シャングリラ学園つれづれ語り
☆最終兵器なのかも
さて、10月。流石に残暑も落ち着きまして、秋の気配が。
とはいえ暑さが残る週末、生徒会長宅に集う面々ですけど。
シロエ 「10月になっても暑いの、お約束ですね…」
ジョミー「夏が年々、伸びているよね、確実に…」
サム 「残暑って言葉を使うんじゃねえ、って文句を…」
お天気ニュースのコメントで見たぜ、とサム君の言。
サム 「夏は6月から9月までにしてくれ、ってよ」
シロエ 「その気分、分かりますってば…」
スウェナ「暑さ寒さも彼岸までとか、大嘘よねえ…」
お彼岸はとうに過ぎたじゃないの、とスウェナちゃんも。
スウェナ「あれから何日経っているのよ、今日までに…」
一同 「「「あー…」」」
制服で法要だった時か、と誰もが見合わせる顔。
サム 「あの日は、マジで暑かったよなあ…」
ジョミー「食事まで正座でやらされていたら、詰んでたよ」
シロエ 「帰り道にバテてしまうコースでしたね…」
法要だけで済んで助かりました、とシロエ君。
シロエ 「正直、詰んだと思いましたが…」
ジョミー「誰かさんも、ドン引きだったしね」
サム 「そりゃあそうだろ、俺たち以上に、正座とか…」
無縁な世界にいるわけだしよ、とサム君の苦笑。
サム 「ちょっとくらいの延長戦なら、嬉しくてもよ…」
シロエ 「フルコースとなると、無理でしょうねえ…」
キース 「恐らくな。見たかった気もするんだが…」
俺も命が惜しいわけで、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「仕返しされたら、真面目に後が無いヤツで…」
ジョミー「髪がピンクは、ある意味、最終兵器だよ…」
誰が食らった場合でも詰み、とジョミー君が竦める肩。
ジョミー「ぼくたちだって、制服を着る羽目になったし…」
キース 「あの制服には驚いたんだが、理由が分かれば…」
シロエ 「一発で納得出来ましたよね?」
キース 「ついでに背筋が寒くなったぞ」
破壊力を思い知らされたしな、と言ってますけど。
それは確かに…。
2024/10/01 (Tue)
☆窓口が混んだら
10月とはいえ暑さが残る週末、生徒会長宅で過ごす面々。
お彼岸の法要の話が出まして、髪がピンクに染まる件へと。
シロエ 「あんな怖いの、困りますけど…」
サム 「どうするわけにもいかねえしよ…」
ジョミー「相手が最悪、普段、こっちに来ないしさ…」
イベの時だけ来るんだよね、とジョミー君の深い溜息。
ジョミー「誰かさんほど出入りしてれば、まだしもさ…」」
シロエ 「打つ手も思い付きそうですけど…」
スウェナ「来ること自体が、レアなんだもの…」
サム 「けどよ、しょっちゅう来られてもよ…」
それはそれで困るコースでねえの、とサム君の意見。
サム 「悪戯が生き甲斐っていうヤツなんだぜ?」
一同 「「「あー…」」」
来られる度に大惨事かも、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「そうでした…。現時点では、キース先輩が…」
サム 「一手引き受けで、窓口だけどよ…」
ジョミー「回数増えると、窓口業務も増えそうだよね…」
窓口が溢れたらヤバいかも、とジョミー君の悪い顔色。
ジョミー「普通の人でも、窓口業務が滞ってたら…」
シロエ 「イライラしますし、怒り出す人もいますから…」
スウェナ「クレーマーでなくても、何か言うわよね…」
まだですか、って聞きに行くとか…、とスウェナちゃんも。
スウェナ「あっちのぶるぅは、それ以上だわよ?」
シロエ 「クレーマーなの、確実ですよね…」
サム 「キレるタイプも、ガチなんでねえの?」
でもって暴れ出すんだぜ、とサム君、肩をブルッと。
サム 「責任者を出せ、って言い出してよ…」
一同 「「「うわー…」」」
それは困る、と誰もがドン引き。
シロエ 「責任者って、誰になるんです!?」
ジョミー「保護者だったら、アドス和尚だけどさ…」
サム 「キースが個人的にやってる窓口だしよ…」
スウェナ「責任者、誰よ?」
キース 「その前にだ…」
どうして俺が窓口なんだ、と腕組みで睨むキース君。
窓口では…?
2024/10/02 (Wed)
☆紳士だそうです
10月になっても続くのが残暑、週末は生徒会長宅が一番。
其処に集った面々ですけど、お彼岸の法要で詰んだ話題に。
シロエ 「えっ、どうしてって言われてもですね…」
サム 「普通に、キースが窓口じゃねえか」
ジョミー「毎回、一手引き受けだしさ…」
向こうだって、きっと、そのつもりだよ、とジョミー君。
ジョミー「カエル袋とか、お気に入りだし…」
スウェナ「添乗員にも選ばれてるし…」
サム 「火だるまショーまで披露してたぜ?」
シロエ 「あー、ありましたっけねえ、そういうの!」
法衣で焚火にダイブなイベ、とシロエ君も、うんうん、と。
シロエ 「あんな大技、キース先輩にしか無理ですし…」
ジョミー「ぶるぅの方でも、次回に期待っていうヤツで…」
この秋も何かあるのかもね、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「行楽の秋で、食欲の秋となったらさ…」
サム 「出て来ねえわけがねえもんなあ…」
??? 「ピンポーン!」
もちろんだよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「なんだい、揃って嫌そうな顔で…」
ついでに「げっ!」は酷すぎだよね、とソルジャーの言。
Aブルー「ぶるぅが聞いたら、カエル袋は確実かと!」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
もしかしなくても全員なのか、と一同、ガクブル。
シロエ 「あの、ソレは…。対象は此処の全員ですか…?」
Aブルー「ぶるぅ次第というヤツだね!」
その日の気分で変わりそうだし、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「全員、やるってことも、充分…」
シロエ 「あるわけですね!?」
Aブルー「流石に、スウェナは除外だと思う」
あれでも紳士な面があってね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「女性相手に、力ずくでの悪戯はさ…」
スウェナ「避けて通ってくれるのね?」
Aブルー「そう!髪をピンクに染める程度でおしまいで!」
うんと平和なコースだよね、と言ってますけど。
どの辺が…?
2024/10/03 (Thu)
☆あるあるで宴会
未だに残暑が続く10月、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
其処へソルジャー登場でして、いきなり皆で詰みそうな件。
スウェナ「何処が平和なコースなのよ!?」
シロエ 「髪がピンクに染まるんですよ…?」
しかも取れないヤツでしたよね、とシロエ君の確認が。
シロエ 「染め直そうにも、こっちの世界では…」
ジョミー「無理で、下手にやろうと頑張ったらさ…」
サム 「混ぜるな危険、ってヤツになってよ…」
髪が綺麗に丸ハゲだっけな、とサム君も。
サム 「マジで最終兵器じゃねえか!」
Aブルー「うーん…。ぼくのシャングリラの場合だと…」
ぶるぅあるあるというヤツで…、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「また犠牲者か、と暖かい目で見て貰えてさ…」
シロエ 「何も言わずにスルーだ、と…?」
でもって、お見舞いの品が来るだとか、とシロエ君。
シロエ 「お気の毒に、と届いたりするんでしょうか?」
Aブルー「うん。女性陣だと、お菓子でさ…」
男性の場合は、お酒になるね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「まずは飲もう、と肩を叩いて励ましで…」
シロエ 「宴会に流れて終了だと?」
Aブルー「そうだけど?」
ホントにあるあるイベだからね、とニコニコと。
Aブルー「慌てて騒ぐ人はいないし、むしろ歓迎!」
シロエ 「宴会が出来るからですね…?」
Aブルー「ピンポーン!」
厨房も気前が良くなるしさ、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「普段は渋る、合成酒とかも景気よく…」
シロエ 「倉庫から出して来るわけですか?」
Aブルー「明日は我が身、というヤツだしね!」
一同 「「「うわー…」」」
悲惨すぎだ、と誰もがドン引き。
ジョミー「嫌すぎるから!」
スウェナ「そうよ、校則はどうなるのよ!」
Aブルー「えっ、校則って?」
サム 「知らねえのかよ、学校が決める規則でよ…」
シロエ 「厳しいんです!」
髪には特にうるさくて…、と皆で説明ですけど。
通じますか…?
2024/10/04 (Fri)
☆ピンク色はアウト
10月に入っても暑さが続いて、週末は生徒会長宅な面々。
其処へ来たソルジャー、あちらのぶるぅが話題ですけれど。
Aブルー「髪にはうるさいって、どんな風にさ?」
シロエ 「ピンクは絶対、アウトですよ!」
サム 「誰が見たって、染めてるしよ…」
百パーセント、ダメなヤツな、とサム君も。
サム 「元の髪色、ピンクってヤツは流石にいねえし…」
Aブルー「赤毛だったら、どうするんだい?」
個人差でピンク色になるかも、とソルジャーの問い。
Aブルー「君たちにしても、金髪もいるし、マツカとか…」
シロエ 「アレは自然な色ですから!」
スウェナ「珍しいけど、染めてないわよ」
色が薄めなだけじゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「ちょっと濃ければ、グレー系だし…」
ブルー 「逆に薄いと、ぼくや君だね」
銀髪の内に入ると思う、と生徒会長が指す、自分の髪。
ブルー 「だけど、ぶるぅが染めるピンクは…」
サム 「自然な色には見えねえんだろ?」
Aブルー「まあねえ、蛍光色まではいかないけどさ…」
ショッキングピンクってヤツだろうね、とソルジャーの言。
Aブルー「暗い所で光らないから、まだマシだよ」
シロエ 「どの辺がです!」
Aブルー「悪目立ち度が減ると思わないかい?」
シロエ 「論点、ズレていますから!」
あるあるな場所は違い過ぎです、とシロエ君、ピシャリ。
シロエ 「とにかく、校則で許されません!」
Aブルー「そういう時には、どうなるんだい?」
サム 「礼法室で正座、説教されるのはガチだよな…」
ジョミー「停学処分は、微妙だよね…」
でも、染め直しにはなると思う、とジョミー君。
ジョミー「今すぐ、美容院に行ってこい、って叱られて…」
サム 「元の髪色に戻せねえ限り、戻れねえよなあ?」
シロエ 「最悪、学校で染めるかもですよ」
スウェナ「それって、マズいヤツじゃないの!」
混ぜるな危険なコースだわよ、と悲鳴ですけど。
ハゲの危機だと…?
2024/10/05 (Sat)
☆ハゲたら被るしか
10月になっても残暑なわけで、涼しい生徒会長宅な週末。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯が怖い話で…。
シロエ 「そうでした! 下手に染め直そうとしたら…」
ジョミー「染める物質、違い過ぎてさ…」
サム 「混ぜるな危険、で丸ハゲだっけな…」
でもって、ハゲたら終わりでよ…、とサム君の悪い顔色。
サム 「育毛剤は出来ていねえ、って話だったし…」
キース 「その筈だ。お蔭で、俺が詰んだんだしな…」
Aブルー「ピンポーン!」
ハゲの薬は出来てなくてね、とソルジャー、舌をペロリと。
Aブルー「こっちの世界の校則、ヤバいヤツかもねえ…」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
髪がピンクになったら詰みか、と誰もがガクブル。
サム 「ヤバいどころじゃねえってな…」
キース 「まったくだ。俺の場合は、諦めもつくが…」
シロエ 「仕事が仕事ですからね…」
でも…、とシロエ君が震わせる肩。
シロエ 「ぼくたちがハゲたら、ただのハゲですし…」
ジョミー「若ハゲにしても、まだ諦めるには…」
サム 「早すぎるぜ…」
薄いヤツなら出る年でもよ、とサム君の言。
サム 「20代でもヤベえらしいしよ…」
シロエ 「知ってます…。カツラは高いヤツだけに…」
初任給で被る人もいるとか…、とシロエ君。
シロエ 「早い間に被れば、マシなんだそうで…」
ジョミー「あー…。初任給なら、研修中だし…」
サム 「まだ顔は知られていねえ時期だよな…」
マツカ 「ええ。本当にあるようですよ」
そういうケースが、とマツカ君が顎に当てる手。
マツカ 「ぼくも父から聞いていますね、その話」
一同 「「「うわー…」」」
マジか、と一同、ドン引きな実話。
シロエ 「薄いだけでも、被る世界ですから…」
サム 「丸ハゲは、被るしかねえけどよ…」
ジョミー「カツラ、校則でいけたっけ?」
一同 「「「あっ!」」」
言われてみれば、と顔を見合わせてますけど。
校則は…?
2024/10/06 (Sun)
☆変えられる校則
10月なのに終わらない残暑、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場で怖い展開、ぶるぅの悪戯で髪が染まる件。
シロエ 「校則にカツラって、無いですよね…?」
サム 「その筈だけどよ、そもそも、カツラなんてよ…」
スウェナ「被って来る人がいないわけでしょ?」
だから規定が無いだけなんじゃあ…、とスウェナちゃん。
スウェナ「まだハゲるには早い年だし…」
ジョミー「やっぱり、そういうことなのかな…?」
ブルー 「そうだろうねえ、多分、想定していないんだよ」
議論さえされていないと思う、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「学校が出来た時からいるけど、そんな話は…」
シロエ 「聞いていない、ということですね?」
ブルー 「うん。第一、生徒の立場からもさ…」
カツラの話が出てないからね、と生徒会長が顎に当てる手。
ブルー 「これでも、生徒会長なんだし、あれば聞いてる」
キース 「あんた、仕事をしていたのか!?」
ブルー 「あのねえ…」
最終判断くらいはしてる、と生徒会長、キース君をジロリ。
ブルー 「他の仕事は丸投げしてても、そこだけは、と」
シロエ 「マジですか!?」
ブルー 「揃いも揃って、失礼すぎだよ!」
カツラになっても放置しようか、と赤い瞳に物騒な光。
ブルー 「先生方から文句が出てても、生徒会から…」
サム 「要望を出せばいけるのかよ?」
ブルー 「服装規定は、それで変わり続けて来た歴史が…」
実は、あったりするんだよね、と三百年以上も在籍な人。
ブルー 「何処の学校にしても、そうなんだけど?」
スウェナ「女子でもスカートでなくていい、とかでしょ?」
シロエ 「衣替えの時期も、変わり続けていますよね…」
じゃあ、カツラでもワンチャンですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「やむを得ない事情、ということになれば…」
ブルー 「いける可能性はゼロじゃないよね」
助力するかは君たち次第、と言ってますけど。
生徒会の後ろ盾…。
2024/10/07 (Mon)
☆窓口が増えれば
10月になっても残暑なわけで、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯が怖すぎる今。
キース 「すまん、さっきの件は謝る!」
シロエ 「ぼくもです! 万一の時は、カツラの許可を…」
この通りです、とシロエ君が土下座、キース君も。
キース 「仕事をしてると言うんだったら、縋るしか…」
シロエ 「思い切り、頼りにしていますから!」
ブルー 「頼み方まで、失礼な気もするけどねえ…」
まあいいか、と生徒会長、フウと溜息。
ブルー 「でも、その前に、ハゲない努力をするように!」
キース 「承知した!」
シロエ 「頑張ります!」
Aブルー「いいねえ、一人、増えたってね!」
ぶるぅの犠牲になっていい人、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「シロエも努力するんだったら、キースとさ…」
シロエ 「もしかして、セットものですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
キースとは付き合い、長いんだろう、とソルジャーの指摘。
Aブルー「確か、キースを追い掛けてさ…」
サム 「あー…。1年早く来たんだっけな…」
ジョミー「飛び級で受験だったよね…」
セットものでもいいと思う、とジョミー君、うんうん、と。
ジョミー「厄病仏だとコンビになるけど、こっちはさ…」
スウェナ「セットってことね、いいと思うわ」
サム 「だよな、標的、多くなるしよ…」
俺たちのリスクが下がるってな、とサム君が立てる親指。
サム 「名付けるんなら、受難セットって感じかよ?」
ジョミー「身代わりセットとかは、どうかな?」
スウェナ「代わりに受けてくれるってことね?」
ジョミー「そう! キースが一手引き受けだったのを…」
窓口を増員するわけだよね、とジョミー君。
ジョミー「さばける数が増えるしさ…」
サム 「キースとシロエが対応するなら、安心だぜ!」
キース 「そうだな、俺も賛成だ」
シロエ 「ちょ…!」
なんでぼくまで、とシロエ君、真っ青ですけど。
窓口増員…。
2024/10/08 (Tue)
☆半分ずつ負担で
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う面々。
週末ですけどソルジャー登場、ぶるぅの悪戯が怖い話題で。
キース 「俺と組むのは、不満なのか?」
シロエ 「そういうわけでは…!」
Aブルー「そんな具合に聞こえるよねえ…」
失礼な言い方というヤツで…、とソルジャーが割り込み。
Aブルー「この際、セットでいいと思うよ、失礼だしさ」
キース 「強制イベでセットものだな?」
Aブルー「ピンポーン!」
窓口が増えれば、ぶるぅも大喜び、と決めてかかる人。
Aブルー「次から早速、セットってことで」
キース 「いいな、俺の負担も減りそうだ」
シロエ 「酷すぎますから!」
キース 「俺が一手に引き受けてたのを、少しくらいは…」
負担したっていいだろう、とキース君、ズイと。
キース 「カエル袋も半分ずつなら、片足だしな」
Aブルー「そうか、ぶるぅが片足ずつで、踏む、と…」
サム 「いいじゃねえかよ、両足よりもマシだしよ…」
ジョミー「キースも、ずいぶん楽になるよね…」
分けて負担でいいと思う、とジョミー君も。
ジョミー「何でも二人で分けてやったら、シロエもさ…」
スウェナ「キースにノウハウ、学べるわよ?」
シロエ 「言うのは簡単ですけどね…!」
学ばされる身にもなって下さい、とシロエ君、泣きそう。
シロエ 「あんなの、誰にも出来ませんって!」
キース 「やりもしないで逃げる気か!」
サム 「敵前逃亡は確か、重罪だぜ?」
ジョミー「ちょっとだけでも、やってみるべき!」
適性があるかどうかだけでも…、とジョミー君の提案。
ジョミー「向いてなければ、クビになるわけで…」
スウェナ「そうね、やるだけやってみれば?」
お試しで…、とスウェナちゃんも賛成。
スウェナ「クビになったら、ラッキーだわよ」
Aブルー「ときに、シロエって…」
シロエ 「この上、何です!」
Aブルー「何か特技は?」
キースの場合は坊主だけど、と質問ですけど。
まずは面接…?
2024/10/09 (Wed)
☆役に立たない特技
10月に入っても残暑なわけで、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場、ぶるぅの悪戯の対象が問題でして。
シロエ 「えっと…。特技と言われても、特に…」
サム 「あるじゃねえかよ、機械いじりが」
ジョミー「趣味で色々、作ってるしさ…」
改造だって出来るわけだし…、とジョミー君。
ジョミー「アレは特技で、キース以上のスキルだってば!」
キース 「…おい。俺にはスキルが無いとでも?」
失礼だな、とキース君の睨み。
キース 「柔道だったら、シロエには負けん」
サム 「あー…。坊主のスキルも、シロエにはねえし…」
スウェナ「そっち方面で勝負だったら、キースよねえ…」
御祈祷とかもキースだわね、とスウェナちゃん。
スウェナ「前に、雪乞いしたこともあったし…」
ジョミー「あったね、降りすぎてバスが止まる勢いで!」
サム 「キースのスキルも、半端ねえよな…」
Aブルー「なるほど、ベクトル違いで比較出来ない、と…」
でも…、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「シロエのスキルは、役に立つのかい?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「メリットはあるのか、と聞いているんだよ!」
その特技、とソルジャーの問い。
Aブルー「キースの場合は、スッポンタケが漲るけどさ…」
シロエ 「メリットで言うなら、ズバリ、ゼロです!」
考えるまでもありません、とシロエ君、即答。
シロエ 「キノコは機械じゃないんですから!」
サム 「改造とかは出来ねえか…」
スウェナ「遺伝子組み換えは、畑違いよね…」
シロエ 「違い過ぎです!」
ミクロの世界は同じですが、とシロエ君。
シロエ 「細かい作業は、ありますけどね…」
Aブルー「電子は、うんと小さいしねえ…」
だけど…、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「スッポンタケに電気を流しても…」
シロエ 「何も起きないか、高電圧で燃えるかですよ!」
期待されても困るんです、と叫んでますけど。
正しいですね…?
2024/10/10 (Thu)
☆電気工事と資格
10月に入っても残暑続きで、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場で怪しい雲行き、シロエ君がピンチでして。
シロエ 「いいですか? 例のキノコに関してはですね…」
Aブルー「君のスキルは役に立たない、と?」
シロエ 「燃えてもいいと言うんだったら、試しますけど」
どのくらいから始めますか、とシロエ君、開き直った模様。
シロエ 「家電用からやるか、一気に高圧電流とか…」
サム 「ソレって、資格いるんでねえの?」
ジョミー「だよねえ、一般人には無理なヤツでさ…」
スウェナ「電気工事が出来る人しか、触れないでしょ?」
現場監督がいればいいのかしら、とスウェナちゃんの疑問。
スウェナ「シロエ、お父さんでも連れて来るわけ?」
シロエ 「電気取り扱い者の資格だったら、持ってます!」
一同 「「「ええっ!?」」」
シロエ 「無いと思ってたんですか…?」
今の今まで、とシロエ君の呆れ果てた顔。
シロエ 「趣味の範囲はいいんですけど、欲しいですしね」
サム 「マジかよ、それじゃ、電気の鉄塔とかもよ…」
ジョミー「登れちゃったりするってわけ?」
シロエ 「もちろん、登っていいんですけど…」
配線工事も出来ますけれど…、とシロエ君。
シロエ 「でも、鉄塔には登れないです」
一同 「「「は?」」」
シロエ 「鉄塔から電線を張って行くのは、別ですから!」
そっちは別の資格ですよ、と解説が。
シロエ 「高所作業の資格が要ります、ソレは無いです!」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と誰もが納得の資格。
サム 「ヘルメットとか、安全ベルトが必須のヤツな…」
シロエ 「ええ。そんなのは、ぼくが持ってても…」
全く意味がありませんから、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「高圧電流は、いけるんですけどね…」
Aブルー「惜しい!」
シロエ 「えっと…?」
Aブルー「一瞬、期待したのにさ…」
電線を張ってく方のスキル、と言ってますけど。
何を期待…?
2024/10/11 (Fri)
☆雇われる前に解雇
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う面々。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯の窓口が問題。
ジョミー「期待って、何を期待したわけ?」
サム 「綱渡りとかでねえの?」
電線を張っていくんだしよ、とサム君の言。
サム 「高圧線の鉄塔並みの高さで、曲芸でよ…」
Aブルー「ピンポーン!」
それで正解、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「でもさ、シロエには無理なんだよね…」
シロエ 「当たり前です!」
Aブルー「そうなって来ると、窓口には向いてない気が…」
シロエ 「ホントですか!?」
雇う前から解雇ですか、とシロエ君、ズイと。
シロエ 「向いてないなら、やってみるだけ無駄ですし…」
Aブルー「同感だよ。ぶるぅもガッカリするだけで…」
サム 「やたらと当たり散らすのかよ?」
Aブルー「暴れ出すのは、多分、ガチかと…」
そんなリスクは嫌すぎるよ、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「キースだったら、綱渡りだって、こなすしさ…」
キース 「なんで、そうなる!」
Aブルー「過去の実績、半端ないしね!」
火だるまショーに、吊り橋ダイブ…、と挙げられる例。
Aブルー「そうだ、吊り橋、使えるかも!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「あそこの川だよ、綱を渡せばいけるってば!」
其処で華麗に綱渡りを…、とソルジャーの怖い提案が。
Aブルー「ただ渡るよりも、芸を披露でどうだろう?」
ジョミー「あー…。あるよね、一輪車で走るとかさ」
Aブルー「いいねえ、ソレ!」
採用だよ、とソルジャーの赤い瞳がキラキラ。
Aブルー「今からガッツリ練習したらいけるし、一輪車!」
一同 「「「ええっ!?」」」
河原でバーベキュー再びなのか、と誰もがガクブル。
シロエ 「あの…。それって、本気で言ってますか?」
Aブルー「もちろんだよ! 19日は、どう?」
一同 「「「うっ…」」」
これは断れない流れ、と顔面蒼白な御一同様。
どうなる…?
2024/10/12 (Sat)
☆練習場所が必要
10月が来ても残暑なわけで、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場でバーベキューな案、19日にという話で。
Aブルー「土曜で学校は休みなんだし、いいだろう?」
シロエ 「そ、それは確かにそうなんですけど…」
Aブルー「何か、問題でも?」
シロエ 「いいえ、なんでもありません!」
その日程でいいと思います、とシロエ君、即答。
シロエ 「先輩方も、19日でオッケーですよね?」
ジョミー「うん、大丈夫!」
サム 「俺もいけるぜ」
スウェナ「私もだわね、だけど、マツカは?」
マツカの予定が大事だわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「あそこに行くには、マツカの別荘を使わないと」
マツカ 「空いていますよ、別荘の方も使えますから」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、ロープも…」
張るの、お願い出来るかな、とソルジャーの問い。
Aブルー「それと、キースの一輪車とかも!」
ジョミー「練習用のも要りそうだよ?」
Aブルー「あー…。マツカ、その辺も頼んでいい?」
マツカ 「えっと…。練習場所は、どうしますか?」
綱渡りの場所が必要ですよ、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「ぼくの家でもいいんですけど…」
サム 「庭かよ、デカい家だもんな!」
マツカ 「それに庭木で、外からは見えませんからね」
Aブルー「いいかもねえ…」
でもさ…、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「それだと、美味しい思いがセットな気が…」
一同 「「「あー…」」」
大邸宅で過ごす放課後、と誰もが思い当たる節。
サム 「アフタヌーンティーとか、豪華な晩飯な…」
Aブルー「ぼくは毎日、お邪魔出来るほどの暇は…」
流石に無いし、悔しすぎる、とソルジャーが顰める顔。
Aブルー「マツカの家で練習は却下、他に何処か!」
キース 「待て、俺の立場はどうなるんだ!」
Aブルー「練習しないと、詰んで終わりなだけってね!」
ぶるぅ激怒で髪がピンク、と言ってますけど。
爆死コース…?
2024/10/13 (Sun)
☆シールドも完備
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う週末。
其処へソルジャー登場でして、バーベキューに行くと決定。
キース 「あんた、ぶるぅに喋るつもりか!」
Aブルー「当たり前だよ、ぶるぅも期待してるんだしさ」
シロエ 「もしかして、今の、ぶるぅに筒抜けですか!?」
全部、向こうで聞いていますか、とシロエ君の顔が真っ青。
シロエ 「ぼくが窓口に入る話も、何もかもを…?」
Aブルー「残念! それだと楽しかったんだけれど…」
サム 「あいつは、聞いてなかったのかよ?」
Aブルー「そうみたいだねえ、何の反応も来てないし…」
多分、土鍋で爆睡中、とソルジャーが軽く広げる両手。
Aブルー「昨夜は厨房で盗みまくって、お腹一杯で…」
サム 「寝ちまったわけな…」
Aブルー「土鍋にキッチリ、蓋を閉めてね」
空調完備で防音バッチリ、聞いちゃいないよ、という答え。
Aブルー「だけど、キースの綱渡りはさ…」
キース 「要は、あんたが喋るんだな!?」
Aブルー「だって、秋のイベントに期待しちゃう、って…」
昨日の夜にも言っていたしね、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「最高の土産話が出来た以上は、喋るしか…」
キース 「喋らないというのは、考慮しないと!?」
Aブルー「守秘義務なんか、ソルジャー稼業で充分だよ!」
そのせいで青の間から出られないし…、とブツブツブツ。
Aブルー「ぼくの本性、バレると困るらしくって…」
ジョミー「そういえば、前に聞いたよね、ソレ…」
サム 「キースの件は、欝憤晴らしに喋るわけな…」
Aブルー「ピンポーン!」
だから、しっかり練習を…、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「何処かあるかな、ロープを張れる練習場所…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 此処の屋上、オッケーだよ!」
Aブルー「ホントかい!?」
ぶるぅ 「そだよ、仲間しか住んでないしね!」
ブルー 「シールドも完備!」
外からは見えない仕様だよね、と生徒会長も。
屋上で練習…?
2024/10/14 (Mon)
☆出来ないと詰み
残暑が終わってくれない10月、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、バーベキューな話ですけど。
Aブルー「いいねえ、此処の屋上だったら、便利だし…」
ジョミー「キースも通いやすいよね!」
シロエ 「ですね、朝練だって出来そうですし…」
サム 「夜も練習、夜食、作って貰えるしよ…」
いいじゃねえかよ、とサム君、親指をグッと。
サム 「送り迎えも、瞬間移動でいけるんでねえの?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 元老寺からでも、一瞬だよ!」
一同 「「「イイネ!」」」
朝練はバッチリ、と声を揃える御一同様。
シロエ 「朝のお勤め、早いですしね…」
スウェナ「終わったら直ぐに、ぶるぅに運んで貰えるわよ」
ジョミー「柔道部の朝練と掛け持ち、出来るんじゃない?」
シロエ 「充分いけます、朝練の方が遅いですから」
元老寺の朝は早すぎですよ、とシロエ君の苦笑。
シロエ 「キース先輩の朝の練習、1時間ほどは…」
サム 「出来るってことな?」
ブルー 「ヘマをやらかして、アドス和尚に罰礼をさ…」
食らった場合は別だけどね、と生徒会長も。
ブルー 「オッケー、明日から頑張りたまえ!」
ぶるぅ 「朝ご飯、用意しとくから!」
キース 「確定なのか!?」
Aブルー「髪がピンクでいいんだったら、好きにすれば?」
綱渡りの練習は、サボリでもいいけど、とソルジャーの言。
Aブルー「当日になって、出来ません、ではねえ…」
シロエ 「ぶるぅ、ブチ切れってヤツですよね…」
Aブルー「キースにしたって、かなりヤバいよ?」
ジョミー「髪がピンクで、染め直した時は丸ハゲだしね…」
後が無いよ、とジョミー君が竦める肩。
ジョミー「そうなるよりかは、練習の方が…」
Aブルー「マジでオススメ、命拾いも出来るしさ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「出来ません、で済むと?」
一同 「「「あー…」」」
嫌でも綱渡りをさせられるヤツ、と誰もが納得。
落下の危機…。
2024/10/15 (Tue)
さて、10月。流石に残暑も落ち着きまして、秋の気配が。
とはいえ暑さが残る週末、生徒会長宅に集う面々ですけど。
シロエ 「10月になっても暑いの、お約束ですね…」
ジョミー「夏が年々、伸びているよね、確実に…」
サム 「残暑って言葉を使うんじゃねえ、って文句を…」
お天気ニュースのコメントで見たぜ、とサム君の言。
サム 「夏は6月から9月までにしてくれ、ってよ」
シロエ 「その気分、分かりますってば…」
スウェナ「暑さ寒さも彼岸までとか、大嘘よねえ…」
お彼岸はとうに過ぎたじゃないの、とスウェナちゃんも。
スウェナ「あれから何日経っているのよ、今日までに…」
一同 「「「あー…」」」
制服で法要だった時か、と誰もが見合わせる顔。
サム 「あの日は、マジで暑かったよなあ…」
ジョミー「食事まで正座でやらされていたら、詰んでたよ」
シロエ 「帰り道にバテてしまうコースでしたね…」
法要だけで済んで助かりました、とシロエ君。
シロエ 「正直、詰んだと思いましたが…」
ジョミー「誰かさんも、ドン引きだったしね」
サム 「そりゃあそうだろ、俺たち以上に、正座とか…」
無縁な世界にいるわけだしよ、とサム君の苦笑。
サム 「ちょっとくらいの延長戦なら、嬉しくてもよ…」
シロエ 「フルコースとなると、無理でしょうねえ…」
キース 「恐らくな。見たかった気もするんだが…」
俺も命が惜しいわけで、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「仕返しされたら、真面目に後が無いヤツで…」
ジョミー「髪がピンクは、ある意味、最終兵器だよ…」
誰が食らった場合でも詰み、とジョミー君が竦める肩。
ジョミー「ぼくたちだって、制服を着る羽目になったし…」
キース 「あの制服には驚いたんだが、理由が分かれば…」
シロエ 「一発で納得出来ましたよね?」
キース 「ついでに背筋が寒くなったぞ」
破壊力を思い知らされたしな、と言ってますけど。
それは確かに…。
2024/10/01 (Tue)
☆窓口が混んだら
10月とはいえ暑さが残る週末、生徒会長宅で過ごす面々。
お彼岸の法要の話が出まして、髪がピンクに染まる件へと。
シロエ 「あんな怖いの、困りますけど…」
サム 「どうするわけにもいかねえしよ…」
ジョミー「相手が最悪、普段、こっちに来ないしさ…」
イベの時だけ来るんだよね、とジョミー君の深い溜息。
ジョミー「誰かさんほど出入りしてれば、まだしもさ…」」
シロエ 「打つ手も思い付きそうですけど…」
スウェナ「来ること自体が、レアなんだもの…」
サム 「けどよ、しょっちゅう来られてもよ…」
それはそれで困るコースでねえの、とサム君の意見。
サム 「悪戯が生き甲斐っていうヤツなんだぜ?」
一同 「「「あー…」」」
来られる度に大惨事かも、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「そうでした…。現時点では、キース先輩が…」
サム 「一手引き受けで、窓口だけどよ…」
ジョミー「回数増えると、窓口業務も増えそうだよね…」
窓口が溢れたらヤバいかも、とジョミー君の悪い顔色。
ジョミー「普通の人でも、窓口業務が滞ってたら…」
シロエ 「イライラしますし、怒り出す人もいますから…」
スウェナ「クレーマーでなくても、何か言うわよね…」
まだですか、って聞きに行くとか…、とスウェナちゃんも。
スウェナ「あっちのぶるぅは、それ以上だわよ?」
シロエ 「クレーマーなの、確実ですよね…」
サム 「キレるタイプも、ガチなんでねえの?」
でもって暴れ出すんだぜ、とサム君、肩をブルッと。
サム 「責任者を出せ、って言い出してよ…」
一同 「「「うわー…」」」
それは困る、と誰もがドン引き。
シロエ 「責任者って、誰になるんです!?」
ジョミー「保護者だったら、アドス和尚だけどさ…」
サム 「キースが個人的にやってる窓口だしよ…」
スウェナ「責任者、誰よ?」
キース 「その前にだ…」
どうして俺が窓口なんだ、と腕組みで睨むキース君。
窓口では…?
2024/10/02 (Wed)
☆紳士だそうです
10月になっても続くのが残暑、週末は生徒会長宅が一番。
其処に集った面々ですけど、お彼岸の法要で詰んだ話題に。
シロエ 「えっ、どうしてって言われてもですね…」
サム 「普通に、キースが窓口じゃねえか」
ジョミー「毎回、一手引き受けだしさ…」
向こうだって、きっと、そのつもりだよ、とジョミー君。
ジョミー「カエル袋とか、お気に入りだし…」
スウェナ「添乗員にも選ばれてるし…」
サム 「火だるまショーまで披露してたぜ?」
シロエ 「あー、ありましたっけねえ、そういうの!」
法衣で焚火にダイブなイベ、とシロエ君も、うんうん、と。
シロエ 「あんな大技、キース先輩にしか無理ですし…」
ジョミー「ぶるぅの方でも、次回に期待っていうヤツで…」
この秋も何かあるのかもね、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「行楽の秋で、食欲の秋となったらさ…」
サム 「出て来ねえわけがねえもんなあ…」
??? 「ピンポーン!」
もちろんだよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「なんだい、揃って嫌そうな顔で…」
ついでに「げっ!」は酷すぎだよね、とソルジャーの言。
Aブルー「ぶるぅが聞いたら、カエル袋は確実かと!」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
もしかしなくても全員なのか、と一同、ガクブル。
シロエ 「あの、ソレは…。対象は此処の全員ですか…?」
Aブルー「ぶるぅ次第というヤツだね!」
その日の気分で変わりそうだし、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「全員、やるってことも、充分…」
シロエ 「あるわけですね!?」
Aブルー「流石に、スウェナは除外だと思う」
あれでも紳士な面があってね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「女性相手に、力ずくでの悪戯はさ…」
スウェナ「避けて通ってくれるのね?」
Aブルー「そう!髪をピンクに染める程度でおしまいで!」
うんと平和なコースだよね、と言ってますけど。
どの辺が…?
2024/10/03 (Thu)
☆あるあるで宴会
未だに残暑が続く10月、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
其処へソルジャー登場でして、いきなり皆で詰みそうな件。
スウェナ「何処が平和なコースなのよ!?」
シロエ 「髪がピンクに染まるんですよ…?」
しかも取れないヤツでしたよね、とシロエ君の確認が。
シロエ 「染め直そうにも、こっちの世界では…」
ジョミー「無理で、下手にやろうと頑張ったらさ…」
サム 「混ぜるな危険、ってヤツになってよ…」
髪が綺麗に丸ハゲだっけな、とサム君も。
サム 「マジで最終兵器じゃねえか!」
Aブルー「うーん…。ぼくのシャングリラの場合だと…」
ぶるぅあるあるというヤツで…、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「また犠牲者か、と暖かい目で見て貰えてさ…」
シロエ 「何も言わずにスルーだ、と…?」
でもって、お見舞いの品が来るだとか、とシロエ君。
シロエ 「お気の毒に、と届いたりするんでしょうか?」
Aブルー「うん。女性陣だと、お菓子でさ…」
男性の場合は、お酒になるね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「まずは飲もう、と肩を叩いて励ましで…」
シロエ 「宴会に流れて終了だと?」
Aブルー「そうだけど?」
ホントにあるあるイベだからね、とニコニコと。
Aブルー「慌てて騒ぐ人はいないし、むしろ歓迎!」
シロエ 「宴会が出来るからですね…?」
Aブルー「ピンポーン!」
厨房も気前が良くなるしさ、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「普段は渋る、合成酒とかも景気よく…」
シロエ 「倉庫から出して来るわけですか?」
Aブルー「明日は我が身、というヤツだしね!」
一同 「「「うわー…」」」
悲惨すぎだ、と誰もがドン引き。
ジョミー「嫌すぎるから!」
スウェナ「そうよ、校則はどうなるのよ!」
Aブルー「えっ、校則って?」
サム 「知らねえのかよ、学校が決める規則でよ…」
シロエ 「厳しいんです!」
髪には特にうるさくて…、と皆で説明ですけど。
通じますか…?
