☆嫌すぎる喋り
節分の日はお寺に出掛けて七福神巡り、それがシャン学メンバー。
けれども来るのがイヤンなゲストで、現地解散のために大雪希望。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 雪が積もったら、湯豆腐だよね!」
シロエ 「そうです、それが楽しみなんです」
キース 「何処かの馬鹿は帰るだろうから、ゆっくり出来るしな」
俺の雪乞いがMAXで効くといいんだが…、と副住職。
キース 「節分寒波と相乗効果で、こう、ドッカンと…」
ジョミー「積もるといいよね…。あっ、この次だ!」
降りるバス停、とジョミー君が眺める案内板。
Aブルー「もう着くのかい? 大雪でなくて良かったね」
A船長 「順調に走ってくれましたしねえ…」
シャングリラの航行も順調でありますように、と流石キャプテン。
Aブルー「そんなことより、お願いするのは夫婦和合だよ!」
一同 (((ひぃぃっ!)))
最後の最後でソレを言うか、と誰もがドン引き。
Aブルー「ぼくたちの充実のセックスライフは、平和が前提!」
A船長 「そうでした! 中断することもありますからね」
Aブルー「無粋な敵は、速攻で退場して貰うけどね!」
ぼくの怒りのサイオンで…、とソルジャーが握り締める拳。
Aブルー「盛り上がっているのに、抜くしかないしさ…」
A船長 「服も着なくてはなりませんしね…」
一同 (((言わなくていい、言わなくていい…)))
ぶるぅ 「はーい、次で降りまぁーす!」
元気一杯のお子様が押した降車ボタン。
ぶるぅ 「みんな、降りるの忘れないでね!」
Aブルー「それはもちろん!」
一同 (((た、助かった…)))
知り合いなのはバレたけどさ、とシャン学メンバーの吐息。
シロエ 「喋りは止まってくれましたしね…。まだマシですよ」
サム 「着いたら着いたで、また災難が来そうだけどよ…」
スウェナ「キースの法力に期待するしかないわよねえ…」
雪が何処まで降ってくれるか、と視線は外へ。
バスの外の雪、どうなるでしょう?
2018/02/15 (Thu)
☆とにかく雪乞い
節分はお寺で七福神巡り、シャン学メンバーの定番ですけれど…。
今年も来たのがイヤンなゲストで、振り払うために大雪を希望。
運転手 「お降りの方は、順に前へとお進み下さーい」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ありがとう!」
ぼく、いっちば~ん! と元気に降りてゆく無邪気なお子様。
ぶるぅ 「みんな、早く、早く~っ!」
Aブルー「ハーレイ、ぼくたちは最後でいいよね」
A船長 「少しでも密着していたいですからね…」
夫婦和合を頼むには、と膝にソルジャーを座らせたキャプテン。
Aブルー「そのために来た以上はね!」
A船長 「御利益を沢山、頂きましょう」
一同 (((他人のふり、他人のふり…)))
手遅れだけど、とシャン学メンバー、逃げるようにバスの外へと。
シロエ 「最後にバレちゃいましたよね…。知り合いなのが」
サム 「でもよ、この先はサヨナラだぜ」
ジョミー「キースの雪乞いが効いたら、だけどね…」
ただの雪では駄目だから、とジョミー君が見上げる空。
ジョミー「もう見るからに積もりそうって感じでないと…」
スウェナ「牡丹雪だし、これなら積もってくれそうよ?」
キース 「俺も全力で御祈祷中だ」
心の中で…、と副住職が繰る左手首の数珠レット。
キース 「お念仏を唱えてゆくのが大事で…」
Aブルー「お待たせーっ! お念仏はとても大切だよね!」
極楽の蓮の花を予約して貰うには…、と話を聞いていなかった人。
Aブルー「頑張ってお念仏を頼むよ、ぼくたちのために!」
キース 「承知した。全身全霊でお唱えしよう」
一同 (((間違えてる、間違えてる…)))
その調子でサッサと帰ってくれ、と誰もが期待。
Aブルー「さあ、福笹を買わなくちゃ!」
ブルー 「そこは頂くと言って欲しいね、買うんじゃなくて」
Aブルー「細かいことは気にしない! 絵馬が大切!」
ブルー 「はいはい、分かった」
干支の絵馬だね、と生徒会長、深い溜息。
福笹には絵馬がついてますしね?
