☆五体投地と巡礼
11月22日は「いい夫婦の日」。ソルジャーも知っていたようで。
その日に仁王スッポンタケを探しに行こう、と勝手に決めてお帰りに。
サム 「どうするんだよ、あいつ、本気だぜ?」
マツカ 「五体投地を分割すると言ってましたよね…」
シロエ 「キース先輩、分割して効果はあるんですか?」
キース 「し、知らん…。どうなんだ、ブルー?」
ブルー 「…まるで効果がゼロってことも無いだろうねえ…」
素人さんだと休憩しながら修行というのもよくあること、という話。
ブルー 「ソレイド八十八ヶ所だって、一度に回るとは限らないし」
サム 「あー…。12回コースとか、よく見掛けるぜ」
キース 「区切り打ちだな、俺は一気に回ったが…」
キリのいい所で一度帰って、続きを巡拝。それが区切り打ちだとか。
キース 「帰っている間は、修行も何も無いからな…」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「素人さんが家に帰って、修行の続きが出来るのか?」
お経も唱えないであろう、と一刀両断。
キース 「信心深い人はともかく、そうでなければ忘れているな」
スウェナ「でも、修行を休んでいいのよね? 一休みなんだし」
ブルー 「そうなるねえ…。巡拝ツアーの間もそうだよ」
宿に入れば普通に飲食、とキッツイ指摘が。
ブルー 「名物を食べてお酒も飲んでさ、次の日はまた巡拝で…」
キース 「名物だからとカツオのタタキも食うそうだしな」
ブルー 「もちろんニンニクたっぷりでね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ タタキにはニンニクたっぷりだもん!」
あれが美味しいの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ニンニク抜きだと美味しくないもん!」
キース 「坊主は一応、禁止なんだが…」
ブルー 「巡礼の旅のお遍路さんも、精進料理の筈なんだけどね…」
シロエ 「宿に入れば自由ですか…」
ブルー 「今日は此処まで、と唱えるからね」
その後は自由時間なのだ、という説明。
だったら、五体投地も分割可能?
2015/11/16 (Mon)
☆分割もオッケー
いい夫婦の日に仁王スッポンタケ探しだ、と決めたソルジャー。
それまでにキャプテンが五体投地をするそうですけど、分割だそうで。
シロエ 「お遍路さんでも分割だったら、五体投地も分割ですよね…」
ブルー 「駄目とは言えないだろうね、多分」
キース 「坊主だったら、分割は有り得ないんだが…」
ブルー 「其処が本職と素人さんとの違いだよ」
本職だからこそ縛りが多い、と生徒会長、いや銀青様。
ブルー 「プロの坊主を名乗るからには、やっぱり修行も必要だし…」
キース 「素人さんだと、少しの修行でも褒められるしな…」
ブルー 「普通の人は何もしないからねえ…」
シロエ 「それじゃ、五体投地を三千回を分割したっていいですよね」
ついでに評価も高いんじゃあ…、という意見。
シロエ 「全くの素人さんが三千回ですよ、分割コースでも」
キース 「俺よりも高く評価されることになるのか?」
ブルー 「仏様の御心は本当に分からないからねえ…」
オニフスベを下さったくらいだから、とブツブツと。
ブルー 「今度こそ本物の仁王スッポンタケが来るってことも…」
一同 「「「うわー…」」」
それは避けたい、と一同、ガクブル。
シロエ 「キース先輩、キャプテンに対抗して下さい!」
キース 「なんだと?」
サム 「うん、本職がやれば強いぜ、きっと!」
三千回ほどやってくれ、とサム君からもお願いが。
サム 「仁王スッポンタケが来ないようにと、五体投地で!」
ブルー 「いいねえ、元々はキースの五体投地の結果だし!」
キース 「違うと思うが…!」
シロエ 「助けると思って、やって下さいよ!」
キース先輩ならきっと出来ます、とヨイショな姿勢。
シロエ 「なんと言っても、本職な上に副住職です!」
キース 「それを言うなら、ブルーの方がプロだろうが!」
サム 「プロすぎるってのも、どうかと思うぜ」
キースくらいで丁度いいんじゃあ…、という話。
伝説の高僧だと、有難すぎるかも?