2024/10/04 (Fri)
☆ピンク色はアウト
10月に入っても暑さが続いて、週末は生徒会長宅な面々。
其処へ来たソルジャー、あちらのぶるぅが話題ですけれど。
Aブルー「髪にはうるさいって、どんな風にさ?」
シロエ 「ピンクは絶対、アウトですよ!」
サム 「誰が見たって、染めてるしよ…」
百パーセント、ダメなヤツな、とサム君も。
サム 「元の髪色、ピンクってヤツは流石にいねえし…」
Aブルー「赤毛だったら、どうするんだい?」
個人差でピンク色になるかも、とソルジャーの問い。
Aブルー「君たちにしても、金髪もいるし、マツカとか…」
シロエ 「アレは自然な色ですから!」
スウェナ「珍しいけど、染めてないわよ」
色が薄めなだけじゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「ちょっと濃ければ、グレー系だし…」
ブルー 「逆に薄いと、ぼくや君だね」
銀髪の内に入ると思う、と生徒会長が指す、自分の髪。
ブルー 「だけど、ぶるぅが染めるピンクは…」
サム 「自然な色には見えねえんだろ?」
Aブルー「まあねえ、蛍光色まではいかないけどさ…」
ショッキングピンクってヤツだろうね、とソルジャーの言。
Aブルー「暗い所で光らないから、まだマシだよ」
シロエ 「どの辺がです!」
Aブルー「悪目立ち度が減ると思わないかい?」
シロエ 「論点、ズレていますから!」
あるあるな場所は違い過ぎです、とシロエ君、ピシャリ。
シロエ 「とにかく、校則で許されません!」
Aブルー「そういう時には、どうなるんだい?」
サム 「礼法室で正座、説教されるのはガチだよな…」
ジョミー「停学処分は、微妙だよね…」
でも、染め直しにはなると思う、とジョミー君。
ジョミー「今すぐ、美容院に行ってこい、って叱られて…」
サム 「元の髪色に戻せねえ限り、戻れねえよなあ?」
シロエ 「最悪、学校で染めるかもですよ」
スウェナ「それって、マズいヤツじゃないの!」
混ぜるな危険なコースだわよ、と悲鳴ですけど。
ハゲの危機だと…?
2024/10/05 (Sat)
☆ハゲたら被るしか
10月になっても残暑なわけで、涼しい生徒会長宅な週末。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯が怖い話で…。
シロエ 「そうでした! 下手に染め直そうとしたら…」
ジョミー「染める物質、違い過ぎてさ…」
サム 「混ぜるな危険、で丸ハゲだっけな…」
でもって、ハゲたら終わりでよ…、とサム君の悪い顔色。
サム 「育毛剤は出来ていねえ、って話だったし…」
キース 「その筈だ。お蔭で、俺が詰んだんだしな…」
Aブルー「ピンポーン!」
ハゲの薬は出来てなくてね、とソルジャー、舌をペロリと。
Aブルー「こっちの世界の校則、ヤバいヤツかもねえ…」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
髪がピンクになったら詰みか、と誰もがガクブル。
サム 「ヤバいどころじゃねえってな…」
キース 「まったくだ。俺の場合は、諦めもつくが…」
シロエ 「仕事が仕事ですからね…」
でも…、とシロエ君が震わせる肩。
シロエ 「ぼくたちがハゲたら、ただのハゲですし…」
ジョミー「若ハゲにしても、まだ諦めるには…」
サム 「早すぎるぜ…」
薄いヤツなら出る年でもよ、とサム君の言。
サム 「20代でもヤベえらしいしよ…」
シロエ 「知ってます…。カツラは高いヤツだけに…」
初任給で被る人もいるとか…、とシロエ君。
シロエ 「早い間に被れば、マシなんだそうで…」
ジョミー「あー…。初任給なら、研修中だし…」
サム 「まだ顔は知られていねえ時期だよな…」
マツカ 「ええ。本当にあるようですよ」
そういうケースが、とマツカ君が顎に当てる手。
マツカ 「ぼくも父から聞いていますね、その話」
一同 「「「うわー…」」」
マジか、と一同、ドン引きな実話。
シロエ 「薄いだけでも、被る世界ですから…」
サム 「丸ハゲは、被るしかねえけどよ…」
ジョミー「カツラ、校則でいけたっけ?」
一同 「「「あっ!」」」
言われてみれば、と顔を見合わせてますけど。
校則は…?
2024/10/06 (Sun)
☆変えられる校則
10月なのに終わらない残暑、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場で怖い展開、ぶるぅの悪戯で髪が染まる件。
シロエ 「校則にカツラって、無いですよね…?」
サム 「その筈だけどよ、そもそも、カツラなんてよ…」
スウェナ「被って来る人がいないわけでしょ?」
だから規定が無いだけなんじゃあ…、とスウェナちゃん。
スウェナ「まだハゲるには早い年だし…」
ジョミー「やっぱり、そういうことなのかな…?」
ブルー 「そうだろうねえ、多分、想定していないんだよ」
議論さえされていないと思う、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「学校が出来た時からいるけど、そんな話は…」
シロエ 「聞いていない、ということですね?」
ブルー 「うん。第一、生徒の立場からもさ…」
カツラの話が出てないからね、と生徒会長が顎に当てる手。
ブルー 「これでも、生徒会長なんだし、あれば聞いてる」
キース 「あんた、仕事をしていたのか!?」
ブルー 「あのねえ…」
最終判断くらいはしてる、と生徒会長、キース君をジロリ。
ブルー 「他の仕事は丸投げしてても、そこだけは、と」
シロエ 「マジですか!?」
ブルー 「揃いも揃って、失礼すぎだよ!」
カツラになっても放置しようか、と赤い瞳に物騒な光。
ブルー 「先生方から文句が出てても、生徒会から…」
サム 「要望を出せばいけるのかよ?」
ブルー 「服装規定は、それで変わり続けて来た歴史が…」
実は、あったりするんだよね、と三百年以上も在籍な人。
ブルー 「何処の学校にしても、そうなんだけど?」
スウェナ「女子でもスカートでなくていい、とかでしょ?」
シロエ 「衣替えの時期も、変わり続けていますよね…」
じゃあ、カツラでもワンチャンですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「やむを得ない事情、ということになれば…」
ブルー 「いける可能性はゼロじゃないよね」
助力するかは君たち次第、と言ってますけど。
生徒会の後ろ盾…。
2024/10/07 (Mon)
☆窓口が増えれば
10月になっても残暑なわけで、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯が怖すぎる今。
キース 「すまん、さっきの件は謝る!」
シロエ 「ぼくもです! 万一の時は、カツラの許可を…」
この通りです、とシロエ君が土下座、キース君も。
キース 「仕事をしてると言うんだったら、縋るしか…」
シロエ 「思い切り、頼りにしていますから!」
ブルー 「頼み方まで、失礼な気もするけどねえ…」
まあいいか、と生徒会長、フウと溜息。
ブルー 「でも、その前に、ハゲない努力をするように!」
キース 「承知した!」
シロエ 「頑張ります!」
Aブルー「いいねえ、一人、増えたってね!」
ぶるぅの犠牲になっていい人、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「シロエも努力するんだったら、キースとさ…」
シロエ 「もしかして、セットものですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
キースとは付き合い、長いんだろう、とソルジャーの指摘。
Aブルー「確か、キースを追い掛けてさ…」
サム 「あー…。1年早く来たんだっけな…」
ジョミー「飛び級で受験だったよね…」
セットものでもいいと思う、とジョミー君、うんうん、と。
ジョミー「厄病仏だとコンビになるけど、こっちはさ…」
スウェナ「セットってことね、いいと思うわ」
サム 「だよな、標的、多くなるしよ…」
俺たちのリスクが下がるってな、とサム君が立てる親指。
サム 「名付けるんなら、受難セットって感じかよ?」
ジョミー「身代わりセットとかは、どうかな?」
スウェナ「代わりに受けてくれるってことね?」
ジョミー「そう! キースが一手引き受けだったのを…」
窓口を増員するわけだよね、とジョミー君。
ジョミー「さばける数が増えるしさ…」
サム 「キースとシロエが対応するなら、安心だぜ!」
キース 「そうだな、俺も賛成だ」
シロエ 「ちょ…!」
なんでぼくまで、とシロエ君、真っ青ですけど。
窓口増員…。
2024/10/08 (Tue)
☆半分ずつ負担で
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う面々。
週末ですけどソルジャー登場、ぶるぅの悪戯が怖い話題で。
キース 「俺と組むのは、不満なのか?」
シロエ 「そういうわけでは…!」
Aブルー「そんな具合に聞こえるよねえ…」
失礼な言い方というヤツで…、とソルジャーが割り込み。
Aブルー「この際、セットでいいと思うよ、失礼だしさ」
キース 「強制イベでセットものだな?」
Aブルー「ピンポーン!」
窓口が増えれば、ぶるぅも大喜び、と決めてかかる人。
Aブルー「次から早速、セットってことで」
キース 「いいな、俺の負担も減りそうだ」
シロエ 「酷すぎますから!」
キース 「俺が一手に引き受けてたのを、少しくらいは…」
負担したっていいだろう、とキース君、ズイと。
キース 「カエル袋も半分ずつなら、片足だしな」
Aブルー「そうか、ぶるぅが片足ずつで、踏む、と…」
サム 「いいじゃねえかよ、両足よりもマシだしよ…」
ジョミー「キースも、ずいぶん楽になるよね…」
分けて負担でいいと思う、とジョミー君も。
ジョミー「何でも二人で分けてやったら、シロエもさ…」
スウェナ「キースにノウハウ、学べるわよ?」
シロエ 「言うのは簡単ですけどね…!」
学ばされる身にもなって下さい、とシロエ君、泣きそう。
シロエ 「あんなの、誰にも出来ませんって!」
キース 「やりもしないで逃げる気か!」
サム 「敵前逃亡は確か、重罪だぜ?」
ジョミー「ちょっとだけでも、やってみるべき!」
適性があるかどうかだけでも…、とジョミー君の提案。
ジョミー「向いてなければ、クビになるわけで…」
スウェナ「そうね、やるだけやってみれば?」
お試しで…、とスウェナちゃんも賛成。
スウェナ「クビになったら、ラッキーだわよ」
Aブルー「ときに、シロエって…」
シロエ 「この上、何です!」
Aブルー「何か特技は?」
キースの場合は坊主だけど、と質問ですけど。
まずは面接…?
2024/10/09 (Wed)
☆役に立たない特技
10月に入っても残暑なわけで、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場、ぶるぅの悪戯の対象が問題でして。
シロエ 「えっと…。特技と言われても、特に…」
サム 「あるじゃねえかよ、機械いじりが」
ジョミー「趣味で色々、作ってるしさ…」
改造だって出来るわけだし…、とジョミー君。
ジョミー「アレは特技で、キース以上のスキルだってば!」
キース 「…おい。俺にはスキルが無いとでも?」
失礼だな、とキース君の睨み。
キース 「柔道だったら、シロエには負けん」
サム 「あー…。坊主のスキルも、シロエにはねえし…」
スウェナ「そっち方面で勝負だったら、キースよねえ…」
御祈祷とかもキースだわね、とスウェナちゃん。
スウェナ「前に、雪乞いしたこともあったし…」
ジョミー「あったね、降りすぎてバスが止まる勢いで!」
サム 「キースのスキルも、半端ねえよな…」
Aブルー「なるほど、ベクトル違いで比較出来ない、と…」
でも…、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「シロエのスキルは、役に立つのかい?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「メリットはあるのか、と聞いているんだよ!」
その特技、とソルジャーの問い。
Aブルー「キースの場合は、スッポンタケが漲るけどさ…」
シロエ 「メリットで言うなら、ズバリ、ゼロです!」
考えるまでもありません、とシロエ君、即答。
シロエ 「キノコは機械じゃないんですから!」
サム 「改造とかは出来ねえか…」
スウェナ「遺伝子組み換えは、畑違いよね…」
シロエ 「違い過ぎです!」
ミクロの世界は同じですが、とシロエ君。
シロエ 「細かい作業は、ありますけどね…」
Aブルー「電子は、うんと小さいしねえ…」
だけど…、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「スッポンタケに電気を流しても…」
シロエ 「何も起きないか、高電圧で燃えるかですよ!」
期待されても困るんです、と叫んでますけど。
正しいですね…?
2024/10/10 (Thu)
☆電気工事と資格
10月に入っても残暑続きで、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場で怪しい雲行き、シロエ君がピンチでして。
シロエ 「いいですか? 例のキノコに関してはですね…」
Aブルー「君のスキルは役に立たない、と?」
シロエ 「燃えてもいいと言うんだったら、試しますけど」
どのくらいから始めますか、とシロエ君、開き直った模様。
シロエ 「家電用からやるか、一気に高圧電流とか…」
サム 「ソレって、資格いるんでねえの?」
ジョミー「だよねえ、一般人には無理なヤツでさ…」
スウェナ「電気工事が出来る人しか、触れないでしょ?」
現場監督がいればいいのかしら、とスウェナちゃんの疑問。
スウェナ「シロエ、お父さんでも連れて来るわけ?」
シロエ 「電気取り扱い者の資格だったら、持ってます!」
一同 「「「ええっ!?」」」
シロエ 「無いと思ってたんですか…?」
今の今まで、とシロエ君の呆れ果てた顔。
シロエ 「趣味の範囲はいいんですけど、欲しいですしね」
サム 「マジかよ、それじゃ、電気の鉄塔とかもよ…」
ジョミー「登れちゃったりするってわけ?」
シロエ 「もちろん、登っていいんですけど…」
配線工事も出来ますけれど…、とシロエ君。
シロエ 「でも、鉄塔には登れないです」
一同 「「「は?」」」
シロエ 「鉄塔から電線を張って行くのは、別ですから!」
そっちは別の資格ですよ、と解説が。
シロエ 「高所作業の資格が要ります、ソレは無いです!」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と誰もが納得の資格。
サム 「ヘルメットとか、安全ベルトが必須のヤツな…」
シロエ 「ええ。そんなのは、ぼくが持ってても…」
全く意味がありませんから、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「高圧電流は、いけるんですけどね…」
Aブルー「惜しい!」
シロエ 「えっと…?」
Aブルー「一瞬、期待したのにさ…」
電線を張ってく方のスキル、と言ってますけど。
何を期待…?
2024/10/11 (Fri)
☆雇われる前に解雇
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う面々。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯の窓口が問題。
ジョミー「期待って、何を期待したわけ?」
サム 「綱渡りとかでねえの?」
電線を張っていくんだしよ、とサム君の言。
サム 「高圧線の鉄塔並みの高さで、曲芸でよ…」
Aブルー「ピンポーン!」
それで正解、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「でもさ、シロエには無理なんだよね…」
シロエ 「当たり前です!」
Aブルー「そうなって来ると、窓口には向いてない気が…」
シロエ 「ホントですか!?」
雇う前から解雇ですか、とシロエ君、ズイと。
シロエ 「向いてないなら、やってみるだけ無駄ですし…」
Aブルー「同感だよ。ぶるぅもガッカリするだけで…」
サム 「やたらと当たり散らすのかよ?」
Aブルー「暴れ出すのは、多分、ガチかと…」
そんなリスクは嫌すぎるよ、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「キースだったら、綱渡りだって、こなすしさ…」
キース 「なんで、そうなる!」
Aブルー「過去の実績、半端ないしね!」
火だるまショーに、吊り橋ダイブ…、と挙げられる例。
Aブルー「そうだ、吊り橋、使えるかも!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「あそこの川だよ、綱を渡せばいけるってば!」
其処で華麗に綱渡りを…、とソルジャーの怖い提案が。
Aブルー「ただ渡るよりも、芸を披露でどうだろう?」
ジョミー「あー…。あるよね、一輪車で走るとかさ」
Aブルー「いいねえ、ソレ!」
採用だよ、とソルジャーの赤い瞳がキラキラ。
Aブルー「今からガッツリ練習したらいけるし、一輪車!」
一同 「「「ええっ!?」」」
河原でバーベキュー再びなのか、と誰もがガクブル。
シロエ 「あの…。それって、本気で言ってますか?」
Aブルー「もちろんだよ! 19日は、どう?」
一同 「「「うっ…」」」
これは断れない流れ、と顔面蒼白な御一同様。
どうなる…?
2024/10/12 (Sat)
☆練習場所が必要
10月が来ても残暑なわけで、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場でバーベキューな案、19日にという話で。
Aブルー「土曜で学校は休みなんだし、いいだろう?」
シロエ 「そ、それは確かにそうなんですけど…」
Aブルー「何か、問題でも?」
シロエ 「いいえ、なんでもありません!」
その日程でいいと思います、とシロエ君、即答。
シロエ 「先輩方も、19日でオッケーですよね?」
ジョミー「うん、大丈夫!」
サム 「俺もいけるぜ」
スウェナ「私もだわね、だけど、マツカは?」
マツカの予定が大事だわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「あそこに行くには、マツカの別荘を使わないと」
マツカ 「空いていますよ、別荘の方も使えますから」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、ロープも…」
張るの、お願い出来るかな、とソルジャーの問い。
Aブルー「それと、キースの一輪車とかも!」
ジョミー「練習用のも要りそうだよ?」
Aブルー「あー…。マツカ、その辺も頼んでいい?」
マツカ 「えっと…。練習場所は、どうしますか?」
綱渡りの場所が必要ですよ、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「ぼくの家でもいいんですけど…」
サム 「庭かよ、デカい家だもんな!」
マツカ 「それに庭木で、外からは見えませんからね」
Aブルー「いいかもねえ…」
でもさ…、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「それだと、美味しい思いがセットな気が…」
一同 「「「あー…」」」
大邸宅で過ごす放課後、と誰もが思い当たる節。
サム 「アフタヌーンティーとか、豪華な晩飯な…」
Aブルー「ぼくは毎日、お邪魔出来るほどの暇は…」
流石に無いし、悔しすぎる、とソルジャーが顰める顔。
Aブルー「マツカの家で練習は却下、他に何処か!」
キース 「待て、俺の立場はどうなるんだ!」
Aブルー「練習しないと、詰んで終わりなだけってね!」
ぶるぅ激怒で髪がピンク、と言ってますけど。
爆死コース…?
2024/10/13 (Sun)
☆シールドも完備
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う週末。
其処へソルジャー登場でして、バーベキューに行くと決定。
キース 「あんた、ぶるぅに喋るつもりか!」
Aブルー「当たり前だよ、ぶるぅも期待してるんだしさ」
シロエ 「もしかして、今の、ぶるぅに筒抜けですか!?」
全部、向こうで聞いていますか、とシロエ君の顔が真っ青。
シロエ 「ぼくが窓口に入る話も、何もかもを…?」
Aブルー「残念! それだと楽しかったんだけれど…」
サム 「あいつは、聞いてなかったのかよ?」
Aブルー「そうみたいだねえ、何の反応も来てないし…」
多分、土鍋で爆睡中、とソルジャーが軽く広げる両手。
Aブルー「昨夜は厨房で盗みまくって、お腹一杯で…」
サム 「寝ちまったわけな…」
Aブルー「土鍋にキッチリ、蓋を閉めてね」
空調完備で防音バッチリ、聞いちゃいないよ、という答え。
Aブルー「だけど、キースの綱渡りはさ…」
キース 「要は、あんたが喋るんだな!?」
Aブルー「だって、秋のイベントに期待しちゃう、って…」
昨日の夜にも言っていたしね、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「最高の土産話が出来た以上は、喋るしか…」
キース 「喋らないというのは、考慮しないと!?」
Aブルー「守秘義務なんか、ソルジャー稼業で充分だよ!」
そのせいで青の間から出られないし…、とブツブツブツ。
Aブルー「ぼくの本性、バレると困るらしくって…」
ジョミー「そういえば、前に聞いたよね、ソレ…」
サム 「キースの件は、欝憤晴らしに喋るわけな…」
Aブルー「ピンポーン!」
だから、しっかり練習を…、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「何処かあるかな、ロープを張れる練習場所…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 此処の屋上、オッケーだよ!」
Aブルー「ホントかい!?」
ぶるぅ 「そだよ、仲間しか住んでないしね!」
ブルー 「シールドも完備!」
外からは見えない仕様だよね、と生徒会長も。
屋上で練習…?
2024/10/14 (Mon)
☆出来ないと詰み
残暑が終わってくれない10月、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、バーベキューな話ですけど。
Aブルー「いいねえ、此処の屋上だったら、便利だし…」
ジョミー「キースも通いやすいよね!」
シロエ 「ですね、朝練だって出来そうですし…」
サム 「夜も練習、夜食、作って貰えるしよ…」
いいじゃねえかよ、とサム君、親指をグッと。
サム 「送り迎えも、瞬間移動でいけるんでねえの?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 元老寺からでも、一瞬だよ!」
一同 「「「イイネ!」」」
朝練はバッチリ、と声を揃える御一同様。
シロエ 「朝のお勤め、早いですしね…」
スウェナ「終わったら直ぐに、ぶるぅに運んで貰えるわよ」
ジョミー「柔道部の朝練と掛け持ち、出来るんじゃない?」
シロエ 「充分いけます、朝練の方が遅いですから」
元老寺の朝は早すぎですよ、とシロエ君の苦笑。
シロエ 「キース先輩の朝の練習、1時間ほどは…」
サム 「出来るってことな?」
ブルー 「ヘマをやらかして、アドス和尚に罰礼をさ…」
食らった場合は別だけどね、と生徒会長も。
ブルー 「オッケー、明日から頑張りたまえ!」
ぶるぅ 「朝ご飯、用意しとくから!」
キース 「確定なのか!?」
Aブルー「髪がピンクでいいんだったら、好きにすれば?」
綱渡りの練習は、サボリでもいいけど、とソルジャーの言。
Aブルー「当日になって、出来ません、ではねえ…」
シロエ 「ぶるぅ、ブチ切れってヤツですよね…」
Aブルー「キースにしたって、かなりヤバいよ?」
ジョミー「髪がピンクで、染め直した時は丸ハゲだしね…」
後が無いよ、とジョミー君が竦める肩。
ジョミー「そうなるよりかは、練習の方が…」
Aブルー「マジでオススメ、命拾いも出来るしさ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「出来ません、で済むと?」
一同 「「「あー…」」」
嫌でも綱渡りをさせられるヤツ、と誰もが納得。
落下の危機…。
2024/10/15 (Tue)
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☆末路は同じでも
9月といえども厳しい残暑、週末は生徒会長宅ですけれど。
其処へソルジャー登場でして、お彼岸の法要が来た用件で。
ジョミー「でもさ、末路は同じだろうけど…」
サム 「違うトコでもあるのかよ?」
ジョミー「丸坊主にされるのと、丸ハゲなんだよ?」
違いは大きすぎるかも、とジョミー君の不安そうな顔。
ジョミー「根っこから抜けてしまった髪って、もう一度…」
シロエ 「あー…。普通なら、生えて来ますけど…」
サム 「薬でハゲたら、もしかしたらよ…」
ダメなヤツかもしれねえよな、とサム君も悪い顔色に。
サム 「ハゲても、ちゃんと生える場合はあるけどよ…」
シロエ 「別の世界の毛染めとの、合わせ技ですしね…」
ジョミー「混ぜるな危険、の結果なんだし、ヤバすぎで…」
二度と生えないこともありそう、と怖すぎる説が。
ジョミー「別の世界なら、毛生え薬もあるかもだけど…」
シロエ 「そうでした! ソレがあったら、ハゲたって…」
サム 「ワンチャンあるよな、生えさえすりゃよ…」
伸びるまではカツラを被ればいいし、とサム君の言。
サム 「高いらしいけど、金はマツカに頼めばよ…」
マツカ 「もちろん、すぐに手配しますよ」
最高級のを作れる店に、とマツカ君。
マツカ 「オーダー品なら、ヘアスタイルも自由ですしね」
サム 「いいじゃねえかよ、ソレで行くしか…」
Aブルー「まあねえ、マツカがついているんなら…」
一生、不自由しないもんね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「アドス和尚も喜びそうだよ」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「仕事の時にはカツラを脱いだら、坊主頭で…」
アドス和尚の理想のスタイル、と親指をグッと。
Aブルー「オンとオフとで、切り替えバッチリってね!」
シロエ 「待って下さい、一生、不自由しないって…」
ジョミー「カツラに不自由しないって…?」
Aブルー「ピンポーン!」
生えて来なくても大丈夫だよ、と笑顔ですけど。
一生ハゲ…?
2024/09/16 (Mon)
☆出来ていない薬
9月になっても残暑なわけで、週末は涼しい生徒会長宅で。
其処へ出て来たソルジャーの目的、お彼岸の法要ですけど。
サム 「一生、生えて来ねえって、まさか…」
シロエ 「毛生え薬なんか無いとか、言いませんよね…?」
Aブルー「無いんだけど?」
あったらゼルが使ってるよ、とソルジャーが指す自分の頭。
Aブルー「こっちのゼルとは、瓜二つだしさ」
ジョミー「ちょ、ゼル先生って、ハゲなんだけど…!」
Aブルー「ぼくの方のゼルも、一本も無いツルツルだね!」
若い頃はフサフサだったのに、とクスクスと。
Aブルー「生え際に来たら、後は一気で…」
シロエ 「それっきり…ですか…?」
Aブルー「努力はしていたらしいけどねえ…」
ぼくも微力ながら協力を…、とソルジャーの笑み。
Aブルー「物資を奪いに出掛けるついでに、ご注文のさ…」
ジョミー「育毛剤とか、奪ってたわけ?」
Aブルー「仲間の危機だよ、放っておくのはダメだろう?」
高級なのを選んで端から奪ってたよね、と回想モード。
Aブルー「人類側でも、ハゲは切実らしくって…」
サム 「それでも生えて来ねえってか?」
Aブルー「まだまだ神秘の世界ってね!」
毛生え薬は出来ていない、と恐ろしすぎる発言が。
Aブルー「そういうわけだし、カツラは進歩しているよ!」
シロエ 「こっちのよりも、優れモノってことですか…」
Aブルー「マツカに頼むのもいいけど、御希望とあれば…」
ぼくの方で手配するのもオッケー、と言われましても。
キース 「いや、それよりも、さっきの発言をだな…!」
シロエ 「撤回するのが一番ですって!」
Aブルー「ダメダメ、せっかく頼んだんだし!」
今更、取り消すつもりはないね、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「薬膳ソースを使うためには、豚カツだよ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「だから豚カツ、専門店で揚げているヤツで!」
ぶるぅが買いに行くんだよね、と笑顔ですけど。
豚カツって…?
2024/09/17 (Tue)
☆助命して欲しい
9月になっても終わらない残暑、週末は生徒会長宅な面々。
其処へ出て来たソルジャーの目的、お彼岸の法要ですけど。
シロエ 「何処から、豚カツが出て来るんです!」
Aブルー「そういう話になってた筈だよ!」
ぶるぅが揚げるより、専門店の…、とソルジャーの言。
Aブルー「脂っこいのが一番だから、って!」
シロエ 「ですから、豚カツの前にですね…!」
キース 「俺の髪の毛を染める話を、取り消してくれ!」
同じぶるぅに頼むならな、とキース君、必死の形相。
キース 「ピンクにされたら、後が無いんだ!」
ジョミー「一生ハゲとか、いくらキースが厄病仏でも…」
サム 「気の毒すぎっていうヤツだしよ…」
スウェナ「可哀相でしょ、毛生え薬は無いんだし!」
とにかく撤回、と皆の意見が一致した今。
スウェナ「お彼岸の法要には、私たちも必ず出るわよ!」
シロエ 「欠席基準が欲しいだなんて、言いませんから!」
Aブルー「いいねえ、殊勝な心掛けでさ…」
スッポンタケだって喜ぶよ、とソルジャー、満面の笑み。
Aブルー「秋のお彼岸、最高の法要が出来るってね!」
キース 「俺の頭が丸ハゲでもか!?」
Aブルー「お坊さんらしくて、いいと思うけど…?」
キース 「頼む、この通りだ!」
豚カツより、俺を助命してくれ、とキース君、土下座。
キース 「薬膳ソースが気に入った時は、プレゼントで!」
Aブルー「いいのかい? アドス和尚も気に入っててさ…」
無いと機嫌が悪そうだよ、とソルジャーの問い。
Aブルー「消えたら、君の責任で…」
キース 「だから、前提から書き換えだ!」
俺の家から持って来るという件を変える、とキース君。
キース 「ぶるぅ、すまんが、薬膳ソースの店へだな…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 買いに行ったらいいんだね!」
キース 「頼む、代金は払うから!」
Aブルー「なるほど、気に入った時は、そのソース…」
残りを貰ってオッケーなんだ、と笑顔ですけど。
どうなる…?
2024/09/18 (Wed)
☆命が買える値段
9月といえども厳しい残暑で、週末は生徒会長宅ですけど。
お彼岸の法要を頼みに来たのがソルジャー、大迷惑な人で。
キース 「薬膳ソースで許されるんなら、安いものだし…」
シロエ 「値段だけでも、カツラより安いですからねえ…」
サム 「ついでに、ハゲを免れるんだぜ?」
ハゲねえために予防するのも高いしよ…、サム君も。
サム 「育毛剤とか半端ねえ上に、効き目はよ…」
ジョミー「無さそうだよねえ、一時しのぎで…」
シロエ 「別の世界でも、ハゲの薬は未完成ですし…」
スウェナ「ある意味、命を買えちゃうようなモノだわよ…」
薬膳ソースの値段だけで、とスウェナちゃん。
スウェナ「そうでしょ、キース?」
キース 「ああ。1本と言わず、箱買いでもいい!」
Aブルー「いいねえ、赤貧のくせに太っ腹!」
文字通り、出血大サービス、とソルジャー、嬉しそうな顔。
Aブルー「ぶるぅ、キースの気が変わる前に買って来て!」
ぶるぅ 「オッケー、それと豚カツ、全員分だね!」
ソースは箱で、豚カツ沢山! と瞬間移動で消えたお子様。
キース 「助かった…のか…?」
シロエ 「多分…。あっ、でも、さっきの注文を…」
まだ取り消して貰ってません、とシロエ君の冷静な指摘。
シロエ 「豚カツ、あっちのぶるぅの分もですね…」
スウェナ「確保すべきね、ぶるぅ、何枚買うのかしら?」
ブルー 「人数の倍は買うと思うよ、お代わり用に」
キース 「だったら、俺の分を1枚、ぶるぅにだな…」
回して助命嘆願を…、とキース君。
キース 「薬膳ソースで食ってくれれば、満足だろうし…」
Aブルー「あれっ、お土産があるのかい?」
ぶるぅ用に、とソルジャーの問い。
Aブルー「有難いねえ、ぶるぅも喜ぶよ!」
キース 「俺も命は惜しいからな…」
Aブルー「でもさ、何処から、ぶるぅになるわけ?」
キース 「はあ?」
Aブルー「お土産だよ!」
なんで、ぶるぅにお土産が、と聞いてますけど。
助命用では…?
2024/09/19 (Thu)
☆頼んでいたブツ
9月になっても終わらない残暑、週末は生徒会長宅でして。
其処へ来たソルジャー、お目当てはお彼岸の法要ですけど。
キース 「何故と言われても、袖の下は、やはり…」
シロエ 「必須ですよね、ぶるぅですから…」
Aブルー「うーん…。でもさ、どうして袖の下なんか…」
必要なのさ、とソルジャー、怪訝そうな顔。
Aブルー「こっちのぶるぅに、お使いのお礼を渡すとか…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「それなら、理解出来るけどねえ…」
意味がサッパリ、と首を捻っている人。
Aブルー「まあ、お土産があるのは嬉しいんだけど…」
キース 「何か話がズレていないか?」
Aブルー「えっと…?」
キース 「あんた、ぶるぅに悪戯をだな…!」
確かに注文していたぞ、とキース君、ズイと。
キース 「それの取り消しを、改めて頼んでいるわけで…」
シロエ 「袖の下と言うか、賄賂に豚カツなんですけど?」
薬膳ソースで食べるヤツを、とシロエ君も。
シロエ 「そっちの世界で揚げたヤツだと、味がですね…」
Aブルー「まるで違うね、間違いなく!」
ぼくが食事を避けるくらいの世界だし、とソルジャーの言。
Aブルー「豚カツにしても、お持ち帰りが一番で…」
キース 「だから、薬膳ソースとセットでだな…!」
悪戯の取り消し用として…、とキース君、必死の形相。
キース 「とにかく、早く取り消しを頼む!」
Aブルー「いいけどさ…。そもそも、頼んでいないしね!」
お安い御用、とソルジャーがグッと立てる親指。
Aブルー「ぶるぅ、丸儲けということで!」
一同 「「「ええっ!?」」」
まさか全てが勘違いか、と誰もが愕然。
キース 「おい、もしかして、注文していた相手はだな…」
Aブルー「ぶるぅに決まっているだろう!」
キース 「豚カツお願い、というヤツだった、と…?」
シロエ 「そうなんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
頼みたかったの、豚カツだしさ、と笑顔ですけど。
豚カツ…。
2024/09/20 (Fri)
☆勘違いで巻き添え
9月といえども厳しい残暑、週末は生徒会長宅ですけれど。
お彼岸の法要を頼みに来たソルジャーで、ひと騒動でして。
キース 「俺は勘違いで、助命嘆願してたのか…?」
Aブルー「そうなるねえ…。あっ、ぶるぅだ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 豚カツと薬膳ソース、お届け!」
揚げたて沢山、ソースは箱で、とドッカンと。
ぶるぅ 「あれっ、どうしたの、みんな、変な顔して?」
Aブルー「大したことじゃないってね! それよりさ…」
豚カツ1枚、お土産用に包んでくれないかな、と注文が。
Aブルー「キースが、お代わり用のを、ぶるぅにさ…」
ぶるぅ 「あげる、ってことになったわけ?」
Aブルー「そう! キース、気前がいいだろう?」
ぶるぅ 「分かったあ! 豚カツ、多めに買ってるし…」
キースの分から2枚いけるよ、と笑顔のお子様。
ぶるぅ 「薬膳ソースも、つけるんだよね?」
Aブルー「もちろん、瓶で、まるっと1本!」
箱買いだしね、とソルジャーが満足そうに眺める箱。
Aブルー「ぶるぅはレアもの、大好きだから…」
ぶるぅ 「試食は無しでいいってこと?」
Aブルー「豚カツ、揚げたてが一番だしさ!」
ぶるぅ 「オッケー、それじゃ、すぐに包むね!」
アッという間に出来た持ち帰り用、パッと消え失せまして。
Aブルー「配達完了! ぶるぅ、大喜びだよ!」
ぶるぅ 「よかったあ! みんなも美味しい間にね!」
食べて、食べて! と並んだ豚カツ、薬膳ソースも。
ぶるぅ 「足りなかったら、追加もオッケー!」
Aブルー「キースのおごりのソースで、と…」
味はどうかな、と食べたソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「最高だよ! みんなも食べて、栄養つけてさ…」
シロエ 「お彼岸よろしく、っていうヤツですよね…」
サム 「キースが自爆で、俺たちまでよ…」
ジョミー「また、巻き添えだよ…」
キース 「すまん、この通りだ…!」
だから法要には参加してくれ、と土下座ですけど。
厄病仏…。
2024/09/21 (Sat)
☆御縁と言われても
やって来ました、秋のお彼岸。朝イチで生徒会長宅に集合。
キース君の勘違いの巻き添えのせいで、自発的に参加な形。
シロエ 「おはようございます。今日も暑そうですよね…」
サム 「暑さ寒さも彼岸までって、とっくに死語だぜ…」
ジョミー「ホント、朝晩マシになっても、暑いしさ…」
昼間なんかは真夏そのもの、とジョミー君。
ジョミー「そんな中、なんで法要なんかに…」
スウェナ「しかも今回、出るって自分で言ったものねえ…」
シロエ 「誰のせいとは言いませんけど…」
今回もやってくれましたよね、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「豚カツと薬膳ソースで、誤魔化されても…」
マツカ 「でも、気前よく皆にくれましたよ?」
薬膳ソースを1本ずつ、とマツカ君。
マツカ 「箱買いしたから、気に入ったなら、と…」
ジョミー「それって、ただの結果論でさ…」
サム 「巻き添えの詫びが、ソース1本ではよ…」
割に合わねえ気がするぜ、とサム君も。
サム 「確かに、美味いソースなことは認めるけどよ…」
ジョミー「うん。ぼくの家でも、気に入られたし…」
シロエ 「ウチもです。次は買おう、って言ってますねえ」
取り扱い店を探してますよ、とシロエ君の家も事情は同じ。
シロエ 「やみつきになる系のソースですよね、アレ…」
ぶるぅ 「そだよ、名前は知っていたもん!」
買ったの、今回、初めてだけど、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「美味しかったし、また買おうっと!」
ブルー 「其処だけは、キースの手柄だよねえ…」
棚経で貰って来たわけだしさ、と生徒会長の言。
ブルー 「これも御縁、と感謝して今日の法要は、どう?」
シロエ 「ぼくたち、悟っていませんから!」
会長のレベルには遠すぎます、とシロエ君の叫び。
シロエ 「薬膳ソースで御縁だなんて、無理ゲーですよ!」
サム 「正直、僧籍な俺でも無理なヤツだぜ…」
たかだかソース1本ではよ、と愚痴ってますけど。
仕方ない気が…。
2024/09/22 (Sun)
☆感謝の気持ちは
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
キース君のせいで自発的に参加、不幸な展開というヤツで。
ジョミー「薬膳ソース、箱で貰っていても無理だよ…」
スウェナ「言えてるわよねえ、ソースの値段は普通より…」
ちょっと高めな程度じゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「1本の値段が半端ないなら、まだマシだけど…」
??? 「そうかな、ぶるぅは喜んでたよ?」
でもって箱買い、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。
Aブルー「豚カツじゃなくても、合うらしくって…」
シロエ 「知ってますけど、問題は其処じゃないんです!」
サム 「俺たち、巻き添えにされたんだぜ?」
キースの野郎の勘違いでよ、とサム君、ブツブツと。
サム 「薬膳ソースで片付けられても、なんだかよ…」
Aブルー「つまりは、今日の法要に…」
文句があるっていうわけだよね、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「御縁だから、と感謝する気はゼロだって?」
一同 「「「げっ!」」」
その辺から聞かれていたわけか、と一同、顔面蒼白。
シロエ 「そういう意味じゃなくってですね…!」
サム 「ただの愚痴でよ、他意はねえから!」
Aブルー「そうは聞こえなかったけどねえ…」
薬膳ソース、ぼくのぶるぅでも感謝なのに、と言い募る人。
Aブルー「キースにお礼を言っといて、と頼むくらいに!」
一同 「「「ひぃっ!」」」
Aブルー「感謝の気持ちは、ぶるぅ以下でさ…」
スッポンタケに対する姿勢も出ているよね、と怖い台詞が。
Aブルー「御縁と思って法要どころか…」
シロエ 「違いますって!」
キース先輩に愚痴なだけで…、とシロエ君、必死。
シロエ 「仏様には、感謝ですから!」
Aブルー「とてもそうとは思えないけど?」
サム 「マジで感謝で、今日の御縁に感動だしよ…!」
ジョミー「本当だから!」
Aブルー「うーん…」
出まかせというヤツだろう、と言ってますけど。
ヤバそう…。
2024/09/23 (Mon)
☆態度で示すべし
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、お馴染みの生徒会長宅。
朝から来ている面々ですけど、ソルジャーに聞かれた愚痴。
シロエ 「出まかせなんか、誰も言っていません!」
ジョミー「みんな、とっても感謝してるし!」
サム 「ご仏縁だし、御縁なんだぜ?」
感謝の気持ちしかねえわけで…、とサム君、合掌。
サム 「愚痴に聞こえたなら、勘違いでよ…」
シロエ 「あくまで、キース先輩向けの愚痴です!」
Aブルー「そうなのかなあ…?」
シロエ 「ええ!」
もう本当に感謝してます、とシロエ君、必死の形相。
シロエ 「仏様には、いつもお世話になってますから!」
Aブルー「例えば、どんな?」
シロエ 「えっ…?」
Aブルー「スッポンタケに、お世話になった事例だよ!」
その例を挙げてくれたまえ、とソルジャーからの注文が。
Aブルー「いつもと言うなら、きっと沢山ある筈だしさ…」
シロエ 「うっ…」
言葉に詰まったシロエ君でして、たちまちピンチ。
Aブルー「ほら、早くして!」
シロエ 「あ、あのですね…。ありすぎて、こう…」
Aブルー「咄嗟には、思い付かないって?」
シロエ 「そうなんです! どれを挙げればいいのか…」
今、考えている所で…、と苦しい言い訳。
シロエ 「整理するまで、5分ほど待って頂けますか…?」
Aブルー「ダメに決まっているだろう!」
出まかせにも程があるってね、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「他のみんなも同じだろうし…」
一同 「「「ひぃっ!」」」
Aブルー「この際、感謝の気持ちってヤツを…」
態度で示して貰おうかな、と赤い瞳に物騒な光。
Aブルー「それなら全員、公平になるし、誰も文句は…」
シロエ 「態度だなんて、言われてもですね…!」
サム 「感謝の気持ちを示すだなんて、方法がよ…」
ジョミー「全然、思い付かないんだけど…!」
Aブルー「ごくごく簡単、問題は態度!」
誰でも直ぐに出来ることだよ、と真顔ですけど。
態度って…?