2018/02/16 (Fri)
☆絵馬には筆ペン
節分の恒例行事が七福神巡り、お寺に到着したシャン学メンバー。
イヤンなゲストも一緒ですけど、大雪で消えてくれるのに期待中。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 福笹、1つちょうだい!」
巫女さん「はい、どうぞ」
ぶるぅ 「わぁーい、ありがとーっ!」
頑張ってお参りしなくっちゃ! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「七福神様の御札を、つけて貰わないと駄目だしね!」
Aブルー「ぼくにも福笹! うんと御利益がありそうなのを!」
巫女さん「どれも御利益がございます。福が来ますように」
どうぞ、と巫女さんが差し出す福笹。
Aブルー「ありがとう。ハーレイ、君も早く、早く!」
A船長 「すみません、私にも1つ頂けますか?」
巫女さん「はいはい。良いお参りをなさって下さいね」
福が来ますように、と笑顔の対応。
Aブルー「いいねえ…。節分は、こうでなくっちゃね!」
A船長 「ブルー、大切なことを忘れていますよ。願い事です」
Aブルー「そうだっけ! 筆ペンも用意して来たのにさ…」
ウッカリしてた、とソルジャー、筆ペンを取り出しまして…。
Aブルー「絵馬に書くのがお約束だよね、夫婦和合と!」
A船長 「はい。きちんと書けば、神様の目にも留まるかと…」
Aブルー「誰も書こうとしないからねえ、ここの絵馬には」
さあ、書くぞ! と福笹についた干支の絵の絵馬に…。
Aブルー「よし、書けた! 今年も夫婦和合だよ!」
A船長 「では、私も…。こんな感じで如何でしょうか?」
Aブルー「いいねえ、見るからに漲っていて!」
文字が生き生き躍っているよ、とソルジャー、感激。
Aブルー「御利益を沢山貰わなくっちゃね、その絵馬で!」
A船長 「気持ちを筆ペンに込めました!」
筆ですからね、とキャプテンの笑顔。
Aブルー「ああ、筆ね! 筆ペンも筆の内だよね!」
A船長 「そうなのです!」
一同 (((筆…???)))
筆とは何のことだろうか、と誰もがキョトン。
意味があるんですか?
2018/02/17 (Sat)
☆筆が無くては
節分はお寺で七福神巡り、大雪解散を願いながらもお寺に到着。
早速ソルジャー夫妻が買った福笹、願い事用の筆ペンがどうのと。
シロエ 「えっと…? 筆ペンで書くのに意味があるんですか?」
Aブルー「それはもちろん! 本当は本物の筆がいいけど…」
A船長 「流石に持って来られませんしね、硯などは…」
Aブルー「かさばるからねえ、一式、揃えるとなると…」
だから筆ペン、とソルジャーの答え。
Aブルー「これなら1本だけで済むしね!」
キース 「迷惑な願い事を書きたいのは分かるが、筆ならば…」
持ち運び用のセットがあるぞ、と副住職。
キース 「今の時代は、アンティークしか無いかもしれないが」
Aブルー「アンティーク?」
キース 「時代にそぐわないからな…。携帯用の筆セットは」
矢立という名前がついていてな、とキース君の解説。
キース 「筆と墨壺がセットで入った、昔の人の必需品だ」
シロエ 「ああ…! ありましたよねえ、そういうのが」
旅行とかに持って行くんですよね、とシロエ君も相槌。
シロエ 「いつでも何処でも、思い付いた時にサラサラと…」
キース 「筆で書けるのが売りだったようだ。人気商品だぞ」
Aブルー「そうなんだ…。レトロっぽいけど、それもいいねえ」
来年は探してみようかな、と頷くソルジャー。
Aブルー「なにしろ、筆は大事だし…」
A船長 「ええ、本当に。筆が無くては始まりません」
一同 「「「へ?」」」
キャプテンといえば羽根ペンでは…、と誰もがポカーン。
シロエ 「羽根ペン党じゃなかったですか?」
キース 「それよりも前に、SD体制の世界に筆があるのか?」
俺たちの世界でもレトロなんだぞ、とキース君の疑問。
キース 「坊主の世界では今も現役だが、一般社会では…」
シロエ 「使いませんよね、筆なんか…」
マツカ 「芳名帳には筆ですけれど…」
今どきはボールペンもアリです、と御曹司。
SD体制の世界なのに、筆が現役なんですか…?
