☆魔法の白い粉
シャン学メンバー、スッポンタケの話題からズレて乾物談義。
スルメも上手く戻せばイカになるらしい、という話が出て参りまして。
キース 「いくらなんでもスルメがイカには戻らんだろう」
スウェナ「カラッカラに乾いてペッタンコよ?」
シロエ 「でも、干した結果がそれですからね」
戻るそうですよ、とシロエ君。
シロエ 「聞いた話じゃ、プリプリのイカになるんだそうです」
一同 「「「プリプリ!?」」」
シロエ 「そうです、いわゆる生イカみたいに」
一同 「「「ええっ!?」」」
スルメ転じて生イカ並みに。
そんな話が有り得るのか、と誰もが疑いの眼差しですが。
シロエ 「本当に生イカらしいですよ? ほんのひと手間で」
サム 「それってマジかよ?」
シロエ 「即席ラーメンが生麺に戻るとも聞きましたね…」
ジョミー「魔法なわけ?」
シロエ 「白い粉を使うそうですが?」
サム 「ヤベえじゃねえかよ!」
白い粉なら幻覚だろ、とサム君の指摘。
サム 「そいつを使って見るんじゃねえのか、幻覚をよ」
マツカ 「トリップしてればスルメも生イカに見えそうですね」
キース 「即席ラーメンも生麺だろうな」
しかし…、と腕組みをするキース君。
キース 「クスリをやってまでスルメを戻すヤツがいるとは…」
シロエ 「白い粉としか言ってませんよ?」
キース 「それは充分にクスリだろうが!」
シロエ 「でもですね…。重曹って薬でしたっけ?」
一同 「「「重曹!?」」」
重曹、すなわち炭酸水素ナトリウム。
ウガイ薬や歯磨き剤にと活用する道もありますけれど。
スウェナ「重曹って、ベーキングパウダーになるんだったかしら?」
キース 「そうだったような気もするな」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 重曹はベーキングパウダーになるよ!」
シロエ 「ほら、やっぱり薬よりかは料理用の粉じゃないですか」
でもって魔法の粉なんですよ、と得意げな顔。
スルメの話が本当だったら、立派に魔法の粉ですねえ?
2014/11/16 (Sun)
☆重曹とスルメ
シロエ君曰く、重曹で戻せばスルメがプリプリの生イカに。
即席ラーメンも生ラーメンになるという重曹、魔法の白い粉ですが…。
ジョミー「本当に重曹でスルメが生イカに戻るわけ?」
キース 「信じられない話だが…。試したわけではないんだな?」
シロエ 「料理は管轄外ですからね」
スウェナ「それじゃ単なる噂ってこともあるわけね?」
サム 「うんうん、都市伝説ってヤツだよな!」
マツカ 「スルメが都市伝説に入るかどうかは謎ですけどね」
それでも恐らく噂であろう、と結論づけたシャン学メンバー。
キース 「そこまで見事に戻るんだったら、料理の常識だろうしな」
ジョミー「だよね、スルメの袋にも書いてありそうだよ」
シロエ 「でもですね! ぼくは本当に聞いたんですよ!」
サム 「都市伝説だろ、有り得ねえよ」
マツカ 「話が凄すぎますからね…」
キース 「まったくだ。疑ってかかれというのがお約束だろうが」
語る前に自分で裏を取れ、と厳しい一言。
キース 「そういう話は証明してから言うんだな」
シロエ 「たかがスルメじゃないですか! なんでそこまで!」
キース 「嘘くさいからだ」
シロエ 「ぼくはスルメも管轄外です!」
料理もスルメも無関係です、と主張しているシロエ君。
シロエ 「どうして一々、実験しなくちゃいけないんですか!」
キース 「このご時世だ、ネタということもあるからな」
ジョミー「あるよね、信じたらバカを見るヤツ」
シロエ 「ですから、ネタでは無さそうだと!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ さっきから、何のお話?」
シロエ 「スルメですよ!」
重曹でスルメが生イカに戻るらしいんです、と半ばヤケクソ。
シロエ 「魔法の粉だと言ったんですけど、ネタ扱いで!」
ぶるぅ 「んとんと…。イカもお寿司のネタだよ?」
シロエ 「そのネタじゃなくて、嘘という意味のネタなんです!」
ぶるぅ 「嘘?」
そうだったっけ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
もしや重曹とはホントのお話…?