2024/09/24 (Tue)
☆楽なコースがいい
スッポンタケの法要ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーに愚痴を聞かれたせいで、只今、ピンチでして。
シロエ 「誰でも簡単に出来るって、もしかしてですね…」
サム 「罰礼ってヤツのことなのかよ?」
ジョミー「ちょ、ソレ、キースでも悲惨なヤツで…」
膝が笑うっていうヤツだよね、とジョミー君、顔面蒼白。
ジョミー「南無阿弥陀仏に合わせて、五体投地で…」
サム 「基本は百回だったっけか…?」
シロエ 「確か、そうだと記憶してます…」
無理ゲーですよ、とシロエ君も引き攣った顔。
シロエ 「そんなの、誰も出来ませんから!」
スウェナ「そうよ、百回もやれば死ぬわよ!」
Aブルー「うーん…。もっと簡単、楽なコースだけど?」
罰礼の方がいいんだろうか、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「反省の色が強く出るのは、そっちだし…」
シロエ 「いえ、楽なコースでお願いします!」
Aブルー「迷うトコだね、五体投地は法要にピッタリで…」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
これは自爆というヤツでは、と誰もがガクブル。
ジョミー「じゃあさ、シロエとサムだけで!」
スウェナ「言い出しっぺは、その二人よね…」
シロエ 「酷すぎですよ!」
サム 「そりゃよ、俺たちが言ったんだけどよ…」
自爆でババはキツすぎるぜ、とサム君、土下座。
サム 「ジョミー、前言撤回で頼む!」
シロエ 「ぼくもです!」
Aブルー「あのねえ…」
何もかも斜め上なんだよね、とソルジャーの深い溜息が。
Aブルー「五体投地を撤回するなら、ぼく宛だろう?」
シロエ 「そうでした…!」
サム 「んじゃ、改めて、撤回でよ…」
この通り、とサム君、めり込みそうな勢いで土下座。
サム 「頼むぜ、楽なコースってヤツで…!」
Aブルー「オッケー、それじゃ喪服を着てくれるかな?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「喪服だってば!」
法要と言えば喪服だよね、と言われましても。
喪服ですか…?
2024/09/25 (Wed)
☆法要で着るもの
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーに愚痴を聞かれたせいで、窮地に陥っている今。
シロエ 「喪服って、あの、真っ黒な服のことですか?」
Aブルー「そうだけど?」
法要で着るものらしいよね、とソルジャーの答え。
Aブルー「棚経はともかく、法要の時は必須なんだって?」
シロエ 「え、ええ…。それはまあ…」
サム 「年忌法要ってヤツだと、喪服だよなあ…」
Aブルー「ほらね、此処の法要が例外なだけ!」
ぼくが無知だったせいもあるけど…、とソルジャー、苦笑。
Aブルー「なにしろ、何も知らなかったし、異世界だし…」
シロエ 「分かりますけど、なんで今更、喪服なんです?」
Aブルー「感謝の気持ちを態度で示せ、と言ったよね?」
喪服が一番いいと思う、と説明が。
Aブルー「まだまだ残暑で暑いにしても、その服じゃあ…」
ブルー 「確かに、どうかと思うよねえ…」
Tシャツはともかく半パンは、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「お中日の法要にしても、半パンはちょっと…」
サム 「平服には入らねえってか?」
ブルー 「無理だろうねえ、会場、本堂だよ?」
一同 「「「あー…」」」
御本尊様の前というヤツか、と納得の理由ですけれど。
シロエ 「半パン、ぼくじゃありませんから!」
ジョミー「たまたま今日だけ、ってヤツだよね、ソレ!」
サム 「逃げてんじゃねえよ、一人だけ!」
Aブルー「マツカも、半パンじゃないけれど?」
さっきから見苦しい発言ばかり、とソルジャーが顰める顔。
Aブルー「とにかく喪服で、嫌と言うなら罰礼だよ!」
一同 「「「うっ…」」」
それは困る、と誰もがガクブル。
シロエ 「でもですね…! 喪服、持ってはいませんし…」
ジョミー「ぼくも、そんなの無いんだけど…」
Aブルー「なるほど、それじゃ罰礼で!」
一同 「「「げっ!」」」
そんな理由で詰みなのか、と泣きそうな顔の御一同様。
悲惨すぎ…。
2024/09/26 (Thu)
☆サイズが分かれば
スッポンタケの法要ですけど、生徒会長宅でピンチな面々。
ソルジャーに愚痴を聞かれてしまって、喪服を着る展開に。
シロエ 「罰礼だなんて、あんまりですよ…」
サム 「せめて回数、オマケしてくれよ…」
百回と言わずに十回くらい…、とサム君の助命嘆願。
サム 「百回とかだと、マジで死ぬしよ…」
Aブルー「そうかな、キースは基本が百回だろう?」
シロエ 「プロと一緒にしないで下さい!」
ぼくたち、素人なんですから、とシロエ君も必死。
シロエ 「回数、減らして欲しいんです!」
Aブルー「嫌なら、喪服を着ればいいだけだしねえ…」
マツカに頼んでみればいいのに、とソルジャーの言。
Aブルー「ジャストなサイズで、直ぐに届くと思うけど?」
シロエ 「そうでした!」
サム 「マツカ、手配は出来るのかよ?」
マツカ 「もちろん出来ます、サイズを教えて頂ければ」
法要までには届きますよ、とマツカ君の笑み。
マツカ 「直ぐに執事に連絡しますね」
一同 「「「イイネ!」」」
命拾いだ、と大喜びな御一同様。
シロエ 「マツカ先輩、感謝です!」
サム 「マジで神だぜ、福の神ってな!」
厄病仏とは真逆じゃねえか、とサム君も。
サム 「えっと、俺の喪服のサイズは、と…」
ジョミー「ぼくだと、何になるのかな?」
シロエ 「Tシャツとかとは、違いますしね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 分からないなら、採寸だよ!」
お裁縫だって得意だしね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「メジャーを取って来るから、待ってて!」
ブルー 「ぶるぅ、寸法、測らなくても…」
出来合いのヤツでいけるから、と生徒会長の割り込みが。
ブルー 「マツカに手配を頼まなくても、オッケーで…」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「ジャストサイズで、みんな、あるから!」
シロエ 「どういう意味です?」
ブルー 「そのまんま!」
みんな持ってて、着替えるだけ、と言ってますけど。
喪服…?
2024/09/27 (Fri)
☆制服でオッケー
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
けれどソルジャーに愚痴を聞かれて、喪服を着ろと注文が。
シロエ 「喪服なんか、持っていませんよ!」
サム 「だからマツカに頼んでるんだぜ、たった今…」
ブルー 「まあねえ…。でもさ、ぼくは一応、坊主でさ…」
この手のことには詳しいってね、と生徒会長、銀青様の顔。
ブルー 「大人の場合は喪服になるけど、高校までは…」
ぶるぅ 「そっか、制服だったっけ!」
制服のある学校ならね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「シャングリラ学園、制服なんだし…」
ブルー 「制服を着れば、オッケーだけど?」
一同 「「「あー…」」」
言われてみれば…、と実年齢だけは大人な面々、納得。
シロエ 「なるほど、制服でいけましたっけ…」
サム 「綺麗サッパリ忘れてたヤツな…」
ジョミー「それじゃ、ぶるぅに運んで貰えば…」
ぶるぅ 「そだよ、みんなの分を、お届けーっ!」
青いサイオンがキラリと光って、たちまち制服登場でして。
ぶるぅ 「これでいいでしょ、後は着るだけ!」
サム 「ありがてえ! マジで命が助かったぜ!」
ぶるぅ 「着替え用の部屋は、いつものでね!」
お泊まりの時に使ってるトコ、と言われて全員、即、出発。
シロエ 「直ぐに着替えて戻りますね!」
ぶるぅ 「行ってらっしゃーい!」
満面の笑顔で見送るお子様、逆にソルジャー、仏頂面。
Aブルー「そんな裏技があるなんて…」
ブルー 「裏技じゃなくて、正式だから!」
君が勉強不足なだけ、と生徒会長の突き放し。
ブルー 「もっと勉強するべきだよねえ…」
ぶるぅ 「あっ、キースだ!」
着いたみたい、と玄関へ跳ねてお迎えに。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今日は法要、よろしくね!」
キース 「ああ。…おい、他のヤツらはどうしたんだ?」
シロエ 「すみません、遅くなりましたーっ!」
これでも急いだんですが…、と制服の皆が登場ですけど。
さて…?
2024/09/28 (Sat)
☆正座がキツい服
秋のお彼岸はスッポンタケの法要ですけど、想定外の展開。
ソルジャーに愚痴を聞かれた面々、制服を着たわけでして。
シロエ 「あっ、キース先輩、おはようございます!」
サム 「キースも、これから着替えだよな?」
法衣と袈裟、とサム君の視線がキース君の法衣専用鞄に。
サム 「キースの苦労が、ちょっと分かったぜ、今日は」
ジョミー「ホントだよねえ、制服に着替えでも面倒だしさ」
法衣となったら、丸ごと着替え、とジョミー君も。
ジョミー「お疲れ様、ってマジで思うよ…」
シロエ 「フルコースで着替えですもんね…」
キース 「いや、俺の場合は仕事着だけに、慣れてるし…」
制服と、さほど変わらないが…、とキース君。
キース 「しかし、お前たち、どうして制服なんだ?」
シロエ 「…不幸な事故がありまして…」
サム 「喪服を着ねえと、人生詰みになるヤツで…」
Aブルー「髪がピンクに染まるんだよ!」
大変だよねえ、とソルジャーが広げる両手。
Aブルー「でもさ、喪服じゃなくてもいいらしくって…」
キース 「なんとなく分かった気はするな…」
喪服の代わりに制服なのか、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「つまり、自爆の結果なんだな、制服は」
一同 「「「うっ…」」」
キース 「俺を厄病仏と呼んでいるくせに、情けない…」
自分で招いた厄じゃないか、とキース君の冷ややかな瞳。
キース 「そういうことなら、俺も全力で…」
Aブルー「法要をしてくれるって?」
キース 「ああ。今日はとことん、やらせて貰う」
一同 「「「げっ!」」」
それは法話が長いヤツか、と誰もがガクブル。
シロエ 「あのですね…! 制服で正座、キツくって…」
ジョミー「長い時間とか、無理ゲーだけど!」
キース 「やかましい! お焼香の方も、正式に…」
Aブルー「時間がかかるコースかな?」
キース 「いつもの三倍やって貰うぞ」
それが正式なんだからな、と言ってますけど。
時間延長…。
2024/09/29 (Sun)
☆正式にやるなら
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君も到着でして。
制服に着替えた面々を前に、正式にやると宣言された法要。
キース 「お前たち、お焼香は1回しかしないんだが…」
ブルー 「正式にやるなら、3回だしね」
キース 「ついでに、作法も決まっているわけで…」
其処はブルーにお願いしたい、とキース君。
キース 「見本で最初にやってくれるか、後は真似して…」
Aブルー「みんながやればいいわけだね!」
キース 「そういうことだな、俺は着替えに行って来る」
ブルー 「オッケー、その間に、作法を教えておくよ」
キース君は着替えに出掛けたわけで、早速、お焼香の練習。
ブルー 「この際、香炉を回す作法もやるから、正座!」
一同 「「「ええっ!?」」」
ブルー 「正座しないと教えられないし、座りたまえ!」
でないと髪がピンクだしね、と生徒会長からも脅しが。
ブルー 「よし、座ったんなら、お辞儀から!」
一同 「「「お辞儀?」」」
ブルー 「香炉を次に回す時にも、受け取る時も、一礼!」
ビシビシやるよ、と作法の仕込みで、キース君が再び。
キース 「ありがたい。思った以上の教え方だな」
ブルー 「同じやるなら、徹底的に、と思ってね」
Aブルー「いいねえ、スッポンタケも喜ぶよ!」
お焼香の時間だけでも3倍以上、とソルジャー、感激。
Aブルー「それに法話も長いって?」
キース 「ああ。飯の席まで正式にいくぞ」
一同 「「「は?」」」
キース 「坊主が同席、それが正しい」
当然、正座で飯になるな、とキース君が繰る正式な数珠。
キース 「飯が終わるまでの間は、全員が…」
シロエ 「正座でいろってことですか!?」
あんまりですよ、とシロエ君の悲鳴。
シロエ 「制服で正座だけでも、キツイのに…」
Aブルー「もしかして、ぼくも…?」
キース 「そうなるな」
Aブルー「無理すぎだよ…!」
普段通りの法要がいい、と絶叫ですけど。
今月、これにて中継終了~。
2024/09/30 (Mon)
9月といえども厳しい残暑、週末は生徒会長宅ですけれど。
其処へソルジャー登場でして、お彼岸の法要が来た用件で。
ジョミー「でもさ、末路は同じだろうけど…」
サム 「違うトコでもあるのかよ?」
ジョミー「丸坊主にされるのと、丸ハゲなんだよ?」
違いは大きすぎるかも、とジョミー君の不安そうな顔。
ジョミー「根っこから抜けてしまった髪って、もう一度…」
シロエ 「あー…。普通なら、生えて来ますけど…」
サム 「薬でハゲたら、もしかしたらよ…」
ダメなヤツかもしれねえよな、とサム君も悪い顔色に。
サム 「ハゲても、ちゃんと生える場合はあるけどよ…」
シロエ 「別の世界の毛染めとの、合わせ技ですしね…」
ジョミー「混ぜるな危険、の結果なんだし、ヤバすぎで…」
二度と生えないこともありそう、と怖すぎる説が。
ジョミー「別の世界なら、毛生え薬もあるかもだけど…」
シロエ 「そうでした! ソレがあったら、ハゲたって…」
サム 「ワンチャンあるよな、生えさえすりゃよ…」
伸びるまではカツラを被ればいいし、とサム君の言。
サム 「高いらしいけど、金はマツカに頼めばよ…」
マツカ 「もちろん、すぐに手配しますよ」
最高級のを作れる店に、とマツカ君。
マツカ 「オーダー品なら、ヘアスタイルも自由ですしね」
サム 「いいじゃねえかよ、ソレで行くしか…」
Aブルー「まあねえ、マツカがついているんなら…」
一生、不自由しないもんね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「アドス和尚も喜びそうだよ」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「仕事の時にはカツラを脱いだら、坊主頭で…」
アドス和尚の理想のスタイル、と親指をグッと。
Aブルー「オンとオフとで、切り替えバッチリってね!」
シロエ 「待って下さい、一生、不自由しないって…」
ジョミー「カツラに不自由しないって…?」
Aブルー「ピンポーン!」
生えて来なくても大丈夫だよ、と笑顔ですけど。
一生ハゲ…?
2024/09/16 (Mon)
☆出来ていない薬
9月になっても残暑なわけで、週末は涼しい生徒会長宅で。
其処へ出て来たソルジャーの目的、お彼岸の法要ですけど。
サム 「一生、生えて来ねえって、まさか…」
シロエ 「毛生え薬なんか無いとか、言いませんよね…?」
Aブルー「無いんだけど?」
あったらゼルが使ってるよ、とソルジャーが指す自分の頭。
Aブルー「こっちのゼルとは、瓜二つだしさ」
ジョミー「ちょ、ゼル先生って、ハゲなんだけど…!」
Aブルー「ぼくの方のゼルも、一本も無いツルツルだね!」
若い頃はフサフサだったのに、とクスクスと。
Aブルー「生え際に来たら、後は一気で…」
シロエ 「それっきり…ですか…?」
Aブルー「努力はしていたらしいけどねえ…」
ぼくも微力ながら協力を…、とソルジャーの笑み。
Aブルー「物資を奪いに出掛けるついでに、ご注文のさ…」
ジョミー「育毛剤とか、奪ってたわけ?」
Aブルー「仲間の危機だよ、放っておくのはダメだろう?」
高級なのを選んで端から奪ってたよね、と回想モード。
Aブルー「人類側でも、ハゲは切実らしくって…」
サム 「それでも生えて来ねえってか?」
Aブルー「まだまだ神秘の世界ってね!」
毛生え薬は出来ていない、と恐ろしすぎる発言が。
Aブルー「そういうわけだし、カツラは進歩しているよ!」
シロエ 「こっちのよりも、優れモノってことですか…」
Aブルー「マツカに頼むのもいいけど、御希望とあれば…」
ぼくの方で手配するのもオッケー、と言われましても。
キース 「いや、それよりも、さっきの発言をだな…!」
シロエ 「撤回するのが一番ですって!」
Aブルー「ダメダメ、せっかく頼んだんだし!」
今更、取り消すつもりはないね、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「薬膳ソースを使うためには、豚カツだよ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「だから豚カツ、専門店で揚げているヤツで!」
ぶるぅが買いに行くんだよね、と笑顔ですけど。
豚カツって…?
2024/09/17 (Tue)
☆助命して欲しい
9月になっても終わらない残暑、週末は生徒会長宅な面々。
其処へ出て来たソルジャーの目的、お彼岸の法要ですけど。
シロエ 「何処から、豚カツが出て来るんです!」
Aブルー「そういう話になってた筈だよ!」
ぶるぅが揚げるより、専門店の…、とソルジャーの言。
Aブルー「脂っこいのが一番だから、って!」
シロエ 「ですから、豚カツの前にですね…!」
キース 「俺の髪の毛を染める話を、取り消してくれ!」
同じぶるぅに頼むならな、とキース君、必死の形相。
キース 「ピンクにされたら、後が無いんだ!」
ジョミー「一生ハゲとか、いくらキースが厄病仏でも…」
サム 「気の毒すぎっていうヤツだしよ…」
スウェナ「可哀相でしょ、毛生え薬は無いんだし!」
とにかく撤回、と皆の意見が一致した今。
スウェナ「お彼岸の法要には、私たちも必ず出るわよ!」
シロエ 「欠席基準が欲しいだなんて、言いませんから!」
Aブルー「いいねえ、殊勝な心掛けでさ…」
スッポンタケだって喜ぶよ、とソルジャー、満面の笑み。
Aブルー「秋のお彼岸、最高の法要が出来るってね!」
キース 「俺の頭が丸ハゲでもか!?」
Aブルー「お坊さんらしくて、いいと思うけど…?」
キース 「頼む、この通りだ!」
豚カツより、俺を助命してくれ、とキース君、土下座。
キース 「薬膳ソースが気に入った時は、プレゼントで!」
Aブルー「いいのかい? アドス和尚も気に入っててさ…」
無いと機嫌が悪そうだよ、とソルジャーの問い。
Aブルー「消えたら、君の責任で…」
キース 「だから、前提から書き換えだ!」
俺の家から持って来るという件を変える、とキース君。
キース 「ぶるぅ、すまんが、薬膳ソースの店へだな…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 買いに行ったらいいんだね!」
キース 「頼む、代金は払うから!」
Aブルー「なるほど、気に入った時は、そのソース…」
残りを貰ってオッケーなんだ、と笑顔ですけど。
どうなる…?
2024/09/18 (Wed)
☆命が買える値段
9月といえども厳しい残暑で、週末は生徒会長宅ですけど。
お彼岸の法要を頼みに来たのがソルジャー、大迷惑な人で。
キース 「薬膳ソースで許されるんなら、安いものだし…」
シロエ 「値段だけでも、カツラより安いですからねえ…」
サム 「ついでに、ハゲを免れるんだぜ?」
ハゲねえために予防するのも高いしよ…、サム君も。
サム 「育毛剤とか半端ねえ上に、効き目はよ…」
ジョミー「無さそうだよねえ、一時しのぎで…」
シロエ 「別の世界でも、ハゲの薬は未完成ですし…」
スウェナ「ある意味、命を買えちゃうようなモノだわよ…」
薬膳ソースの値段だけで、とスウェナちゃん。
スウェナ「そうでしょ、キース?」
キース 「ああ。1本と言わず、箱買いでもいい!」
Aブルー「いいねえ、赤貧のくせに太っ腹!」
文字通り、出血大サービス、とソルジャー、嬉しそうな顔。
Aブルー「ぶるぅ、キースの気が変わる前に買って来て!」
ぶるぅ 「オッケー、それと豚カツ、全員分だね!」
ソースは箱で、豚カツ沢山! と瞬間移動で消えたお子様。
キース 「助かった…のか…?」
シロエ 「多分…。あっ、でも、さっきの注文を…」
まだ取り消して貰ってません、とシロエ君の冷静な指摘。
シロエ 「豚カツ、あっちのぶるぅの分もですね…」
スウェナ「確保すべきね、ぶるぅ、何枚買うのかしら?」
ブルー 「人数の倍は買うと思うよ、お代わり用に」
キース 「だったら、俺の分を1枚、ぶるぅにだな…」
回して助命嘆願を…、とキース君。
キース 「薬膳ソースで食ってくれれば、満足だろうし…」
Aブルー「あれっ、お土産があるのかい?」
ぶるぅ用に、とソルジャーの問い。
Aブルー「有難いねえ、ぶるぅも喜ぶよ!」
キース 「俺も命は惜しいからな…」
Aブルー「でもさ、何処から、ぶるぅになるわけ?」
キース 「はあ?」
Aブルー「お土産だよ!」
なんで、ぶるぅにお土産が、と聞いてますけど。
助命用では…?
2024/09/19 (Thu)
☆頼んでいたブツ
9月になっても終わらない残暑、週末は生徒会長宅でして。
其処へ来たソルジャー、お目当てはお彼岸の法要ですけど。
キース 「何故と言われても、袖の下は、やはり…」
シロエ 「必須ですよね、ぶるぅですから…」
Aブルー「うーん…。でもさ、どうして袖の下なんか…」
必要なのさ、とソルジャー、怪訝そうな顔。
Aブルー「こっちのぶるぅに、お使いのお礼を渡すとか…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「それなら、理解出来るけどねえ…」
意味がサッパリ、と首を捻っている人。
Aブルー「まあ、お土産があるのは嬉しいんだけど…」
キース 「何か話がズレていないか?」
Aブルー「えっと…?」
キース 「あんた、ぶるぅに悪戯をだな…!」
確かに注文していたぞ、とキース君、ズイと。
キース 「それの取り消しを、改めて頼んでいるわけで…」
シロエ 「袖の下と言うか、賄賂に豚カツなんですけど?」
薬膳ソースで食べるヤツを、とシロエ君も。
シロエ 「そっちの世界で揚げたヤツだと、味がですね…」
Aブルー「まるで違うね、間違いなく!」
ぼくが食事を避けるくらいの世界だし、とソルジャーの言。
Aブルー「豚カツにしても、お持ち帰りが一番で…」
キース 「だから、薬膳ソースとセットでだな…!」
悪戯の取り消し用として…、とキース君、必死の形相。
キース 「とにかく、早く取り消しを頼む!」
Aブルー「いいけどさ…。そもそも、頼んでいないしね!」
お安い御用、とソルジャーがグッと立てる親指。
Aブルー「ぶるぅ、丸儲けということで!」
一同 「「「ええっ!?」」」
まさか全てが勘違いか、と誰もが愕然。
キース 「おい、もしかして、注文していた相手はだな…」
Aブルー「ぶるぅに決まっているだろう!」
キース 「豚カツお願い、というヤツだった、と…?」
シロエ 「そうなんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
頼みたかったの、豚カツだしさ、と笑顔ですけど。
豚カツ…。
2024/09/20 (Fri)
☆勘違いで巻き添え
9月といえども厳しい残暑、週末は生徒会長宅ですけれど。
お彼岸の法要を頼みに来たソルジャーで、ひと騒動でして。
キース 「俺は勘違いで、助命嘆願してたのか…?」
Aブルー「そうなるねえ…。あっ、ぶるぅだ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 豚カツと薬膳ソース、お届け!」
揚げたて沢山、ソースは箱で、とドッカンと。
ぶるぅ 「あれっ、どうしたの、みんな、変な顔して?」
Aブルー「大したことじゃないってね! それよりさ…」
豚カツ1枚、お土産用に包んでくれないかな、と注文が。
Aブルー「キースが、お代わり用のを、ぶるぅにさ…」
ぶるぅ 「あげる、ってことになったわけ?」
Aブルー「そう! キース、気前がいいだろう?」
ぶるぅ 「分かったあ! 豚カツ、多めに買ってるし…」
キースの分から2枚いけるよ、と笑顔のお子様。
ぶるぅ 「薬膳ソースも、つけるんだよね?」
Aブルー「もちろん、瓶で、まるっと1本!」
箱買いだしね、とソルジャーが満足そうに眺める箱。
Aブルー「ぶるぅはレアもの、大好きだから…」
ぶるぅ 「試食は無しでいいってこと?」
Aブルー「豚カツ、揚げたてが一番だしさ!」
ぶるぅ 「オッケー、それじゃ、すぐに包むね!」
アッという間に出来た持ち帰り用、パッと消え失せまして。
Aブルー「配達完了! ぶるぅ、大喜びだよ!」
ぶるぅ 「よかったあ! みんなも美味しい間にね!」
食べて、食べて! と並んだ豚カツ、薬膳ソースも。
ぶるぅ 「足りなかったら、追加もオッケー!」
Aブルー「キースのおごりのソースで、と…」
味はどうかな、と食べたソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「最高だよ! みんなも食べて、栄養つけてさ…」
シロエ 「お彼岸よろしく、っていうヤツですよね…」
サム 「キースが自爆で、俺たちまでよ…」
ジョミー「また、巻き添えだよ…」
キース 「すまん、この通りだ…!」
だから法要には参加してくれ、と土下座ですけど。
厄病仏…。
2024/09/21 (Sat)
☆御縁と言われても
やって来ました、秋のお彼岸。朝イチで生徒会長宅に集合。
キース君の勘違いの巻き添えのせいで、自発的に参加な形。
シロエ 「おはようございます。今日も暑そうですよね…」
サム 「暑さ寒さも彼岸までって、とっくに死語だぜ…」
ジョミー「ホント、朝晩マシになっても、暑いしさ…」
昼間なんかは真夏そのもの、とジョミー君。
ジョミー「そんな中、なんで法要なんかに…」
スウェナ「しかも今回、出るって自分で言ったものねえ…」
シロエ 「誰のせいとは言いませんけど…」
今回もやってくれましたよね、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「豚カツと薬膳ソースで、誤魔化されても…」
マツカ 「でも、気前よく皆にくれましたよ?」
薬膳ソースを1本ずつ、とマツカ君。
マツカ 「箱買いしたから、気に入ったなら、と…」
ジョミー「それって、ただの結果論でさ…」
サム 「巻き添えの詫びが、ソース1本ではよ…」
割に合わねえ気がするぜ、とサム君も。
サム 「確かに、美味いソースなことは認めるけどよ…」
ジョミー「うん。ぼくの家でも、気に入られたし…」
シロエ 「ウチもです。次は買おう、って言ってますねえ」
取り扱い店を探してますよ、とシロエ君の家も事情は同じ。
シロエ 「やみつきになる系のソースですよね、アレ…」
ぶるぅ 「そだよ、名前は知っていたもん!」
買ったの、今回、初めてだけど、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「美味しかったし、また買おうっと!」
ブルー 「其処だけは、キースの手柄だよねえ…」
棚経で貰って来たわけだしさ、と生徒会長の言。
ブルー 「これも御縁、と感謝して今日の法要は、どう?」
シロエ 「ぼくたち、悟っていませんから!」
会長のレベルには遠すぎます、とシロエ君の叫び。
シロエ 「薬膳ソースで御縁だなんて、無理ゲーですよ!」
サム 「正直、僧籍な俺でも無理なヤツだぜ…」
たかだかソース1本ではよ、と愚痴ってますけど。
仕方ない気が…。
2024/09/22 (Sun)
☆感謝の気持ちは
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
キース君のせいで自発的に参加、不幸な展開というヤツで。
ジョミー「薬膳ソース、箱で貰っていても無理だよ…」
スウェナ「言えてるわよねえ、ソースの値段は普通より…」
ちょっと高めな程度じゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「1本の値段が半端ないなら、まだマシだけど…」
??? 「そうかな、ぶるぅは喜んでたよ?」
でもって箱買い、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。
Aブルー「豚カツじゃなくても、合うらしくって…」
シロエ 「知ってますけど、問題は其処じゃないんです!」
サム 「俺たち、巻き添えにされたんだぜ?」
キースの野郎の勘違いでよ、とサム君、ブツブツと。
サム 「薬膳ソースで片付けられても、なんだかよ…」
Aブルー「つまりは、今日の法要に…」
文句があるっていうわけだよね、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「御縁だから、と感謝する気はゼロだって?」
一同 「「「げっ!」」」
その辺から聞かれていたわけか、と一同、顔面蒼白。
シロエ 「そういう意味じゃなくってですね…!」
サム 「ただの愚痴でよ、他意はねえから!」
Aブルー「そうは聞こえなかったけどねえ…」
薬膳ソース、ぼくのぶるぅでも感謝なのに、と言い募る人。
Aブルー「キースにお礼を言っといて、と頼むくらいに!」
一同 「「「ひぃっ!」」」
Aブルー「感謝の気持ちは、ぶるぅ以下でさ…」
スッポンタケに対する姿勢も出ているよね、と怖い台詞が。
Aブルー「御縁と思って法要どころか…」
シロエ 「違いますって!」
キース先輩に愚痴なだけで…、とシロエ君、必死。
シロエ 「仏様には、感謝ですから!」
Aブルー「とてもそうとは思えないけど?」
サム 「マジで感謝で、今日の御縁に感動だしよ…!」
ジョミー「本当だから!」
Aブルー「うーん…」
出まかせというヤツだろう、と言ってますけど。
ヤバそう…。
2024/09/23 (Mon)
☆態度で示すべし
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、お馴染みの生徒会長宅。
朝から来ている面々ですけど、ソルジャーに聞かれた愚痴。
シロエ 「出まかせなんか、誰も言っていません!」
ジョミー「みんな、とっても感謝してるし!」
サム 「ご仏縁だし、御縁なんだぜ?」
感謝の気持ちしかねえわけで…、とサム君、合掌。
サム 「愚痴に聞こえたなら、勘違いでよ…」
シロエ 「あくまで、キース先輩向けの愚痴です!」
Aブルー「そうなのかなあ…?」
シロエ 「ええ!」
もう本当に感謝してます、とシロエ君、必死の形相。
シロエ 「仏様には、いつもお世話になってますから!」
Aブルー「例えば、どんな?」
シロエ 「えっ…?」
Aブルー「スッポンタケに、お世話になった事例だよ!」
その例を挙げてくれたまえ、とソルジャーからの注文が。
Aブルー「いつもと言うなら、きっと沢山ある筈だしさ…」
シロエ 「うっ…」
言葉に詰まったシロエ君でして、たちまちピンチ。
Aブルー「ほら、早くして!」
シロエ 「あ、あのですね…。ありすぎて、こう…」
Aブルー「咄嗟には、思い付かないって?」
シロエ 「そうなんです! どれを挙げればいいのか…」
今、考えている所で…、と苦しい言い訳。
シロエ 「整理するまで、5分ほど待って頂けますか…?」
Aブルー「ダメに決まっているだろう!」
出まかせにも程があるってね、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「他のみんなも同じだろうし…」
一同 「「「ひぃっ!」」」
Aブルー「この際、感謝の気持ちってヤツを…」
態度で示して貰おうかな、と赤い瞳に物騒な光。
Aブルー「それなら全員、公平になるし、誰も文句は…」
シロエ 「態度だなんて、言われてもですね…!」
サム 「感謝の気持ちを示すだなんて、方法がよ…」
ジョミー「全然、思い付かないんだけど…!」
Aブルー「ごくごく簡単、問題は態度!」
誰でも直ぐに出来ることだよ、と真顔ですけど。
態度って…?
2024/09/24 (Tue)
☆楽なコースがいい
スッポンタケの法要ですけど、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーに愚痴を聞かれたせいで、只今、ピンチでして。
シロエ 「誰でも簡単に出来るって、もしかしてですね…」
サム 「罰礼ってヤツのことなのかよ?」
ジョミー「ちょ、ソレ、キースでも悲惨なヤツで…」
膝が笑うっていうヤツだよね、とジョミー君、顔面蒼白。
ジョミー「南無阿弥陀仏に合わせて、五体投地で…」
サム 「基本は百回だったっけか…?」
シロエ 「確か、そうだと記憶してます…」
無理ゲーですよ、とシロエ君も引き攣った顔。
シロエ 「そんなの、誰も出来ませんから!」
スウェナ「そうよ、百回もやれば死ぬわよ!」
Aブルー「うーん…。もっと簡単、楽なコースだけど?」
罰礼の方がいいんだろうか、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「反省の色が強く出るのは、そっちだし…」
シロエ 「いえ、楽なコースでお願いします!」
Aブルー「迷うトコだね、五体投地は法要にピッタリで…」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
これは自爆というヤツでは、と誰もがガクブル。
ジョミー「じゃあさ、シロエとサムだけで!」
スウェナ「言い出しっぺは、その二人よね…」
シロエ 「酷すぎですよ!」
サム 「そりゃよ、俺たちが言ったんだけどよ…」
自爆でババはキツすぎるぜ、とサム君、土下座。
サム 「ジョミー、前言撤回で頼む!」
シロエ 「ぼくもです!」
Aブルー「あのねえ…」
何もかも斜め上なんだよね、とソルジャーの深い溜息が。
Aブルー「五体投地を撤回するなら、ぼく宛だろう?」
シロエ 「そうでした…!」
サム 「んじゃ、改めて、撤回でよ…」
この通り、とサム君、めり込みそうな勢いで土下座。
サム 「頼むぜ、楽なコースってヤツで…!」
Aブルー「オッケー、それじゃ喪服を着てくれるかな?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「喪服だってば!」
法要と言えば喪服だよね、と言われましても。
喪服ですか…?
2024/09/25 (Wed)
☆法要で着るもの
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーに愚痴を聞かれたせいで、窮地に陥っている今。
シロエ 「喪服って、あの、真っ黒な服のことですか?」
Aブルー「そうだけど?」
法要で着るものらしいよね、とソルジャーの答え。
Aブルー「棚経はともかく、法要の時は必須なんだって?」
シロエ 「え、ええ…。それはまあ…」
サム 「年忌法要ってヤツだと、喪服だよなあ…」
Aブルー「ほらね、此処の法要が例外なだけ!」
ぼくが無知だったせいもあるけど…、とソルジャー、苦笑。
Aブルー「なにしろ、何も知らなかったし、異世界だし…」
シロエ 「分かりますけど、なんで今更、喪服なんです?」
Aブルー「感謝の気持ちを態度で示せ、と言ったよね?」
喪服が一番いいと思う、と説明が。
Aブルー「まだまだ残暑で暑いにしても、その服じゃあ…」
ブルー 「確かに、どうかと思うよねえ…」
Tシャツはともかく半パンは、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「お中日の法要にしても、半パンはちょっと…」
サム 「平服には入らねえってか?」
ブルー 「無理だろうねえ、会場、本堂だよ?」
一同 「「「あー…」」」
御本尊様の前というヤツか、と納得の理由ですけれど。
シロエ 「半パン、ぼくじゃありませんから!」
ジョミー「たまたま今日だけ、ってヤツだよね、ソレ!」
サム 「逃げてんじゃねえよ、一人だけ!」
Aブルー「マツカも、半パンじゃないけれど?」
さっきから見苦しい発言ばかり、とソルジャーが顰める顔。
Aブルー「とにかく喪服で、嫌と言うなら罰礼だよ!」
一同 「「「うっ…」」」
それは困る、と誰もがガクブル。
シロエ 「でもですね…! 喪服、持ってはいませんし…」
ジョミー「ぼくも、そんなの無いんだけど…」
Aブルー「なるほど、それじゃ罰礼で!」
一同 「「「げっ!」」」
そんな理由で詰みなのか、と泣きそうな顔の御一同様。
悲惨すぎ…。
2024/09/26 (Thu)
☆サイズが分かれば
スッポンタケの法要ですけど、生徒会長宅でピンチな面々。
ソルジャーに愚痴を聞かれてしまって、喪服を着る展開に。
シロエ 「罰礼だなんて、あんまりですよ…」
サム 「せめて回数、オマケしてくれよ…」
百回と言わずに十回くらい…、とサム君の助命嘆願。
サム 「百回とかだと、マジで死ぬしよ…」
Aブルー「そうかな、キースは基本が百回だろう?」
シロエ 「プロと一緒にしないで下さい!」
ぼくたち、素人なんですから、とシロエ君も必死。
シロエ 「回数、減らして欲しいんです!」
Aブルー「嫌なら、喪服を着ればいいだけだしねえ…」
マツカに頼んでみればいいのに、とソルジャーの言。
Aブルー「ジャストなサイズで、直ぐに届くと思うけど?」
シロエ 「そうでした!」
サム 「マツカ、手配は出来るのかよ?」
マツカ 「もちろん出来ます、サイズを教えて頂ければ」
法要までには届きますよ、とマツカ君の笑み。
マツカ 「直ぐに執事に連絡しますね」
一同 「「「イイネ!」」」
命拾いだ、と大喜びな御一同様。
シロエ 「マツカ先輩、感謝です!」
サム 「マジで神だぜ、福の神ってな!」
厄病仏とは真逆じゃねえか、とサム君も。
サム 「えっと、俺の喪服のサイズは、と…」
ジョミー「ぼくだと、何になるのかな?」
シロエ 「Tシャツとかとは、違いますしね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 分からないなら、採寸だよ!」
お裁縫だって得意だしね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「メジャーを取って来るから、待ってて!」
ブルー 「ぶるぅ、寸法、測らなくても…」
出来合いのヤツでいけるから、と生徒会長の割り込みが。
ブルー 「マツカに手配を頼まなくても、オッケーで…」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「ジャストサイズで、みんな、あるから!」
シロエ 「どういう意味です?」
ブルー 「そのまんま!」
みんな持ってて、着替えるだけ、と言ってますけど。
喪服…?