2018/02/18 (Sun)
☆意外すぎる世界
節分はお寺で七福神巡りで、大雪で現地解散を希望している面々。
そんな中でソルジャー夫妻が買った福笹、絵馬に筆ペンで願い事。
マツカ 「ぼくたちの世界でも、筆は影が薄いんですけれど…」
シロエ 「キース先輩みたいな人は、別ですけどね…」
お坊さんは書道も必須ですしね、とシロエ君。
シロエ 「でもですね…。普通の人は、筆は滅多に使いませんよ」
キース 「まだ羽根ペンの方が愛されている気がするぞ」
一般人が欲しがるアイテムなのでは、と副住職も。
キース 「インテリアとしても絵になるものだし、使えるし…」
スウェナ「結婚式でも人気の筈よ。新郎新婦の署名用に」
一同 「「「あー…」」」
サインするなら羽根ペンだよね、と誰もが納得。
ジョミー「ボールペンより、断然、いいよね」
サム 「選んでいいなら、羽根ペンの方がカッコいいよな…」
普通の万年筆とかよりも、とサム君も頷くサイン用のアイテム。
スウェナ「でしょ? ウェディングドレスにも映りがいいし」
シロエ 「羽根ペンだったら、SD体制でも愛されますよね…」
和風の文化じゃないですから、とシロエ君の指摘。
シロエ 「そっちの方なら分かりますけど、筆というのは…」
キース 「どう考えても、使えそうにはないんだが…?」
あんたたちが暮らしている世界では…、と副住職。
キース 「なのに筆があって、おまけに大切なアイテムなのか?」
Aブルー「それはもう! 男だったら、誰でも1本!」
一同 「「「へ?」」」
筆は男性専用なのか、と誰もが傾げる首。
サム 「なんだよ、書道は男の趣味だって言うのかよ?」
Aブルー「趣味と言うより、たしなみかな?」
一同 「「「たしなみ?」」」
なんでまた…、と更に深まる謎。
シロエ 「あのですね…。男性だったら、書道なんですか?」
Aブルー「筆が無いと話にならないからね!」
まずは筆だ、と言ってますけど。
SD体制の世界とやらは、男性は書道必修ですか…?
