雛祭りのお酒といえば白酒。大きな瓶から白いお酒がトクトクトクと…。
なみなみと注がれた杯を生徒会長が差し上げて。
ブルー 「雛祭り女子会に乾杯!」
全員 「「「かんぱーい!」」」
一斉に飲み干す女子会の面々。飲み口は甘くて美味しいようです。
ブルー 「遠慮なくやってよ、無礼講だし。料理の方も楽しんでよね」
ぶるぅ 「蛤のお吸い物は外せないけど、赤貝のぬたよりホタテだよね!」
バター仕立ての陶板焼き、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
アサリのワイン蒸しにアワビステーキなど、貝尽くしでも若者向け。
Aブルー「一口サイズに切ったアワビが有難いよ。お箸だから」
ブルー 「君もお箸が上手くなったよね、最初は握り箸だったのにさ」
ハーレイ「そうなのか? いや、着物だと箸を持つ手も色っぽいな」
ブルー 「完全に開き直ってる…。おかまが言ってもキモイだけなのに」
膨れっ面の生徒会長、ふとジョミー君に目を止めて。
ブルー 「どうしたんだい、何か悩みでも?」
ジョミー「んーと…。瓶の底の方だと危ないのかな、って思ってさ」
ブルー 「ああ、白酒か。それは甘酒とは違うんだけど」
ジョミー「底の方が危ないってことはないわけ?」
ブルー 「アルコールだろ? 底の部分がお酒になるのは甘酒だよ」
ジョミー「なんだ、そっかぁ。心配しちゃって損しちゃったよ」
美味しいもんね、と手酌で白酒を注ぐジョミー君。
生徒会長は熱燗を楽しみ、教頭先生とソルジャーは…。
ハーレイ「ほほう、ひれ酒とは通でらっしゃいますなぁ」
Aブルー「こっちの世界で覚えたんだよ。君もどう?」
ハーレイ「喜んで御相伴させて頂きます」
専用の土瓶からソルジャーにひれ酒を注いで貰って、教頭先生は大感激。
着物美人なソルジャーと差しつ差されつ、気持ち良く飲んでおられます。
ジョミー「なんか不公平…」
ぼくだって赤い振袖なのに、とジョミー君は不満そう。
まさかソルジャーと張り合う気ですか、教頭先生にモテてどうする?
ソルジャーとエロドクターが手を取り合って目指すもの。
それはブライダルフェアの上を行く、模擬結婚式というシロモノで…。
披露宴までつけているらしく、生徒会長たちにも招待状が。
ウェディングドレスまで誂えたソルジャーは果たしてどうなる?
シャン学アーカイブに『気合を入れて』全3話を追加収録いたしました。
かるた大会に入試、バレンタインデーと三学期は行事が目白押し。
そこへ乱入してきたソルジャー、褌に興味津々だそうで…。
