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シャングリラ学園つれづれ語り

☆まず捜してから


今年の節分は別のお寺へ、と決めた所へソルジャーのお願い。
七福神巡りにして欲しいそうで、友達枠での紹介を希望で…。

キース 「俺たちとの友情があると言うなら、捜すことだ」
シロエ 「片付けが下手でも、捜すくらいは出来るでしょう」
Aブルー「で、でも…! ぶるぅの卵も紛れてたくらいで…」

クリスマスからニューイヤーの後まで、と言い訳。

Aブルー「お掃除部隊が突入する前に、散らかった中から…」
キース 「それは重々承知しているが、まず捜してくれ」

行方不明の友情とやらを…、と腕組みをする副住職。

キース 「あるんだったら、何処かに紛れているだろう」
サム  「だよなあ、ゴミ箱の中なんじゃねえの?」
ジョミー「あってもアッサリ捨ててそうだしね、この人はさ」
スウェナ「捨てる以前に、元から無いでしょ」

見付かるわけがないじゃないの、とスウェナちゃんの高笑い。

スウェナ「無駄な足掻きよ、節分は露店で決まりだわよ」
シロエ 「そうですね! えっと、其処へ行くには…」
マツカ 「路線バスも電車もありますよ」
ジョミー「一番空いてるヤツがいいよね」

節分は何処も混むからさ、とジョミー君。

ジョミー「露店が出るなら、人出も多くなるんだろうし…」
ブルー 「七福神巡りと変わらないけど、露店は混むね」
サム  「楽しみだぜ! 何を食おうかな」
Aブルー「其処じゃなくって、七福神だよ!」

ぼくを助けると思ってさ、とソルジャー、アタフタ。

Aブルー「お願いだってば、この通りだよ!」
キース 「だが、友達でもないのに紹介は出来ん」
シロエ 「神様に嘘はいけませんよね」

友情は見付かったんですか、と冷たい視線が。

シロエ 「見付かってから言って下さい、そういうのは」
キース 「まったくだ。俺たちは今年は別行動だ」
Aブルー「そ、そんな…! あっ、ちょっと待って!」
キース 「友情とやらが見付かったのか?」

嘘八百は許されないぞ、とキース君の睨み。
当然ですよね?


2020/02/16 (Sun)

 

☆友情とコンビ


今年の節分は七福神巡りではなく、露店が並ぶ別のお寺へと。
そう決めたのに、ソルジャーが七福神に紹介を希望で…。

Aブルー「友情があればいいんだよねえ、君たちとの?」
キース 「そういうことだが?」
Aブルー「質問なんだけど、コンビってどうかな?」
一同  「「「コンビ?」」」

なんのこっちゃ、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「何ですか、そのコンビって?」
Aブルー「コンビだってば、こっちには色々あるだろう?」

漫才なんかが有名なのかな、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「二人組でさ、芸をするとか、こう、色々と…」
サム  「あー…。漫才のボケとツッコミとかな?」
Aブルー「そう、ソレ! あれって友情だと思う?」
シロエ 「それはまあ…。友情が無いと出来ませんよね」

ああいうのは阿吽の呼吸ですから、とシロエ君。

シロエ 「仲が悪いと、まるで話になりませんってば」
ブルー 「そうだね、口数が少ない仲でも、友情はあるね」

出番が済んだら、別れて家へ直行でもさ、と生徒会長も。

ブルー 「次に会ったら、息がピッタリ! これぞ友情!」
Aブルー「やったあ! それなら、ちゃんと友情はあるよ」
一同  「「「へ?」」」

何処に、と一同、部屋をキョロキョロ。

シロエ 「何処にあるって言うんです?」
ジョミー「落ちてないよね、その辺にはさ」
Aブルー「ううん、しっかりコンビだってば!」

しかも君たち公認だよね、とソルジャー、親指をグッと。

サム  「コンビなんかに覚えはねえぜ」
スウェナ「公認だってしてないわよね」
キース 「嘘はダメだと言っただろうが!」

よくも口から出まかせを、と副住職が吊り上げる眉。

キース 「何がコンビで公認なんだ、嘘八百を並べやがって」
シロエ 「苦しい言い訳の方が、まだマシですよね」
Aブルー「嘘じゃないってば、疫病仏を忘れたのかい?」
一同  「「「疫病仏…」」」

そういうのがあった、と一同、顔面蒼白。
コンビかも…。


2020/02/17 (Mon)

 

☆セットなら友情


今年の節分は七福神巡りの代わりに、露店が並ぶ別のお寺へ。
けれどソルジャーが七福神を希望、お友達枠がどうこうと。

Aブルー「疫病仏って、ぼくとキースがセットだよねえ?」
シロエ 「そ、それはまあ…。そうなんですけど…」
Aブルー「なんだったっけ、仏様の名前がついてた筈だよ」
一同  「「「うっ…」」」

確かに名前をつけたんだった、と青ざめている御一同様。

Aブルー「ぼくの方がキースよりも、偉い仏様でさ」
サム  「そ、そうだったかもしれねえなあ…」
Aブルー「えっと…。どういうセットだったかなあ?」

仏様には詳しくなくて、とソルジャーの視線が生徒会長に。

Aブルー「もう一度、教えてくれないかな、アレ」
ブルー 「なんで、ぼくに振るわけ!?」
Aブルー「仏様のことなら、君が一番詳しいからだよ!」

とても偉いお坊さんなんだろう、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「ぼくとキースと、どういうセットだったっけ?」
ブルー 「……疫病如来と、疫病菩薩……」
Aブルー「そう、それ! 同じ名前がついてて、セット!」

これはまさしくコンビだよね、と勝ち誇った顔。

Aブルー「コンビだったら友情もある、って言ってたし!」
シロエ 「言いましたけれど、疫病仏はですね…!」
サム  「迷惑なだけで、俺たちは歓迎してねえぜ」
Aブルー「だけど、立派に公認だし!」

ぼくとキースの疫病コンビ、と威張り返る人。

Aブルー「そういうわけでさ、友情は存在するんだよ!」
ジョミー「無茶だよ、そんなの!」
Aブルー「でも、友情が無いとコンビは無理、って!」

ぼくとキースの間には友情があるよ、とソルジャーの主張。

Aブルー「だからね、お友達枠での紹介、よろしく!」
シロエ 「それならキース先輩だけで…」
Aブルー「ダメダメ、君たちも公認だからね、疫病仏は!」
一同  「「「そ、そんな…」」」
Aブルー「お友達枠!」

七福神様に紹介お願い、と入った注文。
ピンチなのでは…?


2020/02/18 (Tue)

 

☆みんなで友達枠


今年の節分は七福神巡りではなく、露店が並ぶ別のお寺へと。
そう決めたのに来たのがソルジャー、七福神巡り希望でして。

Aブルー「友情の根拠は捜し出したよ、友達枠でよろしく!」
シロエ 「ですから、キース先輩だけで…」
Aブルー「君たちも公認してるからには、友達だってば!」

みんな友達、とソルジャーが振りまく笑顔。

Aブルー「そういうわけだし、七福神巡りでお願いするね!」
キース 「ちょっと待て、俺たちは別の寺にだな…!」
Aブルー「そっちはキャンセル! 明日は七福神巡り!」

他所へ行っても、サイオンで連行するからね、と強烈な脅し。

Aブルー「瞬間移動で、みんな纏めて七福神だよ!」
一同  「「「うわー…」」」
Aブルー「それが嫌なら、七福神! バス停で会おうね!」

それじゃ、明日! とパッと姿を消しまして…。

サム  「逃げやがった…」
シロエ 「ということは、逃げられませんね、ぼくたちも…」
ジョミー「だよねえ、別のお寺に行っても、強制連行で…」
スウェナ「全部キースが悪いのよ!」

何が疫病仏でコンビよ、とスウェナちゃんの怒り。

スウェナ「友達枠にされたじゃないの、私たちまで!」
キース 「す、すまん…!」
シロエ 「根拠を出せ、と言ったの、キース先輩ですよね」

ソレを言わなければ良かったんじゃあ…、とシロエ君の指摘。

シロエ 「友達じゃない、で押し通せば良かったんですよ!」
サム  「確かになあ…。あの勢いなら行けたよな」
マツカ 「かなりショックだったみたいですしね」

友達じゃないと言われた時は…、と御曹司も。

マツカ 「ドサクサ紛れに、断れたかもです」
ブルー 「その可能性は大きいねえ…」

明らかにペースが乱れていたし、と生徒会長。

ブルー 「あそこで強引に追い返してれば、明日はさ…」
スウェナ「別行動が出来たのよ!」
サム  「やっぱり、マジで疫病仏かよ…」

またまたキースのせいじゃねえかよ、という声が。
正論ですね?


2020/02/19 (Wed)

 

☆やっぱり疫病仏


節分は七福神巡りをやめて、露店が並ぶ別のお寺に行く計画。
けれどソルジャーが乱入しまして、七福神巡りに決定で…。

サム  「キース、お前、何処まで迷惑かけやがるんだよ」
キース 「そ、そんなつもりでやったわけでは…!」
シロエ 「意識してやったことだったら、許しませんってば」

殺されても文句は言えませんね、とシロエ君の睨み。

シロエ 「でも無意識に呼ぶんですよね、災いってヤツを」
スウェナ「まさしく疫病仏だわよねえ、本当に…」
マツカ 「今回ばかりは、同情の余地も無いですね」

ぼくでも庇うのは無理ですよ、と御曹司もお手上げ。

マツカ 「次からは気を付けて下さい、これに懲りたら」
キース 「ど、努力する…」
ジョミー「今年も幸先、悪いよね…」
サム  「おうよ、節分からこの有様ではよ…」

キースには要注意だぜ、とサム君、フウと溜息。

サム  「けどよ、とにかく今は目の前の災いをよ…」
シロエ 「何とかするのが大切ですよね、出来れば回避で」
マツカ 「七福神巡りは、行くしかないんですけどね…」

現地での災いを避けられれば、と御曹司。

マツカ 「リスクは出来るだけ、減らしたいですね」
ジョミー「じゃあさ、キースは抜きっていうのは?」
一同  「「「は?」」」
ジョミー「疫病仏は抜きで行くんだよ!」

キースは自宅謹慎ってことで、とジョミー君の案。

ジョミー「キースがいなけりゃ、かなりリスクが減るよね」
シロエ 「凄い名案に聞こえますけど、友達枠ですよ?」

キース先輩がいないと、ぼくたちがお友達に、という声が。

シロエ 「その状態に耐えられますか?」
ジョミー「それは勘弁!」

やっぱりみんなで行くしかないか、と一同、溜息。

サム  「仕方ねえなあ、明日は朝イチでバス停かよ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今年も七福神だね!」
シロエ 「不本意ですけど…」
ブルー 「行くしかないねえ…」

幸運を祈ろう、と生徒会長、合掌を。
どうなりますやら…。


2020/02/20 (Thu)

 

☆乗る前にお話が


やって来ました、節分の朝。バス停に集うシャン学メンバー。
七福神巡りに行くしかなくて、ソルジャー夫妻も来るわけで。

シロエ 「あーあ…。行きのバスから地獄かもですね…」
ジョミー「全部キースが悪いんだってば、疫病仏でさ」
キース 「す、すまん…」
ぶるぅ 「あっ、来た、来た! かみお~ん♪」

ソルジャーとキャプテン(会話表記はAブルーとA船長)が。

Aブルー「おはよう! 今日は、お友達枠でよろしくね!」
A船長 「お世話になります。今年もよろしくお願いします」
一同  「「「はあ…」」」

仕方ない、と頷くしかない御一同様。

Aブルー「えーっと…。あそこへ行くバスは…」
マツカ 「あと5分ほどで来ますけど…。その前に、お話が」
一同  (((???)))

そんな話があったっけ、と誰もがキョトンとしてますけれど。

Aブルー「話って? あっ、料亭でも予約してくれた?」
マツカ 「いえ、注意事項を申し上げようと思いまして」
Aブルー「注意事項? それって、何さ?」
マツカ 「今、問題になっている観光公害ですよ」

インバウンドをご存じででしょうか、と御曹司の問い。

Aブルー「なんだい、それは?」
A船長 「私も初めて耳にしますが…」
Aブルー「外国からの観光客です、マナーがですね…」

悪い方が多いものですから…、とマツカ君、憂いの表情。

マツカ 「同一視されると困るんですよ、バスの中では」
Aブルー「どういう意味さ?」
マツカ 「知り合いと分かると、注意するよう促されるか…」

最悪、一緒に降りろと言われそうです、と零す溜息。

マツカ 「そうならないよう、普通に乗車して下さい」
Aブルー「普通って?」

いつも普通に乗っているけど、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「ねえ、ハーレイ?」
A船長 「そうですが…」
マツカ 「いえ、座り方が問題なんです」
一同  (((あー!!!)))

アレか、と一発で分かった面々。
マツカ君の意図は…?


2020/02/21 (Fri) 

 

☆事情が違うんです


今年も節分は七福神巡りで、ソルジャー夫妻も一緒にバス停。
其処でマツカ君がバスに乗る前の注意、問題はインバウンド。

Aブルー「座り方って…。もしかして、いつものアレ?」
A船長 「私がブルーを膝に乗せていることでしょうか?」
一同  (((ソレ、ソレ!)))

最後尾の座席で密着座り、と声には出さない御一同様。

マツカ 「ええ、それです。やめて頂いた方がいいかと…」
Aブルー「えーっ!?」

あの座り方で御利益を頂いたこともあるのに、という反論。

Aブルー「知らない人から、御利益アイテムを貰ったり…」
A船長 「いいことが沢山あったのですが?」
マツカ 「あの頃とは事情が違うんですよ」

インバウンドで迷惑している人が増えて…、と御曹司。

マツカ 「皆さん、心が狭くなりつつありますからね」
シロエ 「言えていますね、苦情も増えてるんですよ」

多く集まる観光地などの周辺で…、とシロエ君も。

シロエ 「ぼくたちだって、トラブルは避けたいです」
Aブルー「トラブルって…。一緒に降りろ、ってこと?」
マツカ 「そうです、それに、そちらもお困りかと」

降ろされたら、次のバスを待つしか…、と正論が。

マツカ 「この寒空に、何も無い場所で下車だとですね…」
サム  「マジでキツイよな、待ち時間がよ」
ジョミー「コンビニも無いトコ、あるもんね…」

だから巻き添えは勘弁してよ、と沸き起こる声。

ジョミー「頼むから今年は、普通に座って!」
ブルー 「確かに、マツカの言う通りだねえ…」
Aブルー「本当なのかい、あの座り方はダメだ、って?」
ブルー 「マナーの悪いインバウンドっぽいのは、確かだよ」

君子危うきに近寄らず、と言うだろう、と生徒会長。

ブルー 「降ろされる前に、あの座り方はやめておくんだね」
Aブルー「そ、そんな…」
マツカ 「御利益どころか、ズッコケますよ?」
キース 「確かにな」

行きのバスからケチがつくな、と副住職も。
縁起が悪いですね?


2020/02/22 (Sat) 

 

☆ケチがつくとダメ


今年も節分は七福神巡り、ソルジャー夫妻とバス停ですけど。
マツカ君が密着座りを注意で、降ろされそうだという指摘。

Aブルー「降ろされちゃったら、御利益もパア?」
マツカ 「それは謎ですけど、ケチがつくのは確かですね」
キース 「神仏には、本来、潔斎して参拝するものだしな…」

昔は、途中でケチがついたら出直したほどだ、と副住職。

キース 「日を改めてお参りしたんだ、昔の人は」
ブルー 「そうなんだよねえ、だから君もさ…」

マツカの言うことを聞いた方がいいよ、と生徒会長も。

ブルー 「なにしろ節分は年に一度で、出直そうにも…」
シロエ 「日が無いですしね、来年まで」
Aブルー「うっ…」

それは困る、とソルジャー、悪い顔色。

Aブルー「ハーレイ、あの座り方は、やめようか?」
A船長 「ええ、その方がいいでしょうね」

残念ですが…、とキャプテンも。

A船長 「もしも降ろされたら、出直せませんし…」
Aブルー「ケチがついたら大変だしねえ、お参りに…」

仕方ないから普通に座ろう、と意見が纏まったバカップル。

Aブルー「きっと並んで座るだけでも、御利益があるよ」
A船長 「無くても、ケチがつくよりはマシですからね」
一同  (((助かった…)))

マツカに感謝、と一同、心で合掌。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ バスが来たよーっ!」
シロエ 「じゃあ、乗りましょうか」
マツカ 「くれぐれも、普通にお願いしますよ」
Aブルー「分かってるってば!」

せめて場所だけは恒例の…、と最後尾の席へ。

Aブルー「此処が空いてて良かったね!」
A船長 「気分だけは、ということですね」

仲良く並んで座りましょう、とバカップル、着席。

ぶるぅ 「ぼくは一番前の席ーっ!」
キース 「俺たちも適当に座るとするか」
ジョミー「他人のふりをしなくて済むのが嬉しいよね」
サム  「うんうん、毎年、散々だったけどよ」

今年は安心、と誰もが笑顔の路線バス。
いいことですね!


2020/02/23 (Sun) 

 

☆福笹は頂くもの


今年も節分は七福神巡りでして、路線バスで出発ですけれど。
マツカ君の機転で普通に座ったソルジャー夫妻、車内は安心。

Aブルー「バスで御利益は貰えないけど、後に期待だよね」
A船長 「ええ。七福神巡りは、御利益絶大ですからね」

今年もしっかりお参りしましょう、と頷き合っている人たち。

シロエ 「ぼくたちの方も、いいお参りにしたいですねえ」
ジョミー「露店を諦めたんだしね」
サム  「仕方ねえよな、貰える福は貰おうぜ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 次のバス停だよ!」

早かったね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の歓声が。

スウェナ「ホントね、いつもは長いのにねえ…」
ブルー 「バスは普通に走ってるんだと思うけれどね」

気持ちの問題、と生徒会長。

ブルー 「ビクビクしてると、時間も長く感じるものだよ」
シロエ 「そうかもです。あっ、着きましたよ!」

降りましょう、と一同、ゾロゾロと下車。

ジョミー「わあっ、今年も人が多いね!」
ブルー 「それはまあ…。大抵の人は、同じ所にお参りだし」
一同  「「「うっ…」」」

浮気しようとしたんだった、と御一同様、ちょっぴり反省。

ぶるぅ 「んとんと、福笹、一つちょうだい!」
巫女さん「はい、どうぞ。いいお参りをして下さいね」
ぶるぅ 「ありがとーっ! みんなも早く、早く!」

お参りしようよ! と飛び跳ねるお子様。

シロエ 「福笹、一つお願いします」
サム  「俺も一つな!」
Aブルー「ハーレイ、ぼくたちも買わないと!」
ブルー 「頂く、と言ってくれたまえ!」

罰当たりな、と生徒会長が顰める顔。

ブルー 「御利益は買うものじゃないから!」
Aブルー「細かいことは気にしない!」

ほら、ハーレイも、と促す人。

Aブルー「福笹、一つ!」
A船長 「私にも、一つ」
巫女さん「いいお参りをなさって下さいね」
Aブルー「ありがとう! さあ、ゲットしたし!」

お次はコレの出番だよね、と取り出す筆ペン。
なんでしたっけ…?


