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シャングリラ学園つれづれ語り

☆節分に行くなら


さて、二月。節分の月で、今年の節分の日は土曜日。
金曜日の放課後、節分について相談中なのがシャン学メンバーで。

ジョミー「やっぱり七福神めぐりだよね! 節分と言えば!」
シロエ 「そうなるんでしょうね、毎年恒例ですから」
キース 「厄介な年も多々あったんだが、定番ではある」

こういったことは続けてこそだ、と副住職。

キース 「毎年きちんとお参りすれば、神仏の御加護も多くなる」
シロエ 「本当ですか!?」
ブルー 「人間関係と同じだよね。ちゃんと挨拶をする人と…」

しない人とでは、どっちが大事にされるだろう、と生徒会長。

ブルー 「神様や仏様にしたって、考え方は似たようなものさ」
キース 「そういうことだな、お賽銭の多さなどではなくて…」

日頃の姿勢が評価される、と副住職も。

キース 「御利益を頂きに行くと言うなら、まずお参りだ」
シロエ 「なるほど…。だったら今年も七福神巡りで決定ですね」
サム  「他にも色々あるけどよ…。一度決めたら…」

浮気ってヤツは駄目だよな、とサム君、大きく頷きまして。

サム  「今までにケチがついていようが、あそこの寺だな」
ブルー 「ぼくも、それがいいと思うんだけどね?」
スウェナ「でも、厄介な人が来るわよ、きっと…」

あそこの御利益に期待している誰かさんが…、とスウェナちゃん。

スウェナ「今年もロックオンだわよ! もう絶対に!」
ブルー 「その件だったら、とっくに話が来てるけど?」
一同  「「「ええっ!?」」」

いつの間に、と一同、ビックリ仰天。

シロエ 「ぼくたちは何も聞いてませんけど!」
ブルー 「家に直接来たからねえ…。よろしく、って!」

メンバーに加えておいて欲しい、と言われたのだとか。

ジョミー「ま、また来るんだ…?」
シロエ 「予約が入っていたんですね…。知らない間に」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなで行こうね、七福神めぐり!」

楽しいもんね、と言われましても。
メンバー、酷すぎ…?


2018/02/01 (Thu) 

 

☆断れないゲスト


二月と言えば節分ですけど、七福神巡りに行くシャン学メンバー。
それが毎年の定番だから、と決めた所へ余計なゲストの話が。

シロエ 「とっくに予約済みなんて…。あの迷惑な人たちが…」
ぶるぅ 「んとんと…。節分、いつも楽しいよ?」

みんなで賑やかにお出掛けだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「今年も絶対、楽しいから! みんなで行ったら!」
一同  「「「うっ…」」」

楽しいのは傍観者だけなのでは、と一同、ゲンナリ。

シロエ 「あのですね…。あの人たちは周りを見ていなくて…」
サム  「俺たちがババを引きまくるんだぜ、毎年、毎年…」

今年も最低最悪なんじゃあ…、とサム君も情けなさそうな顔。

サム  「あいつらが来ると、ロクなことにはならねえし…」
ジョミー「節分でなくても、もれなく結果は最悪だけどね…」

でもって明日も最悪なのか、とジョミー君が抱えている頭。

ジョミー「どうして断らなかったわけ!? 来た時にさ!」
シロエ 「ですよね、今年は別行動とか、そんな感じで」

断ってくれれば良かったのに、と言ってますけど。

ブルー 「アレを断れると思うのかい?」
一同  「「「えーっと…」」」
ブルー 「必殺技はSD体制の苦労なんだよ、それが出るとさ…」

断ったら人でなしじゃないか、と生徒会長、深い溜息。

ブルー 「そんなわけでさ、明日は来るから。バカップルが!」
一同  「「「はーい…」」」

仕方ないな、と漂う諦めムード。

シロエ 「じゃあ、集合はいつものバス停ですね?」
ぶるぅ 「うんっ! バスは雪にも強いから!」

ちょっと遅れるくらいだもんね、と張り切るお子様。

ぶるぅ 「大雪が降ったら無理だけど…。でも、大丈夫!」
シロエ 「雪乞いしたいくらいですけど…!」
キース 「御本尊様には頼んでみる。だが、期待するなよ?」
一同  「「「ダメ元で!!!」」」

雪乞いよろしく、と頭を下げて解散。
果たして雪は降るんでしょうか…?


2018/02/02 (Fri)

 

☆大雪さえ降れば


やって来ました、節分の日。シャン学メンバーには受難っぽい日。
七福神巡りに行こうと、生徒会長宅から近いバス停に集合中で…。

シロエ 「キース先輩、まだ来ませんね。雪乞い中でしょうか?」
ジョミー「それならいいけど、でも、降るのかな?」
スウェナ「今朝の時点で降ってないのが、絶望的な感じよね…」

起きたらドッサリ積もっているのを期待したのに、と失望の声。

スウェナ「手を抜いたんじゃないかしら? 昨日の雪乞い」
サム  「あいつに限って、それだけはねえと思うけど…」
マツカ 「どうしてです?」
サム  「キースが受難MAXなんだぜ、ずっと前から」

あの馬鹿野郎に付きまとわれて…、と鋭い指摘。

サム  「お浄土の蓮の予約もそうだし、例の戒名もよ…」
一同  「「「あー…」」」

暫く無いから忘れていたな、と誰もが思う恐怖の法要。

シロエ 「諸悪の根源、キース先輩でしたっけ…」
サム  「だろ? だから全力でやると思うぜ、雪乞い」

力及ばず、力尽きたかもしれねえけどな、とフウと溜息。

サム  「そうでなくても、親父さんの目があるからよ…」
マツカ 「全力にしても、声に出すのは無理ですね…」
シロエ 「何のことかと訊かれますしね、雪乞いなんて…」
サム  「間違っても言えるわけがねえしよ…。理由なんかは」

ヤバい橋は渡らないだろう、と僧籍な人。

サム  「せいぜい大願成就ってトコで、そいつもよ…」
シロエ 「やっぱり聞かれたらマズそうですね…」

大願の意味を問いただされて…、とシロエ君も納得。

シロエ 「つまり雪乞い、全力でも限りがあるわけですね?」
サム  「パワー全開とは、いかねえよなあ…」

仕方ねえよな、と振っている首。

サム  「今から降る方に賭けてえけどよ…」
シロエ 「キース先輩が遅い分だけ、期待しましょう!」
ジョミー「だよねえ、遅刻して来ても許せるよね!」

大雪さえ降ってくれるなら…、と誰もが期待。
どうなるんでしょう…?


2018/02/03 (Sat) 

 

☆缶詰めでもいいから


節分の日は七福神巡りのためにお寺へ、それがシャン学メンバー。
けれど来るのがイヤンなゲストで、大雪が降るのに期待でして…。

スウェナ「雨雲レーダーだと、少しは希望があるかしら?」
シロエ 「本当ですか!?」
スウェナ「此処にあるのが雪雲でしょ? こっちに来れば…」

降るかもだわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「バスが途中で立ち往生すれば、もう安全よね!」
ジョミー「うん、缶詰にはなるけどね…」

バスの中に、とジョミー君も。

ジョミー「電車じゃないから、何も貰えないっぽいけどさ…」
サム  「だよなあ、食料は積んでねえよな」
シロエ 「道路の側の人の善意が頼りですよね…」

おにぎりを差し入れてくれるとか…、というのが缶詰状態。

シロエ 「大雪とかで道路で動けなくなると、そういう話が…」
サム  「それでもいいよな、大雪が降ってくれるんならよ」
ジョミー「キースの御祈祷、どうなったかな?」
スウェナ「法力は少なそうだけど…。全力だわよ、きっと!」

キースの努力を信じましょ、と言っている所へ…。

キース 「遅くなってすまん! まだ遅刻ではないんだが…」
シロエ 「先輩にしては遅いですよね。いつも早いですし」
ジョミー「雪乞いの方は、どうなったわけ?」

ちゃんと御祈祷してくれた? と質問が。

ジョミー「バスで缶詰の覚悟はしてるし、降ってくれれば…」
キース 「俺に出来るだけのことはした! しかしだな…」

所詮は萌黄色の衣の坊主で…、と無さげな自信。

キース 「ブルーのようにはいかんのだ! 何をするにも!」
一同  「「「ん?」」」

いたじゃないか、と視線が生徒会長に。

シロエ 「あのですね…。会長、雪乞い、出来たのでは…?」
ブルー 「やってやれないことはないけど?」
サム  「もしかして俺たち、間違えたのかよ? 頼む相手を」
シロエ 「それっぽいですね…」

もっと確実な人がいたのに…、と愕然とする御一同様。
手遅れですよね…?


2018/02/04 (Sun) 

 

☆頼むんだったら


節分の日はお寺へ出掛けて七福神巡り、シャン学メンバーの定番。
ところがイヤンなゲストが来るとか、大雪で中止したいのに…。

サム  「ブルーに頼んどきゃ良かったんだな? 雪乞いをよ…」
シロエ 「キース先輩よりも遥かに上ですもんね、法力が…」
キース 「悪かったな! しかし事実なことは認める」
一同  「「「うーん…」」」

間違えたのか、と一同、ガックリ。

シロエ 「会長に頼むべきでした…。そしたら既に大雪で…」
スウェナ「此処にも集まれなかった可能性大ね、来られなくて」

家からのバスが走ってなくて…、とスウェナちゃんも。

スウェナ「七福神巡りどころじゃなくって、大雪で中止!」
ジョミー「ブルーだったら出来たわけ? そのコース…」
ブルー 「出来なくはないけど、申し訳ないかな」
一同  「「「へ?」」」

誰に、と誰もがキョトンとした顔。

シロエ 「申し訳ないって…。誰に対してですか?」
ブルー 「節分のお参りに出掛ける人と、神様と、仏様だよ」

一年に一度のお参りがパア、と流石は伝説の高僧、銀青様。

ブルー 「ぼくたちだけの勝手な都合で、大雪というのは…」
サム  「そりゃそうだけどよ…。でもよ…」
??? 「ぼくもブルーの意見に賛成!」

大雪は困る、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「おはよう、今日はよろしくね!」
??? 「よろしくお願いいたします」

お世話になります、とキャプテン(会話表記はA船長)もセット。

A船長 「いいお天気で良かったです。有難いですね」
Aブルー「本当に! 大雪じゃ話にならないからね!」

雪乞いをしたのがキースで良かった、とニコニコニコ。

Aブルー「ブルーじゃ、シャレにならないし…」
A船長 「やはり確実に降ったのでしょうか? その場合は…?」
ブルー 「ぼくが本気で御祈祷すればね」
一同  (((失敗した…)))

頼む相手を間違えたよね、と後悔しきりの御一同様。
失敗でしたね?


2018/02/05 (Mon)

 

☆祈るだけ無駄


節分は七福神巡りにお寺へ、それが恒例なのがシャン学メンバー。
けれどゲストがやって来るわけで、大雪で中止にしたかったのに。

Aブルー「流石はブルー! 雪乞いをすれば大雪なんだね!」
ブルー 「御迷惑だから、やらないけどね…」
Aブルー「神様や仏様にだろう? その姿勢が立派!」

君と一緒にお参りに行けば、御利益アップ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「今年もよろしくお願いするよ! 七福神巡り!」
ブルー 「嫌だと言っても来るんだろう? …もう来てるけどさ」
Aブルー「ピンポーン! この日はハーレイも休まないとね!」

二人でお参りしてこそだから、と立てる親指。

Aブルー「夫婦和合をお願いするには、夫婦揃って!」
一同  (((迷惑すぎ、迷惑すぎ…)))

来なくていいのに、と誰もが溜息。

Aブルー「あれっ、どうかした? 雪乞いがコケたショックかな」
A船長 「そうかもですね、雪景色は見応えがありますから」
Aブルー「ああ、なるほど…。バスが動かないのは困るけどね!」

だけど、そんなの大したことは…、とニコニコニコ。

Aブルー「ドッカン大雪になってしまっても、瞬間移動で!」
A船長 「そうでした! その手がありますよね」
ブルー 「ちょっと待った! バスの中から瞬間移動は…」

マズすぎるから、と止める声ですけれど。

Aブルー「その心配なら要らないよ! それもサイオンで!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「記憶処理をすればいいだけだからね、乗客の!」
一同  「「「うわー…」」」

大雪で缶詰めになっても無駄なのか、と悟った敗北。

シロエ 「じゃ、じゃあ…。雪乞いは無駄なわけですね?」
Aブルー「当然だよ! それにさ…」

キースの御祈祷じゃ無理だよねえ、と仰ぐ青空。

Aブルー「何処から見たって降りそうもないし、諦める!」
キース 「頑張ったんだが……」
Aブルー「はい、お疲れ~!」

無駄骨、ご苦労様でした、と労いの言葉。
酷すぎですよね?


2018/02/06 (Tue)

 

☆覗いてました


節分の日はお寺に出掛けて七福神巡り、シャン学メンバーの定番。
けれど乱入するのがゲストで、雪乞いも無駄に終わったようで…。

Aブルー「そろそろバスが来る頃かな? この路線だよね?」
キース 「俺は別のに乗りたい気分だ、行き先も別で!」
シロエ 「そうですよね…。別に七福神巡りでなくても…」

いいじゃないですか、と声が上がりましたが。

Aブルー「ダメダメ、ブルーも言ったじゃないか! 同じ所と!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「神様や仏様には、きちんとお参りしてこそだ、って!」

挨拶するのと同じだろう、とソルジャー、反論。

Aブルー「挨拶する人と、しない人とでは扱いが違うんだよね?」
キース 「あんた、あの時、いなかったが?」

その筈なんだが、とキース君の指摘。

キース 「俺たちは放課後に、ぶるぅの部屋に集まっていて…」
シロエ 「其処で相談してたんですよね、節分のことで…」

この人は確かにいませんでした、とシロエ君も。

シロエ 「なのに、どうして知ってるんです?」
Aブルー「それはもちろん、覗いてたから!」

ぼくのシャングリラからサイオンで…、と得意げな顔。

Aブルー「情報収集は大切だしねえ、ちゃんと覗き見!」
キース 「他にやることがあるだろうが!」

ユニバーサルとやらの監視はどうした、と副住職の睨み。

キース 「それからテラズ・ナンバーだったか…。そいつもだ!」
Aブルー「あー…。別に出たトコ勝負でいいしね!」

ねえ? と視線をキャプテンの方へ。

Aブルー「ぼくが後始末をすればオッケー、そうだよね?」
A船長 「ええ。皆を守って頂ければ、それで充分です」

普段はお休み頂きまして…、とキャプテンの笑み。

A船長 「力を蓄えておいて頂くのが、最良の道かと…」
キース 「ニートを奨励してるのか!?」
A船長 「そういうことかもしれませんねえ…」

ニートでも別によろしいでしょう、という返事。
キャプテンもニート推奨ですか…。


2018/02/07 (Wed)

 

☆正真正銘のニート


節分はお寺へ七福神巡りに、シャン学メンバーの定番ですけれど。
乱入するのがイヤンなゲストで、行き先も変更できそうになく…。

シロエ 「キャプテンも認めるニートですか…。この人は…」
A船長 「別にかまわないと思いますが?」
キース 「ヒッキーしている方もなのか!?」
A船長 「そちらでしたら、むしろ勧めている方でして…」

ソルジャーがお出ましになると、何かと厄介ですので、との返事。

A船長 「たまにブリッジに顔を出して頂ければ、もう充分です」
キース 「こいつが前にそう言っていたが、本当なんだな!?」
A船長 「はい。…それ以外では、皆の士気が下がりますから」

食堂でおやつを要求するなど、論外です、とキャプテンの渋面。

A船長 「ソルジャーの威厳が台無しですし、皆も呆れます」
一同  「「「うーん…」」」

正真正銘、ヒッキーでニートだったのか、と誰もが溜息。

シロエ 「それじゃ、ソルジャーの仕事というのは何ですか?」
A船長 「シャングリラとミュウを守って下さることです!」

それ以外のことは求めておりません、とキッパリと。

A船長 「船のためにも、その方がベストだという結論でして…」
ブルー 「誰が、そういう結論なんだい?」
A船長 「長老の総意でございますが…」

ゼルにブラウに、ヒルマンとエラでございます、と大真面目。

A船長 「ですから、これでいいのです。現状のままで」
Aブルー「ということでさ、行き先の変更は無し!」

今年も七福神様に御挨拶だ、と張り切るソルジャー。

Aブルー「あっ、あのバスかな?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ アレに乗るんだよ!」

定刻通り、と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「雪で遅れなくて良かったね!」
Aブルー「うん! キースの雪乞い、効かなかったね」
A船長 「降らなくて本当に良かったですよ」
一同  (((良くない、良くない…)))

大雪を希望だったのに、と泣きの涙の御一同様。
もう無理ですよね?


2018/02/08 (Thu) 

 

☆嫌すぎる座り方


節分は七福神巡りのためにお寺へ、シャン学メンバーの年中行事。
其処へ乱入するのがゲストで、回避しようが無いわけでして…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ 乗って、乗ってーっ!」
Aブルー「うん、バスの中は空いてるね! 座り放題!」
A船長 「今年も一番後ろの席ですね?」
Aブルー「決まってるじゃないか、あそこが最高!」

さあ、乗って座る! とキャプテンを促す路線バスのドア。

A船長 「では、お先に…。はい、座りました」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、ぼくも…!」

此処が一番、とキャプテンの膝の上にストンと座ったソルジャー。

Aブルー「夫婦和合を頼みに行くには、この座り方でなきゃ!」
A船長 「密着するのが御利益を頂く秘訣ですよね!」
一同  (((他人のふり、他人のふり…)))

今年も来たか、と誰もが泣きたいキモチ。

シロエ 「離れた所に座りましょう。アレは他人です」
キース 「当然だ。同じバス停にいたというだけだ」

ただそれだけの縁に過ぎん、と副住職もスルー推奨。

キース 「関わり合ったら終わりだからな、後ろを向くなよ」
ジョミー「うん、前だけを向いて座るよ」
マツカ 「このタイプのバスで良かったですよね…」

最近はシートが横向きのバスもありますから、と御曹司。

マツカ 「そっちの方だと、どうしても目が…」
スウェナ「合ってしまうものね、あのバカップルと…」

違うバスでホントに良かったわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「後は雪さえ降ってくれればいいんだけれど…」
シロエ 「大雪で缶詰めになっても、無駄だと聞きましたけど?」

誰かさんに…、とシロエ君が振っている首。

シロエ 「スルーさえ出来なくなりますよ。缶詰め状態だと…」
スウェナ「そうだけど…。現地解散ってこともあるでしょ?」
一同  「「「現地解散?」」」
スウェナ「雪で動けなくなった場合よ、お寺の境内で!」

解散するしかないじゃないの、と言ってますけど。
そうなんですか…?


2018/02/09 (Fri)

 

☆現地解散を希望


節分はお寺に出掛けて七福神巡り、毎年恒例なシャン学メンバー。
ところが湧くのがイヤンなゲストで、路線バスでもスルー推奨。

シロエ 「大雪で現地解散って…。どういうことです?」
スウェナ「とんでもない大雪が降った時には、そうなるでしょ?」

そもそも帰れないものね、とスウェナちゃん。

スウェナ「路線バスなんか走っていないし、お寺で足止め」
キース 「あそこの馬鹿も、同じコースを辿ると思うが?」

同じ場所に出掛けて行くんだから、と視線は向けずに指だけを。

キース 「ラッセルしてでも参拝だろうが、その後はだな…」
ジョミー「ぼくたちと同じで、足止めだよね?」

路線バスが来てくれないし…、とジョミー君も言ってますけれど。

スウェナ「それは無いわね、サッサと帰っていくと踏んだわ」
シロエ 「どうしてです?」
スウェナ「御利益を頂いたら、もう、用は無いでしょ?」

私たちは放置で御帰還だわね、とニッコリ。

スウェナ「大雪の中で凍えているより、直帰だわよ」
一同  「「「あー…」」」

それはそうかもしれないな、と一同、納得。

ジョミー「じゃあ、ぼくたちがグズグズお参りしている間に…」
シロエ 「マッハの速さで参拝を終えて、お帰りですね?」
スウェナ「そうなのよ。七福神様さえクリアしたなら…」

シャングリラに帰ってくれる筈よ、とスウェナちゃんの読み。

スウェナ「私たちはのんびり、ゆっくりでいいし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 少しも急がないもんね!」

湯豆腐を食べに行くのもいいね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「お寺で湯豆腐、やってるし…。あったかいし!」
一同  「「「イイネ!」」」

大雪で現地解散の後は湯豆腐、と湧き立つ面々。

シロエ 「あそこの湯豆腐、美味しいですしね…」
キース 「雪見しながら湯豆腐というのも、贅沢ではある」
ジョミー「キースの雪乞いに期待だよ!」

効いてくれたらお寺で大雪、と高まる期待。
どうなるんでしょう?


