラ号で過ごした面々、生徒会長宅な週末。
連休明けがだるかったそうで、キース君には更なる不幸が。

キース 「あっちのぶるぅにしか、こなせないとでも?」
ぶるぅ 「うーん…。ぼくにも分かんないけど…」

やってやれないことはないけど、と困った様子のお子様。

ぶるぅ 「失敗しちゃったら、ホントに大変そうだし…」
キース 「パワーの加減が難しいとか、そういうのか?」
ぶるぅ 「そうなのかも…。ウッカリ零しちゃったら…」

キースが酷い目に遭いそうだしね、と複雑な表情。

ぶるぅ 「上手くいったら、とても効くとは思うけど…」
キース 「零す、というのは、余計な部分にだな…」

パワーが及んでしまった場合か、と副住職の問い。

キース 「患部を狙うのが難しい、と?」
ぶるぅ 「そうなの! 零すと痒くなっちゃう、って!」
一同  「「「はあ?」」」

痒いって、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「痒くなるって、蕁麻疹でも出るんでしょうか?」
ジョミー「どうかな、ほら、怪我の治りかけとかって…」
サム  「あー! 痒くなっちまう時があるよな!」
マツカ 「それなんでしょうか?」

治りかけの微妙な感じが出るとか、とマツカ君も。

マツカ 「神経を弄るみたいですしね、サイオンで」
キース 「それなら分かる気もするな…」

人体は複雑に出来ているし…、とキース君も納得の副作用。

キース 「鍼灸のツボでも、一つ間違えると厄介らしいぞ」
シロエ 「そうらしいですね、効果が全く逆になるとか」
ジョミー「えっ、本当に?」
シロエ 「だからこそ、プロがいるわけですよ」

専門の学校もあるじゃないですか、とシロエ君。

シロエ 「素人がやると怖いそうですよ、あの世界は」
ジョミー「そっかあ…。だったら、腰の治療も…」
サム  「未経験者だと、ヤバイかもなあ…」
キース 「真面目に、悩ましい所だな…」

ぶるぅに頼みたいんだが、とキース君の溜息。
微妙ですよね…。


2021/05/07 (Fri)

 

☆習えばオッケー


GWを宇宙で過ごした後、連休明けがだるかった御一同様。
キース君の場合は更に不幸で、たるんでいると罰礼までが。

キース 「俺の調子がサッサと戻れば、親父もだな…」
シロエ 「文句は言わなくなるでしょうけど…」
サム  「まだまだ、かかりそうなのかよ?」
キース 「そのようだ。サボッていた俺が悪いんだが…」

このままだと本当に腰がヤバい気が、と副住職、ブルブル。

キース 「ぶるぅに治して貰えるんなら、安心なんだが…」
ジョミー「あっちのぶるぅは、やっぱりねえ…」
スウェナ「お礼はお菓子で済むと言っても、心配よね」
ぶるぅ 「でもでも…。ぼくが失敗しちゃったら…」

痒くなっちゃって困るんだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「だから、ぶるぅに頼んだ方が…」
キース 「そう言われても…。いや、待てよ?」

この手があるぞ、と副住職がポンと打った手。

キース 「ぶるぅ、あっちで習って来てくれないか?」
ぶるぅ 「えっと…。習うって、何を?」
キース 「その治療法だ、きちんと習えば大丈夫だろう」
シロエ 「あー! その道のプロに教われば…」

完璧ですよ、とシロエ君も。

シロエ 「ぶるぅ、キース先輩を助けると思って…」
キース 「ちょっと行って来てくれないか?」

留守の間は、俺が、おもてなし役を…、と副住職。

キース 「出来る範囲で、飯の支度に皿洗いに、と…」
サム  「俺も手伝うぜ、そういうことなら」
シロエ 「ぼくもです。味に文句も言いませんよ」
ジョミー「もちろん、ぼくも協力するって!」

それにマツカがいるもんね、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「いざとなったら、凄い出前を頼めるし!」
マツカ 「最初からでも構いませんよ?」

家からプロを呼びましょうか、と御曹司。

マツカ 「料理も掃除も、任せられます」
キース 「有難い! ぶるぅ、その間に…」
ぶるぅ 「お稽古に?」

行けばいいの、と言ってますけど。
確かに、習えば安心ですね!


2021/05/08 (Sat)

 

☆留守番はお任せ


GWを宇宙で満喫、連休明けがだるかったほどの御一同様。
キース君の場合、アドス和尚に罰礼を食らう有様でして…。

マツカ 「大丈夫ですよ、ぶるぅ。プロに任せて下されば」
ぶるぅ 「そだね、マツカに頼めば、お料理だって…」
ジョミー「専属の料理人とかが、来てくれるしね!」
スウェナ「ついでに、食材も頼めないかしら?」

家から呼んで来るんだったら、とスウェナちゃん。

スウェナ「冷蔵庫の中身で作って貰うのも、いいけれど…」
サム  「うんうん、どうせだったら仕入れて来てよ…」
ジョミー「凄いのを作って欲しいよね!」

コース料理だって出来そうだし、とジョミー君の輝く瞳。

ジョミー「マツカ、そういうヤツでもオッケー?」
マツカ 「いいですよ。ご注文があれば、言って下さいね」
シロエ 「ホントですか? 和洋中、悩むトコですよね…」
サム  「そこはお任せがいいんでねえの?」

プロなんだからよ、とサム君の意見。

サム  「縛りは無しで、いい食材があったヤツでよ」
ジョミー「それ、最高! それでいこうよ!」
スウェナ「そうね、何が出来るかはお楽しみってことね!」

それにしましょうよ、とスウェナちゃんも乗り気。

スウェナ「マツカ、頼んで貰えるでしょ?」
マツカ 「もちろんです。キース先輩も、いいですよね?」
キース 「当然だ。俺は意見を言える立場ではないし…」

ぶるぅの代わりを頼めるだけで充分だしな、と副住職。

キース 「ぶるぅ、すまんが、そういうわけで…」
ぶるぅ 「あっちまで、習いに行けばいいんだよね?」
キース 「悪いな、どうにも、あっちのぶるぅは…」

色々と避けたいものがあって…、と副住職の深い溜息。

キース 「その点、ぶるぅだったら、俺も安心出来るしな」
ぶるぅ 「いいけど、時間がかかっちゃうかも…」
マツカ 「仕方ないですよ、その辺りは」
ぶるぅ 「じゃあ、お願いしといて…」

行って来ようかな、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
お稽古ですね?


2021/05/09 (Sun)

 

☆練習に行っても


GWを宇宙で満喫して、連休明けがだるかったほどの面々。
キース君もすっかりたるんで、罰礼を食らう有様でして…。

ぶるぅ 「んとんと、帰りが、うんと遅くなっても…」
シロエ 「ぼくたちなら、気にしませんよ」
ジョミー「そうだよ、適当に解散するから」
ぶるぅ 「ダメダメ、ちゃんと泊まって行ってね!」

土曜日だもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「ねえねえ、ブルーも、それでいいよね?」
ブルー 「ぼくだったら、最初からそのつもりだよ」
ぶるぅ 「わぁーい! マツカ、お泊まりになった時は…」
マツカ 「そちらの方のお世話係を、ということですね?」

ベッドメイクとか、とマツカ君も阿吽の呼吸で。

マツカ 「念のために手配しておきますよ」
ぶるぅ 「ありがとう! えっとね、お布団とかは…」
ブルー 「ぶるぅ、場所なら、ぼくで分かるから」
ぶるぅ 「そだね、ブルーも知ってるもんね!」

それじゃお願い、とペコリと頭を下げるお子様。

ぶるぅ 「キースのために、お稽古、行ってきまぁーす!」
ブルー 「うん、頑張っておいで」
ぶるぅ 「でもでも…。お稽古するのはいいんだけど…」

練習のお相手、見付かるかなぁ、と心配そうな顔。

ぶるぅ 「失敗しちゃうと、痒くなるって聞いてるし…」
ブルー 「多分、いくらでもいるんじゃないかな?」
ぶるぅ 「そう思う?」
ブルー 「ブリッジクルーに限った話じゃないからね」

腰を痛めそうな部署は沢山あるよ、と生徒会長。

ブルー 「機関部もそうだし、食堂とかでも…」
ぶるぅ 「そだね、ギックリ腰とかあるよね?」
ブルー 「いると思うね、腰が痛い人は何人も」

だから安心して行っておいで、と生徒会長の太鼓判。

ブルー 「お稽古に来ました、と言えばいいから」
ぶるぅ 「えっと…。あっちのぶるぅと間違われたら?」
シロエ 「マズイかもですね…」
サム  「逃げられるぜ?」

練習以前の問題じゃねえか、とサム君も。
それは確かに…。


2021/05/10 (Mon)

 

☆練習は無理かも


宇宙でGWを満喫、連休明けがだるいくらいに弛んだ面々。
キース君の場合は更に悲惨で、アドス和尚から食らう罰礼。

サム  「あっちのぶるぅは、悪戯で有名すぎるしよ…」
シロエ 「練習と称して、わざと失敗しそうですよね…」
一同  「「「あー…」」」

ありそうな話だ、と誰もが納得。

サム  「そんな船で練習出来るのかよ?」
シロエ 「困りましたね、無駄足になるかも、と…」
ぶるぅ 「そうなの、ぼくも心配なの!」

お稽古させて貰えないかも、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「一応、行ってくるけれど…」
シロエ 「期待は出来ないわけですね?」
ぶるぅ 「うん…。ダメだった時は、あっちのぶるぅに…」

お願いするしかないんだよね、と困り顔。

ぶるぅ 「キース、それでも許してくれる?」
キース 「もちろんだ。ぶるぅは頑張ってくれたんだしな」

ついでに、あっちのぶるぅの件は…、と副住職の苦い顔。

キース 「頼まなくていいから、直帰してくれ」
ぶるぅ 「えっ、なんで?」

すぐ治るのに、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が傾げる首。

ぶるぅ 「それに、ぶるぅは失敗しないと思うけど…」
キース 「いや、あいつの場合は、わざとが怖い」
シロエ 「言えてますねえ、ぶるぅですから」
ジョミー「失敗したら、痒くなるんだもんね…」

それを笑って見ていそうだよ、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「頼まない方がいいと思うな、ぼくも」
ぶるぅ 「そう? だけど、お稽古…」

出来るのかな、と心配そうなお子様。

ぶるぅ 「ぼくって、どう見ても、ぶるぅだもんね…」
シロエ 「ぶるぅですねえ…」

ついでに、知られていませんよね、とシロエ君の溜息。

シロエ 「ぶるぅが二人いるというのは、あっちでは…」
サム  「だよなあ、絶対、極秘事項だぜ」
キース 「別世界とはいえ、地球だしな、此処は…」
ジョミー「言えないよね…」

実は遊びに行ってるなんて、と正論が。
言えませんよね…。


2021/05/11 (Tue)

 

☆耐える方が吉かも


GWを宇宙で過ごして、朝夕のお勤めをサボッたキース君。
すっかり調子を狂わせてしまい、アドス和尚に食らう罰礼。

ジョミー「あっちの世界じゃ、地球って憧れなんだしね…」
シロエ 「いつか行きたい、夢の星だという話ですし…」
キース 「別の世界で行っている、とは言えんしな…」

当然、ぶるぅの存在は秘されているだろう、と副住職。

キース 「其処へ、こっちのぶるぅが行ったら…」
サム  「誰が見たって、悪戯小僧にしか見えねえぜ?」
スウェナ「それじゃ、練習は無理だわねえ…」

悪戯されるのがオチなんだもの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キース、腰の治療は諦めた方が良さそうよ?」
キース 「そうだな、あっちのぶるぅが来ても困るし…」
ジョミー「痛めなければ、セーフなんだしさ…」

根性で罰礼を耐え抜くべきだよ、とジョミー君の意見。

ジョミー「ほら、筋トレだと思ってさ!」
キース 「まあ、スクワットには違いないが…」
シロエ 「耐えましょう、耐えるんです、キース先輩!」
キース 「どうも、その方が吉っぽいな…」

治療は魅力的なんだがな、とキース君、未練がありそう。

キース 「効き目は神がかりだと聞いてしまうとな…」
ぶるぅ 「でしょ、でしょ? だから、ぶるぅに…」
キース 「あいつに頼むのだけは御免だ!」

ぶるぅが練習出来さえすれば…、と溜息が。

キース 「しかし、練習出来そうもないし…」
??? 「なになに、何がどうしたって?」

練習って何さ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「誰が何を練習するんだって?」
ぶるぅ 「えとえと、ぼくがね、そっちの世界で…」

腰の治し方を練習したいの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「ほら、言ってたでしょ、効き目は神がかりって」
Aブルー「言ってたっけね、そういえば…。アレを?」
ぶるぅ 「うんっ!」
キース 「ちょっと待て!」

嫌な話を思い出したぞ、と言ってますけど。
どうしたと…?


2021/05/12 (Wed)

 

☆練習なら任せて


GWを宇宙で過ごして、朝夕の読経がサッパリなキース君。
アドス和尚が食らわす罰礼、腰に来そうな勢いですけど…。

Aブルー「どうしたのさ、急に?」
キース 「あんたの顔を見たら、一瞬で思い出したんだ!」

効き目は神がかりだというヤツをな、と副住職の悪い顔色。

キース 「此処は改めて遠慮しておく、練習の件も!」
ぶるぅ 「えとえと…。ブルーも来てくれたんだし…」

練習のお話、上手くいくかも、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「だって、ブルーはソルジャーだもんね!」
Aブルー「練習のことで困っていたのかい?」
ぶるぅ 「そうなの、ぼくがそっちの世界に行くと…」

ぶるぅと間違えられちゃうから、と持ち掛けられる相談事。

ぶるぅ 「練習させて貰いたくても、嫌がられるでしょ?」
Aブルー「まあねえ…。ぶるぅがやるとなるとねえ…」
シロエ 「失敗すると痒い件ですよね?」
Aブルー「そうでなくても、ぶるぅだからねえ…」

承知する人は無い気がするね、とソルジャーも。

Aブルー「そのくらいなら痛いままで、とキースみたいに」
ぶるぅ 「逃げちゃうよね…?」
Aブルー「そうなるだろうね、普通にいけば」

でもね、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「安心したまえ、ぼくのサイオンがあれば!」
ぶるぅ 「どうするの?」
Aブルー「記憶処理なら得意技だし、大丈夫!」

医療スタッフだと勘違いコースで、と恐ろしい話が。

Aブルー「失敗したって、ちゃんと薬があるからさ」
ぶるぅ 「痒いの、治る?」
Aブルー「もちろんだよ!」

だから練習に来てもオッケー、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「キースも、それでいいだろう?」
キース 「断固、断る!」

治療方法を思い出したからな、と副住職。

キース 「いくら効き目が神がかりでも、アレは御免だ!」
シロエ 「いい話だと思いますけど?」
キース 「どの辺がだ!」

お前も忘れてやがるんだな、と叫んでますけど。
何を…?


