☆申年が知りたい人
節分は七福神めぐりのためにお寺へ、シャン学メンバーの年中行事。
今年もソルジャー夫妻が一緒で、路線バスに乗ったんですけれど。
Aブルー「さっき言ってた、申年のことが気になるんだけど…!」
一同 (((た、他人のふり、他人のふり…)))
Aブルー「言ってくれないなら、もっと密着するからね!」
もうバスの中で熱々に…、と飛んで来た恐ろしい台詞。
Aブルー「アダルトビデオの撮影だったら、何処でもアリだし!」
A船長 「あ、あのぅ…! その、私には、そんな度胸など…」
Aブルー「何を言うのさ、夫婦和合をお願いしに行くんだから!」
行きのバスから夫婦和合で何処が悪い、と開き直り。
Aブルー「さあ、遠慮しないで、触って、触って!」
A船長 「こ、こうですか…?」
Aブルー「もっと下まで! 痴漢なのかという勢いで!」
盛り上がって来たら本番だよね、と頬を紅潮させている人。
Aブルー「あっ、あんっ…! で、さっきの申年の話は…?」
A船長 「そのお話を伺えたら、やめていいのでしょうか?」
Aブルー「一応、そういう条件かなぁ…。あっ、イイっ!」
一同 (((ひいぃっ!!)))
なんてことだ、と誰もがガクガクブルブル。
キース 「し、視線が思い切り痛いんだが…!」
シロエ 「それよりも前に、ぼくは通報が心配ですよ!」
一同 「「「あー…」」」
公然わいせつ罪の現行犯だ、と青ざめる顔。
ジョミー「きょ、共犯者にされるわけ!?」
サム 「俺たちがかよ!?」
キース 「撮影するのはあの連中だ、と指差されたら終わりだぞ!」
一同 「「「うわー…」」」
それはヤバイ、と凍り付く面々。
シロエ 「無い筈のビデオカメラを押収されるんですね?」
キース 「あいつだったら、サイオンで荷物に突っ込むぞ!」
Aブルー「で、申年の話は? あんっ、ハーレイ…!」
一同 (((ヤバすぎる…)))
もはや出来ない「他人のふり」。
申年の話をしないと、おしまいですか…?
2017/02/15 (Wed)
☆通報されそうです
節分は七福神めぐりでお寺にお出掛け、ソルジャー夫妻つきの道中。
路線バスの中で良からぬことを始めたわけで、ヤバすぎるのが今。
Aブルー「あ、あんっ! それで、申年が去ると、何がいいわけ?」
一同 (((や、ヤバイ…)))
他の乗客の視線がグサグサ、このままでは警察に通報なフラグ。
Aブルー「イイのは、ぼくも同じだけど…。んっ、んんっ!」
シロエ 「か、会長…! もうロックオンですよ、ぼくたちは!」
キース 「真面目にリーチだ、通報されたら現行犯で逮捕だぞ!」
あの連中も逮捕だろうが、俺たちもな…、とガクガクブルブル。
キース 「学校は確実に停学だろうし、俺の僧籍もヤバそうだ」
シロエ 「やっぱり剥奪されるんですか!?」
キース 「公然わいせつ罪の共犯となったら、アウトだろうが!」
坊主だけに、と他の面子よりもヤバそうなのが副住職。
キース 「これが万引きなら、なんとかなるかもしれないが…」
サム 「生臭坊主で確定ってのは、マジでヤバいぜ」
Aブルー「坊主はいいから、申年の話…。あっ、そこ…!」
もっと触って、と続いているのが痴漢行為。
Aブルー「服の上からより、もっと、こう…! ああっ!」
一同 (((ひいいっ!!!)))
