☆養子は無理そう
キャプテンの養子に、恥知らずなスッポンタケを希望するソルジャー。
欲しい気持ちはともかくとして、相手はキノコなわけでして…。
ブルー 「キノコなんかを養子にする方法、謎なんだけどね?」
Aブルー「そこは気持ちの問題なんだよ、養子にしたって所が大切!」
きっとそれだけで自信がつく、と言われましても。
ブルー 「その方法が謎だと言ってるんだよ、キノコの養子!」
シロエ 「栽培するなら分かりますけど、養子は無理っぽいですよ?」
キース 「人格も無いが、それ以前にヤツはキノコだからな」
ジョミー「養子にするより食べた方が早いと思うけど…」
サム 「早いとかより、それしか方法ねえじゃねえかよ」
何処のキノコが養子になるっていうんだよ、とサム君も。
サム 「坊主の弟子なら名前をつければオッケーだけどよ…」
シロエ 「キャプテンはお坊さんではないですからねえ…」
スウェナ「キースみたいに戒名をつけるわけにもいかないわよね?」
マツカ 「どうなんでしょう? ゴッドファーザーがありますからね」
一同 「「「ゴッドファーザー?」」」
マツカ 「この国だと馴染みが無いですけれど…」
名付け親ですよ、とマツカ君。
マツカ 「洗礼の時に名前をつけたら、霊魂上は父親だったかと」
キース 「そういえばあったな、そういうのも…」
守備範囲外だから忘れていたぞ、と副住職も知っている様子。
Aブルー「霊魂上の父親ねえ…! それはいいねえ、本物だよ!」
ブルー 「まあ、限りなく本物に近いと言えなくもないね」
ゴッドファーザーはともかく、ゴッドマザーは縛りがあるし、と。
ブルー 「女性の場合はゴッドマザーで、後々まで尾を引くからね」
Aブルー「尾を引くって…。どういう意味?」
ブルー 「ゴッドマザーの子供と実母の子供は、結婚不可能だから!」
一同 「「「ええっ!?」」」
教会での挙式に限るけれども、という話ですが。
子供同士で結婚不可とは、限りなく実子に近いですねえ?
2015/06/16 (Mon)
☆養子に出来そう
スッポンタケをキャプテンの養子にしたいソルジャーですけど。
相手がキノコだけにどうするのかが謎な所へ、ゴッドマザーなるもの。
Aブルー「ゴッドマザーの子供と実母の子供は結婚不可ねえ…」
ブルー 「あくまで教会だけの話だけどね」
結婚の届け出は普通に出来る、という説明。
ブルー 「ただねえ、教会での結婚が大切な国もあるからさ…」
キース 「らしいな、それ以外の結婚は正式ではないと言われる国が」
シロエ 「そうなんですか?」
マツカ 「ぼくも聞いていますね、教会でないと、という話は」
フラメンコの国もそうですよ、とマツカ君。
マツカ 「キリスト教じゃない人と結婚すると、世間体が悪いとか…」
キース 「だろうな、その場合は教会で式は挙げられないしな」
Aブルー「ふうん…。そこまで縛りがあるって言うんだ?」
ゴッドマザーとやらになったら、とソルジャー、感心しているようで。
Aブルー「ぼくの世界じゃ考えられないねえ、そういうことは」
ブルー 「元から血縁関係が無いって聞いてるしねえ…」
Aブルー「機械が子供を作っているしね、完璧に無いね!」
ゴッドマザーも実母も無くて養母のみ! ということですが。
Aブルー「でもまあ、名前は親が付けてる筈だしね?」
ブルー 「育ての親かい?」
Aブルー「それ以外にどんな親がいると! ぼくの世界に!」
ゴッドマザーもゴッドファーザーも無い、とキッパリと。
Aブルー「だけど、耳寄りな情報だよ、それ! スッポンタケには!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「養子だよ、養子! ハーレイの養子に迎える話!」
素晴らしい光が見えて来た、とソルジャーの瞳がキラキラと。
Aブルー「スッポンタケとハイタッチかな、と思ってたけどさ…」
一同 「「「ハイタッチ?」」」
Aブルー「実子と養子で、先っぽ同士で「こんにちは」とね!」
一同 「「「うわー…」」」
どんなハイタッチだ、と一同、ドン引き。
実子ってアレのことですよねえ?
