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シャングリラ学園つれづれ語り

☆兄貴と行きたい


兄貴な世界と縁が深すぎた、お坊さんの世界という所。
お蔭でソルジャーが憧れまくりで、お稚児さん気取りで行きたいバー。

Aブルー「お坊さんな兄貴がいなかったとしても、兄貴は色々!」
キース 「俺が法衣で出掛けて行ったら、兄貴がやって来るんだな?」
Aブルー「そうだよ、お稚児さんなぼくを目当てにね!」

お坊さんの世界で色々なプレイを覚えたお稚児さん、とウットリと。

Aブルー「そして寛大な兄貴のお蔭で、バーに遊びに行けるんだよ!」
キース 「俺は大人の余裕が溢れる兄貴というわけか…」
Aブルー「ぼくを遊ばせてくれるんだものね、そうなるってば!」
シロエ 「…キース先輩もモテそうですね?」
Aブルー「モテるだろうけど、キースが嫌なら断るだけだし!」

出来る兄貴は自分を安売りしない、という台詞、再び。

Aブルー「趣味でもない子と遊ぶくらいなら、一人でお酒!」
キース 「そういうことなら、俺に危険は及ばんか…」
Aブルー「大丈夫! ぼくだけ遊んで、キースはお酒を楽しめば!」

いいお酒も揃っているらしいから、と情報集めもバッチリな人。

Aブルー「だから行こうよ、25日でどうだろう?」
キース 「…断った時はどうなるんだ?」
Aブルー「アドス和尚にスッポンタケのことをバラそうかな?」
キース 「そのネタで俺を脅す気か…!」
Aブルー「有効活用しないとね? せっかくの仏様だから」

スッポンタケは偉大な仏様だよ、と指を一本立てまして。

Aブルー「25日に頼めるかな? お浄土ガイド!」
キース 「本当に俺は無事に帰って来られるんだろうな?」
Aブルー「自分を安売りしなかったらね!」

安売りしたいなら、ご自由に、と。

Aブルー「お坊さんな兄貴は、きっと人気も高いから…」
キース 「俺は御免だ!」
Aブルー「だったら、出来る兄貴は黙ってお酒!」
キース 「あんたが一人で遊ぶんだな?」

俺はあんたを遊ばせてやる兄貴なのか、と深い溜息。
兄貴にされるんですものね?


2016/06/16 (Thu)

 

☆兄貴と行かなきゃ


実は昔から兄貴がいたらしいのが、お坊さんの世界という所。
お寺によっては今もいるとか、憧れたソルジャーが目指す兄貴なバー。

Aブルー「キースは、ぼくの寛大な兄貴! 出来る兄貴は余裕だよね」
シロエ 「安売りしなくて、ガッつかないのが理想ですね?」
Aブルー「そういうことだね、キースの株もグンと上がるよ!」

遊び慣れてる兄貴ってコトで、とニコニコニッコリ。

Aブルー「黙ってお酒を傾けていればいいんだよ! 誰が来ようと!」
キース 「どんなのがやって来ると言うんだ…?」
Aブルー「ぼくと遊んでる兄貴の連れだとか…。他にも来るかも」

なにしろ出会いの場所だから、と出て来た言葉が「ハッテン場」。

Aブルー「その道の人たちが出会う場所だよ、だからキースにも!」
シロエ 「声がかかるというわけですか…」
Aブルー「お坊さんの世界から来た兄貴だしね、きっと大人気!」
キース 「俺はモテたくはないんだが…!」
Aブルー「お喋りだけでもしてあげるんだね、言葉少なに」

出来る兄貴は、そういう所もソツがないもの、と。

Aブルー「自分を安売りしない代わりに、話し相手はしないとね!」
キース 「何を話せと!?」
Aブルー「お坊さんは喋りのプロだろう? 法話とかさ!」
ブルー 「まあね、キースも法話のスキルがゼロではないね」

法話も出来ない坊主はモグリ、と断言。

ブルー 「法話で食べてるお坊さんには敵わなくてもさ…」
サム  「まるで喋れねえってことはねえよな、副住職だしよ…」
Aブルー「そういう喋りでいいんだよ! お寺から来た兄貴だし!」

普段の調子でトークよろしく、と。

Aブルー「いいかい、25日だからね!」
キース 「決定なのか、その話は!?」
Aブルー「うん、先月のリベンジだよ! 法衣でよろしく!」
キース 「断ったら、アレか?」
Aブルー「そうだよ、スッポンタケのことをバラすよ?」

アドス和尚は怒るだろうねえ…、という脅し。
後が無さそうですね?


