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シャングリラ学園つれづれ語り

☆今年も新年度


さて、四月。スッポンタケの法要に振り回された春のお彼岸も過去。
シャングリラ学園も新年度に入り、お馴染みの入学式などエトセトラ。

シロエ 「結局、今年も1年A組なんですよね…」
サム  「担任もグレイブ先生だよなあ、もう思いっ切り固定でよ」
ジョミー「危険手当がつくんだっけ?」

ブラックリストな面子が揃ったクラスだと…、という質問。

スウェナ「危険物取扱主任…ってことはないわよね?」
キース 「爆発物処理班ということもあるぞ」
マツカ 「そういえば…。キース、昔に派手にやりましたね」

サイオン・バーストで「そるじゃぁ・ぶるぅ」のお部屋を…、と。

サム  「あー、あった、あった! 木っ端微塵に吹っ飛んだぜ!」
シロエ 「坊主頭の危機を回避するためでしたよね、アレ…」

サイオニック・ドリームを操れるように会長が…、と視線をチラリ。

ブルー 「仕方ないだろう、ああでもしないと覚えないから…」
サム  「分かるぜ、まるで話にならなかったもんなあ、それまでは」

でも、飛躍的にアップしたよな、とキース君の頭に注目で。

サム  「お蔭で見事に道場入りでよ、今や立派な副住職でよ…」
シロエ 「その件はいいんですけれど…。それで被害が拡大中で…」
一同  「「「あー…」」」

この坊主のせいで災難続き、と誰もが零している溜息。

キース 「なんだ貴様ら、何が言いたい!?」
シロエ 「いえ、特に…。何を言っても無駄ですから」
サム  「うんうん、師弟の絆は絶対だしよ…。坊主の世界じゃ」

俺たちが1年A組に固定なのと同じ勢いで…、と比較対象は1年A組。

サム  「今年も遠慮なく1年A組、担任はグレイブ先生だぜ?」
ジョミー「もうこの先も変わらないよね、ブラックリストで…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 楽しかったら、それが最高!」
ブルー 「というわけで、今年もよろしくパーティーだけど?」

学校とは関係無い場所で、と会場は生徒会長宅。
御馳走たっぷり、新年度ですね!

2016/04/01 (Fri)

 

☆毛色が違う人


新年度を迎えたシャングリラ学園、例によって1年A組な面子。
生徒会長宅で今年度もよろしくなパーティー中で、御馳走がドッサリ。

ぶるぅ 「どんどん食べてね、お料理、沢山作ったから!」
シロエ 「豪華ですよね、和洋中と揃って、エスニックまで…」
サム  「食わねえと損って感じだぜ! 俺、朝飯は抜いて来たし!」
ジョミー「ぼくも抜いたよ、此処で思い切り食べたいしね!」

どれを食べようかホントに悩む、と手にするお皿に色々と。

ジョミー「ピザは基本だし、中華粽も全種類制覇はお約束だし…」
キース 「そっちのローストビーフを頼む。さいころステーキと…」
スウェナ「いいわよ、代わりに其処のお寿司をお願い」

手毬寿司と巻き寿司、握りは大トロ、と食べて食べまくる御一同様。

マツカ 「美味しいですよね、本当に。うちのシェフより上ですし…」
ブルー 「当たり前だよ、ぶるぅだよ? ダテに長生きしてないよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくもブルーも、三百年以上!」

だけど、ぼくは六歳にはならないもんね、とニコニコと。

ぶるぅ 「卵に戻ってやり直しだから、五歳までだも~ん!」
シロエ 「そのシステムもいいですよねえ…。子供のままで」
ぶるぅ 「みんなも子供のままでしょ、違うの?」

ずっと高校1年生だよ、と言われてみれば、その通り。

サム  「そういえば…。だから毎年、1年A組ってことだぜ、うん」
シロエ 「一人だけ違うのが混じってますけど?」

大卒が一人、と眺める先に副住職。

キース 「…俺がどうかしたか?」
シロエ 「キース先輩が諸悪の根源、っていう気がしまして…」
サム  「言えてるぜ、それ。キースが大学に行かなかったら…」
マツカ 「副住職になってはいませんね…」

なれませんから、という指摘。

マツカ 「大学三年目で道場入りでしたよね?」
キース 「…そうだったが?」

あの年はドえらい寒波で、酷い霜焼けに…、と回想中。
住職の資格を取りに出掛けた道場ですね?

