酔っ払うと坊主宣言をする、とバラされてしまったジョミー君。
たかが甘酒、警戒せずに飲んでしまえば良かったのに…。
ブルー 「お接待を無にしちゃいけないよ。それはマナーとしても最低」
お坊さん「いえ、そんなことは…。お嫌いな方もおいでですから」
ブルー 「嫌いとか苦手というんじゃないしね。単に酒癖が悪いだけでさ」
キース 「いっそ濃いのを飲ませたらどうだ? 酒粕多めだと酔うと聞くぞ」
お坊さん「鍋の底の方はアルコール度数も確かに高めになりますが…」
ブルー 「下手なビールより高いらしいね。じゃあ、その辺を少し」
お坊さん「えっと…。皆さん、未成年でらっしゃるのでは?」
ブルー 「未成年が師僧になれるのかい? ここの宗派は」
お坊さん「そ、そうでした。確かにお弟子と…。で、では、もしかして…」
伝説の高僧様でいらっしゃいますか、と生徒会長を取り巻くお坊さんたち。
宗派は違えど銀青の噂は世に広まっているようで…。
ブルー 「オフレコで頼むよ、ここの老師も顔馴染みなんだ」
お坊さん「では、やはり…。お目にかかれて光栄でございます」
ブルー 「それより、そこの弟子をよろしく。坊主宣言でも礼儀作法でも」
キース 「そうだな、ここの修行は厳しい。坊主宣言よりも修行がいいか?」
ジョミー「しゅ、修行って…」
お坊さん「一般の方にも門戸を開くべく、座禅の会などをしておりますが」
ブルー 「座禅はなかなか良さそうだね。姿勢も自然と良くなるし」
キース 「せっかくだから仕込んで貰え。他の宗派で学ぶのもいいぞ」
ジョミー「なんで座禅になっちゃうのさ! 普通に坊主の方がマシだよ!」
シロエ 「ジョミー先輩、今のは坊主宣言ですか?」
ジョミー「え? ええっ?」
ブルー 「自覚症状は無かったか…。面白いから飲ませてしまおう」
そこの甘酒をうんと濃い目に、と注文している生徒会長。
たかが甘酒、されど甘酒。ジョミー君、ピンチでございます。
酒粕多めの甘酒パワーで坊主宣言再びとか…?