2024/09/27 (Fri)
☆制服でオッケー
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
けれどソルジャーに愚痴を聞かれて、喪服を着ろと注文が。
シロエ 「喪服なんか、持っていませんよ!」
サム 「だからマツカに頼んでるんだぜ、たった今…」
ブルー 「まあねえ…。でもさ、ぼくは一応、坊主でさ…」
この手のことには詳しいってね、と生徒会長、銀青様の顔。
ブルー 「大人の場合は喪服になるけど、高校までは…」
ぶるぅ 「そっか、制服だったっけ!」
制服のある学校ならね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「シャングリラ学園、制服なんだし…」
ブルー 「制服を着れば、オッケーだけど?」
一同 「「「あー…」」」
言われてみれば…、と実年齢だけは大人な面々、納得。
シロエ 「なるほど、制服でいけましたっけ…」
サム 「綺麗サッパリ忘れてたヤツな…」
ジョミー「それじゃ、ぶるぅに運んで貰えば…」
ぶるぅ 「そだよ、みんなの分を、お届けーっ!」
青いサイオンがキラリと光って、たちまち制服登場でして。
ぶるぅ 「これでいいでしょ、後は着るだけ!」
サム 「ありがてえ! マジで命が助かったぜ!」
ぶるぅ 「着替え用の部屋は、いつものでね!」
お泊まりの時に使ってるトコ、と言われて全員、即、出発。
シロエ 「直ぐに着替えて戻りますね!」
ぶるぅ 「行ってらっしゃーい!」
満面の笑顔で見送るお子様、逆にソルジャー、仏頂面。
Aブルー「そんな裏技があるなんて…」
ブルー 「裏技じゃなくて、正式だから!」
君が勉強不足なだけ、と生徒会長の突き放し。
ブルー 「もっと勉強するべきだよねえ…」
ぶるぅ 「あっ、キースだ!」
着いたみたい、と玄関へ跳ねてお迎えに。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今日は法要、よろしくね!」
キース 「ああ。…おい、他のヤツらはどうしたんだ?」
シロエ 「すみません、遅くなりましたーっ!」
これでも急いだんですが…、と制服の皆が登場ですけど。
さて…?
2024/09/28 (Sat)
☆正座がキツい服
秋のお彼岸はスッポンタケの法要ですけど、想定外の展開。
ソルジャーに愚痴を聞かれた面々、制服を着たわけでして。
シロエ 「あっ、キース先輩、おはようございます!」
サム 「キースも、これから着替えだよな?」
法衣と袈裟、とサム君の視線がキース君の法衣専用鞄に。
サム 「キースの苦労が、ちょっと分かったぜ、今日は」
ジョミー「ホントだよねえ、制服に着替えでも面倒だしさ」
法衣となったら、丸ごと着替え、とジョミー君も。
ジョミー「お疲れ様、ってマジで思うよ…」
シロエ 「フルコースで着替えですもんね…」
キース 「いや、俺の場合は仕事着だけに、慣れてるし…」
制服と、さほど変わらないが…、とキース君。
キース 「しかし、お前たち、どうして制服なんだ?」
シロエ 「…不幸な事故がありまして…」
サム 「喪服を着ねえと、人生詰みになるヤツで…」
Aブルー「髪がピンクに染まるんだよ!」
大変だよねえ、とソルジャーが広げる両手。
Aブルー「でもさ、喪服じゃなくてもいいらしくって…」
キース 「なんとなく分かった気はするな…」
喪服の代わりに制服なのか、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「つまり、自爆の結果なんだな、制服は」
一同 「「「うっ…」」」
キース 「俺を厄病仏と呼んでいるくせに、情けない…」
自分で招いた厄じゃないか、とキース君の冷ややかな瞳。
キース 「そういうことなら、俺も全力で…」
Aブルー「法要をしてくれるって?」
キース 「ああ。今日はとことん、やらせて貰う」
一同 「「「げっ!」」」
それは法話が長いヤツか、と誰もがガクブル。
シロエ 「あのですね…! 制服で正座、キツくって…」
ジョミー「長い時間とか、無理ゲーだけど!」
キース 「やかましい! お焼香の方も、正式に…」
Aブルー「時間がかかるコースかな?」
キース 「いつもの三倍やって貰うぞ」
それが正式なんだからな、と言ってますけど。
時間延長…。
2024/09/29 (Sun)
☆正式にやるなら
秋のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君も到着でして。
制服に着替えた面々を前に、正式にやると宣言された法要。
キース 「お前たち、お焼香は1回しかしないんだが…」
ブルー 「正式にやるなら、3回だしね」
キース 「ついでに、作法も決まっているわけで…」
其処はブルーにお願いしたい、とキース君。
キース 「見本で最初にやってくれるか、後は真似して…」
Aブルー「みんながやればいいわけだね!」
キース 「そういうことだな、俺は着替えに行って来る」
ブルー 「オッケー、その間に、作法を教えておくよ」
キース君は着替えに出掛けたわけで、早速、お焼香の練習。
ブルー 「この際、香炉を回す作法もやるから、正座!」
一同 「「「ええっ!?」」」
ブルー 「正座しないと教えられないし、座りたまえ!」
でないと髪がピンクだしね、と生徒会長からも脅しが。
ブルー 「よし、座ったんなら、お辞儀から!」
一同 「「「お辞儀?」」」
ブルー 「香炉を次に回す時にも、受け取る時も、一礼!」
ビシビシやるよ、と作法の仕込みで、キース君が再び。
キース 「ありがたい。思った以上の教え方だな」
ブルー 「同じやるなら、徹底的に、と思ってね」
Aブルー「いいねえ、スッポンタケも喜ぶよ!」
お焼香の時間だけでも3倍以上、とソルジャー、感激。
Aブルー「それに法話も長いって?」
キース 「ああ。飯の席まで正式にいくぞ」
一同 「「「は?」」」
キース 「坊主が同席、それが正しい」
当然、正座で飯になるな、とキース君が繰る正式な数珠。
キース 「飯が終わるまでの間は、全員が…」
シロエ 「正座でいろってことですか!?」
あんまりですよ、とシロエ君の悲鳴。
シロエ 「制服で正座だけでも、キツイのに…」
Aブルー「もしかして、ぼくも…?」
キース 「そうなるな」
Aブルー「無理すぎだよ…!」
普段通りの法要がいい、と絶叫ですけど。
今月、これにて中継終了~。
2024/09/30 (Mon)
☆平日でスタート
さて、9月。シャングリラ学園も、2学期スタートでして。
今年は1日が日曜だった展開、週末の生徒会長宅で嘆き節。
ジョミー「あー、やっと休みになったよね…」
シロエ 「キツかったですよ、いきなり平日MAXは…」
ブルー 「MAXじゃないと思うけど?」
MAXの場合は1日が月曜、と生徒会長の鋭いツッコミ。
ブルー 「日曜だった分、1日お得だったよね」
サム 「でもよ、たったの1日だぜ?」
スウェナ「1日まで休みをやっていた分、キツイわよ…」
夏休みが1日までだったのよ、とスウェナちゃんの反論が。
スウェナ「いつもより長い夏休みの後に、来たんでは…」
シロエ 「気分的にはMAX以上ですよね…」
ジョミー「始業式の日は、まだいいんだけどさ…」
サム 「2学期ってヤツは、授業開始が早いしよ…」
待ったなしで次の日からだったんだよな、とサム君も。
サム 「正直、身体が慣れてねえのに、いきなりだぜ?」
ジョミー「通学だって、ペース、掴めてないのにさ…」
シロエ 「分かります。ぼくもウッカリ、夜更かしで…」
次の日の朝がキツかったのが…、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「夏休み気分で、つい遅くまで作業とか…」
ジョミー「ぼくも、作業じゃないけどさ…」
気付くと遅い時間なんだよ、とジョミー君も夜更かし組。
ジョミー「夏休みだったら、寝てていいのに…」
シロエ 「学校の方は、寝たら遅刻で詰みですし…」
サム 「しかも、グレイブ先生だぜ?」
嫌味だけでは済まねえよな、とサム君、うんうん、と。
サム 「特別に何かくれるしよ…」
スウェナ「宿題割り増しサービスとかでしょ?」
シロエ 「特別生だと、やらなくてもいい筈ですが…」
そうもいかない状況ですし、とシロエ君。
シロエ 「ぼくたち、ブラックリストですしね…」
ジョミー「遅刻出来るの、キースだけだよ…」
キース 「お前たち…」
俺は仕事で遅刻なんだぞ、とキース君の仏頂面。
月参りですね…。
2024/09/01 (Sun)
☆お坊さんはハード
夏休みも終わってしまった9月、週末は生徒会長宅な面々。
2学期のスタート、いきなり平日だらけで愚痴ですけれど。
キース 「遅刻と言うがな、そういう扱いなだけで…」
シロエ 「お仕事なのは、よく分かってます…」
キース 「坊主のキツさも、まるで分かってないくせに…」
知ったような口を利きやがって、とキース君の不機嫌な顔。
キース 「お盆が終わった途端にお彼岸、ハードなんだ!」
シロエ 「えっ、もう準備に入っているんですか?」
キース 「当然だろう!」
でないと間に合わないからな、と副住職が繰る数珠レット。
キース 「お盆でバテた、と言っていられるのは数日で…」
ブルー 「アッと言う間に次の仕事が来るんだよ」
それが坊主の現実だね、と生徒会長も。
ブルー 「もっとも、檀家さんの方も、お盆バテでさ…」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「坊主は棚経でハードなんだけど、帰省とか!」
混んだ列車に高速道路、と挙げられる例。
ブルー 「ヘトヘトになって帰省な人もいるからねえ…」
一同 「「「あー…」」」
ブルー 「迎える方も、家の掃除で始まって…」
民宿状態な家も多いんだよ、と怖い話が。
ブルー 「人は増えるし、食事の量も増えるわけでさ…」
スウェナ「増えた人手も、アテには出来ないわよね…」
サム 「大人はともかく、子供は無理なヤツだしよ…」
棚経に行っても派手に騒いでるぜ、とサム君の証言。
サム 「座りなさい、って叱られても聞かねえし…」
ジョミー「分かる、お経の最中に後ろから…」
キース 「プール用のボールが飛んで来たりするんだ!」
遊びに夢中で見てないからな、とキース君も。
キース 「空気ばかりのボールとはいえ、ダメージは…」
ジョミー「ゼロってわけにはいかないし…」
サム 「その状態だぜ、家の人だって疲れるしよ…」
ジョミー「有り得ないこと、起きるんだよね…」
アレは愕然としたんだよ、と言ってますけど。
棚経で何か…?
2024/09/02 (Mon)
☆棚経でレアケース
まだまだ残暑が厳しい9月、週末は生徒会長宅ですけれど。
2学期のスタートがズラリ平日、その件の愚痴が発端で…。
シロエ 「有り得ないことって、今年の棚経で、ですか?」
ジョミー「そうだけど?」
キース 「正直、アレは俺でも戸惑ったヤツで…」
棚経をやって長いが、真面目に初の体験だった、と副住職。
キース 「親父の手伝いで回り始めて、もう何年だか…」
ジョミー「ぼくより数年多いだけだよ…」
ほんの数年、とジョミー君の不満そうな顔。
ジョミー「巻き込まれて、ずっと付き合わされて…」
サム 「俺もだけどよ…」
でもまあ、同じ経験はしてねえな、とサム君、フウと。
サム 「流石にアレは、レアケースだぜ」
シロエ 「サム先輩も、知ってるんですね?」
キース 「現物を見ているからな!」
一同 「「「は?」」」
現物とは、と誰もがキョトン。
シロエ 「あのぅ…。それって、現場の間違いでは…?」
スウェナ「ないでしょ、現場は重ならないし…。でも…」
現物というのは何なのよ、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「事件の証拠が残ってたわけ?」
キース 「そうなるな」
マツカ 「まさか、法衣に子供さんが悪戯ですか?」
お経の間に落書きとか…、とマツカ君。
マツカ 「幼稚園児だったら、やりそうですし…」
キース 「違う、やらかしたのは大人だ」
ジョミー「それもガチ勢、檀家さんだよ…」
帰省して来た人じゃなくて、とジョミー君の証言が。
ジョミー「棚経が終わって、家を出る時にさ…」
キース 「よく冷えてますから、どうぞ、と、だ…」
保冷用に包んだ瓶を頂いたんだ、とキース君も。
キース 「俺とジョミーに、1本ずつで…」
シロエ 「いいじゃないですか!」
瓶入りラムネとかですよね、とシロエ君。
シロエ 「もしかして、冷えていなかったとか…?」
キース 「普通だったら、あるあるなんだが…」
有り得ないヤツなんだからな、と言われましても。
何だと…?
2024/09/03 (Tue)
☆お持ち帰りな瓶
二学期がスタートしても残暑で、週末は生徒会長宅な面々。
いきなり平日がズラリ並んで、愚痴が出ていたわけですが。
シロエ 「有り得ないヤツって、何なんです?」
ジョミー「ヒントは、現物をサムも見ているトコだよね…」
キース 「そうなるな。持ち帰らないと、見られんぞ」
一同 「「「うーん…」」」
いったい何が起きたんだ、と首を傾げる御一同様。
シロエ 「あるあるじゃない、って言いましたよね?」
キース 「ホットだった、というのも、あるあるの内だ」
ジョミー「持って帰るしかなかったんだよ?」
たかが瓶でも重いのにさ、とジョミー君の深い溜息が。
ジョミー「ペットボトルなら、まだマシだったよね…」
キース 「其処は全面的に同意だ」
今どき、瓶は珍しいのに…、とキース君も。
キース 「お盆で大勢帰って来るから、買った口だな…」
ジョミー「張り込みました、っていうヤツで…」
サム 「思いっ切り、ご当地モノだったしよ…」
お取り寄せしたヤツでねえの、とサム君からも出たヒント。
シロエ 「お取り寄せで、ご当地モノですか…」
マツカ 「そうなると、有り得ない枠が広がりますね…」
スウェナ「この国だけでも、変わった飲み物が…」
きっとあるわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「海外枠まで広げちゃったら、もっと増えるわ」
シロエ 「それと、可能性としてはですね…」
アルコール類も含まれそうです、とシロエ君の鋭い指摘。
シロエ 「各地の銘酒を揃えてたとか、ありそうで…」
マツカ 「夏は冷酒で、という人も多いですからね…」
スウェナ「飲酒運転、自転車もアウトだった気が…」
缶チューハイでもダメじゃないの、という声が。
スウェナ「お酒だったら、冷えてても、持って帰るしか…」
シロエ 「お坊さん、建前としては、お酒はダメですし…」
マツカ 「まして、棚経ですからね…」
スウェナ「渡さないわよね…」
きっとソレだ、とアルコールで意見が一致ですけど。
お酒…?
2024/09/04 (Wed)
☆帰って飲めたら
9月になっても厳しい残暑で、週末は生徒会長宅ですけど。
二学期スタートがズラリ平日だった愚痴から、話題は棚経。
シロエ 「キース先輩、お酒を貰ったんですね?」
スウェナ「冷えていたって飲めないし、お持ち帰りで…」
重量物が増えたんでしょ、とスウェナちゃん。
スウェナ「瓶入りだったら、余計に重いものねえ…」
マツカ 「瓶の重量、侮れませんし…」
お気の毒でした、とマツカ君も。
マツカ 「でも、帰った後には飲めたんでしょう?」
シロエ 「氷で冷やして、すぐにキンキンに…」
冷えた所を、一気にグイッと、とシロエ君の笑み。
シロエ 「檀家さんからの頂き物なら、アドス和尚も…」
スウェナ「文句は言えない筈だもの」
マツカ 「そういう意味では、結果オーライでしたよね」
棚経の後に冷酒ですから、とマツカ君の相槌が。
マツカ 「いつもの年より、大当たりだったかもですよ」
シロエ 「言えてます! お酒を貰って帰ったんなら…」
イライザさんも何か作ってくれますよね、とシロエ君。
シロエ 「お盆の精進料理用の食材でも、何かパパッと」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 冷ややっことか、そういうの!」
美味しいよね、と料理上手なお子様ならではの台詞。
ぶるぅ 「ちょっと薬味を添えるだけでも、充分で…」
マツカ 「水切りをすれば、田楽だって出来ますよ」
ぶるぅ 「そうなの、お豆腐、優れものなの!」
おつまみ、色々作れちゃうよ、とニコニコと。
ぶるぅ 「キュウリとかでも、おつまみになるし…」
シロエ 「ですね、スティックにして、何かつければ…」
一品ですよ、とシロエ君も、うんうん、と。
シロエ 「いいもの貰えて、良かったですね!」
スウェナ「打ち上げよね…」
最高じゃない、とスウェナちゃんも笑顔。
スウェナ「持ち帰った疲れも、吹っ飛んだんでしょ?」
キース 「飲めていたらな…」
ジョミー「だよね…」
アレは飲めない、と二人揃って言ってますけど。
何故に…?
2024/09/05 (Thu)
☆強すぎる酒かも
9月になっても続くのが残暑、週末は涼しい生徒会長宅で。
二学期スタートの直後にズラリ平日、その愚痴から棚経へ。
シロエ 「飲めないって…。強すぎたんですか、お酒?」
マツカ 「ご当地モノの場合は、ありそうですよね…」
スウェナ「そうね、泡盛とか、半端ないんでしょ?」
海外モノだと、もっと強いし、とスウェナちゃん。
スウェナ「テキーラだとか、ウォッカとか…」
シロエ 「中華料理の国にも、強いのあると聞きますし…」
マツカ 「ありますね。しかも一種類ではないですし…」
この国にしても、地酒系とか侮れませんよ、とマツカ君も。
マツカ 「まさか、そういうのを頂いたんですか?」
シロエ 「飲めないでしょうね、流石に、ちょっと…」
スウェナ「水で割っても、キツイわよねえ…」
ソーダ割りでも無理なヤツね、とスウェナちゃんの溜息。
スウェナ「だけど、少しは飲めたでしょ?」
シロエ 「ジュースに混ぜれば、カクテルですから…」
マツカ 「冷たく、美味しく飲めそうですよ」
その辺もイライザさんにお任せで、とマツカ君の言。
マツカ 「レシピを調べて、作ってくれるでしょうからね」
キース 「いや、おふくろでもアレはだな…」
ジョミー「手も足も出ないヤツだよね…」
ついでに、お盆の最中だし…、とジョミー君の謎な台詞が。
ジョミー「お盆でなければ、使いようもさ…」
キース 「王道でいけていたと思うぞ、モノがモノだし」
一同 「「「えっと…?」」」
意味がサッパリ、と首を傾げる御一同様。
シロエ 「あのぅ…。お盆と、どう関係があるんです?」
マツカ 「お盆の間は、お酒は一滴もダメなんですか?」
それなら仕方ありませんけれど、とマツカ君の問い。
マツカ 「元老寺、厳しかったんですね…」
キース 「いや、違う。酒はいけるが、使いようがだ…」
ジョミー「もう、思いっ切り、縛りで、限定だったしさ…」
お盆の間は無理すぎるヤツ、と声を揃えてますけど。
どの辺が…?
2024/09/06 (Fri)
☆許されない料理
9月といえども暑さが続く毎日でして、週末は生徒会長宅。
其処で出て来た二学期の愚痴、その話から棚経の思い出が。
シロエ 「お酒はいけても、使いようって、何なんです?」
マツカ 「縛りで限定、お盆の間は無理と言われても…」
まるで想像出来ませんが…、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「料理用のを貰ったとしても、使えるでしょう?」
スウェナ「その通りに使えば、何も問題無いわよねえ…」
ご当地モノの料理酒でも、とスウェナちゃんも。
スウェナ「だけど、料理酒でご当地モノって…」
シロエ 「あるんでしょうか、料理用に限定だなんて…」
マツカ 「其処なんですよね、問題は…」
謎は深まるばかりですよ、とマツカ君の視線がキース君に。
マツカ 「お酒、どんなのを貰ったんですか?」
シロエ 「料理酒だった、という線は薄そうですけれど…」
キース 「いや。強いて言うなら、それが近いな」
ジョミー「料理と密接に関係してたの、ガチだよね…」
しかも料理も限定でさ…、とジョミー君、フウと溜息。
ジョミー「お盆の間は、キースの家では、絶対に…」
キース 「出るわけがないブツで、買いに行くのも…」
マジで許されないヤツだ、とキース君の眉間に皺が。
キース 「店にいるのや、買っているのを…」
ジョミー「檀家さんに目撃されたら、詰むもんね…」
キース 「まったくだ。普段だったら、許して貰えても…」
お盆の間だけは、ド顰蹙だ、とキース君が眺める窓の外。
キース 「誰が見たって、殺生でしかないからな…」
ジョミー「お店はもちろん、スーパーだってヤバいしさ…」
シロエ 「えっと…? 専門店があるんですか、ソレ?」
キース 「専門店のが最高だな」
店先で揚げている店だったら、何処も当たりだ、と副住職。
キース 「なにしろ、油が違うわけだし…」
ジョミー「うんと美味しく揚がるしね…」
シロエ 「コロッケですか?」
その言い方だと…、とシロエ君の問いですけど。
コロッケ…?
2024/09/07 (Sat)
☆行きにくい専門店
9月になっても終わらない残暑、週末は生徒会長宅な面々。
二学期スタートで並んだ平日、その愚痴から話は棚経へと。
ジョミー「うーん…。コロッケだったら、まだしもさ…」
キース 「ああ。コロッケも確かに美味いんだが…」
ヤバさは減るな、とキース君が繰る左手首の数珠レット。
キース 「混ぜ物多めで、ジャガイモとかがだ…」
ジョミー「かなり入るし、肉無しのだってあるもんね…」
キース 「それはそうだが、野菜バージョンは…」
肉屋では揚げていないと思うぞ、とキース君。
キース 「惣菜店ではないからな…」
ジョミー「そうだっけ…。コロッケなら罪が軽めでも…」
キース 「店先に立った時点で、目撃された場合は詰みだ」
下手なダジャレのつもりはないが…、と副住職の深い溜息。
キース 「お盆の最中に、肉屋というのは、流石にな…」
ジョミー「イライザさんだって、行きにくいよね…」
キース 「どうしても、と言うなら、宿坊の人に頼んで…」
代わりに買って貰うしか、という、お寺ならではの事情。
キース 「しかし、コロッケなら頼めても…」
ジョミー「豚カツは、無理なヤツだよね…」
一同 「「「豚カツ!?」」」
何故に豚カツ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「豚カツって…。おつまみ向けですか、アレ?」
スウェナ「おつまみ用なら、コロッケでしょ?」
マツカ 「一口コロッケだったら、パーティーとかでも…」
人気の一品なんですけどね、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「フォアグラ入りとか、色々ありますよ」
シロエ 「でも、豚カツは無いんですね?」
マツカ 「おつまみ用としては、出さないかと…」
軽食になってしまいますし、と御曹司。
マツカ 「でも、どうして豚カツに限定なんです?」
キース 「頂いたブツが、ブツだけにだ…」
ジョミー「豚カツ用のソースだったしね…」
一同 「「「ええっ!?」」」
嘘だろう、と誰もがビックリ仰天ですけど。
豚カツ用ソース…?
2024/09/08 (Sun)
☆ソレは飲めない
9月といえども残暑なわけで、涼しい生徒会長宅での週末。
其処で出て来た棚経の話、檀家さんに貰ったブツが問題で。
シロエ 「豚カツ用のソースって…。マジですか!?」
スウェナ「無いでしょ、ソレは…」
キース 「あったからこそ、サムも見ているわけでだな…」
持ち帰るしかないだろうが、と副住職の苦い顔付き。
キース 「いくら何でも、アレは飲めんぞ」
ジョミー「無理ゲーだよね…」
持って帰るのも重かったけど…、とジョミー君も。
ジョミー「下手に瓶だし、ペットボトルよりも重量が…」
キース 「ついでに飲めんし、全く減ってくれないし…」
一同 「「「あー…」」」
ただの荷物になったヤツだ、と誰もが納得。
マツカ 「豚カツ用のソースだなんて、災難でしたね…」
キース 「貰った時には、嬉しかったんだがな…」
ジョミー「自転車に乗る前に一気飲みして、空瓶も…」
置いて行こうと思ってたよね、とジョミー君の深い溜息。
ジョミー「檀家さんの家の前に置いたら、オッケーで…」
キース 「後で回収、向こうも、そういうつもりでだ…」
下さったのは分かるんだが…、とキース君、合掌して一礼。
キース 「お盆疲れがMAXなせいで、不幸な事故が…」
ジョミー「起きてしまったヤツなんだよね…」
後で気付いて、真っ青かもね、とジョミー君の苦笑。
ジョミー「豚カツを食べる時になって、やっと気付くかな」
キース 「そうだと思うぞ、ソースが無い、と…」
代わりにジュースが余分に冷蔵庫に…、とキース君の相槌。
キース 「だが、謝るには、遅すぎるしな…」
ジョミー「謝る相手は、帰省中のお孫さんとかだと思うよ」
お取り寄せしたソースが無いんだから、とジョミー君の言。
ジョミー「他のソースが家にあったら、まだしもさ…」
キース 「豚カツ用のソース、あるとは限らんしな…」
シロエ 「ご高齢だと、常備してませんよね…」
大勢が不幸になっていそうで、と言ってますけど。
ありそう…。
2024/09/09 (Mon)
☆返すのはアウト
9月になっても厳しい暑さで、週末は生徒会長宅ですけど。
棚経の日の思い出話で、とんでもないのが出て来まして…。
キース 「そうだな、あそこは、普段は御夫婦だけでだ…」
ジョミー「豚カツとは縁が無さそうかもね…」
キース 「外見だけで判断してはいかんぞ、ご高齢の方を」
百歳近くても、肉好きな方もいらっしゃるし…、と副住職。
キース 「ステーキが好きで、週に一度は召し上がるとか」
ジョミー「そうなんだ…」
キース 「月参りで行くと、お話しするのも坊主の役目だ」
法話だけではないんだぞ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「しかし、豚カツソースのお宅は、和食党だし…」
シロエ 「普段は豚カツ、食べないんですね?」
キース 「恐らくな…。お取り寄せまでした、ソース…」
ジョミー「貰ってしまって悪かったかも…」
もしかして返すべきだったかな、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「そしたら代わりに、ジュースが貰えて…」
シロエ 「瓶の持ち帰りだって、免れますよね…」
キース 「ダメだ、檀家さんに恥をかかせる恐れが…」
返しに行った時に出て来る人によっては、とキース君。
キース 「帰省中の人でも、チャイムが鳴った時にはだ…」
ジョミー「普通に応対するかもね…」
キース 「分かったか?」
檀家さん以外の人だった時が大問題だ、と冷静な指摘。
キース 「お盆疲れで済ませてくれれば、まだいいが…」
サム 「ボケたかも、って思っちまうの、ありそうだぜ」
ジョミー「うーん…。そうなった時は、ヤバいかも…」
キース 「帰省した時、親の様子に気を付けろ、と…」
最近、うるさく言われているし…、と副住職、フウと溜息。
キース 「若い人でもやらかすミスが、勘違いされて…」
シロエ 「病院で検査して貰わないと、ってヤツですね…」
キース 「そこまで心を配ってこそだしな…」
ジョミー「返すの、アウトだね…」
豚カツ用のソースが無い方がマシ、と一同、納得。
確かに…。
2024/09/10 (Tue)
☆お寺には似合い
残暑が厳しい9月の週末、涼しい生徒会長宅で過ごす面々。
棚経の思い出話が出まして、豚カツ用のソースを貰った件。
キース 「貰ってしまって悪かった、とは思うんだが…」
ジョミー「月参りに行ったついでじゃ、謝れないよね…」
キース 「ついででなくても、恐縮なさるのはガチだしな」
胸にしまっておくしかない、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「間違えて俺たちに渡したことは、檀家さんも…」
シロエ 「後で気付いているでしょうしね…」
キース 「そういうことだ。月参りでお邪魔した時に…」
詫びて下さったら、笑顔で対応するのも役目、と副住職。
キース 「頂いてしまって、すみませんでした、と…」
ジョミー「そうなっちゃうよねえ…」
キース 「坊主の辛い所ではあるが、ここはだな…」
美味しく頂いたことにするしか…、とキース君の苦笑い。
キース 「お盆の間は食べられないので、その後に、と…」
ジョミー「そういえば、結局、どうなったわけ?」
あのソース、とジョミー君の問い。
ジョミー「薬膳風味ってヤツがあったし、気になって…」
キース 「なかなか美味いぞ、薬膳風味」
一同 「「「薬膳風味!?」」」
なんだソレは、と誰もが仰天な豚カツ用ソース。
シロエ 「あのぅ…。薬膳と言えば、薬膳ですよね…?」
キース 「ズバリ、そうだが?」
薬膳料理の薬膳だな、とキース君、即答。
キース 「寺で使うには、似合いの味だと思わんか?」
サム 「俺も見た時、そう思ったぜ…」
もう一本は山椒風味だったしよ、とサム君の目撃証言が。
サム 「狙ったのかよ、って感じでよ…」
キース 「いくら何でも、ウケ狙いでは渡さんぞ…」
ただでもハードな棚経の時に、とキース君、合掌。
キース 「しかし、怪我の功名というヤツになったな」
ジョミー「アドス和尚が気に入ったとか?」
キース 「おふくろもだ。薬膳風味だし…」
宿坊用にも検討中だぞ、という話ですけど。
薬膳風味…。
2024/09/11 (Wed)
☆豚カツもいいね
9月になっても厳しい残暑で、週末は生徒会長宅ですけど。
棚経の思い出話で、豚カツ用のソースを貰ったという実話。
シロエ 「宿坊で出す件はともかく、味が気になります」
スウェナ「薬膳風味って、ちょっと想像つかないわよね…」
キース 「中濃ソースなんだが、かけて食うとだ…」
脂っこさが消えるんだよな、と食べている人の経験談。
キース 「薬草が十種も入っているのに、薬臭くもないし」
ジョミー「そうなんだ…。それじゃ、美味しい部類でさ…」
サム 「ゲテモノってわけじゃねえんだな…」
キース 「ああ。おふくろが調べてみたらしいんだが…」
取扱店を探している人も多いそうだ、と副住職。
キース 「知る人ぞ知る、といったソースで人気なんだぞ」
ジョミー「なんかいいよね、食べてみたいかも…」
シロエ 「ですね、今ならキース先輩の家にありますし」
サム 「豚カツさえあれば、試食出来るぜ」
話の種に、とサム君も乗り気。
サム 「ぶるぅに頼んでもいいけどよ…」
シロエ 「専門店のヤツが合いそうですね」
ぶるぅ 「そだね、こってりしてるしね!」
ぼくが揚げたら脂っこさが少なめで、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「お昼に豚カツ、買うのも良さそう!」
ブルー 「話題のソースは、元老寺から…」
瞬間移動でお借りして、と生徒会長も。
ブルー 「キース、借りてもいいのかな?」
キース 「かまわんぞ。残りは充分あるからな」
一同 「「「イイネ!」」」
今日のお昼は豚カツだ、と大歓声。
シロエ 「薬膳ソースが楽しみですよね!」
ぶるぅ 「豚カツ、お店に注文だね!」
??? 「ぼくのもお願い!」
食べてみたい、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「薬膳ソースで食べる豚カツ、美味しそうだし!」
シロエ 「なんで、いきなり来るんです!」
Aブルー「ついでだからね!」
一同 「「「は?」」
ついでとは、と顔を見合わせる面々ですけど。
こっちに用でも…?
2024/09/12 (Thu)
☆ツケにするなら
9月になっても終わらない暑さ、週末は生徒会長宅が一番。
そこで出て来た棚経の話、豚カツ用ソースを貰ったわけで。
シロエ 「ついでって、何か用なんですか!?」
Aブルー「そうだけど?」
キース 「だったら、サッサとそっちにだな…」
行けばよかろう、とキース君、手をヒラヒラと。
キース 「どうせ、ノルディと飯に行くとかで…」
ジョミー「だよねえ、豚カツよりもいいと思うよ?」
サム 「高級な店に決まってるしよ…」
その方がいいぜ、とサム君も。
サム 「美味いランチを捨てなくてもよ…」
シロエ 「デートに行けばいいでしょう!」
Aブルー「あのねえ…。用があるのは、こっちでさ…」
ノルディなんかじゃないんだよね、とソルジャーの返事。
Aブルー「もしかして、わざとスルーかな?」
シロエ 「いえ、迷惑と言っているわけじゃあ…!」
ないんですよ、とシロエ君、必死の言い訳。
シロエ 「そんなことをする命知らずは、いませんし…!」
Aブルー「命知らずって…」
シロエ 「バックに、ぶるぅがいるんですから!」
髪がピンクに染まるんでしょう、とシロエ君の悪い顔色。
シロエ 「出来れば、さっきの失言はですね…」
Aブルー「ぶるぅに内緒にしてくれ、って?」
シロエ 「もちろんです! でもって、キース先輩に…」
ツケて貰えると嬉しいんです、と凄い台詞が。
シロエ 「ババはやっぱり、引き慣れた人が一番で…」
Aブルー「オッケー、それじゃ、キースにね!」
丁度いいから、とソルジャーの笑み。
Aブルー「用があるのは、キースがメインで…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「でも、その前に、薬膳ソース!」
ぼくの分も豚カツお願い、とソルジャー、ズズイと。
Aブルー「食べながら話せば、平和だし…」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「シロエが回した、ツケの件とか…」
キース 「そうだった! シロエ!」
なんだって俺に回しやがった、と怒声ですけど。
責任逃れ…。
2024/09/13 (Fri)
☆ド真ん中だったツケ
9月といえども厳しい残暑で、週末は生徒会長宅ですけど。
其処で出て来た棚経の話、豚カツ用ソースを貰った人たち。
キース 「失言のツケを俺に回すとか、有り得んだろう!」
シロエ 「でも、先輩はプロですし…!」
ジョミー「言えてる、シロエは間違ってないよ」
プロという点に関しては、とジョミー君の援護射撃が。
ジョミー「ババを引くのも、大抵、それが原因だしさ」
サム 「間違いねえよな、まさにプロだぜ」
キース 「どの辺がだ!」
スウェナ「最大のヤツは、言いたくないけど…」
棚経もソレが元凶だもの、とスウェナちゃん。
スウェナ「とても口には出来ないわよねえ…」
Aブルー「ありがとう!」
今日は、その件で来たんだよ、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「もうじき、秋のお彼岸だしね!」
一同 「「「げっ!」」」
確かにキースに用があるヤツ、と一同、ドン引き。
シロエ 「まさか、頼みに来たんですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
お彼岸とくれば法要だしさ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「シロエがツケを回してくれたし、バッチリで…」
キース 「断ったら、髪がピンクになるとでも!?」
Aブルー「今の流れで、他にあるかい?」
お盆の棚経、ソレで引き受けてくれたよね、とニッコリと。
Aブルー「髪がピンクに染まった時には、丸坊主の危機!」
一同 「「「あー…」」」
アドス和尚が剃るんだった、と誰もがガクブル。
サム 「シロエが回したツケは、ガチかよ…」
ジョミー「思いっ切り、ド真ん中だよね…」
Aブルー「お蔭で、ぼくは手間が省けて、大満足だよ!」
話は済んだし、豚カツソースに全力集中、と狂喜する人。
Aブルー「薬膳ソースって言っていたよね、楽しみでさ…」
シロエ 「後口サッパリ、脂っこさが抜けるそうですよ」
キース 「サッサと話を切り替えるな!」
Aブルー「いいんだってば!」
用件の方は片付いたしね、とウインクですけど。
急転直下…。
2024/09/14 (Sat)
☆史上最大の失言
9月になっても止まらない残暑、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、お彼岸の法要が来た目的で。
キース 「片付いたも何も、俺は返事をしてないんだが!」
Aブルー「なるほどね…。そういうことなら…」
ぼくも考えがあるわけで…、とソルジャーの瞳に物騒な光。
Aブルー「ぶるぅ、よろしく!」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
ガチで悪戯を注文したか、と一同、顔面蒼白。
Aブルー「どうかしたわけ?」
シロエ 「いいえ、何でもありません!」
ジョミー「今の注文、ぶるぅに…だよね…?」
Aブルー「もちろんだよ!」
ぶるぅと言ったら、ぶるぅだよね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「君たちも、楽しんでくれたまえ!」
一同 「「「うわー…」」」
ダメすぎるヤツ、と誰もがガクガクブルブル。
シロエ 「…キース先輩、詰みましたよね…」
サム 「自業自得と言うにしてもよ…」
スウェナ「史上最大の失言だわね…」
ジョミー「もう遅いけどね…」
ついでに他には回せないし、とジョミー君。
ジョミー「髪がピンクじゃ、丸坊主しか…」
シロエ 「どう考えても、それ以外には無いですし…」
マツカ 「染め直すのはどうでしょう?」
Aブルー「さあねえ…。こっちの世界で出来るかなあ…」
染め直せるならいいけれど、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「多分、こっちのヤツとは違うし…」
シロエ 「下手にやったら、色が抜けたりしそうですか?」
Aブルー「それだけで済めば、ラッキーだよね」
最悪、綺麗に禿げる恐れが…、と怖すぎる台詞。
Aブルー「混ぜるな危険、っていうヤツで…」
シロエ 「まさか、毛根に大ダメージでしょうか…?」
根っこから抜けてしまうとか…、とシロエ君の問い。
シロエ 「そんなオチにはなりませんよね…?」
Aブルー「どうせ末路は同じなんだし、いいってば!」
一同 「「「あー…」」」
坊主頭な点は同じか、と一同、納得ですけど。
怖すぎ…。
2024/09/15 (Sun)
さて、9月。シャングリラ学園も、2学期スタートでして。
今年は1日が日曜だった展開、週末の生徒会長宅で嘆き節。
ジョミー「あー、やっと休みになったよね…」
シロエ 「キツかったですよ、いきなり平日MAXは…」
ブルー 「MAXじゃないと思うけど?」
MAXの場合は1日が月曜、と生徒会長の鋭いツッコミ。
ブルー 「日曜だった分、1日お得だったよね」
サム 「でもよ、たったの1日だぜ?」
スウェナ「1日まで休みをやっていた分、キツイわよ…」
夏休みが1日までだったのよ、とスウェナちゃんの反論が。
スウェナ「いつもより長い夏休みの後に、来たんでは…」
シロエ 「気分的にはMAX以上ですよね…」
ジョミー「始業式の日は、まだいいんだけどさ…」
サム 「2学期ってヤツは、授業開始が早いしよ…」
待ったなしで次の日からだったんだよな、とサム君も。
サム 「正直、身体が慣れてねえのに、いきなりだぜ?」
ジョミー「通学だって、ペース、掴めてないのにさ…」
シロエ 「分かります。ぼくもウッカリ、夜更かしで…」
次の日の朝がキツかったのが…、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「夏休み気分で、つい遅くまで作業とか…」
ジョミー「ぼくも、作業じゃないけどさ…」
気付くと遅い時間なんだよ、とジョミー君も夜更かし組。
ジョミー「夏休みだったら、寝てていいのに…」
シロエ 「学校の方は、寝たら遅刻で詰みですし…」
サム 「しかも、グレイブ先生だぜ?」
嫌味だけでは済まねえよな、とサム君、うんうん、と。
サム 「特別に何かくれるしよ…」
スウェナ「宿題割り増しサービスとかでしょ?」
シロエ 「特別生だと、やらなくてもいい筈ですが…」
そうもいかない状況ですし、とシロエ君。
シロエ 「ぼくたち、ブラックリストですしね…」
ジョミー「遅刻出来るの、キースだけだよ…」
キース 「お前たち…」
俺は仕事で遅刻なんだぞ、とキース君の仏頂面。
月参りですね…。
2024/09/01 (Sun)
☆お坊さんはハード
夏休みも終わってしまった9月、週末は生徒会長宅な面々。
2学期のスタート、いきなり平日だらけで愚痴ですけれど。
キース 「遅刻と言うがな、そういう扱いなだけで…」
シロエ 「お仕事なのは、よく分かってます…」
キース 「坊主のキツさも、まるで分かってないくせに…」
知ったような口を利きやがって、とキース君の不機嫌な顔。
キース 「お盆が終わった途端にお彼岸、ハードなんだ!」
シロエ 「えっ、もう準備に入っているんですか?」
キース 「当然だろう!」
でないと間に合わないからな、と副住職が繰る数珠レット。
キース 「お盆でバテた、と言っていられるのは数日で…」
ブルー 「アッと言う間に次の仕事が来るんだよ」
それが坊主の現実だね、と生徒会長も。
ブルー 「もっとも、檀家さんの方も、お盆バテでさ…」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「坊主は棚経でハードなんだけど、帰省とか!」
混んだ列車に高速道路、と挙げられる例。
ブルー 「ヘトヘトになって帰省な人もいるからねえ…」
一同 「「「あー…」」」
ブルー 「迎える方も、家の掃除で始まって…」
民宿状態な家も多いんだよ、と怖い話が。
ブルー 「人は増えるし、食事の量も増えるわけでさ…」
スウェナ「増えた人手も、アテには出来ないわよね…」
サム 「大人はともかく、子供は無理なヤツだしよ…」
棚経に行っても派手に騒いでるぜ、とサム君の証言。
サム 「座りなさい、って叱られても聞かねえし…」
ジョミー「分かる、お経の最中に後ろから…」
キース 「プール用のボールが飛んで来たりするんだ!」
遊びに夢中で見てないからな、とキース君も。
キース 「空気ばかりのボールとはいえ、ダメージは…」
ジョミー「ゼロってわけにはいかないし…」
サム 「その状態だぜ、家の人だって疲れるしよ…」
ジョミー「有り得ないこと、起きるんだよね…」
アレは愕然としたんだよ、と言ってますけど。
棚経で何か…?
