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特別生にとっては恒例というか年中行事の一つと呼ぶべきか、なんとも
微妙な入学式。
今年も校庭の桜が見事に咲いて、新入生も保護者も大喜びで記念撮影を。
翌日の4月7日は土曜でお休みなのに、登校してきた生徒が何名か。
ジョミー「やったね、今日もいい天気! 最高のお花見日和だよね」
キース 「酒が無いのが残念だがな」
シロエ 「仕方ないですよ、学校ですしね。…誰もいませんけど」
ブルー 「今日はバッチリ貸し切ってあるし! 楽しくやろうよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ レジャーシートはこの辺に敷く?」
休日に揃って現れたのはシャン学メンバーたちでございます。
新入生と呼ぶのもおこがましいような1年A組の主(ぬし)の御一行様、
それに三百歳を超える生徒会長と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ここまでの古狸ともなれば、校庭を貸し切ってお花見くらいは朝飯前で。
ブルー 「シートを敷いたら次はコレだね」
キース 「緋毛氈まで持ってきたのか?」
ブルー 「やっぱり雰囲気を出したいじゃないか。お花見だよ?」
レジャーシートだとイマイチなんだ、と生徒会長は申しております。
更にビーチパラソルならぬ爪折傘まで出て参りました。
一気に高まるお花見気分。
アルコール抜きの宴会とはいえ、御馳走の方はゴージャスですし…。
ぶるぅ 「はい、お花見弁当三段重ね! 沢山食べてね♪」
サム 「すげえや、これが一人前かよ? よーし、食うぞー!」
ジョミー「おせち料理みたいで豪華だよね! いっただっきまーす!」
お花見と言いつつ花は添え物、メインは宴会。
桜の花なぞ誰も気にしておりません。
ノンアルコールなお茶やジュースでドンチャン騒ぎでございますが。
??? 「誰じゃ、こんな荷物を置いておるのは!」
全員 「「「えっ?」」」
ゼル 「そこの荷物じゃ! 脇へよけんか」
邪魔なんじゃから、と桜の下に置かれた荷物を指差すゼル先生。
今日は貸し切りだと聞いていたのに、連絡ミスでもありましたか…?
