☆生態系なら大丈夫
スッポンタケなら本物萌えもしたい、迷惑すぎる人がソルジャー。
法要の祭壇にも飾るのだとかで、それも仁王スッポンタケが理想で。
Aブルー「仁王スッポンタケを、ドーンと飾れたら素敵だよね!」
シロエ 「そんなスッポンタケを作らないで下さい!」
ジョミー「外来種だろうって話なんだし、生態系が大変だってば!」
Aブルー「人工栽培なら、その点だってクリア出来るんだよ!」
閉鎖空間で栽培するなら、何でもオッケー! と突き上げる拳。
Aブルー「覚えてないかな、爆発ジャガイモを栽培したのを!」
一同 「「「爆発ジャガイモ?」」」
Aブルー「そう! ミュウの子供を抹殺するためのジャガイモで!」
芋掘りの途中でサイオンを感知したら爆発するヤツ、と。
Aブルー「ぼくの世界のユニバーサルが開発した秘密兵器でさ…」
シロエ 「思い出しましたよ、そっちのぶるぅが盗み出して…」
マツカ 「シャングリラの農場で爆発したんでしたっけ?」
スウェナ「厨房の方じゃなかったかしら?」
そういう事件があったような、と微かな記憶。
スウェナ「普通の種イモと混ざったんだから、農場かしらね」
Aブルー「細かいことはどうでもいいよ! 思い出したんなら!」
サム 「あのジャガイモがどうかしたのかよ?」
Aブルー「こっちの世界で栽培したじゃないか! ド田舎で!」
畑ごとシールドをかけて爆発ジャガイモ、とニコニコと。
Aブルー「畑でも栽培できたんだから、ハウス栽培なら!」
シロエ 「外来種でも大丈夫だと言う気ですか!?」
Aブルー「そうだけど?」
まるで全く無問題! と夢は大きく果てしなく。
Aブルー「爆発ジャガイモ畑が作れたんなら、ハウス栽培で!」
キース 「仁王スッポンタケを栽培する気か、あんた!?」
Aブルー「祭壇に花を添えるためなら、頑張るよ!」
キース 「殺生は駄目だ!」
Aブルー「お供えだから!」
お浄土で元気に生えるんだよね、と悪びれない顔。
花の場合はそうですね?
2017/04/16 (Sun)
☆土地が要ります
スッポンタケなら本物萌えもやってみたい、と乗り気なソルジャー。
法要の祭壇に仁王スッポンタケが理想で、人工栽培なら無問題とか。
Aブルー「法要の時に供えた花は、お浄土で元気に咲くんだろう?」
キース 「そ、そうなるが…。そうなっているが…」
Aブルー「だったら、仁王スッポンタケでも同じだよ!」
条件は全く同じじゃないか、とズズイと前へ。
Aブルー「お浄土でスッポンタケを囲んで、それは元気に!」
シロエ 「生えまくるんだと言いたいわけですか!?」
Aブルー「キースの話が本当だったら、そうなるよね!」
お供えが花でもキノコでも変わらないだろう、と持論を展開。
Aブルー「そしてスッポンタケは、ますます御利益パワーアップ!」
シロエ 「迷惑ですから!」
Aブルー「そう言わずにさ! 君たちも一緒に萌えて欲しいな」
立派な仁王スッポンタケを作ろう! と握り締める拳。
Aブルー「どういう条件で大きく育つか、まずはそこから!」
一同 「「「ひいぃっ!!」」」
巻き込まれるのか、と一同、ドン引き。
シロエ 「キース先輩、この人を何とかして下さい!」
ジョミー「そうだよ、キースの管轄だよ!」
サム 「違いねえよな、スッポンタケはキースの弟子だしよ…」
それも栄えある一番弟子な、と視線がギロリと。
サム 「今回の件も、責任を取って貰わねえと…」
スウェナ「そうねえ、キースが率先して協力するとかね!」
シロエ 「でも、土地とかは提供できないでしょうね…」
マツカ 「元老寺の裏山はアドス和尚が見張ってますしね…」
ぼくもお引き受け致しかねます、と御曹司。
マツカ 「ぼくの家の土地は、管理する人がいますから…」
ブルー 「だろうね。別荘にしても、その周りの土地の方でもさ」
Aブルー「土地は、なんとでもなると思うよ! ノルディに頼めば」
一同 「「「エロドクター!?」」」
アレがいたんだ、と顔面蒼白の御一同様。
本物萌えへと一直線なフラグですか?
