拍手ありがとうございました!
生徒会長が言い出したイベントというのは『お田植え祭』。
神様にお供えするお米専用の神田がある神社なんかで、よくありますが。
キース 「どうして俺だけ神楽舞なんだ、田植えじゃなくて!」
ブルー 「え、だって。シャングリラ号では派手にやるからだよ」
なんと言ってもお祭りだしね、と生徒会長。
例年はクルーだけで行うらしいのですけど、今年は趣向を変えたとか。
ブルー 「せっかくゲストが乗ってるんだし、たまには違うメンバーで」
キース 「だからだな、なんで田植えで神楽舞になる!?」
ブルー 「そういう神社もあるんだけれど? 田植えの前に神楽舞!」
神楽舞が田植え開始の合図だそうでございます。
シャングリラ号では巫女さん役の女性クルーが舞うそうですが。
キース 「お、おい…。今、巫女さんと聞こえたが?」
ブルー 「巫女さんでなきゃ何だと言うのさ」
キース 「神楽舞は男もやるだろうが!」
ブルー 「残念でした。シャングリラ号のお田植え祭では巫女さんだよ」
キース 「み、巫女さん…」
愕然とするキース君。
どうやら女装をさせられるのは田植え係だけではないようで。
ジョミー「そっか、キースも女装なんだね。ぼくたちだけじゃなくて」
シロエ 「キース先輩の方が悲惨ですってば、巫女さんですよ」
サム 「だよな、俺たちは絣の着物に赤い襷ってだけだもんなあ」
マツカ 「それに一人じゃないですもんね」
スウェナ「私はどっちになるのかしら? 巫女さんの方?」
ブルー 「スウェナは見物してればいいよ。今年は女装祭りにするから」
キース 「女装祭りだと!?」
ブチ切れそうなキース君ですが、生徒会長は涼しい顔。
ブルー 「女装のお祭りも世間にはある。女物の着物で花笠とかさ」
ジョミー「なにそれ…」
ブルー 「男が花笠を被って踊るんだってば、由緒正しい伝統の神事」
それに比べればイベントくらい、と言われましても。
立派な神事だという花笠踊りを例に出されては、逃亡不可能?
キャプテンとの仲が良好になったというソルジャー。
教頭先生のお蔭なのだと大喜びで、恩返し強化月間中です。
しかし肝心の教頭先生、生徒会長の心遣いだと勘違い。
恩返しするなら堂々とやれ、と言われてしまったソルジャーは…。
シャン学アーカイブに『旅には道連れ』全3話を追加収録いたしました。
元老寺の春のお彼岸を手伝うように、と厳命されたジョミー君とサム君。
生徒会長は慰安旅行の約束をしてくれましたが、ソルジャーが来て…。