2016/04/02 (Sat)

 

☆修行の結果は


新年度を迎えたシャングリラ学園、今年も1年A組に所属の御一同様。
永遠の高校1年生な面子、その中に大卒が一人混じっているわけで。

キース 「あの道場は大変だった…。暖房は火鉢だけだったしな」
サム  「障子一枚隔てて外だろ、半端ねえよな」
シロエ 「霜焼けにだってなりますよ。火鉢も基本は禁止ですよね?」
キース 「その通りだが?」

大抵の時間は部屋ではなくて廊下にあったし…、という証言。

キース 「廊下はそのまま外に繋がるから、火鉢の意味は皆無だな」
スウェナ「存在意義が無いってヤツよね、暖房に使えない火鉢なんて」
シロエ 「でもって食事が精進料理で、ステーキが大根でしたっけ?」
キース 「そういう名前を付けただけだ!」

皮肉をこめて…、と今も恨めしいらしい大根ステーキ。

キース 「来る日も来る日も大根の煮物で、いっそステーキならと!」
ぶるぅ 「んとんと…。大根ステーキ、美味しいよ?」
キース 「本物の大根ステーキならな!」

あの煮物の何処がステーキなんだ、とブツブツブツ。

キース 「道場を終えてシャバに出て来たら、飯が美味くて…」
シロエ 「クォータパウンダー食べてましたよね、キース先輩」
ジョミー「食べたいから、って店に入って行ったしね」

気持ちは分かる、と頷く人。

ジョミー「璃慕恩院の修行体験ツアーも精進料理だし…」
サム  「アレは一週間だけじゃねえかよ、道場は三週間なんだぜ?」
キース 「そうだぞ、それに体験ツアーとは厳しさが違う」
シロエ 「…それだけやって、出来上がったのが先輩かと思うと…」
キース 「何が言いたい?」
シロエ 「いえ、別に」

迷惑な人が出来たと思っただけですから、とサラッと発言。

シロエ 「本当に諸悪の根源ですしね、キース先輩」
マツカ 「お蔭で、ぼくたちも呪われた日々を送ってますしね…」
サム  「違いねえよな…」
キース 「なんだって?」

俺は真面目に修行を積んだ、と言ってますけど。
その結果は…?

2016/04/03 (Sun) 

 

☆問題なのは住職


シャングリラ学園は新年度ですけど、今年も1年A組な御一同様。
永遠の高校1年生の中でキース君だけが大卒、諸悪の根源呼ばわりで。

キース 「住職の資格を取った俺がだ、どうして諸悪の根源なんだ!」
シロエ 「そうですねえ…。自覚がゼロって所でしょうか」
マツカ 「自分でも不幸なつもりになっていますしね」
サム  「それは言えてるぜ、俺たちが巻き添え食らってるのに…」

同じに不幸なつもりでいやがる、とヤケ食いの如くバクバクと。

サム  「何もかもキースのせいじゃねえかよ、俺たちの不幸は!」
シロエ 「いえ、災難なレベルです。不幸はとっくに越えてますよ」
マツカ 「その言い方は正しいですね」
スウェナ「不幸だったら、もう少し救いがあるわよねえ…」

どう転がっても救われないし…、と深い溜息。

スウェナ「全部キースのせいなのよ。…お坊さんのね」
キース 「なんだと!?」
サム  「あー…。単に坊主ってだけなら、特に問題ねえからよ…」

そこはきちんと言わねえと…、と入った注意。

サム  「住職ってトコが問題なんだぜ、坊主だけなら俺も坊主で」
ジョミー「ぼくも一応、お坊さんだよね…。嬉しくないけど」
ブルー 「もっと喜んで欲しいけどね? 師僧としては」

せっかく、ぼくの直弟子なのに…、と生徒会長、いや銀青様。

ブルー 「でもまあ、キースにはまだまだ及ばないから…」
ジョミー「及びたくもないよ!」
シロエ 「そういう話は置いといてですね、ヤバイのはキース先輩で」
サム  「資格持ちっていうのが最悪でよ…。俺なら問題ねえのにさ」
キース 「どう最悪だと言いたいんだ!」

住職の資格は何処に出しても立派なものだ、と言ってますけど。

サム  「その資格。…ねえと戒名、つけられねえだろ?」
キース 「当然だろうが、やればモグリだ!」
サム  「だから不幸だと言ってるじゃねえかよ、それに災難な」

これだけ言ったら分からねえか、という指摘。
キース君の反応は…?

