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シャングリラ学園つれづれ語り

☆来年でいいかも


春休みを間近に控えた休日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へソルジャー乱入でして、私物のお寺を作りたいとか。

ジョミー「来年なんて、急すぎるから!」
Aブルー「でもねえ、善は急げと言うしさ…」
キース 「今年の受け付けは、もう終わったしな…」

来年以降になってしまうな、と副住職。

キース 「一年で終わる修行道場なら、いけると思うが」
Aブルー「えっ、そんなのがあるのかい?」
キース 「事情があって、最短で修行したい人が行くんだ」

ただし、修行は半端じゃないぞ、と副住職の厳しい顔付き。

キース 「メンタルを病んで脱落するのも、多いと聞くな」
ジョミー「其処は絶対、お断りだから!」
Aブルー「行って欲しいけど、脱落されたら元も子もね…」
ジョミー「そう思うんなら、来年って話も取り消してよ!」

脱落どころか脱走するよ、とジョミー君、必死の形相。

ジョミー「修行の途中で逃げる人って、いるんだろうし!」
キース 「逃げた場合は、破門と相場が決まっているが」
ジョミー「そうなんだ? だったら、逃げてもいいかもね」

来年から始めて、即、逃亡で、と閃いた模様。

ジョミー「破門されたら、お坊さんにはなれないし…」
シロエ 「自由の身だ、と言いたいんですね?」
ジョミー「ピンポーン!」

来年から行くことにするよ、と笑顔全開なジョミー君。

ジョミー「それでいいよね、ちゃんと行くんだし!」
キース 「まあ、お前が破門されたところで…」
サム  「俺たちには、どうでもいい話だしよ…」

どうせ不出来な坊主になるんだからよ、とサム君も。

サム  「いいんでねえの、来年で」
Aブルー「ぼくが困るから!」

お寺をゲット出来なくなるし、とソルジャーの苦情。

Aブルー「その気になるまで、待つしかないかな…」
キース 「何年かかるか、分からないぞ?」
Aブルー「夢は大きく、果てしなくだよ、この場合!」

いつかお寺が手に入るんなら我慢、とキッパリ。
長期戦だと…?


2021/03/16 (Tue)

 

☆我慢するしか


もうすぐ春休みな休日、生徒会長に集うシャン学メンバー。
其処へ乱入したのがソルジャー、お彼岸の法要の話から…。

キース 「いいのか、本当に、待ちの姿勢で?」
サム  「ジョミーなんだぜ、行くとは思えねえけど」

修行なんか、と副住職とサム君の一致した意見。

サム  「俺が行く時、誘うつもりではいるけどよ…」
キース 「友情よりも自由を取ったら、修行はパスだぞ?」
Aブルー「ジョミーは行かずに、残留ってこと?」
キース 「そうなる気しかしないんだが?」

ジョミーだからな、と副住職、断言。

キース 「友情が木っ端微塵になろうが、パスだとしか…」
Aブルー「そこまでなのかい?」
ジョミー「その時まで、分からないけどさ…」

今の時点なら自由を取るよ、とジョミー君もハッキリと。

ジョミー「行く可能性は、限りなくゼロに近いかな」
Aブルー「うーん…。だけど、無理強いした場合はさ…」
ジョミー「もちろん、逃げて破門なコース!」

お寺のトップより、自由がいいな、と明快な返事。

ジョミー「それが嫌なら、待っててくれれば…」
Aブルー「少しは可能性がある、と…。よし!」

それでいいや、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「じゃあ、とりあえずは春のお彼岸ってことで」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「今年のヤツだよ、すぐそこだろう?」

いつも通りにお願いするよ、と弾ける笑顔。

Aブルー「キースが仕切って、みんな揃って法要をね!」
一同  「「「うわー…」」」

やっぱりやるのか、と誰もがゲンナリ。

サム  「ジョミーに期待するしかねえな…」
キース 「ああ、いつかはな…」

専門のお寺が出来れば、少しはマシに、と僧籍な人たち。

キース 「それまでの我慢で、やるしかないな」
シロエ 「ぼくたちも、耐えるしかないですね…」
Aブルー「文句を言わずに、ちゃんと法要!」
一同  「「「うう…」」」

結局、こういうことになるのか、と一同、涙目。
法要ですか…。


2021/03/17 (Wed)

 

☆お寺が出来たら


春休みを間近に控えた休日、生徒会長宅に集った御一同様。
其処へ来たソルジャー、いつかは私物なお寺を希望ですが。

Aブルー「ジョミーを待っても、先は長そうだしさ…」
キース 「まあ、そうだろうが…」
シロエ 「いつまで続くんでしょうね、コレって…」
Aブルー「もちろん、お寺をゲットするまでだよ!」

このぼくが、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「そしてジョミーをトップに立てたら、少しはね」
一同  「「「少し?」」」
Aブルー「決まってるだろう、お彼岸とお盆は不動だよ!」

大事な法要らしいからね、と門前の小僧なソルジャーの言。

Aブルー「其処はキースにやって貰って、盛大に!」
シロエ 「じゃ、じゃあ、ぼくたちも今と同じですか?」
Aブルー「当然だよね、ただ、法要をする場所は…」

此処じゃないかもしれないけど、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「スッポンタケ専用のお寺が出来るんだしさ…」
ブルー 「そっちでやればいいと思うね!」

此処でやるなら、会場費を出してくれたまえ、と生徒会長。

ブルー 「今みたいにタダっていうのは、ちょっとね」
Aブルー「やっぱりねえ…。でもって、高い、と?」
ブルー 「当たり前だよ、ぼくを誰だと思ってるのさ!」

伝説の高僧の家を使うからには、それなりに、と厳しい声。

ブルー 「璃母恩院の本堂並みでもいいかもねえ…」
キース 「そうだな、ぼったくりプライスでな」

その費用で派手に打ち上げだ、と副住職も。

キース 「それが嫌なら、ジョミーの寺でやってくれ」
Aブルー「分かったよ…。細かいことは、またその時にね」

ともあれ、今は春のお彼岸の法要をよろしく、と笑顔な人。

Aブルー「今日は帰るけど、お彼岸は頼めたし、将来も…」
キース 「ジョミーに大いに期待なんだな?」
Aブルー「そういうこと! ぶるぅ、持ち帰り用に何か…」
ぶるぅ 「オッケー!」

お菓子にお料理、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」がサッと。
手早いですね!


2021/03/18 (Thu)

 

☆お寺が出来ても


もうじき春休みな休日、生徒会長宅に来ている面々ですが。
其処へ乱入して来たソルジャー、お彼岸の法要を注文で…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ お持ち帰り用、出来上がり!」
Aブルー「ありがとう! じゃあ、またお彼岸の日にね!」

楽しみにしてるから、とソルジャー、姿を消しましたけど。

シロエ 「結局、お彼岸は法要ですか…」
サム  「仕方ねえよな、ジョミーが寺を持つまではよ」
スウェナ「ダメでしょ、お彼岸とお盆は今まで通り、って」

言ってたじゃないの、とスウェナちゃんの溜息。

スウェナ「会場が変わっても、やらされるのよ!」
キース 「ああ、そう言ってやがったな…」
ジョミー「全部、キースが悪いんだからね!」

あんなモノに戒名をつけるからだよ、とジョミー君の怒り。

ジョミー「お蔭で、ぼくの将来まで怪しい感じだけど!」
キース 「ほう…? 元老寺で真面目に勤めたいのか?」

寺のトップになるよりも、と副住職の質問が。

キース 「元老寺だと、親父と俺のツートップだが?」
サム  「うんうん、そこは間違いねえよな」
ジョミー「ツートップ…?」
キース 「住職と副住職は強いぞ、寺の中ではボスだしな」

まあ、ラスボスは璃母恩院だが…、と副住職の苦笑。

キース 「しかしボスには違いないから、文句を言うなよ」
ジョミー「酷いってば!」
キース 「そう思うんなら、あの馬鹿に寺を貰うんだな」

そうすれば、お前がトップなんだ、と副住職。

キース 「まあ、ゆっくりと考えておけ」
サム  「だよなあ、時間はたっぷりあるしよ」
シロエ 「でも、その前に、お彼岸ですよね…」

この春も逃げられませんでしたよ、とシロエ君の嘆き節。

シロエ 「その上、この先もずっとですしね…」
サム  「諦めようぜ、キースにも、どうにも出来ねえよ」
キース 「すまない、俺が悪かった…」
ブルー 「気を付けるんだよ、失言にはね」

もう遅いけど、と銀青様も溜息な例の戒名。
またお彼岸ですか…。


2021/03/19 (Fri)

 

☆逃げられない弟子


やって来ました、春分の日な3月20日。お彼岸のお中日。
朝から生徒会長宅に集った面々、既に溜息MAXでして…。

シロエ 「あーあ、結局、こうなるんですよね、ぼくたち」
マツカ 「仕方ないですよ、お彼岸が存在する限り…」
スウェナ「エンドレスよね、毎回、毎回…」

本当に、誰のせいなんだか、とスウェナちゃん、遠い目。

スウェナ「いつかジョミーがお寺を持っても、法要よ?」
ジョミー「お坊さんには、ならないってば!」
サム  「逃げられる気がしねえけど?」

ブルーの弟子になった以上はよ、とサム君の指摘。

サム  「だってよ、相手はブルーなんだぜ?」
シロエ 「そうですね、誰かさんの影で霞んでますけど…」
マツカ 「誰かさんと同じくらいに、いい性格ですよね」
ブルー 「お褒めの言葉、ありがとう!」

流石、みんなは分かっているね、と生徒会長、ニコニコと。

ブルー 「分かってないのは、ジョミーだけだよ」
ジョミー「え、えっと…?」
ブルー 「今は泳がせてあげてるだけでさ、いつかはさ…」

修行に行って貰うからね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「ビシバシしごいて貰って来たまえ、璃母恩院で」
ジョミー「じょ、冗談だよね…?」
ブルー 「そう思うのは、君くらいだよ。…ねえ?」
一同  「「「もっちろーん!」」」

だって銀青様なんだから、と反対の声は一つも無し。

シロエ 「諦めて精進して下さいね、ジョミー先輩」
マツカ 「まあ、まだ先の話ですから…。今日の所は…」

とりあえずキースの出番ですよ、と御曹司。

マツカ 「とはいえ、忙しそうですからねえ…」
サム  「お中日だしよ…」

本当だったら、元老寺で拘束だよな、とサム君の言。

サム  「抜けて来るんだし、そりゃ、朝からよ…」
ブルー 「こき使われていたよ、アドス和尚に」
ぶるぅ 「可哀想だよね…」
シロエ 「自業自得と言うんです!」

ぼくたちの方が可哀想です、とシロエ君、力説。
確かに…。


2021/03/20 (Sat)

 

☆可哀想らしい人


春分の日な春のお彼岸、スッポンタケの法要の日ですけど。
生徒会長宅に朝から集合、文句だらけなシャン学メンバー。

シロエ 「いいですか? キース先輩が例の戒名を…」
マツカ 「付けなかったら、今の状態は無かったですよね」
スウェナ「そうよ、昔は普通に祝日だったのよ!」

春休みも近くて、もう最高の…、とスウェナちゃんも。

スウェナ「それが今では、毎年、お彼岸の法要だなんて!」
シロエ 「解放される日は来ないんですよね、永遠に…」
マツカ 「会場は変わるかもですけどね」

ジョミーのお寺に、とマツカ君も諦めモード。

マツカ 「でも、お彼岸には変わりないですし…」
シロエ 「抹香臭い日にしかならないんですよ!」

世間は春で賑やかなのに、とシロエ君が指差す窓の方向。

シロエ 「今日だって、いいお天気ですから、きっと…」
マツカ 「何処も、人出が多いでしょうね」
スウェナ「桜が咲いてる所なんかもあるらしいわよ?」
サム  「だよなあ、でもよ、逃げられねえしよ…」

仕方ねえよな、とサム君、溜息。

サム  「何もかも、キースのせいなんだぜ、うん」
ぶるぅ 「でもでも、とっても可哀想なの!」

ホントに朝から走り回って…、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「本堂の掃除だけじゃなくって、セッティング!」
一同  「「「セッティング?」」」
ぶるぅ 「椅子を並べてたよ、重そうなのを蔵から出して」
ブルー 「パイプ椅子ではないからねえ…」

元老寺の椅子席のはさ、と生徒会長、相槌を。

ブルー 「けっこう重量級の筈だよ、あの椅子は」
シロエ 「ご年配の方用の椅子席ですね、分かります」

ぼくたちは座らせて貰えませんが、とシロエ君の仏頂面。

シロエ 「椅子運びくらい、ぼくたちの苦労に比べたら…」
サム  「なんでもねえよな、数も知れてるしよ」
ぶるぅ 「だけど、痛めたみたいだよ?」
一同  「「「え?」」」

あの椅子を、と一同、目が真ん丸に。
ヤバイのでは…?


2021/03/21 (Sun)

 

☆高い椅子なんです


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
朝早くから集合ですけど、キース君は元老寺が忙しくて…。

シロエ 「痛めたみたい、って、ヤバいじゃないですか!」
ジョミー「だよねえ、あの椅子、高そうだよ?」
マツカ 「そうですね…。お寺用ですから、通常よりも…」

ただでも高い価格設定でしょうね、と御曹司の読み。

マツカ 「それに座面に、いい布を使っていますから…」
シロエ 「えっと? 地味な感じに見えますけど?」
マツカ 「あの手の織物は高いんですよ、ああ見えても」

見た目は関係ありませんね、と流石な目利き。

マツカ 「ついでに、椅子の本体の木も、安くはないです」
一同  「「「うわー…」」」

そんな椅子に傷をつけたのか、と誰もがガクブル。

シロエ 「そ、それって、ヤバすぎですってば…!」
サム  「あいつ、給料、貰ってねえよな…」
スウェナ「お小遣いだけらしいわよね…」
ジョミー「修理代、ちゃんと出せるのかな…?」

叱られるだけじゃ済まない気が、とジョミー君も顔面蒼白。

ジョミー「お小遣いゼロで、他所のお寺でバイトとか…」
マツカ 「修理するなら、そのコースかもです」

普通の椅子でも、修理代は高いですから、と御曹司。

マツカ 「買った方が安いとまでは言いませんけど…」
サム  「とてつもなく高い、っていうわけな?」
マツカ 「一番高いお札で、何枚分かは確実ですね」
一同  「「「あー…」」」

それはキツイ、と素人でも分かる修理代の高さ。

シロエ 「キース先輩、終わったかもですね…」
ジョミー「買い直すレベルなら、もう駄目だよね…」

可哀想になって来たかも、と一同、同情モード。

シロエ 「なんだって、そんなヘマをしたんでしょう…?」
ぶるぅ 「んとね、本堂の床で滑って…」
シロエ 「破壊したんですか!?」
ぶるぅ 「もう、思いっ切り、ぶつけちゃったの!」

凄い音だったよ、という証言ですけど。
破壊していそうですね…?


2021/03/22 (Mon)

 

☆保険があります


春のお彼岸はスッポンタケの法要で、会場は生徒会長の家。
朝から集った面々ですけど、キース君がまだ来ていなくて。

シロエ 「凄い音がしたんだったら、壊れてますよね…」
マツカ 「脚が折れたとかも、ありそうですよ」
ジョミー「それって、修理代が高いよね…?」
マツカ 「修理出来るか、微妙ですよ…」

脚が折れていたら、と御曹司の溜息。

マツカ 「構造によっては、枠ごと交換ですからね」
シロエ 「買った方が早いというわけですか?」
マツカ 「ええ。費用の面でも、高くつきますから」
一同  「「「うわー…」」」

恐ろしすぎる、と一同、ガクブル。

サム  「ぶるぅ、現場を見てたんだよな?」
スウェナ「どうだったのよ、脚は折れたの?」
ぶるぅ 「んとんと…。足は折れてないけど…」
シロエ 「他の場所に傷がついたんですか?」

修理代が高くつきそうなのが、とシロエ君の問い。

シロエ 「布が裂けたとかでも、充分、高そうですけど」
ぶるぅ 「えっとね、布は裂けてなかったよ?」
ジョミー「じゃあ、音だけが凄かったのかな?」
サム  「でもよ、痛めたみたい、って言ってたぜ?」

何処かが壊れちまったんだよ、とサム君の指摘。

サム  「修理代、高くつきそうかよ?」
ぶるぅ 「分かんないけど、保険があるでしょ?」
シロエ 「あー! きちんと加入してたんですね!」
マツカ 「そういうことなら、安心ですね」

いずれ返って来ますからね、と御曹司。

マツカ 「保険が下りるまでの我慢ですから」
サム  「うんうん、それまで厳しいけどよ…」

赤貧になっちまうけどよ、とサム君もホッとした様子。

サム  「金さえ戻れば、それだって笑い話だもんな」
ジョミー「だよねえ、金欠で苦労したって」
ぶるぅ 「でもでも、お金で済みそうにないよ?」
シロエ 「保険があるって言いませんでしたか?」
ぶるぅ 「お金は足りると思うけど…」

治るまでがね、と心配そうなお子様。
アドス和尚が怖いとか…?


2021/03/23 (Tue)

 

☆保険があっても


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
けれどキース君が未到着でして、元老寺でヘマをした模様。

シロエ 「そりゃ、修理が済まないと、保険は無理ですよ」
マツカ 「かかった費用が確定しないと、下りませんしね」

保険会社はシビアですから、と御曹司も相槌。

マツカ 「ですから、それまで赤貧は仕方ありませんよ」
サム  「アドス和尚も、グチグチ言うよな、絶対によ…」
ジョミー「椅子が足りないとか、ネチネチネチとね…」

ホントは足りていたってさ、とジョミー君が肩をブルッと。

ジョミー「修理が済んでも、しつこく言われそうだよね」
スウェナ「ありそうだわねえ…」

確かに、お金では済まないわよね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キースのメンタル、ボロボロだわよ」
シロエ 「ええ…。相手はアドス和尚ですしね…」
マツカ 「今も叱られているんでしょうね、遅いですから」
一同  「「「あー…」」」

まだ元老寺で搾られているかも、と誰もが納得。

ジョミー「今日は遅刻かな、誰かさんの方が早くてさ」
ぶるぅ 「んとね、バスには乗ってるよ?」

でもでも、ホントに痛そうだよね、と同情するお子様。

ぶるぅ 「可哀想だよ、椅子は大丈夫だったのに!」
一同  「「「はあ?」」」

椅子は壊れた筈なのでは、と一同、ポカーン。

シロエ 「えっと…? 椅子は壊れなかったんですか?」
ぶるぅ 「そだよ、キースが頑張ったから!」
サム  「なんだよ、それってどういう意味だよ?」
ぶるぅ 「だから、キースが盾になったの!」

椅子を庇って、尻餅なの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「椅子を壊したら大変だから、頑張ったけど…!」
シロエ 「じゃあ、痛めたのは、キース先輩の方ですか?」
ぶるぅ 「そうなの、お尻が割れちゃったかも…!」
サム  「尻は元から割れてるけどよ…」
マツカ 「骨が問題ですよね…」

尾てい骨とか、と御曹司も悪い顔色。
折れちゃったとか…?


