☆持って来ました
キース君から特別手当を貰うべきだ、と考えるシャン学メンバー。
けれどキース君は無給らしくて、それならば証拠が欲しいもの。
シロエ 「遅刻の方は理由が理由だけに、許しますけど…」
サム 「帳簿のコピーを忘れて来たなら、取りに帰れよ?」
そっちは大目に見てやらねえから、とサム君、副住職をギロリと。
サム 「親父さんがいたせいでコピーは無理とか、ねえよな?」
シロエ 「帳簿は先輩の管轄ですよね、コピー、取れますよね?」
スウェナ「持ち出し禁止で、コピー機が壊れていたにしたって…」
方法はいくらでもあるものねえ…、とスウェナちゃんも。
スウェナ「帳簿を広げてスマホで撮影、それで済むでしょ?」
シロエ 「ですよね、拡大すれば見られますから」
で、どうなんです…、と迫るシロエ君の気迫。
シロエ 「帳簿のコピーは持って来たんですか、キース先輩?」
キース 「持って来た。俺が無給な証拠をな…!」
アレを見たら、特別手当が無理だと分かるだろう、と副住職。
キース 「ブルーの家に着いたら見せる。約束通りに」
ジョミー「ふうん…? じゃあ、急ごうか」
シロエ 「御馳走も待ってるらしいですしね!」
ぶるぅが腕を奮ってくれて…、というシロエ君の声で急ぐ面々。
シロエ 「会長、着きました! 開けて下さい!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
チャイムの音で「そるじゃぁ・ぶるぅ」がお出迎え。
ぶるぅ 「今日も御馳走、沢山作ってあるからね!」
一同 「「「ありがとうございまーす!!!」」」
お邪魔します、と早速、上がり込んだリビング。
シロエ 「さあ、先輩…。証拠をよろしく」
サム 「うんうん、お茶とお菓子も出て来たしよ」
次は本日のメインディッシュな、と促すサム君。
サム 「もったいぶっていないで、サッサと出せよ」
キース 「分かっている。だが…」
ブルー 「笑うなよ、って?」
無給らしいしね、と生徒会長の笑み。
さて、どうなる…?
2018/04/16 (Mon)
☆素人には無理です
キース君のせいで被る迷惑、特別手当が欲しいシャン学メンバー。
ところが副住職は無給だという話、ならば証拠を見たいもの。
キース 「まあ、見てくれ。これが先月の分なんだが…」
一同 「「「えーっと…???」」」
よく分からない、とコピーを前に首を傾げる御一同様。
シロエ 「供花だの、お膳だの、その辺はまだ分かるんですが…」
マツカ 「回向料とかも分かりますけど、その他は…」
なんだかサッパリ…、と御曹司もお手上げな、元老寺の帳簿。
キース 「まあ、そうだろうな。税務署も専門家が来るほどで…」
一同 「「「へ?」」」
キース 「用語からして分からないから、誤魔化していても…」
まるで全く見抜けないからな、と副住職の説明。
キース 「それで詳しい人が来るんだ、この手の帳簿の専門家が」
シロエ 「ああ、なるほど…。で、先輩のお給料は何処です?」
無いそうですけど、これじゃあっても分かりません、とシロエ君。
シロエ 「漢字と専門用語だらけで、お父さんのも、ですね…」
サム 「分からねえよな、アドス和尚の給料ってヤツ」
キース 「ああ、それなら…」
コレだ、と副住職が指した項目。
キース 「この通り、親父は沢山貰ってるんだが…」
ジョミー「わあっ、多いね…。パルテノンで遊びまくれる筈だよ」
重役並みかも、とジョミー君が目を剥く金額。
ジョミー「アドス和尚がコレなんだったら、キースだってさ…」
シロエ 「そこそこ貰えると思いますけど?」
サム 「うんうん、下手なサラリーマンより多めによ…」
キースの給料はどれなんだよ、とサム君の問い。
サム 「誤魔化さねえで、正直な所を話してくれよな」
シロエ 「ええ。いくら帳簿が謎だらけでも、其処はきちんと!」
キース 「だから無いと言っているだろう!」
ジョミー「その証拠だよ!」
キース 「無いから、項目自体が無いんだ!」
無いものは帳簿に書きようがない、と言ってますけど。
本当なんですか…?