2021/05/13 (Thu)

 

☆寝込んだ方がマシ


GWを宇宙で過ごした間、朝夕の勤行をサボッたキース君。
なまってしまって、アドス和尚に罰礼を食らう有様でして。

シロエ 「忘れるって…。何をですか?」
キース 「どいつもこいつも、他人事だと思いやがって!」

先月の花見を忘れたのか、と副住職が吊り上げる眉。

キース 「俺は3分間、必死に逃げていたんだが!」
ジョミー「あー! あっちのぶるぅが徳利を持って…」
サム  「追い掛けてたよな、キースをよ…」
シロエ 「ありましたねえ、そういう騒ぎが…」

解決したんで忘れてましたよ、とシロエ君、しれっと。

シロエ 「酔っ払って、徳利が座薬のつもりでしたっけね」
ジョミー「でもって、キースに入れる気でさあ…」
サム  「3分経ったら、パッタリ倒れて終わりだったぜ」
スウェナ「ぐおーっ、って大イビキだったわよねえ…」

あれでリセットだったのよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「目が覚めた時には、すっかり忘れていたもの」
Aブルー「ぶるぅは、そういう体質だしね」
キース 「だからと言って、お前たちまで忘れるな!」
シロエ 「キース先輩だって、同じじゃないですか!」

ついさっきまで乗り気でしたよ、とシロエ君の鋭い指摘。

シロエ 「ぶるぅに練習させる気だったでしょう?」
キース 「そ、それは…」
ジョミー「なんか都合よく間違えてたよねえ…」

不思議パワーで治るとか、とジョミー君もツッコミを。

ジョミー「この際、座薬でいいんじゃないの?」
サム  「うんうん、効き目は神がかりだしよ…」
シロエ 「こっちには無い、貴重な薬なんですよ?」
スウェナ「ぶるぅがやるなら、無問題よね」

悪戯の心配も無いわけだし…、とプッシュする人たち。

スウェナ「練習させて貰えるんでしょ、いい話じゃない!」
ジョミー「そうだよ、罰礼、ヤバそうだしさ…」
サム  「頼むべきだぜ、ここは一発!」
キース 「何故、そうなる!」

寝込んだ方がマシだ、と悲鳴ですけど。
そうですかねえ?


2021/05/14 (Fri)

 

☆筋力も落ちます


GWを宇宙で満喫、朝夕の勤行をサボりまくったキース君。
読経の調子がすっかりなまって、アドス和尚に食らう罰礼。

キース 「そんな薬で治すよりかは、寝込んで治す!」
シロエ 「いい薬なのに、使わない手は無いと思いますが」
マツカ 「そうですよ。寝込んだら、柔道部にだって…」

出られなくなってしまいますし、と御曹司。

マツカ 「早めに治して、部活に打ち込むべきですよ」
シロエ 「ぼくたちの場合、大会には出られませんけどね」
サム  「在籍し続けて長いもんなあ、仕方ねえよ」

でも、寝込んだら、そっちもなまるぜ、とサム君の意見。

サム  「シャングリラ号でも、自主トレしてたのによ…」
ジョミー「だよねえ、それに寝込むと筋力も落ちるし…」
ブルー 「一日休むと、自分で分かると言うからね」

二日休むとパートナーに分かるんだったかな、と生徒会長。

ブルー 「でもって、三日休んでしまうと、お客様にさ…」
スウェナ「分かっちゃうんでしょ、バレリーナよね?」
シロエ 「バレリーナですか…。あれも体力勝負ですしね」
ブルー 「うん。だからキースも、そうなっちゃうかと」

早めに治しておくべきだよね、と生徒会長、真剣な顔。

ブルー 「ぶるぅに練習に行って貰って、座薬スキルを…」
Aブルー「身につけて貰うのがいいと思うね」

ぼくも協力するからさ、とソルジャーも。

Aブルー「効き目はホントに神がかりだから!」
キース 「座薬というのが嫌なんだ!」
シロエ 「あれっ、経験アリでしょう?」
キース 「否定はしないが、その馬鹿の世界の薬なのが…」

全力で断りたい理由なんだ、と副住職の苦い顔付き。

Aブルー「どうしてだい? ぼくはお尻を大事にしてるよ」
キース 「その言い種だ!」

尻の件で世話になったら終わりだ、とキース君、ブルブル。

キース 「絶対、ろくでもないことに…!」
シロエ 「あー、確かに…」

なっちゃいそうです、とシロエ君も頷く理由。
お尻ですしね…?


2021/05/15 (Sat)





 

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☆拒否するなら命令


週末はマツカ君の別荘でお花見、マイクロバスでお出掛け。
紅枝垂が見頃らしいですけど、行きの車内でイヤンな話に。

A船長 「ブルーの腕は確かですけどね、座薬の件なら」
Aブルー「そう言ったのに、キースは嫌がったんだよ!」
A船長 「私には理解しかねますねえ、本当に…」

いったい何処に問題が、と根本的に分かっていない人。

A船長 「それにブルーが少々、腕が悪くてもですね…」
Aブルー「座薬を使うべきだったよねえ?」
A船長 「そうですとも。もしシャングリラの中ならば…」

キャプテン権限で命令ですよ、とキャプテン、キッパリ。

A船長 「今すぐ座薬を入れるように、と言いますね!」
Aブルー「その場でも、だよね?」
A船長 「拒否するようなら、そうなるでしょうね」

ブリッジでも座薬は入れられますから、と怖すぎる台詞。

A船長 「即、押さえ付けて、下着を下ろさせますとも!」
Aブルー「でもって、お尻に座薬を突っ込む、と…」
A船長 「そうです、そして仕事に戻らせます!」

なにしろ、すぐに効きますからね、とキャプテンの真骨頂。

A船長 「ブリッジクルーは、そうあるべきです!」
Aブルー「素晴らしいよ! あの時、君がいてくれたら…」

キースも断われなかったよね、とソルジャー、残念そう。

Aブルー「大事な仕事の前だったんだし、事情は同じで…」
A船長 「そうでしたか…。流石に命令は無理ですが…」

キースの上司ではないですからね、とキャプテンの言。

A船長 「とはいえ、入れるまで睨むくらいは…」
Aブルー「出来るだろうし、キースのパンツだってさ…」

君なら下ろせたんじゃないかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「ぼくと違って、嫌がる理由も無いだろうしね」
A船長 「嫌がる理由が分かりませんが、多分、そうかと」
キース 「ブルーの連れな時点で、断固、断る!」
A船長 「なら、下ろします!」

あなたを押さえ付けてパンツを、と凄い台詞が。
どうなる…?


2021/04/16 (Fri)

 

☆命令は無理でも


マツカ君の別荘でお花見な週末、豪華マイクロバスで出発。
紅枝垂が見頃という話ですが、バスの中は不穏な雰囲気で。

A船長 「命令は無理でも、実力行使は出来ますからね!」
キース 「何故、俺が、そんな目に遭わんといかんのだ!」
A船長 「長引くよりもマシだと思いますが?」

普通の桜が見られた筈ですよ、とキャプテン、腕組み。

A船長 「痛みは直ぐに消えるんですし、治りも早くて…」
Aブルー「そうだよねえ? 絶対、後を引かないのにさ」
A船長 「私がいれば、そうしてましたね、間違いなく」

次から私をお呼び下さい、と大真面目なキャプテン。

A船長 「実力行使か、言って聞かせるか、どちらかです」
Aブルー「素晴らしいよ! そして座薬を入れさせる、と」
A船長 「もちろんです! 私が入れてもいいのですし」

分かりましたね、とキャプテン、キース君をギロリと。

A船長 「早く治すのが一番なんです、尻餅事故は!」
キース 「迷惑極まりないんだが!」
A船長 「そうでしょうか、皆さんはどう思われます?」

早く治っていれば、普通にお花見でしたよ、と質問が。

A船長 「キースは、座薬を入れるべきだったかと…」
シロエ 「そうですね…。そうかもしれません」
キース 「貴様、裏切る気か!」
シロエ 「薬だけなら、ぼくでも入れられたんですし…」

実力行使な人が来ていたら、名乗り出たかもです、と。

シロエ 「ぼくだったら、まだマシでしょう?」
キース 「それはそうだが…!」
A船長 「ほら、お友達も、こう仰ってますよ」
キース 「あんたと、其処の馬鹿でなければ…!」

俺だって薬を使ったんだ、とキース君。

キース 「あんた達に尻を任せることは、出来んしな!」
A船長 「おや、どうしてです?」
キース 「怖すぎるからだ!」
A船長 「心外ですねえ、ほぐすとかなら…」
Aブルー「ハーレイは上手いよ?」

任せて安心なんだけれどね、とソルジャーの笑顔。
嫌すぎでは…。


2021/04/17 (Sat)

 

☆逃げた素人たち


週末はマツカ君の別荘でお花見、マイクロバスでお出掛け。
紅枝垂が見頃だそうで楽しみ、けれど車内が不穏すぎで…。

Aブルー「ハーレイはさ、ぼくのお尻を何百年もさ…」
A船長 「傷付けないよう、ほぐし続けているのですが?」

ですから腕にも指にも自信が、とキャプテンの太鼓判。

A船長 「お友達より、よほど腕がいいと思いますがね」
Aブルー「そうだよ、シロエなんか素人じゃないか!」

しかも「ド」がつく、とソルジャーも。

Aブルー「誰かのお尻を、ほぐしたことは無いだろう?」
シロエ 「ぼくまで巻き込まないで下さい!」
Aブルー「経験の有無を聞いてるんだよ!」
シロエ 「冗談じゃないです、ぼくは座薬なんか…!」

まるっきり縁が無いですからね、とシロエ君、キッパリ。

シロエ 「キース先輩、後はよろしくお願いします!」
一同  「「「お願いしまーす!」」」

もう丸投げだ、と声を揃える御一同様。

キース 「お、おい、お前たち、見捨てる気か!?」
一同  (((他人だ、他人…)))

関わったら負けだ、と誰もが視線を窓の外へ。

シロエ 「見て下さい、若葉が綺麗ですよ」
サム  「桜が早かった分、芽吹きも早いよな、うん」
スウェナ「お茶の葉っぱも出たらしいわよね」

そういう宣言があったわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「だけど、芽吹きが早すぎるから…」
マツカ 「寒さの戻りが心配ですよね、お茶の場合は」
スウェナ「そうなのよ! 農家の人も大変よねえ…」
キース 「俺の方が、遥かに大変なんだが!」

この馬鹿どもを何とかしてくれ、とキース君の悲鳴。

キース 「真面目に、付き合い切れんのだ!」
A船長 「そう仰らずに、次からですね…」

座薬の係はお任せ下さい、とキャプテン、目がマジ。

A船長 「お呼びがあれば、即、駆け付けますから」
キース 「そう何回も事故らないからな!」
Aブルー「でもさ…」

腰にくるヤツが無かったっけ、という質問。
えっと…?


2021/04/18 (Sun)

 

☆腰にくるヤツ


マツカ君の別荘でお花見な週末、豪華マイクロバスで出発。
紅枝垂が見頃という話ですが、車内が不穏すぎる雰囲気。

Aブルー「確か、辛くて腰にくるとか…」
A船長 「それは尻餅以外に、ですか?」
Aブルー「うん。割と、よく聞く話だったような…」

何かといえばキースがブツブツ、とソルジャーの言。

Aブルー「とてもキツくて辛いらしいよ、本当に」
A船長 「なるほど、腰を痛めると辛いですしねえ…」

腰は男の命ですから、頷くキャプテン。

A船長 「そういう時こそ、あの座薬ですよ!」
Aブルー「君だって、そう思うだろう?」
A船長 「思いますねえ、ブリッジクルーに腰痛は…」

大敵というヤツでして、とキャプテン、真剣。

A船長 「あそこの仕事は、立つか座るか、そういう職で」
Aブルー「そう、そう! そのポジションで長時間だし…」

腰痛だと、とても務まらないよ、とソルジャーも。

Aブルー「というわけでね、あの座薬は腰にも効くんだよ」
A船長 「痛めた時には、お呼び頂ければ…」

いつでも、お入れ致しますから、と胸を叩くキャプテン。

A船長 「遠慮なさらず、お気軽にどうぞ」
キース 「だから、尻餅は、そうそう無いと!」
Aブルー「違うよ、腰にくるヤツだってば!」

何だったかな、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「アドス和尚にやられているよね、いつだって!」
キース 「うっ…」

グッと詰まったキース君。

Aブルー「ほらね、やっぱり! 何て言うんだっけ?」
キース 「そ、それは…」
A船長 「何か恥ずかしいヤツなのですか?」

お尻をパンパン叩かれるとか、とキャプテンの問い。

A船長 「アドス和尚は、非常に怖いと聞いていますが…」
キース 「違う、そうじゃない!」
A船長 「では、何なのです?」
キース 「い、いや…」
A船長 「なるほど、言うのも恥ずかしい、と…」
キース 「ある意味ではな!」

特に同業者の前では言えん、と叫んでますけど。
何だと…?


2021/04/19 (Mon)

 

☆腰にくるなら


週末はマツカ君の別荘でお花見、マイクロバスでお出掛け。
見頃だという紅枝垂が楽しみ、けれど車内は不穏な雰囲気。

A船長 「同業者の前では、と仰いましたか?」
Aブルー「そう聞こえたねえ、言うのも恥になるのかな?」
キース 「食らったという時点でな!」

普通、そうそう食らわんものだ、とキース君。

キース 「駆け出しの修行僧ならともかく、副住職は!」
A船長 「いったい、どんな代物なのです?」
Aブルー「腰にくるのは確からしいよ、とてもキツくて」
A船長 「全く想像がつきませんが…」

お坊さんとセットものなのですね、とキャプテンが捻る首。

A船長 「その方面の知識は、ありませんので…」
Aブルー「ぼくもなんだよ、アレって、何さ?」
キース 「罰礼だ!」

失敗した時に食らう刑だ、とキース君の渋面。

キース 「修行中だと、百回単位で日に何回も…!」
A船長 「はあ…。それが腰にくると?」
ブルー 「スクワットに匹敵すると言われてるねえ…」

プロの坊主でも恐れるヤツで、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「法要によっては、それを三千回とかさ…」
一同  「「「三千回!?」」」
ブルー 「そう! 仏様への、最大限の敬意だからね」

罰とは違って、敬意を表して三千回、と怖すぎる台詞が。

ブルー 「いずれはキースも、お呼びがかかりそうだけど」
キース 「そうだな、年に一回だけというのが救いだな…」
A船長 「間違いなく、腰にくるからですね?」
ブルー 「自分のペースで出来ないからね」

大勢で一斉にやるものだしさ、と銀青様。

ブルー 「罰礼だったら、そこは何とかなるけれど…」
Aブルー「でも、ソレ、腰にくるんだし…」

座薬係はいた方がいいよ、とソルジャー、真剣。

Aブルー「ぼくのハーレイだったら、任せて安心!」
キース 「要らんと言っているだろう!」
Aブルー「転ばぬ先の杖ってヤツだよ!」

いるだけで心強いからね、と言ってますけど。
座薬係ですよ…?


