☆キャプテンの権限
働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキー希望な人がソルジャー。
ヒラのミュウでもいいそうですけど、そうなると消える今の肩書。
ブルー 「君がヒラだと、特別休暇を取らせるのは無理!」
キース 「そうなるだろうな、ヒラには発言権などは無いし…」
シロエ 「キース先輩はヒラじゃないですけど、駄目ですよね…」
アドス和尚に勝てませんよね、とシロエ君。
シロエ 「副住職だと、住職には絶対服従でしょう?」
キース 「情けない話だが、一生、親父には頭が上がらんな…」
俺が住職になっても無理だ、と深い溜息。
キース 「親父は引退するだけなんだし、俺の師僧には違いない」
サム 「キースの僧階、上がっていても無理だよなぁ…」
ブルー 「仮にキースが緋色の衣をゲットしてもさ…」
アドス和尚がワンランク下の紫の衣でも駄目だ、と。
ブルー 「キースの師僧になるわけだからね、立場は不動!」
キース 「親父は常に上から目線で、俺に命令するわけだ」
それが出来るのも師僧だからだ、とブツブツブツ。
キース 「そんな具合に肩書は大事で、あんたがヒラだと…」
ブルー 「どう考えても、キャプテンに休暇を取らせるなんて…」
シロエ 「有り得ませんよね、絶対に!」
Aブルー「うーん…。確かにそうかもしれないけどさ…」
何か忘れていないかい、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「ぼくがヒラでも、ハーレイはキャプテン!」
ブルー 「そりゃそうだろうね、他に人材がいるならともかく」
Aブルー「ハーレイにも代わりはいないしさ…。そこが大切!」
キャプテンは一人しかいないのだ、と胸を張りまして。
Aブルー「キャプテン権限で、特別休暇が取れるんだよ!」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「ハーレイが取ると言いさえすれば、休暇をゲット!」
ブルー 「そ、それじゃあ…?」
Aブルー「ぼくがヒラでも、もういくらでも!」
こっちの世界で遊び放題の日々、と得意満面。
嫌すぎる展開なんですけどね…?
2017/11/16 (Thu)
☆ヒラのミュウだと
理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーもしたい人がソルジャー。
ヒラのミュウなら可能なわけで、その場合でも遊び放題だとか。
Aブルー「ぼくがヒラだと、基本は毎日フリーだし…」
ブルー 「働かざる者、食うべからずな船じゃないのかい?」
Aブルー「そういうわけでもないんだよねえ、ミュウは虚弱で…」
働けないことも多いから、とサラリ、返事が。
Aブルー「働いていない仲間もいるよね、ぼくの船には」
一同 「「「うーん…」」」
脅していたわけではなかったのか、と一同、ポカーン。
シロエ 「あのですね…。今のソルジャーの肩書ですけど…」
サム 「船の仲間を脅してるわけじゃねえのかよ?」
Aブルー「脅すって?」
キース 「あんたに逆らったら、船から放り出すとかだな…」
そんな感じで脅しているのかと思っていた、と副住職。
キース 「脅しまくって、好き放題の生き方なのかと…」
シロエ 「思ったんですけど、働いていない人もいるのなら…」
マツカ 「船から放り出すなんてことは、無さそうですね」
スウェナ「ニートでもいいっていう船だものね…」
ソルジャー権限で脅しは無さそう、とスウェナちゃんも。
スウェナ「だけどニートな生き方なのよね、どう考えても」
ブルー 「ヒッキーニートがピッタリだよねえ、ブルーの場合」
Aブルー「言っておくけど、ソルジャーの肩書なんかはさ…」
無くても好きに出来るんだからね、と話はループ。
Aブルー「ぼくのハーレイに頼みさえすれば、特別休暇!」
シロエ 「そして、こっちに来るわけですね…」
Aブルー「ピンポーン!」
憧れの地球でグルメ三昧、と瞳がキラキラ。
Aブルー「ホテルも旅館も泊まり放題、ラブホにだって…!」
ブルー 「その件だけどさ…。無理があるよね」
Aブルー「えっ、なんで?」
ブルー 「ヒラのミュウだと、もう絶対に来られないけど?」
どうやって空間を超えて来るのだ、とツッコミが。
タイプ・ブルーじゃないですもんね…?