2017/04/17 (Mon)
☆もう出たそうです
スッポンタケなら本物萌えも、と考えているのが迷惑なソルジャー。
仁王スッポンタケを栽培するには土地が要りますけど、無問題とか。
Aブルー「ノルディをアテにしてもいいと思うよ、土地だったら!」
シロエ 「そ、そうでした…。あの人もお金はあるんでしたっけ…」
サム 「土地も持っていやがるんじゃねえか?」
ジョミー「なんか別荘あるもんね…。マツカほどじゃないけど」
海にも山にも持っていた筈、というのがエロドクターの別荘。
ジョミー「別荘があるなら、遊んでる土地もありそうだよね…」
スウェナ「遊んでなくても、別荘の周りが私有地でしょ?」
マツカ 「多分、そうなっているでしょうね…」
前に行ってみた時の感じからして、と御曹司の読み。
マツカ 「ビニールハウスの二つや三つは軽いでしょう」
サム 「工場まではいかねえってか?」
スウェナ「ビニールハウスのサイズも色々あるじゃない!」
ビッグサイズだと半端ないわよ、という指摘。
スウェナ「マツカが言うのは大きい方じゃないかしら?」
マツカ 「ええ、そうです。ちょっとした町工場が入りそうな…」
一同 「「「ま、町工場…」」」
そんな代物が入るんだったら、菌床栽培もいけそうなサイズ。
サム 「マジかよ、エロドクターの土地で栽培かよ?」
Aブルー「いいと思うけどね、仁王スッポンタケにピッタリで!」
ノルディの協力さえあれば、とニコニコニッコリ。
Aブルー「ハウス栽培で、うんとビッグに! スッポンタケを!」
ブルー 「迷惑だから!」
Aブルー「ぼくにとっては理想なんだよ!」
夢だった仁王スッポンタケが実現しそう、と瞳がキラキラ。
Aブルー「まずは普通に栽培から! そしてデータを!」
シロエ 「でもですね…。キノコには、まだ早くないですか?」
サム 「出ていねえよな?」
Aブルー「今日のお花見で、出会ったけどね! 桜の下で!」
アミガサタケというキノコに…、と見たらしい人。
もうキノコが出たと?
2017/04/18 (Tue)
☆もうシーズンです
スッポンタケに本物萌えしたい、迷惑すぎる人がソルジャーでして。
今日のお花見で早くもキノコに出会ったのだ、と嫌すぎる発言。
Aブルー「ノルディと桜の下を歩いてたら、あったんだよ!」
サム 「こんな季節に、もうキノコかよ!?」
シロエ 「いくらなんでも早すぎませんか、まだ桜ですよ?」
Aブルー「でも、あったんだから仕方ないよね! ノルディが証人」
嘘だと思うなら、ノルディに訊いてくれたまえ、と自信たっぷり。
Aブルー「ちょっと木の葉が積もってた中から、ニョッキリと!」
ブルー 「…それを見付けたのは、君なのかい?」
Aブルー「当然だってば、ぼくはキノコに萌えだからね!」
すぐに気付いて、その場でチェック、と満面の笑顔。
Aブルー「なにしろ、見た目がスッポンタケに似ていてねえ…」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「もう出たのかと思っちゃってさ、拝みかけたんだけど…」
ブルー 「お花見の人が大勢いたから、諦めたと?」
Aブルー「違うよ、ノルディに止められたんだよ!」
お待ち下さい、と拝むのを止められたと言われましても。
ブルー 「ノルディも恥をかきたくなかっただけだろうけどね?」
Aブルー「そうじゃなくって…。それはパチモノです、って」
一同 「「「パチモノ?」」」
Aブルー「うん、似ているけどパチモノだってさ」
なにしろアミガサタケだから…、と残念そうに。
Aブルー「アミガサタケは、アミガサタケ科のアミガサタケ属で…」
シロエ 「それがどうかしたんですか?」
Aブルー「スッポンタケだと、スッポンタケ科になるんだよ!」
スッポンタケ目でスッポンタケ属、とズラズラと。
Aブルー「アミガサタケとは、似て非なるモノで!」
ブルー 「パチモノだから、拝まなかったと?」
Aブルー「その通りだけど、アミガサタケが出ているんなら!」
ブルー 「他のキノコも?」
Aブルー「出そうだよね!」
キノコのシーズンはもう来てる、との発言。
まだ桜なのに?