2014/11/17 (Mon)
☆スルメの料理
重曹で戻すとスルメが生イカな話、もはやネタ扱いされておりますが。
四面楚歌なシロエ君の代わりに「そるじゃぁ・ぶるぅ」が反応を。
ぶるぅ 「重曹で生イカ、ホントじゃないかと思うけど…」
シロエ 「それ、確かめてみたんですか!?」
ぶるぅ 「実験じゃなくて、お料理だよ?」
一同 「「「料理?」」」
料理上手な「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
あれこれ作るのが大好きなだけに、何処かでスルメに出会ったのかも。
シロエ 「スルメと重曹の料理があるんですか!?」
ぶるぅ 「他にも色々入れるけど…。昆布は絶対欠かせないよ?」
シロエ 「昆布?」
ぶるぅ 「うんっ! 松前漬けには昆布が無くっちゃ!」
一同 「「「松前漬け!?」」」
言われてみれば、松前漬けはスルメの料理でございます。
昆布とスルメは出会いものとばかり、必ず入っているもので。
キース 「そういえばアレのスルメは柔らかかったか…」
サム 「漬けてる間に戻るってわけじゃねえのかよ?」
ぶるぅ 「んとんと…。戻し方には色々あるけど、重曹、早いよ?」
シロエ 「それで生イカに戻りますか!?」
ぶるぅ 「松前漬けに入ってるイカみたいにはきちんと戻るよ!」
スルメのままだと美味しくないよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「お水に重曹を入れてスルメを浸けると早く戻るの!」
サム 「マジかよ、マジで戻るのかよ!」
シロエ 「ほら見て下さい、正しかったじゃないですか!」
よくもネタだの嘘だのと…、と怒りの形相のシロエ君。
シロエ 「重曹は魔法の粉なんですよ! ちゃんと証明されました!」
キース 「悪かった。…俺は料理には疎いもんでな」
ジョミー「ごめん、ぼくも料理はしないから…」
サム 「すまねえ、俺もそっち方面はサッパリでよ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 重曹、魔法の粉だよ!」
シロエ 「そうですよねえ?」
スルメも生イカになるんですよ、とシロエ君の顔に勝利の笑みが。
重曹とスルメの話は本当でしたか…。
2014/11/18 (Tue)
☆万能なんです
本当だったらしい、重曹で戻せばスルメが生イカになる話。
松前漬けに入れるスルメはこの方法が早い、という証言もバッチリで。
シロエ 「スルメの話が本当だったら、即席ラーメンも生麺ですね?」
ぶるぅ 「そっちは試していないけど…。ホントだと思うよ」
だって魔法の粉だもん、とニコニコニコ。
ぶるぅ 「切り干し大根とか干しシイタケだって戻るんだよ♪」
シロエ 「本当ですか!?」
ぶるぅ 「スルメとおんなじ! 乾物だったら大抵いけるし!」
半生くらいには戻るから、という返事。
ぶるぅ 「一リットルのお水に重曹を大匙一杯だよ!」
キース 「それだけでスルメが生イカになるのか…」
ぶるぅ 「一晩くらい浸けておいたらね!」
サム 「マジかよ、重曹、半端ねえな…」
スウェナ「乾物には万能みたいな感じがするわね」
マツカ 「まさに魔法の粉ですね…」
知りませんでした、とマツカ君も感心している様子。
マツカ 「たったそれだけで戻るんだったら魔法ですよ」
ぶるぅ 「でしょ、でしょ? とっても便利なんだも~ん!」
シロエ 「証言者がいて助かりましたよ、ネタ扱いされるトコでした」
ぶるぅ 「お料理しないと分からないしね、こういうの!」
重曹パワーで素敵にお料理! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「スルメも生イカに戻せてしまうし、干しシイタケも!」
Aブルー「干しシイタケがどうしたって?」
なんの話、と横から出ました、無視しておいたソルジャーが。
ぶるぅ 「えっとね、魔法の粉のお話!」
キース 「待て、言うな!」
喋るな、と叫んだキース君ですが、時すでに遅し。
Aブルー「魔法の粉って、何なんだい?」
ぶるぅ 「んーとね…」
シロエ 「白い粉です、それだけです!」
Aブルー「白い粉?」
キース 「そうだ、そういう粉の話だ!」
Aブルー「でも、干しシイタケがどうとかって…。それにスルメと」
干物に役立つ話なのでは、と瞳がキラリ。
スッポンタケ、乾物でしたよね…?