2018/02/19 (Mon)
☆使い初めが肝心
七福神巡りでお寺に来ているシャン学メンバー、大雪解散を希望。
そんな中、福笹の絵馬に筆ペンで願い事を書いたソルジャー夫妻。
シロエ 「筆が無いと話にならないって…。そこまでですか?」
Aブルー「男の場合は、そうなるねえ…」
でないと男と言えないからね、とソルジャーの答え。
Aブルー「誰でも必ず筆を1本、こっちの世界もそうだけど?」
一同 「「「へ?」」」
そうだったっけ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「キース先輩は分かりますけど…。ジョミー先輩は?」
ジョミー「小学校で買った書道セットの筆くらいかなあ…」
中学もソレで通したから、という書道用の道具。
ジョミー「どうせ少ししかないもんね…。書道の時間は」
マツカ 「まあ、そうですよね…。授業としては」
書道部に入るなら別ですけれど、と御曹司も。
マツカ 「ぼくは一応、家に揃ってますけれど…」
サム 「マツカの場合は、文机から揃ってそうだもんなぁ」
スウェナ「分かるわ、床の間付きの専用の部屋でしょ?」
ジョミー「大豪邸だし、絶対、あるよね…」
マツカだもんね、とジョミー君。
ジョミー「それで、どんな感じ?」
マツカ 「まあ、間違ってはいないです…」
お茶室と兼用にはなっていません、と流石な発言。
マツカ 「ですけど、滅多に使いませんよ?」
ジョミー「そうだよねえ…。キースくらいだよ、筆が要るのは」
Aブルー「分かってないねえ、君たちは…」
これだから十八歳未満お断りの団体は困る、と深い溜息。
Aブルー「筆と言ったら、筆おろしだよ!」
キース 「おろさないと使えないからな」
Aブルー「そうじゃなくって!」
使い初めの時が肝心なのだ、とソルジャー、胸を張りまして…。
Aブルー「童貞を捨てる時のことだよ、普通はね!」
一同 「「「ひぃぃっ!?」」」
Aブルー「ぼくは童貞、捨てていないけどね!」
男としかヤッていないから、と嫌すぎる台詞。
周りの視線が集まってますよ…?
2018/02/20 (Tue)
☆視線がグサグサ
節分はお寺で七福神巡り、大雪で解散を希望のシャン学メンバー。
その心も知らずに筆について語り始めたソルジャー、得々として。
Aブルー「ぼくは童貞、捨ててないけど、筆おろしなら…」
A船長 「済んでいるのと変わりませんよね、あなたの場合は」
セックスならば手慣れたもので…、とキャプテンの相槌。
A船長 「残念なことに、最初は私ではなかったですが…」
Aブルー「この顔だしねえ、研究者たちが群れるのも仕方ないよ」
A船長 「変な薬を使われまくって、媚薬も効かないお身体に…」
Aブルー「その件だったら大丈夫! 漢方薬が良く効くから!」
自然素材の薬だからね、とニコニコニコ。
Aブルー「流石のぼくも自然に発情、もう最高のセックスに!」
A船長 「私も大いに助かっています、漢方薬で漲りまくりで」
一同 (((やめてくれ、やめてくれ…)))
七福神巡りに来ている人の視線がグサグサ、まさに衆人環視。
ブルー 「いい加減にしたまえ、神聖な境内なんだから!」
Aブルー「別にいいじゃないか、夫婦和合を頼むんだしね」
熱々の方が効果がありそう、と全く聞いていない人。
Aブルー「それじゃ行こうか、お参りに!」
一同 「「「はーい…」」」
なんてこったい、と泣きの涙の御一同様。
スウェナ「キース、雪乞いはどうなったのよ?」
キース 「す、すまん…。今のショックで中断していた」
続行しよう、とキース君が繰る左手首の数珠レット。
キース 「福笹はこう、左手で持って…。右手は数珠で」
ジョミー「ちゃんとやってよ、大雪のために!」
Aブルー「えっ、大雪がなんだって?」
牡丹雪でいい雰囲気だよね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「雪の節分もいいものだよ、うん」
シロエ 「そうなんです! もっと降ってくれるといいな、と」
Aブルー「お正月にやってた雪見酒かい?」
一同 「「「うっ…」」」
見られていたのか、と一同、顔面蒼白。
この流れ、ヤバくないですか…?