2021/03/24 (Wed)

 

☆大事にしないと


春のお彼岸はスッポンタケの法要、既に集合した御一同様。
けれどキース君が来ていないわけで、椅子を庇ったいう話。

マツカ 「尻餅は、ダメージが大きいそうですからね…」
シロエ 「ええ。キース先輩、柔道部で鍛えているのに…」

受け身が取れなかっただなんて、とシロエ君も同情モード。

シロエ 「椅子を庇ったんなら、仕方ないですけど…」
??? 「なになに、何かあったわけ?」

椅子が何さ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「今日の法要、椅子席が出来るとか?」
シロエ 「そんな話はしていませんが!」
Aブルー「違うのかい? 椅子があるなら、そっちがさ…」

良かったのに、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「正座は苦手なんだよねえ…。で、キースは?」
シロエ 「見ての通りです、まだ来ていません!」
Aブルー「遅刻とは、いい度胸だねえ…」

ぼくが頼んだ法要なのに、とソルジャーの視線が扉の方へ。

Aブルー「その分、割引して貰おうかな、遅刻なんだし」
シロエ 「本当に聞いていなかったんですね、何も…」
Aブルー「椅子の話は聞いたよ、ちゃんと!」
シロエ 「そこだけ聞いて、都合よく解釈しましたね?」

キース先輩は、今、大変なんです、とシロエ君、目がマジ。

シロエ 「椅子を庇って、名誉の負傷というヤツですよ」
Aブルー「えっと…?」
シロエ 「お高い椅子が壊れないよう、盾になったんです」

それで尻餅をついたらしくて…、とシロエ君の解説。

シロエ 「バスには乗ったそうですけれど…」
ぶるぅ 「お尻がズキズキ痛いらしいの!」
Aブルー「大変じゃないか!」

お尻だなんて、とソルジャー、顔面蒼白。

Aブルー「分かった、急いで薬を取って来るから!」
一同  「「「えっ?」」」
Aブルー「お尻は大事にしないとダメだし、行って来る!」
シロエ 「消えちゃいましたよ?」
ブルー 「そりゃねえ…」

お尻だしね、と生徒会長、頷いてますけど。
何か理由でも…?


2021/03/25 (Thu)

 

☆お手伝いは任せて


春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
けれど肝心のキース君が遅刻、椅子を庇って尻餅だそうで。

ブルー 「お尻が痛むだなんて聞いたら、当然だよね」
シロエ 「それって、どういう意味ですか?」
ブルー 「君たちは、十八歳未満お断りだしねえ…」

難しいよね、と生徒会長が溜息な所へ、ソルジャー帰還。

Aブルー「ただいまーっ! 取って来たけど、キースは?」
ぶるぅ 「んとんと…。あっ、着いたみたい!」

チャイムの音で、玄関へ跳ねてゆくお子様。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースが来たよーっ!」
キース 「遅くなってすまん…」
ぶるぅ 「着替え、お手伝いした方がいい?」
キース 「そうして貰えると助かるな」

よろしく頼む、と副住職が差し出す法衣専用鞄。

キース 「鞄は持てるんだが、これの中身を広げるのは…」
ぶるぅ 「そだね、畳んで入れた時には無事だったもんね」
キース 「ああ。まさか、あんな目に遭うとはな…」

立ったり座ったりが辛くて、と顔を顰める副住職。

キース 「バスの座席に座っていても、振動が響いて…」
シロエ 「事情は、ぶるぅに聞いてます。大変でしたね」
キース 「仕方ない。椅子が壊れるよりマシだ」

椅子だと修理代が馬鹿にならん、と副住職の溜息。

キース 「着替えて来るから、待っててくれ」
ぶるぅ 「行ってくるねーっ!」
Aブルー「あっ、ちょっと待って、ぼくも行くから!」
キース 「はあ?」

なんで、あんたが、と副住職、ポカーン。

キース 「何の役にも立たんだろうが!」
Aブルー「ううん、大いに役に立つって!」
キース 「俺の着替えにか?」
Aブルー「着替えの時が一番だからね!」

だって、脱ぐだろ、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「なにしろ、パンツを履いてちゃ駄目だし…」
キース 「なんだって?」
Aブルー「お尻を出して貰わないとさ…」
キース 「尻!?」

何をする気だ、とキース君、顔面蒼白。
そうなりますよね?


2021/03/26 (Fri)

 

☆治療をするには


スッポンタケの法要の日ですけど、遅刻して来たキース君。
椅子を庇って尻餅事故で、法衣に着替えるのも辛いそうで。

Aブルー「お尻だってば、今もズキズキ痛むんだろう?」
キース 「それはそうだが、何故、そうなる!」
Aブルー「治療するには、お尻を出して貰わないとさ…」

出来ないんだよね、とソルジャー、もっともな意見。

Aブルー「だからさ、ぼくも一緒に行って、と」
キース 「断固、断る!」
Aブルー「ただの薬じゃないんだよ? ぼくの世界の…」

医学の結晶なんだからね、とソルジャーの説明。

Aブルー「お尻はとても大事だしねえ、色々学んで…」
キース 「なら、薬だけ、ぶるぅに渡せ!」

あんたにだけは触られたくない、と副住職が吊り上げる眉。

キース 「腕や足なら任せてもいいが、尻だけは!」
Aブルー「そう言わないでさ、ぼくはハーレイ一筋だしね」

ちょっと撫でてはみたいけどさ、とソルジャー、クスッと。

Aブルー「柔道で鍛えているだけあって、いい形だし…」
キース 「やめてくれ!」

鳥肌が立って蕁麻疹が出る、とキース君、ガクブル。

キース 「薬は有難く貰っておくから、ぶるぅにだな…!」
Aブルー「でも、ぶるぅには無理だよ、コレ」
キース 「はあ?」
Aブルー「だってさ、尾てい骨のトコにさ…」

一発、注射なんだよね、とソルジャーが取り出す注射器。

Aブルー「そりゃ、ぼくだって無免許だけど、腕は充分!」
キース 「色々な意味で怖すぎるぞ!」
Aブルー「大丈夫だってば、ノルディのお墨付きだから!」

ぼくの世界のね、と威張り返る人。

Aブルー「これを打ったら痛みは消えるし、早く治るし…」
キース 「そう言われても、あんたに尻を任せるのは…!」
Aブルー「なんで、そんなに嫌がるのさ!」
キース 「他には無いのか、湿布薬とか、そういうのは!」
Aブルー「貼っても、いいって?」
キース 「うっ…」

それもなんだか、とキース君、冷汗がタラリ。
どうする…?


2021/03/27 (Sat)

 

☆お尻に効きます


スッポンタケの法要の日なのに、キース君が遅れて来た今。
尻餅事故に遭ったらしくて、お尻がズキズキ痛むわけで…。

Aブルー「湿布よりはさ、絶対、注射がいいと思うよ」
ブルー 「それ、本当に効くのかい?」
Aブルー「もちろんだよ! なにしろ現場で使うヤツでさ」

機関部とかでは、ありがちな事故、とソルジャーの証言。

Aブルー「尻餅でなくても、腰を痛めることが多くて…」
シロエ 「そういう時に効き目を発揮するんですか?」
Aブルー「即効性があって、痛みが直ぐに消えるってね!」

痛めた場所にも、良く効くんだよ、と自信たっぷり。

Aブルー「三日もあれば治るんだけど、それとセットで…」
サム  「湿布かよ?」
Aブルー「早く治すんなら、塗り薬だね!」

そっちも持って来たんだから、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「座薬も使えば、効き目は更に神がかり!」
キース 「座薬だと!?」
Aブルー「そうだよ、お尻にダイレクトに!」

とても効くから、是非、使いたまえ、とプッシュする人。

Aブルー「まずは注射で、それから座薬!」
キース 「だったら、座薬だけ寄越せ!」

俺が自分で使うから、と副住職も必死。

キース 「座薬くらいは、俺でもなんとか…」
Aブルー「そう言わないでさ、入れてあげるから!」

ぼくは上手いよ、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「お尻とは長い付き合いだしね!」
ブルー 「ま、まさか、君は、君のハーレイに…?」
Aブルー「おっと、勘違いしないで欲しいね」

アレを入れてるわけじゃないし、と顔を顰めるソルジャー。

Aブルー「ハーレイが腰を痛めた時だよ、座薬で治療!」
ブルー 「なんだ、ビックリした…」

実は立場が逆かと思った、と生徒会長、ホッと。

ブルー 「寿命が軽く縮んだよ」
Aブルー「失礼だねえ…。で、キースは?」
キース 「俺の尻は、俺が面倒を見る!」
Aブルー「でもねえ…」

デリケートな薬だしさ、と言ってますけど。
難しいと…?


2021/03/28 (Sun)

 

☆縁が無い人たち


スッポンタケの法要の日ですけど、遅刻して来たキース君。
尻餅事故に遭ったんだそうで、法衣に着替えるのも大変で。

キース 「デリケートだろうが、あんたに任せるよりは…」
ぶるぅ 「んとんと、ぼくでも入れられる?」

注射じゃなくて座薬だもんね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「注射器は、ぼくには使えないけど…」
シロエ 「ああ、座薬くらいなら、大丈夫ですよね」
ぶるぅ 「うんっ! 多分、出来ると思うの!」
一同  「「「多分…?」」」

なんだそれは、と一同、ちょっぴり不安に。

スウェナ「ひょっとして、入れたことがないのかしら?」
シロエ 「それは無いでしょう、うんと長生きですからね」
サム  「でもよ、ぶるぅは健康そうだぜ?」

座薬の世話になりそうにねえし、とサム君の意見。

サム  「それによ、一緒に暮らしているのがブルーで…」
シロエ 「座薬とは縁が無さそうですね…?」
ブルー 「無いねえ、そんな薬とはね!」

せいぜい、注射と飲み薬だよ、と生徒会長の仏頂面。

ブルー 「当然、ぶるぅも、座薬とは無縁!」
一同  「「「うわー…」」」

ド素人か、と誰もがドン引き。

シロエ 「つ、つまり、ぶるぅは、経験ゼロなんですね?」
ぶるぅ 「そうだけど…。でも、注射とは違うから…」

座薬に免許は要らないでしょ、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「ちゃんと説明を聞いてやったら、大丈夫そう!」
キース 「いや、そのくらいなら、俺が自分で…!」
ぶるぅ 「でもでも、お尻、見えにくいでしょ?」
キース 「それはそうだが、コツが要るんだ!」

入れ方によっては、アレは痛い、と経験者っぽい発言。

キース 「だから、自分で何とかする!」
Aブルー「経験者なのかな、今の台詞だと?」
キース 「少なくとも、ぶるぅよりかはマシだ!」
Aブルー「でもさ、デリケートな薬だからさ…」
キース 「しつこいぞ、あんた!」

そんな野郎に触らせるか、とキレてますけど。
大丈夫…?


2021/03/29 (Mon)

 

☆痒くなるそうです


スッポンタケの法要の日が来ましたけど、キース君が遅刻。
尻餅事故に遭ったんだそうで、お尻がズキズキ痛む状態で。

キース 「いいから、とにかく座薬を寄越せ!」
ぶるぅ 「そだよ、ぼくでもなんとかなるかも…!」
 Aブルー「でもねえ…。ホントにデリケートなヤツだし…」

オススメしないよ、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「なにしろ、効き目が神がかりだから…」
キース 「副作用でもあると言うのか?」
Aブルー「入れる時にさ、失敗して、皮膚にくっつくと…」

痒くなるって噂なんだよ、と目がマジな人。

Aブルー「半端ない痒さで、場所がお尻だから…」
キース 「…どうなるんだ?」
Aブルー「座っているのもキツイらしいね、痒くって!」

お尻をモゾモゾじゃ済まないってさ、と怖すぎる発言。

Aブルー「手を突っ込んで、掻き毟りたい勢いらしいよ?」
キース 「そ、それは…」
Aブルー「怖いだろう? 法要どころじゃなくなるしさ…」

熟練のぼくに任せたまえ、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「ぶるぅもいるから、変な真似はしないよ」
ぶるぅ 「えとえと…。変な真似って、なあに?」
Aブルー「ズバリ、変態ちっくなことかな!」
キース 「やかましい!」

誰が怪しい薬に頼るか、と副住職の怒声。

キース 「行くぞ、ぶるぅ! 薬は要らん!」
ぶるぅ 「でも、お尻…」
キース 「気合いで座って、気合いで立つ!」

バスにも乗って来たんだからな、と扉の方へ。

キース 「着替えて来る!」
Aブルー「待ってよ、せめて塗り薬を…!」
キース 「どうせデリケートな薬だろうが!」

あんたにしか塗れない代物なんだ、と突き放し。

キース 「あんたは黙って、俺が戻るのを待っていろ!」
Aブルー「そりゃ、ぼくにしか塗れないけどさ…!」
キース 「ほら見ろ、俺の尻には触るな!」
ぶるぅ 「痛くない…?」
キース 「痛いからこそだ!」

付け入られてたまるか、と着替えに出発ですけど。
痛そう…。


2021/03/30 (Tue)

 

☆少なそうな御利益


スッポンタケの法要ですけど、尻餅事故に遭ったキース君。
着替えにも手伝いが必要な有様、なんとも心配な状況で…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースの着替え、済んだよ!」
キース 「始めるぞ、サッサと座ってくれ」
シロエ 「あ、あのぅ…。キース先輩、痛みませんか?」
キース 「気合いだ、根性あるのみだ!」

さあ座れ、の声で座った御一同様、副住職も座布団に。

一同  (((今の、痛そう…)))
Aブルー「キース、そんなに我慢しなくても…!」
キース 「願我~身浄~、如~香~炉~……」

朗々と読経が響き始めて、一見、普通の法要な流れ。

シロエ 『…大丈夫なんでしょうか、キース先輩?』
サム  『ダメだろ、額に脂汗だぜ』
マツカ 『気の毒ですよね、誰か代わりに…』

やってあげては、と飛び交う思念波。

ジョミー『だよねえ、ブルーなら、お布施次第で…』
Aブルー「本当かい!?」
一同  『『『シーッ!』』』

声に出すな、と眉を吊り上げる御一同様。

Aブルー『ご、ごめん…。ブルー、どうかな?』
ブルー 『うーん…。途中で導師交代っていうのは…』
サム  『無理なのかよ?』
ブルー 『そうだね、意識を失ったら別だけれどさ』

それ以外はダメ、と生徒会長、いえ、銀青様の仰せ。

ブルー 『始めた以上は、最後まで責任を持って!』
Aブルー『先に言ってよ、君の方が有難かったのに…!』

伝説の高僧なんだから、とソルジャー、歯噛み。

Aブルー『薬の前に、代理を考えるべきだったよ!』
ブルー 『世の中、甘くないってね!』
Aブルー『しかも御利益、少なそうだし…!』

キースが不調なんだから、と嘆いてますけど。

ブルー 『自業自得と言うんだよ、ソレ!』
シロエ 『お尻にこだわりすぎましたよね…』
サム  『まったくだぜ。キースの努力に感謝しろよな』
Aブルー『代理の方が良かったってば、絶対に!』

ブルーの方が、と叫んでも後の祭りでして。
今月、これにて中継終了~。


2021/03/31 (Wed)





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☆忘れられた節回し


さて、三月。日差しも暖かくなって、春休みも、もうすぐ。
休日に生徒会長宅に集った面々、先月の節分を振り返り中。

ジョミー「今年の節分、早かったよねえ…」
シロエ 「ええ、早くなることもあるんですねえ…」

ビックリでした、と一日早かった件を口々に。

サム  「でもよ、結局、やってたことはよ…」
スウェナ「いつもと変わらなかったわねえ…」
キース 「俺の努力を忘れたのか!」

朗々と叫んでやっただろうが、とキース君の文句が。

キース 「アレのお蔭で、二つ目の寺から助かった筈だぞ」
シロエ 「それはまあ…。確かに、キース先輩の声で…」
マツカ 「ぼくたちの声は消されてましたね」

声を揃えて叫んでも、と大きく頷く御曹司。

マツカ 「なんと言っても、キースのは節がありましたし」
ジョミー「そうなんだよね、歌みたいにさ」
ブルー 「あれはお経のパクリなんだよ」
一同  「「「お経?」」」

どの辺が、と誰もがポカーン。

シロエ 「祝詞じゃなかったんですか!?」
キース 「俺は神職ではないんだが!」
マツカ 「で、でも…。祝詞みたいな感じでしたよ?」
ブルー 「都合よく忘れているね、君たち」

年に二回は聞く筈なのに、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「あの節回しでキースが唱えるのをさ」
一同  「「「えっと…?」」」
ブルー 「法要の時には必須なんだよ、アレ」
キース 「誰のための法要なのかを、唱える時だが?」

綺麗に忘れやがったな、と副住職の仏頂面。

キース 「まあ、いいが…。じきに聞くかもだしな」
ブルー 「そうだね、春のお彼岸が来るし」
一同  「「「げっ!!!」」」

もしかしてフラグを立てただろうか、と一同、ガクブル。

シロエ 「そ、その件は忘れましょう! この件も!」
ジョミー「うん、美味しいよ、今日のケーキも!」
キース 「現実逃避か?」
シロエ 「決まってるでしょう!」

お彼岸なんかは無いんですよ、とシロエ君。
無茶な…。


2021/03/01 (Mon)

 

☆お彼岸よりも祝日


春休みが近い休日、生徒会長宅に集ったシャン学メンバー。
そこで出て来た節分の話題、キース君が叫んだ節回しの件。

シロエ 「いいですか、お彼岸なんていうのはですね…」
キース 「俺に喧嘩を売る気か、貴様!」
シロエ 「とんでもない。これから説明させて頂きますよ」

お彼岸が無い件について、とシロエ君が立てる人差し指。

シロエ 「お寺では、ちゃんとあるでしょうしね」
キース 「当然だろうが!」
シロエ 「でもですね…。一般的には、それほどでは…」

メジャーじゃないと思いますよ、と指をチッチッと。

シロエ 「せいぜい、お墓参りくらいじゃないでしょうか」
ジョミー「だよね、お墓があればだけどさ」
マツカ 「そうですねえ…。ぼくの家も、ありますけど…」

ついつい、失礼しちゃいますね、と御曹司の苦笑。

マツカ 「皆さんといる方が、楽しいですから」
シロエ 「ほら、マツカ先輩でさえも、スルーですよ!」

世間の人は、もっと無関心ですよね、とシロエ君。

シロエ 「どちらかと言えば、祝日だろうと思いますけど」
サム  「うんうん、春分と秋分な」
スウェナ「そこで連休になるかどうかが、大問題よね」

今月は残念な日程だわよ、とスウェナちゃんの相槌。

スウェナ「よりにもよって、土曜日よ、土曜!」
ジョミー「全然、得した気にならないよね…」

どうせ元から休みなんだし、とジョミー君。

ジョミー「日曜だったら、振り替え休日が来てさ…」
サム  「三連休になるんだけどよ…」
マツカ 「ぼくたちの場合は、いつでも休めますけれど…」
シロエ 「そうじゃない人には、残念すぎなヤツですよ」

今年の春分、とシロエ君が指差す壁のカレンダー。

シロエ 「そんな具合に、霞んでいるのがお彼岸です!」
キース 「だから無いんだと言いたいのか?」
シロエ 「ええ。あるのは、春分と秋分の祝日ですよ」
キース 「くっそぉ…」

よくも正論を吐きやがって、と唸る副住職。
一般論ですしね…。


2021/03/02 (Tue)

 

☆お彼岸と世論


もうすぐ春休みな休日、生徒会長宅に集った面々ですけど。
節分の時の話題が出まして、キース君の節回しが問題で…。

シロエ 「如何ですか? お彼岸が無い件については」
キース 「確かに、スルーしている輩は多いが…」
シロエ 「そうでしょう? ですから、お彼岸なんかは…」

無いんですよ、と得意げに繰り返すシロエ君。

シロエ 「キース先輩が何と言おうと、世論が最強です」
キース 「世論調査などは、していないと思うが!」
シロエ 「まあ、やっても意味が無いですからね」

政権が交代するわけじゃないですし、と切り返し。

シロエ 「政教分離が大原則です、お寺なんかは…」
キース 「おい、票集めを馬鹿にするんじゃないぞ」

敵に回すと怖いんだからな、と副住職が吊り上げる眉。

キース 「国政レベルだと、そう影響は無いだろうが…」
ブルー 「地方選だと、お寺も馬鹿にならないよ?」

特に町村レベルの場合、と生徒会長、いえ、銀青様も。

ブルー 「住職が一言、アレは駄目だと言ったらさ…」
キース 「票が入らなくなったりするんだ、本気でな」
一同  「「「うわー…」」」

マジか、と御一同様、ガクブル。

ジョミー「お寺って、そんなに強かったんだ?」
ブルー 「知らないのかい? アルテメシアでもさ…」
キース 「仏教会を敵に回すと、現職が落ちるぞ」

市長でもな、と副住職。

キース 「お彼岸が忘れられていようと、それが現実だ!」
??? 「そうなんだ?」

忘れないけど、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「もちろん、きちんと覚えているよ!」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

嫌なのが来た、と誰もがドン引き。

シロエ 「き、来ちゃいましたよ…」
キース 「ほら見ろ、フラグだっただろうが」
Aブルー「ご挨拶だねえ、お彼岸の話なんだろう?」
キース 「いや、節分だが!」
Aブルー「ああ、節分ね!」

その節はどうも、とソルジャー、御機嫌。
ヤバくないですか…?