2015/06/17 (Wed)
☆危険なハイタッチ
ソルジャーがキャプテンの養子にしたいスッポンタケ、迎え方が問題。
キノコなんぞをどうやって、と謎は満載、ソルジャー曰くハイタッチ。
Aブルー「御対面すればいいのなかあ、と思っていたんだけどね!」
ブルー 「その方法は最低だから!」
下品と言うにも程があるから、と生徒会長、怒り心頭。
ブルー 「よりにもよって実子と養子でハイタッチなんて!」
Aブルー「でも、いい方法だと思ったんだよ、直接会うのが!」
息子同士で「よろしく」するのが一番だろう、と強烈な持論。
Aブルー「よろしくするにはハイタッチ! 先っぽ同士で!」
ブルー 「下品すぎるから! 第一、逮捕されるから!」
Aブルー「そうなのかい?」
ブルー 「当たり前だよ、猥褻物を外で出したら確実に逮捕!」
Aブルー「スッポンタケは逮捕されてはいないけど?」
あんなに恥知らずな姿を晒していたって平気なのに、と大真面目。
Aブルー「警察なんかは何処からも来ないし、通報だって!」
ブルー 「スッポンタケはそうだろうけど、実子の方だよ!」
君のハーレイの息子が問題、とビシバシと。
ブルー 「ちょっと出しても捕まるからね! 目撃者がいれば!」
Aブルー「山の中だよ、大丈夫だと思うけど…」
ブルー 「どんな山でも、人が見てればおしまいだから!」
Aブルー「そうなのかなあ? じゃあ、山登りはどうするんだい?」
何処の山にも公衆トイレがあるのかい、と言うソルジャー。
Aブルー「ちょっとトイレに、と思っても無いと思うんだけど!」
キース 「言われてみれば何処でもあるとは限らんか…」
シロエ 「山小屋とかにはあるでしょうけど…」
サム 「今すぐ行きてえ、って時にあるとは限らねえよな?」
Aブルー「ほらね、やっぱり無いんじゃないか!」
ブルー 「…それで?」
Aブルー「大自然は全て、広大なトイレ! そう言っておけば!」
ちょっとくらいは息子を出しても大丈夫、という話ですが。
本気でハイタッチのつもりでしたか?
2015/06/18 (Thu)
☆格調高く養子に
スッポンタケをキャプテンの養子にするには、息子同士でハイタッチ。
先っぽがどうとか言ってますけど、要はキャプテンのアソコを露出。
Aブルー「トイレに行くなら出さなきゃ駄目だし、問題無し!」
ブルー 「まさか本気で、ハイタッチをするつもりだったと!?」
Aブルー「他に方法が無さそうだったしねえ、養子にするには」
届け出は無理だし、内縁となったら挨拶で…、と言うソルジャー。
Aブルー「今日からよろしく、とハイタッチすれば縁組成立!」
ブルー 「なんでそんなのを思い付くかな!」
Aブルー「真剣に養子に欲しいからだよ、スッポンタケが!」
あれを養子に迎えられれば言うことはなし、とグッと拳を。
Aブルー「ハーレイのヘタレな息子がググンとパワーアップで!」
ブルー 「…スッポンタケで?」
Aブルー「そう! 恥知らずな養子を貰えばパーフェクト!」
もうガンガンとヤッてヤリまくれる、とウットリと。
Aブルー「だから養子にしたくって…。でもいい案を貰ったよ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「下品だと言われたハイタッチよりも、格調高く!」
一同 「「「…格調高く?」」」
何をする気だ、と首を傾げる御一同様。
ブルー 「…今度は何を思い付いたと?」
Aブルー「さっき聞いたヤツだよ、限りなく実子に近いとかいう!」
キース 「ゴッドマザーのことを言っているのか?」
Aブルー「決まってるじゃないか、ゴッドファーザーの方だけどね!」
ハーレイは男なんだしゴッドファーザー、と笑顔のソルジャー。
Aブルー「スッポンタケと御対面して名前をつければ、それで完璧!」
ブルー 「…スッポンタケのゴッドファーザーになると?」
Aブルー「そうだよ、とびきり恥知らずなヤツを選んでね!」
キース 「おい、本気か? 本気でゴッドファーザーなのか!?」
Aブルー「もちろんだよ! 格調高く、実子に近く!」
最高の養子の迎え方だ、と燃えるソルジャー。
スッポンタケに名付け親ですか?
