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シャングリラ学園つれづれ語り

☆誇大広告は駄目


お正月から元老寺で二泊、お寺ライフに陥ったシャン学メンバー。
永遠に逃れられそうもないのに、逃れたお寺があるという話。

シロエ 「疲労困憊して、離脱って…。本当なんですか?」
マツカ 「それじゃソレイド八十八ヶ所、どうなったんです?」

今は八十七ヶ所でしょうか、と御曹司の質問。

マツカ 「たまに見るツアーの広告なんかじゃ、そのままですよ」
スウェナ「そうねえ、ソレイド八十八ヶ所って書いてあるわよね」
サム  「誇大広告にならねえのかよ? 八十七なんだしよ…」

1つ減ったと書かないと違法になるんじゃあ…、とサム君も。

サム  「アレだろ、旅行の広告だとイメージ写真とかもよ…」
シロエ 「きちんと書かないと駄目なんですよね、イメージだと」
ジョミー「でないと文句が出るもんね…。本物は違った、って」

山とか湖の写真とかさ、とジョミー君。

ジョミー「ホテルの料理も、そう書くんだっけ?」
シロエ 「一例です、じゃなかったですか? でもまあ…」

ハッキリ書くのがお約束ですよね、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「だったらソレイド八十八ヶ所、アウトなんじゃあ…?」
マツカ 「行ってみたら八十七だった、では済みませんよね」
スウェナ「絶対、苦情が出るわよ、ソレ!」

御朱印が足りなくなるじゃないの、というツッコミ。

スウェナ「確か掛軸は、レイアウトが八十八ヶ所仕様だったわよ」
シロエ 「そうです、そうです! 区切ってあって」
マツカ 「八十八個の御朱印が綺麗に並ぶんですよね…」

一ヶ所抜けたら絵になりませんよ、と鋭い指摘。

マツカ 「色々な意味で、八十七はマズそうですけど…」
シロエ 「どうなんですか、その辺は?」

放っておいてもいいんですか、と言ってますけど。

ブルー 「霊場会を離脱してても、お寺はあるから…」
キース 「御朱印は書くぞ、時間内なら」
一同  「「「へ?」」」

時間内ってどういう意味だ、と一同、キョトン。
営業時間とかですか?


2018/01/16 (Tue) 

 

☆今も変わりません


お正月から元老寺で二泊、お寺に追われるのがシャン学メンバー。
逃れられない運命らしいのに、縛りから逃れたお寺があるとか。

シロエ 「えっとですね…。時間内なら御朱印って、何です?」
キース 「そのままの意味だが? お寺が開いている時間だな」

その間に行けば御朱印は書いて貰える仕組みだ、と副住職。

キース 「だが、霊場会を離脱しているからな…。他とは違う」
ブルー 「他のお寺は、門を開けてる時間が同じなんだけど…」
スウェナ「そこだけ違う時間なの?」
キース 「ああ。遅めに開けて、早く閉めるんだ」

住職が過労にならないように、とキッパリと。

キース 「朝7時に開けて、夕方5時までという決まりだが…」
ブルー 「抜けたお寺は、8時から4時半だったかな?」

その後、調整したかもだけど…、と銀青様。

ブルー 「お遍路さんが多い時間を調べて、もっと短くとか」
一同  「「「うわー…」」」

そこまで追い詰められていたのか、と一同、ビックリ仰天。

シロエ 「そ、そんな…。霊場会を離脱してまで、変更ですか!」
キース 「仕方なかろう。他に選択肢は無いからな」
ブルー 「御朱印で潤った時代はともかく、今ではねえ…」

霊場会の縛りは厳しすぎるかも、とフウと溜息。

ブルー 「門前町がすっかり寂れた場所もあるしさ…」
キース 「小さな寺だと、やってられない気持ちも大きいだろう」

苦渋の選択というヤツだな、と副住職の顔に同情の色。

キース 「本当だったら、寺ごと逃げたい気分かもしれん」
ブルー 「八十八ヶ所でさえなかったら、と思っただろうね…」

だけど、お寺は変えられないし…、と銀青様が振っている首。

ブルー 「御朱印が欲しい人だっているし、そこの所と…」
キース 「自分の限界を秤にかけた結果が、霊場会からの離脱だ」
シロエ 「それじゃ、お寺は八十八で…」
キース 「見た目は変わらん」

今も八十八ヶ所なのだ、と言ってますけど。
開門時間が違うんですね?