2014/11/19 (Wed)
☆白い粉と言えば
1リットルの水に重曹を大匙一杯。スルメが生イカに戻る魔法だとか。
干しシイタケもこれで戻る、と盛り上がっていればソルジャーが。
Aブルー「干しシイタケとかスルメが魔法の粉でどうなるんだい?」
シロエ 「特にどうという話じゃないですから!」
Aブルー「でもねえ、白い粉だと誤魔化す辺りが怪しいけどね?」
本当の名前は何なんだい、という御質問。
キース 「こっちの世界で白い粉と言ったらヤバイ粉だ!」
シロエ 「そうです、ある意味、魔法の粉ではありますが!」
Aブルー「なるほど、ヤバイと…。どんな風に?」
キース 「ハイになるとかトリップするとか、そんな感じだ」
Aブルー「ああ、ドラッグね!」
ぼくには全く効かないだろうね、と笑顔のソルジャー。
Aブルー「なにしろ人体実験で色々な薬を試されすぎて…」
キース 「効かないなら用は無いだろう。魔法の粉にも」
シロエ 「同感です。御禁制の品に手を出す必要は無いですよ」
Aブルー「でもねえ…。干しシイタケやスルメがドラッグをやると?」
どうもおかしい、と鋭い突っ込み。
Aブルー「トリップしたがるとは思えないねえ、スルメとかが」
キース 「そ、それはだな…」
Aブルー「何か隠してると思うけどね? 魔法の粉について」
シロエ 「いいえ、なんにも隠していません!」
Aブルー「じゃあ、名前」
正式名称の方をよろしく、と更なる突っ込み。
Aブルー「ドラッグと言っても色々あるしね、どのドラッグだい?」
キース 「ドラッグだけで察してくれ!」
ぶるぅ 「えとえと…。薬局ってドラッグストアだよね?」
Aブルー「ぶるぅが教えてくれるのかい?」
ぶるぅ 「んーとね、ちゃんと薬局で買えるお薬!」
キース 「馬鹿、言うな!」
ぶるぅ 「でもでも、お名前、知りたいって言うし…」
Aブルー「知りたいねえ!」
薬局で買えるとくれば是非に、とソルジャー、嬉しそうですが。
魔法の粉の正体とか使い方とか、思い切りバレそうな雰囲気ですねえ?
2014/11/20 (Thu)
☆お得に買うなら
スルメが生イカに戻ると噂の魔法の粉。
その正体は重曹ですけど、ソルジャーに訊かれて誤魔化していれば…。
ぶるぅ 「えっとね、薬局でも買えるしスーパーにもあるよ!」
Aブルー「スーパーだって?」
ぶるぅ 「うんっ! だけど沢山買うんだったら薬局だよね」
そっちの方が断然お得、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「サフランだって薬局だったらお薬扱いでお得だし!」
Aブルー「サフランってサフランライスのアレかい?」
ぶるぅ 「そうだよ、御飯とかを黄色に染められるんだけど…」
Aブルー「それが高いと?」
ぶるぅ 「普通に買ったら、このくらいの量で…」
これくらいかな、とお値段の方を挙げまして。
ぶるぅ 「でもでも、薬局に行けば、これだけ入ってこの値段なの!」
Aブルー「なるほど、食料品として買えば暴利をむさぼられる、と」
そういうのは御免蒙りたい、とソルジャー、深く頷くと。
Aブルー「やっぱり賢く買い物しないと! で、例の粉は?」
ぶるぅ 「ドッサリ買うの?」
Aブルー「何に使えるのか、それを確認してからだけど…」
ぶるぅ 「えっとね、スルメとか干しシイタケとかを戻すんだよ!」
一同 「「「うわーっ!!!」」」
終わった、と顔面蒼白の御一同様。
ソルジャーの方は「ふうん…」と周りを見回してから。
Aブルー「スルメが戻るってどういうことだい? 干しシイタケも」
ぶるぅ 「んとんと、干す前みたいになるって意味で…」
Aブルー「本当かい!?」
乾かす前の姿に戻るのかい、と俄然、興味を。
Aブルー「それじゃ、もしかしてスッポンタケの天日干しも?」
ぶるぅ 「戻ると思うよ、あれを使えば」
Aブルー「凄いじゃないか!」
まさに魔法、と歓喜のソルジャー。
Aブルー「その白い粉が薬局にあると?」
ぶるぅ 「スーパーにもね」
Aブルー「買うなら薬局で決まりだよ!」
沢山買わねば、とグッと拳を。
魔法の白い粉の正体、バレるのは時間の問題ですねえ…?
