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ジョミー君が恵方巻に託した願いは、切実さが足りず門前払いの様相です。
とはいえ、生徒会長が言うには「神様は気紛れ」。
もしかしたら坊主祈願をされた神様が「坊主になれない」ようにするかも。
ジョミー「そっちに望みをかけるしかないよ。四ヶ所でお願いしたんだし」
キース 「坊主の道も悪くはないと思うんだがな…」
ブルー 「酔っ払う度に坊主宣言するかもね。今後に期待しておくさ」
サム 「俺と一緒に修行しようぜ。どっちが先に緋色の衣か競争で!」
シロエ 「キース先輩も負けていられませんね。頑張って下さいよ」
キース 「もちろんだ。…しかしブルーには一生勝てん」
ブルー 「年功序列の世界だしねえ…。おまけに緋色の上は存在しないし」
ハーレイ「ジョミーも緋色を目指すのか?」
ブルー 「そこが神様次第なんだよ。まずは坊主にならないと」
ハーレイ「坊主宣言を撤回し損ねた以上、坊主の道を極めたらどうだ?」
それも一つの生き方だ、と教頭先生。
一番福をゲットするべく恵方社の前で順番取りをなさったのですし、福を
ガッツリ掴んで欲しいと思ってらっしゃるみたいです。
ハーレイ「しかしアレだな、坊主と柔道は似ているな」
ブルー 「どの辺がさ?」
ハーレイ「私が柔道十段なのは知ってるだろう? 十段の帯は赤帯だ」
ブルー 「ああ、赤系が最高って所が似てるんだね。ちょうど良かった」
ハーレイ「は?」
ブルー 「赤か青かで迷ったんだよ。結局、赤にしたんだけれど」
ハーレイ「何の話だ?」
ブルー 「ぶるぅ、アレを持ってきてくれるかな」
ぶるぅ 「かみお~ん♪」
トコトコと走って行った「そるじゃぁ・ぶるぅ」が持ってきたものは。
ブルー 「赤帯と一文字違うだけだし、問題無いだろ?」
ハーレイ「こ、これを私にどうしろと…」
ブルー 「節分と言えば豆まきなんだよ。鬼がいなくちゃ話にならない」
鬼のお面に虎の皮のパンツ、真っ赤な色の肉襦袢。
赤帯ならぬ赤鬼を振られた教頭先生の運命や如何に?