2018/02/10 (Sat)

 

☆遅れて来た理由


節分の日はお寺で七福神巡り、それがシャン学メンバーのお約束。
けれども来るのが嫌すぎるゲスト、今は大雪で現地解散を希望。

シロエ 「キース先輩の雪乞い、効くんでしょうか?」
キース 「…俺にも分からん。ブルーみたいな自信は無いしな」
ジョミー「どんな感じでやって来たわけ?」

来るのが遅かったのは雪乞いのせいでは…、という質問。

ジョミー「普段ならキースは早く来るしね、集合場所に」
シロエ 「雪乞いしていて遅れたんですか?」
キース 「そんな所だ。…親父の目があると出来ないからな…」

確実に罰礼を食らってしまう、と恐れる五体投地の刑。

キース 「罰礼300回になったら、もう完全に遅刻だぞ」
一同  「「「あー…」」」

南無阿弥陀仏に合わせて五体投地が「罰礼」なるもの。

サム  「ショートカットは出来ねえよな…。アレ」
キース 「絶対に無理だ! おまけに親父が数えているし…」

マッチ棒を順に並べてな…、と語られる苦労。

キース 「罰礼を数え間違えないよう、マッチ箱から…」
シロエ 「出してくるんですね、300回分…」
キース 「ああ。本堂にマッチ箱はデフォ装備だからな!」

蝋燭を灯すのに欠かせないし…、と副住職。

キース 「罰礼は俺も回避したいし、こう、親父がだな…」
シロエ 「出て行くのを待っていたんですか?」
キース 「そうだ。灰作務を少しやっていくから、と」
一同  「「「灰作務?」」」

なんだ、それは、と一同、キョトン。

シロエ 「あのぅ…。灰作務って、サム先輩とは無関係ですか?」
キース 「当然だろうが!」

作務は作務衣の「作務」と書くのだ、と解説が。

キース 「香炉の灰を整えることを、灰作務と呼んでいるんだが」
作務  「その作務な…」
シロエ 「それをやるなら、本堂に残ってもいいんですね?」
キース 「大切なことだし、残っていいどころか…」

むしろ褒められたくらいなんだが…、と苦笑。
灰作務の方もしたんでしょうか?


2018/02/11 (Sun) 

 

☆大雪になるなら


節分はお寺に出掛けて七福神巡り、シャン学メンバーの年中行事。
ところがイヤンなゲストが乱入、希望は大雪による現地解散で…。

シロエ 「灰作務も、ついでにやったんですか? 残ったんなら」
キース 「もちろんだ。親父がチェックするのが見えているしな」

心をこめて、香炉の灰を整えて来た、と誇らしげな顔。

キース 「灰作務の後で雪乞いしたんだ。御本尊様に」
ジョミー「それで降るわけ? 晴れてるんだけど…」
スウェナ「でも、雪雲が来そうな感じよ? 雨雲レーダー」

もしかしたら降るんじゃないかしら、とスウェナちゃんの期待。

スウェナ「今からでも遅くないものね…。大雪が降るのは」
シロエ 「現地解散コースだったら、有難いですよね…」

湯豆腐を食べに行きましょう、とシロエ君も。

シロエ 「予約なしでも行けますよね? あそこだったら」
サム  「塔頭の一つがやってるんだしよ、ブルーの顔でよ…」

入れるんでねえの、とサム君。

サム  「あそこの老師にも、ブルーの顔は利く筈だしよ…」
ブルー 「まあね。湯豆腐くらいは、お安い御用!」

お座敷が空いていなくても…、と生徒会長、ニッコリ。

ブルー 「何処かの部屋を空けてくれるよ、ぼくたちのために」
シロエ 「お座敷よりも立派だったりしますか?」

その部屋は…、とシロエ君の問い。

シロエ 「銀青様を招くんだったら、客間だとか…」
ブルー 「そうなるだろうね、もう大慌てで暖房を入れて」

最高の部屋を用意であろう、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「だけど普通に空いてると思うよ、お座敷が」
ジョミー「なんで? 予約で一杯だろうと思うんだけど…」

節分だしね、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「七福神巡りの帰りに湯豆腐、って人が多そう」
ブルー 「そうだろうけど、大雪になるなら…」
シロエ 「キャンセルですか?」
ブルー 「それが常識!」

雪で帰れなくなったらどうするのだ、との指摘。
確かにそうかも…。


2018/02/12 (Mon)

 

☆大雪が分かる人


節分の日はお寺に出掛けて七福神巡り、シャン学メンバーの定番。
なのにイヤンなゲストが乱入、大雪で現地解散したいという希望。

ブルー 「雪が降り始めた時点でキャンセルもあると思うよ」
シロエ 「え? 降り始めただけでは分かりませんよ?」

大雪かどうか、とシロエ君の疑問。

シロエ 「今年は当たり年みたいですけど、それだけでは…」
サム  「分かんねえよな、大雪か普通の雪かはよ…」

そんなもんだろ、とサム君も言っていますけど。

ブルー 「それが違うんだな…。勘のいい人もいるんだよ」
シロエ 「予知能力ですか?」

フィシスさんみたいな人でしょうか、とシロエ君。

シロエ 「タロットカードを使わなくても、占えるとか…?」
ブルー 「違うね、経験に基づいたヤツで」
一同  「「「経験?」」」
ブルー 「観天望気と言うんだけどさ…。漁師さんの常識」

山をやる人もソレなんだよね、と生徒会長が指さす窓の外。

ブルー 「こういう雲が湧いたらマズイとか、そんな感じで」
キース 「なるほどな…。雪の降り方で見分けるんだな?」
ブルー 「そう! 積もるのかどうか、その辺もね」

お年寄りでなくても、出来る人なら何人もいる、と。

ブルー 「雪を見ただけで分かるらしいよ、どうなるのか」
シロエ 「それなら、大雪だと見抜いてキャンセル出来ますね」

大雪のプロがいるんですか、と感心しているシロエ君。

シロエ 「本当に降って欲しいですけどね…。ドッカンと」
サム  「だよなあ、馬鹿を振り切りたいもんなあ…」

誰のこととは言わねえけどよ、と無視を続ける後部座席。

サム  「早く降り始めて欲しいもんだぜ、雪雲が来てよ…」
スウェナ「今の予報だと、着いた頃から降りそうだわね」
ジョミー「積もってくれるといいんだけどね…。気温はどう?」
スウェナ「そっちも下がりそうだから…。いける可能性は…」

ゼロじゃないわね、とスウェナちゃんの読み。
大雪は降ってくれるんでしょうか…?


2018/02/13 (Tue)  

 

☆節分寒波と大雪


節分はお寺で七福神巡り、今年もバスに乗ったシャン学メンバー。
後部座席のゲストは無視して、ひたすら大雪を願ってまして…。

シロエ 「いい感じに曇って来ましたね。降りそうですよ」
キース 「確かにな…。こういう雲なら雪雲だろう」
スウェナ「今のレーダーが、こうだから…。祈る価値はあるわよ」

この辺は大雪になってるみたい、とスウェナちゃんが挙げる場所。

スウェナ「通行止めになった高速もあるし、電車の遅れも…」
シロエ 「その辺で大雪なら、こっち方面も期待できますね!」

大抵、セットで大雪ですから…、と言っている間に舞い始めた雪。

サム  「来た来た、来たぜ…。後はキースの法力次第だよな」
キース 「全身全霊で雪乞いしたんだ、降らないと俺の恥だしな」

とりあえず雪は降ってくれた、とホッと一息の副住職。

キース 「大雪でなくても、励みにはなる。俺でも出来る、と」
ブルー 「節分寒波は定番だけどね…。確率的には降りやすい日」
マツカ 「ああ…。統計で出ているみたいですね?」

1月の29日から31日の間が一年で一番寒いとか…、と御曹司。

マツカ 「その前後ですし、節分寒波は当然ですよ」
シロエ 「キース先輩が祈らなくても、降るわけですね…」
キース 「おい、お前たち!」

降らなかった年もあっただろうが、と副住職の反撃。

キース 「今年の雪は、俺の努力の賜物なんだぞ!」
シロエ 「どうなんでしょう? 会長とは違いますからねえ…」
キース 「なんだって!?」
ブルー 「こらこら、そこで喧嘩をしない! 恥ずかしいから!」

公共の交通機関の中だよ、と生徒会長、苦い顔付き。

ブルー 「誰かさんと同列にされたいのかい? 視線を集めて」
一同  「「「うっ…」」」
ブルー 「あそこのバカップルとは、一緒にされたくないだろう」
一同  (((嫌すぎる、嫌すぎる…)))

雪はキース君の功績でいい、と誰もが「はい」という返事。
バカップルと同列は御免ですよね?


2018/02/14 (Wed)






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☆誇大広告は駄目


お正月から元老寺で二泊、お寺ライフに陥ったシャン学メンバー。
永遠に逃れられそうもないのに、逃れたお寺があるという話。

シロエ 「疲労困憊して、離脱って…。本当なんですか?」
マツカ 「それじゃソレイド八十八ヶ所、どうなったんです?」

今は八十七ヶ所でしょうか、と御曹司の質問。

マツカ 「たまに見るツアーの広告なんかじゃ、そのままですよ」
スウェナ「そうねえ、ソレイド八十八ヶ所って書いてあるわよね」
サム  「誇大広告にならねえのかよ? 八十七なんだしよ…」

1つ減ったと書かないと違法になるんじゃあ…、とサム君も。

サム  「アレだろ、旅行の広告だとイメージ写真とかもよ…」
シロエ 「きちんと書かないと駄目なんですよね、イメージだと」
ジョミー「でないと文句が出るもんね…。本物は違った、って」

山とか湖の写真とかさ、とジョミー君。

ジョミー「ホテルの料理も、そう書くんだっけ?」
シロエ 「一例です、じゃなかったですか? でもまあ…」

ハッキリ書くのがお約束ですよね、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「だったらソレイド八十八ヶ所、アウトなんじゃあ…?」
マツカ 「行ってみたら八十七だった、では済みませんよね」
スウェナ「絶対、苦情が出るわよ、ソレ!」

御朱印が足りなくなるじゃないの、というツッコミ。

スウェナ「確か掛軸は、レイアウトが八十八ヶ所仕様だったわよ」
シロエ 「そうです、そうです! 区切ってあって」
マツカ 「八十八個の御朱印が綺麗に並ぶんですよね…」

一ヶ所抜けたら絵になりませんよ、と鋭い指摘。

マツカ 「色々な意味で、八十七はマズそうですけど…」
シロエ 「どうなんですか、その辺は?」

放っておいてもいいんですか、と言ってますけど。

ブルー 「霊場会を離脱してても、お寺はあるから…」
キース 「御朱印は書くぞ、時間内なら」
一同  「「「へ?」」」

時間内ってどういう意味だ、と一同、キョトン。
営業時間とかですか?


2018/01/16 (Tue) 

 

☆今も変わりません


お正月から元老寺で二泊、お寺に追われるのがシャン学メンバー。
逃れられない運命らしいのに、縛りから逃れたお寺があるとか。

シロエ 「えっとですね…。時間内なら御朱印って、何です?」
キース 「そのままの意味だが? お寺が開いている時間だな」

その間に行けば御朱印は書いて貰える仕組みだ、と副住職。

キース 「だが、霊場会を離脱しているからな…。他とは違う」
ブルー 「他のお寺は、門を開けてる時間が同じなんだけど…」
スウェナ「そこだけ違う時間なの?」
キース 「ああ。遅めに開けて、早く閉めるんだ」

住職が過労にならないように、とキッパリと。

キース 「朝7時に開けて、夕方5時までという決まりだが…」
ブルー 「抜けたお寺は、8時から4時半だったかな?」

その後、調整したかもだけど…、と銀青様。

ブルー 「お遍路さんが多い時間を調べて、もっと短くとか」
一同  「「「うわー…」」」

そこまで追い詰められていたのか、と一同、ビックリ仰天。

シロエ 「そ、そんな…。霊場会を離脱してまで、変更ですか!」
キース 「仕方なかろう。他に選択肢は無いからな」
ブルー 「御朱印で潤った時代はともかく、今ではねえ…」

霊場会の縛りは厳しすぎるかも、とフウと溜息。

ブルー 「門前町がすっかり寂れた場所もあるしさ…」
キース 「小さな寺だと、やってられない気持ちも大きいだろう」

苦渋の選択というヤツだな、と副住職の顔に同情の色。

キース 「本当だったら、寺ごと逃げたい気分かもしれん」
ブルー 「八十八ヶ所でさえなかったら、と思っただろうね…」

だけど、お寺は変えられないし…、と銀青様が振っている首。

ブルー 「御朱印が欲しい人だっているし、そこの所と…」
キース 「自分の限界を秤にかけた結果が、霊場会からの離脱だ」
シロエ 「それじゃ、お寺は八十八で…」
キース 「見た目は変わらん」

今も八十八ヶ所なのだ、と言ってますけど。
開門時間が違うんですね?


2018/01/17 (Wed) 

 

☆抜けていいんです


お正月から元老寺で二泊、お寺ライフを送ったシャン学メンバー。
逃れられない運命だというのに、八十八ヶ所で起こっていた事件。

シロエ 「見た目は八十八ヶ所ですか…。開門時間が違うだけで」
キース 「素人さんには、まず分からん。霊場会から抜けたのは」

現に、どの寺かも把握されてはいない、と副住職。

キース 「もちろんネットで調べれば、すぐに分かるんだが…」
ブルー 「八十八ヶ所のガイドブックには、書いてないよね」
ジョミー「それ、書かなくてもかまわないわけ?」
キース 「誇大広告には、ならないからな。寺がある以上」

むしろ「抜けた」と書く方がマズイ、と苦い顔付き。

キース 「御利益が減ってしまったかのように見えるだろうが」
一同  「「「あー…」」」

本当は八十七ではマズイか、と一同、納得。

シロエ 「揃っていてこその八十八ヶ所ですしね…」
マツカ 「何もかも、それが前提ですからね…」
ブルー 「そういうことだね、明記しない方がいいこともある」

お遍路さんには、開門時間に気を付けて、との案内だけだとか。

ブルー 「霊場会から抜けています、だと悩むだろう?」
キース 「そんな寺の御朱印に御利益はあるのか、という面でな」

霊場会の方が後付けなのに…、とフウと溜息。

キース 「元々は御大師様が繋いだお寺で、ただそれだけで…」
ブルー 「霊場会なんて組織は無かったからねえ…」
シロエ 「それじゃ抜けても、特に問題ないわけですか?」
キース 「ああ。判決でもそう出たからな」
一同  「「「判決!?」」」

まさか裁判をやっていたとは…、と誰もがポカーン。

シロエ 「あのですね…。そこで裁判なんですか?」
ブルー 「らしいよ、上納金がどうとか、こう色々と俗な中身で」
キース 「実に世知辛い世の中だ。話し合いならぬ裁判ではな」
ジョミー「勝訴したわけ?」
キース 「抜けた寺がな!」

だから堂々と抜けていいのだ、という現実。
霊場会に勝訴ですか…。


2018/01/18 (Thu)

 

☆忙しすぎるんです


お正月から元老寺に二泊で、新年が幕を開けたシャン学メンバー。
逃げられないのがお寺ライフなのに、逃げるお寺もある世の中。

シロエ 「勝訴したなら、抜けたお寺の勝ちですよね…」
キース 「そうなるな。だから自由に開門時間を決められる」

霊場会に入ったままだと、どう転んでも変えられないが…、と。

キース 「極端な話、週休二日も不可能ではない。結論を言えば」
一同  「「「週休二日!?」」」
キース 「住職が多忙な土日は御朱印は休み、と言うのも自由だ」

現に多忙で、過労で倒れそうなんだから…、と語られる実情。

キース 「人も雇えずに、家族だけで御朱印をこなしてるんだぞ」
ブルー 「土日は法事の依頼も多いし、てんてこ舞いだよ」

住職も、それに奥さんたちも…、と銀青様。

ブルー 「法事をお寺でやるとなったら、用意が大変なんだから」
キース 「ああ。坊主は読経が仕事なんだが、裏方はだな…」
ブルー 「本堂に供えるお膳の用意も、庫裏の座敷の掃除も…」
キース 「その座敷で出す茶菓子の用意や、湯の支度までだ…」

何もかもかかってくるものなのだ、というのが法要の時。

キース 「暗い内から準備なんだぞ、御朱印まで手が回るのか?」
一同  「「「あー…」」」

それはとっても大変かも、と大きく頷くシャン学メンバー。

シロエ 「そうしてバタバタしてる中でも、御朱印なんですね?」
キース 「朝一番にお遍路さんが来ようものなら、当然だ」

でもって更に追い詰められる、とリーチになるのが法要の準備。

キース 「法要の前に疲労困憊、終わった後にも休み無しだぞ?」
一同  「「「うわー…」」」

やってられない、と誰もが悲鳴。

ジョミー「元が取れるくらいに人が来るなら、いいけど…」
キース 「ブームが去ったら、閑古鳥な日もあるわけでだな…」
ブルー 「それでも門を開けてる間は、スタンバイだしね…」

霊場会を抜けたくもなる、と銀青様も。
自分の生活が大事ですよね?


2018/01/19 (Fri)

 

☆逃げられません


お正月からお寺ライフに捕まり、逃れられないシャン学メンバー。
けれど世の中、霊場会から抜けてでも、自分の生活を守るお寺が。

シロエ 「霊場会から抜けられるんなら、総本山はどうでしょう」
マツカ 「璃母恩院の傘下からでも、抜けられますよね?」

さっきキースも言ってたような…、と御曹司。

マツカ 「大きなお寺が独立した例、あると思うんですけれど…」
ブルー 「幾つもあるねえ、宗派の縛りはあるんだけどね」

南無阿弥陀仏なら南無阿弥陀仏で…、と銀青様の答え。

ブルー 「そこの所は変えられないけど、抜けるのは可能」
キース 「ただし、デメリットも多いがな…。霊場会と違って」

万一の時に助けて貰えないのだ、と副住職の大きな溜息。

キース 「離脱してしまうと、法類とも縁が切れるから…」
一同  「「「法類?」」」
キース 「お寺同士の親戚関係といった所だ。血縁は無くても」
ブルー 「手が足りない時に、助け合ったりするんだけどね…」

総本山から独立したなら、睨まれるから…、と憂いの眼差し。

ブルー 「睨まれてるお寺を助けに行ったら、どうなると思う?」
サム  「思いっ切り睨まれそうだよなぁ…。とばっちりでよ」
ブルー 「それで正解。だから法類が逃げちゃうんだよ」

そして自力で頑張るしかない、という独立の結果。

ブルー 「観光客で潤ってるとか、そういうお寺はいいんだけど」
キース 「普通は檀家さんまでが逃げて、ロクなことにならん」
一同  「「「あー…」」」

お寺の世界は甘くないのか、と悟った御一同様。

シロエ 「すると元老寺も、今の方針を貫くんですね?」
キース 「親父の目が黒い間はな!」

そして、いつまでも黒いままだ、とブツブツブツ。

キース 「お前たちも覚悟しておいてくれ」
シロエ 「三百年経っても、何一つ変わらないんですか?」
キース 「璃母恩院の覚えをめでたくしたければな」

厳しい寺ほど贔屓される、とイヤンな発言。
楽は出来ませんね…?