2016/04/04 (Mon)

 

☆被害者と加害者


新年度を迎えたシャングリラ学園、今年も1年A組に固定な御一同様。
生徒会長宅での今年もよろしくパーティー、諸悪の根源が問題で。

キース 「どう転んだら俺が諸悪の根源だとか、災難なんだ!」
サム  「分からねえのかよ、戒名って言ったぜ」
シロエ 「もうナチュラルに忘れてますよね、先輩自身が」
マツカ 「被害者だという顔ですからね…。かなり前からですけれど」

ぼくたちが本当の被害者なのに…、と御曹司も溜息。

マツカ 「とはいえ、ぼくも加害者の一人だという自覚はあります」
シロエ 「マツカ先輩は悪くないですよ! 大丈夫です!」
サム  「巻き込まれたってことは分かるしよ…。キースと違って」

マツカは何もやっていねえよ、という太鼓判。

サム  「身バレしたのも、親父さんの会社の社内報が原因だしよ」
シロエ 「キース先輩とは違いますよね、本当に」
キース 「何の話だ、俺とマツカがどう違うんだ!」
スウェナ「どれだけ被害を及ぼしたか、っていう話よ、これは」
キース 「被害だと?」

住職の資格は益にこそなれ、被害などには…、と大真面目な顔。

キース 「御先祖様も供養出来るし、日々、お浄土のためにだな…」
シロエ 「それが大いに問題なんです、供養出来るトコが!」
サム  「だよなあ、俺やジョミーじゃ、まだまだ無理でよ…」
ブルー 「僧籍っていうだけだしねえ…」

坊主としてはヒヨコだからね、と生徒会長、いや銀青様。

ブルー 「出来ないことの方が多いし、ある意味、安心」
キース 「俺が何をしたと!?」
シロエ 「戒名、つけたじゃないですか。…えらいブツに」

それはもう、とんでもない代物に…、と肩をブルッと。

シロエ 「お蔭でストーカーと化していますよ、アレが」
サム  「違いねえよな、何処までもしつこく追って来るしよ」
ジョミー「シーズンオフでも来るしね、アレ…」
キース 「アレだと…?」

もしやアレか、とようやく思い当たった模様。
アレというのは…?

2016/04/05 (Tue)

 

☆出せない院殿号


生徒会長宅で今年もよろしくパーティー、1年A組シャン学メンバー。
槍玉に上がったのがキース君でして、住職の資格が諸悪の根源。

キース 「…俺が戒名を付けたアレというと…。やはりアレなのか?」
シロエ 「もう凄すぎるブツですけど? 酷いストーカーで」
サム  「此処の面子は忘れねえよ。全員、被害者なんだしよ」

先月のお彼岸もやられたからよ、と合掌な上にお念仏。

サム  「キースが戒名を付けなかったら、普通に春のお彼岸だぜ?」
シロエ 「言えてます。…コアラの国には行きそびれましたが」
スウェナ「コアラの国なら、待て、次号よ! お盆もあるもの」
ジョミー「報われたいよね、たまにはね…」

真夏にウィンタースポーツくらい…、と副住職の方をジロジロと。

ジョミー「あんなストーカーに追われてるんだよ、オマケを希望」
サム  「俺たちも棚経をパス出来るしよ…。コアラの国なら」

お盆はそっちでいいんじゃねえの、とサム君もジロリ。

サム  「もう間違いなく追って来るしよ、スッポンタケが」
シロエ 「強烈な戒名ですからね…。何処のお寺でも大歓迎な」
マツカ 「父に訊いたら、ウチでも院殿号じゃなかったですよ」

