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シャングリラ学園つれづれ語り

☆バスでも撮れます


節分は七福神巡りのためにお寺へ、路線バスに乗って行くのがお約束。
その車内でソルジャー夫妻にスカウトの男性、動画を撮影したいとか。

Aブルー「えーっと、素人っぽいのがいいんだよね?」
男性  「そうです、そうです。今のような調子でお願い出来れば…」
A船長 「スタジオで撮影するのですか?」
男性  「そうとも決まっておりませんが…。場所は色々で」

最近はバスの中でもアリです、という言葉。

スウェナ「取材かしら?」
サム  「けどよ、ああいうバカップルだぜ?」
キース 「まず間違いなく、視聴者から苦情の嵐になるぞ」

テレビ局の電話が鳴りっ放しに、と恐れるクレーム。

キース 「俺たちにまで飛び火しなければいいが…」
男性  「その辺はきちんと心得ております、この業界は厳しいので」
ブルー 「だったら、あそこの馬鹿には関わらない方が…」

いいと思うよ、と生徒会長、キッパリと。

ブルー 「歩くトラブルメーカーなんだよ、あの二人はね!」
男性  「ですが、素晴らしい逸材ですから…」
Aブルー「聞いたかい、ハーレイ!? 逸材だってさ!」
A船長 「あなたは美しくてらっしゃいますから…」

当然のことです、と流石な台詞。

A船長 「これほどの方は、何処を探しても、そうはいないかと…」
男性  「実にお美しい方で…。是非とも出演して頂きたく…」
Aブルー「バスの中でもアリだってことは、今でもいいわけ?」
男性  「撮影スタッフを呼べば撮れますが…」

ありきたりの動画しか撮れませんので、という返事。

男性  「もっとディープな動画が好まれる時代ですから」
一同  (((ディープな動画?)))

それって何だ、と誰もが不思議そうな顔。

シロエ 「いったい何の撮影でしょう?」
ジョミー「マニア向けかな?」
男性  「そういうことになりますね」
Aブルー「マニア向けかあ、悪くないかも…」

普通のよりも面白いよね、と乗り気な様子ですけれど。
マニア向けって…?

2016/02/16 (Tue) 

 

☆全世界規模です


節分はお寺へ七福神巡りに出掛けてゆくもの、路線バスに乗って。
御利益があると信じているのがソルジャー夫妻で、其処へスカウトが。

Aブルー「ディープな動画でマニア向けだね、出演するなら?」
男性  「出て頂けると嬉しいのですが…」

きっと人気が出る筈ですよ、と男性が押す太鼓判。

男性  「お好きな人は多いですから、この手の動画は」
Aブルー「この国で放映するのかな?」
男性  「いえいえ、よろしかったら全世界規模で」
一同  「「「全世界規模!?」」」

スケールがデカすぎ、と一同、ビックリ仰天。

キース 「アレか、衛星生中継とかか?」
シロエ 「生ってことはないでしょう。録画ですよ、きっと」
Aブルー「全世界規模かあ…。それって、いきなり本番かい?」

生中継なら、という質問。

男性  「そうなりますね、本番をお願い出来るなら…」
Aブルー「ぶっつけ本番になるんだね?」
男性  「それが一番人気ですしね、この業界は」

素人さんの本番というのがウケる世界です、とスカウトの男性。

男性  「売れっ子の方だと、どうしても嘘くさくなりがちで…」
Aブルー「お芝居って感じになっちゃうんだね?」
男性  「そうなんですよ。自然な感じがいいんです」

変にシナリオにこだわるよりも…、と説明が。

男性  「素人さんですと、もうそれだけで違いますからね」
Aブルー「それで、ぼくたちをスカウトしたいと?」
男性  「絵に描いたようなカップルでいらっしゃいますから…」

マニア垂涎と言うべきでしょうか、とニコニコと。

男性  「透明感のある美しい方と、逞しさ溢れる兄貴ですしね」
Aブルー「えっと…。兄貴って、ぼくはハーレイとは赤の他人で…」
A船長 「赤の他人はないでしょう、ブルー!」
Aブルー「ごめん、ごめん、これでも夫婦だっけね」
男性  「なんと、ご夫婦でらっしゃいましたか!」

てっきり兄貴だとばかり…、と言ってますけど。
兄弟なんかに見えますか?