2018/01/17 (Wed) 

 

☆抜けていいんです


お正月から元老寺で二泊、お寺ライフを送ったシャン学メンバー。
逃れられない運命だというのに、八十八ヶ所で起こっていた事件。

シロエ 「見た目は八十八ヶ所ですか…。開門時間が違うだけで」
キース 「素人さんには、まず分からん。霊場会から抜けたのは」

現に、どの寺かも把握されてはいない、と副住職。

キース 「もちろんネットで調べれば、すぐに分かるんだが…」
ブルー 「八十八ヶ所のガイドブックには、書いてないよね」
ジョミー「それ、書かなくてもかまわないわけ?」
キース 「誇大広告には、ならないからな。寺がある以上」

むしろ「抜けた」と書く方がマズイ、と苦い顔付き。

キース 「御利益が減ってしまったかのように見えるだろうが」
一同  「「「あー…」」」

本当は八十七ではマズイか、と一同、納得。

シロエ 「揃っていてこその八十八ヶ所ですしね…」
マツカ 「何もかも、それが前提ですからね…」
ブルー 「そういうことだね、明記しない方がいいこともある」

お遍路さんには、開門時間に気を付けて、との案内だけだとか。

ブルー 「霊場会から抜けています、だと悩むだろう?」
キース 「そんな寺の御朱印に御利益はあるのか、という面でな」

霊場会の方が後付けなのに…、とフウと溜息。

キース 「元々は御大師様が繋いだお寺で、ただそれだけで…」
ブルー 「霊場会なんて組織は無かったからねえ…」
シロエ 「それじゃ抜けても、特に問題ないわけですか?」
キース 「ああ。判決でもそう出たからな」
一同  「「「判決!?」」」

まさか裁判をやっていたとは…、と誰もがポカーン。

シロエ 「あのですね…。そこで裁判なんですか?」
ブルー 「らしいよ、上納金がどうとか、こう色々と俗な中身で」
キース 「実に世知辛い世の中だ。話し合いならぬ裁判ではな」
ジョミー「勝訴したわけ?」
キース 「抜けた寺がな!」

だから堂々と抜けていいのだ、という現実。
霊場会に勝訴ですか…。


2018/01/18 (Thu)

 

☆忙しすぎるんです


お正月から元老寺に二泊で、新年が幕を開けたシャン学メンバー。
逃げられないのがお寺ライフなのに、逃げるお寺もある世の中。

シロエ 「勝訴したなら、抜けたお寺の勝ちですよね…」
キース 「そうなるな。だから自由に開門時間を決められる」

霊場会に入ったままだと、どう転んでも変えられないが…、と。

キース 「極端な話、週休二日も不可能ではない。結論を言えば」
一同  「「「週休二日!?」」」
キース 「住職が多忙な土日は御朱印は休み、と言うのも自由だ」

現に多忙で、過労で倒れそうなんだから…、と語られる実情。

キース 「人も雇えずに、家族だけで御朱印をこなしてるんだぞ」
ブルー 「土日は法事の依頼も多いし、てんてこ舞いだよ」

住職も、それに奥さんたちも…、と銀青様。

ブルー 「法事をお寺でやるとなったら、用意が大変なんだから」
キース 「ああ。坊主は読経が仕事なんだが、裏方はだな…」
ブルー 「本堂に供えるお膳の用意も、庫裏の座敷の掃除も…」
キース 「その座敷で出す茶菓子の用意や、湯の支度までだ…」

何もかもかかってくるものなのだ、というのが法要の時。

キース 「暗い内から準備なんだぞ、御朱印まで手が回るのか?」
一同  「「「あー…」」」

それはとっても大変かも、と大きく頷くシャン学メンバー。

シロエ 「そうしてバタバタしてる中でも、御朱印なんですね?」
キース 「朝一番にお遍路さんが来ようものなら、当然だ」

でもって更に追い詰められる、とリーチになるのが法要の準備。

キース 「法要の前に疲労困憊、終わった後にも休み無しだぞ?」
一同  「「「うわー…」」」

やってられない、と誰もが悲鳴。

ジョミー「元が取れるくらいに人が来るなら、いいけど…」
キース 「ブームが去ったら、閑古鳥な日もあるわけでだな…」
ブルー 「それでも門を開けてる間は、スタンバイだしね…」

霊場会を抜けたくもなる、と銀青様も。
自分の生活が大事ですよね?


