☆季節外れのグルメ
さて、五月。ゴールデンウィークも済んで、通常営業。
しかし浮かない顔のシャン学メンバー、ブツブツ申しておりまして…。
シロエ 「あれは絶対、食あたりですよ!」
サム 「だよなあ、誰のせいとは言わねえけどよ」
マツカ 「…ですけど、かなり日数が経っていますよ?」
今頃なんて、とマツカ君。
マツカ 「食あたりは直ぐに出ませんか?」
キース 「…通常ならな」
ジョミー「暫くしてから出るのもあるよね、色々と」
スウェナ「食後数時間って所かしら?」
ブルー 「フグなんかは早い部類だけどね」
食べている間に痺れて来るそうでございます。
ブルー 「ちょっと痺れるくらいがいい、なんて話もあるくらいでさ」
シロエ 「それって死んだりしませんか?」
ブルー 「死ぬかもねえ…」
サム 「俺たちだって思い切り死ぬ目に遭ったじゃねえかよ!」
シロエ 「分かります。お蔭でせっかくのシャングリラ号が…」
ブルー 「ダメだったかなあ、松茸尽くし」
キース 「当然だろうが!」
なんで出すか、とキース君が握った拳がブルブル。
キース 「秋なら分かる。秋ならまだしも分かるんだが!」
ブルー 「でもねえ、人工栽培に成功したと言うんだからさ」
シロエ 「偶然の産物だと聞きましたが?」
サム 「うんうん、マイタケと松茸を間違えたっていう話だよな」
シャングリラ号の農園、キノコも扱っているらしく。
マイタケの菌を植えたつもりが松茸だったというオチで。
ブルー 「実験過程のデータが吹っ飛んでしまったらしいし…」
ジョミー「なんか再現不可能らしいね?」
ブルー 「だから景気良く松茸尽くし!」
しかも松茸に毒性は無い、との話ですが。
キース 「松茸にはな。だが、俺たちにはトラウマだ」
シロエ 「ええ、松茸はトラウマです!」
キース 「しかもだ、キノコの食中毒には恐ろしいヤツが…」
二段構えで襲ってくるのだ、とキース君。
回復したと見せかけておいて二段階目とは、何が起こると…?
2014/05/01 (Thu)
☆二段構えのキノコ
ゴールデンウィークはシャングリラ号で過ごしたシャン学メンバー。
松茸尽くしの御馳走だったらしいですけど、松茸は全員のトラウマで。
サム 「松茸は確かにトラウマだけどよ、食中毒って何の話だよ」
シロエ 「二段構えの食中毒って、何なんです?」
スウェナ「そういえばサマツってあったわよね?」
マツカ 「早松ですね、あれは梅雨から夏だったかと」
ジョミー「もしかして、それがあたるとか?」
ブルー 「早松は高級食材だよ?」
あたるわけがない、と生徒会長。
高値で取引、いわゆる高級料亭向け。
シロエ 「それなら何が食中毒を起こすんですか!」
サム 「二段構えっていうのも謎だぜ、どういうヤツだよ?」
キース 「あたると吐き気に腹痛な王道コースだが?」
ジョミー「じゃあ、回復っていうのは何さ?」
キース 「文字通り、ちゃんと回復する。しかし…」
運が悪ければ一発で死亡コースなのだ、という話。
シロエ 「だったら治れば問題無いと思いますけど」
サム 「そうだよなあ?」
キース 「それがだ、回復したと思っている間に二段階目が」
サム 「どんなんだよ、それ?」
キース 「俺が調べた実話によるとだ、一家で食べて食中毒で」
ジョミー「うんうん、それで?」
キース 「少しだけ食べた父親は軽い吐き気で済んだんだが」
母親は手当ての甲斐なく亡くなったのだ、と、お念仏。
シロエ 「ああ、それは…。気の毒でしたね」
キース 「問題はその後で、その母親の葬儀の準備をしていたら」
一同 「「「…していたら…?」」」
キース 「手伝いをしていた一人息子が苦しみ出して」
一同 「「「え?」」」
キース 「息子もキノコを食っていたんだ。それでだな…」
サム 「まさか二段構えの食中毒っていうのはソレかよ?」
キース 「そうらしい。…本人も周りも仰天だ」
ジョミー「…そ、それで…?」
どうなったのだ、と青ざめているシャン学メンバー。
二段構えの食中毒のその後はいったい…?]
2014/05/02 (Fri)
☆二段構えの食中毒
シャン学メンバー、ゴールデンウィークはシャングリラ号で。
楽しめたものの、松茸尽くしの御馳走を出されて食あたりがどうとか。
シロエ 「それで、二段構えの食中毒の二段階目は何なんです?」
キース 「苦しいと言われても、なにしろ時間が経ってるからな」
ジョミー「先の人のお葬式の準備中だしね?」
キース 「無関係だと放っておいたら、仏様と同じ症状が…」
仏様はキノコ中毒で亡くなった母親、苦しいと言うのはその息子。
サム 「例の吐き気に腹痛かよ?」
キース 「ただの吐き気じゃないんだ、それが」
一同 「「「えっ?」」」
キース 「なんと洗面器に二杯分もの黒い血をだな…」
ジョミー「血を吐いたわけ!?」
キース 「転げ回って苦しんだ挙句に、坊主の出番になってしまった」
一同 「「「………」」」
まさか、と震える御一同様。
一度は回復したというのに、何故に坊主の出番なのか。
シロエ 「…それ、本当にキノコの食中毒ですか?」
サム 「どう考えても別件だろ? 毒があるのは色々あるぜ」
キース 「まあな…。だが、そいつは本当にキノコの仕業だ」
二段構えの攻撃なのだ、とキース君。
キース 「回復したと思っている間に破壊活動が進んでいるんだ」
一同 「「「破壊活動?」」」
キース 「着々と内臓を破壊してだな、多臓器不全で」
シロエ 「死ぬわけですか…」
キース 「気付いた時には手遅れらしい。初動が生死の分かれ目だ」
何にあたったかが分かっていれば第一段階で救命可能。
しかし第二段階に入ってしまうと、ほぼ確実にアウトだそうで。
スウェナ「…それ、松茸じゃないのよね?」
マツカ 「早松ってことも有り得ませんよ」
ジョミー「でも、そういうのがあるんだよね?」
サム 「何のキノコだよ?」
キース 「…あまり言いたくないんだが…」
本当に口にしたくはないんだが、と暗い顔のキース君ですが。
みんなで食あたりがどうとか言っていただけに、そのキノコがビンゴ?
2014/05/03 (Sat)
☆不幸になるキノコ
ゴールデンウィークはシャングリラ号だったシャン学メンバー。
季節外れな松茸尽くしの御馳走で食あたりしたとか、しなかったとか。
サム 「あまり言いたくねえキノコって何なんだよ?」
キース 「いや、それが…」
ジョミー「ぼくたちと何か関係あるわけ?」
シロエ 「二段構えで食あたりな上、二段階目だと死亡ですよね?」
そこまでの目には遭ってませんが、とシロエ君。
シロエ 「少なくとも、ぼくたちは死んでませんし」
サム 「うんうん、食あたりかって目に遭ったのは確かだけどよ」
スウェナ「それで何なのよ、口にしたくないキノコだなんて」
キース 「…知ったら不幸になると思うが…」
シロエ 「キース先輩は不幸なんですか?」
キース 「思い出したせいで不幸になった気がするが」
一同 「「「うーん…」」」
追及すべきか、せざるべきか。
とはいえ、気になったものは気になるわけで。
ジョミー「不幸になってもかまわないから聞こうかな?」
マツカ 「凄い勇気ですね?」
ジョミー「だって、キースは死んでないしね」
サム 「そうだよな! 死ぬトコまではいかねえんだよな」
たかが不幸になるだけで、とサム君も。
サム 「俺も後学のために聞くことにするぜ」
シロエ 「後学ですか?」
サム 「坊主の出番って聞いたじゃねえかよ。俺は一応、僧籍だぜ」
ブルー 「頼もしいねえ、流石はぼくの見込んだ弟子だよ」
シロエ 「ジョミー先輩も僧籍でしたね」
ジョミー「そ、それとコレとは関係無いって!」
キノコの名前が気になるだけだ、とジョミー君は逃げ腰ですが。
スウェナ「私も聞いておこうかしら? 元ジャーナリスト志望だし」
マツカ 「この際、ぼくも聞くことにします」
シロエ 「ええっ? だったらぼくも聞かないとマズイでしょうか?」
キース 「好きにしろ。…とにかく俺は乗り気ではない」
だが、これだけの面子が揃うと…、とキース君も思案顔。
知ったら不幸になるらしいキノコの名前とは…?
2014/05/04 (Sun)
☆キノコの別名
シャングリラ号で松茸尽くしを御馳走されたシャン学メンバー。
帰って来た後で食あたり云々と揉めている中、話題は超絶毒キノコで。
シロエ 「…先輩たちが知りたいとなったら、ぼくもやっぱり…」
ジョミー「聞いといて損はないと思うよ、キノコの名前」
サム 「二段構えで殺しにかかってくるんだぜ?」
先に名前を聞いておけよ、と勧めるサム君。
サム 「そしたら少し危険が減るしよ」
シロエ 「そうでしょうか?」
スウェナ「無知が一番怖いのよ? 食べてからでは手遅れだわ」
マツカ 「それは確かに言えていますね」
シロエ 「…だったら、ぼくも聞くことにします」
ジョミー「よーし! これで面子は揃ったよね!」
じゃあよろしく、とシャン学メンバー、キース君に注目。
ジョミー「聞くだけで不幸になりそうなキノコって何なわけ?」
キース 「…本当に後悔しないんだな?」
シロエ 「ぼくも男です、今更です!」
キース 「…なら、言うが…。まずはそいつは別名があって」
一同 「「「別名?」」」
キース 「渾名と言うか、通り名と言うか、これがまた怖い」
サム 「怖いのかよ?」
変な名前のキノコだろうか、と首を傾げる御一同様。
シロエ 「スッポンタケって、毒でしたっけ?」
ブルー 「違うけど、スッポンタケは別の意味でヤバイかもねえ…」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「スル―しといてくれればいいよ」
キース 「スッポンタケ…。俺も名前しか聞いたことはないが」
どうヤバイのか、とキース君は首を捻りつつ。
キース 「俺が言うのは変な名前という意味ではなく、単に怖いと」
シロエ 「ユウレイタケっていうのもあったような…」
ブルー 「あれはキノコじゃなくて花だよ、ギンリョウソウだよ」
キース 「銀と竜と草で銀竜草だ」
ブルー 「色素が無くて真っ白でねえ…。ぼくとイメージかぶるよね」
白くて綺麗で、銀竜草という名前。
銀青の名を持つぼくに似ている、と御自慢ですけど、毒キノコの話は?
2014/05/05 (Mon)
☆記憶にある名前
二段階で殺しにやって来るらしい毒キノコ。
名前を聞くと不幸になるという話ですけど、その別名からズレまして。
ブルー 「銀竜草はいいよね、蝋細工みたいでホントに綺麗で」
シロエ 「それがユウレイタケなんですね?」
ブルー 「そう! ぼくは断然、銀竜草の名前を推すね」
超絶美形なぼくにそっくり、と生徒会長、陶酔ですが。
キース 「誰があんたの話をしている!」
ブルー 「別にいいだろ、話のついでに美形を自慢するくらい」
ジョミー「…それはいいけど、キノコの名前は?」
シロエ 「問題はそっちの方ですよ。怖いんですよね、キース先輩?」
キース 「ああ。…いろんな意味でな」
一同 「「「いろんな意味?」」」
キース 「そのまんまだ!」
よく聞けよ、とキース君、スウッと息を大きく吸い込んで。
キース 「二段構えで殺しに来るキノコの別名は、だ…」
サム 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
ジョミー「サム、なにそれ?」
サム 「いや、怖いって言うしよ、先に一応、お念仏をよ…」
マツカ 「余計に怖くなりませんか?」
シロエ 「縁起でもないと思いますが…」
キース 「いや、抹香臭い名前ではない」
むしろ逆だ、と大真面目な顔。
キース 「いっそ抹香臭かった方がマシな気もするが」
シロエ 「どうマシなんです?」
キース 「いろんな意味で、としか言えん。とにかく、そいつは」
ゴクリと唾を飲み込む御一同様。
来るぞ、と身構え、サム君なんぞは合掌を。
キース 「思い出さんか? 死の天使だ」
一同 「「「死の天使!?」」」
嫌と言うほど記憶に叩き込まれた死の天使。
そういう名前の誰かに何処かで出会ったような…。
シロエ 「し、死の天使って、確か…」
サム 「なんか聞いたよな、何処かで思い切り聞いてたような…」
ジョミー「聞いたんじゃなくて、呼んでなかった?」
その名前、とジョミー君が記憶を地引網。
シャン学メンバー、記憶を必死に手繰ってますけど、死の天使とは?
2014/05/06 (Tue)
☆思い出せば不幸
回復したと見せかけておいて、多臓器不全で殺すという恐怖のキノコ。
それの別名が死の天使だそうで、何やら何処かで聞いたような。
シロエ 「確かにいましたよね、死の天使…」
サム 「絶対何処かで聞いたぜ、それ」
マツカ 「…不幸になってきた気がするんですが…」
ジョミー「思い出したわけ?」
マツカ 「…強いて言うならそんなところです」
キース 「ほら見ろ、不幸になっただろうが」
だから言いたくなかったのだ、とキース君。
キース 「今に全員、不幸になるぞ」
ジョミー「脅かさないでよ!」
マツカ 「…程度によるとも思いますけど…」
キース 「いや、もれなく全員不幸なコースだ。思い出せばな」
スウェナ「死の天使なのよね?」
キース 「それが別名で、本当の名前は別にある」
そっちを聞いたら嫌でも誰もが思い出すのだ、と恐ろしい予言。
キース 「かまわないなら俺は喋るが?」
ジョミー「ちょ、ちょっと待ってよ、同じ不幸なら覚悟したいし!」
シロエ 「当たって砕けるより石橋を叩いて渡りたいですね」
サム 「自分で思い出した方がよ、ちっとはマシって気がするしよ」
キース 「どうだかな…」
まあ頑張れ、とキース君は合掌、マツカ君は些か暗い顔。
ジョミー「何だったっけ? 死の天使って…」
シロエ 「名前っぽいんですけれど…」
サム 「呼んでた覚えがイマイチねえよな」
スウェナ「ウチの学校にはいないわよねえ、そんな名前の人」
ジョミー「うん、多分…」
サム 「そうなると思い切り限られてくるぜ?」
シロエ 「誰とは言いたくありませんけど、そっち系ですね」
噂をすれば影ですから、と伏せられた誰か。
言わずと知れたバカップルことソルジャー夫妻と暗黙の了解。
シロエ 「あの辺がヤバイ気もするんですが…」
ジョミー「それだよ、モロにそれだって!」
思い出した、と叫んだジョミー君、いわゆるムンクの叫びのポーズ。
不幸になったようですけれども、死の天使とやらの正体は?
2014/05/07 (Wed)
☆二段階目でアウト
別名が死の天使だという二段構えの毒キノコ。
思い出せば不幸になるというソレ、どうやらソルジャー夫妻絡みで…。
サム 「何だよ、何を思い出したってえんだよ?」
ジョミー「な、名前…」
シロエ 「それで不幸になったんですか!?」
ジョミー「…し、死ぬっていうのが凄く分かった…」
本気で二段階で殺しに来た、とガクガクブルブル。
ジョミー「な、なんで松茸にあたるか分かった…」
キース 「そら見ろ、不幸になっただろうが!」
ジョミー「さ、三段階目は無いんだよね、それ?」
キース 「二段階目で死ぬからな」
もうこれ以上は死なない筈だ、とキース君。
キース 「安心しろ。俺たちは既に死んでいる」
サム 「それって昔の拳法漫画の台詞じゃねえかよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 北斗神拳だよね!」
あたたたたた~! と飛び跳ねている「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
流石は三百年以上生きているお子様、古い知識もバッチリで。
ぶるぅ 「えとえと、それで誰が正義の拳法家なの?」
キース 「…強いて言うなら死の天使だな」
ぶるぅ 「んとんと、誰のことだっけ?」
ジョミー「…言いたくないよ…」
キース 「まさか拳法までやってはいないと思うんだが…」
しかし分からん、とキース君はブツブツと。
キース 「通りすがりの死の天使だけに、スキルは謎だ」
シロエ 「通りすがり…ですか?」
サム 「ま、待てよ、そういうのが確かにいたぜ!」
スウェナ「ひょ、ひょっとしなくてもバスで会った人よ!」
シロエ 「ば、バスって…。も、もしかしなくても…」
アレか、と思い当たったらしい御一同様、真っ青な顔で。
一同 「「「ど、ドクツルタケ!?」」」
キース 「今頃やっと思い出したか、平和なもんだな」
ぶるぅ 「ねえねえ、イングリッドさん、北斗神拳の人だったの?」
サインを貰っておけば良かったよう、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
北斗神拳の人かはともかく、イングリッドさんといえば節分祭の時の?
2014/05/08 (Thu)
☆忘れた頃に来る
二段構えで殺しにかかると噂の毒キノコ、真の名前はドクツルタケで。
節分祭に向かうバスで出会った外国人女性に名付けた渾名がソレ。
サム 「ドクツルタケかよ、俺も本気で不幸になったぜ」
シロエ 「半端無かったですしね、ドクツルタケ…」
ジョミー「本気で死んだよ、いろんな意味で!」
二度と御免だ、と絶叫しているジョミー君。
ジョミー「あのバスだけでも死ねたのに!」
キース 「プレゼントで殺しに来やがったろうが」
ブルー 「悪意は無かったと思うんだけどねえ、イングリッドさん」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ジンジャークッキー、美味しかったよ!」
北斗神拳の人ならサインも欲しかった、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「かっこいいのに、北斗神拳…。サイン欲しかった~!」
キース 「だから俺たちはもう死んだ、と!」
ぶるぅ 「その台詞がかっこいいんだよう!」
シロエ 「でもですね、ぼくたちは死んでるわけですから…」
サム 「アワビュでヒデブな世界なんだぜ、被害者なんだぜ?」
実に死ねた、とサム君、合掌。
サム 「国際宅急便を貰って終わりだと思っていたのによ…」
ジョミー「何処かの誰かが被害を拡大してたしね?」
キース 「誰とは言わんが、花見の席でもブチ殺されたな」
シロエ 「あのお饅頭は一度限りだと思っていたんですけどねえ…」
キース 「二度目が来るとは誰も思わん」
なのに二度目が来やがった、とキース君は拳を握って。
キース 「特注品とはふざけやがって!」
ジョミー「忘れた頃に殺されちゃったよ、ドクツルタケだよ」
シロエ 「回復したと見せかけておいて二段構えで死亡ですね?」
サム 「うんうん、マジでそういう感じだったぜ」
キース 「そんな調子だから松茸にだってあたるんだ!」
ブルー 「あたってないだろ、ちゃんと美味しく食べただろ!」
キース 「美味かったことは否定はせんが!」
それとこれとは別問題だ、とブツブツブツ。
シャングリラ号で松茸でしたっけ?
2014/05/09 (Fri)
☆グルメなおもてなし
節分祭に向かうバスで出会ったドクツルタケこと、イングリッドさん。
世話になった御礼にと送られて来た国際宅急便の中身が問題。
キース 「とにかく、あれ以来、俺たちは松茸と相性が最悪なんだ!」
ブルー 「美味しかったことは否定しないと言ったじゃないか」
キース 「確かに言ったが、あたるのと美味いのは別件だ!」
ドクツルタケも美味いから恐ろしいのだ、とキース君、力説。
キース 「不味ければ誰も食わないからな」
シロエ 「食べたからこそ二段構えで死亡に至るわけですね…」
キース 「そのとおりだ。そして俺たちもドクツルタケに、だ」
ジョミー「殺されたよねえ、二段構え…」
キース 「何処ぞのバカのお蔭でな!」
なんで花見で死なねばならん、と無念の形相。
キース 「しかも花見で殺された上に、まだ来やがったし!」
ジョミー「三段階目は無い筈なのにね…」
キース 「俺たちはとっくに死んでいるのに、なんで死ぬんだ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 北斗百裂拳だよ、あたたたたた~!」
シロエ 「も、もう死ななくていいですから!」
ぶるぅ 「そうなの?」
シロエ 「もう充分に死んでますから!」
シャングリラ号で死にました、と涙の訴え、シロエ君。
シロエ 「まさかあそこで松茸だなんて思いませんから!」
ブルー 「心づくしのおもてなしだよ、夢の松茸尽くしだよ?」
キース 「それが迷惑だと言っているんだ!」
ブルー 「でも、美味しいって…」
キース 「食ってる間は忘れていたんだ、あのバカのことを!」
ジョミー「…誰が最初に言ったんだっけ? 例のお饅頭」
一同 「「「え?」」」
顔を見合わせる御一同様。
キース 「食い終わってから誰かが言ったぞ、俺の記憶が確かなら」
ジョミー「うん、御利益のありそうなグルメだって…」
サム 「そういえば誰が言ったか記憶にねえな」
シロエ 「ありませんね?」
誰なんだろう、と悩み中。
お饅頭に松茸、御利益のありそうなグルメって、誰が…?
