☆御布施を返して
秋のお彼岸もスッポンタケの法要、すっかりやる気なのがソルジャー。
ジキジキな卒塔婆のオブジェも希望で、超特大の「おはぎ」に刺す気。
Aブルー「おはぎはぶるぅが作ってくれるし、卒塔婆をよろしく!」
キース 「俺の命が危ないことは知ってるだろうが!」
親父にバレたら殺されるんだ、とガクガクブルブル。
キース 「お盆は卒塔婆が多かったから、まだマシだったが…」
ジョミー「そうだっけ? 卒塔婆書きが辛いと聞いてたけど?」
キース 「肉体の疲労や肩こりなんぞは、どうとでもなる!」
お盆の時期にはドーピングをする坊主も多数、と。
キース 「卒塔婆書きに疲れたらドーピングなんだ、常識だ!」
Aブルー「なるほどねえ…。クスリまでキメて書いてくれたと!」
それじゃ今度も卒塔婆を頼むよ、と気にしない人。
Aブルー「アドス和尚の方は、棚経の件をぼくが誤魔化すんだし…」
シロエ 「そういえば、キース先輩には保険が無かったですね」
Aブルー「其処の所をカバーするんだし、卒塔婆をお願い!」
そのくらいは融通して欲しいよね、と懐から出す分厚い札束。
Aブルー「御布施だったら払うから! 法要の分も!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「お中日だよ、此処で法要! 卒塔婆もつけて!」
ぶるぅはおはぎの方をよろしく、という注文。
ぶるぅ 「オッケー! うんと大きなおはぎだね!」
Aブルー「卒塔婆がしっかり刺さるヤツをね!」
そしてキースは卒塔婆書きだ、と押し付ける御布施。
Aブルー「これだけあったら断らないよね、ジキジキな卒塔婆!」
キース 「俺は断りたいんだが!」
Aブルー「じゃあ、倍返しで」
手付金は倍返しが基本だよね、と怖い台詞が。
Aブルー「断るんなら、これの倍額! ぼくに払って!」
キース 「そ、そんな…!」
Aブルー「マツカに支払わせるのは無しだよ、君が払うこと!」
支払えるんならご自由にどうぞ、と言われましても。
破産コースは確実なんじゃあ?
2016/09/16 (Fri)
☆やるしかないです
秋のお彼岸にスッポンタケの法要を希望のソルジャー、御布施を用意。
卒塔婆も込みで頼みたいとかで、断るのならば倍額支払えとのこと。
キース 「俺に払えと言われても…。出世払いでも無理そうだが!」
Aブルー「甘いね、君が出世するまで待つとでも?」
元老寺の金庫から盗めばいいじゃないか、と悪魔の囁き。
Aブルー「もちろん、バレたら即死だろうけど…。アドス和尚に」
ジョミー「だよねえ、その場で殺されるよね」
キース 「どう転んでも俺は死ぬのか、お彼岸までに!?」
Aブルー「ジキジキな卒塔婆を書いてくれるんなら、助けるけれど?」
書いてる所がバレないように、と助け船。
Aブルー「その後のことまでは知らないけれどね、法要の件は!」
キース 「…やはり卒塔婆を書くしかないのか…」
Aブルー「ぼくとしても是非、書いて欲しいね!」
そして生き延びて、これから先もスッポンタケをよろしく、と。
Aブルー「で、どうするわけ? 卒塔婆と法要」
キース 「仕方ない…。お中日にやればいいんだな、此処で?」
ブルー 「君が覚悟を決めたんだったら、及ばずながら…」
ぼくも協力してあげよう、と生徒会長、いえ銀青様。
ブルー 「お中日は此処で法要のやり方を教えるってことで…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ブルーは偉いお坊さんだもんね!」
キース 「分かった、親父にはそう言っておく」
そう言い訳して抜け出してくる、という元老寺の方のお中日。
キース 「しかし、またあの卒塔婆を書くのか…」
Aブルー「よろしくね!」
期待してるよ、と歓喜の表情、自分の世界へお帰りですけど。
シロエ 「…またですか…」
ジョミー「スイカの次は、イノシシサイズのおはぎだなんて…」
ぶるぅ 「ぼく、頑張って作るからね!」
キース 「俺は卒塔婆を頑張るとするか…」
サム 「でもって、俺たちは巻き添えなんだぜ、法要の…」
今度は俺も逃げられねえよ、とサム君、溜息。
えらいお彼岸になりそうですね?
