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シャングリラ学園つれづれ語り

☆頼まれた蓮の花


新年度も変わらず1年A組な面々、生徒会長宅でパーティー中ですが。
今後、ソルジャー夫妻がやって来た時は、キース君に担当させる方針。

マツカ 「お浄土で同じ蓮の花を希望でしたよ、あの二人は」
シロエ 「いい蓮の花をゲットしたいという話ですよね?」

キース先輩に頼んでいたじゃないですか、とシロエ君も。

シロエ 「キャプテンと一緒に同じ蓮の上で、阿弥陀様からは…」
サム  「思い切り離れた蓮がいいとか言ってやがったよな」
ブルー 「そうだったっけね、阿弥陀様の目が届きにくいから…」

あっちのハーレイはヘタレらしいし、と生徒会長が溜息を。

ブルー 「見られていると駄目だってことで、遠い蓮の花を…」
サム  「普通だったら、阿弥陀様に近い蓮を希望するのによ…」

有難さが全然違うんだから、とサム君も呆れるソルジャーの希望。

サム  「阿弥陀様から遠い場所だと、価値が下がるしよ…」
シロエ 「…お浄土にも不動産屋さんがいるんですか?」
ブルー 「そうじゃないけど、あの世での気分の問題だね!」

阿弥陀様に近いほど、有難いお言葉もよく聞こえるし…、と。

ブルー 「離れた所を希望するのは、ブルーくらいだと思うけど?」
シロエ 「キース先輩は、リクエストに応えているわけですよね?」
サム  「朝晩のお勤めでやってる筈だぜ、どうなんだよ?」
キース 「そ、それは…。頼まれたからには、俺もプロだし…」
スウェナ「だったら、お浄土ガイドの延長じゃないの!」

爆買いの案内をすることだって…、と鋭い指摘。

スウェナ「そうでなくても、人を導くのがお坊さんでしょ?」
サム  「仏の道ってことになったら、間違いねえよな」
キース 「あいつらだったら、仏の道とは無関係だが!」
ジョミー「…そうだっけ?」

お馴染みさんだよ、とジロジロと。

ジョミー「スッポンタケとか…」
シロエ 「法要ですよね?」

法要が仏の道でなければ何だと、と畳み掛け。
キース君、死亡フラグかも?

2016/04/16 (Sat)

 

☆お浄土どころか

 
今後ソルジャー夫妻がやって来た時は、キース君が担当するという話。
そういう方向で突っ走っているシャン学メンバー、溢れる自信。

シロエ 「キース先輩は仏の道のプロなんですから、完璧ですよ!」
サム  「坊主は人を導いてなんぼだからよ…。頑張れよな」
キース 「だが、爆買いは絶対に違う!」
スウェナ「そんなことないでしょ、要は切っ掛けの問題なんだし」

仏の道に導くためなら、爆買いのガイドも引き受けてこそ、と。

スウェナ「お浄土の案内もやってるんだし、極めるべきよ!」
ジョミー「蓮の花には案内出来ても、爆買いは無理って言うのはさ…」
サム  「有り得ねえよな、爆買いのガイドに難しい資格は…」
シロエ 「要りませんよね、お浄土の方のプロと違って」

これからは任せておきましょう、と話を纏めに。

シロエ 「爆買いも、ドクツルタケが寄越す荷物も、全部です!」
キース 「ま、待て、それは…!」
ブルー 「何か問題でもあるのかい?」
キース 「俺は本当に蓮の花しか引き受けた覚えは…!」
??? 「そうだろうけど、頼もしいよ!」

ぼくにとっては、と出ました、ソルジャー(会話表記はAブルー)。

一同  「「「ひいぃっ!!!」」」
Aブルー「何をドン引きしてるんだろうね、失礼な!」

ハーレイも来ていないというのに…、と見回す御馳走の山。

Aブルー「これって食べてもいいんだよねえ、パーティー料理!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 自信作だよ、どんどん食べてね!」
Aブルー「ありがとう! それでさ、お浄土の話だけどさ…」

極楽へのガイドは全部キースでいいんだろうか、とお尋ねが。

Aブルー「爆買いは当然お願いしたいし、ホテルの手配も…」
一同  「「「ホテル?」」」」
Aブルー「ぼくのハーレイと一緒に泊まるホテルだよ!」
キース 「何故、俺がそれを!?」
Aブルー「ホテルに泊まれば、当然、セックス!」

目指す所は昇天なんだし、極楽だろう、という理論。
ヤバくないですか?