2014/05/10 (Sat)
☆犯人は誰だ
ゴールデンウィークはシャングリラ号で松茸尽くしのおもてなし。
食べ終わった後にシャン学メンバーを襲った言葉で、食あたりの危機。
キース 「確かに誰かが言ったんだ。松茸と言えば例の饅頭、と」
サム 「御利益バッチリで羨ましいとも聞こえたぜ?」
ジョミー「だからさ、誰が言ったかが問題なんだよ」
シロエ 「それを言った人がドクツルタケの手先なわけですね?」
イングリッドさんじゃない方の、とシロエ君。
シロエ 「二段構えで殺しにかかる本物のドクツルタケの化身で」
サム 「うんうん、俺たちを殺すんだよな」
マツカ 「でも…。あの時は全員、あたっていたんじゃないですか?」
キース 「食あたりと言うか、後遺症と言うか…」
スウェナ「松茸のことを考えただけで気分が悪くなるのよねえ…」
ジョミー「秋までにすっかり治したいよね、この食あたり」
このままでは一生松茸が無理、という嘆きは全員共通。
サム 「松茸に罪はねえんだよ。むしろ美味いし」
キース 「それだけに余計に腹が立つんだ、松茸とくれば饅頭だと?」
シロエ 「誰が言ったにせよ、思い知らせておきましょう!」
キース 「そうだな、二度と喋れんくらいにな」
犯人を叩きのめすべし、と意見の一致を見ましたけれど。
シロエ 「それで誰なんです、ドクツルタケの化身」
キース 「俺ではないぞ」
ジョミー「ぼくも違うよ?」
俺も、ぼくも、と誰もが否定。
ドクツルタケの化身とやらは見当たらないようで。
ジョミー「…もしかして、いない?」
キース 「それは有り得ん!」
犯人はこの中にいる、と何処かで聞いたキメ台詞。
しかしアリバイは明明白白、どうやら犯人不在の気配が…。
シロエ 「会長でしょうか?」
ブルー 「言うわけないだろ、言うなら先に言ってるよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 松茸を御馳走するって燃えてたもんね!」
じゃあ誰なのだ、と暗礁に乗り上げた犯人探し。
松茸が御利益のありそうなグルメと口にしたのは何処の誰?
2014/05/11 (Sun)
☆犯人はコイツ
シャングリラ号で松茸尽くしを御馳走になったシャン学メンバー。
食後に聞いた松茸絡みの妙な台詞で食中毒だと、犯人を糾弾中ですが。
キース 「犯人は確かにこの中にいる筈なんだ!」
ジョミー「でも、いないよ?」
シロエ 「会長がシロだと残りはぶるぅだけですが…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 北斗神拳なら任せといてね!」
あたたたたた~! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
犯人はドクツルタケの化身だと聞いて、イングリッドさんを連想中。
ぶるぅ 「かっこいいよね、北斗神拳! サイン欲しかった~!」
??? 「うん、同感。ぼくもサインが欲しかった」
一同 「「「は?」」」
ドクツルタケのサインなんぞを誰が欲しがる、と振り向いてみれば。
いわゆるソルジャー(会話表記はAブルー)御登場で。
Aブルー「本当にお世話になったからねえ、サインもいいよね」
ブルー 「なんで君が!!」
Aブルー「ドクツルタケかあ…。サインにも御利益ありそうでさ」
キース 「あんなヤツのサインの何処に御利益が!」
Aブルー「素晴らしいお守りを貰った上にさ、宅急便まで貰ったし!」
おまけに効くし、とニコニコニコ。
Aブルー「最高だよね、木の根まんじゅう! 御利益絶賛継続中!」
ブルー 「はいはい、分かった」
さっさと帰れ、と生徒会長が手をヒラヒラと。
ブルー 「継続中なら忙しいだろ、頑張りたまえ」
Aブルー「ダメダメ、御利益はガッツリ貰わないと!」
一同 「「「え?」」」
Aブルー「マイタケも松茸に化けると噂の凄い御利益!」
食べて応援のパワーが効いた、と言われましても。
ジョミー「ま、まさか…。あの時、御利益どうこうって…」
キース 「アレはあんたか、そうだったのか!?」
Aブルー「ああ、犯人とかいうヤツかい?」
キース 「他に何があると!」
Aブルー「もちろん、ぼくが言ったけど?」
マイタケが松茸に化けるミラクル、御利益パワー! と大絶賛。
犯人は誰だか分かりましたが、また厄介な…。
2014/05/12 (Mon)
☆松茸のミラクル
マイタケが松茸に化けるミラクル、御利益パワーだそうでして。
松茸絡みで妙な台詞を吐いた犯人は、歩く迷惑と言われるソルジャー。
キース 「よ、よくも饅頭だの御利益だのと!」
ジョミー「みんな揃って食中毒だよ、松茸で気分最悪だよ!」
Aブルー「なんで? 美味しいって喜んで食べてたくせに」
シロエ 「食後の言葉が悪かったんです!」
Aブルー「思ったままを言ったまでだけど?」
食べて応援、木の根まんじゅうパワー再び! と叫ぶソルジャー。
Aブルー「木の根まんじゅうを食べたみんなに松茸だしね?」
ブルー 「マイタケを栽培予定だったんだってば、間違えただけで!」
Aブルー「だけど松茸は現に出来たし、ミラクルなんだろ?」
人工栽培は不可能だってね、と知識はバッチリ。
Aブルー「なのに季節外れの松茸ドッサリ、これぞ御利益!」
ブルー 「関係無いし!」
Aブルー「ううん、大いに関係あったよ。お蔭で絶倫、もう最高で!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「みんはで食べてくれた松茸、応援パワーが凄くって!」
ぼくのハーレイが絶倫なのだ、とソルジャー、御機嫌。
Aブルー「言ってみるものだねえ、御利益ありそう、って」
ブルー 「それは君たちの思い込みだから!」
Aブルー「違うね、木の根まんじゅうと木の根神社の御利益なんだよ」
絶賛継続中なのだ、と言われましても。
木の根まんじゅうと言えば松茸形のイヤンなお饅頭としか…。
キース 「あんな饅頭の何処に御利益が!」
Aブルー「あったからこそ、特注品! 効かなかったら買わないよ」
ブルー 「それでマイタケも松茸になると?」
Aブルー「そう! 有難い木の根神社の御神体の形に大変身!」
木の根神社の御神体とは松茸形のイヤンな木の根。
Aブルー「あの形に宿るパワーがミラクル!」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「そう言わずに!」
ミラクルな御利益をもっと寄越せ、とソルジャー、ズズイと。
シャン学メンバーの運命や如何に?
2014/05/13 (Tue)
☆ミラクルを希望
松茸そっくりのイヤンな形をした松の木の根が、木の根神社の御神体。
その形にパワーが宿るのだ、とソルジャーは主張しておりまして。
Aブルー「ぼくは御利益が欲しいんだよ!」
ブルー 「もう充分に貰っただろう!」
Aブルー「きっとまだまだ貰える筈だよ、御利益パワー!」
なにしろミラクル、とニコニコニッコリ。
Aブルー「マイタケが松茸に変身だしねえ、きっと他にも!」
ブルー 「そうそう無いから! 二度と無いから!」
Aブルー「ううん、探せば絶対ある筈!」
キース 「もう帰ってくれ!」
俺たちは既に死んでいるのだ、とキース君。
キース 「死人に何を言っても無駄だぞ、さっさと帰れ!」
Aブルー「ドクツルタケで死んだ件なら御利益だよ、うん」
キース 「なんでそうなる!」
Aブルー「あの人が福の神だから!」
お守りを貰って木の根まんじゅうも、とソルジャー、心酔。
Aブルー「本当にサインを貰っておけば良かったなぁ、と…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ イングリッドさん、かっこいいよね!」
Aブルー「正義の拳法家なんだって?」
ぶるぅ 「そうだよ、無敵の北斗神拳! あたたたたた~!」
シロエ 「それは思い切り違いますから!」
間違いですから、とシロエ君は必死の形相。
シロエ 「全部ぶるぅの勘違いです、北斗神拳の人じゃないです!」
Aブルー「ぼくにとっては正義だけどねえ、御利益を沢山貰ったし」
キース 「やかましい! 俺たちにとっては死の天使なんだ!」
Aブルー「らしいね、たかがキノコの名前でギャーギャーと…」
松茸こそ正義! とブチ上げるソルジャー。
Aブルー「あれこそキノコの中のキノコで、御利益パワーを体現中!」
ブルー 「はいはい、分かった」
今度こそ帰れ、と生徒会長、シッシッと。
ブルー 「松茸のシーズンまで二度と来なくていいから!」
Aブルー「ダメダメ、まだまだきっとミラクル!」
御利益パワーがある筈なのだ、と言われましても。
松茸は季節外れでは?
2014/05/14 (Wed)
☆ミラクルが欲しい
松茸こそキノコの中のキノコだ、とソルジャー、力説。
あの形こそが御利益パワーで正義で、イングリッドさんも正義だとか。
Aブルー「御利益もミラクルもまだある筈だよ、絶対、何処かに!」
ブルー 「そうそう無いから!」
あるわけないから、と生徒会長、文句たらたら。
ブルー 「そもそも松茸は季節外れで、秋まで無いから!」
Aブルー「あの人の国だとどうなんだろうね、今もあるとか?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ イングリッドさんの国、寒いんだよ!」
Aブルー「ふうん? だったら今頃、出ているのかな?」
ブルー 「まだ春になったばかりの筈だから!」
秋まで当分あるんだから、と生徒会長、叫んでおります。
ブルー 「いくらなんでも春には出ないよ、松茸は!」
Aブルー「じゃあ、他に何か…」
ブルー 「もう無いから!」
Aブルー「だったら、ミラクル!」
ミラクルだったら何でもアリだ、と言うソルジャー。
Aブルー「マイタケも松茸に化けるミラクル、一発、御利益!」
ブルー 「もう巻き添えは御免だから!」
Aブルー「御利益絶賛継続中だし、何かはあると思うんだけどねえ?」
何か無いかな、と言われましても。
キース 「そうそう妙なモノがあってたまるか!」
シロエ 「そうですよ! 世の中、常識が基本ですから」
ブルー 「ミラクルは基本じゃないと思うよ、残念ながら」
Aブルー「でもねえ…。せっかく来たんだし、御利益を一つお土産に」
ブルー 「お土産だったら自分で買いに行きたまえ!」
変なお饅頭でも精力剤でも、と生徒会長、ついにブチ切れ。
ブルー 「木の根まんじゅうの通常サイズとか色々あるだろ!」
キース 「特大は二度と買ってくるなよ?」
シロエ 「特注品も御免ですからね、ぼくたちは!」
Aブルー「木の根まんじゅうはいずれお願いするとして…」
食べて応援はまたの機会に、と狙っているらしいソルジャーですが。
御利益パワーだのミラクルだのと居座られた状態、ヤバいフラグでは?
2014/05/15 (Thu)
☆賑やかに行こう
マツカ君のお祖父さんの別荘の桜、見頃が四月の半ばでございまして。
普通の桜が終わってからの二度目のお花見、いよいよですが。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お花見弁当、作ったよ!」
サム 「すげえや、ドッカン豪華版だよな」
マツカ 「ジンギスカンも一応、用意はしたんですけど…」
一同 「「「ジンギスカン?」」」
マツカ 「出がけに言われたんですよ。今年も用意しましたから、と」
一同 「「「えーーーっ!?」」」
去年のお花見、ソルジャーの主張でジンギスカンで煙がモクモク。
あまりに珍妙すぎたらしくて、執事さんが覚えていたようで。
マツカ 「気配りらしいんですけれど…」
シロエ 「マツカ先輩。ぼくたちのセンス、疑われてませんか?」
マツカ 「…どうなんでしょう…」
怖くて訊けませんでした、との答えに天を仰ぐ御一同様。
只今、生徒会長が住むマンションの駐車場で集合中。
キース 「花見でジンギスカンにされているのか、俺たちも」
ジョミー「なんか不幸な巻き添えだよね…」
サム 「まあ、ジンギスカンも美味いんだけどよ」
シロエ 「不味くはないですね、お花見にちょっと合わないだけで」
それで諸悪の根源は…、と見回したものの。
シロエ 「来てないですね、バカップル」
ブルー 「その内に来ると思うんだけど…」
キース 「遅刻とはいい度胸だな?」
スウェナ「マイペースな人だし、仕方ないわよ」
ジョミー「いっそ無視して先に行くとか!」
サム 「やったら後が恐ろしそうだぜ」
キース 「多分な。…ん?」
駐車場の向こうに人影が。
バカップルかと眺めてみれば…。
Aブルー「ごめん、ごめん、遅くなっちゃって!」
一同 「「「え?」」」
どう見てもキャプテン(会話表記はA船長)が二人。
しかし二人もいるわけがなくて。
ブルー 「な、なんでハーレイを連れて来たわけ!?」
Aブルー「お花見だから!」
賑やかに行こう、と言われましても。
教頭先生も一緒にお花見ですか?
2014/04/16 (Wed)
☆増やされた面子
シャン学メンバー、生徒会長が住むマンションの駐車場に全員集合。
バカップルが来ればお花見に出発、と待っていれば何故か教頭先生が。
ブルー 「ハーレイを呼んだ覚えは無いけど!」
Aブルー「お花見なんだよ、宴会は賑やかにやるのが一番!」
ブルー 「ハーレイは去年も来てないし!」
Aブルー「いいじゃないか、今年は参加ってことで」
ブルー 「でも、お弁当の数が足りないし!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おかわり用に多めに作ってあるの!」
だから全然大丈夫、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だって、ぶるぅも来るもんね!」
Aブルー「頼もしいねえ、こっちのぶるぅは大食いだしね」
ねえ? と眺める先に「そるじゃぁ・ぶるぅ」のそっくりさん。
いわゆる「ぶるぅ」(会話表記はAぶるぅ)でございます。
Aぶるぅ「わぁーい、お弁当! 沢山あるの!?」
ぶるぅ 「うんっ! それにジンギスカンもあるんだって!」
Aぶるぅ「やったぁー!」
キャイキャイと騒ぐお子様が二人。
それはともかく…。
ブルー 「なんだってハーレイなんかとお花見になるのさ!」
Aブルー「え、だって。面子は多いほどいいじゃないか」
ブルー 「勝手なことをしないでくれる!?」
たまたまお弁当は足りたけれど、とブツブツブツ。
ブルー 「こういうのはねえ、ちゃんと予め人数を決めて!」
Aブルー「違うよ、臨機応変でなんぼ! それでこそソルジャー!」
ソルジャー稼業も大変なのだ、とソルジャー、力説。
Aブルー「ミュウの救出なんか、予定も何も。ねえ、ハーレイ?」
A船長 「そうですねえ…。急な出撃も多いですしね」
そして人数が増えるのです、と言うキャプテン。
A船長 「救出したら、即、食事も必要になりますから」
Aブルー「足りないからって我慢しろとは言えないものね」
ブルー 「君の苦労と手腕には敬意を払うけどねえ…」
だからと言ってハーレイなんぞ、と文句たらたら。
教頭先生の立場はどうなるのでしょう?
2014/04/17 (Thu)
☆応援団をよろしく
いざお花見へ、という段になってバカップルが連れて来た余計な面子。
教頭先生が増えてしまって、生徒会長は御不満ですが。
ブルー 「ハーレイなんかが何の役に立つのさ、お花見で!」
Aブルー「決まってるだろ、宴会の面子!」
面子は多ければ多いほどいい、とソルジャーの主張。
Aブルー「なにしろ応援団だしねえ?」
一同 「「「お、応援団…」」」
思い出したくもないイヤンな単語。
しかし全く通じていない人が役一名。
ハーレイ「応援団とは何の話だ?」
キース 「…い、色々と事情がありまして…」
シロエ 「正直、言いたくないんですけど…」
ハーレイ「ふむ…。何かスポーツでもやるのか、花見で?」
Aブルー「スポーツと言うより運動かな?」
ハーレイ「運動ですか?」
Aブルー「そう、運動! ぼくと、ぼくのハーレイの共同作業で!」
ハーレイ「は、はあ…。二人三脚の類でしょうか?」
Aブルー「さあ、どうだろうね?」
知りたかったら見学ツアーを用意するけど、と笑顔のソルジャー。
Aブルー「お花見の席でやるのは流石にマズイようだし」
ブルー 「当たり前だよ!」
Aブルー「というわけでね、是非にと言うなら場所を改めて」
そして是非とも応援よろしく、とニコニコニコ。
Aブルー「応援用のアイテムは用意してきてあるから!」
ハーレイ「…アイテム…ですか?」
Aブルー「これが無くっちゃ応援団は結成不可能!」
ブルー 「もういいから!」
妙な話に付き合う気は無い、と生徒会長、一刀両断。
ブルー 「ハーレイだけでも沢山なんだし、もう充分だよ!」
Aブルー「じゃあ、こっちのハーレイも一緒にお花見だね?」
ブルー 「嫌だと言っても連れて行くんだろ!」
Aブルー「それはもちろん!」
ブルー 「だってさ、ハーレイ。恩に着るんだね、そこのブルーに」
ハーレイ「あ、ありがとうございます!」
応援団も頑張ります、との仰せですけど。
教頭先生に務まるのでしょうか、例のイヤンな応援団…。
2014/04/18 (Fri)
☆応援団に期待
なんだかんだで教頭先生も加わってしまったお花見の面子。
面子が揃えば出掛けるのみで、マツカ君が手配したマイクロバスへと。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ しゅっぱぁ~つ!」
Aぶるぅ「しゅっぱぁ~つ!」
一番前の席に座ったお子様が二人。
可愛い声で出発進行、アルテメシアの北を目指して走るのですが。
ブルー 「まったく、なんでハーレイなんか…」
ハーレイ「そう言うな。役に立つことがあるかもしれん」
ブルー 「役に立つ? 君が?」
ハーレイ「応援団がどうこうと言っていたしな、あっちのブルーが」
応援団なら多少は心得が、と教頭先生。
ハーレイ「柔道部は大学生とも交流があるしな」
ブルー 「…それで?」
ハーレイ「大学へ行けば応援団が闊歩しているし、こう、色々と」
ブルー 「門前の小僧で覚えたって?」
ハーレイ「ああ。素人よりかはマシだと思うが」
ブルー 「ド素人の方がいいんだよ!」
あんな応援団のプロは要らない、と生徒会長、吐き捨てるように。
ブルー 「ブルーが勝手に、結成だとか再結成だとか!」
Aブルー「呼んだかい?」
ブルー 「呼んでないっ!」
Aブルー「でも、ぼくの名前が聞こえたような…」
ハーレイ「応援団の話をしておりまして」
Aブルー「なるほどね!」
応援団ね、と最後尾のシートでソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「ハーレイ、今のを聞いたかい?」
A船長 「応援団の話だそうですね」
Aブルー「有難いねえ、こっちのハーレイを誘って良かったよ」
A船長 「本当ですねえ、応援して下さる方が増えるとグッと効果が」
Aブルー「応援団の効果は抜群だしね!」
今日も期待だ、とソルジャー、キャプテンの首に腕を回して。
Aブルー「まずは誓いのキスと洒落込もうってね」
A船長 「いいですねえ…」
Aブルー「ハーレイ、今日も愛しているよ」
A船長 「私もです、ブルー…」
たちまち二人の世界に突入、バカップル。
応援団なんかを結成せずとも、既に無敵で最強なのでは?