此処でキャプテンが「脱がせ始めたら」、確実に終わり。
シロエ 「会長、申年の話をして下さい! 逮捕されない内に!」
Aブルー「んっ…。ぼくはどっちでもいいけれど…」
バスの中で一発やるのもイイから、と言い始めたのがソルジャーで。
Aブルー「もう申年はどうでもいいかな、ハーレイ、そこ…!」
ブルー 「やめたまえ!」
申年の話を喋ってやろう、と睨み付ける人。
ブルー 「申年というのは、天変地異が多いと言われてて…」
Aブルー「ふうん…? ハーレイ、もういいよ」
A船長 「よろしいのですか?」
Aブルー「そういう条件だったからねえ!」
続きはまたの機会にしよう、とニコニコと。
申年で命を拾えたかも?
2017/02/16 (Thu)
☆有難い梅干し
節分は七福神めぐりのためにお寺へ、ソルジャー夫妻もセットもの。
路線バスの中で始めた「とんでもないこと」、もうヤバすぎで。
ブルー 「申年は何かと問題なんだよ! 天変地異の年だから!」
Aブルー「その年が去ったから、酉年は縁起がいいのかい?」
ブルー 「そんなトコだね、申年の梅が有難がられるほどだしさ…」
一同 「「「申年の梅?」」」
なんだそれは、と誰もがキョトン。
シロエ 「…申年の梅って、何ですか?」
キース 「梅の花なら、もうすぐ咲き始めると思うが…」
ジョミー「早い所は咲いてるらしいよ、もう一月の間から!」
サム 「梅の花なんて、毎年同じじゃねえかよ」
申年だろうが、酉年だろうが、とサム君も言ってますけれど。
ブルー 「花じゃなくって、実の方だよ! 梅干しとかさ!」
一同 「「「梅干し?」」」
ますます分からん、と悩めるシャン学メンバー。
シロエ 「キース先輩、申年の梅干しは有難いんですか?」
キース 「何故、俺に訊く!?」
シロエ 「え、だって…。一番、梅干しが身近そうです」
ジョミー「それは言えてるよね…。家がお寺だから」
サム 「璃慕恩院の修行体験ツアーに行っても、出てるよな…」
食事の時間は、梅干しがセットものだから、という声も。
サム 「キースが一番詳しそうだぜ、梅干しだったら」
キース 「申年の梅の話は知らんが!」
Aブルー「えーっと…。それも教えてくれるかな?」
教えてくれないなら、さっきの続き、とニコニコニッコリ。
Aブルー「バスの中も、なかなかイイものだからねえ!」
一同 「「「わーっ!!!」」」
それだけは、とワタワタしている御一同様。
キース 「頼む、早いトコ、喋ってくれ! 申年の梅を!」
シロエ 「会長、ぼくからもお願いします! ヤバすぎですから!」
Aブルー「どうかな、教えてくれるのかな…?」
ブルー 「あのねえ…」
TPOというものを考えたまえ、と深い溜息。
で、申年の梅は…?
2017/02/17 (Fri)
☆レアな梅干し
節分はお寺に出掛けて七福神めぐり、乱入するのがソルジャー夫妻。
行きの路線バスで痴漢も真っ青な行為の最中、ヤバすぎる局面。
Aブルー「申年の梅の話は、是非、聞きたいねえ…!」
A船長 「もしかして、効果があるのでしょうか? 漢方薬並みに」
Aブルー「いいねえ、食べて絶倫だとか?」
そういうことなら、申年の梅をゲットしないと、とズレてゆく話題。
Aブルー「梅干し一個で、もう思いっ切り、抜かず六発とか!」
A船長 「それが本当なら、素晴らしいです! 食べますとも!」
食事の度に欠かさず梅干し、とキャプテンまでが興味津々。
A船長 「是非とも食べて励みたいです、申年の梅を!」
Aブルー「ぼくだって、君に励んで欲しいよ! 今まで以上に!」
夫婦和合は大切だから、と盛り上がっているソルジャー夫妻。
Aブルー「夫婦和合をお願いしに行くバスで、この話題なのも…」
A船長 「きっと御縁というものでしょう! 間違いなく!」
絶対にゲットしませんと、と力が入りまくりですけど。
ブルー 「…そういう効果は無いと思うよ」
Aブルー「え? それじゃ、どの辺が有難いんだい?」
ブルー 「普通に無病息災だってば、申年の梅干しというヤツは!」
レアものだからね、と生徒会長。
ブルー 「天変地異が多い年だけに、梅の収穫量が減るんだよ」
キース 「なるほどな…。数が少ないから、貴重なんだな?」
ブルー 「その通り! 申年の梅が有難がられる理由は、ソレ!」
Aブルー「…たったそれだけ?」
つまらないじゃないか、と膨れっ面。
Aブルー「梅の数も減るほど、酷い年が去ったというだけかい?」
ブルー 「そうなるねえ…。酉年が縁起がいいと言うなら」
そっちの話は初耳だけど、と傾げている首。
ブルー 「ぼくは一度も聞いていないね、酉年の方は」
Aブルー「そうなのかい?」
ブルー 「酉年は、ただの酉年だよ」
それ以上でも、以下でもない、とキッパリと。
干支が酉だというだけですよね?
