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シャングリラ学園つれづれ語り

☆目指せミラクル


御利益を寄越せのミラクルだのと、ソルジャー、絶賛居座り中。
食べて応援はまたの機会だそうですけれど、まだお帰りにならなくて。

Aブルー「木の根まんじゅうは行けばいつでも買えるしね」
キース 「あの饅頭は二度と御免だと言っただろうが!」
Aブルー「それは特大サイズと特注品に限定だよね?」

それ以外ならいいんだよね、とソルジャー、ヒョイと揚げ足を。

Aブルー「特注品には通常サイズもつくからねえ…」
キース 「ちょっと待て! それは店の人が食べて応援するという…」
Aブルー「そうだけど? ちょっと数を増やして貰えばね」

この人数分くらい捻出できる、と一気に打っちゃり。

Aブルー「特注品と同じ材料で作った通常サイズはパワーも同じ!」
ブルー 「迷惑だから!」
Aブルー「ぼくたちは応援希望なんだよ、目指せ絶倫!」

行け行けゴーゴー! と拳を突き上げているソルジャー。

Aブルー「それはともかく、他にもミラクル! 御利益パワー!」
キース 「だから何も無いとブルーが言った筈だぞ!」
ブルー 「ホントに無いから帰りたまえ!」

そして松茸の季節まで来るな、と追い出しにかかっておりますが。

Aブルー「その松茸。サマツだっけか、シーズンはまだ?」
一同  「「「…さ、サマツ…」」」

サマツとはフライングで採れる松茸。
ヤバイのでは、とシャン学メンバー、ガクガクブルブル。

シロエ 「あれはそろそろでしたっけ?」
マツカ 「六月頃じゃなかったですか?」
サム  「ならセーフだよな、まだ出ねえよな」
ブルー 「というわけでね、早過ぎだってさ」

早く帰れ、とシッシッシッ。

ブルー 「とにかく今日は何も無いから!」
Aブルー「うーん…。じゃあ、スッポンは?」
ブルー 「精力剤なら専門店がオススメだから!」
Aブルー「ううん、そっちのスッポンじゃなくて…」

そっちのスッポンも大いに用事があるんだけれど、と言われましても。
精力剤の他にどういうスッポンがあると?

2014/05/16 (Fri)

 

☆気弱なスッポン


ドッカリしっかり居座ったままで、全くお帰りにならないソルジャー。
御利益パワーを寄越せと騒いで、挙句の果てにスッポンだとか。

Aブルー「漢方薬とかのスッポンだったら分かるんだよ、うん」
ブルー 「だったらサッサと買って帰ればいいだろう!」
Aブルー「そっちじゃないって言ってるのにさ」
ブルー 「他にどういうスッポンがあると!?」

スッポンと言えばスッポンなのだ、と生徒会長、拳をググッと。

ブルー 「ああ見えてデリケートらしいけどねえ、スッポンだから!」
Aブルー「…デリケート?」
ブルー 「養殖池に人の影が映ると食欲不振になるんだよ!」
一同  「「「え?」」」

アレの何処が、と一同、驚愕。
噛み付いたら最後、離れないとか噂のカメがスッポンですが…。

キース 「噛まれたら最後、雷が鳴るまで離れないと聞いたが…」
ブルー 「都市伝説だよ、本物のスッポンは気弱なんだよ!」

人影だけで食欲不振になってしまうため、餌やりは匍匐前進で。
養殖池に渡した板の上を這いつつ餌を投げるという話。

シロエ 「…そっちの方が都市伝説って気がするんですが…」
キース 「まったくだ。スッポンは本気で強烈なんだぞ」
ジョミー「何処かで見たわけ?」
キース 「何処とは言わんが有名な寺の池でだな…」

ザバザバと激しい水音が聞こえたそうでございます。
そちらを眺めたキース君の視界に入ったものは。

キース 「五十センチはあろうかというスッポンが、だ」
Aブルー「それは効きそうなサイズだねえ…」
ブルー 「今はそういう話じゃないから! それで、そいつが?」
キース 「でかい鯉をだ、生きたまま齧っていやがったんだ!」
Aブルー「素晴らしいねえ、流石はスッポン!」

生きた鯉でも丸齧り! とソルジャー、絶賛。

Aブルー「そのパワーを是非!」
ブルー 「なんだ、結局、スッポンじゃないか」

お帰りはあちら、と指差す漢方薬店の方向。
スッポンの薬なら、そういうお店が王道ですしね!