2018/02/21 (Wed)
☆大雪でもよろしく
節分はお寺で七福神巡り、シャン学メンバーの希望は大雪で解散。
イヤンなゲストが帰ってくれたら、湯豆腐というつもりなのに…。
Aブルー「楽しそうだったよね、お正月は! 元老寺で!」
シロエ 「ひょっとして、見ていたんですか?」
Aブルー「少しだけだけどね!」
ぼくもニューイヤーのパーティーだったし、とソルジャーの答え。
Aブルー「そうそうかまっていられないよね、君たちにまでは」
キース 「しかし、覗いていたんだな?」
サイオンで…、と副住職も悪い顔色。
Aブルー「別の世界は違うよねえ、ってチラチラとね!」
A船長 「私たちの世界に初詣はありませんからねえ…」
Aブルー「それにさ、キースの家の初詣は仕様がお寺で…」
普通とは違うみたいだからね、とニコニコニッコリ。
Aブルー「そしたら今年は流れが違って、大雪で開店休業で…」
一同 (((や、ヤバい…)))
ヤバくないか、と誰もが青ざめているんですけど。
Aブルー「今日もドッカン大雪だったら、雪見酒だね!」
A船長 「いいですねえ…。今日は特別休暇ですから」
Aブルー「何処かでゆっくり食べて、飲んでさ…」
後は雰囲気のある旅館でしっぽり、と嫌すぎる発言。
Aブルー「君たちとは、旅館に行く時に別れればいいし…」
A船長 「来て頂いても困りますしね、特に私が…」
見られていると意気消沈でして…、とキャプテンも。
A船長 「ですので、それまでは是非、ご一緒に」
Aブルー「夫婦和合を願って欲しいね、ぼくたちの!」
夜には恵方巻だってあるし、とソルジャー、御機嫌。
Aブルー「本物の恵方巻もいいけど、こう、ハーレイの筆に…」
A船長 「海苔を巻いて召し上がるのが、お好きですしね」
Aブルー「そうなんだよねえ、そしてハーレイは、ぼくの筆を…」
A船長 「海苔で巻いて頂くのが、節分の恒例行事でして…」
一同 (((うっ…)))
最悪すぎる、とガクガクブルブルの御一同様。
逃げられませんね…?
2018/02/22 (Thu)
☆期待する人たち
お寺へ七福神巡りに来たシャン学メンバー、大雪で現地解散希望。
イヤンなゲストがいなくなったら、湯豆腐のつもりだったのに…。
Aブルー「恵方巻は夜のものだしさ…。それまでは、湯豆腐!」
シロエ 「なんでソレまで知ってるんですか!?」
Aブルー「君たちの心を読むくらいのことは、簡単だしね!」
湯豆腐が美味しいお寺があるよね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「ここのお寺の一つがやってて、ブルーの顔が利いて…」
一同 「「「うっ…」」」
そこまでバレてしまっていたか、と焦っても既に後の祭りで。
Aブルー「大雪になったら、キャンセルも入りそうだって?」
キース 「あんた、どこまで立ち聞きしたら気が済むんだ!」
Aブルー「失礼な! 情報収集は基本だってば、ソルジャーの!」
大切な仕事なんだからね、と自分の肩書を持ち出す人。
Aブルー「こっちの世界はどうでもいいけど、ぼくの世界だと…」
A船長 「ブルーにしか出来ない仕事の一つですからねえ…」
ユニバーサルなどの情報収集は…、とキャプテンまでが。
A船長 「もちろん専門の者もいますが、やはり力に限界が…」
Aブルー「テラズ・ナンバーの思考なんかは、読めないしね!」
ぼくだけにしか、と威張り返り。
Aブルー「日頃の仕事を、こっちの世界でも有効活用!」
シロエ 「ハッキリ言って、迷惑ですけど!」
ぼくたちについて来ないで下さい、と叫ぶだけ無駄。
Aブルー「こんな所でもめていないで、お参りに行こうよ」
A船長 「善は急げと言いますしね…」
雪も激しくなっていますし、と空を仰ぐキャプテン。
A船長 「積もってからだと、足元が悪くなりますから」
Aブルー「キースの雪乞いに期待だよ! 雪景色が楽しみ!」
A船長 「湯豆腐を食べながらの雪見酒も、オツなものですし…」
キース 「そうじゃないんだが!」
シロエ 「大雪は現地解散のためで…!」
方向性がまるで違うんですが、という絶叫。
ドツボっぽい感じ…?