大きなお寺を丸ごと寄進しないと無理っぽいです、という発言。

マツカ 「其処まで深いお付き合いは無いと言っていました」
サム  「あー…。普通、そうだよなあ、素人さんはよ」

菩提寺丸焼けコースで再建したって、院殿号は…、と振っている頭。

サム  「他のお寺の手前もあるしよ、出せねえよ…」
シロエ 「そこまでなんですか、院殿号は?」
ブルー 「巷に溢れていないってことで、察して欲しいね」

それをアッサリ出した坊主がキースなわけで、と情けなさそうに。

ブルー 「諸悪の根源にもなるってわけだよ」
ジョミー「相手はスッポンタケだしね…」
シロエ 「人間でさえもないですからね…」

たかがキノコに凄い戒名を…、と誰もが呆れる院殿号。
鯨のパクリでしたっけ?

2016/04/06 (Wed)

 

☆疫病神なキノコ


今年度もよろしくパーティー開催中の、1年A組なシャン学メンバー。
諸悪の根源なキース君の存在が問題、ストーカーと化しているキノコ。

シロエ 「誰が聞いても、キノコだなんて気付きませんよ。あの戒名」
サム  「だよなあ、倫王院殿法界善根大居士なんてよ」
スウェナ「元ネタは鯨の戒名なのよね、キースがパクッて来ただけで」
ブルー 「そうだよ、鯨は人間様のお役に立ったからねえ…」

使えない部分が無かったくらいにお役立ち、と生徒会長、いえ銀青様。

ブルー 「だからこそ院殿号なわけでさ、鯨なのにね」
シロエ 「それに引き換え、スッポンタケはダメダメですしね…」

役立つどころか、厄を運んで来る方ですよ、と絶妙な例え。

シロエ 「疫病神って点では、何にも負けませんってば」
ジョミー「上手いこと言うよね…。座布団、要る?」
シロエ 「座布団は欲しくないですけど…。もちろん厄も結構です」
サム  「欲しいヤツなんていねえぜ、厄は」

でも、じきにシーズン突入だしよ、とブルブルと。

サム  「梅雨の頃にはキノコが出るしよ…。もうリーチだぜ」
マツカ 「でもまだ、五月がありますから」
シロエ 「甘いですってば、その五月だって潰されそうです」

あちこちフラグが立ちまくりです、と潜める声。

シロエ 「例の人が狙ってますからね…。常にロックオンで」
ジョミー「そっくりさんがいるっていうのがヤバすぎなんだよ!」

それさえなければ出現率が下がるのに…、という嘆き節。

ジョミー「ブルーにそっくり、教頭先生にそっくりだしさ…」
スウェナ「ぶるぅのそっくりさんまでいるものねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぶるぅはお友達だよ!」

いつも遊びに来てくれるもん、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「ぶるぅのパパとママも、みんなの友達だよね!」
シロエ 「違いますから!」
ぶるぅ 「えっ、でもでも…」

別の世界のシャングリラから来るお友達、という認識。
迷惑すぎると思いますけどね?

2016/04/07 (Thu)

 

☆別世界の人たち


1年A組なシャン学メンバー、生徒会長宅でパーティー開催中。
キース君も大いに迷惑ですけど、負けていないのが別世界の人たちで。

ぶるぅ 「ぶるぅのパパがブルーだっけ? ママがハーレイだっけ?」
シロエ 「そういう認識らしいですよね、あの人たちは」
ブルー 「どう考えても、逆なんだろうと思うけどねえ…」

ぶるぅのパパがハーレイだろう、と生徒会長がブツブツと。

ブルー 「ブルーが女役なわけだし、あっちのハーレイがパパだよね」
ジョミー「キャプテンの方がパパだよねえ…」
サム  「それで間違っていねえと思うぜ。でも、本人はよ…」
シロエ 「自分がパパだと威張ってますよね、ソルジャーは…」

なんにしたって大迷惑で…、とシロエ君も。

シロエ 「あの厄介な夫婦がいるだけで、年々リスクが高まるんです」
スウェナ「確かに、リスクは上がる一方よねえ…」
マツカ 「…すみません…。ぼくもリスクを上げちゃいました…」

