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シャングリラ学園つれづれ語り

☆お盆が済んだら


さて、九月。残暑の中での新学期スタート、でもって週末ですけれど。
生徒会長宅に集ったシャン学メンバー、愚痴っているのは残暑の暑さ。

ジョミー「もう嫌になるよ、いつになったら涼しくなるのさ!」
シロエ 「年々、厳しくなりますよね…。一年の半分が夏みたいです」
マツカ 「セミもまだまだ元気ですしね、九月は夏です」

十月だって頭の方は夏ですよ、という説に頷く御一同様。

スウェナ「真夏日が普通にあるものね…。夏日じゃなくて」
サム  「流石に猛暑日は滅多にねえけどよ…」
キース 「やかましい! 暑さ寒さも彼岸までだと言うだろう!」

それを過ぎたら秋なんだ、と言われましても。

シロエ 「秋分の日なんて、言葉だけですよ。立秋と同じで」
スウェナ「そうよね、立秋を過ぎたら残暑見舞いだけれど…」

其処からが一番暑い所よ、と間違ってはいない発言が。

スウェナ「最高気温の記録を更新するのって、立秋から後よ?」
ブルー 「それで正解だと思うよ、ぼくも。でもねえ…」

お彼岸の方は立秋よりかはマシだろう、と。

ブルー 「旧暦でやってるわけじゃないしね、その分だけ」
一同  「「「へ?」」」
ブルー 「旧暦だってば、立秋は月の暦だからねえ…」

太陽暦とは一ケ月ほどズレるものだ、と生徒会長。

ブルー 「だから七夕が雨ばかりだとか、そういう悲劇が」
ジョミー「え、じゃあ七夕は旧暦だったら八月なわけ?」
ブルー 「そうなるねえ…。ちょうど立秋の辺りってトコで」

雨が降る方が珍しいよ、という指摘。

ブルー 「そんな具合にズレるんだけどお彼岸はドンピシャ!」
シロエ 「あー…。太陽が真西に沈むんですよね?」
キース 「お中日にはな!」

だから本当に季節の境目なのだ、と副住職。

キース 「お彼岸が過ぎたら、其処からは秋だ!」
シロエ 「そうなんですか…」
キース 「俺たち坊主は忙しいがな」

お盆が終わったと思ったら…、と溜息が。
そういえば忙しいシーズンですよね…。


2016/09/01 (Thu)

 

☆お盆で酷い目に


残暑が厳しいシーズンですけど、九月といえば秋のお彼岸で。
暑さ寒さも彼岸までとか、そのお彼岸に忙しいのがお坊さんたちで…。

キース 「お盆が終わった時点で、カウントダウンだったしな…」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「ツイッターでも呟いていた人がいたねえ、お彼岸の件で」

「#坊さんあるある2016盆」の時だ、という証言。

ブルー 「やっと終わったと盛り上がる中で、こう後ろ向きに…」
シロエ 「その人は何を呟いたんです?」
ブルー 「カレンダーを見て下さい、お彼岸まで残り35日、と」
キース 「そんな冷静なヤツがいたのか、後ろ向きではあるんだが…」

きちんと数えていたんだな、と眺める壁のカレンダー。

キース 「そうか、あの時点で残り35日しか無かったのか…」
サム  「キース、数えていなかったのかよ?」
キース 「とりあえず終わった、と思い切り燃え尽きていたからな…」

今年のお盆は特に酷かった、と嘆き節。

キース 「誰とは言わんが、棚経で激しい迷惑を…」
一同  「「「あー…」」」

スッポンタケの卒塔婆のことか、と誰もが納得。

シロエ 「自分に都合よく解釈していましたしね、棚経を…」
サム  「俺も後から聞いたけどよ…。変食陀羅尼でドツボだろ?」
キース 「あの馬鹿野郎が斜め上に勘違いしやがったからな!」

妙なモノを増やしてくれやがって、と苦々しい顔。

キース 「どうしてあいつに施餓鬼する羽目になったんだ!」
ブルー 「死にたくないと言ったのは君だよ、卒塔婆の件で」

アドス和尚に頼んでいたなら、あの展開は無かっただろう、と。

ブルー 「スイカに刺さった卒塔婆を見逃す筈がないしね!」
サム  「うんうん、確実に怒りMAXで引っこ抜くぜ」
ジョミー「だよねえ、あのまま棚経に突入しないよね?」
ブルー 「陀羅尼どころか、棚経の前にお説教、いや、説法かな?」

そっちなら平和だったのに、と言ってますけど。
キース君の命がヤバいですよね?