2018/01/19 (Fri)

 

☆逃げられません


お正月からお寺ライフに捕まり、逃れられないシャン学メンバー。
けれど世の中、霊場会から抜けてでも、自分の生活を守るお寺が。

シロエ 「霊場会から抜けられるんなら、総本山はどうでしょう」
マツカ 「璃母恩院の傘下からでも、抜けられますよね?」

さっきキースも言ってたような…、と御曹司。

マツカ 「大きなお寺が独立した例、あると思うんですけれど…」
ブルー 「幾つもあるねえ、宗派の縛りはあるんだけどね」

南無阿弥陀仏なら南無阿弥陀仏で…、と銀青様の答え。

ブルー 「そこの所は変えられないけど、抜けるのは可能」
キース 「ただし、デメリットも多いがな…。霊場会と違って」

万一の時に助けて貰えないのだ、と副住職の大きな溜息。

キース 「離脱してしまうと、法類とも縁が切れるから…」
一同  「「「法類?」」」
キース 「お寺同士の親戚関係といった所だ。血縁は無くても」
ブルー 「手が足りない時に、助け合ったりするんだけどね…」

総本山から独立したなら、睨まれるから…、と憂いの眼差し。

ブルー 「睨まれてるお寺を助けに行ったら、どうなると思う?」
サム  「思いっ切り睨まれそうだよなぁ…。とばっちりでよ」
ブルー 「それで正解。だから法類が逃げちゃうんだよ」

そして自力で頑張るしかない、という独立の結果。

ブルー 「観光客で潤ってるとか、そういうお寺はいいんだけど」
キース 「普通は檀家さんまでが逃げて、ロクなことにならん」
一同  「「「あー…」」」

お寺の世界は甘くないのか、と悟った御一同様。

シロエ 「すると元老寺も、今の方針を貫くんですね?」
キース 「親父の目が黒い間はな!」

そして、いつまでも黒いままだ、とブツブツブツ。

キース 「お前たちも覚悟しておいてくれ」
シロエ 「三百年経っても、何一つ変わらないんですか?」
キース 「璃母恩院の覚えをめでたくしたければな」

厳しい寺ほど贔屓される、とイヤンな発言。
楽は出来ませんね…?


2018/01/20 (Sat)

 

☆変わらない方針


お正月から元老寺で二泊、お寺ライフを送ったシャン学メンバー。
今年もお寺に追われそうな感じで、三百年後も変わらない予感。

シロエ 「璃母恩院は変わってくれないんですか? 楽な方向へ」
キース 「あれでもマシになった方だと俺は思うが?」
ブルー 「そうだよねえ…。修行道場だって、変わったんだよ」

ぼくの時代は今より厳しかったんだから、と銀青様。

ブルー 「キースの時には、エアコンも一応、あったしさ…」
マツカ 「あれっ、火鉢じゃなかったですか? 休憩時間だけで」
シロエ 「そう聞きましたよね、キース先輩も酷い霜焼けで…」
キース 「普通の修行僧はそうだが、病人となれば別扱いだ」

風邪でも引いたら、別室で手厚い看病で…、という説明。

キース 「もちろんエアコン完備の部屋で、加湿器つきだぞ」
ブルー 「なにしろ道場は、一年に一度しか無いからねえ…」

出来れば治して、修行に参加して欲しいよね、と銀青様も。

ブルー 「だけど昔は、そういうのは無くて…。火鉢だけだよ」
キース 「その上、治りそうになければ下山だったからな」
一同  「「「下山?」」」
キース 「寺は、お山という扱いだ。出るなら下山だ」

しかも期限が切ってあった、と副住職の厳しい顔付き。

キース 「三日かそこらで下山になって、リベンジは無理で…」
ブルー 「もう一度道場に入りたくても、駄目だったんだよ」

チャンスは一生に一度だったし、と語られる昔の制度。

ブルー 「今も基本は変わらないけど、事情によっては…」
キース 「再挑戦が許されるようになっているしな…」

そんな具合に総本山でも変わるものだ、と言ってますけど。

シロエ 「でもですね…。厳しいお寺を贔屓するんでしょう?」
キース 「当然だろうが! 昔ながらの寺が一番だからな」
スウェナ「じゃあ、元老寺も変わらないわけね?」
キース 「どう転がっても変わらんな!」

文句は親父に言ってくれ、とピシャリ。
もはや絶望的ですね?


