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シャングリラ学園つれづれ語り

☆何処も混みます


やって来ました、11月。早い場所だと雪の便りが来る季節。
けれど巷は紅葉のシーズン、行楽の秋の続きといった雰囲気でして。

ジョミー「紅葉はどうでもいいけどさあ…。出掛けたいよね」
シロエ 「何処に行っても人だらけですよ、このシーズンは」
スウェナ「素敵な場所だと、情報が直ぐに広まるものねえ…」

ネットの時代は何かと便利で、不便でもあるという話。

スウェナ「今が見頃です、って誰かが言ったらおしまいじゃない」
サム  「だよなあ…。寺なんかだと、開門前から並ぶらしいしよ」
キース 「門が開いても、後が延々と行列の寺もあるようだしな」

ウチの寺でさえ宿坊が満員御礼なんだ、と副住職。

キース 「観光に便利で、良心価格なものだから…」
シロエ 「でも、お勤めが必須でしょう? お寺ライフで」
キース 「いや? 一般の方には勧めていないぞ」

それに精進料理でもない、と解説が。

キース 「お寺ライフにこだわりすぎると、敬遠されてしまうしな」
ジョミー「ぼくたちが行くと、全部強制してるじゃない!」
キース 「それは、お前たちが身内だからだ。…親戚ではないが」

厳しくするのが筋だろう、と。

キース 「親父もそういう考えだし…」
ジョミー「迷惑だから!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ウチはこだわらないからね!」

好きにしてね、と歓迎モードな生徒会長宅での週末。

ぶるぅ 「混んでる季節は、ウチで遊んでくれればいいから!」
シロエ 「ありがとうございます、お邪魔してます」
マツカ 「邪魔すると言えば…。アレはどうなったんでしょう?」
一同  「「「アレ?」」」

はて、と首を傾げる御一同様。

マツカ 「あれっきり音沙汰無しですけど…。妖精ですよ」
ブルー 「そういえば…。取り替えっ子に期待と言ったきりで…」
サム  「来てねえよな?」
キース 「まさかと思うが、仁王スッポンタケを貰いやがったか?」

デカイのがドンと届いたろうか、と不安そう。
五体投地の効果抜群?


2016/11/01 (Tue)

 

☆お念仏の効果は


紅葉のシーズンは何処も混むから、と生徒会長宅に来ている面々。
出て来た話題が仁王スッポンタケで、先月の騒ぎと誰かさんが問題。

キース 「五体投地を三千回もさせられたが…。アレが効いたか?」
ブルー 「どうなんだろうねえ…。なにしろ相手は妖精だから」
シロエ 「お念仏が効くとは限りませんよね、妖精なんかに」
スウェナ「でも…。お念仏っていうのは万能なんでしょ?」

何でも南無阿弥陀仏じゃないの、と副住職の方に視線が。

スウェナ「キースの宗派は、南無阿弥陀仏だって聞いてるわよ?」
サム  「そうでもねえぜ? 陀羅尼とかも使うわけだしよ…」
一同  「「「陀羅尼?」」」
キース 「アレだ、例の勘違い野郎が喜ぶヤツだ!」

美味い食事が増える呪文だ、という解説。

キース 「施餓鬼の時にはアレが必須だし、他にもだな…」
サム  「阿弥陀如来根本陀羅尼も定番だよな!」
シロエ 「じゃあ、お念仏はオールマイティじゃないわけですか?」
キース 「其処を突っ込まれると辛いんだが…」

基本は南無阿弥陀仏なのだ、と副住職のトーク。

キース 「他の宗派だと般若心経の所も、お念仏で通すわけだしな」
シロエ 「そのお念仏で、五体投地を三千回ですか…」
マツカ 「妖精が相手でも、効きそうな気がしてきますよね…」

仁王スッポンタケと取り替えて貰ったんでしょうか、と不安そう。

マツカ 「駄目だったんなら、怒鳴り込んで来そうな人ですし…」
一同  「「「あー…」」」

それは言えてる、と誰もが思う迷惑な人。

ブルー 「確かにねえ…。コケていたなら苦情の嵐も有り得るよ」
シロエ 「むしろ、そっちのコースでしょう。もう確実に!」

怒鳴り込みコースで決定ですよ、と嫌すぎる意見。

シロエ 「来ないってことは、貰っちゃったんじゃないですか?」
キース 「お念仏で仁王スッポンタケをか?」
シロエ 「ええ、妖精の活躍で…」

取り替えっ子の登場ですよ、とガクガクブルブル。
真相や如何に…?