2014/04/19 (Sat)
☆バカップルとバス
応援団の話が出たから、と熱いキッスなソルジャー夫妻。
バスの一番後ろのシートで二人の世界で、教頭先生には目の毒っぽく。
ハーレイ「…な、何故、応援団の話でああなるのだ?」
ブルー 「さあねえ?」
ハーレイ「応援団と言えば男の世界で、あれとは程遠そうなのだが…」
ブルー 「そうだっけ? 女性の応援団長もいたよ」
キース 「いたな、男よりも男らしいとかで」
サム 「ごついのかよ?」
ブルー 「ううん、普通に美人だったよ」
ただし、と生徒会長、重々しく。
ブルー 「応援団長な彼女に、平常モードのぼくでは勝てない」
シロエ 「そこまで美形なんですか!?」
ブルー 「顔じゃなくって声の方だよ」
一同 「「「声?」」」
ブルー 「応援団といえば発声が凄い。そして彼女は男性並み!」
その声たるや応援団員も足元に及ばない大音量だそうでして。
ブルー 「高校生のぼくだと負けるね、銀青の方なら勝てるけどさ」
キース 「坊主は声量も大切だからな」
スウェナ「そういうものなの?」
キース 「何処でもマイクが置いてあるとは限らんしな」
シロエ 「あー…。お経の声が聞こえなかったらダメですよね」
ブルー 「坊主は声が命なんだよ、こんな具合に」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「カーーーーーッ!!!」
いわゆる「喝」という一声。
バカップルもビックリ、抱き合ったままで周囲をキョロキョロ。
Aブルー「な、な、何?」
A船長 「何なのでしょう?」
ブルー 「目の毒なんだよ、さっさと離れる!」
Aブルー「えーっ? せっかくドライブしているのにさ」
それにバスは有難い乗り物なのだ、と切り返し。
Aブルー「こうしてくっついて乗っかっていると御利益が!」
ブルー 「それは路線バス限定だから!」
ハーレイ「…路線バス?」
Aブルー「去年も今年も凄くいいものを貰ったんだよ!」
ブルー 「もういいから!」
喋らなくていい、と怒鳴る生徒会長ですけれど。
まさかこのバスも猥談地獄へ?
2014/04/20 (Sun)
☆路線バスの御利益
マイクロバスの中でも抱き合い、イチャイチャベタベタのバカップル。
その片割れのソルジャー曰く、バスは有難い乗り物だそうで。
Aブルー「路線バス限定か何か知らないけど、ホントに凄くて!」
ハーレイ「はあ…」
ブルー 「そこで相槌を打つんじゃないっ!」
Aブルー「せっかく聞いてくれてるんだよ、白けるじゃないか」
ブルー 「周りが真っ白に燃え尽きるから!」
Aブルー「そうかなあ?」
盛り上がる方だと思うけどな、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「だってさ、夫婦和合に御利益絶大!」
ハーレイ「…路線バスが…ですか?」
Aブルー「少なくとも二年続けて凄い御利益を貰えたしね」
ハーレイ「…バスからですか?」
Aブルー「バスに乗ってたお客さんだよ。ねえ、ハーレイ?」
A船長 「ええ。本当に素晴らしいものを頂きまして…」
お蔭様で絶倫です、とキャプテンもニコニコしております。
A船長 「男の自信が湧いてくると言うか、もう毎晩が楽しみで」
Aブルー「そうなんだよねえ、疲れ知らずで徹夜な勢い!」
ブルー 「やめたまえ!」
Aブルー「なんで? バスに乗ったら貰えるものだろ、あの御利益」
ブルー 「勘違いだから!」
普通はそうそう貰えないから、と生徒会長、ビシィと指摘。
ブルー 「去年も今年も、たまたま当たりが悪かっただけ!」
ハーレイ「それはどういう意味なのだ?」
Aブルー「あっ、聞きたい? こう、凄い形の御利益パワーが!」
ハーレイ「形?」
Aブルー「ズバリ、松茸!」
去年が飴で今年がお守り、と威張るソルジャー。
Aブルー「松茸の形と言ったら…ねえ?」
A船長 「もうお分かりかと思いますが…」
ハーレイ「…ま、松茸…」
Aブルー「しかも今年はお守りの後に更に素敵なプレゼントが!」
ハーレイ「プレゼント…?」
ブルー 「いいから、そこまで!」
その先を言ったら放り出す、と怒りの生徒会長ですが。
山越えのドライブ、そろそろ終点が近付いてきたようですよ~!
2014/04/21 (Mon)
☆とにかくお花見
松茸お守りだの去年貰った子授け飴だのと、バスの御利益語りまくり。
そんなソルジャーのトークにキレそうな生徒会長ですが。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 桜の別荘、見えて来たよーっ!」
Aぶるぅ「わぁーい、桜が一杯だぁーっ!」
お花見弁当とジンギスカンだ、と「ぶるぅ」の歓声。
Aぶるぅ「今年も沢山食べるんだもーんっ!」
Aブルー「ぶるぅ、デザートも忘れちゃいけないよ?」
Aぶるぅ「うんっ! みんなで食べて応援だよね!」
ハーレイ「…食べて応援?」
Aブルー「喋りたいけど、なんかバスから放り出されるみたいだし?」
ブルー 「当たり前だよ!」
いい加減に黙れ、と生徒会長、ブチ切れ寸前。
ブルー 「もう目的地が其処だから! 目の前だから!」
Aブルー「桜だねえ…。ご覧よ、ハーレイ、桜も祝福してくれてるよ」
A船長 「地球の桜は格別ですねえ、しかも今年は御利益も…」
Aブルー「御利益はお花見宴会だけどね」
ハーレイ「食べて応援と宴会は何か関係が?」
Aブルー「それはもう! バスの中で貰ったお守りの後にいい物が!」
A船長 「素晴らしい応援グッズでして」
ハーレイ「はあ…」
ブルー 「やめたまえ!」
とにかく花見だ、と生徒会長が叫ぶ間にバスは別荘の駐車場へと。
ぶるぅ 「着いたよーっ! お花見、お花見!」
Aぶるぅ「お弁当ーっ!」
それにジンギスカン、と先を争って降りるお子様二人。
シャン学メンバーもバカップルをガン無視したまま下車しまして。
シロエ 「凄いですねえ、此処の桜は」
マツカ 「ちょうど見頃で良かったです」
サム 「弁当食おうぜ、やっぱ庭だよな!」
キース 「せっかく花見に来たんだからな」
ジョミー「ジンギスカンは?」
Aブルー「それをやらなきゃ、お花見じゃないし! 肉でパワーを!」
A船長 「御利益もいいですが、やはり体力をつけませんと…」
それでこそ夜も頑張れるのです、と自信満々で語るキャプテン。
ジンギスカンでパワー充填、プラス御利益?
2014/04/22 (Tue)
☆お花見には宴会
マツカ君のお祖父さんの別荘に到着、桜満開。
お花見とくれば食べねば損々、豪華お花見弁当にジンギスカンでして。
ぶるぅ 「えとえと、お弁当、沢山あるからねーっ!」
Aブルー「頼もしいねえ、松茸も入っているのかい?」
ぶるぅ 「松茸?」
シーズンじゃないよ、と目を丸くする「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「松茸、入ってた方が良かった?」
Aブルー「そりゃまあ…ねえ…。ハーレイ、君もそう思うよね?」
A船長 「御利益絶大ですからねえ…」
ブルー 「やめたまえ!」
小さな子供を巻き込むな、と柳眉を吊り上げる生徒会長。
ブルー 「ジンギスカンがあれば充分だろう!」
Aブルー「パワー充填も大切だけどさ、やっぱり御利益!」
ブルー 「お花見はそういう席じゃないから!」
Aブルー「だけどさ、みんなは応援団だし」
ブルー 「とにかく今はお花見だから!」
まずは宴会、と生徒会長、バカップルを押しのけて仕切っております。
ブルー 「お弁当とジンギスカンは同時進行でもいいのかな?」
ジョミー「あれば食べるよ、もちろん焼くし!」
シロエ 「ここは賑やかにいきましょう!」
ブルー 「それじゃ始めようか、炭火も熾してくれてあるから」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お肉も野菜もどんどん焼こうね!」
Aブルー「いいねえ、ぼくのハーレイに肉を沢山頼むよ」
ぶるぅ 「うんっ!」
始まりました、お花見の宴。
ジンギスカンで煙がモクモク、それを食べつつお花見弁当。
キース 「カオスではあるが、実に美味いな」
スウェナ「桜も見頃で良かったわよね」
マツカ 「そう言って頂けると嬉しいですよ」
シロエ 「マツカ先輩、感謝です!」
盛り上がる中、教頭先生も馴染んでおられて。
ハーレイ「いやあ、呼んで頂けて良かったです」
Aブルー「お花見は賑やかにやらないとね?」
A船長 「ブルーが面子は多いほどいいと言いましてねえ…」
来て下さって嬉しいです、と和やかですが。
その面子とは例の応援団では…?
2014/04/23 (Wed)
☆お花見に和菓子
満開の桜の下で豪華お花見弁当とジンギスカン。
ソルジャーが連れて来てしまった教頭先生も交えて、賑やかですが…。
Aブルー「そろそろいいかな、注目、注目~!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「この辺りでおやつもいいかな、と思うわけだよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 桜餅にお団子、持って来たよ!」
Aブルー「いいねえ、ぜひ出してくれたまえ」
ぶるぅ 「うんっ!」
お茶も淹れるね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ドカンと出ました、花見団子に桜餅。ついでに緑茶と、好みで抹茶。
マツカ 「あっ、お茶を点てるなら手伝いますよ」
ぶるぅ 「えとえと、お抹茶、何人分?」
キース 「俺は抹茶で」
Aブルー「ぼくも! お砂糖とミルクたっぷりで!」
シロエ 「…それは違うと思いますが…」
ぶるぅ 「んとんと…。今日のはそういうお茶じゃないから」
苦い方だよ、と言われたソルジャー、「じゃあ、要らない」と。
Aブルー「ぼくは甘いのが好きなんだよ。普通のお茶にする」
A船長 「私は抹茶でお願いします」
ハーレイ「ほほう…。通でらっしゃいますねえ」
A船長 「こちらの世界の和菓子には、やはり抹茶が一番かと」
Aブルー「そうかなあ? でもまあ、和菓子は素敵だよねえ」
御利益のあるお菓子もあるし、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「実に素晴らしい文化だよ、うん」
ハーレイ「御利益ですか…。厄除けなど色々ありますが」
Aブルー「そんなのよりもっと凄いのもあるよ」
ぼくも最近知ったんだけど、という台詞に青ざめるシャン学メンバー。
キース 「…く、来るぞ…」
シロエ 「こ、これは来ますね…」
ハーレイ「何がだ?」
Aブルー「食べて応援、木の根まんじゅう!」
ハーレイ「木の根まんじゅう?」
Aブルー「夫婦和合に御利益絶大、大勢の人に食べて貰うと…」
A船長 「応援パワーを頂けるのです!」
有難いことです、とキャプテン、合掌。
イヤンな形の例のお饅頭、ついに出番が来たようですねえ…。
2014/04/24 (Thu)
☆知らなかった人
桜を愛でつつ、お花見弁当にジンギスカン。
たっぷり食べたらお菓子の出番で、桜餅やお花見団子なのですけれど。
Aブルー「御利益絶大なお菓子のためにも、まずはお茶だね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 緑茶に抹茶、お待たせ~!」
はいどうぞ、と好みのお茶が配られまして。
Aブルー「うん、桜餅もお花見団子も美味しいねえ…」
A船長 「地球の桜には似合いますねえ…」
ハーレイ「すみません、先ほど仰ったお饅頭というのは何ですか?」
一同 「「「ひいぃっ!!」」」
なんてこったい、と満開の桜を仰ぐシャン学メンバー。
イヤンな形の木の根まんじゅう、御存知ないのは教頭先生お一人で。
ハーレイ「なんだ、どうした?」
ブルー 「禁句なんだよ、そのお饅頭!」
ハーレイ「禁句?」
Aブルー「何を言うかな、有難いお饅頭を禁句だなんて」
そもそも木の根まんじゅうは…、とソルジャー、威張り返って。
Aブルー「松茸のお守りをくれた人がね、後で送って来てくれたんだ」
A船長 「それは素晴らしい松茸の形のお饅頭でして…」
ハーレイ「松茸?」
Aブルー「そういう形の御神体だよ、木の根神社の」
松の木の根っこが御神体で、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「その御神体を象ったのが木の根まんじゅう!」
ハーレイ「は、はあ…」
Aブルー「特大サイズは引き出物でさ、貰って帰った人は一家で!」
A船長 「食べて頂けると皆様の応援パワーが届くそうでして」
ハーレイ「お、応援…?」
Aブルー「夫婦和合を食べて応援するんだよ!」
A船長 「実は、私とブルーも皆様に応援して頂きました」
お蔭様で素晴らしい御利益が、とキャプテン、絶賛。
A船長 「その節には皆様に大変お世話になりまして…」
Aブルー「なんだかギャーギャー言ってたけどねえ、効けば充分!」
ハーレイ「で、では、仰っていた応援団とは…」
Aブルー「それだけど?」
なにか、とソルジャー、極上の笑み。
木の根まんじゅう特大サイズ、登場、秒読み?
2014/04/25 (Fri)
☆本場で買った人
ついに明かされた応援団とイヤンなお饅頭との関係。
夫婦和合に御利益があるらしい木の根まんじゅう、今にも出そうで…。
ハーレイ「た、食べて応援するのですか!?」
Aブルー「ぼくたちの夫婦和合をね。そうだよね、ハーレイ?」
A船長 「今回も是非、皆様に応援して頂きたいと思っております」
どうぞよろしくお願いします、とキャプテン、深く一礼を。
A船長 「そのためにお誘いさせて頂きました」
ハーレイ「わ、私をですか!?」
Aブルー「他に誰がいると?」
一人でも多い方がいいんだ、とソルジャーの主張。
Aブルー「この前はブルーも食べてくれたし!」
ハーレイ「…た、食べたのか、ブルー?」
ブルー 「不本意ながら! 逆らえないから!」
Aブルー「拒否した人は口に放り込むと言ったからねえ、瞬間移動で」
サム 「それくらいなら潔く食うよな、普通はな」
シロエ 「思いっ切りの黒歴史で、忘れたいですけどね!」
Aブルー「失礼な! 御利益のあるお饅頭なのに!」
キース 「あんたたち限定の御利益だろうが!」
Aブルー「それで充分!」
あれは応援グッズだから、とソルジャー、余裕。
Aブルー「今日もしっかり買って来たから! ちゃんと本場で!」
ブルー 「迷惑なんだよ!」
Aブルー「しかも今回、御利益ググンとパワーアップ!」
一同 「「「パワーアップ?」」」
Aブルー「ただの特大サイズじゃないから! 特注だから!」
一同 「「「特注?」」」
Aブルー「行ってみるものだねえ、本場ってトコは」
お菓子の栞を取っておいた甲斐があった、とパチンとウインク。
Aブルー「木の根神社にお参りしてから、お店に行ったら」
ブルー 「中の餡子でも違ったわけ?」
Aブルー「そうじゃなくって、受注生産の特大サイズ!」
キース 「…なんだか嫌な感じだな?」
シロエ 「この間のよりヤバイんでしょうか?」
まさか、と青ざめる御一同様。
特大サイズも大概でしたが、特注となるとアレを上回る代物が…?
2014/04/26 (Sat)
☆出来たての特注品
夫婦和合を食べて応援、特大サイズの木の根まんじゅう。
本場のお店に買いに出掛けたソルジャー、特注品をゲットしたらしく。
Aブルー「受注生産の特注品だよ、もう御利益が楽しみで!」
A船長 「いいものが手に入りましたよね」
ブルー 「披露はしてくれなくていいから!」
Aブルー「ダメダメ、お披露目しないと御利益も無いし!」
披露してこその特注品だ、と笑顔のソルジャー。
Aブルー「お店で特大サイズを見てたら、特注品もあります、とね」
ブルー 「…言われたわけ?」
Aブルー「そうなんだよねえ、分かるのかな?」
店番のお婆さんに声をかけられたそうでございます。
Aブルー「凄い御利益で、夫婦和合にバッチリ効くって言われてさ」
ブルー 「…それで?」
Aブルー「もちろん、その場でガッツリ注文!」
A船長 「今日に合わせて注文しまして、出来たてです」
ブルー 「まさか二人で取りに行ったとか?」
Aブルー「決まってるじゃないか、ハーレイを自慢したいしね」
A船長 「お店の皆さんも前途を祝福して下さいまして…」
Aブルー「食べて応援してくれてたよね、特注品の付属サービス!」
特注品と同じ材料で作った小型の木の根まんじゅう。
お店の人たちがその場で食べて夫婦和合を応援だとかで。
Aブルー「お店の人まで応援してくれたんだしねえ?」
A船長 「皆さんもよろしくお願いします」
ブルー 「わ、分かった! 分かったから!」
Aブルー「分かってくれた? それじゃ早速、披露しようか」
A船長 「そうですね!」
Aブルー「ちょっと待ってよ…。はい、お待たせー!」
パッと出ました、前に見たよりも大きな箱。
しかし包装紙は間違いなく木の根まんじゅうのもので。
キース 「…で、でかくないか?」
ジョミー「特注品って、特大よりも…」
Aブルー「ビッグサイズに決まってるだろう!」
ジャジャーン! と包装紙を剥がすソルジャー。
見るも恐ろしいイヤンな形の巨大まんじゅう、ドドーンと登場?
2014/04/27 (Sun)
☆感動の特注品
イヤンな形の木の根まんじゅう、よりにもよって特注品。
特大サイズを上回るビッグサイズの箱を取り出し、笑顔のソルジャー。
Aブルー「凄く大きな箱だろう? これぞ幻の特大サイズ!」
一同 「「「幻?」」」
Aブルー「形があまりに露骨なんでね、姿を消したらしくてさ」
ブルー 「消えて当然だよ!」
あんな形のお菓子なんて、と生徒会長、ギャーギャーと。
ブルー 「それを復活させて来たわけ!?」
Aブルー「たまに注文が入るらしいよ、そういう人には食べて応援!」
A船長 「お店の皆さんの応援が実に有難かったです」
ブルー 「はいはい、分かった」
特注品の木の根まんじゅう、お買い上げの人を食べて応援。
お店の人の熱意溢れるサービスつきで、ソルジャーは御機嫌上々で。
Aブルー「お店の人が食べてくれたのは同じ材料の小型だけど…」
A船長 「小さいと言っても普通サイズです」
Aブルー「君たちも見ただろ、お土産サイズの木の根まんじゅう!」
キース 「…あれが小型か…」
シロエ 「特注品のサイズは考えたくないですね…」
Aブルー「超特大だよ、だけど是非とも完食してよね!」
食べて応援なんだから、と箱をズズイと押し出しまして。
Aブルー「しかも大きいだけではないわけ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ぼくもハーレイも完成品を見て大感動!」
A船長 「もう見るからに効きそうでして…」
ハーレイ「松茸形だと伺いましたが?」
ブルー 「余計なことは言わなくていいから!」
ハーレイ「し、しかし…」
夫婦和合と聞いてしまうと、と頬を赤らめる教頭先生。
ハーレイ「やはり後学のためにだな…」
Aブルー「だよねえ、ブルーとの結婚式には絶対、オススメ!」
ブルー 「要らないから!」
Aブルー「遠慮しないで、しっかり拝んで!」
A船長 「拝むだけでも御利益パワーが漲りそうです!」
せーの、と箱の蓋に手を掛けるバカップル。
箱を開けるのも夫婦仲良く、どんな中身が出て来るのやら…。
2014/04/28 (Mon)
☆露骨すぎるブツ
拝むだけでも御利益パワーが漲りそうな、木の根まんじゅうの特注品。
どんな代物か一同ガクブル、ソルジャー夫妻が箱の蓋を二人一緒に。
Aブルー「はい、こんなの~!」
A船長 「この素晴らしさをご覧下さい!」
蓋がパカッと開いて、中から超特大の木の根まんじゅう、御登場。
あまつさえデカイだけではなくて。
Aブルー「見てよ、この色! 効きそうだろう?」
A船長 「もう本当に男の自信が漲ってくると言いますか…」
ハーレイ「は、はあ…。確かにそういう色ですねえ…」
Aブルー「本物の金箔を貼ったんだってさ!」
一同 「「「…き、金箔…」」」
燦然と輝く木の根まんじゅう、黄金の色でございます。
イヤンな形で金色とくれば、男性のアレを連想するしかないわけで。
Aブルー「幻になるのも当然だよねえ、この露骨さ!」
A船長 「直接的な表現の凄さに感動しました!」
是非とも御利益を頂かなければ、と笑顔のキャプテン。
A船長 「食べて応援、よろしくお願いいたします!」
Aブルー「夫婦和合は大切だしね? もちろんパワーをくれるよね?」
キース 「…こ、この前のよりデカイんだが…!」
Aブルー「面子は一人増えてるじゃないか、大丈夫だよ!」
それにぼくたちも多めに食べるし、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「金色のパワーをバッチリ身体に取り込まないと!」
A船長 「これでビンビンのガンガンだそうです、そう聞きました」
ブルー 「誰が言ったのさ!」
Aブルー「売ってたお店のお婆さんだよ、ねえ、ハーレイ?」
A船長 「金箔は神社で御祈祷済みだと仰いまして…」
Aブルー「御神体の松の根っこみたいに疲れ知らずで臨戦態勢!」
目指せヌカロク標準装備! と叫ぶソルジャー。
Aブルー「というわけでね、切り分けるから!」
A船長 「愛の共同作業を再びですね!」
タンタカターン♪ と、歌いながらの入刀式が始まりまして。
切り分けられてゆく木の根まんじゅう、もはや食べるしかなさそうな?