2017/04/19 (Wed)
☆図版もアウトなブツ
スッポンタケなら本物萌えもしてみたい、という迷惑なソルジャー。
お花見に出掛けてアミガサタケに出会ったらしくて、さあ大変。
Aブルー「アミガサタケが出てるんだったら、スッポンタケも!」
シロエ 「出てる筈だと言いたいんですか!?」
Aブルー「まだ出てなくても、その内に出ると思うんだよ!」
じきにスッポンタケのシーズン到来、と嬉しそうな顔。
Aブルー「そういう時期に本物萌えの話が出たのも、御縁だよ!」
シロエ 「そんな御縁は要りませんから!」
Aブルー「ぼくは大いに欲しい御縁で、本物萌えをしたくって!」
どうせやるなら仁王スッポンタケだ、と夢は大きく果てしなく。
Aブルー「外来種が巨大化するんだったら、国産品でもね!」
ブルー 「国産品は、巨大化しないと思うけど?」
Aブルー「この国で育っているからだろう?」
環境が一定だったら、そのようにしか育たないよね、と。
Aブルー「だから人工栽培で! 条件を変えて!」
サム 「この国のヤツを外来種扱いする気かよ!?」
Aブルー「外来種を持って来るのもいいけど、そっちのアテがね…」
何処で探せばいいのか、イマイチ不明、と自信なさげな人。
Aブルー「どの国だったら確実だとか、そういうのがね…」
ブルー 「ピーターパンの国なら、ガチっぽいけど?」
一同 「「「へ?」」」
ブルー 「あそこじゃ、猥褻物扱いだったらしくてさ…」
植物図鑑にさえ図版が載らなかった時代があったほどで、との話。
シロエ 「図鑑に図版が載っていないって…。本当ですか!?」
ブルー 「十九世紀の末頃の話だよ。今は載ってる」
Aブルー「その時代に何か問題でも?」
ブルー 「色々と厳格な時代でねえ…」
一事が万事で、と生徒会長。
ブルー 「十八歳未満お断りが徹底してたから…」
シロエ 「スッポンタケの図版もアウトですか…」
ブルー 「猥褻すぎるからね!」
無かったことになってたらしい、という図版。
名前だけの存在ですか?
2017/04/20 (Thu)
☆ピーターパンの国なら
スッポンタケなら本物萌えもしたい、迷惑すぎる人がソルジャーで。
目指すは仁王スッポンタケだけに、外来種が必要かもという話。
シロエ 「スッポンタケの図版は無しな植物図鑑ですか…」
ブルー 「正確に言えば、そのものズバリに描かなかったわけで…」
サム 「もしかして、図版にモザイクかよ?」
ブルー 「それに近いね、木の葉なんかで誤魔化したんだよ!」
いわゆる修正済みというヤツ、と生徒会長。
ブルー 「そういう実話があるくらいだから、あの国はガチ!」
Aブルー「うーん…。ピーターパンの国に行ったら、生えてると?」
ブルー 「シーズンがいつかは知らないけどね!」
マメに通って調べてくれば、と突き放し。
ブルー 「ぼくは其処までフォローしないし、頑張りたまえ!」
シロエ 「そんな知識を教えてどうするんです!」
ジョミー「そうだよ、本気で持って来そうだよ、スッポンタケを!」
ピーターパンの国に生えてる外来種、と誰もがガクブル。
スウェナ「外来種さえあれば巨大化なんでしょ?」
マツカ 「そういう話でしたからね…。事の起こりが」
シロエ 「仁王シメジでしたっけ? コレのネタ元…」
サム 「それと、巨大化した金魚な! この国のが!」
メープルシロップの国で迷惑かけたんだろ、と言われてみれば。
ジョミー「そうだっけ…。外来種はもれなく大きくなる、って…」
シロエ 「でもって、はびこりまくるんですよ!」
マツカ 「全世界規模で、色々な話がありますよね…」
それをスッポンタケでやるわけですか、と冴えない顔色。
マツカ 「しかも、ぼくたちまでが巻き込まれて…」
ブルー 「この件はキースの管轄だよ!」
それでオッケー、と立てる親指。
ブルー 「弟子の不始末は、師僧の責任!」
キース 「なんだって!?」
ブルー 「君の一番弟子だろう! スッポンタケは!」
Aブルー「そうだよねえ!」
いつも法要はお任せなんだし、と笑顔のソルジャー。
そうなるんですか?