2014/05/17 (Sat)

 

☆スッポンは食用か


御利益パワーを求めるソルジャー、目を付けたものが今度はスッポン。
キース君が見たという生きた鯉を丸齧りなスッポンを大絶賛で。

Aブルー「五十センチはあろうかという大スッポンだよね?」
キース 「ああ、半端なくデカかったな」
Aブルー「おまけに鯉を生きたまま丸齧りなんだね、デカイのを?」
キース 「そのとおりだが?」

あの鯉はスッポンよりも大きかった、という証言。

キース 「それをガツガツと食うようなスッポンの何処が気弱だ!」
Aブルー「デリケートだっていう話だしねえ、本当かもね?」

ぼくのハーレイもパワフルだけれどデリケート、とニッコリと。

Aブルー「見られていると意気消沈だしさ、デリケートだよ」
ブルー 「退場!!」

今度こそ帰れ、と生徒会長、イライライラ。

ブルー 「スッポンの薬を買うんだったら薬局だから!」
シロエ 「生きたスッポンなら養殖場です」
キース 「スッポン料理の美味い店なら紹介するが?」
Aブルー「どうなんだろうね、食べられるのかな?」
一同  「「「は?」」」

何を今更、と「ハア?」な一同。
スッポン料理ならソルジャーは何度も食べている筈。

ブルー 「スッポン、アルテメシアで最高の店で食べてないかい?」
Aブルー「締めの雑炊が美味しい店かい?」
ブルー 「そうだけど? 百年以上も使い込んでる土鍋が売りの」
Aブルー「あの店はいいね、ハーレイともノルディとも行ったけど?」
ブルー 「だったらスッポンが食べられることは知ってるだろう!」

それとも年でボケたのか、と厳しい突っ込み。

ブルー 「ぼくより百歳ほど若いと思っていたんだけどね?」
Aブルー「失礼な! なんでボケると!」
ブルー 「ボケてるからだよ、スッポンは食べられるのかだなんて!」
Aブルー「だって、ホントに気になるじゃないか!」
ブルー 「その台詞の何処がボケていないと!?」

気になるあたりがボケの始まり、と生徒会長。
ソルジャーもそろそろ年ですかねえ?

2014/05/18 (Sun)

 

☆ボケたらしい人


スッポンは食べられるのかどうかが気になる、と言うソルジャー。
そのくせスッポン料理は食べたとの話、ボケの始まりだと生徒会長が。

ブルー 「何度も食べたと言ってるくせにね、何を言うやら…」
Aブルー「だから気になるんだってば、食べられるかどうか!」
サム  「…こりゃダメだぜ…」
キース 「本格的にボケたようだな」
シロエ 「ボケると話がループするとか言いますしね?」

危ないですね、とシロエ君。

シロエ 「どうするんです、ボケだとすると」
キース 「どうするも何も、引き取って貰うしかないだろう」
ジョミー「それって誰に?」
スウェナ「保護者はキャプテンってことになるのよねえ?」
キース 「成年後見人もそれでいいだろうが、その前にだ」

どうやってお帰り頂くのかが問題だ、と言われて、一同、真っ青。

ジョミー「もしかしなくても帰らない…とか?」
キース 「空間移動はあいつの他にはぶるぅだけしか出来ないぞ」
シロエ 「じゃ、じゃあ、ぶるぅが迎えに来てくれるまでは…」
ジョミー「このままこっちにいるってわけ!?」
キース 「迎えが来てもだ、また来るという可能性もある」

そしてボケれば頻繁に来る、と恐ろしい台詞。

キース 「おやつはまだか、という台詞を朝から晩まで何回も…」
シロエ 「冗談はやめて下さいよ!」
キース 「可能性として言っている。それこそ夜中も来るかもな」
一同  「「「…そ、そんな…」」」

ただでも迷惑なトラブルメーカー、それがソルジャー。
昼夜を問わずに入り浸られたら悲惨だとしか言いようがなく。

ジョミー「そ、そうだ、あっちの世界にはボケの薬とか!」
キース 「冷静に考えてみるんだな。本人にボケの自覚は無いぞ」
シロエ 「ということは、薬を飲ませるとしても…」
キース 「誰かがキチンと管理しないと難しい」
一同  「「「うわー…」」」

もしかしなくてもボケの始まりらしいソルジャー。
空間を超えて徘徊されたら、エライ事態になるのでは…?