2014/04/29 (Tue)
☆パワーをよろしく
イヤンな形の木の根まんじゅう、ビッグサイズな上に金箔仕上げ。
あまりに露骨な代物ですけど、ソルジャー夫妻は満面の笑みで入刀式。
Aブルー「タンタカターン♪ …っと!」
ハーレイ「羨ましい…」
ブルー 「なんだって!?」
ハーレイ「い、いや…! け、結婚式にはあの曲だな、と…」
A船長 「もちろんです! 愛の共同作業に欠かせません」
さあどうぞ、と切り分けられた超特大の木の根まんじゅう。
しかし…。
ブルー 「なんだか妙な切り方だねえ?」
Aブルー「御利益パワーが特に漲るのが先っぽらしくて」
A船長 「お店のお婆さんが、この部分は食べておくべきだと…」
ブルー 「誰が食べるのさ?」
Aブルー「引き出物なら貰った人だけど、ぼくも食べると言ったしね」
A船長 「そういう場合は新郎新婦が率先して此処を」
いわゆる松茸の傘の部分が御利益絶大らしいのですが。
ブルー 「だったら、そこは二等分だろ!」
キース 「前のも二人で食べてただろうが!」
Aブルー「それはそうだけど、そっくりさんに食べて貰えば!」
A船長 「食べて応援のパワーが一層強くなるかと!」
是非よろしく、と指差す先っぽ、四等分に切られております。
Aブルー「はい、一つは君に…ね」
ブルー 「要らないし!」
Aブルー「ダメダメ、こっちのハーレイも一つ食べるんだよ」
ハーレイ「私もですか?」
A船長 「御利益パワーで男の自信が漲りますよ」
Aブルー「いつかブルーと結婚する日に備えて、是非!」
ハーレイ「ああ、なるほど…。男の自信も兼ねていますか!」
では、と教頭先生、パックリもぐもぐ。
ハーレイ「ほほう…。なかなかの味わいですね」
A船長 「ありがとうございます! 私も漲って来ましたよ」
Aブルー「さあさあ、みんなも食べて、食べて!」
A船長 「漲るパワーを是非ともよろしく!」
どうぞどうぞ、とシャン学メンバーにもイヤンなお菓子が。
なんとも悲惨なお花見ですけど、ヤバくなる前に中継終了~。
2014/04/30 (Wed)
☆桜は咲いたのに
さて、四月。世間はお花見で浮かれる季節。
シャン学メンバーも花見の宴を繰り広げるべく、絶賛計画中ですが…。
サム 「どうするんだよ、今年も学校の桜は思い切り逃したぜ?」
ジョミー「ブルー、まだ大丈夫って言わなかったっけ?」
ブルー 「仕方ないだろう、急に暖かくなったんだから!」
シロエ 「フィシスさんに占って貰うべきでしたね、吉日を」
キース 「まったくだ。それが確実だったのにな」
ブルー 「ぼくの女神はぼく専用だよ」
デートの吉日ならばともかく、無関係なものは頼まないとか。
ブルー 「フィシスも一緒のお花見だったら頼んだけどね」
シロエ 「頼めば良かったじゃないですか!」
キース 「面子が増えても全く問題無いだろう?」
スウェナ「フィシスさんも一緒って楽しそうよ?」
ブルー 「ぼくはフィシスと楽しみたいんだ」
プラスぶるぅで充分なのだ、と生徒会長。
ブルー 「だから昨日は三人で…ね。ちょっと夜桜」
一同 「「「ずるい!!」」」
ブルー 「学校のじゃないよ、もっといい場所」
シロエ 「何処なんです?」
ブルー 「パルテノンのとある料亭の庭の桜さ」
キース 「…そ、そうか…」
それは俺たち向きではないな、とキース君が言い、一同、納得。
シャン学の面々がやりたい宴会、高級感はお呼びではなく。
ジョミー「普通に騒いで遊べる所って、学校が穴場だったのに…」
キース 「一週間前までに届け出だからな、仕方ない」
シロエ 「先生方の宴会に紛れ込むのはどうでしょう?」
サム 「あー、長老の先生のヤツな!」
アレならいいか、と期待の視線が生徒会長に向かいましたが。
ブルー 「それが生憎と今夜らしくて」
ぶるぅ 「お弁当は今から作って間に合うんだけど…」
ブルー 「一応、訊いてはみたんだよ。でも断られた」
ぶるぅ 「ゼルのお料理、余分に作ってないからだって!」
一同 「「「あー…」」」
そりゃ駄目だ、と誰もがガックリ。
今年もお花見難民ですかねえ?
2014/04/01 (Tue)
☆穴場があります
せっかく桜が咲いたというのに、穴場な学校の桜は貸し切り失敗。
長老の先生方の宴会に混ぜて貰うのも断られてしまい、お花見不可能。
ブルー 「もう少し早く気付けば良かったんだけどね」
サム 「ゼル先生の料理はこだわりだもんな、仕方ねえぜ」
キース 「ご自慢の料理を披露出来ないなら駄目だろうな」
ゼル先生、料理の腕はプロ顔負け。
学校の食堂の隠しメニューに『ゼル特製』があるくらい。
シロエ 「学校でお花見コースは壊滅ですか…」
ジョミー「どこか穴場って残ってないの?」
キース 「去年も言ったが、璃慕恩院の境内に見事な桜が」
ジョミー「お寺は嫌だよ!」
マツカ 「…もう少し先でもいいんでしたら、去年の場所が」
サム 「あったな、マツカのお祖父さんの別荘がよ!」
シロエ 「いいですねえ!」
マツカ君のお祖父さんの別荘の桜、見頃は四月の半ば頃。
峠を二つほど越えた先ですが、確かに穴場で。
ジョミー「遅れる分には別にいいよね、同じ桜だし!」
キース 「得をしたような気分もするしな、二度目の桜で」
マツカ 「でしたら今年も手配しますよ」
ブルー 「いいねえ、それでお願いしよう」
マツカ 「分かりました。ちょっと訊いてみます」
マツカ君、お馴染みの執事さんに電話。
折り返し電話がかかって来まして。
マツカ 「大丈夫だそうです、桜も平年並みの開花じゃないかと」
ブルー 「ということは…。12日辺りがいいのかな?」
マツカ 「お勧めはそこの土日だと言ってましたね」
ジョミー「ゆっくりするなら土曜日だよね!」
キース 「そうなるな。すると…」
ブルー 「12日だよ。マツカ、それでお願い出来るかい?」
マツカ 「はい。帰ったら手配しておきますよ」
ジョミー「やったね!」
大歓声のシャン学メンバーですが。
??? 「楽しそうだねえ…」
一同 「「「!!?」」」
背後から嫌というほど聞き覚えのある声がしたような。
振り返って見るのも嫌っぽいですが、もしかして…?
2014/04/02 (Wed)
☆割り込みたい人
学校の桜の貸し切りコースを逃してしまったシャン学メンバー。
今年もマツカ君のお祖父さんの別荘の桜、と決まった所で背後で声が。
??? 「春はやっぱりお花見だよね、うん」
一同 「「「………」」」
無視とばかりに一同、沈黙。
振り返ったら負けだと後ろは見ずに。
ブルー 「別荘までの送迎もお願い出来るんだよね?」
マツカ 「もちろんです」
ぶるぅ 「わぁーい、お花見ー!」
??? 「ぼくも送迎をお願いしたいな」
キース 「今年も二度目の桜を拝めるというのは有難いな」
シロエ 「そうですよね! マツカ先輩に感謝ですよ」
??? 「ぼくからも感謝! 地球の桜は素晴らしいしね」
一同 「「「………」」」
ガン無視していても勝手に話を進める人が。
振り返ったら最後だと分かってはいても、此処まで来ると…。
ブルー 「誰も呼ぶとは言ってないから!」
??? 「去年も行ったし!」
今年も行くんだ、とソルジャー(会話表記はAブルー)、割り込み。
Aブルー「ぼくは桜が大好きなんだよ、知ってるくせに!」
ブルー 「はいはい、分かった」
Aブルー「地球に辿り着いて平和になったら家を建ててさ」
庭に桜の木を植えるのだ、と夢は大きく果てしなく。
Aブルー「でもって、春はハーレイとお花見するんだよ」
ブルー 「うんうん、君の夢だったよねえ」
Aブルー「だから、それまでは代わりの桜でお花見だってば!」
ブルー 「君のシャングリラにもあるだろう、桜!」
Aブルー「ダメだよ、地球の桜でなくっちゃ!」
ハーレイも楽しみにしているのだ、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「今年の桜は何処にしましょうか、って言っててねえ…」
ブルー 「だったら勝手に出掛けたまえ!」
Aブルー「それも行くけど、二度目の桜があると聞くとね」
ブルー 「そっちも他所のを探して行けば!?」
北の方なら見頃はまだ先、と生徒会長は言っておりますが。
それで断れるような相手では無さそうですけどねえ?
2014/04/03 (Thu)
☆お花見は一緒に
桜はやっぱり地球の桜だ、と降ってわいたソルジャー、お花見を希望。
今が見頃の桜はもちろんのことで、二度目の桜も見逃せないらしく…。
Aブルー「北の方へ行けば、二度目どころか三度目もあるよね」
ブルー 「だからそっちへ行ってくれと!」
Aブルー「機会があったら何度でも!」
地球の桜は何処で眺めても美しいのだ、とソルジャー、ウットリ。
Aブルー「シャングリラの桜とは味わいがねえ…」
ブルー 「もう分かったから、君のハーレイと出掛けたまえ!」
Aブルー「12日だよね、予定は空けとく」
ブルー 「それはぼくたちのお花見の日で!」
Aブルー「一緒に行ってもかまわないだろ、応援団だし」
ブルー 「応援団?」
Aブルー「もう忘れた? 此処の全員、応援団だよ」
ぼくとハーレイのための応援団だ、と言われましても。
キース 「そんなものになった覚えは無いが」
シロエ 「ありませんよね?」
サム 「俺も記憶にねえんだけど…」
知らないよね、と顔を見合わせるシャン学メンバー。
ところがソルジャー、指を左右にチッチッと。
Aブルー「都合の悪い記憶は手放したいのが人情ってね」
キース 「何のことだ?」
Aブルー「自発的に結成された応援団じゃないからねえ…」
忘れたくなるのも無理はない、と意味深発言。
ジョミー「応援団って…。運動会とかの?」
Aブルー「広い意味では運動だろうね」
一同 「「「運動?」」」
Aブルー「夫婦和合の時間は運動! パワーが必須!」
そして君たちは応援団だ、とビシィッと指摘。
Aブルー「食べて応援もしてくれただろう!」
一同 「「「た、食べて応援…」」」
脳裏に蘇るイヤンな記憶。
節分祭への道中で出会った外国人女性からの贈り物。
キース 「あ、あの嫌な形の饅頭か…!」
シロエ 「た、食べて応援とか言われましたね…」
サーッと青ざめる御一同様、身に覚えというヤツが山というほど。
夫婦和合の御利益があるというお饅頭なら確かに先月…。
2014/04/04 (Fri)
☆忘れたいお饅頭
一緒にお花見に出かけるのだ、とソルジャー、譲らず。
シャン学メンバーを応援団呼ばわり、言われて蘇るイヤンな記憶が…。
キース 「あ、あの恐ろしい饅頭はだ!」
シロエ 「自発的に食べたわけじゃないですから!」
ジョミー「そうだよ、脅されて食べただけでさ!」
サム 「食わなきゃ口に放り込むとか言ったじゃねえかよ!」
サイオンで、というサム君の台詞に一同、コクコク。
サム 「あんな饅頭を食ったばかりに応援団は酷すぎるだろ!」
キース 「俺は正直、忘れたかったぞ!」
Aブルー「実際、今まで忘れてたくせに!」
ぼくの大事な木の根まんじゅう、と恨みがましい視線のソルジャー。
Aブルー「あのお饅頭は夫婦和合に御利益バッチリなんだから!」
キース 「あんたがそう言って食わせたんだ!」
Aブルー「だって、栞に書いてあったし! そうしろと!」
イヤンな形の木の根まんじゅう、形は高級な松茸そっくり。
御神体を象ったとかで、特大サイズだと引き出物用。
Aブルー「引き出物にして大勢の人に食べて貰えば御利益アップ!」
シロエ 「ぼくたちは迷惑だったんですよ!」
ジョミー「あんな形のお饅頭なんか、ぼくは食べたくなかったし!」
Aブルー「だけど全員、食べたじゃないか!」
キース 「それ以外に道が無かっただろうが!」
Aブルー「ぼくもハーレイも応援して欲しかったからねえ…」
だから二人で入刀式だ、とソルジャー、得意げ。
Aブルー「夫婦の愛の共同作業! 食べやすい形に綺麗にカット!」
キース 「思い切り押し付けてきやがって!」
Aブルー「美味しかったと思うけど?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 皮も餡子もいい味だったよ!」
キース 「味は悪くはなかったんだが、あの形だけは最悪だ!」
シロエ 「そうです、あれを食べたのは黒歴史です!」
Aブルー「黒歴史だって!?」
失礼な、とソルジャー、柳眉を吊り上げてますが。
何の形かモロ分かりな御神体のお饅頭なぞ、食べたら黒歴史確定では?
2014/04/05 (Sat)
☆黒歴史なお饅頭
お花見に一緒に行きたいソルジャー、持ち出した話題が応援団。
夫婦和合を食べて応援してくれた筈だ、とお饅頭の話をしたものの…。
Aブルー「ぼくとハーレイを応援したのが黒歴史!?」
キース 「大事な部分をサラッと抜かすな、饅頭だろうが!」
シロエ 「あのお饅頭を食べさせられたのが黒歴史ですよ!」
出来れば一生忘れたいです、とシロエ君。
シロエ 「味はともかく、形を忘れたいんです!」
キース 「あんな饅頭は二度と御免だ!」
Aブルー「形が最高だったのに! 有難い御神体なのに!」
おまけに御利益たっぷりなのに、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「黒歴史だとか、応援団になった覚えはないとか…」
キース 「記憶から消し去りたいからだ!」
シロエ 「消したくなければ黒歴史なんて言いません!」
サム 「うんうん、いい思い出ってのは忘れねえよな」
Aブルー「いい思い出じゃなかったわけ!?」
あんな素敵なプレゼントが、と言われましても。
キース 「ハッキリ言わせて貰うがな…。あんた以外は喜ばん!」
Aブルー「ぼくのハーレイも喜んでたし!」
キース 「それはあんたの同類だからだ!」
Aブルー「同類だって!? せめて一心同体と!」
夫婦なんだし、と文句たらたら。
Aブルー「どんどん酷い言われようになってる気がするんだけど?」
ブルー 「気のせいじゃないね、もう帰れば?」
Aブルー「まだお花見に行ってもいいって言われてないし!」
キース 「ここまで嫌われてまだ来る気なのか!」
Aブルー「応援団のくせに嫌うって何さ!」
あんまりだ、とソルジャー、ブチ切れ。
Aブルー「そこまで言うなら、いっそ、この際!」
一同 「「「???」」」
Aブルー「応援団を再結成だよ、それならいいだろ!」
一同 「「「再結成?」」」
Aブルー「食べて応援、木の根まんじゅう! 買ってくるから!」
お菓子の栞を残してあるのだ、と勝ち誇った笑顔。
シャン学メンバー、大ピンチでは…?
2014/04/06 (Sun)
☆お花見にお饅頭
どうしてもお花見に行きたいソルジャー、持ち出したものは最終兵器。
応援団を再結成すれば、お花見に同行も問題ないとか。
ブルー 「ちょ、ちょっと…!」
Aブルー「何か?」
ブルー 「さ、再結成とか、食べて応援とか、本気なわけ?」
Aブルー「本気だけど? 木の根まんじゅうも欲しかったしね」
最終兵器な木の根まんじゅう、イヤンなお菓子の正式名称。
男性のアレの形をしている松の木の根を象ったもので、御神体の形。
Aブルー「ホントに御利益バッチリだったし、また買いたくて」
ブルー 「君のハーレイと食べればいいだろ!」
Aブルー「…それでもいいけど、特大の魅力は捨て難いんだよ」
一同 「「「…と、特大…」」」
特大サイズの木の根まんじゅう、食べて応援がお約束。
引き出物にと配られた場合、家族で食べて新郎新婦を応援でして。
Aブルー「大勢の人に食べて貰って御利益ググンとアップだしね?」
キース 「さっきも言ったが、迷惑だと!」
シロエ 「本当にアレは黒歴史ですよ!」
Aブルー「じゃあ、応援団の再結成は?」
シロエ 「お断りします!」
Aブルー「だったら、お花見!」
ぼくも行きたい、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「混ぜてくれるなら応援団の件は保留でいいよ?」
ブルー 「…保留って?」
Aブルー「またの機会に二度、三度! 食べて応援、御利益アップ!」
キース 「まだ食わせる気か!」
Aブルー「保留だからねえ、いつかはね? でもさ…」
お花見に混ぜてくれない場合は即発動! と拳をグッと。
Aブルー「お花見の席で応援団を再結成だよ、持ち込みで!」
一同 「「「持ち込み?」」」
Aブルー「お菓子の差し入れ、木の根まんじゅう!」
もちろん特大、と恐ろしい台詞。
Aブルー「宴会の席に合うと思うよ、あのお饅頭」
ブルー 「…そ、それは…」
Aブルー「桜の下で賑やかにいこう!」
応援団の再結成だ、と主張されましても。
満開の桜にイヤンなお菓子は最悪としか…。
2014/04/07 (Mon)
☆季節に合わない
お花見に混ぜてくれない場合はイヤンなお菓子、とソルジャー、宣言。
男性のアレを象った木の根まんじゅうを持ち込み、食べさせるそうで。
キース 「なんでそういう差し入れになる!」
Aブルー「応援団の再結成には欠かせないから!」
ブルー 「迷惑だってば、あんなお饅頭!」
Aブルー「だけどシーズンぴったりじゃないか!」
一同 「「「シーズン?」」」
なんのこっちゃ、と一同、目が点。
木の根まんじゅうの形は松茸、松茸といえば春ではなくて。
ブルー 「季節違いだと思うけど?」
キース 「季違いだな」
Aブルー「キチガイだって!?」
ぼくは正気だ、とソルジャー、柳眉を吊り上げております。
Aブルー「このぼくの何処がキチガイだと!」
ブルー 「季節違いと言ったんだよ!」
Aブルー「君はそうかもしれないけどねえ、そこのキースが!」
確かにキチガイと聞こえたのだ、と怒りの形相。
Aブルー「そこまで言うなら覚悟の方もバッチリだろうね?」
キース 「あんたが何を聞いたか知らんが、俺はあくまで潔白だ!」
Aブルー「確かにキチガイと言ったじゃないか!」
キース 「だから季違いだと」
Aブルー「また言った!」
キース 「やかましい! 俺は高尚な話をしている!」
Aブルー「キチガイの何処が!」
そんなモノの何処が高尚なのだ、とソルジャー、怒り狂ってますが。
キース 「俺は季が違うと指摘したんだが?」
Aブルー「気が違うなんて、失礼以前の問題だから!」
ブチ殺す、とエライ騒ぎになりそうですけど、キース君はサラリと。
キース 「あんた、俳句を知らないようだな」
Aブルー「…はいく?」
車に乗せて貰うアレだろうか、と首を捻っているソルジャー。
Aブルー「それとキチガイがどう重なると?」
キース 「俳句は短歌で、季節を詠むのがお約束だ。それが違う、と」
ブルー 「季節違いだと季違いなんだよ」
分かったか、と生徒会長。
とはいえ季節違いだからと例のお饅頭を却下出来ますか?