2018/01/20 (Sat)

 

☆変わらない方針


お正月から元老寺で二泊、お寺ライフを送ったシャン学メンバー。
今年もお寺に追われそうな感じで、三百年後も変わらない予感。

シロエ 「璃母恩院は変わってくれないんですか? 楽な方向へ」
キース 「あれでもマシになった方だと俺は思うが?」
ブルー 「そうだよねえ…。修行道場だって、変わったんだよ」

ぼくの時代は今より厳しかったんだから、と銀青様。

ブルー 「キースの時には、エアコンも一応、あったしさ…」
マツカ 「あれっ、火鉢じゃなかったですか? 休憩時間だけで」
シロエ 「そう聞きましたよね、キース先輩も酷い霜焼けで…」
キース 「普通の修行僧はそうだが、病人となれば別扱いだ」

風邪でも引いたら、別室で手厚い看病で…、という説明。

キース 「もちろんエアコン完備の部屋で、加湿器つきだぞ」
ブルー 「なにしろ道場は、一年に一度しか無いからねえ…」

出来れば治して、修行に参加して欲しいよね、と銀青様も。

ブルー 「だけど昔は、そういうのは無くて…。火鉢だけだよ」
キース 「その上、治りそうになければ下山だったからな」
一同  「「「下山?」」」
キース 「寺は、お山という扱いだ。出るなら下山だ」

しかも期限が切ってあった、と副住職の厳しい顔付き。

キース 「三日かそこらで下山になって、リベンジは無理で…」
ブルー 「もう一度道場に入りたくても、駄目だったんだよ」

チャンスは一生に一度だったし、と語られる昔の制度。

ブルー 「今も基本は変わらないけど、事情によっては…」
キース 「再挑戦が許されるようになっているしな…」

そんな具合に総本山でも変わるものだ、と言ってますけど。

シロエ 「でもですね…。厳しいお寺を贔屓するんでしょう?」
キース 「当然だろうが! 昔ながらの寺が一番だからな」
スウェナ「じゃあ、元老寺も変わらないわけね?」
キース 「どう転がっても変わらんな!」

文句は親父に言ってくれ、とピシャリ。
もはや絶望的ですね?


2018/01/21 (Sun)

 

☆変えるのは駄目


今年もお寺に追われそうなのが、シャン学メンバーですけれど。
いくら世間が移り変わっても、変わりそうにないのがアドス和尚。

シロエ 「アドス和尚に文句って…。そんな勇気は無いですよ!」
サム  「勇気以前に勝てるわけがねえぜ、ブルー以外は」
一同  「「「あー…」」」

そうだったよね、と一同、ガックリ。

ジョミー「ブルーが改革しろって言ったら、するかもだけど…」
キース 「確かに親父も折れるだろうが、その前にだな…」

ブルーといえども坊主なんだぞ、とトドメの一言。

キース 「伝説の高僧、銀青様が、寺を俗っぽく変えるのか?」
ジョミー「うーん…。自分のお寺だったら、変えそうだけど…」
サム  「他所の寺には、一切、口出ししねえと思うぜ」

経営面でのアドバイスくらいじゃねえのかよ、と僧籍な人。

サム  「寺のしきたりとか、そっち方面はノータッチでよ…」
ブルー 「それで合ってる。宿坊のメニューくらいはいいけど…」

お寺そのものには口出ししない、と生徒会長、キッパリと。

ブルー 「お寺を守るのは住職なんだし、ぼくは沈黙あるのみ」
シロエ 「そう言わずにですね…! ぼくたちのためにも!」
スウェナ「元老寺を改革して欲しいわよね、楽が出来るように」
??? 「それは駄目だってば!」

絶対に駄目、と突然、ソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「今のままのがいいんだよ! 伝統を守って!」
キース 「あんた、何しに湧いたんだ!?」
Aブルー「それはもちろん、新年の挨拶と御馳走のために!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」

ご飯もおやつも沢山食べてね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「それと、あけましておめでとう!」
Aブルー「おめでとう、ぶるぅはいい子だね。…他のみんなは?」
一同  「「「あけましておめでとうございます…」」」
Aブルー「うん、オッケー!」

伝統の挨拶は守らなくちゃ、と言われましても。
お寺も同じですか…?


2018/01/22 (Mon) 

 

☆お茶が大敵です


銀青様こと生徒会長に頼んでも、変えられないのがお寺そのもの。
元老寺は今の方針をキープ、ソルジャーがそれに賛成だとかで…。

シロエ 「あのですね…! 伝統の挨拶はいいんですけど…!」
ジョミー「元老寺を改革するのは駄目って、何なのさ、ソレ!」

ぼくとしては変えて欲しいんだけど、と僧籍とも思えない発言。

ジョミー「今よりも楽なお寺になったら、棚経だって!」
サム  「あー…。マシになるかもしれねえよなあ、お盆の地獄」

必死になって回らなくても、休憩時間が取れるとか、とサム君も。

サム  「一日で一気に回る所を、三日間に分けて行くとかよ…」
シロエ 「確かに、それなら楽ですよね。猛暑の年でも」
ジョミー「そうなったら、とても嬉しいんだけど…」
キース 「まあ、世の中には無いこともない。むしろ多数かもな」

棚経の日が分散している寺は…、と副住職。

キース 「その代わり、長い期間がかかるが、一日当たりは…」
ジョミー「数が減るわけ?」
キース 「そうなるな。一軒ごとに頂くお茶が大敵だが…」
一同  「「「お茶?」」」

どうしてお茶が大敵なのだ、と一同、キョトン。

シロエ 「お茶って、こういうお茶ですか? コレは紅茶ですが」
キース 「もちろん紅茶が出る家もある。檀家さん次第だ」
スウェナ「だったら敵になるわけないでしょ、ラッキーなだけで」

棚経でお茶が出てくるのなら、とスウェナちゃん。

スウェナ「ジョミーたちは、いつも飲まず食わずよ、棚経は」
マツカ 「そうですよね…。せいぜいペットボトルのお茶で…」

それも差し入れじゃないですか、と御曹司も首を傾げてますけど。

キース 「普通だったら、そうなるだろう。だが、敵なんだ!」
サム  「どの辺が敵になるんだよ? 意味が分かんねえけど…」
キース 「何処の家でも、お茶と茶菓子が出てくるんだ!」
スウェナ「最高じゃないの!」

お菓子まで出てくるんなら、と褒め称える声。
大敵どころか、味方ですよね…?


2018/01/23 (Tue)

 

☆食べ過ぎが問題


今の方針を変えそうにない、元老寺を牛耳るアドス和尚ですけど。
それに賛成なのがソルジャー、ついでに話題は棚経の方へと。

シロエ 「お茶とお茶菓子を出して貰えるなら、有難いでしょう」
ジョミー「そうだよ、ぼくたちは何も貰っていないから!」
サム  「お布施だけだよな、何処の家でも…。先を急ぐしよ」

棚経が済んだら、即、次の家へと出発だから、とサム君も。

サム  「エアコンを点けてくれる家はあっても、お茶なんか…」
ジョミー「一度も出て来たことが無いよね、暑くってもさ…」
スウェナ「でしょ? お茶だけじゃなくて、お茶菓子も出るのよ」

敵になるわけないじゃないの、と言ってますけど。

キース 「いいか、よくよく考えてくれ。坊主の基本を」
一同  「「「へ?」」」
キース 「托鉢の場合、頂いたものは断れない。ウサギでもな!」
一同  「「「ウサギ?」」」

それは動物のウサギだろうか、と誰もがキョトン。

サム  「ソレ、耳が長いウサギなのかよ?」
キース 「ああ。持て余したペットを寄越したわけだな」

それでも貰って帰るのが坊主だ、と副住職。

キース 「座禅の宗派であった実話だが、茶菓子も同じだ」
シロエ 「えーっと…? 苦手なお菓子でも食べるんですか?」
キース 「もちろんだ。だが、それだけでは敵とは呼ばんな」

誰もが恐れる敵にはならない、と苦々しい顔。

キース 「何処の家でもお茶と茶菓子だ、それを食べ続けると…」
一同  「「「…???」」」
キース 「腹一杯になってくるんだ、もうタプタプで!」

だが出されたら頂かないと…、と合掌を。

キース 「吐きそうになっていたって、食うしかない!」
Aブルー「それは辛そうだね、栄養剤の方が嬉しいよねえ?」
キース 「あんたの感覚と一緒にされたくないんだが…」
Aブルー「でも、そうだろう?」
キース 「栄養剤の方がマシではあるな」

エネルギーだけをチャージ出来るし、と零れた溜息。
お茶は大敵なんですね?


2018/01/24 (Wed)

 

☆食べ過ぎは嫌だ


お寺を改革する件からズレて、季節外れな棚経の話ですけれど…。
棚経の日を幾つにも分けたお寺で、お坊さんの大敵だというお茶。

キース 「俺の知り合いにも、困っているヤツが多くてな…」
シロエ 「お茶とお菓子の食べすぎで…、ですね?」
キース 「ああ。時期的に卒塔婆書きと重なるだけに…」

そのハードさを乗り切るためにも、栄養剤の方が、と副住職。

キース 「だが檀家さんにすれば、年に一度のおもてなしだし…」
サム  「断れねえって話になるのな、托鉢でウサギと同じでよ」
キース 「そういうことだ。…一軒だけなら、いいんだがな…」

ゆっくり回ると言っても、日に何軒も、という悲劇。

キース 「何処の家でも、ここぞとばかりに立派な菓子を…」
一同  「「「あー…」」」

年に一度のおもてなしなら、そうなるよね、と一同、納得。

ジョミー「そんな目に遭うより、必死で回った方がいいかな…」
サム  「俺も食いすぎで吐きそうなのは嫌だぜ、マジで」

お経もロクに読めやしねえ、とサム君も。

サム  「今の棚経で満足だぜ。キツくてもよ…」
キース 「分かって貰えると俺も助かる。貴重な戦力だしな」
ジョミー「期待しないで欲しいんだけど…!」

坊主になるつもりはないんだからね、と膨れてますけど。

Aブルー「そう言わずにさ! 頑張ってよ!」
ジョミー「なんで、ぼくなんかにソレを言うわけ!?」
Aブルー「お寺の伝統を守って欲しいからだよ!」

一人でも多い方がいいから、とニコニコニコ。

Aブルー「昔ながらのお寺は必要! 改革しないで!」
ブルー 「どうして君が、そんな考えに…?」

除夜の鐘にも来なかったくせに、とツッコミが。

ブルー 「お寺とは全く縁が無いのが君だろう?」
Aブルー「忘れたのかい、除夜の鐘は大切だってコト!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「また忘れてるし…。暮れにあれほど言ったのに!」

どうして毎回忘れるのだ、とブツブツブツ。
何を忘れたと…?


2018/01/25 (Thu) 

 

☆復習して欲しい


昔ながらの伝統を守るお寺は必要だ、と主張するのがソルジャー。
除夜の鐘にも来なかったくせに、何故そうなるのか謎ですけれど。

Aブルー「除夜の鐘を鳴らして忘れたんだね、綺麗サッパリ!」
シロエ 「…何をですか?」
Aブルー「除夜の鐘ってヤツの存在意義だよ、とても大事なのに」

あの鐘が無いと、困ったことに…、と言われましても。

キース 「あんた、撞きにも来なかったろうが!」
Aブルー「当たり前だよ、ぼくが撞いたら本末転倒なんだから!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「煩悩が流れてしまうじゃないか! 全部なくなって!」

君たちが忘れてしまったように…、と不満そうな顔。

Aブルー「ぼくが求めているのは煩悩! 鐘を撞いた人の!」
一同  「「「うっ…」」」

そういう話があったっけ、とサーッと青ざめる御一同様。

シロエ 「わ、分かりました! 思い出しましたから!」
ブルー 「その先はもう、言わなくていいよ!」
Aブルー「ダメダメ、しっかり復習する!」

今度こそ忘れないように…、とズズイと前へ。

Aブルー「いいかい、除夜の鐘を撞くと煩悩が流れ去って…」
ブルー 「もういいから! その先、禁止!」
Aブルー「嫌だね、言わないと忘れられるし!」

今年の暮れまで覚えていて、と譲らない人。

Aブルー「エロい煩悩も沢山流れて、それがグルッと…」
ブルー 「やめたまえ!」
Aブルー「一回りして来て、戻って来るのが姫はじめの日の夜!」

だから、その夜にセックスなのだ、と弾ける笑顔。

Aブルー「そうすればエロい煩悩たっぷり! 充実のセックス!」
ブルー 「退場!」

サッサと消えろ、と生徒会長、レッドカードを。

ブルー 「君のシャングリラに帰りたまえ! すぐに!」
Aブルー「新年の挨拶に来たお客様を追い返すのかい?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ゆっくりしていってね!」
Aブルー「ありがとう!」

ぶるぅは本当にいい子だよね、とニコニコニコ。
帰らないんですね?


2018/01/26 (Fri)

 

☆会議には出ません


除夜の鐘が何故、大切なのかを、語り始めてしまったソルジャー。
目的はエロい煩悩ゲットで、毎年、燃えているわけでして…。

Aブルー「今年もちゃんと頑張ったんだよ! ぼくのハーレイと」
一同  「「「…………」」」
Aブルー「こっちの世界に来なきゃ駄目だし、ホテルを取って!」

そして一晩、セックス三昧、と威張り返り。

Aブルー「お蔭で煩悩を山ほどゲットで、今年もいい年に!」
ブルー 「それなら、早く帰るべきだと思うけど?」
Aブルー「どうして、そういうことになるのさ?」
ブルー 「時間が無駄になるだろう!」

此処で喋っている間に…、と生徒会長が指差す天井。

ブルー 「君のハーレイが待ってる筈だよ、シャングリラで!」
Aブルー「そっちなら心配要らないから! 今は会議中!」
一同  「「「会議?」」」
Aブルー「シャングリラの航路設定について、こう、色々と…」

だからハーレイは忙しいのだ、と言われましても。

ブルー 「航路設定って…。その会議を抜けて来たのかい!?」
Aブルー「出たって意味が無いからね!」
一同  「「「はあ?」」」

腐ってもソルジャーじゃなかったろうか、と誰もがポカーン。

キース 「あんた、自分の仕事はどうした! ソルジャーの!」
ブルー 「そうだよ、ソルジャー抜きだと航路設定なんかは…」
シロエ 「話が全く纏まらないと思いますけど?」

自分の役目を投げないで下さい、とシロエ君も。

シロエ 「ただでも危険な世界でしょう? SD体制だとかで…」
Aブルー「危険だからこそ、会議には意味が無いんだよ!」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「決めた通りに運ぶとは限らないからね!」

人類軍の出方次第じゃないか、と反論が。

Aブルー「ぼくの仕事は、上手くいかなくなってから!」
シロエ 「会議がですか?」
Aブルー「違うよ、シャングリラの航路そのもの!」

危なくなったら出番なのだ、と胸を張る人。
そう言われれば、そうなのかも…?


2018/01/27 (Sat)

 

☆会議が纏まらない


除夜の鐘の大切さを語りたいソルジャー、放置して来た自分の船。
しかも大事な会議中なのに、いる必要は無いと言い放ちまして…。

Aブルー「シャングリラの航行が順調だったら、ぼくは暇だし!」
ブルー 「そうみたいだけど、でも、航路設定の会議くらいは…」
Aブルー「いた方が却って問題なんだよ、ぼくの場合は!」

みんなが迷惑するだけだ、と妙な発言。

シロエ 「あのですね…。どうして迷惑するんですか?」
スウェナ「そうよ、ソルジャーはいた方がいいと思うけど…」
Aブルー「ぼくの性格がアバウトなのは、みんな知ってるよね?」
ブルー 「嫌というほど知っているけど、それが何だと…?」

航路設定にどう影響するのだ、と生徒会長が傾げる首。

ブルー 「人類軍が出て来た時が、出番というのは分かるけど…」
Aブルー「分からないかな、人類軍の船は一瞬で沈められるし!」
ブルー 「君の力ならそうなるだろうね。でも、航路設定とは…」

何の関係も無さそうだけど…、と生徒会長。

ブルー 「人類軍との遭遇は、言わば事故みたいなものだろう?」
キース 「折り込みようがない代物は、会議に関係ないと思うが」
Aブルー「其処なんだよねえ、ぼくが言いたいのはさ!」

航路なんかは適当でいい、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「育英都市とかの真上を飛ぶんでなければ、問題なし!」
一同  「「「はあ?」」」
Aブルー「何が来ようと、ぼくが沈めて終わりだから!」

検討するだけ時間の無駄だ、と強烈な台詞。

Aブルー「気象条件も他の要素も、考えなくてもいいんだよ!」
ブルー 「君は会議でそう言うのかい!?」
Aブルー「決まってるじゃないか!」

早く終わらせて、おやつを食べたい、と悪びれない人。

Aブルー「こんな調子だから、ぼくが会議に出ると…」
シロエ 「纏まる話も、纏まらないというわけですね?」
Aブルー「ピンポーン!」

留守にしていた方がいいのだ、と弾ける笑顔。
コレがソルジャーだと…?


2018/01/28 (Sun)

 

☆ソルジャーと仕事


除夜の鐘は大切だと語るソルジャーですけど、自分の船は放置。
航路設定の会議に出ないで、こっちの世界に来ているという現実。

シロエ 「確かにそうかもしれませんけど…。でもですね…」
ブルー 「顔くらい出しておくべきじゃないかな、ソルジャーは」

ぼくならそうする、と同じくソルジャーの肩書を持つ生徒会長。

ブルー 「でないと士気が下がりそうだよ、ソルジャー不在じゃ」
キース 「まったくだ。出ない方がマシと言ってもだ…」
サム  「黙って出とけよ、飾りでも座っているべきだぜ」

それでこそソルジャーと言えるのでは…、とサム君も。

サム  「いねえ方がマシでも、黙っていれば済む話だしよ…」
Aブルー「でも、本当に誰一人として困らないからね!」

ぼくの仕事は、たまにブリッジに顔を出すこと、とキッパリと。

Aブルー「前に君たちが言ったんだよ? ヒッキーでニートって」
一同  「「「あー…」」」

そういえば、そういう話があった、と蘇る記憶。

シロエ 「つまり本気で、ヒッキーでニートなんですね?」
Aブルー「それに近いね、誰も期待はしていないから!」

ハーレイだって…、と涼しい顔。

Aブルー「そんなわけだし、急いで帰らなくてもオッケー!」
ブルー 「居座らなくてもいいんだけど!」
Aブルー「ダメダメ、話も途中だったし!」

除夜の鐘の伝統を、今後も守ってくれたまえ、と極上の笑み。

Aブルー「そのためにも、お寺をしっかり守って!」
キース 「あんたにだけは、言われたくないが!」

ヒッキーニートは黙っていろ、と副住職の反撃。

キース 「自分の船さえ放置のヤツには、何も言わせん!」
Aブルー「じゃあ、君は?」

お寺を全力で守っているかい、と切り返し。

Aブルー「副住職なら、休みの日にも仕事がありそうだけど?」
キース 「俺は高校生だから、いいんだ!」
Aブルー「良くないよ!」

副住職としては、ぼくと同レベルでは、と。
キース君、そうなるんですか…?


2018/01/29 (Mon)

 

☆お手本を見せて


自分の世界のシャングリラは放置で、遊びに来ているソルジャー。
ヒッキーでニートに近い状態、その件でキース君と言い争いに。

Aブルー「君が高校生にしたって、学校が無い日は仕事だってば」
キース 「何故、そうなるんだ!」
Aブルー「ぼくに偉そうに言うんだったら、先にお手本!」

君自身が見せてくれたまえ、とソルジャー、ズズイと前へ。

Aブルー「副住職らしく仕事に励んで、お寺の伝統を守らなきゃ」
キース 「それは親父の管轄だ! 俺はしがない副住職で…」

ついでに一生、副住職な気がするんだが…、とキース君。

キース 「俺も親父も年を取らんし、寺は年功序列の世界で…」
Aブルー「下剋上は無理にしたってさ…。もっと頑張る!」

こんな所でサボっていないで帰りたまえ、と指差す玄関の方。

Aブルー「ぼくが会議に出ないのと同じで、今日の君にも…」
サム  「あー…。まあ、何かしら用事はあると思うぜ」
キース 「こんな野郎の肩を持つ気か!?」
サム  「俺が言ったの、一般論ってヤツでよ…」

親父さんは今日も法事でねえの、とツッコミが。

サム  「松の内は法事も控えるだろうし、もうそろそろ…」
ブルー 「法事の依頼は来ていそうだよね、確かにね」
キース 「うっ…」

グッと言葉に詰まっている人。

Aブルー「その様子だと、法事の手伝い、サボったんだね?」
キース 「やかましい! 親父には前から言ってある!」
Aブルー「そうにしたって、偉そうに言える立場じゃないねえ…」

それなら黙っていてくれたまえ、とピッシャリと。

Aブルー「怠慢な副住職にしたって、伝統は守れる筈だから…」
キース 「何が言いたい!」
Aブルー「これからも除夜の鐘をよろしく!」

アレがお寺のいい所、とニコニコニコ。

Aブルー「ぼくも応援しているから!」
キース 「余計なお世話だ!」
Aブルー「遠慮しなくていいってば!」

本当に全力で応援してる、と言ってますけど。
目的が不純すぎますよねえ…?