2014/05/19 (Mon)

 

☆ボケたら早めに


歩く迷惑と噂の高いソルジャー、ついにボケたかという恐ろしい疑惑。
スッポンが食用かどうかが分からないらしく、誰もがブルブル。

ジョミー「く、薬は飲まなきゃ効かないんだよね? いい薬でも」
キース 「当然だ。一度飲んだらそれで効くなら安心だが…」
スウェナ「そこまでの薬があるのかしら?」
シロエ 「…さ、さあ…」
Aブルー「なに、なに? 薬がどうしたって?」
シロエ 「な、なんでもないです!」
Aブルー「いい薬だとか聞こえたような…」
キース 「あんたに飲ませる特効薬だ!」

あるなら帰って飲んでくれ、とキース君。

キース 「頼むから完璧にボケてしまう前になんとかしてくれ!」
Aブルー「失礼な! 誰がボケると!」
ブルー 「君しかないだろ? さっきから言動が異常すぎだし」
Aブルー「何処が異常だって!?」
ブルー 「スッポンは食べられるのか、なんて言う辺りがね」

嫌と言うほど食べただろう、とビシィと指摘。

ブルー 「店にも行ったと言っているくせに、食用も何も」
キース 「食べられないものを食わせる店など無いからな」
サム  「ゲテモノ料理なら知らねえけどよ」
Aブルー「うーん…。一種、ゲテモノ?」
一同  「「「ゲテモノ?」」」

スッポンの何処がゲテモノなのだ、と一同、目が点。

キース 「これは駄目だな、完全にいっちまってるな…」
ブルー 「ボケの始まりどころかボケかな」
シロエ 「早くぶるぅを呼びましょう!」

そして連れて帰って貰うんです、と絶叫のシロエ君ですが。

Aブルー「ボケてないっ!」
ブルー 「それはボケ症状の王道だから!」
キース 「本人に自覚が無いのがボケの基本だ」
Aブルー「それくらいのこと、知ってるし! 薬もあるし!」
ブルー 「だったら、さっさと帰って飲みたまえ!」
キース 「俺も真面目にそれを勧める」

早く治してまた来てくれ、と握手を求めるキース君。
副住職だけに御老人の扱いは上手いと思いたいですが、どうでしょう?

2014/05/20 (Tue)

 

☆ボケを直して


スッポンはゲテモノの一種かも、などと言い出したソルジャー。
もはやボケとしか言いようがなくて、オススメは帰って薬を飲むこと。

キース 「ボケの薬があるんだったら、帰って早く治してくれ」
Aブルー「サッサと帰れ、って握手なわけ?」
キース 「いや、この握手は「また会おう」という友情の…」
Aブルー「友情だったらスッポンの方で!」

そっちで友情を示してくれ、と妙な発言。

キース 「…スッポン料理の美味い店を紹介する件か?」
Aブルー「そっちのスッポンじゃないんだってば!」
シロエ 「はいはい、食べられるかが謎のスッポンですね?」

落ち着いて下さい、と宥めにかかるシロエ君。

シロエ 「そのスッポンなら探しておきます。ですから帰って」
キース 「ボケの薬を飲んで治して、それから来てくれ」
Aブルー「いいのかい?」
シロエ 「もちろんです。まずは病気をしっかり治して下さいね」
Aブルー「ぼくは病気じゃないんだけれど…」

でも探してくれるならそれもいいかな、との嬉しい仰せ。

Aブルー「だったら、よろしくお願いするよ」
シロエ 「ぼくたちにドンと任せて下さい、大丈夫です!」
キース 「俺も約束はきちんと守る。あんたは安心して養生してくれ」
Aブルー「嬉しいなあ…。それで、食べられるのかい?」
シロエ 「それも確認しておきますよ」
Aブルー「ありがとう! 持つべきものは友達だね」

それと文化の違う世界、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「文化と言うより、自然環境? 流石は地球だよ」
ブルー 「うんうん、君も早く帰って自分の病気を治したまえ」
Aブルー「本当にボケじゃないんだけどねえ…。まあいいや」

それで何日後に来ればいいのだ、と尋ねるソルジャー。

Aブルー「どのくらいあれば見付かるのかな?」
ブルー 「その前に君の病気を治して」
キース 「それから連絡してくれればいい」

まずはしっかりボケを治せ、と口々に。
でないと思い切り迷惑かけられそうですもんね?