2014/04/08 (Tue)
☆お饅頭の精神
イヤンな形の木の根まんじゅう、松茸形でございます。
それが季節にピッタリと言ったソルジャー、季違いと指摘されまして。
キース 「春に松茸は季違いだ。あれは秋だからな」
ブルー 「そういうわけだよ、何処がシーズンぴったりなんだか…」
Aブルー「季違いじゃないし!」
ついでにキチガイの方でもない、とソルジャー、強気。
Aブルー「ぼくは至って正気だから! 本当に春にピッタリだから!」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「木の根まんじゅうの精神だよ!」
一同 「「「…精神?」」」
Aブルー「精神で分からなければスピリット!」
あれは春にこそ相応しいのだ、と言われましても。
ブルー 「スピリッツならまだ分かるけどねえ、お花見だから」
ぶるぅ 「スピリッツって、なあに?」
ブルー 「蒸留酒のことさ、お花見にはお酒って人も多いし」
シロエ 「でも、ぼくたちは飲めませんよ?」
キース 「そういう以前に、今は饅頭が問題なんだぞ」
Aブルー「そのとおり! 木の根まんじゅうはまさに春のもの!」
キース 「…地元じゃ春が旬なのか、あれは?」
花見団子的な存在なのか、とキース君。
年中無休で売られる名菓であっても、旬があるものはあるわけでして。
ジョミー「桜餅とか、年中あるけど…。桜だから一応、春だよね?」
サム 「でもよ、あの菓子は松茸なんだぜ」
マツカ 「形だけ…ですけどね」
Aブルー「そう、形! そこに木の根まんじゅうのスピリットが!」
キース 「あんな代物に精神なんぞがあってどうする!」
Aブルー「あるんだってば!」
しかも春だ、とソルジャー、拳をグッと握って。
Aブルー「夫婦和合と子孫繁栄、これこそ春の精神だから!」
一同 「「「は?」」」
そんなモノに精神も春もあったものか、と一同、呆れておりますが。
Aブルー「分からないかな、春なんだよ!」
一同 「「「…春?」」」
木の根まんじゅうの精神は春。
どうこじつけたら春なんていう結論に…?
2014/04/09 (Wed)
☆春のお菓子の謎
男性のアレを象った形の木の根まんじゅう、精神は春だそうでして…。
だからお花見に相応しい、とソルジャー、力説しております。
Aブルー「夫婦和合に御利益絶大、まさしく春のお菓子だってば!」
キース 「…悪いが、あんたの話は俺にはサッパリ分からん」
シロエ 「ぼくたち、知識不足ですから」
万年十八歳未満お断りです、とシロエ君。
その手の知識不足は常識、ましてこじつけなど分かる筈もなく。
サム 「分かんねえよな、決定的に」
ジョミー「なんか知らないけど、あのお饅頭は二度と御免だし!」
スウェナ「私も嫌だわ、おまけに応援団なんて…」
マツカ 「あのう…。お花見に御招待すれば断れるんじゃあ?」
ブルー 「此処まで来たら手遅れって気もするけどねえ?」
一同 「「「手遅れ?」」」
ブルー 「妙な主張を始めちゃったし、嫌なフラグが立った気がする」
Aブルー「あっ、分かる?」
お花見にはあのお饅頭だ、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「押し掛けにしても、御招待にしても、あれを是非!」
一同 「「「ええっ!?」」」
Aブルー「春のお菓子だと言ったからには持ち込まないとね」
キース 「…そ、それは……」
シロエ 「とても、非常に困るんですが!」
サム 「去年の方がまだマシだったぜ、ジンギスカンな」
一同 「「「あー…」」」
お花見にはジンギスカンだと煙モクモクだったソルジャー。
イヤンな形のお饅頭よりは、ジンギスカンがマシというもので。
Aブルー「ジンギスカンより木の根まんじゅう! それが最高!」
ブルー 「だから持ち込まなくていいから!」
Aブルー「でもさ、精神が春なんだよ? 今がシーズン!」
ブルー 「その理屈、ぼくにも分からないんだけど」
キース 「あんたでも意味が不明なのか?」
ブルー 「うん。…残念ながら何が何だか」
別の世界の文化は守備範囲外だ、と生徒会長は申しておりますが。
木の根まんじゅう、ソルジャーの世界のお饅頭ではないようですけど?
2014/04/10 (Thu)
☆こじつけと捏造
イヤンな形は松茸そっくり、御神体を象った木の根まんじゅう。
春に相応しいから是非お花見に、とソルジャーは持ち込みたいそうで。
Aブルー「あのお饅頭は春そのものだよ、もう絶対に外せないって!」
ブルー 「どういう根拠でそうなるのさ!」
キース 「あんたの世界の理屈で決めるな!」
Aブルー「異文化も何も、君たちの世界のお饅頭じゃないか」
その精神もまたこの世界のもの、とソルジャー、胸を張りまして。
Aブルー「別の世界から来たぼくでも分かるし!」
ブルー 「だけど、ぼくには分からないから!」
Aブルー「…本当に?」
ブルー 「意味不明としか言いようがないし!」
Aブルー「じゃあさ、君も知ってるコトだった時は持ち込んでいい?」
木の根まんじゅう、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「拒否されたって持ち込むけれどさ、こう、許可を得て!」
キース 「迷惑なんだと言ってるだろうが!」
Aブルー「味の方は保証付きだけど? ねえ、ぶるぅ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 美味しいお饅頭だったよね!」
キース 「小さな子供を巻き込むな!」
Aブルー「子供だからこそ正直なんだよ、あれはホントに美味しいよ」
みんなで食べよう、とゴリ押しモード。
Aブルー「でもって、どうせなら許可付きで!」
ブルー 「許可するつもりは全然無いけど、こじつけはちょっと」
キース 「捏造はもっと許し難いぞ」
シロエ 「その可能性もありますね…」
サム 「なんか最近、流行りだしな?」
捏造ってヤツが、とサム君、ブツブツ。
確かにニュースで華々しく流れているのが捏造ネタで。
ブルー 「こじつけどころか捏造だって?」
Aブルー「捏造なんかはしないってば!」
絶対やらない、とソルジャー、至って真剣な顔。
Aブルー「ぼくの大事な木の根まんじゅうにかけて!」
キース 「あんな饅頭に誓われてもな…」
シロどころか真っ黒な感じなんだが、とキース君。
黒歴史だったお饅頭だけに、捏造疑惑も真っ黒かも?
2014/04/11 (Fri)
☆売られている春
ソルジャーがお花見に持ち込みたいお菓子、木の根まんじゅう。
イヤンな形のお饅頭としか思えないのに、春のお菓子だと言われても。
Aブルー「本当に春のお菓子なんだよ、捏造じゃなくて!」
キース 「いや、捏造としか思えんな」
ブルー 「でなきゃ、こじつけだね」
Aブルー「絶対に違う!」
こちらの世界では春のお菓子だ、と話はループ。
Aブルー「ぼくの世界でもそうなるかもだけど、モノが無いしね」
ブルー 「あんなお菓子があちこちにあったら最悪だってば!」
Aブルー「有難い木の根まんじゅうなのに…」
元ネタになった御神体にも失礼だろう、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「そもそも御神体からして春のものだしね」
一同 「「「はあ?」」」
松茸の形の御神体の何処が春だ、と更に深まるワケワカランな謎。
木の根神社の御神体とやら、松の根っこの筈でして。
キース 「…松というのは春だったか?」
ブルー 「いや、松は季語には含まれてないよ」
シロエ 「捏造の線が濃くなりましたね」
サム 「どう考えてもそっちだよなあ?」
Aブルー「失礼な!」
木の根まんじゅうと木の根神社様にお詫びしろ、と強気のソルジャー。
Aブルー「春と言ったら春なんだってば、ああいう形は!」
キース 「意味が分からんと言ってるだろうが!」
Aブルー「それじゃ訊くけど、春が売買されているのも知らないと?」
一同 「「「…春?」」」
そんなものを何処で売っているのだ、と顔を見合わせる御一同様。
ジョミー「お花見の席とか、そういうヤツかな?」
マツカ 「有料の桟敷席なんかもありますね」
シロエ 「でも、それはお花見限定ですよ?」
あのお饅頭とは重なりません、とシロエ君。
シロエ 「ただ、他に有料の春っていうのが浮かばなくて…」
Aブルー「ポピュラーじゃないかと思うけどねえ?」
思い切り歴史がある筈なのだ、とソルジャー、自信満々ですが。
春を売買するという商売、そんなに有名なんですか?
2014/04/12 (Sat)
☆売り買いする春
イヤンな形の木の根まんじゅう、その精神は春なのだとか。
それを唱えるソルジャー曰く、春を売買する商売があるそうでして…。
Aブルー「ぼくの世界にもある商売でね、メジャーなんだよ」
キース 「あんたの世界にあると言うなら、花見は消えたか…」
Aブルー「お花見だってちゃんとあるけど?」
でなきゃシャングリラでやっていない、と威張るソルジャー。
Aブルー「そのために桜も植えたんだよ! お花見用に!」
シロエ 「ということは、お花見も普通にあるんですね?」
Aブルー「あるねえ、こっちの世界ほど凄くはないけど」
いわゆる名所という場所が無い、と言われて納得。
地球が一度は滅びた世界に由緒正しい桜の名所がある筈もなく。
Aブルー「桜がドッサリあるってだけでは味わいがねえ…」
キース 「風情が無いというわけか」
Aブルー「そうなんだよね。その点、こっちの世界は合格!」
ブルー 「だからと言って押し掛けて来なくてもいいじゃないか!」
Aブルー「マツカの別荘の桜も気に入ったんだよ!」
だから木の根まんじゅう持参で、とニコニコニコ。
Aブルー「それで、分かってくれたかな? 売り買いする春」
キース 「いや、分からん」
ブルー 「…そろそろ口を噤んでくれる?」
一同 「「「え?」」」
何故だ、と生徒会長に視線が集中。
キース 「何か問題でもあったのか?」
ブルー 「大有りなんだよ、ブルーの言いたいことは分かった」
シロエ 「何なんです?」
ブルー 「…春の精神」
ジョミー「分からないよ、それ」
Aブルー「春を売り買いすると言ったら! 人類最古の職業で!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「どんなに取り締まっても無くならないという凄い職業!」
キース 「…取り締まるだと?」
Aブルー「分かってくれた? 大学にも行った君が有望!」
一同 「「「大学?」」」
生徒会長には意味が分かって、大学生でも有望だとか。
ソルジャーの言う人類最古の職業とやらの正体は…?
2014/04/13 (Sun)
☆大学生のお楽しみ
人類最古の職業だという、春を売り買いする商売。
大学生のキース君なら分かりそうだ、とソルジャーは自信満々ですが。
キース 「なんだって俺が有望なんだ、俺は仏教専攻で!」
Aブルー「だけど大学、行っていたよね?」
キース 「とっくの昔に卒業した!」
ついでに法律はやっていない、とキース君。
キース 「俺がやったのは法は法でも仏法の方で!」
Aブルー「それが何か?」
キース 「取り締まりだとか、そっち方面は詳しくはない!」
Aブルー「そうなんだ? でもねえ、大学生なら行くんじゃないかな」
キース 「やかましい! 俺の大学には法学部は無い!」
ゆえに法律の講義など無い、とブチ切れ寸前。
キース 「あんた喧嘩を売っているのか、元法学部志望と知ってて!」
Aブルー「違うよ、法律の講義に行くんじゃなくって…」
どっちかと言えば課外授業かな、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「講義が終われば色々あるよね、コンパだとかさ」
キース 「それがどうした!」
Aブルー「二次会、三次会に行くのもいいけど、男はやっぱり!」
ブルー 「退場!!」
サッサと出て行け、と生徒会長、レッドカードを出しております。
ブルー 「もういいから! お花見の面子には入れておくから!」
Aブルー「それはどうも。でもさ、木の根饅頭の精神だけは」
ブルー 「それも要らないから!」
Aブルー「ここまで喋って中途半端はねえ…」
聞きたいよねえ、と言われましても。
キース 「…嫌な予感しかしないんだが…」
Aブルー「えーっ? ノルディの話じゃ大学生のお楽しみだ、と」
ブルー 「帰りたまえ!」
Aブルー「そう? まあ、ぼくもソープは好みじゃないしね」
一同 「「「…ソープ?」」」
Aブルー「あっ、石鹸の話じゃないからね?」
キース 「帰ってくれ!」
Aブルー「ダメダメ、最後まで語ってから! ソープというのは!」
まあ喋らせろ、と独演会モード。
ソルジャーの話、聞き続けても大丈夫ですか?
2014/04/14 (Mon)
☆春を楽しむ人
お花見の面子に加えたというのに、まだお帰りにならないソルジャー。
イヤンな形のお饅頭の精神だけは語りたい、とソープがどうとか。
ブルー 「本当にもう要らないから!」
Aブルー「中途半端は良くないよ。ソープ、すなわちソープランド!」
ブルー 「退場!!」
Aブルー「おっと、危ない」
生徒会長が投げつけたレッドカードをかわしたソルジャー。
Aブルー「ソープじゃ春を売ってるんだよ、いわゆる売春!」
一同 「「「…ば、売春…」」」
Aブルー「これで分かった? 春というのは!」
ブルー 「死にたいわけ!?」
Aブルー「ううん、全然。まだまだ春を楽しみたいしね」
ぼくのハーレイと毎日が春! とブチ上げまして。
Aブルー「というわけでさ、木の根まんじゅうの精神は春なんだよ」
ブルー 「いいから、さっさと帰りたまえ!」
Aブルー「お花見には来ていいんだよねえ、ぼくもハーレイも」
ブルー 「ぶるぅつきでもかまわないから!」
お帰りはあちら、と生徒会長、ドアを指差しております。
ブルー 「お花見ジンギスカンでもなんでもいいから!」
Aブルー「ありがとう! じゃあ、木の根まんじゅう持ち込みで!」
一同 「「「ゲッ!」」」
Aブルー「ちゃんと特大を買って来るから、応援よろしく!」
夫婦和合を食べて応援、とパチンとウインク。
Aブルー「春に相応しいお菓子だしねえ、盛り上げなくちゃね」
ブルー 「盛り下がるよ!」
Aブルー「ぼくとハーレイが盛り上がったらいいんだよ、それで」
キース 「あんたは何を考えてるんだ!」
Aブルー「御利益で更なるパワーアップ! 春だから!」
ブルー 「君は年中、春だろう!」
Aブルー「それはそうだけど、盛り上げたいわけ!」
それじゃ楽しみにしてるから、とパッと姿が消え失せたものの。
キース 「…あの饅頭がまた来るのか…」
シロエ 「黒歴史が繰り返すんですか…」
人生終わった、と落ち込む一同。
今年のお花見はイヤンなお饅頭で大荒れかも…。
2014/04/15 (Tue)
☆男性向けの仏像
ドクツルタケことイングリッドさんが送って寄越した雑貨。
病院に持ち込めば男性は治療という話ですが、何の治療かが謎でして。
ジョミー「エロドクターってハゲ治療の権威だっけ?」
キース 「あいつは外科じゃなかったか?」
ブルー 「うん。オールマイティーだけど、本来は外科医」
シロエ 「だったらハゲ治療ではないんでしょうか…」
サム 「何でもアリじゃねえのかよ? オールマイティーだぜ」
マツカ 「そんな感じですね…」
何でもアリなら何の治療か、ますます謎。
シロエ 「あそこの病院が最高にヤバイって話でしたね」
キース 「どうヤバイのかが問題だな」
ブルー 「…何処よりも嬉々として治療するかと」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「なにしろ思い切りスキモノだから」
一同 「「「スキモノ?」」」
エロドクターことドクター・ノルディ。
生徒会長を食べるのが夢という百戦錬磨の男色家で。
キース 「…おい。その仏像はエロイのか?」
ブルー 「どうなんだろう?」
シロエ 「嬉々として治療と言いましたよね?」
ブルー 「それはもう! …言いたくないけど、特にぼくだと」
キース 「何の治療だ!」
ブルー 「思い付く限りの素晴らしい治療」
キース 「俺が訊いてるのは治療法じゃない!」
いったい何を治すんだ、とキース君、拳を握っております。
キース 「嬉々としてとか、思い付く限りの方法で何を治すと!」
ブルー 「………不妊症かな?」
一同 「「「不妊症?」」」
よりにもよって不妊症。
それは男性では無いのでは、と一同、目が点。
シロエ 「あのぅ…。男性限定って言いませんでした?」
キース 「子授けだったら普通は女性が参るものだぞ!」
ブルー 「普通ならね」
サム 「なんか普通じゃねえのかよ?」
ブルー 「持ち込んだブツがブツだけに、男性不妊症の方かと」
一同 「「「ええっ?」」」
持ち込めば男性不妊症の認定を受けるそうですが。
それはどういう仏像ですか…?
2014/03/16 (Sun)
☆危なさの根拠
節分祭に行くバスで出会った、ドクツルタケことイングリッドさん。
御礼に送られて来た雑貨が仏像らしくて、男性不妊症に絡むという話。
キース 「なんで男性不妊症だ! いったいどういう仏像なんだ!」
ブルー 「…だから、その手の人が拝みそうなブツ」
シロエ 「男性不妊症の患者さんが……ですか?」
サム 「そういう寺って、あるのかよ?」
キース 「少なくとも俺は初耳だ!」
子授けと言えば女性向けだ、とキース君。
キース 「子授け地蔵や子授け観音はよく聞くが!」
シロエ 「男性向けではないんですね?」
キース 「夫婦で参拝もあるとは思うが、メインは女性だ」
ジョミー「それじゃ、お地蔵様と観音様とは除外なんだ?」
キース 「そうなるな」
シロエ 「それ以外ですか…」
何なんだろう、と一同、激しくお悩みモード。
副住職なキース君でも謎となったら、素人さんにはお手上げで。
シロエ 「会長は正体、知ってるんですよね?」
ブルー 「知らないけど?」
一同 「「「は?」」」
危ないだとか怪しいだとか、言っていたのは生徒会長。
今更、知らないとブン投げられても…。
シロエ 「危ない上に怪しいと言ったじゃないですか!」
キース 「おまけに俺に引き取れとまで言ったよな、あんた!」
ブルー 「言ったけど?」
シロエ 「それで知らないだなんて、有り得ませんが!」
キース 「あんた、論法が破綻してるぞ」
ブルー 「してないってば!」
キース 「だったら知らない筈がなかろう、何なんだ、と!」
アレだ、とキース君、国際宅急便の箱をビシィッと。
キース 「男性不妊症とまで言った根拠は何処にあるんだ!」
ブルー 「…強いて言うなら、この手紙かな」
一同 「「「手紙?」」」
ブルー 「コレに怪しさと危なさの根拠が」
サム 「ドクツルタケかよ?」
ブルー 「うん」
一同 「「「…ど、ドクツルタケ…」」」
死の天使ことイングリッドさんからの御礼状。
其処にいったいどんな根拠が?
2014/03/17 (Mon)
☆先日はどうも
ドクツルタケことイングリッドさんから貰った謎の雑貨。
怪しい上に危ないという話でしたが、根拠は御礼状に書いてあるとか。
シロエ 「か、会長…。ドクツルタケは何と言って来たんです?」
ブルー 「先日はどうもありがとう、と」
キース 「その文章の何処が怪しいんだ!」
普通じゃないか、とキース君。
キース 「そして雑貨が何であるかも書いてあるんだな?」
ブルー 「正体は知らないと言ったじゃないか!」
シロエ 「だったらどうして危なくて怪しいって話になるんです?」
ブルー 「御礼状からの推測だよ」
一同 「「「推測?」」」
はて、と御礼状を覗き込んだものの、ズラリ綴られた謎言語。
サンタクロースの国の隣の言葉なんぞが読めるわけもなく。
ジョミー「全っ然、分からないんだけど」
キース 「俺もだ、単語の一つも読めないんだが」
シロエ 「読めませんねえ…」
マツカ 「ぼくにも何が何だかサッパリですよ」
サム 「なんか知らねえけど、読んでくれよ」
ブルー 「…要約でいい?」
スウェナ「分かるんだったら何でもいいわよ」
ブルー 「了解。この先が問題の部分でさ」
ここ、と指差されても謎言語のみ。
シャン学メンバー、早くしろと視線で促してますが。
ブルー 「お守りの解説をして貰った御礼にどうぞ、と」
一同 「「「お守り…」」」
脳裏に蘇る松茸お守り。
開運の札が付いていながら、真の御利益はイヤンなもので。
キース 「まさかアレ絡みじゃないだろうな?」
ジョミー「お寺で買ったと言ってたよね…」
ブルー 「マツカが身バレした例の知り合いに話したらしい」
サム 「お守り集めの話をかよ? それとも例の松茸かよ?」
ブルー 「両方らしいよ」
一同 「「「りょ、両方…」」」
なんてことを、と一同、真っ青。
シロエ 「それでその後、どうなったんです?」
ブルー 「馬鹿ウケしたって」
一同 「「「馬鹿ウケ…」」」
お守り集めの話で馬鹿ウケ。
そこからどんな展開に?