2017/02/18 (Sat)
☆申年よりも酉年
節分は七福神めぐりにお寺へ、今年もソルジャー夫妻がセットもの。
行きの路線バスの中で申年がどうのと、其処から今年の酉年へ。
Aブルー「酉年は縁起が良さそうだけどね? 申年よりもさ」
ブルー 「天変地異が多いらしい申年が去った、というだけだよ!」
Aブルー「ぼくこそ、そっちを知らないってば!」
でも、酉年は縁起がいい筈なんだ、とソルジャーの主張。
Aブルー「酉年というのは、ニワトリだろう? 干支の動物!」
ブルー 「それ以外の何があるんだい?」
Aブルー「だよねえ、あちこちで干支のグッズを見たからね!」
どれも立派な雄鶏だった、と言われましても。
シロエ 「…雄鶏って、縁起が良かったですか?」
キース 「一種の魔除けにはなると思うが…」
一同 「「「魔除け?」」」
キース 「妖怪などが逃げるだろうが、ニワトリの声を聞くと!」
一同 「「「あー…」」」
あったっけな、と誰もが頷く、怪談とかの定番。
ジョミー「ニワトリの鳴き真似で逃げるんだっけね、ああいうの…」
スウェナ「朝と勘違いするらしいわよね?」
シロエ 「そうです、そうです! でもですね…」
マツカ 「それ以上の効果は無いですよね?」
縁起がいいとは聞いていません、と御曹司も。
マツカ 「神話とかにも出てきますけど、朝を告げるだけで…」
サム 「縁起がいいって話はねえよな…?」
ブルー 「ぼくも全く知らないよ。三百年以上も生きているけど…」
Aブルー「そうだっけ? あのネタ、君じゃなかったかな…?」
ちょっと記憶が曖昧で…、と首を捻っているソルジャー。
Aブルー「雄鶏をプレゼントすれば、プロポーズだって…」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「だから、雄鶏! 意中の美少年とかに!」
そう聞いたんだ、と妙な話が。
Aブルー「何処だったかなあ、ずっと昔の神話の国でさ…」
一同 「「「神話の国?」」」
神話の国が舞台だったら、フィクションなのかも。
作り話を信じていませんか…?