2017/04/21 (Fri)
☆お焚き上げの危機
スッポンタケなら本物萌えも、と人工栽培を計画したいソルジャー。
外来種を巨大化させて仁王スッポンタケだ、などと言ってますけど。
Aブルー「スッポンタケと言えばキースで、頼りになるしね!」
ブルー 「分かってるんなら、この件でも頼ってくれたまえ!」
元老寺の裏山でやるのは無理だろうけど、と一応、注意。
ブルー 「アドス和尚にバレたら、焼き討ち確定だからね!」
Aブルー「…焼き討ちって?」
ブルー 「お焚き上げだよ、元老寺の御自慢の焼却炉で!」
卒塔婆ばかりか、依頼があったら何でも焼くと評判のヤツ、と。
ブルー 「檀家さんから頼まれた時は、環境への配慮はスルーでさ」
キース 「人聞きの悪い言い方をするな!」
ブルー 「えっ、でも、そうだろう? ダイオキシンもスルー!」
キース 「そ、それは…。頼まれれば、たとえ黒煙だろうが…」
刺激臭がしようが、お焚き上げをするまでだが、と凄すぎる現実。
キース 「しかし、坊主の役目でもある! 神社も同じだ!」
シロエ 「そういえば…。高性能の焼却炉を整備した神社が…」
サム 「あるって言うよな、元老寺と違って市街地だからよ」
苦情が来たらヤバイもんな、とサム君も話す何処かの神社。
サム 「キースのトコだと裏山なんだし、問題ねえか…」
キース 「やかましい! 檀家さんも納得していらっしゃる!」
ブルー 「色々と、持ち込みがあるみたいだよね?」
だから、スッポンタケの栽培施設も焚き上げるであろう、と合掌を。
ブルー 「見付けたら、即、サクサク解体! そして焼却炉!」
Aブルー「待ってよ、ビニールハウスでもかい!?」
ブルー 「素材が何でも、お焚き上げだね!」
それを避けたいなら、他所でやるように、とアドバイス。
ブルー 「キースは連れて行ってもいいから、他の場所でね!」
キース 「何故、俺だけが!」
ブルー 「君の一番弟子!」
弟子の面倒はキッチリ見たまえ、と厳しい表情。
キース君、リーチ…?
2017/04/22 (Sat)
☆キノコ音痴でいい
スッポンタケに本物萌えをしたいソルジャー、目指すは人工栽培で。
それなら仁王スッポンタケが出来ると、夢は大きく果てしなく。
キース 「た、確かにスッポンタケは俺の弟子らしいが…」
Aブルー「素敵な戒名をくれたもんねえ、アテにしているよ!」
その弟子のためにも協力して欲しい、とズズイと前へ。
Aブルー「元老寺の裏山だと、お焚き上げされるみたいだし…」
キース 「当然だろうが! あんな所でやらないでくれ!」
Aブルー「分かってるってば、だから他所でね!」
どういう所が向いているのか、その辺もキッチリ検討を、と。
Aブルー「平地がいいのか、斜面がいいのか、他にも色々!」
キース 「俺はキノコには詳しくない! どんなキノコでもだ!」
Aブルー「キノコ音痴というヤツなのかい?」
キース 「そうだと思ってくれてかまわん!」
あんなブツなど理解出来ん、と呻いてますけど。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キノコのお料理、嫌いじゃないよね?」
キース 「はあ?」
ぶるぅ 「んとんと…。松茸御飯は大嫌いとか、そういうの…」
キース 「どちらかと言えば、好物だが?」
美味いキノコには違いない、との答え。
キース 「焼き松茸も美味いし、土瓶蒸しもいいし…」
ぶるぅ 「ほらね、美味しさ、分かっているよ!」
大丈夫、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の太鼓判。
ぶるぅ 「キースはキノコ音痴じゃないから! 頑張って!」
キース 「なんでそうなる!?」
シロエ 「誰だって逃げたいからですよ! スッポンタケから!」
ブルー 「全責任をキースに押し付けて、逃げたいからねえ…」
とても切実に…、と生徒会長、いえ、伝説の高僧、銀青様。
ブルー 「キノコのアレルギーだって無いだろう、君は?」
キース 「それを発症してもいいなら、そうなりたいが!」
ぶるぅ 「えとえと、食べ過ぎ…?」
シロエ 「それで発症するみたいですね?」
食べ物関係のアレルギーは…、という声が。
キース君、どうなる?