2014/11/21 (Fri)
☆じっくり戻して
干しシイタケもこれで戻ると噂の重曹、白い粉。
ソルジャーにガッツリ使い道を知られてしまって、買える場所までが。
Aブルー「これはもう買うしかないってね! 白い粉を!」
キース 「…な、何に使おうというんだ、あんた…」
分かってはいても確認したくなるのが人情。
ガクブル震えるシャン学メンバー、キース君の背中を見守り状態。
Aブルー「何にって、そりゃあ決まっているじゃないか!」
キース 「ま、まさかと思うが…」
Aブルー「もちろん、君の可愛い一番弟子のために使うんだよ!」
スッポンタケを蘇らせよう! と突き上げる拳。
Aブルー「天日干しのヤツ、薬代わりに削ろうかな、と思ったけど!」
ぶるぅ 「えとえと、戻して食べれば美味しいんだよ?」
Aブルー「ぶるぅに聞いても、イマイチ、ピンと来なかったけど!」
魔法の白い粉さえあれば、とソルジャーの背中に燃え上がる闘志。
Aブルー「スルメが生イカに変わる勢い、スッポンタケだって!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 半生くらいには戻る筈だよ!」
Aブルー「あの素晴らしい形が蘇るんなら、半生で充分!」
まずは拝んで、それから料理、と笑顔全開。
Aブルー「戻る過程も素敵だろうねえ、こう、ムクムクと!」
ブルー 「変な言い方はやめたまえ!」
Aブルー「でも本当だろ、萎えていたのがみるみる元気に!」
スッポンタケの雄姿再び、と狂喜のソルジャー。
Aブルー「ハーレイとじっくり観察するよ! 戻る所を!」
ぶるぅ 「んとんと、そんなに早くは戻らないかも…」
Aブルー「でも、戻ったら元の形になるんだろう?」
ぶるぅ 「そうだけど…」
Aブルー「こう、じわじわと時間をかけて、というのもいいしね!」
焦らしプレイ、と妙な台詞が。
Aブルー「じっくり、ゆっくりもいいものだよ!」
ブルー 「もういいから!」
干物を抱えてサッサと帰れ、と生徒会長、ブチ切れですけど。
白い粉の名前もまだ謎なだけに、お帰りになるわけないですよねえ…?