2016/06/17 (Fri) 

 

☆そっくりさんだけに


お坊さんの世界に昔からいた、兄貴という恐ろしい存在。
それがソルジャーの憧れだそうで、キース君連れで目指す兄貴なバー。

Aブルー「スッポンタケの件をバラす時には、ブルーのふりだよ!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「アドス和尚は知らないからねえ、ぼくのことなんか!」

顔を出したら、自動的にブルーと勘違いだ、と正論が。

Aブルー「お坊さんの世界の専門用語は分からないけど、適当に!」
シロエ 「あー…。会長なんだと思い込むでしょうしね、アドス和尚」
サム  「キースが勝手に戒名を出した、って言うだけでもよ…」
スウェナ「頭からまるっと信じるわよねえ、銀青様のお言葉だもの」

その光景が見えるようだわ、とスウェナちゃん。

スウェナ「本当ですかな、って訊くのよ、きっと」
Aブルー「ぼくは答えるだけってね! 院殿号を出したんだ、って!」
サム  「もうそれだけで最終兵器ってヤツだぜ、うん」
ブルー 「いったい誰に出したんです、とも訊くだろうねえ…」

どういう戒名をつけたのかも、と生徒会長、合掌を。

ブルー 「そしてブルーが答えるわけだよ、スッポンタケだと!」
Aブルー「もちろんだよ! 倫王院殿法界善根大居士ってね!」
一同  「「「うわー…」」」

生徒会長がソレを言ったら、アドス和尚は疑わないだけに…。

サム  「キース、間違いなくブチ殺されるぜ…」
マツカ 「どう考えても、そのコースですね…」
シロエ 「キース先輩の命日になってしまうんですよ…」

バレたその日が、とシロエ君が唱える南無阿弥陀仏。

シロエ 「命日を回避したいんだったら、ガイドするしかないですよ」
Aブルー「この前みたいに、もう最高の服で頼むよ!」
キース 「せめて衣と言ってくれ! それにお袈裟だ!」
Aブルー「なんでもいいけど、ガイドしてくれるわけ?」
キース 「スッポンタケの件をバラされるよりは…」

兄貴なバーだ、と固めた決意。
25日にお出掛けですかね、ソルジャーと?


2016/06/18 (Sat)

 

☆バレたら死ねます


ずっと昔からお坊さんの世界に生息していた、兄貴と呼ばれる人種。
ソルジャーがそれに魅せられたせいで、キース君がガイドすることに。

キース 「仕方ない…。背に腹は代えられないからな」
Aブルー「行ってくれるんだね、兄貴が来るバーに! ぼくと一緒に」
キース 「断った時は、スッポンタケを親父にバラすんだろうが!」
Aブルー「そうだよ、ブルーになりきってね!」

その日が君の命日になるわけだよね、と怖すぎる脅し。

Aブルー「それが嫌なら、25日にガイドよろしく!」
キース 「承知した。…その代わり、親父にはバラすなよ?」
Aブルー「スッポンタケのことは言わないよ! 誓って言わない!」

ぼくのシャングリラにかけて言わない、と誓ってますけど。

キース 「そっちの件もだが、ガイドの方もだ!」
シロエ 「あー…。バレたら確実に死ねますよね、それ」
サム  「そうかあ? アドス和尚も遊んでるじゃねえかよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ パルテノンのお店がお気に入りだよね!」

舞妓さんとかも呼んじゃって、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も知る実情。

ぶるぅ 「キースがやっても大丈夫! ブルーも遊んでるんだから!」
キース 「遊ぶだけならいいんだが…。問題は俺の衣なんだ!」
サム  「お袈裟を持ち出す方だったのかよ…。そりゃ死ねるよな」
Aブルー「バレたらとてもヤバイのかい?」

あのキンキラキンの布切れが、とソルジャーが丸くしている目。

Aブルー「とても派手だから、あれでお願いしたいんだけど…」
キース 「そうして欲しいなら、黙っていてくれ! 親父には!」

俺が着られるお袈裟は地味だ、という説明。

キース 「親父くらいの年にならんと、ド派手なのはだな…」
サム  「着られねえんだよ、坊主の世界は厳しいからよ」
Aブルー「分かった、君の秘密は守るよ」
キース 「それもシャングリラに誓ってくれ!」

あんたの世界のシャングリラにな、という念押し。
誓えば契約成立ですね?