2018/01/21 (Sun)

 

☆変えるのは駄目


今年もお寺に追われそうなのが、シャン学メンバーですけれど。
いくら世間が移り変わっても、変わりそうにないのがアドス和尚。

シロエ 「アドス和尚に文句って…。そんな勇気は無いですよ!」
サム  「勇気以前に勝てるわけがねえぜ、ブルー以外は」
一同  「「「あー…」」」

そうだったよね、と一同、ガックリ。

ジョミー「ブルーが改革しろって言ったら、するかもだけど…」
キース 「確かに親父も折れるだろうが、その前にだな…」

ブルーといえども坊主なんだぞ、とトドメの一言。

キース 「伝説の高僧、銀青様が、寺を俗っぽく変えるのか?」
ジョミー「うーん…。自分のお寺だったら、変えそうだけど…」
サム  「他所の寺には、一切、口出ししねえと思うぜ」

経営面でのアドバイスくらいじゃねえのかよ、と僧籍な人。

サム  「寺のしきたりとか、そっち方面はノータッチでよ…」
ブルー 「それで合ってる。宿坊のメニューくらいはいいけど…」

お寺そのものには口出ししない、と生徒会長、キッパリと。

ブルー 「お寺を守るのは住職なんだし、ぼくは沈黙あるのみ」
シロエ 「そう言わずにですね…! ぼくたちのためにも!」
スウェナ「元老寺を改革して欲しいわよね、楽が出来るように」
??? 「それは駄目だってば!」

絶対に駄目、と突然、ソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「今のままのがいいんだよ! 伝統を守って!」
キース 「あんた、何しに湧いたんだ!?」
Aブルー「それはもちろん、新年の挨拶と御馳走のために!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」

ご飯もおやつも沢山食べてね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「それと、あけましておめでとう!」
Aブルー「おめでとう、ぶるぅはいい子だね。…他のみんなは?」
一同  「「「あけましておめでとうございます…」」」
Aブルー「うん、オッケー!」

伝統の挨拶は守らなくちゃ、と言われましても。
お寺も同じですか…?


2018/01/22 (Mon) 

 

☆お茶が大敵です


銀青様こと生徒会長に頼んでも、変えられないのがお寺そのもの。
元老寺は今の方針をキープ、ソルジャーがそれに賛成だとかで…。

シロエ 「あのですね…! 伝統の挨拶はいいんですけど…!」
ジョミー「元老寺を改革するのは駄目って、何なのさ、ソレ!」

ぼくとしては変えて欲しいんだけど、と僧籍とも思えない発言。

ジョミー「今よりも楽なお寺になったら、棚経だって!」
サム  「あー…。マシになるかもしれねえよなあ、お盆の地獄」

必死になって回らなくても、休憩時間が取れるとか、とサム君も。

サム  「一日で一気に回る所を、三日間に分けて行くとかよ…」
シロエ 「確かに、それなら楽ですよね。猛暑の年でも」
ジョミー「そうなったら、とても嬉しいんだけど…」
キース 「まあ、世の中には無いこともない。むしろ多数かもな」

棚経の日が分散している寺は…、と副住職。

キース 「その代わり、長い期間がかかるが、一日当たりは…」
ジョミー「数が減るわけ?」
キース 「そうなるな。一軒ごとに頂くお茶が大敵だが…」
一同  「「「お茶?」」」

どうしてお茶が大敵なのだ、と一同、キョトン。

シロエ 「お茶って、こういうお茶ですか? コレは紅茶ですが」
キース 「もちろん紅茶が出る家もある。檀家さん次第だ」
スウェナ「だったら敵になるわけないでしょ、ラッキーなだけで」

棚経でお茶が出てくるのなら、とスウェナちゃん。

スウェナ「ジョミーたちは、いつも飲まず食わずよ、棚経は」
マツカ 「そうですよね…。せいぜいペットボトルのお茶で…」

それも差し入れじゃないですか、と御曹司も首を傾げてますけど。

キース 「普通だったら、そうなるだろう。だが、敵なんだ!」
サム  「どの辺が敵になるんだよ? 意味が分かんねえけど…」
キース 「何処の家でも、お茶と茶菓子が出てくるんだ!」
スウェナ「最高じゃないの!」

お菓子まで出てくるんなら、と褒め称える声。
大敵どころか、味方ですよね…?