2016/04/17 (Sun)

 

☆素人さんに開眼


今年度もよろしくパーティー中のシャン学メンバー、其処へお客様が。
いわゆるソルジャー登場でして、ホテルの手配もキース君にとか。

Aブルー「極楽に案内してくれるんなら、ホテルも期待出来るよね!」
キース 「俺にどうしろと!?」
Aブルー「素敵なホテルを選んでくれればいいんだよ!」

予算の心配はしないでいいから、と太っ腹。

Aブルー「お金はノルディが出してくれるし、君は手配だけ!」
キース 「そっちもノルディに任せておけばいいだろう!」

あいつはプロだ、というのがノルディで、エロドクターで大金持ち。

キース 「それにゲイだし、あんたに御執心だしな!」
Aブルー「プロもいいけど、素人さんのチョイスも捨て難いしねえ…」
キース 「は?」
Aブルー「兄貴シリーズの監督のDVDで開眼したんだよ!」

流石は公爵が贔屓にしているAV監督、とウットリと。

Aブルー「素人さんの本番がウケる世界が素敵でさ…」
キース 「兄貴シリーズはプロだと思うが?」
シロエ 「CDが出ているくらいですしね…」
Aブルー「それなんだけどね、さりげなく入っているんだよ!」

無理なく自然に作品の中に、と語られ始めるイヤンな世界。

Aブルー「兄貴が公園で覗き見するとか、そんな感じで!」
一同  「「「公園!?」」」
Aブルー「植え込みの中とか、色々あるしね!」

隠れてセックスに励める場所は、とニコニコニッコリ。

Aブルー「そういう所で素人さんが本番中でさ…」
キース 「…俺は、その道に興味は無いが?」
Aブルー「だからこそだよ、素人だろう?」

ホテルのチョイスも任せて楽しみ、と満面の笑顔。

Aブルー「ノルディだと趣味に走りまくって手配するしさ…」
キース 「あんたには似合いのホテルだろうが!」
Aブルー「それじゃ刺激が足りないんだよ!」
シロエ 「…刺激ですか?」
Aブルー「イケナイことをしている感じが…」

欲しいんだよねえ、とキース君をチラ見。
どんなホテルを手配しろと?

2016/04/18 (Mon)

 

☆イケナイのを希望


今年度もよろしくパーティー中の所へ、やって来たのがソルジャーで。
キース君にホテルの手配を頼みたいそうで、刺激がどうとか。

Aブルー「セックスの醍醐味は色々あるけど、後ろめたいのも…」
キース 「そういう玄人向けの世界は知らん!」

素人向けでもサッパリなのに、という反論。

キース 「あんたの期待に応えられる気は全くしないが!」
Aブルー「そうでもないと思うけど…。イケナイことだよ?」

其処がポイント、とキース君の顔をまじまじと。

Aブルー「阿弥陀様から遠い蓮の花を、君にお願いしてるよね?」
キース 「妙な注文だが、頼まれたら仕方ないからな…」
Aブルー「ヒントはそれだよ、阿弥陀様の視線があったりすると…」
シロエ 「後ろめたいというわけですか?」
Aブルー「ぼくはともかく、ぼくのハーレイがね!」

見られていると意気消沈なタイプだから、と毎度の解説。

Aブルー「つまりセックスはイケナイこと、という括りでさ…」
ブルー 「分かってるんなら、少しは控えて欲しいんだけどね?」

話題も含めて、と生徒会長。

ブルー 「君が出て来ると大いに迷惑なんだよ、ぼくたちは!」
Aブルー「だからキースが担当するって聞いたけど?」

ぼくたちのガイドも全部キース、と話を聞いていた模様。

Aブルー「まずはホテルの手配から! 素人さんの良さを生かして!」
キース 「…ホテル・アルテメシアのスイートでいいか?」
Aブルー「ダメダメ、そんな定番のトコは!」

後ろめたい感じもしないじゃないか、と不満そうな顔。

Aブルー「イケナイ感じを味わいたいと思ってるのに…」
キース 「極楽の蓮を希望だったら、そっちに行って欲しいんだが!」
Aブルー「まだまだ長生きする予定だから、それは困るよ!」
キース 「なら、どういうのがいいと言うんだ!」
Aブルー「阿弥陀様つきのホテルとか…」
一同  「「「阿弥陀様!?」」」

どんなホテルだ、と一同、ビックリ仰天。
阿弥陀様つきって…?