2016/09/02 (Fri)

 

☆棚経がバレたら


秋のお彼岸が近付いてくる中、お盆の棚経の愚痴を言うのがキース君。
スッポンタケの卒塔婆がどうこう、けれど棚経がアドス和尚なら…。

ブルー 「退治してたと思うけどねえ、スイカと卒塔婆を」
シロエ 「でもですね…。キース先輩が絡んでいたのもバレますよ?」
マツカ 「字だけでバレると言ってましたよね、確かキースが…」

ぼくたちが見ても分かりませんが、とマツカ君は思い切り門外漢。

マツカ 「例のジキジキも読めませんから、字の区別なんて…」
シロエ 「どれも同じに見えちゃいますよね、卒塔婆なんかは」
ブルー 「素人さんにはそうだろうけど、同業者なら分かるんだよ」
サム  「俺には無理だぜ、キースのか親父さんかの区別は」

これでも坊主の端くれだけどよ、という人も。

サム  「見比べてみても、多分、サッパリ分かんねえかと…」
ブルー 「サムも本格的に坊主の道に進めば分かるよ」
キース 「書道は必須の世界だからな…。嫌でも理解出来るだろう」

ちょっとした癖で分かってしまう、とブルブルと。

キース 「あの馬鹿野郎に施餓鬼をしてしまったのは不覚だが…」
サム  「親父さんが何も知らねえ分だけ、マシってえのかよ?」
キース 「当然だろうが、親父にバレたら今からでも死ねる!」

あの恐ろしい卒塔婆とスイカ…、と合掌を。

キース 「ついでにジキジキの件もバレるし、もう確実に!」
スウェナ「お盆コースで殺されるのね、逆さ吊りで!」
シロエ 「違うコースじゃないですか?」

お盆は終わりましたから、と冷静な指摘。

シロエ 「今からだったら、お彼岸コースになるんじゃあ…?」
サム  「あー…。逆さ吊りはお盆限定コースな!」

ウラバンナで逆さ吊りだしよ、との声。

サム  「お彼岸コースって、俺にも分かんねえけどよ…」
シロエ 「どんなのでしょうね?」
キース 「俺が知るわけないだろう!」

しかしバレたら殺されるんだ、と恐れる過去の出来事。
棚経、最悪でしたもんねえ?


2016/09/03 (Sat)

 

☆バレたら巻き添え


近付いてくるのが秋のお彼岸、けれどキース君が恐れているのは棚経。
あの時に何をやったかバレたら、アドス和尚に確実に殺されて終わり。

キース 「出来れば忘れたいんだが…。棚経のことは」
シロエ 「でも、インパクトは絶大でしたよ?」
サム  「俺も後から見ちまったけどよ…。アレは凄かったぜ」

スイカに卒塔婆は俺も一度も見たことねえから、という証言。

サム  「アドス和尚と回ってた時に、スイカのお供えは見たけどよ」
ジョミー「ぼくもスイカは他所でも見たけど、あんなの無いよね?」
キース 「あってたまるか、二つも三つも!」

しかも卒塔婆がアレだからな、と忌々しそうに舌打ちを。

キース 「なにがジキジキだ、俺の寿命は縮みっ放しだ!」
シロエ 「卒塔婆を書いてた時からですか?」
キース 「決まってるだろう、親父にバレたら殺されるんだぞ?」

あの時期だったら、お盆コースで逆さ吊りで…、と唱えるお念仏。

キース 「今からバレても、今度はお彼岸コースでだな…」
ジョミー「やっぱり殺されてしまうんだよね?」
キース 「親父は容赦ないからな!」

そうでなくても普段からうるさいのが親父、と。

キース 「棚経の前から怯え続けて、今も現在進行形だ」
スウェナ「大丈夫よ、誰もバラしに行かないもの」
シロエ 「そうですよね…。バラしても得はしませんし…」
サム  「下手に喋ったらとばっちりだぜ、止めてねえから」
一同  「「「うわー…」」」

それは嫌だ、と誰もが震える巻き添えコース。

ジョミー「ぼくが一番危ないのかな、キースと一緒に回ってたから」
ブルー 「そうなるだろうね、どうして注意しないんだ、と」
サム  「俺は安全圏だよなあ…。悪いけどよ」
シロエ 「あの場にいなかったことの証人がアドス和尚ですしね…」
スウェナ「他は全員、危ないのね?」
キース 「それで間違いないだろうな」

命が惜しければ何も喋るな、と緘口令。
棚経の件、見ざる聞かざる言わざるですね…?