2018/01/23 (Tue)

 

☆食べ過ぎが問題


今の方針を変えそうにない、元老寺を牛耳るアドス和尚ですけど。
それに賛成なのがソルジャー、ついでに話題は棚経の方へと。

シロエ 「お茶とお茶菓子を出して貰えるなら、有難いでしょう」
ジョミー「そうだよ、ぼくたちは何も貰っていないから!」
サム  「お布施だけだよな、何処の家でも…。先を急ぐしよ」

棚経が済んだら、即、次の家へと出発だから、とサム君も。

サム  「エアコンを点けてくれる家はあっても、お茶なんか…」
ジョミー「一度も出て来たことが無いよね、暑くってもさ…」
スウェナ「でしょ? お茶だけじゃなくて、お茶菓子も出るのよ」

敵になるわけないじゃないの、と言ってますけど。

キース 「いいか、よくよく考えてくれ。坊主の基本を」
一同  「「「へ?」」」
キース 「托鉢の場合、頂いたものは断れない。ウサギでもな!」
一同  「「「ウサギ?」」」

それは動物のウサギだろうか、と誰もがキョトン。

サム  「ソレ、耳が長いウサギなのかよ?」
キース 「ああ。持て余したペットを寄越したわけだな」

それでも貰って帰るのが坊主だ、と副住職。

キース 「座禅の宗派であった実話だが、茶菓子も同じだ」
シロエ 「えーっと…? 苦手なお菓子でも食べるんですか?」
キース 「もちろんだ。だが、それだけでは敵とは呼ばんな」

誰もが恐れる敵にはならない、と苦々しい顔。

キース 「何処の家でもお茶と茶菓子だ、それを食べ続けると…」
一同  「「「…???」」」
キース 「腹一杯になってくるんだ、もうタプタプで!」

だが出されたら頂かないと…、と合掌を。

キース 「吐きそうになっていたって、食うしかない!」
Aブルー「それは辛そうだね、栄養剤の方が嬉しいよねえ?」
キース 「あんたの感覚と一緒にされたくないんだが…」
Aブルー「でも、そうだろう?」
キース 「栄養剤の方がマシではあるな」

エネルギーだけをチャージ出来るし、と零れた溜息。
お茶は大敵なんですね?


2018/01/24 (Wed)

 

☆食べ過ぎは嫌だ


お寺を改革する件からズレて、季節外れな棚経の話ですけれど…。
棚経の日を幾つにも分けたお寺で、お坊さんの大敵だというお茶。

キース 「俺の知り合いにも、困っているヤツが多くてな…」
シロエ 「お茶とお菓子の食べすぎで…、ですね?」
キース 「ああ。時期的に卒塔婆書きと重なるだけに…」

そのハードさを乗り切るためにも、栄養剤の方が、と副住職。

キース 「だが檀家さんにすれば、年に一度のおもてなしだし…」
サム  「断れねえって話になるのな、托鉢でウサギと同じでよ」
キース 「そういうことだ。…一軒だけなら、いいんだがな…」

ゆっくり回ると言っても、日に何軒も、という悲劇。

キース 「何処の家でも、ここぞとばかりに立派な菓子を…」
一同  「「「あー…」」」

年に一度のおもてなしなら、そうなるよね、と一同、納得。

ジョミー「そんな目に遭うより、必死で回った方がいいかな…」
サム  「俺も食いすぎで吐きそうなのは嫌だぜ、マジで」

お経もロクに読めやしねえ、とサム君も。

サム  「今の棚経で満足だぜ。キツくてもよ…」
キース 「分かって貰えると俺も助かる。貴重な戦力だしな」
ジョミー「期待しないで欲しいんだけど…!」

坊主になるつもりはないんだからね、と膨れてますけど。

Aブルー「そう言わずにさ! 頑張ってよ!」
ジョミー「なんで、ぼくなんかにソレを言うわけ!?」
Aブルー「お寺の伝統を守って欲しいからだよ!」

一人でも多い方がいいから、とニコニコニコ。

Aブルー「昔ながらのお寺は必要! 改革しないで!」
ブルー 「どうして君が、そんな考えに…?」

除夜の鐘にも来なかったくせに、とツッコミが。

ブルー 「お寺とは全く縁が無いのが君だろう?」
Aブルー「忘れたのかい、除夜の鐘は大切だってコト!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「また忘れてるし…。暮れにあれほど言ったのに!」

どうして毎回忘れるのだ、とブツブツブツ。
何を忘れたと…?