2018/04/17 (Tue)
☆意味不明な帳簿
キース君のお蔭で引き続けるババ、シャン学メンバーの頭痛の種。
特別手当が欲しいものだ、と思っているのに、無給なキース君。
シロエ 「無いものは無いと言われてもですね…。ぼくたちは…」
マツカ 「帳簿の意味が分かりませんから、お手上げですよ」
会計のことなら、少しは分かるつもりでしたが…、と御曹司。
マツカ 「いずれは父の会社を継ぐってことで、勉強しましたし」
サム 「すげえじゃねえかよ、ゆくゆくは財閥、継ぐわけな!」
マツカ 「いえ、それが…。ぼくたちは年を取りませんから…」
ついでに寿命も長いですから、と苦笑。
マツカ 「ぼくが継ぐには三百年ほど早いそうです、父の会社は」
ジョミー「そうなんだ…。じゃあ、会社を継ぐための勉強は?」
マツカ 「法律もコロコロ変わりますしね、やっても無駄だと…」
父に言われまして…、と今は高校生活に専念しているのだとか。
マツカ 「とはいえ、ぼくが勉強したことも、今の時点では…」
サム 「まだまだ役立つ知識ってことな?」
マツカ 「ええ。でも、この帳簿は本当にサッパリで…」
アドス和尚のお給料さえ謎でした、とフウと溜息。
マツカ 「ですから、キースのお給料の件は…」
シロエ 「マツカ先輩にも見抜けないんですね、無給かどうか」
マツカ 「すみません…。お役に立てなくて」
シロエ 「先輩が謝ることじゃないです! えっと、専門家は…」
誰かいないでしょうか、とシロエ君、キョロキョロ。
シロエ 「サム先輩は見習いですし、ジョミー先輩はサボリ…」
ジョミー「プロなら、ブルーでいいんじゃないかな?」
ぼくを無理やり弟子にした人、とジョミー君の渋面。
ジョミー「伝説の高僧、銀青様だよ、帳簿くらいは楽勝の筈!」
シロエ 「そうでした! 会長、これって分かりますか?」
ブルー 「それはまあ…。ぼくも坊主だし」
一同 「「「お願いします!」」」
代わりにチェックして下さい、と頼む御一同様。
プロの出番ですね…?
2018/04/18 (Wed)
☆載っていません
キース君のお蔭でババを引きまくり、頭が痛いシャン学メンバー。
特別手当が欲しいんですけど、キース君は無給だそうでして…。
シロエ 「会長だけが頼りです! どうですか、コレは?」
ブルー 「えーっと…? キースの給料はどれか、ってこと?」
シロエ 「はい! 無給だというのが本当かどうか、見て下さい」
ブルー 「了解。んーと、これがアドス和尚で…」
こっちが法類の人の分で、と生徒会長がチェックするコピー。
ブルー 「でもって、臨時のお手伝いの人のがコレだから…」
一同 (((スゴイ…)))
よく、こんなモノが分かるものだ、と誰もが感動。
シロエ 「餅は餅屋って言いますけれど、その通りですね」
マツカ 「ええ。ぼくには区別も出来ませんよ」
ブルー 「素人さんには無理だろうねえ、いくらマツカでも」
会社の会計とお寺は別物、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「用語からして違うわけだし、分からないのが普通だよ」
シロエ 「それで、どうでしょう? 結論の方は?」
サム 「キースの給料、いくらなんだよ?」
ブルー 「…結論から言えば、載っていないね」
一同 「「「へ!???」」」
載っていないとは何事なのだ、と誰もがビックリ。
サム 「載ってねえって…。マジで無給なのかよ!?」
ブルー 「そうなるねえ…。副住職の項目自体が無いから」
住職しかいないことになっている、と生徒会長、キッパリ。
シロエ 「い、いないって…。でも、キース先輩は副住職で…」
マツカ 「それはマズイんじゃないですか? 所得隠しで」
ブルー 「普通のお寺なら、そうなるんだけど…」
元老寺の場合は違うだろうね、と生徒会長が指差す箇所。
ブルー 「この中にキースのお給料がある、と言うべきかな」
一同 「「「はあ?」」」
ブルー 「住職の家族の生活費でさ、イライザさんとキースの分」
一同 「「「生活費…」」」
本当にそういう扱いなのか、と一同、仰天。
無給なんですか…?