2017/02/19 (Sun)
☆神話の世界です
節分は七福神めぐりでお寺へお出掛け、今年もソルジャー夫妻つき。
行きの路線バスでアヤシイ行為をしたりと、既に迷惑MAXで…。
キース 「神話の国の話だったら、フィクションだろうが!」
シロエ 「ですよね、神話の世界には作り話が多いですから…」
マツカ 「人間が花に変身する話とかも、普通ですしね…」
水仙になった人が有名ですよね、とマツカ君が語る美少年。
マツカ 「水面に映る自分に恋して、水仙になった筈ですよ」
ジョミー「ナルシストの語源のヤツだっけ?」
スウェナ「そうよ、ナルシスとか、ナルキッソスとか言うわよね」
その美少年の名前がね…、とスウェナちゃんも言っていますけど。
Aブルー「そう、それ、それ! 神話の国は其処なんだよ!」
サム 「だったら作り話じゃねえかよ! もう完璧に!」
キース 「間違いないな、どう考えてもフィクションでしかない」
シロエ 「ペガサスが飛ぶような世界ですしね…」
翼が生えた馬は実在しません、とキッパリと。
シロエ 「そんな世界の話を持ち込まないで下さい!」
キース 「まったくだ。何が雄鶏でプロポーズだ!」
馬鹿々々しい、と副住職も吐き捨てるように。
キース 「寝言は寝てから言ってくれ! おっと、寝るなよ」
シロエ 「バスの中では、謹んで頂きたいですしね…」
ブルー 「寝るんだったら、本当に寝る! 寝息を立てて!」
Aブルー「えーっ!? 寝る前には、やっぱりセックスだよ!」
一同 「「「ひいぃっ!!」」」
またか、と誰もがパニック寸前。
シロエ 「やめて下さい、ぼくたちが逮捕されます!」
キース 「俺は僧籍を失いそうだ、取り直すのは無理なんだ!」
道場に行っても門前払いだ、と阿鼻叫喚。
ジョミー「ぼくたちだって停学だよ! 退学かも!」
Aブルー「…やらないってば、今は酉年の話だからね」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「雄鶏だよ!」
話は終わっていないんだから、と言われましても。
神話ですよね?
2017/02/20 (Mon)
☆強すぎる紙媒体
節分は七福神めぐりでお寺へ、迷惑すぎるソルジャー夫妻もセット。
行きの路線バスでアヤシイ行為をした上、今は雄鶏がどうこうと。
Aブルー「雄鶏を贈ってプロポーズの話は、本当だから!」
キース 「神話の国の話だろうが! どう考えても作り話だ!」
シロエ 「混同しないで下さいよ…。現実とフィクションを」
Aブルー「嘘じゃないってば、ちゃんと実話で!」
美少年に雄鶏を贈って、受け取って貰えたらプロポーズ成立、と。
Aブルー「でもねえ…。マイナーすぎて知られてないかも…」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「前に確かに聞いたんだけどね、多分、ブルーから…」
でも…、とソルジャー、不満そうな顔。
Aブルー「酉年なんだし、と調べてみたら出て来なくてさ!」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「ノルディのパソコンで、検索したのに出ないんだよ!」
雄鶏を贈る話も、プロポーズも…、とブツブツブツ。
Aブルー「検索ワードを変えても出ないし、検索エンジンだって…」
キース 「元がフィクションでは、そうなると思うが」
Aブルー「ぼくは間違っていないから! ノルディも言った!」
そして証拠を見せてくれた、と誇らしげに。
一同 「「「証拠?」」」
Aブルー「ノルディは、その道の人だからねえ…。蔵書も豊富で」
一同 「「「蔵書…?」」」
Aブルー「エロい本だけじゃないんだよ! 学も極めててさ…」
もう色々な本があるのだ、と語られるエロドクターの蔵書。
Aブルー「古今東西の男色について、それはディープな専門書が!」
キース 「…まさか、その中にあったのか?」
Aブルー「ピンポーン! 紙媒体は、やっぱり最強だよね!」
ネットの世界が全てじゃないよ、と立てる親指。
Aブルー「きっとブルーも、あの手の本で読んだんじゃないかな」
シロエ 「か、会長…?」
ブルー 「…そ、そういえば…」
嫌な話を思い出したような、と生徒会長、悪い顔色。
雄鶏、マジネタだったんですか?