2014/03/18 (Tue)
☆怖すぎなトーク
ドクツルタケことイングリッドさんからの御礼状。
お守り集めと松茸お守りの話、この国の知り合いに馬鹿ウケだそうで。
キース 「あんな話をしやがったとは…」
シロエ 「いわゆるガールズトークですよね、怖すぎですよ」
サム 「思いっ切り死の天使だぜ? その知り合いも同類だよな」
ブルー 「ガールズトークじゃないっぽいけど?」
キース 「レディーズトークか?」
ブルー 「その知り合いは男だってさ」
一同 「「「男!?」」」
お守り集めの方はともかく、イヤンな御利益の松茸お守り。
そんな話を男性相手に披露するとは斜め上すぎ。
シロエ 「…不倫の相手か何かでしょうか?」
ブルー 「御主人公認の友達らしいよ、そう書いてある」
知り合いとやら、仕事でイングリッドさんの国にも出掛けるとか。
そういう時には夕食に招待、ご主人も込みでお付き合い。
ブルー 「今回は旅行ついでに一緒に食事をしたってさ」
キース 「その席でお守りの話をしたのか、あいつは!」
シロエ 「お守り集めはともかく、松茸の方は最悪ですが…」
サム 「気にするような玉じゃねえだろ、ドクツルタケ」
ジョミー「バスの中でもアレだったしねえ…」
恐ろしすぎる、と一同、ガクブル。
何処ぞの料亭だか居酒屋だかが猥談地獄になっていたかも。
シロエ 「それで、その知り合いがどう繋がるんです?」
キース 「馬鹿ウケしたというのは分かった。しかしだな…」
サム 「仏像と結び付かねえよな?」
ブルー 「その知り合いが手配したんだよ、そこの雑貨を」
一同 「「「えぇっ!?」」」
ブルー 「バイクでツーリングが趣味らしくって」
ジョミー「まさかバイクで…」
ブルー 「うん。テーマを決めて回ってくるぜ、と颯爽と」
キース 「ちょっと待て。回ってきただと?」
ブルー 「そう。ご自慢のバイクで走り回って、成果をお届け」
帰国にギリギリ間に合ったらしい、と言われましても。
バイクで走ってどういう成果が上がったと…?
2014/03/19 (Wed)
☆超越したトーク
ドクツルタケことイングリッドさんの知り合い、バイク好きだとかで。
ご自慢のバイクで走り回った成果が謎の雑貨という話。
キース 「帰国ギリギリで間に合ったってか?」
シロエ 「テーマを決めて回ったというのが引っ掛かりますが」
サム 「うんうん、そこが重要だよな」
ジョミー「馬鹿ウケしたのと関係あるわけ?」
ブルー 「あったようだよ」
キース 「ちょっと待て! ウケた部分は何処なんだ!」
お守り集めか、はたまた松茸お守りか。
どちらが馬鹿ウケしたのかによってテーマが変わって来そうな予感。
ブルー 「開運お守りの大変身が一番ウケたらしいんだけど」
キース 「松茸の方か!」
シロエ 「そういう話を男性相手にやらかしますか?」
サム 「ドクツルタケだぜ、普通の物差しじゃ測れねえよ」
キース 「…そうかもしれん。天然で死の天使だったしな」
スウェナ「きっと性別を超えているのよ」
ジョミー「キノコって両性体だっけ?」
サム 「オスだのメスだのは聞かねえなあ…」
キース 「天使も性別が無いそうだぞ」
マツカ 「そうでしたね」
性別が無いなら男性相手にカッ飛んだ話もアリかもですが。
イングリッドさん、キノコでも天使でもないわけで。
シロエ 「悟りの境地と言うんでしょうか? キース先輩」
キース 「俺に聞くな、俺に!」
サム 「その辺のことは分かんねえけど、普通じゃねえよな」
ジョミー「もしかして知り合いの人も類友かな?」
一同 「「「は?」」」
ジョミー「その人も超越してるんだったら何でもアリだよ」
スウェナ「ゲイって可能性もゼロではないわね」
マツカ 「そういえば御主人、ゲイでしたね…」
普通の男性ならぬゲイの人なら松茸お守りで笑い合えるかも。
キース 「この際、ゲイだと思っておくか」
シロエ 「精神衛生上はそれが一番良さそうですよ」
ブルー 「手紙には何も書いてないしね」
ゲイでいいか、と一同、決め付け。
そのゲイな人がバイクで走った成果とは…?
2014/03/20 (Thu)
☆第二のドクツルタケ
開運松茸お守りが馬鹿ウケしたらしい、イングリッドさんの知り合い。
趣味のバイクで走り回った成果が謎の雑貨との話ですが。
キース 「しかしだ、ゲイな知り合いがドクツルタケと結託してだな」
シロエ 「結託したって言うんでしょうか?」
キース 「帰国にギリギリ間に合ったんだぞ、結託したとしか」
サム 「自発的にやったって線はねえのかよ?」
ジョミー「馬鹿ウケしたんだし、そっちの可能性もありそうだよね」
キース 「この際、それは置いておいてだ」
ドクツルタケの知り合いはドクツルタケだ、とキース君。
キース 「ゲイだろうがノーマルだろうが、類友だからな」
シロエ 「第二のドクツルタケですか…」
キース 「俺たちにとってはそうなるぞ。なにしろ、そいつが」
其処の雑貨が、とキース君、箱を指差しまして。
キース 「怪しくて危ないブツを用意したのはそいつだからな」
サム 「男でも死の天使なのかよ?」
スウェナ「天使に性別は無いって話をしてたわよね?」
マツカ 「男性でもドクツルタケですか…」
ジョミー「ゲイの人なら美形ってこともあるよ」
シロエ 「美形なんでしょうか?」
あんなお守りで馬鹿ウケな人が、と素朴な疑問。
シロエ 「どっちかと言えば豪快そうです」
キース 「ガタイのいいゲイは嫌というほど覚えがあるぞ」
一同 「「「あー…」」」
誰のことかは言いたくなくても、一同、納得。
節分祭へ向かうバスを猥談地獄に変えたバカップルの片割れが一人。
ジョミー「ああいうタイプかもしれないね…」
シロエ 「バイクですしね?」
キース 「そのバイクだが、いったいどういうテーマなんだ」
ゲイなドクツルタケのテーマは、と視線を生徒会長に。
キース 「それについては書いてあるのか?」
ブルー 「…まあ、一応…」
シロエ 「何なんです?」
ブルー 「松茸繋がり」
一同 「「「松茸!?」」」
ツーリングのテーマ、松茸繋がりとはこれ如何に。
季節外れの松茸狩りとか?
2014/03/21 (Fri)
☆テーマは松茸
ゲイなドクツルタケこと、イングリッドさんのお知り合い。
趣味のバイクで走り回った成果が謎の雑貨ですけど、そのテーマは…。
キース 「ツーリングのテーマが松茸だと!?」
シロエ 「今のシーズン、採れましたっけ?」
キース 「梅雨の頃ならフライングで採れるという噂だが…」
サム 「今は無理だろ、雪の季節に松茸はねえよ」
ジョミー「無理っぽいよねえ?」
スウェナ「お弁当なら年中あるわよ?」
一同 「「「お弁当?」」」
スウェナ「名物駅弁とかならアリだわ」
この間パパが買って来たのよ、とスウェナちゃん。
国産牛と松茸が名物の地方の駅弁だとかで。
スウェナ「松茸のお漬物みたいなのが入っていたわ」
キース 「そういえば佃煮とかなら年中あるか…」
シロエ 「じゃあ、そういうのを集めに回ったんでしょうか?」
サム 「なーんだ、食べ物かよ、驚かせやがって」
ジョミー「でもさあ、松茸って危ないわけ?」
マツカ 「危なくて怪しいという話でしたね」
キース 「松茸が危険だとは聞かないな?」
サム 「松茸ってわけじゃねえのかよ?」
シロエ 「…松茸繋がりなんですよね?」
何なんだろう、と悩む一同。
ツーリングのテーマは松茸繋がり、そして雑貨は怪しくて危険。
シロエ 「会長、本当に松茸ですか?」
ブルー 「…嫌というほど」
キース 「改めて訊くが、どう危険なんだ!」
ブルー 「見れば分かるかと」
シロエ 「開けたら危険なんですよね?」
ブルー 「そうなんだけど…」
ぶるぅ 「ねえねえ、開けてみてもいい?」
クッキー食べたぁーい! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
イングリッドさんの国の名物、ジンジャークッキーもあるわけで。
シロエ 「この際、一休みしませんか?」
キース 「そうだな、クッキーの方なら安全だしな」
ブルー 「ジンジャークッキーでお茶にしようか」
ぶるぅ 「わぁーい、クッキー!」
どんなのかな、と包みを開けにかかりましたが。
果たして謎の国際宅急便の中身は…?
2014/03/22 (Sat)
☆可愛い包装紙
節分祭へ出掛けるバスで出会った外国人女性、イングリッドさん。
死の天使だからドクツルタケと名付けた彼女からの、謎の国際宅急便。
ぶるぅ 「えとえと…。外箱もキッチリ包んであるね」
キース 「手間取りそうか?」
ぶるぅ 「ううん、ガムテープを剥がして、と…」
防水仕様の包みを開ければ、まずは普通の段ボール箱。
キース 「ただの箱だな?」
シロエ 「普通ですね?」
ぶるぅ 「おっきな箱がクッキーだよね? どんなのかな?」
段ボール箱の蓋に貼られたガムテープ。
ベリベリと剥がしてパカッと開けて。
ぶるぅ 「うわぁ、どっちの箱も可愛い~っ!」
一同 「「「は?」」」
ぶるぅ 「えっとね、こっちがクッキーで!」
出て参りました、クッキー入りの箱とやら。
お菓子の店で買ってきたらしく、ケーキやクッキーの絵柄つき。
ジョミー「ホントだ、なんか可愛い包装紙だよね」
ぶるぅ 「それでね、こっちはハートなの!」
一同 「「「うわぁーっ!!」」」
出すな、と一同、ドン引き。
しかし子供に言うだけ無駄というもので…。
ぶるぅ 「んとんと、可愛いと思うんだけど…」
キース 「だから出すなと!」
ぶるぅ 「でも普通だもん!」
危なくないもん、とニコニコニコ。
クッキーの箱も謎の雑貨も、どっちもドドンと御登場。
ぶるぅ 「ハート模様って何のお菓子かなぁ?」
シロエ 「お菓子じゃないと思いますが!」
キース 「ぶるぅ、そっちは放ってクッキーの方だ!」
ぶるぅ 「クッキーが先なの?」
キース 「是非そうしてくれ!」
ぶるぅ 「じゃあ、クッキーから…」
包装紙を剥がして箱を開封、「わぁーい!」と歓声。
ぶるぅ 「すっごく沢山入ってる!」
スウェナ「いろんなのを入れてくれたのねえ…」
ブルー 「味がそれぞれ違うんだろうね、どうやら気配りの人らしい」
サム 「その気配りを他に回せよ!」
そっちの箱とか、と言いたい気持ちは誰もが同じ。
気を配るなら送って来なくても…。
2014/03/23 (Sun)
☆善意の贈り物
ドクツルタケことイングリッドさんから届いた国際宅急便。
御礼だけあってクッキーいろいろ、気配りの人らしいのですけれど…。
キース 「ジンジャークッキーを何種類も寄越すよりも、だ!」
シロエ 「余計な雑貨を送って来ないで欲しいですよね」
サム 「うんうん、それでこそ気配りってな!」
ブルー 「…イングリッドさんには多分、悪意は無いんだよ」
シロエ 「悪意でしょう!」
危なくて怪しい雑貨ですから、とシロエ君。
シロエ 「クッキーなんか吹っ飛ぶ代物ですよ!」
ブルー 「だけど、あくまで善意の贈り物じゃないのかなあ…」
キース 「なんでそうなる!」
ブルー 「知り合いが集めたのを送ってくれたんだしさ」
ジョミー「でも危なくて怪しいんだよ?」
ブルー 「イングリッドさんはそう思っていない可能性が大」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「喜ばれると信じてるんだよ、心の底から」
シロエ 「会長、ホントに何なんです、アレ!」
ハート模様の箱をビシィッと指差しまして。
シロエ 「包装紙は確かに可愛いですけど、危険物ですよね?」
ブルー 「…あの包装紙も善意だと思う」
一同 「「「善意?」」」
ブルー 「心のこもった絵柄じゃないかな、ハートマーク」
一同 「「「へ?」」」
贈り物の包装紙にハートマークは一応、定番。
「ありがとう」の気持ちをこめて使いそうではありますが…。
キース 「その気配りだか心遣いだかが間違ってないか!?」
サム 「危ねえ段階でハズしてるよな」
ブルー 「それが危なくないんだよ」
シロエ 「危ないと言ったじゃないですか!」
ブルー 「…危ないんだけど、危なくないんだ」
キース 「サッパリ意味が分からんのだが?」
ブルー 「だからさ、テーマが松茸繋がり」
何かを思い出さないか、と生徒会長。
ブルー 「節分祭で何をお願いしたかだよ」
一同 「「「節分祭?」」」
賑やかに出掛けた節分祭。
七福神巡りのお願い事は人それぞれでバラバラでは?
2014/03/24 (Mon)
☆善意の勘違い
死の天使なドクツルタケことイングリッドさんからの怪しい雑貨。
実は善意の贈り物だとかで、節分祭で何をお願いしたかが鍵という話。
ジョミー「節分祭のお願い事って…。ぼくは坊主なルートの回避で」
シロエ 「ぼくは柔道上達ですよ」
キース 「俺もそうだが、その贈り物とどう繋がるんだ」
分からんぞ、とキース君。
キース 「そもそもドクツルタケは節分祭には来なかったが」
サム 「先にバスから降りてったぜ?」
ブルー 「そこが問題。イングリッドさんの別れの言葉は?」
一同 「「「うっ…」」」
思い出したくもないイヤンなお別れ。
笑顔で手を振り、「ヒメハジーメ!」に「セイギジョウターツ!」。
シロエ 「…思いっ切り最悪でしたけど?」
ブルー 「あれも善意の言葉なんだよ」
一同 「「「は?」」」
どう考えても嫌がらせでは、と顔を見合わせるシャン学メンバー。
しかし…。
ブルー 「皆さんの願い事が叶いますように、と手紙に書いてある」
キース 「どんな願い事だ!」
ブルー 「……応援団だよ」
一同 「「「応援団?」」」
ブルー 「何処かのバカが言っていただろ、節分祭に出掛ける目的」
シロエ 「…ま、まさか…」
ブルー 「夫婦和合に効く神様が沢山なんだ、とバカが確かに」
キース 「…そ、そういえば、俺たちは…」
応援団のようなものだと言われていたか、とキース君が真っ青。
キース 「すると俺たちの願い事とは…」
ブルー 「バカのために全身全霊で祈願! 夫婦和合を!」
一同 「「「うわー…」」」
勘違いにもほどがある、と叫びたくても時すでに遅し。
ジョミー「じゃ、じゃあ、その箱の善意って…」
ブルー 「夫婦和合の祈願のサポートだってば」
シロエ 「松茸お守りの団体ですか!?」
ブルー 「…どうなんだか…。松茸繋がりには間違いないけど」
開運松茸お守りが馬鹿ウケしたという知り合いの人。
どういうテーマで回って来たのか、此処まで来たら分かりますよねえ?
2014/03/25 (Tue)
☆雑貨のテーマは
ドクツルタケことイングリッドさんからの雑貨、善意の塊らしくって。
何処ぞのバカップルの応援団向けに夫婦和合を全力サポート。
キース 「す、するとだ、知り合いがバイクで回った時のテーマは…」
シロエ 「夫婦和合で決定ですか!?」
ブルー 「それに加えて……例の松茸お守り的な」
なにしろゲイの夫婦だから、と生徒会長、深い溜息。
ブルー 「怪しくて危ないと言っただろ?」
ジョミー「あ、怪しいのは分かるけど…。危ないって?」
ブルー 「ここまで言っても分からないかな、この箱があると」
キース 「ま、まさか…」
シロエ 「バカが来るんじゃあ…」
一同 「「「うわぁぁぁぁ!!!」」」
早く捨てろ、と一同、パニック。
キース 「そこの窓から投げ捨てるんだ!」
サム 「言ってる間にサッサと捨てろよ!」
シロエ 「正体を知ってて触りたい人はいませんよ!」
ぶるぅ 「えとえと…。何が?」
キース 「ぶるぅ、そいつを放り出せ!」
小さな子供は荷物の中身が分からないだけに、まさに神様。
怪しい雑貨を窓からポイ捨て、格好の人材というヤツですが。
ぶるぅ 「分かった、中身を放り出すんだね!」
一同 「「「わーーーっ!!!」」」
それは違う、と叫ぶ間もなく雑貨の箱の包装紙をベリベリと。
ハートマークの包み紙を剥がし、箱をパカリと開けまして…。
ぶるぅ 「あっ、お菓子だあ!」
一同 「「「お菓子?」」」
ぶるぅ 「放り出したらダメだよね、うん」
どっこいしょ、と出て参りました、お菓子っぽい箱。
ぶるぅ 「んーと…。賞味期限は大丈夫!」
シロエ 「…な、なんでお菓子が出て来るんです?」
キース 「俺が知るか!」
??? 「へえ…。お菓子好きって分かってくれたのかな?」
一同 「「「で、で、で…」」」
出たぁーっ! と叫んでも既に手遅れ。
いわゆるソルジャー(会話表記はAブルー)ご登場ですが。
夫婦和合だか松茸繋がりだかの雑貨に、何故にお菓子が入り込めると?
2014/03/26 (Wed)
☆イヤンなお菓子
ドクツルタケことイングリッドさんから貰った雑貨。
中から何故かお菓子が登場、おまけにソルジャーが来てしまいまして。
Aブルー「ぶるぅ、お菓子は一つだけかい?」
ぶるぅ 「んとんと…。サイズ違いがもう一個ーっ!」
よいしょ、と箱がもう一つ。
それを取り出した「そるじゃぁ・ぶるぅ」、雑貨の箱を覗き込んで。
ぶるぅ 「うっわー、お守りが凄く沢山!」
Aブルー「どれどれ? 凄いね、幾つ集めてくれたんだろう」
ぶるぅ 「松茸のお守り、一杯だよーっ!」
Aブルー「これなんか金色で凄くいいねえ…」
キース 「さっさと持って帰ってくれ!」
Aブルー「いいのかい?」
ブルー 「それは元々、君の分で!」
Aブルー「らしいね、ホントに有難いよね」
おまけにお菓子も、と二つの箱を眺めております。
Aブルー「うなぎパイみたいなものなのかな?」
ぶるぅ 「お饅頭って書いてあるよ?」
Aブルー「ホントだ、木の根まんじゅうねえ…」
なんで木の根? と訊かれましても。
ブルー 「ぼくが知るわけないだろう!」
Aブルー「じゃあ、開けていい?」
ブルー 「君の世界に持って帰って開けたまえ!」
Aブルー「ぼくはこっちの文化に詳しくないからねえ…」
食べ方が分からないと困るし、などと言いつつ包装紙をベリベリ。
でもって箱をパカリと開ければ…。
一同 「「「………」」」
Aブルー「凄いね、実に効きそうなお饅頭だよ」
松茸お守りを思わせる形のお饅頭がズラリ。
茶色い皮で美味しそうですが、なにしろ形がイヤンなもので。
ぶるぅ 「お菓子の栞がついてるよ!」
Aブルー「なになに…。木の根神社の御神体を象りました、って?」
ぶるぅ 「イングリッドさんが見たのと同じかなあ?」
Aブルー「どうだろう? なるほど、夫婦和合に御利益あり、と」
ぶるぅ 「もう一つの箱もそれなんだね!」
Aブルー「そっちは特大ってヤツじゃないかな」
特大もどうぞ、と栞に書いてあるとか。
イヤンなお饅頭の特大ですか?
