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シャングリラ学園つれづれ語り

☆リスクを覚悟で


クリスマスに来るのが決まってしまった、ソルジャーたち。
生牡蠣を注文してお帰りになり、ガチャという話ですけど。

シロエ 「会長も、ぶるぅも、どれか分からないんですし」
キース 「まったくだ。それでこそ、ガチャだ」
ジョミー「あたったら爆死だし、ガチャの逆だけどね」

ガチャは当たってなんぼだしさ、とジョミー君の苦笑。

ジョミー「当たらなかった時が爆死で、課金がパアだし」
サム  「だよなあ…。けどよ、今度のクリスマスはよ…」
スウェナ「あの人があたれば、バッチリ爆死よ!」

そのためだったらリスクも覚悟の上よ、とスウェナちゃん。

スウェナ「私があたって入院したって、誰も恨まないわ」
キース 「俺もだ、親父は怒りそうだがな」
シロエ 「暮れは人手が要りますからねえ、分かります」
ジョミー「でも、大掃除からは逃れられるよ」

そういう意味では楽な年末、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「別の意味で身体にキツイけどさあ、掃除より…」
キース 「ベッドでスマホの方が楽だな」
シロエ 「でも、せっかくのガチャですしねえ…」
サム  「あいつにあたって欲しいよな、うん」

当たりますように…、とサム君、合掌。

サム  「キース、お前も祈っとけよ」
キース 「御本尊様に叱られそうだが…」
ブルー 「それ以前に、相手はブルーなんだよ?」

よく考えてみるように、と生徒会長。

ブルー 「SD体制で苦労どころか、何処の出身だっけ?」
一同  「「「え?」」」
ブルー 「逃げ出す前だよ、改造前のシャングリラで」
一同  「「「あっ…」」」

そういえば…、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「研究所で人体実験でしたっけ…」
キース 「牡蠣にあたるどころの騒ぎじゃないな…」
ブルー 「文字通り、死ぬ目に遭っている筈だけどね?」
ジョミー「じゃあ、牡蠣なんかは…」
ブルー 「あたるくらいのが、美味しいのかも…」

フグだって通はそうだから、と言ってますけど。
マジですか…?


2020/12/16 (Wed)

 

☆有り得ない爆死


今年もクリスマスはソルジャーたちと一緒、決定ですけど。
ソルジャーが注文して帰った生牡蠣、それに期待なのに…。

ジョミー「あたるくらいが美味しいって…。フグが?」
ブルー 「うん。通は、しびれるのが好みらしいよ」
シロエ 「しびれって…。死んでしまうじゃないですか!」
ブルー 「だから、軽めに! 死なない程度に」

唇とかがビリビリとね…、と生徒会長、怖い台詞を。

ブルー 「フグでそれだから、ブルーの場合も…」
キース 「生牡蠣は、あたるくらいが美味いのか!?」
ブルー 「どうだろう? 吐き気や下痢だし…」
シロエ 「違うと思いたいですが!」

喜ばせたくはないんですよ、とシロエ君の悲鳴。

シロエ 「そんな、あたって美味しいだなんて!」
サム  「でも、あいつなら、ありそうだぜ…」
スウェナ「それより、耐性があるんじゃないかしら?」

大抵の毒は効かなかったような…、とスウェナちゃん。

スウェナ「人体実験で試されすぎて、薬物だって…」
キース 「そうだった…。そうなると、牡蠣も…」
ブルー 「平気かもねえ、毒としては基本の内だしさ」
一同  「「「うわー…」」」

もしかして墓穴を掘っただろうか、と誰もがガクブル。

シロエ 「ガチャで爆死は、絶対しないわけですね?」
ブルー 「そう思った方がいいだろうねえ…」
キース 「あっちのぶるぅも、あたらんだろうな…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぶるぅの胃袋、凄いからね!」

食あたりなんかしないもん! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「でもでも、牡蠣は直接買いに行くから…」
ブルー 「あたる確率は低いと思うよ?」

その辺で売ってるヤツよりはね、と生徒会長の慰め。

ブルー 「とはいえ、ゼロとは言えないのがねえ…」
キース 「キャプテンも恐らく、平気だろうな…」
ブルー 「あの人は普通なんじゃないかな?」
シロエ 「本当ですか? じゃあ…」

代わりにあたって頂きましょう、とニヤリ。
それもいいかも…。


2020/12/17 (Thu)

 

☆爆死はヤバい人


クリスマスはソルジャーたちとパーティー、お約束の展開。
ソルジャーが注文して帰った生牡蠣、爆死に期待の筈が…。

シロエ 「誰かさんの代わりに、キャプテンが爆死ですよ」
ジョミー「あの人にだって、やっぱり恨みはあるもんね…」
キース 「なんだかんだで、セットものだからな」

普段は姿を見せないんだが…、とキース君も苦い顔付き。

キース 「あの馬鹿が色々やらかす裏には、あの人がだ…」
シロエ 「いるのは間違いないですからねえ…」
サム  「例のキノコも、そのせいだしよ」
スウェナ「そうね、キャプテンがあたればいいのよ」

当分、静かになると思うわ、とスウェナちゃん。

スウェナ「懲りてくれれば、足も遠のくかもしれないし…」
シロエ 「いいですね、それ!」
キース 「学習能力があれば、だがな」
ブルー 「それはいいけど、時期が問題なんだよねえ…」

分かってるかな、と生徒会長の問い。

ブルー 「あたるのは、キャプテンなんだけど?」
シロエ 「シャングリラなら、休暇モードでしょう?」
サム  「うんうん、SD体制の世界でもよ…」
キース 「クリスマス辺りから、平和な筈だが?」

ニューイヤーもパーティーなんだしな、とキース君。

キース 「俺より、よっぽど暇だと思うぞ」
ブルー 「そこなんだよ。暇だってことは、ブルーとは?」
一同  「「「え?」」」
ブルー 「ブルーと過ごせる時間はどうかな、って」

夫婦水入らずの時期の筈だよ、と生徒会長の指摘。

ブルー 「そんな時期にさ、牡蠣にあたって寝込んだら…」
一同  「「「うわー…」」」

とんでもないことになりそうな気が、と誰もが顔面蒼白。

シロエ 「か、会長…。ヤバくないですか、それ?」
ブルー 「思いっ切りヤバいと思うけれどね?」
ジョミー「誰が言い出したんだっけ、牡蠣…」
キース 「俺の記憶が確かなら、シロエだ」
サム  「シロエだよなあ?」

シロエだ、シロエだ、とシロエ君に視線が集中。
戦犯ですか…?


2020/12/18 (Fri)

 

☆避けたい生牡蠣


クリスマスはソルジャーたちとパーティー、問題は生牡蠣。
ソルジャーが注文したんですけど、あたった時が大変で…。

ジョミー「どうするのさ、キャプテンがあたったら…」
サム  「シロエが言わなきゃ、生牡蠣なんてよ…」
スウェナ「メニューに入らないわよねえ?」
シロエ 「そ、そうでしょうか…? でも、旬ですし…」

パーティーには似合いの食材ですよ、とシロエ君、必死。

シロエ 「ですから、ぼくが言わなくても…」
ぶるぅ 「んとね、生でなければ、出したかもだけど…」
キース 「生牡蠣ってヤツは出さないんだな?」
ぶるぅ 「そだよ、キースが忙しくなる時期だから…」

あたるリスクは避けたいもんね、と流石な気配り。

ぶるぅ 「あたっちゃったら、除夜の鐘の準備とかが…」
サム  「うんうん、マジで滞るもんな」
キース 「聞いたか、シロエ? お前が戦犯ということだ」
シロエ 「せ、戦犯ですか…?」

まだ、キャプテンはあたってません、とシロエ君、真っ青。

シロエ 「なのに、戦犯は酷いです!」
キース 「だが、責任の所在はだな…」
ジョミー「ハッキリさせておきたいよねえ?」

誰かさんが怒鳴り込んで来た時に備えて、とジョミー君。

ジョミー「シロエを突き出せば、丸く収まるってことで」
キース 「どうされるのかは知らんがな」
サム  「拉致なんでねえの? 看護要員で」
スウェナ「ありそうだわねえ…」

あの人がやる筈がないし、とスウェナちゃんの苦笑。

スウェナ「洗面器を抱えて走るわけよね」
キース 「掃除と洗濯もやらされそうだな」
ブルー 「だろうね、頑張って働いてくれたまえ」

それが嫌なら頭を使え、と生徒会長の突き放し。

ブルー 「生牡蠣を却下して、別メニューとかね」
ぶるぅ 「そだね、前の日までなら、替えられるから」
シロエ 「ぼくがメニューを考えるんですか?」
ブルー 「無理なら、生牡蠣で決定だよ」

午前0時ギリギリまで待とう、という提案。
どうなるやら…。


2020/12/19 (Sat)

 

☆止めて駄目なら


やって来ました、クリスマスイブ。生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーたちの登場待ちで、注目を浴びているシロエ君。

サム  「おい、どうすんだよ、生牡蠣の件」
ぶるぅ 「シロエ、なんにも言って来なかったし…」
ブルー 「仕入れるしかないよね、ぶるぅとしてもさ」
ぶるぅ 「そうなの! 大丈夫だとは思うけど…」

あたるリスクはゼロじゃないもん、と心配そうなお子様。

ぶるぅ 「シロエ、ホントにこれで良かったの?」
シロエ 「ぼくも色々、考えました!」
キース 「でもって、腹を括ったんだな?」
シロエ 「はい! キャプテンを止めるのが一番ですが…」

駄目だった時は、生贄ですよ、とシロエ君が立てる親指。

キース 「いい覚悟だ。頑張って看病して来い」
シロエ 「いえ、行くのは、ぼくじゃありませんから」
一同  「「「は?」」」
シロエ 「喜んで志願しそうな人材を思い付きました!」

任せておけば安心です、とシロエ君、ニッコリ。

ジョミー「そんな人って、誰かいたっけ?」
キース 「いや、知らないが…」
シロエ 「皆さんも、聞けば納得ですよ。あ、そろそろ…」
??? 「こんにちはーっ!」

来たよ、とソルジャー御一行様(会話表記はAつき)登場。

Aブルー「さあ、賑やかにパーティーしよう!」
A船長 「皆さん、よろしくお願いします」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ いっぱい食べるんだもんね!」
ぶるぅ 「いらっしゃい! 御馳走の用意、するからね!」

たちまちズラリと並んだ御馳走、生牡蠣もドッサリ。

Aブルー「ありがとう、生牡蠣も用意してくれたんだ?」
A船長 「地球ならではの海の幸ですね」

美味しそうです、とキャプテン、生唾ですけど。

シロエ 「あの…。召し上がらない方がいいと思います」
A船長 「は? 私が、ですか?」
シロエ 「ええ。生牡蠣は、たまに、あたりますから…」
Aブルー「そうだったねえ!」

新鮮でもあたるらしいよね、と知っていた人。
承知の上…?


2020/12/20 (Sun)

 

☆食べまくる人たち


ソルジャーたちを迎えてパーティーな、クリスマスイブ。
生牡蠣もドッサリありますけれど、リスクを承知だった人。

Aブルー「ぼくはあたっても平気なんだけど、普通はね…」
A船長 「大変だそうですね、あたったことはないですが」
シロエ 「ご存じなら、召し上がらないで下さい!」
Aブルー「何を言うのさ、ケチケチしない!」

こんなチャンスはそうそう無いよ、とソルジャー、即答。

Aブルー「年に一度の、ハーレイが寝込んでも大丈夫な…」
A船長 「クリスマスとニューイヤーの時期ですからね」

生牡蠣、食べ放題ですよ、とキャプテン、早速、口に。

A船長 「美味しいです! この生牡蠣は最高ですね」
Aブルー「どれどれ? ホントだ、これはいいねえ!」
ぶるぅ 「朝一番に仕入れて来たの! 天然ものだよ!」
A船長 「地球の海から直送ですか、もうこれだけで…」

来た甲斐があったというものです、と御機嫌なキャプテン。

A船長 「これは幾つでも食べられますよ」
Aぶるぅ「ぼくも、ぼくもーっ!」
サム  「すげえ食いっぷり…」
キース 「殻を撒き散らしながら、ペロリだな…」

大食漢の胃袋に消えても、どんどん追加される生牡蠣。

A船長 「他の御馳走も素晴らしいですが…」
Aブルー「生牡蠣の食べ放題っていうのがいいねえ!」
キース 「やはり止められなかったか…」
Aブルー「何か問題があるのかい?」

あたる件なら承知してるよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「あたっちゃっても、御愛嬌ってね!」
シロエ 「で、ですが…」
Aブルー「なにさ、ハッキリ言いたまえ」
シロエ 「そ、そのぅ…。お困りになるのでは…」

せっかくの長期休暇がパアで、とシロエ君、俯き加減。

シロエ 「キャプテンが寝込んでしまわれると…」
Aブルー「シャングリラなら、大丈夫!」
シロエ 「いえ、そうじゃなくてですね…」
Aブルー「誰が困るんだい?」

もっとハッキリ、と言ってますけど。
生牡蠣、食べまくり…。


2020/12/21 (Mon)

 

☆寝込むと困る理由


クリスマスイブは、ソルジャーたちを迎えてパーティー。
ソルジャーがリクエストした生牡蠣、大好評ですけれど…。

Aブルー「ぼくのハーレイが寝込むと、誰が困るって?」
シロエ 「ズバリ言うなら、あなたですけど」
Aブルー「ぼくだって!?」

なんで、とソルジャー、不思議そうな顔。

Aブルー「ハーレイが牡蠣にあたっても、船の仲間には…」
A船長 「私がきちんと言い訳しますし、ブルーには…」

何の迷惑もかかりませんよ、とキャプテンも。

A船長 「それより、せっかくの牡蠣を楽しみませんと」
Aブルー「そうだよねえ!」
シロエ 「で、でも…。夜にお困りになりませんか?」
Aブルー「夜? そりゃまあ、夜中に何回もさ…」

トイレは大変だろうけど、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「だけど、ハーレイは頑丈だしね!」
A船長 「悪いのは耳だけですからね」
シロエ 「いえ、そのぅ…。夜のお楽しみの件なんです…」

ぼくは詳しくないんですけど、と声が小さくなるシロエ君。

シロエ 「いつも法要をなさってらっしゃる、アレですよ」
Aブルー「あっ…!」
A船長 「ど、どうしましょう、ブルー…」

もう手遅れだと思いますが、とキャプテン、顔面蒼白。

A船長 「すみません、寝込んでしまった場合は…」
Aブルー「分かってるってば、お預けだ、ってね」

仕方ないけど、とソルジャー、超特大の溜息を。

Aブルー「注文したのは、ぼくなんだしさ…」
シロエ 「じゃあ、いいんですか?」
Aブルー「ちっとも良くない!」

生牡蠣を勧めたのは誰だったっけ、と赤い瞳に物騒な光。

Aブルー「美味しいからねえ、夜の生活に関してはさ…」
A船長 「許して頂けるのですね?」
Aブルー「もちろん、君は許すってば。でもねえ…」
A船長 「言い出した人を処分なさるのでしょうか?」
Aブルー「当然だよね!」
一同  (((や、やっぱり…)))

死亡フラグだ、と皆の視線がシロエ君に。
逃げられますか…?


2020/12/22 (Tue)

 

☆拉致監禁より看病


ソルジャーたちを迎えてのクリスマス、生牡蠣が大好評。
けれど生牡蠣はあたるわけでして、それが問題になった今。

Aブルー「言い出しっぺは、処分するしかないだろう?」
A船長 「ですが、世界が違いますから…」
Aブルー「問題無いよ、今は冬休みの最中だからね」

拉致監禁しても問題無し! とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「そして、生牡蠣の言い出しっぺは…」
キース 「断っておくが、俺ではないぞ」
ジョミー「ぼくも違うよ!」
サム  「俺も誓って潔白だぜ」

違うと主張しまくる面々、視線は揃ってシロエ君の上に。

Aブルー「シロエだったと思ってたけど、シロエかな?」
シロエ 「はい、そうです!」

逃げも隠れもしませんから、と天晴な名乗り。

シロエ 「拉致監禁はかまいませんけど、それよりも…」
Aブルー「拷問の方がお好みなのかな?」
A船長 「人体実験かもしれませんよ」

好奇心旺盛な方ですからね、とキャプテン、怖すぎる台詞。

A船長 「機械弄りに役立てたいとか、有り得ますから」
Aブルー「なるほどねえ…。じゃあ、腕によりをかけて!」
シロエ 「いえ、看病をさせて頂きたいと…」

お世話が大変でしょうから、とシロエ君の提案。

シロエ 「全快なさるまで、つきっきりで頑張りますよ」
Aブルー「聞いたかい? なんとも頼もしいねえ!」
A船長 「ええ、安心して食べられますね」

生牡蠣を、とキャプテン、再び頬張る生牡蠣。

A船長 「万一の時は、よろしくお願いします」
シロエ 「任せて下さい、体格はいいし、頑丈ですし」
Aブルー「君がかい?」
シロエ 「そう見えますか?」

こんなに細い腕なんですが、とシロエ君が差し出す腕。

シロエ 「体格だって、腕に見合っています」
Aブルー「えっと…? サムに代理を頼むだとか…?」
シロエ 「違いますってば、ズバリ、教頭先生です!」
一同  「「「ええっ!?」」」

そう来たか、と誰もがビックリ仰天。
教頭先生ですって…?


2020/12/23 (Wed)

 

☆派遣向きな人材


クリスマスはソルジャーたちとパーティー、生牡蠣が好評。
けれどリスクが高いわけでして、あたった場合が問題で…。

キース 「おい、教頭先生を派遣する気か!?」
シロエ 「そうですけど?」

喜んで行って下さるでしょう、とシロエ君、ニコニコ。

シロエ 「看病の間は、ずっと青の間で暮らせますしね」
ジョミー「あー…。顔だけはブルーにそっくりだもんね」
サム  「二十四時間一緒なだけで、嬉しいってか?」

たとえキャプテンの看病でもよ、とサム君たちも納得。

サム  「教頭先生、ブルーにぞっこんだしなあ…」
ブルー 「実に迷惑な話だけどね!」
Aブルー「じゃあ、借りてっていいのかな?」
シロエ 「どうぞどうぞ、ご遠慮なく」

ぼくの代わりに、こき使って下さい、と悪魔の微笑み。

シロエ 「本当に頑丈ですからね」
Aブルー「うん、知ってる。オモチャにもいいねえ…」
A船長 「あの方は鼻血体質でらっしゃいますが?」
Aブルー「だからこそだよ、看病の合間に色々とね!」

ぼくの着替えも披露しなくちゃ、と楽しそうな人。

Aブルー「もちろん、お風呂も一緒に入って…」
A船長 「そ、それは私が困るのですが!」
Aブルー「浮気じゃないよ、背中を流して貰うだけ!」
A船長 「なら、いいですが…」

浮気をされては浮かばれません、とキャプテン、悪い顔色。

A船長 「私がお相手出来ないのは仕方ないですが…」
Aブルー「分かってるってば、君は苦しんでるんだし…」

その側で浮気なんかはしないよ、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「だから安心して、生牡蠣を存分にね!」
A船長 「はい、ありがとうございます!」

頂きます、とキャプテンが美味しそうに頬張る生牡蠣。

A船長 「万が一があっても、これで心配要りませんしね」
Aブルー「シロエのアイデアに感謝だよ、うん」
シロエ 「いいチョイスでしょう?」
Aブルー「最高だよ!」

いっそあたって欲しいくらい、と弾ける笑顔。
爆死希望…?


2020/12/24 (Thu)

 

☆あたらない牡蠣


ソルジャーたちとクリスマスパーティー、大好評な生牡蠣。
あたった場合が大変ですけど、シロエ君が素晴らしい案を。

Aブルー「ハーレイがあたった時には、ハーレイが二人!」
A船長 「そうなりますねえ、寝込んだ私と、こちらの…」
Aブルー「ヘタレなハーレイが揃うわけだよ!」

なんとも素敵な光景だよね、とソルジャー、ウットリ。

Aブルー「君の看病に励むハーレイも、なかなかに…」
シロエ 「いいものでしょう?」
Aブルー「うん、君が来るより、よっぽどいいよ!」

是非とも見てみたいんだけど…、とウキウキと。

Aブルー「でもねえ、あたってくれるかどうかは…」
ブルー 「ハッキリ言うけど、確率は低いよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 凄く綺麗な海の牡蠣だし!」

夏の生牡蠣で有名なトコだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「岩牡蠣って言うの、夏でもあたらないの!」
ブルー 「そうなんだよねえ、岩牡蠣は養殖なんだけど」
Aブルー「ちょっと待ってよ、牡蠣って、夏はさ…」

生で食べないモノなんじゃあ…、とソルジャーの問い。

Aブルー「何処かで聞いたよ、夏はダメだと!」
ブルー 「そうだよ、世間一般にはさ…」
ぶるぅ 「Rのつく月しか、食べちゃダメなの!」
Aブルー「やっぱりねえ…。それなのに、夏も生だって?」

つまり、生でもあたらないんだね、とソルジャー、念押し。

Aブルー「普通はあたる夏でも、あたらないんなら…」
ブルー 「旬の季節だと、尚更だよね」
Aブルー「…あたらないわけ?」
ぶるぅ 「えっとね、運かな?」

運の問題かな、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が傾げる首。

ぶるぅ 「確率はゼロじゃないと思うの、牡蠣だから」
ブルー 「貝の性質上、ゼロではないね。それに生だし…」
Aブルー「ぼくとしては、あたって欲しいんだけど!」
A船長 「なんですって!?」
Aブルー「君が二人に増えるんだからね!」

夢のようじゃないか、と赤い瞳がキラキラと。
爆死しろと…?