2016/06/19 (Sun) 

 

☆シャングリラに誓え


お坊さんの世界に遥か昔から生息している、兄貴という恐ろしい人種。
それに魅せられてしまったソルジャー、希望はキース君とのお出掛け。

Aブルー「ぼくのシャングリラにかけて誓えばいいんだね?」
キース 「俺がお袈裟を持ち出したことを、親父にバラさないとな!」

それからバーで遊んだことも、とキース君が挙げている条件。

キース 「でないとガイドしてやらないから、今すぐに誓え!」
Aブルー「もちろんだよ! ぼくのシャングリラにかけて!」

キースの秘密と名誉は守る、と高らかに宣言。

Aブルー「これでいいのかな、25日に出掛ける件は?」
キース 「スッポンタケのせいで、俺には後が無いからな…」
サム  「院殿号がバレたら死ぬしかねえよな、キース…」
シロエ 「自業自得と言いますけれどね、スッポンタケの戒名は…」

巻き込まれた方は災難ですけど、とブツブツと。

シロエ 「ぼくたちの日頃の苦労を分かって下さい、兄貴なバーで!」
スウェナ「いいわね、うんと苦しめられるといいんだわ」
ジョミー「お酒を飲みながらトークだっけ?」
マツカ 「そうみたいですね、出来る兄貴とやらを演出するには…」

ぼくには謎な世界ですよ、と御曹司。

マツカ 「公爵だったら詳しいのかもしれませんけどね…」
キース 「余計な名前を出してくれるな、頼むから!」
Aブルー「そうかなあ? 公爵のお蔭で兄貴シリーズに出会えたし…」

これからもきっと素敵な御縁、とソルジャーが夢見るゲイな公爵。

Aブルー「お坊さんの世界にも、公爵みたいな人がいるかな?」
ブルー 「いると思うよ、もれなく坊主頭だけどさ」
Aブルー「そのビジュアルは頂けないねえ…」

だから兄貴なバーがいいのだ、とニッコリと。

Aブルー「そういうわけで、25日はよろしく!」
キース 「分かった、準備しておこう」
Aブルー「キンキラキンの布もよろしくね~!」

それじゃ、と帰って行ったソルジャー。
ついにキース君、死亡フラグ…?


2016/06/20 (Mon)

 

☆野ざらしを覚悟


兄貴な世界と縁が深かった、お坊さんの世界に住むキース君。
25日はソルジャーと兄貴なバーにお出掛け、そういう予定で進行中。

シロエ 「キース先輩、覚悟は出来ているんですか?」
キース 「親父に殺されることを思えば、まだマシだからな…」
サム  「それでお袈裟を持ち出すのかよ? バレねえように」
キース 「お袈裟の管理係は俺だし、其処はバレない!」

絶対に、と溢れる自信。

キース 「親父は面倒なことはしないし、お袈裟は俺に丸投げだ」
スウェナ「イライザさんはノータッチなの?」
キース 「俺が副住職になってからは一切やっていないな」

お袈裟には坊主ルールがあるから、という説明。

キース 「親父だけだった頃ならともかく、俺が増えたし…」
ブルー 「キースが引き受ける方が合理的だね、イライザさんより」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「親父と俺ならツーカーだからな、坊主用語で」

しかし、おふくろはそうはいかない、とフウと溜息。

キース 「お寺の娘には違いないんだが、坊主の修行はしてないし…」
ブルー 「細かい所が通じないよね、キースほどには」
キース 「そういうことだ。お蔭でお袈裟も持ち出せるんだが…」