2016/02/17 (Wed)

 

☆スラングな兄貴


節分はお寺の七福神巡りだ、と出掛けるバスに現れたスカウトの男性。
ソルジャー夫妻に出演を頼みたいとかで、素人なのがいいそうで。

男性  「ただの兄貴ではなかったんですね、ご夫妻だとは…」
Aブルー「どう間違えたら、ハーレイがぼくの兄貴に見えるんだい?」

どの辺がどう似ていると、とソルジャーでなくても入れたいツッコミ。

Aブルー「こんなのと一緒にしないで欲しいね、兄弟だなんて!」
男性  「し、失礼しました…。本当に素人さんでらっしゃるようで」
Aブルー「…兄貴って、業界用語なのかい?」

ぼくは全く知らないんだけど、という質問。

Aブルー「もしもそうなら、ハーレイは何になるんだい?」
男性  「普通の言葉で言い直すなら、という意味でしょうか?」
Aブルー「そうだけど? やっぱり業界用語なんだね」
男性  「業界と言うより、どちらかと言えばスラングですね」
一同  (((スラング?)))

兄貴なんてスラングに覚えは無いが、とシャン学メンバーも傾げる首。

キース 「おい、兄貴というのを知ってるか?」
シロエ 「兄貴と言ったら兄貴ですよね、とりあえず上の立場の人で」
サム  「ヤクザの世界で使ってるかもしれねえなあ…」
スウェナ「ああ、ヤクザ…。見えないこともないわね、ヤクザ」

あのガタイだもの、とキャプテンを見てますけれど。

Aブルー「えっと、ああいうので合ってるのかな? 兄貴」
男性  「上の立場の人というのは、そう間違ってもいませんね」
Aブルー「それじゃ駄目だよ、やっぱりハーレイは兄貴じゃないよ!」
A船長 「そうなりますねえ、あなたの方が上でらっしゃいますし…」
男性  「素晴らしいです!」

こちらの方が上でしたか、と男性、感動。

男性  「もう間違いなくバカ売れですよ、この動画は!」
Aブルー「へえ…。ぼくが上だと、それだけで?」
男性  「もちろんですとも!」

もう飛ぶように売れますね、という太鼓判。
ソルジャーが上というだけで?

2016/02/18 (Thu) 

 

☆ディープな業界


節分はお寺へ七福神巡りに行くのが恒例、必ず乗るのが路線バス。
それの車内で来たのがスカウト、ソルジャー夫妻の動画を撮影希望で。

Aブルー「聞いたかい、ハーレイ? ぼくが上だと売れるらしいよ!」
A船長 「そうらしいですね、私たちにとっては普通なのですが…」
男性  「いつでも上でいらっしゃると?」
Aブルー「当然だってば、実際、ぼくが偉いんだし!」
男性  「女王様の要素もお持ちなのですか、最高ですよ!」

間違いなくマニアが飛び付きます、と男性の瞳がキラキラと。

男性  「こんなに美しい方が兄貴で、女王様ともなりますと…」
Aブルー「どうなるんだい?」
男性  「おまけに素人さんの本番、全世界のマニアが涎ですよ!」
一同  (((涎…???)))