2015/11/17 (Tue)
☆リスクが高すぎ
いい夫婦の日に仁王スッポンタケを探そうという、ソルジャーの計画。
それまでにキャプテンが五体投地を三千回で、仏様の評価が高そうで。
ブルー 「ぼくが対抗して五体投地だと、確かに有難すぎるよね」
キース 「俺は問題無いと思うが…!」
シロエ 「駄目ですってば、キース先輩でもオニフスベが出ました」
会長がやったら仁王スッポンタケが来る恐れが大です、とブルブルと。
シロエ 「仏様が何をなさるかは謎だそうですから…」
サム 「そこなんだよなあ、マジで斜めに来そうでよ…」
スウェナ「仁王スッポンタケに走っちゃうかもしれないわよねえ…」
斜めな方向に解釈されて、とスウェナちゃんも。
スウェナ「キースがやるのが一番いいと思うわよ?」
ジョミー「だよねえ、キースだったらオニフスベで済むし」
キース 「俺の場合でも、仁王スッポンタケのリスクはあるんだが!」
マツカ 「でも、ブルーよりは低いですよ?」
伝説の高僧じゃないですからね、と突っ込みが。
マツカ 「ブルーだと、本当に仏様の評価が読めませんから」
シロエ 「斜め上どころか、とんでもない解釈もありそうですしね…」
サム 「うんうん、仁王スッポンタケの上を行くとかよ」
仁王様の上だと何になるのか知らねえけど、と怖い見解。
サム 「有り得ねえデカさのスッポンタケが出るとかよ…」
キース 「そこまでなのか、ブルーがやった場合のリスクは!?」
ブルー 「君とは年季が違うからねえ、何が起こるか本気で謎だよ」
それで良ければ五体投地をやってもいい、と言ってますけど。
シロエ 「やめて下さい、ぼくは命が惜しいです!」
ジョミー「ぼくだって、まだ死にたくないよ!」
スウェナ「私だって嫌よ、キースがやればいいじゃない!」
キース 「…また俺が三千回なのか?」
シロエ 「それが一番、安全なんです!」
ブルー 「ぼくも同感」
分割しないで頑張りたまえ、と銀青様の仰せ。
自分が楽をしたいだけかもですけど、安全第一?
2015/11/18 (Wed)
☆プラスアルファで
いい夫婦の日に仁王スッポンタケを探しに、また来るソルジャー。
キャプテンに五体投地を三千回させて、リベンジに燃えているだけに。
ブルー 「後で後悔しないためにも、こっちも対抗しないとね!」
シロエ 「プラスアルファとか言ってましたよ、三千回に」
サム 「うんうん、キースもプラスしねえと」
キース 「俺も三千回以上なのか!?」
ブルー 「…後悔したくはないだろう?」
あの時にやっておけば良かった、と思った時にはもう遅い、と。
ブルー 「とにかく、三千回を一気に! 後はコツコツ積み重ね!」
キース 「…ど、どのくらいだ?」
ブルー 「本職の本気を見せるためには、百回かな…」
キース 「プラスアルファで百回か…」
ブルー 「もちろん、一日に百回だよ?」
三千回をやり切った後は毎日よろしく、と恐ろしい台詞。
ブルー 「お詫びの罰礼は百回が基本の回数だしね!」
キース 「それはそうだが、俺にはお詫びするようなことは…!」
ブルー 「保険は掛けておくのが吉だよ!」
百回やれ! と命令が。
ブルー 「いいね、今日は帰って百回やる!」
キース 「…三千回はいつなんだ?」
ブルー 「明日は学校を休んで、此処で!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ちゃんと数えてあげるからね!」
キース 「…け、欠席して三千回なのか…」
その上、毎日プラスアルファで百回か、と愕然ですけど。
シロエ 「頑張って下さい、キース先輩!」
ブルー 「今日から、全身全霊で! いい夫婦の日まで!」
サム 「頼むぜ、みんな死にたくないんだからよ」
キース 「わ、分かった…」
俺も死にたくないからな、と覚悟を決めた副住職。そして数日後…。
ブルー 「いいかい、今日も気を抜かずに!」
キース 「百回だな?」
ブルー 「あっちも頑張っているだろうしね、今日は百五十で!」
サム 「明日は二百な!」
スッポンタケ狩りの前日は千回キメて欲しい、と騒ぐ面々。
筋肉痛が凄そうですけど、やるっきゃない?