2016/04/19 (Tue)

 

☆阿弥陀様のホテル


ソルジャー夫妻はキース君が担当すべし、と唱えるシャン学メンバー。
噂をすれば出て来たオチで、阿弥陀様つきのホテルの手配を希望。

Aブルー「せっかくだからね、生きてる間にも極楽気分で!」
キース 「何処のホテルでも極楽だろうが!」

あんたの論法で行くんならな、という反撃。

キース 「夫婦で泊まれば何処でも極楽、違うのか!?」
Aブルー「セックスだけなら、そうなんだけど…。昇天だしね!」
キース 「なら、阿弥陀様は必要なかろう!」
Aブルー「極楽気分を味わいたい、って言ってるじゃないか!」

阿弥陀様の視線を感じながらのイケナイ時間、とニコニコと。

Aブルー「離れた所の蓮の上だよ、そういう気分で一発だよ!」
キース 「き、貴様…!」

いっぺん死んで来やがれ、と怒鳴る副住職。

キース 「死ねば極楽に直行だからな、南無阿弥陀仏の心でな!」
サム  「うんうん、お念仏を唱えりゃ誰でも行けるしよ…」
Aブルー「長生きしたいって言った筈だよ、死ぬ気は無いから!」

でも阿弥陀様のいらっしゃる所で一発なのだ、とグッと拳を。

Aブルー「丁度いい距離感のホテルがあってさ…」
キース 「知っているなら、予約をすればいいだろう!」
シロエ 「そうですよね…。キース先輩に頼む必要は…」
スウェナ「ほら、ガイドに決まったからじゃないの?」

お浄土ガイドのプロなんだから、と言われて納得、シャン学メンバー。

シロエ 「そっちでしたか、それならキース先輩ですね」
ジョミー「初仕事だよね、頑張って!」
マツカ 「予算の心配は無いそうですから、大丈夫ですよ」

エロドクターなら破格のホテルだって、と御曹司も保証。

マツカ 「きっと任せて安心です。キースは予約をするだけで」
キース 「本当に俺の仕事になるのか?」
Aブルー「君なら間違いないからね!」
キース 「仕方ない…。ホテルの名前を教えてくれ」

あくまで予約だけだからな、と言ってますけど。
本当にそれだけで済みますか…?

2016/04/20 (Wed)

 

☆ガイドのお仕事


お浄土ガイドのプロだから、とキース君の担当らしいソルジャー夫妻。
初仕事は阿弥陀様なホテルの予約で、引き受けざるを得ない状況で。

Aブルー「ホテルの名前を言えば予約をしてくれるんだね?」
キース 「くどいようだが、其処までだぞ?」
Aブルー「現地までの案内もお願いしたいんだけど…」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「ほら、色々とあるだろう? チェックインとか!」

そういうのもガイドの仕事なんじゃあ…、という話。

Aブルー「ぼくたちは全く分かっていないし、やってくれても…」
キース 「遠い所じゃないだろうな?」
シロエ 「キース先輩、その辺は心配要りませんよ!」

瞬間移動がありますからね、と他人事のノリ。

シロエ 「チェックインくらいは、仕事ってことでいいでしょう?」
スウェナ「食事の手配もしてあげるべきよ、プロのガイドでしょ?」
キース 「お前ら、俺をどうする気だ!」
ジョミー「これからは全部、任せておこうってコトになったしさ…」
サム  「頑張ってくれよな、俺たちはトンズラするからよ」

スッポンタケもドクツルタケも纏めて頼むぜ、と逃げの態勢。

キース 「そ、そんな…」
ブルー 「君が諸悪の根源だしねえ、初仕事は大いに頑張りたまえ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ガイドさんデビューだね!」

