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七福神巡りも無事に終わって、生徒会長の家でのんびりと。
この後に控えるのは節分のメインイベント、恵方巻と豆まきでございます。
キース 「ジョミーは当分、起きそうにないな」
ブルー 「いいんじゃないかな、恵方巻は日が暮れてからだしね」
シロエ 「特注品って聞いてますけど、届くんですか?」
ブルー 「うん、料亭から直接ね」
そうこうする内に日が暮れ、チャイムの音が。
マンションの管理人さんが恵方巻を受け取り、家へ届けに来てくれました。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 恵方巻だよ!」
ジョミー「えっ、なに、なに? 恵方巻?」
ガバッと飛び起きたジョミー君ですが、横に落ちていた福笹を見て思案顔。
どうやら記憶が無いようです。
ジョミー「あれ? いつの間に帰って来たんだっけ?」
ブルー 「湯豆腐を食べて、それからすぐに…ね。君も賛成してただろう」
ジョミー「湯豆腐って? そんなの何処で食べたっけ?」
キース 「絶望的だな…」
シロエ 「お寺に来たら精進料理ってジョミー先輩が言ったんですよ」
サム 「うんうん、最後の塔頭でな。でもって、そこで湯豆腐を食ったぜ」
スウェナ「もしかして覚えていないとか? 甘酒を飲んでそこから後は」
ジョミー「甘酒…。えっと、お坊さんたちがお接待してて…。あれれ?」
シロエ 「先輩、笑顔で手を振りましたよ。服は緋色が最高ですよね、って」
ブルー 「そうそう、緋色の衣を目指すと七福神にお願いもしたし」
ジョミー「ちょ、ちょっと…。それ、本当?」
ブルー 「嘘だと思うなら見てみるといい。これがぼくの記憶。こっちが…」
ジョミー「え? えぇっ?」
次々と思念波で見せられた皆の記憶に、ジョミー君、顔面蒼白です。
そりゃそうでしょう、七福神巡り七ヶ所の内の四ヶ所で坊主祈願では…。
ジョミー「やばいよ、これ…」
ブルー 「さあね?」
七福神へのお願い事は多数決で坊主祈願に軍配が。
ピンチに陥ったジョミー君ですけど、起死回生のチャンスはあるのかな?