2017/02/21 (Tue)
☆夕方には閉めます
節分は七福神めぐりでお寺へお出掛け、ソルジャー夫妻つきの道中。
行きの路線バスで大恥な上に、今度は雄鶏と美少年がどうのと。
Aブルー「思い出してくれて嬉しいよ! ネタ元は君だね!」
ブルー 「た、多分…。でも、バスの中でそんな話は…」
Aブルー「酉年の良さを話しているだけだよ! 何か問題でも?」
それとも、こっちがいいのだろうか、と指差すキャプテンの姿。
Aブルー「中断したから、きっと辛いと思うんだけど…」
A船長 「い、いえ、私は…! このように人目のある所では…」
Aブルー「見られていると意気消沈って? そこを頑張る!」
せっかくバスの中なんだから、とキャプテンの手を掴みまして。
Aブルー「ほら、触って、触って! さっきみたいにエロく!」
一同 「「「ひいぃっ!!」」」
また始まった、と誰もがガクガクブルブル。
Aブルー「あっ、あんっ…! ハーレイ、もっと…!」
A船長 「こうですか?」
Aブルー「そう、そこ…! うん、この方が…。ああっ!」
雄鶏よりも素敵だよね、と紅潮する頬。
Aブルー「今度は、此処で本番も…!」
ブルー 「やめたまえ!」
Aブルー「じゃあ、雄鶏…。あんっ、ハーレイ…!」
ブルー 「もういいから!」
雄鶏の話に戻したまえ、と生徒会長、怒りMAX。
ブルー 「このままだと逮捕されるから! お寺に着く前に!」
シロエ 「そうですよ! 事情聴取だけでも半端ないです!」
キース 「明らかに現行犯だしな…」
連行されるぞ、と副住職も吊り上げる眉。
キース 「七福神めぐりに、間に合わないのは確かだな」
Aブルー「そうなのかい?」
キース 「夕方には門が閉まるからな!」
事情聴取だけでも5時間はガチだ、という話。
キース 「それで良ければ、そのままでいいが…」
Aブルー「困るよ、お寺に行けないだなんて!」
ブルー 「そう思うのなら、雄鶏の話に戻すことだね!」
でないと逮捕だ、とキツイ脅しが。
お寺の方が優先ですよね?
2017/02/22 (Wed)
☆格が高いんです
節分は七福神めぐりでお寺へ、ソルジャー夫妻もやって来るわけで。
行きの路線バスでアヤシイ行為に及ばれ、逮捕は時間の問題かも。
ブルー 「誰が通報するか分からないからね! 話を戻す!」
Aブルー「分かったよ…。とにかく、プロポーズは雄鶏なんだよ!」
実際にあった話だからね、と大真面目な顔。
Aブルー「ずっと昔の神話の国では、男同士の恋が正しくてさ!」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「女性を相手にしているよりも、高尚な仲だったんだよ!」
男女の恋より、男同士の方が格が上だったのだ、と威張る人。
Aブルー「そんなわけだし、美少年との恋は大切なもので…」
シロエ 「それじゃ、本気でプロポーズだったんですか?」
Aブルー「もちろんだよ! 女性よりも値打ちがあるんだからね!」
女性なんかは論外だから、と説かれましても。
キース 「…それでは滅びてしまわないか? 人間という種族が」
Aブルー「子作りの方は、その辺の人に任せておけばいいんだよ!」
偉い人だと、他に女も囲っておくよね、と強烈すぎる話。
Aブルー「権力者の場合は、妻の他にも美少年だよ!」
サム 「…マジかよ、それ?」
Aブルー「ノルディに見せて貰った本だと、当時の常識!」
美少年を落として、なんぼの人生、と語りまくり。
Aブルー「そのために、まずはプロポーズ! 雄鶏を渡して!」
シロエ 「受け取ったら商談成立ですか…?」
Aブルー「商談だなんて、無粋な言葉はお断りだよ!」
恋が実ると言って欲しいね、と細かい注文。
Aブルー「そんなわけだから、ニワトリは縁起がいいんだってば!」
キース 「酉年とソレを一緒にするな!」
まるで文化が違いすぎるぞ、と文句ですけど。
Aブルー「今の世の中、グローバル! これでオッケー!」
ジョミー「じゃあ、酉年は最高なわけ…?」
Aブルー「干支の中ではダントツだね!」
今年の絵馬は、もう最高に効くであろう、と自信満々。
ニワトリの絵はガチですしね…。
2017/02/23 (Thu)