2018/02/23 (Fri)
☆控えて欲しいのに
節分はお寺で七福神巡り、シャン学メンバーの年中行事ですけど。
今年もイヤンなゲストが乱入、大雪で現地解散コースも絶望的で。
Aブルー「現地解散だなんて、とんでもないよ! 節分なのに!」
A船長 「年に一度の行事ですしね、是非、御一緒に」
夜だけ御遠慮頂ければ…、とキャプテン、頬を染めまして…。
A船長 「恵方巻はブルーと食べてこそです、海苔を巻いて!」
Aブルー「アレはいいよね、エッチな気分が盛り上がって!」
一同 (((よくない、よくない…)))
もういい加減にして欲しい、と誰もが涙目。
キース 「周りの視線が、とても痛い気がするんだが…!」
Aブルー「えっ、そうかい? じきに人が減るよ!」
君の雪乞いが効いてくれれば、と気にしない人。
Aブルー「大雪でバスとかが止まる前にさ、帰るんだろう?」
シロエ 「それはそうですけど、今はですね…」
サム 「人目があるしよ、こう、もうちょっと…」
控えてくれねえと困るじゃねえか、とサム君も。
サム 「俺たち、思いっ切り晒し者だぜ?」
Aブルー「うーん…。じゃあ、お参りに専念しようか」
A船長 「夫婦和合をお願いするチャンスですからね!」
大きな声で頼んでこそです、と張り切るキャプテン。
A船長 「耳の遠い神様が一人、おいでだったかと…」
Aブルー「そうそう! 壁を叩いてお知らせするんだよね!」
でないと気付いて貰えないから、とソルジャー、グッと拳を。
Aブルー「だけど、誰だか忘れちゃったし、もう、端から!」
A船長 「それが一番良さそうですよね、間違いがなくて」
頑張りましょう、と言われましても。
キース 「あんたたち、端から壁を叩いて回る気か!?」
Aブルー「お参りは完璧に済ませたいしね、七福神巡り!」
シロエ 「願い事も叫ぶんじゃないでしょうね?」
Aブルー「もちろん、声を揃えて叫ぶよ!」
夫婦が揃って叫んでこそだ、と燃えている人。
端からやられたら、大恥なのでは…?
2018/02/24 (Sat)
☆協力をよろしく
お寺へ節分の七福神巡りに来たシャン学メンバー、激しく受難中。
イヤンなゲストは大雪で去ってくれない上に、下品な喋りを連発。
Aブルー「夫婦和合は大切だからね、どの神様にも全力で!」
A船長 「壁を叩けば印象に残るでしょうからね…」
とても熱心なお参りだったと…、とキャプテンまでが。
A船長 「御利益をMAXに頂くためにも、頑張りましょう!」
Aブルー「次の節分までのセックスがかかっているからね!」
熱くて激しいセックス祈願、と燃えているソルジャー。
Aブルー「さあ、行くよ! みんなも一緒にお願いしてよね!」
シロエ 「どうして、ぼくたちが頼まなきゃ駄目なんですか!」
サム 「そうだぜ、あんたたちの問題じゃねえかよ」
Aブルー「でもさあ…。ぼくたちが夫婦円満じゃないと困るだろ」
ぼくが家出をしてくるとかさ、とソルジャーの脅し。
Aブルー「そういう面倒が起こっていいなら、ご自由にってね」
一同 「「「うっ…」」」
それは嫌かも、と誰もが身に染みているソルジャーの迷惑さ加減。
シロエ 「……。仕方ないですね…」
スウェナ「声に出せとは言われていないし、まだマシだわよ」
ジョミー「シーッ!!」
口を噤め、とジョミー君が唇に当てる人差し指。
一同 (((そうだった…)))
余計なアイデアを与えちゃ駄目だ、と反省しきりですけれど。
Aブルー「いいねえ、君たちも叫んでくれるって!?」
A船長 「ご協力、ありがとうございます。感謝いたします」
シロエ 「お断りします!」
願い事は自分だけのものです、とシロエ君の反撃。
シロエ 「ぼくたちには、自分の願い事が他にありますから!」
サム 「うんうん、みんなで福を貰いに来てるんだからよ…」
Aブルー「そう言わないで! ここは協力、一致団結!」
A船長 「私からもお願いいたします」
一同 (((そ、そんな…)))
なんてこったい、と雪空を仰ぐ御一同様。
夫婦和合を一緒に祈願してくれと…?