そこは涙の間違いなのでは、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「涎って、いったい何なんです?」
キース 「涙だったら分かるんだが…。涎だとグルメ番組だぞ」
サム  「だよなあ、食ったら美味そうな世界だぜ、涎」
Aブルー「ああいう風に言っているけど、グルメ番組?」
男性  「一種のグルメ番組ですね!」

食べてみたい、と思うくらいのエロさが売りですから、と。

一同  「「「エロさ?」」」
男性  「ええ、乱入したくなるような動画が売れる世界で」
一同  「「「乱入?」」」
男性  「混ざって一緒にヤリたくなる、と言うべきでしょうか」

臨場感溢れるカメラワークも必須なんです、とニコニコと。

男性  「ですから、是非とも無修正で!」
一同  「「「無修正!?」」」
男性  「全世界向けなら、無修正というのがお約束ですよ!」

大きな声では言えませんが…、と充分、聞こえる声な男性。

男性  「この業界は実にディープで、世界中にネットワークが…」
ブルー 「ちょっと訊くけど、その業界って、まさかA…」
男性  「お察しの通り、AVです!」

日々、スカウトに励んでおります、という答え。
AVって、まさか…?

2016/02/19 (Fri)

 

☆兄貴なシリーズ


節分は七福神巡りにお寺へ、行きの路線バスで現れたスカウトの男性。
ソルジャー夫妻の動画を撮りたいらしいですけど、AVだとか。

ブルー 「ちょ、ちょっと…! AVっていうのは…」
Aブルー「アレかい、大人のためのヤツかい?」

大胆な絡みが売りのヤツだろうか、と尋ねるソルジャー。

Aブルー「無修正とか言っていたけど、そっち方面?」
男性  「そうです、そうです! 私はゲイのが専門でして…」

私自身はノーマルですが、と愛想のいいスマイル。

男性  「いいのを撮ってる自信はあります、兄貴シリーズで」
一同  「「「兄貴シリーズ?」」」
男性  「イケナイ兄貴とか、危険な兄貴とか、そういうヤツです」
Aブルー「それじゃ、兄貴はホントに業界用語なんだね?」
男性  「そうなりますねえ、是非とも撮らせて頂きたいと…!」

あなたが兄貴ならバカ売れですよ、と瞳がキラキラ。

男性  「こんなに美人で儚げな方が、逞しい方の兄貴だなんて…!」
A船長 「実際、ブルーが上ですから…。私はただのヘタレですしね」
男性  「なるほど、それで積極的な方が兄貴に…」

これは売れます、とグッと拳を。

男性  「ちなみに、いつもはどんな感じで?」
Aブルー「ぼくが美味しく食べてるけどねえ、ハーレイを!」
A船長 「私はブルーの望み通りにするだけでして…」
男性  「女王様でらっしゃるそうですからねえ、分かります」

タイトルは『意外な兄貴』でしょうか、と閃いた模様。

男性  「逞しい男性がアンアン啼いて、儚い美形がガンガンと…!」
一同  「「「え?」」」

それは逆では、と万年十八歳未満お断りな面子でも分かる表現。

キース 「何か勘違いをしているようだぞ?」
シロエ 「そうみたいですね、兄貴ってどういう意味なんでしょう?」
男性  「男役とでも申しますか…。ゲイだと、どちらも男ですが」

相手をアンアン言わせる立場が兄貴ですよ、という解説。
ソルジャー、兄貴でしたっけ?

2016/02/20 (Sat)

 

☆兄貴は駄目でも


節分はお寺で七福神巡りがお約束ですけど、行きの路線バスが大問題。
ソルジャー夫妻に来たAVのスカウト、ゲイ専門で撮ってる男性で…。

男性  「もう絶対に売れますよ! 『意外な兄貴』は!」
ブルー 「…アレは兄貴じゃないと思うけどね?」
男性  「は?」
ブルー 「逆だよ、ガタイのいい方が兄貴というわけだよ!」

それが業界用語ならね、とピッシャリと。

ブルー 「だから駄目だね、そのAVは撮れないよ、うん」
Aブルー「ぼくがハーレイに突っ込む方ねえ…。それは流石に…」
A船長 「私も御免蒙りたいですが…」
男性  「そうですか…。ですが、ニーズは充分です!」