行ってらっしゃぁーい! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も手をブンブン。

ぶるぅ 「お弁当とかが要るなら言ってね、用意するから!」
キース 「頼む、追い込まないでくれ…!」

添乗員までは御免蒙る、とガクガクブルブル。

キース 「あくまで予約とチェックインまでだ、そういうことで…!」
Aブルー「仕方ないねえ、初仕事だから許そうかな…」
キース 「是非、許してくれ!」

それで何処だ、と改めて質問。

キース 「あんたが泊まりたいホテルの名前は、何と言うんだ?」
Aブルー「それなんだけど…」

名前が謎で、という返事。
いったい、何処で見付けて来たホテルだと…?

2016/04/21 (Thu)

 

☆ホテルの名前は


お浄土ガイドのプロなのが坊主、キース君が担当するソルジャー夫妻。
初仕事は阿弥陀様なホテルの予約ですけど、ホテルの名前が謎だとか。

キース 「名前も分からないホテルは予約出来んぞ」
シロエ 「そうですねえ…。其処は大事な所ですよね」
サム  「電話番号とかは知らねえのかよ?」
Aブルー「そっちの方も謎なんだよねえ…」

困ったことに、と言われましても。

キース 「まさか、本物のお浄土ではないだろうな?」
ジョミー「あー! そっちだったら、電話があるわけないもんね!」
シロエ 「阿弥陀様から一番遠い蓮の花の上ってことですか?」

そういう場所ならホテルの名前もありませんよね、と納得中。

シロエ 「でも、キース先輩ならプロですから!」
サム  「きちんと送ってくれると思うぜ、お念仏でよ」
Aブルー「死ぬ気はないって言ってるだろう!」

お浄土になんか行かないから、と仏頂面。

Aブルー「キースなら予約は簡単なんだよ、そのホテルはね!」
キース 「待て、璃慕恩院の直営のヤツか!?」
ジョミー「ぼくとサムが修行体験ツアーの初日に行くトコ!?」
サム  「そういや、初日の晩飯、会館だよな…?」
シロエ 「なんですか、その会館って?」
ブルー 「忘れたのかい? キースの道場入りの時にさ…」

最終日に出迎えに行った時にホテルがあっただろう、という説明。

ブルー 「基本は信者さん向けで、でも観光客もオッケーの…」
シロエ 「そういえば…。あそこなら阿弥陀様に近いですね」
サム  「お膝元とも言うくらいだぜ」
キース 「あ、あそこは流石に…」

紹介したら俺の命がヤバイ、と顔面蒼白。

キース 「俺の名前も面も割れてるし、場合によっては…」
Aブルー「ヤバイことになるっていうのかい?」
キース 「あんたが謹んでくれるんだったら、大丈夫だがな!」
Aブルー「何を言うかな、イケナイことをしに行くんだよ?」

慎むなんて、という発言。
キース君、真面目にピンチですか?

2016/04/22 (Fri) 

 

☆好みのホテルは


お浄土ガイドのプロなばかりに、キース君が請け負うソルジャー夫妻。
阿弥陀様に近いホテルを予約したいとか、けれども場所が問題で。

キース 「頼む、あの会館だけはやめてくれ!」
Aブルー「そんなにマズイ場所なのかい?」
キース 「普通の観光客なら問題は無いが、あんたの場合は…」

泊まったが最後、何をやるかが心配すぎる、とガクブルと。

キース 「ただ泊まるだけじゃないというのは明らかだからな!」
Aブルー「そうだよ、せっかく泊まるんだから! イケナイことを!」

後ろめたい気分でエッチな時間、とウットリと。

Aブルー「阿弥陀様から遠い蓮の花にいるつもりでさ!」
キース 「それが困ると言っているんだ!」
Aブルー「…セックスは禁止じゃないだろう?」

ホテルなんだし、という質問。

Aブルー「それ専門のホテルじゃなくても、ホテルなんだしね?」
キース 「…た、多分、禁止されてはいないだろうが…」

宿泊約款に明記されてはいないだろうが、とタラリ冷汗。

キース 「しかし、慎むのが筋というもので!」
Aブルー「いいけどね…。ぼくが泊まりたいのは其処じゃないから」
キース 「なんだって?」
Aブルー「そんな面倒なホテルはどうでもいいんだよ!」