2018/01/30 (Tue)

 

☆応援する気なら


自分の世界のシャングリラを放って、別の世界で遊ぶソルジャー。
ヒッキーニートに近いんですけど、キース君を同類扱いにして…。

Aブルー「君とぼくとは似た者同士ってことで、真面目に応援!」
キース 「俺は仕事をしているぞ! 平日に月参りとかも!」
シロエ 「ですよね、たまに遅刻をして来てますし…」
サム  「あんたよりかはマシだと思うぜ、仕事への姿勢」

同列にするのはどうかと思う、とサム君の援護。

サム  「出来る範囲のことはしてるし、頑張ってるかと…」
Aブルー「だったら、一層、応援しなくちゃ! 元老寺のために」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「除夜の鐘の伝統を守って欲しいし、もう全力で!」

必要だったら寄進もするよ、とニコニコニコ。

Aブルー「ぼくの名前じゃマズイんだったら、ノルディに頼んで」
キース 「頼むから、それはやめてくれ!」

ますます親父がパワーアップ、とガクガクブルブル。

キース 「寄進があったということになれば、もうホクホクで…」
ジョミー「どうなるわけ?」
キース 「何をやらかすか、マジで分からん!」

新しい阿弥陀様を作って貰って、開眼供養もありそうだ、と。

キース 「阿弥陀様の御像を複数持つのは、アリだからな…」
Aブルー「本当かい!? じゃあ、喜んで!」
キース 「出入り禁止にされたいのか、あんた!」

どうせ良からぬ魂胆だろう、と睨み付ける人。

キース 「俺に迷惑をかけると言うなら、放置だからな!」
Aブルー「何を?」
キース 「お浄土の蓮をキープする話だ、アレを放棄だ!」

無かったことにさせて貰う、とキッツイ反撃。

キース 「それでいいなら、何でもしやがれ!」
Aブルー「ご、ごめん…! 応援も寄進も、やめとくから!」
キース 「ならば、いい。約束を破れば、分かっているな?」
Aブルー「破らないってば、ぼくのシャングリラに誓って!」

だからよろしく、と涙の懇願と土下座三昧。
今月、これにて中継終了~。


2018/01/31 (Wed)







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☆二年参りは無理


あけましておめでとうございます。元老寺の宿坊からの中継です。
除夜の鐘の後に泊まったシャン学メンバー、爆睡中でして…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ あけましておめでとう! 起床ーっ!」
シロエ 「う、うう…。もう朝ですか…」
サム  「まだ暗いけどよ…。初日の出を拝むなら仕方ねえよな」

俺たちの若さなら、軽く二徹はいけるのに…、とサム君の溜息。

サム  「除夜の鐘撞きで凍えた挙句に、修正会ではよ…」
シロエ 「心身ともに疲れ果てますよね、お寺ってトコは…」

神社に二年参りとかなら疲れないのに、とシロエ君も。

シロエ 「本堂に正座で法要ですしね、除夜の鐘の後に…」
ジョミー「おぜんざいも何処かへ吹っ飛んじゃうよね、アレ…」

修正会は新年の最初の法要。元老寺の場合は、夜中に厳修。

スウェナ「おまけに正座よ、椅子席は貰えないんだから!」
マツカ 「ご老人用って雰囲気ですしね、椅子席は…」

仕方ないですが、と御曹司も愚痴を零しつつ、皆で身支度。

キース 「みんな、用意は出来たようだな。行くぞ」
一同  「「「はーい…」」」

凍り付くような寒さの中を、境内を抜けて山門まで。

アドス 「新年おめでとうございます。今年もよろしく」
イライザ「まず、初日の出を拝みましょうね」
アドス 「二礼二拍手一礼ですぞ」

では、と明けゆく東の空へと、深々とお辞儀、そして柏手。

アドス 「本年もよろしくお願いします」
一同  「「「お願いします…!」」」

パンパン柏手、それからお辞儀で…。

イライザ「寒かったでしょう? 庫裏の方へどうぞ」
アドス 「お雑煮の用意が出来ておりますからな」
ぶるぅ 「わぁーい!」

法衣のアドス和尚とキース君に続いて、庫裏の座敷へ。

アドス 「改めまして、新年おめでとうございます」
一同  「「「おめでとうございまーす!」」」
イライザ「では、お屠蘇から…」

銀青様に、とアドス和尚に差し出すお屠蘇の器。
一番偉い人からですね?


2018/01/01 (Mon) 

 

☆今年もいい年に


元老寺で新年を迎えたシャン学メンバー。お雑煮の前に、お屠蘇。
銀青様こと生徒会長にと、アドス和尚が屠蘇器を持ちまして…。

アドス 「銀青様、どうぞ、お屠蘇でございます」
ブルー 「ありがとう。今年もいい年になりますように」

頂きます、と盃に注がれたヤツをクイッと。

ブルー 「じゃあ、次は、ぼくから…」
アドス 「いえいえ、そんな、もったいない…!」
イライザ「ええ、私どもにお任せ下さいませ…!」

お次にどうぞ、とイライザさんが、お屠蘇をアドス和尚に。

アドス 「うむ。今年もいい年になりそうじゃな」
イライザ「キースも頑張ってくれてますもの。はい、キース」
キース 「は、はい…。頂きます」

盃を空ける副住職ですけど、複雑なのがシャン学メンバー。

シロエ (キース先輩が、諸悪の根源ですけど…!)
サム  (何枚、猫を被っていやがるんだよ、家ではよ…!)

けれど口には出せないわけで、思念波も使えない現状。

イライザ「さあさあ、皆さんも、形だけでも…」
ジョミー「あっ、すみません! 頂きます!」

未成年だけに、お屠蘇は舐めるだけ。

ぶるぅ 「んとんと…。ぼくは普通に一杯!」
イライザ「あらあらあら…。一番小さいのにねえ…」

一人前ね、と注がれるお屠蘇。

ぶるぅ 「三百年以上、生きてるもーん!」
ブルー 「お酒も好きだし、お屠蘇くらいじゃ酔わないよ」
ぶるぅ 「うんっ!」

いただきまぁーす! とゴックンと飲んで、ニコニコニコ。

ぶるぅ 「お屠蘇が済んだら、お雑煮だよね!」
イライザ「おせちも沢山ありますからね。ご遠慮なくどうぞ」
一同  「「「はーい!」」」

さあ食べるぞ、と瞳が輝く御一同様。

シロエ 「毎年、これが楽しみなんですよね」
スウェナ「ゴージャスだものね、それに美味しいし…」
アドス 「銀青様に、粗末なものはお出し出来ませんしな」
イライザ「ええ、本当に…」

今年もよろしくお願いします、と挨拶が。
お寺と縁が切れませんね?


2018/01/02 (Tue)

 

☆お正月にはコレ


今年も元老寺で新年を迎えたシャン学メンバー、おせちに舌鼓。
和洋中と豪華に揃っていまして、誰もが御機嫌なんですけれど…。

ジョミー「あっ、それも食べる! そっちのも!」
サム  「美味いよな、どれも…。マジで最高!」
シロエ 「やっぱり、お正月はコレに限りますよね、お雑煮と!」

あれもこれも、と賑やかに食べている中、アドス和尚がニッコリ。

アドス 「さて…。そろそろ、お願い致しましょうかな」
一同  「「「へ?」」」
アドス 「ああ、他の皆様は、そのままで…。お二人だけで」

サム殿とジョミー殿には、初詣の方の手伝いを…、という注文。

ジョミー「うわわ…。もう思いっ切り、忘れてたし!」
サム  「俺も綺麗に忘れてたけどよ、正月といえば定番だよな」
キース 「分かっているなら、話は早い。着替えて貰うぞ」

さあ、こっちだ、と容赦ないのが副住職。

キース 「じきに檀家さんがいらっしゃるしな、手を抜くなよ?」
アドス 「お二人とも、よろしく頼みますぞ」
サム  「はいっ!」
ジョミー「はぁーい…」

せっかくのお正月なのに…、と連行されていった人たち。

シロエ 「ジョミー先輩たちも大変ですよね、毎年、毎年…」
マツカ 「僧籍ですから、当然の仕事なんでしょうけど…」
スウェナ「でも、お正月よ? なんだか可哀想よねえ…」

なんで元日から衣なのよ、とスウェナちゃんが本堂の方へ視線を。

スウェナ「ブルーみたいに赤い衣なら、おめでたそうだけど…」
シロエ 「そういえば黒い衣でしたね、二人とも…」
マツカ 「アドス和尚も、黒いですよね…」

違う色を着られる筈なのでは…、と御曹司の疑問。

マツカ 「確かキースも黄緑でしたよ、ウグイス色みたいな」
スウェナ「でも、黒かったわよ? キースの衣も」
シロエ 「そうですよねえ…。どうなっているんでしょう?」
ブルー 「修正会では、そっちを着ていただろう?」

あれは正式な衣だからね、と銀青様。
じゃあ、初詣のは…?


2018/01/03 (Wed)

 

☆初詣には晴れ着


元老寺で新年を迎えたシャン学メンバーですけど、初詣が問題。
檀家さんたちがやって来るので、お相手に出るのが僧籍な人たち。

シロエ 「修正会だと色のついた衣で、初詣の方は黒ですか?」
ブルー 「そこは墨染と言って欲しいけど、まあ、そうだよね」
スウェナ「どうして黒になっちゃうのよ? 色付きでいいでしょ」

そっちが正式なんだから、とスウェナちゃんの疑問。

スウェナ「初詣の人のお相手なんだし、晴れ着でいいじゃない」
シロエ 「ですよね、初詣だと、ドレスコードは晴れ着ですよね」
マツカ 「最近は滅多に見ませんけれどね、そういうのは…」

やはり汚れるからでしょうか、と御曹司が言う女性の晴れ着。

マツカ 「昔は成人式に負けないような着物の人だって…」
スウェナ「初詣の新聞記事なんかだと、そういうのだったわね…」

特に「やらせ」でもなかった筈よ、と万年高校1年生の意見。

スウェナ「年々減っているのは確かね、だけど数人くらいなら…」
シロエ 「いるんですから、やっぱり晴れ着が正式ですよ」

キース先輩たちも、それでいいのでは…、とシロエ君も。

シロエ 「初詣に来る檀家さんだって、きっと晴れ着で…」
マツカ 「ジャージってことは、ないでしょうしね…」
スウェナ「それなら色付きで良さそうだけど…」

どうして黒い衣なのよ、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「お正月から真っ黒よりかは、色付きだわよ!」
ブルー 「うーん…。問題はアドス和尚の考え方かな…」

炬燵に座ってお屠蘇でお迎え、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「どう考えても法要とは無縁で、普段着が似合い」
シロエ 「えっと…? それじゃ、炬燵じゃなかったら…」
マツカ 「畳に正座でお出迎えなら、色付きの衣の方ですか?」
ブルー 「それだけじゃ駄目だね、檀家さんはお焼香が必須で」
一同  「「「お焼香?」」」
ブルー 「御本尊様に!」

思い切り抹香臭くなるけど、という話。
元日からお焼香ですか?


2018/01/04 (Thu) 

 

☆お焼香は抜きで


お正月と言えば晴れ着ですけど、そうじゃないのがキース君たち。
初詣に来る檀家さんのお相手、墨染めの衣が元老寺のスタイル。

シロエ 「どうして其処でお焼香なんです、御本尊様に?」
ブルー 「坊主が正式な衣だったら、そうなるものでさ…」
マツカ 「初詣が法要になるわけですか?」
ブルー 「そんな感じかな、プチ修正会みたいな雰囲気になって」

修正会はお正月にやるものだから、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「元老寺だと、初日の出よりも前にやるけど…」
スウェナ「他所のお寺は違うって言うの?」
ブルー 「お寺によるねえ、昼間に盛大にやる所だって…」

少なくないし、というお寺の迎春事情。

ブルー 「そういうトコだと正式な衣で、もう元日から法要かな」
シロエ 「夜中にやってた、アレが昼間になるんですね?」
ブルー 「そう! 元老寺のも、来ていない人も多いから…」

修正会に来なかった檀家さんには、お焼香をして貰うもの、と。

ブルー 「だけどソレだと、嬉しくないしね…。初詣の人も」
マツカ 「初詣に来て、お屠蘇の代わりにお焼香ですか…」
シロエ 「キッツイものがありますね、それ…」

お正月気分が吹っ飛びそうです、とシロエ君が振っている頭。

シロエ 「お焼香のお香、普段のと全く同じですよね?」
ブルー 「お正月なんだし、上等なのを使うだろうけど…」

基本の香りは同じだよね、との明快な答え。

ブルー 「どう転がっても抹香臭くて、お寺の香り」
一同  「「「うわー…」」」

かなり嫌かも、と誰もがガクブル。

シロエ 「だったら、キース先輩たちが黒い衣なのは…」
ブルー 「お正月だけど、気楽にどうぞ、ってスタイルだよ」

坊主が正式な衣でなければオッケーだから、と。

ブルー 「見た目は黒くて晴れ着じゃなくても、お屠蘇でさ…」
シロエ 「お焼香は無しなんですね?」
ブルー 「そうなるね!」

そっちの方が喜ばれるだろう、と笑顔。
まあ、そうでしょうね?


2018/01/05 (Fri) 

 

☆晴れ着がいいね


初詣とくれば晴れ着が定番、けれど普段着な法衣のキース君たち。
もう元日から墨染の衣、おめでたくなくても檀家さんへの気遣い。

シロエ 「見た目だけだと、色付きの衣が良さそうですけど…」
マツカ 「そっちを着てると、お焼香しなきゃ駄目なんですね…」

初詣に来た檀家さんが…、と御曹司も納得の墨染の理由。

マツカ 「元日からお焼香をするというのも、アレですし…」
スウェナ「お寺の人なら、抵抗も無いと思うけど…」
シロエ 「一般人の場合は、一気に気分は法事ですよね」

日頃から馴染みが無いですから、とシロエ君。

シロエ 「ぼくたちだって、法要の時くらいしか…」
マツカ 「シーッ! 縁起でもないことを言っちゃ駄目です」

一年の計は元旦にあり、と昔から言うじゃないですか、と。

マツカ 「今年こそ縁を切るんでしょう? 法事三昧の日々に」
シロエ 「そうでした…! 除夜の鐘も無我の境地でしたね」
スウェナ「厄介なことは、呼び込まないのが一番だわよ」

忘れましょうよ、とスウェナちゃんが頬張るおせち。

スウェナ「美味しく食べて、楽しいお正月よ!」
マツカ 「ジョミーたちには悪いですけど、仕方ないですしね…」
シロエ 「そういうお仕事ですからね。お坊さんですし…」
ブルー 「盆も正月も、基本、無いよね!」

ぼくはどっちもアリだけどさ、と生徒会長、涼しい顔。

ブルー 「その代わり、お寺は持っていないし!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 気楽にいくのが一番だもんね!」

お寺を持ったら大変だも~ん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「御本尊様のお世話とか、月参りとか…」
ブルー 「とてもじゃないけど、御免だね!」

お正月だって半端じゃないか、と生徒会長、ブツブツ。

ブルー 「おせちの後には本堂なんだよ?」
シロエ 「しかも墨染の衣ですよね…」
マツカ 「お正月は、やっぱり晴れ着がいいですよ」

お焼香は無しのコースで、と切実な希望。
元老寺では無理な話ですよね?


2018/01/06 (Sat)

 

☆元日から大雪


元老寺でのお正月と言えば、初詣の手伝いをするジョミー君たち。
墨染の法衣で檀家さんのお相手、それも下っ端なわけでして…。

シロエ 「ジョミー先輩たちには気の毒ですけど、墨染の方が…」
マツカ 「檀家さんは嬉しいわけですね…。お焼香が無しで」
ブルー 「そういうこと! 炬燵でお屠蘇を貰っておしまい」

一緒に来た子は、ジョミーたちからお菓子を貰って…、と。

ブルー 「お菓子が目当てで来る子供だって、お焼香はさ…」
スウェナ「要らないわよねえ、お焼香の意味が分かってなくても」
シロエ 「ええ、要らないと思います。お菓子で充分!」
マツカ 「お年玉が欲しいくらいでしょうね、お焼香よりも」

お焼香したなら、ご褒美に欲しくなりませんか、と御曹司。

マツカ 「何かをきちんとやったんですし、アドス和尚から…」
シロエ 「確かに、子供はそうなりますね。褒めて欲しくて」
スウェナ「その辺もあるから、お焼香コースを避けたのかしら?」
ブルー 「どうなんだろうね、お菓子がお年玉扱いだけど…」

お年玉ほど高くはないし、と生徒会長もスウェナちゃんと同意見。

ブルー 「お年玉を奮発しているよりかは、お菓子だよね」
キース 「悪かったな! …実の所は、その通りだが…」

聞こえていたぞ、と副住職の登場。

シロエ 「初詣、もう終わったんですか?」
マツカ 「いつもの年より早いですけど、どうしたんです?」
ジョミー「雪だよ、外を見て分からない?」
一同  「「「え?」」」

おせちに夢中で気が付かない間に、積もっている雪。

キース 「さっき大雪警報が出てな…。もう誰も来ない」
サム  「降り始めた頃から、急に客足、落ちてたしよ…」
一同  「「「あー…」」」

そういうことか、と納得の雪景色。

キース 「親父が、もういいと言ったんだ」
ジョミー「庫裏に戻れ、って」
ブルー 「それは良かった。お疲れ様」

キース君は法衣ですけど、ジョミー君たちは元の服。
宴会タイムですね?


2018/01/07 (Sun) 

 

☆雪見酒でいこう


元老寺のお正月と言えば、檀家さんたちを本堂で迎える初詣。
けれど今年は大雪警報が出る大雪で、早々に客足が途絶えまして。

キース 「ここまでの雪は珍しいんだが…。元日から降るのは」
シロエ 「凄く降ってますね、これじゃ初詣に行こうって気も…」
マツカ 「無くなりますよね、檀家さんたちも…」

家から出たら滑りそうです、とマツカ君が眺める外の雪。

マツカ 「傘だって役に立たないでしょうし、服も濡れますよ」
ジョミー「うん。来た人、みんな服についた雪をはたいてたしね」
サム  「俺たちの仕事は、檀家さんのコートの水気取りな!」

イライザさんに出して貰ったタオルで…、という今年の手伝い。

キース 「サムたちのお蔭で助かった。俺と親父だけだと…」
サム  「キースが拭くしかねえもんなぁ…。濡れちまった服」
ジョミー「お帰りになる前に、乾かさなくちゃ駄目だったしさ…」

ストーブの前で広げておくのも仕事だった、とジョミー君。

ジョミー「サムと二人でこう、広げてさ…」
サム  「お屠蘇の間に乾かすんだよな、少しでも早く」
キース 「俺がそっちに回っていたなら、檀家さんも居心地が…」

悪くなってしまわれただろうし…、と副住職の気遣い。

キース 「専門の係がいるというだけで、ゆっくりして頂けた」
ブルー 「良かったねえ…。初詣も早めに済んだしね」
キース 「ああ。親父は本堂に座ってはいるが、暇だろうな」

きっと一人で雪見酒だぞ、と苦笑い。

キース 「お屠蘇とはいえ、本堂で酒が飲めるのは正月だけだし」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくたちも雪見酒がいい!」

せっかく御馳走があるんだも~ん! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「お酒、欲しいな…。チューハイでもいいから!」
ブルー 「いいねえ、頼んで貰えるかな? ぼくは熱燗で」
キース 「分かった。おふくろに注文してこよう」
ぶるぅ 「わぁーい!」

ホントに宴会、と飛び跳ねるお子様。
今年は縁起がいいのかも?