2020/12/25 (Fri)

 

☆あたって欲しい人


クリスマスパーティーの御馳走に生牡蠣、大好評ですけど。
あたった場合が悲惨なブツで、キャプテンが心配なのに…。

Aブルー「ハーレイ、もっと食べたまえ! 生牡蠣を!」
A船長 「美味しいから…ではなさそうですね?」
Aブルー「君があたれば、素敵な年末になりそうだしね!」

青の間に君が二人なんだよ、とソルジャー、ウットリ。

Aブルー「見ているだけで、きっと心が潤うってば!」
A船長 「私が苦しんでいても…ですか?」
Aブルー「君の苦痛は、美味しい生牡蠣でチャラ!」

美味しく食べた結果だしね、とニコニコニコ。

Aブルー「どんどん食べて、確率アップ!」
A船長 「はあ…。まあ、美味しいのは確かですしね」

この際、大いに味わいます、とキャプテンが頬張る生牡蠣。

A船長 「おっと、そちらのターキーも頂けますか?」
ぶるぅ 「キャビアもあるし、他のも好きなだけどうぞ!」
A船長 「ありがとうございます!」
Aブルー「ほら、他のみんなも食べて、食べて!」

クリスマスだしね、とソルジャーが突き上げる拳。

Aブルー「今夜は寝落ちするまで騒いで、明日はさ…」
Aぶるぅ「サンタさんだーっ!」
ぶるぅ 「楽しみーっ!」
Aブルー「ぼくも楽しみだよ、牡蠣の結果が!」

いつ頃、結果が出るんだろう、と首を傾げる人。

Aブルー「明日の朝には出てるかな?」
ブルー 「そうだね、多分…」
Aブルー「あたりますように!」

ハーレイがあたってくれますように、とソルジャー、合掌。

Aブルー「キースも祈ってくれるよね?」
キース 「はあ?」
Aブルー「確率アップの祈願だってば!」
キース 「そう来たか…」

まあいいが、と副住職が唱えるお念仏。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「いいねえ、あたりそうな感じで!」
シロエ 「クリスマスにお念仏ですか…」
Aブルー「細かいことは気にしない!」

要はあたればいいんだからさ、と弾ける笑顔。
どうなるんでしょう…?


2020/12/26 (Sat)

 

☆お念仏もいけます


あたると怖い生牡蠣ですけど、あたるのを期待している人。
ソルジャーがキャプテンに勧めまくって、それは賑やかで。

Aブルー「キース、もっと心をこめて、お念仏をね!」
ジョミー「鐘と木魚もいいんじゃないかな、お念仏だし」
スウェナ「でも、クリスマスよ?」
キース 「いや、いける。ちゃんと前例があるからな」

任せておけ、と副住職の太鼓判。

キース 「ぶるぅ、鐘と木魚を頼む」
ぶるぅ 「オッケー!」

たちまち用意で、副住職が鐘と木魚で朗々と。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏♪」
ぶるぅ 「わぁっ、ジングルベルだあ!」
Aブルー「へええ…。南無阿弥陀仏で歌えるんだね」
キース 「布教師をやっている大先輩に教わったんだ」

クリスマスでもお念仏だ、とジングルベルのメロディーで。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏~♪」
Aブルー「いいねえ、ハーレイがあたりますように!」

みんなも歌って、とソルジャーの音頭。

Aブルー「ほら、生牡蠣にあたるようにね、お念仏!」
一同  「「「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏~♪」」」

ジングルベルだけに抵抗ゼロで、歌って騒いで、お念仏。

一同  「「「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏~♪」」」
ぶるぅ 「あのね…。サンタさん来るから、寝てもいい?」
ブルー 「うん、ぶるぅも一緒に寝ておいで」
ぶるぅズ「「はーい!」」

おやすみなさぁーい! とお子様が去っても、パーティー。

Aブルー「どんどん食べて、寝落ちするまで!」
キース 「当然だ! 食べて飲まずにやってられるか!」
ジョミー「ジングルベルで南無阿弥陀仏だもんね…」

凄いクリスマス、と笑い合う間に、一人、二人と寝落ちで。

ぶるぅ 「おはよーっ! サンタさん、来てくれたよー!」
Aぶるぅ「見て見て、アヒルちゃんのお風呂グッズ!」
Aブルー「あれっ、寝ちゃってた…。ハーレイは?」
シロエ 「寝てますよ」

凄いイビキで、とシロエ君が指差すキャプテン。
体調は…?


2020/12/27 (Sun)

 

☆爆死したガチャ


ジングルベルのメロディーでお念仏、凄かったクリスマス。
一夜が明けてクリスマス当日、サンタは無事に来ましたが。

Aブルー「気持ち良さそうだけど、あたったのかな?」
ブルー 「あたっていたら、爆睡なんかは出来ないかと…」
Aブルー「お酒が睡眠薬ってことは?」
ブルー 「うーん…。まるで無いとは言えないかもね」

それなら吐き気は感じないかも、と生徒会長。

ブルー 「でもねえ、お腹を壊す方はさ…」
キース 「腹が鳴るとか、それっぽいのがあると思うぞ」
Aブルー「ええっ? それじゃあ…」
A船長 「うーん…。あっ、皆さん、おはようございます」

いい朝ですね、とキャプテン、爽やかにお目覚め。

A船長 「あの…。何か?」
Aブルー「ハーレイ、身体は?」
A船長 「ああ、牡蠣ですか…。申し訳ないですが…」

この通り、ピンピンしておりますし、と詫びるキャプテン。

A船長 「看病の必要は無さそうですね」
Aブルー「酷いよ、ハーレイが二人になる筈だったのに!」
キース 「気の毒だったな、見事に爆死だ」
シロエ 「ガチャに爆死はつきものですしね」

仕方ないですよ、とシロエ君、クスクスと。

シロエ 「皆さん、元気で、いい新年を迎えて下さい」
A船長 「ありがとうございます。皆さんの方も」
Aブルー「和やかに挨拶なんかいいから!」

もっと生牡蠣、とソルジャー、泣きそうな顔。

Aブルー「ぶるぅ、仕入れて来てくれる?」
ぶるぅ 「いいけど、今日は帰るんでしょ?」
シロエ 「お帰りになった後までは、ですね…」
ブルー 「面倒見られないからね!」

自己責任でやってくれたまえ、と生徒会長の突き放し。

ブルー 「君が看病して、年末年始を潰すんだね」
Aブルー「ちょ、そんなのは困るって!」
ブルー 「じゃあ、諦めるしかないってば」
Aブルー「せっかくのチャンスだったのにーっ!」
シロエ 「それを爆死と言うんですよ」

ガチャはそういうものですから、と宣告が。
爆死エンド…。


2020/12/28 (Mon)

 

☆大晦日は元老寺


生牡蠣でガチャだったクリスマスも終わり、今日は大晦日。
今年も元老寺で除夜の鐘でして、路線バスで到着した面々。

シロエ 「寒いですねえ、バスの中は暖かかったのに…」
サム  「しょうがねえだろ、予報は雪だぜ」
マツカ 「車を出せば良かったですね」
スウェナ「それよ、どうして思い付かなかったのかしら…」

VIP待遇な人もいるのに、とスウェナちゃんの溜息。

シロエ 「会長ですよね、あっ、あのタクシー!」
サム  「黒塗りだしよ、間違いねえな」

寒風の中、山門を目指して歩く途中に、追い越すタクシー。

ぶるぅ 「かみお~ん♪」
ブルー 「こんにちはーっ!」

ちゃんと来たね、と窓から手を振る、いわゆるVIP。

シロエ 「悔しいです…」
サム  「あっちは銀青様だもんなあ…」

山門前に横付けなタクシー、降り立った生徒会長の笑顔。

ブルー 「ほら、早く! 中に入れば暖かいからね」
シロエ 「言われなくても、分かってます!」
キース 「山門の前で怒鳴るな、シロエ」

みっともないから、早く庫裏へ、と法衣の副住職が登場。

ジョミー「庫裏は暖房、効いてるよね?」
キース 「もちろんだ。銀青様に失礼があってはいかん」

どうぞお入りを、と庫裏に案内されまして。

キース 「俺は準備で忙しいから、何も出来んが…」
ブルー 「いいって、ぶるぅがいるからね」
ぶるぅ 「コーヒーも紅茶も、ココアも淹れるよ!」

お菓子もあるし、と早速、テキパキ働くお子様。

ぶるぅ 「はい、熱いから気を付けてね!」
ジョミー「ありがとう!」
シロエ 「もう大晦日なんですねえ…」

誰かさんのガチャが爆死で良かったですよ、とシロエ君。

シロエ 「もし、キャプテンが牡蠣にあたっていたら…」
サム  「教頭先生、年末年始は拉致されてたよな」
ブルー 「でもって、ブルーが毎日、自慢しに来てたよ」
一同  「「「うわー…」」」

嫌すぎるコースだ、と誰もがガクブル。
そんな年末年始は勘弁…。


2020/12/29 (Tue)

 

☆ヘマが多かった人


今年も大晦日は元老寺で除夜の鐘、庫裏に集っている面々。
夜になるまで待機ですけど、キース君だけは多忙な時間。

ジョミー「教頭先生の拉致だけで、終わらなかったんだ?」
ブルー 「だって、相手はブルーだよ?」
シロエ 「そこまでは考えていませんでした…」

生牡蠣ガチャが爆死で、本当に良かったです、とシロエ君。

シロエ 「危うく、ぼくも年越しで吊るし上げですよ」
サム  「当然だぜ。来年はヘマをするんじゃねえぞ」
スウェナ「今年は何度か、やらかしたわよね」
シロエ 「言わないで下さい…」

戦犯はキース先輩の専売特許だったのに、と反省モード。

シロエ 「キース先輩の祟りでしょうか?」
マツカ 「まだ生きてると思いますけど…」
ジョミー「生霊かな?」
サム  「そこまで執念深くはねえだろ」

単にシロエが間抜けなだけだぜ、とサム君、キッパリ。

サム  「除夜の鐘で、きちんと祓っとけよな」
シロエ 「そうします!」

来年こそは心機一転、と誓うシロエ君、やがて日も暮れ…。

キース 「晩飯が済んだら、準備を頼むぞ」
ブルー 「分かってるってば、ちゃんと着替えるよ」
ぶるぅ 「ぼくも、お供の小僧さんだもーん!」

除夜の鐘だあ! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の弾ける笑顔。

ぶるぅ 「ブルーは偉いから、暖かいテントがあるもんね」
ジョミー「どうせ、ぼくたちはテント無しだよ…」

寒い所で行列なんだ、と愚痴る間に、生徒会長たちは出発。

シロエ 「会長、ホントにVIPですよね…」
ジョミー「緋色の衣はダテじゃないよね」
サム  「俺たちも、早く出世をしてえよな」
ジョミー「お断りだし!」

縁起でもない、と拒否る僧籍な人。

ジョミー「でも、除夜の鐘は撞いちゃうけどね」
シロエ 「ぼくも撞きますけど、お坊さんとは無関係です」
スウェナ「あらまあ、今年も凄い行列だわよ」
マツカ 「出遅れたみたいですね…」

おまけに雪まで、と御曹司が吐く白い息。
降り始めましたね…。


2020/12/30 (Wed)

 

☆除夜の鐘でお祓い


今年もいよいよ締め括りでして、除夜の鐘の列に並ぶ面々。
雪まで降って来たんですけど、行列している人がズラリと。

シロエ 「この様子だと、撞ける頃には年が明けてますね」
ジョミー「1時とかにならなきゃいいけどね…」
キース 「なんだ、こんなに後ろの方か。ご苦労だな」

サッサと並ばないからだ、とキース君が横目で見て通過。

ジョミー「なにさ、アレ!」
スウェナ「シーッ! おぜんざいにありつけなくなるわよ」
シロエ 「そうですよ。イライザさんに告げ口されたら…」
サム  「この寒いのに、お接待無しはキツすぎるぜ」

逆らうんじゃない、と皆が諭す中、銀青様がテントの外へ。

マツカ 「時間ですね」
シロエ 「雪だと、雰囲気ありますねえ…」
スウェナ「テレビ局の取材が無いのが残念だわね」

有名どころのお寺に行ってるから、とスウェナちゃん。

スウェナ「でも、元老寺だって人気なのよね」
サム  「ブルーが来るのもデカイよな」
シロエ 「超絶美形の高僧ですしね。あっ、撞きますよ」

ゴーン…、と緋色の衣の生徒会長が最初の鐘を。

ジョミー「うん、アレだけは憧れるかな…」
スウェナ「目立つからでしょ?」
ジョミー「そう! でも、お坊さんにはなりたくないし…」
サム  「来年こそは、って、ならねえのかよ?」

修行に行くなら付き合うぜ、とサム君が立てる親指。

サム  「今からでも、充分、間に合うからよ」
ジョミー「行かないってば!」
シロエ 「失言するヤツ、ジョミー先輩にお譲りしますよ」
ジョミー「それも要らない!」

除夜の鐘で祓っておかなくちゃ、とジョミー君。

ジョミー「来年はいい年にしたいんだから!」
サム  「俺もだぜ。お互い、いい年にしような」
シロエ 「来年は失言しませんように…」
スウェナ「巻き添えを食らいませんように…」
マツカ 「除夜の鐘で、しっかり祓っておきましょう」

そうすれば、来年は、いい年に、と誓う御一同様。
皆様も、どうぞ良いお年を~。


2020/12/31 (Thu)






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☆年の瀬とゲスト


さて、師走。年の瀬な休日、生徒会長宅に集っている面々。
クリスマスには早いとあって、いつもの調子ですけれど…。

シロエ 「なんだかんだで、クリスマスですよね、じきに」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくと、ぶるぅの誕生日!」
ジョミー「そうなんだよねえ、ぶるぅに罪は無いけどさ…」
サム  「なんか余計なヤツが湧くよな…」

引っ込んでてくれればいいのによ、とサム君、ブツブツ。

サム  「あっちでもパーティー、ある筈なのによ…」
スウェナ「お正月は来ないから、仕方ないわよ」
シロエ 「確かに、そっちは平和ですよね」
キース 「ああ。除夜の鐘も初詣も、邪魔されないしな」

そこはいいんだが、クリスマスが…、とキース君も溜息。

キース 「俺もせっかく、祝えるようになったのに…」
ジョミー「キースの家って、クリスマスが無いんだよね?」
キース 「今どき、何処の寺でも常識なのにな…」

庫裏にツリーがあるというのは、と副住職の嘆き節。

キース 「だが、俺の家には、未だに無いんだ!」
ブルー 「それは仕方ないと思うけれどね?」
キース 「何故、そうなる?」
ブルー 「ズバリ、小さな子供じゃないから!」

とっくに大学も卒業済みだし、と生徒会長。

ブルー 「アドス和尚も、孫でも出来ない限りはねえ…」
シロエ 「方針を変える気は無いでしょうねえ…」
キース 「そんな日は、永遠に来ないんだが!」
ブルー 「なら、諦めるしかないだろう?」

切っ掛けが無ければ寺は変えられないよ、と銀青様の仰せ。

ブルー 「代替わりだとか、跡継ぎ誕生とかね」
サム  「だよなあ、おまけにアドス和尚だしよ…」
スウェナ「頑固さが半端ないものねえ…」

家でクリスマスは諦めなさいよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「どうせ毎年、此処でパーティーでしょ?」
キース 「だが、そのパーティーに余計なヤツらが…」
シロエ 「来るんですよね…」

今年も来ますよ、とシロエ、お手上げのポーズ。
年中行事…。


2020/12/01 (Tue)

 

☆仲間になったら


師走と言えばクリスマスですけど、余計な面子が来る行事。
ソルジャーたちが乱入でして、どうしようもない有様で…。

キース 「ヤツらを断ることが出来ればいいんだが…」
サム  「それは無理だぜ、必殺技を持ってやがるしよ」
シロエ 「SD体制を持ち出されたら、勝てませんよね」
ジョミー「その件だけは、嘘じゃないしね…」

ホントに怖い世界らしいし、とジョミー君、肩をブルッと。

ジョミー「サイオンを持っているのがバレたら、処分でさ」
キース 「あの馬鹿は、のうのうと生きてやがるんだがな」
スウェナ「だけど、真面目に救出しているのよねえ…」
シロエ 「信じられない話ですけど、そうなんですよね」

自分の仲間には親切なんですよ、とシロエ君の大きな溜息。

シロエ 「命懸けで助けて、船で面倒見るんですから」
ジョミー「じゃあ、ぼくたちも仲間に認定されたらさ…」
一同  「「「え?」」」
ジョミー「親切にして貰えないかな、今と違って!」

命懸けで助けなくていいから、親切に、とジョミー君。

ジョミー「せめて迷惑をかけずにいるとか、少しだけでも」
シロエ 「いいかもですけど、どうやるんです、ソレ?」
サム  「なんか条件が難しそうだぜ、それってよ…」
キース 「条件もだが、認定された所でだな…」

何のメリットがあると言うんだ、とキース君の苦い顔付き。

キース 「全く無いような気がするんだが?」
ジョミー「そうかな、仲間には親切なんだよ?」
キース 「救出する時だけじゃないのか、それは」

アフターサービスは皆無という気が…、と副住職。

一同  「「「アフターサービス?」」」
キース 「ああ。救助して船に乗せた後だな」

恐らく放置プレイなのでは…、とキース君が顎に当てる手。

シロエ 「放置ですって?」
キース 「考えてもみろ、青の間も掃除しないヤツだぞ」
ジョミー「そういえば…」
キース 「どう思う?」

親切にしてくれるだろうか、という疑問。
無理なのかも…?


2020/12/02 (Wed)

 

☆仲間でもドツボ


クリスマスにやって来る迷惑な面子が、ソルジャーたち。
ソルジャーの仲間に認定されれば、マシな説が出ましたが。

シロエ 「うーん…。放置なのかもしれませんねえ…」
サム  「お掃除部隊が突入するのが、青の間だっけな」
キース 「しかも見かねて突入なんだぞ、お掃除部隊は」
ジョミー「ゴミ屋敷だってことだよね…」

ちょっと汚れたどころじゃなくて、とジョミー君。

ジョミー「あっちのぶるぅも、ゴミの中から発見だっけ…」
キース 「卵の状態だったらしいが、サンタに貰って…」
スウェナ「ニューイヤーのパーティーの後まで、放置よね」
キース 「一週間どころの騒ぎじゃないぞ、放置期間が」

そんな輩に期待出来るか、とキース君の指摘。

キース 「仲間には親切どころか、迷惑をかける方だろう」
シロエ 「言われてみれば、そうかもですね…」
サム  「時間外労働もさせていねえか、自分の都合で」
一同  「「「あー…」」」

やってるんだった、と誰もがピンとくる時間外労働。

サム  「例のキノコの料理に保存に、他にもあるよな」
キース 「記憶を処理して、無かったことにしやがるんだ」
ジョミー「じゃあさ、ぼくたちも仲間に認定されたら…」
キース 「放置プレイで済んだらいいが、悪くするとだ…」

そのコースだぞ、とキース君が竦める肩。

キース 「時間外労働は、御免蒙りたいんだが!」
ジョミー「やっぱりアレかな、法要とかかな?」
キース 「いや、法要は知識が無いから、無理だろう」

どういう時にやればいいのか分からないしな、と副住職。

キース 「だが、それ以外なら、何をやらされても…」
シロエ 「不思議じゃない気がして来ましたね…」

仲間になったら負けっぽいです、とシロエ君、ブルブル。

シロエ 「今まで以上に、ドツボになるかもしれません」
ジョミー「いい考えだと思ったんだけどなあ…」
キース 「読みが甘かったな」

あの馬鹿なんだぞ、とキース君が顰める顔。
それは確かに…。


2020/12/03 (Thu)

 

☆下僕にされる船


クリスマスに毎年やって来るのが、迷惑なソルジャーたち。
仲間だと認定して貰えれば、マシになるかと思ったのに…。

キース 「あの馬鹿野郎は、可愛いのは自分だけだしな」
シロエ 「そうですね…。キャプテンも下僕扱いですしね」
ジョミー「全然、大事にしていないよねえ…」
キース 「分かったか? つまり、そういうことだ」

仲間になっても損しかしないぞ、とキース君の渋面。

キース 「むしろフリーな今の方がだ、遥かにマシかと」
サム  「迷惑だけどよ、その時だけって言うもんなあ…」
シロエ 「仲間になったら、年中無休になるんですよね」

あっちのシャングリラの皆さんみたいに…、とシロエ君。

シロエ 「時間外労働にも、駆り出されるわけですし」
スウェナ「それは勘弁願いたいわねえ…」
キース 「あいつに命を救われたが最後、そうなるようだ」

船で便利に使われるんだ、とキース君、深い溜息。

キース 「殆ど奴隷船のノリだな、あっちの船は」
ジョミー「そうかもね…。命があるのは有難くても…」
シロエ 「一生、下僕な人生ですしね」
キース 「それが嫌なら、船を降りろと言い出しそうだぞ」

あの馬鹿だけに…、とキース君が震わせる肩。

キース 「だから、あいつの仲間なんぞには…」
シロエ 「なったら負けってわけですね」
キース 「ああ、全力で逃げるしかない」
??? 「なに、なに? 何から逃げるんだって?」

楽しそうだね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

キース 「いや、何でもない!」
Aブルー「ふうん…? 全力で逃げるって言ってたけど?」
キース 「それより、あんた、何しに来たんだ!」

また会議でも抜けて来たのか、とキース君が逸らせる話。

Aブルー「ううん、美味しいおやつが欲しくなってね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 好きなだけどうぞ!」
キース 「馬鹿は放っとけ!」
Aブルー「いきなり、馬鹿って…」

どうも雰囲気が怪しいね、と赤い瞳がキラリ。
ヤバイかも…?