2014/11/22 (Sat)
☆重曹を買いに
スルメも生イカに戻る勢いの魔法の重曹、スッポンタケにも使用可能。
じっくり戻すと喜ぶソルジャー、まだ重曹という名を知らなくて。
Aブルー「楽しみだねえ、この乾燥したスッポンタケが元通りに!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 形が分かる程度には戻る筈だよ!」
Aブルー「半生くらいって言ったっけ? 形さえ戻れば充分だしね!」
あの有難いお姿さえあれば、とソルジャー、大感激で。
Aブルー「あれが戻って来るなんて…。素敵すぎだよ!」
ブルー 「だったらサッサとそれを抱えて帰りたまえ!」
Aブルー「まだだよ、肝心の名前を聞いていないんだから!」
ブルー 「名前?」
Aブルー「魔法の白い粉の名前だってば! まだ知らないし!」
これじゃ薬局に行っても買えない、と思考はマトモ。
Aブルー「いわゆるドラッグじゃないらしいけど、なんて名前?」
シロエ 「炭酸水素ナトリウムです!」
Aブルー「は?」
ぶるぅ 「んとんと、重曹って言ったら買えるよ!」
Aブルー「なるほど、重曹…。そして炭酸ナントカなんだね」
詳しい説明ありがとう、と感謝のソルジャー。
Aブルー「それじゃ早速買いに行くから、メモに書いてよ」
ぶるぅ 「うんっ! …はい、重曹ってちゃんと書いたよ!」
Aブルー「シロエも書いてくれるかな? 炭酸ナントカ」
シロエ 「ぼくもですか!?」
Aブルー「間違いがあってはいけないからねえ、きちんと詳しく!」
メモを見せるだけで通じるように、と御注文。
シロエ 「…重曹でいいと思うんですが…」
Aブルー「万一ってこともあるからね! だからよろしく!」
シロエ 「分かりましたよ…。……これでいいですか?」
Aブルー「よし! 後は薬局に行って買い物!」
ぶるぅ 「重曹、お水1リットルに大匙1杯だからね!」
Aブルー「そうだっけ…。それも書いてよ、こっちのメモに」
ぶるぅ 「オッケー!」
頑張ってねー! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
スッポンタケの干物だか乾物、戻るんでしょうか?
2014/11/23 (Sun)
☆重曹をゲット
スッポンタケも半生くらいには戻るであろう、という魔法の重曹。
それを薬局で買って帰ろう、とソルジャーの姿は消え失せましたが…。
キース 「シロエ、お前は戦犯だからな」
シロエ 「…重曹ですか?」
キース 「その名をお前が出さなかったら、今も平和な筈だった!」
シロエ 「でもですね! 最初はスッポンタケの話じゃなくて!」
単なる乾物の話でした、とシロエ君。
シロエ 「中華料理は何でも干すとか、そういう話で…!」
ジョミー「でもさあ、シロエがスルメが戻るって言ったわけだし」
サム 「間違いねえよな、そいつはな」
シロエ 「あれは単なる話のついでで…!」
キース 「お前は空気が読めんのか!」
あの状況で重曹を持ち出したらリーチだろうが、と厳しい指摘。
キース 「遅かれ早かれ、あいつの耳に入って地獄になるんだ!」
ぶるぅ 「えっと、重曹、お役立ちだよ?」
キース 「普通に使えば役立つだろうが、あいつの場合は…!」
シロエ 「ですから正式名称の方を言いました!」
炭酸水素ナトリウムだと言ってやりました、と言われましても。
キース 「その程度で怯む相手か、あいつが!」
サム 「うんうん、下手すりゃシャングリラで作りかねないぜ」
スウェナ「そうねえ、重曹だったら無理かもだけど…」
マツカ 「在庫があるかもしれませんよ? あちらの世界に」
ブルー 「その可能性は大いにあるね」
キース 「今頃はもう買って帰ってやがるだろうがな」
そしてスッポンタケの干物を戻すわけだ、と深い溜息。
キース 「半生だろうが何だろうが、だ。戻ればああいう形だからな」
ジョミー「また拝むよね…」
ブルー 「拝むと思うよ、後はどうするか知らないけれど」
料理なんかが出来ただろうか、と生徒会長。
ブルー 「不器用なんだし、スッポンタケの料理なんてね…」
キース 「また来やがるのか?」
料理の件で、と頭を抱えるキース君ですが。
重曹をゲットして帰ったソルジャー、その後は如何に?