2015/11/19 (Thu)
☆一人で千回です
ソルジャーが仁王スッポンタケ探しの吉日と決めた、いい夫婦の日。
すなわち11月22日で、前日は土曜とあって生徒会長宅に集う面々。
ブルー 「いよいよ明日だよ、今日はキースに頑張って貰わないとね」
キース 「分かっている…。五体投地を千回だったな」
サム 「しっかり頼むぜ、俺たちの未来がかかっているんだからよ」
シロエ 「仁王スッポンタケだけは避けたいですしね…」
オニフスベで済むようお願いします、とシロエ君が頭を深々と。
シロエ 「間違っても本物を出させちゃ駄目です!」
ジョミー「向こうも必死で五体投地の筈だもんね…」
マツカ 「今度こそは、と燃えてましたしね…」
本人じゃなくて代理ですけど、とマツカ君の溜息。
マツカ 「自分でやろうとしない辺りが流石と言うか…」
シロエ 「如何にもあの人らしいですよ」
キース 「それを言うなら、お前たちだって同じだろうが!」
俺も一種の代理なんだが、とブツブツブツ。
キース 「全員で分割すればいいのに、俺ばかりなんだ!」
ブルー 「切っ掛けが君の三千回だから、仕方がないと思うけどね?」
スウェナ「そうよ、仏様がオニフスベを下さっただけでもラッキーよ」
運が悪かったら仁王スッポンタケになっていたわ、と恐ろしそうに。
スウェナ「だから今度も精魂込めてやってちょうだい!」
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
サム 「頑張れよな! 気合を入れて千回、いこうぜ!」
キース 「…分割する気は無いんだな、サムも?」
サム 「当たり前だぜ、プロと素人は違うんだからよ」
俺は見習いで素人同然、と素早い逃げが。
サム 「本職の根性を見せてくれよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ しっかり千回!」
キース 「仕方ない…。南無阿弥陀仏…」
ブルー 「もっとしっかり! 声も大きく!」
キース 「南無阿弥陀仏~…」
頑張るしかない、と千回やり遂げた五体投地ですが。
御利益の方はどうなるんでしょうか、明日が怖いですね…?
2015/11/20 (Fri)
☆分割で三千回
やって来ました、いい夫婦の日な11月22日。
仁王スッポンタケ狩りのリベンジだけに、シャン学メンバーも集合で。
シロエ 「キース先輩、おはようございます! 五体投地の方は?」
キース 「誰があれ以上やると言うんだ、昨日は千回で終了だ!」
サム 「もうちょっと頑張れば良かったのによ…。家に帰ってから」
ジョミー「そうだよ、せめて百回とかさあ…」
キース 「貴様ら、他人事だと思いやがって!」
一度でも俺の代わりにやろうとしたのか、とギロリと視線が。
キース 「他はともかく、僧籍の二人は許し難いぞ!」
サム 「ほら、ほどほどが大切だからよ…」
ジョミー「有難すぎても、素人すぎても駄目だしね?」
キースが一番適役だってば、と逃げを打つ二人。
ジョミー「ブルーも逃げたし、ぼくたちみたいな半端なのはさ…」
サム 「何もやらねえのが吉だよな、うん」
キース 「よくも、師僧に似やがって! 変な所だけ!」
流石はブルーの直弟子だ、と文句を垂れつつ、生徒会長の家へ。
キース 「…不本意ながら来てやったぞ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
ブルー 「おはよう、今日は君の五体投地が評価される日だよ」
??? 「らしいね、もちろん、ぼくたちのもね!」
頑張らせたから、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「もうガンガンと五体投地だよ、分割で!」
??? 「ブルーの頼みでしたから…」
努力しませんと、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「分割で三千回を頑張りました、プラスアルファも」
Aブルー「キースが追い上げて来ていたからねえ!」
キース 「ま、まさか昨日は千回では…」
Aブルー「そこまでは無理だよ、素人だから! でもさ…」
A船長 「素人の方が評価が高いそうですね?」
Aブルー「そう聞いたからさ、期待してるんだよ!」
一同 「「「じ、地獄耳…」」」
聞こえていたのか、と一同、顔面蒼白。
素人なりの努力の成果は…?