これだけ美しい方なら売れます、とソルジャーに熱いラブコール。

男性  「女王様だと伺いましたし、騎乗位などがお得意かと…」
Aブルー「好きだけどね? このバスでもやりたかったほどだし」
男性  「このバスでですか!?」
Aブルー「あそこの席がさ、もう少しだけ長く出来ていればね!」

気持ちだけでも騎乗位ってコトで跨って、と恐ろしすぎる台詞が再び。

Aブルー「もちろん普通の体位も好きだよ? でもねえ…」
A船長 「日々、貪欲に求めてらっしゃいますしね、新しい刺激を」
男性  「でしたら、是非! 私の兄貴シリーズに!」

ご出演をお願い出来ないでしょうか、とペコペコと。

男性  「思った以上に素晴らしい方ですし、感動ですよ!」
Aブルー「そこまで買ってくれるのかい? ぼくを」
男性  「ええ、公爵の御紹介が無くても、一目惚れです!」
一同  「「「公爵!?」」」

何処の公爵だ、と目を剥いている御一同様。

シロエ 「こ、公爵って、アレですか? …もしかしなくても?」
キース 「ドクツルタケの旦那の公爵なのか…?」
男性  「いえ、ドクツルタケではないですね」
サム  「焦るじゃねえかよ、別人かよ」
男性  「奥様は別の方ですから」

そんなお名前ではありません、という断言。
公爵は爵位ですもんね?

2016/02/21 (Sun)

 

☆公爵の萌えです


節分はお寺に出掛けて七福神巡り、行きのバスで現れたスカウトの人。
ソルジャー夫妻に熱い視線で、ゲイ専門でAV撮影。公爵がどうとか。

ジョミー「ドクツルタケとは無関係なら、別にいいよね?」
キース 「いや、しかし…。他にどういう公爵がいるんだ?」
シロエ 「公爵は色々いそうですよ。貴族は多分、多いでしょうから」
スウェナ「でも、紹介って言ったわよ? 知っているのよ」

あそこの二人を、とヒソヒソと。

スウェナ「そんな公爵、何人もいると思っているの?」
シロエ 「…何人もいたら怖い気もしますね…」
サム  「やっぱアレかよ、ドクツルタケかよ?」
男性  「公爵夫人はイングリッド様でらっしゃいますが」
一同  「「「ひぃっ!!」」」

アレだ、と一同、ガクブル。ドクツルタケな公爵夫人の本名がソレ。

Aブルー「なんだ、福の神様だったんだ! ぼくを紹介してくれた人」
男性  「福の神様…ですか?」
Aブルー「うん、ぼくたちにとってはね!」

それで公爵とはどういう関係、という質問。

Aブルー「ぼくたちの動画を希望なのかな、公爵は?」
男性  「出来れば欲しい、というお話で…。ですが、無理にとは…」

仰いませんね、と控えめ発言。

男性  「奥様から聞いてらっしゃるそうで…。凄い美人だと」
A船長 「そうでしょうねえ、ブルーの美しさには定評が…」
男性  「お相手の方との体格差も、公爵の萌えポイントでして…」

なんとか撮らせて頂けたら…、と男性、揉み手。

男性  「こう、直ぐにとは申しませんので、ご一考を…」
Aブルー「ぼくが決めてもいいのかい?」

色々と事情があるものだから、とソルジャー、思案顔。

Aブルー「こっちの世界には疎い上にさ、縛りの方もね…」
A船長 「そっくりさんがおいでですしね、間違えられるほどの…」
ブルー 「ぼくの評判を落としてくれたら、殺すからね?」

よりにもよってAVなんて、と睨んでますけど。
ソルジャー、出演したいんですか?