2017/04/23 (Sun)
☆箱一杯になると
スッポンタケに本物萌えを希望のソルジャー、人工栽培に広がる夢。
巻き込まれたくないシャン学メンバー、犠牲者はキース君っぽく。
シロエ 「確か、一生分を食べたら発症するんじゃないですか?」
マツカ 「そう聞きますよね、海老とか牡蠣とかのアレルギーは…」
スウェナ「生まれつき駄目な人もいるけれど…。でも…」
食べ過ぎで発症する人は確かにいるわよね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「前に聞いたわよ、牡蠣箱が一杯になったって話を」
一同 「「「牡蠣箱?」」」
なんじゃそりゃ、と誰もがキョトン。
シロエ 「牡蠣箱って…。牡蠣を入れてるトロ箱ですか?」
サム 「収穫用のヤツじゃねえのかよ、生簀から揚げる時の」
ジョミー「あー、プラスチックの網になってる籠かぁ…」
ぶるぅ 「えとえと…。売りに出す時は一杯だよね?」
トロ箱でも、海から揚げる時でも、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「一杯になったら、何か駄目なのかなぁ?」
シロエ 「普通に大漁って感じですけどね、でなきゃセールで」
サム 「アレルギーとどう結び付くんだよ、マジで謎だぜ」
スウェナ「分かってないわね、身体の中の牡蠣箱のことよ!」
一同 「「「へ?」」」
身体の中に牡蠣箱だなんて、ますますもって不明な意味。
サム 「なんだよ、それ…。俺はそんなの、持ってねえぜ?」
シロエ 「ぼくもです! 第一、箱は身体に入らないですよ!」
ジョミー「大きすぎるもんね、飲み込むには…」
スウェナ「そうじゃなくって、キャパの問題なのよ!」
どれくらいの牡蠣が入る箱かが問題なの、という話。
スウェナ「一生に食べられる牡蠣が何個か、そういう話よ」
サム 「一杯になると溢れるのかよ? 牡蠣箱ってヤツがよ…」
スウェナ「そうなの、溢れちゃったら後はアレルギーなわけ!」
ジョミー「それじゃ、キースも…」
スウェナ「キノコ箱ね!」
一杯になったらキノコのアレルギーよ、との指摘ですけど。
キノコ箱ですか?