身バレしましたから、と申し訳なさそうな顔。

マツカ 「あれさえなければ、公爵夫妻は他人だったかと…」
一同  「「「あー…」」」

通りすがりで済む筈だった、というのが北の国に住む公爵夫妻。

マツカ 「ドクツルタケなんて名前も無くて、それっきりでした」
シロエ 「本名も知らないままになったでしょうね…」
サム  「イングリッドは知りたくなかったぜ…」

出会わずに済ませたかったのによ、と嘆いても後の祭りな今。

ジョミー「もう手遅れだよ、すっかり深い付き合いだしさ…」
キース 「間違えるな、俺たちが付き合っているわけではない!」

別の世界のシャングリラから来る馬鹿どもだ、と言ってますけど。

シロエ 「でもですね…。キース先輩のお蔭でですね…」
サム  「妙に御縁は深まってるぜ? あいつらと公爵夫妻の方もよ」
キース 「俺が何をしたと!?」
シロエ 「スッポンタケの件ですってば」

アレを目当てに出て来る度に御縁の方も…、という指摘。
正しいかも?

2016/04/08 (Fri)

 

☆迷惑すぎる人たち


新年度を迎えてパーティー中のシャン学メンバー、話の種は迷惑な人。
別世界から来るソルジャー夫妻とか、北の国に住む公爵夫妻とか。

シロエ 「いいですか? キース先輩がスッポンタケに戒名を…」
サム  「つけたばかりに加速してるぜ、別世界からのお客様がよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お彼岸もお盆も法要だよね!」

スッポンタケはキースのお弟子さんだもん! と元気一杯。

ぶるぅ 「お盆までにも色々あるよね、すっごく楽しみ!」
ジョミー「…ぼくたちは迷惑なんだけど…」
ぶるぅ 「でもでも、イングリッドさんから何か届くかも…」

それに公爵、と罪が無いのが子供というもの。

ぶるぅ 「いつもお菓子を沢山くれるし、どれも美味しいし…」
シロエ 「お菓子と一緒に届く代物が最悪なんです!」
スウェナ「公爵が拍車をかけているわよね、筋金入りのゲイだから…」
サム  「ダテにドクツルタケの旦那をやってねえよな…」

ドクツルタケことイングリッドさん、本物の公爵夫人でして。

ジョミー「なんでゲイの奥さんやってるんだろうね、ドクツルタケ…」
シロエ 「きっと旨味があるんでしょう。…ドクツルタケだけに」
サム  「あたると確実に死ぬキノコだしよ、ドクツルタケはよ…」

だからそういう渾名だっけか、とサム君の溜息。

サム  「ドクツルタケに加えてスッポンタケだぜ、最悪としか…」
ジョミー「キースが戒名をつけなかったら、スッポンタケはさ…」
シロエ 「その内にフェードアウトでしたよ、もう間違いなく」

別の何かに座を奪われて…、とキース君をギロリ。

シロエ 「キース先輩が悪いんです。何かと言えば法要で!」
マツカ 「そうでない時も、スッポンタケ狩りに燃えますしね…」
スウェナ「こっちに来る回数が増えた分だけ、リスクも上がるわよ」
ジョミー「上手い具合にドクツルタケから荷物が来るしさ…」
キース 「俺のせいか?」

荷物まで俺のせいなのか、と言ってますけど。
そうなんじゃあ…?

2016/04/09 (Sat) 

 

☆迷惑すぎる坊主


生徒会長宅で今年度もよろしくパーティー、1年A組ないつもの面々。
迷惑な人たちが話題になる中、問題視されるのが副住職なキース君。

キース 「ドクツルタケから届く荷物は、俺のせいではないと思うが」
シロエ 「その発想が厚かましいんですよ! キース先輩は!」
サム  「自分まで不幸なつもりでいやがる所がよ…」

仏に仕える身とも思えねえ、とサム君、辛辣な批判。

サム  「普通は我が身を犠牲にしてもよ、人を救うのが坊主だしよ」
ブルー 「お釈迦様の教えからして、そうなってるしねえ…」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「飢えた虎に自分を食べさせるとかは基本だね!」