2018/01/25 (Thu) 

 

☆復習して欲しい


昔ながらの伝統を守るお寺は必要だ、と主張するのがソルジャー。
除夜の鐘にも来なかったくせに、何故そうなるのか謎ですけれど。

Aブルー「除夜の鐘を鳴らして忘れたんだね、綺麗サッパリ!」
シロエ 「…何をですか?」
Aブルー「除夜の鐘ってヤツの存在意義だよ、とても大事なのに」

あの鐘が無いと、困ったことに…、と言われましても。

キース 「あんた、撞きにも来なかったろうが!」
Aブルー「当たり前だよ、ぼくが撞いたら本末転倒なんだから!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「煩悩が流れてしまうじゃないか! 全部なくなって!」

君たちが忘れてしまったように…、と不満そうな顔。

Aブルー「ぼくが求めているのは煩悩! 鐘を撞いた人の!」
一同  「「「うっ…」」」

そういう話があったっけ、とサーッと青ざめる御一同様。

シロエ 「わ、分かりました! 思い出しましたから!」
ブルー 「その先はもう、言わなくていいよ!」
Aブルー「ダメダメ、しっかり復習する!」

今度こそ忘れないように…、とズズイと前へ。

Aブルー「いいかい、除夜の鐘を撞くと煩悩が流れ去って…」
ブルー 「もういいから! その先、禁止!」
Aブルー「嫌だね、言わないと忘れられるし!」

今年の暮れまで覚えていて、と譲らない人。

Aブルー「エロい煩悩も沢山流れて、それがグルッと…」
ブルー 「やめたまえ!」
Aブルー「一回りして来て、戻って来るのが姫はじめの日の夜!」

だから、その夜にセックスなのだ、と弾ける笑顔。

Aブルー「そうすればエロい煩悩たっぷり! 充実のセックス!」
ブルー 「退場!」

サッサと消えろ、と生徒会長、レッドカードを。

ブルー 「君のシャングリラに帰りたまえ! すぐに!」
Aブルー「新年の挨拶に来たお客様を追い返すのかい?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ゆっくりしていってね!」
Aブルー「ありがとう!」

ぶるぅは本当にいい子だよね、とニコニコニコ。
帰らないんですね?


2018/01/26 (Fri)

 

☆会議には出ません


除夜の鐘が何故、大切なのかを、語り始めてしまったソルジャー。
目的はエロい煩悩ゲットで、毎年、燃えているわけでして…。

Aブルー「今年もちゃんと頑張ったんだよ! ぼくのハーレイと」
一同  「「「…………」」」
Aブルー「こっちの世界に来なきゃ駄目だし、ホテルを取って!」

そして一晩、セックス三昧、と威張り返り。

Aブルー「お蔭で煩悩を山ほどゲットで、今年もいい年に!」
ブルー 「それなら、早く帰るべきだと思うけど?」
Aブルー「どうして、そういうことになるのさ?」
ブルー 「時間が無駄になるだろう!」

此処で喋っている間に…、と生徒会長が指差す天井。

ブルー 「君のハーレイが待ってる筈だよ、シャングリラで!」
Aブルー「そっちなら心配要らないから! 今は会議中!」
一同  「「「会議?」」」
Aブルー「シャングリラの航路設定について、こう、色々と…」

だからハーレイは忙しいのだ、と言われましても。

ブルー 「航路設定って…。その会議を抜けて来たのかい!?」
Aブルー「出たって意味が無いからね!」
一同  「「「はあ?」」」

腐ってもソルジャーじゃなかったろうか、と誰もがポカーン。

キース 「あんた、自分の仕事はどうした! ソルジャーの!」
ブルー 「そうだよ、ソルジャー抜きだと航路設定なんかは…」
シロエ 「話が全く纏まらないと思いますけど?」

自分の役目を投げないで下さい、とシロエ君も。

シロエ 「ただでも危険な世界でしょう? SD体制だとかで…」
Aブルー「危険だからこそ、会議には意味が無いんだよ!」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「決めた通りに運ぶとは限らないからね!」

人類軍の出方次第じゃないか、と反論が。

Aブルー「ぼくの仕事は、上手くいかなくなってから!」
シロエ 「会議がですか?」
Aブルー「違うよ、シャングリラの航路そのもの!」

危なくなったら出番なのだ、と胸を張る人。
そう言われれば、そうなのかも…?