もっと融通が利くホテルが好み、とニンマリ。

Aブルー「キースさえいれば、色々便利に泊まれるからねえ…」
キース 「…あんた、俺とマツカを間違えてないか?」

宿泊担当はマツカなんだが、と真面目な返事。

キース 「あちこちに別荘を持っているのはマツカだぞ?」
シロエ 「そうですねえ…。この国だけじゃないですもんね」
ジョミー「下手なホテルよりゴージャスだよね?」

ホントに間違えているのかも、と視線が集中してますけれど。

Aブルー「間違えてないよ、阿弥陀様つきのホテルだよ?」
サム  「あー…。それはマツカの担当じゃねえな」
キース 「しかしだな!」

俺はホテルは持っていない、と正論が。
ただの副住職ですしね?

2016/04/23 (Sat)

 

☆確かにあります


お浄土ガイドのプロなら出来る、とキース君の担当なソルジャー夫妻。
初仕事は阿弥陀様つきのホテルの予約で、融通が利くそうですけれど。

キース 「俺が持っているのは住職の資格というヤツだけだ!」
Aブルー「そうでもないと思うけど?」
シロエ 「でもですね…。キース先輩は本当にホテルと無縁ですよ?」

ただの坊主に過ぎませんから、とシロエ君も。

シロエ 「阿弥陀様つきのホテルにしたって、持ってませんよ」
マツカ 「ぼくの父も持っていませんが…。そういうホテルは」
Aブルー「キースも個人的には持っていないね、言われてみれば」
キース 「璃慕恩院の会館は絶対お断りだぞ!」
Aブルー「ぼくも要らないと言ったよ、其処は」

もっと気楽なホテルが好み、とキース君の方を見てニコニコと。

Aブルー「君の家にもある筈だよ! 立派なホテルが!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「阿弥陀様つきのホテルのことだよ、ほら、境内に!」

泊まれる施設があるじゃないか、という指摘。

Aブルー「部屋にお風呂はついてないけど、立派なのが!」
キース 「そ、そいつは、もしかしなくてもだな…!」
サム  「アレかよ、元老寺の宿坊かよ?」
Aブルー「そう、それ、それ! その名前がさ…」

出て来なくってね、と振っている頭。

Aブルー「ぼくの世界には無いものだから…。お寺も、それも」
キース 「あんた、宿坊に泊まる気か!?」
Aブルー「正確には、ぼくとハーレイがね!」

夫婦で泊めて欲しいんだけど、という注文。

Aブルー「食事は食堂って決まりだよねえ、其処を部屋食!」
一同  「「「部屋食!?」」」
Aブルー「選べるホテルもあるじゃないか! そういうのが!」

頼めば部屋で食事なサービス、と妙に詳しいホテル事情。

Aブルー「ルームサービスとは違った感じで、部屋で和食で…」
シロエ 「ありますね…」
キース 「待ってくれ!」

勝手に話を進めないでくれ、とアタフタと。
宿坊ですか…?

2016/04/24 (Sun)

 

☆仕出しでお願い


お浄土ガイドのプロなんだし、とキース君が任されたソルジャー夫妻。
なんと元老寺の宿坊に宿泊希望で、食事は部屋食がいいのだそうで。

Aブルー「お金だったら払うから! 別料金でも、高くてもね!」
キース 「そ、そういう問題ではなくてだな…!」
Aブルー「精進料理しか出ないんだったら、仕出しもいいねえ…」

頼めば手配出来そうだけど、とニコニコと。

Aブルー「ほら、料理人ごと貸し出すサービスもあるらしいしさ!」
マツカ 「ありますね…。ぼくの家でも、たまにお願いしますよ」

大切なお客様のおもてなしにはプロの和食で、と御曹司。

マツカ 「海外からのお客様だと、とてもお喜びになりますし…」
Aブルー「あれはキッチンがあれば来てくれるんだよね?」
マツカ 「そうですね。頼めば器も全部持って来て下さいますから」