それに引き換え、キースときたら…、と深い溜息。

ブルー 「自分を犠牲にして救うどころか、端から被害に巻き込むし」
ジョミー「だよねえ…。法要の度に犠牲になるのは、ぼくたちだよ」
スウェナ「春のお彼岸も酷かったものね、スッポンタケで」

変なBGMまで流されたわよ、と振っている頭。

スウェナ「兄貴シリーズのBGMでしょ、あれも例の人が…」
シロエ 「持って来ましたよね、CDを…。これを流せという注文で」
サム  「そうなったのもキースのせいだぜ、法要だしよ」
キース 「俺はBGMとは無関係だ!」

兄貴シリーズのDVDだって俺は知らん、と言ってますけど。

シロエ 「どうなんでしょう…。あれを持って来たAV監督…」
マツカ 「公爵が贔屓にしているらしいですしね…」
サム  「でもって、出演を打診してやがったぜ? あいつらによ」
キース 「それも俺とは無関係だが!」

あの連中のことまで責任は持てん、という姿勢。

キース 「あいつらは俺の弟子というわけではないからな…」
シロエ 「それじゃ、スッポンタケは弟子なんですね?」
キース 「何故、そうなる!?」
シロエ 「でも、直弟子だと思いますけど?」
キース 「そ、それは…」

否定出来んが、と追い込まれた模様。
公爵夫妻との関係の方は…?

2016/04/10 (Sun)

 

☆この人のせいです


今年も1年A組になったシャン学メンバー、キース君の責任を追及中。
スッポンタケが直弟子な件は否定しないとかで、この先が問題。

シロエ 「スッポンタケが直弟子だったら、責任重大になりますよ?」
サム  「法要関係は全部キースのせいだしよ…。他の件もよ…」
キース 「ドクツルタケと公爵は無関係なんだが!」
シロエ 「さあ、どうでしょう? …例の人との関係が…」

公爵夫妻と仲良くしたい誰かさんは、スッポンタケがお好きで…、と。

シロエ 「スッポンタケのためにと通い続けるわけですし…」
スウェナ「ついでにせっせと接触するのがドクツルタケよね…」
ジョミー「変な荷物が届いちゃったらウキウキだしね…」
マツカ 「あの人たち宛の何かが来るのは、もうお約束ですよ…」

断る方法も見付かりませんし、と御曹司も困っている様子。

マツカ 「御礼状を書く度に誤解されてます。…喜んでいると」
シロエ 「貰う人がいるせいで加速しちゃうんですよ!」

あのプレゼント攻勢が…、とキース君の方をジロジロと。

シロエ 「誰かさんがしょっちゅう来ていなかったら、まだマシです」
キース 「俺のせいだと言うのか、それも!?」
シロエ 「スッポンタケがお目当てですしね、あの人たちは」

キース先輩が迂闊なことをするからですよ、と咎める目線。

シロエ 「あんな戒名をつけなかったら、ただのキノコで…」
サム  「うんうん、見た目と学名がヤバイっていうだけでよ…」
ブルー 「其処が最悪なキノコだからねえ、スッポンタケは…」

形がヤバすぎ、というだけあって、学名が「恥知らずな男根」。

ブルー 「ただでもブルーが飛び付きそうなキノコなのに…」
シロエ 「戒名のせいでパワーアップで、ストーカーですよ!」
キース 「そ、それは…。つい、ウッカリと…」
サム  「俺たちの身にもなって欲しいぜ」
ジョミー「反省の色も無いもんねえ…」

どうかと思う、と避難轟々。
何から何までキース君のせいでOKですか?