2015/06/19 (Fri)
☆名付け親になるには
スッポンタケをキャプテンの養子にする方法。
下品なハイタッチから転じてゴッドファーザー、名付け親がどうのと。
Aブルー「名前を付けるだけで養子に出来るし、実子に近いし…」
ブルー 「ゴッドファーザーはいいんだけどねえ、どうするつもり?」
Aブルー「どうするって…。何を?」
ブルー 「ゴッドファーザーの条件、満たしてるのかい?」
君のハーレイ、と生徒会長からの質問が。
Aブルー「条件って…。そんなのが必要になってくるわけ?」
ブルー 「当たり前だよ、本物のゴッドファーザーになるんならね!」
Aブルー「本物って…。名付け親だろ、名前を付けるだけだよね?」
ブルー 「それで終わりじゃないんだってば、御縁は一生!」
子供同士が結婚出来ないくらいなのだし、とブツブツと。
ブルー 「ゴッドファーザーだとそれは無くても、御縁はねえ…」
Aブルー「素晴らしいじゃないか、一生モノの御縁となったら!」
望む所だ、とソルジャー、ますます乗り気。
Aブルー「恥知らずな養子と一生モノの御縁、もう最高だよ!」
ブルー 「その前に、ゴッドファーザーの資格! それが要るから!」
Aブルー「名前を付けるってだけじゃないかと…。まさかセンス?」
命名のセンスを問われるのか、とソルジャーからも質問ですが。
ブルー 「センス以前の問題だよ! 教会に通っているのかい?」
Aブルー「誰が?」
ブルー 「君のハーレイだよ、ゴッドファーザーになるんだろう?」
だったら教会に通っていないと…、と生徒会長。
ブルー 「あれはキリスト教なんだからね、まずは信者に!」
Aブルー「うーん…。神様は同じだと思うんだけどね?」
とりあえず十字架の神様だろう、とソルジャーの答え。
Aブルー「南無阿弥陀仏の神様よりかは身近だよ、うん」
キース 「仏様と神様を一緒にするな!」
Aブルー「細かいことはいいんだよ! 要はキリスト教だよね?」
多分、信者に含まれる筈、と言ってますけど。
教会の方は…?
2015/06/20 (Sat)
☆名付け親には必須
スッポンタケをキャプテンの養子にするなら、ゴッドファーザー。
名前を付ければ実子も同然、すっかりその気のソルジャーですけれど。
ブルー 「キリスト教っていうのは、まあいいとして…」
Aブルー「それで間違いないと思うよ、ぼくたちの世界の基本だし!」
神様と言ったら十字架の人でクリスマス、とソルジャーは笑顔。
Aブルー「ちゃんと信者だし、ゴッドファーザーにもなれる筈だよ!」
ブルー 「その前に、教会! …何処の教会?」
Aブルー「教会って…。シャングリラにはそんなの無いけれど?」
余計な施設は作っていない、という返事。
Aブルー「結婚式くらいにしか使えないしね、要らないってば!」
ブルー 「なるほどねえ…。それじゃ駄目だね、ゴッドファーザー」
Aブルー「なんでそういうことになるのさ、キリスト教だよ?」
ブルー 「ゴッドファーザーになる条件は厳しいんだよ!」
まずは教会に名前が無いと…、と生徒会長。
ブルー 「間違いなく信者なんです、っていう証拠が必要!」
Aブルー「そ、そんな…。それじゃゴッドファーザーになるのなら…」
ブルー 「まずは何処かの教会で洗礼、そこからだね!」
Aブルー「何処かって…。それに洗礼って、無理そうだから!」
ブルー 「じゃあ、ゴッドファーザーは諦めるんだね!」
Aブルー「名前を付けるってだけなんだろう!?」
ブルー 「名付け親になる子の洗礼の時にね!」
だから洗礼を受けていないと資格無し! とビシィッと指摘。
ブルー 「洗礼を受けたら教会から名前が貰えるから!」
シロエ 「あー…。クリスチャンネームとかいうヤツですね」
Aブルー「クリスチャンネーム…?」
なんだいそれは、と怪訝そうな顔。
Aブルー「ハーレイとかウィリアムでは駄目なのかい?」
ブルー 「その他に要るんだよ、キリスト教の信者としての名前が!」
Aブルー「ちょ、ちょっと…」
何処でそんなのを貰って来いと、と慌てるソルジャー。
教会、無いんでしたよね?