2018/01/08 (Mon) 

 

☆お寺でもう一泊


元日から大雪警報が出る雪で、元老寺の初詣も開店休業な状態に。
お蔭で解放されたジョミー君たち、庫裏で宴会モードでして…。

イライザ「さあさあ、皆さん、どんどん召し上がって下さいね」
ぶるぅ 「ぼく、チューハイ! ブルーが熱燗!」
イライザ「はいはい、ちゃんと持って来ましたよ」

どうぞ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」にチューハイ。

イライザ「銀青様は熱燗でらっしゃいましたね、ヒレ酒ですわ」
ブルー 「気が利くねえ…。熱燗としか言っていないのに」
イライザ「せっかくですもの、この方がいいかと思いまして…」

おかわりも沢山ございますから、と出て来たヒレ酒。

イライザ「お酌をしたいところですけど、お邪魔ですわね?」
ブルー 「申し訳ないけど、手酌でやるから」
キース 「いや、俺が注ごう。これでも一応、副住職だしな」
イライザ「そうね、キースにお願いしようかしら」

失礼のないようにしなさいよ、と注意してから、襖の向こうへ。

イライザ「ごゆっくりなさって下さいね」
一同  「「「はーい!」」」
イライザ「今夜も泊まって行って下さいな、この雪ですから」
一同  「「「ありがとうございまーす!」」」

帰らなくてもいいとなったら、盛り上がるのが雪見の宴。

シロエ 「宿坊ですけど、もう一泊ですか!」
ジョミー「悪くないよね、今夜も御馳走!」
キース 「そうなるだろうな、ブルーがいる以上は」

銀青様に粗末なものは出せないから…、と副住職。

キース 「幸い、食材は山ほどあるからな…。迎春用のが」
一同  「「「へ?」」」
キース 「檀家さんから届くんだ。例年だったら、宿坊でだ…」

振舞う分を、こっちに回す、と明快な答え。

キース 「鍋にしようかと言ってたぞ。さっき、おふくろが」
ぶるぅ 「お鍋、大好き! 締めはラーメン?」
シロエ 「雑炊の魅力も捨て難いですよ」
ぶるぅ 「どっちも、好きーっ!」

お鍋を食べてお酒も飲む! と大喜び。
見た目は子供なんですけどね?


2018/01/09 (Tue)

 

☆お正月から宴会


元日からドカンと降った大雪、元老寺の本堂での初詣も開店休業。
ジョミー君たちの手伝いも不要で、シャン学メンバー、雪見の宴。

ぶるぅ 「チューハイ、美味しい! もうすぐ、お鍋~!」
シロエ 「そうですねえ…。日が暮れるのが早いですしね」
マツカ 「じきに真っ暗になりますよ。この大雪だと帰れません」

瞬間移動は別ですけれど、と御曹司。

マツカ 「交通網はマヒでしょうねえ、元日なのに」
キース 「車で初詣に出掛けた人たちは、きっと困っているぞ」
ジョミー「だよねえ、家を出た時には晴れてたんだし…」

大雪になるなんて思わないよ、とジョミー君が眺める外の雪。

ジョミー「お蔭で今夜も宴会だけどね、鍋料理で!」
ブルー 「お寺ライフが追加で来るのは、いいのかい?」
ジョミー「初詣の手伝いが早く終わったから、気にしない!」

夕方のお勤めくらいが何さ、と上機嫌。

ジョミー「明日も朝からお勤めだけどさ、宴会の方が…」
スウェナ「楽しいわよねえ、元日から騒げるんだもの」

お寺が何よ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「それより泊まりで宴会だわよ!」
サム  「だよなあ、こんな正月は、そうそうねえしよ…」

楽しもうぜ、とサム君が賛成、夕方のお勤めも誰も気にせず。

シロエ 「終わりましたね、アッサリと…」
キース 「親父も力尽きているしな、開店休業の初詣でも」

本堂に座りっぱなしだったからな、と副住職。

キース 「早く終わらせて庫裏で一杯、それが本音だ」
一同  「「「うーん…」」」

そんな調子でいいんだろうか、と思いはしても有難い展開。

シロエ 「アドス和尚も人の子ですねえ…」
キース 「自分に甘いのは否定はしない」

さて、俺たちも宴会だ、と庫裏の座敷で囲む鍋。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ お鍋に乾杯!」
ブルー 「実に豪華な寄せ鍋だよねえ、カニも山ほど」
キース 「檀家さんから頂いたしな」

遠慮しないで食べてくれ、と並んだ具材。
最高のお正月ですね?


2018/01/10 (Wed)

 

☆お正月の後には


昼間に降った大雪のお蔭で、元日も元老寺の宿坊に泊まって宴会。
シャン学メンバーも大満足のお正月でして、冬休みが明けても…。

シロエ 「楽しかったですねえ、今年のお正月は!」
ジョミー「元老寺で元日の夜から大宴会でさ、もう最高!」
スウェナ「あんな元日なら、何度やってもかまわないわよね」

来年も大雪にならないかしら、と二匹目のドジョウを狙う声。

ブルー 「来年のことを言うと鬼が笑うよ、まだ1月なのに…」
サム  「でもよ、マジで春から縁起がいいって感じだったぜ」

暦じゃ正月は春だもんな、と僧籍な人。

サム  「今年こそいい年になるんじゃねえかな、間違いなく」
シロエ 「同感です! 今日もこうして集まれましたし…」

休みの日は此処に限りますよね、と集まっている生徒会長の家。

シロエ 「ぶるぅの料理は美味しいですし、お菓子だって…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今年も沢山食べてね!」
一同  「「「はーい!」」」

御馳走になります、と誰も異議なし。

キース 「すまんな、今年も世話になる。…食ってばかりだが」
ぶるぅ 「遠慮なくどうぞーっ!」
ブルー 「此処はお寺じゃないからねえ…。寛いでくれたまえ」

お勤めも何も無いからね、と生徒会長も笑顔。

ブルー 「キースの家だと縛りがあるけど、此処には無いし」
シロエ 「その点がとっても助かります!」
マツカ 「嬉しいですよね、お寺ライフが抜きというのは」

キースの家だと、もれなくついて来ますから、と御曹司。

マツカ 「元日の夜は良かったですけど、次の日の朝は…」
スウェナ「早起きしてお勤めだったものねえ、本堂で…」

あれが余計よ、と零れる溜息。

スウェナ「お正月くらい、ゆっくり寝かせてくれればいいのに…」
キース 「前にも言ったが、坊主に正月休みは無いぞ」
シロエ 「年中無休は分かりますけどね…」
スウェナ「巻き込まないで欲しいわ…」

一般人まで、と苦情の声。
お坊さんは仕方ないですけどね…?


2018/01/11 (Thu)

 

☆特別枠だそうです


元日の夜も元老寺で大宴会だった、今年のシャン学メンバー。
宿坊に泊まって騒げたものの、次の日の朝には本堂で朝のお勤め。

スウェナ「お正月気分が台無しだったわよ、あのお勤めで」
シロエ 「まったくです。朝早くから正座で、抹香臭くて…」
キース 「寺の朝は、いつでもそういうものだが…」
マツカ 「でもですね…。宿坊のお客さんは例外でしょう?」

そう聞いてますよ、と御曹司のツッコミ。

マツカ 「三が日の間は、泊まりのお客さんは無いそうですけど」
シロエ 「らしいですよね、色々と忙しいとかで…」

ですから、相客はいませんよね、とシロエ君。

シロエ 「檀家さんの差し入れの食材とかは、昼食向けで…」
キース 「その通りだが? 今年は、お前たちにも振る舞ったが」
マツカ 「食材はともかく、お客さんですよ。普段の時でも…」
スウェナ「朝夕のお勤めに出るかどうかは、自由なんでしょ?」

一度も見かけたことが無いわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「滅多に泊まらないけれど…。いつでも私たちだけよ」
キース 「それはまあ…。ご希望の方はどうぞ、とだけで…」

特別なことは何もないから、と副住職の答え。

キース 「これが座禅の宗派だったら、また違うんだが…」
一同  「「「へ?」」」
キース 「座禅の体験は人気だからな、ちゃんと人が来る」

宿坊に泊まった人でなくても…、と少し遠い目。

キース 「ウチはそういった売りが無いしな、南無阿弥陀仏で」
ブルー 「お勤めに出たって、非日常な雰囲気、薄めだよね」
一同  「「「あー…」」」

それでなのか、と一同、一応、納得ですけど。

シロエ 「でもですね! どうして、ぼくたちだけなんです!」
スウェナ「強制参加は酷いと思うわ、しかもお正月から!」
マツカ 「元日は仕方ないですけどね…。二日の朝くらいは…」
キース 「お前たちは、俺の友達だからな」

親父にとっては特別枠だ、と言われましても。
そんな特別、要りませんよね?


2018/01/12 (Fri) 

 

☆外せない特別枠


生徒会長宅に集ったシャン学メンバー、お正月のことで愚痴を。
元老寺の宿坊での二泊目、キッチリついて来た朝のお勤めですが。

シロエ 「特別枠って…。なんですか、それ!」
キース 「そのままの意味だが…。他のお客様とは違うという」

より親密に扱うものだ、と得意げな顔の副住職。

キース 「庫裏で宴会だって出来るし、元日はおせちとお雑煮で」
シロエ 「特別枠のせいで、お勤めに強制参加なわけですね?」
キース 「半ば身内という扱いだし、そうなるな」

親戚が来たようなものだろうが、というのがアドス和尚の認識。

キース 「サムとジョミーが僧籍だからな、より親密で…」
シロエ 「でも、ぼくたちは違いますから!」

マツカ先輩とスウェナ先輩、それにぼくです、と必死の反論。

シロエ 「一般人が三人もですよ、なのに特別枠なんて…」
マツカ 「あんまりですよね、もっと普通でいいんですけど…」
スウェナ「その枠、外せないのかしら? 私たちだけでも」

そしたら、もっと楽になるのに…、とスウェナちゃん。

スウェナ「修正会だって出なくていいでしょ、夜中のアレ…」
シロエ 「そうですよね…。除夜の鐘だけで帰っても…」

いい筈ですよね、とシロエ君も。

シロエ 「帰って行く先が宿坊にしても、楽は楽です」
スウェナ「少なくとも正座はしなくて済むのよ、本堂で!」

特別枠を外してちょうだい、と切実な声。

スウェナ「アドス和尚に頼んで欲しいわ、外してくれって!」
キース 「無理だと思うが…。親父の中では定着済みだ」

ついでに頑固で頭が固い、と深い溜息。

キース 「今更どうこう言った所で、まず聞かないな」
シロエ 「じゃあ、ぼくたちは永遠に特別枠のままですか?」
キース 「そう思ってくれ。俺にはどうすることも出来ない」
マツカ 「無理なんですね?」
キース 「親父だからな!」
一同  「「「うわー…」」」

なんてこったい、と頭を抱える御一同様。
今年もお寺に追われそうですね?


2018/01/13 (Sat) 

 

☆変わらないお寺


元日の大雪で帰りが延びて、元老寺に二泊したシャン学メンバー。
宴会付きの件はともかく、朝夕のお勤めに文句が出ましたけれど。

シロエ 「外れないんですか、特別枠…。どう頑張っても…」
キース 「親父の目が黒い間は無理だ。あの親父だけに」
シロエ 「でもって、その目がいつまでも黒いわけですね?」

なにしろ年を取りませんから…、とシロエ君の嘆き。

シロエ 「キース先輩が、高校1年生のままなのと同じで…」
マツカ 「アドス和尚も今の姿をキープですよね…」
ブルー 「そうなるねえ…。三百年は余裕だろうと思うよ」

ぼくも、ハーレイたちもそうだから、と嫌すぎる例が。

ブルー 「三百年後も特別枠だね、行けば立派なお寺ライフで!」
一同  「「「そ、そんな…」」」

この運命からは逃れられないのか、と誰もが愕然。

シロエ 「三百年以上って言われてもですね…。三世紀以上で…」
スウェナ「世の中、色々変わると思うわ、きっと、お寺も!」
マツカ 「楽な方へと流れそうですよね、時代に合わせて」

そっちの方に期待しましょう、と御曹司の意見。

マツカ 「年中無休が無くなるだとか、お勤めが減るとか…」
ブルー 「甘いね、相手はアドス和尚だよ?」

璃母恩院が変わらない限り、変わるわけがない、と銀青様。

ブルー 「総本山の覚えがめでたくないと、お寺というのは…」
キース 「やりにくいものがあるからな…」

下手をすれば離脱するしかない、と副住職。

一同  「「「離脱?」」」
キース 「総本山から独立するとか、そういうのだな」
ブルー 「霊場会から外れたお寺もあるからねえ…」

ソレイド八十八ヶ所の方で…、と妙な話が。

シロエ 「ソレイドは前に行きましたけど…。外れた、って?」
ブルー 「霊場会から、1ヶ所、離脱したんだよ」
キース 「住職が疲れ果てたんだそうだ。年中無休で」
一同  「「「ええっ!?」」」

いったいどういう展開なんだ、と誰もが仰天。
霊場会を離脱って…?


2018/01/14 (Sun) 

 

☆離脱という選択


お正月から元老寺で二泊したのが、シャン学メンバーですけれど。
朝夕のお勤めがセットなお寺ライフは、逃れられない運命だとか。

シロエ 「あのですね…。霊場会を離脱って…。何なんですか?」
スウェナ「ソレイド八十八ヶ所でしょ? 卒業旅行で行った…」
マツカ 「ええ。キースが歩き遍路に行くのを、みんなで見物に」

ぼくたちはバス遍路でしたけれど…、と御曹司。

マツカ 「あそこは八十八のお寺がセットですよね、今も昔も」
ジョミー「ぼくたちはバスをチャーターしたけど、キースはさ…」
サム  「法衣に菅笠、草鞋で歩いて回ってたよな」

あの頃はお遍路さんがブームで…、とサム君も。

サム  「観光みたいなバスツアーってのも多かったぜ」
キース 「今はずいぶん減ったがな…。実は、そいつが問題で」
一同  「「「へ?」」」
キース 「昔みたいに、観光のバスが多ければいいんだが…」

激減したのに、それでもお遍路さんが来るのが問題、と。

キース 「もう文字通りに年中無休で、御朱印もだな…」
ブルー 「書かなきゃいけない仕組みなんだよ、何処のお寺も」
一同  「「「あー…」」」

そういえば御朱印を集めたっけ、と思い出す卒業旅行の光景。

シロエ 「会長命令で、掛軸にもお願いしてましたよね…」
スウェナ「掛軸は高く売れるから、って頼まれたわよね…」
キース 「お一人様に1つ限りで、例外は有り得ないからな!」

掛軸は今も高く売れるそうだが…、とブツブツブツ。

キース 「御朱印は手間がかかるんだ。小さな寺だと…」
ブルー 「負担にもなるし、ホントに年中無休だからさ…」

開けている時間を縮めたくもなる、と銀青様。

ブルー 「だけど、霊場会の方から決められてるから…」
キース 「朝早く開けて夕方までだぞ、人は滅多に来ないのに」
シロエ 「それはキツイですね…」
ブルー 「疲労困憊して、離脱したんだよ」

霊場会から抜ければ自由、という話ですけど。
八十八ヶ所、1つ欠けたと?


2018/01/15 (Mon)









 

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☆忘れてもいいから


大勢の人が除夜の鐘を撞いて流す煩悩、普通はそれっきりですが。
その煩悩を拾いたいのがソルジャーなわけで、止まらない喋り。

Aブルー「忘れてもいいから、今は話を聞いて欲しいね!」
シロエ 「迷惑ですから! 誰も聞きたくありませんから!」
キース 「まったくだ。寺を預かる俺としてもだ、そんな話は…」

お断りだ、と副住職も睨んでますけれど。

Aブルー「まだ預かっていないだろう? 副住職だし」
キース 「なんだって?」
Aブルー「お寺のトップは、住職だったと思うけど?」

君じゃなくって、お父さんのアドス和尚だよね、とツッコミが。

Aブルー「除夜の鐘を仕切る力さえ、持っていないくせにさ…」
キース 「やかましい! 重箱の隅をつつくんじゃない!」
Aブルー「図星らしいねえ…。おっと、話がズレちゃった」

今はキースの話じゃなくて…、とソルジャー、軌道修正。

Aブルー「除夜の鐘の話をしてたんだっけね、どう大切かを!」
シロエ 「思い出しましたから、もういいんです!」
Aブルー「どうなんだか…。じきに忘れるらしいしねえ…」

除夜の鐘までは覚えておいて、と赤い瞳がキラリーン! と。

Aブルー「除夜の鐘を撞くと、エロい煩悩も流れ去るから…」
ブルー 「君も煩悩を流したまえ! 除夜の鐘を撞いて!」
Aブルー「そんな気は無いし、ぼくのお目当ては流れたヤツで…」

年が明けたら、こっちの世界に拾いに来なきゃ、と輝く笑顔。

Aブルー「そのための日もあるみたいだしね!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「だけど、ホントにあるんだからさ…」

みんな気付いていないだけで、と大真面目な顔。

Aブルー「姫はじめって言葉もあるのに、どうしてだろう?」
ブルー 「無関係だからだよ、最初っから!」
Aブルー「ぼくには、そうは思えないけど?」
ブルー 「もういいから! 君の勝手な思い込みだから!」

いい加減にして帰って欲しい、と生徒会長。
どう考えても、無理っぽいですね…?


2017/12/16 (Sat)

 

☆ぐるっと回って


大晦日には除夜の鐘を撞いて煩悩を流し、新しい年を迎える習慣。
そういうことになっているのに、珍説を唱える人がソルジャー。

Aブルー「ちゃんと覚えてよ? 除夜の鐘で流した煩悩はさ…」
ブルー 「もう喋らないで、サッサと帰ってくれたまえ!」
Aブルー「ダメだってば! 本当に大事なイベントだからね!」

誰も価値が分かっていないだけだ、とソルジャー、自信満々で…。

Aブルー「大晦日の晩に流された煩悩は、ぐるっと回って…」
一同  「「「…………」」」
Aブルー「太陽系の惑星みたいに、決まった周期で一周してさ…」
ブルー 「惑星と一緒にしないで欲しいね!」

君だって地球が大切だろう、と生徒会長、必死の反論。

ブルー 「周回軌道がどうのこうのと、其処で言わない!」
Aブルー「どうしてさ? 一番分かりやすいじゃないか」

決まった周期で回るモノなら、惑星はその代表格だ、と大真面目。

Aブルー「煩悩の場合は、丸二日かけて回って来るんだよ!」
シロエ 「はいはいはい…。分かってますから、もういいです!」

その先の説明はして頂かなくても結構です、とシロエ君。

シロエ 「それより、帰って迎春準備をして下さい!」
サム  「それがいいよな、暮れは忙しいモンだしよ…」

師匠でさえも走るから師走、とサム君も。

サム  「俺のお師僧様はブルーだし、走らねえけど…」
キース 「俺の親父は走ってやがるな、もうバタバタと」

正月飾りとかの準備に、鏡餅とかの手配などなど…、と副住職。

キース 「あんたも帰って、船の仲間を手伝ってやれ!」
Aブルー「ぼくが手伝うと、却って迷惑かけそうだしねえ…」

だから手伝わなくていいのだ、と無駄に誇らしげ。

Aブルー「おっと、また話がズレちゃってるから!」
ブルー 「明後日の方にズレちゃったままで、かまわないから!」
Aブルー「そうはいかないよ、煩悩の軌道の話だっけね!」

回って戻って来るのがミソだ、とニコニコ。
それがどうしたと?


2017/12/17 (Sun)

 

☆軌道計算と観測


大晦日に除夜の鐘を撞いたら、一年の間に積もった煩悩とお別れ。
清らかな心で迎える新年、ところが流れた煩悩が目当ての人が。

Aブルー「除夜の鐘で流れた煩悩が、周回するのに丸二日間で…」
ブルー 「そんなの、誰も数えてないから! 最初っから!」
シロエ 「軌道計算をしてる人だっていませんよ!」

第一、観測していませんから、とシロエ君も顔を顰めてますけど。

Aブルー「今はそうかもしれないけどさ…。ずっと昔は…」
キース 「観測していたと言いたいのか!?」
Aブルー「ぼくは、そうだと思うんだけどね?」

何処の世界にも、偉大な人はいるものだ、と指差す窓の外。

Aブルー「あの太陽にだって、天動説と地動説がさ…」
シロエ 「確かに昔は、天動説が常識でしたけれどね…」
Aブルー「地動説を唱えて、破門になった人もいるんだろう?」

教会のお偉いさんを怒らせちゃって…、というソルジャーの話。

Aブルー「破門が解けるまでに、何百年とかじゃなかったっけ?」
キース 「百年単位かどうかは知らんが、死後の話だな」
Aブルー「ほらね、そのくらい偉大な科学者ってヤツが…」

ちゃんといたわけで…、とパチンとウインク。

Aブルー「それと一緒で、除夜の鐘で流れた煩悩だって…!」
ブルー 「誰かが観測していたと? でもって、軌道計算まで?」
Aブルー「ピンポーン!」

その結果が今でも残ってるしね、と得意げな顔。

Aブルー「煩悩が回って戻って来る日が、姫はじめの日!」
ブルー 「おかしなことを言っていないで、帰りたまえ!」
Aブルー「復習の時間だと言った筈だよ、解説しなくちゃ!」

姫はじめの日の夜に煩悩が戻って来るのだ、と輝く瞳。

Aブルー「だから、その夜にセックスに励むと、煩悩ゲット!」
ブルー 「いいから黙る! 珍説は語らなくていいから!」
Aブルー「ぼくは大切さを説いてるんだよ、除夜の鐘のさ!」

語りまくって何が悪い、と黙る気は無し。
まだ喋りまくるつもりですね…?