2016/11/02 (Wed)

 

☆貰った可能性


ソルジャー夫妻が仁王スッポンタケを貰ったのでは、と怖すぎる話。
先月、みんなで山に行って以来、現れないのが例の迷惑な人で…。

シロエ 「お念仏が効いたと思うんですけどね…。妖精にも」
キース 「取り替えっ子で貰いやがったというのか?」
シロエ 「どんなサイズのかは知りませんけど、可能性の方は…」

高そうですよ、とシロエ君が恐れる取り替えっ子。

シロエ 「妖精は世界の壁も越えると聞きましたから…」
ブルー 「越えて出入りをしてると言うよね、妖精ってヤツは」

妖精の世界と人間の世界を…、と生徒会長、フウと溜息。

ブルー 「別の世界に行けるわけだし、あっちの世界にも…」
サム  「行きやがったのかよ、スッポンタケを取り替えに?」
シロエ 「キース先輩が頑張って拝んでましたから…」

祈りが通じたんじゃないでしょうか、とブルブルと。

シロエ 「それで素敵なヤツを貰って、大満足で…」
ブルー 「来ないというのは有り得るねえ…」
サム  「マジかよ、思い切りビッグサイズのヤツなのかよ?」
ブルー 「其処の所は分からないけど、貰ったかもねえ…」

仁王スッポンタケというヤツを、と振っている頭。

ブルー 「ついでに毒も無かったんだろうね、そのキノコには」
キース 「検疫で毒が出ていた場合も、苦情を言いそうではあるな」
シロエ 「キース先輩の祈り方が悪い、というヤツですね!」

そういう文句もありそうですよ、と納得な人。

シロエ 「つまりは、無毒で素晴らしいヤツを貰ったと…」
ブルー 「そうなるだろうね、まるで姿を見せないんだから」
キース 「二度と来ないといいんだが…」

もう腐れ縁は御免なんだ、と言ってますけど。

スウェナ「無理じゃないかしら、その内に来るわよ」
ジョミー「こっちの世界が好きだしね…」
シロエ 「キノコの季節じゃなくてもウロウロしてますし…」
ブルー 「多分、時間の問題だよ」

今度は何が起こるやら、と曇らせる顔。
今月もヤバイと…?


2016/11/03 (Thu)

 

☆きっと来る人


妖精から仁王スッポンタケを貰ったのでは、と噂のソルジャー夫妻。
取り替えっ子でゲットな可能性は高く、満足してそうですけれど。

キース 「来ると言うのか、また今月も?」
ブルー 「来なかった月があると思うのかい、今までに…?」
シロエ 「えーっと…。あの人たちが出現してからは無いですね…」
サム  「一度もねえよな、来ねえで終わった月なんかはよ…」

なんだかんだで来ていやがるぜ、とサム君も溜息。

サム  「其処へキースが余計なことをしやがったから…」
スウェナ「もう完璧に詰んでるのよねえ、いろんな意味で…」
ジョミー「いつもリーチでテンパイっていう感じだよね…」
シロエ 「ええ、間違いなくキース先輩のせいですね!」

とんでもない弟子を取るからですよ、と視線をチラリ。

シロエ 「あんな迷惑な弟子さえ無ければ、もう少しですね…」
マツカ 「状況はマシになってましたよ、特にキノコのシーズンは」
ブルー 「間違いないねえ、キースがA級戦犯なのは」

お蔭でキノコに追われる日々だ、と生徒会長もお手上げのポーズ。

ブルー 「一人で背負ってくれればいいのに、そうしないから…」
キース 「その件については、文句はあいつに言ってくれ!」

やたら巻き添えを食らわせてるのは俺じゃない、と否定の副住職。

キース 「先月のキノコ狩りにしたって、強引にだな…!」
??? 「失礼だねえ! 言葉は選んでくれたまえ!」

坊主のくせに、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「坊主は喋るのが仕事の筈だよ、言葉はきちんと!」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!?」
Aブルー「ぼくの世界のシャングリラだけど?」

今日は直通でやって来ましたー! と威張る人。

Aブルー「そろそろ報告をしなくっちゃ、と思ってさ!」
一同  「「「報告?」」」
Aブルー「そう! 先月のキノコ狩りのことだよ!」

君たちも参加してくれたアレ、とニコニコと。
仁王スッポンタケなトークですか?