2014/05/21 (Wed)

 

☆ボケとスッポン


ボケは確定らしいソルジャー、お帰り頂くことが何よりも大事。
食べられるか否かでお悩みのスッポン、探しておくからと嘘八百で…。

ブルー 「とにかく君は治療に専念しないとね」
Aブルー「そうらしいねえ? 君たちが探してくれるんだったら」

そして出来れば食用であることを希望、とスッポンへのこだわり。

Aブルー「それとどういう意味でヤバイか、そっちも期待!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ブルーが言っていただろう? 別の意味でヤバイと」
キース 「何の話か謎なんだが…。いや、そうじゃなくて!」

帰って治せ、とキース君。
ボケた相手に話が通じるわけもない、と気付いたみたいですけれど。

Aブルー「ぼくの記憶では、スル―してくれと言っていたねえ…」
ジョミー「スルー?」
シロエ 「ジョミー先輩、かまうと話がややこしいですよ」
Aブルー「失礼な! だからボケてないと!」

よく聞きたまえ、とソルジャー、生徒会長をビシィと指差し。

Aブルー「スッポンタケはスルーすべし、と言ってた筈だよ!」
一同  「「「スッポンタケ!?」」」

あれか、と愕然とする御一同様。
ドクツルタケの名前が出なくて騒いでいた時に挙がった名前で。

シロエ 「…そ、そういえば、ぼくがスッポンタケと…」
Aブルー「そう! そこでブルーがスルーしとけ、と」
キース 「お、思い出したが、すると、あんたが言うスッポンは…」
Aブルー「スッポンタケだよ、名前からして効きそうだしねえ?」

なにしろスッポンと言えば精力剤で、とソルジャー、嬉しげ。

Aブルー「そのスッポンと同じ名前だし、効いたらいいな、と」
シロエ 「そ、それじゃ食べられるかどうかというのは…」
Aブルー「もちろん、スッポンタケのこと!」
キース 「ボケたわけではなかったのか…」
Aブルー「まだ若いんだし、ボケるよりも前にまずは御利益!」

スッポンタケは食べられるのか、と改めての仰せですけれど。
それはどういうキノコですかねえ?

2014/05/22 (Thu)

 

☆キノコの女王様


ついにボケたと思われていたソルジャー、実はしっかりキッパリ正気。
食べられるのかと訊かれたスッポン、スッポンならぬスッポンタケ。

Aブルー「スッポンタケっていうのは食べられるのかな?」
シロエ 「さ、さあ…。生憎とぼくは名前だけしか」
キース 「俺も名前しか知らんのだが…」
Aブルー「うーん…。じゃあ、ブルー」

君が知っていそう、とソルジャー、生徒会長を指名。

Aブルー「スルーしとけとか、ヤバイとか色々と言っていたよね?」
ブルー 「…い、言ったけど…」
Aブルー「だったら君は知ってるわけだ。スッポンタケの正体を!」

洗いざらい喋ってしまえ、と凄むソルジャー。

Aブルー「まずは食べられるか、そうでないか! そこが肝心!」
ブルー 「…結論から言えば食べられるかと」
Aブルー「本当に!?」
ブルー 「あれは食べられるキノコだよ。中華料理が多いかな」
Aブルー「中華料理…。つまりは漢方薬系ってこと?」
ブルー 「そういうわけでもないんだけどね」

でも食べられる、と生徒会長。

ブルー 「此処の面子が知っていそうなのだとキヌガサタケかな」
一同  「「「キヌガサタケ!?」」」

アレがスッポンタケだったのか、と一同、仰天。

シロエ 「キヌガサタケと言えばキノコの女王じゃないですか!」
Aブルー「そうなのかい?」
キース 「姿形が優雅で繊細なキノコだからな」
Aブルー「なるほど、繊細…。そういえばスッポンも繊細だっけね」

カメの方の、とソルジャー、納得。

Aブルー「それでキヌガサタケとやらがスッポンタケだ、と」
シロエ 「いえ、そうじゃなくて…。本当に見た目が繊細なんです」
ジョミー「レースみたいなヒラヒラがついたキノコだよね?」
シロエ 「そうです、そうです。スカートみたいに」
Aブルー「へええ…。レースとはまたお洒落だねえ?」
キース 「だから優雅で繊細と言ったぞ」

本物のスッポンと一緒にするな、という話。
キヌガサタケがスッポンタケとは…。

2014/05/23 (Fri)

 