2024/09/02 (Mon)
☆棚経でレアケース
まだまだ残暑が厳しい9月、週末は生徒会長宅ですけれど。
2学期のスタートがズラリ平日、その件の愚痴が発端で…。
シロエ 「有り得ないことって、今年の棚経で、ですか?」
ジョミー「そうだけど?」
キース 「正直、アレは俺でも戸惑ったヤツで…」
棚経をやって長いが、真面目に初の体験だった、と副住職。
キース 「親父の手伝いで回り始めて、もう何年だか…」
ジョミー「ぼくより数年多いだけだよ…」
ほんの数年、とジョミー君の不満そうな顔。
ジョミー「巻き込まれて、ずっと付き合わされて…」
サム 「俺もだけどよ…」
でもまあ、同じ経験はしてねえな、とサム君、フウと。
サム 「流石にアレは、レアケースだぜ」
シロエ 「サム先輩も、知ってるんですね?」
キース 「現物を見ているからな!」
一同 「「「は?」」」
現物とは、と誰もがキョトン。
シロエ 「あのぅ…。それって、現場の間違いでは…?」
スウェナ「ないでしょ、現場は重ならないし…。でも…」
現物というのは何なのよ、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「事件の証拠が残ってたわけ?」
キース 「そうなるな」
マツカ 「まさか、法衣に子供さんが悪戯ですか?」
お経の間に落書きとか…、とマツカ君。
マツカ 「幼稚園児だったら、やりそうですし…」
キース 「違う、やらかしたのは大人だ」
ジョミー「それもガチ勢、檀家さんだよ…」
帰省して来た人じゃなくて、とジョミー君の証言が。
ジョミー「棚経が終わって、家を出る時にさ…」
キース 「よく冷えてますから、どうぞ、と、だ…」
保冷用に包んだ瓶を頂いたんだ、とキース君も。
キース 「俺とジョミーに、1本ずつで…」
シロエ 「いいじゃないですか!」
瓶入りラムネとかですよね、とシロエ君。
シロエ 「もしかして、冷えていなかったとか…?」
キース 「普通だったら、あるあるなんだが…」
有り得ないヤツなんだからな、と言われましても。
何だと…?
2024/09/03 (Tue)
☆お持ち帰りな瓶
二学期がスタートしても残暑で、週末は生徒会長宅な面々。
いきなり平日がズラリ並んで、愚痴が出ていたわけですが。
シロエ 「有り得ないヤツって、何なんです?」
ジョミー「ヒントは、現物をサムも見ているトコだよね…」
キース 「そうなるな。持ち帰らないと、見られんぞ」
一同 「「「うーん…」」」
いったい何が起きたんだ、と首を傾げる御一同様。
シロエ 「あるあるじゃない、って言いましたよね?」
キース 「ホットだった、というのも、あるあるの内だ」
ジョミー「持って帰るしかなかったんだよ?」
たかが瓶でも重いのにさ、とジョミー君の深い溜息が。
ジョミー「ペットボトルなら、まだマシだったよね…」
キース 「其処は全面的に同意だ」
今どき、瓶は珍しいのに…、とキース君も。
キース 「お盆で大勢帰って来るから、買った口だな…」
ジョミー「張り込みました、っていうヤツで…」
サム 「思いっ切り、ご当地モノだったしよ…」
お取り寄せしたヤツでねえの、とサム君からも出たヒント。
シロエ 「お取り寄せで、ご当地モノですか…」
マツカ 「そうなると、有り得ない枠が広がりますね…」
スウェナ「この国だけでも、変わった飲み物が…」
きっとあるわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「海外枠まで広げちゃったら、もっと増えるわ」
シロエ 「それと、可能性としてはですね…」
アルコール類も含まれそうです、とシロエ君の鋭い指摘。
シロエ 「各地の銘酒を揃えてたとか、ありそうで…」
マツカ 「夏は冷酒で、という人も多いですからね…」
スウェナ「飲酒運転、自転車もアウトだった気が…」
缶チューハイでもダメじゃないの、という声が。
スウェナ「お酒だったら、冷えてても、持って帰るしか…」
シロエ 「お坊さん、建前としては、お酒はダメですし…」
マツカ 「まして、棚経ですからね…」
スウェナ「渡さないわよね…」
きっとソレだ、とアルコールで意見が一致ですけど。
お酒…?
2024/09/04 (Wed)
☆帰って飲めたら
9月になっても厳しい残暑で、週末は生徒会長宅ですけど。
二学期スタートがズラリ平日だった愚痴から、話題は棚経。
シロエ 「キース先輩、お酒を貰ったんですね?」
スウェナ「冷えていたって飲めないし、お持ち帰りで…」
重量物が増えたんでしょ、とスウェナちゃん。
スウェナ「瓶入りだったら、余計に重いものねえ…」
マツカ 「瓶の重量、侮れませんし…」
お気の毒でした、とマツカ君も。
マツカ 「でも、帰った後には飲めたんでしょう?」
シロエ 「氷で冷やして、すぐにキンキンに…」
冷えた所を、一気にグイッと、とシロエ君の笑み。
シロエ 「檀家さんからの頂き物なら、アドス和尚も…」
スウェナ「文句は言えない筈だもの」
マツカ 「そういう意味では、結果オーライでしたよね」
棚経の後に冷酒ですから、とマツカ君の相槌が。
マツカ 「いつもの年より、大当たりだったかもですよ」
シロエ 「言えてます! お酒を貰って帰ったんなら…」
イライザさんも何か作ってくれますよね、とシロエ君。
シロエ 「お盆の精進料理用の食材でも、何かパパッと」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 冷ややっことか、そういうの!」
美味しいよね、と料理上手なお子様ならではの台詞。
ぶるぅ 「ちょっと薬味を添えるだけでも、充分で…」
マツカ 「水切りをすれば、田楽だって出来ますよ」
ぶるぅ 「そうなの、お豆腐、優れものなの!」
おつまみ、色々作れちゃうよ、とニコニコと。
ぶるぅ 「キュウリとかでも、おつまみになるし…」
シロエ 「ですね、スティックにして、何かつければ…」
一品ですよ、とシロエ君も、うんうん、と。
シロエ 「いいもの貰えて、良かったですね!」
スウェナ「打ち上げよね…」
最高じゃない、とスウェナちゃんも笑顔。
スウェナ「持ち帰った疲れも、吹っ飛んだんでしょ?」
キース 「飲めていたらな…」
ジョミー「だよね…」
アレは飲めない、と二人揃って言ってますけど。
何故に…?
2024/09/05 (Thu)
☆強すぎる酒かも
9月になっても続くのが残暑、週末は涼しい生徒会長宅で。
二学期スタートの直後にズラリ平日、その愚痴から棚経へ。
シロエ 「飲めないって…。強すぎたんですか、お酒?」
マツカ 「ご当地モノの場合は、ありそうですよね…」
スウェナ「そうね、泡盛とか、半端ないんでしょ?」
海外モノだと、もっと強いし、とスウェナちゃん。
スウェナ「テキーラだとか、ウォッカとか…」
シロエ 「中華料理の国にも、強いのあると聞きますし…」
マツカ 「ありますね。しかも一種類ではないですし…」
この国にしても、地酒系とか侮れませんよ、とマツカ君も。
マツカ 「まさか、そういうのを頂いたんですか?」
シロエ 「飲めないでしょうね、流石に、ちょっと…」
スウェナ「水で割っても、キツイわよねえ…」
ソーダ割りでも無理なヤツね、とスウェナちゃんの溜息。
スウェナ「だけど、少しは飲めたでしょ?」
シロエ 「ジュースに混ぜれば、カクテルですから…」
マツカ 「冷たく、美味しく飲めそうですよ」
その辺もイライザさんにお任せで、とマツカ君の言。
マツカ 「レシピを調べて、作ってくれるでしょうからね」
キース 「いや、おふくろでもアレはだな…」
ジョミー「手も足も出ないヤツだよね…」
ついでに、お盆の最中だし…、とジョミー君の謎な台詞が。
ジョミー「お盆でなければ、使いようもさ…」
キース 「王道でいけていたと思うぞ、モノがモノだし」
一同 「「「えっと…?」」」
意味がサッパリ、と首を傾げる御一同様。
シロエ 「あのぅ…。お盆と、どう関係があるんです?」
マツカ 「お盆の間は、お酒は一滴もダメなんですか?」
それなら仕方ありませんけれど、とマツカ君の問い。
マツカ 「元老寺、厳しかったんですね…」
キース 「いや、違う。酒はいけるが、使いようがだ…」
ジョミー「もう、思いっ切り、縛りで、限定だったしさ…」
お盆の間は無理すぎるヤツ、と声を揃えてますけど。
どの辺が…?
2024/09/06 (Fri)
☆許されない料理
9月といえども暑さが続く毎日でして、週末は生徒会長宅。
其処で出て来た二学期の愚痴、その話から棚経の思い出が。
シロエ 「お酒はいけても、使いようって、何なんです?」
マツカ 「縛りで限定、お盆の間は無理と言われても…」
まるで想像出来ませんが…、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「料理用のを貰ったとしても、使えるでしょう?」
スウェナ「その通りに使えば、何も問題無いわよねえ…」
ご当地モノの料理酒でも、とスウェナちゃんも。
スウェナ「だけど、料理酒でご当地モノって…」
シロエ 「あるんでしょうか、料理用に限定だなんて…」
マツカ 「其処なんですよね、問題は…」
謎は深まるばかりですよ、とマツカ君の視線がキース君に。
マツカ 「お酒、どんなのを貰ったんですか?」
シロエ 「料理酒だった、という線は薄そうですけれど…」
キース 「いや。強いて言うなら、それが近いな」
ジョミー「料理と密接に関係してたの、ガチだよね…」
しかも料理も限定でさ…、とジョミー君、フウと溜息。
ジョミー「お盆の間は、キースの家では、絶対に…」
キース 「出るわけがないブツで、買いに行くのも…」
マジで許されないヤツだ、とキース君の眉間に皺が。
キース 「店にいるのや、買っているのを…」
ジョミー「檀家さんに目撃されたら、詰むもんね…」
キース 「まったくだ。普段だったら、許して貰えても…」
お盆の間だけは、ド顰蹙だ、とキース君が眺める窓の外。
キース 「誰が見たって、殺生でしかないからな…」
ジョミー「お店はもちろん、スーパーだってヤバいしさ…」
シロエ 「えっと…? 専門店があるんですか、ソレ?」
キース 「専門店のが最高だな」
店先で揚げている店だったら、何処も当たりだ、と副住職。
キース 「なにしろ、油が違うわけだし…」
ジョミー「うんと美味しく揚がるしね…」
シロエ 「コロッケですか?」
その言い方だと…、とシロエ君の問いですけど。
コロッケ…?
2024/09/07 (Sat)
☆行きにくい専門店
9月になっても終わらない残暑、週末は生徒会長宅な面々。
二学期スタートで並んだ平日、その愚痴から話は棚経へと。
ジョミー「うーん…。コロッケだったら、まだしもさ…」
キース 「ああ。コロッケも確かに美味いんだが…」
ヤバさは減るな、とキース君が繰る左手首の数珠レット。
キース 「混ぜ物多めで、ジャガイモとかがだ…」
ジョミー「かなり入るし、肉無しのだってあるもんね…」
キース 「それはそうだが、野菜バージョンは…」
肉屋では揚げていないと思うぞ、とキース君。
キース 「惣菜店ではないからな…」
ジョミー「そうだっけ…。コロッケなら罪が軽めでも…」
キース 「店先に立った時点で、目撃された場合は詰みだ」
下手なダジャレのつもりはないが…、と副住職の深い溜息。
キース 「お盆の最中に、肉屋というのは、流石にな…」
ジョミー「イライザさんだって、行きにくいよね…」
キース 「どうしても、と言うなら、宿坊の人に頼んで…」
代わりに買って貰うしか、という、お寺ならではの事情。
キース 「しかし、コロッケなら頼めても…」
ジョミー「豚カツは、無理なヤツだよね…」
一同 「「「豚カツ!?」」」
何故に豚カツ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「豚カツって…。おつまみ向けですか、アレ?」
スウェナ「おつまみ用なら、コロッケでしょ?」
マツカ 「一口コロッケだったら、パーティーとかでも…」
人気の一品なんですけどね、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「フォアグラ入りとか、色々ありますよ」
シロエ 「でも、豚カツは無いんですね?」
マツカ 「おつまみ用としては、出さないかと…」
軽食になってしまいますし、と御曹司。
マツカ 「でも、どうして豚カツに限定なんです?」
キース 「頂いたブツが、ブツだけにだ…」
ジョミー「豚カツ用のソースだったしね…」
一同 「「「ええっ!?」」」
嘘だろう、と誰もがビックリ仰天ですけど。
豚カツ用ソース…?
2024/09/08 (Sun)
☆ソレは飲めない
9月といえども残暑なわけで、涼しい生徒会長宅での週末。
其処で出て来た棚経の話、檀家さんに貰ったブツが問題で。
シロエ 「豚カツ用のソースって…。マジですか!?」
スウェナ「無いでしょ、ソレは…」
キース 「あったからこそ、サムも見ているわけでだな…」
持ち帰るしかないだろうが、と副住職の苦い顔付き。
キース 「いくら何でも、アレは飲めんぞ」
ジョミー「無理ゲーだよね…」
持って帰るのも重かったけど…、とジョミー君も。
ジョミー「下手に瓶だし、ペットボトルよりも重量が…」
キース 「ついでに飲めんし、全く減ってくれないし…」
一同 「「「あー…」」」
ただの荷物になったヤツだ、と誰もが納得。
マツカ 「豚カツ用のソースだなんて、災難でしたね…」
キース 「貰った時には、嬉しかったんだがな…」
ジョミー「自転車に乗る前に一気飲みして、空瓶も…」
置いて行こうと思ってたよね、とジョミー君の深い溜息。
ジョミー「檀家さんの家の前に置いたら、オッケーで…」
キース 「後で回収、向こうも、そういうつもりでだ…」
下さったのは分かるんだが…、とキース君、合掌して一礼。
キース 「お盆疲れがMAXなせいで、不幸な事故が…」
ジョミー「起きてしまったヤツなんだよね…」
後で気付いて、真っ青かもね、とジョミー君の苦笑。
ジョミー「豚カツを食べる時になって、やっと気付くかな」
キース 「そうだと思うぞ、ソースが無い、と…」
代わりにジュースが余分に冷蔵庫に…、とキース君の相槌。
キース 「だが、謝るには、遅すぎるしな…」
ジョミー「謝る相手は、帰省中のお孫さんとかだと思うよ」
お取り寄せしたソースが無いんだから、とジョミー君の言。
ジョミー「他のソースが家にあったら、まだしもさ…」
キース 「豚カツ用のソース、あるとは限らんしな…」
シロエ 「ご高齢だと、常備してませんよね…」
大勢が不幸になっていそうで、と言ってますけど。
ありそう…。
2024/09/09 (Mon)
☆返すのはアウト
9月になっても厳しい暑さで、週末は生徒会長宅ですけど。
棚経の日の思い出話で、とんでもないのが出て来まして…。
キース 「そうだな、あそこは、普段は御夫婦だけでだ…」
ジョミー「豚カツとは縁が無さそうかもね…」
キース 「外見だけで判断してはいかんぞ、ご高齢の方を」
百歳近くても、肉好きな方もいらっしゃるし…、と副住職。
キース 「ステーキが好きで、週に一度は召し上がるとか」
ジョミー「そうなんだ…」
キース 「月参りで行くと、お話しするのも坊主の役目だ」
法話だけではないんだぞ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「しかし、豚カツソースのお宅は、和食党だし…」
シロエ 「普段は豚カツ、食べないんですね?」
キース 「恐らくな…。お取り寄せまでした、ソース…」
ジョミー「貰ってしまって悪かったかも…」
もしかして返すべきだったかな、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「そしたら代わりに、ジュースが貰えて…」
シロエ 「瓶の持ち帰りだって、免れますよね…」
キース 「ダメだ、檀家さんに恥をかかせる恐れが…」
返しに行った時に出て来る人によっては、とキース君。
キース 「帰省中の人でも、チャイムが鳴った時にはだ…」
ジョミー「普通に応対するかもね…」
キース 「分かったか?」
檀家さん以外の人だった時が大問題だ、と冷静な指摘。
キース 「お盆疲れで済ませてくれれば、まだいいが…」
サム 「ボケたかも、って思っちまうの、ありそうだぜ」
ジョミー「うーん…。そうなった時は、ヤバいかも…」
キース 「帰省した時、親の様子に気を付けろ、と…」
最近、うるさく言われているし…、と副住職、フウと溜息。
キース 「若い人でもやらかすミスが、勘違いされて…」
シロエ 「病院で検査して貰わないと、ってヤツですね…」
キース 「そこまで心を配ってこそだしな…」
ジョミー「返すの、アウトだね…」
豚カツ用のソースが無い方がマシ、と一同、納得。
確かに…。
2024/09/10 (Tue)
☆お寺には似合い
残暑が厳しい9月の週末、涼しい生徒会長宅で過ごす面々。
棚経の思い出話が出まして、豚カツ用のソースを貰った件。
キース 「貰ってしまって悪かった、とは思うんだが…」
ジョミー「月参りに行ったついでじゃ、謝れないよね…」
キース 「ついででなくても、恐縮なさるのはガチだしな」
胸にしまっておくしかない、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「間違えて俺たちに渡したことは、檀家さんも…」
シロエ 「後で気付いているでしょうしね…」
キース 「そういうことだ。月参りでお邪魔した時に…」
詫びて下さったら、笑顔で対応するのも役目、と副住職。
キース 「頂いてしまって、すみませんでした、と…」
ジョミー「そうなっちゃうよねえ…」
キース 「坊主の辛い所ではあるが、ここはだな…」
美味しく頂いたことにするしか…、とキース君の苦笑い。
キース 「お盆の間は食べられないので、その後に、と…」
ジョミー「そういえば、結局、どうなったわけ?」
あのソース、とジョミー君の問い。
ジョミー「薬膳風味ってヤツがあったし、気になって…」
キース 「なかなか美味いぞ、薬膳風味」
一同 「「「薬膳風味!?」」」
なんだソレは、と誰もが仰天な豚カツ用ソース。
シロエ 「あのぅ…。薬膳と言えば、薬膳ですよね…?」
キース 「ズバリ、そうだが?」
薬膳料理の薬膳だな、とキース君、即答。
キース 「寺で使うには、似合いの味だと思わんか?」
サム 「俺も見た時、そう思ったぜ…」
もう一本は山椒風味だったしよ、とサム君の目撃証言が。
サム 「狙ったのかよ、って感じでよ…」
キース 「いくら何でも、ウケ狙いでは渡さんぞ…」
ただでもハードな棚経の時に、とキース君、合掌。
キース 「しかし、怪我の功名というヤツになったな」
ジョミー「アドス和尚が気に入ったとか?」
キース 「おふくろもだ。薬膳風味だし…」
宿坊用にも検討中だぞ、という話ですけど。
薬膳風味…。
2024/09/11 (Wed)
☆豚カツもいいね
9月になっても厳しい残暑で、週末は生徒会長宅ですけど。
棚経の思い出話で、豚カツ用のソースを貰ったという実話。
シロエ 「宿坊で出す件はともかく、味が気になります」
スウェナ「薬膳風味って、ちょっと想像つかないわよね…」
キース 「中濃ソースなんだが、かけて食うとだ…」
脂っこさが消えるんだよな、と食べている人の経験談。
キース 「薬草が十種も入っているのに、薬臭くもないし」
ジョミー「そうなんだ…。それじゃ、美味しい部類でさ…」
サム 「ゲテモノってわけじゃねえんだな…」
キース 「ああ。おふくろが調べてみたらしいんだが…」
取扱店を探している人も多いそうだ、と副住職。
キース 「知る人ぞ知る、といったソースで人気なんだぞ」
ジョミー「なんかいいよね、食べてみたいかも…」
シロエ 「ですね、今ならキース先輩の家にありますし」
サム 「豚カツさえあれば、試食出来るぜ」
話の種に、とサム君も乗り気。
サム 「ぶるぅに頼んでもいいけどよ…」
シロエ 「専門店のヤツが合いそうですね」
ぶるぅ 「そだね、こってりしてるしね!」
ぼくが揚げたら脂っこさが少なめで、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「お昼に豚カツ、買うのも良さそう!」
ブルー 「話題のソースは、元老寺から…」
瞬間移動でお借りして、と生徒会長も。
ブルー 「キース、借りてもいいのかな?」
キース 「かまわんぞ。残りは充分あるからな」
一同 「「「イイネ!」」」
今日のお昼は豚カツだ、と大歓声。
シロエ 「薬膳ソースが楽しみですよね!」
ぶるぅ 「豚カツ、お店に注文だね!」
??? 「ぼくのもお願い!」
食べてみたい、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「薬膳ソースで食べる豚カツ、美味しそうだし!」
シロエ 「なんで、いきなり来るんです!」
Aブルー「ついでだからね!」
一同 「「「は?」」
ついでとは、と顔を見合わせる面々ですけど。
こっちに用でも…?
2024/09/12 (Thu)
☆ツケにするなら
9月になっても終わらない暑さ、週末は生徒会長宅が一番。
そこで出て来た棚経の話、豚カツ用ソースを貰ったわけで。
シロエ 「ついでって、何か用なんですか!?」
Aブルー「そうだけど?」
キース 「だったら、サッサとそっちにだな…」
行けばよかろう、とキース君、手をヒラヒラと。
キース 「どうせ、ノルディと飯に行くとかで…」
ジョミー「だよねえ、豚カツよりもいいと思うよ?」
サム 「高級な店に決まってるしよ…」
その方がいいぜ、とサム君も。
サム 「美味いランチを捨てなくてもよ…」
シロエ 「デートに行けばいいでしょう!」
Aブルー「あのねえ…。用があるのは、こっちでさ…」
ノルディなんかじゃないんだよね、とソルジャーの返事。
Aブルー「もしかして、わざとスルーかな?」
シロエ 「いえ、迷惑と言っているわけじゃあ…!」
ないんですよ、とシロエ君、必死の言い訳。
シロエ 「そんなことをする命知らずは、いませんし…!」
Aブルー「命知らずって…」
シロエ 「バックに、ぶるぅがいるんですから!」
髪がピンクに染まるんでしょう、とシロエ君の悪い顔色。
シロエ 「出来れば、さっきの失言はですね…」
Aブルー「ぶるぅに内緒にしてくれ、って?」
シロエ 「もちろんです! でもって、キース先輩に…」
ツケて貰えると嬉しいんです、と凄い台詞が。
シロエ 「ババはやっぱり、引き慣れた人が一番で…」
Aブルー「オッケー、それじゃ、キースにね!」
丁度いいから、とソルジャーの笑み。
Aブルー「用があるのは、キースがメインで…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「でも、その前に、薬膳ソース!」
ぼくの分も豚カツお願い、とソルジャー、ズズイと。
Aブルー「食べながら話せば、平和だし…」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「シロエが回した、ツケの件とか…」
キース 「そうだった! シロエ!」
なんだって俺に回しやがった、と怒声ですけど。
責任逃れ…。
2024/09/13 (Fri)
☆ド真ん中だったツケ
9月といえども厳しい残暑で、週末は生徒会長宅ですけど。
其処で出て来た棚経の話、豚カツ用ソースを貰った人たち。
キース 「失言のツケを俺に回すとか、有り得んだろう!」
シロエ 「でも、先輩はプロですし…!」
ジョミー「言えてる、シロエは間違ってないよ」
プロという点に関しては、とジョミー君の援護射撃が。
ジョミー「ババを引くのも、大抵、それが原因だしさ」
サム 「間違いねえよな、まさにプロだぜ」
キース 「どの辺がだ!」
スウェナ「最大のヤツは、言いたくないけど…」
棚経もソレが元凶だもの、とスウェナちゃん。
スウェナ「とても口には出来ないわよねえ…」
Aブルー「ありがとう!」
今日は、その件で来たんだよ、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「もうじき、秋のお彼岸だしね!」
一同 「「「げっ!」」」
確かにキースに用があるヤツ、と一同、ドン引き。
シロエ 「まさか、頼みに来たんですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
お彼岸とくれば法要だしさ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「シロエがツケを回してくれたし、バッチリで…」
キース 「断ったら、髪がピンクになるとでも!?」
Aブルー「今の流れで、他にあるかい?」
お盆の棚経、ソレで引き受けてくれたよね、とニッコリと。
Aブルー「髪がピンクに染まった時には、丸坊主の危機!」
一同 「「「あー…」」」
アドス和尚が剃るんだった、と誰もがガクブル。
サム 「シロエが回したツケは、ガチかよ…」
ジョミー「思いっ切り、ド真ん中だよね…」
Aブルー「お蔭で、ぼくは手間が省けて、大満足だよ!」
話は済んだし、豚カツソースに全力集中、と狂喜する人。
Aブルー「薬膳ソースって言っていたよね、楽しみでさ…」
シロエ 「後口サッパリ、脂っこさが抜けるそうですよ」
キース 「サッサと話を切り替えるな!」
Aブルー「いいんだってば!」
用件の方は片付いたしね、とウインクですけど。
急転直下…。
2024/09/14 (Sat)
☆史上最大の失言
9月になっても止まらない残暑、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、お彼岸の法要が来た目的で。
キース 「片付いたも何も、俺は返事をしてないんだが!」
Aブルー「なるほどね…。そういうことなら…」
ぼくも考えがあるわけで…、とソルジャーの瞳に物騒な光。
Aブルー「ぶるぅ、よろしく!」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
ガチで悪戯を注文したか、と一同、顔面蒼白。
Aブルー「どうかしたわけ?」
シロエ 「いいえ、何でもありません!」
ジョミー「今の注文、ぶるぅに…だよね…?」
Aブルー「もちろんだよ!」
ぶるぅと言ったら、ぶるぅだよね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「君たちも、楽しんでくれたまえ!」
一同 「「「うわー…」」」
ダメすぎるヤツ、と誰もがガクガクブルブル。
シロエ 「…キース先輩、詰みましたよね…」
サム 「自業自得と言うにしてもよ…」
スウェナ「史上最大の失言だわね…」
ジョミー「もう遅いけどね…」
ついでに他には回せないし、とジョミー君。
ジョミー「髪がピンクじゃ、丸坊主しか…」
シロエ 「どう考えても、それ以外には無いですし…」
マツカ 「染め直すのはどうでしょう?」
Aブルー「さあねえ…。こっちの世界で出来るかなあ…」
染め直せるならいいけれど、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「多分、こっちのヤツとは違うし…」
シロエ 「下手にやったら、色が抜けたりしそうですか?」
Aブルー「それだけで済めば、ラッキーだよね」
最悪、綺麗に禿げる恐れが…、と怖すぎる台詞。
Aブルー「混ぜるな危険、っていうヤツで…」
シロエ 「まさか、毛根に大ダメージでしょうか…?」
根っこから抜けてしまうとか…、とシロエ君の問い。
シロエ 「そんなオチにはなりませんよね…?」
Aブルー「どうせ末路は同じなんだし、いいってば!」
一同 「「「あー…」」」
坊主頭な点は同じか、と一同、納得ですけど。
怖すぎ…。
2024/09/15 (Sun)
☆自主練習は無理
お盆の棚経の日ですけれども、朝から暑さが厳しすぎる件。
けれど法衣で自転車走行、それが僧籍な面子なわけでして。
マツカ 「石の部分は、暑さ倍では済みませんしね…」
スウェナ「プールサイドで火傷するのも、定番だものね…」
シロエ 「ただでも暑さMAXな中で、もっと暑いとか…」
そんな所で自主練なんかは嫌すぎですよ、とシロエ君。
シロエ 「ジョミー先輩とサム先輩も、逃げるでしょうね」
マツカ 「キースにしても、誘えないんだと思います」
何かあったら責任が…、とマツカ君の言。
マツカ 「棚経の日なら、アドス和尚が責任者ですけど…」
シロエ 「自主練だったら、キース先輩になりそうですね」
マツカ 「ええ。熱中症とか、朦朧として転倒だとか…」
そういう場合に、全責任がかかりますよ、と冷静な意見。
マツカ 「保険に入る必要だって、ありそうです」
シロエ 「あー…。この暑さですし、必須でしょうね…」
スウェナ「部活と同じで、責任者がすべき行動よねえ…」
マツカ 「そして保険は、高いんですよ…」
キースにはダメージ大きいでしょう、という指摘。
マツカ 「けれど入っていない場合は、万一の時に…」
シロエ 「叩かれてしまうヤツですね…」
マツカ 「万一の程度にもよりますけれど…」
救急搬送は確実に叩かれますよ、とマツカ君、深い溜息。
マツカ 「ですから、保険は不可欠で…」
シロエ 「金欠で加入できないキース先輩は…」
スウェナ「スルーしかなくて、自主練も無しな結末ね…」
今日は大丈夫なのかしら、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「サムとか地獄よ?」
シロエ 「アドス和尚は、スクーターですからね…」
自転車で追うのは大変ですよ、とシロエ君。
シロエ 「何か裏技、あるんでしょうか?」
マツカ 「あるかもですよ、キースにも内緒で」
スウェナ「法衣の下に冷却材とか?」
シロエ 「そうですね…」
アドス和尚とサム先輩だけ、という声が。
ありそう…。
2024/08/16 (Fri)
☆暑さ対策と裏技
棚経の日ですけれども、朝から暑さが厳しい、夏のお約束。
それでも自転車走行なのが、キース君たち僧籍な面子で…。
シロエ 「キース先輩には内緒の裏技ですか…」
マツカ 「あった場合は、言うわけがないと思いますけど」
スウェナ「なんと言っても、ラスボスだものね…」
キースに楽はさせないわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「巻き添えのジョミーは、気の毒だけど…」
シロエ 「どうでしょう? ジョミー先輩、反抗的で…」
坊主コースを拒否ですからね、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「アドス和尚にすれば、同情なんかしなくても…」
マツカ 「かまわない、という可能性は大きいですよ」
スウェナ「そうね、心象、悪そうだわねえ…」
マツカ 「キースとセットで裏技は除外、多分、それです」
裏技があった場合に限りますが、とマツカ君の分析が。
マツカ 「あるのか無いのか、そこが分かりませんからね」
シロエ 「キース先輩は、蚊帳の外ですし…」
スウェナ「あるなら、サムには箝口令よね…」
キースの耳に入らないように、とスウェナちゃんも。
スウェナ「冷却材にしても、もっと便利なグッズにしても」
シロエ 「最近、色々、出ていますしね…」
マツカ 「凍らせたペットボトルを使う冷却ベストも…」
あるそうですよ、とマツカ君。
マツカ 「法衣の下には、無理でしょうけど」
シロエ 「シャングリラ号なら、何かあるかもです!」
スウェナ「言われてみれば、そうだわね…」
暑い持ち場もあるんだから、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「機関部とかに勤務してたら、暑そうよ?」
??? 「ピンポーン!」
暑いんだよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「おはよう、今日は棚経、よろしくね!」
シロエ 「分かってますって、そのために来ているんです」
Aブルー「準備も頼むよ!」
マツカ 「承知していますけど…」
暑さ対策のグッズがあるんですか、とマツカ君の問い。
さて…?
2024/08/17 (Sat)
☆技術が違う世界
スッポンタケの棚経の日ですけれども、朝から厳しい暑さ。
僧籍の面子は自転車走行、暑さ対策はどうなっているやら。
マツカ 「技術が進んだ世界ですから、何かありそうで…」
Aブルー「人類側だと、色々あるよ?」
シロエ 「えっと…?」
Aブルー「ぼくの世界で技術と言ったら、人類側!」
そっちが基準で標準だよね、と明確すぎる発言が。
Aブルー「ミュウは異端で異分子なだけに、技術もさ…」
シロエ 「まるで違う、と言いたいんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
ホントに全く違うんだしさ、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「人類の船にステルス・デバイスは無いし…」
一同 「「「あー…」」」
Aブルー「ついでに、シールドも無いんだってば!」
衝突したら其処でおしまい、と恐ろしい台詞。
Aブルー「まあ、それなりに頑張ってるけど」
マツカ 「あの…。もしかして、人類側のグッズは…」
色々あっても、性能はイマイチなんですか、とマツカ君。
マツカ 「何処でも簡単に手に入る、というだけで…?」
Aブルー「ズバリ、そうだね!」
コンビニ的な店でも売っているけれど、とソルジャーの言。
Aブルー「例えて言うなら、こっちの携帯扇風機とか…」
シロエ 「えっ、その程度しか無いんでしょうか!?」
酷すぎますよ、とシロエ君、愕然。
シロエ 「こっちは、コンパクトサイズの冷風機とかも…」
スウェナ「普通にあるわよ、まさか、こっち以下?」
Aブルー「ううん、例えと言っただろう?」
ミュウから見たら、その程度、とソルジャーの笑み。
Aブルー「人類の技術は遅れてるな、と!」
マツカ 「すると、凄いグッズがあるんですね?」
こっちの世界よりも進んだ技術の、更に上が、とマツカ君。
マツカ 「いったい、どういうグッズなんです?」
Aブルー「そりゃもう、着れば涼しくて…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「コレ!」
コレだよコレ、とソルジャー、笑顔全開ですけど。
えっと…?
2024/08/18 (Sun)
☆アレがそうかも
今日はスッポンタケの棚経、生徒会長宅に朝から集う面々。
けれど僧籍な面子は自転車走行、酷い暑さなわけでして…。
マツカ 「コレというのは、何でしょう?」
Aブルー「だからコレだと言ってるだろう?」
見て分からない、と言われましても。
マツカ 「普段のお召し物と同じですけど?」
シロエ 「何かグッズが増えたようには思えませんが…」
スウェナ「あっ、ひょっとして、アレじゃない?」
頭のヤツ、とスウェナちゃんの視線が補聴器に。
スウェナ「いつも頭に乗っかってるわよ、確か首には…」
シロエ 「太い血管が通っているんで、冷やすんですよね」
熱中症になった時は特に、とシロエ君。
シロエ 「耳も、自律神経には重要なんだと聞きますよ」
マツカ 「そうらしいですね、すると頭と耳の辺りから…」
重点的に冷やしていれば効くかもです、とマツカ君も。
マツカ 「技術からして、人類とは違うそうですし…」
シロエ 「発想だって、全く別になるでしょうしね…」
スウェナ「頭に乗っけて冷やすだなんて、私たちでは…」
思い付きさえしないわよ、と驚くスウェナちゃんですが。
スウェナ「でも…。考えてみれば、冷えピタだとか…」
シロエ 「氷枕とかも、ありましたっけ…」
マツカ 「其処へ発想の転換があれば、アレだって…」
出来ても不思議じゃないですね、と大きく頷くマツカ君。
マツカ 「開発費、半端ないんでしょうけど…」
シロエ 「人類側とやらが知ったら、欲しがりそうです」
でも、売り込みは無理ですよね、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「敵同士だと、とても営業なんかは…」
マツカ 「出来ないでしょうねえ…」
それこそ言い値で売れそうなのに、とマツカ君の相槌が。
マツカ 「今の間に、特許だけでも取っておければ…」
シロエ 「将来、お得なんですけれど…」
スウェナ「残念だわねえ…」
Aブルー「あのさ、勝手に…」
納得しないでくれないかな、と言ってますけど。
違うと…?
2024/08/19 (Mon)
☆服だそうです
暦の上では残暑ですけど、暑さが更に厳しくなるのが8月。
スッポンタケの棚経の日も、僧籍な面子にはハードな酷暑。
シロエ 「勝手にってことは、違うんですか?」
スウェナ「頭のソレでしょ、他には見当たらないんだもの」
いつもの服を着ているだけで…、とスウェナちゃん。
スウェナ「着るだけで涼しいようなグッズは、何処にも…」
シロエ 「ありませんよね、アレくらいしか…」
Aブルー「だから、どうしてそうなるわけ?」
言葉通りに取ればいいんだけれど、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「着ると言ったら、服だろう?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「忘れたのかい、先月のハンコ騒ぎをさ!」
手袋をはめた状態で指紋と掌紋が…、と指差す自分の手。
Aブルー「そんな手袋を作れる技術があるんだよ?」
シロエ 「えっ、それじゃ冷却服ですか?」
着ているだけで冷え冷えですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「繊維くらいの細さのパイプで冷やすとか…?」
マツカ 「確かに、涼しそうですね…」
スウェナ「生地が冷え冷えなんだものねえ…」
Aブルー「なんで君たち、斜め上にばかり行くのかなあ…」
人類の発想に近いのかもね、とソルジャー、クスクスと。
Aブルー「そんな仕掛けを仕込むよりはさ、生地の開発!」
一同 「「「開発?」」」
Aブルー「そう! 耐熱、耐寒は基本だね!」
でもって通気性を良くして、他にも色々…、と説明が。
Aブルー「この服、着たまま、寝たって快適でね!」
一同 「「「ええっ!?」」」
それはズボラと言うのでは、と誰もがポカーン。
シロエ 「寝る時くらい、着替えましょうよ…」
マツカ 「気分もいいと思いますけど…」
Aブルー「そもそも、普段は着ないって!」
寝る時にはね、とソルジャー、ウインク。
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「分かってるってば、今は別件!」
シロエ 「えっと…?」
着て寝る時があるんですか、と質問ですけど。
答えは…?