2016/11/04 (Fri) 

 

☆報告したい人


紅葉の季節は何処も込むから、と生徒会長宅に来ている御一同様。
其処へ登場したのがソルジャー、先月のキノコ狩りの報告だとかで。

Aブルー「キースは何もかも、ぼくのせいにしたいらしいけど…」
キース 「その通りだろうが、あんたが巻き添えをかますんだ!」

俺だけに留めておけばいいのに、と噛み付く副住職。

キース 「お蔭で俺は肩身が狭くて、さっきから皆に責められて…」
Aブルー「別にいいじゃないか、君のお蔭でぼくは大満足だし!」
キース 「…あんた、例のヤツを貰ったのか?」
Aブルー「其処もキッチリ言って欲しいね、仁王スッポンタケと!」

言葉を誤魔化してしまわないで、という注文。

Aブルー「君の御祈祷と、みんなが見付けたスッポンタケがさ…」
シロエ 「効果があったと言いたいんですか?」

フェアリーリングに、とシロエ君の顔に怯えた表情。

シロエ 「キース先輩に、妖精を拝めと言ってましたが…」
Aブルー「そうだよ、五体投地でしっかり拝んで貰ったからねえ!」

五体投地を三千回だ、と嬉しそうな顔。

Aブルー「妖精に願いが通じたらしくて、それは素敵に!」
キース 「…ビッグサイズのスッポンタケが届いたんだな?」

取り替えっ子で、あんたの世界のシャングリラに…、と。

キース 「聞きたくもないが、その報告にやって来たのか?」
Aブルー「もちろんだよ! 実に素晴らしかったから!」

もう毎日が漲りまくりで充実の日々、と満面の笑顔。

Aブルー「今日も朝からハーレイに押し倒されちゃって…」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「何を言うかな、これが肝心のトコだから!」

今日は途中で抜いていないし、と悪びれない人。

Aブルー「朝からガンガン、二発、三発!」
ブルー 「退場!!!」
Aブルー「駄目だね、仁王スッポンタケの話はこれから!」
一同  「「「ひいぃっ!」」」
Aブルー「そこで逃げない!」

しっかり聞いて、と喋りたいらしく。
敵前逃亡は不可能ですね…?


2016/11/05 (Sat) 

 

☆サイズが気になる


先月のキノコ狩りの話をしに来たソルジャー、非常に御機嫌でして。
仁王スッポンタケを貰ったらしくて、充実の日々で朝からガンガン。

Aブルー「もう本当に素晴らしいんだよ、仁王スッポンタケは!」
一同  「「「………」」」
Aブルー「どうして其処で黙るかな? もっと盛り上がって!」

君たちのお蔭でゲット出来たんだから、とウキウキと。

Aブルー「キースの御祈祷もさることながら、妖精のパワー!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 取り替えっ子で大きくなった?」
Aブルー「それはもちろん! もうMAXに!」

大きくなってビンビンのガンガン、と紅潮する頬。

Aブルー「あれでこそ、ぼくのハーレイだよ! 漲りまくりで!」
ぶるぅ 「えとえと…。大きくなったの、スッポンタケでしょ?」
Aブルー「違うよ、ぼくのハーレイのアソコだってば!」