2021/03/03 (Wed)

 

☆報告しに来た人


春休みが近い休日、生徒会長宅に集ったシャン学メンバー。
節分の話題から出て来たお彼岸、其処へソルジャー登場で。

Aブルー「節分、みんなが頑張ってくれたお蔭でさ…」
ブルー 「報告会は、しなくていいから!」
Aブルー「そう言わないで! 毎日が充実してるんだよ!」

ハーレイが漲りまくっていてね、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「もうビンビンのガンガンで、パワーも凄くて…」
ブルー 「はいはい、分かった!」
Aブルー「テクも磨きがかかったみたいで、イイんだよ!」

奥の奥までズンズン来るし、と頬を紅潮させている人。

Aブルー「それに、この前、ぶるぅが覗いてたんだけど…」
ブルー 「ヘタレなかったって?」
Aブルー「ううん、気付かなかったんだよ!」
ブルー 「そりゃ良かったねえ、鈍くなってさ」

分かったから、早く帰りたまえ、と生徒会長が指差す扉。

ブルー 「サッサと帰って、楽しんで来ればいいだろう!」
Aブルー「そうしたいけど、ハーレイが仕事中なんだよ!」

なにしろキャプテンは忙しくて、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「だから、こっちの世界をね…」
ブルー 「覗き見したんだろうけど、帰って、帰って!」

君の話は求めていない、と生徒会長の突き放し。

ブルー 「十八歳未満お断りなんだよ、こっちはね!」
Aブルー「でもねえ、ちゃんと頼んでくれたしさ…」

結果は報告しなくっちゃ、とソルジャーも譲らず。

Aブルー「キースが唱えてくれたのが、特に効いたかと!」
キース 「そ、そうか…」
Aブルー「効果抜群だと思ったけどさ…」

元がお経なら当然だよね、と勝手に納得した模様。

Aブルー「ハーレイのヘタレも直るわけだよ、お経なら!」
ブルー 「鈍くなっただけ、って気もするけどねえ…」
Aブルー「いいんだってば、結果オーライ! それでね…」
ブルー 「まだ何か?」
Aブルー「お彼岸だよ!」

その話だよね、とソルジャーの瞳がキラキラと。
ヤバイのでは…?


2021/03/04 (Thu)

 

☆祝日が変わると


もうすぐ春休みな休日、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
其処へソルジャー登場でして、節分の話題からお彼岸へと。

Aブルー「さっきまで、お彼岸の話をしてただろう?」
シロエ 「違いますから!」

そんな話はしていませんね、とシロエ君が即座に否定。

シロエ 「祝日の話をしてたんですよ、春と秋との」
ジョミー「そう、そう! 春分の日と秋分の日でさ…」
サム  「固定じゃねえから、って話だったぜ」

年によって変わっちまうしよ、とサム君のフォロー。

サム  「節分みてえに、長いスパンじゃなくってよ…」
シロエ 「去年と今年で違うかも、ってくらいですしね」
Aブルー「ふうん…? 変わると問題があるのかい?」
シロエ 「もちろん、大いにありますとも!」

祝日が変わって来ますから、とシロエ君、大真面目に説明。

シロエ 「上手い具合に、土日とリンクしてくれないと…」
ジョミー「休みが一日、減っちゃうんだよ」
Aブルー「えっと…?」
シロエ 「いいですか? 日曜日は元々、休みですよね」

そっちの世界もそうだと思いますが、とシロエ君の問い。

シロエ 「確か、そのように聞いていた気がします」
Aブルー「そうだね、日曜日は休みだけれど?」
シロエ 「こちらもそうですが、その日曜にですね…」

祝日が重なると、特例が…、とシロエ君。

シロエ 「振り替え休日で、月曜日が休みになるんですよ」
Aブルー「ああ、そういえば…。あまり気にしてないけど」
シロエ 「じゃあ、土曜が休みなのも知ってますね?」
Aブルー「もちろんだよ!」

学校だって休みだよね、とソルジャー、得意げ。

Aブルー「君たちがよく集まってるから、知ってるってば」
シロエ 「でも、土曜日の場合はですね…」

祝日が重なってもダメなんですよ、とシロエ君、溜息。

シロエ 「その分は、消えてしまうだけです」
Aブルー「重なってるのに、消えるわけ?」

なんだか不公平な気が、と言ってますけど。
決まりですしね…。


2021/03/05 (Fri)

 

☆祝日が変わっても


春休みを間近に控えた休日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たのがソルジャーでして、節分の話からお彼岸へ。

Aブルー「土曜も日曜も、休みには違いないと思うけど?」
シロエ 「まあ、そうですけど…。昔はですね…」
ブルー 「土曜の方は、休みじゃなかったんだよね」
Aブルー「えっ?」

そうだったのかい、とソルジャー、ポカーン。

Aブルー「いつ来ても、土曜は休みなんだけど…」
シロエ 「それはまあ…。ぼくも知らない時代ですしね」
ジョミー「だよねえ、ぼくたちの世代はさ…」
キース 「土曜は休みのものだったしな」

しかし、昔は違ったようだぞ、と副住職も。

キース 「学校もあったし、会社もやっていたらしい」
Aブルー「それじゃ、休みは日曜日だけ?」
ブルー 「違うね、土曜は半分だけ休みだったんだよ」
Aブルー「半分って?」

どういう意味さ、とソルジャーの目が真ん丸に。

Aブルー「そう言われても、分からないんだけど…?」
ブルー 「午前中だけ、学校も会社もあったってこと」
シロエ 「ええ。午後は休みだったようですね」
Aブルー「うーん…」

そのせいで格が低いのかな、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「元は休みの日じゃなかったから、って…」
シロエ 「多分、そうだと思いますよ」

とにかく、土曜に祝日は困るんです、とシロエ君。

シロエ 「ですから、移動する祝日はですね…」
ブルー 「年によっては、誰も嬉しくないんだよ」

休みが一日減るんだからさ、と生徒会長が示すカレンダー。

ブルー 「今年の春分は、まさにソレだね」
シロエ 「去年だと、三連休だったんですけどねえ…」
Aブルー「なるほどねえ…。それで困る、と」

でもまあ、ぼくは困らないから、とソルジャーの笑み。

Aブルー「お彼岸さえあれば、問題ないし!」
一同  「「「え?」」」
Aブルー「決まってるだろう、いつものヤツだよ!」

スッポンタケにパワーをね、と立てる親指。
忘れていないと…?


2021/03/06 (Sat)

 

☆休みになる意味


もうすぐ春休みだという休日、生徒会長宅に来ている面々。
ところがソルジャーがやって来まして、話題はお彼岸へと。

Aブルー「お彼岸と言えば法要だよね、スッポンタケの!」
シロエ 「どうして、そうなるんですか!」

お彼岸イコール春分の日です、とシロエ君が果敢に反論。

シロエ 「残念ながら土曜日ですけど、祝日ですから!」
Aブルー「いいことだよねえ、毎回、休みで」

君たちも学校を休まずに済むし…、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「それにお盆は夏休みだしさ、素晴らしいってば」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「きちんと休みな所がだよ! 凄いよね!」

まさにスッポンタケの御利益、とソルジャー、ウットリ。

Aブルー「しっかり法要、それに棚経! 有難いよねえ!」
キース 「細かいことだが、お盆は普通に休みだぞ」
Aブルー「えっと…?」

そこも祝日だったっけ、とソルジャー、怪訝そうな顔。

Aブルー「なにしろ、君たちが夏休みだから…」
ブルー 「気にしてなかった、と?」
Aブルー「そうなんだよ! でもって、お盆も祝日だと?」
キース 「違うが、ある意味、祝日以上に…」

ビッグな休みと言えるだろうな、と副住職。

キース 「カレンダーには書かれていないが、全国規模だ」
Aブルー「全国規模って?」
キース 「正月と同じで、殆どの人が休みになるんだ」

だからこそ、帰省ラッシュが起こる、と副住職の解説。

キース 「全国的に休みとなったら、帰省に旅行だ」
Aブルー「なるほどねえ…。大人も夏休みになるんだね?」
キース 「そういうことだな」
Aブルー「ふうん…。お彼岸もお盆も、休みってことは…」

つまり…、とソルジャーの瞳がキラリ、と。

Aブルー「推奨されているってわけだね、法要が!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「だって、そのために休みになるんだろう?」
シロエ 「違いますから!」

そんなことは誰も言っていません、とシロエ君。
違いますしねえ…?


2021/03/07 (Sun)

 

☆いずれは行く道


春休みを間近に控えた休日、生徒会長宅に集った御一同様。
其処へ乱入して来たソルジャー、話題をお彼岸の方向へと。

シロエ 「いいですか? 春分も秋分も、お盆もですね…」
ジョミー「普通の人には、休みっていうだけだよね」
キース 「お前にとっては、微妙だがな」

僧籍だしな、と副住職のツッコミが。

キース 「今の時点では、お盆以外はフリーだが…」
ブルー 「いずれは、お彼岸も忙しくなるよ」
ジョミー「えっ!?」

なんで、とジョミー君、目が真ん丸に。

ジョミー「お彼岸って…。ぼくは全く関係無いし!」
キース 「修行に入れば、嫌でも忙しくなると思うぞ」
ブルー 「そうだよ、特に最初の間は」

全部の役職が来る筈だから、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「住職になっても、一人で行事が出来るようにね」
ジョミー「ひ、一人って…?」
ブルー 「手伝いを雇う余裕が無ければ、一人だってば」
キース 「読経も、お彼岸に伴う行事も、全部、一人だ!」

それに、檀家さんの対応もな、と副住職も。

キース 「お盆ほどではないが、卒塔婆書きもあるぞ」
ジョミー「そ、卒塔婆書きって、キースが毎年…」
キース 「お盆の前に、追い回されているヤツなんだが?」

お彼岸にも、ちゃんとあるからな、とキース君、ニヤニヤ。

キース 「それもこなして、読経も普段より増えるから…」
ブルー 「手伝いがいないと、ハードなんだよ」
Aブルー「それをジョミーもやるってわけ?」
ブルー 「いずれはね」

修行を終えたら、何処かのお寺に行くことに…、と銀青様。

ブルー 「元老寺で雇って貰えればいいけど…」
キース 「さて、どうするかな?」

役に立つなら雇ってやるが、とキース君、上から目線。

キース 「能無しは要らんな」
ジョミー「じゃ、じゃあ…」
ブルー 「一人で全部、やらなきゃいけないかもねえ…」
ジョミー「それ、酷いってば!」

あんまりだよ、と叫んでますけど。
役に立つ人材を雇いますよね?


2021/03/08 (Mon)

 

☆不良坊主の行き先


春休みが近い休日、生徒会長宅に集ったシャン学メンバー。
けれどソルジャーが乱入して来て、話題はお彼岸の方向へ。

ジョミー「お坊さんにされた上にさ、一人で全部って…」
ブルー 「おや、嫌なのかい?」
ジョミー「責任取って欲しいと思うよ、やらせるんなら!」
ブルー 「責任って?」

たとえばどういう…、と生徒会長、いえ、銀青様の問い。

ブルー 「就職先を斡旋しろとか、そんな感じかな?」
ジョミー「当たり前だよ、ハードじゃないトコで!」
ブルー 「そう言われても…。君が有能なら、幾らでも…」

紹介するけど、無能ではね、と生徒会長、深い溜息。

ブルー 「キースも断わるような人材、流石にちょっと…」
サム  「そうだぜ、ブルーの顔に泥を塗る気かよ?」
キース 「まったくだ。サムの方なら、俺も親父も…」

喜んで迎え入れるんだがな、と副住職もキッパリと。

キース 「しかし、お前は、まず性根から…」
ブルー 「叩き直す必要がありそうだしねえ、修行の後も」

ダメな坊主になりそうだしさ、と銀青様の決め付けが。

ブルー 「修行中でも、抜け出して遊びに行きそうだし…」
キース 「立派な不良坊主になるのが、見えているしな」
ジョミー「うっ…」
ブルー 「ほらね、反論出来ないだろう?」

その点、一人でやるならマシ、と銀青様。

ブルー 「過疎地のお寺なら、お坊さんが来るだけで…」
キース 「大歓迎だし、不良坊主でも喜ばれるぞ」
ジョミー「で、でも、其処だと、全部一人で…」
ブルー 「そうなるけどさ、上司がいるよりマシだろう?」

ただし、手抜きは一切出来ないけどね、と銀青様のお言葉。

ブルー 「檀家さんの目が厳しいんだよ、そういうお寺は」
キース 「姑のようなものだな、うん」

お経も、法要の進行もバッチリ覚えているし、と副住職も。

キース 「寺に馴染むまで、しごかれるぞ」
ジョミー「そ、そんな…!」

元老寺より酷いじゃない、とジョミー君の悲鳴。
姑ですか…。


2021/03/09 (Tue)

 

☆馴染めば極楽


春休みを間近に控えた休日、生徒会長宅に集った御一同様。
其処へ乱入して来たソルジャー、話題はお彼岸の方向へと。

ジョミー「上司の代わりに姑なんて、あんまりだから!」
ブルー 「でも、馴染んだら、大事にされるよ?」
キース 「そうだぞ、差し入れも貰えるしな」

菓子はもちろん、米や野菜も…、と副住職の太鼓判。

キース 「食費はタダに近いかもなあ、そういう寺だと」
ブルー 「そうだね、御馳走も貰えると思うよ」
シロエ 「御馳走ですか?」
ブルー 「うん。お祝いで立派なお膳を出すような時は…」

お寺にも届けるものだからさ、と銀青様。

ブルー 「仕出しにしても、家で作るにしてもね」
サム  「いいじゃねえかよ、頑張れよな!」
スウェナ「そうねえ、元老寺で苦労するよりいいでしょ」
ジョミー「けど、それまでがキツそうだし!」

姑なんて、とジョミー君、ブルブル。

ジョミー「しかも一人じゃなさそうだしさ、その姑って」
キース 「まあ、年配の檀家さんは、ほぼほぼ、ソレだな」
ブルー 「若手でも、そっちの方じゃないかなあ…」

過疎地は、お寺が共同体の中心だから、と銀青様の説明。

ブルー 「お役所とかとは別に、日々の生活にさ…」
キース 「密着している部分はあるな、確かに」

何かあったら、寺に集まるといった具合に、と副住職も。

キース 「天災の時に避難するとか、こう、色々と…」
ブルー 「収容人数が大きいからねえ、お寺はね」
ジョミー「じゃ、じゃあ、掃除は…?」
キース 「安心しろ。檀家さんが奉仕してくれる」

境内も本堂も任せられるぞ、と副住職の笑み。

キース 「人出が足りないのは、明らかだしな」
ブルー 「いい話だと思うけどねえ…」

住めば都と言うんだしさ、と銀青様のプッシュ。

ブルー 「一国一城の主なんだよ?」
ジョミー「だけど、姑…!」
Aブルー「なんか揉めてるけど、そういうことなら…」

ぼくに提案が、とソルジャーの割り込み。
お寺の話なのに…?


2021/03/10 (Wed)

 

☆提案したい人


春休みが近い休日、生徒会長宅に集ったシャン学メンバー。
其処へ来たのがソルジャーでして、話はお彼岸の方向へと。

キース 「おい。あんた、寺には詳しいのか?」
Aブルー「ううん、全然」
ブルー 「だったら今は黙っていたまえ、門外漢は」

纏まる話も纏まらないだろ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「ただでもジョミーが拒否してるのにさ」
ジョミー「纏めて貰っても、困るんだけど!」
キース 「不出来な貴様を引き取らされても、困るんだ!」

元老寺では扱いかねる、と副住職の苦い顔付き。

キース 「いいから黙って、過疎地の寺に就職しやがれ!」
ジョミー「酷いってば!」
ブルー 「嫌なら、きちんと修行をしてさ…」
サム  「歓迎される坊主になれよな、文句言わねえでよ」

アドス和尚が喜ぶような…、とサム君も。

サム  「そしたら俺とセットで行けるぜ、元老寺に」
キース 「そうだな、優秀な坊主だったら欲しい所だ」
ジョミー「で、でも…!」
ブルー 「姑つきの過疎地がいいと思うけどねえ…」

お勧めするよ、と銀青様の仰せ。

ブルー 「馴染みさえすれば、極楽だしさ」
キース 「気に入られる坊主になれば、有難がられるぞ」

是非、行って来い、と副住職も推してますけど。

ジョミー「向いてないって、絶対に!」
キース 「元老寺は、もっと厳しいぞ」
ジョミー「そう言われてもさ…!」
Aブルー「ちょっと聞いてよ、ぼくの話も!」

提案があるって言ったじゃないか、とソルジャーが。

Aブルー「それから決めても、遅くないかと…」
ブルー 「君は関係無いだろう!」

お寺は分からないくせに、と生徒会長、ピシャリ。

ブルー 「ジョミーの将来の話なんだから!」
Aブルー「ソレだよ、その件で提案したいんだってば!」
キース 「あんたがか?」
Aブルー「そう! 就職先なら、ぼくに任せてよ!」
一同  「「「えっ!?」」」

お寺の話の筈なんだけど、と誰もがポカーン。
就職先って…?


2021/03/11 (Thu)

 

☆お寺あげます


もうすぐ春休みな休日、生徒会長宅に集った面々ですけど。
其処へソルジャー登場でして、お彼岸の話からお寺の話へ。

ブルー 「就職先って、ジョミーのかい?」
Aブルー「そうだよ、他に誰がいるのさ?」

今の流れで、とソルジャー、逆に質問。

Aブルー「ジョミーが何処のお寺に行くか、って…」
ブルー 「その件で、君が就職先を世話するとでも?」
Aブルー「任せて貰えるんなら、是非!」

ぼくに任せてくれたまえ、と自信満々な人。

Aブルー「ジョミーも、大船に乗った気持ちでさ!」
ジョミー「え、えっと…?」
キース 「あんた、寺など分からんだろうが!」

そのくせに何をどうすると、と副住職が吊り上げる眉。

キース 「坊主の世界を舐めるんじゃないぞ、馬鹿野郎!」
Aブルー「でもねえ…。お布施次第って話も聞くよね」
キース 「そ、それは…。そういう面も確かにあるが…」
Aブルー「だったら、安心! お金は、たっぷり!」

ノルディが出してくれるからね、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「まずは、お寺をゲットしなくちゃ!」
一同  「「「えっ?」」」
Aブルー「適当なヤツを買い付けるんだよ、まるっとね!」

そしたら、お寺は、ぼくの自由に…、と満面の笑顔。

Aブルー「でもって、ジョミーをトップに据えてさ…」
キース 「トップだと!?」
Aブルー「そう! アドス和尚のような立場に!」

もちろん、スタッフも雇うからね、と親指をグッと。

Aブルー「ジョミーは、何もしなくていいわけ!」
ジョミー「なんかソレって、怖いんだけど…」
Aブルー「おや、何故だい?」
ジョミー「タダで、お寺をくれるなんてさ…」

しかもスタッフつきなんて、とジョミー君、不安そうな顔。

ジョミー「絶対、裏がありそうな気が…」
Aブルー「大丈夫! 実質、ぼくがトップだからさ!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「ズバリ、私物ってね!」

ぼくのためにあるお寺なんだよ、と言ってますけど。
私物って…?