25日か、と憂鬱そうな顔。

キース 「真っ昼間からバーで、しかも兄貴が出る場所か…」
ブルー 「君も兄貴だと思われるんだし、しっかりね!」
シロエ 「頑張って死んで来て下さい!」

骨は拾いに行きませんけど、と天晴れな逃げ。

シロエ 「骨を拾うには、バーに入らないといけませんから…」
サム  「だよなあ、俺もお念仏だけにしておくぜ」
キース 「そこまでなのか!?」
ジョミー「悪いんだけどさ…」

場所が最悪すぎるんだよね、と皆が心で思っていることをズバリ。

ジョミー「骨は放置か、ブルーに拾って貰うかだよ」
ブルー 「ぼくじゃない方のね!」
キース 「そうなのか…」

俺は骨さえ放置なのか、と野ざらしを覚悟した模様。
運命や如何に…?


2016/06/21 (Tue)

 

☆ついにこの日が


兄貴な世界と実は深い御縁な、お坊さんの世界に住むキース君。
ソルジャーのお供で25日はバーへお出掛け、兄貴が出ると噂の場所。

キース 「俺が死んでも、骨さえ拾ってくれないんだな…」
ブルー 「覚悟は出来ているだろう? 君も一応、副住職だし」
キース 「坊主なら野ざらしは覚悟の上だが、俺の気分は複雑だぞ」

道端や野山で朽ち果てるのなら本望だが…、と繰る数珠レット。

キース 「兄貴が出るようなバーで最期を遂げるとは…」
ブルー 「生還すれば済むことだけどね? せっかくだからレポも!」
シロエ 「言われてみれば、死ぬと決まってはいませんね…」

上手く適応出来た場合は生還ですよ、とシロエ君も。

シロエ 「野ざらしが嫌なら、生きて戻って来て下さい!」
ジョミー「だよねえ、生きてこそって言葉もあるよね」
キース 「兄貴なバーで生き残れと!?」
ブルー 「死にたいんだったら、止めるつもりは無いけれど…」

骨は拾ってあげないからね、と突き放し。

ブルー 「自力で戻るか、野ざらしになるか…。そこは好みで」
キース 「…出来れば生きて戻りたいんだが、場所が場所だけに…」

死ぬ気しかしない、とガックリと。そして無常に日々が流れて…。

ブルー 「いよいよだねえ! 今日はキースがバーにお出掛け!」
キース 「頼むから、嬉しそうに言わないでくれ!」
サム  「でもよ、絶好の御日和だぜ? ちょっと雨模様で」

雨の日は沙羅の花が映えるぜ、と挙げられた諸行無常の象徴。

サム  「盛者必衰の理を表す花だしよ…。死んで来いよな」
キース 「一日でポタリと落ちるからと言って、俺に重ねるな!」

まだ死ねない、と言った所へソルジャー登場(会話表記はAブルー)。

Aブルー「こんにちはーっ! 今日はガイドをよろしくね!」
キース 「…もう来たのか…」
Aブルー「凄く楽しみだから、ろくに寝られなくってさ!」

早起きしちゃった、と輝く瞳。
どうなるんでしょうねえ、この先は…。


2016/06/22 (Wed)

 

☆お袈裟と雨模様


兄貴な世界と御縁が深いお坊さんの世界、其処に生きるのがキース君。
いよいよ兄貴なバーへお出掛け、その前に生徒会長宅に全員集合。

Aブルー「キース、キンキラキンの布は持って来てくれたかい?」
キース 「あれはお袈裟だ、キンキラキンなのが有難いんだ!」

値段も高いヤツなんだからな、とソルジャーをギロリ。

キース 「出来ればこういう雨模様の日は使いたくないが…」
Aブルー「ぼくに任せてくれればオッケー! シールドするから!」
シロエ 「雨除けのシールドなんですね!」
Aブルー「そうだよ、キースの服を丸ごと!」

濡れないように、キンキラキンの布ごと全部、と自信たっぷり。

Aブルー「タクシーの乗り降りの時も安心、雨粒は全部弾くから!」
キース 「…兄貴を弾けるヤツは無いのか?」
Aブルー「え?」
キース 「俺に寄ってくる兄貴を端から弾けるヤツだ!」