☆スッポンなキノコ


ソルジャーこだわりのスッポンタケとやら、キヌガサタケだという話。
繊細な見た目からキノコの女王と呼ばれるキヌガサタケですが。

Aブルー「優雅で繊細なキノコの女王で、食べられるのかあ…」
シロエ 「まさかキヌガサタケがスッポンタケだったなんて…」
キース 「俺もだ。キヌガサタケはキヌガサタケだと思っていたな」

どの辺がどうスッポンなのだ、と言われましても。

シロエ 「…あれって見た目がスッポンですか?」
ジョミー「全然違うと思うんだけど…」
サム  「それ以前に何処がヤバイんだよ?」
マツカ 「スルーしろと言われた理由が謎ですよね」
スウェナ「キヌガサタケなら綺麗なだけよ? ヤバイかしら?」
キース 「毒があるというわけでもないしな…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 中華料理のキヌガサタケって美味しいよ!」
Aブルー「美味しいんだ?」

ますますもって大歓迎、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「美味しい上にスッポンかあ…。パワーが期待出来るとか?」
ブルー 「そういう類のキノコじゃないから!」
Aブルー「じゃあ、どの辺がヤバくてスルー?」

そこをしっかり聞かせて欲しい、とスッポンの如くガップリと。

Aブルー「スッポンな辺りが鍵かと思っているんだけどね?」
ブルー 「…まあ、間違ってはいないかと…」
シロエ 「キヌガサタケの何処がスッポンなんです?」
ブルー 「スッポンタケの仲間だから」
一同  「「「…仲間?」」」
ブルー 「スッポンタケと言っても色々あってね」

文字通りのスッポンタケというのも存在するそうでございます。

ブルー 「そっちは種までが全部スッポンタケってことで」
一同  「「「シュ?」」」
ブルー 「分類だよ。ナントカ目とかナントカ属とかあるだろう?」
キース 「キヌガサタケだとどうなるんだ?」
ブルー 「あれは種と属がキヌガサタケ!」

スッポンタケ目、スッポンタケ科のキヌガサタケ属がキヌガサタケ。
スッポンタケとは微妙な違いが?

2014/05/24 (Sat)

 

☆スッポンの頭


スッポンタケ目、スッポンタケ科でキヌガサタケ属のキヌガサタケ種。
それがキヌガサタケの分類、スッポンタケは種までスッポンタケ。

キース 「なるほど、細かい分類が異なるわけだな」
ブルー 「だから見た目も違ってくるね」
シロエ 「どんな風にです?」
ブルー 「スッポンタケにはキヌガサタケみたいなヒラヒラが無い」
Aブルー「ふうん? それじゃキノコの王様なのかい?」

ヒラヒラつきのキヌガサタケは別名が「キノコの女王」だとか。
名前の由来の繊細で優雅な飾りが無ければ王様なのか、という仰せ。

ブルー 「…王様の方は諸説あるけど、有力なのは松茸かと」
Aブルー「松茸かい?」

なんてゴージャス、とソルジャー、ウットリ。

Aブルー「あの素晴らしい形の松茸が王様! 素晴らしすぎる!」
ブルー 「松茸の話はもういいから!」
Aブルー「じゃあさ、女王様が含まれるスッポンタケもさ…」

凄いのかい? と期待に満ちた瞳がキラキラ。

Aブルー「キヌガサタケを含むスッポンタケ目って、ヤバイんだろ?」
ブルー 「…………」
Aブルー「スルーしろと言いたくなるヤバさ! 鍵はスッポン!」

似ているとか? とソルジャー、質問。

Aブルー「実はスッポンに激似だったり? 形とかが」
シロエ 「似ていませんから!」
キース 「キヌガサタケの何処がスッポンなんだ!」
Aブルー「そうなのかなあ? ブルーの沈黙が気になるんだけど」

ちょっと、と生徒会長の肩を叩くソルジャー。

Aブルー「鍵はスッポンなんだろう? どの辺が?」
ブルー 「…あえて言うなら頭じゃないかと…」
一同  「「「は?」」」

頭がどうした、と悩むシャン学メンバーですが。

Aブルー「もしかしなくても、スッポンの頭?」
ブルー 「…それで合ってる…」
Aブルー「本当に!? ホントにスッポンの頭なわけ!?」

カメの頭だ、とソルジャーは狂喜してますけれども。
何故にカメの頭で狂喜で、キヌガサタケの何処がスッポンの頭?