2018/04/19 (Thu)
☆お小遣いな人
キース君のお蔭でババを引くのがシャン学メンバー、もはや定番。
特別手当が欲しいものだと思っているのに、無給らしいキース君。
シロエ 「生活費って…。イライザさんとセットなんですか?」
ブルー 「そういうことだね、住職の家族の分だから」
副住職でも、高校生だし、家族扱い、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「これが高校生と違って、専業ならねえ…」
サム 「そっちだったら、ちゃんと給料、出るのかよ?」
ブルー 「たとえ僅かな額にしたって、項目としては載せないと」
住職が薄給なお寺もあるし…、という説明。
ブルー 「檀家さんの数がとても少なくて、やっていけないほど」
シロエ 「地方のお寺とかですね?」
ブルー 「そうじゃなくても、幾つも掛け持ちしてるとか…」
更に会社員までやってるとか、との懐具合が厳しいお寺の事情。
ブルー 「そういうお寺の場合にしても、お給料があれば…」
シロエ 「きちんと帳簿に書くわけですね?」
ブルー 「うん。だけどキースは、扶養家族なわけだから…」
この扱いでいいんだよね、と指差す帳簿のコピー。
ブルー 「副住職の給料なんかは無くって、お小遣いだけ!」
サム 「マジかよ、それじゃ、俺たちに特別手当どころか…」
ジョミー「ちょっと御馳走するっていうのも、無理なんだ…?」
ハンバーガーくらいなら大丈夫でも、とジョミー君。
ジョミー「ぶるぅやブルーのオススメの店だと、破産なんだね?」
ブルー 「まず間違いなく、そのコースだろうね」
お小遣いがいくらかは知らないけれど…、と生徒会長、溜息。
ブルー 「ぼくたちは舌が肥えているから、どうしてもね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 美味しいお店がいいよね!」
お値段、ちょっぴり高くなっても、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。
ぶるぅ 「でもでも、キースのお小遣いだと、無理かも…」
キース 「恥ずかしながら、その通りだ」
とても払えん、と情けなさそうな副住職。
無理っぽいですね…?
2018/04/20 (Fri)
☆お小遣いだけです
キース君のお蔭でババが恒例、損をするだけのシャン学メンバー。
特別手当が欲しいと言い出したものの、どうやら無給な副住職。
シロエ 「キース先輩、お小遣いはいくらなんですか!」
サム 「あー、其処な…。俺たちよりかは多めかもなあ…」
腐っても副住職なんだしよ、とサム君、睨んでますけれど。
キース 「多分、サムたちと大差は無いかと…」
サム 「どのくらいなんだよ、ハッキリ言えよ!」
シロエ 「聞かないと話になりませんしね、ここは正しく!」
嘘をつかずに、正直に申告して下さい、という注文。
シロエ 「その額によって考えましょう。特別手当をどうするか」
スウェナ「そうよね、実は沢山貰っているっていうことも…」
全く無いとは言えないものね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「で、いくらなのよ、キースのお小遣いは?」
キース 「それがだな…」
情けなくて言いたくもないんだが…、と口ごもる人。
キース 「しかし言わねばならんのだったら、仕方がないが…」
ジョミー「もったいつけずに、早く言ってよ!」
キース 「分かった。実は、俺の毎月の小遣いは…」
ゴニョゴニョゴニョ…、と明かされたキース君のお小遣いの額。
シロエ 「マジですか!?」
サム 「あれだけハードに月参りもして、それだけかよ?」
キース 「あの親父だからな!」
高校生には充分な額だと言いやがるんだ、と副住職の嘆き。
キース 「大学の同期と飲みに行くなら、その時だけは…」
シロエ 「別途、実費で払ってくれるというわけですか?」
キース 「そういう仕組みになっている!」
おふくろに後で申告したら返って来るのだ、とブツブツブツ。
キース 「もちろん領収書を出して、その分だけで…」
シロエ 「そこまで管理されてるんですか、お小遣いの額…」
キース 「俺の家では、ずっと昔から、それが普通だ!」
一同 「「「うわー…」」」
本当にお小遣いしか無いのか、と誰もが呆然。
酷い話ですね…?