2021/04/20 (Tue)

 

☆頼むならセットで


マツカ君の別荘でお花見な週末、マイクロバスで目的地へ。
紅枝垂が見頃らしいですけど、車内が非常に不穏な雰囲気。

Aブルー「座薬係は絶対、いた方がいいって!」
A船長 「腰痛の辛さは、懲りてらっしゃる筈でしょう?」
キース 「誰も懲りたとは言っていないが!」
シロエ 「そうですけれど、かなり迷惑ではありましたよ」

現にお花見もズレ込みましたし…、とシロエ君。

シロエ 「キース先輩さえ治っていれば、普通の桜で…」
サム  「花見が出来た筈なんだよなあ、もっと早くによ」
ジョミー「やっぱさ、頼んだ方がいいんじゃないかな?」

いつか三千回のヤツも来るんだよね、とジョミー君も。

ジョミー「その時に、また迷惑するのは御免だし…」
スウェナ「そうねえ、頼んでおくべきだわよ」
キース 「貴様ら、他人事だと思いやがって!」

よくも、と歯噛みなキース君。

キース 「何故、俺ばかりが貧乏クジを…。ん?」
Aブルー「どうかしたのかい?」
キース 「座薬係だが、誰でも入れて貰えるのか?」
A船長 「それはどういう意味でしょう?」

誰でもとは…、とキャプテンの問い。

A船長 「あなた以外ということですか?」
キース 「ああ。若干、心当たりがあってな」

俺の同業者ということになるが、と副住職。

キース 「そいつらとセットで頼めるんなら、と…」
Aブルー「なんだ、もちろんオッケーだよね?」
A船長 「ええ。そのくらい、お安い御用ですよ」

承ります、とキャプテンの笑顔。

A船長 「どうぞ、いつでもお申し付け下さい」
キース 「有難い。サムとジョミーも、これで安心だな」
一同  「「「えっ?」」」

何故、その面子、と顔見合わせる御一同様。

サム  「俺って、何だよ!?」
ジョミー「ぼくは関係無いんだけど!」
キース 「将来の罰礼と、三千回に備えてだが?」
サム  「俺、要らねえし!」
ジョミー「ぼくだって!」

そんな係は、とドン引きですけど。
さて、どうなる…?


2021/04/21 (Wed)

 

☆セットは断りたい


週末はマツカ君の別荘でお花見、マイクロバスでお出掛け。
見頃な紅枝垂の花が楽しみ、けれど車内は不穏すぎでして。

サム  「俺たちを巻き添えにするんじゃねえよ!」
ジョミー「ぼくたちは腰なんか、痛めないから!」
ブルー 「うーん…。それに関しては、保証出来ないかな」

新参のお坊さんにはキツイからねえ、と生徒会長。

ブルー 「慣れない間は、百回でも辛いのが罰礼だよ」
キース 「膝が笑っている間はいいが、それを過ぎると…」
シロエ 「腰にくるんですか?」
キース 「真面目に、寝込むヤツだっているぞ」

修行中にな、と副住職、キッパリ断言。

キース 「ギックリ腰になるのも、珍しくないし…」
ブルー 「そうなんだよねえ、若いからって侮れないよ」
サム  「放置で頼むぜ、その時はよ!」
ジョミー「ぼくも放置で!」

我慢するから、と必死に逃げを打つ僧籍な人たち。

ジョミー「寝ていれば、いつか治るしさ!」
キース 「こう言っているが、どうするんだ?」
Aブルー「安心してよ、瞬間移動で、パッとお邪魔して…」
A船長 「座薬を入れて差し上げますよ、夜の間に」

布団とパンツを剥がすだけです、とキャプテンの笑み。

A船長 「ですから、どうぞお任せ下さい」
ジョミー「嫌すぎるから!」
キース 「俺の気持ちが分かったか?」
サム  「わ、分かったから、断ってくれよ!」

セットにするのは、と僧籍な人たち、ガクブル。

サム  「とにかく、俺たちは要らねえから!」
Aブルー「いい話だと思うけどねえ…」
キース 「どの辺がだ!」
マツカ 「あのぅ…。お話し中、すみませんが…」

着きましたよ、とマツカ君が指差す窓の外。

ぶるぅ 「わぁーい、ホントに枝垂桜が満開!」
スウェナ「色は濃いけど、綺麗だわねえ、紅枝垂も」
マツカ 「皆さん、別荘の方へどうぞ」
Aブルー「やったね、話の続きは後で!」
キース 「忘れてくれ!」

誰も続きは求めていない、と叫んでますけど。
さて…?


2021/04/22 (Thu)

 

☆お酒もあります


ようやくマツカ君の別荘に到着、まさに紅枝垂が見頃な今。
車内の不穏な話題も中断、マイクロバスを降りた御一同様。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ ホントに凄いね、桜!」
シロエ 「ソメイヨシノも綺麗ですけど、いいですねえ…」
Aブルー「紅枝垂っていうのも味わいがあるよ、うん」
A船長 「ええ、本当に。お花見をする価値は充分ですね」

来て良かったです、とキャプテンも嬉しそう。

A船長 「流石は地球の桜ですねえ、見事ですよ」
Aブルー「ホント、マツカに感謝だよね!」
マツカ 「桜を長く楽しめるように、植えたそうですよ」

ソメイヨシノが終わった後も、と御曹司。

マツカ 「お座敷も用意してありますけど、桟敷ですか?」
ぶるぅ 「もっちろーん! お天気、最高だもん!」
シロエ 「お花見は外に限りますよね!」
マツカ 「それでは、あちらの桟敷へどうぞ」

すぐにお料理を運ばせますね、と案内された庭の奥。

Aブルー「いいねえ、桜も、それに景色も!」
A船長 「ソメイヨシノも、まだ何本か残っていますね」
マツカ 「散り初めですけど、花吹雪をお楽しみ頂けます」
Aブルー「それもいいよね、こう、花びらをお酒にさ…」

浮かべて飲むのもオツなものだし、とソルジャー、御機嫌。

Aブルー「お酒も頼んでいいんだよね?」
マツカ 「どうぞ、色々と用意してありますから」

大吟醸もワインもあります、と頼もしい答え。

マツカ 「遠慮なくお申し付け下さいね」
ぶるぅ 「ぼく、チューハイ!」
Aぶるぅ「ぼくも、ぼくもーっ!」

たちまち始まるお酒の注文、飲める面子は次々と。

Aブルー「最初は大吟醸かな、うん」
A船長 「そうですね」

お花見ですし、と頷くキャプテン。

A船長 「ですが、キースは飲まない方が…」
キース 「言われなくても、俺は未成年だ!」
Aブルー「坊主仲間とは、飲んでるだろう?」
キース 「別件だ!」

この面子だと飲まない主義だ、と言ってますけど。
何故、注意が…?


2021/04/23 (Fri)

 

☆冷やさない方が


紅枝垂が見頃なマツカ君の別荘に到着、早速、桟敷の方へ。
お酒も色々あるのだそうで、飲める面子は注文ですけれど。

A船長 「そういえば、普段も飲んでらっしゃいませんね」
Aブルー「クリスマスとか、飲んでないねえ、キースは…」

なんだか、ちょっぴりつまらないかも、とソルジャーの言。

Aブルー「たまには、キースと酌み交わしたいなぁ…」
キース 「俺としては、全く気乗りしないが」
Aブルー「そう言わないでさ、せっかく桜が綺麗なんだし」

盃を持って来て貰おうよ、と促すソルジャー。

Aブルー「それともアレかな、酒癖が悪いとか?」
キース 「残念ながら、酔ったことはない!」

酒量は心得ているからな、とキース君の渋面。

キース 「第一、あんたはザルだろうが!」
Aブルー「失礼だねえ…。ハーレイもそう思わないかい?」
A船長 「さっきも言いましたが、キースにお酒は…」

飲ませるべきではありませんね、とキャプテン、キッパリ。

A船長 「次の機会にした方がいいと思います」
Aブルー「何故だい?」
A船長 「お酒が入ると、身体が温まりますから…」

お尻が冷えても気付かないかも、とイヤンな台詞が。

A船長 「桟敷なだけに、冷えやすいですよ」
Aブルー「あー! でもさ、君という座薬係が…」
A船長 「任命されていないんですよ」

頼まれないのに押し掛けるのは…、とキャプテン、溜息。

A船長 「下手をすると、通報されかねませんし…」
Aブルー「それはパンツを下ろすからかな?」
A船長 「ええ。こちらの世界は、うるさいそうですから」
キース 「当然だろうが!」

痴漢行為で訴えてやる、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「来ると言うなら、防犯カメラを仕掛けるぞ!」
Aブルー「君という人は、親切心を理解出来ないのかい?」
キース 「余計なお世話だと言っている!」
Aブルー「そういうことなら、君も飲みたまえ!」

楽しくやろうよ、とソルジャーが差し出す盃。
飲めと…?


2021/04/24 (Sat)

 

☆捕まっても安心


紅枝垂が見事なマツカ君の別荘、桟敷に座った面々ですが。
お酒も各種揃っている中、ソルジャーがキース君に盃を。

Aブルー「ほら、とりあえず、ぼくの盃でね」
キース 「なんでそうなる!」
Aブルー「専用の盃が欲しいって? じゃあ、盃を…」

もう一つお願い、と給仕係に声を掛けるソルジャー。

Aブルー「彼も飲むらしいから、持って来てくれる?」
給仕係 「かしこまりました!」
キース 「いや、俺は…!」

頼まないが、と言うよりも早く、給仕係は盃を取りに。

給仕係 「お待たせしました、お使い下さい」
キース 「い、いや…!」
Aブルー「ありがとう、早速、使わせて貰うよ!」

まあ一杯、とソルジャーがトクトクと注ぐ大吟醸。

Aブルー「食事の前にね、まずは乾杯!」
A船長 「ブルー、おやめになって下さい!」
Aブルー「いいじゃないか、多少、お尻が冷えても」

君が座薬を入れれば済むし、とソルジャー、涼しい顔。

Aブルー「なにしろ、効き目は神がかりだしね!」
A船長 「私が訴えられますよ!」
Aブルー「その点も、心配無用だってば!」

防犯カメラを仕掛けるそうだし、とニコニコと。

Aブルー「それで捕まるのは、誰だと思う?」
A船長 「私と、あなたしかないでしょう!」
Aブルー「其処だよ、ぼくたちは、この世界にさ…」

いないことになっているんだよね、と立てる親指。

Aブルー「戸籍も無ければ、国籍だって無いからね!」
A船長 「そ、そうでした…。すると、捕まるのは…」
Aブルー「そっくりさんしかいないってね!」

この国の警察は優秀だから、とソルジャー、ニヤニヤ。

Aブルー「シャングリラ学園の教頭とさ…」
A船長 「もう一人は、其処にいらっしゃる…」

あの方ですか、とキャプテンの視線が生徒会長に。

Aブルー「ピンポーン!」
A船長 「そういうことでしたら…」
Aブルー「君も安心しただろう?」

逮捕されるのは他人だからさ、と怖い台詞が。
酷すぎでは…。


2021/04/25 (Sun)

 

☆捕まるのは他人


マツカ君の別荘の紅枝垂でお花見、桟敷にピッタリな好天。
飲める面子はお酒を注文、食事の前に乾杯らしいですけど。

Aブルー「といういわけでね、キースに飲ませてもさ…」
A船長 「私たちには、何の被害も無いわけですね?」
Aブルー「そう! そしてキースも、座薬があるから…」

冷えても安心なんだよね、とソルジャー、満面の笑顔。

Aブルー「心配しないで、さあ、飲んで、飲んで!」
A船長 「次は私がお酌しますよ」
キース 「そ、そんな…!」

誤認逮捕なんてことになったら…、とキース君、ガクブル。

キース 「教頭先生の方はともかく、ブルーはだな…!」
シロエ 「とても怖いと思いますねえ、こう、復讐が…」
サム  「末代まで祟るって感じだよなあ、間違いねえよ」
ジョミー「って言うかさ、キース、即死じゃないの?」

ブルーが警察から戻った時点で、とジョミー君。

ジョミー「末代まで祟る以前だってば、打ち首だよ!」
サム  「どっちかってえと、磔でねえの?」
シロエ 「市中引き回しの上でしょうねえ、磔獄門」

命が無いのは確実ですよ、とシロエ君も。

シロエ 「キース先輩、訴えたら負けです!」
スウェナ「そうねえ、訴えなければ逮捕も無いわね」
サム  「泣き寝入りするのが一番だぜ!」
ジョミー「だよねえ、座薬は入れて貰えるわけだし…」

治っただけでも御の字だと思ってさ、とジョミー君の言。

ジョミー「治れば文句は無いと思うよ」
キース 「俺のプライドはどうなるんだ!」
ブルー 「ドブに捨てるか、貫くかだね」

貫いた場合は分かっているね、と生徒会長、瞳がマジ。

ブルー 「ぼくが警察に呼ばれるんだよ?」
キース 「そ、それは…!」

やっぱり誤認逮捕なのか、とキース君の悪い顔色。

キース 「防犯カメラはヤバそうだが…!」
Aブルー「指紋とかまで、実はそっくりだったりしてね!」
一同  「「「うわー…」」」

鑑識が来てもダメじゃないか、と一同、愕然。
誤認逮捕…。


2021/04/26 (Mon)

 

☆危険すぎる乾杯


紅枝垂が見事なマツカ君の別荘でお花見、桟敷で賑やかに。
お酒も各種揃っているわけで、飲める面子は注文でして…。

キース 「し、指紋まで、そっくりだったのか…!」
Aブルー「虹彩認証だって、バッチリいけるよ!」
A船長 「文字通り、瓜二つというヤツでして…」

どう調べられてもバレませんね、とキャプテンも自信満々。

A船長 「思考を調べれば一発ですが、その技術は…」
Aブルー「この世界には無いから、安心、安全!」
ブルー 「誤認逮捕される、ぼくの立場は?」
Aブルー「文句だったら、キースに言ってくれたまえ!」

ぼくとハーレイには関係無いね、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「だからさ、キース、まずは一杯!」
A船長 「乾杯しないと始まりませんよ、お花見が」
キース 「う、うう…」
マツカ 「お料理が来ましたから、どうぞ皆さんも」

お好きな飲み物で乾杯を、とマツカ君の笑み。

マツカ 「お茶もジュースも、色々ありますからね」
ジョミー「ぼくはオレンジスカッシュで!」
サム  「俺はコーラな!」
シロエ 「ぼくはウーロン茶でお願いします」

頼んだ飲み物も直ぐに出て来て、後は乾杯を待つばかり。

Aブルー「ほら、キース、みんなを待たせちゃダメだよ」
A船長 「グイッと一杯、いきましょうか」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 乾杯って言ってもいい?」

ぶるぅと一緒に、と無邪気なお子様。

ブルー 「そうだね、ぶるぅ、よろしく頼むよ」
ぶるぅズ「「かんぱぁーい!」」
一同  「「「かんぱーい!」」」

乾杯の声が飛び交い、食事も始まっている中で…。

Aブルー「ぼくのお酒が飲めないのかい?」
キース 「元々、あんたのハーレイが…」

飲むなと注意してただろうが、とキース君、必死の逃げ。

キース 「桟敷は、尻が冷えそうだから、と…!」
Aブルー「平気だってば、座薬係がいるから!」
キース 「要らんのだが!」

そんな係は、と乾杯を保留してますけど。
逃げ切れますか…?