2014/05/25 (Sun)

 

☆ヤバいカメの頭


スッポンタケがヤバイ理由の鍵はスッポン、あえて言うなら頭だとか。
それを聞いたソルジャー、カメの頭だと大喜びで。

Aブルー「いいねえ、カメの頭でスッポンの頭!」
ブルー 「そうそう連呼しなくていいから!」
Aブルー「これが嬉しくなければ何だと!」

カメの頭でも充分なのにスッポンの頭、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「そりゃヤバイよねえ、スッポンの頭じゃ」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「確かにスッポンは頭がヤバイが…」

噛むのは頭で他の部分は別に怖くは、とキース君。

キース 「首が伸びるから、その攻撃さえ避ければな」
Aブルー「伸びるのかい?」
キース 「俺が見た時はさほどでもないが、けっこう伸びるぞ」
Aブルー「ますますもって頼もしいねえ、カメの頭で首がググンと!」

もうそれだけで漲るパワー! と言われましても。

ジョミー「何のことだか分からないんだけど…」
Aブルー「あっ、知らない? カメの頭と言えば先っぽ!」
一同  「「「先っぽ?」」」
Aブルー「松茸で言えば傘の部分で、男のシンボルの先っぽのこと!」

亀頭と言うのだ、と威張り返られ、一同、目が点。

一同  「「「き、キトウ…」」」
Aブルー「カメの頭と書くんだよ! ヤバくて当然!」
ブルー 「もう帰りたまえ!」
Aブルー「嫌だよ、まだスッポンタケについて聞いてないから!」

キヌガサタケの何処がスッポンの頭なのだ、と御質問。
生徒会長、両手で頭を抱えつつ…。

ブルー 「ま、松茸と同じ…」
Aブルー「傘のトコかい?」
ブルー 「そうだけど…」
Aブルー「もしかしなくても、そこがスッポンの頭そっくり?」
ブルー 「……否定はしない……」
キース 「おい、似ているのか?」
シロエ 「ヒラヒラの部分を取っ払ったらキノコの傘ですが…」
Aブルー「じゃあさ、ヒラヒラの無いスッポンタケは?」

モロにスッポンの頭なのか、とスッポンの如く食い下がり中。
果たして真のスッポンタケとは…?

2014/05/26 (Mon)

 

☆松茸よりヤバイ


ヤバイと噂のスッポンタケ。傘の部分がスッポンの頭に瓜二つらしく。
あまつさえカメの頭は男性のシンボルの先っぽソックリ。

Aブルー「ヒラヒラ無しのスッポンタケでも傘はやっぱり…?」
ブルー 「スッポンの頭だからこそスッポンタケだよ!」
Aブルー「素晴らしいねえ、スッポンの頭に激似なわけだね」

だからスッポンタケなんだろう、とニコニコニコ。

Aブルー「でもさ、傘の部分がアレなだけなら松茸の方が…」
ブルー 「もう松茸の話はいいから!」
Aブルー「だけど納得いかないんだよ! 松茸の方がヤバイだろ!」

なのにどうしてスッポンタケがスルーなのだ、と鋭い突っ込み。

Aブルー「松茸を上回る何かがありそうと踏んでるんだけど」
ブルー 「パワーじゃないから!」
Aブルー「ということは、パワー以外で何かがあるんだ?」
ブルー 「し、失言だから!」

今のは無しだ、と生徒会長、両手で大きくバツ印を。
とはいえ「失言」と叫んだ以上は語るに落ちるというヤツで。

Aブルー「ふうん…。これは最高に期待出来るね、何なのかな?」
ブルー 「何も無いから!」
Aブルー「サイオン勝負でもいいんだよ? 自白させるとか」

喋ってしまえば楽になるよ、とソルジャー、ニヤニヤ。

Aブルー「いっそ繁華街のド真ん中とかで叫んでみる?」
ブルー 「…な、何を…」
Aブルー「スッポンタケがどうヤバイのかを大声で!」
ブルー 「そ、そんな…!」
Aブルー「それが嫌なら喋るべきだね、スッポンタケのヤバさをね」

納得のいく説明が出来なかった場合は、もれなく自白。
繁華街か学校のグラウンドのド真ん中かで叫ばせるそうで…。

Aブルー「好きに選んでくれればいいから! 喋る方でも自白でも」
ブルー 「…分かったから!」
Aブルー「喋る気になった?」
ブルー 「…とにかく形が強烈というか、猥褻というか」
一同  「「「猥褻?」」」

スッポンタケの形が強烈、いや、猥褻だと言われましても。
何故に形が猥褻だと…?