2018/04/21 (Sat)
☆無い袖は振れぬ
キース君のお蔭でババを引かされ、辛い人生なシャン学メンバー。
特別手当が欲しいと思っても、キース君は無給だという惨い現実。
シロエ 「お小遣いの額は、本当にそれだけなんですね…?」
サム 「臨時で出るってことはねえのかよ、忙しい時は」
お盆とか、春と秋のお彼岸とか…、と僧籍な人。
サム 「お盆の卒塔婆書きは地獄らしいしよ、少しくらいは…」
シロエ 「そうですね! 書いた卒塔婆の数に応じて、いくらか」
スウェナ「毎年、山ほど書くんだものねえ…。ノルマだけでも」
その上、押し付けられる分もあるんでしょ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「アドス和尚がサボった分を書いた時には、貰えそうよ」
ジョミー「だよねえ、安くても塵も積もれば山だし…」
シロエ 「お盆だけでも、ぼくたちに還元して欲しいです!」
特別手当を出して下さい、と食い下がるシロエ君ですけれど…。
キース 「くどいようだが、相手は親父だ。出るわけがない」
ジョミー「アドス和尚の分を書いても?」
キース 「当然だろうが! それが副住職の役目だ」
住職を全力でサポートすること、と副住職。
キース 「親父にとっても当然のことで、臨時手当は出ない」
シロエ 「じゃあ、先輩は、年がら年中、無給なんですね…?」
キース 「だから何度も言った筈だぞ、無給だと!」
帳簿のコピーも持って来たしな、とキース君が指差す紙。
キース 「ブルーのお墨付きで無給だ、小遣いだけだ!」
ジョミー「だったら、特別手当を出せるお金は…」
シロエ 「全く無いっていうことですね…」
ぼくたちのお小遣い程度の額では…、とシロエ君、ガックリ。
シロエ 「あれだけババを引かされていても、特別手当は…」
サム 「出ねえってことになっちまうよなあ、出せねえんだし」
マツカ 「無い袖は振れませんからね…」
キース 「申し訳ないが、そんな余裕は俺には無い」
現に今でもカツカツなんだ、という副住職の懐事情。
お小遣い制ですしね…。
2018/04/22 (Sun)
☆無給では無理
キース君のお蔭でババを引くのがシャン学メンバー、悲しい人生。
特別手当が欲しいというのに、それが出せない副住職の懐事情。
シロエ 「グレイブ先生が本気で羨ましいです、特別手当…」
サム 「俺たちよりかは、遥かにマシなババだよなあ…」
グレイブ先生が引いてるババ、とサム君、溜息。
サム 「年中無休で追って来ねえし、夏休みとかは完全休業」
ジョミー「そうだよねえ…。クルーズとかにも行ってるよ」
スウェナ「ミシェル先生と楽しんでるのに、私たちは棚経よ?」
キースのせいで、毎年、毎年…、とスウェナちゃんも。
スウェナ「特別手当は、私たちこそ貰う資格がありそうなのに…」
ブルー 「学校の方じゃ、そんな事情は知らないしねえ…」
第一、学校は学生に給与をくれない、と生徒会長の正論。
ブルー 「特別生は授業料がタダ、ってだけでも破格の待遇で…」
一同 「「「うーん…」」」
学校はアテに出来ないのか…、と誰もが抱える頭。
ジョミー「キースがお金を持ってないなら、無理なのかな…」
シロエ 「そうなるでしょうね、資金が無いわけですから」
借金しようにも、担保に入れるモノが無いです、とバッサリ。
シロエ 「袈裟は高いと聞いてますけど、質入れしたら…」
サム 「アドス和尚に即バレじゃねえかよ、質流れも確定」
借金を返せなかった時には流れて終わりな、とサム君の指摘。
サム 「大事なお袈裟がそうなった時は、キースの方もよ…」
シロエ 「お小遣いさえ無くなるでしょうね、何十年分も」
お袈裟の金額を弁償し終わるまでは…、とシロエ君。
シロエ 「やっぱり夢の夢でしたか…。特別手当を貰うのは」
ジョミー「いくら欲しくても、キースがお小遣い人生だもんね…」
スウェナ「これがマツカの方だったなら、ドンと出るのに…」
マツカ 「ぼくが出すのも変ですしね…」
サム 「それは責任転嫁じゃねえか」
貰えればいいってモンじゃねえ、とサム君、キッパリ。
その通りですね?