2020/02/24 (Mon)

 

☆お参りは例年通り


七福神巡りのお寺に到着、まずは福笹を頂くところから。
ソルジャー夫妻もゲットですけど、登場したのが筆ペンで…。

Aブルー「願い事はキッチリ書かないとね!」
A船長 「そうですとも! 今年もしっかり書きましょう!」

そのために絵馬があるのですから、と船長が指差す福笹。

ブルー 「あのねえ、それは単なる干支のヤツでさ…」
キース 「今年の笹だ、と分かるようになっているだけだが」
Aブルー「だけど絵馬には、願い事を書くものだろう?」

君たちだって、初詣で書いているじゃないか、という指摘。

Aブルー「さてと…。夫婦和合でお願いします、っと!」
A船長 「では、私も…。ご覧下さい、立派に書けました!」

練習した甲斐がありましたよ、と笑顔のキャプテン。

A船長 「やはり羽根ペンとは勝手が違いますからね」
Aブルー「うん、いい感じ! 七福神様にアピールしないと」

でないと聞いて貰えないしね、とソルジャー、やる気満々。

Aブルー「こうやって絵馬に書いておいたら、安心だよ!」
キース 「それは分かったから、お参りの方は静かに頼むぞ」
Aブルー「えっ、なんで?」
キース 「他の皆さんの御迷惑になる」

バスの時にマツカが言ったろうが、と副住職。

キース 「最近はマナーを守らないヤツが多いからな」
Aブルー「でもさあ…。路線バスなら仕方ないけど…」
A船長 「此処には、そのぅ、なんでしたっけ?」
Aブルー「インバウンドだよ、いそうにないけど?」

どう見ても、この国の人ばかりじゃないか、と見回す周囲。

Aブルー「マナーも何も、関係無いと思うけど?」
A船長 「私たちは毎年、来ていますしね」

七福神様も覚えておいでなのでは…、とキャプテンの意見。

A船長 「ですから、お参りは例年通りでよろしいかと」
Aブルー「耳が遠い神様もおいでだしね」
A船長 「大声でお願いしませんと…」
一同  「「「うっ…」」」

マズイ、と青ざめる御一同様。
大声で願い事…。


2020/02/25 (Tue)

 

☆アピールをお願い


いよいよ七福神巡りですけど、ソルジャー夫妻の祈願が問題。
大声でお願いしたいのだそうで、しかも恒例の夫婦和合で…。

Aブルー「いつも大声で頼んでいるから、今年もね!」
キース 「待ってくれ! 耳が遠いのは、お一人だけだ!」

恵比寿様だ、と副住職、必死の形相。

キース 「他の神様は、ごくごく普通でいらっしゃる!」
Aブルー「そうだろうけど、どうかしたのかい?」
キース 「御迷惑だろうが、その方々に!」

マナー違反で、しかもうるさい、と副住職。

キース 「本来、お参りは静かに合掌するものだ!」
Aブルー「でもさあ…。鈴とか、手をパンパンとか…」
A船長 「音で注意を引いていますよ、明らかに」

ですから、大声もよろしいのでは、とキャプテンまでが。

A船長 「なにしろ願いが届きませんと、どうにもこうにも」
Aブルー「そこなんだよねえ、スルーされたら困るから…」

キッチリお願いしたいんだよ、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「そうだ、君たちにも頼もうかな」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「せっかく友達枠なんだしさあ、友情アピール!」
一同  「「「友情アピール?」」」

なんのこっちゃ、と一同、キョトン。

シロエ 「あのぅ…。アピールって、何をするんです?」
Aブルー「もちろん、七福神様にアピールだよ!」

友達なんだし、応援してよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぼくとハーレイが、願い事を叫ぶ時にさ!」
一同  「「「げっ!!!」」」

嫌な予感しかしないじゃないか、と誰もがガクブル。

シロエ 「そ、その状況でアピールですか…?」
Aブルー「そうだよ、熱い友情でね!」

パンパン柏手で合掌よろしく、とソルジャー、力説。

Aブルー「ちゃんと手を合わせて、お願いしてよ!」
キース 「なんでそういうことになるんだ!」
Aブルー「友達だからだよ!」
一同  「「「と、友達…」」」

えらいことになった、と顔面蒼白の御一同様。
一緒に頼めと…?


2020/02/26 (Wed)

 

☆アピールをよろしく


七福神様に祈願したいソルジャー、友情アピールを頼むとか。
一緒に柏手を打って合掌、夫婦和合の願い事を応援だそうで。

シロエ 「で、ですから、友達はキース先輩だけで…!」
Aブルー「その理屈、破綻してたよねえ?」
一同  「「「うっ…」」」

そのせいで七福神巡りだった、と詰まるしかない御一同様。

Aブルー「そうと決まれば、早速、行こうか!」
A船長 「心強いですね、皆さんが応援して下さるとは」

実に有難いお話ですよ、とキャプテンも歓喜の表情。

A船長 「せっかくですから、唱和もして頂けると…」
一同  「「「唱和?」」」
A船長 「ええ。お願い事を、こう、声を揃えて御一緒に」
Aブルー「いいねえ、それでお願いするよ!」

ぼくたちの後に、大きな声で、と恐ろしすぎる注文が。

シロエ 「そ、それは…。流石に、ちょっと御迷惑では…」
キース 「さっきも言ったが、お参りは静かにするものだ」
Aブルー「友情アピールは別物だよ!」

お参りと違って応援だしね、とソルジャーの屁理屈。

Aブルー「応援は賑やかなものなんだしさ、一つよろしく!」
A船長 「私からも、よろしくお願いします」
マツカ 「待って下さい、お国柄というものがですね…」

この世界には存在するんですよ、と割って入った御曹司。

Aブルー「お国柄?」
マツカ 「はい。それぞれの国とか場所の特徴ですね」

行動などにも出るものなんです、とマツカ君の説明。

マツカ 「でもって、この国の場合は、控えめでしょうか」
Aブルー「えっと…?」
マツカ 「控えめが美徳とされていますね、一般的に」

押しが強いのは好まれません、とマツカ君、キッパリ。

マツカ 「ですから、あまり強気に押していくとですね…」
Aブルー「何かマズイわけ、友情アピール?」
マツカ 「俗っぽい言い方をすれば、ウザがられるかもです」
Aブルー「それは困るよ!」

ウザがられたら大変じゃないか、とソルジャー、ワタワタ。
大変ですよね?


2020/02/27 (Thu)

 

☆スルーは困るんです


七福神様に声を揃えて祈願を頼む、と言い出したソルジャー。
夫婦和合と叫べだなんて、あんまりすぎる注文ですけど…。

Aブルー「あのさ…。本当にウザがられる恐れがあるわけ?」
マツカ 「やってみないと分かりませんけど、可能性は…」

大きいですね、とマツカ君、心配そうな顔。

マツカ 「ウザがられたら、多分、お願いはスルーですよ」
Aブルー「スルーって…」
マツカ 「聞いて貰えないということですね」

それでも良ければ、唱和をさせて頂きますが、と御曹司。

マツカ 「皆さんも、もちろん唱和しますよね?」
キース 「あ、ああ…! 当然だとも!」
ジョミー「うんと大きい声で叫ぶよ、応援だから!」
サム  「友情はアピールしねえとな!」

そうと決まれば早く行こうぜ、とサム君が突き上げる拳。

サム  「みんな、大声MAXでな!」
一同  「「「おーっ!!!」」」

頑張るぞ、と俄然、張り切る御一同様。

シロエ 「どうしたんです、最初のお寺は其処ですよ?」
スウェナ「ほら、行きましょうよ、応援するから!」
Aブルー「い、いや、ちょっと…」

応援はしてくれなくていいかも、とソルジャー、真っ青。

Aブルー「スルーされたら困るんだよ!」
A船長 「御利益を頂けませんからね…」

お参りは、私どもだけで…、とキャプテンも腰が引け気味。

A船長 「ですから皆様は、ご自分のお願い事だけを…」
Aブルー「それがいいよね、友達枠で並ぶだけでさ」

一緒にお参りだけでお願い、と一変した態度。

Aブルー「ぼくたちは勝手に叫ぶから!」
A船長 「どうぞよろしくお願いします」

他人のふりでも結構ですから、と低姿勢なキャプテン。

A船長 「友達だというのは、神様には分かるでしょうし」
Aブルー「う、うん…。態度は控えめでいいよ」
マツカ 「そうですか。では、参りましょう」
一同  (((やったー!!!)))

叫ばなくていい、と一同、心で歓声。
危機を回避ですか…?


2020/02/28 (Fri) 

 

☆柏手くらいなら


七福神様に声を揃えて祈願、と言ったソルジャーですけれど。
神様にウザがられる恐れと聞いて、自分たちだけで叫ぶ方向。

マツカ 「えっと…。此処のお寺から回るんでしたね」
ブルー 「うん、順番になるからね」
ジョミー「じゃあ、お賽銭、っと…!」

福が来ますように、とお賽銭を入れるシャン学メンバー。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなで柏手だよね!」
サム  「おう、いくぜ!」
Aブルー「あっ、そこはぼくたちも一緒にお願い!」

友達枠で紹介よろしく、とソルジャー夫妻も柏手を。

Aブルー「さてと、元気にやろうか、ハーレイ!」
A船長 「そうですね!」

スウッと息を吸い込んでますけど、踵を返す御一同様。

シロエ 「すみません、お札をお願いします」
お坊さん「はいはい、どうぞ御利益がありますように」
ぶるぅ 「ぼくにも、おねがぁーい!」
お坊さん「はい、御利益を頂いて下さいね」

福笹に次々に結ばれるお札、BGMの如く流れる叫び声。

Aブルー「夫婦和合でお願いしまぁーす!」
A船長 「なにとぞ、よろしくお願いします!」
一同  (((他人だ、他人だ)))

次に行こう、と一同、ガン無視、門の外へと。

シロエ 「マツカ先輩、やりましたね!」
サム  「追い付いて来やがっても、心配ねえよな」
ブルー 「柏手くらいは、偶然、かぶることもあるしね」

赤の他人でも…、と生徒会長も笑顔。

ブルー 「一緒にパンパンやられたところで、問題ないよ」
キース 「ウザがられるとは、素晴らしい手を考えたな」
シロエ 「流石はマツカ先輩ですよ、キース先輩と違って」

これからも大いに頼りにしてます、とシロエ君、絶賛。

シロエ 「まさに地獄に仏ですしね、どうぞよろしく!」
スウェナ「ホントよ、キースより遥かにいいわ!」
マツカ 「いえ、そんな…。ちょっと閃いただけですから」
一同  「「「よろしくーっ!」」」

お願いします、と誰もが感謝感激。
今月、これにて中継終了~。


2020/02/29 (Sat)





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☆避けられない行事


さて2月。今年は2日が日曜でして、生徒会長宅に集う面々。
それはいつものことなんですけど、何故か頭が痛そうでして。

シロエ 「…とうとう明日になったんですけど…」
ジョミー「だよねえ、グズグズしてた間に…」
サム  「昨日から此処に来てる割には、進んでねえよな」

まるで全く、とサム君のぼやき。

サム  「ぶるぅの飯も、おやつも美味いんだけどよ…」
ぶるぅ 「ありがとーっ! 今日も沢山あるからね!」
マツカ 「すみません、お邪魔してしまって…」
ぶるぅ 「ううん、お客様、大好きだも~ん!」

大勢いるほど楽しいもんね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「もっと増えても、全然平気!」
シロエ 「ちょ、縁起でもないことを言わないで下さいよ!」
サム  「そうだぜ、口は禍の元って言うじゃねえかよ」
スウェナ「時期が時期だけに、至言だわねえ…」

そもそも昨日から、その話題でしょ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「どうするのよ、明日は節分なのよ?」
一同  「「「あー…」」」

ソレだ、と天井を仰ぐ御一同様。

サム  「避けて通れねえ行事だよなあ、節分はよ…」
キース 「いや、考えようによっては、なんとか」
シロエ 「去年は上手くいきましたけど、そう毎年は…」

無理じゃないでしょうか、とシロエ君、深い溜息。

シロエ 「現に昨日から考えていても、答えがですね…」
マツカ 「出てませんしね、どうするべきか」
キース 「しかしだ、節分にも色々あるからな…」

俺たちがこだわりすぎかもしれん、と副住職。

キース 「一年分の福は欲しいが、そのためにだな…」
ジョミー「割を食うのが酷すぎる、って?」

もう風物詩になっちゃってるし、とジョミー君の嘆き節。

ジョミー「誰かさんが来るから、恥をかかされてさ…」
キース 「問題はそこだ、あの連中さえ来なければだな…」
シロエ 「無理ですよ、それ」

来るのがお約束ですからね、と速攻、鋭い指摘が。
お約束ですね…?


2020/02/01 (Sat) 

 

☆こだわらなければ


2月と言えば節分ですけど、その前日に悩んでいる御一同様。
誰かさんに恥をかかされるイベント、それが節分のお約束で。

シロエ 「来るなと言っても、もう絶対に来ますから!」
サム  「とっくに休暇の予定の筈だぜ、今頃はよ…」
ジョミー「でもさ、向こうの世界に節分は無いよね?」

SD体制の世界なんだし、とジョミー君。

ジョミー「節分が無いなら、人類軍も通常勤務だよ?」
スウェナ「そうね、ユニバーサルとかいう役所も同じだわね」
シロエ 「あー…。すると、突然の攻撃があるかもですね」
マツカ 「子供の救出作戦とかも、無いとは言えませんよ」

今まで運が良かっただけで…、と御曹司も。

マツカ 「キースが言うのは、そこなんでしょうか?」
キース 「いや、俺も腐っても坊主だからな…」

他所の世界でも人の不幸を願うわけには…、と合掌を。

キース 「だから、そういうコースは望まん。間違ってもな」
シロエ 「でもですね…。誰かさんが来ないとなると…」
ジョミー「他には考えられないけど?」
キース 「いや、俺たちさえこだわらなければ…」

場合によっては道は開ける、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「七福神巡りに行こうとするから、災いを呼ぶんだ」
シロエ 「それは確かにそうですけど…」
スウェナ「福を貰うには、あそこに行くのが一番でしょ?」

人気の開運スポットじゃないの、とスウェナちゃんの反論。

スウェナ「年に一回、お参りしないでどうするのよ!」
キース 「だから、こだわるなと言ってるんだが」
一同  「「「えっ?」」」
キース 「そもそも節分は、七福神巡りとは限っていないぞ」

他にも神社や寺は沢山、と副住職の冷静な言葉。

キース 「そういう所に変えてはどうだ、と言っている」
ジョミー「誰かさんが来ても、メリットの無い所?」
キース 「鬼を追うだけとか、そういうのだな」
一同  「「「うーん…」」」

考えてもみなかった、行き先変更。
一理ありますね?


2020/02/02 (Sun)

 

☆イベントなら色々


節分はお寺で七福神巡り、それがお約束なシャン学メンバー。
けれど必ずやって来るソルジャー、その災いは避けたい所で。

ジョミー「鬼を追うだけの節分、確かに多いよね…」
シロエ 「バリエーションは豊かなんですけどね」
サム  「うんうん、鬼の着ぐるみが出るとか、色々とよ…」

あるのがアルテメシアだよな、とサム君も頷く節分イベント。

サム  「寺も神社も山ほどあるしよ、ついでに歴史も」
スウェナ「そうなのよねえ…。でも、七福神巡りのお寺は…」
マツカ 「あそこしか無い筈ですよ?」

他に聞いたことがありませんから、と御曹司。

マツカ 「七福神自体は、あちこちにおいでですけれど…」
ブルー 「節分と関連づけているのは、あそこだけだね」
キース 「そうだろう? だから、あそこを避ければだな…」

あの馬鹿野郎は来ない筈だ、と副住職が説く節分の事情。

キース 「開運と厄除けだけとなったら、来ると思うか?」
シロエ 「来ないでしょうねえ、御利益が別になりますから」
サム  「厄除けじゃ話にならねえよなあ…」

あっちのぶるぅにしか使えねえぜ、とサム君も。

サム  「開運にしたって、地球に行けるかは微妙だしよ…」
キース 「ああ。この世界では、地球はデフォ装備だからな」

元から地球の上なんだし、と副住職。

キース 「祈願されても、神仏もお困りになるだろう」
ジョミー「そうかもねえ…。他に開運って言ってもさあ…」
スウェナ「シャングリラには厄除け、要らないんでしょ?」

あの人さえいれば、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「そうなってくると、開運の方も不要だわよ」
シロエ 「せいぜい、おやつの祈願でしょうか」

厨房から多めに貰えるように、とシロエ君。

シロエ 「今の量だと、間に合っていないようですし…」
サム  「健康のためには、食わねえ方がいいのによ…」
キース 「開運はソレだろうな」

祈願するまでもないような…、とキッパリと。
そうですよねえ?


2020/02/03 (Mon)

 

☆最終兵器を持つ人


節分はお寺で七福神巡り、シャン学メンバーのお約束ですが。
すると乱入するのがソルジャー、なんとか回避したい迷惑。

シロエ 「やっぱり祈願は要らないでしょうか、お菓子だと」
キース 「くすねて来るのは得意な筈だぞ、厨房から」
サム  「無理でも、脅して奪いそうだぜ」
ジョミー「とっくに脅しているんじゃないの?」

最終兵器を持ってるもんね、とジョミー君の発言。

一同  「「「最終兵器?」」」
ジョミー「そう! 絶対、誰でもドン引きだってば!」
シロエ 「……メギドですか?」
ジョミー「それは人類軍のヤツだと思う…」

ミュウには貸してくれないよね、と人差し指をチッチッと。

ジョミー「第一、メギドじゃ、やりすぎだってば」
キース 「冗談にしても、笑えない世代がいるようだしな…」

命からがら逃げ出したという長老どもが、と副住職も。

キース 「お菓子をくれなきゃメギドを出すぞ、ではな…」
ジョミー「貰えるおやつも貰えないよね、当分はさ」
シロエ 「だったら、最終兵器というのは何なんです?」
ジョミー「んーと…。考えれば分かると思うけど…」

あっちの世界の事情なんかを…、と指差す窓の方角。

ジョミー「ヒントを出すなら、一種の生物兵器かな」
一同  「「「生物兵器?」」」
ジョミー「うん。しっかり生きて、息もしてるし」
シロエ 「……えらく逞しいウイルスですね?」

顕微鏡も無しで呼吸が分かるんですか、とシロエ君。

シロエ 「そんなの、向こうにありましたっけ?」
ジョミー「たまに、こっちにも来てるけど?」
一同  「「「ええっ!?」」」

それは大変、と一同、ワタワタ。

サム  「死ぬじゃねえかよ、ウイルスを持ち込まれたら!」
ジョミー「だから必死で避けているよね、ぼくたちだって」
シロエ 「マスクをした覚えはありませんけど!」
ジョミー「ぶるぅだしねえ…」
一同  「「「ぶるぅ?」」」

悪戯小僧か、と全員が愕然、そして納得。
確かに最終兵器かも…。


2020/02/04 (Tue)

 

☆行き先を変えれば


節分はお寺で七福神巡りが、シャン学メンバーなんですけど。
そこへ乱入するのがソルジャー、なんとかして回避したい今。

ジョミー「お菓子をくれなきゃ、ぶるぅを出すぞ、だよね」
シロエ 「そ、それは…。厨房の人も真っ青ですよね」
サム  「ありったけの菓子を出すんじゃねえの?」
ジョミー「うん、多分…。だから開運は要らないと思う」

七福神巡りしか興味は無さそう、とジョミー君。

キース 「そうだろう? 俺たちが行き先を変えればだな…」
マツカ 「来ない可能性が高いんですね?」
キース 「別行動になると思うぞ、こっちに来ても」

俺たちは他所へ行くんだからな、と副住職、ニヤリ。

キース 「俺たちの方に、七福神にこだわる理由は無いし…」
スウェナ「でも、一年間の福が貰えないわよ?」
シロエ 「そこですよね…。他に七福神のお寺とかは…」
マツカ 「ブルーが無いと言ったからには、無いですよ」

生きている年数が半端ないですし…、と御曹司。

マツカ 「ですから、他所へ行くとなったら、福の方は…」
サム  「諦めるしかねえってことかよ、俺たちはよ…」

それもあんまりな話だよな、とサム君、大きな溜息。

サム  「ただでもツイてねえのによ…。誰かのせいでよ」
ジョミー「あー、疫病仏!」
一同  「「「シーッ!」」」

それは禁句だ、と誰もが唇に人差し指を。

シロエ 「そっちの名前はセットものです、不吉です!」
サム  「キースだけなら疫病菩薩な、忘れちゃダメだぜ」
ジョミー「そうだっけ…。あっちが如来で」
一同  「「「シーッ!」」」

いいから名前を出すんじゃない、とキッツイ視線が。

シロエ 「今、来させない相談をしてるんですから!」
ジョミー「ご、ごめん…。だけど、悪いのはキースだよ?」
キース 「一万歩譲って許してもいいが、それよりもだな…」
サム  「俺たちの福が問題だぜ」
一同  「「「うーん…」」」

福は欲しいだけに、難しいチョイス。
どうすると…?