2016/04/11 (Mon)

 

☆一生モノの責任


今年も変わらず1年A組なシャン学メンバー、みんなでパーティー中。
諸悪の根源はキース君だそうで、スッポンタケにつけた戒名が問題。

シロエ 「ウッカリなんかじゃ済まないんです! この件は!」
サム  「破門も出来ねえレベルだもんなあ、院殿号はよ…」
キース 「俺だって真面目に困っているんだ! 色々と!」

何かと言ったら法要なんだ、と叫んでますけど。

ジョミー「被害者面って言わない、それ?」
シロエ 「キース先輩は加害者ですけどね? どう考えても」
スウェナ「弟子の不始末は師僧の不始末、って聞いてるわよ?」
ブルー 「スウェナが言うので合ってるねえ…」

坊主の世界も厳しくてね、と生徒会長、いや、伝説の高僧、銀青様。

ブルー 「まして戒名を出したとなったら、責任の方も重大で…」
サム  「寺がなくなっても、戒名はキッチリ残るしよ…」

無縁仏にならない限りは供養も続くし、と合掌を。

サム  「つけちまったら、責任は一生モノなんだぜ?」
ブルー 「サムでも分かっているのにねえ…。プロのキースが…」
シロエ 「逃げの姿勢とか、被害者面は有り得ないってことですね?」
ブルー 「そういうことだね、もう間違いなく」

坊主だったら責任を取るのが当然だから、とキッパリと。

ブルー 「本当だったら一人で始末をつけるべきだよ」
キース 「ど、どうしろと…?」
ブルー 「スッポンタケの件は、君が一人で背負うとか!」

例の二人が出て来た時には、君が接待、と突き付ける指。

ブルー 「法要に御馳走、その他もろもろ! 全部纏めて!」
シロエ 「ああ、なるほど…。キース先輩に任せるわけですか…」

あの厄介な人たちを…、と頷くシロエ君。

シロエ 「添乗員みたいに丸投げですね、キース先輩に」
スウェナ「いいわね、ガイドも通訳も全部!」
マツカ 「公爵からの荷物も任せられそうですね」
ブルー 「多分ね!」

有能な坊主だったら出来る筈だ、という話。
責任丸投げコースですか?

2016/04/12 (Tue) 

 

☆担当して下さい


今年も1年A組に固定なシャン学メンバー、生徒会長宅でパーティー。
キース君が悪いという話の中、責任は全て丸投げにする方向へ。

ブルー 「出来る坊主になりたいのならば、キースの役は決まったね」
シロエ 「キース先輩にとっては厄でしょうけど、お役目ですね」
サム  「丸投げ出来たら、俺たちだって楽になるしよ…」
ジョミー「何でもキースがやるんだもんね!」

例の夫婦が出て来た時には任せてしまえ、と盛り上がる席。

スウェナ「散々酷い目に遭っちゃったけれど、もう安心ね」
マツカ 「ぼくも任せて安心です。これからは御礼状もキースですよ」
キース 「待て、その話は前に断ったが!」
マツカ 「全部纏めて引き受けるんなら、話は別になりますから」

ソルジャー夫妻のお世話はキースの役目ですしね、と御曹司。

マツカ 「ぼくが横から口出しするより、キースが書くのが一番です」
シロエ 「そうですよねえ…。言わば専属になるわけですから」
サム  「手紙の代筆も入ると思うぜ、仕事の内に」
ブルー 「入るだろうねえ、坊主は書くのも仕事だからね!」

お盆の度にキースが追われる卒塔婆とか…、と絶妙な例が。

ブルー 「上手に書けてなんぼなんだし、頑張りたまえ」
マツカ 「次から荷物は分担しましょう、届いた時は」
シロエ 「いいですね! マツカ先輩はお菓子の担当ですね」
スウェナ「あの人たちに届いた分は、キースが責任を持つわけね」

素敵じゃないの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「危険物は纏めてキースってことよ、お客さんも荷物も」
キース 「そういうことになるのか、俺は!?」
シロエ 「役割分担は効率的です、どんな場面でも」

プロなら出来る仕事でしょう、と突き放し。

シロエ 「これから先は、全部キース先輩の担当ですよ」
サム  「爆買いに来やがっても大丈夫だよな!」
キース 「爆買いだと!?」

怪しげなブツを買いに来やがった時は案内なのか、と青ざめる顔。
ガイドの仕事ですね?