2018/02/25 (Sun)
☆何処でも全力で
節分の七福神巡りですけど、大雪解散を希望のシャン学メンバー。
ところがソルジャー夫妻に振り回されて、祈願に協力する羽目に。
Aブルー「みんなも協力してくれるしね、張り切って行こう!」
A船長 「ええ。それに雪が酷くなって来ましたから…」
帰って行く人が増えていますよ、とキャプテンの笑顔。
A船長 「ライバルが減れば、お願い事も聞いて貰えそうです」
Aブルー「言えてるね! 湯豆腐のお寺もキャンセルが出てそう」
お参りの後は美味しい湯豆腐、とソルジャー、御機嫌。
Aブルー「ブルーの顔で入るとなったら、同じ顔はさ…」
A船長 「何かと面倒ですからね…。普通の部屋がいいですね」
雪見酒を楽しんで、夜は旅館で恵方巻です、と。
A船長 「おっと、お参りが先でした! 急ぎましょう!」
Aブルー「みんなも壁を叩いてよ? 神様の耳に届くように!」
キース 「耳が遠いのは、恵比寿様だが!」
それ以外の場所は普通でいいのだ、と副住職。
キース 「壁を叩いて騒がなくても、二礼二拍手一礼でいい!」
ブルー 「そうだよ、他の参拝の人にも迷惑だしね」
やめておきたまえ、と生徒会長も止めてますけど…。
Aブルー「ダメダメ、努力は最大限に! 出来ることは、やる!」
A船長 「熱意溢れるお参りの方が、効くでしょうから…」
何処の塔頭でもお願いします、とダメ押しが。
シロエ 「あのぅ…。壁だけ叩けばいいんですよね?」
Aブルー「それじゃ話にならないじゃないか!」
願い事を口にしなくてどうするんだい、と大真面目な人。
Aブルー「みんなで壁をドンドン叩いて、夫婦和合と!」
A船長 「大声で叫んで頂きたく…」
年に一度のチャンスですから、とキャプテン、深々とお辞儀。
A船長 「早速、そこの塔頭からお参り致しましょう」
Aブルー「壁を叩いて、夫婦和合をお願いします、と大声でね!」
一同 「「「うっ…」」」
赤っ恥だ、と思ってはいても、逆らえない相手。
絶望的ですね?
2018/02/26 (Mon)
☆巻き込まれました
大雪解散を希望しながら、七福神巡りに来たシャン学メンバー。
けれど来たのがソルジャー夫妻で、祈願の巻き添えを食う羽目に。
Aブルー「さあさあ、お参り! 人も少ないから!」
A船長 「雪乞いの効果は抜群ですねえ、積もり始めていますよ」
キースもなかなかやりますね、と笑顔のキャプテン。
A船長 「その調子で、私たちの祈願にも御協力を頂きたく…」
キース 「い、いや…! 俺の法力は微々たるもので…!」
Aブルー「謙遜しなくていいってば! 他のみんなも全力で!」
いくよ、とソルジャー、最初の塔頭の壁を両手でバンバンと。
Aブルー「夫婦和合を、どうぞよろしく!」
A船長 「よろしくお願い申し上げます!」
キャプテンも壁をバンバン叩いて、振り返りまして。
A船長 「皆さんも、是非! 私たちの夫婦和合のために!」
Aブルー「そうだよ、充実のセックスライフ!」
一同 (((ひぃぃっ!!!)))
