サンタクロースが家に来てくれず、クリスマス会の思い出も無いキース君。
よくぞグレずに成長した、とゼル先生は感動中。
ゼル 「クリスマス無しで育ったことを全く恨みもしないとはのう…」
キース 「家が寺なら当然です。坊主には普通のことですし」
ゼル 「いや、違う! ブルーに聞いたぞ、クリスマスをやる寺もある」
キース 「それは御住職の方針で…」
ゼル 「お前の家は違うのじゃろう? せめて学校で楽しまんかい!」
キース 「充分楽しかったです。募金活動の成果も出ましたし」
ゼル 「自分のことより募金とは…。まさに良い子の鑑じゃな」
ますますもって放っておけん、とキース君の手を握るゼル先生。
サンタクロースと二度目の握手がプレゼントですか?
すかさずジョミー君たちが携帯で撮影しておりますが…。
ゼル 「わしと一緒に来るがいい。サンタの橇でパレードじゃ!」
キース 「ええっ? そ、そこまでして頂くほどのことでは…」
ゼル 「遠慮はいかんぞ、思い出作りと聞いておる」
ブルー 「ほら、早く! サンタと一緒にクリスマスだよ」
ゼル 「橇には二人乗れる仕様じゃ、さあ行くぞ!」
先生の厚意を無にすることはキース君には出来ません。
言われるままにゼル先生の隣に座れば、ジョミー君たちが記念撮影を。
ゼル 「出発じゃあ! 引けい、トナカイ!」
キース 「きょ、教頭先生に余計な御負担は…」
ゼル 「心配無用じゃ! ぶるぅ、しっかり頼んだぞ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪」
フワリと宙に浮く橇と着ぐるみトナカイ。
シャンシャンシャン…と鈴が鳴り響き、次のクラスからサンタは窓辺に。
ゼル 「ほっほーい、メリー・クリスマース!」
窓から窓へ、校舎から校舎へと飛んでゆく橇は大人気!
教頭先生トナカイも赤い鼻を光らせ、スーパーマンの如く颯爽と…。
キース君の人生初のクリスマス会はサンタの橇で空中散歩。
貰ったサンタブーツと合わせて、最高の思い出が出来ましたよね~!
