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どちらが教頭先生に御酌するかで揉めまくっている女装の二人。
ソルジャーもジョミー君も一歩も譲らず、教頭先生はお困りですけど…。
Aブルー「ハーレイ、ちょっと訊くけどさ。色気は断然ぼくだよねえ?」
ジョミー「色気なんかより可愛げです! 可愛い方が好みですよね?」
ハーレイ「う、うむ…。女は愛嬌とよく言うのだが、私はだな…」
ジョミー「ほら、可愛い方がいいんだってば、愛嬌なんだし!」
Aブルー「話は最後まで聞きたまえ。ハーレイ、君の好みは?」
ハーレイ「そのぅ…。男も愛嬌なのかと言われると自信が無くて…」
Aブルー「だよね、男は断然、色気! ぼくの勝ちだよ」
勝ち誇ったソルジャー、ジョミー君をドンと押し退けてトクトクと御酌。
生徒会長そっくりなだけに教頭先生も極楽気分でいらっしゃいます。
ジョミー「なんでぼくだと駄目なのさ! 可愛くしたのに!」
ブルー 「もっと強引に行くんだね。男は度胸!」
ジョミー「読経?」
ブルー 「そう、度胸。女は愛嬌、男は度胸がお約束だ」
頑張ってこい、と背中を押されたジョミー君。
教頭先生に深々とお辞儀し、やおら合掌。
ハーレイ「ど、どうした?」
Aブルー「変な輩は放っておこうよ、ささ、もう一杯」
ジョミー「称名念仏~」
全員 「「「は?」」」
ジョミー「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
ハーレイ「ジョ、ジョミー?」
Aブルー「な、なんなのさ? 要らないってば、お経なんか!」
ジョミー「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
ビシッと正座し、お念仏を朗々と唱え続ける間に生徒会長が木魚を設置。
ジョミー君はそれをポクポクと…。
ブルー 「お念仏を唱えるとはねえ、嬉しい誤算だ」
キース 「度胸と読経を間違えたのか…」
Aブルー「なんか飲む気にならないんだけど…」
ハーレイ「BGMが念仏ではなぁ…」
いっそ何処かで飲み直すか、と語り合う教頭先生とソルジャーですが。
おかまと振袖男子な二人が飲み直せる場所はありますか…?