2021/04/27 (Tue)

 

☆飲まないなら代理


マツカ君の別荘で紅枝垂のお花見、桟敷にお似合いの快晴。
お酒も料理も揃った中で、乾杯を迫られるキース君ですが。

Aブルー「好意を無にするのは、どうかと思うよ」
キース 「どう考えても、悪意だろうが!」
A船長 「心外ですねえ、私はお役に立ちたいのですよ」

腰は男の命ですしね、とキャプテン、穏やかな笑み。

A船長 「ご用命頂ければ、いつでもお入れ致しますので」
キース 「それより、酒を勧めないでくれ!」

最初はそういう話だったぞ、とキース君。

キース 「飲まなかったら、冷える心配も無いからな!」
A船長 「まあ、そうですが…。ブルーの盃は貴重ですよ」
キース 「はあ?」
A船長 「なにしろ、ソルジャーですからねえ…」

私どもの船では、もう最高の栄誉ですよ、と説明が。

A船長 「余程でないと、ブルーは酒など注ぎませんしね」
Aブルー「そうなんだよねえ、名誉なことだよ?」

是非、受けたまえ、と威張り返る人。

Aブルー「坊主の世界じゃ、名誉も大事なんだろう?」
キース 「それはそうだが、次元が別だ!」

あんたは高僧じゃないだろうが、と副住職の反論。

キース 「俺にとっては、有難くも何ともない!」
Aブルー「だってさ、失礼な話だよねえ?」
A船長 「まったくです。猫に小判というヤツですよ」
Aぶるぅ「んとんと…。キース、飲まないわけ?」

だったら、ぼくが代理になっちゃう! と悪戯小僧。

Aぶるぅ「キースの代わりに飲んであげるよ!」
キース 「本当か!?」
Aぶるぅ「そだよ、お礼は要らないから!」

お酒、大好き! と盃を奪って、グイッと。

Aぶるぅ「おいしーい!」
キース 「そうか、それなら後は任せた!」

俺は飯だ、とキース君がパクつく料理。

キース 「美味いな、少々、出遅れたが」
シロエ 「いいんですか?」
キース 「何がだ?」
シロエ 「代理ですってば、ぶるぅですよ?」

悪戯小僧なんですけど、とシロエ君。
大丈夫ですかね…?


2021/04/28 (Wed)

 

☆代理なら任せて


マツカ君の別荘の紅枝垂でお花見、桟敷で料理とお酒な今。
悪戯小僧に代理を任せて、キース君がパクつく料理ですが。

キース 「悪戯小僧か何か知らんが、俺が飲むよりは…」
シロエ 「リスクが低いと判断したわけですか?」
キース 「当然だろうが、妙な係がつくよりマシだ!」
Aブルー「酷い言われようだよねえ…。好意なのにさ」

まったく分かっていないなんて、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「座薬係はいた方がいいよ、絶対に!」
キース 「要らんと言っているだろう!」
Aぶるぅ「ねえねえ、座薬係って、なあに?」
A船長 「キースに座薬を入れる係だが…」

まあ飲め、と悪戯小僧に大吟醸を勧めまくりなキャプテン。

A船長 「今のままだと、入れに行ったら誤認逮捕らしい」
Aぶるぅ「違う人が捕まっちゃうんだよね?」
A船長 「そうなるな」
Aぶるぅ「だったら、ぼくが代理になっちゃう!」

ついでだしね、と弾ける笑顔。

Aぶるぅ「お尻に突っ込めばいいんだし!」
キース 「ちょっと待て!」
Aブルー「それはいいねえ、ぶるぅだったら安全だよ!」
ブルー 「不思議パワーで通っているしね、何もかも」

警察沙汰でも問題ないね、と大きく頷く生徒会長。

ブルー 「逮捕以前の問題だってば、ぶるぅの場合は」
キース 「なんで、こいつらの肩を持つんだ!」
ブルー 「ぼくは事実を述べただけだよ」

それに代理を任命したのは君だろう、と生徒会長の指摘。

ブルー 「代理ついでに、そっちの代理も任せるんだね」
キース 「なんでそうなる!」
Aぶるぅ「お酒、いっぱい貰えるから、お礼!」

キースの分まで飲めるもーん! と悪戯小僧。

Aぶるぅ「座薬、いつでも入れてあげるよ、安心してね!」
ぶるぅ 「えとえと…。ぶるぅ、座薬を入れたことある?」
Aぶるぅ「無いけど、お尻に入れるだけでしょ、大丈夫!」
一同  「「「うわー…」」」

ド素人か、と一同、ガクガクブルブル。
色々な意味で怖すぎでは…。


2021/04/29 (Thu)

 

☆酔ったらチャラ


紅枝垂が見事なマツカ君の別荘でお花見、桟敷がお似合い。
美味しい料理にお酒も色々、けれどキース君に迫る危機。

キース 「ド素人の代理なんぞは要らん!」
Aぶるぅ「でもでも、お尻は大事だもんね!」

痛いのは治さなくちゃダメ、と使命感に燃える悪戯小僧。

Aぶるぅ「入れに行くから、安心してねーっ!」
キース 「だから、要らんと!」
Aぶるぅ「寝てる間に、パンツを下ろして入れるだけ!」

座薬係だぁ! と跳ねているわけで、引き受けた気が満々。

Aぶるぅ「座薬、座薬♪ お尻に座薬~♪」
シロエ 「酔っ払ってるみたいですね…」
ジョミー「この勢いだと、キースが腰を痛めなくても…」
サム  「今夜にでも来るぜ、座薬を入れによ」

悪戯の方で、とサム君の意見。

サム  「どうすんだよ、キース、マジでヤベえぜ」
キース 「俺もそう思うが、どうしろと!」
Aブルー「うーん…。方法は無いこともないけれど…」
キース 「本当か!?」

こいつから逃げる方法なのか、とキース君、縋る目。

キース 「その方法を教えてくれ!」
Aブルー「ぶるぅがMAXに酔っ払ったら、3分でさ…」
A船長 「リミッターが発動しまして、寝落ちするんです」

その後はリセット状態に…、とキャプテンの解説。

A船長 「ですから、MAXに酔わせてですね…」
Aブルー「3分、お尻を守って逃げれば、チャラなんだよ」

酔ってる間は、座薬に夢中だけどさ、とソルジャーも。

キース 「そ、そうか! つまり、3分…」
Aぶるぅ「よーし、頑張っちゃうもんねーっ!」

座薬ターイム! と突然、悪戯小僧が突き上げた徳利。

Aぶるぅ「キースに入れちゃう!」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

座薬どころか徳利なのか、と誰もがドン引き。

シロエ 「キース先輩、逃げて下さい、3分間です!」
Aブルー「それでチャラだよ、頑張って!」
キース 「言われなくても…」

俺は逃げる、とダッシュですけど。
今月、これにて中継終了~。


2021/04/30 (Fri)




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☆お花見は無理かも


さて、四月。毎年恒例の入学式も済んで、1年A組な面々。
じきに新学期スタートですけど、休日は生徒会長宅でして。

シロエ 「今年の桜は早かったですねえ、本当に…」
ジョミー「うん。入学式には、散ってるかもって思ったよ」
スウェナ「ギリギリ、なんとか持ちこたえたわね」

雨の日があったらアウトだったかも、とスウェナちゃん。

スウェナ「それに晴れても、風が冷たい日もあったもの」
サム  「だよなあ、お蔭で咲いてる期間は長かったよな」
キース 「流石に、週末までは持ちそうにないが…」
ジョミー「其処なんだよ! お花見がさ…」

今年は出来なくなりそうな気が、とジョミー君の心配顔。

ジョミー「もっと早くに行くべきだったよ、今年はさ…」
シロエ 「ええ。でも、それは不可能だったでしょう?」

よく考えてみて下さいね、とシロエ君が立てる人差し指。

シロエ 「なにしろ、普通に座れない人がいましたからね」
一同  「「「あー…」」」
キース 「す、すまん…」

俺のせいだ、とキース君、平謝り。

キース 「まさか、あそこまで長引くとは…」
ブルー 「尻餅ってヤツは怖いんだってば、ホントにね」
シロエ 「骨は大丈夫だったんですよね?」
キース 「そうなんだが…」

レントゲンも撮ったんだが、と副住職の深い溜息。

キース 「骨に異常は出ていなくても、痛みがな…」
ブルー 「あの時、無理をしちゃったからねえ…」

法要がトドメだったよね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「素直に治療を受けていればさ、今頃はさ…」
シロエ 「長引いていても、三日でしたよね…」
サム  「そう聞いたよなあ、効き目は神がかりってよ」

なんで使わなかったんだよ、とサム君、ブツブツ。

サム  「そうすりゃ、花見も行けてたんだぜ」
キース 「お前は、あの馬鹿に尻を任せられるのか?」
サム  「勘弁だぜ!」
キース 「ほら見ろ!」

俺だって勘弁願いたかったんだ、と副住職。
例の座薬ですね?


2021/04/01 (Thu)

 

☆大事を取りました


じきに新学期スタートな休日、生徒会長宅に来ている面々。
話題は週末のお花見でして、今年は桜が早かったわけで…。

サム  「でもよ、キースの尻さえ治っていればよ…」
ジョミー「今日だって良かったんだよねえ、お花見はさ…」
シロエ 「そうですよ。昨日が入学式でしたからね」

今日は休みで、明日から登校、とシロエ君も。

シロエ 「ですけど、キース先輩がですね…」
スウェナ「入学式で座りまくった後、どうなるかがねえ…」
マツカ 「誰にも分からなかったですしね」

キース本人でさえもです、とマツカ君は同情モード。

マツカ 「式の途中で立つというのは、難しいですし…」
スウェナ「其処なのよ。痛み始めても耐えるしかないし…」
サム  「再発したって仕方ねえ、って状況だしよ…」
シロエ 「今日は無理だ、ってことになったんですよね」

再発しなかったみたいですけど、とシロエ君。

シロエ 「とはいえ、モノがモノですからねえ…」
サム  「昨日は大丈夫でも、今日はダメってこともよ…」
マツカ 「ありそうですから、様子見ってことで…」

今日はブルーの家で過ごすことに…、とマツカ君の指摘。

マツカ 「ですから、仕方ないですよ、今日は」
ジョミー「分かってるけど、お天気もいいしさ…」
スウェナ「絶好のお花見日和だわねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今から、何処かに行く?」

瞬間移動でパッとお出掛け、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「お弁当なら、何か作るから!」
スウェナ「そうねえ、楽しそうだわね」
ジョミー「ダメだよ、そんなの!」

もっとゴージャスなのがいい、とジョミー君の反論。

ジョミー「いつもだったら、マツカがさ…」
サム  「うん、最高のプランをよ…」

提供してくれる筈なんだよな、とサム君も。

サム  「此処で普通に花見に行くとよ…」
ジョミー「負けっぽいってば!」
シロエ 「そうですね…」

ただのお花見で終わりですよね、という声が。
どうなる…?


2021/04/02 (Fri)

 

☆桜が無いなら


新学期スタートを控えた休日、生徒会長宅に集う御一同様。
今年は桜の開花が早くて、週末にお花見は難しそうでして。

ジョミー「いつもみたいな、豪華なお花見がいいんだよ!」
ブルー 「高級料亭のお花見弁当なら、ゲット出来るよ?」

マツカじゃなくても、ぼくの顔で、と生徒会長の申し出。

ブルー 「流石に、お座敷は埋まっちゃってるけどさ」
マツカ 「ええ。ぼくも、手も足も出ませんよ」

予約済みのお客様が優先ですから、と御曹司。

マツカ 「板前さんの出張の方も、今からでは、とても…」
ジョミー「ほらね、ずいぶん格が落ちるし!」

そんなの嫌だ、とジョミー君の仏頂面。

ジョミー「この際、花は桜でなくてもいいからさ!」
一同  「「「えっ?」」」
ジョミー「藤でもいいし、なんでもアリでいいってば!」

お花見が出来ればいいんだよ、とトンデモな理論。

ジョミー「今から咲く花、色々あるしね!」
ブルー 「まあ、北の果てだと、そうだと聞くけど」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「ヒグマがいるトコだよ、あそこのお花見はさ…」

桜とは限らないらしいよね、と生徒会長。

ブルー 「なにしろ、北国は春が一気に来るからさ…」
シロエ 「いろんな花が一度に咲くらしいですね?」
ブルー 「そう! だから、お花見は何でもオッケー!」

ライラックだろうが、アカシアだろうが、という北国流。

ブルー 「それでいくなら、ジョミーの理屈も通るよね」
サム  「北の方で花見って手もあるぜ?」
ジョミー「特別すぎると、来年からがつまらないよ!」

例年通りっていうのも大事、とジョミー君。

ジョミー「近場でお花見、そこが大切!」
ブルー 「チューリップでも?」

要は花なら何でもいいと、と生徒会長の問い。

ブルー 「ケシとか薔薇とか、そんなのでも…?」
ジョミー「桜が無いなら、他の花を見ればいいんだよ!」
キース 「お前なあ…」

何処かの国の王妃様か、と副住職のツッコミが。
確かに…。


2021/04/03 (Sat)

 

☆いつものがいい


入学式を済ませた休日、生徒会長宅に集っている御一同様。
今年は開花が早かった桜、週末にお花見は難しそうでして。

キース 「桜が無いなら他の花でいい、と来ればだな…」
シロエ 「パンが無いならお菓子を食べれば、ですよね」
ジョミー「王妃様でもかまわないってば、お花見が大事!」

それも近場でゴージャスに、とジョミー君のこだわり。

ジョミー「ホントに花は何でもいいって、薔薇でもね!」
サム  「薔薇は香りが強すぎねえか?」
スウェナ「それに、お弁当も和風は似合わないわよね」
シロエ 「そうですね…。ピクニックバスケットとか…」

そういう世界になりそうですよ、とシロエ君の見解。

シロエ 「仕出しと言うより、シェフが来てですね…」
ブルー 「ガーデンパーティーになりそうだけどね?」
サム  「うんうん、ビュッフェスタイルのヤツな!」
ジョミー「あー…。薔薇だと、そっちになりそうだよね」

それもなんだか、とジョミー君が顎に当てる手。

ジョミー「ちょっといつもと違い過ぎるし、ダメかな」
シロエ 「和風で行くなら、藤なんでしょうか」
キース 「藤は流石に、まだ咲かないぞ」

あれは青葉の季節だからな、と副住職。

キース 「チューリップや薔薇なら、今でもいけるが…」
ジョミー「だから、そういうのはダメだって!」
スウェナ「いいじゃないの、ビュッフェスタイルでも!」
サム  「そうだぜ、花は何でもいいんじゃねえのか?」

お前が自分で言ったくせによ、とサム君の指摘。

サム  「花さえ見られりゃ、桜でなくてもいいってよ」
ジョミー「言ったけどさあ、お花見っぽくないもんね…」

なんとか近場で普通にお花見、とブツブツブツ。

ジョミー「何かないかな、いつもみたいに出来るヤツ…」
マツカ 「あのぅ…。枝垂桜とかはどうでしょう?」
サム  「とっくに散った後じゃねえかよ!」
マツカ 「まあ、そうですけど…」

ぼくに案が、と割って入った御曹司。
でも、散ってますよ…?