2014/05/27 (Tue)

 

☆世界的にヤバイ


スッポンタケがどうヤバイのかを喋らなかったら、強制的に自白。
ソルジャーに脅された生徒会長、ついに叫んだコトの真相が斜め上で。

キース 「おい、キヌガサタケのどの辺がどう猥褻なんだ」
ブルー 「あ、あれはスッポンタケとは微妙に違うと…」
Aブルー「じゃあさ、スッポンタケは本当に形が猥褻なのかい?」

おまけに強烈、とソルジャー、興味津々で。

Aブルー「もしかして松茸よりも凄い形だとか?」
ブルー 「…凄いどころか、そのものかと…」
Aブルー「あの松茸を超えるのかい!?」

それは凄い、とグッと拳を。

Aブルー「どんな感じに? どの辺が?」
ブルー 「何処と言われても、全体的に! もう誰が見ても!」
Aブルー「見るからに…、って意味でいいのかな?」
ブルー 「世界的に見てもヤバイんだよ!」
一同  「「「世界的!?」」」

なんだそれは、と一同、驚愕。
松茸を超えるヤバさの外見、ワールドワイドと言われましても。

シロエ 「ほ、本当にそうなんですか?」
ブルー 「…学名が全てを物語るってね…」
キース 「いったいどういう学名なんだ!」
ブルー 「Phallus impudicus」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ごめん、今のはぼくにも意味が不明で」

意味をよろしく、とソルジャー、ズズイと。

Aブルー「今のが全てを物語るんだろ? どういう意味かな?」
ブルー 「…は、恥知らずな…」
Aブルー「なるほど、それで?」
ブルー 「もう言った!」
Aブルー「ううん、半分しか喋ってないと見た!」

これでも一応、言語はそこそこ、と凄むソルジャー。

Aブルー「もう半分を訳したまえ。嫌ならサイオンで強制的に…」
ブルー 「わ、分かったから! 残りも喋るから!」
Aブルー「じゃあ、どうぞ」
ブルー 「まるっと訳せば、恥知らずな男根!」
一同  「「「…は、恥知らず…」」」

残りは沈黙となりましたけども、恥知らずな男根。
本当にそれがスッポンタケの学名っていうヤツなんですか?

2014/05/28 (Wed)

 

☆描いてもヤバイ


生徒会長曰く、スッポンタケのヤバさはワールドワイド。
名は体を表すとはよく言いますけど、学名からしてカッ飛んだもので。

キース 「…そ、その学名は本当なのか?」
シロエ 「ネタというヤツですよね、いくらなんでも!?」
ブルー 「…ネタだったら良かったんだけど…」
Aブルー「それじゃホントにスッポンタケの学名がソレなんだね?」

スッポンタケの学名、Phallus impudicus。
なんと訳せば「恥知らずな男根」という意味なのだとか。

Aブルー「で、どの辺がそういう感じなのかな?」
ブルー 「…上から下まで、まるっと全部…」
Aブルー「まるっと全部? 見るからにっていう意味なのかい?」
ブルー 「…あまりに見た目が強烈な上に猥褻だから、と問題が…」
シロエ 「そこまでですか!?」
キース 「販売禁止とか、そういう感じか?」
ブルー 「…絵にも描けない恐ろしさと言うか…。いや、本当に」

海の向こうでは逆さに描かれた時代もあるのだ、と生徒会長。
真っ当に描けば発禁モノかという強烈な姿だそうで。

Aブルー「逆さって、なにさ?」
ブルー 「恥知らずって言った筈だよ、そのまま描いたらド顰蹙!」
Aブルー「なんで逆さならOKなわけ?」
ブルー 「…少なくとも臨戦態勢なアレには見えなくなるから」
Aブルー「松茸も臨戦態勢だよ?」
ブルー 「だから松茸の比じゃないんだってば!」

形はそのもの、おまけに袋も…、とブツブツブツ。

ブルー 「松茸に袋はついてないしね」
Aブルー「その袋って、もしかしなくても…」
ブルー 「木の根まんじゅうでもパスした部分!」
Aブルー「子種が入った袋かい?」
ブルー 「…そうだってば…」
Aブルー「素晴らしすぎる!」

まさに地面から生えたアレそのもの、とソルジャー、感激。

Aブルー「それで恥知らず、と!」
ブルー 「恥を知ってたらそうならないしね…」

そんな姿で生えなくてもいい、と嘆きの生徒会長ですが。
感激のソルジャー、どう出るやら…。

2014/05/29 (Thu)