2016/09/17 (Sat)
☆お中日が来ました
やって来ました、秋のお彼岸。ソルジャーが法要を頼んだヤツが。
お中日が来るのもアッと言う間で、シャン学メンバーが生徒会長宅に。
シロエ 「会長、おはようございます。せっかく今日は祝日なのに…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
ブルー 「特別生に出席義務は無いしね、祝日も何も…」
とはいえ今日は災難だよね、と生徒会長も頷くしかない法要の日。
ブルー 「そろそろキースも来ると思うよ、衣を持って」
サム 「アレかよ、卒塔婆は先に到着してるのかよ?」
ブルー 「死にそうな思念で頼まれたからね、書き上がったから、と」
瞬間移動で運んでおいた、と案内されたリビングに梱包された卒塔婆。
シロエ 「ちゃんと包んであるんですね…」
ブルー 「アドス和尚に覗かれたら終わりだ、と焦ってたしねえ…」
墨が乾くのを待つ間もガクブルだったんだろう、という話。
ブルー 「とはいえバレずに済んだわけだし、後は法要だよ」
ぶるぅ 「えとえと…。今のチャイムがキースだよね!」
他のみんなは来てるもんね、と玄関へ跳ねて行きまして…。
ぶるぅ 「キースが来たよーっ!」
キース 「親父には修行だと言って来た。此処でブルーの手伝いだと」
ブルー 「ご苦労様。でもね、君が頑張るしかないんだよ」
サム 「そうだぜ、スッポンタケを弟子にしたのはキースだからよ」
ジョミー「責任は自分で取るべきだよね」
自業自得と言うんだし、と誰も同情していませんけど。
キース 「…例のおはぎは出来たのか?」
ぶるぅ 「うんと大きいのを作ったよ! イノシシサイズ!」
1メートル超えのイノシシなの! と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「あんな大きなおはぎは初めて! 楽しかったぁ~!」
キース 「そ、そうか…。良かったな…」
ぶるぅ 「うんっ! キースも早く着替えて来てね!」
キース 「分かった、奥の部屋を借りるぞ」
おはぎがあるなら仕方ない、と去ってゆく人。
卒塔婆も準備オッケーですしね?
2016/09/18 (Sun)
☆抜けられないかも
秋のお彼岸のお中日には、生徒会長宅でスッポンタケの法要を。
梱包されてるジキジキな卒塔婆、イノシシサイズのおはぎもオッケー。
ぶるぅ 「えとえと…。おはぎの準備はいつ?」
サム 「まだ暫くはいいんでねえの?」
頼んだヤツが来ていねえしよ、とサム君、キョロキョロ。
サム 「キースの着替えが先じゃねえかな、この感じだと…」
シロエ 「もっと早いかと思ったんですけど、忙しいんでしょうか?」
ジョミー「あっちの世界じゃ、祝日じゃない筈だしね…」
忙しくて抜けて来られないとか…、という声が。
シロエ 「いいですね、それ! ドタキャンですか!」
マツカ 「それなら有難いんですけど…。巻き込まれずに済みますし」
スウェナ「そうよね、キースも喜ぶわよ」
法要ドタキャンコースなら、とスウェナちゃんも。
スウェナ「おはぎはみんなで食べればいいのよ、分けちゃって」
ジョミー「頑張ったぶるぅは可哀想だけど、それが平和だよね!」
ぶるぅ 「ぼく、平気! みんなが美味しく食べてくれれば!」
大きなおはぎが作れて幸せ、と健気なお子様。
ぶるぅ 「だけどホントに来ないよね…」
キース 「失礼する。…って、用意はどうした?」
卒塔婆も包んだままじゃないか、と法衣で戻って来た副住職。
キース 「こういうのはだな、坊主が来る前に準備するものだ」
シロエ 「でもですね…。忙しくて抜けられないみたいですよ?」
キース 「どういう意味だ?」
シロエ 「ですから、ドタキャンですってば!」
例の人が抜けられないようです、という報告。
キース 「そうか、あいつが来ないのか!」
シロエ 「いつもだったら早いですしね、こういう時は」
キース 「御本尊様が助けて下さったのか…!」
??? 「抜けられないけど、抜いて来たってば!」
一同 「「「えっ!?」」」
??? 「抜いたんだよ!」
とてもいい所だったけど、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。
いったい何を抜いて来たと?