2015/06/21 (Sun)
☆洗礼を受けないと
スッポンタケを養子にするならゴッドファーザー、名付け親。
実子っぽい養子に出来そうですけど、ゴッドファーザーに必須の条件。
ブルー 「とにかく、クリスチャンネーム! それを貰ってから!」
Aブルー「貰いに行けって言われても…。何処の教会へ?」
ブルー 「何処でもいいんだよ、其処で洗礼を受ければオッケー!」
そうすればちゃんと貰えるから、とニヤニヤと。
ブルー 「でもねえ…。残念なことに、ぼくは関係者じゃないからね」
キース 「俺も違うな、坊主だからな」
サム 「俺とジョミーも関係ねえよ。つか、いねえんじゃねえの?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんな、お寺の方だと思うけど!」
お坊さんか、何処かの檀家さんだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「んとんと…。教会の人って誰かいたっけ?」
シロエ 「ぼくたちの中にはいませんね」
ジョミー「この国だと思い切り少数派だよ、それ」
教会の人、とジョミー君。
ジョミー「他の国へ行けば逆転するトコも多いだろうけど…」
サム 「うんうん、ドクツルタケの国とかだと、それっぽいぜ」
ドクツルタケことイングリッドさん、北欧にお住まいの公爵夫人で。
Aブルー「ああ、福の神様! あの人に頼めば貰えそうかな?」
ブルー 「何を?」
Aブルー「キリスト教の名前だよ!」
洗礼は抜きで名前だけ貰えないだろうか、と凄すぎる発想。
Aブルー「出来そうだったら、マツカに頼んで手紙を出して…」
ブルー 「教会にツテはあるだろうけど、それと名前は別件だね!」
洗礼は人生の一大イベントだから、と生徒会長。
ブルー 「お金で片付くものじゃないから! まして手紙では!」
キース 「まったくだ。あんた、神様を愚弄してるな」
Aブルー「そうじゃないけど…。でも、ゴッドファーザー…」
ブルー 「諦めるんだね、素人さんには無理ってことで」
一般人が戒名を授けられないのと理屈は同じ、とバッサリと。
ゴッドファーザー、駄目っぽいですね?