そういうシールドを希望なんだが、と言ってますけど。

Aブルー「ダメダメ、それじゃ楽しめないだろう? せっかくなのに」
キース 「俺は楽しむつもりは無くて…!」
シロエ 「どちらかと言えば、迷惑なんだと思いますけど?」
キース 「そうだ、シロエが言う通りなんだ! シールドを頼む!」
Aブルー「まあいいけど…」

そんなに言うなら、と渋々と。

キース 「本当か!? 恩に着る!」
Aブルー「その代わり、なんだっけ…。お袈裟だっけ?」
キース 「お袈裟が何だと?」
Aブルー「そっちは自分でガードしてよね、面倒見切れないからね!」

シールドを二つも張るのは嫌だ、と言った途端に強まる雨脚。

サム  「うわー…。降って来やがったぜ、本格的によ」
スウェナ「天気予報が外れたかしら?」
シロエ 「そうみたいですよ、雨雲レーダーがヤバイ感じです」

断続的に激しく降りそうな…、とチェック中。

キース 「この雨の中を出掛けるのか!?」
Aブルー「当然だよ!」

早く着替えて、という注文。
お袈裟が濡れたらヤバイのでは…?


2016/06/23 (Thu)

 

☆お袈裟が最優先


実は兄貴と御縁が深かったお坊さんの世界、其処が居場所なキース君。
ソルジャーのお供で兄貴なバーへと、出発を控えて強まる雨脚。

Aブルー「ほら、着替えて! 兄貴除けのシールドは用意するから!」
キース 「待ってくれ! 雨除けのシールドの方はどうなる!」
Aブルー「片方だけだと言った筈だよ、そっちは無しで!」

兄貴を避けるなら、雨は自力で避けてくれ、という返事。

Aブルー「傘もあるしね、レインコートだって!」
キース 「こんな雨がそれで防げるか!」

お袈裟が濡れる、と大慌てなのが副住職。

キース 「もしも傷んだら、俺は当分、タダ働きだ!」
Aブルー「そうなのかい?」
キース 「お袈裟の値段で、スッポンタケの法要が何回出来るか…」

おまけに俺は薄給の身で、と内情までが。

キース 「高校生だし、小遣いくらいしか貰えないんだ!」
シロエ 「あー…。お小遣いだと、何年分とかになるわけですね!」
キース 「そうなんだ! もうピンチなどというレベルではない!」
サム  「弁償する方も問題だけどよ…。その前に何か…」

大切なことを忘れてねえか、という指摘。

サム  「どうしてお袈裟が傷んだのかを訊かれるぜ?」
キース 「…そ、そうだった……」
スウェナ「持ち出してたのがバレるわよ、それ」
シロエ 「兄貴なバーに行っていたのもバレそうですね?」

最悪のコースじゃないでしょうか、と冷静すぎる分析が。

シロエ 「兄貴除けより、雨除けを優先すべきだと思いますけれど?」
サム  「だよなあ、バレたら真面目に後がねえから」
キース 「う、うう……」
Aブルー「どっちなんだい、決めるのは君だよ?」

出来れば雨除けがいいけどねえ、とニンマリと。

Aブルー「兄貴な世界も知って欲しいし、避けるのは雨!」
キース 「兄貴は要らんが、命あっての物種だ!」
Aブルー「じゃあ、雨で?」
キース 「雨除けで頼む!」

着替えて来る、と去って行きましたけど。
いよいよですね…?


2016/06/24 (Fri)

 

☆お袈裟を死守せよ


いよいよ兄貴なバーへお出掛け、法衣に着替えに行ったキース君。
雨除けのシールドは張って貰えても、兄貴除けのシールドは不可能で。

シロエ 「キース先輩、無事に生還出来るんでしょうか?」
サム  「死亡エンドになったとしてもよ、お袈裟の方が大事だぜ?」

雨で傷んだらアドス和尚に殺されるしよ、という正論。

サム  「元老寺で死ぬか、バーで死ぬかの違いしかねえよ」
ジョミー「でもさ…。元老寺で死んだら、骨は拾って貰えるよね?」
シロエ 「どうなんでしょう? アドス和尚が拾うでしょうか?」
マツカ 「スッポンタケの戒名のせいで死ぬわけですしね…」