☆ニワトリな絵馬
節分は七福神めぐりでお寺へお出掛け、ソルジャー夫妻も来る始末。
行きの路線バスからアヤシイ行為で、挙句に雄鶏がどうこうと。
Aブルー「とにかく、雄鶏は男同士の恋を取り持つものなんだよ!」
A船長 「今年は酉年だそうですから…。御利益の方も最高かと」
Aブルー「絵馬にバッチリ書かなきゃね! 心をこめて!」
夫婦和合と、と盛り上がっている迷惑な人たち。
シロエ 「だ、大丈夫なんでしょうか…?」
キース 「他人のふりをしたい所だが…。難しいだろうな」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ もうすぐバス停に着くよ!」
次だもんね、と降車ボタンを押している「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「着いたら、福笹を貰わないとね!」
Aブルー「酉年の絵馬がついてるんだよね、買わなくちゃ!」
ブルー 「授かると言って欲しいんだけど!」
Aブルー「ゲット出来ればいいんだよ! 絵馬つきのを!」
さあ行くぞ、とバスが着くなり、真っ先に降りて、山門前へ。
Aブルー「福笹を一つ買いたいんだけど!」
巫女さん「どうぞ、良いお参りをなさって下さいね」
Aブルー「もちろんだよ! うん、ニワトリの絵がついてるね!」
もうワクワクと取り出す筆ペン、「夫婦和合」と黒々と。
Aブルー「さあ、ハーレイも買って、買って!」
A船長 「ええ。…夫婦和合は大切ですから」
一同 (((人生、終わった…)))
また、こいつらと巡拝するのか、と泣きそうなキモチの御一同様。
シロエ 「普通、絵馬には書きませんよね…」
キース 「祈願用の絵馬ではないからな…。干支の印だけで」
Aブルー「でも、ぼくたちは毎年、書いているから!」
君たちも福笹を買っただろうね、と強制参加にされる始末で。
ジョミー「…今から順番に回るわけ?」
ブルー 「来ちゃったからには、お参りしないと失礼だよ」
シロエ 「逃げたいんですけど…!」
サム 「また大恥だぜ…」
なんで毎年こうなるんだよ、と嘆き節。
もはやババだとしか…。
2017/02/24 (Fri)
☆札束でよろしく
ついに七福神めぐりのお寺に到着、ソルジャー夫妻も絵馬をゲット。
ニワトリが描かれた絵馬に「夫婦和合」と、筆ペンで書いて…。
Aブルー「…君たちは何も書かないのかい? お願い事を」
A船長 「筆ペンをお持ちでないのでしたら、お貸し致しますが」
キース 「この絵馬は、願い事を書くものではない!」
酉年の印だというだけだ、と副住職が吊り上げる眉。
キース 「現に去年はサルだった筈で、願い事とは無関係なんだ!」
Aブルー「でも、絵馬だから…。書いた方が絶対、御利益が!」
シロエ 「御利益の方が逃げそうです! ぼくたちの場合は!」
連れの誰かが酷すぎるんで…、と露骨な嫌味。
シロエ 「祟られないだけ、マシだと思ってるんですよ!」
サム 「違いねえな…。マジで仏罰が当たりそうだしよ…」
スウェナ「ピンポイントで下りそうよね、その仏罰…」
Aブルー「ふうん? まあ、ぼくたちには関係ないからね!」
とにかくお参り、と福笹を手にして颯爽と一つ目の塔頭へ。
Aブルー「大黒様かあ…。何の神様かは知らないけどさ…」
A船長 「願い事が叶えば、それで充分ですからね…」
Aブルー「夫婦和合をお願いするのが大切だからね!」
お賽銭を、と放り込んでいるのが札束。
一同 (((…スゲエ…)))
Aブルー「夫婦和合を、どうぞよろしく!」
A船長 「よろしくお願い致します!」
パンパン柏手、お辞儀の方も深々と。
Aブルー「バッチリかな?」
僧侶 「ようこそ、お参り下さいました」
心をこめて御祈祷させて頂きます、と札束、絶大な効果。
Aブルー「濃いめのエロもお願い出来るのかな?」
僧侶 「ご夫婦の仲が深まりますから、大丈夫ですよ」
お任せ下さい、と話は通じているんですけど。
シロエ 「言い出しましたよ、お寺なんかで…」
キース 「相手はプロだが、マニュアルの想定外だろうな…」
ブルー 「完璧にね…」
凄いスキルだ、と銀青様も驚く対応。
半端ないですね?