2018/04/23 (Mon)
☆助けに来た人
キース君のお蔭で引きまくるババ、シャン学メンバー受難の日々。
特別手当が欲しいというのに、キース君は無給で、無いのが財源。
シロエ 「マツカ先輩が代わりに出すのは、確かに変ですね」
サム 「赤の他人が支払うだなんて、誰が聞いても呆れるぜ」
しかもキースに返せるアテがあるわけじゃなし、とサム君の指摘。
サム 「無担保無利子で借りるにしたって、返せねえしよ…」
シロエ 「もう間違いなく、マツカ先輩、貸し倒れですよね…」
ブルー 「そうなるだろうね、キースが無給な以上は」
そして借金は膨らむ一方、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「特別手当は一回きりじゃないからねえ…」
シロエ 「もちろんです! 一回じゃ意味が無いですよ!」
一時金なんかを貰っても…、とシロエ君、ブツブツ。
シロエ 「ババは永遠ループですしね、特別手当は継続的に…」
スウェナ「貰ってこそよね、グレイブ先生のお給料みたいに」
毎月、払ってくれないと…、とスウェナちゃんも。
スウェナ「でも、諦めるしかないみたいね…。払えそうにないし」
サム 「小遣いしか貰ってねえんじゃなあ…」
まるで話にならねえじゃねえか、とサム君、呻いてますけれど。
??? 「特別手当が、あればいいのかい?」
一同 「「「へ?」」」
誰だ、と振り返った先にソルジャー(会話表記はAブルー)の姿。
シロエ 「今日は何しに来たんですか!」
Aブルー「覗き見してたら、キースが困っているみたいだから…」
ちょっと助けに来たんだけれど、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「要は特別手当なんだね、欲しいのは?」
シロエ 「そうですけれど?」
キース先輩に払って欲しいんですが…、とシロエ君。
シロエ 「でも先輩は無給ですから、絶望的です」
サム 「借金も出来る立場じゃねえしよ、もうお手上げだぜ」
Aブルー「そうでもないと思うけれどね?」
諦めるのは早いと思う、と言ってますけど。
どんな救済方法が…?