2024/08/20 (Tue)
☆出撃するなら
暦の上では秋で残暑で、けれど暑さが一番厳しいのが8月。
棚経の日も朝から酷暑で、僧籍な面子はキツそうですけど。
Aブルー「滅多に無いけど、着たまま寝るしかない時が…」
シロエ 「嫌々という感じですけど?」
Aブルー「当然だよ!」
ハーレイとの夜もお預けだしね、とソルジャーが顰める顔。
Aブルー「ハーレイはブリッジに詰めっ放しで…」
マツカ 「もしかして、非常事態の時ですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
パジャマで寝てもいいんだけどさ、とブツブツブツ。
Aブルー「だけど、パジャマじゃ出撃できないし…」
シロエ 「そうでしょうねえ、服が特別仕様となると…」
スウェナ「危険すぎよね、爆撃なんかもあるんでしょ?」
Aブルー「そんなのは、どうでもいいんだよ!」
シールドすれば無問題、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「マッパで行っても、全く平気なんだけど…」
シロエ 「今、分かった気がしましたよ…」
スウェナ「ミュウのメンツの問題なのね?」
Aブルー「そう! パジャマはダメだ、と言われてて…」
出撃するなら着替えが必須、と文句な人。
Aブルー「着替える時間はあるだろう、と長老たちが…」
シロエ 「待って下さい、それをスルーで、着たままで…」
寝ているんではないでしょうね、とシロエ君、ズイと。
シロエ 「着替えが面倒くさいから、とパジャマは放置で」
Aブルー「決まってるだろう、誰がわざわざ…」
律儀に着替えて出撃なのさ、とソルジャーの不満そうな顔。
Aブルー「それより着たまま、これが一番!」
一同 「「「うーん…」」」
やっぱりズボラなヤツじゃないか、と誰もが溜息。
シロエ 「あのですね…。あんまりな気しかしなくって…」
マツカ 「ぼくもです。合理的では片付きませんよ…」
スウェナ「そこは着替えて欲しいわよねえ…」
Aブルー「いいんだってば、寝心地も良くて、快眠だし!」
元々、そういう仕様なんだし、と力説ですけど。
どの辺が…?
2024/08/21 (Wed)
☆着たままがいい
暦の上では秋といえども、残暑が厳しい8月の行事が棚経。
僧籍な面子は大変ですけど、逃げようがないという有様で。
シロエ 「元々、そういう仕様というのは、何なんです?」
Aブルー「そのままだってば、寝てもいいヤツ!」
それを想定して作っている服だしね、とソルジャーの言。
Aブルー「制服で仮眠している仲間も、いるわけで…」
シロエ 「そうかもですけど、それは着替える時間とか…」
スウェナ「取っていられなくて、仕方なくでしょ!」
Aブルー「まあねえ、そうとも言うけどさ…」
ぼくがやってもいいと思う、と言い募る人。
Aブルー「マッパで寝るか、着たまま寝るかの違いだし!」
シロエ 「非常事態なら、パジャマでお願いします!」
Aブルー「それが嫌だし、着たままなんだよ!」
面倒すぎる、とブツブツブツ。
Aブルー「上着にマントに、ブーツに手袋!」
シロエ 「分かりましたよ、言っても無駄ということは…」
Aブルー「オッケー、それじゃ棚経の準備の方を…」
してくれるかな、と偉そうに。
Aブルー「お膳は、ぶるぅが作ってくれるけど…」
シロエ 「お供え物とか、花ですよね…」
マツカ 「やるしかないです、でないと酷い展開に…」
なるのは見えていますから、とマツカ君。
マツカ 「スイカに卒塔婆を立てた事件も、ありましたし」
Aブルー「あったね、いいと思っていたのにさ…」
シロエ 「キース先輩、ブチ切れでしたよ?」
ただでも暑くてキレそうなのに、 とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「常識的かつ、模範的にしておかないと…」
マツカ 「キースの血管、切れますからね…」
Aブルー「頼んだよ! でもさ、暑さが少しでも…」
マシになったら許されるかな、 とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「スイカに卒塔婆とか、メロンに卒塔婆!」
シロエ 「ダメすぎますから! 第一、暑さは…」
スウェナ「どうにも出来ないわよ?」
今日も猛暑日コースだわね、と冷静な意見。
ですよねえ…?
2024年8月22日(木)
☆マシにするには
暦だけは秋で残暑ですけれど、暑さは厳しくなるのが8月。
棚経の日でも暑さMAX、僧籍な面子にはキツイ日でして。
シロエ 「天候のコントロールは、こっちじゃ無理です!」
マツカ 「そっちの世界は、出来るんですか?」
Aブルー「うーん…。ある程度までは、いけるんだけど…」
完璧というわけじゃないね、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「それが出来たら、住める惑星、増えてるし!」
一同 「「「あー…」」」
確かにそうだ、と納得するしかない台詞。
マツカ 「居住可能な星が多ければ、ミュウの皆さんも…」
シロエ 「迫害されないかもですねえ…」
Aブルー「辺境の星に追いやっておけば、いけるしね!」
目に入らなきゃいいんだし、とソルジャーの言。
Aブルー「かなりマシにはなると思うよ、でも今は…」
シロエ 「場所が無いから難しい、というわけですね?」
Aブルー「そうじゃなくって、今は棚経が最優先!」
暑さをマシにする話だよ、と言われましても。
シロエ 「ですから、天候のコントロールは…」
スウェナ「そっちの世界でも難しいんでしょ?」
マツカ 「ぼくたちの世界じゃ、人工降雨が限界ですよ…」
それだって上手くいかないんです、とマツカ君。
マツカ 「理論と現実、違いますしね…」
シロエ 「雨乞いの方がまだしも、効果あるかもですよ」
Aブルー「気温をどうこうするとは言っていないけど?」
要は暑さが問題だろう、とソルジャーが指す外の太陽。
Aブルー「暑い中でも涼しく出来たら、いいんじゃあ?」
シロエ 「そうなんですけど、暑さ対策のグッズとか…」
マツカ 「いいのは無いと聞きましたけど?」
Aブルー「グッズはね! だけど、それよりいいヤツが…」
此処にあるし、と胸を張る人。
Aブルー「この服があれば、どんな暑さもオッケーだよ!」
シロエ 「キース先輩に貸す気ですか!?」
スウェナ「あんまりだわよ…」
何処から見たってコスじゃないの、という指摘。
確かに…。
2024/08/23 (Fri)
☆コスでしかない
暦は秋でも暑い季節が8月なわけで、その最中に来る棚経。
僧籍な面子は自転車走行、炎天下を走っているわけでして。
マツカ 「その服がいいのは分かるんですけど…」
スウェナ「コスはアウトよ、棚経なのよ?」
此処に来るだけじゃないんだから、とスウェナちゃん。
スウェナ「檀家さんの家を沢山回って、お参りで…」
シロエ 「お坊さんスタイル、必須ですから!」
その格好では行けませんよ、とシロエ君も呆れ果てた顔。
シロエ 「普通に外出するにしたって、コスでしか…」
マツカ 「ないと思いますよ、きっと注目の的ですね」
スウェナ「何のアニメの衣装なのかな、って感じよね…」
でなきゃゲームのキャラだわよ、とスウェナちゃんの溜息。
スウェナ「スマホでコッソリ撮影して、画像検索で…」
シロエ 「キャラを特定しようとする人、出ますって!」
マツカ 「SNSにも、顔を隠してUPですよ…」
誰か知ってる人がいたら反応ありますし、とマツカ君。
マツカ 「場合によってはバズるかもです」
スウェナ「顔を伏せなきゃ、いけるんじゃない?」
シロエ 「キース先輩、ああ見えてイケメンですからね…」
宣伝と思われる可能性も…、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「自主公演の前宣伝で、衣装で町を歩くとか…」
スウェナ「あるわね、話題を呼ぶんだったら、作品を…」
伏せておくのが良さげかもよ、とスウェナちゃんの相槌。
スウェナ「バズるのを待って、何処でやるのかを…」
マツカ 「SNSに上げれば効果はありそうですね…」
シロエ 「言えてます! 発表をワクワク待つ人も…」
多そうですよ、とシロエ君も。
シロエ 「でも、舞台とかじゃないですし…」
マツカ 「お盆の棚経ですからね…」
ついでに自転車なんですけど、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「お坊さんには、無理な服ですよ」
シロエ 「自転車に乗るには、向いてますけど…」
いろんな意味で無理すぎで、と反対多数。
コスプレでは…。
2024/08/24 (Sat)
☆サイズが合わない
暦だけ秋で暑さはMAX、お盆の棚経はそういうシーズン。
今年も猛暑なんですけれど、僧籍な面子は自転車で走行中。
Aブルー「コスをしろとは言ってないけど?」
シロエ 「でも、その服だと言ったじゃないですか!」
Aブルー「そのまんまとは、ぼくは一言も…」
言っていない、とソルジャーの言。
Aブルー「そりゃまあ、今年は間に合わないし…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「もしかしたら、あの下に無理やり着込んでも…」
暑さはマシになるかもだけど、と妙な台詞が。
Aブルー「ただねえ、サイズの問題があって…」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「ぼくのを貸しても、入らないかも、って!」
肩幅とかも違うから、とソルジャーが指す自分の肩。
Aブルー「いいかい、この服、これで全部だと思ってる?」
一同 「「「えっと…?」」」
Aブルー「マントはともかく、服の本体!」
上着とアンダー、それで全部な勘定かな、と質問が。
Aブルー「アンダーにしても、ぴったりフィットで…」
シロエ 「まあ、そうですね…」
スウェナ「足とか腕の筋肉、分かるものねえ…」
Aブルー「うん。船の制服にしても、そうだけど…」
普通のミュウだと、このアンダーが制服で、という説明。
Aブルー「こっちのシャングリラ号も、そうだろう?」
シロエ 「そうですけど?」
Aブルー「みんな、アンダーしか着てないと?」
いわゆる下着はどうしてるかな、とソルジャー、ズイと。
Aブルー「アンダーだけで、オールオッケー?」
一同 「「「あっ!」」」
Aブルー「分かったかい? つまり、アンダーがさ…」
耐寒、耐熱仕様なわけ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「サイズさえ合えば、袖とか裾をまくったら…」
シロエ 「法衣の下に着られるんですね!」
Aブルー「ピンポーン! だけど、サイズが…」
マツカ 「合わないんですね、貸そうにも…」
せっかくのいい話なのに、と誰もが溜息。
ホントにねえ…。
2024/08/25 (Sun)
☆生地さえあったら
暦は秋でも暑さMAX、棚経の日も朝から容赦なく暑い件。
僧籍な面子は自転車走行、ハードな一日なわけですけれど。
Aブルー「もうちょっと早く、気付いてればさ…」
シロエ 「サイズの合う人、船で探せたかもですね!」
Aブルー「そうなんだよねえ、ぼくとしたことが…」
ウッカリしてた、とソルジャーも真面目に残念そう。
Aブルー「コレさえあれば、棚経の暑さも楽勝なんだよ!」
シロエ 「提供したら、棚経、サービスあるかもですね」
マツカ 「お経を少し長めにするとか、その程度なら…」
さほど時間もかかりませんし、とマツカ君も。
マツカ 「キースも、きっと喜ぶ筈です」
スウェナ「大感激よね、ジョミーにしても…」
シロエ 「サム先輩と違って、裏技、適用外ですしね…」
アドス和尚は、絶対、何かやってますよ、とシロエ君。
シロエ 「キース先輩たちには内緒で、暑さ対策…」
マツカ 「やってないとは思えませんよ…」
スウェナ「来年からは、キースたちの方が上じゃない?」
涼しい服を着込めるのなら、とスウェナちゃんが眺める窓。
スウェナ「猛暑日だろうが、自転車だろうが、最強だわよ」
シロエ 「最高ですよね、でも…」
アンダーでないとダメなんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「特殊仕様の生地なんですから、仕立てれば…」
スウェナ「ズバリ、法衣を作れるんじゃない?」
マツカ 「確かにそうです、出来そうですよね」
借りるより、生地を頂く方が…、とマツカ君も仕立てる派。
マツカ 「法衣専門のお店でも、コネはつけられますし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも一応、作れるよ!」
お裁縫だって得意だもん、と家事万能なお子様の笑み。
ぶるぅ 「生地さえあれば、切って仕立てるだけだしね!」
Aブルー「ダメダメ、アンダー限定だってば」
一同 「「「えっ?」」」
Aブルー「ぴったりフィットな形も、うんと重要で…」
袖とかをまくるのが限界だよ、と言ってますけど。
本当に…?
2024/08/26 (Mon)
☆フィットが大切
暦だけは秋で暑さはMAX、そういう時期に来るのが棚経。
今年も朝から猛暑日なフラグ、僧籍な面子は大変そうで…。
シロエ 「アンダー限定って、何故なんです!?」
Aブルー「いいかい、生地が特殊なんだよ?」
ぴったり覆っていないとね、とソルジャーの言。
Aブルー「皮膚との間が下手に開いたら、暑いって!」
マツカ 「逆のような気がしますけど…」
スウェナ「肌にくっつく服っていうのは、暑いでしょ?」
シロエ 「夏は薄着で、サラッとした生地が定番ですよ」
着物だって浴衣になる時期ですし…、とシロエ君も。
シロエ 「フィットしてると、蒸すと思うんですけれど?」
Aブルー「通気性だってバッチリだってば!」
だから通だと下着は無しで、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「アンダーだけなら涼しさ倍増、そういう仕様!」
シロエ 「下着があったら、邪魔するんですか?」
Aブルー「決まってるだろう、余計な生地が入るしさ…」
下着だけ肌に貼り付いて…、と説明が。
Aブルー「そうなるよりかは、マッパでアンダー!」
一同 「「「うーん…」」」
奥が深すぎるような気がする、と誰もが複雑。
シロエ 「すると法衣に仕立てた場合は、ダメですか?」
Aブルー「せっかくの生地が台無しだよ!」
袖とか襟とか、裾から熱気が入り込んで、と真剣な顔。
Aブルー「活かすためには、ぴったりフィット!」
マツカ 「袖まくりとかが限界だ、というわけですね?」
Aブルー「そう! 襟元が大きく開いちゃうのがさ…」
残念だよね、とソルジャー、深い溜息。
Aブルー「首までキッチリ、着込めれば…」
スウェナ「涼しくなるのね、首の血管が冷えるから」
Aブルー「ピンポーン!」
だけど法衣の下では無理、と正論が。
Aブルー「でも、着ないよりマシだってば!」
シロエ 「来年は貸す方向ですか?」
Aブルー「そうだね、来たら相談で…」
でもその前に、まずは棚経、と促す準備。
お膳とかですね?
2024/08/27 (Tue)
☆余裕が無い棚経
暦は秋でも暑さが厳しい時期が棚経、僧籍な面子には地獄。
今日も朝から暑いんですけど、お助けグッズが出来るかも。
シロエ 「えーっと、花はこの辺でいいんでしょうか?」
マツカ 「お供え物が此処で、お膳は、ぶるぅが…」
出来次第、置いてくれるんですよね、とマツカ君。
マツカ 「キース、お膳を見てる余裕もなさそうですけど」
スウェナ「そうねえ、毎年、来るなり、即、お経だし…」
シロエ 「アンダーを貸す相談なんて、出来るんですか?」
Aブルー「さあねえ…。出来なかったら、詰みかもね」
ぼくが来年、覚えてるとは限らないし、と怖い台詞が。
Aブルー「覚えていたって、キースの反応次第では…」
シロエ 「まさかのスルー…は無いですよね?」
Aブルー「それに決まっているだろう!」
無礼な態度を取った場合は、ガン無視で、とキッパリと。
Aブルー「あんたの話を聞いてられるか、はフラグだね!」
一同 「「「げっ!」」」
それは絶対、言いそうなヤツ、と誰もが愕然。
シロエ 「あ、あのぅ…。キース先輩、気が立っていて…」
マツカ 「棚経以外は、頭に無い状態だと思います…」
Aブルー「だったら、自業自得で自爆エンド!」
アンダーの話は二度としない、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「ついでにアイデア、借用するのも厳禁だよ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「こっちの世界にも、同じ衣装があるからさ…」
ソレを持ち出すのもアウトだしね、と睨む人。
Aブルー「アイデア料を積み上げられても、お断り!」
一同 「「「うわー…」」」
ほぼ確実に詰みなのでは、と一同、ガクブル。
シロエ 「ヤバいですって、この展開…」
マツカ 「そうですよね…」
キースの運に賭けるしか…、とマツカ君。
マツカ 「話だけでも聞いてくれれば、オッケーで…」
スウェナ「だけど、時間の余裕はゼロよ?」
シロエ 「祈るしか…」
出来ませんよね、とシロエ君も相槌ですけど。
どうなる…?
2024/08/28 (Wed)
☆教えるのも不可
暦は秋でも暑さMAX、その中で棚経なのが僧籍な人たち。
お助けグッズの案が出たのに、展開によってはパアかもで。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お膳、出来たよ!」
Aブルー「ありがとう! せっかく綺麗に出来てるのに…」
キースは、ろくに見もしないよね、とソルジャーの言。
Aブルー「来るなり、蝋燭と線香だ、って言ってお経で…」
シロエ 「分かってるんなら、別の機会にですね…」
マツカ 「アンダーの案を出してあげればどうですか?」
Aブルー「ダメダメ、それじゃ舐められるしさ…」
一発勝負で今日限りだよ、とキッパリと。
Aブルー「君たちも、アンダーの案を出した場合は…」
シロエ 「まさか、ぶるぅじゃないでしょうね?」
Aブルー「そうだけど? 髪の色はピンクでオッケー?」
他の色でも今なら受け付けるよ、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「もちろん、有り得ない色に限定で!」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
Aブルー「それが嫌なら、教えないこと!」
一同 「「「はいっ!」」」
誓って誰にも話しません、と一同、ガクブル。
シロエ 「キース先輩には悪いですけど、髪がピンクは…」
マツカ 「嫌すぎですしね、本当に…」
皆で沈黙しておきましょう、とマツカ君も。
マツカ 「それより、棚経のコースは大丈夫ですか?」
シロエ 「そうでした! 瞬間移動でサポートですよね?」
Aブルー「あっ、忘れてた!」
時間ギリギリ、とソルジャーの青いサイオンが。
Aブルー「よし、自転車ごと到着ってね!」
ぶるぅ 「分かった、お迎え、行って来るーっ!」
跳ねて行ったお子様、直ぐに戻りまして。
ぶるぅ 「キースとジョミー、来てくれたの!」
Aブルー「やあ、今年も棚経、よろしく!」
帰りもちゃんと送るから、と迎えたソルジャー。
Aブルー「ときに、相談があるんだけどさ…」
キース 「やかましい、迎えを忘れやがって!」
よくも太々しいことを、と怒声ですけど。
詰んだのでは…?
2024/08/29 (Thu)
☆消し飛んだ限定品
暦は秋でも暑さが厳しい中で棚経、僧籍な面子は受難の日。
ソルジャー提案のお助けグッズ、今日に限定だそうでして。
キース 「俺たちは、クソ暑い中で自転車なんだぞ!」
Aブルー「だから、その件で君に話が…」
キース 「言い訳なんぞを聞いてられるか!」
おい、蝋燭と線香だ、とキース君がジョミー君に下す指示。
キース 「早くしてくれ、次が控えているからな」
ジョミー「オッケー、みんなも早く座って!」
一同 「「「はいっ!」」」
サッと正座な面々ですけど、内心、冷汗ダラダラ状態。
キース 「では、始めるぞ!」
一同 (((これはダメかも…)))
キース 「のうまく さらば たたぎゃた ばろきてい…」
謎の呪文も混じる棚経、されど時間は短めな件。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((鉦を叩けば、終了だっけ…)))
キース 「南無阿弥陀仏…」
ハハーッと一礼、今年の棚経、マッハの速さで無事に終了。
キース 「では、失礼する。次へ送るのを頼んだぞ!」
Aブルー「分かってるってば、迎えを忘れた分も加えて…」
取り戻せるまでサポートするよ、とソルジャー、お布施を。
Aブルー「何軒分ほど、瞬間移動すればいいかな?」
キース 「そうだな、とりあえず5軒ほどで頼む」
Aブルー「後は、場合によって追加で?」
キース 「当然だ!」
迎えを忘れた罪は重いぞ、と玄関の方へスタスタと。
キース 「来い、ジョミー!」
ジョミー「はいっ!」
ジョミー君さえも従う気迫で、風のように去った副住職。
Aブルー「さて、5軒ほど送らないと…」
シロエ 「そうですね…」
Aブルー「まずは、1軒!」
玄関まで送り届けたよ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「しばらく、そっちに集中するからね」
シロエ 「その殊勝さを、アンダーに向けて貰えませんか」
マツカ 「案だけでも…」
Aブルー「却下!」
瞬間移動だけで充分、とバッサリ斬り捨て。
やっぱり…?
2024/08/30 (Fri)
☆アンダーは封印で
暦だけが秋で暑さはMAX、今年の棚経の日もそうでして。
マッハの速さで終えたキース君たち、次へ向かって走行中。
Aブルー「よし、2軒目も送り届けたし、次もじきだね」
シロエ 「其処をサボって、アンダーの件を提案の方が…」
キース先輩、結果的には喜びますよ、とシロエ君。
シロエ 「サポートが無いと、怒りまくるでしょうけど…」
マツカ 「今日は元々、気が立ってますし、寛大に…」
許してあげて欲しいんですが、とマツカ君も。
マツカ 「今すぐ、帰って頂いても、後はなんとか…」
シロエ 「ぼくたちで丸く収めますから…」
Aブルー「ふうん? マツカが車を用意するとでも?」
自転車ごと載せて移動なのかな、とソルジャー、ズイと。
Aブルー「それって即バレ、SNSに上がるヤツだよ?」
マツカ 「あっ…! 人の目は確かに避けられませんね…」
シロエ 「檀家さんがアップは無いでしょうけど…」
スウェナ「お隣に住んでる若い人なら、見た瞬間に…」
動画まで撮るわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「アッと言う間に拡散、バズるコースで…」
Aブルー「アドス和尚にバレるどころか、璃母恩院に…」
通報かもね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「おっと、3軒目の移動、やらないと!」
シロエ 「ダメっぽいですね、この展開…」
マツカ 「キースらしいとは思いますけど…」
気の毒すぎて、とマツカ君の深い溜息。
マツカ 「今日だけサポートして貰うよりも、来年も…」
シロエ 「その先もずっと、涼しくいける名案を…」
スウェナ「取ってた方が、絶対、お得だったのにねえ…」
自爆だなんて、とスウェナちゃんが仰ぐ天井。
スウェナ「ツイてないのが、キースだけれど…」
シロエ 「自分にも厄病仏だったんですね…」
Aブルー「その厄、貰うと髪がピンクになるからね!」
一同 「「「ひぃっ!」」」
Aブルー「嫌なら、沈黙!」
アンダーの件は封印で、と纏めですけど。
今月、これにて中継終了~。
2024/08/31 (Sat)
お盆の棚経の日ですけれども、朝から暑さが厳しすぎる件。
けれど法衣で自転車走行、それが僧籍な面子なわけでして。
マツカ 「石の部分は、暑さ倍では済みませんしね…」
スウェナ「プールサイドで火傷するのも、定番だものね…」
シロエ 「ただでも暑さMAXな中で、もっと暑いとか…」
そんな所で自主練なんかは嫌すぎですよ、とシロエ君。
シロエ 「ジョミー先輩とサム先輩も、逃げるでしょうね」
マツカ 「キースにしても、誘えないんだと思います」
何かあったら責任が…、とマツカ君の言。
マツカ 「棚経の日なら、アドス和尚が責任者ですけど…」
シロエ 「自主練だったら、キース先輩になりそうですね」
マツカ 「ええ。熱中症とか、朦朧として転倒だとか…」
そういう場合に、全責任がかかりますよ、と冷静な意見。
マツカ 「保険に入る必要だって、ありそうです」
シロエ 「あー…。この暑さですし、必須でしょうね…」
スウェナ「部活と同じで、責任者がすべき行動よねえ…」
マツカ 「そして保険は、高いんですよ…」
キースにはダメージ大きいでしょう、という指摘。
マツカ 「けれど入っていない場合は、万一の時に…」
シロエ 「叩かれてしまうヤツですね…」
マツカ 「万一の程度にもよりますけれど…」
救急搬送は確実に叩かれますよ、とマツカ君、深い溜息。
マツカ 「ですから、保険は不可欠で…」
シロエ 「金欠で加入できないキース先輩は…」
スウェナ「スルーしかなくて、自主練も無しな結末ね…」
今日は大丈夫なのかしら、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「サムとか地獄よ?」
シロエ 「アドス和尚は、スクーターですからね…」
自転車で追うのは大変ですよ、とシロエ君。
シロエ 「何か裏技、あるんでしょうか?」
マツカ 「あるかもですよ、キースにも内緒で」
スウェナ「法衣の下に冷却材とか?」
シロエ 「そうですね…」
アドス和尚とサム先輩だけ、という声が。
ありそう…。
2024/08/16 (Fri)
☆暑さ対策と裏技
棚経の日ですけれども、朝から暑さが厳しい、夏のお約束。
それでも自転車走行なのが、キース君たち僧籍な面子で…。
シロエ 「キース先輩には内緒の裏技ですか…」
マツカ 「あった場合は、言うわけがないと思いますけど」
スウェナ「なんと言っても、ラスボスだものね…」
キースに楽はさせないわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「巻き添えのジョミーは、気の毒だけど…」
シロエ 「どうでしょう? ジョミー先輩、反抗的で…」
坊主コースを拒否ですからね、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「アドス和尚にすれば、同情なんかしなくても…」
マツカ 「かまわない、という可能性は大きいですよ」
スウェナ「そうね、心象、悪そうだわねえ…」
マツカ 「キースとセットで裏技は除外、多分、それです」
裏技があった場合に限りますが、とマツカ君の分析が。
マツカ 「あるのか無いのか、そこが分かりませんからね」
シロエ 「キース先輩は、蚊帳の外ですし…」
スウェナ「あるなら、サムには箝口令よね…」
キースの耳に入らないように、とスウェナちゃんも。
スウェナ「冷却材にしても、もっと便利なグッズにしても」
シロエ 「最近、色々、出ていますしね…」
マツカ 「凍らせたペットボトルを使う冷却ベストも…」
あるそうですよ、とマツカ君。
マツカ 「法衣の下には、無理でしょうけど」
シロエ 「シャングリラ号なら、何かあるかもです!」
スウェナ「言われてみれば、そうだわね…」
暑い持ち場もあるんだから、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「機関部とかに勤務してたら、暑そうよ?」
??? 「ピンポーン!」
暑いんだよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「おはよう、今日は棚経、よろしくね!」
シロエ 「分かってますって、そのために来ているんです」
Aブルー「準備も頼むよ!」
マツカ 「承知していますけど…」
暑さ対策のグッズがあるんですか、とマツカ君の問い。
さて…?
2024/08/17 (Sat)
☆技術が違う世界
スッポンタケの棚経の日ですけれども、朝から厳しい暑さ。
僧籍の面子は自転車走行、暑さ対策はどうなっているやら。
マツカ 「技術が進んだ世界ですから、何かありそうで…」
Aブルー「人類側だと、色々あるよ?」
シロエ 「えっと…?」
Aブルー「ぼくの世界で技術と言ったら、人類側!」
そっちが基準で標準だよね、と明確すぎる発言が。
Aブルー「ミュウは異端で異分子なだけに、技術もさ…」
シロエ 「まるで違う、と言いたいんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
ホントに全く違うんだしさ、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「人類の船にステルス・デバイスは無いし…」
一同 「「「あー…」」」
Aブルー「ついでに、シールドも無いんだってば!」
衝突したら其処でおしまい、と恐ろしい台詞。
Aブルー「まあ、それなりに頑張ってるけど」
マツカ 「あの…。もしかして、人類側のグッズは…」
色々あっても、性能はイマイチなんですか、とマツカ君。
マツカ 「何処でも簡単に手に入る、というだけで…?」
Aブルー「ズバリ、そうだね!」
コンビニ的な店でも売っているけれど、とソルジャーの言。
Aブルー「例えて言うなら、こっちの携帯扇風機とか…」
シロエ 「えっ、その程度しか無いんでしょうか!?」
酷すぎますよ、とシロエ君、愕然。
シロエ 「こっちは、コンパクトサイズの冷風機とかも…」
スウェナ「普通にあるわよ、まさか、こっち以下?」
Aブルー「ううん、例えと言っただろう?」
ミュウから見たら、その程度、とソルジャーの笑み。
Aブルー「人類の技術は遅れてるな、と!」
マツカ 「すると、凄いグッズがあるんですね?」
こっちの世界よりも進んだ技術の、更に上が、とマツカ君。
マツカ 「いったい、どういうグッズなんです?」
Aブルー「そりゃもう、着れば涼しくて…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「コレ!」
コレだよコレ、とソルジャー、笑顔全開ですけど。
えっと…?
2024/08/18 (Sun)
☆アレがそうかも
今日はスッポンタケの棚経、生徒会長宅に朝から集う面々。
けれど僧籍な面子は自転車走行、酷い暑さなわけでして…。
マツカ 「コレというのは、何でしょう?」
Aブルー「だからコレだと言ってるだろう?」
見て分からない、と言われましても。
マツカ 「普段のお召し物と同じですけど?」
シロエ 「何かグッズが増えたようには思えませんが…」
スウェナ「あっ、ひょっとして、アレじゃない?」
頭のヤツ、とスウェナちゃんの視線が補聴器に。
スウェナ「いつも頭に乗っかってるわよ、確か首には…」
シロエ 「太い血管が通っているんで、冷やすんですよね」
熱中症になった時は特に、とシロエ君。
シロエ 「耳も、自律神経には重要なんだと聞きますよ」
マツカ 「そうらしいですね、すると頭と耳の辺りから…」
重点的に冷やしていれば効くかもです、とマツカ君も。
マツカ 「技術からして、人類とは違うそうですし…」
シロエ 「発想だって、全く別になるでしょうしね…」
スウェナ「頭に乗っけて冷やすだなんて、私たちでは…」
思い付きさえしないわよ、と驚くスウェナちゃんですが。
スウェナ「でも…。考えてみれば、冷えピタだとか…」
シロエ 「氷枕とかも、ありましたっけ…」
マツカ 「其処へ発想の転換があれば、アレだって…」
出来ても不思議じゃないですね、と大きく頷くマツカ君。
マツカ 「開発費、半端ないんでしょうけど…」
シロエ 「人類側とやらが知ったら、欲しがりそうです」
でも、売り込みは無理ですよね、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「敵同士だと、とても営業なんかは…」
マツカ 「出来ないでしょうねえ…」
それこそ言い値で売れそうなのに、とマツカ君の相槌が。
マツカ 「今の間に、特許だけでも取っておければ…」
シロエ 「将来、お得なんですけれど…」
スウェナ「残念だわねえ…」
Aブルー「あのさ、勝手に…」
納得しないでくれないかな、と言ってますけど。
違うと…?
2024/08/19 (Mon)
☆服だそうです
暦の上では残暑ですけど、暑さが更に厳しくなるのが8月。
スッポンタケの棚経の日も、僧籍な面子にはハードな酷暑。
シロエ 「勝手にってことは、違うんですか?」
スウェナ「頭のソレでしょ、他には見当たらないんだもの」
いつもの服を着ているだけで…、とスウェナちゃん。
スウェナ「着るだけで涼しいようなグッズは、何処にも…」
シロエ 「ありませんよね、アレくらいしか…」
Aブルー「だから、どうしてそうなるわけ?」
言葉通りに取ればいいんだけれど、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「着ると言ったら、服だろう?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「忘れたのかい、先月のハンコ騒ぎをさ!」
手袋をはめた状態で指紋と掌紋が…、と指差す自分の手。
Aブルー「そんな手袋を作れる技術があるんだよ?」
シロエ 「えっ、それじゃ冷却服ですか?」
着ているだけで冷え冷えですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「繊維くらいの細さのパイプで冷やすとか…?」
マツカ 「確かに、涼しそうですね…」
スウェナ「生地が冷え冷えなんだものねえ…」
Aブルー「なんで君たち、斜め上にばかり行くのかなあ…」
人類の発想に近いのかもね、とソルジャー、クスクスと。
Aブルー「そんな仕掛けを仕込むよりはさ、生地の開発!」
一同 「「「開発?」」」
Aブルー「そう! 耐熱、耐寒は基本だね!」
でもって通気性を良くして、他にも色々…、と説明が。
Aブルー「この服、着たまま、寝たって快適でね!」
一同 「「「ええっ!?」」」
それはズボラと言うのでは、と誰もがポカーン。
シロエ 「寝る時くらい、着替えましょうよ…」
マツカ 「気分もいいと思いますけど…」
Aブルー「そもそも、普段は着ないって!」
寝る時にはね、とソルジャー、ウインク。
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「分かってるってば、今は別件!」
シロエ 「えっと…?」
着て寝る時があるんですか、と質問ですけど。
答えは…?
2024/08/20 (Tue)
☆出撃するなら
暦の上では秋で残暑で、けれど暑さが一番厳しいのが8月。
棚経の日も朝から酷暑で、僧籍な面子はキツそうですけど。
Aブルー「滅多に無いけど、着たまま寝るしかない時が…」
シロエ 「嫌々という感じですけど?」
Aブルー「当然だよ!」
ハーレイとの夜もお預けだしね、とソルジャーが顰める顔。
Aブルー「ハーレイはブリッジに詰めっ放しで…」
マツカ 「もしかして、非常事態の時ですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
パジャマで寝てもいいんだけどさ、とブツブツブツ。
Aブルー「だけど、パジャマじゃ出撃できないし…」
シロエ 「そうでしょうねえ、服が特別仕様となると…」
スウェナ「危険すぎよね、爆撃なんかもあるんでしょ?」
Aブルー「そんなのは、どうでもいいんだよ!」
シールドすれば無問題、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「マッパで行っても、全く平気なんだけど…」
シロエ 「今、分かった気がしましたよ…」
スウェナ「ミュウのメンツの問題なのね?」
Aブルー「そう! パジャマはダメだ、と言われてて…」
出撃するなら着替えが必須、と文句な人。
Aブルー「着替える時間はあるだろう、と長老たちが…」
シロエ 「待って下さい、それをスルーで、着たままで…」
寝ているんではないでしょうね、とシロエ君、ズイと。
シロエ 「着替えが面倒くさいから、とパジャマは放置で」
Aブルー「決まってるだろう、誰がわざわざ…」
律儀に着替えて出撃なのさ、とソルジャーの不満そうな顔。
Aブルー「それより着たまま、これが一番!」
一同 「「「うーん…」」」
やっぱりズボラなヤツじゃないか、と誰もが溜息。
シロエ 「あのですね…。あんまりな気しかしなくって…」
マツカ 「ぼくもです。合理的では片付きませんよ…」
スウェナ「そこは着替えて欲しいわよねえ…」
Aブルー「いいんだってば、寝心地も良くて、快眠だし!」
元々、そういう仕様なんだし、と力説ですけど。
どの辺が…?
2024/08/21 (Wed)
☆着たままがいい
暦の上では秋といえども、残暑が厳しい8月の行事が棚経。
僧籍な面子は大変ですけど、逃げようがないという有様で。
シロエ 「元々、そういう仕様というのは、何なんです?」
Aブルー「そのままだってば、寝てもいいヤツ!」
それを想定して作っている服だしね、とソルジャーの言。
Aブルー「制服で仮眠している仲間も、いるわけで…」
シロエ 「そうかもですけど、それは着替える時間とか…」
スウェナ「取っていられなくて、仕方なくでしょ!」
Aブルー「まあねえ、そうとも言うけどさ…」
ぼくがやってもいいと思う、と言い募る人。
Aブルー「マッパで寝るか、着たまま寝るかの違いだし!」
シロエ 「非常事態なら、パジャマでお願いします!」
Aブルー「それが嫌だし、着たままなんだよ!」
面倒すぎる、とブツブツブツ。
Aブルー「上着にマントに、ブーツに手袋!」
シロエ 「分かりましたよ、言っても無駄ということは…」
Aブルー「オッケー、それじゃ棚経の準備の方を…」
してくれるかな、と偉そうに。
Aブルー「お膳は、ぶるぅが作ってくれるけど…」
シロエ 「お供え物とか、花ですよね…」
マツカ 「やるしかないです、でないと酷い展開に…」
なるのは見えていますから、とマツカ君。
マツカ 「スイカに卒塔婆を立てた事件も、ありましたし」
Aブルー「あったね、いいと思っていたのにさ…」
シロエ 「キース先輩、ブチ切れでしたよ?」
ただでも暑くてキレそうなのに、 とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「常識的かつ、模範的にしておかないと…」
マツカ 「キースの血管、切れますからね…」
Aブルー「頼んだよ! でもさ、暑さが少しでも…」
マシになったら許されるかな、 とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「スイカに卒塔婆とか、メロンに卒塔婆!」
シロエ 「ダメすぎますから! 第一、暑さは…」
スウェナ「どうにも出来ないわよ?」
今日も猛暑日コースだわね、と冷静な意見。
ですよねえ…?