2017/11/17 (Fri)
☆ヒラは無理です
働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキー希望の人がソルジャー。
ヒラのミュウでもいいのだそうで、好き放題するつもりですけど。
ブルー 「君がこっちに出て来られるのは、空間移動だよね?」
Aブルー「そうだけど? 瞬間移動のバージョンアップで!」
別の世界へ跳躍するのだ、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「ぼくとぶるぅの得意技でさ、もう、何処へでも!」
ブルー 「…タイプ・ブルーだからだろう?」
その能力は…、と生徒会長、深い溜息。
ブルー 「ただのミュウだと、そんな力は持っていない筈!」
Aブルー「それはまあ…。それが何か?」
ブルー 「ヒラのミュウにも無いってことだよ、その力は!」
その能力を持っているだけで、ヒラではない、とキッパリと。
ブルー 「即、ソルジャーとはいかなくてもさ…」
キース 「何かの役職はついて来そうだな、力に応じて」
シロエ 「攻撃セクションになるんでしょうか?」
サム 「守りも要るしよ、防御セクションかもしれねえぜ」
何にしたって、ヒラはねえよな、とサム君も。
サム 「役がついたら、じきに其処から昇進でよ…」
ブルー 「ソルジャーになる日も近そうだけどね、見てる間に」
Aブルー「…そうなるのかい?」
ブルー 「ヒッキー希望でニートでもね!」
現に今でもソルジャーなんだし、とジロジロジロ。
ブルー 「こんな人間がソルジャーだなんて、災難だよねえ…」
キース 「まったくだ。俺ならリコールしたい所だ」
シロエ 「ぼくもです。でも、逆らったら…」
ジョミー「船から放り出されそうだよね、リコールなんて」
ニートな生き方は許されてても、とジョミー君。
ジョミー「やっぱり最高権力者だしさ、きっと絶対服従だよ」
Aブルー「その点は否定しないけど?」
シロエ 「もしかして、脅してるんですか?」
Aブルー「TPOは考えてるけどね!」
一同 「「「うわー…」」」
思いっ切り恐怖政治な船か、と誰もがガクブル。
怖すぎるかも…?
2017/11/18 (Sat)
☆脅さないと困る
理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーもしたいのがソルジャー。
けれど肩書はソルジャーなわけで、船の最高権力者だという現実。
シロエ 「TPOは考えて脅すって…。船の人をですよね?」
Aブルー「そうだけど? 他には脅す相手もいないし」
人類軍なら、威嚇する前にブチ殺すだけ、と恐ろしい発言。
Aブルー「見逃すつもりは全く無いしね、災いにしかならないし」
ブルー 「それは分かるけど、船の仲間を脅すというのは…」
キース 「まるで感心できないが…。いくらソルジャーでもな」
脅して言うことを聞かせるというのは最低だ、と副住職。
キース 「筋道立てて説明してこそで、船の仲間の心もだな…」
ブルー 「君の方に向くと思うけどねえ、脅すよりかは」
Aブルー「うーん…。でも、脅さないと困るのは、ぼくで」
一同 「「「は?」」」
いったい何が困るのだ、と一同、目が点。
シロエ 「あのですね…。今でも好き放題なんですよね?」
サム 「殆どニートで、半分以上はヒッキーじゃねえかよ」
Aブルー「そうだけどさ…。切実に困る問題があって…」
ブルー 「特別休暇も、君が勝手に取ってるだろう!」
それ以上、何を望むのだ、と生徒会長、厳しい視線。
ブルー 「もう充分に充実の日々で、困る点なんか無いだろう?」
キース 「まったくだ。天上天下唯我独尊とは、あんたのことだ」
Aブルー「えっと…?」
それって何さ、と首を傾げるソルジャー。
Aブルー「どういう意味の言葉なんだい、天井がどうとか…」
キース 「そっちの方の天井じゃない!」
ついでに正しい意味でもないな、と副住職が繰る数珠レット。
キース 「お釈迦様の言葉の一つなんだが、その意味がだな…」
ブルー 「一人歩きをしているんだよ、完全に間違った解釈で」
Aブルー「ぼくには、ますます謎なんだけど?」
キース 「自分勝手で、我儘放題な人間だという意味合いだ!」
間違いだがな、と念押しが。
それじゃ、正しい意味は何だと…?