2020/02/05 (Wed)

 

☆福が貰えなくても


節分はお寺で七福神巡り、シャン学メンバーのお約束の行事。
けれど乱入して来るソルジャー、なんとしてでも避けたい所。

キース 「あの馬鹿を避けるか、福を選ぶかになるんだが…」
ジョミー「福が貰えないと不安だよねえ、この一年が」
サム  「貰っていたって、毎年、大惨事だしよ…」

誰のせいとは言わねえけどよ、とサム君の視線がチラチラと。

サム  「それを全く貰わねえとよ、どうなるんだか…」
キース 「逆に考えればいいだろう? 貰っていてもソレだ」
シロエ 「貰わなくても、問題ないってことですか?」
キース 「試してみる価値はあると思うぞ」

一年がかりでの検証になるが、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「それで例年と変わらなければ、節分はだな…」
スウェナ「七福神巡りに行く必要は無いってわけね?」
キース 「ああ。そうなってくると、節分だけでも…」
シロエ 「災難が減るという勘定ですね!」

誰かさんと行動しない分だけ…、と大きく頷くシロエ君。

シロエ 「いい考えかもしれません。やってみましょう!」
マツカ 「そうですね…。ダメで元々ですしね」
スウェナ「いざとなったら、マツカがいるわよ!」
マツカ 「……ぼくですか?」

何故、ぼくなんです、と御曹司が指差す自分の顔。

マツカ 「何処かのお寺か神社に寄進するんでしょうか?」
サム  「いいよな、ソレ! 特別に祈祷を頼むのな!」
ジョミー「福が来ますように、って護摩焚きとかだね!」

その方が効くかも、と喜びの声が。

ジョミー「大勢がお参りする節分より、効果抜群!」
スウェナ「そうじゃなくって、最終兵器よ」

マツカと言ったらメギド級でしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「誰かさんが災難を持ち込んだ時は、マツカよ!」
マツカ 「頑張りますけど、その前にですね…」
キース 「節分の行き先を決めてしまおう」
一同  「「「オッケー!」」」

何処がいいかな、と一気に盛り上がる御一同様。
行き先変更…。


2020/02/06 (Thu)

 

☆厄払いでいこう


節分はお寺で七福神巡りが、シャン学メンバーの毎年の行事。
そこへ乱入してくるソルジャー、避けるためには行き先変更。

シロエ 「何処が人気なんでしょうね、節分イベントは?」
キース 「神社も多いが、やはり寺じゃないか?」
ブルー 「アルテメシアだと、有名どころはお寺だよね」

節分は厄除けの行事だからさ、と生徒会長。

ジョミー「あれって厄除けだったんだ?」
ブルー 「考えてみたまえ、鬼を追い払うんだから…」
シロエ 「厄には違いないですね、鬼…」
サム  「待てよ、だったら、あの野郎もよ…」

厄除けで払えるんじゃねえの、とサム君がポンと打った手。

サム  「疫病仏もよ、厄には違いねえんじゃねえかな」
ジョミー「あー! だけど、キースも払っちゃうんじゃあ?」
ブルー 「その場合は、キースの厄が落ちるかもね」

やたら災難を呼び込む体質ってヤツが、と生徒会長も。

シロエ 「いいじゃないですか、厄払い!」
スウェナ「そうよね、誰かさんを払って、キースの厄も…」
マツカ 「落ちるんだったら、お願いする価値はありますね」
ジョミー「それでいこうよ、ダメだった時はマツカがいるし」

怖いキャラになって貰えば安心、とジョミー君もプッシュ。

ジョミー「あのマツカには歯が立たないしさ、誰かさんも」
シロエ 「じゃあ、厄払いで決定ですね?」
サム  「賭けてみようぜ、今年はよ」
スウェナ「何処に行くのがいいのかしら?」

お寺と言っても沢山あるわよ、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「厄払いに一番いいのは何処なの?」
ブルー 「炮烙を奉納するお寺かな」
一同  「「「ホウラク?」」」

なんじゃそりゃ、と誰もがキョトン。

シロエ 「あのぅ…。ホウラクというのは何でしょう?」
ブルー 「調理器具だけど?」
一同  「「「???」」」
ブルー 「ぶるぅ、持って来てくれるかな?」
ぶるぅ 「オッケー!」

待っててねーっ! とキッチンへ駆けてゆくお子様。
調理器具…?


2020/02/07 (Fri)

 

☆調理器具なんです


節分はお寺で七福神巡り、それがシャン学メンバーのお約束。
けれど今年はソルジャーを避けて行き先変更、そういう計画。

ジョミー「調理器具って、何だろう?」
シロエ 「さあ…? 聞いたこともない名前ですね」
ブルー 「百聞は一見に如かずってね」
ぶるぅ 「お待たせーっ! 炮烙、持って来たよーっ!」

こんなヤツなの! と運んで来たのは、素朴な素焼きのお皿。

スウェナ「あら、ホウラクって、お皿なの?」
ぶるぅ 「違うよ、これを火にかけるの!」
シロエ 「火って…。直火ですか!?」
ぶるぅ 「そだよ、火にかけて、乗っけてある物を炙るの!」

お豆とかゴマとか、他にも色々、と炙る仕草を披露ですけど。

ジョミー「割れそうだよ、ソレ!」
サム  「だよなあ、ヒビが入るんじゃねえか?」
ぶるぅ 「大丈夫、そういう道具だから!」
ブルー 「あのねえ…。昔から、土器は直火で使うよ」

壺とか出土しているだろう、と言われてみれば、その通り。

シロエ 「そうでした! なるほど、耐久性はあるんですね」
ブルー 「うん。これを買って奉納するのが節分だね」
一同  「「「へ?」」」

何の話だ、と一同、ポカーン。

ジョミー「えっと…。さっき言ってたお寺だよね?」
サム  「調理器具を奉納するのかよ?」
ブルー 「そうだけど?」
シロエ 「あのぅ…。本当に厄払いなんですか?」

とてもそうとは思えませんが、とシロエ君。

シロエ 「調理器具で厄除けだなんて、嘘っぽいですけど…」
ジョミー「だよねえ、なんだか御利益なさそう…」
ブルー 「一種の身代わりみたいなものかな」
一同  「「「身代わり?」」」

なんでコレが、と炮烙に集中する視線。

スウェナ「流し雛なら、まだ分かるけれど、調理器具よ?」
シロエ 「人の形もしていませんよね…」
ブルー 「厄を移すって感じかな。後で粉々に割るからね」
一同  「「「割る!?」」」

いったいどんな節分なんだ、と誰もが仰天。
激しそうですね?


2020/02/08 (Sat) 

 

☆纏めてガシャンと


節分はお寺で七福神巡りが、シャン学メンバーの恒例の行事。
けれど乱入するのがソルジャー、行き先変更で避ける計画が。

シロエ 「割るって、奉納した炮烙を割るんですか?」
ブルー 「そうだけど? 山ほど積んで、纏めてガシャンと」
サム  「厄を払うにしても、激しすぎねえか、ソレ?」
ジョミー「奉納しよう、って買ってる隣で割ってるわけ?」

なんか強烈なんだけど、とジョミー君。

ジョミー「効きそうだけどさ、でも、買ってすぐに…」
スウェナ「粉々になるって、あまり買う気になれないわよ」
サム  「だよなあ、調理器具より割高だろうしよ…」

祈祷料と割るための手間賃、入ってるよな、とサム君も。

サム  「いつも行ってる人ならともかく、俺たちにはよ…」
シロエ 「向いてない気がしますよね…」

高校生の懐事情は厳しいですから、とシロエ君も反対の意見。

シロエ 「もっと、こう…。お守りとかの方がいいですね」
ジョミー「割られちゃうのは、キツイよね…」
ブルー 「その場で割るとは言ってないけど?」
一同  「「「えっ?」」」

そうじゃないのか、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「他所へ持って行って割るとかですか?」
ブルー 「完全に日を改めるんだよ、月単位でね」
一同  「「「月単位?」」」
ブルー 「割るのは何ヶ月も先になるのさ」

それまではお寺で預かるんだよ、と生徒会長の解説が。

ブルー 「キースも知っているだろう? 炮烙割りは」
キース 「話には聞いたことがある。狂言だったか?」
ブルー 「うん。その名もズバリ、炮烙割りって演目でさ…」
キース 「狂言の舞台から落として割るんだったな」

炮烙の山をガシャンガシャンと、と副住職も。

シロエ 「は、はあ…。そういう仕組みになってましたか」
ブルー 「預かってる間は毎日ご祈祷、有難いよね」
キース 「仕上げに割って、厄を落とすというわけだ」

人気なんだぞ、と言っていますけれども。
其処にしますか…?


2020/02/09 (Sun)

 

☆露店もあります


節分はお寺で七福神巡り、それを変えたいシャン学メンバー。
行き先を変えれば来ないソルジャー、何処にするかが問題で。

ブルー 「炮烙を奉納するお寺だったら、間違いないよ」
キース 「行く人が多いから、露店も出ると聞いてるな」
一同  「「「露店!?」」」

それは美味しい、と誰もがゴクリと唾を。

シロエ 「本当ですか、七福神巡りのお寺には出てませんが」
スウェナ「甘酒のお接待のテントがあるだけよねえ…」
ブルー 「立地条件の差かな、その辺はさ」

露店は確かに並ぶからね、と生徒会長の太鼓判。

ブルー 「節分に露店が並ぶ所は、他には無いかな」
サム  「マジかよ、一番人気じゃねえかよ、其処が!」
ブルー 「うーん…。露店で比べるものじゃないしね」
ジョミー「そうかもだけど、絶対、楽しいよ、ソレ!」

お参りの後は露店だよね、とジョミー君、大いに乗り気。

ジョミー「甘酒もいいけど、露店で色々食べるのもさ…」
シロエ 「悪くないですよね、寒いですけど」
スウェナ「そこは初詣と変わらないわよ」

節分寒波でも、誤差の範囲よ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「行き先を変えるなら、もってこいじゃないの!」
サム  「だよなあ、厄が落とせて、露店とくればよ」
ブルー 「其処にするかい?」
一同  「「「さんせーい!!!」」」

今年は露店で食べ歩きだ、と突き上げる拳。

ブルー 「忘れちゃダメだよ、まずは炮烙」
シロエ 「分かってますって、真っ先に買って奉納しますよ」
ジョミー「キースの厄も落ちそうだしね!」
??? 「ダメーっ!!!」

それは勘弁、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「節分は七福神にお参りなんだよ、他所だとダメ!」
シロエ 「お参りする義理は無いんですけど、ぼくたちは」
サム  「行きたかったら、別行動で行ってくれよな」
Aブルー「それは困るよ、コネが無くなるから!」

他所に行かないで、と叫んでますけど。
コネって、どういう…?


2020/02/10 (Mon)

 

☆コネが無いそうです


節分は毎年お寺で七福神巡り、それを変えようと出した結論。
露店も出るというお寺に行こうと、決めた所へ飛び込んだ人。

Aブルー「頼むよ、お願い、この通りだから!」
シロエ 「もう決めたんです、今年は炮烙を買いに行きます」
ジョミー「奉納した後は、露店で色々食べるんだからね」

七福神巡りよりも楽しそうだし、とジョミー君の突き放し。

ジョミー「そっちはキャプテンと二人で行ってよ」
マツカ 「路線バスが分からないなら、うちの車でどうぞ」
サム  「運転手つきの高級車な! いいじゃねえかよ!」

それで行けよな、とサム君、手をヒラヒラと。

サム  「ついでに昼飯もつけてやれよ、マツカ」
マツカ 「いいですよ。何処の料亭がお好みですか?」
Aブルー「そんな問題じゃないんだってば!」

とても切実なお願いなんだよ、とソルジャー、真剣な顔。

Aブルー「君たちと行かないとコネが無いから…」
キース 「さっきも聞いたが、コネというのは何なんだ?」
Aブルー「コネはコネだよ、御縁ってヤツだよ!」

七福神様にお参りするためのコネ、と言われましても。

シロエ 「えーっと…? あそこは誰でも行けましたよね?」
ブルー 「そうだね、福笹を頂いて持っていればね」
キース 「入口で福笹を授与して貰えば、お参り出来るが」

何処でも福笹にお札を結んでくれるし…、と副住職。

キース 「心配しないで行ってこい。大丈夫だ」
Aブルー「それだと形だけなんだけど!」
一同  「「「はあ?」」」
Aブルー「お参りしたって、コネが皆無で門前払いで!」

願い事を聞いて貰えないよ、と必死の形相。

キース 「サッパリ意味が分からんのだが…。気は確かか?」
Aブルー「確かだってば、ぼくは君たちとは違うんだよ!」
キース 「ずいぶん失礼な言いようだな、おい」
ブルー 「ぼくたちの方が狂っていると?」
Aブルー「そうじゃなくって!」

別の世界の人間だから、と叫んでますけど。
それが何だと…?


2020/02/11 (Tue)

 

☆見えないかもな人


今年の節分は露店が出る別のお寺へ。そう結論が出ましたが。
そこへ乱入して来たソルジャー、困ると騒いでいるわけで…。

キース 「あんたが別の世界の人間なのは、知っているが…」
シロエ 「何かと言ったら脅しますよね、SD体制とかで」
サム  「うんうん、自由がねえとか何とか…」

その割に自由にしてるじゃねえかよ、とサム君、呆れ顔。

サム  「今更何だよ、七福神巡りも恒例なんだしよ…」
スウェナ「慣れてる筈よね、それにコネなんか関係ないわよ」
ブルー 「ぼくは一応、あそこでも顔が利くけどさ…」
マツカ 「お忍びって感じで、コネは使っていませんよね?」

一度も見たことがありませんから、とマツカ君の冷静な指摘。

ブルー 「そう! 普通の高校生の方が気楽でいいしね」
キース 「見ろ、ブルーだってこう言っている!」
シロエ 「だからコネなんか要りませんってば、あそこでは」
ジョミー「別行動にしてよね、今年は! ぼくたちは露店!」

タコ焼きとお好み焼きはガチ、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「きっとフライドポテトもあるよね、他にも色々」
ブルー 「期待していいよ、露店は沢山出るからね」
一同  「「「やったー!!!」」」
Aブルー「待って、見捨てないで!」

本当にコネが必要なんだよ、とソルジャー、ワタワタ。

Aブルー「ぼくとハーレイで行っても、ダメだよ!」
キース 「さっきも言ったが、福笹さえ持っていればだな…」
ブルー 「お参りの作法は二の次だから、安心していいよ」

間違えてたって問題無し! と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「神様は心が広いからね」
Aブルー「その前に、見えていないかもだよ!」

もう思いっ切りスルーされて、とソルジャーの叫び。

Aブルー「こっちの世界に籍が無いから、サラッと無視で!」
シロエ 「籍って、いわゆる国籍ですか?」
Aブルー「戸籍さえも無いよ!」

きっと見えない存在なんだ、と言ってますけど。
無戸籍ですか…。


2020/02/12 (Tue)

 

☆戸籍は作れます


今年の節分は露店が並ぶ別のお寺へ、そんな結論ですけれど。
そこへ乱入して来たソルジャー、困ると叫んでおりまして…。

Aブルー「ぼくもハーレイも、こっちで生まれてないからね」
シロエ 「それはまあ…。そうなりますねえ…」
ジョミー「生まれてないなら戸籍も無いよね、絶対に」
キース 「いや、その辺はどうとでもなるんじゃないか?」

俺には出来ないことなんだがな、と副住職。

キース 「特にこの国にこだわらなければ、戸籍くらいは」
サム  「あー! ゆるい国に行って取って来るのな!」
キース 「そういうことだ。…この国でも可能かもしれん」
ブルー 「まあねえ…。まるで出来ないことではないね」

ぼくのサイオンさえあれば、と生徒会長、ニンマリと。

ブルー 「記憶操作を完璧にやれば、後は捏造するだけで…」
シロエ 「なるほど、マツカ先輩に頼めば簡単ですよね!」
マツカ 「ダークなことは勘弁ですけど、人助けなら…」

やらないことはないですよ、と御曹司も。

キース 「聞いたか、やっぱり出来るらしいぞ」
スウェナ「凄いわねえ…。要はサイオンと捏造なのね?」
ブルー 「そう! ブルーには、ちょっと無理だけれどね」

こっちの世界の知識が足りない、とニヤリニヤニヤ。

ブルー 「サイオンの扱いがぼくより上でも、決定的な差!」
シロエ 「はあ…。それで、戸籍はどうするんです?」
キース 「欲しいなら、作ればいいんじゃないか?」
Aブルー「そういう問題じゃないんだってば!」

神様の目を誤魔化せるとは思えないよ、とソルジャーの嘆き。

Aブルー「だって、書類は出さないもんね」
シロエ 「まあ、そうですね」

七五三とかだって、要りませんよね、とシロエ君。

シロエ 「今年で何歳になりますから、は自己申告で」
ジョミー「聞いたことないよね、身分証明書を出すとかは」
Aブルー「ほらね、やっぱり、そうなんじゃないか!」

戸籍を作っても無駄になるだけ、と騒ぐ人。
どうしたいと…?


2020/02/13 (Thu) 

 

☆お友達枠でお願い


今年の節分は七福神巡りをやめて、露店が並ぶ別のお寺へと。
そう決めた所へソルジャー登場、困ると騒いでおりまして…。

Aブルー「戸籍があっても、神様が認めてくれないと…」
シロエ 「どうなるんです?」
Aブルー「さっきも言ったよ、スルーされるんだよ!」

見えない存在にされちゃうんだ、とソルジャー、必死の形相。

Aブルー「いくら福笹を持っていたって、スルーだってば!」
キース 「福笹があれば、お札は結んで貰える筈だぞ」
ブルー 「うん。七福神様がいらっしゃるお寺の役目だし…」

ちゃんと七ヶ所でお札を頂けるよ、と生徒会長も。

ブルー 「だから安心して行って来たまえ、君のハーレイと」
Aブルー「お札は貰えても、御利益の方が問題なんだよ!」

神様にスルーされるんだから、とソルジャー、泣きそうな顔。

Aブルー「お願い、ぼくたちを助けると思って! コネを!」
キース 「そう言われても…。コネというのは何なんだ?」
Aブルー「紹介状だよ、お友達枠!」
一同  「「「お友達枠?」」」

なんじゃそりゃ、と一同、ポカーン。

ジョミー「えっと…? お友達枠って、何なわけ?」
Aブルー「そのまんまだよ、君たちの友達っていうヤツで!」

紹介状の代わりになるよ、とソルジャーの主張。

Aブルー「それならこっちに戸籍が無くても、大丈夫!」
シロエ 「はあ…。神様に紹介するわけですか、ぼくたちが」
Aブルー「そう! 流石、シロエは理解が早いね!」

頭が切れるよ、とヨイショなソルジャー。

Aブルー「機械弄りはダテじゃないねえ、素晴らしいよ!」
シロエ 「いえ、それほどでも…」
Aブルー「謙遜しないで! でもって、みんなも見習う!」

ぼくの窮状を理解してよ、とゴリ押し論法。

Aブルー「脳味噌が錆びてないなら、お願い、助けて!」
キース 「七福神様に、あんたを紹介しに行け、と?」
Aブルー「ピンポーン!」

お友達枠でお願いするよ、と言ってますけど。
紹介しろと…?


2020/02/14 (Fri) 

 

☆友達なら根拠を


今年の節分は七福神巡りの代わりに、露店が並ぶ別のお寺へ。
そう決めた所へソルジャー登場、困ると騒いでおりまして…。

Aブルー「頼むよ、ぼくとハーレイを、お友達枠でお願い!」
キース 「…友達になった覚えは無いが?」
シロエ 「ぼくも無いですね、いつも迷惑かけられるだけで」
サム  「いねえんでねえの、友達ってヤツは」

この中にはよ、とサム君、周りを見回し、キッツイ言葉を。

サム  「少なくとも俺は思ってねえしよ、他のヤツらも…」
マツカ 「そうですね…。大切なお知り合いですけれど…」
ジョミー「友達じゃないよね、うん、ソレは言える」
スウェナ「私もだわねえ、腐れ縁だとは思うんだけど…」

友達だと思ったことはないわね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「友達っていうのは、もっと違うと思うのよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 友情っていうヤツだよね!」
ジョミー「そう、そう! ぶるぅは友達なんだよね」

あっちのぶるぅと、とジョミー君の弾ける笑顔。

ぶるぅ 「そうなの! ぶるぅは大事なお友達だよ!」
ジョミー「ほらね、こういうのを言うんだよ。友達ってさ」
Aブルー「ぼくたちは違うと言うのかい?」
サム  「んじゃ、聞くけどよ…。友情、あるかよ?」

俺たちと、あんたたちの間にはよ、とサム君の問い。

サム  「俺は、ねえ気がするんだけどなあ、微塵もよ」
シロエ 「100パーセント、無いですね」
Aブルー「ちょ、ちょっと…! それってゼロだよ!?」
シロエ 「ゼロですけれど?」

それとも、あると言うんですか、とシロエ君のツッコミ。

シロエ 「あるんだったら、いったい何処にあるんです?」
Aブルー「そ、それは…」

何処なんだろう、とソルジャー、目を白黒。

Aブルー「あっ、ほら! ぼくは片付けが下手だからさ…」
シロエ 「すぐには見付けられないと?」
Aブルー「そう!」
キース 「なら、捜すんだな」

友達枠なら、まずは根拠だ、と副住職。
正しいですね?