難しいかもしれませんよ、とマツカ君の指摘。

マツカ 「お寺の恥になるんですから、野ざらしってことも…」
サム  「だったらバーでも変わらねえんだな、死にざまはよ…」
スウェナ「どっちに転んでも無縁仏でいいのかしら?」
ブルー 「骨ごと放置プレイだったら、そういう扱いになるだろうね」

誰も供養をしないんだから、と銀青様の仰せ。

ブルー 「何処で死んでも同じだったら、まだバーの方が…」
シロエ 「生還すれば助かりますよね、命だけは」
サム  「そのためにも雨除けが最優先だぜ、お袈裟を死守な!」

兄貴は自分でスルーしねえと、と厳しい意見。

サム  「坊主なんだし、そういうスキルも高めねえとよ…」
ブルー 「修行不足ということになるね、坊主としては」
Aブルー「そうなんだ…。出来る兄貴イコール出来る坊主、と!」

素晴らしい兄貴と出掛けられそうだ、と高まるソルジャーの期待。

Aブルー「あっ、キース! 用意の方はバッチリだね?」
キース 「不本意ながらな…」
Aブルー「それじゃ、タクシーを呼んで貰えるかな?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ タクシー、一台だね!」
Aブルー「うん、大型の黒塗り、お願い! 行燈は無しで!」
??? 「お待ち下さい!」

どうかお待ちを、と飛び込んで来た人影が。
この野太い声、もしかして…?
 

2016/06/25 (Sat) 

 

☆借りを作ってでも


キース君の着替えも終わって、いよいよタクシーを呼んでお出掛け。
兄貴なバーを目指すんですけど、いきなり飛び込んで来たデカイ人影。

??? 「お待ち下さい、ブルー!」
Aブルー「…呼んでないけど?」

ソルジャーが睨む先にキャプテン(会話表記はA船長)が。

Aブルー「第一、どうやって此処へ来たわけ?」
A船長 「ぶるぅです! 思い切り借りを作りましたが…!」

頼んで送って貰いました、と挙がった名前は悪戯小僧な「ぶるぅ」。

ぶるぅ 「ぶるぅがお手伝いしたの? ぶるぅも来てる?」
A船長 「いえ、面倒なことはしたくないそうで…。その…」

ケーキがあったら頂けませんか、と低姿勢。

A船長 「こちらの美味しいケーキも食べたい、と言われまして…」
ぶるぅ 「オッケー! ちょっと待っててねーっ!」

キッチンに跳ねて行った「そるじゃぁ・ぶるぅ」ですけれど。

Aブルー「…借りというのはケーキかい? その程度だと?」
A船長 「とんでもありません! そのですね…」
Aブルー「気になるねえ…。おっと、ケーキが届いたかな?」
ぶるぅ 「お待たせーっ! 今日のケーキを詰め合わせたよ!」
A船長 「ありがとうございます! では、頂戴して…」

ケーキの箱を床に置くなり、ハハーッ! と土下座。

A船長 「まずはケーキということで…。この通り…!」
一同  「「「わわっ!?」」」

消えた、と床を眺める御一同様。ケーキの箱は跡形も無し。

A船長 「ぶるぅに受け取って貰えたようです、安心しました」
Aブルー「それはいいけど、ぼくは今から出掛けるんだよ!」

君と「ぶるぅ」の借りの話よりもそっちが先、と。

Aブルー「早くタクシーを呼んで欲しいんだけど!」
A船長 「ですから、お待ち下さいと!」
Aブルー「何を待つわけ?」
A船長 「兄貴なバーへお出掛けになるという件です!」

借りを作って、身体を張って止めに来ました、とズズイと前へ。
「ぶるぅ」に借りって、大丈夫…?


2016/06/26 (Sun)

 

☆ガンガン攻めます


いよいよ兄貴なバーへお出掛け、そのタイミングで現れたキャプテン。
「ぶるぅ」に送って貰ったそうで、ソルジャーを止めに来たらしく。

A船長 「考え直して頂けませんか、お出掛けの件を…!」
Aブルー「どうして君が止めに来るのさ、ぼくは行きたいのに!」
A船長 「あなたはそうかもしれませんが…。ガイドさんの方は…」

嫌がっておいでになるのでは、とキース君に視線。

A船長 「失礼ながら、兄貴の趣味はお持ちじゃありませんよね?」
キース 「あるように見えるなら、真面目に困るが!」
A船長 「それは良かった。ブルーだけを止めればいいのですから」

