3月3日、雛祭りの日でございます。
嫁入り道具にと雛人形を買われてしまった生徒会長、既に逃亡したようで。
キース 「くそっ、留守か…。マツカ、雛人形は確かに届いたんだな?」
マツカ 「お届けしました、と店長から電話がありましたよ」
ジョミー「フィシスさんの家で雛祭りだとは聞いていたけど…ぶるぅは?」
シロエ 「一緒に連れて行ったんでしょう。ぼくたちが入れないように」
キース 「管理人さんに頼んでみるか? 此処までは入れてくれたんだし」
スウェナ「玄関まで開けてくれるかしら? 不法侵入に近いじゃない」
キース 「畜生、出直すことにするか…。流石に夜には戻るだろうさ」
シロエ 「どうでしょう? 泊まってくる可能性もありますよ」
サム 「フィシスさんちで雛祭りだもんなぁ…」
これは帰って来ないかも、とシャン学メンバー、ガックリです。
雛人形が届いていても入れなくては飾れません。
キース 「ウッカリしてたぜ。宴会当日まで留守か居留守で逃げる気だ」
ジョミー「ブルーだもんねえ…。大人しく雛人形を飾られるキャラじゃ…」
シロエ 「ないですよね、冷静に考えてみれば」
サム 「うーん、見たかったんだけどなあ、嫁入り道具…」
スウェナ「マツカに悪いことしちゃったわねえ、高かったのに」
すごすごと引き揚げようとした所へ「ちょっと待った!」と呼び止める声。
生徒会長が出たかと思いきや、なんと生徒会長のそっくりさんで。
(※ソルジャーことアルト様ブルー、場外編に初登場でございます。
台詞表記は四文字以内に収めるために「Aブルー」とさせて頂きます)
キース 「な、なんであんたが…」
Aブルー「君たち、困っているんだろう? ドアの鍵くらい簡単だよ」
あっさり鍵を開けたソルジャー、雛人形の箱を指差すと。
Aブルー「嫁入り道具なんだってね。どんなのかとても興味があるな」
キース 「いや、それは俺たちのこじつけで…。本当は今日が雛祭りで」
Aブルー「ぼくの世界に雛祭りというのは無いんだよ」
SD体制下では雛祭りは無いらしいです。
生徒会長宅には入れたものの、ソルジャーまでやって来なくても…。