2020/02/15 (Sat)






 

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☆お正月なイベント


小正月の日は学校はサボリ、生徒会長宅なシャン学メンバー。
パーティーをするつもりですけど、ソルジャーが来まして…。

Aブルー「お正月といえばコレだよね、って行事でさ…」
シロエ 「おせちでしたら、美味しく頂きましたけど…」
マツカ 「大雪のお蔭で、仕出しも御馳走になりましたよ」

けれど、得をしたのはぼくたちで…、と御曹司が傾げる首。

マツカ 「そちらには何も無かった筈だと思いますが?」
Aブルー「ううん、たっぷり貰ったよ! 御利益を!」
一同  「「「へ?」」」

特別な祈祷も無かった筈だが、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「除夜の鐘の後は、修正会でしたけど…」
マツカ 「あれは新年の無事とかを祈るヤツですよね?」
キース 「マツカが言うので合っている。それにだな…」

俺は罰礼しかしてはいないぞ、と副住職。

キース 「初詣の手伝いと、朝晩のお勤めはやっていたが」
ジョミー「でもさあ、風邪は治ったよね」
サム  「やっぱ、仕出しが効いたのかよ?」
キース 「いや、あの後は、お屠蘇を散々に…」

おふくろに飲まされたものだから…、とフウと溜息。

キース 「風邪薬と生薬のコンボで全快したらしい」
ブルー 「良かったじゃないか、長引かないで」
キース 「誰のせいで引いたと思ってやがる!」

冷暗所で保管しやがって、と副住職が吊り上げる眉。

キース 「俺の人生で、最低最悪のクリスマスだった!」
Aブルー「そう言わないでさ、君には感謝してるから」

除夜の鐘にもね、とソルジャー、ニコニコ。

一同  「「「除夜の鐘?」」」
Aブルー「そう、除夜の鐘!」

元老寺でも撞いていたよね、と赤い瞳がキラキラと。

Aブルー「年に一度の御利益イベント! お正月限定!」
シロエ 「あのですね…。除夜の鐘で年を送りますけど…」
サム  「正月イベントでいいのかよ、アレ?」
一同  「「「うーん…」」」

どうなんだろう、と考え込んでいる面々。
お正月イベですか…?


2020/01/16 (Thu) 

 

☆お正月と除夜の鐘


小正月は学校を自主的にサボリ、生徒会長宅に来ている面々。
そこへソルジャー登場でして、御利益イベントがどうこうと。

Aブルー「お正月しかやらないんだから、お正月イベだよ!」
シロエ 「でもですね…。撞くのは前の年の大晦日です」
Aブルー「年が明けても撞いてるじゃないか、行列で!」

君たちだって行列してたよ、とソルジャーの指摘。

Aブルー「だからお正月のイベントだってば、除夜の鐘は!」
ジョミー「そうなのかなあ?」
サム  「ブルーに聞くのが早いと思うぜ、そういうのはよ」

詳しそうだし…、とサム君の意見。

サム  「おまけにキース以上のプロだぜ、寺に関しては」
シロエ 「そうでした! どうなんですか、会長?」
ブルー 「お正月のイベントだろうね、厳密に言えば」
ジョミー「やっぱり、年越しで撞いてるから?」

二年参りみたいなものかな、とジョミー君の質問ですけれど。

ブルー 「違うね、本来、除夜の鐘は年を跨がないよ」
一同  「「「え?」」」
ブルー 「璃母恩院だと、10時40分から撞き始めてさ…」

午前0時までには終わるもの、と生徒会長、いえ、銀青様。

シロエ 「お坊さんだけで撞くのは知ってましたけど…」
スウェナ「大晦日の間に終わっちゃうのね?」
ブルー 「古い年の煩悩を、きちんと流してしまわないとね」

持ち越しちゃったらダメじゃないか、という説明。

ブルー 「お正月を迎えるためだし、お正月イベントだけど」
ジョミー「じゃあ、年越しで撞いても無駄?」
ブルー 「その辺は、気の持ちようで…」

心を正して撞くんだったら、いいと思うよ、とニッコリと。

ブルー 「煩悩を流して、清めることに意味があるからね」
Aブルー「そう、それ、それ! 今年もドッサリ拾ったし!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「煩悩だってば、除夜の鐘で流れて来たヤツを!」
一同  「「「わ、忘れてた…」」」

この人はそういう人だった、と誰もが溜息。
拾うんでしたね…?


2020/01/17 (Fri) 

 

☆小豆粥をどうぞ


小正月の日は学校はサボリ、生徒会長宅なシャン学メンバー。
パーティーのつもりがソルジャー登場、除夜の鐘の話でして。

Aブルー「除夜の鐘で流れた煩悩は、回収しなくっちゃね!」
ブルー 「そういうものではない筈だけどね?」
Aブルー「でもさ、毎年、あれの効果は絶大だから!」

こっちの世界で姫はじめだよ、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「ハーレイと素敵なホテルに泊まって、じっくり!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「そう言わずにさ! ぶるぅが覗きに来ないから…」

ハーレイもヘタレずに済むんだよね、と止まらない喋り。

Aブルー「あんなプレイも、こんなプレイも、やり放題で!」
ブルー 「退場!」
ぶるぅ 「待ってよ、小豆粥を食べて貰わなくっちゃ!」

せっかく作った縁起物だし、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「ねっ、ねっ、食べて帰るでしょ?」
Aブルー「ぶるぅは実にいい子だねえ! こっちのは!」

おまけに悪戯も覗きもしないし、とソルジャー、大感激。

Aブルー「喜んで御馳走になるよ、小豆粥!」
ブルー 「食べたら、サッサと帰りたまえ!」
Aブルー「えーっ!?」

小豆粥の後はパーティーだろう、と開き直った人。

Aブルー「ぶるぅの料理が楽しみなのに!」
ぶるぅ 「ありがとーっ! ゆっくりしていってね!」
一同  (((げっ!)))

帰らないのか、と誰もが愕然、けれど手遅れ。

ぶるぅ 「はい、小豆粥! 美味しいよ!」
シロエ 「あ、ありがとうございます…」
サム  「あいつにまで御馳走しなくってもよ…」

いいじゃねえかよ、とサム君、不満そうな顔。

サム  「縁起物とか分かっていねえぜ、絶対に!」
シロエ 「まさしく猫に小判ですよね、もったいないですよ」
Aブルー「何を言うかな、ぼくだって理解しているよ!」
シロエ 「何をです?」
Aブルー「縁起物だよ、御利益アイテムだしね!」

是非、頂いて帰らなくっちゃ、とお箸を手に。
分かってますか?


2020/01/18 (Sat)

 

☆甘みが欲しい人


小正月の日は学校を休んで、生徒会長宅な御一同様ですけど。
何故かソルジャーが乱入しまして、小豆粥まで食べるとか。

シロエ 「それじゃ聞きますけど、小豆粥のですね…」
Aブルー「味の方なら、いいと思うよ!」

もっと甘いといいんだけどな、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「ふっくらしていて美味しいんだけど、甘みがさ…」
ぶるぅ 「んとんと…。小豆粥は、小豆のお粥だから…」
ブルー 「おぜんざいとは違うってね」

だから砂糖は入らないよ、と生徒会長。

ブルー 「隠し味には、少し入れてるだろうけど」
ぶるぅ 「そうなの! ちょっとだけ入れてあるけれど…」

甘くなったら失敗なの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「どうしても甘い方がいいなら、お砂糖、足してね」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、お言葉に甘えて…」

砂糖が欲しいな、という注文。

ぶるぅ 「はぁーい! 普通のお砂糖でいい?」
Aブルー「ああ、色々とあるんだっけ…。どうしようかな」

ぼくには種類が分からないから、とソルジャー、顎に手を。

Aブルー「ぶるぅのオススメは、何になるわけ?」
ぶるぅ 「くどい甘さが欲しいんだったら、黒砂糖だよ」
Aブルー「へええ…。美味しいのかい?」
ぶるぅ 「今の季節は身体にいいから、飴がよく売れるの!」

身体が温まるお砂糖だしね、と笑顔のお子様。

Aブルー「なるほど…。御利益ありそうだね、それ」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「身体が温まるってトコだよ!」

それってセックスと同じじゃないか、と爆弾発言。

Aブルー「姫はじめの日も、ハーレイといい汗かいたしね!」
ブルー 「退場!」
Aブルー「シロエの話も済んでないしさ、これからだよ!」

まだ帰らない、と涼しい顔。

ぶるぅ 「そだよ、小豆粥も美味しくね! はい、黒砂糖!」
Aブルー「ドッサリ入れていいのかな?」
ぶるぅ 「ダメーっ!」

少しずつ足して味を見てね、と刺された釘。
当然ですね?


2020/01/19 (Sun)

 

☆基本はドッサリ


小正月は小豆粥を食べてからパーティー、そういう御一同様。
けれどソルジャーが乱入しまして、居座るつもり満々で…。

Aブルー「ダメって…。黒砂糖は身体にいいんだろう?」
ぶるぅ 「でもでも、お味がダメになっちゃうーっ!」

くどい味のお砂糖なんだから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「足りないと思ったら、少しずつ足すの!」
Aブルー「えーっ!? 砂糖の基本はドッサリだけど!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「アイスを作るなら、計量カップで何杯も!」

そのくらい入れて作ると美味しい、と恐ろしすぎる台詞が。

シロエ 「あ、あのぅ…。どのくらいの量を作るんです?」
Aブルー「もちろん、バケツサイズでドカンと!」
ジョミー「まさか、一人で食べるわけ?」
Aブルー「そうだよ、ぼくのおやつなんだし!」

それにハーレイは甘い物は苦手だしね、と威張り返る人。

Aブルー「それで一日分くらいかな、うん」
一同  「「「い、一日…」」」

超甘党だ、と誰もが呆然。

シロエ 「普通に身体に悪いですから!」
Aブルー「大丈夫! ぼくは至って健康だから!」

ついでに食事は面倒で…、と小豆粥の器に黒砂糖をパラリ。

Aブルー「ぶるぅみたいな料理上手もいないしね」
ぶるぅ 「ちょっと甘くなった?」
Aブルー「うん! もう少しってところかな」
ぶるぅ 「じゃあ、ちょっとだけね」

さっきと同じくらいだよ、と料理上手からのアドバイス。

Aブルー「えーっと…。あっ、これはいいね!」
ぶるぅ 「良かったぁ! 入れすぎちゃわないで」
Aブルー「うんと美味しくなったよ、甘くて!」

これで御利益もパワーアップ、とソルジャー、満面の笑顔。

Aブルー「縁起物だし、おまけに身体も温まるしさ!」
シロエ 「ですから、縁起物の意味が分かってますか?」
Aブルー「だから御利益アイテムだろう?」
シロエ 「そうですけど…」

本当に分かっているんですか、という質問が。
どうですかねえ?


2020/01/20 (Mon)

 

☆邪気払いと厄除け


小正月は小豆粥の後でパーティー、シャン学メンバーの計画。
ところがソルジャーが乱入しまして、ドッカリ居座るつもり。

Aブルー「ぶるぅ、小豆粥もなかなかいけるね」
ぶるぅ 「ホントは甘くないんだけど…。でも、いいかな?」

美味しく食べて貰うのが一番だしね、と流石なお子様。

ぶるぅ 「邪気払いと厄除けになるんだも~ん!」
Aブルー「有難いねえ、縁起物!」
シロエ 「さっきもサラッと無視しましたけど、縁起物…」

きちんと理解してるんですか、とシロエ君、苦い顔付き。

シロエ 「分かってるとは思えないんですけれど?」
Aブルー「失礼な! 邪気払いと厄除けなら、最高だよ!」
シロエ 「そちらの世界のためでしょうか?」
Aブルー「そうなるねえ!」

邪気を払って厄除けだしね、とソルジャー、御機嫌。

Aブルー「これで覗きを回避できるし、ハーレイのヘタレも」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「邪気を払えば、ぶるぅの覗きが無くなるよ!」

そして厄除けでヘタレ防止の効果もバッチリ、と立てる親指。

Aブルー「もうガンガンとヤリまくれるから、有難いよね!」
ブルー 「退場!」
Aブルー「何を言うのさ、ぼくは質問に答えただけ!」

退場するならシロエの方だ、と胸を張る人。

Aブルー「というわけで、シロエはサッサと帰る!」
シロエ 「変な言いがかりはやめて下さい!」

やっぱり分かっていないんですよ、とシロエ君の怒り。

シロエ 「邪気払いと厄除け、シャングリラ用が普通です!」
Aブルー「どうしてだい?」
シロエ 「腐ってもソルジャーじゃないですか!」
Aブルー「そうだけど…」

それがどうかしたかな、と首を傾げているソルジャー。

Aブルー「せっかくの御利益を、なんでシャングリラ用に?」
シロエ 「人類軍に追われているんでしょう!」
サム  「うんうん、邪気払いと厄除け、必須だよなあ」
Aブルー「えーっ!?」

別に要らないと思うけど、と言ってますけど。
本当に…?


2020/01/21 (Tue) 

 

☆御利益は自分用


小正月は小豆粥の後にパーティー、そういう計画ですけれど。
そこへ乱入して来たソルジャー、居座るつもり満々でして…。

シロエ 「邪気払いと厄除け、絶対、要ると思いますけど!」
サム  「そうだぜ、いくら相手が機械と人間でもよ…」
ジョミー「どうせだったら、お願いした方が良さそうだよね」

やらないよりかはいいと思う、とジョミー君も。

ジョミー「イワシの頭も信心から、って言うんだしさ…」
スウェナ「そうよ、要らないだなんて有り得ないわ!」
Aブルー「いいんだってば、ぼくがいればね!」
一同  「「「へ?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。

シロエ 「あなたがいると、どうなるんです?」
Aブルー「シールドも張れれば、攻撃だって出来るしね!」

人類軍なんかは敵じゃないよ、とソルジャー、溢れる自信。

Aブルー「だから御利益は、ぼくが貰っておくのが一番!」
シロエ 「そうなる理屈が分かりませんが?」
Aブルー「簡単だってば、ぼくのサイオンを高めるんだよ!」

ハーレイとガンガン、ヤリまくって、と強烈な台詞。

Aブルー「そうするためには、邪気払いに厄除け!」
シロエ 「……覗き防止ですか?」
Aブルー「それと、ハーレイのヘタレ直しにもね!」

縁起物は有難いねえ、とソルジャー、小豆粥を完食。

Aブルー「これで良し、っと! 充実のセックスライフ!」
ブルー 「いいから、サッサと帰りたまえ!」
Aブルー「ダメダメ、これからパーティーだろう?」

美味しい料理を逃す手は無いね、とパチンとウインク。

Aブルー「ぶるぅ、ぼくの分の料理もあるよね?
ぶるぅ 「いっぱいあるから、いっぱい食べてね!」

用意しなくっちゃあ! と張り切るお子様。

ぶるぅ 「えとえと、みんなも食べ終わったよね、小豆粥!」
一同  「「「はーい!!!」」」
ぶるぅ 「じゃあ、パーティー! 器、下げるねーっ!」

空の器を手際よく下げて、元気に跳ねて行きましたけど。
居座っている人は…?


2020/01/22 (Wed) 

 

☆本場ものをどうぞ


小正月は小豆粥の後にパーティー、何故かソルジャーまでが。
縁起物の御利益は自分専用、なんとも酷い指導者ですけど…。

Aブルー「いいねえ、縁起物の後はパーティー!」
ブルー 「君を招待した覚えは無いけど?」
Aブルー「ぶるぅは歓迎してくれたけどね?」

おもてなしの担当はぶるぅじゃないか、とソルジャー、反論。

Aブルー「君は何一つしてないわけだし、言いがかりだよ」
ブルー 「ぶるぅはいい子で、おもてなしが好きなだけ!」
Aブルー「小さな子供の楽しみを奪っちゃいけないねえ…」

君の勝手な都合でさ、と実にふてぶてしい発言。

Aブルー「ぶるぅが喜んでくれるからには、ぼくも参加で!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お料理、第一弾ーっ!」

オードブル盛り合わせ食べ放題なの! と、大皿が幾つも。

ジョミー「わあっ、ゴージャス!」
スウェナ「凄いわ、キャビアもフォアグラもあるわよ」
マツカ 「こっちはトリュフを使っていますね」
ぶるぅ 「そうなの、トリュフは本場ものだよ!」

瞬間移動でお出掛けして買い出し、と胸を張るお子様。

ぶるぅ 「やっぱり香りが違うから!」
シロエ 「へええ…。そういうものなんですか?」
ぶるぅ 「そだよ、生えてる場所によるよね」

松茸だって同じでしょ、と解説が。

ぶるぅ 「どんどん食べてね、メインはこれから!」
サム  「すげえな、今から飛ばすと食い切れねえかも…」
ブルー 「時間制限は設けてないから、大丈夫!」

それに調理も、ぶるぅが様子を見ながらだし、と生徒会長。

ブルー 「温かい料理は、出来立てを食べて欲しいしね」
一同  「「「やったーっ!」」」
Aブルー「素晴らしいよ!」

来て良かったよ、とソルジャー、満面の笑顔。

Aブルー「うん、美味しい! 流石は地球の食材だよ!」
ぶるぅ 「持って帰るんなら、詰めてあげるよ!」
Aブルー「どうかな、味が分かるようには…」

思えないよね、と首を捻ってますけど。
誰のことでしょう?


2020/01/23 (Thu) 

 

☆味が分からない人


小正月は小豆粥とパーティーですけど、来たのがソルジャー。
もうドッカリと居座りまして、美味しく食べている御馳走。

シロエ 「味が分からないって…。キャプテンがですか?」
マツカ 「そんなことはないと思いますけどね?」

それなりに舌は肥えてらっしゃいますよ、と御曹司。

マツカ 「少なくとも、うちでお出しする料理に関しては」
サム  「マツカの家のは最上級じゃねえかよ、何処のもよ」
ジョミー「そうだよ、別荘で出してくれるのも、お店でも…」

最高のお店を手配してくれるよ、とサム君とジョミー君が。

ジョミー「それで美味しいって分からないなら、終わりだよ」
スウェナ「そうよね、味覚音痴の極みだわねえ…」
マツカ 「いえ、そんなことは……ないと思いますが……」
一同  「「「ある!」」」

ついでにぶるぅの料理の方も、と一斉に上がった反論の声。

ジョミー「ぶるぅの料理も、誰が食べても美味しいもんね」
サム  「うんうん、高級食材とかでなくても、美味いしよ」
ぶるぅ 「ありがとーっ! B級グルメも研究してるの!」

マツカの家では出ない料理、と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「でもでも、キャプテン、味は分かってるよ?」
シロエ 「ぶるぅが言うなら、そうなりますね」
サム  「だったら持ち帰るべきだと思うぜ、この料理」

グダグダ言っていないでよ、とサム君の意見。

サム  「どうせ今日だって会議なんだろ、差し入れによ」
Aブルー「うーん…。でもねえ、本当に味がさ…」
シロエ 「分からないことはない、と、ぶるぅもですね…」

言ってますが、とシロエ君。

シロエ 「早く帰れとは言いませんから、お土産にですね…」
ブルー 「持って帰ればいいと思うよ、ドッサリあるから」
ぶるぅ 「そだよ、メインもデザートも、ちゃんと詰めるよ」
Aブルー「それがねえ…。値打ちが分かっていないから…」
ブルー 「誰がだい?」

どうも話が噛み合わないけど、と生徒会長の疑問。
変ですよね?