2016/09/04 (Sun)

 

☆助かるには御布施


秋のお彼岸が近付いてくる中、未だに恐れられているのがお盆の棚経。
ジキジキな卒塔婆の件がバレたら、サム君以外は命が危ういそうで。

キース 「いいか、絶対に喋るなよ? 親父の耳に入れば終わりだ」
シロエ 「サム先輩しか助からないというわけですね?」
キース 「あいつ以外はアリバイが全く無いからな」

棚経に出てはいないと言っても無駄だ、と副住職。

キース 「親父は吐くまで責め立てるからな、誰であろうと!」
ブルー 「悪いけど、ぼくも安全圏だよ。ぶるぅもね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくはブルーの家族だも~ん!」

それにブルーは偉いお坊さん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は笑顔全開。

ぶるぅ 「アドス和尚より偉いんだもんね、銀青様だし!」
ブルー 「そうなるんだよね、ジキジキな卒塔婆くらいじゃ死なない」
シロエ 「ぼくたちの命も助かりませんか、その方法で?」
ブルー 「助けてもいいけど、御布施をよろしく!」

坊主の世界は何かと厳しい場所で…、と御布施を要求。

ブルー 「お気持ちでいいから、ちゃんと御布施をくれないと」
シロエ 「マツカ先輩、そっちはよろしくお願いします!」
マツカ 「任せて下さい、スッポンタケの棚経並みでいいですか?」

例の人が払った金額くらいでいいでしょうか、という質問。

マツカ 「もっと多めに包むんでしたら、そのように…」
ブルー 「有難いねえ、持つべきものは分かる人だよ」

包んでくれれば保険もオッケー、と妙な台詞が。

一同  「「「保険?」」」
ブルー 「アドス和尚に捕まった時は、直ぐに助けに行くってね!」

何もかも吐け、と責められる前に救出するから、と保険の説明。

ブルー 「お彼岸を控えた今の時期なら、保険が一番!」
シロエ 「…マツカ先輩、お願い出来ますか?」
マツカ 「もちろんです。ぼくだって入りたいですからね」
キース 「待ってくれ!」

俺も保険に入りたいんだが、と切実な声。
入る資格はあるんですかねえ…?


2016/09/05 (Mon)

 

☆保険はあっても


もうすぐ秋のお彼岸ですけど、スッポンタケの棚経の件が今も問題で。
アドス和尚にバレたら終わりで、生徒会長にしか頼れそうになく。

キース 「親父にバレたら救助な保険に、俺も入らせてくれないか?」
マツカ 「ぼくはかまいませんけれど…。御布施を払うだけですから」
キース 「有難い…! マツカ、恩に着る…!」

これでお彼岸も安心だ、と伏し拝んでいるキース君ですけれど。

ブルー 「入っていいとは言っていないけどね?」
キース 「なんだって!?」
ブルー 「保険は何かとうるさいものだろ、免責事項がどうこうと」

加入する時も厄介だけれど、入った後も厄介で…、と銀青様。

ブルー 「諸悪の根源は君なわけでね、入る資格は無さそうだけど?」
サム  「うへえ、やっぱりそうなるのかよ…」
シロエ 「考えてみれば厚かましいですよね、入ろうだなんて」

誰のせいでジキジキな卒塔婆ですか、と顰めている顔。

シロエ 「あの卒塔婆さえ無ければ、例のオブジェも無かったです!」
スウェナ「そうよね、スイカはただのお供え物だし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 卒塔婆は刺さってなくてもいいもんね!」
ブルー 「そういうことだよ、何もかもキースのせいだからさ…」