2017/12/18 (Mon)

 

☆陰陽師のお仕事


大晦日に撞くのが煩悩を払う除夜の鐘。清らかな心で迎える新年。
普通の人だと、そうなりますけど、真逆な考え方のソルジャー。

Aブルー「軌道計算をしてくれた人に感謝だよ! 思いっ切り!」
ブルー 「誰も観測なんかしないし、計算だってしないから!」
Aブルー「さっきも言ったよ、偉大な人が存在した筈!」

記録が残っていないだけで…、と止まらない喋り。

Aブルー「きっと陰陽師の人じゃないかな、暦作りが仕事だし…」
キース 「陰陽師の仕事に暦作りは入っているが…」
シロエ 「どうして知っているんです? そんなことまで」

知らない人の方が遥かに多そうですが、とシロエ君の問い。

シロエ 「今の時代に、陰陽師と聞いてイメージするのは…」
マツカ 「呪文を唱えて悪霊退散とか、そんな感じですよね?」
サム  「だよなあ、暦作りの仕事なんかはマイナーだぜ…」

華々しい活躍に目が行くもんな、とサム君も。

サム  「式神を使って自動ドアとか、そういうヤツな」
ジョミー「あー…。誰もいないのに、門扉が勝手に閉まるヤツ!」
スウェナ「けっこう有名な話よねえ…。暦作りの方と違って」

注目されるのは、そっちだわね、とスウェナちゃん。

スウェナ「暦なんて何処から聞いて来たのよ、それが不思議だわ」
Aブルー「ノルディに教えて貰ったんだけど? 陰陽師のことは」
一同  「「「へ?」」」

どうして陰陽師について知りたいのだ、と誰もがキョトン。

ブルー 「えーっと…? なんで陰陽師が気になったわけ?」
Aブルー「もしかしてミュウの一種かもね、と思ったから!」

サイオンを使えば、式神のように見えるであろう、と得意げな顔。

Aブルー「多分、サイオンだったんだよ! 式神の正体は!」
ブルー 「うーん…。サイオンが無い人は、暦作りが仕事だと?」
Aブルー「ピンポーン! だけど、暦を作るにはさ…」

色々と観測しなくっちゃね、と言い出した人。
煩悩が流れる軌道を計算した人、陰陽師ですか…?


2017/12/19 (Tue)

 

☆陰陽師なら分かる


大晦日には除夜の鐘を撞いて、一年の煩悩を払うものですけれど。
真逆な考え方の人がソルジャーで、新年に拾い集めに来る煩悩。

Aブルー「正確な暦を作るためには、色々観測! 気の流れも!」
ブルー 「それは間違ってはいないけど…。気の流れとかは…」
シロエ 「まあ、必須ではありますよね…。五行思想で」

どういう具合に気が流れるかが大切で…、とシロエ君も。

シロエ 「確か龍脈って言うんでしたか、強い気の流れを」
ブルー 「そうそう、そして気が流れ出す場所が龍穴だけどさ…」

真っ当な気の流れが大事で、他は要らない、と生徒会長、苦い顔。

ブルー 「陰陽師は穢れを払うのが仕事で、煩悩なんかは…」
Aブルー「でも、分からないと話にならないじゃないか!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「悪い気の流れも掴んでいないと、邪気を払えないよ」

そうじゃないのかい、と突っ込まれれば、その通りかも。

ブルー 「うーん…。それで煩悩の軌道も観測してたと?」
Aブルー「そう! 何日かかって戻って来るのか、キッチリと!」

そして、その日が姫はじめの日、とニコニコニッコリ。

Aブルー「エロい煩悩を拾うためには、吉日なんだよ!」
ブルー 「絶対、違うと思うけれどね?」
Aブルー「証拠が残っていないだけだよ、エロい話だから!」

そっち系の話は秘密だよね、と聞く耳さえも持たない人。

Aブルー「だから新年は、煩悩ゲット! こっちの世界で!」
ブルー 「好きにしたまえ、君の流儀で」

気が済んだのなら、サッサと帰れ、と右手をヒラヒラ。

ブルー 「暮れは何かと忙しいしね、ぼくたちも!」
Aブルー「分かってるってば、またクリスマスイブに来るから!」

今年も楽しくパーティーだよね、と消え失せた姿。

ブルー 「まったく、もう…。毎年、毎年…」
シロエ 「クリスマスのパーティーは、いいんですけどね…」

なんで大晦日になると酷いんでしょう、と嘆き節。
相手はソルジャーですもんねえ…?


2017/12/20 (Wed) 

 

☆忘れてしまいたい


大晦日が来たら除夜の鐘を撞いて、一年間の煩悩を洗い流すもの。
けれど真逆な人もいまして、ソルジャーの場合は欲しいのが煩悩。

シロエ 「忘れたいですね、この話…。大晦日までに」
サム  「そこは心配いらねえんでねえの? それまでによ…」
キース 「クリスマスという、一大イベントがあるからな」

ついでに、ぶるぅの誕生日だし…、と副住職。

キース 「あの馬鹿野郎も来やがるわけだが、飲んで騒いで…」
ブルー 「ご機嫌で帰って行くだけだからね、あっちの世界へ」
ジョミー「そうだよねえ…。イブの夜は泊まって行くけどさ…」
スウェナ「除夜の鐘の話なんかは、しないわよねえ…」

パーティーに燃えているだけで、とスウェナちゃんも。

スウェナ「あっちのシャングリラと、掛け持ちみたいだし…」
ブルー 「らしいね、クリスマスパーティーにダブルで出席だよ」

それだけに頭がクリスマスに染まっているんだろう、と生徒会長。

ブルー 「ウッカリ除夜の鐘の方へと行こうものなら…」
キース 「あいつの世界でも喋っちまって、事故処理がだな…」
一同  「「「あー…」」」

別の世界で遊びまくっているのは内緒だった、と一同、納得。

シロエ 「話を聞いてしまった人の、記憶処理とかが要りますね」
マツカ 「面倒なことは嫌いだそうですし、そういったことは…」
ブルー 「出来ればやりたくないだろうから、スルーなんだよ」

自分の世界でヘマをやらかさないように…、と深い溜息。

ブルー 「こっちで、やりたい放題をしたら、あっちでもさ…」
シロエ 「思いっ切り、地が出そうですしね…」

飲んだ勢いで喋りまくって…、とシロエ君の相槌。

シロエ 「じゃあ、クリスマスは安全圏ですか…」
ブルー 「そういうことだね、だからクリスマスで忘れるべき!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今年もパーティーやろうね!」
一同  「「「おーっ!」」」

パーティーで全部忘れてやるぞ、と突き上げる拳。
それが一番かも?


2017/12/21 (Thu)

 

☆パーティーの日です


ソルジャーにとっては煩悩が大事な、大晦日に撞かれる除夜の鐘。
その件は忘れたいのがシャン学メンバー、クリスマスを迎えて…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
一同  「「「メリー・クリスマス!!」」」

お邪魔します、と生徒会長宅に集うクリスマス・イブ。

ぶるぅ 「じきに、ぶるぅもブルーも来るから!」
シロエ 「…来ちゃうんですね…」
ブルー 「気にしたら負けだよ、それにあっちのハーレイも…」

来るんだしね、と言い終わらない内に、元気な声が。

??? 「かみお~ん♪ メリー・クリスマス!」
??? 「「メリー・クリスマス!」」

現れたのが別の世界からのお客様。(会話表記はAがつきます)

ぶるぅ 「わぁーい、ぶるぅだぁ!」
Aぶるぅ「久しぶりーっ! 御馳走、いっぱい!?」
ぶるぅ 「うんっ! 沢山あるから、好きなだけ食べてね!」

クリスマスと、お誕生日のパーティーだもん、とニコニコニコ。

ぶるぅ 「クリスマスは、ぼくたちの誕生日だしね!」
Aぶるぅ「サンタさんが来た後に、またプレゼントだもんね!」

賑やかに騒ぐお子様が二人、もうそれだけで華やぐ空気。

ジョミー「今年も楽しくなりそうだよね、クリスマス!」
ブルー 「ぶるぅが腕を奮ったからねえ、御馳走もケーキも」
Aブルー「早くパーティーしようよ、パーティー!」

ぼくのシャングリラでは、始まってるよ、と促すソルジャー。

Aブルー「だよねえ、ハーレイ?」
A船長 「ええ。ニューイヤーのイベントと同じくらいに…」

大切な節目のイベントですから、とキャプテンも。

A船長 「ただ、いかんせん、物資などが…」
Aブルー「こっちと比較にならないから…」

ゴージャスなのは、断然、こっち、と揃う声。

A船長 「今年も、賑やかに参りましょう!」
Aブルー「まず、乾杯だよね!」
ブルー 「…ぼくの家なんだけどね?」

何故、君たちが仕切るのだ、と不満そうですけれど。
お約束ですよねえ?


2017/12/22 (Fri)

 

☆シャンパンを開けて


クリスマスには二日連続でパーティー、それが毎年の行事でして。
イブを祝ったら、翌日は「そるじゃぁ・ぶるぅ」のバースデー。

Aブルー「誰が仕切ってもいいじゃないか! 楽しければ!」
ブルー 「それはそうだけど、君たちはゲストで…」
シロエ 「会長、今は余計なことを言わない方が…」

世の中、平和が一番ですよ、とシロエ君。

シロエ 「此処で素直に仕切らせておけば、こう、最後まで…」
Aブルー「うん、和やかに終わるってね!」

揉め事なんかは起こらないで…、とソルジャー、得意げ。

Aブルー「それとも喋って欲しいのかな? ぼくという人に!」
一同  「「「うわー…」」」

それだけは嫌だ、と顔面蒼白の御一同様。

シロエ 「か、乾杯しましょう、喋るよりも前に!」
ブルー 「いいシャンパンを取り寄せたんだよ、最高のをね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 子供用のもあるからねーっ!」

開けて、開けて! と指差すシャンパンのボトル。

Aブルー「いいねえ、流石は地球のクリスマス!」
A船長 「私たちの船だと、合成物になりますからねえ…」
シロエ 「あれっ、奪って来ないんですか?」
A船長 「船の人数が半端ありませんから…」

奪ったくらいじゃ追い付きません、とキャプテンの解説。

A船長 「皆に公平に渡すとなったら、合成物になりますよ」
Aブルー「だから、クリスマスも、ニューイヤーもさ…」

みんなでパーティーを催す以上は合成物だ、とソルジャーも。

Aブルー「その分、ここは有難く、飲もう!」
Aぶるぅ「ねえねえ、開けていいよね、コレ!」

ぼくも飲むも~ん! とサイオンで栓を抜きまして…。

Aぶるぅ「わぁーい、シャンパンシャワー!!!」
Aブルー「あっ、ちょっと!」
ブルー 「もったいないから! そうじゃないから!」
一同  (((あのシャワーのお値段、いくらだろう…)))

凄すぎるかも、と目を剥くしかないシャンパンシャワー。
乾杯よりも遥かに華やかですよね?


2017/12/23 (Sat)

 

☆華々しくパアに


クリスマスイブを迎えて、生徒会長宅でパーティー開幕ですけど。
悪戯小僧な方の「ぶるぅ」が、かました高級シャンパンシャワー。

Aぶるぅ「かみお~ん♪ シャンパンの噴水、楽しいよね!」
Aブルー「ぶるぅ、次々に開けなくてもいいから!」
A船長 「そうです、そのくらいで止めて下さい!」

ポンポンと景気よく栓が抜かれて、既に5本目。

Aぶるぅ「シャンパンは、浴びても美味しいよ! 泡立ち最高!」
Aブルー「ボディーソープとは違うから! 飲む物だから!」
A船長 「貴重な地球のシャンパンです! 飲んでこそです!」
一同  (((無理、無茶、無駄…)))

どうせ未成年は飲めないから、と見守るだけのシャン学メンバー。

シロエ 「今年のパーティーは、もう開幕から派手ですねえ…」
ジョミー「あのシャンパンって、高いんだよね?」
ブルー 「言いたくないけど、相当なお金が泡になったかな…」

まるで花火だ、と生徒会長、ブツブツブツ。

ブルー 「花火大会の尺玉なんかは、高いからねえ…」
キース 「そのくらいの勢いで金がパアなんだな?」

シャンパンシャワーで…、と副住職。

キース 「どうせだったら、ウチの寺に寄進して欲しかったが…」
一同  「「「シーッ!!!」」」

今の時期に寺の話題を振るんじゃない、と誰もが唇に当てる指。

キース 「す、すまん…! だが、シャンパンはだ…」
ブルー 「思いっ切り、泡と消えたよね…」
Aブルー「ぼくも泣きたいキモチだよ! もう1本しか…」

ボトルが残っていないじゃないか、とソルジャー、泣きそう。

Aブルー「後は子供用のシャンパンばかりで、ノンアルコール…」
Aぶるぅ「シャンパンが無いなら、焼酎を飲めばいいんだもん!」

まるで何処かの王妃様の台詞。

Aぶるぅ「酔っ払えたら、いいんだも~ん!」
Aブルー「そうなんだけどね…」
ブルー 「それだけではねえ…」

なんてこったい、と部屋中で零れる溜息。
1本残っただけでもマシ…?


2017/12/24 (Sun) 

 

☆とにかく飲ませろ


高級シャンパンがシャワーと化した、生徒会長宅でのパーティー。
残った1本のボトルで乾杯、クリスマスパーティーが開幕で…。

一同  「「「かんぱーい!!!」」」
Aブルー「地球の未来に!」
A船長 「来年こそ、地球に行けますように!」
一同  (((混ざってる、混ざってる…)))

パーティー掛け持ちの反動だよね、と納得の音頭。

ブルー 「あのねえ…。此処は腐っても地球だから!」
Aブルー「そうだったよねえ、ウッカリしてたよ」
A船長 「私もです。こちらの世界で、テラと言ったら…」
Aブルー「お寺だよねえ、キースの家みたいな!」

御本尊様がいらっしゃって…、と物騒すぎる話題。

シロエ 「いえ、その話はいいですから! 飲んで下さい!」
ブルー 「お寺じゃ飲酒はご法度なんだよ、忘れた方が…」
Aブルー「あれっ、飲んだら駄目なのかい?」
キース 「当然だろうが!」

葷酒山門に入るべからず、という文言もあるほどだ、と副住職。

キース 「俺やブルーの宗派には無いが、飲酒は禁止だ!」
Aブルー「うーん…。じゃあ、その話は置いといて…」
シロエ 「飲みましょう!」

さあ、どんどんと飲んで下さい、と指差す酒類の瓶。

シロエ 「シャンパンはパアになりましたけど、他のお酒は…」
マツカ 「無事ですからねえ、お好きなだけどうぞ」
Aブルー「じゃあ、有難く…」
A船長 「頂きましょう!」

御馳走の方も…、と賑やかに始まった飲めや歌えの宴。

Aブルー「いいねえ、本物の地球のお酒は…!」
A船長 「するすると喉を通りますよね!」
Aぶるぅ「お料理も、最高!」

飲んで食べてで過ぎてゆく時間、たちまち夜になりまして…。

Aぶるぅ「サンタさんが来る時間だから、寝るね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 後は、ごゆっくり!」
Aブルー「言われなくても、楽しくやるから!」
一同  (((その調子で…!)))

徹夜だろうが構うものか、とドンチャン騒ぎ。
飲ませておけば平和ですしね?


2017/12/25 (Mon)

 

☆飲ませてサヨナラ


とにかくソルジャーには飲ませておけ、という趣旨のパーティー。
ドンチャン騒ぎで深夜から夜更けへ、そしてクリスマスの朝へ。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ サンタさん、来たよーっ!」
Aぶるぅ「ぼくもプレゼント、いっぱい貰ったーっ!」

キャイキャイと跳ねて来た、お子様が二人。

ぶるぅ 「今度は、ぼくたちのお誕生日パーティー!」
Aぶるぅ「また御馳走と、お酒が沢山!」
Aブルー「ああ、おはよう。もう朝だって?」

でもって、パーティー再びだって、と輝く瞳。

Aブルー「気分一新、盛大にお祝いしなくちゃね!」
A船長 「ぶるぅたちの誕生日ですからね!」
一同  「「「ハッピーバースデー、ぶるぅ!!」」」

徹夜明けのシャン学メンバーですけど、パチパチと拍手。

シロエ 「さあ、飲みましょう! 景気よく!」
ぶるぅ 「お料理、ちゃんと作ってあるからねーっ!」
ブルー 「お酒も山ほど追加したから、どんどん飲んで!」

買出しに行って来たんだからね、と生徒会長、得意げな顔。

ブルー 「瞬間移動で、世界の名酒を!」
Aブルー「なんだ、時々消えていたのは、ソレだったんだ?」
ブルー 「それはもう! メスカルもあるよ、通向けだけど!」

ちょっと芋虫が入ってるけど、とニコニコニコ。

一同  「「「芋虫!?」」」
ブルー 「メスカルと言えば、芋虫なんだよ! 本物の証!」

リュウゼツランから作るお酒で…、と解説が。

ブルー 「ボトル詰めの時に、リュウゼツランにつく芋虫を…」
ぶるぅ 「1匹、仕込んでおくんだって!」
Aブルー「いいねえ、精力がつきそうで!」

流石は地球だ、と弾ける笑顔。

Aブルー「マムシ酒より、よく効くのかな?」
ブルー 「ハブ酒なんかも買っておいたから!」
Aブルー「気が利くねえ! 精力がつくお酒のオンパレード?」
ブルー 「満足して帰ってくれたまえ! そして年越し!」

もう年明けまで来るんじゃない、と生徒会長。
手切れ金ならぬ、手切れ酒ですか…。


2017/12/26 (Tue)

 

☆御機嫌でサヨナラ


クリスマスの日は、「そるじゃぁ・ぶるぅ」の誕生日パーティー。
生徒会長が用意した名酒の数々、ソルジャー、いたく御満悦で。

Aブルー「飲み終わったら帰れってことでも、これは嬉しいよ!」
A船長 「本物の地球のお酒ですしね、それに精力が…」

つくとなったら有難いです、とキャプテンも感激の面持ち。

A船長 「思い切り飲んで、飲みまくりましょう!」
Aブルー「ぼくたちの未来に乾杯だよね、地球の未来にも!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ ぼくも乾杯するーっ!」

この芋虫も貰っていい? と無邪気な質問ですけれど…。

Aブルー「それは駄目! 芋虫はハーレイ用だから!」
A船長 「…私ですか?」
Aブルー「精力剤になるんだからね、君が食べなきゃ!」

ハブ酒のハブも君用だから、と言い切るソルジャー。

Aブルー「君が漲ってなんぼなんだよ、ぼくじゃなくって!」
A船長 「そ、そうですか…。この芋虫を…」
Aブルー「メスカルと一緒に、グッと一気に!」

いや、噛み締めた方がいいかな、とニコニコニコ。

Aブルー「よく噛んだ方が効きそうだしねえ、芋虫も、ハブも!」
一同  (((うわー…)))

スゲエ、と誰もが目を剥く中で、キャプテン、芋虫を口の中へと。

A船長 「…………。こう、味わいがありますねえ…」
Aブルー「それは良かった! お次はハブの方も頼むよ!」
A船長 「はい、お任せを!」
一同  (((…アレも噛むんだ…)))

恐ろしすぎる、と一同、ガクブル。

Aブルー「ハーレイ、ハブの味はどうだい?」
A船長 「いい感じに焼酎が染みていまして、美味しいですよ」
一同  (((ゲテモノだから!)))

半端ねえな、と見守る間に、次々とボトルが空になりまして…。

Aブルー「今年のパーティー、最高だったよ!」
A船長 「いいお酒を頂戴いたしました」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ また来年!」

よいお年を! と、ほろ酔いで帰っていった人たち。
これで平和になりましたかねえ?