2020/01/24 (Fri)

 

☆持ち帰れない理由


小豆粥の後はパーティー、そういう流れで御馳走ですけれど。
居座ったソルジャー、料理を持ち帰るつもりは無さそうで…。

ブルー 「君のハーレイが味音痴じゃないのは、ぼくも賛成」
シロエ 「ですよね、ぶるぅのお墨付きですし…」
ブルー 「値打ちが分からない件も、ぼくは納得できないね」

君と食べ歩きをしてるじゃないか、と生徒会長の鋭い指摘。

ブルー 「こっちの世界で、あちこち出掛けているだろう?」
Aブルー「それはもう! 地球の料理は美味しいからねえ!」
ブルー 「だったら、今日の料理も持ち帰るべき!」

ぶるぅの料理の腕は一流、と指差す大皿に盛られた料理。

ブルー 「なのに話が噛み合わないのは、おかしすぎだよ」
ジョミー「だよねえ、キャプテンと喧嘩中だとか?」
Aブルー「とんでもない! 姫はじめも頑張ってくれたしね」
ブルー 「それはいいから、料理の値打ち!」

分かってないのは誰なんだい、と生徒会長、核心へと。

ブルー 「もしかして、君のハーレイのことじゃないとか?」
Aブルー「メチャクチャ迷惑なヤツのことだよ!」
一同  「「「へ?」」」

誰なんだろう、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「えっと…。確か、食事制限がありましたよね?」
サム  「あー! 菓子ばっかり食うな、ってヤツな!」
シロエ 「それです、それです! ドクターでしょうか?」

持ち帰ったら没収だとか、とシロエ君の閃き。

シロエ 「どうせ中身はお菓子だろう、と問答無用で」
スウェナ「ありそうねえ…。でも…」
マツカ 「開けたら分かると思いますけど?」

バランスよく料理が詰まっているのが…、と御曹司。

マツカ 「お菓子は没収されるとしても、料理はですね…」
ブルー 「ちゃんと返してくれると思うよ、身体にいいから」
ジョミー「船の料理を一食抜いても、栄養あるよね」
ぶるぅ 「もっちろーん!」
Aブルー「ダメ!」

お菓子以外も返ってこない、と即答ですけど。
誰が取り上げると?


2020/01/25 (Sat) 

 

☆取り上げられる人


小豆粥の後は楽しくパーティー、御馳走ドッサリですけれど。
持ち帰りはしないというのがソルジャー、その理由が謎で…。

ブルー 「お菓子以外も返って来ないって…。それは変だよ」
シロエ 「ですよね、普段の食生活よりマシなんですよ?」
サム  「菓子しか持って帰ってねえなら、分かるけどよ…」

真っ当な飯を取り上げてどうするんだよ、とサム君の疑問。

サム  「ますます酷くなるじゃねえかよ、偏食がよ」
ジョミー「今以上に、お菓子に突っ走るよね?」
スウェナ「パンが無ければお菓子を食べれば、の世界よねえ」

没収された分だけ、お菓子だわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「だから絶対、やらないわよね、ドクターは」
ブルー 「ぼくもそう思う。安心して持って帰ればいいよ」
ぶるぅ 「んとんと…。メインのお料理、持って来ていい?」
一同  「「「はーい!!!」」」

元気に返事な御一同様。

ジョミー「何が来るかな、ステーキかな?」
サム  「その辺はガチだぜ、ぶるぅだしよ」
ぶるぅ 「お待たせーっ! お肉もチキンもあるからねー!」

ロブスターも、それにお魚だって、と大皿がズラリと。

シロエ 「わあ、魚、パイ包みじゃないですか!」
ぶるぅ 「そだよ、骨を取ってお料理してあるの!」
Aブルー「いいねえ、流石はぶるぅだよ!」
ジョミー「……これでもテイクアウトしないわけ?」

凝りまくりだよ、とジョミー君。

ジョミー「レストランで食べたら、凄く高いと思うけど…」
マツカ 「そうですね…。ソースも贅沢に出来ていますし…」
ぶるぅ 「ありがとーっ! うんと凝ってみたの!」

美味しく食べてね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の笑顔。

ぶるぅ 「でもでも…。ホントに、お持ち帰りはしないの?」
Aブルー「取り上げられると言ったよ、とても迷惑なヤツに」
ブルー 「ドクター、値打ちを知らないのかい?」
ぶるぅ 「そうかも…」

知らない料理はそうなるよね、という声が。
本当ですか?


2020/01/26 (Sun)

 

☆通じない値打ち


メインの料理は凄い御馳走、そういうパーティーですけれど。
持ち帰りはしないと言い張るソルジャー、それも妙な話で…。

シロエ 「えっと…? 料理の値打ちって、何の話ですか?」
サム  「普通は見れば分かると思うぜ、そういうのはよ」
ブルー 「それがそうでもないんだな。ね、ぶるぅ?」
ぶるぅ 「うん…。ブルーの世界は、別の世界だから…」

その可能性もあると思うの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「この世界でも、昔は色々あったらしいし…」
ジョミー「色々って…。それ、どんな話?」
ブルー 「王室レベルの付き合いでさえも、起きてたんだよ」
ぶるぅ 「せっかく届けたお料理、変になっちゃうのがね」

凝ったお料理をプレゼントしたのに、台無しなの! と。

ぶるぅ 「何日も煮込んで、それから冷やして固めたのに…」
ブルー 「鍋でグツグツ温めちゃってさ、美味しくないとか」
一同  「「「うわー…」」」

そういうことか、と一同、納得。

シロエ 「SD体制の世界で、おまけに船の中ですしね…」
サム  「カルチャーショックかもしれねえな、コレ…」

特に魚のパイ包みはよ、とサム君、遠い目。

サム  「パイで包んであるから菓子だ、って理屈かよ?」
ブルー 「有り得ることだよ、他のにしてもね」
シロエ 「肉は肉だと思いますけどね?」
スウェナ「料理自体を知らなかったら、同じじゃないの!」

変な料理は身体に悪いと思うわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「没収するのが一番だわよ、健康のためには」
マツカ 「ソルジャーですしね、何かあったら大変ですし…」
シロエ 「食中毒とかは、あってはならないことですね」
ブルー 「だろう? だからさ…」

ドクターが没収するかもしれないね、と生徒会長も。

ブルー 「ぶるぅ、何かに書いてあげてよ、料理の説明」
ぶるぅ 「分かったぁ! それなら安心だしね!」
Aブルー「ダメ!」

通じるような相手じゃないよ、と苦い顔付き。
石頭だと…?


2020/01/27 (Mon)

 

☆説明を書いても


凝った御馳走が並んだパーティー、持ち帰る価値が充分な品。
けれどソルジャー、その気は全く無さそうなのが変な話で…。

ブルー 「料理の説明を書いて貰っても、ダメなのかい?」
ぶるぅ 「んとんと…。ちゃんと写真もつけてあげるよ?」

それでダメなら材料の写真も、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「スパイスとかも、原料の写真と説明があれば…」
マツカ 「大丈夫だと思いますよ?」
シロエ 「そうですね! 食べられるんだと分かったら…」
ブルー 「ぶるぅ、ついでにスパイスの方はさ…」

薬になるものは、そっちの効果も書けば、と提案が。

ブルー 「漢方薬として使うスパイスも多いしね」
ぶるぅ 「分かったぁ! それならドクターも安心でしょ?」

身体に悪いわけがないもん、と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「うんと頑張って書かなくちゃ!」
Aブルー「それは労力の無駄だから、いいよ」
ブルー 「あのねえ! 君の普段の食事よりはさ…」
ジョミー「遥かに栄養があると思うよ、どう考えても」

お菓子とアイス三昧よりは、とジョミー君も。

ジョミー「いくらドクターが石頭でもさ、分かると思うな」
サム  「だよなあ、漢方薬の知識はゼロだとしてもよ…」

薬効は読めば分かるもんな、とサム君が眺める料理。

サム  「俺が見たって、どれが薬か謎だけれどよ」
ぶるぅ 「えっとね、分かりやすいのだとサフランかな」

色付けに使っているんだけれど、と指差す鮮やかなソース。

ぶるぅ 「漢方薬のお店で買うと、安いんだよ!」
一同  「「「ええっ!?」」」
ぶるぅ 「食材じゃなくって、お薬だから!」

お得に買うなら漢方薬局! とエヘンと胸を張りまして…。

ぶるぅ 「ドクター用に、漢方薬の説明とかも要る?」
ブルー 「そうだね、それはぼくが書こうか」
シロエ 「会長が書くなら完璧ですね!」
Aブルー「通じる相手じゃないってば!」

どうしようもないヤツだから、と嘆いてますけど。
ドクターが…?


2020/01/28 (Tue)

 

☆やりたい放題な人


御馳走がドッサリ並んだパーティー、お持ち帰りもオッケー。
なのに断わりまくるソルジャー、問題のある人がいるようで。

ブルー 「どうしようもないって…。ドクターがかい?」
Aブルー「そっちの方が、まだマシだよね」
一同  「「「へ?」」」

ドクターの話じゃなかったのか、と誰もがポカーン。

ブルー 「ちょっと待ってよ、ドクターじゃないって?」
Aブルー「誰もそうとは言ってないけど?」

もっと迷惑で困ったヤツが…、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「皿ごとペロリと食べそうなヤツで…」
シロエ 「お皿ごと…ですか?」
Aブルー「食い意地が張っているからねえ!」

アッと言う間に食べ尽くすよね、とお手上げのポーズ。

Aブルー「持ち帰っても、ぼくのハーレイに渡す前にさ…」
ブルー 「それは、もしかして、ぶるぅ…なのかな?」

悪戯小僧のことだろうか、と生徒会長。

ブルー 「ぶるぅそっくりで、大食いで…」
Aブルー「そう、それなんだよ! アレが問題!」

持ち帰ったら食べ尽くされる、と仰ぐ天井。

Aブルー「だからね、食べて帰るのが一番だってば!」
ブルー 「君のハーレイの分は?」
Aブルー「慣れているから、無問題!」

ぼくだけグルメ三昧なのは、とパチンとウインク。

Aブルー「こっちのノルディと食事もするしね」
シロエ 「…そうでしたね…」

悪いとも思っていないですよね、とシロエ君、溜息。

シロエ 「その性格、直らないんですか?」
Aブルー「コレだからこそ、強いってね!」
一同  「「「え?」」」
Aブルー「ぼくのパワーの源なんだよ、やりたい放題が!」

美味しい食事もセックスも…、と突き上げる拳。

Aブルー「直したりすれば、たちまち船がピンチだよ!」
ブルー 「それは屁理屈だと思うけれどね?」
シロエ 「船の皆さんも、困ってますよ」
サム  「長がコレだぜ?」
Aブルー「問題無し!」

あっちも慣れているんだからさ、という台詞。
そうなんですか?


2020/01/29 (Wed)

 

☆パワハラなのでは


ドッサリ並んだ御馳走ですけど、持ち帰らないと言い張る人。
自分さえ良ければいいのがソルジャー、そんな姿勢でして…。

シロエ 「慣れているって、船の皆さんが…ですか?」
Aブルー「そうだけど?」

ぼくは元からこうだからね、と胸を張る人。

Aブルー「それが嫌なら、船を降りるしかないね!」
シロエ 「降りるって…。SD体制の世界ですよね?」
サム  「船から出たら死ぬじゃねえかよ!」
Aブルー「もちろんだよ! でも降りるのは自由だし…」

こういう長に耐えられないなら、ご自由に、とニコニコ。

Aブルー「誰も止めないけど、前例は無いねえ…」
シロエ 「普通は、絶対、降りませんから!」
ブルー 「耐えられなくて、心を病んだら別だろうけどね…」

そうでなければ降りないよ、と生徒会長も。

ブルー 「君の船の仲間は、慣れたわけじゃなくて…」
シロエ 「諦めて耐えているんですってば、その環境に!」

気の毒だと思わないんですか、とシロエ君のツッコミ。

シロエ 「殆ど脅しじゃないですか、ソレ!」
スウェナ「そうよね、耐えないと命が無いんだものね」
マツカ 「パワハラになるんじゃないでしょうか?」
Aブルー「なんだい、それは?」

セクハラだったら知ってるけどさ、とソルジャー、キョトン。

マツカ 「職場で不当な圧力をかける、という感じですね」
サム  「うんうん、まさにパワハラかもなあ…」
ジョミー「ソルジャーだもんね…」

良くないと思う、と誰もが口々に。

シロエ 「その厄介な性格は直すべきですね」
Aブルー「直さなくても大丈夫!」
ブルー 「君の勝手な言い分だろう!」

この際、きちんと直すべきだ、と生徒会長。

ブルー 「新年なんだし、これを機会に、キッチリと!」
Aブルー「でもねえ…。みんな慣れてるしさ…」
一同  「そう見えるだけです!」
Aブルー「逆襲するけど?」
一同  「「「へ?」」」

なんて聞こえた、と顔を見合わせる御一同様。
逆襲とは…?


2020/01/30 (Thu) 

 

☆逆襲される人


御馳走を持ち帰らないというソルジャー、パワハラな人かも。
船の仲間は耐えているだけ、でないと命が無さそうですけど。

シロエ 「えっと…。今、逆襲って言いましたか?」
Aブルー「言ったよ、船の仲間は逞しいからね」
ジョミー「パワハラ反対でストライキとか?」
Aブルー「そっちの方がまだマシだよね、突入よりはさ」
一同  「「「突入?」」」

何処に、と誰もが傾げる首。

Aブルー「青の間だってば、お掃除部隊が来るんだよ!」
一同  「「「あー…」」」

そういえば聞いたことがあるな、と納得のイベント。

サム  「掃除しねえから来るんだろ、ソレ」
Aブルー「でもねえ…。来た後は、埃も落ちてないから…」
ブルー 「掃除は、そういうものだろう!」
Aブルー「色々、捨てられちゃうんだよ! ゴミ扱いして!」

エロいグッズの価値を全く知らないからね、と仏頂面。

Aブルー「こっちの世界でしか、手に入らないのに!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「漢方薬だって、捨てられちゃうことが多くって!」
ブルー 「もういいから! それに自業自得だし!」

嫌なら自分で掃除したまえ、と生徒会長が吊り上げる眉。

ブルー 「整理整頓されていたなら、誰も来ないよ!」
Aブルー「ぼくは掃除は嫌いだってば!」
スウェナ「確かキャプテンに丸投げなのよね?」
Aブルー「そう! なのにハーレイが忙しいから…」

お掃除部隊に逆襲される、と嘆き節。

Aブルー「あの連中の方が強いよ、ぼくよりもね!」
ぶるぅ 「だったら、御馳走、持って帰れば?」

差し入れ用に、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「ご苦労様です、って渡せば、手加減するかも…」
Aブルー「なるほどねえ! …ダメだ、ぶるぅが…」
サム  「横からバクバク食っちまうのな…」
Aブルー「そうなるから、やっぱり、ぼくだけ食べるよ!」
一同  (((ダメだ…)))

嫌すぎる長がいる船だ、と一同、溜息MAX。
今月、これにて中継終了~。


2020/01/31 (Fri)





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☆眠くても初日の出


新年あけましておめでとうございます。今年も定番の元老寺。
昨夜はお泊まりなシャン学メンバー、宿坊で爆睡中ですが…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ あけましておめでとう!」
一同  (((何か聞こえた…?)))
ぶるぅ 「起床、起床ーっ!!!」

寝坊しないで、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」がピョンピョンと。

シロエ 「ね、眠いんですけど…」
ブルー 「ダメダメ、初日の出を拝まないとね」
一同  「「「あー…」」」

ソレがあったか、と渋々起き出した御一同様。

サム  「眠いし、寒いし、ツイてねえなあ…」
キース 「やかましい! タダで泊まっていやがるくせに!」

サッサと山門に行きやがれ、と法衣の副住職までが。

シロエ 「はいはい、怒鳴らなくても行きますよ」
キース 「親父を待たせるとキレるからな!」
一同  「「「はーい…」」」

そっちも充分承知してる、と着替えて元老寺の山門まで。

アドス 「皆さん、お揃いのようですな」
イライザ「じきに初日が昇りますわよ」
アドス 「よろしいですかな、二礼二拍手一礼ですぞ」

お間違えなきよう、とキッチリと釘で、揃って柏手。

アドス 「どうぞ良い年になりますように」
一同  (((良い年になりますように…)))

ハハーッ! と一礼、そして暖房の効いた庫裏の座敷へ。

アドス 「では、改めまして…。新年おめでとうございます」
一同  「「「おめでとうございまーす!」」」
イライザ「さあさあ、お屠蘇から召し上がれ」

まずは銀青様ですわよね、と順にお屠蘇で、次がお雑煮。

イライザ「お雑煮のおかわりもありますからね」
アドス 「おせちもご遠慮なくどうぞ」
一同  「「「いただきまーす!」」」

待ってました、と始まったお元日の宴の時間。

ぶるぅ 「美味しいね、おせちもお雑煮も!」
シロエ 「ええ、今年のも最高ですよ!」
キース 「当然だろうが!」

銀青様のおもてなし用だ、と威張る副住職。
さて、風邪の方は…?


2020/01/01 (Wed) 

 

☆風邪には般若湯


新年は元老寺で迎えるのが定番、そういうシャン学メンバー。
庫裏の座敷でおせちにお雑煮、今年も豪華なラインナップで。

イライザ「銀青様にと、今年も和洋中と揃えましたのよ」
ブルー 「ありがとう。いい店のを選んでくれてるね」
アドス 「もちろんですとも、舌が肥えておられますから」

評判の店のを取り寄せました、とアドス和尚に抜かりなし。

アドス 「こればかりは、せがれでは、どうにもこうにも」
キース 「誰のせいだと思ってるんだ!」

自分ばっかり楽しやがって、と副住職の渋面。

キース 「親父はグルメ三昧だろうが、俺はだな…」
アドス 「高校生には、そういったことは不釣り合いじゃ」

マツカ殿のような御方はともかく、とアドス和尚の反論が。

アドス 「第一、暮れに風邪など引くようではのう…」
キース 「あれは、ブルーの家のパーティーでだな!」
アドス 「徹夜で騒いだ結果じゃろうが」
キース 「うっ…!」

まさか冷暗所に置かれたなどとは、言えない立場の副住職。

キース 「そ、それは…」
アドス 「で、治ったのか?」

それとも年越しで引いているのか、という質問。

イライザ「治ってませんよ、今朝も薬を飲んでましたわ」
アドス 「なんと惰弱な…!」

修行が足りん、とアドス和尚が手に取るお屠蘇の容器。

アドス 「そういう時こそ、般若湯じゃ!」
キース 「風邪薬に酒はヤバイと思うが!」
アドス 「何を言うか、お屠蘇は百薬の長じゃ!」

薬酒じゃからな、と盃どころか湯飲みにドボドボと。

アドス 「さあ飲め、グイッと一息に!」
キース 「い、いや、それは…!」

本当に飲み合わせがヤバそうなんだが、と副住職、ガクブル。

キース 「ただでも風邪薬をキメまくりだし、酒なんて…!」
アドス 「薬酒じゃ、ただの酒ではないぞ」
イライザ「お屠蘇には生薬がたっぷり入ってますよ」
キース 「し、しかし…!」

漢方薬だって飲み合わせが、と焦ってますけど。
どうなる…?


2020/01/02 (Thu)

 

☆お屠蘇も酔います


今年も元老寺で新年を迎えた、シャン学メンバーですけれど。
年越しで風邪を引いているのが、副住職のキース君でして…。

アドス 「お屠蘇は年に一度の薬じゃ、問題ないわい」
イライザ「そうですよ。お屠蘇であたる人はいませんからね」
キース 「酔っ払うヤツはいるだろうが!」

なんと言ってもアルコールだ、とキース君、必死に抵抗。

キース 「インフルエンザの薬にしたって、人によっては…」
シロエ 「トリップするって言いますよねえ…」
スウェナ「最悪、窓から飛んじゃうんでしょ?」
ブルー 「らしいね、大人でもヤバイと聞くしね」

子供だけではないみたいだよ、と生徒会長。

サム  「マジかよ、大人は大丈夫なんじゃねえのかよ?」
ブルー 「気が付いたらさ、玄関から飛び出してたって人が」
シロエ 「いたんですか!?」
ブルー 「うん、璃母恩院の職員さんだったかな」

インフルエンザで休んだ時に…、と回想モード。

ブルー 「布団で寝ていた筈の自分が、勢い良く外へ」
シロエ 「よ、よく無事でしたね、車も走ってるでしょうに」
ブルー 「家がお寺で、飛び出した先が境内だったし…」

裸足の自分に愕然としただけ、という証言が。

ブルー 「だからさ、子供に限らないよね、副作用」
キース 「聞いたか、親父? 薬でもソレだ!」
アドス 「たかがトリップするだけじゃろうが」

それで治るなら無問題じゃ、と凄い極論。

アドス 「早く治さんと、檀家さんにも御迷惑じゃ」
キース 「俺はうつしていないんだが!」
アドス 「坊主は風邪をうつさんものだが、それにしても…」

通常業務に支障が出るぞ、とキース君をギロリ。

アドス 「初詣で頂いたお年賀の管理は、お前の仕事じゃ」
キース 「そ、それは確かに…」
シロエ 「年賀状の管理も、先輩の仕事なんですか?」
アドス 「もちろんですが、お年賀はですな…」
キース 「お布施なんだ!」

きちんと帳簿につけないと…、と副住職。
ボケてられませんね?