2017/11/19 (Sun)
☆お釈迦様と後付け
働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキー人生希望のソルジャー。
好き放題に生きている筈ですけど、脅さないと困る事があるとか。
Aブルー「その、天上がナントカ言うのの、本当の意味って?」
ブルー 「直訳するなら、世界の中で自分だけが尊い、だね」
シロエ 「だったら、さっきので合ってませんか?」
自分勝手で我儘放題、とシロエ君のツッコミ。
シロエ 「自分だけが尊いわけでしょう? そのものですよ」
マツカ 「思い上がっているわけですから、自分勝手ですよね…」
スウェナ「ついでに我儘放題の方も、セットでついてくる筈よ」
何処も間違っていないじゃないの、とスウェナちゃんも。
スウェナ「そこの迷惑な人を、そのまま指しているわよ」
シロエ 「もう間違いなく、ズバリですね」
Aブルー「…ぼくのことかい?」
ブルー 「他に誰がいると?」
もっとも、言葉は間違いだけどね、と生徒会長、いえ、銀青様。
シロエ 「何処も間違っていませんけど?」
ブルー 「言葉自体は合っているけど、後付けなんだよ」
一同 「「「は?」」」
キース 「お釈迦様の言葉だと言われているのが、後付けなんだ」
元々は弟子が言ったことだ、と副住職の解説。
キース 「ところが、それがお釈迦様の言葉になってだな…」
ブルー 「生まれた途端にそう言った、という話になってね…」
お蔭で間違った解釈がまかり通ることに…、と生徒会長、合掌を。
ブルー 「偉そうに振る舞う人なんかのことを、そんな感じで」
キース 「表現するようになってしまって、今に至るんだが…」
あんたの場合はまさにソレだ、と睨む先にソルジャー。
キース 「もう文字通りに唯我独尊のくせに、まだ脅すのか?」
ブルー 「感心しないね、船の仲間を脅すというのは」
Aブルー「でも、切実な問題なんだよ! 反対されるから!」
ブルー 「何を?」
Aブルー「おやつだってば!」
おやつさえあれば何も要らない、と言ってますけど。
そのために脅すと…?
2017/11/20 (Mon)
☆食事が嫌いな人
理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーもしたい人がソルジャー。
唯我独尊の筈なんですけど、おやつのことで困っているとか。
Aブルー「いつも言ってるけど、ぼくはおやつが大好きでさ…」
ブルー 「そうらしいねえ、食事をするのは嫌いなくせに」
キース 「栄養剤で済ませたいとか言ってるな、あんた」
その割に山ほど食っていないか、と副住職。
キース 「こっちに来る度、あれもこれもと食っている気が…」
シロエ 「エロドクターとも食事に行ってますよね」
Aブルー「まあね。一緒に行ったら、お小遣いだって貰えるし…」
それに美味しいものが沢山、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「この間だって、フルコースを御馳走になっちゃって…」
キース 「フルコースは立派な食事だろうが!」
ジョミー「普通以上の量があるよね、肉も魚も出るんだし…」
マツカ 「オードブルだけでも色々出ますよ、お菓子以外のが」
食事嫌いとは思えませんが…、と御曹司も。
マツカ 「食事をするのが嫌いな人は、フレンチなんかは…」
シロエ 「食べませんよね、それこそ適当に済ませるだけで」
カロリーメイトを食べておくとか…、とシロエ君。
シロエ 「ぼくは食べるの好きなんですけど、忙しい時は…」
サム 「カロリーメイトで済ませるのかよ?」
シロエ 「夜食の代わりですけどね。機械弄りの最中なんかに」
でも、それ以外の時は食べます、とソルジャーをジロリ。
シロエ 「どの辺が食事が嫌いなんです、そうは見えませんが?」
Aブルー「こっちの世界は別なんだよ! 地球の食事は!」
どれも美味しいものばかりだし…、と反論が。
Aブルー「でもねえ、ぼくの船の食事は、そうじゃなくって…」
ブルー 「美味しくないから、食べたくないと?」
Aブルー「ついでにバリエーションが少なくて、味気なくって…」
ブルー 「だから食べずに、おやつの方に走りたいって?」
それは文句も出てくるだろう、と深い溜息。
偏食の極みですもんね?