それを助けたら保険の有難味も何も…、と冷たい視線。

ブルー 「キースは除外ということで…。サムも要らないね」
サム  「おう! 俺はアリバイ、バッチリだしよ!」
ジョミー「いいよね、アドス和尚のお供だったなんて…」
サム  「そうかあ? スクーターを自転車で追うんだぜ?」

自転車部隊のお前の方が楽じゃねえかよ、と。

サム  「でもまあ、お蔭で助かったからよ…。卒塔婆の件は」
ブルー 「終わり良ければ全て良しだよ、良かったね、サム」
シロエ 「ぼくたちは保険に入れますよね?」
ブルー 「それはもちろん!」
マツカ 「じゃあ、これだけでお願いします」

サラサラ小切手、「どうぞ」と差し出す御布施。
これで安全らしいですね?


2016/09/06 (Tue) 

 

☆保険は駄目な人


秋のお彼岸が近付いてくる中、保険に入ったシャン学メンバー。
スッポンタケの棚経の件がアドス和尚にバレても、生徒会長が救助で。

ブルー 「これで商談成立ってね。マツカ、御布施をありがとう」
マツカ 「いえ、こちらこそ…。危ない時はよろしくお願いします」
ブルー 「引き受けたからには全力を尽くすよ、ぼくだって」

もう早速に…、と指先でキラリと光ったサイオン。

シロエ 「えっと…。今のは何ですか?」
ブルー 「後から救助に駆け付けるよりも、先に防ぐのが楽だから…」

アドス和尚の意識に細工を、と微笑んでいる生徒会長。

ブルー 「お盆のことを考えたって、君たちに意識が向かないように」
シロエ 「会長、ありがとうございます! これで安心です!」
スウェナ「そうよね、私たちのことが意識に無いなら安全だわ」
ジョミー「ぼくは棚経に来ちゃったけれど、それはどうなるわけ?」
ブルー 「暑い中を大変だっただろうな、と思う程度だね」

此処での棚経なんかはスッパリ抜きで、と言ってますけど。

マツカ 「それなら、キースも大丈夫なんじゃないですか?」
シロエ 「そうですよね…。ぼくたちに意識が向かないんなら…」
ブルー 「甘いね、キースは別件だよ!」

ジョミーと違って副住職で、ちゃんと卒塔婆も書いてたから、と。

ブルー 「なんのはずみで危なくなるかは謎だってね!」
キース 「まさかと思うが、スイカだけでもヤバイのか?」
ブルー 「そんなのは無いと思うけど…。君が自分で言わない限りは」

スイカに刺さった卒塔婆なんて…、と生徒会長も呆れ顔。

ブルー 「でもね、ウッカリ喋った時には立派に運の尽きだから!」
シロエ 「ぼくたちは守って貰えるんですよね、その時も?」
ブルー 「保険に入ってくれた以上は、完璧にね!」
キース 「俺だけに死ねと?」
ブルー 「自業自得だから、別におかしくないだろう?」

墓穴を掘らないように気を付けたまえ、とアドバイス。
スイカはNGワードかも…?


2016/09/07 (Wed) 

 

☆お中日とお浄土


ひたひたと近付く秋のお彼岸、キース君が恐れているのがアドス和尚。
スッポンタケの棚経に使われた卒塔婆がバレたら、一巻の終わり。

キース 「沈黙を守るしかないわけか…。俺一人だけが」
ブルー 「どう考えても君が悪いし、諦めるんだね。ジキジキの件は」
キース 「俺は巻き込まれただけなんだが! あの馬鹿野郎に!」
ブルー 「結果が全てと言うからねえ…。どんなことでも」

卒塔婆に「ジキジキ」と書いたのは君だ、と鋭い指摘。

ブルー 「それにスッポンタケに戒名をつけたのも君だしね?」
シロエ 「鯨のパクリか知りませんけど、キース先輩の仕業ですしね」
サム  「戒名をつければ立派に弟子だし、仕方ねえよなあ…」

もう因縁だと諦めろよな、と諭す声まで上がってますけど。

ジョミー「お彼岸はヤバくないのかな? あれも法要だよ」
ブルー 「お浄土と一番、御縁が深い時期ではあるからねえ…」
サム  「太陽が真西に沈むんだからよ、完璧だよな」