2015/11/21 (Sat)
☆いい夫婦の日
いい夫婦の日に仁王スッポンタケ狩り、ついにソルジャー夫妻の登場。
分割で五体投地を三千回もやったキャプテン、プラスアルファも。
A船長 「ブルーのためにと、せっせと追加で頑張りましたし…」
Aブルー「もう絶対に、絶大な効果がある筈なんだよ!」
仏様はハーレイを評価して下さる筈、とソルジャーの自信。
Aブルー「キースが阻止しに出て来た以上は、こっちも努力で!」
キース 「俺だって必死で頑張ったんだ!」
Aブルー「仁王スッポンタケが出ないようにと、頑張られてもね…」
ぼくはちっとも嬉しくないから、とツンケンと。
Aブルー「今度こそ大きいのをゲットなんだよ、そして育てる!」
A船長 「農場にスペースも用意しましたし、後は探すだけです」
ブルー 「はいはい、分かった! …キースに対抗したんだね」
努力が評価されるといいねえ、と生徒会長。
ブルー 「でもね、見付けてもまた腐ったら同じだから!」
Aブルー「同じ失敗は繰り返さないよ、ちゃんと拝むよ!」
ブルー 「…君がかい?」
Aブルー「お念仏の趣味は無いからねえ…。だけど夫婦は一心同体!」
ぼくの分までハーレイが頑張る、とキャプテン任せ。
Aブルー「仁王スッポンタケを頂けたら、また五体投地だよ!」
A船長 「腐らせずに立派に育て上げます、お念仏で!」
Aブルー「空き時間は残らず五体投地ってコトになってるから!」
そうやって大きく育て上げるのだ、と決めている模様。
Aブルー「それじゃ行こうか、仁王スッポンタケを探しに!」
シロエ 「あのぅ…。今回は教頭先生は?」
Aブルー「呼んでいないよ、いい夫婦の日だし!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「夫婦水入らずでイチャつく日だよ!」
そんな日に呼んでたまるものか、という理論。
Aブルー「今日はハーレイとイチャイチャと!」
A船長 「ええ、ブルー…」
一同 (((迷惑すぎる…)))
イチャつく気なのか、と泣きそうな面々。
最悪な日になりそうですねえ?
2015/11/22 (Sun)
☆夫婦でやるもの
いい夫婦の日に仁王スッポンタケを採りに行こう、と集められた面々。
教頭先生は不参加だそうで、理由はソルジャー夫妻がイチャつくため。
Aブルー「仁王スッポンタケを発見した時は、キスだよねえ!」
A船長 「もちろんです! その場で一発とは参りませんが…」
そちらの方は流石にちょっと、とヘタレな発言。
A船長 「その分、大いに楽しみましょう! 帰ってから!」
Aブルー「いいねえ、合間に五体投地も忘れないでよ?」
A船長 「分かっております、お念仏ですね!」
キース 「ちょっと待て!」
そんな場面で五体投地をやるつもりか、と副住職の眉間に皺が。
キース 「あれは心身を清めてやるのが基本だが!」
Aブルー「そうなのかい? でも、ぼくのハーレイは素人だしねえ…」
A船長 「三千回を分割する時にも、合間に致しておりましたが…」
なにしろ夫婦の時間ですので、とキャプテン、頬を赤らめまして。
A船長 「夜は夫婦でヤるものですから、分割すれば当然、間に…」
Aブルー「挟まってくるよね、そういう時間が!」
夫婦なんだから夜は楽しく、とソルジャーも。
Aブルー「だから問題無いと思うよ、五体投地の合間に一発!」
A船長 「何発くらいやりましたかねえ、三千回やっていた間に…?」
Aブルー「そんなの、いちいち数えていないよ!」
イッた回数を数えられるようでは話にならない、と強烈な台詞。
Aブルー「ぼくの理想は抜かず六発、もうガンガンと!」
A船長 「スッポンタケのお蔭で、いつも漲っておりますから…」
Aブルー「仁王スッポンタケが腐った時には萎えたけどねえ…」
ぼくもショックだったからその件は許す、と腐った事件は後悔中。
Aブルー「だから今度は、腐らないように、お念仏だよ!」
A船長 「そして励むのも忘れずに、ですね!」
Aブルー「それでこそだよ、今日も二人で!」
A船長 「イチャつきましょう!」
仁王スッポンタケを見付けてイチャイチャだそうで。
迷惑ですね?