2017/02/25 (Sat)
☆札束に負けるな
七福神めぐりのお寺に到着、福笹を授かった後はお参りですけれど。
初っ端のお寺でソルジャーが賽銭箱に札束を投入、ドッカンと。
Aブルー「濃いめのエロを頼めるんなら、抜かず六発もOKかい?」
僧侶 「はい、もちろんでございます。夫婦和合の秘訣ですから」
Aブルー「ありがとう! お参りに来た甲斐があったよ!」
よろしくね、と差し出す福笹、僧侶が結び付ける短冊。
僧侶 「これで一年間、大黒様の御加護がありますので…」
Aブルー「それじゃ、大黒様によろしく! 夫婦和合を!」
僧侶 「確かに承りました。他のお寺でも、よいお参りを」
一同 (((…スマイル、ゼロ円どころじゃないし…!)))
地獄の沙汰も金次第どころか、夫婦和合も金次第な世界。
Aブルー「君たちはお参りしないのかい? 此処が一つ目だよ?」
キース 「…あんたの後には、何を祈っても無駄な気がしてな…」
シロエ 「せいぜい、無病息災ですよね…」
サム 「福は来そうにねえもんな…」
この程度しか払えねえんだから、と賽銭箱に投げ入れる小銭。
サム 「札束なんかは、逆立ちしたって無理だしよ…」
ジョミー「マツカなら、札束、いけそうだけど?」
スウェナ「そうよね、全員分でもいけるわよ、きっと!」
なんと言っても御曹司じゃない、と期待の視線。
スウェナ「さっきのに負けない札束、投げ込めないかしら?」
マツカ 「ぼくの財布は、皆さんと何処も変わりませんよ」
こういう時は、ただの高校生ですから、と寂しいらしい財布の中身。
マツカ 「帰りに食事に行けたらいいな、という程度で…」
ジョミー「じゃあ、小切手は? アレもアリだよ!」
語呂合わせとかで入れるんだよね、との声も出たものの。
マツカ 「福来いで2951とかのヤツですよね…」
ジョミー「そう、それ、それ! それでお願い!」
キース 「俺からも頼む! ゼロも山ほどで!」
札束なんかに負けてくれるな、と誰もが必死。
福は来るでしょうか?