お浄土は西にあるんだぜ、と縁起でもない話がポロリと。

サム  「お中日には本当に太陽が真西に沈むわけだしよ…」
??? 「つまり、お浄土が思いっ切り近くなるんだね!」

お中日には、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「お彼岸の法要、今年もお願いしたいんだけど!」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!?
 Aブルー「何処って…。ぼくのシャングリラに決まっているだろう!」

ぼくのハーレイは悲しいことに年中無休で、と説明が。

Aブルー「君たちは休日らしいけれどね、キャプテンはさ…」
シロエ 「カレンダー通りには休めないんですね、いつも聞いてます」
Aブルー「分かってくれて嬉しいよ! でもね…」

今のハーレイは一味違う、と。

Aブルー「スッポンタケが頑張ってくれるお蔭で、ハーレイも!」
ブルー 「どうなったと?」
Aブルー「漲りまくっているんだよ!」

棚経を頼んだ甲斐があった、と嬉しそうな顔。
ヤバイんじゃあ…?


2016/09/08 (Thu)

 

☆お彼岸にも卒塔婆


秋のお彼岸が迫ってくる中、法要を頼むと来たのがソルジャー。
なんでもキャプテンが漲りまくりで、スッポンタケのお蔭がどうこう。

Aブルー「ほら、棚経でキースがジキジキを増やしてくれたから!」
一同  「「「うっ…」」」

アレか、と思い出すのが恐怖の変食陀羅尼で、施餓鬼用のヤツ。

Aブルー「美味しい食事が増えますように、というヤツだからね!」
シロエ 「効果があったと言うんですか…?」
Aブルー「もう、最高に! ぼくは毎日、幸せなんだよ!」

お腹一杯にジキジキの日々、とウットリと。

Aブルー「お疲れ気味の日だって無いしね、今のハーレイ!」
ブルー 「それでお彼岸の法要も頼みたいと?」
Aブルー「お浄土が一番近いと聞くとね、もう絶対に!」

是非お中日にお願いしたい、と瞳がキラキラ。

Aブルー「お浄土イコール天国だしねえ、イきまくりたいと!」
ブルー 「…あやかりたいという意味だよね?」
Aブルー「流石は君だよ、キースも分かってくれてるよね?」

銀青様のお言葉の意味、と視線が副住職に。

Aブルー「ぼくもスッポンタケも、お浄土に是非!」
キース 「あんた、お浄土に行きたいのか?」
Aブルー「気分だけだよ、まだ死ねないから!」

地球を見るまでは死なないからね、と天晴な命根性。

Aブルー「だけど天国気分でお浄土! もうズンズンと!」
キース 「また卒塔婆か?」
Aブルー「お彼岸にも卒塔婆があるのかい?」
サム  「あるぜ、小さめのヤツになるけどよ…」

頼んだ人にはもれなく書くよな、と僧籍な人。

Aブルー「小さめかあ…。それはどのくらいのサイズだい?」
サム  「こんなモンだぜ、板も薄いし」
Aブルー「縁起でもないよ!」

そんなに小さくて短いなんて、と上がった悲鳴。

Aブルー「うんと立派なのを書いて欲しいね!」
キース 「なんだって?」
Aブルー「卒塔婆だよ!」

お彼岸にも立派な卒塔婆をお願い、という声が。
ジキジキの悲劇、再びですか…?


2016/09/09 (Fri) 

 

☆卒塔婆を頼むなら


秋のお彼岸にも法要をよろしく、と出て来たソルジャーですけど。
卒塔婆の存在を知った途端に、立派なのが欲しいと言い出しまして…。

Aブルー「卒塔婆はスッポンタケの分身みたいなものだからねえ!」
キース 「いや、それは違うと思うんだが…!」
Aブルー「何を言うのさ、お盆の卒塔婆は効果絶大だったんだよ!」

ジキジキをお供えした甲斐があった、という主張。

Aブルー「スイカにしっかり咥え込まれて、奥までズンズン!」
シロエ 「…あれは顰蹙だったんですけど?」
ジョミー「そうだよ、だからキースは今も命の危機なんだってば」