2016/04/13 (Wed)

 

☆案内も得意です


今年も1年A組なシャン学メンバー、生徒会長宅でパーティー中。
何かと厄介なソルジャー夫妻を、キース君に担当させるという方向で。

シロエ 「買い物の案内は、当然、ガイドの仕事でしょう」
ジョミー「だよねえ、爆買いと違って通訳はしなくていいけどさ」
キース 「俺に案内しろと言うのか、あの連中を!」
スウェナ「買い物くらいは普通でしょ? それにお坊さんだし…」

案内するのは得意じゃないの、とニコニコと。

スウェナ「行き先はちょっと違うけれども、お浄土のガイド」
シロエ 「そうですねえ…。お念仏がどうこう言ってますよね」
キース 「それは話が別だと思うが!」
サム  「違わねえだろ、坊主だったら案内するのが仕事だぜ?」

檀家さんとかを案内しねえと…、と真っ当な意見。

サム  「お浄土の案内も出来ねえようなら、坊主じゃねえしよ」
ブルー 「住職だとも思えないよね、出来ないならね!」
キース 「その資格なら俺は持っているが…」

住職の資格はそのためにあると言ってもいいし、とブツブツと。

キース 「クソ寒い中で三週間も道場入りしたのは、そのためで…」
シロエ 「じゃあ、お浄土には誰でも案内出来るんですね?」
ブルー 「そうなる筈だよ、キースは副住職だけど…」

アドス和尚が引退した時は、もちろん住職なんだから、と。

ブルー 「つまりは、お浄土に案内出来る資格バッチリ!」
スウェナ「ほらね、お浄土でもオッケーなんだし、買い物くらいは…」
シロエ 「どう考えても楽勝ですよね?」
マツカ 「お浄土と違って、同じ世界で動くんですしね…」

買い物ガイドの方が簡単でしょう、とマツカ君も。

マツカ 「あの人たちの買い物が変な物でも、お浄土よりは…」
サム  「簡単だよなあ、三途の川だって挟んでねえしよ」
キース 「だからと言って、爆買いガイドも俺なのか!?」
シロエ 「当然でしょう?」

担当するからには頑張って下さい、と激励の言葉。
キース君、思い切りピンチ…?

2016/04/14 (Thu)

 

☆お浄土専門です


今年も1年A組なのがシャン学メンバー、生徒会長宅でパーティー中。
ソルジャー夫妻がやって来た時は、担当するのはキース君だとか。

シロエ 「爆買いでも案内してこそです! プロのガイドなら!」
サム  「うんうん、キースはプロ中のプロだぜ。その道ではよ」
キース 「俺は、お浄土専門なんだが!」

極楽浄土の方ならプロだが、とアタフタと。

キース 「しかし、爆買いだとか、あの馬鹿野郎どもの案内は…」
スウェナ「そうかしら? その案内は人を選ぶものなの?」
キース 「何の話だ?」
スウェナ「お浄土ガイドよ。…お客さんを見て選ぶのか、って」

この人ならいいとか、この人は案内しないだとか…、という質問。

スウェナ「そういう感じで選んでいいの、と訊いているのよ」
シロエ 「あー…。お坊さんが選んじゃいけませんよね?」
サム  「駄目じゃねえかと思うけど? 真っ当な坊主だったらよ…」

たとえ御布施が少なかろうが、貰えないような人だろうが…、と。

サム  「行き倒れの人でも案内するのがプロだぜ、坊主の」
ブルー 「サムが言うのが正しいね。御布施で選ぶようではねえ…」
キース 「俺は御布施で人は選ばん!」

失礼な、と怒ってますけど、どうなんだか。

シロエ 「本当ですか? それなら、あの人たちだって…」
マツカ 「きちんと案内するのがプロじゃないですか?」
ジョミー「そうだよねえ…。どんな人でも断らないなら分かるけど…」

キースは断ってるじゃない、とツッコミが。

ジョミー「ソルジャーとキャプテンは嫌だって言うし…」
スウェナ「爆買いの案内もしないのよね?」
キース 「お浄土と爆買いは違うだろうが!」
シロエ 「でもですね…。ソルジャーだって、お浄土をですね…」

一応、求めているのでは…、とシロエ君。

シロエ 「いずれは極楽と言っていますよ?」
マツカ 「お浄土の蓮の花を希望でしたよね?」

確か頼まれていたのでは…、という声が。
副住職の運命や如何に?

2016/04/15 (Fri) 





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