2024年8月22日(木)
☆マシにするには
暦だけは秋で残暑ですけれど、暑さは厳しくなるのが8月。
棚経の日でも暑さMAX、僧籍な面子にはキツイ日でして。
シロエ 「天候のコントロールは、こっちじゃ無理です!」
マツカ 「そっちの世界は、出来るんですか?」
Aブルー「うーん…。ある程度までは、いけるんだけど…」
完璧というわけじゃないね、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「それが出来たら、住める惑星、増えてるし!」
一同 「「「あー…」」」
確かにそうだ、と納得するしかない台詞。
マツカ 「居住可能な星が多ければ、ミュウの皆さんも…」
シロエ 「迫害されないかもですねえ…」
Aブルー「辺境の星に追いやっておけば、いけるしね!」
目に入らなきゃいいんだし、とソルジャーの言。
Aブルー「かなりマシにはなると思うよ、でも今は…」
シロエ 「場所が無いから難しい、というわけですね?」
Aブルー「そうじゃなくって、今は棚経が最優先!」
暑さをマシにする話だよ、と言われましても。
シロエ 「ですから、天候のコントロールは…」
スウェナ「そっちの世界でも難しいんでしょ?」
マツカ 「ぼくたちの世界じゃ、人工降雨が限界ですよ…」
それだって上手くいかないんです、とマツカ君。
マツカ 「理論と現実、違いますしね…」
シロエ 「雨乞いの方がまだしも、効果あるかもですよ」
Aブルー「気温をどうこうするとは言っていないけど?」
要は暑さが問題だろう、とソルジャーが指す外の太陽。
Aブルー「暑い中でも涼しく出来たら、いいんじゃあ?」
シロエ 「そうなんですけど、暑さ対策のグッズとか…」
マツカ 「いいのは無いと聞きましたけど?」
Aブルー「グッズはね! だけど、それよりいいヤツが…」
此処にあるし、と胸を張る人。
Aブルー「この服があれば、どんな暑さもオッケーだよ!」
シロエ 「キース先輩に貸す気ですか!?」
スウェナ「あんまりだわよ…」
何処から見たってコスじゃないの、という指摘。
確かに…。
2024/08/23 (Fri)
☆コスでしかない
暦は秋でも暑い季節が8月なわけで、その最中に来る棚経。
僧籍な面子は自転車走行、炎天下を走っているわけでして。
マツカ 「その服がいいのは分かるんですけど…」
スウェナ「コスはアウトよ、棚経なのよ?」
此処に来るだけじゃないんだから、とスウェナちゃん。
スウェナ「檀家さんの家を沢山回って、お参りで…」
シロエ 「お坊さんスタイル、必須ですから!」
その格好では行けませんよ、とシロエ君も呆れ果てた顔。
シロエ 「普通に外出するにしたって、コスでしか…」
マツカ 「ないと思いますよ、きっと注目の的ですね」
スウェナ「何のアニメの衣装なのかな、って感じよね…」
でなきゃゲームのキャラだわよ、とスウェナちゃんの溜息。
スウェナ「スマホでコッソリ撮影して、画像検索で…」
シロエ 「キャラを特定しようとする人、出ますって!」
マツカ 「SNSにも、顔を隠してUPですよ…」
誰か知ってる人がいたら反応ありますし、とマツカ君。
マツカ 「場合によってはバズるかもです」
スウェナ「顔を伏せなきゃ、いけるんじゃない?」
シロエ 「キース先輩、ああ見えてイケメンですからね…」
宣伝と思われる可能性も…、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「自主公演の前宣伝で、衣装で町を歩くとか…」
スウェナ「あるわね、話題を呼ぶんだったら、作品を…」
伏せておくのが良さげかもよ、とスウェナちゃんの相槌。
スウェナ「バズるのを待って、何処でやるのかを…」
マツカ 「SNSに上げれば効果はありそうですね…」
シロエ 「言えてます! 発表をワクワク待つ人も…」
多そうですよ、とシロエ君も。
シロエ 「でも、舞台とかじゃないですし…」
マツカ 「お盆の棚経ですからね…」
ついでに自転車なんですけど、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「お坊さんには、無理な服ですよ」
シロエ 「自転車に乗るには、向いてますけど…」
いろんな意味で無理すぎで、と反対多数。
コスプレでは…。
2024/08/24 (Sat)
☆サイズが合わない
暦だけ秋で暑さはMAX、お盆の棚経はそういうシーズン。
今年も猛暑なんですけれど、僧籍な面子は自転車で走行中。
Aブルー「コスをしろとは言ってないけど?」
シロエ 「でも、その服だと言ったじゃないですか!」
Aブルー「そのまんまとは、ぼくは一言も…」
言っていない、とソルジャーの言。
Aブルー「そりゃまあ、今年は間に合わないし…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「もしかしたら、あの下に無理やり着込んでも…」
暑さはマシになるかもだけど、と妙な台詞が。
Aブルー「ただねえ、サイズの問題があって…」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「ぼくのを貸しても、入らないかも、って!」
肩幅とかも違うから、とソルジャーが指す自分の肩。
Aブルー「いいかい、この服、これで全部だと思ってる?」
一同 「「「えっと…?」」」
Aブルー「マントはともかく、服の本体!」
上着とアンダー、それで全部な勘定かな、と質問が。
Aブルー「アンダーにしても、ぴったりフィットで…」
シロエ 「まあ、そうですね…」
スウェナ「足とか腕の筋肉、分かるものねえ…」
Aブルー「うん。船の制服にしても、そうだけど…」
普通のミュウだと、このアンダーが制服で、という説明。
Aブルー「こっちのシャングリラ号も、そうだろう?」
シロエ 「そうですけど?」
Aブルー「みんな、アンダーしか着てないと?」
いわゆる下着はどうしてるかな、とソルジャー、ズイと。
Aブルー「アンダーだけで、オールオッケー?」
一同 「「「あっ!」」」
Aブルー「分かったかい? つまり、アンダーがさ…」
耐寒、耐熱仕様なわけ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「サイズさえ合えば、袖とか裾をまくったら…」
シロエ 「法衣の下に着られるんですね!」
Aブルー「ピンポーン! だけど、サイズが…」
マツカ 「合わないんですね、貸そうにも…」
せっかくのいい話なのに、と誰もが溜息。
ホントにねえ…。
2024/08/25 (Sun)
☆生地さえあったら
暦は秋でも暑さMAX、棚経の日も朝から容赦なく暑い件。
僧籍な面子は自転車走行、ハードな一日なわけですけれど。
Aブルー「もうちょっと早く、気付いてればさ…」
シロエ 「サイズの合う人、船で探せたかもですね!」
Aブルー「そうなんだよねえ、ぼくとしたことが…」
ウッカリしてた、とソルジャーも真面目に残念そう。
Aブルー「コレさえあれば、棚経の暑さも楽勝なんだよ!」
シロエ 「提供したら、棚経、サービスあるかもですね」
マツカ 「お経を少し長めにするとか、その程度なら…」
さほど時間もかかりませんし、とマツカ君も。
マツカ 「キースも、きっと喜ぶ筈です」
スウェナ「大感激よね、ジョミーにしても…」
シロエ 「サム先輩と違って、裏技、適用外ですしね…」
アドス和尚は、絶対、何かやってますよ、とシロエ君。
シロエ 「キース先輩たちには内緒で、暑さ対策…」
マツカ 「やってないとは思えませんよ…」
スウェナ「来年からは、キースたちの方が上じゃない?」
涼しい服を着込めるのなら、とスウェナちゃんが眺める窓。
スウェナ「猛暑日だろうが、自転車だろうが、最強だわよ」
シロエ 「最高ですよね、でも…」
アンダーでないとダメなんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「特殊仕様の生地なんですから、仕立てれば…」
スウェナ「ズバリ、法衣を作れるんじゃない?」
マツカ 「確かにそうです、出来そうですよね」
借りるより、生地を頂く方が…、とマツカ君も仕立てる派。
マツカ 「法衣専門のお店でも、コネはつけられますし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも一応、作れるよ!」
お裁縫だって得意だもん、と家事万能なお子様の笑み。
ぶるぅ 「生地さえあれば、切って仕立てるだけだしね!」
Aブルー「ダメダメ、アンダー限定だってば」
一同 「「「えっ?」」」
Aブルー「ぴったりフィットな形も、うんと重要で…」
袖とかをまくるのが限界だよ、と言ってますけど。
本当に…?
2024/08/26 (Mon)
☆フィットが大切
暦だけは秋で暑さはMAX、そういう時期に来るのが棚経。
今年も朝から猛暑日なフラグ、僧籍な面子は大変そうで…。
シロエ 「アンダー限定って、何故なんです!?」
Aブルー「いいかい、生地が特殊なんだよ?」
ぴったり覆っていないとね、とソルジャーの言。
Aブルー「皮膚との間が下手に開いたら、暑いって!」
マツカ 「逆のような気がしますけど…」
スウェナ「肌にくっつく服っていうのは、暑いでしょ?」
シロエ 「夏は薄着で、サラッとした生地が定番ですよ」
着物だって浴衣になる時期ですし…、とシロエ君も。
シロエ 「フィットしてると、蒸すと思うんですけれど?」
Aブルー「通気性だってバッチリだってば!」
だから通だと下着は無しで、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「アンダーだけなら涼しさ倍増、そういう仕様!」
シロエ 「下着があったら、邪魔するんですか?」
Aブルー「決まってるだろう、余計な生地が入るしさ…」
下着だけ肌に貼り付いて…、と説明が。
Aブルー「そうなるよりかは、マッパでアンダー!」
一同 「「「うーん…」」」
奥が深すぎるような気がする、と誰もが複雑。
シロエ 「すると法衣に仕立てた場合は、ダメですか?」
Aブルー「せっかくの生地が台無しだよ!」
袖とか襟とか、裾から熱気が入り込んで、と真剣な顔。
Aブルー「活かすためには、ぴったりフィット!」
マツカ 「袖まくりとかが限界だ、というわけですね?」
Aブルー「そう! 襟元が大きく開いちゃうのがさ…」
残念だよね、とソルジャー、深い溜息。
Aブルー「首までキッチリ、着込めれば…」
スウェナ「涼しくなるのね、首の血管が冷えるから」
Aブルー「ピンポーン!」
だけど法衣の下では無理、と正論が。
Aブルー「でも、着ないよりマシだってば!」
シロエ 「来年は貸す方向ですか?」
Aブルー「そうだね、来たら相談で…」
でもその前に、まずは棚経、と促す準備。
お膳とかですね?
2024/08/27 (Tue)
☆余裕が無い棚経
暦は秋でも暑さが厳しい時期が棚経、僧籍な面子には地獄。
今日も朝から暑いんですけど、お助けグッズが出来るかも。
シロエ 「えーっと、花はこの辺でいいんでしょうか?」
マツカ 「お供え物が此処で、お膳は、ぶるぅが…」
出来次第、置いてくれるんですよね、とマツカ君。
マツカ 「キース、お膳を見てる余裕もなさそうですけど」
スウェナ「そうねえ、毎年、来るなり、即、お経だし…」
シロエ 「アンダーを貸す相談なんて、出来るんですか?」
Aブルー「さあねえ…。出来なかったら、詰みかもね」
ぼくが来年、覚えてるとは限らないし、と怖い台詞が。
Aブルー「覚えていたって、キースの反応次第では…」
シロエ 「まさかのスルー…は無いですよね?」
Aブルー「それに決まっているだろう!」
無礼な態度を取った場合は、ガン無視で、とキッパリと。
Aブルー「あんたの話を聞いてられるか、はフラグだね!」
一同 「「「げっ!」」」
それは絶対、言いそうなヤツ、と誰もが愕然。
シロエ 「あ、あのぅ…。キース先輩、気が立っていて…」
マツカ 「棚経以外は、頭に無い状態だと思います…」
Aブルー「だったら、自業自得で自爆エンド!」
アンダーの話は二度としない、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「ついでにアイデア、借用するのも厳禁だよ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「こっちの世界にも、同じ衣装があるからさ…」
ソレを持ち出すのもアウトだしね、と睨む人。
Aブルー「アイデア料を積み上げられても、お断り!」
一同 「「「うわー…」」」
ほぼ確実に詰みなのでは、と一同、ガクブル。
シロエ 「ヤバいですって、この展開…」
マツカ 「そうですよね…」
キースの運に賭けるしか…、とマツカ君。
マツカ 「話だけでも聞いてくれれば、オッケーで…」
スウェナ「だけど、時間の余裕はゼロよ?」
シロエ 「祈るしか…」
出来ませんよね、とシロエ君も相槌ですけど。
どうなる…?
2024/08/28 (Wed)
☆教えるのも不可
暦は秋でも暑さMAX、その中で棚経なのが僧籍な人たち。
お助けグッズの案が出たのに、展開によってはパアかもで。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お膳、出来たよ!」
Aブルー「ありがとう! せっかく綺麗に出来てるのに…」
キースは、ろくに見もしないよね、とソルジャーの言。
Aブルー「来るなり、蝋燭と線香だ、って言ってお経で…」
シロエ 「分かってるんなら、別の機会にですね…」
マツカ 「アンダーの案を出してあげればどうですか?」
Aブルー「ダメダメ、それじゃ舐められるしさ…」
一発勝負で今日限りだよ、とキッパリと。
Aブルー「君たちも、アンダーの案を出した場合は…」
シロエ 「まさか、ぶるぅじゃないでしょうね?」
Aブルー「そうだけど? 髪の色はピンクでオッケー?」
他の色でも今なら受け付けるよ、とソルジャー、ウインク。
Aブルー「もちろん、有り得ない色に限定で!」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
Aブルー「それが嫌なら、教えないこと!」
一同 「「「はいっ!」」」
誓って誰にも話しません、と一同、ガクブル。
シロエ 「キース先輩には悪いですけど、髪がピンクは…」
マツカ 「嫌すぎですしね、本当に…」
皆で沈黙しておきましょう、とマツカ君も。
マツカ 「それより、棚経のコースは大丈夫ですか?」
シロエ 「そうでした! 瞬間移動でサポートですよね?」
Aブルー「あっ、忘れてた!」
時間ギリギリ、とソルジャーの青いサイオンが。
Aブルー「よし、自転車ごと到着ってね!」
ぶるぅ 「分かった、お迎え、行って来るーっ!」
跳ねて行ったお子様、直ぐに戻りまして。
ぶるぅ 「キースとジョミー、来てくれたの!」
Aブルー「やあ、今年も棚経、よろしく!」
帰りもちゃんと送るから、と迎えたソルジャー。
Aブルー「ときに、相談があるんだけどさ…」
キース 「やかましい、迎えを忘れやがって!」
よくも太々しいことを、と怒声ですけど。
詰んだのでは…?
2024/08/29 (Thu)
☆消し飛んだ限定品
暦は秋でも暑さが厳しい中で棚経、僧籍な面子は受難の日。
ソルジャー提案のお助けグッズ、今日に限定だそうでして。
キース 「俺たちは、クソ暑い中で自転車なんだぞ!」
Aブルー「だから、その件で君に話が…」
キース 「言い訳なんぞを聞いてられるか!」
おい、蝋燭と線香だ、とキース君がジョミー君に下す指示。
キース 「早くしてくれ、次が控えているからな」
ジョミー「オッケー、みんなも早く座って!」
一同 「「「はいっ!」」」
サッと正座な面々ですけど、内心、冷汗ダラダラ状態。
キース 「では、始めるぞ!」
一同 (((これはダメかも…)))
キース 「のうまく さらば たたぎゃた ばろきてい…」
謎の呪文も混じる棚経、されど時間は短めな件。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((鉦を叩けば、終了だっけ…)))
キース 「南無阿弥陀仏…」
ハハーッと一礼、今年の棚経、マッハの速さで無事に終了。
キース 「では、失礼する。次へ送るのを頼んだぞ!」
Aブルー「分かってるってば、迎えを忘れた分も加えて…」
取り戻せるまでサポートするよ、とソルジャー、お布施を。
Aブルー「何軒分ほど、瞬間移動すればいいかな?」
キース 「そうだな、とりあえず5軒ほどで頼む」
Aブルー「後は、場合によって追加で?」
キース 「当然だ!」
迎えを忘れた罪は重いぞ、と玄関の方へスタスタと。
キース 「来い、ジョミー!」
ジョミー「はいっ!」
ジョミー君さえも従う気迫で、風のように去った副住職。
Aブルー「さて、5軒ほど送らないと…」
シロエ 「そうですね…」
Aブルー「まずは、1軒!」
玄関まで送り届けたよ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「しばらく、そっちに集中するからね」
シロエ 「その殊勝さを、アンダーに向けて貰えませんか」
マツカ 「案だけでも…」
Aブルー「却下!」
瞬間移動だけで充分、とバッサリ斬り捨て。
やっぱり…?
2024/08/30 (Fri)
☆アンダーは封印で
暦だけが秋で暑さはMAX、今年の棚経の日もそうでして。
マッハの速さで終えたキース君たち、次へ向かって走行中。
Aブルー「よし、2軒目も送り届けたし、次もじきだね」
シロエ 「其処をサボって、アンダーの件を提案の方が…」
キース先輩、結果的には喜びますよ、とシロエ君。
シロエ 「サポートが無いと、怒りまくるでしょうけど…」
マツカ 「今日は元々、気が立ってますし、寛大に…」
許してあげて欲しいんですが、とマツカ君も。
マツカ 「今すぐ、帰って頂いても、後はなんとか…」
シロエ 「ぼくたちで丸く収めますから…」
Aブルー「ふうん? マツカが車を用意するとでも?」
自転車ごと載せて移動なのかな、とソルジャー、ズイと。
Aブルー「それって即バレ、SNSに上がるヤツだよ?」
マツカ 「あっ…! 人の目は確かに避けられませんね…」
シロエ 「檀家さんがアップは無いでしょうけど…」
スウェナ「お隣に住んでる若い人なら、見た瞬間に…」
動画まで撮るわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「アッと言う間に拡散、バズるコースで…」
Aブルー「アドス和尚にバレるどころか、璃母恩院に…」
通報かもね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「おっと、3軒目の移動、やらないと!」
シロエ 「ダメっぽいですね、この展開…」
マツカ 「キースらしいとは思いますけど…」
気の毒すぎて、とマツカ君の深い溜息。
マツカ 「今日だけサポートして貰うよりも、来年も…」
シロエ 「その先もずっと、涼しくいける名案を…」
スウェナ「取ってた方が、絶対、お得だったのにねえ…」
自爆だなんて、とスウェナちゃんが仰ぐ天井。
スウェナ「ツイてないのが、キースだけれど…」
シロエ 「自分にも厄病仏だったんですね…」
Aブルー「その厄、貰うと髪がピンクになるからね!」
一同 「「「ひぃっ!」」」
Aブルー「嫌なら、沈黙!」
アンダーの件は封印で、と纏めですけど。
今月、これにて中継終了~。
2024/08/31 (Sat)
☆別天地だった別荘
さて、8月。夏真っ盛りで、暑さも太陽の光も強烈な季節。
生徒会長宅で過ごす面々、エアコンの効いた部屋で大満足。
シロエ 「此処ってホントに最高ですよね、涼しくて」
サム 「飯は美味いし、菓子もあるしよ…」
ジョミー「マツカの山の別荘とは、違った魅力満載だよね」
スウェナ「あっちは、完璧に別天地だものねえ…」
日常から離れすぎてて後遺症が…、とスウェナちゃん。
スウェナ「ホテル以上よ、頼む前から、お茶のおかわりよ」
シロエ 「食事の時も、何人もついてくれましたしね…」
キース 「もう少し、お持ちしましょうか、だしな…」
ジョミー「そう、ソレ! メインディッシュが食べ放題!」
オードブルもスープも、おかわり自由、とジョミー君も。
ジョミー「レストランとかじゃ、ああはいかないし…」
ブルー 「普通は無理だね、頼めば多少は出来るけど…」
ぶるぅ 「お店を貸し切らないと無理かな、食べ放題は…」
でないと他のお客さん用の食材が、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「マツカの別荘、他にお客さん、いないしね!」
キース 「確かに、貸し切り状態だな…」
シロエ 「ゲスト多数でも、出来そうですけど…」
マツカ先輩の別荘ですし、とシロエ君の視線がマツカ君に。
シロエ 「マツカ先輩、どうなんです?」
マツカ 「ゲストに合わせて仕入れますから、出来ますよ」
サム 「マジかよ、どれも食べ放題とか…」
食材、余ったらどうするんだよ、とサム君の問い。
サム 「次の日の朝飯に回すとか?」
シロエ 「あー、その線はあるかもですね!」
ジョミー「お刺身とかでも、料理しちゃえば使えるし…」
でも、そういうのが出てたっけ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「前の晩のと同じ食材、覚えがないよ?」
キース 「俺もだ、昼飯以降にズレるのか?」
マツカ 「いえ、余った分なら、その日の内に…」
サム 「捨てるのかよ!?」
もったいねえぜ、とサム君、仰天ですけど。
捨てると…?
2024/08/01 (Thu)
☆余ったら有効活用
暑さ厳しい盛りですけど、生徒会長宅で涼しく過ごす面々。
マツカ君の山の別荘の話が出まして、食べ放題だった料理。
シロエ 「捨てちゃうんですか、マツカ先輩?」
ジョミー「食材、最高級なのに…?」
ホントにマジでもったいないよ、とジョミー君も。
ジョミー「豚の餌用とかで、その日の内に回収なわけ?」
マツカ 「まさか、そんなことはしませんよ」
それこそ罰が当たりそうです、とマツカ君が竦める肩。
マツカ 「余った分なら、有効に活用して頂いています」
サム 「あー、分かった! まかない用な!」
ジョミー「そっか、使用人さんたちの食事に回るんだ?」
キース 「なるほど、その日の間に冷凍だとか、色々と…」
保存して使うという勘定だな、とキース君。
キース 「次の日、食べ切れそうな分は朝飯用に…」
シロエ 「料理しておけば、朝が早い人にピッタリですよ」
ジョミー「早い人だと、暗い内から起きるんだろうし…」
サム 「うんうん、修行中の坊主並みかもな!」
朝の3時半とかに起床だしよ、とサム君が挙げるキツイ例。
サム 「でもって、寺中、掃除してるって聞くぜ」
シロエ 「別荘の掃除も、その勢いかもしれませんねえ…」
マツカ 「早番の人は、そういう仕事もありますけれど…」
でも、まかない用じゃありませんよ、とマツカ君。
マツカ 「余った場合は、連絡先があるんです」
一同 「「「連絡先?」」」
マツカ 「ええ。食材によって、連絡先も変わるんですよ」
有効活用できる所は色々ですし…、と穏やかな笑み。
マツカ 「ビストロだとか、小料理屋とかのお店ですしね」
一同 「「「小料理屋…?」」」
それにビストロ、と誰もがポカーン。
ジョミー「それって、お店で出すってこと?」
マツカ 「そうですよ。裏メニューになると聞いています」
一同 「「「裏メニュー?」」」
マツカ 「常連のお客様だけに…」
提供しているそうですよ、との説明ですけど。
裏メニュー…。
2024/08/02 (Fri)
☆通なら待機で
暑さが厳しい季節ですけど、生徒会長宅で過ごす御一同様。
エアコンが効いた部屋で満足、マツカ君の山の別荘の話に。
ジョミー「裏メニューって、どんな感じになるわけ?」
マツカ 「ぼくも直接、食べたわけではないんですけど…」
とても評判がいいみたいです、とマツカ君。
マツカ 「常連のお客様の中には、それが目当てで…」
サム 「通ってる人がいるってか?」
マツカ 「そう聞きましたね、裏メニューですから…」
お馴染みさんにしか出て来ませんし、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「ついでに言ったら、出る日もミステリーですし」
ジョミー「あー! 予告は絶対、出来ないもんね…」
シロエ 「別荘に車が行くのを見たって、余るかどうか…」
食事が済むまで分かりませんよね、と大きく頷くシロエ君。
シロエ 「お店の人には、余るかも、っていう連絡も…」
キース 「行くかもしれんが、客は知りようがないからな」
マツカ 「ええ。ですから、通のお馴染みさんだと…」
サム 「コッソリ連絡、頼むのかよ?」
明日は提供出来そうだとか…、とサム君の問い。
サム 「通い詰めてりゃ、そのくらいはよ…」
ジョミー「多分、教えてくれそうだよね」
マツカ 「そう思いますが、通は待機だそうですよ」
一同 「「「待機?」」」
なんだソレは、と誰もがキョトン。
シロエ 「待機って、何を待つんです?」
マツカ 「連絡が来るかどうかを、お店で遅い時間まで…」
キース 「粘って待っているわけか?」
マツカ 「シーズンになると、そのようです」
ゲストが来そうな季節ですね、とマツカ君、クスクスと。
マツカ 「閉店時間まで粘りますから、注文の量も…」
サム 「増えるってわけな、いいじゃねえかよ!」
シロエ 「裏メニューを安く提供したって、いけますね…」
ジョミー「採算、バッチリ取れそうだよねえ…」
キース 「ウインウインというヤツか…」
店も常連もお得なんだな、とキース君も。
通は待機ですか…。
2024/08/03 (Sat)
☆憧れる裏メニュー
暑さ真っ盛りなシーズンは、生徒会長宅で過ごすのが一番。
マツカ君の山の別荘とは違った魅力で、けれど話題は別荘。
シロエ 「美味しいんでしょうねえ、裏メニュー…」
ぶるぅ 「そだね、食材が最高なんだし、いいと思うの!」
おまけに食材、タダなんでしょ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「引き取りに来て貰ってるのに、お金とかは…」
マツカ 「頂けませんよ、逆に手間賃を出したいほどで…」
でも、受け取って貰えないんです、とマツカ君が竦める肩。
マツカ 「夜遅くとか、朝早くに来て頂いてるのに…」
キース 「店にしてみれば、普段は無理な食材ゲットで…」
シロエ 「しかもタダとか、深夜だろうが来ますってば」
ジョミー「だよね、丑三つ時でもね!」
タダで高級食材かあ…、とジョミー君が顎に当てる手。
ジョミー「タダとなったら、料理も冒険出来るかも…」
マツカ 「そう聞いてますよ、定番も作るらしいですけど」
気まぐれが人気なんだそうです、とマツカ君の笑み。
マツカ 「ビストロなのにエスニックとか、そういうのも」
サム 「いいじゃねえかよ、んじゃ、小料理屋で…」
イタリアンとかも、ありそうだぜ、とサム君の言。
サム 「裏メニューだし、何をやっても許されるしよ」
マツカ 「やっているかもしれませんね」
ジョミー「いいなあ、そういうサプライズ…」
シロエ 「裏メニューとか、憧れちゃいますよね…」
ぶるぅの料理は、それ以上だと思いますけど、とシロエ君。
シロエ 「そうだ、シャングリラ号には無いんですか?」
ジョミー「あー! あの船、食堂あるもんね!」
キース 「それはそうだが、常連も何も…」
食べに行く面子は、ほぼ固定だぞ、とキース君の鋭い指摘。
キース 「クルーの交代はあると言っても、交代までは…」
シロエ 「食堂に通う顔ぶれ、同じですよね…」
ジョミー「うーん、全員、お馴染みさんかあ…」
それじゃ無理そう、と誰もがガッカリですけど。
当然ですしね?
2024/08/04 (Sun)
☆海の別荘では無理
猛暑日も定番な暑いシーズン、生徒会長宅に集う御一同様。
別天地だったマツカ君の山の別荘、そこの食材が話題な今。
サム 「裏メニューを食うには、山の別荘かよ…」
シロエ 「海の別荘でも、あるでしょうけどね…」
ジョミー「でもさ、あそこは余計なオマケがついてるし…」
裏メニューを食べに行けると思う、とジョミー君の問い。
ジョミー「山の別荘なら、ぼくたちだけがゲストだけど」
シロエ 「そうでした! あっちならワンチャン…」
あるかもしれないですけどね、とシロエ君も。
シロエ 「マツカ先輩にお願いすれば、裏メニューも…」
マツカ 「もちろん、お店に連絡出来ますよ」
サム 「だよなあ、食材、提供する方だしよ…」
マツカ 「ええ。ただし、別室でしょうけど」
常連さんに悪いですから、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「まかないを食べるみたいに、厨房かもです」
ジョミー「そういう食事も楽しそうだけど、海の方はさ…」
キース 「とんでもないのが、三人もついて来やがるし…」
のんびり出掛けていられないぞ、とキース君も深い溜息。
キース 「そうでなくても、それまでにだな…」
シロエ 「大迷惑なイベがありましたっけ…」
ジョミー「欠席基準が、パアになっちゃったしね…」
見張ってるのは分かってるから、もう無理だよ、と嘆き節。
ジョミー「裏メニューの話をしてた間が、花だったかも…」
??? 「ピンポーン!」
待ってました、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「今の季節は、裏メニューより、盂蘭盆会!」
キース 「あんたの口から、盂蘭盆会などと専門用語は…」
正直、聞きたくないんだが、とキース君の仏頂面。
キース 「それより、あんたの船に裏メニューは…」
シロエ 「そうだ、条件、同じですよね、シャングリラ!」
ジョミー「もしかしなくても、あったりする?」
Aブルー「あのねえ…」
誤魔化さないで欲しいんだけど、と膨れてますけど。
まあねえ…。
2024/08/05 (Mon)
☆棚経は出るしか
暑さが一番厳しい季節、涼しい生徒会長宅が一番ですけど。
マツカ君の山の別荘の思い出話から、裏メニューの話な今。
シロエ 「いえ、誤魔化したいのは否定しませんが…」
ジョミー「裏メニュー、ホントに気になるんだって!」
キース 「俺もだ、イエスかノーかで、かまわないから…」
有無を教えてくれないか、とキース君、ズイと。
キース 「棚経の件は、今更、逃げはしないしな」
Aブルー「…本当に…?」
イマイチ信用出来ないよね、とソルジャーの苦い顔付き。
Aブルー「なんと言っても前科一犯、その上にさ…」
シロエ 「他にも、何かありましたっけ?」
Aブルー「手形だってば、あわよくば、と思ってたよね?」
ぼくの手形とサインをゲットで、とソルジャー、ギロリと。
Aブルー「ハンコと署名で文書捏造、そうだろう?」
キース 「…すまん、この通りだ!」
あれは一時の気の迷いで…、とキース君の詫びが。
キース 「二度とやらんと約束する!」
Aブルー「どうなんだか…。まあ、その辺はいいけどね」
やらかした時は、ぶるぅの出番なだけ、とソルジャーの言。
Aブルー「オモチャとしては逸材だから、喜ぶよ」
一同 「「「げっ!」」」
アレか、と誰もが顔面蒼白。
Aブルー「だから、どうでもいいんだけどさ…」
キース 「カエル袋は勘弁してくれ!」
Aブルー「火だるまショーも、楽しかったねえ…」
キース 「もう忘れてくれ、頼むから!」
棚経は勤めさせて貰う、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「ぶるぅに引き渡すのだけは、やめて欲しいが!」
Aブルー「うーん…。棚経の前に、大ダメージは…」
多分、よろしくないヤツだよね、と頷くソルジャー。
Aブルー「他のみんなも、出席してくれるだろう?」
シロエ 「出ます、もう全力で、朝イチで来ます!」
スウェナ「出るわよ、一筆入れてもいいわ!」
Aブルー「いい返事だねえ…」
当日、忘れないように、と念押しですけど。
忘れませんよ…。
2024/08/06 (Tue)
☆棚経を忘れたら
暑さ厳しい8月と言えば、お盆で棚経がセットなシーズン。
ソルジャー登場で、今年も棚経に出ると約束させられた今。
Aブルー「マツカだったら、忘れるキャラじゃないけど…」
シロエ 「忘れませんって、本当に!」
スウェナ「詰みたくないもの、忘れないわよ!」
お盆が済んだら海の別荘だから、とスウェナちゃんの叫び。
スウェナ「ぶるぅも来るのよ、忘れた人は詰むじゃない!」
Aブルー「分かってるならいいんだよ、うん」
流石に女性に、カエル袋は無いだろうけど、と怖すぎる言。
Aブルー「でもねえ、起きたら、その髪の毛が…」
スウェナ「バッサリ切られていたりするわけ!?」
Aブルー「まさか、そこまで暴力的なのはやらないよ」
子供でも、あれで紳士でねえ…、とソルジャーの笑み。
Aブルー「男だったら、五分刈りとかはあるかもだけど」
一同 「「「うわー…」」」
マジか、と一同、揃って真っ青。
キース 「五分刈りでも、かなりキツイんだが!」
Aブルー「坊主頭を拒否ったらしいね、修行の時に」
キース 「髪が大事なのは、女性限定ではないんだぞ!」
Aブルー「現時点では、まだ犠牲者は出てないね」
シャングリラでは…、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「髪の被害は、染めるヤツだよ」
一同 「「「染める?」」」
Aブルー「そう、ショッキングピンクとか!」
起きると染まっているんだよね、とニコニコと。
Aブルー「アレンジするのは、ハードル高いみたいで…」
シロエ 「パーマをかけるとか、そういうのですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
やりたいけどスキル不足らしいよ、と恐ろしい台詞。
Aブルー「つまり、棚経を忘れた場合は、要注意ってね!」
シロエ 「嫌すぎです! もう絶対に忘れませんよ!」
スウェナ「髪がピンクとか、最悪じゃないの!」
キース 「俺も誓うぞ、真面目にやると!」
Aブルー「オッケー、それじゃ…」
裏メニューの話だったっけ、と言ってますけど。
あると…?
2024/08/07 (Wed)
☆泊まりの時が怖い
暑さが一番厳しい8月、そこへ来るのがお盆と棚経な季節。
今年も出ないと詰むのは確実、恐ろしい末路になるわけで。
Aブルー「裏メニューもいいけど、まず盂蘭盆会だよ?」
一同 「「「はいっ!」」」
もう絶対に忘れません、と誰もが誓いを立てる棚経出席。
Aブルー「髪をピンクに染めたくなければ、頑張りたまえ」
シロエ 「その被害、普通は無いんですよね…?」
Aブルー「普通というのは?」
シロエ 「平常時ですよ、思い付きで染める悪戯とかは…」
無いんでしょうか、とシロエ君の念押しが。
シロエ 「其処の所を確認しないと、今後の別荘とかが…」
サム 「あー、不安だよなあ、クリスマスもよ…」
ジョミー「ぶるぅと一緒に泊まった時には、ヤバいとか…」
嫌すぎだしね、とジョミー君も。
ジョミー「たまたま今まで無事だっただけで、本当は…」
スウェナ「誰かの頭がピンク色になったかもとか…」
キース 「恐ろしすぎて、禿げそうなんだが!」
もしもそうなら、今後は寝ずの番だな、とキース君。
キース 「誰か一人は起きて警戒、そうするしか…」
スウェナ「男子はいいわよ、男子の部屋は!」
私は一人部屋なのよ、とスウェナちゃんの悲鳴。
スウェナ「誰が警備をしてくれるのよ!」
シロエ 「そうでした…。ぶるぅに頼むしかないのでは?」
サム 「だよなあ、ぶるぅは子供だしよ…」
ジョミー「ついでにサイオン、最強だしね…」
ぼくたちの部屋より安全かも、とジョミー君。
ジョミー「シールドを張って立入禁止で、ぶるぅは爆睡!」
シロエ 「それ、羨ましすぎるんですけど!」
Aブルー「あのねえ…。先に話を聞かないと…」
ぶるぅが実際、やるかどうか、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「結論から言えば、よほどでないと…」
シロエ 「やらないんですか?」
Aブルー「頭に来た時限定だねえ、食堂とかで」
一同 「「「食堂?」」」
食堂と言えば裏メニュー、と顔を見合わせる御一同様。
さて…?
2024/08/08 (Thu)
☆裏メニューの有無
暑さが厳しい8月ですけど、生徒会長宅で過ごす御一同様。
マツカ君の山の別荘から、裏メニューの話だったわけで…。
シロエ 「ソレ、もしかして、裏メニューがですね…」
サム 「原因とかじゃねえんだろうな?」
ジョミー「あー…。ありそうだよねえ、ぶるぅだしさ…」
食堂のお馴染みさんとは思えないし、とジョミー君。
ジョミー「裏メニューを提供したのに気付いて、復讐で…」
キース 「厨房担当のクルーは全員、頭がピンク色とか…」
やりかねないぞ、とキース君も。
キース 「ヤツに裏メニューを提供するとかは…」
シロエ 「無いでしょうねえ、日頃の行いが最悪ですし」
サム 「盗み食いとか、食料強奪だしよ…」
ジョミー「ほらね、原因、ソレだってば!」
裏メニュー、きっとあるんだよ、とジョミー君の言。
ジョミー「こっちと違って、人数だって多いしさ」
シロエ 「ミュウの箱舟らしいですしね、かなりですよ」
サム 「俺たちの方だと、最低限しか乗っていねえし…」
キース 「もう全員が、お馴染みすぎる船だしな…」
事情が違うのも無理はない、と大きく頷くキース君。
キース 「人数が多いと、全員、食堂を利用でも…」
シロエ 「朝は来ないとか、入りびたる人とか、色々と…」
差が出来ますよ、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「ですが、ぶるぅは、毎日、顔を出してても…」
サム 「お馴染みさんとは呼びたくねえよな…」
Aブルー「まあねえ、迷惑がられてるよね」
裏メニューが貰える身分じゃないよ、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「もっとも、裏メニューと言っていいほど…」
シロエ 「いいのは存在しないんですか?」
食堂には、とシロエ君の問い。
シロエ 「まかない程度で、常連さんに出すレベルでは…」
Aブルー「ないとも言えるし、違うとも言えるね」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「なにしろ、試作品だけに…」
当たり外れが大きいんだよ、と言ってますけど。
試作品…?
2024/08/09 (Fri)
☆嫌すぎる裏メニュー
暑さが一番厳しい8月、涼しい生徒会長宅に来ている面々。
マツカ君の山の別荘の思い出話から、裏メニューが話題に。
シロエ 「えっと…。試作品というのは、何なんです?」
Aブルー「そのまんまだけど?」
当たり外れが大きいと言ったよ、とソルジャーの返事。
Aブルー「なにしろ、船の中だけが世界の全てだし…」
キース 「新作の料理が求められるんだな?」
Aブルー「そう! 飽きが来ちゃうと困るしねえ…」
厨房では、忙しい合間に頑張ってるよ、という説明。
Aブルー「この食材をどう使うか、と皆で検討で…」
キース 「なるほど、食材も貴重だろうし…」
Aブルー「こっちみたいに豊富じゃなくて、量に限りが…」
あるものだから、とソルジャーらしく把握している模様。
Aブルー「試作品とか、そうそう作っていられないよね」
一同 「「「あー…」」」
外した時は、食材がパアになるわけだ、と誰もが納得。
ジョミー「食材が余った時くらいしか、作れないよね…」
Aブルー「ピンポーン! そして、居合わせた人にだけ…」
提供して味見して貰うんだよ、と解説が。
Aブルー「全員が食べるわけじゃないから、ある意味で…」
シロエ 「裏メニューのようなものですね…」
当たればですが、とシロエ君の苦笑い。
シロエ 「外した時には、人身御供か、お毒見役ですよ」
Aブルー「そうなんだよねえ…。でもって、実際…」
ハズレな時も多いってね、と恐ろしい台詞。
Aブルー「食材を無駄に出来ない以上は、ハズレでも…」
サム 「まさか、提供するのかよ!?」
Aブルー「厨房の係が、不味くて食べ切れなかった時は!」
一同 「「「うわー…」」」
それは嫌すぎ、と一同、ドン引き。
ジョミー「出す時、不味いって言わないとか…?」
Aブルー「言うわけないよね、逃げられるから!」
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「食べた方もさ…」
ポーカーフェイスで顔に出さない、とキッパリと。
犠牲者増加…?