2016/09/19 (Mon)
☆抜いて来ました
お中日にはスッポンタケの法要を、と言ったソルジャーが遅れて登場。
いい所だったのを抜いて来たそうで、何を抜いたのかサッパリ謎で。
Aブルー「ぼくも抜きたくなかったんだけど、法要があるし…」
キース 「それは卒塔婆とは別件なのか?」
まだ梱包したままだからな、と指差す先にスッポンタケの卒塔婆。
キース 「あれをおはぎから抜いたわけではなさそうだが…」
Aブルー「縁起でもないよ、この上、更に抜くだなんてね!」
おはぎには卒塔婆をしっかり咥え込んで貰わなくちゃ、と。
Aブルー「ぼくは途中で抜いちゃったから…。ぼくの分まで!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「だからジキジキだよ、セックスだってば!」
ぼくのハーレイは漲りまくっているんだから、と威張るソルジャー。
Aブルー「起きた途端に押し倒されてさ、朝からズンズン!」
ブルー 「退場!!」
Aブルー「抜いて来たって言ってるじゃないか、残念だけど!」
まだハーレイがイッていなかったのに、と名残惜しげに。
Aブルー「ぼくは急ぐから、って抜いちゃったしねえ…」
ブルー 「君には恥じらいが無いのかい!?」
Aブルー「生憎とそんなものは無いねえ、ずっと昔から!」
ぼくのハーレイの悩みはソレで…、とフウと溜息。
Aブルー「恥じらい属性の、初々しいぼくが憧れらしいよ」
ブルー 「知ってるんなら、恥じらいたまえ!」
Aブルー「無理だってば!」
ハーレイだって理解はしてる、と開き直る人。
Aブルー「とにかくシャワーは浴びて来たから、法要お願い!」
キース 「…そんな話を聞いた後にか?」
Aブルー「卒塔婆は書いてくれたんだろう?」
ジキジキなのを、と見ている包み。
Aブルー「後はおはぎの出番だから…。イノシシサイズの」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 運んで来てもいい?」
Aブルー「もちろんだよ! ジキジキには欠かせないからね!」
卒塔婆を咥えて貰わないと…、とウキウキと。
今度はおはぎでジキジキですか…。
2016/09/20 (Tue)
☆その手で触るな
お中日にはスッポンタケの法要、トンデモな理由で遅刻なソルジャー。
「シャワーは浴びた」と涼しい顔で、このまま法要に突入する気で。
Aブルー「さてと、ジキジキな卒塔婆を確認しなくちゃね!」
キース 「その前に、身を清めてくれ!」
汚らわしい手で触るんじゃない、とシッシッと。
キース 「おい、象香炉はあるんだろうな!?」
ブルー 「そりゃ、あるけどさ…。もう長いこと使っていないよ」
キース 「なんでもいいから、持って来てくれ!」
きちんと使えるようにして、という注文で。
ぶるぅ 「んとんと…。おはぎの用意よりも先?」
キース 「当然だろうが、この状況では法要をする気になれんしな!」
ぶるぅ 「オッケー! ちゃんと包んで仕舞ってあるから!」
取って来るね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が跳ねてゆきまして…。
シロエ 「えーっと…。それって、どういう香炉なんです?」
マツカ 「香炉なら其処にありますけど…」
お焼香用に、とマツカ君が指差す普通の香炉。
マツカ 「あれじゃ駄目だと言うんですか?」
キース 「ハッキリ言うがな、今のあいつには触らせたくない!」
俺の持ち物ではない香炉でも、と苦い顔。
キース 「シャワーくらいで穢れが取れるか、馬鹿野郎!」
Aブルー「何を言うかな、きちんと洗って来たってば!」
奥の奥まで指でしっかり、と意味深な台詞。
Aブルー「昨夜のが中に残っていたしね、そのまま寝たから」
ブルー 「もういいから!」
喋るんじゃない、と怒鳴る生徒会長。
ブルー 「下品な話はお断りだよ!」
Aブルー「だって、キースが…」
ブルー 「そういう次元じゃないんだってば、キースが言うのは!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 用意してきたよ!」
はいどうぞ、とドンと出て来た象が座っている形の香炉。
Aブルー「なんだい、これは?」
キース 「見ての通りに象香炉だが? 象の形だから」
この上を跨げ、という指示が。
象を跨ぐと何か効果があるとでも…?