ぼくたちは保険に入ったけどね、とジョミー君。

ジョミー「だけどキースは対象外だし、アドス和尚にバレたら終わり」
サム  「気の毒だとは思うんだけどよ…。仕方ねえよな」
Aブルー「なんだ、そういうことなんだったら大丈夫!」

保険の話は聞いていたよ、とニコニコと。

Aブルー「キースの身はぼくが守るから! スッポンタケのために!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「君がいないと、スッポンタケの法要がパアで…」

ブルーがやってくれるとは思えないし、と理解はしている模様。

Aブルー「お彼岸までのガードは、ぼくにお任せ!」
キース 「あんた、助けてくれるのか?」
Aブルー「スッポンタケを満足させてくれるんならね!」

まずは立派な卒塔婆をよろしく、と注文が。

Aブルー「短いと話にならないんだよ。縁起でもないしさ」
キース 「お彼岸の卒塔婆はそういうものだが…」
Aブルー「だったら、例外! もう特別に!」

太くて立派な卒塔婆にしてよ、と我儘、炸裂。

Aブルー「アレは太くてなんぼだから! ついでに長さも!」
ブルー 「退場!!」
Aブルー「水を差すようなことを言わないで欲しいね、横からさ」
ブルー 「君の発言が下品だからだよ!」
Aブルー「何処が下品だと?」

ジキジキにはアレが欠かせないのに、と踏ん張る人。
思い切り下品ですけどね…?


2016/09/10 (Sat)

 

☆スイカが無いです


秋のお彼岸にも法要を、と出て来たソルジャーの希望は卒塔婆。
定番の卒塔婆は小さすぎるとかで、立派な卒塔婆でジキジキが目当て。

Aブルー「ジキジキには立派な卒塔婆が必要なんだってば!」
ブルー 「それが下品だと言ってるんだよ、さっきから!」
Aブルー「何を言うかな、ジキジキだってお経の一種じゃないか!」

お釈迦様の国の言葉なんだから、とソルジャー、逆襲。

Aブルー「つまらないことでも、お釈迦様の国の言葉なら、お経!」
シロエ 「そうでしたっけね、あれもキース先輩が火元でしたよ」
スウェナ「象が水を飲みに来ました、っていうお経があるのよね?」

この国の言葉に訳したら…、とスウェナちゃんも覚えていた話。

スウェナ「それで現地まで突撃レポで、結果がジキジキだったのよ」
Aブルー「覚えててくれて嬉しいよ! プロの兄貴の直伝でさ!」
一同  「「「あー…」」」

そういう人たちと一緒にいたんだった、と誰もが抱えている頭。

サム  「歌と踊りのプロ集団だっけか、その兄貴ってよ…」
Aブルー「そうなんだよねえ、綺麗な人だと見た目は美女だよ」
ブルー 「半端ないとは聞いているけどね、だからと言って…」

下品な話はお断りだ、と生徒会長、いや銀青様。

ブルー 「有難い卒塔婆を、下品な話に直結だなんて…」
Aブルー「ぼくには充分、有難かったよ!」

ぼくのハーレイが漲っているのがその証拠、と。

Aブルー「だから大きな卒塔婆をお願い! この前みたいな!」
キース 「…スイカの季節は、もう終わったと思うがな?」
Aブルー「そうなのかい?」
ジョミー「終わってるよねえ…?」

名残のスイカも消えていそうなのがお彼岸の頃、という声が。

ジョミー「だからさ、ああいうオブジェは無理だと思うけど…」
シロエ 「そうなりますよね、スイカが無いと…」
ブルー 「お彼岸だしねえ…」
サム  「シーズン的には、おはぎだぜ」

春だと「ぼたもち」、とサム君が。
何故「おはぎ」だと?