2017/04/24 (Mon)
☆キノコ箱が問題
スッポンタケに本物萌えをしたいソルジャー、夢は大きく人工栽培。
巻き込まれそうなのがキース君でして、無いのがキノコアレルギー。
シロエ 「キース先輩のキノコ箱が溢れたら、アレルギーですか…」
スウェナ「牡蠣箱が溢れたら牡蠣アレルギーだし、そうなるでしょ」
ブルー 「その手の話は、よく聞くよね。大好物がアウトなヤツ」
ある日、突然、蕁麻疹とかに襲われるらしい、と生徒会長も。
ブルー 「そして元には戻らないから、大好物でも、もう二度と…」
シロエ 「食べられないっていうわけですか!?」
サム 「マジかよ、それって惨いじゃねえかよ!」
スウェナ「だから牡蠣箱の話になるのよ、泣きの涙で」
もう二度と牡蠣が食べられない、と涙の投書などがあるとか。
スウェナ「キースもその手でいけるわよ! キノコのアレルギー!」
ジョミー「キノコ箱を溢れさせるわけ?」
スウェナ「そうよ、一生分のキノコを食べ尽くすのよ!」
そうすれば縁が切れるでしょ、とのアドバイス。
スウェナ「アレルギーだと、もうどうしようもないんだもの」
シロエ 「それは確かにそうですね…。危険ですから」
マツカ 「命にかかわることもありますし、避けるべきですね」
キノコのアレルギーを発症したら、と御曹司。
マツカ 「無理強いすることは出来ませんから」
サム 「あー、なるほど…。キースは生きなきゃならねえし…」
シロエ 「即身成仏になってでも生きてくれ、という注文ですよ?」
ソレを言ったのが「あの人」です、と指差すソルジャー。
シロエ 「キース先輩が死んだら、元も子もありませんから!」
Aブルー「それは困るよ、キースがいなくなるなんて!」
スウェナ「だったら、やっぱりキノコ箱ね!」
溢れてしまえばこっちのものよ、とニッコリと。
スウェナ「キノコ箱を溢れさせなさいよ!」
キース 「俺がか?」
スウェナ「決まってるでしょ!」
生き残りたいならキノコ箱だ、と言ってますけど。
それでオッケー?
2017/04/25 (Tue)
☆アレルギーの場合
スッポンタケに本物萌えをしたいソルジャー、人工栽培にかける夢。
キース君を巻き込むつもりですけど、誰だって切実に避けたい展開。
スウェナ「生き残るためには、キノコ箱しかないじゃない!」
シロエ 「キャパを越えたら、アレルギーになるんですからね…」
サム 「もう近付いただけでアウトだよなあ、スッポンタケ…」
食ったら死ぬし、近付いたらクシャミで鼻水だよな、と。
サム 「死んだら法要の導師をやってるどころじゃねえし…」
ジョミー「クシャミ鼻水でも、マトモにお経は読めないよね…」
スウェナ「サッサと溢れさせなさいよ! キノコ箱を!」
そしたら全てが解決するわ、と握り締める拳。
スウェナ「肝心のキースがアレルギーだと、全部おしまいだし!」
シロエ 「そうでした! 先輩が諸悪の根源ですから!」
サム 「キースとスッポンタケの縁が切れたら、そうなるよな?」
ブルー 「流石にアレルギーではねえ…。どうしようもないよ」
命が危ういと分かった以上は、遠ざけるのも当然だろう、との声。
ブルー 「一番弟子でも、そこの所は仕方ないかと…」
Aブルー「待ってよ、一番弟子の件までチャラになるのかい!?」
ブルー 「チャラってわけではないけどさ…」
師弟の縁は切れないからね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「キースの方から破門しない限りは、御縁が続くし」
シロエ 「破門は出来ないんでしたっけ?」
ブルー 「スッポンタケには、何の過失も無いからね!」
でも、アレルギーの方は別件だよ、と大真面目な顔。
ブルー 「弟子といえども、距離を置くのはアリだから…」
Aブルー「じゃあ、法要はどうなるんだい!?」
キースに距離を置かれた場合…、と慌てる人。
Aブルー「代わりの人を頼むしかないっていうことに…?」
ブルー 「其処はキースの判断次第!」
Aブルー「まさか、代理は駄目だとか…?」
そんなオチにはならないよね、と焦ってますけど。
生徒会長の返答や如何に?