2015/11/23 (Mon)
☆山まで来ました
いい夫婦の日は仁王スッポンタケを探しに、そういう計画で全員集合。
ソルジャー夫妻がイチャつく気だけに、迷惑な話ですけれど。
Aブルー「いいかい、今度も気合を入れて探してよ?」
A船長 「皆さん、よろしくお願いします」
前回の功労者には特に期待で…、とキャプテンの視線がキース君に。
A船長 「私に対抗して五体投地をなさっただけに、効果大かと」
キース 「俺は、仁王スッポンタケが来ないようにと祈ったんだが!」
Aブルー「知っているけど、仏様の心は謎なんだろう?」
何をするのか分からないらしいね、とニコニコと。
Aブルー「とにかく、仁王スッポンタケ! でっかいヤツを!」
A船長 「幼菌でなくてもかまいませんから」
Aブルー「そう、それ! 成長したヤツでもオッケーだしね!」
ドカンとデカイのを拝むのも良し、と本当に期待している模様。
Aブルー「ぼくのハーレイは頑張ってくれたし、キースもね!」
キース 「だから、違うと!」
Aブルー「どうなるかは、仏様次第なんだろう?」
楽しみだねえ、とウキウキと。
Aブルー「それじゃ、そろそろ出発しようか」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ しゅっぱぁ~つ!!!」
パアアッと光った青いサイオン、アッと言う間に山へと移動で。
Aブルー「いいねえ、この前とそれほど変わっていないよ、気温」
A船長 「暖かいですね、キノコ狩りには向いていそうです」
シロエ 「暖冬だという予報ですから…」
キース 「檀家さんが11月の末に松茸を下さった年も暖冬で…」
サム 「縁起でもねえよ!」
出るじゃねえかよ、とサム君、ガクブル。
サム 「今度こそ仁王スッポンタケがよ…!」
Aブルー「望む所だよ、うんと素敵に育ったヤツも!」
A船長 「育ったヤツなら、拝みながらイチャイチャしませんと…」
Aブルー「手を入れてくれてもいいよ、下着の中に!」
ブルー 「やめたまえ!」
下品な話はお断りだ、と叫んでますけど。
言うだけ無駄じゃないですか?