 

☆ヤバイのを探せ


真っ当に絵を描くと発禁レベルの猥褻さだというスッポンタケ。
海の向こうでは上下を逆さに描かれた時代があるほど、実に凄まじく。

Aブルー「地面から生えたアレそのものかあ…。袋までついて!」
ブルー 「だから学名がああなるんだよ!」

二度と口にはしたくない、と生徒会長、ブツブツブツと。

ブルー 「スルーしろって言っていたのに、君が来るから!」
Aブルー「来た甲斐は充分あったから!」

それで探してくれるんだって? とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「誰が言ったんだったっけ? 探しておくと」
一同  「「「…や、ヤバイ…」」」
Aブルー「ぼくの記憶だとシロエだったかな」
シロエ 「言ってませんから!」
Aブルー「ううん、確かに探すと言ったよ」

ぼくがボケたと言われていた時、と冴え渡る記憶。

Aブルー「そのスッポンなら探しておくから早く帰れと聞こえたね」
シロエ 「…あ、あれは言葉の綾ですから!」
Aブルー「そうなのかい? それは残念」

それじゃ一緒に、とソルジャーの口から妙な台詞が。

一同  「「「一緒?」」」
Aブルー「君たち、ぼくの応援団だろ? 応援団なら協力すべき!」
キース 「どういう意味だ!」
Aブルー「ぼくと一緒にスッポンタケを探すんだよ!」
一同  「「「スッポンタケ!?」」」

ゲッと息を飲む御一同様。
恥知らずなアレなどという学名のブツを探せと言われましても。

キース 「なんで俺たちが探さねばならん!」
Aブルー「二回も食べて応援してくれたんだろ、三度目の正直!」
シロエ 「木の根まんじゅうとは別件ですから!」
Aブルー「アレそっくりという意味で言ったらおんなじだから!」

是非とも一緒に探してくれ、とソルジャー、真剣。

Aブルー「食べられるキノコと言っていたしね、きっと御利益!」
ブルー 「スッポンタケは見た目だけだから!」

見かけ倒しで御利益など無い、と生徒会長、必死の反論。
これで引っ込むソルジャーなのか、その逆か…?

2014/05/30 (Fri)

 

☆来月によろしく

 
あまりにも猥褻な姿のせいで、学名まで猥褻なスッポンタケ。
そのスッポンタケを一緒に探せ、とソルジャーは本気で真剣そのもの。

Aブルー「食べて応援パワーはともかく、形だけでも凄いから!」
ブルー 「本当に見かけ倒しだから!」
Aブルー「それって、こっちのハーレイかい?」

見かけ倒し、とソルジャー、ニヤニヤ。

Aブルー「でもねえ、こっちのハーレイも秘めたパワーは凄いかと!」
ブルー 「凄くないから!」
Aブルー「君がどう言おうが、ぼくは御利益が欲しいんだ」

此処で出会ったのも御縁なのだ、と言われましても。

ブルー 「スッポンタケなんか、出会ってないから!」
Aブルー「ぼくは聞いたよ、そしてどういうモノかも分かった!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 食べたいんならお料理するよ?」
Aブルー「本当かい!?」
ぶるぅ 「探してくれればちゃんとお料理!」
Aブルー「頼もしいねえ、あとは見付けるだけってね」

是非よろしく、と視線はシャン学メンバーに。

Aブルー「ぼくと一緒に探しまくって一緒に食べよう!」
シロエ 「遠慮します!」
Aブルー「そう言わずにさ。一緒に探してくれるんだろう?」
ブルー 「まだ早いから!」
Aブルー「えっ? 松茸と同じで秋なのかい?」
ブルー 「初夏から秋にかけてだから!」

言ってしまってから生徒会長、バッと口を手で押さえまして。

ブルー 「違った、秋!」
Aブルー「初夏と聞いたよ、そろそろだよね」
キース 「いや、一般にはもう少し先かと…」
シロエ 「キース先輩、真面目に答えてどうするんです!」
Aブルー「つまり、もうすぐ出るってことだね」

よっしゃあ! と拳を突き上げるソルジャー。

Aブルー「それじゃ来月、みんなでよろしく」
一同  「「「来月?」」」
Aブルー「初夏から秋なら、六月はバッチリ!」
一同  「「「…ろ、六月…」」」

ソルジャーに書き込まれた六月の予定。
壁のカレンダーに「スッポンタケ」の文字が躍る中、中継終了~。

2014/05/31 (Sat)




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