二人も止めるのは大変で…、とホッとした顔。

A船長 「ブルーは私が止めてみせます、ご安心下さい」
キース 「本当なのか!? 恩に着る!」

これで死なずに済むんだな、と歓喜の表情ですけれど。

Aブルー「ちょっと待ってよ、ぼくの立場はどうなるんだい?」
A船長 「私と一緒にお戻り下さい、シャングリラに」
Aブルー「兄貴なバーに行きたいんだけど!」
A船長 「兄貴でしたら、私が全力で頑張りますから!」
一同  「「「へ?」」」

何の話だ、と誰もがポカーン。

シロエ 「全力で兄貴と聞こえましたか?」
サム  「聞こえたけどよ、どういう意味だよ…?」
Aブルー「ぼくも是非とも聞かせて欲しいね、何が言いたいのか!」

兄貴なバーより君が凄いとは思えない、というツッコミ。

Aブルー「スッポンタケを養子にしたっていう程度でさ…」
A船長 「そのスッポンタケで頑張ります!」

ガンガンと攻めてみせますから、とグッと拳を。

A船長 「ぶるぅに借りを作りましたし、覗きの方はバッチリで!」
一同  「「「覗き?」」」
A船長 「ぶるぅが覗きに来るのです! 兄貴なプレイを!」
Aブルー「なんだって!?」
A船長 「青の間、覗き放題というのが借りですから!」

お戻りになったら丸三日間、とか言ってますけど。
「ぶるぅ」が覗くと?


2016/06/27 (Mon)

 

☆レアさが問題


キース君と兄貴なバーへ行きたいソルジャーと、止めたいキャプテン。
なんでも「ぶるぅ」に借りがあるとか、青の間覗き放題がどうの。

Aブルー「ぶるぅが青の間を覗くって? 丸三日間?」
A船長 「そうです、覗き放題という条件で送って貰いました!」

私の力で空間移動は無理ですから、とキッパリと。

A船長 「戻りましょう、ブルー! そして私と兄貴なプレイを!」
Aブルー「兄貴シリーズを極めるのかい?」
A船長 「その通りです! いつものBGMでガンガン!」

エッチな兄貴も、イケナイ兄貴も…、と何処かで聞いた曲名が。

A船長 「ぶるぅが嫌いなズンドコ節だけは抜きますが…」
Aブルー「ふうん…? 兄貴のズンドコ節を外すってことは…」

本気で「ぶるぅ」に覗かせるのかい、という質問。

Aブルー「ヘタレな君が? ぶるぅが覗くとヘタレるのに…?」
A船長 「確かに普段はそうですが…。今の私は違います!」
Aブルー「どう違うと?」
A船長 「覗かれると燃える兄貴ですよ!」

そういう兄貴になってみせます、と決意の表情。

A船長 「三日間限定企画でしたら、そのくらいは…!」
Aブルー「限定品かあ…。それじゃ、今回限りってこと?」
A船長 「はい。本日から丸三日間だけの限定サービスですよ!」

其処を過ぎればヘタレな私に逆戻りで…、という解説。

A船長 「ご一緒にお戻り頂けましたら、私が兄貴に!」
Aブルー「なるほどねえ…。限定商品はレアだよね?」
キース 「大いにレアだと思うんだが!」

俺のお袈裟よりも遥かにレアだ、と副住職。

キース 「お袈裟は金さえ払えばなんとか…!」
ブルー 「法衣を扱う店の敷居が高いんだけどね?」
サム  「素人さんには買えねえぜ、ソレ」
キース 「頼む、空気を読んでくれ!」
シロエ 「はいはい、レアじゃないんですね?」
Aブルー「ハーレイとどっちがレアだろう?」

よりレアな方を選びたい、とシビアな意見。
レア度の高さで決まるんですか…。


2016/06/28 (Tue) 

 

☆レアさで決めたい


ソルジャーが兄貴なバーに出掛けてゆくのを、止めたいキャプテン。
身体を張って阻止したいとかで、覗かれると燃える兄貴になるそうで。

Aブルー「三日間限定、覗かれると燃えるハーレイかあ…」
キース 「どう考えても、そっちの方がレアだろうが!」
シロエ 「キース先輩の袈裟の方なら、いつも元老寺にありますしね」