用意する物は何もありませんね、と流石のスキル。

マツカ 「お任せでいけば、出来上がった料理を食べるだけです」
Aブルー「こっちから注文も出来るのかい?」
マツカ 「ええ。この器でとか、こういう食材でとか…」

プロだけに応えてくれますよ、という答え。

マツカ 「献立も色々検討出来ます、早めに注文しておけば」
Aブルー「いいねえ、それじゃ極楽っぽい料理も頼めるんだね?」
マツカ 「法事用ではない…ですよね?」
Aブルー「極楽の蓮のイメージで頼みたいんだけれど…」
マツカ 「そういう注文もアリですよ」

料理人の腕の見せ所です、と御曹司トーク。

マツカ 「こだわりの注文に、どう応えるかで腕を問われますから…」
Aブルー「だったら、それでお願いしようかな?」

其処のキースに、と視線をチラリ。

Aブルー「部屋食で、ついでに仕出しなコースで!」
キース 「あんた、宿坊の厨房を貸し切るつもりか!?」
Aブルー「お金さえ払えばいいんだろう?」
キース 「し、しかしだな…!」

宿坊をやっているのは俺ではなくて…、とガクブルと。
元老寺の経営ですもんね?

2016/04/25 (Mon)

 

☆部屋食もお任せ


お浄土ガイドのプロなばかりに、キース君が担当するソルジャー夫妻。
元老寺の宿坊に宿泊希望で、プロの料理人を呼んで料理をさせるとか。

Aブルー「君が経営していなくてもさ、あそこは君の家だろう?」
キース 「俺は宿坊には住んでいないが!」
Aブルー「そんなことは百も承知だよ! でも元老寺は…」

君の家だよね、と容赦ない視線。

Aブルー「だから境内の宿坊だって! 君の家には違いないかと!」
キース 「そ、それは…。しかし、だからと言って…」
Aブルー「急には予約出来ないとでも?」
キース 「ま、まあ…。ああ見えても、ウチの宿坊は地味に人気で…」

予約が入っていない日は滅多に無い、と悪い顔色。

キース 「他のお客様にも迷惑になるし、厨房を貸すというヤツは…」
Aブルー「それは料理を作れなくなるという意味で?」
キース 「当然だろうが、宿坊の厨房はお客様用のヤツなんだ!」
Aブルー「なんだ、それなら心配ゼロだよ! ドンと任せて!」

他のお客様にも高級料亭の味を用意でいいだろう、と極上の笑み。

Aブルー「何人泊まるのか教えてくれれば、そっちの分も!」
シロエ 「もしかして、おごるわけですか!?」
Aブルー「そうだけど? もちろん、そっちも部屋食でね!」

最高の料理は部屋食でこそ、と妙なこだわり。

Aブルー「マツカ、配膳のプロも頼めるよね? その仕出し!」
マツカ 「もちろんです。お客様のご要望に応えてこそです」
Aブルー「ほら、部屋食の方も解決だよね!」

だから是非とも宿坊を…、と膝をズズイと。

Aブルー「ぼくとハーレイを泊めてくれればいいんだよ!」
キース 「あんたのやることが迷惑なんだが!」
Aブルー「食事の手配はプロがするから、大丈夫!」
キース 「狙いは別にあるんだろうが!」
Aブルー「そうだよ、イケナイことをしなくちゃ!」
キース 「宿坊を何だと思ってるんだ!」

御本尊様を舐めているのか、と睨んでますけど。
その御本尊様が阿弥陀様ですよ?

2016/04/26 (Tue)

 

☆若い人にも人気


お浄土ガイドのプロ認定で、キース君の担当になったソルジャー夫妻。
元老寺の宿坊に泊まりたいとかで、プロの料理人を呼んでの部屋食。

キース 「一万歩譲って、部屋食とやらが精進料理でなくてもだ…!」
Aブルー「精進料理が基本なのかい、宿坊は?」
キース 「あんた、本当に何だと思っているんだ、宿坊を!」
Aブルー「お寺のホテルっていうヤツだろう? …阿弥陀様つきの」