2020/12/04 (Fri)

 

☆サンタを断る人


クリスマスは必ず押し掛けて来る、別の世界のゲストたち。
ソルジャーの仲間になっても、更に迷惑が増えそうな感じ。

Aブルー「出て来た途端に、馬鹿と言われてもねえ…」
キース 「馬鹿と言って何が悪いんだ?」
Aブルー「ご挨拶だねえ、ただ馬鹿だけならいいけれど…」

放っとけ、というのが気になるよ、とソルジャーの言い分。

Aブルー「思うに、全力で逃げるしかないっていうのは…」
キース 「親父からだが?」
シロエ 「そうなんですよ、アドス和尚は頑固ですから」
Aブルー「えっと…?」

まるで話が見えないんだけど、とソルジャー、キョトン。

Aブルー「どうして、アドス和尚から逃げるんだい?」
キース 「親父はクリスマスに否定的だしな」
シロエ 「キース先輩が子供の頃から、ずっとなんです」
サム  「クリスマスツリーも無かったらしいぜ」

もちろん、サンタも来やしねえしよ、とサム君も。

サム  「断ってたんだよなあ、サンタが来るのを?」
キース 「ああ。山門の所に結界でな」
Aブルー「結界って…。アドス和尚に、そんなスキルが?」

陰陽師も兼ねていたのかい、とソルジャーの目がまん丸に。

Aブルー「式神なんかも使えるだとか?」
キース 「いや、結界が違うんだ。親父のはツールで…」

一種の柵を置くだけなんだ、と副住職。

キース 「しかし、その柵があるとだな…」
ブルー 「邪悪なものは入れないから、サンタもね」
Aブルー「サンタって、魔物だったのかい?」
キース 「親父にとっては、似たようなものというわけだ」

断固、断る、という姿勢が結界、と副住職の説明が。

キース 「今年も、そういう親父からだな…」
シロエ 「全力で逃げるって話なんです」

クリスマスを楽しみたいですしね、とシロエ君。

シロエ 「ですから、どうぞ、お気になさらず」
キース 「来合わせた時が悪かっただけだ」
Aブルー「でもねえ…」

馬鹿呼ばわりで、放っとけだし、とブツブツと。
マズイかも…。


2020/12/05 (Sat)

 

☆全力で逃げたい


毎年、クリスマスにやって来る、迷惑なソルジャーたち。
仲間になっても改善は無理で、下僕な末路になりそうで…。

Aブルー「本当にアドス和尚なのかな、逃げる相手は?」
キース 「それ以外の誰から逃げると言うんだ?」
Aブルー「例えば、ぼくとか!」
一同  「「「げっ!」」」

ヤバイ、と誰もがワタワタなわけで、思いっ切り馬脚。

Aブルー「なるほどねえ…。今ので正解だったんだ?」
シロエ 「違いますから!」
キース 「今の反応は、条件反射というヤツだ!」

いつも酷い目に遭っているしな、と副住職、必死の言い訳。

キース 「だから、つい…。シロエたちにしても同じだな」
シロエ 「日頃の行いを考えてみて下さいよ」
ジョミー「誰だって、ゲッとなると思うよ、さっきの展開」
Aブルー「うーん…。そこまで言われるわけ?」

だったら、来た時の反応も…、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「条件反射で、馬鹿は放っとけ、だったとか?」
キース 「それに近いな、親父の件で気が立っていたし…」
シロエ 「口が滑ったという感じですよ」

誰だって全力で逃げたいですしね、とシロエ君も口裏を。

シロエ 「アドス和尚からと同じで、逃げたくもなります」
Aブルー「大概な言われようだね、それって」
ブルー 「まあ、気にしないでくれたまえ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おやつも沢山あるから!」

好きなだけ食べてね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の笑顔。

ぶるぅ 「おやつを食べに来たんでしょ?」
Aブルー「そう! ぼくの船だと厳しくてねえ…」
キース 「適当に誤魔化しているだろうが!」

ついでに厨房から盗みもするし、とキース君。

キース 「そんな調子だから、あんたの仲間たちはだな…」
シロエ 「苦労が絶えないわけですよ」
ジョミー「仲間になんかなりたくないよね…」
サム  「全力で逃げるしかねえよな、マジで」
Aブルー「えっ?」

ちょっと、とソルジャー、赤い瞳をパチクリと。
聞かれましたね…?


2020/12/06 (Sun)

 

☆ボケとツッコミ


クリスマスに必ずやって来るのが、迷惑なソルジャーたち。
仲間に認定して貰っても、待っているのは下僕な末路で…。

Aブルー「全力で逃げるしかない、って言ったよね?」
サム  「あっ…! い、いや、今のは言葉のあやでよ…」
Aブルー「じゃあ、その前のジョミーのヤツは?」

仲間になりたくないってヤツ、とソルジャー、ズズイと。

Aブルー「キースは「あんたの仲間」って言ったし…」
キース 「そ、そうだったか…?」
Aブルー「そこでシロエが、苦労が絶えない、って…」
シロエ 「言いましたっけ?」

最近、物忘れが酷くなって…、とシロエ君が指差す頭。

シロエ 「三歩も歩くと忘れるんですよ、鶏並みです」
キース 「実は俺もだ、お互い、年だな」
ジョミー「外見の年は止まっていてもさ、脳味噌はさ…」

やっぱり年を取るのかもね、とジョミー君も相槌。

ジョミー「物忘れ外来、行ってみた方がいいのかな?」
シロエ 「そうですね…。早めに受診するべきかも…」
キース 「ノルディに相談してみるとするか」
Aブルー「あのねえ! 同じボケるなら…」

もっと気の利いたボケで頼むよ、とソルジャー、ギロリと。

Aブルー「いわゆるボケとツッコミの方で!」
シロエ 「ぼくのキャラとは違いますから!」
Aブルー「オッケー、速攻、突っ込んだよね」

頭の回転は速いじゃないか、と意地の悪い笑み。

Aブルー「君は少しもボケてはいないし、他の連中も…」
キース 「ご、誤解だ!」
Aブルー「ボケてるにしては、速いね、反応」

さあ、キリキリと吐いて貰おうか、と赤い瞳に物騒な光。

Aブルー「ぼくの仲間にはなりたくない、って、何さ?」
ジョミー「そ、そのままの意味で…」

SD体制は嫌だもんね、とジョミー君。

ジョミー「やっぱり気楽に生きたいし…」
Aブルー「それじゃ、苦労が絶えないっていうのは?」
シロエ 「当然、SD体制の世界ですよ」

全力で御免蒙りたいです、とシロエ君も。
まあ、そうかも…。


2020/12/07 (Mon)

 

☆逃げたい理由は


クリスマスになるとやって来るのが、ソルジャー御一行様。
仲間になれば迷惑もマシかも、と考えたのに逆な感じで…。

Aブルー「なるほどねえ…。全力で逃げたいらしいのは…」
キース 「あんたの住んでる世界なんだが?」
Aブルー「どうだろう? そうは聞こえなかった気が…」

ぼくから逃げたい感じがしたけど、とソルジャー、鋭い瞳。

Aブルー「仲間になりたくない、だしねえ…」
シロエ 「ですから、SD体制の世界のお仲間には…」
サム  「なりたくねえって思うよなあ?」
ジョミー「誰だって嫌だよ、あんな世界は!」

せっかく平和な世界にいるのに、と誰もが口々に。

ジョミー「仲間になったら、成人検査なんかもあるしさ…」
スウェナ「記憶を消されちゃうんでしょ? 最悪だわよ」
キース 「あんたは気楽に生きているがな、それはだな…」
Aブルー「そう、そこ! そこなんだよねえ、問題は!」

ぼくの世界は特別でね、とソルジャーが立てる人差し指。

Aブルー「ぼくのシャングリラに乗りさえすればさ…」
シロエ 「別世界なんですよね、知ってます」
キース 「成人検査から逃れて、生きて行けるらしいな」
Aブルー「その通り! だから、君たちの場合もさ…」

自動的に、そっちの括りに入るよ、とソルジャーの正論。

Aブルー「まあ、こっちよりは、少し不便だけどさ…」
キース 「何が言いたい?」
Aブルー「全力で逃げたいほどなのかな、って所だね」

船の仲間たちも満足してるし…、とソルジャー、ウインク。

Aブルー「なのに、どうして逃げたいのかな?」
シロエ 「その満足が怖いんですよ!」
一同  (((馬鹿…!)))

なんで言うかな、と頭を抱える御一同様。

Aブルー「怖いって…。満足なのに、どの辺がさ?」
シロエ 「え、えっと…。すみません、今の台詞は無しで」
Aブルー「もしかして、失言だったとか?」
シロエ 「そ、それほどでも…」

勘違いというヤツなんです、と言ってますけど。
大丈夫…?


2020/12/08 (Tue)

 

☆墓穴と開き直り


クリスマスは必ずやって来るのが、迷惑なソルジャーたち。
仲間になったらマシなのかも、と検討しても逆っぽくて…。

Aブルー「勘違いねえ…。どうも変だよ、今日の君たちは」
シロエ 「気のせいですって!」
Aブルー「ボケただとか、勘違いしたとかさ…」
シロエ 「ほら、師走ですから、こう、色々と…」

慌ただしくて、気もせきますし、とシロエ君の言い訳。

シロエ 「師匠も走ると言われているのが、師走ですしね」
Aブルー「ふうん…? でもねえ、ぼくの世界だと…」
キース 「ニューイヤーの方がメインだったな」
Aブルー「うん、クリスマスも盛り上がるけどね!」

ところで、今年のクリスマスは…、と乗り出すソルジャー。

Aブルー「やっぱり、例年通りなのかな、こっちは?」
ブルー 「そのつもりだけど?」
Aブルー「じゃあさ、今年もよろしくね!」

ハーレイと、ぶるぅも連れて来るから、と嫌すぎる台詞が。

一同  「「「うっ…」」」
Aブルー「なにさ、いつものことじゃないか」
ジョミー「そ、そうだけどさ…」
Aブルー「どうも引っ掛かるよね、さっきから、ずっと」

全力で逃げたい発言がさ…、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「素直に吐いたら楽になれるよ、何もかも、全部」
シロエ 「そういうわけにもいきませんから!」
一同  (((また言うし…)))

どうして墓穴を掘りまくるんだ、と頭痛を覚える御一同様。

Aブルー「つまり、何かを隠している、と」
シロエ 「い、いいえ…」
Aブルー「どんどん声が小さくなるよね」

もう正直に言いたまえ、と赤い瞳がキラリーン! と。

Aブルー「全力で逃げたいのは、ぼくからだろう?」
シロエ 「はい、と言ったら?」

どうなるんです、と開き直ったシロエ君。

シロエ 「逃がしてくれるんですか、ぼくたち全員?」
キース 「お、おい、シロエ…!」
シロエ 「逃げられたら、儲けものですからね」

この際、交渉すべきです、という意見。
一理あるかも…。


2020/12/09 (Wed)

 

☆逃げて行く先は


クリスマスに来る迷惑なゲストが、ソルジャーの御一行様。
全力で逃げたいのが全員の本音、交渉すべきだとシロエ君。

シロエ 「駄目で元々ですし、当たって砕けろの精神です」
キース 「確かに、そうかもしれないが…」
シロエ 「で、どうなんです? あなたの方は」

ぼくたちを逃がす気、あるんですか、とソルジャーに質問。

シロエ 「毎回、毎回、ドツボな目に遭わせてくれますが」
Aブルー「うーん…。君たちを逃がせと言われてもさ…」
シロエ 「それは出来ない相談だと?」
Aブルー「だって、クリスマスはパーティーだしね!」

面子は多いほどいいじゃないか、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「御馳走だって、大勢いるから豪華になるし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今年も沢山作るからね!」
Aブルー「ほらね、ぶるぅもこう言ってるし!」

七面鳥もケーキも、取り分けてこそ、と言い募る人。

Aブルー「君たちがいないと、面子が半分になっちゃうよ」
ぶるぅ 「そんなパーティー、つまんないよう!」
Aブルー「第一、君たちは、何処でパーティーなんだい?」
シロエ 「ファミレスとか、色々ありますから!」

その気になれば、なんとでも、とシロエ君の反論。

シロエ 「レストランの予約は、もう無理でしょうが…」
キース 「おい、そういうのなら、プロが一人いるぞ」
シロエ 「あー! そうでした、マツカ先輩!」
マツカ 「予約ですか…。もちろん、出来ますけど…」

それより、ぼくの家なんかどうでしょう、と御曹司。

マツカ 「会場も御馳走も、提供させて頂きますが」
一同  「「「やったー!」」」

豪邸でクリスマスパーティーだ、と一同、突き上げる拳。

サム  「最高だぜ、それ! 今年はマツカの家なのな!」
スウェナ「素敵だわねえ、確か暖炉もあったわよね?」
マツカ 「ええ。ツリーの飾りも本場ものですよ」
ジョミー「なんか凄そう!」

絵に描いたようなクリスマス、と騒いでますけど。
さて…?


2020/12/10 (Thu)

 

☆分散開催は嫌だ


クリスマスは必ずやって来るのが、迷惑なソルジャーたち。
逃げられるのなら逃げたい面々、今年はマツカ君の家な案。

Aブルー「ふうん…。マツカの家でクリスマスなんだ?」
シロエ 「いいでしょう? 待てば海路の日和あり、です」

そういうわけで、今年は分散開催で…、とシロエ君。

シロエ 「マツカ先輩の家と、会長の家に分かれましょう」
Aブルー「つまらないじゃないか! 面子が減って!」
ぶるぅ 「ぼくも、ガッカリ…。そんなの、やだよう…」

みんなが来てくれないなんて、と涙目なお子様も。

ぶるぅ 「ねえねえ、ブルー、みんなを止めてよう!」
ブルー 「そう言われても、みんな困っているんだし…」
ぶるぅ 「クリスマスは、ぶるぅも悪戯しないよ?」

サンタさんに見捨てられちゃうから、と、必死な引き止め。

ぶるぅ 「だから絶対、大丈夫だもん!」
キース 「いや、問題なのは、ぶるぅじゃなくてだな…」
シロエ 「此処に来ている、その人ですけど」
ぶるぅ 「でもでも、やだーっ! 行っちゃうなんて!」

みんなでパーティーしたいんだもん、と泣きじゃくり。

ぶるぅ 「酷いよ、どうしてマツカの家なのーっ!」
ブルー 「仕方ないよ、ぶるぅはいい子だろう?」
ぶるぅ 「でもでも、でもーっ!」

嫌なんだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」がこねる駄々。

ぶるぅ 「ぼくのサンタさん、来なくていいから!」
ブルー 「そこまでなのかい?」
ぶるぅ 「みんなとクリスマスの方が、いいもーんっ!」
ブルー 「そうなんだってさ、みんなの意見は?」

心が痛まないのかな、と生徒会長、みんなをジロリと。

ブルー 「これでも、マツカの家で分散開催したいと?」
シロエ 「そ、それは…。確かに心が痛みますけど…」
キース 「しかし、此処でやったらドツボでだな…」
Aブルー「君たち、ぶるぅに迷惑をかけていないかい?」
一同  「「「うっ…」」」

そうなるのか、と良心にグッサリ刺さった言葉。
正論かも…。


2020/12/11 (Fri)

 

☆良心にグサグサ


クリスマスに来る迷惑なゲストが、ソルジャーたちですが。
マツカ君の家に逃げようとした面々に、思わぬハードル。

Aブルー「ぶるぅには、いつもお世話になってるのにさ…」
ぶるぅ 「やだやだ、みんな、行かないでようーっ!」

クリスマスは来てよ、と、おんおん泣きじゃくるお子様。

ぶるぅ 「ホントのホントに、サンタさん要らないから!」
ブルー 「ぶるぅ、我儘を言っちゃダメだよ」
ぶるぅ 「分かってるけど…。ぼく、いい子だけど…!」
ブルー 「それなら、みんなを許してあげないとね」

困った挙句の話だから、と生徒会長、こんこんと。

ブルー 「泣くのはやめて、ちゃんと笑顔で」
ぶるぅ 「う、うん…。仕方ないよね…」

行ってらっしゃい、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の涙の笑顔。

ぶるぅ 「マツカの家の、お土産話を聞かせてね!」
一同  (((うっ…)))
ぶるぅ 「御馳走とか、本場ものの素敵なツリーとか!」
一同  (((ううっ…)))

グサグサと心に刺さりまくりで、誰もが俯き加減ですけど。

ぶるぅ 「そうだ、ぼくからも差し入れするね!」
一同  「「「差し入れ?」」」
ぶるぅ 「御馳走もケーキも、沢山作った方がいいから!」

仕込みとかがね、と涙の跡を光らせながらニコニコと。

ぶるぅ 「マツカの家で、みんなで食べてよ!」
一同  (((ううう…)))
Aブルー「なんて健気な話だろうねえ、それに比べて…」

君たちときたら…、とソルジャー、軽蔑の眼差し。

Aブルー「こんな子供を泣かせて、放って、逃亡ってさ…」
ぶるぅ 「いいの、みんなは困ってるから!」
一同  (((あああ…)))

もう無理だ、と一同、顔を見合わせまして。

シロエ 「分かりましたよ、此処でパーティーしましょう」
ぶるぅ 「えっ、ホント?」
キース 「本当だ、男に二言は無い」
スウェナ「女にも無いわね」
ぶるぅ 「やったーっ!」

今年もみんなでパーティー、と飛び跳ねるお子様。
逃亡はパア…。


2020/12/12 (Sat)

 

☆楽しみは御馳走


クリスマスに必ずやって来るのが、迷惑なソルジャーたち。
マツカ君の家に逃亡した場合、ぶるぅに迷惑なわけでして。

ぶるぅ 「良かったぁ、御馳走、うんと張り切るからね!」
ジョミー「もう、それだけが楽しみだよね…」
Aブルー「ぼくの場合も、事情は似たようなものだけど?」

本物の地球の御馳走だしね、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「なのに、どうして避けられるのか、謎だってば」
ぶるぅ 「クリスマスは、ぶるぅも悪戯しないのにね…」
キース 「いいんだ、どうせ、あんたは分かっていない」
Aブルー「君に言われる筋合いはないね!」

クリスマスが無い家で育ったくせに、とソルジャーの反撃。

Aブルー「その点、ぼくは心得てるしね、クリスマスを!」
キース 「どうなんだか…」
ブルー 「お祭りだとしか思ってない気がするけどね?」
Aブルー「キースと大して変わらないじゃないか!」

キースの方が酷いかもね、とフフンと鼻を鳴らす人。

Aブルー「アドス和尚から見たら、クリスマスはさ…」
シロエ 「要らないイベントらしいですしねえ…」
Aブルー「そうだろう? でも、ぼくの場合は違うから!」

船を挙げてのビッグイベント、とソルジャー、得意満面。

Aブルー「というわけでね、今年も、いいクリスマスに!」
ぶるぅ 「みんなで楽しくパーティーしようね!」
一同  「「「はーい…」」」

やるしかないし、と誰もが諦めの境地。

Aブルー「楽しみだねえ、地球の御馳走!」
キース 「いっそ食あたりしやがれ、あんたは!」
シロエ 「そうですねえ…。牡蠣なら、ぶるぅに責任は…」
Aブルー「牡蠣?」

美味しいよねえ、とソルジャーの弾ける笑顔。

Aブルー「おまけに地球の海の幸だし、あれは最高!」
シロエ 「聞きましたか? どうやら賛成ですよ」
キース 「ああ。これはいけるかもしれないな」
シロエ 「ガチャになるわけですけどね…」

ガチャに爆死はつきものですし、とシロエ君。
えっと…?