2021/03/12 (Fri)

 

☆お寺が私物なら


春休みを間近に控えた休日、生徒会長宅に集った御一同様。
其処へ乱入して来たソルジャー、お寺の話に割り込みで…。

キース 「あんたが実質上の寺のトップで、私物だと!?」
Aブルー「そうだけど? ぼくがスポンサーなんだしさ」

ぼくの意向でどうとでも、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「スタッフは全員、イエスマンで固めてね!」
ジョミー「待ってよ、イエスマンってことはさ…」
Aブルー「何か問題があるのかい?」
ジョミー「普通じゃ出来ないことをやるとか…?」

ぼくも含めて、と顔色の悪いジョミー君。

ジョミー「反対されないように、イエスマンだよね?」
Aブルー「ああ、その点なら、心配要らないから!」
ジョミー「どうしてさ?」
Aブルー「スタッフはともかく、君は問題無いからね!」

いつもやってることをやるだけ、とソルジャー、ウインク。

Aブルー「主導権が君に移るだけだし、大丈夫!」
ジョミー「しゅ、主導権って…?」
Aブルー「決まってるだろう、法要のだよ!」

今はキースがやっている役、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「アレをさ、君がやってくれればオッケー!」
一同  「「「ええっ!?」」」

なんてこった、と一同、ポカーン。

ジョミー「ぼ、ぼくが、あの役…?」
シロエ 「じゃあ、キース先輩はお役御免ですか?」
Aブルー「違うね、移籍するわけじゃないし」

スッポンタケはキースの弟子だし、とソルジャーの念押し。

Aブルー「ただねえ、今だと、法要の数が少なくて…」
キース 「充分、やっていると思うが!」
Aブルー「お彼岸とお盆じゃ、足りないんだよ!」

もっと法要、とソルジャー、ジョミー君に視線を。

Aブルー「というわけでね、ぼくがトップのお寺ではさ…」
キース 「まさか年中、ジョミーにアレの法要を…?」
Aブルー「誰も文句は言わない筈だよ、トップだから!」
ジョミー「ぼくが言うから!」

年中、アレの法要なんて、とジョミー君の悲鳴。
まあねえ…。


2021/03/13 (Sat)

 

☆希望するサービス


もうすぐ春休みに入る休日、生徒会長宅で過ごす御一同様。
けれどソルジャー乱入でして、お彼岸の話からお寺の話へ。

ジョミー「来る日も来る日も、アレの法要ばかりなんて!」
Aブルー「何か問題あるのかい?」
ジョミー「それって、全然、嬉しくないし! それにさ…」

そんなの出来るわけないと思う、とジョミー君の反論が。

ジョミー「お彼岸とお盆しか、ああいうのはさ…」
シロエ 「やりませんよね、現にやってませんし」
マツカ 「ええ、多分…」

ぼくも詳しくないですけれど、と他の面子も不審そうな顔。

マツカ 「出来るんだったら、キースはもっと多忙ですよ」
シロエ 「ですよね、あの迷惑な仏様はともかくとして…」
スウェナ「真っ当な仏様ので、走り回っている筈だわよ」

でも、月参りしか無いじゃないの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「だから無理でしょ、いくら私物のお寺でも」
ジョミー「ほらね、みんなもこう言ってるし!」
Aブルー「うーん…。本当にそうなのかな?」

希望する人は多そうだけど、とソルジャーが顎に当てる手。

Aブルー「もっとご先祖様にサービスしたい、って人がさ」
シロエ 「希望と現実は違いますから!」
サム  「でもよ、永代供養なんかがあるじゃねえかよ」
Aブルー「永代供養?」

それは何だい、とソルジャーの問い。

Aブルー「初めて聞くけど、どういうものかな?」
サム  「仏様の供養をずっとやります、って感じかな」
シロエ 「ありますね。でも、頼んだら、後は放置で…」

お参りしないとか、そんなのでは、とシロエ君。

シロエ 「お寺が遠いから、行けないような時にです」
サム  「そうなんだけどよ…」

違うお寺もあるんだよな、とサム君の指摘。

サム  「毎日、きちんと戒名を読んで、供養でよ…」
キース 「あるな、確かに、璃母恩院系の本山でも」
Aブルー「だったら、それでお願いしたいな!」

そういうのを希望なんだよね、と乗り気な人。
本気ですか?


2021/03/14 (Sun)

 

☆独立すれば楽です


じきに春休みだという休日、生徒会長宅に集った御一同様。
其処へ乱入して来たソルジャー、私物のお寺がどうこうと。

Aブルー「ジョミーをトップに据えて、その、何だっけ…」
キース 「永代供養か?」
Aブルー「そう! それでお願いしたいんだけど!」

毎日、スッポンタケの戒名を読んで、と赤い瞳がキラキラ。

Aブルー「そうすれば、毎日、パワーアップで!」
キース 「…まあ、そうなるかもしれないが…」
Aブルー「可能性があるなら、それに賭けるよ!」

だから、ジョミーに期待だよね、と拳を握り締める人。

Aブルー「就職先は保証するから、安心して修行をね!」
キース 「ふむ…。俺に反対する理由は無いな」
ジョミー「ちょ、ちょっと!」
キース 「不出来な貴様を、元老寺で引き受けるよりは…」

独立して貰った方が遥かに楽だ、と副住職の突き放し。

キース 「サムにしたって、そうだろう?」
サム  「だよなあ、ジョミーの尻拭いは御免だしよ…」
シロエ 「じゃあ、決まりですね!」

ジョミー先輩の将来は、とシロエ君もニッコリ。

シロエ 「良かったですねえ、一国一城の主ですよ!」
スウェナ「凄いじゃないの、キースよりも上よ?」
マツカ 「そうなりますよね、住職ですから」

もちろん、下には副住職が…、と御曹司も相槌。

マツカ 「それに雑務は、他のお坊さんがするようですし」
Aブルー「もちろんだよ! ジョミーの仕事は法要だけ!」
シロエ 「もしかして、卒塔婆書きも免除なんですか?」
Aブルー「決まってるじゃないか、雑務なんだから!」

帳簿とかだって全部、スタッフにお任せ、と太鼓判が。

Aブルー「いい話だと思うけどねえ、偉くて、楽でさ」
ジョミー「それはそうかも…」
Aブルー「じゃあさ、早速、来年からでも!」
ジョミー「えっ?」
Aブルー「修行だってば、早く済んだら、後も早いよ!」
ジョミー「そ、そんな…!」

無茶を言われても、とジョミー君、顔面蒼白。
来年ですって?


2021/03/15 (Mon)






 

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☆支えるならグッと


124年ぶりに1日早い節分、二月二日は七福神巡りへと。
路線バスでお出掛けですけれど、ソルジャー夫妻が問題で。

Aブルー「腕を掴むより、腰だよ、腰!」
A船長 「ああ、あなたは細くてらっしゃいますしね」
Aブルー「君の腕だと、しっかり支えられるだろう?」
A船長 「なるほど、次に揺れたら腰を、と」

グッと抱えればいいわけですね、と頷くキャプテン。

A船長 「任せて下さい、力には自信がありますから」
Aブルー「うん、どうせだから、同じ支えるなら…」

こう、背後から腕を回して…、とソルジャー、更なる注文。

Aブルー「そうすれば、君のアソコが自然に、ね…」
A船長 「あなたに密着することになりますね…」
Aブルー「そう! 次のチャンスは、こう、グッとね!」

うんと硬いのを押し付けてよ、と嫌すぎる台詞。

Aブルー「いつもの座り方もいいんだけどさ…」
A船長 「バスが揺れる度に、密着ですか…」
Aブルー「ちょっとドキドキするだろう?」
A船長 「ええ、いけないことをしている感じで…」

非常にエッチな気がしますよね、とキャプテンの相槌。

A船長 「確かそういうのを、こっちの世界では…」
Aブルー「痴漢と呼ぶよね、満員電車に多いらしいよ」

だけど空いてるバスでもオッケー、と弾ける笑顔。

Aブルー「今年のバスはさ、思いっ切り痴漢テイストで!」
A船長 「承知いたしました! おっと、危ない!」

バスがカーブを曲がった拍子に、ちょっとした揺れが。

Aブルー「ナイス、ハーレイ! その調子でね!」
A船長 「はい、揺れた時にはグッといきますよ!」
Aブルー「ぼくは通報なんかしないし、存分にね!」

アレを押し付けてくれたまえ、と大喜びな人。

Aブルー「早く揺れないかな、バス」
A船長 「楽しみですねえ、こう、スリリングで…」
シロエ 「キース先輩、どうするんです!」
キース 「知るか!」

他人のふりしかないだろうが、と言ってますけど。
通りますか…?


2021/02/16 (Tue)

 

☆ついでに頼みたい


今年は1日早くて二月二日な節分、七福神巡りにお出掛け。
ソルジャー夫妻対策に、と路線バスの座席を封じたのに…。

Aブルー「あっ、次の角を曲がるみたいだよ?」
A船長 「揺れそうですね、おっと、やっぱり…!」

危ないですよ、とキャプテンが抱えるソルジャーの腰。

Aブルー「そう、そこ、そこ! もっとグッとね!」
A船長 「ええ、グッと!」

グイグイと腰を押し付けるわけで、怪しくなる台詞。

Aブルー「イイよ、ソレ! 次は、もっとね!」
A船長 「もっと強くですね!」
Aブルー「うん、本当は、もっと奥まで、って…」

言いたい所なんだけど…、とソルジャーが赤らめる頬。

Aブルー「流石に路線バスの中だと、ヤるわけにはさ…」
A船長 「マズイでしょうしね、それに私も…」

いくら空いていても人目があると…、とキャプテンも。

A船長 「流石に萎えると思うんですよ、これが限度です」
Aブルー「君は大概、ヘタレだからねえ…」

ぶるぅの覗きもダメだしさ、とソルジャー、溜息。

Aブルー「そうだ、この際、固さ直しとセットでさ…」
A船長 「はい?」
Aブルー「ヘタレ直しを頼んでみるのはどうだろう?」

ついでだからさ、とソルジャーがポンと叩く手。

Aブルー「なにしろ、面子がこれだけいるし…」
A船長 「ですが、少々、恥ずかしい気が…」
Aブルー「そんなことないって、ねえ、みんな!」

そうだよね、とソルジャーの視線が容赦なく御一同様に。

Aブルー「どうかな、後部座席の五人とか!」
一同  (((げっ…!!!)))
Aブルー「もしもーし!」

聞こえてるかな、とソルジャーが張り上げる声。

Aブルー「ヘタレ直しも、一緒に頼んで欲しいんだけど!」
一同  (((た、他人のふり、他人のふり…)))
Aブルー「無視しないでよ! おっと…!」
A船長 「ほら、揺れますから」
Aブルー「いいねえ、グッと!」

もっとグイグイ、と痴漢もどきを続ける人たち。
どうなる…?


2021/02/17 (Wed)

 

☆ブチ切れた運転手


今年は二月二日な節分、七福神巡りにお出掛けですけれど。
行きの路線バスでのソルジャー夫妻、痴漢もどきな言動を。

Aブルー「うん、そこ、そこ! もっと固いのを!」
A船長 「次に揺れたら、グッといきますね!」
一同  (((他人だ、他人だ…)))

絶対、他人だ、と思いたいのに、またしても飛んで来る声。

Aブルー「そこの人たち、聞こえないのかなーっ!?」
一同  (((知らんぷり、知らんぷり…)))

必死でガン無視、そして路線バスが、また曲がる角。

Aブルー「わわっ、ハーレイ!」
A船長 「気を付けて下さい、揺れますからね」
Aブルー「でも、揺れるとさ…」

君のがグイッと来るものだから、とソルジャー、ウキウキ。

Aブルー「また揺れないかな、もっと大きく!」
運転手 「空いている席にお座り下さい!」
Aブルー「ええっ?」
運転手 「運転の邪魔は困るんですよ、お客さん!」

他の皆さんにも御迷惑です、と、ついにブチ切れた運転手。

運転手 「何処でもいいです、空いている席に!」
Aブルー「ちょっと、酷いよ!」
運転手 「一番後ろにお座りの皆さんにお願いしまーす!」
一同  (((げっ!)))

ご協力を、と運転手がマイクで呼び掛け。

運転手 「お知り合いの方を、座席へ誘導して下さい!」
一同  「「「は、はいっ!」」」

思わず反射的に返事で、掘ってしまった墓穴というヤツ。

運転手 「では、よろしく!」
一同  (((うわー…)))

やるしかないのか、と泣きそうな気持ちの後部座席の男子。

キース 「くっそぉ…。おい、そこの二人!」
Aブルー「席に座れって言うのかい?」
キース 「バスのルールだ!」

座りやがれ、とキース君が指差す空いているシート。

キース 「何処でもいいから、サッサとしろ!」
Aブルー「ヘタレ直しも頼んでくれるんならね!」
A船長 「なるほど、交換条件ですね!」

素晴らしい案です、とキャプテンも賛同。
えらいことに…。


2021/02/18 (Thu)

 

☆運転手がゴリ押し


今年は二月二日が節分、七福神巡りのお寺まで路線バスで。
その車内でソルジャー夫妻が痴漢もどきで、キレた運転手。

運転手 「お客さん、早く座って下さい!」
Aブルー「待ってよ、交渉中だから!」
運転手 「困るんですよ! お連れ様、そこのお客様を!」
一同  「「「は、はい…」」」

後部座席の男子一同、板挟みになって顔面蒼白。

Aブルー「ねえねえ、ヘタレ直しもさ…」
A船長 「頼んで下さると仰るのならば…。おっと!」

揺れましたね、とキャプテン、ソルジャーの腰をグッと。

A船長 「やはり私どもは、立っている方が…」
Aブルー「いいよね、絶対!」
運転手 「空いているんですから、お座り願えませんか!」
Aブルー「だから、交渉中なんだってば!」

ヘタレ直しも頼んでくれるなら座るんだよ、とソルジャー。

Aブルー「固さ直しとセットで頼みたいからさ…」
運転手 「こう仰ってます、お連れ様!」

ヘタレ直しとやらをお願いします、と運転手がマイクで。

運転手 「他の皆様の御迷惑ですから、どうぞよろしく!」
一同  「「「ええっ!?」」」
運転手 「安全運転に、ご協力頂きます!」

お座りを、と上がるマイクの音量。

運転手 「空いている席に、お座り下さい!」
Aブルー「どうする、ハーレイ?」
A船長 「運転手さんも、頼んで下さいましたしねえ…」
Aブルー「だよね、乗客のみんなが証人ってことで!」

ヘタレ直しは頼んで貰えるよ、とソルジャー、空いた席へ。

Aブルー「ほら、ハーレイも隣にね!」
A船長 「ええ。仲良く並んで座りましょう」
Aブルー「ちょっと物足りないけどね…」

ヘタレ直しを頼めるからいいや、と笑顔のソルジャー。

Aブルー「みんな、元気よく叫んでくれるよ、七福神様に」
A船長 「そうですね。私は少々、恥ずかしいですが…」
Aブルー「君のことだからねえ…」
一同  (((終わった…)))

なんてこった、と一同、ガクブルですけど。
叫ぶしか…。


2021/02/19 (Fri)

 

☆御利益のあるバス


今年は二月二日な節分、七福神巡りにお出掛けですけれど。
ソルジャー夫妻が路線バスで痴漢もどきで、キレた運転手。

Aブルー「今年もバスで、いい御利益を貰えたねえ!」
A船長 「そうですね。運転手さんのお蔭ですよ」
Aブルー「君のヘタレが直ってくれれば、最高だよね!」

固さ直しもお願いするんだし、とソルジャー、ウキウキ。

Aブルー「ビンビンのガンガンで、萎えることもなくて…」
A船長 「ぶるぅの覗きも、心配しなくていいですね」
Aブルー「大いに期待しているからね、ヘタレ直しに!」

君たち、よろしく、と最後尾の座席を振り返る人。

Aブルー「いいかい、声を揃えて、元気に!」
一同  「「「はーい…」」」

此処で逆らったら、運転手さんに迷惑が、と誰もが溜息。

シロエ 「とんでもないことになりましたね…」
キース 「まったくだ。例年以上に災難かもな…」
ジョミー「キースが席を封じたからだよ、これってさ…」
サム  「うんうん、あいつらが座ってればよ…」

こんなことにはならなかったぜ、とサム君も。

サム  「つくづく疫病仏ってヤツだぜ、キースはよ…」
シロエ 「本当に…。もう諦めてますけれど…」
ジョミー「そうだね、下手に突っついたらさ…」
マツカ 「更に災いを呼びそうですしね」

キースですから、と御曹司までが。

マツカ 「仕方ありません、今年はヘタレ直しで…」
シロエ 「固さ直しとセットですよね…」

キース先輩を豆腐にする筈だったのに、とシロエ君の嘆き。

シロエ 「もっとも、其処から地獄でしたけどね」
マツカ 「固さ直しは、それが切っ掛けでしたよね…」
キース 「確かにそうだが、お前たちがだな…!」

余計なことを考えたせいだ、とキース君の反論が。

キース 「自業自得だとは思わないのか?」
シロエ 「思いませんね」
サム  「疫病仏だと自覚しろよな」
Aブルー「うん、最高だよ!」

ホントに御利益抜群でさ、とソルジャー、絶賛。
迷惑すぎ…。


2021/02/20 (Sat)

 

☆援護射撃に感謝


今年の節分は二月二日で、七福神巡りにお出掛けですけど。
ソルジャー夫妻が路線バスで痴漢もどきで、えらい迷惑が。

Aブルー「キースのお蔭で、いいお参りが出来そうだし…」
A船長 「本当に有難いことですよ」

素晴らしいです、とキャプテンも大喜びな疫病仏の御利益。

A船長 「私たちも、しっかりお参りしましょう」
Aブルー「もちろんだよ!」
一同  (((ううう…))))

とんでもないことを言わされる、と一同、心の中で号泣。

キース 「す、すまん…。本当に、俺が悪かった」
シロエ 「いいんです、もう怒る気力も失せましたよ…」
サム  「何もするなよ、と言いてえけどよ…」

こればっかりは運ってヤツだ、と嘆く間もバスは走って…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ 次のバス停だよ!」
Aブルー「オッケー!」

ソルジャーが降車ボタンを押して、次のバス停で停車。

運転手 「ご乗車ありがとうございました!」
Aブルー「こっちこそ、援護射撃に感謝だよ!」
A船長 「どうも、お世話になりました」
一同  「「「御迷惑をおかけしました…」」」

すみませんでした、と詫びる面々と、お礼を言う人と。

Aブルー「うん、実に気の利く運転手さんだったね!」
A船長 「神対応と言うのでしたか、こっちでは」
Aブルー「そう、それ、それ!」
ぶるぅ 「運転手さん、バイバーイ!」

元気一杯に手を振るお子様、運転手も笑顔で手を振って…。

ぶるぅ 「ねえねえ、優しい運転手さんだったね!」
ブルー 「そうだね、ぼくとぶるぅにはね」
スウェナ「私もバレていなかったわよ」
Aブルー「なにさ、他人のふりしちゃってさ…」

まあいいけどね、とソルジャー、お寺の方へ、いそいそ。

Aブルー「まず、福笹を買わなくっちゃね!」
ブルー 「そこは頂くと言いたまえ!」
Aブルー「細かいことは気にしない! ゲットが大切!」
A船長 「そうですとも!」

それとお参りすることです、とキャプテンも。
まあ、確かに…。


2021/02/21 (Sun)

 

☆お参りする前に


二月二日な今年の節分、七福神巡りのお寺に到着ですけど。
ソルジャー夫妻に祈願を頼まれ、えらいことになりそうで。

Aブルー「えっと、福笹1つ、お願い!」
A船長 「私にも1つ、お願いします」
巫女さん「はい。どうぞ、良いお参りをなさって下さいね」
Aブルー「ありがとう!」

福笹ゲットだ、とソルジャーがサッと取り出す筆ペン。

Aブルー「絵馬に願い事を書かないとね!」
ブルー 「それも毎年、言ってるけどさ…。その絵馬は…」
キース 「今年の干支が描いてあるだけで、飾りだぞ」
Aブルー「そう言われてもねえ…。毎年、書くし…」

やっぱり今年も書かないと、とデカデカと夫婦和合の文字。

Aブルー「固さ直しとヘタレ直しは、言えばいいよね」
A船長 「ええ、スペースに限りがありますから」

今年の干支は牛なのですね、とキャプテンが眺める絵馬。

A船長 「去年はネズミだったのですが…」
Aブルー「ネズミだったねえ…」

そう考えると幸先がいいよ、と絵馬を指差すソルジャー。

Aブルー「ネズミよりかは、牛の方がさ…」
A船長 「どうかしましたか?」
Aブルー「うんと大きいし、アレだって、きっと!」

遥かに大きくてビンビンだよね、とイヤンな台詞が。

Aブルー「ネズミのアレだと、あんまりさ…」
A船長 「期待出来ないかもですね…」
Aブルー「だろう? それに牛って、ドッシリとさ…」

構えていそうで、ヘタレないかも、と続ける人。

Aブルー「ここは是非とも、あやからないとね!」
A船長 「そうですね。今年はいい年になりそうです」

では、私も…、とキャプテンも絵馬に「夫婦和合」と。

A船長 「では、お参りに出発いたしましょうか」
Aブルー「おっと、その前に、発声練習しておかないとね」
一同  「「「発生練習?」」」
Aブルー「そうだよ、元気に声を揃えて、お願い事をね!」
一同  「「「ええっ!?」」」

なんで練習、と誰もが絶句な状態ですけど。
どうなるんでしょう…?