2017/04/26 (Wed)
☆高くなるハードル
スッポンタケに本物萌えを希望のソルジャー、夢は人工栽培ですが。
キース君がキノコのアレルギーになると、何か色々とヤバそうで。
Aブルー「もしかして、代理は駄目なのかい? 法要の導師?」
ブルー 「まるっきり駄目とは言わないけどさ…」
ハードルは高くなるだろうね、と伝説の高僧、銀青様。
ブルー 「キースが「任せる」と言った場合は、キースの身内で」
Aブルー「アドス和尚という意味かい?」
ブルー 「一番が其処で、次が法類。元老寺と付き合いのあるお寺」
其処から坊主が来るんだけれど…、とフウと溜息。
ブルー 「スッポンタケの戒名はアレで、それがバレた場合…」
サム 「キースは後がねえんだっけな、いろんな意味でよ」
シロエ 「格の高すぎる戒名ですしね…。殺されるんでしたっけ?」
ブルー 「ガチでお浄土一直線だよ、アドス和尚に知れたらね!」
だから身内に頼む線は無理で…、と合掌を。
ブルー 「そうなると赤の他人に頼むコースしか…」
Aブルー「前に聞いたよ、コアラの国でやるのもアリなんだろう?」
ハードルは高くないじゃないか、と返すソルジャー。
Aブルー「立派な戒名の仏様の法要は、確か喜ばれる筈で…」
ブルー 「スタンダードなコースならばね!」
Aブルー「え?」
ブルー 「何処も格調高くやるけど、其処までなんだよ!」
変なオプションは有り得ないから、とキッパリと。
ブルー 「スッポンタケで飾ったりとかは、絶対に無理!」
Aブルー「なんで駄目なわけ!?」
ブルー 「約束事があるからだよ! 法要には、花!」
お土地柄はあっても花は花だ、というのが法要。
ブルー 「散華にしたって、花びらの形なんだしね!」
Aブルー「エロい形のもあるじゃないか! スッポンタケ風の!」
ブルー 「阿弥陀様の光背のコトだろうけど、基本は花びら!」
Aブルー「じゃあ、飾るのも…」
ブルー 「花だけだね!」
あくまで基本に忠実に、との話。
他所に頼むと、標準コース?
2017/04/27 (Thu)
☆キノコ箱に入れろ
スッポンタケに本物萌えをしたいソルジャー、人工栽培にかける夢。
けれどキース君がキノコのアレルギーになったら、ピンチな展開。
Aブルー「花しか飾れないなんて! お布施を積んでも?」
ブルー 「他所の坊主がやるとなったら、スッポンタケは無理!」
Aブルー「何でもお布施次第なんだろ、お寺ってトコは!」
ブルー 「基本はそうでも、譲れない部分はあるんだよ!」
キースだからこそ、君のような無茶が通るだけ、とキッパリ。
ブルー 「アドス和尚にバレたら終わりと言いつつ、そこは融通!」
Aブルー「無茶はしていないと思うけど?」
ブルー 「お盆にやってたじゃないか! スイカに卒塔婆!」
一同 「「「あー…」」」
あったな、と誰もが思うスイカに「刺さっていた」卒塔婆。
ブルー 「アレでも大概、酷いんだよ! スイカはオッケーでも!」
Aブルー「こう、セックスを表現したくて刺しただけでさ…」
ブルー 「それが余計だと言ってるんだよ、おまけに無茶で!」
他所のお寺で通るわけがない、とブツブツブツ。
ブルー 「それと同じで、飾るなら花! スッポンタケは不可!」
Aブルー「だったら、キースに頼むしかないと?」
ブルー 「キノコのアレルギーになってなければね!」
だけど時間の問題だろう、と視線を副住職に。
ブルー 「分かってるね、キース? 今の流れでの君の運命」
キース 「俺にキノコのアレルギーになれと?」
ブルー 「その他に何があるんだい?」
スウェナ「そうよ、アレルギーになりなさいよ!」
キノコ箱を溢れさせるのよ、と要求が。
スウェナ「ぶるぅ、今日からキースはキノコ尽くしね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 何でもかんでもキノコなんだね!」
キノコ御飯でオカズもキノコ、と元気な返事。
ぶるぅ 「他のみんなは別メニュー!」
キース 「お、おい…!」
シロエ 「キース先輩の責任ですからね!」
諸悪の根源を此処で断って下さい、と厳しい意見。
さて、どうなる…?