2015/06/22 (Mon)
☆貰えない名前
ゴッドファーザーになるなら洗礼、それが絶対に欠かせない大前提。
教会の信者でなければ無理なのだそうで、他人任せではクリア不可能。
Aブルー「本当に福の神様でも駄目なのかい?」
ブルー 「お寺の屋根瓦を貰おうって方がまだ、ハードル低いよ!」
そっちの方ならお金さえ出せば信者でなくても、と生徒会長。
ブルー 「寄進して下さるなら有難い、と御布施を貰って瓦もね!」
Aブルー「そんな感じで名前を貰うのは無理なわけ?」
ブルー 「瓦と名前じゃ違いすぎるから! 建物と人間は別物だし!」
キース 「寄付して貰った記念に建物に名前はアリだが…」
ブルー 「だからと言って、檀家さんでもないのに戒名はねえ?」
まずは檀家さんになるか、信者になるか…、と銀青様の仰せ。
ブルー 「まるで関係無い人に戒名はつけない! それと同じで!」
キース 「教会がいくら寄付を貰っても、洗礼無しで名前はないな」
Aブルー「…教会が建てられそうなほどの寄付でも無理?」
ブルー 「そういう場合はイングリッドさんの功績だよ!」
君のためにと建てた教会でもイングリッドさんが有名に…、と。
ブルー 「たとえハーレイ記念教会と名前がついても、そこまでで!」
キース 「何の記念かと思われる程度で、ハーレイの方は放置だな」
Aブルー「えーっ! 教会にハーレイの名前がついても駄目?」
ブルー 「地名なんかと同じ扱いだよ、信者の名前とは別次元!」
Aブルー「じゃあ、洗礼を受けずにゴッドファーザーは…」
ブルー 「もう絶対に無理だから!」
なれっこないから、とキッパリと。
ブルー 「スッポンタケを養子にするなら気分だけだね!」
キース 「ハイタッチは御免蒙るがな」
Aブルー「うん、ハイタッチはやらないよ。名前の線で!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「戒名もゴッドファーザーにしても、名前がポイント!」
名前で深い御縁が結べるようだから、と笑顔ですけど。
ソルジャー、何をやらかすつもりですか?
2015/06/23 (Tue)
☆立ち会いを希望
スッポンタケをキャプテンの養子にしたいソルジャー。
ゴッドファーザーは諦めたみたいですけど、名前がポイントという話。
キース 「くどいようだが、素人が戒名をつけるのは無理だからな!」
ブルー 「そうだよ、自分のを考えるっていうのはアリだけど…」
他人様には名付けられない、と生徒会長、いや、銀青様。
ブルー 「こんな感じでお願いします、と希望を出すのが限界だね」
キース 「そうだな、頼まれた場合は考慮できるが…」
ブルー 「たとえ家族でも、勝手につけるのは禁止だから!」
それは通用しないから、と厳しいお言葉。
ブルー 「自分用にと考えておいても、却下ってこともあるからね」
Aブルー「そこまでなのかい、戒名っていうのは?」
ブルー 「もう色々とうるさいんだよ! スッポンタケが例外だよ!」
あれはキースがノリで付けたから通っただけ、と苦笑い。
ブルー 「アドス和尚が聞いていたなら、まず出せないね!」
キース 「…元老寺の檀家さんに院殿号は一人も無いからな…」
Aブルー「そういう場合は第一号ってことに出来ないのかい?」
キース 「何処のスッポンタケが元老寺に功績があったと言うんだ!」
ついでに世間も許さないぞ、とキース君。
キース 「いいか、元ネタは鯨なんだ! 人間様の役に立った鯨だ!」
Aブルー「鯨だったら、ぼくのハーレイも動かしてるけどね?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「シャングリラだよ、あれは見た目が白い鯨で!」
それのキャプテンならば功績だって、と威張るソルジャー。
Aブルー「ハーレイの養子に素敵な名前を貰えないかな?」
キース 「誰がつけるか!」
ブルー 「ぼくも絶対、お断りだね!」
Aブルー「分かったよ…。じゃあ、立ち会いだけお願い出来る?」
一同 「「「立ち合い?」」」
Aブルー「内縁とはいえ、立ち会い人くらいは欲しいからねえ!」
スッポンタケを養子に迎えるにあたって! と言われましても。
いったい何をやらかすと…?