2021/02/22 (Mon)

 

☆揃わないと困る


今年は二月二日な節分、七福神巡りのお寺に来ましたけど。
福笹をゲットしたソルジャー、発声練習をしろという注文。

Aブルー「お参りの前に、きちんと練習しておかないと!」
シロエ 「大丈夫です、練習しなくても!」
Aブルー「ダメダメ、お願い事が二つもあるから…」

揃っていないと困るじゃないか、とソルジャー、真剣。

Aブルー「固さ直しとヘタレ直しだよ、揃わないとさ…」
A船長 「上手くハモらないかもですね」
Aブルー「それだけで済んだら、マシな方だよ!」

耳の悪い神様もいるんだろう、とソルジャーの指摘。

Aブルー「お願い事を間違えられたら、大変じゃないか!」
A船長 「それは確かに…」
Aブルー「だからね、此処で練習だってば!」
キース 「ちょっと待て! そこは間違えられても…」

問題無い気がするんだが、と副住職。

キース 「いいか、固さとヘタレなんだぞ?」
Aブルー「大事なことだよ!」
キース 「重なった場合、下手さ直しにならないか?」
シロエ 「あー! そうなりますねえ、聞き間違えると!」

上手になるなら、いい気がします、とシロエ君も。

シロエ 「下手になるなら、大いに問題ありますけどね」
Aブルー「いいねえ、上手くなるわけだね!」
A船長 「つまり、私は下手なんですか…?」
Aブルー「そうじゃないけど、今が下手なら…」

超絶テクの持ち主にね…、とソルジャー、ウットリ。

Aブルー「こっちのノルディみたいな、テクニシャンに!」
A船長 「ま、まさか、こちらのノルディとも…?」
Aブルー「ヤッてないけど、自慢話は山ほど聞いたし…」

憧れるよね、と夢見心地なソルジャー。

Aブルー「よし、願い事は、固さ直しとヘタレ直しと…」
A船長 「あわよくば、テクの向上ですね!」
Aブルー「そういうこと! それじゃ、出発!」
シロエ 「キース先輩、お見事です!」
キース 「たまにはな」

役に立たんと消されそうだ、と副住職が竦める肩。
自覚はある、と…。


2021/02/23 (Tue)

 

☆ヘタレそうな人


今年は二月二日な節分ですけど、七福神巡りは恒例の行事。
福笹を持ってお参りに出発、足取りも軽いのがソルジャー。

Aブルー「固さ直しとヘタレ直しと、下手さ直しってね!」
A船長 「パワーアップ出来そうですねえ、今年は」
Aブルー「ホントにね! もうビンビンのガンガンでさ…」

それに加えて超絶テクだよ、とソルジャー、ウキウキ。

Aブルー「神様が聞いて下さるように、お賽銭もね!」
A船長 「ええ、はずまないといけませんね」

お札を奮発するべきでしょう、とキャプテンも賛成。

A船長 「とはいえ、あなたと私が使うお金は…」
Aブルー「ノルディのだけど、気にしない!」

ノルディの生き甲斐なんだから、とウインクする人。

Aブルー「ぼくに貢ぐのが、男の甲斐性らしいしねえ…」
A船長 「あのぅ…。こちらのノルディとは、本当に…?」

何もなさっていないのですか、とキャプテンの眉間に皺が。

A船長 「それにしては、気前が良すぎるような…」
Aブルー「大丈夫! たまにエッチな写真とかをさ…」

プレゼントしてるだけだから、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「ぶるぅに撮らせて、うんとエロいのを!」
A船長 「…それだけですか?」
Aブルー「そうだけど? 不安だったら、君だってさ…」

しっかり祈って超絶テクを、とソルジャーが指差すお寺。

Aブルー「いいかい、君も大きな声で!」
A船長 「下手さ直しと叫ぶのですか!?」

それは恥ずかしすぎる気が…、とキャプテン、ワタワタ。

A船長 「下手だと告白するのは、ちょっと…!}
Aブルー「そんな所でヘタレないでよ!」
A船長 「でもですね…!」

私には無理です、と尻込みするキャプテン。

A船長 「大きな声どころか、言うのも無理かと…」
Aブルー「仕方ないねえ、じゃあ、キース!」
キース 「なんだ?」
Aブルー「君が代わりに叫びたまえ!」
キース 「俺が!?」

なんでそうなる、とキース君、ドン引き。
叫べと…?


2021/02/24 (Wed)

 

☆言い出した責任


今年は二月二日な節分、いよいよ七福神にお参りですけど。
ソルジャー夫妻と一緒に祈願で、それだけで迷惑なのに…。

キース 「どう転がったら、俺が叫ぶことになるんだ!」
Aブルー「ぼくのハーレイには無理だからだよ!」

ヘタレ直しを頼むくらいにヘタレだから、とソルジャー。

Aブルー「とても言えないって、今、言ってたし!」
キース 「其処で、どうして俺に振るんだ!」
Aブルー「下手さ直しって言い出したのは、君だろう?」

固さ直しとヘタレ直しのコラボでさ、とソルジャーの指摘。

Aブルー「代理を頼むなら、言い出しっぺが一番ってね!」
シロエ 「そうですね…。キース先輩なら、適役でしょう」

毎回、ババな人ですから、とシロエ君も賛同。

シロエ 「日頃の行いがアレですからねえ、そのくらい…」
サム  「だよなあ、償いの気持ちでよ…」
ジョミー「引き受けるのが筋だよね、ソレ」

ぼくたちが巻き込まれる前に、とジョミー君たちも。

ジョミー「というわけで、キースはソレで」
スウェナ「そうね、一人くらい違うことを叫んでいても…」
マツカ 「お寺の人は、気にしないでしょうね」

賑やかだな、と思う程度で、と御曹司の視線がキース君に。

マツカ 「キース、よろしくお願いします」
一同  「「「任せた!」」」
キース 「そ、そんな…」
Aブルー「いいから、元気に叫びたまえ!」

分かったね、とソルジャー、先に立って一つ目のお寺へ。

Aブルー「さて、と…。お賽銭をたっぷり!」
A船長 「景気よく、ですね!」
一同  (((凄い…)))

ソレなんだ、と誰もが目を剥く高額紙幣。

Aブルー「じゃあ、声を揃えてお参りをね!」
一同  「「「固さ直しとヘタレ直しで…」」」

お願いしまぁーす! とヤケクソで叫んだ御一同様。

Aブルー「よし、と言いたい所だけれど…」
一同  「「「え?」」」
Aブルー「下手さ直しがさ…」

どうも聞こえなかったんだよね、と苦情が。
やり直しとか…?


2021/02/25 (Thu)

 

☆無言で祈った人


二月二日な今年の節分、七福神巡りの最初のお寺にお参り。
嫌すぎる願い事を叫ばされたのに、ソルジャーの物言いが。

Aブルー「キース、真面目に叫んだのかい、下手さ直しと」
キース 「それはまあ…」
Aブルー「歯切れが悪いね、もしかして小声だったとか?」
キース 「俺は、きちんと合掌したぞ!」

そして拝んだ、と言ってますけど、ソルジャー、疑いの瞳。

Aブルー「拝んだ、って、願い事は声に出しただろうね?」
キース 「ちゃんと祈れば問題無いんだ!」
Aブルー「つまり、叫んでないってことだね?」
キース 「祈ることに意義があると思うが!」

俺は本職なんだから、と副住職の必死の反論。

キース 「素人が百回叫ぶよりかは、俺が無言で…」
Aブルー「そうかもだけど、生憎と、ぼくも素人でさ…」

聞こえないと不安になるんだよね、とソルジャーの反撃。

Aブルー「だから、声にしてくれないと…」
A船長 「私もです。聞こえてこそ、励みになりますので」
Aブルー「だよねえ、言葉は大切だよね!」

ハーレイのためにも叫んで欲しい、と言い出した人。

Aブルー「こう、燃料になりそうだしさ、これからのね!」
A船長 「ですから、叫んで頂けると…」

有難いのですが、とキャプテンも。

A船長 「よろしくお願いいたします」
Aブルー「ほら、ハーレイも、こう言ってるし!」

声に出してよ、とソルジャー、副住職の背中をバン! と。

Aブルー「はい、もう一度、大きな声で!」
キース 「俺一人でか!?」
Aブルー「他のみんなは叫んだからねえ…」
キース 「だ、誰か…!」

俺を助けると思って一緒に、と縋るような目の副住職。

キース 「頼む、本当に誰か一人でいいんだ!」
シロエ 「また巻き込みに来たんですか?」
ジョミー「あるあるだけどさ、もう、ぼくたちは…」
サム  「叫んじまった後だしよ…」
キース 「そこを、なんとか…!」

ピンチなんだ、とオロオロですけど。
自業自得ですしね…?


2021/02/26 (Fri)

 

☆一人で叫んだら


二月二日が今年の節分、七福神巡りがスタートですけれど。
最初のお寺で願い事を叫ばなかった、キース君が問題な今。

Aブルー「早く叫んでよ、次のお寺に行くんだから!」
キース 「仲間を募っているんだが!」

でないと、とても…、と副住職の必死の逃げ。

キース 「俺一人では、晒し者だし…!」
A船長 「そうでしょうか? お一人で叫ぶ方がですね…」
Aブルー「何かいいことがあるのかい?」
A船長 「ええ。目立ちますしね、神様の耳にも…」

よく届きそうな気がします、とキャプテンの意見。

A船長 「こう、一斉に叫ばれるよりは、聞きやすいかと」
Aブルー「なるほどねえ…。聞き間違えを期待するより…」
A船長 「単体がいいかと思うのですよ、下手さ直しは」

元々、固さ直しとヘタレ直しのオマケですし、と正論が。

A船長 「聞き間違えて下さったらいいな、というヤツで」
Aブルー「そうだっけ…。それじゃ、この際…」
A船長 「しっかり頼んで頂くのがいいと思うのですが」
Aブルー「うん、その方が良さそうだねえ!」

ほら、早く、とソルジャー、キース君の肩をバンバンと。

Aブルー「下手さ直しをお願いします、と大きな声でね!」
A船長 「お賽銭も追加しましょうか?」
Aブルー「いいねえ、念を押すってわけだね!」

それじゃ、と再びお賽銭箱に放り込まれた高額紙幣。

Aブルー「用意出来たよ、早くってば!」
キース 「う、うう…」
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
キース 「有難い、手伝ってくれるのか!」

いい奴だな、と副住職、感激ですけど。

シロエ 「いいえ、今のはエールですから」
キース 「エール?」
シロエ 「はい、先輩を応援です!」

みんなも応援してますから、とシロエ君、クルリと背中を。

シロエ 「ぼくたちは、次のお寺で待ちましょう」
サム  「おう、頑張れよな!」
一同  「「「ファイト!」」」

頑張れ、とエールを送って、全員、逃走。
見捨てましたね…。


2021/02/27 (Sat)

 

☆お坊さんの流儀


二月二日な今年の節分、七福神巡りの最初のお寺で問題が。
キース君だけが願い事を叫ばず、やり直しを命じられて…。

キース 「おい、見捨てるのか、お前たち!」
Aブルー「凄い逃げ足だね、もういないけど?」

次のお寺でお賽銭を入れてるよ、とソルジャー、ニヤニヤ。

Aブルー「ぼくたちも、早く行かないと!」
A船長 「このまま逃げて帰られたら、困りますからね」
Aブルー「そうだね、釘は刺しておこうか」

逃げないように、とソルジャーが飛ばす思念波。

Aブルー『そこの君たち! 追い付くまで、待機で!』
一同  (((え?)))
Aブルー『固さ直しとヘタレ直しを頼まないとね!』

でないと命は保証しないよ、と怖すぎる台詞が。

Aブルー『キースに叫ばせたら、直ぐに行くから!』
一同  (((ううう…)))

逃げられないのか、と泣きの涙な思念が漂ってますけれど。

Aブルー「さあ、頑張っていこうか、キース」
キース 「くっそぉ…。願う~とこ~ろ~の願望はぁ~…」
Aブルー「は?」
キース 「下手さぁ~あああ~、なお~しぃ~いいい~」

朗々と唱えたキース君、ハハーッとお辞儀で、そして合掌。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「え、えっと…?」
キース 「ちゃんと叫んだぞ、坊主の流儀で」

文句は言わせん、と踵を返して、歩き始める副住職。

キース 「さあ、次だ、次!」
Aブルー「わ、分かったよ! おっと、お札を…」
お坊さん「よくお参りでございました」

どうぞ、と福笹に結ばれたお札。

Aブルー「待ってよ、キース!」
キース 「どうせ、足止めするんだろうが!」

他のヤツらも止めてるんだし、とキース君、スタスタ。

キース 「俺はアレで行くぞ、この先もな」
Aブルー「いいけど、声が大きすぎてさ…」
A船長 「他の皆さんのが…」
キース 「知らん!」

声が大きいのは坊主の職業病だ、とキッパリと。
今月、これにて中継終了~。


2021/02/28 (Sun)





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☆一日早いんです


さて、二月。寒さが一番厳しい季節、節分寒波なる言葉も。
そんな節分の行事について、生徒会室で検討中の御一同様。

ジョミー「今年は節分、早いんだよねえ、いつもより」
キース 「まさかの二月二日だからな…」
スウェナ「二月三日だと思っていたわよ、ずっと固定で」

明日だなんて信じられないわ、とスウェナちゃん。

スウェナ「まだ今日は二月一日なのに…」
シロエ 「124年ぶりでしたっけ、移動するのは」
ブルー 「そうらしいねえ、ぼくも正直、忘れていたよ」

固定じゃないという件を、と四百年以上生きている人の言。

ブルー 「シャングリラ学園が出来てからでも、殆どは…」
キース 「二月三日でやってたんだな?」
ぶるぅ 「そだよ、豆まきとかも全部ね」

それで明日はどうするの、と生徒会室の主と言えるお子様。

ぶるぅ 「サボるの、それとも学校で豆まき?」
サム  「登校するなら、此処で相談していねえだろ?」
ぶるぅ 「そっかぁ、今年もサボリなんだね!」

いつもの所にお参りするの、と質問ですけど。

ジョミー「悩んじゃうよね、あそこでいいのか…」
シロエ 「誰かさんが来るのが確定ですしね…」
キース 「しかしだ、何処に変更しても…」

あの馬鹿野郎が来そうな気がする、とキース君の渋面。

キース 「お参りの方は無事に済んでも、その後にだな…」
サム  「湧いて出るってか?」
キース 「なんと言っても、あいつなんだぞ?」

こっちに来て、黙って帰ると思うか、と苦い顔付き。

キース 「なにしろ節分は、夜までイベント続きだからな」
一同  「「「あー…」」」

何処かで何かをやっているよね、と誰もが納得。

ジョミー「他所に行っても、お参りを済ませて戻ったら…」
キース 「恵方巻を提げた、迷惑なヤツが来ると思うが」
ジョミー「恵方巻に御祈祷よろしく、とか?」
一同  「「「シーッ!」」」
ジョミー「ご、ごめん…」

フラグだったかも、と慌てるジョミー君。
失言ですよね…。


2021/02/01 (Mon)

 

☆たまたまなんです


今年の節分は二月二日で、124年ぶりに1日早めの節分。
前日に生徒会室に集った面々、行き先を検討中ですけれど。

シロエ 「ジョミー先輩、フラグを立ててどうするんです」
サム  「そうだぜ、せっかく、あの野郎がよ…」
キース 「今の時点で、現れていないというのにな…」

気付いていない可能性も高いんだぞ、とキース君の指摘。

キース 「二月三日だと、まだ思い込んでいるとかな」
ジョミー「ご、ごめん…。つい、ウッカリ…」
??? 「大丈夫、フラグなんかじゃないから!」

こんにちはーっ! とソルジャー(会話表記はAブルー)。

Aブルー「今年は節分、明日だってねえ!」
一同  「「「げっ!!!」」」

来たじゃないか、と皆の視線がジョミー君に集中。

シロエ 「ジョミー先輩、有罪ですよ!」
サム  「違いねえなあ、来ちまったしよ」
キース 「覚悟は出来ているんだろうな?」
ジョミー「う、うん、本堂の柱は勘弁だけど…」

節分寒波で寒いからさ、とジョミー君、泣きそうな顔。

ジョミー「あんな所に縛られちゃったら、凍死だってば!」
キース 「安心しろ、火鉢くらいは置いてやるから」
ジョミー「そ、それだけ…?」
キース 「何も無いよりマシだろうが!」

修行道場だって、その程度だぞ、と副住職。

キース 「分かったら、キリキリお縄になれ!」
ジョミー「そ、そんな…!」
Aブルー「待ってよ、ジョミーは悪くないから」

フラグじゃないと言っただろ、とソルジャー、割り込み。

Aブルー「気が付いたのは、たまたまだってば」
キース 「本当か?」
Aブルー「そうだよ、肉まんを買いに来ただけで!」
一同  「「「肉まん?」」」

なんだソレは、と誰もがキョトン。

キース 「肉まんだと?」
Aブルー「この時期、コンビニの定番だろう?」
キース 「それがどうしたと?」
Aブルー「コンビニの表に、恵方巻の広告があってね!」

日付と恵方が書いてあった、と威張り返る人。
なるほど…。


2021/02/02 (Tue)

 

☆日が変わるなんて


今年の節分は1日早くて、124年ぶりの二月二日ですが。
気付かないかと思われたソルジャー、知ってしまいまして。

Aブルー「今年の恵方は、南南東になるんだってね!」
キース 「そうか、分かって良かったな」
Aブルー「君たちも本当に人が悪いよ、今年は早いって…」

教えてくれればいいのにさ、とソルジャーが尖らせる唇。

Aブルー「もし肉まんを買いに来なかったら、今年はさ…」
ブルー 「気付かない所だったって?」
Aブルー「決まってるだろう、まさか日が変わるなんて!」

アレは固定だと思っていたよ、とブツブツと。

Aブルー「ずっと二月の三日だったし、そうなんだと…」
キース 「それは俺たちも同じだが?」
Aブルー「そうなのかい?」
シロエ 「124年前を体験した筈の会長もですね…」

忘れ去ってたらしいですよ、とシロエ君。

シロエ 「ですから、ぼくたちが知るわけありません」
Aブルー「なるほどねえ…。それで、今年は?」

何処にお参りするんだい、とソルジャーが乗り出す膝。

Aブルー「最近、他所に行く説が毎年、出るようだけど」
キース 「その通りだが、もう決定したな」
Aブルー「え?」
キース 「あんたが此処に出て来た以上は、変更しても…」

変更する意味が無いからな、とキース君、キッパリ。

キース 「つまり今年も、七福神巡りということだ」
Aブルー「なんだか引っ掛かる言い方だけど、まあ…」

一緒にお参り出来ればそれでオッケー、と頷く人。

Aブルー「じゃあ、明日、来ればいいんだね?」
ブルー 「もう帰るのかい?」
Aブルー「ハーレイの休暇を変更しないとダメだから!」

いきなり休みが前倒しだしね、とソルジャー、溜息。

Aブルー「キャプテンが急な休暇というのは、大変で…」
ブルー 「そりゃそうだろうね、キャプテンなんだし」
Aブルー「それじゃ、急ぐから!」
キース 「本当に帰りやがったぞ?」

どうやら休暇の危機らしいな、と副住職。
取れるんですか…?