2021/04/04 (Sun)

 

☆品種が違うんです


新学期スタートを控えた休日、生徒会長宅でお花見の相談。
今年は桜の開花が早くて、週末に行くのは難しそうでして。

ジョミー「あのさ、枝垂桜があるからってさ…」
サム  「遠出は却下、ってジョミーが言ってやがるぜ?」
マツカ 「いえ、その点なら、大丈夫です」

いつもと同じ別荘ですよ、と御曹司の笑み。

マツカ 「桜は散っていそうですけど、枝垂桜なら…」
シロエ 「えっと…? 枝垂桜は真っ先に散りましたよ?」
サム  「だよなあ、一番に咲き始めたしよ…」

今じゃ残っていねえじぇねえか、とサム君も。

サム  「それともアレかよ、育て方が違うのかよ?」
マツカ 「いえ、違うのは桜の品種です」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「紅枝垂ですよ、あれだと咲くのが遅いんです」

花の色は濃いめですけどね、と御曹司。

マツカ 「桜色と言うには、ちょっと濃すぎる色ですよ」
キース 「あるな、そういう枝垂桜が」
スウェナ「そういえば…。それで有名なトコもあるわね」

他所の桜が終わった後で賑わうトコ、とスウェナちゃん。

スウェナ「あの別荘でも咲くって言うの?」
マツカ 「ええ。それに、此処より気温が低いですから…」

運が良ければ、普通の桜も少しくらいは、と頼もしい言葉。

マツカ 「紅枝垂で良ければ、手配をさせて頂きますよ」
ジョミー「やったね、今年も普通にお花見!」
??? 「その話、乗ったあ!」

ぼくも、と湧いて出たソルジャー(会話表記はAブルー)。

Aブルー「お花見に行くなら、ぼくたちもね!」
マツカ 「いいですよ。キャプテンと、ぶるぅもですね」
Aブルー「そう! 流石、マツカは話が早いね!」

御馳走も期待出来そうだしさ、とソルジャー、ウキウキ。

Aブルー「多少、桜が違っていてもさ、気にしないから!」
キース 「誰のせいだと思ってやがる!」
Aブルー「何の話さ?」
キース 「桜が違う件だ!」

大きな顔をしやがって、と副住職が顰める顔。
そういえば…。


2021/04/05 (Mon)

 

☆満開を逃した理由


新学期のスタートも間近な休日、生徒会長宅で過ごす面々。
週末はお花見に行けそうですけど、ソルジャーも登場で…。

Aブルー「えっと…? 桜が違うのは、お天気のせいで…」
キース 「なんだって?」
Aブルー「今年は暖かくて、いつもより早く咲いたから…」

早く満開になったんだよね、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「だから、お花見シーズンの方もズレちゃって…」
キース 「まあ、その点は否定しないが…」
Aブルー「だったら、お天気のせいじゃないか!」

ぼくには全く関係無いね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「大きな顔をしたって当然、問題無し!」
キース 「馬鹿野郎! 天気だけなら、俺たちもだ…」

早めに行けば良かっただけだ、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「例年よりも早めに行ったら、満開だったぞ!」
Aブルー「そうだろうけど、でも、行くのはさ…」

週末ってことになったじゃないか、とソルジャーの反論。

Aブルー「その日がいい、って思っただけのことだろう?」
キース 「そうなったのは、誰のせいなんだ!」
Aブルー「誰って…。強いて言うなら、君じゃないかと」

お尻を痛めていたからね、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「その筈だけれど、他に誰がいると?」
キース 「しらばっくれるな!」

あんたのせいで悪化したんだ、とキース君の怒声。

キース 「痛めた日に、法要で無理をしたからな!」
Aブルー「うーん…。でもさ、ぼくは薬を持って来たよ?」

それも神がかりな効き目のヤツを、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「あの時、あれを使ってればさ…」
シロエ 「治ったでしょうね、劇的に…」
キース 「肯定するな!」

こんな野郎の言い分を、とキース君、ブチ切れ。

キース 「あんな薬が使えるか、馬鹿!」
Aブルー「よく効くのに?」
キース 「使い方に問題ありすぎだろうが!」
シロエ 「ですよね…」

そっちが問題でしたっけね、とシロエ君も。
効く薬なのに…。


2021/04/06 (Tue)

 

☆スキルが無くても


新学期スタートを控えた休日、生徒会長宅に集う御一同様。
週末はお花見に行けそうですけど、ソルジャー登場でして。

Aブルー「使い方って言われても…。普通だったよ?」
キース 「あんたがやると言い出すからだ!」
Aブルー「だって、デリケートな薬だったし…」
キース 「俺も痒いのは勘弁だったが、それでもだ!」

あんたにしか扱えないような薬はダメだ、と副住職。

キース 「ぶるぅに頼むのも無理だったしな!」
シロエ 「座薬のスキルが無かったですしね…」
Aブルー「其処なんだよねえ、確かにぼくが一番だけど…」

他にも人はいたんだよね、とソルジャー、順に視線を皆に。

Aブルー「例えばシロエに頼むとかさ」
シロエ 「ぼくですか!?」
Aブルー「やっぱり、スキルはゼロなのかな?」
シロエ 「確かに、ゼロではありますけど…」

ぶるぅよりかはマシかもですね、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「もっとも、キース先輩が、どう思うかは…」
キース 「其処の馬鹿よりかは、遥かにマシだ!」
Aブルー「ほらね、シロエでも良かったんだよ」
キース 「うっ…」

気付かなかった、と言葉に詰まる副住職。

キース 「そうか、その手があったのか…」
シロエ 「でもですね…。法衣を着付けるスキルの方が…」
Aブルー「何を言ってるのさ、即効性のある薬だよ?」
シロエ 「あー! 治れば、キース先輩が自分で…」

着ればいいだけの話ですよね、とシロエ君、手をポンと。

シロエ 「ぼくも気付いていませんでした…」
サム  「あの状況だと、誰も気が付かねえと思うぜ」
Aブルー「ぼくも、あれだけ否定されちゃうとさ…」

提案する気にもなれなかったし、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「というわけでね、ぼくは少しも悪くないから!」
キース 「くっそぉ…。俺としたことが…」
Aブルー「お花見、堂々と行っていいよね?」
キース 「仕方ない…」

俺が馬鹿だった、と後悔しきりな人。
文句は言えませんね…。


2021/04/07 (Wed)

 

☆仕入れ先の問題


新学期スタートが間近な休日、生徒会長宅に来ている面々。
週末はマツカ君の別荘でお花見、ソルジャーも行くことに。

キース 「そうか、あの時、誰かに頼んでいれば…」
Aブルー「法要の前に、痛みは消えていた筈なんだよ」

プラス塗り薬で完治は確実、とソルジャー、得意げ。

Aブルー「それを断ったのは君だし、自業自得だよね」
キース 「もう少し早く知りたかったぞ、その話を!」
シロエ 「ずいぶん長引きましたもんねえ…」
ジョミー「入学式も危ないかも、ってくらいにね…」

ホントに気の毒、とジョミー君たちも。

ジョミー「ついでに、ぼくたちも可哀想だけどね」
スウェナ「そうよ、早くに治っていたら、お花見だって…」
Aブルー「でもさ、桜が違うだけでさ、中身の方は…」
マツカ 「大丈夫ですよ、いつもと変わりませんから」

きちんと手配しておきますね、と御曹司。

マツカ 「お食事の方も、食材は多分、問題無いです」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 仕入れ先だけの話だもんね!」
マツカ 「ええ。その食材が旬の所を選ぶだけですし…」

例年より北の方かもですね、とマツカ君、穏やかな笑み。

マツカ 「今年はタケノコとかも早いですから」
Aブルー「そうなんだ? だけど、産地が違っても…」

ちゃんと美味しく出来上がるよね、とソルジャーの問い。

Aブルー「料理のプロだし、もう最高に!」
マツカ 「その筈ですよ」
ぶるぅ 「えっとね、方法は色々あるの!」

下ごしらえとか、調理法を変えるとか…、と元気なお子様。

ぶるぅ 「食材に合わせてお料理するのが、プロだもん!」
Aブルー「なるほどね! じゃあ、そういうことで…」

週末は楽しみにしてるから、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「マツカ、よろしく!」
マツカ 「お任せ下さい、三人様ですよね」
Aブルー「そう! おっと、そこのお菓子を…」
ぶるぅ 「持ち帰り用だね!」

直ぐに詰めるね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
いつも通りですね…。


2021/04/08 (Thu)

 

☆御馳走があれば


入学式を終えた後の週末はお花見、今年もマツカ君の別荘。
今年は桜が早かったですけど、紅枝垂なら見頃だそうで。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ はい、お持ち帰り用のお菓子!」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、週末にね!」

お花見、楽しみにしてるから、とソルジャー、お帰りに。

ジョミー「あーあ、今年も来るんだ、あの人…」
シロエ 「そのようですね…」
キース 「俺は貧乏クジを引かされた気がするぞ!」

あの馬鹿が、もっと早く来ていれば、とキース君の恨み節。

キース 「そうすれば俺は早く治って、花見の方もだ…」
サム  「いい時期に出掛けられたよなあ…」
スウェナ「そうねえ、やっぱりソメイヨシノが素敵だし…」
ブルー 「でもさ、ジョミーの台詞じゃないけど…」

花ならなんでもいいような気が、と生徒会長。

ブルー 「結局の所、楽しみなのは御馳走なんだし」
シロエ 「それは言えてますね…」
ジョミー「ゴージャスなのが素敵なんだよ!」

紅枝垂でも桜は桜、とジョミー君の笑顔。

ジョミー「マツカ、御馳走、期待してるからね!」
マツカ 「任せて下さい。いいお天気になりそうですし…」
サム  「今年も桟敷で花見だよな!」
マツカ 「ええ。桜を見ながら、お食事をして頂けます」

桜が違うのを除けば、例年通りですよ、と御曹司。

マツカ 「食事の方も、充分な量を用意しますから」
キース 「あっちのぶるぅは、胃袋に底が無いからな…」
ジョミー「異次元に繋がっていそうだよねえ、アレ…」

でも、食べさせておけば安心、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「食べてる間は、悪戯しないし!」
シロエ 「誰かさんだって、同じですよ」

さっき帰って行った人です、とシロエ君の指摘。

シロエ 「存分に食べて、大人しくして頂きましょう!」
キース 「それが一番平和だからな」
サム  「頼んだぜ、マツカ!」
マツカ 「了解です!」

皆さんもお楽しみに、とマツカ君が保証する料理。
期待ですね!


2021/04/09 (Fri)

 

☆揃うまで来ない人


やって来ました、お花見な土曜日。いいお天気で春の青空。
朝から生徒会長のマンション前に集合、次々到着する面々。

ジョミー「おはよう、みんな早いね!」
シロエ 「そりゃそうですよ、遅れたら文句が出ますしね」
キース 「どうだかな…。気にしていない輩もいるぞ」
一同  「「「あー…」」」

そういえば、と誰もが溜息。

スウェナ「誰かさんは、何も考えてないわよねえ…」
サム  「うんうん、一番に来た試しがねえよな」
ブルー 「それは仕方ないよ、ブルーの場合は」

こっちの状況はお見通しだから、と生徒会長。

ブルー 「無駄に早くは来ないと思うよ、揃ってからだね」
シロエ 「こっちの面子が全員…ですね?」
ジョミー「つまり、そろそろ来るのかな?」
Aブルー「ピンポーン!」

みんな、おはよう! とソルジャー登場。

Aブルー「予報通りにいいお天気だね、お花見日和!」
??? 「皆さん、よろしくお願いします」

お世話になります、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

??? 「ぼくも、ぼくもーっ!」
ぶるぅ 「わぁーい、ぶるぅだあーっ!」
一同  (((やっぱり来た…)))

悪戯小僧が、と恐れられるお子様(会話表記はAぶるぅ)。

Aぶるぅ「ねえねえ、御馳走、沢山ある?」
マツカ 「ええ、いくらでもありますよ」
Aぶるぅ「やったぁ、沢山食べるもんねーっ!」

地球の食事は美味しいもん! とピョンピョンと。

Aぶるぅ「お花見、大好きーっ!」
A船長 「私も桜が楽しみでして…」

今年は桜が違うそうで、とキャプテンも期待している様子。

A船長 「紅枝垂だと聞いて、どんな桜かと…」
Aブルー「ぼくも楽しみにしてるんだよね」

怪我の功名というヤツに、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「文字通り、怪我の功名だしねえ…」
A船長 「そうなのですか?」
Aブルー「うん、キースがさ…」
キース 「わーっ!」

言わなくていい、とキース君、真っ青。
そりゃまあ、ねえ…?