もうしっかりと勃ち上がって、とニコニコニッコリ。

Aブルー「でもって奥の奥までズンズン、今日も朝から!」
ぶるぅ 「仁王スッポンタケを貰ったんじゃないの?」
Aブルー「貰ったよ? だからハーレイがビンビンで!」

仁王スッポンタケの御利益だよね、とキラキラ輝く瞳。

Aブルー「まさか此処まで凄いだなんて…。仁王スッポンタケ!」
ぶるぅ 「んとんと…。大きさ、どのくらいだったの?」
Aブルー「このくらいだね!」

ひ弱な仁王スッポンタケだったらしい、と手で示すサイズ。

Aブルー「見た目は普通のスッポンタケでさ…」
シロエ 「それって、普通のスッポンタケじゃないですか?」
Aブルー「違うね、ちゃんと取り替えっ子だよ!」

そういう音がしていたからね、と言われましても。

シロエ 「音っていうのは何なんです?」
Aブルー「カウントダウンの音だけど?」
一同  「「「カウントダウン?」」」
Aブルー「そう、カチカチとカウントダウンの時計の音が!」
一同  「「「時計!?」」」

何のことだ、と目を剥いている御一同様。
カウントダウンで時計って…?


2016/11/06 (Sun)

 

☆カチカチと音が


ソルジャー夫妻が妖精に貰った、仁王スッポンタケとやらの話。
取り替えっ子だそうですけれども、カウントダウンの音がしたとか。

シロエ 「えっと…。時計というのは、その辺にある時計ですか?」
Aブルー「其処は妖精の時計だからねえ、どうなんだか…」

ちょっと仕組みは違うかもね、と誇らしそうに。

Aブルー「だけどカウントダウンなんだよ、カチカチと!」
ジョミー「…カチカチ山とは違うわけ?」
Aブルー「カチカチ山というのは何だい?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ タヌキさんが火だるまになるお話だよ!」

ウサギさんが火を点けるんだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

Aブルー「それはまた…。タヌキの丸焼きが出来るのかい?」
ぶるぅ 「どうだったっけ? ウサギさん、丸焼き、食べたっけ?」
シロエ 「お爺さんが食べたんじゃないですか? 話の流れ的に」

お婆さんの敵討ちでしたよね、とアバウトすぎるカチカチ山。

シロエ 「それはともかく、時計の話はどうなんです?」
Aブルー「誰も火だるまになってはいないね、ぼくの世界じゃ!」

カチカチ山とは違うであろう、という見解。

Aブルー「時計の音が聞こえてただけで、火は出てないから!」
ブルー 「ちょっと訊くけど、時計の音は何処で聞こえたわけ?」
Aブルー「何処でって…。ぼくのシャングリラだけど?」

詳しく言うなら、ぼくの青の間、と。

Aブルー「散らかってるから、最初はハッキリしなくって…」
一同  「「「あー…」」」

そういえば片付けられない人だった、と一同、納得。

シロエ 「じゃあ、ゴミの山の中でカチカチですか?」
Aブルー「そうなんだよねえ、だからハーレイが慌てちゃって!」

爆発物かと思ったらしい、と言われましても。

シロエ 「いわゆる時限爆弾ですね?」
Aブルー「そんなトコだね、カウントダウンはセットものだし!」
ブルー 「慌てない方が変だから!」

青の間で時限爆弾なんて、と生徒会長。
ヤバすぎですよね…。


2016/11/07 (Mon)

 

☆セキュリティはザル


ソルジャー夫妻が妖精に貰った、取り替えっ子な仁王スッポンタケ。
青の間で時計の音がカチカチ、時限爆弾かと慌てたのがキャプテン。

ブルー 「君のシャングリラは、セキュリティがザルなのかい?」
Aブルー「失礼な! 君のシャングリラよりもパーフェクトだよ!」

腐っても人類と戦闘中だ、と威張るソルジャー。

Aブルー「いくら青の間が散らかっていても、完璧だってば!」
シロエ 「でもですね…。時限爆弾が来たんですよね?」
ジョミー「カチカチだったら、そういうヤツしか無いもんね…」
ブルー 「発火装置ってこともあるけどねえ…」

どっちにしたってヤバイじゃないか、と生徒会長、苦い顔。

ブルー 「もっと厳重にチェックしたまえ、シャングリラ中を!」
Aブルー「いいんだってば、相手は妖精だったから!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「カウントダウンだと言ったじゃないか!」