2017/04/28 (Fri)
☆キノコ箱でいこう
スッポンタケなら本物萌えも、と人工栽培をしたい人がソルジャー。
巻き込まれたくないシャン学メンバー、頼みの綱はキース君で。
シロエ 「キース先輩さえ、アレルギーになればいいんですよ!」
スウェナ「そうよ、キノコに限定でね!」
キノコ箱を溢れさせなさいよ、とリピートされる恐ろしい台詞。
スウェナ「一生分のキノコを食べたら、溢れるんだから!」
シロエ 「キノコ箱さえ溢れてしまえば、アレルギーですしね…」
マツカ 「いくら本人が好きな物でも、駄目だそうですから…」
二度と食べられないとか、触れないものらしいですね、と御曹司も。
マツカ 「牡蠣で蕁麻疹とか、可愛い猫でも触れないとか…」
サム 「キースがキノコでソレになったら、最強だしよ…」
ジョミー「スッポンタケの法要どころじゃないもんね…」
もう普段から近付けないし…、と語られるアレルギーの恐怖。
ジョミー「だけど破門は出来ないんだから、弟子のままでさ…」
シロエ 「他所で法要をするんだったら、まだマシですしね…」
変なオプションがつかないだけでも救われます、という声が。
シロエ 「ですから、キッパリ悪縁を断って下さいよ!」
キース 「一生分のキノコを食えと言うのか!?」
スウェナ「当たり前でしょ、それで円満解決なのよ!」
食べなさいよ、と凄む人。
スウェナ「ぶるぅ、どんどん作ってちょうだい! キノコ料理を!」
Aブルー「待ってよ、ぼくの立場はどうなるんだい!?」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「決まってるじゃないか、スッポンタケの供養だよ!」
今はガンガン漲ってるのに、どうなるわけ、と心配そうで。
Aブルー「御利益パワーが落ちてしまったら、どうすれば…」
シロエ 「知りませんってば、そんなことまで!」
サム 「本物萌えでいいんじゃねえの? 法要は無しな!」
Aブルー「それって、人工栽培だけ…?」
たったそれだけになるのかい、と愕然ですけど。
本物萌えで充分なんじゃあ…?
2017/04/29 (Sat)
本物だけじゃ困る
拍手ありがとうございました!
スッポンタケなら本物萌えも、と人工栽培を希望の人がソルジャー。
巻き込まれたくないシャン学メンバー、対抗策を編み出しまして。
Aブルー「人工栽培だけになるって…。本物萌えだけ?」
シロエ 「それで充分じゃないですか! スッポンタケ三昧で!」
サム 「そうだぜ、仁王スッポンタケも夢じゃねえんだろ?」
俺たちは手伝わねえけどな、と突き放し。
サム 「スッポンタケはキースの管轄だしよ…。手出し無用で」
シロエ 「キース先輩がお手伝いですよ、スッポンタケの関係は!」
マツカ 「人工栽培も、法要の方も、キースですよね」
ジョミー「思いっ切りアレルギーが入っててもね!」
キースの一番弟子なんだから、と切っても切れない師弟の絆。
ジョミー「キースは何も出来なくなるけど、本物さえあれば…」
シロエ 「萌えは何とかなりますよ! 萌えだけに!」
Aブルー「それはどういう意味なんだい?」
シロエ 「要は萌えればいいんです! どんなモノでも!」
萌えのパワーは最強ですよ、と語られる萌え。
シロエ 「萌えさえあれば無敵ですから! 熱く漲って!」
ブルー 「次々と萌えを変えていく人も少なくないしね」
スウェナ「萌えのサイクルは、3年っていう説もあるんでしょ?」
早い人だと、もっと早くに変わるものよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「そろそろ萌えを変えるべきよね、本物萌えに!」
一同 「「「さんせーい!」」」
是非とも、そっちの方向へ…、と誰もが応援。
シロエ 「次は本物萌えですよ! 人工栽培で!」
サム 「でもって、キースはアレルギーな!」
一日も早く発症しろよ、と励ましの言葉。
サム 「ぶるぅ、キノコ料理をガンガン頼むぜ!」
ぶるぅ 「オッケー! キースは、キノコ尽くしだね!」
キース 「俺の道を勝手に決めないでくれ!」
Aブルー「ぼくの道もだよ、御利益パワーが大切だから!」
一致したソルジャーとキース君の利害。
アレルギー回避で、今月中継終了~。
2017/04/30 (Sun)