2015/06/24 (Wed)
☆立ち会いよろしく
どうしてもスッポンタケをキャプテンの養子にしたいソルジャー。
素敵な戒名などが貰えないなら立ち会いだけでも、と言い出しまして。
ブルー 「立ち会い人って、いったい何をするのさ?」
Aブルー「そのままの意味だよ、立ち会ってくれればいいんだよ!」
ブルー 「何に立ち会うわけ?」
Aブルー「スッポンタケを養子に迎える所! 内縁の養子!」
正式なのは無理そうだから、とソルジャー、溜息。
Aブルー「仕方ないから、もう本当に内々で…。27日に」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「27日の土曜日だよ! 雨天決行、とにかく山へ!」
一同 「「「山?」」」
Aブルー「スッポンタケ狩りに行った山だよ、あそこへ行くわけ!」
そして恥知らずな養子をお迎え! と突き上げる拳。
Aブルー「それじゃよろしく、いいお天気になるよう祈ってて!」
ブルー 「ちょ、ちょっと…!」
Aブルー「じゃあね、27日はハーレイも連れて来るから!」
キース 「おい、決まりなのか?」
決まったのか、という叫びも聞かずに消えてしまった迷惑な人。
キース 「27日って…。俺たちは何をやらされるんだ?」
シロエ 「立ち会い人って言ってましたよね?」
サム 「まさかハイタッチじゃねえだろうな?」
ブルー 「それだけは無いと思いたいけど…」
一応覚悟はしておいた方が、と生徒会長、肩をブルッと。
ブルー 「養子にこだわってるからねえ…。恐らく手段を選ばないよ」
シロエ 「ハイタッチの線もアリですか…」
キース 「大自然はトイレだと開き直っていやがったからな」
ジョミー「戒名で済めばいいんだけど…」
キース 「代わりにつけようと思うなよ?」
坊主になっただけでは資格無しだからな、とキース君。
キース 「それなりの修行が必要なんだ」
ブルー 「養子よりかは戒名の方がマシだったかもね…」
キース 「言わないでくれ、気が滅入る」
Xデーは27日か、と涙々の御一同様。
立ち会いって何をするんでしょう?
2015/06/25 (Thu)
☆養子を探しに
スッポンタケをキャプテンの養子にするから、とソルジャーの依頼。
立ち会いよろしくと言われた27日、なんとか梅雨の中休みで晴れで。
キース 「もうすぐヤツらが来るんだな?」
ブルー 「来るなと言っても絶対に来るよ」
生徒会長宅に集まってガクブルのシャン学メンバー。其処へ…。
Aブルー「こんにちはーっ! いいお天気で良かったねえ!」
??? 「御無沙汰しております。本日はお世話になります」
どうぞよろしく、とキャプテン(会話表記はA船長)も登場。
Aブルー「揃ってるようだし、早速、山へね!」
ブルー 「瞬間移動で?」
Aブルー「決まってるだろう、時間が惜しいし!」
もう早速に、と勇むソルジャー、キャプテンともども本日は私服。
Aブルー「着いたら、君たちも手伝ってくれると嬉しいんだけど…」
ブルー 「…何を?」
Aブルー「スッポンタケだよ、もう最高に恥知らずなのを!」
A船長 「私たちも努力しますが、ご協力があればより凄いのが…」
ブルー 「はいはい、分かった!」
出来る範囲で、と無難な返事。
間もなくパッと瞬間移動で山の中へとお出掛けで。
Aブルー「それじゃ、解散! スッポンタケ探し!」
一同 「「「はーい…」」」
返事はしたものの、知ったことかと御一同様。
シロエ 「行っちゃいましたね…」
キース 「どうする気なのか知らんがな…」
ジョミー「立ち会いだよね?」
サム 「養子にしたいのが見付かれば、だろ?」
なんでもいいわけじゃなさそうだぜ、とサム君、首を捻って。
サム 「どんなのを探してやがるんだよ?」
スウェナ「それが謎よね…」
放置でいいでしょ、と怠けていれば。
Aブルー『全員、集合ーっ!!』
一同 「「「えっ?」」」
Aブルー『素晴らしいのが見付かったんだよ、立ち会いお願い!』
A船長 『私にはもったいないほどの養子で…』
これを迎えられれば漲りそうです、という思念波ですけど。
養子にするだの、立ち会いだのって…?