カチカチいうのはカウントダウン、とニコニコと。

Aブルー「ハーレイは焦って探してたけどね、爆弾を!」
シロエ 「爆弾じゃなかったんですか?」
Aブルー「ある意味、凄い爆弾だけどさ…」

軽く六回は起爆したから、と怖すぎる台詞。

シロエ 「ちょ、ヤバすぎるじゃないですか!」
ブルー 「六回も起爆しただって!?」

どういう仕掛けの爆弾なのだ、と生徒会長も唖然呆然。

ブルー 「爆発物処理にも困りそうだよ、そんな仕掛けは!」
Aブルー「困ると言うより、ぼくは歓迎なんだけど!」

六回も爆発するんだからね、と嬉しそうな顔。

Aブルー「でもって、今朝も二発、三発!」
シロエ 「他にも爆弾があったんですか!?」
ブルー 「君のシャングリラはザルすぎるから!」

サッサと帰ってチェックするべし、と厳しいツッコミ。

ブルー 「そんなに何度も爆発してたら、青の間だって…」
Aブルー「平気だってば、ベッドが乱れただけだから!」

そのくらいのことは何でもない、と言われましても。
ベッドの下で爆発ですか?


2016/11/08 (Tue)

 

☆ベッドの上です


ソルジャー夫妻が取り替えっ子で貰った、妖精の仁王スッポンタケ。
その話とは別に時計がカチカチ、六回も起爆したのだそうで。

ブルー 「ベッドの下で爆発なのかい、その爆弾は?」
Aブルー「下じゃなくって、上だったけど?」

だからベッドが乱れたのだ、と答えるソルジャー。

Aブルー「もうグチャグチャでさ、今朝にも二発、三発だから!」
ブルー 「本当にザルだよ、君のシャングリラのセキュリティ!」
シロエ 「まったくです。それにベッドの上だったなんて…」

どれだけ散らかった部屋なんですか、とお手上げのポーズ。

シロエ 「カチカチって音で探したんですよね、爆発物を?」
ブルー 「そうだよ、ぼくのハーレイが!」
キース 「探していたのに、見付からないままで爆発とはな…」
ジョミー「それもベッドの上っていうのが酷いよねえ…」

ゴミ屋敷ならぬゴミベッド、とジョミー君だって呆れた顔。

ジョミー「寝る場所くらいは、片付けるべきだと思うけど…」
シロエ 「爆弾が埋もれるようなベッドは最悪ですよ!」

もっと綺麗にして下さい、と吊り上げる眉。

シロエ 「その内、病気になりますよ? そんなベッドじゃ!」
ブルー 「ぼくも同感だよ、君の青の間は酷すぎだってば」

お掃除部隊に頼みたまえ、と掃除のススメ。

ブルー 「マットレスもきちんと干して貰って、上掛けも…」
Aブルー「その辺はハーレイに任せてるけど?」

毎日のベッドメイキングなら、と自慢する人。

Aブルー「リネン類とかも任せて安心、汚れたってね!」
ブルー 「だけど散らかってるんだろう?」

爆弾があっても分からないほど、と深い溜息。

ブルー 「一つ間違えたら死ねるよ、それじゃ!」
Aブルー「間違えなくても、何回も昇天したけどねえ!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「だって連続で六回以上も起爆だよ?」
ブルー 「昇天したって!?」

死んだのなら何故、此処にいるのだ、という疑問。
まさか幽霊なんですか…?


2016/11/09 (Wed)

 

☆ベッドで起爆です


取り替えっ子で仁王スッポンタケを妖精に貰った、ソルジャー夫妻。
けれど時計の音がカチカチ、ベッドの上で六回も起爆したとかで。

ブルー 「いくら君でも、昇天したら死ぬ筈だよね…?」
Aブルー「それはもう! 何回イッたか、分からないほどで!」
キース 「やはり死んだのか…。頼む、迷わず成仏してくれ!」

お念仏で、と唱え始めた南無阿弥陀仏。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
ブルー 「それで効くかな、光明真言もお唱えした方が…」
キース 「そ、そうか…。おん あぼきゃ べいろしゃのう…」
Aブルー「なんだか効きそうな呪文だねえ!」