2020/01/03 (Fri)

 

☆口が滑りました


元老寺でお正月は、シャン学メンバーの定番なんですけれど。
今年はキース君が年越しで風邪で、お屠蘇で治せという話が。

アドス 「お年賀の金額を間違えるなどは、許されんからな」
キース 「分かっているが、だからと言って…!」

トリップしたらどうしてくれる、と副住職の眉間に皺が。

キース 「もっと酷い帳簿になるかもしれんぞ、クソ親父!」
アドス 「クソ親父とな?」
キース 「そうだろうが!」

息子をヤバイ目に遭わせたいのか、と握り締める拳。

キース 「新年早々、とんでもないことを言いやがって!」
アドス 「それはこっちの台詞じゃ、バカめ!」

今、クソ親父と言ったろうが、とアドス和尚の頭から湯気。

アドス 「よろしい、お屠蘇は飲まなくていいが…」
イライザ「お仕置きしないといけませんわね、ドラ息子は」
アドス 「まったくじゃ。本堂へ行くぞ」
キース 「げっ…!」

まさか、と引き攣る副住職の顔。

キース 「ほ、本堂というのは、もしかしなくても…」
アドス 「罰礼に決まっておるじゃろうが!」

初詣の檀家さんがいらっしゃるまで、と恐ろしすぎる宣告が。

キース 「そ、そんな…! 百回では、とても…」
アドス 「何回になるかは、ワシにも分からん」

行くぞ、と立ち上がり、キース君の襟首をグイと。

アドス 「では、皆様は宴をお楽しみ下され」
サム  「えっと…? 俺とジョミーは手伝わなくても…」
アドス 「全部せがれにやらせますからな、今年は」

どうぞごゆっくり、とアドス和尚が引っ張るキース君の襟。

アドス 「早く立たんか!」
キース 「か、風邪が…!」

罰礼で悪化しそうなんだが、と必死に抵抗するだけ無駄で…。

アドス 「それでは、失礼いたします」
キース 「親父、謝るから勘弁してくれ! 罰礼だけは…!」
アドス 「謝って済むなら、罰礼なんぞは要らんからのう」
ぶるぅ 「頑張ってねーっ!」

行ってらっしゃーい、と手を振るお子様。
身から出た錆…。


2020/01/04 (Sat) 

 

☆風邪の行方は


今年も元老寺でお正月なシャン学メンバー、庫裏でおせちを。
けれどキース君は風邪で失言、アドス和尚に連行されて…。

シロエ 「キース先輩、大丈夫でしょうか? 罰礼なんて…」
ブルー 「さあねえ? 悪化しないといいけどねえ…」

でも、その前に筋肉痛かな、と生徒会長が眺める本堂の方。

サム  「やっぱ筋肉痛の刑かよ?」
ブルー 「檀家さんが来るまで、ノンストップで罰礼だしね」

五体投地を何百回になるのやら、と竦める肩。

ブルー 「しかもその後、初詣の檀家さんのおもてなしが…」
サム  「あー…。でもって、終わったら帳簿を書くのな」
ブルー 「そっちは夜だろうけどね」

夕方のお勤めが済んでからじゃないかな、という意見。

ブルー 「その頃までには、風邪の行方も決まると思うよ」
一同  「「「へ?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。

ジョミー「えっと…。風邪の行方って、どういうヤツ?」
ブルー 「そのまんまだよ、悪化するのか、快方に向かうか」

罰礼でどっちに転ぶやら…、と生徒会長、クスクス笑い。

ブルー 「気合いで風邪のウイルス退治か、やられる方か」
シロエ 「ウイルスって、気合いで倒せますか?」
ブルー 「病は気から、と言うからねえ…」

キースの根性にかかっているね、とパチンとウインク。

ブルー 「倒せたら良し、ダメだった時は寝込むってことで」
スウェナ「お屠蘇を飲んでも、結果は同じだったかしら?」
ブルー 「うん。ぶっ倒れるか、治っちゃうかで」

大人しく飲めば良かったのにね、と視線をお屠蘇の器に。

シロエ 「でもですね…。アルコールですし…」
ブルー 「まあ、一応ね」

だけどホントに薬酒だしさ、と生徒会長、溜息。

ブルー 「滋養強壮にはなったと思うよ、間違いなく」
ジョミー「トリップじゃなくて?」
ブルー 「リスクは、とても低かったろうね」
一同  「「「え?」」」

飲んでも問題無かったのか、と一同、ポカーン。
無害だったと?


2020/01/05 (Sun)

 

☆みりんと本みりん


元老寺でお正月を迎えたシャン学メンバー、おせちで歓談中。
けれどキース君は本堂で罰礼、心配な風邪の行方ですけど…。

シロエ 「リスクは低いって、どうしてですか?」
サム  「薬酒と言っても酒じゃねえかよ、マジでヤバイぜ」
ブルー 「うーん…。君たちは未成年だから…」

ついでにお酒も飲まないしね、と生徒会長、苦笑い。

ブルー 「それじゃ、みりんと本みりんの区別も無理かと」
一同  「「「え?」」」

なんのこっちゃ、と首を傾げる御一同様。

スウェナ「なんなの、みりんと本みりんって?」
ぶるぅ 「んとんと…。似ているようでも、違うの!」
ブルー 「調味料には違いないけど、決定的な差があるのさ」
ジョミー「お屠蘇と、どういう関係なわけ?」

そのみりんがさ、とジョミー君の疑問。

ジョミー「みりんなんかは、関係無いと思うんだけど…」
ブルー 「ううん、大いに関係があるね、今の場合は」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お屠蘇にも、みりんを使うの!」

家によるけど、元老寺だと、みりんだよね、と元気なお子様。

ぶるぅ 「えとえと…。どうして、みりんなんだっけ?」
ブルー 「お寺は一応、お酒は禁止が建前だしね」

般若湯という言い方はしても、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「新年早々、堂々と戒律破りはマズイだろう?」
シロエ 「それじゃ、お酒じゃないんですか?」

そこのお屠蘇は…、とシロエ君が指差す屠蘇器。

シロエ 「飲んだ感じは、お酒っぽいと思いましたけど…」
ブルー 「みりんだからねえ、少しは入るよ」
ぶるぅ 「本みりんだと、お酒になっちゃうけどね」
一同  「「「へ?」」」

サッパリ謎だ、と誰もが悩んでますけれど。

ブルー 「本みりんはね、アルコール度数が13度くらい」
サム  「それって立派な酒じゃねえかよ!」
ぶるぅ 「でもでも、みりんは1度なんだよ」
一同  「「「ええっ!?」」」

なんだ、その差は、と一同、ビックリ仰天。
差がありすぎ…。


2020/01/06 (Mon)

 

☆みりんなんです


お正月は元老寺でおせちタイムな、シャン学メンバーですが。
キース君だけが本堂で罰礼、風邪の行方が気になるところで。

スウェナ「本みりんとみりんで、そんなに違うものなの?」
ブルー 「違うね、だから風味も変わってくるんだけどさ…」
ぶるぅ 「知らない人が増えちゃったかもね…」

本みりんの方、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「お料理のレシピ、みりんとしか書いてないし…」
シロエ 「それは、どっちを使うんですか?」
ブルー 「今の世の中、圧倒的に、みりんの方だね」

君たちが知らなかったのと同じで…、と生徒会長の苦笑。

ブルー 「出来上がりの味が違うんだけどねえ、風味がね」
ぶるぅ 「そだよ、本みりんでしか出せない味とか…」

あるんだけどな、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も残念そう。

ぶるぅ 「でもでも、お屠蘇はみりんの方がいいかもね…」
ブルー 「そうだね、お寺で出すならね」

アルコール度数は低い方が…、と銀青様も。

ブルー 「というわけで、そこのお屠蘇は、みりんの方だよ」
ジョミー「でもさ、お酒っぽい味だったよ?」
サム  「飲んだ時、カアッと来たじゃねえかよ」

あれは酒だと思うけどな、という声が上がってますけれど。

ブルー 「それじゃ聞くけど、生姜湯とかはどうなんだい?」
一同  「「「生姜湯?」」」
ブルー 「うん。この時期、薬局なんかでも置いているよね」

風邪の引き始めにいいってことで…、と生徒会長。

ブルー 「あれは、どうして人気なのかな?」
シロエ 「身体が温まるからでしょう?」
ブルー 「ほらね、それが生薬の効果ってヤツ!」

でもって、お屠蘇には生薬が一杯、と解説が。

ブルー 「そっちのお蔭でカッとなるけど、アルコールは…」
ぶるぅ 「元老寺のだと、入ってないのと同じくらいだよ」
サム  「つまりキースが飲んでも、無害だったのかよ?」
ブルー 「そうなるねえ…」

無駄な喧嘩を売ったよね、と生徒会長、溜息。
なんと悲惨な…。


2020/01/07 (Tue)

 

☆知り得た立場


元老寺のお座敷でおせちタイムな、シャン学メンバーですが。
キース君は本堂に連行されてしまって罰礼中で、気の毒な話。

シロエ 「お屠蘇が無害だっただなんて、思いませんよ」
ブルー 「君たちの場合は仕方ないけど、キースはねえ…」

知り得る立場だったんだよね、と生徒会長、フウと溜息。

ブルー 「なんと言っても、イライザさんの息子なんだし」
サム  「あー…。正月の用意を見てれば、分かるってか?」
ぶるぅ 「お屠蘇を何で作ってるかは、簡単だと思うの!」

お酒か、みりんか、本みりんか、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「入れ物にちゃんと書いてあるしね、中身が何か」
シロエ 「キース先輩は見てなかったんですね?」
ブルー 「そう。それも毎年、スルーしてた、と」

例年、ここのはみりんだからね、と生徒会長、クスクスと。

ブルー 「飲むだけのぼくでも、気が付いてるのに…」
ぶるぅ 「ぼくも分かるよ、味が違うもん!」
ジョミー「えーっと…? キースも味で分かるんじゃあ?」

大学を出て来てるんだしさ、とジョミー君。

ジョミー「付き合いでお酒も飲んでる筈だよ、コンパとか」
サム  「うんうん、知らねえでは済まねえよなあ…」
ブルー 「その辺もあるから、アドス和尚がキレるんだよ」

身体にいいものを勧めているのに、クソ親父では…、と。

ブルー 「イライザさんまで勧めたんだよ、それなのに…」
スウェナ「一言、言ってあげれば良かったわよねえ…」

イライザさんも…、とスウェナちゃんが眺める本堂の方。

スウェナ「こうなっちゃう前に、みりんだ、って…」
ブルー 「それはどうかなあ…」

イライザさんの心情的に、と生徒会長、複雑な顔。

ブルー 「キースが台所を軽んじている証拠だからね」
シロエ 「見ていなかった、って所がですか?」
ブルー 「大変なんだよ、お寺の台所は…。日頃からさ」
一同  「「「あー…」」」

毎日、お供えもあるんだった、と誰もが納得。
大変ですね?


2020/01/08 (Wed)

 

☆大雪になりそう


元老寺でおせちなシャン学メンバー、けれど本堂なキース君。
アドス和尚が元日からブチ切れ、風邪を引いているのに罰礼。

シロエ 「つまりキース先輩は、イライザさんの御機嫌も…」
ブルー 「損ねたわけだよ、だから教えて貰えなかった、と」

お屠蘇をみりんで作った件を…、と生徒会長、苦笑い。

ブルー 「台所仕事を軽んじている息子だしねえ、相手はさ」
サム  「笑顔の後ろでキレてたのかよ、イライザさんも」
ブルー 「そんなトコかな、教えずに放置だったから」

キースも自業自得だよね、と肩を竦めて、お手上げのポーズ。

ブルー 「まあ、本堂には暖房も入っているからね」
サム  「でもよ、檀家さんのお見送りは外に出るんだぜ?」
ジョミー「あれは寒いよね、それにさ、外はさっきから…」

雪がちらついているんだけど、とジョミー君が指差す庭。

スウェナ「あらっ、ホントに降ってるわねえ…」
マツカ 「大雪になるみたいですよ」

そういう予報が出てますね、とマツカ君が見ているスマホ。

シロエ 「えーっ!? それじゃ、ぼくたち、足止めですか」
サム  「問題ねえだろ、お客様だしよ」
シロエ 「そうなんですけど、キース先輩の風邪がですね…」

悪化した場合は、どんな待遇になるんでしょうか、と心配顔。

シロエ 「先輩に何かと手がかかりそうで、こう…」
マツカ 「そうなる前に、お暇した方がいいかもですね」

車の手配をしましょうか、と御曹司も気になるようですけど。

ブルー 「大丈夫! なんと言っても、主賓は、ぼくだし」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ブルーは銀青様だもんね!」

お寺じゃVIP待遇だもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「だから全然問題ないの! キースが寝込んでも!」
サム  「そうだったっけな、んじゃ、遠慮なく…」
ブルー 「足止めされていいと思うよ、宴会モードで」
一同  「「「やったー!」」」

延長戦だ、と盛り上がっている御一同様。
キース君の風邪は…?


2020/01/09 (Thu) 

 

☆仕出しでお願い


元老寺でお正月なシャン学メンバー、けれどキース君は罰礼。
アドス和尚がブチ切れまして、風邪なのに本堂ですけれど…。

シロエ 「延長戦でも、もちろん料理は豪華ですよね?」
ブルー 「そうなるだろうね、食材はキープしている筈だし」

宿坊がある分、余計だよね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「それともアレかな、早々に仕出しの注文かな」
サム  「大雪でも来てくれるのかよ? しかも元日だぜ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 注文によるよね、ブルー?」
ブルー 「うん。特上のをドカンと頼まれた場合は…」

元日だろうが、大雪だろうが、と頼もしいお言葉。

ブルー 「そういう注文にお応えしてこそ、お得意様がさ…」
ぶるぅ 「また注文してくれるもんね!」

だから安心して頼めるの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「仕入れもきちんとしてる筈だよ、暮れの間に」
ジョミー「そっかあ、仕出しもいいかもね!」
スウェナ「大雪になっても安心だわね、って、あらら…」

庭が真っ白になって来たわよ、とスウェナちゃんが指差す外。

マツカ 「本格的な雪雲が来たようですね」
シロエ 「凄い勢いで降ってますねえ…」

これじゃ帰れと言われても…、と言った所で開いた襖。

イライザ「皆さん、今夜のご予定の方は如何かしら?」
一同  「「「空いてまーす!」」」
イライザ「良かった、大雪になりそうですもの」

今夜もお泊まり下さいな、とイライザさん、ニッコリ。

イライザ「晩のお料理、仕出しをお願いしましょうか?」
ブルー 「いいのかい? 元日で大雪だと大変だよ」
イライザ「大丈夫ですわ、それじゃ、皆さんも?」
一同  「「「はーい!」」」

仕出しがいいです、と誰もが賛成。

イライザ「それなら注文しておきますわね」
一同  「「「やったー!」」」
イライザ「キースも本堂で頑張ってますわよ」
一同  「「「うわー…」」」

風邪はどうなったんだろう、と一同、ガクブル。
悪化したとか…?


2020/01/10 (Fri)

 

☆仕出しを食べるには


元老寺でお正月を迎えたシャン学メンバー、大雪で延泊決定。
夕食は仕出しらしいですけど、キース君は本堂で初詣の対応。

シロエ 「あ、あのぅ…。キース先輩の風邪の具合は?」
イライザ「頑張っているみたいですわよ、倒れもせずに」
シロエ 「罰礼はどうなったんでしょう?」
イライザ「檀家さんがいらしたら、終了ですからね」

三百回ほどだと思いますわ、とキッツイ数字をサラッと口に。

サム  「三百回って…。半端ねえんじゃねえかと、ソレ…」
イライザ「そうですわねえ、普段は百回くらいですしね」

お正月から気が引き締まってよろしいでしょう、とニッコリ。

シロエ 「で、でもですね…。先輩は風邪で…」
イライザ「風邪に負けていては、副住職は務まりませんわ」

では、ごゆっくり、とイライザさん、退場。

サム  「キース、大丈夫かよ、倒れねえかな?」
ブルー 「仕出しで復活すると思うよ、まず間違いなく」
一同  「「「ええっ!?」」」

何故、と誰もがビックリですけど。

ブルー 「お正月から特上の仕出し、それを食べるには?」
ジョミー「えーっと…? 何か必要だっけ?」
ブルー 「まずは体調万全でないと、どうにもこうにも」

寝込んでいたんじゃ、宴会の席に出られないね、と正論が。

ブルー 「だから意地でも寝込まないと見たね、根性で」
スウェナ「そんなに食い意地、張ってたかしら?」
ブルー 「お正月でなければ、ダウンかもだけど…」

なにしろ仕出しが特別だしね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「ただでも、ぼくのもてなし仕様の仕出しでさ…」
ぶるぅ 「お正月だし、何処も凄いよね!」

お店がうんと頑張るもんね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「食べ損ねたら、キースもガッカリすると思うの!」
シロエ 「そこですか…」
サム  「確かに、食わねえと損だよな」
ブルー 「今年一年、後悔だろうね」

だから復活間違いなし、と生徒会長、自信満々。
確かにそうかも…。


2020/01/11 (Sat)

 

☆復活して来た人


元老寺でお正月なシャン学メンバー、大雪で延泊ですけれど。
夕食は豪華な仕出しとあって、気になるのがキース君の風邪。

ブルー 「賭けてもいいよ、夕食で復活してくる方に」
シロエ 「い、いえ、賭けたら負けそうですから…」

遠慮しておきます、というシロエ君の意見に、誰もが同意。

サム  「食い意地はともかく、ハブられたら辛えしよ…」
ジョミー「絶対、来るよね…」

間違いなく、と大雪の庭を眺める間に日が暮れまして。

キース 「くっそぉ…。親父め、覚えていやがれ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 初詣、終わったの?」
キース 「もちろんだ。帳簿の方も片付けて来たぞ」

でないと仕出しを楽しめないしな、と副住職の登場。

マツカ 「キース、風邪の方は大丈夫ですか?」
キース 「ああ。キッチリ薬もキメて来ている」

ついでに罰礼ハイもあるから、と謎な台詞が。

一同  「「「罰礼ハイ…?」」」
キース 「罰礼のやりすぎでハイテンションだ!」

ハイになったら風邪知らずだ、と立てる親指。

キース 「なにしろ、さっきも百回やったし」
一同  「「「へ?」」」
キース 「仕出しだと聞いて喜んだら、ヘマを…」

夕方のお勤めでやらかしたんだ、とフウと溜息。

キース 「他にも罰礼三昧だったし、もう数え切れん!」
イライザ「皆さん、仕出しが届きましたよ」
一同  「「「やったー!」」」

凄い御馳走、と歓喜の声が。

イライザ「並べ切れませんから、どんどん召し上がれ」
ブルー 「ありがとう。御馳走になるよ」
イライザ「お粗末ですけど…」

どうぞ、と並べられた料理は、お粗末どころか超豪華。

ジョミー「うわー、仕出しでこのレベル! 凄すぎだよ!」
キース 「だから根性で風邪を克服だ、食うしかないしな」
ブルー 「お疲れ様。これでキッチリ治すといいよ」
ぶるぅ 「お屠蘇も飲んでね!」
キース 「…お屠蘇だと?」

トリップさせたいのか、と言ってますけど。
みりんですしね…?