持ち出せるチャンスがあればオッケー、とシロエ君の援護射撃が。

シロエ 「これからも望みはありますよ。もっと天気がいい日にも!」
キース 「天気が良ければ、雨除けは必要ないからな…」
サム  「キース的にも美味しいぜ、ソレ」

兄貴避けのシールドが貰えるじゃねえか、とサム君も参戦。

サム  「兄貴なバーなら、また行ける時もありそうだけどよ…」
スウェナ「そうねえ、お店は期間限定とは違うんだもの」
ジョミー「期間限定のカフェとかだったら、レアなんだけど…」
シロエ 「いつも営業してる店だと、レアじゃないですよ?」
Aブルー「なるほどねえ…。兄貴なバーより、ハーレイがレア、と」
A船長 「そうです、いつもは無いんです!」

普段はヘタレな私ですから、とヘタレを強調。

A船長 「こんなチャンスは、二度と無いかと考えますが!」
Aブルー「それはキャプテンとしての見解かい?」
A船長 「そうです、それと長年の経験からの判断です!」

この先もヘタレは直りそうになく…、と情けない発言。

A船長 「ですが、今なら! 丸三日間だけの限定サービスで!」
Aブルー「お得なんだね、いつもの君とは違った味で?」
A船長 「兄貴を各種詰め合わせますから、お好みでどうぞ!」

お好きなプレイをお申し付け下さい、と溢れる自信。

A船長 「ぶるぅが覗けば覗く分だけ、燃えますから!」
Aブルー「…レアなのかな、これ?」
シロエ 「思いっ切りレアだと思いますけど!」
キース 「お買い得だと思うがな、俺も」

同じ兄貴なら断然お得、と誰もがプッシュ。
さて、ソルジャーの選択は…?


2016/06/29 (Wed) 

 

☆レアさで決定


兄貴なバーへ行きたがるソルジャー、それを止めたいのがキャプテン。
丸三日間だけの限定サービス、覗かれると燃える兄貴になるとか。

A船長 「本当に今だけなのです! ぶるぅの覗きで燃えるのは!」
Aブルー「丸三日ねえ…。ぼくは覗かれても平気だけれど…」
A船長 「ご存知の通り、私は駄目なタイプでして!」

覗かれていると意気消沈で…、とヘタレMAX。

A船長 「そんな私が頑張ります! 期間限定サービスで!」
Aブルー「いろんな兄貴の詰め合わせなんだね、ぼくの好みで?」
A船長 「はい! どんな兄貴も選び放題をお約束致します!」

兄貴シリーズのCDをBGMにガンガン、という保証付き。

A船長 「シャングリラにお戻り頂けましたら、もう早速に!」
Aブルー「ぶるぅが覗いてる中で、ヤリ放題だと言うんだね?」
A船長 「ええ、プロの兄貴も真っ青かと! 私が兄貴ですからね」

あなたと私は身体の相性が最高の筈、と夫婦ならではの自信まで。

A船長 「絶対に損はさせません! 私の方をお選び下さい!」
シロエ 「キャプテンの方にするべきですよ。…レアものですよ?」
サム  「二度とチャンスは無さそうだしよ…。バーと違って」
キース 「そうだぞ、兄貴なバーは逃げないだろうが…」
ブルー 「期間限定モノってヤツはさ、やってる間しか無いんだよ!」

グッズだったら、期間終了後にプレミアがついて出回ることも…、と。

ブルー 「でもねえ、グッズじゃないからさ…。今だけだよ?」
シロエ 「後になってから後悔したって、もう出ませんから!」
Aブルー「そうだねえ…。兄貴なバーなら、来月だって…」

あるだろうしね、と頷くソルジャー。

Aブルー「分かった、覗かれると燃える兄貴にするよ」
A船長 「では、私と?」
Aブルー「直ぐに帰るよ、悪いね、キース」
キース 「二度と戻って来なくていい!」
Aブルー「じゃあね~!」

またね、と消えた迷惑な人。
ホッと一息、今月これにて中継終了~。


2016/06/30 (Thu)





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