2016/09/21 (Wed)
☆イノシシとマグロ
お中日にはスッポンタケの法要、卒塔婆を出そうとしたソルジャー。
けれど朝にもヤッていた人、キース君が怒って用意させたのが象香炉。
Aブルー「…これを跨ぐとどうなるんだい?」
キース 「全身の穢れが取れるんだ! 清めのお香で!」
さっさと跨げ、と指差しまして。
キース 「卒塔婆の包みに触っていいのは、それからだ!」
Aブルー「えーっと…。象の形に意味はあるのかい?」
キース 「象は神聖な生き物だからな、仏教では!」
あんたの穢れも祓えるだろう、という話。
キース 「あんたを追い出したいくらいなんだが、ここは我慢だ!」
Aブルー「穢れてるなんて言われてもねえ…。ジキジキだって大切で」
でも仕方ない、と香炉を跨いで、「もういいかい?」と。
Aブルー「早く用意をしたくってさ…。ジキジキな卒塔婆!」
ぶるぅ 「えとえと…。おはぎを持って来てもいい?」
キース 「そういう約束だったしな…。象香炉はもう片付けてくれ」
ぶるぅ 「オッケー!」
他のみんなは要らないもんね、と象香炉を抱えて出て行って…。
ぶるぅ 「はい、おはぎ~! イノシシサイズ!」
一同 「「「うわー…」」」
あれがおはぎか、と誰もが呆然、瞬間移動で運び込まれた特大おはぎ。
Aブルー「素晴らしいよ! それじゃ卒塔婆の出番だね!」
キース 「粗略に扱ったら許さんぞ!」
俺が命懸けで書いたんだから、という卒塔婆の梱包が解かれまして。
Aブルー「はい、ジキジキの御登場~!」
キース 「その言葉を言うな!」
Aブルー「だけど、これからジキジキなんだよ!」
イノシシなおはぎの奥の奥までズンズンと、と構える卒塔婆。
Aブルー「えっと、おはぎは…。押さえなくても大丈夫かな?」
シロエ 「スイカの時より、安定はいいと思いますけど」
ぶるぅ 「イノシシじゃないから逃げないよ?」
Aブルー「それって、マグロと言わないかい?」
マグロはちょっと…、と言われましても。
イノシシの次はマグロだと?
2016/09/22 (Thu)
☆マグロじゃ駄目です
いよいよスッポンタケの法要の準備、イノシシサイズのおはぎも登場。
卒塔婆を刺したいソルジャーですけど、此処でマグロがどうこうと。
Aブルー「安定がいいのは嬉しいけどさ…。マグロは嫌だよ」
シロエ 「おはぎの何処がマグロなんです?」
ぶるぅ 「えとえと…。お供えにするくらいなんだし、精進だよ?」
お菓子だけど精進料理の内だから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「お膳とかにも、マグロなんかは使ってないから!」
サム 「だよなあ、何処から見たって立派な精進料理だぜ?」
ジョミー「お寿司もお刺身も無いもんね…。それにツナもさ」
Aブルー「そういうマグロじゃなんだってば!」
おはぎの態度が問題なんだ、と謎の台詞が。
一同 「「「おはぎの態度?」」」
Aブルー「ジキジキにはとても大切なんだよ、そういうトコも!」
スイカの時にはシロエとマツカが逃げないように押さえてた、と。
Aブルー「嫌よ嫌よも好きの内だし、あれでこそでさ!」
キース 「話がサッパリ見えないんだが…?」
Aブルー「君とジョミーは出来上がってから来たからね!」
スイカが卒塔婆を咥え込んだ後に…、と卒塔婆を手にするソルジャー。
Aブルー「これで奥までズンズンだから…。マグロだとねえ…」
シロエ 「ぼくにも話が謎なんですけど…?」
Aブルー「君もかい? あの時、スイカを押さえてくれたのに…」
ジキジキの手伝いをしてくれたのに、という嘆き。
Aブルー「咥え込む方もね、マグロじゃ話にならないんだよ!」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「セックスは思い切り楽しんでこそ! お互いに!」
突っ込む方も咥え込む方も…、とイヤンな主張。
Aブルー「マグロじゃ駄目だね、もっとエンジョイ!」
キース 「あんたは何を言いたいんだ?」
Aブルー「おはぎにもジキジキを楽しんで欲しいと思ってさ!」
一同 「「「え…?」」」
どうやって、という素朴な疑問。
マグロはともかく、おはぎに何を…?