2021/04/10 (Sat)

 

☆見頃を過ぎたら


マツカ君の別荘でお花見な土曜日、ソルジャーたちも到着。
今年の桜は紅枝垂とあって、キャプテンも楽しみらしくて。

A船長 「怪我の功名というからには、お怪我を?」
Aブルー「そうなんだよねえ、気の毒にさ…」
キース 「だから、その話はしなくていいと!」

それより花見だ、とキース君、必死。

キース 「どうせなら桜の話題にしてくれ、頼むから!」
マツカ 「そうですよ。バスを御用意していますから…」

皆さん、バスの方へどうぞ、とマツカ君が助け舟を。

マツカ 「例年通り、バスの中でもお菓子や飲み物を…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 桜餅とかもある?」
マツカ 「もちろんですよ」
Aぶるぅ「わぁーい、乗る、乗る!」

ぶるぅも早くぅーっ! と駆け出す、大食漢の悪戯小僧。

ぶるぅ 「凄いね、今年のマイクロバスもゴージャス!」
ブルー 「そりゃ、マツカだから…。ぼくたちも乗ろうか」
シロエ 「別荘まで優雅にドライブですよね」
サム  「うんうん、並みの観光バスとは違うからよ」

流石だぜ、とサム君も絶賛、一同、バスへと。

Aブルー「よしっ、今年もいい眺めの席!」
A船長 「窓も大きくて素敵ですね」
Aブルー「うん。窓からの桜も楽しみだよ」
ぶるぅズ「「かみお~ん♪ しゅっぱぁーつ!」」

走り出したバスですけれど、車窓の桜は桜吹雪か散った後。

Aブルー「えっと…。ホントに桜はおしまいなんだね」
A船長 「そのようですねえ…」
Aブルー「ということはさ、去年みたいな…」

お花見渋滞も無いのかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「中継ヘリが来ていたけれど…」
マツカ 「そのシーズンは過ぎましたね」

観光地は混んでいるでしょうけど、と御曹司。

マツカ 「ただの混雑では、取材のヘリは来ませんよ」
Aブルー「そうなのかい?」
マツカ 「ええ。ニュースになりませんからね」
Aブルー「話題性が無いってことだね」

それは残念、とソルジャー、ガッカリ。
中継ヘリが好きだと?


2021/04/11 (Sun)

 

☆怪我が気になる人


マツカ君の別荘でお花見な週末、走り出したマイクロバス。
車窓の桜は見頃を過ぎた後、中継のヘリも飛んでいなくて。

シロエ 「中継ヘリって…。手を振りたかったんですか?」
Aブルー「去年の紅葉が楽しかったしさ…」
サム  「あー! 俺たちがヘリで出掛けたヤツな!」
ジョミー「中継ヘリと間違えられたんだっけね!」

手を振る人が多かったっけ、と誰もがピンと来た紅葉見物。

ジョミー「面白いから、中継ヘリのふりをしたっけ…」
Aブルー「思い出してくれた? だから、今日はさ…」

ヘリが来てたら手を振りたかったよ、と残念そうな人。

Aブルー「でも、飛んでないんじゃ仕方ないよね…」
A船長 「シーズンを過ぎているのは、確かですしね…」

桜吹雪か、散っているかですし、とキャプテンが眺める窓。

A船長 「とはいえ、違う桜が見られるそうですから…」
マツカ 「大丈夫ですよ、見頃だそうです」
Aブルー「やったね、ホントに怪我の功名!」
A船長 「その件ですが…。どうにも、気になってまして」

お怪我をなさったのですか、と心配そうなキャプテン。

A船長 「見たところ、お元気そうですが」
キース 「御覧の通り、俺は元気だが?」
A船長 「良かったです。せっかくのお花見ですからね」
Aブルー「其処なんだよねえ、ホントだったら…」

桜に合わせて、もっと早くに、とソルジャーが割り込み。

Aブルー「なのに、キースがダメだったからさ…」
A船長 「やはり、お怪我を?」
Aブルー「思いっ切り、派手にやっちゃってねえ…」

実は座れもしなかったんだよ、とソルジャー、暴露発言。

Aブルー「もう本当に大変でさ…」
キース 「だから、言うなと!」

その件は喋らなくていい、と焦りまくりなキース君。

キース 「俺なら、この通り、元気なんだしな!」
A船長 「ご無理なさっておられるのでは?」
キース 「そんなことはない!」

バスの振動でも大丈夫だ、と言ってますけど。
失言では…?


2021/04/12 (Mon)

 

☆蒸し返された話題


週末はマツカ君の別荘でお花見、マイクロバスでお出掛け。
車窓の桜は既に散り際、けれど別荘では紅枝垂が見頃とか。

A船長 「バスの振動、と仰いましたか?」
キース 「いや、その…。別に気にして貰わなくても…!」

過ぎたことだし、とキース君、失言に気付いた様子。

キース 「それよりも、マツカ…。いいバスだな、いつも」
マツカ 「道中でも楽しんで頂きたいですしね、皆さんに」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ バスの中でも桜餅!」
ぶるぅ 「そだよ、抹茶も点てられるもん!」

ホントに最高、と悪戯小僧と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「路線バスだと、こんなの無理だし!」
シロエ 「ですよね、普通の観光バスでも無理ですよ」
ジョミー「いいよね、このバス!」
サム  「運転手さんの腕もいいよな、揺れねえしよ」

急カーブでも快適なんだぜ、とサム君も惚れるテクニック。

サム  「下手なバスだと、今のカーブとかよ…」
スウェナ「揺れるわよねえ、絶対に」
A船長 「そうでしょうねえ…。ああ、揺れると言えば…」

話が途中になってましたね、とキャプテンが蒸し返す話題。

A船長 「このバスだったら安心、という意味ですか?」
一同  (((忘れてなかった…)))
A船長 「路線バスだと、まだダメだとか…?」

座れなかったそうですし、と心配そうな視線がキース君に。

A船長 「ご無理はなさらない方が…」
キース 「だから、俺なら大丈夫だと!」
Aブルー「うん、治ったのは確からしいよ」

長引いちゃったみたいだけどね、とソルジャー、クスッと。

Aブルー「薬を使わなかったしさ…」
A船長 「なんですって!?」

薬は使うべきですよ、とキャプテン、真剣な顔。

A船長 「でないと治りが遅くなったり、こじらせたり…」
Aブルー「君だって、そう思うよねえ?」
A船長 「もちろんです!」
Aブルー「でもさ、キースは強情でさ…」

薬を断ったんだよね、とソルジャーの溜息。
だってねえ…?


2021/04/13 (Tue)

 

☆薬は使わないと


週末はマツカ君の別荘でお花見、マイクロバスで目的地へ。
紅枝垂が見頃らしいですけど、車内の話題は不穏な方へと。

A船長 「とんでもないです、薬を使わないなんて!」
キース 「いや、使ったが!」
Aブルー「嘘だよ、断ったじゃないか!」
キース 「あんたが言うのを断っただけだ!」

俺だって湿布くらいはする、とキース君、憤然。

キース 「おふくろに言って、ちゃんと出して貰った!」
シロエ 「そうだったんですか?」
キース 「尻餅の話は知っていたしな、おふくろも」
ジョミー「あー…。だけど、やっぱり長引いたよね」

無理をしたのが悪かったかな、とジョミー君。

ジョミー「もっと早くに手当てしてれば、少しはさ…」
マツカ 「そうですね、最初が肝心ですから」
A船長 「なるほど、尻餅事故ですか…」

その状態で無理をしたわけですね、とキャプテンの苦い顔。

A船長 「よくないですよ、尻餅は怖いんですからね」
Aブルー「痛いのに、立ったり座ったりしてたんだってば」
A船長 「なんと…! 私がいたら、止めていますよ」

どうして止めなかったんです、とキャプテン、非難の表情。

A船長 「あなたにしたって、よくご存じの筈ですが?」
Aブルー「だから薬を用意したのに、キースがさ…」
A船長 「使わずに断ったんですね?」

その結果、長引いてしまったと…、とキャプテンの溜息。

A船長 「皆さんも、何をなさってたんですか!」
シロエ 「あ、あのぅ…。その薬がですね…」
サム  「もう思いっ切り、厄介なヤツでよ…」

勧めたら俺たちが危なかったしよ、とサム君たち。

サム  「キースに恨まれるのは、間違いねえし…」
ジョミー「恨むどころか祟るよ、アレは!」

末代までね、とジョミー君、肩をブルッと。

ジョミー「でなきゃ、その場で殺されるとか…!」
A船長 「話が全く見えないのですが…?」
キース 「見なくていい!」

知らないままで済ませてくれ、と悲鳴ですけど。
通りますか?


2021/04/14 (Wed)

 

☆通じていない人


週末はマツカ君の別荘へお出掛け、豪華なマイクロバスで。
紅枝垂が見頃らしいんですけど、車内が不穏な情勢な今。

A船長 「見なくていい、と言われてもですね…」
Aブルー「ソレなんだよねえ、薬を断られたのも…」
A船長 「どういう意味です?」

見なくていいとは、とキャプテン、怪訝そうな顔。

A船長 「診察の筈がないですし…。ますます謎ですよ」
Aブルー「お尻だってば、キースのね!」

ぼくには見せたくないんだってさ、とソルジャーの暴露。

Aブルー「せっかく、薬を入れてあげると言ったのに!」
A船長 「はあ…。もしかして、その薬というのは…」
Aブルー「君も知ってる座薬だよ! 最高に効くヤツ!」
A船長 「アレですか! まさに神がかりな効能ですが…」

キースは断ったんですか、とキャプテン、呆れた様子。

A船長 「即効性で、ブリッジクルーの必需品なのに…」
Aブルー「そうだろう? ゼルはもちろん、他の人もさ…」

バンバン使っているのにね、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「どうかと思うよ、断るだなんて!」
A船長 「お尻を見せたくなかった、と…」

背中ならまだ分かるのですが、と斜め上なキャプテン。

A船長 「敵に背中を見せるというのは、恥らしいですし」
Aブルー「うん、背中なら仕方ないけどねえ…」

お尻くらい、とソルジャーも乗っかる斜め上な発言。

Aブルー「減るモンじゃないし、見せてもさ…」
A船長 「そうですよ。私もお世話になってますしね」

何度、座薬を入れて貰ったことか、と頷くキャプテン。

A船長 「あなたは座薬のベテランですよ!」
Aブルー「その言い方は、ちょっと…」

ぼくが入れて貰う方みたいだし、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「入れて貰うのは、君のアレなんだしさ」
A船長 「失礼しました…」
キース 「そんなヤツだから、嫌だったんだ!」
A船長 「と、申しますと…?」

何か問題でも、と首を傾げるキャプテン。
通じてませんね…?


2021/04/15 (Thu)






 

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☆来年でいいかも


春休みを間近に控えた休日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へソルジャー乱入でして、私物のお寺を作りたいとか。

ジョミー「来年なんて、急すぎるから!」
Aブルー「でもねえ、善は急げと言うしさ…」
キース 「今年の受け付けは、もう終わったしな…」

来年以降になってしまうな、と副住職。

キース 「一年で終わる修行道場なら、いけると思うが」
Aブルー「えっ、そんなのがあるのかい?」
キース 「事情があって、最短で修行したい人が行くんだ」

ただし、修行は半端じゃないぞ、と副住職の厳しい顔付き。

キース 「メンタルを病んで脱落するのも、多いと聞くな」
ジョミー「其処は絶対、お断りだから!」
Aブルー「行って欲しいけど、脱落されたら元も子もね…」
ジョミー「そう思うんなら、来年って話も取り消してよ!」

脱落どころか脱走するよ、とジョミー君、必死の形相。

ジョミー「修行の途中で逃げる人って、いるんだろうし!」
キース 「逃げた場合は、破門と相場が決まっているが」
ジョミー「そうなんだ? だったら、逃げてもいいかもね」

来年から始めて、即、逃亡で、と閃いた模様。

ジョミー「破門されたら、お坊さんにはなれないし…」
シロエ 「自由の身だ、と言いたいんですね?」
ジョミー「ピンポーン!」

来年から行くことにするよ、と笑顔全開なジョミー君。

ジョミー「それでいいよね、ちゃんと行くんだし!」
キース 「まあ、お前が破門されたところで…」
サム  「俺たちには、どうでもいい話だしよ…」

どうせ不出来な坊主になるんだからよ、とサム君も。

サム  「いいんでねえの、来年で」
Aブルー「ぼくが困るから!」

お寺をゲット出来なくなるし、とソルジャーの苦情。

Aブルー「その気になるまで、待つしかないかな…」
キース 「何年かかるか、分からないぞ?」
Aブルー「夢は大きく、果てしなくだよ、この場合!」

いつかお寺が手に入るんなら我慢、とキッパリ。
長期戦だと…?


2021/03/16 (Tue)

 

☆我慢するしか


もうすぐ春休みな休日、生徒会長に集うシャン学メンバー。
其処へ乱入したのがソルジャー、お彼岸の法要の話から…。

キース 「いいのか、本当に、待ちの姿勢で?」
サム  「ジョミーなんだぜ、行くとは思えねえけど」

修行なんか、と副住職とサム君の一致した意見。

サム  「俺が行く時、誘うつもりではいるけどよ…」
キース 「友情よりも自由を取ったら、修行はパスだぞ?」
Aブルー「ジョミーは行かずに、残留ってこと?」
キース 「そうなる気しかしないんだが?」

ジョミーだからな、と副住職、断言。

キース 「友情が木っ端微塵になろうが、パスだとしか…」
Aブルー「そこまでなのかい?」
ジョミー「その時まで、分からないけどさ…」

今の時点なら自由を取るよ、とジョミー君もハッキリと。

ジョミー「行く可能性は、限りなくゼロに近いかな」
Aブルー「うーん…。だけど、無理強いした場合はさ…」
ジョミー「もちろん、逃げて破門なコース!」

お寺のトップより、自由がいいな、と明快な返事。

ジョミー「それが嫌なら、待っててくれれば…」
Aブルー「少しは可能性がある、と…。よし!」

それでいいや、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「じゃあ、とりあえずは春のお彼岸ってことで」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「今年のヤツだよ、すぐそこだろう?」

いつも通りにお願いするよ、と弾ける笑顔。

Aブルー「キースが仕切って、みんな揃って法要をね!」
一同  「「「うわー…」」」

やっぱりやるのか、と誰もがゲンナリ。

サム  「ジョミーに期待するしかねえな…」
キース 「ああ、いつかはな…」

専門のお寺が出来れば、少しはマシに、と僧籍な人たち。

キース 「それまでの我慢で、やるしかないな」
シロエ 「ぼくたちも、耐えるしかないですね…」
Aブルー「文句を言わずに、ちゃんと法要!」
一同  「「「うう…」」」

結局、こういうことになるのか、と一同、涙目。
法要ですか…。


2021/03/17 (Wed)

 

☆お寺が出来たら


春休みを間近に控えた休日、生徒会長宅に集った御一同様。
其処へ来たソルジャー、いつかは私物なお寺を希望ですが。

Aブルー「ジョミーを待っても、先は長そうだしさ…」
キース 「まあ、そうだろうが…」
シロエ 「いつまで続くんでしょうね、コレって…」
Aブルー「もちろん、お寺をゲットするまでだよ!」

このぼくが、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「そしてジョミーをトップに立てたら、少しはね」
一同  「「「少し?」」」
Aブルー「決まってるだろう、お彼岸とお盆は不動だよ!」

大事な法要らしいからね、と門前の小僧なソルジャーの言。

Aブルー「其処はキースにやって貰って、盛大に!」
シロエ 「じゃ、じゃあ、ぼくたちも今と同じですか?」
Aブルー「当然だよね、ただ、法要をする場所は…」

此処じゃないかもしれないけど、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「スッポンタケ専用のお寺が出来るんだしさ…」
ブルー 「そっちでやればいいと思うね!」

此処でやるなら、会場費を出してくれたまえ、と生徒会長。

ブルー 「今みたいにタダっていうのは、ちょっとね」
Aブルー「やっぱりねえ…。でもって、高い、と?」
ブルー 「当たり前だよ、ぼくを誰だと思ってるのさ!」

伝説の高僧の家を使うからには、それなりに、と厳しい声。

ブルー 「璃母恩院の本堂並みでもいいかもねえ…」
キース 「そうだな、ぼったくりプライスでな」

その費用で派手に打ち上げだ、と副住職も。

キース 「それが嫌なら、ジョミーの寺でやってくれ」
Aブルー「分かったよ…。細かいことは、またその時にね」

ともあれ、今は春のお彼岸の法要をよろしく、と笑顔な人。

Aブルー「今日は帰るけど、お彼岸は頼めたし、将来も…」
キース 「ジョミーに大いに期待なんだな?」
Aブルー「そういうこと! ぶるぅ、持ち帰り用に何か…」
ぶるぅ 「オッケー!」

お菓子にお料理、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」がサッと。
手早いですね!