2017/11/21 (Tue)
☆食事よりお菓子
働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキーの夢もあるソルジャー。
自分の船では唯我独尊、けれど仲間を脅さないと貰えないお菓子。
ブルー 「君の偏食が酷すぎるんだよ、文句も出ると思うけど?」
Aブルー「だけど食事は嫌いなんだし、お菓子があれば充分で…」
ブルー 「栄養剤で済ませようとするから、反対されるんだよ!」
Aブルー「ぼくはお菓子が欲しいんだってば! 食事よりも!」
厨房の仲間を脅して何処が悪い、と開き直った人。
Aブルー「食事はいいから、おやつを出せ、って言うくらいは!」
ブルー 「それをソルジャーの立場で言うのかい、君は!?」
Aブルー「でないと、聞いては貰えないからね!」
ソルジャーとして命令したって、反対される、とブツブツブツ。
Aブルー「ぼくのハーレイが駄目だと言ったとか、色々と…」
ブルー 「そりゃそうだろうね、ドクターだって反対だろう」
Aブルー「そうなんだよ! ノルディは頭が固くって…」
こっちのノルディとは大違いだよ、とソルジャーの嘆き。
Aブルー「お菓子だけでいいと言ってるのにさ…。猛反対でさ…」
キース 「あんたの健康のことを思えば、当然だろうが!」
シロエ 「ソルジャーの代わりはいませんからねえ…」
スウェナ「ぶるぅじゃ、どうにもならないものね…」
こっちの「ぶるぅ」だったらいいけれど、とスウェナちゃん。
スウェナ「そっちのぶるぅは、悪戯小僧で大食いなだけで…」
ジョミー「おまけにサイオン全開にしたら、3分だもんね…」
サム 「カップ麺みたいなヤツだもんなぁ、時間切れでよ…」
とてもソルジャーの代わりは務まらねえな、とサム君も。
サム 「あんたの健康管理ってヤツは、大事なんだと思うぜ」
ブルー 「ホントにね…。おやつばかりじゃ駄目だってば」
キース 「不健康な食生活がしたくて、船の仲間を脅すとはな…」
Aブルー「ぼくには、切実な問題なんだよ!」
食事はストレスが溜まるだけだ、と言ってますけど。
健康管理は…?
2017/11/22 (Wed)
☆お菓子のためなら
理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーもしてみたいソルジャー。
おまけに船の食事が嫌いで、お菓子のために仲間を脅すのだとか。
ブルー 「食事はストレスが溜まるだけって、それも仕事だろう」
Aブルー「仕事って…。どういう意味だい?」
ブルー 「ソルジャーの仕事だと思うけどねえ、健康管理は」
君が倒れたら、君のシャングリラはどうなるのだ、と厳しい指摘。
ブルー 「君の代わりがいない以上は、倒れないよう健康管理!」
キース 「まったくだ。食事をするのも仕事の内だと思うがな」
シロエ 「そうなりますよね、健康な身体を維持しないと…」
ソルジャーの役目が務まりません、とシロエ君も。
シロエ 「船の皆さんは正しいです! 食事して下さい!」
Aブルー「栄養剤で充分なんだよ、後は心の癒しにお菓子で!」
ブルー 「それが駄目だから、みんなに反対されるんだよ!」
正しい意見を述べている人を、脅すだなんて…、と呆れ顔。
ブルー 「船から出て行けと、言っているんじゃないだろうね?」
Aブルー「いくらぼくでも、それは言わない! 絶対に!」
死ねと言ってるのと同じだからね、とソルジャー、ワタワタ。
Aブルー「ぼくを見損なわないで欲しいんだけど!」
キース 「あんたの日頃の行いを見てると、見損ねたくなるぞ」
シロエ 「ぼくもです。でもですね…」
どんな脅しをしてるんですか、とシロエ君の疑問。
シロエ 「ソルジャーの立場で脅しているなら、深刻ですよ」
スウェナ「逆らったら後が無さそうだものね、酷すぎるわよ」
サム 「なんて言うか、こう…。弱い者イジメってえの?」
フェアじゃねえよな、とサム君も言ってますけれど。
Aブルー「その点については、大丈夫! モノがぶるぅだから!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「だから、ぶるぅだよ! 厨房で暴れさせるぞ、とね!」
一同 「「「うわー…」」」
それは酷い、と誰もがドン引き。
悪戯小僧の大食漢が、厨房で大暴れですか…?