2016/09/23 (Fri)
☆おはぎでも暴れて
スッポンタケのお彼岸の法要、準備の真っ最中ですけれど。
ソルジャーが言うにはマグロなのがおはぎ、イマイチ楽しめない世界。
Aブルー「平たく言うなら、マグロというのはセックスの時に…」
ブルー 「言わなくていいから!」
Aブルー「駄目だよ、みんな分かってないしね、マグロの意味を!」
魚のマグロじゃないんだから、とブツブツと文句。
Aブルー「何もしないでゴロンと寝たままなのがマグロでさ…」
サム 「あー…。魚市場とかで転がってるよな、そういうのがよ」
Aブルー「分かってくれた? それじゃセックスを楽しめないから…」
おはぎにもジキジキを楽しんで欲しい、と繰り返す台詞。
Aブルー「マグロにならずに、積極的に!」
シロエ 「…おはぎは所詮、おはぎですけど?」
ジョミー「だよねえ、マグロだったら生きてる間は暴れもするけど…」
おはぎじゃ無理だ、とジョミー君も。
ジョミー「お菓子なんだし、動くわけがないよ」
シロエ 「スイカだったら安定が悪かったんですけどね…」
ゴロンと丸いわけですから、と。
シロエ 「押さえていないと転がりますけど、おはぎの場合は…」
マツカ 「卒塔婆を刺しても平気ですよね、このままで」
押さえる必要も無いですよ、とマツカ君も見ている特大おはぎ。
マツカ 「それにイノシシサイズですから、重量だって…」
Aブルー「そのイノシシだよ、パワーにあやかりたいからねえ!」
是非、見習って暴れて欲しい、と注文されても、おはぎな相手。
シロエ 「おはぎは暴れたりしませんから!」
キース 「まったくだ。…本物のイノシシは迷惑だがな」
Aブルー「それは聞いたよ、墓石を倒して行くんだろう?」
だからジキジキにもそのパワーを、と謎な発言。
キース 「あんた、墓石がなんだと言うんだ!」
Aブルー「墓石の代わりに卒塔婆だってば!」
一同 「「「え?」」」
卒塔婆を倒して暴れるのか、と誰もがビックリ仰天。
どうすればおはぎが暴れ出すと…?