2020/12/13 (Sun)

 

☆生牡蠣がいいな


今年もソルジャーたちとクリスマスで、逃げられない面々。
楽しみは御馳走だけなんですけど、牡蠣に注目する人たち。

Aブルー「牡蠣でガチャって、何の話だい?」
シロエ 「当たり外れの問題ですよ、牡蠣ですから」
キース 「特に生だと、かなり差が出るわけなんだが…」
Aブルー「分かるよ、美味しいのと、そうでないのと!」

天然ものだと、特に差がね、とソルジャーも頷く牡蠣。

Aブルー「生育環境によるんだろうね、同じ海でも」
キース 「潮の流れや、食べたもので変わってくるからな」
Aブルー「美味しいんだよねえ、生の牡蠣はね!」

こう、濃厚で、たまらないよね、とヨダレが零れそうな顔。

Aブルー「いいねえ、ぶるぅ、是非、生牡蠣をね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 最高のを用意するからねーっ!」

何処のがいいかな、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もウキウキ。

ぶるぅ 「市場で買うより、直接、行った方がいいかな?」
Aブルー「それ、最高! 地球の海から直送だよね?」
ぶるぅ 「そだよ、獲れたてで、うんと新鮮!」
Aブルー「嬉しいねえ! 氷をたっぷり乗せたお皿に…」

生牡蠣が山盛り、とソルジャーの赤い瞳がキラキラ。

Aブルー「ぼくのぶるぅが、ペロリとやったら困るから…」
ぶるぅ 「大丈夫! その分、多めに買って来るから!」
Aブルー「ありがとう! もう本当に楽しみだよ!」

他にも御馳走がうんと沢山、と話に花が咲きまして…。

Aブルー「そろそろ帰る時間かな? 今日も御馳走様!」
ぶるぅ 「どういたしまして! はい、お土産!」
Aブルー「ぶるぅは、いつも気が利くねえ…。じゃあ!」

またクリスマスに! と、お菓子を抱えて帰って行った人。

キース 「よし、クリスマスに生牡蠣は決定したぞ」
シロエ 「いいですねえ…。ガチャですけどね」
ジョミー「ロシアンルーレットとも言うかもね…」
キース 「とはいえ、一矢報いるには…」

アレしかなかろう、とキース君、ニヤリと。
ガチャって…?


2020/12/14 (Mon)

 

☆ガチャな生牡蠣


今年もクリスマスはソルジャーたちと、ということに決定。
メニューの一つを生牡蠣に決めて、ソルジャー、お帰りに。

キース 「なにしろ、牡蠣は、あたるからな」
シロエ 「あたるとキツイらしいですしね、調理済みでも」
ブルー 「うん、その辺は容赦ないねえ、牡蠣ってヤツは」

まあ、フグほどじゃないけれど、と生徒会長も頷く牡蠣。

ブルー 「わざわざ牡蠣と言ったからには、君たちも…」
シロエ 「もちろん、覚悟はしてますよ」
ジョミー「ガチャで、ロシアンルーレットだよね…」

誰に当たるか分からないから…、とジョミー君。

ジョミー「ガチャと違って、確率、分からないけどさ」
サム  「でもよ、ガチャの方もよ、怪しいって聞くよな」
シロエ 「らしいですねえ、その通りには出ないとか…」

だから爆死も増えるわけで、とシロエ君、指をチッチッと。

シロエ 「確率アップと聞いて課金で、爆死とかですね」
キース 「生牡蠣の方は、確率アップは出来ないが…」
スウェナ「あたった場合は、爆死以上の悲劇だわよ」
マツカ 「最悪、入院らしいですしね」

そして点滴するそうですよ、とマツカ君が竦める肩。

マツカ 「ですから、ぼくの家でも、生牡蠣は…」
キース 「避けているのか?」
マツカ 「ええ。お客様のご注文がない限りは…」

出しませんね、と御曹司。

マツカ 「どれがあたるか、本当に分からないですし…」
キース 「あの馬鹿が引くのを、皆で祈ろう」
シロエ 「日頃の恨みを、キッチリ返したいですしね」
サム  「あいつが逃れて、他の誰かが引いてもよ…」

そこの所は恨みっこ無しな、と頷き合ってますけれど。

ブルー 「あのねえ…。相手は、ブルーなんだよ?」
キース 「サイオンで当たりが分かるのか?」
ブルー 「それは、ぼくでも分からないけど?」
ぶるぅ 「ぼくも…。あたったら、ごめんね」
シロエ 「問題無いじゃないですか!」

分からないならガチャですよ、とシロエ君。
その通りですね?


2020/12/15 (Tue)








 

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☆紅葉と駐車料金


マツカ君の別荘にヘリでお出掛け、屋上のヘリポートから。
最高の紅葉日和ですけど、ヘリに乗る前から揉める人たち。

Aブルー「ぼくが毎回、何だって言うのさ!」
ブルー 「いつも色々やらかすだろう!」

今日だって、嫌な予感しか…、とヘリに乗り込む生徒会長。

ブルー 「そもそも、押し掛けて来たトコからして…」
Aブルー「御招待だから!」
A船長 「私も、そのように聞いておりますが…」

マツカさんですよね、とキャプテン、穏やかな笑み。

A船長 「いつもありがとうございます。松茸山の時も」
マツカ 「いえ、お礼を言って頂くほどでは…」

当然のことをしたまでです、とマツカ君、あくまで控えめ。

マツカ 「それじゃ、出発していいですか?」
ブルー 「うん。みんな着席してるしね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ しゅっぱぁーつ!」

ヘリが離陸で、たちまち屋上から空の旅へと。

ジョミー「凄いや、ホントに遊覧飛行だ!」
マツカ 「別荘までの間、お好きな所を飛べますよ」
サム  「最高だぜ! おっ、道路は渋滞してるのな!」
ブルー 「何処も車で一杯だよねえ、紅葉だからさ」

駐車場に入るのも一苦労だよ、と生徒会長。

ブルー 「それを見越して、駐車料金も上がるしさ…」
Aブルー「そうなのかい?」
ブルー 「もう思いっ切り、足元を見た価格設定になるね」
Aブルー「足元って?」

高値をつけてくるのは分かるけど…、とソルジャーの疑問。

Aブルー「普段の三倍とか、そういう感じ?」
ブルー 「もちろんだけどさ、それ以外にもさ…」
キース 「賑わう時間ほど、高い料金になるのが多いな」
Aブルー「昼間は高くなるのかい?」

賑わいそうだし、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「でもって、夜は安くするとか…?」
ブルー 「そんな具合だね、しかも細かく!」
キース 「普段は一律、安い所でもな」
ブルー 「稼ぎ時だからねえ…」

あの辺は特に有名だね、と指差してますけど。
紅葉名所ですね…?


2020/11/16 (Mon)

 

☆紅葉名所と渋滞


マツカ君の別荘へ紅葉見物に出発、ヘリでの遊覧飛行つき。
あちこち車が渋滞していて、駐車場に停めるのも大変そう。

Aブルー「ああ、あそこ…。七福神巡りの近くだよね?」
ブルー 「そうだね、節分の時期に紅葉は無いけど」

だから、そのシーズンは空いてるよね、と生徒会長。

ブルー 「駐車場だって底値になるよ」
Aブルー「ふうん…。その時期だったら安いんだ?」
キース 「ついでに終日、価格設定は同じだな」

それでも空きが出るくらいだ、とキース君も。

キース 「その分、紅葉で稼がないとな」
Aブルー「高くても、みんな停めるからだね?」
ブルー 「停められないまま、動けない車も多いけどね」

抜け道が無いものだから、と生徒会長の苦笑。

ブルー 「一旦、入り込んでしまうと、ドツボなんだよ」
キース 「抜け道の方も、最終的には行き詰まるからな」
Aブルー「どういう意味さ?」
キース 「抜けて行く先も幹線道路で、渋滞なんだ」

そこまでの間の生活道路で動けなくなる、という答え。

キース 「お蔭で、近辺の人は迷惑しているらしいぞ」
ブルー 「スーパーにも出掛けられないからねえ…」

車を出したら帰れないから、と生徒会長が指差す方角。

ブルー 「休日はヒッキー覚悟だってさ、近所の人は」
Aブルー「へええ…。どんな具合か、気になるよね」
マツカ 「あちらの方を見に行きますか?」
Aブルー「お願いするよ!」

文字通り高みの見物だから、とソルジャー、ウキウキ。

Aブルー「空は渋滞しないしねえ…」
マツカ 「そうですね。ほら、近付いて来ましたよ」
ジョミー「うわぁ…。もう、この辺から大渋滞だよ」

少しも動きそうにないね、とジョミー君が眺める渋滞。

ジョミー「観光バスまで巻き込まれてるよ」
Aブルー「辿り着けなかったら、どうなるんだい?」
ブルー 「途中下車して、歩くしかないね」
一同  「「「うわー…」」」

そこまでなのか、と一同、ガクブル。
観光ツアーなのに…。


2020/11/17 (Tue) 

 

☆降ろされる観光客


ヘリでマツカ君の別荘へお出掛け、遊覧飛行で紅葉名所へ。
渋滞を空から見物ですけど、観光バスも巻き込まれる状態。

シロエ 「途中下車して歩くだなんて、酷いですよね」
サム  「だよなあ、バスもツアー料金の内なのによ」
スウェナ「動けないからって、歩かせるのは無いでしょ」

なんとか駐車場に入れなさいよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「降ろされるお客さんは、いい迷惑じゃないの」
ブルー 「それが、そうとも言えないんだよね」
一同  「「「えっ?」」」
ブルー 「食事の時間とかは、どうするんだい?」

遅れたらパアになっちゃうんだよ、と生徒会長。

ブルー 「予約してても、到着しないと食べられないしさ」
ジョミー「そっか、食べてる時間が足りなくなっちゃうね」
キース 「時間不足で済んだら、マシな方だろう」

店はシビアに営業するしな、とキース君の指摘。

キース 「次の客を入れる時間になったら、おしまいだぞ」
シロエ 「あー…。着いても、席が無いわけですね」
ブルー 「料理の方は、折詰になるかもしれないけどね…」

でも、それを食べる場所は無いね、と生徒会長、キッパリ。

ブルー 「そうなるのが嫌なら、歩くしかないよ」
一同  「「「うーん…」」」

バスの料金より、食事が大事か、と一同、納得。

ジョミー「食事が出来ないのはショックだよねえ…」
サム  「文句も言いたくなるってもんだぜ」
シロエ 「歩きますか、って言われたら、歩きますよね」
Aブルー「そうだろうねえ…。あっ、アレがそうかな?」

バスから降りてる人たちがいるよ、と指差すソルジャー。

Aブルー「駐車場でもないのにさ」
ブルー 「まだまだ遠いし、その口だろうね」

此処から歩くとキロ単位だよ、と生徒会長が眺める先。

ブルー 「気の毒にねえ…」
ジョミー「あれっ、こっちを見上げてるよ?」
シロエ 「手も振ってますね、何でしょう?」

あの人たちは、と誰もがキョトン。
何故、観光の人たちが…?


2020/11/18 (Wed)

 

☆観光地を飛ぶヘリ


マツカ君の別荘までヘリですけれど、途中で遊覧飛行な今。
大渋滞でバスから降ろされた観光客が、何故か、こちらを。

キース 「ヘリに手を振ると、いいことでもあるのか?」
サム  「あれじゃねえかな、ホラ、観光地の列車でよ…」

外に手を振るヤツらがいるだろ、とサム君の意見。

サム  「畑とかにいる一般人によ、こう、楽しそうに」
ジョミー「そういえば…。川下りとかの人もやるよね」
シロエ 「でも…。相手は観光バスツアーですよ?」

しかもバスから降りちゃってます、とシロエ君。

シロエ 「乗車中なら、手を振るパターンもありますけど」
キース 「降りてしまったら、ただの観光客だな…」
スウェナ「団体だっていうだけだわねえ…」

いくら相手がヘリにしても、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「手を振るメリット、無さそうだけれど…」
ジョミー「ピースサインの人もいるよね…って、そうか!」
一同  「「「え?」」」

なんだ、と一同、ジョミー君に注目。

サム  「おいおい、何か分かったのかよ?」
ジョミー「うん。多分、間違いないと思うな」
シロエ 「何なんです?」
ジョミー「報道ヘリだよ、テレビ局のさ」

アレと間違えてるんだと思う、とジョミー君。

ジョミー「生中継か、今日のニュースか、そんな感じで」
一同  「「「あー!」」」

ソレか、と閃いた御一同様。

サム  「ニュースに出るなら、手も振るぜ、うん」
キース 「なるほどな…。残念ながら、違うんだがな」
Aブルー「報道ヘリかあ…。それはいいねえ」
A船長 「勘違いしているわけですね」

お気の毒に、とキャプテン、同情ですけど。

Aブルー「よし! それっぽく旋回しようよ、この辺を」
A船長 「騙す気ですか、ただでも降ろされたお客さんを」
Aブルー「テレビに出るかも、って元気が出そうだしさ!」
A船長 「エールですか?」
Aブルー「そう!」

元気に歩いて行けるように、と言い出した人。
詭弁だとしか…。


2020/11/19 (Thu) 

 

☆嬉しい報道ヘリ


マツカ君の別荘で紅葉見物、ヘリで向かう道中は遊覧飛行。
大渋滞な名所の近くで、観光客たちが手を振って来まして。

Aブルー「テレビで放送されるとなったら、最高だろう?」
A船長 「そうなのですか、こちらの世界は?」
Aブルー「目立ちたがる人が多いからねえ!」

SD体制の世界とは事情が違うね、とソルジャーの弁。

Aブルー「あっちじゃ、一般人っていうのは、全く…」
シロエ 「何か違うと言うんですか?」
Aブルー「目立たず、横並びが理想な世界なんだよ」

目立つのはエリートだけでいいのさ、とキッパリと。

Aブルー「だからこういう、渋滞なんかの中継もさ…」
ジョミー「無いってわけ?」
Aブルー「無いねえ、一般人は注目されないしね」

スポットライトはエリートにしか当たらない、という話。

Aブルー「だけど、こっちは違うわけだし…」
A船長 「そうかもしれませんが、騙すんですよ?」

我々は中継しませんから、と渋るキャプテン。

A船長 「手を振ってらっしゃるだけでも、お気の毒で…」
Aブルー「いいんだってば、生中継なら見られないしね」
シロエ 「スマホで見られると思いますけど?」
Aブルー「ああやって手を振りながら、かい?」

まず不可能だと思うけどね、と言われてみれば、その通り。

キース 「確かに無理だな、あの状態では」
Aブルー「ね? それに録画でも、編集されたら…」
シロエ 「映らないこともあるんでしたね…」
Aブルー「そういうことだよ、運次第ってね!」

映るかもってだけで満足だろう、とソルジャー、ウインク。

Aブルー「マツカ、旋回の指示を出してよ」
マツカ 「分かりました。報道ヘリっぽくですね」

早速パイロットに届いた注文、ヘリが旋回し始めまして。

Aブルー「やってる、やってる! さっき以上に!」
ジョミー「やっぱり間違えていたんだね」
Aブルー「足取りに元気が出て来たよ!」

映るとなったら張り切るんだね、と見下ろす人。
そのようですね…。


2020/11/20 (Fri)

 

☆撮影されるヘリ


ヘリでマツカ君の別荘へ向かう途中で、遊覧飛行ですけど。
大渋滞に巻き込まれた観光バスの乗客に、報道ヘリのふり。

キース 「スマホを向けているヤツまでいるな」
A船長 「中継されているか、見ているのでしょうか?」
ジョミー「違うんじゃないかな、多分、撮影中だよ」
Aブルー「こっちをかい?」

そんなもの、撮ってどうするのさ、とソルジャーの問い。

Aブルー「テレビに映るのは、あっちの方なのに…」
シロエ 「いいえ、ジョミーの言う通りでしょう」
A船長 「どういう意味です?」
シロエ 「SNSに上げるんですよ」

それならテレビに映らなくても…、とシロエ君。

シロエ 「編集でカットされていたって、証拠があります」
ジョミー「そう! 報道ヘリも来てました、ってね」
Aブルー「なるほどねえ…! 中継なう、と」
ジョミー「そう言われたら、テレビをつける人もいるしさ」

生中継なら見て貰えるよ、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「映ってなくても、イイネが沢山!」
キース 「そういう輩は多いだろうな、確かに」
Aブルー「元気に歩いていけるわけだね、納得だよ」

本当にいいことをしてあげてるよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ということは、ここだけじゃなくて…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「他の所でも、報道ヘリは喜ばれるんだね?」

映して貰えるかもとなったら…、とソルジャーの問い。

Aブルー「観光の人が注目してくれて、手を振って…」
シロエ 「そうでしょうねえ、報道ヘリなら」
Aブルー「だったら、あちこち行ってみようよ!」
A船長 「騙しにですか?」

それはあまりにお気の毒な…、とキャプテン、眉間に皺を。

A船長 「勘違いをして、ああして手を振る皆さんが…」
Aブルー「いいんだってば、勘違いでも喜ばれたら!」
A船長 「しかしですね…!」
Aブルー「善行は、積んでなんぼなんだってば!」

そうだったよね、とソルジャーの視線がキース君に。
何故、そこ?


2020/11/21 (Sat)

 

☆善行を積んでも


マツカ君の別荘へ向かう途中のヘリを、勘違いした観光客。
報道ヘリだと思ったわけで、手を振る人やら、撮影やらで。

Aブルー「勘違いでも喜んで貰えるのは、いいことだしさ」
キース 「あんた、どうして俺に同意を求めるんだ」

他のヤツらの意見も聞け、とキース君、苦々しい顔。

キース 「俺には決定権なぞは無いぞ、まるで全く」
Aブルー「そうだろうけど、善行を積むことに関しては…」

君は立派にプロじゃないか、とソルジャー、真剣。

Aブルー「だからさ、君の同意があればいけるかと」
キース 「どういう理屈でそうなるんだ!」
Aブルー「口癖とまでは言わないけどさ、お約束でさ…」

よく言ってるよ、とソルジャー、指を一本立てまして。

Aブルー「善行ってヤツを積めば積むほど、極楽往生!」
一同  「「「げっ!!!」」」

ソレか、と一同、ヘリの中でドン引き。

Aブルー「どうしたんだい、君たちは?」
シロエ 「い、いえ、何でもありません!」
Aブルー「ふうん…? それでキースは、どうなのさ?」

何か異存があるだろうか、と畳み掛ける人。

Aブルー「善行を積んで、スッポンタケの供養をね!」
キース 「…少し違うと思うんだが?」
Aブルー「どの辺がさ?」
キース 「あんたが善行を積むというなら、その功徳は…」

あんたのために使われるんだ、とキース君、副住職モード。

キース 「つまり、お浄土が近くなるのは、あんただな」
Aブルー「スッポンタケじゃなくて?」
キース 「そういうことだ」

で、善行を積みに行くのか、と副住職が指差す窓の外。

キース 「とりあえず、今は名所の上空だがな」
Aブルー「うーん…。手を振ってる人も増えたけど…」

みんな見上げてくれてるけど、と見下ろすソルジャー。

Aブルー「ぼくの功徳にしかならないわけ?」
キース 「そう言ったが?」
Aブルー「こんなに大勢、喜んでくれてるのに…」

もったいないよね、とソルジャー、残念そう。
それはまあ…。


2020/11/22 (Sun)

 

☆宣言した場合は


マツカ君の別荘へ向かう途中に、遊覧飛行で紅葉の名所へ。
報道ヘリと間違えた人が、撮影したり、手を振ったりで…。

Aブルー「これだけの人を喜ばせたら、功徳もたっぷり…」
キース 「あるかもしれんが、例のヤツとは無関係だ!」

宣言をしていない以上はな、と副住職の突き放し。

キース 「マツカ、この馬鹿が調子に乗らない内にだな…」
シロエ 「別荘に行ってしまいましょうよ、切り上げて」
ジョミー「そうだね、報道ヘリのふりも楽しいけどさ…」

一カ所だけで充分だよね、とジョミー君も。

ジョミー「それより別荘! 紅葉と御馳走!」
マツカ 「分かりました。では、そのように…」
Aブルー「ちょっと待ったぁ!」

その前に、キースに質問がね、とソルジャーの割り込み。

Aブルー「サラッと気になることを言ったし!」
一同  「「「え?」」」
Aブルー「善行だってば、さっき、宣言がどうとかって!」

それはどういうものなのかな、と赤い瞳がキラリと。

Aブルー「それをやったら、功徳がスッポンタケ用に…」
A船長 「変化しそうな感じでしたね、そういえば」
一同  「「「うっ…」」」

言われてみれば、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「そんな風にも聞こえましたね…」
スウェナ「聞き流してたけど、そうだわね…」
ジョミー「もしかして、キース、余計な台詞を…」

また吐いたわけ、とジョミー君が吊り上げる眉。

ジョミー「それこそ、キースのお約束だけど」
シロエ 「疫病仏と言われてましたっけね…」
キース 「そ、それは…」
Aブルー「この流れだと、大いに期待できそうだよねえ…」

どうなのかな、とソルジャー、副住職の方へズズイと。

Aブルー「宣言をする方法があって、スッポンタケにさ…」
A船長 「功徳を転送できるのですか?」
キース 「ほ、法要はそのためのもので…」
Aブルー「本当かい!?」
一同  (((うわー…)))

嫌すぎる、と誰もがガクブルですけど。
運命や如何に…?