2021/03/18 (Thu)

 

☆お寺が出来ても


もうじき春休みな休日、生徒会長宅に来ている面々ですが。
其処へ乱入して来たソルジャー、お彼岸の法要を注文で…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ お持ち帰り用、出来上がり!」
Aブルー「ありがとう! じゃあ、またお彼岸の日にね!」

楽しみにしてるから、とソルジャー、姿を消しましたけど。

シロエ 「結局、お彼岸は法要ですか…」
サム  「仕方ねえよな、ジョミーが寺を持つまではよ」
スウェナ「ダメでしょ、お彼岸とお盆は今まで通り、って」

言ってたじゃないの、とスウェナちゃんの溜息。

スウェナ「会場が変わっても、やらされるのよ!」
キース 「ああ、そう言ってやがったな…」
ジョミー「全部、キースが悪いんだからね!」

あんなモノに戒名をつけるからだよ、とジョミー君の怒り。

ジョミー「お蔭で、ぼくの将来まで怪しい感じだけど!」
キース 「ほう…? 元老寺で真面目に勤めたいのか?」

寺のトップになるよりも、と副住職の質問が。

キース 「元老寺だと、親父と俺のツートップだが?」
サム  「うんうん、そこは間違いねえよな」
ジョミー「ツートップ…?」
キース 「住職と副住職は強いぞ、寺の中ではボスだしな」

まあ、ラスボスは璃母恩院だが…、と副住職の苦笑。

キース 「しかしボスには違いないから、文句を言うなよ」
ジョミー「酷いってば!」
キース 「そう思うんなら、あの馬鹿に寺を貰うんだな」

そうすれば、お前がトップなんだ、と副住職。

キース 「まあ、ゆっくりと考えておけ」
サム  「だよなあ、時間はたっぷりあるしよ」
シロエ 「でも、その前に、お彼岸ですよね…」

この春も逃げられませんでしたよ、とシロエ君の嘆き節。

シロエ 「その上、この先もずっとですしね…」
サム  「諦めようぜ、キースにも、どうにも出来ねえよ」
キース 「すまない、俺が悪かった…」
ブルー 「気を付けるんだよ、失言にはね」

もう遅いけど、と銀青様も溜息な例の戒名。
またお彼岸ですか…。


2021/03/19 (Fri)

 

☆逃げられない弟子


やって来ました、春分の日な3月20日。お彼岸のお中日。
朝から生徒会長宅に集った面々、既に溜息MAXでして…。

シロエ 「あーあ、結局、こうなるんですよね、ぼくたち」
マツカ 「仕方ないですよ、お彼岸が存在する限り…」
スウェナ「エンドレスよね、毎回、毎回…」

本当に、誰のせいなんだか、とスウェナちゃん、遠い目。

スウェナ「いつかジョミーがお寺を持っても、法要よ?」
ジョミー「お坊さんには、ならないってば!」
サム  「逃げられる気がしねえけど?」

ブルーの弟子になった以上はよ、とサム君の指摘。

サム  「だってよ、相手はブルーなんだぜ?」
シロエ 「そうですね、誰かさんの影で霞んでますけど…」
マツカ 「誰かさんと同じくらいに、いい性格ですよね」
ブルー 「お褒めの言葉、ありがとう!」

流石、みんなは分かっているね、と生徒会長、ニコニコと。

ブルー 「分かってないのは、ジョミーだけだよ」
ジョミー「え、えっと…?」
ブルー 「今は泳がせてあげてるだけでさ、いつかはさ…」

修行に行って貰うからね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「ビシバシしごいて貰って来たまえ、璃母恩院で」
ジョミー「じょ、冗談だよね…?」
ブルー 「そう思うのは、君くらいだよ。…ねえ?」
一同  「「「もっちろーん!」」」

だって銀青様なんだから、と反対の声は一つも無し。

シロエ 「諦めて精進して下さいね、ジョミー先輩」
マツカ 「まあ、まだ先の話ですから…。今日の所は…」

とりあえずキースの出番ですよ、と御曹司。

マツカ 「とはいえ、忙しそうですからねえ…」
サム  「お中日だしよ…」

本当だったら、元老寺で拘束だよな、とサム君の言。

サム  「抜けて来るんだし、そりゃ、朝からよ…」
ブルー 「こき使われていたよ、アドス和尚に」
ぶるぅ 「可哀想だよね…」
シロエ 「自業自得と言うんです!」

ぼくたちの方が可哀想です、とシロエ君、力説。
確かに…。


2021/03/20 (Sat)

 

☆可哀想らしい人


春分の日な春のお彼岸、スッポンタケの法要の日ですけど。
生徒会長宅に朝から集合、文句だらけなシャン学メンバー。

シロエ 「いいですか? キース先輩が例の戒名を…」
マツカ 「付けなかったら、今の状態は無かったですよね」
スウェナ「そうよ、昔は普通に祝日だったのよ!」

春休みも近くて、もう最高の…、とスウェナちゃんも。

スウェナ「それが今では、毎年、お彼岸の法要だなんて!」
シロエ 「解放される日は来ないんですよね、永遠に…」
マツカ 「会場は変わるかもですけどね」

ジョミーのお寺に、とマツカ君も諦めモード。

マツカ 「でも、お彼岸には変わりないですし…」
シロエ 「抹香臭い日にしかならないんですよ!」

世間は春で賑やかなのに、とシロエ君が指差す窓の方向。

シロエ 「今日だって、いいお天気ですから、きっと…」
マツカ 「何処も、人出が多いでしょうね」
スウェナ「桜が咲いてる所なんかもあるらしいわよ?」
サム  「だよなあ、でもよ、逃げられねえしよ…」

仕方ねえよな、とサム君、溜息。

サム  「何もかも、キースのせいなんだぜ、うん」
ぶるぅ 「でもでも、とっても可哀想なの!」

ホントに朝から走り回って…、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「本堂の掃除だけじゃなくって、セッティング!」
一同  「「「セッティング?」」」
ぶるぅ 「椅子を並べてたよ、重そうなのを蔵から出して」
ブルー 「パイプ椅子ではないからねえ…」

元老寺の椅子席のはさ、と生徒会長、相槌を。

ブルー 「けっこう重量級の筈だよ、あの椅子は」
シロエ 「ご年配の方用の椅子席ですね、分かります」

ぼくたちは座らせて貰えませんが、とシロエ君の仏頂面。

シロエ 「椅子運びくらい、ぼくたちの苦労に比べたら…」
サム  「なんでもねえよな、数も知れてるしよ」
ぶるぅ 「だけど、痛めたみたいだよ?」
一同  「「「え?」」」

あの椅子を、と一同、目が真ん丸に。
ヤバイのでは…?


2021/03/21 (Sun)

 

☆高い椅子なんです


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
朝早くから集合ですけど、キース君は元老寺が忙しくて…。

シロエ 「痛めたみたい、って、ヤバいじゃないですか!」
ジョミー「だよねえ、あの椅子、高そうだよ?」
マツカ 「そうですね…。お寺用ですから、通常よりも…」

ただでも高い価格設定でしょうね、と御曹司の読み。

マツカ 「それに座面に、いい布を使っていますから…」
シロエ 「えっと? 地味な感じに見えますけど?」
マツカ 「あの手の織物は高いんですよ、ああ見えても」

見た目は関係ありませんね、と流石な目利き。

マツカ 「ついでに、椅子の本体の木も、安くはないです」
一同  「「「うわー…」」」

そんな椅子に傷をつけたのか、と誰もがガクブル。

シロエ 「そ、それって、ヤバすぎですってば…!」
サム  「あいつ、給料、貰ってねえよな…」
スウェナ「お小遣いだけらしいわよね…」
ジョミー「修理代、ちゃんと出せるのかな…?」

叱られるだけじゃ済まない気が、とジョミー君も顔面蒼白。

ジョミー「お小遣いゼロで、他所のお寺でバイトとか…」
マツカ 「修理するなら、そのコースかもです」

普通の椅子でも、修理代は高いですから、と御曹司。

マツカ 「買った方が安いとまでは言いませんけど…」
サム  「とてつもなく高い、っていうわけな?」
マツカ 「一番高いお札で、何枚分かは確実ですね」
一同  「「「あー…」」」

それはキツイ、と素人でも分かる修理代の高さ。

シロエ 「キース先輩、終わったかもですね…」
ジョミー「買い直すレベルなら、もう駄目だよね…」

可哀想になって来たかも、と一同、同情モード。

シロエ 「なんだって、そんなヘマをしたんでしょう…?」
ぶるぅ 「んとね、本堂の床で滑って…」
シロエ 「破壊したんですか!?」
ぶるぅ 「もう、思いっ切り、ぶつけちゃったの!」

凄い音だったよ、という証言ですけど。
破壊していそうですね…?


2021/03/22 (Mon)

 

☆保険があります


春のお彼岸はスッポンタケの法要で、会場は生徒会長の家。
朝から集った面々ですけど、キース君がまだ来ていなくて。

シロエ 「凄い音がしたんだったら、壊れてますよね…」
マツカ 「脚が折れたとかも、ありそうですよ」
ジョミー「それって、修理代が高いよね…?」
マツカ 「修理出来るか、微妙ですよ…」

脚が折れていたら、と御曹司の溜息。

マツカ 「構造によっては、枠ごと交換ですからね」
シロエ 「買った方が早いというわけですか?」
マツカ 「ええ。費用の面でも、高くつきますから」
一同  「「「うわー…」」」

恐ろしすぎる、と一同、ガクブル。

サム  「ぶるぅ、現場を見てたんだよな?」
スウェナ「どうだったのよ、脚は折れたの?」
ぶるぅ 「んとんと…。足は折れてないけど…」
シロエ 「他の場所に傷がついたんですか?」

修理代が高くつきそうなのが、とシロエ君の問い。

シロエ 「布が裂けたとかでも、充分、高そうですけど」
ぶるぅ 「えっとね、布は裂けてなかったよ?」
ジョミー「じゃあ、音だけが凄かったのかな?」
サム  「でもよ、痛めたみたい、って言ってたぜ?」

何処かが壊れちまったんだよ、とサム君の指摘。

サム  「修理代、高くつきそうかよ?」
ぶるぅ 「分かんないけど、保険があるでしょ?」
シロエ 「あー! きちんと加入してたんですね!」
マツカ 「そういうことなら、安心ですね」

いずれ返って来ますからね、と御曹司。

マツカ 「保険が下りるまでの我慢ですから」
サム  「うんうん、それまで厳しいけどよ…」

赤貧になっちまうけどよ、とサム君もホッとした様子。

サム  「金さえ戻れば、それだって笑い話だもんな」
ジョミー「だよねえ、金欠で苦労したって」
ぶるぅ 「でもでも、お金で済みそうにないよ?」
シロエ 「保険があるって言いませんでしたか?」
ぶるぅ 「お金は足りると思うけど…」

治るまでがね、と心配そうなお子様。
アドス和尚が怖いとか…?


2021/03/23 (Tue)

 

☆保険があっても


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
けれどキース君が未到着でして、元老寺でヘマをした模様。

シロエ 「そりゃ、修理が済まないと、保険は無理ですよ」
マツカ 「かかった費用が確定しないと、下りませんしね」

保険会社はシビアですから、と御曹司も相槌。

マツカ 「ですから、それまで赤貧は仕方ありませんよ」
サム  「アドス和尚も、グチグチ言うよな、絶対によ…」
ジョミー「椅子が足りないとか、ネチネチネチとね…」

ホントは足りていたってさ、とジョミー君が肩をブルッと。

ジョミー「修理が済んでも、しつこく言われそうだよね」
スウェナ「ありそうだわねえ…」

確かに、お金では済まないわよね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キースのメンタル、ボロボロだわよ」
シロエ 「ええ…。相手はアドス和尚ですしね…」
マツカ 「今も叱られているんでしょうね、遅いですから」
一同  「「「あー…」」」

まだ元老寺で搾られているかも、と誰もが納得。

ジョミー「今日は遅刻かな、誰かさんの方が早くてさ」
ぶるぅ 「んとね、バスには乗ってるよ?」

でもでも、ホントに痛そうだよね、と同情するお子様。

ぶるぅ 「可哀想だよ、椅子は大丈夫だったのに!」
一同  「「「はあ?」」」

椅子は壊れた筈なのでは、と一同、ポカーン。

シロエ 「えっと…? 椅子は壊れなかったんですか?」
ぶるぅ 「そだよ、キースが頑張ったから!」
サム  「なんだよ、それってどういう意味だよ?」
ぶるぅ 「だから、キースが盾になったの!」

椅子を庇って、尻餅なの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「椅子を壊したら大変だから、頑張ったけど…!」
シロエ 「じゃあ、痛めたのは、キース先輩の方ですか?」
ぶるぅ 「そうなの、お尻が割れちゃったかも…!」
サム  「尻は元から割れてるけどよ…」
マツカ 「骨が問題ですよね…」

尾てい骨とか、と御曹司も悪い顔色。
折れちゃったとか…?


