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教頭先生が生徒会長に弟子入りをすれば、同居出来るそうでございます。
ただし師僧とその弟子ですから、生徒会長に手は出せませんが…。
ブラウ 「ハーレイ、決心はついたかい? ブルーと夢の同居だよ」
ハーレイ「う、うむ…。ブルーがそれでいいのなら…」
ブルー 「夜桜に免じて許可しようかな? 篝火もよく映えそうだし」
全員 「「「篝火?」」」
ブルー 「出家には得度が必須だろ? 得度とくれば剃髪だよね」
ハーレイ「て、剃髪?」
ブルー 「そう、剃髪。有髪のままで同居させるとでも? このぼくが」
ブラウ 「なるほど、それで篝火なのかい。剃りたてはよく光りそうだ」
ゼル 「いやいや、頭皮は日頃の手入れが大切なんじゃぞ」
わしの方がよく光るわい、とゼル先生は頭皮の自慢。
しかし教頭先生はそれどころではなく…。
ハーレイ「そ、その条件は絶対なのか?」
ブルー 「邪な心は髪と一緒に捨てました、って姿勢が大切」
エラ 「それでこそ悲恋が引き立つのです。叶わぬ恋が美しいのです」
ゼル 「ここはスッパリいかんかい! ささ、髪と別れの杯じゃ」
まずは飲め、と特大の杯を差し出すゼル先生。
教頭先生が杯を持つと先生方がお酒をトクトクと。
ブラウ 「一気にググーッと飲んじまいな。気分がグンと大きくなるよ」
ハーレイ「し、しかし…。坊主になるのは…」
ブルー 「大丈夫。その道の先達をつけてあげよう」
全員 「「「先達?」」」
ブルー 「ジョミー、出番だ。ハーレイの兄弟子として頑張りたまえ」
ジョミー「えっ? な、何を?」
ブルー 「高らかに坊主宣言ってね。ここは一発、景気良く!」
ブラウ 「待ってました! それじゃジョミーにも早速一杯」
ジョミー「い、嫌だってば! なんでぼくが!」
ゼル 「わしらの酒が飲めんのか? 美味いんじゃぞ」
これは秘蔵の大吟醸で…、とゼル先生は力説しておられます。
その間に生徒会長がグラス片手にコソコソと。
グラスの中身はオレンジジュース…?