2020/11/23 (Mon)

 

☆転送する方法


マツカ君の別荘で紅葉見物、行く途中にヘリで遊覧飛行を。
報道ヘリと間違えた人が、手を振ったりして大喜びで…。

Aブルー「法要をすれば、功徳を転送できるんだね?」
キース 「そういう仕組みになっているわけで…」
Aブルー「法要自体が、宣言なのかな?」
キース 「いや、そうではなく…。最初の方で、だ…」

そこまで言って、口を押えた副住職。

Aブルー「ふうん…? 何か都合が悪そうだよねえ…」
キース 「なんでもない!」
Aブルー「失言したように見えるけれどね?」

法要が宣言ではなさそうだよね、とソルジャー、ニンマリ。

Aブルー「何かあるねえ、転送するための呪文なのかも?」
A船長 「その可能性はありますね」
シロエ 「キース先輩、どうなんですか?」

法要か呪文か、どっちなんです、とシロエ君の問い。

シロエ 「正直、どっちも迷惑ですけど、時間的には…」
ジョミー「呪文の方がマシだよね…」
サム  「けどよ、そんなの、あったっけか?」

あったら覚えていそうだけどよ、と僧籍な人。

サム  「法要だったら、散々、付き合わされて来たしよ」
ジョミー「うーん…。でもさ、呪文で済むんだったら…」

この際、それで済ませて欲しい、とジョミー君の注文。

ジョミー「せっかく紅葉でご馳走なのにさ、法要はさ…」
スウェナ「勘弁願いたいわよねえ…」
キース 「本当か?」
サム  「おいおい、渡りに船ってかよ?」

失言したのは認めるのな、とサム君、腕組み。

サム  「やっぱ、呪文があるってか?」
Aブルー「あるんだったら、お願いしたいね!」
キース 「う、うう…」
シロエ 「サッサとやったらどうなんです!」

呪文で一発、済ませて下さい、とシロエ君も。

シロエ 「早く別荘に行きたいですしね」
キース 「分かった、やるから恨むんじゃないぞ?」
ジョミー「早くってば!」
Aブルー「スッポンタケに功徳をね!」

転送よろしく、と期待なソルジャーですけど。
呪文って、どんな…?


2020/11/24 (Tue)

 

☆受取人を指定


マツカ君の別荘へ紅葉見物にお出掛け、ヘリで遊覧飛行中。
報道ヘリと間違えた観光客が、喜んで手を振るわけでして。

キース 「本日、積むところの功徳は、倫王院殿…」
Aブルー「嬉しいねえ、スッポンタケの戒名だよ!」
A船長 「これが宣言なのですか…」
キース 「謹んで、敬って申す~…」

ハハーッ! と頭を深々と下げる副住職。

キース 「おい、終わったぞ」
シロエ 「ええっ? 普通でしたよ、呪文じゃなくて」
サム  「でもよ、そういや法要の時によ…」

もっと長々と唱えてねえか、と僧籍な人の指摘。

サム  「お浄土がどうのとか、菩提がどうとか」
シロエ 「そういえば、あった気もしますね」
キース 「当たりだ、法要の理由を仏様にお伝えするんだ」

何のためにやるかを伝えないと、と副住職の説明が。

キース 「でないと、せっかくの読経がだな…」
ブルー 「法要の主人公じゃなくって、全ての仏様に…」

捧げたことになっちゃうんだよ、と生徒会長も。

ブルー 「お経を唱えて欲しい人なら、山ほどいるから」
Aブルー「なるほどねえ! 受取人を指定なんだね」
キース 「ひらたく言えば、そうなるな」
Aブルー「でもって、観光の人たちを喜ばせた功徳も…」

今ので、スッポンタケの所に、とソルジャー、感激。

Aブルー「ありがたいよねえ、マツカ、次に行こうよ!」
マツカ 「は?」
Aブルー「別荘までの間に、もっと、紅葉の名所!」
一同  「「「げっ…!」」」

まだやる気か、と誰もがゲンナリですけど。

Aブルー「嫌なら、向こうでスッポンタケをね!」
一同  「「「え?」」」
Aブルー「ナマだよ、ナマ!」

探してくれるなら、直行でいい、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「功徳もいいけど、ナマもいいしね!」
一同  「「「うっ…」」」
Aブルー「嫌なんだったら、報道ヘリで功徳だよ!」
一同  「「「うわー…」」」

報道ヘリか、と諦めるしかない御一同様。
探すよりはマシ…。


2020/11/25 (Wed)

 

☆紅葉より功徳


マツカ君の別荘へ向かう途中で、紅葉の名所へと遊覧飛行。
報道ヘリと間違えられて、喜ばれたのを功徳と主張する人。

Aブルー「スッポンタケを探す代わりに、功徳をね!」
A船長 「素晴らしいですね、今夜は漲りそうですよ」
Aブルー「今夜と言わずに、明日も明後日も、その次も!」

うんと功徳を積んでおこう、とソルジャーが突き上げる拳。

Aブルー「マツカ、他の名所も寄り道よろしく!」
マツカ 「はい。他の皆さんも、それでいいんですね?」
シロエ 「背に腹は代えられませんからね…」
サム  「スッポンタケ探しは避けてえもんなあ…」

仕方ねえや、というサム君の声に、頷くしかない御一同様。

ジョミー「此処からだと、直線で行っても一カ所あるよね」
スウェナ「寄り道の範囲だと、もっとあるわよ」
Aブルー「嬉しいねえ! キース、功徳の転送、お願い!」
キース 「分かっている…」

もうヤケだ、と副住職も諦めモード。

キース 「サッサと済ませて、別荘で紅葉見物だ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 御馳走、楽しみ!」
Aぶるぅ「ぼくも、ぼくもーっ!」
マツカ 「とにかく、先を急ぎましょうか」

お次はあそこになりますね、と指差す先に渋滞中の道路。

Aブルー「やったね、あそこも期待できそう!」
A船長 「近付いて来ましたよ。あっ、手を振る人が…」
ブルー 「間違えてるねえ、報道ヘリと…」
ジョミー「この状況でヘリが飛んでたら、そうなるよね…」

撮影組はSNSに投稿だってば、とジョミー君。

ジョミー「ぬか喜びとしか言えないんだけど…」
Aブルー「カットされたと思うだけだろう?」

だからオッケー、とソルジャー、満面の笑み。

Aブルー「さあ、キース、功徳をどんどん転送してよ!」
キース 「本日、積むところの…」
Aブルー「此処が済んだら、次に行くからね!」
A船長 「頑張りましょう!」
一同  「「「はーい…」」」

なんてこった、と溜息MAXな遊覧飛行。
紅葉より、功徳…。


2020/11/26 (Thu)

 

☆騙される観光客


マツカ君の別荘へ紅葉見物に向かう道中、ヘリで遊覧飛行。
とはいえ名所で報道ヘリのふり、ソルジャーが大喜びで…。

Aブルー「いいねえ、何処へ行っても手を振られるよ!」
シロエ 「報道ヘリだと思ってますから、当然ですよ」
A船長 「スマホを向ける人も、大勢いますね」
ジョミー「SNSにUPしなくちゃだしね…」

良心が痛んじゃうんだけど、とジョミー君の深い溜息。

ジョミー「こっちは遊覧飛行なのにさ…」
Aブルー「喜んでるから、いいんだってば! 善行だよ!」
A船長 「それをキースが、スッポンタケに転送ですしね」
Aブルー「御利益が大いに期待できるよ、漲りまくりの!」

もう今夜からビンビンのガンガン、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「さあ、次でラストになるんだっけ?」
マツカ 「ええ。山を越えたら、田舎ですしね」

渋滞は次で最後ですよ、と御曹司。

マツカ 「流石に、何もない田舎は渋滞しませんから」
スウェナ「いよいよ別荘に到着ってわけね?」
マツカ 「はい。紅葉を見ながら、お食事をして頂けます」
一同  「「「やったー!」」」

もうすぐだ、と歓喜の声が溢れるヘリの中。

サム  「報道ヘリのふりも、やっと終わりな!」
シロエ 「あと一カ所です、キース先輩、頑張って下さい」
Aブルー「ほら、見えて来たよ、転送よろしく!」
キース 「そうだな、既に注目されているしな」

なんて気付くのが早いんだ、と副住職が唱える文言。

キース 「本日、積むところの…」
ジョミー「みんな目ざといよね、渋滞中だから…」
シロエ 「動けない中、ヘリの音がしたら気付きますよね」

でも、此処が最後のスポットですから、とシロエ君。

シロエ 「騙されてますねえ、皆さん、順調に…」
Aブルー「功徳だと言ってくれたまえ!」
A船長 「有難いですねえ、本当に…」
Aブルー「スッポンタケのために、功徳をうんと沢山!」

それでこそだ、と主張する人と、旋回するヘリ。
パイロットもノリノリ…。


2020/11/27 (Fri)

 

☆報道ヘリと取材


紅葉見物にマツカ君の別荘へ、その道中で報道ヘリのふり。
大渋滞な紅葉の名所で、観光客が手を振り、スマホで撮影。

Aブルー「うん、最高だよ、此処でも注目されてるし!」
シロエ 「パイロットさんも、慣れちゃいましたね」
サム  「技術はともかく、飛び方が完全に報道ヘリだぜ」

旋回してる範囲にしても、近付き方も…、とサム君も感心。

サム  「報道ヘリなら、こう飛ぶぜ、ってヤツな」
ジョミー「そっちの仕事もやってるのかな?」
マツカ 「いえ、うちの専属パイロットですから…」
一同  「「「専属…」」」

流石、と誰もが目を剥く御曹司っぷり。

シロエ 「マツカ先輩、先輩の家って凄すぎですよ…」
ブルー 「何を今更、って感じだよ。別荘に行くんだよ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 御馳走も待ってるもんね!」
ジョミー「そうだっけ…。一流の料理人さんと、食材…」

ホントに今更な話だったよ、とジョミー君。

ジョミー「でも、御馳走は楽しみだよね!」
マツカ 「そろそろ、向かっていいですか?」
Aブルー「うん! 功徳はバッチリ積んだからね!」

さあ、行こうか! という声で、ヘリは別荘の方角へと。

Aブルー「まだ手を振ってる人がいるねえ…」
キース 「望遠レンズなら、まだ充分に写せるからな」
Aブルー「なるほどね! でも、バレないかな?」

渋滞が無い方へ飛んじゃって、とソルジャーの疑問。

Aブルー「違ったかも、って思われちゃったら…」
A船長 「功徳が無くなるかもですね…」
キース 「いや、その点なら大丈夫だ」
Aブルー「積んだ功徳は、減らないのかい?」

それとも返せと言われないとか…、とソルジャーの問い。

Aブルー「もう積みました、で通せばいいとか?」
キース 「仏様は心が広いし、それにだな…」
Aブルー「他にも何か?」
キース 「報道ヘリは、飛んだからには各地で取材だ」
Aブルー「それなら安心!」

紅葉以外の取材なんだね、と安心する人。
いざ、別荘へ!


2020/11/28 (Sat)

 

☆大盛りでお願い


報道ヘリのふりを終えて、ようやくマツカ君の別荘に到着。
別荘の庭も近くの山も、見応えたっぷりな素晴らしい紅葉。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ 紅葉が、すっごく綺麗!」
マツカ 「皆さん、こちらのお座敷へどうぞ」

よく見える部屋を選びました、とマツカ君の案内。

マツカ 「外で食べるには、少々、風が冷たいですしね」
Aブルー「気が利くねえ! 御馳走も期待出来そうだね」
マツカ 「料理人さんが、朝早くから仕入れたそうです」

旬の食材をご賞味下さい、とマツカ君。

マツカ 「松茸も、土瓶蒸しと御飯の他にも…」
ジョミー「色々、あるんだ?」
マツカ 「そのようですよ。もう運ばれて来ますから」

最初の品が…、と言い終える前に、使用人さんたちが。

ぶるぅ 「わぁーい、美味しそう!」
Aぶるぅ「美味しそうだけど、ちょっぴりだよう…」

これじゃ足りない、と悪戯小僧の大食漢。

ぶるぅ 「まだまだ来るけど、ぶるぅだもんね…」
使用人A「もっとお持ちしますか?」
Aぶるぅ「貰えるんなら、うんと沢山!」
使用人A「かしこまりました。すぐお持ちします」

こちらのぼっちゃまに、大盛りで、と飛ばされる指示。

使用人B「少々、お待ちを!」
Aぶるぅ「次のも、その次も、大盛りがいいな!」
使用人A「承知いたしました、そのように」
使用人B「ぼっちゃま、大盛りでございます」

ドーン! と盛り付けられた大皿、悪戯小僧も大満足。

Aぶるぅ「ありがとー! 次もこれでお願い!」
使用人A「お任せ下さい」

大盛りで運ばせます、という言葉通りに、次から大盛り。

Aぶるぅ「みんな、そんなにちょっとでいいの?」
キース 「普通は、これで足りるものだが」

風情も何もあったものではないな、と副住職。

キース 「凝った盛り付けも、味わいの内だが…」
シロエ 「誰の連れだと思ってるんです?」
キース 「そうだったな」
Aブルー「ええ?」

そんな、とソルジャー、心外そうですけど。
問題でも…?


2020/11/29 (Sun)

 

☆帰りも報道ヘリ


マツカ君の別荘で食事ですけど、大盛りなお子様が約一名。
大食漢の悪戯小僧で、バクバクと食べているわけでして…。

キース 「誰の連れかを考えてみたら、納得なんだが?」
Aブルー「それって、どういう意味なのさ!」
シロエ 「日頃の行いだとしか言えませんよね」
サム  「うんうん、誰でも納得だぜ」

どうせ帰りも報道ヘリのふりなんだぜ、とサム君、溜息。

サム  「逆方向が渋滞するしよ、それに向かって」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」
シロエ 「ヤバイですよ、今の発言は!」
Aブルー「へええ…。帰りも渋滞してるんだ?」

確かに、帰り道も混むよね、と大きく頷くソルジャー。

Aブルー「ということは、帰り道でも功徳をバッチリ!」
A船長 「積めそうですねえ、有難いことです」
Aぶるぅ「んとんと、今夜から覗いてもいい?」
Aブルー「覗きは禁止!」

やるなら、ハーレイにバレないように、と釘をドスッと。

Aブルー「萎えてしまうとダメだから!」
Aぶるぅ「はぁーい!」
A船長 「そういう問題ではないのだが…!」
Aブルー「細かいことは気にしない!」

でもって、帰りも報道ヘリだよ、とソルジャー、ウキウキ。

Aブルー「キースは功徳の転送よろしく!」
キース 「なんで、そういうことになるんだ!」
Aブルー「サムがアイデアをくれたからね!」
シロエ 「サム先輩、覚悟は出来てるでしょうね?」

今の失言、とシロエ君が吊り上げる眉。

シロエ 「キース先輩だと、あるあるですけど…」
スウェナ「サムっていうのはレアケースだわね」
マツカ 「けれど、帰り道を飛んだら、気が付きますよ」

道が渋滞していることに…、と御曹司の助け舟。

マツカ 「ですから、時間の問題だったかと…」
一同  「「「あー…」」」
Aブルー「さあ、御馳走を食べて、帰りにも期待!」
Aぶるぅ「覗きも楽しみ!」
A船長 「頼むから、それは…!」

しないでくれ、と大騒ぎですけど。
今月、これにて中継終了~。


2020/11/30 (Mon) 




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☆紅葉を見るなら


さて、十一月。今年も紅葉のシーズン到来、そういう季節。
休日に生徒会長宅に集った面々、お出掛けを計画中ですが。

サム  「やっぱ、紅葉とグルメだよなあ、今月はよ」
ジョミー「うんうん、紅葉見物と美味しい御馳走!」
キース 「弁当もいいが、豪華な料理も良さそうだしな…」
シロエ 「マツカ先輩、何処かオススメはありますか?」

豪華料理と紅葉なスポット、とシロエ君の問い。

シロエ 「この時期、何処も混みますけどね…」
マツカ 「そこが問題なんですよ。紅葉渋滞だけは…」

ぼくでも、どうにも出来ませんし…、と御曹司の溜息。

マツカ 「裏技のヘリも、ヘリポートが無いと…」
一同  「「「あー…」」」

それはキツイ、と顔を見合わせる御一同様。

キース 「ヘリポートか…。ホテルならいけそうだが…」
スウェナ「料理旅館とか、料亭は無理ね」
ジョミー「ヘリなんか、想定してないもんね…」

駐車場も車で一杯だろうし、と容易に想像できる状況。

サム  「そうなると、マツカの別荘かよ?」
キース 「名所ではないが、紅葉は確かにありそうだな」

ついでにヘリも降りられそうだ、と副住職。

キース 「マツカ、そういう別荘は持っていないのか?」
マツカ 「ありますけど…。それでいいんですか?」

ただの別荘の紅葉ですよ、と御曹司ならではの謙虚な発言。

マツカ 「もっと素晴らしい名所は沢山ありますが…」
ジョミー「混んでないのが一番だよ!」
スウェナ「そうよね、松茸山も貸し切りだったし」
シロエ 「…松茸山ですか…」

嫌なことを思い出しました、とシロエ君、遠い目。

シロエ 「誰かさんのために、デコらされましたよね…」
一同  「「「うっ…」」」

そんな事件があったんだった、と一同、悪い顔色。

キース 「例の竹籠だな、ヒノキの葉っぱと」
サム  「忘れていたいぜ、あの件はよ…」
シロエ 「でもですね…」

別荘となれば来そうですよ、とシロエ君の指摘。
それは確かに…。


2020/11/01 (Sun) 

 

☆ほぼ来そうな人


紅葉のシーズン到来とあって、お出掛けしたい面々ですが。
マツカ君の別荘に行くとなったら、来そうな人がいる現実。

シロエ 「あの誰かさんが、スルーするわけないですよ」
キース 「松茸山にも、揃って来やがったしな…」

お蔭で酷い目に遭ったんだ、とキース君、憂鬱そうな顔。

キース 「松茸泥棒認定されるわ、デコらされるわで…」
ジョミー「ホントにね…。オジサンも凄く怖かったけど…」
サム  「あのキノコをデコらされたのがよ…」

マジで心の傷ってヤツで…、とサム君も。

サム  「デコってみたって、進物用じゃねえのによ…」
シロエ 「見た目が立派そうだから、って理由でしたよね」
ジョミー「そう! おまけに、全員参加でさあ…」
シロエ 「ぼくが一人でやらされるより、マシですよ!」

その可能性もあったんですし、とシロエ君、ブツブツ。

シロエ 「最初に1本持っていたのが、ぼくでしたしね…」
キース 「仕方ないだろう、お前が採ったんだから」
シロエ 「発見者の宿命ってヤツですけどね…」

最近、ババが多い気がして…、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「なんだか、やたらと災難に遭ってる気がします」
ジョミー「そういえば…。日頃の行いが悪いのかな?」
シロエ 「ジョミー先輩には、そう見えるんですか?」

喧嘩だったら買わせて頂きますよ、とシロエ君、ジト目。

シロエ 「ついでに災難な運命も、お譲りしましょうか?」
ジョミー「ソレ、要らないし!」

ただでも誰かさんが出そうなのに、とジョミー君。

ジョミー「紅葉見物の話をしようよ、別荘のさ!」
シロエ 「別にいいですけど、ほぼ来ますよね…」

あの迷惑な誰かさんたち…、とシロエ君が仰ぐ天井。

シロエ 「まあ、別荘にアレは無いでしょうけど」
キース 「そうだな、山とは違うわけだし」
サム  「でもよ、条件が揃えばヤバイんでねえの?」
一同  「「「あー…」」」

キノコだけに…、と顔を見合わせる御一同様。
条件次第…?