2017/11/23 (Thu)
☆食材が尽きたら
働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキーも希望するソルジャー。
船の食事は苦手だとかで、お菓子のために仲間を脅すのだそうで。
シロエ 「ぶ、ぶるぅですか…。アレを厨房で暴れさせると…?」
サム 「何も残らなくなるじゃねえかよ、飯の欠片も…」
スウェナ「ペンペン草も生えないどころの騒ぎじゃないわね…」
貯蔵庫の奥までスッカラカンじゃないかしら、とスウェナちゃん。
スウェナ「食材は全部食べられちゃって、何も残らなくて…」
マツカ 「最悪に近い脅しですよね、飢餓状態に陥りますよ」
ジョミー「食べるものが何も無いんじゃね…」
ブルー 「ぼくが厨房の責任者だったら、もう真っ青だよ!」
どうやって生きて行けばいいのだ、と生徒会長、ガクブル。
ブルー 「君のシャングリラは、自給自足の船じゃないよね?」
Aブルー「そこの所は大きく違うね、君たちの船とは」
シロエ 「基本は略奪でしたっけ? 食材とかも」
Aブルー「昔はそうだね、今はもう少し平和かなあ…」
人類の世界で手に入れるんだし…、とソルジャーの答え。
Aブルー「倉庫から盗むこともあるけど、略奪じゃないね」
ブルー 「コッソリ失敬するだけなんだね、襲うんじゃなくて」
Aブルー「そうなんだよ! 管理者が責任を問われるだけかな」
倉庫の中身が消えてしまって…、とケロリとした顔。
Aブルー「そんな感じで上手くやっているよ、食材の調達!」
ブルー 「指揮してるのが誰かは知らないけどさ…」
キース 「厨房の係は注文を出すだけだろう?」
自分で調達には行かない筈だ、と副住職。
キース 「足りない食材はコレとコレだ、といった具合に…」
ブルー 「頼むんだろうね、調達に出掛ける係に」
そうやって手に入れた食材が消えるなんて…、と深い溜息。
ブルー 「どうしようもなくなってしまうよ、食材ゼロで…」
キース 「まったくだ。あんたは仲間を飢えさせる気か!」
なんという酷い脅しなのだ、と誰もが愕然。
食材ゼロって…。
2017/11/24 (Fri)
☆生き地獄な船
理想は働いたら負けな生き方、ニートの素質を持ったソルジャー。
お菓子を食べながらヒッキーを希望、そのために仲間を脅す有様。
ブルー 「いくらなんでも酷すぎるよ…。君の脅しは」
Aブルー「スッカラカンにはならないから! 大丈夫だから!」
ブルー 「どうなんだか…。相手は君のぶるぅだからね」
船中の食材を食べ尽くしたって、お腹も壊しそうにない、と。
ブルー 「それどころか派手に暴れるだろうね、腹ごなしに!」
一同 「「「うわー…」」」
食材ゼロに陥った上に、悪戯までか、と誰もが顔面蒼白。
シロエ 「もうシャングリラは終わりですね…」
マツカ 「沈まなくても、内部崩壊しそうですよね…」
サム 「食い物はねえし、ぶるぅは暴れやがるし…」
ジョミー「この世の地獄っていうヤツだよねえ、どう考えても…」
あんまりすぎる、とジョミー君も呆れるソルジャーの脅し。
ジョミー「船の外に出ろって言われちゃうのと、同じっぽいよ…」
キース 「それ以上だな。犠牲者の数が違いすぎるぞ」
一人だけ船から放り出されるのと、全滅とでは…、と副住職。
キース 「全員が飢え死にコースというのは、ホロコーストだ」
シロエ 「そうですよね…。脅しにしても酷すぎです」
もうちょっとマシなのにして下さい、とシロエ君の苦言。
シロエ 「命の危機に直結する上、悪戯がセットは生き地獄です」
ブルー 「ぼくもそう思うよ、君は自覚が足りなさすぎ!」
船の仲間を絶望の淵に叩き落としてどうする、と生徒会長。
ブルー 「おまけに、脅す原因が君のおやつじゃね…」
Aブルー「その点だったら、問題なし!」
食材はゼロにならないから、とソルジャー、胸を張りまして。
Aブルー「ぼくのぶるぅは、料理のスキルが無いからねえ…」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「調理済みしか奪わないから、食材は無事!」
一同 「「「うーん…」」」
そういう問題なのだろうか、と首を傾げる御一同様。
いいんでしょうか…?