2017/02/26 (Sun)
☆小切手が駄目なら
七福神めぐりでお寺に来たのがシャン学メンバー。迷惑な人つきで。
ソルジャー夫妻が夫婦和合を祈って札束、金額で負けている状態。
サム 「頼むぜ、ここはドカンと一発! すげえ小切手で!」
ジョミー「ゼロが多いほどいいんだってば、なんとかしてよ!」
シロエ 「札束に勝つには、それしか無いんですってば!」
マツカ先輩だけが頼りなんです、と泣きが入っている人も。
シロエ 「お願いします! うんと景気のいい語呂合わせで!」
キース 「深く考えなくてもいいから、福来いで頼む!」
スウェナ「そうよね、福さえ来ればいいんだもの!」
2951にゼロを四つほど付けて欲しい、という注文。
スウェナ「札束に勝つなら、ゼロは三つでいいけれど…。でも…」
シロエ 「四つの方が、もう絶対に強いですしね!」
ジョミー「マツカだったら、五つでも平気そうだけど…」
サム 「うんうん、五つが六つになっても問題ねえよな」
なんと言っても御曹司だしよ、と頼られまくりですけれど。
マツカ 「えっとですね…。小切手、持っていないんですけど」
一同 「「「へ!?」」」
マツカ 「今日は七福神めぐりですから、小切手なんかは…」
持ち物に入っていませんよ、と当然と言えば当然な言葉。
マツカ 「財布の中身が全部ですってば、今のぼくは」
ジョミー「そ、それじゃ、札束に勝てないわけ…?」
サム 「持ってねえなら、そうなるよな…」
シロエ 「待って下さい、何処かに銀行、無いんですか!?」
其処で引き出して貰いさえすれば、とナイスなアイデア。
シロエ 「銀行だったら、それこそ札束の世界ですよ!」
キース 「違いないな。全部新券、帯封つきでいける世界だ」
ジョミー「それでお願い! 銀行は、と…」
お寺を出てから徒歩で五分、とスマホで地図を。
ジョミー「此処、此処! 五分で着くらしいから!」
シロエ 「お願いします!」
札束を貰って来て下さい、と頼りは銀行。
本気で新券帯封つきの世界…?
2017/02/27 (Mon)
☆インパクトで勝負
七福神めぐりでお寺に来たのに、ソルジャー夫妻が投げ込んだ札束。
夫婦和合の祈願はバッチリ、お賽銭の額で負けるシャン学メンバー。
シロエ 「マツカ先輩、お願いです! 銀行に行って札束を!」
サム 「置いてある現金、全部引き出して来てくれねえかな…」
キース 「そうだな、マツカならいけるだろう」
銀行の金庫が空になろうと、と必死の懇願ですけれど。
マツカ 「…それで、あの人たちに勝てるんですか? 真面目な話」
一同 「「「へ?」」」」
マツカ 「金額だけなら負けませんけど、祈願の方が問題です」
ただ福が来るよう祈るだけでは勝てません、と曇らせる顔。
マツカ 「きっとインパクトで勝負なんだと思うんですよ」
サム 「七福神に聞いて貰うには、かよ…?」
マツカ 「ええ。恵比須様なんかは耳が遠いと聞きますから…」
大声で「アレ」を叫ばれた日には敗北します、と沈痛な表情。
マツカ 「お坊さんだろうが、神様だろうが、インパクトですよ」
Aブルー「そう、その通り! 福なんかよりも、夫婦和合で!」
さあ、行こうか! と張り切るソルジャー。
Aブルー「残るお寺は、あと六つ! 札束を入れて頼むんだよ!」
一同 「「「うわー…」」」
もう完全に死亡フラグで、行く先々で赤っ恥は確実。
キース 「インパクトで負けてしまうというのか…」
Aブルー「だって、ぼくたちは真剣だからね! 絵馬も書いたし!」
A船長 「夫婦和合を、きちんとお願いしませんと…」
一同 (((人生、終わった…)))
泣きの涙の御一同様、気分は市中引き回しの刑。
Aブルー「はい、此処でもお参り! 夫婦和合でどうぞよろしく!」
A船長 「漲りますよう、よろしくお願い致します!」
僧侶 「確かに承りました」
それは絶大な札束の効果、続きまくる悲劇。
ジョミー「ぼくたちの福は?」
キース 「もう諦めろ…」
早く帰れるよう祈るだけだ、と切実な祈願。
悲惨ですけど、これにて中継終了~。
2017/02/28 (Tue)