2020/11/02 (Mon)

 

☆条件が揃えば


マツカ君の別荘で紅葉見物、渋滞を避けてヘリで行く案が。
けれど来そうな誰かさんたち、例のキノコもあるかもで…。

シロエ 「キノコが出て来る条件ですか…」
キース 「季節としては、まだまだ危ない気がするな…」
サム  「だろ? 適度な湿気と日当たりでねえの?」

例のキノコが出る条件な、とサム君、複雑な顔。

サム  「この前、俺たちが追い掛けられた山だってよ…」
シロエ 「手入れはしていませんでしたしね…」
スウェナ「その割に、キノコ天国だったのよねえ…」
キース 「どちらかと言えば、無法地帯に近かったがな」

松茸は見かけなかったわけだし…、と副住職。

キース 「だが、他のキノコが多かったのは間違いない」
サム  「な? だからよ、マツカの別荘でもよ…」
シロエ 「条件が揃えば、アレが出て来るわけですね?」
ブルー 「有り得るだろうね、なにしろキノコは…」

胞子を飛ばして増えるんだから、と生徒会長も溜息を。

ブルー 「マツカ、別荘というのは、お花見と同じかな?」
マツカ 「そうですね。一番近いのは、其処になります」
ブルー 「うーん…。そうなると、山が近いから…」

胞子は充分、飛んで来そうだ、と嫌すぎる読み。

ブルー 「絶対に無いとは、言い切れないねえ…」
シロエ 「不吉な予言をしないで下さい!」
ブルー 「でも、現実を直視すべきだよ」

後はマツカに賭けるしかない、と生徒会長。

ブルー 「別荘だけに、手入れは松茸山以上だろうしね」
マツカ 「確かに、雨でも降らない限りは、庭掃除ですね」

朝一番に庭師さんたちが綺麗に…、と御曹司の答え。

マツカ 「隅々まで掃除している筈です」
ブルー 「やっぱりね。そうなると、キノコは…」

もれなく排除の方向だよね、と生徒会長。

ブルー 「つまり、庭師さんたちがいる限りはさ…」
シロエ 「出ても無駄だというわけですね?」
ブルー 「そうなるね」

顔を出したら処刑だってば、と冷静な意見。
排除ですね?


2020/11/03 (Tue)

 

☆ヘリに乗るなら


何処も混み合う紅葉のシーズン、マツカ君の別荘が狙い目。
ヘリでお出掛け出来そうですけど、誰かさんが来そうで…。

シロエ 「片っ端から処刑してくれれば、安心ですよね」
ブルー 「庭師さんは、それが仕事だからね」
キース 「心配無用というわけだな」

だったらマツカの別荘に行くか、とキース君。

キース 「アレが無いなら、普通に紅葉見物なんだし…」
ジョミー「御馳走も期待出来るしね!」
スウェナ「絶品なのよね、あそこのお料理!」
サム  「例のキノコが出て来ねえのなら、決まりだぜ」

紅葉見物はマツカの別荘、とサム君、親指をグッと。

サム  「しかもヘリだろ、VIP待遇って感じだよな!」
ジョミー「いいよね、空から見る紅葉もさ」

遊覧飛行もつけられないかな、とジョミー君の声。

ジョミー「別荘の近くの山だって、紅葉が綺麗だろうし」
シロエ 「いいですねえ! 空だと渋滞しませんしね」
サム  「道路の渋滞を見るってのもよ、一興じゃねえの」

紅葉渋滞で動けないのを、空から見物、とサム君の提案。

サム  「これがホントの高みの見物、っていうヤツだぜ」
キース 「確かにな。駐車場に入るまでが地獄らしいし…」
スウェナ「今のシーズン、報道ヘリも飛んでるわよ?」

紅葉と渋滞をセットで中継、とスウェナちゃんも。

スウェナ「道路の方は大渋滞です、ってリポーターが…」
シロエ 「そういえば…。是非、やりましょう!」

空から見物するコースで…、とシロエ君も大賛成。

シロエ 「マツカ先輩、それでお願い出来ますか?」
マツカ 「いいですよ。遊覧飛行をつけるんですね」

コースは自由にお選び頂けますよ、と御曹司。

マツカ 「アルテメシアから別荘までの間なら、何処でも」
ブルー 「飛行計画が要るんだっけね、ああいうのは」
マツカ 「ええ。其処は、きちんとしておきますから」
一同  「「「やったー!!!」」」

空の旅までついてくるんだ、と誰もが歓声。
素敵ですよね!


2020/11/04 (Wed)   

 

☆何処か似ている人


紅葉の季節は何処も渋滞、けれどヘリなら安心なお出掛け。
スッポンタケの心配も無用な、マツカ君の別荘に決定で…。

ジョミー「ヘリから見るなら、紅葉の名所も大丈夫だよね」
シロエ 「そうなりますよね、角度が違い過ぎですけど」

地上で見るのと空からとでは…、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「とはいえ、紅葉は紅葉ですから…」
サム  「赤けりゃ、何でもいいんでねえの?」
スウェナ「アバウトだわねえ…。サムらしいけど」
サム  「おう! 俺は絵心とかはねえしよ」

ただのシーズンイベントだよな、とサム君、ニヤッと。

サム  「要は遊べて、美味いものさえ食えればよ…」
ブルー 「いいってわけだね、サムの場合は」
サム  「何か問題あるのかよ?」
ブルー 「それは無いけど、似た人がいたな、って…」

思わないでもないんだよねえ…、と生徒会長。

ブルー 「別の方面が凄すぎるから、目立たないけどさ」
一同  「「「へ?」」」
ブルー 「遊んで美味しいものってだけなら、さほど…」

ぼくたちは迷惑を蒙らないし…、と思慮深げな顔。

ブルー 「だからさ、影が薄いんだよねえ、その面ではさ」
シロエ 「会長、それって、もしかしなくても…」
キース 「あの馬鹿野郎か?」
ブルー 「ピンポーン!」

基本はそういう人間の筈、と言われてみれば、そんな人が。

ジョミー「そっか、サムって、似てるんだ、アレと…」
シロエ 「全く気付きませんでしたよね…」
マツカ 「見た目のタイプが似ていませんから…」

けれど、タフさは共通かも…、と御曹司も。

マツカ 「なるほど、サムに似てたんですね」
スウェナ「ビックリだわねえ…」

月とスッポンほど違うんだけど…、とスウェナちゃん。

キース 「確かにな。見た目だけなら、あっちは美形で…」
シロエ 「サム先輩は、並みと言うよりもですね…」
サム  「お前ら、なんか酷すぎねえか?」

人が黙って聞いていればよ、と膨れてますけど。
似てるかも?


2020/11/05 (Thu)

 

☆味方しに来た人


今年の紅葉はマツカ君の別荘、ヘリでお出掛けですけれど。
紅葉を空から見る話から、浮上したサム君に似た人の話。

サム  「俺がよ、アレに似てるだなんて…」
ジョミー「そりゃさ、見た目は似てないけどさ…」
シロエ 「アバウトな所は、確かに似ているかもですよ」

あっちが凄すぎて目立たないだけで…、と頷く面々。

シロエ 「遊べて、美味しいものさえあれば、でしょう?」
サム  「お前たちだって、そうじゃねえかよ」
キース 「しかし、紅葉を見に行くんだぞ」

多少は景色にこだわるだろう、と副住職の真っ当な意見。

キース 「赤ければ何でもいい、とまでは言わない筈だ」
スウェナ「そうよ、あんまりすぎるわよ、それ」
ジョミー「誰かさんの発想と変わらないよね」
??? 「なになに、何が変わらないって?」

何の話、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

一同  「「「出たーっ!!!」」」
Aブルー「失礼だねえ、君たちは!」

人の噂をしていたくせに…、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「分かるものなんだよ、悪口ってさ!」
キース 「誰も呼んではいないんだが!」
Aブルー「大丈夫、時間の問題だから!」
一同  「「「へ?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。

シロエ 「呼ぼうだなんて、誰も言ってませんけど?」
Aブルー「紅葉見物の話だよね?」

そのために集まってるんだろう、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「話が纏まったら、お邪魔しようかと」
キース 「とっくの昔に纏まったんだが!」
Aブルー「それはラッキー! 聞き逃してたんだね」

他の方に意識が行っていたかな、と喜ぶ人。

Aブルー「紅葉の話は後でいいとして、さっきの悪口…」
サム  「あんたじゃねえよ、俺が言われているんだぜ!」
Aブルー「そうみたいだけど、味方してもいいよ?」
サム  「はあ?」
Aブルー「紅葉見物したいしね!」

味方がいると心強いし、とパチンとウインク。
サム君を支持…?


2020/11/06 (Fri) 

 

☆お試しだそうです


紅葉見物はマツカ君の別荘へ、ヘリでお出掛けなんですが。
やって来たのがサム君に似た人、サム君に味方するそうで。

サム  「味方ってえのは、何なんだよ!」
Aブルー「もちろん、君の肩を持つことだってば!」

それ以外に何があると言うのさ、とソルジャーの問い。

Aブルー「ぼくさえサムの味方についたら、強い筈だよ!」
サム  「そうとは思えねえけどなあ…?」
Aブルー「だったら、ちょっと試してみようか?」

そこの君たち、と赤い瞳が見回す面々。

Aブルー「今から、お試しタイムなんだけどね?」
一同  「「「お試しタイム?」」」
Aブルー「そう! 君たちの中から、一人選んで…」

ぼくが味方についてあげるよ、とソルジャーの笑み。

Aブルー「サムのつもりで来たんだけどね、お試しだから」
シロエ 「お試しというのは、どんなのでしょう?」

サッパリ意味が分かりませんが、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「サム先輩だって、多分、そうですよ」
サム  「おっ、流石、分かってくれてたのな!」
シロエ 「それはまあ…。話を聞くのが一番でしょう」
サム  「だよなあ…。それで、お試しって言うのはよ…」

どんな感じになるんだよ、とサム君からも質問が。

サム  「俺も見てから考えてえよな、どうするかをよ」
Aブルー「了解。平たく言えば、試供品ってトコかな」
一同  「「「試供品?」」」
Aブルー「お試しだからね、試供品だろ?」

よくお店とかに置いてあるよね、と言われましても。

キース 「馬鹿野郎! 言葉の意味くらい理解している!」
Aブルー「そうなのかい? それは失礼」

知らないのかと思ってさ、と失礼すぎる台詞。

Aブルー「お試しタイムは、誰でもいいから一人だけ…」
キース 「試供品が貰えるんだな?」
Aブルー「ぼくが味方につくってヤツをね!」
キース 「一人だけか…」
シロエ 「そのようですね…」

それ以外の人は…、と顔を見合わせる御一同様。
一人だけ…。


2020/11/07 (Sat) 

 

☆試供品を貰えば


今年の紅葉はマツカ君の別荘、ヘリで出掛ける計画ですが。
やって来たのがソルジャー、サム君に何処か似ている人で。

キース 「試供品が貰える一人は、こいつが味方に…」
シロエ 「つくんですよね、百パーセント…」

どんな無理でも通るのでは…、とシロエ君の複雑な顔。

シロエ 「他の面子は奴隷にするとか、いけそうですよ」
ジョミー「奴隷って…。それは無理すぎないかな?」
キース 「有り得るぞ。なにしろ、こいつなんだから…」

殆ど最終兵器じゃないか、とキース君、ガクブル。

キース 「いいか、この前の松茸山の、ぶるぅの刑も…」
スウェナ「言い出したのは、この人だったわね…?」
ジョミー「そういえば…。此処にぶるぅはいないけど…」
シロエ 「連れて来るとか言いかねませんよ!」

ぶるぅの刑は恐ろしすぎます、とシロエ君も悪い顔色。

シロエ 「あの時は、全員、泥棒認定を覚悟でですね…」
キース 「隣の山に入ったんだぞ、でもって、追われて…」
ジョミー「危なかったよね、捕まりそうでさ…」
スウェナ「救助したのも、この人なのよね…」

瞬間移動で、とスウェナちゃん。

スウェナ「私たちの命運を左右できるのは、間違いないわ」
シロエ 「それも全員、纏めてですよ」
Aブルー「ピンポーン! どうかな、お試しタイムは?」

誰がお試ししたいのかな、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「キースでもいいし、シロエでもいいけど」
ジョミー「あっ、ずるい! なんでキースとシロエ?」
キース 「俺に決まったわけではないが!」
シロエ 「ぼくもですよ!」

たまたま名前が挙がっただけです、と呼ばれた人たち。

シロエ 「キース先輩、悪いですけど、お試しは、ぼくが」
キース 「なんだって!?」

抜け駆けするか、と非難の声が。

キース 「それくらいなら、俺がだな…!」
ジョミー「ぼくだって!」
シロエ 「早い者勝ちです!」

試供品だってそうでしょう、と言ってますけど。
どうなる…?


2020/11/08 (Sun)

 

☆お試しは無しで


紅葉見物はマツカ君の別荘、ヘリで出掛ける予定ですけど。
其処へ来たソルジャー、サム君に似ているという話から…。

キース 「早い者勝ちは無いだろう! 公平にだな…!」
ジョミー「ジャンケンとかで決めるべきだよ!」
スウェナ「そうよ、最強の味方がつくのよ?」
サム  「あー、悪いけどよ…」

お試しタイムは無しで頼むぜ、とサム君の割り込み。

シロエ 「何ですって? どういうことです、サム先輩!」
サム  「お試ししなくても、もう分かったしよ…」

味方について貰えばどうなるかがよ、とサム君、苦笑。

サム  「試供品無しで、俺で頼むのが一番だよな」
キース 「おい! お前、まさか、俺たちを奴隷に…!」
シロエ 「ぶるぅの刑かもしれません。仕返しですしね」
一同  「「「げっ!」」」

えらいことになった、と誰もが顔面蒼白。

キース 「と、取り消す! そいつに似てると言った件!」
シロエ 「ぼくもです! 謝りますから、許して下さい!」
ジョミー「ぼくだって!」

だから許して、と悲鳴と嘆願。

キース 「頼むから、そいつを味方につけないでくれ!」
サム  「うーん…。それを頼む気だったのによ…」
一同  「「「へ?」」」
サム  「俺の味方についてくれたら、その件をよ…」

無かったことにして貰う気だった、とサム君、困惑。

サム  「けどよ、謝って貰っちまうと…」
シロエ 「えーっと…? どうなるんですか?」
サム  「味方して貰っても、意味ねえなあ、って…」

試供品でも要らねえよ、と弾ける、人が好すぎる笑み。

サム  「今の話は無しってことな!」
Aブルー「ええっ? せっかく、ぼくがさ…!」

味方になるって言ってるのに、とソルジャーも仰天。

Aブルー「もったいないと思わないのかい?」
サム  「そりゃまあ…。でもよ、みんな、友達!」
キース 「お前ってヤツは…」
シロエ 「最高ですよ!」

やっぱり全然似ていませんね、とシロエ君。
いい人ですしね!


2020/11/09 (Mon)

 

☆誘って欲しい人


今年の紅葉はマツカ君の別荘へ、ヘリでお出掛けする予定。
サム君がソルジャーに似ているとかで、脱線でしたけど…。

ジョミー「ありがとう、サム! 断ってくれて!」
サム  「訂正してくれりゃ、それでいいんだよ、俺は」

似ているっていう話をよ、とサム君、素晴らしい人柄。

サム  「そいつに似てなきゃ、問題ねえし」
Aブルー「なんで、そこまで言われるのさ、ぼくが!」
キース 「日頃の行いが悪いからに決まっているだろう」
Aブルー「うーん…。まさか、断られるなんて…」

君たちだって、争奪戦の勢いだったのに…、と溜息な人。

Aブルー「まあいいけどね。それより、紅葉は?」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「保留にしていた紅葉の件だよ、お出掛けだよ!」

何処へ行くわけ、とソルジャーが乗り出す膝。

Aブルー「もちろん、誘ってくれるよねえ?」
シロエ 「マツカ先輩、誘っちゃダメです!」
キース 「馬鹿か、お前は!」

なんだって口を滑らせるんだ、とキース君の怒声。

キース 「今ので半分、バレただろうが!」
ジョミー「そう言うキースも、裏付けたよねえ?」
スウェナ「どうしてスルーしなかったのよ!」
ブルー 「そして君たちが、残りを補強したってね」

脊髄反射で喋るからだよ、と生徒会長、お手上げのポーズ。

サム  「俺とマツカは、喋ってねえぜ」
ブルー 「うん。君たちは、いいんだけどさ…」
Aブルー「ねえねえ、マツカに頼めばいいんだよね?」

何処に行くのか知らないけどさ、とソルジャーの問い。

Aブルー「スポンサーは、マツカみたいだし…」
マツカ 「その通りですね」

否定はしません、と素直に頷く御曹司。

マツカ 「別荘へ行こうと言ってるんです、ヘリで空から」
Aブルー「いいねえ、ソレ! 行ってもいいかい?」
マツカ 「ええ、皆さんでいらして下さい」
一同  「「「げっ!」」」
Aブルー「何か?」

スポンサーが承知したのにさ、と正論が。
間違ってませんね…。


2020/11/10 (Tue)

 

☆会議だそうです


紅葉見物はマツカ君の別荘、ヘリで空からお出掛けですが。
ソルジャーも行きたいと言い出しまして、マツカ君が承諾。

Aブルー「マツカの別荘へ出掛けるんだし、問題無し!」
キース 「し、しかしだな…!」
Aブルー「みんなでどうぞ、と言ってくれたしねえ…」

ハーレイも、ぶるぅもOKだよね、と笑顔のソルジャー。

マツカ 「もちろんですよ。皆さんで、是非」
シロエ 「人が好すぎです、マツカ先輩!」
キース 「そもそも、お前が喋ったせいだぞ!」
シロエ 「キース先輩だって、怒鳴ったでしょう!」

ぼくだけのせいにしないで下さい、と揉めてますけど。

ブルー 「あのねえ…。とっくの昔に手遅れだから」
サム  「それによ、俺とマツカ以外は、連帯責任だぜ」
一同  「「「うっ…」」」

それはそうかも、と口ごもるしかない御一同様。

Aブルー「じゃあさ、お出掛けは、三人追加でね!」
マツカ 「分かりました。あれっ、もう、お帰りですか?」
Aブルー「ちょっとね、会議があるものだから」

サボッたら、おやつが貰えなくてね、とソルジャー、苦笑。

Aブルー「ぶるぅのおやつには、劣るんだけどさ…」
キース 「貰わないと怪しまれる、というわけだな?」
Aブルー「そう! おやつは食事よりも大切だしね!」

食べに帰るよ、とパッと姿が消え失せまして…。

ジョミー「あーあ…。やっぱり来るってさ…」
スウェナ「来るとは思っていたのよねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなでお出掛けだよね!」

とっても楽しみ! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「それにヘリにも乗れちゃうし!」
サム  「おう! 前向きに考えようぜ」

文句を言っても仕方ねえしよ、とサム君の意見。

サム  「召喚しちまったものは、どうしようもねえよ」
ジョミー「毎回、召喚しちゃうんだよねえ…」
キース 「誰かがな…」
ブルー 「呪文も無しだし、最強だってば」

呼ばれた方は、と言われましても。
それって、どういう…?