2017/11/25 (Sat)
☆噛み付くんです
働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキーっぽい人がソルジャー。
食事をするのも面倒だからと、栄養剤で済ませたいのが問題で…。
ブルー 「あのね…。食材は無事って言っても、他のは全部…」
シロエ 「ぶるぅが食べ尽くすわけですよね? 綺麗サッパリ…」
Aブルー「そりゃそうだろうね、ぶるぅは食べるのが生き甲斐で…」
ぼくの船の料理でも気にしないから、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「ぼくよりもタフに出来てるんだよ、胃袋が!」
キース 「そして神経は、あんた並みに図太くなっているんだな」
サム 「心臓に毛が生えてるどころか、針なんじゃねえの?」
ハリネズミのような心臓なんじゃあ…、とサム君、溜息。
サム 「あんたの心臓も大概だけどよ、ぶるぅのはよ…」
Aブルー「もちろん、ぼくよりタフだよね! ぶるぅだから!」
でなきゃ、ああいう生き方は無理、とキッパリと。
Aブルー「好き放題して、注意されたら、すぐにガブリと!」
シロエ 「……噛むんでしたっけね……」
こっちに被害者はいませんけれど、とシロエ君、ブルブル。
シロエ 「あんな丈夫な歯で噛まれたら、痛そうです」
Aブルー「多分ね。…ぼくのハーレイなら、慣れてるけどさ」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「手に噛み付かれて、そのまま、ぶら下がられても…」
眉間に皺で耐えているしね、という発言。
キース 「ちょっと待て! ぶら下がるというのはだな…」
シロエ 「あの歯に全体重を預けて、ブランコですか!?」
Aブルー「そんなトコかな、ブランコと違って揺れないけどさ」
歯はガッチリと食い込んでるね、と言われましても。
ブルー 「そこまで凄い悪戯小僧を、厨房で暴れさせるのかい?」
Aブルー「脅してるだけで、実行はしてないけどね」
キース 「当然だろうが! やってどうする!」
シロエ 「ソルジャーの威厳が地に落ちる上に、恐れられますよ」
もう手遅れかもしれませんけど…、とシロエ君。
危なそうですよね?