2020/01/12 (Sun) 

 

☆お屠蘇の結末は


元老寺でお正月を迎えたシャン学メンバー、大雪でもう一泊。
夕食は豪華な仕出しとあって、キース君も風邪から復活で…。

シロエ 「トリップなんて、しないそうですよ?」
キース 「なんだって?」
ぶるぅ 「えとえと、お屠蘇、みりんなの! だからね…」
ブルー 「アルコール度数は、せいぜい1度くらいかな」

酔っ払うには低すぎるよね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「君が台所を軽んじてるから、知らなかっただけ!」
キース 「そ、そんな…。だったら今日の罰礼三昧は…」
ブルー 「イライザさんの仕返しだよね、自業自得さ」
ぶるぅ 「普通に風邪に効くお薬なの、飲んで、飲んで!」

お屠蘇、一杯あるからね! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

キース 「くっそぉ、おふくろにやられるとは…!」
イライザ「キース、今、なんて言ったのかしら?」

仕出しを運んで来たイライザさんに聞こえた「くっそぉ」。

キース 「い、いや、俺は別に何も…!」
イライザ「今朝、お父さんに言っていたのと同じでしょう?」
アドス 「ほほう…。銀青様にお酌を、と思って来たら…」

愚息がやらかしましたかな、とアドス和尚が鬼の形相。

キース 「げっ、親父!?」
イライザ「語るに落ちてますわよ、キース」
アドス 「その反応では、クソと言ったのは間違いないのう」

御本尊様の前でお詫びをせんか、と掴んだキース君の襟首。

アドス 「いいと言うまで罰礼じゃ!」
イライザ「当然ですわね」
アドス 「銀青様、お酌の方は後ほど」
ブルー 「うん、ごゆっくり」

手酌でやらせて貰うからさ、と生徒会長、ニッコリと。

アドス 「それでは、失礼いたします」
キース 「殺す気かーっ!」

マジで死ぬぞ、という悲鳴が遠ざかっていきまして…。

ブルー 「それじゃ、改めて乾杯しようか」
シロエ 「とことん自業自得ですしね、もう放置で」
一同  「「「カンパーイ!」」」

食べるぞ、と盛り上がってゆく大雪の夜。
お正月に乾杯!


2020/01/13 (Mon)

 

☆小正月はお休み


キース君が悲劇に見舞われたお正月から、半月経った小正月。
シャングリラ学園は授業ですけど、生徒会長宅に集合な一同。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
一同  「「「お邪魔しまーす!」」」

学校は欠席して来ました、と朝から元気なシャン学メンバー。

ブルー 「うん、今日ばかりはそれに限るね、小正月だしさ」
ぶるぅ 「昔は祝日だったのにね…」

成人の日でお休みだったよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「小正月はお休みでいいと思うけどな…」
ジョミー「そういうもの? よく分からないけど」
キース 「いや、本来なら、祝日で固定しておくべきだ」

今日までが正月な勘定だから、と副住職。

キース 「寺も神社も、正月の行事は今日まであるしな」
シロエ 「なるほど…。でも、パーティーじゃないですよね」
ブルー 「似たようなものかもしれないよ? 餅を焼くしね」
一同  「「「餅?」」」

なんだそれは、と誰もがキョトン。

ブルー 「お正月飾りを焼く日だからさ、その火でお餅を」
ぶるぅ 「そうなの、場所によるんだけど…」

それから、小豆粥の日だよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「邪気払いだから、ちゃんと食べないとね!」
サム  「だったら、今日は粥パーティーかよ?」
ブルー 「それもアリかな、中華粥とか各種取り揃えて」
一同  「「「え?」」」

本当にお粥パーティーなのか、とビックリですけど。

ブルー 「冗談だってば、小豆粥の後は普通にパーティー!」
一同  「「「やったー!」」」

美味しい御馳走が期待できる、と喜ぶ御一同様。

シロエ 「元老寺で食べた仕出しも、美味しかったですねえ」
サム  「うんうん、大雪で得しちまったぜ、今年はよ」
キース 「俺は酷い目に遭ったんだが! 罰礼三昧の正月で」
スウェナ「自業自得よね?」
ブルー 「そうでしかないねえ、誰も同情しないよ」

ご両親にクソと言ったんだから、と生徒会長。
その通りですね?


2020/01/14 (Tue) 

 

☆オススメはお手伝い


小正月の日は学校を休んで、生徒会長宅なシャン学メンバー。
名目はパーティーなんですけれど、話題は何故かキース君に。

キース 「あれは不幸な事故だったんだ! おふくろの方は」
ブルー 「まあねえ…。直接、クソとは言ってなかったね」
シロエ 「言ったも同然なんですけどね」

くっそぉ、の次に苦情では…、とシロエ君の指摘。

シロエ 「それに先輩が罰礼を食らった理由もですね…」
スウェナ「お屠蘇を蹴ったからだったわよね、みりんなのに」
サム  「飲んでりゃ、風邪も治ったのによ…」

薬だもんな、とサム君も呆れ果てた表情。

サム  「もっと台所に注意を払えよ、これからはよ」
キース 「そう言われても、どうしろと!」
ぶるぅ 「んとんと…。お手伝いがいいと思うの!」

イライザさんのお料理の、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「最初は盛り付けからでいいから、ちょっとずつ!」
ブルー 「それはいいねえ、御本尊様の分だけでもね」
キース 「何かと厄介そうなんだが!」

親父のチェックがうるさそうで…、とキース君、悪い顔色。

キース 「飯の盛り方はこうじゃないとか、色々と…」
ブルー 「でもねえ…。イライザさんに丸投げの結果がさ…」
ジョミー「お正月のお屠蘇に出ちゃったもんねえ…」

ちょっとは勉強した方が…、とジョミー君も。

ジョミー「でないと、これからも罰礼、食らうよ?」
??? 「いいんじゃないかな、そのままでもさ」

キースはキース、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

一同  「「「出たーっ!」」」
Aブルー「新年おめでとう! 今年もよろしく」

今年も素敵なお正月だった、とソルジャー、御機嫌。

Aブルー「元老寺にも感謝してるよ、キースにもね!」
キース 「俺は何もした覚えはないが…?」
シロエ 「ですよね、罰礼三昧だっただけで」
Aブルー「何か忘れていないかい? 大事なことを」

みんな元老寺にいたのにさ、と言ってますけど。
何でしょう…?


2020/01/15 (Wed)




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☆強引なサンタ


疫病神ならぬ疫病仏だ、とキース君に下った評価ですけれど。
覆すべく傭兵を引き受けたソルジャー、救世主だと発言で…。

ジョミー「あのさ…。キースが救世主っていうのもさ…」
シロエ 「疑問ですけど、それよりも先にサンタですよね」

気になる点というヤツは…、と顔を見合わせる御一同様。

サム  「強盗並みっていうのは、穏やかじゃねえぜ」
マツカ 「勝手に入って置いていくのは、確かですけどね」

プレゼントを…、とマツカ君も傾げる首。

マツカ 「でも、それは子供たちのために来るわけですし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いい子は早く寝なくちゃね!」

でないとサンタさん来ないもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「クリスマスの晩に寝ない子供は、悪い子だから…」
シロエ 「プレゼントの代わりに、鞭でしたっけね」
スウェナ「でなければ、何も貰えないのよ、悪い子は」

だけどキースは違うわね、とスウェナちゃん、溜息。

スウェナ「アドス和尚が断ったんでは、仕方ないわよ」
Aブルー「それ、それ! どうやって断ったんだい?」
キース 「山門の前に結界だ! 立ち入り禁止の印だな」

木でこしらえた柵なんだが…、とキース君の説明。

キース 「寺の山門では、よく見かけるぞ」
シロエ 「普段からあるものなんですか?」
キース 「邪悪なものが入らないように、結界だからな」
Aブルー「へええ…。それでサンタも入れなかった、と」

確かに邪悪な面もあるかも、とソルジャー、納得した様子。

Aブルー「強引に入って、プレゼントを置いて行ったしね…」
サム  「いいじゃねえかよ、プレゼント」

それがサンタの仕事だしよ、とサム君、大真面目な顔。

サム  「キースの親父さんみたいに、ガチガチだとよ…」
ジョミー「邪悪判定するかもだけどさ、普通はさ…」
シロエ 「来てくれたら嬉しいものですよ」
Aブルー「本当にそう思うかい?」

ぼくの立場でも思うだろうか、と言ってますけど。
何か問題が…?


2019/12/16 (Mon) 

 

☆強引な贈り物


疫病神ならぬ疫病仏だ、と評されてしまったキース君ですが。
傭兵を引き受けたソルジャー、救世主だと言い出しまして…。

シロエ 「あなたの立場だと、どう変わるんです? サンタ」
サム  「キースの野郎が救世主だしよ、常識がよ…」

通用しねえかもしれねえな、とサム君の発言。

サム  「俺たちから見れば迷惑なヤツが、救世主だぜ?」
ジョミー「あー…。するとサンタの評価も違うかも…」
スウェナ「プレゼントをくれる素敵な人が、強盗並みなのね」

勝手に入って来るだけで…、とスウェナちゃんも納得。

スウェナ「世知辛いわねえ、サンタが不法侵入者って…」
キース 「まったくだ。こんな野郎に擁護されても…」

俺は少しも嬉しくないぞ、と副住職の渋面。

キース 「屁理屈どころか、非常識だと来たもんだ」
Aブルー「失礼だねえ、君たちは! 話も聞かずに!」
シロエ 「聞いたところで、同じだと思いますけれど?」

なにしろサンタが強盗ですしね、とシロエ君の視線が氷点下。

シロエ 「まともな話が聞ける気が全くしませんってば」
Aブルー「あのねえ! 君たち、ぶるぅを知ってるだろう!」
一同  「「「ぶるぅ?」」」

此処にいるよな、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」に集中する目線。

シロエ 「さっきから、ずっといますけど?」
Aブルー「そうじゃなくって、ぼくの世界の!」

悪戯と覗きが大好きな方、とソルジャー、反論。

Aブルー「あれをくれたの、サンタクロースなんだけど!」
一同  「「「え?」」」
Aブルー「クリスマスに卵を強引に…!」
一同  「「「あー…」」」

そういえば、と一同、遠い目。

ジョミー「お正月明けまで気付かなかった、って…」
サム  「ゴミに紛れてたって聞くよな…」

温めたら孵化したんだった、と誰もがガクブル。

シロエ 「確かに強引かもですね…」
Aブルー「孵化した結果が、アレなんだからね!」

激しく迷惑なんだけど、とソルジャー、ブツブツ。
ぶるぅの卵…。


2019/12/17 (Tue)

 

☆癒しな贈り物


疫病神ならぬ疫病仏だ、と酷い評価が下ったキース君ですが。
傭兵を引き受けたソルジャー曰く、なんと救世主だそうで…。

Aブルー「ぶるぅが来てから、ぼくの平和な日常はさ…」
シロエ 「パアになったと言いたいんですね?」
Aブルー「そうなんだよ! 大人の時間は覗かれるしさ…」

昼間は悪戯でシャングリラ中を荒らされるしさ、と嘆き節。

Aブルー「あんなのをくれるサンタクロースは、最悪だよ!」
ブルー 「でもさ…。癒しにだってなるだろう?」
ぶるぅ 「そだよ、ぶるぅはいい子だもん!」
一同  「「「えーっと…」」」

アレをいい子と言うんだろうか、と誰もが複雑な表情。

シロエ 「あのですね…。ぶるぅ、あっちのぶるぅの方は…」
サム  「飯は作れねえし、家事もしねえし、なんつーか…」
ジョミー「迷惑しかかけていないと思うよ、正直言って」
ぶるぅ 「でもでも、ぼくの親友だもん!」

だからいい子に決まっているよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「ねっ、ブルーだって、そう思うよね!」
ブルー 「そうだね、ああいう閉ざされた船の中ではさ…」

貴重な癒しキャラだと思うよ、と生徒会長、キッパリと。

ブルー 「サンタクロースは、素晴らしい子をくれたんだよ」
Aブルー「その、子供! その件も未だに揉めてるし!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「ぶるぅのママは、どっちかってヤツ!」

ママはハーレイの筈なんだけど、とソルジャー、拳をグッと。

Aブルー「なのにハーレイは違うって言うし、もう本当に…」
ブルー 「退屈しなくていいじゃないか。ところでさ…」

サンタが迷惑なのは分かったけどさ、と生徒会長が傾げる首。

ブルー 「キースが救世主っていうのは、何なんだい?」
シロエ 「それですよ! キース先輩だと、どう転んでも…」
サム  「癒しキャラでさえ、ねえけどな?」
Aブルー「何を言うかな、救世主に!」

疫病仏だなんて、とんでもない、と言ってますけど。
どの辺が…?


2019/12/18 (Wed)

 

☆救世主がいるなら


疫病神ならぬ疫病仏だ、と皆がキース君に下した評価ですが。
傭兵を引き受けたソルジャーによれば、なんと真逆な救世主。

シロエ 「どの辺が救世主になるんですか、キース先輩の!」
サム  「逆じゃねえかよ、俺たち、全く救われてねえぜ」
ジョミー「そうだよ、酷い目に遭ってばかりでさ!」

マツカだったら分かるけどさ、とジョミー君。

ジョミー「スキルは凄いし、別荘とか提供してくれるしさ!」
サム  「うんうん、マツカはそうだよな」
スウェナ「でもねえ…。キースはその逆なのよね」

スキルも無ければ、お金も無いわ、とキッツイ言葉が。

スウェナ「いったい何処が救世主なのよ、こんなのの!」
シロエ 「お金が無いのは、キリストも同じですけどね…」
スウェナ「あっちはカバーしてるじゃないの! 金欠を!」

パンも魚もワインも増やすわ、とスウェナちゃん、マジレス。

スウェナ「お金が無くても、大勢に御馳走してるでしょ!」
シロエ 「そうでした…。特にワインは最高級のを」
ジョミー「キースは、それも出来ないしね…」

やっぱり疫病仏だと思う、とジョミー君の評価。

ジョミー「救世主がいるならマツカの方だよ、間違いなく!」
マツカ 「いえ、ぼくは…」
Aブルー「そう、マツカではダメなんだよ!」

救世主とは呼べやしないね、とソルジャー、指をチッチッと。

Aブルー「確かにお世話になっているけど、まだまだだよ」
シロエ 「なんですって!? マツカ先輩に失礼でしょう!」
ジョミー「マツカ、これからは放置でいいと思うよ」

こんな人は、とジョミー君、お手上げのポーズ。

ジョミー「マトモな評価も出来ないんだしね」
Aブルー「あのねえ!」

分かってないのは君の方だ、とソルジャー、反撃。

Aブルー「キースは世界を救ってるから!」
シロエ 「とてもそうとは思えませんが?」
Aブルー「ぼくの世界を考えたまえ!」
一同  「「「へ?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。
謎ですよね?


2019/12/19 (Thu)

 

☆救世主は何処で


疫病神ならぬ疫病仏だ、とキース君に評価が下りましたけど。
傭兵を引き受けたソルジャー曰く、疫病仏どころか救世主で。

シロエ 「えっとですね…。ちょっと確認したいんですけど」
Aブルー「何をだい?」
シロエ 「キース先輩が救っているという、世界の件です」

その世界は何処にあるんでしょうか、とシロエ君の質問。

シロエ 「もしかして、ぼくたちの世界じゃなくてですね…」
サム  「こいつの世界だって言うのかよ?」
シロエ 「今の流れだと、そんな感じじゃないですか?」

ぼくの世界を考えたまえ、と言いましたよ、とシロエ君。

シロエ 「そうだとしたら、常識からして違いそうです」
ジョミー「あー! こっちじゃ凄い迷惑行為でもさ…」
スウェナ「有難いかもしれないわよねえ、世界が違えば」
Aブルー「それは無いから!」

ぶるぅの悪戯で困っていると言っただろう、と反論が。

Aブルー「シロエの意見が正しかったら、ぶるぅはさ…」
サム  「いい子になるっていうわけかよ?」
Aブルー「そう思うけど!」
シロエ 「はあ…。じゃあ、改めて訊きますけど…」

キース先輩が救世主な世界は何処ですか、と再びの問い。

シロエ 「はぐらかさないで、明確にお願いしたいです」
Aブルー「もちろん、ぼくの世界だよ!」
スウェナ「やっぱり、常識が違うみたいだわねえ…」
Aブルー「そうじゃないから!」

ミュウという種族を考えて欲しい、とソルジャー、真剣。

Aブルー「シャングリラでしか生きていけないんだよ?」
シロエ 「知ってますけど?」
Aブルー「そのシャングリラは、誰が守っているんだい?」

ぼくがいないと沈むんだけどね、と威張り返る人。

Aブルー「そういう立場のぼくの支えが、キースなんだよ!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「ぼくのハーレイがみなぎるように、色々とね!」
ブルー 「言わなくていいから、その先は!」

黙りたまえ、と生徒会長が叫んでますけど。
聞きますかねえ…?


2019/12/20 (Fri) 

 

☆やりすぎた傭兵


疫病神ならぬ疫病仏だ、と評価されているキース君ですけど。
傭兵を引き受けたソルジャーが言うには、救世主だそうで…。

Aブルー「ぼくのハーレイがみなぎっていれば、毎日がね!」
ブルー 「黙れと言っているだろう!」
Aブルー「だけど説明しなくっちゃ! 救世主なことを!」

キースの名誉がかかってるんだし、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「ハーレイがみなぎると、大人の時間が充実で…」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「そう言わずにさ! 大人の時間が充実するとね…」

ぼくのパワーも充実なわけ、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「するとシャングリラも安泰だから、キースはさ…」
ブルー 「はいはい、分かった!」
Aブルー「あと少し! つまりキースがいてくれるとね…」

スッポンタケのパワーが上昇、ハーレイだって、と力説中。

Aブルー「ハーレイがビンビンになれば、ぼくのパワーも!」
ブルー 「退場!」

サッサと出て行け、と生徒会長が指差す扉の方角。

ブルー 「そういう話は、誰も求めてないからね!」
Aブルー「でもさ、キースが救世主だって説明するには…」

他に方法が無いじゃないか、とソルジャー、大真面目。

Aブルー「こうやってミュウを救っています、という現実!」
ブルー 「うーん…」
Aブルー「ほらね、否定は出来ないだろう?」

みんなも分かってくれただろうか、と見回す周囲。

Aブルー「キースは立派に救世主なんだよ、ぼくの世界じゃ」
シロエ 「は、はあ…。でもですね…」
ジョミー「こっちの世界じゃ、猥談でしかないよね、ソレ…」
スウェナ「そうね、迷惑極まりないわ」

ブルーが止めても喋りまくりで…、とスウェナちゃん。

スウェナ「こうなったのもキースのせいよ、疫病仏よ!」
キース 「いや、俺は何もしてはいないが…!」
シロエ 「先輩の傭兵がやらかしました!」
サム  「やらかしたよなあ…」

思いっ切りな、とサム君も呆れ果てた顔。
やっぱり疫病仏…。


2019/12/21 (Sat)

 

☆セットで名乗れ


疫病神ならぬ疫病仏だ、とキース君に下された評価ですけど。
ソルジャーが傭兵を引き受け、救世主だと言い出した結果…。

シロエ 「結局、疫病仏なんですよ、キース先輩は」
ジョミー「確定だよねえ、こうなっちゃうとさ」
キース 「おい、お前たち…!」
シロエ 「何か文句がありますか?」

あるなら傭兵に言って下さい、とシロエ君の冷たい瞳。

シロエ 「先輩を熱く擁護した結果が、猥談ですしね」
キース 「俺が頼んだわけじゃない!」
スウェナ「だけど、召喚したわよねえ?」

呼ぶのもキースのお約束でしょ、とスウェナちゃん、断言。

スウェナ「疫病仏だから召喚するのよ、こんなのを!」
Aブルー「失礼だねえ、こんなのだなんて!」
スウェナ「それじゃ、疫病仏でもいいわよ」

キースとセットで名乗りなさいよ、とキッツイ提案。

スウェナ「それとも疫病神がいいかしら、偉そうだから」
シロエ 「ぶっちゃけ、どっちが上なんでしょう?」

神と仏は、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「神が偉いなら、疫病神でいいんですけどね」
サム  「なんだよ、ソレ?」
シロエ 「いえ、その辺はうるさそうですから」

低い位に甘んじるとは思えませんし…、とシロエ君。

シロエ 「腐ってもソルジャーらしいですしね」
Aブルー「流石に、君は分かってくれてるねえ!」

それに礼儀も心得てるよ、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「キースより低い身分じゃ、たまらないからね」
キース 「あんた、何処まで偉そうなんだ!」
Aブルー「擁護してあげた恩も忘れて、それなのかい?」
キース 「逆効果だったろうが!」

疫病仏が確定したじゃないか、とキース君、ブチ切れ。

キース 「その上、あんたとセットものだと…!」
Aブルー「間違えちゃ困るね、ぼくの方が上になるんだよ」
シロエ 「そこです、神と仏はどっちが偉いかが問題で…」
サム  「専門家に聞こうぜ」

ブルーが詳しい筈だからよ、という声が。
偉いのは、どっち…?