2020/11/11 (Wed)

 

☆呪文が無い場合


紅葉見物はマツカ君の別荘ですけど、ゲストが三名も追加。
断れないわけで、ヘリでソルジャーたちとお出掛けですが。

ジョミー「呼ばれた方は最強って、それ、どういう意味?」
キース 「あの馬鹿は、元々、最強だろうが!」

たまにマツカが勝利するが、とキース君。

キース 「だが、それ以外は、ほぼ無敵でだな…」
シロエ 「呼ばれなくても来ますしね…」

迷惑この上ないですよ、とシロエ君も。

シロエ 「あんなのを呼ぶ呪文なんかは、無くていいです」
スウェナ「あったら真面目に困るわよ!」
サム  「唱えたヤツは、フルボッコでねえの?」
ジョミー「当たり前だよ!」

今日みたいなのは仕方ないけど、とジョミー君の相槌。

ジョミー「明日は我が身だから、許すだけでさ…」
サム  「うんうん、何が切っ掛けになるか謎だしよ…」

責められねえよな、とサム君も同意。

サム  「だからよ、呪文なんかはねえ方がよ…」
ブルー 「どうなんだか…。ぼくが言うのは其処だから」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「呪文も無しだし、最強ってヤツ!」

君たちも、よく考えたまえ、と生徒会長。

ブルー 「召喚する時に呪文を唱える理由は、何かな?」
ジョミー「えっと…? それは呼びたいからで…」
スウェナ「そうよね、呼びたい理由はともかく」
ブルー 「呼ぶために唱えるんだろう? つまりさ…」

一種の儀式なわけだよね、と生徒会長の解説が。

ブルー 「手順を踏んで呼び出したんなら、帰す時には?」
シロエ 「お帰り願わないとダメですね」
ブルー 「うん。こっくりさんでも、そうだよね」

お帰り下さい、という儀式が必要、と生徒会長の指摘。

ブルー 「だったら、呪文も無しで出て来た魔物とかは?」
キース 「祈祷で追い払うか、バトルしかないな」
ブルー 「ブルーは、まさにその状態だよ」
シロエ 「お帰り願えないんですね…」
ブルー 「そう!」

分かったかな、と見回されましても。
怖すぎですって…。


2020/11/12 (Thu)

 

☆呪文を唱えても


紅葉見物はマツカ君の別荘、ソルジャーたちも来るそうで。
ヘリでお出掛けなんですけれど、そのソルジャーが問題。

シロエ 「お帰り頂く呪文が無いって、最悪ですよ!」
スウェナ「怖すぎるわよ、その状態!」
ジョミー「祈祷かバトルか、それしか無いんだ…?」

なんとか帰って貰うには…、とジョミー君もブルブル。

ジョミー「今日は、サッサと帰ったけどさ…」
サム  「普段だったら、居座るんだぜ」
キース 「ぶるぅの料理と、菓子目当てでな」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お客様、大好き!」

帰っちゃったから残念だよう、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「ゆっくりしてって欲しかったのに…」
シロエ 「要りませんから!」
ジョミー「どうせ、紅葉で振り回されるよ」
キース 「くっそぉ…。また、あいつらか…」

嫌な予感しかしないんだが、とキース君の眉間に皺が。

キース 「最強の魔物らしいしな…」
マツカ 「どうでしょう? 紅葉見物に限っては…」
一同  「「「え?」」」
マツカ 「呪文を唱えたことにならないでしょうか?」

ぼくが御招待しましたしね、と御曹司。

マツカ 「皆さんでどうぞ、と言いましたし…」
ジョミー「あー! それが召喚の呪文になるんだ!」
マツカ 「そうじゃないかと思うんですけど…」

如何でしょうか、と御曹司の問い。

マツカ 「今日とは事情が違って来ますよ」
キース 「なるほどな…。確かにそうだ」
ジョミー「じゃあ、最強じゃなくなるのかな?」
ブルー 「うーん…。問題は、お帰り頂く呪文で…」

そっちの呪文があるだろうか、と生徒会長。

ブルー 「どうなんだい、マツカ?」
マツカ 「言われてみれば…」

お客様は追い返せませんね、とマツカ君の困り顔。

マツカ 「おもてなししてこそですから…」
キース 「お帰り願えないんだな?」
マツカ 「そうなりそうです、この場合…」
一同  「「「あー…」」」

ダメか、と一同、肩を落としてガックリ。
残念すぎ…。


2020/11/13 (Fri)

 

☆運任せでいこう


紅葉見物はマツカ君の別荘、ヘリでお出掛けでゲストつき。
ソルジャーたちが来るわけですけど、どうしようもなくて。

キース 「召喚の呪文は唱えていても、帰す呪文か…」
マツカ 「すみません。お客様を御招待した以上は…」
シロエ 「お帰り願うのは、失礼ですしね…」

勝手にお帰りになるならともかく…、とシロエ君。

シロエ 「そういう場合は、引き止める方が失礼ですけど」
ジョミー「あっ、ソレ! ソレを使えないかな?」
一同  「「「は?」」」
ジョミー「引き止める方が失礼ってヤツだよ!」

お帰りになるなら止められないよ、とジョミー君の意見。

ジョミー「止めようって方が失礼なんだし、いけるかも…」
サム  「いいかもなあ…。でもよ、相手がアレだしよ…」
スウェナ「帰りたくなるようなことって、あるかしら?」

なんと言っても最強なのよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「どちらかと言えば、私たちの方が…」
シロエ 「帰りたい気分になりそうですよね…」
キース 「まったくだ。もう諦めるしかないだろう」

紅葉見物は運任せだ、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「運が良ければ、ヘリで空から観光してだな…」
サム  「美味いものを食って、楽しめるってな!」
キース 「そういうことだ。悪かった時は、仕方ない」
シロエ 「考えない方が良さそうですね…」

悪かった時のことなんて…、とシロエ君も深い溜息。

シロエ 「紅葉日和に期待しましょう、それが一番です」
ジョミー「そうだね、天気が悪かったらさ…」
キース 「何も言うな、言霊というのがあるぞ」
ブルー 「うん。いいことだけを考えたまえ」

それでこそ福を呼べるというもの、と生徒会長も。

ブルー 「マツカ、別荘とヘリをよろしく頼むよ」
マツカ 「ええ。手配の方は任せて下さい」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お出掛け、楽しみ!」
一同  「「「おーっ!!!」」」

いいことを考えて福を呼ぶぞ、と突き上げる拳。
福が来ますように…。


2020/11/14 (Sat)

 

☆肩書が同じ人


やって来ました、紅葉見物でマツカ君の別荘に出掛ける日。
生徒会長のマンションに集合ですけど、いつもと違う場所。

シロエ 「会長、おはようございます!」
ブルー 「おはよう、みんな揃っているね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いいお天気で良かったよね!」

お出掛け日和! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が歓声な屋上。

キース 「屋上にヘリポートというのが流石だな…」
ジョミー「駐車場からだと思ってたよねえ…」
マツカ 「ぼくもです。そしたら、ブルーが…」

屋上にあるから、と言ったんですよね、と御曹司。

マツカ 「流石、ソルジャーの家ともなると違いますよ」
サム  「その肩書だと、誰かと変わらねえけどよ…」
ブルー 「仕方ないよね、役職名が同じだからさ」
??? 「悪かったねえ!」

肩書が同じで、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

ぶるぅ 「わぁーい、いらっしゃい!」
Aブルー「多分、君の方がパクリだからさ、ソレ!」
ブルー 「だろうね、なにしろシャングリラ号が…」
A船長 「私たちの船と同じだそうですからねえ…」

設計図が流出したとかで…、とキャプテンも登場。

A船長 「なんとも由々しき問題ですが…」
Aブルー「いいじゃないか、お蔭でこうしてさ…」
Aぶるぅ「地球のある世界に来られるもーん!」

最初に来たのは、ぼくだもんね、と悪戯小僧の「ぶるぅ」。

Aぶるぅ「美味しいものが沢山あるし、楽しいし…」
Aブルー「そういうこと! 流出のことは気にしない!」

原因は多分、ぼくだろうけど、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「人類軍に漏れたわけじゃないから、オッケー!」
ブルー 「設計図の件は感謝してるよ」

無意識にしても…、と生徒会長。

ブルー 「でも、その件と、君の迷惑度とは…」
Aブルー「別件だって?」
ブルー 「当然だろう! 毎回、毎回…」
マツカ 「皆さん、ヘリの用意が出来てますから」

続きはヘリの中でどうぞ、と言ってますけど。
この続きを…?


2020/11/15 (Sun) 




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☆ゲストも来ました


松茸山へお出掛けな休日、集合しているシャン学メンバー。
ソルジャーたちは多分ギリギリ、いつものお約束ですけど。

キース 「アレさえ無ければいいんだ、これで安心だな」
シロエ 「でもですね…。キノコは成長が早いですから」
サム  「おいおい、フラグを立てるんじゃねえよ」

縁起でもねえ、とサム君、シロエ君をギロリと。

シロエ 「すみません! そんなつもりじゃあ…」
ジョミー「当たり前だよ、故意なら許されないって!」
スウェナ「そうね、有罪まっしぐらよねえ…」
??? 「なになに、誰が有罪だって?」

何の話、とソルジャーたち(会話表記はAつき)が登場。

Aブルー「おはよう、今日は天気も最高だよね!」
A船長 「皆さん、おはようございます」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ ぶるぅ、久しぶりーっ!」
ぶるぅ 「わぁーい、みんなが来てくれたよーっ!」

楽しい松茸山になりそう、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「マイクロバスでお出掛けだよね!」
マツカ 「ええ、そのバスです。お揃いですから…」

バスへどうぞ、と御曹司が指差すマイクロバス。

Aブルー「いいねえ、マイクロバスでも豪華!」
マツカ 「乗り心地も、車内の設備も大切ですしね」
Aブルー「流石、マツカは気が利くよ!」

じゃあ、有難く、とソルジャー、いそいそとバスへ。

Aブルー「ほら、ハーレイも! 一番前の席がいいよね」
A船長 「地球の景色を楽しめますしね」
Aぶるぅ「ぶるぅ、ぼくたちも前の方にしようよ!」
ぶるぅ 「うんっ!」

わぁーい! と、お子様たちも大はしゃぎで車内へ。

ブルー 「よし、ぼくたちもバスに乗ろうか」
シロエ 「そうですね!」

全員、乗車で、松茸山へと走り始めたマイクロバス。

Aブルー「楽しみだよねえ、松茸山! ところでさ…」
マツカ 「はい、何でしょう?」
Aブルー「さっきの、有罪ってヤツなんだけど」

何のことかな、とソルジャーからの質問が。
忘れていなかったと…?


2020/10/16 (Fri) 

 

☆フラグをお願い


マイクロバスで松茸山へ出発、その車内での話ですけれど。
ソルジャーが持ち出した有罪という件、ヤバイかもな流れ。

Aブルー「そもそも、誰が有罪なんだい?」
マツカ 「いえ、該当者はいませんけれど」

ただの話題というヤツですよ、とマツカ君、穏やかな笑み。

マツカ 「故意か過失か、そういう話をしていただけです」
Aブルー「ふうん…? 何か事件があったのかな?」
キース 「違うな、単に話題になっていただけだ」

そして中身はフラグについてだ、と副住職。

キース 「いわゆるフラグを立てた場合は、どうなるかと」
Aブルー「それは有罪になるのかな?」
キース 「さっきマツカが言った通りに、故意か過失か…」
ブルー 「其処で変わって来るんだよねえ、判決が」

故意だと有罪、過失の場合は原則、無罪、と生徒会長も。

ブルー 「それだけの話で、フラグも全く立っていないね」
Aブルー「そうなんだ…。どうせなら立てて欲しかったな」
一同  「「「へ?」」」

なんのこっちゃ、と一同、キョトン。

サム  「立てるって…。フラグをかよ?」
Aブルー「そう! スッポンタケに出会えるように!」
一同  「「「げっ!」」」

何処かで聞いたようなフラグで、誰もがガクブル。

Aブルー「どうしたんだい?」
キース 「普通、出会いたくないだろう!」
Aブルー「ぼくは大いに出会いたいけど!」
A船長 「私もですね」

養子縁組をしていますから、とキャプテンの笑顔。

A船長 「元気な姿を見せてくれると、嬉しいのですが」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ ハーレイ、漲るもんね!」
Aブルー「会えれば、今夜はビンビンのガンガン!」

なのにフラグが立っていないなんて、とソルジャー、溜息。

Aブルー「今からでもいいから、フラグをお願い!」
キース 「立てたヤツは有罪になるんだが!」
Aブルー「大丈夫、ぼくが許すから! 逆転無罪で!」

それなら立ててくれるだろう、と言ってますけど。
誰が立てると…?


2020/10/17 (Sat) 

 

☆お礼をするなら


松茸山へ向かうマイクロバスの中で、話がイヤンな方向へ。
フラグを立てて欲しいソルジャー、立てても無罪だとか。

Aブルー「罪にならないんだし、誰か立ててよ!」
A船長 「私からも、是非、お願いします」

息子と対面したいですし、とキャプテンまでが。

A船長 「せっかく休暇が取れたんですから」
Aブルー「ほら、ハーレイも、こう言ってるし!」

誰かフラグを、と見回す車内。

Aブルー「誰でもいいから、スッポンタケとの対面用に!」
キース 「断固、断る!」
サム  「立てたいヤツなんか、誰もいねえよ」
Aブルー「有罪の件なら、ちゃんと無罪にするからさ!」

此処で一発、とソルジャー、グッと拳を。

Aブルー「それでスッポンタケに会えたら、お礼もね!」
A船長 「いい案ですね、一種の懸賞ですか」
Aブルー「そう! 出会えた場合は、うんと手厚く!」

フラグを立ててくれた人に…、と取り出す財布。

Aブルー「こんな感じで、お礼はどうかな?」
シロエ 「ハッキリ言って、安すぎますね」

それじゃお布施にも届きませんよ、とシロエ君。

シロエ 「束が入っていませんからね」
ジョミー「だよねえ、財布の厚みも込みでアレだし…」
スウェナ「せいぜい20枚くらいじゃないの?」

束の五分の一だわね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「私たち、甘く見られてるわよ、本当に」
サム  「アレじゃ魂は売れねえよなあ…」
キース 「まったくだ。俺たちを舐めていやがるな」

誠意の欠片も見られないぞ、と副住職。

キース 「いいか、フラグを立てたヤツは、だ…」
シロエ 「思いっ切り、裏切り者ですよ?」

いくら無罪にして貰っても、とシロエ君の指摘。

シロエ 「仲間内では恨まれますから、格安では…」
ジョミー「誰も裏切らないと思うよ、割に合わないから」
サム  「やっぱ、束だよな?」
キース 「最低でも、束は欲しいところだ」

それ以下で裏切る馬鹿はいない、と頷く人たち。
格安ではねえ…。


2020/10/18 (Sun)

 

☆キャッシュと厚み


松茸山へ向かう車中ですけど、ソルジャーが持ち出した話。
スッポンタケに出会えるフラグを立てたら、お礼だそうで。

Aブルー「誰もフラグを立てたくない、って?」
キース 「その金額で、誰が立てると言うんだ!」

俺たちだって、馬鹿じゃないんだ、と副住職の渋面。

キース 「せめて束なら、誰か裏切るかもしれないが…」
ジョミー「20枚だよ、そりゃ大金には違いないけど…」
サム  「裏切り者って言われるんだぜ、後々まで」

その運命とは釣り合わねえよ、とサム君も。

サム  「だからフラグは諦めろよな、誰も立てねえしよ」
スウェナ「そうよ、あんなキノコは無くていいのよ」
Aブルー「うーん…。君たち、何も分かってないねえ…」

いや、マツカは分かっているかもね、と赤い瞳がキラリ。

Aブルー「どうかな、マツカ? この財布は?」
キース 「おいおい、カード払いというのは無しだぞ」
ジョミー「こういう場合は、キャッシュだよねえ?」
サム  「そうだぜ、重みが違うしよ」

ブラックカードが入っていたって意味ねえよ、とサム君。

サム  「やっぱ、キャッシュでなくっちゃよ…」
Aブルー「こう言ってるけど、マツカの意見は?」
マツカ 「そうですね…。中身を拝見していませんから…」

ある意味、ブラックカード以上かも、と御曹司が傾げる首。

ジョミー「ちょ、ちょっと…! なんでそうなるわけ!?」
キース 「俺にも分からん、何なんだ、マツカ?」

あの中に何があると言うんだ、と車内はたちまち大騒ぎに。

キース 「どう見ても、中身は20枚だが…!」
マツカ 「その20枚が問題なんです、この場合」

お札だけとは限りませんから、と御曹司、思慮深げな顔。

マツカ 「もしも小切手が入っていたら、と…」
一同  「「「小切手?」」」
マツカ 「ええ。好きな金額を書ける仕様だったなら…」
一同  「「「あーっ!!!」」」

上限が無いことになるんだ、と誰もが仰天。
半端ないかも…。


2020/10/19 (Mon) 

 

☆裏切りの価値は


松茸山へ向かう車中で、フラグを立てろと言うソルジャー。
スッポンタケに出会えるのを立てた人には、お礼だそうで。

キース 「小切手と来たか…」
ジョミー「エロドクターのヤツだよねえ?」
サム  「それ以外にねえだろ、あいつの金づる」
シロエ 「そうなってくると、上限は本気で無いですね…」

なんと言ってもエロドクターです、とシロエ君も唖然。

シロエ 「裏切る価値があるような気がして来ましたよ」
スウェナ「待ちなさいよ、あんた、裏切る気なの!?」
キース 「魂を売るつもりなのか?」
シロエ 「考えようによっては、アリじゃないかと…」

思うんですよね、とシロエ君が立てる人差し指。

シロエ 「いいですか? 金額の方は上限無しです」
キース 「それはそうだが、裏切り者には追手がかかるぞ」
ジョミー「高飛びするなら別だけれどさ…」
サム  「学校も辞めて逃げねえ限りは、ブチ殺されるぜ」

なんたって、この面子だしよ、とサム君、指をボキボキと。

サム  「覚悟しとけよな、裏切るんなら」
キース 「ついでに、坊主ネットワークを舐めるなよ?」

国内なら、何処でも坊主がいるぞ、と副住職も。

キース 「指名手配は簡単なんだ、こいつを探せ、と」
ジョミー「あー! もしかして、宗派を超えるわけ?」
キース 「当然だろうが、今の世の中、SNSだ」

若手は細かいことを言わない、と副住職の冷たい笑み。

キース 「拡散希望で一発だろうな、指名手配は」
サム  「だってよ、それでも裏切るのかよ?」
シロエ 「単独でやるとは言ってませんしね」
一同  「「「はあ?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。

キース 「おい。どうやって複数で裏切るつもりだ?」
シロエ 「簡単ですって、声を掛ければいいだけです」
ジョミー「それで、どうなるって?」
シロエ 「もちろん、お礼を山分けですよ」
一同  「「「あーっ!」」」

その手があったか、とアッと驚く御一同様。
複数で裏切り…。


2020/10/20 (Tue)

 

☆皆で立てれば


松茸山へ向かう車中ですけど、フラグを立てた人にはお礼。
スッポンタケに出会えるフラグで、ソルジャーからで…。

キース 「なるほどな…。皆で裏切ったら問題ない、と」
シロエ 「そうなんですよ、全員、共犯ということで」
一同  「「「イイネ!」」」

上限無しの小切手ゲット、と盛り上がる車内。

サム  「俺は乗ったぜ、此処で乗らなきゃ損だしよ」
ジョミー「ぼくも、ぼくも!」
スウェナ「入らない手は無いわよね、ソレ」
キース 「当然、俺も混ざれるんだろうな?」

スッポンタケは俺の一番弟子だぞ、と副住職も大乗り気。

キース 「弟子のことなら、俺に任せろ!」
シロエ 「じゃあ、キース先輩が筆頭でいいですか?」
キース 「そうだな、出会えるフラグだからな」

出頭しろと言えばいいのか、とキース君、ニヤリ。

キース 「出て来なければ破門だ、とでも」
シロエ 「いいですね、その線で行きましょう!」
Aブルー「フラグを立てる気になってくれたのかい?」
キース 「やってもいいぞ、小切手を貰えるならな」

金額に上限は無いだろうな、と確認の方も抜かりなく。

Aブルー「大丈夫! ノルディがくれたヤツだしね!」
シロエ 「キース先輩、いけますよ!」
キース 「よし! では、早速…」

不肖の弟子に声を掛けないと、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「我願身浄…」
マツカ 「あのぅ…。お話の途中ですけど…」
キース 「なんだ、読経の邪魔をする気か?」

そういえば、お前は混ざってないな、と副住職の鋭い瞳。

キース 「金に不自由は無いんだろうが、此処はだな…」
シロエ 「放っておいて頂けますか、マツカ先輩」
マツカ 「そうじゃなくって、到着なんです」

松茸山に、と外を指差す御曹司。

マツカ 「今、駐車場に入りましたから」
Aブルー「それじゃ、フラグは?」
マツカ 「残念ですが…」
一同  「「「えーっ!?」」」

そんな、と悲鳴が上がってますけど。
時、既に遅し、と…。


2020/10/21 (Wed) 

 

☆出遅れた責任


松茸山へ向かう車中で、スッポンタケに出会えるフラグを。
立てた場合はソルジャーからお礼、やる気になったのに…。

キース 「くっそぉ、一足、出遅れたか…!」
ジョミー「上限無しの小切手、貰える筈だったのに…!」
シロエ 「本当ですよ、せっかくの案がパアですってば!」

あんまりすぎる、と嘆き節ですけれども、ソルジャーも。

Aブルー「あのねえ、君たちには儲け話なんだろうけど…」
A船長 「私たちには切実ですよね、出会えるかどうかは」
Aブルー「そう、それ! 泣きたいのは、ぼくたちだよ」