2016/09/24 (Sat)
☆エッチに揺すって
イノシシサイズのおはぎが出て来た、スッポンタケのお彼岸の法要。
其処でソルジャーが要求するのが、墓石を倒すというイノシシパワー。
Aブルー「卒塔婆も引っくり返りそうなほどに、暴れるおはぎ!」
シロエ 「ですから、おはぎは暴れませんよ! お菓子ですから!」
Aブルー「分かってないねえ、何のために君たちがいるんだか…」
其処のおはぎを台ごと動かせ、と命令が。
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「前後左右に揺すってくれればいいんだよ! 男子全員で!」
スウェナは入らなくていいから、と目指す所は兄貴な世界。
Aブルー「エッチな感じに揺すって欲しいね、こう、アンアンと!」
キース 「あんた、おはぎを何だと思っているんだ!」
Aブルー「もちろん、スッポンタケの卒塔婆のパートナーだよ!」
ジキジキな卒塔婆を咥え込むのだ、と譲らない人。
Aブルー「ぼくが卒塔婆でズンズンいくから、さっさと揺する!」
キース 「そんな下品なオブジェは認めん!」
Aブルー「だったら、御布施を倍返しで…。それならいいけど」
キース 「うっ…」
それは無理だ、と副住職の苦悶の表情。
キース 「一生かかっても払い切れんし、盗み出したら親父がだな…」
Aブルー「ほらね、キースもこう言ってるから、おはぎを揺する!」
位置について、と配属されたシャン学メンバー。
シロエ 「重いんですけど…」
マツカ 「イノシシサイズですからね…」
サム 「下手な米よりミッシリ詰まってやがるしよ…」
ジョミー「これを四人で揺するわけ…?」
腰がヤバそう、と嘆くジョミー君の声に歓喜のソルジャー。
Aブルー「いいねえ、腰も壊れるくらいのジキジキってね!」
一同 「「「ひいぃっ!」」」
Aブルー「ほらほら、揺すって! もっとエッチに!」
シロエ 「こ、こうですか…?」
Aブルー「いい感じだよ、スッポンタケも漲ってるよ!」
でもって奥の奥までズンズン、と構える卒塔婆。
それでグサリと刺すわけですね…?
2016/09/25 (Sun)
☆腰がヤバイんです
スッポンタケのお彼岸の法要、イノシシサイズのおはぎでオブジェを。
目指すはジキジキ、ソルジャーが構える卒塔婆で奥まで貫くそうで。
Aブルー「もっと頑張ってエッチに揺する! こう、アンアンと!」
シロエ 「真面目に重すぎるんですけど!」
サム 「ジョミーでなくても腰がヤバイぜ、なんつーか、こう…」
マツカ 「砕けそうな感じですよね、もう文字通りに…」
Aブルー「それでこそだよ、ジキジキには腰が大切だから!」
スッポンタケが漲って来たら奥までズンズン、と振り上げる卒塔婆。
Aブルー「咥え込んだら、イイ声をね!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「それじゃ、奥まで!」
ズンッ! と振り下ろされたのが卒塔婆、おはぎにグッサリ。
一同 「「「ギャッ!」」」
Aブルー「あのねえ…。もうちょっと雰囲気が欲しいんだけど!」
君たちがへたり込むのはともかく…、と不満そうな顔。
Aブルー「それじゃ悲鳴で、よがり声にもなってないから!」
ブルー 「下品な話はお断りだよ!」
Aブルー「でもさ、せっかくイノシシサイズのおはぎがさ…」
スッポンタケを咥え込んだのに、とブツブツブツ。
Aブルー「ぼくだって、ハーレイを咥え込んでた途中でこっちへ…」
ブルー 「その話もやめてくれたまえ!」
象香炉を跨いで清めたんなら大人しく、という声が。
ブルー 「本当だったら叩き出したいトコなんだからね!」
キース 「俺も同感だが、御布施の倍返しは出来ないし…」
もう諦めて法要あるのみ、と悲壮な決意。
キース 「とりあえず、みんな座ってくれ」
ジョミー「いたたた、さっきので腰を打ったから…」
シロエ 「ぼくは受け身を取りましたけど…」
マツカ 「ぼくもです。柔道部に入ったお蔭ですよ」
サム 「俺は駄目っぽい感じだぜ…」
キース 「だからと言って、寝転がるな!」
Aブルー「いいと思うよ、寝てたって!」
ジキジキの後は寝るのも大切、とイヤンな発言。
元凶のくせに迷惑な…。
2016/09/26 (Mon)
☆腰がヤバくても