2016/02/22 (Mon)

 

☆サンプルをどうぞ


節分はお寺で七福神巡りがお約束ですけど、行きのバスの中で災難が。
ソルジャー夫妻にAVのスカウト、ゲイな公爵からの紹介だとか。

Aブルー「AVかあ…。魅力的なんだよね、公爵の秘蔵コレクション」
A船長 「あれは漲りますからねえ…。ですが、兄貴なシリーズは…」

あの中に入っていなかった気が、とキャプテンの疑問。

A船長 「入っていたなら、兄貴が何かは分かりますしね」
Aブルー「うーん…。公爵の趣味じゃないのかな? 兄貴シリーズ」
男性  「お好きなのですが、イロモノだという扱いでして…」

お一人で楽しんでおられるそうです、というイヤンな話。

男性  「それに、大々的に売られてますから、秘蔵ということも…」
Aブルー「ああ、隠しても意味が無いんだね!」
男性  「誰でも買えてしまいますから、値打ちが少々…」

落ちるようです、と溜息が。

男性  「とはいえ、お蔭で私も御縁が出来たというわけでして…」
Aブルー「センスを買って貰えたってこと?」
男性  「そうなりますねえ、ですから公爵直々に…」

この件で私にお話が…、とニコニコと。

男性  「如何でしょうか、兄貴シリーズの最新作でAVデビューは」
Aブルー「ぼくはいいけど、ハーレイがちょっと…」
A船長 「少々、ヘタレの気がありますので、撮影は…」
男性  「撮り方は色々ございますから、大丈夫ですよ?」

素人さんの本番が一番ウケる世界です、と男性、力説。

男性  「お考え頂けるようでしたら、ご参考までに…」
Aブルー「スタジオでも見せてくれるのかい?」
男性  「いえ、その前に、まずはサンプルを…」

御覧になって頂ければ、と鞄をゴソゴソ。

男性  「兄貴シリーズの自信作を詰め合わせておりますので…」
Aブルー「このDVDをくれるって?」
男性  「それと、公爵のお勧めがこちらになります」
Aブルー「ふうん…?」

こっちは君の名前じゃないね、とチェック中。
公爵のお勧めDVDですか…。

2016/02/23 (Tue) 

 

☆公爵の目は確か


節分はお寺に出掛けて七福神巡り、行きの路線バスの中でスカウトが。
ソルジャー夫妻に来た熱いラブコール、公爵からの紹介だそうで。

Aブルー「公爵のお勧めDVDを撮ってる人がいいんだけどな…」
男性  「同じ出演するのなら、ということですか?」
Aブルー「そうだよ、どうせだったら秘蔵コレクションの方!」

兄貴シリーズも見てみないと分からないけれど…、という発言。

Aブルー「マイナーでもさ、値打ちがあるヤツに出たいよね!」
男性  「ああ、なるほど…。やはり公爵の目は確かですね」
一同  (((え?)))

どういう意味だ、と顔を見合わせている御一同様。

サム  「事情を知っているわけねえよな、あいつらの?」
シロエ 「ドクツルタケだって知りませんよ!」
キース 「どういう流れで、公爵の目が確かだという話になるんだ?」
ジョミー「それが分かったら、ぼくたちも終わりだと思わない?」
一同  「「「うーん…」」」

分からない方が幸せだろうか、とヒソヒソやってますけれど。

Aブルー「公爵は、なんて?」
男性  「いえ、本物の分かる方に違いない、と仰いまして…」
Aブルー「それじゃ、こっちのDVDの人に紹介してくれるとか?」

秘蔵コレクションの方の監督、とソルジャーが見ているDVDケース。

Aブルー「この国の人じゃないみたいだけど、頼めるのかな?」
男性  「喜んで引き受けさせて頂きますよ」
Aブルー「悪いね、兄貴シリーズも一応、見てはみるけど…」
男性  「お気になさらず。そちらの方も私ですから」
一同  (((へ?)))