お金を払えば誰でも泊まれて、夫婦だったらイケナイことも…、と。

Aブルー「布団だろうけど、ヤることは何処でも出来るしね!」
キース 「御本尊様がいらっしゃるんだぞ、慎むのが筋だ!」
Aブルー「それって、宿泊約款とやらに書いてあるわけ?」
キース 「うっ…」

グッと詰まった副住職。

Aブルー「ほらね、やっぱり書いてないんだ、セックス禁止とは!」
キース 「其処の所は推し量れというスタンスで!」
Aブルー「でもさ、中にはヤッてる人も…。いると思うよ?」

一般のお客さんも泊まるのなら、と鋭いツッコミ。

Aブルー「若いカップルだったら、エッチだって!」
シロエ 「…絶対に無いとは言い切れませんね…」
サム  「宿坊はお得に泊まれるっていう認識だしよ…」
スウェナ「若い人にも地味に人気よね、クオリティの割に安いから」
ブルー 「おもてなしの心で、安く設定するからね…」

よろしかったら仏の道も覗いて下さい、という精神だそうで。

ブルー 「値段が高いと、素人さんに敬遠されちゃうし…」
シロエ 「それで宿坊は安いんですか!」
サム  「仏の道に親しむ切っ掛けになれば、坊主も嬉しいしよ…」
スウェナ「元老寺のも、学生さんとかが泊まってるわよね?」

学生以外でも若い人たちは多い筈よ、とイヤンな証言。

スウェナ「カップルもいると思うけど…」
キース 「今の流れで言わないでくれ!」
Aブルー「いるってわけだね、ヤリたい盛りの人たちも!」

全く問題無いじゃないか、と満面の笑顔。
ヤバイんじゃあ…?

2016/04/27 (Wed) 

 

☆宿坊をよろしく


お浄土ガイドのプロだから、とキース君が引き受けたソルジャー夫妻。
元老寺の宿坊に泊まってイケナイことを、という注文で。

Aブルー「若いカップルがヤッてるんなら、ぼくたちだってね!」
キース 「頼むから、俺の立場も考えてくれ!」
Aブルー「立場って…。ぼくたちがヤッてるかどうかってことは…」

君には関係ないんじゃあ…、という質問。

Aブルー「監視カメラが部屋にあるなら、別だけれどさ」
サム  「おい、そういうのがついてるのかよ?」
キース 「いや、無いが…。お客様のプライバシーもあるから」
Aブルー「だったら、誰にも分からないじゃないか! 部屋の中は!」

ぼくとハーレイが熱くヤッてても、問題無し! とキッパリと。

Aブルー「声が漏れるとヤバイんだったら、シールドするしね!」
キース 「そこまでしようと言うのか、あんた!?」
Aブルー「極楽気分を味わえるんだよ? 阿弥陀様から遠い蓮の花!」

其処でエッチな時に備えて今から練習、とニコニコニッコリ。

Aブルー「ぼくのハーレイはヘタレだからねえ、予行演習も必要だよ」
キース 「そのために宿坊に泊まりたいと!?」
Aブルー「決まってるじゃないか、せっかく君がいるんだから!」

もう最強のガイドだよね、と決め付ける姿勢。

Aブルー「とにかく予約の方をよろしく! それと部屋食!」
キース 「本当に俺の立場がヤバイんだが!」
Aブルー「何を言うのさ、どうせ元からヤバイじゃないか!」

スッポンタケの件がバレたら死亡なんだし、と強烈な台詞。

Aブルー「それは黙っておいてあげるから、宿坊をね!」
キース 「あんた、親父にチクる気なのか!?」
Aブルー「宿坊に泊めてくれないならね!」

ブルーのふりをしてチクるまでだ、と怖すぎる脅し。

Aブルー「見た目じゃ区別がつかないからねえ…」
シロエ 「それは言えてますね」
Aブルー「ね、強いだろう?」

宿坊の件も直訴って手も…、とニヤニヤと。
銀青様なら断れませんね?