2017/11/26 (Sun)
☆ヒッキーの逆ギレ
理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーもしたい人がソルジャー。
面倒な食事はスルー希望で、お菓子だけあれば満足だそうで…。
ブルー 「あのねえ…。君の生き方は、船の仲間に迷惑すぎるよ」
キース 「同感だ。殆どニートで、ヒッキーに近くて…」
シロエ 「自分の希望だけを通すの、もう本当にヒッキーですよ」
引きこもっていてもネットで買い物、とシロエ君。
シロエ 「支払いも食事も家族任せで、注意されると逆ギレで…」
サム 「まんま、あんたのことっぽいよな、脅すなんてよ…」
逆ギレでしかねえだろう、とサム君も。
サム 「ちゃんと食事をして下さい、ってのは間違ってねえし」
スウェナ「正しいことを言ってる仲間を脅して、おやつでしょ…」
マツカ 「ぶるぅというのが反則ですよね、強烈すぎます」
あんなのに厨房で暴れられたら、大変ですよ、と御曹司の溜息。
マツカ 「いくら食材だけ残っていたって、料理したらですね…」
シロエ 「また襲って来て食べるんですよね、端から全部」
Aブルー「その点は否定しないけど…」
そんなに酷い脅しだろうか、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「お菓子を貰えない、ぼくの方が辛いと思うんだけど…」
ブルー 「君の勝手な言い分だから! 正しいのは船の仲間だよ」
ジョミー「健康管理も大切だもんね、代わりの人がいないから…」
うるさく注意するのも分かる、とジョミー君も船の仲間の味方。
ジョミー「なのに、ぶるぅを持ち出すなんてさ…。最低だよ!」
Aブルー「別にいいだろ、ぼくの最終兵器なんだから」
一同 「「「最終兵器?」」」
Aブルー「そう! 脅すなら、ぶるぅ!」
誰もぶるぅを止められないし、とニコニコニコ。
Aブルー「ぼくの言うことしか聞かないからね!」
ブルー 「そうだろうけど、脅しの手段に使うのは…」
Aブルー「ぼくが貰ったプレゼントだから、いいんだよ!」
サンタクロースからの贈り物、と言ってますけど。
迷惑すぎでは…?
2017/11/27 (Mon)
☆ストレスにお菓子
働いたら負けな生き方が理想で、ヒッキーっぽい人がソルジャー。
食事は不要でおやつを希望、そのために船の仲間を脅す有様。
Aブルー「ぼくのぶるぅは、クリスマスに貰ったヤツだしさ…」
ブルー 「そうらしいねえ、青の間に落ちてた石だっけね」
Aブルー「指先くらいの白い石でさ、サイオンを使ったら…」
キース 「卵サイズになったそうだな、その後も育つ一方で…」
抱えるほどになったと聞くな、と副住職。
キース 「あんたとキャプテンが温めてみたら、孵化して…」
Aブルー「そう! だから胎教はバッチリだよね!」
大人の時間も、卵はベッドの上だったから、と笑顔。
Aブルー「お蔭で今でも覗きが好きでさ…。ハーレイの頭痛の種」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「ホントのことだし、別にいいだろ? 覗かれてると…」
ぼくのハーレイは意気消沈で…、と止まらない喋り。
Aブルー「ぶるぅには言ってあるんだけどねえ、顔を出すなと!」
ブルー 「話をそっちに逸らさない! 今は脅しが問題だから!」
そんな「ぶるぅ」を使って脅すな、と生徒会長が吊り上げる眉。
ブルー 「君の船の仲間は正しいよ! 君に対する扱いは!」
Aブルー「健康管理か何か知らないけど、お菓子が大切!」
でないとストレスが溜まるじゃないか、と譲らない人。
Aブルー「そうなってくると、サイオンにも影響しそうだし…」
キース 「あんたの場合は、問題ないと思うがな?」
心臓に毛が生えているから…、と副住職のツッコミ。
キース 「たとえストレスが溜まっていようが、サイオンは…」
ブルー 「普通に使える気がするけどねえ…。それ以上かも?」
不機嫌になった怒りのパワーで、MAXでは、と大真面目。
ブルー 「キレた勢いで、人類軍の戦艦くらいは…」
シロエ 「沈めそうですよね、アッと言う間に」
Aブルー「そうなんだけどさ、そんな不毛な戦いよりは…」
お菓子を食べて心に癒し、とニコニコニコ。
そんな玉ですか…?