その呪文は何に効くんだい、と食い付いた人。

Aブルー「スッポンタケが漲るヤツかな、もうビンビンに!」
ブルー 「いいから、サッサとお浄土に旅立ちたまえ!」
Aブルー「イッて来たってば、もう何回も!」

本当に凄い勢いで…、と瞳がキラキラ。

Aブルー「あれぞヌカロク、抜かず六発! 奥の奥まで!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「だからアレだよ、ハーレイが爆発したんだよ!」

仁王スッポンタケのパワーで、と妙な台詞が。

ブルー 「時計の音がしていたと言っていただろう!?」
シロエ 「そうですよ。ベッドに時限爆弾でしょう?」
Aブルー「違うよ、ぼくのハーレイがズンズンやってただけで!」

だからベッドが乱れまくり、と言われましても。

ブルー 「…それじゃ、カチカチいう音は…?」
Aブルー「カウントダウンの音だけど?」
シロエ 「時限爆弾の音ですよね?」
Aブルー「最初はそうかと思ったんだけど…」

ハーレイも焦って探したけれど、とニコニコと。

Aブルー「音の在り処を探っていったら、床の上にね!」
シロエ 「あったんですね、爆発物が?」
Aブルー「そうとも言うねえ、あの状況だと…」
ブルー 「どんな状況?」
Aブルー「宴の後だよ、キノコ狩りの!」

持って帰ったスッポンタケが埋もれてた、という話。
それがカチカチ…?


2016/11/10 (Thu)

 

☆キノコがカチカチ


妖精がくれた取り替えっ子な仁王スッポンタケ、ソルジャー夫妻用。
キノコ狩りで持ち帰ったキノコがカチカチ、そういう話ですけれど。

ブルー 「ちょっと訊くけど、床にあったのは例のキノコだね?」
Aブルー「そうだよ、埋もれちゃっててねえ…」
ブルー 「どう転がったら、持って帰った日に埋もれるのさ!」

君の青の間はゴミ屋敷か、と吊り上げる柳眉。

ブルー 「食べようと思ったキノコくらいは、きちんとしたまえ!」
Aブルー「だけど、普通のスッポンタケの山だしさ…」

仁王スッポンタケならともかくとして、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「取り替えっ子で貰えるまでは、放置プレイで!」
シロエ 「それで放っておいたんですか?」
Aブルー「だって、どうでもいいからね!」

そんなことより夜のお楽しみ、と怪しげな台詞。

Aブルー「ぼくのハーレイは脱がすのが好きでさ…」
ブルー 「そんな話はしなくていいから!
Aブルー「これが大事なんだよ、脱がせた服をポイポイと…」

適当に投げておくのが青の間の流儀、と涼しい顔で。

Aブルー「ぼくもお返しに脱がせるからねえ、もう二人分が!」
ブルー 「………例のキノコを下敷きにしたと?」
Aブルー「理解が早くて助かるよ!」

そしてパンツの下でカチカチ、と話の続き。

Aブルー「ぼくのハーレイが見付けたんだよ、音がする場所!」
ブルー 「時限爆弾じゃなかったと?」
Aブルー「ヤバいかも、と思ったから、ぼくがサイオンで透視で…」

そしたらスッポンタケだった、と聞いて一同、ビックリ仰天。

キース 「それは真面目にキノコだったのか?」
Aブルー「完璧にスッポンタケだったけど?」

何処から見たってスッポンタケ、と。

Aブルー「だけどカウントダウン中でさ、カチカチと!」
ブルー 「カウントダウンっていうのは何さ?」
Aブルー「取り替えっ子のお出ましだよ!」

仁王スッポンタケの登場がカウントダウンだとか。
本気でカチカチ鳴ってたと…?


2016/11/11 (Fri) 

 

☆カチカチで変身


ソルジャー曰く、カチカチと音を立てていたのがスッポンタケ。
妖精の取り替えっ子が現れるカウントダウンで、素敵にチェンジで。

Aブルー「だってカチカチ鳴ってるんだから、間違いないよね!」
ブルー 「普通、キノコは鳴らないから!」

時計を内蔵してはいない、と正論が。

ブルー 「どう考えてもおかしすぎだよ、そのカチカチは!」
Aブルー「でも、妖精のパワーなんだし、何でもアリで!」

世界の壁を越えてやって来たのだ、と言い張るソルジャー。

Aブルー「じきに交換しますから、ってカウントダウン開始だよ!」
ブルー 「仁王スッポンタケに変身を遂げるわけなのかい?」
Aブルー「それ以外の何があると言うのさ!」