2015/11/24 (Tue)
☆夫婦にはつきもの
仁王スッポンタケ探し再び、いい夫婦の日に山までやって来た面々。
ソルジャー夫妻はイチャつくつもりで、下着の中に手を入れるだとか。
Aブルー「下品な話って…。夫婦にスキンシップはつきものだよ!」
A船長 「そうです、ましてイチャつくことになりますと…」
下着の中身も大切ですから、と日頃のヘタレは何処へやら。
A船長 「ブルーが触って欲しいのでしたら、触りませんと」
Aブルー「大歓迎だよ、山の中には痴漢なんかも出るらしいしね!」
ブルー 「向こうへ行ってくれたまえ!」
こんな所で痴漢行為に及ぶんじゃない、と生徒会長、ブチ切れ寸前。
ブルー 「見えない所なら、何でも勝手にやっていいから!」
Aブルー「お許しが出たよ、何処かで一発やるのもいいねえ!」
A船長 「仁王スッポンタケのパワーが漲る山ですからね!」
それにいい夫婦の日ですから、とキャプテンもやる気。
A船長 「スッポンタケが多い所で楽しみませんか?」
Aブルー「いいねえ、この前のフェアリーリングみたいなのが最高!」
スッポンタケが輪になった中で一発と言わず二発、三発、と。
Aブルー「理想は抜かず六発なんだよ、素敵な場所を探さなきゃ!」
A船長 「スッポンタケに囲まれていれば、漲りますしね!」
一同 (((ほ、本気だ…)))
ソルジャー夫妻から離れなければ、と一同、震えておりますが。
ブルー 「フェアリーリングで満足なのかい、君たちは?」
Aブルー「いい夫婦の日を楽しめればね!」
A船長 「スッポンタケのパワーを感じながらの時間ですから!」
最高の日になりそうです、と笑顔のキャプテン。
A船長 「ブルーが喜んでくれるのでしたら、もうそれだけで…」
ブルー 「仁王スッポンタケ探しは?」
Aブルー「君たちが探してくれるんだろう?」
A船長 「前回の功労者もおいでですし…」
ブルー 「君たちがサボッているのにかい?」
馬鹿々々しくてやってられるか、という発言。
さて、どうなる?
2015/11/25 (Wed)
☆放置プレイは困る
いい夫婦の日に仁王スッポンタケ探し、そこまではいいんですけれど。
山の中で一発だとか言うのがソルジャー夫妻で、実に迷惑すぎる話で。
ブルー 「五体投地までして頑張ったくせに、サボリじゃねえ…」
キース 「俺たちに探す義理などは無いな、あんな代物を!」
そうでなくても出ないようにと祈ったのが俺だ、と副住職。
キース 「当然、俺たちもサボらせて貰う。探さずにな!」
シロエ 「動かないのが一番ですよ。此処から一歩も」
ブルー 「それが吉だね、ブルーたちと鉢合わせをする心配も無いし」
妙な現場に出くわしたのではたまらない、と吐き捨てるように。
ブルー 「だから君たちは好きにしたまえ、痴漢行為でも変態でも!」
Aブルー「ちょっと待ってよ、仁王スッポンタケはどうなるんだい?」
ブルー 「その辺で勝手に腐るオチだよ、発見されずに」
誰も探しに行かないんだから、とキッパリと。
ブルー 「幼菌だろうが、育っていようが、放置でよろしく!」
Aブルー「放置プレイというのは困るよ、何にしたって!」
仁王スッポンタケにしてもセックスにしても、と慌てるソルジャー。
Aブルー「何もして貰えないのは最悪なんだよ、セックスでは!」
ブルー 「そう思うんなら、イチャついていないで探すんだね!」
Aブルー「セックスだったら、マグロが好きって人もあるけど…」
一同 「「「マグロ?」」」
ブルー 「気にしなくていいから、専門用語は!」
食べるマグロじゃないんだから、と生徒会長、不快そうな顔。
ブルー 「下品な話はそのくらいにして、とにかく探す!」
Aブルー「分かったよ…。仁王スッポンタケはマグロらしいし」
シロエ 「キノコがマグロになるんですか?」
Aブルー「早い話が、セックスの時に何もしない人をマグロとね!」
ブルー 「もういいから!」
キース 「なるほど、自分から出ては来ないからな…」
それで仁王スッポンタケがマグロなのか、と理解した面々。
前途多難な感じですねえ?