2015/06/26 (Fri)
☆いよいよ立ち会い
スッポンタケをキャプテンの養子にするべく、ソルジャー決起。
キャプテンを連れてのスッポンタケ探し、立ち会いよろしくと招集が。
ブルー 「…嫌な予感しかしないんだけど…」
キース 「最悪のケースは想定しておいた方がいいだろうな」
シロエ 「ハイタッチですね…」
息子同士で「こんにちは」ですね、という言葉に、一同ズズーンと。
サム 「そんな儀式に立ち会うのかよ…」
ジョミー「後ろを向いてちゃ駄目なのかな?」
キース 「強制的に振り向かされるぞ、首の筋を傷めるコースで」
一同 「「「うわー…」」」
それは困る、と震え上がりつつ、指定の場所へと出掛けてゆけば。
Aブルー「見てよ、この素晴らしいスッポンタケを!」
A船長 「ブルーとあちこち見て回りましたが、これが最高ですね」
Aブルー「大きいし、恥知らずっぷりも半端ないだろう?」
キース 「すまん、俺にはよく分からんが…」
Aブルー「分かってくれるとも思っていないよ、君たちではね!」
スッポンタケ探しもサボッていたし、と痛い所をグッサリと。
Aブルー「でも、立ち会いは誰でも出来るから!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 立ち会いって、何をするの?」
Aブルー「ハーレイが養子を迎える所に立ち会うだけ!」
見届けて証人になってくれれば、と言うソルジャー。
Aブルー「それだけでハーレイも自信がつくしね、養子にしたと!」
ブルー 「下品なのはお断りだから!」
Aブルー「下品って…。内縁でも格調高くと言った筈だよ!」
素晴らしい養子を迎えるんだから、と威張り返りまして。
Aブルー「さあ、ハーレイ。君の出番だよ!」
A船長 「分かりました」
おもむろにスッポンタケの前にしゃがんだキャプテン。
A船長 「では、失礼して…」
Aブルー「ここが勝負だよ、頑張って行こう!」
一同 (((は、ハイタッチ…)))
ズボンの前を開けるつもりだ、と怯える面々ですけれど。
背中を向けたら、首の筋を傷めるのは確実ですねえ?
2015/06/27 (Sat)
☆今日からよろしく
いよいよスッポンタケをキャプテンの養子に迎えることに。
スッポンタケの前にしゃがんだキャプテン、ガクブル震える御一同様。
一同 (((み、見たくない、見たくない…)))
Aブルー「いいかい、しっかり見届けてよ? さあ、ハーレイ!」
A船長 「では、参ります! そこのスッポンタケ、汝の名前は!」
一同 「「「へ?」」」
何事なのかと思う間もなく、キャプテンの声が高らかに。
A船長 「本日、只今よりウィリアム2世、ハーレイ・ジュニア!!」
一同 「「「ええっ!?」」」
Aブルー「驚いていないで拍手、拍手! 立ち会い人だろう!」
拍手よろしく、と促すソルジャー。
Aブルー「格調高くと言った筈だよ、名付けたんだよ、ハーレイが!」
A船長 「お蔭様で無事に名前を付けられました、スッポンタケに」
今日から私の息子になります、とスッポンタケを指差すキャプテン。
A船長 「息子のウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアです」
一同 「「「う、ウィリアム…?」」」
Aブルー「ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニア!」
忘れないでよ、とソルジャーが復唱、ウィリアム2世とかいう名前。
Aブルー「とても立派な名前だろう? ハーレイの養子に相応しく!」
ブルー 「そ、そうだけど…。相手はスッポンタケなんだよ?」
名前負けしてしまわないかい、と生徒会長、ブツブツと。
ブルー 「2世でジュニアって、スッポンタケには過ぎた名前で…」
Aブルー「大丈夫! 戒名からして鯨並みだし!」
それに実子はヘタレなんだし、とニコニコニッコリ。
Aブルー「ヘタレな実子より恥知らずな養子と言った筈だよ!」
ブルー 「で、でも…。名付けただけでは効力も何も…」
Aブルー「内縁だからね、細かいことはいいんだよ!」
A船長 「そうです、息子はウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアで」
一同 「「「うわー…」」」
本気で名付けてしまったのか、と一同、愕然。
養子縁組、内縁だけに成立ですねえ?