2017/12/27 (Wed) 

 

☆パーティーの後は


二日連続のパーティーが終わり、お帰りになった異世界のお客様。
部屋には空のボトルが山ほど、脱力のシャン学メンバーですけど。

シロエ 「…一応、これでおしまいですよね? 今年のゴタゴタ」
サム  「年内は二度と来ねえと思うぜ、あいつらはよ…」

今までのパターンからしても、と頷くサム君。

サム  「こっちは正月の準備でバタバタ、面白くねえから」
ジョミー「本当の意味で忙しいのは、一人だけだけどね…」

他は高校生とお子様、とジョミー君が見回す部屋。

キース 「…社会人は俺しかいないからな…」
サム  「おまけに坊主じゃ、もう思いっ切り、リーチだよな…」
ブルー 「のんびり遊べるのも今日までだよねえ、キースの場合」
キース 「ウチは親父が厳しいからなあ、もう無理だな…」

同期の中には、年末年始は海外に行くヤツもいるのに、と溜息が。

キース 「住職になったら忙しくなるし、今の内だ、と…」
マツカ 「キースは副住職ですし…。仕方ないですよね」
ブルー 「副住職でも、遊べる人はいるんだけどねえ…」

キースは師僧が悪かったよね、と同情の瞳。

ブルー 「まあ、除夜の鐘は今年も手伝ってあげるから」
キース 「有難い。修正会の方も頼んでいいか?」
ブルー 「それはもちろん。導師はお断りだけど」

その代わり、今年も宿をよろしく、とニッコリ。

キース 「おふくろが、とうに手配済みだ」
ぶるぅ 「んとんと、おせちも?」
キース 「早くから注文していたぞ。和洋中とな」
ぶるぅ 「わぁーい!」

とっても楽しみ! と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「キースの家でお泊まりするの、最高だもーん!」
ジョミー「お寺ライフも、ついてくるけどね…。抹香臭いのが」
スウェナ「仕方ないわよ、宿坊に泊めて貰うんだもの」
シロエ 「キース先輩、準備、色々と頑張って下さいね!」
キース 「宿命だしな、頑張るとするか」

俗世とは暫くお別れだよな、と残念そう。
名残の宴も閉幕ですね…。


2017/12/28 (Thu) 

 

☆寒すぎる大晦日


クリスマスが済んだら、1週間もないのが大晦日までの残りの日。
アッと言う間に大晦日でして、元老寺に集ったシャン学メンバー。

シロエ 「寒いですねえ、今年の冬は半端ないですよ」
ジョミー「これって雪がチラつくパターンで、除夜の鐘までに…」
スウェナ「凍えそうよね、だけど順番待ちなんだし…」

並んで待つしか仕方ないわね、という大晦日の夜。

マツカ 「除夜の鐘さえ撞いてしまえば、暖かいんですが…」
シロエ 「おぜんざいのお接待、今年もテントがありますしね…」
サム  「早く食いてえけど、鐘を撞かねえと駄目だしなあ…」

暖冬だったらマシだったのに、とサム君もぼやく長い行列。

サム  「手伝いの方に回れば良かったかな、俺も…」
ジョミー「どうせ明日には手伝いだもんね、ぼくとサムはさ」
シロエ 「そうでした! 檀家さんの初詣のお手伝いでしたね」
サム  「数に入れられちまってるしなぁ…。逃げられねえよ」

炬燵にも入れねえのによ、とブツブツブツ。

サム  「炬燵はアドス和尚が入って、キースが控えで…」
ジョミー「ぼくたちは、思いっ切り端っこだしね…」

ストーブは置いてあるんだけれど、と嘆き節。

ジョミー「それでも今より寒くないしさ、やっぱり手伝い…」
サム  「今年はしとけば良かったかもなぁ、庫裏もテントも…」
ジョミー「ストーブが置いてあるもんね…」

暖かそうだよ、と気分はマッチ売りの少女かも。

ジョミー「いいなぁ、ブルーとぶるぅはさ…」
シロエ 「準備が出来てから登場ですしね、キースを連れて」

ぼくたちとは格が違いますよ、と視線は庫裏の方へと。

シロエ 「暖房が効いてて、温かい食事なんかもあって…」
サム  「言わねえでくれよ、惨めになってくるからよ…」
ジョミー「来年も寒さが厳しかったら、坊主の特権、使うかも…」
スウェナ「ジョミーが坊主をやる気になるほど、寒いのよね…」

なんで今年は厳冬なのよ、とスウェナちゃんも。
ラニーニャですしね?


2017/12/29 (Fri)

 

☆早く鐘を撞いて


ジョミー君が坊主をやりたくなるほど、寒さが厳しい大晦日の夜。
お坊さんなら庫裏やテントで、ストーブつきで待てる除夜の鐘。

ジョミー「キースも暖かい部屋にいるよね、アドス和尚も…」
サム  「マジで手伝えば良かったぜ…。下働きでもよ…」
シロエ 「あと少しだけの辛抱ですよ、除夜の鐘さえ始まれば…」

列は前へと進みますしね、とシロエ君が眺める鐘楼の方。

シロエ 「最初の鐘だけ会長が撞いて、後は一般人ですから」
スウェナ「締めもブルーが撞いてるわよねえ…」
マツカ 「伝説の高僧ですからね…。緋色の衣で」
サム  「アドス和尚が有難がるのも、無理はねえよな…」

今日だって迎えは黒塗りのタクシー、という生徒会長の待遇。

サム  「俺たちは路線バスで来たのに、あっちはよ…」
シロエ 「悠々と御到着でしたからねえ、山門前に…」

おまけに行列しなくていいし、とシロエ君までが羨ましそう。

シロエ 「ぼくも今日だけ坊主になるとか、そういうのは…」
サム  「あのなあ…。甘く見るなよ、坊主ってヤツを」
ジョミー「お盆の棚経も手伝いたいわけ?」
シロエ 「いえ、それは…!」

一般ピープルで充分です、と一気に逃げ腰。

シロエ 「どんなに寒くて、マッチ売りの少女でもですね…」
マツカ 「お坊さんの修行は御免ですよね、棚経だって」

おとなしく並んで待ちましょう、と御曹司も。

マツカ 「除夜の鐘さえ撞いてしまえば、おぜんざいです」
スウェナ「早く食べたいわね、これだけ寒いと…」
サム  「おっ、出て来たぜ!」

ブルーたちがよ、と指差す先に法衣の生徒会長たち。

シロエ 「ぶるぅは今年も小坊主スタイルですか…」
マツカ 「一休さんみたいで可愛いですよね、似合ってますよ」
ジョミー「早く鐘撞き、してくれないかな…。マジで凍えそう」
サム  「年越しのフライングってヤツはねえから、諦めろよな」

時間にならねえと撞かねえよ、というのが除夜の鐘。
カウントダウンですね?


2017/12/30 (Sat)

 

☆無我の境地で


寒さが厳しい大晦日の夜、除夜の鐘を待つシャン学メンバー。
ようやく生徒会長たちが登場、鐘楼の方へと向かってゆきまして。

シロエ 「いよいよですね、今年の残りもあと少しですよ」
マツカ 「来年こそ、いい年にしたいですよね」
サム  「ブルーの法力に期待だぜ。キースは期待できねえし…」

今だってブルーの先導役だし、とサム君の口から厳しい評価。

サム  「そうでなくても、あいつのせいで散々な目によ…」
スウェナ「災いを持ち込むことにかけては、天才的よね…」
ジョミー「諸悪の根源、キースだもんねえ…。いろんな意味で」

来年こそ平和にやりたいよね、とジョミー君も。

ジョミー「除夜の鐘にお祈りしようかなぁ…。キースの対策」
シロエ 「それより悪霊退散ですよ、誰のこととは言いませんが」
マツカ 「駄目ですってば、除夜の鐘は煩悩を流すんですよ?」

切なる願いを流してしまってどうするんです、と御曹司。

マツカ 「普通に撞くのが一番です。無我の境地で」
一同  「「「あー…」」」

危うく失敗するトコだった、と一同、納得。

シロエ 「じゃあ、来年もいい年に、と祈るだけですね?」
マツカ 「そうです、そうです。あっ、撞きますよ!」

生徒会長がゴーン…と撞いた1つ目の鐘。

サム  「やっと始まったぜ、これで行列も進むよな!」
シロエ 「鐘を撞いたら、あっちのテントでおぜんざいです!」
スウェナ「早く食べたいわね、もう凍えそうよ」
ジョミー「無我の境地で撞くんだからさ、おぜんざいもさ…」

今は忘れて鐘を撞こう、とジョミー君。

ジョミー「そうすれば、きっと来年はいい年に!」
マツカ 「ええ。来年こそ平和に過ごしたいです、1年を」
サム  「マジで、いい年にしてえよなあ…。無我の境地な!」
シロエ 「今年の締めは、その言葉ですね」
一同  「「「無我の境地で、いい新年を…!」」」

迎えなくては、と向かう除夜の鐘撞き。ゴーンと一発。
皆様も、どうぞ、良いお年を~!


2017/12/31 (Sun) 







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☆師走になったら


早くも師走。今年も終わりな月が始まり、寒さの方もヒシヒシと。
そんな中でも生徒会長宅でダラダラ、それがシャン学メンバーで。

シロエ 「もうすぐお正月ですねえ…。その前に冬休みですけど」
サム  「クリスマスもあるしよ、いい時期だよなあ」
キース 「…俺の家には、クリスマスは未だに無いんだが…?」

寺だからな、と副住職。

キース 「今どきは、庫裏にツリーな寺も少なくないんだが…」
ブルー 「アドス和尚は頑固だしねえ、仕方ないよ」
スウェナ「変える切っ掛けだって無いものねえ…」
一同  「「「へ?」」」

切っ掛けって何だ、と誰もがキョトン。

シロエ 「スウェナ先輩。切っ掛けって、どういうヤツですか?」
スウェナ「鍵は子供だと思うのよ! 孫が生まれたら変わりそう」
マツカ 「ああ…。お孫さんが出来たら、ありそうですね」

可愛い孫なら、アドス和尚もメロメロですよ、と御曹司。

マツカ 「ツリーもサンタも、一気に登場しそうです」
シロエ 「自分でサンタをやりそうですよね、服まで買って」
ジョミー「ぼくたちには鬼でしかないけどさ…。孫は別だよね」

だけど、その孫がいないよね、とジョミー君も頷く現状。

ジョミー「この先だって生まれないしさ、諦めるしか…」
キース 「俺も分かってはいるんだが…。そもそも璃母恩院が…」

修行道場をクリスマスの時期にぶつけるしな、とブツブツブツ。

キース 「アレで別れてしまうカップルもいるという話だ」
一同  「「「え?」」」
キース 「なにしろ、大学3年目のクリスマスシーズンだしな…」

何かと盛り上がる時期だろうが、と語られる修行道場の時期。

キース 「12月に入ったら道場入りで、クリスマスまでだぞ」
シロエ 「そうでした…! 終わるの、25日でしたね…」
ブルー 「クリスマスシーズンが、丸ごと潰れてしまうんだよ」
一同  「「「あー…」」」

別れられても仕方ないな、と誰もが納得。
クリスマスと相性、悪そうですしね…。


2017/12/01 (Fri)

 

☆後から来た行事


キース君の家には今も無いのが、クリスマスという行事ですけど。
総本山の璃母恩院からして、無視しているのがクリスマスだとか。

キース 「修行道場の時期は、昔から変わっていないんだがな…」
ブルー 「厳しい寒さに向かう季節が、修行向けなんだけどね…」

後から来たのがクリスマスだよ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「この国にクリスマスが来るよりもさ…」
キース 「遥かに前から、璃母恩院は存在するからな…」
シロエ 「つまり、どうしようもないんですね? 道場の季節」
ブルー 「璃母恩院そのものが変わらない限りは、不変だよ」

道場入りする人の立場は考えないね、とキッパリと。

ブルー 「道場入りでクリスマスシーズンがパアになる程度で…」
キース 「別れるような女性なんかに、寺の嫁はだ…」

務まらないしな、と副住職の溜息。

キース 「なにしろ、寺というのはハードで…」
スウェナ「あら? でも今どきは庫裏にツリーがあるんでしょ?」
キース 「それはそうだが…。檀家さんからチキンなんかの…」

差し入れがあるのも普通なんだが…、と苦い顔付き。

キース 「だが、クリスマスを祝おうという段になってだな…」
ジョミー「何かあるわけ?」
キース 「電話が入って、枕経を頼まれる世界だぞ」
一同  「「「あー…」」」

それがあったか、と誰もが頷く枕経。

シロエ 「枕経は、待ったなしでしたっけ?」
キース 「基本はそうだな、深夜だったら次の日になるが…」
ブルー 「仏様が出たら、すぐに行くのがお約束だしね…」

クリスマスパーティーどころじゃないよ、と銀青様も。

ブルー 「そんな世界に嫁ぐからには、それなりの覚悟が…」
キース 「必要なわけで、道場とクリスマスが重なるくらいで…」
シロエ 「別れ話を持ち出すようでは、駄目なんですね?」
キース 「将来が見えているからな…。いずれ離婚になるだろう」

そうでなくても年中無休だ、というお寺の世界。
厳しいですよね?


2017/12/02 (Sat)

 

☆待ったなしです


キース君の家には存在しない、クリスマスという暮れのイベント。
その上、総本山の璃母恩院では、修行道場を重ねてくるシーズン。

シロエ 「家でクリスマスを祝おうとしても、難しいんですか…」
キース 「仏様の都合次第だが…。いつ、お浄土に旅立たれるか」

クリスマスイブは現世にいて下さったら、ギリギリセーフ、と。

キース 「クリスマスの朝に、お浄土に行って下さる分には…」
スウェナ「大丈夫だわね、もうパーティーは済んでいるから」
マツカ 「サンタクロースも来た後ですしね、安心ですよね…」

この国のクリスマスはイブまでですから、と御曹司。

マツカ 「キリスト教の家はともかく、一般的にはイブまでで…」
シロエ 「クリスマスケーキも、25日には値下げですしね…」

売れ行きがグンと落ちますから、とシロエ君も。

シロエ 「でも、お浄土に行く人を引き留めるのは…」
サム  「どう考えても無理だと思うぜ、待って貰うなんてよ…」

寺の都合は関係ねえよ、とサム君が言う仏様の事情。

サム  「治療している病院にしても、クリスマスはよ…」
ジョミー「持ちこたえさせないと駄目じゃないよね、法律とかさ」
キース 「この日は駄目だという法律自体が、無いと思うが」

たとえ正月三が日だろうが、来る時は来る、と副住職。

キース 「枕経だけ済ませておいて、後は三が日明けとかな」
シロエ 「やっぱり、そういう方向ですか?」
キース 「そこは常識で考えてくれ。元日に喪服はどうなんだ」

着たいと思う人がいるのか、と質問が。

キース 「仏様をお浄土に送るとなったら、こう、色々と…」
一同  「「「あー…」」」

周りの人も巻き込まれるな、と頷く御一同様。

キース 「正月でさえも、仏様は待って下さらないんだ」
ブルー 「後から来たようなクリスマスはさ…」
キース 「もう完全にスルーだな。クリスマスイブでも」

そして坊主の出番になる、と深い溜息。
ケーキもツリーも、お預けですか…。


2017/12/03 (Sun)

 

☆電話が来たらパア


キース君の家には今も無いのが、クリスマスツリーやケーキなど。
お正月だろうと待ってくれない仏様が相手、お寺ライフは大変で。

キース 「クリスマスツリーは飾っていてもだ、電話1つで…」
ブルー 「パアになるのが、お寺のクリスマスというヤツだよ」

パパが呼び出されて行ってしまって…、と銀青様。

ブルー 「枕経なら、まだマシだけどね…。その後の方だと…」
キース 「もう夕方から行きっ放しで、パーティーは無いな」
シロエ 「お通夜が終わった後なら、なんとかなりませんか?」
キース 「早い時間にやってくれれば、まあ、ギリギリで…」

間に合う時間に帰れなくもないが…、と副住職の答え。

キース 「しかしだ、早い時間にやったら、お膳がだな…」
一同  「「「お膳?」」」
キース 「後の食事だ。坊主の分も用意して下さるものだし…」

家に帰って食事は無理だ、とブツブツブツ。

キース 「お膳料で現金を下さるパターンは、いいんだが…」
ブルー 「本当にお膳を出されちゃったら、食べないとね…」

そして食べながら法話の一つもするもので…、と銀青様も。

ブルー 「どっちになるかは分からないしさ、家の方には…」
キース 「晩飯は茶漬けくらいでいい、と言っておくしか…」

ついでに帰る時間も謎だ、と現場で働き続ける人。

キース 「クリスマスだから、と途中で帰れはしないぞ」
一同  「「「うーん…」」」

とことんクリスマスと相性が悪い、お寺の暮らし。

キース 「そんな調子だから、庫裏にツリーは飾れても、だ…」
ブルー 「クリスマスが来るまで、ハラハラなんだよ」

当日になってもビクビクだよね、と生徒会長が語るお寺ライフ。

ブルー 「檀家さんからチキンの差し入れが来ても、その後が…」
キース 「無事にパーティー出来るかどうかが危なくてな…」
ブルー 「電話が来たら終わりだからねえ、パーティー中でも」

パパは着替えて枕経だ、と嫌すぎる話。
宗教が違いますからねえ…。


2017/12/04 (Mon) 

 

☆お寺は持たない人


キース君の家には存在しない、クリスマスという暮れのイベント。
やっているお寺もあるそうですけど、難しいのがタイミングで…。

シロエ 「家がお寺をやってる限りは、危ないんですね…」
マツカ 「お坊さんの仕事が優先ですしね、家族団欒よりも…」
キース 「そういうことだ。唯一の例外が三が日だが…」

枕経だけは、どうにもならん、と深い溜息。

キース 「そんな調子だから、クリスマスが危ういのは当然だな」
ブルー 「キースの家には、永遠に来ないだろうけどね」

なにしろ孫が生まれないから…、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「キースは年を取らないわけだし、お嫁さんはねえ…」
ジョミー「来るわけないよね、見た目は高校1年生だし」
スウェナ「三百歳になったとしたって、そのままだものね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも、いつまでも子供だも~ん!」

6歳になる前にリセットだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「年を取らないの、楽しいよ! ぼくは卵に戻るけど!」
シロエ 「そうでしたっけね、お誕生日がクリスマスで…」
ぶるぅ 「ちゃんと合わせているもんね!」

クリスマスの朝に孵化するように、とニコニコニコ。

ぶるぅ 「サンタさんからプレゼントが来て、お誕生日で…」
ブルー 「最高の日になるわけだけどさ、これがお寺だと…」
キース 「朝っぱらからパアになる年も出てくるだろうな」

朝一番に電話が鳴って…、とブツブツブツ。

キース 「良かったな、ぶるぅ。此処が寺じゃなくて」
ぶるぅ 「うんっ! ブルーは偉いお坊さんだけど…」
ブルー 「ぼくは家族が大切だからね!」

お寺なんかは持たない主義、とキッパリと。

ブルー 「住職になると、世の中、色々面倒で…」
キース 「高僧のあんたがソレを言うのか?」
ブルー 「高僧だからこそ言えることだよ、道を極めたしね」
キース 「……くっそぉ……」

なんであんたが高僧なんだ、と唸ってますけど。
ホントですしね…?


2017/12/05 (Tue)

 

☆真面目さが違う


キース君の家には存在しないのが、楽しいクリスマスですけれど。
伝説の高僧、銀青様な生徒会長の家では、暮れの定番イベントで。

キース 「銀青様が、家でクリスマスを盛大にやるというのは…」
ブルー 「感心しないと言うのかい?」
キース 「当たり前だろうが、あんたは既に伝説なんだぞ!」

それなのに寺も持たないで…、と苦い顔をする副住職。

キース 「本当だったら何処かの寺のトップで、法話なんかも…」
ブルー 「ぼくは、そういうキャラじゃないから!」
ぶるぅ 「んとんと…。ブルーが、お坊さんになったのって…」

アルタミラの供養のためだもんね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「お浄土に行けなくなっちゃった人を、助けたくて…」
シロエ 「そうでした! アルタミラは火山の噴火で海に…」
ジョミー「一晩で沈んでしまったんだっけね、ずっと昔に」

今でも夏には灯篭流しをやっているよね、とジョミー君。

ジョミー「ブルーの家族も、海に沈んでしまったから…」
ブルー 「うん。供養に行く船に乗せて貰ったけど、ぼくには…」
ぶるぅ 「パパもママも、誰も見えなかったもんね…」

お寺のお坊さんに見えていただけ…、と三百年以上も昔の話。

ぶるぅ 「それで、ブルーも修行するんだ、って…」
スウェナ「凄く真面目な理由なのよね、キースと違って」
キース 「なんだって!?」

俺の何処が真面目じゃないと言うんだ、と反論ですけど。

シロエ 「先輩、お寺は継がないと反抗してたじゃないですか」
サム  「うんうん、俺たちが夏休みに遊びに行くまではよ…」

墓回向の手伝いも嫌々やっていたじゃねえか、という指摘。

サム  「そこへブルーが緋の衣でよ…」
シロエ 「颯爽と登場しちゃったお蔭で、考えがですね…」
マツカ 「負けてたまるか、という方向へ行ったんですよね」
ジョミー「あまり真面目じゃないよね、それって…」

単なる負けず嫌いじゃないか、とツッコミが。
間違ってませんね…?