なんだ、と男性の方へと視線が集中。

Aブルー「こっちも君って…。名前が違うよ?」
男性  「他の国だと、私の名前は呼びにくいそうで…」
Aブルー「芸名みたいなモノなのかな?」
男性  「そうです、公爵がつけて下さったんです」
Aブルー「素晴らしいよ!」

兄貴シリーズでヒットも飛ばした名監督、と大感動。
公爵ご贔屓のAV監督…。

2016/02/24 (Wed)

 

☆流出のリスクは


節分はお寺で七福神巡りですけど、行きの路線バスでスカウトの話が。
ゲイな公爵が贔屓にしているAV監督、ソルジャー夫妻にラブコール。

Aブルー「公爵から名前を貰えるほどだし、凄いんだよね?」
男性  「高く評価して下さいまして…。お蔭様で仕事も順調で」

兄貴シリーズはメジャー路線で、他の国では玄人向けです、と。

男性  「それで公爵からお話が…。今回の件で」
Aブルー「ぼくたちを撮りたいっていう話だね?」
男性  「よろしいでしょうか、公爵も期待しておられまして…」
Aブルー「聞いたかい、ハーレイ? 公爵に喜んで貰えるよ!」
A船長 「は、はあ…。しかし、公爵が御覧になるのですよね?」

あなたと私を撮ったヤツを、とキャプテン、腰が引け気味で。

A船長 「公爵にお見せ出来るほどの自信がちょっと…」
Aブルー「何を言うかな、普段通りでいいんだよ!」
男性  「素人さんがウケる業界ですから、大丈夫です!」

普段と同じにヤッて頂ければ、とニコニコと。

男性  「とはいえ、双子の御兄弟もおいでのようですし…」
ブルー 「そうだよ、不肖の弟なんだよ、そこの馬鹿はさ!」

ぼくにはそっちの趣味は全然、と生徒会長、怒りMAX。

ブルー 「AVなんて最悪だってば、兄貴シリーズ以外でも!」
Aブルー「公爵が一人で観賞するならいいだろう?」
ブルー 「この世界はヤバイ世界なんだよ!」

流出のリスクが常にあるから、と吊り上げる柳眉。

ブルー 「一度流れたら回収不能で、もう世界中に!」
男性  「ご安心下さい、公爵邸のセキュリティーの方は万全です」
Aブルー「だってさ、安心みたいだよ?」
男性  「公爵は顔がお広いですから」

世界中の名士と交流が…、という説明。

男性  「ですから流出は有り得ませんね、秘蔵コレクションは」
ブルー 「その馬鹿が色々貰ってるけど?」
男性  「顔出しOKの方だけです」

秘密を守るのは基本ですよ、と溢れる自信。
さて、どうなる…?

2016/02/25 (Thu)

 

☆公爵によろしく


節分はお寺に出掛けて七福神巡りが恒例、行きの路線バスで来た災難。
ソルジャー夫妻にAVのスカウト、北の国の公爵からの紹介。

Aブルー「ほらね、出たって大丈夫だよ! 顔出しOKしなければ!」
男性  「そういうことです、公爵がお一人で御覧になります」
Aブルー「でも、気が向いたらAVデビューも出来るんだね?」

兄貴シリーズが気に入った時とか…、と熱い視線がスカウトの人に。

男性  「もちろんですとも、いつでも歓迎いたしますよ」
Aブルー「だってさ、ハーレイ! 有難いよねえ!」
A船長 「わ、私はAVデビューというのは…」
男性  「皆さん、最初はそうですよ。でもですね…」

その内にクセになること請け合いです、とイヤンな保証。

男性  「公爵の秘蔵DVDの方でも、顔出しOKになさる方が…」
Aブルー「どんどん増えて来てるとか?」
男性  「他の皆さんのプレイを御覧になったりする内にですね…」