2015/06/28 (Sun)
☆名付けた息子
スッポンタケを養子にするべく、本気で名付けてしまったキャプテン。
その名もウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアという凄さで。
Aブルー「良かったねえ、ハーレイ! 素晴らしい養子を迎えられて」
A船長 「ええ、見ているだけで漲りそうです」
Aブルー「流石はウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアだよ!」
養子に迎えた甲斐があった、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「これでヘタレな実子も立派になるよね、養子のお蔭で」
A船長 「恥知らずな姿とパワーを貰えましたし、もう確実です!」
Aブルー「うん、最高! この息子は大切にしてやらないと」
大事に持って帰って料理だ、と引っこ抜いているスッポンタケ。
キース 「お、おい、抜いてしまうのか?」
Aブルー「何か問題でもあるのかい?」
キース 「い、いや、せっかくの養子が死んでしまうが…」
Aブルー「ああ、それね! ハーレイが食べるんだから、問題無し!」
A船長 「せっかく迎えた養子ですから、身体の一部にすべきです」
食べて血肉になってこそです、と自信に溢れているキャプテン。
A船長 「ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアは実子同然に!」
Aブルー「きちんと名付けて、身体の一部になれば完璧!」
キース 「…それはそういうものなのか?」
Aブルー「万年十八歳未満お断りの君には理解不能だろうけどね!」
養子の値打ちも分かるまい、と鼻でフフンと。
Aブルー「とにかく今日から、ハーレイの息子はパワーアップ!」
A船長 「ぶるぅの覗きも平気になるといいのですが…」
Aブルー「ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアを信じたまえ!」
すぐには無理でもヘタレないパワーが身につく筈だ、とニッコリと。
Aブルー「早速帰って、記念の一発! 養子パワーを漲らせて!」
A船長 「そうですね! まずは料理で、それからベッドで!」
Aブルー「君の息子を食べなきゃね!」
君は料理で、ぼくは身体で…、と言ってますけど。
それが養子の食べ方ですか…。
2015/06/29 (Mon)
☆養子を迎えて
キャプテンの養子になったスッポンタケですが、食べるのだそうで。
料理でキャプテンの血肉はともかく、身体でどうこう言うソルジャー。
Aブルー「楽しみだよねえ、凄く漲ってるんだろうね、君の息子は!」
A船長 「特別休暇も取ってありますし、心ゆくまでご賞味下さい」
Aブルー「ありがとう! もうガンガンと壊れるくらいで!」
激しさMAXでお願いするよ、と満面の笑顔。
Aブルー「ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアをお腹一杯!」
A船長 「ええ、私は料理で、あなたは身体で、もう存分に!」
お互い、食べて養子のパワーを頂きましょう、とキャプテンも御機嫌。
A船長 「皆様、立ち会いありがとうございました」
ブルー 「…う、うん…。君たちがそれでいいのなら…」
Aブルー「何を言うかな、今日からハーレイは変わるんだよ!」
養子を迎えてヘタレ返上! と突き上げる拳。
Aブルー「暇さえあったら恥知らずに! ヤッてヤリまくる!」
A船長 「分かっております。そろそろ失礼しましょうか」
Aブルー「うん、ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアと一緒にね!」
それじゃ、また! と消えてしまったソルジャー夫妻。
キース 「…帰ったのか、あいつらは?」
ブルー 「そうみたいだよ、あっちの世界に」
シロエ 「凄い名前を付けてましたけど、効くんでしょうか?」
スウェナ「鰯の頭も信心からって言うものねえ…」
サム 「まるで効かねえとも言い切れねえよな」
養子に迎えたみたいだし…、とスッポンタケの跡地を眺めるサム君。
サム 「戒名以上のインパクトだぜ、アレ」
ジョミー「ウィリアム2世、ハーレイ・ジュニアかあ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ なんか王様みたいだね!」
ブルー 「自信たっぷりに名付けていたねえ、2世でジュニアねえ…」
キース 「戒名を超えたのは間違いないな」
ブルー 「院殿号が上だと思うけど?」
でもまあ、あれでいいんだろう、と一同、溜息。
お騒がせの中、今月、中継終了~。
2015/06/30 (Tue)