カチカチと音がしてるんだから、と。

Aブルー「ビッグな仁王スッポンタケなら、見た目で分かるけど…」
シロエ 「普通サイズのが届いたんでしたっけ?」
Aブルー「そうだよ、ひ弱な仁王スッポンタケがね!」

だけどパワーはギュギュッと濃縮、と嬉しそうな人。

Aブルー「現に、食べたら抜かず六発! もうガンガンと!」
キース 「…カチカチ言うのを食べたのか、あんた?」
Aブルー「ぼくじゃなくって、ハーレイがね! それにさ…」

食べたのはカウントダウンが終わってからだ、という発言。

Aブルー「カチカチと音がしてる間は待たなくちゃ!」
ジョミー「…本当に時計だったわけ?」

相手はキノコなんだけど、とジョミー君の素朴な疑問。

ジョミー「なんで時計の音がするのか、謎なんだけど…」
Aブルー「そこは妖精パワーだから!」

どうとでもなるよ、と自信たっぷり。

Aブルー「ぼくもハーレイも見届けたからね、カウントダウンを!」
シロエ 「白い煙でも上がりましたか?」

カウントダウンが終わったら、という質問。

シロエ 「普通のヤツが化けたんですよね、凄いキノコに?」
Aブルー「きちんと呼んでくれたまえ!」

正式名称の方でよろしく、と注文が。
キノコじゃ駄目だと?


2016/11/12 (Sat) 

 

☆音が止んだら


ソルジャー夫妻が取り替えっ子で貰った、仁王スッポンタケ。
カチカチと音がしてカウントダウンで、普通サイズのが化けたとか。

Aブルー「スッポンタケの名前はきちんと呼ぶ! 誤魔化さずに!」
シロエ 「誰も呼びたくないですよ! キノコとしか!」
キース 「まったくだ。呼ぶだけで災いを呼びそうだからな」
Aブルー「失礼な…。学名で呼べとは言ってないから!」

学名だったら激しいけれど、とニンマリと。

Aブルー「なんと言っても、恥知らずな男根! それが学名!」
ブルー 「もう帰りたまえ! 君の世界に!」
Aブルー「まだ報告が済んでいないよ、取り替えっ子の!」

カウントダウンまでしか語っていない、と喋りたい人。

Aブルー「スッポンタケがカチカチなんだし、楽しみじゃないか!」
キース 「爆発するとは思わんのか、あんた!」
Aブルー「サイオンで探ったと言った筈だよ、問題は無し!」
シロエ 「それじゃ、カチカチは何だったんです?」
Aブルー「妖精からの贈り物だよ、これから交換しますとね!」

そうに違いないから見守ったのだ、という説明。

Aブルー「音が鳴り止んだら、仁王スッポンタケになるんだと…」
ブルー 「それでボワンと変わったのかい?」
Aブルー「ひ弱な仁王スッポンタケだし、見た目は何処も…」

変わらなかった、と少し残念そう。

Aブルー「ビッグなのを期待したんだけどねえ…。妖精だけに」
ブルー 「変わらなかったけど、食べたわけだね?」
Aブルー「ぼくのハーレイが、サッと炙って塩コショウでね!」
一同  「「「へ?」」」

何故にキノコに塩コショウなのだ、と誰もがビックリ。

サム  「柚子と醤油じゃねえのかよ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 柚子ポン酢でも美味しいよ!」
Aブルー「そんなのは常備していないから…」
キース 「塩コショウなのか?」
Aブルー「食べるってことが大切だしね!」

味は二の次、三の次、と天晴な台詞ですけれど。
食べさせられたキャプテンは…?