ハマられる方が多いようです、とニッコリと。

男性  「まずはDVDをご覧下さい、そしてよろしければ…」
Aブルー「君に連絡でいいのかい?」
男性  「ええ、優先的に撮らせて頂きますよ!」

公爵も楽しみにしておいでですから、と差し出す右手。

男性  「いいお返事をお待ちしております、それでは、これで…」
Aブルー「うん、公爵によろしくね!」

ソルジャー、男性とブンブンと握手。

Aブルー「ほら、ハーレイも握手、握手!」
A船長 「は、はいっ…! 場合によってはお世話になります」
男性  「どうぞ前向きにご検討下さい。では…」

良い節分を、と降車ボタンを押し、男性、前へと。

Aブルー「ありがとう、兄貴シリーズも楽しませて貰うよ!」
男性  「公爵秘蔵の方もよろしくお願いします!」
Aブルー「うん、公爵のお勧めだったら間違いないしね!」
男性  「では、また!」
Aブルー「またね~っ!」

次は是非ともスタジオで! と叫んでますけど。
デビューする気ですか?

2016/02/26 (Fri)  

 

☆イヤンな勘違い


節分はお寺で七福神巡り、行きの路線バスでソルジャー夫妻に来た話。
AVデビューへのスカウトだそうで、北の国に住む公爵からのお誘い。

Aブルー「その内に連絡するからねーっ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ イングリッドさんにもよろしくねーっ!」
男性  「皆さんも、どうぞお元気でーっ!」

バス停に停車、スカウトの男性、手を振って降りてゆきまして。

Aブルー「さようならーっ!」
男性  「ご連絡、お待ちしておりますーっ!」
運転手 「発車しまぁーす!」

扉が閉まって走り出すバス、ブンブンと手を振る例の男性。

Aブルー「いつか絶対、撮って貰うねーっ!」
A船長 「…ほ、本気ですか!?」
Aブルー「当たり前だよ、人間、高みを目指さないとね!」

せっかくの御縁なんだから、と見えなくなるまで手を振って…。

Aブルー「兄貴シリーズに、公爵の秘蔵コレクションに…」
A船長 「それを見るのは楽しみなのですが、その後が…」
Aブルー「何か問題があるのかい?」
A船長 「出演するという話はちょっと…」

なにしろ私はヘタレですから、と引けている腰。

A船長 「それに、皆さんにも御迷惑が…」
ブルー 「忘れて貰っちゃ困るよ、そこを!」

ぼくまで誤解されるじゃないか、と生徒会長、怒りの形相。

ブルー 「こっちの世界の住人はぼくで、君じゃないから!」
Aブルー「そうだろうけど、此処で言うとさ…」

誤解されるよ、と指差す車内。

Aブルー「今の流れだと、君がAV業界の住人みたいにね」
ブルー 「…えっ?」

まさか、と見回せば車内でヒソヒソ、コソコソと。

乗客A 「あっちは既に、プロのAV男優らしいのう…」
乗客B 「後からデビューされたら、人気は移りそうじゃの」

初々しい方が売れるものだ、とチラチラ視線が。

ブルー 「そうじゃないから! 誤解だから!」
Aブルー「でも、そうだろう?」

ぼくのデビューに嫉妬としか、というツッコミが。
勘違いも仕方ないのかも?

2016/02/27 (Sat)

 

☆初々しさでデビュー


節分はお寺の七福神巡りに行くものですけど、スカウトという珍客が。
しかもAV、やっと下車して行ってくれた後には、乗客たちの勘違い。

乗客A 「双子の兄弟で血の雨が降るかのう、人気争いで…」
乗客B 「いやいや、あのガタイのいい恋人をじゃな…」

嫉妬にかられて掻っ攫うとか、とキャプテンの方をチラチラと。

乗客A 「ありそうじゃのう…。プロのテクニックにモノを言わせて」
乗客B 「くわばら、くわばら…。あの手この手で誘惑なんじゃ」

もう完全に誤解されたオチで、他の乗客も同じ状態。

乗客C 「AV男優らしいですわよ、まだ若いのに…」
乗客D 「でも、一見の価値はありそうですわね、BLですもの」
乗客E 「兄貴シリーズのチェックは欠かせませんわね」
乗客D 「えーえ、奥様! 最新作が出たら買いませんとね」