2014/11/24 (Mon)
☆音沙汰なしの人
乾物を戻すならコレにお任せ、魔法の白い粉な重曹。
スッポンタケを戻すべく買い込んで帰ったソルジャー、音沙汰なしで。
キース 「あいつ、全く来やがらないな」
ジョミー「自慢しに来ると思ったけどなあ、スッポンタケ…」
シロエ 「上手く戻らなかったんでしょうか?」
サム 「それだけは無いと俺は見たぜ。もしも戻らなかったらよ…」
シロエの命がねえんじゃねえか、と冷静な意見。
サム 「騙されたってことで殴り込みだぜ、きっと」
ジョミー「あー、それはあるかも…」
でも来ない、と生徒会長宅で顔を見合わせる御一同様。
キース 「今月もじきに終わるんだが…」
スウェナ「どうなったのかしらね、こんなに長い間、来ないだなんて」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくは何度も会ったよ!」
一同 「「「ええっ!?」」」
いつの間に、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」に視線が集中。
キース 「何度もって…。あいつ、いつの間に湧いたんだ!」
ぶるぅ 「んとんと…。みんなが授業に出てる時だよ?」
一同 「「「授業中!?」」」
もしや学校に現れたのか、と上を下への大騒ぎ。
ジョミー「そんなの全然、知らなかったよ!」
シロエ 「ぼくもですよ!」
ぶるぅ 「ちゃんとおやつも食べてったよ? でも…」
用事はおやつじゃなかったから、とニコニコ笑顔。
ぶるぅ 「いつもお願い事だったしね!」
シロエ 「どういうお願いなんですか!」
ぶるぅ 「えーっと、あっちの世界じゃ出来ないから、って…」
サム 「何がだよ?」
ぶるぅ 「天日干しだよ、シャングリラは浮上出来ないもんね」
一同 「「「天日干し!?」」」
まさか、と一同、顔面蒼白。
シロエ 「ちょ、ちょっと質問なんですが…。何を干したんです?」
ぶるぅ 「前とおんなじ! スッポンタケだよ!」
一同 「「「す、スッポンタケ…?」」」
愕然としているシャン学メンバーですが。
天日干しの依頼に来たということは、スッポンタケ狩り、継続中とか?
2014/11/25 (Tue)
☆料理している人
スルメも生イカに戻ると噂の白い粉。
いわゆる重曹をゲットした後、現れないと思ったソルジャーですけど。
キース 「す、スッポンタケを干したと言ったな!?」
ぶるぅ 「うんっ! お天気のいい日に何度も来てたよ」
シロエ 「生のスッポンタケを持ってですか!?」
ぶるぅ 「そうだよ、天日干しにして欲しいから、って!」
だから屋上で沢山干したの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「スッポンタケ狩り、とっても頑張ってるみたい!」
キース 「そんな話は知らなかったぞ!」
シロエ 「料理で苦労しているんだと思ったんですが…」
ぶるぅ 「お料理、上手くいってるみたいだよ?」
定番の料理も出来たみたい、とニッコリと。
ぶるぅ 「それでなのかな、採れる間に集めておくって!」
サム 「保存食かよ!?」
ぶるぅ 「乾物って、元々、そうだしね?」
キース 「あいつ、料理が出来たのか?」
ぶるぅ 「んーと…。よく知らないけど、なんか詰め物?」
一同 「「「は?」」」
何故に詰め物、と派手に飛び交う『?』マーク。
シロエ 「詰め物というのは何なんでしょう?」
キース 「俺が知るか!」
ジョミー「七面鳥とかに詰まってないかな、なんか色々」
サム 「スッポンタケに詰めるのかよ?」
スウェナ「キノコに詰め物って…。そんな料理があるかしら?」
ぶるぅ 「んとんと、マッシュルームの傘に詰めたりするよ!」
お肉に生ハム、チーズだとか、と言われてみれば存在するものの。
シロエ 「スッポンタケに傘は無かったですよ?」
マツカ 「無かったですね…」
スッポンタケの先っぽ、傘の類はございません。
亀の頭に似ている部分に悪臭を放つグレバがあるだけ。
サム 「じゃあ、詰め物ってどうするんだよ?」
シロエ 「さ、さあ…?」
キース 「真面目に謎だな、本当に詰め物と言っていたか?」
ぶるぅ 「そう聞いたけど…」
凝ってるみたい、という話ですが。
あのソルジャーが料理に凝りますか…?