2016/09/11 (Sun) 

 

☆おはぎとぼたもち


秋のお彼岸もスッポンタケの法要、立派な卒塔婆が欲しいソルジャー。
ジキジキなオブジェを希望ですけど、スイカの季節はもう終了で…。

サム  「秋のお彼岸なら、スイカよりかは、おはぎだからよ…」
シロエ 「どうして春だと、ぼたもちなんです?」
ジョミー「どっちかが方言なんじゃないかな、おはぎとぼたもち」
スウェナ「そうよね、どっちも見た目は同じよ」

味だってきっと同じだわ、とスウェナちゃんも言う「そっくりさん」。

スウェナ「同じお菓子で名前が違うって、ありがちでしょ?」
マツカ 「ええ、多いですね…。登録商標の関係なんかもありますよ」
Aブルー「ふうん…? それで、おはぎというのは何だい?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 甘くて美味しい和菓子だよ!」

あんこたっぷり! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」がピョンピョンと。

ぶるぅ 「春はぼたもちで、秋はおはぎになるお菓子なの!」
シロエ 「やっぱり同じなんですね?」
ジョミー「それで、どっちが方言なわけ?」
ぶるぅ 「違うよ、秋は何処でもおはぎだよ?」

ねえ? と視線がサム君に。

サム  「ぶるぅが言うので合ってるぜ。秋だからよ…」
ぶるぅ 「秋になったら萩の花が咲くでしょ、それでおはぎなの!」
一同  「「「え?」」」

そうだったのか、な御一同様。

シロエ 「それじゃ、ぼたもちは何なんですか?」
ぶるぅ 「春は牡丹の花が一杯! だから、ぼたもち!」
Aブルー「なるほどねえ…。花の名前のお菓子なんだね!」

それもなかなか、とソルジャー、感銘を受けている様子。

Aブルー「花代って言うらしいよねえ?」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「舞妓さんとかに支払うお金を!」

もっと昔だと、それこそジキジキに支払うお金、と。

Aブルー「花代を払って買っていたんだと聞くけれど?」
ブルー 「退場!!」
Aブルー「おはぎに大いに興味がね!」

どんなお菓子か聞かせて欲しい、と輝く瞳。
ヤバイ流れじゃないですか?


2016/09/12 (Mon)

 

☆おはぎとイノシシ


そろそろ秋のお彼岸な季節、スッポンタケの法要を希望のソルジャー。
卒塔婆でジキジキなオブジェも欲しくて、今は「おはぎ」に脱線中で。

Aブルー「甘いお菓子だと言っていたよね、お彼岸用のお菓子かい?」
サム  「そんな感じだぜ、普段から売っているけどよ…」

お彼岸にはお供え物にするから、とサム君、至極真面目な顔で。

サム  「でもよ、お墓にお供えしたまま放っておくとヤバくてよ…」
シロエ 「それはまあ…。腐るでしょうね、いくら秋でも」
マツカ 「暑さ寒さも彼岸まで、と言う割に最近は暑いですしね」

まだまだ残暑な年もあります、と言われて頷く御一同様。

ジョミー「分かるよ、それ…。十月でもセミが鳴いたりするしさ」
スウェナ「秋の運動会で熱中症とか、普通よねえ…」
シロエ 「うちの学校には、運動会は無いですけどね」
マツカ 「そんな暑さだと、お供えのおはぎも腐りますよ」

保冷剤を添えておいても無駄でしょう、という声ですけれど。

サム  「そうじゃねえってば、イノシシが食いに来るからよ…」
一同  「「「イノシシ!?」」」
サム  「元老寺の墓地にも出るって話じゃねえかよ、イノシシ」
キース 「出やがるな…。金網を張ろうが、柵をしようが」
シロエ 「そのイノシシがどうヤバイんです?」

暴れるんですか、と質問が。

シロエ 「おはぎを食べたらパワーアップで凄いんでしょうか?」
サム  「そんなトコだぜ、墓石を倒していきやがるんだよ」
一同  「「「うわー…」」」

それは困る、と納得の「おはぎ」。

シロエ 「お供えした後は、持って帰って貰うべきですね」
キース 「あいつらのパワーは馬鹿にならんぞ、本当に」
Aブルー「えーっと…。おはぎでパワーアップだと?」

しかもイノシシ、と瞳がキラキラ。

Aブルー「牡丹鍋だよね、イノシシは?」
ブルー 「そうだけど?」
Aブルー「最高だよ!」

牡丹鍋は精力がつく筈だ、と歓喜の表情。
イノシシに注目してますか?