2015/11/26 (Thu)
☆サボッたらアウト
ソルジャー曰く、仁王スッポンタケはマグロなのだそうで。
自分からは出て来ないのでマグロ、探さなかったら見付からないオチ。
Aブルー「マグロだったら仕方ないよね、探すことにするよ」
A船長 「そうですね。一発やるのは見付かってからということで…」
Aブルー「イチャつきながらでも、探せないことはないからね!」
お触りくらいは是非やって欲しい、と痴漢行為にこだわるソルジャー。
Aブルー「下着の中に手は入れられなくても、触るくらいは!」
A船長 「分かっております、お尻も揉ませて頂きますので」
Aブルー「ありがとう! それでこそ、ぼくのパートナーだよ!」
それじゃ行こうか、と抱き合ってまずはディープなキス。
Aブルー「じゃあ、ぼくたちは向こうの方から探すから!」
A船長 「皆さんは他の方面をよろしくお願いします」
ブルー 「いいから、さっさと消えてくれたまえ!」
Aブルー「言われなくても、夫婦は一心同体だから!」
ぼくをしっかり触って揉んで、とキャプテン連れで去った迷惑な人。
キース 「…やっと行きやがったか、バカップルめ!」
シロエ 「最悪の事態は回避出来ましたね」
サム 「でもよ、サボるわけにもいかなくなったぜ」
探すしかねえよ、とサム君の溜息。
サム 「なんだって今年は暖冬なんだよ、キノコ日和だぜ」
マツカ 「まだ霜も降りてませんからね…」
シロエ 「リスクは思い切り高いですよね、この天気…」
ジョミー「下手に探すと出くわしそうだよ、仁王スッポンタケ」
スウェナ「オニフスベってこともあるわよ?」
あっちもシーズン中だと思うわ、と落ち着かない視線。
スウェナ「キースも頑張って五体投地をしてたもの」
キース 「オニフスベで済ませて欲しいものだが…」
ブルー 「仏様の御心は本当に分からないからねえ…」
シロエ 「探すのを放棄したいですけど…」
サム 「殺されるぜ?」
サボッていたとバレたら死ねるぜ、と正しい意見。
それは確かですね?
2015/11/27 (Fri)
☆見付かりました
シャン学メンバーも探すしかないらしい、仁王スッポンタケなるもの。
サボッていたら死を招くだけに、仕方なく山に分け入ることに。
シロエ 「…出くわさないことを祈るばかりですよ」
サム 「あいつらにかよ?」
シロエ 「そっちもですけど、仁王スッポンタケの方です」
本物は御免蒙りたいです、と下草の中をガサガサと。
シロエ 「超特大のスッポンタケですよ、そんなの見たくないですよ」
キース 「見付けたら最後、あいつらが来て悲劇だからな…」
いったい何を見せられるやら、とブツブツ文句。
キース 「探す間も痴漢もどきだ、もし見付かったら…」
ブルー 「最悪なことになるだろうねえ、モザイク必須の世界だよ」
本当に出ないといいんだけれど、と生徒会長も恐れている様子。
ブルー 「仏様がどちらを評価なさるか…。キースか、あっちか」
キース 「俺の努力を買って欲しいが、こればっかりは…」
もう本当に予想がつかん、と読めない五体投地の評価。
キース 「出来れば俺が勝ちたいものだが…」
Aブルー『あった、あったよ!!!』
一同 「「「ひいぃっ!!」」」
仁王スッポンタケが出たのか、と顔面蒼白の御一同様。
Aブルー『凄いんだってば、超特大の幼菌が山ほど!』
A船長 『この前のヤツにも負けていません、是非来て下さい!』
素晴らしい出会いを祝福して下さい、とキャプテンの思念。
A船長 『しかも、もうすぐ育ちそうです、ニョキニョキと!』
Aブルー『どの幼菌にも、ヒビが入っているからね!』
感動の瞬間に皆で立ち会ってくれたまえ、と招集が。
キース 「…仏様は俺をお見捨てになったか…」
シロエ 「そうらしいですね…」
えらいことになった、とトボトボと皆で歩くしかなくて。
Aブルー「こっち、こっち! こんなに沢山!」
A船長 「どれもこんなに大きいです!」
Aブルー「頼むよ、ハーレイ!」
五体投地で大きく育ててくれたまえ、と促すソルジャー。
リーチですか?