2018/01/27 (Sat)

 

☆会議が纏まらない


除夜の鐘の大切さを語りたいソルジャー、放置して来た自分の船。
しかも大事な会議中なのに、いる必要は無いと言い放ちまして…。

Aブルー「シャングリラの航行が順調だったら、ぼくは暇だし!」
ブルー 「そうみたいだけど、でも、航路設定の会議くらいは…」
Aブルー「いた方が却って問題なんだよ、ぼくの場合は!」

みんなが迷惑するだけだ、と妙な発言。

シロエ 「あのですね…。どうして迷惑するんですか?」
スウェナ「そうよ、ソルジャーはいた方がいいと思うけど…」
Aブルー「ぼくの性格がアバウトなのは、みんな知ってるよね?」
ブルー 「嫌というほど知っているけど、それが何だと…?」

航路設定にどう影響するのだ、と生徒会長が傾げる首。

ブルー 「人類軍が出て来た時が、出番というのは分かるけど…」
Aブルー「分からないかな、人類軍の船は一瞬で沈められるし!」
ブルー 「君の力ならそうなるだろうね。でも、航路設定とは…」

何の関係も無さそうだけど…、と生徒会長。

ブルー 「人類軍との遭遇は、言わば事故みたいなものだろう?」
キース 「折り込みようがない代物は、会議に関係ないと思うが」
Aブルー「其処なんだよねえ、ぼくが言いたいのはさ!」

航路なんかは適当でいい、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「育英都市とかの真上を飛ぶんでなければ、問題なし!」
一同  「「「はあ?」」」
Aブルー「何が来ようと、ぼくが沈めて終わりだから!」

検討するだけ時間の無駄だ、と強烈な台詞。

Aブルー「気象条件も他の要素も、考えなくてもいいんだよ!」
ブルー 「君は会議でそう言うのかい!?」
Aブルー「決まってるじゃないか!」

早く終わらせて、おやつを食べたい、と悪びれない人。

Aブルー「こんな調子だから、ぼくが会議に出ると…」
シロエ 「纏まる話も、纏まらないというわけですね?」
Aブルー「ピンポーン!」

留守にしていた方がいいのだ、と弾ける笑顔。
コレがソルジャーだと…?


2018/01/28 (Sun)

 

☆ソルジャーと仕事


除夜の鐘は大切だと語るソルジャーですけど、自分の船は放置。
航路設定の会議に出ないで、こっちの世界に来ているという現実。

シロエ 「確かにそうかもしれませんけど…。でもですね…」
ブルー 「顔くらい出しておくべきじゃないかな、ソルジャーは」

ぼくならそうする、と同じくソルジャーの肩書を持つ生徒会長。

ブルー 「でないと士気が下がりそうだよ、ソルジャー不在じゃ」
キース 「まったくだ。出ない方がマシと言ってもだ…」
サム  「黙って出とけよ、飾りでも座っているべきだぜ」

それでこそソルジャーと言えるのでは…、とサム君も。

サム  「いねえ方がマシでも、黙っていれば済む話だしよ…」
Aブルー「でも、本当に誰一人として困らないからね!」

ぼくの仕事は、たまにブリッジに顔を出すこと、とキッパリと。

Aブルー「前に君たちが言ったんだよ? ヒッキーでニートって」
一同  「「「あー…」」」

そういえば、そういう話があった、と蘇る記憶。

シロエ 「つまり本気で、ヒッキーでニートなんですね?」
Aブルー「それに近いね、誰も期待はしていないから!」

ハーレイだって…、と涼しい顔。

Aブルー「そんなわけだし、急いで帰らなくてもオッケー!」
ブルー 「居座らなくてもいいんだけど!」
Aブルー「ダメダメ、話も途中だったし!」

除夜の鐘の伝統を、今後も守ってくれたまえ、と極上の笑み。

Aブルー「そのためにも、お寺をしっかり守って!」
キース 「あんたにだけは、言われたくないが!」

ヒッキーニートは黙っていろ、と副住職の反撃。

キース 「自分の船さえ放置のヤツには、何も言わせん!」
Aブルー「じゃあ、君は?」

お寺を全力で守っているかい、と切り返し。

Aブルー「副住職なら、休みの日にも仕事がありそうだけど?」
キース 「俺は高校生だから、いいんだ!」
Aブルー「良くないよ!」

副住職としては、ぼくと同レベルでは、と。
キース君、そうなるんですか…?