2016/11/13 (Sun)

 

☆虫食いでした


ソルジャー夫妻が妖精に貰った、取り替えっ子な仁王スッポンタケ。
カウントダウンのカチカチが止んだら、キャプテンが炙って胃袋へ。

ブルー 「…キノコを炙って塩コショウねえ…」
ぶるぅ 「スッポンタケは美味しいけど…。でも、もっと…」
Aブルー「いいんだってば、食べさえすれば! 虫が入ってても!」
一同  「「「虫?」」」
Aブルー「うん、ハーレイがペッと吐き出してたよ!」

歯に挟まったらしくって…、と言ってますけど。

キース 「挟まるような虫だったのか?」
シロエ 「松茸とかの虫だと、ウッカリ食べそうなサイズですよ?」
スウェナ「そうよね、とても小さな芋虫だから…」
Aブルー「そんな虫とは違ったけどねえ…」

黒くてツヤツヤ光ってて…、と嫌すぎる描写。

サム  「それ、ゴキブリとか言わねえか!?」
ジョミー「なんか山にもいるらしいよねえ、野生のゴキブリ…」
キース 「大きな声では言いたくもないが、確かにいるぞ」

俺の家の裏山でもたまに見かける、という発言が。

シロエ 「ちょ、キース先輩! それは駆除して下さいよ!」
キース 「やかましい! さっきジョミーが言っただろうが!」

野生なんだ、と副住職。

キース 「あれを駆除したら、裏山の生態系が破壊されるぞ」
シロエ 「…ゴキブリホイホイじゃ駄目なんですか?」
ブルー 「どう考えても駄目だろうねえ、野生種だから」

鹿やイノシシと同じくらいに厄介だ、と生徒会長も。

ブルー 「でもねえ…。そのゴキブリを食べるだなんて…」
サム  「有り得ねえよな、吐き出したって言ってもよ…」

俺ならマジで口の消毒、との声に頷く面々。

シロエ 「ぼくは石鹸を齧るかもですよ」
マツカ 「ボディーソープの方がマシじゃないですか?」
キース 「俺はお清めのお香を口に突っ込むかもしれん」
ジョミー「ウガイ薬かな…」
Aブルー「何を言うかな、君たちは!」

有難い仁王スッポンタケに…、と怒るソルジャー。
でも、ゴキブリは…。


2016/11/14 (Mon) 

 

☆ゴキブリは嫌だ


ソルジャー夫妻が取り替えっ子で貰った、ひ弱な仁王スッポンタケ。
キャプテンが食べたそうですけれども、黒い虫が入っていたそうで。

シロエ 「有難いも何も、ぼくなら嫌です! ゴキブリなんて!」
スウェナ「立派なお菓子でも、ゴキブリ入りなら無い方がマシよ!」
キース 「それは言えるな…。貰わない方がまだしもマシだ」

もっとも坊主の場合は耐えるしか…、と苦悶の表情。

キース 「檀家さんに出して頂いた物は、平らげないと駄目だしな」
シロエ 「…ゴキブリが入っていてもですか?」
キース 「幸い、ゴキブリの経験は無いが、芋虫なら…」

新鮮な野菜を使った料理のお約束だ、と呻く副住職。

キース 「ご高齢の方は目が悪いからな、かなり大きいのが…」
サム  「それでも食うしかねえっていうのが坊主だしよ…」
ジョミー「サムも食べたわけ?」
サム  「御馳走して貰うトコまで行ってねえから!」

ジョミーと同じで駆け出しだしよ、と。

サム  「でもよ、坊主の心得ってヤツはブルーから…」
ブルー 「ビシバシ指導しているからね! でも、そのぼくも…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 食事はぼくが作ってるもん!」

ゴキブリなんかは入れないよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「それにいないしね、綺麗にお掃除してるから!」
シロエ 「流石です! 山の中にもいるらしいのに…」
キース 「おまけに食ったというのがな…」

吐き出した所は修行が足りんが、という指摘。

キース 「口に入れたのなら、食うべきだぞ」
Aブルー「仁王スッポンタケの方なら、ペロリと食べたよ」
キース 「ついでに食えばいいだろう!」

そのゴキブリも、とヤケクソな口調。

キース 「中に入っていたんだったら、セットものだ!」
Aブルー「そうみたいだねえ、アレがタイマーで…」
一同  「「「タイマー?」」」
Aブルー「うん、カチカチと鳴ってたヤツだよ!」

妖精が仕掛けていったんだろう、と言ってますけど。
ゴキブリが…?


2016/11/15 (Tue)









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