スッポンタケのお彼岸の法要、イノシシサイズのおはぎに卒塔婆。
ソルジャーが見事に刺しましたけれど、腰を傷めて寝ているのが二人。
Aブルー「ジョミーとサムは寝てていいから! そのままで!」
キース 「法要に椅子席というのはアリだが、基本は正座だ!」
寝て出席など見たこともない、と怒りMAX。
キース 「寝ていてもいいのは仏様だけだ、早く起きんか!」
Aブルー「ああ、仏様! ウッカリしてたよ!」
この卒塔婆も寝かせておかないと…、と傾けにかかっている卒塔婆。
シロエ 「いったい何をしてるんです?」
Aブルー「ほら、イノシシは墓石も倒すパワーが売りらしいから…」
マツカ 「せっかく刺したのに倒すんですか?」
Aブルー「抜くわけじゃないから、これでいいんだよ!」
こんな感じで、と刺さったまんまで傾けられたジキジキな卒塔婆。
Aブルー「体位も色々あるからさ…。これだと何になるんだろう?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「四十八手って前も言ったと思うけど?」
セックスの時は体位も大切、と威張り返りで。
Aブルー「イノシシなパワーでジキジキなんだよ、漲るよねえ!」
キース 「卒塔婆の件は諦めもするが、そこの二人は…」
さっさと起きろ、とサム君とジョミー君をゲシッと足蹴に。
サム 「いてえじゃねえかよ!」
ジョミー「本当に腰が痛いんだってば、嘘じゃなくって!」
ぶるぅ 「んとんと…。それじゃ湿布とか…」
Aブルー「いいんじゃないかな、湿布を貼るならズボンとか…」
パンツも一緒に下ろさなくちゃね、と嫌すぎる発言。
サム 「要らねえから!」
ジョミー「ぼくも治った!」
まだ痛いけど、と呻きながらも正座な二人。
Aブルー「あれっ、湿布は?」
ブルー 「君の前で湿布を貼られるよりかは、座るらしいね」
サム 「まだ死にたくはねえからよ…」
キース 「仏様から復活したんだな?」
なら法要を始めるとするか、と数珠をジャラッと。
いよいよですね?
2016/09/27 (Tue)
☆呪文が欲しい人
いよいよスッポンタケのお彼岸の法要、腰を傷めている二人も正座。
おはぎに刺さった卒塔婆なオブジェ、キース君がハハーッと一礼で…。
キース 「願我~身浄~如香炉~…。願我~心如~…」
Aブルー「うんうん、いいねえ!」
その調子で有難いお経をよろしく、とソルジャー、ウキウキ。
Aブルー「早くジキジキを増やしてほしいな、あの呪文でさ!」
ブルー 「お経と呪文を一緒にしないでくれるかな?」
それと静かにするように、と生徒会長、いや伝説の高僧、銀青様。
ブルー 「あの最悪なオブジェだけでも酷すぎるんだし…」
Aブルー「何を言うかな、あれが法要の肝なんだよ!」
キースの呪文でドカンと増えてパワーアップだ、という主張。
Aブルー「美味しい食事が沢山増える呪文だろう?」
ブルー 「変食陀羅尼は施餓鬼用だから! 君のためじゃなくて!」
イノシシサイズのおはぎも餓鬼に施すものだ、と言っても無駄で。
Aブルー「ぼくもお腹を空かせてるんだよ、途中で来たから!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「ハーレイがまだイッてないのに抜いて来たわけで!」
一同 「「「ひいぃっ!」」」
法要の最中になんてことを、と誰もが絶句。
シロエ 「ちょっと強烈すぎませんか?」
サム 「ひでえよなあ…」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
此処で黙ったら終わりだとばかり、キース君が唱えるお念仏。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「それはいいから、呪文をお願い!」
美味しいジキジキが増えるように、という注文。
Aブルー「そのために御布施を払ったんだしね、あれをやってよ!」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
サム 「ヤバイぜ、このままいっちまうとよ…」
シロエ 「どうなるんです?」
サム 「じきに出番が来ちまうんだよ、変食陀羅尼の」
一同 「「「ええっ!?」」」
ゲッと仰け反る御一同様。
それは必須で、避けられない展開なんですか…?