2018/04/24 (Tue)
☆連帯責任な人
キース君のお蔭でババを引かされ、泣きの涙のシャン学メンバー。
特別手当が欲しかったのに、キース君は無給で、とても無理な話。
シロエ 「そうでもないって…。どういう意味です?」
Aブルー「キースに支払い能力が無くても、いいってことかな」
一同 「「「へ?」」」
その状態で、どうすれば特別手当が出せるのか、謎。
シロエ 「あのですね…。特別手当は、キース先輩が…」
サム 「支払わねえと話にならねえんだぜ、他のヤツだと」
マツカが代わりに出すのはアウト、とサム君、キッパリ。
サム 「マツカは全く無関係だしよ、いくら金持ちでも」
ジョミー「うん。後でキースに請求したって、返って来ないしね」
マツカ 「ぼくはそれでもいいんですけど、この件については…」
貸すお金の質が問題で…、と御曹司。
マツカ 「キースのせいでババなんですしね、ぼくが払うと…」
サム 「思いっ切り意味がねえじゃねえかよ、特別手当の」
キースに払って貰ってこそだぜ、とサム君も。
サム 「ババを引かせるキースが悪いし、そこのトコはよ…」
スウェナ「譲れないわよねえ、どう転がっても」
肩代わりなんて絶対にダメ、とスウェナちゃんも強調してますが。
Aブルー「そうだろうけど…。それが連帯責任だったら?」
一同 「「「連帯責任?」」」
なんのこっちゃ、と一同、キョトン。
シロエ 「連帯責任って…。誰と誰がですか?」
Aブルー「考えるまでもないと思うけどねえ、この場合」
キースが引くババは、誰が持ち込んでるんだっけ、という質問。
シロエ 「ま、まさか…」
サム 「あんたが連帯責任者かよ?」
Aブルー「ピンポーン!」
ついでにお金に困っていない、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「ノルディにたっぷり貰っているしね、お小遣い!」
シロエ 「じゃ、じゃあ…。キース先輩の代わりに…」
Aブルー「このぼくが!」
特別手当を出してもいいよ、と満面の笑み。
さて、どうなる…?
2018/04/25 (Wed)
☆束でもオッケー
キース君のお蔭で引きまくるババ、シャン学メンバーの頭痛の種。
特別手当が欲しいというのに、キース君は無給で出せない始末。
Aブルー「無関係なマツカが払うのと違って、ぼくの方なら!」
シロエ 「関係が無いとは言えませんねえ、どう考えても」
サム 「よく考えたら、諸悪の根源、あんたもだよなあ…」
キースだけではなかったっけな、と頷くサム君。
サム 「あんたがキースを追い掛けるせいで、俺たちもよ…」
ジョミー「災難続きで、法要ばっかりやらされてるしね…」
連帯責任で合っているかも、とジョミー君も。
ジョミー「特別手当を出してくれるんなら、それもアリかも…?」
スウェナ「少なくとも、マツカが払うよりかは意味があるわね」
Aブルー「ね、そうだろう? ぼくなら、任せて安心だってば!」
一回限りになることもない、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「ノルディがスポンサーだしね…。もう、いくらでも!」
シロエ 「うーん…。それじゃ、どのくらい出せますか?」
一ヶ月あたりの予算の方は…、とシロエ君の問い。
シロエ 「グレイブ先生が貰ってる額は、知りませんけど…」
サム 「けっこう貰っているんでねえの? 給料の倍とか」
ブルー 「二倍とまでは言わないけどねえ、かなりの額だよ」
他の先生が羨むほどの…、と生徒会長。
ブルー 「ブラウが代わると言ったくらいに、高くはあるね」
シロエ 「そうなんですか…。だったら、ぼくたちだって!」
ジョミー「相応の額が欲しいよね…。特別手当」
本当にババを引いてばかりだし、とジョミー君も溜息。
ジョミー「うんと沢山、貰えるといいな」
Aブルー「それはもちろん!」
ケチりはしない、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「みんなが満足するだけの額を、ちゃんと毎月!」
シロエ 「えーっと…。それは束でもいいんでしょうか?」
Aブルー「一人分が束でもいいけれど?」
一番ゼロの多いお札の束で…、と太っ腹な人。
凄い額ですね…?