2021/02/03 (Wed)

 

☆突発事故に期待


今年の節分は124年ぶりに、1日早い二月三日ですけど。
前日まで知らなかったソルジャー、慌てて姿を消しまして。

キース 「休暇を遅くするなら分かるが、前倒しとは…」
シロエ 「キツそうですねえ、スケジュール的に」
ジョミー「キャプテンだもんね、デスクワークとはさ…」

ちょっと違う仕事になるもんね、とジョミー君も傾げる首。

ジョミー「早めるだなんて、出来るのかな?」
ブルー 「さあねえ、状況によるだろうねえ…」
サム  「明日に動かせねえ予定があったら、無理だよな」
スウェナ「そうよね、ミュウの子供の救出作戦だとか…」

日を変えるのは無理だわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「練り上げた計画がパアになるもの」
ブルー 「それだけは入っていないと思うね」
シロエ 「どうしてです?」
ブルー 「入っていたなら、ブルーも動けないからだよ!」

いくら節分でも特別休暇は取れない、と生徒会長、断言。

ブルー 「ソルジャーの仕事が最優先だよ、その場合はね」
キース 「なるほどな…。あいつが急に休める以上は…」
シロエ 「重要な予定は無いと思っていいんですね?」
ブルー 「残念だけど、そういうことだね」

突発事故にでも期待したまえ、と生徒会長、深い溜息。

ブルー 「いきなりトイレが壊れるだとか、そっち系で」
シロエ 「トイレですか?」
ブルー 「生活に欠かせないから、馬鹿に出来ないよ?」

でも命には係わらないから、とクスクスと。

ブルー 「その線で祈るしかないねえ…」
シロエ 「キース先輩、お願いします!」
キース 「俺なのか!?」
シロエ 「たまには役に立って下さい!」

明日の平穏な節分のために、と副住職に課された使命。

サム  「俺も賛成。今日のお勤めでキッチリ祈れよ!」
ジョミー「頑張ってよね、プロのお坊さんなんだしさ」
キース 「分かった、努力してみよう…」
一同  「「「イイネ!」」」

効きますように、と誰もが期待ですけど。
どうなる…?


2021/02/04 (Thu)

 

☆気が利かない人


124年ぶりに1日早い節分、二月二日の朝が来ましたが。
生徒会長のマンション前に集う面々、期待はあらぬ方向へ。

シロエ 「キース先輩、きちんと祈ってくれたんですか?」
キース 「それはまあ…。しかしだな…」
サム  「何か問題があるのかよ?」
キース 「他人様の不幸を祈願するのは、アウトだからな」

直接的には祈れないのだ、と副住職の苦々しい顔。

キース 「つまり、トイレが壊れるようにと祈るのは…」
ジョミー「出来ないわけ?」
キース 「ああ。俺たちの不幸を避けるのが関の山だ」
スウェナ「それって、効かないってことじゃないの!」

不幸を避けられたことが無いわ、とスウェナちゃんの指摘。

スウェナ「まだ雪請いを頼んだ方がマシだったわよ!」
シロエ 「そうですね…。ドカ雪だと交通機関が麻痺で…」
ジョミー「路線バスでは行けないもんね…」
サム  「ウッカリしてたぜ、そこを確認するのをよ…」

でもよ、とサム君が顎に当てる手。

サム  「キースが、もちっと気が利いてればよ…」
シロエ 「祈願の内容、切り替えられた筈ですよね…」
マツカ 「臨機応変という言葉もありますしね」

少し頭が固いのでは…、と御曹司の容赦ない一撃。

マツカ 「副住職なら、それでもいいんですけれど…」
ブルー 「経営者だと致命的だね、気が利かないのは」
キース 「そ、それは…」
マツカ 「まあ、保守的な業界ですから、いいんでしょう」

伝統を守る世界ですしね、と一転、穏やかな笑みの御曹司。

マツカ 「とはいえ、今日の件に関しては…」
キース 「俺に責任があると言うのか?」
マツカ 「無いんですか?」

本当にゼロだと言えるでしょうか、と御曹司が傾げる首。

マツカ 「皆さんは、どうお思いですか?」
シロエ 「過失がゼロとは言えませんよね…」
サム  「だよなあ、いわゆる思慮不足だしよ」
キース 「そ、そう言われても…」

トイレの故障と言っただろうが、と焦る副住職。
ピンチ到来…。


2021/02/05 (Fri)

 

☆普通ならダメかも


124年ぶりに1日早い節分、二月二日の朝なんですけど。
生徒会長のマンション前に集う面々、副住職に非難の視線。

シロエ 「トイレの故障を祈れないなら、別の方法ですよ」
ジョミー「ホントに頭が固いよね…。ダメだよ、これじゃ」
マツカ 「お寺と伝統を守るためには、向いてますけど…」
スウェナ「どうかしら? キースの場合は、そうだけど…」

普通のお坊さんとしてはダメかも、とスウェナちゃん。

スウェナ「だって、普通は、お寺を継いでいくんでしょ?」
サム  「そいつが、どうかしたのかよ?」
スウェナ「お嫁さんをゲットしないとダメじゃないの!」

次の世代が生まれないわよ、とスウェナちゃんの指摘。

スウェナ「でもねえ、気が利かなくて頭が固いと…」
シロエ 「あー! 女性が逃げてくわけですね!」
マツカ 「そう言われれば、ただでもお寺ですから…」

デートとかも制約だらけですよね、と御曹司も同意。

マツカ 「ドタキャンなんかも多いでしょうし…」
スウェナ「でしょ? そういう時のフォローが無いのよ?」
ジョミー「行けなくなった、で終わりそうだよね」
シロエ 「気が利く人なら、何かするんでしょうけど…」

マツカ先輩なら、どうしますか、とシロエ君の問い。

シロエ 「デート直前に、何か予定が入ったら?」
マツカ 「お断りして、食事の予約でも入れていたなら…」

お友達とどうぞ、と言うでしょうね、と御曹司。

マツカ 「誰かお誘いして、楽しんで下さい、と」
ジョミー「流石! でもって、お金はマツカが払うんだ?」
マツカ 「当然ですよ。そして、出来ればメッセージと…」

お菓子か花でも、お店に届けておきます、と神対応な答え。

マツカ 「もちろん、お友達の分もですね」
サム  「すげえな、やっぱ、マツカは違うぜ」
スウェナ「キースにも、それが出来るかしらね?」
ジョミー「無理っぽいよね…」
キース 「うっ…」

グッと詰まっている副住職、どうやら図星。
頭が固い、と…。


2021/02/06 (Sat)

 

☆固さを直したい


124年ぶりという1日早い節分、二月二日の朝ですけど。
生徒会長のマンション前に集った一同、キース君を糾弾中。

スウェナ「彼女のフォローも出来ないわけよね、早い話が」
シロエ 「お嫁さんを捕まえるのは難しそうですね…」
サム  「確かに、普通の坊主だったらマズイよなあ…」
ジョミー「道はお見合いしか残ってないよね?」

そっちは普通より楽かもだけど、とジョミー君。

ジョミー「お寺同士のネットワークが強そうだしさ」
マツカ 「ありそうですね、婚活に力を入れていそうです」
スウェナ「すると、キースみたいに気が利かなくても…」

なんとか解決するってわけね、とスウェナちゃん、溜息。

スウェナ「どおりで危機感を持ってない筈よ、頭の固さに」
シロエ 「固いままでも、お坊さんならいけるんですか…」
マツカ 「そのようですね…」

諦めましょう、と御曹司、副住職をチラリ。

マツカ 「キース、今回は助かりましたね」
キース 「言われようは非常に酷かったんだが!」
マツカ 「蒸し返してもいいんですか?」

それなら強火で蒸し直しますが、とマツカ君の微笑み。

マツカ 「もうじき、誰かさんも来るでしょうから…」
シロエ 「いいですね! この際、炎上させましょう!」

蒸し過ぎて発火するんですよ、とシロエ君も。

シロエ 「蒸気が出ないと、蒸し器もですね…」
マツカ 「ええ、アッサリと焦げますからね」

では、蒸し直しの方向で…、と御曹司。

マツカ 「今年の七福神巡りの祈願が決まりましたよ」
スウェナ「あら、何なの?」
マツカ 「キースの頭の固さをですね…」

ちょっと直して頂きたいと…、とマツカ君、ニッコリ。

マツカ 「こう、柔らかく、お豆腐のように直すんです」
サム  「いいんでねえの? メンタルも豆腐にすれば」
一同  「「「メンタル?」」」
サム  「なんかよ、豆腐メンタルって言うじゃねえかよ」

そうなったら世の中、平和でねえの、という声が。
豆腐メンタル…?


2021/02/07 (Sun)

 

☆豆腐にしてやる


124年ぶりに1日早い節分、二月二日が来ましたけれど。
生徒会長のマンション前に集う面々、副住職に不満が炸裂。

サム  「キースの頭の固さってえのも、アレだけどよ…」
シロエ 「メンタルの方も、確かに問題ありそうですね」
ジョミー「うん。しぶといって言うか、なんて言うかさ…」

懲りないし、学習しないよね、とジョミー君の厳しい指摘。

ジョミー「頭が固いってだけじゃないよね、その原因」
サム  「だろ? ちょっとメンタル強すぎってな」
マツカ 「キースのメンタルを豆腐に、ですね」

劇的に変わりそうですよ、と御曹司も同意。

マツカ 「誰かさんのことも、怖くなるんでしょうけど…」
シロエ 「ぼくたちに対しても、恐怖心が芽生えますよね」
スウェナ「そうねえ、一度、フルボッコにしてやれば…」

懲りて、借りて来た猫になるわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「今年の祈願はソレがいいわね、固い頭と…」
シロエ 「図太いメンタルを、豆腐に直して貰うんですね」

頑張りましょう、とシロエ君が突き上げる拳。

シロエ 「上手く行ったら、色々と丸く収まりますよ」
キース 「お、お前ら…!」
マツカ 「蒸し直しを希望でしたよね?」

ですから強火で蒸したんですよ、と御曹司、ニッコリ。

マツカ 「ぼくたちの祈願は、キースの固さ直しです」
??? 「ねえねえ、固さ直しって、何?」

素敵な響き、とソルジャー登場(会話表記はAブルー)。

一同  「「「げっ!」」」
Aブルー「失礼だねえ、君たちは!」
??? 「皆さん、おはようございます」

なんとか休暇が取れまして、とキャプテン(A船長)も。

マツカ 「キース、結果はコレですけど?」
キース 「す、すまん…」

俺の配慮が足りなかった、と詫びる副住職。

キース 「その件は、俺が悪かったが…」
マツカ 「何なんです?」
Aブルー「ねえねえ、固さ直しって…」

何のことさ、と横から割って入る人が。
どうなるんでしょう…?


2021/02/08 (Mon)

 

☆豆腐にしないで


124年ぶりに1日早い節分、二月二日がやって来まして。
生徒会長のマンション前に集った面々、ソルジャーも登場。

シロエ 「ほらね、キース先輩の頭が固かったせいで…」
マツカ 「今の状況があるんですよね、分かってますか?」
キース 「悪かったと言っているだろう!」
ジョミー「ね、反省の色も無いよね」

やっぱり祈るしかないよ、とジョミー君。

ジョミー「みんなで固さ直しでいこうよ、今年は」
一同  「「「オッケー!」」」

ソレだ、と盛り上がる御一同様、やる気満々ですけれど。

Aブルー「だからさ、固さ直しって、何?」
A船長 「私も気になっているのですが…」
シロエ 「そのまんまですよ、固さを直すんです!」

キース先輩のガチガチぶりを、とシロエ君の解説。

シロエ 「頭は固すぎ、メンタルも図太過ぎですからね」
マツカ 「豆腐のようにして頂こう、という計画ですけど」
Aブルー「ええっ? 固くするんじゃないのかい?」

てっきりそうだと思ったのに、とソルジャー、目が真ん丸。

Aブルー「固さは実に大事だからねえ、本当に!」
A船長 「はい、頑張ってはおりますが…」

なかなか、お気に召すようには…、と項垂れるキャプテン。

A船長 「なにしろ、ぶるぅが出ますので…」
Aブルー「気付いたら萎えてしまうんだよねえ、君は…」

いくらビンビンのガンガンでもさ、とソルジャーの嘆き。

Aブルー「固さ直しって、アレに効きそうなのに…」
A船長 「私も期待したのですが…」

別物だったようですね、と勘違いしていたらしい人たち。

A船長 「逆になっては、たまりませんよ」
Aブルー「ホントだってば、困っちゃうしね」

紛らわしい祈願はしないでよ、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「混同されたら、悲劇どころじゃないからね」
A船長 「まったくです。固くなるなら歓迎ですが…」
Aブルー「豆腐にするのはやめたまえ!」

絶対にダメ、と文句をつけられましても。
言いがかりでは…?


2021/02/09 (Tue)

 

☆巻き添えは嫌だ


124年ぶりに1日早い節分、二月二日が来ましたけれど。
ソルジャー夫妻まで来て、キース君の頭の固さが問題な今。

Aブルー「ぼくたちの方は、固さが大切なんだしさ!」
ブルー 「真昼間から、その手の文句もどうかと思うね」

退場させるよ、と生徒会長が吊り上げる眉。

ブルー 「別行動なら、巻き込まれることも無いだろう?」
Aブルー「それも酷いよ、いつも一緒に行ってるのにさ!」
ブルー 「こっちは毎回、恥をかかされてるんだよ?」

行きの路線バスの中から既に、と生徒会長の指摘。

ブルー 「君たちの、バカップル丸出しの座り方でね!」
Aブルー「だって、夫婦和合をお願いしに行くんだし…」
A船長 「御利益を頂くためには、あの座り方もですね…」

大事だろうと思うのですが、とキャプテンの言。

A船長 「現に今までは、有難いこともありましたし…」
Aブルー「だよねえ、レアなお守りを貰えたり…」

バスで乗り合わせた人たちから、とソルジャーも。

Aブルー「やめるだなんて、とんでもないよ!」
ブルー 「だったら、こっちも我慢するから…」

祈願の件は我慢したまえ、と生徒会長の切り返し。

ブルー 「ギブアンドテイクの精神だよね、これは」
シロエ 「そうですね。ぼくたちが譲歩するからには…」
サム  「我慢するのが筋ってモンだぜ、そっちもよ」

俺たちはガッツリ祈願するから、とサム君、真剣。

サム  「キースが豆腐になってしまえば、色々とよ…」
ジョミー「お得だよねえ、ぼくたちも」
スウェナ「豆腐メンタルだと、メリット大きいわよ」

態度からして変わってくるもの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「失敗が怖くて口数が減れば、万々歳だわね」
マツカ 「そうですね。口は禍の元ですし…」
シロエ 「キース先輩の場合は、失言でかなり…」
ジョミー「失点だもんね、やっぱり固さ直しだよ」
Aブルー「困るってば!」

豆腐の巻き添えなんか嫌だ、と騒いでますけど。
なら、我慢ですね?


2021/02/10 (Wed)

 

☆あやかりたい人


124年ぶりに1日早い節分、二月二日の朝が来ましたが。
ソルジャー夫妻も来てしまいまして、祈祷の方は効果ゼロ。

シロエ 「でもですね…。ぼくたちも困っているんです」
サム  「今日だって、キースの頭が固いせいでよ…」
ブルー 「君たちが来てしまったんだけど?」
Aブルー「待ってよ、来るなと祈祷したとか?」

そういう風に聞こえるけれど、とソルジャーの問い。

Aブルー「キースの頭が固かったから、来られたってさ」
A船長 「私にも、そう聞こえましたね」
ブルー 「ぶっちゃけ、それで合ってるんだよ」

毎年、ホントに大恥だから、と生徒会長、ピシャリと。

ブルー 「でもねえ、キースの気が利かなくてさ…」
シロエ 「トイレは壊れなかったんですよ」
Aブルー「えっ?」
ジョミー「シャングリラのトイレだよ、そっちのね」

壊れたら、キャプテンが拘束だしさ、とジョミー君。

ジョミー「そしたら、こっちに来られないよね」
A船長 「そんな祈祷をなさったのですか?」
キース 「いや、他人様の不幸を願うというのは…」
シロエ 「出来ないそうですよ、仏道に反するとかで」

なのに頭が固すぎて…、とシロエ君の嘆き節。

シロエ 「それがダメなら、雪請いで良かったんですが…」
Aブルー「雪請い…?」
シロエ 「路線バスが動けなくなりますからね」

例の座り方を見なくて済みます、とシロエ君、キッパリ。

シロエ 「でも、キース先輩が祈らなかったので…」
Aブルー「ぼくたちは無事に来られたんだね!」
A船長 「有難いことです、お礼を申し上げないと」
Aブルー「そうだね。ありがとう、キース!」

ついでに固さにあやかりたいな、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「豆腐にしたくなるくらい、固いみたいだし…」
A船長 「なるほど、固さをこちらにも、と」
Aブルー「うん。巻き添えは困ると思ったけどさ…」
一同  (((え…?)))

ヤバイのでは、と顔を見合わせる御一同様。
あやかりたいって…?


2021/02/11 (Thu)

 

☆刷り込まれてます


124年ぶりに1日早い節分、七福神巡りに行く二月二日。
ところがソルジャー夫妻も到着、副住職の祈祷は効果無し。

Aブルー「キースの固さにあやかったら、きっと凄いよね」
A船長 「ええ。豆腐の方だと困るのですが…」

頭の固さは素晴らしいですし、とキャプテンも絶賛の固さ。

A船長 「皆さんが祈願したくなるほど、固いんですよね」
Aブルー「うん、ガチガチだよ、どう考えても!」

便乗するのもいいと思う、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「今年の願い事は、固さ直しだね!」
一同  「「「げっ!」」」

なんでそうなる、と一同、愕然。

シロエ 「ま、待って下さい、逆に豆腐になりますよ?」
Aブルー「それは君たちが、そうお願いした場合だろう?」
シロエ 「えっと…? なんだか話が見えないんですが…」
Aブルー「分かってないねえ、君たちも協力するんだよ!」

ぼくのハーレイの固さ直しに、とソルジャー、ズズイと。

Aブルー「固さ直しでお願いします、と元気よく!」
シロエ 「絶対、逆になりますから!」
A船長 「確かに、そうなりそうですね…」

豆腐を願っておられるだけに…、とキャプテンも不安そう。

A船長 「ブルー、やめた方がよろしいのでは?」
Aブルー「平気だってば、もう刷り込まれた筈だしね!」
一同  「「「えっ?」」」
Aブルー「今のやり取りのせいで、固さ直しと聞けば…」

ビンビンのガンガンを連想だよね、とソルジャー、ニヤリ。

Aブルー「どうかな、シロエも、他のみんなも?」
一同  「「「うっ…」」」

そうなったかも、と誰もがガクブル。

シロエ 「そ、そう言われれば、危ないかもです…」
ジョミー「ぼくも…」

頭の中身がイヤンな方に、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「キース先輩はどうですか?」
キース 「豆腐にされそうな件を、忘れ去っていたぞ…」
Aブルー「ほらね、やっぱり!」

固さ直しでいける筈だよ、と言ってますけど。
そう祈れと…?