2017/11/28 (Tue)
☆こっちでもニート
理想は働いたら負けな生き方、ヒッキーの要素もあるソルジャー。
食事するよりお菓子がいい、と船の仲間を脅すのだそうで…。
Aブルー「ぼくにも癒しは必要だからね、そのために、おやつ!」
ブルー 「好き放題して生きているくせに、まだ言うのかい?」
毎日が癒しの日々じゃないか、と生徒会長。
ブルー 「こうして、こっちに遊びに来ては、グルメ三昧で…」
Aブルー「うん、今日のランチも美味しかったよ!」
ノルディの奢りで大満足、と満面の笑み。
Aブルー「働かなくても奢ってくれるし、お小遣いもたっぷり!」
シロエ 「誰が聞いても、ニートですね…」
サム 「間違いねえよな、俺たちの世界でもニートなのかよ…」
最低だよな、とサム君も言ってますけれど。
Aブルー「こっちじゃ、ヒッキーしていないから!」
キース 「ニートだけだと言いたいのか?」
Aブルー「ピンポーン! ぼくは本来、ヒッキーじゃないし!」
船で自由にしていいのならば、ヒッキーしない、と威張る人。
Aブルー「だけど、何かとうるさくて…。長老たちがさ」
ブルー 「どんな具合に?」
Aブルー「通路なんかに転がって寝るなとか、礼儀作法とか…」
ソルジャーらしく威厳を保て、と叱られるのだ、と苦い顔。
Aブルー「それさえ無ければ、青の間でヒッキーしなくても…」
ブルー 「長老たちの気持ちが分かるよ、痛いくらいに!」
ソルジャーを何だと思っているのだ、と生徒会長、ブツブツブツ。
ブルー 「みんなの手本になるべき立場で、立ち居振る舞いも…」
キース 「優雅にやれとまでは言わんが、やはりだな…」
それなりのクオリティは要求される、と副住職。
キース 「なのに端からブチ壊すんだな、菓子目当てとかで」
ジョミー「ホントだよねえ、ぶるぅを使って脅すなんてさ…」
Aブルー「そのくらい、いいと思うけど…」
ブルー 「我慢したまえ、お菓子くらい!」
もっと自覚をもって欲しい、と睨んでますけど。
どうなるのやら…。
2017/11/29 (Wed)
☆生き方を変えます
働いたら負けな生き方が理想、ヒッキーの傾向もあるソルジャー。
こちらの世界でもニートな上に、自分の船でも我儘放題で…。
ブルー 「ソルジャーは君しかいないんだからね、我慢する!」
Aブルー「そう言われてもさ、ホントにストレス溜まるんだよ!」
シロエ 「でもですね…。船の皆さんを脅すというのは最低です」
キース 「まったくだ。あんたは自由に出歩けるがな…」
こっちに遊びに来られるくらいに自由だが…、と副住職の渋面。
キース 「仲間は、そうじゃないだろう! 船が世界の全てで」
サム 「船を降りろと言われちまったら、死刑宣告だしよ…」
Aブルー「でもねえ…。おやつが貰えない生活なんて!」
ぼくには耐えられないんだけれど、とソルジャーの悩み。
Aブルー「ホントに三食お菓子でも良くて、それで充分!」
ブルー 「船の仲間が心配するから、やめたまえ!」
Aブルー「ぼくのストレスと健康的な生活は?」
シロエ 「ソルジャーだったら、諦めるべきだと思いますけど」
肩書に相応しく生きて下さい、とシロエ君。
シロエ 「そうあるべきです、指導者ならば!」
Aブルー「長老たちみたいなことを言わなくても…」
君たちもゼルたちの肩を持つのかい、と零した所で…。
Aブルー「よし、決めた! ソルジャーらしく生きてみるよ!」
ブルー 「決心がついたんならば良かった。頑張りたまえ」
Aブルー「もちろんだよ! その分、こっちの世界でよろしく!」
一同 「「「へ?」」」
なんのこっちゃ、と顔を見合わせる御一同様。
ジョミー「よろしくって、何?」
Aブルー「そのまんまだよ、美味しい食事とお菓子!」
これまで以上に、お世話になるよ、とニコニコニッコリ。
Aブルー「理想のソルジャーらしく生きるには、お菓子が必須!」
ブルー 「ちょ、ちょっと…」
Aブルー「決めたから!」
一同 「「「うわー…」」」
思いっ切りババを引きまくるのか、と誰もが愕然。
今月、これにて中継終了~。
2017/11/30 (Thu)