2018/04/26 (Thu)
☆肩代わりの代償
キース君のお蔭でババを引かされ、災難続きのシャン学メンバー。
特別手当が欲しいんですけど、キース君は無給で無いのが財源。
ジョミー「束でくれるって…。ホントに、それが一人分なわけ?」
Aブルー「そうだよ、キースの分は要らないから…」
毎月、束が五つってトコでいいのかな、と見回すソルジャー。
Aブルー「それでいいなら、ぼくが特別手当を出すよ」
シロエ 「マジですか!?」
Aブルー「こんな所で嘘はつかないってば!」
もう今月から支払うからね、とソルジャー、実に太っ腹。
Aブルー「今日、支払おうか? …今月の分」
サム 「いいのかよ?」
Aブルー「うん、ノルディにお小遣いを貰ったトコだし」
ぼくの世界から取り寄せるだけ、と溢れる自信。
Aブルー「特別手当を払いさえすれば、何も問題ないだろう?」
シロエ 「そうですね…。今よりは我慢も出来る筈です」
スウェナ「毎月、それだけ貰えるんなら、話は別よね!」
ずっと待遇が良くなるんだし…、とスウェナちゃんも嬉しそう。
スウェナ「この際、貰うことにしましょうよ! 特別手当を!」
一同 「「「イイネ!!!」」」
毎月、束でお小遣いだ、と狂喜する面々ですけれど…。
ブルー 「ちょっと待った! 特別手当はいいんだけどね…」
Aブルー「何か質問があるのかい?」
ブルー 「そう! 君は黙って肩代わりしようと言うのかい?」
何の見返りも求めないで…、と生徒会長、ソルジャーをジロリ。
ブルー 「連帯責任なのは確かだけれどさ、キースはさ…」
Aブルー「返せるアテが全く無いのは、分かっているよ!」
返して貰おうとは思っていない、とソルジャー、即答。
Aブルー「要はキースは今まで通りに、ううん、それ以上に!」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「ぼくのために努力を重ねて欲しいね、坊主として!」
一同 「「「うわー…」」」
その条件はあまりに酷すぎないか、と誰もがドン引き。
今まで以上に強烈なババが…?
2018/04/27 (Fri)
☆貰ったら終わり
キース君のお蔭で引きまくるババ、辛い人生なシャン学メンバー。
特別手当を貰おうとしたらキース君は無給で、連帯責任者は…。
Aブルー「キースが頑張ってくれるんだったら、安いものだよ!」
シロエ 「そういう理由で肩代わりですか!?」
Aブルー「他に何があると?」
ぼくだって連帯責任だしね、とニコニコニッコリ。
Aブルー「特別手当を支払っておけば、君たちは満足!」
シロエ 「それとこれとは別件です!」
Aブルー「どうしてだい?」
束で貰えたら嬉しいだろう、とソルジャーの手がヒラリ。
Aブルー「ほら、こんな感じで、お金はたっぷり!」
一同 (((…束だ…)))
本当に札束が五つも出て来た、と生唾を飲み込む御一同様。
シロエ (あ、あんなに沢山貰えるんですか…?)
ジョミー(欲しいけど、…とても欲しいんだけど…!)
サム (アレを貰ったら、俺たちの人生、マジで終わるぜ…)
Aブルー「あれっ、嬉しくないのかい? ほら、シロエの分」
はいどうぞ、と差し出される束。
シロエ 「え、えーっと…。領収書とかは要りますか?」
Aブルー「要らないよ? ぼくの気持ちだから、受け取って!」
サム 「おい、貰うのかよ? 貰っちまったら…」
後が無いぜ、とサム君が掴むシロエ君の肩。
サム 「貰えば、これから先の災難、全部纏めて…」
スウェナ「引き受けたことになっちゃうのよね、このお金…」
不平不満も言えないんでしょう、とスウェナちゃんも。
スウェナ「一度受け取ったら、もうおしまいよ?」
シロエ 「分かってますよ。…聞いてみただけです」
いったいどういうつもりなのか…、とシロエ君。
シロエ 「貰ったが最後、文句を言うなと言うんでしょう?」
Aブルー「それはまあ…。そしてキースのサポートだよね!」
一同 「「「サポート?」」」
Aブルー「立派な法要が出来るようにね、盛り上げてよ!」
参列してくれる人がいないと、イマイチだから、と。
案の定ですね…?