2021/02/12 (Fri)

 

☆トイレが壊れたら


124年ぶりに1日早い節分、七福神巡りな二月二日の朝。
生徒会長のマンション前に集合して、じきに出発ですけど。

Aブルー「いいかい、願い事は元気よく、固さ直しで!」
シロエ 「そ、そんな…。ぼくたちも叫ぶわけですか?」
Aブルー「元々、そのつもりだったんだろう?」

キースを豆腐にする予定でさ、とソルジャー、涼しい顔。

Aブルー「ちょっと中身が変わっただけだよ、問題無し!」
ジョミー「でも、ぼくたちは叫ぶつもりじゃ…」
スウェナ「そうよ、心の中でしっかり拝んで、お賽銭で…」
Aブルー「君たちだけなら、それでいいかもだけど…」

ぼくたちのために努力して欲しいね、とソルジャーの注文。

Aブルー「トイレを壊してまで、来ないでくれ、って…」
A船長 「祈願しようとしたんですよね、この人たちは」
一同  「「「うっ…」」」
A船長 「よろしいですか? もしもトイレが壊れたら…」

船の仲間が困るのですよ、とキャプテン、説教モード。

A船長 「壊れたトイレの場所によっては、大勢に…」
Aブルー「思いっ切り迷惑がかかるんだよねえ、本当に」

ブリッジだったら悲惨だよ、とソルジャーも。

Aブルー「トイレの間の交代要員を確保しないと…」
A船長 「まずい部署もあったりしますしね…」

本当に分かっているのですか、とキャプテンの眉間に皺が。

A船長 「申し訳ないと思いませんか、あなたたちは?」
一同  「「「そ、それは…」」」
Aブルー「思うんだったら、罪滅ぼしだね!」
A船長 「ええ。態度で示して頂きたいです」

固さ直しの祈願を御一緒に、とキャプテン、目がマジ。

A船長 「そのくらいやって頂かないと、気が済みません」
Aブルー「だよね、大きな声で元気に!」
キース 「俺の巻き添えで、豆腐になるかもしれないぞ?」
Aブルー「大丈夫、すっかり刷り込まれたから!」
A船長 「皆さんの顔で分かりますよね」

嫌さMAXになってますから、と鋭い指摘。
顔に出ましたか…。


2021/02/13 (Sat)

 

☆文句を言うと破壊


124年ぶりに1日早い節分、二月二日は七福神巡りへと。
生徒会長のマンション前に集合、そろそろ路線バスで出発。

A船長 「よろしいですか? きちんと祈願して下さいよ」
Aブルー「声を揃えて、固さ直しでね!」

じゃあ、行こうか、とソルジャーが指差すバス停の方向。

Aブルー「バスの中での座り方にも、文句は言わない!」
シロエ 「そこまでですか!?」
Aブルー「嫌なら、君の家のトイレをさ…」

壊してあげてもいいんだよ、とソルジャーの顔に冷笑が。

Aブルー「修理の間は、仮設トイレになるだろうねえ…」
シロエ 「困るんですけど!」
Aブルー「おや、シャングリラのトイレをさ…」

壊そうとしたのは誰だったっけ、とソルジャー、ニヤニヤ。

Aブルー「君も、自分で味わってみればいいと思うね」
A船長 「どれほど不便か、体験するのがお勧めですよ」
シロエ 「要りませんから!」
Aブルー「他のみんなも、要らないだろうね?」

文句を言いたい人はどうぞ、と赤い瞳が一同をジロリ。

Aブルー「いないんだったら、ぼくは好きにするよ」
一同  「「「うう…」」」

何も言えない、と項垂れてバス停へ向かう御一同様。

キース 「畜生、トイレは高くついたな…」
シロエ 「キース先輩の頭が固いからですよ」
ジョミー「そっちも高くついちゃったよね…」
サム  「シャレにならねえよな…」

最悪なことになっちまったぜ、と、ぼやく間にバス停で。

Aブルー「えっと、バスは、と…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ あそこに走って来たよ!」
Aブルー「やったね、待ち時間ゼロってね!」

なんて幸先がいいんだろう、と大喜びな人。

Aブルー「これだと、車内で何も貰えなくってもさ…」
A船長 「今年も、うんと御利益がありそうですよね」
Aブルー「みんなが祈ってくれるんだしね、大きな声で」
A船長 「固さ直しですね」
Aブルー「そう、固さ直し!」

いいことだよね、と盛り上がってますけど。
嫌すぎかも…。


2021/02/14 (Sun)

 

☆とにかく乗り込め


124年ぶりに1日早い節分、七福神巡りな二月二日の朝。
ソルジャー夫妻も一緒で、路線バスでお出掛けですけれど。

Aブルー「ほら、バスが来たよ、乗って、乗って!」
キース 「分かった、急ぐぞ」

俺に続け、とサッと乗り込んでゆくキース君。

シロエ 「キース先輩?」
キース 「早くしないか!」

他の皆さんに迷惑だろう、と空いていた最後列のシートへ。

キース 「詰めれば、5人座れるからな!」
シロエ 「あー! 行きますよ、ジョミー先輩!」
ジョミー「うん、サムも!」

早く、と駆け込むように乗り込む面々。

Aブルー「あっ、ちょっと…! そこの席はさ…」
サム  「マツカ、急げよ!」
マツカ 「はいっ、座りました!」

ギュウギュウ詰めというヤツですね、とマツカ君、苦笑。

マツカ 「一人は、ぶるぅでも良かったかもです」
キース 「いいんだ、とにかく席さえ埋まれば」
シロエ 「ですね、他のシートは間が詰まってますし…」
Aブルー「君たち、どうしてくれるのさ!」

ぼくとハーレイの大事な席を、とソルジャーの文句。

Aブルー「座れないじゃないか、どいて、どいて!」
A船長 「両端はともかく、真ん中の方をですね…」
Aブルー「空けて貰わないと、ぼくがハーレイの膝に…」
A船長 「座れませんしね、他の席では」

ですから、お一人分だけでも、とキャプテンも。

A船長 「いえ、お一人では、無理があるでしょうか?」
Aブルー「そうだね、二人どいて貰わないと」
運転手 「発車しまぁーす!」

ご注意下さい、と容赦なく発車してしまったバス。

Aブルー「わわっ!」
A船長 「おっと、何処か持たないと揺れますね」

転びますよ、とキャプテンが握るソルジャーの腕。

A船長 「気を付けて下さい、本当に」
Aブルー「ありがとう。でも、そこはさ…」
A船長 「はい、何でしょう?」
Aブルー「こう、腰に腕をさ…」

ギュッと回してくれた方が、という注文が。
支え方ですか…?


2021/02/15 (Mon)





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☆昔から本堂です


宴会だった元老寺での元日、シロエ君だけが外された展開。
本堂の柱に縛り付けられ、暖房も切られていたわけでして。

Aブルー「ほら、お正月にさ、シロエがさ…」
ブルー 「アレを覗き見してたわけ?」
Aブルー「ニューイヤーのパーティーが、一段落でさ…」

ちょっと青の間に帰った時に、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「何か面白いことは無いかな、って覗いたら…」
キース 「シロエが本堂に縛られていた、と」
Aブルー「そうなんだよ! なんか、しょげちゃってて…」

涙をポロポロ零しちゃって、とクスクス笑い。

Aブルー「ヘマをやらかした末なんだってね、気の毒に」
キース 「あいつのせいで、俺はヤバかったんだぞ!」
Aブルー「そうなのかい?」
キース 「自由時間が、大幅に削減されそうだったんだ!」

登校出来る日を減らされて…、と副住職の苦々しい顔。

キース 「なんとか切り抜けられたんだが…」
サム  「シロエの野郎、こう、なんつーかよ…」
ジョミー「一言多いっていう感じでさ…」
ブルー 「自業自得で、ああなったんだよ」

仕方ないよね、と生徒会長も。

ブルー 「その上、狸寝入りで逃げを打つから…」
キース 「俺が処分を任されたんだ」
Aブルー「へええ…。一種の監獄みたいなものかな?」
キース 「俺もガキの頃に、親父にやられたからな!」

反省してろ、とブチ込まれたんだ、と副住職。

キース 「あまつさえ、シロエ以上にハードだったぞ」
ジョミー「まさか、暖房を切るだけじゃなくて…」
サム  「上着無しとか、そんなのかよ?」

アドス和尚ならやりそうだよな、とサム君が竦める肩。

サム  「下着だけで縛っても、おかしくねえしよ…」
ジョミー「それは死ねるよね、あの寒さだと…」
キース 「いや、俺の場合はお念仏だ」
一同  「「「お念仏?」」」
キース 「ひたすら唱えさせられたんだ、あの状態で!」

辛いなんていうモンじゃなかった、と副住職。
それはハードかも…。


2021/01/16 (Sat)

 

☆見たなら救助を


ソルジャーがやって来たわけですけど、シロエ君が話題に。
お正月に縛られた本堂の柱、キース君もやられた刑罰で…。

ジョミー「縛られたままで、お念仏を唱えるわけ?」
キース 「ああ。もちろん水も飲めはしないぞ」

冬でも夏でも、一滴もな…、と副住職の怖すぎる証言。

キース 「疲れて声が嗄れて来てもだ、親父がだ…」
サム  「何処かでチェックしてるのかよ?」
キース 「当然だろうが、あの親父だぞ」

容赦ないのは知ってるだろう、と顰める顔。

キース 「もう無理だ、と止めた途端に、こう、ガラッと」
サム  「本堂の戸が開くってわけな?」
キース 「そういうことだ。サボるんじゃない、と!」

血を吐きそうになるまでだ、と副住職、肩をブルッと。

キース 「その点、シロエは狸寝入りで沈黙だしな…」
スウェナ「ずいぶんマシな扱いだったのね?」
キース 「泣く元気まであったようだしな」
Aブルー「うーん…。でもさ、ホントにしょげてたよ?」

見ていて可哀想なくらいに、と覗き見していたソルジャー。

Aブルー「君たちが楽しくやっていた分、気の毒でねえ…」
キース 「だったら、あんたが助けてやればいいだろう!」
シロエ 「そうですよ! わざわざ来なくてもですね…」

サイオンで縄を解けたんじゃあ…、とシロエ君の疑問。

シロエ 「たったそれだけで、ぼくは自由になれました!」
Aブルー「君は助けて欲しかったのかい?」
シロエ 「スルーするなんて、あんまりでしょう!」
Aブルー「うーん…。選択を誤ったかな…」

ぼくとしたことが、とソルジャーが顎に当てる手。

シロエ 「ええ、明らかに間違えましたね!」
Aブルー「なるほどねえ…」

やっぱり助けるべきだったんだ、とソルジャー、溜息。

Aブルー「あそこでシロエを助けていたら、今頃は…」
シロエ 「えっと…? 話が見えないんですけど」
Aブルー「恩返しだってば!」

助けた場合の王道だろう、と言ってますけど。
恩返し…?


2021/01/17 (Sun)

 

☆助けたら恩返し


元日から元老寺の本堂の柱に縛られ、悲惨だったシロエ君。
ソルジャーが覗き見していたらしくて、救助も出来た筈で。

Aブルー「こっちの世界には色々あるよね、恩返しの話が」
シロエ 「鶴とか、浦島太郎の亀でしょうか?」
Aブルー「そう! だから、助けたら恩返しだろう?」

もちろん君もね、とソルジャーが見詰めるシロエ君の顔。

Aブルー「失敗だったよ、あそこで君を助けておけば…」
キース 「恩返しがあった、と言いたいのか?」
Aブルー「うん。シロエもそうだと言っているしね」

ぼくが選択を間違えたと…、とソルジャー、溜息。

Aブルー「恩返しを逃してしまうなんてさ、情けなくて…」
シロエ 「あのぅ…。どういうのを期待してたんですか?」

ぼくの恩返し、とシロエ君の問い。

シロエ 「お小遣いが少ないですから、御馳走とかは…」
Aブルー「そういうのじゃなくて、もっと、こう…」

ぼくが喜ぶものでお願い、とソルジャーの返し。

Aブルー「だけど、シロエにはスキルが無いし…」
シロエ 「何ですか、その失礼な言い方は!」

これでも飛び級なんですよ、とシロエ君の膨れっ面。

シロエ 「本当だったら、もう1学年、下だったんです!」
ジョミー「ずいぶん昔の話だよ、それ」
サム  「ハッキリ言って、時効でねえの?」
シロエ 「先輩たちも失礼ですねえ、本当に!」

今でも頭脳は冴えてるんです、とシロエ君が吊り上げる眉。

シロエ 「スキルが無いなんて、有り得ませんから!」
Aブルー「でもねえ…。君は薬学部じゃないし…」
シロエ 「はあ?」
Aブルー「薬だってば、手っ取り早い恩返しはね!」

お小遣いが無いなら作ればいいし、とアバウトな台詞が。

Aブルー「ぼくの世界には無い素材を使って、凄いのを!」
シロエ 「薬ですか?」
Aブルー「ぼくのハーレイがビンビンになるヤツだよ!」
シロエ 「ちょ、そんなスキルは…!」

持っていませんから、とシロエ君、ワタワタ。
畑違いですね…。


2021/01/18 (Mon)

 

☆知識が無くても


元日にシロエ君が縛られた元老寺の本堂の柱、暖房もオフ。
それを覗き見していたソルジャー、救助は可能でしたけど。

シロエ 「ぼくの趣味は機械弄りですから、薬なんかは…」
Aブルー「知ってるよ。薬学部でも、医学部でもないし…」

恩返しは期待出来ないよね、とソルジャー、溜息。

Aブルー「それで放置にしといたのにさ、本人はさ…」
キース 「助けて貰いたかったようだな、あんたに」
シロエ 「恩返しが必須なら、放置でいいです!」

スキルも無いのに要求されても…、と焦るシロエ君。

シロエ 「ですから、あれで良かったんですよ!」
ジョミー「そうだよねえ…。知識が無いのに、薬ってさ…」
サム  「マジでヤベえよな、バレたら警察っぽいぜ」
ブルー 「そうなるね。もっとも、世の中…」

裏の稼業も多いんだけど、と生徒会長、クスクスと。

ブルー 「野菜を売ってる人なんかは、ソレの典型だよね」
一同  「「「野菜?」」」」
ブルー 「うん。ツイッターで賑やかにやってるよ」
シロエ 「野菜だったら、郊外で売っていますけど?」

農家の無人販売所で…、とシロエ君、怪訝そうな顔。

シロエ 「宣伝しなくても、よく売れてますよ」
ブルー 「ツイッターの野菜は別物だってば、手押しだし」
一同  「「「手押し?」」」
ブルー 「手押しの野菜、でツイッター検索してみたまえ」

大量に引っ掛かって来るから、と言われて、一同、検索。

シロエ 「えっと…? いろんな所で売られてますね」
サム  「よく飛べます、とか書いてあるよな」
キース 「どう見ても、ヤバい薬のようだが?」
ブルー 「その通り!」

ドラッグを売るための宣伝だしね、と生徒会長、しれっと。

一同  「「「ドラッグ?」」」
ブルー 「いわゆる麻薬ってヤツになるかな、どの野菜も」
Aブルー「なるほど、ヤバい薬も堂々と売れる、と…」
シロエ 「あのですね…!」

一緒にしないで貰えませんか、とシロエ君の怒り。
麻薬ですしね…。


2021/01/19 (Tue)

 

☆犯罪は断りたい


元日から元老寺の本堂の柱に縛られ、悲惨だったシロエ君。
それを覗き見したのがソルジャー、けれどスルーな結末で。

シロエ 「ぼくはドラッグは作りませんし、大麻だって…」
ブルー 「まあ、栽培はしないだろうねえ…」
シロエ 「当然です! ですから、何と言われても…」

ご期待には応えられませんから、とシロエ君、キッパリ。

シロエ 「恩返しも絶対、無理ですからね!」
Aブルー「だけど、助けて欲しかったんだろう?」
シロエ 「犯罪に手を染めようとは思いませんよ!」

そのくらいなら放置でいいです、という潔さ。

シロエ 「次があっても、放っておいて頂けますか?」
Aブルー「うーん…。でも、恩返しは急がないから…」

ずっと先でもいいんだよね、とソルジャーが顎に当てる手。

Aブルー「いわゆる出世払いってヤツで、何年先でも」
シロエ 「どうせ、犯罪スレスレでしょう!」

そっちのコースもお断りです、とシロエ君の即答。

シロエ 「捕まったら、シャレになりませんしね!」
サム  「だよなあ、いくらマツカが凄くてもよ…」
スウェナ「犯罪の揉み消しは、しそうにないわね」
マツカ 「そうですね…。出来ないことはないですけど…」

最後の手段というヤツですから、と御曹司。

マツカ 「もっと深刻なケースに備えてですね…」
ブルー 「取っておくよね、普通はね」
シロエ 「ほら、マツカ先輩も、こう言ってますから!」

お縄になるのは御免ですよ、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「出世払いも、謹んでお断りさせて頂きます!」
Aブルー「そうなのかい? ヤバくなくても?」
シロエ 「えっと…? 犯罪じゃないんですか?」

グレーゾーンでもないんでしょうか、とシロエ君の問い。

シロエ 「そういうことなら、考えないでもないですけど」
Aブルー「犯罪どころか、うんと真っ当な代物だよ!」
シロエ 「…本当に真っ当なんですか?」

なんだか信じられませんけど、とシロエ君。
そうでしょうねえ…。


2021/01/20 (Wed)

 

☆怪しくない資格


元日に元老寺でヘマをやらかし、本堂に縛られたシロエ君。
暖房もオフで悲惨だったのを、覗き見したのがソルジャー。

シロエ 「あなたの真っ当は、アテにならない気がします」
Aブルー「失礼だねえ! 真面目に提案しているのにさ…」

次があったら出世払いでいいと、とソルジャー、真剣。

Aブルー「要は返してくれればいいしね、何年先でも」
シロエ 「恩返しは先延ばしでいいと言うんですか?」
Aブルー「そうなんだよねえ、出世払いだからさ」

この先もドジを踏んでいいよ、と太っ腹な台詞。

Aブルー「ちゃんと助けに来てあげるから、検討お願い!」
シロエ 「お願いって辺りが、怪しいように思いますけど」
Aブルー「全然、怪しくないってば!」

これが怪しいなら、お縄な人が既にいるよ、とキッパリと。

Aブルー「とっくの昔に捕まってる人が、若干名だね」
一同  「「「ええっ!?」」」

若干ということは数名なのか、と顔を見合わせる御一同様。

サム  「聞いたかよ、一人じゃねえみてえだぜ?」
ジョミー「若干ってことは、二人はいるよね…?」
スウェナ「そんなヤバイ橋、誰が渡っているっていうのよ」
Aブルー「だからさ、ヤバくないんだよ!」

ホントに少しも怪しくないし…、と赤い瞳がキラキラと。

Aブルー「どちらかと言えば、尊敬される道じゃないかと」
一同  「「「はあ?」」」
Aブルー「一般人の目から見たなら、そうじゃないかな」

専門職というヤツだしね、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「なんと言っても、資格が必要らしいから…」
シロエ 「資格ですって?」
Aブルー「そう聞いているよ、ぼくも詳しくないけど」

それを目指してる人もいるねえ、と見回す部屋。

Aブルー「だからさ、シロエも出来る筈だよ、そのコース」
シロエ 「教員免許って、持っている人、いましたっけ?」
サム  「いねえだろ?」
シロエ 「うーん…」

何の資格のことでしょうか、と悩む人。
謎ですよねえ…?