2019/12/22 (Sun)

 

☆セットで名乗るなら


疫病神ならぬ疫病仏だ、というキース君への評価が確定的に。
それとセットでソルジャーも、と言われているんですけれど。

シロエ 「確かに、専門家が一番ですね」
ジョミー「神と仏じゃ、どっちが偉くなるのかな?」

分かりやすく説明お願い、とジョミー君が生徒会長に。

ジョミー「難しすぎると分かんないしさ」
ブルー 「うーん…。仏の中で分類する方が簡単かな」
一同  「「「え?」」」
ブルー 「仏様にも、位というのがあるからね」

神仏の問題は難しいから、そっちにすれば、と高僧の意見。

シロエ 「えっと…。そういうものなんですか?」
ブルー 「そう。如来が一番上で、その下が菩薩」
スウェナ「すると、キースが疫病菩薩になるわけね?」
ブルー 「そうだね、ブルーが疫病如来で」

それならセットで疫病仏を名乗れるだろう、と銀青様。

ブルー 「そんな所でいいと思うよ、この件は」
キース 「俺が疫病菩薩だと!?」
Aブルー「ぼくは疫病如来なわけだね、偉いならいいよ」

キースの傭兵もちゃんとやったし、とソルジャー、満足。

Aブルー「それじゃ、今度はクリスマスにね!」
キース 「おい、逃げるな!」
Aブルー「パーティー、楽しみにしているからね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 御馳走、用意しとくね!」

ぶるぅと来てね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が笑顔で見送り。

サム  「逃げやがったぜ」
シロエ 「諦めましょう、疫病如来らしいですから」
ジョミー「でもってキースが、疫病菩薩かあ…」

疫病仏が増殖したよね、とジョミー君の溜息。

ジョミー「クリスマスはパーティーだからいいけど…」
スウェナ「今後が思いやられるわよね」

セットものではたまらないわ、とスウェナちゃん。

スウェナ「こんな調子じゃ、来年だって…」
サム  「ひでえ目に遭うぜ」
シロエ 「せめてクリスマスは、楽しくですね…」
ジョミー「忘年会だよ!」

飲んで騒いで厄を落とそう、と突き上げる拳。
それが一番…。


2019/12/23 (Mon) 

 

☆休暇だそうです


クリスマスくらいは飲んで騒ごう、というシャン学メンバー。
疫病仏が増殖ですけど、厄を落とすには忘年会なわけでして。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今日は、みんなでクリスマス!」
一同  「「「よっしゃあー!」」」

ソルジャーと悪戯小僧のぶるぅ、船長も(会話表記はAつき)。

Aブルー「いいねえ、地球のクリスマスは!」
A船長 「シャングリラの方もクリスマスですが…」
Aブルー「いいんだってば、バレなければ!」

ソルジャーとキャプテン不在なのが、と恐ろしすぎる発言。

シロエ 「えっと…。今年も放置で来たんですね?」
Aブルー「たまに消えたら、フォローに行ったと思ってよ」
サム  「いいのかよ、それで…」
A船長 「人類軍も、クリスマス休暇ですから」

ニューイヤーと同じで安全なのです、とキャプテン、太鼓判。

A船長 「ですから、大いに楽しみましょう!」
Aぶるぅ「御馳走、いっぱい食べるんだもんね!」
シロエ 「悪戯は勘弁して下さいよ…」
Aぶるぅ「やらないもーん!」

サンタさんが来なくなるから、と悪戯小僧も悪戯は休み。

ブルー 「それじゃ、みんなで乾杯しようか」
一同  「「「かんぱーい!!!」」」

さあ、食べるぞ! と御馳走に突進する面々。

キース 「美味いな、クリスマスは七面鳥が楽しみで…」
ジョミー「キースの家には、フライドチキンも無いもんね…」
サム  「クリスマスツリーが無い家だしよ…」
スウェナ「気の毒すぎる話だわねえ…」

今日くらいは忘れて騒ぎなさいよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「パァーッとやりましょ、うんと賑やかに!」
Aブルー「そうだよ、疫病仏も休みで!」

クリスマスだしね、とソルジャー、ウインク。

一同  「「「休み…?」」」
Aブルー「仏様の出番は無い日なんだし、休暇だってば!」
シロエ 「あー…。疫病如来も菩薩も休みですか」
Aブルー「そう!」

何もやらずに休暇なんだよ、と疫病如来の宣言が。
安心ですね…!


2019/12/24 (Tue) 

 

☆日頃のお詫びに


クリスマスくらいは楽しく忘年会、というシャン学メンバー。
疫病如来も疫病菩薩も、仏様だけにクリスマスは休みだとか。

シロエ 「クリスマスは、やっぱりいいですね!」
サム  「疫病仏がいねえ所が最高だよな!」
キース 「俺は複雑な気分なんだが、まあいいか…」
Aブルー「ほらほら、固いことは言わずに、パアーッとね!」

食べて飲もう、とソルジャー、せっせと飲んで食べまくり。

Aブルー「地球の食事とお酒は美味しいよねえ!」
A船長 「シャングリラも、今日はいいのを出していますが」
Aブルー「ダメダメ、比較にならないってば!」
Aぶるぅ「サンタさん、まだぁーっ!?」

御馳走もいいけどプレゼントは、と悪戯小僧な「ぶるぅ」。

Aブルー「寝ないと来ないと思うけどねえ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いい子は早く寝なくちゃ!」

ぼくたち、土鍋に行ってもいい? と、いい子の方の問い。

ブルー 「いいよ、こっちはキースがいるから」
キース 「はあ?」
ブルー 「日頃のお詫びに、キリキリ働いてくれたまえ!」
スウェナ「いいわね、ぶるぅの代理ってことね」

頑張りなさいよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「ぶるぅは寝に行ってくれていいわよ」
ぶるぅ 「ありがとう! キース、後はよろしくねーっ!」
キース 「お、おい…!?」
Aぶるぅ「おやすみなさーい!」

サンタさぁーん、と跳ねて行ってしまったお子様たち。

Aブルー「キース、シャンパンが切れたんだけど…」
A船長 「私のワインもお願いします」
ジョミー「あっ、ぼく、シチューのおかわり希望!」
サム  「俺、ミンスパイな!」

たちまちキース君に注文殺到、誰もがワイワイと。

キース 「頼む、順番に言ってくれ!」
シロエ 「ぶるぅだったら、楽勝ですから! このくらい!」
ブルー 「そうだね、ぼくはホットココアで」
スウェナ「私、紅茶ね!」
キース 「わあーっ!」

無理だ、と絶叫していますけど。
まあ、頑張るしか…。


2019/12/25 (Wed)

 

☆こき使われた末に


クリスマスは忘年会で楽しく、とドンチャン騒ぎな御一同様。
疫病仏もお休みなだけに、大いに盛り上がっていますけど…。

サム  「おーい、こっちもジュース、頼むぜーっ!」
ジョミー「ぼくはオレンジスカッシュでね!」
キース 「分かった、でもって、シロエの方が…」
シロエ 「ええ、サンドイッチとサラダをお願いします」

もうじき無くなりそうですからね、と指差すプレート。

スウェナ「フライドポテトも忘れちゃダメよ!」
マツカ 「すみませんけど、ローストビーフの切り分けも…」
キース 「すまん、出来るだけ急ぐから!」
Aブルー「シャンパン、また切れたんだけどーっ!」

ハーレイのワインも、とソルジャーも注文、副住職、必死。

キース 「うう、俺もサンタに来て欲しい…」
ブルー 「サンタの服を着せられないだけ、まだマシだよね」
Aブルー「あっ、着せようか?」
キース 「やめてくれーっ!」

それだけは、と泣きの涙でパーティーの給仕、それも徹夜で。

ジョミー「あれっ、なんだか夜が明けて来た?」
シロエ 「そうですね…。東の空が白いですよ」
キース 「も、もう、お役御免でいいか…?」
Aブルー「まだ完全には明けてないから!」

シャンパンお願い、と飲みまくる人。

A船長 「いや、素晴らしいクリスマスですねえ…」
Aブルー「こういうパーティーは地球に限るよ」
シロエ 「疫病仏もお休みですし、最高ですよね」

キース先輩、ぼくにココアを、とシロエ君も。

サム  「俺、レモネードな!」
キース 「まだ飲むのか…」
一同  「「「夜明けまで!」」」

とか言いつつ、日が昇っても宴でして。

キース 「ダメだ、意識が朦朧と…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ サンタさん、来てくれたよーっ!」
Aぶるぅ「アヒルちゃん、貰っちゃったあ!」
キース 「あ、有難い…。後は頼んだ…」
ぶるぅ 「うわぁーん、キースが死んじゃったーっ!」

息してないよ、と慌ててますけど。
どう見ても、気絶…。


2019/12/26 (Thu) 

 

☆保存に向く場所


疫病仏もお休みだというクリスマス、こき使われたキース君。
「そるじゃぁ・ぶるぅ」が起きてくるなり、ぶっ倒れまして。

ぶるぅ 「どうしよう、救急車を呼んだ方がいい?」
Aブルー「お坊さんの方がいいかもねえ…。息してないなら」
A船長 「いえ、脈拍はありますから」
ブルー 「マジレスしなくていいんだよ、ここは」

その辺に適当に転がしとけば…、と生徒会長。

ブルー 「日頃の迷惑を返すチャンスで、放置でオッケー!」
一同  「「「イイネ!」」」

放置でいこう、とパーティー続行、もてなし役がタッチ交代。

ぶるぅ 「どんどん食べてね、もっと作るからね!」
Aブルー「最高! キースだと、こうはいかないねえ…」
シロエ 「まったくです。サンドイッチも下手くそでした」
ジョミー「フライドポテトも焦げてたしね…」

ぶるぅに限る、と飲んで騒いで、夕方で…。

Aブルー「今年もクリスマスパーティー、ありがとう!」
A船長 「お世話になりました。来年もどうぞよろしく」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ またねーっ!」

良いお年を、と帰って行ったゲストの面々。

サム  「よっしゃあ! クリスマスは無事だったぜ!」
マツカ 「疫病仏がお休みでしたからね」
シロエ 「あっ、そういえばキース先輩は?」
ぶるぅ 「んとんと…。ブルーに言われたから…」

冷暗所で保存してあるの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

一同  「「「霊安室!?」」」
ぶるぅ 「そうじゃなくって、冷暗所!」
シロエ 「あのぅ、それはどういう場所ですか?」
ぶるぅ 「暖房を入れてないお部屋!」

よく冷えるんだよ、と野菜置き場に突っ込んだとかで。

一同  「「「え、えっと…?」」」
ぶるぅ 「あっ、来た、来た! 鮮度バッチリ!」
キース 「ハーックション! くっそぉ、凍え死にそうだ!」
ぶるぅ 「わぁーい、復活!」
キース 「風邪を引いた気がするんだが!」

これから暮れで忙しいのに、と呻いてますけど。
自業自得ですね?


2019/12/27 (Fri)

 

☆風邪を引いた人


クリスマスパーティーでこき使われて、ぶっ倒れたキース君。
冷暗所で保管された挙句に凍えて、風邪を引いたらしくて…。

シロエ 「楽しかったですねえ、クリスマス!」
サム  「キースは風邪引きやがったけどな」
ジョミー「それなんだけどさ、もう大晦日だよ?」
スウェナ「治ったかしらねえ、今日は除夜の鐘で忙しいのに」

熱は出なかったみたいだけれど、とスウェナちゃん。

シロエ 「そこですよ。熱があれば休めたんでしょうけど…」
マツカ 「出なかっただけに、こき使われたみたいですしね」
サム  「アドス和尚、容赦ねえからなあ…」

怠慢な証拠って言われたんだろ、とサム君が竦める肩。

サム  「自己管理が出来てねえとか、なんとか…」
ジョミー「冷暗所で保管されたって言っても、無駄だよね」
スウェナ「理由を聞かれて、言えると思うの? あんなのを」
一同  「「「うーん…」」」

疫病仏な件を喋れば、きっと日頃の行いが芋づる。

ジョミー「下手に言ったら、戒名、バレちゃいそうだよね…」
シロエ 「リスクは高いと思いますよ」
マツカ 「後ろめたさがある分、非常に危険ですね」

挙動不審になりますからね、と御曹司。

マツカ 「ですから、言えなかったんでしょう」
サム  「冷暗所も風邪も、こき使われたのも自業自得かよ」
スウェナ「そうなるわねえ…。でもって、今日も寒いのよ」

日が暮れてからは特に冷えるわ、と元老寺に向かう御一同様。

シロエ 「ええ、バスの中はいいんですけど…」
マツカ 「降りたら凍えそうですよ」
サム  「この寒い中で、キースは除夜の鐘の準備な…」

死ねそうだよな、とサム君、ブルブル。

サム  「おっ? あそこのタクシー、ブルーでねえの?」
シロエ 「本当ですね、黒塗りですから…。あっ、ぶるぅ!」
ぶるぅ 『かみお~ん♪ タクシー、楽ちんだよーっ!』
一同  (((この差が悲しい…)))

ゲストはいいよね、と眺める間にバス停に到着。
いざ、元老寺!


2019/12/28 (Sat)

 

☆キメまくりな人


大晦日は元老寺で除夜の鐘な、シャン学メンバーですけれど。
バスでやって来た一同を尻目に、生徒会長は黒塗りタクシー。

ブルー 「こんばんは。この寒い中、バスでご苦労様だね」
ぶるぅ 「でもでも、待合室は一緒だよね!」
サム  「おう、それ、それ! 温かいモンも食えるしよ」
キース 「…正直、お迎えしたいのはブルーだけなんだが…」

お前たちは呼んでいないんだがな、と副住職が山門前へ。

ブルー 「やあ。今夜もよろしくお願いするよ」
キース 「どうぞ、時間になるまで庫裏でごゆっくり」

除夜の鐘は、まだ準備中ですし、と法衣の副住職。

ジョミー「ありがとう! ところで、キースの風邪は?」
キース 「のど飴と鼻炎薬もキメているんだが!」
一同  「「「うわー…」」」

風邪薬の他にもドーピングか、と一同、ガクブル。

シロエ 「そ、それは大変そうですね…」
キース 「クシャミに鼻水、掠れた声も厳禁だからな!」

ついでにマスクもアウトなんだ、と先に立って庫裏へと案内。

キース 「今年も座敷だ、好きに飲み食いしておいてくれ」
ぶるぅ 「わぁーい、お菓子も一杯あるよ!」
キース 「では、俺は準備の続きがあるから…」

失礼します、と生徒会長にだけ半端に敬語で、副住職、退場。

ブルー 「うーん…。今年は、かなりテンパってるねえ…」
マツカ 「まさか、熱まであるんでしょうか?」
シロエ 「解熱剤とは言ってませんでしたけどね?」
スウェナ「でも、市販薬には入っているでしょ、ソレも」

キメまくっているだけじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「アドス和尚が怖いのは分かるけど、迷惑だわねえ」
サム  「菌をまき散らしてやがるかもなあ…」

マスク無しだしよ、とサム君も。

サム  「あれだと、うつしまくりだぜ」
ブルー 「プロの坊主なら、うつさないよ」
一同  「「「え?」」」
ブルー 「プロならね!」

モグリの場合は知らないけどさ、と言ってますけど。
本当に…?


2019/12/29 (Sun)

 

☆キメまくった弊害


大晦日は元老寺で除夜の鐘ですけど、風邪引き中なキース君。
うつされるのでは、と怯える御一同様、けれど心配無用とか。

シロエ 「あのぅ…。プロのお坊さんは、超能力者ですか?」
ジョミー「風邪をうつさないって、シールドできるわけ?」
サム  「俺たちでも、ろくに出来ねえのによ…」
スウェナ「何か呪文があるんじゃないの?」

それとも法力でシールドかしら、とスウェナちゃん。

スウェナ「どっちにしたって、プロはスキルがあるわけね」
シロエ 「モグリだと無理だそうですしね…」

実は凄いのがお坊さんですか、とシロエ君、感動ですけれど。

ブルー 「違うね、風邪は何から感染するのかな?」
シロエ 「えーっと…? 空気感染とかですけど…」
ブルー 「それはウイルスを撒くからだろう?」
シロエ 「お坊さんはシールドで封印ですね!」

風邪のウイルスを…、とシロエ君が紅潮させる頬。

シロエ 「キース先輩も、その理屈で…」
ブルー 「抹香臭いのは、ダテじゃないってこと!」

お香の煙で殺菌滅菌、抹香臭いほどうつらない、と生徒会長。

ブルー 「手だって、粉末のお香で清めるからね」
一同  「「「うわー…」」」

自分を消毒しているわけか、と納得な理由。

シロエ 「わ、分かりました、それでうつらないと…」
ブルー 「うん。だから安心していいよ」

この部屋の食べ物も安全だしね、と聞くなり、一斉に突撃。

サム  「イライザさん、気が利いてるぜ!」
ぶるぅ 「そだね、あったかくて美味しいよね!」

でもでも、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が指差す外。

ぶるぅ 「みんなは並んだ方がいいんじゃないの?」
ジョミー「あっ、除夜の鐘!」

忘れてた、とダッシュで駆け出し、行列へと。

シロエ 「出遅れましたね、失敗でした…」
サム  「そういや毎年、庫裏は後だったぜ」
ジョミー「キースが案内するからさあ…」
マツカ 「風邪ですよ…」

ボケてたんですね、と御曹司も溜息。
とんだ弊害…。


2019/12/30 (Mon)

 

☆除夜の鐘によろしく


いよいよ除夜の鐘ですけれど、出遅れ組なシャン学メンバー。
早く来たのに行列は後ろ、ついでに凍えるような寒さでして。

サム  「早く来た意味がねえよな、これじゃ…」
ジョミー「おぜんざい、何時に貰えると思う?」
シロエ 「この人数だと、1時を過ぎるかもしれませんね」
スウェナ「やっぱり疫病仏だったわねえ…」

大晦日までこの有様よ、とスウェナちゃんが仰ぐ星空。

サム  「来年も期待できねえなあ…」
マツカ 「除夜の鐘で流せればいいんですけどね」
ジョミー「無理じゃないかな、キースの家の鐘だよ?」
一同  「「「うーん…」」」

疫病仏を背負って年越しなのか、と誰もが溜息。

シロエ 「これは元日から荒れそうですね…」
サム  「言わねえでくれよ、気が滅入るからよ」
マツカ 「あっ、ブルーたちが出ましたよ!」

キース君の先導で、関係者テントから銀青様がご登場。

シロエ 「もうすぐ今年も終わるんですね」
スウェナ「疫病仏も終わって欲しいわよねえ…」
マツカ 「お祈りするしか無いと思いますよ」

無駄でしょうけど、と御曹司も諦めモード。

マツカ 「せめてキースの風邪くらいはですね…」
サム  「治るように祈っておくしかねえかな」
ジョミー「元日から巻き込まれたくないもんね…」

ボケっぷりに、とジョミー君が竦める肩。

スウェナ「仕方ないわね、それでいきましょ」
シロエ 「風邪の完治を祈るんですね」

あわよくば疫病仏も去りますように…、とシロエ君、合掌。

ジョミー「除夜の鐘が始まるよ!」
シロエ 「会長と一緒に祈りましょう!」

きっと御利益抜群ですよ、という声で、全員、合掌を。

ジョミー(キースの風邪と、疫病仏が治りますように…)
シロエ (先輩の風邪が治って、疫病仏な体質も…)
スウェナ(風邪と疫病仏、治ってくれますように…)
一同  (((治りますように!)))

よろしく、と祈る中、生徒会長が撞く除夜の鐘。
皆様、どうぞ良いお年を~!


2019/12/31 (Tue) 



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