君たちに何が分かるというのさ、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「縁起でもないことをしてくれちゃって…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「フラグだってば、へし折ったようなものだよね」

立てる気満々でコケたんだから、と赤い瞳に物騒な光。

Aブルー「もしも出会えなかった時はさ、君たちにもさ…」
キース 「ま、まさか、責任転嫁する気か!?」
Aブルー「転嫁じゃなくって、そのまんまだろう!」

縁起をかつぐのも大事だよね、と指をビシィ! と。

Aブルー「それを逆さにしたんだからさ、責任重大!」
キース 「言いがかりだ!」
Aブルー「そうは言えないと思うけど?」

残念がったのも君たちだから、と畳み掛ける人。

Aブルー「無関係だとは言えないからね、絶対に!」
A船長 「ええ、因果関係は認められるでしょうね」

スッポンタケに出会えなかった時は…、とキャプテンも。

A船長 「もしもフラグが立っていたなら、という観点で」
シロエ 「キャプテンなのに縁起を担ぐんですか!?」
キース 「そんな姿勢でキャプテンなんぞは…」

務まらんだろう、と副住職のツッコミ。

キース 「もっと冷静客観的であるべきだ!」
A船長 「いいえ、私は冷静ですよ」
キース 「どの辺がだ!」
A船長 「今はブルーの連れの立場が大切ですので」

ブルーの肩を持ちませんと、とキッパリと。
ある意味、冷静…。


2020/10/22 (Thu)

 

☆フラグを折ったら


松茸山に到着ですけど、立て損なってしまったのがフラグ。
スッポンタケに出会えるヤツで、ソルジャー、怒り心頭で。

Aブルー「ほらね、ハーレイもこう言ってるから!」
キース 「俺たちに責任があると言うのか?」
A船長 「そうなりますねえ、必然的に」

責任を取って頂かなければ…、とキャプテンも大真面目。

A船長 「それに縁起は大切ですよ、船乗りにとっては」
Aブルー「そうなんだよねえ、SD体制の時代でもね!」

なにしろ宇宙に出るわけだから…、とソルジャーの解説。

Aブルー「一つ間違えたら、普通の人間は、命が無いしさ」
キース 「だが、あんたたちは、違うだろうが!」
A船長 「人類軍というのがありますからね」
Aブルー「人類には頼もしい存在だけど、ミュウにはさ…」

命取りでしかないからね、と言われてみれば、その通り。

Aブルー「そんなわけでさ、縁起は担いでなんぼなんだよ」
A船長 「ですから、フラグが折れるというのは…」

とてもよろしくないですね、とキャプテンの眉間に皺が。

A船長 「出会えない気がして来ましたよ、義理の息子に」
Aブルー「ホントにねえ…。ぼくも心配で、心配で…」

会えなかったらどうしよう、とソルジャー、溜息。

Aブルー「スッポンタケがいないだなんて、最悪だってば」
キース 「此処は松茸山なんだが!」
Aブルー「キノコにとっては、最高の環境だろう?」
一同  「「「うっ…」」」

其処については確かなだけに、反論出来ない御一同様。

Aブルー「いいね、いなかった時は君たちのせい!」
一同  「「「そ、そんな…」」」

無茶な、と誰もがガクブルですけど。

Aブルー「それが嫌なら、草の根分けても探し出すんだね」
シロエ 「見付からなかった時は、どうなるんですか?」
Aブルー「そうだね、ぶるぅの刑というのも…」
A船長 「良さそうですねえ…」
一同  「「「ぶるぅの刑?」」」

なんだそれは、と皆が見合わせる顔。
ぶるぅの刑って…?


2020/10/23 (Fri)

 

☆サプライズな刑


松茸山に到着したものの、立て損なったフラグが大問題。
スッポンタケに出会えなかったら、責任がどうのという話。

キース 「…おい。ぶるぅの刑というのは、何なんだ?」
Aブルー「そのまんまだけど?」
A船長 「私たちのシャングリラならではの、刑ですね」

なかなか楽しいものですよ、とキャプテン、穏やかな笑み。

A船長 「食らってのお楽しみですからねえ、この刑は」
Aブルー「そう! もう、とびきりのサプライスで!」

処刑を命じた、ぼくにも読めない、とソルジャーも笑顔。

Aブルー「だから、ぶるぅの刑でどうかな?」
キース 「それが分からんと言ってるんだが!」
A船長 「私たちにも分からない、とブルーがですね…」
Aブルー「たった今、説明したばかりだけれど?」

刑を食らってみれば分かるよ、とソルジャー、ウインク。

Aブルー「どんな刑かは、ぶるぅにお任せ!」
一同  「「「えっ?」」」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 悪戯、大好きだもんね!」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

ソレか、と誰もが震え上がった、ぶるぅの刑の正体。

シロエ 「し、死ねる気しか、しないんですけど…!」
キース 「俺もだ、どんな目に遭わされるんだ?」
Aブルー「さあねえ、ぶるぅの気分次第だし…」
A船長 「どうなるかは、本当に分かりませんね」

嫌なら、刑の回避をどうぞ、とキャプテンが指差す松茸山。

A船長 「スッポンタケに出会えた場合は、刑は無しです」
Aブルー「そうだよ、頑張って探すのが一番!」
一同  「「「うわー…」」」

取りに来たのは松茸なのに、と顔色の悪い御一同様。

キース 「どうして、こういうことになるんだ…」
シロエ 「それよりもですね…」

マツカ先輩の気配りが問題ですよ、とシロエ君が潜める声。

シロエ 「此処は松茸山ですから…」
Aブルー「えっ、なに、なに?」
シロエ 「いいえ、何でもありません!」

とにかく急いで入山です、と揃って松茸山へ。
さて、どうなる…?


2020/10/24 (Sat) 

 

☆無さそうなアレ


松茸山に着いた面々ですけど、立て損ねたフラグが大問題。
スッポンタケに出会えなかった時は、ぶるぅの刑だそうで。

Aブルー「うん、松茸山はいいねえ、自然もたっぷり!」
A船長 「地球ならではの光景ですよね、楽しみましょう」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 松茸とスッポンタケだね!」
一同  (((………)))

問題はスッポンタケなんだ、とガクブルなのが他の面子で。

シロエ 「さあ、頑張って探しましょうか、松茸を!」
Aブルー「スッポンタケもよろしくね!」
Aぶるぅ「無かった時は、ぼくの出番だも~ん!」
一同  「「「頑張りまーっす!」」」

誠心誠意、と山に分け入るシャン学メンバー。

キース 「シロエ、さっきの話なんだが、マツカのだな…」
シロエ 「気配りっていうヤツですか?」
ジョミー「そう、ソレ、ソレ! 何処が問題?」

あっ、松茸! と、ジョミー君が一本目を発見。

ジョミー「流石、手入れが行き届いてる山は違うね!」
シロエ 「其処なんですよ、問題は」
サム  「どういう意味だよ、分かるように言えよな」
シロエ 「マツカ先輩、松茸山の人にですね…」

アレの排除を頼んだんですよね、とシロエ君の問い。

シロエ 「松茸以外は、出ないように、って…」
マツカ 「は、はい…。実は、昨夜も改めてお願いを…」

念には念を入れたんですけど…、と御曹司、優れない顔色。

マツカ 「どうやら裏面に出たみたいですね、この場合…」
一同  「「「うっ…」」」

そういえば、そういう話もあった、と誰もが顔面蒼白。

スウェナ「つまり、松茸しか無いってわけね?」
マツカ 「プロがパトロール済みですからね…」

朝一番で、と御曹司が肩を落として見回す山。

マツカ 「見落としなんかは、無いと思っていいでしょう」
サム  「やべえじゃねえかよ、そんな山だと」
キース 「どう考えても、確実に…」
ジョミー「ぶるぅの刑だよ…」

ぼくたち全員、とジョミー君、お手上げのポーズ。
処刑…。


2020/10/25 (Sun) 

 

☆見付からないアレ


松茸山に来た御一同様、松茸はあっても無いキノコが問題。
スッポンタケが見付からないと、ぶるぅの刑な身の上で…。

シロエ 「どうするんですか、このままだと処刑ですよ?」
キース 「だが、俺たちには、どうすることも…」
サム  「出来ねえよなあ、相手はアレなんだしよ」

召喚できるブツでもねえぜ、とサム君の嘆き節。

サム  「松茸だったら、いくらでも…。おっと、発見!」
ジョミー「ぼくも! 嬉しいけれどさ、例のアレがさ…」
マツカ 「すみません、なんとお詫びすればいいか…」
Aブルー『もしもーし! そっちはどう?』

スッポンタケに出会えたかな、とソルジャーの思念。

キース 「急かすな、鋭意、捜索中だ!」
Aブルー『了解! こっちは生憎、出会えてなくてね』
A船長 『皆さんに期待しておりますから』

頑張って下さい、とキャプテンからもダメ押しが。

サム  「やべえよ、マジでアレは生えてねえんだ…」
キース 「そのようだな、あいつらでもダメとなると…」
スウェナ「ぶるぅの刑なんか、勘弁だわよ!」
シロエ 「ぼくもですけど、探すだけ無駄で…。あれ?」

あっちの山は何でしょう、とシロエ君が指差す隣の山。

シロエ 「松茸山では無さそうですよね、雰囲気が」
キース 「そうだな、手入れをしていないようだ」
マツカ 「所有者が放置しているんでしょう、面倒で」

松茸山で採算を取るのは大変ですし、と御曹司。

マツカ 「シーズン以外も、何かと手入れが必要ですから」
シロエ 「あの山だったら、ありそうな気がしませんか?」
キース 「確かにな…。キノコ天国になっていそうだ」

あっちに越境すればいけるか、との案ですけれど。

マツカ 「あるかもですけど、許可を得ていませんしね…」
シロエ 「放置な山じゃないですか!」
マツカ 「今のシーズン、無許可で入ると泥棒認定です」
キース 「松茸のか?」
マツカ 「はい」

非常に危険な時期なんですよ、という指摘。
泥棒認定…。


2020/10/26 (Mon)

 

☆泥棒認定なリスク


松茸山に来た面々ですけど、必要なキノコはスッポンタケ。
見付からなければ、ぶるぅの刑。どんな刑かも謎だけに…。

キース 「如何にも採れそうな山なんだがな…」
マツカ 「ですから、余計に危ないんですよ、気まぐれが」
一同  「「「気まぐれ?」」」
マツカ 「放置している山の持ち主です、気が向いたら…」

松茸を探しにやって来ますよ、と御曹司。

マツカ 「運が良ければ、少しは見付かりますからね」
シロエ 「其処に出くわしたら、泥棒認定なんですね?」
マツカ 「ええ。この時期、無許可入山は禁止ですから」

国有林ならセーフですけど、という話。

キース 「国有林か! この近辺にあるといいんだが…」
マツカ 「生憎、何処も観光松茸山か、個人の山ですね」
シロエ 「入山許可は取れないんですか?」
マツカ 「観光松茸山なら、当日でもOKですけど…」

個人の山は難しいです、と御曹司も困り顔。

マツカ 「所有者が分かっても、留守だとアウトですし…」
一同  「「「あー…」」」

ケータイの番号までは分からないか、と誰もが溜息。

ジョミー「じゃあさ、泥棒認定覚悟でさ…」
サム  「越境するしかねえよな、コレ」
スウェナ「そうね、道に迷ったとでも言えばいいかも!」
キース 「松茸は置いて行くしかないな」

ブツを持っている時点でお縄だ、と副住職。

キース 「仕方ない。山歩きの途中で迷ったことに…」
シロエ 「でもですね…。スッポンタケを見付けたら…」
サム  「採るしかねえしよ、キノコ狩り認定だぜ」
ジョミー「だけど、ぶるぅの刑よりはさ…」

泥棒認定の方がマシかも、とジョミー君の意見。

ジョミー「問題は逃げ足の速さだけだし、イチかバチかで」
キース 「万一の時は、あの馬鹿に救助を要請するか…」
シロエ 「瞬間移動で逃がして貰うんですね?」
キース 「ああ。どう思う?」
一同  「「「イイネ!」」」

それで行こう、と決意を固めた御一同様。
越境の方がマシ、と…。


2020/10/27 (Tue)

 

☆犯罪者の世界へ


松茸は沢山あるというのに、スッポンタケなど無い松茸山。
けれど見付からなければ悲劇で、ぶるぅの刑になるわけで。

キース 「よし、採った松茸は此処に置いて行くんだ」
ジョミー「これだけあったら、目印が無くても分かるよね」
サム  「畜生、松茸はドッサリなのによ…」

なんだって松茸泥棒みたいな真似を…、と誰もが溜息。

シロエ 「仕方ないですよ、ぶるぅの刑は嫌ですからね」
マツカ 「すみません、ぼくが余計なことをしなければ…」
スウェナ「いいのよ、松茸山としては正しい姿勢だわ」

松茸だけにしておくのは…、と真っ当な意見。

スウェナ「キノコ天国な、放置の山が異端でしょ?」
マツカ 「昨今、少なくないそうですけど…」
キース 「お蔭で、なんとかなるかもしれん。行くぞ!」

此処から先は犯罪者の世界だ、とキース君が跨いだロープ。

キース 「たかがロープが一本なんだが、境界なのか…」
マツカ 「松茸シーズンだけ、張るらしいですよ」
シロエ 「越境したら松茸泥棒だぞ、という脅しですね…」
ジョミー「これだけ放置な山なのにね…」

持ち主に出会いませんように…、と祈る気持ちの御一同様。

キース 「急いでアレを探して帰るぞ、とにかく」
シロエ 「散りますか?」
キース 「馬鹿か、団体でいてこそ山歩きだ」

道に迷ったと言い訳できる、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「俺たちは、ハイキングに来た高校生でだ…」
サム  「山の掟も知らねえってわけな?」
キース 「ああ。だから知らずにロープを越えた、と」
ジョミー「そうだね、それなら叱られるだけで…」

泥棒認定は免れるかも、とジョミー君。

ジョミー「でも、屈んでたらアウトだろうね…」
シロエ 「アレを採るのに屈んだんだ、は通りませんよね」
サム  「おっ、あの辺りがいいんでねえの?」
キース 「キノコが群生しているな」
シロエ 「ありますように…!」

例のヤツが、と一同、キノコの群れに突撃。
ありますかねえ?


2020/10/28 (Wed) 

 

☆ヤバイ橋を渡って


松茸はあってもスッポンタケが無い、悲惨な場所が松茸山。
ぶるぅの刑は嫌な面々、泥棒認定を覚悟で隣の山へ越境で。

サム  「おーっ! いけるんでねえの、この辺で探せば」
シロエ 「頑張りましょう、山の持ち主が来ない間に」
Aブルー『もしもーし! スッポンタケは見付かった?』
キース 「やかましい! 今、ヤバイ橋を渡っている!」

いざという時は救助を頼む、と副住職。

Aブルー『えっ、ヤバイ橋って?』
キース 「あんたは黙って、逃走するのを助けてくれ!」
シロエ 「あっ、あそこ! アレじゃないですか?」
Aブルー『見付かったのかい?』

嬉しいな、と弾むソルジャーの思念。

Aブルー『こっちは全然、見付からなくてね…』
キース 「いいから、少し黙ってろ! どうだ、シロエ?」
シロエ 「間違いないです、あのキノコです!」
一同  「「「やったー!」」」

ぶるぅの刑は免れたんだ、と一同、歓喜の声ですけれど。

??? 「こらぁーっ、其処で何をしている!」
一同  「「「げっ!」」」

棒を振り上げて走って来るのが、知らないオジサン。

オジサン「お前ら、松茸泥棒か!」
シロエ 「ち、ちが…! 道に迷って…!」
オジサン「だったら、なんでしゃがんでるんだ!」
キース 「シロエ、急いで回収しろ!」

そのブツを、とキース君の必死の叫び。

オジサン「ガキども、採ったキノコを見せろ!」
キース 「急ぐんだ、シロエ!」
シロエ 「採りました!」
オジサン「まだ採ってるのか、クソガキどもが!」

その松茸を今すぐ返せ、と山のプロだけに速い足。

キース 「ずらかるぞ!」
一同  「「「オッケー!」」」

逃げろ、と一目散ですけれども、縮まるオジサンとの距離。

オジサン「許さんぞ、クソガキーっ!」
キース 「あの馬鹿野郎はどうしたんだ!」
Aブルー『ついさっき、君が、黙ってろ、って…』
キース 「非常事態だ!」

臨機応変に考えやがれ、と副住職の絶叫。
運命や如何に…?


2020/10/29 (Thu) 

 

☆初対面ならオッケー


松茸はあれどもスッポンタケが皆無、松茸山はそんな場所。
やむなく隣の山に越境、見付けたものの、追われている今。

オジサン「止まらんか、ガキどもーっ!」
Aブルー『え? えっと…?』
キース 「早く助けろ、あんたの大事なキノコがだな…!」

没収されるぞ、とキース君の血を吐く叫び。

キース 「捕まったら、何もかもパアなんだ…!」
Aブルー『分かった、なんだか知らないけどーっ!』

パアッと青い光が走って、気付けば全員、元の松茸山に。

一同  「「「た、助かった…!」」」
Aブルー「君たち、何をやってたわけ?」
シロエ 「コレです、なんとか採って来ました…!」
A船長 「おお! 良かったですね、ブルー!」

義理の息子に出会えましたよ、とキャプテン、感激。

A船長 「それにしても、何があったんです?」
キース 「ぶるぅの刑は勘弁だからな、隣の山まで…」
シロエ 「探しに出掛けて、山の持ち主に見付かりました」
Aブルー「へええ…。隣の山にはあるんだ?」

ちょっといいかも、と赤い瞳がキラキラと。

Aブルー「ハーレイ、ぼくたちも行って来ようか?」
A船長 「いいですねえ!」
キース 「正気か、松茸泥棒認定だぞ!」
Aブルー「分かるよ、さっきのオジサンだろう?」

だからね、とソルジャー、マツカ君に視線を。

Aブルー「マツカ、あのオジサンの許可が欲しいんだけど」
マツカ 「ああ…。あなたたちだと、初対面ですから…」

確かにいけます、と大きく頷くマツカ君。

マツカ 「金一封に、お菓子でも添えるといいですね」
Aブルー「ありがとう! それじゃ早速…」

用意して、ハーレイと行ってくる! と揃って消滅でして。

サム  「行っちまったぜ、あいつらと悪戯小僧のぶるぅ」
キース 「有難いんだが、釈然とせんな…」
シロエ 「追われ損でしたね、コレ、どうします?」
ジョミー「処刑したいけど…」

バレたら殺されそうだ、と誰もが思うスッポンタケ。
どうすれば…?


2020/10/30 (Fri) 

 

☆デコって進物用


スッポンタケを探して隣の山に越境、泥棒認定された面々。
ソルジャーの瞬間移動で逃走、残ったものはスッポンタケ。

サム  「あいつらも、採りに行っちまったけどよ…」
シロエ 「第一号のコレ、覚えていたら大変ですよね…」

処刑して消えた後だったら…、と1本だけを眺めて溜息。

ジョミー「でもさあ、松茸と一緒に持ちたい人ってさ…」
スウェナ「私たちの中にはいないわよね」
キース 「いっそ、ブルーに押し付けるか?」
ブルー 「冗談じゃないよ!」

さっきから黙って見ていれば…、と生徒会長、登場。

キース 「あんた、何処から湧いたんだ!?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 瞬間移動だも~ん!」

ぼくも来たよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もパッと出現。

キース 「見ていたんなら、どうして助けなかった!?」
ブルー 「最初から、あっちを頼りにしてたしねえ…」

お邪魔かと思って…、と生徒会長、涼しい顔。

ブルー 「だから、そのキノコも要らないってば」
シロエ 「でも、邪魔なんです!」
ブルー 「だったら、デコッて、ブルー用にね」
一同  「「「へ?」」」

どういう意味だ、と驚く間に、瞬間移動で出て来た竹籠。

ブルー 「松茸の贈答用の籠だよ、コレに入れてさ…」
ぶるぅ 「ヒノキの葉っぱでデコればいいの!」

立派に進物用になるから、と言われて納得。

キース 「よし! シロエ、お前がデコっておけ!」
シロエ 「ぼくですか!?」
キース 「採集したのは、お前だからな」
シロエ 「分かりましたよ、貧乏クジなんですね…」

デコりますってば、とシロエ君が完成させた進物用。

シロエ 「こんな感じでどうでしょう?」
Aブルー『イイネ!』

ぼくたちが採って帰った分もよろしく、と飛んで来た思念。

シロエ 「ぼくがやるんですか!?」
Aブルー『沢山あるから、みんな素敵にデコッてよね!』
一同  「「「えーっ!!!」」」

そんな、と誰もが悲鳴ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2020/10/31 (Sat) 





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