2021/01/21 (Thu)

 

☆謎だらけな資格


元日から元老寺の本堂に縛られ、悲惨な目を見たシロエ君。
それを覗き見していたソルジャー、助けなかった話から…。

シロエ 「真っ当な資格を取得して、出世払いですか…」
Aブルー「お得なコースだと思うけれどね?」

取得までの間も、もれなく救助、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「今回みたいな目に遭った時は、駆け付けるから」
シロエ 「あなたが、そこまでするんですよね?」
Aブルー「もちろんだよ! 君の将来のためだしね!」
シロエ 「ぼくだけじゃなくて、あなたもでしょう?」

何か得なことがあるんですよね、とシロエ君、慎重な姿勢。

シロエ 「迂闊に首を縦に振ったら、ドツボな気がします」
Aブルー「大丈夫! それでドツボな人もいるけど…」

そうじゃない人もいるからね、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「君の心掛け次第じゃないかな、どう転ぶかは」
シロエ 「ますます謎なんですけれど!」

何の資格の話なのか、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「分からない間は、何ともお返事出来ませんね」
Aブルー「そんなに警戒しなくても…。いい資格だよ?」

頑張れば、未来は安泰だしね、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「高級車で送迎して貰えてさ、御馳走だって…」
シロエ 「…マツカ先輩みたいな話ですね?」
Aブルー「そうかもねえ! ある意味、特権階級だしさ」
シロエ 「でも、この中に複数でしょう?」

マツカ先輩は一人だけですよ、とシロエ君の指摘。

シロエ 「他に該当者は、いませんけれど?」
Aブルー「一人、忘れているってば!」
シロエ 「誰なんです?」
Aブルー「ブルーだよ!」

いい御身分で暮らしてるだろう、とソルジャーが指差す人。

Aブルー「ついこの間も、黒塗りのタクシーに乗ってたし」
シロエ 「まあ…。腐ってもソルジャーですからね」
Aブルー「御馳走だって、ドッサリと!」
シロエ 「それはまあ…」

立場が立場ですから、と大きく頷くシロエ君。
トップですしね…。


2021/01/22 (Fri)

 

☆真似られない資格


元日早々ヘマをやらかし、悲惨な目に遭ったのがシロエ君。
それを覗き見していたソルジャー、スルーしたわけですが。

シロエ 「会長の資格は、ぼくには真似が出来ませんよ」
Aブルー「そう思うのかい?」
シロエ 「サイオンからして、勝負になりませんからね」

何と言ってもタイプ・ブルーですし、とシロエ君。

シロエ 「ぶるぅもタイプ・ブルーですけど、その他は…」
サム  「誰もいねえよな、そんなのはよ」
Aブルー「まあねえ、今の時点だったら、そうだよね」
シロエ 「その話、無理がないですか?」

サイオン・タイプは変わらないでしょう、と投げる質問。

シロエ 「生まれつきのものだと聞いてますけど?」
Aブルー「ああ、その点は間違いないねえ!」

ぼくの世界でも同じだから、と頷くソルジャー。

Aブルー「そのせいで、ぼくはアルタミラでさ…」
シロエ 「酷い目に遭ったそうじゃないですか」

だから、会長の資格にしても…、とシロエ君の真剣な顔。

シロエ 「ぼくがどんなに努力したって、貰えませんね」
Aブルー「それは、ソルジャーの件だろう?」
シロエ 「ソルジャーの話じゃないですか!」

いい御身分な暮らしについて、とシロエ君、キレそう。

シロエ 「マツカ先輩みたいに、高級車に御馳走で!」
Aブルー「誰がそうだと言ったんだい?」
シロエ 「はあ?」
Aブルー「ソルジャーだから、と言い出したのはさ…」

君じゃないか、とソルジャーの反論。

Aブルー「ぼくは一度も、言っていないね!」
シロエ 「でもですね…! いい御身分は会長で…」
Aブルー「うん、其処は間違ってはいないけど…」

肝心の肩書がズレてるんだよ、とソルジャー、ピシャリと。

Aブルー「ソルジャーの他にも、ある筈だよねえ?」
シロエ 「生徒会長の待遇は、普通だと思いますけれど?」
Aブルー「それじゃなくって、もっと他に!」
シロエ 「えーっと…?」

ありましたっけ、とシロエ君が傾げる首。
他に何が…?


2021/01/23 (Sat)

 

☆資格を目指すなら


元日から元老寺の本堂の柱に縛られた、シロエ君ですけど。
それを覗き見していたソルジャー、次は救助するかが問題。

シロエ 「ソルジャー以外で、いい待遇な肩書ですか…」
Aブルー「考えなくても、すぐ分かるだろう?」

大晦日だってそうだったから、とソルジャーからヒントが。

Aブルー「君たちは路線バスだったけれど、ブルーはさ…」
サム  「あー、黒塗りのタクシーな!」
Aブルー「そう! 除夜の鐘の時は、特別なテントも…」

あったんだよねえ、とソルジャー、ズラズラと羅列。

Aブルー「お正月の豪華おせちにしたって、本来はさ…」
キース 「銀青様をもてなすというのが、メインだな」
Aブルー「ほらね、キースもこう言ってるし!」

此処まで来たら分かるだろう、とソルジャー、満面の笑み。

Aブルー「同じ肩書の面子が複数、ドツボにハマるのは…」
シロエ 「ま、まさか、ドツボって、キース先輩ですか?」
Aブルー「そうなるねえ!」

キースの他に誰がいるのさ、とソルジャー、容赦ない台詞。

Aブルー「つまりさ、君もキースたちと同じ資格をね!」
シロエ 「お、お坊さんになれと!?」
Aブルー「何度も言ったよ、うんと真っ当な資格だと!」

少しもヤバくないヤツだしね、と膝を乗り出す人。

Aブルー「今から取得を目指してくれれば、出世払いで…」
サム  「シロエのピンチは、駆け付けるわけな?」
Aブルー「流石、お坊さんの卵は理解が早いね!」

君のお仲間が増えるかもね、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「どうかな、ブルー? 弟子をもう一人!」
ブルー 「そう来るわけ?」

まあ、いいけどね、と頷く生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「二人も三人も、そう変わらない気もするし…」
キース 「俺の手伝いが増えるわけだな、その場合」
ジョミー「お盆の棚経、途中で交代して貰えるかも…」
シロエ 「やるとは言っていませんが!」

ぼくの意見は、とシロエ君、ワタワタ。
お坊さんですか…。


2021/01/24 (Sun)

 

☆二番手がいれば


元日から元老寺でヘマをやらかした、シロエ君ですけれど。
今後の救助を申し出たソルジャー、出世払いでいいそうで。

シロエ 「お坊さんなんて、冗談じゃありませんから!」
Aブルー「だったら、ヘマをしない自信はあるのかい?」

一年の計は元旦にあり、って言うしね、とソルジャー。

Aブルー「今年は凄い当たり年かもしれないし…」
スウェナ「それは言えるわね、災難続きになるかもよ?」
シロエ 「でも、一年の辛抱です!」

将来を棒に振るよりマシです、とシロエ君の反論。

シロエ 「キース先輩の二の舞なんかは、御免ですから!」
サム  「あー…。例の厄介な戒名ってヤツな」

あれ以来、疫病仏ってヤツだしよ、とサム君も。

サム  「増殖されたら困るってトコはあるよな、うん」
Aブルー「その点だったら、安心ってね!」

シロエはあくまで、二番手だから、とソルジャーの笑み。

Aブルー「ピンチヒッターみたいなものかな」
一同  「「「ピンチヒッター?」」」
Aブルー「そう! キースが使えない時にさ…」

シロエを使えばいいんだよね、と立てる親指。

Aブルー「今までは上手く回って来たけど、この先はさ…」
キース 「確かに、俺が多忙になるかもしれないな」

璃母恩院でお役でもつけば…、と大きく頷く副住職。

キース 「お盆はともかく、お彼岸となれば抜けられん」
Aブルー「聞いたかい? そういうこともあるからさ…」

シロエがいれば、ぼくも安心、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「出世払いだし、急かしはしないよ」
キース 「やります、と言えばいいわけだな?」
Aブルー「うん、とりあえずは口約束で」

その先は、ゆっくり詰めていこうか、とニコニコニコ。

Aブルー「まずはブルーに、名前を考えて貰ってさ…」
キース 「そうだな、法名は必須だからな」
ブルー 「いい漢字を探さないと…」
シロエ 「要りませんから!」

お坊さんの名前なんか、と焦りまくる人。
さて、どうなる…?


2021/01/25 (Mon)

 

☆口約束でオッケー


元日から元老寺で酷い目に遭ったシロエ君に、救助の話が。
ソルジャーが助けてくれるんですけど、出世払いだそうで。

シロエ 「お坊さんには、絶対、なりませんからね!」
Aブルー「そう言わないでさ、ゆっくりと、こう…」

メリットについて考えてみてよ、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「いいかい、お盆の棚経ってヤツはさ…」
サム  「俺とジョミーで、今の所は間に合ってるしよ…」
キース 「なにしろ、主役を張るのは親父と俺だけだしな」

お供は一人ずついればいいんだ、と副住職。

キース 「シロエも参加するとなったら、最初の年こそ…」
ジョミー「キッチリ、しごかれそうだけれどさ…」
サム  「作法さえバッチリ覚えてしまえば、次回はよ…」

午前中だけとか、そんなんだよな、とサム君も。

サム  「三人で分担制になるから、楽が出来るぜ」
ジョミー「今のぼくたちより、ずっとマシだよ」
Aブルー「やっぱりねえ…。ぼくが思った通りだよ!」

だから、それほど悲観しなくても…、とソルジャーの笑み。

Aブルー「お彼岸だって、キースが出られる間はさ…」
キース 「当然、俺が導師をすることになるな」

あの厄介な仏様は俺の弟子だし、と副住職の渋面。

キース 「こればっかりは、俺にもどうにも出来んのだ!」
Aブルー「ほらね、シロエは、あくまで二番手!」

そうそう出番は回って来ないよ、とソルジャー、ズズイと。

Aブルー「だから安心して、資格を取ってくれればね!」
シロエ 「嫌ですから!」
Aブルー「誰もすぐとは言っていないし、約束だけでも…」

してくれたなら、面倒見るよ、と言うソルジャー。

Aブルー「シロエがピンチに陥った時は、即、救助ってね」
キース 「聞いたか、シロエ? いい話だと俺は思うが」
サム  「うんうん、大船に乗った気分になれるぜ」
Aブルー「口約束でいいんだよ?」
シロエ 「でもですね…!」

口は禍の元なんですよ、とシロエ君、ガクブル。
その通りですね?


2021/01/26 (Tue)

 

☆フリーでいけます


元日からヘマをやって、元老寺の本堂に縛られたシロエ君。
そういう時の救助を申し出たソルジャー、条件があって…。

シロエ 「口約束でも、約束には違いないですよね?」
Aブルー「まあ、そうだよね」
シロエ 「反故にした場合は、どうなるんですか!」

反故にする気しか無いんですけど、とシロエ君の悪い顔色。

シロエ 「でないと、お坊さんにされちゃいますし…」
Aブルー「出世払いだから、延々、逃げてもいいんだよ?」

要は高飛びしなければ…、とソルジャー、太っ腹な返答。

Aブルー「いつかやります、で逃げ続けるのもアリだよね」
サム  「聞いたかよ、シロエ? 逃げていいってよ」
Aブルー「ダメダメ、逃げてしまうのはダメ!」

お坊さんには、いつか必ず…、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「十年先でも、百年先でも、なってくれれば!」
ジョミー「えーっと…。その時まではフリーなんだよね?」
Aブルー「そうだね、普通に高校生を続けていいよね」

決意を固める時までは…、と頷くソルジャー。

Aブルー「君やサムと違って、棚経の手伝いも要らないよ」
スウェナ「いい話じゃないの、受けなさいよ、シロエ!」
サム  「何もしなくていいんだぜ?」

将来、やります、と約束するだけで、とサム君もプッシュ。

サム  「そうすりゃ、次からヘマをしてもよ…」
キース 「もれなく助けて貰えるようだぞ」
Aブルー「そこは、ドーンと任せちゃってよ!」

気付いた時には、即、救助だよ、と太鼓判が。

Aブルー「だからね、やると約束をね!」
シロエ 「いい話かもしれませんね…」
Aブルー「ね、そうだろう? とてもお得だよ!」

そして、ぼくにもお得な話、とソルジャー、ウキウキ。

Aブルー「キースが忙しくなった時にも、安心だしね!」
シロエ 「本当に口約束でいいんですね?」
Aブルー「そうだよ、名前を貰ってね!」
シロエ 「…名前?」

何です、それは、とシロエ君の目が真ん丸に。
名前って…?


2021/01/27 (Wed)

 

☆名前さえあったら


元日からヘマをやらかし、元老寺で縛られていたシロエ君。
ソルジャーはスルーしたんですけど、救助してもいいとか。

シロエ 「名前を貰うって、何なんですか?」
Aブルー「えーっと…。アレって、何だったっけ?」

さっき話題になっていたヤツ、と周囲を見回すソルジャー。

Aブルー「ぼくは、そういうのに疎くてねえ…!」
シロエ 「自分でも分かっていないんですね、その条件?」

そんなのを出されても困るんですが、とシロエ君の返し。

シロエ 「まずは、きちんと詰めて下さい、その辺を」
Aブルー「分かったよ…。ブルーたちに質問なんだけど…」
ブルー 「何なんだい?」
Aブルー「意地悪だねえ、今の流れで分からないかい?」

察して欲しいな、とソルジャー、不満そうな顔。

Aブルー「アレだよ、ほらほら、キースたちのアレ!」
ブルー 「言葉は、もっと正確にね!」
Aブルー「だからさ、アレのことなんだってば!」
キース 「禅問答なら、それもアリかもしれないが…」

あれはそういうヤツだから、と副住職。

キース 「しかしだ、普通の会話だったら…」
ブルー 「アレで済ませるのは、どうかと思うね」

それで、アレとは何のことかな、と生徒会長の質問、再び。

ブルー 「君が知りたいアレというのは…?」
Aブルー「うーん…。なんかアレだよ、漢字のヤツで…」
ブルー 「うん、それで?」
Aブルー「名前だってば、キースたちのね!」

なんて呼ぶのか、ぼくは知らない、と困り顔のソルジャー。

Aブルー「お坊さんモードで使うヤツだよ!」
ブルー 「ああ、法名だね」
Aブルー「そう、ソレ、ソレ! それをシロエにも…」

つけてあげてよ、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「それさえあったら、口約束で放置になっても…」
ブルー 「将来は必ず、お坊さんに、って?」
Aブルー「そういうことだね!」
シロエ 「ちょっと待って下さい!」

それはフラグと言いませんか、とシロエ君、ワタワタ。
確かに…。


2021/01/28 (Thu)

 

☆お好みでどうぞ


元日から元老寺でヘマをやらかし、縛られていたシロエ君。
そんな場合は救助する、とソルジャーの申し出ですけれど。

シロエ 「ああいう名前を、会長がつけるわけですね?」
Aブルー「そうだよ、キースでもいいんだけどさ…」

どっちがいいかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「キースよりかは、ブルーの方が有難味がさ…」
サム  「うんうん、なんたって銀青様だしよ」
ジョミー「それより、キースに頼んだらさあ…」

シロエの立場が無いんじゃあ、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「ブルーに頼めば、ぼくたちの弟分だけど…」
サム  「あー! キースがつけると、アレの弟分かよ…」

一番弟子がいたんだっけな、とサム君も。

サム  「例の厄介なキノコがよ…」
Aブルー「ぼくは、そっちでもいいんだけどね」

弟分が法要をするのも、また良し、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「それでシロエは、どっちが好み?」
シロエ 「どっちも嫌です!」

ついた時点で、坊主決定じゃないですか、とシロエ君。

シロエ 「アレがついたら、実質、お坊さんでしょう?」
ブルー 「まあねえ…。修行をしていなくても…」
キース 「僧籍ということにはなるな」

その点では、俺の方がお得だ、とキース君が立てる親指。

キース 「なにしろ、俺は副住職の身分だし…」
シロエ 「それが何だと言うんです!」
キース 「親父に内緒で、本山に届けは出せないからな」

たとえ法名をつけたとしても…、と副住職の解説が。

キース 「例のキノコと同じ扱いで、内輪ネタになる」
シロエ 「すると、キース先輩に頼んだ場合は…」

僧籍は免れるんでしょうか、とシロエ君、縋るような目。

シロエ 「本山に届けを出さないんなら、安心ですよね」
キース 「あくまで今の時点の話で、将来的には…」
ブルー 「璃母恩院でお役がついたら、出せるんだよね」
シロエ 「困りますから!」

ただの保留じゃないですか、とシロエ君。
まあ、そうかも…。


2021/01/29 (Fri)

 

☆根性で耐えます


元日から災難だったシロエ君ですけど、次は救助という話。
ソルジャーが助けてくれる展開、ただし条件がありまして。

シロエ 「キース先輩がつけても、いずれ僧籍でしょう!」
キース 「だが、今すぐではないんだぞ」
ブルー 「璃母恩院で、そういうお役が貰えるまでには…」

最低でも十年かかると思う、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「だから、僧籍になる日を先延ばしするなら…」
キース 「俺が名前をつけてやってもいいんだが?」

当分は遊びたいんだろう、と副住職も。

キース 「それで、どういう漢字がいいんだ」
ブルー 「今なら好きに選べるよ?」

普通は、そんなチャンスは無いよ、と銀青様のプッシュ。

ブルー 「お前にはコレ、と一方的に決められて終わり!」
Aブルー「ふうん…。選択の余地は無いんだ?」
キース 「師僧には絶対服従だしな」
シロエ 「それも困るんですけれど!」

キース先輩に頭が上がらないなんて、とシロエ君、青い顔。

シロエ 「会長だったら、まだ諦めもつきますけどね…」
ブルー 「それなら、ぼくがつけようか?」
シロエ 「即、お坊さんじゃないですか!」

身分だけは、とシロエ君、ガクブル。

シロエ 「もういいんです、救助なんかは要りません!」
Aブルー「えっ、また酷い目に遭ってもかい?」
シロエ 「殺されることは無いですからね!」

命さえあれば、どうとでも、と開き直る人。

シロエ 「本堂に縛られた件にしたって、氷点下なら…」
キース 「暖房は切っていないだろうな、凍死は困る」
シロエ 「ほらね、救いはあるわけですよ!」

誰かさんに頼まなくっても…、とシロエ君に漲る自信。

シロエ 「ですから、後は根性だけで耐え抜きます!」
Aブルー「そう言わないでさ、逃げ道を確保しちゃってよ」
シロエ 「あなたに都合がいいだけですよね、ソレ!」
Aブルー「そうなんだけどさ、シロエにも…」

メリットはあると思うんだよね、と言ってますけど。
本当に…?


2021/01/30 (Sat)

 

☆ババでいいです


元日から元老寺でヘマをやらかして、悲惨だったシロエ君。
スルーしたソルジャー、次から救助するそうですけど…。

シロエ 「ぼくにメリットって、デメリットだけですよ!」
Aブルー「でもねえ、命さえあればと言っても…」

惨めな目に遭うのは辛いと思うよ、とソルジャー、真剣。

Aブルー「そういう時でも、心で救助を呼びさえすれば…」
キース 「あんたが助けに来るんだな?」
Aブルー「それはもう! スッポンタケのためならね!」

正直、シロエはどうでもいいけど、と飛び出した本音。

Aブルー「将来的に、サポートする人が増えるわけだし…」
キース 「俺も助かるし、外野にはメリット満載だな」

是非とも話を受けてくれ、と副住職も大いに乗り気。

キース 「人間の弟子が出来る所も嬉しいし…」
ブルー 「キースが弟子にするんだね?」
キース 「ああ、そのつもりだ」

だから希望の漢字を言え、とズズイと。

キース 「本来だったら、シロエに適当な漢字を当てて…」
ブルー 「そこから音読の方向だけどさ、選べるんだよ?」

チャンスじゃないか、と生徒会長も。

ブルー 「悩んでいないで、キースに弟子入りすべきだよ」
シロエ 「お坊さんに比べれば、何でもマシです!」

どんな運命でも受けて立ちます、とシロエ君の決意。

シロエ 「ですから、話は無かったことにして下さい!」
Aブルー「そう言わないでさ、前向きに…」
シロエ 「ぼくは、前のめり前転くらいの勢いです!」

お坊さんよりは、ババでいいです、とキッパリと。

シロエ 「お坊さんでも、ババを引くんですしね!」
一同  「「「あー…」」」

確かにそうだ、と副住職に視線が集中。

サム  「絶対安全ってことはねえよな、うん」
ジョミー「キースの人生、終わってるしね…」
シロエ 「どうせ末路はソレですから!」
Aブルー「酷いよ、考え直してよ!」
シロエ 「お断りです!」

帰って下さい、と蹴ってますけど。
今月、これにて中継終了~。


2021/01/31 (Sun)




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