2014/11/26 (Wed)
☆料理でビンビン
度々スッポンタケ狩りに来た上、天日干しを依頼しているソルジャー。
料理もしているようなのですけど、詰め物がどうとかいう話で。
キース 「あいつが料理をしているだけでも信じ難いんだが…」
ジョミー「詰め物だったら余計な手間がかかるよね?」
シロエ 「スッポンタケ尽くしの時に詰め物の料理、ありましたか?」
マツカ 「どうだったでしょう?」
ぶるぅ 「やっていないよ、ぼくは詰め物してないもん!」
サム 「だったらどうして詰め物なんだよ?」
料理が得意とは聞いていないぜ、と悩むサム君。
サム 「おまけに凝ってるってことなんだよな?」
ぶるぅ 「らしいよ、スッポンタケに詰め物」
シロエ 「何処に詰めるんです!?」
ぶるぅ 「んーとね、多分…」
??? 「こんにちはーっ!!!」
お久しぶり、と降って湧きました、噂の人が。
Aブルー「実にいいねえ、魔法の粉! シロエには感謝しているよ!」
シロエ 「…そ、そうですか…」
キース 「ほら見ろ、お前が戦犯なんだ!」
Aブルー「戦犯って…。シロエは大恩人だけど?」
キース 「俺たちからすれば立派な戦犯だ!」
よくもスッポンタケ狩りに燃えやがって、とキース君の怒りが爆発。
キース 「天日干しにすればいけるというんで集めてやがるな!?」
Aブルー「もちろんだよ! 本当に重曹で戻るんだねえ!」
いい感じに戻って料理も出来て、とニコニコニコ。
Aブルー「料理をするとビンビンのガンガンになるんだよ!」
一同 「「「………」」」
Aブルー「あっ、ぼくのハーレイだけじゃなくって!」
スッポンタケもビンビンのガンガンに、と妙な台詞が。
一同 「「「は?」」」
Aブルー「だからスッポンタケが! もうムクムクと!」
シロエ 「…戻るんですよね、重曹で?」
Aブルー「戻した後だよ、料理がとっても大切なんだよ!」
それは素晴らしい姿になるのだ、とウットリですけど。
料理でビンビンのガンガンだなんて、いったいどんな料理を…?
2014/11/27 (Thu)
☆詰めてビンビン
天日干しにしたスッポンタケを重曹で戻し、それから料理。
ソルジャー曰く、もうムクムクとビンビンのガンガンになるそうで…。
Aブルー「実にいいねえ、スッポンタケは! もう最高だよ!」
ブルー 「もういいから! 君の話は分かったから!」
Aブルー「料理の話がまだなんだけど?」
是非聞いてくれ、と乗り出すソルジャー。
Aブルー「スッポンタケの料理はコレに限るんだよ!」
ぶるぅ 「えとえと、詰め物だったよね?」
Aブルー「そう! 挽肉を詰めて良し、パンやナッツも絶品で!」
一同 「「「は?」」」
真面目に料理をしてるじゃないか、と一同、驚愕。
ソルジャーが料理と聞いても信じ難いのに、この凝りよう。
Aブルー「詰め物をしたら煮込むんだよ! オーブンは駄目だね」
キース 「あんた、そこまで料理を極めていたのか?」
Aブルー「必要とあれば極めるよ! 実に素晴らしい食材だから!」
詰めてビンビン、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「ムックリと起き上がった形に仕上げてソースをね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ソースも作ってるんだね!」
Aブルー「美味しく食べなきゃいけないからねえ!」
ハーレイと二人で食べて夫婦円満、と満面の笑顔。
Aブルー「お互い、相手のアソコを食べてるつもりでドキドキと!」
ブルー 「退場!!」
Aブルー「ダメダメ、詰め物の話しかしてないからね!」
ブルー 「スッポンタケに詰めてるだけだろ!」
Aブルー「何処に詰めるか喋っていないし!」
これが肝心、と指を一本立てまして。
Aブルー「ぶるぅは知っているだろうけど、空洞なんだよ!」
一同 「「「え?」」」
Aブルー「スッポンタケの茎っていうのかな? あの中が!」
ぶるぅ 「そうだよ、傘よりも下は中が空っぽ!」
Aブルー「気付いた時にはビックリしたけど、これは使わないと!」
ぶるぅ 「そこに詰めるんだね!」
美味しそう! と無邪気なお子様。
けれども、なんだかヤバイ料理じゃないですか…?