2016/09/13 (Tue)

 

☆おはぎでお願い


秋のお彼岸にはスッポンタケの法要を、と言っているのがソルジャー。
何故か「おはぎ」の方に脱線、其処から話題はイノシシへと。

Aブルー「おはぎとぼたもちは同じなんだよね、お菓子としては?」
ぶるぅ 「そだよ、どっちもおんなじだよ!」

春と秋とで名前が変わるだけなんだから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「萩の季節ならおはぎになるし、牡丹は、ぼたもち!」
Aブルー「なるほどねえ…。イノシシと縁が深そうだよ、それ」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「イノシシは牡丹鍋なんだからさ、ぼたもちと御縁!」

どっちも牡丹だ、という説が。

Aブルー「でもって、そのイノシシがおはぎでパワーアップだね?」
キース 「い、いや…。おはぎに限ったわけではないが…」
サム  「お供え物は大抵ヤバイぜ、カラスなんかも来るからよ…」
Aブルー「だけど、墓石を倒すパワーはイノシシだよねえ?」

カラスじゃ無理だ、と言われるまでもないのがカラス。

キース 「それはまあ…。カラスはゴミを散らかすだけだし…」
Aブルー「パワーは断然イノシシだってば、精力がつく牡丹鍋!」

そのイノシシがパワーアップするお菓子がおはぎ、とニコニコと。

Aブルー「お彼岸のお供えにピッタリだってば、そのおはぎ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おはぎは基本だよ!」
Aブルー「だったら、特大のヤツをお願い!」

イノシシくらいのサイズのおはぎ、とトンデモな話。

シロエ 「イノシシって、どんな大きさですか!」
Aブルー「さあ…。大きいヤツだと凄いと聞くけど…」
ブルー 「1メートル超えは楽勝だけど?」
Aブルー「じゃあ、それで!」

ぶるぅだったら作れるよね、と満面の笑み。

Aブルー「スイカの代わりに特大のおはぎ! それでジキジキ!」
一同  「「「ええっ!?」」」
Aブルー「卒塔婆が刺さればいいんだから!」
キース 「あ、あんた…」

何をする気だ、と慌てまくりの副住職。
またジキジキな卒塔婆だと?


2016/09/14 (Wed) 

 

☆理想的なおはぎ


秋のお彼岸にもスッポンタケの法要をしたい、と言うのがソルジャー。
しかもジキジキな卒塔婆を希望で、特大の「おはぎ」に刺すそうで。

Aブルー「卒塔婆を書いて貰うんだったら、ジキジキもなくちゃ!」
シロエ 「其処でおはぎになるんですか!?」
Aブルー「スイカの代わりに何かあれば、と思ったけどさ…」

おはぎだったら理想的だよ、とウットリと。

Aブルー「精力がつく牡丹鍋になるのがイノシシだしね!」
キース 「あいつらだったら、何を食おうが無駄にパワーアップだ!」
サム  「おはぎに限らねえと思うぜ、お彼岸はおはぎ多めだけどよ」
Aブルー「だから、おはぎは定番のお供えなんだろう?」

それを作ってイノシシのパワーにもあやかりたい、という発言。

Aブルー「食べればパワーアップなんだし、きっとスッポンタケも!」
シロエ 「キノコは食事をしませんけど!」
Aブルー「何を言うかな、スッポンタケは偉い仏様だよ!」

現にお盆にもジキジキを美味しく召し上がった、と取られる揚げ足。

Aブルー「スイカの奥の奥までズンズン、それがジキジキ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今度はおはぎでやるんだね?」
Aブルー「その通り! 超特大のイノシシなサイズで!」

1メートル超えのヤツでお願い、と注文が。

Aブルー「どんなお菓子か、思い出して来たし…。あんこたっぷり!」
キース 「何処でおはぎを食ったんだ!?」
Aブルー「ぼたもちの方だよ、お花見の時に何回か…」
ぶるぅ 「そだよ、お花見にも作ったも~ん!」

上品なお菓子ばっかりだったらつまんないでしょ、と無邪気な声。

ぶるぅ 「うんと大きいのを作ればいいんだね!」
Aブルー「そう! 卒塔婆がしっかり刺さるヤツをね!」
キース 「おはぎでアレをやらかすつもりか!?」
Aブルー「決まってるじゃないか、卒塔婆があるならジキジキもね!」
キース 「困るんだが!」

俺の命がまたヤバくなる、と言ってますけど。
ソルジャーに守って貰えるのでは?


2016/09/15 (Thu)






 

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