2021/03/24 (Wed)

 

☆大事にしないと


春のお彼岸はスッポンタケの法要、既に集合した御一同様。
けれどキース君が来ていないわけで、椅子を庇ったいう話。

マツカ 「尻餅は、ダメージが大きいそうですからね…」
シロエ 「ええ。キース先輩、柔道部で鍛えているのに…」

受け身が取れなかっただなんて、とシロエ君も同情モード。

シロエ 「椅子を庇ったんなら、仕方ないですけど…」
??? 「なになに、何かあったわけ?」

椅子が何さ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「今日の法要、椅子席が出来るとか?」
シロエ 「そんな話はしていませんが!」
Aブルー「違うのかい? 椅子があるなら、そっちがさ…」

良かったのに、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「正座は苦手なんだよねえ…。で、キースは?」
シロエ 「見ての通りです、まだ来ていません!」
Aブルー「遅刻とは、いい度胸だねえ…」

ぼくが頼んだ法要なのに、とソルジャーの視線が扉の方へ。

Aブルー「その分、割引して貰おうかな、遅刻なんだし」
シロエ 「本当に聞いていなかったんですね、何も…」
Aブルー「椅子の話は聞いたよ、ちゃんと!」
シロエ 「そこだけ聞いて、都合よく解釈しましたね?」

キース先輩は、今、大変なんです、とシロエ君、目がマジ。

シロエ 「椅子を庇って、名誉の負傷というヤツですよ」
Aブルー「えっと…?」
シロエ 「お高い椅子が壊れないよう、盾になったんです」

それで尻餅をついたらしくて…、とシロエ君の解説。

シロエ 「バスには乗ったそうですけれど…」
ぶるぅ 「お尻がズキズキ痛いらしいの!」
Aブルー「大変じゃないか!」

お尻だなんて、とソルジャー、顔面蒼白。

Aブルー「分かった、急いで薬を取って来るから!」
一同  「「「えっ?」」」
Aブルー「お尻は大事にしないとダメだし、行って来る!」
シロエ 「消えちゃいましたよ?」
ブルー 「そりゃねえ…」

お尻だしね、と生徒会長、頷いてますけど。
何か理由でも…?


2021/03/25 (Thu)

 

☆お手伝いは任せて


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
けれど肝心のキース君が遅刻、椅子を庇って尻餅だそうで。

ブルー 「お尻が痛むだなんて聞いたら、当然だよね」
シロエ 「それって、どういう意味ですか?」
ブルー 「君たちは、十八歳未満お断りだしねえ…」

難しいよね、と生徒会長が溜息な所へ、ソルジャー帰還。

Aブルー「ただいまーっ! 取って来たけど、キースは?」
ぶるぅ 「んとんと…。あっ、着いたみたい!」

チャイムの音で、玄関へ跳ねてゆくお子様。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースが来たよーっ!」
キース 「遅くなってすまん…」
ぶるぅ 「着替え、お手伝いした方がいい?」
キース 「そうして貰えると助かるな」

よろしく頼む、と副住職が差し出す法衣専用鞄。

キース 「鞄は持てるんだが、これの中身を広げるのは…」
ぶるぅ 「そだね、畳んで入れた時には無事だったもんね」
キース 「ああ。まさか、あんな目に遭うとはな…」

立ったり座ったりが辛くて、と顔を顰める副住職。

キース 「バスの座席に座っていても、振動が響いて…」
シロエ 「事情は、ぶるぅに聞いてます。大変でしたね」
キース 「仕方ない。椅子が壊れるよりマシだ」

椅子だと修理代が馬鹿にならん、と副住職の溜息。

キース 「着替えて来るから、待っててくれ」
ぶるぅ 「行ってくるねーっ!」
Aブルー「あっ、ちょっと待って、ぼくも行くから!」
キース 「はあ?」

なんで、あんたが、と副住職、ポカーン。

キース 「何の役にも立たんだろうが!」
Aブルー「ううん、大いに役に立つって!」
キース 「俺の着替えにか?」
Aブルー「着替えの時が一番だからね!」

だって、脱ぐだろ、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「なにしろ、パンツを履いてちゃ駄目だし…」
キース 「なんだって?」
Aブルー「お尻を出して貰わないとさ…」
キース 「尻!?」

何をする気だ、とキース君、顔面蒼白。
そうなりますよね?


2021/03/26 (Fri)

 

☆治療をするには


スッポンタケの法要の日ですけど、遅刻して来たキース君。
椅子を庇って尻餅事故で、法衣に着替えるのも辛いそうで。

Aブルー「お尻だってば、今もズキズキ痛むんだろう?」
キース 「それはそうだが、何故、そうなる!」
Aブルー「治療するには、お尻を出して貰わないとさ…」

出来ないんだよね、とソルジャー、もっともな意見。

Aブルー「だからさ、ぼくも一緒に行って、と」
キース 「断固、断る!」
Aブルー「ただの薬じゃないんだよ? ぼくの世界の…」

医学の結晶なんだからね、とソルジャーの説明。

Aブルー「お尻はとても大事だしねえ、色々学んで…」
キース 「なら、薬だけ、ぶるぅに渡せ!」

あんたにだけは触られたくない、と副住職が吊り上げる眉。

キース 「腕や足なら任せてもいいが、尻だけは!」
Aブルー「そう言わないでさ、ぼくはハーレイ一筋だしね」

ちょっと撫でてはみたいけどさ、とソルジャー、クスッと。

Aブルー「柔道で鍛えているだけあって、いい形だし…」
キース 「やめてくれ!」

鳥肌が立って蕁麻疹が出る、とキース君、ガクブル。

キース 「薬は有難く貰っておくから、ぶるぅにだな…!」
Aブルー「でも、ぶるぅには無理だよ、コレ」
キース 「はあ?」
Aブルー「だってさ、尾てい骨のトコにさ…」

一発、注射なんだよね、とソルジャーが取り出す注射器。

Aブルー「そりゃ、ぼくだって無免許だけど、腕は充分!」
キース 「色々な意味で怖すぎるぞ!」
Aブルー「大丈夫だってば、ノルディのお墨付きだから!」

ぼくの世界のね、と威張り返る人。

Aブルー「これを打ったら痛みは消えるし、早く治るし…」
キース 「そう言われても、あんたに尻を任せるのは…!」
Aブルー「なんで、そんなに嫌がるのさ!」
キース 「他には無いのか、湿布薬とか、そういうのは!」
Aブルー「貼っても、いいって?」
キース 「うっ…」

それもなんだか、とキース君、冷汗がタラリ。
どうする…?


2021/03/27 (Sat)

 

☆お尻に効きます


スッポンタケの法要の日なのに、キース君が遅れて来た今。
尻餅事故に遭ったらしくて、お尻がズキズキ痛むわけで…。

Aブルー「湿布よりはさ、絶対、注射がいいと思うよ」
ブルー 「それ、本当に効くのかい?」
Aブルー「もちろんだよ! なにしろ現場で使うヤツでさ」

機関部とかでは、ありがちな事故、とソルジャーの証言。

Aブルー「尻餅でなくても、腰を痛めることが多くて…」
シロエ 「そういう時に効き目を発揮するんですか?」
Aブルー「即効性があって、痛みが直ぐに消えるってね!」

痛めた場所にも、良く効くんだよ、と自信たっぷり。

Aブルー「三日もあれば治るんだけど、それとセットで…」
サム  「湿布かよ?」
Aブルー「早く治すんなら、塗り薬だね!」

そっちも持って来たんだから、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「座薬も使えば、効き目は更に神がかり!」
キース 「座薬だと!?」
Aブルー「そうだよ、お尻にダイレクトに!」

とても効くから、是非、使いたまえ、とプッシュする人。

Aブルー「まずは注射で、それから座薬!」
キース 「だったら、座薬だけ寄越せ!」

俺が自分で使うから、と副住職も必死。

キース 「座薬くらいは、俺でもなんとか…」
Aブルー「そう言わないでさ、入れてあげるから!」

ぼくは上手いよ、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「お尻とは長い付き合いだしね!」
ブルー 「ま、まさか、君は、君のハーレイに…?」
Aブルー「おっと、勘違いしないで欲しいね」

アレを入れてるわけじゃないし、と顔を顰めるソルジャー。

Aブルー「ハーレイが腰を痛めた時だよ、座薬で治療!」
ブルー 「なんだ、ビックリした…」

実は立場が逆かと思った、と生徒会長、ホッと。

ブルー 「寿命が軽く縮んだよ」
Aブルー「失礼だねえ…。で、キースは?」
キース 「俺の尻は、俺が面倒を見る!」
Aブルー「でもねえ…」

デリケートな薬だしさ、と言ってますけど。
難しいと…?


2021/03/28 (Sun)

 

☆縁が無い人たち


スッポンタケの法要の日ですけど、遅刻して来たキース君。
尻餅事故に遭ったんだそうで、法衣に着替えるのも大変で。

キース 「デリケートだろうが、あんたに任せるよりは…」
ぶるぅ 「んとんと、ぼくでも入れられる?」

注射じゃなくて座薬だもんね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「注射器は、ぼくには使えないけど…」
シロエ 「ああ、座薬くらいなら、大丈夫ですよね」
ぶるぅ 「うんっ! 多分、出来ると思うの!」
一同  「「「多分…?」」」

なんだそれは、と一同、ちょっぴり不安に。

スウェナ「ひょっとして、入れたことがないのかしら?」
シロエ 「それは無いでしょう、うんと長生きですからね」
サム  「でもよ、ぶるぅは健康そうだぜ?」

座薬の世話になりそうにねえし、とサム君の意見。

サム  「それによ、一緒に暮らしているのがブルーで…」
シロエ 「座薬とは縁が無さそうですね…?」
ブルー 「無いねえ、そんな薬とはね!」

せいぜい、注射と飲み薬だよ、と生徒会長の仏頂面。

ブルー 「当然、ぶるぅも、座薬とは無縁!」
一同  「「「うわー…」」」

ド素人か、と誰もがドン引き。

シロエ 「つ、つまり、ぶるぅは、経験ゼロなんですね?」
ぶるぅ 「そうだけど…。でも、注射とは違うから…」

座薬に免許は要らないでしょ、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「ちゃんと説明を聞いてやったら、大丈夫そう!」
キース 「いや、そのくらいなら、俺が自分で…!」
ぶるぅ 「でもでも、お尻、見えにくいでしょ?」
キース 「それはそうだが、コツが要るんだ!」

入れ方によっては、アレは痛い、と経験者っぽい発言。

キース 「だから、自分で何とかする!」
Aブルー「経験者なのかな、今の台詞だと?」
キース 「少なくとも、ぶるぅよりかはマシだ!」
Aブルー「でもさ、デリケートな薬だからさ…」
キース 「しつこいぞ、あんた!」

そんな野郎に触らせるか、とキレてますけど。
大丈夫…?


2021/03/29 (Mon)

 

☆痒くなるそうです


スッポンタケの法要の日が来ましたけど、キース君が遅刻。
尻餅事故に遭ったんだそうで、お尻がズキズキ痛む状態で。

キース 「いいから、とにかく座薬を寄越せ!」
ぶるぅ 「そだよ、ぼくでもなんとかなるかも…!」
 Aブルー「でもねえ…。ホントにデリケートなヤツだし…」

オススメしないよ、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「なにしろ、効き目が神がかりだから…」
キース 「副作用でもあると言うのか?」
Aブルー「入れる時にさ、失敗して、皮膚にくっつくと…」

痒くなるって噂なんだよ、と目がマジな人。

Aブルー「半端ない痒さで、場所がお尻だから…」
キース 「…どうなるんだ?」
Aブルー「座っているのもキツイらしいね、痒くって!」

お尻をモゾモゾじゃ済まないってさ、と怖すぎる発言。

Aブルー「手を突っ込んで、掻き毟りたい勢いらしいよ?」
キース 「そ、それは…」
Aブルー「怖いだろう? 法要どころじゃなくなるしさ…」

熟練のぼくに任せたまえ、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「ぶるぅもいるから、変な真似はしないよ」
ぶるぅ 「えとえと…。変な真似って、なあに?」
Aブルー「ズバリ、変態ちっくなことかな!」
キース 「やかましい!」

誰が怪しい薬に頼るか、と副住職の怒声。

キース 「行くぞ、ぶるぅ! 薬は要らん!」
ぶるぅ 「でも、お尻…」
キース 「気合いで座って、気合いで立つ!」

バスにも乗って来たんだからな、と扉の方へ。

キース 「着替えて来る!」
Aブルー「待ってよ、せめて塗り薬を…!」
キース 「どうせデリケートな薬だろうが!」

あんたにしか塗れない代物なんだ、と突き放し。

キース 「あんたは黙って、俺が戻るのを待っていろ!」
Aブルー「そりゃ、ぼくにしか塗れないけどさ…!」
キース 「ほら見ろ、俺の尻には触るな!」
ぶるぅ 「痛くない…?」
キース 「痛いからこそだ!」

付け入られてたまるか、と着替えに出発ですけど。
痛そう…。


2021/03/30 (Tue)

 

☆少なそうな御利益


スッポンタケの法要ですけど、尻餅事故に遭ったキース君。
着替えにも手伝いが必要な有様、なんとも心配な状況で…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースの着替え、済んだよ!」
キース 「始めるぞ、サッサと座ってくれ」
シロエ 「あ、あのぅ…。キース先輩、痛みませんか?」
キース 「気合いだ、根性あるのみだ!」

さあ座れ、の声で座った御一同様、副住職も座布団に。

一同  (((今の、痛そう…)))
Aブルー「キース、そんなに我慢しなくても…!」
キース 「願我~身浄~、如~香~炉~……」

朗々と読経が響き始めて、一見、普通の法要な流れ。

シロエ 『…大丈夫なんでしょうか、キース先輩?』
サム  『ダメだろ、額に脂汗だぜ』
マツカ 『気の毒ですよね、誰か代わりに…』

やってあげては、と飛び交う思念波。

ジョミー『だよねえ、ブルーなら、お布施次第で…』
Aブルー「本当かい!?」
一同  『『『シーッ!』』』

声に出すな、と眉を吊り上げる御一同様。

Aブルー『ご、ごめん…。ブルー、どうかな?』
ブルー 『うーん…。途中で導師交代っていうのは…』
サム  『無理なのかよ?』
ブルー 『そうだね、意識を失ったら別だけれどさ』

それ以外はダメ、と生徒会長、いえ、銀青様の仰せ。

ブルー 『始めた以上は、最後まで責任を持って!』
Aブルー『先に言ってよ、君の方が有難かったのに…!』

伝説の高僧なんだから、とソルジャー、歯噛み。

Aブルー『薬の前に、代理を考えるべきだったよ!』
ブルー 『世の中、甘くないってね!』
Aブルー『しかも御利益、少なそうだし…!』

キースが不調なんだから、と嘆いてますけど。

ブルー 『自業自得と言うんだよ、ソレ!』
シロエ 『お尻にこだわりすぎましたよね…』
サム  『まったくだぜ。キースの努力に感謝しろよな』
Aブルー『代理の方が良かったってば、絶対に!』

ブルーの方が、と叫んでも後の祭りでして。
今月、これにて中継終了~。


2021/03/31 (Wed)





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