ソレを言うか、と誰もがドン引き。
シロエ 「諦めましょう…。やらないと恥をかくだけです」
サム 「違いねえよな、恥の上塗りの連発だよな」
今、思いっ切りかいたけどよ、とサム君の嘆き。
サム 「何かの呪文みたいなモンだと諦めようぜ」
ジョミー「罰ゲームでもいいけどね…」
仕方ないな、とシャン学メンバー、壁をバンバン。
一同 「「「夫婦和合でお願いします!」」」
Aブルー「ありがとう!」
僧侶 「雪の中、ようこそお参り下さいました」
願い事が叶いますように、と福笹に結んでくれた御札。
僧侶 「七福神様の御利益は、必ずございますから」
一同 「「「は、はい…」」」
お騒がせしました、と泣きそうな顔の御一同様。
Aブルー「次、行くよ!」
A船長 「回り終わったら、湯豆腐で雪見酒ですね!」
キース 「そういうつもりじゃなかったんだが…!」
シロエ 「順調に積もってるんですけどね…」
大雪、裏目に出ちゃいましたよ、とシロエ君も。
解散は無理…。
2018/02/27 (Tue)
☆雪乞いの結末
大雪解散に期待しながら、七福神巡りに来たシャン学メンバー。
ところがソルジャー夫妻が問題、解散どころか食らった巻き添え。
Aブルー「さあ、此処の塔頭でも、張り切っていこう!」
A船長 「皆さん、どうぞよろしくお願いします」
参ります! とソルジャーとキャプテン、壁をバンバン。
Aブルー「夫婦和合でお願いします! 思いっ切り!」
A船長 「私からも、夫婦和合をよろしく!」
一同 「「「夫婦和合をお願いしまーす!」」」
もうヤケだ、とシャン学メンバーも壁をバンバン、そしてお参り。
僧侶 「この雪の中、お元気ですねえ…。よいお参りを」
Aブルー「ありがとう! 頑張って全部、回るから!」
年に一度のチャンスだからね、と張り切りまくって、最後の塔頭。
Aブルー「夫婦和合でお願いしまぁーす!」
一同 「「「夫婦和合をお願いします!」」」
泣きの涙でミッション完了、福笹に結んで貰った御札。
Aブルー「この後は湯豆腐に行くんだよね? 大雪だから!」
A船長 「いい雪見酒になりそうですね」
夜の恵方巻に加えて、雪見酒の方も楽しみましょう、と笑顔。
A船長 「なにしろ節分ですからねえ…。夜はアソコに」
Aブルー「海苔を巻いてしゃぶるのが、もう最高で!」
一同 (((ひぃぃっ!!!)))
いくら周りに人目が無くても、イヤンな台詞は嫌すぎるわけで…。
ブルー 「分かったから! 湯豆腐の所では大人しくしたまえ!」
Aブルー「でも、お座敷は個室だよねえ?」
A船長 「間に壁や襖があるなら、大丈夫だと思いますが」
雪見酒で楽しく盛り上がりましょう、と言われましても。
シロエ 「ぼくたち、未成年ですけれど…!」
キース 「飲んで全てを忘れたくても、無理なんだが…!」
Aブルー「君の雪乞いには感謝してるよ、湯豆腐に行けるし!」
キース 「なんでこうなるんだ…!」
またしても俺が諸悪の根源に…、と副住職の大絶叫。
湯豆腐の塔頭も空いていそうな中、中継終了~。
2018/02/28 (Wed)