2016/04/28 (Thu)

 

☆宿坊に泊まると


お浄土ガイドのプロなキース君、ソルジャー夫妻を引き受ける羽目に。
元老寺の宿坊に泊まりたいとかで、部屋食を希望だと我儘放題で。

Aブルー「ぼくがブルーのふりをすればさ、宿坊だって楽勝だよね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 泊まっても何もしなくていいしね!」

お勤めの時だけ顔を出せば…、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「それも座っているだけでいいし、楽チンだよ!」
Aブルー「えっと…。お勤めって?」
ブルー 「宿坊だからね、朝と夕方にはお勤めなんだよ、本堂で」

一般の人はスルーでいいけど、ぼくの場合は高僧だから、という解説。

ブルー 「アドス和尚だけじゃないしね、ぼくの正体を知ってる人は」
シロエ 「そういえば…。宿坊の職員さんも御存知ですよね」
ブルー 「大晦日には、毎年お世話になってるからね」
Aブルー「ちょ、ちょっと待ってよ! ぼくが君のふりをしたら…」
ブルー 「本堂に最高の席を用意して貰えるけれど?」

座ってるだけでいいんだけどね、とニコニコと。

ブルー 「三十分ほど正座してれば、それでオッケー!」
Aブルー「せ、正座って…。そのお勤めは必須なわけ?」
ブルー 「一般のお客さんなら、スルーしたって大丈夫だけど…」
キース 「銀青様のお越しとなったら、親父も大いに張り切るな」

まさか、あんただとは気が付くまい、とキース君もニヤリ。

キース 「是非、泊まってくれ! 手配するから」
シロエ 「ぼくも一緒に泊まりたいです、お願いします!」
サム  「おい、正気かよ? あんなのと泊まったら地獄だぜ?」
シロエ 「でもですね…。最高の部屋食がセットですよ?」

他のお客さんにもサービスだと言っていましたから…、と。

シロエ 「お勤めくらいは慣れてますしね、此処はグルメで!」
ジョミー「そっか、そういうことになるよね、同じ日に泊まれば!」
Aブルー「え、えっと…?」

朝晩のお勤めな上に、シロエも来るわけ、とソルジャー、丸い目。
さて、どうなる?

2016/04/29 (Fri)

 

☆宿坊の落とし穴


お浄土ガイドのプロだから、とキース君の担当らしいソルジャー夫妻。
元老寺の宿坊に泊まりたいとかで、只今、暴走中ですけれど。

Aブルー「泊まったら本堂で正座させられて、シロエも来るって?」
スウェナ「私も行くわよ、高級料亭の味でお部屋食でしょ?」
ジョミー「ぼくも泊まるよ、お勤めがセットでも、お得だしね!」
サム  「俺だって! お勤めは元から慣れてるしよ…」
マツカ 「ぼくも行きます、せっかくですから」

合宿気分で盛り上がりましょう、とマツカ君も。

マツカ 「料亭の紹介は任せて下さい、ぼくにも責任はありますしね」
サム  「あー…。ドクツルタケとの御縁の方かよ」
ジョミー「マツカの身バレが原因だしね…」
キース 「よし! つまり全員、宿坊に宿泊希望なんだな?」

是非来てくれ、と俄然、張り切る副住職。

キース 「眺めのいい部屋を用意するから、楽しんでくれ!」
Aブルー「…ぼくは正座をさせられるのかい?」
ブルー 「そうなるだろうね、ぼくにしか見えない限りはね!」

アドス和尚も宿坊の人も、丁重に扱ってくれるだろう、という発言。

ブルー 「お寺ライフもいいものだよ。阿弥陀様だっておいでだし…」
キース 「御本尊様に一番近い席がブルーのポジションだからな」

其処で正座を三十分だ、と大真面目な顔。

キース 「それで、いつ来るんだ? ゴールデンウィークか?」
Aブルー「正座をしないで済むコースは?」
キース 「生憎と無いな、あんたの顔がソレな限りはな!」
Aブルー「サイオニック・ドリームで他人のふりは?」
キース 「その場合は、あくまで他人だからな…」

ガイドも出来んし、優遇も出来ん、とキッパリと。

キース 「それで良ければ予約を受けるが」
Aブルー「部屋食は無しになるってことかい?」
キース 「優遇する理由が無い以上はな」
Aブルー「それだと、ちっとも嬉しくないから!」

宿坊は嫌だ、という絶叫。
断って貰えて万歳の声が響き渡る中、中継終了~。

2016/04/30 (Sat)





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