2014/03/27 (Thu)
☆イヤンな気配り
死の天使な別名のドクツルタケこと、イングリッドさん。
知り合いが集めたからと送って寄越した雑貨の中から、妙なお菓子が。
Aブルー「木の根まんじゅう、特大ねえ…」
ぶるぅ 「えとえと、箱はこっちが小さいんだけど…」
Aブルー「一個がドカンと大きいんだよ、きっと」
開けてみよう、とソルジャー、箱を手にしましたが。
ブルー 「そういうのを此処で開けるんじゃないっ!」
キース 「あんたの世界に持ってってくれ!」
Aブルー「他のお守りは貰って行くけど、これはどうかなあ…」
シロエ 「そんなお菓子は要りませんよ!」
Aブルー「でもさ、引き出物とかにもどうぞって…」
一同 「「「引き出物?」」」
Aブルー「うん。結婚式の引き出物などにもご利用下さい、って」
お菓子の栞に、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「ぼくとハーレイへの贈り物だろ、この箱の中身」
ブルー 「他に誰がいると!」
Aブルー「でもって、みんなは応援団って扱いだよねえ?」
キース 「不本意ながらな!」
Aブルー「みんなに分けろってことじゃないかな、引き出物」
一同 「「「えぇっ!?」」」
Aブルー「気配りの人って話じゃないか。ありそうだよ、うん」
ぼくたちだけじゃなくて他のみんなにも応援グッズ、とニコニコニコ。
Aブルー「みんなで食べて応援よろしく、ってわけだよ、絶対」
ブルー 「要らないから!」
サム 「気配りの人はドクツルタケだぜ、回った人は関係ねえよ!」
Aブルー「類友だって言っていただろ、気配りだって!」
ブルー 「気配りだとしても迷惑なんだよ!」
Aブルー「ぼくは応援して欲しいけどね?」
さてと、とソルジャー、小さな方の箱を御開封。
Aブルー「あれ? こっちは箱の上に栞が」
ぶるぅ 「ホントだね!」
Aブルー「なになに、木の根まんじゅう特大サイズ…。なるほどね!」
素晴らしい、と栞だけしか見ていないのに大感激。
イヤンなお饅頭の特大サイズには何か仕掛けがあるのでしょうか?
2014/03/28 (Fri)
☆気配りのお菓子
ドクツルタケことイングリッドさんから貰った雑貨。
雑貨の他にイヤンな形のお菓子が二箱、特大入りの箱の栞が怪しげで。
Aブルー「こっちの栞は木の根神社の由来が書いてあるんだ」
ブルー 「聞かなくても大体分かるから!」
Aブルー「此処の御神体、ただの木の根じゃないんだよ」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「だから御神体の形をした松の木の根で」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「それが崖から突き出してるんだって! 臨戦体勢で!」
実に凄い、とソルジャー、感激。
Aブルー「こういう形の御神体は沢山あっても、此処は特別!」
ぶるぅ 「えとえと、リンセン…?」
Aブルー「直ぐに大人の時間がオッケー! 今すぐにでも!」
一同 「「「………」」」
なんという恐ろしい神社なのだ、と一同、真っ青。
ソルジャー曰く、モザイク代わりに御神体に祠が被せてあるとかで。
Aブルー「その御神体を特大サイズで再現だってさ、御利益抜群!」
ブルー 「それならさっさと持って帰ればいいだろう!」
Aブルー「ううん、みんなで食べないと!」
キース 「なんでそうなる!」
Aブルー「沢山の人に食べて貰えば御利益パワーアップなんだよ!」
そのために引き出物なのだ、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「結婚式に出た人だけじゃなくて、家族の人にも!」
シロエ 「た、食べて応援って意味なんですか?」
Aブルー「そのとおり! 羊羹のように切って、是非ご家族で、と」
そういう由緒が書いてあるのだ、と言われましても。
キース 「な、なんで俺たちが食わねばならん!」
Aブルー「応援団って扱いなんだろ、だからこういうプレゼント!」
凄い気配り、と箱を開ければ、20センチはあろうかという…。
Aブルー「凄いねえ、充分みんなに配れるよ!」
ぶるぅ 「包丁で切るの?」
Aブルー「そうらしいけど、どうせ切るなら…」
入刀式ってあったっけねえ、と笑顔のソルジャー。
もしかしなくても結婚式のアレですか?
2014/03/29 (Sat)
☆イヤンな入刀式
第二のドクツルタケことイングリッドさんのお知り合い。
ソルジャー曰く気配りの人で、夫婦和合の応援用にイヤンなお菓子が。
Aブルー「同じ切るなら入刀式! ハーレイを呼んで!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 包丁にリボンを結ぶんだね!」
Aブルー「そう! ぼくの結婚式では入刀式はやってないしね」
ブルー 「め、迷惑だから!」
Aブルー「せっかくの応援グッズだよ? 役立てなくちゃ!」
ちょっと待って、と言うが早いかサイオン発動。
たちまちキャプテン(会話表記はA船長)御登場で。
A船長 「急いで来いとは何事です?」
Aブルー「見てよ、ハーレイ! 前に松茸のお守りをくれた人から」
A船長 「これは松茸饅頭ですか?」
Aブルー「木の根まんじゅうって書いてあるけど、似たようなモノ!」
それと他にもこんなに沢山、とアヤシイお守りの山をお披露目。
木の根まんじゅうの普通の箱も披露しまして。
Aブルー「凄いだろ? 有難いねえ、夫婦和合の応援らしいよ」
A船長 「バスで御一緒しただけなのに、いい方ですねえ」
Aブルー「知り合いの人が集めてくれたって話でさ」
A船長 「お知り合いの方までですか! 実に御利益がありそうです」
Aブルー「だよねえ? おまけに、このお菓子がね」
ソルジャー、得々と特大のイヤンなお菓子をキャプテンに。
食べて応援と聞いたキャプテン、大感激。
A船長 「では、皆さんが食べて応援して下さるのですか!」
Aブルー「そうなんだよ! だから二人で」
ぶるぅ 「わぁーい、入刀式~!」
はいどうぞ! と、紅白リボンつきの包丁。
ソルジャーとキャプテン、仲良く握って。
A船長 「皆さんの人数分に切るのですね」
Aブルー「ぼくたちの分もだよ、入刀式だし」
キース 「だ、誰も食うとは言っていないが!」
Aブルー「ダメダメ、食べて応援、気配りの人たちを見習ってよね!」
タンタカターン♪ と歌いながらの入刀式。
ジンジャークッキーならぬイヤンなお菓子を食べて応援?
2014/03/30 (Sun)
☆最後までドクツルタケ
ドクツルタケことイングリッドさんと、お知り合いからのプレゼント。
イヤンな形のお菓子ですけど、バカップルが嬉々として入刀式。
Aブルー「入刀式にはこの曲だよねえ、タンタカターン♪」
A船長 「愛の共同作業ですね!」
ぶるぅ 「わぁーい、結婚式の曲!」
タンタカターン♪ の歌も高らかに切り分けられるイヤンなお菓子。
松茸な形の木の根まんじゅう、人数分にカットされまして。
Aブルー「さあ、食べて、食べて!」
A船長 「応援よろしくお願いします!」
ブルー 「応援するとは言ってないけど!」
Aブルー「バスで乗り合わせただけの人が応援してくれるのに?」
ブルー 「そ、それは…」
Aブルー「はい、ぶるぅ。美味しそうだよ」
ぶるぅ 「ありがとう!」
一同 「「「わあぁぁっ!」」」
食べるな、と止めても相手はお子様。
パックリもぐもぐ、ニッコリと。
ぶるぅ 「うん、美味しい!」
A船長 「ブルー、私たちも頂きましょう」
Aブルー「そうだね、効きそうな部分を食べたいね」
やはり先っぽ、と松茸で言う傘の部分を二人仲良く。
Aブルー「美味しいねえ! おまけに御利益!」
A船長 「皮も餡子も絶品ですよ。皆さんもどうぞ」
キース 「え、遠慮したいが!」
Aブルー「それは無し! 拒否した人は口に無理やり!」
サイオンで突っ込む、とソルジャー、キッパリ。
シロエ 「…や、ヤバイですよ…」
サム 「マジで食うしかねえのかよ?」
ジョミー「ドクツルタケなんて呼んでたから…祟り?」
一同 「「「祟り!?」」」
顔面蒼白の御一同様。
キース 「し、死の天使か…。この菓子もドクツルタケなのか!」
シロエ 「食べたら死ねます、死ねますけれど!」
ジョミー「食べなかったら、口に無理やり…」
Aブルー「そう! 食べて応援、よろしくね!」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
終わった、死んだ、と渦巻く悲鳴。
イヤンな最期をお菓子が運んで来たようですけど、今月これまで~。
2014/03/31 (Mon)
☆気になる頂き物
節分祭でドえらい目に遭った二月も終わって、今日から三月。
シャン学メンバー、日曜日とあって生徒会長宅に集っておりますが…。
サム 「それで何だよ、その荷物はよ?」
シロエ 「ぼくも気になります、マツカ先輩! 何なんですか?」
マツカ 「さ、さあ…」
ジョミー「もういいじゃない、ブルーの家に着いたし」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ケーキも飲み物も用意出来たよ!」
それなあに、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「ねえねえ、お土産?」
マツカ 「…お土産…なんでしょうか?」
サム 「持って来といてソレはねえだろ、お土産だろ?」
マツカ 「そうだといいんですけどねえ…」
キース 「煮え切らんヤツだな、何だと言うんだ!」
ブルー 「紙袋を提げて来られると期待しちゃうよね、ぼくも」
スウェナ「ほらね、みんなが期待してるわよ?」
マツカ 「…御期待に添えるといいんですけど…」
紙袋に手を突っ込んだマツカ君。
ケーキでも入っていそうな箱が中から出て来まして。
ブルー 「頂き物かい?」
マツカ 「…そういうことです」
ガッチリ包まれた箱の上には送り状がペタリ。
ブルー 「ふうん、国際宅急便だね」
マツカ 「父の会社に届いたんです、ぼく宛で」
一同 「「「は?」」」
マツカ君、特別生とはいえ高校生でございます。
お父さんの会社に勤めているなど誰もが初耳。
キース 「お前、籍だけ置いていたのか?」
マツカ 「そ、その辺は父の裁量ですけど…」
シロエ 「それはともかく、誰からなんです?」
マツカ 「それが、ぼくには心当たりがサッパリで…」
サム 「危ねえじゃねえかよ!」
ジョミー「ま、まさか、開けると爆発するとか…」
スウェナ「怖すぎるわよ!」
一同、ドン引き。
シロエ 「あ、それで此処まで持って来たんですか?」
キース 「そうか、ブルーなら透視できるな」
ジョミー「早くしてよ!」
謎の国際宅急便。
持ち込まなくても会社で処理してくれればねえ?
2014/03/01 (Sat)
☆山吹色のお菓子
マツカ君のお父さんの会社に届いた謎の国際宅急便。
心当たりはサッパリだというマツカ君ですが、生徒会長宅に持ち込み。
サム 「物騒なモン持ってくんなよ、処分しとけよ!」
ジョミー「それよりブルーの出番だってば!」
マツカ 「いえ、それがですね…」
シロエ 「何か問題でもあるんですか?」
マツカ 「…差出人です」
サム 「心当たりはねえって自分で言ったじゃねえかよ!」
マツカ 「ぼくには全く無いんですけど…」
でも、と送り状を指差すマツカ君。
マツカ 「取引先の会社なんです、其処の社長です」
キース 「まさかと思うが袖の下か?」
スウェナ「お父さんに渡すより、お得なのかもしれないわね」
ブルー 「そういうことならありそうだよ、うん」
ジョミー「お父さん宛なら奮発しないとダメそうだけど…」
シロエ 「マツカ先輩、学生ですしね」
その線だろうか、と一同、納得。
サム 「だったら普通に賄賂だろ? 貰って問題ねえんだろ?」
キース 「感心しないが、持って来たからには貰ったんだな?」
マツカ 「…はい。父が確認したんですけど、ぼく宛でした」
ジョミー「なーんだ、ビックリしちゃったよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ なんかプレゼントだね!」
中身は何かな、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の瞳がキラキラ。
ぶるぅ 「お菓子だといいな、外国のお菓子!」
マツカ 「それは入っている筈です。お菓子と雑貨だそうですから」
キース 「なるほど、雑貨が袖の下だな」
サム 「山吹色の菓子ってヤツかもしれねえぜ」
俄然高まる、箱への期待。
爆発物の危機が転じて賄賂となれば無理もなく…。
サム 「早く開けろよ、俺たちにも分けてくれるんだよな?」
マツカ 「…分ける以前に、全員宛だと思いますけど」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「ぼく宛だっただけで、多分、全員分なんです」
一同 「「「全員分?」」」
なんのこっちゃ、と『?』マークが頭上に乱舞。
何故に国際宅急便が全員宛で?
2014/03/02 (Sun)
☆荷物の差出人
謎の国際宅急便。マツカ君宛で届いた荷物が全員宛とは奇妙な話。
しかも賄賂っぽいのですけど、貰える心当たりがあるわけもなくて…。
サム 「マツカはともかく、何で俺たちに賄賂なんだよ」
キース 「解せんな、どうしてそうなるんだ?」
マツカ 「それがですね…。父が確認の電話をかけたら」
シロエ 「マツカ先輩宛だって言われたんでしょう?」
マツカ 「そうなんですけど、御礼だそうで」
一同 「「「御礼?」」」
賄賂でも貰える理由が無いのに、御礼だなどと言われても。
ジョミー「覚えがないけど、何の御礼なわけ?」
マツカ 「父が言うには奥さんがぼくたちに世話になったとか」
一同 「「「奥さん?」」」
ますますもってサッパリ謎だ、と思いかかった一同ですが。
キース 「ちょっと待て。その荷物、何処の国から来たんだ」
マツカ 「……サンタクロースの国の隣の……」
言葉を濁したマツカ君。
しかし一同、そういう国には嫌と言うほど心当たりが。
キース 「まさかアイツか、その奥さんは!?」
シロエ 「例のドクツルタケですか!?」
英語の呼び名が「死の天使」だという猛毒キノコがドクツルタケ。
節分祭に出掛けるバスで一緒になった外国人女性に秘かに命名。
サム 「おいおい、ドクツルタケからなのかよ?」
マツカ 「そうらしいです、父が名前を聞きましたから」
一同 「「「…ど、ドクツルタケ…」」」
バスの車内を猥談地獄に変えてしまったドクツルタケ。
その本名はイングリッドさん、渾名が天使だと聞いて天使繋がり。
サム 「なんでマツカが身バレすんだよ、ドクツルタケに!」
マツカ 「さ、さあ…。ぼくにも分からないんです」
ジョミー「だけどキッチリ、バレたんだよね?」
マツカ 「父が言うには、手紙が入っているそうですけど」
ブルー 「それに事情が書いてあるかもしれないね」
開けてみよう、と生徒会長。
イングリッドさんに身バレしたマツカ君。果たしてどんなルートから?
2014/03/03 (Mon)
☆お手紙あります
節分祭に出掛けるバスの車内を猥談地獄に変えた外国人女性。
秘かにドクツルタケと命名、その女性の御主人にマツカ君が身バレで。
ブルー 「マツカが身バレで、その御主人からぼくたちに御礼ね…」
キース 「差出人名にドクツルタケの名前は無いな」
国際宅急便の差出人はマツカ君のお父さんも知る会社の社長。
ドクツルタケことイングリッドさんの御主人の名前だそうですが。
マツカ 「ですから父が電話したんです、間違いじゃないかと」
サム 「そしたらドクツルタケだったのかよ…」
マツカ 「あくまで御主人の方ですけどね」
ジョミー「確かゲイとか言ってなかった?」
ブルー 「夫婦仲はいいってことじゃないかな」
シロエ 「そんなことよりマツカ先輩の身バレですよ!」
なんでバレたか、そっちの方が気になります、とシロエ君。
シロエ 「会長、早く開けてみましょう」
ブルー 「中の手紙に書かれていればいいんだけどねえ…」
その辺の事情、と生徒会長、荷物を開封。
中には更に別の包みで梱包は二重、その上に封筒がございまして。
ブルー 「これが手紙ね。えーっと…」
キース 「おい。そもそも宛名が意味不明だが」
ブルー 「お世話になった皆さんへ、と書いてあるけど」
サム 「ドクツルタケの国の言葉なのかよ?」
ブルー 「そうらしいねえ、マスターしといて良かったよ」
サイオンでイングリッドさんの言語情報を得ていた生徒会長。
ものはついでと文字の方も知識をコピーしたらしく。
シロエ 「会長は喋れると思い込んでますしね、ドクツルタケ」
マツカ 「ぼくには全く読めませんよ」
サム 「それを承知でマツカ宛って、ひでえよなあ…」
シロエ 「流石ドクツルタケ、死の天使ですよ」
ジョミー「ヤバイことを書いてなければいいけど…」
スウェナ「御礼状だし、大丈夫じゃない?」
ブルー 「身バレの理由も気になるトコだね」
いよいよ封筒、開封の儀。
マツカ君が何故に身バレしたのか、分かるんですかねえ?