2024/08/10 (Sat)
☆安全圏だそうです
暑さ厳しい8月ですけど、生徒会長宅なら涼しくて、快適。
いつもの面々、裏メニューの話に花を咲かせていましたが。
サム 「顔に出したら、後から来たヤツにバレるよな…」
シロエ 「ヤバい雰囲気が漂っていれば、入りませんしね」
食堂に、とシロエ君の相槌。
シロエ 「道連れを増やすためなら、沈黙ですよ」
キース 「まったくだ。俺でもポーカーフェイスだな」
ジョミー「ぼくもだよ! 美味しそうな顔でパクパクと…」
サム 「食うしかねえよな、不味くってもよ」
でねえと自分が報われねえぜ、とサム君、拳をグッと。
サム 「でもって、犠牲者、増えてくわけな?」
Aブルー「ピンポーン! そして、ぶるぅが来合わせて…」
引っ掛かるという仕組みでね、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「なにしろ、当たりな時と皆の表情が…」
キース 「同じだという勘定だな?」
Aブルー「そう! だから、ぶるぅも思い込みでさ…」
美味しそうだ、と纏めて盗んでくわけ、と説明が。
Aブルー「盛り付けてない分も含めて、まるっと全部!」
一同 「「「うわー…」」」
ソレを一人で食べて自爆か、と誰もがガクブル。
シロエ 「ぶるぅの得意技って、一気食いですよね…?」
Aブルー「うん。部屋に戻ったら、鍋の中身まで…」
ガバッと口に放り込むね、と怖すぎるレポ。
Aブルー「試作品だけに、レアものだしねえ…」
キース 「取り返しにやって来る前に、と一気食いだな?」
Aブルー「食べてしまえば、オールオッケーだから…」
一気食いして、後の展開は分かるだろう、と広げる両手。
Aブルー「もう文字通りに、逆恨みだけど…」
シロエ 「厨房のクルーに仕返しですね…」
髪をピンクに染めるヤツとか…、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「厨房の人には、気の毒ですけど…」
ジョミー「ぼくたちの場合は、安全圏だね」
Aブルー「そうだよ、安心しただろう?」
だから棚経の方はよろしく、と注文が。
其処ですか…。
2024/08/11 (Sun)
☆ピンクの髪はヤバい
暑さが一番厳しい8月、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
山の別荘の思い出話から、裏メニューが話題になったのに。
シロエ 「どうして、此処で棚経なんです!」
Aブルー「忘れられたら、困るからだよ!」
元々、そのために来たんだしね、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「裏メニューより、盂蘭盆会だと言った筈だよ!」
キース 「…そうだった…。あんたの口から専門用語で…」
Aブルー「文句を言ったのも、思い出した?」
キース 「マッハでな!」
だから、ぶるぅは勘弁してくれ、とキース君の悪い顔色。
キース 「ただでも今の季節は多忙で、髪がピンクは…」
Aブルー「嫌すぎるって?」
キース 「親父も毎朝、早起きなだけに、即バレで…」
怒鳴られるのはガチなんだ、とキース君、肩をブルッと。
キース 「ついでに、その場で丸坊主だぞ!」
一同 「「「げっ!」」」
キース 「親父が自らバリカンで来るし、誤魔化せん!」
サイオニック・ドリームは無理なんだ、と半ば悲鳴で。
キース 「剃られたら、後が無いんだぞ!」
シロエ 「ですね、カツラを被るしか…」
キース 「夏休みだけに、学校が始まる前に被れば…」
学校のヤツらにはバレないんだが…、と抱える頭。
キース 「お前たちには、バレるだろうし…」
サム 「ぶっちゃけ、カツラは高いんでねえの?」
キース 「買えるような金は、持ってない!」
しかし親父は、あると信じているからな、とブツブツブツ。
キース 「修行道場から戻った直後は、カツラだと…」
一同 「「「あー…」」」
キース 「言い訳したのに、事実を言えるか?」
余計に怒らせるだけだ、と深い溜息。
キース 「カツラは無理だし、ピンクの頭は避けるしか…」
Aブルー「オッケー、棚経は来てくれるんだね!」
キース 「俺は詰みたくないからな!」
Aブルー「ありがとう! 他のみんなも、頼んだよ!」
それじゃ当日、と空間移動で消えましたけど。
棚経決定…。
2024/08/12 (Mon)
☆丸坊主は避けたい
暑さ厳しい8月ですけど、生徒会長宅で過ごしている面々。
其処へ来たのがソルジャーでして、棚経を念押しされた件。
シロエ 「やっぱり、今年も棚経ですか…」
ジョミー「欠席基準で逃げられるかも、って話もさ…」
サム 「先月、一瞬、あったんだよなあ…」
俺たちは除外だったけどよ、とサム君、遠い目。
サム 「棚経だけは、俺とジョミーは逃げられねえし…」
ジョミー「アドス和尚が怖いしね…」
キース 「ある意味、ぶるぅより怖いんだが?」
シロエ 「そうでした! ぶるぅなら、髪がピンクでも…」
アドス和尚だと、プラス丸ハゲ、とシロエ君。
シロエ 「逆らえませんね、絶対に…」
キース 「逆らっていた頃が、夢のようだな」
まさに若気の至りだった、とキース君の深い溜息。
キース 「もしもブルーに出会わなかったら、今頃は…」
ジョミー「どうなってたわけ?」
キース 「強制的に坊主の大学送りで、坊主コースだ」
でないと学費も生活費もゼロ、と副住職。
キース 「今、冷静に考えてみると、それ以外に無いぞ」
一同 「「「あー…」」」
援助を打ち切られるヤツか、と誰もが納得。
シロエ 「高校を出たら、可能でしたね…」
キース 「特別生で在学中でも、無駄だったろうな…」
スウェナ「扶養義務って、18歳までで終了だものね…」
キース 「あの頃は、思いもしなかったがな…」
今の人生で、まだマシだった、とキース君、合掌。
キース 「妙な棚経を押し付けられても、あの親父より…」
サム 「マシだってか?」
キース 「ぶるぅより怖い親父なんだぞ?」
一同 「「「うーん…」」」
それは確かに、と誰もが頷くしかないわけで。
キース 「ラスボスよりはマシだと思って、棚経はだな…」
シロエ 「出ます、出させて頂きます!」
スウェナ「キースに仕返しは困るものねえ…」
キース 「ぶるぅが来たら、丸坊主だしな!」
よろしく頼む、とキース君、必死の形相。
棚経、出るしか…。
2024/08/13 (Tue)
☆朝からハードそう
やって来ました、棚経の日。生徒会長宅に、朝イチで集合。
とはいえ僧籍な面子は不在で、来たのは残りの3人だけで。
シロエ 「おはようございます…。朝から暑いですよね…」
マツカ 「夜も気温が下がりませんしね…」
スウェナ「家はよくても、外はエアコン無いものねえ…」
夜の間に冷えなかったら詰みだわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「其処へ朝から快晴なんだし、暑くなるしか…」
マツカ 「ぼくたちは、まだいいんですけど…」
シロエ 「キース先輩たち、大変ですね…」
とうに出発してるんでしょう、とシロエ君が眺める窓の外。
シロエ 「一番早い家だと、朝の6時と聞いていますし…」
マツカ 「もう何軒も回った後だと思いますよ」
スウェナ「そうねえ、一カ所あたりの滞在時間は数分で…」
しかも休憩無しなのよね、とスウェナちゃんの相槌が。
スウェナ「檀家さんとしては、冷たいお茶とかを…」
マツカ 「お出ししたいと思うでしょうけど、状況が…」
シロエ 「許しませんしね、次を急ぐしか無いですから」
休憩したら自分の首を絞めるだけです、とシロエ君も。
シロエ 「次のお宅まで全力疾走、そうなりますよ」
マツカ 「しかも自転車ですからね…」
スウェナ「電動アシストでさえ、ないんでしょう?」
そんな話は聞いてないし、とスウェナちゃん、深い溜息。
スウェナ「梅雨の月参りの苦労話からして、無さそうよ?」
シロエ 「言えてますよね、電動アシストをゲットなら…」
マツカ 「今年は少し楽になったが、と言う筈ですよ」
スクーターを希望で、夢は軽自動車にしても、とマツカ君。
マツカ 「電動アシストなら、負担は減りますし…」
シロエ 「持ってないのはガチですね…」
気の毒すぎます、とシロエ君、同情モード。
シロエ 「キース先輩は、普段から…」
マツカ 「自転車走行、やってますけど…」
スウェナ「他の二人は素人だものね…」
バス通学な上に、今日は法衣よ、という指摘。
悪条件…。
2024/08/14 (Wed)
☆サボリな自主練習
棚経の日が来ましたけれども、朝から容赦なく暑すぎる日。
暦の上では残暑とはいえ、暑さMAXになる時期でして…。
シロエ 「そうでした! 法衣でしたっけ…」
マツカ 「見た目は、涼しそうなんですけどね…」
なにしろ生地が透けてますから、とマツカ君。
マツカ 「けれど、見た目の問題だけで、実際は…」
シロエ 「涼しくなんかは、ないそうですしね…」
スウェナ「下にキッチリ着込むものねえ…」
風通しなんか最悪だわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「ただでも自転車、慣れてないのに…」
シロエ 「最初の頃には、自転車走行の練習とかも…」
マツカ 「やってましたね、でも、最近は…」
まるで話を聞きませんし、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「暑すぎるから、とサボリでしょうか?」
スウェナ「そうなんじゃないの、棚経はサボれないけど…」
シロエ 「自転車走行の練習なんかは、自主練ですしね…」
アドス和尚も放置ですよ、とシロエ君の苦笑。
シロエ 「いくらラスボス級と言っても、この時期は…」
マツカ 「お盆の準備で多忙ですから、練習なんか…」
していなくても気にしませんね、とマツカ君もキッパリと。
マツカ 「自主練習をしない以上は、上達しませんし…」
シロエ 「普段もバス通学な人たちですしね…」
スウェナ「悪条件が二重、三重、そんな感じね…」
自業自得な分もあるけど、とスウェナちゃん、フウと溜息。
スウェナ「練習だけでも、やっておいたらマシなのに…」
シロエ 「でもソレ、此処じゃ無理ですよ?」
マツカ 「法衣で自転車の練習となると、境内でしょう」
照り返しも半端ありませんよ、とマツカ君が見る外の太陽。
マツカ 「苔とかが生えている場所で練習、出来ますか?」
スウェナ「ラスボスが激怒するでしょ、間違いなく」
シロエ 「苔が傷んでしまいますしね…」
マツカ 「そうなると、石の部分でしか…」
練習出来ない仕様ですよ、と言ってますけど。
正しいですね…?
2024/08/15 (Thu)
さて、8月。夏真っ盛りで、暑さも太陽の光も強烈な季節。
生徒会長宅で過ごす面々、エアコンの効いた部屋で大満足。
シロエ 「此処ってホントに最高ですよね、涼しくて」
サム 「飯は美味いし、菓子もあるしよ…」
ジョミー「マツカの山の別荘とは、違った魅力満載だよね」
スウェナ「あっちは、完璧に別天地だものねえ…」
日常から離れすぎてて後遺症が…、とスウェナちゃん。
スウェナ「ホテル以上よ、頼む前から、お茶のおかわりよ」
シロエ 「食事の時も、何人もついてくれましたしね…」
キース 「もう少し、お持ちしましょうか、だしな…」
ジョミー「そう、ソレ! メインディッシュが食べ放題!」
オードブルもスープも、おかわり自由、とジョミー君も。
ジョミー「レストランとかじゃ、ああはいかないし…」
ブルー 「普通は無理だね、頼めば多少は出来るけど…」
ぶるぅ 「お店を貸し切らないと無理かな、食べ放題は…」
でないと他のお客さん用の食材が、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「マツカの別荘、他にお客さん、いないしね!」
キース 「確かに、貸し切り状態だな…」
シロエ 「ゲスト多数でも、出来そうですけど…」
マツカ先輩の別荘ですし、とシロエ君の視線がマツカ君に。
シロエ 「マツカ先輩、どうなんです?」
マツカ 「ゲストに合わせて仕入れますから、出来ますよ」
サム 「マジかよ、どれも食べ放題とか…」
食材、余ったらどうするんだよ、とサム君の問い。
サム 「次の日の朝飯に回すとか?」
シロエ 「あー、その線はあるかもですね!」
ジョミー「お刺身とかでも、料理しちゃえば使えるし…」
でも、そういうのが出てたっけ、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「前の晩のと同じ食材、覚えがないよ?」
キース 「俺もだ、昼飯以降にズレるのか?」
マツカ 「いえ、余った分なら、その日の内に…」
サム 「捨てるのかよ!?」
もったいねえぜ、とサム君、仰天ですけど。
捨てると…?
2024/08/01 (Thu)
☆余ったら有効活用
暑さ厳しい盛りですけど、生徒会長宅で涼しく過ごす面々。
マツカ君の山の別荘の話が出まして、食べ放題だった料理。
シロエ 「捨てちゃうんですか、マツカ先輩?」
ジョミー「食材、最高級なのに…?」
ホントにマジでもったいないよ、とジョミー君も。
ジョミー「豚の餌用とかで、その日の内に回収なわけ?」
マツカ 「まさか、そんなことはしませんよ」
それこそ罰が当たりそうです、とマツカ君が竦める肩。
マツカ 「余った分なら、有効に活用して頂いています」
サム 「あー、分かった! まかない用な!」
ジョミー「そっか、使用人さんたちの食事に回るんだ?」
キース 「なるほど、その日の間に冷凍だとか、色々と…」
保存して使うという勘定だな、とキース君。
キース 「次の日、食べ切れそうな分は朝飯用に…」
シロエ 「料理しておけば、朝が早い人にピッタリですよ」
ジョミー「早い人だと、暗い内から起きるんだろうし…」
サム 「うんうん、修行中の坊主並みかもな!」
朝の3時半とかに起床だしよ、とサム君が挙げるキツイ例。
サム 「でもって、寺中、掃除してるって聞くぜ」
シロエ 「別荘の掃除も、その勢いかもしれませんねえ…」
マツカ 「早番の人は、そういう仕事もありますけれど…」
でも、まかない用じゃありませんよ、とマツカ君。
マツカ 「余った場合は、連絡先があるんです」
一同 「「「連絡先?」」」
マツカ 「ええ。食材によって、連絡先も変わるんですよ」
有効活用できる所は色々ですし…、と穏やかな笑み。
マツカ 「ビストロだとか、小料理屋とかのお店ですしね」
一同 「「「小料理屋…?」」」
それにビストロ、と誰もがポカーン。
ジョミー「それって、お店で出すってこと?」
マツカ 「そうですよ。裏メニューになると聞いています」
一同 「「「裏メニュー?」」」
マツカ 「常連のお客様だけに…」
提供しているそうですよ、との説明ですけど。
裏メニュー…。
2024/08/02 (Fri)
☆通なら待機で
暑さが厳しい季節ですけど、生徒会長宅で過ごす御一同様。
エアコンが効いた部屋で満足、マツカ君の山の別荘の話に。
ジョミー「裏メニューって、どんな感じになるわけ?」
マツカ 「ぼくも直接、食べたわけではないんですけど…」
とても評判がいいみたいです、とマツカ君。
マツカ 「常連のお客様の中には、それが目当てで…」
サム 「通ってる人がいるってか?」
マツカ 「そう聞きましたね、裏メニューですから…」
お馴染みさんにしか出て来ませんし、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「ついでに言ったら、出る日もミステリーですし」
ジョミー「あー! 予告は絶対、出来ないもんね…」
シロエ 「別荘に車が行くのを見たって、余るかどうか…」
食事が済むまで分かりませんよね、と大きく頷くシロエ君。
シロエ 「お店の人には、余るかも、っていう連絡も…」
キース 「行くかもしれんが、客は知りようがないからな」
マツカ 「ええ。ですから、通のお馴染みさんだと…」
サム 「コッソリ連絡、頼むのかよ?」
明日は提供出来そうだとか…、とサム君の問い。
サム 「通い詰めてりゃ、そのくらいはよ…」
ジョミー「多分、教えてくれそうだよね」
マツカ 「そう思いますが、通は待機だそうですよ」
一同 「「「待機?」」」
なんだソレは、と誰もがキョトン。
シロエ 「待機って、何を待つんです?」
マツカ 「連絡が来るかどうかを、お店で遅い時間まで…」
キース 「粘って待っているわけか?」
マツカ 「シーズンになると、そのようです」
ゲストが来そうな季節ですね、とマツカ君、クスクスと。
マツカ 「閉店時間まで粘りますから、注文の量も…」
サム 「増えるってわけな、いいじゃねえかよ!」
シロエ 「裏メニューを安く提供したって、いけますね…」
ジョミー「採算、バッチリ取れそうだよねえ…」
キース 「ウインウインというヤツか…」
店も常連もお得なんだな、とキース君も。
通は待機ですか…。
2024/08/03 (Sat)
☆憧れる裏メニュー
暑さ真っ盛りなシーズンは、生徒会長宅で過ごすのが一番。
マツカ君の山の別荘とは違った魅力で、けれど話題は別荘。
シロエ 「美味しいんでしょうねえ、裏メニュー…」
ぶるぅ 「そだね、食材が最高なんだし、いいと思うの!」
おまけに食材、タダなんでしょ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「引き取りに来て貰ってるのに、お金とかは…」
マツカ 「頂けませんよ、逆に手間賃を出したいほどで…」
でも、受け取って貰えないんです、とマツカ君が竦める肩。
マツカ 「夜遅くとか、朝早くに来て頂いてるのに…」
キース 「店にしてみれば、普段は無理な食材ゲットで…」
シロエ 「しかもタダとか、深夜だろうが来ますってば」
ジョミー「だよね、丑三つ時でもね!」
タダで高級食材かあ…、とジョミー君が顎に当てる手。
ジョミー「タダとなったら、料理も冒険出来るかも…」
マツカ 「そう聞いてますよ、定番も作るらしいですけど」
気まぐれが人気なんだそうです、とマツカ君の笑み。
マツカ 「ビストロなのにエスニックとか、そういうのも」
サム 「いいじゃねえかよ、んじゃ、小料理屋で…」
イタリアンとかも、ありそうだぜ、とサム君の言。
サム 「裏メニューだし、何をやっても許されるしよ」
マツカ 「やっているかもしれませんね」
ジョミー「いいなあ、そういうサプライズ…」
シロエ 「裏メニューとか、憧れちゃいますよね…」
ぶるぅの料理は、それ以上だと思いますけど、とシロエ君。
シロエ 「そうだ、シャングリラ号には無いんですか?」
ジョミー「あー! あの船、食堂あるもんね!」
キース 「それはそうだが、常連も何も…」
食べに行く面子は、ほぼ固定だぞ、とキース君の鋭い指摘。
キース 「クルーの交代はあると言っても、交代までは…」
シロエ 「食堂に通う顔ぶれ、同じですよね…」
ジョミー「うーん、全員、お馴染みさんかあ…」
それじゃ無理そう、と誰もがガッカリですけど。
当然ですしね?
2024/08/04 (Sun)
☆海の別荘では無理
猛暑日も定番な暑いシーズン、生徒会長宅に集う御一同様。
別天地だったマツカ君の山の別荘、そこの食材が話題な今。
サム 「裏メニューを食うには、山の別荘かよ…」
シロエ 「海の別荘でも、あるでしょうけどね…」
ジョミー「でもさ、あそこは余計なオマケがついてるし…」
裏メニューを食べに行けると思う、とジョミー君の問い。
ジョミー「山の別荘なら、ぼくたちだけがゲストだけど」
シロエ 「そうでした! あっちならワンチャン…」
あるかもしれないですけどね、とシロエ君も。
シロエ 「マツカ先輩にお願いすれば、裏メニューも…」
マツカ 「もちろん、お店に連絡出来ますよ」
サム 「だよなあ、食材、提供する方だしよ…」
マツカ 「ええ。ただし、別室でしょうけど」
常連さんに悪いですから、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「まかないを食べるみたいに、厨房かもです」
ジョミー「そういう食事も楽しそうだけど、海の方はさ…」
キース 「とんでもないのが、三人もついて来やがるし…」
のんびり出掛けていられないぞ、とキース君も深い溜息。
キース 「そうでなくても、それまでにだな…」
シロエ 「大迷惑なイベがありましたっけ…」
ジョミー「欠席基準が、パアになっちゃったしね…」
見張ってるのは分かってるから、もう無理だよ、と嘆き節。
ジョミー「裏メニューの話をしてた間が、花だったかも…」
??? 「ピンポーン!」
待ってました、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「今の季節は、裏メニューより、盂蘭盆会!」
キース 「あんたの口から、盂蘭盆会などと専門用語は…」
正直、聞きたくないんだが、とキース君の仏頂面。
キース 「それより、あんたの船に裏メニューは…」
シロエ 「そうだ、条件、同じですよね、シャングリラ!」
ジョミー「もしかしなくても、あったりする?」
Aブルー「あのねえ…」
誤魔化さないで欲しいんだけど、と膨れてますけど。
まあねえ…。
2024/08/05 (Mon)
☆棚経は出るしか
暑さが一番厳しい季節、涼しい生徒会長宅が一番ですけど。
マツカ君の山の別荘の思い出話から、裏メニューの話な今。
シロエ 「いえ、誤魔化したいのは否定しませんが…」
ジョミー「裏メニュー、ホントに気になるんだって!」
キース 「俺もだ、イエスかノーかで、かまわないから…」
有無を教えてくれないか、とキース君、ズイと。
キース 「棚経の件は、今更、逃げはしないしな」
Aブルー「…本当に…?」
イマイチ信用出来ないよね、とソルジャーの苦い顔付き。
Aブルー「なんと言っても前科一犯、その上にさ…」
シロエ 「他にも、何かありましたっけ?」
Aブルー「手形だってば、あわよくば、と思ってたよね?」
ぼくの手形とサインをゲットで、とソルジャー、ギロリと。
Aブルー「ハンコと署名で文書捏造、そうだろう?」
キース 「…すまん、この通りだ!」
あれは一時の気の迷いで…、とキース君の詫びが。
キース 「二度とやらんと約束する!」
Aブルー「どうなんだか…。まあ、その辺はいいけどね」
やらかした時は、ぶるぅの出番なだけ、とソルジャーの言。
Aブルー「オモチャとしては逸材だから、喜ぶよ」
一同 「「「げっ!」」」
アレか、と誰もが顔面蒼白。
Aブルー「だから、どうでもいいんだけどさ…」
キース 「カエル袋は勘弁してくれ!」
Aブルー「火だるまショーも、楽しかったねえ…」
キース 「もう忘れてくれ、頼むから!」
棚経は勤めさせて貰う、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「ぶるぅに引き渡すのだけは、やめて欲しいが!」
Aブルー「うーん…。棚経の前に、大ダメージは…」
多分、よろしくないヤツだよね、と頷くソルジャー。
Aブルー「他のみんなも、出席してくれるだろう?」
シロエ 「出ます、もう全力で、朝イチで来ます!」
スウェナ「出るわよ、一筆入れてもいいわ!」
Aブルー「いい返事だねえ…」
当日、忘れないように、と念押しですけど。
忘れませんよ…。
2024/08/06 (Tue)
☆棚経を忘れたら
暑さ厳しい8月と言えば、お盆で棚経がセットなシーズン。
ソルジャー登場で、今年も棚経に出ると約束させられた今。
Aブルー「マツカだったら、忘れるキャラじゃないけど…」
シロエ 「忘れませんって、本当に!」
スウェナ「詰みたくないもの、忘れないわよ!」
お盆が済んだら海の別荘だから、とスウェナちゃんの叫び。
スウェナ「ぶるぅも来るのよ、忘れた人は詰むじゃない!」
Aブルー「分かってるならいいんだよ、うん」
流石に女性に、カエル袋は無いだろうけど、と怖すぎる言。
Aブルー「でもねえ、起きたら、その髪の毛が…」
スウェナ「バッサリ切られていたりするわけ!?」
Aブルー「まさか、そこまで暴力的なのはやらないよ」
子供でも、あれで紳士でねえ…、とソルジャーの笑み。
Aブルー「男だったら、五分刈りとかはあるかもだけど」
一同 「「「うわー…」」」
マジか、と一同、揃って真っ青。
キース 「五分刈りでも、かなりキツイんだが!」
Aブルー「坊主頭を拒否ったらしいね、修行の時に」
キース 「髪が大事なのは、女性限定ではないんだぞ!」
Aブルー「現時点では、まだ犠牲者は出てないね」
シャングリラでは…、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「髪の被害は、染めるヤツだよ」
一同 「「「染める?」」」
Aブルー「そう、ショッキングピンクとか!」
起きると染まっているんだよね、とニコニコと。
Aブルー「アレンジするのは、ハードル高いみたいで…」
シロエ 「パーマをかけるとか、そういうのですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
やりたいけどスキル不足らしいよ、と恐ろしい台詞。
Aブルー「つまり、棚経を忘れた場合は、要注意ってね!」
シロエ 「嫌すぎです! もう絶対に忘れませんよ!」
スウェナ「髪がピンクとか、最悪じゃないの!」
キース 「俺も誓うぞ、真面目にやると!」
Aブルー「オッケー、それじゃ…」
裏メニューの話だったっけ、と言ってますけど。
あると…?
2024/08/07 (Wed)
☆泊まりの時が怖い
暑さが一番厳しい8月、そこへ来るのがお盆と棚経な季節。
今年も出ないと詰むのは確実、恐ろしい末路になるわけで。
Aブルー「裏メニューもいいけど、まず盂蘭盆会だよ?」
一同 「「「はいっ!」」」
もう絶対に忘れません、と誰もが誓いを立てる棚経出席。
Aブルー「髪をピンクに染めたくなければ、頑張りたまえ」
シロエ 「その被害、普通は無いんですよね…?」
Aブルー「普通というのは?」
シロエ 「平常時ですよ、思い付きで染める悪戯とかは…」
無いんでしょうか、とシロエ君の念押しが。
シロエ 「其処の所を確認しないと、今後の別荘とかが…」
サム 「あー、不安だよなあ、クリスマスもよ…」
ジョミー「ぶるぅと一緒に泊まった時には、ヤバいとか…」
嫌すぎだしね、とジョミー君も。
ジョミー「たまたま今まで無事だっただけで、本当は…」
スウェナ「誰かの頭がピンク色になったかもとか…」
キース 「恐ろしすぎて、禿げそうなんだが!」
もしもそうなら、今後は寝ずの番だな、とキース君。
キース 「誰か一人は起きて警戒、そうするしか…」
スウェナ「男子はいいわよ、男子の部屋は!」
私は一人部屋なのよ、とスウェナちゃんの悲鳴。
スウェナ「誰が警備をしてくれるのよ!」
シロエ 「そうでした…。ぶるぅに頼むしかないのでは?」
サム 「だよなあ、ぶるぅは子供だしよ…」
ジョミー「ついでにサイオン、最強だしね…」
ぼくたちの部屋より安全かも、とジョミー君。
ジョミー「シールドを張って立入禁止で、ぶるぅは爆睡!」
シロエ 「それ、羨ましすぎるんですけど!」
Aブルー「あのねえ…。先に話を聞かないと…」
ぶるぅが実際、やるかどうか、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「結論から言えば、よほどでないと…」
シロエ 「やらないんですか?」
Aブルー「頭に来た時限定だねえ、食堂とかで」
一同 「「「食堂?」」」
食堂と言えば裏メニュー、と顔を見合わせる御一同様。
さて…?
2024/08/08 (Thu)
☆裏メニューの有無
暑さが厳しい8月ですけど、生徒会長宅で過ごす御一同様。
マツカ君の山の別荘から、裏メニューの話だったわけで…。
シロエ 「ソレ、もしかして、裏メニューがですね…」
サム 「原因とかじゃねえんだろうな?」
ジョミー「あー…。ありそうだよねえ、ぶるぅだしさ…」
食堂のお馴染みさんとは思えないし、とジョミー君。
ジョミー「裏メニューを提供したのに気付いて、復讐で…」
キース 「厨房担当のクルーは全員、頭がピンク色とか…」
やりかねないぞ、とキース君も。
キース 「ヤツに裏メニューを提供するとかは…」
シロエ 「無いでしょうねえ、日頃の行いが最悪ですし」
サム 「盗み食いとか、食料強奪だしよ…」
ジョミー「ほらね、原因、ソレだってば!」
裏メニュー、きっとあるんだよ、とジョミー君の言。
ジョミー「こっちと違って、人数だって多いしさ」
シロエ 「ミュウの箱舟らしいですしね、かなりですよ」
サム 「俺たちの方だと、最低限しか乗っていねえし…」
キース 「もう全員が、お馴染みすぎる船だしな…」
事情が違うのも無理はない、と大きく頷くキース君。
キース 「人数が多いと、全員、食堂を利用でも…」
シロエ 「朝は来ないとか、入りびたる人とか、色々と…」
差が出来ますよ、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「ですが、ぶるぅは、毎日、顔を出してても…」
サム 「お馴染みさんとは呼びたくねえよな…」
Aブルー「まあねえ、迷惑がられてるよね」
裏メニューが貰える身分じゃないよ、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「もっとも、裏メニューと言っていいほど…」
シロエ 「いいのは存在しないんですか?」
食堂には、とシロエ君の問い。
シロエ 「まかない程度で、常連さんに出すレベルでは…」
Aブルー「ないとも言えるし、違うとも言えるね」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「なにしろ、試作品だけに…」
当たり外れが大きいんだよ、と言ってますけど。
試作品…?
2024/08/09 (Fri)
☆嫌すぎる裏メニュー
暑さが一番厳しい8月、涼しい生徒会長宅に来ている面々。
マツカ君の山の別荘の思い出話から、裏メニューが話題に。
シロエ 「えっと…。試作品というのは、何なんです?」
Aブルー「そのまんまだけど?」
当たり外れが大きいと言ったよ、とソルジャーの返事。
Aブルー「なにしろ、船の中だけが世界の全てだし…」
キース 「新作の料理が求められるんだな?」
Aブルー「そう! 飽きが来ちゃうと困るしねえ…」
厨房では、忙しい合間に頑張ってるよ、という説明。
Aブルー「この食材をどう使うか、と皆で検討で…」
キース 「なるほど、食材も貴重だろうし…」
Aブルー「こっちみたいに豊富じゃなくて、量に限りが…」
あるものだから、とソルジャーらしく把握している模様。
Aブルー「試作品とか、そうそう作っていられないよね」
一同 「「「あー…」」」
外した時は、食材がパアになるわけだ、と誰もが納得。
ジョミー「食材が余った時くらいしか、作れないよね…」
Aブルー「ピンポーン! そして、居合わせた人にだけ…」
提供して味見して貰うんだよ、と解説が。
Aブルー「全員が食べるわけじゃないから、ある意味で…」
シロエ 「裏メニューのようなものですね…」
当たればですが、とシロエ君の苦笑い。
シロエ 「外した時には、人身御供か、お毒見役ですよ」
Aブルー「そうなんだよねえ…。でもって、実際…」
ハズレな時も多いってね、と恐ろしい台詞。
Aブルー「食材を無駄に出来ない以上は、ハズレでも…」
サム 「まさか、提供するのかよ!?」
Aブルー「厨房の係が、不味くて食べ切れなかった時は!」
一同 「「「うわー…」」」
それは嫌すぎ、と一同、ドン引き。
ジョミー「出す時、不味いって言わないとか…?」
Aブルー「言うわけないよね、逃げられるから!」
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「食べた方もさ…」
ポーカーフェイスで顔に出さない、とキッパリと。
犠牲者増加…?
2024/08/10 (Sat)
☆安全圏だそうです
暑さ厳しい8月ですけど、生徒会長宅なら涼しくて、快適。
いつもの面々、裏メニューの話に花を咲かせていましたが。
サム 「顔に出したら、後から来たヤツにバレるよな…」
シロエ 「ヤバい雰囲気が漂っていれば、入りませんしね」
食堂に、とシロエ君の相槌。
シロエ 「道連れを増やすためなら、沈黙ですよ」
キース 「まったくだ。俺でもポーカーフェイスだな」
ジョミー「ぼくもだよ! 美味しそうな顔でパクパクと…」
サム 「食うしかねえよな、不味くってもよ」
でねえと自分が報われねえぜ、とサム君、拳をグッと。
サム 「でもって、犠牲者、増えてくわけな?」
Aブルー「ピンポーン! そして、ぶるぅが来合わせて…」
引っ掛かるという仕組みでね、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「なにしろ、当たりな時と皆の表情が…」
キース 「同じだという勘定だな?」
Aブルー「そう! だから、ぶるぅも思い込みでさ…」
美味しそうだ、と纏めて盗んでくわけ、と説明が。
Aブルー「盛り付けてない分も含めて、まるっと全部!」
一同 「「「うわー…」」」
ソレを一人で食べて自爆か、と誰もがガクブル。
シロエ 「ぶるぅの得意技って、一気食いですよね…?」
Aブルー「うん。部屋に戻ったら、鍋の中身まで…」
ガバッと口に放り込むね、と怖すぎるレポ。
Aブルー「試作品だけに、レアものだしねえ…」
キース 「取り返しにやって来る前に、と一気食いだな?」
Aブルー「食べてしまえば、オールオッケーだから…」
一気食いして、後の展開は分かるだろう、と広げる両手。
Aブルー「もう文字通りに、逆恨みだけど…」
シロエ 「厨房のクルーに仕返しですね…」
髪をピンクに染めるヤツとか…、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「厨房の人には、気の毒ですけど…」
ジョミー「ぼくたちの場合は、安全圏だね」
Aブルー「そうだよ、安心しただろう?」
だから棚経の方はよろしく、と注文が。
其処ですか…。
2024/08/11 (Sun)
☆ピンクの髪はヤバい
暑さが一番厳しい8月、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
山の別荘の思い出話から、裏メニューが話題になったのに。
シロエ 「どうして、此処で棚経なんです!」
Aブルー「忘れられたら、困るからだよ!」
元々、そのために来たんだしね、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「裏メニューより、盂蘭盆会だと言った筈だよ!」
キース 「…そうだった…。あんたの口から専門用語で…」
Aブルー「文句を言ったのも、思い出した?」
キース 「マッハでな!」
だから、ぶるぅは勘弁してくれ、とキース君の悪い顔色。
キース 「ただでも今の季節は多忙で、髪がピンクは…」
Aブルー「嫌すぎるって?」
キース 「親父も毎朝、早起きなだけに、即バレで…」
怒鳴られるのはガチなんだ、とキース君、肩をブルッと。
キース 「ついでに、その場で丸坊主だぞ!」
一同 「「「げっ!」」」
キース 「親父が自らバリカンで来るし、誤魔化せん!」
サイオニック・ドリームは無理なんだ、と半ば悲鳴で。
キース 「剃られたら、後が無いんだぞ!」
シロエ 「ですね、カツラを被るしか…」
キース 「夏休みだけに、学校が始まる前に被れば…」
学校のヤツらにはバレないんだが…、と抱える頭。
キース 「お前たちには、バレるだろうし…」
サム 「ぶっちゃけ、カツラは高いんでねえの?」
キース 「買えるような金は、持ってない!」
しかし親父は、あると信じているからな、とブツブツブツ。
キース 「修行道場から戻った直後は、カツラだと…」
一同 「「「あー…」」」
キース 「言い訳したのに、事実を言えるか?」
余計に怒らせるだけだ、と深い溜息。
キース 「カツラは無理だし、ピンクの頭は避けるしか…」
Aブルー「オッケー、棚経は来てくれるんだね!」
キース 「俺は詰みたくないからな!」
Aブルー「ありがとう! 他のみんなも、頼んだよ!」
それじゃ当日、と空間移動で消えましたけど。
棚経決定…。
2024/08/12 (Mon)
☆丸坊主は避けたい
暑さ厳しい8月ですけど、生徒会長宅で過ごしている面々。
其処へ来たのがソルジャーでして、棚経を念押しされた件。
シロエ 「やっぱり、今年も棚経ですか…」
ジョミー「欠席基準で逃げられるかも、って話もさ…」
サム 「先月、一瞬、あったんだよなあ…」
俺たちは除外だったけどよ、とサム君、遠い目。
サム 「棚経だけは、俺とジョミーは逃げられねえし…」
ジョミー「アドス和尚が怖いしね…」
キース 「ある意味、ぶるぅより怖いんだが?」
シロエ 「そうでした! ぶるぅなら、髪がピンクでも…」
アドス和尚だと、プラス丸ハゲ、とシロエ君。
シロエ 「逆らえませんね、絶対に…」
キース 「逆らっていた頃が、夢のようだな」
まさに若気の至りだった、とキース君の深い溜息。
キース 「もしもブルーに出会わなかったら、今頃は…」
ジョミー「どうなってたわけ?」
キース 「強制的に坊主の大学送りで、坊主コースだ」
でないと学費も生活費もゼロ、と副住職。
キース 「今、冷静に考えてみると、それ以外に無いぞ」
一同 「「「あー…」」」
援助を打ち切られるヤツか、と誰もが納得。
シロエ 「高校を出たら、可能でしたね…」
キース 「特別生で在学中でも、無駄だったろうな…」
スウェナ「扶養義務って、18歳までで終了だものね…」
キース 「あの頃は、思いもしなかったがな…」
今の人生で、まだマシだった、とキース君、合掌。
キース 「妙な棚経を押し付けられても、あの親父より…」
サム 「マシだってか?」
キース 「ぶるぅより怖い親父なんだぞ?」
一同 「「「うーん…」」」
それは確かに、と誰もが頷くしかないわけで。
キース 「ラスボスよりはマシだと思って、棚経はだな…」
シロエ 「出ます、出させて頂きます!」
スウェナ「キースに仕返しは困るものねえ…」
キース 「ぶるぅが来たら、丸坊主だしな!」
よろしく頼む、とキース君、必死の形相。
棚経、出るしか…。
2024/08/13 (Tue)
☆朝からハードそう
やって来ました、棚経の日。生徒会長宅に、朝イチで集合。
とはいえ僧籍な面子は不在で、来たのは残りの3人だけで。
シロエ 「おはようございます…。朝から暑いですよね…」
マツカ 「夜も気温が下がりませんしね…」
スウェナ「家はよくても、外はエアコン無いものねえ…」
夜の間に冷えなかったら詰みだわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「其処へ朝から快晴なんだし、暑くなるしか…」
マツカ 「ぼくたちは、まだいいんですけど…」
シロエ 「キース先輩たち、大変ですね…」
とうに出発してるんでしょう、とシロエ君が眺める窓の外。
シロエ 「一番早い家だと、朝の6時と聞いていますし…」
マツカ 「もう何軒も回った後だと思いますよ」
スウェナ「そうねえ、一カ所あたりの滞在時間は数分で…」
しかも休憩無しなのよね、とスウェナちゃんの相槌が。
スウェナ「檀家さんとしては、冷たいお茶とかを…」
マツカ 「お出ししたいと思うでしょうけど、状況が…」
シロエ 「許しませんしね、次を急ぐしか無いですから」
休憩したら自分の首を絞めるだけです、とシロエ君も。
シロエ 「次のお宅まで全力疾走、そうなりますよ」
マツカ 「しかも自転車ですからね…」
スウェナ「電動アシストでさえ、ないんでしょう?」
そんな話は聞いてないし、とスウェナちゃん、深い溜息。
スウェナ「梅雨の月参りの苦労話からして、無さそうよ?」
シロエ 「言えてますよね、電動アシストをゲットなら…」
マツカ 「今年は少し楽になったが、と言う筈ですよ」
スクーターを希望で、夢は軽自動車にしても、とマツカ君。
マツカ 「電動アシストなら、負担は減りますし…」
シロエ 「持ってないのはガチですね…」
気の毒すぎます、とシロエ君、同情モード。
シロエ 「キース先輩は、普段から…」
マツカ 「自転車走行、やってますけど…」
スウェナ「他の二人は素人だものね…」
バス通学な上に、今日は法衣よ、という指摘。
悪条件…。
2024/08/14 (Wed)
☆サボリな自主練習
棚経の日が来ましたけれども、朝から容赦なく暑すぎる日。
暦の上では残暑とはいえ、暑さMAXになる時期でして…。
シロエ 「そうでした! 法衣でしたっけ…」
マツカ 「見た目は、涼しそうなんですけどね…」
なにしろ生地が透けてますから、とマツカ君。
マツカ 「けれど、見た目の問題だけで、実際は…」
シロエ 「涼しくなんかは、ないそうですしね…」
スウェナ「下にキッチリ着込むものねえ…」
風通しなんか最悪だわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「ただでも自転車、慣れてないのに…」
シロエ 「最初の頃には、自転車走行の練習とかも…」
マツカ 「やってましたね、でも、最近は…」
まるで話を聞きませんし、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「暑すぎるから、とサボリでしょうか?」
スウェナ「そうなんじゃないの、棚経はサボれないけど…」
シロエ 「自転車走行の練習なんかは、自主練ですしね…」
アドス和尚も放置ですよ、とシロエ君の苦笑。
シロエ 「いくらラスボス級と言っても、この時期は…」
マツカ 「お盆の準備で多忙ですから、練習なんか…」
していなくても気にしませんね、とマツカ君もキッパリと。
マツカ 「自主練習をしない以上は、上達しませんし…」
シロエ 「普段もバス通学な人たちですしね…」
スウェナ「悪条件が二重、三重、そんな感じね…」
自業自得な分もあるけど、とスウェナちゃん、フウと溜息。
スウェナ「練習だけでも、やっておいたらマシなのに…」
シロエ 「でもソレ、此処じゃ無理ですよ?」
マツカ 「法衣で自転車の練習となると、境内でしょう」
照り返しも半端ありませんよ、とマツカ君が見る外の太陽。
マツカ 「苔とかが生えている場所で練習、出来ますか?」
スウェナ「ラスボスが激怒するでしょ、間違いなく」
シロエ 「苔が傷んでしまいますしね…」
マツカ 「そうなると、石の部分でしか…」
練習出来ない仕様ですよ、と言ってますけど。
正しいですね…?
2024/08/15 (Thu)
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