2016/09/28 (Wed)
☆逃げられない施餓鬼
イノシシサイズのおはぎに刺さった卒塔婆なオブジェ、そういう法要。
そしてソルジャーが期待している、ジキジキが増える呪文が問題。
シロエ 「サム先輩…。その呪文は飛ばせないんですか!?」
サム 「施餓鬼をするなら仕方ねえんだよ、必須だからよ…」
キースには気の毒すぎだけどよ、と副住職をチラ見。
サム 「寺によっては、やらねえ所もあるヤツだしよ…」
シロエ 「それはどういう意味なんです?」
サム 「施餓鬼をやるのはお盆だけ、って寺もあってよ…」
スウェナ「元老寺はそっちの方じゃないのね?」
サム 「お彼岸にもやるって方の寺だぜ、だから秒読み」
今のお経の流れで既にカウントダウン、という宣告。
サム 「施餓鬼に向かってまっしぐらってトコだぜ、今は」
一同 「「「うわー…」」」
最悪すぎだ、と一同ガクブル。
ジョミー「それって今から止められないわけ!?」
サム 「お前、それでも坊主かよ…。棚経とかでも同じだぜ」
決まったお経を淡々と読んでなんぼだから、と嫌すぎる説明。
サム 「だからよ、キースも逃げられねえから…」
Aブルー「ぼくはその方がいいけれど…。って、あれ?」
キースは何を、と見ている先で立ち上がったのが副住職。
キース 「…………」
シロエ 「例の卒塔婆を起こしてますよ?」
Aブルー「何をする気かな、まさか抜いたりしないだろうね?」
刺さっているのが大切なのに、と言い終えない内に抜かれた卒塔婆。
Aブルー「あーっ!!!」
キース 「のうまくさらば、たたぎゃた、ばろきてい…」
一同 「「「え?」」」
あの呪文だ、と眺める間に、キース君、卒塔婆を恭しく捧げ持ち…。
キース 「おんさんばら、さんばら、うん…」
Aブルー「ゆっくり振っていないかい?」
ブルー 「あれが施餓鬼の正式な作法になるんだけれど?」
Aブルー「素晴らしいよ!」
あれがスッポンタケの腰遣いなのか、と瞳がキラキラ。
それって何の話ですか…?
2016/09/29 (Thu)
☆施餓鬼の作法は
スッポンタケのお彼岸の法要、キース君が抜いたジキジキな卒塔婆。
施餓鬼の正式な作法だとのこと、それにソルジャーが感極まった様子。
Aブルー「いいねえ、スッポンタケがウンウン! そういう感じ!」
ブルー 「やめたまえ!」
キース 「のうまくさらば、たたぎゃた、ばろきてい…」
Aブルー「もう最高の腰遣いだよ! ヤッてヤリまくるぞって!」
あれでイイ所を突いてくれたらもっと最高、と騒ぎまくり。
Aブルー「抜いちゃってるけど、エッチに揺すっているからね!」
一同 「「「ひいぃっ!!」」」
いったいどういう解釈なんだ、とガクガクブルブルですけれど。
キース 「おんさんばら、さんばら、うん…」
Aブルー「この有難い呪文でジキジキも増えるしねえ…!」
ブルー 「施餓鬼は餓鬼に施すものだから!」
Aブルー「ぼくもお腹が空いてるんだよ、抜いちゃったから!」
だけどズンズン満たされそう、と御満悦。
Aブルー「スッポンタケが漲ってくれれば、ぼくのハーレイもね!」
キース 「のうまくさらば、たたぎゃた、ばろきてい…」
シロエ 「あれって何処まで続くんです?」
サム 「三回唱えるのがお約束だしよ、これでラストだぜ」
Aブルー「そうなんだ…。フィナーレに期待!」
キース 「おんさんばら、さんばら、うん…」
ハハーッ! と押し頂いた卒塔婆、おはぎにズンッ! と。
Aブルー「やったあ!!」
シロエ 「ちょ、今のは正式なんですか!?」
キース 「………」
卒塔婆に向かって深く一礼、読経に戻った副住職。
Aブルー「最高だったよ、もうジキジキが増えまくりで!」
シロエ 「会長、あれは正しいんですか!?」
ブルー 「残念なことに、基本はね…」
本当は卒塔婆を所定の位置に戻すだけ、と。
ブルー 「だけど、おはぎに刺さっていたから…」
Aブルー「スッポンタケが奥まで貫き直したんだね!」
ぼくも帰ったら貫き直して貰うんだ、と歓喜の叫び。
悪夢の法要、これにて中継終了~。
2016/09/30 (Fri)