2014/11/28 (Fri)
☆天日干しの効果
イヤンな形のスッポンタケ。実は傘よりも下が空洞だったという話で。
そこにソルジャー、せっせと詰め物、料理に燃えている模様。
Aブルー「あの空洞は素晴らしいよ! お蔭で今日もビンビンに!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 天日干しにして良かったね!」
Aブルー「それはもう! 次のシーズンまで食べられそうだし!」
ぶるぅ 「えっとね、保存のこともあるけど…。詰め物の方!」
Aブルー「天日干しと詰め物、何か関係あるのかい?」
ぶるぅ 「うんっ! スッポンタケが丈夫になるの!」
一同 「「「は?」」」
詰め物の話も大概ですけど、天日干しで丈夫とはこれ如何に。
キース 「お、おい…。それはどういう意味なんだ?」
ぶるぅ 「んとね、生のスッポンタケだと詰め物、無理そうだよ?」
Aブルー「えっ? あの空洞は干したお蔭で出来るのかい?」
ぶるぅ 「元々あるけど、スッポンタケが丈夫じゃないの!」
生のスッポンタケだと柔らかすぎるの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だからね、詰め物をしたら破れちゃうかも…」
Aブルー「大変じゃないか、破れたりしたら!」
大事な形が台無しに、とソルジャー、真っ青。
Aブルー「縁起でもないよ、破れるだなんて!」
ぶるぅ 「干してあるから大丈夫! うんと頑丈!」
Aブルー「天日干しにはそういう効果があるってことかい?」
ぶるぅ 「生のよりもずっと丈夫になるよ!」
それで詰め物もオッケーなの、とニコニコニッコリ。
ぶるぅ 「お料理、色々頑張ってね!」
Aブルー「もちろんだよ! そうか、天日干しにはそんな効果が…」
プラス重曹の魔法で無敵、とソルジャー、グッと拳を。
Aブルー「頑丈になった上、重曹で戻せば素敵な姿に!」
ぶるぅ 「元通りのスッポンタケなんだね!」
Aブルー「詰め物をすれば、ビンビンのガンガンに出来るしね!」
仕上げにトロリとソースをかければ、雰囲気アップだそうですが。
スッポンタケの料理、アヤシイ感じじゃないですか?
2014/11/29 (Sat)
☆セットで詰め物
ソルジャーが凝っているスッポンタケの料理。
茎の部分の空洞に詰め物、ビンビンのガンガンにしてソースをトロリ。
Aブルー「もうね、ムクリと勃ち上がった姿が最高で!」
ブルー 「猥褻な料理はやめたまえ!」
Aブルー「そう言わずに! 素敵な料理を食べてビンビン!」
夫婦円満の秘訣なのだ、と極上の笑顔。
Aブルー「料理なんかに縁は無かったけど、燃えるものだねえ!」
ぶるぅ 「えとえと、詰め物、お米なんかも試してみた?」
Aブルー「お米って…。御飯を詰めるのかい?」
ぶるぅ 「ハーブライスとか、挽肉入りのお米もいいよ!」
Aブルー「そうなんだ? レシピを書いてくれるかな、それ」
ぶるぅ 「オッケー! えっとね、ハーブライスの方がね…」
でもって挽肉入りがこうで、と紙にサラサラ。
ぶるぅ 「こんな感じでいけるから! やってみてね!」
Aブルー「ありがとう! ぼくの方をハーブライスにするべきかな?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「スッポンタケ料理は一対なんだよ、2本でセット!」
大きめのを1本、それと小さめを1本で、とセットの説明。
Aブルー「大きい方はもちろんハーレイ! 小さいのがぼくで!」
ブルー 「退場!」
Aブルー「だから料理の説明中だよ、夫婦円満には2本要るんだよ!」
詰め物で立派になったスッポンタケが、と得意満面。
Aブルー「ハーレイと二人で、相手のアソコに見立てたヤツを!」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「こんな料理が作れるのも、天日干しにしたお蔭なんだね!」
それと魔法の粉の重曹、とソルジャー、シロエ君の手をガッシリと。
Aブルー「君はホントに大恩人だよ、重曹の件!」
シロエ 「い、いえ、ぼくは…!」
Aブルー「ハーレイもよろしくと言っていたから!」
シロエ 「お、おかまいなく…!」
キース 「戦犯ということで決定だな、シロエ」
シロエ 「えーーーっ!」
エライ料理が生まれたスッポンタケですが。
今月、これにて中継終了~。
2014/11/30 (Sun)