2018/01/29 (Mon)

 

☆お手本を見せて


自分の世界のシャングリラは放置で、遊びに来ているソルジャー。
ヒッキーでニートに近い状態、その件でキース君と言い争いに。

Aブルー「君が高校生にしたって、学校が無い日は仕事だってば」
キース 「何故、そうなるんだ!」
Aブルー「ぼくに偉そうに言うんだったら、先にお手本!」

君自身が見せてくれたまえ、とソルジャー、ズズイと前へ。

Aブルー「副住職らしく仕事に励んで、お寺の伝統を守らなきゃ」
キース 「それは親父の管轄だ! 俺はしがない副住職で…」

ついでに一生、副住職な気がするんだが…、とキース君。

キース 「俺も親父も年を取らんし、寺は年功序列の世界で…」
Aブルー「下剋上は無理にしたってさ…。もっと頑張る!」

こんな所でサボっていないで帰りたまえ、と指差す玄関の方。

Aブルー「ぼくが会議に出ないのと同じで、今日の君にも…」
サム  「あー…。まあ、何かしら用事はあると思うぜ」
キース 「こんな野郎の肩を持つ気か!?」
サム  「俺が言ったの、一般論ってヤツでよ…」

親父さんは今日も法事でねえの、とツッコミが。

サム  「松の内は法事も控えるだろうし、もうそろそろ…」
ブルー 「法事の依頼は来ていそうだよね、確かにね」
キース 「うっ…」

グッと言葉に詰まっている人。

Aブルー「その様子だと、法事の手伝い、サボったんだね?」
キース 「やかましい! 親父には前から言ってある!」
Aブルー「そうにしたって、偉そうに言える立場じゃないねえ…」

それなら黙っていてくれたまえ、とピッシャリと。

Aブルー「怠慢な副住職にしたって、伝統は守れる筈だから…」
キース 「何が言いたい!」
Aブルー「これからも除夜の鐘をよろしく!」

アレがお寺のいい所、とニコニコニコ。

Aブルー「ぼくも応援しているから!」
キース 「余計なお世話だ!」
Aブルー「遠慮しなくていいってば!」

本当に全力で応援してる、と言ってますけど。
目的が不純すぎますよねえ…?


2018/01/30 (Tue)

 

☆応援する気なら


自分の世界のシャングリラを放って、別の世界で遊ぶソルジャー。
ヒッキーニートに近いんですけど、キース君を同類扱いにして…。

Aブルー「君とぼくとは似た者同士ってことで、真面目に応援!」
キース 「俺は仕事をしているぞ! 平日に月参りとかも!」
シロエ 「ですよね、たまに遅刻をして来てますし…」
サム  「あんたよりかはマシだと思うぜ、仕事への姿勢」

同列にするのはどうかと思う、とサム君の援護。

サム  「出来る範囲のことはしてるし、頑張ってるかと…」
Aブルー「だったら、一層、応援しなくちゃ! 元老寺のために」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「除夜の鐘の伝統を守って欲しいし、もう全力で!」

必要だったら寄進もするよ、とニコニコニコ。

Aブルー「ぼくの名前じゃマズイんだったら、ノルディに頼んで」
キース 「頼むから、それはやめてくれ!」

ますます親父がパワーアップ、とガクガクブルブル。

キース 「寄進があったということになれば、もうホクホクで…」
ジョミー「どうなるわけ?」
キース 「何をやらかすか、マジで分からん!」

新しい阿弥陀様を作って貰って、開眼供養もありそうだ、と。

キース 「阿弥陀様の御像を複数持つのは、アリだからな…」
Aブルー「本当かい!? じゃあ、喜んで!」
キース 「出入り禁止にされたいのか、あんた!」

どうせ良からぬ魂胆だろう、と睨み付ける人。

キース 「俺に迷惑をかけると言うなら、放置だからな!」
Aブルー「何を?」
キース 「お浄土の蓮をキープする話だ、アレを放棄だ!」

無かったことにさせて貰う、とキッツイ反撃。

キース 「それでいいなら、何でもしやがれ!」
Aブルー「ご、ごめん…! 応援も寄進も、やめとくから!」
キース 「ならば、いい。約束を破れば、分かっているな?」
Aブルー「破らないってば、ぼくのシャングリラに誓って!」

だからよろしく、と涙の懇願と土下座三昧。
今月、これにて中継終了~。


2018/01/31 (Wed)







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