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『決め付けるのは』
「ねえ、ハーレイ。決め付けるのは…」
良くないよね、と小さなブルーが投げ掛けた問い。
二人きりで過ごす休日の午後に、唐突に。
お茶とお菓子が置かれたテーブル、それを挟んで。
「はあ? 決め付けるだと…?」
何の話だ、とハーレイは鳶色の瞳を丸くした。
ハーレイは何も決め付けた気はないし、話題も他愛ない。
「えっと…。単なる思い付きの話で…」
昨日のことを思い出して、とブルーは肩を小さく竦めた。
ブルーが言うには、学校からの帰りに歩いていて…。
「いつも通りに歩いていたのに、犬に吠えられたんだよ」
「顔馴染みの犬にか?」
「違うよ、多分、預かり中じゃないのかな…」
ぼくは初めて会った犬だし、とブルーは詳しく話し始めた。
手っ取り早く纏めて言うなら、犬とブルーは初対面。
ブルーが吠えられたのは、自然な流れで仕方ない。
「でもね…。決め付けちゃったらダメなのかな、って…」
怒ってたとは限らないでしょ、とブルーは瞳を瞬かせた。
「吠えていたけど、通り掛かった人に頼み事かも…」
「頼み事?」
「お腹が減ってて、何か欲しいよ、って頼んでたとか…」
庭から出たくて呼んでいたとか、と例を挙げてゆく。
犬の言葉は分からないから、そうだったかもしれない、と。
「なるほどなあ…。犬が吠えたら、怒ってるとばかり…」
「思っちゃうでしょ? ぼくも急いで通り過ぎたけど…」
垣根に近付いていたら違ったかな、とブルーは考え込む。
犬に好意を示していれば、甘えてくれたかも、と真剣に。
「ふうむ…。確かに一理あるよなあ…」
決め付けていなけりゃ、遊べたかもな、とハーレイは頷く。
人懐っこい犬だった時は、垣根越しに頭を撫でたりして。
「惜しいことをしちゃった…。犬の友達、作り損ねた…」
預かり中なら、二度と会えないし、とブルーは残念そう。
運良く次の機会があったら、仕切り直したいらしい。
「そうだな、たまにしか会えないにしても、友達だしな」
「会えるといいけど、ダメだった時は、残念すぎるし…」
決め付けたのは失敗だった、とブルーは悔やみ続けている。
「やっちまったんだから、その教訓を、今後に活かして…」
繰り返さないようにするべきだな、とハーレイは諭した。
頭から決め付けてかかる代わりに、柔軟に、と。
そうしたら…。
「ハーレイだって、決め付けてるでしょ!」
「俺が?」
「ぼくが子供で、何も分かっていないとか!」
ちゃんと分かるし、キスも出来るよ、とブルーの瞳が輝く。
「決めてかかるの、ハーレイの思い込みだから!」
「馬鹿野郎!」
それとこれとは話が別だ、とハーレイは軽く拳を握った。
「お前の方こそ、俺を分からず屋だと決めてかかるな!」
もっと柔軟に考えてこそだ、と銀色の頭にコツンと一発。
悪戯小僧は、お仕置きしておかないと、繰り返すから。
もっとも、何度叱りつけても、無駄なのだけれど…。
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