もしかしたら3Pもアリかもですわ、とイヤすぎる声が。

Aブルー「ほらね、完璧に誤解されてるし! 君の方が!」
ブルー 「そ、そんな…。ぼくはAVなんかには…」
Aブルー「出たってことになっているねえ、このバスではね!」

でもって、ぼくはこれからデビューの初々しさ、と勝ち誇った顔。

Aブルー「やっとぼくにも認められたよ、初々しさが!」
ブルー 「それは図太さの間違いだから!」
Aブルー「世間はそうは言ってないしね、初々しさの勝利!」

この勢いでAVデビューだ、と鼻息も荒く。

Aブルー「七福神巡りで祈願しないと、デビュー出来るように!」
A船長 「こ、今年はそれを祈るのですか?」
Aブルー「夫婦和合の集大成だよ、AVデビューは!」

絵馬にもガッツリ書き込まないと、とグッと拳を。

Aブルー「目指せ、AV!」
キース 「待て、そんな言葉を書き込むな!」
Aブルー「何か問題があるのかい?」
キース 「せめて心願成就にしてくれ、俺たちの立場が!」
Aブルー「ふうん…?」

まあ、君たちに罪は無いしね、と言ってますけど。
心願成就にしてくれますか…?

2016/02/28 (Sun) 

 

☆デビューをお願い


節分はお寺で七福神巡り、行きの路線バスに現れたのがスカウトの人。
AVデビューだと意気込むソルジャー、絵馬に書きたいようでして。

Aブルー「心願成就ねえ…。それでAVデビューも出来るのかい?」
キース 「気に入らないなら、大願成就と書く手もあるが…」
Aブルー「大願成就! いいね、それなら夢も大きいからね!」

じゃあ、そう書こう、とウキウキする間に、お寺の前のバス停に到着。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ 福笹、頂かなくっちゃ!」
Aブルー「ぼくにも一本! あっ、こっちにもね!」
A船長 「今年も絵馬がついていますね、良かったです」
Aブルー「さあ、書かないと! 夫婦和合に大願成就!」

福笹についているのが飾りの絵馬。干支のサルの絵、その余白に…。

サム  「今年も書いてやがるぜ、あいつら」
キース 「諦めろ。大願成就になっただけマシだ」
シロエ 「AVデビューと書かれていたら、最悪ですしね」
Aブルー「そっちだったら、ちゃんと叫ぶから!」
一同  「「「え?」」」
Aブルー「耳の遠い神様がいるだろ、あそこは叫ぶよ!」

恵比須様だっけ、と満面の笑顔。

Aブルー「他の神様にもお願いしないと! 公爵との御縁も!」
A船長 「し、しかし、AVデビューはですね…」
Aブルー「君のヘタレも直して欲しいと、セットでお祈り!」

そして華麗にAVデビュー! と突き上げる拳。

Aブルー「絵馬も書いたし、さあ、行こうか!」
ブルー 「き、君たちは二人で行けば?」
Aブルー「何を言うかな、この面子だからこその御利益だよ!」

行きのバスでも御利益バッチリ! と指差す貰ったDVD。

Aブルー「七福神巡りも御利益パワー! 目指せ、AV!」
キース 「待て、俺たちは無関係だ!」
Aブルー「ダメダメ、君たちも応援しなきゃ!」
シロエ 「そ、そんな…!」
Aブルー「張り切って行こう! 大願成就!」

七福神様の御利益パワー、と強制連行される面々。
気の毒ですけど、中継終了~。

2016/02/29 (Mon)





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