2015/11/28 (Sat)
☆五体投地で育て
ソルジャー夫妻が山の中で見付けた、仁王スッポンタケの幼菌の群れ。
育つ寸前とあって、キャプテンが五体投地で大きくするそうで。
Aブルー「この状態で移植するより、こっちで育てるのがベストだよ」
A船長 「ええ、デリケートなものらしいですしね、この幼菌は」
また腐らせては元も子も…、とキャプテンも。
A船長 「ですから、今から五体投地で育ててみます」
Aブルー「お念仏さえ忘れなければ、仏様は評価して下さるしね!」
A船長 「この通り、二度目のチャンスを大量に下さいましたから…」
Aブルー「大きく育てて、此処で記念の一発だよ!」
いい夫婦の日に相応しく、と夫婦の時間をやる気満々。
ブルー 「そんな所まで付き合う気は無いよ、帰っていいかい?」
Aブルー「ダメダメ、しっかり見届ける! ハーレイの努力を!」
なにしろキースに勝ったんだから、と威張るソルジャー。
Aブルー「この幼菌もムクムク育つよ、間違いなく!」
A船長 「では、始めさせて頂きます。南無阿弥陀仏…」
バスケットボール並みの巨大な白い球体に向かって始めた五体投地。
A船長 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「頑張って! どんどんヒビが入るようにね!」
一同 (((ど、どうしろと…!!)))
逃げ場を失くしたシャン学メンバー、ガクガクブルブル。
シロエ 「キノコは育つのが早いんですよね?」
キース 「らしいな、外来種となると早さも半端ないかもしれん」
ジョミー「出て来ちゃうわけ? 仁王スッポンタケが」
サム 「ヒビも入ってやがるしよ…。そうだ、キース!」
お前、今から五体投地で対抗しろよ、とサム君の案。
サム 「駄目で元々って言うじゃねえかよ、頼むぜ、マジで!」
シロエ 「お願いします、キース先輩!」
キース 「そ、そうだな…。背に腹は代えられないと言うしな」
Aブルー「あっ、動いた!」
お出ましになるよ、とソルジャーの歓喜の声が。
間に合わなかったようですねえ…?
2015/11/29 (Sun)
☆励んだらアウト
山の中でソルジャー夫妻が見付けた、仁王スッポンタケの幼菌の群れ。
キャプテンの五体投地に応えて、ヒビが入って動きつつあって。
Aブルー「ハーレイ、いよいよ御対面だよ! 頑張って!」
A船長 「分かっております、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
キース 「くっそお、今から間に合うか!? どうか、阿弥陀様…!」
お助け下さい、とガバッと五体投地の副住職。
キース 「お聞き届け下さい、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
A船長 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「頑張って! 今度こそ仁王スッポンタケ!」
そして夫婦で記念の一発、とソルジャーがグッと握った拳。
Aブルー「仁王スッポンタケの群れに囲まれて夫婦の時間!」
A船長 「ええ、励ませて頂きます! 南無阿弥陀仏…」
ブルー 「貰ったぁぁぁ!!」
一同 「「「え?」」」
ブルー 「今の雑念! 途切れたからねえ、穢れた言葉で!」
仏様の罰が下るであろう、と言い終わらない内に幼菌がボンッ! と。
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
A船長 「く、腐ったのですか!?」
ブワッと噴き上げた幼菌の中身、もうもうと上がる埃が次々に。
Aブルー「た、大変だよ! 一つくらいは助けないと!」
A船長 「はいっ! な、南無阿弥陀仏…」
キース 「ありがとうございます、阿弥陀様! 南無阿弥陀仏…」
ポンポンと弾ける仁王スッポンタケの幼菌、最後の一つも…。
Aブルー「く、腐っちゃった…!」
A船長 「あんなに頑張りましたのに…」
キース 「阿弥陀様、感謝いたします…!」
よくぞ助けて下さいました、と副住職、感謝の五体投地。
キース 「心から御礼を申し上げます、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「せっかく信心してたのに…! 頑張ったのに…!」
A船長 「申し訳ございません、私がヘマをしたばかりに…」
Aブルー「此処で一発だったのに…!」
後悔先に立たずなだけに、またも腐ってしまったオチ。
気の毒ですけど、中継終了~。
2015/11/30 (Mon)