2017/12/06 (Wed)  

 

☆下積みはキツイ


クリスマスというイベントが全く存在しないのが、キース君の家。
そこから話がズレてしまって、お坊さんになった動機が問題に。

シロエ 「キース先輩と会長では、志が月とスッポンですよ」
サム  「違いねえよな、おまけにキースは寺の跡継ぎでよ…」
スウェナ「黙っていたって、住職になれる立場だものね…」

今では無理になっちゃったけど、とスウェナちゃん。

スウェナ「アドス和尚も年を取らないし、ずっと住職だし…」
マツカ 「キースは永遠に下積みですよね、副住職のままで」
キース 「俺には、其処がキツすぎるんだが!」

未だにスクーターの許可も出ないし、と副住職の嘆き節。

キース 「月参りにしても、棚経にしても、あれに乗れれば…」
シロエ 「楽でしょうけど、アドス和尚の方針でしょう?」
サム  「もっと僧階を上げていかねえと駄目だ、ってヤツな」
ブルー 「流石に紫の衣になったら、自転車ではねえ…」

スクーターの許可も下りるだろう、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「それまでの間は、自転車で走っておきたまえ」
キース 「自転車もキツイが、何かと言えば罰礼で…」
サム  「南無阿弥陀仏で五体投地も、修行の内だぜ?」

親父さんに鍛えて貰ってるんだし…、との声も上がってますけど。

キース 「親父の場合は、単なる苛めだ! どう考えても!」
サム  「いいんでねえの? それで食わせて貰ってるんだし」
??? 「ぼくも賛成!」

元老寺万歳、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

キース 「おい、なんであんたが賛成なんだ!?」
Aブルー「キースの家がお寺だからだよ!」

クリスマスも、とても大切だけど…、とニコニコニコ。

Aブルー「お寺ならではの行事があるよね、クリスマスの後に!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「年越しだってば、除夜の鐘はお寺のイベントだろう?」
一同  「「「あー…」」」

大晦日といえばセットで来るのが除夜の鐘。
お寺の行事ですね…?


2017/12/07 (Thu) 

 

☆除夜の鐘も大切


クリスマスというイベントが全く無いのが、お寺なキース君の家。
副住職の辛さを嘆いてますけど、其処へ来たのがソルジャーで…。

Aブルー「クリスマスもいいけど、除夜の鐘だって大切だよね!」
シロエ 「それはまあ…。アレが無いと年が明けませんしね」
ブルー 「正確に言うと、古い年を送る行事だけどね」

大晦日の間に撞いてしまうのが本来の形、と銀青様。

ブルー 「璃母恩院の鐘がそうだよ、11時には撞き始めるから」
シロエ 「…そうなんですか?」
ブルー 「うん。なにしろ撞くのが大変だからね、あの鐘は」

大きすぎて…、というのが璃母恩院の大梵鐘。

ブルー 「お坊さんが何人も集まらないと、撞けないし…」
サム  「うんうん、撞木の綱にぶら下がるヤツが1人だっけな」
キース 「アレが花形で、他に何人もが綱を引くという形だが…」

試し撞きまで必要なくらいに難しいのだ、と副住職も。

キース 「普通の鐘のようにはいかんし、新年までに撞くには…」
ブルー 「早い時間から撞くしかないよね、百八回分」

だから開始が11時で…、との解説が。

ブルー 「本来、お寺はそうなんだけど…。でも最近は…」
キース 「一般人も撞きに来るしな、どうしても年が明けるんだ」

百八回で切らない限りは…、と語られる事情。

キース 「整理券を配って切ってしまえば、それでいいんだが…」
ブルー 「寒い中を来たのに、撞けないんじゃねえ…」
キース 「ガッカリする人も多いだろうし、ウチは無制限だ」

午前1時までなら、撞き放題だ、と言ってますけど。

Aブルー「それでこそだよ! やっぱり誰でも撞けないと…」
シロエ 「不公平ではありますね…」

無駄足になっては気の毒です、と頷くシロエ君。

シロエ 「ぼくたちも毎年、楽しみですし」
マツカ 「元老寺だと、おぜんざいのお接待もありますからね」
Aブルー「うん、頑張って欲しいよね!」

今年も参拝客を大勢集めて欲しい、と輝く笑顔。
応援ですか…?


2017/12/08 (Fri) 

 

☆アバウトな国民


師走と言ったらクリスマスですけど、大晦日に来るのが除夜の鐘。
いつものように現れたソルジャー、それを絶賛してまして…。

Aブルー「キースの家みたいに、撞き放題のお寺がいいよね!」
シロエ 「撞きに出掛ける一般人としては、嬉しいですね」
マツカ 「ここで108人目です、と断られるよりは…」

並んで待てば撞けるお寺がいいですよね、と御曹司も。

マツカ 「家から近いお寺だったら、まだ諦めもつきますけど…」
サム  「バスとかで行って、撞けねえのはちょっと…」
ジョミー「残念どころの騒ぎじゃないよね、無駄足だなんて」

ぼくも元老寺方式がいい、とジョミー君も無制限に賛成。

ジョミー「1時まで撞かせてくれるんだったら、余裕だしさ…」
スウェナ「遠い所から来た人だって、間に合うわよねえ…」

きちんと時間を考えて来れば…、とスウェナちゃん。

スウェナ「1時ギリギリに来ない限りは、大丈夫でしょ?」
キース 「過去に苦情が出たことは無いな、撞けなかったと」
Aブルー「素晴らしいよね、今年も頑張ってくれたまえ!」

大勢の人に撞いて欲しい、と瞳がキラキラ。

Aブルー「なんと言っても、あれが最高のイベントだから!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「除夜の鐘だよ、クリスマスよりも有意義だよね!」

末永く続いて欲しいものだ、と言ってますけど。

シロエ 「あのぅ…。いつから仏教徒になったんです?」
Aブルー「えっ、そんなのには、なってないけど?」

そもそも関係ないじゃないか、と涼しい顔。

Aブルー「この国の人は、殆どがそうじゃないのかい?」
一同  「「「はあ?」」」
Aブルー「除夜の鐘に対する姿勢だよ!」

敬虔な信者は少ないのでは、とソルジャー。

Aブルー「暮れはクリスマスをお祝いしてさ…」
キース 「それが済んだら、除夜の鐘だと言いたいのか?」
Aブルー「ピンポーン! でもって、お正月が…」

神社だよね、とツッコミが。
確かに大多数は、そうですよね…?


2017/12/09 (Sat)

 

☆宗旨替えは不要


除夜の鐘には末永く続いて欲しいものだ、というのがソルジャー。
仏教徒のような言い種ですけど、宗旨替えしたわけではなくて…。

Aブルー「クリスマスと除夜の鐘と、初詣は全部、宗教がさ…」
キース 「違っていると言いたいんだな、要するに?」
Aブルー「そうなんだよ! この国の人は凄いよねえ…!」

三つの宗教を1週間ほどでこなすんだから、とニコニコニコ。

Aブルー「自分の宗教は乗り換えないで、イベントだけクリア!」
シロエ 「身も蓋も無い言い方ですけど、そんな感じですね…」
サム  「俺も僧籍だし、キリスト教とは関係ねえよな…」

神社だったら、まだ言い訳も出来るけどよ、と僧籍な人。

サム  「神仏習合ってヤツもあるから、寺と神社はよ…」
キース 「まるで関係ないことも無いが、キリスト教はな…」

せいぜい宗教サミットだろうか、と副住職も呻くしかない実情。

キース 「お偉方が一緒に祈りはしても、こう、御本尊様と…」
ブルー 「十字架を並べて置きはしないね、何処のお寺でも」
Aブルー「ほらね、だから全く問題なし!」

ぼくが除夜の鐘を褒め称えても、と得意満面。

Aブルー「この国の人になったと思えば、なんでもオッケー!」
シロエ 「それはそうなんですけれど…。除夜の鐘って…」
ジョミー「一度も参加してない筈だよ、元老寺のヤツ」

おぜんざいのお接待には、ぼくたちだけだ、とジョミー君。

ジョミー「一般の人も沢山来るけど、おぜんざい用のテント…」
スウェナ「私たちしかいないわよねえ、毎年、毎年」
Aブルー「当たり前だよ!」

ぼくが参加して、どうするんだい、という返事。

Aブルー「除夜の鐘を撞くのは、煩悩を流すためなんだろう?」
キース 「その通りだが? 穢れの無い心で新しい年をだ…」
ブルー 「迎えるためにさ、煩悩の数だけ鐘を撞くわけで…」
Aブルー「綺麗サッパリ忘れたわけだね、君たちは!」

まだ大晦日は来ていないのに、と謎の台詞が。
何を忘れたと…?


2017/12/10 (Sun) 

 

☆イベントが沢山


除夜の鐘というイベントについて、熱心なのがソルジャーなる人。
けれど元老寺には来ていないわけで、撞いていないのが除夜の鐘。

Aブルー「もう、君たちには呆れるよ…。忘れるだなんて」
キース 「何も忘れていないと思うが…。暮れの行事は」
シロエ 「期末テストは、別にどうでもいいですけどね…」

特別生は成績とは無関係ですから、とシロエ君。

シロエ 「他の行事は忘れませんよ! クリスマス以外のも!」
スウェナ「ぶるぅのお誕生日もそうだし、除夜の鐘は定番だし…」
ジョミー「忘れようがないと思うけど? お正月の準備も」

やってるのはパパとママだけどさ、とジョミー君も。

ジョミー「ぼくは大掃除の手伝いだけで、おせちとか鏡餅は…」
サム  「俺の家でも、おふくろと親父の管轄だぜ、ソレ」
キース 「俺の場合は、かなり負担が大きいがな…」

寺の年越しは大変だから…、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「新年の修正会の準備も要るし、除夜の鐘もだ…」
シロエ 「副住職だと、ノータッチとはいかないですよね…」
マツカ 「ぼくの家だと、大掃除は自分でしませんけれど…」

やっぱり節目の行事ですから、と御曹司。

マツカ 「年始にいらっしゃるお客様用に、手配が色々…」
サム  「ほらな、マツカでも、この調子だしよ…」

忘れるヤツが何処にいるかよ、とサム君が振っている頭。

サム  「除夜の鐘まで、けっこう行事が目白押しだぜ」
Aブルー「だけど、忘れてしまってるから! 本当に!」

あんなに大切な行事なのに、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「煩悩を流す行事なんだよ、除夜の鐘は!」
シロエ 「でも、来ていないじゃないですか」

まだ一回も、との指摘ですけど。

Aブルー「ぼくは煩悩が大事だから! 流さないから!」
ブルー 「そういうキャラではあるけどね…」
Aブルー「分かってるんなら、忘れないでよ!」

除夜の鐘が如何に大切なのか、と握り締める拳。
どう大切だと…?


2017/12/11 (Mon) 

 

☆参加しなくても


除夜の鐘はとても大切なのだ、と熱意溢れるソルジャーですけど。
一度たりとも撞きに来ておらず、撞く気の方もナッシングで…。

ブルー 「君に参加する気が無い以上は、大切も何も…」
キース 「あったものではないと思うが、何が言いたいんだ」

その上、仏教徒でもないそうだしな、と副住職。

キース 「こっちの世界の人間でもないし、どう大事なんだ?」
シロエ 「大晦日には、そっちの世界でイベントでしょう?」

ニューイヤーに向けてカウントダウンで…、とツッコミが。

シロエ 「新年になったらお祭り騒ぎで、青の間がですね…」
マツカ 「派手に散らかると聞いてますよね、毎年、毎年」
スウェナ「そうそう、お掃除部隊が突入するのが恒例なのよね」

あまりにも青の間が散らかりすぎて…、とスウェナちゃんも。

スウェナ「カウントダウンの真っ最中なら、除夜の鐘なんか…」
ジョミー「関係ないよね、第一、聞こえもしないしさ…」

こっちの世界でも、お寺が遠いと聞こえないよ、という指摘。

ジョミー「アルテメシアはお寺が多いし、大抵の家はさ…」
サム  「除夜の鐘の音が届くモンだけどよ、寺がねえとさ…」
シロエ 「聞こえない家も多いでしょうね、いくら夜中でも」

別の世界まで届くとは、とても思えません、と真っ当な意見。

シロエ 「そんな行事の、何処が大切だと言うんです?」
Aブルー「本当に忘れちゃってるし…。恒例なのにさ」

酷いモンだよ、とソルジャー、溜息。

Aブルー「いいかい、除夜の鐘を撞いたら、煩悩がさ…」
キース 「綺麗に流れて、清らかな心で新年をだな…」

迎えるものだ、と言ってますけど。

Aブルー「そこが問題! 山ほどの煩悩が流されるんだし…」
シロエ 「いいことだと思いますけどね?」
Aブルー「そうなんだよ! エロい煩悩も、てんこ盛りでさ…!」
一同  「「「うわー…」」」

もう思いっ切り忘れていた、と愕然とする御一同様。
ソルジャーのお目当て、ソレでしたね…。


2017/12/12 (Tue) 

 

☆拾いたいんです


仏教徒でもないというのに、除夜の鐘が大切だと言うソルジャー。
撞いて煩悩を流す気など無く、流される煩悩の方がお目当てで…。

Aブルー「大勢の人が撞いてくれるほど、エロい煩悩も…」
ブルー 「言わなくていいから!」
Aブルー「みんな忘れてしまっていたしね、ちゃんと言わないと」

除夜の鐘の大切さについて…、と握り締める拳。

Aブルー「あれは本当に、ぼくのためにあるようなイベントで…」
キース 「あんたなんぞは、何処の寺でも想定していない!」
Aブルー「だからこそ価値があるんだよ! ぼくの一人勝ちで!」

誰も目を付けていないからね、とニコニコニコ。

Aブルー「煩悩を流す発想ばかりで、拾いたい人はいないから!」
ブルー 「除夜の鐘を撞くのは煩悩を流すためだし、当然だよ!」
Aブルー「その思い込みが、ぼくに幸せをもたらすってね!」

競争相手が誰もいないのはいいことだ、と胸を張りまして…。

Aブルー「除夜の鐘そのものは、黙ってスルー! ぼくの世界で」
シロエ 「一度くらい、来たらどうですか?」
サム  「そうだぜ、あんたも煩悩ってヤツを流しちまえば…」

もうちょっとマシな心構えに…、とサム君も言っていますけど。

Aブルー「ダメダメ、エロは心のオアシスだから!」
一同  「「「オアシス?」」」
Aブルー「エロが無ければ、ぼくのサイオンも漲らないしね!」

ぼくのハーレイが漲ってこそ、と譲らない人。

Aブルー「ぼくのシャングリラを守るためには、エロが大切!」
ブルー 「屁理屈だから!」
Aブルー「何を言うかな、サイオンは心のパワーじゃないか!」

その関係はハッキリしてる、とキッパリと。

Aブルー「心が激しく乱れていたんじゃ、サイオンの方も…」
ブルー 「確かにパワーが落ちるけれどね、それにしたって…」
キース 「心頭滅却すれば火もまた涼しと言ってだな…」
ブルー 「気の持ちようだよ!」

変な所にこだわらなくても…、と生徒会長。
どうなんでしょうね?


2017/12/13 (Wed)

 

☆穢れたパワーより


除夜の鐘など撞く気もないのに、毎年燃えているのがソルジャー。
鐘を撞いて流れる煩悩がお目当て、一人勝ちだと言っていまして。

Aブルー「年が明けたら、煩悩を拾い集めてなんぼなんだよ!」
ブルー 「そういう姿勢を改めたまえ!」
キース 「まったくだ。清い心でサイオンを使う方が尊い!」

それでこそソルジャーに相応しかろう、と副住職。

キース 「妙な所で集めたパワーでは、こう、シャングリラが…」
ブルー 「穢れそうだとは思わないのかい、君という人は!」

君のシャングリラは箱舟だろう、と生徒会長も。

ブルー 「ぼくのシャングリラは、ただの巨大な宇宙船だけど…」
シロエ 「未確認飛行物体なだけで、誰の命も懸かってません!」
スウェナ「私たちは追われていないものねえ、誰からも」
キース 「しかし、あんたの世界は事情が違う筈だぞ」

シャングリラの外の世界では生きていけないだろう、との指摘。

キース 「そんな船をだ、穢れたパワーで守るというのは…」
ブルー 「最低だろうと思うけどねえ、同じソルジャーとしては」

もっと精進して欲しい、とソルジャーの肩書を持つ人の苦言。

ブルー 「煩悩なんかを集めていないで、清く正しく!」
キース 「坊主になれとまでは言わんが、人となりをだ…」
ブルー 「磨いてこそだよ、みんなに尊敬されるためには!」

いい加減な性格は直らなくても…、とブツブツブツ。

ブルー 「掃除をしろとは言わないからさ、煩悩だけでも…」
キース 「封じようと思わないのか、あんたは!」
Aブルー「さっきも言ったよ、エロは心のオアシスだ、って!」

それを封じてどうするのだ、とソルジャー、反論。

Aブルー「お正月には、煩悩をガッツリ、ゲットなんだよ!」
ブルー 「その先は、喋らなくていいから!」
Aブルー「ダメダメ、キッチリ復習の時間! 思い出してよ!」
一同  「「「うわー…」」」

復習の時間なんか要らない、と誰もがガクブル。
黙って欲しいですよね?


2017/12/14 (Thu)  

 

とにかく喋りたい

 

一年間の煩悩を払うために撞くのが、大晦日の除夜の鐘ですけど。
その除夜の鐘で流された煩悩、それが目当てな人がソルジャー。

Aブルー「いいかい、大晦日に大勢の人が除夜の鐘を撞いてさ…」
ブルー 「もういいから! 黙って座っていて欲しいんだけど!」
Aブルー「復習の時間だと言った筈だよ、忘れないように!」

みんなして忘れていたんだからね、とソルジャー、反撃。

Aブルー「一人でも覚えていたならいいけど、みんな揃ってさ…」
ブルー 「ぼくは忘れていなかったから! ここだけの話!」
Aブルー「嘘をつかないでくれたまえ!」

君も黙っていたじゃないか、と吊り上げる眉。

Aブルー「今頃になって何を言っても、後出しなんだよ!」
ブルー 「そうじゃなくって、場の雰囲気とかが大切だってば!」
Aブルー「場の雰囲気?」
ブルー 「十八歳未満お断りの連中が揃ってるんだよ、此処は!」

そんな所でヤバい話を口に出来るか、と生徒会長の言い分。

ブルー 「ぼくには常識と、デリカシーとがあるからね!」
Aブルー「どうなんだか…。それに今更、十八歳未満も何も…」

ないと思うけど、と太々しい人。

Aブルー「エロい話は、嫌というほどしてるから! 普段から!」
ブルー 「君が勝手に喋ってるだけで、誰も喜んでいないから!」
Aブルー「それはどうでもいいんだよ! 聞いてくれれば!」

とにかく復習の時間なのだ、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「今度こそ、忘れないようにしてくれたまえ!」
シロエ 「除夜の鐘を撞いたら、忘れますから!」

綺麗サッパリ白紙ですから、とシロエ君。

シロエ 「撞いてなくても忘れましたし、撞けば必ず忘れます!」
Aブルー「じゃあ、それまでの間だけでもいいから、覚える!」
ブルー 「無茶を言ってないで黙りたまえ! でなきゃ帰るか!」
Aブルー「嫌だね、ぼくは目的のためには手段を選ばないから!」

此処で帰ってたまるものか、と居座る気満々。
迷惑すぎですね?


2017/12/15 (Fri)







 

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