2018/04/28 (Sat)
☆いくら大金でも
キース君のお蔭で引かされるババ、シャン学メンバーの辛い人生。
特別手当が欲しかったのに、キース君は無給で、くれる人も問題。
Aブルー「法要はとても大切だからね、このくらいのお金は…」
シロエ 「安いものだと言いたいんですね、凄い額ですけど!」
Aブルー「凄いどころか、はした金だね!」
もっと増額したっていいよ、と太っ腹な人。
Aブルー「札束が一つで足りないんなら、二つとかでも!」
一同 (((ふ、二つ…)))
ゼロが一番多い札束が二つ、破格の申し出ですけれど…。
サム (貰っちまったら、マジで人生、終わるよな…)
ジョミー(タダほど高いものは無いって言うけど…)
有料でも、代償が高すぎる、とジョミー君以下、皆の考え。
Aブルー「二つじゃダメかな、三つくらい?」
シロエ 「三つが四つでも、お断りします!」
特別手当は頂けません、とシロエ君、キッパリ。
Aブルー「えっ、欲しいんじゃなかったのかい?」
シロエ 「魂を売るわけにはいきませんから!」
悪魔なんかに…、と握り締める拳。
シロエ 「貰ったら最後、今以上のババが来るんですしね!」
Aブルー「何を言うかな、これはぼくの気持ちで…」
サム 「でもよ、思い切り期待してるじゃねえかよ」
俺たちに法要の盛り上げ役を…、と僧籍な人。
サム 「そこの所はキースの役目で、俺たちはよ…」
シロエ 「巻き込まれるだけの人でいいんです!」
それなら文句も言えますから、と副住職をギロリ。
シロエ 「特別手当も出せない上に、災難ばかり呼びますからね」
キース 「す、すまん…」
本当にすまん、と土下座で謝る副住職。
キース 「俺に悪意は無いんだが…。しかし、仕様で…」
シロエ 「星回りのことなら諦めてます! でも、それ以上は…」
スウェナ「御免だわよね、いくらお金を積み上げられても」
ジョミー「キースのお金じゃないもんね…」
もっと厄介な人のだから、とジョミー君が竦める首。
大金ですけどね…。
2018/04/29 (Sun)
☆出世払いでいい
キース君のお蔭で引きまくるババ、未来が暗いシャン学メンバー。
特別手当も無給なキース君には無理で、連帯責任な人は更に厄介。
Aブルー「お金で良ければ、いくらでも出すけど…」
シロエ 「ぼくも、何度でもお断りします!」
国家予算並みの額が来たって御免ですよ、とシロエ君。
シロエ 「お金で買えないものはあります、売れないモノも!」
サム 「うんうん、人生ってヤツは売れねえぜ」
山ほど金を積まれてもよ…、とサム君も。
サム 「キースが払ってくれるんだったら、貰うけどよ…」
スウェナ「連帯責任な人のお金は、嫌すぎるわよね…」
言論の自由が無くなるものね、と元ジャーナリスト希望の人。
スウェナ「文句くらいは言わせて欲しいわ、好きなだけ!」
ジョミー「だよねえ、お金を貰っても自由が無いと…」
シロエ 「この迷惑な人の下僕になるのと同じですよ?」
キース先輩が持ち込む災厄以上に酷いです、とキッパリと。
シロエ 「ですから、お金は要りません! ビタ一文も!」
Aブルー「そう言わないで、受け取ってよ!」
シロエ 「頂けません!」
今まで通りにタダでいいです、と撥ね付ける申し出。
シロエ 「その代わり、文句は言いますからね!」
サム 「キースにも苦情を言わせて貰うぜ」
それでこそ人生ってヤツじゃねえか、とサム君の笑顔。
サム 「金より自由の方がいいしよ、特別手当の話はよ…」
スウェナ「無かったことにしておきましょうよ、今後のためにも」
Aブルー「そ、そんな…」
遠慮しないで欲しいのに、と言ってますけど、一同、スルー。
シロエ 「無い袖は振れませんからねえ…。仕方ないですよ」
マツカ 「キースがお給料を貰える時まで、気長に待ちましょう」
スウェナ「それがいいわね、何百年でも待たせて貰うわ」
サム 「出世払いで許してやるしよ、いつか頼むぜ」
キース 「…しゅ、出世払い…」
人生終わった、と嘆く副住職。
お先真っ暗みたいですけど、中継終了~。
2018/04/30 (Mon)