2014/03/04 (Tue)
☆松茸とマツカ
ドクツルタケことイングリッドさん、節分祭への道中で会った外国人。
お世話になった御礼がマツカ君宛に届いたという謎の展開。
キース 「しかしだ、手紙くらいは英語にすればいいだろう!」
シロエ 「会長が訳せばいいと思ったんでしょう」
ジョミー「学生のパニックが面白いとか言ってたもんね…」
サム 「俺たちもパニックだったじゃねえかよ、言葉じゃねえけど」
シロエ 「そのドクツルタケにマツカ先輩が身バレだなんて…」
怖すぎですよ、とシロエ君。
シロエ 「会長、手紙は普通に御礼状ですか?」
ブルー 「出だしはそういう感じだね。でもって…」
ああ、と生徒会長、頷きまして。
ブルー 「この先がマツカに送った理由らしいよ」
キース 「そう言われてもサッパリなんだが」
ブルー 「読みながら説明した方がいいね。えーっと、なるほど…」
マツカ 「分かりましたか?」
ブルー 「この国に知り合いがいると言ってただろう?」
シロエ 「聞きましたね。松茸を毎年送ってるとか」
ブルー 「その知り合いが知っていたらしい」
一同 「「「は?」」」
イングリッドさんだけでも謎なのに、その知り合い。
何故にマツカ君を知っていたのか、見当もつかず。
マツカ 「…ウチに来たお客様の誰かでしょうか?」
ブルー 「違うね、決め手は名前だよ。覚え易かったらしいんだ」
サム 「どの辺がだよ?」
ブルー 「松茸と音が似ていたから」
一同 「「「あー…」」」
松茸ね、と鮮明に蘇るイヤンな記憶。
マツカ 「でも、どうして名前で分かったんでしょう?」
ブルー 「その知り合い、君のお父さんの会社の一つに居るらしい」
一同 「「「えぇっ!?」」」
ブルー 「マツカ、お正月に社内報用の家族写真を撮っただろ?」
マツカ 「え、ええ…」
ブルー 「それだよ、名前と写真のセットで身バレ」
一同 「「「うわー…」」」
マツカ君の身バレは社内報の家族写真から。
どおりで会社に届く筈ですが、気の毒としか…。
2014/03/05 (Wed)
☆お菓子と雑貨
節分祭に行くバスで出会った外国人女性、イングリッドさん。
ドクツルタケと名付けたほどの死の天使なのに、マツカ君が身バレで。
キース 「ウッカリ写真を載せたが最後というわけか…」
サム 「運がねえよな、社内報だなんて」
ブルー 「それと名前を覚えられてたのが運の尽きだよ」
シロエ 「松茸、連呼してましたしねえ…」
スウェナ「言われてみれば響きが似てるわね、松茸とマツカ」
マツカ 「…人生終わった気分ですけど…」
ジョミー「本物の松茸だったら高級品なだけで済んだのにね…」
イングリッドさんが連呼した松茸、発端は確かに本物でしたが。
著しく道を踏み外した末、バスの車内が猥談地獄。
サム 「それでドクツルタケ、何を送って来たんだよ?」
ブルー 「御礼らしいよ、お菓子と雑貨で」
ぶるぅ 「わぁっ、なになに、なんのお菓子?」
ブルー 「名物のジンジャークッキーだってさ」
キース 「普通だな?」
シロエ 「普通ですね?」
マトモな中身でホントに良かった、とシャン学メンバー、ホッと一息。
ぶるぅ 「えとえと…。クッキーだったら開けてみていい?」
ブルー 「ちょっと待って。…うん、大きい箱がクッキーらしいね」
一同 「「「大きい箱?」」」
ブルー 「箱が二種類入ってるって。一つがクッキー、もう一つが…」
ん? と生徒会長、手紙をまじまじ。
サム 「なんだよ、どうかしたのかよ?」
ブルー 「雑貨の箱が危なそうなんだけど」
シロエ 「あ、危ないって…」
ジョミー「まさか爆発しそうとか?」
キース 「そういえば爆発缶詰の国か!」
一同 「「「爆発缶詰?」」」
キース 「シュールストレミングだ、恐ろしく臭いニシンの塩漬けで」
ジョミー「なんで塩漬けが爆発するのさ?」
キース 「缶の中で発酵してるんだ。下手に航空便で送ると…」
ブルー 「ドッカンだったね、あの缶詰は」
一同 「「「うわー…」」」
まさかまさかの爆発缶詰。
イングリッドさんなら送って来るかも…。
2014/03/06 (Thu)
☆危なそうな雑貨
ドクツルタケことイングリッドさんの国の名物、ニシンの塩漬け。
恐ろしく臭いシュールストレミング、下手に航空便で送るとドッカン。
キース 「爆発缶詰を寄越すとは…。確かに名物ではあるが」
サム 「やっぱ窓から捨てようぜ、それ」
スウェナ「庭とか駐車場で爆発するのはマズイわよ!」
シロエ 「いくら会長が実はソルジャーでも…」
ジョミー「缶詰を捨てて爆発させたら叱られるよね?」
マツカ 「まず間違いなく叱られますね…」
そんなモノを送ってこなくても、とシャン学メンバー、ブルブルブル。
サム 「ドクツルタケ、思い切り半端ねえよな」
シロエ 「死の天使ですしね…」
キース 「爆発させずに処理するとなれば食うしかないか…」
ジョミー「恐ろしく臭いって言わなかったっけ?」
キース 「死ぬほど臭いと聞いているが」
サム 「どう転んでもヤバイじゃねえかよ!」
キース 「しかしだ、食わなかったら発酵が進んで」
マツカ 「どうなるんですか?」
キース 「……発酵し過ぎると爆発だそうだ」
一同 「「「えーーーっ!!」」」
恐ろしく臭いのを我慢して食べるか、爆発させるかの二者択一。
名物とはいえ、貰って嬉しい筈もなく。
サム 「捨てるしかねえぜ、その爆発缶詰」
シロエ 「何処へです?」
ジョミー「燃えないゴミの日に混ぜて出したらどうかな」
キース 「食べ物を粗末にするのは仏の教えに反するが…」
ジョミー「綺麗ごとを言ってる場合じゃないって!」
サム 「そうだぜ、死んだら元も子もねえよ」
捨ててしまえ、とワイワイ騒いでおりますが。
ブルー 「ちょっと待って。爆発缶詰ではない筈だよ、これ」
キース 「透視したのか?」
ブルー 「そうじゃないけど、絶対に違う」
シロエ 「何か根拠があるんですか?」
ブルー 「危なそうの意味が別物だから」
一同 「「「は?」」」
雑貨の箱が危なそうだと指摘したのは生徒会長。
爆発缶詰の他にも危険物は多数、まさかの毒とか薬物だとか?
2014/03/07 (Fri)
☆麻薬っぽい雑貨
ドクツルタケことイングリッドさんから届いたお菓子と雑貨。
雑貨が危なそうだと聞き、爆発する缶詰を恐れていれば違うらしくて。
キース 「危なそうの意味が別物だとは、どういう意味だ?」
ブルー 「あまり言いたくないんだけどねえ…」
ジョミー「爆発缶詰以外で危ないモノだと…」
シロエ 「麻薬ってコトもありますね」
スウェナ「そういえば国によっては合法だって前に聞いたわ」
サム 「でも、俺たちの国だとアウトだよなあ」
キース 「アウトどころか、持っているだけで捕まるぞ」
一同 「「「た、逮捕…」」」
貰った雑貨で逮捕だなんて災難としか言いようがなく。
シロエ 「会長、早く捨てて下さい!」
キース 「そうだな、もったいないどころの騒ぎではない」
サム 「ドクツルタケ、マジで半端ねえよ!」
ジョミー「何処でもいいから早く捨ててよ!」
送り主の国では合法だとしても、届いた国で違法ならアウト。
警察のお世話になってしまう前に処分するのが良さそうですが…。
ブルー 「ある意味、捨てても無駄かもしれない」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「もう手遅れって意味なんだけどね」
キース 「まさか無味無臭の毒の類か!?」
シロエ 「毒ガスですか!?」
慌てて口と鼻を覆うシャン学メンバー。
吸った後では遅いんじゃあ、と思わないでもないですけども。
サム 「や、やっぱり本気でドクツルタケだぜ…」
キース 「早く毒物を特定してくれ!」
シロエ 「そうです、この際、もう何処へでも行きますよ!」
治療できるならエロドクターの病院でも、とシロエ君。
シロエ 「既に幻覚症状が出ているとかではないでしょうね?」
キース 「阿弥陀様のお姿は見えんが、危ないかもな…」
ブルー 「幻覚症状は出ないと思う。…多分だけど」
キース 「いったいどういう毒なんだ!」
ブルー 「ぼくたち限定」
一同 「「「限定?」」」
対象者を絞って毒物攻撃。
送り付けてくるとは、また迷惑な…。
2014/03/08 (Sat)
☆病院もヤバイ
無味無臭の毒か、はたまた麻薬か。
ドクツルタケことイングリッドさんの雑貨、対象者を絞った危険物で。
キース 「なんで俺たち限定なんだ!」
シロエ 「無差別攻撃ならまだ分かりますが!」
ブルー 「いいから、ちょっと落ち着きたまえ」
ジョミー「その前に早く病院だってば!」
ブルー 「…病院の方がヤバイと思うよ」
一同 「「「えっ?」」」
毒ガスだか麻薬だかの中毒だったら、とにかく病院。
その病院の方がヤバイだなんて、これ如何に。
サム 「逮捕されるって意味なんじゃねえか、通報されて」
キース 「それは有り得る話だな…」
シロエ 「そういう時こそエロドクターの病院ですよ!」
スウェナ「あそこなら仲間を売らないわよね?」
ジョミー「…ブルーにはリスク高いけどね…」
エロドクターことドクター・ノルディ。
生徒会長を食べるのが夢のお医者さんですが、腕だけは確か。
サム 「四の五の言ってられねえよ! 行かねえとマジで!」
シロエ 「ヤバイですってば、行きましょう!」
ブルー 「だから落ち着けって言ってるだろう」
シロエ 「これが落ち着いていられますか!」
こうしている間にも毒が回って…、とガクガクブルブルのシロエ君。
シロエ 「会長だってヤバイんですよ、冷静な判断が出来ないとか!」
ブルー 「ぼくは至って冷静だよ」
とにかくコレ、と生徒会長、国際宅急便を指差しまして。
ブルー 「イングリッドさんには攻撃する理由が無いだろう?」
シロエ 「ドクツルタケです!」
ブルー 「それは勝手につけた名前で、本名じゃない」
ジョミー「でも散々な目に遭ったし!」
キース 「あいつは天然で死の天使なんだ、何をやっても納得だ」
結果的に俺たちが逮捕でもな、とキース君。
キース 「危ないんなら、病院へ行くのが妥当だ」
ブルー 「そっちの方がマズイんだってば、いろんな意味で!」
ノルディの病院は最高にヤバイ、と言われましても。
エロドクターが仲間を警察に売りますか…?
2014/03/09 (Sun)
☆怪しすぎるブツ
シャン学メンバー限定の危険物とやら、病院に行く方がマズイそうで。
しかもエロドクターの病院が最高にヤバイ、と生徒会長。
キース 「いくらアイツでも仲間を警察に売らんだろう!」
シロエ 「そうです、おまけに会長も入ってますし!」
ジョミー「ぼくたちはともかく、ブルーだけはね…」
サム 「売らねえだろうな、惚れてんだしな」
ブルー 「ノルディの話はもういいから!」
とにかく聞け、と生徒会長、イングリッドさんの手紙を示して。
ブルー 「天然で死の天使だったのは確かだけどね…」
サム 「やっぱドクツルタケじゃねえかよ!」
ブルー 「それは認めるけど、毒じゃないんだ。麻薬でもない」
ジョミー「だったら、どうして危ないのさ!」
シロエ 「ぼくたち限定っていうのが怪しすぎるんですけど!」
ブルー 「うん、いい所を突いたと思うよ、シロエは」
一同 「「「は?」」」
シロエ君の発言の何処がポイント高いのやら。
言った本人ですらキョトンですけど。
ブルー 「怪しすぎる、って部分がドンピシャ」
キース 「待て。怪しいのか、危ないんじゃなくて?」
ブルー 「どっちかと言えば両方かもね」
一同 「「「両方!?」」」
危ないどころか、怪しさまでをも兼ね備えているという雑貨。
あまつさえシャン学メンバー限定、なおかつ御礼の品と来た日には。
シロエ 「やっぱり御禁制の品でしょうか?」
キース 「国外に流出した美術品でも送って来たか?」
マツカ 「ああ…。たまにありますね、実は盗品だったってオチが」
サム 「仏像とかかよ?」
ブルー 「うーん…。サムもいい線いっているかも…」
一同 「「「仏像!?」」」
お世話になった御礼に仏像。
キース君が副住職だとバレていますし、ありそうな話。
キース 「仏像か…」
シロエ 「それは如何にもヤバそうですね…」
オークションで落として来たとか、そういう由来の仏像は危険。
高確率で盗品だという噂があるだけに、ヤバかったりして…。
2014/03/10 (Mon)
☆盗品はやめて
ドクツルタケことイングリッドさんから届いた雑貨。
危なそうな上に怪しすぎるとかで、盗品の仏像説が出ておりますが…。
シロエ 「盗品だと知らずに持ってた場合はどうなるんです?」
キース 「それは罪にはならんと思うが、事情聴取はされるだろうな」
ジョミー「じゃ、じゃあ、誰から貰ったのかとか訊かれるわけ?」
キース 「当然だろうが! 背後関係まで調べられるぞ」
シロエ 「下手に高価な仏像だったらマズイですね」
キース 「どういういきさつで知り合ったのかも訊かれるな」
サム 「それって裏も取るんじゃねえのかよ?」
キース 「そうなるだろうな」
一同 「「「うわー…」」」
節分祭に出掛けるバスで出会った外国人女性、イングリッドさん。
裏を取るとなると目撃情報を捜すのかもで。
ジョミー「ま、まさか、あの時のバスの運転手さんとか…」
キース 「確実に調べられると思うぞ」
スウェナ「忘れてるわけないわよね?」
シロエ 「あれだけ派手にやらかしたんです、忘れてませんよ!」
マツカ 「…別れ際までアレでしたしね…」
別れの言葉は「ヒメハジーメ!」に「セイギジョウターツ!」。
そう叫ばれて忘れてくれと言う方がおよそ無理というもの。
キース 「この際、仏像は隠蔽するか?」
シロエ 「出来るんですか?」
キース 「木の葉を隠すなら森の中だと言うからな」
サム 「あー、元老寺! 本堂に飾ればバレねえかもな!」
キース 「そこは安置すると言って欲しいが…」
ジョミー「お寺に仏像は普通だしね?」
それで行くか、と一同、合意。
シロエ 「キース先輩、よろしくです!」
キース 「ああ。…ブルー、そいつは俺が引き取る」
ブルー 「いいのかい?」
キース 「警察の世話にはなりたくないしな」
シロエ 「病院だって勘弁です! …あれ?」
サム 「どうかしたのかよ?」
シロエ 「なんで仏像で病院なんです?」
危なくて怪しい雑貨は病院も危険。
仏像で病院がマズイというのは変なのでは?
2014/03/11 (Tue)
☆病院はマズイ
節分祭へ出掛けるバスで出会った外国人女性、イングリッドさん。
死の天使だからドクツルタケだと名付けた彼女から、怪しい雑貨が…。
シロエ 「会長、危なくて怪しい雑貨なんですよね?」
ブルー 「そうだけど? キースが引き取るなら、それはそれで」
シロエ 「キース先輩はいいとしてです、病院の件が気になります」
キース 「ちょっと待て、俺はどうでもいいのか!」
サム 「お前、引き取るって言ったじゃねえかよ」
キース 「モノによるという気がしてきたぞ」
ジョミー「仏像だよ?」
マツカ 「仏像ですよねえ?」
仏像の線で確定されつつある雑貨。
しかし仏像だと病院が何故マズイのかはサッパリ謎で。
キース 「俺も病院が気になってきた。どうマズイんだ」
ブルー 「んーと…。スウェナはともかく、他の面子は…」
スウェナ「私はいいの?」
ブルー 「それと、ぶるぅも大丈夫かな」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 子供は風の子、元気な子だもん!」
キース 「女子供は除外だと?」
解せん、とキース君、難しい顔。
キース 「女人禁制だという寺は無いこともないが…」
シロエ 「女性と子供はお断りな仏像はどうなんです?」
サム 「秘仏は誰でも見られねえよな?」
ブルー 「自分が住職でも見られないよ、アレは」
ジョミー「じゃあ、何なわけ?」
キース 「御利益によっては拝むだけ無駄というモノもあるが…」
一同 「「「無駄?」」」
キース 「例えば、ぶるぅが合格を祈ってどうする」
一同 「「「あー…」」」
それは無駄だ、と一同、納得。
シロエ 「女性と子供は拝んでも無駄な御利益ですね?」
キース 「しかしだ、御利益のせいで何故病院がマズイかが謎だ」
ブルー 「…もれなく治療の対象かと」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「治療しないまでも色々と酷い目に遭うんじゃないかな」
一同 「「「へ?」」」
病院へ行けば治療されるか酷い目に遭うか、という仏像。
ますますもって謎は深まるばかりかも…。
2014/03/12 (Wed)
☆男なら終わり
死の天使だからドクツルタケだ、と名付けた外国人女性。
お世話になった御礼に送って寄越した雑貨が、怪しい仏像という噂で。
キース 「なんで御利益で治療になるんだ、逆だろうが!」
シロエ 「普通は病気を治してくれるものだと思うんですが」
サム 「うんうん、それで治った御礼にお参りだぜ」
ブルー 「治った御礼にお参りの線は同じだよ?」
キース 「相当にヤバイ病気に効くのか、この仏像は?」
それなら分かる、とキース君。
キース 「医者に縋って、かつ神頼みはよくある話だ」
ジョミー「でもさあ、ぶるぅとスウェナは除外だよ?」
マツカ 「そんな病気があるんでしょうか?」
サム 「…男しか罹らねえのかな?」
シロエ 「ぶるぅは男だと思いますが!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも男だもん!」
キース 「女子供は除外の病気か…」
マツカ 「ありましたっけ?」
シロエ 「…さあ…?」
シャン学メンバー、暫し沈黙。
誰もが脳内データベースを必死に漁っていたようですが。
サム 「ダメだぜ、全く思い付かねえ…」
キース 「俺もだ。おまけにそれを治す仏像があるんだぞ?」
シロエ 「それってメジャーってことですよね?」
キース 「ニッチなニーズに応える場合もあるにはあるが…」
ジョミー「イングリッドさんに分かるのかなあ?」
マツカ 「ぼくたちでも思い付かない御利益ですしね…」
この国の言葉も理解出来ないイングリッドさん。
いくら知り合いがいると言っても、仏像や御利益は範疇外っぽく。
キース 「いくら考えてもサッパリ分からん、何なんだ?」
ブルー 「…君たちは多少微妙だけれども、男とくれば」
一同 「「「男とくれば?」」」
ブルー 「これを持って病院に飛び込んだ場合、末路は見えてる」
一同 「「「末路?」」」
ブルー 「そう、末路。人生終わったと言うべきか…」
終わって其処から盛り返すのだ、と言われましても。
男とくれば末路が見えてて、人生終わったとはこれ如何に?
2014/03/13 (Thu)
☆警察より病院
節分祭への道中で出会ったドクツルタケことイングリッドさん。
御礼にと送ってくれた雑貨が、男とくれば末路が見える仏像だとかで。
シロエ 「キース先輩。そんな仏像、あるんですか?」
キース 「俺は知らんぞ、本当なのか?」
ブルー 「…残念だけれど、本当なんだよ」
そこの国際宅急便の中に、と生徒会長。
ブルー 「あの中の雑貨を抱えて病院に行けば、男はもれなく」
ジョミー「ぶるぅは除外って言わなかった?」
マツカ 「ぼくたちも多少微妙だという話でしたね」
キース 「するとだ、俺たちは末路が見えるとは限らんわけか」
ブルー 「まあね。だけどノルディの病院だと…」
シロエ 「あそこが最高にヤバイんでしたか?」
ブルー 「その点はぼくが保証するよ」
キース 「そんなものを保証されてもな…」
それでどういう仏像なんだ、とキース君、箱を指差しまして。
キース 「とにかく病院に持って行かなければ安全なんだな?」
ブルー 「うん、一応は」
シロエ 「警察の方はどうなんです?」
ブルー 「そっちは最初から問題じゃないよ」
一同 「「「は?」」」
危ない上に怪しい雑貨。
警察を心配したというのに、実は危ないのは病院っぽく。
キース 「警察よりも病院が危ないのか? 病原菌か?」
シロエ 「それだと警察も出て来ませんか? バイオテロで」
サム 「バイオテロだと警察だぜ?」
キース 「とにかく早くハッキリしてくれ、何なのか!」
ブルー 「…引き取る意志に変わりは無いかい?」
キース 「モノによると俺は言い直したが?」
ブルー 「…その辺がねえ…」
非常にとても心配なのだ、と生徒会長、ブツブツブツ。
ブルー 「キースが引き取らないとなったら色々とねえ…」
キース 「そうなるとやはり仏像なんだな?」
シロエ 「引き取って下さい、キース先輩!」
キース 「この状況で即答できる度胸は無いな」
正体は何かハッキリ言え、とキース君は慎重ですが。
引き取る羽目になるんですかねえ?
2014/03/14 (Fri)
☆男性なら治療
渾名が天使で死の天使だからドクツルタケだ、と命名した外国人女性。
そのドクツルタケ、イングリッドさんが送ってきた謎の雑貨が問題。
キース 「そいつの正体は何なんだ! 俺にも都合が!」
サム 「仏像だったら本堂に隠すって言ったじゃねえかよ」
キース 「妙な御利益が気になるだろうが!」
シロエ 「問題ないんじゃないですか? 仏像ってことで」
ジョミー「お寺に仏像は普通だろうと思うけど…」
キース 「モノによるんだ、モノに!」
あまりにもカッ飛んだものは御免蒙る、とキース君。
キース 「御利益が男性限定だとか、病院がヤバイという話だしな」
ブルー 「…だから困るんだよ、君が引き取ってくれないと」
キース 「どう困るんだ!」
ブルー 「余計なモノが来る…かもしれない」
一同 「「「余計なもの?」」」
ブルー 「全然お呼びでないモノと言うか…」
一同 「「「は?」」」
何故に仏像で余計なモノが、と一同、顔を見合わせましたが。
キース 「…ちょ、ちょっと待ってくれ。訊きたいんだが」
ブルー 「何か?」
キース 「病院に飛び込んだ時は治療と言ったな?」
ブルー 「言ったけど?」
キース 「それは男しか用の無い診療科なのか?」
ブルー 「そうなるねえ…」
一同 「「「男?」」」
男性限定の診療科。
非常に数が限られそうな代物ですが。
シロエ 「…ハゲは病院でしたっけ?」
ブルー 「場合によるかと」
スウェナ「ハゲは皮膚科じゃないかしら?」
マツカ 「どうなんでしょうね?」
キース 「ハゲでも人生は確かに終わるが…」
終わるんだが、と呻くキース君、坊主頭を絶賛拒絶中。
男はもれなく人生の末路が云々という話ですけれど。
キース 「しかしだ、そこから盛り返すんだな?」
ブルー 「治療すればね」
シロエ 「ハゲって治るんでしたっけ?」
一同 「「「うーん…」」」
治るんだろうか、と悩む御一同様。
エロドクターの病院だったら劇的に治る可能性ありとか…?
2014/03/15 (Sat)
